吉良よし子

きらよしこ

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数2回

吉良よし子の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第196回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、前回の憲法審査会で、平和と言うなら憲法九条を本気で守り、生かす努力こそ必要であり、その努力を放棄して、九条を踏みにじり、壊そうとしている安倍政権に平和を語る資格はないと申し上げました。  今、安倍政権の下で、平和主義や基本...全文を見る
03月23日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私も、名古屋市立中への調査、日本の教育にとっても民主主義にとっても重大な問題、教育の不当介入の問題について取り上げたいと思います。  まず、経過について確認をいたします。  先ほど来ありましたけれども、授業が名古屋市立中で行わ...全文を見る
○吉良よし子君 更に分かったら教えてほしいと、池田議員からそういう言葉があったということですよね。事実ですか、確認いたします。
○吉良よし子君 つまり、一回目の問合せのみならず、やはり次のメールによる調査についても、正確に調査せよという言葉があったかどうかというのは確認をという話が先ほど来ありましたけれども、いずれにしても、更に分かったら教えてほしいという言葉は池田議員から発されたと、調査を示唆する言葉が...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、丁寧な対応だと。地元の方なら直接聞けばいいんですけど、とにかく丁寧な対応を文科省がやったと言うけれども、それで済む問題じゃないと思うんですね。  だって、文科省の主体的な調査だとおっしゃる、その一方で、質問事項は事前にわざわざ与党議員に見せている...全文を見る
○吉良よし子君 あくまでも局の判断だとおっしゃるんですね。  でも、そうしてくると、私、やっぱり疑問が出てくるんですよ。じゃ、何で、当初文科省は、この問題が明らかになった直後、赤池議員や池田議員から問合せがあった、その事実を隠していたんですか。後に報道で明らかになってから、この...全文を見る
○吉良よし子君 全く答えになっていないですよね。結局、そうやって情報を小出しにしている、隠していた。財務省で改ざんも問題になっているわけですけれども、財務省のみならず文科省もそういう隠蔽体質だということを言っているに等しいじゃないですか。やっぱり本当に大問題だと言わざるを得ないん...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、本当に分からないことだらけですし、ただしかし、今現時点で分かっているというのは、今回の調査は主体的に文科省が判断したと言うけれども、やはりきっかけを見ても、その調査の内容を見てもどうしても文科省主導だと私は思えない。むしろ明らかになっているのは、文...全文を見る
○吉良よし子君 全く答えになっていないと思うんですね。だって、何で前川さんが授業をしたら学習指導要領に反する講演が行われると言えるのかと。そんなことは言えないじゃないですか。  実際、調査をされたわけですけど、じゃ実際にそうした学習指導要領に反する授業が行われていたんですか、子...全文を見る
○吉良よし子君 経歴を知らなかったことだけを問題にするって、それで教育内容の調査まで行うというのはやっぱり異常だとしか言いようがないんですよね。やっぱり結果として何ら授業には問題なかったんですよ。あなたたちが問題にしたのは、前川氏が授業をしたと、その事実のみを取って問題として調査...全文を見る
○吉良よし子君 誤解を招きかねない表現だったわけですよね。とすれば、こういう一方的な報道を基にして決め付けでこうした書きぶりをしたと、このことだけでも私、大問題だと思うんですよ。前川氏に対する誹謗中傷とも受け取られかねない、そういう記述でしょう。やはりこういうのが誤解を招きかねな...全文を見る
○吉良よし子君 私、前川さんに謝るべきじゃないかと言ったんですけど、その必要ないということでよろしいんですか、大臣。
○吉良よし子君 誤解を招きかねない表現だったと言っている一方で、間違ったことをしたと言っている一方で、そのことを反省もしない、謝罪もしない。それが道徳教育を子供に説こうという省庁の姿勢なんですかと、逆にそう私は言いたいと思うわけですよ。  大体、問題にされている天下り問題ですけ...全文を見る
○吉良よし子君 全く答弁になっていないと思うんですよね。本当にそういうことしか言えないのかと、本当に悲しくなるわけですけれども、結局、天下り問題とか違法とかいうのは調査の根拠になり得ないんですよ。非違行為したからといって授業に立っちゃいけないなんてことはあり得ないわけですよ、教育...全文を見る
○吉良よし子君 助言と言いますけれども、結局、四十八条で言う教育課程や学習指導、つまり教育内容についての指導、助言は必要なかったということなんですよ。あくまでもその経歴のみを問題にしていると。やっぱり天下り問題は口実で、あなた方が、何が言いたかったかというと、加計学園問題で、安倍...全文を見る
○吉良よし子君 本当に重大な問題であるとの認識がないということは、本当にそれこそ重大な問題だと思うんですよ。こういう教育の不当介入が行われているときに、文科省は毅然としてそんなこと絶対にならないと、大臣、あなたが先頭に立って言わなきゃいけないんです。そういう問題なんだということを...全文を見る
03月29日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、私は、初めに名古屋市立中の授業の調査、不当な介入問題について伺いたいと思います。  前回、私、質疑の中で、二月二十二日から三月一日の間の経過について資料を要求いたしました。これについては、昨日の午後になって、通告の直前よう...全文を見る
○吉良よし子君 注意しただけで終わりなのかと。やっぱり、なぜこういう質問が出されたのか、こんな調査がされたのか、何でこんな社会的な問題になっているのかということも含めてきちんと解明しなきゃ再発防止になると私、思えないんですよ。  大体、今回の件は誤解を招いた程度のものじゃないわ...全文を見る
○吉良よし子君 全く何の配慮か分からないんですけれども、具体的にどういう配慮なんですか、どういう配慮をすればよかったんですか。
○吉良よし子君 いや、全然回答になっていないですよね。結局経歴が問題だとおっしゃっているだけなんですけど。何の配慮が必要だったか分からないです。  名古屋市教委は一回目の回答で、生徒には先入観や思い込みなしで話を聞いてもらおうと意図した、だから事前に特定の事柄を詳しく説明する必...全文を見る
○吉良よし子君 合理的なことで学校長の権限で校則というのは決められると言っていますけれども、生徒指導の提要というところの校則の項目では、社会通念に照らして絶えず積極的に見直さなければなりませんと、こう書いてあるわけですけど、これは間違いないですよね。
○吉良よし子君 積極的に見直さなければならないし、保護者、そして生徒、子供たちが関わって校則決めていく、それが望ましいという答弁だった、これ本当に大事な答弁だと思うんですよ。  一方で、この先ほどのプロジェクトの調査にはこんな声も寄せられているんです。黒タイツ禁止という校則を変...全文を見る
○吉良よし子君 自尊感情の低下を招かないことが大事だと。だから、やっぱり、子供たちが校則変えようとせっかく学校内で声を上げたのだったら、それを潰すようなことはやっぱりあってはならないことだと私は思うわけですし、大臣もそうおっしゃったということだと思います。  ところで、今回の調...全文を見る
○吉良よし子君 大事な答弁だったと思うんですね。  とりわけこの校則、問題なのは、じゃ、下着の色を指定した場合にその違反の有無をどうチェックするのかという問題なんですよ。この実態調査に寄せられた声でいくと、こうした校則がある学校では、例えば、服装検査のとき別室でブラウスの前を開...全文を見る
○吉良よし子君 十分な配慮かどうかじゃなくて、やっぱりそういう下着の調査をするということ自体がセクハラになるんじゃないんですか、人権侵害じゃないですかと、そういうことを聞いているんですけれども、お答えいただけませんか。
○吉良よし子君 自尊感情の低下を招くような指導はあってはならないというお話だったと思いますけど、もう本当、こういう人権侵害につながる指導というのはもう絶対にあってはならないと思うんです、学校現場において。やっぱりこれは各学校にもう徹底するべきと思いますが、大臣、この点、いかがでし...全文を見る
○吉良よし子君 是非周知徹底してほしいし、やっぱり個性は尊重されるべきだし、人格、もう絶対に侵してはならないんだと、人権侵害なんてとんでもないんだと、そういうことを是非徹底してほしいと思います。そして、ブラック校則もやっぱり見直していくべきだということも強く訴えたいと思います。 ...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、ゼロトレランスというのは、違反行為にペナルティーを与えるというのが基本的なスタンスなんです。それは、このメールマガジンの中でも、我が国の生徒指導の在り方を考える上でも参考にすべき点が少なくないと考えるとおっしゃっていて、事実、二〇〇六年の通知の中には、体系...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、あらかじめ定められた罰則に基づき懲戒を与えるということがここに書かれているわけですね。これがゼロトレランス方式に基づく指導の中身なわけです。  このゼロトレランスに基づく生徒指導というのが広く適用されているのが広島県福山市なんです。この文科省の通知を受...全文を見る
