家西悟
いえにしさとる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月11日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○家西委員 民友連の家西悟です。私、質問をさせていただきたいと思います。 薬害エイズ訴訟の和解が成立して、今月の二十九日で丸二年がたちます。私はこの間、差別的なエイズ予防法の廃止を訴えつつ、医療体制の整備や充実、遺族弔慰事業の推進等を要請してまいりました。政府は、HIV感染者...全文を見る |
○家西委員 私は場所のことを聞いているので、碑文云々ということを具体的にどうこう今質問したわけじゃありません。場所として、厚生省として、どこを考えておられるのかということをお尋ねしたわけです。 そして、今原告団の方から聞いている話では、医薬安全局長の部屋とかいう話も聞いており...全文を見る | ||
○家西委員 それでは、碑文についての質問をしたいと思いますけれども、薬害根絶の碑の言葉については、当然適切な表現が望まれると思います。国の責任を認めること、今後このようなことがないよう誠意を持った意思表示をすること、この二つは約束していただけますでしょうか。 | ||
○家西委員 では、大臣にお伺いしたいと思います。 この間、原告団、弁護団と大臣との交渉の経過を仄聞しておりますが、国民や社会に対して二度と薬害を起こさないための薬害根絶を誓った碑を建立すると大臣からの約束をいただいたようでありますが、私はこれを信じておりますが、いま一度この場...全文を見る | ||
○家西委員 ありがとうございます。 では、次の質問をさせていただきたいと思います。 今日、スモンやサリドマイドの薬害事件が少しずつ記憶から薄れつつあります。あのような薬害における大事件でも時とともに忘れ去られようとするのが実態です。そうした意味でも、薬害資料館についても検...全文を見る | ||
○家西委員 では、建設することに対しては全然異論はないということで解釈していいのですね。 そういうふうに原告団から要請があった場合は、それは厚生省として責任を持って建設、建立をしていただけるというふうに解釈していいのでしょうか。 | ||
○家西委員 では、そういう話がまとまったときには、ぜひとも誠意を持った対応をしていただきたいと思います。 次に、薬害エイズの事件に関して文部省にお伺いしたいと思いますけれども、来られていますでしょうか。 昨年の教科書検定において、一橋出版が申請した高等学校保健体育において...全文を見る | ||
○家西委員 では、厚生省の方にもお伺いしたいと思いますけれども、第一号認定患者というものは、血友病なのか、それとも性行為感染者なのか、どちらなんでしょう。 | ||
○家西委員 それはどちらというふうに今判断していいのですか。血友病なんですか、性行為感染者なんですか。血友病Bの患者さんがそうであるのか、それとも性行為感染者の人がそうなのかというのを聞いているのです。 | ||
○家西委員 そうなると、非常におかしな話だなと私は思わざるを得ません。 第一号認定患者というのは、ニューヨーク在住の方で、一九八五年に、日本に帰ってこられて順天堂大学で第一号であるというふうに言われた患者さんだと思うのですけれども、その方は、当時、日和見感染症は起こされていな...全文を見る | ||
○家西委員 一九九六年二月二十六日、厚生省の記者会見でこの問題について、エイズ第一号患者と認定された方については、実は発症前の感染者であったことを認めて、記者会見されていますね。そして、当時、サーベイランス委員会はまだありませんでしたし、その当時の診断基準に照らし合わせればおかし...全文を見る | ||
○家西委員 だったら、発症となれば血友病患者ですよね。だったら、第一号患者というのは血友病になるはずではないのですか。 第一、一九八三年にエイズ研究班がスタートされましたよね、六月ですか。そして、そのときに、帝京大の安部英教授が、自分のところの患者がどうもそうであると。そして...全文を見る | ||
○家西委員 あと二分ぐらいしか時間がありませんので……。 本当はこの問題、非常に僕は大きいと思っています。やはり第一号がどうだったのか。しかも、発症している人と感染者とは違うんだということは厚生省が御みずから言われていることであって、それなのに、なぜそういうふうになっているの...全文を見る | ||
○家西委員 よろしくお願いします。ありがとうございました。 | ||
