池田幹幸

いけだかんこう



当選回数回

池田幹幸の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  けさほどから株の問題、いろいろ集中しておりますが、きょうは集中審議ということで、私も角度を変えて株式市場の問題について質問したいと思います。  昨年来、私、株式市場の活性化の問題、ちょうど昨年証取法改正がありまして、そのときに取引所...全文を見る
○池田幹幸君 資料一の「概要」が受け取られました。  そこで、私、一昨日、金融庁市場課に問い合わせたんですけれども、一体どうなっているんだということを聞きましたところが、金融庁としては、大証が報告書を提出して、それに基づいて一定の解決策をとっておるんだと。したがって、この問題は...全文を見る
○池田幹幸君 それにしても何の処分もないんですが。  では、順次具体的に伺いたいんですが、九七年の七月に株券オプション取引、これが導入されました、大阪証券取引所。これは東証でも同時に導入されたんですね。そこで、これは同時スタートとなったということで、東証との出来高競争、これに勝...全文を見る
○池田幹幸君 仮装売買は、これは禁止されているということなんですね、百五十九条で禁止されていると。この水増し売買なんというのはもう取引所の自殺行為ですから、当然これやってはならないことなんですけれども、個別問題には答えられないということがありました。  しかし、大証ではまさにこ...全文を見る
○池田幹幸君 では伺いますが、資料の二というのを見ていただきたいと思うんですけれども、これは光世証券とロイトファクスとの間で取り交わされた受け渡し計算書なんです。これは大証の子会社、関連会社を通じて光世証券に発注する、こういったものなんですが、関連会社が、調査報告書の概要でも問題...全文を見る
○池田幹幸君 これは単に取引したというだけでなしに、まさに先ほど言われた仮装売買、あたかも大きな取引がなされたかのように見せかける売買がやられたわけなんですけれども、先ほどの乾さんのお答えでは、結局、自主的に調査をして大して問題はなかったんだという答えですから、このロイトファクス...全文を見る
○池田幹幸君 これは、個別の問題、個別の問題と言われるけれども、事は取引所の信頼性の問題、公共性、公益性の問題にかかわる問題だからこそ私は伺っているんです。  そういう点で、個別の証券会社の名前が答えられなかったとしても、こういった問題があったんだと、少なくとも調査報告書でもこ...全文を見る
○池田幹幸君 巽さんという方は、その後、大証の理事長になられた方ですね。そうですね。  結局、その関連会社の不明朗な取引などの責任をとって、当時の北村理事長と野口副理事長、どちらも大蔵省OB、結局辞任に追い込まれました。  これは、辞任は当然ですね。その後がまに座ったのが当時...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ金融庁に伺いたいんですけれども、今月中にでも、株式会社の認可申請、これに対して認可をおろす、認可をおろすと決まったわけじゃないか、審査を終えるということのようですけれども、それをやるに当たって、この現理事長が現理事長としての職にふさわしい人なのかどうかといっ...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、監視委員会ではなしに、金融庁として、ロイトファクスと光世証券とのこの取引の問題については、そういった角度から改めて検査をするということは必要なんじゃありませんか。
○池田幹幸君 この大証の不正が明らかになったのはちょうど去年の二月か三月ごろですよね。そのころ、大阪の業界ではこんなことが言われていたんですよね。業界の首脳陣の中でですよ。証券会社が同じことをした場合、大蔵省から業務停止を受けるだろう、大証でそんな行為が許されるのかと。これは当然...全文を見る
○池田幹幸君 その問題はそれなんですが、具体的な市場活性化だ何だ言ったって、取引所でこういうことが起きておると問題をるる私申し上げました。大臣は御存じなかったかもしれないけれども、話を聞いておられて、これはゆゆしき問題だというふうにお感じにならなかったのかなというふうに思うんです...全文を見る
○池田幹幸君 自主的な調査と言われたんですけれども、しかし、言ってみれば身内の調査としか私言いようがないんじゃないかと思うんですよ。  金融庁に伺ったら、公認会計士や弁護士が入ってやっているんだからとおっしゃるけれども、その公認会計士はどなたですか。目加田さん、この人は光世証券...全文を見る
○池田幹幸君 調査報告書の資料一ですけれども、その概要の三ページに「関連会社の役員等に対する報酬」というのがあります。その②のところに、「顧問料等の支給において、支給者と受給者の間に業務の対価で齟齬が生じている。例えば、大証の業務の対価が関連会社から支払われている。」という問題が...全文を見る
○池田幹幸君 そんな態度だったら全然事態はよくなりませんよ。結局、何をしても野放しということじゃないですか。  しかも、この秋山さんという方、私の調査によると秋山昌廣さんとおっしゃるんですよ。この方は、もう知っておられる方もあると思いますけれども、防衛庁をめぐる汚職事件、額賀さ...全文を見る
○池田幹幸君 そういう態度だから全くなめられて、大阪証券取引所については国民の常識から見ても到底許されないようなことをへっちゃらで続けるんですよ。私が昨年から追及してきたのも、一つはその大証をめぐる仲立証券のあの争議の問題もありました。  この仲立証券については、私は何度も指摘...全文を見る
03月21日第151回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  最初に、日米首脳会談での対米約束について一点だけ確認しておきたいと思います。  けさの報道によりますと、不良債権処理や財政再建などの構造改革について、森首相が半年ぐらいで結論を出したいと明言したと、これは朝日の報道でございま...全文を見る
○池田幹幸君 半年ぐらいで結論を出したいと、そういったふうに発言なさったんですか。
○池田幹幸君 構造改革についてのマクロモデルについてはそういうことだということで、これは報道ではそうありませんからそこまで森総理が言われたのかどうか不確かなんですけれども、それにしても不良債権の処理を半年ぐらいで解決する、もう恐ろしいことを言われたわけですね。  これについては...全文を見る
○池田幹幸君 誤報だということですか。何紙かが同じようなことを書いておるんですが、これは間違いだと。財政再建問題で、財政再建モデルを半年以内につくるとは言っておられないんですけれども、そういったことについて余りこれしてもあれなんで、内容については後で触れたいと思います。  ただ...全文を見る
○池田幹幸君 個人消費低迷の原因について、さっき円委員に対する御答弁では二つ挙げられました。収入がふえないということと、限界消費性向が伸びてこないということの二つだということでした。  この内容についてはまた後で触れますけれども、今の御答弁なんですが、要するに、企業利益が伸びれ...全文を見る
○池田幹幸君 原則としては、企業利益が伸びれば家計消費に結びつくという考え方そのものは間違っていないんだということなんですね、時間的な問題だと。しかし、その時間的な問題も昨年の秋から既に半年たっているとなりますと、これはもう時間の問題としては片づけられない問題が生じているんだとい...全文を見る
○池田幹幸君 そうはいっても、現実にそういった結果があらわれていないわけです。  そうしますと、その原因が、個人消費が伸びない、しかもそれが収入がふえないということと限界消費性向、これはもう社会保障不安の問題ですよね、そこにあるんだとすれば、もう今は待ってられない、直接そこに手...全文を見る
○池田幹幸君 補正予算と本予算とおっしゃったけれども、公共事業の予備費が三千億、これ、依然としてやっぱり公共事業頼み、公共事業でともかく景気をよくすれば個人消費も伸びるだろうという、全くその考え方が変わっていない迂回したやり方なんですね。  それでは私はだめだと思うんです。やっ...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、そうはいっても可処分所得との差を見れば五千億、四千億の差が出てきているということですね。  それから、年金の支給開始年齢繰り延べ、これがありました。その影響ですけれども、二〇〇一年度予算ではどうなりますか。
○池田幹幸君 今の計算には共済年金分が入っていません。共済年金、大体厚生年金で一割程度ということですから、それで考えますと、賃金停止、スライド等によって、支給されるはずであった年金が大体一兆一千億円余り減らされるということになるわけで、これは年金受給者の痛みというのは大変なもので...全文を見る
○池田幹幸君 それから医療なんですね。これ、昨年、健康保険法改正がありました。これによる実質的な患者負担増、これは幾らになりますか。
○池田幹幸君 さらに、雇用保険がまた昨年改定されたんですけれども、この四月からそれが実施されます。その影響はどうなるでしょう。
○池田幹幸君 これ、国の方から見るのと国民の方から見るのと逆になりますから、今の説明を翻訳しますと、国民の側から見ればトータル一兆一千億円、これ以上の打撃を受けるということになるわけですね。  結局、今見てきましたように、年金、医療、介護、雇用保険、これで大体トータルしますと二...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと違う議論をなさったんですよね。それは、予算で見れば、確かに年金受給者にしてもふえるわけですから、トータル額当然、給付ふえます、保険料収入もふえます。そういうことを私は言っているんではなしに、制度改定による影響はどうなのかということを今論じたんで、確かにマクロ...全文を見る
03月22日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  私も財政再建の問題について伺いたいと思うんですが、先ほど林委員の質問の中でマクロモデルとシミュレーションの話がありました。幾つかのマクロモデルがつくられるだろう、私もそうなるんだろうと思うんです。  ただ、二月二十日の衆議院における...全文を見る
○池田幹幸君 そのことをちょっときょうは論議したいと思うんです。  それにしましても、今そんな、かなり一般的な形で言えるといった、そういった情勢下にあるわけじゃないと思うんですよ。  といいますのは、宮澤大臣自身、今の六百六十六兆円という国、地方合わせての財政危機、これについ...全文を見る
