池内さおり

いけうちさおり



当選回数回

池内さおりの2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
議事録を見る
○池内分科員 日本共産党の池内さおりです。  きょうは、東京都で進められようとしている特定整備路線の問題について質問いたします。  現行の都市計画法では、十六条に公聴会、十七条に都市計画案の縦覧の規定があります。それまであった都市計画法とは大きな違いなわけですが、この趣旨は何...全文を見る
○池内分科員 この規定は都市計画を進める上で非常に重要な手続だと思います。  旧都市計画法は、よらしむべし、知らしむべからずという行政の典型例で、計画決定前には住民には一切知らされることがなかったと言われています。したがって、この規定は都市計画を進める上で非常に重要な手続だとい...全文を見る
○池内分科員 国土交通省がつくった都市計画運用指針の中では、公聴会の意義を、「都市計画の案が作成された後の手続としての法第十七条の縦覧及び意見書の提出とは別に、都市計画の案の作成の段階でも住民の意見をできるだけ反映させようという趣旨である。」このように述べています。都市計画という...全文を見る
○池内分科員 昭和二十一年に決定されたこの都市計画には、民主的手続がとられていないということだと思います。  この問題の都市計画ですけれども、一九四六年、当時の戦災復興院が作成したものです。住民の全くあずかり知らないところで決められたものです。ましてや、七十年を経た今、住民がこ...全文を見る
○池内分科員 手続に瑕疵はないということをるる述べられたわけですけれども、住民の合意を前提に進めていく、これが現代の考え方です。もはや大日本帝国憲法下での日本ではなくて、日本国憲法、主権在民に基づく憲法下で私たちは生活をしています。民主国家、それが日本のあり方のはずですよね。 ...全文を見る
○池内分科員 非常に納得のいかない答弁なわけですけれども。  住民の皆さんの痛切な思いは、こんな古い計画、それも、みずからの声が反映されてもいない七十年も前の計画を一方的に押しつけられてはたまらない、現代の常識からは拘束力を持つ都市計画とは到底言えないというのが多くの住民の皆さ...全文を見る
○池内分科員 一固まりの事業について、これほど大量の行政不服審査が申し立てられた。かつてない数だと聞いております。多くの住民がこの決定に異論を持っているということの証左だと思います。  行政不服審査法の趣旨は、簡易迅速な手続によって国民の権利利益の救済を図り、行政の適切な運営を...全文を見る
○池内分科員 それは後の質問なんですよね。これほど多くの不服の声が出されているということをどう感じますかと聞いたんです。
○池内分科員 大変一般論での答弁、ありがとうございます。  住民一人一人の暮らしというのは、七十年間その地域で営んできたものです。全て具体的で、一つ一つが違います。一般論で片づけられるのには、私は本当に心から怒りを覚えます。  最初の審査請求は品川区の住民が行ったものだという...全文を見る
○池内分科員 現段階でというのは、私は本当に無責任だと思います。これほど多くの声が上がっていて、審理もほとんど進んでいない、だからこそ、今、政治判断が求められていると思います。大臣、いかがですか。
○池内分科員 なぜ住民がこれほど反対しているのか。それは、戦後七十年間にわたって築き上げられてきた地域のコミュニティーが分断されて、立ち退きを迫られて、住民生活に壊滅的な影響を及ぼすからです。  経産省に聞きますが、商店街の機能というのはどういうものでしょうか。
○池内分科員 まさに地域の暮らしを支える生活基盤なわけです。  ところが、特定整備路線の計画を見てみると、例えば、板橋区にあるハッピーロード大山商店街の場合は、数百メートルある商店街の中心部、百メートル強が、補助二十六号線によって幅二十メートルから二十三メートルの道路に変えられ...全文を見る
○池内分科員 商店街を壊しておいて、全く通らない答弁だと思います。  大臣、事業認可したことは、まさに商店街壊しそのものです。その自覚さえなく事業認可をしたのであれば、余りに無責任だと私は言いたいと思います。  この認可をしたのは太田大臣のときでした。赤羽や十条、こうした商店...全文を見る
○池内分科員 とても納得いかないですね。全部壊さない、ちょっとかかるだけだからいいんだと。本当に許されないと思います。歴史的景観そのものを壊すと私は言っているんです。  延焼遮断帯という名目もよく皆さんおっしゃいますが、全く成り立たないということを私は強く主張したいと思います。...全文を見る
○池内分科員 もう既に延焼遮断効果があるというところに、私は何の合理的説明もないというふうに思います。  この道路計画というのは、住民の合意を前提にしていない重大な問題があります。多くの住民の皆さんが、行政不服審査、国土交通省に権利の救済を求めているにもかかわらず、審理をほとん...全文を見る
○池内分科員 東京都がというふうにおっしゃるわけですけれども、先ほど言ったように四千を超える皆さんの声が出されています。都が適切になどと責任を逃れるようなことは私は決して言えないと思います。  行政不服審査をするのは審査庁であり、国交省。住民がこれほどこの決定は承服できないとい...全文を見る
03月01日第190回国会 衆議院 本会議 第13号
議事録を見る
○池内さおり君 私は、日本共産党を代表して、所得税法改正案、特例公債法等改正案に対して反対の討論を行います。(拍手)  安倍総理は、この三年間、国民の暮らしや日本経済はよくなっているとの認識を強調されました。しかし、国民のほとんどの生活実感は正反対のものです。  この三年間、...全文を見る
