吉良よし子

きらよしこ

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数2回

吉良よし子の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第189回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  必要な治療が地元で受けられる、たとえ要介護で生活が困難になっても公的な支援がある、そういう地域であってこそ現役世代も高齢者も安心して地方でも住み続けられると思います。だからこそ、国と自治体による社会保障制度とその提供は地域社会の持...全文を見る
○吉良よし子君 そうお考えということでした。  けれども、今政府は、医療、介護を中心に、社会保障給付について、いわゆる自然増も含め聖域なく見直し、徹底的に効率化、適正化していくという方針を打ち出しています。  医療・介護総合法では、要支援者に対する訪問・通所介護を保険給付から...全文を見る
○吉良よし子君 では、その北杜市で何が起こっているか御紹介したいと思います。  ある八十代の女性は、大病を患って食事制限がある、家の中でもつかまるものがないと歩行が困難で、食事の支度、掃除、洗濯、病院への送迎は全額自腹で民間のヘルパーに依頼をしているという状況です。その依頼して...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろ御説明ありましたけれども、事実として、御本人が受けられるように必要な方にはサービスと言いますけれども、必要だと言っている方に対してサービス受けられないと言っている事実がこの北杜市であるわけなんですよ。  もちろん、予防だって重要であることは確かなんです。...全文を見る
○吉良よし子君 自治体の役割は大事というお話でした。事実を踏まえて対応しているというお話でしたけれども、例えば、先ほどの養護老人ホームについて言えば、措置控えが財源の一般化によって行われているというお話はこの委員会でも私、お話ししたことがあると思うんですけれども、そうやって実態と...全文を見る
○吉良よし子君 是非柔軟に活用していただけるようにしていただきたいと思います。  また、自治体は、地域を支えてきた高齢者に対する医療、介護のサービス、着実に提供するために今努力も続けているところだと思うわけです。  改めて大臣に伺いたいと思いますが、本改正案では、本年度中に増...全文を見る
○吉良よし子君 来年度とおっしゃいますけれども、今必要な分は必要なように交付するべきだと考えますし、一回限りの交付金だとか補正予算として措置するのではなく、やはり地域住民サービスに関わることというのは、安定的、恒常的な財政措置として行われるよう自治体財政を保障していくべきであると...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法改正案に対する反対の討論を行います。  本改正案は、二〇一四年度途中で増額となった地方交付税九千五百三十八億円のうち九千二百二十四億円を、二〇一五年度の地方交付税総額に繰り越すというものです。昨年度に引き続き、こうした対応...全文を見る
02月06日第189回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、一昨年の参議院選挙で出会ったいわゆるブラック企業で働いていた二十代の男性が、僕はあの会社で夢という言葉が嫌いになったと言っていたこと、忘れることができません。そうやって若者から夢を奪い、人生を奪うブラック企業や非正規労働など...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろ取組も進めているというお話でした。  しかし、今はブラックと言われる働かせ方というのはあらゆる職場に広がっているというのも事実であります。例えば、若者が初めて働く経験をする高校時代のアルバイトから既に違法、無法な働かせ方、いわゆるブラックバイトに遭遇する...全文を見る
○吉良よし子君 何番だと思うか、お答えください。
○吉良よし子君 ということで、すぐということで二番に該当するのではないかというお答えでしたけれども、この職場の場合、正解とされているのが一番最後になっているわけです。店舗に入り挨拶をした後、二番にはG、着替えをして、三番にはC、連絡ノートの確認、四番目にはD、会社の経営理念を唱和...全文を見る
○吉良よし子君 義務付けられている行為なら労働時間ということですから、最後が出勤打刻というのは明らかに違法だということであります。  こうした事例はなか卯だけの問題ではありません。ファミレスなどの外食産業、スーパーなどの小売業など、ありとあらゆる職場にほとんど当たり前のように蔓...全文を見る
○吉良よし子君 当然指導するべきとお答えがありました。すぐにでも、ありとあらゆる職場にこうした事態があるわけですから、指導の徹底をよろしくお願いいたします。  そして、こういうことを一つ一つ是正させない限り、ブラック企業というのはなくせないわけです。  昨年の予算委員会で、私...全文を見る
○吉良よし子君 まだ固まっていないというお話でしたが、ハローワークにおいて問題のある企業の求人を不受理にするという、これはブラック企業対策において重要な前進だと私は思っているんです。  しかし、先ほど来お話あるように、それは新卒者に限られていると。二度目以降の就職、転職を希望す...全文を見る
○吉良よし子君 貴重な御意見ということですが、私は、ブラック企業根絶のためには、この公表することはもう欠かせない大事なことだと思うわけです。  その必要性を申し上げるために、今日、私は、牛丼チェーンの店舗数で全国、国内トップとなったすき家について取り上げたいと思います。  こ...全文を見る
○吉良よし子君 参考にしていただきたいというお話でしたが、読んでいるかどうかの質問でしたので、そこだけでよかったんですけれども。  今後、そのすき家ですね、職場がどう改善されていくかというのは、これから推移をゆっくり見ていかなければなりませんけれども、ゼンショーがこうしてやはり...全文を見る
○吉良よし子君 すき家、ゼンショーホールディングスがもう調査報告書として発表している資料の中に詳しく件数が書かれて、もう公表されているものなんです。それすら個別の企業のことだから政府の側では言えないとおっしゃるわけですが、私はそういう体質こそが問題なのではないかと思うわけなんです...全文を見る
○吉良よし子君 監督指導を厳しくというのももちろん重要なわけですけれども、このすき家においては何度も、百四件にわたって二年間の間に是正勧告、発せられているわけですよ。それにもかかわらず、すぐに改善へと踏み切らなかったわけです。  先ほど長時間労働のお話しましたけれども、回転と呼...全文を見る
○吉良よし子君 ですから、指導されているということは大事なわけですよ。それだけ入って、それだけの違法企業が、事業所があったという事実は本当に問題なわけです。だからこそ、ただ、働く側としては、だからこそその中身を知りたいわけなんです。それだけ四千社なり五千社なり入って、そのうちの八...全文を見る
○吉良よし子君 貴重な御意見ということは繰り返されていますから、是非ともこの公表について検討を始めていただきたいんです。いかがでしょうか。
○吉良よし子君 では、貴重な御意見と何度もおっしゃっているわけですから、是非とも検討を進めていただきたいということを強く申し上げたいと思います。  そして、このブラック企業、これが横行する背景の話に移りたいと思います。  このブラック企業が今これだけ社会中に増えている背景には...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃられましたけれども、まず、私、ここに法案書いてあるのは、重要だと思う部分をしっかりと分かるように抜き出したわけです。ここが全部取られているということを問題にしているわけなんですけれども。  先ほど来、みなしなどの話もありますけれども、それらは、無...全文を見る
○吉良よし子君 あのですね……(発言する者あり)
○吉良よし子君 希望すると言いました。私は何度も、期間が過ぎた派遣労働者が希望した場合には直接雇用する義務があるということは口頭で何度も申し上げているわけでありまして、決してそれをはしょっているわけではありませんし、私が聞いているのは、その義務を外してどうして正社員が増えるのかと...全文を見る
○吉良よし子君 ですから、それで何で正社員になるのか全然分からないんですよ。教育訓練をしたからといって……
○吉良よし子君 お願いをしたからといって、それで直接雇用になるとは決して保証はどこにもないじゃないですか。何より現場の派遣労働者が全然納得していないんです。
○吉良よし子君 ニコンで五年間も派遣労働し、やっと直接雇用されたのに半年後に解雇された同い年の男性は、今の規制ですら守られていない、それを取っ払うなんて僕にとっては絶望国家法案だとおっしゃっていました。若者に夢と希望というんではなく、絶望を押し付けるような派遣労働者の……
○吉良よし子君 改悪法の今国会への再提出はきっぱり諦めるよう申し上げて、質問を終わります。
