池田元久

いけだもとひさ



当選回数回

池田元久の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○池田(元)分科員 池田元久でございます。よろしくお願いいたします。  ただいまも、首都圏の通勤通学輸送についてお話がありました。私も、同様な問題を取り上げたいと思います。  まず、古賀大臣、電車通勤、汽車通勤の御経験はおありでしょうか。
○池田(元)分科員 どんな印象をお持ちでしょうか。最近の御経験がありましたら、ぜひおっしゃっていただきたいと思います。
○池田(元)分科員 実は私も、けさ、選挙区が横浜市の旭区と保土ヶ谷区というところでございまして、相鉄線から東海道線、丸ノ内線と乗り継いでまいりましたが、大変な込みようでした。これはもう、ふだんのウイークデーはいつもそうですが、今おっしゃったように新聞が読めない、二〇〇%前後のとこ...全文を見る
○池田(元)分科員 今おっしゃいましたが、依然として通勤地獄といった状況が続いております。東京圏では、主要区間のラッシュ時の混雑率の平均は、今も出ましたが依然として二〇〇%近い、三十一区間のうち十区間はもう二〇〇%を超えまして、二五〇%を超える区間もあるわけです。最近の首都圏の状...全文を見る
○池田(元)分科員 まず、ハードの面はさておきまして、今おっしゃったオフピーク通勤ですか、このところ運輸省が取り組んでおられることは承知はしております。  快適通勤推進協議会、快適通勤と大変いい名前だと思うのですが、この現状についてお聞きしたいと思います。
○池田(元)分科員 たしか、丸の内地区と新宿地区ですか、二つのエリアでは地域部会があるというふうに聞いておりますが、その状況についてお尋ねをしたいと思います。
○池田(元)分科員 快適通勤推進協議会、地域部会が二つあるというふうに聞いております。現在の都市計画、東京圏を見ても、池袋とかそういう核都市がありますので、ぜひもっときめ細かくやっていただきたいということを要望しておきたいと思います。  それから、先ほど梅崎鉄道局長がおっしゃい...全文を見る
○池田(元)分科員 今ありましたように、未着手のものが二六%ある。この数字が多いか少ないかは議論があるところでございますが、おおむね、既開業、工事中、免許済みというのが四分の三ということですから、まずまずの状況かなという感じもいたします。  ただ、きょう取り上げたいのは、神奈川...全文を見る
○池田(元)分科員 この路線は別名羽田アクセスとも呼ばれておりますが、その呼び方は、私からするとこの路線の持っている性格の一部にすぎないのではないかと思います。羽田周辺の鉄道整備が最近かなり急ピッチに進んでおります。仮に川崎方面への接続という意味があるといっても、全体をあらわす呼...全文を見る
○池田(元)分科員 新線の建設ですから当然調整はあるのは当たり前でありまして、格別大きな理由としてはどうかという議論もあると思います。  今局長がおっしゃったように平成二年八月、三団体が、第三セクターを事業主体とする、平成十二年、二〇〇〇年には一部開業するということで合意をした...全文を見る
○池田(元)分科員 この路線は、新しい住宅地に新線を通してこれから需要を喚起するというものではなくて、既存の大きな路線、基幹的な路線を結びつけるということで、当初から、大体一日四十万人ぐらいの利用客を見込んでいるということですから、採算性について特に問題があるとは私は思いません。...全文を見る
○池田(元)分科員 それから、採算性と一言で言って終わってしまうのですが、そうではないのですね。  もう一つ言わなければならないのは、運輸省は、平成六年度から、第三セクターの都市鉄道に対する助成措置を創設したわけです。やっているわけですね。この路線は、条件は決して悪くないと思う...全文を見る
○池田(元)分科員 滞っている理由を探せばいろいろあるでしょうが、一つは、川崎市が別の市縦貫鉄道の新設の方に重点を移してきた。そして、川崎方面のルートが一部未確定になっている。全体を決めなければやらないのだという考えもあるようですが、そもそも運政審にのった段階から、この路線の性格...全文を見る
○池田(元)分科員 この膠着状態を打開するには、幾ら当事者の調整と言ってもだめですから、やはり運輸省が、答申をいただいた立場でもありますから、ハッパをかけていただきたいと思います。  短い時間に話を進めてまいりましたが、古賀大臣、お聞きになっていただいたと思うのですが、このルー...全文を見る
○池田(元)分科員 終わります。
03月04日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。この委員会では久々の質問でございます。よろしくお願いをいたします。  九七年度予算の審議が大詰めを迎えようとしておりますので、まずは、公共事業関係長期計画と絡めて、予算編成のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  まず、三塚...全文を見る
○池田(元)委員 一番心がけたことはという質問でございますので、ぜひよろしくお願いします。  一言申し上げますが、三塚大蔵大臣、かつて、御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、青嵐会という、当時大変勇ましいグループに所属されて明瞭な行動をされておりましたので、今がそうじゃない...全文を見る
○池田(元)委員 事業総額も聞きたいのですが、昨年末、閣議決定された七つの計画の事業総額と伸び率について、端的にお答え願いたいと思います。
○池田(元)委員 その長期計画の策定はどこがやるのか、お尋ねしたいと思います。
○池田(元)委員 どこがやるのかというのは、おわかりでしょうが、答えていただけなかった。恐らく次の質問を予期されたと思うのですが、この長期計画に一たん事業を盛り込むことができれば、これから五年、十年の公共事業執行の大枠が決まるわけですね。ですから、事業実施の約束を取りつけられると...全文を見る
○池田(元)委員 先ほどのお言葉では、聖域を設けない、財政構造改革元年とおっしゃいましたが、現実は、各省庁が伸び率を競っているこのような長期計画、しかも五十一兆五千億円、伸び率四一%という計画がそのまままかり通ってしまうというのは、大変おかしな事態です。歳出膨張の歯どめをかけ、内...全文を見る
○池田(元)委員 このような、公共事業長期計画をそのままにしておく、この実態と御発言との言行不一致ということを私はあえて言わざるを得ません。  現実にはどんなことがあるか。公共事業費は、例えば三千億円の使い残しがもう既に出ているわけですね。また農業関係予算、土地改良の予算等を消...全文を見る
○池田(元)委員 予算を担当する主計官の配置を聞きたいのですが、これは省庁別に編成されているわけですね。配置になっているわけですね。一言で答えていただきたいと思います。
○池田(元)委員 主計官は、一定の範囲内では要求を削減する、これは当然の役割ですが、省庁別に配置されている。日本の横並び社会、横並び主義で、どうしても主計官の間で予算額の均衡、つり合いを図るということになりやすい、そういう現状になっていると言わざるを得ません。私は、この予算編成の...全文を見る
03月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○池田国務大臣 ペルーの事件でございますけれども、御承知のとおり、先般フジモリ大統領がドミニカ共和国並びにキューバを訪問されました。ドミニカにおきましては、フェルナンデス大統領との間で会談が行われ、フジモリ大統領の方からは、公邸占拠中のMRTAとの対話の現状について簡単に話をされ...全文を見る
○池田国務大臣 本件につきましては、先ほど政府委員から答弁申し上げましたように、我が国にございます特定の施設、倉庫でございますが、そこできちんと管理されているわけでございまして、もとよりそこの倉庫からの出入りについてもそれはチェックされるものだ、これは当然そう思います。そして、さ...全文を見る
○池田国務大臣 私もそこまでは確認しておりませんけれども、それは当然のこととしてその倉庫の管理に当たっている米軍のその担当の者がそれは管理をしている、これは常識的にそう考えるわけでございます。
○池田国務大臣 先ほど申し上げましたように、当然、倉庫からの出入りの段階でチェックしております。そしてまた装着のときにもチェックするんだと、こういうことだと思います。そして、委員の御疑問のように、私も倉庫を出る段階でそれはきちんとチェックしているんだと思います。だからそういった意...全文を見る
○池田国務大臣 したがいまして、私は、先ほどの御答弁で申し上げましたように、出入庫の際にチェックがされているはずだと、そして、だれがその出入庫についての責任があるかと申せば、その倉庫を管理している米軍のしかるべき責任者であろうと、こう申し上げているわけでございます。  そういう...全文を見る
