吉良よし子

きらよしこ

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数2回

吉良よし子の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第198回国会 参議院 本会議 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、日本共産党を代表し、二〇一七年度決算に関連して、総理大臣に質問します。  今、本決算の前提を揺るがす大問題が起きています。毎月勤労統計の不正、偽装。政府の政策立案の土台となるこの基幹統計が長年にわたって誤った調査方法で行わ...全文を見る
03月06日第198回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  私は、大学生や若い世代に今重くのしかかっている奨学金、特に返済に関わる問題、そして安倍政権による教育無償化政策について今日伺いたいと思います。  現在、日本では、高い学費の下で、二人に一人がローン型の奨学金を借りないと大...全文を見る
○吉良よし子君 無利子拡充されたと言いますけれども、圧倒的多数は有利子の奨学金を借りなきゃいけないと、借りているのが現状なんです。  そして、救済策様々やっているとおっしゃいましたけれども、パネル御覧いただきたいと思います。(資料提示)  その改正された救済策でもまだまだ問題...全文を見る
○吉良よし子君 大きく増えているわけですよ。先ほどの改正、二〇一四年にあったわけですけれども、全く改善されていないと。  また、先日、私、本会議場で自己破産の件数増えているという話ししました。この件数についても確認をしたいと思います。二〇一三年度、二〇一七年度、それぞれの自己破...全文を見る
○吉良よし子君 急増なんです。二〇一六年度は二千九件だったのが、二〇一七年度で二千四百四十七件。本当に急増しているのが今の現状なんですね。だから、今、先ほどおっしゃられた救済策というのがまだまだ不十分であるのは明らかなわけです。  私たち日本共産党は、こうした奨学金借金苦の解決...全文を見る
○吉良よし子君 何かゼロ回答なんですけど。総理、せめて検討することぐらいしてはいかがですか。総理、いかがですか。
○吉良よし子君 慎重な検討じゃなくて、積極的に検討すべき状況だということを言っているわけなんです。  どんな収入状況でもとにかく返せと言っているわけですよ。先ほど、二十年したらもう超過分免除にということを私言いましたけれども、なぜかというと、結局これ、とにかく返せ返せと言えば、...全文を見る
○吉良よし子君 一〇ポイントも急増しているわけなんですね。  この学生のアルバイトの急増については、どう文科省では分析されているのかと。やはり借金となっている奨学金の借り控えが背景にあるという、そういう認識があるのかどうか、大臣、お答えください。
○吉良よし子君 好調な就職状況とおっしゃいましたけれども、一部の分析じゃないんですよ。  先ほどの機構の学生生活調査、そこに付いている識者の分析の中に、このアルバイトの急増というのは雇用状況の好転とは考えられないと書いていて、貸与奨学金離れによってアルバイトで収入を確保しようと...全文を見る
○吉良よし子君 現場の声を本当に聞いていただきたいと思うんです。  私、信州大学の学生さんの話、直接聞きました。一年生で奨学金を借りていたけど、もう二年生からは借りたくないんだと、だからバイトを週六に増やしたんだと、そうしたら希望しているゼミの授業が取れなくなっていて本当に悩ん...全文を見る
○吉良よし子君 やはり私、生活苦しい、学生が生活苦しくなっているわけじゃないなんということは全く実態を認識していないということは強く言いたいと思うんです。  その上で、総理が先ほど来おっしゃっている給付奨学金の拡充、教育無償化、これ消費税を、消費税増税分を財源とした政策なんです...全文を見る
○吉良よし子君 現状四十二万人ということです。  パネル御覧いただきたいと思うんですけれども、四十二万人ってどの程度なのかと。現在、大学、短大、高専、専門学校に通う全ての学生の数は約三百五十万人です。うち四十二万人というと、この一二%程度になるわけですけれども、つまりは全体の一...全文を見る
○吉良よし子君 もちろん、非課税世帯、準非課税世帯の皆さんの進学率が上がる、これは大事なことだと思いますし、また、そうした世帯に対してちゃんとこうした支援策をやるということを私たち否定しているわけでは全くありません。全くありません。けれども、多くの学生が取り残されたままになってい...全文を見る
○吉良よし子君 真に必要なところへの支援が必要なのは大事ですけど、そこに限っていては今の大学生の生活苦は解消されないと言っているんです。教育無償化と言うんだったら、やっぱり学費そのものを下げていかなきゃいけない。運営費交付金だってこの間ずっと下げられてきて、ようやく微増ですけど、...全文を見る
○吉良よし子君 直ちに半額に値下げする改革案、財源とともに示しておりますので、是非ともそれこそを実現していただきたいということを強く申し上げまして、質問を終わります。
03月12日第198回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  両公述人、今日は大変ありがとうございました。  それでは、早速ですけれども、天野妙公述人からお話を伺っていきたいと思っております。  先ほど来、無償化か全入化というところで、いや、無償化も待機児解消も大事なんだと、それ...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  そして、あわせて、先ほどの話では、待機児童の解消にはやはり人手不足の解消が欠かせないんだと、特に処遇の改善であるとかそういった必要な施策が必要なんだというお話もありました。事実、保育の現場で働いている保育士の皆さんの給与の実態を見ると、...全文を見る
○吉良よし子君 本当に現場を知るということが大事だというお話だったと思います。そういう意味でも、保育の予算、抜本的拡充が必要ですし、今回、子育てや教育の予算を増やさなきゃいけないというのは、皆思いは同じだと思うんです。  ただ、今回の、先ほどもありましたとおり、今回政府が進めて...全文を見る
○吉良よし子君 議論いただいてということでしたけれども、やはり消費税ということで特定するというところについては問題があると言わざるを得ないと思うわけです。もちろん、一方で、そういう教育や子育てに予算を付けなければならないというのは当然のことですし、そのための議論が必要だということ...全文を見る
○吉良よし子君 今困っている若者に漏れなくということで、本当に制度の拡充は急がれていると思います。  また、現在の学生の生活状況についても伺いたいんですけれども、私、先日、三月六日の予算委員会の中で、借金となる奨学金が怖いという認識が学生の中で広がる下で借り控えが起きていると、...全文を見る
○吉良よし子君 大学のみならず高校生をと、子供たち、子育て、教育、学生への支援というのは本当に必要だし、そのための予算がまだまだ足りないんだということをお二人の御意見からよく分かりましたので、また頑張っていきたいと思います。  今日は、本当に貴重な御意見、ありがとうございました...全文を見る
03月19日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、質問に先立ちまして、先ほど石橋委員から指摘のありました東京福祉大学の問題について、私からも一言申し上げたいと思います。  一年間におよそ七百人もの留学生がこの東京福祉大学で所在不明になってしまったという問題ですけれども、大...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  つまり、この五年間で二千三百六校が学校統合の対象になって九百七十七校に減ったわけで、つまり差引きすると、千三百二十九校もの学校がなくなったということになるわけです。  この背景にあるのは、先ほどの手引があるのも間違いないですし、と同時...全文を見る
○吉良よし子君 統廃合一本やりじゃないということだったわけですね。手だてはあるわけですよ。  実際、手引の中にも、小規模校の課題を問題意識持っていただくという一方で、小規模のメリットも書かれているわけです。一人一人の学習状況や学習内容の定着状況を的確に把握できるとか、きめ細やか...全文を見る
○吉良よし子君 資料もお配りしたので是非見ていただきたいと思うんですけれども、もうかなり増えているのが現状だと。一度、平成元年のときから比べると一度大規模校は減ったわけですけれども、その後また増え続けているわけですね、小規模校が減る一方で。しかも、過大規模校だけじゃなくて標準規模...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、これだけの課題があるということなわけです。  ということで、大臣、まず確認したいんですけれども、やはりこうした大規模校の課題、これもやはり解消すべき課題だということでよろしいでしょうか、大臣。
○吉良よし子君 もうちょっと確認したいんですが、大規模校の課題、これは解消すべきという立場でよろしいですか、大臣。
○吉良よし子君 大規模校の課題解消していくべきと、当然だと思うんですけど、実は私、この点について、東京都足立区新田学園というところの実情を見てまいりました。  この新田学園というのは、九年前に新田中学校と新田小学校を統合した施設一体型の小中一貫校として開校されたわけです。当初は...全文を見る
○吉良よし子君 宅地開発ももちろん原因ですけれども、結局その宅地開発もあるにもかかわらず学校が統廃合されているから、余計にこの大規模化が問題になっているということですよね。  だから、統廃合による大規模化ではないと言い切れるはずがないわけですよ。統廃合していなければ、こうした大...全文を見る
○吉良よし子君 もちろんそれは可能だということなので、大事な答弁だと思っております。  本当に自治体は苦労されているわけです。実際様々な、ミドルリーダーの配置とか教頭の複数配置とか様々おっしゃっていましたけど、もう既に先ほどの新田学園などでも副校長の複数配置なんてとっくの昔にや...全文を見る
○吉良よし子君 検討じゃなく、周知するぐらいはすぐできるかと思うんですけど、いかがでしょうか。
○吉良よし子君 様々な自治体で大規模化で悩んでいるところがあると思いますので、是非周知徹底していただきたいと思うんです。  ただ、先ほど来、自治体で慎重に御判断等々言われておりますけれども、やはりこうした学校統合というのは決して自治体主導で進められているかというと、そういうこと...全文を見る
○吉良よし子君 地域に根差したということを言われていますけどね、あの手引見ると、もうほとんどのページは小規模化の課題なんです、小規模化が課題だと。それを解消するために統合の適否を考えるべきだと。で、統合の適否を考える上で統合の手だて、手順とはこういうものだというのがほとんどのペー...全文を見る
○吉良よし子君 地域の声を聞くと言いますけど、やはり、この間の手引では統合ありきなんです。  この際ですから、小規模化ばかりを敵視するようなこの手引、一旦また見直すべきときに来ているかと思うんですが、大臣、いかがですか。
○吉良よし子君 とはいえ、この間、統合ばかり進んで大規模化が進んでいる、その現実を直視していただいて、その点について反省していただいて、本当に地域に適した学校の在り方というところを文科省がしっかり示していただくように強く求めて、質問を終わります。
