池田克也

いけだかつや



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開催日 会議名 発言
02月09日第87回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○池田(克)委員 私の方からは、去る一日の本委員会でも取り上げられましたが、北海道新千歳空港の建設予定地の土地転売、この問題についてお伺いしたいと思います。  最初に運輸大臣に、これは確認でありますが、この土地は北海道苫小牧市の原野八万二千七百二十七平米で、昭和四十五年九月二十...全文を見る
○池田(克)委員 この間の本委員会でこの問題が取り上げられました。  もう一つ重ねて運輸大臣にお伺いしたいのですが、この新千歳空港の建設について運輸省が計画を発表したのは昭和四十八年。ところが、閣議の口頭了解で新千歳空港というのをつくろう、こうなったのは昭和四十一年です。七年間...全文を見る
○池田(克)委員 そのとおりだという運輸大臣の御答弁であります。これは前にも出ました。  そこで、四十一年に閣議決定されて四十八年に発表されるまで、このちょうど真ん中に当たる四十五年に海部氏と塚田氏が買っていらっしゃる。ここに、どうもおかしい、こういうふうな議論がついこの間、こ...全文を見る
○池田(克)委員 やましいことはない、これ以上何も申し上げることはない。総理、その塚田氏の回答に満足していらっしゃいますか。やはりこの席でいろいろ議論が出た、それについて何らかの事実というものを総理としては明らかにしたい。先ほど官房長官も、そんなんじゃ答弁にならないよと塚田氏に言...全文を見る
○池田(克)委員 期するところがあると総理仰せでありますが、一体それは何を期しているのか、説明がなければ疑惑というものはだんだんと広がる、いろんな推測が出てくる、これは御承知のとおりです。  たとえば海部氏が政府高官から空港建設を聞く。これは聞く立場にある人が中にいるわけですね...全文を見る
○池田(克)委員 御検討いただくということなんで、時間もありませんから話を先へ進めたいと思います。  問題の土地を総理は御存じでしょうか。これは非常に奇妙なかっこうをした土地なんです。やましいことはない、普通の売買だということであれば——こういう形の土地なんです。こういう形です...全文を見る
○池田(克)委員 これは偶然に、偶然というよりか余り深い意図がない。要するに自分で、空港の近くだから工場をつくるか家をつくるかわかりません、要するに自分の一つの目算で買ったのならば、もっとちゃんとした四角いとか三角とかそういうものを買うと思うのですね。こういうずいぶん奇妙きてれつ...全文を見る
○池田(克)委員 当時はそういう問題意識を持たないでお調べになったのだと思うのですね。私は、いま総理がもう一遍聞いてみるというような、検討してみましょうというお答えでしたから、ぜひ御本人にお願いをしたいのですが、どういう経路でこれが意図されたのか。この事件は、北海道のある土地がだ...全文を見る
○池田(克)委員 これはけさの毎日新聞です。この毎日新聞にはこういう記事が出ております。   東京地検は検事四人に特捜部への応援を命じ  た。日商岩井航空機部門の頂点に立つ海部八郎  副社長と、塚田徹衆院議員=松野頼三元防衛庁  長官の女婿=が共同で新千歳空港予定地を購 ...全文を見る
○池田(克)委員 運輸省、いかがですか。
○池田(克)委員 新聞報道の事実を伺っているのです。大きな問題です。九州の四つの空港、この用地の買収についても検察は運輸省から資料を受け取っている。航空局長重ねて、一般論としてお答えのようですが、この四つの空港用地の買収についての資料、これを検察へ出していますか。
○池田(克)委員 大臣から答弁をいただきました。渡したということであります。  さて、ここで、三題話ではありませんが、海部氏が絡んでいる、そして千歳空港がある、しかも熊本、鹿児島、さらに九州の四つの空港。大臣、重ねてお伺いしますが、四つの空港のうち鹿児島と熊本はわかっております...全文を見る
○池田(克)委員 出てまいりました。鹿児島、熊本、宮崎、大分、四つの空港の土地買収について検察が疑惑を持っている。これが海部氏に、またあるいは政府高官と言われるその関係の人にまつわる話であるという、今日の時点でこういう事実が明らかになったと私は思います。  話が少し先へ行きます...全文を見る
○池田(克)委員 税金はただですね。実にうまい商売です。とにかく一千万のものが、あっという間に六千万で売れるわけですね。しかも、どういう手口か知りませんが、事前に空港の予定地を察知して、その土地の買収というものにかかった。こうやって次々とお金がつくっていけたのでは、もう裏金幾らで...全文を見る
○池田(克)委員 私が指摘をしたとおり、需要と路線と機材と飛行場、これは一体になっているわけです。ですから、飛行機を売り込もうとして全日空や日本航空と接触をする日商岩井が、先々どういう飛行機が入る、どういう路線になる——当然許認可があります。そして、どういうような飛行場が必要かと...全文を見る
○池田(克)委員 はからずも手広くやっていることが一つ判明したというようなことで当惑をされているそうでありますが、私は、事実そういう捜査を関心を持ってやっていらっしゃる、そう受けとめました。  飛行場の問題でもう一つ重ねて聞きますが、この島田三敬氏の記述の中には、鹿児島、帯広、...全文を見る
○池田(克)委員 いろいろおっしゃったのですが、鹿児島と新帯広は飛行場が大幅に移っております。これは御承知のとおり、前は海岸沿いにありました鴨池ですか、これが国分の方へ大幅に移っております。また、新帯広も新しく乗員養成の目的等もあると考えられて、二種空港にグレードアップされる。本...全文を見る
○池田(克)委員 時間がありませんので、防衛庁いらっしゃっていますか。  防衛庁は防衛庁独自の空港を持っていらっしゃるわけでございます。これもむしろ日商岩井が目をつけているのじゃないかと思いますよ。飛行機を買うわけです。しかも軍用機を買う、いま問題になっております。当然この問題...全文を見る
○池田(克)委員 ファントム導入に伴って百里、小松、築城を直した。このファントム導入などは日商岩井は重大な関心を持っておったと思いますし、どこよりも早く情報があったはずです。これは防衛庁にお願いですが、百里、小松、築城等の空港の改築あるいは用地買収に伴う資料をぜひ本委員会にお出し...全文を見る
02月14日第87回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○池田(克)委員 公明党の池田克也でございます。事実関係について若干お尋ねをしたいと思います。  昭和五十二年の五月六日、一年八カ月ほど前でありますが、午後四時二十分、ホテルオークラで辻前社長と植田社長との社長交代の記者会見が行われました。御記憶でしょうか。
○池田(克)委員 この社長交代劇は、いろいろな報道によれば、当時辻前社長は任期を一年残しておかわりになった、また、あなたは当時アメリカ日商の社長をしていらっしゃったそうでありますが、急遽日本に呼び戻されて、そして社長就任ということになった、こういういきさつがあったそうでありますが...全文を見る
○池田(克)委員 その記者会見の席上で、あなたは辻前社長と並んでお座りになっていらっしゃったわけでありますね。ここでこういう写真も出て、お二人が並んでお座りになっているわけです。この記者会見の席で記者団から、航空機輸入で政界との関係にまつわる疑惑をどう思っているかという質問が出さ...全文を見る
○池田(克)委員 辻社長が御自分で調べられた。大きな企業において社長さんが社内の疑惑を自分で調べる。いまでも今回の件で植田社長はお調べになっているようでありますが、辻社長がお調べになった、これは仮に辻調査と名をつけてみましょう。どんなことをどんな規模でお調べになったんでしょうか。
○池田(克)委員 辻社長のお調べになった、疑惑はないと確信すると答弁された、しかし、これは大事なことだと思うのです。あなたから辻社長に、辻社長がお調べになった内容はどんなことだったのかというのをお尋ねになっていて当然だったんじゃないかと私は思うのです。それまでも日商さんについては...全文を見る