02月25日第189回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私が今回の派遣に当たって最も印象に残ったのは、ドイツのレナーテ・キューナスト司法・消費者保護委員長の言葉です。彼女は、いろいろなお話の中で、憲法は解釈によって変えるものではないとおっしゃいました。この発言に照らせば、日本の集団的自...全文を見る
○吉良よし子君 立憲主義についての質問などもありましたので、私の方から一言言わせていただきますと、具体的には、先ほど先生方がおっしゃったように、立憲主義を議題にするということはなかったのではありますが、しかしやはり国民を縛るものだという、憲法が国民を縛るものだというよりは、国民が...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本日は、参考人の皆様、ありがとうございます。  私の方からは、水島参考人の方に幾つか伺わせていただきたいと思っております。  総理は、施政方針演説において憲法改正に言及しました。自民党においても、先月二十六日、党の憲法改正推進...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  王道でという話でしたけれども、自民党の中ではということで、報道ベースではありますけれども、環境権、財政規律条項、緊急事態条項などを比較的理解を得やすい項目として挙げているとされております。その中身についても参考人の御意見を伺いたいのです...全文を見る
○吉良よし子君 緊急事態条項についても後で伺おうとは思っていたんですけれども、お答えいただき、ありがとうございました。  そういう意味では、やはり理解を得やすい項目ということで言われていることについても、今すぐにでも合理的に憲法改正が必要だと言えるとは言い切れないということを私...全文を見る
03月23日第189回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  先日の決算委員会で、私は、若者が職業生活を始めるアルバイトのときから、既にブラックバイトとも呼ばれる違法な働かせ方に直面するという問題を取り上げました。  今日は、就職した後に、新入社員や若い労働者が遭遇する問題について取り上げ...全文を見る
○吉良よし子君 国として、若者が、次世代が能力を発揮して、向上させて働けるようにする、そのためにバックアップしていくということで、やはり能力開発の機会の保障は、キャリアアップ、働き続けるためには大事なことだと私も思うわけであります。  ところが、今、いわゆるブラック研修とも言わ...全文を見る
○吉良よし子君 違反には厳正に対処していくというお話でした。  ここで、法務大臣にも伺います。  人格権、市民的自由というのは何よりも尊重されなければならない、日本社会において企業による人格権の侵害というのは決して許されてはならないと思うんです。雇用問題の総合雑誌ポッセにおい...全文を見る
○吉良よし子君 人権擁護上問題があるということですので、是非取組も行っていただきたいと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
○吉良よし子君 相談に応じてということでしたけれども、是非とも積極的に、かなり問題になっているわけですから、雑誌などでも取り上げられるように、取り上げていただきたいと思っております。  私は、この人権侵害が職場の中での労使関係の中で生じていると、こういうブラック研修というのは絶...全文を見る
○吉良よし子君 そうですね。ですから、業務命令で強制的に参加させられる、その研修においてそれが時間外であれば残業代も支払わなければならないということだと思うわけですが、この研修、お配りした研修の場合、この夜の時間帯の写経時間分の残業代は実際には支払われていないわけです。  この...全文を見る
○吉良よし子君 個別にとおっしゃいますが、やはりこういうことが普遍的に行われていることがあちらこちらから聞こえてくることが問題だと思うわけなんです。だから、やはり研修の名であっても時間外であればちゃんと残業代は支払うべきと、そういうことを指導すべきじゃないかと思いますが、いかがで...全文を見る
○吉良よし子君 是非ともしっかり調査して指導をしていただきたいと思っております。  そして、もう一つ、まだこの研修については問題があるわけです。その問題というのは、この研修内容が医療関連という業務とはほとんど何の関連もない、いわゆる精神修養となっているということです。お百度参り...全文を見る
○吉良よし子君 というわけで、教育研修の内容が職務ないし労働力の質の向上とおよそ無関係なものは社員の人格権を侵害するものとして違法だということです。ほかにも、昭和四十八年の動労静岡鉄道管理局の事件でも、教育・研修の態様、方法が過度の精神的、肉体的苦痛を伴うものは違法との判断が示さ...全文を見る
○吉良よし子君 法にのっとって対応とおっしゃいましたが、監督指導ということでやっていただけるのでしょうか。
○吉良よし子君 是非しっかり指導していただきたいと思うんです。  問題は、まだほかにもあるわけですよ。この研修では、この資料で赤字で示しましたとおり、真言や御宝号を唱えさせるとか、三礼百セットを三百回連続だとか、般若心経の写経、写仏などなど、まさに寺修行、宗教行為そのものをやら...全文を見る
○吉良よし子君 この裁判は、宗教的な信条が違うために研修を拒否したら、それを理由にして解雇されたと、そういう是非が問われた、争われたものなんですけれども、結局、宗教的信条の違うものを押し付けてはならないし、それは断ることができるということです。  もちろん、就職する際もそうです...全文を見る
○吉良よし子君 憲法に反していないかどうかというお話でしたけど、そういう意味では、やはりこういう研修という名で宗教的な行為を押し付けるというやり方というのは、やはり信教の自由に抵触する、反する行為にもつながると思うわけです。だから、そういうことを研修でさせるというのはいかがなもの...全文を見る
○吉良よし子君 じゃ、法務大臣はいかがでしょうか、その点。
○吉良よし子君 宗教行為について伺いたかったんですが、私は、この問題でやっぱり厚労省がやらなければならないのは、こういうブラック研修と呼ばれている違法、無法な研修の実態把握だと思うわけです。と同時に、やっぱり正しい意味で、先ほど法律も制定されるという話でしたが、能力開発・向上の措...全文を見る
○吉良よし子君 時間ですのであれですが、相談待つだけじゃなくて、やっぱりこういう研修は望ましくない、そういうことを厚労省が率先して示していただきたい、周知徹底していただきたい、このことを強く申し上げまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
03月24日第189回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  いよいよ四月の子ども・子育て新制度の施行を前にして、いまだに各自治体や保育所に入所を希望する方々の間で混乱が続いています。新制度において認可保育園に入るため、保護者の皆さんは、市町村で保育の認定を受けることに加え、保育所利用の申込...全文を見る
○吉良よし子君 統計的には把握されていないというお話でした。これは大変驚きなわけです。  私が新聞などで知っただけでも、杉並区、中野区、東久留米市、武蔵野市、品川区、小金井市、足立区などで集団的な異議申立てが行われております。先週十九日には、目黒区でも異議申立てが行われています...全文を見る
○吉良よし子君 取組されるというのは大事ですけれども、やっぱりなぜ異議申立てが相次いだのかと、そういう全体の像をしっかりと認識していただきたいですし、やはりその件数すら把握されていないというのは問題だと思うわけですよ。  やはり、この異議申立てが相次ぐ背景に何があるかというと、...全文を見る
○吉良よし子君 それぞれの実情を踏まえてと言いましたけど、やはり公立でも私立でも市町村に責任があるというお話もありました。やはり、大臣言われたように、保育の実施に関わって、市町村の役割というのは非常に重いものがあると思うんです。とりわけ私は、市町村が運営の主体となる公立認可保育所...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃられましたけれども、一言で言いますと、交付税で措置をされているということだと思うわけです。ただ、私、それでは十分じゃないと思うわけです。  一般財源化というお話もありましたが、ここで、厚労省にまず伺います。  この十年間で公立の保育所と私立の保...全文を見る
○吉良よし子君 お答えありましたとおり、公立の保育園は二〇〇四年度に一万二千三百五十八か所あったのが、二〇一三年には一万三十一か所にと八割に減ってしまっているというわけです。  なぜ減ったのかということですけど、この十年間というのは、先ほどお話がありましたとおり、公立保育園の運...全文を見る
○吉良よし子君 公立じゃなくて市町村が決めることだとおっしゃいますけれども、やはりニーズを見れば公立だと保護者の方は言っているわけですよ。保育士の方も言っているわけですよ。そういう中で、市町村が、でも公立を増やそうと思ったときに、そういう一般財源化によって減らさざるを得ないとか、...全文を見る
