吉良よし子

きらよしこ

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数2回

吉良よし子の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  最近、教育勅語を教育方針に掲げる学校などが話題になっております。それに関わって私も一問伺っておきたいと思います。  一九四八年に国会は、衆議院で教育勅語等の排除に関する決議、参議院では教育勅語の失効確認に関する決議、それぞれ上げ...全文を見る
○吉良よし子君 教育勅語というのは失効していて、唯一の根本とすることは不適切であるということであり、つまりは、学校の教育方針として教育勅語を掲げることは今も認められていないということ、これは大変重要なことだと私は思うわけです。また、この決議に先立つ一九四六年十月には、その教育勅語...全文を見る
○吉良よし子君 様々述べられました。  そもそも、じゃ、この問題の原因はどこにあるかというところでは、大臣、省全体としての法の理解不足と、法令遵守の意識が不足していたことだとおっしゃいましたが、私、それだけかと言いたいと思うわけなんです。  二月六日に再就職等問題調査班が発表...全文を見る
○吉良よし子君 自粛というお話がありましたけど、その個々人の対応に任せるという立場ではやっぱり違うと私思うんですね。そもそも、じゃ、原因がどこにあったのかというところをしっかり見詰めて、その姿勢を見直すということが再発防止に何より重要だと。  何より、省ぐるみだと言われているわ...全文を見る
○吉良よし子君 職員の行動がそもそも問題だということですけれども、じゃ、でも、確かに、法律上では現職の職員の情報が再就職先にまで到達しなければ違法にはならないと、そういう仕組みになっているということですけれども、だからといって、それが、じゃないから、違法じゃないからいいのかと。結...全文を見る
○吉良よし子君 私、やっぱりこの天下り先ありきの考え方、それを改めることが必要だということを再度申し上げておきたいと思うわけです。  そして、大臣、先ほど来、予算執行には関係ないということをおっしゃっているわけです。しかし、やっぱりこの天下りというのは、文科省と再就職先である大...全文を見る
○吉良よし子君 重大な事案だと大臣も思っていらっしゃると。まるで事件は全部分かったかのようなお話でしたけれども。  ただ、磯田氏について言えば、その前に早稲田大学の常勤講師に、非常勤から常勤にと就任させるように室長級の職員が大学側に依頼したという話であるとか、その人事に口を挟む...全文を見る
○吉良よし子君 全容解明へ向けて頑張るというお話でしたけれども、やはり三十七件で終わりにしてはならない、しっかりこの際うみを出し切る、疑惑をちゃんと解明していくということが何よりも再発防止のためにも必要だと思うわけですが、その全容解明のためにやはりどのような調査が必要かと。  ...全文を見る
○吉良よし子君 本当に職員が自由に発言できるように、ささいな情報も含めてしっかり集めて全容解明していただきたいですし、やはり私、最終報告出して終わりではなくて、ちゃんとそれが果たして再発防止につながるように、引き続きの審議は最終報告が出された後も必要であるということもこの場で申し...全文を見る
03月15日第193回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  大阪の学校法人森友学園に異常な安値で国有地が払い下げられた問題、また国の補助金の不正申請疑惑はいまだに解明されておらず、徹底究明が求められております。政府・与党は全面的にこれに協力すべきです。  何より、そうした疑惑まみれの小学...全文を見る
○吉良よし子君 まだ全然取り消すという検討状況から変わっていないと。二月二十三日の質問から一か月ほどたっているにもかかわらず変わらないと。大体何で感謝状が出されているのか。資料の一のBを見ていただきたいわけですけど、防衛大臣、この感謝状の推薦理由について説明をお願いします。
○吉良よし子君 この資料によりますと、「園児による隊員の激励及び将来の青少年への防衛思想の普及に寄与」とありますが、この「将来の青少年」とは塚本幼稚園の園児ということでよろしいでしょうか。
○吉良よし子君 園児のことかと伺っているんですが。
○吉良よし子君 園児に対する防衛思想の普及だと。じゃ、その防衛思想とは何なのか、お答えください。
○吉良よし子君 機会ということは思想ということではないと思うんですが、その思想の普及には、例えば塚本幼稚園で教育勅語を園児たちが暗唱させられていた、そういうことも含まれるということでしょうか。
○吉良よし子君 自衛隊を知ったら防衛思想だということなんですか。
○吉良よし子君 お答えになっていないと思うんですけれども。でも、思想というのはやはりそういう考えを普及するということになるわけですよね。  大体、自衛隊自衛隊とおっしゃいますけど、平和憲法を持つ日本において国を守る防衛というのは、自衛隊、軍事力ということなのかと。だって、平和外...全文を見る
○吉良よし子君 森友学園側からの回答があって、その虐待が疑われるような事例については事実でないとあったと。  私、資料をいただいたんで配付したんですけれども、資料二です。全く事実じゃないと書かれているわけですけれども、私、実は大阪へ行って塚本幼稚園の元保護者の皆さんから実際に話...全文を見る
○吉良よし子君 判断する立場にないと言いますが、保護者の皆さんの声があるわけですよ。  資料三にもありますけど、子供の顔が腫れ上がって帰ってきたけど、その理由の説明もなく、こらえてくださいと言われたという話も私、聞いたわけですよ。保護者に子供のけがの説明もしないような学園の主張...全文を見る
○吉良よし子君 トイレに行きたいけど行かせないことは体罰だということだと。  問題はトイレだけじゃないわけです。聞き取った中身の中では、縄跳びができないと罰として電気消されて給食食べさせられるとか、何か失敗をすると一つ下のクラスに連れていかれて泣いても放置されていたとか、医師か...全文を見る
○吉良よし子君 適切にと言いますが、一般的にどうなんですか。
○吉良よし子君 状況次第と言いますけど、子供たちに恐怖心を与えて、羞恥心を与えて、プライドを傷つけて肉体的な苦痛まで与えると。これはもう体罰としか言いようがないと私は言いたい。  申し訳ありませんが、続きは午後に譲って、私ここで一旦終わらせていただきたいと思いますが、いかがでし...全文を見る
