池田元久

いけだもとひさ



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池田元久の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○池田委員 池田元久でございます。首藤委員に続いて質問をいたします。  イラクに対する自衛隊の派遣問題、大変重要な問題でございます。私は、外交政策的な観点から、北朝鮮とのリンケージといいますか、そういうものを含めてお聞きしようと思ったんですが、大変ゆるがせにできない問題が今論議...全文を見る
○池田委員 その所要時間と、それからどんな話題が出たのか、全部を言えとは申し上げませんが、お答えをいただきたい。
○池田委員 本末の末の方はいいですから、肝心なところを教えてほしいと思いますが。  人数もざっとおっしゃっていただき、時間も数十分から一時間以内、そのあたりも、約五十分とかあるはずですから、ちゃんとこれは、我々がどこか遊びに行って人と会うわけじゃありませんから、大事な話ですから...全文を見る
○池田委員 評議会の議長がそこに居合わせたというか、あるいは集められた、参加したというふうに聞いていますが、その評議会議長とのやりとりはどうですか。
○池田委員 それを、今の話を聞けば、本当にあいさつ、表敬、そういうふうに受け取れて、我々が外国へ行ってそういうこともしますので、よく想像できます。  しからば、評議会のメンバーといいますか、しっかりと公式にといいますか、訪問をしたのかどうか、お尋ねをしたいと思います。
○池田委員 評議会のオフィスに行ったんですか。
○池田委員 一番大事な、プライオリティーの高い評議会にはどうして行かないんですか。
○池田委員 あなたも防衛庁長官をやっていてその必要性はわかると思うんですが、どうですか。必要じゃなかったんですか。
○池田委員 質問に答えていないですね。評議会と直接接触したかどうかということを今聞いているわけですよね。それについて何も答えていない。歩いたとか、訪問すればそれは歩くでしょう。そんな、ちょっと時間がむだですから、そういうことをおっしゃらないでいただきたい。まじめに議論していただき...全文を見る
○池田委員 もう一度答えてください。
○池田委員 そこまでおっしゃるのに時間がかかるので、もうちょっと早く、防衛庁長官ですから、迅速をもって旨とするところもあるんですから。  評議会に行っていないということがわかりました。  それで、先遣隊ではなくて、日本の政府職員が評議会に行ったのは、前に行ったと聞いております...全文を見る
○池田委員 川口外務大臣とは、お近くでいろいろ論議を聞いておりましたが、これは非常に重要なことですよ。日本の政府がやはり、派遣候補地のところ、当時は決まってはいなかったかもしれませんが、予定地のところの方々とできるだけ早く会う、会っていらっしゃると思うんですが、大体その時期は、外...全文を見る
○池田委員 十分じゃないでしょう。どうして十分なんですか。
○池田委員 あきれました。一番大事な当事者から話を聞いていない、接触をしていない。それで、何か十分だということを強弁しておりますが、日本語の十分というのはあなたの使っている十分というのと違うんですよ。こういうのをまさに不十分だと言うわけです。  では、その評議会、実質的に機能し...全文を見る
○池田委員 外務大臣も何か病気にかかったんじゃないかと思うんですが、直接答えていただきたい。要するに、今評議会の存在、機能についてお尋ねしているわけですから。  ルメイサ市の評議会も、CPAとの対立から、二十一日、全員が辞任したということもありますが、サマワでは、十二人のメンバ...全文を見る
○池田委員 まさにそういうのは、少なくとも機能は停止しているということは、もうはっきりしているんじゃないでしょうか。そういうことなんですよね。  それで、その評議会に接触していない。きょうの報道によれば、市評議会事務局長は、自衛隊の先遣隊がサマワ入りして以降、評議会に何の連絡も...全文を見る
○池田委員 今私の言う接触は直接の接触を言っているわけですから、自衛隊の先遣隊がサマワ入りして以降、評議会に何の連絡もない、直接評議会に来る、そういう連絡がないというふうに事務局長が言っているわけですから。そんなことでいいんですか。
