五十嵐文彦

いがらしふみひこ



当選回数回

五十嵐文彦の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、竹中金融担当大臣に、私は、最初はそれほどの問題かなと考えていたんですが、党内でかなり竹中発言に対する反発が強いものですから、最初にお尋ねをしたいと思います。  株価連動型投信、ETFについて、絶対もうかるから買った方が...全文を見る
○五十嵐委員 絶対もうかるというような言い方は品がないということが一つですけれども、それは、景気を回復させて平均株価を上げたいという気持ちがこもっているということで、まあいいかなと私は最初思っていたんですが、証券会社の営業マンが、絶対もうかるから買いなさいと言ったら、これは言って...全文を見る
○五十嵐委員 いや、品がないのもさることながら、絶対もうかりますという発言がそういう違法な商法に利用される可能性があるということに気がつかないで発言すること自体が問題だということを申し上げているんですから、それはおかしいんですよ。  これは、今からでも遅くないから、絶対もうかる...全文を見る
○五十嵐委員 それはおかしいですよ、明らかに。あなたは金融担当大臣という役目なんですから、わざわざ絶対もうかるという発言をする必要はなかったわけです。今おっしゃるとおりに、私は景気の回復に全力を尽くしますので、日本の未来を買うために閣僚の皆さんも協力してほしいと思いますと言えばい...全文を見る
○五十嵐委員 目標を堅持するということなんですが、しかし、同時に大臣が提出された補正予算では、今年度の税収が相当落ち込んでいる。そして、国債を追加発行せざるを得ないということになっているわけであります。発射台が低くなりますから、後年度も財政のギャップ、これは拡大をしていく、そのま...全文を見る
○五十嵐委員 二〇一三年まで初頭かどうかというのはかなり問題があると思います。通常は、二〇一〇年代初頭といえば、一〇年、一一年ということを意味するんだろうと思います。一三年まで入って初頭というのはおかしいと考えますが、それを具体的にちょっと見てみたいと思うんです。  お手元に、...全文を見る
○五十嵐委員 いや、名目の成長率は出ているんですよ。名目の成長率は、ここには書いておりませんけれども、まさに経済財政諮問会議に出された名目の成長率は、これは十五年度がマイナスの〇・二、四年度が〇・五、五年度が一・五、六年度は二・二、七年度は二・六、一〇年度は三・二%ということにな...全文を見る
○五十嵐委員 いや、自然増収まで見込んだ数字でしょう、これは、当然ながら。それはおかしい話で。  それで、大臣が今、二〇一三年度かなとおっしゃったのは、これは個人的な考えなんですか。それとも、政府として、もう二〇一三年度にその目標をずらすということで決めたんですか。
○五十嵐委員 竹中さんは経済財政諮問会議の担当大臣でありますから、財務大臣との、今の見解との関係はどうなんですか。
○五十嵐委員 いや、今回の政策がこれに影響するのであれば、それを素直に、こう影響して、こういうことになります、しかしこういう政策をとるから大丈夫ですということをきちんと説明する責任があると思いますよ。ただ、二、三年ずれますという話だけでどうも済むとは思えない。しかも、財務省の計算...全文を見る
○五十嵐委員 私が言っているのは、今〇・八%ですけれども、たった数日間で、一九九九年の二月の二日ですか、二、三日の間で〇・八%から二・四%に長期金利がはね上がっているんですよ。すなわち、長期金利はリスクプレミアムの部分がかなり敏感に来るということなんですね。このリスクを全く計算し...全文を見る
○五十嵐委員 いや、これは極めて金融の世界の話ですよ、もともと。  それで、産業再生というと格好いいんですけれども、実際には産業じゃないでしょう。特定の大企業でしょう。中小企業は救えないでしょう、これでは。中小企業を対象にしないとは書いていないけれども、実際に七十人ぐらいの人員...全文を見る
○五十嵐委員 まさに建前だけの話で、実態はそうならないであろうと容易に想像がつくわけですが、これは後でまた議論をしたいと思います。  きょうは時間がありませんから、一点だけ最後に伺っておきたい。  竹中さんは私に対して、別にインフレターゲティング論者ではないと言ってみたり、よ...全文を見る
○五十嵐委員 一言だけ。マネーの賦存量と流通量を間違って、混同されているというふうに思いますが、後でまた議論させていただきます。  終わります。
02月25日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、税制からお伺いをいたしたいと思いますが、消費税の総額表示という仕組みが、これは十六年四月一日導入ということでありますけれども、今回の改正に盛り込まれました。これは義務づけということでありますから、当然かなり厳しいものにな...全文を見る
○五十嵐委員 罰則がなくて義務づけということになりますと、そうすると、それを適用される事業者、例えば商店などでは、これに逆らうとかなり税務署からにらまれるんじゃないかというような恐怖感が出てくるんではないかと思うんですね。義務化ですから、義務に逆らった、お上の通達に逆らうというこ...全文を見る
○五十嵐委員 それはやはり商店いじめですよ。シールを一々張るのにどれだけ手間がかかるか、どれだけ人件費が増してくるかというのを全く考えていないじゃないですか。  みずからつくった制度と矛盾する制度を無理やり義務化する必要はないじゃないか。今のやり方で、五%というのはもう定着して...全文を見る
○五十嵐委員 いや、それだったら、単に消費者の利便を考えるだけだったら、ここは免税店かどうかという区別をつければいいわけですし、ほかの方法があるということですね。  それから、義務づける必要はないじゃないですか。指導すればいいだけの話で、義務づけということは、これに逆らったら税...全文を見る
○五十嵐委員 思想がばらばらなんですよ。それだったら、ちゃんとEC型付加価値税にして、インボイスを入れる、そしてすっきりした形にするというのが当然の姿だと思うんですね。義務づけておきながら罰則がないというのも中途半端ですし、これにやはり、私どもは、当初内税化を考えていた、内税にし...全文を見る
○五十嵐委員 私も、なるべく、官に頼るという姿から違うNPO団体のあり方というのは当然だと思いますけれども、それであれば、NPOへの寄附がもっと優遇されていなければならないだろうと思います。そういう状況にない中では、NPOを立ち上げる当初について、やはり一定の、いいお仕事をしてい...全文を見る
○五十嵐委員 いずれにしても、NPOに対する寄附金の取り扱い、まだまだ不十分であります。場合によっては、アメリカのような、納税額のうちの一定部分を自由意思で公益団体に、あるいはNPOに寄附ができるという制度も取り入れていくべきだ。そうであってこそ初めて、NPOが、働きがいのある新...全文を見る
○五十嵐委員 いや、本当に竹中大臣、配当が大事だという考え方が入っているのかなというのは実は疑わしいわけであります。  そこで、ETFの話が出てくるわけでありますが、竹中大臣がおつくりになりました、十月三十日の金融再生プログラムには、2の項目に「新しい企業再生の枠組み」、その中...全文を見る
○五十嵐委員 マネーサプライのふやし方と言いますけれども、日銀は間接的にしかマネーサプライをふやせないんですね。日銀がやるのは市中銀行を通してですから。市中銀行に出す日銀紙幣については、これはふやすことはできるんですよ。ですから今じゃぶじゃぶと緩和をしているわけですけれども、そこ...全文を見る
○五十嵐委員 私もできないと言っていないじゃないですか。しかし、間接的な手法、さらに間接的な手法になるから、それは効果は限定的ですね、完璧にはできないでしょうという話をしているんじゃないですか。ごまかしちゃだめですよ、そんなことは。そんな偉そうに説教をされるいわれはないですね、私...全文を見る
