池田元久

いけだもとひさ



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池田元久の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第151回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  私の質問時間に強行採決をされるというのは、大変遺憾でございます。この前の理事会で、委員長職権で公聴会の日程の採決を強行いたしました。  私は、各委員の方々や国民の皆様に申し上げたい。この委員会では、KSD、機密費の問題等につ...全文を見る
○池田(元)委員 総理大臣のリーダーシップと言われておりますが、ぜひここでも、ここだけでもいいですから、リーダーシップを発揮していただきたいと思います。  KSD問題は、KSDの金と票で議席を買うという、まさに自民党政治の腐敗した構造そのものであります。機密費問題は、外務省ぐる...全文を見る
○池田(元)委員 私が質問者ですから、どうぞ言いたいことがあったら答弁をしていただきたいと思います。  野呂田委員長は、農林水産大臣をおやりになった後、小渕内閣で防衛庁長官を務められたわけです。この報道によりますと、太平洋戦争を大東亜戦争と言って正当化する発言をしております。そ...全文を見る
○池田(元)委員 まさに総理が後半述べられたような、そういう認識で私たちもおります。野呂田委員長の発言は、これと大きくかけ離れた内容であると私は思います。  そこで、もうお一方、公明党出身の坂口厚生労働大臣、一言感想をお尋ねしたいと思います。
○池田(元)委員 委員長、よくおわかりいただけたと思います。  あなたは防衛庁長官をやっていた。そのときにこのような考えでいたのかと考えると、我々はもう前のことではございますが、そんなことでよかったのか、そんな感じがいたします。  あなたに申し上げたい。有名な演説があるんです...全文を見る
○池田(元)委員 お手元に資料が行っていると思いますが、この上の方に書いてあるとおり、他の者の名義で新たに不動産等を取得した場合においては、これらの行為は、原則として贈与として取り扱うものである、これが原則であります。  では、森総理大臣の場合、具体的にどうかということをお尋ね...全文を見る
○池田(元)委員 私たちの調べでは、直前ということであります。  この社長は、自分の名義にせずに、最初から総理の名義にしたので、結局、総理は取得費用を肩がわりしてもらったと見られてもやむを得ないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○池田(元)委員 端的に答えていただきたいんですが、肩がわりで取得したと思われてもやむを得ないと私は言ったわけですから。私はそうだと思いますよ。  では、別の面から聞きます。  資料の二ページに出ておりますが、総理はこのゴルフ場の個人正会員ですね。ハンディキャップは言いません...全文を見る
○池田(元)委員 当委員会に、我々の要求によって、総理とその社長の方の間の合意書というものを、社長の方の名前を伏せて出していただきました。しかし、この合意書があると言われますが、これは、社長は期限の定めなく総理に会員権を貸すが、貸すのをやめたと言えば自分の名義にする、そういう約束...全文を見る
○池田(元)委員 動機を幾ら言っても、残念ながらこの説明にはならないと思うんですね。やはり、実際どうか。名実ともにゴルフ場の個人正会員。そして処分権についても、多くの人がやるように、念書も入っていない。第三者に対して自分の権利を明確にできない。こういうものはもう贈与と言うしかない...全文を見る
○池田(元)委員 それは、資産計上の話も聞いていますよ。しかし、会員証は紛失すれば本人が届ければ再発行できるわけですから、そんな理屈は通らないと私は思います。  総理はちょっとびっくりした発言をまたされたんですが、十五日の朝、記者団に、税務署や税理士にも相談した、こんな例は幾ら...全文を見る
○池田(元)委員 我が国の税務署の信頼がどうかと私考えましたけれども、若干安心をいたしました。  その税理士さん、どこの税理士さんですか。