03月11日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○池内委員 東日本大震災と福島原発の事故から五年という節目の年を迎えました。改めて、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。  また、原発再稼働推進ありきで除染と賠償の打ち切りなどということは断じて許されないことです。国と...全文を見る
○池内委員 十五人に一人、しかもほぼ四割が未成年のときに被害を受けています。  重要なのは、この調査が、全国五千人の二十以上の男女を無作為に抽出し、そのうち女性千八百十一人からの回答を得たもの。特定の人を対象にしたものではないということです。  この調査は一九九九年度から三年...全文を見る
○池内委員 一度限りの現象ではないということだと思います。いつ調査をしても同じような結果が出たということは、日本社会では恒常的にこうした状態が続いているということを示しています。人数に換算すれば、日本の二十以上の女性の人口は、二〇一四年度の推計で五千三百六十五万六千人です。その六...全文を見る
○池内委員 ぜひ、積極的に取り組んでいただけたらというふうに思います。  性暴力の被害というのは、本当に見えにくい被害だと思います。誰かに相談したかという問いに、誰にも相談しなかったと答えた人が六七・五%。被害が顕在化していないということだと思います。なぜ相談しなかったかといえ...全文を見る
○池内委員 ぜひとも、国を挙げて、あなたは悪くないというメッセージを発信していただきたいというふうに思います。  同じ内閣府の調査で、男女間の暴力を防止する必要な対策、体制、このために何が必要であるかと聞いたのに対して、どのような回答が一番多いですか。
○池内委員 私も、性暴力の被害者を支援する上で、ワンストップ支援センターというのはとても大事だというふうに思います。とりわけ、病院拠点型のセンターというのが大事だというふうに思うんです。  先ほど阿部議員も御指摘をされていましたけれども、国際的にもその役割というのは重視されてい...全文を見る
○池内委員 ぜひ、設置目標も掲げて推進していただきたいんですが、いかがですか。ちゃんとこの時期までにこれだけつくるという設置目標、どうですか。
○池内委員 ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  もう一つは、加害者を減らす措置です。  内閣府の調査では加害者についても行っていて、その結果は、大多数の人が、交際相手、元交際相手、配偶者、元配偶者、親、兄弟、それ以外の親戚など、面識のある人から被害を受けている。私は、女...全文を見る
○池内委員 ぜひとも検討をお願いしたいと思います。  ここでテーマがかわりますので、菅官房長官、結構です。ありがとうございます。  女性に対する性暴力の問題で、私は見過ごすことができないというのは、やはり年少者、とりわけJKビジネスの名で女子高生が被害にさらされているというこ...全文を見る
○池内委員 私も、ぜひとも実態をつかんでいただきたいというふうに思っています。  そこで、警察庁に聞きます。  JKビジネスとはどういうものか。愛知県警ではどのように述べていますか。
○池内委員 愛知県警のホームページの該当箇所をちょっと読み上げていただけないですか。
○池内委員 少女たちは、性暴力の被害に遭うことなどない、言ってみれば普通のバイトだと思って、気軽な気持ちでこのJKビジネスに接近をしています。しかし、実際には客に性行為を求められることはよくあることで、愛知県警のホームページでも言っているように、客の要求によって、容易に性行為にま...全文を見る
○池内委員 やはり、今ある受け皿ではなかなか子供たちの居場所になり切らないからこそ、こういう実態があふれているんだと思うんです。  その点で、私も驚いたんですが、店のスタッフというのは、居場所づくりのために本当に並々ならぬ努力をしています、携帯を買い与えたり、美容院代を出したり...全文を見る
○池内委員 やはり、子供を都合よく利用する、もうけの対象にするという社会は、私は異常だと思います。子供が助けてと言えない社会はおかしいと思うんです。  やはり、誰もが温かい人間関係の中でこれまで育まれて生きてきたと思うんです、ともに笑ったり泣いたりという。時には厳しくちゃんと叱...全文を見る
○池内委員 済みません。  七日に公表された国連の勧告に関するのですけれども、児童ポルノに関する特別報告者によって、日本に関する報告書の中で、十代の女子が従事するJKビジネスなど、性的搾取を促進したり、またそれにつながったりする商業活動の禁止が勧告をされました。  この国連の...全文を見る
○池内委員 ブキッキオ氏の報告の中の一三%という数字、正確でないものを使うというのは私も間違っているとは思うんですけれども、そもそも実態調査がないということは重大な問題なので、最初の質問にも戻ってしまうんですけれども、ぜひとも内閣府による調査を求めていきたいというふうに思っていま...全文を見る
○池内委員 仁藤さんはこういうふうに言っています。買春する側というのは、少女にどれほど断られ続けても、粘り強く、何人にも声をかけ続けるそうです。そうした執念に、今夜眠る場所を求めているその少女に差し出された買春者のおにぎりたった一つに、今私たちの社会は負けている状態だと。私は、こ...全文を見る
○池内委員 ぜひお願いしたいと思います。  ある少女は、ツイッターで、女子高生にお勧めバイトを紹介するというアカウントにフォローをされて、それをきっかけに初めてやったバイトがJKお散歩だったということなんです。店舗で受験勉強まで教えてくれる、そして待機時間に勉強ができるというこ...全文を見る
○池内委員 周知という点は本当に急がれているというふうに思うんです。  今、高校生に対する啓発ということで、法務省がことし、全国の高校一年生全員に対してこのパンフレット、「あなたは大丈夫? 考えよう!インターネットと人権」というパンフレットを配付したと聞いています。これにかかっ...全文を見る
