池田幹幸

いけだかんこう



当選回数回

池田幹幸の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  午前中、景気の認識については総裁から伺ったわけですが、そこでは企業金融については少し緩和されたかなというお話がありました。その他については、大体一月の金融経済月報で示されておりますように、総括的には依然として厳しいということだ...全文を見る
○池田幹幸君 三月の佐々波委員会ではそうなんでしょうけれども、その後さらに調査をして出してくださいという依頼にはおこたえになったんですか。この委員会で調査をして、さらに資料を提出してくださいということを言われて、大蔵省は提出しなかったそうです。これははっきりしております。日銀は提...全文を見る
○池田幹幸君 ということは、日銀としての立場ははっきりしないんですが、大蔵省は当然のことながら自己査定七千億、大蔵省自身の査定は一兆一千二百四十億、知っておりますね。日銀はそのとき、実際の不良債権、それが七千億だというふうに認識していたのか、それとも大蔵省と同じように、そんなもの...全文を見る
○池田幹幸君 午前中の浅尾委員の質問の中にもあったんですけれども、結局この八百億というのは、株価査定は恐らくゼロになるだろう、だからもう戻ってこなくなるだろうというお話がありました。そうなるだろうと私も思います。  そうしますと、この八百億を失ったということ、日銀の責任はそれだ...全文を見る
○池田幹幸君 結局、九五年の段階で調べたと。その後、経営内容は悪くなったろうけれども、債務超過まで行っていなかったろうと思っておったと。そうはおっしゃっても、昨年の三月に佐々波委員会で改めて調査してくださいよ、そして改めて資料を出してくださいよと言われたにもかかわらず、しなかった...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことで貫いていただきたいというふうに思います。  次に、短期資金の規制の問題について伺いたいと思うんです。  一昨年秋のアジア通貨危機以来、短期資金の急激な導入それから流出、これが極めて重大な問題だということについては国際的に論議されてまいりました。特に...全文を見る
○池田幹幸君 今のお答えは昨年からの総裁のお答えと全く変わっていないのでいろいろと私も勉強させていただいてはおりますが、十二月半ばに宮澤大蔵大臣が、ことしの二月にG7に持っていこうという日本案について話されたことがあるんですね。それは少し総裁のお立場とは違うだろうと思います。そう...全文を見る
○池田幹幸君 時間がなくなりましたので終わりますが、一言だけ。  今効果を発揮しているんだとおっしゃった。私はこういった貸付制度を悪いと言っているわけじゃないんですが、しかし統計を見ますと中小企業向け貸し出しは四%減っている。十兆円以上減っているんです。実際、五業態全体としても...全文を見る
02月26日第145回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  日債銀問題について質問いたします。  これまでの衆参両院の論議を通じまして、日債銀問題については、大蔵省と二人の前元大蔵大臣の対応、それに対して国民の大きな疑惑が起きております。昨日の参考人質疑などでは、各紙が一斉にそのこと...全文を見る
○池田幹幸君 第Ⅲ分類で見ましても、当局の査定が一兆三千百十億円、それに対して日債銀の自己査定が五千九百三十一億円、かなりというよりも非常に大きな食い違いが起きておるんですが、それではこの食い違いはどういうところから出てきたんでしょうか。どのような判断が違っておったのか、御説明く...全文を見る
○池田幹幸君 それが一番大きな問題だったと私も思います。  そこで、昨日、衆議院予算委員会で参考人質疑が行われました。そこで日債銀の東郷前頭取は、関連会社、ペーパーカンパニーに債権を移したことについて、金融機関では一般に行われていることなんだ、世間で言われている飛ばしなどではな...全文を見る
○池田幹幸君 その意図や希望はどうあれ、実態を見れば事実ペーパーカンパニーに移して焦げついているわけですね。これを世間では飛ばしと言っているわけですから。飛ばしをやっていることに変わりないわけです。  そこで、日債銀がこういう形で不良債権を移しておる、そして日債銀が倒れない限り...全文を見る
○池田幹幸君 そういう意図で大蔵省は書いた。その一部分をとって東郷前頭取はそういう発言をしたわけですけれども、いずれにしても私不思議なのは、検査報告書というのは、先ほどの質疑を聞いておりますと、検査部長に出すものだと。何でこれ東郷頭取は知っているんですか。
○池田幹幸君 昨日の衆議院における参考人質疑で示達書のこと、今言われましたけれども、このことについては、要するに大蔵省の査定、一兆一千二百十二億円の問題とそれから七千億円の問題が併記されておるということを言われたんだけれども、しかしそれは日野長官が先ほど否定されました。  そう...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、第Ⅲ分類の一兆一千二百十二億円と、それから日債銀が言っておった七千億円、その差額については大蔵省はどうしろという、どういうふうな指導をここに書かれたんですか。
○池田幹幸君 大蔵省は、一兆一千二百十二億円ということを書いた以上、考えておることは、この差額四千億円については関連会社への飛ばしだ、こういったことについてはやめるべきだという、やめさせるべきだという考えがあって書いたんじゃないんですか。
○池田幹幸君 では、日債銀は当然それをわかってきちんと償却なり引き当てをやりますという形になったんですか。納得したんですか。
○池田幹幸君 どうもよくわからないんですがね。  結局、大蔵省はその一兆一千二百十二億と七千億の差額ということをしっかり見た以上は、これを正せという態度であったのだろうと私は思っておったのですが、どうもそうじゃないのじゃないか。  きのうの東郷前頭取の証言とそれから参考人質疑...全文を見る
○池田幹幸君 どうも検査官と日債銀はそういう形で以心伝心だったと。銀行局長は検査部とは関係なしに日債銀と話をして、七千億円だと日債銀が言っているんだからほっておこうか、こう思ったと。どうももう一つはっきりしません。  ただ、ではこの七千億円の問題、片一方では大蔵省は一兆一千二百...全文を見る
○池田幹幸君 この検査というのは、単なる検査じゃなしに、今言われたように増資の問題が絡んでいたわけですね。そこで、三塚大蔵大臣としては奉加帳まで回して増資してくれるようにということをやっておった。その大臣としては、非常にその問題というのは関心のあるところだと思うんですね。  こ...全文を見る
○池田幹幸君 この問題いろいろと聞いていきますと、どうも一番肝心かなめの大蔵大臣のところでぼやっとするのです。一番責任のある大蔵大臣がどこまで知っていたのかということがはっきりしない。  特に、次の松永大蔵大臣のことについても、今言われたことが同じように起こっているのですね。大...全文を見る
○池田幹幸君 宮澤大蔵大臣の想像はそれとして伺いますけれども、しかしこれだけ調査を期待される、それからあれだけ接待汚職で問題になって、そしてどうも検査官がやっていることが信じられないと言われているわけですからね。それについていろいろ疑惑が持たれておるときに、そこへ乗り込んだ大蔵大...全文を見る
○池田幹幸君 そんなあなた、甘いんじゃないかと聞かれて、頭取がなるほど甘いですと言いますか。大臣が甘いんじゃないかと聞くときには、自分はその数字を持って、何に照らして甘いということを持たないと聞けないじゃないですか、そんなこと。
○池田幹幸君 そんなでたらめなことはないでしょう。審査委員会で選ばれた六人がそこで真剣な討議をするんですよ。そのときに、自分は何も持たないで、君は甘いんじゃないか、ははあ恐れ入りましたと言うと思っているんですか、そんなこと。いいかげん過ぎるんじゃないですか。もう一回答えてください...全文を見る
○池田幹幸君 とても納得できません。しかし、角度を変えてその問題について聞きます。  私は、当然のことながら、四千億円の飛ばしがありますと報告を受けて、それをつかんで大臣は出たんだろう、出席されたというふうに思うんですけれども、どうしてもそうじゃないんだとおっしゃるわけで、何に...全文を見る
○池田幹幸君 始まる前、事前にというお話だったんですが、これは私の理解では、佐々波委員長から検査の権限と実績を持っているんだから、その検査結果を踏まえて、日債銀が出してきた不良債権の今言われた見込み値のチェック、これをしてくれと。  これは委員会の総意ということでお願いしたとい...全文を見る
○池田幹幸君 結構です。  それでは、委員長から要するに頼まれたわけですから、松永大蔵大臣は事務方に当然その検査結果資料を見せろということはやられるはずなんですけれども、ここがもう一つはっきりしないんですね。  検査結果の具体的なケースは大臣に知らせなかったと先ほどの話もある...全文を見る
○池田幹幸君 宮澤大蔵大臣、いろいろ想像なさったわけですが、間違いが大体三つほど大きなところであるんです。  一つはラインシートの精査の問題、これについては一週間もかけていません、二、三日。そのやり方も信頼できるものじゃないというのが一つあります。  それから、大事なことを言...全文を見る
○池田幹幸君 その差額の問題についてはそういう形で理解したということでそれは結構です。結局、今お読みいただいたとおり、債務超過の問題、それから飛ばしの問題、そのことについては非常に審査委員会の中でも関心が持たれておったわけですね。  そこで、日債銀の飛ばしについて今のように全員...全文を見る
○池田幹幸君 いや、甘いということを先ほど日野長官も報告されたんだということを言っていますから、甘いと聞けばどれほど甘いんだというふうに当然聞かれたんじゃないですかと伺っておるんです。
○池田幹幸君 七千億円という数字は恐らく各委員の中にあったんだと思うんです。一兆一千二百十二億という数字は知らせていないからなかったんだと思うんですけれども、それで七千億という数字が委員の中にあって、そんな数字も全然知らされないで、それで大蔵大臣から大丈夫です、債務超過ではありま...全文を見る
○池田幹幸君 結局、数字で答えられたんでしょう、大臣は。
○池田幹幸君 私は、大臣は数字をちゃんとつかんでおってやったんだと思うんですがね。  昨日、松永元大蔵大臣がテレビで発言されております。それによりますと、守秘義務があるから口外できないと、このことに関して言っておられるようです。今さら何が守秘義務だと私は言いたいんですが、検査結...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、知っていても知っていなくても松永大蔵大臣の責任は極めて重大なわけです。要するに、検査結果も全部握っておる、そういう人が、そういう大蔵大臣が、事実関係について特段の誤りはありません、債務超過でもありませんというふうに発言する。それを委員の皆さんが信用する。こ...全文を見る
○池田幹幸君 主観的に精いっぱいなさったということを私は否定するつもりはありませんけれども、こういうシステムの中では幾ら一生懸命やったって、これは国民に対して本当に責任を持った結論を下せたとは言えないのじゃないかと私は思います。  これはもう重大な問題です。これから七兆四千五百...全文を見る
○池田幹幸君 では、宮本委員の関連をお許しください。