05月21日 | 第142回国会 衆議院 本会議 第41号 議事録を見る | ○家西悟君 ただいま上程されました法律案につきまして、民主党を代表し、総理並びに厚生大臣に質問いたします。 伝染病予防法が制定されて以来、百一年の歳月が経過いたしました。伝染病予防法は、抗生物質など積極的な治療手段がない時代に、患者を隔離することによって感染防止と社会防衛を図...全文を見る |
05月27日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第14号 議事録を見る | ○家西委員 民主党の家西です。 私は、当事者として、HIV感染、そして、B型肝炎、C型肝炎を持っています。四類になるわけですけれども、四類に分類される疾病を持っている者として、また、今までずっと運動をやってきた者の一人として、意見として言わせていただきたいと思いますので、よろ...全文を見る |
○家西委員 今お答えいただいた中で、エイズは治療法がなかった、HIV自体は、当時として治療法がなかったというふうにおっしゃいましたけれども、本当にそうだったんでしょうか。事実の認識を誤っておられるのではないかというふうに私は思えてなりません。 今言われましたので、質疑の順番を...全文を見る | ||
○家西委員 今御答弁いただいたように、昭和六十二年の段階で、AZTというものは、抗HIV薬として認可されているわけですね。治療法がなかったと果たして言えるのかという部分について、私は、言えないと思います。 その辺について、厚生省としてどうお考えなんですか。 | ||
○家西委員 今、怖い病気とかいうふうにおっしゃいましたけれども、当時の医学的に専門家と言われる人たち、感染症の専門家の人たち、また「ネーチャー」とか「ランセット」には書かれていましたよね。HIVというものは血液を介する病気であると。しかも、八三年の段階で、HIVはウイルスであると...全文を見る | ||
○家西委員 弱いということを認めておられながら、どうしてこの予防法が必要であったのかという点についてお答えいただきたいと思います。 | ||
○家西委員 今御説明いただいたのは、一般的な知識というかそういううわさだったわけで、厚生省としては、実際の問題として医学的な見地、そういったものから判断しなければならなかったのではないですか。そして、献杯によってうつるということは、これはもう否定されていたわけですよね。蚊によって...全文を見る | ||
○家西委員 蔓延を防止するためにつくられた、そしてパニックを抑えるためにつくったんだということをおっしゃいましたよね。私たちの経験からすると、あのパニックというものは、正直なところ、ある種つくられたものであるというふうにも思います。まず長野での事件が起こりましたね。その後、神戸事...全文を見る | ||
○家西委員 要するに、これはやはり血友病患者を対象、当時全体の九四%ぐらいあったわけですからね。血友病患者だった以上、これは患者を取り締まるというか患者を規制すると。本来、予防というものはもっと早い段階で、一九八二年の段階で当時の郡司篤晃氏は資料を集めているわけですよね、HIVに...全文を見る | ||
○家西委員 今、いろいろとおっしゃっていただきましたけれども、しかし、小林局長、これは日精協誌、日本精神病院協会の雑誌ですけれども、それに、「これからの精神医療」という形で、基調講演という形でされている資料なんですけれども、そこに、小林局長はこのようなことをおっしゃっていますよね...全文を見る | ||
○家西委員 じゃ、ここでHIV・エイズのことを触れられて、正しい情報、知識さえあれば怖くはないんだということを局長みずからおっしゃっておられますよね。ということは、当時としても、正しい知識、正しい情報を伝えていれば、エイズ予防法の制定が本当に必要だったのかということを私は先ほどか...全文を見る | ||
○家西委員 対症療法しかなかったというふうにおっしゃいますけれども、いまだにそうなんですよ。いまだに対症療法しかないんですよ。根治療法はないんですよ、HIVは。 ただし、AZTができる前というものは、発症してから五年以内ですべてが亡くなっていかれるということは事実です。そして...全文を見る | ||
