五十嵐文彦

いがらしふみひこ



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五十嵐文彦の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、本日、経済、財政、行政改革の諸問題について、政府のお考えをただすという立場でやってまいりたいと思います。  質問通告をいたしておりますけれども、大変重要な問題ですので、質問通告以外の質問もあるかと思いますが、細かい質問は...全文を見る
○五十嵐委員 それは一つの大きな一面だと思います。  アジャストするのに苦労しているというより、国全体があるいは経済全体が、このIT化、高度情報化あるいは金融の国際化、これに関連していますけれども、それに対する認識が誤っていたという面があるのだろうと思いますが、後でお話をさせて...全文を見る
○五十嵐委員 六十四兆円がすべて危ないという説もあれば、それほどでもないだろうという説もあるわけでありますが、これまでは、業務純益、それから株の含み益を出すことによって、これを償却してきた。多いときは十数兆円、また九兆円というレベルのときもありました。しかし、今、株価がこれだけ下...全文を見る
○五十嵐委員 その当時の宮澤さんの達見なんだろうと思いますね。  ところが、そのとおりにされなかった。十・七兆円の総合経済対策、そして株のPKOという形で、従来型の対策を選ばれた。これが実は、この以降の資産デフレ対策、株価の低落あるいは資産、土地の価格の低落、下落という問題を契...全文を見る
○五十嵐委員 それはそのときの総理大臣が宮澤さんなんでありますから、リーダーシップを発揮されて、体を張ってその反対をする方々を説得するというのが本来のリーダーシップのあり方だろうと私は思うわけです。  もう少しこの失われた十年についてお時間をちょうだいして細かく見ていきたいと思...全文を見る
○五十嵐委員 不良債権の処理を急ぐと実体経済に悪影響を、甚大な影響を及ぼして、実は大変な不況といいますか、あるいは倒産の連鎖、解雇が起きるんじゃないかという心配とのバランスの問題だというのは、私もそのとおりだと思いますが、ただ、過大にそのことを心配し過ぎると、あるいは過大に銀行を...全文を見る
○五十嵐委員 確かに日本ではプロジェクト融資が行われていない、要するに丸ごとの融資ということであるわけですが、これは自然とこれからは直っていくことではないか、また、そういうような能力を日本の金融機関がつけなきゃいけない、そこは日本の金融機関の能力に問題があるというところの根本だと...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、普通は雑誌社が、しかも、これは日本経済社ですか、経済については専門の会社なんだろうと思いますけれども、全く言わないことをつくるということは考えられないわけでありまして、この口調からしますと、これは、ふだん大変丁寧な言葉を使われる宮澤さんですけれども、どうも砕...全文を見る
○五十嵐委員 そのことだけを追及しようと思ってこの問題を出したわけではなくて、実は、日本はシステミックリスクを食いとめたのだろうと思います。かなり危ない金融崩壊の瀬戸際に立っていたのを、やはりあの法案の成立が契機になってとまったんだという認識を私は持っているのですが、それは否定さ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、次のポイントに移らせていただきたいのですが、橋本元総理がおられますけれども、九七年の消費税の増税、これは私ども、私どもというより私がかなりかかわった問題でありますけれども、これが腰折れの元凶だった、あるいは橋本総理の財政再建路線、これが腰折れの原因だった、...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、乗数効果が減っていて一時的な効果しかないということなのであります。ただし、橋本大臣に申し上げておきますけれども、行革姿勢はよかったと思うのですよ。だけれども、その行った結果の行革の評価については、後でまた質問させていただきますけれども、私は必ずしも評価をす...全文を見る
○五十嵐委員 私も同様だと思います。最初から、バブル発生以前から日本においては収益還元価値以上に資産としての価値が重視され、その分が上乗せされていた、こう見るわけであります。  さて、随分時間を食ってしまいましたので、足元の経済問題に移りたいと思うのですが、今私は、景気の足元は...全文を見る
○五十嵐委員 今速水総裁が言われたとおり、何が起きるかわからないからというのが一つ、それは非常事態を想定している、これは決して悪いことではありません。もう一つはG7へのお土産ということもあるのかもしれませんが、これはやはりかなり深刻な危機を内包しているという認識があるということだ...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、ソルベンシーマージン比率は期末ごとに落ちてきているというのも事実でありますし、あるいはまた銀行のことについても、確かにそのとおりだと思いますけれども、問題は配当ができなくなるおそれがあるということなんだろうと思います。時価会計も迫っているということで、また合併...全文を見る
○五十嵐委員 それから、低金利の問題なんですが、今シルバー世代が低金利で——三十兆円庶民から金融機関に所得が移転した、こう言われるわけですけれども、この低金利もなるべく早く、これは緊急、異例の措置なんだろうと思いますね。今、ゼロ金利を解除したといっても、実質ゼロ金利に近いわけであ...全文を見る
○五十嵐委員 これは大変なことだろうと思いますね。やはり将来不安につながってくるわけであります。また、雇用のセーフティーネットが日本では不十分だ、だから思い切ったいわばハードランディングができない、その一つの障害要因になっていると私は思うのです。  失業保険の期間を、ドイツも三...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。大臣、どうぞ、結構でございますので。  それで、公共事業政策、フィスカルポリシーについてちょっとお伺いをしたいんですけれども、私は全くその効果を否定するというものではありませんけれども、乗数効果が落ちていて一時的なものにすぎない、一時的な下支...全文を見る
○五十嵐委員 たまたまと言いますけれども、確かに有能な人は呼ばれるかもしれないけれども、今まではなかったはずなんですよ。それが、ここへ来てゼネコンに天下りが出始めたというところにやはり大きな問題がある。それで、言われなければ調べられないというのもおかしいはずですし、これは後ほどま...全文を見る
○五十嵐委員 必要なことだけ答えていただければいいのですが、経済効果があると言うんですけれども、それは予定した台数が通らないから大赤字を出しているんでしょう。それは経済効果は少ないんですよ。むしろ、借金をしてやるぐらいだったら、一本でも、無借金でやって、ただで通した方がよっぽど経...全文を見る
○五十嵐委員 いや、総理の国民に対する姿勢が問われる、将来世代に対する姿勢が問われるのと同じように、今の世代に対する姿勢も問われているんだということなんだろうと思います。  それから、お待たせして、時間が足りなくなってしまったので大変申しわけないのですが、行政改革について、先ほ...全文を見る
○五十嵐委員 なお見解の相違がありまして、私、反論したいんですけれども、時間がありませんので、引き続いて効率化に努めていただきたいという御要望だけ申し上げておきたいと思います。  とにかく今、先ほど最初に申しましたように、日本は大変未曾有の危ない時期に差しかかっている。六百六十...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
02月16日第151回国会 衆議院 本会議 第5号
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○五十嵐文彦君 私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま趣旨説明のありました来年度の歳入関連三法案について、財務大臣及び関係大臣に質問いたします。  本題に入る前に、このたびの宇和島水産高校実習船えひめ丸衝突事故の被害に遭われた方々、そして御家族の方々に、心よりお見舞いを申...全文を見る
02月28日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  ちょっと風邪を引いて、声が汚くて申しわけないと思いますが、よろしくお願いをいたします。  午前中の質疑を聞いておりまして、直接償却、間接償却のお話が一つの焦点になっておりましたので、私もこの問題をまず最初にちょっとお尋ねしてお...全文を見る
○五十嵐委員 これは、立場の違いと申しましょうか、私どもの方は、いわゆるちょびちょびと償却していくのではなくて、かなりハードに償却を進めなければこれは日本の経済全体にとって毒が残るんだという言い方をしてまいりましたから、これは大変歓迎すべき政策転換だとはっきり申し上げたいわけであ...全文を見る
○五十嵐委員 信金、信組が比較相対的に弱小な金融機関だというのは、これはもう周知の事実でありますから、私は、何もペイオフを一斉に延期しなくてもいろいろな方法があったんだろうというふうに思うわけであります。  それで、先ほどもありますけれども、直接償却ということになりますと痛みを...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんだと思いますね。日本では、一度倒産をさせてしまうともう人間失格であるかのように決めつけられる。また日本の、私は不自然な金融慣行が、命を代価として生命保険でしりぬぐいをするというようなこと、あるいは無限責任であるというところへ持っていかれる。これは、やは...全文を見る
○五十嵐委員 それから、これはげすの勘ぐりと言われるかもしれないんですが、昨年の十一月には、六千億ばかりの国債を発行したと思いますけれども、十年債を出すことができなかった、あるいは出さずに五年債、二年債といったもので出したんですが、やはり入札は非常に安い利率でありました。  こ...全文を見る
○五十嵐委員 かなり安い、驚くような安い利率での入札があったわけです。これは農林系だ。ただ、農林系自体がまさしくちょっと問題のある金融機関でありまして、その融資能力に疑問符がついている。安全債権としての国債を買う以外に運用先を見出せないということがあるのかもしれません。  とも...全文を見る