03月09日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第3号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  まず、宮澤大蔵大臣にお伺いしますが、小渕内閣は景気対策最優先ということで、そのために財政再建を先送りしようといった姿勢をとっておられるわけですが、宮澤大蔵大臣も所信表明でこういったことを言っておられます。「我が国経済は、資産市...全文を見る
○池田幹幸君 私は、今のような銀行の経営体質のままで公的資金を投入しても、ただいま大蔵大臣のおっしゃったように、そのステップとなり得るかどうかという点では、それはならぬだろうという考えを持っておりますが、ともかく公的資金の投入の問題について伺いたいと思います。  今月三日の予算...全文を見る
○池田幹幸君 柳沢大臣の国会での御答弁もいろいろと見せていただいているんですが、特に先ほどの広中委員への御答弁の中でもあったんですけれども、盛んに公的資金は銀行への投融資だというふうにおっしゃるんですね。では、今度の七兆四千六百億弱のうち融資に属する部分というのはどれだけあります...全文を見る
○池田幹幸君 劣後債は少なくともその半分ぐらいは資本というふうに見られるわけですね。劣後債を全部融資だというふうに見るというのもおかしな話だと思うんですけれども、それにしても大部分、少なく見ても五兆五千億は投資だと。そうしますと、投融資とひっくるめておっしゃって、それが返ってくる...全文を見る
○池田幹幸君 きょうの新聞を見ますと、いろいろ言っているんですが、要するに公的資金が投入されると、もしこれで経営失敗したら大変だと。それは当然ですね。公的資金が傷ついたら経営責任はどうなるんだと言われて、責任はあるんだと答えている人は、ダイジェストですけれども、三和銀行の佐伯頭取...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろありますけれども、早期是正措置について柳沢大臣の言われるのは非常に形式的だと思うんですよ。昨年四月一日から発効したということでしょう、それまでの三月段階ではそれは具体的には働いていなかったと。しかし、それはその前からもう既に言われておったことで、一定程度大蔵...全文を見る
○池田幹幸君 それを言われると最初に戻るんですけれども、税金でないと言えないでしょう。直接税金を注ぐなんてだれも言っていないですよ、制度上そうなっていないんだから。しかし、焦げついたら税金で面倒を見るしかないんですよ。そうでしょう。そういうことをまるで関係ないかのように言われる、...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  この法案は貸し渋り対策だということでございますが、それならば今問題になっております公共的な役割を忘れた銀行の姿勢、これこそ問題にしなければいけないんじゃないかというふうに考えるわけですけれども、この法案は案件ごとに審査して貸し...全文を見る
○池田幹幸君 その趣旨からすると、少しでも例外があるとそういった弱者保護という点では問題があるということになるんじゃないかと思うんですが、るる伺っていきます。  まず、法務省に伺います。  このコミットメントライン契約は、先ほどの趣旨説明にありましたけれども、実際には大企業と...全文を見る
○池田幹幸君 発議者に伺いますが、そうしますと、このみなし利息をこの法案で除外する理由というのは一体何なんですか。みなし利息というものをどういうふうに考えて、この法案ではなぜ除外するのかということです。
○池田幹幸君 そうすると、この手数料の性格というもの、これについてはみなし利息であるという従来の規定は変えないということですね。この法案についてのみ、その性格はみなし利息であるが、これは外すんだということですね。  そうしますと、大企業に限っておるから中小企業では大して問題は起...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、利息制限法とか出資法が高利による暴利をむさぼることがないようにと、そういうことはだめなんだという考え方の上に立っておる、それを変えるものじゃないんだということですね。  そうしますと、大企業に限るわけだけれども、この法案について言えば高金利は認めるわけで...全文を見る
○池田幹幸君 二年間の見直し規定というのをそのように伺って、ちょっと考え方が違うんだなと思うんです。  私は、この附則第三項の見直し規定を設けられたのは、中小企業に広げていこうよという考え方を基礎にして、二年後にはもっと広げていこうということで見直し規定を設けられたんじゃないか...全文を見る
○池田幹幸君 力関係、それはそうでしょう。力関係で決まるんだと。特に大企業と大銀行ですよ。信用金庫や信用組合は貸しませんね。大銀行と大企業の間での力関係ということですから、ある意味では私は将来それがなれ合いにつながるおそれもあるなという気持ちはするんです。  というのは、まずそ...全文を見る
○池田幹幸君 まず枠の面ではそれでいいとして、それではその枠いっぱいまで借りる権利があると、企業の側は。貸してくれと言われれば、融資の申し込みを受ければ貸さなければならないことになるわけですね、銀行の側は。  そうすると、二回目からの、総枠を決めた後の案件ごとの融資、これのチェ...全文を見る
○池田幹幸君 今、私の聞いていることとちょっと食い違っていると思うんですが、要するに銀行というのは、借り主の信用状態とか、それからその融資が妥当性のあるものなのかどうか、反社会的なことに使わないのか、投機に使わないのかといったことをチェックして、そして貸し付けると。銀行にとっては...全文を見る
○池田幹幸君 わかりました。要するに、言い方は違うけれども、最初に決めたら、こういうリスクを背負うって決めたんだから後はもう何を言われても貸します、こういうことでしょう。結局、その審査機能をかなり形骸化することになるというふうに私は思うんです。  三番目の問題、これは貸し渋り対...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、大企業に限定しているわけですね、これは。大企業に限定して、中小企業への貸し渋り対策になるということですが、どういうことでそういうことになるのかと私は思いますが、どうですか。
○池田幹幸君 一言だけ。  それは期待だけでなかなかそういうことにはならないだろうと思います。  終わります。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、特定融資枠契約に関する法律案に対して反対の立場から討論を行います。  本法案は、大企業が資金調達を機動的に行えるようにするために、銀行があらかじめ融資枠を設定するいわゆるコミットメントライン契約を全面的に解禁するために、利息制限法及び出...全文を見る
03月12日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  きょうは税務行政に関して伺いたいと思います。  今ちょうど確定申告の時期で、税金に対する国民の関心が高まっております。また、ことしは国税庁が設置されてちょうど五十周年に当たるそうでございます。そういったことで、国税庁が発行し...全文を見る
○池田幹幸君 研修をしておられるようなんですが、それがきちんと履行されていない。それどころか、税務行政に対する国民の信頼を崩すといいますか、そういった事例が相次いでおります。しかも、人権じゅうりんとしか言いようのないような事件が頻発していることを私は指摘したいと思うんです。  ...全文を見る
○池田幹幸君 今のそれだと、判決では国が主張したのを認められなかった、残念だと。もう既に確定しておるわけですけれども、どうも裁判所の判決は間違っておると、そういうことですか。
○池田幹幸君 厳粛に受けとめた、行き過ぎることのないようと言うんですが、行き過ぎておるという判決なのか。そうじゃないんですよ。今申し上げましたように、あなた方が料調と称してやっておる行為が違法なんだ、承諾なしにやることが違法なんだと、それは任意調査の範囲を超えているんだというのが...全文を見る
○池田幹幸君 もう具体的な話をしなくても済むのかなと思っておったんですが、今の話を聞きますと、一般論で答えておられるんですね。この判決はそんなものじゃないんですよ。  もう重々承知だと思うんですけれども、この事件の原告の北村さんという方は京都と滋賀県の唐崎というところに二つの衣...全文を見る
○池田幹幸君 ということは、やった行為が間違っていた、行き過ぎだというのであれば、自分たちが決めた運営方針からも逸脱しておったということですね。  そうだとするならば、やった本人は当然のことながら、監督に当たった幹部、これに対して当然処分がなされたんだろうと私は思うんですけれど...全文を見る
○池田幹幸君 行政処分はしたんですか、していないんですか。
○池田幹幸君 ちょっと聞き取れなかったんだけれども、何と違うんですか、この事件は。
○池田幹幸君 いわゆる国税庁の行っておる料調というやり方、承諾なしに行うやり方、これが違法だとされたわけです。そうすると、職員の処分はしなかった、それはそれとしておいておくとして、これは私は正当だと思わぬけれども、そういった行為自身についての反省はどうなっているんですか。
○池田幹幸君 何度も言うんですが、その質問検査権、これを超えてやったから違法だということで認定されたんでしょう。それをあなたは質問検査権の範囲でやっているというふうに今も主張しているわけでしょう。さっき判決を重く受けとめて重視すると言ったのと全然違うじゃないですか。こんなものは認...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど私は言ったでしょう。普通にやられておるあなた方の質問検査権に基づく調査そのものが、そのやり方が違法だと言われたんだから、あなた方は反省すべきだろうと言っているんだけれども、全然話がかみ合っていないじゃないですか。この判決は、個別の案件のそれを踏み越えて、あなた...全文を見る
○池田幹幸君 どうもあなた方は、自分たちがやっていることは質問検査権、これは納税者の了解を得たもとにやっているんだと。しかし、実際そういうことじゃなかったからこういう事件が起こっているし、次々と事件が起きている。  特に今伺っていて、私はなるほどなと思ったんだけれども、去年の四...全文を見る
○池田幹幸君 私が申し上げたようなものも入っていますか。
○池田幹幸君 ほかは入っていますか。
○池田幹幸君 結局お聞きのとおりなんですよ。こんな事件はほとんど上に上がってこないんです。あなた方の耳にはほとんど入ってこないんですよ。三件しか起こっていない、とんでもない話ですよ。ここにちょっと事例があるんですけれども、私のところで聞いただけでも十数件上がっているんですよ。あな...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんです。だから、金沢の場合なんかは抗議に行った。抗議を受け付けない。抗議を受け付けないということは記録に残らない。記録に残らないということは何もなかったことになるんですよ、これは。それがあなた方の中で処理されているんです。当たり前ですよ。なかったことを報告しま...全文を見る
○池田幹幸君 そうだとすれば、職員の心構えということを言っているものだとすれば、それはその範囲にとどめるべきじゃないだろうなと思います。だけれども、昭和五十一年に出されたそれを見ると、心構えだけではないように私は思うんです。この目次だけを見ても、事務合理化の推進であるとかなんとか...全文を見る
