池田幹幸

いけだかんこう



当選回数回

池田幹幸の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第156回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  産業再生機構について伺いたいと思うんです。  昨年来、いわゆる総合デフレ対策あるいは金融再生プログラム、これの中でこの産業再生機構については打ち上げてこられたわけですが、いよいよ今国会に法案を出されました。  そこで、谷垣...全文を見る
○池田幹幸君 我が国産業の再生と信用秩序の維持ということで非常に壮大な目的なんですが、これをやるためにこの産業再生機構関連で公的資金はどれだけ使うことになっておりますか。
○池田幹幸君 産業の再生とか信用秩序の維持、これは現下の経済情勢で極めて重大だということはこれはだれも否定しないことだと思うんですね。問題は、じゃそのために何をするかなんです。そのために国民の税金をどういう形で使うのかということ、これが非常に重要な問題になってまいります。  こ...全文を見る
○池田幹幸君 中小企業が大事だということを、このことを私もこの質問の中でやるつもりなんですがね。  今おっしゃった、救済の対象となる有用な資源を有しながら債務を抱えている企業、これは大企業であり、中小企業であります、それは。しかし問題は、この救済の対象となるその企業、これが、後...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと、そこかみ合わないんですがね。そのことを何も否定していません。ただ、それをやるに当たって、今度の法律でやっていきますと、それだけ大きな影響力がなければ支援決定しないという、そういう仕組みになっているんじゃありませんか。
○池田幹幸君 それじゃ、具体的な形で見ていきたいと思うんですけれどもね。  私は、この法案でいきますと、産業再生に影響を与えるとか信用秩序に影響を与える、その一企業の再生がですよ、そういったものはもう事実上は大企業に限られていかざるを得ないだろうと思うんです。そこで具体的にお聞...全文を見る
○池田幹幸君 法案の第一条の中に書いてあるのは、先ほど大臣もちょっと触れられたんですけれども、非常に大事なことがあるんですよね。過剰供給の問題です。わざわざ書いてあるんですね、これ。「過剰供給構造その他の当該事業者の属する事業分野の実態を考慮しつつ、」という、これが支援決定する際...全文を見る
○池田幹幸君 これは、金融再生プログラムの中でこのことについては最初決められたわけですよね。そこの中では、「過剰供給問題や過剰債務問題に正面から取り組むべく、産業・事業分野が供給過剰になっているかどうか等について政府としての指針・考え方をまとめる」、そして、「安易な企業再生に政府...全文を見る
○池田幹幸君 過剰供給構造を客観的な基準で見ていくと、これはできるでしょうね。  しかし、今おっしゃったやつについて見てみますと、お答えいただいた先ほどの詳しい話は全部国内の基準なんですね。回転率だ何だかんだ言われましたけれども、全部国内です。しかし、供給構造というのは今やもう...全文を見る
○池田幹幸君 その点では意見食い違わないんです。正に総合的にそういうことは測れます。過剰だということは分かります。  しかし、この法律では、その一企業が、その過剰な事業分野に属している一企業が再生計画に従ってあるいは設備の削減等々をやります、そのことが我が国産業再生に役立つかど...全文を見る
○池田幹幸君 供給過剰というのは一事業分野でのことですよね、事業分野でのことです。ですから、おっしゃるとおりなんだけれども、しかし巨大企業であれば非常に大きな影響を与えるからそんなのすぐ言えるけれども、中小企業の場合だったらそんなものはもう全然影響を与えませんよね。そういうふうな...全文を見る
○池田幹幸君 結局、数値基準はなかなか示せないということをお認めになったと思うんですが。だとすると、結局、できないことをできるかのようにやっていくということにならざるを得ない、結局、数値基準出せないんだから。そういたしますと、こういう基準ということで無理やり作ることは作るわけです...全文を見る
○池田幹幸君 あと、私、買取り価格等々についても質問したいと思っていたんですけれども、だんだん時間が迫ってまいりましたので、ちょっと順序を変えまして、今ちょうど話が出て、ほかにも再生の方の努力がやられておる云々かんぬんの話がありましたので、そこのところにひとつ移っていきたいと思う...全文を見る
○池田幹幸君 私の方でちょっと調べてみたんです。  そうしますと、昨年十二月、更に進みまして十二月半ばになりますと、産業再生法の認定企業は約二百社になっています。大体、経済産業省所管が百七十五で金融庁所管が十五、あとはその他という感じになっておりますね。それが大体二百社で四百億...全文を見る
○池田幹幸君 計画期間中と言ったって、あなた、もうこの三月ですよ。もうすぐじゃないですか、一か月ちょっとの後。こんなもの、去年マイナス二〇・六、達成できないのははっきりしているじゃありませんか。  それでは伺いますが、これ、達成できなかったら、この百四十二億円の減税、これを返し...全文を見る
○池田幹幸君 いや、そんなものは返させないんでしょう。法律上は返せないんじゃないですか、平沼大臣。
○池田幹幸君 ということは、竹中大臣、金融庁が特別検査をやって、引当金もっと積みなさいというふうな指導をすることになるわけだから、この百四十二億円は達成できなくても私のところでは返せとは言いませんと、こういうことですよね。
○池田幹幸君 結局、答えないということでしょう、答えられないということですから。  それで、谷垣大臣、結局、今お聞きのように、法律の仕組み上は達成しなくても返さなくていいと。そういうこともあるから、全然追跡調査もしていないんですよ、追跡調査も。十二月に私が話した後でも、結局ここ...全文を見る
○池田幹幸君 ということでなければいけないということを申し上げて、質問を終わります。
03月14日第156回国会 参議院 本会議 第9号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、所得税法等改正案及び公債特例法案について塩川財務大臣に質問します。  小泉内閣は、構造改革なくして景気回復なしのスローガンの下、国民に痛みを押し付け、我慢を強い続けて二年近くになろうとしていますが、この小泉流構造改革によって日本経済と国...全文を見る
03月20日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  私も浜田委員と同じ問題意識で竹中大臣に伺いたいと思うんですが、その前にちょっと大阪証券取引所の問題について一点、ちょっと伺っておきたいと思うんです。  周知のとおり、昨年来、金融庁は大阪証券取引所に検査に入っています。昨日の日経新聞...全文を見る
○池田幹幸君 いや、個別の問題ではありますが、検査続行中にその当該事件に関与した人間を首切っちゃうと、検査続行できないでしょう、検査局は。そのことを言っている。
○池田幹幸君 これ、そんなことを言っていたんでは、何のために証券の民主化であるとか、透明性を高めるだとか、公正性を確保するだとか言ってくる意味がないじゃないですか。一般論としてもおかしいじゃないですか、検査中にこんなことやっちゃったら。そのことを私は伺っているんですよ。
○池田幹幸君 私の言っている意味はお分かりになっているんですかね。監督局長も見えているからそちらの方から話していただいてもいいんですがね。  これは、本当かなと思って、私、大証に問い合わせてみました。照会してみました。事実でした。実際もう既に懲戒通知、懲戒処分通知が出されている...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、これだけは伺っておきましょう。新聞にも出た。金融庁も知った。昨日私も指摘をしました。調べるべきだと言いました。実際こういうことが起こっているのかということについての調査ぐらいはしたんですか。
○池田幹幸君 そんなこと言っていたんでは、本当に何のための検査をやっているのかと。検査やっている最中にその受検者がこんな行動を起こしていると。一般的に言ってこういう行為は許されないんだと、そういった立場を表明する必要があるんじゃないですか。受検者がこんな行動起こしちゃ駄目だと。そ...全文を見る
○池田幹幸君 事実検査の件、実際これはもう報道されて、私自身、ちょっともう電話一本掛けたらすぐ分かった。もう通知が出しているということについて、その通知書のコピーまで私もらいましたよ、もう既に。あなた持っていますか、それ。持っていますか。そんなことすらやらないでしょう、あなたは。...全文を見る
○池田幹幸君 厳正な検査がやられるべきだと、そのとおりだと思います。それをやる上にも、このような妨害行為が起これば直ちにそれを阻止するといった気構えがなければいかぬ。万一そういうことがあれば、そういったことについては、妨害行為が行われるようなことがあればちゃんと措置するんだと、そ...全文を見る
○池田幹幸君 それじゃ、新生銀行の問題について伺いたいと思います。  米投資ファンドのリップルウッドが十億円で新生銀行を買い取ったと。それから三年がたちました。二月末で瑕疵担保特約の最後の基準日が過ぎたわけですね。投資ファンドに買収されました新生銀行が一体日本の金融界に何をもた...全文を見る
○池田幹幸君 二百六十八件ですか。
