吉良よし子

きらよしこ

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数2回

吉良よし子の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第186回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  初めに、新藤総務大臣に伺います。  地方自治体は、住民の暮らし、福祉、そして財産を守る役目があり、地方自治体が事業を実施する場合、住民との合意を得た上で実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。
○吉良よし子君 今日は、私は、東京都江戸川区で高規格堤防、いわゆるスーパー堤防事業と共同で進められている北小岩一丁目東部地区、通称十八班地区の土地区画整理事業について取り上げます。  この事業についてはこれまでも国会で取り上げられてきましたが、昨年五月、国土交通省関東地方整備局...全文を見る
○吉良よし子君 権利保護の観点からということですが、江戸川区による事業の進め方は、そうした住民合意に基づくやり方だという前提から見て異常です。  本来、この計画変更に意見を言うべき住民の立ち退きが今既に始まっているんです。昨年五月の基本協定の後、区は国と協議を進める一方で、七月...全文を見る
○吉良よし子君 はい、是非見解を。
○吉良よし子君 住民の理解を得るようにという、努力と言いましたけれども、実際にはこのようにほぼ立ち退かされていると。住民が意見を言いたくても言えない状況にまで追いやられてしまっている。  スーパー堤防事業については、国も住民の意向を尊重するようにと言っているにもかかわらず、そう...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法改正案に対する反対の討論を行います。  今、地方財政は深刻な事態に陥っています。医療、介護、子育て、教育等の住民サービスを支える経常的経費や老朽化した公共施設等を建て替えるための資金の不足が大きな問題となっており、地方団体...全文を見る
02月19日第186回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  今、NHKの公共放送としての在り方に多くの国民から深刻な懸念の声が上げられています。  まず、NHKに伺います。  この間の籾井会長発言に関わってNHKに寄せられた視聴者からの反響は何件か、そのうち批判的な内容は何件か、お答え...全文を見る
○吉良よし子君 私も調べましたが、経営委員の発言についても八割が批判的な意見であり、その批判的な意見の中には、誤った歴史認識、政府寄りの考え方は問題、偏った放送になるのが心配などの声があったと伺っております。私自身のツイッターにも、NHKに受信料拒否のメールを送ったというような声...全文を見る
○吉良よし子君 この容易ならざるというのは、経営の面からだとか、そうした運営がうまくいかないからとかではなくて、やはり公共放送としてのそうしたNHKの信頼性だとか不偏不党だとか、そうした問題が根本から揺るがされている事態になっているから問題だと、公共放送の在り方が問われている問題...全文を見る
○吉良よし子君 個人的見解だから取り消すのではなくて、今回の問題についてはNHKの、例えば先ほどの右と言うことを左という国際放送に関しては、国際放送に関する誤った認識だったので取り消すということでなければならないのではないでしょうか。でないと、政府の言い分を一方的に宣伝するという...全文を見る
○吉良よし子君 個人的な見解ではなくて放送法の問題だと申し上げているんです。  籾井会長がNHKを政府の国営放送、御用放送機関と考えているのではないかという疑問は、特定秘密保護法についても、一応決まったことだから、世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そういうこと...全文を見る
○吉良よし子君 承知していないということでしたけれども、二〇一三年十二月九日、共同通信では、廃止を求める声は二八・二%、修正を求める声は五四・一%、合わせて八二・三%の世論が廃止若しくは修正を求めている、これは報道されていることですので是非知っていただきたいと思いますし、こうした...全文を見る
○吉良よし子君 必要に応じてということですが、会見ではそのように言っていなかったことが放送法に照らして問題だということを私は申し上げているんですね。そういう通り一遍のことでは済まない問題なのが、一つ一つ取り上げていてはあれなんですが、どの発言も安倍政権と深い関わりを持つ発言であり...全文を見る
○吉良よし子君 ですから、その放送法に違反した発言がなされたから問題だと、任にふさわしくないということを申し上げているのですが、会長御本人が辞任されないと言いますので、浜田経営委員長に伺います。  会長の問題は、会長を選んだ経営委員会自身も重大な責任を負っていると思いますが、い...全文を見る
○吉良よし子君 責任を受け止めていらっしゃるということですけれども、放送法五十五条は、会長が職務の執行の任に堪えないと認めるときや会長たるに適しないと認めるときは、経営委員会が会長を罷免することができるとなっております。  籾井会長の発言は、国内ばかりでなく国際的にも大きな反響...全文を見る
○吉良よし子君 ですが、苦言を呈するだけでは問題だと、やはり罷免するのが当然だと思うんですけれども、こうした経営委員会が毅然とした対応をできないのは、やはり経営委員会自体にも大いに問題があるからではないでしょうか。そして、その責任は経営委員を任命した安倍首相にあります。特に百田氏...全文を見る
○吉良よし子君 しかし、ルールにのっとって選ばれたとはいえ、もうここで問題が起きているわけですね。  例えば百田氏。思想信条などの問題でも見過ごせない問題点はたくさんありますけれども、都知事選での応援のマイクを握って不特定多数の公衆を前に、自らが応援している以外の候補者に対して...全文を見る
○吉良よし子君 ですから、思想信条の問題ではないと申し上げているんです。  実際、百田氏自身も、人のことをくずと呼んだのは褒められた発言ではなかったと経営委員会でおっしゃったという報道もありました。そう本人がおっしゃっているのであれば、もうこの経営委員をやる資格はない、罷免しか...全文を見る
○吉良よし子君 その不偏不党が今揺るがされている事態になっているからこそ問題だと、見直すべきではないかということを御質問しているわけです。  百田氏だけではありませんね。長谷川氏の問題もあります。この方も、憲法観など、見過ごすことのできない重大な問題はありますけれども、とりわけ...全文を見る
○吉良よし子君 放火、猟銃発砲、立てこもり、まさに反社会的人物であり、被疑者として書類送検もされていると。  こうした反社会的な人物を擁護することのどこが思想信条の問題なのか。反社会的活動及び反社会的人物を礼賛する人物が経営委員にふさわしいと言えるのでしょうか。即刻罷免するべき...全文を見る
○吉良よし子君 何度も言いますけれども、表現の自由だとか個人の見解のもう域を超えている問題だということを私は申し上げたいんですね。  放送法三十一条、引用されていましたけど、「委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、」と書かれていますが、反社会的な人物を礼賛するよう...全文を見る
02月26日第186回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  私は、この場で発言する機会を与えてくださった有権者の皆様に心から感謝します。それは、憲法が掲げている理想に日本の現実を一歩でも二歩でも近づけていくことこそが政治の果たすべき役割であり、その仕事をしたいと訴えて議員になったからです。...全文を見る
03月11日第186回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  東日本大震災と原発事故からちょうど三年、私は、犠牲になられた方々へのお悔やみを申し上げるとともに、全ての被災者、避難者の皆さんの生活となりわいの再建に全力を挙げる決意を初めに申し上げます。  さて、現在、若者を始め働く人を過酷な...全文を見る
○吉良よし子君 紹介された内訳でも分かるように、異常な長時間労働の強制と賃金の不払、とりわけ残業代の不払がブラック企業に共通する手口です。  そして、労働者にこうしたひどい労働を押し付けるからくりの一つに、固定残業代制というものがあります。私のところにも、固定残業代制により安い...全文を見る
○吉良よし子君 東京都だけでも、この固定残業代制に関わって是正勧告された事例が二百五十件にも上っているのは大きな問題だと思っています。  この固定残業代制とは、労働者を募集する際、いかにもまともな賃金水準のように見せかけながら、実際には基本給を極めて低く設定しており、超長時間の...全文を見る
○吉良よし子君 全体の一一・二%というお話でしたけれども、それだけ一定程度違反の事例があるということが問題だと思うんです。なおかつ、厚労省の労働基準局監督課の担当者が東京新聞にコメントしておりまして、サービス残業が発生しやすいシステムだと認識しているというコメントも寄せられている...全文を見る
○吉良よし子君 もちろん監督指導を是非やっていただきたいんですけれども、これだけ違反の事例があるわけですから、東京では集計はできているわけですよね。実際これだけの、固定残業代制に関わって違反の事例がこれだけあったと、二百五十件あったとカウントできるわけですから、全国で何件あったの...全文を見る
○吉良よし子君 集計調査ぐらいはすぐにでもできることだと思うので是非やっていただきたいんですけれども、先ほど来、固定残業代制自体は問題ないとおっしゃっていますが、この固定残業代制の大きな問題として募集広告の問題があります。月給総額だけが記載された募集要項を見るだけでは固定残業代制...全文を見る
○吉良よし子君 先ほどの調査はすぐ件数調べるということでしたので、是非よろしくお願いします。  そして、募集要項の件ですが、ハローワークではきちんと固定残業代制と分かるように、誤解がないようにできるようにしてあるというお話ですけれども、問題は、ハローワークだけじゃなくて、もう民...全文を見る
○吉良よし子君 お知らせしているということですけれども、実際には、そういう求人誌見て行ってみたら固定残業代制で安い賃金で働かされて、もう生きていけないんだという声があるんですね。是非ともそこ徹底していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
