五十嵐文彦

いがらしふみひこ



当選回数回

五十嵐文彦の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私の方は、まず第二次補正についてそもそも論を少しやってみたいと思います。  まず、このNTT無利子貸付事業を利用した今回の措置でありますけれども、国債整理基金特別会計から一般会計へ繰り入れ、一般会計から産業投資特別会計へ繰り入...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんですね。私が先ほど述べたとおりなんですけれども。  ということであれば、一般国民に向けたいわゆる補助事業、地方公共団体を通じて行う事業というのは、これはあくまでも普通の財源、一般的な財源をもって一般会計から支出をするというのは当然でありまして、収益性...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、一般会計を通すわけでしょう。一般会計を通すところまでいいですよ。だけれども、一般会計から年度予算で出せばいいじゃないですか。補助金型なんでしょう。一般の、普通の一般会計から出される補助金の事業とどう違うんですか。違うんですか。
○五十嵐委員 規律は保たれないんですよ、こういうことをやっていたんでは。無利子貸付事業という、本来ならば返さなければいけないお金、たとえ無利子であっても貸し付けでしょう。本来なら返さなきゃいけないんだけれども、一般の補助事業と同じですというふうに言われるわけだから。実際にそういう...全文を見る
○五十嵐委員 だから、語るに落ちているじゃないですか。一般会計でやれることなんですよ。だから好ましくないと言っているんでしょう。だからやっていないんじゃないですか。一般会計でやるべき、本来補助事業としてやるべきことだから好ましくない、だからやっていないんじゃないですか。それを何か...全文を見る
○五十嵐委員 それでしたら、来年度の予算の方が先行しているんですから、そっちに入っているはずなんですよ。そうでしょう。要するに、来年度予算から落ちこぼれた事業の中から適当に選ぶということになるんじゃありませんか。  そんなにニーズがある事業だったら、施設費ばかり、しかも公共施設...全文を見る
○五十嵐委員 それを強調するということは、いわゆるフィスカルポリシーですね、景気対策のためにやるんだということなんですが、それにしては額が小さ過ぎるでしょうという話が当然来ると思う。どうしたら、たったこれだけの額でデフレスパイラルがとめられるんですか、そのわけを述べてください。
○五十嵐委員 今まで、二次補正で一体どれだけ需要追加してきたんですか。それがきいてきたんですか。百兆円以上も需要追加してきて、それで全く効果がなくてデフレスパイラルに陥っているのを、二・五兆円でデフレスパイラルはとめられます、GDPが上がりますなんというのは、こんなものは通用する...全文を見る
○五十嵐委員 需要追加策が意味がないというのは後でまたお話をさせていただきますが、その前に、今度のこの補助金型の事業については、自治体の裏負担の問題がございます。裏負担は全額起債で充当せざるを得ないということになって、その裏負担分ないしそのもともとの本体の元金分ですけれども、これ...全文を見る
○五十嵐委員 テロの影響、テロの影響と申しますけれども、アメリカ経済というのは、テロの前から、昨年の六月ぐらいからかなりの勢いで減速をしているわけですよ。だからこそ、グリーンスパンさんは八回も立て続けに金利を引き下げ、いろいろな手を打っているということでありまして、最近の答弁を聞...全文を見る
○五十嵐委員 政権をとっているからいろいろな要望にこたえなきゃいけないというのはわかりますし、そういう主張にある程度こたえなきゃいけないというのはわかるけれども、ここは、そういう人たちを説得して、別の方法で景気をよくするんだというビジョンを示していかなければならないんだと思うわけ...全文を見る
○五十嵐委員 民間の需要を引き出すことは確かに大事なんですね。だけれども、超低金利政策を続けること自体が本当にそれに役立っているのか。これだけ長い間、超低金利政策を続けてきて、そうなっていないわけですね。私は、超低金利政策はいつまでも続けられる仕組みではない、限度、限界を見定める...全文を見る
○五十嵐委員 私も、構造改革こそ一番最も重要だということは総裁の御意見と全く同じでありますが、先ほど申しましたように、超緩和政策というのが実際に効果を発揮していない。これをいつまでも続けるんだ、CPIがゼロ以上になるまで続けるんだということだったら、めどが立たないわけですよ。十九...全文を見る
○五十嵐委員 勝ち組と言われる安田生命と明治生命ですら合併をするということは、かなり危機感を持っていると私は思うわけであります。適切な時期を見てセーフティーネットの見直しをする、こうおっしゃられたわけですけれども、適切な時期というのは、どういう条件が整った、どういう具体的なタイミ...全文を見る
○五十嵐委員 議論をすると危ないところがあるんじゃないかというのがすぐ出てくるというのは、それはディスクロージャーが十分じゃないからですよ。ディスクロージャーが十分でないからですよ。それを例えば、前の金融大臣のときでしたけれども、ダブルギアリングでごまかしているじゃないかという話...全文を見る
○五十嵐委員 いや、それはわかっているんですよ。だけれども、一つ大きいところがもし万が一のことがあったら、四千億じゃ足りないでしょうと。五千六百億はもうないんだから、民間にさらに拠出を求めるのか、国が積み増すのか、四千億の期限である来年というのを延ばすのか。一応そういったことはす...全文を見る
○五十嵐委員 それから、先ほど申しましたディスクロージャーをもっと明確にするということについてもぜひ御検討を早急にいただきたい。そうでないと一般の契約者は安心できないということを申し添えておきます。  それから、先ほど申しましたけれども、私は、日本の危機が来るとすれば国債の暴落...全文を見る
○五十嵐委員 よくわかったようなわからないような答弁なんですけれども。(発言する者あり)質問はわかるでしょう。それは問題があるな。  例えば——いや、質問、政府側はおわかりにならないんですか、私が言っていること。具体的に言いましょうか。例えば、住宅金融公庫を民間のローンに移しか...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、まだ全体像やビジョンや安全弁ということについて考え方を持っていないということなんですよ。早急に御検討いただきたいと思います。  そこで、次の問題に移らせていただきたいんですが、道路公団が昨年末、発注予定だった十三の案件を凍結したということが報道されました...全文を見る
○五十嵐委員 国の方の方針で大幅に削減になったわけですね。ですから、削減に対応して工事の完成に影響がない路線を選んで、これは引き延ばし、民間の言い方だと凍結というのはマスコミが言っているわけですけれども、したはずなんですね。だから、それは選ばれてしたわけですね。ただむやみに凍結と...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、まだ千四百億ばかり十四年度以降に繰り延べしなきゃいけない部分があるとおっしゃったんですが、その中には、ここ一、二年の完成、供用に影響がないものばかりなんですか。それとも、影響があるものが出てきちゃう可能性もありますか。
○五十嵐委員 この問題は、後でまた詳しくやらせていただきたいと思います。  それから、法務省おいででございますか。  最近いろいろな不祥事が出ておりまして、再び新聞紙上をにぎわしております。そして、あっせん利得罪の見直しというものが問題になっているわけですけれども、あっせん収...全文を見る
○五十嵐委員 よくわからない答弁なんですけれども、要するに、うちの企業のことを頼むよ、こう言われていた中に、包括的な請託の中にあるということがあると思うんですよね。それを詰めてほしいということなんですが、もう時間が来ていますから、もしすぐ答えられるんでしたらお答えいただいて、私の...全文を見る
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○五十嵐委員 おはようございます。民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、通告をしていないんですが、通告後に入ってきた情報が大変重要でかつ確度が高いものなので、質問をさせていただきたいと思います。  一つは、ブッシュ大統領が訪日をされる際に、もう間もなくでありますけれども...全文を見る
○五十嵐委員 けさの朝刊各紙、それは私存じ上げなかったわけですけれども、知らなかったわけですが、そこにも、どうやらデフレ対策の諮問会議を開く中で同様の方向性が打ち出されるのではないか、こういう報道もなされております。  私どもは、もはや今や金融危機の状況にある、強制的な資本注入...全文を見る
○五十嵐委員 今金融危機だからばたばたと、金融機関だけでなく、それに対する金融機関からの健全な借り手まで、ばたばたと連鎖で倒れる可能性があるから、国民負担の最小化を考えるならば先に強制注入が必要ではないかということを申し上げているわけであります。  認識は、私は今のお話でわかり...全文を見る
○五十嵐委員 私の知っている小泉さんより大分、人がよくなられたのか、悪くなられたか、答弁がお上手になられたんですけれども、同じ認識かというふうにお尋ねをいたしました。  柳澤大臣は、そういう状況にない、まだ金融危機という状況にないんだ、心配はないんだということをお話をされている...全文を見る
○五十嵐委員 これは危機対応なんですよ、危機対応。危機対応というのは、あらゆる事態、最悪の事態を想定して準備をするということなんです。それが必要なんです。  それじゃ、何のために金融庁の中に、金融庁の中に危機対応室があるのはなぜですか。(発言する者あり)黙りなさい。黙りなさい。
○五十嵐委員 いいですか、危機対応室があるのは何でですか、それで何をやっているんですか、それでは。  それから、財務省の中にも同様の組織があるんじゃないですか。
○五十嵐委員 百二条というのは、危機なんですよ。危機のときに発動される条項じゃないですか。自分たちも準備しているんですよ。そんなこと言って、自分たちは危機をあくまでも否定するといっても、矛盾しているんですよ、行動そのものが。  それでは、私の方はまた金融の問題は後ほどやりますの...全文を見る
○五十嵐委員 いや、私はそういうことを聞いているんじゃなくて、支持率が低下したということをどう評価するか。それは、田中さんの人気がどうだ、小泉内閣の支持率に対する貢献度がどうとかいう問題ではなくて、田中元外相の人気に反映されているのは、それは官僚制を打破するということが重要なんだ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、ですから、そういう話をしているのではなくて、いわゆる構造改革そのものが、その前提として官僚制の打破というものがなければならないのではないですかということを言っているんです。そして、その問題の典型が、実は高速道路の問題にあるんだろうと思います。  国費の三千億...全文を見る
○五十嵐委員 プール制のもとでは、三十年償還なら新規の採算性の悪い路線は一切つくれないんですよ。一切つくれないんです。そこが私は問題だというふうに思います。ですから、こだわっている、いわゆる族議員と言われる方々がそこに強くこだわった理由はそこにあるわけであります。  さて、道路...全文を見る
○五十嵐委員 そんなことはないですよ。はっきりと書いてあるものがなくなっている。どういう事情でなくなったのですか。大石道路局長、おられますか。あなたが変えたんじゃありませんか。
○五十嵐委員 うそを言っちゃいけませんよ。諸井さんはそのように解釈していないんでしょう。  ですから、週刊文春の記事、諸井さんがすべてを語った。私どもはなぜ諸井さんの文書を持っているか、わかりますか。話を聞いているからですよ。いいですか。そこに諸井さんははっきり言っているじゃな...全文を見る
○五十嵐委員 そんなことはないでしょう。なぜわざわざ上下分離せずという文章が中に入っているのかという、意味があるわけですね。それは書かない、どうしてもここだけは書かないでくださいと頼んだのでしょう、大石さん。だから入らなかったに決まっているじゃないですか。  いいですか。ここに...全文を見る
○五十嵐委員 あなたがそうおっしゃるならそう書けばいい話ですよ。なぜ書けなかったのかが問題なんです。それは書くなと言った人がいるんでしょう。扇さんじゃないんだと思うのです。私は扇さんを責めているんじゃないんです。(発言する者あり)これは重大な話なんですよ。その後ろには自民党の道路...全文を見る
○五十嵐委員 ことしに入って一体何回ぐらい古賀さんと会っていますか。
○五十嵐委員 去年の十月四日のことは覚えていますか。自民党道路調査会に出られていますよね。(発言する者あり)くだらないこと言うんじゃないよ。
○五十嵐委員 やじを飛ばすなら、もう少し気のきいたやじを飛ばしてください。  いいですか。私、重要な意味があって言っているんですよ。その十月四日、あなたは、調査会終了後に古賀前幹事長と部下とともに同時に会って、あしたまでに建設管理分離案を持ってきてもらいたい、それを古賀案にする...全文を見る
○五十嵐委員 うそを言っちゃだめですよ。いろいろと裏がとれている。改ざんは、何よりもそれを反映しているんですよ。こういう道路行政はまさに変えてもらわなければいけない、私はそう思いますね。  それでは、次の問題に移らせていただきたいと思うんですが、仏経山トンネル西工事問題なんです...全文を見る
○五十嵐委員 それは正しい判断なんだろうと思いますね。ただ単に当面のものを中止したんではなくて、全体を見直した上で、効率がどうも低い、優先度が低いものを凍結したということなわけですよね。それでいいんだろうと思うんですが、大石局長は、この先送りについてどのような認識を持ち、どのよう...全文を見る
○五十嵐委員 あなたは、実はここに資料があるんですが、これも内部資料ですね。自民党国土交通部会、道路調査会、内閣部会合同会議議事概要、十四年二月五日ですからつい最近でありますけれども、朝のことです。ここで道路局長は、この問題について、十三件の発注中止のことについて報告がなかったと...全文を見る
○五十嵐委員 そもそも大石局長には発注にかかわる権限は全くないんですよ。それがこういう発言をしているのはおかしいんですが、それだったら、本来の権限に属するかもしれませんが、資金確保の方には責任があると思うんですが、どういう努力を大石さんはされたんですか。
○五十嵐委員 十分な資金確保の手助けや努力はしないで発注についてのみ文句をつける、そういうことじゃないですか。無責任ですよ。  それで、この過程で重大なことが起きているわけであります。わずか一カ月ほどでこの道路公団の見直しが白紙に戻されて、また工事再発注ということになったんです...全文を見る
○五十嵐委員 それはうそでしょう。十九日の午前中は、谷口企画課長、行かれているでしょう。谷口企画課長。うそだというんですか。
○五十嵐委員 本当じゃないですか。何で、先ほどのとは答弁が違うじゃないですか。何を言っているんですか。  その後、大石さんはこの件で藤井総裁に電話をしたはずですが、何をおっしゃいました。
○五十嵐委員 資料の要求があったというんですが、単なる資料の要求じゃないでしょう、単なる資料の要求じゃないですよね。あなたは、道路公団に対して、工事発注先送りにかかわった個人の名前を書いて持ってきなさい、そういうことを要求され、また要求したんじゃないですか。
○五十嵐委員 これは、公の場でうそを言っているんですよ。いろいろ調べた結果わかっている。それから、これは一回だけじゃない、何回も、個人名を書くように、持ってくるようにということを言っているわけです。  それから、十二月二十日、青木さんが何でおれのところなんだと怒っていたというこ...全文を見る
○五十嵐委員 二十日の朝には、青木議員はあなたに対して、今度はなぜか、公団と会う気はない、十三件の発注をなぜ外したのか、文書でその理由を説明しろ、でなければ議院調査権を使うぞ、こういう発言をされているんじゃありませんか。
○五十嵐委員 そういう丸めた話ではなくて、今私が言った発言があったのかどうか、イエスかノーかでお答えください。
○五十嵐委員 要するに、事実だから記憶にないと言って逃げているんですね。うそをつきたくないという気持ちなんだろうと思います。大体、経緯を説明しろ、資料を出せというのは、これはまさに族議員用語、政治用語、自民党用語であるかもしれません。謝りに来いということなんでしょう。名前を出せ、...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、そういう中で、個人名を挙げて持ってこいとか、あるいは青木先生のところに一緒に行ってくれとかいうことを言われた覚えがあるのか。また、あなたの方から、契約工事中の件だから、お渡しできるものは公表できるものに限られているというふうに、自分の言葉ですから覚えがある...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、御自分の、青木さんから大変な怒りがあるということを認識され、倒すか倒されるかだというような発言もあったと聞いています。あるいは、十二月の二十一日やその間、総理はお会いになられて、幹事長、歴代幹事長との懇談会だったと思いますが、その後青木さんに、いわゆる有名な...全文を見る