○池内委員 一千四百七十万円という予算は決して国家予算としては巨額であるというふうには私は思わないので、ぜひ毎年配っていただけるように、現場からも、ぜひ増刷してほしいという声も届いていますので、行っていただきたいと思います。  そしてJKビジネス、そしてこれから触れるAVビデオ...全文を見る
○池内委員 通告はないんですけれども、法務副大臣、何か一言ありますか。
○池内委員 ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  私は、今回裁判で明らかになった例をもとに今話を進めてきたわけですが、外形的に存在するように見える契約にどれほど被害者が縛られているかということは、私は強調したいと思います。  この契約は、事業者にとっては錦の御旗です。だ...全文を見る
○池内委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  繰り返しになりますが、今回、業者側の提訴で問題が明るみになった。被害を受けた人たちは、今も、体も心も痛めつけられて沈黙を強いられているということです。  先ほど裁判の例で紹介した女性というのは、本当に幸運です。自力でPAPSに...全文を見る
○池内委員 私は今、事例を紹介して、やはり危機介入、すぐにということを求めたわけなんです。  私がさらに求めたいのは、女性がAVによる性暴力から逃れるという意味では、一旦映像がインターネットに流れてしまったら、もうほぼ永久的に世界じゅうの人々に閲覧をされて、世界じゅうの人々の目...全文を見る
○池内委員 ぜひとも、いろいろ難しい中でも、こうした回収の施策を進めていっていただきたいというふうに思います。  裁判で訴えられて、見事勝利をした女性の手記をちょっと紹介します。  駅付近とかのスカウトマンを禁止してほしい、禁止と言ってもやりたい放題なので、きちんと法律をつく...全文を見る
○池内委員 具体的な施策を進める上でも、JKビジネス、AVにかかわる性暴力被害に対しても、私は、やはり実態把握が大事だと思います。この点もぜひ進めていただきたいんですが、いかがですか、大臣。実態把握。
○池内委員 きょうは、大体質問させていただきたいことは網羅できたと思います。ありがとうございます。  性暴力というのは、私はやはり、魂の殺人とも言われるほどの甚大な人権侵害だと思います。性的自己決定権というのを奪われて、そして被害を受けるということは、何も女性だけの問題じゃない...全文を見る
03月18日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  昨年四月から子ども・子育て支援新制度が鳴り物入りで始まって、一年がたちました。スタート時に内閣府、文科省、厚労省の共同名でつくったパンフレットがありますけれども、私は、改めてこのパンフレットを読ませていただきました。  この中で、新...全文を見る
○池内委員 私のところにも本当にたくさんの切実な声が届いています。何より待機児童の問題はやはり深刻で、働きたいけれども働けないという声はあふれています。妊娠中だけれども、今から保活をしないと入るところを見つけられないということで、大きなおなかを抱えて駆け回っているお母さんにもお会...全文を見る
○池内委員 そういうことはぜひやっていただきたいなと思うんですけれども、やはり一年たっているのに、これほどお父さん、お母さんが全国で声を上げられているのに、余りにも実態の把握という点がおくれているのではないか、そして、実態を把握してこそ本当に必要な策も打てるというふうに私は思いま...全文を見る
○池内委員 よろしくお願いしたいと思います。  私の住む東京都の北区ですけれども、待機児童が一昨年までは二桁でした。ところが、昨年からことしにかけて急増しています。なぜか。それは、他の区と比べて競争率が低くて、少しでも入りやすいところへということで、北区に引っ越しをされてくるお...全文を見る
○池内委員 さらに、北区のある保育園でお話をお聞きしてきました。そこでは、待機児童の急増という問題とともに、保育所に見学に来る保護者がふえているという声がありました。多少自宅から離れていても、二次希望、三次希望、中には五次、六次と、あらゆる希望を出さなきゃいけない。申し込み時には...全文を見る
○池内委員 さらに、パート勤務ということで保育所に入れなくて、他の認可保育施設などもとにかく必死で探し回った方、あちこち回ったけれども自宅から通える範囲には入れる施設がなくて、やむにやまれず幼稚園に入ったという方がいらっしゃいます。そうなると、幼稚園は夏休みも春休みも受け入れても...全文を見る
○池内委員 私、都内のある区の担当者にもこの話を聞いたんですけれども、今後開設が予定されているさまざまなところも含めて、小規模保育事業というのが七カ所そこにはあるそうなんですよ。そのうち二カ所しかその後の連携先というのが決まっていないという訴えだったんです。残りの五カ所の事業所で...全文を見る
○池内委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案に反対、修正案に賛成の討論を行います。  本改正案で実施される企業主導型保育施設は、民間事業者に委託して運営することとされ、市町村は関与せず、責任の所在も、設置する企業側に...全文を見る
03月30日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
議事録を見る
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部改正案に反対の討論を行います。  現行サイバーセキュリティ基本法は、国の行政機関を対象に、情報システムに対する不正な活動に対する国による監視、分析、演習、訓練の実施や、監査、重...全文を見る