○池田(克)委員 海部副社長について調べたけれども、何にもなかったと辻さんから言われたといういまのお話でしたね。当時あなたはアメリカ日商の社長でニューヨークにおいでになったはずですが、辻社長が社内を調べたという状況の中で、ニューヨークにいらっしゃるあなたに辻社長から、あるいはかわ...全文を見る
○池田(克)委員 そうなりますと、辻社長のお調べになったということは、ずいぶんいいかげんな調べ方をした、社内の調査をしたんじゃないかと私は思うのです。いろんな疑惑の中に、五十二年の五月時点以前の問題、五十一年の二月にロッキード事件が発覚しましたが、その直後に海部副社長がマスコミか...全文を見る
○池田(克)委員 結論だけ言ってください。連絡があったかどうか。
○池田(克)委員 あなたからは連絡しましたか。
○池田(克)委員 おかしいと思うのです。日商岩井のアメリカの最高責任者が、アメリカのチャーチ委員会で問題になっている、こういう話があった。丸紅では、大久保専務が当時真っ先に飛んでいって、そうしてチャーチ委員会に乗り込んで、どういうことかというのをつかんできていますね。私は、敏感な...全文を見る
○池田(克)委員 テレックスも発達し、商社活動というのは二十四時間だというふうに聞いております。一々副社長の動きを知らない。私は、疑惑が起きて、飛行機の最高責任者で、大変な商売熱心な方だというふうに海部さんのことを聞いておりますが、どこにいるか御存じない、連絡もとれない、そんなこ...全文を見る
○池田(克)委員 海部さんがオーストラリアヘのんびり行っているような状況じゃなかったと思うのですね。やはり、先ほど来申し上げておるように、いち早くこの問題はあなたと海部さんとで対応策を立てるような状況だったのじゃないかと思うのです。  一方、この一月の三十日に日商岩井さんが記者...全文を見る
○池田(克)委員 ロッキード事件の後に、発覚後、東京地検は海部さんに事情聴取を希望したというふうに私は聞いております。当然でしょう、一番詳しいのですから。しかし、結果は島田さんが東京地検に出ているようです。また、裁判の法廷にも、検察側証人として島田さんが出ているわけですね。どうし...全文を見る
○池田(克)委員 その点お計らいを願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○池田(克)委員 次に、若干問題を変えます。  先般新聞紙上に、日商岩井さんが五年間に六十四億の脱税をしたということが報じられています。植田社長は就任の記者会見でも、法秩序を守っていきたいと述べておるわけですね。脱税はこの法秩序を守っていきたいという社長の決意、就任時の決意を虚...全文を見る
○池田(克)委員 それを聞いているのじゃないのです。内訳を出していただけるかということを聞いているのです。各本部ごとに、会社全体として六十四億ですが、どの本部で幾ら、どの本部で幾らというのがあるはずです、当然その仕事上の帳簿をいろいろ調査されて。そこのところなのですね。内訳を出し...全文を見る
○池田(克)委員 日商岩井は、一番新しい有価証券報告書によれば三百万平米、つまり百万坪の土地を現在所有している、このように記載されておりますが、事実でしょうか。
○池田(克)委員 ここに、これは新しい五十三年三月期のでありますが、三百六十二万二千四百五十二平米、こういう土地があると有価証券報告書にうたわれております。日商岩井は非常に熱心にマンションをお建てになっておりまして、この数年間、マンション建設戸数では日本一だというふうに言われてお...全文を見る
○池田(克)委員 非常に熱心にマンションを建てていらっしゃって、その建設戸数は日本で一番多い、最高位を昭和四十九年、五十年ととっている、こういうふうに言われておりますが、事実でしょうか。
○池田(克)委員 一番多いということを御承認されておりますが、そういたしますと、非常に熱心にいろいろな土地の売り込みというのがやってくると思うのですね。そこで、このマンションを建設する担当の一番えらい重役さんはどなたでしょうか。
○池田(克)委員 いまのお答えでは、マンション建設をする建設部というのは海部さんと島田さんでやってきた。飛行機と船を扱う機械本部ですね。どうしてそこにマンションがくっついてくるのでしょう。私はどうもおかしいと思いますよ。マンション用地というのを売り込みに来た場合に、だれの決裁で土...全文を見る
○池田(克)委員 そういたしますと、社長は、北海道千歳の新千歳空港の拡張用地として、非常に奇妙な形をした土地を海部さんとそれから某高官の御縁の方であるという方が二人で買っている。しかもそれが一千万で買って六千万で売って、五千万もうかった。税金もかからないことが国会でも取り上げられ...全文を見る
○池田(克)委員 この件について海部さんに何か説明を求められ、何か説明を受けていますか。
○池田(克)委員 塚田さんからお話があったというのですか。これは大変新しい、重大なことだと思うのですね。  時間がありませんから、この問題また別の機会にしますが、日商岩井では過去に飛行場の土地をお売りになったことがありますか。
○池田(克)委員 不勉強とおっしゃいますが、飛行場の土地の問題は集中審議でここで取り上げているのです。当然それまでに会社でお調べになったりして、準備があってしかるべきじゃないかと私は思うのですね。私の調べでは、昭和四十八年、竜ケ崎の飛行場の土地をお売りになりまして、二億五千五百万...全文を見る
○池田(克)委員 他の部門ですね。本来ならば、鉄鋼、木材、物資などと住宅建築がかんでいるのならばいいのだけれども、船や飛行機と住宅があるので、チームワークに欠けるというように指摘されているのですね。そういう議論があったことは御存じないですか。
○池田(克)委員 それは社内ですから関連があると思うのですが、海部さんが御自分の権限で土地をお買いになれる状態にある。それから船、飛行機、マンション、大変これはもうかっていらっしゃるという話も聞いておりますし、裏金づくりに使われたのじゃないかという話もあちこちにある。これはこれか...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○池田(克)分科員 公明党の池田克也でございます。  きょうは公取委員長においでいただきましたので、私は、出版物の流通について若干お伺いをしたいと思います。  昨年の秋ごろから、公取委員長の発言として、出版物の流通問題に新たなライトを当てて、何らかの改善と申しましょうか、改革...全文を見る
○池田(克)分科員 この出版物の流通については、従来三つないし四つの問題点が挙げられていたように私は理解をしております。その一つは返品の問題、これは年々返品率というのが上がってきて出版社の経営を脅かす、あるいは資源の浪費である、こんなような御意見もございました。第二は、奥付等が例...全文を見る
○池田(克)分科員 いまの公取委員長の御答弁を伺っておりますと、定価については余り問題がない、その他の再販契約の問題について集団的に行われている、この独禁法の精神といいますか、そういうものについて問題があるというふうに私考えるわけであります。  ところが、ここに公取さんが五十三...全文を見る
○池田(克)分科員 そうしますと、幅広くいろいろなことをアンケートされ、調査されているということだと思うのです。  ただ、もう一つ気になりますのは、その次の十三に、「学術書・専門書については、価格を維持できるが、その他の本については、再販契約をはずし自由な価格で販売できるという...全文を見る
○池田(克)分科員 それでは、先ほど来返品が多い、これについて定価に上乗せされるのじゃないか、公取委員長の御心配でありますので、通産省にお伺いしたいと思うのです。  通産省もまた書店あるいは出版業という業種を指導されているはずであります。いま出版業界、大型店の進出、これは大規模...全文を見る
○池田(克)分科員 そういたしますと、この返品の処理等は共同物流倉庫等によってかなり効率的な運用ができる。重ねてお伺いするわけでありますが、先ほど公取委員長が御指摘されておりましたが、返品というものがいわゆる原価に加算されて、それがコストを上げているというふうな情報を通産省は何か...全文を見る