○吉良よし子君 是非しっかり徹底していただきたいと思います。  さらに、この固定残業代制の問題についてですけれども、もう既に司法の場では明確な判断が示されています。  大庄日本海庄やで従業員が過労死して、会社の責任が問われ、昨年九月、最高裁が上告棄却、上告不受理で確定した裁判...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど紹介された中には、設定された時間に達しなかった場合はその時間分を控除と書いてあります。それはまさに典型的な固定残業代制の事例です。しかも、過労死基準をはるかに超える一か月百時間の残業を六か月間もやらせるという三六協定まで締結されていたというのです。  厚労...全文を見る
○吉良よし子君 違反していれば対応するではなくて、これは三六協定に基づいて八十時間、過労死基準超える残業が容認されていることが問題だと申し上げているんですが、これは、司法はこれをどう判断したか。  最高裁に聞きます。一審ではこの会社のやり方についてどう述べているか。同事件の判決...全文を見る
○吉良よし子君 厚労大臣、この判決にあるように、このような三六協定や給与体系の下では、当然に、恒常的に長時間労働する者が多数出現することを前提としていたものと言わざるを得ないと、過労死基準からして一見して不合理であることが明らかな体制を取っていたと指摘されている。  もうこれは...全文を見る
○吉良よし子君 六か月以上だったから問題になったとおっしゃっていますけれども、六か月間も百時間の残業を押し付けている時点でもう問題だと、過労死基準は八十時間なんですから、それを優に超えているのが問題だと申し上げているわけです。  結局、健康を守るのが大事とおっしゃっていますけれ...全文を見る
○吉良よし子君 基準法遵守徹底は是非やっていただきたいんですけれども、ブラック企業に苦しめられている労働者をその被害から一日も早く救済するためにも、その実態を目の当たりにしている現場の監督官に是正措置のための手段や法的根拠を早急に与えることが必要です。そのためには、労働者の求人や...全文を見る
○吉良よし子君 現行法はもちろんですけど、それでは対処できない問題があるから是非とも法改正をしていただきたいと、検討していただきたいことを申し上げて、私の質問を終わります。
03月12日第186回国会 参議院 本会議 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表して、地方財政計画外二法案に関連して、総務大臣に質問します。  初めに、東日本大震災と原発事故から三年、復興と被災者の生活となりわいの再建のため、震災復興特別交付税の継続と拡充など必要な財政措置を政府に強く...全文を見る
03月13日第186回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  改めて、東日本大震災で亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、被災地の生活となりわいの再建に向けて奮闘されている全国の皆様に敬意を表します。  今日はこの被災した自治体の現状について取り上げます。  まず、被災自治体の税収の状況...全文を見る
○吉良よし子君 紹介のあったように、特例を適用されている二十二自治体のうち十七もの自治体が震災前に比べ税収減となっています。  今回、その一つである宮城県東松島市に状況を伺いました。仙台市の北東に位置するこの町では、現在までに死者は千百名を超え、行方不明者は二十五名、市街地の六...全文を見る
○吉良よし子君 問題意識は持たれているということですが、問題は東松島市だけではないというのは明らかです。  お配りした資料を見ていただきたいのですが、二〇一四年三月五日付け、六日付けの毎日新聞では、この津波による被害を受けた岩手県と宮城県沿岸部の市町村の状況を震災前と現在で比較...全文を見る
○吉良よし子君 できるだけ工夫しながらということですけれども、東松島市のように、もう現時点で収支不足を見込んでいる自治体もあるわけですから、状況を見ながらとかいうことではなく、一刻も早くこうした対応策の検討を始めていただきたいと思います。  なお、被災自治体にとって、この市町村...全文を見る
○吉良よし子君 財政支援がなされているということについては確かに東松島市でも歓迎はしていましたけれども、問題は三年間に限られているということです。国保の加入者世帯は平均年齢も高く、平均の所得階層は二百万円以下に集中していますが、今年度残り一か月とあと二年で震災前のように生活再建が...全文を見る
○吉良よし子君 状況を見ながらということですが、これも、国保含め三年たった被災地の自治体の状況は様々ですから、是非自治体の要望や相談に耳を傾けて、早めの対応、きめ細かい取組をお願いしたいと思います。  次に、被災自治体の職員について伺います。  大船渡市の産業医によると、二〇...全文を見る
○吉良よし子君 やはりこれも問題は、平成二十七年度で一回終わってしまうというところが一つの問題になると思いますが、メンタルという部分であれ、復旧復興であれ、これから長く続くことですので、そうした職員の皆さんへの対応、メンタル支援、是非やっていただきたいと思います。  また、この...全文を見る
○吉良よし子君 実際この東日本大震災で犠牲になった自治体職員も少なくないし、また、先ほど大臣がおっしゃったように、職員の多くが自ら被災し、家族を失っても、必死で復旧復興に尽力していると伺っていますが、その限られた人員で膨大な業務をこなしていると、その実態を把握し、支援するようにと...全文を見る
○吉良よし子君 被災自治体の職員不足の問題はかなり深刻で、全国紙などが今年の三・一一前に取った被災自治体へのアンケートでもこの職員の不足が指摘されていますが、その中で言われているのが、復興特交は是非継続はしてほしいんですが、将来を見通して採用に踏み出せるだけの財政的な裏付けがあれ...全文を見る
○吉良よし子君 状況を見ながら見ながらと言いますけど、やはり将来見通せるということが被災自治体にとっては重要だと思いますし、この間、全国の自治体でも集中改革プランで人員削減行われているということも大きな問題だと思います。今日はこれ以上の議論はしませんけれども、改めて被災自治体の職...全文を見る
03月14日第186回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  前回に続いて、会長及び経営委員の問題について質問をします。  籾井会長の振る舞いについては、会長自身に責任があるのは当然のことですが、会長を任命した経営委員会の責任は更に大きいものがあると思います。前回の私の質問にも、浜田委員長...全文を見る
○吉良よし子君 二度も苦言を呈した上、遺憾であることも述べなければならないと。そうやって繰り返し繰り返しおっしゃっているというのは、反省したとは言えないと言えるからではないでしょうか。  問題はそれだけではありません。この間、籾井会長が、就任直後、全理事から日付の書いていない辞...全文を見る
○吉良よし子君 その放送法にのっとっていない発言がなされたことが問題だということを前回の委員会でも私は申し上げましたけれども、更に伺います。  前回の委員会で、私は、籾井会長の秘密保護法に対する、一応決まったことだから、世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そうい...全文を見る
○吉良よし子君 大きな組織運営した実績を認められてということでしたが、先ほど申し上げたとおり、ほぼ経済界の皆さんがそんなこと一般社会、上場会社ではあり得ないとされるような理事の辞表の提出を求めるなど、あり得ない行動をされている。これだけでもそういう資格要件に満たないと思いますし、...全文を見る
○吉良よし子君 五千八百件と三万二千三百件、大きく差があると、かつてないほどの批判にNHKがさらされているということなのではないでしょうか。  さらに、三月十日には、放送を語る会、日本ジャーナリスト会議、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター、NHKを監視・激励する...全文を見る
○吉良よし子君 会長が反省に立っているからとおっしゃっていますけれども、その会長が発言を取り消したのは個人的見解だからだとおっしゃっていると。しかし、国民側はそう感じていないわけですよね。公共放送の根幹を揺るがす問題なんだと、放送法の、不偏不党、真実、自律の、それを揺るがす問題だ...全文を見る
○吉良よし子君 不偏不党の立場が守れていない事態に陥っているのじゃないかという指摘もしていますし、経営委員会も監督、是正していくと言っていますけれども、何度も何度も苦言を呈していても反省する様子が見られないから批判の声が今これだけ広がっているんじゃないかということを訴えているんで...全文を見る
○吉良よし子君 そうした基準に立っているということですよね。  さらには、NHK番組基準の中では、暴力行為はどのような場合にも是認しない、人命を軽視したり自殺を賛美したりしない、犯罪については、法律を尊重し、犯人を魅力的に表現したり犯罪行為を是認するような取扱いはしないとされて...全文を見る
○吉良よし子君 私が指摘した先ほどの二つの点でのNHKの現時点での立場、一般的な放送法遵守などの言葉ではなく、何人からも干渉されず、不偏不党の立場を守って言論と表現の自由を確保していくことであるとか、暴力行為はどのような場合にも是認しないであるとか、そういった立場を具体的に今NH...全文を見る
03月17日第186回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  現在、高齢化が進むに従って支援を必要とする高齢者は確実に増えています。施設が足りないために、デイサービスの事業所に泊まり込むお泊まりデイや、無料低額宿泊所などの劣悪な施設に入所したり、施設を転々と移動せざるを得なくなっている方も急...全文を見る
○吉良よし子君 調査研究の目的というところを是非御紹介していただきたかったんですけれども、その目的の中には、先ほど、中身は御紹介いただいたとおりなんですけれども、養護老人ホームや軽費老人ホームが位置付けられていますが、その困難な高齢者の受入先として。しかし、これらの施設は施設数も...全文を見る
○吉良よし子君 支援を必要とする高齢者は増えているはずであるにもかかわらず、資料にもお配りしておりますけれども、十六年と比べてもどんどん、二十三年にかかわらず二十二年の段階でも定員割れが進んでいると。この要因の一つには、自治体の措置控えというものの問題が指摘されていると思います。...全文を見る
○吉良よし子君 国が何もしていないとは言わないんですけれども、ただ、私がこれを勝手に言っていることではなくて、先ほど御紹介した厚労省の調査研究事業では、平成二十五年七月三十日に養護老人ホームに関する関係従業者の意識調査の報告書が出されているんです。  それによりますと、養護老人...全文を見る
○吉良よし子君 調査もされているというお話で、先ほども現場の声も伺っているというお話も伺っていますので、是非ともそれは引き続き進めていただきたいですし、私は先日の本会議で、小泉内閣の下で進められた三位一体改革が今日の地方財政危機の大きな要因だと指摘しましたけれども、今日の時点で、...全文を見る