04月01日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  待機児童の解消というのが、今や本当に大きな政治問題になっています。  政府は、国民の強い批判に押されて、三月二十八日に厚生労働大臣が緊急対応策を発表しました。その中身もさることながら、私は、厚労大臣が発表したことに違和感を覚えました...全文を見る
○池内委員 今、役割分担というふうにお答えになったわけなんですけれども、現在の子ども・子育て支援新制度の中で、厚生労働省の役割というのは施設整備など一部のことに限られていて、制度の設計、運営、そして施策にかかわる問題というのは、既に今内閣府に統合されています。やはり内閣府の加藤大...全文を見る
○池内委員 本当にお寒い中身だというふうに思うんです。  内閣府設置法を見ると、第二章の二十七の五に明確に子ども・子育て支援法が位置づけられていて、内閣府の所掌事務になっていて、この枠組みを超える形では厚労省はやれない、今の体制の枠組みの中でしか行えないということを考えれば、や...全文を見る
○池内委員 この春とおっしゃいますが、本当に緊急だというふうに思います。  二十八日に出された政府の緊急対策を見ると、待機児童解消の具体的な手だてとされていることの一つに、人員配置基準、面積基準において国の最低基準を上回る基準を設定している市区町村に対して、一人でも多くの児童の...全文を見る
○池内委員 東京都のほとんどの自治体で、例えば一歳以上三歳未満の保育士配置の基準というのは、国の幼児六人に保育士一人よりも厚くしていて、五人に一人という配置を行っています。  なぜこうしているかといえば、低年齢児の保育というのは月齢によって大きく違う、発達段階が全く違う、そうし...全文を見る
○池内委員 最低基準を上回っているところは、最低基準があるからといってその水準まで引き下げてはならない、これが法律が定めている原則です。今回の緊急対策は、それを引き下げよと言うことに等しい。  第三条では、都道府県知事に対して、「最低基準を常に向上させるように努めるものとする。...全文を見る
○池内委員 今いろいろとおっしゃったわけですけれども、どういう基準か、それは各市町村が判断とおっしゃったけれども、私はそういう問題じゃないと思うんですよ。今回、明確に国がその基準を引き下げろと言っているに等しい、そういう緊急対策は撤回をすべきでないかということをお聞きしたわけです...全文を見る
○池内委員 緊急だからといって劣悪にならないように私たちも頑張っていきたいと思っているんですけれども、抜本的な対策の一つの柱というのが保育士の確保だということはもう明確だと思います。  政府は、待機児童の数は、当初は二万三千人というふうに発表していました。しかし、これは実態に合...全文を見る
○池内委員 保育士の数は九万人ということで、ぜひとも確保策をしっかりと持っていただきたいというふうに思うんですね。  新たに国が発表した六万人の待機児童、この六万人に対して必要な保育士の数というのは、児童福祉法で定められている保育士の基準、「乳児おおむね三人につき一人以上、満一...全文を見る
○池内委員 現在、保育士資格を持っているけれども保育士として働いていない人というのは何人で、そのうち、一旦は保育士として働いた経験があるけれども何らかの理由で離れているという人は何人いますか。
○池内委員 志もあって、やりがいも感じている保育士さんがなぜ離職するかというのは、もう随分議論をされてきたことですけれども、潜在保育士がとても多い。少ない人数の保育士で多くの子供を見て、親の対応もしなけりゃいけない、事務や会議もして、さらに自分の専門性も高める学習や研修もと。本当...全文を見る
○池内委員 今大臣は、個々の職員は八時間と想定されているとおっしゃいましたけれども、私がお伺いした職員の皆さんは、定時になったから、さあ帰ろうとか、では残業代も出しますよなんという、そんなゆとりのある保育所なんてほとんどありません。ある保育所では、正規の職員の保育士の給料を削って...全文を見る
○池内委員 補正予算を組んででもやるべきだと思いますが、いかがですか。最後です。
○池内委員 終わります。ありがとうございました。
04月22日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  私は、まず初めに、熊本地震で犠牲となられた方々に心からお悔やみを申し上げます。また、避難所などで不安な毎日を過ごされている被災者の皆様にお見舞いを申し上げるとともに、救助、救援のために日夜を分かたず奮闘されています消防、警察、自衛隊の...全文を見る
○池内委員 内閣総理大臣が基本計画を定めたら研究成果が飛躍的に向上するなどというのは、私は、どこかの国の指導者ならばいざ知らず、誰も信じないというふうに思うんです。  私は、日本の研究水準を引き上げるためには、それを阻んでいる根本的な問題点を大胆に解決しないといけない、それこそ...全文を見る
○池内委員 二〇〇五年をピークにして、今お話しいただいたように、発表論文数というのが低下をしています。これは、三つの研究機関特有のことではなくて、国立大学でも同様のことが起こっています。二〇〇四年をピークに発表論文数が低下していると。  国立大学協会の政策研究所がまとめた報告書...全文を見る
○池内委員 今、さまざまな要因があるとおっしゃったわけですけれども、やはり現場の困難に向き合う政策でなければ意味がないと思います。  今回法案に示されているような、政府が研究課題を押しつけたり、思うような成果が上がらなければ責任者の首を切る、こうしたことでは私は両立しない、前進...全文を見る