○池田(元)委員 実名を挙げろというよりも、どういう関係でどういう方だということをお尋ねしようと思ったんですが。  それよりも、こんな例は幾らでもあると言われた。税理士の人もちょっとびっくりしているんですが、総理自身もこんな例が幾らでもあると思っていらっしゃるんですか。
○池田(元)委員 いや、あなたはどう思っていらっしゃるんですか。総理御自身はどのように思っていらっしゃるんですか。
○池田(元)委員 幾らでもあるんだろうなと思われたということでありますが、それは思うのはそれぞれの勝手ですから、総理はそう思われたわけですね。  官房長官、十五日午前の記者会見で、こういったことは世間的には一般ではないと私は思いますと明言されたようですが、そうですか。
○池田(元)委員 それで、総理と女房役の官房長官が、随分違いますね。どっちなんですか、よくあるということは。これは納税者の名誉にもかかわるから、聞いておきたい。どうですか。
○池田(元)委員 官房長官、今の発言、取り消してください。取り消しなさい。
○池田(元)委員 総理、官房長官が、世間的には一般でない、こう言っていますが、あなたの考えはどうですか。
○池田(元)委員 同じことを繰り返していただきたくない。それは先ほど言ったじゃないですか。そういう合意書があっても、第三者に対して権利を確保するためには、特にゴルフ場会社に対しては念書というものが一般的だ、これがよくあることなんですよ。総理のケースはよくあることじゃないのです。 ...全文を見る
○池田(元)委員 私は、税法上贈与になる、このように言っているわけであります。  もう一つのゴルフ場の会員権絡みの話がございますね。戸塚カントリー倶楽部の会員権問題に加えて、千葉県の浜野ゴルフクラブの会員権問題がまたまた明るみに出ました。これは、総理が知人の会社の法人会員権の単...全文を見る
○池田(元)委員 長期にわたるこのような便宜供与、これは、問題ないというのではなくて、本当に問題があると私は思います。これは、どのような関係にあったかということはさらに我々は関心を持っていきたいと思っております。  そこで、官房長官。福田官房長官は、十七日の夜、この浜野ゴルフク...全文を見る
○池田(元)委員 ここは否定しないと非常にまずいですよね。だけれども、これ新聞の二面に、官房長官はスポークスマンですからね、スポークスマンというのは普通は余り間違えないんですよ。全然言っていないこと書きますか。根も葉もないことは書かない。多少ずれることはある。しかも、一番デリケー...全文を見る
○池田(元)委員 それなら、国会議員がみんなやっているという、こういう大変な発言ですからね、あなたが違うというのなら、抗議しなさいよ。(福田国務大臣「何新聞ですか」と呼ぶ)官房長官、抗議する意思があるかどうか、ちょっと聞きたい。
○池田(元)委員 官房長官、その対応は何ですか。だれでもわかっておるじゃないですか。日本経済新聞の二月十七日の朝刊。ちゃんと答えてください。
○池田(元)委員 先ほど質問したことに答えなさいよ。(福田国務大臣「何ですか」と呼ぶ)抗議しないのかと聞いているわけです。
○池田(元)委員 このとおり言ったとすれば、官房長官がうそをついて責任を免れるということになります。しかし、あなたはそうでないと言っている。これはちょっと聞いてみなければなりません。しかし、あなたが今言ったことは私はテークノートしておきますので。全く言っていないですね。——わかり...全文を見る
○池田(元)委員 あなたは、言いわけすればするほどおかしくなりますね。反省しているなら反省すると言えばいいんですよ。便宜供与といっても私は払っているとかなんとかおっしゃいますけれども、国民の方々の立場からいったらどうですか。ゴルフ場の会員権というのは本当に高いものですよ。なかなか...全文を見る
○池田(元)委員 これはもう典型的な便宜供与じゃないですか。我々とか一般国民がこんなことできますか。便宜供与を受けているから遺憾だと言うならわかるけれども、便宜供与を受けていない、それなら反省をしないと言えばいいじゃないですか。どっちなんですか。
○池田(元)委員 この発言で森総理大臣のことはよくわかったと思うのですよ。これは便宜供与ですよ、だれから見たって。そんなことを便宜供与でないと言う人はまさかいないと思ったのですが、いらっしゃったのに大変びっくりいたしました。この便宜供与論争をしても、これは明らかに便宜供与ですから...全文を見る
