家西悟

いえにしさとる



当選回数回

家西悟の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○家西分科員 ありがとうございます。私の質問とさせていただきます。  まず、奈良県吉野郡大淀町北野台における五十万ボルトの超高圧送電線の建設について、地元住民は人体、環境への影響を心配し、住宅密集地や学校、保育施設を回避して建設するよう要求しています。できるだけ住宅地を避ける形...全文を見る
○家西分科員 時間がありませんので、端的に答えていただいて結構です。  先ほど指摘しました大淀町の住民も、何が心配なのかというと、電磁波が人体に及ぼす影響に尽きるのです。住民の立場に立って考えて、現在立っていると万七千ボルトの送電線の鉄塔でさえ嫌なんです。雨の日にはジージーと鳴...全文を見る
○家西分科員 では、私の経験に基づいて意見を申し上げます。  一九八三年のHIV問題が起きたときに、国は安全であることを強調し、対処がおくれ、後手後手に回ったので、私自身を含めて薬害エイズの被害がこのように広がったわけです。電磁波の人体に対する影響があるのかないのか、今のところ...全文を見る
○家西分科員 先ほどからWHOのことで言われていますけれども、アメリカや北欧では、二ミリ、三ミリガウスの電磁波でも学校と児童の施設の近くでは鉄塔の除去をしたり、そして、WHOは九六年、昨年の六月に、五年計画で本格的な調査を再度行うということを言っていますね。そして、エネルギー庁な...全文を見る
○家西分科員 私も、送電事業というか電力事業というものは否定するものでは何らありません。地元住民も否定していません。何を言っているのかというと、住宅地の中に五十万ボルトの鉄塔を建てるよりも、やはり吉野の山間部です、周りは山ばかりです、そういったところになぜルートをつくらないのか、...全文を見る
○家西分科員 誠実なる対応というものは、住民が寝ずの番をしてテントをつくったりするようなことではなくて、まず、やはり安心して生活できる環境をつくることだと思います。そして、冷静にお互いに話し合える環境を整えることが第一だと思います。今のやり方では、決して住民は納得できないと思いま...全文を見る
○家西分科員 ルート変更というものはたやすいことかどうかというのは、いろいろあると思います、経済的な問題とか。しかし、九四・四%の地域住民が、通さないでくれ、ルートを山間部に持っていってくれと言っているだけであって、そのための努力をしてほしいということを言っているわけですよね。そ...全文を見る
○家西分科員 ぜひとも、不必要な被曝を避けるような慎重なる回避ということをお願いしたいと思います。  そして、最後になりましたけれども、この質問をさせていただきます。  経済的なコストばかり考えている行政から脱していかないと、これから生まれてくる子供たちに将来大きなツケを回す...全文を見る
○家西分科員 最後にお願いです。どうぞ慎重なる回避を、そして厚生省のようなことにならないように、通産省として努力を期待したいと思いますし、ルート変更の方、ぜひともお考えいただきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
04月01日第140回国会 衆議院 本会議 第20号
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○家西悟君 本案の質疑の前に、一言発言をお許しいただきたいと思います。  過ぐる三月二十九日、薬害HIV訴訟の和解から一年がたちました。この間の、本議場にお集まりの議員の皆様並びに政府の御尽力、御支援に、私は原告の一人として心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(拍手...全文を見る
04月02日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○家西委員 家西です。  私は、保険とはどういうことなのか、お尋ねしたいと思います。  保険とは、一般論として、偶発事故によって生ずる損害の補償を得るため、その代価として契約に基づき掛金を支払い、相互扶助し合うことと解釈していますが、それで間違いありませんでしょうか。
○家西委員 それでは、本法案では、四十歳から六十四歳までの第二号被保険者について、加齢に伴って生じた要介護状態に対し保険給付を行うとなっていますが、例えば四十歳未満の年齢で不幸にしてクモ膜下出血など要介護状態になった場合はどうなるのでしょうか。