03月22日第198回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、報道もあります東京福祉大学で一年間におよそ七百人もの留学生が所在不明となっている問題について伺いたいと思います。  この件、二十日になってようやく大学側が謝罪文をホームページ上で公表したわけですけれども、報道機関の取材に...全文を見る
○吉良よし子君 非正規の学生だと。じゃ、この学生に対しては受入れ定員に上限などあるのでしょうか。
○吉良よし子君 受入れ上限ないと。  この間、正規の学生については大学に厳格な定員管理を求めているわけです。一方で、この非正規の学生については何の制限もない青天井と。これが、東京福祉大学が留学生をこの五年で十四・七五倍に激増させ、大量の行方不明者を出した土壌になっていると思うわ...全文を見る
○吉良よし子君 ということは、東京福祉大学は適正だということですか。
○吉良よし子君 所在不明とされた学生からは、期待した授業内容じゃない、全然勉強できなかったなどのコメントが寄せられているという報道があるわけですよ。期待される教育内容ができていないと。  やっぱり、こういう意味では上限規制、絶対必要だと思うんですが、いかがですか。検討ぐらいしま...全文を見る
○吉良よし子君 検討は必要だと思うわけです。  ここで、法務大臣にも伺いたい。  留学生の受皿というのは、大学等だけではなく、法務省が独自に告示を出した日本語教育機関、いわゆる日本語学校も受皿になっているわけですが、この日本語教育機関、現時点でどれだけあり、何人通っているのか...全文を見る
○吉良よし子君 二十九万のうちの九万人、多くの受皿になっているというわけですけれども、じゃ、これらの機関はどうなのかと。  報道によると、バイトができるなどとうたって、出稼ぎ留学生の受皿、不法就労の温床となっていたり、教育の質の低下を指摘されている機関もあるというわけですが、こ...全文を見る
○吉良よし子君 まあ一定強化をしているということですが、確認します。その抹消基準があるということですが、それに基づいた抹消件数というのは何件なのか。
○吉良よし子君 現時点ではまだないと。果たしてそれが、この規制の強化が、悪質な事業者やいわゆる留学生を食い物にしているそのやり方を淘汰するに至っているかどうかはまだ不明だということであります。いずれにしても、勉強したいと夢を持って来日している留学生を食い物にさせない、受け入れる体...全文を見る
○吉良よし子君 千名以上かどうかというのはあれですけれども、お配りした資料を見ていただきたい。注目していただきたいのは下線部なんです。退学者名簿における措置内容欄で所在確認中として報告しているとある。この退学者名簿というのが資料二の方なんですけれども、これは文科省に提出、定期的に...全文を見る
○吉良よし子君 いや、措置内容の欄に所在確認中という記述はあったのか。
○吉良よし子君 あったわけなんです。では、それはカウントされたのでしょうか。
○吉良よし子君 あったのに見ていなかったわけですよね。ここは、東京福祉大については職員からの訴えもあったわけですよ。なのに、この措置内容欄見ていなかったというのはあり得ないと思うんですが、いかがですか。
○吉良よし子君 いや、でも、所在確認中は所在不明者と同義だと思うわけです。結局、こういうのを見過ごしていたということになると、いや、ほかに見過ごしはないのかという疑念が湧いてくるわけです。  確認したいんですけど、先ほどの措置欄で退学、除籍、所在不明とあるわけですけど、その総数...全文を見る
○吉良よし子君 東京福祉大でいえば二十九年度にもう四百八十六件所在不明があったわけで、所在不明が十一名なわけがないわけです。ということは、退学や除籍の扱いの中にも所在不明がいるかもしれないという疑念が湧くわけです。  あわせて、法務大臣にも聞いておきたいと思います。日本語教育機...全文を見る
○吉良よし子君 集計していないというので、それで本当に問題の有無、全体像、正確な数字を把握していると言えるのかどうかというのはやはり疑念があるわけです。  やはりその総数の把握と併せて、退学、除籍とされた中にも行方不明者が含まれていないかどうか、改めて全ての教育機関、検査、精査...全文を見る
○吉良よし子君 速やかにということでしたので是非方法を改めていただきたいんですけど、今回の問題、在籍管理の問題だと言われているわけですけれども、この間では、文科省も法務省も、様々な報告求める一方で、それを中身をちゃんと活用したり精査できていなかった、管理は全て教育任せだったという...全文を見る
04月04日第198回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  この間、低賃金で劣悪な条件で働かされている技能実習生を始め、外国人労働者の問題が社会問題化しています。その中で、外国人留学生の深刻な問題も浮上しております。留学とは名ばかりで、日本に出稼ぎに来たいというアジアの若者の受入れ窓口とし...全文を見る
○吉良よし子君 まさに悪質な留学生ビジネスの疑いもあると、懸念もあるという話でしたけれども、まさに東京福祉大の事例というのは、日本で学びたい、若しくは働きたいという留学生をもうけの対象とする留学生ビジネスというあしき事例だということだと思うんです。  ちなみに、ある裁判資料によ...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、この中島氏が経営に関与していた事実があるのは間違いなく、実際、その発言のとおりに留学生拡大が行われ、その留学生ビジネスが行われていたということなわけです。  実は、問題は中島氏だけではないわけです。この重大な問題を抱える東京福祉大学を運営する学校法人の理...全文を見る
○吉良よし子君 理事報酬というのは月九万六千円程度であり、またその献金、収支報告書によると五十万円ほど中島氏から受け取っていたということですけれども、単純に計算すると、理事報酬だけで、九万円掛ける十二か月掛けるおよそ三年ということで、大体三百万円以上の報酬をいただいていたというこ...全文を見る
○吉良よし子君 総額三百万円以上、理事として学園から報酬を受け取っていた事実があったということです。  そもそも、じゃ、なぜ、あきもと副大臣はこの学園の理事を引き受けたのか、学園とどういうつながりがあったのか、その点もお答えください。
○吉良よし子君 客員教授だったことがそもそものきっかけだったということですが、先日、しんぶん赤旗の日刊紙の取材に答えて、理事を拝命した理由として、大学の理念に賛同して理事を拝命していたがと、そういう発言もされていた。ということは、あなたは理事として東京福祉大学の留学生ビジネスに賛...全文を見る
○吉良よし子君 いや、直接知らなかったとおっしゃいますけど、実は、このあきもと副大臣が報酬受け取って理事していた二〇一四年から一七年の間にも留学生が急増している時期なんですよ。まさに重なっているんです。しかも、あきもと副大臣のホームページ見ますと、その掲載されている選挙時の法定ビ...全文を見る
○吉良よし子君 後押ししたことはないかもしれませんが、もしかしたらね、でも、知らなかったとか関心がなかったと言うには余りに不自然じゃないですか。何しろその決意の中で述べられている、留学生に門戸を開こうと、外国人労働者の雇用拡大のためにと言っていることと東京福祉大学で起きていること...全文を見る
○吉良よし子君 何言っているか分からないんですけれども。  要するに、安倍内閣の副大臣がこういう留学生ビジネスをやっていたその東京福祉大の理事であったということ、しかもそれの理念に賛同していたかもしれないということは問題ではないかと聞いているんですが、その点はいかがですか。
○吉良よし子君 あきもと副大臣が、私、説明責任を果たしているとは到底思えないんですね。不自然なところが多過ぎるわけですから、それは職責果たしているとは到底言えないと思うんです。それと同時に、やはりこの問題というのは、あきもと副大臣だけの問題ではないということも指摘しておきたいと思...全文を見る
○吉良よし子君 こうした問題は、政府が留学生三十万人と数字を高々と掲げた下で起きている問題なわけですよ。  東京福祉大学側は、当初、国策に沿っているんだと開き直る発言も行っているわけです。まさに、そういう国策がこうした留学生ビジネスの温床となっているというのは事実としてあると。...全文を見る
○吉良よし子君 短期証は八十二万世帯で資格証が十八万世帯という数字でしたね、数字だけをお答えいただきたいと思うんですけれども。  まず、滞納世帯数が全加入世帯のうちの一五・三%に上っている、本当にこれがもう重い負担になっていることを示していると思うんです。  この国保加入者と...全文を見る
○吉良よし子君 必ず交付するということでよろしいですね。一言でお答えください。
○吉良よし子君 はっきり答えていただきたいんですね。ペナルティーではないということなんですよね。それで相談も行っているということですよね。それは分かっています。それ確認したいと言っているだけなんで、はっきりと短くお答えください。  そして、ペナルティーではないというわけですけれ...全文を見る
○吉良よし子君 六か月以上の短期証をどちらの世帯についても交付していると。速やかに手に渡るよう、郵送も含めて対応するようにと自治体にも通達をしていることだと思うんですけれども、実際にはそうなっていないんです。  東京のある自治体では、シングルマザーの方が生活困窮で滞納になりまし...全文を見る
○吉良よし子君 私が聞いているのは、先ほどの事例は問題じゃないかと聞いているんです。速やかに交付されていない事例でしょうと言っているんです。  それは、決して一つの自治体の問題じゃないんですね。山梨県甲府市では、保護者が国保料を滞納して短期保険証、資格証明書となった世帯の子供百...全文を見る
○吉良よし子君 市町村に徹底と言いますけれども、やっぱり国保の滞納の責任を子供に問うべきではないんですよ。今、全国で子供の医療費無料化制度というのが広がっています。ただ、手元に保険証がなければその制度だって受けられない状態になってしまう、もうこれは本当に問題なわけです。  どん...全文を見る
○吉良よし子君 話にならないですけれども、引き続き子供への医療確保を求めて、質問を終わります。
04月19日第198回国会 参議院 本会議 第13号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、大学等修学支援法案について文部科学大臣に質問いたします。  進路を考えるのに、お金のことを真っ先に考えなければならない、お金がないから大学は無理だねって親から言われた、高い学費を下げてほしい、これらは、現役学生中心の団体、高等教育無償...全文を見る
04月23日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、早速ですが、大臣は先日の本会議で、私が今回の法律案で高い学費は少しでも値下げされますかと伺った際、授業料の値下げを行うのではないと明確に答弁をされました。その一方で、今回の政策について閣議決定等では高等教育無償化と表現してい...全文を見る
○吉良よし子君 無償化という表現はやはり誤解を招くと思うんですね。だから、法案から無償化という表現を削除したんだとしか言えないと思うんですけれども、ちなみに、本法案、無償化と言うけれども、本当に授業料を払わなくていい学生というのはごく一部にとどまるわけですよ。国立大学に通う非課税...全文を見る
○吉良よし子君 中長期的に見てその方向性が漸進的無償化にかなうというお話だったわけですけれども、中長期的に見て、つまり結果として、本法案も含めて結果として支援の対象者が増えるから無償化に向かって進んでいると言えるんじゃないですかという御答弁だと思うんですけれども、でも、本当に、じ...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、否定はされないわけですよね。消費税増税に伴う学費の値上げはあり得ると、それは容認するということなんでしょうか、大臣。