○池内委員 今大臣も、運営費交付金というのは基盤的経費で大事だというふうにおっしゃったので、ぜひこれは減らさずに、拡充の方向で今政治が責任を果たすべきだというふうに思います。  文科省が行った調査で、科学技術の状況に係る総合的意識調査、いわゆるNISTEPの定点観測では、研究開...全文を見る
○池内委員 今お答えいただいたように、本当に惨たんたる状況だと思います、日本の研究者が置かれている状況。コピー代や郵便代だけで経費がなくなってしまうなどという痛切な声まで上がっている。私は、やはり今求められているのは、上から目線の政治じゃなくて現場の実態に応える姿勢だと思うんです...全文を見る
○池内委員 ならばこそ、やはり、そういうことがちゃんと反映される法案にしていただかないといけないし、学問研究の発展というのは、どこまでも研究者自身の自主性、創造性に委ねられるべき領域だというふうに思います。繰り返しますけれども、今回の法案は、目先の成果だけを求めて現場をないがしろ...全文を見る
○池内委員 お答えいただいたとおり、政府が最も評価をしている研究機関の研究体制が、そのほとんど、九割に迫る勢いで任期つきの非常勤研究者で支えられているという状況です。こうした実態が、研究論文数の減少という現在の深刻な結果に結びついているという認識が大事だと思います。  構造的と...全文を見る
○池内委員 今お答えのとおり、アカデミア、研究分野に進んだ若者というのは任期制が六割で、その一方、民間に進んだ人たちというのは九割近くが正社員になっている。こういう雇用状況のもとで、若い優秀な人材が研究者の道を選択しないという大問題が起きています。  文科省のNISTEP定点観...全文を見る
○池内委員 リアルな声だと思います。若い優秀な人材が研究者の道では食べていけない、生活できない、研究職の道へ進むことをためらっておられる。そして、実際にその道を選ばないという傾向がずっと続いているということ。さらに、任期制、非常勤などという細切れの雇用形態は、研究の多様性や独創性...全文を見る
○池内委員 短期的な成果を強く志向して、本当であったら継続的に自分の分野を深めたいという研究者はたくさんいらっしゃいますけれども、それでは食べていけない、評価に対応するために研究の成果を細切れで発表する、こんな事態まで生まれている。  私はとても深刻だと思うし、大臣にお伺いしま...全文を見る
○池内委員 若手の人材育成が大事だとおっしゃったので、実際の声を紹介します。  若手、中堅研究者が独立した研究を実施する際に障害になることは何かと問われて、同じこの調査ですけれども、出た声が、短期間の成果が求められるため、みずから発案した研究テーマに挑戦することができない、大型...全文を見る
○池内委員 私は、やはりこうした非正規化の問題は、安定した研究ができるという改善なしには問題の本質的な解決というのは果たされないと思うんです。日本の基礎研究というのが本当にだめになってしまうところまで来ているんじゃないかと危惧をしています。  京都大学の山中教授は、基礎研究の重...全文を見る
○池内委員 大事なことは、トップダウンじゃなくて、政府が研究課題を押しつけたりせずに、やはり研究者の皆さんの自主性とか創造性に現場が委ねられることだと思います。そして、基礎研究にしっかりと取り組むことができるように、安定的な運営費交付金をふやしていくということが必要だと思います。...全文を見る
04月27日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  熊本、大分を襲った今回の地震の直後に家が倒壊する中で、避難指示も出されて、住民は非常に混乱をし、どうすればいいかという不安を募らせていたと思いますし、今もそうだと思います。被災した方、あるいは避難生活をされている方の不安を少しでも和ら...全文を見る
○池内委員 今回、大きな地震が断続的に続いているということで、指定避難所の建物そのものに倒壊の危険が増して、避難所から出される人々が多くいらっしゃいます。危険な避難所から退避をするということは重要だと思うんですけれども、その後、行く先をフォローし切れていないという方々も大勢いらっ...全文を見る
○池内委員 ぜひ進めていただけたらと思っています。  さらに、今回の地震では、十四日の最初の地震直後から、混乱に乗じて、ツイッター等のソーシャルメディアを通じて被災した方々の不安をあおる目に余る流言飛語があふれ返ったというふうに認識しています。  総務省と警察庁はどんな流言飛...全文を見る
○池内委員 電気通信事業者を所管する総務省がこうしたデマツイートをつかんでいないというのは怠慢じゃないかということを私は指摘したいと思います。  そこで、今、警察庁から説明していただいた内容について真偽を一つ一つ確認したいんですけれども、熊本の動物園からライオンが逃げ出した、こ...全文を見る
○池内委員 イオンモール熊本クレアが火事というのは事実ですか。
○池内委員 では、熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ、これは事実ですか。
○池内委員 全て事実ではないと。  取り上げた三つを私は確認しましたけれども、具体的にまた警察庁に確認しますが、いつ、どういう対応をしましたか。
○池内委員 指導員などの配置というのはぜひともやっていただきたいし、リツイートしないようにとか情報源を確かめて、そういう呼びかけも大事だというふうに思うんですけれども、ただ、今回の最初の地震があった十四日の夜、デマツイートが本当に飛び交って、あっという間にネット上にあふれ返った。...全文を見る
○池内委員 私は何も、自由な社会を制約せよとは言っておりません。自由な社会を守るためにも、事実でないと明確なことに対しては、行政がきちんと正確な情報発信をすべきだということを求めています。  きょう私が確認したように、ライオンが動物園から出たとか朝鮮人が井戸に毒を投げ込んでいる...全文を見る