○五十嵐委員 話でしょうというふうにおっしゃった。否定はされなかった。なぜかというと、総理自身が、番記者ですか、周りの方に話されているんですよ。それは、やはりこういうことに口出しされては困るという気持ちがあるからお話しになったのだと思います。  それから、道路公団総裁はやはり怖...全文を見る
○五十嵐委員 それでは藤井総裁は、私は、大変怖がられた、あるいは途中では怒られた、怒りを発せられたというふうに聞いておりますけれども、青木議員からそうした威圧、圧力があったということをお認めにならないのか、お認めになるのか、伺いたいと思います。(発言する者あり)芸能問題じゃないで...全文を見る
○五十嵐委員 資料によって説明をすると言ったけれども、それではなぜあなたは長い間、その資料による説明を拒んできたのか。名前を出せ、名前を出して持ってこい、あるいは名刺をつけて持ってこい、こう言われたからではありませんか。私は、これは明らかに青木議員による道路公団への威圧だ、こうい...全文を見る
○五十嵐委員 後年度の資金のめどは、はっきり全部立っているんですか。そうではないでしょう。後年度の分までめどが立っているんですか。
○五十嵐委員 そうなんでしょう。めどは立っていないんですよ。しかも、全体を見回して、比較的優先度が低いところから切ったはずなんですから、切ったままにしておいてよかったはずじゃないですか。その間、何があったんですか。  それから、藤井総裁のところへ来た青木議員からのその電話、それ...全文を見る
○五十嵐委員 質問調だったというんですが、詰問だったんでしょう。質問でもいろいろあるんですよ。詰問調だったんじゃないですか。  それから、最後のことにお答えになっていないんですが、記事に事細かく書かれているところがありますね。それはうそだとおっしゃるのかどうなのか。事実ではない...全文を見る
○五十嵐委員 それは明らかに圧力があったということなんですよ。  御自分のことなんだから。記事全体のことを、よその記事まで一々、いろいろなところで道路公団の名前は出てくるでしょう、確かにそれは。それは一々コメントする立場にない、わかりますけれども、あなたが言われたこと、大石さん...全文を見る
○五十嵐委員 では、記事がなければわからないというリクエストがありましたから、リクエストにおこたえいたしたいと思うのですが、本当はこの問題で時間をとりたくないんですけれども。  総裁の部分のところは、例えば、二十一日の午後、大石道路局長が、道路公団に電話がありまして、「そこで大...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、その青木議員から直接あった、あなたが覚えている電話の内容をもう少し具体的にお話をいただけませんか。
○五十嵐委員 そのときに、その島根県の問題の、仏経山トンネル西工事の話が出ましたか、出ませんでしたか。
○五十嵐委員 そこが肝心なところなんですよ。なぜ肝心なところだけ記憶が定かでないんですか。だって、あちこちで、なぜおれのところなんだと言って回っているのは、たくさんの人が聞いて証言しているんですよ。おれのところもと言ったに決まっているじゃないですか。どうなんですか、もう一回記憶を...全文を見る
○五十嵐委員 いや、おっしゃったかと思うというふうに言っているんですが、おっしゃったんでしょう。これはちゃんと答弁してくださいよ、おっしゃったんでしょう。
○五十嵐委員 それは、やはり圧力としか考えられないじゃないですか。それは重大な問題なんですよ。その後、資料をお持ちになったと。だれがどこへお持ちになって、どうなったのですか。
○五十嵐委員 今、総裁は、電話があったということをお認めになって、仏経山のお話が多分あっただろうというお話もおっしゃいました。  そして、その後、私どもからいえば極めて不可解な政策変更、発注の取り消しの撤回というのがあったわけですけれども、この一種の行政処分に対して、青木さんの...全文を見る
○五十嵐委員 それにしては説明がつかないんですよ。十分に全体を見回して、緊急度の低いものを落とした、資金手当ては後年度分までは見通しがついていない、どこか落とさなきゃいけない、そのかわりに犠牲になる地域があるはずじゃないですか。そうでしょう。なぜそういう選択が行われたのか、それは...全文を見る
○五十嵐委員 お答えになっていないんですよ。  とにかく、見通しがついていない、青木さんがこの件について大変怒られたということをあなたは十分に認識した、これは事実じゃないですか。そして、不可解な変更があったということも事実じゃないですか。  私どもは重大な疑惑を持っております...全文を見る
○五十嵐委員 これは大変重大な問題だと私は思います。民主党としても、引き続きこの問題を毅然たる態度で追及をしていくつもりでありますけれども、委員長におかれましても、この青木議員の問題について、私は、民主党として参考人の招致を、この場に青木参議院議員をお招きして事実を確認したいと存...全文を見る
○五十嵐委員 委員長のお言葉ですので、それでは御説明を申し上げたいと思います。  青木幹雄参議院幹事長が支部長を務める自由民主党島根県参議院選挙区第一支部に対して、株式会社フクダ、平成十二年度に百万円の献金をいたしております。東亜建設工業株式会社、平成十二年度に三十万円の献金を...全文を見る
○五十嵐委員 もう一つ、実は、余りやりたくないんですが、中谷元防衛庁長官にお尋ねをしなければならないことがございます。  中谷防衛庁長官のお父様が経営される大旺建設という会社がございます。この会社から、加藤紘一代議士の事務所代表を務めていた佐藤三郎氏が経営していたコンサルタント...全文を見る
○五十嵐委員 李下に冠を正さずという言葉がございます。これは、権力を持つ側は最大限の注意を持って公正な運営がなされるように気をつけなければならないということだろうと思います。これらの問題については引き続き調査をさせていただきたいと思います。  次に、パネルをちょっと見ていただき...全文を見る
○五十嵐委員 それは、政治的にそういう判断をしたというのはわかるんですが、やはり法律というのは厳密なものなんですよ。法律を運用するのは政府の役割でありますから、これは簡単に、その裏には思想があると私申し上げましたけれども、裏に思想があるんですから、その一部と書いてあるのは一部でな...全文を見る
○五十嵐委員 それはごまかしですよ。たまたま端数があったみたいな話を言われても困るわけで、それから、重大な発言なんですね。一部は全部を含むとおっしゃった。大臣もおっしゃった。そんなことはない。全部は一部を含むけれども、一部は全部を含まないですよ。これは問題だと思いますよ。  こ...全文を見る
○五十嵐委員 何かわけのわからぬ話でありまして、これこそ、小泉総理がお得意の常識論で判断すべきじゃないですか。全部は一部を含むけれども、一部は全部を含まないんですよ。こういう苦しい答弁をしなきゃいけないということ自体が、この政策が泥縄式であって、めちゃくちゃだ、無節操だということ...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、金融検査をゆがめろというようなことを言っているわけではないんです。その後の処理の仕方について、例えば、二年間でしなければいけないというようなのは大手行にはあるけれども、中小の銀行にはない。確かにないんですが、それをまた三年、四年に延ばすとか、あるいは中小の...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
02月14日第154回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○五十嵐委員 今お話を伺いましたけれども、大変、私の方こそ、国民の方こそ遺憾であります。  当該職員、佐藤さんは公務で出張させたと言っているわけですから、これは公務である以上、細かい変更等は当然報告があるべきであり、記録が残っているべきでありまして、相手に聞かなければわからない...全文を見る
○五十嵐委員 石井議員が要求したのは、むしろ鈴木宗男さん自身よりも佐藤さんの方の日程が問題だったんですから、それはおかしい話なんですよ、もともと。それは、ディテールまで当然報告をしていなければいけないし、変更があったら変更も届けていなければいけないはずであります。これはおかしい話...全文を見る
○五十嵐委員 その沼田企画官に、どういうことを鈴木さんに教えたのか、鈴木さんとどういうことを話したのか、やはり聞かなきゃいけませんね、これは。そうですよね。これは参考人でお呼びしなきゃいけないと思いますが、委員長、どうですか。
○五十嵐委員 理事会で相談ということですけれども、政府参考人として正式に、本当にこういうことは許されないです。だって、舌の根が乾かないところじゃないですか、外務省改革をやるんだ、変な議員の変な言うことを聞き過ぎたからいけないんだと。それを反省しているんだと言うそばからこれをやって...全文を見る
○五十嵐委員 もう一度、恐縮なんですが、外務大臣、こういうことをしていたということをいつ承知されましたか。
○五十嵐委員 要するに、出張の記録もちゃんと残していなかったということをおっしゃっているわけですね。  それから、今わかったことは、これは、いまだに川口外務大臣のほかにやみの外務大臣がいるということ、そういうことですね。私はそういうことだと思います。これは重大な問題だと思います...全文を見る
○五十嵐委員 大変重要な問題で、これからもその当該の沼田企画官をお呼びして話を聞かなきゃいけない機会があると思いますけれども、後に譲ります。  昨年の本委員会で、私は外務省の在外公館の渡切費をお尋ねいたしました。そのときに、マニュアルをお示しいたしまして、現物を持っていたわけで...全文を見る
○五十嵐委員 渡切費は形を変えてまだ残っているんじゃないですか。それ自体はどうなっているんですか。
○五十嵐委員 七十八・九億円が七十八・八億円に、〇・一億円、一千万削っただけということがはっきりしました。大変なむだ遣いが指摘されていたにもかかわらず、こういう状態。大幅にカットするようなお話を私は田中前外務大臣から伺ったように記憶しているんですが、これはおかしいじゃないですか。
○五十嵐委員 それは本当に既得権を、まさに官僚が自分たちの都合だけで、お手盛りで守っているとしか思いようがないですね。これは我々の常識と違いますよ。  それで、川口外務大臣が就任直後のインタビューで、どうも外務官僚と常識が異なっている面があるというような趣旨の御発言があったよう...全文を見る
○五十嵐委員 いや、鈴木議員の出張は当然伴うんですが、それと同時に、特定の職員がどれぐらい一緒に行ったのかという話を聞いているわけですから、それはおかしい話ですね。  それから、今のお話の続きなんですが、私も実は外務省霞クラブの記者を二、三年しておりまして、実は、かなり外務省に...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、外務省の意識改革というのが必要だということを私は申し上げているんだろうと思いますね。本当に注意をしてやっていただかなきゃいけない。典型的な自民党の実力者である鈴木宗男さん一人が陰の外務大臣になるんではなくて、外交を彼だけに任せるんじゃなくて、本当に政治が一...全文を見る
○五十嵐委員 それは多少の効果があるということは私も認めていますよ。だけれども、これだけの財政状況になってくると非ケインズ効果も生まれるのではないかということも申し上げたわけであります。  それから、苦言を一つ呈しておきますが、先日の予算委員会で、竹中大臣は、需要と供給の関係で...全文を見る
○五十嵐委員 極めて狭い意味、いわゆる金融のIMFによる検査という意味で柳澤大臣は使われているんですが、IMFの方では、金融面のプログラム、それは検査だけではないと思いますが、いわゆるIMFのプログラムの中には、金融面とそうでない部分があるんですね。主に我々も金融面をとらえている...全文を見る
○五十嵐委員 その厳しさが違うということを私は申し上げたい。ここまでしなきゃいけないんだというほど世界の常識はこの面に厳しいということであります。  済みません。川口大臣、大変失礼いたしました。どうぞお引き取りください。  そして、日本の常識が、しかし多少ずれている。いわゆる...全文を見る
○五十嵐委員 そこなんですよ。要するに、目的があって使っている。すなわち、その公共事業を出したい方の都合のいいように使われているということなんです。  今委員席の方からありましたように、まさに私も言いたいことは、モデルは参考にすぎない、余り信をおいちゃいけない。だけれども、これ...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんだと思います。  それで、構造改革に資する事業というのが盛んにここのところ使われている。第二次補正予算でも、来年度予算でも流行語のように使われているわけですが、その判断は、構造改革に資する事業の判断は、一体だれがどのようにしているんですか。
○五十嵐委員 ということは、各省が結局判断をしているということなんですね。そのお答えはそういうことなんです。  そうすると、これは当然ながら、例えば国土交通省が一番公共事業が多いわけですけれども、どのような基準で費用対効果、波及効果等を予測し、比較しているのか、そういう基準はき...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、各省がそれぞれ判断をしているということは、結局、各省の都合に流されるということですね。縦割りなんですね。局あって省なしという言葉がよくありましたけれども、河川局は河川局、道路局は道路局の利益に従ってやるということになりますから、結局のところお手盛りになる。...全文を見る
○五十嵐委員 いいです、時間がありませんので。  それで、今おっしゃいましたけれども、私も、公庫を民営化するな、民間に移すなと言っているわけじゃないんですよ。ただ、それだったら証券化支援業務というのはどこまでやるのか、青写真があるのかということなんですよ。  実は、事前に当然...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、石原大臣もお忙しいようですから続けてお尋ねをして、石原大臣にもお引き取りをいただきたいと思います。  石原大臣にお尋ねをすることは、当然財務大臣にもお尋ねいたしますが、石原大臣にお尋ねをしたいことは、最近与党内からも、どうも小泉さんの改革では天下りの規制...全文を見る
○五十嵐委員 石原大臣はそのようにおっしゃるんですが、実際に省庁の中まで入って聞いてみますと、いや、これで天下りがしやすくなったといって喜んでいるという声が聞こえてくるんですよ。要するに、石原大臣よりも官僚たちの方は一枚上手でずるいということなんですね。だから、そこは十分に気をつ...全文を見る
○五十嵐委員 その場合に、私きのう説明いたしました、中小企業というのは極めて重要な役割を担っているということだと思います。特に日本におきましては、諸外国と違いまして直接金融市場がまだ発達していないということで、間接金融の役割がどうしても重要になります。  問題は、一つは金融機関...全文を見る
○五十嵐委員 大変的確な指摘だと思うんですが、それにしては政府全体の取り組みになっていないじゃないですか。税制はどうなっているんですかというお話になるんですよ。NPO税制を適用されているのはわずか二、三団体じゃないですか。これではとてもじゃないけれども、今おっしゃった話は絵にかい...全文を見る
○五十嵐委員 アメリカでは、NPOにもたらされる経済効果というのは、もう十数%とかそういうレベルに達しているんですね。これからは、製造業の比重は日本でもうんと小さくなっていく、一〇%から一五%みたいな比重になってきつつあるわけですから、そうすると、サービス産業やほかのところに移さ...全文を見る
○五十嵐委員 今、すげない御発言だったわけですけれども、本当に与党の中にも、こういうのが必要だという方々がふえてきているんですよ。ぜひ真剣に御検討をいただきたいと思います。  それから……(発言する者あり)
○五十嵐委員 ちょっと、とめてくださいね。当然だけれども、とめるのは。だって、定数が達していないんだから、とめなきゃおかしい。
○五十嵐委員 大変残念です。私は大変まじめな話を、重要な話をしているものですから、これはちゃんと聞いていただかないとまずいと思います。  私の手元に表題のない一枚の内部文書がありまして、もとは一枚ではなかったんですが、出どころがわかるといけないので一枚にまとめ直してあるんですが...全文を見る
