池田幹幸

いけだかんこう



当選回数回

池田幹幸の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  ちょっと人数が足りない──やっとそろいました。一人プラス、オーバーになりました。  法案について伺いたいと思います。  午前中の質疑で度々出てきたことなんですけれども、要するに国債発行額三十兆円以下という公約を守るというこ...全文を見る
○池田幹幸君 一国の総理がこれ堂々とへそくりだと言ったわけですが、へそくりということになりますと、ともかく隠してためた金ですから、この使い道は決まっているわけじゃありませんよね。こっそりためた金だから何にでも使えるということになるわけですね。へそくりという言葉の中にそういった考え...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、国債の返済に充てるということが原則になっているわけですよね。それで、国債整理基金に繰り入れるということになっておるわけですけれども、今回の場合は、結局これ、午前中の論議にもあったんですけれども、はっきり言って借金なわけですけれども、将来の財源を担保にして金...全文を見る
○池田幹幸君 意識をどう変えるのかということはよく分かりませんけれども、少なくとも八四年の段階で、八四年、八五年、これ二年間にわたって議論されたわけですけれども、NTTの民営化。その際に、その株式の売却収入、これは国債整理基金に繰り入れるんだということを決められました。法律で決ま...全文を見る
○池田幹幸君 私が伺ったのは、八四年、八五年の時点で国債整理基金に繰り入れなければいかぬという、法律で決まった時点のことを伺ったんですけれども、今おっしゃった無利子貸付制度というのは八七年にまた導入されたわけですね。八四年、八五年の段階では明らかにそういった方向に使うことについて...全文を見る
○池田幹幸君 そのとおりなんですよね。  少なくとも、この無利子貸付けを導入したときも、当時の宮澤大蔵大臣は、なかなか苦労しながら、ともかく基本的には、基本的な建前は崩していないということで言い訳されたわけですよね。ともかく基本的に国債整理基金に繰り入れて返済に充てるという建前...全文を見る
○池田幹幸君 だからおかしなことになってしまったわけですよ。  本当に緊急性があり国民が支持するものであれば、一般財源、要するに予算にきちんと組んで一般財源からやるべき事業、それを今度のこういった形で法改正をしてNTT株売却収益をこれに充てるというようなことにしたために非常にね...全文を見る
○池田幹幸君 おっしゃるだろうと思ったんです。  実は、この制度を宮澤大蔵大臣の下で導入されたときに、大蔵大臣の下でやられたのはお隣の浜田さんだというふうに先ほど伺ったんですけれども。  要するに、苦労しているんですよ、このつじつまを合わせるために、ここでも。Aタイプについて...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、答弁だけ。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、いわゆるNTT株売却益運用法案に対し、反対の討論を行います。  反対する理由は、第一に、二〇〇一年度第二次補正予算の財源として、過去のNTT株式の売却収入から二兆五千億円を流用し、小泉内閣の国債発行額三十兆円以下という公約を取り繕うつじ...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、公債発行特例法案並びに租税特別措置法案について、関係大臣に質問します。  小泉総理は、構造改革なくして景気回復なし、改革なくして再生なしと言い続けております。しかし実際はどうか。日本経済は、小泉内閣誕生以来、再生に向かうどころか、一貫し...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。信金、信組の破綻の問題について伺いたいと思います。  昨日、私どもの党の大門議員が具体的な例を挙げまして、大阪の例、東京の例挙げて質問しましたので、挙がっておりました大阪相互信金や船橋信金の具体的な例についてはちょっと今日私はお話...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、そういう立場にないと、また実際そういうことはやっていないということだと思うんですね。うなずいておられますが。  そうしますと、何でこの管財人がこんな文書を出したのかということですね。了解するはずのないことを了解済みと言ったと。  結局、管財人というのは...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっとそれは実態からいって違うんじゃないかと思うんですね。  私、取り上げているのは、今取り上げたのは大阪相互信金の管財人の方のやり方についてお話ししたんです。これは、現実にこういうふうなこと、大阪信金、受皿の方がこういうことを言っているのを一緒になって管財人が...全文を見る
○池田幹幸君 いや、もう事ここへ来たら、そんな管財人にこういった状態を処理する当事者能力はないですよ。金融庁はきちんと責任を取るべきですよ。できる人にちゃんと替える。選定作業もやり直すということをやるべきだということを申し上げておきたいと思います。  さて、続いて、今度は受皿へ...全文を見る
○池田幹幸君 そのとおりだと思うんですね。  そこでこの資料を見ていただきたいんですが、これは受皿として手を挙げました東京東信用金庫、これは船橋信用金庫の受皿。東京東信用金庫を例にして、ひがしんと言われるんですね、東京東信用金庫、ひがしん、これを例にしてお話ししたいと思うんです...全文を見る
○池田幹幸君 正にその監査法人を置いてそういうふうにやっているんですけれども、その監査法人に対して、例えばこのひがしんの場合だと、受皿もひがしんの職員と、それからその管財人補佐人、これもまた後でお話ししますけれども、一緒になって、要するに、これはもう正常先じゃないんだ、破綻懸念先...全文を見る
○池田幹幸君 余分なことといいますと。  とんでもないことというふうに受け止めていいと思うんですがね。  それで、そういうことを、さらにその基本姿勢がさっき言いましたようにありまして、要するにどんどんどんどんランク下げていけば増えるからと、こういう考え方を基礎にして、そういう...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんですよね。だから、結局まず破綻懸念先に落とす、そうすると持参金もらえますと。ここまでは、ここまででもけしからぬですけれども、もっとけしからぬのは、これ六月になったら全員一度退職になるんです、職員は。首になる。何人救われるか、また再雇用されるか分かりませんけれ...全文を見る
○池田幹幸君 これ、額も結構なものなんですよね。十億円だというんですよ、住宅ローン。十億円といいますと、これでいきますと大体三億円が労せずしてひがしんに入っちゃうということになるわけで、これはもう本当にどう考えてもこれは許せないですね。  特に、首を切られる職員にとってはたまっ...全文を見る
○池田幹幸君 最後に。今言われたやつについて、できるだけ緩い査定をしてと、そんなこと私、言っていないし、私が申し上げたのは、金融庁の基準でと言っているんですから。もしそれが緩いというんだったら、柳澤大臣、何か自己撞着に陥ってしまいますよ。  そうじゃなしに、そういった基準でやれ...全文を見る
○池田幹幸君 いや、基準のことを言っているんです、私は。その基準を銀行にも適用したらどうかということを申し上げているんで、何もそんな無理はないと思いますね。  最後に、私、今日は証券監視等委員会委員長をお願いしておったんですが、申し訳ございません、時間がなくなりました。お許し願...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  私は、加藤紘一衆議院議員の政治資金をめぐる疑惑について質問したいと思います。  三月の八日に、加藤紘一事務所の佐藤三郎前代表が逮捕されました。法務省に聞きます。この逮捕事由、可能な限り詳しく述べてください。
○池田幹幸君 雑所得となるべき収入を除外したというわけですが、その具体的な内容、ブレークダウンしてください。
○池田幹幸君 それぐらいのことは言ってもらいたいと思うんですが。  公共事業への口利きによる収入というのは、これは当然雑所得に当たるはずですが、今言われた二億七千七百二十万円というのは、口利きによる収入を含まないで二億七千七百二十万円あるんでしょうか。
○池田幹幸君 それでは伺いたいんですが、佐藤三郎氏は加藤事務所の代表であり、かつ加藤さんの政治資金管理団体の会計責任者となっております。そういう立場で強引な金集めをしていたわけですね。  これはある後援会幹部、こう言っています。事の善悪や人の善しあしなど、彼が物事を判断する物差...全文を見る
○池田幹幸君 結局、この加藤さんの金というのは、主に口利き料という形で利いて強引に集めた金、まあ加藤マネーとでも言いましょうか、そういったものになっているわけですけれども、こういう今言っていただいた中で、石原大臣については社会計画研究会、九八年三十万円というのもあるんじゃないでし...全文を見る
○池田幹幸君 こういうお金をもらったということをどうお考えかと、今の時点で。
○池田幹幸君 政治資金規正法に基づいて違法でなく受け取っている、それはそのとおりなんですね。もらったことは違法じゃない。しかし、それが問題じゃないんです、今は。問題は、こういった加藤マネー、口利き料等々で集めたこういった金を受け取ったことについて、今あなたはどう考えているのかとい...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、加藤議員があっせん利得処罰法あるいは政治資金規正法に抵触するようなやり方でこの金集めをやっていたということが判明した時点ではどうなさいますか。
○池田幹幸君 今のお答えは非常に私良くないと思いますよ。後で、順々済んだ後でまたお伺いしますけれども、そのときに同じようなことを言えるかどうか、後で伺いたいと思います。  さて、今回の佐藤三郎氏の逮捕、このことで口利きによる巨額の資金を、裏金を集めていたということが明るみに出さ...全文を見る
○池田幹幸君 法律に基づいて適正にというのは、私が伺ったのは、代表と会計責任者の間で、会計責任者に任せきりというのが一般的なのかということを伺ったんですが。  これは、だとすると、ちょっと所管外でしょうけれども、塩川財務大臣もちょっとこの点についてのお考えあったら伺いたいと思い...全文を見る
○池田幹幸君 加藤紘一議員、社会計画研究会、この場合は加藤氏は会計がどうなっているか全く知らなかったと、こう言っているんですね。これはもうほとんど信じられないことだと私は思うんですけれども、総務大臣、どうなんですか、あなたの場合はそんなことないでしょう。
○池田幹幸君 佐藤三郎さんが事務所代表になってから加藤議員の政治資金のその増加ぶりはすさまじいんですね。政界のトップの座を占めるに至ったわけでありますけれども、この余りのすさまじさに野中広務さん、元自民党幹事長は加藤さんに、首相を目指すのであれば佐藤氏と縁を切るべきだと忠告したと...全文を見る
○池田幹幸君 その選任及び監督について相当の注意を怠るというのはどういう意味でしょう。相当の注意。
