池田元久
いけだもとひさ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月29日 | 第145回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○池田(元)委員 民主党の池田元久です。 本日は、横路委員の質問時間でございますが、昨今、いわゆる財政と金融の完全な分離、金融行政の一元化についての与野党三会派合意につきまして、いろいろ、雑音といいますか、後ろ向きともとられかねない発言また動きがあると思います。そこで、きょう...全文を見る |
○池田(元)委員 野中官房長官も御承知だと思いますが、現在の金融行政、例えば大蔵省の金融企画局、これはもう現在は名前のとおり大蔵省の所管、そして金融監督庁は総理大臣が主任大臣、その他、日銀また預金保険機構ありで、金融行政の組織というのはばらばらであると言って過言ではないと思います...全文を見る | ||
○池田(元)委員 これまでの経過だとおっしゃいました。そして、大筋、先ほどの私の経過説明を確認されたと思います。 財政と金融の完全分離、金融行政の一元化まで、破綻処理制度と金融の危機管理の企画立案は大蔵省と共管とする、現在そうなっています。また、現在は国内金融の企画立案、いわ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 政党間の協議等いろいろおっしゃいましたが、私がお尋ねしているのは、まさに将来にわたって共管とするような、誤解かもしれませんが、そういう報道もございましたので、お聞きしているわけです。 官房長官は、これまでの経過として、そういう共管ということになっていると、そ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 金融とは何かとか、財政とは何かとか、そんなことを今議論しているわけではありません。要するに、方針として明確なんです。財政と金融の完全分離と金融行政の一元化は、次期通常国会、今国会終了までに必要な法整備を行う、そして施行は平成十二年一月一日だという、これは明確なん...全文を見る | ||
○池田(元)委員 答えてないと思うんですよね。お答えになっていないと思う。 要するに、将来にわたって共管をするのかどうか。きのうの記者会見では、財務省も大蔵省もごっちゃになっておっしゃっている。多分これは違うんじゃないかと思うのですよ。ですから、僕は、さらっと聞いたつもりなん...全文を見る | ||
○池田(元)委員 一番最後、私の質問に関連して少しお答えになったのですが、現状は共管になっているということですから、将来にわたって共管だというようなごときこの報道は、違いますね。 | ||
○池田(元)委員 問題をそらさないでください。将来にわたって共管かどうか、端的に聞いているわけです。 | ||
○池田(元)委員 金融も財政もわからないと言いながら、きのうは破綻処理がこっちだとかいうことをおっしゃっているわけですから、全然説得力がないと思うのです。 ただ、僕は、別に野中官房長官をどうこうするわけじゃなくて、この問題本来のこれからの進め方と、それから、合意事項に沿って、...全文を見る | ||
○池田(元)委員 後半の部分はそうでしょう。しかし、今重大なことをおっしゃいました。金融について大蔵省に残るかもしれない、これは、「金融行政の一元化」というこの言葉に反するじゃないですか。説明してください。 | ||
○池田(元)委員 私が聞いているのは協議をするとかという話じゃないでしょう。私もこれを明確にしてもう早く終わりたいですよ。 要するに、将来にわたって財務省との共管というのが書いてありますから、発言したかどうか聞きたいわけです。 | ||
○池田(元)委員 この問答、私は、要するに将来にわたって共管かどうかと、きのう言ったのか言わないのか聞いているわけです。それを、政党間協議とかなんとか、全然答えてないので、委員長、ちょっと、ちゃんと官房長官におっしゃってください。真正面からお答え願います。 | ||
○池田(元)委員 どうして明確に、あなたが共管と、官房長官がおっしゃったわけですよ、将来にわたって。おっしゃったかもしれないのです、このメモでは。だから、将来にわたって共管という考えをお持ちなのかどうか、そこを聞いているわけです。 | ||
○池田(元)委員 官房長官が言ったという資料があるから、言ったかどうかと聞いているわけですよ。ちゃんと真正面から答えてください。 | ||
○池田(元)委員 財政と金融の完全分離、金融行政の一元化、これは合意しているわけですよ、あなたが立ち会って。そばで聞いていました。あの官房長官の発言も聞いていました。なかなか、その場合は大変な判断をされました。 しかし、今になって潔くないんじゃないですか。金融行政の一元化。将...全文を見る | ||