03月18日第186回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、公共施設の在り方と軽自動車税の税率引上げについて質問します。  最初に、公共施設の在り方についてです。  先日の参院本会議で、私は、市町村間、市町村と都道府県間の新たな連携の名の下に、フルセットからの脱却や、集約とネッ...全文を見る
○吉良よし子君 大臣おっしゃったように、行政サービスの拠点であるというのはもちろんのこと、子供も大人も高齢者もいつでも無料で使えることが保障されていることこそ公共施設の使命と考えます。だからこそ、住民や利用者の要望に応え、どこに住んでいてもたやすく利用できるように自治体の中に分布...全文を見る
○吉良よし子君 空白地域をつくることが目的ではないということでしたが、そうした効率化という名の下で、やはり多摩市の中では空白地域が生まれるのではないかというような実態が生まれ始めているということです。  御紹介した多摩市についてですけれども、市域の六割が多摩ニュータウン、先ほど...全文を見る
○吉良よし子君 整備については国がやってきたと、その要求もあったということは、そういう一面はあると思いますが、造った以上、その維持管理についてこれまで放置していたというのが問題であって、だからこそ、自治体からそうした老朽化対策を求める声があったからこその今回の地方債の活用という、...全文を見る
○吉良よし子君 御答弁ありましたように、取得税の廃止、新税率の適用を新車に限定する、消費税増税と導入時期をずらすなどの配慮をしているという御答弁でした。  実際に、消費税増税の影響と相まって、軽自動車の駆け込み需要が高まっているということも報じられていますが、駆け込み需要で、そ...全文を見る
○吉良よし子君 結局、御説明あったとおり、税率が上がる前に購入しても、若しくは買い換えずに大事に長年乗っていたとしても、登録から十三年たった車には新税率での重課が適用されるということです。これでは配慮しているとは言えないのではないでしょうか。大臣、認識をお伺いします。
○吉良よし子君 大臣に御答弁お願いしたんですけれども、お答えいただけなかったんですが。  結局のところ、グリーン化のためだとおっしゃっていますけれども、問題は、そういう軽自動車乗っている方は低所得者の方が多くて、誰もが軽課対象となるような燃費のいい車を購入できるわけではないとい...全文を見る
○吉良よし子君 原付、オートバイについては配慮がないという御答弁だったと思います。  これに関しては、先ほどあったように、二倍と引上げの幅が大きいわけです。これについては、収入の低い、働く若者への影響が懸念されます。  若者とバイクといえば一般にぜいたく品、嗜好品というイメー...全文を見る
○吉良よし子君 声を聞いているとおっしゃいましたけれども、様々な声を、しかし、おっしゃるその自治体の声というのは、片山氏もおっしゃっているんですけれども、すなわち課税する側の一面的な声にすぎないのではないかというふうに言っています。結局、やはり現在行われようとしていることは、そう...全文を見る
○吉良よし子君 いろんな声、最大公約数と言っていますが、何度も言うように、約四割、自動車ユーザーの約四割を占める軽自動車ユーザーへの負担増になると。そうしたところに全く配慮されているとは決して言い切れないという問題がある。だからこそ、やっぱりこうした増税は中止すべきだということを...全文を見る
03月20日第186回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方税法等改正案及び地方交付税法等改正案に対する反対討論を行います。  初めに、地方税法等改正案についてです。  本法案では、消費税増税に併せ、軽自動車税や原付、オートバイの標準税率などが増税されます。軽自動車や原付などは、公共交通...全文を見る
03月25日第186回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  過疎地域の要件追加や過疎債の対象事業を拡充する本改正案に日本共産党も賛成することを申し上げ、今日は過疎地域の要望も踏まえて質問いたします。  本改正案の作成に当たっては、実効性ある過疎対策を行うため、過疎地域からの声に応えるもの...全文を見る
○吉良よし子君 私は高知県出身で、先日、過疎地域を含む高知市と四万十町に行き、お話を伺いました。その中で、老朽化した公共施設の解体撤去について過疎債のソフト事業として除却できること、また地方債による起債の特例が新設されることは承知しているとのことでしたが、できればこれは過疎債のハ...全文を見る
○吉良よし子君 是非、しっかり声聞いて検討していただきたいと思います。  また、四万十町は高知県の合併自治体では県下一広く、淡路島よりも大きい町となっています。町の担当者の方々からは、移住希望者が多いことから、住宅や生活などの情報発信を行ったり、地域おこし協力隊の活動として伝統...全文を見る
○吉良よし子君 ということで、ソフト分について年々発行額も活用率も増えてきているというお話でしたが、先ほども紹介した改正過疎法の評価及び今後の過疎対策のあり方に関する報告書では、都道府県、市町村、それぞれにアンケートを行っており、その中で、ソフト事業の有効活用を図る上で必要な見直...全文を見る
○吉良よし子君 終わります。
03月27日第186回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今年三月末で期限が切れる本法を成田空港周辺の道路や下水道などの整備を行うために五年間延長することは必要であり、日本共産党も本改正案に賛成します。  今日は、本改正案に関連して、成田空港周辺住民の健康問題について伺います。  成...全文を見る
○吉良よし子君 予備調査を行って、現在、本格調査に向けて検討を始めているというお話でした。  では、この調査の結果を受けて、健康被害が起きている住民への対応、新たな騒音対策など、何らかの対応を検討するということでしょうか。国交省、お願いします。
○吉良よし子君 成田空港、開港から間もなく三十六年。空港を支え続けてきたのが周辺で暮らす住民の皆さんです。  私は、成田空港や周辺住民とともに歩んできた、成田空港から郷土とくらしを守る会の方々からお話を伺いました。過去には成田空港周辺地域共生財団や成田市などによる健康調査はあっ...全文を見る
○吉良よし子君 是非進めていただきたいんですが、おっしゃられたとおり、今回実施される健康調査というのは、もう静かな夜がこれ以上少なくなるのは不安、僅か一時間でも騒音下で暮らす住民には貴重な時間なんですといった、長年騒音下で暮らしてきた住民の切実な声によって実現したものです。  ...全文を見る
○吉良よし子君 是非お願いします。  また、四者協議会だけでなく、成田国際空港騒音対策委員会等でもこうした問題が議論をなされており、そこでは先ほどの守る会の皆さんも意見陳述されており、生活実態に即した健康調査をと要望されております。  国や自治体には、騒音下にある住民の健康や...全文を見る
03月28日第186回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  この間、籾井会長の発言やその後の振る舞いが公共放送であるNHKの会長として到底ふさわしくない、公共放送の根幹を揺るがすものとして国会内外で問題とされてきました。また、安倍首相によって任命された経営委員のうち、長谷川、百田両氏のおよ...全文を見る
○吉良よし子君 反映させることはない、決してそのようなことはしないと。第四条にある、政治的に公平で、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすることの立場を守るということですね。  ところで、二〇〇四年にも不祥事などでNHKへの信頼が大きく損なわれたことがありました。その当時、会...全文を見る
○吉良よし子君 先の質問も答えられたようですけれども、改めて伺います。  私も、先ほど、このデジタル懇談会において、公共放送のNHKの再生いかん、そしてその内容いかんが日本のマスメディアの、ひいてはこの国の民主主義の将来をも左右するだろうという危機意識、今こそこういう危機意識を...全文を見る
○吉良よし子君 このデジタル懇談会報告書にはほかにも重要な指摘や提言が盛り込まれておりますが、その中に、国際放送について次のようなくだりがあります。「「政府の主張を国際的に宣伝する」といった類の国際放送は、政治的中立性の観点はもとより、そもそもどの国のものであれ、国益の主張を表立...全文を見る
○吉良よし子君 そういう立場を守るというお答えでしたけれども、問題は、この立場を守ると今ここで口ではおっしゃっても、それが籾井会長の下で守られるのかどうかと。もっと言うならば、国民そして国際社会からもこの立場を守っていると受け止められるかどうかということなんです。  私は、先日...全文を見る
○吉良よし子君 世界有数の報道機関のトップとしてとおっしゃっていますけれども、国際社会の報道機関からそれにふさわしくないと受け取られているということが問題だと申しているわけです。  こうした国際的な評価というのは、もう現場での取材をも困難にしているのではないでしょうか。先日、「...全文を見る
○吉良よし子君 信頼回復とおっしゃいますけれども、今、現時点でこれだけ批判の声が次々と上がっていると、そして、取材の現場でも営業の現場でも厳しい対応が続いていると。もう本当に後戻りできないところにまで来ている、そういう問題になっているのではないでしょうか。だからこそ、あなたには会...全文を見る
○吉良よし子君 言葉だけではやはり信頼できないと思うんですね。それがこの間の議論の中で明らかになっていると思うんですよ。  私、NHKの現場で頑張っている職員の皆さんにもいろいろお話を聞いてまいりました。その中でも、公共放送としてのNHKで仕事できること、職員の皆さん、大きな誇...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表し、放送法第七十条第二項の規定に基づき承認を求めるの件、いわゆるNHK二〇一四年度予算の承認に対して、反対の討論を行います。  国民の財産である公共放送NHKの予算案には、NHKが不偏不党の立場を貫くためにも全ての会派によって支持されること...全文を見る
04月08日第186回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、携帯電話やインターネットなどの電気通信サービスに関する勧誘トラブルについて取り上げます。  今年三月、国民生活センターが、「よく分からないまま契約していませんか? インターネット、携帯電話等の電気通信サービスに関する勧誘...全文を見る