○吉良よし子君 午前に引き続きます。  塚本幼稚園で行われていることですが、私、何よりも心配なのは、その幼稚園で行われている行為による子供たちの心への影響です。  資料三の後半を御覧ください。在園中、園のことはしゃべらないとか無表情だったとか頻尿になったとか、全て心的外傷、ト...全文を見る
○吉良よし子君 一般論でもお答えになれないということなんですが、私、こうした心的外傷を負わせるというのは問題だと思います。  ここで厚労副大臣に確認いたしますが、児童虐待防止法の児童虐待の定義には何とあるか、条文第二条をお願いします。
○吉良よし子君 最後にありました児童に著しい心理的外傷を与える言動、まさに今回のケースそのものだと思うわけです。  第三条には、何人も児童に対し虐待をしてはならないとも書いてあるわけで、対象は保護者以外にも掛かっていることを見れば、塚本幼稚園の実態は児童虐待であり、やってはなら...全文を見る
○吉良よし子君 これ、重要なことが書かれていると思うわけです。  幼児教育というのは生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものだと、だから教師は、幼児との信頼関係、これを重視することが必要だし、幼児が安定した情緒を保てるように努力しなければならないと、そして、一人一人の特性、発...全文を見る
○吉良よし子君 やはり重要だから、不適切なことがあればちゃんと対応すべきだというお話でした。  私は、塚本幼稚園で行われていることは、やはり幼児期にその人格形成の基礎を培う重要な時期にやってはならないことをしていると、教育として認めては駄目だと言いたいと思うんです。大阪府で判断...全文を見る
○吉良よし子君 府が対応と言いますけど、例えば大阪市に窮状を訴えたあるお母さんは、私学の自由だからと取り合ってもらえなくて、さらに鼻で笑われたというような事例もあったと伺っていますし、そういう意味では、府任せにするんじゃなくて、しっかり保護者の声、文科省としても大阪府に聞き取れと...全文を見る
○吉良よし子君 答弁変わっていないわけですよ。  お母さんたち、子供たちをちゃんと見られない人に教育をしてほしくないとおっしゃっていた。教育者としてふさわしくない人物に感謝状まで出して持ち上げることの責任は重いわけですよ。この声に真摯に向き合うべきではないですか。
○吉良よし子君 子供たちが傷つけられているんですよ。それを目の前にお母さんたち苦しんでいるんですよ。それを持ち上げたその責任は重大だと思いませんか。
○吉良よし子君 国会だけじゃないんですよ。保護者の皆さんが訴えているんですよ。そういう事実があるということにしっかり目を向けて、それを持ち上げた責任、しっかりと感じていただきたいと思いますし、大臣、あなたは、籠池氏との関係の中でも事実と違う虚偽の答弁をこの間繰り返してきているわけ...全文を見る
03月22日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、大学の学費の無償化について取り上げます。  首相は、今国会の施政方針演説の中で、どんなに貧しい家庭で育っても、夢をかなえることができる、そのためには、誰もが希望すれば高校にも専修学校、大学にも進学できる環境を整えなければ...全文を見る
○吉良よし子君 負担軽減は重要だという答弁でした。  この間、ただ、この教育の無償化のために憲法改正が必要という政治的思惑がある議論も聞かれているわけですが、私は、現行憲法下でも教育の無償化、学費の値下げはできると思っております。  例えば、政府は、二〇一二年に国際人権A規約...全文を見る
○吉良よし子君 授業料減免も含まれるという御答弁だったと思います。  つまり、現行憲法下でも高等教育の学費の値下げ、学費を下げて段階的に無償化を目指すということは可能であるということです。必要なのは、やはり現行憲法二十六条の教育の機会均等、これを全ての国民に保障するという政府の...全文を見る
○吉良よし子君 いや、大臣の決意を伺っているんですね。今、学費を値下げする、学生たちの声に応えてその決断をすべきではないかと伺っているんですけど、いかがでしょう。
○吉良よし子君 決意を求めているんですけれども、結局、財源がとか、そういう総合的にとかおっしゃるわけですけど、やはり、私、必要なのは文部科学大臣の決意なんですよ。授業料をいかに値下げしていくか、それを求めているわけです。  私は、具体的に今日提案していきたいと思うんです。  ...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、年々減免を受ける学生の数は増えているし、だから予算枠も増やしているということだと思うわけです。  それもそのはずで、やはり今私立大学文系で平均七十五万円、理系で平均百五万円と非常に高い学費が払わなくてはならない時代になっていると。だからこそ、この私大の...全文を見る
○吉良よし子君 私が言っているのは、一部の学生を対象にした減免制度の枠を広げろということではないんです。やはり全部の学生に対しての学費を値下げしろと。そういう、学校の全体の学費を下げる取組をしている私学に対してその特別枠をつくってはいかがかと、そういう大きな枠での話をしているわけ...全文を見る
○吉良よし子君 財源だとおっしゃるわけですけど、私、やっぱりここは財務委員会ではないわけです、文教科学委員会なわけですから、やはりそこで大臣の姿勢を問うているわけですね。  何より、この間、委員会の中でも教育の予算が少な過ぎるというお話があるわけですよ。とりわけ高等教育について...全文を見る
○吉良よし子君 教育機会均等のために高校生たちの学びを社会全体で支える、そういう考え方でこの制度が導入されたと、これ、私、本当に大事な視点だと思うわけです。やっぱり大学についてもその学びを社会全体で支える、そういう立場に立つべきだと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
○吉良よし子君 優先順位付けてと言いますけど、やはり私立大学の学費軽減というのはかなり優先順位、私、高いんじゃないかと思うわけですよ。進学率でいっても、大学進学って五〇%程度で低いと言われているわけですけど、やっぱりそれを上げていくためにも、学費をいかに軽減していくか、そのために...全文を見る
