池田元久

いけだもとひさ



当選回数回

池田元久の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第142回国会 衆議院 本会議 第3号
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○池田元久君 私は、民友連を代表して、預金保険法の一部を改正する法律案及び金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案について、総理及び大蔵大臣に質問をいたします。  橋本総理大臣。都市銀行が破綻し、四大証券の一角が崩れて金融の危機的状況が広がって以来、あなたは、国民や市場に...全文を見る
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○池田(元)委員 池田でございます。  この金融関連二法、大変重要な法案でございます。政府案が提出されましたのは一月十九日、我々はその前後、精力的に検討し、修正案を提出いたしましたのが、二十八日にまとめ、二十九日。しかし、二十時間で、今や採決ということになっております。ドラマが...全文を見る
02月07日第142回国会 衆議院 本会議 第10号
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○池田元久君 私は、民友連を代表して、ただいま議題となりました預金保険法の一部を改正する法律案に対する修正案の概要とその趣旨について御説明をいたします。  昨今の景気低迷は、バブル崩壊後の不良債権処理のおくれによる金融システムの不安が、橋本内閣と大蔵行政への信頼の失墜とあわせて...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○池田(元)委員 参考人として出席いただいた松下総裁、松田理事長、きょうはありがとうございます。  まず、大蔵省の内部調査の方からお尋ねしたいと思います。  最近、新聞、テレビを見ますと、連日のように大蔵、日銀の不祥事が報道されております。今思い出したのですが、かってアメリカ...全文を見る
○池田(元)委員 大変しっかりとした形でやっていらっしゃるという言葉を信じたいと思いますが、現時点で、中間報告といいますか、関係業者から接待等の利益供与を受けた者のおよその数、調査対象に対する割合はどうなっていますか。
○池田(元)委員 しからば、調査がまとまり、公表するのはいつになるのですか。端的にお答え願いたい。
○池田(元)委員 春のうちにはとか、そういういいかげんな答えはしてほしくないですね。これは一月の半ばからやっていることですよ。民間企業でそんなことやりますか。例えば突き合わせとか、何でもっと早くできないのですか。  大臣、この調査の進捗を今聞いたら随分かったるい印象を受けるので...全文を見る
○池田(元)委員 いろいろ理由は述べられますが、決定的な理由ではないと思うのですね。例えば捜査資料の問題について言えば、私が聞くところによれば、第一勧業銀行関係は押収されて大蔵省にない、ほかはコピーがあるということですから、まずその第一の理由がちょっとおかしいなと思います。ぜひ急...全文を見る
○池田(元)委員 ぜひ全面的に、国民の関心の的でもありますから、大蔵省の信頼性もかかっておりますので、出していただきたいと思います。  次に、大蔵省OBに対する調査は行わないのですか。
○池田(元)委員 しかし、大蔵省OBが金融機関に多数天下ってもいるわけですよ。ずっと昔の話を調べろという話じゃなくて、大蔵省のつくった調査要領にあるとおり、平成五年一月一日以降に在職していた者については少なくとも調査を行うべきではないですか。
○池田(元)委員 私も、昔の古傷までさわろうとは思わないのですよ。少なくとも平成五年一月一日以降に在職していた者については調査をする。もともとこの調査というのは強制調査でも何でもない。自己申告がベースですからね。任意の調査を行うべきであると思いますが、大臣の御見解を聞きたいと思い...全文を見る
○池田(元)委員 大臣は元検事でいらっしゃるので、権限とかなんとかすぐおっしゃいますが、大蔵行政の信頼性の問題で、大蔵省で禄をはんで金融機関などに行っている方も多いわけでしょう。アンケートというものがありますから、アンケート調査ぐらいできないのですか。大臣に聞きます。
○池田(元)委員 具体的にといっても、今はそういう接待漬けといいますか、もう広がっているわけですよ。つい最近在職した人に対して全く任意のアンケートまでできないというのは、何ですか、これは。どうしてそのくらいのこと言えないのですか。大蔵大臣、余り僕もこんなところで時間とりたくないの...全文を見る
○池田(元)委員 とんでもないことをおっしゃいますね。全く関係のない者まで調査するのはおかしいと。あなたはそれで官房長ですか。官房長の仕事というのは、服務をやるわけですよ。関係ないですか。  大臣、きょうは大臣の所信表明に対する質疑で、最初ですから、余り強く言うのはなんと思いま...全文を見る
○池田(元)委員 ちょっと大臣に聞いてほしいのですが、平成七年から平成九年一月まで延べ十三人の幹部が不祥事で処分を受けました。これは総務庁がまとめた資料です。中には減給というのもありました。しかし、口頭や文書による厳重注意が中心であったわけです。  具体的に見ると、どういうこと...全文を見る
○池田(元)委員 実行行為者と監督者を分けて説明なされました。松永さんらしい答弁ですが、監督者でもその後の成績によってはという話をされました。これは世間でいえば同じですよ。ただ行為者と監督者には軽重はあります。  今の大臣のお話ですが、篠沢恭助主計局長は、中島、田谷事件で平成七...全文を見る
○池田(元)委員 質問の趣旨を理解されてないようですが、内部処分が処遇、大事に全然反映されてない、そんなもの痛くもかゆくもない、どんどん出世する、こういう批判が省内にあるわけですよ。これはもっともなんですよ。世間の常識と合致するわけです。  もう一度、答弁をお願いします。
○池田(元)委員 今の最後の話は、大蔵省トップとしてぜひ真剣に考えていただきたい。  日銀についてお尋ねをしたいと思います。  日銀は、金融機関から職員への利益供与問題で、先月九日、調査役以上のおよそ六百人に対して調査をすると発表いたしました。調査の進みぐあいはどうか、端的に...全文を見る
○池田(元)委員 次の質問の答弁まで読まれてしまいまして、ちょっとあきれてしまいました。  松下さんは、官房長、主計局長、事務次官、太陽神戸三井、さくらの会長、日銀総裁という、もう歴戦の勇士というか、自分の言葉で語れる方だと思いますので、ぜひ自分の言葉で語っていただきたいと思い...全文を見る
○池田(元)委員 この幹部に対する疑惑というものは大分前からうわさに上がっていました。そして、いろいろな情報の漏えいという問題が取りざたされておりますが、いわゆる日銀短観を発表前日に金融機関にファクスで流した証拠が押さえられているとされております。  調査ではどんなことが出てき...全文を見る
○池田(元)委員 報告を受けていないとか知らなかったという、それで済みますか。これだけの世間を揺るがしている問題について、あなたは日銀総裁なんですから、報告を求めるのが当たり前じゃないですか。きょう、どういうことでこの場にいらっしゃったのですか。何か報告を受けているか、あるいは報...全文を見る
○池田(元)委員 日銀のこの態度、こののんきな態度には私は大変あきれました。  これ以上聞いても、知らなかったとか報告を受けていないという話ですから、私はもっと職務に精励していただきたいと思います。  職員の聞き取り内容の相互の突き合わせ、相手金融機関との確認を行うことになっ...全文を見る
○池田(元)委員 どこの会社でもトップは、これだけの不祥事があって、個別具体的に大きな問題ですよ、承知しているのが当たり前ですよ。私の言っていることは違いますか。  日銀の調査は大蔵省の調査と違うわけです。私は、大蔵省をいつもけなしてはかりいるわけではないのです。問題点を明らか...全文を見る
○池田(元)委員 どうもきのうの人事担当者の話とはちょっと違いますので、私はこの問題をもっと明らかにされたいと思います。  要するに、調査表をつくっていないということでしたので、何か本人の手書きのものを出すというのでは、食い違っていますよね。今、服務担当の理事も呼んでいませんの...全文を見る
○池田(元)委員 次に、私は余り他人の懐をのぞくことはしないのです。また好きではありませんが、総裁が極めて重要な社会的責任のある公の立場にいらっしゃいますので、あえてお伺いしますが、総裁が大蔵事務次官退任以来取得した退職金の額はどの程度か、お尋ねをしたいと思います。  総裁は、...全文を見る
○池田(元)委員 きのうから事前にお尋ねしてなかなか数字が出てこなかったのですが、率直に出されたので、了とさせていただきたいと思います。  ただ、次官退任時の退職金は、大蔵省に聞きましたら六千万円弱というふうに聞いたのですが、何かありますか。     〔井奥委員長代理退席、委...全文を見る
○池田(元)委員 そして、総裁、余りこういうことは僕、趣味ではないのですが、もう一言言わせていただくと、日銀を任期満了で退任した場合の退職金はどの程度になりますか。
○池田(元)委員 年収とは別に松下さんは、大蔵省退職時、さくら銀行退職時、これから任期満了までやった場合、合わせると二億五千万円の退職金を取得されることになるのです、客観的な推定として。大変な額ですね。これの評価を今この瞬間に私はしょうと思いませんが、ちょっとよく聞いておいていた...全文を見る