○吉良よし子君 相談のほとんどが販売方法や契約、解約に関わるものだと、八割、特にインターネット接続回線に関しては九五%以上がこうした契約、解約に関わるものだと、そしてその数字が高止まりしているということですが、国民生活センターでは、こうした状況を受けて、昨年六月にネット回線勧誘ト...全文を見る
○吉良よし子君 今ようやくこの問題認識されて、それでも、ICTサービス安心・安全研究会を立ち上げて検討されているということでしたけれども、実際、先ほどお話にもありましたとおり、分かりやすい説明が求められていると。  国民生活センターでは、その相談を受けている相談員らにアンケート...全文を見る
○吉良よし子君 ルールの見直しも含めて検討されているというお話でしたけれども、まずは現状の二十六条の遵守という点でもしっかり対策を講じてほしいと思いますし、また、おっしゃるとおり、現行法だけでは対応できない問題があるということも事実であります。  昨年九月、東京都消費者被害救済...全文を見る
○吉良よし子君 検討を待たず、是非とも適切な対応を直ちにやっていただきたいですし、この問題に関しては、先ほど御紹介しました国民生活センター、東京都消費者被害救済委員会のみならず、日本弁護士連合会でも電気通信事業における利用者保護の適正化を求める意見書などが取りまとめられております...全文を見る
04月15日第186回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本日は、過疎地における携帯電話の不感地帯解消問題について伺います。  携帯電話は今や日常生活になくてはならないものです。あれば便利から、仕事や生活にないと不便、必要不可欠という時代になっています。ところが、山間地域など条件的に不...全文を見る
○吉良よし子君 努力されていてエリア外人口が減っているということは本当に重要だと思います。一方で、今残っているところはそれだけ基地局の建設に困難が伴うところだと思います。  改めて伺いますが、現在エリア外になっている集落の数は幾らか、また、その中で十人以下の集落はどれくらいの割...全文を見る
○吉良よし子君 エリア外の集落のうち十人以下の集落というのが六割を占めているということですが、私は、どんなに小さな集落であっても、そこに住んでいる人たちが希望する限り、住んでいる場所によって国民の共有の資源、財産である電波が届かない、その恩恵が受けられないような格差が生じてはなら...全文を見る
○吉良よし子君 二つ挙げていただきましたけれども、どちらも切実な声だと思います。  私も、同じ研究会に、平成二十二年度、二〇一〇年度の報告で自治体から寄せられた声というものを読みましたけれども、そこには、携帯電話が使えないと嫁が来ない、孫も帰省しないという声や、不感地域内で車が...全文を見る
○吉良よし子君 採算性という話がありました。ほかにも判定員の不足という問題もあると思いますが、本日審議している電波法の改正案では、こうした判定員に関しては措置されているということで、それについては賛成なんですが、問題は、やはり先ほど御紹介のあった採算性の考え方が整備の障害になって...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。是非、検討、工夫、進めていただきたいと思うんですけれども、その採算性の評価の仕方も含めて。  先ほど御紹介いただいた四万十町のケーブルテレビの活用の事例というのは私も話を伺ってきたところです。ケーブルテレビのラインが張り巡らされている、それ...全文を見る
○吉良よし子君 この問題は、先ほど来言っていますように、過疎地域を抱える地方にとって共通の問題であり、その解決の方法として、固定電話やIP電話に今限られているユニバーサルサービス制度を携帯電話にも広げてほしいという声が地方から多く寄せられているとも伺っております。  例えば宮城...全文を見る
○吉良よし子君 ユニバーサルサービス制度で自動的に解消するとは私も思ってはおりませんけれども、そのユニバーサルサービス制度を適用することもそういう不感地帯解消の一つの役割を果たすと考えておりますので、是非とも検討を進めていただきたいと思いますし、この間、努力されてそういう不感地帯...全文を見る
04月24日第186回国会 参議院 総務委員会 第17号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  この法案は、地方公務員について、現行の勤務評定を廃止して、能力評価と業績評価を二本柱とする人事評価制度を地方公務員に適用するために法律を変えようというものです。しかし、私は、今法律を変えなければならない理由はないと考えます。なぜな...全文を見る
○吉良よし子君 全体で六百十九団体が導入しているという話であり、現行法の下でも制度導入はできるというのは明らかです。問題は、これがどのように導入されてきたかということです。  人事評価制度が法律上導入されたのは、先ほどの議論の中でもありましたように、二〇〇七年、平成十九年の国家...全文を見る
○吉良よし子君 増えてきたと言いますけれども、実情を見れば市町村において普及が大変少ないと。それは、先ほどあったように、小さな団体では難しいという声があるということですが、地方自治体には職員数が数十人規模の小さな自治体もあると。現行法でも、実際にそうやって増えてきた、導入できる人...全文を見る
○吉良よし子君 検証されたということですけれども、でも実際には六八・五%が失敗だったと答えている、そういう調査もあるということです。そういうことを真面目に検討したのであれば、やはり、こうした全ての自治体にあまねくこういう制度を導入させる、強制するような今回の法改定にはならなかった...全文を見る
○吉良よし子君 そうはいっても、今回の人事評価制度は給与や処遇に結び付けることになっているわけですから、やはり、自分の給与、処遇が関係するとなれば、市民の感謝、それが最大のモチベーションだったはずのところが転換してしまうおそれがあるんじゃないかと、そういうことを私は申し上げている...全文を見る
○吉良よし子君 下位については、そういう下に評価されてしまう、評価の引下げにもつながるから望ましくないということであり、それについてはそのとおりだと思います。  実際、大阪府では、二〇一一年二月に職員基本条例が強行され、相対評価を導入しています。その中で、SやDの評価の職員は一...全文を見る
○吉良よし子君 終わります。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律案への反対討論を行います。  本法案による人事管理制度は、住民に寄り添い問題の解決を図っていくという本来の地方自治の在り方、地方公務員の役割を大きくゆがめるものです。今回の法改正で...全文を見る
05月13日第186回国会 参議院 総務委員会 第18号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。今日は郵政労働者の問題を取り上げます。  まず、日本郵便株式会社に伺います。  現在日本郵便で働いている方は、正社員、非正規社員、それぞれどれくらいか、お答えください。
○吉良よし子君 契約社員というのが、月給制と時給制あるということですが、合わせて十二万二千三百五十人ということですね。つまり、郵便会社というのは、その約半数近くを契約社員、つまり非正規によって支えられているということです。先ほどは八時間換算でとおっしゃいましたけれども、頭数では十...全文を見る
○吉良よし子君 倍以上の差があるということですが、信じられないと思います。特に、日本郵便の場合、職責には違いがあっても実際に行っている仕事の中身はそんなに変わらないと聞いております。  ここで厚労省に伺いますが、同一の使用者に雇用される正規労働者と有期雇用労働者との間の労働条件...全文を見る
○吉良よし子君 労働条件を不合理に相違させることを禁止するということですが、ここで言う労働条件とは、賃金、労働時間のほかにどういうものがありますか。厚労省、お願いします。
○吉良よし子君 労働条件の一切が不合理に相違させることを禁止するというのがこの労働契約法二十条だと思います。  改めて日本郵便に伺いますが、賃金以外の労働条件についてです。郵便局は世間と違って年賀状配達が集中する年末年始、一番の繁忙期だと思いますが、その年末年始の手当は正社員と...全文を見る
○吉良よし子君 特に年末年始の手当、正社員には年内であれば四千円、年が明ければ五千円手当があるということですが、契約社員の場合はゼロだと、ないというのが基本だというお話です。また、早出や遅出の場合、深夜勤務の場合でも、正社員は多ければ八百五十円付くけれども、一回につき、非正規であ...全文を見る
○吉良よし子君 個々の企業とおっしゃいましたけど、事例を示したんですから、是非そこに対してお答えいただきたいと思うんですけれども。実際、一概には言えないということですけれども、職務の内容や配置とは関係ない私は例示しているはずです。年末年始の手当、早出や深夜勤務の手当、これは職務の...全文を見る
○吉良よし子君 将来にわたって恒常的かどうかじゃなくて、やっぱりこの年末年始を家族と一緒に過ごせるかどうかということで、それを返上して働いているというわけですから、その手当に差を付けるというのはやっぱりおかしいし、合理的ではないと思います。  このような差別はやめて均等待遇にす...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど紹介いただいた契約社員の年収は二百二十七万円でしたから、それに比べれば賃金大幅にアップするかのように見えますが、実際にはどうか。  今年四月から月給制契約社員から新一般職に登用された三十四歳の男性からお話を伺いました。新一般職になって、例えば退職金や有給な...全文を見る
○吉良よし子君 年収ベースでとおっしゃいますけれども、先ほど紹介した三十四歳の男性の場合は、年収ベースでこれまで三百万円を超えていました。しかし、新しい給与体系では、先ほどの基本給をベースとする限り、四・三か月分の一時金、単純に足し算しても年収でも二百八十万円、三百万円にも満たな...全文を見る
○吉良よし子君 算出方法をお示しいただきましたけれども、労働組合に今提案して相談しているところだと。その労働組合に提示されている数字を見せていただきました。それによると、郵便事業のあるべき姿として提示しているのが、総従業員数は十五万九千五百人に減らしていく、その代わり管理者は五千...全文を見る
○吉良よし子君 ニーズに基づいてとおっしゃっていますけれども、そういうあるべき姿を労働組合へ提示している中では、新一般職を増やす代わりに正社員の方を減らしていくという計画が既に出されているということなので、やっぱりそれは改めるべきなのではないでしょうか。やはり、正社員減らしなどの...全文を見る
○吉良よし子君 新一般職といって、あたかも非正規を正社員化するとか待遇改善のように見せかけながら正社員減らしを進めるようなことは絶対にあってはならないという点を指摘して、最後にもう一つ、自爆営業と言われる問題について取り上げます。  自爆営業、年賀はがきの販売などで過大なノルマ...全文を見る