○池田委員 評議会に直接接触し、連絡もとり、そして訪問しなくていいんですか。たまたまあなたは、知事のところで評議会の議長に会った、表敬をした、あいさつをしたということを盾に、そこだけ言っておりますが、私の質問に全然答えていない。いいんですか。
○池田委員 そのあいさつをしたことを後から理由にしているわけですから、そんなおかしな答弁ないですよ。私もいろいろ質問していますけれども、そんな大臣いませんよ。  私が聞いているのは、評議会に訪問していない、連絡をとっていない、あなた認めたじゃないですか。そのことを、またもとに戻...全文を見る
○池田委員 これはお聞きになっていれば、いかに今の答弁が無理な答弁であるかということはおわかりだと思います。評議会というのは主要な要素ですからね。端っこじゃないんですよ。しかも、支援の先になる可能性が非常に高いところでしょう。そういうところに、評議会に訪問もしたこともないし、そし...全文を見る
○池田委員 そこで、もう一点。  そもそも、評議会が日本政府にサマワは安全な町だと発言したとされていることについては、この事務局長は、安全というのはサマワ市民は善良という意味で、治安上の安全を確保するという趣旨ではないと。善良ということで、善良だから安全だとは言えないわけですよ...全文を見る
○池田委員 私は、この問題を初めて取り上げるんですが、今の一連のお話をお聞きして、こんなことで本当にいいのかなと思います。我々は別に与党、野党ではなくて、自衛隊の隊員の方々をイラクへ派遣する、先遣隊が一日半調査して、評議会にも直接会っていない、訪問していない、連絡もとっていない。...全文を見る
○池田委員 評議会もそうなんですが、今度の予算もそうなんですけれども、援助をする対象の要件といいますか、何か基準はあるんでしょうか。
○池田委員 ですから、そのスタンダードというか基準。大切なお金を使うわけですよね、しかも有効に使いたい。ですから、当然、お役所ですから、要件、基準はあるはずです。それをお示しいただきたい。
○池田委員 それは当然あるわけですから、原則、四項目とか五項目とか、得意の五項目というのがありますけれども、それを説明していただきたい。
○池田委員 今のお話だと非常に無原則に聞こえますが、それでいいんですか。
○池田委員 同僚議員の了承を得ました。  全く驚きましたよ、これには。本当ですか。ルール、原則がない、私は信じられない。今ここで口先で答弁するのはいいとしても、あるのなら書面で出していただきたい。
○池田委員 占領下にあるイラクであるから、なおのこと、どういう要件、どういう条件の相手先にお金を渡すかというのは極めて重要なことですよ。日本のタックスペイヤーだってそんなこと承知しませんよ、そういう基準がなければ。これもまたずさんと言わざるを得ない。もし何か短い文書でも何でも、あ...全文を見る
○池田委員 資料を出すかどうか。
○池田委員 いや、今の答弁がそうだとおっしゃるんだから、基準はなかったんです。  調査は一日半で、その肝心の評議会に訪問もしていない、それで、表敬だから、表敬であいさつしたからいいんだ、それから援助先の要件もはっきり決まっていない、こんなことで、我々は、はい、そうですかと言うわ...全文を見る
01月30日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○池田委員 民主党の池田元久でございます。  たくさん申し上げたいことはございますが、総理が出席されておりますので、総理にちょっと趣の違った質問をさせていただきます。  昨夜、総理は帝国ホテルで会合に出席されたということですが、そのことを、どなたにお会いになったんですか。
○池田委員 今問題となっておりますサマワ市の評議会の問題について、その会合というよりもきょうの現時点で、総理は評議会についてどのように認識されているか、お答えをいただきたいと思います。
○池田委員 昨夜の会合で、総理は、今おっしゃいましたけれども、サマワ市の評議会について、なくなったという話だったがやっぱりあったんだよなと。複数の出席者が明らかにした。これでよろしいわけですね。
○池田委員 ところで、総理は、二十九日の本会議で、二十七日の本会議の答弁において、サマワ市評議会が現在存在しているとの発言をいたしましたが、これを撤回しますと、本会議で明確に撤回をされたわけです。そして、今になって、わからないとか、あるいはとり方によってはサマワ市に評議会があると...全文を見る