○池田幹幸君 要するに、知らなかったとしても監督不行き届きだと、一般的にね。常識的に見て監督不行き届きであったということになりますと政治資金規正法違反になるんだということですね。  まして、これは違法であると知っていて、会計責任者と意を通じて、意思を通じて違法な献金を受け取った...全文を見る
○池田幹幸君 いやいや、会計責任者と、代表者が会計責任者と意思を通じて違法な献金だと知って受け取っていた場合はどうなるのかと聞いているんです。
○池田幹幸君 一般論だよ。駄目だよ。一般論聞いているんだから。(発言する者あり)
○池田幹幸君 二十五条でどうなっているかと聞いているんです。
○池田幹幸君 要するに、意思を通じてやったら共同正犯でしょうが。共同正犯の場合は罰則どうなっていますか。
○池田幹幸君 その場合は五年以下の禁錮又は百万円以下の罰金、公民権停止、こうでしょう。  それで、加藤議員は十八日の会見でこう言っているんですね。私の事務所の代表を務めておった人間のことですので、当然、私自身、監督不行き届きの責任が政治的にも道義的にもあると思っております。監督...全文を見る
○池田幹幸君 それが立場の違いだというのであれば、自民党は一体どこ向いているんだとなると思いますよ。今、こうやって怒っているのはそういうことからきているんでしょうが。自民党自身が自浄能力がないというところから、これどんどんどんどん問題広がってきているじゃありませんか。  さて、...全文を見る
○池田幹幸君 総務省に伺いますが、加藤議員の資金管理団体である社会計画研究会、年四回の季刊雑誌「雲霓」を発行しております。社会計画研究所の収支報告書で二〇〇〇年の「雲霓」関係の収入はどう報告されていますか、二〇〇〇年分。
○池田幹幸君 済みません、三千六百万のやつの名目は何でしたっけ。
○池田幹幸君 九千十九万が広告料紙誌代というふうにはなっていませんでしたか。
○池田幹幸君 我が党の調査団に対しまして、「雲霓」に広告を出しているある企業の社長は、広告料は一ページ百万円、年四回出ていて前払で四百万円払えと言ってくる。これは広告料として合理的な値段でしょうか、総務大臣。
○池田幹幸君 「雲霓」という雑誌、持ってきたんですけれども、こういうまあまあ立派な雑誌なんですけれども、年四回出しておられる。大体毎号、ちょうど広告が二十ページなんです。一ページ百万円ですから、二千万。年間で八千万。そうすると、九千万、紙誌代が九千万でしょう、広告料と紙誌代が。だ...全文を見る
○池田幹幸君 大体、タウンページでも庄内版は一ページ百万円なんですよ。三万部近く出ているコミュニティ酒田版、コミュニティ新聞、これが二十六万六千円なんですね。だから、いかにこれがべらぼうな値段かということがお分かりだと思うんですけれどもね。  ともかく、特定少数の後援会にしか配...全文を見る
○池田幹幸君 余り歯切れのいい答弁じゃないんですが、これは過去にきちっとした答弁があるんですよね。  総務省に伺います。九七年十月二日、衆議院本会議で、後援会誌の広告料についての橋本総理の答弁はどうなっていますか。
○池田幹幸君 ということなんですね。だから、これはもう明らかにべらぼうに高い料金を取っているわけですから、徹底してこれは調べるべきですよ。  大体、広告の価値があるかどうかについては、掲載している企業の社長がこう言っています。広告効果は全く期待していないけれども、社長が後援会に...全文を見る
○池田幹幸君 企業の資金管理団体への寄附。
○池田幹幸君 結局、社会通念を超えるそういう高い広告料、これは寄附金に該当するとしますと、今、「雲霓」、これの広告料、これで集めた加藤氏の、事業収入とはいえ事実上の献金だと見なければいかぬ。とすれば、明らかに政治資金規正法に違反して政治献金を受け続けてきているということが言えると...全文を見る
○池田幹幸君 法務省。
○池田幹幸君 徹底した調査を要求したいと思います。  あとは関連質問をお許しください。
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の歳入関連二法案に対し、反対討論を行います。  まず、二〇〇二年度における財政運営のための公債発行の特例等に関する法律案についてであります。  反対理由の第一は、本法案による赤字国債の発行は、そもそも歴代の自民党政府の経済・財...全文を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法及び関税暫定措置法の一部改正案に対して反対の討論を行います。  反対の理由は、加工再輸入減税制度対象品目にニット製品を追加することにより、輸入の急増、国内産業の空洞化に拍車を掛け、国内ニット産業に深刻な影響を与えるからです。 ...全文を見る
03月29日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  今日は、大阪の相互信用金庫の問題について伺いたいと思います。  十九日の財政金融委員会でこの問題を取り上げたんですけれども、あのときは私、管財人がでたらめなことをやっているということについてお話ししました。ともかくすぐ首すげ替えて、...全文を見る
○池田幹幸君 これは新聞報道でも出ていることですから、確認してください。  十八日に代替申請して許可されなかったんです。慌てて、だから二十二日にその管財人はまた支店長を集めまして、ともかく総代会をやり直さないかぬということになったんですよ。そして、総代会を開くということを、二十...全文を見る
○池田幹幸君 そうじゃないでしょう。そうじゃないでしょう。承継銀行という手があるじゃないですか。承継銀行、三月十九日にわざわざそのために作った。
○池田幹幸君 つまり、承継銀行かRCCかという二つ道がありますよね。承継銀行かRCCかという道があるわけですが、承継銀行という道がある、それにもかかわらずもう清算だ、RCCだというふうに管財人は言って、それでもって総代を説得せよとやった。これ、どう思いますか、この対応。
○池田幹幸君 形の上で、受皿銀行と承継銀行とは引き受けるという点で同じだと見えるけれども、承継銀行の場合には最終的な受皿を探すまで二年間、最長で三年ですか、取りあえず受皿を探すために、その預保が引き受けるわけですね。そういうのが承継銀行です。だから、そういう意味では同じじゃないと...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ、法律にのっとってということをおっしゃいますけれども、総代会は否決したんですよ。否決されたからということで、今度は総代会開かないで、ここにまたでたらめな脅しをやりながらやって署名を集めたと、署名集めた、電話で了解を取った。電話で了解を取りましたと言って裁判所...全文を見る
○池田幹幸君 書面というのはどういう書面ですか。
○池田幹幸君 私のところへの連絡では、電話で了解を取ったと、それを管財人がまとめて持っていったということを聞いています。これはその現場の方々から聞いていますからね。一体それじゃ電話でどうやって署名取るのか、私は不思議で仕方がない。大体ファクスで送られたって、それが本当の署名かどう...全文を見る
○池田幹幸君 裁判所というのはそんないい加減なものですか。総代会決議で否決された、それをひっくり返す書面がないのに、後からおいおい届くでしょうということで裁判所は許可下ろすんですか。そんないい加減なことないんですよ。明らかにだましているんです、裁判所を。こんなこと許されない。もっ...全文を見る
○池田幹幸君 簡単に言えば、取りあえずつなぎなんだから当面はまずそっくりそのまま引き継ぐと、ほぼ。どの程度やるんですか。
○池田幹幸君 退職金とか賃金は、これは払わないということはないですよね。
○池田幹幸君 私が言っているのはもちろん前者の話です。それで、結局、融資先つまり債務者ですけれども、これについても取りあえずいったん引き継いで、それからどうするかということになりますわね。当然のことながら、新規融資も当然そこでは次の受皿機関を探すまではやられるわけでしょう。
○池田幹幸君 お聞きのとおりなんですね。ですから、承継銀行に行ったらもうRCCに行ったと同じなんだというふうな形の脅し、こういうようなことをやって混乱を招いているんですよ、今。そういうふうなことを許されちゃ絶対いけないというふうに思うんですね。私は、先ほども説明あったんですけれど...全文を見る
○池田幹幸君 九時半、朝の九時半まで、二十五日の朝九時半までに連絡しなかったら清算だと、そういう話をしていたんですか。
○池田幹幸君 ということなんですね。それは金融庁、指導するのは当たり前ですからいいんですけれども、それを今度は九時半までに報告がなかったら清算なんだと脅してやる、こういうことをやられたんですよね。その結果が二十七日、ともかく代替許可を取り付けたということなんです。  大臣、これ...全文を見る
○池田幹幸君 どうもおかしいと思いますのは、少なくとも総代会の議決がなくても、なくても事業譲渡や解散が確かにできるようになっていますよ、預金保険機構の法律ではね。しかし、それはあくまでも総代会を開く時間的余裕がないと、総代会がなかなか成功しないということのために設けられた法律じゃ...全文を見る
○池田幹幸君 だとすると、総代会の決議があってもということですか。だったら、全然、総代会で決議を採る努力をする必要は最初からなかったということですか。
○池田幹幸君 しかし、正に総代会の意思ということはこれは最高の意思として尊重しなければならない。だからこそ、ここにこういうふうな法律を定められているわけでしょう。  総代会の議決があったんですよ。それ否決されたんですよ。非常に重たい、これ前代未聞のことなんですね。史上初めて起き...全文を見る
○池田幹幸君 そういう解釈でやっていけば、混乱がますます深まるばかりだと私は思うんですよ。  これ、総代の方々は即時抗告もするし抗告もすると言っておられるんですよ。そうなりますと、どうなりますか。確かに、三月三十一日過ぎても、それ自身問題になるわけじゃありませんけれども、ただ、...全文を見る
○池田幹幸君 ですから、私が申し上げたのは、代替許可が下りたと。代替許可が下りたのはおとといですよ、二十七日。だから、一週間以内には即時抗告、抗告できるんですよ。総代の方々は抗告すると言っているんです。そうなったら処理できないでしょう。そのうちに四月になっちゃうじゃないですか。そ...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど私がお話ししましたように、代替許可の取り方からして裁判官をだましている。取れないやり方をやっているんですよ。この管財人がやってきたことは前回私もお話ししましたね。預金保険機構の了解を取っているだとか、でたらめなことばかりやってやってきているんですよ。次々とうそ...全文を見る
○池田幹幸君 今の議論は何だったのかと思いますよ。総代の皆さんがその受皿じゃ駄目だと言ったんですよ。見付けられなかったんですよ。それもそんな、金融庁も絡んだ不手際によってこんなことになってきているんですよ。そうでしょう。金融庁も相談を受けながらやってきたと言っているじゃないですか...全文を見る
○池田幹幸君 今の、大臣、とんでもない。私の考えを整理するためとおっしゃっているけれども、一体何のためにこういう法律があってやっているのかということを大臣の方こそ考えていただきたいんですよ。  今おっしゃった、総代の方々、空洞化していると、もう破綻したんだからそういう人たちはほ...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことじゃないですか。