○家西委員 それでは、クモ膜下出血とかそういうような症状を起こされれば障害者等級に適用するということですか。
○家西委員 それでは違った面で、逆に今度は介護保険法を掛けていない人、五十歳以上の人についてちょっとお尋ねしたいわけですけれども、例えば五十歳で保険を掛けていなくて、加齢に伴い発病し要介護状態になって、その月から保険料を支払うということを条件に介護保険のサービスを求めてきたときは...全文を見る
○家西委員 よくわからないのですけれども、今言われている意味。それでは、例えばそういう場合についてはそういうようなことができるということで、掛けなくても結局はもらえるということになるのですか。要するに、介護保険料を支払わなくてもそういう状態になったらもらえるということで判断してい...全文を見る
○家西委員 では、そういうことだったら、要するに払わなくても、被保険者は償還払いはするけれども、結局はもらえるのですよね。そういうことですよね、それだったら。
○家西委員 その場合でしたら、例えば逆算して十年間の分を支払うからまともなサービスをと被保険者の方から言われた場合は、それで十年分は納まっている、未納の分が納まっているから、保険として適用されるということですね。
○家西委員 そうなると、まじめに払っている人が非常に不公平ではないのでしょうか。一生懸命収入の中から毎月払っているのにかかわらず不平等が生じると私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
○家西委員 最低限、不公平、不平等が生じないようにしていただきたいと思いますし、また保険料をなぜ払うのかという部分について、必要なんだという部分をやはり啓蒙するなりして皆さんに理解を求めなければ、払わぬ得みたいなことになってしまうと、やはり私は不平等だとしか言わざるを得ませんので...全文を見る
○家西委員 私もそのとおりだと思います。相互扶助であって、お互いに助け合うべきだと思いますし、そうあるべきだと思います、こういう制度は。そうしなければ全く意味がないし、何のために掛けていたんだということもあるでしょうし、またお互い、社会ですので、こういう構造で助け合っていくことこ...全文を見る
○家西委員 もしそこまで検討いただけるのなら、ぜひともそのあとの若い人たちというものも考えていただきたい。そして、付加給付というものをぜひとも考えていただきたい。例えば教育とか就労、そして授産等の別立ての付加給付というものも御検討いただければなと思いますけれども、いかがでしょうか...全文を見る
○家西委員 一度制度の見直しということを御検討いただけるのならばその場合、年齢的な問題を踏まえて、付加給付、すなわち教育とか就労、授産、そういうようなものを含めての付加給付にして、年齢を幅広く持たれればいかがでしょうかということを言っているのです。
○家西委員 それでは、ちょっと時間もありませんので、質問を変えます。  障害者の定義とは何でしょうか。そして、難病の定義とは何でしょうか。お答えいただきます。
○家西委員 障害者と難病ということで今お答えいただいたのですけれども、その辺はそのとおりだと私も認識しております。  私は血友病です。二次障害で関節機能障害を持って、私は四級の手帳を持っています。そして、今日、二級以上の障害者のものではそれなりのそういう障害者プランにも乗れる多...全文を見る
○家西委員 できるだけそういう判定基準というか、それは広く持っていただきたいな、網を広げていただいて、そういう人たちにもぜひとも介護保険給付していただくようにお願いしたいと思います。  そして、次にですけれども、現在、付添看護婦制度は廃止されていますけれども、がんの末期等につい...全文を見る
○家西委員 看護と介護との問題があると思うのですね。介護の場合はどうなるのでしょうかということを言っているのであって、医療保険では看護の部分は出ますけれども介護の部分はどうなるのでしょうかということをお尋ねしているのです。
○家西委員 その場合は障害者でもありませんね。何で救われるのでしょうか。
○家西委員 今、五島先生言われるとおりで、在宅介護の場合、それは出るのか出ないのか、そして、がんなら、四十歳からだったらそういう介護保険はできるけれども、それ以下の場合は全く何もないのかということをお尋ねしているわけです。
○家西委員 時間がありませんので、最後の質問にさせていただきます。  巡回ホームヘルプサービスについてでありますけれども、厚生省が発表した在宅サービスのモデルのメニューを拝見しますと、ホームヘルプとデイケアが中心になっているというふうに思いますけれども、北欧の成果を仄聞しますと...全文を見る