○五十嵐委員 出所不明じゃなくて、出所は金融庁なんです。だって、これは、譲り受け側とそれから破綻側と両方書いてありまして、これは、明らかに金融庁でなければこういうことは必要ないですね。  これは何を意味しているかというと、金融庁が全部シナリオを書いていますね。何時に発表したって...全文を見る
○五十嵐委員 それは報道機関に要請すべきものであって、強制的に報道管制して許されるというものじゃないですよ。私は問題だと思いますよ。それ以外のことでも、とにかく何回も私、指摘しましたけれども、金融庁長官の傲慢といいますか横暴は目に余る。これは、この委員会に来てきちんとした釈明をす...全文を見る
○五十嵐委員 このほかにもいっぱいあるんですよ。私、前にも何度も指摘をしておりますけれども、金融庁が民主的に運営されていないということは大変重要な問題なんですよ、それはすぐ経済に反映する問題ですから。そしてまた、金融機関のモラル等にもそれが直ちに反映してまいりますので、十分に気を...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、新発債の金利はもうじりじりと上がってきているのは事実じゃないですか。それから、年間に政府短期証券や民間借り入れを含めますと三百兆円も資金調達しているんですよ、日本は。未達が起き始めているじゃないですか。昨年の九月、交付税特会の民間借り入れは札割れになったんじ...全文を見る
○五十嵐委員 一部の新聞に報道されていまして、総理はこれを見て真っ青になったという資料ですよ。  これは、最初に二〇〇二年三月末の予想値というのが書いてあります。各主要行がことしの三月末にどのような自己資本比率になるかというのを予測しているんです。そして、公的資金と繰り延べ税金...全文を見る
○五十嵐委員 この議論は何回もしていますけれども、税効果会計は日銀総裁も認めているように、日本とアメリカでは大違いなんですよ。アメリカ並みにしか税効果を認めなければ、日本の金融機関は大手までみんな八%割れじゃないですか。七%台になると日銀総裁は言われているはずですよ。もう一度、じ...全文を見る
○五十嵐委員 そうなんですよ。推測も何も、数字を出されているんですね。計算は簡単にできるのですから、私どもでも。  これは海外の市場が、あるいは国内の市場でも、市場は、マーケットはこれを基準に判断をしているということも事実なんですよ。金融危機は本当にもう目前に来ている、あるいは...全文を見る
○五十嵐委員 世の中の常識とは大幅に違っているということなんですよ。与党の議員も含め、民間のエコノミストも含め、市場関係者も含め、金融危機はもう来ておる、あるいは目前に迫っているという認識ですよ。定期性預金、都合の悪い数字は言わないんですね、それで。定期性預金でいいますと、これは...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そうじゃないんですよ。これは、もし本当に危機があったとき——だって、今まで何十兆入れてどうなってきたのか。三年前に入れた公的資金は使い果たしちゃったんでしょう。三年間しかもたなかったんじゃないですか。十五兆とか十兆とかという中途半端な額で用意したって間に合わな...全文を見る
○五十嵐委員 確かにまだ債券は持っているんですよね。預保が債券は持っているけれども、今の銀行の状態を見たら、使っちゃったも同然じゃないですか、それは。また入れなきゃいけないんでしょう。自己資本比率は、今言いましたけれども、皆さんのお友達といいますか同僚議員の計算によってもマイナス...全文を見る
○五十嵐委員 そういうのは答えになっていない、人を食ったようなことを言って何になるんですか。これはちゃんとした答弁をしてもらわなければ困りますよ。  大体、危機がないとおっしゃるけれども、生命保険会社の状況はどうなっているんですか。それから、生命保険会社が傷んだ場合には銀行との...全文を見る
○五十嵐委員 理屈が逆転しているんですよ。物価上昇率がゼロになればいいというのは結果の話であって、今経済が弱い、生産性が低い、これが問題なのであって、生産性が上がって、自然にこれはインフレ傾向になりますよ。それで経済が強くなって物価が上がるならいいけれども、ただ物価を上げればいい...全文を見る
○五十嵐委員 何だか、よくわかったようなわからないような御説明ですけれども、本当によく考えていただきたいし、庶民の生活がまずあるんだということを常に私どもは忘れちゃいけない、そう思うわけですね。  それから、金融政策、大変微妙なところへ来ている。本当に機動的に、モラルハザードを...全文を見る
02月26日第154回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。  最初に、金融問題をめぐるさまざまな疑惑や不祥事が起きております。幾つかただしておきたいと思いますが、最初にまず、破綻をいたしました石川銀行の件についてお尋ねをしたいと思います。  金融庁は、一昨年、平成十二年の九月期について検査を...全文を見る
○五十嵐委員 どうも腑に落ちないんですね。かなり大幅な債務超過であった。そこでもっと毅然とした態度をとるべきであったけれども、簡単に増資計画を認めてしまったと。  その増資も、いろいろなうわさが流れておりまして、融資を条件にして無理やり増資に応じさせたとか、いろいろなことが言わ...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、本来ならば、八%を超えるような債務超過、これはやはり法的に整理すべきだったんではないですか。だと思いますね。なぜそれが行われなかったのか。これはやはり、私は一つは大きな疑惑があると思うんです。  この石川銀行は森前総理と関係の深い銀行でありまして、そして石...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、疑われても仕方がないのは、森政権の間はほとんど何もしなかった、小泉政権になってから最後に破綻というところに至ったということがあるわけですね。  それから、何でもない銀行だったら、それは増資というものも確かに資本を増強する一つの手段としてこれは結構なことなんで...全文を見る
○五十嵐委員 言いわけ名人の大臣も、結果としては遺憾だとおっしゃるんでこの辺にしたいと思いますけれども……(発言する者あり)いや、本当に大変な問題なわけですから、損失を受けた方々にとっては。本来ならば返ってくるものが一銭も返ってこないんですからね、だまされた形になって。それは金融...全文を見る
○五十嵐委員 事情を聞いただけですか。強くその統合計画を進めるようにという立場で話をしたんではありませんか。
○五十嵐委員 異を唱えちゃいけないんですよ。だけれども、やってきたんでしょう。だからこういう話が出てくるわけですよ。  その裏には、実は生命保険会社の将来収支分析、そういうデータがあって、二〇〇〇年度決算から、今後どのような、将来にわたって生保の契約状況等を分析して、どんな経営...全文を見る
○五十嵐委員 この収支分析というものは公表される予定はありませんか。
○五十嵐委員 ソルベンシーマージンが一般の方々から見て指標になっていない、信頼性を失っているという状況のもとでは、今後の経営の維持ができるかどうかというのを見るためには、私は、こういう資料を公開すべきではないか、こう思うわけであります。自分のところだけに資料を抱え込んで、そして大...全文を見る
○五十嵐委員 そういうように隠すところに問題があるんですね。  私どもが今一つの問題にしようとしているのは、資料を抱え込んだ上で、すべて金融庁で裁量行政を復活させて、判断をしようとしている。  先日、私が指摘をいたしました破綻金融機関の処理マニュアル、お認めになりました、そう...全文を見る
○五十嵐委員 いや、このこと自体というよりも、このこと自体も私は問題だと思いますけれども、理由は申し述べました、そのほかのこととあわせて、金融庁の、金融業界全体を支配しようという、そういう裁量性が復活しているんじゃないか、そのほかのこともあるから言っているわけであります。  最...全文を見る
○五十嵐委員 一週間程度の停止というのをしているということは、今おっしゃったわけですね。  要請するのはいいですよ。だけれども、それは事実としてもう破綻が確定をしてしまったというものもあるわけですね、ケース・バイ・ケース。それは書く側も、記者の側も、報道する側もリスクを負ってや...全文を見る
○五十嵐委員 最近、物価さえ上げればいいんだ、そういう表現が政府・与党の中から盛んに出てくるのですが、私はおかしいと思うのですよ。  なぜならば、こういう状況下にあって、国民は賃金が上がらないことも覚悟していると思いますけれども、上げられない状況に経済的にも企業的にもあるわけで...全文を見る
○五十嵐委員 私は、単なるコストカットによって物価が下がる、要するに下請を泣かせてただ値段を下げるというようなことでは意味がない、サプライサイドの質的な改善というものが欠かせない、それにはさらに競争力を強化するような政策を集中することだということを前回御説明させていただいたわけで...全文を見る
○五十嵐委員 くれぐれもでたらめな弾力化ということをしないように、あらかじめくぎを刺しておきます。  時間がなくなりましたので、肝心な点一点だけ柳澤大臣に伺いますが、議決権のない株式を国が取得できる四月以降まで何とかもたせて公的資金注入は先送りしたい、こうお考えになっているのじ...全文を見る
○五十嵐委員 では、もう一問だけ。  三月末までは、それでは、公的資金の注入は難しいとお考えかどうか。
○五十嵐委員 そのときに、経営責任、それから株主責任、行政責任をきっちり、もし注入するという場合にはとっていただいて、前回のような無責任な注入がないように強くくぎを刺しておきます。  終わります。
04月02日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。  まず、柳澤大臣が、一月危機、二月危機、三月危機と言っていたけれどもないじゃないかということを再三発言され、それをまた小泉総理大臣も全く同じようにお話をされているわけですが、私は、同僚議員の指摘にもあったように、依然として危機はある。...全文を見る
○五十嵐委員 三月の期中で突出して出されたというようなことはございますか。
○五十嵐委員 件数だけで、額の方は御説明なかったわけですが、また後でお伺いをしたいと思います。  この特別的な措置がされました。普通は五営業日というのを延ばすという措置をとられて、これが四月の十五日までですか、ということだと思うんですが、それで十分とお考えでしょうか。私の方は、...全文を見る
○五十嵐委員 わかりました。日銀の方でも、少し状況が改善したという御認識なんだろうと思いますが、私は、引き続き、ここで緩めてはいけないのではないかというふうに思います。私の身の回りでも、普通の主婦の方が、外貨で外国の銀行に預金をするという方が思った以上にふえております。また、報道...全文を見る
○五十嵐委員 全くそれと反する考え方を私は述べているわけではありませんよ。  しかし、例えば公金がもし万が一毀損した場合には、これを償うのは納税者なわけですね。納税者というのは、公金、自分が出した税金の行き先について責任が持てないし、判断する決定権も持たないわけでありますから、...全文を見る
○五十嵐委員 考査は双方しているわけですね、金融庁についても。  それで、金融庁と日銀の考査と検査がどうも食い違っている印象もあるわけですね。なぜかというと、金融庁の方は、私の方はマクロの見方じゃなくて積み上げでやってきているんだから、安全だというのは信じてもらわなきゃ困ると言...全文を見る
○五十嵐委員 見通しについてはお話しにならなかったけれども、私も、企業活動が活発になる、それによって家計も機関投資家も潤うというのは、オーソドックスであり、当たり前のことであり、当然のことだと思うわけでありますが、問題は、今の状態がそれじゃ正常なのかということが一つであります。 ...全文を見る
○五十嵐委員 だから、私の言っているのは、同じようなことを言ったんですよね。我々、デフレの最大の問題はデフレスパイラルと負債デフレだということを何回も予算委員会でも申し上げているじゃありませんか。  ですから、まず最大の問題は、負債デフレにどう対処するのかということを我々は第一...全文を見る
○五十嵐委員 私どもも、例えば中国との関係でいえば、円安はむしろ容認すべきだ。というのは、円の実力の問題もあるわけですね。円の実力、購買力平価でいくと、やはり百六十円台だろうと思っていますから、そこまで自然になる分についてはむしろ容認していくべきだという発言をして、一度日銀総裁か...全文を見る
○五十嵐委員 はっきりとはいつもながらお答えをいただかないのですが、景気が回復すると、短期金利は上昇するでしょうね。それから、短期国債が増加する傾向にありますから、短期金利が上昇すると、国債の利払い費にかなり重大な影響が起きると思うわけであります。そうすると、日銀は、今度は低目に...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりです。ですから、私は、よい金利上昇に耐え得る体質をつくらなきゃいけないし、そのときに個人が一番痛みますから、負債デフレ対策というのをやるべきだということを申し上げて、それがローン利子の控除制度だということを申し上げているわけであります。  大臣、お忙しい...全文を見る
○五十嵐委員 量的緩和を続けることによって金利を低目に誘導し続けていくんだというお話でございました。  私は、しかし逆に、日本の構造改革を進めるためには、金利によって企業が資本主義の論理に従って淘汰をされていくべきだという考え方を先ほども申し上げました。しかし、実際にはそうでは...全文を見る
○五十嵐委員 内部から出たものではないということですか。  それから、十一社じゃなくて本当は二十社前後だ、十七社という説もあるんですかね、そのリストだという話があるんですが、実は、なぜこう問題になっているかというと、当たっているからですよね。要するに、何らかの合併なり何らかの措...全文を見る
○五十嵐委員 大臣は答弁の名人じゃないですか。報道機関がいろいろ報道されている話でもあり、また事前通告もいたしておりますし、質問も前にも出てお答えになったというわけですから、初耳だという話でお逃げになるのはおかしいと思うんですよ。  そうじゃなくて、今原則論で申し上げていて、前...全文を見る
○五十嵐委員 柳澤さんだけ責めてもしようがないんですが、ただ、一点について言えば、金融機関の逆算主義が問題ではありませんかと私が申し上げた、予算委員会ですよ、ちゃんと議事録残っています。そうなんです、逆算主義が問題なんですよと大臣はおっしゃっているじゃないですか。ちゃんと残ってい...全文を見る
○五十嵐委員 それはやっていても認めないでしょうよ。ただ、今問題になっているのは、それは大臣直接ではないと思いますが、出ているのは、マスコミ等を通じて私どもの耳に入ってくる話は、官邸やいろいろなところに、あるいは財務省の中でも、あるいは金融庁の中でもこうした話が出ていて、どこで決...全文を見る
○五十嵐委員 突然ですからやむを得ませんけれども、慎重ですが、私は、そういう計算もしてみるべきだと。一体、金利が上昇したらどのぐらい経済に影響を与えるんだと、経済の状況によって変わってくるでしょうけれども、幾つかの変数を置いて計算してみるべきだと思うんですね。そうでないと、いい意...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、もっと早くからこの点を指摘していたつもりであります。  そういう意味では、空売りは規制されたけれども、先ほど言ったその他の不公正なクロス取引等については、まだ外資系については甘いんではないでしょうかという指摘があるんですね。これは外資系の会社から聞いてい...全文を見る
○五十嵐委員 それは大変結構なことだと思います。これからも、日本の金融行政はとかくマーケットとの対話が足りないということをまた関係者から聞いていますので、ぜひマーケットと対話しながらよりよいルールをつくっていっていただきたい。ただ、先ほど、九月十一日の同時多発テロに関連してマーケ...全文を見る
○五十嵐委員 よろしくお願いを申し上げたいと思います。  さて、通告をしておりました石川銀行の問題に移らせていただきたいと思います。  私は、かねて、日本は金融をめぐる取引については貸し手、借り手の支配、被支配の関係が極めて濃厚にあって、偏った取引慣行が横行していて、これは正...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。私もその点を言っているんですね。可能性があるにとどまってしまいましたけれども、出資金全部を保護しろと言っているわけじゃないですよ。それは違法ですよ、もちろん。そうじゃなくて、実際に出資をした中には、定期の中途解約で、先ほど言った優越的な地位を利...全文を見る
○五十嵐委員 それをぜひ、認定された場合にあり得る、可能性があると言ったのを一歩進めていただきたいなということが一つ。  もう一つは、それじゃ、行政当局が全く瑕疵がなかったのかという問題があるんですね。私どもは、不作為の責任が行政当局にもあったのではないかという見方をとっており...全文を見る