○池内委員 その上で、委員会は締約国に五点にわたって具体的な措置をとるように勧告していますが、この五点を読み上げてください。
○池内委員 既にもう何度も私たちが今生きている社会というのは、国連の人種差別撤廃委員会が懸念していたようなヘイトスピーチの広がり、デモ、集会やインターネットを含むメディアにおける人種差別的暴力と憎悪の扇動の広がりといった問題に直面をしている。  今回も、震災という多くの市民、国...全文を見る
○池内委員 繰り返しますけれども、やはり肝心なのは政府の決断だと。社会にもう既にあらわれている差別的現象には、その具体的なあらわれに対してやはり厳しく対処していくことが求められているということを指摘して、きょうは次に行きたいと思います。  ヘイトスピーチに関連して、三月二十七日...全文を見る
○池内委員 私も当日の写真を見ましたし、実際に三人の女性たちからお話も聞いています。  参議院では、このように加えて答弁されていますよね。「ある警察官が複数の人を歩道に戻そうとして、それは女性だったわけでありますが、その女性の肩に手を伸ばしたところ、結果的に女性の首に当たってし...全文を見る
○池内委員 決して身内に甘くならないようにお願いいたしたいと思います。  警備のあり方を見ると、警察というのは一体誰の安全を守っているんだということがずっと疑われるような事態が進んでいるというふうに思います。  先日、河野大臣は参議院の方でヘイトスピーチについて、「人々に嫌悪...全文を見る
○池内委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  政府には重い責任があると思うし、政府の対応で多くの市民、国民が励まされるという関係にもあると思います。ヘイトスピーチは許さないという断固とした態度がどうしても必要だと思います。やはり警察は、ヘイトの垂れ流しをとめようと必死で抗議...全文を見る
10月19日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  きょうは、子供の貧困問題について質問をいたします。  子どもの貧困対策法ができて、それに基づく大綱も定まって、対策が動き出していると思います。自治体などでも意欲的な取り組みが始まっていますので、きょうは幾つかそうした問題を取り上げた...全文を見る
○池内委員 私は、どの状態を指して子供の貧困と言うか、その概念をはっきりさせることが今大事だというふうに思うんです。そうでないと、子供の貧困対策が、この法律が定めているさまざまな施策、「貧困の状況にある子どもが健やかに育成される環境を整備する」というふうにいろいろうたっているんで...全文を見る
○池内委員 子供の六人に一人が今貧困状態にあると。現実の貧困の現状というのはどうなのか、その広がりがどうなのかという点に私は問題意識を持っているんです。  大阪市が九月三十日に公表をした小中学生や幼児の保護者らを対象にした貧困実態調査というのがあります。これを見ると、現実は、相...全文を見る
○池内委員 地方公共団体にということだったんですけれども、まさに政府や他の都道府県に先んじて、昨年の三月から子どもの貧困対策推進計画という計画を策定した神奈川県、私は、この神奈川県に行って、担当者の方から話を聞いてきました。  県は、その推進のために、特に生活困窮の割合が高い一...全文を見る
○池内委員 貧困は、やったからこれで十分ということは本当になくて、本当に貧困そのものをなくしていかなければならないというふうに私も思っています。  一つの貧困の要素として私が重大だと思うのは、やはり、シングルマザーの経済的困窮の大きな要因ともなっている、離婚した夫からの養育費が...全文を見る
○池内委員 受け取ったことがない、また受け取ったことがあるも指標があると思うので、それも答えてください。
○池内委員 ちなみに、受け取ったことがないという方は。
○池内委員 本当にこれは、シングルマザーの貧困問題を解決する上で見過ごすことができない実態だと私は思っています。  労働政策研究・研修機構という研究団体のコラムによると、年収五百万円を超す離別父親の七割以上が養育費を払っていないということなんですね。アメリカやイギリス、オースト...全文を見る
○池内委員 本当に、自分の担当じゃないとでもいう感じなのかなと思うんですけれども、やはり、今、私は行政の縦割りの弊害を見たという思いがしています。現実には困っている母子世帯があるし、子供の貧困が本当に深刻だと言われているときに、やはり担当がないからそれでよしということにはならない...全文を見る
○池内委員 やはり、払うべき人がきちんと払えば、国の財政支出をしなくても実のある貧困対策になるというふうに思うんです。ですので、ぜひ大臣も、今大事な問題だというふうにおっしゃっていただきましたので、検討していただきたいというふうに思っています。  次に、神奈川県の先ほど紹介した...全文を見る
○池内委員 さまざま努力されていることはわかっているんですけれども、その調査の項目の中に、あれこれの一つということじゃなくて、やはり生の声を聞く、当事者の声を聞く、お母さんたちの声を聞くという項目を本当に重視して入れていただきたいというふうに思います。  次に、神奈川ではほかに...全文を見る
○池内委員 この提言の具体化として、高校生や大学生などもまさに構成メンバーとするかながわ子どもの貧困対策会議、この初会合がことし五月に開かれて、それ以降、最初に私も触れました、NHKニュースでも紹介された八月の会議につながっていきました。  会議では、定時制に通う女子高生が自分...全文を見る
○池内委員 看過できないのは、このバッシングに、政治家、しかも与党の政治家が加わっていたということだと思います。  報道によると、もう御存じだと思いますが、この議員は、NHKに説明を求め、皆さんにフィードバックさせていただきます、こういうふうに述べていた。  子供の貧困対策は...全文を見る