○家西委員 今、当時の担当者は必死におやりになったということをおっしゃっていただきましたけれども、当時のことを私、今ふと思い出しました。当時の結核・感染症対策室の伊藤室長、今現在審議官ですけれども、あの方は私たちの前ではっきりと言われました。当時、その審議にかかる直前というか、国...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも聞いていただきたいし、ここへ呼んでいただきたいと思います。これは事実です。厚生省内におられる幹部でしょう。呼んでいただいて、私たちの前で言われたのですよ、はっきりと。 厚生省の結核・感染症対策室の部屋で、私たちの前で、五人ぐらい私たちは行きました、陳情に。...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも協議していただきまして、この辺の事実をはっきりさせておかないと、この新法が、なかなか難しい問題だと思います。言った言わないの話ではなくて、実際に言われたという記憶もあります。そして、現場にいた人たちも何人かは生存されております。そういう事実もあります。そして、...全文を見る | ||
○家西委員 では、これは公式な謝罪ということで受けとめさせていただいていいというふうに思うわけですけれども……(発言する者あり)そうなんですよね。 | ||
○家西委員 今ちょっと注意されましたけれども、確かにそのとおりであって、内閣総理大臣は謝っているんですよね。 先ほども申し上げましたけれども、今振り返れば、私たちが後悔すること、反省すべきこと、その上でおわび申し上げますということを言われていて、なぜ局長は申しわけなかったと言...全文を見る | ||
○家西委員 では、先ほど来から繰り返しになりますけれども、エイズ予防法は間違っていたということで反省はされるということですか。 | ||
○家西委員 今そういうふうにおっしゃっていただいた以上は、先ほどの石毛委員やらの発言にありました、人権への配慮から尊重ではないんですか。この方が正しくなるのではないでしょうか。その辺、いかがですか。 | ||
○家西委員 先ほどから聞いていますと、一類感染症は大変怖い病気である、怖い怖いというふうにおっしゃっていますけれども、これも私は間違いだと思います。あくまでも重篤な感染症であって、怖いわけではないんですよね。正しい知識を持っていれば、それでいいわけですよ。 例えば、エボラが怖...全文を見る | ||
○家西委員 私はなぜ怖い云々というのを言ったのか、これはまさしくエイズの問題と一緒なんですよ。あの当時、怖い怖いエイズということをしきりに言われました。そして誤解を生み、差別を生み、偏見を生んでいったわけです。それなのに、政府委員である方が誤った知識を普及しているのじゃないですか...全文を見る | ||
○家西委員 私は分類の話をしているわけじゃないのです。怖い怖いエボラとか怖い怖い何々とかいうような表現を使ってはならないんじゃないですかということを言っているんですよ。正しい知識を普及しなければならないわけであって、これはペストほどの感染力はありません、しかしながら罹患することに...全文を見る | ||
○家西委員 ですから、そのようなことをしっかりやっていただければHIVだってこれほどの問題にはならなかったんですよ、正直言って。だけれども、あの当時も同じなんですよ。いよいよ日本に怖い怖いエイズが上陸したというふうな報道をされ、そして女性への感染というようなことを、そのときに厚生...全文を見る | ||
○家西委員 質問時間がなくなりました。ですけれども、今大臣おっしゃるとおりで、いろいろな病気に使われます。これは事実です。だけれども、この怖いということはひとり歩きします、怖い部分だけで。がんや糖尿病とはまた違うんですね。なぜか。感染症だからです。人への感染をしていく病気であるか...全文を見る | ||
05月29日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第15号 議事録を見る | ○家西委員 きょうはお忙しい中、厚生委員会においでいただきまして、まことにありがとうございます。大変貴重な御意見だと思うので、時間もありませんので、質問を端的にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 私ども民主党として、今回、本法案につきまして、修正案を提出い...全文を見る |
○家西委員 ただいま医療法にあるということを小池参考人からお伺いしました。それは私も知っております。しかしながら、現状として、私も被害者の一人です。血友病患者であり、HIV感染を持つ者として、少しお尋ねしたい点もあります。 医療法があり、医療法に確かにそういったものが書かれて...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともそうあっていただきたいし、そうあらなければならないと私は思います。そして、実態としての問題ということをいま一度お考えいただきたいと思います。そして、こういった患者が、重篤な感染症を持とうが、軽易な感染症というのでしょうか、軽い感染症、インフルエンザや四類に分類...全文を見る | ||