○五十嵐委員 私は問題が幾つかあると思うのですが、一つは、五月二十一日まで検査がかかったというのは長過ぎるんじゃないか。物すごい長いですよね、これは。増資を待っていたんじゃないの、そういう疑いがありますね。これは長過ぎますよ。ほかもこんなに長く検査がかかるのですか。通常はもっと短...全文を見る
○五十嵐委員 そうですかね。この検査は通常の検査ですか、それとも何か特殊な問題があっての検査ですか。それをちょっと早急に、ほかの検査事例、銀行の名前は伏せて結構ですから、資料を下さい。どうも信用できないですね。  それからもう一つは、大臣、直接お答えいただきたいのですが、大臣は...全文を見る
○五十嵐委員 大臣、まともな銀行だったら、大体九月期で三百二十一億円の債務超過になんかならないんですよ。債務超過に陥った原因は何なんですか。御存じだったはずでしょう、これだけ調べたんだから。  これは、森前総理の大変親しい経営者でありますけれども、この森前総理の御親戚の方も、こ...全文を見る
○五十嵐委員 それはおかしいですね。それは、最終的な認定は五月になったかもしれないけれども、九月時点の債務超過が五月になるまでわからなかったということはないでしょうに。九月期の債務超過が五月の時点になるまでわからなかったということはないでしょうよ。  では、なぜ増資努力が途中で...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっとおかしいんじゃないですか。間違っているでしょう、今の答弁。間違っているでしょう。全然間違っていますよ。
○五十嵐委員 だから、十二年の九月三十日の中間決算ですか、それが三百二十一億円の債務超過だったんでしょう。そうでしょう。それがわかっていたのは、だから、いつの時点かというのは、五月じゃないでしょう。何言っているんですか。
○五十嵐委員 答えになっていないじゃないですか。十二年九月三十日に三百二十一億円の債務超過だったというのは、発表したのは五月だろうけれども、その間に、あなた、増資しているのは三月と五月と、二回増資しているんですか、増資しているんでしょう、三月と四月と続けて。それは、増資しているの...全文を見る
○五十嵐委員 違うでしょう、それは。それはもっと早くわかるはずですよ、債務超過なんということは。最終的な金額が最終的に確定して、いろいろな手続を経て認定されたのは五月かもしれないけれども、もっと早くわかっていなきゃこんな話にならないでしょうが。何を言っているんですか。うそを言っち...全文を見る
○五十嵐委員 処分じゃないんですよ。なぜディスクロージャーしないのかと聞いているんじゃないですか。  それで、その時点でも四・〇八%にどうしてなるのかわからないという問答があったと、押し問答をしていたということを言っているじゃないですか、大臣が。だから、この時点ではおかしいとい...全文を見る
○五十嵐委員 何遍も言っているじゃないですか。まともな銀行だったら増資はいいことなんです。だけれども、この銀行はそうじゃないでしょう。だから、こういうときにはなるべくタイムリーにディスクローズをしなければいけないんではないですかということを言っている。あなた方は責任がありますよ。...全文を見る
04月05日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、二十五年前にアメリカの西海岸に行きまして、そのときに大変驚き、感心をしたことがございます。夕方になってどんなにレストランが込んでいても、障害のある方や、あるいは小さいお子さんを連れていらっしゃる方は、並ばずに、アメリカ人は...全文を見る
○五十嵐委員 よくわかりました。  日本でも、介助犬アカデミーの皆さんにこの法案づくりの上でも大変お世話になったと思いますが、ぜひこれからもさまざまな法人が切磋琢磨して、よい、質のいい介助犬を世に送り出していただきますようにお願いを申し上げたいところでございます。  ただ、指...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ、零細なところが多いですから、ほかと違って天下りするメリットもないのかと思いますが、ぜひそういう心構えでやっていただきたいと思います。  そこで、その零細だというところなんですが、介助犬や聴導犬の訓練事業者は本当に零細な事業者がほとんどであります。そこで、社会...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっと今のあれではよくわからないんですが、私どもも頭の痛いところですよね。要するに、認定を甘くすると、ひょっとしたら金もうけが本来の目的であるような人たちが入ってきてしまうかもしれない、しかし、かといって厳しくすると、本当に指定法人が少なくなっちゃって、十分な訓練...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ早急にこの要件の緩和について御検討いただいて、多くの善良な事業者がきちんと資格が得られるように御配慮をいただきたいと思います。  ところで、今現在、補助犬を訓練している団体で、社会福祉法人あるいはまた民法法人、財団法人等ですね、であるところはどのくらいあるんで...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。ぜひ、先ほども申しましたけれども、法人格をきちんと取ってお仕事をするところがふえるように望む次第でございます。  次に、第十六条の関係で質問をしたいと思います。  そもそも論に入ってまいりますけれども、補助犬に必要な能力の認定というのは、一...全文を見る
○五十嵐委員 今御答弁をされましたその後半の部分がちょっと問題なんですけれども、いわゆる身体障害者補助犬として必要な能力の認定という表現にせずに、今金田さんがおっしゃられたように、「不特定かつ多数の者が利用する施設等を利用する場合において他人に迷惑を及ぼさないことその他適切な行動...全文を見る
○五十嵐委員 先ほどもアメリカの例を引きましたけれども、アメリカのように、サポート犬と暮らす、もう町全体の人がそういう環境の中になれている場合は何も問題がないのですが、とかく日本のようなまだそういった環境がないところでは、犬というと、珍しい、あるいはハーネスをつけたりするとおとな...全文を見る
○五十嵐委員 こうしたことは、社会が成熟してこうしたことになれてくれば、当然解決され得る問題なんだろうと思いますね。すなわち、周りの人たちもちゃんとそうした事態になれる、そういうふうに自治体や国が努力して一般の方々を啓蒙するということが必要だろうと思いますし、また一番肝心なことは...全文を見る
○五十嵐委員 早く結論を出して、早くかつ慎重に適正な基準を出していただきたいのですが、それは結果としては告示になるのですか、それとも省令で定められるということになりますでしょうか。
○五十嵐委員 しっかりとしたものをおつくりいただきたいと思います。  さて次に、一部改正法の関係でお伺いをしたいと思うのですが、現行法の盲導犬訓練は施設において行うことが要求されていますが、介助犬訓練事業及び聴導犬訓練事業については施設要件がございません。  施設を要件としな...全文を見る
○五十嵐委員 私もそれでいいのではないかなと思うのですね。  というのは、盲導犬と違って身体介助犬の場合は、その障害のあり方によって動きが、介助の行動が変わってくるわけですし、それぞれの家庭で、それぞれの家庭の間取りとかいろいろな事情によって介助のあり方も変わってくるわけですか...全文を見る
○五十嵐委員 しかしながら、私は、やはり理想は無料貸し出しだと思うんですね。無料貸し出しで、ある程度の働く期間を終えたら、もとの法人が引き取って安らかに老後を暮らしていただくという、犬にとっても幸せな一生を保障してあげる、そういう制度にすべきだと思っていまして、理想は無料貸し出し...全文を見る
○五十嵐委員 最後に、身体障害者福祉法第二十一条の四で新設される「身体障害者の盲導犬、介助犬又は聴導犬の使用を支援する事業」とありますけれども、これは具体的にはどんな事業を想定しているんでしょうか。
○五十嵐委員 私も、先ほど申し上げましたように、アメリカと違って日本ではそういう文化はまだないということで、一番大事なことだろうと思います。お店の方にはそういうのを受け入れる店だというワッペンを張っていただくとか、あるいは市町村、都道府県、積極的に広報活動をしていただく、それに必...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、石原大臣と同様にかつて記者でありまして、長い間この永田町周辺におりますけれども、かつて日本の政治、諸悪の原因は自民党総裁選挙にある、こう言われました。  確かに、派閥をつくらないと自民党の総裁そして総理大臣にはなれないと...全文を見る
○五十嵐委員 特に問題となりました仏経山トンネル西工事の落札価格は幾らになっておりますか。
○五十嵐委員 今の仏経山トンネル、価格を問うたのに言われませんでしたけれども、予定価格が二十二億九千二百四十万円であったところ、落札価格は、飛島建設・小松建設工業JVですけれども、二十二億五千万円。私が事前に指摘をしていたとおり九八・二%でございますが、これを今当たり前だとおっし...全文を見る
○五十嵐委員 やり直しになってしまったから調べませんでしたというのが今のお答えでありますけれども、これは公表したから、騒ぎになったから、やはり切りかえられたと見る方が私は妥当だろうと思います。  特に、かわりに落札をされました飛島建設というのは、実は青木幹雄議員と非常に深い関係...全文を見る
○五十嵐委員 これは、この間の予算委員会でもかなり私、細かく追及をさせていただきましたけれども、そもそもがおかしい。普通のケースであれば、なぜ公団の工事中止についてあれほど青木議員が怒り狂わなければならないのかわからないと、自民党の議員の方々もみんな言っていたわけですよ。これは、...全文を見る
○五十嵐委員 では、このやりとりは電話であったわけですか。こういうことは全くなかったんですか。総裁と一緒に説明に行きたいというふうに青木さん御本人なり青木事務所にあなたは申し入れていませんか。
○五十嵐委員 はぐらかしていらっしゃいますけれども、これは午前と午後と、はっきりした話なんですよ。いつのことだかわからないけれども、説明するようにと言われた、青木さんから言ってきたというわけですけれども、十九日のことなんです。そして、部下がどなられたら、それはすぐアクションするで...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、先日、藤井さんがお話しになりました出勤途中での車の中からの電話というのは、この十二月二十日の午前中の話ですか。もう一度確認だけしたいと思います。
○五十嵐委員 そのときに、文書で理由を説明しろというのと、議院調査権で正式に調べるぞ、公団と戦うぞというお話はあったんですか。あったのかなかったのかだけお答えください。
○五十嵐委員 比較的厳し目のお話というお話でありました。先日は、詰問調であったのではないかという質問に、そうだったかもしれないような、そういうニュアンスのお話だったんですが、怒っていたんでしょう。怒っていたんですね、青木さんは。そして、詰問調、どうしてだということで厳しくお話しに...全文を見る
○五十嵐委員 もう一回、しつこいようで恐縮なんですけれども、議院調査権という言葉というのは余り耳なれない言葉だから頭に残ると思うんですが、議院調査権で調べるというお話はあったんですか。
○五十嵐委員 だめですよ、ごまかしていますよ。普通なら国会調査権というんだったら、国会調査権と言ったんですか。それとも、耳なれない議院調査権という言葉を使ったから頭に残っていてメモが残っているんですか。これはでっち上げではできない表現ですよね、耳なれない言葉だと言っているんですか...全文を見る
○五十嵐委員 何か怖いから言えないけれども、そういう雰囲気であったということでわかってちょうだいというお話でありますけれども、これは烈火のごとく怒っているんですよ。すぐ、青木さんは、これは青木さん本人の声だったと総裁はもう認めているわけです。十二月二十日の九時十五分が今の電話です...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、優しく経緯等じゃないんですね。ここでももう興奮が続いていて、なぜおれのところがという言葉を使っているんですよ。そして、そういう電話が両方にあったんですね。  十時、その後ですね、公団から大石さんに電話があって、この問題はクールに淡々としましょうということ...全文を見る
○五十嵐委員 それは、このメモにあるように高速部長からされたんですか、それとも中国支社長の佐々木さんからされたんですか。ちょっと確認したいんですが。
○五十嵐委員 それは十二月十二日ですね、そうすると、中国支社長からの説明は。それは確認できませんか。(小笠原参考人「ちょっとそれは」と呼ぶ)私どもに入っている情報では、十二月十二日、中国支社長から青木文雄さんに説明があった。だから、知らなかったといって怒り狂っているのはうそなんで...全文を見る
○五十嵐委員 青木さんの事務所に支社長が行ったら、佐々木さんが行ったら、たまたま文雄さんがいたから説明した、そんな話は通らないですよ。青木文雄さんという方は、故竹下元総理が亡くなられた後、この地域の建設談合を一手に仕切っているボスなんですよ。だから、ふだんからしょっちゅうこの佐々...全文を見る
○五十嵐委員 この佐々木という人は、実は、公団が青木議員から、半年でいいから中国支社長にしてやってくれと言われて支社長にしたんじゃないんですか。もともとがそうなんですよ。確認してください。
○五十嵐委員 要するに、もともと青木さんと親しい方で青木さんに忠誠を誓った、そしていろいろな情報を伝えていた、こういう方なわけでありますね。ですから、話が行っているんですよ。ですから、知らなかったことが原因で怒り狂ったんではない。つまり、自分のところの工事を切ったことが怒りの原因...全文を見る
○五十嵐委員 おれが倒れるかおまえらが倒れるかだということは言ったんですか。そういうふうに伝えられたんですか。そういう空気を伝えたというふうに言っていますけれども、もう少し具体的にお答えください。
○五十嵐委員 覚えているはずですね。何か恐れているか、もう既に手打ちをしてしまって仲よくなっちゃったから言えないのか、どちらかですね。  四時四十分、十六時四十分、その日ですよ。まだ十二月二十日の話です。自民党の道路調査会長古賀誠氏から小笠原理事に電話がありました。電話の向こう...全文を見る
○五十嵐委員 いや、同じことなんですよ。古賀さんも怒っていたんでしょう。そして、こういう強い調子であなたに対して叱責をしたというか、どなったという事実があったんでしょう。どうですか。  それから、それとは別にちょっとお聞きしたいのですが、古賀さんの発言として、公団は首を洗って待...全文を見る
○五十嵐委員 怖いですよね。実力者に、首を洗って待っていろと言われたんですものね。それは威迫を感じたんだと思いますよ。相当いろいろなことがあったと思いますね。  あったものですから、時間も迫ってきましたから、これはまだまだ続くのですよ。今のはやっと二十日が終わったところですから...全文を見る
○五十嵐委員 うそでしょう。検察の方が来てアドバイスしているんじゃないですか。そういう証拠が挙がっていますよ。検察の方が見えていますよね、公団に。どうですか。
○五十嵐委員 検察官が来るというのは大変なことですよ。覚えていないなんてことはあり得ないでしょう。検察官が、何にもなくて、こんにちは、ごきげんようと言って来るのですか。そんなことはないでしょう。あなたが相談したいことがあるというようなことを言うから、検察官が公団にお見えになったん...全文を見る
○五十嵐委員 もちろん内部用ですよ。外に出すためにつくるはずがないんですよ。しかし、なぜか私の手元にはある。これは、こういうようなことがいつまでも続いちゃいけないと、心ある人が中にいるということの証拠だと思うんですね。だから、私はそうした良識派の人の側に立って、あなたはきちんと、...全文を見る
○五十嵐委員 うそです。諸井さんはほかのインタビューで、「東洋経済」のインタビューで、求められて仕方なく変わっちゃったんだということをはっきり言っているじゃないですか。みずから好んでこれでいいと言ったんじゃないですよ。あなたが強要して、これでとにかくのんでくださいと言ってのませた...全文を見る
○五十嵐委員 うそを言っています。そんな三月の話ではありません。この問題で責め立てられた最中に相談をし、検察官とお話をされているはずです。  午後に譲ります。
○五十嵐委員 午前中に続きまして質問をさせていただきます。  この間に、青木さんから何か御連絡ありましたか。