○吉良よし子君 二十七年度は八・二万人というお話でしたけれども、これは民間の保育所が対象となっているということです。  ここで改めて総務省に伺いますけれども、この待機児童解消加速化プランに基づいて、公立保育所で何人の受皿拡大を目指すのか、そういう目標持っていられるのかということ...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど、過疎債の活用だとか様々ありました。また、一般加算の話も最初の方にはありましたけれども、そうした活用については最近では余り念頭にない市町村もあると伺っておりますので、それはしっかりと周知していただきたいと思いますけれども、やはり私は、国に公立、私立の区別をし...全文を見る
○吉良よし子君 終わります。ありがとうございます。
03月25日第189回国会 参議院 本会議 第9号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方財政計画外二法案に関連して、総務大臣に質問をいたします。  第一に、地方自治体に必要な財源の確保についてです。  政府は、前年度に比べ約一・二兆円上回る一般財源総額を確保したとしています。しかし、地方交付税不交付団体の水準超経費...全文を見る
03月26日第189回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  昨日の本会議に続き、公立病院についてまず質問をいたします。  初めに、大臣に伺います。公立病院の今果たしている役割について、大臣はどのように認識されているでしょうか。
○吉良よし子君 へき地、そして救急、周産期、災害、どれも本当に重要な公立病院ならではの役割だと私も思います。  ところが、本会議でも取り上げましたが、今月中に策定されるとされている新たな公立病院改革ガイドラインにおいては、現行ガイドラインの経営の効率化、再編・ネットワーク化、経...全文を見る
○吉良よし子君 済みません、質問に答えていただいていないんですが、その理由じゃなくて、私が伺いたかったのは、これにより運営費が減る自治体病院も出てくるということではないですかと。そこの点をお答えください、簡潔に。
○吉良よし子君 そういう運営費が減るところも出てくるというお話でした。  受け入れる体制が取れていないとか緩和措置も行うと、許可病床と稼働病床に差があるところに緩和措置をと言いますが、先ほど受け入れる体制が取れていないというお話がありました。そもそも、許可病床と稼働病床に差があ...全文を見る
○吉良よし子君 公平公正にとおっしゃったり、若しくは、言っていましたけど、稼働していないから無駄というふうに私、単純に言い切っていいのかというところがやっぱり問題だと思うわけです。  阪神・淡路大震災を経験した赤穂市民病院名誉院長の邉見公雄さん、全国自治体病院協議会会長は、震災...全文を見る
○吉良よし子君 有効な手段だと総括されたということですが、このガイドラインの病院経営の改善、若しくは黒字化のみを追求して再編・ネットワーク化を進めるというやり方には強い批判の声もあるんです。  北海道鹿追町国保病院院長の白川拓さんという方は、今のガイドラインを、不採算地域での医...全文を見る
○吉良よし子君 実情に応じたと、地域の医療を確保するのが大事だと大臣もおっしゃっているわけですけれども、今度の地域医療構想では、都道府県は公的な病院に対して医療機能の転換、新規開設、増床の中止、稼働していない病床の削減を命令、指示できるとしているわけです。民間医療機関に対しては要...全文を見る
○吉良よし子君 お話ありました。再編・ネットワーク化に偏っているというか、それを誘導するものではないというお話だったと思うわけですけれども、でも、やはり数字を見れば、今までは三〇%一律だったのが、措置がやっぱり二五%と四〇%と差が付けられると、そういう中で、有権者に従ってとはいっ...全文を見る
○吉良よし子君 様々措置もやられているということでしたが、更なる、総務省にかかわらず、やはり省庁間の連携も取り合って医師確保できるように是非していただきたいと思うわけです。  とりわけ今、私、自治体病院で働く職員の皆さんからもお話伺っているんですが、その場では大変な実態も伺って...全文を見る
○吉良よし子君 管理者の責任等のお話もありましたけれども、やはり私、看護師不足、人手不足の方が重大な問題だと思うわけです。  こうした労働条件の改善に必要なのは業務量に見合うだけの人員確保ということで、努力もされているということでしたけれども、是非とも、そういう意味でも人件費で...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろ理由はありました。  私、昨年のこの法改正の審議において、都市部においてバイクが低所得者の若者の生活の足となっている実態、紹介し、軽二輪車と地方の生活の足である軽四輪車への増税、やめるべきだと主張をいたしました。今回、先送りを受けて、国民の声は、取りあえ...全文を見る
○吉良よし子君 必要な税源確保のためにとかいうお話でしたけど、そういう議論もあると思いますけど、地方自治体の財源というのは、日々の生活に精いっぱいの人々の足に課税して確保するべきものじゃないと私は思うわけです。  私は、担税力のある大企業にちゃんと応分の負担を求めるとか、財政調...全文を見る
03月31日第189回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、地方税法改正案並びに地方交付税法改正案に対する反対の討論を行います。  政府は、前年度水準を一・二兆円超えて一般財源総額を確保したとしています。しかし、交付団体の歳入の伸びは全体で約七千四百億円程度にとどまります。さらに、社会保障費の...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  籾井会長が公共放送NHKの会長としてふさわしいか、このことについては昨年この場でさんざん議論をいたしました。私は会長に辞任を求め、経営委員長には罷免を求めました。それに対して会長は、私の個人的な考えを放送に反映させることはございま...全文を見る
○吉良よし子君 事実に基づき報道し、視聴者に判断を委ねるということでした。本当にそう思っていらっしゃるのかと思うわけですけど、改めて伺っていきたいと思うわけです。  今年はラジオ放送が始まって九十年の節目の年に当たります。この九十年の放送の歴史を見れば、その不偏不党というのがど...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろあったとか当時の反省があってとおっしゃいますけど、じゃ、当時の反省というのはどういう反省なのか、そこがやはり答えられていないのが問題だと思うんですけれども。今NHKは政府の肝煎りもあって国際放送強化を進めていらっしゃいますが、この分野でも政府に屈服している...全文を見る
○吉良よし子君 国営放送になることを望んでいないというお話でしたが、改めて確認したいと思います。とりわけ、今年は戦後七十年ですから。  そういう中で、安倍政権は、安保法制、戦争できる国づくり進めようとしている動きがあり、それに対する国民の不安も高まっているわけです。そこでNHK...全文を見る
○吉良よし子君 全くそのようなことはないというお答えでしたので、是非そうしていただきたいと思います。  実際、NHK自身、これまでも戦争と報道について様々な角度から独自の検証番組を作り、放送されております。そのどれもが貴重な資料と生の声に満たされた充実した放送であり、公共放送N...全文を見る
○吉良よし子君 もちろん、その利益を享受するのは視聴者である国民というわけです。  では、その国民に対する報道の役割とは何なのかということですが、報道機関の報道の役割について、最高裁の判決があります。昭和四十四年十一月、博多駅フィルム事件、過激派が起こしたいわゆる博多駅事件につ...全文を見る
○吉良よし子君 原点に立ち返って放送をしているとおっしゃられました。  もう一つ、編集権という議論があります。それが報道機関の経営者にあるのか、それとも実際の現場で制作に関わる人若しくは集団にあるのか、これについては歴史的にも様々な論争や争いがありますが、今日ここではこの問題に...全文を見る
○吉良よし子君 質問に答えていただきたい。編集権、誰にあるかということは私、今回聞いてないんですよ。その編集権の原点は、国民の知る権利に奉仕する表現、報道の自由を守るため、これでよろしいかというお話です。
○吉良よし子君 それが原点だというお話がありました。私、そういう立場、先ほど来真実を伝えると、国民の知る権利を保障するとおっしゃっていますが、それの立場に立つときに最も重要なのは、その報道機関と政府との距離感だと思うわけです。よく言われる言葉に、メディアの本来の機能はウオッチドッ...全文を見る