○池田国務大臣 訓練のための劣化ウラン弾の使用は、米国内にある特定の数カ所の訓練場に限定されているわけでございます。しかしながら、緊急事態が生じた場合にはこれは使用することはあり得べしということもございますので、保管場所が、米軍のいろいろな運用上、我が国だけではなくて、米軍全体に...全文を見る
○池田国務大臣 私、先ほどから御答弁申し上げておりますのは、保管されている倉庫から出す際にもそのチェックが十分に行われておればこういった誤りは起こらなかっただろう、こう思っております。したがって、そこのところで問題があったという委員の御指摘は、私は否定していないわけでございます。...全文を見る
○池田国務大臣 それは、我が国の訓練区域において訓練のために使用することが認められていない弾丸であるということを認識せずに誤って使用してしまった、そういう意味で誤使用であると申し上げたわけです。
○池田国務大臣 我が国における訓練の際に使用することが認められていない弾丸であるということを認識せずに誤って、訓練のために我が国の訓練場で使用してしまった、そういう意味で誤使用であると申し上げておるわけです。
○池田国務大臣 先ほどから繰り返し申し上げておりますけれども、今回は誤使用をした。こういった誤使用が二度と起きてはいけないので、そのために再発防止の措置をとった。そうして、それは具体的にはカタログ、商品とおっしゃいましたけれども、商品目録ではなくて物品目録という言い方もありましょ...全文を見る
○池田国務大臣 沖縄だからいいということではございません。沖縄で、あるいは日本の訓練場で用いちゃいけないということであるから、アメリカも、これは誤った使用だということを明らかにし、回収なり調査なりの作業をし、そうしてまた再発防止の措置をとったわけでございます。  そうして、確か...全文を見る
○池田国務大臣 私ども、日本を取り巻くこの地域の情勢、とりわけ安全保障環境が格段に改善を見て、在日米軍の兵力構成あるいはそのレベルについても、現在とは違った大きな見直しができるというような情勢ができることを念願する、そういった気持ちにおいては上原委員と変わりのないところでございま...全文を見る
○池田国務大臣 御答弁申し上げます。  沖縄の県民の方々がいかほど長い間大きな負担に耐えてこられたか、そしてまた、その負担の軽減を強く求めておられるかは、十分承知しているつもりでございますし、そのことは、私どももいろいろな機会に米側に対してきちんと伝えているつもりでございます。...全文を見る
○池田国務大臣 三月末までに今回の事件につきましての全貌が明らかになるような報告書を取りまとめて、明らかにさせていただきたいと存じます。  それから、先ほどお話ございました提出の御要求ございました資料がおくれておるのは、まことに申しわけない次第でございます。先ほど政府委員から来...全文を見る
○池田国務大臣 先般の委員会におきまして委員から御指摘ございましたのは、駐留米軍にかかわる日本の経費の負担額と、そうしてNATOの一部としてドイツに駐留いたします米軍の経費のドイツの負担額とが随分違うじゃないかという御指摘でございました。  その際、私から答弁申し上げたところで...全文を見る
04月18日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。御苦労さまです。  野村証券がまた不祥事を起こして、私も大変びっくりいたしました。再々発を防ぐためにはやはりまず何といってもディスクロージャー、事件の全容を明らかにする、そういう点に立ちまして、酒巻参考人におかれましても事実を端的...全文を見る
○池田(元)委員 果たしてそうでしょうか。  酒巻さんは、それと同時に、先ほども出ました野村証券の株主である問題の顧客総会屋、これは先ほど出ていますように、八九年、第一勧業銀行から三十一億円の融資を受けて四大証券の株を購入した。野村の株も三十万株購入した。これは株主総会での一般...全文を見る
○池田(元)委員 野村OBの会社役員が、総会屋は総務部の引き継ぎ客だ、総務担当副社長だった人間が知らないはずはないと言っておりますので、今のお話は、私としてはそうかなというふうな感じがいたします。  もう一点といいますか、この野村の元首脳は、この小池代表というのは酒巻さんの担当...全文を見る
○池田(元)委員 さて、この問題については、野村証券の三人の常務の名前が挙がっております。先ほどから出ておりますように、もうけさせてもらいたいと言われて、株式の方に、エクイティの方にいいニュースがあったらちゃんと教えてやってくれと言った藤倉常務、その求めに応じて一任勘定取引、花が...全文を見る
○池田(元)委員 あなたの時代に選んだ。公平だとおっしゃいますが、これはだれも信じませんね。野村証券の役員間の不協和音はもう至るところにあるわけですよ。そういった点は酒巻さんもよく御存じだと思います。  この三人とのコミュニケーションは、あなたが社長であって常務に取り立てたとい...全文を見る
○池田(元)委員 あなたは先ほどから知らないというようなことをおっしゃっておりますが、藤倉さん、松木さん、丁常務、三人もこの疑惑事件に絡んでいる。社長のあなたが知らないのはどうしても不自然です。  社長が関知していないと言っていることにつきまして、野村の関係者は、社内のだれもが...全文を見る
○池田(元)委員 あなたはそうおっしゃるが、この鈴木政志会長・新社長、これは記者会見の場ですよ、三月十四日に、野村という会社は常務がやっていることを副社長や社長、会長が知らないものかという記者の質問に対して、そういうことはないと明言しているわけですね。あなたの同期で会長の鈴木さん...全文を見る
○池田(元)委員 酒巻さん、やはり鈴木さんにこう言われてしまうとちょっとなかなか、答弁といいますかお答えも難しいと思うのです。  今度の事件、疑惑、少なくとも三人の常務がかかわっている。そしてもう一つは、花がえとかいろいろやりまして会社に大きな損害を与えていますね。本来もうかる...全文を見る
○池田(元)委員 その個人ぐるみというのはどういうことですか。あなた、日本を代表する野村証券の社長だった人がそういう発言をこの場でするということは、私はテークノートしておきます。個人ぐるみというのは大変驚きました。  野村の元社員は、この疑惑について、酒巻社長がこの行為、不正取...全文を見る
○池田(元)委員 あなたは、藤倉さんとかそういう方々、長年の部下に責任をすべてとらせて、個人ぐるみなどと言って心の痛みを感じないのですか。あなたは社長就任のとき、新生野村ということを誓って内部管理体制などを改革されました。あなたがこうした不祥事を三たび起こさない、根絶するためには...全文を見る
○池田(元)委員 最初に言っていたのは接遇留意客ということですから、それは、そういうことがあってもいいというのは合理的な理由があると私 は思います。それを廃止してしまった。  東京地検特捜部は年度末の三月二十五日に一斉に家宅捜索をしたわけです。聞くところによりますと、野村に証...全文を見る
○池田(元)委員 一言で答えてほしいのですが、東京地検や監視委員会の捜査に協力する用意はありますね。
○池田(元)委員 鈴木会長は、四月十二日に日本経済新聞記者に、先日の強制捜査で顧客口座のリストの一部が押収されたことを認めた、しかし残りのリストについては提出が難しい、こう言っているのですが、残りのリストについても任意提出をすべきだとお考えですか。
○池田(元)委員 そういう答弁は大変結構だと思います。守秘義務を理由に提出が難しいということを鈴木さんは言っていました。これは捜査機関に協力するのですから、一般に公開するわけじゃないですから、今の発言で私は子といたします。  残り時間が少なくなりましたが、野村の中枢の人に直接聞...全文を見る
○池田(元)委員 いや、ほとんどということは、あるということですから。  まあいろいろありますけれども、時間がありませんので紹介はいたしません。  大蔵省サイドから何か電話その他で言ってこなかったですか、この間。
○池田(元)委員 VIP口座のリストが流出しないようにしろとか何とかしろとか、そういう話が出ているようですが、これは時間が来ましたので、今後取り上げたいと思います。  利益供与事件というのは、それまでずっと野村側は否認してきたのですが、最近になって、二人の常務による不正行為だと...全文を見る
○池田(元)委員 わずか三秒です。  核心であるVIP口座の矛先をかわすために、焦点をそらすために、突然記者会見して供与疑惑を認めたのではないかというふうに考えます。これは私は、答弁いただけませんので、一言申し上げて終わります。
04月22日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  外為法改正案の審議も大詰めに入りました。きょうは私は、野村証券の利益供与事件、そして外為法の有事規制、そして金融インフラの整備を中心にお尋ねをしたいと思います。  なぜ野村証券の利益供与事件を冒頭に取り上げるか。これは、つい...全文を見る