○五十嵐委員 いや、先ほど電話が入っていたようですから。失礼いたしました。  スピード感を持ってお話をしていただきたいんですが、それがないものですから、メモに基づいてお話をした、十二月二十日の分までしか進んでおりませんが、私は優しいものですから、せっかくおいでいただきました安倍...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、この飯島秘書官の御次男の方と勤務は公団で重なっていますか。
○五十嵐委員 それでは、安倍副長官、わかりますか。
○五十嵐委員 車の関係でいうと何らかの関係があるのか、ちょっとその辺の資本関係等がわかりませんけれども、私のところに入った情報では、実は小野さんの口ききでその企業に入社したのではないかという推測があるということなんですね。なぜかこの三月には飯島氏はその公団ファミリーの関係者に電話...全文を見る
○五十嵐委員 いや、全く火の気のないところに煙が立つということはないと思うんですね。これは、随所でということは、何人かそういう話を聞いたことがあるということなのであります。  この三月いっぱいで藤井総裁を更迭するという動きはあったのではないかと推測されるものが幾つか出てきます。...全文を見る
○五十嵐委員 その成和コンサルタントというのは、大成建設グループでありますか。
○五十嵐委員 大成建設は、当然のことですが、関連の会社を幾つか持っていますが、大成グループは公団の受注企業でありますよね。
○五十嵐委員 要するに、一つの問題は、公団幹部から、大幹部からわずか半年足らずといった段階で大成建設に天下りをしている。しかも、公団の受注企業であるということで、こういう構図が談合や癒着といったものの温床になると私は考えます。これはやはり、途中で別の高速道路技術センターというもの...全文を見る
○五十嵐委員 そうですね。私どもの調べでも北村さんは大成で専務になられているんですね。だから、受注企業である大成が、そのグループ会社も含めて公団幹部の天下り指定席を設けているんじゃないか、こう思われますが、ほかにも、このような複数、歴代ですね、時間はずれてもいいのですが、ゼネコン...全文を見る
○五十嵐委員 力があればいいということはあるんですけれども、やはり大手ゼネコンがファミリー企業化しているということなんですね。先ほど、将来を憂えている公団のまじめな改革派の方からそういう指摘があったということを申し上げましたけれども、本当に今二十二人も大手ゼネコンに天下りをしてい...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、公団は半分親方日の丸なわけですね。子会社は営利企業ですから幾らでももうけてもいいということで、子会社にもうけさせて、自分のところは、本来ならば、子会社ですから、下請ですから、普通の企業だったら下請をコストダウンのために使って自分のところの利益を上げるように...全文を見る
○五十嵐委員 ただの問題ではなくて、要するに、談合とかそういう問題と結びつけば、これは日本の公共事業の高コスト、むだ、汚職というものにつながっていくわけですから、公共事業受注企業からの献金というのは、たとえそれが政党支部であろうとも、あるいは政党の本体であろうとも禁止をすべきだと...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、うわさでも、藤井総裁を三月に交代させようという動きがあったということはお認めになるのかならないのか。
○五十嵐委員 名答弁でございますが、しかし、これだけ言われれば、はっきり、対決してやるとか首を洗っておけとかいう話まであったわけですから、そういう動きがあったということはもうおわかりだったと思うんですね。  なぜ藤井さんは道路族大幹部の、トップの古賀誠さんとか青木幹雄さんとかに...全文を見る
○五十嵐委員 自民党の他の有力幹部と親しいからということはございませんか。
○五十嵐委員 要するに、派閥争いがこの裏にあって、先ほど申しましたように、青木さんは、聞いていないことをやられたから怒ったのではなくて、これをチャンスに藤井さんの首をすげかえよう、こういう動きに出たんではないかと推測をされるわけです。  先ほどの話に戻ります。  二十日までや...全文を見る
○五十嵐委員 覚えているじゃないですか。検察からそういう話があったのは、別の話かもしれないけれども、そういう話があったのでそういう話をしたよということを認めているじゃないですか。  大石さんはどうですか。襟を正せと言われたんじゃないですか。
○五十嵐委員 あなたは本当にとぼけるのがお上手だから。  この後、藤井総裁は高速道路課長にも電話しているんですよ。局長と話をした、司直のことも言った、道路局は発注者ではないからいいが、公団は発注者なのだからできない、高速道路課長が局長の指示ということで持っていってほしい、ロビー...全文を見る
○五十嵐委員 うそを言っちゃいけませんよ。こんな当たり前のことで司直のことも話したとか司直と相談したとか言う必要はないんだから。具体的なことで相談をしているからこういう話になったんでしょう。  十二月二十五日、青木議員から道路局長を通じ高速道路課長に、発注を先送りした工事にかか...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、どうしてもこの問題の責任を公団に確定したいという気持ちで青木さんと大石さんは一致をしたということなんです。  その日の夜、青木さんと野中広務さんと松谷蒼一郎さんが会食した際に、青木さんが、この工事延期問題について発言をし、公団はけしからぬ、責任を追及する...全文を見る
○五十嵐委員 その日から翌日にかけて、大石さんは、まだ青木さんが怒り狂っているということを知って、各国会議員の間を回って、道路局は全く知らない、公団の責任だ、けしからぬと言って回ったということなんですが、そういう事実はありますか。
○五十嵐委員 多くというのはどれぐらいかわからないんですが、関係国会議員の間にはそういうふうに言って歩いた。要するに、責任のなすりつけ合いをしたということなんですね。  二十六日の朝には、道路局に対して公団から、今我々はポストで仕事をしているので個人名なんか書けないんだという当...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そうでなければこんな話は出てこないんですよ。あなたは明らかにとぼけておられる。  そして、二十六日の朝の十一時、高速道路課長から、道路局は行けない。これは大石さんの指示を受けているからですね。道路局は行けない、公団として青木先生のところに届けてほしい。そして...全文を見る
○五十嵐委員 でも、知らなかったんでしょうと私が今質問したとき、うなずいているんですよね。うなずいているんです。知らなかったんですよ。知らないのに、責任を押しつけられて首をとられそうになったから怒ったんですよ。怒ったから検察に相談したんです。  二十一日に司直の話をしているでし...全文を見る
○五十嵐委員 うそです。国会を侮辱するのか。  このとき検事は、小笠原理事そして内田理事、一般有料道路関係、この二人から事情を聞いているじゃないですか。小笠原さん、うそを言わないで。国会でうそを言うと大変なことになりますよ。答えてください。
○五十嵐委員 いろいろと聞きに来た人というのはだれですか。どういう関係で、何の関係で聞きに来たんですか。東京地検のどなたかの、役職を持った方ですか。全部答えてください。
○五十嵐委員 十二月二十六日ですよ。週刊ポスト、出ていましたか。出てないでしょう。その後の話でしょう。十二月二十六日ですよ。
○五十嵐委員 この件で来ているんですよ。うそを言っちゃいけないんですよ。  青木幹雄氏の件は契約行為にかかわるもので、厳正かつ客観的に対応するようにと注意を受けているんです。そうでしょう。
○五十嵐委員 では、そのときに一体どなたに会ったんですか、今、よくわからないんだけれども。そのときに、あなたは記憶しているようですから、あなたの言葉によれば検事ではないことだけははっきりわかっているようですが、どなたに一体会ったんですか。言ってくださいよ。
○五十嵐委員 二十六日だけ、記憶が特にどうこうになっちゃったのですね。これはおかしな話なんですよ。  総裁に伺いますけれども、道路公団の民営化問題は国全体にとって極めて重大な問題であります。これは総裁も小笠原さんもしらばっくれておられますけれども、こういうことを記録したメモの原...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっとその言葉の続きがわからなかったのですが、外に出すようなメモをつくってないけれども、事実関係を何かまとめたようなものはおつくりになったんですか。何かあるんですか、内部的には。今ちょっと言葉を濁されたのでよくわからない。もう一回。
○五十嵐委員 今はございませんというのは、処分してしまったということですか。要するに備忘録があったということですね、今お認めになったのは。備忘録があって、日程表のようなものにちょこちょこっと、だれからどんな電話があったというようなことをメモしたものがあった、しかし今はないというの...全文を見る
○五十嵐委員 これは、私どもやその辺の人が勝手につくってできるものじゃないでしょう。今詳細に話が出てきていることから見てもわかると思うのです。当事者しかわからない、後ろで声がしているのは大石さんだとか、秘書と名乗っているけれども実際には青木議員自身の声だったということまで書いてあ...全文を見る
○五十嵐委員 これは、二月五日早朝の自民党国土交通部会・道路調査会合同会議で、突然、古賀誠道路調査会長がこの件を持ち出して、これをつくれ、出席した大石道路局長が、はい、やりますとオウム返しに直ちに返事をして、そしてすぐにでき上がったということになっています。お役所の仕事というのは...全文を見る
○五十嵐委員 扇大臣と事前に相談がなかった、ここだけは正直ですね。  これは、実は昨年末に、第三者機関、第三者委員会がつぶれたとき、というよりつぶすつもりだったんですが、そのときの受け皿として扇大臣にないしょで、こっそり大石局長が事前にもう研究会をつくっていた、それを衣がえした...全文を見る
○五十嵐委員 なぜ、こんな重要な問題でトップが副大臣なんですか。なぜ扇大臣に事前の相談をしなかったんですか。諸井委員会にも失礼じゃないですか。諸井委員会の報告の結果を受けて、役所、国交省なり公団が動くというならわかるんですけれども、そうじゃなくて、独自にこういう問題をやっていくと...全文を見る
○五十嵐委員 語るに落ちているじゃないですか。扇大臣は、そんなものは必要ない、諸井委員会、そして第三者機関の動きを見るべきであって、省内が先にそういうことを動くべきではないというお考えなんでしょう。事前に相談したら反対されるから、こっそりつくろうとしたということなんじゃないですか...全文を見る
○五十嵐委員 お立場があるでしょうから、そういうことを言わざるを得ないのかもしれませんけれども、いろいろなところで指摘をされているんですね、この話は。  まさに、一つだけじゃないんですよ、今までの情況証拠を積み重ねても、あなたと古賀さんとの関係を見ても、これは外務省と鈴木さんと...全文を見る
○五十嵐委員 いや、何人かの方が審議会からもう既に外れて待機をしているという話があるんですが、そういう事実はないんですか。
○五十嵐委員 まあ、出てからあれだと思います。  それから、どなたかも質問されておりましたけれども、もう既に事務局人事が、事務局長予定者は準備室長で、総務省から来られる坂野さんということはわかっているんですが、その下の事務局構成が大体もう決まっているんだという話を聞きました。そ...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ中立的な事務局にしてほしいというふうに思います。  時間が来てしまいました。コンプライアンス体制、本部の話、それから財投機関債の話等、たくさん準備をしてただしたいと思っていたんですが、また別の機会に譲りたいと思います。ありがとうございました。
04月23日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、月末が迫ってまいりまして、同時に、四月の月末はゴールデンウイークを控えた月末になるわけです。私の周囲にもかなりたくさんの銀行関係者がおりますけれども、通常の年でもこのゴールデンウイーク前というのは大変事務事業が重なって、...全文を見る
○五十嵐委員 突然の質問なので、お答えいただける範囲内で結構なんですが、一つは、都庁が、石原都知事が富士銀行と一緒に沈むつもりはないというような発言をしたかのように承っておりまして、指定金融機関から外されると大変だというので、四月十五日、都庁職員の給与振り込み日だったわけですが、...全文を見る
○五十嵐委員 まだ一部手作業が残っているということですと、先ほど申し上げました繁忙期に心配だというのがやはり残るのですね。また、プログラムについても見直しの最中だということであると、これは大変な問題に、もしこの五月初めに向けてさらに大きな支障が起きると、日本の金融システム全体への...全文を見る
○五十嵐委員 大体、お考えが私と同じだと思うのですね。  結局、政策金融機関も民間を圧迫しないように、民営化に近い方向に動いていかないと私は問題がある、そして、本当に必要な部分というのは、それはそれとしてきちんと考えていくべきだろう。  それからもう一つは、非常時と、平時とい...全文を見る
○五十嵐委員 私も、もう少し整理をされないといけないんじゃないかなと思うんですね。政策金融の目的、そしてその効率性の達成度といったものと資産の健全性というものとのバランスを、だれがどこで判断するかという問題が出てくるのでありまして、リスク分野を金融庁に任せるといっても、そのリスク...全文を見る
○五十嵐委員 今いろいろ答弁があったんですが、その答弁の中に幾つかの問題点を含んでおります。  本来ならば、政府系金融機関であれば、少なくともそういう法令遵守の分野は当然のこととして守られるべきであり、いわゆる主務大臣というものが、直接監督省庁があるわけですね。一方、共管の主務...全文を見る
○五十嵐委員 さすがに優秀な財務官僚は理屈をつけるのがうまいんですが、実際に例えば最近十年間の検査を見ると、平成七年は商工中金のみでしょう、二カ月間。それから十一年の監理官検査というのは、これは中身は何かよくわからないんですが、十一年はそういうのが行われている。七年から次は十一年...全文を見る
○五十嵐委員 確かに人手が足りなかったから下請に出したんだというお話なんですが、それにしては三年間もやっていないというのは、必要なかったということの方が近いんですね。人手不足だったという話とは違うと思うんですね、三年間やっていなかったということは。  もう一つは、主務大臣は、財...全文を見る
○五十嵐委員 今、下請というふうにちょっと失礼な表現を申し上げましたけれども、というのは一般の人にはわかりやすいから申し上げたんですが、わかりやすく、下請をする側の金融庁からすると、権限をこれで区切られるわけですので、かえって困ることが起きやしないかということですね。  私は、...全文を見る
○五十嵐委員 今の御答弁ですと、先ほど与党の質問にあった御答弁と食い違う部分が出てくるかなと思うんですよ。というのは、金融機関によって政策目的が異なるものですから、引き当て率だとか債務者区分なんかはちょっと変わってくるんじゃないかというお話があったと思うんですよ。  そうすると...全文を見る
○五十嵐委員 それからもう一点、金融庁の検査結果に主務大臣は従わなくていいんじゃないかという問題が出てきてしまうんですが、これについては財務省、金融庁、それぞれどういうふうにお考えですか。
○五十嵐委員 それで、もとの話に戻ってしまうのですが、要するに、セーフティーネットが厚過ぎればモラルハザードが起きかねない、あるいは今度は薄くても、財務の健全性が損なわれて最後は税金投入になって、結局は国民の負担が大きくなってしまう、こういうおそれがあるわけですね。  これを防...全文を見る
○五十嵐委員 それは逆なんですよ。予算があるから財務大臣も責任を負わなければいかぬというのだったら、それは翌年の予算で切ればいいだけの話で、予算上だけでチェックをすればいいのであって、主務大臣になる必要はないのですよ、実は、と私は思います。  まだ他の野党の同僚議員の質問もあり...全文を見る
○五十嵐委員 それともう一つは、今も少し触れられましたけれども、経営の改善計画を石川銀行は出してきた、それに沿って増資をするから、あるいは増資はしたから四%を超えました、そういうお話があったんですね。しかし、その増資計画は三月時点でうまくいかなかった。四月にさらに増資をしたわけで...全文を見る
○五十嵐委員 最初の改善計画の中にNOVAの引き受け分というのは大きな比重であったはずなんですよ。おかしいんじゃありませんかね。  このNOVAという会社は、森元総理に献金をしている大変親しい会社と伺っていますし、石川銀行そのものの高木さんという、くしくもお名前が同じですが、あ...全文を見る
○五十嵐委員 圧力があったかとは聞いていないじゃないですか。そういうところに配慮して手心が加えられたんではないかというお話をしたんであって、森さんから直接圧力があったなんということは、私は一つも言っていないじゃないですか。それは勝手な決めつけの答弁ですよ。