○池田幹幸君 さっきお話があったように、債権が二割以上毀損した場合に買い戻すということになっているわけですけれども、そうすると、六千二百五十億の二割、少なくとも二割は新たな国民負担となるというふうに考えられますですね。
○池田幹幸君 RCCに送って、言わば別の言葉で言えば一時塩漬けにされるといいますかね、そういったものだというふうに思うんですが。  瑕疵担保特約による買戻し請求があったもののうち、預金保険機構がそれは駄目だと、そんなもの買戻し条件に合わないということで同意しなかった、拒絶したと...全文を見る
○池田幹幸君 お配りした資料、お配りしていますね、資料の一を見ていただきたいんですが、これはごらんのとおり新生銀行の内部文書なんです。対外厳秘という形で書かれておりますですが、昨年秋の、法人戦略本部というのがあるんですが、その戦略本部の会議で配付されたものなんです。  これによ...全文を見る
○池田幹幸君 拒絶するということは、少なくとももう買い戻してRCCに回すんじゃないんだと、少なくともこれもう少し面倒見るべきじゃないかという精神があるからこそ拒絶するんだと思うんですね。すぐあなたのところだけで回収しなさいということじゃないと私は思いますよ。事実、この文書をごらん...全文を見る
○池田幹幸君 そうですよね。そうしますと、瑕疵担保特約で買い戻すと。買い戻した債権の価値が、時がたって下がれば下がるほど国民負担が増えるわけです。それであっちゃいかぬということもあって、当時の説明なんですが、こういう説明していましたね。原則三年間保有し続けてくれ、その間は急激な回...全文を見る
○池田幹幸君 後で伺おうと思っておった株式売買契約第十一条のことについて触れられたわけですけれども、これについてはちょっと時間が余りありませんのでちょっとおいておきたいと思います。  ともかく、拒否をしてもすぐ回収に回すということではないんだという、そういう解釈をしておられるよ...全文を見る
○池田幹幸君 これは当たり前ですよね、良い取引先大事にすると。だけれども、一時的に経営おかしくなってきていると、そういうところを援助して経営を安定させるために協力するのが銀行の役目でもあるんですよ。危なくなったらすぐ回収に入ると。不良債権に自らランク付けしていない要注意先、そうい...全文を見る
03月24日第156回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今日は、物づくりの問題について経済産業大臣に伺いたいと思います。  近年、我が国の物づくり基盤の脆弱化、弱体化といったことが懸念されておるんですが、経済産業省におかれても、物づくり白書というものを出していろいろ分析しておられ...全文を見る
○池田幹幸君 非常に総合的にお答えいただきまして、後でいろいろ伺いたいなと思っていたことも大分カットできていいなと思うんですが、そこで製造業を、今お話にありましたように製造業の中の下請というのが非常に今深刻になって、それが地域経済の基盤を崩しているというお話だったんですが、その製...全文を見る
○池田幹幸君 今、受注量のお話あったんですが、受注単価もやはり一九九二年以来ずっと下がり続け、対前年同月比で下がり続けているわけですね。ということは、もう毎月毎月ずっと受注単価下がりっぱなし、受注量も下がりっぱなしですから、量、受注量が下がって受注単価が落ちているんですから下請の...全文を見る
○池田幹幸君 その全体、マクロの話言われたんですけれども、大企業ですね、上場企業についてこれ日経新聞が大体毎年集計調査をまとめるわけなんですが、この三月九日付け見てみますと、上場企業が七割増益確保するだろうと、この三月期決算ですね。これがリストラが寄与していると。人員削減や事業再...全文を見る
○池田幹幸君 私もそう思うんですね。こういった事態、新聞などでは、V字回復勝者は一部とか、V字増益民富まずと、国民は豊かにならないといった見出しで伝えているわけなんですけれども、結局、大企業のV字回復は日本経済の国民経済レベルで見ると余り良くはないと、貢献はしていないというふうに...全文を見る
○池田幹幸君 三人のうちの二人が自動車メーカーのトップなんですが、この二人の表彰、このお二人の表彰理由はどういうものなんでしょうか。
○池田幹幸君 先ほどのV字回復の中でも自動車メーカーというのはそのうちの代表でして、特にリストラ型の業績回復の代表、電機業界と並んで、並んでおります。  自動車の経常利益は三二%増えたということなんですが、その自動車メーカーは結局リストラの優等生ということなわけですけれども、リ...全文を見る
○池田幹幸君 合成の誤謬、業界全体で見れば合成の誤謬の状態にある、そういうところにリストラを推進するということは、これは何が、どう見たっておかしな話だと思うんですが、具体的にそのことをちょっと見てみたいと思うんです。  これは資料一を見ていただきたいんですけれども、七〇年代以来...全文を見る
○池田幹幸君 大変な格差の拡大の仕方なんですね。それも毎年毎年格差が広がってきているということと、規模の小さい企業ほど格差が大きいという特徴がこれ出ているんですね。これはやっぱり下請いじめですよね。その激しさを示しているというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○池田幹幸君 具体的に日産を例に取って見てみたいと思うんですけれども、これ、日産のリストラ、ゴーン革命などと言われておりますけれども、日産の二〇〇〇年から始まった日産リバイバル・プランというのがあるんです。これは有名、業界では有名なんですけれども、これは一体どういうものですか。
○池田幹幸君 既に三年たっておりますが、その進捗状況はどうなっていますか。
○池田幹幸君 すごい回復なんですね。  それで、その購買コストの二〇%削減というやつを、三年で二〇%と言われたのが二年で達成しちゃった。それから、二万一千人削減といったのが二万二千九百人も、オーバーして削減したということで達成していっているんですが、これ、営業利益で、二年間で合...全文を見る
○池田幹幸君 結局、内部留保を全部吐き出すとか、いろいろ身を削るということもやりました。  それで、結局、リバイバル・プランによる営業利益増加は、すべて購買コストの削減とそれから人件費の削減、これがもう柱なんです。これはもうゴーン社長自身がこれ言っているんですけれども。  結...全文を見る
○池田幹幸君 その厳しさが下請に対しては大変な、厳しいという言葉では済まない、もう命にかかわる問題として出てきているわけですよね。そこをひとつ見ていかなけりゃいかぬと思うんです。  要するに、購買コストの削減というのは下請単価をどんどんどんどん下げるというやり方でやっているわけ...全文を見る
○池田幹幸君 ただ、このメーカー、先ほどの紹介した会社の社長さん、言っているんですが、日産のゴーン社長は思い切ったリストラを断行して確かに一時的に大きな利益を生んだ、そして日産の歴史にその名を刻むでしょうと。ただ、下請との関係など、長い目で見て果たしてそれでよいのかと言っているん...全文を見る
○池田幹幸君 そういたしますと、このリストラを進めたゴーン氏を表彰されたわけですけれども、模範だという形で。こんな物すごいリストラを模範にされたんじゃ困るんですが。  要するに、政府の政策としてはリストラ支援していますよね。特にこの日産グループとその協力会社で作っております日翔...全文を見る
○池田幹幸君 そんな少なくないでしょう。事前に連絡して経済産業省からいただいた数字でも十六件ってなっていますよ。
○池田幹幸君 日翔会というのがありまして、協力会を作っている。それを見ますと、大体十九件入っています。これはもうきちんと、経済産業省でも十六件といって連絡してきています。実際、その中の主な会社見ても、カルソニックカンセイとか日本精工とか鬼怒川ゴム、大変なリストラで有名な会社がずら...全文を見る
○池田幹幸君 一将功成りて万骨枯ると言いますけれども、企業は助かったけれども、日本、国民経済的にはマイナスになったという状況があるんだということを私は強調したいと思うんです。やっぱりV字回復が国民経済の回復には役立っていないという、最初に申し上げたそのことがあります。結局、大企業...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸です。  今日は、竹中大臣、内閣委員会と重なっておりまして、時間、御無理いただきましてありがとうございます。それで、短時間でということですので、竹中大臣の件について、金融問題について先にちょっと時間をいただきたいと思うんです...全文を見る
○池田幹幸君 だから、銀行のガバナンス発揮してもらいたいというのであれば、その実態がどうであるかということを知った場合には、やりようもないんだという形じゃなしに、きちんと調査をなさったらいいんですよね。私、この文書あるってお示ししました、あれ間違いないですから、四月二十六日付け文...全文を見る
○池田幹幸君 健全化計画を出させて、実際どういった姿勢で銀行がやっているのかということをこれはもう金融庁として調べようがないんであれば、指導のしようもないんであれば、健全化計画出す意義すらなくなってきますよ。そんなことじゃ駄目ですよ。ちゃんときちんと、こういうことがやられているん...全文を見る
○池田幹幸君 どうも大臣ありがとうございました。  それじゃ、税法に入りますが、消費税問題について、私、今日は伺いたいと思います。  改正案では、消費税の中小企業特例、これを大幅縮小するということになっております。そもそも、中小企業特例というのを法律に定めたということについて...全文を見る