○吉良よし子君 答えになっていないといいますか、いつ、どのように、見方が様々あるから放送できるかどうかも分からないと、そういうことですよね。だから、結局、それでは真実を伝える、そういうことにはならないのではないかと思うわけです。  私、NHKが今後も報道機関であり続けるつもりで...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、NHK二〇一五年度予算に対して反対の討論を行います。  籾井会長の発言に対する視聴者・国民の批判の声はますます強いものとなっています。  放送法第一条は、放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保...全文を見る
03月31日第189回国会 参議院 本会議 第11号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、二〇一五年度NHK予算の承認に対して、反対の討論を行います。  今年は、日本でラジオ放送が開始されて九十年の年に当たります。NHKは、戦前唯一の放送機関であった日本放送協会の名称と財産を戦後においても引き継いでいます。しかし、戦前の日...全文を見る
04月07日第189回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  総務省は、昨年七月四日に「臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等について」の公務員部長通知を出しました。そこでは、職務の内容に応じた任用、勤務条件が確保できるよう考え方が示されております。この中には、臨時・非常勤職員であっても労働...全文を見る
○吉良よし子君 各地方が条例で定めることだというお話でしたけれども、そもそもこの公務災害の適用自体というのは、決して、その使用者、県など自治体も含みますけれども、大きな負担になるわけではないと思うわけです。  ただ、この公務災害の適用の条件というのが、そのほかの一時金や退職金な...全文を見る
○吉良よし子君 一般論としてはいかがですか。
○吉良よし子君 そこではなくて、勤務時間の問題です。
○吉良よし子君 先ほどの、時間を区切って、本来であれば仕事があって、その非常勤職員がやるべき仕事の日を常勤職員に代わってやらせることで災害補償法の適用にさせないというやり方について。
○吉良よし子君 必要なとおっしゃいますけど、やはり非常勤がやるべき仕事があるからその形で自治体では任用しているわけですよ。それを堂々と仕事をしてもらって、ふさわしい処遇をしてもらうというのがやはり公共の職場では重要なわけですから、その労働条件をあえて短くして、常勤職員に代わっても...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、最低賃金を上回るということを最初におっしゃられたと思うんです。やはりそこに付けるんじゃなくて、上回るようにということを強く指摘して、終わります。  ありがとうございました。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私も、この場で昨年以来、籾井会長の資質の問題でありますとか、NHK公共放送としての在り方の問題、ただしてまいりましたけれども、今日は私も、ハイヤーの問題、そしてガバナンス調査委員会の報酬の問題等について伺っていきたいと思っておりま...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、二つ問題があったということです。一つは私用目的でハイヤーを利用すること、そしてもう一つが代金の負担を誰が行うのか、そういう問題があったということです。  まず、この二つ目の代金の負担の問題ですけど、その利用料金については、調査が始まった後、会長が全額支払...全文を見る
○吉良よし子君 持っていたとおっしゃいますけれども、つまり、一時的であったにせよ受信料を使って立替払をしたということは問題だと思われているということだと思うわけなんですけれども、NHKの倫理・行動憲章の行動指針では「公私の区別を徹底し誠実に職務を遂行します。」と明記されているわけ...全文を見る
○吉良よし子君 業務上必要な場合に限るというわけで、そういう使用、若しくは受信料でもって、NHKの業務的な公的な資金でもってタクシー代を払うということはあり得ないということだと思うわけです。  ここで、経営委員長に伺いたいんですけど、一時的であれ、会長はハイヤーを利用したその分...全文を見る
○吉良よし子君 大変大きな影響があると、公私の区別も付けなきゃいけないということなのにもかかわらず、結局、今回に関して会長に処分は何も行っていないということなんですよね。  もう一回理事に伺いたいんですけれども、これまで職員がハイヤーを使用する場合、私的利用するときにどのような...全文を見る
○吉良よし子君 私用では使えないということですよね。  では、会長がこれまでのそうした職員でさえ使えないという私用目的でハイヤーを利用した、このことについて監査委員会では問題視しないということなんでしょうか。監査委員、お願いします。
○吉良よし子君 会長が、私用目的であったとしても、その立場上必要な身柄の安全、情報管理及び所在確認のためにハイヤーを利用する必要がある場合は否定されないと監査委員はおっしゃったわけですけれども、そもそもNHKでは、先ほど来あるように、職員もハイヤーは私的には利用しないと定められて...全文を見る
○吉良よし子君 ルールを決めるべきなのは当然なんですけど、それ否定するものでないと後から守るようなことを言っているというのがやっぱりおかしいと思うんです。  元々、やっぱり、最も組織の中で責任ある立場の人がそのそもそもの社内、組織内でのルールを違反する、そうした問題を起こして世...全文を見る
○吉良よし子君 経営委員長はやはりコンプライアンスだと、結局処分は下されないとおっしゃっているわけで、会長に至ってはもう何ら問題はないとおっしゃっているわけですけど、やはり問題はあるわけですよ。  あたかも私が間違っているかのようにおっしゃいますけれども、やはり問題は、協会が手...全文を見る
○吉良よし子君 実務的落ち度があると認められているわけですよ。であるならば、きちんとやはり責任取って、職員に範を示してもらいたいと思うんです。そうじゃないと、NHKにかかわらず、やはり組織のトップとしての資質の問題だと思うわけなんです。やはりそういう意味でも、私、会長たる資格ない...全文を見る
○吉良よし子君 私、決して、最低賃金でお支払いになるべきだと、そういう話をしているわけじゃないんですね。やはり国民の一般的な感覚からして余りにも高過ぎるんじゃないのかというお話をしているわけです。  そもそも、やはりこういう問題を検証する場合に、こうして外部の弁護士事務所に丸投...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、十六回行った懇談会、一回分につきお一人四万円。だから、一回分の懇談会の費用は六十八万円。全部で十六回懇談会は開かれているわけですから、総額で一千八十八万円だったということなわけです。しかし、懇談会というのは十六回の会合以外にも、NHKの労働組合との討論集会...全文を見る
○吉良よし子君 弁護士さんに支払う額が妥当かどうかということではなくて、やはりそうした調査委員会だとかそういうガバナンス調査に掛ける費用として妥当だったのかと、もっと違うやり方があったのではないかということですし、前回に比べてもやっぱり高いじゃないかと、一千万と五千六百万、やっぱ...全文を見る
○吉良よし子君 今でも十分傾聴に値する御提言だとおっしゃっていただきました。  改めて伺いますけれども、このデジタル時代のNHK懇談会の報告書の中で、NHKの再生の方向やNHKの生命線について触れている部分があるわけです。報告書の三ページ目、五段落目になるんですけれども、この部...全文を見る
○吉良よし子君 NHKの生命線であり、政治的中立や金銭的不明朗さを疑われる行為が起きないよう常に点検を怠らない努力が必要であるとあるわけです。  この常に点検を怠らない努力というのは、NHKとしてこの間行ってきたのでしょうか。経営委員長、いかがでしょう。
○吉良よし子君 ガバナンス機能の確立とおっしゃっていますけれども、これだけ、昨年来、一年たってもまたこの問題を取り上げざるを得ない状況になっているわけですよ。やっぱり私、この状況に憤り禁じ得ないわけなんです。  大体、前回、経営委員長は、この場で、視聴者から様々声が寄せられてい...全文を見る
○吉良よし子君 参考にされるというお話ですけれども、やはり問題は、昨年以来、会長の言動など続いていて、それによって視聴者からもう信頼が失われている事態がずっと続いているわけなんです。もうこれが本当に最大の問題なわけですから、会長の言動一つ一つに対して徹底した真相の究明、総括なくし...全文を見る
04月14日第189回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本法案に関連して質問いたします。  地上デジタル化の移行から三年八か月たちまして、使用可能なアナログテレビを継続して使用したいという要望や、買換え等に要する視聴者負担の平準化などの理由から、総務省はこれまでケーブルテレビ事業者な...全文を見る
○吉良よし子君 時間ありませんので、短くできればお願いいたしたいと思います。  では、こうした未契約の世帯への対応はどのようにしていくのかということを伺いたいと思います。とりわけ低収入の世帯については、総務省として地デジ化進めてきた当初から支援を行ってきたと伺っていますけれども...全文を見る