○五十嵐委員 しかし、状況がかなり怪しいということなんですよ。これは私は、政治が絡んでの金融にまつわる事件というのは、もっとクリアにならなきゃいけないと思っている。  警察庁にちょっとお伺いしますが、この北九州のホテルをめぐる詐欺並びに不正融資を疑われる石川銀行をめぐる事件につ...全文を見る
○五十嵐委員 その方は警部補だったと思いますが、私は、これがどのような経緯で自殺に至ったのか、もう少し具体的に知りたいと思うんですけれども、個人的な悩み等々の原因によるものだというふうにこれは断言できるのかなということを思っているわけですよ。不思議に思っているわけです。  とい...全文を見る
○五十嵐委員 やみの中に入ってしまうんですが、どうもこの大きな山場を、捜査用語でヤマといいますかをしている最中に捜査官が自殺をするというのは、私は尋常なことではないんではないかなというふうに思いますので、引き続き調査を進めたいと思っております。  政治が絡むと、金融というのはど...全文を見る
○五十嵐委員 私の情報が極めて正しいということは証明されたと思いますが、二月の二十七日に金総書記と許宗萬責任副議長単独で会談をいたし、宴席を設けられております。そして、翌二十八日にもこれはもう一度お会いになっているということで、これから先、朝鮮総連の立て直しを許宗萬氏に託すという...全文を見る
○五十嵐委員 いえ、広域暴力団から朝銀を救うべきだという圧力を受けて、柳澤さんにSPが増員されたという情報があるんですが、今ではありませんよ、そのおどしを受けた時点ですね、そういう情報が寄せられましたけれども、そういうことがありますか。
○五十嵐委員 この問題は、私は極めて重要な問題だと思っているんですが、今の時点でどういうお考えかをまた後で伺うとして、外務省の見方を伺っておきたいと思うんですよ。  北朝鮮は米国から、ブッシュ政権から悪の枢軸というふうに名指しをされているんですが、アメリカは、私はそれ以前から北...全文を見る
○五十嵐委員 テロ資金の供与を封じるための法案等々、条約等が先日可決をされましたけれども、あの法令によりますと、テロの団体であるかどうかの認定は、日本側は今まで、国連安保理等の国連機関の認定を待つ、そういうあれだったんですけれども、もとのマルチの条約そのものは、各国において判断す...全文を見る
○五十嵐委員 私は、国民に恐怖の感情を十分に与えているし、殺傷行為等の等の中に当然、誘拐や拉致という問題は入るというふうに思うんですね。そういう国に対して資金が供与されるというのは、私は大変な大きな問題だと思う。  それから、前にも指摘をいたしましたけれども、北朝鮮系の信組とい...全文を見る
○五十嵐委員 時間がそろそろ参りましたから、本題に入りますけれども、このような大変重要な問題でありますので、私は、このようなハナ信組等受け皿信組に朝鮮総連の役員、幹部、これが入るということは排除されなければならない、もしそういうことがあれば認可は取り消されなければならないというふ...全文を見る
○五十嵐委員 政治絡みの裁量行政をくれぐれもおやりにならないように要望申し上げまして、時間が来ましたので、終わります。
05月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○五十嵐委員 おはようございます。民主党の五十嵐文彦でございます。  当法案を民主党でもヒアリングを受けたわけでありますが、当初、かなり実務的、技術的な法案であるというふうに伺っておりまして、説明もそのような状況でありましたけれども、ぱらぱらとめくっておりましたら、私が途中で、...全文を見る
○五十嵐委員 内閣法制局は大体政府の意に沿った判定をするものでありまして、特に、国債については個人の所有は二・五%しか日本ではないわけですね。ですから、急にこれをメーンの取引ということには、確かに国債そのものの厚みは債券の中でありますけれども、国債の金利スワップについては特にここ...全文を見る
○五十嵐委員 考えていないというのですが、そうせざるを得ないような状況になっていくのじゃないか。  現実に、今、長期国債は人気がなくなってきているわけでありますね。ですから、長期国債を、国債の残存期間のバランスを保つという名目のもとに発行をむしろ控え目にして、短期国債の方にシフ...全文を見る
○五十嵐委員 半分答えてないのですが、いつごろからこの法案準備に入ったか、いつごろ、この法案に入ることは出てきたか。
○五十嵐委員 悪用の仕方によっては、あるいは、法律というものはいつでもそうなんですが、当初の目的はこうだったからこういう基準で運用しますといっても、あなたがいつまでも理財局長の席にいるわけではないわけですね。後の時代に新たな状況が起きたときにどのような使われ方をするのかというのが...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、あらかじめ国会に提出する国債発行計画の範囲内でしかやらないということですね。それは、歯どめはどこの条項で決まっていますか。
○五十嵐委員 それでは、金利スワップの相手方はどこになるんでしょうか。  ヨーロッパの例を見ますと、最低格付の基準を設けておりまして、相手方がシングルA以上でないと金利スワップの相手になれないというのがヨーロッパの例と聞いております。これを日本にそのまま例えば当てはめますと、邦...全文を見る
○五十嵐委員 この程度のことは基準を決めていなきゃいけないんだと思うんですね、法律を出してくる以上は。それが、これから検討だというような、そして、一般論でしか答えられないというところから見て、この法律が十分に考え抜かれてきたとは思えない。  それから、大量発行しないんだからリス...全文を見る
○五十嵐委員 ムーディーズの反応は私は余り承知していないんですが、フィッチの方はもう報道されているんですが、これに対しても今の時点ではコメントしない、あるいはできないということですか。
○五十嵐委員 ムーディーズは、三月に幹部が来られたときに、二ノッチ、ツーノッチの格下げを予告していたと伺っております。それが、先日のイタリアの格上げによって、ツーノッチではなくなりそうだというので、それを好感してもう株価は反応しているわけでありますけれども、このムーディーズの格上...全文を見る
○五十嵐委員 外国の格付会社、確かに認識の差、私どもともあるとは思うんですが、彼らは彼らなりにそういう需要があって、すなわち、海外の投資家で日本国債を買っている人がいるわけですね。海外は今五・〇%ですか、数は、総体の中では小さいけれども、その人たちが、今、各国、先進国は財政を急激...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、今は日本の経済力はしっかりしているけれども、その債務の大きさから見て利払いが持続可能かどうかということが問題になってくるわけで、ここまで大きくなってきて、日本の国の政治の政策の方向がそちらの方に向いていないとなれば、不安を抱かれるのは、これは政治論になってき...全文を見る
○五十嵐委員 それは、ウォール街じゃないですよ、世界じゅうがそう思っているのですよ。日本人も大多数の国民がそう思っているのです。  そこで、もう一つ、それでは大臣、後でまとめてお答えをいただきたいと思うのですが、G7で公約をされてまいったというふうに報道されております。六月に減...全文を見る
○五十嵐委員 前からの大きな構造改革の流れの中の一つだというのなら、今までいろいろな、骨太の方針があり、その後の計画もあるわけでありまして、ここでわざわざ六月に減税を含め戦略を示すと言われたことの意味が、ひとつわからない。  景気回復のために何か手を打てということなのかというふ...全文を見る
○五十嵐委員 全くお答えになっていないし、ちょっと今のお答え自身がよくわからないのですが、三月決算が出そろってくるのが六月だ、だから六月中に減税を決めなきゃいかぬというのは、理屈になっていないですね、それは。  それから、今年度予算の審議中は遠慮をしていたので、それが成立をした...全文を見る
○五十嵐委員 いまだに、お答えを聞いても、これはどうも与党税調と、あるいは自民党そのものの税調と調整をされた上でこの発言をされたようには聞こえないわけでありまして、本当に全体の中で税制が論じられるんであろうかという心配があるわけであります。  私は、ことしの予算委員会等を通じま...全文を見る
○五十嵐委員 どうも、おっしゃるとおりでありますと言われると言いようがないんでありますけれども。お答えをいただきたいのは、これはいつごろ結論、六月中に戦略を示すというんですが、例えば法案の形で出されるのはいつごろを念頭に置かれているんですか。
○五十嵐委員 そうでしょう。結局、年度改正に入れるということを今大臣はおっしゃっているんで、それだったらその方針を六月に出すというのはどうも拙速で、単なるサミット対策にしかすぎないということになるんではないでしょうか。私は、どうも勝手に大臣が約束してきちゃったなという印象を持つわ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、本日二回目の質問に入らせていただきたいと思います。  まず、報道によりますと、政府は、不良債権の問題を早期に打開するため、整理回収機構、RCCに対して、金融機関の不良債権の買い取り価格を二倍に引き上げるように要請をするんだ、そして、それによってRCCの方...全文を見る
○五十嵐委員 このことは直ちに金融庁でも問題になりまして、森昭治金融庁長官が十三日に記者会見を夕方されていまして、この記事について話をされているわけですね。それによりますと、政府がこのような検討をしているという事実はないということが一点と、金融再生法の改正によりまして時価で買い取...全文を見る
○五十嵐委員 時価でということはある意味では当然と思うわけでありますけれども、それを二倍にというむちゃくちゃな話が政府の内部から出てくる、少なくとも経済専門の大新聞に載っているということは、それを誤解を生むような発言があったということなんだろうと思いますね。慎重に発言をしていただ...全文を見る
○五十嵐委員 私どもも今大臣がおっしゃられたとおりのことをかねて聞いていたわけですけれども、どうも情報によりますと、例えば、ATMの障害につきましては、いわゆるBANCS等の、外部システムとの接続するための対外接続用システム、今グローバルプロセッサーとおっしゃいましたけれども、そ...全文を見る
○五十嵐委員 それで、今ちょっと触れましたけれども、地銀の合併促進策というのをお考えと聞いておりますが、そうすると、みずほと同じようなシステムというものをみんな持っていますから、そのシステム統合障害というのがまた起きる可能性があるというふうに思うんですが、このみずほの問題を糧とし...全文を見る
○五十嵐委員 合併を半ば慫慂するという形でやるのであれば、それにメリットを感じないところにメリットを感じてもらうためには、ある程度の代償措置が必要だというのはわからないでもありません。しかし、商法改正等でいろいろな合併や分社化については柔軟にできるような仕組みを今整えてきたわけで...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、まだ法案になるとかそういう段階にまでいっていないというふうに解釈をさせていただきたいと思います。  必要なことは必要だと私どもも思います。地域金融を守る上で、もう少しオーバーバンキングを整理して体力のある金融機関を地域につくっていくというのは、必要なこ...全文を見る
○五十嵐委員 この近畿財務局というのは非常に問題が多いところでありまして、かつて接待問題というのがありました。この接待問題の大きな舞台にもなったところであるわけでありまして、本格的にメスを入れなきゃいけない。要するに、接待問題で大処分が行われたわけでありますけれども、それ以降も接...全文を見る
○五十嵐委員 やはりかかわっているわけですね。  そうすると、単に情報を提供しただけではなくて、審査の過程で手心を加えた可能性が出てくるじゃないですか。その辺の確認はしていますか。要するに、関西興銀の審査がこれによってゆがめられたという事実はなかったんですか。
○五十嵐委員 いや、司法の手といっても、一たんはこれは決着しちゃっているんですから、それは司法の問題じゃなくて金融庁として、監督当局としても、検査そのものがゆがめられたのかどうか、そして、こういうことが再発される可能性があるのかどうかということを厳しくチェックする必要があるんじゃ...全文を見る
○五十嵐委員 今村田副大臣は、一人でやったんじゃないから大丈夫なんだという御答弁でありましたけれども、そんなことは言えないと思うんですね。  九八年に、いわゆる大蔵省の接待スキャンダルというのが問題になりまして、四名が逮捕されて百十二名が処分を受けているわけですね。特に近畿財務...全文を見る
○五十嵐委員 どうもそれは臭い物にふたをするような話でありまして、どうしてチェックをしないのかというのは不思議でならないですね。このようなことが行われたとは思えませんなんというような話は、チェックしてみてからでないとわからないはずですね。大体、上席の検査官が逮捕されるという自体、...全文を見る
○五十嵐委員 監督責任についても述べないし、近畿財務局の体質に疑わしいところがあるからチェックするということもおっしゃらない。これはゼロ回答でありまして、とても答弁になっていないですね。  それでは、観点を変えて、八幡さんだけかという話をさせていただきたいと思いますよ。  一...全文を見る
○五十嵐委員 大森さんと、私が名前を出していないにもかかわらず今言われた、京都シティ信用組合のもともとオーナーであり、近畿産業信用組合の今でも実質的なオーナーであります青木定雄氏との深い関係があったということは指摘をされているわけでありまして、そして、この大森さんという方自身は、...全文を見る
○五十嵐委員 それはおかしいですね。極めて密接で、また、その指導をしていた、そして別の情報では、近畿産業信用組合の余裕資金を利用して不適切な増資まで誘導しているという話が、大森氏にはそういう疑惑の情報も流れているわけです。  もともと、今言われた金融機関の会長さんは、前科十犯な...全文を見る
○五十嵐委員 だめですよ、そんなでたらめなごまかし方をしたんじゃ。大和都市管財にしたって、登録拒否は確かにしましたよ。だけれども、それは遅過ぎたんですよ。なぜあそこまで引っ張ったのかということの方が問題なんですから、そんなものは公正な決定をしたという理由にならないですよ。  そ...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは今の答弁は不満です。告発義務を課せられるような事実をつかんでいながら、していなかったという疑いがあります。重大な犯罪に結びついている脱税事件ではないかという疑いがありますので、引き続き調査をさせていただきますので、協力をしていただくようにお願いして、私の時間...全文を見る
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、一問だけ財務大臣に伺おうと思いますが、今の格付問題なんですけれども、私は、実は正直なところどっちもどっちだと思っておりまして、ムーディーズの方も、エンロンで大失敗した、だから意地でも自分たちの正当性を示したいという気持ち...全文を見る
○五十嵐委員 不満であるのはわかるのですよ。  それから、私は、今いろいろおっしゃいましたけれども、格付会社の格付を頼りに投資家は投資をするわけですから、それは商売として成り立っているわけで、ただ、商売だから信用がないんだというような発言を当初大臣されたかに思いますけれども、そ...全文を見る
○五十嵐委員 私が申し上げているのは、単にみずほの障害がそのときのクライアントに対する迷惑だけにとどまらないということを今申し上げたわけでありますけれども、このみずほフィナンシャルグループのシステム障害というのは、私は重大な問題だと思います。銀行に対する、金融機関全体に対する信用...全文を見る
○五十嵐委員 この際一期見送ったということなのか、それともその先があるのかというのはよくわからないですけれども、一応反映をさせた、今度の株主総会で今度の事件のことについては反映をさせて、退職慰労金の提案は見送るということだと思うんですが、私は、監督官庁の方にも全く責任がないとは言...全文を見る
○五十嵐委員 厳しい目で見ていただきたいと思うんですが、今のお話でも、どうも、開発責任行から上に、経営者に情報が上がらなかったというのは、今の段階ではそれを信じるほかないわけですけれども、後でもしそうではなかったというようなことがわかったときには、また重大なことになると思いますの...全文を見る
