五十嵐文彦

いがらしふみひこ



当選回数回

五十嵐文彦の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  政府の方は、小泉さんも竹中さんも、景気がよくなったよくなった、いい方に向いているんだということをおっしゃっているわけですが、確かに、景気循環は底から上向きの方向に行って、実はもう終わりかけている、こう言われているわけですが、それ...全文を見る
○五十嵐委員 国内の企業は、勝ち組はかなりよくなっている、特に大手企業がよくなっているのはそのとおりですけれども、それはしかし、海外での生産や海外への依存度が高いということも一方では確かでありますから、私は、外需が今日本を支え、今の経済状況を支えているというのは事実だと思います。...全文を見る
○五十嵐委員 次に、先ほど与党の議員さんが為替介入のお話をされまして、為替介入はいいことだとおっしゃったんですが、私は全く逆だと思っております。  去年一年間で二十兆円も為替介入をされました。結果として、十二円も年初と最後とでは円高が進んでおりまして、大ざっぱに、半分、年平均で...全文を見る
○五十嵐委員 今、少し長く説明いただきましたけれども、まず、去年の傾向が投機的なものがあったからそれを防ぐためにやったんだということをおっしゃっているのは、これは間違い。  それは、なぜならば、ドルの基盤がやはり悪い。アメリカの財政が急激に悪くなっている。そして、そのためにつじ...全文を見る
○五十嵐委員 日付も間違っているのに、やっていないという報告を受けているとはどういうことですか。うそ言っちゃいけませんよ、そんなもの。今、九月と、私は五月の十九日と言ったのに、九月と言っておいて、わからないと言っておきながら、そういうことをやっていない、報告を受けているというのは...全文を見る
○五十嵐委員 そのときに、この会合は口外しないようにと言っているんですよ。ですから表に出てきていないんです。表の新聞には出ていない話なんですよ、これは。それは明らかに、非公式に、ヒアリングと称して圧力をかけているんですよ。そういうことをいまだにやり続けていること自体が問題だ。 ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、聞いていないだけなんでしょう。今、国際局長の方から、後ろから言われて、やっていませんというのをオウム返しにおっしゃっただけだと思いますので、この件についてはちょっと調べてみてください。調べてみてくださいね、そういう会合で何をやったのか、本当に。調べないでやって...全文を見る
○五十嵐委員 竹中さんにしては珍しく論理が明確でないんですが。  では、なぜ「投資家保護とは趣旨が異なる」なんて書かなきゃいけないんですか、ここに。おかしいじゃないですか。我々の検査は趣旨が異なるんだからと何でここに書いてあるんですか。  それで、我々が、栃木県選出国会議員団...全文を見る
○五十嵐委員 結果としてきちんとした監査をしているかどうかというのは重要なことなんです。  それで、我々は、その途中でも指摘しているじゃないですか。足利銀行についてだって私は言っていますよ。繰り延べ税金資産を平均的な業務純益の九・何年分も計上しているのはおかしいじゃないかと。あ...全文を見る
○五十嵐委員 恣意的と申し上げたのは、りそなのときにちょっと時間がなくて、用意しておきながらあれだったんですが、りそなの扱いと足銀の扱いが余りにも違うではないかという話は当然出てきていましたね。  りそなには大変めちゃくちゃなことを認めておる。ホールディングスには公的資金が注入...全文を見る
○五十嵐委員 これは、だって重大な案件ですから、これはコメントできないでは済まない。  大体、竹中さんが言っているんですね。あなたが大体情報源なんじゃないですか。一部の新聞、週刊誌の記者の皆さんが竹中さんと会ったときに、竹中さんがこう言っているんですよ。これからは地銀処理に集中...全文を見る
○五十嵐委員 私は、この銀行が悪いとかいいとか、何にも、一つも言っていないんですよ。あなた自身が問題があると、あなた自身が言ったという話を紹介しているんです。私自身は、では、平仮名銀行といえばみずほですよ、アルファベット銀行というのはUFJしかないじゃないですかという解説を述べた...全文を見る
○五十嵐委員 たった十億円で買い取ったものが、公的資金が全部で、我々の計算では、ダブりもあるから正確ではないんですが、八兆一千七百二十三億円も、いろいろなやり方で、資産買い取りだの、損失補てん、金銭贈与、佐々波委員会の資本注入等を通じて、あるいは瑕疵担保特約を通じて、八兆一千七百...全文を見る
○五十嵐委員 いや、国民は一人として最善の決定だったとは思っていないわけです。  それで、新生銀行のやり方も、まさしくひどいやり方をいろいろしているわけですね、貸しはがしもしてきましたし。  それから、不思議なのは、旧長銀保有株のうち、預金保険機構は二兆二千六百八十八億円を買...全文を見る
○五十嵐委員 新生銀行の上場に絡んでですけれども、評価について、また、長銀処理の問題について聞く、そういう通告はしておりましたから、ある程度のことはお調べをいただきたかったと思います。改めてお調べをいただいて回答をいただきたいと思います。  それからまたもう一点、瑕疵担保特約に...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  同僚議員の質問に引き続いて、今の新生銀行の上場問題についてまずお話を伺いたいと思います。  東証の専務に伺いますけれども、これまで、上場の歴史の中で、このような巨大訴訟を、巨額訴訟を抱えたまま上場が認められた例というのはあるん...全文を見る
○五十嵐委員 あなた、ふざけているんですか。ちゃんと聞いてくださいよ。事前にも通告しているわけじゃないですか。過去にこのような巨額訴訟を抱えた会社を、上場を認めた例があるんですかと聞いているんですよ。なぜ答えないの。
○五十嵐委員 ないんでしょう。結局そういうものは上場を控えていたんですよ。きちんと片づいてから上場させていたんですよ。今こういう状況にあるから、少しでも優良会社、ぴかぴかの優良会社ですよね、新生銀行は、これを上場させたい。幹事会社もそう思う、東証もそう思う、自分たちの利益になるか...全文を見る
○五十嵐委員 私どもの指摘は、これは極めて巨額の損害賠償請求であるので、敗訴した場合には大変なことになるという意味で、開示の内容が訴訟リスクがありますというだけでは不十分なのではありませんかというのが一つですね。  企業の存続にまで重大な影響を及ぼすような巨額訴訟なわけですから...全文を見る
○五十嵐委員 もし、裁判が行われて敗訴、巨額の損害賠償ということが仮にあった、これだけの指摘を受けておいて上場を強行して、そういう事態になった場合はだれが責任をとるんですか。
○五十嵐委員 いや、これだけ重要な指摘を受けた上での話ですから、それは責任の所在が明らかでなければ、無責任な話にそれこそなってしまうんですね。それはだめですよ、そういう話は。
○五十嵐委員 いや、もう単に上場したいというのが先走っているだけの話で、これは東証の姿勢、東証という会社の経営姿勢が問われると私は厳しく言っておきます。  それから、この場合、先ほど言いましたように相当なリスクがあるんですが、偶発債務の補償契約というのがあって、三年以内に損害発...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、これは復活という話になりますので、彼らは、最初の通知で通知したことになるんだ、これは継続案件なんだという主張が考えられるんですね。そういう主張を東証に対してはしているんじゃありませんか。
○五十嵐委員 つまり、今のことを解説すれば、預金保険機構との間で係争になるということは、通知をしたという認識だということの表明なんですね。そうですね。当然そうなります。  ということは、預保がそれを拒否すれば裁判になって、預保が勝てば、今度は新生銀行が巨額の債務を負うことになっ...全文を見る
○五十嵐委員 こういうような姿勢が続く限り、日本の証券市場の発展はあり得ないなということを思います。たまたま社長さんが亡くなられたようですけれども、人心一新しないと、これは日本のマーケットがローカルマーケットに落ちてしまう。今どんどん外国証券会社も逃げ出しつつありますけれども、こ...全文を見る
○五十嵐委員 これが解決しない裏に、新生銀行は二番手以下の債権者で、メーンバンクが同じ融資先に持っていて、このいわゆる二割減価というものをここで預保が認めてしまうと、ほかのメーンバンクに巨額の、実は横ぐし論で、横ぐしを入れると引き当て不足が生じてよその銀行の経営内容に影響を及ぼす...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、新生銀行の先ほどのフェアかどうかという問題につながってくるんですが、とにかく無理やりにでも二割減価だと主張して引き取ってもらおうというものがかなりの額に上るな、だから、預保としてはそういうのは受けられないんだというものがあるんだと。これも、新生銀行のパフ...全文を見る
○五十嵐委員 何か責任感が足りないなというのがもうありありとしている。  次の質問に移りますけれども、UFJの問題でございます。  お手元に資料を配付させていただきました。金融担当大臣もよく見ていただきたいんですが、二枚紙でございます。ちょっとコピーで見づらいかと思いますが、...全文を見る
○五十嵐委員 いや、この資料が本物かどうかということを問うているんですよ。個別の金融機関がどうのこうのと言っていないです。この資料が本物の、金融庁で作成された資料かどうか。私どもが知り得ない、勝手には推測がつかない時刻、内部の明らかな作業日程が入っている、用語も極めて妥当な、いか...全文を見る
○五十嵐委員 もう周知の事実じゃないですか、個別の金融機関に特別に検査が入る、こういう問題が起きているというのは。皆さんは認めているじゃないですか。もう幹部の皆さん、いろいろなところでおしゃべりになっている。これはもう周知の事実ですよ。それを否定して何になるのかというふうに思うわ...全文を見る
○五十嵐委員 銀行法違反、極めて重大なんですね。一番重いのは免許取り消しでありますし、刑事告発すべきものがあったら刑事告発しなければならない。重大な犯罪なんですよ、これは。極めて重い犯罪容疑になるわけでありますから、これは単に個別の銀行のことですからいいんですというふうに済まない...全文を見る
○五十嵐委員 理事会で御協議をいただきたい。  それからもう一つ。それと同時に、これだけの重大な疑いがあるわけですから、UFJの寺西頭取と、そして、寺西さんが目黒検査官をかえてくれと頼んだとされる高木金融庁長官、この二人の参考人としての招致を改めて要求を申し上げたいと思います。...全文を見る
○五十嵐委員 UFJの寺西頭取と、寺西頭取が検査官をかえてくださいとお願いをしたと言われる高木金融庁長官に、高木金融庁長官は断ったということのようなんですが、そういうふうに伝わっていますが、高木さんを責めるというわけじゃなくて、これは褒めてあげなきゃいけないのかな、こう思っていま...全文を見る
○五十嵐委員 次に、足利銀行の問題について伺いたいと思います。  足利銀行は急に倒されたという印象で、もともときちんとした審査をしていれば、業務改善命令、早期是正で済んだかもしれない。それにもかかわらず、そこは認めておいて、粉飾あるいは粉飾まがいを認めておいて、急に中間決算の結...全文を見る
○五十嵐委員 いや、この法律の解釈の仕方というのは極めて裁量的にやられていたということは明らかになってきたわけですよ、この間の審議でも。だから、なぜ、りそなは、あそこまでひどい状況にあったのに二兆円強もの資本注入で助けられたのか。りそなホールディングス傘下の近畿大阪銀行というのは...全文を見る
○五十嵐委員 財務金融委員会でまたやりますからあれですけれども、要するに、繰り延べ税金資産を使って、それをどこまで認めるかという問題を利用して、事実上破綻に追い込んだり、いや、そこまで至らずに過少資本の段階でとどめたりということがコントロールされてきたではないかということは、何回...全文を見る
○五十嵐委員 いや、そういうふうに言われたのを聞いたという人がいるわけですから、これは実際直接聞いたという人が出てきた場合には、今の話が覆るということを改めて申し上げておきます。  それから、もう時間がありませんので、次に移ります。  次に、先ごろの予算委員会で、海江田委員の...全文を見る
○五十嵐委員 そもそも、この問題が起きたときに、私、すぐに財務省とそれから厚生労働省をお呼びしたんですね。そうしたら、お互いに、そのはね返りの問題を知らなかった、連絡は、事前に協議していない、こう言われているんですね。  私は、最終的に一人の人間が年とってからどれだけ実質的に使...全文を見る
○五十嵐委員 しっかりと連携をとっていただきたいということを御要望申し上げます。  総務大臣、結構でございます。ありがとうございました。  次に、私は、BSEが最近、しかも年齢の若い、月齢の若い牛が、そして栃木産で、茨城で見つかったんですか、そのことにショックを受けまして、肉...全文を見る
○五十嵐委員 私は、特に学校給食については地産地消を進めるべきだと。学校給食会を使って、安いからといって遠くの、例えば中国のようなところから、よくつくり方のわからないものを表面上の安全性だけで入れてしまうということでは、子供の食の安全は完全には守れない、こういう立場に立っておりま...全文を見る
○五十嵐委員 確かに、一部の企業収益は改善をしているわけですけれども、企業収益が改善しただけでは、そうした企業は内部留保を高めるか、あるいは海外へ投資してしまうという形に今なっていますので、なかなか力強い内需の振興というものに結びついていかないんです。  日本でやっぱり今必要な...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  まず最初に、公債特例法についてお伺いをしたいと思うんですが、最初に一点、財務大臣に確認をさせていただきたいんです。  昨日の予算委員会、年金問題での集中審議、拝聴いたしておりましたところ、私とちょうど同時期に、本委員会の理事会...全文を見る
○五十嵐委員 いやいや、グリーンピアは当たり前の話なんですよ。そんなもの、国民から今怨嗟の声が沸き上がっていて、めったやたらと年金財源をまき散らしてしまった、それは当たり前の話なんですよ。  しかし、保険料は今後一切年金以外には使わせないんだということをたびたび発言をされており...全文を見る