○吉良よし子君 段階的と言いますけど、もちろん段階を踏む指導というのは一定必要だと思いますけど、最終的に、先ほど言ったような事例では、別室指導を行われた結果、授業を受けられない、学ぶ権利が侵害されているんじゃないですかと、そこを伺っているんですけど、大臣、いかがですか。
○吉良よし子君 二〇〇六年の後、二〇〇七年にも通知出されているんですけど、でも、子供を教室に入れない場合であっても授業に代わる指導を行わなきゃいけないというふうなことも書いてあるわけですよ。若しくは、生徒指導提要の中にも、反省指導中に教科指導を行うことは大切だって、そういうことも...全文を見る
○吉良よし子君 個性の伸長を図ってきめ細やかな対応が必要だって、これは二〇〇六年の通知だけじゃなくて、そもそも生徒指導提要にもきちっと書かれていることなんですよね。しかし、やっぱり通知の中で一番に訴えられているのは厳格な指導なわけですよ。厳格にあらかじめ定められた罰則に基づき懲戒...全文を見る
○吉良よし子君 時間来ていますけど、午前の質疑では、先ほどもあったけど、個人の尊厳、自己肯定感、大事だっておっしゃっていたわけです。しかし、今起きているのは、それが踏みにじられている、この通知の下で。そういう事態だと、それはもう絶対に許してはならないということを強く申し上げて、質...全文を見る
04月10日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日も、名古屋市への授業調査、教育介入問題について伺いたいと思います。  この間、名古屋市が出した公開質問状に対して文科省が回答したと。しかし、その回答について名古屋市側は納得していなくて、再質問を検討しているということも報じら...全文を見る
○吉良よし子君 誤解を招きかねないとおっしゃったんですけれども、現場の自主性や創意を萎縮させてはならないんじゃないかということを伺っているんですけど、その点だけ、いかがでしょうか。
○吉良よし子君 現場を萎縮させるようなことは絶対にあってはならないということです。そういう調査はあってはならないと。  もう一点確認したいんですね。先ほど神本議員からも質問がありましたけれども、同じくその三月三十日の衆議院の文科委員会の中で、外部講師の選任に関して、学校や教育委...全文を見る
○吉良よし子君 前川氏も含まれるということでありました。  いずれにしても、前川さんの経歴については、今回、全国の教育関係者が改めてよく知るところになったわけですから、もう既に知らないまま呼ぶなんということは起きないわけですし、文科省が授業の内容も問題ないと言っているわけですか...全文を見る
○吉良よし子君 経緯説明されたんですけど、問い合わせた中身をおっしゃったんですけど、私が聞いているのはそこじゃなくて、なぜこの調査をしたのかと、なぜそういう質問をしたのかということを市教委側に伝えたのかどうかと。前川氏が、呼んだことの経緯について聞きたいんだと、そういうことをおっ...全文を見る
○吉良よし子君 明確ではない。  実は、私たち日本共産党市議団の方で聞き取りをしたわけですけれども、対応に当たった市教委の担当者は、こうした前川氏の問題だと、教育行政の事務方トップだった方が自らの不法行為で停職処分相当を受けた、そういう人を呼んだのが問題だと思っているという言葉...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、三月一日になるまで前川氏についての調査だということを一言も先方に伝えていなかったということなんですよ。これ、今回の調査の真相を語る重大なポイントだと思うんです。  そして、先ほど三月一日のメールでということをおっしゃいましたけれども、このメールの質問事項...全文を見る
○吉良よし子君 停職相当とされた経緯とは書かれているけれども、本人自らの非違行為で停職相当とされたと、そのことを知らなかったのが問題だと。  つまり、三月六日の、最後の最後に出てきた、いわゆる天下り問題について自らが直接関与したことが認められ云々という問合せに対して、学校長が、...全文を見る
○吉良よし子君 いやいや、問題にされているのは、本人自らの非違行為を理由として停職相当とされたということを知らなかったことが問題だと、それが助言の中身じゃないですか。なのに、それを最初から聞いていたと私到底思えないんですよね。結局、やっぱりこういう経過を確認していくと、幾ら聞いて...全文を見る
○吉良よし子君 ですから、その調査理由を先方に伝えないまま調査を始めたわけです、電話では。そして、三月一日に初めて前川氏の問題だということを伝え、さらに、その本人が非違行為で停職相当とされたとしたことを知らなかったことが問題だということが不適切だという助言を受けてしまったと。 ...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  先ほどの理事会では報告ありませんで、後でということですけれども、質問に先立って一言申し上げたいと思うんです。  加計学園に関わる新たな文書について、報道では、文科省においては確認できなかった、その一方で、今治市の官邸訪問について...全文を見る
○吉良よし子君 努めてまいりたいということですけれども、抜本的な増額を改めて要求したいと思います。  そして、もう一つ確認をしておきたいと思います。  文化芸術を進める基盤となるのが芸術家の自主性、そして表現の自由の尊重だと思います。どのような発表の場であっても、誰であっても...全文を見る
○吉良よし子君 文化芸術、鑑賞すること、参加すること、さらに、創造し、発表の場や機会が保障されることはもう本当に国民の権利です。大臣も極めて重要とおっしゃられましたけれども、その芸術家の自主性、表現の自由の尊重、また予算の抜本的な増額、改めて強く求めまして、次に、両法案の提出者に...全文を見る
○吉良よし子君 幅広く支援するのが基本であり、また全ての障害者の芸術活動を推進するというお立場だということでした。  その上で、障害者の文化芸術に関する理解や作品の評価などについて、国内においては途上であることを鑑みれば、支援、広く行っていくというのは大事だと思いますし、作品等...全文を見る
○吉良よし子君 改めて、幅広いものであり、実演も含まれるという御答弁でした。大事だと思っております。  それでは、次に、国際文化交流の祭典の実施の推進に関する法案について伺いたいと思います。  まず、本法案の立法に至った背景についてお聞きしたいと思います。昨年は、全会一致で成...全文を見る
○吉良よし子君 十五条の趣旨を実行に移すためということでございました。  もう一つ伺いたいのですけれども、先ほど大臣から、芸術家の自主性、表現の自由の尊重は極めて大事だという御答弁もありましたが、本法案においても上からの押し付けというのはあってはならないと思います。芸術家らの自...全文を見る
○吉良よし子君 自主性、自由は最大限尊重すべきということでしたけれども、その仕組みが本法案だということですが、ここでやはり一つ懸念があるのが、本法案は政府の閣議決定により基本方針と推進基本計画を定めて大規模な国際文化交流祭典の実施を推進するものと、つまり、閣議決定される基本計画が...全文を見る
○吉良よし子君 そうならないようにということではございますけれども、ただ、やはり私、法案を読んでいると、それだけでは推進する対象が法案で明確になっていない、その時点でやはり時の政権の恣意的な判断や政策が文化芸術の場に持ち込まれかねない、そういう懸念は払拭できないと思うんですね。 ...全文を見る
○吉良よし子君 また、なお、障害者の文化芸術活動の推進に関する法案については賛成することを述べまして、質問を終わらせていただきます。  済みません。ありがとうございました。
05月15日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、四人の参考人の皆様、それぞれの立場から貴重な御意見を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。  では、早速ですが、山田健太参考人から伺っていきたいと思っております。  まず、様々懸念を示していただいたと思うん...全文を見る
○吉良よし子君 大事な御指摘だったと思っております。  また、山田参考人からは、この本改正案については文化政策として論じることが大事ではないかというようなお話もありました。ペーパーの中には、文化政策が経済振興優先議論の中で軽んじられてはいないかという懸念も書かれております。 ...全文を見る
○吉良よし子君 みんなのためにというところで、どこまでかと具体的に制限していく方向がよろしいということでしたけれども、あわせてもう一点伺いたいのですが、その辺に関わって、先ほど著作権の保護と著作物の公正な利用のバランスで文化の発展を図ると著作権の保護と文化の継承のバランスにおいて...全文を見る
○吉良よし子君 表現の自由が侵されないような法改正という点では、本当に重要な指摘だったと思います。  その点で、吉村参考人にも一点伺いたいと思います。  最初のお話の中でも、吉村参考人からも、そうはいっても権利者の声は大事であると、また、その著作物の創造サイクルが維持されるこ...全文を見る
○吉良よし子君 どうもありがとうございました。終わります。
05月17日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、まず、この著作権法、改正案ではなくその法自体そのものの原則について確認をしていきたいと思います。  著作権とは、創作した著作物を他人に無断で利用されない権利であり、他人が著作物を利用する場合は原則として権利者の許諾を得なけ...全文を見る
○吉良よし子君 あくまでもオプトインが原則であり、今回の改正も含めて全部例外だということだと思います。だからこそ、この間もこの著作権法の改正というのは、その権利、著作者の権利を制限する場合は法律事項として個別の条文で改正を行ってきたのがこれまでのやり方なわけです。  今回の改正...全文を見る