○吉良よし子君 今後は。対応をお願いします。
○吉良よし子君 未契約世帯でそういう支援に該当する世帯に対しては本年六月三十日まで支給はしていくということですから、そうした制度があることというのは事業者などを通じて是非とも周知徹底していただきたいと思っております。  また、ケーブルテレビ事業者による地デジ放送のみの再放送サー...全文を見る
○吉良よし子君 是非、引き続きよろしくお願いいたします。  最後になりますけれども、4K放送の実用放送や8K放送に向けた実験的な取組も進んでいると伺っております。アナログから地上デジタルへの移行のときには、テレビの買換えやチューナーの購入など経済的な負担が国民に発生いたしました...全文を見る
○吉良よし子君 是非とも周知徹底よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。
05月12日第189回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、先月の十七日、自民党の情報戦略調査会がNHKとテレビ朝日の関係者を呼び付けて事情聴取を行った件について伺います。  この事情聴取は非公開で行われ、同調査会長の川崎二郎議員は事情聴取後の記者会見で、政府には停波の権限まであ...全文を見る
○吉良よし子君 総務省としてのコメントはしないということでしたけれども、やはり総務大臣というのは放送法を所管している大臣なわけです。  先ほども引用されていましたけれども、放送法の第三条では、「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律され...全文を見る
○吉良よし子君 もちろん、政党の政策について政府が見解を述べるというのはあり得ないことだと思うわけですけれども、今回の問題については放送法に抵触するのではないかと、当日の社説で、新聞記事でそういう批判がされているわけですよ。やはりそういうところに対して、その放送法を所管する大臣と...全文を見る
○吉良よし子君 報道していないとおっしゃったわけですけど、ANNの方ではその事実とともに朝日の会長の記者会見も放送していたわけです。なのに、NHKではこうした呼ばれたというその事実すら一言も触れていないというのはやはり驚きだと思うわけです。  籾井会長は、国会で私の質問に対して...全文を見る
○吉良よし子君 公平公正、何人からも規律されないという、これがやはり我々の非常に大事な報道姿勢でございます、こうして何度も繰り返し述べられて、真実を放送するんだとおっしゃったわけです。なのに、放送法の根幹に関わる問題だと主要な新聞の社説でこぞって取り上げられているその事件、その事...全文を見る
○吉良よし子君 現場に任せているとおっしゃいますけれども、やはりANNでは会長も記者会見を行っているわけですよ。やはり、どういう聴取がなされたのか、そういう事実を報道するということはやろうと思えばできたと思うわけですね。やはり、報道、表現の自由を守るために、権力の側にある人ばかり...全文を見る
○吉良よし子君 現場の判断にというわけですし、「クローズアップ現代」の報告のみを求められたんだとおっしゃられているわけですけれども、であれば、なおさら、その当日の各紙、新聞の社説の中で、政権与党が政治介入しているのではないかと、疑問が持たれると、そういうふうなことを述べているわけ...全文を見る
○吉良よし子君 不偏不党、真実を報道する、その立場を是非とも貫いていただきたいと再度申し上げて、質問を終わります。
05月14日第189回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  昨年の四月、この委員会でも取り上げました電気通信サービスに関する利用者、消費者の保護について今日は伺います。  昨年の質疑の際、当時の新藤大臣は、ICTサービス安心・安全研究会を立ち上げて、説明義務の在り方や販売勧誘活動の在り方...全文を見る
○吉良よし子君 まず、様々説明いただきましたけれども、携帯電話の端末が解除の除外となることについてですけれども、これについては先ほど来質問でもありましたけれども、有識者による研究会の報告書を踏まえて総務省としても継続的に検討していくとされているわけですけれども、サービスの契約に当...全文を見る
○吉良よし子君 十分に検討ということですけれども、確実に消費者保護ができるようにしていただきたいと思うわけです。  というのも、先ほど来ありますとおり、電気通信サービスの高度化や複雑化、どんどん進むことを考えれば、契約の解除が可能になる制度の充実というのは欠かせないと思うわけで...全文を見る
○吉良よし子君 周知徹底はしていただきたいと思います。  ところで、今年二月に、このサービス卸を行っている、新しいサービス卸ですけれども、二社に対して総務省が指導を行っているという報道がありました。  どのような事案が起きてどのような指導を行ったのか、ちょっと時間もありますの...全文を見る
○吉良よし子君 この事案というのは、要するに、NTTのような名前を出して利用者に事実誤認をさせた上で意思確認をされないままの不適切な販売勧誘だったというわけです。  ところで、最近、それだけではなくて、遠隔操作によるプロバイダー変更に関する不適切な電話勧誘についても総務省が指導...全文を見る
○吉良よし子君 というわけで、先ほど紹介していただいた事例、二件とも電話の勧誘で事実誤認をさせて、意思を確認させず、一方的な販売方法を取るという悪質な事例であって、指導するのは当然だと思うわけですけれども、私も総務省がこれについて指導したという報道資料というのを読ませていただきま...全文を見る
○吉良よし子君 状況が異なっていたということであったり、NTT東からの直接的な声があったから公表したとか、そうでないから、声がたくさん寄せられただけだったので公表までは至らなかったとか、そういうお話だったかと思うんですけれども、やはりそういう類似の事例というのがたくさん蔓延してい...全文を見る
○吉良よし子君 そういうわけで、消費者安全法においては企業名公表ということもあり得ると、適用されれば、という話であるわけです。  私、この間、労働者が酷使されているブラック企業について、悪質なものは企業名の公表が必要じゃないかということを繰り返し政府に求めてきまして、最近やっと...全文を見る
○吉良よし子君 検討も必要ということでしたので、是非そういうこともどんどん進めていただきたいと思うわけです。  本改正案によって消費者保護という規定が盛り込まれるのは大事ですけれども、やっぱり事業者任せとか代理店任せにしておくだけではなかなか進まないということはこれまでの状況を...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、電気通信事業法改正案に対する反対討論を行います。  この法案では、NTTドコモの禁止行為規制を緩和するとしています。これに対して、携帯電話事業者やケーブルテレビ事業者など六十五の事業者、団体から、公正競争の確保が困難として、緩和に反対...全文を見る
05月26日第189回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、地方公務員の給与制度の総合見直しについて取り上げます。  昨年十月、「地方公務員の給与改定等に関する取扱いについて」を総務省が発出しました。その中の、第二、給与制度の総合的見直しについてで、国家公務員の給与制度の総合的見...全文を見る
○吉良よし子君 様々な対応を行っているということですが、今年度、四月に国家公務員は始まるのに対して、地方自治体の方ではまだこういう状況だということです。  この給与制度の総合的見直しについては、昨年八月の人事院勧告を受けて、国家公務員の俸給表水準を平均二%引き下げるとともに、地...全文を見る
○吉良よし子君 間違いないということでしたけれども、費用面を見ても約二千億円程度のマイナスで、給与水準引下げになる団体の数は千五百七団体にも及ぶということであり、総務省が発出した「地方公務員の給与改定等に関する取扱いについて」というのは、つまり、国家公務員の給与を引き下げるのに合...全文を見る
○吉良よし子君 直ちに下がらないとか、見直しそのものの反対ではないという御意見でしたけれども、事実としては、この総合的見直しをそのまま取り入れられれば給料が低下するというのが千五百七団体に及ぶということであり、これはやっぱり問題だと思いますし、やはりそれによって地域間の格差、そし...全文を見る
○吉良よし子君 民間水準を反映させて、そういう人事院勧告に基づいてというお話だったと思うんですけれども、やはり今のやり方は地域間の格差の拡大にもつながっているということが大きな問題だと申し上げているわけです。  昨年の一月の日銀のさくらレポートの中では、賃金引下げの動きとして、...全文を見る
○吉良よし子君 国民の理解と納得と言いますが、やっぱり納得できないところがかなりのところであるのではないかということを改めて指摘させていただいて、質問を終わります。