○池田(元)委員 野村側の発表によりますと、常務二人が関与していた。さらに先月、この場での酒巻前社長・現相談役の発言では、もう一人の本店長を務めていた常務につきましても、不正取引を行った口座の開設に関知していたことが明るみに出ました。この常務は監視委員会の事情聴取も受けていたとさ...全文を見る
○池田(元)委員 今局長がおっしゃいましたが、その報告だけちょっと聞きたいのです。タブるかもしれませんが、大蔵省は野村から報告を受けていたようですが、いつ、どのような報告を受け、それに対してどのような指導といいますか方針を示したか、お答え願いたいと思います。
○池田(元)委員 野村側によりますと、二月末に社内調査の結果がまとまった、そして三月六日ですか、夕刻発表をした。今の話、わかるのですが、発表するというのは事前にいつ、電話であったと思うのですが何で、それから発表翌日は大蔵省に訪ねてきたのですか。その態様を聞かせてください。
○池田(元)委員 ここに報道資料がありますが、内部管理体制を早急に総点検をしなさい、そういうことですか。
○池田(元)委員 事前に電話連絡をしてきたのは担当役員とおっしゃいましたが、もっと具体的に、どういう方ですか。
○池田(元)委員 ちょっとあれを少し変えまして、いわゆるVIP口座、世間であれこれ話題になっております。不正取引の温床になりがちである、そういう意味で捜査当局から関心も持たれている。先日酒巻さんに私も質問しまして、プライバシー等を理由にVIP口座の残りを出すのを渋っているという話...全文を見る
○池田(元)委員 私もそのように信じたいと思っております。  さて、この事件は、先ほどもちょっと一部出ておりますが、当然行政処分の対象になります。ちょっと先ほどおっしゃいましたけれども、どのような態度で行政処分に臨まれるのか、お尋ねをしたいと思います。
○池田(元)委員 ただ、このケースの場合は、当の野村側が、もっと広がるかもしれませんけれども少なくとも常務二人が不正取引に関与していた、内容は一任勘定取引と花がえであるということを言っておりますので、その点についてどうですか。白紙というよりも、これはやはり証券界に対する一つのシグ...全文を見る
○池田(元)委員 行政処分の内容は、会社に対しては、証取法三十五条免許の取り消しまたは六カ月以内の業務の一部または全部の停止、個人に対しては、証取法六十四条の三ですか、外務員登録の取り消し等と書いてあります。これで間違いないですか。
○池田(元)委員 この行政処分の内容ですが、刑罰なら量刑の範囲ですけれども、これは適当だと思われますか。
○池田(元)委員 外国と比べてどうですか。
○池田(元)委員 次に、刑事罰にかかわる罰則の強化について話を進めたいと思います。  アメリカでは、不公正取引全般につきまして十年以内の懲役、百万ドル以下の罰金、法人の場合二百五十万ドル以下、ほかのイギリスやドイツも日本とは格段に罰則が重いわけです。日本では、損失補てんについて...全文を見る
○池田(元)委員 損失補てんについては確かにアメリカではそうなので、その点はちょっと訂正いたしますが、インサイダー取引につきましては、今長野さんもおっしゃったように十年と三年、詐欺的行為というふうになっておりますが、これはインサイダー取引はそういう面が大変あるわけですね。  い...全文を見る
○池田(元)委員 わかりました。ぜひそういうふうに対処していただきたいと思います。  また現行法では、不正に利益を得てもそれを没収する規定は我が国にはないと思うのですが、これは企業犯罪、経済犯については取り締まりといいますか、ペナルティーとしての意味が大変あると思うのですね。そ...全文を見る
○池田(元)委員 長野さんは頭いいから、問題意識を持っているとかうまいことをおっしゃいますけれども、今のこのスピーディーな時代ですから、もっと明確にやる、こういうふうなクリアな御発言をしていただきたいというのが私の要望です。  一任勘定取引について話をしたいと思います。  一...全文を見る
○池田(元)委員 同じようなケースで、自己売買の問題もちょっと話してみたいと思います。  今度の不正取引は、花がえという名前、自己売買業務、ディーリング業務で行われたわけです。大蔵省は自己売買業務を主とする専業社を解禁する方針だと言われておりますが、この前の参考人質疑もそうです...全文を見る
○池田(元)委員 違うのではないでしょうか。  自己売買業務というのは大変市場を円滑にするということで許されてはおりますが、マーケットの主要な一部ですね。今度野村証券はそこをまさに汚したわけですよね。そこに顧客情報を入れて、マーケットを機能させないといいますか、マーケットに反す...全文を見る
○池田(元)委員 時間がないからこれ以上議論しませんけれども、なぜ今までこういうことを中小の証券に対して禁止していたか。それはちょっとリスキーと、要するにやらなかった理由があるわけですよ。それを指摘したいと思います。また議論しましょう。  何かいい答弁する、どうぞ。時間がないか...全文を見る
○池田(元)委員 やはりディーリングとフローキングのファイアウォールというか、それは果たしてちゃんとした確固としたものができるかどうか、大変私は疑問を持ちます。ですから、改めてこの問題は議論したいと思います。  大分時間を費やしてしまいましたが、外為法の改正案について入りたいと...全文を見る
○池田(元)委員 よく送金停止とかそういう部分だけ取り上げられることが多いのですが、今榊原局長がおっしゃったように、資産凍結、送金許可制、資本取引許可制、特定資本取引許可制、役務取引、仲介貿易の許可制、現金等の持ち出し、それに加えて輸出輸入も入っているわけです、禁輸措置。今までい...全文を見る
○池田(元)委員 先回りしてというか、答弁資料に余りこだわらないで、私のこの生の言葉を聞いていただきたいと思います。今、経済制裁の内容、手段について現行法との違いをお聞きしたわけです。  私の方から言いましょう。現行法では投融資は届け出制になっている。ところが、改正後は資本取引...全文を見る
○池田(元)委員 投融資の届け出制が許可制になった。新たに海外預金の凍結もできるようになったわけです。ですから、経済制裁の手段としては強化をされていると言っていいと思います。  今度の外為法、外国為替・外国貿易管理法の基本、平時は自由、有事は規制。平時は自由にしておいて、こうい...全文を見る
○池田(元)委員 なかなかこの実効性を確保するのは大変だと思うのですね。しかし、やはりやる以上はしっかりとやらなければならないとは思います。  現在、イラクなどに経済制裁が発動されております。発動継続中の経済制裁を簡単に、国名ぐらいを中心にお願いします。
○池田(元)委員 二番目の発動の条件、ここが大変問題なんです。経済制裁はどんな場合に発動されるか。  先ほど先回りしておっしゃった、「我が国が締結した条約その他の国際約束を誠実に履行するため必要があると認めるとき、」と書いてあるわけですね。ここで言う「国際約束」とはどんなことを...全文を見る
○池田(元)委員 法的拘束力、覊絆力を持った、そういった文書等によって明らかにされる。国際約束というのはそういうことでしょう。  次に、今度新たに発動の条件として加えた「又は国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するため特に必要があると認めるとき」、この平和への国際的な...全文を見る
○池田(元)委員 回り回ってまた国際的な努力に返ってくるようですけれども、国際的にというのは数カ国かそれ以上か、努力とは何を指すのか、お答え願いたいと思います。
○池田(元)委員 国連決議とか国際約束をすぐお話しになって、そこはわかるのです。しかし、平和への国際努力というのは極めて抽象的です。ですから、国際的な努力というのは何でしょうね。極めてあいまいですね。政府にフリーハンドを大きく与えていると言わざるを得ない。後で言いますけれども、こ...全文を見る
○池田(元)委員 国民経済の健全な発展に必要とか発展を図るとは、これはどういう意味ですか。一言で、何かコメントがありましたら。
○池田(元)委員 国民経済の健全な発展に必要とか発展を図るというので経済制裁ができるわけですね。経済制裁というのは重大なことですよ。どうしてここだけこんな表現になっているか。ほかと同じように、少なくとも、国際約束とか国際的な努力というのもあいまいですけれども、それぐらい書けないの...全文を見る
○池田(元)委員 平和へ向けての国際的な努力も極めてあいまいですが、国民経済云々、これが発動の条件とは言えませんよね。無条件同様です。欠陥と言っていいのではないかと思います。要するに省庁の総合調整ができない今の弊害、省庁縦割りの行政の弊害がここにあらわれているということを僕は強調...全文を見る
○池田(元)委員 何か使いたくない理由があったのかなという感じもいたしますが、正面から国際的な平和とか経済制裁の問題に取り組んでいただきたいと思います。  私は、今度の発動の条件を見まして、大変問題がある。それは、ほかの外国がよその国から侵略されたり、脅威を受けた事態を想定して...全文を見る
○池田(元)委員 そういう場合が抜けております。  またさらに、国民、市民の生命や安全や人権、それに財産が侵されたり脅かされた場合はどうなるんですか。