○吉良よし子君 便乗値上げは容認しないけれども、消費税増税に伴って経費が掛かるからと説明責任さえ果たせば学費の値上げはあり得るということですか。
○吉良よし子君 便乗値上げは許さないというのはよく分かったんです。でも、先ほどの合理的範囲を超えたもの、法案の趣旨に反することがないように周知に努めるというわけですけど、つまりは、合理的範囲の中であれば値上げは認めるということですよね。いかがですか。
○吉良よし子君 合理的な範囲、合理的な説明があれば値上げができるということだということだと思うんですけど、その合理的な範囲を超えたものは駄目だとおっしゃるんですけど、じゃ、合理的な範囲ってどこなんですか。
○吉良よし子君 だから、十分に説明できる、できさえすれば値上げを容認するというのが文科省の立場なんですよ。  実際、法人化以降、国立大学の授業料というのは標準額とされているわけです。標準額の二〇%増までを上限にして授業料設定することを大学の判断として認めていると。値下げのために...全文を見る
○吉良よし子君 適切な対応というのは、それは大学に対して言っていることですよね。国としてはどうなのかと聞いているんです。  本法案の支援対象者、非課税世帯の学生について標準額を超える授業料を設定した大学に通った場合、国として全額免除するんですか。
○吉良よし子君 私、今挙げられた大学について直接事情もお聞きしました。直接聞いて、実際、個別に対応するということも聞いております。けれども、つまりは、それは大学独自の取組なわけです。国としてはそれに対する補助をするということではないということですよね。  今後、このほかの大学で...全文を見る
○吉良よし子君 下げられたらもちろん困りますけどね、運営費交付金。けれども、必要に応じて運営費交付金を増額するとも言えないわけでしょう。結局、大学任せで、それに対する財源も付けるとも言えないわけじゃないですか。  ちなみに、じゃ、それ国立だけの問題じゃない、私立の方の問題もある...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、そのたびに対応するわけではないということですよね。毎年、平均額の上昇に合わせて減免額の上限も上げていくということではないということだったと思うんです。  つまりは、私立にしても国立にしても、今後授業料がどんどん値上がりしていった場合、本法案の対象者であっ...全文を見る
○吉良よし子君 だから、そもそもその対象者というのは一部なんですよ。そこがそもそも問題なんですけれども、授業料が値上がりしていったら、もう全ての学生の負担増になるのはもちろんのこと、その支援の対象となっている一部の学生についても負担が増えてしまうということになってしまえば、もう意...全文を見る
04月25日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。  先ほど来、本法案の財源について議論になっております消費税増税についてですが、この消費税増税というのは、やはり学生の皆さんにも、そして大学の経営にも大きな影響を与えるものだ...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  やはり、学生を支援するという目的のこの法案で消費税を財源にすることの矛盾というのがよく分かったと思いますし、また、大学の質を向上するためにも大学への予算を増やすということがまず真っ先にやるべきことなのだなというお話がよく分かったと思いま...全文を見る
○吉良よし子君 大変重要な御意見いただいたと思っております。ありがとうございます。  それで、最後になると思うんですけれども、岩重参考人に伺いたいと思います。  先ほど来、この奨学金の返済というのが中間層に対する重い負担になっているというお話が出ておりますし、私もこの間、質疑...全文を見る
○吉良よし子君 貴重な御意見ありがとうございました。終わります。
05月09日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、まず、本法案で課される個人要件について私も伺いたいと思います。  本法案で学生に課されるのは、経済的な条件だけではなくて、特に優れた者という成績要件を課しているわけです。大学進学後に、先ほど来ありますとおり、単位の取得、G...全文を見る
○吉良よし子君 しっかり考えていきたいということですけれども、ただ、本当にそれで漏れなくしんしゃくできるのかというところにはまだ疑問があるわけです。相対評価も基準に含まれている以上、一定そこに含まれてしまう学生が必ず出てきてしまうと。それで漏れなく公正に判断できる保証はやはり私は...全文を見る
○吉良よし子君 警告を受けた人数とか打ち切られた人数とかその事由ごとの人数等を公表するということですけど、じゃ、それが不当に多くないのかどうかなんていうことを確認するには、やはり支援を受けている学生の総数だって公表する必要が出てくるかもしれないわけですけれども、それも公表するとい...全文を見る
○吉良よし子君 決まっていないということですけどね。ただ、人数を公表するということなわけですけど、それ大学ごとに公表するということなんですよ。ということは、規模の小さい大学とか専門学校の場合には、そうした支援を受けている人数であったり、若しくは警告を受けた人数というのが示されるだ...全文を見る
○吉良よし子君 適切にということですけど、こうした個人の特定につながりかねないような制度を放置したままでは、それを避けるために、本来経済的な条件等に当てはまる学生であっても、その制度の申請自体をちゅうちょするなんていうことが出てきかねないわけです。  だから、これは絶対避けるべ...全文を見る
○吉良よし子君 今の状況を変えるわけではないということだったわけですけれども、だったら、本当に機関要件を今課す必要はどこにもないわけなんですね。大体、それに、目的の中でやはり勉学が職業等に結び付くことが必要と、それが質の高い教育の保障だと言っている以上、やはりこれ更に実学重視、実...全文を見る
○吉良よし子君 お答えいただきました。  この三つの要件に当てはまる予備群で言えば、最大で二百法人近く、二百法人ぐらい存在しているということです、現時点でも。それが今後もし三年連続になっていけばとかいうことになれば、対象は更に拡大される。現時点では十法人程度かもしれないけど、今...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃったわけですけれども、指導を強化するとか様々おっしゃったわけですけれども、つまりは、こういったことで対象外となった大学等が経営できなくなって、縮小、撤退してもいいと、それでいいということなんですか。
○吉良よし子君 極力起きないようにということは、結局、そういう大学も出てきてもやむを得ないと、そう言っているということになるわけでしょう。それは、やはり私、おかしいと思うんです。  参考人質疑の中で、参考人も、定員割れイコール大学の質がなっていないとか努力不足とは言えないんだと...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、今の現状の制度の下でも、返還困難でブラックリストに登録されたり自己破産したり、そういう若者が増えているんですよ。それだから、今の対策ではとてもじゃないけど足りないということを申し上げているわけなんです。この間も、参考人から、借りたもの...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃったんですけど、延滞金についてまず一つ言わせていただきますけれども、そもそも延滞金を掛けるのが間違っているんです。利率を下げる方向で調整ということであれば、もう一刻も早く下げなきゃいけないと。そして、有利子を無利子化にするには三百五十億でできるとい...全文を見る
○吉良よし子君 高等教育予算を確保して、これぐらいのことをしないことには修学支援とは絶対に言えないんだと、このことを強く申し上げまして、私の質問を終わります。
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、大学等における修学の支援に関する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  修正案提案の趣旨及びその内容について御説明を申し上げます。  本法律案は、修学を支援...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表し、大学等における修学の支援に関する法律案に反対、我が党提出の修正案に賛成の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、修学支援の財源に消費税一〇%への増税分を充てると法案で明記をしていることです。  この財源を前提にするならば、そ...全文を見る
05月10日第198回国会 参議院 本会議 第16号
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○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表し、大学等における修学の支援に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、修学支援の財源に消費税一〇%への増税分を充てると法案で明記をしていることです。  本法案は、真に支援が必要な低所得者世帯、一部の学生を対象...全文を見る
05月16日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  初めに、今日この場で質問する機会をいただきましたこと、また質問順についても配慮いただきましたこと、この場で感謝をいたします。  それでは、この女性活躍推進法に関わって、私は就活セクハラについて伺いたいと思っております。 ...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、まず、この法案では就活生は措置義務の対象になっているんですか、いないんですか、局長、お願いします。
○吉良よし子君 法律の中では、法案の中では就活生は対象になっていないと。ただ、先ほどの大臣の答弁では、指針の中に就活生を含むような記述を盛り込むから、それによって予防の観点の対応が相当程度前進するものと考えていると、そういう御答弁であったと思うわけです。  確かに、全ての企業が...全文を見る
○吉良よし子君 指針の実効性を高めていくようにしていくということですけど、つまりは、この指針の内容に就活生を書き込んだからといって、即、すなわち全ての企業が必ず就活生に対するセクハラ防止する社内方針を作らなければならないということにはならない、そういうことなんですよね。  例え...全文を見る
○吉良よし子君 労働局に相談に行けば必ずその企業に対して指導するということなのか、つまり、企業の側が、就活生がセクハラを受けたという被害相談を行っても何ら対応してくれなかったと、その企業に対して指導し、ちゃんと対応させるように是正させる、そういうことに指針に書き込んだことだけでで...全文を見る
○吉良よし子君 もしそれが、その相談者が労働者であった場合はどうなるのか。労働者が被害者で、労働局に相談に行った、しかし、その企業には当該相談窓口もない、適切な対応もされていない。これは措置義務違反ということで指導の対象になるわけですよね。