○池内委員 やはり、こうした対策を前に進めることこそ政治家の仕事であり、まさかこういう芽を摘むような、まさにバッシングする方にみずから身を寄せる、こうしたことは本当にあるまじきことだと思いますので、対応していただきたいと思います。  神奈川の担当者は言っていました、このバッシン...全文を見る
○池内委員 時間になりましたので、これで質問を終わらせていただきますが、ぜひ実のある対策になるようにしていただきたいということを申し述べまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
10月26日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党を代表して、ただいま議題となりました宇宙活動法案及び衛星リモートセンシング法案のいずれにも反対の討論を行います。  宇宙活動法案は、ロケットの打ち上げ、衛星の管理を許認可によって規制するものです。今後、民間企業が宇宙活動に参加することとなれば、これを規律す...全文を見る
10月28日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  きょうは、URの団地における高齢居住者の問題について、まず初めに質問をいたします。  住まいは福祉、住まいは人権というふうに言われています。高齢社会対策基本法の十二条で、「国は、高齢者が自立した日常生活を営むことができるようにするた...全文を見る
○池内委員 公団自治協によりますと、世帯主の年齢分布を調べた結果があります。それによると、高齢化率というのはすごく今進んでいて、六十歳以上の世帯主が七割以上、七十歳以上で見ても五割を超している状況があります。  重ねて聞きますけれども、世帯総収入の分布というのは今どうなっていま...全文を見る
○池内委員 つまり、高齢化の進行と所得の低下の双方が、今、全国の公団の中で進んでいるということだと思います。この事実からわかることは、高齢者が住みやすい住宅と先ほど最初の答弁で言われましたけれども、その住宅を維持していくこと、住み続けられる負担可能な住宅を維持するためには、この二...全文を見る
○池内委員 やはり私は、さまざま健康面とかある、それは高齢化に伴ってあると思うんですけれども、食費も医療費も削ろうと思えば我慢できる。だけれども、家賃だけは毎月かかってくる、逃げられない出費なんだという声をしっかり受けとめるべきじゃないかというふうに思うんです。  六五%もの人...全文を見る
○池内委員 やはり、住めなくなる不安を抱えているという居住者が六割もいる公営住宅というのは、本当に異常なことだというふうに私は思います。  私の地元にも、赤羽台団地や王子五丁目団地、そして豊島五丁目団地と、本当に巨大な団地がたくさんあるわけなんですけれども、私自身も歩いて、居住...全文を見る
○池内委員 低所得の方々の、まさに高齢者世帯の皆さんの負担の軽減という点では命綱のような、今、制度だというふうに思うんですね。  負担の軽減措置、これが二十年で終わることになっています。高優賃の住宅に居住しているという方々は、どの方々も高齢者です。二十年住んでいるとなれば、それ...全文を見る
○池内委員 現場の声に即して、誠実に検討をお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。  先日、私は、車椅子の方から、日本で一番バリアフリーが進んでいる場所はどこだと思いますかと問われたんです。すぐには答えることができませんでした。その方が、車道ですというふうにおっしゃっ...全文を見る
○池内委員 全国千三百カ所ある中で、車両というのが百七十七台だと。これは、車の改造に費用がかかるということが一つの要因で、なかなか配備が進んでいないという面もあると思いますし、他方で、障害者が車を持ち込む場合は本人に負担を、それこそ大きな負担を強いることになるということだと思うん...全文を見る
○池内委員 免許を取りたいと希望して適性判断された下肢障害者の皆さんがどこでも受け入れられるという状況をつくることが今求められていると思うんですね。  まずは、今御答弁されましたけれども、通達を出したりいろいろ努力されていることは私もわかっているんですけれども、一般車に取りつけ...全文を見る
○池内委員 先日、この簡易な装置についてNHKでも報道されまして、関連の動画が一万回の再生ということだったんです。簡易な装置で教習できるとなれば、利用者は本当に喜ぶし、全国で教習所に通う障害者はふえると思うんですね。それにあわせて、今なかなか進んでいない教習所のバリアフリーという...全文を見る
○池内委員 ぜひとも進めていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  加藤大臣、もう質問は終わりましたので、ありがとうございました。  大阪府警の機動隊の暴言についてお聞きします。  大阪府警の機動隊員が沖縄の高江で行った暴言ですけれども、国家公安委員長は、この発...全文を見る
○池内委員 よくわからないのでもう一度お聞きしますけれども、どの発言がどう不適切だったんですか。これを明確にしないと再発防止はできないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○池内委員 沖縄の皆さんの思いに不快な心証を与えたという点を繰り返されて、では、何が具体的にそうだったのかということにはお答えいただいていないわけですけれども、私は、今回の発言というのは極めて重大だ、大問題だと思っています。しかも、この発言が公務中に発せられた。  大阪府警が、...全文を見る
○池内委員 問題は、なぜ二人の警察官が、一人は土人と言い、一人はシナ人と言ったのかということです。この問題を深掘りしないと私はいけない、幾ら不適切、遺憾、こういう言葉を繰り返しても、再発は防げないというふうに思うんですね。  二人はなぜこんな発言をしたんでしょうか。