○池田(克)分科員 通産省にもう一つだけお伺いしたいのでありますが、最近書店が大変大型化して、そのことによって旧来からある、どちらかといえば標準的なんですが、小さなお店が大変圧泊をされている。昨年の八重洲ブックセンターの問題も、近隣では二割売り上げが減ったという話も私は聞いておる...全文を見る
○池田(克)分科員 確かに八重洲ブックセンターは大規模小売店舗法上の届け出が必要だったケースなんですが、業界からの要請もいろいろあってそれに該当しない規模になったわけであります。しかしながら、実態として、最近は俗に百坪あるいは二百坪というような大変大きな店が出てきていることは、公...全文を見る
○池田(克)分科員 もう一つだけ。いま細川室長の答弁されたことをやっていくのに、この独禁法二十四条を改正する必要を感じていらっしゃいますか。
○池田(克)分科員 実態を踏まえて十分慎重な検討というのは大変玉虫色にとれるのですけれども、時間がございませんので、また別の機会にこれは詰めていきたいと思うのです。  そこで、文化庁にお尋ねをしたいわけであります。  文化庁もまた、著作権法という立場から出版物の値段あるいは流...全文を見る
○池田(克)分科員 ですから、公取さんからあるいは文化庁から、この件について相互連絡はあったかということを伺っているのです。
○池田(克)分科員 そうすると、先ほど公取委員長がおっしゃっていたようないわゆる新しい第三のマーケット、新本と古書の間に二十四条を外して、たとえば一年後に定価が自由になるというふうな市が立つ、こういうことが予想されますね。その場合、定価はだれが決めるのか。仮に自由定価になって、あ...全文を見る
○池田(克)分科員 時間がありませんので、もう一つだけそのことについてお伺いしたいのです。  確かに著作権制度上の問題ではない。出版社と著者、それから流通ルートの問題ですが、当然出てくる問題は、たとえば強い著者は、だんだん値段が崩れていっても、おれの印税を保障しろと言えますよ。...全文を見る
○池田(克)分科員 むずかしいという返答だ。何もむずかしくないのですよ。あなたは著作権課長さんですから法律に詳しいでしょうが、たとえば著作権法の八十一条の二号「当該著作物を慣行に従い継続して出版する義務」これを出版権者は負わされています。つまり著作者からその出版権をもらった、当然...全文を見る
○池田(克)分科員 出版界の慣行で普通に動いている、こういうお話ですが、いろいろな御意見が出ております。ともかく先ほど来から指摘をしておりますように、たとえば本屋さんが売りやすい本だけわっと集める。当然本が届かないところも出てまいります。あるいは地方では、郵送代、運賃を上乗せした...全文を見る
○池田(克)分科員 公取委員長、あなたの前でいろいろな議論をいたしました。私も出版の事情を若干知る者として非常に心配をしているわけであります。強い著者、弱い著者、強い書店、弱い書店、それによって本来良心的な著作物を持つ人が本が出せなくなるかもしれません。また、いま出版社が広告をし...全文を見る
○池田(克)分科員 いまケースの管理人なんていう話がありました。それはそういう御認識があることは御自由でありますけれども、書店の場合は、読者から著者の名前、出版社の名前を言われて、どこの本だなにあるか、出す。なかなか知的な知識の要る商売であります。単にケースだけ置いておいて、どう...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○池田(克)分科員 公明党の池田克也でございます。  私は、昨今マスコミでかなり話題になっております、フランスとかイタリーから輸入される洋品、特に婦人用のバッグが本物かにせものかというような論争が新聞紙上にも散見されるわけでございます。この問題について若干お尋ねをしたいと思いま...全文を見る
○池田(克)分科員 正しいかっこうで行われる。私ども、確かに並行輸入について利点はあると思うのですね。ところが、若干の弊害もあるのじゃないか。だんだんと話を進めてまいりますが、いまの時点で通産省として、この並行輸入の利点と弊害、端的に申し上げるのですが、幾つか握っていらっしゃるも...全文を見る
○池田(克)分科員 いまお話が出ました、紛らわしいものがある、また、それについて利点もあるが問題がある、これについて、いまの時点で通産省として何らかの対策をお考えになっていらっしゃいましょうか。
○池田(克)分科員 いままでそういう事例で消費者の保護という見地から回収を命じた実例が幾つかございましたらば、差しさわりがない範囲でお述べいただきたいのですが。
○池田(克)分科員 いまお答えのエルメスの実例なんですが、回収された総額はどのくらいの金額のものだったのでしょうか。
○池田(克)分科員 いまお話しのように、商品を回収するということは、実際お店に並べて売っている側としてはかなり大きな痛手であります。信用問題にもかかわる。ですからこの回収については慎重でなければならないと私は思うのですが、これがにせものである、回収しなさいよという判定はどこがなす...全文を見る
○池田(克)分科員 そうしますと、先ほど審議官のお話では、紛らわしいものがあったときには行政の指導として回収等の手を打つ、こうおっしゃった。いま商政課長さんのお話によりますと、紛争のないときはいいのですが、現実問題としてその真贋の鑑定の立場というのはメーカーの日本における総代理店...全文を見る
○池田(克)分科員 これは本物です。大変ブームなわけでございますね。  先ほどから私、指摘しておりましたが、真贋鑑定権、あえて名づけて言えば、客観性を持ってない。私に言わしめればメーカーに握られている、ここに一つの問題があるのじゃないかと感ずるわけであります。  そこで、公取...全文を見る
○池田(克)分科員 はっきりしていただきたいのです。グッチについては最近届けがあったのですか。いつですか。
○池田(克)分科員 本年に入ってから。エルメスと西武の関係については届けてないのですか、あるのですか。
○池田(克)分科員 どうもはっきりしません。この問題、私通告してあります。もうすでに一週間ぐらい前から、太陽会所属の十何社かについてこの席でお伺いをする。したがって独禁法六条によるところの届けの有無、それについて調べていただきたいと通告してあったにもかかわらず、いまの時点ではっき...全文を見る
○池田(克)分科員 大臣から大変前向きな御答弁でございますが、公取に重ねてお願いでございますが、再度お調べいただきたいと思います。これはたしか独禁法六条というのは届け出なければ罰則があるはずです。ついこの間も、それこそ集中審議等でもグラマンをめぐって日商さんと問題になったケースで...全文を見る
○池田(克)分科員 問題になってから届け出られた、つまりそれ以前は届け出るとまずいような事態だった、私はそう考えざるを得ないのですね。というのは、この届け出、いわゆる独禁法六条の届け出をいたしますと、ガイドラインがあるんですね。公取がつくっているガイドラインがありまして、これによ...全文を見る
○池田(克)分科員 答弁が小さい声だからよく聞こえないのですが、意味するところを考えますと、要するに、再販売先を制限することがある場合には、それを指導しなければならない、こういうことですね。そこで、いま届け出られたグッチのこの契約の内容によりますと、どうですか、再販売先は制限され...全文を見る
○池田(克)分科員 目下審査中、これだけこの問題は新聞に、もうわんさと出て騒いでいるんですね。コピーだけでこんなにあるのです。いろいろな新聞雑誌に山ほど出ている。これは御婦人の間の商品かもしれませんが、ネクタイになれば男性も関心がある、そういう問題でございます。それについて、代理...全文を見る
○池田(克)分科員 西武については、まだ、出ているか、出ていないか、はっきりしていませんが、早く出すように督促をし、その内容をチェックするおつもりですか。
○池田(克)分科員 指摘のように対処する、こういう御答弁でございますので、先へ進みますが、いま、私が前に指摘をしましたように、この独禁法上の代理店の届け出が出せないのではないか。つまり、こういうことがある。  エルメスの本社が言っているところによると、これはサンケイ新聞の一月十...全文を見る