05月27日第189回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、改めて憲法九条の価値について述べます。  先日、五月二十二日にNPT再検討会議が閉幕しました。残念ながら最終文書の採択はされなかったものの、その当初案では初めて核兵器禁止条約などによる期限を切った核兵器廃絶について言及され...全文を見る
05月28日第189回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党、吉良よし子です。  今回議題となっております機構の創設の意義、目的について、大臣は、一つ目、アジアを中心とする海外で今後の市場の拡大が見込まれている通信・放送・郵便事業の需要を取り込むこと、二つ目として、通信・放送・郵便事業というものは規制分野である...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃられたわけですけれども、改めて総務省は、財政審財政投融資分科会において、最近のICTインフラ分野におけるビジネスパターンとしてマネージドサービスというものを説明されております。これがどういうものか、特にモバイル分野ではどのようになっているか、簡潔に...全文を見る
○吉良よし子君 たくさん説明していただきましたけれども、要するに、こうやって機器を売り切るわけではなくて、全てをワンパッケージでサービスを提供すると。これも総務省がこの機構立ち上げの理由の中の説明としておっしゃられているその事例の一つだと思うわけですけれども、先ほどおっしゃられま...全文を見る
○吉良よし子君 大企業に融資することでそれが関連企業や国内にも還元されていくのではないかと、いわゆるトリクルダウンの発想だと思うんですけれども、じゃ、それが本当にそうなるのか。そこの保証はやはりないと思うわけですね。私はそこに疑問があるんです。  改めて伺いますが、機構への出資...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、国のお金を投入すると、二百億円、それから一般会計から七十億円ということですね。  その二百億円の産業投資については、二〇〇七年の財政審では、民間投資その他の状況を勘案し、その廃止を含めて検討するとされております。その中で、民間でできることは民間でという...全文を見る
○吉良よし子君 省益の拡大等を狙っているわけではないという説明で、とりわけ政治的なリスクに対応するためだという御説明だったわけですけど、やっぱりそこは納得できないわけですね。民間資金で対応できないほどのリスクというのが何なのか。  例えば、商業的リスク、自然災害リスク、政治的リ...全文を見る
○吉良よし子君 二つ、非常リスク、信用リスクということが挙げられまして、それが戦争や内乱、つまり、いわゆる政治的なリスクも含めて引き受ける、そういう仕組みがもう既にあるわけです。新たな官民ファンドをつくるというのは、そういった仕組みがあるにもかかわらずつくるということですから、や...全文を見る
○吉良よし子君 当該会社、事業者が責任を負うというのは当然のことなわけですけれども、やはりそれを展開する際に、何のリスクも負わずにただ資金提供だけ受けて、もし、たとえ失敗したとしてもそのリスクは被らないようにするというのは、やっぱりこの自己責任原則というのが曖昧にされてしまってい...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法案への反対討論を行います。  本法案は、支援機構を設立し、海外において電気通信事業、放送事業又は郵便事業を行う者に資金や専門家の派遣、助言等の支援を行うもので、その設立のため、財政投融資特別会...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、この間、経済財政諮問会議で議論されている経済再生と両立する財政健全化計画に関わって、総務大臣の見解を伺っていきたいと思っております。  経済財政諮問会議では、地方交付税を含む地方行財政改革について議論されています。地方交...全文を見る
○吉良よし子君 おっしゃるとおり、人口減少の地域、高齢化の地域が高くなっちゃうということになって、その比較する資料については十分な検討が必要だとおっしゃったのは本当にそのとおりだと思うわけです。  昨日の経済財政諮問会議でもこのことが話題になりまして、その中で、公的部門の産業化...全文を見る
○吉良よし子君 民でできることは民にということで、この間も政府挙げて外部委託やPPP、PFIの導入なども進めてきたというわけですけれども、実際の現場ではそうなっていないことも多いわけです。それは、やはり地域、地方自治体ごとの規模や若しくは採算性が異なるであるとか、また公共投資や公...全文を見る
○吉良よし子君 地方交付税というのは、財源保障、そして財政調整の機能を果たすための制度であって、特定の施策を応援するものではないというお話でした。つまり、やはり総務省が、交付税の配分の仕方によって例えば自治体の民間委託推進などの旗振り役とはならないと、あくまでも各自治体の判断を尊...全文を見る
○吉良よし子君 七・八兆円財源不足があって、二百兆の債務などもあるというわけで、内閣府の試算とはいえ、民間議員の言う黒字化というのはあくまでも試算だということであって、それをやっぱり議論の前提としていては、もちろんこれから黒字化に向けて応援もされていくというお話だと思うんですけれ...全文を見る
○吉良よし子君 地方交付税の財源保障機能を前提としてということでしたけれども、おっしゃるとおり、既に地域の元気創造事業費制度だとか行革努力や地域活性による成果を地方交付税の算定に用いるやり方というのは導入されているわけです。  ですが、民間議員はさらに、自治体間の行政コスト比較...全文を見る
○吉良よし子君 不可能なことを言われているわけではないとおっしゃるわけですけど、この言い方を見ていると、行革が進んでいないところに対してはやはりペナルティー、予算が十分に与えられないようなことを認めていくような形にならないかというところが心配なわけですよ。  地方交付税というも...全文を見る
○吉良よし子君 慎重に見極めながらということでしたけど、やはり地方においてそれぞれの状況が違うわけですから、そういう中でも一定の、全国民に住民にサービスが提供されるように必要額というものは確保するべきであり、そのための地方交付税制度だということを指摘しておきたいと思います。  ...全文を見る
○吉良よし子君 一般財政総額も確保していきたいというお話でしたので、是非ともその抜本的な増額というところも進めていただきたいと思いますし、地方財政の深刻な状況を打開するために、やはり国が責任を持って地方交付税の手当てや交付税の法定率、更なる引上げということを進めていくことこそがや...全文を見る
06月03日第189回国会 参議院 本会議 第23号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表し、地域再生法改正案と地域改革推進整備法案、いわゆる第五次一括法案について質問いたします。  初めに、口永良部島の爆発的噴火によって避難を余儀なくされている住民の皆さんに心からお見舞い申し上げます。  梅...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  先日の爆発的噴火によって全島避難となった口永良部島にも郵便局はありました。そして、郵便、貯蓄、保険という現代の社会で暮らしていくのに欠かせないインフラとしてサービスを提供していました。私はこのことを知り、郵便がユニバーサルサービス...全文を見る
○吉良よし子君 ユニバーサルサービスを確保するためにということでお話がありました。  ただ、今回の改正案では、先ほど来ありますように、現在、市場規模が拡大している方の特定信書便事業は日本郵便から民間に移していくという中身になっています。その収入規模というのはおよそ九十億円、八十...全文を見る
○吉良よし子君 新たな需要を掘り起こすから、全部がそのまま民間に行くとは考えないということだと思うわけですけれども、少なからず影響はあると思うわけです。  そうした場合に、例えばそれを効率化でしのいでいくということになって、例えば郵便局で働く人たちに対して更にノルマを強要してし...全文を見る
○吉良よし子君 おおむねは充足しているという御認識だということでしたけれども、やはり、確かに業務が回らないような事態は起きていないと思うんです。ただ、現場から相当要員不足が問題だという声がこれだけ上がってきているというのは、今働いている人が足らない人手を必死にカバーしている、だか...全文を見る
○吉良よし子君 様々取組されているというお話でしたが、私が伺ったのは、その要員不足の原因の一つになっているのではないかというところを伺いたかったんですけれども、そもそも、この書き込みであるように、自爆営業というのが相当現場で問題になっている、やっぱりこれを改善していかなければなら...全文を見る
○吉良よし子君 管理者のマネジメントとして取り組んでいくというお話でしたので、本当に徹底して一刻も早くこうした実態をなくすように努力していただきたいと思いますし、もう一点、最後に伺いたいんですけれども、こうした自爆営業がはびこっている背景には、やはり今の日本郵便の事業の半数が有期...全文を見る