○池田幹幸君 どういう用語かということについてのお答えはなかったんですけれども、しかし、どんな言葉を使おうが、財政が危機的状態にあるということは変わらないわけでして、今の状態、これは政策転換をしない限り借金はふえ続けるということは、昨年も論議させていただいたし、財政の中期展望、こ...全文を見る
○池田幹幸君 財政赤字を削減するということは、景気にマイナスに作用すると。だから、ともかくまず景気が先だという考え方。
○池田幹幸君 わかりました。  そうであるならば、今ヨーロッパの方での考え方、これについてひとつ私紹介したいと思うんですが、資料として今お配りいただいた、富田俊基さんという人の「国債累増のつけを誰が払うのか」という本の中で書かれておることをちょっと孫引きさせていただいたんだけれ...全文を見る
○池田幹幸君 今イタリアについて言われたわけですけれども、確かにイタリアについては、今おっしゃったのはアングラ経済が大きかったんじゃないかというお話のようですが、確かにそういう面もあったようです。しかし、やっぱり基本はそうじゃないと、紹介された本を読みますと大体出ております。確か...全文を見る
○池田幹幸君 それだけとは言いませんけれども、それを柱にすべきだということです。
○池田幹幸君 社会資本整備の今の話、私は確かに非常に大事な点だと思うんです。ヨーロッパ諸国では日本よりもはるかに早くからそれができてきたんだ、日本はおくれているんだという話、それは私、必ずしも全部言えないと思うんですけれども、ある面ではそれはあると思うんです。  しかし、今紹介...全文を見る
○池田幹幸君 どうも公共事業全般に私たちが否定しているようにちょっと聞こえたんですけれども、決してそんなことではないんですよね。ダムのことだって今全国で問題になっています。飛行場といってもすべての飛行場じゃなしに、例えば今関空とか中部国際空港の見通しを見ますと、これ以上滑走路をふ...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど言いましたヨーロッパ諸国のメンテナンスの部分と大臣の今おっしゃった継続の部分なんですけれども、日本の場合の継続は、メンテナンスじゃなしに、さらにふやしていく形の、最初の計画よりもどんどん積み上げていくんですね。こういう形については、今おっしゃったので、見直しの...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
03月27日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  最初に、株式買い上げ機構、今論議されました不良債権の処理と並んで政府・与党の緊急経済対策の目玉になっております民間ファンドによる株式買い上げ機構のことについて伺いたいと思うんです。  ただ、これは民間ファンドによるというふうに発表さ...全文を見る
○池田幹幸君 私、設置目的は何なんだというふうに伺ったんですが。
○池田幹幸君 かなり第三者的な言い方をされたわけですけれども、政府・与党の会議が十五日に緊急対策本部を持たれて、報道によりますと柳澤大臣が金融庁に対してその具体化を指示したというふうに出ております。そうじゃないんですか。私、一昨日、金融庁に来ていただいてお聞きしたんですけれども、...全文を見る
○池田幹幸君 PKOでも株価対策でもないんだというお話でした。  そうすると、書かれておるような金融システム不安の解消ということを目的としてやるということになるんですか。民間にいろいろ聞いてということですけれども、政府・与党で考えておることを、何をやろうとして民間にヒアリングし...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、もっと端的に伺いますけれども、銀行の持ち合い株を移転させると、移転させるというのはなかなか難しい言葉ですが、いわば買い上げ機構で買い上げようということだと思うんですが、そういうふうなことをやれば金融不安の解消につながるんですか。
○池田幹幸君 そうしますと、要するに銀行保有株の価格が下がって銀行の経営不安につながらないようにしようということで、そのために移転しようということになっているわけですが、買い上げてもらおうということですが、そうすると、経営不安に至らないようなところまでの価格下落を食いとめるとしま...全文を見る
○池田幹幸君 経営不安とか金融システム不安という言葉は抵抗あるとおっしゃるんですが、前回の当委員会でお隣の浜田委員が質問なさって、そのときに銀行保有株、主要株の株価下落による目減りはどれだけになっているんだと伺ったら、五兆円から九兆円という答弁でしたね。それぐらい減っているわけで...全文を見る
○池田幹幸君 何か人ごとのようにおっしゃるけれども、政府・与党緊急経済対策本部で決めて、具体化をわざわざ大臣も指示されて、そういう問題なんですからね。しかし、柳澤大臣の今の答弁は私もそうだろうとは思っているんです。というのは、そのヒアリングなさった結果、やってくださいと言った金融...全文を見る
○池田幹幸君 ただ、民間ファンドによるということになっているから積極的でないと思うんですね。非常に微妙な言い方を西川全銀協会長などはなさっているわけですね。  要するに、この問題については、「保有株式を機構と市場のどちらに売却するかは、株式を保有している銀行や企業の自由でなくて...全文を見る
○池田幹幸君 いやいや、後ろの方は金融機関ということ、明確に「金融機関から」と言っていますから、全産業じゃなしに、全銀協会長。  株の買い上げが銀行の保有株だけなのか、それとも持ち合い解消で産業側の株も買うのかという議論があったというのはありました、いろいろと。しかし、ここで今...全文を見る
○池田幹幸君 そのヒアリングの結果という、まとまったものは私は伺っていませんでしたけれども、それはそれであるんでしょうが、少なくとも全銀協の会長としての記者会見を見る限り、ずっとこういう形になっておるということですよね。  だから、じゃどっちなんですか、今政府・与党で考えておら...全文を見る
○池田幹幸君 この話は、政府・与党緊急経済対策本部が終わった後で、柳澤大臣が記者会見されて話されたことで出てき始めた問題なんですよね。  それで、宮澤大臣は、なかなか難しいんなら財政で面倒見ることも考えないではないというふうにおっしゃったと。そこで、それは公的資金投入のことじゃ...全文を見る
○池田幹幸君 与党の中には、銀行が嫌がったら強制的に買い上げようというふうなことまで出ておったと。それから、これはけさの新聞ですよ。自民、公明、保守、与党三党は株式買い上げ機構に関する作業部会を開いたと。そこでいろいろ議論があって、私が最初にお尋ねしたところがここで問題になってい...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、その検討のまだ初期の段階だという宮澤大臣に伺いますけれども、私は、資本主義のもとでも銀行が株式を保有するということについては反対なんです。これはもう禁止すべきだと考えているんです。しかし、政府が、実際に銀行が保有してよろしい、五%条項があったにしても一定の...全文を見る
○池田幹幸君 それを貫くということは、また先走っているかもしれませんが、公的資金は注入しない、PKOのようなことはやらないというふうに理解していいんですか。
○池田幹幸君 ちょっともう時間も迫ってきましたので、余りこればかりやっていられないのですが、要するに、証券税制も今度の緊急対策で考えておられると。今度の予算では、株の譲渡益課税、これについて源泉分離方式を二年延長というふうに法律に載っかっていました。今度の租特の中に入っています。...全文を見る
○池田幹幸君 つまり、こういう形での株価対策をやっていこうということで理解していいんですか。これはやっぱり株価対策でしょう、あのずらずら並んでいる税制改正の方向は。
○池田幹幸君 今言われました中長期的にという話がありました。市場の活性化、恐らく個人投資家の参入をもっとふやしていこう、そういうお話だろうと思うんです。確かに、個人の持つ金融資産に占める株式の割合、これを見ますと落ち込んでおりますね。落ち込んでいますけれども、しかしそれは額で落ち...全文を見る
○池田幹幸君 きょうは証券取引等監視委員会に来ていただかなかったのでそれは置いておくとして、金融庁の側としては、これは十分に取引所の側に連絡をして調査報告書も出させて検討もしたんですよね、なさったんです。十分な資料を持っておられるわけですよ。その仮装売買の件についても十分握ってい...全文を見る
○池田幹幸君 出せないということのようですが、しかし、改善を命じた、自主的に調査をして方向を出した、一定の処分をやったと。ところが、その結果がきわめて不十分だ、問題を残したということを私は申し上げたんですよね。  私が申し上げているのは、光世証券の元社長、今の大阪証券取引所の理...全文を見る
○池田幹幸君 時間がなくなってきましたので、NPOに関して、もうほんの一、二点しか伺うことができませんが、伺いたいというふうに思います。  櫻井委員の議論の中でかなり出尽くしていたんですけれども、要するに、NPOを税制上の支援措置をとろうということは、このNPOの活動を活発化さ...全文を見る
○池田幹幸君 パブリック・サポート・テストとおっしゃったんですが、伺いますと、例の二%条項ですね、総収入に占める寄附金総額三分の一以下であればだめというふうなこととか、その寄附金総額を算定するに当たって一人の人間が二%以上はだめだとかいろいろありました。これ、どこから引いてきたん...全文を見る
03月29日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  今回の関税定率法の一部改正につきましては、合理的なものも含まれてはいるんですけれども、農産物の事実上の完全輸入自由化といいますか、そういったことを前提でしたものが幾つか含まれているという点で非常に重大だと思っております。私も、冒頭、峰...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく、ガットの時代からそうですけれども、WTOでもきちんとした要件を満たせば、その国の政府がきちんと判断をすればセーフガードの措置をとれるんだということになっているわけですから、今のこの三品目には私限らないと思うんですけれども、特にこの三品目は非常に深刻な事態に...全文を見る
○池田幹幸君 これは大事なことだと思うんです。それは確かに税関から見れば、自分のところから、目の前を通過されていっちゃった、取り逃したということについて、それを追跡調査するというのは、なかなかそれはメンツからいっても大変なことでしょうけれども、しかし実際、この社会悪物品が国際郵便...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、分析するのは当たり前ですよ。どれぐらいやられているのかという追跡調査なさったらどうですかと私は伺っているんです。