○池田幹幸君 財務大臣に伺いますけれども、このごろ、そういたしますと、この中小企業特例縮小するということについては、そもそも導入時の事情が変化したと。つまり、小零細企業に対する、小零細企業の納税事務負担、これについては余りもう考慮しなくてもよくなったというお考えですか。
○池田幹幸君 簡易課税制度も五千万ということに縮めるわけですよね。そこまでこうやると、三千万から一千万。  私、言いたいのは、その部分の納税者にとって事務負担というのは、これはもう大した問題じゃないということですか。
○池田幹幸君 簡易課税の問題、ちょっとおくにして。  三千万から一千万、免税点引下げを中心にちょっと伺いたいんですが、中小企業四団体、日本商工会議所等四団体から要望書が政府に対して出されておることは周知のとおりなんですが、そこでは明確にこう言っているんですね。  要するに、納...全文を見る
○池田幹幸君 その中小業者の団体、中小企業四団体がもうこれじゃもう税負担に堪えられなくなるんだと言っているんですからね。それをもっと重く受け止めないかぬし、透明性の問題についてはまた後からちょっと伺いたいと思いますが、引き続き免税点の引下げについてなんですが、これは経済産業省がア...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと私の聞いたこと以外のことで随分いろいろとお話しになったわけですがね。その六割の問題についても私、後で質問します。そのことはそれで置いておいて。  私伺ったのは、何でそういうことになっているかという理由なんですね。それはある程度言われたけれども、要するに、つ...全文を見る
○池田幹幸君 そんな、もう通っちゃってからどうするこうするじゃ駄目なんで、今これ審議していて、これ駄目だと、我々は反対だという立場から質問しているんですからね。通してしまってからどうしましょうという話じゃないんですよね。それはまず考えていただきたいと思いますが。  それで、こう...全文を見る
○池田幹幸君 そのとおりなんですよね。正にそのとおりなんです。ここのところが大事なところなんですね。  そうしますと、消費税の場合、売上げが伸びないと、景気が悪くて。そこで、売上げが落ちている中で、消費税が転嫁できないと、消費税も自己負担している。こういう実態が今の状態を悪くし...全文を見る
○池田幹幸君 どこかに消えちゃったんじゃないかという益税の問題の解消だと言われました。これは、そういう考え方があると大変なんですよ。  これはひとつ今日の資料の三、四を見ていただきたいんですがね。これは東京国税局と税務署が、これは二〇〇〇年ですね、九九年から二〇〇〇年三月にかけ...全文を見る
○池田幹幸君 理論的に益税があっても、その益税なんてもう本当ないんだと、もう損税だって言っているんです、最初申し上げましたように。それが実態なんですよね。  そこへもってきて、これもうやめたでしょうとおっしゃるけれども、最近のコマーシャルというのは、テレビのコマーシャル、一応ス...全文を見る
○池田幹幸君 はい。
○池田幹幸君 本当に、さっき申し上げましたように実態を知らない方々、消費税、業者の方々が払いたくても払えないといった実態にあるんだということを知らない方々のために、こんなことは許せない。特にこの写真は念が入っていまして、野菜のかごを抱えているんですね。八百屋さんですよ。本当に日常...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、今度、免税点引下げによる増収見込みが三千二百億円ということになっておるわけですが、これは間違いないですね。そうしますと、この三千二百億円というのは消費税収の約三%に相当するわけです。  大臣、伺いたいんですが、六割から四割に減るという形で相当納税、課...全文を見る
○池田幹幸君 その政治判断は逆でなけりゃいかぬと思いますよ。ともかく、百三十六万の言ってみれば消費税滞納候補者が増えるわけですよ。要するに、通産省、あ、失礼、経済産業省のアンケート、先ほどのアンケートでは、要するに売上げの低ければ低いほど、売上げの少ない階級ほどともかく転嫁できな...全文を見る
○池田幹幸君 そこのところのいろいろ議論あるんですが、結果的には付加価値に税を掛けることになるじゃありませんか、累積排除して前段階控除してやると。計算の仕方として、売上げに対する税率を掛けるやり方で計算するんですよという話ですからね。要するに、消費税、付加価値税ですから、消費税と...全文を見る
○池田幹幸君 だから、前段階控除するのは当然、控除は納税義務者である業者の権利ですよ。こんなことはもうさっきも言っているんで、元へ戻さないでいただきたいんですけれども。  要するに、三十条七項というのは、帳簿とか請求書等を保存しない場合には、いわゆる「当該保存がない課税仕入れ又...全文を見る
○池田幹幸君 だから、それは、私の方からそれは申し上げたんです。それ以外の理由はないなということを質問しているんですよ。
○池田幹幸君 それは技術的な問題で、要するに保存していないということを理由とする以外にはないということだと思うんですね。  ところが、実際は違うんです。もっとほかの理由で否認されているんです。これは、こういうことが起こっているんですね。立会人がいるとか、立会人がいるといった等の...全文を見る
○池田幹幸君 売上げの方は推計すると、仕入れは推計しませんと。これは、これ自身おかしな話で、法律上はその整合性があるんだとお考えでしょうけれども、国民の目から見たらおかしいじゃないかと。これはもう少し後でやる、もう一回あれしますけれども、先に申し上げておきますが、要するに、仕入れ...全文を見る
○池田幹幸君 私、申し上げたように、保存という要件が満たされていないと、私はそれでもおかしいと思うけれども、それを一応認めたとしても、この三番目はやっぱりおかしい。  その事例を申し上げますよ。今大臣言われたように、それだけ努力しておればまあまあそれでも許されるかなという考えも...全文を見る
○池田幹幸君 その個別的にやるのも大事ですが、私が一番ここで問題にしているのはこの指導ですよ、国税庁の。こんな指導があるから、協力的か協力的でないかという権限を持たされた調査官が、例の立会人問題となれば過去いろいろな問題はあります、いろいろ説があるわけで、それはあるでしょうが、立...全文を見る
○池田幹幸君 そういうことであれば、やっぱり踏み込んで、過去にこうやった指導をしたのについては、これはもうやめようというところまでやっぱりやるべきだろうと思うんです。小林副大臣がそういうお答えになっても、具体的には結局何もされなかったと。ある程度言葉の上ではそうおっしゃったとして...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、終わります。
03月26日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇三年度公債特例法案、所得税法等一部改正案及び民主党提出の修正案の三案に対する反対討論を行います。  最初に、公債特例法案について反対の理由を述べます。  来年度の赤字国債発行額は、当初予算としては過去最高の三十兆二百五十億円とな...全文を見る
03月27日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  私は、先ほど勝木議員の質問の中にありました港湾の二十四時間フルオープン化の問題について伺いたいと思います。  税関は、セブンデーズ・オープン・トライアルと銘打って、税関の執務時間外における通関体制の試行ということを昨年の十月十五日か...全文を見る
○池田幹幸君 大まかに言ってうまいこといったと、大体うまくいったのでこれから実施していく方向で検討しようかということになっているんだということなんですが。  それで、たしか中間報告を見ますと、そういう結論を導き出すようなそういった表現が確かにありますですね。これでは、一月の中間...全文を見る
○池田幹幸君 その評判がいいということについては、私は実際、税関の方で出しておられる文書について後で見ていきたいと思いますけれども、今日は余り時間ありませんのでこれ全部やっていくわけにはいきませんけれども、それは後で見たいと思います。  その前に、こういう結論を下すに至ったこの...全文を見る
○池田幹幸君 いや、これトライアルとして比べるならば、トライアルとして特別通関班を作ってやったわけですから、特別通関班がやった件数が前年と比べてどうなんだというふうに比べないとおかしいじゃないですか、そうでしょう。今までだってちゃんと臨時でやっているわけですから。それがこういうこ...全文を見る
○池田幹幸君 私は、この結果を見ますと、三月三十一日までの結果ももう一回見ないといかぬと思いますが、この中間報告のそれを見ると、むしろ、二十四時間フルオープン化というのが本当に必要なのかと、それに疑問が投げ掛けられているというふうに思うんですね。  これ要求したのは、評判がいい...全文を見る
○池田幹幸君 大臣の方は答弁なさらずに、不規則発言で考え方が全く違うと言っておられたんで、そのことについては後で伺いますがね。  何のためのデータ収集ですか。出ている数字をあたかもたくさん利用者が、希望者があるかのように、あるいは利用者があるかのように分析して、それで必要なんだ...全文を見る
