池田幹幸

いけだかんこう



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開催日 会議名 発言
03月08日第147回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。  最初に、新潟県警の一連の不祥事をめぐる問題について質問します。  国家公安委員長は二日の本委員会で、二月二十五日の国家公安委員会で不祥事について論議があったと答弁されました。これは事実ではなかったわけです...全文を見る
○池田幹幸君 勘違いをなさったということなんですけれども、とても納得いかないんです。  といいますのは、同じような論議を何日間にもわたってやっておったということで、この論議はいつのだと言われて勘違いするということはあると思うんです。しかし、今度の場合、処分をすべきかどうかという...全文を見る
○池田幹幸君 勘違いしたということになると、どうしてもそれを言い張られるとそれはそうかなということにならざるを得ないんだけれども、しかしこれだけ重大な問題で、勘違いですということで終わらせることができる問題じゃないと思うんです。そのことは大変私は無責任ではないかというふうに思いま...全文を見る
○池田幹幸君 任命権者がどうお考えになるかどうか、このことについてはまた後で論議したいと思いますが、では具体的に若干聞きたいと思うんです。  国家公安委員間、委員の間の持ち回りで処分を決めた、これは余りにもずさんだと思うんですけれども、こういった方法をおとりになった理由は何でし...全文を見る
○池田幹幸君 昨日の北岡委員に対する保利国家公安委員長の答弁なんですが、二月二十五日、持ち回り会議を二回やったように答えておられます。最初は処分と更迭の基本的方向について、二回目は具体的な処分について、このように理解していいですね。
○池田幹幸君 私は会議のことを言っているんです。持ち回りを二回やったなということをお伺いしているんですがね。まあ、それはいいです。  そうしますと、今おっしゃった最初の基本方向について警察庁長官に指示をして、最初の持ち回りをやられたということなんですが、どういう内容の基本的方向...全文を見る
○池田幹幸君 二十四日の夜に指示されたということですね、二十四日の夜に。その内容はというと、今更迭ということでしか出てこないんだけれども、基本方向ということですから、もう少し詳しく委員長の口から説明してください。
○池田幹幸君 それが基本方針。
○池田幹幸君 基本方向、内容については。
○池田幹幸君 ともかく早く終わらせようということでそういう方法をとったということなんですね。ということは、正式に会議を開いておったら時間がかかるからというお考えがあったのかと思うんですけれども。  しかし、ちょっと矛盾すると思うんですね。というのは、実際、一回目のそういった基本...全文を見る
○池田幹幸君 二十四日の夜に連絡を受けて、非常に重大だと感じた、すぐに行動を起こしたと言うんですが、しかし、それだったらなぜすぐに会議を開こうという気持ちにならなかったのかというのが今私たちが伺っている問題なんです。  事は重大だとお感じになったと。重大だと感じたら、まず警察庁...全文を見る
○池田幹幸君 説明になっていないです。合意ができておった、基本的な合意ができておったというのは一回目の説明した後の話でしょう。二十四日の夜は初めて聞いた、重大だ、どうするのかと、すぐ国家公安委員会を正式に開催するということでなければいかぬのに持ち回りさせたということでしょう。そう...全文を見る
○池田幹幸君 もう押し問答になるのでやめますけれども。二十四日の夜に、事実関係を調べて、事実だったらこうしなさいという指示したんでしょう。そういう基本方向を示しなさいとやったんでしょう。今の話また食い違っているんですよ。どうも本当に行ったり来たりするのでやりにくいんですが。  ...全文を見る
○池田幹幸君 それはどういう根拠に基づいているんですか。
○池田幹幸君 そんな勝手な解釈、だれが許しているんですか。
○池田幹幸君 答弁になっていない。  ともかく国家公安委員長は、私は信じているからやったということなんですがね。  それじゃ、こういった警察の最高幹部、この処分を行うといったような重要な問題を持ち回りで決めた、そういう前例はありますか。
○池田幹幸君 これは、私どもで調べてくれるように富樫委員を通じて要求してあるんです。(発言する者多し)
○池田幹幸君 今のは答弁になっておりません。  調べてないけれども前例はあるだろう、とんでもないことじゃないですか。そんな答弁許していいんですか、委員長。
○池田幹幸君 とんでもない答弁です。  昨日、警察庁の方から私どもの富樫議員の方に送られてきた昨年の例、四件報告されている。中身を言ってください。
○池田幹幸君 私、納得いかないです。私がこれだけ重要な、重大な幹部の処分について前例があるかと聞いたのに対して、同じような前例があったと思うと答弁したんですから、納得いきません。  きのう調べているんだから、ないの知っているんだよ。ないのを知っていてあんな答弁しているんじゃない...全文を見る
○池田幹幸君 結局、どこに同じような前例があるんですか。
○池田幹幸君 きょうの質問ということで、富樫議員を通じてそちらに聞いていただいたということじゃないですか。それで、きょう過去五年間の分はあした出しますという返事をしているじゃないですか。出てこない。  そこで、何度も言いますが、最高幹部の処分について同じような前例があるかという...全文を見る
○池田幹幸君 前例がないというのは当たり前なんですよ。こんな重要な問題は持ち回りなどでできる問題じゃない。そんなことは許されない問題だからじゃないですか。  結局、国家公安委員長がやったことは、国家公安委員会を総理するという責務の放棄。辞任に値するこれは重要な行為だと言わなけり...全文を見る
○池田幹幸君 青木官房長官に伺いますが、官房長官は昨日の記者会見で、公安委員会が持ち回り決裁したことは不適切だったと明言しておられます。事実でしょうか。
○池田幹幸君 昨日の会見でこういうことをおっしゃったことは事実ですかと伺っているんですが。
○池田幹幸君 結局、閣僚の一員として、個人的な見解といっても、そういった重要な地位にある人間としてこういうふうに感じるのが当たり前なんですよ、官房長官のようにお考えになるのが。  結局、空監察を徹底的に調査して処分しなけりゃならない、そういった責任のある国家公安委員長が空論議を...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、財政、金融の問題について伺います。  先日、巨額の公的資金をのみ込んだ長銀が外資に譲渡されました。長銀に続いて日債銀にも国民のお金が注ぎ込まれようとしておりますが、まず大蔵省に伺います。  二〇〇〇年度予算の国債費が急増しておりますが、その伸び率と増加...全文を見る
○池田幹幸君 結局、今度の予算で国債費が二十兆円を超える、歳出の四分の一以上を上回るという、そういう状態になるわけなんですが、大蔵大臣に伺います。  この六兆円の国債交付、これによって財政はその一層危機的な状態をスピードアップすると考えるんですが、いかがですか。
○池田幹幸君 今の御説明ですと、もうこれっきり、これで六兆円、これ以上つぎ込むことはないんだという答弁だと思うんですが、ではペイオフ、これの延期があっても間違いなく六兆円を超えることはない、そのように言明なさいますか。
○池田幹幸君 まず不足しないだろうとおっしゃるんですけれども、今御答弁にあった二年前、この制度を導入したとき、交付国債七兆円の枠をつくられたわけですね。そのときも同じようにそういう答弁を政府はしておられました。超えないと。  これは我が党の笠井議員が九八年の二月、財政・金融委員...全文を見る
○池田幹幸君 これは予想が間違っていたかどうかという問題ではないと私は思うんです。問題は、金融再生委員会の姿勢に非常に問題があったというふうに私は考えるんです。  といいますのは、七兆円使い切るとは思っていなかった、こういうわけですが、一たん枠をつくると、そうしますと、ここまで...全文を見る
○池田幹幸君 そう、そのとおり、まだあります。それなんです。  結局、財政がもう第二次世界大戦の末期に匹敵するような大変な状態になっているときに、この発言にはそういった財政危機に対する認識のかけらもないと私は思うんですね。  今、宮澤大蔵大臣がお答えになったんですけれども、こ...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことじゃないんですよ。  七兆円の枠を決めた、まだ使っていませんよ、どんどん言ってくださいよと。そういう考え方でやるということは、なくなったらどんどん継ぎ足していいんだ、この仕組みはそういうものなんだ、だから今度の六兆円も、七兆円は今度の日債銀問題もある、...全文を見る
○池田幹幸君 私が申し上げているのは、金融監督庁がどんどんつぶしなさい、そんなことを言っているんじゃないんですよ。  そういう情勢の中で、本来金融行政というのはどうあるべきかということで、今度の制度でもペイオフを延期しないで一年後には一般勘定に移行するということを決めているわけ...全文を見る
○池田幹幸君 そういうふうな正常な状態に、いわゆる銀行業界全体に責任を負わせるようなそういう原則に戻りましょうという法律の仕組みにはなっているわけですよ。そうでしょう。ところが、特例業務勘定、本来はいつまでも続くものじゃないんですよ。それを一年延ばす。そうすると、また枠が広がりま...全文を見る
○池田幹幸君 私はあれを全文読んだんですが、そんなにきちんと分けた形で言っているんじゃないんですよ。くれてやった金がまだこれだけしかありませんという話ですから。その話でいったら、今、大蔵大臣の言っていることとはちょっと混同した話になってきますよね、もっともっとくれてやる金はあるん...全文を見る
○池田幹幸君 そこの部分はそうなんですけれども、全体の話はそうじゃないんです、私の申し上げているのは。要は、国民から預かったお金の使い方、特例業務勘定にしても一般勘定にしても、これは再生委員長が決めていくことです。そのときに、足りなくなったらどんどん枠を広げればよろしいんだと、そ...全文を見る
○池田幹幸君 全額預金者を保護する、そういう考え方はだれしも同じなんです。  問題は、法律では銀行の責任でもって銀行の破綻も処理していくという考え方に戻していくというのが大前提になっておる。とりあえず一年延ばした、それと同時に六兆円の枠を広げた、こういうのが今のやり方になってあ...全文を見る
○池田幹幸君 非常に時間が短くなってきましたので絞って伺いますが、じゃ具体的に日債銀のことについてなんですけれども、日債銀をソフトバンクグループに譲渡するということになっております。覚書が調印されたわけですけれども、この覚書と同時に公表されました買収条件の概要、これはこの附属文書...全文を見る
○池田幹幸君 その内容なんですが、買収方式、買収金額、それから増資の額、新規増資ですね、預金保険機構が保有する日債銀株、これはどういうふうになっていますか。
○池田幹幸君 株のことだけ言われたんですが、時間も非常に切迫してきましたので、一、二点だけに絞って質問します。  まず、預金保険機構が持っている優先株式、これは何株なんですか。
○池田幹幸君 要するに今の保有株、これを将来売った場合キャピタルゲインを得られるわけですが、三兆円を超える国民の税金、これをできる限り回収する、日債銀に注ぎ込まれる三兆円、返ってこない金をできるだけ回収するとしますと、これはみすみす優先株、大部分を放棄するというふうなことは、これ...全文を見る