○家西委員 あと数分あります。患者として発言する機会はこういう場ではめったに与えられません。議員にでもならない限り、議員でなければ発言できるはずがないんですね。そして、参考人でなければ発言する機会は与えられません。 早川参考人、最後に何か言いたいことがあったら、残り時間、発言...全文を見る | ||
○家西委員 ありがとうございました。私の質問を終わります。 | ||
09月08日 | 第143回国会 衆議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○家西委員 宮下厚生大臣、御就任おめでとうございます。座ったままで失礼します。 大臣は、マスコミのインタビューの中で、薬害エイズ事件の結果、公務員の綱紀粛正とモラルの意識は厳粛なものとなったとお述べになっていますけれども、大臣にとっても薬害エイズ事件の真相究明をすることは重要...全文を見る |
○家西委員 なぜ録音テープが発見されなかったかについてどうお考えですか。 | ||
○家西委員 先ほど、否めない事実である、テープが発見されなかったことについても、局長、否めない事実であるというふうにおっしゃいましたよね。ということは、前回の平成八年の調査は不十分であったということはお認めになるということですね。 | ||
○家西委員 不十分であったということをお認めいただいたということは、当時それを調査されたプロジェクトチームの職員等に対しての処分なり、そういったことはお考えいただけるんでしょうか。(「それは大臣の責任だよ」と呼ぶ者あり)いや、大臣でもいいんですよ、当然。厚生省を代表してやっている...全文を見る | ||
○家西委員 特段の処分はいたさないということですね。 先ほど局長は否めない事実とおっしゃっていて、今大臣は遺憾に思うと、私は意味が違うと思うんですね。これは否めない事実でよろしいですね、遺憾ではなくて。遺憾というのは意味合いが全然違うと思うんですよ。 | ||
○家西委員 大臣についでにと言ったら申しわけないんですけれども、大臣は、せんだってのインタビューの新聞報道の中に、公務員のモラルは向上した、厚生省の諸君は前向きに政策に取り組むことが大事だ、そして、がん細胞が増殖していくとは思わないとインタビューで述べておられるわけですけれども、...全文を見る | ||
○家西委員 では、別の観点からお伺いしたいと思います。 二年前のプロジェクトの調査は事務次官を長として調査されたわけです。今回の調査は、医薬安全局長と保健医療局長がトップで陣頭指揮に当たって行われたと思うわけですけれども、省内の格付というか、事務次官から局長に格を落とされたと...全文を見る | ||
○家西委員 でも、通常でいえば、事務次官レベルで不備があったわけですね。否めない事実があったというふうにおっしゃるようなことがあったら、これは名実ともに大臣が陣頭指揮に当たってやるべき調査ではなかったのかということを私は思うわけですけれども、この辺について、もし大臣にお答えいただ...全文を見る | ||
○家西委員 真相究明をするということは、東京、大阪のHIV訴訟の和解をするときの条件の一つだというふうになっています。しかし、一部であるというふうな観点でおとらえになるということは、私は甚だ遺憾だと思います。これこそ遺憾です。中心になってやるべき問題だと思うのです、こういう問題を...全文を見る | ||
○家西委員 では、次の質問に移らせていただきたいと思いますけれども、二年前のプロジェクト調査について細かくお尋ねしたいことがあります。 このときの調査で四十一冊のファイルの存在が確認されて公表されたわけですけれども、そのうち血液事業対策室から何冊かのファイルが発見されたと思い...全文を見る | ||
○家西委員 でも、血液事業対策室から何冊か出たというのは報道もされていましたよね。事実ですよね、これは。ということは、血液事業対策室にもあったし、業務局のほかのエイズ対策課にもあったということは事実ですよね。これがどっからか突然降ってわいたようなものでもないということですよね。 ...全文を見る | ||
○家西委員 では、事実に反していた以上は、これはやはり謝罪すべきではないんですか。それから、こういうふうな部分を修正するなりのことは私はやるべきだというふうに思います。この件に ついてはどうですか。 | ||