○池田(元)委員 今正確に私は言ったつもりです、監督責任としてというのに加えて、官房といいますか綱紀保持の立場から、最も重い処分を受けたと。  あなたはその後六年間大蔵省に在職し、官房長から主計局長、事務次官に上り詰めた。松下さんは、過剰接待で重い処分を受けたばかりではなく、今...全文を見る
○池田(元)委員 この松下官房長発出の通達から四種類ですか、その後大蔵省は出しているわけですね。もう空念仏に終わっているわけですよ。松下さんは、余り言いたくありませんが、その後六年間トップにいたわけですね。ですから、その責任というのは免れないと私は思います。  次に、さくら銀行...全文を見る
○池田(元)委員 トップは結果責任があるということを持ち出すまでもなく、松下総裁は、さくら銀行が不良債権処理におくれをとった責任があるのではないですか。また、公的資金で資本注入を受ける以上、あなたの責任を不問に付すわけにはいかないと私は思います。  あなたは、頭取、会長として、...全文を見る
○池田(元)委員 ちょっと角度を変えますが、あなたは、預金保険機構の金融危機管理審査委員会の委員の一人として、さくら銀行の会長等に対するヒアリングに加わったわけですね。一言確認したいと思うのですが。
○池田(元)委員 あなたは、普通の考えでいって、さくら銀行の申請を受ける資格があると思いまずか。  松下総裁、あなたには管理審査委員会は大変居心地が悪いのじゃないかと私は思うのですよ。銀行経営の責任を問われる立場のあなたが、その銀行の経営責任を問うことができますか、これは世間の...全文を見る
○池田(元)委員 そんな法律がどうとか、心構えの問題じゃないですよ。こういうことは一般社会ではないことなのです。問題のあるプレーヤーがジャッジの立場に回る、こんなことがありますか。よく考えていただきたい。  時間がありませんから次へ行きますが、先ほど少し触れましたが、日銀の現職...全文を見る
○池田(元)委員 まあ、いろいろ問題が残念ながら出てくるわけですね。  一九九三年はまださくら銀行の会長を務めていらしたわけですね。それで贈賄側にさくら銀行が入っていたらどうなるのですか。これ一つでも問題があるのじゃないですか。  私がこれまで申し上げてきたとおり、総裁は、大...全文を見る
○池田(元)委員 真剣に考えてください。  私は、改正日銀法の審議の際には、日銀を世界のデファクトスタンダードに合わせて、独立性、信頼性を高めるために対案、修正案を出しました。日銀の独立性と信頼性を何よりも重視する立場におります。新生日銀を後押ししょうとした一人であります。 ...全文を見る
○池田(元)委員 総裁が真剣に受けとめるということを私は信じたいと思います。  そうして、この日本のまず大蔵省行政の失墜、そしてそれが日銀に波及する、もう金融村は目を覆うばかりです。それを回復するために、やはり決断が大変重要だと思います。ほかから言われるのではなく、特に権力のあ...全文を見る
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  行政改革、大変重要なテーマです。国民から見ると、この行政改革というのは何か。平たく言えば、政府の仕事を見直して不要な仕事を減らす、また、行政の内容、サービスを国民の要求、ニーズに合わせていくということだと思います。国民の方々か...全文を見る
○池田(元)委員 今のお話でも国民の負担増の抑制等というのは出てこないわけですね。  先に進みたいと思うんですが、橋本内閣に対しましては、信頼できないとかそういう声が多く出ております。今の言葉で言えばコンフィデンス、信認が問われております。政府がお金を使って何をやろうが市場が反...全文を見る
○池田(元)委員 端的にお答え願いたいと思います。  また、別の角度からいいますと、現在の自社さ政権は、参議院選挙後まで続くのかどうかわからないと言われております。その上、行政改革では、財政と金融の分離問題のように、連立を組んでいるのが大変不思議な印象を与えております。  こ...全文を見る
○池田(元)委員 G7では、先日、日本の経済の状況はこの数カ月でより深刻になった、重要なのは、効果的な財政措置と構造改革を迅速に実施することだと声明を出しています。  一方、IMFの暫定委員会は、十六日、日本の信頼回復には金融分野での早急かつ断固たる行動が重要である、金融システ...全文を見る
○池田(元)委員 G7への出席を私はすべきと言っているんですからね、誤解のないように。それの出席問題でぐらつくようではやはり政府に対する信頼もぐらつく、こう言っているわけです。  自民党にも、今は行革よりも景気対策を優先すべきだという声があります。加藤幹事長は、党の国対関係者に...全文を見る
○池田(元)委員 今総理もおっしゃったように、憲法七十三条は、内閣の職務として第五号で「予算を作成して国会に提出すること。」ということを規定しております。また、憲法八十六条では、「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、」としております。予算編成権は内閣にあることは明ら...全文を見る
○池田(元)委員 では、基本方針を決定するのはどこなんですか。「審議する」とはなっていますが。一言で、余り答弁資料を見ないでお答えいただきたいと思います。
○池田(元)委員 それだったら、文書といいますか、内閣が予算編成の基本方針を決定すると明記すればいいじゃないですか。
○池田(元)委員 経済財政諮問会議は、審議をする、審議のみするというから、私はお尋ねをしているわけです。(橋本内閣総理大臣「予算編成を」と呼ぶ)予算編成は、これは今、憲法上の話もいたしました。実態の話もいたしました。  今度の行政改革会議でどれだけ取り上げられたか、私も調べてみ...全文を見る
○池田(元)委員 いずれにせよ、橋本行革は、私は重要なテーマが抜け落ちている、重要な大蔵省改革が九六年の与党合意より後退している。  ここに一部ですが、中間報告と最終報告、それに基本法案を対比したパネルをつくってみました。ペーパーとしてもお手元にお配りしております。これを見れば...全文を見る
○池田(元)委員 議会の役割は、こういうものをチェックする、そういうことですから、当然、橋本行革の中間報告、そして最終報告、そして基本法案、対比するのは当たり前じゃないですか。  それで、郵政三事業について、もう時間がありませんが、これは核心ですからお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○池田(元)委員 私個人としては明確な考えはありますが、この際は、今の私の質問に沿ってお聞きしたいと思います。(発言する者あり)
○池田(元)委員 自見郵政大臣、今の点ですが、郵政三事業の民営化論について、また、民営化の方向に行かざるを得ないのではないか、その二点について、郵政大臣にお答えをいただきたいと思います。
○池田(元)委員 自見さん、一言、民営化の方向へ向かうんですか。その点だけ端的に答えてください。
○池田(元)委員 もう一点、自見郵政大臣にお尋ねしますが、公社への移行後も郵貯の元利金の返済を国が保証することになるんでしょうか。端的にお答えください。
○池田(元)委員 小泉国務大臣に端的にお尋ねしますが、今の点、郵貯の元利金の返済を国が保証することになるということについて、あなたの意見はどうですか。
○池田(元)委員 小泉さんは、補助金などの税金を投入しないと言われたわけですね。今、皆さんはもう聞いてわかるとおり、まず民営化の方向ということについて言うと、明らかに小泉国務大臣と自見郵政大臣は違いがある。これは今まで、法案をまとめるまでに、自民党内や我々もそうですが、党内で論議...全文を見る
04月24日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○池田政府委員 お答え申し上げます。  原子力施設の設置許可時の安全審査におきましては、その設計の妥当性を確認するわけでございますけれども、そのときには、事故等を想定しまして、災害に至らないようにといったことを確認しているわけでございます。そのときには、考えられるものすべてを取...全文を見る
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  残り三十分足らずでございまして、極めて限られた時間ですので、簡にして要を得た答弁もお願いしまして、御協力をいただきたいと思います。  行政改革の大きなテーマであります財政と金融の分離を中心にお尋ねをしていきたいと思います。 ...全文を見る
○池田(元)委員 松永大蔵大臣のお気持ちはわかります。できるだけ早く発足させたいということですから、それはそうだと思います。  監督庁が設立された時点で、大蔵省には国内金融の企画立案を担当する金融企画局ができますね。金融企画局という名称でよいのか、また、四課九十七人という体制で...全文を見る
○池田(元)委員 次に、この法案によりますと、二〇〇一年一月を目標に、大蔵省が財務省になり、大蔵省からは国内金融の企画立案が金融庁に移行することになっています。ところが、金融の破綻処理と危機管理の企画立案については、当分の間、財務省が引き続き担当することになっております。  そ...全文を見る
○池田(元)委員 これからちょっと橋本総理大臣にお尋ねをさせていただきたいと思うのですが、今答弁にあったように、財務省ができた時点でも、当分の間、破綻処理と危機管理の仕事をする組織ができるということです。金融監督庁がこれから六月にできるわけです。さらにそれが金融庁になる。それでも...全文を見る
○池田(元)委員 今、橋本総理大臣、財政出動ということも、全部ではありませんが、お述べになりました。  昨年十月八日の行革会議で、橋本総理は、この議事録によりますと、「大蔵省の権限として「市場信用秩序の維持」を入れることを提案したが、これは、個別金融機関の破綻の処理の問題を念頭...全文を見る