○吉良よし子君 それに向かって努力するということです。是非努力していただきたいと思うわけです。  とりわけ、今現状では、私立大への補助って経常経費のうちの一〇%前後にとどまっているわけです。だから、授業料に転嫁せざる、頼らざるを得ない運営を私学はやっているわけですから、それが高...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃられたわけですけれど、運営費交付金は今年は〇・二%引き上げられたと。しかし、基幹経費だけで見ると〇・一%の減だと。しかも、運営費交付金というのは、この十年来毎年一%ずつずっと減らされてきて、過去十二年間で一千四百七十億円削減されてきたということは昨...全文を見る
○吉良よし子君 削減路線をやめたというところで答弁だったと思うんですけど、もちろんそれは大事なんです、確保することも大事なんですけれども、やっぱりそれだけじゃ駄目で、先ほどの山梨大の学長、後でまたお話伺ったんですけれども、やっぱり削減をやめるだけじゃなくて、せめて十年前の水準に戻...全文を見る
○吉良よし子君 もう是非、運営費交付金増やす方向にということで大臣にイニシアチブ発揮してほしいです。教育予算抜本的に拡充して、学費、教育の漸進的無償に向けて努力していただきたいこと、重ねて申し上げまして、この場での質問を終わります。
03月23日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今回の法改正では、都道府県が夜間中学を設置した場合の教職員給与を国庫負担の対象とすること、発達障害など障害に応じ通級指導に当たる教員や外国籍の子供に日本語指導を行う教員などをこれまでの加配措置から国庫負担の算定の基礎とするなどの改...全文を見る
○吉良よし子君 事務職員の専門性の期待は高まる、重要であると認識だということだと思います。  今回、その上で、地教行法改正において、共同処理することが当該事務の効果的な処理に資する学校事務を扱う組織として共同学校事務室を置くことができる旨を法定化することになるわけです。改めて、...全文を見る
○吉良よし子君 ミスや不正を防止すると、マネジメントに関する業務をやることによって、先ほどもあったように、効率的な事務処理をすることも目的だということだと思うわけですけれども、じゃ、本当にそういった効果的な事務がこの共同実施によってできるのかという疑問があるわけです。  そこで...全文を見る
○吉良よし子君 学校にそれぞれ事務職員が配置されていることを前提とするんだというお話でした。  私、この間、学校事務職員の皆さんの話を伺っていたんですけど、やはり本当に学校現場に事務職員というのが必要だということなんです。皆さん口そろえて言ったのが、学校にいてこそ、その仕事、専...全文を見る
○吉良よし子君 適切な配置と、直ちに法違反ではないけど適切な配置が必要だという話でした。適切というのは、やっぱり各学校に一人、常勤でというのが基本だと私は思うわけです。  問題はそれだけではありませんで、その共同化された業務というものも適切に行えるかどうかという問題もあると思う...全文を見る
○吉良よし子君 概算要求したけれども、それが実らずに今回の形になったというお話だったと思うんです。  ただ、本当に複数化というのが私やっぱり大事だと思うわけですし、先ほど大臣は、教員が授業に専念するためにという話がありました。また、学校長や教頭、副校長等の業務の多忙化を防ぐため...全文を見る
○吉良よし子君 東京は特殊な事情かどうかというところはあるわけですけれども、少なくとも、東京の今ある事例ではそうした効果的とは言えないような実態があるわけです。  全国で半分は実施されているというわけですけれども、それが全て本当にうまくいっているかどうかという精査もないままでま...全文を見る
○吉良よし子君 複数配置は優先課題の一つだというお話でした。ただ、この間、二十年間見てみても、学校事務職員の数というのは一校当たり一・〇五人と、ほぼ二十年間ずっと横ばいというままになっているわけですから、やはりこの改善こそ急務だということを申し上げたいと思うわけです。  更に言...全文を見る
○吉良よし子君 昨日も申し上げましたけど、やっぱりこういう問題も大臣の姿勢が問われていると思います。是非とも、計画作ることも含めて姿勢を示していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、義務教育諸学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでござ...全文を見る
03月29日第193回国会 参議院 本会議 第11号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人日本学生支援機構法改正案、いわゆる給付型奨学金法案について質問します。  やりたいことがあって学んでいるのに、卒業後も返済のことが心配で、何のために大学で学んでいるのか分からなくなりそう。奨学金が将来の足かせになり、夢を絶...全文を見る
03月30日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私も、中京大、大内参考人に来ていただきました。  先ほどのお話の中でも、今の貸与型奨学金、限界に来ているというお話もありましたが、そういう中で、本改正案でようやく給付型奨学金が実現されるわけです。しかし、先ほどのお話の中でも、ま...全文を見る
○吉良よし子君 応能負担の原則でということでした。  しかし、現状では、まずはその財源、そういうふうに応能負担で分け合うのも原則ですし、しかし、今は教育の予算の枠内であったり、若しくは生活福祉貸付金などの弱者への支援の枠組みを縮小することによって捻出するとしているこの今の政府の...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  本当におっしゃるとおりだと思うわけで、やはり規模は拡大していかなければならないわけですし、やっぱり今の財源では不十分、本末転倒のやり方になっているのではないかと私は思うわけです。  改めて、大臣、伺いますけれども、今後やっぱりこの給付...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど税制の検討というお話もありましたけど、であれば、参考人もおっしゃっていたように応能負担が原則で、困難な若者の進学を支援するという立場に立っていただきたいと思いますし、何よりもやっぱり現行では不十分なわけです。拡充は必ず必要だと。効果などの検証を図っている場合...全文を見る