○池田幹幸君 それがベターだったのかどうかというのは我々は知る由もないわけです、情報が公開されておりませんから。しかし、結局、今お話を伺っていると、ソフトバンクグループ、それの意向を優先させておる。費用最小化というけれども、国民はほったらかしになっているんじゃないか。  ところ...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと待ってください。六千数百万株を持っているわけでしょう。それが二百七十四円で売ると、九百億じゃない、三千四百億ぐらいになるんじゃないですか。五倍で計算するんですか。
○池田幹幸君 トータルでいいです。トータル幾らになるんですか。
○池田幹幸君 ちょっと私自身の計算からすると非常におかしいんですが、その九百億というのは日債銀が今保有している他企業の株、それを売却して得られるキャピタルゲインでしょう。要するに、全部売却した場合、日債銀の株ですよね、回収できるのは三千四百億というふうに私たしか事務局から聞いたん...全文を見る
○池田幹幸君 いずれにしても、今機構が保有している優先株と新生日債銀株、契約になった場合、その株が売れると、それによって回収できる金は三千四百億ぐらいだということですね。三兆数千億はもう持っていかれちゃっている。だから、せいぜい回収できるのはそれぐらい。ほかにいろいろ条件があるけ...全文を見る
○池田幹幸君 時間がなくなりましたのでこれでやめますけれども、あとは引き続き財政・金融委員会でやりますが、要するに三兆二千億つぎ込んで、返ってくるのは三千五百億程度。幾ら新生日債銀の株が上がっても、それはもうそれ以上では売れないという、今度の覚書ではそういうことが決められておると...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第3号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  先ほど来、景気論議がなされておるんですが、私はどうしても大蔵大臣のおっしゃることは納得がいかないといいますか、成長軌道に乗ったという判断をされたわけですけれども、その論拠となさるところは設備投資、これが四・六%増と三期ぶりにプ...全文を見る
○池田幹幸君 不信感と私が申しましたのは、昨年秋に最悪期を脱したということで成長率〇・六%というように上方修正をなさった、それをまた今になると、もう二、三カ月で〇・六はやっぱり危ないぞという形になってくるというところにあるんだと思うんです。  日本共産党がもう昨年来ずっと訴えて...全文を見る
○池田幹幸君 景気が回復軌道に乗らなければつくれないというお考えは、これはもう前々から伺っているのでそのとおりだと思うんです。ただ、私たちは景気対策としても財政再建の方向を今示さなければならないという主張をしているわけです。そういう違いがあるということをまず申し上げておきたいんで...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく私はもう破裂までの秒読み段階に入ったとしか言いようがないんじゃないかというふうに感じておるんです。今おっしゃった意味で、少しでも国債の発行額を減らす、それから国債の利払いも下がる方向に持っていきたいと思っておられるんだと思うんですが、それはそれで結構なんです...全文を見る
○池田幹幸君 計数的に示すとすると今おっしゃったように少なくとも一年はかかるというふうなことになるわけだし、そしてまた景気回復軌道に乗らなければできないとおっしゃるわけだから、とてもじゃないけれども政府にそれは期待できないということになってしまうわけですが、しかしここで言っている...全文を見る
○池田幹幸君 私もそうだと思うんです。だから政策努力をしなければいかぬ。少なくとも今の経済構造、経済政策をこのまま続けておる限りこうなるんだということはここではっきりあらわれていると思うんですね。  では、どういう方向に変えていかなければいかぬのかということに話がなると思うんで...全文を見る
○池田幹幸君 さっきのものは、景気がどうなってもというのじゃなくて、景気の回復がおくれてもということですから、その辺は、そんなむちゃくちゃなことは言っていない。これは日経のアンケートですから。  それで、今おっしゃったことは非常に大事だと思うんです。財政再建には歳出の削減もある...全文を見る
○池田幹幸君 結局、公共事業が大半を占めているというふうに思うんです。というのは、その表現の中に「九〇年代に行われた累次の経済対策は景気の下支えに一定の役割を果たしてきたが、同時に、これは構造的財政赤字を代償とする成果でもある。」という言い方で書いております。  何といっても、...全文を見る
○池田幹幸君 私たちは公共事業をなくせばいいなんて一度も言ったことがないので、余りにもむだ遣いが多過ぎるということと、むだ遣いがなされるのは公共事業のやり方、まず総額を決めてやるというやり方にあるんだということをずっと申し上げてきたんです。そういう総額先にありき方式をやめれば大幅...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  きょうは主に再生委員長に伺いたいと思います。  長銀、日債銀の処理ではロスの穴埋めのために大体六兆八千億ぐらいの負担が国民に負わされるということなわけなんですが、最初に伺いたいのは、この巨額な資金が一体どう使われたかというこ...全文を見る
○池田幹幸君 今の時点ではそうなんですが、将来、長銀についても、どの債務者にどういう形の穴埋めがなされたのかということまで開示されますか。
○池田幹幸君 個別の、こういった債務者のこういった穴埋めにというふうな形ではそれは出てこないでしょう。
○池田幹幸君 通常の銀行の取引の場合とは全く違うと思うんですね。昨日この委員会でも問題になりました第一火災の秘密契約のことがあります。こういったことが起こってくるんですね。これもマスコミが取り上げて初めて明らかになったわけです。こういうことが国民の不信を助長するんだというふうに考...全文を見る
○池田幹幸君 再生法で六カ月に一回国会に対して破綻処理の報告をするということ、そういったことがなされているわけで、それの意味というのは、やはりこれだけの多額の公的資金を使うのだから当然そういう形でやっていくんだ、国民の前に明らかにしていくんだということが前提になっている。それが中...全文を見る
○池田幹幸君 日債銀のソフトバンクグループへの譲渡の条件、ここではいろいろ問題があります。費用最小化の原則を貫くということを言っておられるわけですけれども、それならば、穴埋めに使います三兆二千億円、これを少しでも減らしていこうという努力をすべきだと思うんです。しかし、残念ながら、...全文を見る
○池田幹幸君 交渉だということのようですけれども、それにしてもそれじゃ余りに弱腰じゃないかと思うんです。  その買収条件の中で、今言ったような株の売却で八百億から九百億がこれから見込まれる、それについては持参金でつけてやる、そこまで譲歩する必要がどこにあったのか。  それから...全文を見る
○池田幹幸君 今キャピタルゲインの話があったんですけれども、保有株を将来売ったときという話ですよね、日債銀の保有株を。  これも、返ってくるというふうにおっしゃるんですけれども、先ほどの八百億から九百億も含めて。しかし、これは八日のときにもちょっと質疑したんですけれども、返って...全文を見る
○池田幹幸君 だから、全くほとんどその相手さんの言いなりだという感じがするんです。  大体、六億株持っているうちの五億株を無償償却しちゃうということなんですよね。六千何百万株かだけを保留しておいて、それを二百何十円か三百円になったときに売ったらキャピタルゲインが得られますと言う...全文を見る
○池田幹幸君 銀行のことを考えるのか、国民負担を少しでも減らすことを考えるのかということだと思うんです。どちらに重点を置いて考えていくのかということについてこの違いが出ているんだということを指摘しておきたいと思うんです。  さらに、先ほどの瑕疵担保特約、これも先ほど説明がありま...全文を見る
○池田幹幸君 この問題はこのぐらいにして、六兆円の積み増しの問題に入りたいと思うんですけれども、こういった問題も、国民負担を減らしていこうと思えば、結局、預金保険機構で面倒を見るということになると、銀行が保険料で負担するのか、国民負担、公的資金で負担するのかということになっていき...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、再生委員長、七兆円が足りなくなったら、すぐに六兆円を積み増すんじゃなしに、まず保険料を引き上げるという方向で考えるべきじゃないでしょうか。これは企画局ですね。
○池田幹幸君 こういった仕組みがつくられたときも、私たちは銀行の不始末は銀行業界全体で処理すべきだということを主張して、当面、保険料が足りないのであれば、ストックが足りないのであれば銀行業界全体で借金すればいいじゃないかということを提案してきたわけなんですけれども、今の時点で振り...全文を見る
○池田幹幸君 合計してみたんですが、日銀から二千二百九十七億円、民間から十五兆九千八百億、約十六兆円。パーセンテージにしますと、民間からの借り入れが九八・六%なんです。初期は日銀からの借り入れが圧倒的に多かったわけですけれども、今はこういうふうに逆転してきております。  実際に...全文を見る
○池田幹幸君 大蔵大臣はどのようにお考えですか。
○池田幹幸君 お考えが違うようですが、最後に一問だけお伺いしたいんですけれども、特例業務勘定の廃止がペイオフの延期と合わせた形で一年延期されることになりました。特例業務勘定を廃止して一般原則に戻る、銀行業界自身が責任を持ってやるという原則に戻るんだと思うんです。  その時点で、...全文を見る
○池田幹幸君 現行水準というのは。
○池田幹幸君 終わります。
03月16日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  法案の審議に入ります前に、緊急の対応を必要とされている問題について伺いたいと思います。  一昨日、関東財務局は南証券を告発されたわけですが、この事件の概要並びに金融監督庁はどういう対応をしてこられたのか、簡潔にお話しください...全文を見る
○池田幹幸君 言うことを全然聞かなかった会社なんですけれども、この社長が、平田浩一という人物ですが、これは今までも問題のある金融商品を販売しておったということですね。この社長が顧客の有価証券三十億円、これを含む四十一億円を持ち逃げした、今も行方不明となっておるわけですね。  こ...全文を見る
○池田幹幸君 十二月十四日に販売停止命令をしたのだけれども、しかし言うことを聞かなかったと。それ以後、実際に年末までに約五十人の投資家に二億円分を販売しておったということなんですが、この五十人の投資家に販売しておることを知ったのはいつですか。