○池田幹幸君 やっているやっていると言うんだけれども、今こんな事態が起きているわけですよ。あなた方がおっしゃるように、きちんきちんとやっているんだったらそんなことは起きていないし、そしてまた、先ほどから聞いたように、そういった苦情や不満が出ておって、きちんきちんとやっておるんであ...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく後の問題をやりたいので終わりますが、しかし少なくとも国税庁自身が自主的に出しておる税務運営方針、この中身については私は評価するわけですよ。そうならばこれを実施すればいいわけで、そしてそれが実施されていないとすれば実施できるようなシステムをつくり上げていかなけ...全文を見る
○池田幹幸君 私はそうは伺ってないんだけれども、もしそうであれば、きちっと徹底している、保持しているんですね、全職員が。間違いないですね。
○池田幹幸君 ともかくこういったことが起きて解決されていないことは事実なんですから、きちんとした形でこれを処理していただきたいというふうに私は強く要求しておきたいと思うんです。  時間がもう三分しかございませんので、申しわけございませんが、再生委員長にはまとめてお伺いしたいと思...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○池田幹幸君 引き続いて、日本共産党の池田幹幸でございます。  けさほどの大蔵大臣のお話の中にもあったんですが、所得税減税をめぐりましては、金持ち減税、庶民増税ではないかということが予算委員会でもいろいろ論議されてきました。  三月三日の予算委員会での大蔵大臣の御答弁で、私は...全文を見る
○池田幹幸君 その害の中身としての四百九十一万円ということで、それは私は意見が違うと申し上げたんです。要するに、今景気回復さえ図ればいいんだ、財政再建はずっと先送りだという考え方に本当に立っていいのかどうかという点では、私はそれはよくないだろうと考えているんです。  その点で、...全文を見る
○池田幹幸君 今伺ったら、どうかなと思うんです、大蔵省の「財政構造改革を進めるに当たっての基本的考え方」というのを見ますと。  要するに、景気回復に向けて全力を尽くすために財政構造改革法も凍結したということは国債をどんどん発行しますよということですね。それから、「我が国経済が回...全文を見る
○池田幹幸君 もう一つ考えておられるのは消費税の問題があるんだろうと私は思うんですが、私たちは将来害になるというのは、むしろ消費税をこれから上げていくことが害になると考えているんですけれども、大蔵大臣はその逆のことをお考えだろうと思うんです。  そういった点もお考えだろうと思う...全文を見る
○池田幹幸君 私はあした消費税減税問題について質問したいと思うんですが、だからこそ消費税減税じゃないかということを本当はここで申し上げたいんです。  時間がないので、法人税減税問題について伺います。  昨年度、法人税は大幅な減税がなされまして、課税ベースも広げられた、そういう...全文を見る
○池田幹幸君 それもあったのでしょうが、党の税調で考えられたのはもっと別のことだったようです。  ちょっと読ませていただいたんですが、「税経通信」というところで加藤税調会長と党の林税調会長が会談しておられるんですが、それを読ませていただきますと、要するにこういうことのようですね...全文を見る
○池田幹幸君 どうも私はそうは思わないんです。  これは九〇年代ずっと続く不況の中で九六年段階で法人課税小委員会報告というのが出ました。これを読ませていただいても、こういった小委員会の中でも実質的な税負担の軽減を行う環境にはないんじゃないかという意見を述べておられます、御存じと...全文を見る
○池田幹幸君 今、法人税を引き下げれば、確かに利益を上げて減税の恩恵を受ける企業についてはああ助かったと、大臣がおっしゃったように思うでしょう。だけれども、では助かったと考える、これで少し経営が楽になるなと考えるということが本当に景気をよくする方向に回転していくとすれば、その企業...全文を見る
03月16日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  昨日、法人税問題を伺っていて時間切れになりましたので、きょうは引き続きそのことの質問をさせていただきたいと思うんですが、その前に二点ほどお伺いしたいと思います。  まず、児童手当法及び所得税法一部改正に関する法律案に関して発...全文を見る
○池田幹幸君 賛成です。  結局、子育て支援なわけですから、子供の数が多くなってきたら不利になるというのでは、ちょっとそこは矛盾だと思いますので、そこについては知恵を出す必要があるだろうなと私たちも考えております。  続いて、消費税の問題といいますか、最近行われました日経のア...全文を見る
○池田幹幸君 私はもっとストレートに、九兆円減税しても効果はないんだ、消費はふえないぞという形で受けとめるべきじゃないかと思うんです。  同時に、このアンケートでは、支出拡大のためには何がいいかということを問いかけているんです。それに対して、「消費税率の引き下げを求める割合が六...全文を見る
○池田幹幸君 結局、今の景気対策としては役に立つかもわからぬが、まあ立つだろうと。しかし、将来消費税は値上げしなければならないというお考えに立っているから、結局上げようとしたときに上げにくくなるから今は下げない方がいい、そういうお答えだと思うんです。  それでは、今何でもありと...全文を見る
○池田幹幸君 採算がよくなる、それはそうだと思うんです。もうけておる会社については、利益の上がっている会社については採算がよくなるわけで、それは間違いないことだと思うんですけれども、ただ採算がよくなって、ではそういう会社が設備投資にすぐ打って出るかというと、そういう情勢にはやはり...全文を見る
○池田幹幸君 失礼しました。私、何か言い違えたようでしたね。未満の会社で結構です。  二八・三%ということは、逆に言いますと赤字企業が七割以上あるということなんですね。一億未満でとってみても大体六五%程度が赤字になっています。そうしますと、こういったところにはもちろん今度の法人...全文を見る
○池田幹幸君 設備投資にすぐに結びつかないというお考えはさっきお聞きしました。しかし、それはそれとして、逆の効果があるというふうに私は考えているんです。  というのは、ここのところの三月に入ってからの報道をずっと見ましても、こういった一応利益を上げておる大企業に関して見ていきま...全文を見る
○池田幹幸君 今、現実にリストラというのは人減らしなんですね。その計画を見ても、これは昨年も雑誌で特集されておりますけれども、もうともかく人減らしですよ。これに結びつかないようにと言うならば、それでは具体的にどういった対策を政府としてとるのか。私は、今やっておるのは、逆にリストラ...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、特例公債発行法案に対して反対の討論を行います。  第一に、本法案は九九年度予算の歳入不足対策として二十一兆七千百億円もの史上最高の赤字国債を発行しようとするものです。これにより、国債依存度は三七・九%に達し、過去二番目に高い数字を記録す...全文を見る
03月23日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第8号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  IDAについて伺いたいと思います。  もともとこのIDAというのは、途上国の貧困の打破とか経済的な自立を目的とするということで設立されたわけです。そのIDAが増資するということだからいいんじゃないかというふうにも言われがちなんですけ...全文を見る
○池田幹幸君 事務が一体になっておる、スタッフが一緒だということから起こってくるだけじゃなしに、融資の方向が世銀の補完物になっているということを私は問題にしておるんです。  実際、世銀についていえば構造調整融資、これが非常にいろいろと問題になっております。世界的な批判も大きいわ...全文を見る
○池田幹幸君 内容についてはわかりましたから、どう対応してきたかを言ってください。
○池田幹幸君 私はこれをちょっと図書館から借りてきたんですが、海外経済協力基金、OECFが一九九一年に早くも「世界銀行の構造調整アプローチの問題点について」ということで世銀に対して意見書を出しました。四点にわたって出しておるんですけれども、そこでは今おっしゃったような部分も若干含...全文を見る
○池田幹幸君 それがそのように進んでおればいいんですけれども、ほとんど進んでいないというのが実態ですね。九一年の時点で指摘したのは、今ともうほとんど変わっていないんです。四点ほどありますけれども、そのうち私は二点について指摘したいんです。  ここでは、輸入自由化を性急にやらせる...全文を見る
○池田幹幸君 そうなっていないから批判が強いわけで、日本の立場から見てこうだというのはちょっとよくない見方だと思います。  事実の問題としてちょっと指摘したいんですけれども、九四年の九月に世銀がIDA10、第十次増資の第一年度と題する評価報告書を発表しております。これが出された...全文を見る
○池田幹幸君 最後の九八年度はまあ三五パーぐらい行っているということなんですけれども、三年平均したら三〇パー切るでしょう。つまり、第九次と比べても前進していないんですね。そういった状態があるわけです。  さらに重要な問題は、IDAは世銀と同じように構造調整融資をやっておりますが...全文を見る
○池田幹幸君 二割はちょっと、私が調べたところでは大体二五%ぐらいになっているはずです、九〇年代に入ってずっと。三割から二五%だから大分よくなったじゃないかと言うのかもしれませんけれども、もともとは世銀の構造調整融資と一体になってやるべきものじゃないと私は思うんです。  結局、...全文を見る
○池田幹幸君 それは基礎票があるからという話だったですが、基礎票というのは途上国全体で〇・二五%なんです。〇・二五%の基礎票があったとしてもそれはずっと〇・二五を超えないような仕組みになっているわけです。こんなのは全然途上国の声を反映できる仕組みとは言えないというふうに思います。...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等の一部改正案に対して反対、国際開発協会加盟措置法及び多数国間投資保証機関加盟措置法の一部改正案に対して反対、電子情報処理組織税関手続特例法の一部改正案に対しては賛成の立場で討論を行います。  まず、関税定率法一部改正案につい...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第9号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、土地再評価法の一部改正案に対して反対の討論を行います。  本法案は、大企業が事業用土地の再評価益の一部を自社株消却の原資として活用できるようにするために、会計上の特例措置を講じるものです。  今回の改正は株価対策、決算対策のために企業...全文を見る