○五十嵐委員 福祉施設に使うならまだいいんですよ。年金官僚の宿舎に使えるという話はもっと質が悪いんだから、これも含めてだめに決まっているじゃないですか。統一見解を求めます。出せないなら、これはやめだ。だめだよ、そんなうそを言っていちゃ。当たり前だよ、それは。国民に対して、政府・与...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、財務大臣の今のお話は、福祉施設に使うのはいけない、財務大臣もそう思っておられる、しかし、年金官僚の宿舎の建設費に使うのは構わないんだ、そういう解釈なんですね。そういうことになりますね。
○五十嵐委員 使っていただいて結構なんじゃないでしょう。もともとは、それじゃ、何のために国民年金法の本法でそうなっているのかという趣旨に反しているじゃないですか。  財政が苦しいから特例をさせてくださいと言ってきた。しかし、その期限が切れたんだ、あくまでそれは特例だったわけです...全文を見る
○五十嵐委員 いいですか、宿舎の建設費に使うのは、それは福祉施設と画然と分けられるべきとおっしゃいましたけれども、国民の方から見たら、福祉施設で幾らか自分にリターンが返ってくるものよりはたちが悪いと思うのは当たり前じゃないですか、それは。そんなものは許される理屈じゃないんですよ、...全文を見る
○五十嵐委員 その構造はわかっているんですが、それはおかしいと言っているんですよ。  きのうの質疑は、明らかに、年金改革法の趣旨は、これは国民年金法の本旨に戻ろうということで形成されているという、そういう発言があったわけですね。それを否定はされなかったわけですよ。(発言する者あ...全文を見る
○五十嵐委員 だから、それはおかしいと、もう何度も申し上げているじゃないですか。拠出と給付の関係を密接にしましょうというのがそこでの考え方なんですよ、基本的な考え方。では、なぜ、福祉施設、今まで政府がさんざんやってきたことが、今度はやめましょう、だめなんだと言っているのか。そうい...全文を見る
○五十嵐委員 それはめちゃくちゃな話ですよ。それこそ、私は、谷垣大臣とはもう二十年来おつき合いさせていただいていますけれども、私は極めて民主党の考え方に近い方だと思っていましたし、論理的な方だと思っていましたけれども、宿舎の建設費が事務の一部だなんて、とんでもない話でしょう、そう...全文を見る
○五十嵐委員 いやいや、年金法と違っているんですよ。年金改革法の趣旨は、年金の保険料というのは、何度も同じことを言っていますが、年金保険料というのは、皆さんがやがて自分に返ってくるもの、途中でそれは積立方式、修正積立方式から賦課方式になりましたけれども、それが給付と拠出の関係をあ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、全然整合性がとれていないじゃないですか。それだったら、大野委員の発言をあなたは否定されなければならない。それは、年金を給付以外には使わないという趣旨で年金改革法をつくって出しているんだと、国民にお見せするんだということとは、あなたは、それは違います、私どもはそ...全文を見る
○五十嵐委員 いやいや、年金給付というふうに大臣はおっしゃいましたけれども、給付事務と年金に関する事務というのは違うんですよ、それは。やはり、それは年金給付に関するものに限定されるべきでしょう。そんなに拡大解釈していたら何だってできるということになってしまうじゃないですか。それは...全文を見る
○五十嵐委員 いや、それでもはっきりしないんですが。要するに、建設費は物件費だから、それは建設していいんだということなんですか、年金の保険料の中で。
○五十嵐委員 それじゃ、要するに建設費は、つくれると言っているのと同じじゃないですか。それでいいんですか。  要するに、それは、福祉施設はいけないんだと言いながら、その福祉施設よりもっと年金拠出者には関係のない官僚の宿舎建設については、それはもう堂々と国が認めるんだ、こういうお...全文を見る
○五十嵐委員 それは本則に戻るべきなんでしょう。国庫で見るというのは当たり前なんじゃないですか。何を言っている。  それからもう一点、過去は誤りがあったとかなんとかおっしゃったのは、それはどういう意味ですか。
○五十嵐委員 それでも、私が最初から言っている、政府・与党が準備をされている本来の年金改革法案の趣旨と今のこの法案の趣旨が、やはり矛盾をするじゃありませんかと。私が言っている、国民の側の拠出と給付との関係を密接にしてほしいという願いに沿ってこれは改革しているんだ、そういう説明をテ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、きのうのテレビの入った質疑の中で、全国民に向けてお話をされた自民党のその質問者の話は、これは少なくとも間違いがあったということをお認めになるわけですね。
○五十嵐委員 いや、それだったら、なぜその場で、それはしかし意味が限定されますねということを言わなければいけなかったと思いますよ。  いいですか、きのうの大野さんの発言、これは速記録ですけれども、我々は、この年金の保険料、国民の皆様の大事な年金の保険料は、年金の給付以外には絶対...全文を見る
○五十嵐委員 それは国民に対する二枚舌なんですよ。政府と与党の使い分けであり、二枚舌なんですよ。  いいですか、大野さんはこう言っています。大野功統さんは、与党年金改革協議会においてこういう合意ができ上がった、こうお話をされているわけですね。そして、それは当然政府とのすり合わせ...全文を見る
○五十嵐委員 いやいや、年金協議会の趣旨を踏まえてやっていくんだということをおっしゃっているんですから、それはおかしいですよ。  それから、宿舎はその年金の給付に当たるということを、それは自民党、与党との協議会でのすり合わせの中でおっしゃっているんですか。説明されているんですか...全文を見る
○五十嵐委員 いやいやいや、それだったら矛盾するじゃないですか、それは。一方で、それを知っている上で、年金の保険料は年金の給付以外には絶対に使わせないんだとおっしゃっているのと矛盾している。そういう意味でこの年金改革法案をつくったんだ、こうおっしゃっているのとやっぱり矛盾するじゃ...全文を見る
○五十嵐委員 国民にとっては大事な話なんですよ。自分たちの税金が、税金に等しい保険料がさんざん流用されてきた、年金官僚によって。そして、穴があいたから保険料を値上げさせてください、給付は水準を下げさせてください、こう言ってこられたわけでしょう、国民は。そこで年金不信というのは非常...全文を見る
○五十嵐委員 いやいやいや、矛盾しているといって、あなたのおっしゃることは私もわかると言ったじゃないですか。  年金改革法案というのは、何回も同じことをあなたが同じ答弁するから言っているんですよ、年金改革法案というのは給付と拠出の関係をより密接にしましょうという観点からも、実は...全文を見る
○五十嵐委員 それではもう一度確認をさせていただきますけれども、職員宿舎の建設というのは、それは年金保険制度の中の給付の一部に当たるわけですか。
○五十嵐委員 それはおかしな話です。そういうふうに拡大解釈したら、何でもやれるということになっちゃうんですよ。それはまさに、年金事務を担当する職員が何をやっても年金給付事務の一部だということになってしまうじゃないですか。それはおかしいですよ。
○五十嵐委員 例えば、年金の給付事務をやっている職員の方がほかの部署に移ったとしても、実は家は必要なんですね、宿舎は必要なんですよ。これは年金給付という事務に固有の経費ではないじゃないですか。固有の経費じゃないんですよ、そんなものは。それを年金拠出金の中から出すというのは、やはり...全文を見る
○五十嵐委員 直接的な経費とそうでない経費はやはりきちんと区別すべきでしょう、先ほど言ったように。年金給付事務をやっていなくたって住むところはどこかにあるわけですから、それはそうでなければならないのであって、それはそちらでちゃんと国の職員として見るべきだ。それは当たり前なんですよ...全文を見る
○五十嵐委員 それはどういうことなんですか。宿舎については余りひどいから十七年度以降はやめようか、十六年度途中までつくって、途中のつくりかけたところまではいいけれども、それ以降はだめにする、こういう趣旨なんですか。
○五十嵐委員 いや、そうすると、整理がついていない前にこの法案を出してこられたということなんですね。整理をつけてから出してきてくださいよ。
○五十嵐委員 年金の拠出者に対してそれは不誠実ですよ、余りにも。それから、きのうテレビを見ていた人はそうはとらないですよ。年金保険料は年金の給付以外には一切、絶対に使わせません、こういうふうに言っているんだから。一方でそういうふうに言っておいて、こっそり来年度は建設費にも使わせて...全文を見る
○五十嵐委員 来年度考えるというのはどういうことなんですか。ここに出しているのは、十六年度の予算案を出しているんですから。十六年度中に検討をして結論を出す、こうおっしゃっているわけでしょう。それは、今、暫定的かどうか知らないけれども、やっている基準が、物件費と人件費に分けている基...全文を見る
○五十嵐委員 ただ、大臣がおっしゃっているのは、もう一定の見解を示されているんであって、人件費や年金手帳やその郵送費や事務庁舎の建設費と同等に宿舎も置いているんだということをおっしゃっているわけですね。そこ自体がなぜ同等なのかというのは説明を伺っていないんですが、大変おかしいこと...全文を見る
○五十嵐委員 これは、本質論は、ですから、税で賄うのか保険料で賄うのか、税なのか保険料なのかといみじくも今大臣おっしゃいましたけれども、そこに行き着くんですよ。その整理が、国の側がついていないじゃないですかということにつながってくるんですよ。本質問題なんですね。本質問題なんです。...全文を見る
○五十嵐委員 私、たくさんの質問を用意してきたんですけれども、谷垣さんが抵抗されるんで、これ一問で終わってしまったんですが、本当に冗談でなく、統一的に税と保険料の考え方というのを、特に国民は非常に敏感になっておりますから、余計な部分を我々の保険料から払いたくないという気持ちは非常...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○五十嵐委員 ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由の説明をいたします。  政府提案の税制改正案は、将来に対するビジョンや理念を何ら示さないまま、一方的に国民に対して負担増を押しつけるものであります。小泉政権成立以来、毎年度の税制改正に...全文を見る
○五十嵐委員 長妻委員にお答えを申し上げます。  まず、ローン利子控除でございますが、我が国は、今、金利は実質ゼロ金利ということで低金利のままでありますけれども、これから景気の上昇の場面では、あるいは、景気が上昇しなくとも、長期金利については、国の財政赤字がさらに拡大し、公債の...全文を見る
○五十嵐委員 もう既にいろいろなところで十分に周知されており、今の方式で特に問題があるというふうには考えておりません。
○五十嵐委員 やはり中小零細企業者に相当な負担をかけるということが一つであります。  それからもう一つは、基本的に、税というものは、私は痛税感があるからいいんだというふうに思っております。痛税感があるから税に関心を持ち、その税の支出される先、予算の歳出の方にも納税者の関心の目が...全文を見る
○五十嵐委員 ローン利子控除の見込み額でございますが、日銀の統計によりますと、これは住宅を含んだ全銀ベースプラス公庫、そして信販も入っていますが、住宅プラス消費財のローンで、そして、これは三%の金利というのを想定いたしておりますが、減税見込み額がそれで千二百五十億円でございます。...全文を見る
○五十嵐委員 今のお尋ねは……(長妻委員「経済効果」と呼ぶ)経済効果ですね、はい。失礼いたしました。  これはいろいろな仮定を置かなければならないので大変その計算は難しいのでございますが、私どもは、一応、計算を、短期日本経済マクロ計量モデルを活用いたしましてやらせていただきまし...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは全く周知されていないというふうに思っております。
03月02日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  おととい、年金問題をテーマにした某民放テレビ局の特別番組の収録がございまして、与野党ともたくさんの、合計十人の議員が出ていたわけですが、そこで与党側の議員さんが、一斉に、口々に、これからは年金保険料は年金の給付以外に一切使わせな...全文を見る
○五十嵐委員 それから、報道等によりますと、例えば借り上げのマンションとか職員宿舎についてもかなり豪華だということが言われているんですね。その交際費をこれから出すというのはどうも解せないんですね。  私、昔、実は新聞記者、通信社の記者でございまして、農林省の、農水省の大臣官房に...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、平たく言うと、余り胸を張って言える話じゃないから、お願いして、国が財政が苦しいから、少しは特別会計の方で持っていただけませんかという話なんでしょう。  そうすると、ここまで批判が出てきたら、胸張って民間会社でもやっているんだからいいでしょうと言うんではな...全文を見る
○五十嵐委員 いや、来年はもっと苦しくなりますから、苦しくなったらまたやらせてくださいという話になるんじゃ何にもならないんです。  与党の中でもこういう議論はなかったんですか。与党は、私も新聞記者でしたからわかっていますけれども、政調審議会、政調、それから総務会と経なければ法案...全文を見る
○五十嵐委員 いや、本当に不誠実だと思いますね。  先ごろ、毎日新聞の一面トップで、年金保険料、給付以外に四・五兆円も使用されていたんだという記事が出ました。この記事の内容については、社会保険庁の方ではお認めになりますか。
○五十嵐委員 いや、当たらずといえども遠からずということなんだろうと思いますけれどもね。そんなに違っているはずはないと思うんですね、これは。調べられたものだと思うんで。それはお認めになると思うんですが。  例えば、先ほど言いましたが、社会保険庁の幹部の交際費、まあ必要事務だとい...全文を見る