○池田幹幸君 販売停止命令を破って二カ月もどんどん売っておったのですけれども、結局、命令は出したきりでチェックしていなかったということですね。  二月二十一日の検査をやるに至ってやっとわかったということなんですが、そうしますと分別管理すべき顧客からの預かり資産がなくなっていると...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、監督庁が破産と破産の保全処分の申し立てをやったのは、これは先ほども報告があったように三月六日ですね。三月六日までやらなかった。このことによって顧客の資産がわずか数日のうちに消えていったわけなんです。これは御存じのとおりなんです。この点について見ますと、監督庁...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ言われたけれども、結局告訴を受けつけなかったんですよね、七日の午前中に。これははっきりしているでしょう。そして、その日の午後は東京地裁で審尋が行われた。そのときに当の平田社長はその審尋の場に出ているんです。そして、有価証券などは私が持っていますと言っているん...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ問い合わせも来ていますので、具体的に二点だけ伺いたいんですが、建て玉の問題なんですけれども、これは今どうなっているかということなんです。一括して手じまいされた場合、多額の損失をこうむるようなことになると思うんですけれども、どうなのかということです。この場合、...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、場合によっては他の証券会社に引き継がれていく可能性も多い、こういうことですね、そういうこともできるということですねというふうに伺っておきたいと思うんです。  ちょっと時間の関係もありまして、もう一点、手じまいの際のことなんですけれども、一人の投資家で...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、特例公債法案に入りたいと思います。  宮澤大蔵大臣が一昨日、十四日のこの委員会で、私の質問に対して、日本の財政をどう表現するかということで、少しでも翌年の国債を減らしたいせっぱ詰まった状態であるというふうにおっしゃったわけです。そうならば、今度の予算案に...全文を見る
○池田幹幸君 大蔵省も長期国債を抑えて短期国債をふやすという形で、国債多様化という形でできるだけ金利が上がらないようにという工夫はしておられるようなんですけれども、それは一時的にはそれなりの効果をあらわすかもしれませんが、しかしそれは抜本的な問題じゃないわけで、抜本的にはもう言う...全文を見る
○池田幹幸君 先ほどの久保委員の質問に、大蔵大臣は、雇用の問題、国民生活の問題が非常に重大だということで大蔵大臣を引き受けたんだとおっしゃいました。とすれば、政治の責任というのは、ともかく国民生活の安寧のためにあるんだ、今でいえば雇用不安、それから社会保障不安、これが起きないよう...全文を見る
○池田幹幸君 三月七日の読売新聞の記者会見で、加藤税調会長、政府税調の会長ですが、この方が、減税がこれまでに十兆円されている、したがってこの減税分だけ消費税を上げるという提案ができるんだということで、今度、六月ですけれども、六月にもそういった消費税増税、しかもそれを明確に一〇%に...全文を見る
03月17日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党を代表して、平成十二年度における公債の発行の特例に関する法律案に反対する討論を行います。  本法案は、第一に、二〇〇〇年度予算の歳入不足対策として、当初予算では史上最大となる二十三兆円超の巨額の赤字国債を発行するためのものであります。これにより、公債発行...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第7号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  租税特別措置法改正案について質問いたします。  今回の改正による増収見込み額の最も大きいものを見ますと、年少扶養控除の廃止による二千三十億円ということになっております。これは児童手当の支給対象年齢を六歳未満まで引き上げるため...全文を見る
○池田幹幸君 私は、その前に議論がありまして、その増税になるケースはあるにはあるけれども、そう多くないだろうという御答弁をなさっておられるので、そのことに触れてのことかなと思いまして、それで改めてきょうは表を持ってまいりました。  お配りした資料なんですけれども、これは九八年か...全文を見る
○池田幹幸君 そのことはもう予算委員会で大蔵大臣が答えておられるんですよ。
○池田幹幸君 そのとおりです。それはもう十分わかった上での質問で、予算委員会でそのことはもう終わっているんですよ。そんなことはだからもう伺う必要はないので、伺っていないんです。  しかしながら、ここに書いてあるように、九八年から二〇〇〇年でこうなるじゃないかと、こういう点ではま...全文を見る
○池田幹幸君 今おっしゃったように、九八年、昨年の税制改正、トータルで考えると大体こうなるわけです。そこへもってきて年少扶養控除、昨年ひどい目に遭った人をまたひどい目に遭わせるという形になっているじゃないか、しかもそれは少数ではないじゃないか、多数じゃないかということを私は申し上...全文を見る
○池田幹幸君 それで増税になる国民はたまったものじゃないと思うんですが、そのことについて言いますと、こうもおっしゃっているんですね。増税を要するに年少扶養控除の廃止というところに求めたと。これは筋違いの、歳出と歳入を混同したやり方じゃないんだとおっしゃっているんですね。要するに、...全文を見る
○池田幹幸君 私は、そのスワップはそれこそ国民から見れば筋違いで、右のポケットから左のポケットへ移して、それで、おまえ、金をやったじゃないかと左のポケットに説明をする、そんなものはおかしいと思いますね。そのことを申し上げておきたいと思うんです。  次の質問に移りたいと思います。...全文を見る
○池田幹幸君 昨年、再生法で〇・三五%にしたと。さらに追っかけてさらに引き下げろという要求を出したんですか。では、何で再生法のときに一緒にやらなかったんですか。
○池田幹幸君 しかし、今度の法改正は再生法の認定を受けた企業に限るんでしょう。再生委員長、たしかそうですね。認定を受けた企業に限るわけですね。
○池田幹幸君 認定を受けるということになるわけですけれども、先ほどの説明では、二十四社が既に申請しているということでした。金融関係ではどれぐらい申請がありますでしょうか。
○池田幹幸君 それは全業種をやったものですね。  では伺いたいんですけれども、金融関係ではまだないと。それは合併もまだされておりませんからないだろうと思うんですけれども、しかしもう間もなく出てくるのはだれでも知っていることです。  昨年秋に発表されましたみずほグループ、富士銀...全文を見る
○池田幹幸君 それはちょっと……。初年度ですから今年度ですか。それには銀行は入っておりませんよね、当然。それは今の二十四の申請でですか。
○池田幹幸君 それでは、富士銀行と第一勧業銀行、日本興業銀行の合併が言われておりますけれども、これはどの程度の登録免許税になりますか。今言ったように、原則でやった場合幾ら、再生法適用で幾ら、今度の租税特別措置法になったらどうだということはどの程度になりますか。
○池田幹幸君 ちょっと待ってください。原則が八十億ですか。原則でやると登録免許税は百七十五億になるでしょう。二兆五千億としてもそうなるんじゃないですか。──百八十億ですか。失礼しました。百が聞こえなかった。  私が計算したら、大体百七十五億と、今度の改正で三十八億、大体そんな形...全文を見る
○池田幹幸君 いや、何でこんなに優遇するのかと私は聞いているんです、優遇に当たらないというんじゃなしに。百八十から三十八でしょう。物すごい優遇じゃないですか。何でこういうことをやるのかと聞いているんです。
○池田幹幸君 政策目的だということですね。そうしますと、どういう政策目的なのか。  先ほどどういう認定がなされるかわからぬがというお話でしたけれども、再生委員長、認定をなさる立場におられる方ですから伺いますが、銀行が再生法の認定を受ける、適用を受けるということになりますと、その...全文を見る
○池田幹幸君 健全化計画と合併ということになるとちょっと違うかと思うんですけれども、これは登録税ですから。先ほど言いましたように、みずほグループとか、もう次が控えております。三和、あさひ、東海の統合とか、合併の時点で新しい持ち株会社をつくって登録して、その登録免許税の軽減というこ...全文を見る
○池田幹幸君 いわゆる産業活力再生法の規定しているところですよ。その再生法に規定しておる認定基準の中で銀行を承認するとしたら、人減らしか店舗減らししかないじゃないかと私は申し上げているんです。その項目からしたら、どうですか、そこしかないでしょう。
○池田幹幸君 突然の質問じゃなかったと思うんですけれども、一応事前に連絡しておいたはずなんですけれども。なかなかお答えになりにくいだろうと思うんですが、産業活力再生法は、もともとが余り金融機関を想定していなかったということもあるんでしょうけれども、その中に書かれておることをやりま...全文を見る
○池田幹幸君 時間が来ましたのでやむなく終わるんですが、何でこんなことをやったかよくわからないとおっしゃったんですが、新聞報道ではこんなふうに言われているんですね。要するに、全銀協の会長がことしの一月以来会計士協会に日参しまして、そこで言ったことは、こんな規定を導入したら、つまり...全文を見る
○池田幹幸君 大体合理的な根拠というのは考えられないと私は思うんですね。銀行協会はこんなことをやったら株式市場がつぶれると言っているんですよ。そんなものに合理的な理由はないじゃないですか。  私は、そういうふうなのはまことにおかしい、金融監督庁はきちんとそういうところはやってい...全文を見る
03月28日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第8号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等改正案に対する反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、関税法に課された役割の一部放棄につながる簡易申告制度を導入することであります。  簡易申告制度の導入は、財界、多国籍企業の要望に沿ったもので、輸入品に対する検査体...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  最初に、証券取引法に関して伺いたいと思います。  午前中の審議の中で盛んに言われたことなんですけれども、公共性を旨とする形で会員制ということをとってきた、しかし今情勢の発展の中でそれに対応できなくなってきたので株式会社化する...全文を見る
○池田幹幸君 前提のところで私の言っていることは少し違うんです。公的機関でやれば絶対に公平性が保たれるというふうに私は信じているわけじゃありませんで、実際に今までの取引所が果たしてそうだったかというと、決してそうではない面というのはありました、後でまた若干申し上げますけれども。そ...全文を見る
○池田幹幸君 今、私が伺ったのはそれじゃないんです、それも後で伺うつもりでしたから結構なんですけれども。  伺ったのは、公共性、公的使命というもの、つまり取引所が目的としているものは具体的に一体何なんだということを伺ったんですが、例えば一つは公正な価格の形成というのがございます...全文を見る
○池田幹幸君 それで、そういう担保するものとして、今、林政務次官がおっしゃった形で担保しようということになっておるということなのだと思うんですが、結局、先ほど大蔵大臣がおっしゃったように、運営がきちんとなされればそれは担保されてくるということで、それが林政務次官がおっしゃった形で...全文を見る
○池田幹幸君 株式会社化すると意思決定が早くなるということがありましてそういうことも言うんですけれども、いわゆる五%に抑えたとしても、大手が数社で、大手証券会社が数社寄れば大体支配的な票数を確保できるんですね。  今、証券取引所の運営の上で実態として問題になっているのは、大手と...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、どこでもうけていくのかということで、困ってくると一体何をやるのかということもまた心配になってくるわけです。そのことについてはまた後で申し上げたいと思います。  先ほどの定款の問題に戻りたいんですけれども、定款でほとんどのことを担保していきましょう、定款...全文を見る
○池田幹幸君 ダブルチェックなんですが、今までは会員で、総会で四分の三以上で決めて、定款変更の手続をとって認可がおりるまでの間のことを言うんですけれども、決めてしまえばもう後は形式的な認可をとればいいんだからということで始めていいんでしょうか、新たな業務を。