○池田幹幸君 漏れちゃったというやつについて、何件ぐらいあるのかというふうなことぐらいはやれば、やっぱり今の体制がまずいなと、もう少し強化しなければいけないなということになると思うんですよ。ただ一件か二件そういうことが発見された、それについてどんな手口だったか分析すると。当たり前...全文を見る
○池田幹幸君 グリーンカードとは違うんです。  これは万国郵便条約の施行規則に出ているんですけれどもね、ちょっとそこから見えないと思いますが、ちゃんと形が決まった票をこういう薬品のときには張らなければいかぬというふうになっておるんですが、これ張っていなかったんですよ。私、ついで...全文を見る
○池田幹幸君 そうです。郵政省の方はそういう措置をとったんですよね。そのとおりなんです。  そこで私伺いたいのは、要するに今回のように誤った記載、あるいは書いていない、ルールに従ってちゃんと票を張っていないとか、それもあるんですけれども、さらには悪意で中身を隠して送ってこようと...全文を見る
○池田幹幸君 まことに頼りない感じがするんですよね。  今言いましたように、危険物品にしても社会悪物品にしても、物すごい勢いで数がふえてきているわけです。それを相手国に頼る形で、それは国際ルールからいえばそうですよ、変なものを送っちゃいけないことになっているのに送る方が悪いとい...全文を見る
○池田幹幸君 重ねてその点について、私自身が調べてきたことですので訴えておきたいと思うんですけれども、本当に職員の方は一生懸命やっておられます。それはもう本当に間違いないんですけれども、しかしそれだけに、荷物がふえ、神経も使うということになりますと、これはだれだってずっと緊張状態...全文を見る
○池田幹幸君 これで終わりますが、一番古い設備だということですけれども、荷物は大体全国の四割近くが集結しているところですから、きちんとやっていただきたいと。社会悪物品も恐らくそういったところから漏れている可能性があるわけですから、きちんとやっていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
04月02日第151回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  私も、不良債権、オフバランス化の問題について、そのめどについて伺おうと思っておったんですが、先ほど来の議論の中でもう答弁が出ておりますので、この点についてはカットしたいと思っております。  ただ、このことについては、柳澤金融担当大臣...全文を見る
○池田幹幸君 非常に頼りない話ですね。中小企業を所管する中小企業庁がこれだけ大きな問題になっておることについて非常に頼りない。  それじゃ、金融庁はデータを持っていますか。
○池田幹幸君 その程度であればいいんですが、実際は非常に違うんじゃないかと思います。そのことについて伺っていきたいんです。  私、取り上げるのも、もう今さら言わぬでもいいと思いますけれども、中小企業、これはもう我が国経済の中の七割を占めておりますね、事業所ベースではもっと多くな...全文を見る
○池田幹幸君 お配りした資料なんですが、これは今言いましたように、健全化計画で公表された数字を私の方で集計してみました。これは、九八年度、九九年度、そして二〇〇〇年度上期ということですから、二年半にわたっての数字なんですが、それぞれの該当部分をまとめたのがこの資料一の表です。 ...全文を見る
○池田幹幸君 これは黒三角のところがありますね、九九年度中。これは要するに債権化してやったものがまた還流してくるというふうなことがあるのでこういう数字が出ているんだというのがみずほ銀行の説明だったんです。そういった状況にあらわれているんですが、トータルでこれを見ていきますと少なく...全文を見る
○池田幹幸君 私もこのことは疑問を感じまして聞いてみたところですけれども、それは不良債権を証券化してやってきて、それが還流することによってこういうマイナスというふうなことがあらわれているのだというふうな説明がありました。このことについては、私はそういう形で見るべきだろうし、少なく...全文を見る
○池田幹幸君 法令というのは証券取引法ですね。それ以外ありませんね。それに基づいてやっておるということのようです。  そこでもう一点伺っておきたいんですけれども、証券取引法違反、これに対して違反行為、これはだれが認定し、だれがどういう措置をとるのかということ、それから法令違反で...全文を見る
○池田幹幸君 そういたしますと、例えば過去のこと、過去といってもそう遠い過去ではございませんが、過去のことではあっても違反行為あるいは不適切な行為が露見して、それを解明することが市場の公正性を確保する上で非常に大事だというふうに認められる場合は、再発防止を図る上から、金融庁は改め...全文を見る
○池田幹幸君 では、その上に立って伺います。  私は、大証問題を取り上げてきましたけれども、これを重視してきたのは先ほど言ったような立場からなんですが、大証幹部の中に、大証の利益のためならば何をしてもよい、暴力的な行為も許される、市場をゆがめてもよいと、こういった考え方が根深く...全文を見る
○池田幹幸君 改善を求めた最も大きな点はどんな点ですか。
○池田幹幸君 役員の首をすげかえたということと関連会社を整理したということが大体中心ですね。それでこれが一件落着したと考えたら私は大間違いだと思うんですよ。というのは、公共性、公益性から見て不適切だと判断したその具体的な事実については、これをきちっと分析して、そしてこういうことが...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、具体的に伺いますが、前回にも指摘したロイトファクスの関係です。  これは、公表された関連会社一覧によりますと、事業内容は大証市場のマーケティング業務と、こうなっております。私が先月十五日の財政金融委員会で指摘したロイトファクスの仮装売買、個別株オプション...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと、大証の金が使われておるとか関連会社のお金が使われたといったようなのはよくないですよ。よくないんだけれども、非常に瑣末な罪を取り上げて解散しておる。最も大きな罪は野放しにしているじゃないですか。  お配りした資料、配付資料の二ですけれども、これは大証関連会...全文を見る
○池田幹幸君 だとしたら、その報告書を受け取って、いいよいいよと言ったのは大変うかつな判断を下したというふうに私は思います。  この聴取録、野口卓夫さんという人は大証の副理事長ですね。その副理事長に対する事情聴取なんですけれども、これ線を引いておきました。ここに私が申し上げまし...全文を見る
○池田幹幸君 確かにきちんと調査をやっているんです。  ところが、今指摘したように、調査する側もされる側もそこにとんでもない思想があるわけですよ。自主規制だとか自浄作用だとか、それが働く余地がここには見られないということを私は指摘しているんです。実際、ここまでわかっている人たち...全文を見る
○池田幹幸君 一番重大な犯罪をそのまま無罪放免しているというわけですから、私は到底そういうことは言えないと思います。  さらに、私はここで、要するに調査する側もされる側も全くその取引所の本当の責務ということを忘れちゃっているということを申し上げたいんですよ。こういうもう本当にと...全文を見る
○池田幹幸君 報告書を見て、そして私が指摘した点についても何の調査もされなかった。これはその内容についてコメントするかしないかの問題じゃないでしょう。とんでもない答弁だと思うんですよ、何もやっていないじゃないですか。  先ほど冒頭に、金融庁の責務、格好いいことを言われた。何もや...全文を見る
○池田幹幸君 時間がもうありませんので、最後に要望を申し上げておきたいと思うんですが、この仲立問題は、今、取引所の方は地方労働委員会から団体交渉に応じなさいという命令を受けていますけれども、その命令を拒否して団交にも応じていないんですが、その理由が、仲立証券と大証の間には労使関係...全文を見る
○池田幹幸君 調査中ですか、監視委員会は。
○池田幹幸君 聞き直さなけりゃよかったと思いますが、終わります。
04月05日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  きょうは、三月十九日に決定されました「金融市場調節方式の変更と一段の金融緩和措置について」ということについて伺いたいと思うんです。  まず、この金融緩和措置の目的なんですが、何を目的にしてなされたものなのかという基本的な問題...全文を見る
○池田幹幸君 潤沢な資金を供給してきたと言っておられますね。事実もう資金はじゃぶじゃぶの状態といった状況にあるわけですが、じゃ、さらに金融緩和措置をとって設備投資が上向く、それが上向いて回復局面に向かっていく、そういったようなことが起こるんでしょうか。
○池田幹幸君 最後のところで言われた、経済・産業面での構造改革というのが大事なところだろうというふうに私も思うんです、その中身についてはいろいろ違いはあるでしょうけれども。  それで、銀行の信用創造を確保していくという上で、今金利を下げればそれが進んでいくのか。私はそうじゃない...全文を見る
○池田幹幸君 変わっていないと言われる。そうはなっていないだろうと思うんです。  少なくともこういう表現が、私、昨日ホームページを読ませていただいたんですけれども、「わかりやすい金融政策」というふうにして説明されておられるんですが、非常に難しい解説だったんですが、こうあるんです...全文を見る
○池田幹幸君 今おっしゃったことを私は最後のところで伺いたいと思っておりまして、また改めて伺いたいと思いますけれども、その前に幾つかそこに行くまでのことを伺いたいと思うんです。  長期国債買い入れの問題なんですけれども、要するに長期国債の買いオペの毎月の限度額はもう取っ払っちゃ...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、その差額だけどんどん買いオペを進めることができるということですね。銀行券の発行がふえてどんどんこういう形でできると言うんですが、これは非常に危険なことだろうというふうに私は思うんです。  そこで、さらにもう少し幾つか伺いたいんですけれども、長期国債を銀行...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、消費者物価指数がゼロに戻るまでどんどん買いオペを進めようということですよね。素人ですからこんな言葉を使って申しわけないんだけれども、要するにインフレになるまではどんどんお札を発行しようというふうにしか私には聞こえないんですよね。それは間違っていないでしょう。...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと乱暴な言い方をしましたけれども、勝手に日銀券を発行できるなんて私は言っているわけじゃありませんが、インフレすれすれまでどんどん買いオペを進めるというのはどうもそんな感じだなという気がしたので申し上げたんです。  そこで、それじゃどこまで供給していったらいい...全文を見る