○池田(元)委員 それは多国間だけでありまして、二国間では該当できません。  私きょう、外務省の方、優秀な方が書いた「経済制裁」という本がありまして、時間があれば紹介したのですが、かつてイギリスがソビエトに対して行った経済制裁で、二国間で大変成功をおさめた例がある。粘り強く交渉...全文を見る
○池田(元)委員 せっかくの御答弁でございますが、経済制裁のところは抜けておりました。要するに抜けているんです、そういうことが。自国の安全とか市民、国民の安全を守るということが完全に抜け落ちているわけです。これは外為法・外国貿易法の改正といいましても、対外経済取引の基本法なんです...全文を見る
○池田(元)委員 先ほど午前中の質問で、定かに私も聞いていたわけじゃありませんが、送金規制のようなことはめったに起こらない、一々国会の承認をとるのは不適当だ、システムを壊すという発言があったようですが、システムとはどういうことなのか、この場合。既存の官僚主導のシステムを壊すという...全文を見る
○池田(元)委員 最後の御答弁はしっかりと受けとめました。  国会への報告は、アメリカでも五項目について報告をしております。公表も、当事国、相手国へのシグナルとしても重要ですから、ぜひはっきりとやっていただきたい。  最後に、一言だけ申し上げたい。  金融インフラについても...全文を見る
05月06日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。御苦労さまです。  時間が限られておりますので、早速始めたいと思うのですが、まず、この大蔵省改革、金融行政改革は、橋本行革の第一弾と言われておりますが、それを検証する前に、財政と金融の役割をちょっと過去に照らして取り上げてみたいと...全文を見る
○池田(元)委員 大分前のことですから、率直に言っていただきたいと思うのですが。  過去、少なくとも四半世紀、景気対策として発動されました財政政策は、常に金融政策にツケを回してきたとさえ言われているわけです。今、何より必要なのは、財政機能と金融機能を載然と分けて金融の独立性を高...全文を見る
○池田(元)委員 金融の機能の中に検査監督、企画立案という部門があるとされております。その企画立案を大蔵省に残したことについて若干触れてみたいと思います。  検査監督、企画立案は、金融行政の一連の流れと言っていいと思いますが、この企画立案と監督との関係はどのようにとらえるべきか...全文を見る
○池田(元)委員 監督と企画立案をそうはっきり明確に分離できますか。  随分、この一年間といいますか、大蔵省の思惑があって、どこにミシン目を入れるか、検査と監督の間を分ける、監督と企画立案の間を分ける、いろいろ思惑によって左右された部分もありますが、私は、そう明確には分離できな...全文を見る
○池田(元)委員 大蔵省に残した理由を聞いているわけですから、正しく答えていただきたいと思います。  大蔵省が去年の十一月半ばに出した反論文書というのがあります。ちょっと有名ですね、これは。「企画・立案、検査及び監督各機能間の緊密な連携が必要。一縦割り行政、二重行政の排除)」と...全文を見る
○池田(元)委員 経過を理由にしておっしゃることは、それはそれなりにあるでしょうが、私は、この機能を考えて、企画立案を大蔵省に残した理由がいまだ不明確ですね。なぜ金融機能の一部である企画立案を残すのか。企画立案は、実際は金融機関の経営把握など日常の監督業務と密接に結びついているわ...全文を見る
○池田(元)委員 苦しい答弁でありまして、情報を提出させることで金融機関に対する実質的な支配力を持とう、そういうねらいがあるのだというほかの省庁の方の話の方がむしろ説得力があると私は思います。  次は、いろいろ大蔵大臣との協議というのが入っております。法律別に分けると大変なもの...全文を見る
○池田(元)委員 現在金融破綻が続いているわけですね。個別の破綻処理は金融監督庁が担当するというふうに法案の説明などではしているはずですが、この信用秩序に重大な影響を与えない破綻処理は余りないわけでしょう。実質的に大蔵大臣主導で破綻処理をすると言っていいと私は思います。  次に...全文を見る
○池田(元)委員 業界の自主規制機関なのですね。そこではルールがあるわけですよ。そこでやらせればいいわけでしょう。そんな過剰な介入をする必要はありません。この業界の団体も、例えば全国投資顧問業協会連合会、こういった未成立なところまで共同で監督するというふうになっているわけですね。...全文を見る
○池田(元)委員 一つ一つを見まして私は言っているわけです。三分類して、監督庁の権限に属すること、大蔵省の権限に属すること、共管に属すること、三つあるわけです。そうであれば、どうしてイーブンじゃないのですか。監督庁が当然共管すべきであると私は思います。全く論理的にも僕は破綻してい...全文を見る
○池田(元)委員 全くわからないですね。これはもう本当に、政治家の皆さんにここの部分は特にしっかりと考えていただきたいと思います。  それから、裁量行政の不透明さを排して、客観的な自己資本比率の基準に基づいて銀行への改善命令などを発動する早期是正措置、これは新しく導入するわけで...全文を見る
○池田(元)委員 本当に過剰な関与の余地を残していると私は思います。  企画立案といいましても、金融制度の調査、企画立案、それから規則制定権、大まかに分けるとそんなふうに分かれます。規則制定権は、外国ではいわゆる制度の企画と分けて監督機関が持っている場合もあるわけです。特に、今...全文を見る
○池田(元)委員 以上、大蔵省の関与についてちょっと橋本総理大臣にお伺いしたいと思います。  結局、与党合意があって、立法作業は役所にゆだねたわけですね。その結果、法案としては大蔵省の関与がかなり前面に出てきた。まず民間金融機関に対する資料要求権、さらに大蔵大臣との協議、大蔵省...全文を見る
○池田(元)委員 私も省庁の中にもおりましたけれども、一般的な事務では、それは総理のおっしゃることは一つの試みだと思いますけれども、事は金融検査ですからね、ちょっと違うと私は思うのです。  ちょっと時間もありませんので、話を進めたいと思います。保利政務次官、御苦労さまです。 ...全文を見る
○池田(元)委員 読売新聞が去年の二月、四十七信連の幹部や融資担当者に調査をした結果があります。八〇年末に大蔵と農水の担当局長の通達というものがあるわけですね。これは住専を金融機関と認めて融資の道を開いた、同時に、住専に融資する資金の使途は住宅や住宅用土地の取得目的に限るという、...全文を見る
○池田(元)委員 去年の十二月、与党三党の幹事長、政策責任者がヒアリングを行った際、農水省は、今後は大蔵が検査監督を行っても構わないと言ったというふうにされておりますが、この真実を簡単に答えてください。
○池田(元)委員 私は、構わないと言った方が正しいとは思うのですが、農水省地方農政局が信連などを検査する理由というのは何でしょうか。端的にお答えいただきたいと思います。
○池田(元)委員 そういう立派な目的があることは私も認めます。それは、そういう目的の検査をやればいいのですよ。それから、中央会の監査というのもあるわけですね。必ずしも検査は一つの機関がやらなくても、性格の違う検査はあっていいわけですね。金融検査はちょっと性格が違うのですね。金融シ...全文を見る
○池田(元)委員 当面はという答弁は了といたします。  先ほど言ったように、金融というのはそういう独自なシステムがありますから、相互連関的ですから、一元的に把握する必要がある。私は、業務の専門性、効率性、そして何より、今もおっしゃいましたが、農業者などの預金者保護のためには、労...全文を見る
○池田(元)委員 最後に、一点だけ申し上げたいと思います。  私は、今度の大蔵改革については、財政機能と金融機能の分離が最も重要であると思います。担当部門としては、財政は大蔵省、金融行政は新しい機関、通貨管理は日銀という責任体制をとるのがいいのではないかと私は思っております。そ...全文を見る
○池田(元)委員 どうもありがとうございました。
05月21日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。大変御苦労さまです。  中身に入る前に一言だけ申し上げたいことがございます。政府委員の方々は余り関係のないことでございますが、当委員会の審議です。各党から修正案が出そろった。それにもかかわらず、きょう結論を出して採決をするというこ...全文を見る
○池田(元)委員 行革特別委員会で審議されております金融監督庁法案でも、総理にお話をいたしました。大蔵省が、金融監督庁長官を差しおいて民間の金融機関に直接報告や資料の提出を求めることができるという条文が入っております。また、支店の設置や営業時間、営業報告書の記載事項まで大蔵省が関...全文を見る