○池田(元)委員 安倍内閣官房副長官の先週十六日の答弁などによりますと、総理は一報で、宇和島水産高校の実習船が沈没をした、相手はアメリカの原子力潜水艦であった、その段階では捜索中という乗組員が十名前後いることを承知していたと思いますが、総理、端的に答えていただきたいと思います。
○池田(元)委員 総理もお認めになっていると思いますが、この一報で、安倍副長官によれば、安倍副長官が受けた一報、二報を合わせた形で総理に連絡をした。その連絡の内容は、もう御存じのとおり、宇和島水産高校の実習船であったこと、これは、総理が宇和島に若いころいらっしゃいましたから御承知...全文を見る
○池田(元)委員 私は、ちょっと総理の感覚は理解できないんですよね。  福田官房長官、十三日の答弁で、私が、福田官房長官が一報段階で受けたのは米国の原子力潜水艦だ、こういうことで、これはちょっと違うな、国際問題だな、こういうふうに受けとめた、率直に言って、私もすぐ帰ろうかという...全文を見る
○池田(元)委員 そこを離れない理由にはならないと思うんですが、これはこれから聞いていきます。  総理の緊急事態に対する備え、心構えについて聞きたいんですが、総理は、今回のゴルフ行きについて秘書官を同行させませんでした。また、総理公用車は、この日、結果として運転手などの判断でゴ...全文を見る
○池田(元)委員 総理の発言は民間会社の経営者だったらいいですよ。あなたは一国のリーダーなんですから、そういうわけにはいかないんですよ。総理は二十四時間国家の危機管理の責任者であるわけですから、そういう自覚がないんじゃないかと私は思います。  時間がありませんので、ゴルフを中断...全文を見る
○池田(元)委員 果たしてその場所がそういう場所であったか。総理との連絡はSPの携帯電話だけですね。緊急事態で、一国の総理との連絡がSPの携帯電話だけというのは大変お寒い限りだと私は思うんです。  私はゴルフ場を見てまいりました。このゴルフ場では、コースやクラブハウスで携帯電話...全文を見る
○池田(元)委員 SPの携帯電話一本で、実はあの辺は余り感度がよくなかったんですね、ちょっと今よくなりましたけれども。それはもう総理は御存じでしょうけれども、ここはそんな総理が指示を出すような場所ではないと私は思います。  ちょっと事実関係を端的にお聞きしますが、一報と二報、三...全文を見る
○池田(元)委員 当初、一報を受けたのは十五番ということが出ておりましたが、ティーグラウンドの後方に売店があるのは十四番ですね。ですから、三ホール続けたというんではなくて、総理は一報を受けた後、四ホール続けたわけですね。そうでしょう。十四、十五、十六、十七じゃないですか。
○池田(元)委員 先日の答弁によりますと、ちょっと不可解なことがあるんですが、安倍副長官は、一報段階で総理の秘書官と連絡をとる一方、現地にも、つまりゴルフ場にも、総理と直接ではないが連絡をとったと言っております。  これは、SPの携帯に電話したが、総理は出なかったということだと...全文を見る
○池田(元)委員 安倍副長官、ちょっと前後関係、簡単に言ってください。——安倍副長官、どうしていないんだ。危機管理の話をしているんだ。どうしていないんだ。
○池田(元)委員 安倍副長官は、先日の答弁では、一報段階で現地にも連絡をとったが、総理とは直接でなかったと述べています。  当日の当番の安倍副長官から電話が入っても、総理は電話に出ない、何か理由があったんですか。
○池田(元)委員 当番の副長官と総理の間の連絡がスムーズにいかない、これは引き続きよく考えておいていただきたいと思います。  午前十時にかけて、一報と二報が立て続けに入った。そして、一報、二報、三報、この時間、随分あります。一時間二十分もある。この間に、十一時にアメリカの国防次...全文を見る
○池田(元)委員 次に、十二時二十分に第三報が入って、ゴルフ場から離れることになった。党首討論で、総理は、すぐに車に乗り込みましたと言っておりますが、実際にゴルフ場を出発したのは十二時五十四分、三十四分後ですね。なぜすぐにゴルフ場を出なかったんですか。
○池田(元)委員 食事もしなかったということは聞いております。しかし、これはちょっと時間がかかったのは不思議でならないと私は思います。  さて、最後に、衝突事故に対する森総理の受けとめ方、認識、危機管理に対する最高責任者の心構え、実際の判断と行動というのを論議してきました。関係...全文を見る