○池田(克)分科員 西武が悪いんじゃないのですよ。西武がどこへ売ろうと、おっしゃるとおりこれは自由です。これはエルメスの本社が言っているんですよ。西武系以外には売らせませんよと、パリのエルメス本社が言っている。こういう意思というものは、当然契約にはうたわれるはずですね。私は、むし...全文を見る
○池田(克)分科員 警察ではにせもの鑑定講習会というのをやっておりますね。これは中野署ですが、宝石、時計、貴金属に対して質屋さんの組合の専門家、鑑定士を呼んできて刑事さんが一生懸命勉強しているそうですね。  私は、これは警察とも話をしてもらいたいのです。詐欺になってしまうのです...全文を見る
○池田(克)分科員 ありがとうございました。
03月02日第87回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○池田(克)委員 公明党の池田克也でございます。  私は、出版文化の問題について若干の御質問をしたいと思います。  文部大臣の所信の中には文化について触れられております。まあ、いろいろとございますが、国立劇場、歴史民俗博物館等の問題が特に取り上げられております。私も一生懸命読...全文を見る
○池田(克)委員 大臣に認識をお尋ねしているわけなんです。大臣は教育行政の専門家でいらっしゃる。これはわれわれもよく知っているところでありますが、さて、文化の問題になりますとどれほど深い御認識と御理解を持っていらっしゃるか、私はこの席で改めて確認をしたいわけでございます。  昨...全文を見る
○池田(克)委員 大臣にかわって文化庁次長の御答弁でございますので、大臣、出版文化は大事だとおっしゃるのですが、公取が目をつけたと申しますか、調査をされておるこれについては、文化庁としてもあるいは文部大臣としてもぜひ重大な関心を払っていただきたいと私は思うのです。  私はつい先...全文を見る
○池田(克)委員 流通の問題で、はっきり言えば私の質問にお答えになっていらっしゃらないのですが、これは後刻議事録が出てまいります。  私の質問に対して橋口委員長はそうおっしゃっている。文化庁として、この出版流通というものは何がゆえに独禁法二十四条の二で守られてきたと考えるのか。...全文を見る
○池田(克)委員 必ずしも決めていらっしゃらない。私は、決めていらっしゃらないので先へ進ませていただきますけれども、いろいろ物価問題も世の中に取りざたされて、石油の問題等さまざまございます。土地の問題も、高過ぎるじゃないかということも国会でも取り上げられました。しかし、本が高過ぎ...全文を見る
○池田(克)委員 それは全然ないわけじゃないですね。大変高くなってきた。これは、千円以下の本より千円を上回る本の方が単行本なんかでは最近多いのが実情なんですね。後ほど私学校図書館の問題にもきょうは触れたいと思うのですが、学校図書館の予算の問題も、そういう点と絡み合わせて大変厳しく...全文を見る
○池田(克)委員 このモニターの中で、ある面では再販制を少し直してもいいんじゃないかという案に賛成の方が六一%というふうに出ておるんです。御婦人だけの調査はちょっと偏っているなと私は思いますけれども、モニターですからいままでのルートでお調べになったんでしょうが、ここで注目しなけれ...全文を見る
○池田(克)委員 予断を持っていらっしゃらなければ結構だと私は思います。ただ、確かにイギリスあたりではそういう制度は、半年を限って、そこから先は自由だということは私も承知しておりますが、ただ、外国の場合は図書館が非常に発達しています。日本はむしろ図書館を使うというより、これは後に...全文を見る
○池田(克)委員 その第二の市場というのですか、私も意味するところは同じことでございますが、そうなりますと、一体だれが値段をつけるかということになるわけでございます。  大臣、恐らく大臣も御著作がおありと思いますが、いまのシステムは出版社と著者とで相談いたしまして値段をつけてお...全文を見る
○池田(克)委員 大変慎重な答弁であります。そうなってみなければわからないと言われる。それは何事もそうです。けれども、出版、著作者というのは徒党を組むことができない。著者一人一人は孤独な立場で物を書いています。この人たちの今日まで営々として築いてきた努力、たとえば芥川賞一つをとる...全文を見る
○池田(克)委員 しっかりやっていただきたいのでありますが、私はさらに申し上げれば、たとえばこういう定価制、再販制度が外れた場合、強い著者と弱い著者の間に大きな差ができてくると思うのです。たとえばある期間を経て、そこから先は本の値段が自由になってくる場合に、強い著者であれば、おれ...全文を見る
○池田(克)委員 ぜひそう願いたいと思うのです。つまり、新しい第三のマーケットなんかができますと、どうしても流通秩序が変わります。特に、著者と出版社で定価が決められないとなりますと、言葉は適当でないかもしれませんが、仮に競って競り売りみたいにして本の値段がついたとなると、それを一...全文を見る
○池田(克)委員 そういう趣旨で大臣もお動きいただくように私はお願いしたいと思うのです。  念のために法律の問題を二点だけお伺いしたいのですが、これは著作権課長でも結構ですが、著作権法八十一条ですが、「慣行に従い継続して出版する義務」というのが法律の条文としてうたわれております...全文を見る
○池田(克)委員 いまの御答弁でわかりました。要するに慣行が認められております。品切れのないように継続していくのですが、その前提として、いわゆる印税制度というものがある。毎回毎回、要するに値段、その著作物の価値について評価をするのではなくて、一応三年、特別の定めがない場合には三年...全文を見る
○池田(克)委員 法律のことを二つ伺ったのですが、両説ある。確かにそうやってゾッキ本のように売られていくことは百十三条に触れるとかあるいは触れないとか、議論のあるところですが、やはり保護する意味では、こういう条文があるわけで、ぜひとも文化庁としてもこれについて関心を払って、直して...全文を見る
○池田(克)委員 この取次協会というのがございますが、大体大手の取り次ぎに日販、東販、大阪屋、栗田等がございますが、この大手の取り次ぎ十社ぐらいでいまの本の流通のどのぐらいを扱っていますか。
○池田(克)委員 国会図書館からおいでいただいてるわけでありますが、一問だけお伺いしたいのです。  国会図書館は国会図書館法によって出版された本はすべて集める、集めなければ罰金がかかるというぐらい厳しく出版物を集めて文化の蓄積に寄与する、こういう立場にあるわけですが、国会図書館...全文を見る
○池田(克)委員 大臣、お聞きのような状態です。つまり、取り次ぎが扱わない本は国会図書館にも入れないのですね。法律上は出したものは持っていかなければならないのですけれども、罰則規定があっても余り動いていないようです。  つまり、この取り次ぎというところはきわめて重大な状態になっ...全文を見る
○池田(克)委員 これは時間のかかることだと思いますが、ぜひひとつ脚光を当てていただきたいと思うのですね。  出版流通の問題は以上で終わります。関係の方、ありがとうございました。  問題を変えまして、学校図書館の問題に若干触れてみたいと思いますが、資料を用意いたしましたのでご...全文を見る
○池田(克)委員 学校図書館の内容について私は調査をいたしましたが、きょうは時間がありませんので、その調査の状況を踏まえて大臣にぜひ御意見を伺い、改善すべき点は改善していただきたいと思っているわけです。  私が調べましたのは東京の目黒区でございます。公立小学校二十二校、公立中学...全文を見る
○池田(克)委員 この予算を見ましても、少ないところは五十年、五十一年、五十二年、五十三年と、大体年間十万ずつですね。それから予算の多い、つまり一万冊持っているところは大体三十万から二十五万、二十七万と、三倍近い予算をつけているんですね。  これはいまの予算措置の状況では自由裁...全文を見る
○池田(克)委員 そこで、いろいろな細かい要望などを聞きますと、大変図書を充実させている小学校は、教師用の予算というものをとらないで全部生徒用にしているんですね。極端なところは別として、平均的にわれわれは見て足りないかなと思いますけれども、やっているところは教師用の図書、資料とい...全文を見る