○五十嵐委員 それでは観点を変えて、ユーロが各国の財政赤字の水準を定めているということについて、マーストリヒト条約は、これはよその国のことだから関係ないとおっしゃるのか、それとも、あれはあれでそれなりに考えられた数字だと思われるのか、あるいは、日本がヨーロッパにあったならユーロに...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっと質問とお答えとがずれていると思いますが、大した問題ではないので、先に参ります。  以前は、大蔵大臣も、景気をよくすることがまず先、いわゆる二兎を追うか一兎を追うかというときに、盛んにまず景気が大事だとおっしゃっていたわけですね。特に、先ほども私が名前を出し...全文を見る
○五十嵐委員 たくさんのことをお話をなされたわけですけれども、その国民的選択を迫る時期というのはいつになるのですか。
○五十嵐委員 そうすると、今の景気状況が好転しなければ踏み切れないというお話ですか。
○五十嵐委員 ということは、一定のGDPの成長率があって、それが落ち込むことはないだろう、すなわち、巡航速度で年率一%なり二%なりあるいは三%なりというようなところで続く見通しが立たなければ財政再建に踏み出せないという解釈でよろしゅうございますか。
○五十嵐委員 それから、家計収入がなかなか思うように伸びてこないというところで、必ず大臣は、アメリカはレイオフで、だけれども日本はできないから、そして厳しいリストラが行われているというお話、アジャストするのに時間がかかっているんでというような、ちょっと私にはわからない話なのであり...全文を見る
○五十嵐委員 四兆円を新型の分野に向けているというお話ですが、私どもが見るとどうもITというのもまゆつばで、ちょっと道路の下を掘って光ファイバーを何かにくっつけてやる、これはITだというような形で、昔ながらの穴掘り仕事まで全部ITにしているんじゃないかというようなこともあるわけで...全文を見る
○五十嵐委員 それは政府としての統一的な考え方になっているのかどうか、一つ問題であります。  それから、ちょっと数字を確認したいんですが、今料率は一七・三五%かな、それを二〇とおっしゃいましたけれども、本当は二一%まで上げないとバランスしないのではないかな。それから、凍結が入る...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、積み立ての方もこれから運用がうまくいくかどうかという問題も、計算どおりいくのかどうかという問題も出てくるんだろうと思います。  それともう一つは、医療保険であります。  医療保険の方も大変思い切った案を提案されたはずであります。参照価格制度、ある症状、今私...全文を見る
○五十嵐委員 薬価差益でお医者さんが食べているという問題は問題があるわけですけれども、単に薬価の単価の見直しだけで解決がつかないからこれはキャップ制度ということで、使う量まである意味では規制をかけて、薬漬け、乱診乱療に歯どめをかけていこう、こういう問題意識であったのだろうと思うの...全文を見る
○五十嵐委員 私の方は、選択と合意だというけれども、選択の幅は極めて狭くなっていて、かなりこれはリーダーシップが必要だ。今までのようなことではなくて、政治家が積極的に国民の側にこうやりたいんだということを訴えていって理解を求める、合意を得るという努力が必要になってくるのではないか...全文を見る
○五十嵐委員 それはそのとおりだと思います。ただ、公的金融自体が大きくなり過ぎるとやはり大きな弊害が出てくるということで、縮減を図るべきであり、また、特に郵貯についても私は限度管理というものをきっちりすべきだというふうに思うわけであります。  法人税法改正案に移ります。  企...全文を見る
○五十嵐委員 厳正に執行の面でも行っていただきたいと思います。  租特に移ります。  何度も我が党から指摘がありますように、住宅税制はやはり減税額が非常に大きい。一兆円にもなるかと思いますけれども、かなりゆがみが大きくなってきてしまったなという意識を持っております。これはやは...全文を見る
○五十嵐委員 時間がないものですから指摘だけにとどめさせていただくわけでありますけれども、法定のものであっても市町村長の裁量がきくものがかなりあるわけでありまして、その辺について心配があるということであり、私が申し上げたいのは、土地税制全般について、やはりもう少し本質論に立ち返っ...全文を見る
○五十嵐委員 日本の非営利部門が意外に大きいのですが、これは宗教法人が入っているということでしょうか。学校法人、宗教法人のウエートが高いということですか。
○五十嵐委員 思ったより少ないのですけれども、労働人口、就業者数なんかは今出ていないわけですけれども、かなりのスピードで充実が欧米では図られているのではないかなと私は思うわけでありますが、こうしたNPOの活動の評価について、野党側の提案者としてはどのような見方をしていますか。
○五十嵐委員 まさにそのとおりでありまして、NPOは公益性が公益法人より少ないからほとんど税は優遇しなくていいんだというような御意見がある、あるいは悪用を恐れるというお話がよく出されるわけですけれども、そういう考え方では、私は、これからNPO活動、経済活動を育てることはできないと...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○五十嵐委員 ただいま数字がちょっと変わりまして、二時五十一分現在、株価は一万二千三百四十一円であります。(発言する者あり)また下がっている、そうすると四百円近い下落になっているわけであります。これはもはや、上がったり下がったりする一時的な現象だというようなレベルではない。下がっ...全文を見る
○五十嵐委員 残念ながら、国民にはそのように映っていないというところが問題なのであります。  総理は、たびたび総理番記者と言われるマスコミとトラブルを起こされておりますけれども、マスコミの諸君の対応についてどのような思いでこのようなトラブルを次々と引き起こされているのでしょうか...全文を見る
○五十嵐委員 実は、歴代の総理大臣も悩みながら応対をしていると思います。しかし、常に政策のこと、国民の将来のことを考えていれば、その時々、自分の思いを、自分の考え方を国民に説明するんだ、単に新聞記者に話しているんではなくて、それは、その裏に国民が、どのような気持ちで総理がおられる...全文を見る
○五十嵐委員 そうではないということは、この間総理がおいでになった委員会の審議の中でも十二分にもうおわかりになっているはずだと思うわけであります。  次に、今の政府の基本的な方向がどっちに向かっているのか国民はわからないから不安だ、不安だから貯金に走って、個人消費を伸ばすことが...全文を見る
○五十嵐委員 柳澤大臣は、ここへ来て、直接償却という言葉に対する誤解があるというお話もありましたけれども、しかし、直接償却をかなりのスピードで早めようという決断は、私は一つの政策の変更だと思っております。これは、不良債権を長い間金融セクターに放置しておくと、一方では日本の産業の構...全文を見る
○五十嵐委員 あなた方のおっしゃる景気回復というのはどういうものか。その景気回復がなされた結果、一体、積もり積もった借金の元利は返済できるのかということをさんざん審議してきたじゃありませんか。あなた方のおっしゃる通常の路線の経済成長率に戻ったとしても、この累積した財政赤字を解決の...全文を見る
○五十嵐委員 それはわかっているんですよ、もう既に九七年からその選択は始まっているんですから。  あの大平さんのように、私はこうする、こういう世の中をつくります、負担をこういうふうに残念ながら求めなければなりませんと大平さんは示された、そのようにどうしてできないのですか。そして...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、景気を回復するには、まず国民に信頼をしてもらうことの方が先で、景気回復というと、かつてのケインズ政策で、公共事業しかないんだ、あるいは金利を下げるしかないんだと思い込んでいるところに今の政権の間違いがあるんだということをずっと申し上げているわけであります。...全文を見る
03月14日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、柳澤大臣はおられませんけれども、二月二十七日の我が党同僚議員の長妻委員に対する答弁の事実上の訂正が行われましたが、この訂正を議事録の修正で済ませてしまおうという動きがあったことに、まず私は抗議をいたしておきます。  そ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、このままで行けば、財政が、借金が発散の方向へ行ってしまうというのは事実でありますから、それはきちんと認識をされた上で、しかし、こういう対策を考えているんだということをお述べになればいいはずのことでありまして、今の厳しい財政状況の認識を、簡単に、外国が反応したか...全文を見る
○五十嵐委員 実態に合わせて役に立たない限度額などを外していくというようなことをおやりになるわけですから、ある程度の効果は定性的には考えられるということなんだろうと思いますが、これからもきめ細かい見直しが必要だと思いますので、一生懸命やっていただきたいと思います。  ところで、...全文を見る
○五十嵐委員 先ごろ、速水日銀総裁は、円安容認かと言われて、予算委員会だったと思いますが、日銀というのは通貨の番人であるから、安定しているのがいいことであって、円安を特に歓迎するものではないというようなお話がありました。  大蔵当局としては、今デフレというのは一番心配なわけです...全文を見る
○五十嵐委員 特に歓迎とも歓迎しないとも言わないということなんだろうと思いますが、しかし、好むと好まざるとにかかわらず、円安というのは消費者物価にはね返ってくる可能性がある、こう見るわけですけれども、今のこの百二十円という水準が、その以前の百十円程度といった状態と比べて、この状態...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、政府は人為的に考えないというけれども、その効果を期待している向きもあるわけでありますね。要するに、デフレ対策として円安誘導していったらいいじゃないかという意見もあるわけです。  そのためには量的緩和が必要だとおっしゃっている識者もおられるわけですけれども、こ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、ちょっと聞き方を変えたいと思いますが、通貨、為替相場が市場のファンダメンタルズを反映しているならばいいんだ、こういうことであります。  一方で、日本の購買力平価、かつて大体百七十五円ぐらいと言われていたのですが、今百七十円程度かなと思っておりますが、一方...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、アメリカ側の姿勢なのですが、お答えになれないとおっしゃるのかもしれないのですが、アメリカ側はこの円安の状況を容認できる、アメリカの経済状況はもう大変予想以上に厳しい状態のようでありますけれども、アメリカはこの円安を容認する方向にある、あるいはこれからもそう...全文を見る