○家西委員 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
04月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第21号
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○家西委員 質問に先立ちまして、委員長、できれば、私、座らせていただいて質疑させていただきたいのですけれども、よろしいでしょうか。
○家西委員 ありがとうございます。  まず、医療費の自己負担についてお尋ねしたいと思います。  受益者負担という言葉がありますが、医療費の負担の場合は、バスや地下鉄といった公共交通と違い、一般的な意味での受益者負担の概念は通用しないと思います。医療サービスを受ける場合の受益者...全文を見る
○家西委員 私は、血友病患者として長期療養してきた一人として、医療費の問題については、私にとっては他人事ではなく、その点が大変気になっています。  毎月の高額療養費は、患者にとっても家族にとってもとても大きな負担になっています。例えば、手取りが月二十万の人だとして、六万三千六百...全文を見る
○家西委員 そういうふうに抜本改革の中ででも、高額療養費を毎月支払わなければならない長期療養者の人たちに対しての救済措置なり、そういうものをぜひとも考えていただきたいと思います。医療費をこういうふうに上げていくだけじゃなくて、そういう人たちに対しての削減措置というものもしっかりや...全文を見る
○家西委員 それでは、薬剤費についてお尋ねします。  一種類十五円の患者負担を求めることは、インフォームド・コンセントが不十分な現状では、患者に薬の価格を知らせることにはつながらないと私は思います。  ここで一つの提案ですけれども、私は、医師が処方した薬を患者が飲まなかった場...全文を見る
○家西委員 先ほど言いました、薬剤を返すというのも、処方されて、粉薬のようにいろいろな薬をまぜたらそれはもう無理ですけれども、一剤一剤パッキングされるというか、こういうような形の薬であったら、戻したって何ら問題はないと私は思うのですね。私は、そういうことをしていくことが医療改革の...全文を見る
○家西委員 それでは、次の質問に移らしていただきます。  今回の改革を医療保険法の抜本改革につなげていくためにもう一度よく考えていただきたいと思いますけれども、まずやるべきことは医者と患者の意識改革、次に患者の権利を確立すること、そして社保、国保の負担一元化と老保の抜本改革、こ...全文を見る
○家西委員 それでは、次の質問です。  これは四月二十二日の東京新聞ですけれども、それに、「人免疫グロブリン製剤回収」ということで日本製薬の商品の回収の記事が載っています。C型肝炎のウイルスの疑いということで、その製剤はエタノール処理によってウイルスの不活化をしているので、念の...全文を見る
○家西委員 エタノール処理でも、PCR法でやった場合、ウイルスのかけらとかそういったものが検出できた、だから回収したということを今言われたわけですね。ですけれども、PCR法で出るということは、ある種ウイルスなりの、エタノール処理でも不活化できないかもわからないから、危険性があるか...全文を見る
○家西委員 これは一九九五年八月から九六年八月までの一年間で五千七百四十四本当荷されて、千百の医療機関に出たわけですね。一応不活化されているから危険性はないけれども回収すると言いつつも、ほとんどはもう使用されていて残っていないのではないですか。いかがですか。
○家西委員 疑わしいということで一応回収する以上は、使用された患者さんに告知すべきではないでしょうか。こういう回収品目を使ったかもしれない、だから今後気をつけていただきたいし、何か体調に変化を及ぼした場合には速やかに厚生省なりに連絡をいただきたいということを告知する義務があるので...全文を見る
○家西委員 予防的回収なら、それはやるべきではないのでしょうか。患者さんに対して告知をすべきであって、それが予防になるのではないでしょうか。薬害エイズのときも、当初は安全だと言い続けたのは厚生省ですよ。それと同じようなことにならないためにも、今ここで患者さんに対して告知をすべきだ...全文を見る
○家西委員 それはおかしいと思いますよ。全くおかしい理屈ですよ。回収しなくてもいいぐらいのものを回収するのだというなら、それは理屈に合わないですよ。大臣、どういうお考えですか。