○池田幹幸君 これはちょっと話がまた違う問題に発展しているんですよ。恐らく大臣は、これはハブ港湾のことを言っておられるんですね、ハブ港湾のことを。  確かに、この八つについてはハブ港湾的役割を果たしている港ですよ。しかし、もしハブ港湾としての役割ということでいうならば、通関云々...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今日、リレーションシップバンキングのことについて伺う前に、今朝の読売で非常に大きな報道をされております大阪証券取引所問題について一言だけ伺っておきたいと思います。  中身は、私がもうこれまでずっと取り上げてきたことがそのまま...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、総務企画局長に伺いたいんですが、今、大阪証券取引所はこういった問題でごたごたごたごたあることによって上場企業がどんどんどんどん撤退しているんですね、昨年から八十幾つに上るという状況になってきていますから。そういった点では、より健全な形に一日も早く立ち戻らせると...全文を見る
○池田幹幸君 そういった現状を考えて、やっぱり検査は急ぐべきじゃないかなというふうに思います。  それじゃ、リレーションシップバンキングのことについて伺います。  地域金融に関しましては、私ども、昨年から地域金融活性化法案というのを本院に提出させていただいております。その中身...全文を見る
○池田幹幸君 そのとおりだと思うんですね。  そこで、主要行に対する、主要行の中小企業向け貸付けですね、それに対しては、じゃどうするんだという問題ありますけれども、主要行の貸付けの場合には、ここの報告書で言っておりますリレーションシップバンキングではなしにトランザクションバンキ...全文を見る
○池田幹幸君 主要銀行ということです。
○池田幹幸君 そこで、報告の出た方向、その報告を踏まえてリレーションシップバンキングを出したというふうに書いてあるんですが、問題は、リレーションシップバンキングという考え方、私たちの地域金融活性化法案といいますか、そういった方向の考え方にきちんとした形でアクションプログラムとして...全文を見る
○池田幹幸君 そうしますと、地域の多様性というものに根差していろいろやりますということなんですが、そうすると、ここにも書いてあるように、「その内容が中小企業の実態により即したものとなるよう改訂する。」ということも書いてあるんですね。いわゆる金融検査マニュアルのことです。そういう方...全文を見る
○池田幹幸君 私も読んだ上でやっていますから、よくそこのところは承知しているんですがね。  そこで、検査・監督のことについて伺っているんですよ。検査・監督という点で、今、竹中さんは、それをやった上で、地域によって法律の適用が変わってくるものではないとおっしゃったけれども、それは...全文を見る
○池田幹幸君 何かすれ違いのように思えるんですがね。私が言っているのは、検査マニュアル別冊については改訂していくというんだけれども、その改訂の方向は、あなた方が言うリレーションシップバンキングという考え方に沿って、それを満足する方向でやっていくんですよということでしょう、これは。...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと時間、擦れ違うので、次へ進みますけれども、何か違う感じがするんだけれども、まあいいや。  それで、地域貢献に関する情報開示等といったところでの問題について、時間がなくなってきたのでまとめて聞きますが、これの考え方は、要するに、金融機関にこうやってください、...全文を見る
○池田幹幸君 先ほど大臣も、何でここまで手取り足取りやらにゃいかぬのかというふうな意見もあるというふうに言っていましたけれども、やっぱりそれをやらなければいけない実態だという判断でやったわけでしょうね。  それを考えますと、程度はもっとひどいんですよね。実際、苦情が来ると、苦情...全文を見る
○池田幹幸君 そこで、ある人の事例なんですが、これは五十万円借りた方なんですが、年収三百万、住宅ローン毎月十二万払っているわけです。その他に三百五十万の借金があるという方なんですね。  それで、せっぱ詰まって借りに行った。これが三月十日。三月十日というのは要するにサラ金の支払日...全文を見る
○池田幹幸君 それで、このカードローンですね、金利一八%ですよ、一八%。そのうちの九%は保証料です、信販会社の。九%はこの信金のもうけ。これ、もし返済不能になったら、信販会社、保証会社が保証してくれるから信金はこれノーリスクですよ。ノーリスク・ハイリターンで非常にうまみのある仕事...全文を見る
○池田幹幸君 委員長、一言だけ。  これ、法令違反であるかないかじゃないんですよ。あなた、リレーションシップバンキングだと言っているね。そう言うんだったらば、それに合った方向での中小、信用金庫や信用組合の在り方というものに立ってほしいと考えなければいかぬ。そうすると、その立場に...全文を見る
04月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  二法について質問いたします。  酒類の小売免許制度というのは、酒類がアルコール飲料であるという、そういった特性を持っているということと、それから課税物資だという、こういったところから設けられたもので、私どもは、日本共産党は、この免許...全文を見る
○池田幹幸君 大変な勢いでつぶれていっているということは既に先ほどの答弁でもありましたし、大臣の先ほどの答弁でも後継ぎがいないんだというお話もありました。この後継ぎがいないという話も、私、懇談会の中で聞かされました。要するに、もう子供にはこんなもの継がせられないんだというんですよ...全文を見る
○池田幹幸君 ともかく、そういったところで今回の法改正も出されたわけですから、酒屋さんを守っていこうという立場から何らかの方向で改善していかなければいかぬわけです。  また、政府提案でも販売管理人というものを設けるということでやられているわけなんですが、それじゃ、この販売管理人...全文を見る
○池田幹幸君 そんなことを聞いているんじゃないんですよね。私は政治的な態度を聞いているんですよ。こんな土壌を片っ方で作りながらこれをやろうとしても無理でしょうが。そんな幾ら、ごちょごちょごちょごちょ答弁したけれども、そんなことを言ったって駄目なんですよ。全く、これ、大臣にも、それ...全文を見る
○池田幹幸君 それで、法案によりますと、緊急調整地域の指定、これを受けるためには、過半数の販売場が経営改善計画を作成しているということが一つの条件ですよね。それから、それを作成して税務署に提出しなければならないと、こうなっています。  そうしますと、この作業というのはそう簡単じ...全文を見る
○池田幹幸君 それで、税務署がこの指定をするわけですね、税務署長が。それで、その際、これは常に税務署長がウオッチしているわけじゃありません。やっぱり業者の方から訴えがあってやることになると思うんですね、指定地域、指定については。  その際に、小売酒販組合、当然これ訴えてくる一つ...全文を見る
○池田幹幸君 ということで、そういたしますと、酒販組合の方々とか一定の地域の酒屋さんが一致結束して計画書を作るとしますよね、経営改善計画を。それを持ってくると、持ってきたときに、例えば江戸川の場合は、北税務署管内の場合は酒屋さんの八割が組合員ですよ。そういった方々が持ってきたやつ...全文を見る
○池田幹幸君 本当にセーフガードとしての役割が果たせればそれにこしたことないんですけれども、なかなかこれ、今申し上げたように難しい面があるので、立法者の趣旨としてそういうことなんだということをきちっと言って、税務署長がちゃんと運用するようにという意味だということで理解したいと思う...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
04月24日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、保険業法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、生命保険契約者保護機構に対して破綻した生命保険会社の処理のために四千億円の政府補助ができる仕組み、すなわち国民に不当な負担を強いる仕組みが延長されるか...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今日は参考人の方々御苦労さまでございます。  今回のこの法改正なんですけれども、これは目的に明確に書いてあるんですが、要するに個人投資家の証券市場への参加を促進すると、そのためのインフラ整備だというふうに言われております。 ...全文を見る
○池田幹幸君 土田参考人に伺いますけれども、東京証券取引所で、その東京証券取引所の役員、職員等が証券会社に顧客を紹介するといったようなことはやっておられるでしょうか。
○池田幹幸君 重ねてちょっと土田参考人に伺いますが、紹介していないということは、紹介してはならないからだというふうに思うんですが、その理由について簡単にお話ししていただけますか。
○池田幹幸君 巽参考人に伺いたいと思うんですけれども、参考人は、先日の衆議院の財務金融委員会にも出席されて、そこで佐々木憲昭議員の質問にこう答えておられますね。「初め、野口から私に電話があって、顧客紹介というのがあったわけですけれども、それは電話番号と個人の名前だったと思います。...全文を見る
○池田幹幸君 参考人ね、私お伺いしたことにしっかりと答えていただきたいと思うんですが、あなたは、野口さんから八木さんを紹介されたということを証言されたんですね。紹介されたと、顧客紹介を受けたんだというふうにはっきりと答えているから、私、そのことについて伺っているんです。  そこ...全文を見る
○池田幹幸君 取引を開始した。
○池田幹幸君 大証の関連会社であるということを承知の上で。