○吉良よし子君 権利侵害を助長されないようにと、バランス、適切に規定も定めているという話でしたけれども、そうはいっても、十五日の参考人質疑の中では、山田健太参考人は、結果として、こっそりはいいけれども堂々とは駄目なんだということになると、こっそりだと認められてしまうことになるんじ...全文を見る
○吉良よし子君 関係者のニーズを把握して、そのニーズに応じて判断をするということだったわけですけれども、では、どうやってその関係者のニーズを把握するのでしょうか。権利者、利用者、それぞれの立場があると思う、その意見をよく踏まえることが必要だと思います。これはガイドラインだけではな...全文を見る
○吉良よし子君 ヒアリングを行うということでした。  例えば、パブリックコメントで意見聞いたからそれでいいということじゃなくて、実際に直接意見を聞き、議論をする場を是非設けていただくよう強く求めたいと思います。ただ、このガイドラインやまた政令等が必要に応じて適切に作られたからと...全文を見る
○吉良よし子君 特別な措置はないということだったんですね。幾ら目的外使用は権利侵害であって民事上の請求等ができるといったって、その利用の事実を知らなければ請求もできないと。侵害の事実も把握できない下で権利侵害が起きてしまうという、それを防ぐ手だてが今のところはないということであり...全文を見る
○吉良よし子君 はい。  最後、一言言わせていただきますけれども、記憶がないとおっしゃっているわけですよ。ただ、やっぱりこういう記憶に基づく調査じゃ限界があるわけです。そもそもこの調査、最初から、記憶がないと答えた方のフォルダ等は調査をしていないって、そういうやり方自体がやはり...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党を代表して、著作権法改正案に対し、反対の討論を行います。  本改正案は、イノベーション創出を促進するためなどとし、柔軟な権利制限規定を創設するものです。その内容を見ると、著作物に表現された思想又は感情の享受を目的とせず、情報通信設備のバックエンドなどで...全文を見る
05月21日第196回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、この間、ブラック企業の問題について取り上げてまいりました。まるで何かの部品か消費財のように労働者を長時間働かせてその尊厳を踏みにじるブラック企業、職場での人権侵害というのはもう絶対に見過ごすわけにはまいりません。そこで、今日...全文を見る
○吉良よし子君 あってはならないという御答弁でした。  けれども、そのあってはならないはずのハラスメントが、残念ながら国の中枢で起きておりました。財務省の福田前財務事務次官のセクハラ問題ですね。しかも、起きただけではなくて、それに対する財務省の対応、又は麻生財務大臣のセクハラ罪...全文を見る
○吉良よし子君 長々答えられましたけど、把握していないということなんですよ。これ、大問題だと思うんですね。こんなだから、やはり財務省のような中枢でセクハラ問題が起きてしまうんじゃないのかと。  やはり人事院、先ほど御紹介された規則の中でも、各省各庁の長がその防止対策、ちゃんとや...全文を見る
○吉良よし子君 早速にということでしたので、是非進めていただきたいと思います。    〔理事西田昌司君退席、委員長着席〕  問題は、国、府省庁だけではないと。民間企業を含む様々な職場においてもいまだにセクハラがなくなっていないわけです。  お配りした資料を見ていただきたいん...全文を見る
○吉良よし子君 七千二百五十七事業所の報告を受けて、その中で三千八百六十件是正指導した。決して少なくないし、むしろ多いと。大体、措置義務になってからもう十年以上たっていてもこれだけの措置義務違反が出てきている。とてもじゃないけど、措置義務が徹底されているとは言えない状況じゃないか...全文を見る
○吉良よし子君 実効ある対策をと、そのために取り組んでいくという御答弁でした。  本当にこれ、徹底的に私、やっていただきたいと思うんです。というのは、この措置義務というのは、単純に何か起きたときの相談できる体制を整えるだけじゃなくて、やっぱりセクハラ起こさないための措置だとも思...全文を見る
○吉良よし子君 私、罰則じゃなくて禁止事項にするべきじゃないかということを申し上げているつもりです。まずは、とにかくハラスメントはどういうもので、禁止、やってはならないことだと法律に明記する、そこから始めるべきではないかと、そういう御提案をしているつもりなんですよ。  セクハラ...全文を見る
○吉良よし子君 慎重にと言いましたけど、是非議論を始めていただきたいと思うんです。  というのは、今、五月二十八日からILOの年次総会が開かれますが、ここでは職場でのハラスメント、これはセクハラもパワハラも含まれています、マタハラも含まれているわけですけど、ハラスメントが議題に...全文を見る
○吉良よし子君 ないんですよね。だから、規制のない国なんかに分類されてしまっている。日本はハラスメント後進国とも言われても仕方がないような状況に今なっているわけですよ。  今、このパワーハラスメントについては検討会が行われて、その報告書が三月三十日にまとまり、一定の方向性という...全文を見る
○吉良よし子君 前に進めるという御答弁でしたので、是非とも最低でも法制化と、そういう立場で臨んでいただきたいですし、パワハラでもセクハラでもマタハラでも、あらゆるハラスメントを社会からなくしていく実効性のある体制をつくっていただきたいということを強く申し上げまして、私の質問を終わ...全文を見る
05月22日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、私は、まず加計学園の問題について伺いたいと思います。  先ほど来ありますとおり、昨日、参議院予算委員会に対して愛媛県から新たな文書が出されました。二〇一五年の二月二十五日に安倍首相と加計孝太郎学園理事長が面会して、その理事...全文を見る
○吉良よし子君 是非よろしくお願いいたします。  そして、大臣にも申し上げたい。やはり、新たな局面なり、そうした様々な、文科省に関わってもまた様々な資料があるという示唆する記述もあるわけです。ですので、この間求めていた文書やメールに関わる再調査のみならず、昨日出てきた愛媛県文書...全文を見る
○吉良よし子君 思い出したことはないから、これ以上調査する必要はないというような御答弁だったと思うんですけれども。  記憶がないからといって記録もないことにしてしまうなんというのは、あってはならないことだと思うんですよ。この間も、その調査というのは、職員の個人フォルダについては...全文を見る
○吉良よし子君 個人ファイルも含めてと、うそを言わないでいただきたい。覚えがないという職員に対しては個人フォルダは調べていないはずです。そうですよね。
○吉良よし子君 記憶があると答えた一名のみについてのみにしか個人フォルダは調べていない。ほかは、個人フォルダ調べていないということなんです。  やはりこうやって記憶頼みで調査をしている限り、真相究明には近づかないんですよ。そして、大体この間、安倍政権というのは、政府関係者による...全文を見る
○吉良よし子君 結局やはり、記憶に基づいて発言した者はいなかったと。記録はあるのに、記憶に基づいた発言に基づいて、そういった発言はなかったことになるだろうと、それが受け止められるようなメモが作成されたのだろうと。せっかく調査で出てきた文書を否定するような答弁を大臣はなさっていると...全文を見る
○吉良よし子君 普通の調査だったって、意見照会だと言うけど、そこは私、腑に落ちないんですよね。ほかにそういう事業者からの意見照会ってやったんですか。
○吉良よし子君 加計学園以外にあったかと聞いたんですけど、要望があればということだけであって、そのほかのことには答えておられないと。やはり私、これ特別扱いだとしか言わざるを得ない状況だと思うんです。  いずれにせよ、真相究明が必要です。この愛媛県の新文書に書かれている、この獣医...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、疑惑は深まっているわけですから、集中審議を深め徹底的な真相究明を求めた上で、時間に限りがありますが、次に学校の働き方改革についても伺いたいと思います。  学校ブラックと言われるまで深刻化している教員の長時間労働、多忙化の問題、改善は待ったなしです...全文を見る
○吉良よし子君 授業準備と子供と向き合う時間だということであったと思います。  ただ、中間取りまとめ、緊急対策などでは、教員の多忙化を解消するとして、学校、教師が担う業務の明確化、適正化を掲げ、業務総量を削減するためにということで十四項目を掲げていらっしゃいますが、私、この十四...全文を見る
○吉良よし子君 過度の負担になっていないという御認識を示されたわけですけど、もう示したとおり負担になっているわけですよ。  これ、毎日のスケジュールだけではないんですね。資料二枚目も御覧いただきたいと思うんですけど、これ実際に都内の教員から伺った中身です。ある自治体の中での行わ...全文を見る
○吉良よし子君 時間来ておりますけれども、過度な競争を生じないように……
○吉良よし子君 通知も出したということですけれども、実際はこういう過度な負担が起きている、それは全然是正されていないという状態なんだ、これでは負担軽減にはならないと。全国学テの中止を改めて求め、改めてこの問題を取り上げるということも申し上げ、質問を終わります。
05月24日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  初めに、この間、理事会等で質問時間厳守とのことが言われておりますので、是非答弁は簡潔にお願いをいたします。  それでは、法案に関わって伺います。  デジタル教科書も活用しながら子供たちの学びを充実していくことは大事なことだと思...全文を見る