○池田委員 この発言は、一般の市井の人が、あれがあったとかないとか、やっぱりあったとかという話じゃないんですね。自衛隊派遣にかかわる重要な判断材料の一つなんですね。そこで総理が、サマワ市評議会、自衛隊が派遣されるサマワ市にある評議会、住民の自治的な組織、ほかに余りないわけですから...全文を見る
○池田委員 論点がちょっとほかの方へ行くような感じがいたしますが、今、総理の発言、総理の認識を聞いているわけでありまして、一国の総理の認識として、サマワ市評議会が存在する、次に、存在していないから発言を撤回する、本会議で撤回する。今度はまた、審議中で承認案件がかかっているときに、...全文を見る
○池田委員 安全の話はちょっとおいて、結局、本会議で発言を撤回した、それに対してまた修正するような発言をしているわけですから、我々としては、審議を円滑に進める意味からも、政府の方で、一体どうなっているんだ、サマワ市の評議会は今こうなんだと、統一的な、まとまった、一致した見解を出し...全文を見る
○池田委員 これは、お聞きになっている方も、簡単に、わかりやすく受けとめようとしていらっしゃると思うんですよ。  サマワ市評議会が存在をした、存在しなかった、しかしまた、あるかもしれない、これについて、自衛隊派遣にかかわるから、総理の、あるいは内閣のまとまった見解を出してくださ...全文を見る
○池田委員 ただ集めたことをおっしゃっているだけで、日本政府として、小泉内閣として重大な決断をするわけですから、その中で大きなファクターであるサマワ市の評議会の存否について、これだけ総理の発言が二転三転するのは非常に不安定、認識に混乱がある。もう一度言っても皆さんまた同じことを言...全文を見る
○池田委員 今の発言は撤回に至ることを中心におっしゃっていまして、昨夜総理は、なくなったという話だったが、やっぱりあったんだと。要するに、少なくとも百歩譲ってあるかもしれないという認識に立っているわけですから、認識に混乱が見られるわけですから、明らかでしょう。ですから、これはちゃ...全文を見る
○池田委員 今の話は、ただオランダ軍やその他から受け売りのことをおっしゃっただけでありまして、これは、ずっと事態を注視しているということであれば、何も質問もしてないし、いいわけですよ。ところが、既に重大な場面で発言しているわけでしょう。報告書もそうだし、本会議ではこう言っているわ...全文を見る
○池田委員 サマワの市評議会が存在をしている、それから、その後で、存在していないということで撤回をしたわけですから、まさにそのときは明確に、注視するじゃなくて、発言しているわけですよ、明示しているわけですよ、要するに、存在しているとか、していないとか。だから、今はどうなのかと聞い...全文を見る
○池田委員 総理に申し上げますけれども、あとのいろいろな長広舌は要りません。今は、ただ一点、サマワ市評議会が存在するかどうか、その認識の一点だけ聞いているわけですから。「存在と無」という難しい本もありますけれども、そういう難しい話じゃない。それだけ聞いているわけですから。
○池田委員 一国の最高責任者である総理大臣が、サマワ市評議会がなくなったという話だったけれども、やっぱりあったとか、あるかもしれないとか、そんなことで、皆さん、審議続けられますか。
○池田委員 委員長に申し上げますけれども、私の質問時間を確保してくださいよ。向こうの原因で混乱していて、私の質問する時間ないわけですから。ちゃんと休憩といいますか、協議する時間は協議してほしい。
○池田委員 今の説明で、常識的な感覚を持った人だったらこれはわかりませんよ、要するに。  要は、何を聞いているかといったら、皆さん御存じのように、日本政府の認識を聞いているわけですよ。方針を聞いているわけですよ。ところが、それに対して結局結論はわからないということなんですよ。そ...全文を見る
○池田委員 いやいや、これは大事なところなんで、これはもうわかりやすい話なんだ、総理大臣の発言のぶれを言っているわけですから。それに対して何ら正面から答えていない。本会議であれだけはっきり言いながら、今度は、しかもそういうところで発言しないで、暮夜ひそかにとは言いませんが、公人で...全文を見る
○池田委員 お聞きになったとおりでありまして、委員長、これは、自衛隊派遣の前にした総理の発言の二転三転の話ですから、話は全然解明されない。あなたの責任で問題を処理してくださいよ。
○池田委員 また二転三転していないと言いわけをされましたが、そのこと自体、客観的な事実経過からいってまさに二転三転しているわけですから、全くこれは遺憾ですね。  こういうことでは我々審議はできませんよ。聞こうと思っているんですけれども、審議できませんよ。(発言する者あり)