○池田(元)委員 私が聞いているのは、将来にわたって共管にするかどうか、野中広務さんのお考えを聞きたいのです。 | ||
○池田(元)委員 野中官房長官の発言は私語じゃないんですよ。定例記者会見で述べているわけです。野中官房長官が、あなたが、金融制度の企画立案を財務省に残すだとか、破綻処理と危機管理に関する企画立案については財務省との共管にする、こういうことをおっしゃっているから聞いているわけですよ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 国会の審議のやり方として、これじゃいけないと思うんですよね。私は十五分で終わると思ったんですが、要するに共管発言があったかなかったか聞いているわけですけれども、真正面から全然答えが返ってこない。政党間協議をやるとか、それから、そういうわきの話ばかりしているのはお...全文を見る | ||
○池田(元)委員 記者会見も大変重要ですよ、国民に対する発言ですから。 ですから、将来にわたって共管ということは言っていないというのであれば、それでいいですよ。だから、そこだけお答えをいただきたい。 | ||
○池田(元)委員 では、官房長官、財務省というのは将来の話ですから、ここは間違いですね。 | ||
○池田(元)委員 財務省というのは二〇〇一年を目標にできるわけですよ。将来なんですよ。それとの共管というのは、言ってみれば、将来にわたって言ったのと同じことなんですよ。日本語として正確に言ってほしい。 だから、過去の話だったら、財務省というのはなかったんですねと、こう言ってい...全文を見る | ||
○池田(元)委員 財務省の段階では共管はありません、基本法では。そんな子供だましのことを言っちゃいけませんよ。長官、これはやればやるほどおかしくなりますよ。結局、金融制度の企画立案という部分は、これは大蔵省、いわゆる財務省に残す、金融破綻処理制度、金融危機管理に関する企画立案につ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 財務省との共管という話はどこもないんですよ。だれかが考えているかもしれませんよ、それは。大蔵省との共管なんです、今。二〇〇〇年の一月にそれが一元化するわけですよ。ですから、それ以降できる財務省との共管なんかというのはおよそあり得ない話なんですよ。皆さんもうこれは...全文を見る | ||
○池田(元)委員 まさに御自身も今言葉の中で認めていらっしゃいましたけれども、財務省との共管というのはないんでしょう、そうすれば。 それから、では、その場合、今おっしゃったとおり言えば、与野党の合意というのはあるんですよ。あなたはそこに立ち会ったわけですよ。しかも、記者会見で...全文を見る | ||
○池田(元)委員 ちょっと時間がかかりましたが、今はっきりいたしましたのは、要するに、財務省と共管にする話だったとか、財務省に残すということではなくて、今発言したとおりに私は受けとめたいと思います。 そして、大体、大綱にその後の政治的な経過があるのに入っていない、前の段階でと...全文を見る | ||
02月16日 | 第145回国会 衆議院 本会議 第7号 議事録を見る | ○池田元久君 私は、ただいま議題となりました予算委員長中山正暉君の解任決議案につきまして、民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表して、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手) 予算委員長を初め常任委員長は、言うまでもなく、国会法に定める各議院の役員であり、厳正、中立、公...全文を見る |
02月18日 | 第145回国会 衆議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○池田(元)委員 池田元久でございます。 きょうは、財政問題、金融再生問題を中心に取り上げてみたいと思います。 現在この委員会で審議されております九九年度予算の大蔵原案が内示された直後の市場はどうであったか、市場はどう反応したか、十二月二十二日でございますが、債券市場、株...全文を見る |
○池田(元)委員 せっかく積極財政を打ち出したわけでありますが、今大蔵大臣がお述べになったように、国債が大量に発行されて、債券市場では需給関係が悪化するのではないかという懸念が強まったわけです。債券価格が急落をした。つまり、債券の流通利回りは急上昇したわけです。また、株式市場も長...全文を見る | ||
○池田(元)委員 確認だけしたいんですが、国債発行額は、九八年度三次補正後で過去最高の三十四兆円、九九年度当初で三十一兆五百億円。また公債依存度は、九八年度三次補正後で過去最高の三八・六%、九九年度当初で三七・九%。これまでにない高い水準になっているわけです。国と地方の長期債務残...全文を見る | ||