04月13日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第10号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  ノンバンク社債発行法案に関して伺います。  まず、ノンバンクは伺いますと三万数千社全国にあるそうですけれども、そのうち今度の法案の対象になるのは百社程度ということですね。これは政令指定事項になるわけですけれども、そういったこ...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ言われましたけれども、投資家を保護するということを主眼とした法律なんですね。しかし今、消費者金融や小零細企業の金融問題ということで起きておる問題というのは、むしろ投資家保護よりも借り手の方の保護、これが非常に重要になっておると。先ほどの日出委員や浅尾委員の質...全文を見る
○池田幹幸君 私の問題意識と全然違うことを答えておられるわけですが、いずれにしても市場の監視によってできるという問題について言えば、このノンバンクが業績を上げているかどうかということでしょう。その投資家が損しないかどうかということの観点なんです。  私がお伺いしたのは、こういっ...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、貸金業規制法をかいくぐって今大変な問題が起きておるわけだけれども、そういったことをやっている企業についても社債の発行を認める、その要件と貸金業法に違反しているかどうかということとは全く別問題でこれはなされますねということの確認だけなんです。そのとおりでしょ...全文を見る
○池田幹幸君 それは貸金業法からでしょう。
○池田幹幸君 その点で、先ほどの市場の監視とか貸金業法での規制と両方相まってということになったわけですけれども、私は今日の実態からいってこの法律ができたら両方相まってむしろ悪くなるなというふうに考えておるんです。というのは、貸金業法の運用実態というのは、先ほどの浅尾委員の質問に対...全文を見る
○池田幹幸君 私はどうやったんですかと聞いているんです。
○池田幹幸君 そういう状況なんですね。それではいつまでたったってよくならないじゃないですか。  私がなぜこれを取り上げたかといいますと、今答弁にあったように、暴力的な言動を弄しての取り立て、これは禁止されておるということなんです。ところが、今私が聞いたのは取り立てじゃないんです...全文を見る
○池田幹幸君 私が申し上げたのは、暴力団と直接つながっているようなところについては業務の取り消しができるんですよ、警察と連絡し合わなくても、この貸金業法で。貸金業法でやるべきじゃないかということを私は伺っている。
○池田幹幸君 普通の人なら暴力団と提携していると聞いただけでもう震え上がっちゃいますよ、それが即暴力的な言動なんですから。それを言った上で、会津小鉄のだれそれを派遣するぞと言うことはないんです。そういう問題だと考えるべきだと思うんです。  今二つ典型的なものを申し上げたんですけ...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、とんでもない実態があるわけで、しかもこういったことをやっておるこの二社については大手のトップクラスなんですね、いわゆる業者ローンに関していえば。こういったところにさらに資金調達をしやすくしてやろうということをやれば、今の貸金業法の運用実態をそのままにしてや...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど大臣の答弁に人類で最も古い職業の一つだというお話があったんですが、だとすれば、そういう営々として続いてきた職業であるけれども、今の時代に大変な問題を起こしておる、かつてもそういう問題を起こしてきたとすれば、もうそろそろこういった問題を起こさせない形での手だてと...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案は大手ノンバンクに限り貸付資金の社債調達を可能とするものであります。  近年、個人破産、多重債務者が急激に増加し、昨年は十万人を超えました。その背景...全文を見る
04月15日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  午前中、広中委員のホッチキス統合という言葉が出てきてなかなかおもしろいなと思ったんですけれども、単にホッチキスでくっつけるだけならいいんですが、今度の統合に際してどさくさ紛れにといいますか、幾つかの余計なものがくっついてきている、私は...全文を見る
○池田幹幸君 今言われた総理府令で書く内容は、地域とか分野、これをもう少し細分化したものになるのだろうと思うんです。どの地域に何%、どの分野に何%というふうな割り振りが入るのかなと思うんですが、そのことをひとつ確認していただきたいのですが、もしそうだとすると、今政府がとっておりま...全文を見る
○池田幹幸君 というけれども、今の現状だと要請を受けてから四省庁協議でやるというスタイルをとっていますね。今度は、業務実施方針で一定の方向を決めますと、上がってきた要請を受けるか受けないかの検討を何と一政府系金融機関である国際協力銀行の業務実施方針に照らしてこれはいいのかどうかと...全文を見る
○池田幹幸君 さっき言われたことと違いますね。  各国から聞いてつくるんですか。そうじゃないでしょう。いわゆる政府の方針に基づいて、二年前に決めたというそれに基づいて決めるんでしょう。それで総理府令を出されてやるんでしょう。もし、各国の意見を聞いてやるんだったら、総理府令は各国...全文を見る
○池田幹幸君 どうもその業務方針の内容が少しはっきりしないんです。  今、長官がおっしゃるようなことだとすれば、先ほど答弁のあった二年前、ODA大綱のことを言っているのかな、ODA大綱があるわけだから、各国は十分、援助を受ける側、途上国は十分知っているわけです、日本のODA大綱...全文を見る
○池田幹幸君 どうもはっきりせぬのであれなんですけれども、こればかりやっていたら時間がたつから次に進みますが、結局、ODA大綱という今話が出ました。それに沿って大体決めていくということのようですね、考えてみますと。  そうしますと、ODA大綱、私も賛成できる面は多々あるんですけ...全文を見る
○池田幹幸君 どうも私の聞き方が悪いのか聞かれ方が悪いのかわかりませんが、要するに国家プロジェクト方式のような形でODAと民間の投融資を統合した形で進める、これは途上国から見れば結局は日本の企業をもうけさせることになるじゃないかという批判を招いて、たしかああいった国家プロジェクト...全文を見る
○池田幹幸君 そうなっておるんですが、今度の基金と輸銀の統合ということになりますと、形の上で商業ベースの投融資、それからODAをやる基金、これが一緒にくっついちゃうという形になるわけですから、結局別勘定でやるといっても従来の日本型のODA、批判されておるODA、それの復活だという...全文を見る
○池田幹幸君 こればかりやっておられませんから次に移ります。  私が懸念しているのは、先ほど言いました業務実施方針、これだって、結局今ずっとやられて現在も続いておる日本のODAの問題というのは、総合商社とかコンサルタント会社、そういったところが途上国の政府、これは残念ながら独裁...全文を見る
○池田幹幸君 よくわかりました。全く今度の法案のねらいがやっぱりそこにあるんだなというふうに私は納得したんです。結局、海外資産の圧縮、あるいは撤退していこう、その際リスクを負って出ていったんだけれども損のないようにしよう、ひとつ輸銀に買ってもらおうと思ったけれども法律上できない、...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと昨日いただいた数字と変わっているので、また訂正されたのかなと思うんですが、投融資全体で平成九年度が六千四百七十五億円、十年度が今言われた一兆五千七百六十八億円ということで、三倍ぐらい、二・何倍になっているんですか、それから中堅中小企業向け投融資が九年度が十五...全文を見る
○池田幹幸君 中小企業にはほとんど融資していないんです。中小企業の投融資というのは非常に少ないんです。その点でははっきりしています。一兆五千七百六十八億のうち五百二十九億なんですから、平成十年度で。九年度では六千四百七十五億のうちの十五億円、これはほとんどもう九九%が大企業向けの...全文を見る
○池田幹幸君 債権回収に関しては償還確実性の原則云々と言いますが、これはこれでまた後で私は問題にしたいと思っておったんですが、結局先ほど話があったように、ぐあいが悪くなった、それで撤収するんだということで、それで貸付債権を引き取ってください、こういう話でしょう。これをどんどん引き...全文を見る
○池田幹幸君 同じことを余り繰り返さないようにしてください。一回聞いたらわかるんだから。  要するに、劣化した債権を引き受けるものではないと言うんだけれども、それでは撤退するときに、A、B、C、Dと協調銀行があったと。Aが撤退すると、B、C、Dは引き受けない。何で引き受けないの...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、例えば一社の場合だったら、それでもってつぶれたら引き揚げちゃう、引き揚げますよということになると、肩がわりもできない。その銀行は、相手さんではなしにまさに銀行そのものが、例の大和銀行のように海外業務展開をやめましたということで引き揚げるということになれば...全文を見る
○池田幹幸君 償還確実性の原則というのは、今度の法律で初めて生まれたものじゃないでしょう。従来の輸銀にもあったでしょう。輸銀では全部返ってきているんですか。焦げつきはないですか、あるでしょう。
○池田幹幸君 いわゆるリスク管理債権を含む不良債権を私が伺ったところ、大体三千億という答えを一昨日いただいたんだけれども、これはうそですか。
○池田幹幸君 そうです。リスク管理債権一千二百四十三億円を含んで。
○池田幹幸君 リスク管理債権は。千二百四十三億円というのは。  もういいです、時間がありませんから。  ともかく、ちょっといいかげんだと思います。あなた、こんな数字はおととい聞いているのだから、ちゃんと下からも上がっていっているはずだから、質問通告もしているんだから。そういう...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、国際協力銀行法案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、発展途上国の経済発展を支援することを目的としていた海外経済協力基金を商業ベースの海外投融資中心の輸銀と統合し、我が国の経済発展に役立つ方向での業務実施方針を定めるとしたこと...全文を見る
05月07日第145回国会 参議院 本会議 第18号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、日米首脳会談に関連して小渕総理に質問します。  総理は共同記者会見で、日米両国が二十一世紀に向け平和で豊かな世界を構築するという共通の目標を目指して一層協力していくことを確認したと述べられました。しかし、率直に言って、会談で確認された内...全文を見る
05月18日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  一九六七年に国民金融公庫から環衛公庫が分離して、それ以来三十年になるわけですけれども、分離の際の新聞報道等を見てみますと、先ほど浜田委員が言われたように、評判の悪い環衛族が動いてこれをやったんだということが書いてあります。当時...全文を見る