○五十嵐委員 どうものれんに腕押しで、なかなか期待するようなお答えをいただけないのですけれども。  物の価値というものが、大変その判断が難しいと私は思うのですけれども、大きな流れで見ていくと、時間を長期のスパンで見ると、物は落ちつく値段に落ちついていくのだ、すなわち、購買力平価...全文を見る
○五十嵐委員 私も、二十年というのはどうかなと思いますけれども、そういう傾向をポテンシャルとして持つものだ、ですから、一概に今のデフレを人為的に、強引に何とか直そうというのはなかなか難しいのじゃないかな、もっと別の対応策というものを考えた方がいいのではないかなということがあるわけ...全文を見る
○五十嵐委員 かなり期待できるということのお話でございます。  そうなると、今までなぜやってこなかったのかということと、この制度を変えたことによる逆に心配な点というのはないか。例えば、沖縄を通じて輸入されたものが横流しをされて、かなり本来の目的とは違う制度の使われ方をするという...全文を見る
○五十嵐委員 結局のところ、よく聞いてみると、この制度の方がお役人の側にとっては実はちょっと面倒くさくなる、そういうことがあるようなんでありますが、とにかく、沖縄は今までのように建設業に過度に依存をする、そういう丸抱え型の、国にもたれかかる型の産業ではなくて、観光立国ではありませ...全文を見る
○五十嵐委員 これからも仕事のふえ方は一様一律ではありませんので、一律削減ということではなくて、仕事がふえるところにはちゃんと配置をするということで頑張っていただきたいと思います。  質問を終わります。ありがとうございました。
○五十嵐委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 関税率の改正に当たっ...全文を見る
05月28日第151回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  故福田赳夫先生にゆかりの者として、小泉純一郎総理大臣の誕生を心からお祝いを申し上げるところであります。  福田先生と親しくさせていただきまして、人の悪口を全く言わない方でありました。その中でも、私は、期待をしておった人物がだれ...全文を見る
○五十嵐委員 三権分立の立場はありますけれども、与党の最高のリーダーでもあるわけですから、リーダーシップを発揮されて、きちんと反省すべきところは反省するというお立場で、与党の側をおまとめいただきますようにお願いをする次第であります。国会の協力をお願いしたいということの中には、そう...全文を見る
○五十嵐委員 できるだけ早い機会にというのは結構でありますけれども、国会が終わってしまえばそれを審議する機会もなくなるわけですから、できれば時間を区切って、今国会中にというような言葉をいただきたいわけですが、いかがでしょうか。
○五十嵐委員 さて、本題の改革についてお話をさせていただきたいわけですけれども、改革という点で言うと、私ども国民は、まだにおいをかいだだけという段階であります。  総理を割烹ウナギの亭主に例えて大変恐縮でございますけれども、かば焼きのにおいだけで国民はもうどんぶり飯を三杯も食べ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そういうことではないのです。改革のためにこの今の機運をどういうふうに使うかということが問題だという真剣な話なんですね。  構造改革の意味を問うていかなければならないと思います。構造改革というのは何かということなんですが、基本的には、日本の資本、これはお金も含...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんですね。国民は貯金に走っている、そして企業は過去の失敗を補うための借金返しに走っている、銀行は自己資本を保つための内部の留保と、あるいは安全な投資先であると思われている国債を買うことにきゅうきゅうとしていて、これがいずれも不稼働に近い状態になっていると...全文を見る
○五十嵐委員 ところがまだ、例えば人事の面を見ましても、麻生太郎さんは総裁選の最中も、いや、量的な拡大がある程度必要なんだというようなことをかなり強くおっしゃって、マイナス成長も受容するような小泉さんとは一緒にやっていられないという発言までされている。すなわち、政策的にいえば、亀...全文を見る
○五十嵐委員 総理としてはそう思われたいんでしょうけれども、しかし、例えば本会議場の様子を見ていますと、小泉総理の改革の熱弁に対して、拍手するのは民主党側、そして、一、二年生の間にぱらぱらとしか拍手がないのは与党席という状況を見ると、あるいは、総論では賛成でも各論にいくとやはり強...全文を見る
○五十嵐委員 基本的に考え方に問題がある。例えば、国による株価操作になりかねないということですけれども、では一方では、ぼろ株だけを機構に放出したらどうなのか。市場では優良株だけを売る、あるいは優良株は持っているということになると、やはりさらにまた別の問題も出てくるんではないか。こ...全文を見る
○五十嵐委員 ある意味で論理が逆転しているんですね。いいことなんだけれども一挙に放出してきたら株価が下がってしまうから、そこを防ぐためにショックアブソーバーだとおっしゃるんですけれども、もともと、しっかりとROEを上げるという方向に努力する、あるいは市場を透明にする、あるいは公正...全文を見る
○五十嵐委員 そうなんですね。亀井静香前政調会長が今国会中にやれとおっしゃったことができないということは、なかなかこれは難しいぞ、下手するとこれによって逆に日本の信用を落とすぞということなんだろうと思います。その辺はぜひ慎重に、よく考えておやりをいただかなければいけないし、そうい...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっとはっきりしないんですが、日本版SECと呼べるようなものにするという認識でよろしいんですか。
○五十嵐委員 私は、この面では人をどんどん入れてもいい、いわゆる一般的な行革というものとは違う範疇にしてもよろしいんだと思うんですね。これは、人員を増強するあるいは予算をつけるとかいうことではなくて、権限を圧倒的に強化する必要があるというふうに思うわけです。  また、全面的な改...全文を見る
○五十嵐委員 それから、税制も一部つまみ食い的に改正がなされるというふうに私どもは思っておりまして、そもそも二六%の税率を二〇%に落とす方がいいかどうか。私どもはむしろそれをやってもいいと思っているわけですが、そういうような全体のバランス論を考えずにこの部分だけ動かすというのは、...全文を見る
○五十嵐委員 それから都市再生の問題です。まさにこれは表紙だけでありまして、法律の改正も出てこなければ何もないという状態でありまして、これは緊急対策に本当になるんだろうか。看板だけの、表紙だけの話じゃないかという指摘をさせていただかなければならないと思います。  以上のようなこ...全文を見る
○五十嵐委員 例えば、先ほどの都市再生の話でいいますと、もうかなり面的な整備の仕組みもできているんですね、実は。ブロック単位で話し合いができれば容積率も上げましょうなんというような制度ができているんですよ。わざわざあそこで、知恵がないところを無理やり何とか本部をつくって、知恵がな...全文を見る
○五十嵐委員 調べようと思えばこれは簡単に実は調べられるはずなんです、書類は全部上がっているはずですから。それは早急にお調べをいただいて、御報告をいただきたいと思います。  それからまた、都道府県知事が裁量できるようになっているということですが、これは当然ばらつきがあるはずであ...全文を見る
○五十嵐委員 その割には政府全体の動きは極めて鈍いと私は言わざるを得ないと思います。民主党は早くからこの問題にも取り組んでおりますので、ぜひ私どもの意見を聞いていただきたいということを申し添えておきます。  時間がありませんので急ぎたいと思うのですが、郵貯の問題です。  自主...全文を見る
○五十嵐委員 大変失礼ながら総務省は金融の専門家とは思えないわけでありますから、私は、検査監督はきちんと金融庁のもとに、今でも入るべきであるし、公社化になれば、当然ながらさらにそういうことでなければならないと思います。金融担当大臣に、その意味では、現時点でと公社化になった後と、ど...全文を見る
○五十嵐委員 それは違うのですね。それは違うのです。それは最後は税金で補うという話になるわけですから、これは毀損されることには変わりないわけですね。むだ遣いをされて利益が上がらない、赤字、もう現に赤字になっているわけですから。赤字になることは、単に将来の国民の皆さんの税金で賄う、...全文を見る
○五十嵐委員 やはり甘いということは疑うべくもないと思うのですが、時間がありませんので、次に、金融緩和をして量的緩和をしているのですが、量的緩和というのは円安の傾向をもたらすということと、長期金利がやはり上昇する方向に向かう政策だと私は思うわけですね。  そうすると、今たまたま...全文を見る
○五十嵐委員 そういう状況の中で、財政を引き締めて、引き締めてというのは健全化させて、むだを省いていくというのは大変な決意が要る。ウツボがいっぱいいる世界の中で生きておいでなわけですから、相当な決意が要る。  その決意のあかしとして、私どもは、三十兆円以下というのを、法律でむし...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
06月08日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。  まず最初に、今の原口委員の質問の続きをさせていただきたいのですが、たびたび似たようなお話をさせていただいて大変恐縮なんですが、柳澤大臣に、国債、地方債のリスクウエートはゼロだということを確認されましたけれども、私は、今や国債、地方債...全文を見る