○池田幹幸君 そうですよね。株式会社になっても当然そういうことになると思うし、今もそんなことはあってはならないわけなんですけれども、今の証券取引所でそんなおかしなことが起きているわけです。  これは政務次官も御存じかと思いますけれども、大阪証券取引所は昨年の四月に場立ちの仲立証...全文を見る
○池田幹幸君 後で御確認願いたいと思うんですけれども、申し上げておきますと、これは想像でも何でもなしに、実は昨年四月にそういう形で業務を取り上げられたものですから、結局、場立ちの会社としては仲立証券はやっていけなくなった。事実上倒産するわけで、全員解雇されたわけです。今、一年以上...全文を見る
○池田幹幸君 今回はというふうに軽くおっしゃるんですが、消費者被害というのは大変な勢いで続出しております。ですから、これは急がなければいかぬわけです。  少なくとも裁判外紛争処理制度はもう具体的に名前が挙がっているわけですが、これはどれぐらいの勢いで準備しようとなさっておられる...全文を見る
○池田幹幸君 いつになるかわからぬということですよね。これは既に橋本内閣のときに出されて、それなりに研究を始めているものが今になってもいつになるかわからぬというのは、これはとんでもないことだと思うんです。下手をしたらいつまでもできないということかもわからないわけですよね、いつにな...全文を見る
○池田幹幸君 確かに行政上の手続の方の問題と私人間の問題はあります。そういう点で賠償責任を課すという形で持ってきたのは、これはこれで一つの前進というよりも、今までなかったわけですから当然のことなんですが、消費者保護という物の考え方の基本として既にこういったものが確立しているわけで...全文を見る
○池田幹幸君 基本法と言われますと、契約法ですか。
○池田幹幸君 私は契約法の方を見ておらないので、申しわけないんですけれども。  ただ、これを申し上げるのは、後で質問するんですけれども、説明義務違反というのがあります。何をもって説明義務とするかという範囲があいまいだということもあるわけなんですけれども、誠実公正にしなければなら...全文を見る
○池田幹幸君 その旨、一号についてはかなりよくわかりました。  ところが、その「当該指標」ということになると今の説明ではよくわからないんですよ。金利、通貨の価格、これこれによってこういったことが起こりますと元本欠損が生ずるおそれがありますよという説明をしますと。そこまでしないと...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、株価が変動することによって損失するというだけじゃなしに、株がこの程度落っこちればあなたの商品はこういう影響を受けてこんな損失が起こりますよ、ここまで説明せよということですね。
○池田幹幸君 それだと、こんな指標がありますよとずらずら並べられても素人ではわからないでしょうね。その指標がどう関連してくるのか、金利と通貨がどう関連して変動してくるのか、どういう関連をするのかというような説明がないと、数字だけをたったったっと並べて、こういうのがあります、これが...全文を見る
○池田幹幸君 例えば、この商品についてはこれだけ下がったら損するだろうと思いますという、それは予想に属する問題ですから、それはそうかもしれません。しかし、こういう商品は過去にこういうことが起こっておりまして、こういう場合にこんな損をしているんですよということを説明すれば、それはよ...全文を見る
○池田幹幸君 このことばかりもやっておられないんですけれども、本当に商品の説明をするというのは私はそういうことだと思うんです。見えないんですから、これは物じゃないんですから、金融商品なんですから。だから、その程度のあいまいなことだと、結局は今までとそう変わらなくなるんじゃないかな...全文を見る
○池田幹幸君 業者はできるだけ金を集めようとするわけですよ。素人も含めてどんどん投資していただこうとやるわけですね。だから、いろいろトラブルも起こるわけですけれども、当局の側が素人の方をそういった商品購入で萎縮させちゃだめだというふうなことを考えるということになると、これはまずい...全文を見る
○池田幹幸君 考え方としては私が申し上げたようなことを検討していただきたいなというふうに思います。  それから、三号なんですが、ここで「顧客の判断に影響を及ぼすこととなる重要なものとして政令で定める事由」というのがあります。これはどんなことを考えておられますか。
○池田幹幸君 では、当面はなしということで出発するということですか。その辺が何か、ずっと読んでいてはっきりしないなと思うのはそんなところにもあるんだと私は思います。  そこで、引き続き伺いたいんですが、この一号、二号、三号という形であらわされたようなこの程度の説明義務ということ...全文を見る
○池田幹幸君 これは堂々めぐりになるおそれがあるんですが、説明義務がここで明示されているから消費者側でこれが立証できるというんですけれども、先ほど言いましたように、この説明義務そのものがあいまいなんですよ。るるそのことで私はずっと申し上げてきたじゃありませんか。非常に低レベルだと...全文を見る
○池田幹幸君 今伺っていますと、その考え方は要するに業者の側に立ったといいますか、そういった考え方だとしか私は言えないと思うんです。  現実を見ますと、きょうは時間もありませんから一つの事例だけ申し上げて終わりたいと思いますけれども、投資信託証券、投信、これは銀行が売れるように...全文を見る
04月21日第147回国会 参議院 本会議 第19号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました二法案について、総理並びに大蔵大臣に質問します。  本題に入る前に、重大な問題となっている株価維持操作、PKOについて伺います。  十七日の株価下落に対し、与党三党政策責任者は一兆円の公的資金による株式市場介入...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第13号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、前回、二十日に引き続きまして、金融商品販売法案について質問したいと思います。  前回の質問で私は誠実公正義務をどうして本法案に書き込まなかったのかということを尋ねたわけですが、その際、宮澤大蔵大臣は、「私どもとしては基...全文を見る
○池田幹幸君 消費者契約法にも今おっしゃった「民法第一条第二項に規定する基本原則に反して」云々かんぬんという条項があります。ですから、まあそういうことであろうなと私も思ってはいたんですが、そうしますと、少し違うんじゃないかなというふうに思うんです。  といいますのは、民法の基本...全文を見る
○池田幹幸君 今と同様なお答えは先日もいただいたんですが、私が二十日に取り上げたのに対して、福田金融企画局長の答弁はこういうものでした。業法については、「業者に対する免許、監督、命令、罰則等を通じて顧客の保護を図るということでございます。業法の場合はそういう手法でございまして、私...全文を見る
○池田幹幸君 だとすれば、改めて誠実公正義務の規定を設けても何ら問題はないということじゃないですか。
○池田幹幸君 だからどうなんですか。盛るべきじゃないというんですか。だから盛るべきではない、盛り込むべきではないと、単純に言えばそういうことになりますか。
○池田幹幸君 余り押し問答しても、どうなんですかね、重なっている部分があるから盛り込むべきではないということにはならないと思うんですよ。きちんとした形で盛り込んで何らおかしくない。特に、業法の中でも証券取引法とか商品取引所法ですか、これについてははっきり盛り込んである。銀行法には...全文を見る
○池田幹幸君 押し問答はやめますが、結局こういった金融商品販売法をつくっていくというのであれば、私はあくまでもそういった規定は設けるべきだと思うんです。  また、私たちは昨日この法案に対する修正案を出しましたけれども、そこではきちんと誠実かつ公正ということについて明記しました。...全文を見る
○池田幹幸君 だから、営業社員や代理人は。
○池田幹幸君 そのことを確認しておきたかったんです。といいますのは、こんな質問をするのは当たり前じゃないかと思われるかもしれませんけれども、変額保険で今いろいろ問題になっておりますが、そこでの会社側の主張が、銀行の本店と生命保険会社の本店がやったんじゃないんだ、我々はあずかり知ら...全文を見る
○池田幹幸君 開示を求められたら業者として適切に対応する、何かわかったようなわからぬような答弁なんですが、求められれば説明するということですか。  ここで私がどうしてもひっかかるのは、ディスクロージャー関係の情報提供という、ディスクロージャーの情報じゃなしに、ディスクロージャー...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、この法律では開示は求められていないから開示はしない、こういうことになりますね。そういうことでしょう。そうですね。そうだと言っていただけばそれで結構ですけれども。そうですよね。
○池田幹幸君 そうなると、結局、複雑な金融商品で、発行者とかあるいは販売者、複数の業者のデフォルトリスクが元本欠損にかかわる場合、消費者は契約するときにそれぞれの財務状況を見ることができるんでしょうか、それともできないんでしょうか。
○池田幹幸君 それでは、業者が、ありますよ、ディスクロージャー資料はあります、どうぞあっちへ行って見てください、こういう程度をしゃべればいいということですね。そうなりますと、現実の問題としては非常にあやふやなものになると思うんです。  私、新聞広告を持ってきましたけれども、先日...全文を見る
○池田幹幸君 結局、何もわからぬということで、先ほども話があったように、ではあんた信用するよということでやるというふうな感じになってしまわざるを得ないんじゃないかと思いますが、それはこのぐらいにしておいて、説明義務について、午前中の討議について若干伺いたいと思うんです。  午前...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと私の質問と違うお答えになっているんですが、おっしゃったのは、構造まで書き込めば書かれていない部分についてより問題が起こるだろうということでしょう。しかし、ここまでしかこれは書いていないわけですよ、この法案の場合には。  ところが、その構造とか仕組みとか、そ...全文を見る
○池田幹幸君 説明義務というのは、午前中の質疑にもありましたけれども、消費者に納得してもらう、理解してもらう、今も納得してもらわなければいけないから説明をするんだとおっしゃった、そのためのものですね。理解ということが非常に大事だと。  なぜ理解してもらわなきゃいかぬのかというこ...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、消費者が十分自己責任をとり得る、それだけの理解を求めなければいかぬわけでしょう。  金融審議会の第一部会の答申でも、要するに説明義務を明確化する意義がここでは書いてあるんですけれども、そこでは「金融商品の取引内容を一般投資家が理解し、円滑な取引が行われ...全文を見る
○池田幹幸君 説明義務と適合性の原則といいますか、それと絡み合った形でいろいろ問題になっているわけなんですが、裁判の例をちょっと言ってみたいと思うんです。  最近の判例では、今言われたようなこととはかなり違ったものになってきているんです。後ろの方でやろうと思っておったのですが、...全文を見る
○池田幹幸君 前半についてちょっとおかしなことを言われましたね、説明義務が課せられておると。要するに、説明義務を怠った場合には即罰則になるんだから、非常に重い法律なんだから、だから説明義務はこの程度にしておいた方がいいと。より詳しくして、たくさん説明しなければならないようにするの...全文を見る