○吉良よし子君 様々な問題点そして改善策、挙げていただいたわけですけれども、創設される給付型奨学金だけでは今の高過ぎる学費全てを賄うことはできないわけです。ということは、現在の貸与型奨学金との併用になることもあるわけで、だからこそその貸与型奨学金の見直し、とりわけ、今申し上げてい...全文を見る
○吉良よし子君 返すべきもので、利用する人に返してもらってこその運用だというお話でしたけれども、そもそも奨学金というのは、将来の収入や仕事がどうなるか分からなくても学生たちの学びを支える、それがそもそもの導入の考えなわけです。返済能力に対する与信に基づく通常の借金とはそもそも性格...全文を見る
○吉良よし子君 答弁になっていないと思うんですよね。やっぱり財源の確保が必要だと言いますけど、私は先ほど来、教育予算そのものを抜本的に増やすべきだとこの間もずっと言い続けているわけでして、やっぱりそれをするのが大臣の役割なんです。ないからできないじゃ、私、駄目だと思うわけです。 ...全文を見る
○吉良よし子君 法令に応じてという話ですけど、機構が、利用したいと言っているのに利用できないような様々な条件を付けているというのは法令にのっとった形なのかという疑問があるわけです。やっぱり適切じゃないと思うわけですし、必要な人がすぐに利用できるように政府からも物申していただきたい...全文を見る
○吉良よし子君 柔軟に対応と言いますが、結局その御本人が申し出なければ対応はできない、自己責任だとおっしゃるような話では、私、救済は到底できないと思うわけです。  様々な理由があるわけです。返そうとは思っているけれども、連絡もしようと思っていたけれども、例えば入退院していて連絡...全文を見る
○吉良よし子君 大内参考人、今日は本当にありがとうございました。  この参考人の御意見も基に、当委員会で引き続き奨学金の問題も高等教育の在り方についても伺っていきたいと思っております。  どうもありがとうございました。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人日本学生支援機構法の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  修正案提案の理由及びその内容について御説明申し上げます。  我が国の高...全文を見る
04月10日第193回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、東京築地市場の豊洲移転の問題について伺いたいと思います。  まず、幾つか確認をしていきたいと思っております。  二〇〇七年の十一月、我が党の笠井亮議員の質問主意書への福田内閣当時の答弁書がありますが、東京都に対し、食の...全文を見る
○吉良よし子君 同様だということでした。  大臣、先ほどもおっしゃられましたけど、やはり中央卸売市場というのは生鮮食料品等の流通の中核的な拠点であり、その開設や運営では食の安心と安全が何よりも大事だと私は思うわけです。私自身、一消費者としても、また子を持つ親としても、安心、安全...全文を見る
○吉良よし子君 当然のことだというお話でございました。  では、お配りした資料を御覧いただきたいと思います。  こちらは、国が食料・農業・農村審議会の食品産業部会に出した資料です。ここにおいて、十一条に形質変更時要届出区域というものがあるとありますが、豊洲は十一条のこの区域に...全文を見る
○吉良よし子君 というわけで、確認してきたわけですけれども、今年一月、豊洲新市場用地の九回目の地下水モニタリングの調査の結果が出ました。それによると、ベンゼンが最大、基準値の七十九倍検出され、再調査では百倍検出されていると。本来検出されてはならないシアン化合物は三十九か所から検出...全文を見る
○吉良よし子君 消費者の心理面、信頼面を得るために正確な対応をというお話でありました。まさに、私、そこが何よりも大事だと思うわけですね。何よりも、現時点で七十九倍とか百倍とか、天文学的とも言われるようなベンゼンの検出がされているわけです。そういう中で築地の業者の方は現場の不安は尽...全文を見る
○吉良よし子君 明確な判断ではないということではありますが、一旦ニュートラルな立場に立っているわけですから、国の整備計画もそれに合わせるというのがやはりあるべき立場、開設者の意向を踏まえるという立場なんじゃないかと思うわけです。  小池都知事は、都民との約束が十分に果たされてお...全文を見る
○吉良よし子君 市場関係者の意見を申請に当たっては聴かなければならないと、そういうことになっているという話です。という意味では、今現時点で、その関係者の皆さんの多くが反対と言っている時点で豊洲への移転を強行することはあり得ないと思いますし、私たち日本共産党は、やはりこの移転そのも...全文を見る
04月11日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず冒頭に、私も教育勅語について伺います。  先週金曜日、義家副大臣は、幼稚園などの教育現場の毎日の朝礼で教育勅語を朗読することについて、教育基本法に反しない限りは問題ない行為であろうと思いますと御答弁されております。教育勅語を...全文を見る
○吉良よし子君 広く学校教育一般についての中での御答弁だったというお話だったと受け取りました。  何にせよ、例に挙げられたような幼稚園教育の中では、午前中の質疑でもありましたけれども、そもそも幼稚園教育においては教科書はないわけですね。だから、教材の扱いということはあり得ない話...全文を見る
○吉良よし子君 方向性示して助言するだけではその自治を侵していることにはならないのではないかというお話だったんですけれども、吉田氏の場合、教授として赴任したわけです。にもかかわらず、実際には予算事業に関する助言を行っていたと。そもそも公務員というのは全体の奉仕者であるべきはずなわ...全文を見る