○池田幹幸君 そういう点で、国金の総裁、尾崎さんの方でもこれは十分考えていただきたい問題なんです。私たちもこれから国金をどうやって発展させていくかということできょうも質問させていただくわけで、過去の過ちについてはきちっと清算するということで新しい出発をするべきだろうということを申...全文を見る
○池田幹幸君 私は調整した数字も十分承知の上でお聞きしているので、余り余計なことを言っていただきたくないんですよ、私も言いたくなかったけれども。  具体的な実態というのは予算委員会のときにもずっと私どもは指摘してきました。これは衆議院の予算委員会の中で使った資料ですけれども、我...全文を見る
○池田幹幸君 時間の関係上、金融監督庁には要望だけしておきますが、中小企業庁ではそういう指導をしておるようなんですね。しかし、中小企業庁の場合は、保証協会にそれを指導したとしても、銀行にはできないわけですね。保証協会はいつでも条件に応じて保証の条件変更をするよという立場にあっても...全文を見る
○池田幹幸君 中小企業庁に伺いますと、そういった過去の考え方、これはもう今やめているんだ、中小企業三機関でもそういった形で保証枠、保証制度を利用してもらうようにきちんとやっているということを伺いました。保証協会には、国金から来たものに対しても民間からのそれと同じようにきちんと応じ...全文を見る
○池田幹幸君 いやいや、保証制度ですよ。特別保証制度についてやっていると書いてないでしょう。
○池田幹幸君 いや、違いますよ。それは特別保証じゃなしに金融ですよ。
○池田幹幸君 終わります。
06月01日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第16号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  この政策投資銀行法案の重要な問題の一つは、今もちょっと話に出ました北東公庫の損失を開銀の準備金で穴埋めするというスキームにあると私は考えます。衆議院の論議におきましてもこのことがいろいろと言われておりました。開銀と北東公庫を廃...全文を見る
○池田幹幸君 そこで伺いたいのは、政府として続けるんだが、それに続く二項の①で、「新会社については、北海道、民間各々と均等に出資を行うとの考え方を基本とするとともに、北海道、民間各々の諸事情を勘案し、新会社の事業の円滑な推進が図られることを前提に、産業投資特別会計からの出資を受け...全文を見る
○池田幹幸君 従来は官民折半ということでやってきたわけですね。それを今度は、今言われたように、北海道に関係するからということで、北海道は公に属すると思うんですけれども、それで分けると。  今の苫東会社に対する出資比率を見てみますと、国が二五%、北海道と地元三市町が二五・二五%、...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、今度いただいた資料で見ますと、どうもおかしいんじゃないか。今度の計画では、国と民間金融機関と苫小牧市などを含む北海道が新会社をまず設立して、旧苫東会社は清算するわけですね。そのことで出資するわけですけれども、いろいろごちゃごちゃやって、清算時の出資比率...全文を見る
○池田幹幸君 私が言った数字を繰り返しただけじゃないですか。どこが均等なんだと私は聞いているんです。  新会社をつくる、それから設立に至るまでごちゃごちゃややこしいことを書いています。出発時均等にやるんだとあなた方自身が決めたんでしょう、開発庁が決めたんでしょう。何で均等なんで...全文を見る
○池田幹幸君 そうじゃないんですよ。大体あなた、最初の出発点は、新会社を設立するときは三分の一ずつですよと。若干の違いはあるけれども、この数字を見ると、国が二百二十二億、北海道百九十二億、民間二百七億となっています、確かに。  ところが、民間というのは何ですか。設立のときだと今...全文を見る
○池田幹幸君 これは後で問題にしますが、そうすると、出発の時点で三分の一というふうにやった、それを何とか形の上で整えて三分の一にした、後から出資割合がどうなったって構わぬ、国がどんどん膨らんだっていいんだ、こういうことですか。まあいいです、それをやっていると時間がなくなるので。そ...全文を見る
○池田幹幸君 新しい鑑定会社に依頼しているんですね。私も聞いています。同じ方法で検査するんだから結果は同じだろうと。そこまでわかっているんだったら何で新しい会社に依頼したんですか。むだ遣いじゃないですか、そんなことをやったら。前の会社は北海道開発庁OBばかりがそろっている会社だか...全文を見る
○池田幹幸君 どちらも限度五〇%になっておるわけですけれども、現実に最高額というのは何%ぐらいになっていますか。
○池田幹幸君 パーセンテージは。
○池田幹幸君 私のいただいた資料は九八年三月末でしたので少し古かったようですが、それにしても余り数字は変わっていないようです。大体上限五〇%となっているけれども、そんな五〇%に張りつくような出資比率のところはないといったのが現実だということですね。  この五〇%という上限を設け...全文を見る
○池田幹幸君 いたし方がないということなんですけれども、原則にかかわる問題ですよ。大蔵大臣、これをいたし方がないでそのまま済ませていいんですか。
○池田幹幸君 結局、何にも答えていないじゃないですか。  補完する立場にあるんだったら、むしろ五〇%を超えちゃならぬ、企業支配に至るようなことになっちゃならないということでしょう。政府系金融機関が企業を支配するようなことになっちゃいけないんだ、そういう原則を今度は変えることにな...全文を見る
○池田幹幸君 もしこの法律が成立しますと、その分が政策投資銀行という形で受け継がれるわけなんです。政策投資銀行がそういった五四%を持って支配するということになるわけなので、これは異常だから今後改めていくというお答えが今ありました。ということは、ほかのところではもう絶対こんなことが...全文を見る
06月03日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第17号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私も開発庁長官を中心に伺うわけですが、その前に、その前提となりますことについて一つ確認しておきたいんです。  一昨日、宮澤大蔵大臣に今度の北東公庫の投資について伺ったときに、いわゆる代物弁済という形でやったために結果的に北東...全文を見る
○池田幹幸君 要らないよ、もう。何を言っているんですか。  私は大蔵大臣に答弁の確認を求めているんで、あなた自身に何にも答えてもらう必要はないんです。しかも、あなたの今言ったことは私がおととい言ったことを繰り返しただけじゃないですか。そんな答弁は全然必要ないんです。  増資を...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんです。ですから、この新会社の出発に当たってはそういったことにならないように、しっかりやっていけるんだという確信が持てるような新会社の発足にしなければならぬし、開発庁はその責任があるはずなんです。  そこで、開発庁長官に伺います。  今、峰崎委員の言...全文を見る
○池田幹幸君 非常に重大な発言だと思うんです。北海道の方が聞いたらこれは怒るんじゃないかと思うんですが、もう一度確認します。  新会社にはすべて引き継がないだろう、旧会社との約束は。そうすると、今問題にしている土地の第二次買収部分ですが、苫小牧東部大規模工業用地の開発および売買...全文を見る
○池田幹幸君 出資の問題は、それはそれでいいです。  そうしますと、要するに北海道が今保有しておる第二次買収部分を新会社で将来買い上げるかどうかという問題はまた別問題として残りますね。それは旧会社との協定は生かしたままで交渉によって買い上げていくということになりますか。
○池田幹幸君 では、将来しっかりしてきた時点で買い上げよう、こういうことですね。そこまでは言わない、しっかりしてきたところでもう一回話し合おうということですか。それでは全然約束しないということに等しいですね。  そうしますと、この会社がまずしっかりするということが大前提になるわ...全文を見る
○池田幹幸君 運輸大臣としても開発庁長官としても同じだろうと思うんですけれども、無理だということです。これについては抜けておる。これはいいことなんですが、その後いろいろ挙がっておるんです。その中で最も広い土地を使用すると書いてあるITER、一体これはできるのか。開発庁が勝手に考え...全文を見る
○池田幹幸君 時間が来てしまったので終わるんですが、本当に現実の問題を私は問題にしているんです。  例えばITERなんというのは架空の夢みたいな話だから、こんなのはだれだって信用しないだろう。それはいいけれども、JRの整備工場が来るよと言ったら、しかも開発庁が言っているとしたら...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、日本政策投資銀行法案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、本法案が、北東公庫、開銀の合併によって、責任をあいまいにしたまま、公的資金である開銀の準備金によって北東公庫の不良債権となった事業を肩がわりし、その継続をしようというも...全文を見る
06月28日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、省庁再編法案に関しまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。  さて、太田総務庁長官は六月十六日の本委員会で、「省庁再編に伴う改革によって」「国民の利益を忘れた政官財癒着の構造にメスが入るのか、」、こういう質問に対し...全文を見る
○池田幹幸君 今では長銀の粉飾決算というのはもう明らかになっているわけですが、当時についてはそれは御存じなかった、こういうことですね。  しかし、おかしいと思うのは、その長銀の不良債権、大変な乱脈ぶり、こういったことも知らないで、そういう実態を知らないで合併を進めたと。最大限の...全文を見る
○池田幹幸君 これだけ大きなことをやむを得なかったと言えるのはどういう神経かと私は疑うんですが、今おっしゃったように検査の実態を知らなかったとおっしゃるけれども、昨年の七月十三日から金融監督庁は検査に入っているんですね。これをやられたのは八月二十日、検査結果がほぼ公表される寸前で...全文を見る
○池田幹幸君 そういう経過があったことは事実です。しかし、監督庁がそういうのを全然知らなかったというのはまず考えられないんです。  といいますのは、検査中であったとしても、ともかくその時点では長銀が関連ノンバンク向け不良債権を甘く査定しておる、それから不良債権の飛ばしに使った受...全文を見る
○池田幹幸君 私は、すべて知っておってやったというふうに言っているんじゃないんです。お答えが知らなかったということだったから、知らなかったことがこれは極めて重大だと言っているんです。  なぜなら、今お話ししたように、既に九六年の時点から長銀がそういうようなことをやっておるという...全文を見る
○池田幹幸君 その答弁は、昨年の十二月、ことしの一月でも同じことをずっと答弁されているのでもう十分承知していることなんです。私が言っているのは、そういう形でいつまでもいつまでも債務超過でないと言い続けてきた。結果はこれ、粉飾決算だったということについてはっきりしたんですね。  ...全文を見る