○池田(元)委員 私は、別に指示がどうだったからどうだという話じゃないんですよ。その感覚を言っているわけです。感度を言っているわけです。あなたは、最近、今度は早朝に起きて対応した、イラクの空爆の際にそういうふうにちゃんとやられたと聞いております。ということは、今度のえひめ丸の事故...全文を見る
○池田(元)委員 この数字は、やはり重大にかつ謙虚に受けとめるべき数字であると私は思います。  そして、今、景気回復等に言及されましたが、現在のこの状況は、結局、構造改革、そして不良債権の処理がおくれている、なかなかよくならない。構造改革を進めない自民党政権が続いている、森政権...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○池田(元)委員 おはようございます。民主党の池田元久でございます。  ことしの予算委員会は総理が出席する総括質疑は四日間と、去年よりかは多いんですが、例年よりかははるかに少ない。貴重な機会でありますので、持ち時間は一時間でございますので、簡潔に答えていただきたいと思います。 ...全文を見る
○池田(元)委員 感想でありますので、ぜひ、感覚的な印象といいますか、答えていただきたかったんです。  小渕内閣では、短い期間でしたけれども、八十三・五兆円の国債を発行したわけです。小渕前総理は、世界一の借金王になってしまった、借金を六百兆円も持っているのは日本の総理大臣しかい...全文を見る
○池田(元)委員 そういう大変な借金を抱えているわけです。巨額の財政赤字を出して、膨大な国債残高を積み上げております。  きのうも公聴会で話も出ましたが、財政構造改革はどうするのか、本当の大筋の考えを総理大臣からお尋ねしたいと思います。総理大臣からよろしくお願いします。
○池田(元)委員 マクロ経済計量モデルについて初めからお話をいただいたので、その点について私も申し上げたいことがあります。  マクロ経済計量モデルといいますが、直近で経済財政政策に大きな変更のない現状では、これから申し上げますが、「財政の中期展望」というおなじみのものがあります...全文を見る
○池田(元)委員 総理大臣にお聞きしますが、森内閣総理大臣の施政方針演説、景気の回復そして財政構造改革についてはこのように述べています。「経済を一日も早く本格的な回復軌道に乗せることが最重要課題である」「さらに、我が国経済を自律的回復軌道に乗せつつ、財政構造改革について、その実現...全文を見る
○池田(元)委員 ところで、この先の財政の中期的な見通しを取り上げてみたいんですが、麻生経済財政政策担当大臣、政府の計画で、日本経済の二〇一〇年ごろまでの中期的な経済見通し、成長、これをどう見ているのですか。
○池田(元)委員 要は、最後に述べられましたが、新しい成長軌道に回復した後、二〇一〇年ごろまでの中期的な実質経済成長率は年二%程度になるものと見込まれるということですね。  それで、先ほど総理にちょっと続いてお伺いしたかったんですが、景気が回復すれば財政構造改革の環境が整うとい...全文を見る
○池田(元)委員 総理、よく聞いていただきたいんですが、今の話は財政構造改革の話でありまして、景気が回復すれば環境が整う、景気が回復すれば、そうであれば財政が改善するかどうか、こうお尋ねしたわけですよ、財政収支といいますか。その点、一点だけお答えいただきたいと思います。
○池田(元)委員 先ほど申し上げましたが、これは「財政の中期展望」。ちょっと体裁が変わりましたが、これは、今麻生大臣がおっしゃったように、このあるべき姿という計画の見込み成長率二%に基づいてこの推計をしたわけです。この中期展望は、予算の提案理由の説明の際出されるおなじみのものであ...全文を見る
○池田(元)委員 お認めになったわけでありますが、前に宮澤さんですか、政策努力が入っていないとか、そういうことをおっしゃいましたが、しからばどうか。歳出の重要項目であります社会保障関係費はどうか。この中期展望をひとまず離れて、厚生労働省は、社会保障に係る公費負担はどうなるか、どの...全文を見る
○池田(元)委員 今、社会保障に係る負担をおっしゃいましたが、この内訳は、同じ資料だと思うのですが、国の負担というのは、二〇〇〇年度は予算ベースで十八兆、二〇〇五年度は二十三兆、二〇一〇年度は二十八兆、いずれもふえ続ける。社会保障の改革で財政状況は改善できないと思うのですが、一言...全文を見る