○吉良よし子君 つまり、労働者であれば、ちゃんと、相談に行ったときに適切な対応を受けていなかったと労働者が告発すれば、労働局がその企業に対して指導するわけですよ。指導の対象になるし、措置義務違反、法令違反になるわけです。  しかし、その被害者が就活生だった場合は、指針に書き込ま...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、指針に就活生について書き込んでいく、その方向性を議論するようにと大臣が答弁されていることは重要ですよ。しかし、問題は、やはりこの措置義務の対象に就活生が入っていないということが、法の外に置かれているというのが本当に問題なんです。これでは根本的な解決にはなら...全文を見る
○吉良よし子君 答弁、本当に簡潔にお願いいたしたいと思うんですね。  私が聞いているのは、大臣はこの間、男女雇用機会均等法は労働法制であるため、対象は労働者に限っていると言われていたわけですけれども、実際には、均等法五条を見ると分かるように、労働者以外、就活生であっても対象にな...全文を見る
○吉良よし子君 もう一度お願いします。この均等法というのは労働者に限定されているわけではありませんよね。就活生を対象にした条文もあるということで間違いないですね。
○吉良よし子君 つまり、条文によっては労働者以外も対象になり得るわけですよ。だから、今回のセクハラ防止の措置義務の対象に就活生を入れる、これは別にできることじゃないですか。そう思いませんか、大臣。
○吉良よし子君 違うんですね。私言っているのは、今言っているのは、だから、五条でも就活生が対象になり得るんだから、措置義務の対象にも、すぐにでも法律の中に就活生、対象だと書き込むべきじゃないかと申し上げているわけです。いかがですか。
○吉良よし子君 そういう問題じゃないですよ。法律の立て付けの問題だけではなくて、現に今就活生がハラスメント被害に遭っていて、そして志望を変えざるを得ない、就活を諦めざるを得ない、そういう状況が起きているわけであって、なのに、いや、労働安全衛生の配慮義務の観点から作られた条文だから...全文を見る
○吉良よし子君 差別禁止規定の下では救済措置になるけれども、セクハラ防止の措置義務とかセクハラ防止の対象にはやっぱりならないと。セクハラ被害を受けたと、それだけをもって行政救済してくださいと就活生は言えないってことですね。いかがですか、局長。
○吉良よし子君 そもそも、この行政救済制度だってほとんど機能していないわけです。そういう中で、問題も多く含まれているし、十分な救済になっていないということは、この間、議論はされているわけなんですけど。  けれど、就活生に限って言えば、その救済制度だって利用できない、最初から外さ...全文を見る
○吉良よし子君 慎重な検討が必要と言って、結局、すぐにでもつくるとは答えられないと、それ本当に、これでは被害者は救われないわけです。  学生にとってそうした独立した救済機関というのは、もう絶対に必要なものなんです。ただ、それがすぐにつくられない場合に、身近な相談機関としてはキャ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、今の対応全般を聞いているのじゃない。私がお話ししました事例について、この事例について大学が適切に対応した事例だと政務官は思われるかどうか、この点を伺っているわけです。
○吉良よし子君 ということであれば、やはりこうしたキャリアセンターに対してもちゃんと適切に対応するように、この機を踏まえてちゃんと周知徹底すべきと思いますが、いかがですか。
○吉良よし子君 是非、徹底していただきたいと思うんです。本当に被害に遭った就活生の皆さんは、自分が被害に遭ったことを、ショックを引きずっているだけじゃなくって、自分はもうこうなった以上我慢するけれども、後輩たちが二度とこんな目に遭わないようにしてほしいと切に訴えているわけです。そ...全文を見る
05月16日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  初めに、白須賀文科政務官の問題についてですけれども、報道によると、緊急事態に備えて東京に待機すべき在京当番日に不在だったのが十五回あったというわけですが、この報道が事実かどうかを確認するための資料提出を私たち野党は求めたわけです。...全文を見る
○吉良よし子君 いや、それでいいんですか。  要するに、先ほどおっしゃったのは、学校法人会計基準とは別に示された様式参考例、それを公表するだけでもいいということになるわけですけど、つまり簡略化したものを公表さえすればいいと。それでは意味がないんじゃないかと。  やはりちゃんと...全文を見る
○吉良よし子君 いや、単に公表することだけじゃなくて、ちゃんと詳細な財務情報を公表することが求められているわけです。そうでなければ不祥事の事実の有無の確認だってできないわけですから、その点は、学校法人会計基準に従い作成されたものをそのまま公開する、このことを徹底していただくよう強...全文を見る
○吉良よし子君 そのものの情報公開を是非進めていただきたいということを繰り返して申し上げておきたいと思います。  不祥事の件でいいますと、この間、医学部での女性差別とか留学生の行方不明などの不祥事が最近でも次々と起こっているわけですけれども、文科省では私学助成を減額するペナルテ...全文を見る
○吉良よし子君 基本的には自浄作用を発揮することが第一だということだったと思うんですけれども、じゃ、この本改正でそうした自浄作用をしっかりと発揮していただくことにつながっていくのかどうか。  本改正では、役員の責任を明確化するということが説明されているわけです。もちろん、理事長...全文を見る
○吉良よし子君 監事や評議会等がそうした指摘をし、それに基づいて自浄作用を発揮していただきたいと、そういうことだったかと思うわけですけれども、ただ、本当にそういうふうに絵に描いたようにうまくいくのかどうかというのが問題なわけなんです。  何しろ、中には、責任を取らない理事や理事...全文を見る
○吉良よし子君 損害賠償請求はできるかもしれないですけど、その請求を受けるかどうかというのは理事会等に任されているのではないですか。そうなれば、結局、理事会の側がそれを黙殺すれば全く責任取らずに終わらせることは可能なわけで、それを阻止する仕組みはないんですよ。  実際、その教職...全文を見る
○吉良よし子君 結局、訴訟とか私学法に基づく措置命令や解散命令というのは、要するにもう自浄作用ではどうしようもなくなったからというところに来ているわけですよね。ここではやはり自浄作用をちゃんと発揮していただくための仕組みとして十分なのかということを私、今言っているわけですけれども...全文を見る
○吉良よし子君 大臣、そうおっしゃいますけれども、けれどもやはり、実際にこの施行通知等を理由にして行われているのがその学長選考、選挙を廃止するようなやり方であり、教授会の権限がどんどん縮小されているような事態が進んでいると、これを問題視されているわけです、現場では。やはり、そうい...全文を見る
○吉良よし子君 継続的にこの進捗状況を報告させていく、チェックするということはあり得るというわけですよね。だから、一旦不適合になってしまえば、そうした大変な労力というか、文科省に対して報告が求められるというペナルティーが科されてしまうと。これは極力避けたいというのが各大学法人の思...全文を見る
○吉良よし子君 制限するものではないとおっしゃいますけれども、文科大臣に報告するということが制度化されれば、たとえ不適合とされた大学だけだとしても、そういう定期的に長期的に文科省から監視される、注視される状況が生まれるわけでして、そういう中で大学自治への介入というのがまた強まって...全文を見る
○吉良よし子君 評議員会からの意見を聞くことになっていると。評議員会にはメンバーの中に教職員も含まれるということだと思うんですけれども、先ほども確認したとおり、評議員会のメンバーというのは理事会が選出することができるわけです。となると、本当に適切な意見を求められる教職員がそのメン...全文を見る
○吉良よし子君 各学校法人において適切に判断ということは、教授会に意見を聞くと、これもあり得るということでよろしいですか。
○吉良よし子君 はい。  教授会の意見をやはり聞くようにすべきなんです。それを仕組みにするべきだし、今回の改正というのは、やはりそういう教学の意見というのがかなり下に置かれるような改正になっているのじゃないかという懸念があるわけです。  だから、そういうものでは駄目だというこ...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案により政府の大学自治への介入が進む懸念があることからです。  学教法の改正で、認証評価に適合認定を義務付け、不適合となった大学に対し、文部科学大...全文を見る
05月20日第198回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、米軍横田基地における米軍の訓練について伺いたいと思います。  そもそも、ここ東京都にある米軍横田基地ですが、日本の首都の中の広大な空間を米軍が占拠しており、世界の中でも首都に他国の軍事基地があるというのはここ東京横田だけ...全文を見る
○吉良よし子君 深刻な問題であればやはり対策しなきゃいけないし、CV22配備以降に騒音が増加していることは認められたわけですよ。となれば、やはりCV22の影響によるというのはもう明らかなわけですから、これ本当に問題だということで言いたいと。  特に、その周辺に住む住民がどんな思...全文を見る
○吉良よし子君 全く自由ではないと言いますけれども、もうそういう無灯火なんかで飛ばれているわけですよ。もうこれ本当に住民にとっては恐怖なんです。離着陸訓練なんて言いますけど、それはもう低空飛行も伴うわけですし、もう夜間そうやって無灯火で飛ばれたら本当にとんでもない話なんです。 ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、説明になっていないんですよね。詳細把握されていないわけですよね。最大限の安全の配慮と言いますけど、横田基地というのは射撃訓練場ではないはずなんですよ。その周辺はもちろんのことですよ。なのに、銃身を下に向けて訓練を行っていると。おかしいと思いませんか。  何...全文を見る
○吉良よし子君 いや、射撃訓練じゃないって、どうしてそれが分かるんですか。だって、この写真見れば、確実に銃口が住宅地に向けられているわけですよ。それで、実弾が入っているかどうかも確認していないのに、どうしてそうじゃないと言えるんですか。
○吉良よし子君 標準的な配備と言いますけど、これ開けたり閉めたりできるわけですよね。閉めて飛ぶこともできるのに、わざわざ開けて飛んでいるというのが問題じゃないかと言っているわけなんですけれども。  こういうことを許していて、どうして最大限の安全の配慮ができるというんですか。大臣...全文を見る
○吉良よし子君 申し出ても、米軍自体も何かよく分からないうちにこういう状態で、日本国民の上空を、普通に暮らしている国民の上空を飛んでいるというのは本当に大問題なわけなんです。  大体、何でこんな訓練が行われているのか。それは、やっぱりこのCV22というのが輸送するのは米軍の特殊...全文を見る
○吉良よし子君 特殊部隊の主たる任務というのは日本の防衛ではないはずなんですよ。ないでしょう。特殊部隊の主たる任務は日本の防衛なんですか。違いますよね。
○吉良よし子君 いやいや、この間、防衛大臣が答えられているんです。特殊部隊というのは、通常の部隊でアクセス困難な地域に行って隠密裏に侵出し、戦略上、戦術上の重要な情報を収集するなどの任務を負った部隊なんだと。だから、日本の防衛が主たる目的ではないわけです。  そして、先ほど、米...全文を見る