○五十嵐委員 私の方は、実態的にリスクがあるじゃないか、これに対する何らかの方策を考えておくべきではないかという観点からの質問であります。  これは実は、今私の方は主に金利上昇リスクのことを言いましたけれども、信用リスクの方も、原口さんの議論であったように、国債についてというよ...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、例えば三セクについてはなかなか情報がないのですけれども、きょう、原口委員と一緒に勉強したところでもあるのですが、九七年までは数年に一社つぶれる程度だったのですね。それが九八年以降、物すごい勢いの倒産ラッシュで、最近は新聞や週刊誌等にもたくさん取り上げられるよう...全文を見る
○五十嵐委員 少し話がずれていったのですけれども、しかし、そういう時期が来ているのではないかという認識をそろそろ我々も持つべきではないかなということを指摘させていただきます。  それから、当初通告をしていた問題から少し離れていますけれども、ちょっとお時間をいただきたいのですが、...全文を見る
○五十嵐委員 柳澤大臣は大変賢明ですから、私は持ち合い解消を批判したのではなくて、もちろん持ち合い解消はやりなさいということを前回も予算委員会の場でも申し上げたのであって、持ち合い解消に伴ういわばショックアブソーバーと大臣おっしゃいましたけれども、その銀行保有株式買い取りというの...全文を見る
○五十嵐委員 今二つのお話があったと思うのですが、まさしくそのとおりでありまして、持ち合い解消ということもあって、あるいは投資を一方ではしないわけですから、国債を買う以外にない、お金を動かすには。ところが、国債は利回りが一%というような非常に低い利回りですから、もうからないという...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ頑張っていただきたいのですが、今までの発想だとだめなんですね。  要するに、おっしゃるとおり、自己増殖する、官僚は。仕事をしたいのですよ。それは、省令の仕事よりは政令の仕事、政令の仕事よりは法律に基づく仕事をしたいわけですし、仕事を確保して組織を拡大すればえら...全文を見る
○五十嵐委員 私どもも、天下りだけを禁止してそれで終わりにしろと言っているわけではないんです。私どもも、大分前から、公務員制度そのものを変えなきゃいけないと言っております。  ですから、同期で一人事務次官に残るまで絞って、リザーブ入れて二人残しておいて、あとは早々やめていただく...全文を見る
○五十嵐委員 不動産に関して言うと、このバブル期に三万社ふえているという中に、やはりかなり銀行関連のものがあるんだろうと思いますね。それから、建設業の方でいいますと、むしろバブルが崩壊した後ふえている。十万社もふえているということは、やはり公共事業をじゃぶじゃぶと、不景気だという...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。  聞く前に私が述べたとおり、やはりかなり過当競争で、もともとここは淘汰されなければいけない部分、いい企業と悪い企業を分けなきゃいけない分野だと思うのですね。それが、悪い企業が生き延び続けているからこういう数字になるんだというふうに思うわけで...全文を見る
○五十嵐委員 国民が銀行に対してかなり怨嗟の声が、ひところよりは大分鎮静化しましたけれども、今も上がっているということは事実であります。これはやはりそうした時代を通じてかなりひどいことをしてきたという例がいっぱいあります。  私も新聞記者を通じ、十五年間新聞記者をやっていました...全文を見る
○五十嵐委員 幾つか反論があるわけですが、一つ今の点でいいますと、数が足りないからというだけではないのですね。やはり権限を強化して専念する必要があるというのが一つであります。それだったら、今まで数が少なかろうと、余りにも目立つようなインサイダー取引、この間私が前のダイエーの社長の...全文を見る
○五十嵐委員 終わりますが、財務省には質問を残してしまいまして、失礼いたしました。  ありがとうございました。
06月15日第151回国会 衆議院 本会議 第40号
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○五十嵐文彦君 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手)  バブル崩壊以前、我が国の自殺者は毎年二万人前後でございました。ここ数年、もうしばらくた...全文を見る
10月12日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  特別委員会が開かれておりますので余り、大臣お二人におかれましては、間もなくこの委員会でまたお仕事をしていただくことで、大変恐縮でございますけれども、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  まず最初に、質問通告にはございませ...全文を見る
○五十嵐委員 わざわざ閣議後に、重要閣僚、主要閣僚がテロ対策の最中に集まって不良債権問題をお話ししたということでございますので、かなり重要なことであろうなという推測がつくわけでございます。  特に最近、マスコミ紙上、新聞、雑誌等をにぎわせているのは、いわゆる大手三十社問題という...全文を見る
○五十嵐委員 これ以上は話をしても出てこないと思いますので本題に入らせていただきますけれども、最初は、テロ対策特別委員会の最中でございますが、やはりテロの問題についてお話をお伺いしたいと思います。  実は、山口委員長以下、財務金融委員会の理事のほぼフルメンバーで、テロ寸前にアメ...全文を見る
○五十嵐委員 今申し上げたとおり、財政上の問題ではないと塩川さんも今発言をされました。確かにそうなんだろうと思いますが、アメリカがここで少しそちらの方に精力をとられて経済が落ち込むかもしれない、そこで日本がかわりに頑張ってくれということには変わりがないのだと思います。  マネー...全文を見る
○五十嵐委員 きのう、とにかく質問を、きょう決まったのが遅かったものですから、きょうは日銀をお呼びしていないわけですけれども、たび重なる政府・与党側の要請もあって量的な大緩和が行われているんですが、日銀の量的緩和政策の一つの目的は、私は円安がデフレの緩和に寄与するということなんだ...全文を見る
○五十嵐委員 平成九年の物価水準を目標にするという一種のターゲティングのような話でありましたけれども、ただそれだけを目標にするというのは私は問題があると思います。日本の国の自然体での円の実力、あるいは人件費等の水準、高コスト構造というようなことを考えますと、ただ物価が上がればいい...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、一般的には、テロが起きることによってアメリカの消費活動は足を引っ張られるであろう、それによって日本の輸出産業も大きな影響を受けるだろうというような見通しが立っておりまして、あるいは、アメリカの経済が早ければ今年末にも、先ほど私はその意味で申し上げたんですが...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、大変大きな影響が心配されるということを公式にお認めになったということなんだろうと思います。  そこで、先ほども、何度も申し上げますが、骨太方針なるものは、アメリカの景気回復に大いに期待をしているという内容になっておりました。これはやはり、かつての過ちと同...全文を見る
○五十嵐委員 柳澤さんの認識が実は市場では大変甘いと見られている、それで、その甘いと見られている立場の方に立つという、まさに正反対ですが、その竹中さん主導の骨太方針ですらむしろ甘いと私は申し上げたいわけですね。その後の議論の流れを見ても、どうも構造改革イコール特殊法人改革、特殊法...全文を見る
○五十嵐委員 確かにメーン行は、DKBは追い貸しをむしろしているような状態だったということはそのとおりですが、その他の銀行についてはどうだったのか。あるいは、証券会社の窓口で実際に私の知り合いの中にもマイカル債を勧められたという人がいまして、日本では信託銀行がそれぞれグループ化し...全文を見る
○五十嵐委員 今伺っていると、格付機関が四段階引き下げたからいかぬとかタイムラグがあるからしようがないんだというような話は、私はそれは反省になっていないと思うんですね。それは格付機関だって、情報産業ですから、情報をきちんと分析して、今までのがおかしかったということで直しているわけ...全文を見る
○五十嵐委員 やはりもっと早くやるべきだった、要注意先はそれほど、不良債権の予備軍であるかもしれないけれども不良債権ではないんだというような甘い認識ではおさまらないんだということを改めて確認をしなければいけないと思うんですが、私は、もはやシステミックリスクが日本には迫っている、も...全文を見る
○五十嵐委員 そこが毎回違うところなんですが、結局、返さなければいけないお金である公的資金の注入、あるいは税金の繰り延べ、すなわち税効果会計部分を除いたコアの部分では、かなりもう自己資本は毀損されているではないか。かなり大きなところまで危ないという。  さらに、それ以上に怖いの...全文を見る
○五十嵐委員 時間がなくなってしまいましたので海江田委員に譲りますけれども、今大変厳しい状況であるので、ぜひ銀行経営者というものにその責任をきちんと問うという形での金融行政が行われるように御要望を申し上げて、一たん私の質問を終わります。     —————————————
10月31日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、柳澤大臣にお尋ねをいたしますが、ウィリアム・シードマンという方を御存じだと思いますが、お会いになったことがあるのか、それから、どういう評価を大臣としてされているか、シードマンさんをどう見ているかということをお伺いしたいと...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりだと思います。私も大変尊敬をしている方なんですが、私も、実は九月の二十六日に、シードマンさん及びその元スタッフのロバート・ダガーさんとデビッド・クックさんという方とお目にかかりました。そのときに、実はこの金融庁が今回お出しになった株式買い取り機構のあらあら...全文を見る
○五十嵐委員 しかし私は、市場の評価は厳しいし、金融庁自体に対する国際的な評価は大変厳しいものがあるというふうに思っております。  この問題についても、株式の保有を制限するということについては、私はいいと思うのですよ。それは海外でも評価されるだろうと思います。しかし、だからとい...全文を見る