○池田(元)委員 社会保障の改革といっても、負担のあり方が中心なんです。むしろ、年金では基礎年金の国庫負担を二分の一に引き上げる、そういうことになりますと、国の社会保障関係費はさらに増加するということであります。減る要素は余りありません。  それで、公共事業関係費についてお尋ね...全文を見る
○池田(元)委員 これではとても公共事業費のカットなどはできない、そんな印象を受けました。宮澤さんはいつも、公共事業ばかりでなく社会保障をいじるとか、いろいろおっしゃいますが、なかなか難しいことをおわかりいただけたと思います。  いずれにせよ、「財政の中期展望」は、試算ではあり...全文を見る
○池田(元)委員 これは、二%程度の成長率では、膨大な国債残高があるため利払い費がかさんでむしろ財政が悪化する、つまり、景気が回復してもむしろ財政は悪化するわけですね。そういうことをあらわしていますね、宮澤財務大臣。
○池田(元)委員 森総理大臣、どうすればいいのですか。
○池田(元)委員 余り意味がはっきりしなかったのですが、これだけのデータといいますか現実、まさに内閣の長としてこれをどうするか。もちろん、景気の回復は大事です。しかし、今やもう制御不能に近い形にまでなっている。成長率を上げても結局財政は悪化するわけですから。どうするんですか、もう...全文を見る
○池田(元)委員 私は、それでは遅いと言っているわけであります。  宮澤財務大臣にお尋ねしますが、先ほど「財政の中期展望」の現実性というものを認められたと思うのですが、宮澤さんはことしの一月、この「財政の中期展望」の公表を嫌がった、避けたかった、その理由は何でしょうか。
○池田(元)委員 それはやや違うのじゃないですか。何か勉強する要素が入っていれば、このままでは落第生と、そういうことは言えるかもしれませんけれども、先ほどから見ているとおり、社会保障についても何にしても財政が改善する見通しはないわけですから、要は、これを素直に見れば、最初宮澤さん...全文を見る
○池田(元)委員 これに関して毎日新聞への投書があるのですが、「財務省が国会に毎年提出している「財政の中期展望」に対し宮澤喜一財務相が、やめられないかと事務方に要求したとか」、途中省きます、「財政の危機の現状と将来展望を、国会はもとより国民にきちんと説明し、改革、改善の処方せんを...全文を見る
○池田(元)委員 例年財政演説でいつもおっしゃっていますので、それは余り理由にならないと思うのですが、この基本的な考え方の中には、昨年までは、一番最後の大事なところでありますが、財政構造改革に入る前提として、「我が国経済が民需中心の本格的な回復軌道に乗ることを確認することが必要」...全文を見る
○池田(元)委員 いや、我々は、やはり政策の変化とかそういうものには、だれしもそうですが敏感です。例年これは大蔵省が去年まで出していたわけです。これは必ず一緒に出すわけです。重要な文書なのですよ。財政構造改革、これがことしはなかった。この中には、ことしよりもっと明確に、財政構造改...全文を見る
○池田(元)委員 会議をつくって議論を始めると。いいですね。これまでの日本では、官僚の世界ではよく行われた、官僚主導の政治ではよく行われた、そういうやり方です。この大事な財政構造改革を、議論を進めてまいりますなんというものではないでしょう。先送りですよ。マクロ経済計量モデルは、そ...全文を見る
○池田(元)委員 その議論は初めから、ゼロからスタートするんですか。国会でも政府でも、もう橋本内閣以来の積み重ねがありますよ。今ごろ議論を始めるなどと聞いて私はあきれました。私は今の答弁にちょっと失望をいたしました。これだけの緊急事態といいますか、ここまで来たら、これまでの積み重...全文を見る
○池田(元)委員 宮澤さんはいつから大蔵大臣なんですか。大蔵大臣をいつからやっているんですか。そんな答えは大変失望しました。あなたが百十六兆もそれから三十兆も国債を出していて、どうしてもっとスピード速く我が国の財政立て直しのために動かないんですか。何をやっているんですか。私は失望...全文を見る