○池田幹幸君 じゃ、空洞化の話はどうですか。
○池田幹幸君 私、時間が過ぎているからやめますけれども、私はそれは納得いきません。  これは、やっぱり穏やかにということは、法律上穏やかにか知らぬけれども、そこの場におられる方々、債務者の方々、RCC送りになるかも分からない方々、穏やかになんかしていられませんよ。そうでしょう。...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  日銀総裁、まず伺いますが、金融政策の目標を金利から量に変えて、量的緩和政策に踏み切ってちょうど一年になるわけなんですが、その結果、日銀から出すお金、これについてはマネタリーベースというんですか、これはぐんぐん伸びたと。この二月で対前年...全文を見る
○池田幹幸君 あと、民間需要の問題について、結論的にはそこへ私も持っていきたいと思っておるんですが、おいおいその論議に入っていきたいと思うんですけれども、今申し上げましたように、量的緩和が何で民間銀行の貸出しを増やすということに、そのプロセスが全然分からぬのですよ。実際、この一年...全文を見る
○池田幹幸君 政府の圧力を受けたんじゃないんだということなんですが、一兆円という根拠についてはよう分からぬですよ、やっぱり。それまで八千億だったのが、増やすとしたら一兆円というふうな感じで、何かよく分かりません。  それで、これ、竹中経済財政担当大臣には後で、いろいろ論議した中...全文を見る
○池田幹幸君 結局、この一兆円の問題なんですけれども、日銀は今年に入って買いオペの対象を発行後、それまでは発行後一年未満のものは買いませんと、発行後一年以上のものを買いオペの対象にしていたわけですね。それを、発行後二か月、場合によっては一か月のものでも買入れ対象にするというふうに...全文を見る
○池田幹幸君 私の質問を先取りして答えていただいたわけですが、私はやっぱり直接引受けに限りなく近づいていっているんだと思うんですよ。月一兆円も買おうということになれば、今総裁がおっしゃったように、発行後一年以上たったものについては安定しておってなかなか市場に出てこないと、買いオペ...全文を見る
○池田幹幸君 その結論のところは私も同じなんですよ。むしろ私は、そこのところをまず大事にしていかなけりゃいかぬと考えておるんです。  ですから、日銀がせっせせっせ資金を供給するんだけれども、銀行にとどまっているんだと。今言われたように、何といいますか、不良債権等があるから銀行が...全文を見る
○池田幹幸君 私もそのことを伺いたいと思っておったんですが、今言われたのは、要するにマネーサプライ、これ、マネーサプライを増やそうということでこの一年間量的緩和政策を取ってきた。逆の結果になったということを最初に申し上げました。そうでしょう。増えていないんですよ。銀行貸出しは逆に...全文を見る
○池田幹幸君 何かぐるぐるぐるぐる回って、肝心なところがまたすぽっと落ちたような気がするんですが。  要するに、金融だけじゃ駄目だということを私たちもよく分かっています、総合的な対策が必要なんですといいながら、結局は出してきたのは金融だけじゃないですか。しかも、構造改革だといっ...全文を見る
○池田幹幸君 大事なところへ来ているんですが、要するにデフレの原因について、これは、先ほどのデフレと債務、不良債権の関係についてはまあいいですよね、原田さんの分析は。結論が原田さんの場合には、マネーサプライをもっと増やさなきゃいかぬのだと、デフレの原因がそこにあるからだと。確かに...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  参考人の方々、御苦労さまです。私、みずほの問題を中心に質問をしたいと思います。  午前中の話を伺っていたんですが、私も浜田委員と同じように最初感想を申し上げますけれども、ともかく私の場合は、余りにも緊張感がないなと。金融システムを失...全文を見る
○池田幹幸君 それは午前中に伺いました。
○池田幹幸君 ATM、三倍から四倍ということなんだけれども、私が伺っているのは、三倍から四倍やっておくべきであったと。で、答えは、三倍は準備したとおっしゃった。その基礎となっている数字は、じゃ、どれぐらいですかと私、伺っているんですよ、ATMの。
○池田幹幸君 実際にはどれぐらいの処理が必要になったんですか、四月一日は。
○池田幹幸君 じゃ、一日当たり最大になるのは百五十万と今おっしゃったでしょう。百五十万だったらパンクするはずないじゃないですか。
○池田幹幸君 それじゃ、口座振替の方はどうだったんですか。口座振替は、もうこの数は当然予測できていましたですよね。
○池田幹幸君 結局、その程度のことがもう当然想定できておったのに、それが処理できないという失態を招いたと、こういうことなんですね。まあ大変お粗末だと思います。  そこで、こういった問題が起きたことについては、単に技術的な問題ではないと思うんですよ。あなた方自身がきちんとした準備...全文を見る
○池田幹幸君 私、伺っているのは、そんなこと伺っていないでしょう。  そのUFJでやったのは、一斉にすべてのATM、すべてのATMに人を配置して一斉にやるんですよ。一斉に動かすんです。これを一斉に打鍵テストする。この一斉に動かすということをみずほはやらなかったんじゃないですか。...全文を見る
○池田幹幸君 これ私、事前に伺ったんですけれども、結局、UFJではそういうことをして、何度ももうすべてのATMをすべての人を配置して一斉に動かすというテストを何回もやっているんですよ。そういうことをやらなければ駄目だということについては、少なくとも金融庁、そのことについては知って...全文を見る
○池田幹幸君 そのUFJで起きたことについて、その教訓を踏まえてきちんとやるべきだということについては、みずほに対してやったはずですね。その際、私が今指摘したようなことについては指摘しなかったんですか。
○池田幹幸君 だと思うんですよね。  ただ、問題は、森長官の会見でもそれをうかがえるんですけれども、書面審査とヒアリングを中心にしてリスクを何度も指摘し、ストレステストを促してきたというふうに報告出ておりますと言うんですが、ストレステストといえば、さっき前田さんがおっしゃったよ...全文を見る
○池田幹幸君 何か人ごとのようですね。私、やっぱり金融庁にも責任あると思うんですよ。何かみずほがきちんと処理をして、その責任問題を明らかにして持ってくるのを待っていますという感じですけれども、そうじゃないでしょう。  先ほどの読んだ中で森長官は、要するにストレス検査促してきたと...全文を見る
○池田幹幸君 それでは具体的に、待っているんじゃなしに、そういった問題についても金融庁も積極的にやっているのかどうかということも含めて質問したいと思うんですが、ともかく今度の問題、システムトラブルだとか云々かんぬんじゃなしに、経営姿勢の問題だと私最初に申し上げました。  そこで...全文を見る
○池田幹幸君 今月一杯ということのお話ですね。  それで、今、ATMだ、口座振替だ、それから二重引き落としだということありましたけれども、それ以外のもう一つちょっと伺いたいんですが、手形決済です。  この手形決済業務なんですけれども、みずほグループでは手形の在庫、どれぐらいあ...全文を見る
○池田幹幸君 これは大体、取扱量は、都市銀行の場合、月平均、入庫枚数が二十万から六十万、それから在庫枚数が六十万から百八十万ということですから、みずほの場合は大きな銀行三つくっ付いたわけですから数百万ぐらいの在庫があるというふうに推定されると思うんでけれども、大変な膨大な量なんで...全文を見る
○池田幹幸君 私、事前に伺ったところでもそうなんですよ。一部に迷惑をお掛けしていますと言うんですね、手形の業務で。一部ってどれぐらいかなんですよ。みずほの場合の一部と信用金庫や信用組合の一部とはえらい違いですよ。一部ってどれぐらいなのか、迷惑ってどんな迷惑を掛けているのか、つかん...全文を見る
○池田幹幸君 一%でも数万なんです。そうでしょう。在庫数百万。
○池田幹幸君 いや、一%もないですか。分からないと言われて、次はないって、どっちが本当なんですか。
○池田幹幸君 〇・一、二%でもそういうことになるじゃないですか、数の上からいけば。  それで、例えば具体的な事例、三月三十一日に会社更生法を申請した日産建設、これの場合の手形、これは当然のことながら三十一日ですから一日には決済が回ってきます。二日午前十時にはこれ手形交換所に持っ...全文を見る
○池田幹幸君 きちんと処理できていないんですよ。これ昨日からずっとこうやっておって、最終的には御返事も私いただいているからお話ししますけれども、この返事は、最初はやっていますと、昨日の段階ではそうだった。だんだんだんだん後退していって、最後、先ほど昼休みの段階ではおおむね終わった...全文を見る
○池田幹幸君 一番額のでかいので三千万と伺いました。三千万二回引き落とされると、幸いここの企業は倒産しなかったようですけれども、これ倒産する場合だってありますよ。これとんでもないことなんですね。  例えば、これ小さなように見えるけれども、私のところではこういう連絡が来ています。...全文を見る
○池田幹幸君 口で何度おわびおわびと言われても、私は問題点を幾つか更に指摘しておきたいんですけれども、こういう混乱の中では、正に銀行の経営姿勢が窓口の中では全部表れるんですよ。  どんな対応をしたかと。口座振替、信販会社からの口座振替が落ちないということで苦情を申し入れてきた人...全文を見る
○池田幹幸君 これはたまたま、ディスクロージャー誌ですけれども、二〇〇一年みずほフィナンシャルグループ、これの中で統合の基本理念というような立派なことが書いているんですよね。お取引先に最高水準の総合金融サービスを提供するとか、トップバンクとして、広く社会から信頼される、社員にとっ...全文を見る
○池田幹幸君 損害があった場合にはというのはちょっと気になりますけれども、やると、絶対迷惑掛けないということですから、そのままお伺いしておきたいと思います。  そこで私は、やっぱり金融庁の責任、とりわけ柳澤大臣の責任も、これ非常に重大だというふうに思うんですね。  福田官房長...全文を見る
○池田幹幸君 そういう意味で言っておられたんですよ。オペレーショナルリスクというのは日本では余り起こらぬだろうと、日本ではなかなか技術の水準も高いからと言っておられるんです。だけれども、これ、今月の九日ですよ。一月にUFJで事件が起きたわけでしょう。それもつかんでいるわけです。そ...全文を見る
○池田幹幸君 柳澤大臣が言われたことは、ちょっと誤解しておられますよ。  破綻懸念先を要注意先にしろとか、そんなこと言っているんじゃないんです。別のスタンダードでいくと、当然破綻懸念先にはならないんです、要注意になるんですよ。今、大企業と同じような形で、大銀行と同じような形で査...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  この法案は九つの政策金融機関を対象としたものなんですけれども、私は中小企業金融に絞って質問をしたいと思います。  午前中からいろいろ出てまいりましたけれども、まず、金融庁が先月来行っております金融検査マニュアル別冊・中小企業編ですね...全文を見る
○池田幹幸君 意外と少ないなという感じはするんですけれども、しかし、私も幾つか出したよというふうなことで意見を伺っております。  そこで、このマニュアルの別冊そのものは、別冊案というんでしょうか、これは「はじめに」のところでこう書いておられます。現行の金融検査マニュアルの中小零...全文を見る