○吉良よし子君 取組を続けられるということは是非やってほしいですけど、その問題の根本に何があるかと、考えているかということを聞いたんですけれども、私自身は、やはりこの自爆営業の根本には、先ほどの正社員と非正規の不合理な待遇格差を土台に身の丈を超えた過大な営業目標を押し付けて、それ...全文を見る
○吉良よし子君 是非ブラック化など断じて許さないように政府がイニシアチブを取っていただくように重ねて申し上げて、質問を終わります。
05月19日第186回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  先週末、百二回目となった毎週金曜日の官邸前行動を始めとする原発ゼロ、再稼働反対という多くの国民の心からの願いとは裏腹に、今、川内原発を始めとした全国十か所の原発の再稼働に向けた作業が急ピッチで進められています。  しかし、どんな...全文を見る
○吉良よし子君 福島の教訓を踏まえるという話でした。  ではここで、福島第一原発の現状について伺います。  福島第一原発は、これから数十年にわたって廃炉に向けた作業を続けなければなりません。その作業に向けて当面最大の課題と言えるのが今も増え続けている高濃度の放射性物質を含む汚...全文を見る
○吉良よし子君 時間がありませんので、できるだけ簡潔に答弁をお願いします。  では、福島第一原発の敷地内で大量に汚染水が発生している、この最大の原因は何かと申しますと、昨年十二月二十日に出された原子力災害対策本部の東京電力福島第一原発廃炉・汚染水問題に対する追加対策において、原...全文を見る
○吉良よし子君 調べているけれども、なぜ破損したかは特定できないと。なぜ混ざってしまうのか、その原因となる損傷が分からないというのがやっぱり問題だと思います。  そして、汚染水についてはもう一つ、その地下水が、雨水もあるという話でしたが、地下水の流入が今なかなか制御できていない...全文を見る
○吉良よし子君 おっしゃっているのは溢水対策、漏れないようにということで恒常的に地下水排水を行う、それは当然のことだと思います。しかし、今言っているのは事故が起こった場合なんです。事故が起きた場合、地下水が汚染水になってしまう。そうしたら、簡単に外に出せなくなるでしょう。だからこ...全文を見る
○吉良よし子君 一Fの事故を前提とした対策は不可能って、事故を前提にして基準を作っていると伺っているんですが、おかしいと思うんですが。  それでは伺いますけれども、今再稼働を申請している十個の原発があります。そこに地下水は流入していないのでしょうか。その状況をお聞かせください。
○吉良よし子君 もう一度伺いますけれども、管理を行っているというお話でしたが、では、それぞれ事業者が管理しているその原発に対して流入している地下水の量、それぞれは把握されているんでしょうか。
○吉良よし子君 いざ事故が起こった場合に、地下水を汚染水にさせない、大量発生させないということが大前提だと思うけれども、その各原発に流れ込んできている地下水の量が現状どれだけかも把握されていないというのは大変驚きなんですが、お配りした資料にありますように、私は各事業者に問い合わせ...全文を見る
○吉良よし子君 臨機応変にとおっしゃっていますけれども、そもそも、今現時点で汚染水が福島第一原発では大変な問題になっている、その対策が規制基準に入っていないなんて信じられないんですよ。今国民が日々目の当たりにしているのは、地下水の流入による汚染水のとどまることのない増大と汚染水タ...全文を見る
○吉良よし子君 不可能であるというならば、もう原発は再稼働するべきじゃないと私は思うんですけれども。  安倍首相は、規制基準について世界一厳しい基準とおっしゃっていました。では、シビアアクシデントが発生したら制御できなくなるような地下水による汚染水対策、考慮していないような今の...全文を見る
○吉良よし子君 規制委員会がやると言わないなら、やっぱりここは政治が決断するべきところだと私は思うんです。何よりも、現状の福島第一原発で最大の課題である汚染水対策すら入っていないような現在の規制基準の下で原発再稼働なんて、どの原発であれ絶対に認められないということを強く訴えて、次...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  具体的なその時期までは結局、その五月、一年前の五月から警戒レベル二にして経過は見ていたけれども、時期までは特定できなかったという話なんです。五十二年ぶりという噴火でもきちんと時期がつかめなかった、そういう現実を前にして、破局的な噴火は前...全文を見る
○吉良よし子君 結局のところ、破局的噴火というものの知見というのは世界的に十分ではないと。地形の変化も見ているけれども、じゃ、それが何年後のいつ頃に噴火するということがはっきり分かるとは言えないということなんですよ。人類史上明確な記憶として、破局的な噴火というものは、経験として残...全文を見る
05月20日第186回国会 参議院 総務委員会 第20号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  参考人の皆さん、本日はお忙しい中お越しいただきまして、本当にありがとうございます。  それでは、まず荒井参考人にお伺いしたいと思います。  参考人が県知事となられて始められた奈良モデルにおいて、県と市町村、市町村間の連携が必要...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。合理的に説明するために頑張っておられているというお話でした。  次に、また引き続き伺いたいんですけれども、先ほどのお話の中で道州制についての御意見伺いましたけれども、それについて補足があればということと、もう一つは、奈良県は、この間、関西広...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  それでは、碓井参考人にも伺いたいと思うんですけれども、参考人が委員を務めておられた第三十次地方制度調査会において、平成の大合併、同じくですけれども、経緯と現状について議論されておりますが、では、参考人御自身はあの平成の大合併についてどの...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  それでは、多分最後になると思うんですけれども、碓井参考人、荒井参考人、北村参考人、お三方に伺いたいんですけれども、昨年六月に出された第三十次地制調の答申では、都市機能の集約とネットワーク化、フルセットの行政からの脱却、掲げておりますが、...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。終わります。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。本改正案の内容に沿って伺います。  昨年六月に出された第三十次地方制度調査会の大都市制度の改革及び基礎自治体の行政サービス提供体制に関する答申では、基礎自治体について、人口減少下でも人々の暮らしを支えるサービスを持続可能に提供すること...全文を見る
○吉良よし子君 既に市町村では一部事務組合、広域連合などの方法で広域連携をしていますけれども、この新たな広域連携制度というのはこれらの連携とどのように違うのか、お答えください。
○吉良よし子君 幾つか挙げていただきましたが、事務分担だけではなく、政策面での役割分担などについても自由に盛り込めるようにした連携協約も作っていくと。つまり、今まで行われてきた広域連携の制度は全国どの自治体であっても必要とされるサービスを提供することを前提として行われてきたものの...全文を見る
○吉良よし子君 自治体次第だということですけれども、今回のやり方では、自治体が住民に提供するサービス、施設は集約とネットワーク化していく一方で、そこに住む一人一人の住民の生活がどうなるかというところが欠けているのではないかと疑問があるわけです。そうやってサービスや施設が集約化され...全文を見る
○吉良よし子君 福祉の分野や若しくはインフラ整備等々ということでしたけれども、全国町村会が出した町村の現状とその事務執行の確保方策に関するアンケートでは、都道府県における補完の必要性があると答えた町村が六七・五%あります。具体的な事務ごとに見ると、確かに国保や介護、後期高齢者の事...全文を見る
○吉良よし子君 仮説とおっしゃいましたけれども、仮説じゃなくてやっぱり事実だと思うんですね。この間、やはり介護保険というものはどんどん削られてきています。そういう市町村が困難となる原因を作ってきたのがやっぱり国だと思うんです。  現在も審議中の医療・介護総合法案、これでも、介護...全文を見る
○吉良よし子君 補完していくものを補完するということですけど、あくまでもやっぱり対等な一対一での範囲内で行われるものと。いきなり突っ込んでいって、これをやりなさい、あれをやりなさいじゃなくて、やっぱり住民の意思や自主性、自治体の自治機能が相互に尊重され発揮されるようになってこそ広...全文を見る
○吉良よし子君 少なくとも十六市ではそういう協議機関があるというお話でした。  都道府県と政令市との間にはそういう場が設けられているにもかかわらず、なぜ今回法律で調整のための会議というものを設けなくてはならないのかという点が私は理解に苦しむわけですけれども、自主的に設けられた協...全文を見る
○吉良よし子君 かもしれないということで、現実に今大変な事態というのは今のところ見当たらないということですけれども、確かに、二重行政の解消という中で、中には二重行政で問題があるものもあるでしょうけれども、何が二重行政によって問題なのかを判断するのはあくまでもそこに住む住民であり、...全文を見る
○吉良よし子君 勧告というものはほとんどないはずだとおっしゃっていますけれども、三十次地制調の報告では、協議が調わない事項が生じた場合には、現行制度上、自治紛争処理委員による調停を利用することが可能である、しかしながら、調停は全ての当事者が受諾することが必要であるため、それでも解...全文を見る
○吉良よし子君 基本的に、現行法上で御紹介いただきました総務大臣の勧告という場合は、それはやはり基本的に法令の遵守に係るものに限られていると思うんです。ところが、今回の調整会議で扱われる問題というのは、都道府県と政令市双方の行政運営の政策に係る問題であり、それぞれがどういう政策を...全文を見る
○吉良よし子君 私がこの問題にこだわらざるを得ないというのは、調整会議をより強権的に運用するように求める意見があるからなんです。  大阪では、いわゆる大阪都構想によって強引に進められようとした大阪府立大学と大阪市立大学の統合する案が、議会の同意が得られず先送りされました。私は、...全文を見る