○五十嵐委員 多分、それは本体の持ち合いなんだろうと思うんですね。子会社等を通じてのダブルギアリングは、それをはるかに上回る額に最終的には達するだろう、こう認められるわけですけれども、そうなると、生保の危機というものが深まると、私はやはり銀行の危機、システミックリスクの引き金にな...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ、モラルハザードに陥ることがないように、慎重な検討をしていただきたいというふうに思うわけであります。  それから、先ほど、銀行全体の健全性については平行線だというお話がありましたけれども、ここまで償却余力がなくなってまいりますと、私どもの言っている議論の方が説...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、特別検査は、百四十九社で不良債権が九兆七千億ですか、ふえているわけでありまして、十兆円近くふえているわけで、では、その特別検査の百四十九社で全部洗い出してカバーしたのかというと、そうではないわけですから、まだ潜っている、隠れている、検査をすれば出てくる不良債...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ、考えられるんでしたら、早目にその全体像をまとめていただきたいと思います。  ところで、もう御存じだと思いますが、最近インターネット上で柳澤さんのスキャンダルが表に出てきておりますが、実はこのスキャンダル、私どもは昨年の段階でつかんでおりまして、調査を進めてい...全文を見る
○五十嵐委員 ちょっとそれはおかしいなと思うんですね。多分、監督官庁はその当時はまだ金融庁ではなかったかもしれませんけれども、おっしゃるとおり、面前自署、捺印、押印というのが、これはそれで本人の意思を確認するというのは当たり前のことであり、静岡銀行というのは非常にかたいので有名な...全文を見る
○五十嵐委員 政治家とゼネコンとの関係というのはかなり問題があることが多いわけですから、李下に冠を正さずという言葉がありますけれども、私は、こういう取引はやはり誤解を生むもとだ、こう思うんですね。ですから、物件は違うんですが買い手と売り手が同じ、相殺をすればそうなってしまうわけな...全文を見る
○五十嵐委員 おっしゃるとおり、この川島組さんは地元では有力な企業なんですね、私どもも全部調べさせていただきましたけれども。ただ、一方では、地元の市との間で、公共事業をめぐって口ききがあったとかなかったとかということもかなり頻繁にうわさされていることでもあるんですね。ですから、私...全文を見る
○五十嵐委員 わかりました。それは前野徹さん、これは東急エージェンシーの元の社長で、政界では有名な方でありますけれども。  それで、この東急エージェンシーという会社は極めて政治的な会社でありまして、以前にも実は裏金をつくって追徴課税を受けたということが報道された会社なんですが、...全文を見る
○五十嵐委員 時間が来ましたので、それはまた後ほどやらせていただきます。ありがとうございました。
07月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。  今発言されました中野委員は、私の選挙区の隣、地続きの選挙区でございまして、埼玉県の西部地域なんですが、まさに、小川信用金庫というところが破綻をいたしまして、後を引き継いだ信用金庫がほんの一部の優良な先を除いて全部RCCへ送ってしまったと...全文を見る
○五十嵐委員 今の場合でも、要するに、手形は何回にも分けて振り出されるわけでありまして、いろいろな事情がケースごとに出てくると思うんですね。そのときに、やはり柔軟に、実態に合わせた対応をしなければ、立法の趣旨に反するような事態が起きてしまうと思いますので、ぜひそうしたことについて...全文を見る
○五十嵐委員 貸し渋りに対してかわりに出動するというのはわかるんですが、そうじゃなくて、自分の方から積極的にセールスして歩いて自分のところから借りてくださいというのは、これは問題があると言わざるを得ないと思いますので、その辺もきちんとしていただきたいということで、中小企業庁にはこ...全文を見る
○五十嵐委員 急激に円高が進むようだったらある程度の介入をするというお言葉でありますけれども、ここのところの円高は、ブッシュ大統領によるドル安容認とも受け取られる発言がやはり加速をしているというふうに思われますので、我が方も、これからの日本の経済、貿易に大変強い影響がありますので...全文を見る
○五十嵐委員 各国協調が必要だというのはそのとおりだと思いますが、それと同時に、日本政府としての立場ももっとはっきり言っていく必要があるのではないかなというふうに私も思う次第でございます。  さて、その次に、今、中野委員の方からも第三次デフレ対策というお話がちょっと出ておりまし...全文を見る
○五十嵐委員 それでは一点だけ、その中でも今関心が一番高い普通預金、決済性預金のペイオフの延期、再延期につきましては、どのようなお考えでおられますか。
○五十嵐委員 私どもも、ペイオフ再延期ということになりますと、いつ一体それじゃできるのかという話になってしまうと思うんですね。これは問題があると思うんですが、ただ、中小地域金融機関の皆さんは、けさもお話を伺ったと先ほど申しましたけれども、ある意味かなり不安を持っておられるわけで、...全文を見る
○五十嵐委員 私の方は、ですから、そもそもの自己責任原則という考え方からすると、公的な資金というのはワンクッション置くわけでありますから、別の意味の保護があってもいいという、そもそも論から考える余地がある、こういうふうに思っているわけですが、さらに検討をお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、官邸人事とおっしゃいましたけれども、まあ総理の人事とおっしゃったわけですが、官邸も、あるいは原口さん、高木さんのもとの出身であります財務省も、既定でいくものと思っていたという話もありまして、このような急遽の逆転人事というのはちょっと奇異に受けとめられているわ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、財務大臣、結構でございますので、どうぞ。  それでは、前回の質問の続きの話にさせていただきたいと思います。恐縮ですが、柳澤大臣の御自宅の問題を取り上げさせていただきました。  前回の質問に対して、六月十二日の当委員会での質問でございますけれども、浜松市...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、前回も指摘しましたけれども、一方で、新しく建てられた家はこの川島組が建てられたということで、こちらはいわば請負ですね。新しい家の請負の方と、そのもとの土地の買い手の方はほぼ同一と言ってもいい会社であるということ、また公共事業を請け負うゼネコンであるということで...全文を見る
○五十嵐委員 今お話を伺って、なるほどなということもあるわけですが、ただ、銀行は当時の大蔵省に対しては大変関係が深かったわけですから、銀行が有力な大蔵省のエリートであった柳澤さんのことを知らないで売るということはないと思うのですね。それは、今の御説明ではどうかなと思う点であります...全文を見る
○五十嵐委員 私どもが解明する必要があると言っているのは、公共事業との絡みがあるということが一点なんですね。  それから、一切かかわりないとおっしゃったけれども、別の情報では、大臣の政策秘書の松永晴行さんという方、いらっしゃいますね。松永さんは、ヒルクレスト平河町三〇二号室の柳...全文を見る
○五十嵐委員 そういう連想だとすれば、連想が出てくるのは、やはり絵画ビジネスというものに柳澤さんが接触点が余りにも多いからということなんだろうと思うんですね。  一番問題なのは、実はRCCとかかわってくるんですけれども、柳澤さんの秘書官だった倉田陽一郎さんという方がおられるんで...全文を見る
○五十嵐委員 取引は一回だけ、大きなものは十回弱でその中の一回がシンワアートオークションを通じてだということでありますが、いずれにしても、柳澤さんの周辺でそうした美術関係の取引に携わっている人がいるということは事実であります。  また、このシンワアートオークションについては、周...全文を見る
○五十嵐委員 これはかなり業界の中で流布されているうわさがあり、また、それだけではなくて、関係の雑誌等にいろいろなことがシンワオークションについては書かれております。これについては、さらに調査をさせていただきたいというふうに思います。  あと、時間が少なくなってまいりましたけれ...全文を見る
○五十嵐委員 イトーヨーカ堂のアイワイバンク設立に関して、それでは、どのようなことがそれまで越智委員長のもとで滞っていた理由になったのか。私は、今幾つかの問題点を申し上げました。機関銀行化するおそれがあるんではないか、あるいは三年以内の黒字転換の可能性、基準がクリアするのは難しい...全文を見る
○五十嵐委員 今のお話でわからないところがたくさんございます。  まず、先ほど私も説明しましたけれども、BANCS加盟をめぐるその他の銀行との交渉が難航したというのはあると思うんですが、それについて、金融庁なり大臣なりがアドバイスしたり、間に立つというようなことがあったのかなか...全文を見る
○五十嵐委員 今質問の一部だけお答えになったわけですけれども、先ほど言いましたように、ちょっとお調べになればわかるわけですが、このイトーヨーカ堂は、東急エージェンシーと組んで何度も裏金をつくってきて、そしてそれが国税当局によって告発をされたという過去があるわけであります。  で...全文を見る
○五十嵐委員 取引のすべてが問題があるとかないとかというのは、こちらの側からというより、全体の、今までの取引をむしろお調べになって、問題がなかったかどうかを確認する必要があったのではないかなということなんだろうと思いますね。  それから、脱税について、明らかにイトーヨーカ堂ない...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、前回の予算委員会でも、本質的な日本経済の根幹の問題、これをお話ししたいということでさせていただきましたけれども、その続き、あるいは一部では繰り返しになるかもしれませんが、大事な話ですので、お時間をいただきたいと思います。 ...全文を見る
○五十嵐委員 それは最初からわかっていたことなんですね。それは、銀行が放出すれば相手側の一般事業会社も銀行株を放出するというのはわかっている。  しかし、銀行が保有している株というのは一般の広い事業会社の株で、業種にあれはありません。しかし、それに対応する一般事業会社側の銀行株...全文を見る
○五十嵐委員 出させないと言っていただきたいんですが、出ないと思っていますということなんですね。私は、小泉さんの姿勢がそうであるならば、そんな準備をするなと先におっしゃる方が妥当だ、こう思うわけですね。  ただ、ペイオフについては、一つは、やはりペイオフ完全解禁する前にやるべき...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そのとおりなんですよ。ただ、漫然としてきたのは、むしろ行政の方が漫然としてきた面があるんではないですか。もっといろいろな手を打つべきだった。今やられていることは、弱者連合の合併をしようということで、これは私は本末転倒ではないかなと思うわけですね。  基本的に...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、今申しましたように、与党の金融関係の議員の中の大物が、そうではない方向で動かれている。どうも二人、陰の金融担当大臣がいるようだ、こう言われているわけですよ。この状況はやはり直していただいて、私は、しっかりした国民の目に見える金融政策の方向をしっかりと打ち出し...全文を見る
○五十嵐委員 公的金融については、そのスピードが足りない、もっと急ぐべきだということを申し上げていると同時に、リテールについては、需要があるんですから、こういう時代においても、例えば、消費者金融はいまだに大手のところは盛んに収益を上げているし、あるいは問題になった商工ローンという...全文を見る
○五十嵐委員 それは、縄張り争いなんですね。金融庁の監督権限が侵されるからというような感じにとれますね。そうじゃないんですよ。アメリカでも二重、三重になっていますし。  それから、私どもが言っているのは、何もアメリカのまねをしようと言っているんじゃないんですよ。日本には独特の、...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。  そのとおりで、要するに、我々の法案というのは、借り手や預金者が銀行を選べるようにしよう、そこで競争原理が働くようにしようというのがねらいなわけであります。ぜひ、こうした方向を取り入れて、私は与党との共同提案でもいいと思うのですよ、ぜひ実現...全文を見る
○五十嵐委員 それと同時に、私は、やはり教育力の回復というのが非常に大事だなと思っているのですよ。  要するに、かつては日本は、比較的安価で優秀な労働力が日本の経済成長を支えたと言われておりますが、今や、高校を卒業したぐらいの若い労働者のレベルというものが中国に追い抜かれた、こ...全文を見る
○五十嵐委員 今までの非効率を反省していただきたいというのがまず第一であります。  それから、積極財政論が先ほどからも盛んに出ておりましたけれども、経済財政諮問会議の第二次骨太方針、これを見ましても、随分、当初厳しい削減の方針が出ていたのが、全部あいまいな表現に変わってきている...全文を見る
○五十嵐委員 どうもその辺が、いつも竹中さんへの批判は、腰が定まっていない、その時々で揺れる、そういう批判が出ているわけで、しっかりとしていただきたいな、こう思うわけですが、とにかく日本の競争力を強化するためには、税制やあるいはインフラ的な部分ですね、エネルギーあるいは交通料金、...全文を見る
10月24日第155回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  昨年の五月の末に、当委員会で私が総理に対して、小泉構造改革というのは、かば焼きのにおいだけはさせているけれども、なかなか焼き上がってまいりませんねということを申し上げましたが、一年半たってまだ焼き上がっているとは言えない、かば焼...全文を見る
○五十嵐委員 つじつまの合わないところが随分あるわけですね。最初に取材を受けたときに、なぜ遺産相続三千五百万、それから母からの贈与一千五百万というようなことを言ったのかどうか。それがまずつじつまが合わないんですよ。  それから、A氏は、そういう口座があって渡したというメモをお持...全文を見る
○五十嵐委員 記事の中には、九五年だけで二千百万円のお金が渡っているという話になっています。  今のお話で納得し得ない。秘書さんというのはサラリーマンですよね。サラリーマンの秘書さんが、ぱっと言っただけで三千万の預貯金を持っておる、そして七千百万のローンを組めるというのは、恒常...全文を見る
○五十嵐委員 大島大臣、大変申しわけないんですが、なお調査を続けていただきたい。一つは、七千百万円のローンですね。その後、それについても繰り上げて、割り増しで弁済をしている事実があるかないかを調べていただきたい。この余のことは同僚議員がまた……(大島国務大臣「ちょっと間違っている...全文を見る
○五十嵐委員 それはわかっています。訂正してください。それはもう最初から一億一千万だろうと思っていましたから。  私も本業が金融なものですから、時間がなくなってしまいますので、あとは原口さんの方から私の足りない分を質問していただくということにして、次に移らせていただきます。 ...全文を見る
○五十嵐委員 警察へ行っても、ひどいケースでは、借りたものを返すのは当たり前だろうといって追い返されてしまう、あるいは民事不介入だといって取り合ってくれない。事実上、脅迫や迷惑行為が横行しているというのです。  その中で、私どもが調べていて行き当たった例が、これは地方でなんです...全文を見る
○五十嵐委員 だから、私どもが言っているのは、悪用する人たちは、我々が想像もしないような悪用の仕方、今言ったようにおどしに使うということは、だから、役に立たないなんということはないんです。その人たちにとっては役に立っているわけですよ、おどしに使うという。そういうことを言っているわ...全文を見る
○五十嵐委員 だから、信憑性のある、ちゃんと記者クラブに加盟しているような日刊紙の記者の体験としてお話をしているんだから、それをあなたの方で危ないと思ったら調べるのは当たり前でしょうが。何を言っているんですか。  こればかりやっていられませんから先に進みますけれども、このやみ金...全文を見る
○五十嵐委員 何だかはっきりしない答弁なんですけれども、罰則や行政処分をかなりきつくしないと、これは後を絶たない、自殺者がふえるばかりだということを申し上げておきます。  それから、本題に入らせていただきますが、時間が少なくなってしまいました。日銀総裁、お待たせをして申しわけご...全文を見る
○五十嵐委員 それはでたらめな説明ですよ。そのために銀行株の買い取り機構をつくったんじゃないですか、政府の方が。与党の提案でおつくりになったんでしょう。それを使えばいいだけの話で、それを使えば足りるという前提でそういう組織をつくられたはずですよ。日銀がわざわざ乗り出す理由にならな...全文を見る