○家西委員 よろしくお願いいたします。  もう一問ありましたけれども、もうそろそろ時間が来ていますので私の質問は終わりますけれども、もう一問というのは、脳硬膜移植のヤコブ病の問題です。  これについても、厚生省は情報を知りながらやらなかったということの事実もありますね、情報を...全文を見る
○家西委員 情報を隠さないでまともに出していただきたい、情報公開をしていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。
05月07日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第24号
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○家西委員 私は、民主党を代表して、ただいま議題となっております健康保険法等の一部を改正する法律案並びに同法案に対する修正案に対しまして、両案に反対する立場から討論を行います。  政府管掌健康保険を初めとする医療保険財政は、構造的な赤字に陥っており、市民・患者サイドも何らかの対...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○家西委員 民主党の家西です。まず最初に、一九六一年に釧路で多発したスモンは、当時は風土病であるとさえ言われてきました。そして一九七二年に整腸剤キノホルムが原因であるということが判明しました。以来今日まで二十五年間、薬害スモン被害者は、治療法もなく、視力障害や身体の麻痺などに苦し...全文を見る
○家西委員 ぜひともよろしくお願いしたいと思います。そして、その苦しんでいる被害者の方々の気持ちをぜひとも受けとめて、研究事業とかそういうものに全力を挙げていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  そして続きまして、難病についてお伺いしたいと思います。  まず、難...全文を見る
○家西委員 今の御答弁を踏まえて具体的にお伺いいたしますけれども、難病指定の中に悪性リューマチがありますけれども、リューマチ患者の多くは、長年の闘病とたび重なる手術にもかかわらず治癒されるには至っておりません。  例えば慢性リューマチが難病指定されていないのはなぜでしょう。悪性...全文を見る
○家西委員 特定疾患治療研究対象疾患という位置づけについても、一部考え直す必要性があるど感じますけれども、スモン、サリドマイド、HIVのような薬害については、国の責任として治療を研究する必要性があることは明らかだと思います。しかし、リューマチを例にして考えるならば、悪性リューマチ...全文を見る
○家西委員 ぜひとも、そういう人たちがいるということも忘れずに対策をとっていただきたいと思いますし、難病に指定されている中にも、それ以外にかかる費用、おむつ代とか付き添いの問題とか、そういう費用が非常にかかっているということもぜひとも考慮していただいて、今後の対策というものに取り...全文を見る
○家西委員 本年九月三十日付のエイズ疾病対策課から出された「HIV感染者情報」という資料で、世界のHIV患者の発症状況が示されております。一九九七年六月三十日のWHO報告の資料ですが、我が国の患者数千四百四十七名に対し、アメリカ五十八万一千四百二十九名、フランス四万五千三百九十五...全文を見る
○家西委員 私は、それだけとは到底思えません。  私は、やはりこのエイズ予防法というものが管理型の法律であるということから、患者を医療機関かち遠ざけているのではないかと。そして、結果として患者の掌握が非常におくれていって、発症してから病院へ来られる、感染してキャリアの間に病院へ...全文を見る
○家西委員 私は、自分が当事者であって、そういうところは見てきましたけれども、保健所で簡単にこの検査を受けることはそんなに容易ではないということを知っています。  行くと、エイズの検査ですかということを患者さんは言われます。そして、何か心当たりがあるのですかとかというようなこと...全文を見る
○家西委員 ぜひともそれはお願いしたいと思います。  そして、時間がもうほとんどありませんけれども、昨年の十二月の予算委員会での私の質問において総理が御答弁いただいたことについて、確認させていただきたいと思います。  総理は、感染症全般の体系の見直しの中でエイズ予防法について...全文を見る
○家西委員 ぜひともそういうふうにしていただきたい。  私は、自分がエイズ予防法という問題で非常に差別を受けてきた、そして周りの仲間たちも非常に差別を受けたという実態を見ています。そういった実態からして、この法律、今までのエイズ予防法というものは、やはり管理型、社会防衛的な発想...全文を見る