○池田幹幸君 非常に極めて不穏当な発言です。これについては問題にしたいと思います。問題ありますね、あなたの態度は。  そこで、私は事実関係で押さえていきたいと思うんですが、紹介されたという、これはあたかも顧客紹介で知らない人を紹介されたように言うけれども、しかし、あなたは当時、...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと興奮しておっしゃられても困るんですが、私も一応調べてきているんですよ。あなた自身が、光世証券社史、これはあなたも関与して書かれたんでしょう。それの中にはっきり出ているじゃありませんか、あなたは。八木二郎さん、この人と一緒に何か新構想研究会というのをやってきた...全文を見る
○池田幹幸君 やったということを衆議院でも証言しておられる。  そうしますと、これ日本証券業協会のどこかの規則に協会員の内部管理責任者等に関する規則というのがある。その中で、内部管理統括責任者は、投資勧誘等の営業活動、顧客管理に関し、重大な事案が生じた場合には、速やかにその内容...全文を見る
○池田幹幸君 まとめます。  参考人、巽参考人、あなた私に対して極めて失礼なことを言ったことについては、後で私は、委員長、理事会で検討していただきたいと思います。  それはそれとして、あなた私の質問に答えていないんだけれども、結局、顧客を紹介された、これは取引所からじゃないで...全文を見る
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今回の証取法の改正は、午前中にも申し上げたんですけれども、要するに、個人投資家を市場に、市場参加を促進させるということを目的とすると明記されているわけですね。その際に、やっぱり証券市場に対する投資家の信頼をかち取るということが...全文を見る
○池田幹幸君 先日、衆議院でこの問題、同じような問題を取り上げられたんですが、そこで、おいでいただいている監視委員会の事務局長新原さんですね、こうお答えになっているんです。九九年から二〇〇〇年二月にかけて検査をしておりますが、これは光世証券に関しての検査ですね。光世証券について検...全文を見る
○池田幹幸君 二〇〇〇年の夏ごろから、この二〇〇〇年二月まで検査をやられたと。その後私はこの問題を取り上げたんですけれども、だんだんだんだん光世証券の問題というのははっきりしてきたと思うんです。仮装売買にかかわる問題というのは当時まだ分かっていなかったんですが、その後明らかになっ...全文を見る
○池田幹幸君 これは、仮装売買というのは一人ではできませんので、相手があってできることなんですからね。その双方の記録を、関連する取引記録というのは、これは十年間保存されているわけですから、調べれば当然調べることは可能なんで、しかもそれは極めて初歩的な検査だと思うんです。確かに面倒...全文を見る
○池田幹幸君 これは竹中大臣に伺いたいと思うんですけれども、具体的な事例というのは余り御存じないかも分かりませんが、この問題、先ほども話聞いたんですが、顧客取引を紹介されたというんですね。証券取引所の専務から顧客を紹介された、ロイトファクスという会社を紹介されたと。これだけでもま...全文を見る
○池田幹幸君 私、このことがあって何回か大阪にも行きました。関係者の方々の話も聞きました。その中で感じたことは、やっぱり証券取引所の信頼、これは回復しないと駄目だという立場で発言される方は圧倒的に多いんです。先ほどお話ししました仲立証券の方々だって、今は争議中でもう生活の糧がない...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、小口というのは個人というふうなことで理解していいんですか。
○池田幹幸君 それで、現状を見ると、随分お粗末といいますか、そういったことを感じるんですが、合法的な個人客相手の投資一任取引というのがありますね、合法的なやつ。これはもうほとんどないんですよね、個人客相手に存在しない。あるのかもしれませんけれども、ほとんどゼロだと。  他方、そ...全文を見る
○池田幹幸君 結局、九〇年でしたっけね、特金、ファントラ、野村証券などが損失補てんをやった、大体その温床となったのがこれですよね。この一任勘定取引、取引一任勘定契約ですか、こういったことでやられていったと。今説明にありましたように、結局これが顧客とのトラブルや不正の温床となるとい...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと言っておられることが矛盾するんじゃないかと思うんですがね。  要するに、市場が今信頼されていないと、だから個人投資家が入ってこない。何で入ってこないかというと、証券会社が勝手なことをやって一任勘定取引やって、こんな違法な行為があふれている、だから信頼されて...全文を見る
○池田幹幸君 ファイアウオールと言われますけれども、実際上、これ時間がもう余りないから言えないんですけれども、いわゆる日本証券投資顧問業協会などは、ファイアウオールなんて一社内でできるかと、余り信用していませんよ。実際、あれじゃないですか、情報でいえば、共有しちゃならないと、営業...全文を見る
○池田幹幸君 省令ということになりますか。政令ですか、省令、政令ですか、省令ですよね。そういうことになるんだろうと、結構です、なるんだと思うんですけれども、私の疑問とするところはお分かりいただけたと思うんですよ。こんな今までやってきたことに対して、大した変更なしに、これをもってフ...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、証券取引法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が投資家保護、不正防止の規制を緩和するものだからです。多発する証券不祥事が示すように、現在の金融市場は極めて不公正な状況にあります。証券市場の健...全文を見る
05月26日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  三法案について質問します。  私は、主に武力事態法案の武力攻撃予測事態におきます対処措置について、それを中心に質問したいというふうに思います。そこで、これまでの審議を踏まえて幾つか確認しておきたいと思うんです。  先日、この二十二...全文を見る
○池田幹幸君 新ガイドラインは、一つは「日本に対する武力攻撃に際しての対処行動等」と、これがⅣ章にありまして、Ⅴ章では周辺事態における日米の協力ということが書いてございます。  そこで、新ガイドラインのこのⅣ、「日本に対する武力攻撃に際しての対処行動等」の中の「日本に対する武力...全文を見る
○池田幹幸君 私が言っているのは、法案と法案の間の連関と、法律と法案との間の連関ということを言っているのではなしに、正にガイドラインのこの基本的な考え方ですね、周辺事態の推移によっては日本に対する武力攻撃が差し迫ったものとなる可能性があると、なる場合もあるということを念頭に置いて...全文を見る
○池田幹幸君 これ以上やりませんけれども、やっぱり併存する場合もあるということと、今、長官のおっしゃったほんの少しというのは、また意味合いの違うものだと思うんですね。周辺事態から武力攻撃予測事態に発展していくという、そういう問題ですから、言ってみれば、これを、周辺事態を発動する場...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんです。川口外務大臣はもっと簡単に、日本政府が米軍へ陣地として使用される施設・区域をより迅速に提供できるようにするとか、緊急通行等も言っておりますが、一口に来援基盤と言っても、今説明された中でも大変なものだなと思うんですけれども、これは本当にアメリカが本...全文を見る
○池田幹幸君 いや、これは入るというふうに福田官房長官は既に答えておられるんじゃないですか、想定している。
○池田幹幸君 ちょっと、私も会議録を読ませていただいて、民間航空会社は対象として想定しているという答弁が既にあったものですから、ここでまたちょっと今後の検討と言われるとは思いませんでしたけれども、まあそれはそれでいいでしょう。  そこで、ちょっと時間もありませんから先へ進みたい...全文を見る
○池田幹幸君 選択肢が広がる、要するにアメリカの軍需物資を運ぶ航空会社を増やそうと、こういうことですね。
○池田幹幸君 ですから、何のためにということに対する答弁が、選択肢を広げるとおっしゃったから、アメリカの軍需物資を運ぶ日本の航空会社を増やそうと、こういうことですよね、簡単に言えば。  この法的根拠は何ですか、それを要請する。
○池田幹幸君 行政指導でやられたということでしょうが、そういう取得するのが望ましいというのは、何にとって望ましいかというと、アメリカの国防総省にとって望ましいことだというふうに思うんですね。そういった要請からやられたんだろうというふうに思いますが、要するに、この輸送資格を取らなけ...全文を見る
○池田幹幸君 これは衆議院の事態特とかあるいは外務委員会で我が党の児玉議員や松本善明議員が質問したことなんですね。そこでもう既に御紹介もしたんですが、松本善明議員は航空三社にこのことを照会したんですね、問い合わせたんです。三社からそれぞれその返事を得ているんですね。  それによ...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっとこれはおかしいですね。既に労働組合がこれに大変な反対をしているということは防衛庁長官も御存じと思うんです。  もう余り時間がないからその中身を紹介できませんが、本当に短いところ一部分だけ紹介しますと、要するに、命の問題なんですよ。新ガイドライン関連法に反対...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、今言いました定期航空協会の見解は受け取っていますね。