○五十嵐委員 私は、あなたが買われたら告発しようと思っています。インサイダー取引です。買えば告発します。あなたは影響力を与えられる立場にあるんですよ、日銀に対して。要請もできるんですよ。あなたはETFは買えません。買ったら告発します。そういう問題なんですよ、重大な問題なんですよ。...全文を見る
○五十嵐委員 ETFも一つの金融商品なんですよ。あなたの発言に応じて相場は上がっているんですよ、やはり。その後、これが問題になったことを受けてじりじりと下がってきていますけれども、瞬間的にはあなたはもうけることができるんですよ、自分の発言によって。これは閣僚としてやはり問題がある...全文を見る
○五十嵐委員 お酒の税というのは、基本的な考え方は致酔性です。酔っぱらうということに対する税金なんです。これを、一方では増収策として、当然ながら、増収の一つの手段でありますから、財源の足らざるところを増税によって補うというのは当然の一つの考え方なんですが、もともとは致酔性にかける...全文を見る
○五十嵐委員 子細にさらに検討させていただきたいと思いますけれども、今の酒類間の調整というのは、部分を見て、全体的な統一になっていないというふうに考えます。アルコールが致酔性に係る課税という考え方をするのであれば、それで割り切った方向への思い切った調整が私は必要なんだろうと思いま...全文を見る
○五十嵐委員 前半の、なぜこの控除を廃止あるいは是正をするかということについては、基本的には考え方は同じなわけですけれども、しかし、それは我々は、全体像として控除から手当主義へ、そういう流れにのっとって主張しているのであって、ただ単に税が足りないからここから算段しようというのでは...全文を見る
○五十嵐委員 どうもそこが本当にしっかりしているのかというのが疑われているんですね。インフレターゲティングを排除しないとか、あるいはインフレ目標設定論者を日銀副総裁に迎える、あるいは竹中さんも、以前は私に対して、インフレターゲティング論者ではないと言っていたのが、インフレターゲテ...全文を見る
○五十嵐委員 何度も言いますけれども、インフレといっても、価格決定力が供給側にないんですよ、今。だから非常に難しいんですね。物の値段は上がらないですよ。みんなのみ込んじゃってつぶれていく。中国という安い価格の供給者が一方である、中国だけに限りませんけれども。あるいは、国内の過当競...全文を見る
○五十嵐委員 貨幣的現象じゃなくて、貨幣現象そのものなんです。それは全部結果なんですよ、あくまでも。貨幣の現象というのは結果なんですよ。貨幣だけ動かして実体が動くわけではないんですね。実体に合わさって貨幣が動いていくわけでありまして、それが、実体経済に比べて貨幣の供給量が多過ぎる...全文を見る
○五十嵐委員 堂々めぐりになりますけれども、要するに、インフレターゲティングの手段、方法については日銀に任せるんだ、日銀の方はそんな有効な手段はないんだと言っているんだけれども、いや、あるんだから任せるんだというのは、実は意見が矛盾しているんですね。やろうと思えばやれるんだ、理想...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 経済産業委員会財務金融委員会連合審査会 第1号
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○五十嵐委員 財務金融委員会所属の民主党の五十嵐文彦でございます。  私は、予算委員会審議等を通じて、日本の今の経済状況の最大の問題は、産業立地の国際競争力が劣っている、これが最大の問題であるということを言い続けてまいりました。最近、政府におかれても、競争力の問題ということを真...全文を見る
○五十嵐委員 いや、中小企業の経営者が使い勝手が悪いと言っているのではなくて、民事再生法は、本来、中小企業に適用すべきものを大企業が使っているために、中小企業が被害を受けているという話なんですよ。大変評判が悪いんです。つまり、大企業が責任をとらないで、いわゆる取引先企業である中小...全文を見る
○五十嵐委員 問題は、経営に失敗をした大企業の経営者が責任をとらないということが大きな問題なんです。その大きなもとが、この法律でも同じことが起こり得る。  例えば、この法律の中では、二回目の債権放棄というものを否定していないと思うんですね。私は、もう既に大きな金融機関から、メガ...全文を見る
○五十嵐委員 それはやはり、ごまかしなんですよ。それは、最初の再建計画というのは、本来ならば同じように綿密にされるべきであって、そのために債権放棄というのがなされたわけでありますから。そして、その債権放棄をした金融機関には国のお金が入っているんでしょう。公的資金が投入されているん...全文を見る
○五十嵐委員 大変いい御答弁をいただいたと思いますね。  二次ロスを出さないというんだったら、二次ロスを出さないように、歯どめを法案の中ですべきだ、私はこう思いますが、いかがですか。
○五十嵐委員 新生銀行のことを思い出してほしいんですね。二次ロスをどこが持ったんですかということですね。あれは、国民から大変な批判を浴びました。いわゆる瑕疵担保特約ですね。もし銀行が、重大な知っていることを隠し、あるいは、再建計画が本来ならばできそうもないということを知っておきな...全文を見る
○五十嵐委員 だから、我々は、むしろ公的資金を一挙投入して十分な引き当てをさせて、いわゆる貸しはがしや貸し渋りをなくしなさいということを言っているわけですね。そして、結果として国有化なりしてしまうかもしれないけれども、そうやってだめな銀行経営者に十分責任をとらせる、そして銀行経営...全文を見る
○五十嵐委員 大臣がずっと大臣を務めるということは、日本の仕組みの中では考えられないわけでありまして、責任の所在がやはり結局はあいまいになる。出資の範囲内と言うけれども、では、出資の範囲内でロスはおさまるんですか、多分。その場合に、失敗したケースでは多分おさまらないでしょう。それ...全文を見る
○五十嵐委員 それは、RCCの中に事業再生本部があるわけですよ。それを再生専門にさせればいいわけです。二重の仕組みをつくっているということになっているんですね。これは、今の行政改革の考え方からすると反するんじゃありませんか。  それからもう一つは、競合はあり得るというわけですね...全文を見る
○五十嵐委員 結局、ビジネスモデルが変わらなければ何にもならないんですよ。そういう可能性があるかというと、多分そうはならないだろうと。だから期待感が生まれていないんですね、実際には。  銀行に言わせてみますと、私も聞いてみましたよ、そうしたら、再生できそうなところはうちでやりた...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、債権をどの価格で買うかというのは、RCCとの関係では非常に重要になってくるわけですね。買った債権価格というのを公表するお考えはないですか。
○五十嵐委員 一つのあり方は、でもスポンサーが見つかってからやるわけでしょう。ですから、スピードが大事だからこの機構をつくったというのであれば、それは公表する段階ではもうスポンサーも決まっている、再建計画も決まっている、売買価格も決まっているということなんだろうと思うんですね。そ...全文を見る