○池田(元)委員 それで、今年度、九九年度を過ぎて、それ以降の国債発行額はどうなるんですか。 | ||
○池田(元)委員 国の財政状況見通しを示す唯一の資料がこの中期財政試算であります。今涌井主計局長がおっしゃいましたように、単純計算といっても、ほかに方法があるかという問題もございます。大体、二十八兆から三十三兆の国債を毎年度発行するということになっております。 宮澤大蔵大臣は...全文を見る | ||
○池田(元)委員 この中期財政試算、私も昨年五月の緊急経済対策特別委員会で、前のバージョン、その段階の試算を取り上げてみたわけです。この場で取り上げました。 そのときは、財政当局は、二〇〇五年度までに財政赤字を対GDP比で三%以下にするという財政再建目標を掲げて、歳出と歳入の...全文を見る | ||
○池田(元)委員 主計局長を初め大蔵省の皆さんも、このペーパーを見て、ある種の感懐を持っていらっしゃると私は思っております。 この中期財政試算の内容は、政策的経費である一般歳出の伸びをゼロに抑えても、成長率にかかわらず、一・七五と三・五なんですが、ここにお出ししたのは一・七五...全文を見る | ||
○池田(元)委員 要するに、成長率が高くても多額の国債発行が避けられない。つまり、景気が上昇すれば税収はふえます、しかし、金利もあわせて上昇するので、国債の利払い費が増加するというわけであることはお認めになると思います。 私は、総理にお聞きしたいんですが、このように、景気がよ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 宮澤大蔵大臣は、先日、当委員会で、この資料を、ちょっと浮世離れをしたような資料だとか、二重否定で、これからいろいろ努力しないわけではないとか答弁されていました。どっちが浮世離れしているんでしょうか。また、人ごとのように聞こえます。現実を直視するとともに、積極的に...全文を見る | ||
○池田(元)委員 プロジェクション、推計とか、それはわかりますが、これがあらわしている事態は大変な事態なんですね。これは試算ですから、一・七五がどうとかという、そういうものは当然与件としてあるわけですよ。しかし、与件を多少変えようとも、大変な事態になっていることはお認めになるでし...全文を見る | ||
○池田(元)委員 一人の私人としては率直な発言だと思います。 しかし、大量の国債発行などに危惧を抱き、いわば自信のないまま重要な判断をされたとすれば、一国のリーダーとしてどうかと思います。要するに、こういう国債の大量増発、そこが今度の予算編成の大きな問題点であります。そこを決...全文を見る | ||
○池田(元)委員 大罪を犯したかもしれないという認識があるとするならば、国の財政が破局に陥らないように、至らないように手を尽くすべきだと私は思います。 緊縮路線にすぐ戻れとか、そういうことではありません。長期金利の上昇は、国債に依存する財政の限界を示しているのではないでしょう...全文を見る | ||
○池田(元)委員 財政再建の手法、目標として、ある年度、対GDP比で財政赤字を三%以下に抑える、つい去年までやっておりました。また、長期債務残高の対GDP比を上昇しないようにする、一定に保つ、あるいは残高を、要するにストックをふえないようにする。いろいろな目標設定がございますが、...全文を見る | ||
○池田(元)委員 公聴会でも、ある学者が、できるだけ早い時期に財政再建の仕組みを立てるべきだ、そうしなければ、逆に短期にプラスと思われている政策の担保にもならないと言っておりましたが、これは聞くべき意見だと思います。 今、中期的な歳出構造改革の必要性について小渕総理は同意をし...全文を見る | ||
○池田(元)委員 別個のものと考えられない事態になってきましたので、財政再建の必要性といいますか、これを明確にやはりメッセージとして発する、出す必要があると私は思いますので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。 さて、時間が余りありません。金融再生について取り上げたいと...全文を見る | ||
○池田(元)委員 公的資金投入の内定の前、一月二十日に、再生委員会は「金融再生委員会の運営の基本方針」、こういう文書をまとめました。 これは、何とかの御誓文とも言うらしいんですが、基本原則が書いてありまして、例えば、経営の健全性の確保が難しい金融機関は存続させない、そういうこ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 それは承知しております。 役員数は減らない、また、役員報酬・賞与はどうかと見ますと、富士銀行、住友銀行のように、逆に役員賞与と報酬がふえるところすらある。そして、高齢の相談役がまだいらっしゃる銀行もあるわけですよ。銀行経営者は、巨額の公的資金を受けるという自...全文を見る | ||