○池田幹幸君 結局、今の情勢は、設備投資はそこそこ、今少し下がり始めたんですか、のところで移ってきたと。しかし、家計消費も伸びない、個人消費が伸びないという状況なんですね。ですから、ここに直接、実体経済をよくしていく、温めるというんでしょうか、そういった政策をとらない限り、日銀が...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、消費者物価が安定的にゼロになるまで政策目標、政策手段をとっていくわけでしょう。そちらの方に誘導していこうということをやるわけですよね。何もしないで待っているということではないと思うんですよ。  そうすると、安定的に消費者物価上昇率がゼロになったと気がついた...全文を見る
○池田幹幸君 相当な額ですね。そうしますと、今十二兆七千億あるわけですが、これが決定によると二年間で最終処理する、直接償却するという計画なんですね、政府の方では。そうすると、物すごい影響が、今までの数字を見ても、年間でこれをもし単純に割ったら六兆円余りでしょう。物すごい勢いで、先...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、今度のやり方は、何らかの形で強制的に二年間でやれよというふうなやり方をするのではなしに、両極端でいえば自由にやってください、しかしながらということで、任せるけれども今の深刻な状況で何としてでもこれはやってもらいたいんだと。  ようわからぬのですけれども...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、幾つかの銀行がAという企業に貸し付けている、そのAという企業についてある銀行はもう最終処理だと決定した、しかしある銀行はいやいやまだちゃんと生きていけるんだ、これは最終処理するつもりはないんだと言っても、最終処理を決心した銀行が割とたくさん貸し込んでお...全文を見る
○池田幹幸君 つぶすんじゃない、生かすんだということのようですけれども、債権放棄にしても。    〔委員長退席、理事勝木健司君着席〕  ただ、先日も柳澤大臣と議論したんですが、大体、不良債権処理ということで最終処理されていっているというのは中小企業が圧倒的に多いわけですよね、...全文を見る
○池田幹幸君 時間がなくなってきたんですが、中小企業でも、経営実態が全く悪い、どう見たってだめだというところを救わなければいけないんだとか、そんなことを言っているんじゃないんですよ。  今度の不良債権処理のやり方、最終処理のやり方を進めていくと、元気な中小企業までどんどんどんど...全文を見る
○池田幹幸君 ともかくこの問題については引き続きやりますけれども、少なくとも今まで市場原理、市場原理ということを口を開けば言っておられたわけで、ならばそれに徹しられたらどうだろうかというふうに私は思います。ともかく、ある面では御都合主義だと。何といっても、こんな買い取り機構をつく...全文を見る
04月10日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、税理士法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対する理由は、本法案が、これまでも重大な問題を持っていた書類添付制度をさらに拡充し、税理士制度を根幹からゆがめるものだからであります。  そもそもこの書類添付制度には、税...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  小泉総理は、自民党を変える、日本を変えると公約しておられます。自民党を変えるということは、とりもなおさず自民党政治を変えるということでしょうし、少なくとも国民はそういうふうに受け取っておるわけですね。そういうところで国民は、自民党が変...全文を見る
○池田幹幸君 緊急経済対策にも書いております認識、つまり個人消費の落ち込みが景気の足を引っ張っているという状況ですね。これは、通常の景気循環の中でたまたま個人消費の回復がおくれておる、こういうことではないと私は思うんですね。これはやっぱり日本経済の構造変化、それのあらわれだという...全文を見る
○池田幹幸君 大臣の今のお話、確かに今の表でも、財貨・サービスの輸出からGDPへの波及という形が大きく変化したということであらわれておりますし、それはそれで一つの認識だろうと思うんですが、私の申し上げたのは、個人消費から民間設備投資への波及という方が、昔と逆転したんだと。つまり、...全文を見る
○池田幹幸君 午前中、柳澤大臣がおっしゃっていた高齢社会、これが一つ消費の変化にあらわれているんじゃないかという、そういう見方もあることは私も承知していますし、塩川大臣もそのことについておっしゃったんだろうと思うんですが、しかし、八年間にわたって実質可処分所得が減っておるし、家計...全文を見る
○池田幹幸君 消費税の減税が景気回復にも余り役立たぬだろうし財政を危うくするんだとおっしゃるんですが、少なくとも景気についていえば、所得税の減税ではある程度貯蓄に回って消費に回らないということもあるでしょうけれども、消費税の減税は、これは消費しなければ減税にならないわけですから、...全文を見る
○池田幹幸君 小泉内閣は、来年度の新規国債発行額を三十兆円以内に抑えるという方針を出されたわけですね。しかも、さらに引き続いて、プライマリーバランスの均衡達成を目指すとしておられるわけです。これを実現しようとすれば、歳出歳入にわたって大きな改革を進めていかなければできません。 ...全文を見る
○池田幹幸君 プライマリーバランス、ゼロに持っていくだけでも相当年数がかかる、そのためには税の増収も図らなければいかぬし、歳出の削減もしなければならぬと、それはそのとおりだと思うんですね。増収を図るのに何で消費税かと。所得税、直接税もあるじゃないかと。特に、学説によりますと、景気...全文を見る
○池田幹幸君 今、もちろんこんなことは、消費税増税すれば九七年度の悪夢がまたよみがえってくるわけですから、そんなことは当然ないだろうと私も思います。ただ、プライマリーバランスという形で、そのために消費税増税といいますと、これはもう国民としては、そうなかなか将来不安はなくならないと...全文を見る
○池田幹幸君 言われたことでいえば、単価の引き下げですね、公共工事の単価の引き下げとPFIということで大体やっていこうということのようですが、それでもって総量を減らさないということであれば、これはとてもじゃないけれども、私は財政再建の方向には向かわないだろうと思うんです。  と...全文を見る
○池田幹幸君 それで、今の質問、必要があればという財務大臣のお考え。  財務大臣や経済担当大臣が必要があれば再注入と言っておられるんですけれども、これはちょっと現行法を御理解しないで言っておられるんじゃないかなと私は思うんですね。  ですからこれは柳澤金融担当大臣に伺いますけ...全文を見る
○池田幹幸君 その必要な措置というのはまさに万々々が一の危機が生じたときだと、これは何度も、宮澤大蔵大臣のときから答えられたし、柳澤大臣は、そのときは金融担当大臣はお休みしておられたんですけれども、聞かされてきました。そういう形で法改正された。ですから、今の状態でとてもとてもそん...全文を見る
06月19日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  法案関連と、それから財政再建にかかわる消費税の問題、この二点についてきょうは質問したいと思います。  まず、今御到着なさったばかりなんですが、竹中大臣に伺いたいと思います。  財政は、宮澤前財務大臣が言っておられましたよう...全文を見る
○池田幹幸君 この法案に関する限り、金融と証券のワンパッケージというところはなかなか考えにくいなと思うんですね、この法案そのものだけで見ますと。この法案は証券に関することが四法案ともそうなっておりますからね。  説明では、証券市場を活性化するんだ、これは緊急の課題だというふうに...全文を見る
○池田幹幸君 政府参考人の方にお聞きするときには指名しますので、ぜひそういう形でお答えいただきたいと思うんですね。  今の話も長いんです。要するに一番最後のところだけお答えになればいいんですよ。そうでしょう。私は、株式会社化の問題とまさに信頼性確保の問題との関連やいかにと伺った...全文を見る
○池田幹幸君 同時でなくても少しおくれてもとおっしゃっているんですが、まさにこの基盤、インフラの方がおくれにおくれている。私は二年間この問題を取り上げてやってきているわけですからね。何度も取り上げました、大証の問題ですよ、大阪証券取引所。全容解明を求める関係者の声を結局無視して、...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんですよ、自主規制機関なんですよ。自主規制機関としてその役割を果たしているのかというのが一番の問題ですよ。  自主規制機関として定款を定めています。定款に何と定めているか。定款八条からですけれども、遵守義務として、取引参加者の処分、資料等の提出義務及び職員に...全文を見る
○池田幹幸君 何度も申し上げているのはこっちがそうなんですけれども、個別の証券会社の取引、これを監視する自主規制を持っている、取引所は。その取引所自身が会社をつくってとんでもない取引をした、仮装売買をやった、こういうことなんですよ、光世証券と取引所がつくったロイトファクスという会...全文を見る
○池田幹幸君 この問題は単なる個別の取引じゃないとさっき申し上げたのは、大阪証券取引所が関連会社をつくってやった。それで、報告書を求めたでしょう、報告書を提出するように。自主調査をやった。ところが、この問題は調査報告書の中に入っていないですよ、これだけは。当たり前なんですよ。光世...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃさらに、そういうことをやっておったんじゃ信頼性確保できませんよということをもう一つ私申し上げたいと思うんですが、今度、この二十九日に大阪証券取引所の株主総会があるんですが、それを前にして、大阪証券の巽社長、前の光世証券の社長ですけれども、この方はある証券会社...全文を見る
○池田幹幸君 不正行為をやって、累犯ですよ。そういう会社の社長を今度また取締役にということなんですね。これはもう大阪の方の業界ではあきれ返っていますよ。一つのことをきちんと処理しないから次々とこうやって起きてくるんじゃありませんか。  こういうことで本当に、市場の信頼を確保する...全文を見る