○家西委員 では、テープの件に戻りますけれども、先日私たちは、民主党としてですけれども、薬害エイズ真相究明特別本部というのをやっています。そこに第一回のエイズ研究班会議のテープのラベルを直筆で書かれたという方においでいただいて、お話をお伺いする機会がありました。 その方のお話...全文を見る | ||
○家西委員 でも、事実は違うと私は思います。 しかも、テープというものは、先ほどもお聞きしましたけれども、第一回目の調査のときに三十一冊業務局から出てきて、血液事業対策室からも何冊か出ていますねということを私が聞いたときに、そうです、ただ、何冊かは今言えないということでおっし...全文を見る | ||
○家西委員 いや、どういう形で押収されたかわからないなんて、よく無責任なことをおっしゃいますね。押収されるときにはそこの責任者が同時にいてるはずですよ。確認しながらやっているのですよ。しかも、押収品リストを持っているわけでしょう。いいかげんなこと言っちゃだめですよ。どうお答えにな...全文を見る | ||
○家西委員 いや、実態掌握云々というのは、一気にやられたというふうにおっしゃいますけれども、現場の責任者が同伴してやっていくわけですよね、押収されるときには。しかも、押収品リストで、後で省内で仕事をする場合に資料がないと困るからということになった場合に、押収されている以上見られな...全文を見る | ||
○家西委員 じゃ、なぜ出てこなかったのですか。そこが本当におかしいですよ。どんなに言われても、どんなに説明されても、きっちりと段ボール箱に整理されてラベルまで張ってあったものが、テープも確認したけれどもわかりませんでしたというふうに御答弁されるのも納得できないし、今回の調査が実際...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも再度調査を行っていただきたいと思います、この合わない点で結構ですけれども。 しかも、元厚生省生物製剤課の課長をされていました郡司さん、この方の第三回、第四回の議事メモというものも同時に提出されたわけですけれども、これは、郡司さんの方は厚生省の職員からもらっ...全文を見る | ||
○家西委員 それがどういう刑事裁判で支障が起こるのですか。しかも、押収品リストですよ。内容について云々じゃなくて、何を押収したのかについてのリストを公表してくださいということを言っているのですよ。それがどういつだ意味で刑事訴訟に支障が起こるのか、私には理解できないですね。 い...全文を見る | ||
○家西委員 時間が来ましたので私の質問を終わりますけれども、この問題はこれで終わるわけにいかないと思います。委員長、ぜひとも集中審議なり、そして、先ほど矛盾している問題を含めて参考人を招致していただくように御検討いただきますようよろしくお願い申し上げたいと思います。 | ||
○家西委員 ぜひともよろしくお願いします。 本日は、ありがとうございました。 | ||
09月16日 | 第143回国会 衆議院 厚生委員会 第5号 議事録を見る | ○家西委員 それでは、質問させていただきます。 私は、本当に今度の法案というものに対してはすごく、自分自身の問題でもありますので、この運用というものはどうしても慎重に慎重を期していただきたいし、そう思って自分も質問をしてまいりました。それでは質問に移らせていただきますけれども...全文を見る |
○家西委員 ありがとうございます。ぜひともそのような方針で運用されることを期待したいと思います。 私たちの置かれた状況というものは、本当に筆舌に尽くしがたいというか、言葉ではあらわせないぐらいの思いをされている人たち、そして私自身も親戚から言われたこともあります。親戚づき合い...全文を見る | ||
○家西委員 次の質問ですけれども、本法における「良質かつ適切な医療」とは、医療法第一条の四に言う医師の責務と同一の理念であると考えてよろしいのでしょうか。 | ||
○家西委員 では、本法と医療法における良質かつ適切な医療に努めなければならないという表現は、訓示規定なのかあるいは国の義務なのか、お答えいただければと思います。 | ||
○家西委員 医療法と感染症予防医療法は、一般法と特別法の関係にあると掌握されておられますか。 | ||
○家西委員 今日までのHIV診療などにおいて多くの医療忌避等が行われてきたわけですけれども、良質かつ適切な医療の提供を厳守されてこなかったことの危惧を考えますと、医療法にあるから本法に必要でないというのであれば、過去においての総括をし、今後の対応を講ずるべきと考えますが、いかがで...全文を見る | ||