○五十嵐委員 結局、国民の目からよく見えないところで国民の資産が使われるということが、今の答弁だとそういう方向になってしまうんだろうと思います。これは大変危険なことだと思います。それだったら、私は、債務の株式化やあるいは債務の免除というものを機構の仕事から除いていく必要がある、こ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、この仕事は本来民間でやれる仕事なんですよ。サービサーがあるじゃないですか。金融機関だってそういうことを今までやってきているわけですから。国がやるということが民間の仕事の邪魔をしちゃいけないというのは、これは小泉さんの完全な今までの主張なんじゃありませんか。むし...全文を見る
○五十嵐委員 そうじゃないんですよね。結局は、銀行の体力がないから国が肩がわりしなきゃいけないということなんでしょう。その銀行の体力というのは何かというと、それは公的資金の注入で十分補えるはずなんですね。ところが、それをやると銀行経営者の責任を追及されるから、それが嫌だから自己増...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  まず、保険業法改正案に入る前に、一点。小手川さんおいでになっておられますか。まだ来ていないんだ、早く終わったから。それでは後回しにします。  それでは、保険業法に入りますけれども、私、グリーンスパン議長の話を聞きますと、金融の...全文を見る
○五十嵐委員 そうなんですね。  それで、早期に予防をしたり早期に是正措置をとるためには、先ほど言いましたように、ディスクロージャーをきちんとして、信頼される指標を明らかにすることが私は大切だ、こう思うわけです。それにしては、我が国のディスクロージャーの状況はまだ先進諸外国と比...全文を見る
○五十嵐委員 かつて、生産者米価を決定するとき、米価審議会、私は実は農水省の記者クラブにいたこともあるんですが、いかような数字でもつくれるんですね。要するに、過去の生産費の平均を三年にとったり五年にとったり、〇・一%から数%まで、いろいろな数字がつくれちゃう。そういうことではやは...全文を見る
○五十嵐委員 結局、今の金利状態でもきちんともうけている会社もあるわけですね。すなわち運用の失敗が大きな原因なので、ですから、運用を失敗した会社がそれを明らかにしたくないということで隠すのかな、私はこう思うわけで、徐々にディスクロージャーを拡大していくのは私は本当の姿だろうと思い...全文を見る
○五十嵐委員 まだ決まっていない法案というのは予定利率の引き下げなんだと思いますけれども、私は、時間がたてば公開するというようなことがあってもいいし、公開できる範囲は公開するという態度をとるべきだろうと思います。  それから、第一部会も同様に、第七回の議事録が未公開になっており...全文を見る
○五十嵐委員 きょうは時間が余りありませんから、これ以上ここでは追及いたしませんけれども、公開というのはいろいろな工夫の仕方があるんですね。私どもはそういう意味では、元記者ですから、いろいろな工夫のあり方というのも知っておりまして、そういうふうに努力しているところもいっぱいあるわ...全文を見る
○五十嵐委員 確認なんですが、建前は一応業種に差別をしないということになっているから、建前だけを今の再生委員会や再生機構の首脳陣は言っているだけであって、実際には、私どもが指摘したことはきちんと頭の中に入っていて、考慮するという理解でいいんですか。確認しておきます。
○五十嵐委員 その少し高いというのはどの程度なのかわからないので、それでは、私どもに二枚舌を使ったと言われてもそれは仕方ないですよ、あなた。あなたはかなりはっきり言ったんですから。直接、小手川準備室次長から私どもは聞いているんですから。
○五十嵐委員 いや、規模をダウンサイジングするなんというのは当たり前の話なんだと思いますね。それが強いハードルだとは私は思わないし、某準大手ゼネコンのように、十五年も再建期間を見るようなことでは、これは甘いとしか言いようがないので、私は、さらにもっと厳しい基準を明確に設けて公表し...全文を見る
○五十嵐委員 それはわかり切った答弁なんですよ。その程度のことは私どもはわかっている。  しかし、実際にこれに反対をする動きがある。報道もされているんですね、片仮名生保を中心に、保険機構を、もう一つ別のものをつくろうかという動きがあるということまで報道されているものですから、本...全文を見る
05月21日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  まず、預金保険法第百二条の発動を決めたその根拠を伺いたいと思います。  預金保険法第百二条は、内閣総理大臣は、次のような措置が講ぜられなければ、「我が国又は当該金融機関が業務を行つている地域の信用秩序の維持に極めて重大な支障が...全文を見る
○五十嵐委員 昨年九月以前と、あるいは十月時点と、今何が変わったわけでもないんですね。これは厳格な査定といいますか、実はこれは厳格な査定じゃないんですよ、実は、条文どおりに、公認会計士協会の実務指針どおりにやれば、この数字が昨年の九月にもその以前にも出ていたということなんですね。...全文を見る
○五十嵐委員 そのことについては、間もなく、この後でちょっと議論をいたします。  まず、今お伺いしているのは、過少資本に陥ったこと自体が百二条適用の条件なんですか。必要十分条件なんでしょうか。百二条適用がどうして行われたという説明を十分にしていただきたいんです。二兆三千億円にも...全文を見る
○五十嵐委員 それは、皆さんの論理でも、すぐにでも破綻に至ると。我々は、もう実質破綻していると思っているわけですが、皆さんの論理でも、すぐに破綻してしまうからという、それはまさにシステミックリスクが来ているということじゃないですか。みずから、危機じゃないと言うのとは、言葉の遊びで...全文を見る
○五十嵐委員 極めて重大な事態が切迫をしているという認識がなければそれはあり得ないということが事実上話されているというふうに理解をいたします。  そこで、私は、この百二条を決定するに当たって、一体どれぐらい対応会議の席上に十分な説明がなされたのかということを知りたいわけですが、...全文を見る
○五十嵐委員 公認会計士の監査、ですから、なぜそれでは急に厳しくなったのかという話になってしまうんですよ。  それはそうじゃないんですよ。ルールどおりにやれば、公認会計士の監査も今までとは違ったもの、これまで当然認めてきたものと違ったことになるはずなんですね。そこを指摘されてい...全文を見る
○五十嵐委員 この間、さまざまな報道がなされておりますけれども、れっきとした大新聞等も、この間金融庁が監査法人に陰にひなたに圧力をかけて、五年分認めるようにというようなことを押しつけてきた、これに対して監査法人は、無限責任を恐れてこれを押し返してきたというような経緯があったとされ...全文を見る
○五十嵐委員 竹中大臣は正確に正直に言われていると思うんですね。私どもも、金融庁の事務当局が竹中大臣に、監査法人が判を押さない、四%割れだということを最終的に報告したのは十四日だということは、実は内部的な話を聞いております。ちなみに、我が党がこの問題を知ったのは前日の十三日であり...全文を見る
○五十嵐委員 そういう白々しいお話を伺うと笑っちゃうんですね。都合のいいときだけ公認会計士や監査法人は独立だ独立だとおっしゃるんですね。  先ごろ衆議院を通過いたしました公認会計士法の際に、本当に独立を保つなら日本版SEC、我が党はもう法案を出しておりますけれども、日本版のSE...全文を見る
○五十嵐委員 おっしゃいますけれども、先ほど、金融庁の事務方と大臣との間に十分な情報が上がっていないのではないかということも申し上げましたけれども、SECに関しては、私どもが提案をし、本会議で提案をしたときも、小泉総理大臣にちょこちょこっと、十分に理解をされているとは思えないと思...全文を見る
○五十嵐委員 それだったら、竹中さん、何も繰り延べ税金資産の厳格な適用を改めて求めるというようなことを昨年の十月に言う必要はなかったんですね。要するに、竹中金融担当大臣の判断として、今までのあり方が甘い、適正でない、実務指針に沿っていないという私と同一の見解があったからそのような...全文を見る