○吉良よし子君 悪政に利用する人がいるとすれば、それを止めるのも政治の役割とおっしゃいました。是非そういう役割を果たしていただきたいと思うんですけれども、やはり、でも、受けたい人のその民主主義はあったとしても、受けたくない側という意味の住民意思というものもあるわけですから、そうい...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法改正案に対する反対の討論を行います。  本改正案は、特例市を廃止して、二十万以上に人口要件を引き下げた新中核市を新たな権限移譲の受皿とするものです。  新中核市となれば、保健所だけでなく、これまで特例市に移譲されていなかっ...全文を見る
05月26日第186回国会 参議院 憲法審査会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本日は、参考人の皆様、ありがとうございます。  早速ですが、まず小澤参考人に、若者の参政権について伺いたいと思います。  先ほど来、若者の中に政治に対して消極的になっている若しくは絶望しているとも言われておりますが、その一方で...全文を見る
○吉良よし子君 主権者としての平等性では十分ではないということですけれども、ということであれば、違憲ということで若者が声を上げるという可能性もあるということなんでしょうか。小澤参考人、お願いします。
○吉良よし子君 ありがとうございます。  なお、大変憲法に照らして重大な問題がある、リスクがある法の立て付けになってしまっているのではないかという御意見だったと思うのですが、この十八歳、十九歳の参政権の在り方について、小澤参考人の意見も踏まえた上で、井口参考人、また先ほど来若者...全文を見る
○吉良よし子君 違憲訴訟もあり得るというようなお話であったり、遅れていること自体がおかしいという話でした。  改めて小澤参考人に伺いたいんですけれども、こうした、そうした違憲訴訟も起き得るような立法になっているという意味でも、本法案はギャンブル的であり、拙速な成立に参議院が同調...全文を見る
○吉良よし子君 では、この小澤参考人の御意見を踏まえて、同じ憲法学者である井口参考人、小林参考人はこの点どのようにお考えか、お聞かせいただければと思います。
○吉良よし子君 では、話を変えまして、公務員による賛否の表明について伺いたいと思います。  小澤参考人は、先ほど法案の百条の二のただし書について、解釈と運用によっては公務員の意見表明や勧誘行為を際限なく規制し得るという御指摘と受け止めましたけれども、どういうケースがグレーゾーン...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございました。終わります。
05月27日第186回国会 参議院 総務委員会 第22号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  法案に関わって、県費負担教職員の給与負担を指定都市に移譲する問題について質問します。  本法案では、県費負担教職員の給与負担を指定都市に権限移譲するとのことですが、改めて、これまでの経過と制度上どのように権限移譲していくのか、文...全文を見る
○吉良よし子君 ねじれを解消するため、財源の保障も確保するための協議も重ねてということでしたけれども、では、お配りした資料一の方を御覧ください。  これは、教員給与費等義務教育費国庫負担金を、指定都市ごとの教職員数の割合などで案分した額を使って、指定都市と道府県との合意による道...全文を見る
○吉良よし子君 影響を及ぼすことのないようという話ですが、本当にこの水準を維持できるかということは疑問が残るんです。  今、国から都道府県に対して義務教育費国庫負担金というものを渡しています。今回の権限移譲でも、新たに指定都市にも同じ仕組みを当てはめるということになりますけれど...全文を見る
○吉良よし子君 割合も示していただきましたけれども、割合でも増えているということですが、お手元の資料二の方のグラフを御覧ください。これは先ほど紹介いただいた数値を基にグラフを作ったんですけれども、正規教員はこの七年間で一万人を超えて減っているのに対して、一方で非正規教員というのが...全文を見る
○吉良よし子君 非正規が増えるのは問題だという認識を持っておられるということですが、正規でも非正規でも、子供たちの前では学校では皆同じ先生になるわけです。その待遇の格差があるということは大問題であると思います。  実際にどういう格差があるかといいますと、例えば福岡県では、大卒の...全文を見る
○吉良よし子君 先ほどのお話では、非正規が増えないようにすべきだというお話だったけど、それがしようがないということなのでしょうか、ちょっとよく分からなくなったんですけれども。  こういう指定都市に権限を移譲する上で非正規が増えるようなことはあってはならないと思うんですが、そうな...全文を見る
○吉良よし子君 増えていくことが問題だということですから、権限移譲したことによってそういう指定都市で非正規が増えていくことにならないようにということを重ねてお願いしたいですし、非正規で働く教員が増えることで現場では本当に様々な混乱が起きていて、年度初めに担任が決まらず、発表できず...全文を見る
○吉良よし子君 是非、教育の水準をこの権限移譲によって下げることのないよう強く求めて、今回の質問を終わります。     ─────────────
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法案、いわゆる地域分権改革第四次一括法案に対して、反対の討論を行います。  本法案は、地方分権改革推進委員会の勧告に盛り込まれた国から都道府県への権限移譲...全文を見る
05月29日第186回国会 参議院 総務委員会 第23号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  この間、安倍首相は、女性が輝く日本と言い、その中の柱の一つに、女性役員、管理職の増加を掲げています。そうであるなら、政府として、まずは公務員の管理職の登用を積極的に始めるべきかと思いますが、女性管理職の登用を始めるべきかと考えます...全文を見る
○吉良よし子君 六・八%ということですが、東京都でも九・六%、それを筆頭にして、場所によっては二%台のところもあるというお話であり、増えてきたというようなこともありますが、まだまだ少ない、一割にも満たないという状況です。  このように、女性の管理職がなかなか登用されないという理...全文を見る
○吉良よし子君 調査もなさって、その上で、仕事と家庭の両立が困難であるとか、若しくは配置の仕方で男女の違いがあるだとか、そうした課題を洗い出した上で、キャリア形成を応援するために、一つ一つ地道に課題を解決するために努力しているということですが、都道府県の公務員においても女性管理職...全文を見る
○吉良よし子君 現在の女性職員の比率が三〇・一%、そして、新規採用でも三〇・三%とほぼ変わらないと。現に比率が少ないだけでなく、採用も極めて三割台と偏っているという、このこと自体が問題だと考えます。  その一方で、非常勤の職員はどうかといえば、例えば都道府県の一般事務職員に限っ...全文を見る
○吉良よし子君 組合せでということですけれども、結論として、非正規を正規化していく中で女性の管理職登用も広げていくというお考えでよろしいでしょうか。
○吉良よし子君 研修の場を増やすというのは大事なことだと思いますけれども、問題は、多くの女性が非常勤として働いている現実の中で、その段階でもう既に管理職への道を閉ざされているのではないかということが私の問題意識なんですね。  また、現在非常勤職員であるために、専門的でかつ管理職...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、九六・九%、圧倒的に女性が多く、さらには非常勤の割合も七五%に上る、これが消費生活相談員の実態だということです。今や消費者行政というのは地方自治体にとっても重要な行政の分野であり、それを担う消費生活センターというのは都道府県に必ず置かねばならず、市町村に...全文を見る
○吉良よし子君 御紹介いただいた理由のとおり、複雑高度化している中で、消費者トラブルが、専門的な知識が必要であり継続的な業務が必要であるからこそ雇い止めの任用回数制限をしないようにということで通知を出したということであり、この消費生活相談員という仕事は、一時的、臨時的職員によって...全文を見る
○吉良よし子君 大臣にも是非一言伺いたいところなんですけど、そもそも社会の中では男性と女性というのは数は半々なわけです。ところが、就職した途端若しくは管理職登用となった段階で圧倒的に男性の方が多くなって女性の方が少なくなるということ自体はやはりおかしいことだと思うんですね。そうい...全文を見る
○吉良よし子君 是非、人材の登用という場合には非常勤職員にも視野を広げること、そして、その職員それぞれが置かれている様々な分野での均等待遇の確保などを進めるべきだということを求めて、今回の質問は終わらせていただきます。
06月03日第186回国会 参議院 総務委員会 第24号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。参考人の皆様、本日はどうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、審査制度の一元化に関わって、斎藤参考人にお伺いいたします。  本改正案により、異議申立て制度がなくなり、国税通則法や公害健康被害の補償に関する法律などに再調査の請求...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  関わってなんですけれども、本法案では、再調査の請求を申し立てるか審査請求を行うかどうかというのは申立て者の自由選択とされますけれども、再調査の請求は、先ほど述べたとおり、異議申立てと比べ、より簡便な手続、簡易な手続となっており、丁寧な審...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  それでは、また斎藤参考人に伺いたいんですけれども、二〇〇七年に日弁連の方で出されました行政活動是正請求法案の第二節第八条においては、この異議申立てに相当する制度として再考の申立てができるとされていますけれども、この再考の申立てと異議申立...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  先ほど来、そのネーミングについてちょっと問題があるのではという点が指摘されていますけれども、その点、斎藤参考人に是非お願いします。
○吉良よし子君 ありがとうございます。  それでは、ちょっと話を変えまして、審理員の話になるんですけど、先ほど来、独立性などの問題で外部の方、活用も必要ではないかという両参考人からの御意見もありますけれども、こうした中で、処分庁や審査庁などからの自立性も求められますし、その担保...全文を見る
○吉良よし子君 どうもありがとうございました。  終わります。