04月28日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融商品の販売等に関する法律案に対する修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  バブル期以降の金融商品をめぐる消費者被害の続発と金...全文を見る
05月10日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、きょうは保険業法改正案について伺いたいと思いますが、その前に第一火災のことについて緊急に対応すべき問題がありますので、一点だけ伺っておきたいと思います。  五月一日に第一火災海上が破綻して金融監督庁は業務の一部停止命令...全文を見る
○池田幹幸君 再生委員長も五月一日の談話では、「保険契約者におかれては、いたずらに風評に惑わされることなく、冷静な行動をとられるよう強く希望する。」という談話を出しておられるわけですけれども、やっぱり惑わされないためには正確な情報が必要なわけですから、その手だては機構を通じてなり...全文を見る
○池田幹幸君 九割の国民が加入しておる。先ほど七千八百億と言われたのはちょっと数字が違うのじゃないかなという気がしますけれども、それは後で。それは結構です。  要するに、セーフティーネットを確保していくということにおいて、九割も国民が入っているんだから大事だというお話だと思うん...全文を見る
○池田幹幸君 先ほどの議論にもあったんですけれども、要するに今超低金利だと、逆ざやになっておるということで大変生保業界が経営困難に陥っているという話なんですが、ただ要するに生保会社というのは、二十年なり三十年なりという長い期間でリスクを負うことによって、リスクを引き受けますと、そ...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく大き過ぎたと、大変な借金を抱え込んでしまったと、破綻の規模が大き過ぎるからということだと思うんですけれどもね。  それではやっぱり私は本来のものが通用しないだろうというふうに思います。特に今、私が伺ったのは、税金を投入すると。国民にはそもそも何の責任もない...全文を見る
○池田幹幸君 附則三十一条で見直すことになっているわけですね。そこで見直すことになっているわけですけれども、同じ附則の一条の二の十三というところを見ますと、要するに政府補助をなぜやるのかということをここには書いてあるわけですよ。  その理由は、破綻生保、その資金援助に要した費用...全文を見る
○池田幹幸君 はい、終わります。  要するに、そうなっているんだけれども、そうすると、その後の見直しのあれについては、予算措置ということで政府が提案して国会に承認を得ると、こういう形になるわけですよ、法案の改正ということになるんだけれども。その後は、もうまさに四千億とかそういっ...全文を見る
05月15日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第9号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今回の預金保険法改正によって、九八年以降数次にわたって資金増強等の公的資金注入をやられてきた、そしてまた一時国有化を含めた破綻金融機関の処理のための公的な措置をとられてきたわけですが、これが今度恒久的な措置になっていく。公的資...全文を見る
○池田幹幸君 ですから、少なくとも長銀、日債銀に注入した優先株、千三百億と六百億ですか、これについてはもう戻ってこないということが確定したというふうに見ていいんでしょう。だから、もうこの部分は国民負担で処理しなきゃいけないということになっているんじゃないですか。
○池田幹幸君 締めた時点でどうなるかということだと思うんですが、それは後でちょっと論議したいと思うんですけれども、そんな甘いことを言っておれる状況じゃないだろうと私は思っております。  ともかく、先に進みたいと思うんですけれども、そこで、これは三月にも一度論議したんですけれども...全文を見る
○池田幹幸君 長銀と、新しい二千四百億。
○池田幹幸君 長銀の方。
○池田幹幸君 ちょっと私の聞き間違いかもわかりませんが、新しい優先株の売却額が五千億とおっしゃいましたか。佐々波委員会が注入した分と新しい二千四百億、合計の部分の売却額がということですか。
○池田幹幸君 そこで、結局新生長銀の株が、銀行が隆々と発展して株がどんどん値上がりするということになった場合、その値上がりが予想されてもパートナーズ社の要請によって、五千億円以上の値段にこれがなったと、そうするとこれはもうパートナーズ社から要請があったら保有株というのは手放さざる...全文を見る
○池田幹幸君 いや、それは上限が五千億ということとは関係ないでしょう。五千億になったら手放さなければいけないということとは関係ないですね。持ち株の数の問題でしょう。
○池田幹幸君 立派な銀行に育ってほしいということでやったんだということですけれども、政府の立場としては、公的資金をつぎ込んだ、できるだけ国民負担を軽くしようということを一方で当然考えていかなければいけないことですね。その立場からいえば、五千億の上限というのはこれは低過ぎるんじゃな...全文を見る
○池田幹幸君 佐々波委員会の一千三百億は毀損しちゃったからもう返ってこないのは仕方がないんだ、あの時点でそうなりました、株価評価がゼロになりましたと。そうですけれども、今株を持っているんですよね、七千万株余持っているわけです、そのときの優先株を。ですから、最初に国民に説明なさった...全文を見る
○池田幹幸君 それは最初の段階の説明からするとやっぱりおかしいと思いますよ、もともと公的資金、優先株の購入、これは返ってくるんですという説明のもとにやられたわけですから。もちろん我々はそれが返ってくる保証はどこにもないじゃないかと当時から言いました。現実の問題はそういうふうになっ...全文を見る
○池田幹幸君 これは購入したときの平均株価というのはどれくらいか知りませんけれども、きょうの段階で一万七千二百円でしょう、平均株価は。むしろ下がっているんだと思うんです。そういう点からいうと、保有株で何とか利益を上げてというふうなのは現実の問題としては考えられないんじゃないかなと...全文を見る
○池田幹幸君 結局そういうことで、この分についてもまたまた国民負担というのが待ち構えておる。本当に極めて問題の多い処理の仕方だったということを指摘しておきたいと思うんです。  続いて、預金保険法の破綻処理の迅速化、多様化ということを言われているわけですけれども、特に迅速化を中心...全文を見る
○池田幹幸君 預金保険機構がそのシステムを開発している、そこにそれぞれの銀行のデータをつなげばすぐに処理できると。そのとおりですよ。問題は、その各銀行のデータ管理、これがなかなか各銀行から、こんなことはとてもできません、勘弁してくれと言われて、当分は平時からそういうふうな整理をせ...全文を見る
○池田幹幸君 それはもう平時からきちんとやっておけということになっていますか、本当に。当分はやらぬでよろしいということにしたんじゃないですか。
○池田幹幸君 ですから、私が最初に申し上げました点、今、林さんの言っているのは後ろの方なんですよ。預金保険機構にスムーズに引き継ぐためのシステムをそれぞれ開発しなさいと、各銀行で。ここの部分はそのとおりなんです。ところが、これをやる前段階があるわけですよ、名寄せ作業は。これは名寄...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、しつこいようですがもう一度確認しますが、業界紙で出ているんですけれども、要するにデータの不備やシステム間でのデータのふぞろいがあるんだと。ミス入力などのデータ不備とかいろいろありまして、なかなかそう簡単に顧客データ管理というのはできない。何か漢字表記の問題とか...全文を見る
○池田幹幸君 わかりました。  それじゃ、二つ目の迅速化の問題について伺いたいと思うんですけれども、受け皿金融機関の早期確定といった措置について伺いたいんですが、法案では、迅速化策の一環として資金援助の対象を拡大するとか、営業の一部譲渡の場合、それから受け皿銀行への譲渡債権の二...全文を見る
○池田幹幸君 要するに預金者保護それから借り手保護、このためには迅速な処理がもうどうしても必要になってくるわけなんですが、今の説明ですと、結局、破綻前に金融当局が受け皿探しに動くというふうなことは実際にはやらないと。ふだんから連絡を密にしてという説明がありましたけれども、現実問題...全文を見る
○池田幹幸君 迅速な処理ができなかったらブリッジバンクもあるとかいろいろと言われてはおるんですけれども、しかしともかく、ブリッジバンクを設けることが悪いとは言いませんが、迅速な処理をやるためにふだんから、資料を交付して云々じゃなしに、具体的な問題で金融当局自身が機敏に動ける体制と...全文を見る
○池田幹幸君 至った時点でその選定経過、幾つもの企業が手を挙げておりましたと、何でここを選んだのか。
○池田幹幸君 いや、そうじゃないですよ。
○池田幹幸君 一つだけ。ちょっと誤解されておるようですが、先ほどの論議にもありましたように、何もすべての入札の額を全部出さなくても、その選定されたところだけ、一体幾らでどういう条件でなったのかということが公表されれば、先ほどの論議にもありましたが、それではっきりしてくると思うんで...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第17号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  資金運用部資金法改正案についての質疑に入る前に、どうしても二点ほど質問しなければならない事態が起こりました。  一つは、午前中もありましたが、昨日の東京高裁で中村被告が当時の宮澤首相から三百万円受け取ったと供述した問題につい...全文を見る
○池田幹幸君 独禁法のことについては鮮明に御記憶だということなんですが、当時アメリカの要求は、もっと独禁法の運用を強化しろという要求だったわけですね。今この問題で起こっておる疑惑は、埼玉の土曜会という談合に公取委員長が告発するのをやめさせるというか、手心を加えようというようなこと...全文を見る
○池田幹幸君 報道によるとということを抜きましたので、それについては訂正したいと思いますが、きょうの報道では一斉にそういう疑惑があるんだという形で報道されているし、そういう点でいえば、こういう報道がなされれば諸外国からそういう疑惑が持たれるじゃありませんか。当然でしょう。  要...全文を見る
○池田幹幸君 きょうの報道です。これは一々私が読む必要はないと思いますけれども、「ゼネコン汚職で、埼玉土曜会の談合告発を見送るよう公正取引委員会への働き掛けを鹿島側から依頼され、わいろを受け取ったとして、あっせん収賄罪に問われ」ている云々かんぬんの中村被告が弁護団の被告人質問で、...全文を見る
○池田幹幸君 独禁法の関係じゃないですか、これは。ゼネコン疑惑ですよ。
○池田幹幸君 いや、これはまさに独禁法の関係じゃないですか。土曜会の談合、これに対して手心を加える云々の問題があったと。まさに独禁法の運用問題ですよ。
○池田幹幸君 私が読み上げたのは東京新聞です、けさの。  それで、今おっしゃったのは、独禁法の問題について鮮明に記憶があるというのは日米の問題だとおっしゃった。談合のことについては知らなかったとおっしゃったんです。しかし、この問題は日米間の協議の問題ではなしに、談合をめぐる問題...全文を見る
○池田幹幸君 記憶にないとおっしゃったのは、金を渡したかどうかは記憶にないと、こういうことですね。それで、そのことについて中村被告はこう言っているが、当時の談合については知らなかったんだから、知らない以上は記憶にないと、このことをおっしゃりたいんだと思うんですね。しかし、現実の問...全文を見る