○池田幹幸君 それは当然厳正にやるんですけれども、今もうこういうことで新聞にも出ているんですから、あなた方だって知っているんでしょう。  私は大臣に伺っているんですよ。政治的にこういうことをどう判断なさるんですか。一つのことをきちんきちんとやらないから、いい気になって次々こうい...全文を見る
○池田幹幸君 この問題、これ以上やっても進まないんで、要望しておきますけれども。  大体腹の中ではわかっておられると思うんですよ、何やらないかぬかということについて。権限もあるわけですから、きちんとしたことをやられるように求めたいと思います。  それじゃ、次、財政再建問題と消...全文を見る
○池田幹幸君 そうですか。大臣になる前に言ったことと大臣になってから言ったことを大きく変えてもいいというお考えのようですがね。表現の問題だと言っておられますけれども、表現の問題じゃないですよ、これは。単なる啓蒙の問題とか表現の問題かじゃないですよ。そういうふうな問題としてとらえら...全文を見る
○池田幹幸君 いや、違わないんですよ。ちょっと待ってください。その説明の仕方として、この本の中にも前提条件を幾つか書いていますよ。  公共投資は今までどおりやりますと、社会保障も従来どおりだとしますと、そうだとすると消費税をこれだけ上げないかぬと、こう書いているんですよ、あなた...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ読んでいない本についても触れられたわけですが、私、一つ指摘しておきたいんですが、五月二十三日、衆議院の内閣委員会で、我が党の松本善明委員の質問に対して、同じこの質問ですよ。これに対してあなたは、これは戦略会議のときに議論された数字をそのまま紹介したものだと、...全文を見る
○池田幹幸君 こんなくだらぬことの論議を私にやらせてほしくないんだけれども。  あなたの答弁は、経済戦略会議の解説した本にはそういうふうにちゃんと書かれている、数字まで書かれていると言うんだよ。そんな本はないんでしょう。それとも、あなた自身が、自分が経済戦略会議だと思い上がって...全文を見る
○池田幹幸君 そんな言いかえ、今ごろ言いかえたってだめだ。国会の論議というのをあなたは冒涜する気ですか。自分が言い間違えたのだったらちゃんとそのとき訂正しなさいよ。訂正されていないんです、これは。国会の論議というのを余りにもいいかげんにあなたは考え過ぎているよ。今どきになってここ...全文を見る
○池田幹幸君 言葉足らずじゃないんですね。あなたは経済戦略会議についてのと言ったと言うけれども、そうは言っていないんですよ、事実、委員会で。そういうふうな言いわけを次々したんじゃ、謝ってもらっても、本当に謝ってもらったのかなという気がしますよ、そんな余計な条件をつけられると。素直...全文を見る
○池田幹幸君 三点言われました。それで、成長率についていえば、少なくともあなたが本を書かれたこの十二月の時点というのは、今政府ももうあきらめたけれども、二〇〇〇年度一・二%成長ということを言っていましたね。そういう時期でしょう。そんなに大きく今実際の成長率の判断が変わったと私は思...全文を見る
○池田幹幸君 私が言っているのは、あなたが本を書いた時点と今変わったとおっしゃったから、その成長率が変わった、見方も変わったとおっしゃったから、どう変わったのかというと、あの時点よりもよくなるというふうに考え方が変わったんですか。昨年十二月の時点あるいは盛んにあなたが主張される戦...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ言われるけれども、一四%という数字、そのことは後で論じますけれども、あなたの言うように条件が変わったことを考えると、三番目の条件はこれから言いますから、三番目の条件を除くと、むしろ成長率が鈍り、結局消費税をさらにもっと引き上げなければならないといった主張にな...全文を見る
○池田幹幸君 無責任だ、あなたの言っていることは。だって、出発点が変わるぐらいのことを言っているんでしょう。一つ二つ頭になくて何でこんなことが言えるんですか。全くあなた、夢想みたいなことをしておって、確かに残高が減れば出発点が低くなる、当たり前です、そんなことは。具体的にあなたは...全文を見る
○池田幹幸君 子供の議論をしているんじゃないんですよ。財政再建をどう考えていくかということを論議しているときに、あなたは大臣なんだよ、その大臣が、政府部門を切り売りしたら、もう出発点が、要するに債務残高が大きく減ると、財政再建に著しい貢献があるぐらいの効果があるということをおっし...全文を見る
○池田幹幸君 議論がずれるのは、こっちが聞いたことに答えていないからですよ。そうでしょう。あなた、議論しにここへ来ているんですか。議論しに来ているんじゃないでしょう、答弁しに来ているんでしょうが。あなた自身がおっしゃったことについて私は質問しているんだから。おかしいよ。  言っ...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ、ちょっと認識していただきたいと思うんですね。  財務省、伺いますけれども、日本の消費税、それからヨーロッパの付加価値税、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、この四カ国ぐらいについて今の国税収入に占める消費税の比率はどうなっていますか。
○池田幹幸君 私が国会図書館の方で調べていただいた数字と、同じ九八年なんだけれども少し数字が違うんですが、そんなに大きく違うということでもないけれども、かなり違いますね。イギリスは二三とおっしゃった。約二二なんですね。まあそんなに違わないかな。ドイツは三一・二だが、さっき三五とお...全文を見る
○池田幹幸君 私は何も国の収入に占めるなんて言っていませんよ。国税に占めると言っているんですから、税金に占める話なんですよ。余計な話しなくていいですよ。混乱するじゃないですか。  日本は物すごい借金しているから当たり前だよ、借金どんどんすれば分母は大きくなるんですよ。そうでしょ...全文を見る
○池田幹幸君 その論議は、前回、塩川財務大臣の御答弁でもういただいているのですが、財政再建、歳出の問題についてはきょうは触れませんでした。歳出削減というのは一番大事なことで、それはそれであるんですけれども、歳入の問題で今論議してきたわけです。  私は、逆進性の高い消費税をそうい...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されている四法案に対して、それぞれ反対の討論を行います。  まず、租税特別措置法改正案は、株式譲渡益に対する申告分離課税において、年間百万円の非課税制度を創設するというものであります。これは、第一に、他の所得に対する課税との...全文を見る
06月21日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、特定融資枠契約法一部改正案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、大企業に限られていたコミットメントライン契約の対象が中堅企業に拡大されることにより、相対的に優位な立場を利用した金融機関によって、不当な融資契約を強要される企...全文を見る
11月01日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、銀行法一部改正案に反対の討論を行います。  本改正案は、一般事業者や投資ファンドが銀行業に参入し、その銀行の親会社になることを認め、そのための条件を整えようとするものであります。  銀行は、預金の受け入れ、貸し付け、また決済業務の中核...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  法案について伺います。  結局、すべての出発点は、銀行が非常にたくさん株を持っておるというところから始まっているわけなんですが、そこで、基本的なところについて伺いたいんですが、柳澤大臣、相当程度の株を保有するに至った理由です...全文を見る
○池田幹幸君 結局、戦後経済、今おっしゃった株式の持ち合いということなんでしょうけれども、六大企業集団というようなものもつくって大変どんどん経済を拡大してきた、それに大きな役割を果たしてきたという点では、ある面で合理性があったというふうに評価しておられるんだろうと思うんです。 ...全文を見る
○池田幹幸君 原則的には銀行の自己責任において解決すべき問題であるということは否定されませんでした。  それでなんですが、金融二法のこともおっしゃいました、公共性の立場に立って政府保証、公的資金投入ということをやったんだと。それと同じ考え方がここの底流にあるという御説明だったと...全文を見る
○池田幹幸君 それで、今度の機構の設立理由なんですが、ここには、銀行等による短期間かつ大量の処分による株価の著しい変動が起こることにより云々と、こう書かれてあるんですね。要するに、信用秩序の維持に重大な支障が生ずるおそれがある、こうあるわけですけれども、まず、銀行等による短期間か...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ見ていきたいんですが、要するに証券市場、これは三百兆だと。これまでの銀行業界ではここで二、三兆円の保有株を年間に売却してきたわけですね。今度は十一兆円の制限枠があるわけですから、まず三年でやるとすると大体三・五兆から三・七兆ぐらいですか、五年でやるとすると二・二...全文を見る
○池田幹幸君 何かようわからぬですね。とてもじゃないけれども、今まで二、三兆円毎年売却してきた、そのことによって市場に著しい変動を起こしたことがあったのかというと、これはなかったということですから、銀行の株の売却によってですね。今までの経験からいっても大体そうですよ。これからやる...全文を見る
○池田幹幸君 そこをちょっともう一度確認しておきたいんです。  市場が荒れているから買ってやろうということじゃなしに、銀行側の株を売却することによって市場が荒れるから、そういうようなことのないように買ってやろうということでしょう。
○池田幹幸君 そのことは十分承知の上で伺っています。  それでは、そういった判断ですね、今、会員銀行から買ってくれという申し込みがあったと、それで市場を開設しようという判断、そのときにこの判断はだれがするんですか。今の時点こそ買わなければ、買ってやらなければ市場に大変な悪影響を...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、三十八条関係ですが、業務規程で定めるというのは、今御説明のあった買い取りの開設について運営委員会が判断する際の基準、会員のニーズとか会員の株式処分の進捗状況とか市場動向等三つありますけれども、これを運営基準で決めるということですか。