○池田委員 先ほど来の経過は御存じのとおりでございます。  大変日本にとって重要な、イラクに対する自衛隊の派遣にかかわって、現地の、派遣地のサマワ市評議会の存否について質問をしてまいりましたが、明確な、そして国民にわかりやすい見解を表明していただきたいと思います。
○池田委員 見解が表明されました。その見解についてさらにお尋ねをし、さらに、残余の問題については後刻質問をさせていただきますので、委員長におかれましては、質問時間を十分保障されるようにお願いをして、私の質問は終わります。
○池田委員 民主党の池田元久です。  午前中の審議中断の結果、十五分いただきましたので、端的に御答弁をお願いいたします。  今回の自衛隊のイラク派遣問題で、核心の一つである現地の治安状況についてお尋ねをしたいと思っております。  陸上自衛隊が派遣されるイラク南東部サマワ市周...全文を見る
○池田委員 それは先ほどの共産党議員に対して繰り返しておりましたが、自衛隊が派遣されるサマワ周辺で起きた事件の発生状況、これはオープンにできる数字だと思います。ぜひ出してください。
○池田委員 ムサンナ県でも結構ですし、サマワ周辺でも結構です。自衛隊が派遣される現地の事件の発生状況すら、まさか公表できないというわけではないでしょうね。
○池田委員 防衛庁のこのペーパー、「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」、冒頭部分に「ムサンナー県における事件は著しく少ない。この傾向は現在も継続。」と明記してあります。こう書いた以上は、当然、別に秘密事項でも何でもないと思うので、事件の数を教えてください。
○池田委員 自衛隊が派遣される現地での事件の発生状況を聞いているわけですよ。それを公表しないというか、言えない理由は何ですか。端的にお答えいただきたい。
○池田委員 全く何も答えない。  相手国との関係というのはどういうことですか。端的に言ってくださいよ。
○池田委員 インテリジェンスの情報ですか。皆さんね、この襲撃事件とかいろいろ事件の発生状況、非常に難しい事件で犯人が未検挙の場合に、事件の発生状況を協定によって秘匿することはある。しかし、この社会で、オープンな社会でそんなことはありません。全く理由としては説得力のあるものとは言え...全文を見る
○池田委員 いわゆるムサンナ県でほとんどゼロに近いわけでございますとこれは言っているわけですよ、午前中ですか、先ほど言っているわけですね。ゼロに近いというのはどういう数字ですか。そこまで言うんなら数字を言ってくださいよ。
○池田委員 このような、この程度のことについても隠すという理由は全くわからない。隠ぺい体質である上に、何か意図があるんじゃないかという感じすらいたします。  ちょっと委員長から、審議は、ぜひ数字を出すように言ってくださいよ。
○池田委員 これは、皆さんわかりますか。審議促進する意味から、数字をまず出して、それから議論しようと思っているのに、それすら出せないということでは、本当にこれは審議ができません。
○池田委員 きのう明らかにされた「最新のイラク情勢と陸自派遣の調整状況等について」という文書は、皆さん御存じのとおりです。途中経過の文書だという説もありますが、ここでは、ムサンナ県では、昨年五月一日からことし一月二十日までの間の連合軍、通過中の米軍等車列、パトロール中のオランダ軍...全文を見る
○池田委員 個別の事件については聞いておりません。六件あるわけですね、六件。  それで、さらに、先ほど我が党で調べた結果のことを原口委員の質問で出ておりましたが、例えば、十二月二十二日、数十名の武装グループが、サマワ及びホダル・シティーに続く道路で米軍を襲撃と。ほかにもいろいろ...全文を見る
○池田委員 この公表した文書、「ムサンナー県における事件は著しく少ない。」また「サマーワ周辺では、連合軍に対する大きな事件は発生していない。」こう書く以上は、事件の犯人がどうだとか、そんなことを聞いているわけじゃないんです、全体の数を明らかにしなさいということであなたに聞いている...全文を見る
○池田委員 質問続行は同僚の了解もとってあります。  ムサンナ県でほとんどゼロだ、こう言っているわけですね。しかし、ここに出ている、文書に出ている発生件数は、一月二十日まで六件あった。六件あったのを、これを過小評価というか、それをゼロに近いということは言えないと思うんですが、そ...全文を見る