○五十嵐委員 関係者ってだれでしょうね。それから、儀礼的に何が必要なんでしょうね、社会保険庁の事務を主に行う人たちが。これは、そうすると、主計局の主査あたり、年金関係の関係者が関係者になるんですか。私が最初に言った農水省の官官接待と同じ構図がここで成立するということですか。そうな...全文を見る
○五十嵐委員 こればかりやっていられませんから移りますけれども、一方でこういうことをしていながら、私は大変なむだ遣いがやはりこの分野であるんだろうと思いますが、国の財政は大変なことになっているわけです。  資料をお配りさせていただいていると思いますが、これは私がちょっと計算をさ...全文を見る
○五十嵐委員 プライマリーバランスというのは、私どもも使っておりますけれども、わかりにくいんですね。国の可処分所得というのは、自分の家計の可処分所得に引き合わせればわかりますから、非常にわかりやすいと思うんですよ。これを見ていけば、いかに国の家計が苦しくなっているかというのはすぐ...全文を見る
○五十嵐委員 財務省が出されている、主税局が出されている税制の主要参考資料集の中にちゃんと一項目、歳出及び歳入に対する租税収入の割合の国際比較というのが入っているんですね。私は、これは重視している証拠なんだと思うんですね。  これを見ますと、アメリカは実は社会保障税がありますの...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、その経路、ルートが全然示されていないんですよ。ただ、皆さんの、内閣府がつくられた、財務省がつくられたものを見ても、突然二〇一〇年代初頭というのが出てきて、その間の、二%台後半の成長だとか書いてあるのを見ますけれども、それがどうしてそうなるのかということは、そ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、理財局は理財局の役目を忠実に果たすんだというお話でございますけれども、先ほど言ったように、全体としてのリスクが高まるということにもやはり配慮をされなければ、むしろそういう努力をすることが逆に問題を大きくする。  それに関連しまして、こういう情報があるんです。...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、新たな国債管理政策として何かこれで打ち出したということではない、こう解釈するわけでありますが、今度は金融庁、竹中大臣にお伺いしたいんです。  満期保有目的債券というのは、これはほとんど国債だと思うんですが、簿価評価になるんですね。最初から時価会計のリス...全文を見る
○五十嵐委員 これは粉飾決算に使われないように厳しく監視をしていただきたいということでしかないんですが、一方では、これが使われれば、先ほど言いましたように、金融機関にもっと国債を持ってもらえるということにつながってくるんですよ。  日銀がざぶざぶ量的緩和で銀行に供給をしていただ...全文を見る
○五十嵐委員 私は、デフレはこれによって脱却するんではないというふうに思う。実体経済がよくならなければ絶対にデフレは脱却できないと思っていて、この流動性の供給によってデフレを脱却するということは、むしろ調整インフレ論に近い話になってきて、インフレ待望論につながっていくんだろうと思...全文を見る
○五十嵐委員 いや、何でもありの政府・与党の状況になっていますから、いざとなればそれは持ち出されてくるんじゃないかなということなんですよ。そういう押しつけがあった場合でも断固として拒否できる姿勢を持っているかということをお伺いしたいというふうに思う。  特に、財務省の大事務次官...全文を見る
○五十嵐委員 もう日銀は結構でございます。どうぞお引き取りください。  私どもは、国債の増大が債券市場をゆがめ、あるいは財政融資資金特別会計の郵貯、年金等の資金を使って、これが運用されるようになっているわけですけれども、これの運用によってまた株式市場、マーケットがゆがめられると...全文を見る
○五十嵐委員 あと、今、住宅金融公庫を廃止して民間に住宅ローンはどんどんやってもらおうと、これはある意味ではいいことではあるんですが、逆に、金利の変動があった場合に、民間では今度はローンを支え切れなくなるという事態が考えられるんですね。そのときに、実はバッファーとしての国、公的な...全文を見る
○五十嵐委員 よくわからないんですよ。易しい言葉で言っていただきたいんですが、要するに、根雪として貸していた部分が劣後ローンになったら劣後してしまうわけでしょう、何かあった場合に返ってこなくなってしまう。それをそう簡単に銀行が認めるんですかという話なんですね。  私どもは、むし...全文を見る
○五十嵐委員 まだ何だかはっきりしないんですが、これはまた後で議論をさせていただきたいと思います。  もう時間が迫ってまいりましたので、主税局長、わざわざおいでをいただいておりますので、NPO税制についてお伺いをしたいと思います。  一年前の税制改正でNPO税制をかなり変えて...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひ、経理の方の透明化、それから外部監査化を進めていただいて、きちんと会計を明瞭にされたNPOがふえて、そして認定NPOがふえることを望みますが、それと同時に、やはり私どもは、六割ぐらいのNPOが認定されるようでないと日本のNPO活動は盛んにならない、アメリカにおい...全文を見る
03月11日第159回国会 衆議院 本会議 第13号
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○五十嵐文彦君 民主党・無所属クラブの五十嵐文彦でございます。  ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律等の一部を改正する等の法律案及び金融再生委員会設置法案、いわゆる民主党金融再生ファイナルプラン関連法案につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明...全文を見る
03月17日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  四人の参考人におかれましては、お忙しい中おいでをいただきまして、まことにありがとうございます。御質問を順次いたしますけれども、簡潔にお答えをいただきたいと思います。  最初に、私の基本的な考え方を述べさせていただきたいんですが...全文を見る
○五十嵐委員 私の方も、金融の自由化そのものには反対ではないんです、反対ではないんです。ただ、市場の、マーケットのフェアネスが確保されるかどうかというのは極めて重要な問題でありますので、それが前提にならなければならないということを申し上げているわけであります。  これからの金融...全文を見る
○五十嵐委員 御丁寧な答弁、ありがたいんですが、なるべく簡略にお願いをいたしたいと思います、重要な問題がたくさんこの後控えておりますので。  次に、みずほフィナンシャルグループの前田社長にお伺いをしたいと思うんですが、昨年十二月五日の金融庁との検査後の出口協議で口頭指摘があった...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、反社という言葉は、我々の世界では気がつきもしない言葉であります。はっきりとみずほのグループの中からそういう言葉が使われているということを聞かされたこと自体が、実はまだそうした融資が残っているのではないかという疑いを極めて濃厚にさせることだということを指摘させ...全文を見る
○五十嵐委員 メモを聞いているんじゃないんですよ、メモはどうかということを聞いているんじゃない。この、今私が申し上げた事実が本当かどうか聞いているんですよ。答えてください。  極めて重要な疑惑が御行に向けられている。これは免許取り消しにも値するかもしれない重大な疑惑、また、公的...全文を見る
○五十嵐委員 まさに与党席からも証人喚問という声が出ましたけれども、これは、私はそのとおりだと思いますよ。  これは重大な事実の隠ぺいですよ。私が聞いているのは、メモをそのまま認めるかどうかということではなくて、メモに書かれている事実を認めるかと聞いているんですから、お答えにな...全文を見る
○五十嵐委員 もう一回申し上げます。  それでは、これをどうして否定されないんですか。そんなものはうそっぱちだとどうして言わないんですか。どうしてうそだと言わないんですか。肯定も否定もしないのは、逃げようというのはどうしてですか。否定できないからでしょう。  どうして否定され...全文を見る
○五十嵐委員 今私が申し上げた、この日付にはこういうことがあったんではないですかという事実関係の確認をさせていただいたんです。私はだてや酔狂でここで立っているわけではないんです。国民にかわって疑問を解明するために立たせていただいているわけですから、その事実関係をどうしてお答えにな...全文を見る
○五十嵐委員 要するに否定ができないということを何度も言われておりますので、これは、先ほど申しましたけれども、何らかの形でもう一度お招きをして、私は、特に証人喚問、私は別に予算委員会だけが証人喚問できるとは思っておりませんので、この委員会においても証人喚問を要求いたします。寺西頭...全文を見る
○五十嵐委員 必ずこれについては実現をさせていただきたいと思います。与党でも賛成の声が明らかに上がりましたので。  それでは、次に移らせていただきます。さらに資料を、今度は三井住友銀行の件でございます。  今、カネボウの再生機構支援決定をめぐって大きな話題を呼んでおりますけれ...全文を見る
○五十嵐委員 頭取の御説明は全く逆なんですね、逆手をとられているんですが、私どもが査定をしたわけじゃないんです。これは三井住友銀行内部の査定によってこういう引き当てが必要だというんですから、実は債務者区分が、おっしゃるとおり違うんですよ。債務者区分を引き上げているからもとの数字に...全文を見る
○五十嵐委員 多少はあると思うんですが、かなり違うんですよね。  そうすると、これは本音と建前、銀行、バンカーとしては、やはりリスクは金利でとるわけで、金利以外のリスクのとり方としては、これは保守的に見ていかなきゃいけないというのは当たり前のことでありますから、むしろ保守的に見...全文を見る
○五十嵐委員 ぜひお出しをいただきたい。金融庁を通じてでもお出しをいただきたいと思います。  先ほど、東泉地所、大手町建物グループは実は一千億円の評価益があるんだ、こうおっしゃいましたけれども、私どもは、皆さんの査定ですよ、三井住友銀行内部資料による査定によりますと、このグルー...全文を見る
○五十嵐委員 時間が来てしまいましたけれども、カネボウについては不良在庫の存在というのが言われておりまして、これをきちんとカウントをすると債務超過になるという疑いが濃厚で、これは、産業再生機構においても、私の指摘に対して否定ができなかったということでございます。  そして、この...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、時間が来たので、引き続きこの問題についても追及をさせていただきたいということを申し上げまして、同僚議員に譲ります。
03月31日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  最初に、きょう、為替が百四円台に入りました。これはかなり重大な問題だと思いますし、また、FBを発行して為替の介入資金を調達してきた、しているという状況から見ても、銀行の、金融機関の問題にも密接に関係しておりますので、この問題から...全文を見る
○五十嵐委員 去年一年間で二十兆ちょっとなのに、今のお話でも三カ月で十三、四兆円という、大変な額ですね、昨年がそれまでになく大きくて二十兆ちょっとだったわけですから、三カ月で十三兆ちょっとというのは。特に一月の九日でしたか、一日で一兆七千億円使った。それから、一月末から二月の初め...全文を見る
○五十嵐委員 一時効果があったかに見えたんですが、それも短期の間に解消してしまった。一定の円安に振れたときはあったんですが、それでもなお押し上げ介入をし続けたために、いわば米国側のある意味ではげきりんに触れて、スノーさんでしたか財務次官でしたか、あるいはグリーンスパンさんも、アジ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、マーケット全体は私が申し上げた図柄だというふうに判断をしておりますね。  それから、この過程の中で、どうも財務省の中で大きな意見の食い違いが起きているということも言われているわけですね。スノーさんから電話を受けた財務省のこの問題でのトップに近い方が、部下がや...全文を見る
○五十嵐委員 いや、責任とってほしいですね。これだけお金をつぎ込んで前より悪くなっているというような話は、これはどうにもならないですよ。  為替介入、先ほどの話ではこれからも適宜やらせていただく、こうおっしゃっていましたけれども、とにかく介入の方針がふらふらしているように思えて...全文を見る
○五十嵐委員 とにかく実態をよく見て、石川銀行でもあったわけですけれども、銀行が優越的な地位を利用して実際に預金を出資に振りかえたというようなケースについては、これは事実上の預金とみなしてきちんと払い戻しをすべきだと私は思うということを改めて申し上げておきます。私の質問にはお答え...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんですが、そのとおりというのは、別に粛々とやっている部分を言ったんじゃないです、その前段の部分なんですが。しかし、公的資金を預かって、法律に従って着実にこれを動かすというお立場からすれば、公的資金は効率的に使わなきゃいけない、そういう義務を負っていると思...全文を見る
○五十嵐委員 何か全然お答えになっていないんですが、私は一兆九千六百億円注入した部分のかなりの部分が毀損しつつあるというふうに思っているので、その数字がつかめたら、途中経過でいいから発表してください、こういうお願いをしたんですが、出ないようですから、ほかにも問題がありますので……...全文を見る
○五十嵐委員 いや、法律の趣旨の間に矛盾があると私は指摘しているんですが、そのことについてお答えがないし、先ほども言いましたけれども、それだったら、なぜ劣後債をちゃんと劣後させないんですか。劣後債について、それは債権であって株券ではないんだから守るんだというのは、本来のあり方とし...全文を見る