○池田(元)委員 市場信用秩序の維持を破綻処理と危機管理に置きかえた、そういう発言は、それは橋本総理大臣の考えですから、考えとして理解はいたします。  私が申し上げたいのは、要するに、金融破綻処理と危機管理の企画立案をなぜ財務省に残すか、そこを中心に今お尋ねをしているわけであり...全文を見る
○池田(元)委員 議事録の云々は別としまして、財務省に金融の破綻処理と危機管理を残す一つの理由として、財政出動があり得るからだ、こういうことはお認めにならないのですか。
○池田(元)委員 G7等の議論は去年の金融監督庁のときにたしか論議したと思うのですが、これは先進七カ国蔵相・中央銀行総裁会議でございまして、さらに、昨年八月の集中審議では、たしか塩野谷教授がこの点について論じられて、橋本総理大臣も発言された由を聞いております。  私が今申し上げ...全文を見る
○池田(元)委員 財政出動があり得るから財務省に危機管理業務を残す、そういう趣旨のことは、今の最後の方は余り明確ではなかったのですが、大蔵大臣や総務庁長官もお述べになっております。  時間がありませんのでちょっと話を進めたいと思うのですが、財政出動、つまり財政資金の投入は大蔵省...全文を見る
○池田(元)委員 財務省にそれら二つの企画立案を残すことになれば、住専問題の反省は、私としてはどこへ行ったのかという感じもいたします。住専問題のようなことが起これば再び密室の裁量行政に逆戻りするのではないか。  一方、民間金融機関にとって、金融庁と財務省を両方相手にしなければな...全文を見る
○池田(元)委員 破綻処理とか危機管理の面は財務省に残るわけですから、当分の間。その間、それに限ってはやはり二元的な行政になる、私はそういう危惧を申し上げているわけです。  いずれにしても、私は、財務省になおも当分の間破綻処理と危機管理を残す理由はほとんど見当たらないと思うので...全文を見る
○池田(元)委員 別の面からこの問題を取り上げたいのですが、大蔵省の護送船団行政や裁量行政、またそれによる金融業界との癒着構造が厳しく批判を受けております。また、大蔵省には財政赤字と金融システムの不安を招いた責任もあると指摘されているわけです。  こうした中で、職員百十二人が金...全文を見る
○池田(元)委員 幾つも新聞記事はあります。要するに、橋本総理が、財政と金融の分離について再検討かと、再検討を示唆する考えを示したという記事はたくさんございます。何なら示してもいいです。
○池田(元)委員 新聞報道と違うのですが、それは本人が言うことだとおっしゃっていますので、私はそれをお聞きをいたします。  時間があと五分しかありませんので、もうちょっと橋本総理大臣にお尋ねをしたいのです。(橋本内閣総理大臣「確かにそれ言われたと言っている」と呼ぶ)  私たち...全文を見る
○池田(元)委員 今、お言葉ですが、金融システムの改革がはかどれば完全分離をするというふうに理解してよろしいでしょうか。
○池田(元)委員 速水日銀総裁、いらっしゃいますか。時間ももうありませんが、きょうは財政と金融の分離を今論じておりますが、金融政策の責任者である総裁は、財政と金融の分離についてどう考えているのか。  ちょっと調べてみましたら、つい最近といいますか一月十一日、財政と金融の分離は必...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  きょうは、これから二十五分でございますので、各位、できるだけ御協力をお願いいたします。  現在、政治がまずやらなければならない優先的な課題は何か。国民の皆様の経済、暮らしの不安をなくすこと、経済、景気対策であることは言うまで...全文を見る
○池田(元)委員 これから歳入歳出の各項目をそれぞれ検討していきたいと思います。  まず、歳入のうちの税収ですが、九七年度は補正後五十六・二兆円、九八年度補正後は五十七兆円を見込んでおりますが、九七年度は、経済成長率はマイナス成長が必至である、そういう見通しになっていることなど...全文を見る
○池田(元)委員 中身はそうでしょうが、いずれにしても税収の伸びは期待できないと思います。  その他収入というのがありますね。ここに、その他収入、歳入の二番目ですね。この中身はといいますと、外国為替特別会計受入金、日銀納付金などが主ですが、外為特会からは九八年度は一・四兆円も受...全文を見る
○池田(元)委員 これは、前年度プラス・マイナス・アルファですが、ここは実際問題として大分厳しいのじゃないですか。  今、私が質問しない先までおっしゃいましたが、それはそれでキャップがかかっている分、そこから大幅カットするのは難しい、こういうことだと思うのですが、社会保障経費の...全文を見る
○池田(元)委員 社会保障費はキャップを外すことになっていますが、どのような支出といいますか、額になるかお聞きしたい。これはぜひ、キャップを外したのですから、この部分がどうなるか、これは小泉厚生大臣に直接お尋ねをしたいと思います。
○池田(元)委員 初めからそういう答弁をしていただければ問題はなかったのです。いずれにしても、社会保障経費を見る限り、相当ふえるということでございます。  次に、国債費です。この一番上の、ずっとありますね。国債の増発が続く、残高がふえるので、国債費は抑制が難しいですね。ひとつ確...全文を見る
○池田(元)委員 抑制が難しいと思います。  次に、上杉自治大臣、地方財政も大変厳しい状況ですね。去年もおっしゃっていましたが、地方交付税の抑制はできないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○池田(元)委員 端的に、抑制はできるのですか。
○池田(元)委員 以上、「財政事情の試算」の歳出歳入の各項目を見てまいりました。  歳入では、伸びるものがない。税収はむしろ、歳入欠陥のおそれがあるというくらいの報道もあるくらいです。  歳出の方は国債費、地方交付税、一般歳出、このままで、カットできるものはありませんね。その...全文を見る
○池田(元)委員 なかなか難しいと思います。  この要調整額は、解消できなければ赤字なんですね。これを国債で穴埋めした場合はどうか。前にも一度計算しましたが、その場合、財政赤字の対GDP比はどうなるか、政府の専門家に試算をしてもらいました。お手元にあると思うのですが、この半裁の...全文を見る
○池田(元)委員 では、まず主計局長に。
○池田(元)委員 それは建前でございまして、先ほどから各項目やってきましたね、難しいのではないですか。そう簡単にできますか。  しかも、この試算には、先ほどから問題になっております減税のうちの、九九年に行う二兆円の特別減税は入っておりません。入っていないですよ、方法がわからない...全文を見る
○池田(元)委員 要するに、この試算でもまだ甘いといいますか、まだ赤字要因がいっぱいこれにさらにつけ加わるわけですよ。特別減税は入っていない。それから、例の金融システム安定化のための特例公債も入っていない。そして、先ほど菅代表がここで取り上げましたが、恒久減税を行えばどうなるか、...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○池田(元)委員 私は、民主党、平和・改革及び自由党を代表し、金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び金融機関等が行う特定...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号
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○池田(元)議員 おはようございます。  私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました民主党、平和・改革、自由党の三会派共同提案による財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を説明申し上げます。  現行の財政構造改革法...全文を見る
○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  今も海江田議員の質問にもありましたが、財革法改正の政府案では、財政赤字の国内総生産に対する比率を三%以下にするという目標年次を二年延長して二〇〇五年度にしました。先日の冒頭の総括質疑で、二〇〇五年度に果たして目標を達成できるか...全文を見る
○池田(元)委員 税収の見通しは、歳入欠陥ということも言われるくらいで、大変厳しい状況にあると思います。また、九九年、暦年の九九年に行うという次の二兆円特別減税を実施すれば、税収が、九八年度と九九年度の両年度にまたがるかあるいは九九年度だけか、やり方によって違うのですけれども、そ...全文を見る
○池田(元)委員 試算は試算ですね。ですから、もう既に実施を決めている次の特別減税は、例えば単年度に仮置きして当然試算に織り込むべきではないですか。一言答弁をお願いします。
○池田(元)委員 脚注は、その数字は織り込んでいないのですよ。ただ十一年に行う特別減税を織り込んでいないというふうに書いてあるだけです。しかし、これはこの資料を見る人に対して不親切ですね。他の項目で仮置きした数字をいっぱい使っているわけですから、単年度で仮置きして試算に織り込んで...全文を見る
○池田(元)委員 結局、政府は、税収見通しはこれしかないという今のお答えで、ちょっとびっくりいたしました。税についてこれだけ論議しているわけですから、当然、それが当たるか当たらないかは別として、やはり一つのデッサン、いろいろな条件があると思いますが、そういうことをしていただかない...全文を見る