○吉良よし子君 実態把握せずにどうして住民の安全面が最大限配慮できるというのでしょうか。  住民の皆さんからは不安の声が上がっているわけです。配備時のときは輸送機だと言っていたのに、なぜこんな訓練、銃身を下に向けるような訓練するのか、約束が違うじゃないか。まるで自分たちが狙われ...全文を見る
○吉良よし子君 あり得ないとおっしゃいましたけど、事実こうやって銃身を住宅地に向けて軍用機が飛んでいるわけですよ。これは、住民にとっては恐怖でしかないのは明らかなんです。こういう特殊部隊による危険な訓練を日本の上空で、また首都東京の上空で行っているのは、もう絶対に許し難い問題です...全文を見る
○吉良よし子君 何の配慮もしていませんよ。こうした銃身を下に向けられている、これが配慮しているということだったら、日本の住民はもうずっと米軍から危険にさらされている状態が容認されている、日本政府はそれに対して何も言わないということだということになるわけですよ。これを配慮していると...全文を見る
○吉良よし子君 求めていても、ちゃんと通告がされなければ意味がないわけですよ。  実際、もう通報なく実施されている訓練があると今お答えになったわけですけれども、横田基地周辺市町基地対策連絡会は、こうした無通告のパラシュート降下訓練について事前の情報提供を再三要請している。これは...全文を見る
○吉良よし子君 一、二名だから問題ない、事故が起きないという確証はないはずです。どんな規模の訓練であっても事故の危険は伴うわけですから、事前通告をしないなんということは許されません。  実際に、この間、横田基地の中で米軍パラシュート降下訓練に伴う事故というのは繰り返されているわ...全文を見る
○吉良よし子君 事故を起こしたパラシュートを安全が確認されるまで使わないとおっしゃいましたけれども、じゃ、何で一月十四日にパラシュート降下訓練が再開できているんですか。もう一度お答えください。
○吉良よし子君 別のものというのは、物が違うんですか、それとも型が違うんですか。そこをはっきりとお答えください。
○吉良よし子君 そうですよね。事前のレクではそのように聞いていました。  ただ、先ほど、事故が起きた原因についてお話をされました。昨年四月の分は、訓練中に米兵御自身がメーンと予備と両方一緒に開こうとしたために、うまく開かなくて事故が起きましたと。今年一月については、畳み方が不適...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、別の型のパラシュートだからといって、事故を起こさない確実な保証はどこにもないということですよね。  実際、周辺の自治体からも、この別の型のパラシュート使用で訓練を再開することについて極めて遺憾だと要請が出ているわけです。実際に文書を読みますと、昨年四月以...全文を見る
○吉良よし子君 しっかり求めても、事故を防ぐことは訓練をやめる以外にはできないんじゃないですか。練度維持だとか言いますけれども、このパラシュート降下訓練、本当に危険な訓練なわけですよ。  これ、実際に中学校にも部品が落下した事故が起きたと言いましたけれども、これ、パラシュートを...全文を見る
○吉良よし子君 自衛隊であれ米軍であれ安全に配慮とおっしゃいましたけど、自衛隊の場合は、こんな横田基地のような、周辺に住宅地が密集しているような場所でこうしたパラシュート降下訓練はやっていないと聞いております。海の上だとかそうしたところでやっていると。  だけれども、米軍だけな...全文を見る
○吉良よし子君 安全保障、即応態勢の維持などとおっしゃいますけれども、この間、アメリカの民間機関、ナショナル・セキュリティー・アーカイブが入手し公開した米国防衛省の一九六八年付けの極秘文書の中では、日本と沖縄の基地というのは朝鮮半島有事や南西アジア防衛のためだと述べて、日本防衛の...全文を見る
○吉良よし子君 もう一度聞きます。  やっていることとか今後やることは今聞いていないんですね。航空管制の在り方としては、基本的には一元管理、日本が一元的に管理すると、これが基本ですよね。これ、イエスかノーかでお答えください。
○吉良よし子君 ということは、やはりこのいわゆる横田空域というのは、これは日本の主権の及ばない空域であり、これは本当に異常な事態だと言わざるを得ないわけです。だから、これをちゃんと返還を求めるべきと思いますが、外務大臣、いかがですか。
○吉良よし子君 調整と言いましたが、これは返還させるということですか。完全に横田空域返還させる、その動きを進めていくと、これでよろしいんですか。
○吉良よし子君 方向性ということを言いましたけど、この間様々返還などが進んでいる等々言われていますけど、いや、もうこういう日本の空の主権侵害というのは絶対に許されないものなんです。  こういう横田空域があるからこそ、横田空域という民間機が簡単に入れない巨大な壁で囲んだエリアがあ...全文を見る
05月23日第198回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。今日は、総務委員会の場で質問する機会をいただきまして、感謝を申し上げるものです。  さて、今日は、婦人相談員について伺いたいと思います。  この婦人相談員は、都道府県や市区など自治体が公的に配置しているものでありますが、まず...全文を見る
○吉良よし子君 御説明いただきましたとおり、根拠法も幅広く、また対象もとても広いということが分かると思うんです。  私がお話を伺いました婦人相談員の方々からも、DV被害を受けた女性の保護のほかに、JKビジネスなどの性暴力の被害者となった十代から二十代前半の若い女性、若しくは単身...全文を見る
○吉良よし子君 重要な役割担っていると大臣からも答弁いただきました。  その上で、じゃ、この婦人相談員の配置状況、今どうなっているのかというところ、確認したいと思うんです。厚労省、その全体の数、都道府県、市区、それぞれの人数、特に市区の配置率どうなっているのか、お答えいただけれ...全文を見る
○吉良よし子君 約四割と。細かい数字で言うと四二・八%だということを伺っているわけです。  先ほどおっしゃられたとおり、都道府県は必置であるものの、市区はできる規定の任意設置で、もう町村においては法律の適用外となっているわけですが、この婦人相談員の果たしている役割に照らせば、や...全文を見る
○吉良よし子君 配置が広がるようにということでした。  是非一〇〇%を、できる規定ではあるものの目指していくということでお願いしたいと思いますし、総務大臣も、所管ではないものの、やはり市区の状況でありますから、現在の配置が四割にとどまっている実態について、やはり総務大臣としても...全文を見る
○吉良よし子君 まずは厚労省でとおっしゃっていますけれども、やはり自治体が設置をしたくてもできない状況の背景には、その各自治体の財政状況の問題もあるかと思うわけです。やはり、設置したいと思った自治体が婦人相談員を適切に配置できるような応援を総務大臣としてもしていただきたいと思うん...全文を見る
○吉良よし子君 厚労省任せ若しくは自治体任せでは限界があるわけですから、総務大臣には是非とも、各自治体が婦人相談員を配置したいと、設置したいと思ったときにそれができるように、言わば人減らしじゃなくて、必要な人をちゃんと増やせる財政措置をしていただくよう強く求めるものでございます。...全文を見る
○吉良よし子君 会計年度任用職員の移行の対象にもなり得るという話だったわけですけれども、総務省のこの会計年度任用職員制度の導入に向けた事務処理マニュアル第二版の方を読みますと、その中に、会計年度任用の職は、会計年度ごとにその職の必要性が吟味される新たに設置された職と位置づけられる...全文を見る
○吉良よし子君 厚労省でもこの職の位置付け等についてこの間も議論されているし、これからも議論されると聞いてはいるんですが、やはり現場では、この会計年度任用職員になることで雇い止め若しくは解雇されるのではないかという不安が広がっているわけなんです。  しかし、この婦人相談員という...全文を見る
○吉良よし子君 まずは厚労省厚労省とおっしゃいますけれども、やはり会計年度任用職員等雇い止めが可能な状態にしてしまうと、各自治体での本当に雇い止め、解雇というのが実際起きてしまう危険があるわけです。  是非とも、総務大臣の方からもその婦人相談員の役割の重要性について各自治体に対...全文を見る
○吉良よし子君 所管外とおっしゃいますけれども、設置するのは各自治体なわけです。だから、自治体のことを所管する総務大臣として、やはりそういう財政的な面も含めてきちんと自治体が適切に婦人相談員を継続して雇用し続けられるように対応をお願いしているということなんで、是非それは前向きに受...全文を見る
○吉良よし子君 是非、処遇改善に向けて、総務省そして厚労省、連携して取り組んでいただきたいということを強く申し上げまして、質問を終わります。
05月28日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  前回の本委員会で、白須賀政務官が在京当番とされる日に東京を離れて地元で活動していたこと、また、その在京当番日に政務官が乗っていた車が事故を起こしたという件について、我が党の議員から説明責任を果たしたのかという質問をさせてい...全文を見る
○吉良よし子君 包み隠さず真摯に説明されているということですけど、今日のこの間の答弁を聞いていても、なかなかその説明について納得できない部分もかなりあると私は思うわけです。  まず、この在京当番そのものの問題から私も伺いたいと思うんですけれども、白須賀政務官は、閣議決定、閣議了...全文を見る
○吉良よし子君 問題ないというお答えだったかと思うんですけど、一方で、先ほど来、何か御指摘を踏まえてこれから真摯に対応していきたいというお話もされているわけですね。じゃ、この報道以前は真摯に対応していなかったということなんですか。
○吉良よし子君 いや、そういうことを聞いているわけじゃなくて、御指摘踏まえてこれから真摯に対応していきたいとおっしゃるわけですけど、じゃ、今までが何が問題で、じゃ、これからはどうされようとしているということなんですか。
○吉良よし子君 先ほどからその御答弁聞いていて疑問なんですけど、この文科省のルール以上に厳しくというのは、具体的にはどういうことを想定されているんでしょう。
○吉良よし子君 つまり、結局、今までは二十三区以外のおおむね一時間とは言われているけれどもなかなか参集するのに時間が掛かるのではないかというところにいたけれども、それでは問題じゃないかという指摘を踏まえてこれからの対応変えるということでいえば、やはりこれまでの対応は問題だったとい...全文を見る
○吉良よし子君 おおむね一時間というのは本当に緩いルールなんだなというのが改めて先ほどの御答弁で分かるわけですよ。実際、この間指摘もありましたけど、実際に緊急事態が起きたときに本当に一時間以内に参集できるかどうかも分からない状態なんじゃないのかと、それが不安だということを指摘させ...全文を見る
○吉良よし子君 網羅的に確認できないというのは、つまりは過去分については廃棄してしまった、そういうことでよろしいですか。
○吉良よし子君 いえ、そこを言っているんじゃなくて、直近といっても五月ですよね。問題になっているのは一月とかその辺りで、十月以降からの話だと思うんですけど、昨年からの。その過去分は廃棄したということでよろしいですか。
○吉良よし子君 やっぱりそこが問題だと思うんですよ。それでいいのかという話なんです。閣議決定で決められた在京当番であるはずの日なんだけれども、それが適切に実行されていたかどうか後から確認するすべがない。つまりは、在京当番ってそんなに軽い扱いなのかということにもつながると思うんです...全文を見る
○吉良よし子君 各々がスケジュール管理するのは当然なんですけれども、結局、在京当番日が本当に適切に執行されていたかどうかを私たちが確認できないなんというのは本当に問題なんですよ。  やはり、閣議で決められているはずの在京当番なんです。それが適切になされているのかどうか、意味をな...全文を見る