○五十嵐委員 いや、ですから、この問題は、九八年の法律をつくったときに議論になったんですよ。劣後債を含めるか含めないかというのは、そのとき議論しているんですから、法解釈として。こんなものは法律で、あるいは法令で決めれば決められるんですよ。こんなものを所与の事実としてあなたが決めつ...全文を見る
○五十嵐委員 今の大臣の答弁は極めておかしい。私がこれは風評リスクに関する問題ではないという指摘をしたのに、依然として、私の言っていたことを全く無視してお答えになっている。そんなばかなことはないでしょう。  それから、今申し上げましたけれども、一般論は一般論としてとっておいてい...全文を見る
○五十嵐委員 あなた方がそういう態度をとるから、あなた方はぐるになって事実を隠しているんではないかという、逆に疑いがあなた方に持たれているんですよ。これは単にUFJの問題ではないんです。あなた方も重大な検査忌避があったということで怒り狂って、あなた方の幹部はあちこちで言っているじ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、このUFJの問題、ケースを別にしてと言いますが、別にしてと言えば答えられるんでしょう、別にして、こういったことを求められたりした例はあるんですか。
○五十嵐委員 それはおかしいじゃないですか、そういうような例があったのか、あるのかということを言っているんですから。別にこれでどこか都合が悪くなる企業とか金融機関とかあるんですか。別にこれに答えたからといって、どういう支障があるんですか。
○五十嵐委員 公認会計士の意見を立入検査の途中で聞くことはあるという、それが一般なんだろうと思います。そのとおりなんだと思いますよ。  だから、弁護士を同席させろとか録音させろというのは破天荒のことなんですよ。だから、こういうことが書かれたし、特記されたし、このメモにあるような...全文を見る
○五十嵐委員 次に、佐藤副大臣、お待たせいたしました、カネボウの問題。  お手元に、皆さん、私がお配りした資料の二枚目をおあけいただきたいと思います。これは私の手元にある資料なんですが、「事業再生計画 二〇〇四年三月十日 カネボウブティック株式会社」と書いてあります。それからも...全文を見る
○五十嵐委員 何を言っているんだかさっぱりわからなかったんですが、化粧品部門は黒字だ黒字だと言われていたけれども、黒字でなかったという証拠が出てきたというわけですね。そのことについて、化粧品部門は長男坊でもうかっているんだなんてピントの外れた答弁をしているんですね、これは許しがた...全文を見る
○五十嵐委員 全然答弁になっていないんですが、四百七十億円というのは半端でない額なんですね。その裏には一千億円にも上るという飛ばし、不良在庫、決算の時期が来ると不良在庫を各お店へ戻して在庫隠しをするということで実際に繕ってきたのではないか。そういうような企業を救っていいのか、実際...全文を見る
○五十嵐委員 時間がなくなりましたので、最後に、三枚目の資料を、前にも申し上げました、口頭で読み上げました数字も入れて、西川三井住友銀行頭取が認められた悲観シナリオ、悲観リスクという問題についてお伺いをしておかなければならないと思います。  これは私どもは粉飾だと思います。この...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、それをちゃんと積算させたというのは、私どもが伺っているのは、あのときにも言いましたけれども、金融庁側が三井住友銀行にいわば指示をしてつくらせた資料と伺っているんですね。だから、本音を引き出そうとした、こういうふうに思っているわけです。  今個別の企業論をま...全文を見る
○五十嵐委員 終わります。不満ですが、終わります。      ————◇—————
○五十嵐議員 ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律等の一部を改正する等の法律案及び金融再生委員会設置法案、いわゆる民主党金融再生ファイナルプラン関連法案につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  経済再生の第一歩は、金融再生です。そ...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○五十嵐議員 今の後段の質問の前に、政府に質問を求められたことと私どもにも同じ質問があったと判断をいたしておりますので。  この問題は非常に重要な、与党だけでも野党だけでも年金問題は片づかないんですね。結局は選択と合意の問題ですから、冷静に話し合いをしていただかなければならない...全文を見る
○五十嵐議員 お答えいたします。  二重払いではないんですね。先ほども申しましたように、あくまでも、本来あるべき財源の一部に穴があいている、そこを埋めなきゃいけない。埋めるときに、現役世代、将来世代の保険料で全部埋めるということになると、それこそ不公平というものになるわけであり...全文を見る
○五十嵐議員 まず、先ほど、金持ちに消費税を与えるという話は、これは私どもの制度がわかっていない話で、私どもは、ですから、最低保障年金の部分は上の方はカットさせて、少ない財源を有効に使うために、この方式しかないのではないですかという提案をさせていただいているということが一点でござ...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○五十嵐議員 五十嵐でございます。谷川さん、御質問ありがとうございます。  銀行が粉飾ないし粉飾まがいのことをしてきたというのは、今、同僚の答弁者、津村さんの方から、りそなのケース、足利銀行のケースを御説明しましたけれども、それ以外にも、今までにもさんざん当委員会で指摘をさせて...全文を見る
○五十嵐議員 尊敬する村井先生に御質問いただきまして、ありがとうございます。  私どもは、先生おっしゃるとおり、今が金融に何の不安もない状態というふうには思っておりません。これは、実は危機があるんだけれども覆い隠されている状態である。  例えば、先生、先ほどもちょっと申しまし...全文を見る
○五十嵐議員 お答えいたします。  私は逆だと思いますね。粉飾決算が日本では横行している、だから、日本の決算書類については信頼性がないんだ、日本の監査法人の判こは日本でしか通用しないよ、こういうふうに言われている世界を、世界に通用する決算を日本もするようになったんだという信頼感...全文を見る
○五十嵐議員 たっての御要望でございますので。  かつての民主党の金融再生法が九八年の金融危機を防いだということは、私はもう歴史の事実になっていると思います。そのときに、早期健全化法は残念ながら成立させることができませんでした。ただ、金融再生法も実は換骨奪胎をされていまして、私...全文を見る
○五十嵐議員 先生おっしゃるとおり、経済は生き物ですから、その時々の判断をしなきゃいけないと思いますが、メガバンクの一つが業務の大きな部分を廃止したりあるいは解散をするというようなことになれば、これは波及が当然考えられます。だから、金融機関は一つではない、多分複数になるでしょうし...全文を見る
○五十嵐議員 今先生の御指摘のように、特定の地域に非常に重大な影響を及ぼす、特定の地域の経済システムに重大な影響を及ぼす場合は、私どもは注入可能というふうに判断をいたしております。これで読めるというふうに思っています。
○五十嵐議員 お答えいたします。  私は、今までの処理の仕方を見ていると、オールドエコノミーで、過当競争で、再生の見込みがない、そしてゼロ金利でなければ生き延びられないところに、大口債務者に追い貸しをして、そしてそこで自己資本が毀損する分を中小企業から貸しはがして自己資本の数字...全文を見る
○五十嵐議員 お答えいたします。  村井先生のように極めて無私公平で見識のある方が入られれば、終始入っていられれば、その委員会はその当時もなかなかのものだったと思いますが、すばらしいものができると思います。  金融庁、そして金融担当大臣の存在というのはそういう反省の上に立って...全文を見る
○五十嵐議員 お答えをいたします。  今の日本経済、よくなっていると盛んに喧伝をされておりますけれども、島委員から御指摘のあったとおり、懸念材料がかなりある、かなりリスクがあちこちで口をあけているという状況だと思います。  株価が戻っているから金融は極めていいんじゃないかとい...全文を見る
○五十嵐議員 今、竹中大臣のお言葉の中で、私は、株価の水準そのものについて言及したわけではありません。株価の物色の仕方というのにそういうバブルの要素が見られるということを指摘したわけでありまして、水準そのものは、小泉内閣が発足したとき一万四千円あったわけですから、それからはまだ低...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 本会議 第22号
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○五十嵐文彦君 私から、主に税に関する部分について答弁を申し上げます。  大野議員とは、大蔵委員会、与野党の筆頭をやりまして、大変尊敬をする議員でございますけれども、今、答弁に入ります前に、大野議員からいただきました、消費税の額が我が党案ですと六%になるという御発言がありました...全文を見る
○五十嵐文彦君 山口議員に簡潔にお答えをいたします。  まず、消費税増税ではないかというお話でありますが、現行制度で約束した年金総額の負担不足額を穴埋めし、給付を維持するために必要なことでありますので、単純な増税というのとは違うということでございます。  また、年金目的税であ...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  日銀の山口さん、来ておられますね。お忙しいというので、日銀さんへの質問を最初にしようと思っています。おられますね。それでは質問を始めます。  九日に、国債の補完供給制度、いわゆる品貸しというのを決定されましたが、この品貸しにつ...全文を見る
○五十嵐委員 全然お答えになってないですね。詰めるところがまだまだあるというのに、なぜこんなに急いでやる切迫した事情があるんですかという質問をしたのに対して、全くお答えになっておりません。うがって見れば、最近どうも日銀さんは、政府の国債政策に極めて、アコードという言葉がありますけ...全文を見る
○五十嵐委員 私は、そもそも論を言っているんです。  日銀の独立性というのはなぜ必要なのかということにかかわってくるんですけれども、政府と日銀とは、本来利益が相反する部分というのがあるということなんですね。金利調節機能を独立して持っていかないと、国の財務状況によってその金利調節...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、実態は非常に悪いわけですし、まだ下がっていることも事実ですし、実態的に言うと、期末の押しつけ貸しが非常に横行している。とにかく銀行がやってきて、数字を期末につくらなきゃいけないから、中小企業に無理やり借りてくれと言って、いわば押し売りをしているわけですね。民...全文を見る
○五十嵐委員 しかし、実際に私どもが接している、今私どもは、中小企業パワーミーティングといって、あちこち出かけていって、先日は北海道へ行きまして札幌で約三百人近い中小企業の経営者とお話をしてまいりましたし、その後は滋賀県の大津へ行って、やはりこれも七、八十人の方々と話をしてきまし...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは何も数字で輪切りにしろと言っているわけでは実はないんですね。我々はむしろ——輪切りにしてきたと皆さんは思っていないかもしれないけれども、世間的にはそう受け取られている。金融庁が数字で輪切りにする行政をしてきたから、自分たちは無理やり自己資本を縮小して貸し出し...全文を見る
○五十嵐委員 私どもが伺った、例えば中小の金融機関は、極めて再建意欲の高い金融機関でございます。みずからの役員を派遣して再建をするというようなことを積極的にやっている金融機関でありますけれども、その金融機関が政府案では使い勝手が悪いと。再建の実現可能性が極めて高くないと、もし自分...全文を見る
○五十嵐委員 そのDDSの話も、私どもは、かなり以前から実態を見た上で中小金融については判断すべきだということを主張し続けてきた。今も、私どもの方がむしろ、中小の金融機関にとっても、あるいは中小企業にとっても、使い勝手のいい、使い勝手がいいと言うより実態に合った提案をさせていただ...全文を見る
○五十嵐委員 それにしては、ことしの三月になって、さんざん貸し渋りや貸しはがしによって中小企業がつぶれてしまった後になってこういう救済措置的なDDSを使ったものを出してくるとか、そういう姿勢にやはり問題があるのではないかなと私どもは思うわけであります。  そこで、後はそもそも論...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、数を減らすことがあるいは合併させることが目的ではないと言うのであれば、金融機関の組織再編法というのは何だったのかという問題が出てきます。また、その再編法で出されてきた算定根拠と、今回もまた出してきた算定根拠は、むしろ目標数値のように見受けられてもおかしくな...全文を見る
○五十嵐委員 預貸率の問題は、一律にやるべきではないと私も思いますけれども、例えば、それは目標という考え方と、逆に低過ぎるところはそれは問題だという負の考え方と両方あると思うんですね。それは両方ともとらないということでよろしゅうございますか。
○五十嵐委員 私どもは、いわゆる金融アセスメント法案、円滑化法を間もなく参議院の方に提出させていただきますけれども、我々の方も、それは義務づけるということではなくて、ディスクロージャーして、むしろ借り手や預金者に銀行を選んでいただく基準としてこれを使いたいということでございます。...全文を見る
○五十嵐委員 全然御理解できないんですね。今言ったのは、三井住友銀行の数字をどう評価するかを聞いたんじゃなくて、この数字を知っていたのか知っていなかったのかというのを聞いて、お答えにならなかったということがまず第一点おかしな話ですねということを指摘させていただきます。  それか...全文を見る
○五十嵐委員 議論をまだまだしたいところでございますので、あと時間をしっかりとっていただくことを要望いたしまして、終わります。