○池田(元)委員 今年度中に現金化される可能性が高い。そうしますと、歳出歳入のギャップがその分、小さな額ではなく、ふえるわけです。これも「財政事情の試算」には入っておりません。  それから次に、一般歳出、この前も若干議論しましたが、取り上げたいと思います。  財政構造改革法六...全文を見る
○池田(元)委員 非常に厳しいということだと思います。  歳出歳入のギャップ、これは、「財政事情の試算」に出ております。歳出歳入のギャップ、つまり、今処理できない、穴埋めできない赤字を要調整額としてそのまま試算に載せている。それも、小さな数字ではありません。名目成長率一・七五%...全文を見る
○池田(元)委員 これは、何も財政再建の道筋を示していないんですよ。単に、二十六兆円から四十兆円の赤字、歳出歳入のギャップをそのまま載せているだけなんです。こういうものが財政再建の資料として出てくること自体がおかしいのです。責任を持って、政府はもっと違った形で出さなければいけない...全文を見る
○池田(元)委員 これまではそうしてきたでしょう。  しかし、先ほどからずっと、先日の議論もそうですが、歳出を大きく減らせる要因はない、歳入が大きくふえる要因はないわけですよ。しかも、これは額が大きいですよ。非常に低成長で一般歳出を前年度と同水準とした場合でも、二十六兆円要調整...全文を見る
○池田(元)委員 このギャップを埋める方策については出てきません。  そして、これまで何となく調整できた。額も小さかった。しかし、これから毎年連続でこれだけの要調整額が出る。具体的な手段を示していただければ別ですが、このままで全額を解消できますか。  それで、前回の総括質疑で...全文を見る
○池田(元)委員 マーストリヒト条約で三%というのを使っています、そんなことはわかっています。  私があなたにといいますか、政府側に問いたいのは、法案に二〇〇五年度までに財政赤字の対GDP比は三%以下にするということを明記しているわけですね。これは重要な目標ですよ。法案に明記し...全文を見る
○池田(元)委員 全然根拠になっていないですよ。政府案は三%以下にするという、これはしかも、議論をして、主要な目標で入れたのですよ。法案を提出した以上、三%以下になるというその根拠、それを示すのが当然ではないでしょうか。結果としてこうなる、参考に書く、そんなものじゃないですよ。大...全文を見る
○池田(元)委員 毎年毎年努力しているとか、そんなことを聞いているのではないのです。  この法案の提出者は、二年延長して二〇〇五年度に三%以下にする。責任を持って法案を提出している。単年度じゃなくて、その達成できる根拠を当然国民や議員の皆さんに示さなければいけないのではないです...全文を見る
○池田(元)委員 全然答えになっていないと思うのです。  政府が非現実的な仮定をして、結果としてそうなるというのはありますよ。しかし、この三%以下というのを大変な議論をしてセットをした。それが達成できる根拠を示すのが当たり前じゃないでしょうか。  責任を持って説明できる政府委...全文を見る
○池田(元)委員 先ほどは要調整額のことを聞きましたが、私が聞いているのは、二〇〇五年度で財政赤字の対GDP比三%以下にするというのは大変重要な目標なんです。財政構造改革法では二〇〇五年までのこうするというのを、ここにあるこれは本当にもう極めて不十分ですが、一応出しています。そう...全文を見る
○池田(元)委員 要するに、歳出歳入ギャップを全部解消できた場合、そういう現実から遠い仮置き、仮定をして、結果として二・二%になる。そんなことなら計算すれば出ますよ。法案に三%以下というのを明記したわけですよ。財政再建の道筋、三%以下にできる根拠を示しなさいよ。当然でしょう。 ...全文を見る
○池田(元)委員 恒久減税の話もしようと思ったのですが、資料の下段にあるとおり、恒久減税については二兆円とすると、四十兆円以上の歳出歳入のギャップが生じて、これを穴埋めしない限り不可能ですが、まずその前に、今聞いているのは、法案に書かれている三%以下という財政健全化目標が達成でき...全文を見る
○池田(元)委員 可能性があるとか、そんなことをこの財革法の審議の場でおっしゃるのは、私はもう信じられませんね。皆さんは責任を持って法案に明記したのでしょう、三%以下の目標、わざわざ二年度延長をして。そして、前に大蔵省は、去年の五月ごろだというのですが、単純に三%に持っていく場合...全文を見る
○池田(元)委員 先ほどから、努力するとか毎年達成するとかおっしゃっていますが、皆さんは、単に政治方針として財政赤字を抑制するとかそういうことではなくて、法案として明記をして出しているわけですよ。その根拠を示せない、これは全くおかしいと思います。  委員長に申し上げますが、その...全文を見る
○池田(元)委員 それは、その仕組みとしてそうなっているわけですよ。今は来年の予算案の審議をしているわけではないのです。二〇〇五年度までの財政構造改革法の、設定したこの間にどういうふうになるか、三%が達成できるかどうか、それを聞いているわけです。  しかも、最初言いましたように...全文を見る
○池田(元)委員 全く達成の根拠を示していただけないのですが、大蔵省は、一たんこういう、完成品じゃありませんけれども、三%へ持っていくためにどうしたらいいかということを一応図表にしてつくったのです。ですから、私は明確な根拠をできるだけ示してほしい。しかし、まあいろいろな条件がある...全文を見る
○池田(元)委員 いや、私は、せっかくまず入り口としてこういうものがあるから、その達成の大筋の粗筋の道筋を、少なくとも、私だけではなくて皆さんに示すべきですよ。これは作図するのは簡単じゃないですか。三%を置いて、現状のパーセントを置いて、ただ二本線を引けばいいんですから。そんなこ...全文を見る
○池田(元)委員 それでは一言だけ。  いや、私は極めて不満です。せっかく最後こういう資料も示したのですから、次の中期財政試算のときにはそういうしっかりとしたものをつくっていただきたい。コンピューターのソフトも大幅に改良して、まず与件三%、その場合には途中どうなるか。僕らみたい...全文を見る
○池田(元)議員 北脇委員の御質問にお答えをいたします。  今委員が、全体的な現下の状況、財政構造改革法の位置づけ、そのとおりだと私は思います。要は、現在の危機的な、政府でも極めて厳しい状況と言っているわけですね、極めて厳しい状況、それにこの財政構造改革法の枠組みでは機動的に対...全文を見る
○池田(元)議員 景気が回復するまで財政健全化を強行するべきではないと私は思います。景気の回復までどの程度時間が必要かは、現段階ではそうはっきりとわかりません。しかし、金融システムの不安や不良債権問題がいまだ深刻な状況であることを考えると、二〇〇〇年まで、少なくとも二年間は執行の...全文を見る
○池田(元)議員 経企庁の内部でも議論をしているようですが、去年の初夏に景気の山だということになると、かなりまだ年数がかかると思います。それから、きょうもいろいろ動いておりますが、アジアの経済危機等いろいろな問題もございます。ですから、景気回復のテンポがどうなるか、まだはっきりし...全文を見る
○池田(元)議員 政府案といいますか、現行財革法及び改正案と我々の執行停止、凍結案の違いは、既に委員も御理解いただいていると思いますが、政府の案では一言で言えば現下の経済変動に機動的に対処ができない、我々の執行停止案では機動的に対処ができる、それが最大の違いであります。
○池田(元)議員 二年間の執行停止の間に抜本的な見直しを行います。これは、民主党、平和・改革、自由党、三党十分に協議をいたしました。  そして、その抜本見直しの中身は、財政健全化目標とその達成の期限、特にこれについては第二条第二項で取り上げております。こういう見直しを受けて、施...全文を見る
○池田(元)議員 私は民主党でございますが、そう大きな違いはないと思います。一言で言えば、歳入歳出の両面にわたる改革によりまして、財政がその本来の役割である政府による資源配分の調整、所得再分配、経済の安定化を適切に行えるようにするということだと私は思います。  今後の財政構造改...全文を見る
○池田(元)議員 恒久減税の必要性、これは与党の中からも出ております。しかし、政府提出の財革法の改正案、二年延長しても恒久減税は事実上不可能である。私、きょう午前中もこの問題を取り上げて論証したつもりでございますが、今の改正案では、何といっても大変な数字の四十兆、五十兆の要調整額...全文を見る
○池田(元)議員 最近にわかに政府が不良債権の処理ということを言い出しました。IMFやサミットで他国からそういう問題提起を受けた。今五月ですから、去年の四月に当時の大蔵大臣は、不良債権の処理は順調に進んでいる。総理もそう言ったということをつい先日この委員会でお認めになりました。大...全文を見る
○池田(元)議員 何といっても、今の極めて厳しいこの不況の底流にはやはり不良債権がある。幾ら表面的に公的資金を資本注入のような形で導入しても基本は直らない。それはやはり不良債権の処理を早期に行うことであるということで、私たちは、日本版RTC、公的債権回収機構、これをつくって強力に...全文を見る
○池田(元)議員 お答えいたします。  今までも出ておりましたように、現在のこの状況を打開することがもう焦眉の急といいますか緊急の課題であります。ところが、委員の言葉をかりれば桎梏ですか、足かせとなっております。ですから、まさにこの法律を早急に凍結する必要がある。そして、そうい...全文を見る