○吉良よし子君 いや、現時点においては検証可能な状況であるとは私は到底思えないです、ここにいる野党の皆さんもそうだと思うんですけれども。ですし、一方で、大臣、先ほど検討する余地あるというふうにおっしゃったわけですから、今後、せめて今後はそうした在京当番の確定日、そしてその日の政務...全文を見る
○吉良よし子君 様々な反省点がある行動であったということを大臣からもあったということです。  改めて、この一月十二日のこの事故についても政務官にもお話を伺いたいと思うんですけど、先ほど来の指摘と重なる部分もあるんですけれども、事故の当日、ドアミラーをぶつけちゃったという話を秘書...全文を見る
○吉良よし子君 いや、つまり、当日は人相手の、人が乗った車相手の事故じゃないと思ったから問題ないと思ったというようなお話だと思うんです。その後、二月二十六日のときに実は相手がいたということが発覚したから、問題だなと認識を改めたというお話だった、御説明だと思うんですけど、それでいい...全文を見る
○吉良よし子君 そうじゃなくて、緊急措置義務というのは、例えば、だから、ぶつかって何か物が壊れちゃった、落ちちゃったといったときには、とにかくその落ちた物を、次の車が来たときにまた新たな事故が起きないようにそれをよけるとか、そういうこともしなきゃいけないわけですよね。さらには、警...全文を見る
○吉良よし子君 いや、これからはの話を聞いているんじゃなくて、やはりそのとき対応しなかったことが問題じゃないんですかということを言っているわけです。  やはり、そのミラーの破損を知った時点で警察に届け出なかったというのは、つまりは、政務官、あなたがこの事故のことを隠したいと思っ...全文を見る
○吉良よし子君 じゃ、隠す必要もないけれども、でも、今明らかになったのはこの五月になってからですよね、公に。という意味では、やはり私、そこは疑わざるを得ないわけなんです。本来だったらその場ですぐに届け出る義務があったのに、それをしていないわけですよ。そのこと自体が問題だという認識...全文を見る
○吉良よし子君 もう道交法の基本のキだと思うんです。それすら対応できないというのは本当に問題なんですよ。  秘書が起こした事故ということをこの間繰り返されていますけれども、同乗する者であったとしても、その際に、先ほどの道交法の七十二条対応措置をする、要するに警察等に報告すること...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、文科省はつい先週まで何らこの事故について政務官から報告を受けていなかったと。しかも、そのきっかけというのは、週刊誌の記事で報道されるということをもってのきっかけで報告を受けたと。  ただ、政務官はこの事故について知ったのはいつかといえば、少なくとも二月二...全文を見る
○吉良よし子君 二月二十六日にそういう事故だということを把握されたわけです。なのに、なぜその時点で文科省に報告されなかったんですか。
○吉良よし子君 政務政務とおっしゃいますけれども、先ほど来ありますとおり、この日は在京当番の日だったわけです。本来、いつでも文科省に参集できるような状況になければならなかった中で起きた事故なわけですよね。それが報告されたのは、正式に文科省に報告したのは週刊誌報道がなされるというこ...全文を見る
○吉良よし子君 適切にとおっしゃいますけど、やっぱり報告すべき相手は文科省だけじゃないわけです。被害者とも連絡を取るなどの努力はされていたと伺っていますけれども、被害者を始めとした関係者、そしてやはり国民に対する説明責任も果たすべきな立場にあるわけじゃないですか、政務官。  つ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、そうはいっても相手方のいる事故なわけですよ。交通事故を起こされたわけですよ。やはりそれは黙っていていいとかいう話じゃないわけですよ。  結局、五月二十二日に、週刊誌の報道を経て初めて御自身のホームページでようやく本日の週刊文春オンライン記事についてというコ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、隠す必要はないとおっしゃいますけれども、結局、結果としてはずっと隠し通していたわけですよ、週刊誌報道されるまで。そうして、週刊誌報道されて国会でこうして私たち野党議員に追及されるまでは、一切その真実について政務官からは何ら語られていない、これがやはり私は大問...全文を見る
○吉良よし子君 大臣はそうやってかばわれるわけですけれども、やはり、一月に起こした事故についてこの五月末に至るまで一切真実を語ろうとしていなかった、その政務官について私は信用することはできないわけです。  この件についての説明責任は引き続き問われるということは強く申し上げたいと...全文を見る
06月18日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  私たちは、読書を通じて、生活の中で必要な情報や知識を得、様々な考えに触れ、思想を培っていきます。誰もがこの読書をする権利、保障されるべきでありますが、障害によりその読書をする権利が奪われている方々がいるわけです。この読書を...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  もう一度確認なんですけど、これはつまり障害を持つ方々の読書をする権利を保障すると、そういう趣旨での法案だということでよろしいでしょうか。その点だけお答えいただければと思います。
○吉良よし子君 法律の中に権利ということが入っていないことは承知しているんですけれども、それはつまり権利拡充を含めた中身であるという趣旨でよいのかという確認なんです。  権利の拡充という趣旨がこの法案の中に入っているということでいいのかどうか、イエスかノーかでお答えいただければ...全文を見る
○吉良よし子君 大事な点なので何度も確認させていただきましたが、要するに、障害を持つ方の権利保障への第一歩としての役割を果たす法案だということだと認識しておりますし、そうだという答弁もいただきました。その上で、私たち、我が党としてもこの法案を委員会提出することに賛成の意思を表明す...全文を見る
○吉良よし子君 是非、充実進むことを私も期待したいと思います。  そして、ボランティア等への公的支援の拡充とともに、先ほど、第九条、図書館の体制整備というところもおっしゃられましたけど、図書館そのものの充実も欠かせないと思います。その体制整備の中には司書の配置等も含まれるものと...全文を見る
○吉良よし子君 本法案第六条には、政府は、この障害者等への環境整備の推進に対して、必要な財政上の措置その他の措置講じなければならないということですので、現状にとどまらず、是非、必要な財政措置、拡充もしていただきたいと、このことも申し添えまして、私の質問とさせていただきます。  ...全文を見る
06月20日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  ICT機器を活用して子供たちの学びを充実させていくことは大切な取組です。本法案は、学校でのICT環境整備を進めるものであり、賛同できるものであるということを初めに述べた上で、以下、質問をしたいと思います。  まず、提案者...全文を見る
○吉良よし子君 是非、地方間、学校間での格差を生まないように努力をしていただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。  また、同じく昨年の質疑では、デジタル教科書の利用について様々な意見がある中で、その効果があるというものもある一方で、子供たちの心身、健康面への影響に対...全文を見る
○吉良よし子君 是非とも、自主性を阻害しない、学校現場の自主性を何よりも最大限重視していただきたいと思っております。  また、このICT教育を進めるに当たって、ICT機器、ネットワークの整備といったハード面の整備がそもそも進んでいないということは本当に課題なんですけれども、それ...全文を見る
○吉良よし子君 進めていくということでした。  いずれにいたしましても、ICT環境の格差を是正すること、それから学校現場の自主性を大切にすること、そして授業そのものが本当にICTを使うことによって効果的に促されるように是非これからも努力を続けていただきたいということを心から申し...全文を見る
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本法案は、国内外の多様な文化を尊重しながら暮らしていく上で欠くことのできない日本語教育の推進を行っていこうとするものであり、我が党は賛成するものですが、その上で、以下、法案に関わって質問したいと思います。  まず、提案者に伺いた...全文を見る
○吉良よし子君 日本語教育の推進のためには、夜間中学の役割は本当に重要だというお話だったと思います。  その上で、文科省の調べによりますと、全国の夜間中学の数というのは現在三十一校と。今年から二校が新たに開校というわけですけれども、やはり文科大臣、本法案に基づいて、この夜間中学...全文を見る
○吉良よし子君 大臣から詳しい現状の御報告もありました。また、全都道府県含めて開設進めていくという御答弁もありましたので、是非その立場で進めていただきたいと思います。  また、提案者から先ほど、夜間中学での日本語教育の充実ということでいえば、教員の配置も大事であるというお話もあ...全文を見る
○吉良よし子君 是非、専任教員の増員ということも強く求めて、本法案の成立を機に進めていただきたいということを強く申し上げまして、質問を終わります。
11月07日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  今日は、まず、あいちトリエンナーレへの補助金不交付に関わって質問をいたします。  あいちトリエンナーレ、表現の不自由展・その後をめぐって様々な意見が噴出しているわけですけれども、SNSなどでは、そもそも芸術に公金を出すこと自体が...全文を見る
○吉良よし子君 文化振興のために必要なものだという答弁でありました。  そもそも、演劇や美術、映画、音楽など、文化芸術というのはお金が掛かるものなわけです。けれど、文化芸術基本法では、全ての国民がその年齢、障害の有無、経済的な状況又は居住する地域にかかわらず、ひとしく文化芸術を...全文を見る
○吉良よし子君 そのとおりということでした。  実際、その文化芸術基本法に表現の自由、書き込むようにということは、我が党もその法案作成過程で主張してきたものですし、この文教科学委員会でも、歴代大臣の答弁でもその重要性というのは確認されてきたものだと思います。つまり、公的支援や助...全文を見る
○吉良よし子君 法令に従って適切にと言いますけれども、この間、様々な芸術祭などなどの企画をしているキュレーターの皆さんからお話伺ったんですよ。  いや、一回採択された補助金がこの過程でその後に出されない、不交付の決定されるなんていうのはまずあり得ない異常な事態だと聞いています。...全文を見る
○吉良よし子君 展示内容について是非を言うことはないと言っていますけど、今回起きたというのはそういうことなんです。あいちトリエンナーレのように、文化事業が妨害されれば補助金の取消しが誘引されるというあしき前例をつくってしまっているわけですよ。国、文化庁がこうした妨害、暴力を容認す...全文を見る
○吉良よし子君 撤回しないということで、非常に残念なんです。もう今回の決定に対して多くの皆さんが、表現の自由守れ、検閲許すな、文化庁は文化を壊すなって声を上げているわけです。署名も集められているわけです。この声にこそ向き合うべきだと思うんです。  実際、今、オーストリア日本大使...全文を見る