○池田(元)委員 では、少し法案の中身に入ってみたいと思います。  今度の日銀法案には大蔵省の認可や承認が必要とされる事項が入っております。どのくらいあるのか聞きたいのですが、認可や承認というのはどのくらいありますか。政府委員で結構です。――それでは計算しますと、認可が八項目、...全文を見る
○池田(元)委員 非常に大蔵省に好意ある発言だと思いますが、しかしこの以上三点から、これはやはり開かれた場でやらなければだめだということを強調したいと思います。  次に、認可等以外の大蔵省の権限、関与について触れたいと思います。  これも議論されておりますが、政策委員会での政...全文を見る
○池田(元)委員 いろいろあるということです。  金融監督庁の法案はちゃんと限定しておりまして、制度の企画立案について必要と認めるときなど入っておりますが、まさにこの条文は限定がないわけです。一般的監督権を廃止したと言いながら、一般的監督権まがいの権限を大蔵省に与えるものと言っ...全文を見る
○池田(元)委員 金融財政に詳しい橋本総理大臣らしからぬ発言であると思います。ただ、政府の長ですから、そこは私も割り引いて考えます。  現行の日銀法は、戦時立法として一九四二年に制定されたわけです。改正は、橋本総理大臣、五十五年ぶりですから、五十五年前の日銀法から見れば前進が見...全文を見る
○池田(元)委員 総理大臣、英蘭銀行のことをおっしゃいますのは、私もあの直後に……(橋本内閣総理大臣「いや、あなたがおっしゃったから僕は言ったんです」と呼ぶ)  それで、ゆっくり議論したいんですが時間がないんですが、このグローバルスタンダードというのは、別に一つだけあるわけじゃ...全文を見る
○池田(元)委員 民主党提出の日本銀行法案に対する修正案について説明をさせていただきます。  これまでの審議でも出ているとおり、戦時立法として昭和十七年に制定されました現行日銀法の改正作業は、中央銀行の独立性と政策運営の透明性を確保する観点から進められまして、全面改正案が今国会...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○池田(元)委員 私は、民主党を代表して、金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の両案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  今回の大蔵省改革、金融行政機構の改革は、日本銀行法の改正とともに、我が国の金融行政の歴史を塗りかえる大改正...全文を見る
○池田(元)委員 民主党の池田でございます。  きょうは、柳沢委員と一問一答で十分論議できることを楽しみにしてやってまいりましたが、結果的に、すべて総括的に決めつけで終わったというのは甚だ残念でございます。  まず、財政と金融の分離。これは皆さん、狂乱インフレ、バブル発生の、...全文を見る
○池田(元)委員 先ほどから出ておりますように、政府案の金融監督庁と民主党案の金融庁の最大の違いは、政府案が大蔵省に金融の企画立案を残したこと、我々の提案は、金融の企画立案を大蔵省から離して総理府に移管したことです。その企画立案の中でも、監督に密接に関連する政省令の策定の権限は金...全文を見る
○池田(元)委員 民主党案では、行政の効率化という観点から金融検査業務を金融庁に一元化することにしております。日銀の考査の法定化とあわせて、金融機関については金融庁の行政検査と日銀考査のダブルチェック体制になるわけです。  ノンバンクの不良債権問題が象徴的ですが、金融は相互に連...全文を見る
○池田(元)委員 金融庁長官は、必要な場合は独立して職権を行使できるというのが我が党案に入っておりますので、その心配は要らないと思います。
○池田(元)委員 お答えいたします。  財政と金融の分離は必要なことですが、それに対する反論はついに、G7の出席問題ぐらいを挙げて反論するということに大蔵省はなっております。  G7といいますのは、先進七カ国大蔵大臣・中央銀行総裁会議という名前です。このG7には、民主党案によ...全文を見る
○池田(元)委員 スイスで開かれております国際金融監督者会議や国際決済銀行等の国際会議に出席するのはどうかということですが、御指摘の会議は、いずれも金融監督機関の国際会議ですから、当然、金融庁長官が出席することになるわけです。
○池田(元)委員 民主党案は、日銀法の改正とあわせて、今一番改正が必要な部分、財政と金融の分離、検査の一元化を重点にまとめた提案でございます。  役人出身の委員から、まあ役人をしていないからという御発言もありましたが、私も役所を随分オブザーブ、ウォッチをいたしました。そして今回...全文を見る
05月28日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。大変御苦労さまでございます。また、参考人として貴重な御意見を賜りまして、感謝を申し上げる次第です。  先ほど聞いておりますと、どうも民主党の案がこの参考人質疑では余り取りざたされておりません。余り知られていないかもしれませんので、...全文を見る
○池田(元)委員 お手元に時間表があると思うのですが、私の持ち時間は二十分でございまして、今十分お答えをいただきました。また別の機会に御教示をいただきたいとは思うのですが、あとの方に、申しわけないですが一分半くらいでお答えをいただければありがたいと思います。
○池田(元)委員 大蔵省は、国債や政府短期証券を発行して金融市場から資金を調達しておりますね。ですから、市場のプレーヤーです。一方、市場のルールを決めるとともに、金融機関を監督、監視をしていますから、レフェリー役も果たしている。さらに、民間金融機関に対する行政もしていますから、コ...全文を見る
○池田(元)委員 時間がありませんが、鈴木さんに一言、それから中北先生、よろしくお願いします。
○池田(元)委員 山田先生にちょっと質問を残して恐縮ですが、余り時間がありませんので、一言申し上げたいと思います。  今、参考人の皆さんの御意見、大変参考になりました。鈴木先生の真意もよくわかりました。やはりグローバルスタンダードに合わせるのは、中央銀行制度も金融監督制度も当た...全文を見る
○池田(元)委員 どうも大変御苦労さまでございます。民主党の池田元久でございます。  当委員会の審議も大詰めを迎えております。この重要な大蔵省改革、金融行政改革につきましては、各党から改革案が出されておりまして、論戦が行われてまいりました。先日は、民主党、新進党の改革案に対して...全文を見る
○池田(元)委員 忘れていないという後ろ向きの発言ではなく、その上に立って、橋本総理大臣はこうするという、恐らく近々おっしゃるということを期待しておりますが、ぜひそのようにお願いをしたいと思っております。  それから、G7の出席問題等おっしゃっていると思うのですが……(橋本内閣...全文を見る
○池田(元)委員 共同省令の問題につきましては、今最後の方でおっしゃいましたとおり、そういうことであれば、検査監督にかかわる省令は外しても構わないと……(橋本内閣総理大臣「いや、外すと言ったって、金融監督庁になきゃ困るよ」と呼ぶ)監督庁にかかわる、検査監督にかかわるものは大蔵省の...全文を見る
○池田(元)委員 次に、機構と大事についてお尋ねしたいと思います。  報道によりますと、大蔵省の銀行局と証券局は、現在、課として十一ありますが、監督庁ができても金融局に七課も残ると言われております。企画立案が残り、政府系金融機関の監督もあるとはいいましても、監督という重要な事務...全文を見る
○池田(元)委員 また、新しい監督庁には人事担当の総務課はない、人事係を置くだけで、それも一人にするという案すら出ていると言われております。私は、今確かに武藤さんがおっしゃった、政府としてはそういうことをおっしゃるでしょうけれども、機構、人事の面でもこういう報道が出るということは...全文を見る
○池田(元)委員 最後に、政府提案の法案には、これまで論議してきましたとおり問題点が大変多いわけです。閣僚からさえ、「当面の金融監督庁については、とりあえず現体制の中で発足した、必ずしも完全な形ではなかろうと思う。」という率直な発言もありました。  間もなく中央省庁の統廃合問題...全文を見る
○池田(元)委員 また論議をしたいと思います。どうもありがとうございました。
06月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  御苦労さまです。しかし、先ほど参考人のお話を聞いておりますと、参考人がかつてあのバブル全盛のころ、いろいろなインタビューに登場されておりますが、そのときこう言っていらっしゃるわけですね。ここまで発達した日本の市場に今必要なこと...全文を見る
○池田(元)委員 大変不自然だと思います。  この件では、その後、この暴力団の会長が死去いたしまして、野村ファイナンスの百六十億円の債権は岩間開発という会社に肩がわりされました。その間のことはわからないのですが、おととし、九五年三月になって、東急建設が岩間開発から東急の株を買い...全文を見る