○五十嵐委員 今お認めになりましたように、そのずばりのセーフティーネットではないし、円滑にするためのというのは、セーフティーネットとは言わないです、それは。それは意味が違うと思いますね。  それから、金融機関は本来リスクをとるものであって、そのリスクを遮断することは、これはセー...全文を見る
○五十嵐委員 半分しか答えていないのですよ。九兆円は市場で売ることになるわけですね、限度があるわけだから。九兆円は出ても大丈夫だというのは、どういうわけなんだということなんですよ。  それから、一挙に出てくれば激変が起きる可能性があるとおっしゃっているんですが、先ほども言いまし...全文を見る
○五十嵐委員 三・五年で年間二、三兆円ずつ消化するから、その積算で三年分だ、こういうわけですけれども、だったら、あと半年も延ばせばいいわけじゃないですか、それは。全く理由にならないですよ、そんなことは。  それから、先ほど言ったように、制限への代償だというけれども、制限なくても...全文を見る
○五十嵐委員 大変苦しい答弁だと思いますね。  まだそこのバーゼルでの協議の方がかちっとしたものではないわけですから、そこだけ我が方でかちっと期限を切ってあと三・五年以内にやらなければいけないんだという理屈も成り立たないと思うのですよ。それは交渉事ですから、交渉してあと半年延ば...全文を見る
○五十嵐委員 私、何度も申し上げていますけれども、今までだって、インサイダー取引に疑わしいことはたくさんあるけれども、全然摘発されてこなかったではないですか。今の機能でこれが十分に担保されているとは到底思えないわけであります。  マイカル債のことで明らかなように、仕組み的にも、...全文を見る
○五十嵐委員 それは後追いなんですよ。だから、私は何度も言っているのです。制度としてフェアネスというのを追求する必要があるのだ、担保する必要があるのだということを言っているのですよ。  では、望ましいことなんですか、利益相反があるということ自体が。もう一回答えてください。
○五十嵐委員 不正行為が起きないということが担保されているとおっしゃったのですから、もし起きた場合にはきちんと責任をとる、行政側で、このスキームを仕組んだ側で責任をとるということでなければならないと思います。  それで、フェアネスを追求するという意味では、金融庁自体に大変ないろ...全文を見る
○五十嵐委員 大臣、今自分がおっしゃっていることで矛盾をはらんでいるということをお気づきになっていますでしょうか。要するに、相手の銀行の信用や相手の銀行の企業秘密をこちら側からばらしたら、それは問題が起きるから、これは守秘義務がかかり、言えないのですよ。しかしこれは、相手の銀行が...全文を見る
○五十嵐委員 それは速記録を、メールの、内部資料の速記録を見せたんだと言われているんですから、これは少なくとも信ずべき蓋然性があるわけです。それを確認したいんだから、確認できる本人が出てこなきゃだめじゃないですか、それは。言っていないというなら、言っていないと言えばいいんですよ。...全文を見る
○五十嵐委員 それは御本人でなきゃ確認できないんですよ。確認をしたわけじゃないわけでしょう。これが事実かどうかと確認されたんですか、森さんに。確認されたんですか。
○五十嵐委員 大変失礼な話ですよ、それは。ウォールストリート・ジャーナルはよた新聞だというのですか。おかしいじゃないですか、それは。しかも、直接の出どころをはっきりして、署名記事ではっきり書いていることなんですよ。これは確認するのは当然じゃないですか。  しかも、そのこと自体が...全文を見る
○五十嵐委員 論点を次々にずらすんですよね、お得意なんだけれども。  そうじゃないでしょう。これは内部文書を、速記録をプリントアウトしたものだと言っているんだから、それは八城さんが正面切って聞かれたら否定するかどうか知らないけれども、そのことはこの記事が信憑性がないということと...全文を見る
○五十嵐委員 先ほどにも申し上げましたとおり、これは極めて重大な問題であります。もう既に日本の金融システム、金融行政について、その公正性が疑われている。その一つの大きな証拠として出されてきている。先ほど大臣は、一々そういうものに答える必要はないとおっしゃいましたけれども、これは単...全文を見る
○五十嵐委員 極めて誠意のない、いいかげんなお話だと思います。  この発言をした者がだれかということもおっしゃらない。これまでに発言を行ったかということに対して、関係の者に確認したがという今の御答弁でありました。  それでは、だれの証言で、責任ある証言かどうかはわからないとい...全文を見る
○五十嵐委員 私の質問を聞いていないんですか。要するに、四つの会社名、融資先を挙げて、そして、借りかえに応じるようにという要請をした、圧力をかけたということにはっきり書いてあるわけですよ。これについてやったのかやらないのかということはどうなんですかと言っているんです。
○五十嵐委員 今、与野党間の協議を、理事会の協議を行ってやったのは、この四つの社名を挙げてこれを要求したということについて確認をとるというお約束だったんですよ。それは、何も四つの社名を今挙げろと言っているわけじゃなくて、発言をしたかどうかを確認してくれと言っている。  四つの社...全文を見る
○五十嵐委員 だから、そのときになぜ国会議員が言っているんだというようなことを言わなきゃいけないのかというところの文脈の関係がわからぬじゃないですか。それで、具体的に四つの会社の名前をなぜ挙げる必然性があったのかということも、今の話じゃさっぱりわからないです。やはり本人に出てきて...全文を見る
○五十嵐委員 それはとんでもないテクニックを使っているんですね、答弁のテクニックを。四つの社名を挙げてそういうことを言ったのかどうか、事実を確認してくれと言っているんだから。それがけしからぬかどうかはその後の判断ですよ。ただ、疑いがあるということですよ。  国会議員の話を例示し...全文を見る
○五十嵐委員 そんなことはないでしょう、四社の名前を挙げろと言っているわけじゃないんだから。こういう発言をしたのかどうかということですよ。それはおかしいですよ。これはおかしい。それはおかしいよ。
○五十嵐委員 私は、政治家の関与について疑念が晴れたと言っているわけじゃないんですよ。まだなお疑いがあるから、しかしそれとは別に、ここのところの文脈を、なぜ政治家の話が出てきたのかという関係を調べなければ疑いが完全に晴れないから、このことについて、なぜそういう文脈で出てきたのか、...全文を見る
○五十嵐委員 四社の名前を挙げること自体が、そこには何らかの働きかけが予想される、そういう可能性が非常に高い。しかも、そのときにわざわざ国会議員がこういうことを言ってきていますよということを言っているんだから、それは関連があると思う方が普通なんですよ。だから、それをそうではないと...全文を見る
○五十嵐委員 大臣、よく聞いてくださいね。具体名を出して指導することはあるでしょうよ。そのことじゃないんですよ。だけれども、ここで言っているのは、四社の名前を挙げて、この四社の融資先についての借りかえをどうして認めないんだ、認めなさい、認めてくれということを言ったという事実を、少...全文を見る
○五十嵐委員 次の質問者も我が党ですから、譲っていただけるということにもなっておりますので……
○五十嵐委員 それでは、この間の間にかんがみて、それだったら協議してください、すぐ。
○五十嵐委員 すぐ協議してください、それじゃ。
○五十嵐委員 先ほどの答弁でも極めて不十分なんですよ。あったかなかったかと言って詰まっちゃったでしょう、大臣は。あったかなかったか確認できないということじゃないですか。(発言する者あり)いや、それは確認、私の質問に全然答えていないんですよね。全然答えてないですよ。  要するに、...全文を見る
○五十嵐委員 一般論としてという話ではないんですよ。一般論としてではなくて……(発言する者あり)
○五十嵐委員 今、委員長の許可を得て発言しているんじゃないですか。委員長の指名があったじゃないですか。何言っているんですか。指名したよ。だめだよ、そんなの。委員長が絶対ですよ。委員長の指名に従わないというのはどういうことですか。でたらめなことを言うんじゃないぞ。私が認めないという...全文を見る
○五十嵐委員 はい。一般的なこととして例示的に挙げたというんだったら、先ほど御本人が言っていましたけれども、四社だけ解決したって意味がないんだからと。意味ないはずでしょう、それだったら。四社だけ解決したって意味がないんだから、だったら挙げるはずがないと言ったじゃないですか。その言...全文を見る
○五十嵐委員 今の答弁、皆さんお聞きになりましたでしょうけれども、断じて納得ができませんということで、次の質問者に譲ります。
11月06日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  本日は、まず、証券税制に関する租税特別措置法案についてお尋ねを申し上げますが、まず財務省にお尋ねを申し上げます。  一年超保有の株式について、平成十五年から十七年の間に譲渡した際には譲渡所得税を暫定的に一〇%にするというかなり...全文を見る
○五十嵐委員 恒久税制の部分は私どもも昨年から主張いたしておりまして、その部分については賛成だということは申し上げているわけですが、それにしては、このおまけの部分、いわば昨今の株価の状況を見ての、株価対策的な側面からの緊急措置、特別措置というものは、やはり悪乗りというか、やり過ぎ...全文を見る
○五十嵐委員 現状では譲渡損失が出る可能性の方が高いからというのはあるわけですけれども、何も全部がそうなわけではありません。もちろん、それで損する人は売らないでしょうから、そういうことにはならないということもあるわけですけれども。  いずれにしても、そのクロスの売買、買いかえと...全文を見る
○五十嵐委員 いろいろ調整すべきところは多いと思いますが、ぜひ検討していただきたいと思います。とにかく、株価が二十円台というような企業が上場されて残っているということ自体がおかしいという感覚にならなければ私はおかしいと思います。  それから、先ほど自民党の委員さんからも話があり...全文を見る
○五十嵐委員 現行の委員会組織では強力な権限が振るえない、だから独立した、行政委員会としてかなり強い権限を持ったものが必要だというのが基本であります。  それからもう一つは、やはり日本の金融市場というのはフェアネス、公正性というのが疑いの目で見られているという部分が非常に大きい...全文を見る
○五十嵐委員 この表は、同時に実は都市銀行の国債保有残高を表示しているのですが、こちらの方は、ここのところ数カ月は別なんですが、やはり平成十年前後には大体十一兆円前後だったわけですが、それが一方的にほぼ一本調子に伸びて、十三年四月末には四十八兆円まで伸びた。すなわち、貸出残高が減...全文を見る