○池田幹幸君 今までの実績踏まえてということだというふうに思うんですけれども、そうしますと、これまでの経験という点でいえば、再生委員会の当時、この当時基準を、五千万円以下の債権については、元利金の返済が行われてさえいたら、元利金の返済さえやっておられたら一時国有化の際に全部引き継...全文を見る
○池田幹幸君 実は、四月の時点でも私どもの大門議員がこの問題取り上げまして、いわゆる括弧付きで例の自己資本の額の一%ということになりますと、信用組合の場合で大体三千万円になると。三十億の一%ですから三千万円になるというふうなことで論議したこともあるわけですが。  どうも今、二千...全文を見る
○池田幹幸君 修正していく意思があるというふうに伺っておきたいと思うんですね。  ただ、その際、中小企業庁の指摘というのは、私、非常に大事だと思って、これ全体見ましても、なかなかもう全体の意見、私ほとんど賛成でして、いい意見出しておられるなというふうに思っておるんですけれども、...全文を見る
○池田幹幸君 金融庁、お聞きのとおり、要するに、積極的に条件変更に応じろと片一方で言っておきながら、応じたら今度は条件緩和債権に入れられちゃう、こんなばかなことないわけですよ。しかも、これ政府保証付いているわけですから、返せない場合一〇〇%返ってくるんですから、金目の問題でいって...全文を見る
○池田幹幸君 ですから、一〇〇%ということではなしに、これ事例集として出されたわけでしょう、十三の事例。十四になっても十五になってもいいわけでしょう、最終的に。この問題については、そういう形で応じる、原則としてランク下げない、少なくとも条件緩和債権には入れないと、そのことだけをも...全文を見る
○池田幹幸君 さらに続いて、そういった任務に続いて今度はセーフティーネットもやるんだというのがありました。セーフティーネットとしての適切な役割も果たすと言われているんですが、このセーフティーネットとしての適切な役割がちょっとやっぱり抽象的なんです。具体的に、これは大臣でなくても結...全文を見る
○池田幹幸君 そういう面もあると思うんですが、現時点での特徴として、不良債権の早期最終処理ということが構造改革として出されておりますね。これがどんどん進められることによって中小企業の倒産というのは増えているわけですね。この構造改革に沿った線でということになっていくと、民間金融機関...全文を見る
○池田幹幸君 不況でトータルとして資金需要が落ち込んでいるということ、これはあると思うんです。しかし、そうでない面が非常に強いんですよ。そういうふうに全体が落ち込んでいるけれども、借りたいという需要は結構あるんですね。じゃ、その借りたいと言っておられる方に十分それこたえておれば、...全文を見る
○池田幹幸君 大いにそういうふうにやっていただきたいんですが、しかし国金も一緒になって中小企業への融資を縮減していくという、構造改革の方向に沿ってやっていこうというふうにしているんじゃないかと私は思うんですね。  例えば本年度予算、これはもちろん国金が出しているわけじゃない、政...全文を見る
○池田幹幸君 足らなくなったらどうするかこうするかというよりも、そういうことのないようにすることが大事なんで、そこで、今、塩川大臣が笑っておるんですが、非常に大事なことは、先ほど言いました報告、それからその報告に基づいて行革推進本部の方が計画を定めましたですね、昨年十二月。そうい...全文を見る
○池田幹幸君 三兆一千五百億だよ。
○池田幹幸君 正にそういったところでこそ政策金融が求められているんだというふうに私も思います。だからこそ、今るる申し述べたところについて手を入れていかなけりゃいかぬというふうに思うんですが、時間が少なくなってまいりましたので、午前中から問題になっております今度の法案の法改正の一番...全文を見る
○池田幹幸君 透明性、健全性を証明するのに、民間金融機関と政策金融機関は違うんですから、民間金融機関の基準で幾らやったって政策金融機関の透明性や健全性を証明する材料にならぬじゃないですか。そうでしょう。むしろ、政策金融機関としての健全性、本当に民間から融資してくれない中小企業にき...全文を見る
○池田幹幸君 いや、やっぱりそうでしょう。協議という言葉じゃなくても、相談に応じましょうということなんですよ。  ということは、民間のための基準、査定基準、そういったものを実際上の政策金融機関に適用して、本来ならばそんなもの診断の基準にも何にもならないはずのものが、さあ、この検...全文を見る
○池田幹幸君 いや、それはもう分かっているんですよね、この法律はそうなっているんですから。その際に、結局は、金融庁に対して主務官庁である財務省が相談すると、実際今度は、ここで村田副大臣おっしゃっているように、「政府関係金融機関の政策遂行に応じて、」ということで、それをやる上では、...全文を見る
○池田幹幸君 終わりますが……
○池田幹幸君 今の、ちょっと柳澤さん、詭弁ですよ。そんなことなりっこないでしょうが、実際上の基準で。公庫が受けているお客さんの方が民間金融機関が受けているお客さんよりももっと債務区分すれば上になる、そんなことあり得ないわけです。そんなことやっていたとしたら、正に政策が間違っている...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  提案されております法案は、証券決済システム関係と国債関係の二本柱から成っております。私も、今日は国債関係、金利スワップ関係で質問を予定していたわけなんですけれども、午前中の大塚委員の質問で大方はっきりしました。はっきりしたというのは、...全文を見る
○池田幹幸君 はっきりしない。  要するに、これ、先ほどの質疑にもありましたけれども、今すぐこれをやる気はないんだと、やろうとしたってできないだろうと。人がいない。それはそうですよね、ディーラーがいないですよね。これからディーラー育てましょうということですからね。これ、どれぐら...全文を見る
○池田幹幸君 短期金利の発行額と金利スワップのその額が必ず同じになるということではないはずですよ、これは別々に動くわけですからね。だから、そういう教科書に書いてあるとおりの動きはしないだろうと私は思います。だから、事実、専門家の方々が、そういうふうな単純な問題じゃないんだよ、こん...全文を見る
○池田幹幸君 大阪証券取引所では、二年ちょっと前からいろいろと問題起こったことで、この委員会でも取り上げられてまいりました。  不公正な取引ということがあるということで、大阪証券取引所、自主的に調査委員会を作ってその調査をして、その調査結果も報告されてきたという経過があります。...全文を見る
○池田幹幸君 言っていないです。
○池田幹幸君 そんなこと、言っていないです。
○池田幹幸君 質問の意味、分かっていますか。
○池田幹幸君 巽参考人、私、最初に申し上げたように、大阪証券取引所を実質的に作ったと。それは当時の大蔵省、金融庁も、これを指導したことは事実だと言ったんですよ。きちんと聞いてくださいね。  さてそこで、調査委員会の最中にそういう話が出て知ったというお話でした。そこで、それじゃ伺...全文を見る
○池田幹幸君 大和証券なんですね。  ところで、この大証関連会社に関する調査委員会ですね、それの関係者への、これ、ちょっと資料を見ていただきたいと思うんですが、資料の2です。これは、調査委員会が事情聴取をしたわけですね。関係者に聴取したわけです。そのときの聴取記録です。それの三...全文を見る
○池田幹幸君 取引したのは光世証券と大和証券とおっしゃいました。だから、それしかないんです。ほかの取引も、あっても本当にわずかなんですね。二大巨頭なんですよ。だから、恐らくこの二つに預けたということは間違いないと思うんですね。それはもう御専門家ですから当然分かると思うんですけれど...全文を見る
○池田幹幸君 それではちょっと見ていただきたいんですが、資料の3ですね。これを見ながらちょっと。全然知らなかったということなんですけれども、この資料の3というのはロイトファクスの総勘定元帳なんです。  野口の証言どおり、これ計算したら分かるんですけれども、七月の合計、借方金額と...全文を見る
○池田幹幸君 そうですかね。私はそれは非常に不自然だと思うんです。なぜか。当時の有価証券報告書を私、見せていただきましたけれども、あなたのところの。従業員九十二名、受入保証金十七億円弱、十六億八千九百万です。このときに、今申し上げました、受入保証金残高はこの二割弱に当たるんですね...全文を見る
○池田幹幸君 まだ私、通報して云々とか通牒して云々とは言っていなかったんだけれども、そちらの方からおっしゃったから言いますが、私はそう感じてはおりますよ、腹の中ではね。後からもそのことについては証拠を示してお話ししたいというふうに思いますが、この商いが正しかったと思っていますかと...全文を見る
○池田幹幸君 投資家の信頼が第一だとおっしゃっているあなたが、こういった商い、法律に触れているかどうかということが最終的に決まる、それは告訴しているから云々あるでしょう。しかし、あなた自身が、こういった商いがあなたが社長をしていた光世証券とロイトファクスの間でやられた。今、私、指...全文を見る
○池田幹幸君 そうですか。指摘されたことがない、だからこういうことをやってきた、正しかったということでしょうね。
○池田幹幸君 だったら、何で正しかったと思っているんですかということにお答えにならないんですか。
○池田幹幸君 最初に申し上げておりますように、これは構造改革フォーラムの一環として進められてきている法律でしょう。その基盤には正に信頼がなければいけないということでずっと言ってきたし、お互いにそのことは確認し合ってやってきたことですから、この問題は本来ならばもっと早く片付けられて...全文を見る
○池田幹幸君 結局、資料の2で既にお示ししましたけれども、野口さんがこう言っているんですね。例の五億円のことを聞かれたときの説明なんですけれども、東証が二十銘柄、大証が六十銘柄取り扱っていたと。東証と大証の共通銘柄がソニーと日本興業銀行とその他で六銘柄、その六銘柄について、それが...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんですよね。そう言わないと本当は良くないと思うんです。  そこで、光世証券の取引は平成十一年です、九九年、一九九九年一月二十七日。二十六日ですぱっと止まって、二十七日以降は全くゼロになるんです。それ以後は、調査報告書にも出ているように、日本電子証券、ここにロ...全文を見る
○池田幹幸君 今度は、その日本証券と光世証券のことについて伺うんですが、ここで告訴、告発なさった。その内容、新聞によりますと、大証はロイトファクスを通じて日本電子証券に九千六百万円もの割高で不要な支出、というより手数料を支払ったとして問題にしています。これは問題ですよ。光世証券に...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、やっぱり、この光世証券が受け取っていた手数料も、大した額ではないかもしらぬが、これはやっぱり問題だということついてはあなたもお認めになるわけですか。
○池田幹幸君 あのね、ちょっと話の順序をよく考えてくださいね。一般投資家とあなたはおっしゃった。しかし、もう調査委員会の段階で一般投資家じゃないということはっきりした。今ここでも指摘したように、繁盛に見せ掛けるためにわざわざ作った会社ですよ。一般投資家じゃないんですよ。しかも大証...全文を見る