○池田(元)委員 野村側に聞いたところ、九十二億円は返済が済んだ、まだ多額に残っている。要するに、現在もこういうやみの世界と債権処理の問題が続いているわけですよ。  こうした問題を含めて、野村グループといわゆるやみの世界との関係が続いているということは十分考えられるのですが、い...全文を見る
○池田(元)委員 このことは全くディスクローズされておりません。いろいろ恥部といいますか、そういう部分が多分あるから、途中一切ディスクローズしないということが専ら言われておりますので、今の発言と逆ではないでしょうか。  総会屋との関係についてお尋ねしますが、先ほど、木島力也氏と...全文を見る
○池田(元)委員 では、木島氏と二回会ったときに何か頼まれ事をしたとか、その後電話があって依頼されたとか、人を介しての依頼とか、そういうものはなかったですか。
○池田(元)委員 小池隆一容疑者との面識を否定されましたが、これは不自然です。  八五年に三万九千株、八九年に三十万株を取得した。そして、この小池隆一容疑者については歴代首脳の申し送り事項になっていたという話もございます。あなたが面識がなかったというのは本当ですか。
○池田(元)委員 いずれ明らかになると思います。  酒巻さんとあなたの関係は、若いころ本店営業 部で、初め課長同士、次いで次長と課長という関係でした。また、一九八八年から九一年まで社長と副社長という関係でもありました。そして、九一年六月、あなたは酒巻さんを後継の社長に指名をい...全文を見る
○池田(元)委員 九二年の株主総会と九五年の株主総会について、事前の酒巻さんとの話というのはあなたは否定しておられますが、大変不自然です。  酒巻さんは、両田淵氏、特にあなたを取締役に復帰させることが自分の最大の仕事だと言っておりました。特に、九五年六月の株主総会であなたは節也...全文を見る
○池田(元)委員 いずれにしても、経営会議か全役か知りませんが、そういうところで異論があった。異論があるのですから当然いろいろ話をしているはずだ、こういうことを言っているわけですよ。あなたの処遇について、親しい酒巻さんと話し合わなかったというのは、どう見ても、だれが見ても極めて不...全文を見る
○池田(元)委員 昭和五十八年ですね。大体その流れとしては、私はわかります。  あなたは政官財等に広い人脈を持っていらっしゃるようですが、エネルギー懇話会というものがございますね。エネルギー懇話会の事務局長で、運輸会社社長のMさんを御存じだと思いますが、いかがですか。
○池田(元)委員 エネルギー懇話会というのは、有力政治家とエネルギー関連の財界人二十七人でつくっている団体です。Mさんは、官界、政界で交友範囲が広く、ある大蔵省幹部の再婚披露宴で友人代表を務めてちょっと知られております。  あなたはこのMさんとじっこんの間柄、おれ、おまえの仲と...全文を見る
○池田(元)委員 いや、この方は中小企業の社長というよりも、ある種のフィクサーとして有名な方なのです。  あなたは、Mさんと頻繁に会食を重ねていたと言われます。別にそれが悪いと言っているのじゃないですよ。二人の間で官僚や政治家のVIP口座開設を話し合ったことはなかったですか。
○池田(元)委員 ベトナムの関係をお聞きしたいと思うのです。  あなたは、特に相談役になってから、野村証券グループのアジア進出に力を入れました。中でも、ベトナム北部の野村ハイフォン工業団地、ここに資料がございますが、その開発を主導した。節也会長は、先ほど出たように、田淵義久君が...全文を見る
○池田(元)委員 ほかにもいろいろやっていらっしゃるのですね。調べますと、ベトナム政府の経済政策への助言を行う総合政策支援、政府の指南役となる事業に野村総研が応札した、これは結局大和総研に負けてしまうのですが。また、野村証券は、ベトナムの証券市場への参入と海外起債の引き受けなどを...全文を見る
○池田(元)委員 終わります。
06月17日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  第一勧業銀行と野村証券事件について取り上げたいと思います。  その中で、今、同僚議員も指摘されましたが、大蔵省の検査について私も若干お聞きをしたいと思います。こうした金融機関の不祥事を再び起こさないためには、監督官庁である大...全文を見る
○池田(元)委員 総会屋の絡む異常な融資というふうには見抜けなかったということです。問題がある融資とは見ていなかったということになります。  この不良債権は半分以上が回収不能とされて、今おっしゃったように二十六億円余りを有税償却にし、大蔵省に届け出もしたと言われておりますが、こ...全文を見る
○池田(元)委員 一九八二年四月の大蔵省の銀行に対する通達では、「不健全なものに対する融資、社会的な批判を受けるおそれの強い融資は厳に慎むものとする」とされているわけです。検査のポイントの一つになっていたはずですが、実際は、通達は空文化していたことを示しております。  九四年十...全文を見る
○池田(元)委員 これはなかなか答えにくいと思うのですが、九四年十月の検査で小甚ビルディングへの融資が報告されていたという事実は、大蔵省は公表していないのです。あのときの二、三日の間、五月二十日過ぎには、第一勧業銀行側は、大蔵省の検査で二度も隠ぺい工作をしたということを認めたわけ...全文を見る
○池田(元)委員 隠すつもりはないといっても、これは監督責任の手落ちにつながる話ですから言いたくないのはわかりますけれども、これは後でどうせわかる話ですから、当然開示すべきであると私は思います。そういうフェアな行政が必要です。  さて、九〇年の九月と九四年十月の検査では、その直...全文を見る
○池田(元)委員 たくさん言葉が出ますが、要は抜き打ちでやっていなかった、これからは抜き打ちにするのだ、こういう明確な答えを私は欲しかったわけです。こういうことは言うつもりじゃなかったのですが、余りに説明といいますか、弁護的な答弁がございましたので、一言申し上げます。  一勧の...全文を見る
○池田(元)委員 後半は大変明快な答弁でございました。ありがとうございます。  大手の銀行、証券などは、大蔵省担当の社員、いわゆるMOF担を置いて大蔵省に出入りをさせ、日常的に情報収集などを行っております。大蔵省の検査時期をつかむのも重要な仕事となっています。第一勧業銀行の場合...全文を見る
○池田(元)委員 銀行局長、どうしてMOF担の自粛を求めるということは言えないのですか。
○池田(元)委員 今は、説明するまでもなく、いろいろなコミュニケーションの手段があるわけですよ。御用聞きみたいにそこに置いて、これはどうだというようなことはもう時代おくれといいますか、それからいかにも官僚優位の姿勢がそこにあるわけですよ。あなたはどうしてMOF担の自粛ぐらい求める...全文を見る
○池田(元)委員 そこに連絡役を置くという、そういう考えがおかしいのですよ。大蔵省の検査が十分機能しなかった今回の反省から言いまして、検査を抜き打ちで行うのはもちろん、融資先の属性、どのような性格の企業、人物であるか報告を義務づけるべきだと思います。  次に、問題のある融資など...全文を見る
○池田(元)委員 松下日銀総裁、御苦労さまでございます。  今、大蔵省検査の改善点について申し上げましたが、日銀考査にも当てはまると私は思います。既に検討をされていると思いますが、考査を改善する考えはおありになるかどうかお尋ねしたいと思います。
○池田(元)委員 あと、証券取引等監視委員会について一言だけ申し上げて質問を終わりたいと思いますが、証券取引等監視委員会は、九五年十一月に取引審査部が不審な取引を見つけた。これは大変よかったと私は思います。九六年三月には総会屋絡みということがだんだんわかってきた。しかし、その後野...全文を見る
○池田(元)委員 きょうは、野村そして一勧の問題を聞きましたが、この問題は、日本の金融システムにとっても大変重要ですので、引き続きこの場でも論議をしていきたいと思います。
09月29日第141回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第1号
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○池田(元)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、高鳥修君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○池田(元)委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長においで指名されることを望みます。
10月17日第141回国会 衆議院 本会議 第5号
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○池田元久君 私は、民主党を代表して、議題となりました財政構造改革推進に関する特別措置法案について、総理にお尋ねします。  橋本総理大臣、今、日本が置かれている状況、国民の意識について、どのように認識されておりますか。多くの日本人は、我が国の先行きに不透明さを感じ、漠然とした危...全文を見る