○吉良よし子君 もう一度確認しますが、民間試験導入ありきではない、白紙からの議論だということでよろしいですか。
○吉良よし子君 前提なく議論を進めるということで、是非白紙から検討していただきたいし、幅広く意見を聞いていただきたいと。とりわけ高校生たちは、もう先送りのみならず中止なんだ、そういう声を上げていらっしゃいますので、そういう現場の、当事者の声をしっかり聞いていただきたいということを...全文を見る
○吉良よし子君 記述式によって思考力、判断力、表現力を測るのが目的だという話でした。果たして五十万人が一斉に受験する共通テストで本当にそんなことができるのか、それが問われているんだと思うんです。  先ほど来ありますように、まず採点です。思考力、判断力、表現力を公正に採点できない...全文を見る
○吉良よし子君 採点基準を高校生たちに周知するというお話だったんですね。  午前中の質疑では、複数の組織的採点をして、一つの答案を複数の採点人が採点をして、それで一致しなかったらまた上に相談して、それでも一致しなかったら一致するまで相談し続けて、でも、それを二十日間の間に採点を...全文を見る
○吉良よし子君 いや、私が言っている記述式で自分の答案を、解答を書き写して、それをちゃんと書き写し終えられなかった場合に自己採点できないじゃないかという問いにはお答えにはなれていないわけですよね。幾ら採点基準を周知したとしても、そういう問題が記述式で自己採点をやるという場合には出...全文を見る
○吉良よし子君 おっしゃいますけど、高校生からも声出ているんですよ、マークシートで選んでいたものが升目に変わっただけだと。そういう話、それで本当に表現力などが問われるかという問題なんです。  様々課題があって不安があって云々、まあとにかく初めてだからやってみるみたいなこともおっ...全文を見る
11月19日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  参考人の皆様には、本日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  では、早速伺っていきたいと思うんですが、この間、英語のみならず、記述式に関しても当初から問題点、疑問点等は指摘されてきたと思うんです。とりわけ、先...全文を見る
○吉良よし子君 おおむね、思考力、判断力、表現力を問うにふさわしいかどうかというのに関しては疑問があるというのが御回答だったかと思います。  その上で、じゃ、記述式を共通テストでわざわざ問う必要があるのかという疑問も湧いてくるわけです。七日に行った文教科学委員会の質疑の中で、大...全文を見る
○吉良よし子君 国公立大学の二次試験等、また私立大学等でも、もう十分に記述式によってそれぞれの受験生の能力を測るということはもう現行上やられていると。さらに、その記述式を採点する規模という、規模感としても適正であると、二次試験等でやることの方が適正であるという、そういう観点からも...全文を見る
○吉良よし子君 多くの懸念があるんだなと感じました。  やはり、問題の質が落ちてしまうというのは本当に問題だと思っておりまして、私もこの間、プレテストを幾つか見させていただいたんですけど、いや、国語だけではなくて、数学であったり物理であったりしても、様々な太郎さんや花子さんが多...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございました。  思考力、判断力、表現力を問うとして進められている入試改革ですけれども、実際の問題を見れば、逆にそういう思考や表現を硬直させていったり、論理力を失わせてしまう懸念もあるものになってしまっていると、やっぱりそれは問題だなということをすごく...全文を見る
11月22日第200回国会 参議院 本会議 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、会派を代表して、給特法改正案について質問します。  法案への質問に先立ち、大学入試、共通テストについて文科大臣に伺います。  ベネッセコーポレーションは、自身の一〇〇%子会社が来年度実施予定の共通テストの記述式採点を請け...全文を見る
11月26日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  午前中以来、様々法案について議論がされていますが、私は、本法案の最大の問題点は変形労働時間制、総労働時間の縮減ができないばかりか、長時間労働を更に加速させかねないこの変形労働時間制を学校現場に導入するということだと思っております。...全文を見る
○吉良よし子君 労働時間の縮減が前提だというお話でした。じゃ、恒常的な時間外労働がないということが前提だということでよろしいんですね。
○吉良よし子君 やっぱり言っていることが分からないんですよね。  恒常的な時間外労働がないということが前提だというならば、やっぱり今の学校現場で、在校等時間、勤務時間が、やっぱり時間外労働、残業と呼ばれるような勤務時間があってはならないということだと思うんです。一日七時間四十五...全文を見る
○吉良よし子君 これも分かりにくい答弁なんですけど、つまりは、変形労働時間制導入する、適用される教員は上限ガイドラインが遵守されていることが必要だと、そういうことでよろしいですか。
○吉良よし子君 つまり、やっぱり上限ガイドラインが遵守されなければ変形労働時間制は導入できないと、全員が遵守できていなければその学校に変形労働時間制を導入することはできないということだということなんですよ。  ここで確認します。現在、じゃ、月四十五時間を超えて超過勤務、時間外労...全文を見る
○吉良よし子君 小学校で約六割、中学校で七割以上が週五十五時間以上。  ちなみに、月四十五時間の時間外というと、計算すると週五十一時間以上働いている場合が大体それに該当するんです。だから、五十五時間以上でも少ないぐらいで、実際はもっと多く、六割、七割以上の教員が今現時点で月四十...全文を見る
○吉良よし子君 いや、そうじゃなくて、導入の前提の話をしているんです。  ガイドラインの遵守は変形労働時間制導入の大前提だと大臣御自身がおっしゃっているわけです。現時点で、その月四十五時間以上働いている教員が、小学校で六割、中学校で七割、少なくともいるわけです。ということは、変...全文を見る
○吉良よし子君 それじゃ前提と言えないわけですよ。やっぱりガイドラインが確実に遵守されたと確認されなければ制度導入できないんだと、それが大前提だという話だと思うんです。  もう一点確認をしたいと思うんですけど、じゃ、変形労働時間制を一旦導入したと、導入したけれども、やっぱり長時...全文を見る
○吉良よし子君 大事な答弁だったと思うんです。  要するに、変形労働時間制を導入した後であっても上限ガイドラインが遵守できていなかったとなれば、この制度の適用を取りやめるということなんですよね。これが大前提だというのであれば、やっぱりそれをきちんと書くべきだと思うんです。  ...全文を見る
○吉良よし子君 そうじゃなくて、大前提だというなら、それが分かるように省令に書くべきじゃないかと言っているんですね。  指針が遵守できない、上限ガイドラインが遵守できない場合は制度の適用はできませんとはっきりと省令等に明示するべきじゃないですか。
○吉良よし子君 施行通知とか、それで守られるのかというのが現場の声なんですよ。いや、ちゃんと省令に書くぐらい、本当は法文に書いてもいいぐらいのことだと思うんですけど、省令に書くぐらいやっていただきたいと思うんです。  時間がないのでちょっと次に移りますけれども、このガイドライン...全文を見る
○吉良よし子君 勤務時間の正確な把握というのは変形労働時間制導入の前提だということでした。  この勤務時間の記録については、先ほど来議論もされていますが、中教審等でも強調されていて、二〇一七年以来、勤務時間の把握を形式的に行うことが目的化し、真に必要な教育活動をおろそかにしたり...全文を見る
○吉良よし子君 承知していないと。それで済むのでしょうかという話なんです。  私、この間、都内の幾つかの区や市などで、その勤務時間の把握、どうなっているか伺ってきました、タイムカードは導入されたけれどもということで。ある区では、超過勤務月八十時間、週二十時間の人をゼロにするとい...全文を見る
○吉良よし子君 あってはならないのは当然で、そういう実態が蔓延しているということを私聞いているわけですから、そういった事態がもう全国にあるんです。東京だけじゃないですよ、全国でも、朝七時前に出勤しても打刻は八時半にしか付けられないなんという声が東京以外の現場から上がっているわけで...全文を見る
○吉良よし子君 要するに、実態の調査も行っていないし、懲戒すら行われたのかどうかも分かっていなくて、現場では適正な時間管理把握が行われていない状況なんですよ。  これはもう本当に変形労働時間制なんて導入するような状況じゃないと思うんですが、大臣、いかがですか。
○吉良よし子君 私が聞いているのは、もちろん正確な労働時間を把握するよう徹底するのは是非やっていただきたいことですけど、結局、現時点では虚偽の時間把握が蔓延しているわけですよ。もうブラック企業と言ってもいいような状況だと思うんですけれども、それが全く実態も把握されていないようです...全文を見る
○吉良よし子君 時間把握、正確に行っていないと導入できないという御答弁でした。じゃ、これ、はっきりと省令等に書くべきだと思うんですね。虚偽の時間把握、虚偽の記録では変形労働時間制導入できない。正確に勤務時間実態を把握していなければ変形労働時間制は導入できないということを省令等に明...全文を見る
○吉良よし子君 いや、制度導入にかかわらずというのはそうだと思いますけれども、ただ、やはり変形労働時間制、先ほど来言われているとおり、上限ガイドライン、遵守することが大前提で、しかも、それをするためには、その遵守を確認するためには時間管理をきちんと正確にしないことにはあり得ない話...全文を見る
○吉良よし子君 しっかり明示して、書いていただきたいと思うんです。そうじゃなくても、指針に書いても書いてもそれが実行されていないのが学校現場なんです。それは学校現場が悪いんじゃなくて、文科省の責任なんですよ。文科省の責任でちゃんとそれが守れるような条件を整えていかなきゃ。この間だ...全文を見る
11月28日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。  本日は、四人の参考人の皆様、長い時間にわたって貴重な御意見伺わせていただき、ありがとうございます。  教員の長時間労働の是正が喫緊の課題であると、これはもうここにいる全ての皆さん共通の認識だと思うわけです。一方、大臣は、...全文を見る
○吉良よし子君 優先して取り組むべきは変形労働時間制ではないというのが多数の意見だったかと思いますし、そのほかにやるべきこともたくさんあるというのが実情だと思うわけです。  先ほど来、西村参考人からは現場のお話聞かせていただいていて、大変これは重大だなと思うんですけれども、例え...全文を見る
○吉良よし子君 業務削減といったときに、現場任せにするんじゃなくて、文科省が主導でやるべき仕事があるということがよく分かったお話だったかと思うんです。  また西村参考人に続いて伺いたいと思うんですけれども、先ほどお話の中で、授業準備をやる時間というのは、もう現在の学校の勤務時間...全文を見る
○吉良よし子君 済みません。じゃ、併せて、変形労働時間制によってその授業準備の時間が逆に削られてしまう懸念があるのではないかという指摘もあったかと思いますが、その辺についても伺えれば。