○吉良よし子君 地方交付税措置ということですけれども、これも五年間と区切られているわけでございます。タブレットPCなどの機器の更新などもあるわけですし、長期的な支援の方策も検討していただくよう強く求めておきます。  そして、もう一点。この間、先ほどの議論の中でも、今年末をめどに...全文を見る
○吉良よし子君 自らの裁量において適切にということでした。  先ほど御紹介した荒川区では、既にこのICT教育におけるタブレットPC活用の成果検証及び今後の方針についてというものをまとめておられます。その中には、タブレットPCの活用を進めるに当たっては、タブレットPCを使うことに...全文を見る
○吉良よし子君 実施方法の見直し等を含めとおっしゃいましたけど、でもやめるとはおっしゃらないと。一人一人の学習指導に役立てるための学テだとおっしゃいますけれども、先日お示ししたとおり、現場では一人一人に向き合うどころか、その学テの対策に次ぐ対策でもう疲弊しているというのが現状なわ...全文を見る
○吉良よし子君 お答えになっていないと思うんですね。  不参加すると判断した場合に強制はできませんよね。この点について簡潔にお答えいただければと思います。
○吉良よし子君 強制という権限を持っていないということなんですよ。実際そうなんですね。  国公立の小中学校については後日実施も含めれば一〇〇%実施ですけれども、私立の場合は小学校でも中学校でも半数程度受けていない学校がいるわけです。公立であっても、犬山市教育委員会などでは全国学...全文を見る
○吉良よし子君 主体的な判断でということですけど、やめるということはもちろんあり得るということですよね、大臣、自治体のテスト。
○吉良よし子君 自治体独自のテストは自治体の判断で業務負担削減のためにやめるという判断ができるし、実際そういう動きもあるわけです。そして、全国学テも強制はできないということが確認されたわけです。  ただ、先ほど大臣が言っていたように、幾ら自治体の判断だといっても、やはり国が悉皆...全文を見る
05月29日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私、まず、加計学園の問題について伺いたいと思います。  先週、参議院予算委員会に提出された愛媛県の新文書では、二月二十五日に安倍首相と加計理事長が面会していたことが記されていたけれども、加計学園が突然一枚のファクスを送って、今治...全文を見る
○吉良よし子君 調査はするということですけど、ではお聞きしたいんですけれども、私、先週のこの委員会で、この十九枚目の資料、愛媛県文書に関わるこのアンケート、これ委員会への提出を求めましたけれども、これいまだに提出されておりませんが、その調査状況いかがでしょうか、大臣。
○吉良よし子君 まさに、首相と理事長が会っていたかどうかを裏付ける資料ともなる重要な資料だと思いますので、もう一刻も早く私出していただきたいと思いますし、それがなくなったとしたら本当問題だと思うし。  私、実は事前に文科省にレクを受けたときには、この問題について聞きましたら、資...全文を見る
○吉良よし子君 やはり愛媛県から何かそういった文書、このアンケート形式の資料もらったから、だから問題ないのかということもありますけれども、いずれにしても、こうしたやっぱりファクス一枚でこうした会見、面会がなかったというのは、にわかには絶対に信じ難い、余りにひどい誠実性のかけらもな...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃったんですけど、やはり教育委員会に教員確保に努めていただきたいとか工夫していただきたいとか、どこかちょっと現場に丸投げというような感じが見受けられるんですね。  ただ、やはり文科省としてできることがあると思うんです。というのも、先ほど来、大臣もち...全文を見る
○吉良よし子君 問題が生じているところを調査するのは当然なんですけれども、やはり全国的だし、もう長期にわたってこの問題は起きているわけですから、やはり全国の状況をまずはつかむ、それを努力すべきと思いますが、大臣、改めてどうですか。全国状況、把握していただきたい。
○吉良よし子君 負担とおっしゃいますけど、一番負担が生じるのはやはり現場なんですよ。子供たちが教育を受けられない事態が起きる重大な問題で、八道県と言いましたけど、東京都内ででもここ数年の中で、四月、新学期に入ったけど担任の先生決まらなかったなんという話も聞いているわけで、決してこ...全文を見る
○吉良よし子君 四つほど原因を挙げられたわけなんです。  ただ、この今の答弁というのは、原因だと私は思えない。この事態が起きている状況の説明ではありますけれども、原因の分析になっているのかというとそうではないですし、何か政府、文科省に何の責任もなく自然発生的にそうなったんだと言...全文を見る
○吉良よし子君 定数、基礎定数化したとおっしゃいましたけれども、私が言っているのは定数改善計画がなくなっているという話なんですね。改善計画が、計画がなければ幾ら単年度で多少改善しても改善にはなりませんし、実際差引きでは自然減というのでマイナスになっているわけですよ、教員の数という...全文を見る
○吉良よし子君 時間が来ていますので簡潔に申し上げますけれども、弾力化を求めていくとともに、抜本的な解決に向けて是非努力していただきたいと申し上げて、質問を終わります。
05月31日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、法案に関わって、まず、文化庁予算に占める文化財の保存修理、整備等に関する予算について伺いたいと思います。  本年度予算に占める文化財の保存修理等の関係予算は三百七十六億円と。文化全体の予算が一千七十七億円なので、うち約四割...全文を見る
○吉良よし子君 必要な予算の確保をしていきたいということでしたけれども、様々現場では本当に予算が足りないという悲鳴が上がっているわけですね。  お配りした資料を御覧いただきたいんですけれども、二〇一五年七月の朝日新聞大阪版では、修理コスト苦しい寺社、法隆寺は拝観料値上げというこ...全文を見る
○吉良よし子君 もう一つ資料も用意しました。二〇一五年十二月の朝日新聞大阪版ですけれども、文化財保全、ネットで資金集めをしたというものですけれども、これ目標額、三千万円を目標にして奈良県の王寺町の達磨寺の方丈の修復費を集めようとしたんですけれども、実際には七十二人から三十三万円し...全文を見る
○吉良よし子君 その文化財の活用に関わる部分、読み上げていただいたんですけれども、もう全部、文化財を観光資源として位置付ける、そして活用するんだということばかり言っているわけですね。まるで文化財とは観光資源としてでしか価値がないようにも読めると思いますし、今年一月の施政方針演説で...全文を見る
○吉良よし子君 ゆがめるものではないということでしたけれども、例えば二〇一七年の骨太の方針でも、稼ぐ文化への展開を進めるということがうたわれている。一方で、保存という言葉はほとんど出てこないんですね。先ほど来の質疑の中では、保存、保護があってこその活用というお話もありましたけれど...全文を見る
○吉良よし子君 長々おっしゃられたわけですけれども、地方文化財保護審議会などを必置するし大丈夫だということであったと思うんですけれども、この審議会というのは首長部局がその人事を決めるということであって、やはり一方的な判断、偏った判断になりかねないと思うんですね。文化財保護と開発行...全文を見る
○吉良よし子君 文化より開発みたいな形になることは認められないことを申し上げまして、質問を終わります。
○吉良よし子君 日本共産党を代表して、文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、本改正案が文化財保護法の理念を大きくゆがめるものだからです。  我が国の歴史、文化等の正しい理解のため欠く...全文を見る
06月04日第196回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  質問に入る前に、まず一言申し上げたいと思います。  この間、加計学園の問題をめぐって、二〇一五年二月二十五日に首相と加計孝太郎氏が面会したかどうか、それが事実かどうかが重大な争点となっております。  これに関わって、愛媛県から...全文を見る
○吉良よし子君 では、質問に移ります。  今日は、東京の都市計画道路、特定整備路線と羽田空港の新空路の問題について伺いたいと思います。  まずは、都市計画道路、特定整備路線についてです。  これは、東京の都市計画道路である特定整備路線というのは、都の木密地域不燃化十年プロジ...全文を見る
○吉良よし子君 四千二百六十二件、不服審査請求が出されているわけです。うち、裁決出したのは三百二十件にとどまっていて、現時点でも三千九百四十二件が残されたまま、なのにもう事業は進んでいると。  ちなみに、この四千二百六十二件という数ですけれども、国交省に聞くと、毎年、通常、不服...全文を見る
○吉良よし子君 何か適正だというお話ですけれども、都市計画法では、十六条の公聴会、十七条の都市計画案の縦覧により、関係住民等への周知、納得、合意を求めているわけです。けれども、この特定整備路線は、七十一年前の帝国憲法下の旧都市計画法に基づいて策定された計画で、その策定された当時に...全文を見る
○吉良よし子君 東京都から聞いていると言うけど、住民の皆さんはまともな説明受けていないとおっしゃっているんですよ、説明会開かれたと言いますけれども。二時間あっても一方的な説明がほとんどで、たった三十分程度の意見交換で終わって、意見なんて聞いてもくれなかったと、そういう話もあるわけ...全文を見る
○吉良よし子君 全体と比べると本当に東京の場合は少ないわけですね。全体では二千三百五十六路線も廃止されているのに、東京では廃止されたのはたったの二路線と。この間、計画の検討を四回行っているというけれども、優先的に事業化する路線を選定しただけだという。  他の大都市圏だけで見てで...全文を見る