○吉良よし子君 実施していくということですが、二〇一八年待たずに是非やっていただきたいですし、労働者が誇りと夢を持って働き続けられる、そういう労働条件を確保してこそ、郵便のユニバーサルサービス、確保できるのではないか、このことを指摘させていただいて、質問を終わります。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法及び信書便法改正案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、民間参入を促すためとして特定信書便役務の範囲を拡大することが郵便事業の対象範囲との競合となり、ユニバーサルサービスの維持確保をないがしろにするものだからです...全文を見る
06月15日第189回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本改正案は、二〇〇七年に改憲手続法を強行採決するに当たって、国民投票の投票年齢を十八歳として、同法施行後に選挙権年齢も引き下げるとしたことに端を発したものとなっております。  世界を見てみますと、例えばアメリカでは、ベトナム戦争...全文を見る
○吉良よし子君 気持ちは同じと、民主主義を深める、充実させるということでございました。  新たに有権者の仲間入りをされる方というのは約二百四十万人と言われておりまして、高校生も仲間入りをすると同時に、高校を卒業して大学などで学ぶ学生、さらに高卒後に社会人となるような方々も全て有...全文を見る
○吉良よし子君 原則自由ということでありました。選挙活動も政治活動も自由というのであれば、まずはやはり高校生の政治活動を禁じた一九六九年の当時文科省が出した通達の撤回というものは私、当然だと思うわけです。と同時に、先ほど御答弁にもありましたとおり、ガイドラインであるとか学校内での...全文を見る
○吉良よし子君 前向きにということですので是非と思うんですけれども、ただ、選ばれる側の要件もあると思うというお話もありましたが、私、そこにはちょっと違和感がありまして、そもそもこの間の議論の中でも、被選挙権のみならず選挙権についても必ずしも若者の要求ではないなどの意見もあったわけ...全文を見る
○吉良よし子君 では、各党、簡潔に是非御意見伺いたいと思います。
○吉良よし子君 各党、前向きな御答弁をありがとうございます。  是非、若者の政治参加を積極的に進めるという意味では、単に上からということではなくて、一緒に政治を変えようということで若者に発信していただきたいと思いますし、私もそうありたいと思っております。  最後に、若者の政治...全文を見る
○吉良よし子君 先ほどありましたとおり、ネットとリアルの選挙の中の活動において、とりわけビラなどについてかなりギャップがあると。とりわけ、若者、これから選挙権を得て新たに政治参加に足を踏み出そうという若者の場合には、そのネットとリアルのギャップに戸惑うという……
○吉良よし子君 可能性もありますので、是非とも公職選挙法についても緩和していくべきであり、そうした中で若者の選挙活動、政治活動の場の自由を確保するということに、検討していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
06月18日第189回国会 参議院 総務委員会 第14号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、郵政の株上場の問題とユニバーサルサービスについて伺いたいと思います。  郵政の民営化が問題になったその初めから、民営化された場合、郵便、ゆうちょ、かんぽのユニバーサルサービスが維持できなくなるのではないかという点が一番の...全文を見る
○吉良よし子君 法律にもユニバーサルサービスの責務が課されているというお話でした。  では、日本郵政に伺いたいと思います。  日本郵便の二〇一五年三月期の決算はどのようになっていますか。
○吉良よし子君 それでは、日本郵便の郵便局窓口業務の業績というのはどのようになっているでしょうか。
○吉良よし子君 様々な影響によって郵便事業そのものは経営が厳しくなってきているけれども、郵便会社として利益もたらしているのは、やはり金融二社からの手数料なのではないかと思うわけです。この金融二社からの手数料というのは、窓口収入の実に八一・二五%を占めていることになるわけですけど、...全文を見る
○吉良よし子君 全体に着目しながらというお話もありましたけど、このユニバーサルサービスコストをどう考えるかというところで、ユニバーサルサービスの提供義務をなくす、つまり、例えばこの図、イメージとはいいますけれども、その赤い色の部分の地域の赤字の郵便局の統廃合などを行うようなことを...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、大都市部を合計しても、その他の地域と比べてもその約半数に満たない程度のシェアになっている。一般に赤字局が多く含まれるとされる地方であっても、ゆうちょやかんぽにおいては全体の半数のシェアを地方が担っているということだと思うわけです。  もう一点、角度を変え...全文を見る
○吉良よし子君 どちらも窓口を通じてというのが九割を超えているということで、それを見ても郵便局のネットワークを抜きにはゆうちょやかんぽの事業は成り立たないということが分かると思うわけです。  しかし、先ほどもありましたとおり、ユニバーサルサービスというのは郵便事業には課されてい...全文を見る
○吉良よし子君 責務とはされていないけれども、郵便局を通じてということでユニバーサルサービスを確保していくんだというお話だったと思うわけですけれども、それぞれの金融二社の定款を見てみても、窓口業務契約締結するということもうたっているわけですし、やはりそれを変更させないということも...全文を見る
○吉良よし子君 終わります。
07月08日第189回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  昨日、先ほど来ありますとおり、川内原発一号機に核燃料が挿入され、八月中旬にも再稼働させようとしております。しかし、この川内原発、火山の問題や避難計画の問題など様々な課題が指摘されながら解決されてはおりません。地元鹿児島の住民の皆さ...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、避難を担当する民間の方々の研修や防護対策についてをこれからようやく具体的に話し始めるということで、現在はその具体化ができていないということだと思うわけです。  福島原発事故のときには、二十キロ圏に避難指示というものが出され、三十キロ圏には屋内退避指示が出...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、そういうこともこれからだということなわけですね。  住民の避難の移動手段としてバス会社などと事前に協定をこれから結ぶ必要もあると思うわけですけれども、これからというか、実際に、再稼働はこれ八月中旬とも言われているわけですけど、その自治体とバス会社等がこの...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、現状で協定が結べているというところは鹿児島県のみということなわけですね。それも、先日結ばれたばかりと。  避難計画については、策定数というのは百二十二市町村中八十三市町村となって、ほとんどの地域でできていると言われているわけですけれ...全文を見る
○吉良よし子君 きちんとした計画と言って、具体的におっしゃられなかったわけですけれども、原子力災害対策指針の中の現在の最終の第六の項目の中には、今後、原子力規制委員会で検討を行うべき課題として四点挙げられているわけですよ。原発以外の原子力施設の緊急事態区分及び重点区域、EALとO...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、規制委員会として審査はしていない、その対象にはなっていないけれども、それでも重要だと思われるから関与はされていると、そういうお話だと思うわけです。  アメリカの方では、じゃどうかというと、一九七九年のスリーマイル島原発事故の後、避難計画がなければ原発は運...全文を見る
○吉良よし子君 議論はされたということですが、それで結論を得たということですか。それは規制委員会の権限でそれがされたということですか、そういう結論を得たということですか。確認します。
○吉良よし子君 実効力のためには地域でと、分けるということになったということですけれども、でも、この避難計画というものが今現在、先ほどもあったように、作られても、その実効性がいまだに確保されていない、これからその防護措置だとかも検討状況だし、協定だってできていないという状況の中で...全文を見る
○吉良よし子君 じゃ、どこが責任持つんですか。規制委員会の方では、いや、その避難計画については私たちが審査するべきものではないから内閣の方でそういうものを作った、防災関係については内閣だとおっしゃっているわけですよ。なのに、それは私たちの方では関係ないとおっしゃったら、それはどこ...全文を見る