06月04日第186回国会 参議院 憲法審査会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  参考人の皆様、本日はありがとうございます。  では、まず小林参考人にお聞きします。  憲法第九十六条は、憲法改正の手続について、一、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で国会が発議すること、そして二番目に、国民投票で過半数の賛成...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  では、この改憲発議を行う国会の構成の正当性について、伊藤、愛敬両参考人はどうお考えか、御見解をお聞かせください。
○吉良よし子君 では次に、第二段階の国民投票について、伊藤参考人、愛敬参考人に伺います。  現行の改憲手続法には、多くの国民が懸念を表明しているように、最低投票率の規定がないことを始めとする根本的な欠陥があると考えます。このままでは、先ほど来ありますように、有権者の一割、二割の...全文を見る
○吉良よし子君 では次に、投票権年齢と選挙権年齢について伺います。  前回の参考人質疑では、本改正案では国民投票権は法施行四年後に十八歳になるのに、その改憲案を発議する国会議員を選ぶのは二十歳以上という状態が長期に続き得るものとなっており、それは憲法に違反する法状態を生み出す蓋...全文を見る
○吉良よし子君 では、愛敬参考人に伺います。  現憲法は主権在民と基本的人権を侵すことのできない根本原理としています。そして、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については最大の尊重を必要とすると述べて、戦前の明治欽定憲法のような、法律で何でも規制できる式の考え方を厳しく退...全文を見る
○吉良よし子君 どうもありがとうございました。終わります。
06月05日第186回国会 参議院 総務委員会 第25号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、審査請求への一元化について確認をしたいと思います。  行政不服審査法案では、原則として異議申立てをなくして審査請求に一元化しますが、例外として再調査の請求を置くこととしています。なぜそのような制度となったのか、その理由を総...全文を見る
○吉良よし子君 では、ここで財務省に確認をいたします。  国税通則法上での異議申立ては、先ほど来あるように再調査の請求と変わりますけれども、それによって何が変わるのか、お答えください。
○吉良よし子君 次に、環境省に確認します。  公健法上でも異議申立てから再調査の請求となりますが、具体的に何が変わるのか、お答えください。
○吉良よし子君 陳述や検証等がなくなるかもしれないということがありましたけれども、改めてここで総務省に伺います。  異議申立てから再調査の請求へとなるに当たって具体的に何が変わるのか、法律上準用されなくなるものというものはあるのかというところを具体的にお答えください。
○吉良よし子君 四つなくなるということでした。  実際、再調査の請求について、法案の説明資料には、簡易な手続で事実関係の再調査をして処分の見直しを行うと書いています。ですが、要するに、参考人からの陳述もなくなる、検証もなくなる、審尋もなくなると、これでは今までの異議申立てという...全文を見る
○吉良よし子君 審査請求できちんと審理するというお話ですけれども、私は、やっぱり再調査であっても、陳述も検証もないとなると、もうこれは申立人にとってはおざなりな対応だとしか言えないと思うんです。簡易迅速とおっしゃいますけれども、それは申立人のためではなく、再調査をする行政側のため...全文を見る
○吉良よし子君 書面によると言いますけれども、丁寧な審理してほしいという方はやはり直接お話聞いてほしいという要望もあるはずなんですね。やっぱりそういう方たちに様々な手段で最大限負担を掛けないようにするというのはもう当然のことだと思いますし、全国のどこにいても申立て者が不利な状況に...全文を見る
○吉良よし子君 であれば、一般論となりますけれども、行政が行ったこと若しくは行わなかったことが、その時点では問題があると行政側には認識されていなかったとしても、不服申立ての手続を通じてそれまで行政が認識していなかった問題が明らかになるということもあると。その結果、その後のより良い...全文を見る
○吉良よし子君 では、ここで環境省に伺いたいと思います。熊本県から水俣病の認定申請を棄却処分とされた水俣市の男性が、棄却処分の取消しを求めて審査請求を行いました。その結果、昨年十月、国の公害健康被害補償不服審査会が認定が相当だとして県の棄却処分を取り消しました。  では、環境省...全文を見る
○吉良よし子君 引用していただきましたが、これはいわゆる昭和五十二年の判断基準に照らしてその認定を棄却したということだと思います。  これについては、昨年四月十六日、最高裁で、その五十二年判断条件について、一定の合理性は見られるものの、行政庁の運用指針としての昭和五十二年判断条...全文を見る
○吉良よし子君 引用していただいたんですけど、その前に、昭和五十二年判断条件には適合していないがという文もありますよね。
○吉良よし子君 昭和五十二年判断条件には適合していないが、こうしたことで罹患していることが確認されたと、棄却を取り消したという話だったと思います。  私は、この経過というのは、やはり行政不服審査制度というものが非常によく機能した例なんじゃないかと思っております。特に、行政側が持...全文を見る
○吉良よし子君 ケース・バイ・ケースということですけれども、もう一度お願いしますが、要するに、県が一度棄却処分としたものを最高裁などが、昭和五十二年の判断条件に照らして認定を棄却したわけですけれども、それが最高裁ではひっくり返ったと。その判断条件に照らしてのみだけでは判断し切れな...全文を見る
○吉良よし子君 その後の行政処分にも影響が出るというふうなお話もありました。  先ほど申し上げた行政争訟制度の本旨からいえば、こうした経過を踏まえて行政庁は今後の改善も見直しするべきだと思うんですね。いわゆる自分が、自らが定めた五十二年の判断条件そのものの見直しにも着手するべき...全文を見る
○吉良よし子君 自己反省の機会であるとか、若しくは社会の変化に合わせてということですので、是非こうした行政不服審査制度そのものの信頼を向上させるためにも、行政の適正化を進めていくためにも活用していただきたいと思いますし、今回の行政不服審査法等関連法案については、審査請求期間の延長...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、行政不服審査法案並びに同法の施行に伴う関係法律の整備に関する法案に対する反対討論を行います。  まず、審査請求への一元化により異議申立てを廃止することは、国民の権利や利益の救済にとって後退と言わざるを得ません。公害健康被害補償法に基づ...全文を見る
06月12日第186回国会 参議院 総務委員会 第27号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  参考人の皆様、今日はありがとうございます。よろしくお願いします。  本改正案では、地域経済の低迷などに起因して経営悪化していると認められる放送事業者に経営基盤強化計画を作らせ、コスト削減につながるとして異なる放送対象地域において...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  では、長谷部参考人に伺います。  マスコミ集中排除原則というのは、戦前の反省に立って、一人の者が所有したり又は支配したりすることができる基幹放送局の数を制限することで、放送による表現の自由ができるだけ多くの者によって享有されるようにす...全文を見る
○吉良よし子君 最後になると思いますけれども、また長谷部参考人に伺います。  先ほども、ラジオでは特に大規模災害時に大きな役割を果たしているということのお話がありました。一方、放送ネットワーク強靱化に関する検討会の中間取りまとめの中では、AMラジオの送信アンテナの老朽化とともに...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございました。終わります。
06月19日第186回国会 参議院 総務委員会 第29号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、放送事業者の経営基盤強化計画について伺います。  本改正案で計画作成の対象とされるAM、FMラジオローカル局では、自社番組制作比率が五〇%と高く、放送ネットワークの強靱化に関する検討会中間取りまとめでも述べられているように...全文を見る
○吉良よし子君 二つとおっしゃいましたけれども、中間取りまとめには三つ掲げられていたと思いますね。ラジオ放送設備、AMラジオ送信アンテナの老朽化、それからラジオ難聴ということだったと思うんですが、これらの課題の解決に向けた総務省の対応はどうなっているか、お答えください。
○吉良よし子君 予算を付けるなど対策も進められているということですが、本当にこういう課題掲げられているとおり、ラジオ、重要な問題ですから、是非今後も支援を続けていただきたいと思うんですが、今回、災害時のラジオの役割というものが強調されています。その役割を発揮するためにはラジオのロ...全文を見る
○吉良よし子君 地域に密着した放送を続けていただきたいというお話でしたけれども、でも、できなくなったら存在価値がなくなるとか、だから統合だというのはやはり暴論じゃないかと私は思うんですね。  こうした自主制作番組を数多く持つことこそ、大臣もおっしゃられたとおりに、放送の多元性、...全文を見る
○吉良よし子君 ローカル局では、多元性、多様性、地域性の原則にのっとり、視聴者のための番組をと頑張っているわけですから、やはりそういう取組を後退させないように、単に経営コスト削減だというところだけにとどまらず、そういう自主的な取組を大いに支援していくための様々な検討を重ねていただ...全文を見る
○吉良よし子君 議事録を読ませていただきましたけれども、その二十六日の場であった、事前にそうやって提示しないということが確認されたとありましたけれども、委員の皆さんからは、いやいや、そんな話は今日初めて聞いた、何で事前に資料が提出されなかったんだと異論が出たというお話だったと思う...全文を見る
○吉良よし子君 なっていないじゃなくて、やはり先ほども申したとおり、放送法施行規則に反するような事態が経営委員会の中で行われているということを指摘しているのですから、そういう事態になっていないというのは明らかにおかしいですし、大体、法令遵守と何度も言っているのに、結局はこう言って...全文を見る
○吉良よし子君 二十一年度には四千六百五人、二十五年度には二千八百八十五人と、およそ半減していると。その一方で何が起きているかというと、これらの業務を法人に委託するという改革が進められていると。  また、この地域スタッフという方は、一人一人は雇用関係ではなく個人事業主扱いで、委...全文を見る