10月31日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。大変御苦労さまです。  御存じのように、連鎖的に株価の下落が起こりまして、世界同時株安となっております。その後、ニューヨークは落ちつきを取り戻し、香港は波乱、東京市場も反発後再び急落、きょうも前場の引けで二百円以上下げております。...全文を見る
○池田(元)委員 いずれにしても、景気は停滞し、一方には巨額の財政赤字があります。こうした中で、どのような経済財政運営を進めるのか、打つ手はあるのか、国民、市民が一番知りたいところです。橋本総理の率直な御見解をお尋ねしたいと思います。
○池田(元)委員 今のお考えの中で、経済の構造改革、そして当面の対応、ちょっと触れられましたが、不良債権の処理というのは大きいですね。私たちも、現在の景気の動向、国民に与える影響を大変心配しております。  民主党といたしましては、負担の大きい中堅世代などを対象に、費用対効果の大...全文を見る
○池田(元)委員 これから大蔵大臣にもぜひ答弁をいただきたいと思います。  財政赤字のGDP比三%以下という目標への達成の道筋はどう描いているか、大筋示していただきたいと思います。
○池田(元)委員 今、もう既に説明されましたが、「財政事情の試算」、これはこの委員会でもたびたび取り上げられました。十月一日の政府・与党の財政構造改革会議に大蔵省が出したものですが、今度の財政再建は、六年後の目標を掲げて行ういわば六年計画。ですから、これは大変重要な試算だと言えま...全文を見る
○池田(元)委員 そうしますと、主要な健全化目標、第一の目標である財政赤字の対GDP比三%を達成するにはどうなるかという試算ではないわけですね。そうでないことがわかりました。  三%達成への試算をまず示すべきではないかと私は思います。この試算のように三%以下に結果としてなるとい...全文を見る
○池田(元)委員 残念ながら三%達成への試算ということは示してもらえないわけですね。一番大事なところですよ。ここが欠けているわけです。  さて次に、いわゆる要調整額、歳出と歳入のギャップに関連しまして、歳出歳入の各項目について端的にお尋ねをしたいと思います。  まず、国債の利...全文を見る
○池田(元)委員 国債費は抑制はできないと理解していいと思います。  次に、地方交付税についてですが、これは二番目ですね、地方交付税。  上杉自治大臣、いらっしゃいますね。地方も巨額の財源不足が続いており、「交付税額の抑制などというものは考えられない」、などというものは考えら...全文を見る
○池田(元)委員 この前と同様の答弁でございました。  次に、一般歳出は後回しにして、歳入の方に移りたいと思います。  税収ですが、税収の前に、税収の中に含まれるのですが、基本的な点、増税について午前中も質疑が交わされました。こういう六年間の計画ですから、プランですから、この...全文を見る
○池田(元)委員 税収ですが、九七年度は六十・七兆円、九八年は六十一・八兆から六十二・九兆を見込んでいるわけですが、現在の消費減退、景気の冷え込みから達成は難しいと思いますが、一言御答弁をお願いします。
○池田(元)委員 そのように大変厳しい状況です。これまでの他の委員の指摘でも、政策減税を行えばもっと税収が落ち込んでくるわけです。  私は、きのうの参考人の質疑でも、どの党の推薦でもいいのですが、自民党推薦のエコノミストは、日本の経済成長率は八〇年代は四%ぐらいあったが、今はも...全文を見る
○池田(元)委員 要調整額は、ここにあるとおり、成長率一・七五%、二〇〇一年度以降は一般歳出ゼロとした場合、一番下ですが、九八年度は二・九兆、九九年四兆、二〇〇〇年は四・五兆、そして最後に二〇〇三年四・八兆、六カ年を合計しますと二十四・九兆円、巨額の要調整額が生じることになります...全文を見る
○池田(元)委員 どういう方法があるのか教えていただきたい。しかも、この要調整額に国鉄の長期債務、国有林野特会の累積債務、これを処理するための費用をそのまま加えますと、初年度八千億、来年度以降平年度で一・七兆円が加わるわけです。要調整額というのは、これは官僚用語ですね。霞が関の用...全文を見る
○池田(元)委員 この要調整額を赤字として国債で穴埋めをした場合はどうなるか、大蔵省の事務当局に計算してもらいました。国鉄、国有林野の累積債務は別にしても、財政赤字の対GDP比は、九年度は五・四%ですね、それで出発しますから。二〇〇〇年度では四・九から四・五。そして、最終の十五年...全文を見る
○池田(元)委員 単年度のことを言っているのではないことは御存じかと思います。  公共投資基本計画を三年延長した理由について、数量、金額の面からいうとどうか、お尋ねをしたいと思います。これは大臣にお願いしているのですけれども、経企庁長官に。
○池田(元)委員 そうしますと、景気対策の大幅な追加が行われた以前の水準に引き下げる、それはパーセントで言うとどのぐらい引き下げるのか、一言でお答え願いたいと思います。
○池田(元)委員 要するに、言わんとするところは、公共投資の対GDP比、九四年で六・六%、それを五%程度にする。そうすると、割り算すると大体七五%ですね。単年度平均ではそういうことになります。  それで、次に、公共事業の長期計画については、五年のものを二年、十年のものを四年。こ...全文を見る
○池田(元)委員 期計画十六本のうち、昨年暮れ七本が改定されました。これらの長期計画の事業総額は、前の計画に比べて一・四一倍、大変な金額でふえている。二年延長すると、単年度は一・四一掛ける七分の五、だれでも計算できますね、イコール約一。ですから、これは前の計画の事業量を確保できる...全文を見る
○池田(元)委員 総合的な勘案というのが出てきました。  基本計画と長期計画、そして法案、つまり七%以上のカット。この三つを比べてみますと、単年度の事業量では基本計画は二三%カットですね。それから長期計画は二九%カット。この二つには施設費が入る、入らないというのはあるわけですよ...全文を見る
○池田(元)委員 しかし、二十数%と七%では、弾力的にやるといっても余りにも弾力的というか、開きがありますね。  実は、なかなか言いにくいのは、この七%以上のカットは、そこにいらっしゃる橋本総理大臣が官邸で裁断されたというふうに伺っているんですが、この七%の根拠について総理大臣...全文を見る
○池田(元)委員 総理大臣らしからない答弁で、ちょっと理解に苦しみます。こんな大事な国の大きな裁量的経費である十兆円もの公共事業について、七%以上カットする、閣議決定をし、法案として提出した、そういうものには明確な根拠が必要なんです。  しかし、今ずっと伺っておりますと、七%は...全文を見る
○池田(元)委員 最後に、今ずっと述べてきましたように、政府案では構造改革にはつながらない、財政再建の道筋を示していないと申し上げたいと思います。  当面の経済の状況に対しては、私たちは、短期的には機敏な対策をとる、底流にある金融機関の不良債権を早期に処理しなければならないと考...全文を見る
○池田(元)委員 同時に、国民に目に見える形で、中長期的には経済の構造改革につながる実効ある財政構造改革を進めて、経済の再活性化を図らなければならないということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
11月04日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第13号
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○池田(元)委員 私は、提案者を代表し、議題となりました内閣提出の財政構造改革の推進に関する特別措置法案に対する民主党提出の修正案の概要と提案理由について御説明をいたします。  民主党は、国民の皆様に痛みを伴う財政の構造改革を進めるには、何よりもまず財政に関するあらゆる情報を国...全文を見る
○池田(元)委員 大変基本的な点から御質問をいただきました。  まず、修正案で財政健全化の目標としております国及び地方公共団体の公債発行額及び借入金の総額の定義につきましては、財政健全化の目的が国及び地方自治体の長期的な債務を管理し財政収支の均衡化を図ることにあることから、当然...全文を見る
○池田(元)委員 お答えをいたします。  土光臨調以来、我が国の財政再建論議の中で、常に赤字国債ゼロの目標がいわば金科玉条として掲げられてきましたことは皆様御承知のとおりです。しかし、それが果たして今後本当に財政の健全化に役に立つのかということは、この委員会の参考人質疑等でも繰...全文を見る
○池田(元)委員 大変大事な論点の御指摘だと思います。  補正予算については、ウルグアイ・ラウンド対策費のように当初予算の編成時点から明らかな経費を補正予算で組むようなことは、財政規律をゆがめることになります。財政法第二十九条の原則、緊急かつ必要な支出に限る、それも予算成立後生...全文を見る