○家西委員 では、国及び地方公共団体における良質かつ適切な医療の提供義務は、当然医師並びに医療機関も拘束するものと考えていますが、それで間違いありませんか。 | ||
○家西委員 では、HIV診療についてですけれども、HIV感染者に対する医療や施策は、エイズ予防法の廃止によってもいささかも後退することなく、むしろ今まで以上に積極的に措置を講じるということは約束していただけますでしょうか、その辺について。 | ||
○家西委員 これは質問通告に入っていないのですけれども、今約束していただけるということなので、もう一つ質問させていただければと思います。HIV治療の薬の問題です。 アメリカの方で認可されたものを日本に早急に輸入をしていただけるのでしょうか。抗HIV薬のプロテアゼインヒビターと...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともよろしくお願いします。それがやはり命にかかわる問題を大きく左右しますので、お願いいたします。 では、今後の施策について患者の意見を最大限に反映させるよう、特定感染症予防指針の策定の際には当該疾病患者の代表を公衆衛生審議会の委員として参加させていただきたいと...全文を見る | ||
○家西委員 ということは、参加させていただけるというふうにとらえていいわけですね。前向きにとおっしゃいますけれども、それは参加させる方向で検討もするし、参加させるということととらえてよろしいのでしょうね。 | ||
○家西委員 それは今までの参考人とかそういうのと変わらないのじゃないですか。委員として入れていただけるのかどうかについてお答えいただきたいということを今申し上げているので、その辺はどうなんですか。だめなんですか。 | ||
○家西委員 これは非常に重要な問題だと思います。 なぜならば、エイズ予防法やらい予防法というものは患者の声というものが反映されずに施行されたわけですね。そして、あれだけの問題を起こしたというのは事実で、反省されたわけですよね。 だとしたら、こういう場に、今後こういう指針を...全文を見る | ||
○家西委員 では、趣旨は理解していただけるということで、ぜひとも入れていただきたい。そうしないと、同じ過ちを繰り返すのだというふうに私は思いますので、前向きとか意見をお聞きするとかそういうのじゃなくて、委員としてやるということをぜひともお考えいただきたいということをお願いしておき...全文を見る | ||
○家西委員 そのようなことはないというふうにお答えいただいたわけですけれども、これは都道府県知事が責任を持って行われるようになるわけですよ。そうなった場合、エイズの問題で考えたときに、神戸のエイズパニックのような問題が起こったときに、神戸なりそういう地方自治体が独自の判断で幾らで...全文を見る | ||
○家西委員 厚生大臣はそのようになっているというふうにおっしゃいますけれども、最高責任者は都道府県の知事になるわけですよ。その上に確かに厚生大臣という立場で助言はできるというふうになるわけですけれども、強制力はないわけですよね。 例えば、どんどんどんどんそういう新感染症が起こ...全文を見る | ||
○家西委員 わかりました。 では、次の質問に移らせていただきます。 患者のプライバシーを保護するために、医師が都道府県知事に届け出を行った場合、当該患者または保護者への届け出の事実を通知するよう周知徹底すること、当該患者から請求があったときは、当該患者に対する措置に関する...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも患者の知る権利というかそういったものは約束していただきたいなというふうに思います。 なぜなら、HIVでは、血友病患者の大半がそうだったのですけれども、自分も知らないうちに検査をされ、そして数字が上がっていた、しかし本人は知らない、家族も知らないというような...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともそのように前向きに行動していただきたいし、そういう施策をとっていただければなと思います。 では、健康診断、入院、移送等の措置がとられた場合において、患者の人権を尊重し、厳粛かつ客観的に運用されるよう手続の明確化を図って、自治体に周知徹底を図るべきと思います...全文を見る | ||
○家西委員 それでは、強制手続や退院請求、審査請求などの不服申し立て手続について、患者等に十分に趣旨が理解できるような説明が行われるよう徹底されることが非常に必要ではないかと私は思いますけれども、実際に運用された場合にどのように実現を図ってまいられるのか、そういうような場合に実現...全文を見る | ||