04月14日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○五十嵐議員 そのように、現時点、我々は最低保障額を今これできちっと確定しているというわけではありませんから、我々はあくまでも決めた額が最低保障額になるというふうに考えておりますから、その時点で変わるということもあり得るということでありますけれども、そのように読める、現行の六万六...全文を見る
○五十嵐議員 必ずしも増税というわけではありませんが、しかし、それは、相続税の考え方からして、年金の使い残しが相続に回っているということも考えられるので、検討の一項目には入りますねと。その場合は課税ベースを、今余りにも制限されていますから、課税の水準は下げても課税ベースはもう少し...全文を見る
○五十嵐議員 年金目的税の中に消費税だけではなくて相続税も入れるということが、念頭に置いていることであります。増税もあり得るという話でありますけれども、増税がそれで確定するということではありません。
○五十嵐議員 調査会で議論するわけですが、可能であれば実施したい、実行したいということだと思います。
○五十嵐議員 私どもは納番制を入れたいというふうに思っています。
○五十嵐議員 そのことも含めて、ただ、取引の方も、金融取引、足の速い金融取引については別途、今いろいろな、二元的所得税論まで国は踏み込んでおりませんけれども、そういう方向性も含めて検討をしているところですので、含めて検討していきたいというふうに思っています。
○五十嵐議員 もともと年金の受給権のもとになる負担の方、そこに政府の計算がインチキなために大穴があいているわけですね。ですから、負担し損なっている部分を補っていただくということであります。  それは、今度は、若い世代だけに保険料の負担という形で押しつけるよりははるかに公平であり...全文を見る
○五十嵐議員 たくさんの御質問をいただいていて、手を挙げているのに答弁漏れがあるということはないでしょう。  まず、申し上げますけれども、自営業者の所得については、これは、総収入から必要経費を引いたもの、それからさらに諸控除を引くと課税所得になりますけれども、そこまでは考えてお...全文を見る
○五十嵐議員 それは、一体どのぐらい所得があるのか、所得階層とトータルの話ですから、所得階層別の数字を、これは厚生省から出していただかなければトータルなことはわからないということだろうと思います。
04月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○五十嵐議員 お答え申し上げます。  確かに、谷口委員の御努力もあって、金融国会、早期健全化法と金融再生法はききました。これによって危機を脱したということは確かだろうと思います。それを受けて預保法ができたことも確かでありますけれども、まず、あの法案、野党案を丸のみしたと言われて...全文を見る
○五十嵐議員 ありがとうございます、大変詳細な御説明をいただきまして。  私も基本的に谷口先生がおっしゃられたことは勉強させていただいているわけでありますが、幾つか違うところがあると思います。  それは、私も、公認会計士の友人、知人たくさんおりまして、お話をさせていただいてお...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  参考人の皆様には、大変御苦労さまでございます。ありがとうございます。  先ほど来の質疑を伺っておりまして、三つほど感想を持ちました。  まず、全銀協会長から我が党の金融政策に対してかなり厳しい御批判をいただきましたけれども、...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、皆さんお答えがお上手で、ちゃんと答えていただいていないわけなんですが。一般の預金者がペイオフで自己責任をとらされるのに、皆さんが自己責任を果たさなくていいという仕組みになっていること自体がどうですかというのに、お答えはありませんでした。  それから、協同...全文を見る
○五十嵐委員 はっきりおっしゃっていないんですが、やはり懸念を否定していないですね。要するに、手とり足とり、今までと同じように金融庁が口出しをなさるということに懸念があるはずなんですよ。実際に個別の金融機関に聞けばおっしゃっているんですから。そのことをおっしゃれないということ自体...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、あくまでも、机上の空論ではなくて、実態に合わせて物事を考えていくべきだというふうに思っているわけですね。  そのときに、今、綿貫参考人さんの方からはDDSを使い始めているというお話でしたけれども、実際には、要管理先は要管理先のままであることの方が多いし、...全文を見る
○五十嵐委員 銀行も被害者だ、そういうお考えなんですが、しかし、やはりそれは借り手企業の側に立って見れば押しつけ貸しですよね。何で必要もないのに金利を払わなきゃいけないのかということになるんで、それは借り手の立場を考えない、何というか、殿様商法といいますかそういう考え方なんだと思...全文を見る
○五十嵐委員 それから、この際ですからお伺いをしておきたいんです。先ほど三木全銀協会長は、粉飾なんというのはないんだ、どこの国のお話ですかみたいなお話がありましたけれども、私どもは、日本は粉飾だらけだ、こう思っているわけですね。  先日も某メガバンクの頭取にお越しをいただきまし...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、財務の健全性から見て保守的に見積もられているということでいいのかと思いますね。ところが、先ごろ私が指摘しました、しかもその記載をお認めになられました某メガバンクについては、大変大幅に数字が違う悲観シナリオというのが出てまいりまして、私が追及いたしましたら、...全文を見る
○五十嵐委員 そうなんだろうと思いますね。先ほども申し上げましたが、御披露いたしますけれども、二十数ページにわたる大変詳細な各債務先についての悲観シナリオでございました。それがあるのは普通だとおっしゃったのは、やはりそれは異常だなというふうに確認をさせていただきました。  また...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、特定の債務先について見解の相違が出て、ケースA、ケースBを考えているならそれはどうかというお尋ねはあることはあるけれども、全部悲観シナリオというのを出しなさい、表にして出しなさいということは極めてまれだというか聞いていないというふうに解釈をさせていただきた...全文を見る
○五十嵐委員 今、一つだけ間違えました、他のメガバンクじゃなくて同じメガバンクでした。済みませんでした。  しかし、このこと自体が実は粉飾の証拠なんですね。私どもは何回も、先ほども申し上げましたけれども、いわゆる逆算という形でやってきた。そうして、体力の範囲内で償却をしていく、...全文を見る
○五十嵐委員 さすがに元大蔵省の偉い方はおとぼけになるのが上手だなと思いますけれども。  要するに、今私が申し上げたとおりでありまして、銀行の体力の範囲内でオフバランス化というか償却をしていくということをしてきましたね、それで不良債権処理を期間を引き延ばしてきた、時間がたてばそ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、お言葉ですけれども、そんなことはわかっているんですよ。だけれども、それほど、九年分も十年分もあるいは十一年分も計上しているような金融機関は経営状態が極めて悪いんですよ。そういうところが、そんなV字回復を見込めますか。極めて保守的に見るのが正しい監査のあり方では...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○五十嵐議員 お答えいたします。  結局、政府案というのは、収入が安定しているように見えて実際には、今の日本の問題は、労働、保険料を払う人口がどんどん減っていく、流出していく、国内でも厚生年金から国民年金に移っていってしまう、あるいは中国に労働が移ってしまうというようなことが問...全文を見る
○五十嵐議員 ありがとうございます。  納番制、何か突然出てきたように言われましたが、私ども、実はかなり以前から納番制を主張しています、民主党の主張としては。歳入庁構想も前から主張をしております。  今の状況を前提にして、課税最低限二百五十万円以下は納税申告しなくていいんだと...全文を見る
○五十嵐議員 繰り返しの御答弁になるかと思いますが、二〇〇七年から三%の消費税を目的税としていただくことになります。そうすると、政府案よりかなり急速に年金の積立金というのは積み上がります。実際に、正確に言うと、二・数%で当初は足りるんですね。したがって、積み上がりが早くなります。...全文を見る
○五十嵐議員 基本的には、総収入から必要経費を除いたものに賦課をするということになります。  ただ、前にも御説明いたしましたけれども、サラリーマンとの負担が、どれが公平かというのは議論のあるところでございますから、それについては、もし我々の案を認めていただければ、与党さんとも協...全文を見る
○五十嵐議員 納税者番号制度は、御存じのとおり、いろいろな所得、最近は一人の方でもいろんなタイプの所得を得られるようになっております。ただ、ここへ来て、足の速い金融等に源を持つ所得については、二元的所得税論というものも出ておりまして、別途それは切り離して課税をすればいいではないか...全文を見る
○五十嵐議員 まず私どもの主張をよくお聞きいただきたいと思うんです。私どもは、消費税改革をいたします。インボイスを入れますし。ですから、それによって複数税率をとろうと思えばとることもできますが、私どもは、もう一つ、所得の低い層については、カナダ方式で、一律、一定額を還付するという...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  理事等の皆さんには、地方公聴会に出張しての調査、御苦労さまでございました。  全員の調査でありませんでしたので、ぜひその調査の速記録ですか議事録を詳細に検討させていただいて、そしてまた、この法案審議中にそれについて審議させてい...全文を見る
○五十嵐委員 本日は、金曜日に予定をされていた質疑が延びましたので、その通告してあった分等を質疑させていただきたいんですが、その間に事情がいろいろありまして、まず、それ以降なぜとまったかというのは、御存じのとおり、例の日本歯科医師政治連盟、連合会ですか、日歯連と言われるものですけ...全文を見る
○五十嵐委員 それはパーティー券購入だけであって、それは規正法上はちゃんと処理をしていると。それは、場所、時間と——いつのことであり、あるいはどのぐらいの額かというのをおわかりになっておりますでしょうか。
○五十嵐委員 今ちょっと声がありましたけれども、その他、選挙の陣中見舞い等供与、供応、一緒に食事をしたとか、そういうことも、記憶にある範囲で結構でございますが、そういう事実もございませんでしょうか。
○五十嵐委員 確認ですが、今のは、そうすると、中央センターとしての日本歯科医師政治連盟との話だけであって、それぞれの御地元に歯科医師会というのがあって、それぞれが政治連盟の支部を実はつくっているわけですね。その支部レベルではこういったものは全くないという理解でよろしゅうございます...全文を見る
○五十嵐委員 そうすると、日本歯科医師政治連盟の分についての御回答は、今の御回答で責任をお持ちになるということでよろしゅうございますか。  それから、地元の政治連盟の分については、これから調べてみないとわからないので、もしあった場合はお知らせいただけるということでよろしゅうござ...全文を見る
○五十嵐委員 わかりました。谷垣大臣については以上でございますので、どうぞ、もう結構でございますので、ありがとうございました。  それでは、本論の方に入りたいと思うんですが、本論の前に、まず、最近、新聞でちょっと気になったことがあるものですから、竹中大臣にお尋ねをいたすんですが...全文を見る
○五十嵐委員 金融は、しかし、今大変な時期に来ておりまして、片手間でできるような情勢ではないと私は思うんですよね。まさに郵政民営化も金融問題の一環でもありますが、そういうお立場でお入りになるということであろうと思いますが、金融自体が今大変いろいろな問題を含んでいて、改革をしなけれ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、前から積み残しになっている質問に移りたいと思いますが、まず最初にカネボウの問題を取り上げたいと思います。  私の方がカネボウの方のカネボウブティック並びにカネボウグループの資料を、事業再生計画を提示いたしまして、この委員会で、その中にはっきりと実は四百七...全文を見る
○五十嵐委員 ひどく甘い話なんですよね、それは。要するに、国民の側から見れば、産業再生機構がその再生事業に乗り出すという時点で、そこはもっと厳しく判断をもともとされなければならなかったのではないか。これはメーンバンクも承知していたはずだと私は思いますし、細かい部分については旧経営...全文を見る
○五十嵐委員 だから、それは程度問題でしょうと言っているんですよ。めちゃくちゃに粉飾に粉飾を重ねて大幅な債務超過だったら、再生のしようがないというのが当たり前じゃないですか。だから、再生の見込みがないところまで助けるのかという質問をしているんですから、過去どんなに粉飾していても再...全文を見る
○五十嵐委員 何度か佐藤副大臣においでいただいたんですが、全然らちが明かないんですね。私どもは、銀行側も理解をしている、そして、カネボウ株式会社自体が認めているこの事業再生計画の中に、化粧品事業ですら四百七十億円の欠損金がある。四百七十億円、大きいですよ。この数字を示して、化粧品...全文を見る
○五十嵐委員 いや、私どもだって管財人リスクなんという言葉は知りませんでしたよ。きのう、東京三菱の三木頭取にもお伺いしましたけれども、三木頭取も管財人リスクなんという言葉は聞いたことがありませんねと。つまり、聞いたことがないということ自体は、もちろん私の造語ではありません、ですか...全文を見る
○五十嵐委員 プロラタ方式が原則だとおっしゃっているけれども、それでは、三井住友さんでは、その他の、百にも及ぶと言われていますが、融資企業が納得しないだろうということで、ある程度覚悟しているという情報が伝わってきておりますから、そこから見ても、三井住友はかなり粉飾に加担をしていた...全文を見る