○池田幹幸君 私は、これを読んだときに大変だなと思いましたのは、実は昨年十月、自自公三党で三党連立政権合意書というのを取り交わされました。その中に、大蔵大臣も覚えておられると思うんですが、消費税の福祉目的税化を進めるという項目がありました。そこではこう言っています。「基礎的社会保...全文を見る
○池田幹幸君 報道では、この同じ報道の中でいろいろあるものですから。例えば加藤寛税調会長が質問されて答えておるんですけれども、経済の自律的回復が軌道に乗った時点でということを言っているということも同時に報道されておるんですね。そうしますと、いつまでも経済の自律的回復はないというふ...全文を見る
○池田幹幸君 一つ紹介しておきたいんですけれども、これは全国商工団体連合会がまとめたアンケート調査なんです。全国商工団体連合会というのは全国の中小企業三十五万人が加盟しておる中小企業団体なんですが、中小零細企業団体といいましょうか、そこで九七年五月から五回にわたって営業動向調査を...全文を見る
○池田幹幸君 入り口で資金がどんどん入ってくる、受動的といいますか、そういった資金が膨れ上がる、だから財投機関に回すのももうどんどん肥大化していくんだと、こういうことのようです。  しかし、そういった論理は検証されたものではないと思うんです。金がたくさんあるからいいかげんに使う...全文を見る
○池田幹幸君 そこで、一つ確認しておいていただきたいのは、私が今申し上げたのは、資金運用審議会懇談会で「財政投融資の抜本的改革について」というのを取りまとめておられるんですけれども、そこでもはっきり書いているんです。財政投融資の規模の肥大化については、「各年度の財政投融資計画の出...全文を見る
○池田幹幸君 私は、お金の使い方がこういうような形になったその最大の原因は、景気対策のために財投を安易に活用してきたことに一番大きな原因があるんじゃないかというふうに考えております。  大蔵省が本法案の説明のために提出された「財政投融資制度の改革について」という資料をいただいて...全文を見る
○池田幹幸君 結局、こういった景気対策の利用に加えて、また一般会計のツケ回し、国鉄とか国有林野とか、こういったこともありました。こんなことをやめる、きちっと審査をして、検査をしてやめさせるということがない限り、つまり出口でのきちっとしたチェック、こういうことをやらない限り、今度の...全文を見る
○池田幹幸君 財投機関債のことをおっしゃったわけですけれども、財投機関債がほとんど出せないだろうという意味で、そういう心配というよりも、現実の問題として起きていると思うんです。大体、財投債にシフトしていくだろうと。財投債にシフトしても、今度は郵貯もなければ、要するに自主運用になっ...全文を見る
○池田幹幸君 市場の評価ということで財投機関債は評価されて、財投機関債はこの事業体はとても出せないというふうに判断されると、その時点からゼロベースで考え直して、その財投機関が本当に必要な機関なのかどうかというところからもう一回やり直すんだ、こういう答弁もありました。  しかし、...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、先ほどの大蔵大臣の御答弁では、何か格付会社がやることだというふうな話がありましたでしょう。
○池田幹幸君 だから、既にもう一回掘り出すということじゃないですか。まず自分たちで検討して、財投機関債を出したってだめだよと思えば、これはやめて、はい、財投債お願いしますと、こういうのはだめなんだというふうに何度も大蔵大臣も答えておられたと思うんですよ。そういうことでしょう。最初...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんですよね。実際にもう頭からこんなのはだれが見てもできないというのがわかっているところがそれをやるはずがないし、衆議院の論議を聞いても、財投機関債だけでやれるなんてことを答えた財投機関は一つもないし、当然だと思うんです。  確認しておきたいんですけれど...全文を見る
○池田幹幸君 今おっしゃったのは、財投機関債を出すときにいろいろ考えて、政府保証債も考えてもらって、それでもだめなら財投債と、こういう順序になるというふうに理解していいんですか。
○池田幹幸君 いろいろ衆議院の論議も読ませていただいておるんですけれども、あちらで大野政務次官は、結局、これは市場の評価云々ということで論議がある中で、仕事の方のチェックを怠っていたということは言えるかもしれないということで反省しておられるわけですよ。こういうことになったというの...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんですね。  それで、ちょっと時間が短くなってしまったんですが、そういうこともあって、反省もあり、政策コスト分析をやっていますということで話が進んでいっているわけなんですけれども、この政策コスト分析なんですが、それをやって市場の評価にゆだねることになる...全文を見る
○池田幹幸君 時間がもうなくなってきましたので、一つの提起だけしておきたいと思うんです。  補助金とか補給金をそういう形で今おっしゃったように明らかにして、これからの政策も明らかにして、格付もちゃんとできたと仮定します。そのときになって、そういうことをしたから市場の評価もちゃん...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
05月23日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第19号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私も、今論議されました情報公開、ディスクロージャーと国会の関与といった問題について、そういった問題意識のもとに伺いたいというふうに思います。  前回の質疑で何度か取り上げられましたゼロベースからの見直しという問題についてなん...全文を見る
○池田幹幸君 かなり詳しく説明していただいたんですが、今その説明の中にありましたね、一定の前提条件に基づく仮定試算だと。結局、その前提条件の設定いかんで分析結果も大きく変わってくる。これは当然のことですし、非常に大事なことなんですね。  そこで、今の説明ですと、前提条件について...全文を見る
○池田幹幸君 所管官庁と大蔵省がチェックした上で、大丈夫ということで公表したということですね。  そのことで伺っていきたいと思いますけれども、まず改めて伺うわけですが、政策コスト分析は何のためにやるのか。要するに、財政投融資の運営に当たって適切な審査、政策判断が必要だ、それを行...全文を見る
○池田幹幸君 本当にきちっとやればいいんですけれども、そのきちっとというのはどの程度のきちっとなのかということなんですよ。  それで、今度の試算についての公表なんですけれども、大蔵省の「財政投融資制度の抜本的改革案(骨子)」では「政策コストを定量的に把握し、公表する。」となって...全文を見る
○池田幹幸君 より精度、練度を高めるとしますと、やり方をもう一回考え直さなきゃいかぬと思うんですよ。当該財投機関に任せたらどうなるかというのが今度の一つの見本だと私は思うんです。  それで、五つ出されておるわけですけれども、そのうちの一つについて具体的に伺ってみたいと思うんです...全文を見る
○池田幹幸君 私、三点と言って伺ったでしょう。三十五年なんて知っているからこっちの方で言ったんですよ。何を言っているんですか。
○池田幹幸君 すぐ出せないようなところに奥深くしまっているんでしょう、出てこないような。ないんじゃないですか、本当に。そういうずさんな計画なんですよ。  例えば関西国際空港の場合だったら五年間で黒字転換するんだというようなことがありましたけれども、この関空でもそんなことは全くう...全文を見る
○池田幹幸君 こんな程度でどうやって政策評価ができるんですか。盛んに財投機関債を言われました。しかし、そのためには格付会社の格付が必要だとも言われました。そういった意味での市場評価すらこの程度では受けることはできない、ましてや政策評価なんか到底できないというふうに私は思うんです。...全文を見る
○池田幹幸君 民間の出資を五〇%仰ぐから当然しっかりしないといけないと言いながら、何もしっかりしていないじゃないですか。そんないいかげんなことでどうするんですか。  要するに、ざっと見ただけでも、その前提条件だけだって極めていいかげんですよ。中部国際空港の利用見込みの中に成田の...全文を見る
○池田幹幸君 そういう仕組みになっているんです。それはそれで大事なことなんです。当然のことなんですが、ではどこまで国会の審議にかけることになっているのか、ここが大事なんです。それで、この政策コスト分析は大事ですから大いにやってもらいたい、きちんとやってもらいたい。  この大蔵省...全文を見る
○池田幹幸君 具体的にどういったものが出されるのかよく理解できなかったんですが、ちょっと時間の都合もありますので、ひとつ重要な点だけ伺っておきたいと思うんです。  今度の法改正によって財投計画等々に関して国会提出が義務づけられているのは財投三表のうち資金計画だけですよね。今まで...全文を見る
○池田幹幸君 時間がないから私もざっと申し上げたんですけれども、財投資金計画も今極めて不十分なんです。ただ、それは財投だからということで、財投に関する部分だけを資金計画として出すと。だからといって財投機関は財投資金だけで事業をしているわけじゃなしに、補助金とか補給金も加わってやっ...全文を見る
○池田幹幸君 そのディスクロージャーは結構だし、今後は参考資料として出すということも知っています。しかし、それでは不十分で、私は、提出を義務づけると同時に、財投計画については議決案件というふうにしなければならないんじゃないか、財投計画そのものを議決対象にするということでなければい...全文を見る
○池田幹幸君 二重議決論というのが前々から言われているのは私も知っていますよ。しかし、現実を見れば、今申し上げましたように、原資が四つに分かれてばらばらに出ておって、財投機関がその原資をどう使っているかということは全然わからぬわけですよ。予算総則でそれもぽこっと書いてあるだけです...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
05月30日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第21号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  まず、提案者の石井さんにおいでいただいておりますので、伺いたいと思います。  提案者は、本法案を提出した理由につきまして、衆議院におきまして、日賦貸金業者が出資法で定められている貸付対象業者以外の者に貸し付けを行う事例が多発...全文を見る
○池田幹幸君 日賦貸金業者の実態について監督庁から資料をいただいたんですけれども、それを見ますと、登録者数、いわゆる一般の貸金業者の登録業者数がこの三年間かなり減ってきております。それに比べて日賦貸金業者は逆にふえております。この三年間で一般の貸金業者の登録者数は三万一千六百六十...全文を見る
○池田幹幸君 日弁連がこういった問題にずっと取り組んでこられたわけですけれども、最近、意見書を出しておられることは御承知だと思うんです。それを読ませていただきますと、ともかく今の実態を見ますと、「公務員、サラリーマン、主婦、あるいは無職者を対象に貸付けを行う、銀行振り込みや持参払...全文を見る
○池田幹幸君 日賦貸金業者に固有の違法行為といいますか、それの最大のものは、先ほどの日弁連の中にもありましたように、貸付対象外、こういった人には貸しちゃいけませんよという人への貸し付けが多いというのが一番の問題だと思うんです。そういう点では、今御答弁にあったように、この改正案で貸...全文を見る