○五十嵐委員 「りそな」の件でも申し上げましたけれども、自己資本の大部分が繰り延べ税金資産だというあり方が、とても、だれが見たってまともとは思えないわけですね。それは認められると思うんですよ。  それで、では、同じように厳格にした場合ほかはどうかというのを、何度も私どもも言わせ...全文を見る
○五十嵐委員 微妙な表現ですけれども、当局のお立場としては金融危機だとは言えないでしょうから、極めてそれに近い発言があったというふうに思うんですね。その認識が、予防注入論者と伺っておりますけれども、そういうことになっているんだろうと思います。  私ども民主党の立場も、今を危機と...全文を見る
○五十嵐委員 私もそうだと思います。  与党は、「りそな」を実質破綻に追い込んだことがけしからぬとおっしゃっているわけですね。私どもはそうじゃないんです。実質破綻したことは、これはもうある意味では当然のことなんです。むしろ、もっと早く厳正な検査、監査をしていれば破綻は避けられた...全文を見る
○五十嵐委員 木で鼻をくくったような御答弁をありがとうございます。  先ほど指摘しましたけれども、三月十一日には六%台半ばだったんですよ。それが、五月の十七日に、たった二カ月でこれだけ変化しているんですよ。それは、繰り延べ税金資産の厳格化だけではないということを先ほど私指摘した...全文を見る
○五十嵐委員 資産査定はちゃんと行いますとおっしゃったんですが、それは、高木長官の発言は撤回されるということなんですか。
○五十嵐委員 いきますというのはどういうことなんですか。これから金融庁の手によって資産査定を、再査定をいたしますということではないんですか。
○五十嵐委員 ということは、投入する前にやるということですよね。要するに、もう目をつぶって投入しちゃうんだ、こういうふうに高木長官はおっしゃっているんですが、それは、そうではないということですね。
○五十嵐委員 ごまかしておられるんですね。高木長官が先走って言われたことを大臣が直されるというのは、何もおかしなことじゃないじゃないですか。  大事なことは、これは、「りそな」を実質的に準国有化される、実は国有化に準ずる銀行になるわけですよ、これは。否定をされても、そうでしょう...全文を見る
○五十嵐委員 それと同時に、過去の一時期国有化した銀行の失敗を繰り返してはならない、こう思っているわけですね。  そこで、厳しいデューデリジェンスをやるというのは当然なんですが、それと同時に、やはりはっきりと、いい資産と悪い資産と再生すべきグレーの資産というのを三つに分けて、き...全文を見る
○五十嵐委員 産業再生機構は、御承知のとおり大企業しかやれないんです、事実上。折しも、このりそな銀行というのは、スーパーリージョナルバンクを目指すとして、地域の銀行、中小企業専門の銀行ということを目指しておられるわけですから、ちょうどいいわけですね。私どもは、商工中金等といろいろ...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  この法律ぐらいたちの悪い、モラルに欠ける、でたらめな法律はないな。口のうまい竹中大臣の話を聞いていても、つじつまが全然合っていないじゃないですか。我が国は自由主義経済国家ですよ。銀行であろうと、生保であろうと、一般事業会社であろ...全文を見る
○五十嵐委員 私が申し上げた根本は、契約社会では、倒産をするかあるいは危機管理でなければ、一方的なデフォルトは認められないということなんですよ。そこをきちんとお答えになっていない。苦しいからお答えになっていないんだろうと思うんですが、後でもゆっくりまたさせていただきますからね。 ...全文を見る
○五十嵐委員 使いようによっては独禁法上の問題になるようなこともあるし、当然、独禁法という狭い法律の範囲内ではひっかかる分野は少ないかもしれないけれども、実際に、公正な取引という考え方からは、本質的に問題点が非常に多いわけです。  契約そのものは双務的なものですから、本来ならば...全文を見る
○五十嵐委員 女性が二十五歳で、五十歳払込期間満了の終身保険に入って、九〇年に加入して十三年保険料払って、この三%への引き下げを受けると、カット率は四八%になる、そういう試算が出ております。同じように、これが男性だった場合にはカット率は四四%という試算が出ておりますので、それだけ...全文を見る
○五十嵐委員 私は、論理的にそうなるじゃありませんかと言っているんですから、今のは運用上そういう懸念がないようにしますと幾ら答えたって、それは意味がない話なんですよ。これは本当にごまかしだけの話。  それから、たくさんあるんですが、この契約社会、日本の資本主義の社会では、会社が...全文を見る
○五十嵐委員 契約者の利益を守るというのは全くのフィクションなわけですね。何回も深尾先生も指摘をされていますけれども、まず出資者の責任をカットしないわけですから、劣後しない劣後ローンの仕組みをここでつくっちゃったことになるわけです。基金や劣後ローンをカットしないで契約者にだけ負担...全文を見る
○五十嵐委員 運営の姿勢じゃなくて、法律そのものがでたらめなスキームになっているということを申し上げているんで、全然納得できないですよ。  それから、ソルベンシーマージンというのは、今まで唯一の我々にとっての安全性をはかる指標だったんですが、これを全く意味のないものに皆さんのお...全文を見る
○五十嵐委員 終わりますけれども、当初の案は四月一日施行だったはずなんですよ。これは何らかの意図があるあれで、すぐに実行したりしたら大変な問題になりますから、それだけ言っておきます。  終わります。
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  今のやりとりを聞いていまして、小泉総理はこの問題の本質をおわかりになっているのかなというふうに大変疑問に思いました。(発言する者あり)私はわかっていますね。  まず、逆ざやがあるから、逆ざやが将来の大変な不安要因になるから、そ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、法律をつくるんですよ。法律でこういった、本来なら、我々は自由主義経済社会、契約社会に住んでいるわけですから、契約を守らすのが国の役目じゃないんですか。これは、破ってもいいのを保障するのはないんですよ。  実は、破綻した場合とシステミック危機があるときは、これ...全文を見る
○五十嵐委員 それは、全然保護にならないんですね。例えば、もしこのままだったら破綻しちゃうんだから破綻より得でしょうと言うとしても、契約者には、むしろ破綻しそうなところだったら早々と契約解約して、よその破綻しそうもない保険会社にかわるとか、あるいは掛け捨ての片仮名保険にかわるとか...全文を見る
○五十嵐委員 まず、新規契約じゃないんです。既に約束したものが破られるという話ですから、それは自由というのとは違うということが一つ。  それから、強制じゃないと言うけれども、事実上の強制になってしまうんです。なぜなら、申請を出すのは会社側が一方的に出すわけですが、そのときに異議...全文を見る
○五十嵐委員 契約者にはそういう判断ができない。なぜなら、破綻のときとどっちがいいかと言うけれども、破綻したときは清算してみなければわからないからです。実際に東京生命などのケースを見れば、早期に処理して破綻したときの方が契約者は得です。そういうことなんですよ。だから、それは全然判...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、各参考人に、私の持ち時間、限られているものですから、たくさんのお聞きをしたいことがございますので、簡潔にお答えをいただきたいということをお願い申し上げておきます。  最初に、勝田参考人にお伺いをいたしたいと思うんですが...全文を見る