○池田幹幸君 だから、見解を。  何度も言わせないでください。その定期航空協会が見解を防衛施設庁に伝えているというふうに正式に労働組合に会社、返事しているんですよ。受けているでしょう。しかも、その見解、基本的な考え方という見解も御存じでしょう、三つの見解も。
○池田幹幸君 ともかく、それはないと思いますがね。調べてみてください。必ずあります。  そこで、余り時間たってもあれなんで進みますけれども、二年半にわたってこういう形で返事がないというのは拒否しているということですよ、それだけ見ても。実際いっているんですから、その三つの見解とい...全文を見る
○池田幹幸君 余り時間がないからこれやりたくなかったんですが、紹介だけしておきますが、定期航空協会の回答は出されておりまして、それにはこうあるんです。  基本的な考え方、私たちの考え方はこうでございますと言っているんですよ。そして、政府から依頼があった場合は、民間航空企業として...全文を見る
○池田幹幸君 済みません、時間がないので。
○池田幹幸君 そこの今言われたところが伺いたいところなんですね、十五条の二項です。そこで、要するに、対処措置結局やってくれと言うても結局やらないと、指定公共機関がやらないと、そういうときには総理大臣が指定公共機関に代わって実施することができるというんですが、例えば航空会社の場合、...全文を見る
○池田幹幸君 だからどうするんですかと聞いている。だからどうするんですか。  政府は持っていない、持っていないから民間の航空会社に輸送してくれと頼む、嫌だと言われた。どうやるんですか。どうやって実施するんですか。
○池田幹幸君 整理します。要するに、指定公共機関が指定してやってくれないときには強制はできませんと。会社に対しても強制しないし、労働者に対して強制しないと。総理大臣が自ら実施するか所管大臣にさせますと、こう書いてあるんですが、現実問題としてはそれはできないということでありませんか...全文を見る
○池田幹幸君 具体的にそれはできないでしょうと言っているんですよ、そういうことは。法律はそうなっている。しかし、実際はできないでしょうと言っているんです。法律がそうなっていることは私十分読んだ。そうなんです。  だから、総理大臣が実施するというのは具体的に何やるんですか。資機材...全文を見る
○池田幹幸君 十五条はね、別に法律を定めてそれをやると書いてある。別の法律で定める。  ということは、防衛庁長官、答えていただきたい。今ああいうふうに答えられた。そうすると、別の法律では強制できる法律を作ろう、こういうことを想定しているんですか。事務方いいよ、もう。
○池田幹幸君 非常に重大な答弁があったんですが、強制するかしないかも含めてですか。強制するということもあり得るということですか。
○池田幹幸君 はい、まとめます。  先ほどのやり取り聞いていただいていたと思うんですが、要するに対処措置やってくれと言うのにやってくれない。そのときには、総理大臣自らするんですというのは、強制できないから総理大臣がするという、こういう枠組みになっているんですよ。  ところが、...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  日本共産党は、この有事三法案に反対でございます。衆議院におきましては九割が賛成したということで参議院に送られてきたわけですけれども、しかし、国民レベルで見ますと、こういった比率で賛否が成っているわけではありません。最近の新聞の...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、憲法と有事法制の問題について石埼参考人に伺いたいと思うんですが、修正もなされたわけですが、基本的人権の問題というのがかなり論議されました。されたようですね、修正の過程で。にもかかわらず、公共の福祉の名による基本的人権の制限というのは一貫として入っているわけです...全文を見る
○池田幹幸君 指定公共機関に対する強制といいますか、事態対処措置に関する問題を私はこの委員会で質問したんですけれども、法案では、武力攻撃事態法の法案では十五条に当たるんですが、ここでは、武力攻撃事態法でも突破できなかったといいますか、国民に対する強制、これを別の法律に定めるという...全文を見る
○池田幹幸君 最後に一点、いろいろ伺いたいことあるんですけれども、先ほどの、立憲政治の解釈が何か逆立ちしているといったお話がありました。結局、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こらないようにという憲法前文のそこから来ているんだろうというふうに私は思うんですけれども、ただ、国民の...全文を見る
○池田幹幸君 どうも参考人の方々、ありがとうございました。
06月13日第156回国会 参議院 本会議 第33号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、保険業法の一部改正案について、竹中大臣に質問します。  第一の問題は、本法案が、保険契約者の保護という看板とは裏腹に、大幅な保険金カットにより保険契約者である国民の生活設計に大打撃を与えるものだということです。  生命保険会社の経営悪...全文を見る
07月01日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田です。  私は十三日の本会議で質問したわけなんですが、今日は第一回目の委員会質疑ということで、その本会議の質問の大体筋に沿って大まかに総論的に質問したいと思うんです。  それに際して、まず本会議で私は資料要求をいたしました。それに対する竹中大臣の...全文を見る
○池田幹幸君 今日はその金融審議会の分については質問いたしません。その資料をいただいてから質問したいと思います。  さて、この法案なんですけれども、今、一口に言いまして本当に筋の悪い法案だと思います。私どもはこれ大反対なんですが、生命保険というのは、国民が生命保険に加入するとい...全文を見る
○池田幹幸君 幾つかの点が出されたと思うんですね。一つは、守れない約束をやっちゃった場合どうするんだという問題。それから、特異な経済情勢であったということですね。しかも、それと加えて、この商品というのが二十年、三十年という非常に超長期にわたるそういった商品契約だということで、その...全文を見る
○池田幹幸君 この議論は衆議院でもやられてきておりますし、それから先ほどの大塚委員の質問の中にもあったわけですが、必ずしも破綻した場合の方が、今度のこの法律を適用して予定利率引下げと比べてみた場合に、どちらが有利かということについてはなかなか一言で言えない。更生特例法を適用した方...全文を見る
○池田幹幸君 自主的な合意とおっしゃるけれども、これもう全然そうと違うでしょう。予定利率の変更、これは本当に個々の契約者が保険会社と個々に相対して交渉して、私はこれそれじゃ予定利率引下げ認めましょう、私は認めませんというふうなことができるのか。そうじゃないですね。これはまず政府が...全文を見る
○池田幹幸君 まず、自主的だとか自治だとかおっしゃるけれども、今言われたように、まず異議申立てをできるようになっている。それはそのとおりです。しかしそれは、十分の一というのは金額とそれから数と両方でしょう。両方それぞれ、双方とも一割を超えなければ、これはもう異議申立て通らない。午...全文を見る
○池田幹幸君 そうなんですよ。だから、とてもじゃないけれども、これはまず不可能だということをまず申し上げておきたいと思うんです。結局、自由な意思に基づく自治だとは到底私言えないと思うんですね。今おっしゃったけれども、しかも、それを自主的に判断できるようにいろんな資料を提供するんだ...全文を見る
○池田幹幸君 私は、まず最初に申し上げたとおり、この法案反対なんですが、それにしても、いろいろと民主的あるいは自主的だというふうなことをいろいろ言われるんで、そこの点については、その点についてもそうじゃないよということは申し上げておきたいと思うんです。  これは衆議院で議論され...全文を見る
○池田幹幸君 私、その点についてこの法律ではどこで担保されているかというふうに伺ったんですけれども、法律じゃない、行政指導でそれをやっていくということですね。
○池田幹幸君 その点に関して、これは二〇〇一年からずっとこれ論議されてきている問題ですよね。二〇〇一年の金融審議会、今度資料提出していただく会議録なんですけれども、その金融審議会ではパブリックコメントを求めたわけですね。パブリックコメントを求めて、それが公表されておりますが、それ...全文を見る
○池田幹幸君 一つ、一点確認したいんですけれども、保険契約者に対しては分かるようなものを出すとおっしゃったんですけれども、政府に対して提出されたやつについてはどの程度公開するんですか。つまり、それを見て大丈夫だというふうに判断するわけですね。大丈夫と判断しましたということだけ公開...全文を見る
○池田幹幸君 出されたものを全部公表するということはないと、それはそうだと思うんです。思うんですが、少なくとも政府はこれだけ判断したよというものを、出される資料というのはここにこのガイドラインにずっと盛り込まれるわけで、かなり詳しくあるわけですよ。少なくともこれはこうこうこうこう...全文を見る