○池田(元)議員 児玉委員にお答えをいたします。  この第一条において、主に法案づくりの上での理由から一部公共事業計画につきましては除外規定は設けているものの、その他については事実上、今児玉議員がおっしゃったように理解していただいてよろしいのではないかと考えております。
○池田(元)議員 児玉議員を初め貴党の皆さんが、社会保障関係費とそれに対比して公共事業関係費などについてここで議論されてきたことも聞いてまいりました。社会保障関係費等の削減に対して、抑制に対して大変心配していらっしゃるというのは私も理解ができます。  財革法の附則においてほかの...全文を見る
○池田(元)議員 お答えをいたします。  抜本的見直しをすると我々は言っております。例外はございません。法律には、「財政健全化目標及びその達成の期限」、ただし、「その他財政構造改革の在り方について見直しを行い、」と、当然、議員のおっしゃる量的縮減目標は見直しの検討の対象に含まれ...全文を見る
○池田(元)議員 とにかく、昨年の春以来の政府の経済政策、そして象徴的には財政構造改革法の推進、これは大変デフレ的な効果といいますか、初めの春のうちは九兆円の負担増、さらに財政構造改革法によってキャップ制を導入するとか、機動的に対処はできない一種の足かせができたということで、心理...全文を見る
○池田(元)議員 先ほども申し上げたと思うのですが、個人消費拡大のための積極的な施策、今の経済対策、我々の間にそんな大きな違いはないと思います。とにかく消費マインドが冷え込んでいる。それは、非常に先行き不安、きょうもインドネシアの集会がどうなったか、大変心配です。そしてまた、やは...全文を見る
08月28日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第4号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  きのうから委員会で、日本長期信用銀行、長銀の問題につきまして私もずっと聞いておりました。国民の皆様の最大の疑問は、三月の一千七百六十六億円に続いて五千億円を超える税金をつぎ込んで、なぜ、バブルに踊った関連ノンバンクの借金を棒引...全文を見る
○池田(元)委員 本日、株が続落いたしまして、バブル後の最安値を記録いたしました。金融の危機は一層深まる気配です。  今、債務超過ではないとおっしゃっておりますが、長銀は原価法をとっておりますから、これは実質の話ですが、例えば一万四千円になるとどれだけ評価損があるか、含み損があ...全文を見る
○池田(元)委員 私もこの問題について、国際金融筋など、いろいろな方々から意見、考え方を聞いてみました。  破綻認定を行いますと、事務上の混乱、資産の劣化、他の邦銀への波及などが予想できますが、取引相手の格付などに応じて担保を提供し合っており、言われるほどの影響はないという見方...全文を見る
○池田(元)委員 ですから、対外的なステートメントを出したちどうかと申し上げているわけです。
○池田(元)委員 後から、その点はまた具体例に即してお尋ねをしたいと思います。  長銀など大手銀行が破綻した場合どうなるか。後で御説明いたしますが、野党三党の金融再生法案を間もなく提案することになると思います。それにも関連いたしますが、長銀の場合とか大手銀行の場合どうなるか。実...全文を見る
○池田(元)委員 御心配のところでございますが、我々はそこのところをもう鋭意検討いたしました。後からできた自民党案でも、特別決議をいかにクリアするかとか、いろいろございました。私たちは、デュープロセスといいますか、司法の手続をやはり入れた方がいいんじゃないかということで、破綻認定...全文を見る
○池田(元)委員 私は、政府・自民党が出したものは、いろいろ批判点は多いのですが、この際批判ではなく、私どもの建設的な提案、対外ステートメントを含めた私なりの提案をさせていただきました。ぜひ御理解を深めていただきたいと思います。  FRBのグリーンスパン議長も、日本の金融行政に...全文を見る
○池田(元)委員 政治家である総理の発言としては極めて残念です。そんな、法律的に評価損が現実化していないとかなんとか、当たり前じゃないですか。しかし、国民の財産をそういうふうに危うくしていいのか。しかも、無配当になって十三億円損失が出ている。税金を大事にしない、この発言に対して、...全文を見る
○池田(元)委員 宮沢さんともあろうものが、おわかりでしょうけれども、もうぼろ株同然なんですよ。そして、これから入れる税金投入、資本注入につきましては、優先株を引き受けてもそれが処分できるかどうか、そこが一番難しいところなんですよ。そういう状況ですよ。それをのうてんきに、処分でき...全文を見る
○池田(元)委員 不明を恥じるというぐらい、検察出身の方だからおっしゃると思いましたが、極めて残念です。  さて、これからお尋ねするのは、責任も一部あるとは思うのですが、当時自民党の幹事長代理で、大蔵、日銀、銀行業界のモラルについて、モラリスティックアプローチといいますが、との...全文を見る
○池田(元)委員 若干、野中官房長官には失望いたしました。前半のお話は大変私はしっかりとお聞きいたしました。しかし野中さん、こんな税金の使い方をされて本当にいいんですか。それで、しかも責任はどうでもいいみたいな、こんなことがまかり通るというのは、私は全くおかしいと思います。  ...全文を見る
○池田(元)委員 現在の長銀の資産状況から見て、さらに六千五百億円程度の資本注入をすることになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○池田(元)委員 大変遺憾です。  別の面から検討したいと思います。  長銀の自己資本比率は、発表によりますと、これはあくまで発表ですからね、実態は違うのではないかという疑いが極めて濃厚です。ことし三月期に一〇・一八%でしたが、きのう監督庁長官は、仙谷議員の質問に対して、長銀...全文を見る
○池田(元)委員 連結と単体ということがありますが、自己資本の減少というのは、長銀単体と連結の関係からいって、ほとんどそういうことは単体で行われているというふうに専門家は見ておりますね。  五千二百億円じゃなくてもいいです。五千億円でもいいんです。下期に自己資本がおよそ五千億円...全文を見る
○池田(元)委員 ただいまのところ七千五百億円までだと。そんなのんきなこと言ってられますか。長銀の不良債権の額はどうですか。どなたか、不良債権の償却はさらに必要だと、たしか宮沢大蔵大臣、そんなことおっしゃいませんでしたか。
○池田(元)委員 それは当然連結ベースの話ですね。そうですね。それでよければいいです。  次に、今四%という数字が出てきましたが、来年三月期に長銀の自己資本比率が約四%ということは、住友信託銀行と合併した場合、住信の来年三月期の見込みが九・八%という数字が出ております。そうしま...全文を見る
○池田(元)委員 資本注入の前の数字が約四%というのは本当ですか。自信ありますか。
○池田(元)委員 私は、六月二十二日から発足して、ある種の期待を持った金融監督庁、そして長官が、このようなことも正確に把握をせずに伝聞で言っているということを大変残念に思います。これ以上質問する気になれなくなりました。(発言する者あり)中止をするわけにはいきません。  それで、...全文を見る
○池田(元)委員 反論したくはないんですが、あれは高橋さん一人じゃなくて、前の会議か何かに紛れて会談を開く予定だったわけですね。ですから、そういう意図がありますから密室なんですよ。こういうのを密室と言うんです。それで、密室であるとか密室でないとか言っても繰り返しになるばかりですか...全文を見る
○池田(元)委員 とにかく、残念ながら、監督庁の信頼性に疑問符がついたということは言わなければなりません。  日銀総裁、日銀総裁は八月十九日の予算委員会で、長銀、住友信託銀行の合併構想について、住友信託銀行の方から連絡を受けたと言っておりますが、実際はどうだったですか。
○池田(元)委員 速水日銀総裁、そういうことをおっしゃっていいんですか。御連絡を受けまして、会った。住友信託銀行の方は大変反発しております。あなたがアメリカの意向も受けて積極的に、強く働きかけたわけじゃないんですか。もう一度答えてください。
○池田(元)委員 関係者は、速水さん、あなたが、評価は別ですよ、事実として、積極的に動いたと。そうであればそれでいいじゃないですか。住友信託銀行の方から連絡を受けてこう言ったんだと。これは金融ですから信頼の問題があるわけですよ。それで反発しているわけでしょう。そういう状況になって...全文を見る
○池田(元)委員 私は、この一連の動き全体をまとめて言えば、まだそういう密室行政から抜け切っていないな、やはりそのためにはルールのある金融行政が必要だ、そういう密室、護送船団行政ですから、日本はここまで来てしまったわけです。なお私はこのことを皆様方に強調していきたいと思います。 ...全文を見る
○池田(元)委員 まあ、法案を通すというか、提出する立場ですから、割り引いて考えますが、宮沢さんの、大蔵大臣になってからの発言とその前の発言は違うのです。テレビでも言っていたじゃないですか。中小ぐらいしか適用できないのだとあなたは言ったじゃないですか。テレビ朝日でも言っていました...全文を見る
09月04日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第9号
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○池田(元)議員 ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案、預金保険法の一部を改正する法律案、金融再生委員会設置法案及び金融再生委員会設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  場当たり、その場しのぎという言葉に代表...全文を見る