○吉良よし子君 まさに変形労働時間制で定時が延びることによって逆に授業の質が下がるようなことがあっては、もう本末転倒としか言いようがない事態だなということがよく分かったと思うわけです。  相原参考人にも幾つか伺いたいと思うんですけれども、そもそもこの変形労働時間制、現状では導入...全文を見る
○吉良よし子君 やはり、現状、導入するには相当なハードルがあるというお話だったかと思います。  あわせて、やはりこうした高度な管理も必要だと、変形労働時間制を導入するにはというお話もあったわけですけれども、ということは、つまり勤務時間の把握、正確な把握ということが、これも大大大...全文を見る
○吉良よし子君 高度な管理の必要性ということのお話ありましたが、重要な指摘だと思うんです。結局、育児や介護をしている教員が現場にいて個別の配慮をするといった場合に、要するにその一人一人の教員の状況に合わせて、それぞれの管理を管理職なりがやっていかなきゃいけないという話になるわけで...全文を見る
○吉良よし子君 多岐にわたって申し訳ありません。  改めて、現状の副校長が、やはり勤務時間とりわけ長くなっている現状があると思うんですが、その今の管理職の勤務負担についても併せて伺えればと思います。
○吉良よし子君 要するに、現状も管理職はとても勤務が多くて長時間労働になっていると。更に変形労働時間制で高度な管理が必要となる新たな業務が付加されるとなれば、それは教員のみならず管理職にとっても多大な負担になる懸念のある制度だということが明らかになったことだと思っております。 ...全文を見る
○吉良よし子君 ありがとうございます。  夏休みをちゃんと取れるようにするというのは、どの職場においても当然のことだと思うわけです。それができていない今の教員の職場が異常なわけであって、それを正すためにやるべきは、やはり変形労働時間制でまた更に現場に負担を課すということではなく...全文を見る
12月03日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  では、もう早速ですけれども、今日は、勤務の割り振りのところから伺いたいと思います。  先ほど水岡議員からもお話があったわけですけれども、現在、職員会議又は突発的な事故対応などで勤務時間が延びた場合には、別の日の勤務時間を時間単位...全文を見る
○吉良よし子君 もう一度確認させていただきたいんですけれども、いろいろ長々と説明があったので。一年単位の変形労働時間制と勤務の割り振り、併用できるという御答弁だったようには聞こえるんですけれども、ただ、あらかじめ年単位、また三十日前ごとに勤務時間を割り振っているわけですよね。その...全文を見る
○吉良よし子君 できると。最初に聞いていた話と私違うんですけれども、年単位の変形労働時間制で決めているんですよ、割り振りが。決められているものを、途中で勤務の割り振りとして年単位の変形労働時間制を外さずに併用することはできるということですね。
○吉良よし子君 随時変更はできないのが基本だけど、突発的なことには対応し得るよというお話だったと。本当にそれができるのかどうかというのが疑問なところではありますが、できるということですので、では、そういうふうに運用していただきたいと思うんです。  ところで、今回の法案は休日のま...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、変形労働時間制取らなくても休日まとめ取りをする手段はあるということなんですよ。休日のまとめ取りを目的とするなら、無理やり変形労働時間制を導入する必要がないということだと思うんです。問題は、休日をまとめ取りしようにもそれができないほどの業務があるということな...全文を見る
○吉良よし子君 いや、ですから、その八月八日から十六日間実施しなくなった研修というのは一体どこでやるんですかと聞いているんですけれども、やらなくてよくなるんですか。
○吉良よし子君 つまり、やらなくていいわけじゃないわけですよね。どこかでやらなきゃいけないわけですよ。そのどこかというのはどこなのかと。例えば学期中の平日に行うこともあり得るということでしょうか。
○吉良よし子君 圧縮するのは当然なんですけれども、それは別にこの変形労働時間制を入れようと入れまいが、こういう研修というのが重い負担になっているわけですから、圧縮するというのはもう再三言ってきていることで、やるとおっしゃっていることなので当然なんですけれども、結局、じゃ、夏休みに...全文を見る
○吉良よし子君 結局、夏休みのど真ん中で研修はしないよと言うけれども、なくすわけじゃなくて、それを寄せるということなわけですよ。多少圧縮は掛けるとしてもやめるとは言わない、それじゃ業務削減にはならない。むしろ、平日の勤務が延びる可能性、平日の業務が増える可能性もある。意味ないじゃ...全文を見る
○吉良よし子君 いや、業務は増えるんですよね。最初にお答えになりましたよね。様々な業務負担が増えるわけです。長時間労働縮減のために業務削減すると言いながら、変形労働時間制によって管理職、若しくは事務職の業務負担増やしていると。言語道断だと思うんです。  とりわけ教員の勤務実態調...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、学校単位で制度を導入しないという判断はできるし、強要はされないということだったと思います。  あわせて、もう一点聞きます。  一回、変形労働時間制、条例が成立して、この学校でも導入するということを決めたんだと、一回、一年やってみた、けれども来年度は取り...全文を見る
○吉良よし子君 つまり、全ての学校に一律にこの変形労働制を条例で決めたからといって導入するということはあってはならないということだと思うんです。  例えば、条例で全ての学校に一律に導入するなんてことは書いてはならないということだと思うんですけれども、それ、はっきりと省令や指針で...全文を見る
○吉良よし子君 これ基本的なことなんで、多分きっと運用で何とかなるはずとかではなくて、やっぱりきちんと明記していただくというのは大事だと思うんですよ。一律にやってはならない、強制してはならないって、そういうことを担保していかなければ法律が法律たり得ないと思うんです。法律じゃなく省...全文を見る
○吉良よし子君 校長等と交渉、話合いを行うことができるという御答弁だったと思うんですけど、私が今聞いているのは、各段階で、全ての段階で交渉、つまり交渉は一回限りで終わりじゃないですよねと。    〔理事赤池誠章君退席、委員長着席〕  各学校現場で導入するかどうか検討を始めた段...全文を見る
○吉良よし子君 担保されるとおっしゃっていますけれども、結局、本来だったら、労基法上は、これは労使協定で労使交渉は必須なんですよ。ただし、今回、条例で読み替えられている以上、この交渉というのが必須事項じゃなくなっているからそれが問題で、もうこれ、だから何度も確認しているんですけれ...全文を見る
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、給特法の改正案について反対の討論を行います。  本法案は、公立学校教員に一年単位の変形労働時間制を導入しようとするものです。厚労省の通知によると、この制度は恒常的な時間外労働はないことが前提だとあります。二〇一六年の勤務実態調査でも、...全文を見る
12月04日第200回国会 参議院 本会議 第10号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  私は、会派を代表して、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  冒頭、一言申し上げます。  桜を見る会の疑惑について、首相は全く説明責任を果たしていません。さら...全文を見る
12月05日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  まず、大学入学共通テストについて伺います。  とりわけ記述式問題についてなんですが、この記述式問題を共通テストに導入する目的について私が以前聞いた際、大臣は、国立大学の二次試験においては、国語の小論文、総合問題のいずれも課さない...全文を見る
○吉良よし子君 記述式問題、共通テストで課すことでより論理的な思考力、判断力を発揮することが期待されるとおっしゃいましたけれども、午前中の質問の中でも、また私の先日の質問の中でも申し上げたとおり、共通テストで採点のぶれをなくすために相当の制限が課された、そういう設問になっている中...全文を見る
○吉良よし子君 結局、導入する過程の中で、先ほどの調査しかしていないわけですよ。国語や小論文、総合問題のいずれも課さない学部の割合でもないんですよ、募集人員の割合なんですから。いずれも課さない学部の割合ですらない、募集人員の割合だけをもってして共通テストに記述式が必要だなんて、ど...全文を見る
○吉良よし子君 やめるとおっしゃらないわけです。  未来を切り開くためとおっしゃいましたけれども、もうその未来を切り開く主体である子供たちが、高校生が本当に不安の声を上げているわけなんです。これは、その試験を受けることになる現在の高校二年生だけではない、受験を控えている高三生も...全文を見る
○吉良よし子君 改善ではどうにもならないんだということは、もうこの委員会でもたくさんの議員が指摘しているわけなんです。  もう記述式の導入はやめるしかないんだと、中止していただきたいと、このことを強く申し上げまして、今日は次に就活セクハラについても伺いたいと思います。  今年...全文を見る
○吉良よし子君 大学の数でいえば全体の五・二%にとどまっているかのような調査結果なんですけれども、本当にそれが実態なのか疑問があるわけです。  ビジネス・インサイダー・ジャパンの就活セクハラ緊急アンケートによりますと、十一月二十四日時点で、七百二十三人の回答者のうち約半数の三百...全文を見る
○吉良よし子君 いろいろおっしゃっていただいたわけです。就活セクハラ、あってはならないということで、もう本当に対応を急いでいただきたいと思うんですけれども、相談が五・二%にとどまっている、実態はもっとあるだろうに、その五・二%にとどまっている背景に何があるのか。それは、就活生や学...全文を見る
○吉良よし子君 分からないんですよね。個別のメールでちゃんと伝えているのか、ポスターちょっと一枚貼っているだけなのか、ガイダンスなんかで丁寧に説明しているのか、そういうことも一切分からない。本当に届いているかどうか分からないというのは、やっぱり実態把握とは私言えないと思うわけです...全文を見る
○吉良よし子君 把握していないと。カウンセラーは、それは各大学にいるでしょうよ。けれども、その人が必ずその就活セクハラの相談のときに対応してくれるとは限らないということなんですよね。だから、実際どうなっているか分からない。  もう本当これじゃ問題なんです。というのは、この就活セ...全文を見る
○吉良よし子君 調査していただけるということだったので、是非お願いしたいと思いますし、また、調査待ちでなく、今できることやっていただくという御答弁もありました。  そこで、資料二を見ていただきたいんですけど、これ、文科省に言ったところ出された資料なんですね。就活セクハラについて...全文を見る
○吉良よし子君 是非お願いしたいわけです。  この間、関係省庁と経済業界団体、また大学が就職ルールを話し合う就職問題懇談会というのが毎年十二月とか一月とかに行われているわけです。  ただ、ここの会議では、主には就職の時期をどうするかということがメーンの議論のテーマになっている...全文を見る
○吉良よし子君 もう本当に是非お願いしたいんです。  私、この問題ずっと取り上げているわけですけれども、問題は、やはり就活生というのが本当にノンルール状態に置かれているということなんです。  厚労省でセクハラ指針というかハラスメント対応しようということは出されたんですけれども...全文を見る