○池田幹幸君 その検査監督なんですが、今は定期検査しかやっていないわけですね。大体三年に一回というお話でした。これを厳正に検査監督するということになりますと、もっと回数をふやさないといかぬのじゃないか、もう少し頻繁に。今は特に頻繁にやらなけりゃいかぬのじゃないかと考えておりますが...全文を見る
○池田幹幸君 最後に、高金利の話に戻りたいと思うんですが、一般の貸金業者よりも有利な条件があるわけで、そういう条件がある限り悪質な新規参入というのはふえるおそれがあると思うんです。  私たちはせめて出資法の上限二九・二%まで引き下げるべきだと考えているわけですけれども、とりあえ...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
08月09日第149回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、景気対策と財政再建、この二つの重要な課題にどう対応していくのか、その際、消費税の問題ですけれども、政府税調や自民党税調の中から消費税の増税の声が聞こえてまいりますが、景気対策上も財政再建の立場からも、この消費税の増税とい...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんですね。  それで、じゃ国民がそういう状態の中でどうやったら消費がふえると感じているのか、支出をふやしていこうと考えているのかということで、日銀が三月に実施された「生活意識に関するアンケート調査」、これがあるんですけれども、これ非常に興味深く読ませて...全文を見る
○池田幹幸君 リストラの問題もきのう予算委員会で私どもの阿部委員と経企庁長官が論議したんですけれども、その問題については雇用問題ですからちょっとおいておきますが、財政再建、これはもう不可欠だということについては、きょうの大蔵大臣のごあいさつの中にも財政構造改革は必ず実現しなければ...全文を見る
○池田幹幸君 その国の税収がふえる方策をどこに置くかということになると思うんですけれども、企業に第一番目に金を注いでやらせるのか、それとも個人消費、国民生活部門にウエートを置いて対策をとっていくのかということの違いとしてあらわれてくると思うんです。  ただ、今の財政赤字の状況と...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、先ほどの論議でもありましたように、予備費の五千億に加えて補正予算、これは本年度と同じ九兆四千億ですか、公共事業を組むということになっておりますね。結局財政赤字をふやしてきた最大の要因、これは経済白書でも指摘しておりますけれども、循環的赤字ではなしに構造的赤字...全文を見る
○池田幹幸君 そうおっしゃるんですけれども、結局、今の状況を見てみますと、景気対策ということでのやっぱり五千億の公共事業、建設国債の発行ということになっていくわけですね。この点では増税懸念ということで国民の中にあるんですけれども、今起きている動きは、政府税調にしろ自民党税調にしろ...全文を見る
○池田幹幸君 そうおっしゃるんですけれども、あしたやあさってではないけれども、しあさってかその後かもしれないということで、それはなかなか政府税調の言い方は非常に微妙です。  おっしゃるとおり、いつ上げろとか何%上げろとか、そういうのは一切税調はもちろん書いておりません。しかし、...全文を見る
○池田幹幸君 自民党の中、三党の中でそれはきっちり一致していないのかもわかりませんね。きょうの産経新聞の武藤税調会長のインタビューを見てもそれは感じるんです。  しかし、今言っておられたような福祉目的化じゃなしに、まさに明確に福祉目的税化ということをうたっているわけですから、三...全文を見る
○池田幹幸君 税財政全体で見るとおっしゃったわけですが、それではこの税調の方向というのは、課税最低限の引き下げ、これは現実の問題としてそれを提案した政党もあるわけですけれども、課税最低限の引き下げが出てくる。年金、医療の改悪は現実の問題として起こっているわけでしょう。そうすると、...全文を見る
○池田幹幸君 発展段階とおっしゃったんだけれども、今申し上げました第一分位でも四人家族で三百四十万円ですよね。そういったところで決してぜいたくな生活をしているのでも何でもない、非常に苦しいです。そういった中で二・五%というと八万円ぐらい、これだけの消費税負担が起きているわけですか...全文を見る
10月31日第150回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、午前中論議がありました株式譲渡益課税の問題について伺いたいと思います。  十月十九日に経済対策閣僚会議は、日本新生のための新発展政策、これを決議されました。その中で税制について六行あるんですが、そのうちの半分を使って株...全文を見る
○池田幹幸君 この問題は、基本はやっぱり税の公平性の問題で考えるべき問題だろうと思うんですね。そういう方向でずっと論議もされてきて、やっと昨年、来年四月で廃止するということを決めた問題なんです。  今、閣僚会議の決定も宮澤大蔵大臣おっしゃったようなことであるとすれば、もう少し検...全文を見る
○池田幹幸君 それは昨年決めたところですから、何の問題もなければ確かに閣僚会議でこのようなことを決めるはずないので、まさに大臣の中で決めたことをひっくり返そうということを主張する人がいるからこういう形の問題になったんだろうと私も思いますが。  今、有取税とのセットで廃止したんだ...全文を見る
○池田幹幸君 有取税については、九八年の段階で税率を半分にしましたね。九九年に源泉分離課税の廃止と一緒にセットで決められたわけなんですけれども、結局、有取税の廃止だけ先行してやっちゃったんじゃ余りに大資産家、大口投資家に優遇過ぎるということで、セットになっていよいよ実施しようとい...全文を見る
○池田幹幸君 例がないわけですよね、先進国では。結局、その例がないぐらい資産家、大口投資家優遇の制度になっているわけなんですが、だからこそこれをもうやめようということになったんだと思うんです。ただ、すっきりやめたわけじゃなしに、他方で有取税の廃止という大口投資家にとっては大変なご...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど言いました証券業協会がいろいろパンフレットを出しているんです。これ、今大蔵大臣が言われた個人投資家がこういった株式市場に親しんでいくという方向は今後伸ばしていくべきだというお考えがあるわけでしょう。  証券業界はまさにそこにつけ込んでおりまして、アンケートを...全文を見る
○池田幹幸君 日銀総裁に伺いたいと思いますが、午前中の審議でもありましたが、きょう、「経済・物価の将来展望とリスク評価」というのを発表されました。これを発表するに当たって、先日、「「物価の安定」についての考え方」、これもまとめられたわけです。  それを読ませていただいて考えたん...全文を見る
○池田幹幸君 調整インフレ論には反対するんだという総裁の御意見は昨年来ずっと伺ってきておってよく知っているんです。それだけに、これは注意をせないかぬなということで読ませていただいて、さらに少し確かめておきたいんです。  この報告では、最近の物価変動は需要サイドの要因より供給サイ...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
11月14日第150回国会 参議院 本会議 第10号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、財政政策について総理及び大蔵大臣に質問します。  二〇〇〇年もあと一カ月余りとなりました。二十一世紀を目前にして、我が国経済は、自公保政権のもとで、国民にとって明るい希望の持てる状態にはありません。今なお九〇年代不況から抜け出せていませ...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  まず、午前中も論議されておりましたリキッドオーディオジャパン事件とか、超高額株価の乱高下の問題と上場取引のあり方等についていろいろと論議がなされました。  そこで、これは一つどうしても見ておきたい問題なんですけれども、こうい...全文を見る
○池田幹幸君 改善の努力をそれに対して期待するということなんですが、なかなか長年にわたってそういった不透明なことをやられてきたということのその後遺症は今もずっと続いている。特に、四月の時点でも私が指摘したところでありますけれども、大きな問題を抱えていますね。  そのとき、ちょっ...全文を見る
○池田幹幸君 その八十六条を見ても明らかにこれは違反なんですよね。日本電子証券なんて会社をつくってやってきておるということがはっきりしております。こういうところでも問題ははっきりしているんですけれども、じゃその報告書、それだけじゃありません、非常に大きな問題を抱えております。後か...全文を見る
○池田幹幸君 それは記者会見で発表した文書のことでしょう。
○池田幹幸君 そんな程度で何にもオープンじゃないでしょう。私が言っているのは、きちんとした報告書を見なければはっきりしないからその報告書を出すようにということを求めているんです。どうですか。
○池田幹幸君 もし証券取引所、これは理事長はかわりました。その体質が変わって、ともかく公正な運営もしましょう、透明性も確保しましょうという立場に立っているんならこんなことを言う必要はないんですよ。そうなっていないから取り上げざるを得ないんですね。しかも、政府はちゃんとそれぞれ取引...全文を見る
○池田幹幸君 何だかもうはっきりしませんね。  午前中の審議でも、東証の理事長はディスクロージャーに重点を置くということを言っておられましたでしょう。大阪証券取引所も当然同じだろうと思うんですけれども、口ではそう言うけれども、やっていることは何にも透明性を確保するようなやり方じ...全文を見る
○池田幹幸君 それで、争議の問題ですけれども、これは当然御存じなんでしょう。地労委の決定が出て、団体交渉をやりなさい、その決定もそんなにいいかげんなものじゃないんですよね。非常にきちんと書いてあるんですよ。  読みますと、要するに大阪証券取引所自身が大証の仲立証券に対する支配性...全文を見る
○池田幹幸君 私企業の中における労使の問題だと言われたけれども、仲立証券と労働組合の間で起きていた段階ではそれは言えるけれども、今はともかく仲立証券はつぶれました。そして、それをつぶした大阪証券取引所がその業務を引き継いでいるんですよ。計画的につぶしたから当然自分たちで引き継いだ...全文を見る
○池田幹幸君 証券取引所並びにそれを監理していた監理官、そういったところに何の責任もないのであれば私は言いません。だから最初に報告書のことを話しているんですよ。報告書の中でさっき私が話したようなものが書いてあるんです、詳しく。そのはずなんです。そのブツそのものは私は見ておりません...全文を見る
○池田幹幸君 そんなことを私は言っていないでしょう。だから、さっきその仲立の社長も入り、取引所とそれからもう一つ北浜ビジネスですか、この三社で協議をして、仲立ちの仕事をどんどん減らしていくということをやってきたという話をしたでしょう。まさにその関連会社の話ですよ。関連会社を使って...全文を見る
○池田幹幸君 時間が参りましたので、私、次回にこれはやりたいと思います。  相沢委員長、申しわけございません。生命保険のことについて伺うつもりだったんですけれども、ついこういうことで長引いてしまいました。どうも失礼いたしました。  終わります。
11月20日第150回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第10号