○五十嵐委員 何を言っているのだかわからない答弁なんですね。そんな話を聞いたって意味がないのですよ。減っているとはいえ、いまだに銀行が持っている国債の保有水準は高水準だという意識があるのかないのかということですね、まず。つまらない話をしてもしようがない。明らかに市場は、国債は暴落...全文を見る
○五十嵐委員 借換債については二十年度までわかると思うんですが、もう一度お願いします。
○五十嵐委員 借換債が二十年度に百三十二・九兆円、物すごい額だと思いませんか。物すごい額ですよね。これに、新発債だってそうは縮められないということはわかっているわけですから、四十兆円足したとすると百七十三兆円。それに、わからないけれども財投債の分も加わる。もう二百兆円近い。財投債...全文を見る
○五十嵐委員 自信があるかどうか聞いたので、お題目を聞いてもしようがないんですよ。  それで、これはもう大変なことだと思います。仮定の計算ですけれども、もし〇・五%金利が上がったとすると、国債価格は二%ぐらいダウンするんじゃないかという予測があるようです。平均償還期限を五年と計...全文を見る
○五十嵐委員 大変な数字ですね。主要行で一兆円ですよ、一兆円。これは大変な数字だと思いますね。景気がよくなりかかるとその他に資金需要が出てきますから、国債は人気がなくなります。そうすると、国債の暴落が起きて、価格下落が起きて、銀行は〇・五%金利が上がるだけで一兆円損をする、主要行...全文を見る
○五十嵐委員 それは、都合のいい方ばかり見ればそうでしょうけれども、今、主要行だけで五十一兆円、銀行全体では、実は百十兆円所有しているんじゃないですか。そうすると、弱いところもあるわけですよ。  それから、自己資本比率は、主要行で〇・一ポイント下がるだけだと言いますけれども、正...全文を見る
○五十嵐委員 いつも大臣そう言われるんですけれども、市場はその正味の自己資本比率を注目しているわけですよ。だからたびたびいろいろなメディアでこの数字が出てくるわけであります。そのことを無視していいという話じゃないと思うんですね。  例えば、中央三井信託銀行は、その計算でいくと、...全文を見る
○五十嵐委員 最近、いわゆるサラ金、消費者金融、それから商工ローンがまた、あれほどの問題指摘があったにもかかわらず大変にぎわっている、こう聞いているわけですね。銀行は、貸し出しを渋ってこれだけ貸し出し態度が厳しくなっている一方で、そういうところにはかなりお金を流しているらしいと。...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、私も前提として、民間でそういうことをやらないのであればということを申し上げたわけであります。  それから、特別検査をこの十月にもやるというお話であったわけですが、これはもう特別検査に入っているんでしょうか。  それから、特別検査においては検査マニュアル...全文を見る
○五十嵐委員 その検査の結果なんですけれども、行内格付の変更というのは当然あり得るわけですが、それは表には出てこないわけですね。  そうすると、この間からの問題に絡まってくるわけですが、その指導が、この間申し上げているいわゆる口ききとか手心みたいなものと絡んできて、行政の透明性...全文を見る
○五十嵐委員 それだけ気を使っていればなおさら、先日の問題ですけれども、個別名を不用意に挙げて借りかえを迫るというのは、私は、大変問題のあることだと思います。  それに加えて、これは新生銀行側にも問題があると思うのですが、あした聞かなきゃいけないと思うのですが、どうも新生銀行は...全文を見る
○五十嵐委員 そこが私どもは確信ができないのです。その説明責任はやはり御本人にあるでしょう。ですから、この場にぜひ森さんを呼んでくださいということをきょうも申し上げて、拒否をされたわけですけれども、拒否の理由はほかにもあるのですか。  それから、時間が迫ってきましたので申し上げ...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、ウォールストリート・ジャーナルの方は、あれだけ具体的に出典や、それから情報提供者は普通はジャーナリストは明かさないのですけれども、情報提供者の名前まで挙げてこれは書かれているわけですから、そしてその疑わしい行為というのが確かにあったかどうかという確認すら、私...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、本人が出て説明することもあり得べしという解釈でいいんだろうと思います。要するに、今までは政府委員制度がありましたから、政府委員に次官は指名されていなかったから出られないということがあったわけです。しかし、政府委員制度はなくなりました。  そして、ただの...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○五十嵐委員 大変偉い方にやっとお出ましをいただきましたので感謝を申し上げつつ、時間が短いので簡潔にお答えを願いたいと思います。  森長官にお尋ねをいたします。森長官、株取引については詳しいですか。
○五十嵐委員 七月の十九日に、海の日を控えてマイカル株が急落をいたしました。そのときに慌ててマイカル自身も、心配はないんだ、これは風評だということを言ったわけですけれども、メーンバンクの第一勧銀が、東証の上場部へわざわざ出かけて、資金面を含め最大限の支援を行っていく方針ですという...全文を見る
○五十嵐委員 それで本題に入るわけですが、八月の十日、金融庁長官は新生銀行の八城さんとお会いになられましたか。
○五十嵐委員 マイカルはもう破綻をしておりますから構わないと思うのですが、そのときにマイカルの行内格付について、貸し付けの区分ですけれども、新生銀行と話をしたか、引き揚げを求めたかというような事実はありますか。
○五十嵐委員 そうすると、問題は九月の二十六日付のウォールストリート・ジャーナル、これに、八月の十日の会合で森さんが八城さんに言ったことが、これは新生銀行から出された会合の議事録によればという形で紹介をされております。ジェイソン・シンガー、フレッド・ドゥボラックという二名の記者の...全文を見る
○五十嵐委員 今のお答えの中に幾つか問題があるんですが、一つは、この英文では国会議員とはっきり書いてあるんですね。今のお話では、国会等という表現を使われたというんですが、なぜ国会議員と言われたのか。  それから、四つの企業名というのは、それでもどうしてこういうところで挙げなきゃ...全文を見る
○五十嵐委員 中小企業の場合は、それでも一般論として言えばいい話で、なぜかこの国会議員の話とくっついて出てくるというのは、いまだにわからない。あなたは切り離して話したと言うんですが、かなりこの記者は裏づけをとって、速記録に基づいて書かれているわけですから、私どもとしては、今の話で...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そのことが、今のような状態になってみて、やはり正しかったなと思われるのか、それとも問題が多かったと思われるのか、そのことをお伺いしているのです。
○五十嵐委員 しかし、今回の件でわかったことは、行内メールが容易に外国の新聞に、報道機関に流れているということ。昨日も指摘をさせていただきましたけれども、どうも新生銀行を通じて新生銀行の融資先の企業の個別情報が外国に流れていて、ハゲタカファンドのいいえじきになっている、これは風評...全文を見る
○五十嵐委員 実は、フレッド・ドゥボラックさんというウォールストリート・ジャーナルの記者の方は我が党に電話をされてきまして、この記事の内容についてはすべて事実であるということは確認を改めていたしております。  それから、実際、八城さんのその他のいろいろなところでの言動、きょうも...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、一般的に中小企業であれば、中小企業に対する融資態度が、どうも中小軽視という考え方でひどいんじゃないかというようなことは言えると思うんですよ。その中で例はあるかもしれないけれども、例えば大企業の分については、それはもう経営態度、経営の側の判断の問題だと思います...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  両参考人におかれましては、わざわざお出かけをいただきまして、まことにありがとうございます。時間が限られておりますので、簡潔にお答えをお願い申し上げたいと思います。  まず最初に、健全化計画に含まれる約束事のフォローアップに森金...全文を見る
○五十嵐委員 両銀行はかつて、長銀、日債銀時代に、政治家のお財布だ、こう言われていた長い時代がございます。ということで、マル政案件というんですかね、マル政、政治絡みの融資案件というのが残っているんじゃないかなという予測をする向きもあるわけですけれども、引き継がれたときに全部そうし...全文を見る
○五十嵐委員 八城社長にお伺いをいたします。  今回のウォールストリート・ジャーナルの記事、私は英文に基づいて質問いたしておりますので、その中で、先ほど社長がおっしゃった誤訳だというのは言い過ぎだと思います。  同じセンテンスの中ではっきりと、これは、まず、プレッシャーがかか...全文を見る
○五十嵐委員 これだけの内部資料が一度に流出しているということは、恒常的にこれまでも流出していたんじゃないでしょうか。そして、その中には当然のこととして個別の企業の秘密に関する分も入っているケースが多いと思われますが、そうした秘密保持について、新生銀行は今まで厳重にやってきたのか...全文を見る
○五十嵐委員 市場の中には、実は新生銀行からいろいろな情報が漏れているという話もあるわけですから、厳重にしていただきたいと要望をしておきます。  それから、先ほど午前中に森長官に私質問いたしまして、四つの企業名を挙げたのかということを尋ねました。一般的に、例示として、新生銀行の...全文を見る
○五十嵐委員 中小企業については、これは一般論として中小企業への融資態度が厳しいんじゃないかという話があって、まさに文書を出しているくらいですから、あるいは金融庁としてこれも、そういうことを出すこと自体がどうかという話もありますけれども、中小企業への融資態度は考えろというような方...全文を見る
○五十嵐委員 いや、それにしては、先ほど同僚委員が指摘をされました日経ビジネスの一刀両断を初め、あちこちで八城さんがおっしゃっているところには金融庁の口出しに対する怒りが感じられるわけですけれども、こういう反論をされること自体が、これは圧力があったという証拠になるんじゃないですか...全文を見る