○池田幹幸君 一応そういう形で検討をなさるということですので、了解いたします。  それじゃ次に進みたいと思うんですが、逆ざやが保険会社の経営を悪化させたというわけなんですけれども、これは先ほどの山本委員の質問とも共通するんですけれども、じゃ、その間、その政府の対応、これに問題な...全文を見る
○池田幹幸君 今言われたのは、要するに政府・金融庁としては保険会社の経営状況についてはそれぞれモニタリングをしてきちんと把握してきたとおっしゃるわけですね。ただ、いろいろ新しい商品開発等々についても指導してきたとおっしゃる。  しかし、現実を見てみますと、この数年間、七つの生命...全文を見る
○池田幹幸君 大体、要するにバブル期ですね、そこで約束した高い利率の予定利率、こういったことが一つ共通の原因になってきているわけなんですけれども。例えば千代田生命、これについての、これ、千代田生命と協栄とそれから東京生命ですか、これ三つは更生特例法を適用されたところですね。この三...全文を見る
○池田幹幸君 生命保険の利益の源泉というのは保険料ですよね。その保険料の計算、これは大塚委員と私もひとつ関心を同じくしているんだろうと思うんですけれども、この計算は保険計理人がやるわけです。その保険計理人というのは保険会社の社員なんですよね。それを、その社員が中心になって数理計算...全文を見る
○池田幹幸君 急激である、運用利回りが急激に下がっていると。そして、予定利率は余り下がらないというんですけれども、それよりももっと注目しないといけないのは、正にバブルが崩壊した後の九〇年以降ですよね。  それを見ると、例えば平成三年、九一年です。九一年、この年、運用利回りは五・...全文を見る
○池田幹幸君 だとすれば、そういった反省の上に立ってまずやらなければいけないわけなんですけれども、その反省が果たしてあるのかということについて、これからまたちょっとずっとるる質問していきたいと思うんです。  まず、予定利率引き下げるということは、しかもその予定利率を引下げの方式...全文を見る
○池田幹幸君 ということは、保険契約者にツケを押し付ける前に、生命保険会社自身が経営を悪化させたその責任、これは厳しく問われなければならないというふうに思うんですね。  そこで、ちょっと戻るわけですが、本法案では経営者の責任を不問にしているということについて先ほどから何度も言い...全文を見る
○池田幹幸君 自主的に、契約ですから、そういうことでやるんだろうと、保険契約者にもきちんと説明するんだろうと。これは先ほど紹介した岩原さんも、岩原教授もそういうふうに言っておられるんですよね。それをやらなければ保険契約者は納得しないだろうと。それはそうだろうと思うんですが、しかし...全文を見る
○池田幹幸君 早期是正措置の場合には改善計画を出させるんですよね。その改善計画の中にかなり詳しい内容が出されるというふうになっています。それは当然のことながら、生命保険会社が破綻を回避するために十分な条件を備えたものでなければならぬということになるわけですね。今度の場合もその点で...全文を見る
○池田幹幸君 そうだと思うんです。いろいろ、役員の賞与をカットだとか、あるいは禁止だとか、あるいは資産運用の、ある運用の仕方の禁止だとか、いろいろ書いてあります。そういうことをやりますということなんですよね。それはそれで当然のことだろうと思います。それをやった上で、今おっしゃった...全文を見る
○池田幹幸君 そうすると、これはもう結局、自治としてやられるわけですけれども、これについては、ああしなさい、こうしなさいとは言わないけれども、今の御答弁だと、出されてきた申請書についてチェックをして、そして保険契約者が十分に納得できるようなそういったものが含まれているかどうか、経...全文を見る
○池田幹幸君 じゃ、そういう、こうこうこうこう、こういうものを含みなさいよというふうなことについてはガイドラインには含まないんですか。先ほどのやつについて見ていると、そういったことは事務ガイドラインとして含まれる中に出ておらないように私は思うんですが。
○池田幹幸君 時間がなくなってきましたので、ちょっと予定した質問ができなくなりましたので、一つだけちょっと伺っておきたいと思うんです。  六月二十日の記者会見で、生命保険協会の横山会長がこういう発言をしているんです。制度ができても使わないよう、各社は死に物狂いの努力で契約者との...全文を見る
○池田幹幸君 ちょっと勘違いしておられるんじゃないかと思うんですが。死に物狂いで云々は修飾語としてあるけれども、一社でやるのはまずいんだよということを言っているんですよ、これ、一社でやるのが。  だから、これはまた次の論議といたします。
07月08日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。  今日は、参考人の皆さん、御苦労さまです。  それでは、まず横山参考人に伺いたいんですが、既に中島委員や勝木委員からも聞かれたことなんですが、先ほどの説明でもありました。要するに、今度の法律が通っても、こういったものについては...全文を見る
○池田幹幸君 それでは、山下参考人と原参考人に伺いたいんですが、審議会関係のことで少し伺いたいと思います。  ともかく、これは契約の一般原則を破って、簡単に言えば契約違反してもよいよというふうに認める法律なんですから、それをやる以上は相当な条件がクリアされなければならないという...全文を見る
○池田幹幸君 一昨年から審議してこられて、しばらくお休みをして、今年に入って五月十二日、一回だけの審議会でこれが終わったということなんですが、あれ読ませていただいたら、審議会では何ら結論を出さないまま終わったんじゃないかなというふうに私は思うんですね。  それで、どうもいろいろ...全文を見る
○池田幹幸君 植村参考人に伺いますが、先ほど、今度のこのスキームについていえば、更生特例法とそんなに時間的に見ても差がないようなものだといった旨の発言があったと思うんですね。そもそも、この法案が提起されているのは、更生特例法の場合には五年後ぐらいには破綻のおそれがあるような、そう...全文を見る
○池田幹幸君 終わります。
07月11日第156回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。私は、小泉構造改革の柱となっております金融・証券の改革の問題について質問したいと思います。  最近発表されました経済財政運営と構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太第三弾でございますけれども、そこでは三つの宣言と七つの改革ということをうた...全文を見る
○池田幹幸君 いろいろやられたということなんですけれども、結局、個人投資家の市場参加、そういう点では、思ったような形では進んでいないというのが一つの実態だろうと思うんですね。その最大の原因は、証券市場が国民から信頼されていない、ここにあるんですよね。  一つ紹介したいんですけれ...全文を見る
○池田幹幸君 金融担当大臣、その信頼の確保というのは、今なされたとお考えですか。
○池田幹幸君 まだまだというのは、いい方向に向かっておってという感じなんですが、ところが実態は、信頼の確保どころか、地に落ちたという実態が事実じゃないかと思うんですね。といいますのは、六月の二十日、大阪地検特捜部と証券取引等監視委員会合同で大阪証券取引所など数か所を捜索しました。...全文を見る
○池田幹幸君 証券取引法違反の疑いだということだと思うんですが、証券会社の違反事件というのはこれまでも頻発しています。だけど、今回は株式市場の運営者として公益性の高い、公益性を帯びた証券取引所が子会社や関連会社を使って相場操縦をしたという証券取引法違反の疑いなんですね。これはもう...全文を見る
○池田幹幸君 本当に重大な事件だと思うんですね。とてもじゃないけれども、ちょっとした不心得者が起こした事件というような軽い問題じゃありません。  そこで、私、総理に伺いたいんですけれども、この問題の重要性をどの程度認識しておられるかということなんです。  強制捜査に入って既に...全文を見る
○池田幹幸君 資料を配付していただきたいと思いますが。    〔資料配付〕
○池田幹幸君 実は、この事件は昨日今日発覚したような事件じゃないんです。私自身が三年前から財政金融委員会等でもう何回も取り上げて、大蔵省、当時の大蔵省ですね、それから財務省、金融庁と、毅然とした態度を取って対応して解明するようにということで私は要求してまいりました。  この容疑...全文を見る
○池田幹幸君 これは、今捜査に入ったから言えないと言っているだけで、これまでの財政金融委員会ではお答えになっているんですよね。ずっとやらなかったんです。そして、昨年の五月、検査に入りました。これ検査が入ったのは、最初はこの事件じゃないんです。大阪証券取引所も株式会社になりました。...全文を見る
○池田幹幸君 それは事実が違うと思いますね。  今説明なさった大阪証券取引所が自主的に作った調査委員会、自主的に作ったと言うけれども、金融庁が指導してやらせたと。これはそれでいいです。その調査委員会の調査結果が出た。その後結局何の処分もしていないんですね。改善命令だ、こういうこ...全文を見る
○池田幹幸君 徹底解明する上で、私はひとつ指摘したい、問題点を指摘したいと思うんですけれども、この図にあります光世証券ですね、この光世証券とその社長の責任の問題です。  証券会社は、顧客の取引がおかしいと感じたら、これはもう仮装売買ではないかという疑いを持ったら、これは取引やめ...全文を見る