○池田(元)委員 補正予算の内容は千差万別であります。そのときの経済情勢等にもよりますので、補正予算のすべてについて画一的な議論はできないと考えております。  しかし、今委員御指摘のように、当初予算の編成時から財政構造に取り組むということが明らかであったのに、今の状況ですね、当...全文を見る
11月25日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○池田(元)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     持株会社の設立等の禁止の解除に伴う金融関係法律の整備等に関する法律案及び銀行持株会社の創設のための銀行等に係る合併手続の特例等に関する法律...全文を見る
12月03日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○池田(元)委員 預金保険法の審議がきのうから始まりまして、民主党として初めて質問させていただきます。これから同僚議員も質問いたしますが、私は、政府の対応を中心にまずただしていきたいと思います。我が国の置かれた状況、特に経済の状態についてはどうか、その認識と対応策について論議をし...全文を見る
○池田(元)委員 一本筋の通ったお話をしていただけると思ったのですが、大変残念です。  十一月十七日に拓銀の破綻が公になりまして、二十二日未明に山一証券の自主廃業への動きが明らかになりましたが、橋本総理大臣はどうされていたか。その未明の記者会見では、山一については「報告を受けて...全文を見る
○池田(元)委員 私たち民主党としては、現在の事態に対して、緊急金融対策を昨日まとめました。  国民の金融不安を解消し、政府が大胆な政策を打ち出す前提として、まず関係者の徹底的な責任追及を行わなければならないと思います。橋本首相を初め自由民主党主導の歴代政権が政策を誤ったことを...全文を見る
○池田(元)委員 ぜひ国会で各党の皆様方と真摯な論議をしたいと思います。  さて、一九九三年二月、今から四年半前ですが、古い話で恐縮ですがと言いたいところなのですが、当大蔵委員会で私が質問をいたしました。そのとき、たしか金融システムの問題を取り上げたという記憶がありましたので、...全文を見る
○池田(元)委員 部分的なことはおやりになったことは認めますが、全体的には顕著な効果のある対策はおとりにならなかった。四年半前、このときは林大蔵大臣ですか、それから銀行局長は寺村さんですか、いずれも抽象的な答弁ですね、健全な体制に持っていくとか。だから、大体こういう取り組み方が基...全文を見る
○池田(元)委員 お言葉でございますが、この現実を見ればそういうことは言えないのではないか、私はそういう感想を持ちます。  次に、同じ大蔵委員会で、ことし四月十一日、大銀行二十行をつぶさないというのは国際公約なのかという同僚議員の問いに対して、「これは、国際公約ということではな...全文を見る
○池田(元)委員 何と言っていいかわからないですが、長野証券局長と同じ表現をかりれば、言葉もないというか……。  それはちょっと置いておきまして、この発言は大変重大なんですね。単に公約違反とか不明を恥じるとかそういうだけではなくて、この発言は裁量行政になれた銀行に誤ったメッセー...全文を見る
○池田(元)委員 処理策を聞いているわけじゃないんです。やはりこれは発言が違った、そして今の裁量行政になれた金融機関には誤ったメッセージといいますか、どの程度かわかりませんが、そういうメッセージになったのではないかと言わざるを得ません。  次に、橋本総理大臣が、つい最近、十一月...全文を見る
○池田(元)委員 破綻はやむを得ないと言ったのじゃないというふうにたしかおっしゃったと思うのですが、各紙が報道しておりますのは、橋本総理大臣の言葉として、先ほど言った言葉と同時に、「金融改革の中で耐え切れない金融機関が選別、淘汰されるのはやむを得ない」淘汰はやむを得ないとの考えを...全文を見る
○池田(元)委員 今提案されている預金保険法の改正案では、御承知のように、経営が不振の銀行同士の合併に対しても預金保険機構が資金援助を行えるようにする、ここで言う特定合併ですね。経営不振の銀行同士の合併の対象となる金融機関の基準というのは何か、端的にお答えをいただきたいと思います...全文を見る
○池田(元)委員 停止したというのは除外するのじゃないですか。要するに預金の払い戻しが停止するおそれのある金融機関、これじゃ何が何だかさっぱりわからないですね。ただ非常に経営が苦しくて、悪化しているということだけですので。客観的な経営状況を示す指標というのはいっぱいあるわけですね...全文を見る
○池田(元)委員 どんな場合、ケースというのではなくて、業務もしくは財産の状況に照らして預金等の払い戻しが停止されるおそれのある金融機関、これは非常に包括的といいますか、漠然とした言い方でございまして、この手の話といいますか、金融の世界の話ですから、客観的な経営状況を示す指標は幾...全文を見る
○池田(元)委員 まさにそれが密室行政じゃないですか。客観的な基準を設けて、それで厳正なチェックをすれば済む話なんですよ。なぜ大臣あっせんとか金融監督庁のあっせん、そしてほとんど基準のない基準で、しかも政策判断をすることになるのか。基準が不明確で、大蔵の裁量に任されるということに...全文を見る
○池田(元)委員 自民党の中でも、やめたばかりの官房長官が、「今回の小手先の預金保険法改正では、公的資金がなし崩し的に、経営の悪化している金融機関に対して導入されるようになってしまう。大蔵省が言っているからというだけで慌てて話を進めてはなりません。」いいですか、「預金者保護に名を...全文を見る
○池田(元)委員 この預金保険法の改正のスキームは、大変不当なことではございますが、現にといいますか、もう既に合併の働きかけが行われ、法案提出前に合併発表に至っている。しかも来年十月一日からの話でございまして、私は、この危機的な状況に対しては、問題のある非効率な金融機関を淘汰しな...全文を見る
○池田(元)委員 大変不満であります。ぜひよく考えていただきたいと思います。  ちょっと時間がなくなってしまいましたが、投資家の保護といいますかこれも大事な問題でありますので、一点だけ聞きたいと思います。  証券会社の預かり資産の保護状況、これは聞く前に私の方から言いますと、...全文を見る
○池田(元)委員 ぜひ早急に具体化をしていただきたいと思います。  まあ五十分ばかり論議をしましたが、この預金保険法の改正案というのは大変問題が多い。しかも、今この金融危機の中で何をやるべきか、そういうことを真摯に皆さん考えて、特に三塚大蔵大臣、政権与党は考えていただきたい。ち...全文を見る
12月04日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○池田(元)委員 私も委員長に一言申し上げたいと思います。  預金保険法の改正案の審議は、今まで出ておりますように、大変重要です。引き続き十分審議することが委員長の任務であることを自覚されますようお願いをいたします。
○池田(元)委員 ぜひそのようにしていただきたいと思います。  さて、きょうは、総理がいらっしゃいましたので、総理に対してお尋ねをしたいと思います。  不良債権処理の行き詰まり、もうずっとこの処理というものが課題になっておりましたが、ここへ来て金融機関の破綻が相次ぎまして、つ...全文を見る
○池田(元)委員 最初に山一と拓銀の個別の破綻処理をおっしゃった後、預金者保護、金融システムの安定に努力されるという趣旨のことをおっしゃいました。それから、具体策は早急にやりたいと。まだ明示されておりません。  私は、この半月の間をちょっと振り返ってみたいと思います。  総理...全文を見る
○池田(元)委員 明確なメッセージなしでした。この日程を見れば、APECは大変重要ですが、その後はどうかなというのが率直な印象です。それを申し上げているわけです。やはり最高指導者は確固としたスタンスを、こういう危機のときこそ国民にアピールしなければならない。指導者不在でこの危機が...全文を見る
○池田(元)委員 淘汰やむなしということは今おっしゃいませんでしたが、各紙が伝えております。しかも、これは単なる憶測ではなくて、会談の終わった後、政権党の幹事長におっしゃったことのようです。  私は、淘汰やむなしという発言はけしからぬと言っているわけじゃありません。やはりそうい...全文を見る
○池田(元)委員 弱い者同士の合併では本当の苦境はしのげない、どうしてこういう合併の方策を立てるのか理解に苦しむという地元の報道資料もございます。  この預金保険法改正は、今でも苦しい預金保険機構の収支を大幅に悪化させるおそれもあるわけです。この預金保険法、これは七、八月から大...全文を見る
○池田(元)委員 こういう提案をしております。  まさに政府が今やるべきことは、このような全般的な対応策でなければならないわけです。この預金保険法のような、裁量行政を残したびほう策、銀行の延命策、そういうものではないはずなんです。もう完全に、そのプライオリティーといいますか優先...全文を見る