○池田幹幸君 この会員のニーズとか会員の株式処分の進捗状況、市場の動向というのはある程度わかるけれども、その進捗状況というのは一体何を基準に見るのかというようなことについて、これはもう運営委員会の業務規程で決めていくということであればかなり融通無碍ですね。そのときの運営委員の個人...全文を見る
○池田幹幸君 これをやったって余り結論出ないでしょうからこれ以上やりませんけれども、かなり融通無碍だなと、客観的基準というのはないなというふうに思います。  それで、じゃこの機構をつくってやっていくことについて伺っていくんですけれども、要するに金融の信用秩序の維持に重大な支障が...全文を見る
○池田幹幸君 何を言っておられるのか。実際、ティア1を超えて持っておる株を売る、その必要性のある銀行以外は入らないでしょう。売却する株ないのに何で会員に入る必要があるんですか、現実問題としてですよ。  大体、今、ティア1を超えて株を保有している銀行はどれだけあるかというと、二十...全文を見る
○池田幹幸君 これは金融庁からいただいた数字なので、もう別に確認していただかなくて結構です。  三行なんですよね。そうすると、セーフティーネット、セーフティーネットとおっしゃるんですけれども、セーフティーネットを必要としているのはこの大銀行三つと言っても言い過ぎじゃないと思うん...全文を見る
○池田幹幸君 これ何も私が決めた数字じゃなしに、そちらの方でティア1というのを基準にして決めたわけですよね。固定的に見ないとしても、大体これぐらいの数字ですよ。今二十六行です、一〇〇%超えているのは。これが百行にも二百行にもなるはずないでしょう。こんなこと、ならないんですよ。何か...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、株価の下落を抑えるわけですよね、買うことによって。だから、そういう点では価格形成に介入しているわけですよ。それは買い支えじゃないですか、まさに。そういう点で、それを政府保証を行う機構においてやってやろうという形になっていっている。それはもう何も否定することは...全文を見る
○池田幹幸君 最初に戻ってしまいますけれども、それについてはもう言いません。ずっと私、順を追って話してきましたように、要するにこういった機構を必要とする、そして株を売却するために、こういった機構を必要とするというのは本当に一握りの銀行でしかないじゃないですか。そうでしょう。そうい...全文を見る
○池田幹幸君 そういうふうな金融システム危機が起こり得るからこういう機構をつくったというわけですけれども、わざわざ機構をつくらなくたって、一行や二行のことであれば日銀特融で解決できるじゃないか、今の仕組みで十分に処理できるじゃないかということを私は申し上げている。この機構というの...全文を見る
○池田幹幸君 余り時間がないからそんな余計なことはいい。
○池田幹幸君 そんなことできないでしょう、法律上は。法律ではどう決められていますか。開設されたら、後は格付トリプルBマイナス以上の株であれば、持ち込まれてきた場合、機構の側からこれ買いませんよという手はないでしょう。そんなことを勝手に決められないでしょう。
○池田幹幸君 政令で書くと書いてあります。
○池田幹幸君 そうすると、その政令を見なければなかなか言えないわけですけれども、事細かに書くんですか、その政令に。私がこれを心配しているのは、そういう法律事項が決められますね。それで政令で、今私たちが伺ったのでは、トリプルBマイナス以上だったらもうそういう条件つけますということし...全文を見る
○池田幹幸君 だから、運営委員会にそういう資格がないでしょう、法律上そこまでの資格を与えていないじゃないですか。法律上、三十八条のどこにその資格が与えられるようなことが書いてありますか。
○池田幹幸君 それがどうして買い取りの株の条件を一つ一つ審議する資格になる、するということになるんですか。そういうことにならないでしょう。この株は一体どういう株なんだろうか、どれだけのリスクがあるんだろうか、そういうことを判断する権限が運営委員会に与えられていないでしょう、そんな...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと、もうこれ以上、事務方はいいです。  大臣に伺いますが、今のやりとりでおわかりだと思うんですよね。そこまで細かく政令に書くんですか。一つ一つのリスクを判断できるようなものを全部基準として書いて、運営委員会がそれを判断する、そういうふうにするおつもりですか、...全文を見る
○池田幹幸君 それをやるとなると大変なことですよ。その基準というのは非常に細かく書かなけりゃいかぬし、運営委員会に法律上その資格を与えないといけないと思いますよ。この法律だったら、やってはならないということは書いてあるけれども、そこまでの判断をする資格というところは書いていないで...全文を見る
○池田幹幸君 そんなことは言っていないです。
○池田幹幸君 私、そんなことを何も言っていないんですね。要するに、悪意でもって破綻懸念のあるような株を持ち込んできた、それは機構は買わにゃいかぬから買った、会社はつぶれた、そうしますと、その銀行にとってはもう株を売っちゃっているんですから損失は免れるわけですよ。その損失はだれがす...全文を見る
○池田幹幸君 言いましたように、個別の信用の問題だと言うけれども、まさに銀行がそういうふうな状況になっているときにその銀行を助けてやるわけだけれども、細かい銘柄まで言わなくても、どの銀行に対して株をどれだけ買ってやったとか、そんなことぐらいはやっても全然問題はないんじゃないですか...全文を見る
○池田幹幸君 最後に申し上げたいんですけれども、このような、要するに銀行保有の株式に政府保証をつけて株を買い取ってやると。それを売却するためのそういった機構、こんな機構を持っているような国は世界じゅうどこにもないですよ、これは金融庁にも伺って聞いた話ですけれども。とんでもないこと...全文を見る
11月09日第153回国会 参議院 本会議 第9号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、財政政策について総理並びに財務大臣に質問します。  完全失業率五・三%、不況はいまだかつて経験したことのない深刻な段階に突入しております。その上に、同時多発テロ、リストラ・空洞化の進展、ずさんな狂牛病対策の影響が景気の足をさらに引っ張っ...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  昨年度の剰余金を財政法六条一項を適用しない、公債償還財源とすべきものを全部補正財源に繰り込もうというわけですけれども、これは一昨年度に続いて二年連続の特例ですね。  この理由についてですけれども、補正予算の編成に当たって国債の追加発...全文を見る
○池田幹幸君 施設費と公共事業、今までこう言ってきたやつを一つにまとめて公共投資ということで考えていこうという財務大臣のお考えについては別のところで私も読ませていただいておりますが、きょうはちょっとそれを置いておいて、十年ぐらいかけて……
○池田幹幸君 はい。じゃ、副大臣。  十年ぐらいかけてということだったんですが、それでは、これは大臣の答弁ですので、本会議での大臣の答弁について伺おうと思いましたので、これは後に回します。  それで、今の答弁で十年ぐらいということにしても、一応GDP比だんだん下げていこう、欧...全文を見る
○池田幹幸君 三%でも、実際はヨーロッパの水準からするとはるかにはるかにまだまだなんですよね。これはもう皆様御存じと思いますけれども、イギリスでももう今一・四%ですし、アメリカで一・九%、ドイツが二%で、フランスが少し高いですけれども二・八%ですね。ですから、そういう点では、三%...全文を見る
○池田幹幸君 それで、大臣、先週の本会議での私の質問に対する御答弁なんですけれども、そこで今の問題、三%にしたらどうだということについてなんですけれども、こうお答えになっているんですね。「主要先進国の水準を参考にしつつ公共投資の対GDP比率を中期的に引き下げていくという方針を確立...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、経済財政諮問会議での提案は五年でという提案でしたですね。大臣は十年でということで考えているということなんですけれども、その水準で考えていくとしても、それでは来年度予算、公共事業費一〇%削減だと言われています、公共事業関係費ですね。これは、事業費も一〇%削減...全文を見る
○池田幹幸君 だから、予算の公共事業関係費という項目で出た、それが一〇%なんですね、予算としては。事業費はどうなるんでしょうかということを伺っているんです。いわゆる公共事業はどれぐらい削減するんですか。一〇%削減するということになればそれは大変な勢いで減っていくわけですけれども、...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、それをやれば大変なことになるんですけれどもね。  ということは、事業費でいくと、いわゆる政府固定資本形成ですから大体今で四十兆近くありますよ、年間、国と地方合わせてですけれども。それだと、年間四兆円の公共事業費削減ということでまず来年度やるということになるわ...全文を見る
○池田幹幸君 これについてはさらに追及していきたいと思うんですけれども、来年度予算で一気に四兆円も減らすはずないので、公共事業、そういうことにはなっていないと思います。  ちょっと時間もあれなんで次の問題に入りたいんですけれども、実は財務大臣に伺いたいのはさらにこれから次の段階...全文を見る
○池田幹幸君 いいんです、歴史は。損して得とれという、その言葉の意味だけ。損して得とれとおっしゃった、その言葉の意味だけ。歴史は大体もうみんなわかっていますから。
○池田幹幸君 そうおっしゃるだろうと思っておったんですが、簡単におっしゃっていただけると思っておったのが、もう時間がだんだんなくなってきましたのでちょっと申し上げたいと思うんですが、そういう試算をして、関西空港も将来はどうしても必要なんだ、もうかるんだ、ペイする事業なんだというこ...全文を見る
○池田幹幸君 大臣、やっぱりこれはめども立っていないんですよね、財投機関債を出すめどが立っていない。これは政府としては非常に重視してもらわなければ困るんです。  というのは、昨年、資金運用部資金改正法が出されました。林さんが当時政務次官で、私の質問に対して答弁もしていただいたん...全文を見る