○池田(克)委員 それから、本の買い方なんですが、人手がないがゆえにカードなんかも業者さんにやってもらう。極端な言い方ですが、本の選定やその他の点についてもかなり業者さんに依存しているところがあるんですね。やはり本の選定は毅然としてやらなければなりませんし、サービスも結構ですが、...全文を見る
○池田(克)委員 その見直しの中にぜひこの司書教諭の配置の問題を——司書教諭の資格を持った方がかなりいらっしゃるそうです。これは先生方もお忙しいことでなかなか大変だと思いますが、これは昭和三十三年ですか、司書教諭を当分の間置かないことができるということになって、以来二十余年間たっ...全文を見る
○池田(克)委員 図書館の問題だけにわたっているわけにいきませんので次に進みますが、ぜひそういうような方向でお願いをしたいと思います。  最後になりますが、オリンピックの問題についてちょっと触れさせていただきたいと思います。  先ごろ、オリンピック強化のために体協が選手のコマ...全文を見る
○池田(克)委員 これはオリンピックと文部省という関係なんですが、オリンピックの強化は、これはアマチュアスポーツですから文部省としてどの程度かめるか私もよくわかりませんが、先般も愛知県の方のオリンピック招致の話がこの委員会で取り上げられました。  オリンピックという問題について...全文を見る
○池田(克)委員 この企業とオリンピックですが、お金が足らないから企業からお金をもらう、私はそれはその限りでまた別の機会に議論しなければならぬと思いますけれども、今度はオリンピックになったときに、おれのところで金を出してやったんだからこういう宣伝をさせろとか、そういうことはないで...全文を見る
○池田(克)委員 その三億円が集まれば勝てるのかということなんですね。また、金をかければ切りがないということなんですけれども、私は、オリンピックは必ずしも勝つばかりが能じゃないと思います。けれども、先ほどお話があったように、国民のスポーツというものを振興する上で国際競技に勝つとい...全文を見る
○池田(克)委員 モスクワオリンピックも近々に迫っているわけですが、いまごろになってお金を集める。私は、このオリンピックの問題だけでも本委員会でもっと時間をかけて取り上げて、そして国民の合意を得て大々的な募金運動をするのなら、企業に十社に一千万円ずつくださいなんという話を——これ...全文を見る
○池田(克)委員 たとえばバレーボールの女子の選手が勝って帰ってくる。実業団等で選ばれて行くのですけれども、帰ってきてから、それから先さあどういうふうになるか。中には、体育の指導者になるために学校へ入りたいという人もいて、それについて何らかの奨学制度なんかもお考えになっていらっし...全文を見る
○池田(克)委員 最後になりますけれども、私は、日本の文化勲章というのは文化の最高の栄誉だと思います。  この文化勲章の選考基準の中に、スポーツで国家に功労を残した人というのが基準として入っていないのだそうですね。そうですが、大臣。
○池田(克)委員 それは確かに幾つか例はあるのですね。しかし、教育の知育と、体育、徳育と言って並立して大臣も強調していらっしゃる。学士院、芸術院とありますね。そこで、体育院みたいなものがあって、わが国の体育の最高峰というものが生涯保障されたり、またその人格、識見を選んで国民のリー...全文を見る
○池田(克)委員 最後に、大臣に伺います。  いまスポーツ院の話が出ました。名前はどうあれ、そういう功労者あるいは指導者をもっと顕彰したり生活の安定のめんどうを見たりしていかないと、やはり知育、徳育の状態になってうまくないんじゃないかという気が私はするのですが、いまの話のスポー...全文を見る
○池田(克)委員 終わります。      ————◇—————
03月05日第87回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○池田(克)委員 最初にこれは委員長に、竹下委員長おいでになりませんが、お尋ねなのですが、二月十四日の証人喚問の際に私資料の要求をいたしました。私ばかりじゃございません、当日質問に立ちました多くの議員の方から資料の要求が出されているわけであります。たとえば日商岩井の脱税六十四億の...全文を見る
○池田(克)委員 ずいぶんとこれがなまぬるいのですね。たとえば「衆議院予算委員会要求資料(理事会協議事項)について」、こういう一つの回答が先ほど出てきているわけですが、矢野委員要求資料。坂井委員要求資料、グラマン社と日商岩井との代理店契約書、グラマン社と日商岩井との修正代理店契約...全文を見る
○池田(克)委員 二十日間も経過をいたしました。国民的な大きな関心を持っている本件について、この資料の要求については速やかに促進をしていただきたい。先般も両院の代表がアメリカに参りまして、その記録を見ますと、押し問答しています。グラマンにおいてもダグラスにおいてもあるいはアメリカ...全文を見る
○池田(克)委員 ここで審議中、だから伺いたいのですね。要するに、防衛庁としてはわが国を守るためにE2Cが必要であった、これは重ねて本委員会でも強調しておられました。択捉、国後等でいろいろな動きもある、したがって、それを執行停止ということはやはり国家の安全に伴う重大な問題なわけで...全文を見る
○池田(克)委員 別の角度からお伺いしたいのですが、もしこれが問題なく通っていたとしたら六月ごろ契約を結ぶ、こんなように伝えられておりましたが、そういう手はずであったわけですか。
○池田(克)委員 六月ごろ、つまり新年度早々にということであったわけですが、こういう事態を迎えますと、議長にゆだねられたわけですが、一応解除ということを前提にお考えになっていらっしゃるわけですか。
○池田(克)委員 私がなぜこういうことを伺うかと言えば、本件は一つの予算の執行に伴う相手の国のあることであります。しかも、その信用問題にも関係してくる。したがって私は、本件の決着というものはロッキード事件等とはまた性質を異にして、時間的な一つのリミットがある。最終的な結論が出るの...全文を見る
○池田(克)委員 いま防衛庁長官のおっしゃった新年度早々には進めたいという内容は、アメリカも承知していたわけですか。こっちが勝手にひとりでそう思っていたわけですか。多分アメリカもそう承知していたと思うのです。
○池田(克)委員 その審議のことは先ほど来同じ話なのですが、アメリカ側は予算が通れば新年度早々に話がまとまるという事情を承知していたのかということなんです。これは当然あるわけですね、お互いなんですから。
○池田(克)委員 アメリカも承知しているということですね。そうなりますと何らかの手を打たなければなりませんね、日本でこういう事態になった、ひとつ時間を延ばしてほしいとかあるいはことしはだめらしいとか。いかがですか。
○池田(克)委員 当然相手があって日本の状況は伝えていかなければならない、国家の問題であります。  そこで、これは刑事局長にお伺いしたいのですが、本件について、やはり一つの時間的な制約があって調べていかなければならないと私は考える。それは最終決着は先になっても、ある程度のめどは...全文を見る
○池田(克)委員 それはそうですね。疑惑の存する限り究明に努力する、そうすると、解除というのは一体どういうことになるか。ともかく徹底的にというとになるわけですね。少なくともこの問題については、もっと政府側が国会に対しても資料を思い切り出す、あるいはさまざまな調査の内容というものを...全文を見る
○池田(克)委員 前回と同じなことなのですが、証人喚問の場で、日商岩井の植田社長は、海部副社長から事情を聞いたところ、塚田さんとの個人的なお知り合いの中で塚田さんからお話がございましたので御一緒に買わしてもらった、こう証言していらっしゃる。一方、海部氏の方は、やはりこの場で、海部...全文を見る
○池田(克)委員 議員の名誉にかかわることですし、余り何度もこういう場でお名前を出すことは、私は好ましいことじゃないと思っております。ぜひ早急にこの問題のいきさつを明らかにしていただきたいと思います。  また、この土地は、海部氏と塚田氏が二人で共有であると登記所の写しが出ており...全文を見る