○吉良よし子君 自治体の判断とおっしゃいましたけれども、先ほど大臣おっしゃったとおり、事例の中には、事業認可済み、着手している、そういう路線でも廃止の対象になっているということですから、つまり、そういう路線であっても見直しの対象になり得ると、そういうことでよろしいんですね。
○吉良よし子君 いや、はっきり答えてください。自治体が判断するのは当然ですけれども、その対象が事業認可済みであったとしても対象になり得るんですよね。
○吉良よし子君 はっきりと事例として挙がっていますよね。事業認可したものであっても、着手済みのものであっても、廃止したその事例は載っているわけですよね、手引きには。イエスかノーかでお答えください。
○吉良よし子君 だから結局、つまりは、事業認可済みのものであっても見直しの対象になり得ると、そういうことでよろしいんでしょう。イエスかノーかでお答えください。自治体の判断なのは分かっています。そういうものが対象となるかどうか、それだけで結構です。
○吉良よし子君 はっきり答えないのは本当に許し難いことですよ。この手引きの見直しの中にあるんですから。事例として載っているということは、そういう事例も認められると。なぜそういう簡単なことが、そのことが言えないのかと。  もう一つ確認したいんですけど、事例集の手引きの中には、商店...全文を見る
○吉良よし子君 これもやっぱりあり得ると答えないと、何のための事例なんですか。いや、そういう事例もあり得るわけでしょう。だから、そういう判断の材料になり得るから、見直しの手引き、作ったんじゃないんですか。そのことも言えないというのは本当おかしいと思うんですよ。  整備済み、事業...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、事例に載っているということは認められたわけですから、こうした事業認可されたものであっても対象となり得るし、また、そういう公園緑地や商店街があったり、歴史資産があるもの、そういう道路については見直しの理由になり得ると、そういうことだと思います。  ...全文を見る
○吉良よし子君 迫るじゃなくて、方針徹底するわけですよ。全然、見直ししているとおっしゃっていますけど、大臣、東京都は見直ししていないわけです、二路線しか廃止していないですし。これ、方針徹底されていると、私、言い難いと思いますから、ちゃんと見直ししてほしいという住民の声があるという...全文を見る
○吉良よし子君 約半年間で二百十九件の部品脱落があったと、外国会社のものは二十三件ということですけれども、国交省は、従来、国内航空会社についての内外の空港で到着後に確認された部品脱落の件数として、八年間で四百五十一件という数字を明らかにしていたんですね。もちろん単純に比較はできな...全文を見る
○吉良よし子君 ゼロを目指すとおっしゃいましたけど、ゼロにできるとはおっしゃっていないんですね。けど、住民の皆さんや自治体からの要望は落下物ゼロなんですよ。オランダ航空機などの事故を受けて、豊島区や新宿区の区長は再発防止の徹底を求める要望を国に出して、新宿区議会でも意見書が採択さ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、強く指導すると言うけれども、ルート変更した後にそれがちゃんとできているかどうかということはお答えにならなかったわけです。計画さえあれば飛ばすことは可能だという御答弁だったと思うんですよ。これじゃ落下物ゼロにはならないですし、対策済みでない航空機が飛んでしまう...全文を見る
06月05日第196回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日、この厚労委員会で質問する機会をいただきまして、感謝を申し上げます。  昨日、本会議で審議入りした本法案ですが、この法案はそもそも審議する前提が崩れていると思います。  例えば、データ問題があるわけです。裁量労働制のデータ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、ニーズについて伺っただけって、与党の側からもあきれた声が上がったと思いますけれども。  じゃ、何でこの方々は労働時間の制約があると仕事のチャンスを失うのか。分からないじゃないですか、今具体的にどういう働き方をしているのかを聞かないと。現在既に裁量があるとお...全文を見る
○吉良よし子君 いや、だから、なぜこれ以上公開できないのかということが分からないんです。公開できないということはもうほかにもあるということだと思うんですけれども、やはりこの発言をした方々がどういう働き方をしたのかやっぱり分からないと、ニーズだとは言い切れないと思うんです。  と...全文を見る
○吉良よし子君 いや、個別じゃなくて、やっぱりそういう働き方をしているわけですから、その業務自体がやっぱり対象にならないという話になると思うんですね。そういう話だったと思うんです。  私がお話聞いた金融アナリストの方は、やはり時間と成果の関連性が高くないという表現には違和感が多...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃったんですけど、結局、先ほどの大臣の答弁を聞いていても、私はこうやって個別にお話聞いて、実際の働き方聞いたわけですけれども、どう考えても、その十二人のヒアリングにしても、この法案の出てきた中身を見ても、何で金融アナリストやコンサル業、研究開発、そう...全文を見る
○吉良よし子君 是非よろしくお願いいたします。  ところで、私がお話聞いた方々というのは外資に長く勤めていたそうなんです。その経験上、確かに成果を出したら高額のペイがもらえる、けれども、出せなければ例えば解雇といったようなリスクを背負いながらチャレンジをしていくということはあり...全文を見る
○吉良よし子君 義務義務とおっしゃっていましたけど、一千七十五万円を下回ることはないということでよろしいんですか、これ聞いているんです。大臣、お答えください。
○吉良よし子君 最低の額ということだったと思います。  取りあえず、それを踏まえて聞いていきたいと思うんですけれども、この、じゃ仮に一千七十五万としますが、その支払方法ですけど、例えば、一年間高プロとして働く合意をしましたとしたときに、毎月支払うのは二十万程度にして、残りの八百...全文を見る
○吉良よし子君 いや、最低賃金を上回るのは当然ですけれども、今は一千七十五万が最低ラインだというお話をしているわけですよね。それを払うときに、何か大臣、手を振っていますけど、そうじゃないんですか。最低支払われる、確実に支払われるとこの間答弁していますよね。そうじゃないんですか、違...全文を見る
○吉良よし子君 紛らわしいことをしないでいただきたいと思いますね。  私が言っているのは年収の問題ですよね。一千七十五万、最低払うと。それが、毎月は二十万ずつでよくて、最後、八百万プールしておくことができるということになるわけです。これ、とんでもない話だと思うんですよ。  衆...全文を見る
○吉良よし子君 とてもそれではできないとおっしゃいましたけど、いや、年収で一千七十五万もらえるというはずで始めたのに月二十万しかもらえないというのはやっぱりおかしいですし、最終的にもらえるかどうかというのが分からないというのはおかしいと思うんですけど。  先ほど一千七十五万下回...全文を見る
○吉良よし子君 いや、でも、見込みとしか書いていないんですよ、法律上は。だから、確実に支払われるかどうかが分からないわけですよ。  ちゃんと書くべきじゃないんですか、確実に支払えって、下回ってはならないって。
○吉良よし子君 じゃ、聞きますけど、先ほどの支払の方だった場合、二十万ずつ払って、最後八百万プールしていると、その場合に、一年間高プロで働きました、一年後、成果を査定したら思っていた成果が出なかったのでその八百万は払えませんと、そういうことができるんじゃないですか。いかがですか。
○吉良よし子君 じゃ、それを明記するべきじゃないですか。  つまり、使用者側が成果を評価したときに、一千七十五万円を下回るような労働者は高プロの対象とはならないと、確実に一千七十五万円分の成果を出せる労働者でなければ高プロの対象としないと書くべきではありませんか。
○吉良よし子君 高プロの対象にできないということだったら、それ法案に書かなきゃいけないんじゃないかと思うんですね。  大体、幾ら大臣が確実に上回ると言ったって、悪意を持った経営者はいるんですよ、残念ながら、この国には。ブラック企業、ブラック経営者、そういう人たちがこの法を悪用し...全文を見る
○吉良よし子君 一方的に解除することは認められないということでしたけど、それって法文に書いてあるんでしょうか。労働者側の解除の手続については書いてあると思うんですけど、使用者側の解除、一方的な解除してはならないと書いていないんじゃないですか。いかがでしょう。
○吉良よし子君 通常はっていっても、そこが書かれていないと分からないじゃないですか。  例えば、だから先ほどのような、毎月二十万十二か月払って、残りの八百万支払う段階で、いや、成果が出せなかったということで一方的に解除をして、そして、その解除を理由にしてプールしていた八百万支払...全文を見る
○吉良よし子君 通常できないと言うけれども、絶対あり得ないとは言わないわけですよね。合意を、先ほど労働者の同意を必要とすべきって、一般的にはそうだ、通常はそうだと言うけれども、通常はって言うだけで、じゃ、そのことは書いていないじゃないですか、高プロの要件の中には。使用者側が一方的...全文を見る
○吉良よし子君 具体的に、高プロに関わって、高プロ制度の解除に関わって、使用者側が一方的に解除してはならない、解除する場合は労働者の合意が必要であると、そういった規定があるんですか。
○吉良よし子君 それは導入時ですよね。契約するときに、あなたは高プロですねって契約するときに同意をしましたということでしょう。でも、私が言っているのは解除の段階の話なんですよ。だって、それ認めちゃったら、書かなかったら、使用者の側は、それこそ一千七十五万払いますよというニンジンを...全文を見る