○五十嵐委員 後で問題にさせていただきますので、それで結構でございます。  イエス、ノーでお答えをいただきたいと思います。  三月の増資は、事実上の債務超過を隠して増資を募った、収益の見通しがないのに増資を行ったということで、私は詐欺的なものではないかなというふうに思いますが...全文を見る
○五十嵐委員 次に、勝田参考人が、私もテレビで見ておりましたけれども、この問題が表面化したときに、監査法人に対して、背信行為だという言葉をはっきりと、私も耳にいたしましたが、この背信行為と言った真意を簡潔にお答えいただきたいと思います。
○五十嵐委員 それについては後でちょっと話をさせていただきますが、まず勝田参考人に次々と申し上げますけれども、「りそな」発足当時に役員退職金は支払われているんでしょうか、どうでしょうか。
○五十嵐委員 それは、すべての退職役員についてそうでございますか。
○五十嵐委員 それから、勝田参考人と金融庁、特に森前長官、顧問は大変親しい仲にあると伺っております。そういう関係の中で、大変金融庁の覚えのめでたい銀行として有名でありますが、例えば夢の島銀行という悪口を言われております。内容の悪い銀行を押しつけられて、それをどんどん併合してきた、...全文を見る
○五十嵐委員 金融庁内部でも、この近畿大阪銀行分の扱いをどうするかというのは話題になっていると思いますので、その額面どおりには受け取れないということを申し上げておきます。  次に、朝日監査法人にお伺いをしたいと思うんですが、監査をおりたんだから正式な監査人ではないんだと言うんで...全文を見る
○五十嵐委員 さて、問題の繰り延べ税金資産でありますけれども、私もたびたびこの委員会で申し上げておりますが、公認会計士協会の実務指針では、非経常的な事項がなければ、これは一年分が原則であるということなんですね。  非経常的な出来事、これは一説によれば、実は法的に問題もあるんです...全文を見る
○五十嵐委員 先ほども言いましたけれども、実は債務超過だったんだろうと思いますね。  その傍証を一つ申し上げますけれども、二〇〇二年三月期末の決算なんですが、そのころはあさひ銀行と大和銀行です。繰り延べ税金資産があさひ銀行は四千六百二十一億円の計上、大和銀行は二千九百四億円の計...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは自民党さんと違って、基準を変えたとか見方を変えたことがけしからぬと言っているんじゃないんです。確かに、おっしゃるとおり、会計監査の責任は、有用な情報を開示するのを怠ったということについて責任を負うけれども、その結果の責任は会計が負う必要はないわけでありますか...全文を見る
○五十嵐委員 それでは平田さんがなぜ亡くなられたのかはわからないんです。監査法人としては、審査会で平田さんと同じ意見を監査法人として承認された。それなのに、なぜ悩んで亡くなられたのか理由がつかないというふうに思います。  それから、奥山公認会計士協会会長との相談はあったのか。奥...全文を見る
○五十嵐委員 終わりますが、会長は金融庁と相談をした気配があるし、金融担当大臣とお話をしたということは証明されていることでございます。  終わります。
○五十嵐委員 このところ、随分ひどい法案が次々出てきたり、ひどい措置が出てくるんですが、竹中大臣の発言というのは、限られた分野については小理屈ひね回してなるほどなということがあるんですが、全体的には全然整合性がとれていない。だからわけがわからなくなるんですね。  私どもは、柳澤...全文を見る
○五十嵐委員 日銀の考査というのは、そういう意味では、ある意味で距離を置いたものになるわけですから。一定の積み上げた監査法人の監査結果等を尊重しなきゃいけないということがあるわけですから。それにしても、一層の収益力強化とか経営基盤の強化というものを条件的に付さなければならないとい...全文を見る
○五十嵐委員 これは、百二条そのものがシステミックリスクに対する対応なんだと説明しているじゃないですか。それで百二条を発動したのですから、簡単な三段論法ですよ、これは。百二条を発動したこと自体がシステミックリスクへの対応として考えているんだということなわけだと思いますね。水かけ論...全文を見る
○五十嵐委員 十分にお答えになっていないですけれどもね。この見積もりは、今言った次の方ですね、経営健全化計画の方は皆さんが認めたのであって、監査法人は関係ないんですよ。この計画は、私どもは、この銀行についてはこんなV字形の回復はあり得ないだろうと。だからこそ皆さんも、一二・二%と...全文を見る
○五十嵐委員 ルールが今までまちまちに恣意的に解釈されてきたから、こんなに各銀行において繰り延べ税金資産の計算がまちまちだという事実があるし、今私は、先ほど、六・七年分、実質的には八・九年分まで認められてきたじゃないかと言ったけれども、ほかの銀行のもちゃんと調べているんですよ。ひ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、今までがルールにのっとっていたと思われないから申し上げているわけです。  それから、私は、増資を安易に認めたのも大変おかしいと思います。増資をして二カ月後に実質破綻をするようなところに、それほどの収益増大の見通しがあるわけでもない、そこに増資をしかけるという...全文を見る
○五十嵐委員 増資は確かに報告事項なんですけれどもね。それはしかし、コンプライアンスという面からは、確かにインチキな増資というものもあり得るわけですから。しかも、それは前例が石川銀行であるわけですよ。ですから、これはきちっと監視するのは当たり前で、ただ黙認をすればいい、黙って看過...全文を見る
○五十嵐委員 それは重大な結果に結びついているんです。全く無関係の監査法人じゃないんですよ、これは一たんは株主総会で選出された監査人としての朝日監査法人の監査の意見なんですから。それを一方的に切り捨てるというのはおかしいんです。おかしいんです。  監査法人が、日本の監査法人が信...全文を見る
○五十嵐委員 それは間違っているんですよ。  今のも、その告発人を連れてこなきゃ何にもやりませんよというふうに聞こえますけれども、これは一般的に言って、銀行の支店長経験者を何人コンサルティング部門に入れているかとかいうことは、調べて何にも悪いことはないわけですね。そうでしょう。...全文を見る
○五十嵐委員 なぜ、銀行だけがこれほど手厚く、あるいは生保だけが手厚くやられなければならないのかということを国民はみんな疑問に思っているわけですよ。一般の事業会社は、中小企業の社長さんたちは、厳しい環境、厳冬の、冬のさなかに裸で路上にほうり出されている。これに対して、銀行や金融機...全文を見る
07月01日第156回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  当法案を審議するに当たりまして、そもそも論から少し、もう最後のようですから、考えてみたいと思うんですが、今一生懸命持ち合い株の解消というのを、政府・与党のみならず、我が党も当然賛成をしているわけですが、進めております。  なぜ...全文を見る
○五十嵐委員 前提条件はお認めになられたというふうに解釈をいたしますね。私の望んだとおりの答弁とは決して言えないかもしれませんが、基本的な認識が違っているわけではないということだと思います。  それでは、日本の証券市場の健全性というのは現在、あるいはこれまでどうだったんだろうか...全文を見る
○五十嵐委員 そういうことがあるかもしれないということが言われているということは今お認めになったと思うんですね。  現実に、金融関係の新聞を読んだりしますと、この五月ぐらいですか、連日、何億だかの年金基金の買いが入っているというようなことが報道されているわけですね。そういうこと...全文を見る