○池田(克)委員 官房長官どうぞ。  国税庁にお尋ねをしたいのでございますが、たしかこの土地については租税特別措置法第三十三条の四、つまり収用交換等の場合の特別控除ということで税金がかかってない、こういう話でございました。この租税特別措置法第三十三条、つまりこういう場合、飛行場...全文を見る
○池田(克)委員 本来、先祖伝来の土地を持っている者が公共用に土地を手放す、これは先祖伝来の田地田畑である、どうしても手放したくない、こういう趣旨の方々に対して、公共用のものだからぜひ提供してほしいというようなことでそれを促進する、私はそういうことじゃないかと思うのですね。ところ...全文を見る
○池田(克)委員 税法の精神にもとっているのじゃないかというふうに私は聞いているわけです。それをどう直すか、それが実務上どうむずかしいかということについてはまた別の議論があると思う。たとえば鹿児島でいろいろ調べてみますと、たった二月自分で持っていて県に売っている。飛行場用地ですよ...全文を見る
○池田(克)委員 問題を変えます。  外務大臣にお伺いしたいのですが、ニクソン不正献金リスト、やぶから棒にこういうことを申し上げて恐縮ですが、新聞報道でもずいぶんと出ております。アメリカにこういうリストがある、こういうものの存在について御承知でしょうか。
○池田(克)委員 なぜ私がそういうお尋ねをしているかというと、SECのバート・ワイアンという人物、この人物は三十二歳、ダグラス、グラマン両社担当の主任調査官という人なんです。この人が日本人の記者にこう語っているんですね。今回の調査の発端はウォーターゲート事件である。ニクソン再選委...全文を見る
○池田(克)委員 今回アメリカへ調査団が行きまして、司法省のキーニーという刑事局次長に皆さんが会っているわけです。このいろいろな話の記録を見てみますと、裁判に出てきた資料というものは公の資料だ。アメリカの修正憲法第六条には公開原則というのがある。それによって、裁判に付された資料と...全文を見る
○池田(克)委員 さらにこのキーニー氏の話を聞いてみますと、記録を見てみますと、アメリカで問題にしたのはほぼ三百社、海外において不正取引を行っているのではないか。その中でしぼって五十社、これに対して捜査をした、こうなっているわけです。これはアメリカの司法省がそう言っているわけで、...全文を見る
○池田(克)委員 このアメリカへ行かれた方々のいろいろな記録を見てみますと、日本とアメリカの各官庁の間でやりとりが、特に法務省からは非常な協力をいただける。司法共助でありますから、向こうからも資料が来ると同時にこちらからも行っている、こういうふうに見られるわけであります。  そ...全文を見る
○池田(克)委員 いまの訳ですが、「提出することに強力な反対をしました。」このように読めますか。
○池田(克)委員 両方にとれませんか、ファイルするということについても、あるいはその内容についても。
○池田(克)委員 時間がありませんから、最後に一つだけ伺いたいのですが、本委員会の証人喚問のときにも大内委員が取り上げておりましたが、ハリー・カーン氏はグラマン社に対する説明で、これはいわゆる密約がばれたというので説明に入って、日商岩井から受け取る金は自分の取り分というのではない...全文を見る
○池田(克)委員 必要があればと仰せですが、必要があるのじゃありませんか、いまの時点で。
○池田(克)委員 吟味されているということなんですが、やがてその方向になると考えていいですか。
○池田(克)委員 終わります。
04月25日第87回国会 衆議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第3号
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○池田(克)委員 若干関連で海部メモの問題についてお伺いしたいのですが、海部氏は手がふるえるので、ちゃんとしたものは書けない、こういうお話が出ておったのですが、先ほど刑事局長のお話ですと、間違いなしに本人が書いた、こういうことです。本人か書いた、あるいは代筆を頼んで自分が書いたこ...全文を見る
○池田(克)委員 問題が別の方になりますが、一般論としてお伺いしたいのです。  今回、日商岩井に対して強制捜査が三回でしたか、あったと思います。一番最初はいつですか。先ほど発表になられておりましたけれども、確認をさしていただきたいのです。
○池田(克)委員 そうしますと、三月十四日というと、かなり証人喚問も進んだ以後になるわけですが、それ以前には、任意ということで協力を受けて資料を収集していたということになるのでしょうか。
○池田(克)委員 そうしますと、この席でも刑事局長から答弁を伺ったのですが、非常に幅広くあらゆる面に目を配って調べていらっしゃった、それから今度は、強制捜査に移ったということは、一つの方向を決めて、そうして強制捜査をされた、つまり、いままでの任意の資料を分析する時点からもう一歩突...全文を見る
○池田(克)委員 その二回目か一二回目のときに、日商岩井の建設部にいわゆる強制捜査をされている、こういうふうな報道を拝見しておりますが、そのとおりでしょうか。
○池田(克)委員 入っていたかもしれないということですが、新聞報道等では、機械第三本部の建設部というふうに私は承知をしました。私は、証人喚問のときにもたしか植田社長にこのことを聞いているのですが、機械第三本部の中に建設部があるということは大変不自然だ、社内でもそういう指摘がある、...全文を見る
○池田(克)委員 いま刑事局長はどんぶり勘定というお話をされました。まさにそのとおりなんですね。白商岩井は、私はこの席でも確認したのですが、マンション建設業者としてはわが国最大の規模を今日持っている。これはたしか植田社長も認めておられました。それに関連して、現時点で百万坪の土地を...全文を見る
○池田(克)委員 そうしますと、やはり強制捜査に関連して、海部氏が所有しているマンション、これはかなりの件数があるわけですね、これについてはどういう関心をお持ちでお調べになっていらっしゃるのでしょう。
○池田(克)委員 その資産が不当に世間が見ましても——ああいうお立場の方ですから、それは一つや二つはあろうと思いますが、六つ、七つ、八つと非常な数に及んで、しかもほとんどお使いになっていらっしゃらない、これはわれわれが見ましてもおかしいなと思うのです。それに対して、おかしいなとい...全文を見る
○池田(克)委員 私が申し上げたいのは、彼が自分で着服した金という意味じゃなくて、一つの会社の行動の中で土地を買う立場にある、それがある面ではかなり大きな利益を生む、これは新千歳空港の問題でここでも指摘をいたしました。いままで報道された中では、一生懸命売ったけれども、売れなかった...全文を見る
○池田(克)委員 ぜひお願いをしたいと思います。  時間も余りありませんが、なぞの十日間という問題を私はこの席で指摘したことがあります。つまり、昭和五十一年の二月にいわゆるロッキード事件が発覚をしてから海部氏の動きがマスコミから消えたという話なんです。これは私もこの席で取り上げ...全文を見る
○池田(克)委員 先ほどちょっと触れましたが、例の新千歳空港の問題に関しても、植田社長は、話は政府高官の御縁の方の方から来たというふうに私に対して答弁されましたし、今度は海部氏自身は、自分がスキーのために北海道へ行って平野さんという地主から話を持ちかけられて、パーティーでちょっと...全文を見る
○池田(克)委員 幅広くやっていらっしゃったことをずっといましぼってやっていらっしゃる。しかしながら、事件の性格そのものはかなり幅広い様相を呈しているように私たちは見ています。ぜひ逐次そういう問題も明らかにしていただきたいと思います。  最後の問題になりますが、先ほども出ました...全文を見る
○池田(克)委員 しかもこの伊大知という方は、いわゆる政府高官の縁者の方の後援会の事務局長をやっていらっしゃるということに報道されているわけです。新千歳空港で名前の出た方であります。そうしますと、つまりこの問題をゆるがせにできないなと私思っているのは、さらにもう一つ新聞報道で電報...全文を見る