○吉良よし子君 もちろん、大臣がおっしゃるような口利きなどがあったとしたら大問題なわけで、済まされない話なわけですけれども、そうじゃなくても、実際に大学側の事情を考えるに、予算はかなり逼迫していると、そういう中で大学の生き残りを懸けて再就職を受け入れている、そういう大学もいると言...全文を見る
○吉良よし子君 再就職の有無がそもそも自治を侵すものではないとおっしゃっていますが、事実として、補助金の額は適正かもしれませんけど、その許認可に関わっていらっしゃるわけです、再就職された方が。やはり先ほども申し上げましたとおり、全体の奉仕者であるはず公務員がその一大学の許認可の権...全文を見る
○吉良よし子君 背景を確認したかったんですけれども、結局、役所が予算や権限を使って押し付け的に、あるいは人事の一環として再就職のあっせんをしていたことを厳格に禁止するための法改正だったわけですよね。これは首相も答弁されているわけです。  やはり単に職員が情報を渡したことが問題な...全文を見る
○吉良よし子君 はい。  透明性確保するのは当然のことなんですけれども、やはり癒着の構図にメスを入れるというその体制を取らなければ再発防止にはつながらないと。私たち野党は、国家公務員法の改正案、再発防止策というのを対案として国会に提出しております。そうしたルールの厳正化も含めて...全文を見る
04月17日第193回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  初めに、今村復興担当大臣に伺います。  今村大臣は、福島第一原発事故の自主避難者が帰還できないのは本人の責任、裁判でも何でもやればいいなどとする発言について、この間の国会答弁の中で、帰還するかどうかは自分で判断すること、当然責任...全文を見る
○吉良よし子君 やはり、私、全く反省がないと思うし、分かっていらっしゃらないと思うんです。帰還できない、その理由が御本人の判断なのかと。じゃなくて、私は、もう一義的に、大臣もおっしゃったとおり、原発の事故こそが避難の原因であり、事故があるからこそ帰れない事態なんだと言いたいと思う...全文を見る
○吉良よし子君 まだ結果が出ていないということです、千件もの不服申立てに対して。  不服申立て制度というのは、国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的とするというものであり、審査庁が必要があると認める場合には、処...全文を見る
○吉良よし子君 大臣にお聞きしているんですけど。  大体、そういうことをおっしゃいますけど、何のための不服申立て制度なのかと。認可申請を取り消すということは、もう工事できないということなんですよ、事業の停止を求めていると同義なんですよ。権利救済するためだったら、トンネルを掘られ...全文を見る
○吉良よし子君 引き続き理解と言いますが、もう五九%の時点で何で事業を始められるのかと伺っているわけですよ。練馬区の青梅街道インター予定地では、用地買収は二一%です。区分地上権に至っては僅か二%にとどまっている、これでどうして事業が進められるのかと。  問題は、地上の出入口の問...全文を見る
○吉良よし子君 憲法や民法においては、私有財産における権利だとか土地の所有権だとか、そういうことが定められているわけですよ。大深度地下だからといって地権者の了解もなく事業を進めるというのは、私、重大な権利の侵害に当たると思うんです。ただ使わないからいいとか、そういう問題じゃないと...全文を見る
○吉良よし子君 具体的な損失は発生していないと何で言えるのかと。もう既に様々な制限が掛かっているわけですよ。外環道を造るからこそのそれは制限なんですよね。法律が違うとかそういうことじゃないんですよ。大体、国は様々な説明の中で、土地利用に制限を課すこともないなんということを説明して...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、この補正が掛かるということは、その土地の評価、固定資産の評価がマイナス評価になるということなんですよね。工事の後は検討するというお話ですけれども、更にマイナスとなる可能性というのは否定されていないということなんです。それこそ地権者の皆さんは土地評価が下が...全文を見る
○吉良よし子君 万が一とか念のためとかおっしゃいますけれども、まさにそれこそが何らか影響が出る可能性を認めているということじゃないですか。何ら損失がないということじゃないと。トンネルを掘れば被害が起きる可能性はあるけれども、でも、工事、掘るのは勝手にやらせていただきますというのは...全文を見る
○吉良よし子君 具体的には竣工に近い日だということだと確認いたしました。  そもそも、ただ、補償が工事完了から一年という点については、余りに私、短いと言わざるを得ないと思うんです。工事完了後、数年あるいは十数年経過して建物被害が生じるということも考えられるわけですよ。そういう事...全文を見る
○吉良よし子君 慎重に工事進めていくとおっしゃいましたから、あくまでも進める前提なんですよね。でも、被害が起きるかもしれないから私は問題だと申し上げているわけですよ。  二〇〇〇年五月十八日の参議院国土・環境委員会については、ある程度の蓋然性が示されれば事業者の側に責任を負わせ...全文を見る
○吉良よし子君 適切にでは全然分からないんですよね。住民の皆さんの中ではまだ全然届いていないという声が圧倒的多数なんですけれども、それについてちゃんと、一人一人の地権者にその家屋調査の結果、ちゃんと渡すということでよろしいですか。
○吉良よし子君 そんなこと聞いてないですよね。要求があれば出すじゃなくて、当然、人の家の敷地内の調査をしているわけですから、その結果を個別にみんなに知らせるというのは当然のことだと思うんですが、いかがなんですか。
○吉良よし子君 何だか全くはっきりしないわけですよ。当然、個別にきちんとその結果は公表していただきたいということを申し上げます。  その上で、沿線の住民からはやはり本当に心配の声が次々と上がっているわけですよ。とりわけ、昨年十一月にはJR博多駅前で大規模な陥落事故が起きたわけで...全文を見る
○吉良よし子君 何にせよ、連絡先、避難計画、今検討を始めたと。避難計画に至っては作るつもりもなさそうなんですけれども、そういう住民からの要求についてもまともに向き合ってもいない、にもかかわらず本線工事だけ進めるということが許されるのかと。  家屋調査もするということは、万一のこ...全文を見る