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○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。  政治家が口ききをしてわいろを受け取るということは、これはもう倫理にもとることだと、これに異論を唱える方はないだろうと思うんです。  今回、与党が提出したあっせん利得処罰法案も、提案理由説明で、「公職にある...全文を見る
○池田幹幸君 同じであるにもかかわらず、公設の場合は処罰の対象、私設の場合は対象から外すということは、権限に基づく影響力を行使して対価を受け取る行為、これを公設秘書がした場合はこの法律の目的である国民の信頼を得られなくなる、私設秘書の場合だったらそうはならないということになります...全文を見る
○池田幹幸君 ですから、私、最初に質問したんですよ。公設の秘書であれ私設の秘書であれ、この口きき行為、それが影響力を大いに発揮するという点では同じですね。そのことを認めながら、今度は、私設秘書の場合はそういった行為が行われてもこれは国民の信頼を失うようなことにはならないんだと、な...全文を見る
○池田幹幸君 そのことは後で伺いますが、私が質問していることに答えていただきたいんです。  公設秘書がこういう口きき行為をしたら国民の信頼を失ってしまうんだ、私設秘書だったら失わないんだということでしょうが、処罰しないということは。なぜそんなことになるんですかと、国民はそんなこ...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、後でそのことにまた戻ることにして質問を進めたいと思います。  これまでの金権腐敗事件、これを見てみますと、私設秘書が大物議員の金庫番として重要な役割を果たしてきております。このことは国民的な常識です。公設であれ私設であれ秘書が議員の影響力、これを背景にし...全文を見る
○池田幹幸君 この場合、秘書に対して指図をしない限り議員は罪に問われないわけですね。つまり、議員が秘書に指示をしてやらせたということが立証されなければ、これは議員は当然罪に問われない。そうしますと、私設秘書の場合は、これはもともと処罰の対象になっていないわけですから、わいろを受け...全文を見る
○池田幹幸君 何でそんなに容易なんですか。
○池田幹幸君 私は逆だと思いますよ。  それだけ影響力を行使できるだけの力を持った秘書がやっておる。議員の指図も受けないでどんどんやっている。しかし、以心伝心でやっているんだと私たちは思いますが、しかし、その一件については指図していない、指示していないということになれば罪に問え...全文を見る
○池田幹幸君 何を言っている、詭弁ですよ、あなた。  大体、秘書が口ききして金をもらっても罪に問われないんですよ。だから幾らでも認めますよ。私がやりました、だけれども議員から指示されたんじゃありません、私の判断でやったんだと。何が明示か黙示か知らぬけれども、こんな形で、あなた、...全文を見る
○池田幹幸君 あなた、憲法上の要件がどうのこうの言いながら、片一方ではこんな法律をつくっておいて法務の方で取り締まれと。できないじゃないですか。あなた、言っていることが矛盾しているじゃないですか。  大体、こういう法律になったらどういうことになるのか。あなた方自民党の中堅議員が...全文を見る
○池田幹幸君 どうも答えが全然出ないです、答えになっていないんですよ。  そうおっしゃるなら、ともかく何でもかんでも秘書だということならというふうに、秘書にもいろいろあるとかいろいろ言っています。要するに、私設秘書を外した理由としていろいろ言っているわけだけれども、今さっきの答...全文を見る
○池田幹幸君 大野議員の秘書にはそんな勝手に名刺を持って回っている秘書はいない。当たり前だと思うんですよ。普通、そんなの考えられないでしょう。勝手に自分の名刺を使っている人がいるということがわかれば、これは摘発すればいいじゃないですか。そういう人がいても、おれの秘書だというふうに...全文を見る
○池田幹幸君 今の後半のところについては何度も伺っているので結構です。  そうしますと、結局そういういろんな種類の秘書がいるということなんですが、そうだとすれば、議員の権限に基づく影響力を行使するようなそういった私設秘書ですね、それはきちんと定義づければいいんじゃないですか、き...全文を見る
○池田幹幸君 例えば、公選法での秘書の定義は明確になっていますよね。公設も私設も区別していません。ここでは秘書の定義を「公職の候補者等の政治活動を補佐するもの」と明確にしているんです。この今度の法案でも、公職にある者の政治活動を補佐するものという形で明記できるでしょう。さらにもっ...全文を見る
○池田幹幸君 全く理解できませんね、無理だと言われても。  大体、ちょっと法務省に伺いたいんですが、元衆議院議員野田実氏秘書の公選法違反、連座制適用ですね。この事件で、秘書の定義について争われたんです。大阪高裁の判決が出ていますね。そこで秘書についてどう定義しているのか、そこの...全文を見る
○池田幹幸君 お聞きのとおりなんです。きちんとできるんですよね。  だから、本案で私設秘書を含むことが、本当に実態から見れば私設秘書を入れなければこれはざる法になっちゃう。これは国民だれでも知っているんです。ですから、もし本当に、あなた方がこれは難しい難しいといってできないと言...全文を見る
○池田幹幸君 十分読んでおられるんでしょうけれども、わざわざ私も読み上げたんです、強調して読みました。「「影響力行使」には、法律上の地位だけではなく」と言っているんです、わざわざ、「だけではなく」と言っているんですよ。今おっしゃったのは法律上の地位に限定しています。違うでしょう、...全文を見る
○池田幹幸君 そんな法律ないでしょう。大体ここで党役員あるいは団体役員等の権限は除くと明確に答弁しているんです。片や政審会長はそれが入ると言うんですよ。党の役職、一切合財の立場、例えば私の場合は政審会長という立場、影響力が入るんだと言っているじゃないですか。ごまかしちゃだめですよ...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ、答弁を訂正されますか。党役員あるいは団体役員等の権限は入らないという答弁を訂正されますか。それとも公明党の側のそれを訂正するんですか。
○池田幹幸君 だから、違うでしょう。
○池田幹幸君 これはもう本当、国民が聞いたらはっきりするでしょう、明確に言葉まで同じなんだから。党役員あるいは団体役員、これはこの法の対象になりませんよと、その権限は、ところが片一方は入るんですと、わざわざそんな狭い概念じゃありませんまで説明しているんですから。こんなごまかし通用...全文を見る
○池田幹幸君 それならば、前の質問の答弁の、党役員あるいは団体役員等の権限は本法案に言う権限そのものに当たらないと思っておりますと、影響力の問題、はっきり訂正すればいいじゃないですか。個人が自分の持つ役職等々も利用してやる、それも影響力の行使に当たるんですと訂正すればいいじゃない...全文を見る
○池田幹幸君 具体的な例で伺いますが、例えば佐川急便事件がありましたね。ここでは当時の金丸自民党副総裁が五億円をもらってトラブルの解決とか許認可等の口ききをした事件、こういう事件です。  当時の報道によりますと、佐川急便の元幹部はこう言っているんですよ。政権党自民党の最大派閥竹...全文を見る
○池田幹幸君 結局取っ捕まえられないんですよ。そうでしょう。ドンは請託を受けた金をもらったかもしれないけれども、権限、影響力を行使したのは自分じゃないんですからね、これは捕まえられないですよ。  それから、しかもこの例の場合、その請託を受けたのは派閥のドンで……
○池田幹幸君 はい、わかりました。終わります。  影響力を行使した議員がわいろのおこぼれをもらったかもしれないけれども、しかし請託は受けていないわけです、その個人個人の議員は。だから、請託を受けていないからその議員個人個人も処罰されない。結局、だれも処罰されないということになる...全文を見る
○池田幹幸君 お答えします。  政治家が口ききをしてわいろをとる、こんな政治はもうやめようじゃないか、なくそうじゃないかというのが国民的な合意になっていると思うんです。今回、与党が提出したあっせん利得処罰法案も、その提案理由説明では、「公職にある者の政治活動の廉潔性・清廉潔白性...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、あっせん利得処罰法案に対する野党共同修正案に賛成、与党の原案に反対の討論を行います。  与党案は、国民の政治に対する信頼を回復することを目的に本法案を提出したとしています。しかし与党案は、その目的とかけ離れ、およそ新法をつくる意義さえ疑...全文を見る
11月27日第150回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  最初にちょっと申し上げなければならなくなったんですが、先ほどの櫻井委員と大蔵大臣の論議の中で、森内閣不信任案をめぐっての問題で大蔵大臣は、加藤さんに同調できなかったのは、共産党と一緒になって内閣を倒そうということだからだという答弁があ...全文を見る
○池田幹幸君 いわゆる一般会計の剰余金については、六条でその処理のあり方が定められている。今回はそれを適用しないということなんですけれども、その一般会計はおきまして、特別会計を見ますとこの規模ははるかに一般会計より大きいんです。  この特別会計での剰余金の処理、これはどうなって...全文を見る
○池田幹幸君 これらの不用額が何で発生したのかというその理由について、主な理由、非常に特別会計多いですから、少し類型的に示してちょっと説明いただけますか。
○池田幹幸君 保険などは、ある意味でその不用額がふえる、これはよくわかるんです。  しかし、その他の会計で毎年度ずっと続けて多額の不用額が出ている。先ほど説明いただいた十年度の数字がそうなんですけれども、これは平成元年からずっと見ましても、ほとんど十兆円、十二兆円というオーダー...全文を見る
○池田幹幸君 歳出と歳入の差ですね、それが余りにも大き過ぎるということで私申し上げているんで、最後になお検討とおっしゃったのでそれでいいと思うんですけれども、私も何も不用額が全部剰余金だなどと申し上げているわけじゃないんです。もちろん、先ほど言いましたように保険などは事故率の見通...全文を見る
○池田幹幸君 事前にいろいろと説明は受けたんです。結局、剰余金が非常にはっきりしない形なんですね。十兆円、十一兆円あるんだけれども、それじゃどれだけが不用の中身なのかと聞いてももう一つはっきりしなかったので伺っているんですけれども、三百兆円上回るという規模なんですから、結局、それ...全文を見る
○池田幹幸君 その検討の際なんですが、今までもそうなんですけれども、大蔵省は、酒、ビールメーカー、こことはよく話をするんです。今回もビールメーカーには、これぐらい発泡酒増税したいんだがどうだということで、その案をもう既に投げかけておられるようです。ところが、これは確かに直接税金を...全文を見る
○池田幹幸君 重ねて言うようですけれども、前回、前回というと九六年ですけれども、税制改正されました。そのとき発泡酒を、五〇%から六七%ですか、その間と、五〇%から二五%、二五%未満と分けて税率を変えたんですね。そのときに増税したわけなんですけれども、あのとき一番問題になったのは、...全文を見る
○池田幹幸君 今言われたのは、不当廉売の問題は全く違いますよ。同じ物を不当に安く売るのが不当廉売なんで、私、さっきから同じじゃないんだと申し上げているんですから、そのことを御理解いただきたいと思うんですね。  もう時間がないので、大蔵大臣には感想だけ伺いたいと思いますけれども、...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。