○池田幹幸君 ですから、最中、そのときはにおいもしなかったかもしらぬけれども、後で調べたらそうだったんですよ。あなたは、二年前に調査委員会がこれはもう問題なしとした、告訴、告発しませんとしたその人をこの三月、告訴、告発したんですよ。やっぱり調べてみたら問題があった、これはたださな...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと取り違えておられるんですね。その告訴、告発した問題について私言っているんじゃなしに、何もしなかった問題について、何にも手を打たなかった問題、不問に付した問題、しかし調べてみたら、これ問題あるじゃないか、その問題についてもきちんとしなければ市場の信頼得られませ...全文を見る
○池田幹幸君 先ほども言いましたけれども、調査委員会の報告書でも、結局、あなた自身がかかわっている光世証券の問題ですね、これ、社長ですからね。そういった都合の悪い問題については一切この報告書からはないんですよ、消えちゃっているんです。非常に私はその点不思議に思う。だから、これ、る...全文を見る
○池田幹幸君 注意なさったわけですが、おかしいなと思ったから注意したんでしょう。何でおかしいと思われました。
○池田幹幸君 つまり、その社員の方も、これはおかしいなと、こんな売りと買い、意味のない売りと買いやるのはおかしいと思ったから注意したんだと思うんですよ、間違いなく。繁盛に見せ掛けるためじゃないかと思ったんじゃないですか。
○池田幹幸君 これは素人の私たちから考えても、今の参考人の説明は全く納得いきませんよ。そんな、手数料もったいないぞと。そんな、あなた、プロ同士の話でそんなことあり得ない。でも、そういうふうに言っても聞かないんだったら、それでもなおかつやるんだったら、これはおかしいと言って先ほどの...全文を見る
○池田幹幸君 これは大変なことですね。金融庁についても、いまだかつてこのことについては一切聞きもしなかったということですから、私は恐るべきことだと。この二年来指摘してきたことを金融庁は何にもしなかったのかなということを非常に、今知りまして、大変なことだなというふうに思います。金融...全文を見る
○池田幹幸君 司直の手でとおっしゃるけれども、光世証券とロイトファクスの問題は、これは告訴しているわけじゃないでしょう。これは、もう幾ら司直の手にゆだねていてもこの問題は解決しませんよ。どうなんですか。
○池田幹幸君 私は、そのことを具体的事実を挙げてお話ししたんです。  これは、金融庁に申し上げておきます。徹底的に調査していただきたい。これは司直の手にゆだねたって駄目なんです、この問題は。もう二年来私は言ってきている問題です。この点については、柳澤大臣に、もうこれは、ここで参...全文を見る
06月13日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
議事録を見る
○池田幹幸君 今日はどうも参考人の皆さん、本当にありがとうございます。日本共産党の池田幹幸でございます。  今度の連結納税制度導入については、いろいろ政府の側も随分文書も出しておって、読ませていただいたんですが、かなり大上段に構えておりまして、先ほどからのるるのお話の中にあった...全文を見る
○池田幹幸君 消費税の問題についていいますと、もし先ほど中里参考人のおっしゃったようなことになれば、むしろ日本経済、活力どころか逆にもう崩壊に向かうんじゃないかなと思うんですよ。法人税ゼロにして消費税を三〇%なんということにしますとね。そういった仮定は成り立たないあれですけれども...全文を見る
○池田幹幸君 法人税率にいえば、もうずっと引き下げてきまして、国際的にももう、むしろ少し国際的に見ても低いんじゃないかと思われるところまで来ました、法人税率のことでいえば。経団連でも遜色のないところまで来たという表現を使っておられるぐらいですから、そういう状況だと思いますね。 ...全文を見る
○池田幹幸君 少し認識がまた違うと思うんですがね。  それじゃ、ちょっと一つ伺いたいと思いますが、この問題、中小企業にとっては余りメリットがないんだという論があります。それについていろいろと中村参考人もあちこちで書いておられる。座談会でも話しておられる。読ませていただいたんです...全文を見る
○池田幹幸君 その制度の問題が、制度の違いというのもあるだろうと思うんですがね、そこでは。  ただ、私、経団連の専務理事としておいでいただいているし、その経団連全体の考え方かなと思ったら必ずしもそうじゃなくて、座談会、経団連の月刊経団連ですか、読ませていただいても、やはり中小企...全文を見る
○池田幹幸君 最後に、先ほどのお話の中で七割の企業が赤字だと、中小企業はほとんど税金を納めていないといったような感じのお話があったんですが、これは一言お話ししておかにゃいかぬなと思うのは、この委員会でもずっと論議ありましたように、金融庁の検査マニュアルがありました。あれ見ても、三...全文を見る
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の法人税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、連結納税制度の導入によって八千億円もの税収減が見込まれることからも明らかなように、巨大企業集団に対する大幅な減税の仕組みを作るから...全文を見る
06月28日第154回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○池田幹幸君 今までのやり取りでもう既にその答えは出ているのかとは思いますけれども、あえてのお尋ねですのでお話し申し上げますが、要するに、現行法で第三者供与を処罰の対象としないということで、そのことによってどういうことが起こるのかということなんですけれども、結局はあっせんの対価を...全文を見る
07月03日第154回国会 参議院 本会議 第36号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表し、カナナスキスにおけるサミット並びに日米首脳会談に関する報告について、総理に質問します。  まず、中東問題について伺います。  総理は、日米首脳会談で、ブッシュ大統領の中東和平演説については評価していると述べています。福田官房長官は、総理...全文を見る
07月08日第154回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今日は、参考人の御三方、本当に貴重な時間、ありがとうございます。  早速伺わせていただきたいんですが、この法律、二年前に成立いたしました。そのときも私この場でいろいろ質問もさせていただいたんですが、要するにこの法律は、政治公...全文を見る
○池田幹幸君 土本参考人に伺いたいんですが、請託の件なんですが、確かに請託を、あっせんを依頼するわけだから、もうそのとき、そのときに既に請託しているんじゃないかという、そのような意味だと伺ったんですが、しかし考えてみますと、今度のこの法律は要するに、口利きして金もらっては、対価を...全文を見る
○池田幹幸君 応援がありまして、私もそれ、今感じておったんです。  そういたしますと、ほとんどもう、あっせんを受けたということが、あっせんにこたえて、あっせんをしたということですね、ということが請託を意味しているのであれば、逆に言えば請託要件の成立がないというふうになってしまう...全文を見る
○池田幹幸君 板倉参考人に伺いたいんですが、非常に野党案に対してもかなり厳しい御意見をいただいて、もっとシンプルにしろという御意見だったかというふうに思うんですね。  それで、その点で、今のような政党支部の問題もありまして、第三者供与、これは法律を御専門としてやっておられて、私...全文を見る
○池田幹幸君 どうも今日は本当にお三方、ありがとうございました。  終わります。
07月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  総裁は、この間の四日の当委員会での趣旨説明で、六月中旬より、米国株価の下落などを背景に株価がやや軟調に推移しているほか、為替相場もひところに比べてドル安・円高の動きとなっていますという、そういう説明をされました。表現としてはか...全文を見る
○池田幹幸君 日銀は財務省の指示で介入なさったわけですけれども、日銀としても、この介入は当然だという、そういうお考えの下にやられたんだろうというふうに思うんですが、こういう介入せざるを得ないような事態に至った原因ですけれども、それについて日銀がどういうふうに考えておられるのか。私...全文を見る
○池田幹幸君 中長期的に見たドル安の傾向ということを言われたわけなんですが、短期的に見まして、今盛んに報道されておりますのは、何といいましても、アメリカの大企業のスキャンダルといいますか、そういったものが直接的な大きな原因になったというふうに言われています。  これは、六月二十...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、財務大臣、伺いたいんですが、今度の場合、委託介入だったわけですが、そうではなしに、全世界大変な影響を受けるわけですから、ヨーロッパ諸国をも説得し、当然アメリカに対して、一番最大の要因を作っているアメリカはもちろんのことですけれども、欧米と協力しての協調...全文を見る
○池田幹幸君 このことに関して、コペンハーゲンでの塩川財務大臣の発言をめぐっていろいろと報道もありました。一昨日か、一昨日に日経新聞などはかなり詳しくそれを報道しておりますが、このときのいろいろ言葉遣いというのは新聞によって違いがありますからなんですけれども、新聞のある報道では、...全文を見る
○池田幹幸君 結局、真意じゃないように取られちゃったというお話なんですけれども。  先日の四日の本会議で私、総理大臣にこの問題について質問したんです。要するに、協調介入を欧米に呼び掛けてやるべきじゃなかったかという質問をしました。何らかの発言をこのことでしたのかというふうに質問...全文を見る
○池田幹幸君 その点は私も賛成なんです。私も若いころ、貿易していたころから当然円建てを増やすべきだというふうに考えていた一人なんですけれども。  次の問題にちょっと移りたいと思います。  金融政策のことなんですけれども、概要説明では、マネタリーベースの前年比が三割前後高い伸び...全文を見る
○池田幹幸君 日銀が資金供給するというのは、要するに実体経済を回復させる、景気回復させるということをひとつ期待して当然やっておられるというふうに思うんですね。ところが、これだけ供給したけれども、銀行の貸出し実績を見てみますと、これ五十三か月連続してずっと減少していっていると。対前...全文を見る
○池田幹幸君 民間の需要を喚起していくという、私は、やっぱりもう政府が直接そういったことに乗り出さなけりゃいかぬときに来ていると何度も私たち主張してきたんで、後でまたこのことを改めて主張したいと思いますが。  その前に、ひとつ私も大塚委員や浜田委員が取り上げたFRB論文のことに...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  まず、先ほど来、興味ある論議がありました。政策というのは差別化だと。正にそうだと思うんですね。政策の出し過ぎという点では、ある面では私は賛成なんですね、大臣もおっしゃったように。昔、かつての輸銀とか開銀、あるいはOECFですね、こうい...全文を見る