○池田幹幸君 そんな簡単に終われるような状況じゃないと思うんですよ。  じゃ、もう少し申し上げますが、いわゆる関空は従来から縁故債を出してきたんですよ。今、説明があった、政府保証債云々言っていましたけれども、政府保証債だって本来は、特殊法人は自己調達が原則なんですから、減らして...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと残りの時間、質問ではなしに、まあ質問になってもいいんですが、要望しておきたいと思うんです。  私たちはずっとこう言ってきたのは、この深刻な不況の一番の原因は個人消費の落ち込みにあるんだ、ここを何とかしなければいけないんだということをずっと言い続けてきました...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、平成十二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案に反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、未曾有の財政危機にもかかわらず、財政法で決められている国債への償還を行わずその全額を補正予算の財源に組み入れてしまうことは、...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  前回に引き続いて、株式取得機構について、これは若干確認しておきたいと思います。  この買い取りスキームについてなんですが、まず買い取り対象株式ですね、これについては条件がついているわけです。国内上場株式または店頭登録株式であ...全文を見る
○池田幹幸君 そうです。
○池田幹幸君 そういうお考えだと思うんですよ。まさにそうだと思います。  結局、運営委員会が新たにルールを決めるとします。これも厳しい条件をつける、ぼろ株をつかまされたらまずいと。悪意を持ってやってくる銀行があった場合、これはもうその銀行が一番事業会社の実態をつかんでいるわけで...全文を見る
○池田幹幸君 前者です。
○池田幹幸君 悪いことばかり考えて、ばかりではないにしても、悪い状態を考えてやるからこれはセーフティーネットなんでしょうね。セーフティーネットである限りはそういうことも考えていかなければいかぬ。  私は十分理解しています。要するに、この三条件を満たしていなければ買っちゃならない...全文を見る
○池田幹幸君 その点に関してちょっと具体的な問題を挙げながら聞きたいんですが、国は既に銀行が保有していた株式をかなり買っています。旧長銀、日債銀、これの譲渡時に買った株があります。これが合計して約三兆円になっていると思うんですけれども、預金保険機構の方、ちょっと確認を願います。
○池田幹幸君 私、約三兆円と申し上げた、大体それでいきたいと思うんですが、この株の買い取りで、去年の三月を中心にやられておるんですけれども、これでもって長銀には二千五百億円、日債銀には八百五十億円、これ、持参金として持たせてやったわけですね。これは本来、国民の負担減に使われるはず...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、二千九百億、約三千億ですね、これが含み損ということになるわけです。そうしますと、先ほど言いましたように、約三兆円の約一割です。一割がもうこんなに含み損として抱え込まざるを得ない、そういう状況になってしまったわけですね。国民の将来の負担とか、今、特殊法人...全文を見る
○池田幹幸君 個別のことについてやらないというのはもう前回聞いたし、先ほどもお聞きしているからそれはいいんです、トータルでの話ですから。先ほど確認しながら話は進んでいますので。  じゃ、そこまではいいです。ところが、預金保険機構と同程度じゃ私は困ると思うんです。やっぱり売買を目...全文を見る
○池田幹幸君 個別の銀行、個別の企業という形でやるというのはやらないと。しかし、その時期その時期で何企業、幾つの銀行、それで何銘柄の株をどれだけ買ったと、それぐらいのことは当然言えるだろうし、さらにもう少しはやっていいんじゃないかなと私は考えております。まあそういうところなんです...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことなんですよね。清算のときしかどうしようもないんだと。じゃ、それまでどうなんだと。ふたをあけて最後の段階になって、ああやっぱり国民はひどい損失をこうむっていたとなってしまう。それでいいのかと。  普通株の場合はちゃんと評価できますよね、下がっておると。二...全文を見る
○池田幹幸君 結局、最後の最後の段階で、さっきの話にもありましたように、結局はツケが一般会計、国民に回ってくる、損した場合ですよ、回ってくるということになるわけですね。そうしますと、私は、結局、政府が投資している株について何らかの形の共通のディスクローズ、預金保険機構とか今度の買...全文を見る
○池田幹幸君 銀行法の方も五%ルールがあるわけですけれども、銀行法の方は見直し検討、これはどういうふうになっているんでしょうか。
○池田幹幸君 先ほどの論議にもありましたけれども、金融審議会でもこのことを随分論議されているんですね。  それで、結局今度の法改正は、今まで銀行法で五%ルールがあって、他業禁止ということがある。しかし、これもやはりいわば株の保有規制ですよね。今度の法律でいえば総量規制ということ...全文を見る
○池田幹幸君 総量規制の方は、幾つかの株を持っておると、株価が下がったときのリスクということですね。考えますと、一つの特定事業会社の株、これをたくさん持っている、五%に近いところまで持っていると。五%を超えちゃいけないんですね、五%近いところを持っていると。それによるその株の変動...全文を見る
○池田幹幸君 一年以上は持てない、こういうことですね。
○池田幹幸君 わかりました。  要するに、私、そういう点ではそれでいいだろうと思いますけれども、五%という形で今までやってきた、今度新たに総量規制という考え方を入れた、であるならば、整合性を持たせて特定株についてもそういった方向で考えていくべきじゃないかなと思います。  最後...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、銀行等の株式保有制限等に関する法律案に対する反対討論を行います。  本法案は、銀行の保有する株式の総量を規制する一方、銀行保有株式の売却に伴う株式変動リスクを緩和するために、銀行保有株式取得機構を創設し、最終的に銀行保有株の売却損が出た...全文を見る
11月22日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  税の問題、国会がしっかりすべきだということについては大賛成です。ともかく国民の声をしっかりと聞こうじゃないかということだろうと思うので、そういう立場で質問させていただきたいと思うんですが、法案に入ります前に、やはり税の問題で今...全文を見る
○池田幹幸君 当時、このわずか一年なんですけれども、その間に政府税調の委員からも、どうもこの問題については、同じものには同じような増税をするというけれども、余り問題が大きくて議論が十分だったかどうかというふうな反省の声が聞かれておりました。  要するに、去年は増税が見送られたわ...全文を見る
○池田幹幸君 後で触れますけれども、ビールと発泡酒が同種同等だと言ったらドイツから抗議が来るかもわかりませんよ。  ともかく、今のお話ですが、去年論争したときも、一口目、これはもう明らかに違うという話、私自身も前の晩にちゃんと実験してきてお話ししましたから、そのことは皆意見は一...全文を見る
○池田幹幸君 税収がどれぐらい伸びるかという計算はできないにしても、しかし、この売り上げの伸びを見れば、そのねらいはやっぱりはっきりすると私は思っているんですよ。去年、おととしの伸びが、ビールとそれから発泡酒を合わせた合計に対する発泡酒の占める割合ですけれども、一昨年が二五・二%...全文を見る
○池田幹幸君 余りこれはやりませんが、最初言いましたように、ドイツにはビール純粋令という法律があるそうですね。ビールは麦芽とホップと酵母と水以外のものではつくってはならないと、こうなっているそうです。発泡酒の場合は、業界の努力によって味がよくなったというんですけれども、使っている...全文を見る
○池田幹幸君 衆議院での論議も見てみますと、税制でもってそういった誘導、貯蓄優遇から投資優遇というふうな形にしてそういう誘導を図って、税制でもってそれを図ってうまくいくか、それだけじゃうまくいかぬだろうという論議がずっとやられてきております。最もやらなければいかぬのは証券市場を国...全文を見る
○池田幹幸君 金融庁の証券市場の構造改革プログラムというのが出されました。これが八月八日に出されたんですが、それの中で、今申し上げました「個人投資家の証券市場への信頼向上のためのインフラ整備」があって、その第二番目に「行政による市場監視の強化」とあるんですけれども、その一に、個人...全文を見る
○池田幹幸君 いわゆる証券会社への不信、ここで言う三つの不信の中にどうも証券業協会とか取引所が入っていないのは私は不思議だなと思う気持ちがあるんですが、それはそれで後で申し上げるとして、証券会社がまず全く信頼されていない。全くと言ったら言い過ぎだな、本当に信頼されていないというの...全文を見る
○池田幹幸君 金融庁、監視委員会、それぞれこの問題にどうかかわっていますか。
○池田幹幸君 これは昨年十二月に一審判決が出て、二審判決がこの九月に出て、それで賠償金も払ったんですね、会社は。確定しているわけですね。ヒアリングはその後でしょう、始めたのは。金融庁、そうですね。
○池田幹幸君 監視委員会は何かやりましたか。やらないとしたら、その理由を。
○池田幹幸君 証券取引等監視委員会事務局長、来ていないんですか。
○池田幹幸君 ああ、そうですか。  やっていないの、監視委員会としては。金融庁としてのそれはわかるけれども、どうなんですか。
○池田幹幸君 結局、昨年の十二月からこういう問題が起こっていても、そのとき何も動かなかった。それで、やっとこさっとこ、私、やり始めたのはひょっとしたらきのうじゃないかなというふうに思っているんですが、私の方から話を伺った段階では何もなかったので、きょうの段階でそれが出てきたので、...全文を見る
○池田幹幸君 自主規制機関の協会、証券業協会、それから取引所がありますね。ここについては、具体的な何か動きはしておりますか。やっているかやっていないかだけで結構です。
○池田幹幸君 という状況なんですよね。実際に自主規制機関が何も動いていないというふうなこと、これだけ見ても全く頼りにならないという状況が今あるんですね。  新しい高橋委員長になって何か新しい動きがあるというふうに聞いているんですが、今まで私、後でまたちょっと申し上げたいと思うん...全文を見る
○池田幹幸君 大阪証券取引所の話で、仮装売買等の問題、こういうことについては話し合いをしなかったんですか。