○池田(元)委員 これまで議論してまいりまして、危機に陥っている我が国の財政、経済をもう森内閣に任せるわけにいかないということにますます確信を深めました。  さて、残りの時間は連立政権についてお尋ねしたいと思うんですが、果たして森自公保連立内閣は統治能力があるのかどうかという観...全文を見る
○池田(元)委員 珍しい国会答弁でありまして、私も初めてです。意味不明、本当に坂口先生の日ごろの発言とは違う口調でございました。大変苦しいということだけはよくわかりました。  保守党の扇党首、記者会見で、証人喚問という形にとらわれないと思うが、基本的には証人喚問をすべきだと思う...全文を見る
○池田(元)委員 現場の理事とのニュアンスは大分違うようであります。  三党の連立政権合意というのもございますが、これには政治倫理とかそういうものは入っていない。スローガン的な項目ばかりだ。失礼ながら、これはまさに、各党の生き残りのための数合わせの連立だと私は言わざるを得ません...全文を見る
○池田(元)委員 余りに反響が多いのでそういう訂正をされたようでありますが、では冬柴さんの話の後の話はどういうことですか。これは公開の席で言っている話ですよ。要するに、不信任案には必ずしも反対しない、それから、流れが完全にできた、これははしゃぎ過ぎですね。これは各党の党内で反発と...全文を見る
○池田(元)委員 こういうものが連立と言えますか。これだけ見てくると、これだけざわついてくると、これだけいろいろ出てくると、森内閣は、森自公保連立内閣は自壊作用をもう起こしているわけですよ。統治能力が失われているわけです。  そして、森さんはきのう何か大阪で、予算委員会をパスし...全文を見る
○池田(元)委員 ぜひとも賢明な判断をされるように私も要望いたします。そして、森自公保連立内閣のそれぞれの方が、連立与党を含めて、これはわかりにくい、もっとわかりやすい筋の通った対応をしていただきたいということを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○池田(元)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、平成十三年度一般会計予算、平成十三年度特別会計予算及び平成十三年度政府関係機関予算に反対し、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合提出の予算の編成替えを求める動議に賛成する立場で討論を行います。 ...全文を見る
05月15日第151回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○池田(元)委員 民主党の池田元久でございます。  まず、同じ神奈川県人として、小泉純一郎総理の誕生を心からお祝い申し上げます。ぜひ頑張ってください。自民党の抵抗でうまくいかないときは我々の方に来ていただければと思います。  私、小泉さんの答弁を聞いていまして、やはり福田赳夫...全文を見る
○池田(元)委員 今のように、預金を持っている国民が大変な犠牲を強いられているにもかかわらず、銀行の経営状況、金融システムは一向によくなっておりません。バブル崩壊以降今に至るまで主に政権を握ってきた自民党と財務省の前身の大蔵省金融行政には大きな責任があるのではないか。  小泉さ...全文を見る
○池田(元)委員 よくある責任論ですが、ぜひこれからやっていただきたい。果たしてそれがしっかりとした構造改革に沿うものであるかどうか、我々は監視をしていきたいと思います。  不良債権の実態でございますが、総理は所信表明の演説の中で、三つの経済、財政の構造改革の第一として、「二年...全文を見る
○池田(元)委員 これからたっぷり聞きますので、総理に総括的なことを聞いているわけですから。突然総理になったわけじゃないですね。三回も総裁選に出ていらっしゃる。この世の中をどうしようかということは真剣に考えていた。それで中身がないといったら困りますよ。  この所信表明では、何も...全文を見る
○池田(元)委員 私も、この百五十一兆円が全部不良債権とは見ていません。しかし、中身の検討に入る前に、金融庁はなぜこのような実態を進んで明らかにしなかったのか、私は大変不満であります。  百五十一兆円マイナス百三兆円、少なくとも四十八兆円の不良債権が明らかになったわけですが、そ...全文を見る