○家西委員 退院請求とかそういった不服申し立て、確かにそういうような文書でおやりになるのは結構だと思うのですけれども、えてして患者というのは非常に弱い立場です。こういうふうになっていますというふうに言われても、どうしてもうのみにしてしまうのですよね。そうじゃなくて、こういうのがで...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともそのようにお願いしたいと思います。 どうしても、本当に患者は弱いです。ましてや感染症でそういうような施設に入らなければならないとなったときに、家族も含めて困惑している状況の中で、どうしていいのかわからない。そして、こうこうこうだというふうに説明を文書でもら...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも、そのふさわしい人物というものは、行政の方にとって都合のいい人ではなくて、患者さんにとって都合のいい人を人選していただくよう各都道府県に通知していただければなと思いますけれども、その辺どうなりますか、通知していただけますでしょうか。行政上部合のいい人といったら...全文を見る | ||
○家西委員 では、次の質問ですけれども、入院時の通信、面会の自由が保障されるよう必要な措置を講じ、その処遇について明確化することが必要だと思いますけれども、いかがですか。 | ||
○家西委員 私は実際に関西のある病院へ視察に行ったことがあるわけです。そこはまだ使ったことはない、関空の近くの病院ですけれども、もうここまで言えばわかると思うのですけれども、見せていただいたときに、そういう施設では面会できるようにしています、インターホンで話もできますと。確かにイ...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともそういう建物とか設備の問題も含めて考えていただきたいなと思います。確かに基準は合格されていても、実際患者の家族になれば、そういうところに入ったというふうになれば、本当に言葉ではあらわせないぐらいの屈辱を受けるというか、たまらないものがあると思いますので、ぜひと...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひともその辺はしっかりとやっていただきたいなと思います。 ハンセン病の人たちは、菌がなくなってもそのまま施設に収容されていたというか隔離の対象になっていたという前例があるわけですからね。今回も、ウイルス検査が云々とかいうふうに言われてずるずるといってしまう、そし...全文を見る | ||
○家西委員 では、本当に厳格におやりいただくことをお願い申し上げます。 続いて、情報公開についてであります。 感染症についての情報は、ハンセン病、HIV、性病など、差別やパニックを伴う一方的なものになりやすい側面があるわけですけれども、十六条の規定において運用面はどのよう...全文を見る | ||
○家西委員 ぜひとも、ただ単に情報を与えるのではなくて、正しい情報の提供とかそういったものはやっていただきたいなと思います。 HIVは、本当に間違った情報が当初は流れました。そのたびに消していく作業というものは並大抵の努力じゃなかったということ、そして、いまだに消えていないわ...全文を見る | ||
○家西委員 次の質問ですけれども、結果的に誤った措置によって国が無用な権利制限を行った場合に、適切な補償を受けられるよう措置を講ずるべきと私は考えます。例えば、国家賠償法の規定とは性質が異なっていると考えますが、予防接種法第十一条の例に倣い、具体的に指針を示すべきと考えますが、そ...全文を見る | ||
○家西委員 でも、誤った場合がやはり起こるのですよ。非常に似たような病変というか病状を起こされている方を、誤ってそうじゃないかと。ましてや検査ができない段階となれば、起こり得る危険性は非常に高いと思うわけです。そのときに、やはり違ったというふうになったときの補償というものはしっか...全文を見る | ||
○家西委員 私の質問は終わるわけですけれども、私は、本当に当事者として思います。これから新感染症の問題、未知の病気、ウイルス等によってそういったものが出たときに、HIVやハンセン病の人たちのような思いを絶対にさせないようにしていただきたい。そして、どれだけの苦しみを与えてきたかと...全文を見る | ||
○家西委員 ありがとうございました。私の質問を終わります。 |