○五十嵐委員 そうなんですね、中央青山監査法人なんですね。またもお名前が出てくる監査法人なんですが、これはひど過ぎるじゃないか。犯罪ではないかと言われているような、先ほど言いました、いわゆるアクリル事業、繊維事業についての粉飾、それから、化粧品事業について、不良在庫を隠すという形...全文を見る
○五十嵐委員 個別の監査と言うけれども、こういうふうにたくさん、足利だっておかしかったわけですよ。我々が指摘したのは、足利銀行は粉飾だったからいきなり倒された、前の段階できちんと監査が行われていれば早期警戒措置、早期是正措置が働いて、急に倒れるということはなかっただろう、こう言っ...全文を見る
○五十嵐委員 そのとおりなんだと思いますね。粉飾決算つながりなんですね。これはやはり問題なんですよ。  UFJ、八月の十九日に予告して、夏の暑い間に通常検査に入り、特別検査がその後追っかけたわけですけれども、なぜいまだに示達書が出てこないんですか。結果が出てこないんですか。
○五十嵐委員 だめだよ、そんなことを言っちゃだめですよ。それだったら、検査の意味をなさないじゃないですか。いいですか、石川銀行でもあったんですよ。全然学んでいないんだ。石川銀行でも、途中で実は債務超過がわかった、だけれども、その期の進行が進んでいて、次の期に移っているものですから...全文を見る
○五十嵐委員 御理解できないですよ、それは。だって、もう次のものが出てきてしまうんですから。  それから、特別検査はどうなっているんですか。前、私が追及いたしましたけれども、検査忌避問題というのは片づいているんですか。検査忌避はなかったという判断でもうそれは固まったんですか。特...全文を見る
○五十嵐委員 今、そうすると、特別検査については、まだよその銀行も含めて継続中なんだというお話でした。通常検査については、これだけ時間がかかっているんですから。今、出口協議中で、銀行にとって不利益な検査結果を通知しようとしたから、それに対して意見が合わないで出口協議中と、こういう...全文を見る
○五十嵐委員 ということは、今一般論としてお話しになられましたけれども、明らかに出口協議は終えたんだけれども意見申し出が行われている、それによって長引いているというふうに、今の御答弁は一般論でありますけれども、読み取れるんですね、前後関係をつなげて言うと。  しかし、先ほど言い...全文を見る
○五十嵐委員 全然答えになっていないじゃない。今の私の指摘に対してどう考えるのか。金融行政として、今のようなやり方じゃタイムリーディスクロージャーにならないじゃないかということを言っているんでしょう。意味がわかりませんか。  要するに、一年前の調査の結果がまだ出てこないというよ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、仮定じゃないんですよ。仮定だとしても、そういうケースがあった場合に対応できないじゃありませんかという、これは仮定の問題から普遍的な問題に変わるような問題意識を言っているんじゃないですか。何を言っているんですか。
○五十嵐委員 意味がわかっていないですね。金融庁の検査にタイムリーディスクロージャーという仕組みが入っていないじゃないかということを言っているんでしょう、私が。質問の意味が全然わかっていないじゃないですか。いいですよ、これはとめてもいいけれどもまた後で重要なあれもしますから、いい...全文を見る
○五十嵐委員 いや、生の数字は出ているはずなんですよ。その微調整はあるかもしれませんけれどもね。そうでなければ、今回の特別検査等の出口協議でも、中小企業向け貸し出しの未達を、私どもの調査範囲では、出口協議の中でもUFJ側に金融庁がお伝えになっているはずなんですよね。ですから、それ...全文を見る
○五十嵐委員 いや、通常検査の方が十五年三月期だというのは十分に私も理解した上で申し上げているわけですが、午後にもまた私の質問機会がございますので、引き続き追及させていただきたい。一回目はまずこれで終わります。
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  総理には御出席をいただきましてありがとうございます。また、金融問題の重要な法案審議に当たりまして、総理出席を実現していただきました委員長初め与野党の理事さんたちに大変感謝を申し上げたい、こう思っている次第でございます。  そこ...全文を見る
○五十嵐委員 総理の最近の政治資金報告については、パーティー券も含めて当面ないということを事務所からもお伺いはしておりますけれども、総理だけではなく閣僚についても早急にお調べをいただいて、日歯連からの政治家絡みの疑惑も取りざたされ、新聞にも載っているわけですので、厳しく調査をして...全文を見る
○五十嵐委員 いや、責任を問わない、しかも上限もないという入れ方だったら、それはモラルハザードが起きるんですよ。  それから、これは政策的に必要だからと言われるんですが、四月九日の竹中経済財政・金融担当相の閣議後の記者会見で、報道記者から、どうなんだ、地方銀行などの経営不安が指...全文を見る
○五十嵐委員 竹中さん、大変口がうまくて、入り口での経営責任ということは言っていないですね。入り口での責任論は別の責任論なんですね。出口責任論だけ言って、責任をとらせるからいいんだと。これだったら何も自主的に手を挙げさせての注入じゃなくてもいいんじゃないですか。  しかも、何度...全文を見る
○五十嵐委員 政府の資本参加を求めるということを安易におっしゃいましたけれども、政府がそういうふうに安易にプレーヤーになっちゃいけないというのが金融改革の大もとなんじゃないですか、総理。政府は事前チェックから事後的なチェックに移り、裁量行政はやめ、護送船団方式はやめて、自己責任、...全文を見る
○五十嵐委員 竹中さんのおっしゃっている半病人説というのは極めてまやかしなんですよね。病気でなければ政府が手を出すことはないんであって、自分で、自助努力でお医者さんへ行き、自助努力で薬を買って飲めばいいんですよ、それは。何で政府が助けなきゃいけないの。預金者は自己責任なんでしょう...全文を見る
○五十嵐委員 それは、きのう私がお尋ねした段階ではわからないと言っていたんですね。  それは全くおかしな話なんですね。そう思いませんか。  例えば、金融危機対応会議を開いて、りそなに公的資金が注入されました。総理が直接主宰をする金融危機対応会議で救済額を決め、救済を決定するん...全文を見る
○五十嵐委員 そういうのを法匪というんですよ、法匪。法の精神が全然わかっていないんですよ。  なぜ……(発言する者あり)いやいや、そうじゃないですよ。今の法律のままでいいんです。なぜ直接的でない、間接的な支出については問われないかというと、国の税金との関係がぴんとこないケースも...全文を見る
○五十嵐委員 わかりやすい話は、私、専門家じゃない、私、文学部出身で専門家でも何でもないんですが、法の精神というのはわかるでしょう。法律というのはみんな源があって、どういうつもりで書いたのかというのは皆さん十分に確かめられるはずなんですよね。  それでは、今の論理で言うと、今度...全文を見る
○五十嵐委員 預金保険機構というのは、それは株式会社であるかもしれないんですが、もとのお金は全部税金なんでしょう。あるいは、国の保証する交付国債なんでしょう。これは政府そのものじゃないですか。そんなばかな解釈が成り立つはずはないでしょう。  では、この金融二法案が、預保法改正案...全文を見る
○五十嵐委員 それはうそなんですよ。きのう来た担当の方は、そこは詰まっていません、今初めて指摘を受けましたみたいな話で、具体的に出てこなければどういう種類の出金になるのかわからないので、それは直ちに政治資金規正法に引っかかるのか引っかからないのかわかりません、こう言っていたんです...全文を見る
○五十嵐委員 今増井さんがおっしゃったことは、要するに、総務省もうっかりしていて、金融庁もうっかりしていて、こんなことは考えませんでした、だから、見過ごされてきたんですと言っているのと同じなんですよ。(発言する者あり)そういうことですよ。だってそういうふうに聞きましたから、私は。...全文を見る
○五十嵐委員 いや、自民党は自粛しているというより、何か大手銀行の方が自粛しているんですよね、実は。それはそうだと思うんですよ。  今、これから解禁しようかと言っているわけですけれども、私は受けるべきではないと思うんですよ。国がこういうような形でかなり裁量的に公的資金を入れられ...全文を見る
○五十嵐委員 総理は、竹中さんに輪をかけて上手なんですよ。それはなぜかというと、いや、自民党としては、銀行協会に献金を再開してくれと頼んだんでしょう、頼んでいるんですよ。銀行協会というか経団連そのものに頼んでいるわけですが、それで、それを受けて、その中でそういう動きが出ているんじ...全文を見る
○五十嵐委員 これ以上詰めてもお答えは同じなようですからあれですけれども、それは、これからも総裁としては自粛を続ける、それは単に大手行にのみならず、公的資金が入っているところからはもらわないようにしましょうというふうに、少なくとも総理自身のお考えとしては持っているというふうに解釈...全文を見る
○五十嵐委員 りそなの場合は、その傘下、ホールディングスの傘下の中にどうしようもない部分を実は抱えていて、そこがブラックホールになっている、それを見越して一二%強という過大な資金注入が行われたのであって、これぞモラルハザードきわまれりという話なんですよ。  要するに、あなた方と...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○五十嵐議員 お答えいたします。  私どもは、実は、この年金目的税の話ができてから急に考えたわけではございませんで、前から、五%程度の、今程度のものでしたら逆進性対策は許していただきたいな、それでいいだろう、こう思っているわけです。  これは政府案でも、やがて消費税については...全文を見る
○五十嵐議員 それは、ですから、所得階層、どの所得階層から還付をするか、あるいは、その還付の幅をどの程度にするかによって変わってまいりますので、また、その総体の量によっては、歳出の削減でできるのか、その他の増税を考えるのか、あるいは消費税の中で考えるのかというのは、その判断の中で...全文を見る
○五十嵐議員 まさに今までの自民党を中心とする政権の野方図な財政運営のために、大変な借金を我が国は抱えているということで、そのしりぬぐいをどうするかという問題は、これは年金だけではなくて、まさに宮澤先生御指摘のとおり、税全体の中で考えていかなければならない問題。全体的な税制改革を...全文を見る
06月09日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第28号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  福井日本銀行総裁におかれましては、お忙しい中おいでをいただきましてありがとうございます。きょうは、少し長目にお時間をいただいておりますので、ゆっくりと議論をさせていただきたい、こう思っております。  私は、本日は、量的緩和政策...全文を見る
○五十嵐委員 御丁寧な御説明、ありがとうございます。  私は、若干のマイナスという、わずかなマイナスという表現を総裁はなされましたけれども、前年比で〇・一%というようなマイナスあるいは〇・二というようなマイナスというのは、本当にこれはデフレなんだろうか、そんなに注目をしてこれを...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございました。  たくさんの御回答をいただいたわけですが、要点の一つは、デフレスパイラルを防いできたのは量的緩和政策であると。しかし、先行きという点ではデフレスパイラルの懸念というのは全くなくなったわけではないので、まだその量的緩和政策を維持する必要があ...全文を見る
○五十嵐委員 おっしゃるとおりなんだと思いますね。出口政策の時期が、タイミングがおくれると、非常に安易な債権放棄をしてもらって助けられた企業が逆に生き残っていって、真っ当な努力をしてきたところが自助努力による好転というのはむしろ抑えられてくるという可能性もあるんだろうと思います。...全文を見る
○五十嵐委員 私がお尋ねをしたいのは、突然の不確実なショックが起きた場合に、日本において突然のインフレが起こり得るかどうか、それは防げるかどうかということをお伺いをしたい。
○五十嵐委員 おっしゃるとおりだと思うんですね。過去に、福田内閣のときに、うまく、全治五年と言ったけれども三年で済んだとか、そういう経験はあるわけですけれども、そのときとは我が国の経済を取り巻く環境、我が国の経済の状況が大きく違っているということで、それをそのまま当てはめられるか...全文を見る
○五十嵐委員 私どもも、大事なのは総賃金がふえること、外資だろうが日本の企業だろうが日本の国内で賃金を払える企業がふえること、特に開業率がふえて、その結果として総賃金がふえていくということに政策をかなり集中していかないと、これはなかなか抜け出せないんではないかな、こう思っているわ...全文を見る
○五十嵐委員 私もそのように思います。例えば医療、福祉に特化して審査能力を身につけるとか、さまざまな新しいビジネスモデルを生み出す工夫というのは、金融業界、まだまだ多いと思うんですが、そういうことを今までそれこそ護送船団方式でしてこなかったというところに問題があると思います。 ...全文を見る
○五十嵐委員 地域の金融機関も、努力をされているところとそうでないところといろいろあって、私どもも、もっとスピードアップをしてよくならないものかなと。特に地域によっては小さな弱小の金融機関がたくさんあって、みんなつぶれてしまったというような、むしろ金融が過疎になりかかっている地域...全文を見る
○五十嵐委員 この問題は非常に重要なので少し丁寧に見ていきたいと思うんですが、あるメガバンクが、昨年の九月末に、満期保有目的債券がゼロだったんですよ。それが、その十二月末、わずか三カ月後に、ゼロから六千億に急激にふえている。日銀さんやほかのところとを合わせて満期保有目的国債という...全文を見る
○五十嵐委員 これは、ですから、監査法人がきちんと監査をするということと、ディスクロージャーがきちんと行われるということでないと、そこは担保されないんだろう、小手先で、満期保有目的債券をふやすという手段だけでこれを回避しようというのは問題がある。  問題は、やはり日本の国、企業...全文を見る