○池田幹幸君 大阪証券取引所の理事長になって、この北村理事長を追い出した後理事長になって、今は社長ですね、今は社長ですね。それで結構です。  総理、お聞きのとおりなんです。これが大事なんです。この事件の根の深さがここにあるんですよ。光世証券とロイトファクス、これ同じ仮装売買の相...全文を見る
○池田幹幸君 もう一つ、金融担当大臣に伺っておきたいんですが、この大阪証券取引所の社長は強制捜査が入る直前の四月十七日に突然記者会見したんです、このロイトファクス問題で。ロイトファクスが日本電子証券を通じて行った取引は証券取引法違反だと言っているんですね。そして、同じロイトファク...全文を見る
○池田幹幸君 今、かつて経験のしたことのないデフレ不況が進んでいる中で、特に関西経済は非常に厳しい今状況にあるんですね。そういったときに、関西経済にとって重要な役割を果たさなければならない取引所がこんな状況にあるということは大変な問題です。徹底した究明をして本当に信頼を取り戻して...全文を見る
○池田幹幸君 正に地域経済の再生と銀行の再生、活性化ということは、正におっしゃるとおりコインの裏表の関係にあると思います。それを本当に進めていかなければならないわけなんですけれども、ここで、このりそなの問題で非常に重要な問題は、新監査法人の下で資産区分の再審査というのが今進められ...全文を見る
○池田幹幸君 中小企業向け貸付けを八割にしようということは非常にいい姿勢示しているとおっしゃる。それだけ聞くと私は非常にいいと思うんですけれどもね。  しかし、大臣、御承知のとおり、今度の健全化計画は、確かに八割、中小企業貸付け書いてありますよ。しかし、今までの公的資金注入銀行...全文を見る
07月15日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  予定利率の引下げ、それをする法案なんですけれども、これについては一昨年の金融審議会でも随分問題にされました。そこで、座長報告としてまとめられたところを見ましても、もうともかく、契約条件変更という、いわゆる契約の一般原則、その一般原則か...全文を見る
○池田幹幸君 私、トータルで十五分しかありませんので、できるだけ短くお答えいただきたいんですが、予期せぬ出来事とか、予期しない変動というふうにおっしゃっているものですから、その経営者の経営がまずかったというふうなことじゃないと思うんですね、考えておられることは。  それで、それ...全文を見る
○池田幹幸君 どうも総理、この法案を出された意味が、委員会でずっと審議してきた話と今の総理の答弁とは違うんですね。  というのは、株の暴落とかあるいは天災とか、そういったものは予期し得ぬこと、その予期し得ぬことを考えるから保険というのがあるわけですよ。ですから、今おっしゃった予...全文を見る
○池田幹幸君 全く違うじゃないですか。  五年以上先、十年先、十五年先見て、要するに予定利率引き下げなければほかのいろいろなことをやっても破綻の蓋然性が高い、そこに対して予定利率の引下げを認めるというんですよ。長期にわたって予期をして、予期した上で破綻の蓋然性があるというところ...全文を見る
○池田幹幸君 全く矛盾しているじゃないですか。  予期し得ないことが起きた場合には、元々は保険というのはそういうものなんですよ。予期し得ないことが起こるからこそ保険業というものが成り立っているわけです。それに備えてわざわざ保険金を払ってやっているわけです、国民は。それに対しては...全文を見る
○池田幹幸君 違うんですよ、それは。全く違う。  いろいろなショックに対しては十分対応できるんだ、予定利率さえ引き下げれば経営はちゃんとなっていくということ、だから予定利率引き下げようというんでしょう。いろいろなショックへの対応ができるわけですよ。そういうことをやっても、やって...全文を見る
○池田幹幸君 時間がなくなりました。ほかのことをやろうと思っていたのができなくなってしまったんですが、大体、その予定利率を引き下げなければほかいろいろなことをやっても駄目なんだという、そういう蓋然性を判断するんでしょうが。蓋然性、その可能性が高いということで判断して予定利率引き下...全文を見る
07月17日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  私は、日本共産党を代表して、保険業法一部改正案に対する反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、保険契約者の保護の名の下に、逆ざや問題を専ら保険契約者の犠牲によって解消しようとしている点であります。本法案が実施されれば...全文を見る
07月17日第156回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  今度の法改正は非常に重要な前進を含んでおりまして、私ども日本共産党、賛成でございますが、幾つかの点を確認だけしておきたいと思います。  既に、谷委員の質問で明らかな点もありますので、一点か二点だけに絞りたいと思います。  この郵便...全文を見る
○池田幹幸君 五〇年代の場合には、だれかが勝手に投票用紙を申請して大量に投票したという不正事件があったわけですね。  そうしますと、私、こういうことも考えられないのかと思うんですが、投票所での場合は代理人が二人付きますね、投票所では。現行そうなっています。そうしますと、この郵便...全文を見る
○池田幹幸君 罰則で担保しているという点については重々承知しているんですけれども、やはりもう少し、投票機会を拡大しようということですから、御心配のような点も確かにあると思うんですけれども、さらに巡回投票制度といったようなことについても検討してきて、今回はそれ取らなかったわけですけ...全文を見る
07月18日第156回国会 参議院 本会議 第41号
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○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、保険業法一部改正案に反対する討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、契約者が受け取る保険金を最大四〇%も削減し、国民の将来に重大な打撃を与えるものだからであります。  公聴会の中では、公述人の方から、深刻な被害を引き起こすこ...全文を見る
07月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。  りそな問題について質問したいと思います。  りそな銀行の経営健全化計画では、収益構造・業務運営の健全化の項の最初のところに人件費の削減というのが挙げられております。その内容は、全従業員に対して賃金を引き下げると。給与ベースダウンで七...全文を見る
○池田幹幸君 公的資金注入行、一時期ちょっとそれぞれ〇・五%とか一%下がるんですけれども、また回復しまして、今言われたように逆に上がっております。  このりそなの場合には、五年後には約二分の一になるような、大体契約ですね、四年後ですね、四年後には二分の一になるような計画になって...全文を見る
○池田幹幸君 企業内部の問題で、労使に任すとおっしゃるけれども、これは特別支援銀行第一号ですよ、竹中プログラムの、実質国有化した。今おっしゃったように、健全化計画については金融庁が承認したんですよね。  こういう賃金一律三割カットというふうなことになると、一体従業員の生活、どう...全文を見る
○池田幹幸君 みちのく銀行のことについてはその部分もあるけれども、判決の部分はそうじゃないんです。判決は、要するにその不利益の大きさ、変更の相当性が認められないというところにあるんですよ。要するに、極端に引き下げたということについては合理性がないという形で判決が下っているんです。...全文を見る
○池田幹幸君 六号と七号で、その融資条件といいますか、その違いはどんなものでありますか。
○池田幹幸君 竹中大臣、お聞きのとおり、破綻銀行の場合には、そこで取引していた中小企業は無条件に有利な別枠の融資が受けられると。七号の場合は、今度のりそなの場合は破綻じゃないんだとおっしゃっている、盛んにおっしゃっているから破綻じゃないということで七号適用になる。こうなりますと、...全文を見る
○池田幹幸君 しっかりとしたもうけを上げてもらうと、銀行に。だからといって、貸し渋り、貸しはがし、これをやらせちゃいけないということは、これは当然だと思うんですよね。  そのことでこの間の予算委員会でも私このことを取り上げたんですよ。いわゆる再査定というものが行われる。新勘定、...全文を見る
○池田幹幸君 新経営者がこれからやっていく上での、どうなっているか実態をつかむためにやるんだと、ありていに言えばそういうことでしょう。そのために日産のゴーン社長の例まで出して予算委員会ではお答えになったわけですよ。  しかし、一つ一つ申し上げますけれども、再生勘定に入れるという...全文を見る
○池田幹幸君 随分いろいろ言われたので、全部一つ一つ本当は反論したいんだけれども、なかなかできない。  だけれども、一つだけ言っておきます。あなたは、こういう形でりそなは外には出しませんと言っているから出ませんと言っている。しかし、そうじゃないんですよ。銀行がこうやって、ほかの...全文を見る
○池田幹幸君 お願いします。
○池田幹幸君 これ、りそなはスーパーリージョナルバンクとしてやっていくと言っているんです。これはそれでいいことだと思うんです。竹中大臣のおっしゃるリレーションシップバンキングだと思うんです。それはいいことだと思うんですが、それならそれで人を大事にせないかぬということが一つですね。...全文を見る