○池田幹幸君 それだと、超法規的な行動でもやりかねないように私には聞こえるんですよ。  先ほど言ったように、既に法律はあった。あの当時の法律からいきますと、債務超過だったらこれは公的資金を出せないわけですよ。だから、債務超過でない状態にしなけりゃならぬかったということでしょう、...全文を見る
○池田幹幸君 結局だまされたと、だまされたのは仕方がなかったんだということですね。信頼した部下もだまされていたんだということじゃないですか、それだったら。だまされていただけで許されるんですか。  私は、もうこれ以上この問題をやっていたって仕方がないので次へ進みますけれども、本当...全文を見る
○池田幹幸君 再生委員会が求めておる経営健全化計画、これのフォローアップは監督庁じゃなしに再生委員会がやっておられるんですか。今の答えになかったですね。
○池田幹幸君 そうしますと、そのフォローアップについて伺いたいんですが、三月末に七兆四千六百億円の公的資金注入をやりました。今の時点で、この注入を受けた銀行が貸し渋りを減らした、もうほとんど貸し渋りはなくなったと言える状況にあるのか。四月、五月の実態はいかがでしょうか。
○池田幹幸君 七千億円見込みより減った、少なかったと。これは後でちょっと伺いますが、四月、五月の数字は出ていないということなんですが、これはいつ、どれぐらいの間隔で銀行から報告を求めているんですか。
○池田幹幸君 それでは余り役に立たないんじゃないですか。中小企業は本当に貸し渋りに遭って、きょうのあすにも金を借りたいというようなところすら、我々のところにまで助けてくれと言ってきている状況ですよ。半年間に一回調査しておったんじゃ、その半年後の調査が公表されるのはどうせまた三、四...全文を見る
○池田幹幸君 十五行のうちの八行ですから半分以上ですね。その八行に対してどうするかという問題なんですが、約束どおりふやせなかったわけですね。約束どおりふやせなかった銀行に対してはどうするんですか。ペナルティーか何か科すんですか。
○池田幹幸君 ですから、半期ごとに法律上見て、来年三月という時点で何とか考えましょうということでしょう。それは遅過ぎるじゃないですか。第一、ことしの三月のことについても、先ほど言われたように既に去年の三月に比べてふやす計画を持ったわけでしょう。それは一時期、少な過ぎるからちょっと...全文を見る
○池田幹幸君 それにしても、それぞれの銀行から大体目標を出してくれということでとってやったわけでしょう、ことし三月のスタート時点の見込み数字は。それを達成していなかった。達成していなかったならもうこれで何も問題ないんですか。全然問題にしないんですか。だったら、今度、来年になって、...全文を見る
○池田幹幸君 後者のことについては、それは銀行なんだから当たり前で、自分からもうけるためにやらなけりゃいかぬことですよね。今、これをやろうとしているのは貸し渋り対策なんですよ。中小企業への貸し渋りを減らそうじゃないか、中小企業への貸し付けをふやしてくれ、ふやしなさいということでや...全文を見る
○池田幹幸君 何にも答えていないじゃないですか。天変地異か何か知らぬけれども、各銀行の個別の理由に属さない理由によってなったんじゃなしに、要するに個別の銀行の理由で中小企業向けをふやさなかった、そのときどうするかと聞いているんですよ。何にもやる手だてがないでしょう。それじゃ余りに...全文を見る
○池田幹幸君 法令上でやるといったってやりようがないでしょう。健全化計画に盛り込んだ、達成できませんでした、どうされるんですか。やりなさい、あるいはペナルティーをかける、何かできるんですか。  もう時間がなくなったからいいです。ともかく、計画経済とかそんなんじゃないんですよ。そ...全文を見る
○池田幹幸君 三分お答えになったんだけれども、前の二分は先ほどの話で全然関係のないこと、残りの一分だけでちゃんとしたお答えをいただいた。これは私は非常に残念なんです。もう時間が少ないのでそういうお答えはやめていただきたいのです。  要するに、大蔵省通達はなくして金融監督庁がこう...全文を見る
○池田幹幸君 これは内閣機能の強化、それから総理のリーダーシップを強めるというそちらの方針で出されてきたことなんだけれども、しかしこの経済財政諮問会議というのは余りに大事なことをやるんですね。経済、財政の運営の基本、予算編成の基本方針等々、最重要な経済施策課題を全部ここでやるわけ...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。最後にそれだけ御答弁してください。どう考えますか。
07月08日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革関連十七法案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、内閣機能の強化が、新ガイドライン、周辺事態法実施態勢推進のためでもあることが審議を通じてますますはっきりしてきたことです。そのかなめとなるものが、ガイドラインの実効...全文を見る
07月13日第145回国会 参議院 本会議 第36号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、小渕総理並びに関係大臣に質問します。  日本経済は、依然として消費大不況のもとにあります。本年一—三月期の国内総生産が前期比一・九%増と一年半ぶりにプラス成長を記録したものの、個人消費は依然として低迷し、戦後最悪の状態が続いている上、大...全文を見る
07月19日第145回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。私は、政府の新しい対策の目的の一つとなっております経済の自律的回復について質問したいと思います。  政府はこれまでも、経済の自律的回復のためには、景気牽引の二大主役であります個人消費と設備投資、なかんずく中小企業の設備投資の回復が...全文を見る
○池田幹幸君 個人消費も設備投資も非常に厳しい状態にあるということだと思うんです。  個人消費について伺っていきたいと思うんですけれども、先週末に発表されました経済白書では、「消費を増加させるためには、現在の所得を増加させるだけでは不十分であり、家計が将来の所得が増加するという...全文を見る
○池田幹幸君 後の過剰設備の問題については、先日、我が党の笠井委員の方から質問しましたように、現実には過剰設備も消費の低迷から発しているということだと思うんです。  今、私が質問したのは、家計消費をふやす、家計の所得をふやす、この具体的対策ということでお伺いしたんですが、答弁さ...全文を見る
○池田幹幸君 国民の声を一つ紹介したいんですが、電通が四月に発表したアンケートの結果によりますと、減税すべきだと思う税金、これはトップに消費税が挙がっておって、八六%。次が所得税で八二・三%なんですね。それからもう一つ項目があって、まず最初に減税すべきだと思う税金は、消費税が六三...全文を見る
○池田幹幸君 情勢がだんだんやっぱり消費税は減税しなければならないというところに行くだろうと私は考えております。そのことを申し上げまして、もう一つの個人消費の拡大策について伺いたいと思うんです。  お手元の資料を見ていただきたいと思うんですけれども、我が国の消費の実態を諸外国と...全文を見る
○池田幹幸君 教育は。
○池田幹幸君 表2のことを既に経企庁長官は説明されたわけなんですが、このように目的別最終消費支出を見ますと、日本はよりその性格がはっきりしてくるわけなんです。  ちょっと経企庁、政府委員の方で結構なんですけれども、この表2の項目、一般政府サービス等々ずっと挙がっておりますけれど...全文を見る
○池田幹幸君 小渕総理、今聞かれたとおり、これを見ていただいたらわかりますが、日本は諸外国に比べて教育、保健、社会保障、福祉サービスが非常に低いんです、もう極端に低くなっております。一般行政サービスというのは、徴税ですね、税金を集めたり、外交やそれから国内の警察等ですから、これは...全文を見る
○池田幹幸君 いや、いろいろと条件が違うからこういう違いとしてあらわれてきているわけですが、要するに教育行政、保健・福祉行政が諸外国に比べて貧弱だということなんですよ、一言で言えば。それだけの簡単なことなんです。そんなに難しいことじゃないんです。  この数字にあらわれた、これは...全文を見る
○池田幹幸君 結局、はっきり言えることは、諸外国では国や地方自治体が負担している部分が日本では家計の負担になっている、国民負担になっているということなんです。  教育、医療、社会保障、福祉、こういった分野での公的負担をふやしたら、その分、家計の可処分所得がふえる、消費増大に寄与...全文を見る
○池田幹幸君 医療や社会保障、福祉の問題もさらに大きな問題なんです。私は、今教育だけ申し上げましたけれども、後で我が党小池議員が介護の問題を伺います。  今おっしゃった税金を上げないといけなくなる、そういうことじゃないんです、私が問題にしているのは。パイの再分配の問題です。です...全文を見る
○池田幹幸君 公共事業の問題については、いかにむだな公共事業が多いかということはここ二、三年来ずっと論議され尽くしてきていることなんです。このむだな公共事業をなくしていくということが今非常に大事になっている、我々はこれをずっと主張してきました。  ちょっとこれを計算してみますと...全文を見る
○池田幹幸君 長官、ちょっと勘違いしておられるんではないですか。これは政府最終消費支出ですから、医療保険とは関係ないんです。その点をお間違いになっては困るんです。  結局、やらないということですね。総理もそういうお答えですか。そういう国民生活にシフトしていくような政策転換はやれ...全文を見る
○池田幹幸君 次に進みたいと思います。  もう一つ、今度は設備投資の問題について伺いたいと思うんです。  ともかく設備投資の回復が見られない、これは重大な状況にあるわけです。この背景には消費落ち込みという共通の要因があるわけですけれども、中小企業の場合にはこれに加えて大企業の...全文を見る
○池田幹幸君 私は下請の実態について、その認識を伺ったんですが。
○池田幹幸君 親企業が危なくなったからというだけじゃないんです。もっと深刻な事態が出ております。  まず、ちょっと中小企業庁に伺いますけれども、下請受注単価は九一年以降どのように推移していますか。
○池田幹幸君 ずっと下がり続けて、九一年を一〇〇とすると大体七〇ぐらいになっているんですね。下請単価は結局七年間で三〇%下がっているということなんですけれども、この間卸売物価が約七%減少なんです。そういった点からも大変な下がり方なんですけれども、これはあくまで平均で、実際は中には...全文を見る
○池田幹幸君 では、リストラ支援で、むしろ下請に対する切り捨て政策というものは全く盛り込んでいない、こういうことですね。
○池田幹幸君 私の時間は非常に短いんですが、一言やっぱり申し上げておかなきゃいかぬ。  これは二度目の笠井議員の質疑のときにきちんと申し上げたはずです。リストラを進めているというのは、もう会社が危なくなったからというところじゃないんですよ。体力を持っている、もうけている企業なん...全文を見る
○池田幹幸君 この中央会の調査でもはっきり出ているんですよ。その下代法、下請法が余り機能していないんです。もう全く下請法違法すれすれのことを要求してくるということで、この中央会の調査でも出ておりますからごらんになっていただきたいと思うんです。  もう一つ私伺っておきたいんですけ...全文を見る