○吉良よし子君 年々増え続けていると。NHKがまとめたものでも、玄関先で大きな声で名前を連呼され怖かった、チャイムを何度も鳴らされたなどの声が紹介されています。先ほど紹介していただいた五年間の間に何があったかというと、法人委託ということも行われているわけです。  こうしたことは...全文を見る
○吉良よし子君 結構です。そこまでで大丈夫です。
○吉良よし子君 先ほど紹介いただいたように、総合的に判断して、どこから見てもNHKと地域スタッフとの関係は雇用関係であるというのが神戸地裁の判決です。  私は、この判決を契機に、NHKがこれらの契約スタッフを直接的に雇用して安定した働き方を保障して、視聴者とNHKを第一線で結ぶ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、幾らそういうふうにおっしゃっても、実態として、先ほど紹介したとおり、もうノルマも定められており、逐一自分の行動を管理されており、ノルマが達成できなければそうして指導まで行われているというのは、やはり労働者性があるとしか言いようがない事態だと思うんです。  ...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、放送法及び電波法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  本改正案は、認定放送持ち株会社による放送事業者の株式保有拡大を可能にするものです。これは、マスコミ集中排除原則の緩和であり、問題です。  二〇〇七年に認定放送持ち...全文を見る
10月16日第187回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  今、政府は盛んに女性が活躍しやすい社会を目指すと言い、去る十日にはすべての女性が輝く政策パッケージを発表しました。その第一の柱、「安心して妊娠・出産・子育て・介護をしたい」の第一、切れ目のない妊娠・出産支援の強化には、地方自治体が...全文を見る
○吉良よし子君 済みません、特別職非常勤職員、一般職非常勤職員、臨時的任用職員、それぞれの人数と女性の割合もお答えください。
○吉良よし子君 自治体が行う公務の二割が非常勤・臨時職員によって担われているというお話でした。しかも、そのうちの七四・二%が女性によって占められているとのことです。  この臨時・非常勤職員の多くが不安定かつ賃金が低いなど劣悪な労働条件の下に置かれている。当然保障されるべき権利さ...全文を見る
○吉良よし子君 認められるとありました。  しかし、実態はどうなっているか。ある自治体では、公立学校で働く臨時教員の女性が産休を取りたいと申し出たところ、上司から、代替の派遣が認められない、だから生徒のために辞めてほしいと言われたそうです。ほかの多くの自治体でも、臨時・非常勤職...全文を見る
○吉良よし子君 通知はもちろん大事なことなんですけれども、是非とも実際に行使できるように具体的な措置、財政的な措置も含めて是非検討していただくよう強く求め、次に移ります。  出産した後には育児が始まります。既に民間労働者には育児・介護休業法があり、国家公務員と地方公務員にはそれ...全文を見る
○吉良よし子君 では、ここで人事院に伺いたいと思います。  総務省は国の制度に倣っていると言っておりますが、国の場合はどうなのかと。非正規で、たとえその任期に一年などの限りがあったとしても、任用が繰り返され、数年にわたって同じ職場で働いている人に対しては育児休業を与えているので...全文を見る
○吉良よし子君 では、引き続き人事院に伺います。  国家公務員育児休業法でも育児休業が与えられない、除外されている臨時職員というのは今現在何人いるのか、その任用理由ごとの人数をお答えください。
○吉良よし子君 合わせて八百九十六人ということですが、改めて、では総務省に伺いたいと思います。  地方自治体のおよそ二十四万五千人の臨時職員のうち、こうした、先ほど国のような産休、育休代替として任用されている方というのは何人なのか、お答えください。
○吉良よし子君 具体的には把握していないということですけれども、国の言う臨時的任用の場合は基本的に育休や産休などの代替であり、しかも数も数百人程度であるのに比べて、地方の場合は、代替として任用されたのは、現在分かっている範囲でも二十四万五千人分の二万三千八百人程度でしかないと。 ...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  先ほどの調査で言われている長期任用というのは、十年を超える任用だとされております。このように、限られた職種のみを総務省側が抽出しただけで十年以上再任用が繰り返されている実態というのが八百団体、延べですけれども、以上あるというわけで、それ...全文を見る
○吉良よし子君 まず任用の仕方の問題だというお話もありましたけれども、それは今現在臨時的任用の職員であって、今育休が取得したいという方に答える回答ではないと思うんです。  大臣は、非常勤職員の場合はそれでも育休取得ができるようにするとおっしゃっているわけですから、であれば、臨時...全文を見る
○吉良よし子君 やる気があればできるという御答弁でしたから、つまり、現場の中で育休取得ができるように柔軟な対応をしてもよいということだと私は捉えますが、それでよろしいでしょうか。
○吉良よし子君 実態に応じた条件を確保するというお話でしたから、現場の実態に合わせた運用、解釈をしていただくことは是非進めていただきたいですし、同時に、やはり実態を無視した臨時的任用をされた職員をそもそも育休から除くという法律自体変えることが私は必要だと思っておりますし、是非とも...全文を見る
10月22日第187回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、安倍内閣による集団的自衛権行使容認の閣議決定という解釈改憲は、最高法規である憲法の尊重義務を課せられている内閣による立憲主義を否定する改憲であると思います。だからこそ、学生、サラリーマン、高齢者など広範な国民から厳しい批判の...全文を見る
11月07日第187回国会 参議院 本会議 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表して、まち・ひと・しごと創生法案及び関連法案について、総理に質問します。  法案は、東京圏への人口の過度の集中を是正すべき課題として掲げ、総理は、地方を支える人材が東京に流出するとともに、出生率が低い東京へ...全文を見る
11月13日第187回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  最初に、NHK経営委員長に伺います。  NHKの経営委員である百田氏の度重なる問題発言をめぐっては、今日もそうですけれども、私も含め当委員会で繰り返しただしてきた問題です。  浜田経営委員長は、当委員会で今年二月十九日に、経営...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど来と同じ答弁なわけですけれども、自律的判断でとおっしゃいますけど、その判断ができていないのではないかということで今回問題になっているわけなんです。  何度も、数回にわたって注意を受けてもこのような問題となる言動を繰り返す経営委員がこのまま職務に当たるという...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろ述べていただきましたけれども、二〇〇八年に、全国町村会が「「平成の合併」をめぐる実態と評価」というものを発表しています。そこでは、合併を選択しなかった自治体関係者から、合併協議を経て住民が地域のことを考えるようになった。農道や集落道などの小規模補修には住民...全文を見る
○吉良よし子君 では、ここで総務省に伺います。  この間の平成の大合併について、どのように総括していますか。お願いします。
○吉良よし子君 効果、そして課題というか問題点というのを四つずつ挙げていただきましたけれども、私は、やはりこの平成の大合併は、行財政の効率化というものの陰で様々な周辺部の旧市町村の活力喪失、住民の声が届きにくくなる、旧市町村地域の伝統文化、歴史的な地名などの喪失という地域にとって...全文を見る
○吉良よし子君 集約というお話がありましたけれども、私が今お話ししているのは、集約をしていくのでは問題ではないかというお話なんですね。  先ほど来申し上げておりますけれども、人口が減少するだけではないんです。この間、十一月五日の衆院地方創生特別委員会で、石破大臣も我が党の議員の...全文を見る
○吉良よし子君 本当に各地域で頑張れるような体制というのをやはりつくっていかなければならないという問題意識を私は持っているわけですね。  だから、やっぱり集約というところに持っていくのではなくて、各地域で、その場で頑張れる、その場の声をちゃんと届けるようにする、そういうシステム...全文を見る
○吉良よし子君 検討を行っているということですけれども、合併を経験した三百八市で組織する合併算定替え終了に伴う財政対策連絡協議会というところも、総務省に対して、特例の期限が切れることを憂慮して、合併市の実情を十分把握して実態に応じた算定を行うようにと求めたという報道もありますし、...全文を見る
○吉良よし子君 下回らないんじゃなくて、増額の方向で是非進めていただきたいということを申し上げ、質問を終わります。
11月18日第187回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、提案者の方に伺います。  このいわゆるリベンジポルノ規制法案で公表罪を設定するわけですけれども、これにはどのような効果があるのか、お答えください。
○吉良よし子君 一定の抑止効果は期待できるということだと思います。  では次に、法案第四条、プロバイダー責任制限法に基づく画像削除の免責特例措置について伺います。  どのような内容なのか、簡潔にお答えください。
○吉良よし子君 二日経過した段階で削除ができるようにするということだと思うんですけれども、被害者にとっては、一旦そういうアップされたくない画像などが公開されれば大変深刻なダメージになります。ネットにアップされた段階であっという間に拡散されるわけですし、時間がたてばたつほど取り返し...全文を見る
○吉良よし子君 違法性が明らかでない場合ということで対応をというわけですけれども、ただ、やっぱり画像を映されて拡散された被害者のダメージをいかに最小限にとどめるのか、これこそがやはりこの法案で一番重要なことではないかと考えるわけでして、現在、民間団体やプロバイダー等ではすぐに削除...全文を見る
○吉良よし子君 検討していただくということですから、是非前向きに検討はしていただきたいですし、やはり被害者の保護ということが最優先の課題でありますから、即日の削除も可能となるように検討を続けていただきたいということを重ねて求めまして、私からの質問を終わらせていただきます。  あ...全文を見る