○五十嵐委員 そういう建前論を聞いてもしようがないんですね。  私どもは既に指摘しましたけれども、アメリカの税効果会計、繰り延べ税金資産の基準と日本の基準は違うわけですね。今、現に違っていて、かなり裁量の余地があるやり方になっている。すなわち、何か非経常的なことが起きれば、五年...全文を見る
○五十嵐委員 経常的なものについては一年ということはあるわけですけれども、アメリカではこの五年ルールというのはないはずであります。  それから、これは財務金融委員会でもやっている問題ですから、ここだけでこの問題に費やすわけにいかないので、先に進みます。  一方で、今行われてい...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、私の言っているのは機能論なんですね。ですから、私が言っているのは、司法的な機能をやる必要があると言っているのであって、伊藤さんの答弁は、今、あなたのはおもしろくないというコマーシャルがありますが、おもしろくない答弁なんですよ。全然、役所の枠から外れないよう...全文を見る
○五十嵐委員 私、財金分離を推進した一人でありますけれども、金融庁が本来の事後的なチェックに、事後的な監督に終始するという立場をお守りになったら、まだ説得力が幾らかあるんですよ。ところが、そうなっていない。  きょうも、実は、参議院の財政金融委員会で、我が党の大塚議員が大変重大...全文を見る
○五十嵐委員 どうしても強い後ろからの羽交い締めが来ているようですね。その程度のことも言えないようでは、私はちょっと情けないなと思っております。  自社株買い取りを機動的にやれるようにしようというのは、どう考えても、先ほど言ったように、本来、株主の利益に反することが起こるかもし...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
07月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  福井日本銀行総裁それから三木保有機構理事長には、お出ましをいただきまして本当にありがとうございます。  今、同僚議員の質問の中にもありましたが、本来、このシステムは、株式保有制限を法律をもって課す、それに対するショックが生じる...全文を見る
○五十嵐委員 今御確認をいただきましたように、要するに、金融システム全体から株式の価格変動リスクを遮断するというのが目的であって、個々の銀行を助けるのが目的ではないわけですね。市場で売れるものなら市場に売っていただいた方がいいわけでございます。  平成十三年十月三十一日の財務金...全文を見る
○五十嵐委員 市場での吸収力が急に小さくなったというのは、それは納得できないですね。  実に、十五年三月三十一日現在、直近ですけれども、現在のティア1超過額は三・五兆円に大幅に減少しているんですね。  一方で、下がり相場のときは、市場で売るより得なものをつくっておいて、市場で...全文を見る
○五十嵐委員 反論はありますけれども、先に日銀総裁の方から、日銀の買い取りの需要は現在増しているのか、ここまで来たらそれほどでもないのか、御認識を伺いたいと思います。
○五十嵐委員 いや、私が申し上げたのは、バーゼルの株式保有制限が延びて、残りがティア1以上三・五兆円しかありませんよ。その中では、市場で円滑に償却できる余地がふえているわけですから、日銀が法の網の目をくぐって無理やり買うようなことを続けなくてもいいじゃないですか、こういうことなん...全文を見る
○五十嵐委員 いや、銀行側の需要があるかないかより、銀行から放出される株によってそんなに市場価格に影響が出るのかどうかということの方がむしろ問題なんじゃないですか、私はそう思いますね。それほど重大な影響を及ぼす局面ではないだろう。期間が延び、あと残りが、保有制限枠までの額が小さく...全文を見る
○五十嵐委員 銘柄の数を言ってくださいと言っているので、銘柄の名前を言えと言っているわけではないんですから、拒否する理由はないと思うんです。  もう一度御答弁をいただきたいと思います。
○五十嵐委員 私どもが言っているのはリスクの問題なんですから、現時点で戻っているからいいんだという話じゃないんですね。それは、三月期末でこれだけの評価損を計上したということは、将来とも三月期末にそういうリスクが生じるでありませんかと。  だって債務超過なんでしょう。当初の拠出金...全文を見る
○五十嵐委員 それは無責任なんですよ。先へ行けば上がるかもしれないからリスクが小さいんだというのは、いやしくも国民の資金を使い、国民負担になるかもしれないという、それを審議する立場としては無責任だと私は思いますね。  それから、今、強制評価減の部分が三十七億円だという答弁が竹中...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、疑われれば、それだけ日本の市場全体の信頼性が失われて、株価全体にも最終的には影響があると思うんですよ。むしろ情報公開をしていくことによって、私は、市場への信頼を取り戻し、日本の株価はむしろ上がっていくんだと思いますよ。そういうふうに、市場を大事にするという...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、日本銀行総裁にお伺いをしますが、日本銀行の方は、銀行からの申込日当日の終値、または出来高加重平均の低い方という基準でよろしゅうございますか。
○五十嵐委員 ということは、日銀さんへ持ち込むのと買い取り機構へ持ち込むのと、微妙に違うような気がしないでもないんですが、これは同じですか、違うんですか。どちらからでも。
○五十嵐委員 要するに、買い取り日前日というのと日銀の申込日当日というのは同じだというふうな理解だということなんだと思いますが、これを悪用しようと思えば、売買の少ない日を選んで、出来高の少ない日を選んで、取引先とか関係企業に少量で高値の指し値をしてつり上げておいてから、どっと銀行...全文を見る
○五十嵐委員 この七月からは手口の公開もされなくなりますし、私は、可能性を排除できない。証取法を守っているはずだということでは、それは最終的に国民負担になるということなんですから、それでは済まないと思うんです。そしてまた、先ほど申しましたように、職員の中に銀行マンが入っているわけ...全文を見る
○五十嵐委員 今のお話は、取引先企業側のむしろ風評リスクを恐れるというお話でした。それは、この機構の本来の目的とは違うんですよ。また、日銀なり機構なりが保有しても、やがてはそれは市場に出なきゃいけないんですから、それは別に、最終的に取引先のリスクをなくすということにはならないです...全文を見る
○五十嵐委員 日銀さんの場合は、年度を渡って直近の買い取り額が一兆四千八百六十三億八千万円と承知しておりますが、ですから、これよりは三月末時点は低いと思うんですが、それでも日銀さんの場合は六百五十八億円なんですね。  それで、八百八十三億円の買い取り資金で含み損三百五十億円とい...全文を見る
○五十嵐委員 株価全体への影響を考えれば、情報公開をもっときちんとやるとか、それから個人株主を大事にする政策をとるとか、それから配当性向を企業が高めるとか、そういうことによって株価はむしろ大きく動くのであって、こういう小手先のことで下がりを抑えようというのは、私は、本来やはり邪道...全文を見る
○五十嵐委員 それぞれお話をいただきましたけれども、改めて申し上げますが、国民負担につながるおそれのあるこのようなお仕事、行為でありますから、情報公開というのは私は欠かせないと思います。  先ほども申し上げましたけれども、いやしくも疑いを少しでも持たれるようなことがないように、...全文を見る