○池田幹幸君 担当者がかわったようですけれども、私が取り上げてきた問題というのは、記録は読んでおられるというふうに話は聞いています。  そこであれなんですけれども、大阪証券取引所は、東京証券取引所との売買高競争、これに勝ちたいがために大変なことをやったと。自分の市場での売買高を...全文を見る
○池田幹幸君 何も考えていないんじゃ困るんですね。今、やりましょう、やらなけりゃいけないなという気持ちぐらいにはなりましたですか。
○池田幹幸君 透明性、公平性の高い証券市場をつくるというのであれば、こういったところからまず着手する、まず政府自身の姿勢をきちんとしていくことが大事だということを申し上げておきたいと思います。  さて次に、源泉分離課税の廃止と百万円の控除問題について伺いたいと思います。  源...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく、あのときは、一九九九年度の改正で、有価証券取引税は廃止する、申告分離課税に一本化で、源泉分離もやめますとなったわけですね。あのとき、私たち、有価証券取引税の廃止、そのことには反対でした。むしろ、有価証券取引税増税せいという立場に立ったわけですね。有価証券取...全文を見る
○池田幹幸君 あのときの要するに延期の、十三年度「改正税法のすべて」というのを読みますと、あのときの理由は、要するに、源泉分離課税をさらに二年延長したことの理由はですけれども、緩やかな改善が続いているけれども厳しい状況をなお脱していない、こういった景気情勢や、最近における株式市場...全文を見る
○池田幹幸君 緊急投資優遇制度のことを今言われたと思うんですけれども、それはまた別問題で。  要するに、申し上げているのは、有取税廃止とそれから源泉分離課税の廃止、申告分離課税への一本化ということを約束して、それを延ばしてきた。しかし、それでいざ実施しましょうという段階になって...全文を見る
○池田幹幸君 株式取引で百万円もうけるというのはそんな少額取引ですか。これはそんなに少額じゃないんじゃないですか。これ、もうけが百万円ですよ、売買が百万円じゃないですよ。後の塩川大臣が提案された緊急投資優遇制度だって決して小さなものじゃないと私は思っておるんですが、この百万円のも...全文を見る
○池田幹幸君 しかし、政府も与党も政府税調のこの方針でいくんだと言っておられたんですよ。それを、ふたをあけたらこれだけ残したという、どうにも理由が成り立たないんじゃないですか。どこにも正当な理由ないでしょう。だったら、もう減税やめなさいよ、この百万円の控除制度を残すんだったら。減...全文を見る
○池田幹幸君 これはインセンティブも何も、百万円までもうけたやつについては控除できるということですから、一方的に投資家にとっては有利なやつで、これを選びませんなんていう人はいませんよ、それは。これはもう当然これを使いますよね。だから、これはもう一方的に投資家の優遇。  これは投...全文を見る
○池田幹幸君 時間になったので、それじゃ一言だけ。
○池田幹幸君 はい。  一言だけ申し上げておきますが、大体一千万円以上株式を保有しているという人は取引している人の一五%だそうですね。それで、その人たちが全部やるかどうかというようなことはありませんが、その最大の数字を見ていっても、そうすると、それが世帯にして八十一万世帯ですか...全文を見る
11月28日第153回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  まず、法案に関して伺いたいと思いますが、投票の秘密の確保についてであります。この問題は今一番大事な問題なんで、るるいろいろと論議ありましたけれども、最初このことをまず確認したいと思うんですね。  これは憲法十五条で保障された問題でご...全文を見る
○池田幹幸君 簡単にお願いします。
○池田幹幸君 要するに、フロッピーに記録して集計所に持っていくわけですね、今言われたの。そのフロッピーに記録する情報は候補者以外の選択はもう一切ないと、それだけに固定するということですね。  今の話でいきますと、その他もろもろの記録、それとくっつくといいますか、接触するといいま...全文を見る
○池田幹幸君 具体的に、技術的な問題、これは各選管が、地方自治体の選管じゃこれはわからないと言うんですね。東京都の選管に聞きましたら、東京都の選管でもわからぬと言っていましたよ。そういうものなんですね。そうすると、判断能力がなければこれは指定できないわけですから、そうするとこの法...全文を見る
○池田幹幸君 結局、総務省が基準をつくってやろうということですよね。私、それが当然だと思うんですよ。各自治体でそれをやれるなんてだれも思わないわけですよ。それぞれ各自治体がそれでコストをかけて研究してやったら、それこそ大変なむだですよ。総務省がそれをやればいいと思うんですけれども...全文を見る
○池田幹幸君 もう既に一台四十万ぐらいかかるというふうな試算までやったわけでしょう。ということは、もう相当なところまで進んでいるということじゃないですか。そんなものなしに、あなた、はい四十万と、そんなえいやでできるものじゃないでしょう。それは法律が通ってから示しますなんというもの...全文を見る
○池田幹幸君 具体的にメーカーですよね、メーカーが参加している。  私、もう既に手に入れたんだけれども、こういうのがある。電子機器を利用した選挙システムに関する技術的条件及び解説案、案なんだけれども、もうここまでできているんですよ、これ。そうでしょう。これ、そちらのものでしょう...全文を見る
○池田幹幸君 これ、前の段階というより、これはことしの九月ですよ、ついこの間のやつですからね。  そういうことであれば、トライアルなんですから、そうでしょう、トライアルでやろうというんですから、どんどんオープンにして、研究したいメーカーはどんどん参加させればいいじゃないですか、...全文を見る
○池田幹幸君 そのとおりなんですね。そうやってもらわないと困るんです。  当然そうならなきゃいけないんですが、それをやるに当たって、今のやり方を見ていると、これ、技術ですから、先にスペックを手に入れたところが走ったら、もうそれは勝つに決まっているんですよね。これはトライアルだ、...全文を見る
○池田幹幸君 それで、合計三百十九億九千三百万円と大変な額ですよね。これ、制度が発足したのは九五年ですから、トータルしますと既に六年間で千八百六十億円になっています。ことしの分を合わせたら二千百億円超えるということになるわけですね。  今、この大変な不況の中で、十人に一人が職を...全文を見る
○池田幹幸君 今お話あったように、企業献金、これなくしていこうじゃないかということで九五年にそういう方向をとろうということを決めた。五年後見直しだと決めた。しかし、見直しの段階になると結局またしり抜けになりましたですね。個人への企業献金はだめだというけれども、政党や支部へはよろし...全文を見る
○池田幹幸君 これはちょっと大臣の立場で論評する立場にないというんだったらそれはそれでいいですけれども、しかし、政党人としてはこれは違うだろうと思う。事実、五年前のこの法律がつくられたときは自民党は野党でした。で、片山さん自身が質問に立っておられます。読ませてもらいました。この制...全文を見る
○池田幹幸君 それは違うでしょう。政党とはどういうものかということを論じているんですからね。大臣になったら考え方変わる、そんなばかな話ないでしょう。
○池田幹幸君 変わっていない。変わっていないけれども、これは全く今の答弁じゃこれは納得できませんよ。大体、政党助成金、これ所管するところの大臣ですから、少なくともあなた自身が三分の一でも多いと思ってきたんだということを言ったし、そしてまたそれは今の答えが出ると私、到底考えられない...全文を見る
○池田幹幸君 法律はそうなっていると。  ところが、今、けさも午前中の本会議でいろいろ質疑がありました。奨学金無利子融資の分の七十二億円、これを削減するというのが政府の方針ですね。七十二億円ですよ。  これ、今、自民党が受け取っている助成金、ことしの分でも百四十五億三千八百六...全文を見る
12月05日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  きょうはどうも参考人のお三方、ありがとうございます。  非常に短い時間ですので、順次伺いたいと思うんですが、非常に今このRCC法も、もともとはといえば、小泉内閣の不良債権の最終処理を二、三年で一気にやっていこうというふうなこ...全文を見る
○池田幹幸君 RCCの実態なんですが、先ほどから、どうもRCCがほかの銀行よりも中小企業つぶしの先頭を切っておるような話がありました。つい一年ぐらい前までは、RCCでも、RCC送りになった中小企業に対して、新規融資はしないけれども、一定の継続融資はするんだというふうに言われておっ...全文を見る
○池田幹幸君 そこで、そうするとRCC、再生型というようなことを言われてはいるんですけれども、じゃ、それを本当にやっていくとすれば、RCCのあるべき姿というんでしょうか、具体的な現場からの望ましいあり方というふうなことについては、何か御提案いただけるでしょうか。
○池田幹幸君 高月参考人に伺いますが、私、一月のころからちょっと高月参考人の論文を読ませていただいたりして、非常に興味を持っておったところなんですが、きょうは非常に明快な形で、不良債権の処理はもう瞬時に片づくんだという、非常に明快にやられたので、ちょっと伺いたいんですが、非常に興...全文を見る
○池田幹幸君 その点で、そうすると健全債権を売って、資本取り崩しというような形に向かっていくんだろうけれども、やったらいいんじゃないかということなんですが、その際は、そうすると銀行はそういった健全債権を売るというふうな行為には出るんでしょうか。
○池田幹幸君 そういうふうなことができれば、今盛んに論議されておる公的資金の再注入といったようなことについては、これはもうそんなことは必要なくて、銀行の健全化というふうなことが図られていくということになると思うんですね、公的資金の再注入というのは。銀行自身で自己資本を取り崩して、...全文を見る
○池田幹幸君 済みません。山田参考人にちょっと伺おうと思っておったんですけれども、時間がなくなってしまいまして済みません。申しわけございませんが、終わります。
12月06日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融再生法の一部改正案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、本案により、RCCによる不良債権の時価買い取りの道が開かれ、二次損失のリスクが当然高まることから、国民負担の増大が避けられないという点です。国民の税金を使うRCCが...全文を見る