○池田(元)委員 金融機関の規模によっては厳し過ぎるという話は私も聞いております。しかし、アメリカと日本ではでこぼこはあっても、ようやく日本の開示基準が前進してきたということなんですね。  そして、金融検査マニュアル、私言いましたけれども、具体的にこう書いてあるのですよ。破綻懸...全文を見る
○池田(元)委員 柳澤さんともあろう方がと申し上げますが、最善の選択、とんでもない。これはもう論外だというコンセンサスがある、だから、反省して、佐々波委員会を反省材料にしてこうしたというのは、金融庁の文書だって出ているわけですから。冗談じゃありませんよ。何が最善なんですか。  ...全文を見る
○池田(元)委員 我が同僚の意見も聞こえてきますが、私は、素直に受けとめて、ぜひ変えていただきたいと思います。  そごう問題でも、当委員会で興銀の西村頭取は、そごうは九四年から債務超過であったと認めたわけです。去年の八月ですね。そのそごうに対する債権についても、金融再生委員会は...全文を見る
○池田(元)委員 経過は柳澤さんのおっしゃるとおりでしょう。しかし、ちょっと私は、再生委員会を提案した者として、本当に悲しくなりますね。石原さんもそう思われるのじゃないかと思うのですが。  私は、その経過は経過ですよ、経過は認めますよ。要するに、九四年から債務超過であったものを...全文を見る
○池田(元)委員 今大臣のおっしゃるとおりでありますが、資料一を見ていただきたいと思います。  銀行の本当の実力を調べるため、金融庁からデータをすべていただいて、私自身がまとめたものです。  直近の二〇〇〇年九月期、主要十六行合計で、右側の欄にありますが、株主資本は二十二・九...全文を見る
○池田(元)委員 まさにおっしゃったように、BIS基準として、そういうものとして理解をしていただきたい、理解いたします。  それはあくまでも計算上の話なんですよ。実態の話ではありません。BIS基準で認められたといっても、それは会計上のことなんです。それに、十六行で五兆円から七兆...全文を見る
○池田(元)委員 やはり、健全だったと判断したことについては言いたくないと、その他のことをおっしゃっていました。誤りであります。  この文書があるから、もう言いましょう。だんだんこのあたりに入ってくると、答弁は矛先をかわすということになります。十年九月期において債務超過ではなく...全文を見る
○池田(元)委員 そう言うと私も言わざるを得ないのですが、正確に言うと、これは金融再生委員会の事務局の前身であります金融監督庁の分室に置かれた組織が作成したものなんです。十二月八日ですから。確かに存在はするが記憶にはないというのはよくあります。よくある逃げ言葉であります。そのこと...全文を見る
○池田(元)委員 そういう操作をして、不健全である銀行を健全だという銀行にしたから今日の混迷があるわけです。そうでしょう。  もっと言いましょう。あなたは、引き当ての基準のガイドラインというものを一生懸命やられた。メディアも評価をした。私も評価したかった。しかし、この資料三の下...全文を見る
○池田(元)委員 前段の話は何か反論されたようですが、資産査定、引き当て、先ほどから金融検査マニュアルも言って論議してまいりましたね、私。日銀総裁がいらっしゃるので、これは時間がないのでちょっと一言、御紹介だけしますけれども、日銀総裁は四月十二日の信託銀行の大会で、既往の債務者区...全文を見る
○池田(元)委員 ここまで九八年秋以降の金融行政を見てきたのですが、これをまとめると、柳澤さんのことを言わざるを得ません。  柳澤大臣は、初代の金融再生委員長として就任直後、先ほど言ったように、大手行については九九年三月期で不良債権の処理を基本的に終了するといわば宣言をした。し...全文を見る
○池田(元)委員 大事なところを聞いていただけなかったようであります。よく議事録も後から見ていただきたい。  この二年半の金融行政について具体的に問題を提起してきた。長銀、日債銀の資産判定の誤り、そして七兆円以上も公的資金を投入する際には、不健全な銀行であったにもかかわらず全部...全文を見る
○池田(元)委員 行政をしっかりと把握してやっていらっしゃれば、一番最後のところが先に来なければいけない、あなたは高らかに宣言したわけですから。具体的に私は裏づけているわけですよ。よく考えていただきたいと思います。  今も、結局、早期健全化のせいといいますか、理由にもされました...全文を見る