○池内委員 本人に府警が事情聴取した、その際、本人たちがどう述べたかはもう報道されていますので、ちゃんと答えてください。
○池内委員 何度も答えないわけですけれども、明確に言っていますよね。抗議行動をしている人が泥にまみれていたので土人という言葉を連想した、差別的な言葉だなんて思っていなかったなどと。泥にまみれていたから土人なんて、こんな言い逃れが許されるんですか。誰も信じないですよ、こんなこと。 ...全文を見る
○池内委員 私は、土人という言葉は知っていても、とっさに口を出るような類いの語彙としては持ち合わせていません。  警察庁の幹部職員に来ていただいたときに皆さんにお聞きしましたけれども、例外なく、土人という言葉は自分の日常生活にないと言っていました。まさに不思議ですよ、非日常の言...全文を見る
○池内委員 一般的に教養を身につけてという教育は警察内でやられていると思うんですけれども、その結果起きたこと、だから私は重大だと思っているんです。  シナ人という発言も、私の危惧を裏づけていると思います。この発言をした警察官はどういう状況にあったか。  高江の現地でヘリパッド...全文を見る
○池内委員 感情が高まってとっさに出たということでは済まされないと私は言っているんですね。  なぜかといいますと、まさにこのシナ人という発言は、政治的な言葉にもう既になっています。中国の陰謀などと、抗議する沖縄の人たちに向けて悪罵を投げつけているわけですから。とっさには思いつか...全文を見る
○池内委員 警察官だけが購読する月刊バンという雑誌があります。この雑誌に執筆している恵隆之介という人物が自身のフェイスブックで、「大阪府警機動隊員「土人」発言どこが悪い?」と題して、以下のように述べている。  「昨年、翁長知事は国連人権委員会で「沖縄人は先住民、自決権を尊重せよ...全文を見る
○池内委員 時間が来ましたので終わりますが、本人たちがこの特殊な言葉を、日常では使わなくなったような言葉をどのように内面化して、口をついて出るほどまでに内面化したか、この経過を明らかにしないと、警察全体の信頼は、私は回復できない。国民の信頼を回復するためには少なくともやらなければ...全文を見る
11月02日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に反対、同法案に対する修正案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、扶養手当の見直しを行っています。子...全文を見る
11月30日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。  与党が強引に会期延長を決めて、その翌日、全会一致で取り組んできたこのストーカー規制法の改正を、与党の強引なやり方で審議をするということに、強く抗議をいたします。  ストーカー事案は、警察が認知しただけでも、年間二万件を超えています。...全文を見る
○池内委員 ぜひ、慎重には慎重を重ねてやはり進めていかなければならない、私もそのように思っています。  この専門家の方がおっしゃっていたことで、ストーカーには三つの段階があるというふうに言われていました。  第一段階は、当事者間で解決ができる段階。自分を変えるからもう一度やり...全文を見る
○池内委員 しっかりと担保ということで、本当に大事なことだと思っています。  警告や禁止命令を発するというときに、加害者の危険性をどうやって見きわめるのか、これが大きなポイントだと思うんですが、事前に被害者を一時保護するとか、適切な被害者支援が行われないと、重大事案に発展する可...全文を見る
○池内委員 ぜひ丁寧に進めていっていただきたいと思います。  ストーカーの問題の解決が何を意味するのか、どういう状態を指すのか、これは大事な問題だと思います。  被害者が自分の生活を犠牲にして、つまりは、自分の仕事を休んだり学校に行けなくなったりしながらでは、根本的な解決には...全文を見る
○池内委員 さまざま御努力されているということは私も認識をしています。  今おっしゃった、さまざま相談窓口があるということなんですけれども、ただ、ストーカー相談と看板を掲げているというところは少ないというふうに聞いています。看板を掲げているDV相談と比べると、相談件数がとても少...全文を見る
○池内委員 あと、時間も少なくなってきて、実は三十分で質問を準備していたので、随分きゅっとスリム化しているんですけれども。  最後に、ストーカーの加害者への対応方法について聞きたいと思います。  先ほども述べたように、被害者にとって一番大事なのは、相手のストーカー行為をやめさ...全文を見る
○池内委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
12月02日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○池内委員 これほど日本社会と経済のありようをゆがめる法案を、ほとんど審議しないままに採決することに、断固抗議をいたします。  私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりましたカジノ解禁法案に反対の討論をいたします。  本法案は、特定複合観光施設の整備をうたっていますが、そ...全文を見る
12月14日第192回国会 衆議院 本会議 第18号
議事録を見る
○池内さおり君 私は、日本共産党を代表し、会期延長に反対の討論を行います。(拍手)  自民党が申し出たこの会期延長は、カジノ解禁推進法を成立させるためだけのものであり、断じて認めるわけにはまいりません。  私は、この法案を審査した内閣委員会の委員の一人として、この法案の徹底審...全文を見る