○五十嵐委員 やっぱりこれは相当な数字になると思うんですね。  きのう、一時長期金利が一・七〇五%になった。日本では国の予算上が二%ですから、二%まではろうばいすることもないのかなと思うわけですけれども、ただ、上昇のスピードが速いなというふうに思っているんですが、これについては...全文を見る
○五十嵐委員 一方では海外の状況も影響してくるわけですが、アメリカの金利が上昇をいたしますと、そちらの方が有利になってきますから、日本からジャパン・マネーがさらにアメリカに向かうということが当然考えられるわけですね。アメリカについては、グリーンスパンさんがそんなに急激にはやりませ...全文を見る
○五十嵐委員 アメリカの景気が引き締めに転じて急激に悪くなる可能性というのは、グリーンスパンさんの腕を信じればそれはないのかなと思うんですが、日米金利差が余りに広がり過ぎるというのも一方で問題が起きる可能性があるというのが一つです。  一方、中国についても、これはやはり引き締め...全文を見る
○五十嵐委員 そういった要因がある中で、インフレが日本に訪れる可能性がある、最近では週刊誌等が盛んにそちらの心配を言い始めたわけですね。  インフレはいいインフレと悪いインフレがあるんですが、先ほど言いましたように賃金が少しずつ上昇するインフレなら、緩やかなインフレであれば、ま...全文を見る
○五十嵐委員 私どももできれば福井総裁の腕を信じ、日銀の実力を信じていきたいんですが、ただ、ちまたでは必ずしもそうなっていない、残念ながらそう思います。それは、日本の国、台所を預かる財務省の方に、これだけ巨額の国債残高があると、長期債務がありますと、やはりインフレによって軽減した...全文を見る
○五十嵐委員 最近、政府と日銀とのアコード、アコードという言葉が出てきて、一致ということですが、政策のアコードは、日銀の側をインフレ待望論の政府の側に引きつけるかのように受けとめられる傾向があるものですから、十分に気をつけていただきたいということです。  国民にとっては、賃金が...全文を見る
08月04日第160回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  竹中大臣におかれましては、参議院選挙での御当選おめでとうございます。大物の一年生議員が誕生したわけでありますけれども、普通の候補者であれば私も問題にしようとは思わないんですが、現職大臣でありかつ候補者であった竹中さんが事実と違う...全文を見る
○五十嵐委員 そのときに言っていないんだったら、今うそをついているんですね、それは。  いろいろな新聞なんです。今私が挙げたのは、西部読売新聞、毎日新聞、朝日新聞。いろいろな新聞が同様に、ほとんど同じ内容の、括弧つきで、クオートつきで、あなたの言葉を引用して書いているんですよ。...全文を見る
○五十嵐委員 自民党の三役が野党のサボタージュでやむなく中間報告に追い込まれたんだというのは間違いだという私どもの認識にあなたはどう思うかということをまずお尋ねしたわけですが、お答えになりたくないということ。それは自民党の三役は知らないんですよ、そんな経緯は。つまり、役所側が、ど...全文を見る
○五十嵐委員 関連の会社にポスターが大量に送られてポスターが張りめぐらされた、それにはたくさんの社員が動かされたというふうに聞いていますが、一体ポスターはそのルートでは、細かいことは候補者自身は御存じないかもしれないですけれども、しかし、こういうふうに問題になった以上はお調べにな...全文を見る
○五十嵐委員 報道ではそのようにはなっておりません。調べればすぐわかることだろうと思いますので、個人的には全国的に人を動かすようなことは多分できないだろうと思いますので、それはお話が多分違うんだろうなというふうに推測をされます。  それで、選挙の話はこれぐらいにいたしまして、U...全文を見る
○五十嵐委員 それでは観点を変えて、日本はオーバーバンキング論というのが出ておりますけれども、日本の今の金融の状況についてオーバーバンキングとお考えになっているかどうか、お伺いをしたいと思います。
○五十嵐委員 そうですと、三菱東京フィナンシャル・グループとUFJグループとの経営統合についてかなり積極的に歓迎をする旨のコメントを出されたかに伺っておりますけれども、これについての評価はどのような関係になるんでしょうか。
○五十嵐委員 私が一部の報道で伺った限りでは、かなり歓迎をするという発言をされているというふうに認識をしております。  しかし、私どもは、今大臣がおっしゃったのと多分同じなんですけれども、体が大きければいいというものではない、むしろ日本の金融は質の問題であるというふうに考えてお...全文を見る
○五十嵐委員 すぐ個々の経営の問題、経営政策の問題に竹中大臣は持っていかれるんですが、一方では、これは金融機関のルールの問題にも直結をしてくると思うんです。  UFJ信託と住友信託とが、見解の相違はあるようですけれども、基本的に統合ということで一定の合意がなされたということは、...全文を見る
○五十嵐委員 いや、これからもこのようなことが行われる。例えば、合併を持ちかけておいて、つぶすことによってライバル企業に巨大な損害を与えるということも可能になってくるわけですね。これは、やはり個別の問題ではなくて、ルールとして考えるべき側面があるということはお考えになるべきだろう...全文を見る
○五十嵐委員 告発するかどうかについては、どのような今判断基準をお持ちなんですか。現時点ではどういう方向性を持たれているんですか。
○五十嵐委員 どうもはっきりしないんですね。  悪質性については、組織的であることを双方認定し、UFJ側も認めているわけですから、これは常識的に言えばかなり悪質です。隠ぺいもあったということですから、仮装、隠ぺいがあり、組織的に行われたということで、悪質であるということはもうは...全文を見る
○五十嵐委員 それはおかしいと思うんですね。  隣に、お待たせをして申しわけないんですが、谷垣大臣がおられますけれども、国税で悪質かどうかというのは、仮装、隠ぺいがあったかどうかということで第一義的に判断するんですよね。それは悪質かどうかというのは、そういう仮装、隠ぺいをしたか...全文を見る
○五十嵐委員 私は個人的には、かつて郵政民営化論者でありました。それは、特殊法人への蛇口論として、国民から預かったお金がむだ遣いをされる大もとになっているという観点、そして民業圧迫という観点から申し上げていたわけですけれども、ここまで国債依存度が高くなり、国債の発行残高が大きくな...全文を見る
○五十嵐委員 いや、隠しているんじゃなくて、持っていただきたいという観点から言っているわけですね。  常識的に考えても、いわゆる安定収入の倍の生活を今日本はしているわけでありますけれども、安定収入が必要な歳出の、出す額の半分以下になるというのはやはり大変なことだと。これはプライ...全文を見る
○五十嵐委員 私どもは、今税収見通しを、来年度の見通しが見通せるわけもないということはよくわかっているわけで、つまり、生活費の半分以下しか収入がないという事態を意識するか意識しないかという意味では、意識をしていただきたいということを言っているわけですから、これは当然のことだろうと...全文を見る
○五十嵐委員 今のはゼロ回答ということなんですね、要するに。執行の停止もしないし、今年度はそのままやっちゃいます、流用、むだ遣いも含めてしますよという宣言なわけですね。謝りもしません、それから、我々の法改正の要求も拒否します、こういうお話だと思うんです。これは、選挙を通じて皆さん...全文を見る
○五十嵐委員 今おっしゃっていることは、国共済や地共済は優等生もいるので、優等生でよくやってきた部分をとっちゃかわいそうだから、徐々に、慎重にやっていくんだという答弁に聞こえたわけですけれどもね。  一方、厚生年金というのは、そういう意味では、国民年金と比べると優等生だったわけ...全文を見る
○五十嵐委員 それでは、時間が参りましたので、私の質問を終わります。      ————◇—————
○五十嵐議員 お答えいたします。  増原先生は、親愛というまでいかないと。私は親愛の情を持っておりますので、本当は増原先生は私の方の党に来ていただけるんじゃないかな、こう思っているところでございますが、お答えを申し上げます。  私どもは、さきに提出をいたしました私どもの年金法...全文を見る
○五十嵐議員 政府案でも、十四年連続引き上げても、年間にふえるのは一兆円程度なんですよ。そうでしょう。よく御存じだと思うんですね。  私どもは、前倒しをして十八年度に準備をしますから消費税を引き上げる、こう言っているわけですから、そうすると、消費税一%で二兆八千億程度になるかと...全文を見る
○五十嵐議員 当然、最後の部分についてはそのとおりでございます。  それから、必要な整備を十八年度中に行うというのは、主語は「国は、」ということです。(増原委員「「国は、」ですね」と呼ぶ)はい、ということです。
○五十嵐議員 見直しは与野党の協議機関で行うわけですから、これは与野党で行うということでございます。  それから、「国は、」というのと「政府は、」というのは、「国は、」の中には、立法機関、要するに国会が入っているということでございます。
○五十嵐議員 いやいや、与党の方が、総理の号令に従って一元化の基本的な考え方を早くまとめてくれれば、それはできますよ。改革というのは、ちょびちょびやるとできないんですけれども、一気にやれば大改革というのはかなり急速にできるものだと私どもは思っております。
○五十嵐議員 いや、政府の税制調査会でも、かなり早い時点で入れることを検討するような表現になっていたと思うんですけれどもね。準備は十分にしてこられているはずだと思いますよ。実施は十九年度からでもいいわけでしょう。それは話し合いで、いつ法を決定して、施行をいつにするかというのはこれ...全文を見る
○五十嵐議員 我が党のマニフェストをよく読んでいただくとしっかりわかると思うんですが、かなり私どもは今までとは補助金の構造を変えるということを申し上げております。類型別に、農業環境分野は農業環境分野というようにまとめて一般交付金の形に変えて、奨励的な、今までばらまきの補助金と言わ...全文を見る
○五十嵐議員 ですから、それは私どものマニフェストなり私どもの政策の内容をよく吟味いただければおわかりいただけると思うんですが、かなり私どもは歳出カットによって出るというふうに思っております。  それから、私どもは皆さんと違って勇気があるといいますか、堂々と国民の前に、私どもは...全文を見る
○五十嵐議員 そのとおりでございます。  すべての人が同じ割合で所得に応じて拠出をしたら、同じ割合で給付が返ってくる、そういう姿を一元化というふうに申し上げております。
○五十嵐議員 私どもの現時点では、例えば所得の大変多い事業者の場合は、多くの場合は法人成りもしていますけれども、当然法人の費用として落とすことができるわけですから、これは有効な、メリットのある話だと思いますので、雇い主負担分というのは負担をしていただいても十分間に合うだろうという...全文を見る
○五十嵐議員 確定をしているわけではないんですけれども、私どもは現時点でそう考えております。  いわゆる今の時点でも、今の法律のもとで、一体、事業主負担分というのはどういう意味を持つのかというのもまだ実は法的に確定をしたとは言いがたい状態だというふうに認識をしております。この、...全文を見る
○五十嵐議員 いや、そういう計算にはならないというふうに思いますね。
○五十嵐議員 今の計算は、だから全額税方式だとそうなるということでしょう。(増原委員「皆さんの案の場合です」と呼ぶ)いやいや、我々は最低保障年金ですよ。だから、それの部分については一定のところからは税は減額をしてまいりますし、必ずしもそうならないということだと思います。
○五十嵐議員 今、ほぼとんとんというところを考えております。
○五十嵐議員 歳入庁構想というのは、私、九年前に「大蔵省解体論」の中で主張させていただきました。そのときからこういうことは必要だというふうに思ってまいりましたけれども、基本的に社会保険庁が徴収事務まで行っている国は余りないと思います。社会保険庁に徴収義務まで負わせるというのは非常...全文を見る
○五十嵐議員 その他の事務というのもあると思います。そういう社会保険庁の、本来的というかいわゆる計算をする仕事などというのは、それは残ることはあるというふうに思います。
○五十嵐議員 おっしゃるとおりでございまして、先ほども御答弁申し上げましたけれども、まず改正法を廃止した上で、民主党の政策の方向性と合致するもの、それから、施行期日が平成十七年十月一日以前であって、今後の抜本改革協議では対応が間に合わないものについては、これはすくい上げるというこ...全文を見る
○五十嵐議員 国共済については、先ほど優等生という話も前の私の質問の中でさせていただきましたけれども、優等生であるかそうでないかにかかわらず、やはり一元化するということが大事でありまして、年金制度の四年改正そのものにノーということを選挙民が参議院選挙で示したわけですから、これは厚...全文を見る
○五十嵐議員 特に厚生年金においてあるいは国民年金において深刻だと思うんですが、十四年連続して保険料を引き上げるということは、これは資本の論理からいって、会社側はその負担が大変競争力の邪魔になるわけですから、できるだけ正社員を減らして社会保険料負担を減らそうとするだろう。これはあ...全文を見る
○五十嵐議員 私どもも、基本的には最低保障年金という考え方、それに所得比例年金をプラスするという考え方をとっているので、佐々木先生の御意見とほとんど違いはないだろうというふうに思っております。ただ、その水準についてはあるいは財源については御党とは考え方が違うかなというふうに思って...全文を見る
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。民主党の次の内閣の総務大臣という役職を仰せつかっております。  全閣僚においでをいただきましたけれども、所管が、私がきょう御質問する分野が、国と地方の役割分担、そして財投ということでございますので、これは全大臣に関係があるということでお越し...全文を見る
○五十嵐委員 とにかく方向性がいいんだからとりあえずやってみて、あとは二年やった後で考えましょうというのが総理のお考えだというふうに伺うわけですが、全体像を示して、どこまでが国がやるべきことで、どこまでが地方がやるべきことなのかというのをまず理念的に切り分けて示すというのが本来の...全文を見る