○吉良よし子君 できないと思いますだと困るんですね。幾らここで答弁されても、最終的には法文の中で確認される作業なんですよ。そこにちゃんと書かれていない限り、悪用する使用者が出てきたら困るでしょう。そのときに労働者は泣き寝入りするしかなくなったら困るじゃないですか。  そういう一...全文を見る
○吉良よし子君 それって読んだだけじゃ分からないじゃないですか。いや、契約だっておっしゃいますけどそれ全体の話で、雇用契約の話でしょう。それは雇用契約を解除するかどうかという話にもつながると思うんですけど、私言っているのはそうじゃなくて、高プロ制度なんですね。高プロ制度解除したか...全文を見る
○吉良よし子君 じゃ、一方的な解除はできないとして、解除を理由にして給与を差し引くとか、そういった不利益な取扱いをしてはならないと、そういったことは書いていますか。
○吉良よし子君 何かやっぱり、これだと使用者側のやりたい放題になってしまうわけですよ。だって、何の歯止めもないんですもの。歯止めがないんですよ。書いていないんですよ。書いていなければ、それを脱法的に使って、悪用して、労働者を酷使して、そういう経営者がいるんですよ。そういう中で過労...全文を見る
06月06日第196回国会 参議院 本会議 第26号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  党を代表して、文部科学省設置法案に対し、質問をいたします。  法案の質問に入る前に、国会審議の前提に関わる問題について質問します。  一つ目は、おとといの森友問題に関する財務省調査報告についてです。  この報告書により、公文...全文を見る
06月07日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  昨日に引き続き、法案について伺いたいと思います。  まず最初に、文化政策の振興について大臣に伺いたいと思います。  大臣は、昨日の本会議で、観光や町づくりなどの分野と連携し、文化の経済的価値を高めていくような施策を推進していく...全文を見る
○吉良よし子君 多様な芸術を保護する、幅広い文化芸術をというお話がありました。  ただ、おととい公表された骨太方針二〇一八の原案見てみますと、その中には、やはり稼ぐ文化という言葉があり、稼ぐ文化への展開、文化芸術産業の育成などにより文化産業の経済規模の拡大とか文化分野における民...全文を見る
○吉良よし子君 調査研究も含まれているということでした。  ちなみに、お配りした資料には含まれていないんですけれども、社会教育法第三条では、国と自治体に対して、全ての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を醸成するように努...全文を見る
○吉良よし子君 社会のニーズに応えるためという御答弁だったと思いますが、先ほど、希望のあった者にということはありました。  ここで一点確認しますけれども、先ほどの観光振興について学ぶ講座とか博物館の管理運営に係る研修というのは、学芸員全てに必修化、強制するということを考えている...全文を見る
○吉良よし子君 希望のあったということでしたけれども、私も学芸員自らの意思でこうした研修や講座を受けることまで否定するものではありません。しかし、あくまでも学芸員の本務は資料の収集や保存と調査研究だと思うんですね。  昨年五月、NHKニュース「おはよう日本」で報じられた博物館へ...全文を見る
○吉良よし子君 必要な施策の検討とおっしゃいますけど、やはり予算と人手は欠かせないと思うんです。  先ほどのNHKが全国の博物館に行ったアンケートの結果を報じているものによると、収蔵品の修復や劣化防止対策について、必要な数が把握できていない、作業の予定が立っていないと回答した施...全文を見る
○吉良よし子君 予算を確保してというお話ありましたけど、本当に今の現状では足りていないという、そういう声があるわけですから、やっぱりちゃんとやっていただきたいし、やはり、私、そういう中で、博物館を社会教育から外してしまうというところに対しては本当に懸念があるわけです。しかも、社会...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党を代表して、文部科学省設置法案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、安倍政権が掲げる稼ぐ文化を推進する文化政策が文化芸術基本法の基本理念をゆがめるものだからです。  安倍政権は、骨太の方針二〇一七や文化経済戦略などの中で、投資の促進を...全文を見る
06月12日第196回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、今日はまず、加計学園獣医学部について伺いたいと思います。  この間、委員会に資料提出を求めておりました。お配りした資料、愛媛県から出てきた文書の十九ページにありますこの意見照会、文科省が行った意見照会に使ったアンケート形式...全文を見る
○吉良よし子君 ないと、あくまでも文科省独自の判断で行ったということだと思うんですけれども、もう一点確認をしたいと思います。  この意見照会について、その途中経過や結果、若しくはこれをやっているよなどということを文科省から直接加計学園又は愛媛県又は今治市又は内閣府や内閣官房等に...全文を見る
○吉良よし子君 この意見照会については、あくまでも文科省内で行って、なおかつそれについて外部に伝えたようなことは、今のところその形跡は見当たらないというのが文科省のお答えなんですけれども、そうすると、この愛媛県の文書が異様なんです。十九ページ、是非見ていただきたいと思うんですけれ...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、疑念は深まるばかりですので、真相究明、徹底的な真相究明を求めて、では今日は次に移ります。学問の自由に関わって質問をしたいと思います。  憲法では、第二十三条で学問の自由を保障するとしております。では、その学問の自由とは一体何なのか。憲法制定当時の...全文を見る
○吉良よし子君 非常に大事な答弁だったと思うんですね。つまり、学問の自由を保障するというのは、人類が誤った道に進まないために、権力者がこの学問に圧迫、介入させないために、それを保障するための学問の自由だと、それが必要なんだという御答弁だったと思うわけです。  戦前の歴史を振り返...全文を見る
○吉良よし子君 相違ないというお話でした。つまりは、いかなる学問研究においても、その自由、学問の自由は保障されるべきというのは基本的なところだと思うんです。  ちなみに、日本学術会議の科学者行動規範にもこうあります。知的活動を担う科学者は、学問の自由の下に、特定の権威や組織の利...全文を見る
○吉良よし子君 科研費の研究についてももちろん学問の自由は保障されると。大事な答弁だったと思うんです。  ただ、一方、この間、雑誌やインターネットなどなどで、反日学者には科研費を与えるなという、文科省や政府に求めていく、それを、そういうキャンペーンが張られているわけです。科研費...全文を見る
○吉良よし子君 学術的価値を厳正に評価して採択課題を選択すると。  ちなみに、その科研費の採択率というのも決して高くなくて、平成二十九年度では、応募があったもののうちの二五%のみが採択されている、決して多いとは言えない。つまり、科研費に採択される研究というのは極めて学術的価値が...全文を見る
○吉良よし子君 やはり学術的価値が非常に高いものが厳選されて採択されている、それが科研費の研究だということなわけです。  じゃ、その選定過程で、先ほどありました、複数の研究者によって構成される審査組織が複数段階にわたって厳正に評価をするということでした。この審査というのはそうい...全文を見る
○吉良よし子君 この科研費の採択のプロセスの正当性がよく分かり、また要するに科学者コミュニティーの自律性の基礎となるのがピアレビューであり、そうした学問の自由の重要性、学問の自由と科研費の関わりもよく分かる説明だと思うわけです。  ここで大臣に伺いたいと思うわけです。科研費で研...全文を見る
○吉良よし子君 大事な答弁だったと思います。是非、文科省としては、どんな政治的な圧力があっても、それに屈せずこれまでどおり適切に科研費執行していただきたいと思うんです。  そして、最後にもう一点確認したいんですけれども、雑誌やインターネット上で、科研費には闇があると言っている人...全文を見る
○吉良よし子君 悪意に基づく告発だと分かった場合には刑事告発、場合によってはあり得るということだと思うわけです。  いずれにしても、科研費の仕組みもよく分からないまま個別の研究者や研究に対して攻撃をしたり、また学問の自由に対する不当な介入というのは絶対にあってはならないと。それ...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  提案のあった四案のうち、今日は時間にも限りがありますので、スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法案について伺っていきたいと思います。  まず、提案者に伺います。  ドーピング防止活動やドーピング違反した選手らの制...全文を見る
○吉良よし子君 禁止規定を置いて明確化と、違法行為であることを明確化ということではありますけれども、立法化段階の中ではドーピングに対する刑罰化についても議論がされたと伺っておりますが、ドーピングの違法化明確にするということになれば、ドーピング防止の自主的な取組に対して政治が口を挟...全文を見る
○吉良よし子君 個人情報保護法に基づく場合もあると言いつつも、真に必要なものは、限定的にではあるけれども、本人の同意なく共有できるようにするのがこの法案だというお話だったと思うんですけれども、じゃ、限定的というけど具体的には何なのかということは法案には書かれていないと思うんですね...全文を見る