05月16日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私も、今日は教育勅語について伺いたいと思います。  初めに、先ほどの神本議員への答弁について伺いたいと思います。  先ほど、大臣御答弁では、この教育勅語の一言一句の解説をする授業が現場であってもいいとおっしゃっているように聞こ...全文を見る
○吉良よし子君 何にせよ失効していることが大前提であると、扱う場合にも、憲法、教育基本法に絶対に反してはならない、軽々しく扱ってはならないものだということだと私は認識しました。  その上で、やはりその中で、今大臣や国会議員の皆様の中で、そういった教育勅語の中身、より徳目の部分な...全文を見る
○吉良よし子君 男女平等が当然ということであれば、このやはり勅語にある「夫婦相和シ」というのは現代にも通じるとは到底言えないものだということだと確認したいと思います。  その上で、「父母ニ孝ニ」だとかいう部分も、先ほど来解説あるとおり、やはり今に通じるものかというとそうではない...全文を見る
○吉良よし子君 教材論ではないんですね。何で失効しているかということを聞いているわけですよ。だから何でコメントできないのかが分からないんです。  先ほど憲法に基づいてみたいなお話をされていたので改めて伺いたいんですけど、大臣の憲法観について、今の憲法下では主権は国民にあるとお考...全文を見る
○吉良よし子君 当然だと思うんですね。  一方、大日本帝国憲法ではどうだったかといえば、第一条で、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」ということで、主権在君、主権が天皇にあるということをうたっており、国民のことは臣民としていた、天皇の家来として扱われていたと。これが現憲法の...全文を見る
○吉良よし子君 あのね、何でコメントできないのかと。だって下村元文科大臣は国会で、現憲法下における国民主権ということを考えれば、我が臣民という言葉は、これは適切でないと答弁されているんですよ。さらに、皇室、国家のために尽くせということは適切でないともおっしゃっている。森元総理大臣...全文を見る
○吉良よし子君 憲法解釈論としては同じということは、我が臣民、臣民という言葉は適切ではないということですね。
○吉良よし子君 臣民というのは現行憲法においてはふさわしくない表現だと、そういうことだと思うんですよ。  大体、じゃ、臣民として天皇に尽くせというのがこの教育勅語なわけですけど、じゃ、その勅語における天皇というのはどういうふうに言われているかというと、単にその時代の天皇のみを指...全文を見る
○吉良よし子君 教育の自由、地方自治を犯してはならないものだというのは当然のことだと思うわけです。ただし、この教育勅語に関して言えば、やっぱり失効している、排除されていると、そのことを抜きに、単純に普通の教材と同列に扱うということは、やっぱりそれは違うんじゃないかということを私は...全文を見る
○吉良よし子君 はい。  徹底するという立場は変わらないというお話でしたので、是非とも今こそ、濫用されるような危険を防ぐということは森戸大臣もおっしゃっているわけですけれども、そういった危険を防ぐために徹底した対応を取るべきだということを申し上げまして、私の質問とさせていただき...全文を見る
05月18日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  三人の参考人の皆さん、今日は本当に様々な御意見ありがとうございます。大変に参考になっております。  それでは、私からも質問させていただきますが、まず小林参考人に伺いたいと思っております。  先ほど来言っているように、参考人のお...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。    〔理事堂故茂君退席、委員長着席〕  もう一度、確認なんですけど、この制度によって専門職大学や専門職短大に移るだろうと思われるその規模感というのはどの程度かというのを、短く端的にお答えいただければと思っています。
○吉良よし子君 ありがとうございます。設置基準次第かなというお話だったかと思うわけですけど。  次に、児美川参考人に伺いたいのですが、参考人からは逆に、専門職大学に対する懸念として、既存の大学という制度の統一性を損ねてしまう危険性もあるとの指摘がありました。  そういう意味で...全文を見る
○吉良よし子君 児美川参考人にもう一点伺いたいのですが、先ほどお話もあったかとは思うんですが、本法案では産業界等との連携ということで、教育課程の開発、編成などについても産業界と連携していくというお話があるわけですけれども、確かに先ほど来あるように、諸外国では職業訓練セクターと産業...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  私自身の話をしますと、私は就職氷河期世代でして、数十社回っても内定一社しか取れなかったという実体験があるわけです。だからこそ、今回、高等教育段階で職業教育を支援していくということは本当に重要な課題だとは思っているんですけれども、そういう...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございました。
05月22日第193回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  初めに、先週末、衆議院の法務委員会で共謀罪の強行採決されたことには断固抗議したいと思います。その上で、今日はこうした暴走を続ける安倍政権が看板政策として掲げている働き方改革について取り上げたいと思います。  先ほどもお話がありま...全文を見る
○吉良よし子君 そうですよね。個人事業主などと呼ばれる働き方で、つまり、こういう働き方をしている人は八時間労働の原則も適用されませんし、労働時間管理をする必要がないとされていると。残業代もないし最低賃金も適用されないし団体交渉もできないなど、普通の労働者であれば当然保障されるべき...全文を見る
○吉良よし子君 どういう調査か分からないということですが、私が調べた十三人というのは、直接、また聞き取りを事務所で行った、そういう一人一人にお話を伺った上での調査だということは伝えておきたいと思いますし、具体的にそういうふうに長時間労働に従事している方、長時間労働になっている方が...全文を見る