○吉良よし子君 継続的に訓練、強化を進めていくと。でも、これからなんですよね。それがちゃんと担保できないと、全くもって住民にとって安全、安心とは言えないと思うわけです。  それに、私、やっぱりこの避難計画が本当に動くかどうかだけじゃなくて、その後の問題もあると思うんです。実際、...全文を見る
○吉良よし子君 時間がありませんので簡潔にお願いしたいんですけれども。  結局、事故が起きないようにするということは責任を持つけど、その事故後について責任持つとはやっぱりはっきりとすぐにお答えできないという状況なわけですよ。だから、それじゃ困ると思うんです。  せっかく東京電...全文を見る
○吉良よし子君 簡潔にお願いします。
○吉良よし子君 はい。  最後になりますけど、お一人までと言うけど、賠償打切りの話も出ているわけですよね。やっぱり、それで本当に責任果たせるのかということが問題だと思うんです。とりわけ、こういう未整備の状況で見切り発車的に再稼働を今進められようとしている、やっぱりこれは問題だと...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本日は、この場所で、日本の雇用制度の根幹を揺るがすと考えられる派遣法改正案について質問をいたします。  まず、派遣法の現行制度について改めて確認しておきたいと思います。  現行の労働者派遣制度の原則は、本来職業安定法によって禁...全文を見る
○吉良よし子君 派遣先において正社員から派遣労働者への置き換え、常用代替が生じることのないようという答弁だったということであり、これは私、非常に大事な答弁だと思うわけです。要するに、派遣先で常用代替が起きないように、臨時的、一時的に限っている、これが目的であると、それが原則である...全文を見る
○吉良よし子君 派遣期間制限の趣旨は、派遣先に常用雇用される労働者の派遣労働者による代替を止める、防止するということにあるということと同時に、二十六業務であったとしても、長期間同一業務を行う場合は、本来は直接雇用が望ましいと言っている、それが現行法だということであります。  ま...全文を見る
○吉良よし子君 派遣をそのまま受け入れたなんていうところもあるのはちょっとびっくりなんですけれども、それでも、派遣労働者を直接雇用に移行させたという事業所が五三・五%、このアンケート調査でも半分以上あるわけです。その直接雇用された派遣労働者がそのまま正規社員にまで至るかどうかとい...全文を見る
○吉良よし子君 条文の中身を聞いているわけじゃないんですね。提案理由説明のところなんですよ。そこに、派遣労働の利用についても臨時的、一時的なものに限ると前は書かれていたのに、今回は書かれていない。  もし、条文でもあるから必要なんだというんだったら削除する必要はなかったわけであ...全文を見る
○吉良よし子君 全く納得ができないわけですよね。わざわざ何で利用という言葉をのけたのかということを伺っているわけです。  先ほど政府の規制改革会議のお話もありました。その中では、労働者派遣法の規制の根拠である常用代替防止は正社員の保護を目的としており、派遣労働者の保護とは必ずし...全文を見る
○吉良よし子君 奪うんじゃないんですね。派遣労働者が正社員の仕事を奪っているわけじゃなくて、派遣先が本来自分のところで直接雇用して働かせるべき労働者を、派遣という形で雇用責任を放棄して使用していると、そういうことを防止するのが常用代替防止という意味合いのはずなわけですよ。だから、...全文を見る
○吉良よし子君 いや、納得できないです。  何で派遣就業というところに利用と労働を一緒にしちゃうのかと。元々は分けて書いていたわけですよ。何でのけたのか、もう一度お答えください。あっ、済みません、分けていないのか、就業とまとめちゃったのか、利用をのけたのか、お答えください。
○吉良よし子君 全くその利用という言葉をのけたというところが私は納得できないわけですけれども、法律の中にそういうものを残したということで、例えば派遣期間制限のお話を先ほどされていましたけれども、この期間制限についてもやはり問題があると思うわけです。派遣先についての制限というものが...全文を見る
○吉良よし子君 だから、私が伺っているのは、その常用代替防止を無意味にするものになっちゃうんじゃないかと、派遣先の問題として伺っているわけですね。幾ら派遣元の雇用形態が無期だからといって、派遣先での利用、派遣労働の利用を制限するものにはなっていないじゃないかと、そこが問題なんじゃ...全文を見る
○吉良よし子君 そういうことを聞いているわけじゃないんです。派遣元で無期かどうかということは聞いていない、安定しているかどうかじゃないんですよ。やっぱり派遣先が派遣労働を利用し放題になってしまうということが問題だと、それを防止することが派遣制度の原則じゃないかということを伺ってい...全文を見る
○吉良よし子君 あくまで例外とおっしゃいましたけど、現在でも二割いるわけですよ。これからどんどん増える可能性だってあると。それを、そうやって派遣先がどんどん無期雇用の派遣労働者を使いたいからといって派遣元に依頼して、派遣元ではどんどん無期雇用に変わっていくと。そうすると、もう意見...全文を見る
○吉良よし子君 御答弁になっていないと思うんですけど、派遣労働者の保護だというんだったら、保護するのは当然なんですよ。でも、派遣労働者のままでいいということにはならないですし、常用代替防止とか、一生派遣も避けるとか、利用についても制限するというけど、利用だって提案説明から抜けてい...全文を見る
08月11日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  前回に続き、派遣法改正案について質問をいたします。  今日は、まず大臣に、派遣労働者に対する見方について伺っていきたいと思います。  大臣はこの間、派遣労働者のキャリアアップ又はスキルアップという言葉を盛んに強調していますが、...全文を見る
○吉良よし子君 正社員への道を開くために自らの力を付けていただくことが必要なんだと、そういうお話だったわけですけれども、今回の法案で、専門業務、いわゆる二十六業務に携わる派遣労働者も三年の上限が課されることになってしまうわけです。この人たちは、いわゆる即戦力として派遣されていた人...全文を見る
○吉良よし子君 見詰め直していただいて、希望するところにということでした。  臨時、一時に限定することで固定化を防ぐんだというお話もあったわけですけれども、先ほど来あるとおり、派遣労働者の多くというのは、やはり正社員の仕事がなかったために派遣労働者になった、不本意ながら派遣労働...全文を見る
○吉良よし子君 結局、義務付けといろいろおっしゃっていますけど、義務付けられているのは基本的には派遣元の方なわけですよ。派遣先については情報を提供するだけでいいわけです。あとは、おっしゃったように経営判断ということなんですね。だから、幾ら派遣元が要請したとしても、派遣先が受け入れ...全文を見る
○吉良よし子君 労使で話し合ってということでしたけれども、先ほど来あるとおり、労使で話し合って、じゃ、組合などから反対の意見があったとしても、経営判断で、いや、でも受け入れますと言ったらそれで終わりということですよね。そのまま延長できるということであって、全然それは歯止めにはなっ...全文を見る
○吉良よし子君 正社員を派遣労働者に代替させることを考えていないというお話だったんですけれども、違うんですね。もちろんそんなことあってはならないわけですけれども、私が言っているその常用代替の防止というのは、派遣先で本当に必要な業務だったら直接雇用するべきでしょうと、なのにその歯止...全文を見る
○吉良よし子君 答弁はできるだけ簡潔にお願いしたいと思いますが。  結局、どれぐらい増えるか分からないけれどもインセンティブは高まるというお話だったわけですよ。一方では、例外だ、例外的に常用代替防止の原則が適用されないようになっているんだと言いながら、その無期雇用の派遣が増えて...全文を見る
○吉良よし子君 結局、そうやって安定しているとおっしゃいますけれども、何度も言うように、派遣労働者である限り安定ではないわけですよ。問題は、派遣元の雇用形態じゃないんです。派遣先が派遣労働を使い続ける、これが問題であり、それをいかに臨時的、一時的にとどめるか、それが問題なわけです...全文を見る
○吉良よし子君 簡潔にお願いします。
○吉良よし子君 では、大臣に伺います。  先ほど挙げられた手続、いろいろありましたけれども、それらに瑕疵があったり、若しくは、義務というものもありましたけれども、そうしたものに違反したらどうなるのか。全てそのみなしの対象となって適用されるということでしょうか。
○吉良よし子君 先ほど、その対象となるのは、聴取をしないとか代表の選出方法に瑕疵があった場合ということですが、手続の中に過半数代表へ意見聴取したそのときの説明の文書の保存義務というのもありました。そうしたものというのは、保存していなかった場合、これはみなしの対象となるんでしょうか...全文を見る
○吉良よし子君 結局、みなしが適用されるといいながら、意見聴取をした証拠となるべき文書を保存していなかった、それが発覚したとしても、みなしの対象とはならないと。最低、過半数の代表に話を通してさえいれば、口約束でも、派遣期間を延長する際の義務とされている手続守らなくても、みなしは適...全文を見る