○池田(克)委員 ありがとうございました。
04月27日第87回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○池田(克)委員 ただいま議題となっておりますオリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案につき、私は公明党・国民会議を代表して、本案並びに修正案にそれぞれ反対の立場を表明し、討論を行うものであります。  まず、第一に、オリンピック記念青少年総合センターに対する私の率...全文を見る
05月23日第87回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○池田(克)委員 放送大学について審議が続いているわけですが、この委員会のメンバーの方々から率直な感想を伺いますと、どうもイメージがなかなかつかめないという声が出るわけであります。私自身も放送教育小委員会に所属をいたしまして各党の方々と議論をしてきたわけですが、総論は賛成、大変結...全文を見る
○池田(克)委員 しからば入学資格は、大学ですから普通は高校卒ということになるわけですが、一説によれば、そうしたものを一切外して資格は問わないと聞く。たとえば旧制の中学を中退した人、高齢とまではいきませんが、年配の方の中にはそういう方もおるわけであります。そして、今日の大学の教育...全文を見る
○池田(克)委員 現実に大学に行っている人、つまり学生ですね。その大学生が、これは時間的な関係からいけば放送大学にもう一つ入れるのじゃないかと思うのですが、現実の大学生、在校生または大学院生はどうでしょうか。
○池田(克)委員 互換の問題は後からお伺いしたいのですが、そうしますと、入学願書を出す段階で、その当事者が在校生であるかどうかということは何らかのかっこうで放送大学側がチェックしなければならなくなるんじゃないか、本人がそれを伏せて出していった場合も出てくるんじゃないかと思うのです...全文を見る
○池田(克)委員 入学金や授業料はどのくらいになるのでしょうか。
○池田(克)委員 これは確認ですが、普通の、たとえば東大を初めとする国立大学は幾らになっていますか。概算でいいです。
○池田(克)委員 わかりました。  一日何時間テレビで放送大学の授業を受ければ平均的に四年で卒業できるのでしょうか。
○池田(克)委員 そうしますと、通信制の場合にはスクーリングがございますが、この放送大学の場合にも、いわゆるテレビを見るということだけでは卒業できないという制度になっていると思いますが、どのくらいの期間、あるいはスクーリングによって何単位取らなければならないというのが、大枠として...全文を見る
○池田(克)委員 そういたしますと、たとえばサラリーマンが毎週二時間いわゆる面接授業を行う場所に出向いていって授業を受けなければならない、夏休みにまとめてやるというようなことではなしに、毎週そういうことが現実問題として要請される、こう考えていいのでしょうか。
○池田(克)委員 そうしますと、今度の電波の届く一番遠いところ、それから学習センターが予定されているところ、この通学ですが、その通学の予想時間で一番長いところはどのぐらいかかるのでしょうか。
○池田(克)委員 それは夜間も行われるのでしょうか。
○池田(克)委員 内容の水準ですけれども、これはなかなか一口には説明していただきにくいことだと思うのですが、いわゆる放送大学で行われる授業の内容、これは単位の互換の問題と絡んでくると思うのです。  いまの既存の国立大学の水準は、国立大学にもいろいろございますが、しかしながら入学...全文を見る
○池田(克)委員 少しずつわかってまいりましたが、そうすると、たとえば学生が放送大学によって電波を通じて送られた授業がわかっているのかわかっていないのかということですが、普通の教室でやっている場合には表情や私語などいろいろなことでわりとわかると思いますが、ともかくこれはテレビとい...全文を見る
○池田(克)委員 その単位の認定の段階で、学生が怠惰であって成績が悪かったのか、あるいは講義の仕方が悪かったのか——つまり、入学試験をやっていない。これは大変新しい行き方だと私は思う。入学試験をやらないで、入りやすく出にくいという一つの形だと思うのですが、それを進めていくためには...全文を見る
○池田(克)委員 別の角度からのお伺いをしたいのですが、課外講演というものはこの放送大学ではあり得るのでしょうか。  たとえば東大の場合は五月祭等でそうしたものもありますし、あるいは早稲田でも慶応でも、普通のいわゆるウイークデーでも、午後のしかるべき時間にたとえば外国人であって...全文を見る
○池田(克)委員 それは電波法上の問題なんでしょうか。
○池田(克)委員 体育の実技についてはどんなふうにお考えになっているでしょうか。
○池田(克)委員 この問題は後に時間があればもう少し突っ込んでいかなければならないと思うのですが、やはり、放送大学の具体的な活動の中で一番ネックになる部分ではなかろうか。つまり、市町村等で社会体育は行われておる、それに参加することによって単位が与えられるということですが、社会体育...全文を見る
○池田(克)委員 わかりました。  この問題は二十問伺うのにずいぶん時間がかかってしまったのですが、次に、図書館についてはどんなふうにお考えでしょうか。
○池田(克)委員 これも普通の大学とはずいぶん違った形になろうと思います。  一日何時間テレビで放送大学の波は流れ続けているのでしょうか。たとえば午前六時から十二時まで繰り返し繰り返し何かが流れているということになるのでしょうか。
○池田(克)委員 再放送も含めれば常時何かが見えるということでしょうか。
○池田(克)委員 たとえば会社に働いている青年が放送大学の授業を受けていた、転勤によって電波の届かないところに移らされた、こういう場合にはどういうことになるのでしょうか。
○池田(克)委員 この放送大学で授業をしたビデオというのは売るつもりですか。つまり、買う気になれば売ってくれるんでしょうか。
○池田(克)委員 最後になりますが、この大学は国立大学なんでしょうか。
○池田(克)委員 これは後に就職をした場合の身分ということに若干関係があるのじゃないか。今日企業の中には大卒を、しかもその大卒を国立と私立に分け、それもまたランクに分けて何らかの乗数を掛けて費用計算をするようなところもあるように聞いております。  つまり、これは新しい大学ではあ...全文を見る
○池田(克)委員 大変細かい問題をいろいろお聞かせいただきまして、まだまだその全貌はよくわかりませんけれども、かなり突っ込んだ検討をなされているということは察することができました。  そこで、若干別の問題に移りたいと思うわけで、これは一般論としてお伺いしたいのですが、国立大学の...全文を見る
○池田(克)委員 その本の内容が講義ノートであった場合、つまり大学の講義を紙に固定したというふうに考えた場合も同じことでしょうか。
○池田(克)委員 国立大学における大学の教授の講義というものは公務じゃないか。明らかに国家公務員として、仕事として自分の大学内の施設や研究の成果を使い、その上に発展させた自分の研究の業績である。これはいろいろございますが、紀要の場合は仕事であり、著書の場合はそうじゃない。  い...全文を見る
○池田(克)委員 そうした場合に、放送大学における講義の内容がビデオテープに固定されていくことになると思うのです。  そうした場合に、紙に印刷物として固定された著書があくまでもその教授自身の著作権が認められるならば、放送大学のビデオテープは担当教官の個人著作物として著作権が与え...全文を見る
○池田(克)委員 この問題は、映画であるかあるいは映画でないかという、この基準は一体どこに引くのでしょうか。  放送大学で流されるためにビデオ化されたある教授の講義内容、この内容によりますと、「効果的に」、つまり「放送を効果的に利用して」というふうにうたわれております。とするな...全文を見る
○池田(克)委員 十六条、二十九条でございますけれども、仮に映画としても原著作者というものがあるわけです。その教授のシナリオに準ずるような一つの内容がある。これをどう表現するかという問題になってくるわけですね。  ここのところで、先ほどビデオテープを売るという話もございましたが...全文を見る