○池田幹幸君 いずれにしても、新しい事業の創出ということが目的になっておるわけですけれども、このエヌケーケー鋼板の場合、どういう事業がつくり出されましたか。
○池田幹幸君 分社化でやったということは私も申し上げたんですけれども、結局この分社化で何が変わったかといいますと、何も変わらないんです。というのは、表面処理部門というのは高炉から流れてくる連鋳の一部門なんですから、そのラインの一部です。これを切り取って分社化したわけですから変わり...全文を見る
08月03日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第20号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、先月二十七日の速水日銀総裁の講演をペーパーに起こしたものを読ませていただきました。そこでは総裁は景気に関して、「景気が自律的な回復軌道に乗る展望が拓けるのかどうかは、現時点では、なおはっきりしていません。」とおっしゃって...全文を見る
○池田幹幸君 総裁、短くお願いします。
○池田幹幸君 私の時間は四十分しかありませんので、ひとつ考慮いただきたいと思うんです。  要するに、マイナス要因をプラス要因が上回ればいいんだと、こういうことですね、私の質問に対するお答えは。いろいろ開陳いただきましたので、それはそれなりによくわかったんです。  ただ、要する...全文を見る
○池田幹幸君 結局、ゼロ金利政策といいますか低金利政策、これが家計から利子を吸い取って、金融機関、それから法人、大企業、そういったところに移転してしまっておるということがこれからはっきり読み取れるわけです。ゼロ金利の与える影響というのはもうこれだけ深刻なものというのがはっきり出て...全文を見る
○池田幹幸君 数字はともかく、結局こういうことだと思うんです。銀行は、さっき言いました低金利政策のおかげで利子の受け取りはプラスになっておる、これを確保して、今言われたコア業務純益というのは業務純益の低さに比べて結局プラスになるところまで持ってきたということです。さっき言いました...全文を見る
○池田幹幸君 自主的にやるといっても、大蔵省の方でこういう制度を設けてやってくれよということを要請して銀行の方がやっておるということなんですから、こういった情勢の中でやはりそういったことは検討すべきだということを申し上げておきたいと思います。  それからもう一点、銀行の審査能力...全文を見る
○池田幹幸君 不況で資金需要が落ち込んでいるということもあると思うんですけれども、今問題にしているのは審査能力の問題で、後でちょっとこれに関して伺いたいと思うんです。  結局、審査能力の落ち込みというのは、銀行の公共的な役割であります信用創造、これがうまくいかないということなわ...全文を見る
○池田幹幸君 その最後の自転車で回る範囲の話ですが、これは違います。明らかに私どもはそれに携わっている、あるいはそこから融資を受けている人たちから聞いたわけで、明確に半径二キロから超えたところはRCC送りになっているんです。委員長が今おっしゃったように、ほぼ一〇〇%がみんな不良債...全文を見る
○池田幹幸君 そんなことは私も知っています。山一ファイナンスの破産管財人はまだ決定しておりません。ですから、破産管財人が日債銀モーゲージと同じような決定を下した場合には、監督庁としては当然その決定に従って処理すべきだというふうに考えるんですがどうかと伺っているんです。
○池田幹幸君 終わります。
08月06日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第22号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  産業活力再生法案は、提案理由説明によりますと、我が国経済の自律的回復のために供給面の体質強化が不可欠だ、そういう立場から企業のリストラを税制、金融面で支援する、こういうものになっております。  まず、大蔵大臣に伺いたいんですが、失業...全文を見る
○池田幹幸君 一般的な生産性の向上が雇用の拡大につながるだろうということは否定できないんですが、ただ、今の状況の中で、個別企業のリストラによる生産性向上が我が国経済の再生につながっていくというふうに言えるかというと、私はそうじゃないと思うんです。  今さっき申し上げましたように...全文を見る
○池田幹幸君 ほとんど大企業にしか適用されないと思うんです、実態的には。結局、倒産しかかったといいますか、経営を縮小するしかないといった企業には適用しないわけです。要するに、強い企業をより強くするための法案だ、だから再生法案なんでしょうけれども。  結局、過剰設備についても、こ...全文を見る
○池田幹幸君 さらに、設備投資などの事業革新計画、これは設備廃棄による雇用の削減を補うものだと。つまり、削減数を上回る雇用を盛り込むことをここでは義務づけるのか、それとも雇用は減らしたままでもいい、設備投資計画を持っておればいいということなのか、どちらですか。
○池田幹幸君 結局、事業再構築計画ということで認定するわけだけれども、減らす方はきちっと減らしなさい、生産性向上というのがこの法案のキーワードになっていますが、ふやす方、雇用を将来ふやしていくことになるだろうという点については全く保証はないということなんです。結局、税金を使って大...全文を見る
○池田幹幸君 だから、私は申し上げたんですよ。多国籍企業の場合は、海外のみとか国内のみとか、そんなことはない、海外投資も含めてもっと全地球規模でのもうけを考えるわけです。ですから、恐らくこういった大企業の場合、巨大企業の場合には海外投資も当然含んできますよ。このことが我が社の生産...全文を見る
○池田幹幸君 巨大企業、多国籍企業の場合には、そんな簡単に区分けして見られないんですよ。そうでしょう、現実の問題として。もし計画の中に海外投資まで含んでいる場合には認めないというのであれば、私はそれはそれで確認しておきたいと思うんです。そこまで約束できますか。
○池田幹幸君 結局、そういうことなんですね。  だから、今の実態でいきますと、多国籍企業はどんどん海外投資をしていっている現実があります。そういった中では、結局は下請の仕事が減っていっているわけです。空洞化ということで言われておりますけれども、そういった現実があるわけです。 ...全文を見る
○池田幹幸君 たくさん要らないんです。私が聞いたことだけ答えてください。
○池田幹幸君 時間がないので、五号について、私の聞いたことについて答えてください。
○池田幹幸君 結局、何も基準は示すことができないはずなんです。そうでしょう。今、ネガティブだと。ネガティブだということは、数字としては示せないけれども、出てきたものについてそういうふうな形で見ていこうというだけの話で、極端なことを言えば、うまくやれよということを法律に書いているみ...全文を見る
○池田幹幸君 結局、私が最初に申し上げましたように、もし常に貿易摩擦を起こす基準がわかるのであれば、かつてそんな貿易摩擦なんか起こしていないですよ。基準がわからないからこういうことが起こってきているわけです。それがあたかもできるかのようなこういった認定基準を設けることについては、...全文を見る
○池田幹幸君 結局、肯定したということでしょう。  個別企業云々の話は私が申し上げたとおりなんで、カルテルではないけれども、カルテルと同じ効果を起こすようなことができるかのように、私は実際そんな能力はないと思うからできないと思いますが、しかし法律としては、こんなおかしな法律をつ...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、租税特別措置法の一部改正案に反対の討論を行います。  本法案は、産業活力再生法に基づいて大企業が行う事業再構築を促進するためにとられる税制上の措置であります。  それは第一に、産業競争力会議における大企業の要求を直接受け入れ、大企業が...全文を見る
11月11日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私も商工ローン問題に絞って伺いたいと思います。  実は私は四月十三日の当委員会におきまして、日栄、商工ファンド問題を取り上げて、事実の調査と厳正な処分を求めました。そのときの乾監督部長の答弁はこうでした。「今お名前を挙げられ...全文を見る
○池田幹幸君 四月十五日に立入検査までして、一体何をしているのかと私は言いたいんです。これだけ社会問題になってきたのも、やはり一つは監督官庁のそういった怠慢が問題だと私は指摘せざるを得ないんです。  といいますのは、つい最近、東京クレジット・サラ金問題研究会が十月二十九、三十日...全文を見る
○池田幹幸君 結局、そういった甘い姿勢がそこへつけ込まれておるんだと。きょうの午後の参考人質問でもそのことについては私ども共産党は追及していきたいと考えておりますけれども、ともかくそういった甘い姿勢がそこにつけ込まれているんだということを指摘しておきたいと思います。  さて、そ...全文を見る
○池田幹幸君 私ども日本共産党もできれば今国会にこの改正法案を出していきたいというふうに考えておりますけれども、ぜひ御協力をお願いしたいと思います。  さて、今度は再生委員長にお伺いしたいと思うんですけれども、商工ローン業者への銀行の融資姿勢、このことについて伺いたいと思うんで...全文を見る
○池田幹幸君 時間がありませんので、今の問題については私は反論もあるんです。実際は、さっき言いましたようにローリングしてどんどん借金を膨らませるという実態があるんです。これが過剰貸し付けの原因になっています。  最後に一点だけお伺いしておきたいんですが、今各銀行に対して調査をし...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  大西参考人、和田参考人、御苦労さまでございます。  時間が短いので、まず最初に和田参考人に伺いたいんですが、先ほどの冒頭のお話の中で、この中小企業基本法をじっくり審議してくれという御要望がございました。中小企業基本法が制定さ...全文を見る
○池田幹幸君 じっくり時間をかけてということです。
○池田幹幸君 続いて和田参考人に伺いたいんですが、そういった立場でいわゆる格差是正から自助努力という方向へやっていくにしても、圧倒的多数はやはり中小企業は弱者なんだというお立場だと、お考えだと思うんですね。  そういうところで、今回法改正で小規模企業問題について見ますと、現行法...全文を見る
○池田幹幸君 今度は、同じく小規模企業問題について大西参考人に伺いたいと思うんです。  先ほどのお話の中で、現在、小規模企業への予算が削減されてきているというお話がありました。事実、最近の政府の基本方針で見ていきますと、団体支援の縮小とかそれから受益者負担といったことがかなり進...全文を見る
○池田幹幸君 廃業率が開業率を上回っているという重大な問題です。確かにそれはあるんですが、だからそれじゃ創業支援したらうまくいくのかと。創業支援は大事なことです。大事なことですが、やはり今なお圧倒的多数は弱者なんだというところに目を据えて中小企業政策をやらなけりゃならぬのだという...全文を見る
○池田幹幸君 ありがとうございました。終わります。
11月24日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  基本法の質疑に入る前に、今非常に問題になっております貸し渋りの問題、そのことに関して、銀行の融資問題について一言お聞きしたいと思います。  いわゆる大銀行の貸し渋り、そのことによって商工ローン問題等、大変な社会問題にまでなっ...全文を見る