○五十嵐委員 あなた、金融危機ということを宣言していて、金融危機対応会議を開いて、非常事態なんだからこうやらせてくださいと言わなきゃ、前やった失敗と同じことの繰り返しじゃないですか。銀行経営者に責任をとらせられないでしょう、そうでなければ。また、あなたがやっているルールの変更とい...全文を見る
○五十嵐委員 何度も申し上げますけれども、国会が始まる前にその対策を出していただきたかったんですよ。そうでなければ、これはみんなが不安に陥るのは当たり前なんですよ。  それで、銀行は全く自分たちの責任を感じていない。感じていない。私は今資料をお手元にお渡ししていますけれども、「...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、最初から、日本の中小企業を再生させる、それが日本の将来を築くんだ、次代の成長産業をつくるんだ、そういう観点から政策を構築してきました。金融再生ファイナルプランあるいは金融アセスメント、木で鼻をくくったような御答弁が代表質問に対してありましたけれども、私ら、...全文を見る
10月29日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、速水日銀総裁にお尋ねをしたいと思いますが、あすの三十日には金融政策決定会合があると承知しておりますけれども、追加の緩和措置を検討されているんでしょうか。私どもが観測するに、日銀の当座預金の残高目標を積み増しするか、あるい...全文を見る
○五十嵐委員 恐らく今のようなことでお茶を濁すということになると思うんですね。しかし、こうした量的な緩和というのはもう既に十分やられて、もう手がないということを示しているんですね。それ以上に思い切った、例えば禁じ手をさらに出すのか。例えば社債の買い切りオペといったものを、さらに禁...全文を見る
○五十嵐委員 これまで以上に厳しい状況にあるという認識だということなんですね。  私は、金融危機の定義というものを考え直さなきゃといけないと思うんですね。どうも与党の皆さんの議論やちまたでの議論を聞いていると、金融危機というのは銀行の経営者が首になる危機だと思い込んでいるような...全文を見る
○五十嵐委員 正面からお答えにならないんですけれども、今現在が金融危機なんですよ。危機を認定してこういうことをやろうとしている、これは私は竹中大臣も同じなんだろうと思うんですね。  先ほどから議論が出ていましたけれども、昨年と同じことをやるんだったら意味がないんですよ。昨年も、...全文を見る
○五十嵐委員 信用収縮の話が出ておりますね。もっと私は細かく見ていかなきゃいけないと思うんですよ。  貸しはがしやいわゆる貸し渋りというのはどういうところから起きてくるかということなんですが、一つは、仕方がないケース。中小企業の場合を考えていただきたいんですが、業績が悪化して回...全文を見る
○五十嵐委員 だから、そのもとは何かというと、土地担保主義だと言うんです。土地担保に着目してしかお金を貸せないというところに大きな問題があるんではありませんか。そのことになれ切った経営者たち、自分たちもずっと銀行マンとして土地担保にしか金を貸してこなかった人たち、その人たちに経営...全文を見る
○五十嵐委員 ルール変更と言いますけれども、我々が見ているのは、税効果会計を五年分見る、しかも三割も四割も自己資本の中にそれがカウントされている実態というのは、どうも粉飾じゃないか、疑いがあるということなんです。粉飾まがいなんですよ。だから、ルール変更なんて偉そうなことを言う立場...全文を見る
○五十嵐委員 それから、私は、先ほど申しましたけれども、全銀行、全債務者を対象にするのかどうかという問題があると思うんですが、私どもは、もうどうにもならない大企業、もう株価も低迷をしておるというのは、これは一つの指標にすぎません。いわゆる市場の評価ということに着目するだけではなく...全文を見る
○五十嵐委員 それからもう一つ。予算委員会で言いかけて、お答えいただかなかったんですけれども、同時に、竹中さんは日銀に対していわゆるインフレターゲティングを求めている、こう伝えられているわけですね。これは私は何もならない。土地の価格が反転しなければ、資産デフレは直りません。そこま...全文を見る
○五十嵐委員 三十分しか時間がありませんので、もう最後でございますので、その議論はまた時間があるときにゆっくりさせていただきたいと思いますが、私は、もう一つ、最後に一つだけ言わせていただきたいのは、今の混乱のもとは、三十兆円枠の国債の枠とハードランディングの双方を求めている小泉首...全文を見る
11月07日第155回国会 衆議院 本会議 第7号
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○五十嵐文彦君 民主党・無所属クラブの五十嵐文彦です。  ただいま議題となりました三議案について、小泉総理及び関係各大臣に質問をいたします。(拍手)  小泉総理、あなたは、自民党をぶっつぶすと宣言して、旧来型自民党政治家とは違う、変人宰相として国民の喝采を浴びました。しかし、...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  二法案につきまして質問させていただきますが、本会議質問で幾つか指摘をいたしましたがそのお答えが不十分であったということで、まずその問題を詰めていきたいと思います。  まず最初に、ペイオフ再延期に関係する法案でございますけれども...全文を見る
○五十嵐委員 答弁していないんですよ。  パニックという意味での危機でないという認識は何回も聞いていますからわかっています。しかし、平時でない、あるいは危機前夜だという我々の認識については何も語っていない。単に危機回避でなく構造改革の強化の面だというのは、これは論理のすりかえな...全文を見る
○五十嵐委員 繰り返しは結構ですから、的確に私の質問に答えてください。  非連続だというのも、失礼ですけれども、これはインチキな答弁ですね。なぜならば、例えば有事の緊急事態法を見ても、おそれのある事態というのを、危機に、まさに直前においてそれに対処できるようにしているわけです。...全文を見る
○五十嵐委員 私は、金融仲介機能の不全、著しく低下どころではなくて不全だと。だからこんなに自殺者がふえて、倒産がふえている。九四年以来、中小企業だけで八十五兆円の信用収縮が起きている、貸し渋りが起きているということ自体が、これは主要行だけですよ、これ自体が、八十五兆円を上回る貸し...全文を見る
○五十嵐委員 私の言うことを聞いていないんですかね。私どもも、利用者、預金者に判断を、借り手あるいは預金者に判断をしてもらおうということなんですよ。ただそれが、判断が難しいから、わかりやすい数字であらわせるような何らかの指標を出しましょうということで、そういう意味では、正確に言う...全文を見る
○五十嵐委員 あなたの講義を受けているんじゃないので、わかり切ったことを繰り返し長々言っていただかなくても結構でございます。  私が言っているのは、このような措置が極めて裁量性が高い。ジョージ・ソロスさんも言っているんですが、ディスカウント・キャッシュフローだって、将来価値の見...全文を見る
○五十嵐委員 私も、普遍的な問題の、一般的な問題の典型的な一例として挙げているんじゃないですか、これは。銀行がこういうことをしているからだめだと言っているんでしょう。五千百億円も債務免除するんだったら、あなた、中小企業に一億円ずつ免除してやったら、五千百社が助かるんじゃないですか...全文を見る
○五十嵐委員 話が逆なんですよ。財金分離をなぜしなければいけないかということに、では、少し話がずれますけれどもさせていただきますけれども、まさに今言ったように、財務省が財の方を大事にする余り、金融をその配下に置いていた。だから、税金を大事にするから、無税償却の一般引当金の範囲は小...全文を見る
○五十嵐委員 銀行は、公的機能を担わされている半ば公的な機関でもあるわけですね。そこが粉飾決算をしちゃいけないわけですよ。これは粉飾決算の間接的な証拠になってくるわけですね。予想がつくんですよ。いわゆるこの乖離率が大きいところは、大口の債務者、先ほどから言っている大口の債務者を抱...全文を見る
○五十嵐委員 全然答えになっていないですね。  私どもは、何回も言っていますけれども、この不良債権問題というのは、過当競争で、ゼロ金利でなければ生きられない、そして将来の再建の見通しも極めて薄い大口債務者、これをソフトランディング路線で救っていこうというところから問題が来ている...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、中小企業は大変多いわけですから、この産業再生機構というのは、そうすると物すごい大きな、全国規模の大きな組織になるんですか。そうじゃないんでしょう。だから、大口しか必然的にできないんじゃないですか。  私はいいと思うんですが、ある番組で、与党のこの委員会の筆...全文を見る
○五十嵐委員 だから、それは矛盾しているじゃないですか、そんな。それは政府部内も与党との間も違っているんですよ。塩川大臣の発言とも違うんじゃないですか。  これは質問を続けられなくなっちゃうじゃないですか。私は、きょうはこれでとめるつもりはないんですよ、優しいから。だけれども、...全文を見る
○五十嵐委員 それはだめですよ。大企業だけ救うのかどうかという重要な問題ですから。大骨も背骨も小骨と一緒の話をしちゃだめなんですよ。そんなことも決めないで国民の前に出してきたんですか。そんなばかな話はないでしょう。全部決めてから出し直してきなさいよ、それだったら。大臣と、つい最近...全文を見る
○五十嵐委員 きのうおっしゃった自分の言葉と矛盾しているのが一点。それから、今もおっしゃいましたように大方針も決まらない。では、名前だけ決めて出してきたというんですか。国民をばかにしないでくださいよ。産業再生機構という名前だけ決めて出してきたんですか、それじゃ。あとは何も決まって...全文を見る
○五十嵐委員 だから、構想があるんならちゃんと言いなさい、政府の間で違っているのもおかしいじゃないですかと言っているんですよ。そこに答弁がないじゃないですか、それは。だめだ、これは。
○五十嵐委員 委員長に申し上げますけれども、それは私に対して大変な失礼な話ですよ。どこの私の質問の、はっきりしていないということですか。はっきり言ったじゃないですか。訂正してくださいよ。そんなばかなことはない。
○五十嵐委員 先ほどもはっきり言ったじゃないですか。  私は、この産業再生機構は大手企業を対象にしたものですかどうですか、中小企業についてはどう考えるんですかということを申し上げた。小手川準備室長は、それは一般企業まで含めて、中小まで含めて対象にするんだということをおっしゃった...全文を見る
○五十嵐委員 それは全くごまかしですよね。  今戻られましたけれども、金子一義さんも某番組の中で、この再生機構では、これは大手しかできないんだということをはっきり述べられている。そして、大体私も先ほど指摘しましたけれども、それじゃ全国的なベースで中小企業まで面倒を見られるような...全文を見る
○五十嵐委員 いまだに答弁は矛盾をしておりますし、それから、まず、質問の趣旨がわからないような時間稼ぎで私の時間が削られましたので、私は重要な質問を大分残してしまいました。  これできょうは終わりますけれども、別途、さらに質問時間を確保して、そして重要な審議を続けさせていただけ...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○五十嵐委員 お答えをいたします。  私もまさしく、決済性預金だけが優遇されるということになれば、定期性預金からのシフトが起きる。それによって、かえって安定的な融資というものができなくなってくるおそれがありますし、あるいはまた、これによって自己責任原則というものが崩れてしまう。...全文を見る
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。  この委員会でも、あるいは予算委員会でも何度か質問をいたしておりますけれども、今は金融危機である、その危機に沿った手当てをしなければいけないということを申し上げてまいりました。その中で、繰り延べ税金資産についても、三割も四割も自己資本の中...全文を見る
○五十嵐委員 否定も肯定もしないような答弁だったわけですが、方向としては、やはり厳しく見る、銀行の健全性を維持していくためには厳しく見ていく方向だ、ただし、いろいろな問題がありますねと。有税償却を、無税償却の部分を拡大して一定の面倒を見てやるということも、それは引き当てを積ませる...全文を見る
○五十嵐委員 お手元に資料をお配りいたしましたけれども、私の方で試算をしてみました。五年分を認めないということ、すなわち、非経常的要件を適用しないと先ほど申しましたことを計算していきますと、三菱東京フィナンシャル・グループ、そして住友信託銀行を除いた主要行は八%割れに直ちに追い込...全文を見る
○五十嵐委員 どうも危機意識というものが我々と随分違うんじゃないかなというふうに思うわけであります。  日銀においでをいただいていると思うんですが、日銀は大変厳しい危機意識を持っておられるから、極めて異常な、銀行保有株の買い取りというようなものにも、禁じ手にも手を染められたとい...全文を見る
○五十嵐委員 日銀は、より厳しい見方というのをこういうところから見ていたんだと思いますね。やはり日銀も、要引き当て額がそのままでいくと三割ぐらいふえてくるんだろう、こういう見方だと思うんです。  これに対して、金融庁の見方というのは非常に甘いんですね。株との関係ではあって直接こ...全文を見る
○五十嵐委員 実は、そのときの議事録が私の手元にあるのですが、これを見ますと、極めて銀行側、またしてもといいますか、銀行寄り、銀行すり寄りというような状況になっていて、本当に金融庁は厳しく見ていく必要があるんだという認識があるのかどうか、大変疑わしいのであります。  一番問題に...全文を見る
○五十嵐委員 それは、だけれども、言葉では美しいんですよ、最も情報量の多いところに合わせるんだと。しかし、実態的には、最も情報量の多いメーン行はその分だけ最も甘く、粉飾をしてきた、粉飾まがいのことをしてきたというのは事実ですから、これは今までどおりのやり方にほかならないと私は思う...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、では再生機構というのはだれが発案者なんですか。竹中さんが発案者なんじゃないんですか。これを見ていると、二元的で、金融庁の事務当局は余り関知をしてなかったというふうにも見えて、どうも勝手な解釈をしているんじゃないかというふうに見える節もあるし、担当大臣はこの場...全文を見る
○五十嵐委員 私も、RCCには企業再生はできないから、別に、やはり民間中心になって、一時国有化した銀行を再編して民間にして、それでやりなさいということを申し上げて、RCCから切り離したというのは正しいと思うんですが、預保の下に置いて役人が中心になってこれをやるというのは、まずおか...全文を見る
○五十嵐委員 いや、だから、準備委員会の準備をきちんとしてから表へ出さなきゃいけないんじゃないですか、こう言っているわけですよ。余りにも思いつきが多過ぎる。緻密な議論がされていない。これは非常に将来に禍根を残す可能性があると思います。  そういう意味では、重要な問題が余り議論さ...全文を見る
○五十嵐委員 全然答えになっていないんですね。個別法でやるべきではないんですか、ちゃんと法律にして国会の承認を得てやるべき事柄ではないのか、日銀法がそもそも想定していない認可ではないのかということを申し上げているわけですよ。それに対して、答えになっていないです、全然。それは、目的...全文を見る
○五十嵐委員 大変な拡大解釈なんですよ、それは。そんなことを言ったら何でもできちゃうことになるわけで、それは、ほかで制限されている、国債を直接引き受けることも、土地を買うことも、何を買うことも、みんなできてしまうんです、そんなことを言っていたら。ですから、私は、それは異常なことだ...全文を見る
○五十嵐委員 今のは、まだ破綻するに至っていない朝銀信組の問題について私は言ったわけですけれども、破綻をしてしまった朝銀信組の処理の問題についても、まだ完全に決着がついておりません。  私どもは、朝鮮総連向け融資の実態を明らかにすべきだ、それができないのであれば、少なくとも、処...全文を見る
○五十嵐委員 まだ追及すべきことはたくさんあったんですけれども、時間が来ましたので、終わります。
○五十嵐委員 お答えをいたします。  大事なことは、これは金融システムを早く健全化するということなんですね。何よりもスピードが大事だ。そのスピードを怠れば、貸しはがしがその間に起きてしまう。いわば執行猶予期間なんですね。執行猶予期間というのは、法律上もそうなんですが、判決で執行...全文を見る
○五十嵐委員 お答えいたします。  確かにおっしゃるとおり、悩ましいところでもありますし、今の政府のやり方をそのまま続ければ、私は二年でも怪しいと実は思っているわけですが、問題先送りが続いて、金融システム不安はそのまま継続され、そして貸しはがしもますますひどくなるんだろう。最悪...全文を見る