○池田(元)委員 いや、すごいと言っても、さっきはもう何かすべて竹中さんに振るような感じがしていますから、これは将来というか、近々大変じゃないか。本来の竹中さんの考え、ここは我々の考えと同じですよ。果たしてこういうセンスで、この自民党政権の中であなたの考えが生かされるかどうか、そ...全文を見る
○池田(元)委員 時にはそういうキャッチフレーズもいいですが、もうちょっと具体的にお伺いをしたかった。  それで、小泉総理、変えるんだと今おっしゃった。では、ひとつこれはどうですか。  自民党は、公的資金を受けている銀行からの献金を九八年十月まで受けていた。私は、この政権与党...全文を見る
○池田(元)委員 銀行業界からはどうですか。公的資金を受けている以外の銀行からはどうですか。
○池田(元)委員 単なる小さな民間企業と国の決済システムを持っている銀行というのは違うんです、銀行法で規定されているとおりです。私は、それは小泉さんらしくない、極めて安易だと思います。  あなたが改革を言うんなら、私が質問をするのではなくて、こういった政治倫理の話は幾つかの項目...全文を見る
○池田(元)委員 所信表明では、単にといいますか、まさに条件をつけないで、「二年から三年以内に不良債権の最終処理を目指します。」それを本当にやればいいと思うのです。  だけれども、今おっしゃったように、要するに破綻懸念先以下を処理する、それを二、三年でやると私は聞いたのですが、...全文を見る
○池田(元)委員 いろいろ長く答弁されておりますが、二、三年で終了するのかどうか、時間がないのに二度お尋ねしたのに、答えていただけない。残念です。本当に協力していただきたい。  フランクリン・ルーズベルトは、大恐慌の後、恐怖それ自体を恐れるというような言葉を言いましたが、危機に...全文を見る
○池田(元)委員 インタビューに答えて、銀行は慎重に考え過ぎている、不良債権処理の促進に必要なら再注入すべきだ、これは財務大臣、インタビューで答えていらっしゃるんでしょう。それを確認したいのですが。
○池田(元)委員 私は別に認識が誤っているとは言っていませんよ。  では、竹中経済財政大臣はどう考えるのか。同じ質問をさせていただきます。端的に答えていただきたい。
○池田(元)委員 しかし、閣僚になったからといって人間が全部変わるわけじゃございません。しかも、就任後の会見で、竹中さんは、場合によっては再注入もあり得る。論文でも、資本不足について、他の研究所の調査結果などを引用されている。私は、小泉内閣はどうなっているのかと思いますよ。一番大...全文を見る
○池田(元)委員 今の発言は大変遺憾でありますので、後でちょっと議事録を精査して、また言うべきことは言わなければならないと思います。  今出ましたように、資本注入についてはいろいろ閣僚の発言はありますが、ちょっと時間がむだになりましたけれども、小泉総理大臣から端的に答弁をいただ...全文を見る
○池田(元)委員 スタート時には、財務大臣と経済財政担当大臣、それに総理大臣、金融担当大臣が大事なところで食い違っていることは事実でしょう。自分の発言を否定するんですか。特に、小泉総理ではなくて、竹中さんであれ塩川さんであれ、今はという話でしょう。言葉を変えたりしないでくださいよ...全文を見る
○池田(元)委員 必要ならばという条件つきでもそういうふうになっています。  小泉総理は担当の柳澤さんの報告を尊重してというふうに理解していいと思うんですが、柳澤さんにはもう申し上げたくなかったんですが、もし資本再注入ということになると、過去の資本注入は効果がなかった、検査、引...全文を見る
○池田(元)委員 大きな認識としては私はそうだと思います。きょうは随分時間をかけて金融行政をいわば総ざらいといいますか、してきましたが、やはり何といっても私は、一番大事なのは、何よりも現実を直視することから始めなければならないということを申し上げたいと思います。  最後、三分間...全文を見る
○池田(元)委員 ぜひ大きな努力をしていただきたいと思います。最近の傾向はもう明らかですからね。住宅ローンを返済されている方の世帯の支出というのは八五年以前に戻っちゃった。六年前から債務超過、バランスシートがマイナスになっています。その現実を直視して、ぜひ努力をしていただきたいと...全文を見る