○池田(元)委員 この運営の基本方針には、今後発生するリスクに対応するためには十分な資本が必要だ、法律に基づき相当規模の資本増強を図るとなっていますが、今回の資本増強額、ここにあるとおり七兆四千五百億円、これで十分だと思っていらっしゃいますか。端的に答えてください。 | ||
○池田(元)委員 明確に答えていただけなかったのですが、そんなことで本年三月期において不良債権問題の処理を基本的に完了することを目指すと言えますか。もっと自信を持ったことをおっしゃったのなら、この公約というのは生きてくる。違うじゃないですか。これはちょっと聞きますから。 それ...全文を見る | ||
○池田(元)委員 当面はという言葉はよく理解できます。 柳沢さんに聞きますが、その前に、民主党が早期健全化法案というのを提出したのです。早期健全化法というのは、我々が名前もつけたのですが、後でほかの党の法案が通ってしまった。我々の早期健全化法案というのは、厳格な引き当て等を行...全文を見る | ||
○池田(元)委員 我々の金融機関の正味の実力を明らかにした上で十分な資本を入れるという考え方、ところが今の早期健全化法はその前提が大変不十分であると我々はかねてから主張をしてまいりました。しかし、金融再生委員会、我々が立案をしたこの金融再生委員会ができて実行段階に入ったところで、...全文を見る | ||
○池田(元)委員 論点が別のところに行ってしまいましたが、柳沢さんが、日本にジョン・リードはいなかったとか、いろいろ危惧されておられるようです。それでも、申請を受けた全行に資本注入をすることをあなたは決めたわけでしょう。この全行に資本注入をしたというのは、後で後悔するおそれがある...全文を見る | ||
○池田(元)委員 この三行について今話をしているわけであります。これらの国の持ち株比率が五〇から六〇%になる三つの銀行は、収益の拡大が見込めるのですか。存続できるのですか。これらの銀行には、合わせて九千五百億円余りの公的資金が投入されます。国が引き受けた優先株が紙くずになることは...全文を見る | ||
○池田(元)委員 これは、そんな個別の行の名前を出してやっているわけじゃありません。大手銀行に一兆円近いお金を使うのですよ。その三行の資本が毀損して、ほとんど国有化銀行同然になるわけです。果たして、その九千五百億円のお金がむだにならないか、ここで審議をして聞くのは当然じゃないです...全文を見る | ||
○池田(元)委員 そういう官僚答弁は要らないのです。もう内定したと高らかに発表しているわけですよ。今から変えるのですか。もういろいろ資料が出て、一斉に報道されております。まあ、変えるのなら変えればいいと思うのですが。 私は、このような銀行、これらの銀行に対して一兆円近いお金を...全文を見る | ||
02月19日 | 第145回国会 衆議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○池田(元)委員 私は、民主党を代表して、平成十一年度予算三案につき政府が撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、趣旨の弁明をいたします。 我が国は未曾有の長期不況に陥り、国民は不安な気持ちで毎日を送っております。金融・証券市場は低迷し、中小企業の倒産が多発し、勤労者は雇用...全文を見る |
05月18日 | 第145回国会 衆議院 本会議 第31号 議事録を見る | ○池田元久君 民主党の池田元久です。 私は、中央省庁等改革関連法案のうち、特に焦点となっております財政と金融にかかわる部分について、総理大臣並びに関係大臣に質問をいたします。 バブル崩壊後の不況が長引いておりますが、不況のそもそもの出発点であるバブル経済について、当時も大...全文を見る |
07月15日 | 第145回国会 衆議院 本会議 第46号 議事録を見る | ○池田元久君 私は、民主党を代表して、平成十一年度補正予算二案について、政府に撤回のうえ編成替えを求める動議について、趣旨の説明をいたします。 まず、補正予算の組み替えを求める理由について申し上げます。 日本経済は長期の不況に陥り、深刻な雇用不安が続いております。ことしの...全文を見る |
12月07日 | 第146回国会 衆議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○池田元久君 私は、民主党を代表して、政府提出の第二次補正予算案に対して反対の立場から討論をいたします。(拍手) 今、私たちがやらなければならないのは、国民の皆様に、将来へ向けての安心感を持っていただくことです。 しかし、小渕自自公政権は、経済再生の道筋を示せずにいます。...全文を見る |