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○池田(元)議員 保岡委員の御質問にお答えをいたします。  民主党、平和・改革、自由党、三会派が、総称して金融再生法案と言っておりますが、先週提出をいたしました。  もとより、我々野党三会派は、去年の十一月の大型破綻の直後から、特にこの問題について真剣に研究し、一月には金融二...全文を見る
○池田(元)議員 冒頭のといいますか、初めの保岡委員の御見解、私も同調いたします。まさに今金融危機のさなかにあって、我々がこれをいかに乗り切るか、そこに我々の責務があるという点では全く同じでございます。  野党三会派案の特徴といいますか、重要な点の一つであります金融再生委員会に...全文を見る
○池田(元)議員 金融行政を内閣が責任を負う、特にこの時代においてはそうだという趣旨だと思いますが、私たちのこの金融再生委員会は国務大臣を長とする委員会であります。しかも、今のこの政府といいますか、この国会審議もそうですが、大蔵省の金融企画局と預金保険機構の監督は大蔵大臣、金融監...全文を見る
○池田(元)議員 今、総務庁の政府委員に答弁を求めて、お話を聞いておりましたが、この金融再生委員会というのは、例えば特別公的管理銀行に入るとか金融整理管財人を派遣するとか、そこのジャッジというか判定が大変重要です。これはやはり委員会というものが大変なじむのではないかと私は思います...全文を見る
○池田(元)議員 我々の金融再生委員会は、一元的な金融行政であり、同時に、公正さ、透明さが確保できる、そういう委員会でありますので、保岡先生に賛成していただけるものと思って冒頭聞いておりましたがどうもちょっと違って、今になって大変立派なことをおっしゃいました。そういう認識であれば...全文を見る
○池田(元)議員 江渡委員と私とは状況認識がちょっと違います。  我々こそ、現下の金融危機に対応して早くから危機対応策をまとめてきたわけです。そして、自民党のブリッジバンク法案のように部分的にしか適用できない、迅速にも適用できないものではなくて、迅速に、より包括的に適用できる金...全文を見る
○池田(元)議員 北村委員の質問にお答えいたします。  金融は経済の動脈とか血液と申します。なぜ金融業界の問題だけがこのように議論されるのかというお尋ねでございますが、まず、日本の場合は、多くの取引先が資金繰りの面でメーンバンクに依存をしております。経営危機に陥った銀行が取引先...全文を見る
○池田(元)議員 バブルに踊ったゼネコンや不動産の不良債権の処理ですね。北村先生がこの委員会でも質問されたように、権利調整委員会といったあの法律のようなやり方でなく、まずマーケットの中でそれぞれが対処をしてやっていかなければならないと基本的には思います。
○池田(元)議員 いわゆる長信銀の役割は、北村委員が指摘されたように、戦後経済の中で、特に重厚長大産業を初めとするそういった戦後の復興の中で、資金の調達の面で大きな役割を果たしたことは確かでございます。しかし、金融の市場といいますか、それが、いわゆる直接金融、そういったところから...全文を見る
○池田(元)議員 まず、現在の金融危機についてのお尋ねだったと思うのですが、これはもう北村委員もお感じになっているとおり、昨年から北海道拓殖銀行、山一の自主廃業と大型破綻が起きてまいりまして、ことし四月にいわゆる資本注入をやっても、マネーセンターバンクの一角である長期信用銀行が大...全文を見る
○池田(元)議員 北村委員にお答えをいたします。  本当の意味での金融安定化には金融機関の収益基盤の強化が必要ではないかというお尋ねでございます。その前段で指摘された点はそのとおりであります。  ここ数年、特に昨年来の政府・自民党の誤った経済運営、経済政策のブレーキとアクセル...全文を見る
○池田(元)議員 法律案には、金融再生委員会は二〇〇一年三月で廃止する、お説のようになっております。  一方、さきに成立した中央省庁等改革基本法では、二〇〇一年一月を目標に、できれば目標にということですから必ずしもやるわけじゃありませんが、金融監督庁を改組して、大蔵省にある国内...全文を見る
○池田(元)議員 海江田委員の御質問でございますが、その部分を含めて、当初から立法に携わった者として申し上げますと、非常に法律としては穏やかな表現になっておりますが、立法の趣旨は、不健全な経営の悪化した銀行は淘汰されるという、その一般原則をそこで規定したものでございます。
○池田(元)議員 民主党の海江田委員にお答えをいたします。  金融業界と大蔵省との癒着というのは大変深いものがございます。新宿での何とかしゃぶしゃぶ事件に象徴されるように、大変問題でございます。そして、もっと問題なのは、ある意味では、日銀の汚職等でも、民間金融機関が情報を不正な...全文を見る
○池田(元)議員 大変残念ながら、秋葉委員の御質問には解答がないと言っていいと思います。つまり、不良債権の総額は正確にわからないわけです。  大蔵省などが不良債権の実態を隠ぺいしてきていることは、皆さん御存じのとおりです。しかし、銀行が自主的に公表しておりますいわゆる公表不良債...全文を見る
09月08日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号
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○池田(元)議員 当委員会でポピュリスト論争がございましたが、私は、金田委員も多分そうでございましょうが、この金融危機に当たり、どのようにこれを乗り切るかがこれからの日本の進路にとってまさに分かれ目になるのではないか。九二年以来の密室裁量行政から決別して、ルールに基づいた処理をし...全文を見る
○池田(元)議員 きのう議論したのは石原議員ではなくて保岡議員だと思います。  まず、責任論でおっしゃいますが、たびたび申し上げておりますように、金融再生委員会の委員長は国務大臣、四人の委員は内閣総理大臣が両院の同意を得て任命する、こういう形になっております。そして、議事は、可...全文を見る
○池田(元)議員 三会派の金融再生法案の質疑でございまして、基本的な部分について御理解をいただかないと話が進みませんので、ぜひ審議に協力をしていただきたいと思います。  破綻した銀行から営業譲渡等を受けるいわば受け皿銀行への資本注入につきましては、一月の我々の民主党の対案、それ...全文を見る
○池田(元)議員 今、そうなっていないという御質問ですから、全くの誤解であるということをまともにお答えしたわけでございます。後ろの方からの話もございますが、これは、営業譲渡等によって自己資本比率が低下しますから、資本不足になりますから、そこに資本を注入するということは、これは明ら...全文を見る
○池田(元)議員 岡田委員にお答えをいたします。  国家行政組織法第三条の委員会、いうところの独立行政委員会として金融再生委員会を設置すべしというのは、我々の提案の中心の一つでございます。  この三条委員会といいますのは、いわゆる国家行政組織の中で、政治的中立性、それから相反...全文を見る
○池田(元)議員 岡田委員の御疑問にお答えします。  この金融再生委員会の事務は、これは一般の行政機関の事務と異なりまして、まさにこれからルールにのっとった金融行政を行わなければならない。この企画立案は、主としてそういったルール、規則の制定が中心になると思われますので、まさに再...全文を見る
○池田(元)議員 私は、現在のこの金融の情勢、そしてその背景にある金融市場の変貌を考えてみますと、やはりこれからは、民間企業である金融機関が市場規律のもとでその営業といいますか活動を行う、それが中心であるべきである。ですから、きのうも申し上げた、行政改革基本法の中にも、行政の関与...全文を見る
○池田(元)議員 岡田委員は通産省にいらっしゃったこともありますので、産業政策という言葉が十九世紀以来ございますが、もうそういった古い意味の産業政策と決別をしなければならないのは御存じのとおりであります。我々も、官から民へと、できるだけ官の関与を少なくしていかなければならないわけ...全文を見る
○池田(元)議員 金融再生委員会は、金融担当の国務大臣であります委員長と、衆参両院の同意を得た経済、金融、法律に識見を有する四人の委員でつくられることは、岡田委員御存じのとおりです。この委員長は、会務を総理し、委員会を代表いたします。また、委員長は、再生委員会を招集することにして...全文を見る
○池田(元)議員 これが、いわゆる平時といいますか、ビッグバン時代に入りまして事後チェック型の行政のみやるということになれば、別に国務大臣である委員長を置く必要は必ずしもないと思います。しかし、この金融危機に当たり、再生委員会が主として担うとはいっても、内閣としてこの最終責任を負...全文を見る
○池田(元)議員 一つのことで割り切るとそういうふうにおっしゃられるかもしれませんが、この問題、例えば現実問題を見ればわかると思うのですよ。  金融監督庁と金融企画局を例えば金融庁担当の大臣のもとに置くとした場合には、これまでの大蔵行政は隠ぺい、先送りでここまで来ているわけです...全文を見る
○池田(元)議員 野党民主党の岡田委員にお答えをいたします。  全くそれは一方的な、一つの面だけの議論でございまして、現状は、検査監督は金融監督庁、企画立案は金融企画局に分かれており、検査監督だけに置くのは非常に一方的、ワンサイドだと思います。  というのは、先ほど申し上げた...全文を見る