○池田幹幸君 私がお配りした資料はもう見ていただいたようですね。数字はそのとおりだということですね。  九月末の実績についてはそのとおりであるということだから、来年三月末の計画に比べてこれだけの貸出残がある、言ってみれば貸し渋りが生じておるというふうに見られるわけですが、そのこ...全文を見る
○池田幹幸君 短くやってください。
○池田幹幸君 大体、私が聞いたことを全然聞かずに言っているじゃないですか。再生委員長柳沢さんは何と言ったのかというと、「貸し出しの増加が期待できる環境でありながらそういうことをしていないという場合には」というふうに答弁しておられるんですよ、きっちりと。何だか知らぬけれども、そんな...全文を見る
○池田幹幸君 どうももう一つで、そんな甘い姿勢だとまたまた来年三月になると同じことが繰り返される。それで、悪いことをやった銀行、悪いことをやったと言ったらあれですけれども、未達の銀行はまたまたそのまま甘やかされて、国民の税金をこれだけ使いながら何だと、ますます大きな国民の怒りが沸...全文を見る
○池田幹幸君 もう一つの格差ではない不利の是正、これについてはお答えいただいていないと思いますが。
○池田幹幸君 格差の問題について言えば、政府自身が格差の指標としておる三つの問題については、今大臣のおっしゃったとおり、厳然としてあるというよりも全く縮まっていないんですね、この指標で見る限りは。そういったところはあるというふうに思います。  私ここで非常に問題にしたいのは、格...全文を見る
○池田幹幸君 大臣は、中小企業は社会的経済的不利、それを具体的にはどういうものだというふうにお考えになるんですか。
○池田幹幸君 そのことは後でもう一度問題にします。  格差に着目するんじゃなしに中小企業の多種多様性に着目するんだというお答えが今までもずっとありました。ただ、多種多様性という問題と、大企業と中小企業との間に厳然とした格差があるということ、そしてまた、大企業本位といいますか寡占...全文を見る
○池田幹幸君 基本法でわざわざ今まで書いていたやつを削除するということで削除しながら、今までと基本的には変わらないと今おっしゃったわけでしょう。そんな不思議な話はないんですよ。
○池田幹幸君 今挙げられた表題については後で私も問題にしますが、それは一部そういったものが、従来の基本施策として入っていたものが今度の基本法の中にも入れられたということであって、基本理念として不利の是正、こういったことを削除したということの説明には私はなっていないと思うんです。 ...全文を見る
○池田幹幸君 今すぐ小規模企業に対する施策を打ち切るとか何とか、そんなドラスチックなことは恐らくできないと思うんですが、基本法として今後やっていこうとすることがここに決められておるわけですね。  そうしますと、今言われたんだけれども、昨年の六月に成立した中央省庁等改革基本法、こ...全文を見る
○池田幹幸君 今、団体のことをおっしゃったけれども、並列しているんでしょう、ここでは。「中小企業の保護又はその団体の支援を行う行政」、両方縮小するんですよ、両方。明確にこれ書いてあるじゃないですか。
○池田幹幸君 それでは、もう少し幾つかの側面からこの問題を見ていきたいと思うんです。ここだけではないんですよね。全体としてやはり私は中小企業、特に小規模企業、そういったところへの対策、下請の対策、これが減らされていく方向にならざるを得ないというふうにこの基本法を見て思うんです。何...全文を見る
○池田幹幸君 大臣が立たれずに政務次官が立たれるのもいいんだけれども、私が伺ったのは、「自由かつ公正な競争の原理」、この「自由かつ公正な」というのを削っちゃったのには意味があるでしょうと、何で削ったんですかと聞いているんですよ。そんな一般的な話をどんどんされても困るんです、今この...全文を見る
○池田幹幸君 変わらないのだったらなぜ法律を変えるんですか。法律を改正するというのは、変えるからでしょう。意味があるんでしょう。
○池田幹幸君 その取引の適正化問題も重大な内容を含んでおって、私、後で問題にします。  今のは私はお答えになっていないと思うんです。要するに、「自由かつ公正な」というのは、先ほど申し上げましたように独禁法を前提としているんですよ、この法律は。それにもかかわらずこれを省いたという...全文を見る
○池田幹幸君 これは余りやりとりしてもこれ以上進まないと思いますが、今言われた合理化カルテルなんか、こんなのやめさせるのは当たり前の話ですよ。そのことと、独禁法を強化してまさに中小企業にとって不利な状態を是正していくということとは別問題で、保護だとかセーフティーネットの問題とは全...全文を見る
○池田幹幸君 では、くどいようですが確認したいんですけれども、要するに大企業から経営的に自立していない、大企業にかなり寄りかかっている中小企業とかあるいは下請企業、小規模企業、こういったところは経営上自立していないということで見るということはない、こういうのもすべて自立した中小企...全文を見る
○池田幹幸君 そうであるならば、法案の中で、下請中小企業に対する取引の是正と取引条件の改善とわざわざ書いてあるやつを一般化することはなかったろうと一つ思うことと、それからもう一つは、現行法が下請に対する施策、これは国の責務としておるのに対して、改正法では中小企業に関する施策を講ず...全文を見る
○池田幹幸君 やっておられることについて、私もそうだと思うんです。そのことを否定しているんじゃないんです。私が言うのは、検査はずっと大体この十年来数が同じなんです。違反も大体同じ、違反している企業が大体七割、これも大体同じ。  そうしますと、十数年前、私たち日本共産党の不破委員...全文を見る
○池田幹幸君 ふやすということをやっていただきたいんですが、ただ、私がさっき申し上げたことをちょっと誤解しておられると思うんです。検査官の数が少ないときには摘発も少なかったし検査数も少なかった。ふえたらそれに従って、検査官の数がふえた率でふえているわけですよ、検査の数も摘発の数も...全文を見る
○池田幹幸君 何を答えられたのか。
○池田幹幸君 ということは、この基本法に基づいて小規模企業に配慮も行ってきたけれども、その実はそう上がってはいないと、完全には。しかし生活水準は全体的に、総体的に上がっていますから、それは当たり前ですよ。しかし、それだけの実は上がっていないと。他の事業者と均衡するまでに行っていな...全文を見る
○池田幹幸君 ここも全く同じなんですね、何度も何度ももう嫌になるぐらい言ってきたわけですけれども。  そこまで言うんだったら、全く書いてないということでしょう。従来よりもむしろ重視するんですというふうに聞こえるんですよ。だとすれば、なぜこの重要な文言を削除したのかと。  これ...全文を見る
○池田幹幸君 もう反論は時間ありませんからいたしませんが、ずっとるる言ってきましたので、終わります。     ─────────────
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、中小企業基本法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  本改正案は、現行法を全面的抜本的に変えるものであり、二十一世紀の日本経済の方向を左右する中小企業政策のあり方をめぐる極めて重要な問題であります。にもかかわらず、我が...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  発議者の方々に伺いたいと思います。  先ほどの御答弁の中にもありましたが、恐らくほかの同僚議員の方々のところにも山ほどファクスが来ていると思うんです。被害者の方々あるいは早くからこの商工ローン問題、この社会問題に取り組んでき...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく四〇%近い高金利、三〇%の高金利、こういった借金をしてなかなか営業は成り立っていかない。それをわかっていて借金をするといったところで社会問題が発生していくわけなんです。  私どもはこの委員会で日栄の社長と商工ファンドの社長を招いて参考人質疑を行ったわけです...全文を見る
○池田幹幸君 厳しい取り立てとか暴力的な取り立て、こういったことが社会問題になっているわけですけれども、それの根底にあるのが高金利の問題あるいは過剰貸し付けの問題、根保証契約を悪用した問題というのがあるわけで、それが総合された形でそういう形であらわれているわけです。ですから、一番...全文を見る
○池田幹幸君 結局、グレーゾーンを残すということは三〇パーに今度は張りつくだろうというふうに私は思うんです。  問題は、利息制限法をはるかに上回る高金利の常態化といったものがどういうことを意味しているかというと、国民生活センターのことしの報告によりますと、多重債務者問題に関する...全文を見る
○池田幹幸君 そういたしますと、この二九・二%という金利は将来もずっとこういう形で固定化していく、どんどん引き下げていこうという立場には立っていないというふうに私には聞こえるんですけれども、そうですか。
○池田幹幸君 三年後の見直しということは、逆に言えば三年間はこのまま固定されるということを意味するわけでしょう。三年間は二九・二%を引き下げることはしないということを意味しているとも言えるわけです。  さらに、今言われた附則八条ですけれども、確かにそう書いてあります。しかし、「...全文を見る
○池田幹幸君 では、今の答弁だとやっぱり上げることもあり得るということなんですね。そういうことでしょう。  そういうことではなしに、やはり今のこの状態を考えれば引き下げていかなければいけないんだ、利息制限金利の水準まで下げるのがまさに使命なんだと私たちは考えるわけです。それは考...全文を見る
○池田幹幸君 保証人の問題はちょっと時間がなくなってできないと思うんですが、今言われたので一言申し上げておきますけれども、書面による事前の問題と、それから保証人にその都度報告を出すというのがありますね。しかし、その報告文書を送ったとしても、受け取った保証人がもう根保証契約しておっ...全文を見る
○池田幹幸君 その下げの方向も読めるということで賛成したんです、おっしゃるとおり。ただし、今伺うと、どうも上げることもあり得るということを強調されるので、それではせっかく衆議院でつけた附帯決議は何だったんだということがあります。  時間が参りましたので終わりますけれども、やはり...全文を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今回の補正予算で七兆六千億円の国債が増加発行されます。今年度の国債発行高三十八兆六千億、依存度四三・四%、大変な財政の実態であります。国、地方合わせて本年度末には六百八兆円、そういう債務残高を抱えることになるわけなんですが、と...全文を見る
○池田幹幸君 時間が少ないので簡潔にお願いしたいと思っておったんですが、最初の一問で随分時間をとってしまいました。  いろいろおっしゃいました。結果的に不胎化、非不胎化というのは意味がない。なぜならば、ゼロ金利政策のもとでもう資金はじゃぶじゃぶ供給されているということだと思うん...全文を見る
○池田幹幸君 さっき伊藤委員の質問の中にあったように、ゼロ金利政策のそういったことも見直して、特に年金生活者に対する金利問題でも考え直さなければいけないなという感想をお持ちじゃないかなと思って私は伺ったんですけれども、全く的外れでした。  終わります。