○池田幹幸君 今の手紙では、大体、ともかく就職できたのが三分の一で、受皿に引き継がれたのが七分の一という、そういう数字が先ほどの信用金庫の場合はありました。東海地方の例ではそれよりは少しましなようですけれども、依然、それでも非常に深刻な事態にあるということは間違いないと思うんです...全文を見る
○池田幹幸君 先ほどの手紙にありましたように、受皿金融機関でももう少し真剣に考えてもらうような形での指導が必要だろうということに加えて、私も今日質問で提案の一つが、今大臣がお話しになったRCCでの雇用なんですね。これは現実的だと思うんです。私も後で具体的に提案したいと思いますけれ...全文を見る
○池田幹幸君 読ませていただいた点では、私もそのとおりきちんと読んでいます。  ともかく懇話会として明確な意見集約はしていないと書いてあります。書いてありますが、流れでは、今、私、間違って読み取っていないと思いますよ、こういう形で結論的に書いているし。やっぱり銀行と信用金庫、信...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、約五万三千、合計五万三千件ですね。このほかにも破綻した銀行からRCCに送られた取引先があります。これはいただいた資料によりますと約二万件超えています。合わせて七万数千件になるわけなんですけれども、このうち正常先と要注意先でRCCに送られたものは二万件ある...全文を見る
○池田幹幸君 そういう形でやっておられるんだろうとは思うんですけれども、現実には小零細の再生というのは本当に厳しいものになっているんですね。  これ、六月にRCCに送られた中小業者の方の話なんです。送られてから一か月以上たつのにRCCからは振り込み先の通知だけ、今後の取引や返済...全文を見る
○池田幹幸君 これは、法改正のときに参考人を呼びましてやったんです。そのとき、私の質問に対する参考人の、松村参考人、弁護士の方ですけれども、その答えがあるんですよ。このとき、こう答えておられるんですね。  やはりRCCの中に会社の再建にかなり熟練した方々が必要だと、再生の任務を...全文を見る
○池田幹幸君 大いにそれを進めていただきたいというふうに思います。  あと、本当に残り時間少なくなってしまったんですが、ちょっと質問する時間がありませんので、実情だけちょっと申し上げておきたいと思うんです。  一つは、金利の引上げの問題です。  リスクに見合ったリターンとい...全文を見る
○池田幹幸君 一言だけ。
○池田幹幸君 まあ行間の意味は私も感じます。感じますが、実際に私、何度もこの現場のことをこの国会ずっと取り上げてきました。私が申し上げたことで間違ったことなかったということは柳澤大臣御存じだと思うんですよ。今度のことについても、やっぱりそのことはしっかりととらえた上で行政を進めて...全文を見る
07月22日第154回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  衆議院議員選挙区画定審議会ですね、この設置法に基づいてやられているわけですが、この設置法の第三条、こう書いてありますね。各選挙区の人口均衡を図り、各選挙区の人口のうち、その最も多いものを最も少ないもので除して得た数が二以上にな...全文を見る
○池田幹幸君 次に質問することもまとめて答弁なさったような感じになるんですがね。  憲法上の要請だと、これ非常に重い意味があるわけですね。結局、投票価値の平等ということですね。一対二以上の格差、一票の価値の違いは法の下の平等を定めた憲法に違反するという、これはいろいろ最高裁の判...全文を見る
○池田幹幸君 審議会の中の論議を見ますと、ある委員はこう言っているんですね。あれがいかに限りなく、あの法律を守り、その二倍以内に収めるのが難しいか、矛盾しているかということが皆々様に分かるように、いかに大変かというのが出てきた方がいいのじゃないかということを言っているんですね。で...全文を見る
○池田幹幸君 まとめて言えばいいです。一党、一党は別に要らないです。各政党別はいいです。
○池田幹幸君 フォームがありまして、経常経費それから政治活動費という形の大きく二つに分かれて、その中に人件費であるとか光熱費であるとか分かれていますね。これ以上細分化した報告というのはあるんでしょうか。これを裏付けるエビデンス、領収書のようなものもちゃんと取っているんでしょうか。
○池田幹幸君 それがなかなかはっきりしないんですよね、細かいところについては。中島議員のような例は、買収資金に使ったなんというのは極端な例ですけれども、なかなか不透明になっているというのが現実なんですよ。なかなか第一条に書かれているような形では機能していないというのが実際だという...全文を見る
○池田幹幸君 そんなのできないわけですよね。結局、強制的に取られるんだということで、正に私の思想、信条の自由というのはその部分で侵害されているということになるわけです。正に問題なんですよね。  しかも、そういったいわゆる助成金が、これは言ってみれば周期的に繰り返されてきました政...全文を見る
○池田幹幸君 この点は昨年十一月、大臣にも伺った点なんですけれども、改めて伺います。  収入に占める政党交付金の割合が五〇%を超える状況、これを政党政治の在り方という点から見てどうお考えですか。
○池田幹幸君 それは、政治家片山虎之助個人としての考えなんでしょうかね。九三年、九四年の議論、これを私、昨年も紹介しました。そのときの考えは変わっていないとあのときおっしゃいました。今も変わっていないのかと思うと、今は大いに変わってしまったのかなというふうに思うんですね。  政...全文を見る
○池田幹幸君 それはおかしいんですよね。野党、当時、野党だったんです。野党として追及していたわけです。政権を取ったらこうやりますよと言っているんです。これも後で紹介しますが、「政権奪回論」と、橋本さんも、同じ橋本派ですね、同じ主張をしているです。個人じゃないんです。政党として主張...全文を見る
○池田幹幸君 そのことについてはまた後で論じたいと思うんですがね。  そこで、やっぱりここのところをはっきりさせておかなきゃいかぬのは、攻守ところを変えたわけですね。与党になったと。しかも、この政党助成法所管の大臣になられたんですよ。そういう立場だということを十分考えて後の答弁...全文を見る
○池田幹幸君 政治献金との関係でそのようにお考えだということは、それはそうでしょう。そういう考え方が片一方にあるんだと。あるにしても、しかしこの政党助成金そのものについてどうあるべきかと。これはこんなに多かったら駄目なんだという主張をしたのはそのとおりでしょう。今そのことを論じて...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと野党時代のことばかりお話ししましたけれども、それだけじゃないんですよ。  九九年、もうちゃんと政権奪回した後ですよ。そのときの自民党政治改革本部、九九年、覚えておるでしょう。ここで政治資金改革の方針というのを決めている。ここでこう書いてある。「国民負担を極...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんです。所管大臣ですから、法律をしっかり守ってもらわにゃいかぬ。  そこで、この法律にどういうことが書いてあるか。第六条、附則第六条があるのを御存じですか。御存じでしょう。それに何て書いてありますか。
○池田幹幸君 「政党交付金の総額の見直し」です、この附則はね。正確に書いてあります。  この法律の施行後五年を経過した場合においては、政党交付金の総額について、公職選挙法の一部を改正する法律による改正後の公職選挙法及び政治資金規正法の一部を改正する法律による改正後の政治資金規正...全文を見る
○池田幹幸君 正に見直していくべきだと、そうおっしゃった。是非やっていただきたいんですね。  しかも、それやるあなたは十分な資格を持っていますよ。この政党助成法ができたときにこれは駄目だと、三分の一に上限しなさいと。だれも言わなかった五割、十割、七割になるということまで指摘した...全文を見る
○池田幹幸君 先ほどからトータルで見直さないかぬという、あなたがそういう主張をしていたということを私は十分承知しています。  しかし、そのときにもトータルでやらなければいかぬと言いながら、要するに政治献金の問題も、企業の個人に対する政治献金、個人に対する献金、それについてあなた...全文を見る
○池田幹幸君 政党助成。
○池田幹幸君 政党助成ですよ。
○池田幹幸君 私、計算してみたんですよね。二〇〇〇年度について計算しますとこうなるんです。  二〇〇〇年の実績が、政党収入総額が六百六十九億円、政党交付金が三百十四億円なんです。交付金を除く政党収入総額が大体三百五十四億円。そうしますと、三百五十四億円、これが政党交付金を除く政...全文を見る
○池田幹幸君 この間の質問のときも最後そうおっしゃったんです。十分受け止めておきますと。受け止めていただくのはいいんですが、受け止めてそのままとどめられては困るんですよ。受け止めて実現方を、もしそういう形で共鳴するのであればそれはやっていただかないと、受け止めて、受け止めとどめて...全文を見る
○池田幹幸君 増額ですね。自然増ですよ。自然増じゃないかというような顔をしておられるけれども、要するに社会保障だって自然増分カットするという、こういうことをやっているんでしょう。政党助成金だけはぬくぬくと自然増そのままと、こういうのはいかにも自民党的というか、許せないところだとい...全文を見る
○池田幹幸君 大臣ね、にこにこしておられると私、困るんですね。これは国民から見たら深刻な話ですね。公約したことを結局、あなたはやると言わなかったわけですよ。そうでしょう。そういった姿勢、これ、許されるというふうに考えておられるのか。私は本当に、重ねて言うけれども、そういった姿勢じ...全文を見る
10月31日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  最初に、財務大臣に伺いたいと思うんですが、今、産業空洞化の問題というのが非常に大きな問題になってきております。今朝も入澤委員の質問の中で少しそういった話も出ておりましたけれども、経済産業省の白書でも非常にこの問題が重視されてきておりま...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろ言いたいこともおありでしょうけれども、おおむねそういうことだということで御了解いただいて質問したいと思うんですけれども、この四国ジェイティエスというのは、従業員二百四十人ということですから、そういう点ではそんな大きな会社ではないんですけれども、しかし、この池...全文を見る
○池田幹幸君 株六六・七%持っているけれども所有と経営は別なんだというお考えなんでしょうけれども、しかしそれはちょっと、僕はそういう形でやっていったらまずいと思いますね。国民にとってみればこれはもう政府系企業なんですね、としか見ていないわけで、そういったところで民間大企業の中でも...全文を見る
○池田幹幸君 そういう形で県や町とよく話し合うようにJTの方に話していただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  それでは、総合デフレ対策といいますか、金融再生プログラム等について伺いたいと思います。  昨日、案が、プログラムが発表されたわけですけれども、この総合対...全文を見る