○池田(克)委員 コースチームというものの性格なんですが、要するに教授というものがそのコースチームの中のいかなる位置にあるのか。制作者、プロデューサー、カメラマン等いろいろな人たちが働くわけですが、大学となるならばあくまでも教授というものが頂点にいて、最高の判断の力というものが与...全文を見る
○池田(克)委員 新しいことがわかってきました。そうするとコースチームというのは、ある一人の先生がいて、それを助ける助教授とか助手とかというような講座制みたいなものがあるというふうなものではなくて、要するに、同じ水準というか、同じ立場にある教官が複数集まって、そして合議の上で一つ...全文を見る
○池田(克)委員 理想は確かにそういう形でよりよいものができるかもわかりませんが、現実としてなかなかむずかしいことじゃなかろうか。  つまり、では、そういう番組を見た生徒に対して、その単位認定あるいは一つのABCとかという評価をする場合、これも三人の先生の合議でやるのでしょうか...全文を見る
○池田(克)委員 きわどいところがちょっと……。確かにそのとおりだと思いますが、しかし、いまのコースチームの考え方は、文部省としてかなり詰めての具体的な発想じゃなかろうかと私は思うのです。  そこで、主任に当たられる先生は専任教官なんでしょうか。コースチームにおけるそのことと、...全文を見る
○池田(克)委員 さっきちょっと局長が触れておられましたけれども、その教授の方々の合議で、どこかのスタジオを借りてビデオテープに仕組んで、放送大学に持ってきてこれをオンエアしようということがあり得るかと思いますが、これを認める方向でしょうか。
○池田(克)委員 私はなぜこういうことを聞くかというと、NHKで一つの例があって、いままでの実験番組その他の中で制作技術者が、たとえばカメラのアングルであるとか、あるいは具体的にロケーションをしてその講義に見合った歴史的な文物を撮ってくるとか、さまざまな技術的な表現の中でその主体...全文を見る
○池田(克)委員 時間がだんだんなくなりますが、NHKでは、放送法四十四条を守っていくために、つくられたビデオテープをオンエア、つまり放送する前に事前に考査室で見て、このでき上がったビデオテープは放送法上の公正が保たれているか、映されている事実は間違いないかというような一つの考査...全文を見る
○池田(克)委員 私も、その大学でおやりになるかを聞いているのです。主体が大学と放送局、つまり、放送大学というものは大学の部分と放送局の部分と二つに分かれたものじゃなくて一体だというふうにさっきから伺っているわけですね。  要するに、この電波法上の配慮のもとにオンエア前にそれを...全文を見る
○池田(克)委員 この問題はまだまだお伺いしたいことはいろいろあるのです。つまり編集権、要するに原作が強いかあるいは編集者が強いか、限られた時間の中で映像化していく場合にあらゆるマスコミの世界で常に問題になっている部分です。また、たとえば反戦フィルムのお蔵入りという話も民放でずい...全文を見る
○池田(克)委員 この問題ばかりにかかずらっておれませんので、ほかの問題に移ります。  体育の問題ですが、先ほどから触れておりました体育の授業ですが、先ほど、放送大学側としてもこの社会体育の利用が円滑に進むようにそれぞれの市町村等に対してあっせんをするというふうに答弁をされてお...全文を見る
○池田(克)委員 今後それは結論が出次第そういう協力要請をなさっていくということになりますか。
○池田(克)委員 体育の単位というのは必修ということになりますか。
○池田(克)委員 一単位ですが、必修ということでございます。  そうすると、将来においてこの大学が最大の規模になったときに、四十五万人の学生を擁するということにもなろうかと思いますが、そういたしますと、四十五万人の学生の一単位の実技をそれぞれの社会体育的な施設を用意してカバーす...全文を見る
○池田(克)委員 そういうような形もあってしかるべきだし、どんどん社会が発展していく中で、放送大学がきっかけとなってそういう整備が進んでいくということは悪いことじゃないと私は思うのですね。しかし、出発の段階でいまお話があるような要請をして協力を求める、そこで実習をした単位を加算し...全文を見る
○池田(克)委員 これもかなり煮詰めていかなければならないが、先ほどのように遠距離にわたるスクーリングが週二時間、それは最低でしょう。とる単位によっては、科目によってはもっとたくさんの時間を出てこなければならないこともあるのじゃないかと思うのです。  専修学校の方から私は若干御...全文を見る
○池田(克)委員 互換と言わないまでも、専修学校側が放送大学の講義とそしてそれによるところの単位認定を受けたいが、しかし一方通行です、と、こういうような要請を持っているように私は聞いております。  その場合、当然授業料という問題が絡んでまいります。また、登録という問題が絡んでま...全文を見る
○池田(克)委員 最後になりますけれども、前のこの委員会でも、将来四国地方や東北地方に放送大学を伸ばしていくという話が大臣からもたしかなされたように記憶しております。  その場合に、放送大学は今度幕張に出発をしますけれども、四国は四国の特殊法人になるのか、あるいは東北は東北の特...全文を見る
○池田(克)委員 終わります。
05月30日第87回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○池田(克)委員 いまの問題の関連ですけれども、仄聞するところによりますと、NHKでは十日ほど前に、この大学学園法案というのはNHKの存立を揺るがす重大問題だ、断固これはつぶすべきだというような動きがあって、それに関するさまざまな逓信委員に対する働きかけがあるやに仄聞しているので...全文を見る
○池田(克)委員 いま大変端的なお伺いをしたのですが、いま石田委員からもお話が出ましたし、先ほど大学局長からも言われましたが、大変重要な大学学園側としての期待、たとえば外国からそうした人たちが来た場合に、その話を流して教育にうまいぐあいにつなげていきたいということ、これは前回私も...全文を見る
○池田(克)委員 大学側のカリキュラムに沿ってということになるわけですね。  ところが、放送大学に期待されるのは新しい技術、あるいは非常にスピーディーに移り変わっていく社会情勢を広い国民の期待にこたえて電波を使ってやっていくこと、たとえばスリーマイルの原発事故の問題が起きたとい...全文を見る
06月01日第87回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○池田(克)委員 いままでずいぶんこの法案について問題点の指摘があったのですが、これは大臣もしくは大学局長にお願いしたいのですが、この大学のメリットですね。  これまではまずいまずいという話がいっぱいありましたが、しかし、逆に観点を変えて、この大学をつくることによって日本の教育...全文を見る
○池田(克)委員 先ほどちょっとお伺いしたことのお答えをいただければと思います。
○池田(克)委員 いま三つくらい大学局長は挙げておられるのですけれども、単位の互換以外に入学試験がないという点がこの大学のきわめて大きな特色だと私は思っております。それから、先ほどちょっと触れられましたが、入学資格についての従来よりもちょっと幅の広いとらえ方、それから体育の授業の...全文を見る
○池田(克)委員 直接的、間接的といういまのお話をもう少し砕いておっしゃっていただけませんか。
○池田(克)委員 筑波大学ができたときにも大変新しい試みというものが取り入れられたと私は理解しているのですが、筑波大学ができたことによって大学教育がどう変わっていったかという点はどんなものでしょうか。
○池田(克)委員 徐々に改善をされるといえばそういうことになると思うのですが、こういう声があるのですね。たとえば通信制大学も体育の授業で非常に困っている。体育の授業を文部省がかなり厳しく指導をしておられて、体育の授業のためだけにキャンパスに通われるという通信大学生がいる。今回社会...全文を見る