○吉良よし子君 国際規約に準ずる中身だというお話だったと思いますけれども、では、法律施行後の担当となる大臣にも伺いたいと思います。  例えば、過去ドーピング違反をした選手や支援者らの入国情報、出国情報、税関の情報などを国やJSC、JADA、競技団体等と共有するということは想定し...全文を見る
○吉良よし子君 先の質問にも答えていただいたんですけれども。入国、出国の情報などは想定し得るけれども、私、次で、人種や病歴、犯罪の経歴といった要配慮個人情報も含まれるのかと伺おうと思ったんですけれども、それは一応想定はされないというお話だったと思うんですけれども、ただ、それはやは...全文を見る
○吉良よし子君 国会で議論することも可能であると、極めて限定的だということはおっしゃっているわけですけれども、やはり私、一例としてであっても、出入国情報だとか税関の情報だとか、非常にプライバシーに関わる重要な情報が一定の範囲で共有されてしまうというところには非常に懸念があるわけで...全文を見る
○吉良よし子君 既存の個人情報保護法によって一定定められているので大丈夫というお話だったと思うんですけれども、ただ、アンチ・ドーピング体制の構築に関わるタスクフォースなどでは、中間報告の中でも、やっぱり行政にかかわらず様々な民間団体も情報を共有する中で、特例的な対応も必要じゃない...全文を見る
11月15日第197回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、今日は、私も教員の長時間勤務、働き方の問題について質問をいたします。  学校がブラックな職場になっている、こういう実態を是正するということは、労働条件の改善として緊急であると同時に、子供の教育条件として極めて大切な、国民的...全文を見る
○吉良よし子君 小学校で五七・八、中学校で七四・二という数字でした。  今回の調査によりますと、学内だけじゃなく、持ち帰り業務も行われているということも明らかになっています。その持ち帰りの業務の時間というのが大体一日二十分から一時間あるということなので、それも合わせると、週五十...全文を見る
○吉良よし子君 いや、聞いていないところまでお答えいただいているんですけど、私が聞いているのは、長時間労働を是正するという立場かどうかと、そこを聞いているわけです。つまりは、今ある所定の勤務時間、七時間四十五分ですけれども、それを目指して今の十一時間十五分なりを縮減していく、減ら...全文を見る
○吉良よし子君 じゃ、七時間四十五分目指していくということですね。御指摘のとおりということなので、そうだということだと思うわけです。  では、そこで伺いますけれども……(発言する者あり)いやいや、いいです。それで、先ほど大臣、緊急対策とおっしゃいました。おっしゃったとおり、その...全文を見る
○吉良よし子君 年間六十時間、若しくは百二十時間ですから、月に直すと大体二時間程度ということかと思いますが、これは確実に減らせるということでしょうか。もう一度確認をいたします。
○吉良よし子君 まあ期待ができるということで、それはもちろん各学校現場で話し合って不要な業務を減らしていく取組を進めるというのは当然ですし、最大で、最大なのか分かりませんけれども、そういった事例もあるということは大事だとは思います。  では、ここで私、確認をしたいんですけど、た...全文を見る
○吉良よし子君 スクラップ・アンド・ビルドとか様々言われましたけど、私、抜本的に削減できる業務、まだたくさんあると思うんですよ。この間、教育改革、教育再生と称しながら、文科省、様々な業務を学校現場に押し付けているわけです。  例えば、テスト対策のために放課後に補習授業などを押し...全文を見る
○吉良よし子君 確認すると言うけど、減らす、やめる、そういうことはおっしゃれないと、それじゃ私、駄目だと思うんですね。  都教組の青年部のアンケートで若い教員の皆さんが答えていますけれども、過労死ラインを大幅に超えても、それでも仕事が終わらない、そういう実態を把握してほしいと言...全文を見る
○吉良よし子君 今御説明いただいたわけですけれども、私もこの中教審に示された配付資料というものをお示しをしております。  つまり、休日の増加、ゆとりの創造などとおっしゃっていますけど、要するに、これ見ると、夏休みなどのいわゆる閑散期と呼ばれる日の勤務日を減らして閉庁日などとして...全文を見る
○吉良よし子君 いずれにしても、いろいろおっしゃいましたけれども、基本的な考え方としては、繁閑に合わせて一年間をずらすというだけなので、所定の勤務時間は変わらないということなんですよ、年間の、残業時間以外の勤務時間というのは変わらない。  そこで、もう一つ確認をしたいと思うんで...全文を見る
○吉良よし子君 所定の勤務時間以上残業することを禁止するものではないということです。つまり、変形労働時間制を取っていたとしても、年間の法定されている勤務時間は全く変わらないし、残業だって今までどおりできるということ。つまり、仕事量が抜本的に減らない限り、これまでのような十一時間十...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃられましたけれども、結局、この長時間労働が変形労働時間制で減るわけではないんですよ。だから、ネット上でも教員の皆さんから批判的な声が続出しているわけです。  例えば、これ、八時間四十五分になったら居続けなければならないから保育園の送り迎えができな...全文を見る
○吉良よし子君 いや、だから、個別に導入されると言いますけれども、そんなの、教員一人一人当たりで違う変形労働時間制を入れるなんていったら現場がますます混乱して、それこそ長時間多忙化になりますよね。しかも、それだって現実的じゃないし、やっぱり一人だけ先に帰るなんというのは相当大変。...全文を見る
○吉良よし子君 行政研修を本当に見直すのであれば本当に是非見直していただきたいし、減らしていただきたいと。  いずれにしても、今の変形労働時間制では意味がないと。そうじゃなくて、やはり私は、教員の一番の業務である授業の持ちコマ数、これを減らしていくということが一番の業務量の縮小...全文を見る
11月27日第197回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、前回に引き続いて、教職員の働き方について引き続き取り上げたいと思います。  まず、お配りしている資料一を御覧いただきたいと思います。  労働安全衛生法、これの改正によりまして、来年四月から公務員、教職員もその労働時間につ...全文を見る
○吉良よし子君 指導徹底ということで、いずれにしても不適切だということですので、それは本当に徹底していただきたいと思うんですけれども、更にもう一つ伺いたいと思うんです。  形式的な記録は駄目だということですけど、例えば都内のある区では、その日中にやるべき業務が終わっていないにも...全文を見る
○吉良よし子君 穏当な形でとありましたけどね、ノー残業デーなどでと。ただ、ノー残業デーがあれば勤務時間が減ると言っているけど、本当に勤務時間が減っているのかという問題があると思うんですよ、意識改革なんておっしゃいますけれどもね。いや、本当に、早く帰りなさいよと言われて早く帰れるん...全文を見る
○吉良よし子君 穏当な形でと言いますけれども、いずれにしても、そういうジタハラ、ハラスメントは許されない、そして形式的な時間把握も許されない、適正に個別具体にしっかりと時間を把握して管理していただくと、それを是非学校現場に周知徹底をしていただきたいと思うのですが、その点も簡潔に答...全文を見る
○吉良よし子君 先ほど来ありましたとおり、徹底はしていただきたいんですけれども、働き方改革というところで言われているのが業務の改善、適正化ということですけれども、教員の、じゃ、それを具体化すると教員の業務は一定適正化、減っていくかもしれないけれども、その分業務が増える人々が出てく...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけれども、効率化も図るとか様々言っていますけど、でも、やはりこの働き方改革見れば、事務職の負担は増えるのは明らかだと思うんです。  しかも、私、都内で働く学校事務職員の皆さんから直接話を伺っているんですけれども、特に先ほど申し上げたタイム...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、平日でも約十時間近く、繁忙期になるともう本当に十二時間、一日、学校で事務職員の皆さん働いている実態があるということなんです。時間だけ見ても教員と同様、多忙を極める職種だということはもはや明らかなわけですね。実際、こうした多忙の中で過労から心身に不調を来して...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、まず、限界があると、現状の三万人体制、各校一人という体制では限界があるという認識があるというのは本当に重要だと思うわけです。その上で加配だと。先ほど言われた共同学校事務体制を強化していって、今度の概算要求では四百人だということをおっし...全文を見る
○吉良よし子君 お答えになっていないんですけれども、私は基準を見直せと言っているんです。複数配置が必要だと、それはもう事務職員皆さんの声なんですよ。その声に応える気がないのかと言っているんですけど、大臣、いかがですか。
○吉良よし子君 それはそれとして、やはり複数配置、そのことを考えないと、業務削減にもならないし、働き方改革にも絶対にならないということを申し上げて、質問を終わります。
11月29日第197回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、四人の参考人の皆さん、貴重な御意見を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。    〔委員長退席、理事江島潔君着席〕  それでは、質問させていただきたいと思います。  先ほど鎌田参考人が国の責任の問題につい...全文を見る