○五十嵐委員 どうもかばっているんじゃないかなというふうに思えないこともないんですが、その点に関しては、新生銀行側の主張はある程度正しいと思うんですが、一方では金融庁が躍起となって指導しなきゃいけないという要素も確かに新生銀行の側にはあったと思います。  私は、瑕疵担保特約につ...全文を見る
○五十嵐委員 いずれにしても、その分でお荷物が軽くなるという部分もありますから、瑕疵担保特約をできるだけ使いたいというインセンティブが働くんだろうと思いますが、そのこと自体が我々は問題だと追及をしてきたわけでありまして、利益追求する株式会社ですから、それをしちゃいかぬというわけで...全文を見る
○五十嵐委員 節目、節目で伺いましたけれども、途中で破綻懸念先に落としてはいませんか。
○五十嵐委員 この問題について、金融庁から要注意先のままにしておいてほしいというような要請はありませんでしたか。
○五十嵐委員 それから、このマイカルについての債務者区分については、よその融資銀行とこれは協議をしたり、あるいは債務者区分について横並びをしたりということはありませんでしたか。
○五十嵐委員 それで、譲渡時が正常債権であったとおっしゃったわけですが、この譲渡時の正常債権というのは、もともと査定が正常なものとして、正常なものだからこそ引き受けた、適債権として引き受けたということなんですが、この資産査定そのものが甘かったということではないかなと思うのですが、...全文を見る
○五十嵐委員 新生銀行の場合、譲渡を受けたのはすべて適資産だったはずなんですが、資産査定が甘かったというのはマイカルのほかに一体どのぐらいありましたか。件数とか額とかおわかりになりますか。
○五十嵐委員 それはある程度引き継ぐ際にわかったことではないかなと思うのですね。これほどまでに極端に債務者区分が変わるようなものが含まれるということは、プロがたくさんおられるわけですから、ぱっと見たときにこれはおかしいぞというのはわかったはずなんですが。  わかっていたけれども...全文を見る
○五十嵐委員 瑕疵担保特約が期限が切れるわけですけれども、それまでにできるだけお荷物を減らしておきたいというインセンティブが当然働くのだろうと思いますが、今回の、今回のというか九月の七日に発出したニュースリリースとの関連で、この瑕疵担保特約の使い方について、態度を変えられているの...全文を見る
○五十嵐委員 それは御商売ですから、当然あってしかるべきなんだろうと思います。それは私どもも認めますが、先ほど反省すべき点もあるとおっしゃったように、余りにも強烈なセーフティーネットといいますか、最後の伝家の宝刀ともいうべき瑕疵担保特約があるために、それに寄りかかって、少し指導と...全文を見る
○五十嵐委員 時間が来てしまいましたので。丸山さんには余り質問できませんで済みませんでした。  ありがとうございました。
11月12日第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  半年前に小泉総理に、小泉改革はかば焼きのにおいだけという話をさせていただきましたが、その状況は今でも変わっておりません。むしろ、ウツボが案の定大変ふえてより活発になった。抵抗勢力のことをウツボに例えたわけですけれども、そのように...全文を見る
○五十嵐委員 わずかの、幾らかやった部分についてだけ述べて、私が言ったことには全く答えていないですね。検討という項目ばかり並んでいて、これでは改革を加速するということにならぬじゃないかというお話をしているわけであります。  それから、自民党の議員から伺っているんですが、行革を担...全文を見る
○五十嵐委員 そんなことは言ってないですよ。しかし、実際に改革は大変激しい抵抗に遭って立ち往生している部分があるじゃないですか。それはやはり……(発言する者あり)私らは、しりをたたいている、一生懸命やってくださいということを言っているんですからね。
○五十嵐委員 それから、経済についてお話をさせていただきますけれども、経済閣僚の中でかなり、これはそれこそ不一致が見られるということであります。竹中さんは、最近は盛んに、インフレターゲティングにむしろくみするという発言をされております。私は、これは大変危ういことだと思っております...全文を見る
○五十嵐委員 いや、マイナス成長だろうがと言うけれども、マイナス成長にはしないという方針を閣内では決めているんじゃないですか。
○五十嵐委員 私も、先ほど言ったように、実質的に経済が伸びる形での、それはマイナス成長にしないということは賛成なんですよ。ただ、数字合わせだけで政府支出をふやすというのは、これは害が大きくて、それは本当の意味でのプラスにならないじゃありませんかという、むしろ総理と同じ意見なんだろ...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、後で申し上げますけれども、やはり不良債権問題をまず解決することが大事だということと、それから、私自身は、個人的な提案、そしてまた一部我が党の提案にも入っていますけれども、ローン控除制度、クレジットないしローンで物を買ったら所得税から控除されるというやり方で...全文を見る
○五十嵐委員 債券引当金や外為引当金が五兆円程度あるというのを私どもも調べて知っているんですけれども、ただ、日銀といえども、債務超過も、あるいは過少資本もあり得るという話なんですよ。そこまで、日本の金融は非常に危ないところまで来ている。  地方債のリスクについても、かつてから我...全文を見る
○五十嵐委員 地方債も、決して国よりも財政基盤はしっかりしておりませんから、決してそれは安全だということにはならないので、私は、十分に注意が必要だ。リスクウエートをある程度見るということも必要だし、あるいは外国からの評価という点でもこれは検討すべきだというふうに思います。  そ...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、わざわざこの時期に新しい基準をつくったんですから、これでやるべきだし、九八年九月期よりも、見込みがもうこの時点では出ているはずですから、見込みでやるべきです。むしろ、すべて主要行を健全行とするために、これは逆算をしてそちらを使った、都合のいい方を使ったんじゃ...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、金融庁自体が信頼をされていないんですね。  新生銀行が、この間財務金融委員会で会長兼社長八城さんが来られましたけれども、そのときに、国営長銀、これは金融再生委員会が関与しての国営長銀の自己査定が非常に甘かった、だから自分たちは受け取ったときよりもその後五五...全文を見る
○五十嵐委員 私が好きなように数字を動かしているように言っていますけれども、そうじゃないです。市場がそういう見方をしている。  というのは、繰り延べ税金資産というのは、予定どおり利益が上がらなければ、それは減っちゃうんですよ。そうですよね。ベテランがうなずいておられますけれども...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、要請したけれども、ちゃんと機能しなかったということなんですね。  それから、全国の食肉衛生検査所でことしの五月から異常プリオンの検査キットが配付されて検査が始まったんですが、これは、実は個人の、農水省のお二人の技官、この方が個人輸入をして、全国の食肉衛生...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、イギリスであれだけ話題になった肉骨粉については全く目が行っていなかったのですよ、実は。病気の牛はそのまま化製場というところへ運ばれて処分をされる。その中には肉骨粉業者に行っている部分があるのです。それから伝染病の牛もそうなんですよ。結局、伝染病というか、病気...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ予算措置をきちんととって、焼却処分、責任持ってやっていただきたいと思います。  それから、外務省にお尋ねをいたしますが、郵政省と並んで在外公館には渡切費が認められております。一館当たり一体どのぐらいになるのでしょうか、それから全体ではどのぐらいになるか、数字を...全文を見る
○五十嵐委員 これはすごい額なのですね。いわゆる機密費と言われるのが問題になりましたけれども、あれがこの三分の一以下ですか、その三倍ぐらいの額が、七十八・九億円渡し切りで渡されている。  そして私どもは、外務省大臣官房会計課が作成した「在外公館経理と公館長、出納官吏の心得」とい...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、外務省は今、とてもそんなどころではないのじゃないかなと思うんですね。とにかく人事をめぐっても、私は、外務省は何か、トップの外務大臣に恥をかかせたり足を引っ張ることを第一目標にしているのじゃないか、こう思うわけですね。  人事は、これはトップの人間に従わなけ...全文を見る
11月30日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  民主党のネクストキャビネットの金融担当大臣を仰せつかっておりますので、目下の最大の問題である不良債権問題につきまして、建設的な意見も含めてお話をさせていただきたいと思いますので、よくお聞きのほどをお願い申し上げます。  最初に...全文を見る
○五十嵐委員 聞いたことに答えてくださいよ。枝野発言をとらえて改正の必要ありと御説明なさったんですから、今回に当たって相沢さんは枝野議員と接触し、その意味づけについてすり合わせをしたのか。あるいは、前回の人がいるというんだったら、今答弁してくださいよ。いないんであれば、これはこれ...全文を見る
○五十嵐委員 これはおかしい話ですね。立法をするに当たって立法の根拠に枝野発言を言っておきながら、その真意を全く確かめていない。前回もそうでしょう。前回も確かめてないんじゃないですか。時価及び時価より低い価格の意味について定義をしていない。だから、枝野さんの、先ほど撤回されました...全文を見る
○五十嵐委員 私は、枝野さんに話を聞いたんですよ。鑑定評価額を指しているのか、あるいは入札があった場合の落札価格を推定してそれより低い価格という概念なのか、あるいは金融機関の言い値というような概念なのか、あるいは鑑定評価額の通常の掛け目、経費をきちんと差し引いた額という意味なのか...全文を見る