○池田(元)議員 財政と金融の分離というのは、別に神学論争ではございません。戦後の歴史で二つの大きな経済失政、今度も入るかもしれませんが、二つあったとされております。  一つは、ちょっと委員長もその場にいらっしゃったかもしれませんが、田中内閣のときの過剰流動性。日銀がなかなか財...全文を見る
○池田(元)議員 財政と金融の分離の必要性を先ほど申し上げました。  私は、国の組織の中で最後まで財政と金融を分離するという考え方はとらないのは当然です。マクロ経済政策としてそれを総合調整する。しかし、財政の役割は財政の役割、金融の役割は金融の役割、それをはっきり国民や市場に示...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第12号
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○池田(元)議員 お答えいたします。  我々が政府の長銀処理策を黙認するとか容認するとか、そんなことは断じてございません。岩國委員がきょうも指摘されましたように、市場からは長銀にレッドカードがもう出ている。そして、我々がこれまで審議の場で問題として取り上げてまいりました五千億円...全文を見る
10月02日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第18号
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○池田(元)委員 ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案、金融再生委員会設置法案、預金保険法の一部を改正する法律案及び金融再生委員会設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案に対する各修正案について、自由民主党、民主党及び平和・改革を代表いたしま...全文を見る
○池田(元)委員 池田でございます。  冒頭、山本委員の御発言でございますが、ここまで協議を進めてきた結果、現在の金融危機に対応できる骨太のスキームを準備する法案の提出、そして質疑にこぎつけましたことについて、山本委員の御努力に感謝を申し上げる次第であります。  さて、今お尋...全文を見る
○池田(元)委員 我々は、破綻を進めて再編成に持っていくというような考えはとっておりません。そういう見方があるとすれば重大な誤解であります。  私たちは、今山本委員もおっしゃったように、銀行業界は再編を迫られる、それをいかに、破綻といいますか、社会的コストを少なくして再編に持っ...全文を見る
○池田(元)委員 濱田委員が今おっしゃったように、これは専任であるべきであると私も思います。これまで当委員会で、金融再生委員会というのは、この金融危機に当たりまして、金融行政に一元的に責任を負う、同時に行政の公正さを確保するという、そういう両者を兼ね備えた組織でありまして、大変重...全文を見る
○池田(元)委員 昨夜の合意では、財政と金融の完全分離と金融行政の一元化は、次期通常国会終了までに必要な法整備を行い、二〇〇〇年一月一日までに施行するということでございまして、我々が本案で出しました四十三項目に上る再生委員会の所掌事務及び権限のうち、今回の修正案に入っております以...全文を見る
10月05日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○衆議院議員(池田元久君) 金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案、預金保険法の一部を改正する法律案、金融再生委員会設置法案及び金融再生委員会設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、金融機能の...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) ただいま議題となりました各案に対する衆議院における修正部分につきまして、その概要を御説明申し上げます。衆法の五から八だと思います。  まず、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案に対する修正について御説明申し上げます。  第一に、金融機関の金...全文を見る
10月05日第143回国会 参議院 本会議 第13号
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○衆議院議員(池田元久君) 岡利定議員にお答えをいたします。  長銀の処理についてお尋ねがございました。  長銀につきましては、金融監督庁による検査結果の公表を待っているところでありますが、仮に長銀が債務超過であることが判明した場合、または資金繰りに行き詰まって日銀特融が発動...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 足立良平議員にお答えをいたします。  金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案外関連法案の理念や特色についてお尋ねがございました。  第一に、隠ぺい、先送り、場当たりという言葉に象徴されます国民や市場の信頼を失った大蔵行政と決別するため、新たに...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 民主党の池田元久でございます。  共産党の池田幹幸議員にお答えをいたします。  なぜ国民への約束をほごにして、長銀の破綻前処理に踏み切ったのかというお尋ねがありました。  まずお断りしておきますが、民主党は国民に対して長銀を救済することはしないと...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 日下部禧代子議員にお答えをいたします。  財政と金融の完全分離及び金融行政の一元化についてお尋ねがございました。  金融行政に係る関係機関は、大蔵省、金融監督庁、日銀、預金保険機構、金融危機管理審査委員会と幾つもあります。衆議院の委員会質疑において...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 渡辺秀央議員にお答えをいたします。  与野党妥協の修正の結果、破綻すべき金融機関まで救済することになったのではないかとの御指摘がございました。  これは全くの誤解であると申し上げます。確かに、破綻していない銀行についても、金融再生委員会が破綻のおそ...全文を見る
10月06日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(池田元久君) 石川委員は、早期健全化スキームの方を専ら重視されておっしゃっておりますが、この金融再生法案は、まさに今のマネーセンターバンクを中心とする影響の大きな破綻あるいは実質破綻に対処できるスキームでございまして、まずこれを通してセーフティーネットを確立すること...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 金融再生法案の一つの柱がこの金融再生委員会であります。  私は、初めから言っておるんですが、この金融再生委員会というのは、まず国務大臣を再生委員会の委員長として金融行政に一元的な責任を負う、同時に三条委員会、合議制の委員会でございまして、公正さも同時...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 塩崎議員がこの前我々との議論の中でタックスペイヤーの利益ということで、とにかく公的資金の投入を最小化しようということでいろいろ議論されました。受け皿銀行の選定の入札方式とか、それから日本版RTCが創設されますが、そこでの最小化原則といいますか、そういう...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 塩崎委員の今の整理された御議論、特に前半部分については私も全く同感であります。つまり、カルテが、あなたの言葉で言うカルテができていないわけです。十分な診察、要するに厳格な資産査定、そこからすべて出発しなければならないと思います。  それから、ディスク...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) お答えをいたします。  まず、この金融再生法案の審議といいますか、作成、提出、審議、修正、いずれの段階でも今回は政治主導でやることができたのではないか。もちろん、修正協議の段階で直接の当事者の陰の方には多少役所の影が見えないことはなかったんですが、お...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 私も衆議院の委員会で江田委員と同じように、この議事録はもう半年近くもたっておりますので、速やかに公表するように求めました。  今お尋ねでございますが、我々提案者としてもそこはもう六カ月近く経過しておりますので、当然作成しているものという理解でありまし...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 今議員の質問を聞いておりまして、まず長銀処理がどう行われるか。長銀と書いてありますけれども、それは長銀じゃありません。長銀に株主責任をとらせて経営者を一掃して新しい国有化銀行になるわけですから、長銀は誤りです。  それから、受け皿銀行は住友信託銀行だ...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) お答えをいたします。  再生委員会の構成で、これは三条委員会の委員会でございます。それに委員長が国務大臣となっています。  なぜこのような形にしたかと申し上げますと、まず現在の金融危機は大変な状況でございます。やはり国務大臣を置いて責任を負わせる必...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 特別公的管理銀行すなわち一時国有化でございまして、委員御存じのように国が全株を取得する。要は国が株主でございまして、これ以上の信用力を付与するものはないと我々は考えております。そのもとに正常債権と不良債権の仕分け等をするわけですが、その資金は我々もいろ...全文を見る