○池田幹幸君 今度の総合対策の中で書いてあることを大体今言われたわけですが、短期的にはデフレ圧力高まるということをおっしゃいました。そうすると、今度の対策を見ますと、平成十六年度には主要行の不良債権比率を現状の半分程度に低下させるというふうに書いてあります。これがいわゆる不良債権...全文を見る
○池田幹幸君 どうも結局は、どうなるのかなという試算もなく、それに対する対策の方も、この程度でいいんじゃないかというふうなものとしか受け止められませんよね。  小泉内閣のやり方というのは全く、今度の総合対策見ても、私、ああまたかという感を強くしたんですけれども、午前中も出ておっ...全文を見る
○池田幹幸君 貸し渋り、貸しはがしというのは非常に激しくなっています。これまでもあったし、今もまた激しくなってきているんですね。そのことは、おととい、衆議院の財務金融委員会で我が党の吉井英勝議員がその具体的事例を挙げて質問しております。  そのときにきちんとしたお答えがなかった...全文を見る
○池田幹幸君 どうも答弁聞いていると、何か血が通っていないなという気がするんですね。何か制度の問題、枠組みの問題、確かにそれはあります。それでもって解決できておればいいですよ、そうじゃないでしょう。そういう枠組みがあるけれども現実にこういう問題が起きていると。個別問題に対応しない...全文を見る
○池田幹幸君 我々が具体的にこういう問題が生じているんだということを持ち出してやっている。あなたも例えばやるべきことをやっていると言いたいんでしょう。午前中もUFJとあさひに業務改善命令出したというようなことも言っていました。しかし、それ出して、まだ計画を出させるだけでしょう。ど...全文を見る
11月14日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  どうもお三方、ありがとうございます。  まず、RCC、鬼追参考人に伺いたいと思うんですが、昨年来、RCCは企業の再生、これを第三の柱として位置付けて、再生マインドということで取り組んでこられたわけなんですが、今度新しい制度が出ました...全文を見る
○池田幹幸君 実態がどう動くかということをもう少し見ないといけないなという気がしているんですがね。  更にちょっと伺いたいんですが、再生させるということになるわけですけれども、この作業というのは大変な作業なんですよね。今も二千数百名で、のうち百数十名ですか、再生部門でですね、と...全文を見る
○池田幹幸君 結局、三年から五年ということで縛られてやってきましたね。それを加速するということになると、当然助かるものも助からなくなるということになるだろうと思うので、今の鬼追参考人の判断では、そこにある程度弾力的にやっていくということのように聞こえたんですが、それはそれでいいだ...全文を見る
○池田幹幸君 吉野参考人と深尾参考人に伺いたいんですが、大方伺いたいなと思っていることはもう既に大体聞かれて、マクロの話は大体終わったなという感じがしますので、少ししたいと思うんですけれども、それでもやはりなお伺っておきたいのは、お二人とも要するに、今の政府のやり方で、不良債権の...全文を見る
○池田幹幸君 先ほどの浜田委員の質問で理解したんですが、私も、最初伺ったときには、深尾委員のはもう金融政策一本やりかなというふうに伺ったんですが、そうじゃないということ、それはある程度理解しました。  ところで、不況下でデフレが進行しているというところが今問題なんですよね。景気...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
11月19日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  議員立法三法の質問に入る前に一言申し上げたいと思うんです。  御承知のとおり、私たち日本共産党、私自身が提案者でございますけれども、本国会に地域金融活性化法を提案しております。一日も早く委員会に付託していただくようお願いしてきたとこ...全文を見る
○池田幹幸君 一般論で、そういうことがあればとかいう答弁だったんですが、衆議院の議論というのは当然金融庁知っていると思うんです。衆議院で我が党の議員が取り上げました。この問題を出しました。参考人として寺西頭取参加していただきました。そこでUFJの寺西頭取は何と言っているかといいま...全文を見る
○池田幹幸君 そういう形できちんとした、ほかの銀行についても検査をしていただきたいと思うんですね。参考人としての答弁ですから、そういう持って回った言い方しているけれども、悪かったということですよ。だから見直すということなんですから、それをほかの銀行でも、私はここの前回委員会でもや...全文を見る
○池田幹幸君 やっぱりきちんとした指標という点では、結局は健全性とか自己資本比率といったことで見ていこうということになっています。その地域への貢献度という点ではないんですよね。  そこで、櫻井委員にお伺いしたいんですけれども、中小企業をともかく地域でもう支えてきておる信用金庫、...全文を見る
○池田幹幸君 ありがとうございました。  そこで、引き続き伺いますが、苦情処理等の問題についてちょっと伺いたいと思うんですね。まず、金融庁に伺いたいんです。  前回委員会でも私ここで問題にしたんですけれども、竹中大臣にお伺いしました。金融再生プログラムでホットラインを設けると...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど紹介した私どもの地域金融活性化法では、都道府県に置かれる地域金融活性化委員会、そこの中で苦情処理等もやっていこうという仕組みを作っているんですけれども、櫻井委員に伺うんですけれども、先ほど紹介した中小企業家同友会の日本経済危機打開のための緊急政策提言というのが...全文を見る
○池田幹幸君 金融機関の場合は、一般の事業者に比べてやはり特殊、高度な公共性があるわけですから、私は、そういった意味では、こういった法律の中でそういったものを組み込んでいくのがいいんじゃないかなというふうに思っております。  時間がありませんので、続いて銀行等株式保有問題につい...全文を見る
○池田幹幸君 結局、公的資金で株を買ってやろうということなんですが、銀行の株、どんどんどんどん安くなっているんですよね。今日の前場の引け値を見ても、大手銀行株、みずほホールディングス、UFJ、三菱東京、三井住友、りそな、りそなホールディングスですね、全部新安値を更新している、こう...全文を見る
11月22日第155回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、預金保険法改正案等三法案について、小泉総理に質問します。  政府は、十月三十日、本法案の政策的基礎となった改革加速のための総合対応策を発表しました。そこでは、不良債権処理を加速することにより、金融仲介機能の速やかな回復を図るとともに、資...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  難しい財政・金融ゼミナールの後で頭も大分疲れている状態なんですが、伺いたいと思います。  今度の法律は、独立行政法人通則法にのっとって独立行政法人化を図ろうという、こういう法律なんですが、御承知のとおり、私たちはこの通則法に...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ伺いますが、当時から三十年たって、この跡地についてはかなり市民やそれから大阪府民から親しまれる公園になっているわけですね。ところがその一方で、七九年には自然文化園の入園料が有料化されました。九二年には、財源不足を補うためとして、この自然文化園、また入場料金の...全文を見る
○池田幹幸君 そうであればいいんですが、今おっしゃったように効率性とか収益性を当然求めることになりますね、独立採算、独立行政法人になるわけですから。そのことを考えますと、最近の動きを見ると非常に懸念が高まるんです、逆に。  というのは、九六年、プールが営業休止になりました。九七...全文を見る
○池田幹幸君 そこには従来と同じように地元の市長、ここは吹田ですけれども、吹田の市長なんかが入るというふうなこともあるんですか。考えておられるんですか。
○池田幹幸君 それじゃ、ちょっと別の特殊法人、国民金融公庫の問題について伺いたいと思います。  資料を配付していただけますか。  国民生活金融公庫では、一九八六年以来、十六年間にわたって不当労働行為事件が争われております。この間、九五年には、東京都労働委員会で不当労働行為であ...全文を見る
○池田幹幸君 非常に古い話だということで覚えていないとおっしゃるんですが、問題は、二十五年にわたって賃金差別、昇格差別が続いて、現在もその状態があるということです、問題は。  もう既に定年退職された方もいるんです。まだ退職されていない方もいらっしゃる。古いとおっしゃるが、九五年...全文を見る
○池田幹幸君 それは違うんです。これは私申し上げましたように裁判に提出された書類なんです、証拠書類なんです。そして、この事実があったことについては公庫側も認めているんです。ただ、これは思想信条の調査ではないし、これに基づいて賃金差別したんじゃないんだと。賃金を、この労働組合の役員...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ、何もかも事実が本当になかったんだということであなたは全部逃げようとしておられるわけですが、古い話だといっても、九五年ということになりますと、尾崎総裁はもう既に、国民金融公庫ですね、当時、国民金融公庫のもう総裁になられている。なられたのはたしか九四年でした。...全文を見る
○池田幹幸君 これは裁判で不知であると言ったとおっしゃったけれども、労働組合カード、これを作成を命じてきたことは、これはもう事実でしょう。
○池田幹幸君 いやいや、私が伺っているのは、労働組合カード、私が見せたこれ、カード。この作成を指示したことは事実でしょうと。今もそれやっているんじゃないですか。
○池田幹幸君 最後の資料四、七ページ目ですけれども、これを見るとがらっと変わりまして、かなり組合役員から公庫が共産党だと判断するグループを追い出して良識派グループで固めていったという、その後ですね、五年ぐらい掛かってこれができましたということで出ているわけですけれども、そういうと...全文を見る
○池田幹幸君 そこで財務大臣に伺いたいんです。もう時間なくなりました。今お聞きのとおりのことを、確かに擦れ違いの面ありました。しかし、これはもう明らかに証拠として出ているし、決して労働組合の活動家ではない当時の人事課長までがこうやって証言をし、これは今日の資料の中にはありませんけ...全文を見る
○池田幹幸君 古い話とすれば、さっき言いましたように、そこの四半世紀前、七五年の時点で差別を受けた、不当な差別を受けたのがずっと今まで続いているんです、最後まで。今の問題なんです、これ。四半世紀前、民主主義がまだ後れていたなと思うころに起きた問題が、四半世紀後の今日にもそれが続い...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。     ─────────────
12月03日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
議事録を見る
○池田幹幸君 参考人の皆様、どうも御苦労さまです。  日本共産党の池田幹幸でございます。私も三点ほど伺いたいと思うんです。  まず、小泉内閣の方針として不良債権の早期最終処理ということがここ一年半にわたって続けられてきました。そして、今度また、不良債権の処理の加速政策というの...全文を見る