○五十嵐委員 では、何で説明したんですか、私のところへ来て、私たちの部会で。立法の根拠は、枝野発言で低く抑えられているからこれを変えなきゃいけないんだ、枝野発言の定義はおかしいんだ、不当なんだというお話だったわけですよ。私どもは、そうじゃない、これこそまさに二次ロスを生じない価格...全文を見る
○五十嵐委員 動かないというのは、不当だと言っているのと同じじゃないですか。大体これは、RCCの内規ですか、内規の根拠が枝野発言にあると言っているわけですから、枝野発言がそういう趣旨ではない、枝野発言の意味でいえば、時価という解釈でもそれは排除するものではないんですよ、実は。いわ...全文を見る
○五十嵐委員 RCCじゃもっと自信が持てないのでしょう、RCCじゃ。もともとそういうふうにつくっていないのですから。私はそう思いますね。  それから、先ほど来出ていますけれども、RCCは、本来そういう趣旨の、債権回収の銀行ですから、利益を生み出す必要がないのです。ですから、民間...全文を見る
○五十嵐委員 有用なあれがあるのでしたら、それは民間の今の市場で売れているのですよ。だから、民間に売れていないものを押しつけるためにあるわけですから、ある意味では。だから、これは自己矛盾しているのです、最初から。  それで、ですから、不良債権問題の本質論に進ませていただきますけ...全文を見る
○五十嵐委員 今の大臣の答弁は、ちょっとひっかかるのですね。  改革プログラムでは、「市場の評価に著しい変化が生じている等の債務者に着目した特別検査を主要行の自己査定期間中に実施することにより、企業業績や市場のシグナルをタイムリーに反映した適正な債務者区分及び償却・引当を確保す...全文を見る
○五十嵐委員 全然答えになってないですね。  いいですか。大臣は、十月二十五日、参議院の財政金融委員会で、シグナルをできるだけ即時的に反映させるという趣旨からして、できる限り私どももその趣旨が通るような成果を上げるように努めたいということで、これは決算が二カ月半、三カ月半かかる...全文を見る
○五十嵐委員 では、大臣も、どんどん訴えろとか、竹中さんは、竹中さんかどうかわからないけれども、今や守旧派の最たるものだという、同じ考えなんですか。そんなこと確かめられないじゃないですか。  それから今の、新聞、マスコミに対する批判というのは、私、質問通告していませんから答えて...全文を見る
○五十嵐委員 いずれにしても、推測の話なんですね。森さんの胸中を推測して話しているにすぎない。答えになっていないのです。  それからさらに、今度資本再注入すれば、銀行というセクターは全部国家管理になってしまう、銀行セクターを国家管理にしてどうするのだ、私はまさに銀行セクターを国...全文を見る
○五十嵐委員 三十社問題については、あなたは大体私のところに質問取りにも来ていないし、事前に私がお示しした文章の中でそれは読めないはずですよ。うそを言っちゃいけません、うそを言っちゃ。国会の場でうそを言っちゃいけない。  それから、ここの問題は、国会に対する軽視発言をしている。...全文を見る
○五十嵐委員 今、RCCの問題に絡んで重要な発言をしているという指摘を私の方はしているんですから、後日、何もなくなってからのんびりやりましょうといったって、受けられる話じゃないんです。それだけ大事な話だったら、なぜあなたたち、説明者が長時間出てこなかったり、遅刻したり、与党席がが...全文を見る
○五十嵐委員 今の発言について言うと、先ほどは柳澤さん、自分のことを悪く言われたようにとられているけれどもそうじゃないんだということをおっしゃったけれども、この文章を読んでいくと、私が指摘したように、竹中さんのことを言っているのかなとも受け取れるんですよ。だから、それは本人に確か...全文を見る
○五十嵐委員 非常に重大な発言なんですよ、この発言。おわかりになるでしょう、おわかりになりますよね。これは今まで、そうすると、国家管理にしないということを前提に、再注入しないということを前提にすべてを積み上げているとすれば、それこそ究極の逆算主義で、今度は金融庁からの逆算主義で甘...全文を見る
○五十嵐委員 注意じゃ済まない、注意じゃ済まない話なんですよ、これ。これは首になる話なんですよ。
○五十嵐委員 もう一つ、どうしてここへ呼べないのかという話をちょっと答弁してください。
○五十嵐委員 そのときの理由は何ですか。(発言する者あり)
12月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、自社さ政権時代に金融改革のプロジェクトチームで柳澤さんと御一緒だったのですね。そのときに、私は、財政と金融の分離ということを、あるいは日銀の独立性の強化ということを強く主張いたしました。柳澤さんと対立した部分もかなりあった...全文を見る
○五十嵐委員 総連の財政局長がこの捜査の上で非常に重要なポイントにある、明らかになりつつあることであると思います。  すなわち、むしろ、朝鮮総連の財政局長の方が上位の立場にいたのではないかということが疑われているんだと思いますが、警備局長にお伺いしますが、総連とこの各信組との関...全文を見る
○五十嵐委員 簡単な三段論法なんですね。朝鮮総連の傘下に日本朝鮮信用組合協会があり、日本朝鮮信用組合協会は各信組がそれに従わなきゃいけないという定款になっている、こうおっしゃっているわけですから、これは朝鮮総連の傘下団体と言っていいわけであります。いわば下部機構と。一概には言えな...全文を見る
○五十嵐委員 それは、預保法に欠陥があるということを示しているにすぎないんだと思いますね。国民感情、小泉総理のお得意の常識というものから見れば、到底容認できないと私は思います。  帰れ、帰れという帰れコールが家宅捜索の際にありましたけれども、まさに一体となっている、そして、北朝...全文を見る
○五十嵐委員 半分しかお答えになっていないんですね。今のような状況があるから、単純に合併、合併で救済していくのではなくて、きちんと清算していく必要があるのではないですかと言っていることにはお答えになっていない。私は大変不思議だと思います。それから、上田委員、小池委員のたび重なる指...全文を見る
○五十嵐委員 私は、なぜこんなにこの朝銀の処理の問題が長引いたか不思議でならないと思うわけであります。  それから、もう一つ同じように、大和都市管財という問題があります。そもそも、最初から詐欺の疑いが濃い、いわゆるうさん臭いというやつですね、そういう会社であり、この抵当証券の登...全文を見る
○五十嵐委員 いや、これだけ最初から怪しげだと言われていた問題についてここまで引っ張られたのはおかしいですよ。私は後日、元大蔵大臣三塚さん、そして話題になっております坂井さん初め関係者の証人を求めて、証言を求めて、この問題を引き続き追及いたしたいと思うわけであります。  さて、...全文を見る
○五十嵐委員 バーゼルでの国債のリスクウエートの問題は、アメリカ側がアメリカナイズで、アメリカの格付機関というのは優位にありますから、その後押しをする意味があったのかなかったのかわかりませんが、リスクウエートを厳しく計算を、いろいろ細かく計算をしてやっていこうじゃないかという主張...全文を見る
○五十嵐委員 私は、法律に違反しているとかルールに違反しているとか言っているわけじゃないんですよ。おわかりになりませんか。要するに日本が、わざわざ金融庁の長、責任者が、うちはローカルルール適用だと最初から言う必要がないということなんですよ。それが市場に与える影響を考えていないとい...全文を見る
○五十嵐委員 バーゼルの議論に影響すると言っているんじゃないんですよ。日本の国債の国際信用度にかかわってくると。市場ではもうそう見ているわけですよ、実際にはこの発言に対して。そのことを指摘させていただきますけれども、軽はずみな発言が森さんについては多過ぎるということを前回も指摘を...全文を見る
○五十嵐委員 速記録、私の手元にありますけれども。ちょっと時間、とめていただけますか。(発言する者あり)いやいや、向こうの答弁のせいなんだから。通告してあるんですよ。いいですか。
○五十嵐委員 いいですか、発見しましたので。  柳澤国務大臣の答弁。今五十嵐委員がお読みになられた長官の発言というのは、全部とかすべてとかいう言葉が入っているといたしましたら、それは非常に適切でないというふうに思いますと答えているのですよ。  ここまで、非常に適切でないなどと...全文を見る
○五十嵐委員 これはやはり銀行サイドにこび過ぎている発言なんですね。  さらに、私は何点か説明をいたしておりますけれども、特別検査についてなんですが、特別検査の目的というのは、これは銀行側から説明を受け、関連資料を読まさせていただいてもう一度確認するんだ、破綻懸念先なのか、ある...全文を見る
○五十嵐委員 そういう趣旨ならそういうふうに言えばいいじゃないですか。全部国家管理になってしまうとか、いかにもこれは、甘い検査をしますよということを言って銀行を安心させるような全体のトーンなんですよ、全体のトーン。あなたは身の回りの人に、一部分だけ取り上げられてそう言われたと言う...全文を見る
○五十嵐委員 言っていないものが出るわけないじゃないですか、これ。これは銀行側のノートテーカーの起こしたものでしょうね、多分。この表現から見て、金融庁長官以外の方が言うはずがない表現ですよ、これは。柳澤大臣と冗談でいつも話しているんだというような話なんだから。想像してつくり話にし...全文を見る
○五十嵐委員 とにかく、私は、たとえ過少資本なり債務超過に陥る銀行、金融機関が出ようとも厳正な検査をする、その上で、その銀行をどういう処置をするかあるいは救うかというのはその後考えればいいという考え方に立つべきだと思います。  それから、中間決算が出てまいりましたけれども、かな...全文を見る
○五十嵐委員 私どもが言っているのは、あるいは記者諸君が言っているのは、ほかの銀行との扱いにおいて差があるのじゃないかという話があるわけですよ。ですから、本当にそういうことはないのかということを申し上げているわけであります。  時間がありませんので先に進ませていただきますけれど...全文を見る
○五十嵐委員 政治というのは、最悪の事態に備えるということでなければならないと思うのですね。行政の側がシステミックリスクが起こり得るとかいうことを言ってしまうと、かえって起きてしまうかもしれないから言えないのだという立場がおありになるかもしれないけれども、しかし私どもは、準備はき...全文を見る
○五十嵐委員 私もそのとおりだと思いますよ。もちろん、企業努力をきっちりとするということでなければならないと思います。  時間がなくなってまいりました。  生保協会の会長にはわざわざおいでいただいて大変恐縮でございますけれども、私は、生保や年金基金を殺すような今のゼロ金利政策...全文を見る