○五十嵐委員 金融庁が逃げ回るほどの筋の悪い法案をお出しになられたとは知りませんでした。  それほど筋が悪いと思われたんですか、竹中さんは。
○五十嵐委員 これは三権分立に反するゆゆしい行為だと私どもは思って、本来、与党側は怒らなきゃいかぬというふうに思いますよ。こういう発言をされていること自体が、三権分立という話が今熊代先生からもありましたけれども、本当であれば、そこでけしからぬというふうにお言葉が出るべきだというふ...全文を見る
○五十嵐委員 これは十分一般論で通じる話だと思いますよ。  要するに、契約者保護ですよ。要するに、誤った情報、誇大広告等でつっておいて、違う行為をするというのは、これは契約者との公正な取引を監視すべき監督官庁の立場からいって、やはりそれは好ましいことではない、排除されるべきこと...全文を見る
○五十嵐委員 もう一つ踏み込んでいただきたいなと思いますが、先に進みます。  この会談の会議録の中で、これは一週間かけて来週の火曜日までに詳細をお詰めになるということですから、それはお待ちしますが、それにしても看過できない重要な問題が、法的な問題があるので、そこは整理しておきた...全文を見る
○五十嵐委員 確かに相談は持ちかけたらしいですね。ただ、法律上のはっきりした回答は得られなかったので、最初は、いずれもやれるという見解だと言っておきながら、その後では、法制局はともかくという言葉が入っているわけですね。  そういう事実関係からいうと、法制局に話を持ちかけたのは本...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、重大なことですから、事実関係を踏まえなくても、法律論として、こんなでたらめな法律論、一私企業の役員に論破されるようなこんな法律論は成立するもんかいなということを私は確認しておきたいと思うんですが、短くていいですから、答えられるかどうか。法制局、どうですか。一言...全文を見る
○五十嵐委員 それはめちゃくちゃな解釈ですね。そんなことは許されないと思いますよ。  終わりますので、最後に委員長に申し上げます。今申し上げました高木長官、これは前例もあります。ここの場に長官が来られている前例もありますし、また、その大きな影響力があると言われている森前顧問の参...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。
07月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、やみ金の問題をやらせていただきますが、六月に大阪の八尾市で大変悲惨な事件が起きました。当初は一万五千円借りただけで、相当な額を返したにもかかわらず厳しい取り立てが続いて、最後は自殺に追い込まれてしまった。警察にも相談した...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。  もう少し具体的に言いますと、例えば、今度は登録要件が大変厳しくなります。暴力団のいわゆるリストに載っている、公表されているメンバーだけではなくて、その事務所に出入りしているような人、あるいはその予備軍、暴走族のような予備軍まで、そうした事...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ本腰を入れて、中身を充実させて、この法案の有効な運用に当たっていただきたいと思うわけですが、それにはやはり予算と定員面での配慮が必要なんだろう。  東京都が、最初数名だったのを十数名、そして二十名へとその担当の人数をふやしたことによって摘発件数がふえて、かなり...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ、検討にとどまらないで、実際に予算をつけ、定員をつけていただきたいということを強く要望いたしておきます。  それから、これまでの当委員会での同僚議員の審議を伺っていまして、ちょっと誤解があるのかなと思うんですが、いわゆる一〇九・五%を超える高金利について契約無...全文を見る
○五十嵐委員 私どもはよく考えてこの法案をつくったのであり、先ほど警察からも有効であろうという言葉があったわけですが、この法案、きちんと運用すればやみ金業者は根絶できる、大変厳しい内容になっています。今までの法律のトレンドでは考えられないような、法人は一億円の罰金というようなもの...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、私が言いたいことは、慌てて、ここで金利がちょっと上昇したからといって、国債のPKOをするというふうなことに手を出してはいけないということなんですが、予算上は毎年国債の金利支払い分、利払い分は二%分を計上していると思うんですが、この間の十年債の上昇でも、三十...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、前年度も途中で国税の税収を補正して、大幅な減額補正したのに、なおかつ税収欠陥が出る。その税収欠陥は、むしろ利払い費が安く済んだということで埋められるということで、ここが活用されているものですから、ここが余裕がなくなると、逆に財務省は慌てふためいて国債のPKOに...全文を見る
○五十嵐委員 もう一つ、銀行株そのものは今買わないようにしているはずなんですが、それについても緩和を検討する、あるいは生保保有株をどうするかという問題もあるんですが、それについても現時点では考えていないということでよろしゅうございますか。
○五十嵐委員 私も終始申し上げていますように、実体経済を強くする、特に実際の企業に、事業会社にちゃんと必要なお金が回るようにする政策を考えるのが本来であって、日銀から銀行に対してお金をじゃぶじゃぶ出すことが私は対策ではないということを終始申し上げておりますので、念のため申し上げて...全文を見る
○五十嵐委員 そういうのを実は詭弁というんですね。形式論なんですね。実際、出たくないから出なくていいようにしてくれと頼んでいるんじゃないですか。だめですよ、そんなことじゃ。では、なぜ与党の筆頭は拒否したんですか。それは、金融庁が出したくない、本人が出たくないと言っているからと言っ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、伺ったのは、べきかどうかという話をしたわけですから、答えになっていないんですね。そこも不誠実な、最初は竹中さんというのは誠実な人なのかなと思っていたけれども、実は全然そうじゃないなということが最近よくわかってきたんですね。特に、高木長官をかばう姿勢からは、もう...全文を見る
○五十嵐委員 違いますよ。検討の合意と早期統合の合意とは違うでしょうが。ごまかしがありますよ、そんなものは。それはね、どんな偉い弁護士が相談相手になったかどうか知らないけれども、そんなことは関係ないですよ。検討の合意と、早期統合を完全にしますということとは全く意味が違うじゃないで...全文を見る
○五十嵐委員 まず、大臣、副大臣がお聞きになる前に監督官庁側から、そういう調査があるけれども威迫はなかったと答えろよと言っているに決まっているんですよ、そんなものは。そんなこと言ったってだめですよ。だって、なぜ私がそういうことを言うかというと、この文書、面談記録が出てきたこと自体...全文を見る
○五十嵐委員 理事会で逃げられるといけませんので、私の時間があと十分残っていますが、十分を次に残して、その時間も含めて、高木さんのこの財務金融委員会の場への出席を要求し、そこで私のこの十分も足して議論をしたいと思いますが、いかがですか。そういう一般質疑の場を保証していただけますか...全文を見る
○五十嵐委員 いや、出てこない理由をちゃんと説明できないじゃないですか。では、委員長からお答えになられますか、どういう理由で、なぜ出てこられないんですか。