○吉良よし子君 立法が必要だというお話でした。  では、その賠償というところでいけば、国の責任というのはどういうふうに果たしていくべきか、引き続き馬奈木参考人、よろしくお願いいたします。
○吉良よし子君 ありがとうございます。  中間指針の見直しが必要だというお話があったかと思います。  そこで、佐々木参考人、そして鎌田参考人に伺いたいんですけれども、やはりこうした小まめに適宜被害者の立場に立ってその中間指針見直すということは必要だという、私はそういう認識です...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございました。終わります。
12月04日第197回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私もこの法案の質疑の前に、先日、福島を訪れまして、農家の皆さんのお話を伺いました。皆さん共通しておっしゃっていたのが、お金が欲しくて賠償を求めているんじゃないというお話なんです。  例えば、リヤカーで自ら作った野菜を引き売りをし...全文を見る
○吉良よし子君 迅速かつ適切な賠償の実施にかなわないかもしれないので、それがあった場合には指導するというお話だったと思うんですけれども、やはりあらかじめ省令に書くということが必要だと思うんですね。それ、書くとはおっしゃらなかったというのは私問題だと思うんですけど、時間ないのでもう...全文を見る
○吉良よし子君 検討の対象になり得るということですが、書くかどうか、この現時点ではっきり言わないという、もうそれがやっぱり問題だと思うんですけど、大臣、ここで大臣に確認したいんですけれども、加害者である事業者が一方的に方針を決めて押し付けるんじゃないかという懸念が、この法案では抱...全文を見る
○吉良よし子君 対応を検討すると言いますけど、やはり被害者の側が制約を受けたり排除されてはならないと、これは明確に、少なくともこれぐらいは明確に省令に明記するべきではないですか、事後の対応ではなくて。
○吉良よし子君 何もお答えにならないというのは本当に情けないと思いますよ。いろいろ事態があるとおっしゃっていますけど、個別の事情だとおっしゃっていますけれども、現時点で東電の事故が起きていて、被害者がいて、賠償が実施されている中で様々な問題が起きている、その事例を私は言っているわ...全文を見る
○吉良よし子君 結局書くとはおっしゃらないですし、妥当だと言いながらそのための方策を国が示さないというのはやっぱり無責任ですよ。  第三者チェック、少なくとも協議の場を設けるということは、誰を呼ぶかというのはそれは事業者とか当事者が決めることでもいいかもしれないですけど、協議を...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、上限ではないということなんです。あくまでも目安なんです。ところが、東電は現場の対応としては指針で示された以上の賠償は認めていない、かたくなに拒否をしていると。この東電の対応は、私、許し難いと思うんですね。  文科省はこの東電に対して、先ほどもおっしゃって...全文を見る
○吉良よし子君 必要と認めればと言いますけれども、今見直すべきときだと思うんですよ。だって、もうこの間、地裁段階ではありますけど、集団訴訟で七件、判決が出されています。いずれも中間指針を上回る賠償を認めているものです。  この訴訟というのは、福島県内全ての市町村から約四千五百人...全文を見る
○吉良よし子君 はい。  やっぱり今見直さなきゃいけないんですね。あと何回判決が出れば、何年待てば被害者が救われるのか、国が動くのか、それじゃ駄目なんですよ。  そうやって国や東電の加害責任を曖昧にしたまま被害者を切り捨てていくような、今の実態を追認するような状況で、それを一...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表し、原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  東京電力の福島第一原発事故により、放射能汚染という巨大かつ深刻な事態が引き起こされ、多くの方々がふるさとの喪失を押し付けられ...全文を見る
12月05日第197回国会 参議院 本会議 第8号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表し、原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  二〇一一年三月十一日に始まる東京電力の福島第一原発事故により、放射能汚染という巨大かつ深刻な事態が引き起こされ、多くの方々が...全文を見る
12月06日第197回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本法案は、日本の科学技術イノベーション力が相対的に大きく低下しているという問題意識の下で提出されていると伺っております。確かに様々な指標からそのことは言えると思うのですが、問題は本法案に掲げられた施策で研究力が本当に向上するのかど...全文を見る
○吉良よし子君 予算の拡充も含めた法案だということですけれども、趣旨はただイノベーションと、出口のところに重視をして好循環を図るというところになってしまっているという点がやはり私は問題じゃないかと思うんですね。やはり、基盤的経費、特に国立大学の運営費交付金の削減というのが若手研究...全文を見る
○吉良よし子君 予算要求は是非しっかりしていただきたいんですけれども、評価と配分の在り方、バランスなどのお話がありました。ただ、この配分方法の見直しについては、国大協も、高等教育、科学技術又は学術研究全体の衰弱化、崩壊をもたらしかねないと厳しく批判もしているわけですし、この声を受...全文を見る
○吉良よし子君 今公表しないというのは本当問題だと思うんですよね。受験生との信頼関係の上でも、今本当に不信が広がっているわけですから、それを払拭するためにも公表が必要ですし、やはり不適切な事例ではなくて女性差別なんですよ。この差別を許さないという立場を文科省が示すためにもこの大学...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、衆議院文部科学委員長提出の研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、法の目的をイノベーション創出の活性化を通じた知識、人材...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今回は、義務教育の無償化、とりわけ学校給食について伺いたいと思います。  この間、安倍政権は、高等教育や、先ほども議論になっていた幼児教育の無償化などを掲げていらっしゃるわけですけれども、じゃ、義務教育の方は全て無償化できている...全文を見る
○吉良よし子君 ということで、つまり、義務教育の無償化といったときに、教科書、学用品、そして学校給食費、さらにはできれば交通費も含めて無償化するのが理想であると、こういう答弁をなさっていたということなわけです。  これ、あくまでも理想だということですが、この理想、今も変わってい...全文を見る
○吉良よし子君 いや、何かいろいろおっしゃったんですけれども、先ほどの答弁の冒頭の部分でも憲法についてこう言われているわけです、憲法に定めておりまする義務教育の無償をできるだけ早く広範囲に、広範囲に実現いたしたいということは政府としての根本的な考え方だと。  この答弁を修正する...全文を見る
○吉良よし子君 優先順位等があるのは私も承知していますが、まずは理想の部分を確認をしているわけですね。  そういう意味では、この広範囲に無償化を実現、負担軽減を実現していくのは重要なことであるし、先ほどの答弁からも意識は変えているわけではないという御答弁があったと。つまりは、現...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  ということで、読んでいただいたところには、給食費の一部を補助する場合を禁止する意図はないというふうにあるわけですけど、一部とはありますけれども、これは自治体等がその判断によって全額補助すること、これ自体も否定するものではないということで...全文を見る
○吉良よし子君 そこは本当に大事なところなんですね。一部だけではなくて全額補助することも否定はされていないと、自治体の判断で無償化を行うということは決して法違反になるわけではない、解釈の問題であるということなわけです。  実際に、各自治体の中でもうこの給食の無償化を実施している...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、合計すると既に八十二の自治体が実際に無償化へ乗り出しているというのが現実だということです。つまり、先ほども通達のところで確認したとおり、設置者と保護者が話し合って必要だと判断すれば全額補助もでき、無償化できるということは間違いないと。  この間、実は東京...全文を見る
○吉良よし子君 いや、実施率と言いますけど、もうほとんどの自治体が学校給食やっているわけです、公立学校では。そういう中で無償化を求める声が出てきているわけなんです。  先ほどの三鷹市議会の意見書でも言っているのは、学校給食というのは、栄養バランスの取れた温かくておいしい給食を、...全文を見る
○吉良よし子君 四千四百五十一億円掛かると言いましたけど、逆に言えば四千四百五十一億円掛ければ無償化実施はできるということなんですね。という意味では、やはり予算要望もしっかりして教育予算を増やしていくということも必要だと思いますし、実はこれ、無償化だけの問題じゃないんです。  ...全文を見る
○吉良よし子君 自治体がやっているとおっしゃいましたけれども、だから自治体任せでは到底できないという意見書が出てきているわけなんです。やっぱりこれは国の責任だと思うんですよ。先ほどもありましたよね、食育が大事だ、地産地消も大事だ。そして、子供たちの健康、成長のために欠かせない学校...全文を見る