○池田幹幸君 貸し渋り、貸しはがしという嫌な言葉がまず普通に言われるような昨今なんですね。それで、大銀行、大手でそういうことがずっとやられておるということは当然なんですけれども、これ、最初、私、貸し渋り、貸しはがしということが銀行では新生銀行から始まってきたというように覚えておる...全文を見る
○池田幹幸君 地域金融機関としまして貸し渋り、貸しはがしというようなことをやれば、これは自らの存立基盤を崩していくわけですから、そんなことはないと信じたいわけですけれども、最近の「エコノミスト」を見ましても、地銀も例外ではない貸しはがしの苛烈とか、御存じと思いますけれども、そうい...全文を見る
○池田幹幸君 信用金庫に一つ、それから皆さんにサービス残業の件。
12月04日第155回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  今回の改正は、第百四十五国会の改正で設けられた弁士連名ポスターの選挙期間中の撤去義務の対象を、現在の都道府県議会の議員、知事又は市長選挙から、市会議員、町村議会議員、町村長の選...全文を見る
12月05日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
議事録を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  最初に預金保険法の改正について伺います。  ペイオフの実施を二年間延長するということになるわけですけれども、この延長する理由、延長しなかったら一体どういった不都合が起こるというふうに考えておられるのか、まず竹中大臣に伺います。
○池田幹幸君 今の経済情勢下でペイオフを実施するということは、こんなことは、そんな状況にはないということは我々も申し上げてきたところなんですね。  問題は、この二年間の延長なんですけれども、今お答えになったように、ペイオフは、十六年度の不良債権の処理の終結、それと併せてやるんだ...全文を見る
○池田幹幸君 金融再生プログラムが主要銀行向けのものだということは私も承知しています。そのことを知った上で今申し上げたのですが、竹中さん自身も、今、少し混同した形で答弁しておられるんじゃないかと思うんですが。そうしますと、今の答弁だと、中小金融機関向けの査定基準も厳しくしていくと...全文を見る
○池田幹幸君 要するに、ペイオフ実施延期を中小金融機関つぶしのてこにするといったようなことはないようにしていただきたいということを申し上げておきたいというふうに思います。それじゃ、その金融再生プログラムの問題について伺っていきたいと思うんですが、こう書いてあるんですね、平成十六年...全文を見る
○池田幹幸君 その不良債権ですけれども、処理しても処理しても増え続けてきたと、本会議でも私申し上げたんですが、今日の午前中の論議を聞いていると、三月とこの九月を比べると不良債権残高は減りましたと。確かに減っていますね。主要行で見ても、約十五・四兆円から十二・三兆円ですから、三・一...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと誤解して受け取られたと思うんですが、産業再生よりも景気対策が先だというふうなことを私言ったんじゃなしに、産業再生を言われたのは非常に結構ですと、そこまで言われたのなら景気対策という形で進んでいくべきだろうということを言ったんです。  それからもう一つ、私が...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、大臣の私的諮問機関というふうに解していいですね。
○池田幹幸君 結局、民間人を大臣が選んできて、その助言を求めると、こういうことですよね、簡単に言えば。そういう組織を作ると。そのやることは、今言われたようにモニタリング並びに特別支援金融機関についてウオッチして、そしてまずいところがあったらああすべきだこうすべきだという提言をする...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことだと、要するに、預金保険法に基づく公的資金を受け入れることになるその直前の金融といいますか、預金保険法による公的資金導入は、これは明確に破綻金融機関ですよね。破綻直前に至っているようなそういう金融機関というふうに解してその質問を続けたいと思うんですが、そ...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、このタスクフォースというのは、そういう特別支援金融機関に対して、先ほど言ったように、ともかく事業計画等々をチェックして、それがきちんとやられているかどうか見て、これはもう、すぐ措置を取らないといけないよということを大臣に進言してということで、金融庁の総...全文を見る
○池田幹幸君 助言を聞くだけですよということだけれども、しかし、まず、特別支援金融機関の話ばかり今強調されましたけれども、その前に、危機的状況でない平時、平時においてもちゃんと不良債権処理の目標、状況チェックという仕事もあるんですよね。それは一つ一つの銀行について情報を全部取り寄...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく、金融庁というのはあるわけですね。それで、今このタスクフォースがやろうとすることは金融庁の役人がやらなけりゃいかぬ仕事なんですよ。それをこんな頭を持ってきて、そこから指令するような、こんなやり方というのはこれ非常にまずい、本当にまずい。  正式の審議会でも...全文を見る
○池田幹幸君 そこでも専門家での討議なんですが、まあそれはいいでしょう。  それで、要するに、金融が危機的状態にない段階で公的資金を投入することができるかどうか検討する、これは一つですね。それからもう一つは、このプログラムの中に書かれているのは、「金融システムの安定に万全を期し...全文を見る
○池田幹幸君 この預金保険法改正で公的資金導入制度ができたとき、私はここで宮澤当時の大蔵大臣と議論したんですけれども、今、竹中大臣がおっしゃったと同じように、こんなことが起こっちゃ困るんだ、何十年に一度起きるか起きないか、そういったことに対応するためのそういった制度なんだというこ...全文を見る
○池田幹幸君 全然納得いきませんね。  そんなもの、あなた、今まで言ってきたことを次から次からと変えていっているんですよね。もうともかく、危機対応会議をやって、ちゃんと導入できる仕組みがあるわけですよ。その前に、危機的状況がある前、もうどう言い訳しようが危機的状況になる前に公的...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっとそれ、全部まとめて財務省関係も言っていただけるのかなと思っておったんですが、ちょっとこれ財務省には言っていなかったので仕方ないですね。  それは私の方から申し上げるしかなくなったんですが、資料をごらんください。これはトータル、ともかくやってみたんですけれど...全文を見る
○池田幹幸君 そうですよね。経済全体が悪いからそうだろうとだれしも想像するわけですが、経済産業省はこれをウオッチしていますか。
○池田幹幸君 そうですよね。株価だけをもって判断するなんて私もそう思っておりません。しかし、何で私この株価ということを言いますと、これはもうあなた方政府自身が言ってきたことなんですよね。要するに株価というのは市場の評価の一つなんだということを盛んに言ってこられた。だからこれを取り...全文を見る
○池田幹幸君 ROE。
○池田幹幸君 今、これをごらんになっていただいたように、三百九十四億円、大変な税金をまけてやっているんですよね。それで再生だ何だ言ってきたけれども、これほとんどは大企業ですよ、日本を代表するような企業がそういう形で認定を受けると。その認定の内容というのは、結局リストラだ、人減らし...全文を見る
○池田幹幸君 預金保険機構の下にRCCと並んで設置すると、まずそういうことですね。  非メーンの銀行から債権を買い取るということなんですが、再生の可能性ですね、再生の可能性のあるやつしか取り扱わないわけです。その再生の可能性のある判断、これはだれがやるかということも問題なんです...全文を見る
○池田幹幸君 再建計画があるか、それが合意されつつあるということならば、再生が可能だというふうにメーンバンクが判断している案件なら、メーンバンクは持ち込まないじゃありませんか。私はそう思いますよ。持ち込むというのは、相当困難なやつを持ち込むことになるだろうと。持ち込むのがメーンバ...全文を見る
○池田幹幸君 再建可能性の判断基準です。
○池田幹幸君 そうすると、もう持ち込まれた段階でスポンサーも先探して、その上で再生可能かどうかと決めるんですか。そんなばかなことないでしょう。  私がまず聞きたいのは、ここに、このプログラムに書いてある、それから総合対応策に書いてある中で読んでみますと、要するに、業界内での再編...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、そこで経済産業省に伺いたいんですが、これ全部、産業・事業分野が経済産業省の所管ということではないけれども、ほとんどが経済産業省の所管になってくるだろうと思うんですが、過剰供給のことなんです。  今さっき読み上げましたように、プログラムでは、「安易な企業再...全文を見る
○池田幹幸君 そうですか。  それはできれば大変なことだなと思いますよ。だけれども、もう経済は国際化しているわけですよ、自動車にしても鉄鋼にしてもあらゆる分野で。まず、供給過剰かどうかといったら世界的な分野で、スケールで見ないかぬでしょう。世界的なスケールで見て供給過剰、どの程...全文を見る
○池田幹幸君 それはそうでしょう。そんなことできっこないでしょうね。そんな、一つ一つの商品について量はどれぐらいなんて、こんなことできるはずないですよ。ソ連が失敗したんだ、これで見事に。そうでしょう。  このできないこと、できそうもないことをこんな法律に書き込んで、あたかもでき...全文を見る
○池田幹幸君 私はもう全然そんなの理解できませんが。  ただ、これを各省庁にその基準を作ってくださいといって要請したのは竹中大臣でしょう。あなた、どういうつもりでそれ要請したんですか。
○池田幹幸君 我々がずっと言ってきたことについて、今、竹中大臣が言われたことと一致する部分も大分あったんです。ともかく競争社会だということで、一社だけが賃上げをやったり、あるいは大幅な労働時間短縮やったり、これはできないよと、用意ドンでやらないとと、それをアレンジするのが政治だと...全文を見る
○池田幹幸君 それならそれでいいですけれども、ともかく、さっき言ったことについては指摘しておきたいと思うんですね。金融庁が所管できないだろうということは私もそう思いますよ、全然そんな、所管外になりますからね。そうだとすると、預金保険機構の下に作ったこと自身がまたおかしくなるという...全文を見る
12月11日第155回国会 参議院 本会議 第13号
議事録を見る
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、預金保険法等一部改正法案及び金融機関等の組織再編成特別措置法案に反対する討論を行います。  小泉内閣は、金融再生プログラムと改革加速のための総合対応策、いわゆる総合デフレ対策を打ち出しました。本二法案はその中に位置付けられたものでありま...全文を見る