○吉良よし子君 一定そういう利用する企業を増やしていきたいという回答だったと思うわけです。とすると、こういう働き方、いわゆるフリーと呼ばれる働き方を増やしていくという話になると思うんです。  実際、これだけじゃなくて、兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する調査事業研究会提言...全文を見る
○吉良よし子君 結局、今後増えていくのではないかと、それはしようがないことなのかなというふうな印象を受けるんですけど、確かに私たちも、ネット環境が広がる中で、こういったフリーと呼ばれるような働き方が一定増えていくような環境にある、世界的にそういう動向にあるのは知っておりますし、そ...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、現行の家内労働法では、こうしたフリーランスと言われている人たちは対象外であるということです。じゃ、ガイドラインを作るということですが、ガイドラインというのは法律ではありませんから、強制力はないということですよね。労働者の保護については中長期的に検討してい...全文を見る
○吉良よし子君 私、すぐにでも広げるべきだと思うんですけれども、先ほど大臣がおっしゃった労働者の判断基準というのは一九八五年に日本で定められたものなんです。しかし、もうその後、国際社会見てみれば、そうしたいわゆる在宅ワーカーみたいなフリーランスの働き方が増えている中で、もう基準を...全文を見る
○吉良よし子君 見直すことは考えていない、とんでもないと思うんです。世界から見ても余りに遅れているんじゃないでしょうか。フリーランスを広げると言いながらも、こういうところに対しては後手後手に回っていると。  ILOの基準というのは、お配りした資料にもあるんですけど、一つ又はそれ...全文を見る
05月23日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、法案ですが、先日の参考人質疑でも、これまでの日本の教育において職業教育が脆弱であったということが指摘されました。専門学校は、職業教育や特定の職業実務での即戦力となる働き手の養成を担ってきたにもかかわらず、大学や短大よりも格下...全文を見る
○吉良よし子君 資するということで、新たな取組で選択肢を増やして学位も取れるようにするというお話だったんですけれども、しかし、本当にこれで地位向上につながるのかなという点では、私はやっぱり疑問があると思うわけです。  改めて具体的に伺っていきたいんですが、まず確認ですが、本法案...全文を見る
○吉良よし子君 条件を満たしている専門学校若しくは短大、大学などからの転換だということでした。  もう一度伺いますが、じゃ、具体的にはどの程度なのかというところが聞きたいわけですけれども、例えば専門学校からの転換、若しくは短大、大学からの転換、そして新設と、まあ三つぐらい考えら...全文を見る
○吉良よし子君 専門学校が多いんじゃないかと言う一方で、でも極めて限定的じゃないかというお話もあったわけです。つまりは、全ての専門学校が専門職大学になるわけではないということだと思うわけです。また、産業界からのニーズに合わせていわゆる成長分野でという話もありましたけれども、じゃ、...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃったわけですけれども、じゃ、文科省から産業界に具体的な要請をするというお話ではなかったと思うんですよね。取りあえず大学をつくっておけばそのうち何かそういった反応が返ってくるのではないかと。そうじゃなくて、やっぱり具体的に地位向上のために何ができるか...全文を見る
○吉良よし子君 財政支援なんですけど、大臣、お答えになりませんか。
○吉良よし子君 そもそも高等教育機関への予算が少な過ぎるというのは問題なんですけど、現時点でも専門学校にはその三つの観点での支援を進めているという話なわけですから、やはりそれを、大学も含めてそういう予算を、枠を、パイを大きくしていくという、そういうこと自体がむしろ必要なんじゃない...全文を見る
○吉良よし子君 切下げの方向に進むわけではないというお話ではありましたけど、私が危惧しているのは、中教審で大学や専門学校など高等教育機関の機能分化を図るための方策や、基盤的経費や競争的資金の充実や配分の在り方などを議論しているということを聞いているからです。  そもそも、基盤的...全文を見る
○吉良よし子君 それぞれの特性を生かしてということなんですけど、そういった議論を大学でも専門学校でも含めてできる環境整備、財政支援というのはやっぱり欠かせないと思うわけです。  私自身、参考人質疑でも申しましたけど、就職氷河期世代ですし、ブラック企業やブラックバイトの問題などを...全文を見る
○吉良よし子君 私たち、記者会見で資料を発表しておりますし、大学設置認可に関わる省庁として責任を果たしていただきたいと思いますし、何より、あるべき文科行政を目指して役割を果たすように、このことも強く求めて質問を終わります。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論をします。  現在、若い世代の非正規雇用の増加、ブラック企業の問題など若者を取り巻く雇用環境が大きく変容する中で、日本の高等教育において職業教育、プロフェッショナル教育の位置付...全文を見る
06月07日第193回国会 参議院 本会議 第30号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表し、二〇一五年度決算と国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対する討論を行います。  本決算には、森友学園の小学校建設国有地取得の不明朗な経過に関わる国と森友学園の賃貸契約書、売買契約の交渉記録や補助金交...全文を見る
06月16日第193回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本法案は、文化芸術振興議員連盟の場で昨年来議論を続けてきたものであり、成案の取りまとめに当たられた皆さんに心から敬意を申し上げます。私も議連の場で意見を述べましたけれども、文化芸術振興基本法制定後初めての改正でもあるわけで、委員会...全文を見る