○五十嵐委員 中山文部科学大臣は、十月十二日の国と地方の協議の場において、教育問題は三位一体よりも上位の問題であるんだ、それから、地方六団体の提案は受け入れることは困難なんだという発言をされているんですが、そうすると、この言葉は現時点では撤回をされているということですか。
○五十嵐委員 基本的に、地方に任せたら信用ならぬから地方には任せられないんだというお考えがあれには見えるわけですね。協議の場での大臣の発言みんな私は持っているわけですから、そのほかのこともわかるわけですよ。これは基本的な問題ですから。そういうお考えを今も持っているのか。  私は...全文を見る
○五十嵐委員 そこがもっと先に徹底的に来なきゃいけないんですよ。そういう工夫をしながらって、どこかごまかせるところがあったらごまかせないかというふうに聞こえるわけですね。  そうじゃなくて、本来、これはどこまで国がやるべきこと、国が口を出すべきことなのか、そうではないのかという...全文を見る
○五十嵐委員 きちんとした内閣全体としての仕分けが終了していない、そこで、地方にやってもらって、いわば下請をしてもらって、地方とすり合わせる、こういうことが今行われているわけですね。これはやはり本来の姿ではないんだと思います。  もっとじっくりと協議をして、やるときは一気呵成に...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、借金に頼った中でとりあえず改革しようと、とりあえず改革というのがあるものですからそういうような御答弁になるんだと思うし、そういう苦しい答弁をせざるを得なくなっているんだろうと思うんです。  だって、本来、将来の税ですから、借金でやるといったって、将来の税...全文を見る
○五十嵐委員 もう一度伺いますけれども、そうすると、地方六団体案と、それから各省の代替案が出た場合、代替案との行司はどなたがなさるんですか、判定は。
○五十嵐委員 そうすると、関係大臣が協議をしてということになると、これは各省の巻き返しというのがかなりあり得るなというふうに思いました。地方団体がむしろ苦しい中から出してきた案というものが、何か役所のメンツやあるいは権限を守ろうとする姿勢によって変わってくる可能性があるんだなとい...全文を見る
○五十嵐委員 本来、基準財政需要額から収入額を引いて、足りない分を交付税で渡すという形、足りなかったら本当は交付税率を上げなきゃいけないわけですね。交付税制度を守っていくのかどうか、守れるのかどうかというのも大変重要な問題です。  財務大臣は、前の財務大臣のころから、財務省とし...全文を見る
○五十嵐委員 要するに、かなりしっかりとした案をつくってからでないとなかなか、方向性がいいからといって、ただ移譲すればいい、ちょびちょびやればいいというものではないということを指摘させていただきたいと思うんです。人口と面積を基準にした新たな財政調整制度をつくらざるを得ないんだろう...全文を見る
○五十嵐委員 期待するのではなくて、積極的に計画を立ててやっていただきたい。そして、一遍にやらないと、義務的経費だけ先にやれば、それは地方は自由なお金が少なくなって苦しくなるのは当たり前であります。ぜひきちんと考えていただきたいということで、この問題は終わらせていただきたいと思い...全文を見る
○五十嵐委員 余りにも楽観的だと思うんですね。  郵便局の人が来て、お願いだから簡保に入ってください、郵貯を積んでくださいと言うからみんな出すんですよ。これは、暗黙の政府保証が、民営化しても、あるいは形だけ勘定を別にしても、私は続くと思います。暗黙の政府保証が続いていく、あるい...全文を見る
○五十嵐委員 いや、聞き捨てならないことを言いました。  それだったら、今、一千万円という限度額があるわけですよ。これは、公がやっているからなのでありますけれども、私は、民営化するに当たって、その前に、公がグリップしている間に小さくして何が悪いことがあるのか。もともと一千万円だ...全文を見る
○五十嵐委員 融資能力は一朝一夕につきません。私が聞いたところでは、一人前のバンカーをつくるには七年かかる、こう言われております。しかも、三百五十兆円というような大きなお金を動かせる能力がつくはずがないと。三百五十兆円は適当な規模に小さくなるんだと言うけれども、では、そのサイズは...全文を見る
○五十嵐委員 いや、最終的な姿はやはり示すべきだと思いますし、十分な移行期間というのはないというふうに生田総裁の御答弁なんかを聞いていると思えるわけですね。  我々の心配をしている金融問題です。すぐれて金融問題ですが、金融が大混乱に陥る。新たな不良債権が起きる。民営化がうまくい...全文を見る
10月28日第161回国会 衆議院 総務委員会 第4号
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○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。  朝早くから御苦労さまでございます。  質問に入ります前にお願いが一点ありまして、きょう副大臣、政務官おそろいかどうかわかりませんが、党の方から、大臣、副大臣、政務官につきまして、いわゆる年金の未納、未加入があるかどうか、二点目、郵政民...全文を見る
○五十嵐委員 ありがとうございます。これについては、用紙そのものは御人数分だけ私の方で用意をさせていただきたいと思います。  それでは、先ごろ行われました麻生総務大臣のいわゆる大臣所信に対する質問に入らせていただきたいと思いますが、自民党の総裁選挙に絡んでいわゆる中二階発言とい...全文を見る
○五十嵐委員 中二階がある家というのに私はあこがれていまして、なかなかしゃれた家ですよね。ですから、二階に行くのに中二階を通らなきゃ行けないというんだったら、中二階があってもいいし、別に何もそれを恥じることはない、こう思うわけですね。ただ、中二階と呼ばれるのがお嫌だというふうに聞...全文を見る
○五十嵐委員 マスコミ報道によりますと、中二階と言ったやつのことを忘れないと言ったのは麻生大臣だというふうに報道されていますから、それが本当かどうかだけ、それじゃ伺いましょう。
○五十嵐委員 私が申し上げたいのは、総理がもしそういう発言をされたのであれば、一体、総理はどのような意味で、いわゆる中二階、つまり、ほかの一階の人たちよりは上にいる人たちですね、総理の座に近いと言われている人たちが改革意欲が乏しいから問題だという発言とすれば、どういう意識でされた...全文を見る
○五十嵐委員 地方でできることは地方で、民間でできることは民間でというのは、方向としては正しい話、全く正しいんだと私も思いますね。しかし、小泉さんが今やられている手法がすべてで、それ以外は全くだめで、今の郵政民営化が本丸で、三位一体改革はこういうやり方でなければいけないというふう...全文を見る
○五十嵐委員 確かに柔軟な部分はあるんです。しかし、彼が関心の薄い部分については柔軟だけれども、そうでない部分、こだわっている部分は徹底的にこだわりまたメンツにこだわる、私も小泉さんとは実はおつき合いは長いのですけれども、そういうふうに思います。それは非常に危険な部分を持っている...全文を見る
○五十嵐委員 いや、まずそれはきちんとできていないんですね。  国と地方が両方でやらなきゃいけない仕事は当然出てくる、競合的分野というのは出てくるので、そのときに、負担割合、負担の分野をどうするかというようなことが必ず出てくる。その財源移譲、財源の調整のところまで全部やらなけれ...全文を見る
○五十嵐委員 今お聞きしていますと、地方交付税制度は守るんだ、それで、いわば法律どおりに、基準財政需要額マイナス収入額が足りない部分は、そっくり交付税率の引き上げで対応するんだ。今は三二%のところを、これは足りなければそこは変更するということになっているんですから、それで持ってく...全文を見る
○五十嵐委員 今大臣が言われたのは、財務省は昔の姿と違って、どうも自分の庭先だけ掃けばいいやと思うように変わってきているんじゃないか、貧すれば鈍するというふうに言っているやに聞こえるわけであります。しかし、作戦上は財務省の作戦に乗っちゃっているんじゃないですか。一兆円だ、三・二兆...全文を見る
○五十嵐委員 知事会案、きょうは各省からの回答日ですか。今までどのぐらい集まってきていて、どんな状況ですか。総務省としてはどのような評価を下されているか、伺いたいと思います。
○五十嵐委員 そうすると、あくまでも六団体案のとおりに決定をし、各省庁には指一本触れさせない方針でいきますということで理解してよろしいですか。
○五十嵐委員 特に、地方や関係する団体から懸念が出ているのは、やはり義務教育費国庫負担金の部分なんですね。なぜ中学校の先生の給与だけなのかというのが一つありまして、これをやるんだったら、義務教育全体で考えるか、あるいは、もっとそれより先に、公共事業分野など、ほかの負担金や補助金に...全文を見る
○五十嵐委員 私は、教育の自治ということをもっと重視しなければいけない。最終的には教育は地方にしていただいて結構だと思うのですが、どこまで国が関与するか、ガイドラインを示すとか、手とり足とり今のように文部科学省が全部やる、命令するというようなやり方では、多分教育はうまくいかないん...全文を見る
○五十嵐委員 確かに、毎年、地財計画、両省が納得した上で政府として決定しているわけですから、急に粉飾決算だったというのは、みずからの否定になるというのはおっしゃるとおりの論理だと思います。  ただ、実態との乖離というのは、一般的にもかなり言われてきた。ですから、私どもも見直す余...全文を見る
○五十嵐委員 いや、もう既に、地元などを歩いていますと、向こうの町とこちらの町の借金の額が違うから合わせておこう、先に使っちゃおう、そうしないと、合併したときにこっちの財政調整基金を取り崩されたんじゃたまらないとか、こちらの法人市民税が多いから、こちらの方はねらわれているんだから...全文を見る
○五十嵐委員 十分に、さらに検討していただきたいと思います。  次に、郵政改革の方に移るんですが、総務大臣は郵政公社の主務官庁でもあるわけですが、一方では地方を担当しているわけで、地方債を郵貯、簡保はかなり買っていると思います。民営化された場合に、地方債というのはなかなか消化が...全文を見る
○五十嵐委員 いや、それはわかっているんです。  予算委員会でも言いましたけれども、優秀な都銀の行員で入ってきても、一人前のバンカーに育てるには七年かかるということを私は申し上げました。それがもし七年で順調に育ったとしても、私は無理だと思いますが、育ったとしても、三百五十兆円も...全文を見る
○五十嵐委員 今の竹中さんの原則には、そういう金融のユニバーサルサービスという観点がないということが一つ、それから地域で集めた金を地域に戻す、貢献するという意識が全くない、ここはきちんとしてもらわないと大変な欠陥になるということを申し上げて、時間が来ましたので終わります。  あ...全文を見る
11月16日第161回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。  決算を総務大臣から御報告いただき、また補足説明を総裁からいただきました。公社としての初年度の決算でありますけれども、私は、生田総裁の経営御努力は大変なものだというふうにまず評価をいたします。まだまだ足りない部分、やっていただくべ...全文を見る
○五十嵐委員 激やせの要因というのをお話しにはなられなかったんですが、どうぞ。
○五十嵐委員 激やせしていないんですよね、実のことを言うと。JA共済、それから各民間生保の決算も出そろっておりますけれども、全体の全国のシェアは、JA共済は一三・五%から一三・六%に〇・一ポイント上昇、簡易保険は、簡保は一一・五%で変わらずということで、シェアは全く変わっておりま...全文を見る
○五十嵐委員 すみ分けしている、小さくて簡易で、そういう分野にすみ分けしているからいいんだと言うけれども、しかし、実際には、そういう民間との競争という面が当然出てくる。なぜ、それでは国で保険事業をやらなければいけないのかという問題、当初は当然そういう大きな意義があったと思うわけで...全文を見る
○五十嵐委員 資産の査定を行って、公社に会計が移されたわけですけれども、そのときに、全体で八兆円ぐらいデューデリの結果縮んでいます。かなりの部分がその土地と株だということは聞いております。それがどの分野にかかわるものかというのは発表されていないので、後で資料としていただきたいと思...全文を見る
○五十嵐委員 私の方も、職員の皆さんからも、かなり最近は厳格にやられているというのは聞きました。  ただ、郵便業務で、主に運送の受託が多いようですけれども、三十七会社、法人、簡保で三つ、共通業務で十八もの関連の公益法人そして関連会社、子会社をお持ちです。やはり数はかなりまだ多い...全文を見る
○五十嵐委員 私は今の総裁の意見に半分うなずきます。それは当然のことなんだろう、経営者としては。百四十兆円もの国債を今、現時点で保有しているわけですから、これが、長期金利が上昇すれば、リスクは膨大なものになるというのは当然でありますから、経営者としては適正なパーセンテージで持たざ...全文を見る
○五十嵐委員 何かよくわからないんですね。その細かい制度設計を公社とも相談しながらこれからやっていくんだからいいではないか、特にここで答える必要がないというふうに聞こえましたけれども、そうではなくて、今私が言ったことを聞いておられないんだと思います。  そもそも、設計そのものに...全文を見る
○五十嵐委員 今のに私は異論があります。半分当たっているんですが。  要するに、意見書でも暗黙の政府保証を否定されていますけれども、私はあると思うのです。それは、国民の側がそう思っているからです。現実に、国民感情としても、やはり政府の事業であるということに対する安心感、それから...全文を見る
○五十嵐委員 もう一つ、やはり官業を引きずりながらの民業にならざるを得ない、半官半民にならざるを得ない部分がありますねということを先ほどから申し上げております。そこが問題なんだろうと思います。  おっしゃるとおり、民間の企業の側の恐怖心だけでそちらの側に立っておれたちにもうけさ...全文を見る
○五十嵐委員 終わりますけれども、たとえ税金を新たに投入しなきゃならないとしても、国の仕事としてやらなきゃいけないところはやるべきで、その後の仕切りをきちんとやるべき、税金を新たに投入することになるから悪くなったということではないということを申し上げて、終わります。