○五十嵐委員 これは全く横暴というんです。民主的な運営とは言えないんですよ。全然民主的ではないですよ。だって、何の理屈もないじゃないですか。  では、どういう理由で出てこられないんですか。事務次官級だからですか。事務次官級は幾らでも出てきていますよ。先例もありますよ。参議院に出...全文を見る
○五十嵐委員 そこには論理的な理由の開示がなきゃいけないと言っているんでしょう。論理的な理由の開示も何もなければ、それは民主的で公正なる運営が行われたとは言えないと言っているんですよ。論理が通用する場でなきゃだめでしょうが、議会というところは。何を言っているんですか。(発言する者...全文を見る
○五十嵐委員 ところが、肝心なところは、公益という言葉が入っていたら業法の目的を超えて処分ができるんだと言っているんでしょう。それは非常に問題なんですよ。業法の目的を超えてできるかできないかということがこの論争の一つの中心になっているんですから、そんなことは言っていないというのは...全文を見る
○五十嵐委員 議論の発端がそういうことじゃないじゃないですか。おどし半分に言われたけれども、本気でやるようなことを言っているじゃないですかというところから始まっているんですから、議論の発端そのものが、そんな穏やかな話ではなくて、相当きついやりとりになっているじゃありませんか。これ...全文を見る
12月04日第158回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。同僚委員三人の質問を受けて、総括的に質問させていただきたいと思います。  松本委員の一番最後の質問でありますけれども、証券取引法第二十四条の二第一項、訂正報告書の提出命令を内閣総理大臣はすることができるという規定がございます。  ...全文を見る
○五十嵐委員 ものすごいおかしいと思うんですね。もし見解の相違で、向こうの決算も、それは言い分としては仕方ないんだというのであれば、ここで何もつぶすことはなかったんじゃないですか。私はそう思います。  ここまで強行なことを皆さんがされたということは、建前はわかりますよ。竹中大臣...全文を見る
○五十嵐委員 議事録にきちんと残っているんですからね。「その都度監査法人あるいは弁護士さんに、これでいいんですかというようなことを確認していくということで、」そして牽制をしていくと。これは、主語は私ども金融庁あるいは金融担当大臣であって、ちゃんとここに書いて、答弁しているとおりで...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、「りそな」といい、今回の足利銀行といい、繰り延べ税金資産をめぐる算定の、あるいは自己資本算入の不明確性がこういう問題になってきているんですから、もっと早くやらなければいけなかったということと同時に、この自己資本に算入できる税効果に制限を設けるという方向性そ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、専門家はいいんですよ。要するに、金融監督をする立場からどういうお考えを持つのかということを私どもは言っているんですから、不健全だと思わないんですかということですよ。今のような、繰り延べ税金資産が中核的資本のほとんどだとか、「りそな」だってそうだったわけでしょう...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、きちんと今までも厳格な検査をしていれば、早期是正措置というのはとれたと思うんです。ですから、こんなにいきなりの破綻、先ほど、だれか同僚議員がこんな一回の検査で破綻なんですかと言いましたけれども、一回の検査で破綻にするようなところに追い込まなくても、早期是正...全文を見る
○五十嵐委員 だからずる平さんだと言うんですよ、銀行のせいにして。銀行は無理やりさせられたと思っているんでしょう。憤りの会見をしているじゃないですか。  大体、意図的なのは、例えば立入検査終了日から検査結果通知日までが、足銀のケースだけが異常に短いんですよ。皆さん、普通は三、四...全文を見る
○五十嵐委員 いや、だけれども、よそと比べて余りにも異常なんですね。和歌山銀行の場合なんか、約半年、五カ月以上検査結果通知をおくらせているんですよ。これはどう見たっておかしいですよ。これは納得できないですね。それはだから、先ほどから言いましたように、うまく小道具に独立しているはず...全文を見る
○五十嵐委員 ですから、無税償却を余りにも促進すると、モラルハザードが起きて、ごまかして過大にやって、逆の意味で粉飾を促すという面があるかもしれぬ。だから、一年後に取り戻せるように、そしてそれは適正意見を付しているんだから、不正をしたら監査法人がそれこそ大変な無限責任を負うという...全文を見る
○五十嵐委員 もう何年も前からこの繰り延べ税金資産の問題、そして不良債権の解消の問題というのが起きていたのに、なぜこの根本的な問題について政府が一体となって取り組んでこなかったのか不思議でならないんですよ。そういうことを追及しても、そういうのは怠慢でありましたというような態度も全...全文を見る
○五十嵐委員 先ほども渡辺喜美委員の御質問の中にありましたけれども、こういう破綻した銀行というのは、時間がたてばたつほど劣化していくんですね。資産が劣化していく。それは長銀、日債銀でも嫌というほど知ったはずなんです。ですから、外国なんかの場合では、次のめどをつくっておいて、直ちに...全文を見る
○五十嵐委員 その場合、法律には何種類かというのが書いてあるようですが、長銀や日債銀のように一括した売却先を探すんですか。それとも、分割とかほかのところとの再編とか、そのほかの手段も見つけるのか。要するに、一たん特殊会社のような形にしておいて、国が保有しておいて、そして再生させて...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、債権を分類して、不良債権はRCCにお引き取りをいただく、そしてグレーゾーンのものは一カ所に集めていく、それから健全債権はどこかに譲渡するなり新銀行に分けるというふうに、債務者区分というか、債権の区分で分けたらどうかというようなことを提案しているということが...全文を見る
○五十嵐委員 とにかく、かつての迷走した金融行政を繰り返すということは私は恥だと思うんで、そのようなことは絶対にしていただきたくないということを申し上げておきたいと思います。  先ほどから、地元の地域経済への不安が大変出ているわけですが、いわゆる外資に一括譲渡してしまったりする...全文を見る
○五十嵐委員 一言で言えば、外資の投資ファンドへの売り飛ばしというのは余り考えていないというふうに言っていいですか。
○五十嵐委員 それから、今出資者たちの不安が非常に広がっているわけなんですが、内閣総理大臣の談話を見ても、きょうの竹中大臣の発言をお聞きしても、健全な債務者については面倒を見るんだ、健全かつ何とかという表現になっておりまして、これは一分類しか面倒を見ないというふうに受け取られかね...全文を見る
○五十嵐委員 それから、肝心なところは、まさに善意の被害者たちなんですが、足利銀行は、増資を募るに当たって、実は私のところに投書も来ておりますが、二年間は売却しないでほしいというようなことを言っているんですね。それに素直に従った人たちが被害を受けているということがありました。 ...全文を見る
○五十嵐委員 融資で、できる範囲で面倒見るというんですが、もう一歩踏み込んでいただきたいというのと同時に、一つは、それだったらいわゆる劣後ローン、劣後債、これを優遇するのはやはりおかしいんだ、バランスがとれないんだということを申し上げておきたいと思います。  私は、むしろこうい...全文を見る