10月07日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号
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○衆議院議員(池田元久君) お答えをいたします。  金融再生委員会設置法第十四条に、「事務局を置く。」ということになっております。その規模、人員を決めるのはこれからです。ただし、二〇〇一年三月までに不良債権問題の解決に集中的に取り組むというのであれば、現在の金融監督庁に多少の人...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 木村議員に申し上げますが、別に反撃するつもりはございません。政権党にいらっしゃる立場ですから、ぜひこの金融監督体制の強化について協力していただきたいという立場からお答え申し上げたいと思います。  御存じのように、金融行政はビッグバン時代に入りまして、...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) NHKの世論調査ということでございまして、私としてはちょっと懐かしく思いました。そういえば、かつて選挙班の事務局長というようなこともやって、世論調査を随分取り扱いました。今選挙をやる立場になって、また世論調査について非常に関心を持っております。  私...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) ちょっとお尋ねの趣旨がよくわからないんですが、そういった中小金融機関の方々の反応ですか。
○衆議院議員(池田元久君) 中小金融機関の方の反応はダイレクトに聞いたことはございません。しかし、メディア等で拝見する限りにおいて、とにかくこの金融危機に際してしっかりとした危機管理策を立ててほしいという声はよく目にいたしましたので、私はそれに対する回答になっているのではないかと...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 最近、片仮名でアカウンタビリティーという言葉がよく使われております。わざわざそういう言葉を用いるまでもなく、事金融行政については国民や議会への説明というのは大変重要だと考えております。そこで、金融機能再生法案の第五条では、政府が破綻金融機関の処理のため...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 新党さきがけの皆さんがこの財政と金融の分離について熱心に取り組まれておられますことに敬意を表しますが、ただいまの評価を聞いて少しがっかりいたしました。  私ども民主党も、この問題にずっと取り組んでまいりました。金融監督庁の対案につきましてははっきり財...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) さきの党首会談及び官房長官を交えた幹事長会談の合意によって、先ほどもおっしゃいましたように次の通常国会終了までに必要な法整備を行うということでありますから、次の通常国会に関係省庁の設置法、それから中央省庁改革基本法の改正案が当然出されて、そこで措置され...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 委員おっしゃるとおりでございますが、二〇〇一年一月を目標に金融監督庁を改組して、大蔵省にある国内金融の企画立案をあわせて金融庁に移行するということに中央省庁改革基本法ではなっております。私の考えでは、この中央省庁改革基本法にも「金融については、基本的に...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 金融再生委員会がなくなったらどうするか、その説明としては、中央省庁改革基本法によればそれは金融庁ですよと、そういうことでありまして、金融庁を別に主張していたわけではありません。我々は、やはりこの金融行政の司令塔として、また公正な処理をしなければならない...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 委員御指摘のとおり、中央省庁改革基本法の第二十条三項には、「当該部門の在り方について検討し結論を得る」となっています。我々も今度のこの金融再生法案をつくるに当たって検討しないわけではなかったんですが、正直申し上げまして、そこまでなかなか行かなかった。こ...全文を見る
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○参考人(池田元久君) 齋藤委員にお答え申し上げます。  財政と金融の完全な分離、金融行政の一元化、この問題につきましては、単に財政と金融の機能の分離、利益が相違う機能の分離という観点だけではなくて、現在の大変な金融危機の中で、金融行政がばらばらです。金融企画局、預金保険機構の...全文を見る
○参考人(池田元久君) 早期健全化法案につきましては、さきに提出されて、きのう衆議院本会議で趣旨説明と質疑がございましたが、民主党、そしてまた私もそうなんですが、やはり今の金融の状況からいって短期集中的に不良債権を処理していく必要があると思います。そのためには、厳格な査定と引き当...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 岩井議員にお答えをいたします。  早期健全化スキームについてお尋ねでございますが、我々今ここで御審議をいただいているのは金融再生法案。まずこの金融再生法案は、基本的には金融機関の破綻が国民経済や国際経済に与える影響を最小限に抑えて処理するための法案で...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) 峰崎委員もこの問題に対して強い関心を持っていらっしゃることは承知をしております。  きょう午前中の齋藤委員の質問に対しても答弁申し上げましたけれども、玉虫色の決着とかなんとか一部で言われておりますが、そうではありません。先ほど大蔵大臣も読み上げになら...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) お答えいたします。  自由党の発議者が答弁することになっておりましたが、同じでございますので答弁させていただきます。  金融再生委員会と大蔵省は、金融破綻処理と危機管理の企画立案については御承知のとおり共管となっております。したがって、企画立案に際...全文を見る
○衆議院議員(池田元久君) まず、金融再生委員会は、この法律案にございますが、施行後二カ月以内に発足をいたします。そして、当面は金融の検査・監督と金融の破綻処理、それに大蔵省と共管になりますが破綻処理制度と危機管理の企画立案を担当します。そして、二〇〇〇年一月一日までに一元化しま...全文を見る
10月13日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第22号
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○池田(元)委員 西川委員にお答えします。  これはきのうの党首会談でも私の方から申し上げたことですが、今おっしゃるように、大事な、一番大事なと言ってもいいと思うのですが、資産査定、引き当て、評価について、金融再生委員会が定めるところにより、適切な云々、そして二十一条では監督庁...全文を見る
○池田(元)委員 この三項目につきまして、「資料」と書いてあるのは大変残念でございます、ぜひ今からでも、修正案の審議をやっておりますので、盛り込むことができたらなと思います。
○池田(元)委員 お答えをいたします。  附則第四条は、金融再生勘定、金融機能早期健全化勘定の予算措置を、予算総則を書きかえるという当たり前の方法によらずに、金融機能早期健全化法の附則で措置するという条項です。つまり、この法律をもって政府が十兆円の保証をすることができるというも...全文を見る
○池田(元)委員 長銀への公的資金の投入はしない、自己資本充実のための出資はしないという立場を変えたのかというお尋ねでございます。  まず、長銀への救済のための公的資金の投入はしないということは、九月四日の本会議で我が党の伊藤政調会長が明確に答弁しておりますので、この方針を貫い...全文を見る
12月08日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第5号
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○池田(元)議員 私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました民主党提案の財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  つい一年前、我が国経済が戦後最悪とも言える危機に陥っていくさなか、野党の反対を押し切っ...全文を見る