○吉良よし子君 是非、表現の自由、最大限重視するということが大事だということを申し上げたいと思います。  また、本法案は、新たに文化芸術団体が法に位置付けられており、国、地方自治体などとの連携ということも明記されております。文化芸術をする団体、個人に国が連携して文化芸術の振興を...全文を見る
○吉良よし子君 国への協力を前提とあってはならないということでございました。  ではまた、大臣にも伺いたいと思います。  議連の場でも文化芸術の振興を今以上にしっかり取り組むべきだという議論をしてきておりますが、やはり文化予算、国家予算の現在〇・一%、一千億円程度にとどまって...全文を見る
○吉良よし子君 是非、抜本的な増額に取り組んでいただきたいと思うわけです。芸術文化というのは人々の感性や創造性を育み、多様な価値観をつくり出す、一人一人の国民、人間の人生を豊かにしていくものであり、そうした文化を創造し、享受するというのは国民の重要な権利であるわけです。国が行う支...全文を見る
○吉良よし子君 精査をした上でということですけれども、ここの、もし公益通報者、義憤に駆られて何か報告した者がいたとした場合、その権利は何が何でも守ると、そういうことでよろしいか、もう一度お答えください。
○吉良よし子君 権利が守られるのは当然ということがありました。  そもそも、五月十九日の調査で確認できなかったとした文書がここに来て出てきたわけです。ということは、当初、あったものをなかったものに、黒を白にしようとしていたということになるのではないかと。こういうところで文科省の...全文を見る
12月05日第195回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  十月に、頭髪が生まれつき茶色であるにもかかわらず黒く染めるよう強要した学校の指導によって精神的な苦痛を受けたとして、大阪府の高校生が起こした裁判について報道されまして、内外から注目を集めております。私はもう、訴えた高校生がその指導...全文を見る
○吉良よし子君 一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図るということです。  ということは、大臣、学校教育の現場では、それぞれの子供の生まれ持った個性、これは絶対に否定してはならないという理解でよろしいですね。
○吉良よし子君 個性を否定してはならないということだったと思うわけです。とするならば、大阪の高校生が訴えている地毛の黒染めを強要されたという事例というのは、まさに生まれ持った個性の否定であり、教育現場では絶対にやってはならないことであると、このことを私、まず指摘したいと思うわけで...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、係争中なので度重なる黒染め指導については何も言えないということなんですけれども、では、冒頭に紹介していただいた生徒指導提要において教育観について何て書いてあるかと、十ページの四段落目、ここを御紹介していただきたいと思います。
○吉良よし子君 形だけの指導や叱責などにとどまっているだけでは十分な教育とは言えないということですよね。それに照らして言えば、一、二週間ごと、四日ごとの黒染めの指導というのは、これこそ形だけの指導になるんじゃないですか。これを見ればこうした度重なる黒染め指導というのはもう絶対に教...全文を見る
○吉良よし子君 確かに報道でも、是正されて名簿に改めて生徒の名前が載ったということは伺いました。是正指導するのは当然だと思うわけですけど、でもこれができるんだったら、先ほど伺った度重なる黒染めの強要、これだって一般的に言えば形だけの指導になる、それは望ましくないんじゃないかと、そ...全文を見る
○吉良よし子君 不適切だというお話でしたけど、名簿外しとか席をなくすとかそういう事実だけじゃなくて、やはり学校に来るな、そういう言葉だって生徒にとっては重く受け止められる指導になってしまうと。そういう意味では、そういう言葉は簡単には言ってはならないということだと私は思いますし、こ...全文を見る
○吉良よし子君 社会通念に照らして、そして生徒自身が内面的、自主的に守っていける校則にというお話でしたが、やはりそういう意味では、時代背景も踏まえて、校則を守れと言われる側の生徒自身が納得できる校則にするというのが今重要だと思うわけです。  だから、この校則というのは、やはり児...全文を見る
○吉良よし子君 この件を受けて、大阪府の教育庁でも、校則が適切かどうか、保護者や地域住民らを交えた学校協議会などの意見を聞きながら点検するよう全府立高校に指示する方針を明らかにしたということも報道されております。やはり今回の事件を機に、大阪にとどまらず、どの学校でも、生徒、保護者...全文を見る
○吉良よし子君 最大限ということですけど、つまり二千二百人は死守するということでよろしいのでしょうか。もう一度お願いします。
○吉良よし子君 いや、何とかじゃなくて、是非財務省としっかり闘っていただかないと、この現場におられる委員は皆そのつもりで言っているわけですから、大臣に是非頑張っていただかなきゃいけないと思いますし、しかも、私、この二千二百人だけではやっぱり到底足りないということも言わざるを得ない...全文を見る
○吉良よし子君 教員をやはり増やさなきゃいけないということを私言っているんですね。チームというのも大事ですけど、ALTとかいうのはやはり教員ではないわけですよ。教員だからこそちゃんと最初から最後まで教えられることがあるわけで、チームで分担とか言いますけど、それだとやはりばらばらに...全文を見る
○吉良よし子君 是非、教員を増やす、抜本的に増やすということは絶対に言っていただかなくちゃいけないことだと思いますし、様々分担をさせるということですけれども、例えば、私、三月に伺った共同学校事務の話でも、現場では非正規化させられていると、事務職員の皆さんが、そして現場から外されて...全文を見る
12月06日第195回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  安倍首相は、この間、積極的平和主義、平和安全法制など、事あるごとに平和という言葉を連呼しています。でも、そもそも平和とは何なのでしょう。  私は、軍事力でつくり出すものを平和とは絶対に言わないと思います。軍事力の行使は必ず犠牲を...全文を見る