○池田委員 全く今の答弁では納得できません。  もう、この自衛隊を派遣するサマワ周辺でどんな治安状況か、そこが核心なんですよ。それについて、事件の発生状況も全く明らかにできない、しかも、実際は、多分政府の調べで六件あったのに、極めてゼロに近いとか、こういう考えをとっている。これ...全文を見る
○池田委員 事件の発生件数がインテリジェンス情報というのはびっくりしました。  皆さん、今自衛隊を派遣して、そこでどんな治安状況があるかということを調べて、それでいろいろ調査をする、それで事件の発生件数はこうですよと。石破長官自身でも、ほぼゼロに近いとか、そう言っているわけでし...全文を見る
○池田委員 これは当然出していただかないといけない数字です。しかも、すぐ出せます。もうデータがあるわけですからね。それで、なおかつ六件があったという確証が大変強いわけですね、これは政府が書いているわけですからね。それを六件をほぼゼロというのは、これはどうですかね。こういう情報操作...全文を見る
○池田委員 理事会で協議をしていただきたいと思いますが、こんな数字すら出せない。やはりこの今の防衛庁の一連の調査そのものの信頼性というのは、我々大きな疑問符をつけざるを得ないということを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
02月09日第159回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○池田委員 きょうは、イラクへ派遣される自衛隊の位置づけや派遣期間などについて、まずお尋ねをしたいと思います。  昨年十一月、アメリカ、イギリスの占領当局、CPAは、イラクの統治評議会と、ことし六月までに暫定政権を発足させてイラクの主権を回復し、占領統治を終わらせることで合意を...全文を見る
○池田委員 事態を、特に国連の調査団の帰趨を注視しているという話でありますが、今おっしゃったように、暫定議会の選出につきましては、多数派を占めるイスラム・シーア派は直接選挙の主張を譲っておりません。難航が予想されます。  さて、アメリカは当初、相当期間、数年間を想定して権限の移...全文を見る
○池田委員 端的に聞きますが、アメリカの考えは、方針を転換した理由は何か、答えていただければと思います。
○池田委員 今の発言を聞くと、何か場当たりでいつもやっているというような印象も受けるんですが、これは、国際社会の多数の見方として、ブッシュ政権は大統領選挙への悪影響を恐れて占領の早期終結へ方針転換を打ち出した、このような見方がもう支配的であります。  イラク戦争自体もそうだと言...全文を見る
○池田委員 防衛庁長官にお尋ねしますが、自衛隊がいつまでイラクに派遣されるか、基本計画ではどのようになっていますか。端的にお答えをいただきたいと思います。
○池田委員 政治プログラムは六月三十日までに主権を移譲するという。しかし、今盛んに言われていることは、おくれて来年の一月一日になるかもしれないということです。いずれにしても、占領が終結した時点でCPAは解散をし、現在のイラク統治評議会は役割を終了するわけです。  占領統治が終わ...全文を見る
○池田委員 だらだら居続けるつもりはない、それはそうでしょう。  派遣、駐留を続ける場合、主権移譲、つまりイラクが主権を回復した場合、イラクでの自衛隊の位置づけ、法的位置づけはどうなるんでしょうか。これは外務大臣。
○池田委員 聞きたいことに答えていらっしゃらないと思うんですが、そんな難しい話ではありません。意見の対立とかそういうことじゃなくて、主権が回復して自衛隊が派遣、駐留を続ける場合、イラクでの自衛隊の位置づけはどうかということをお尋ねしているわけです。
○池田委員 ちょっとわからないのですが、CPAと統治評議会の協議はいいですけれども、主権移譲後、イラクにとっては主権回復後、自衛隊の位置づけはどうなるんでしょうか。  三十分しかないですから、防衛庁長官に端的にお聞きします。
○池田委員 あと四カ月か一年以内にイラクの主権が回復される見通しが強いわけですね。その段階で、自衛隊のイラク国内での、イラク領域内での法的な位置づけについて、どうして明確な答弁をできないんですか。話し合って、やってください。
○池田委員 全く不明確でありますが、国際法上、政府当局が存在する状況であれば、その同意を得る必要があるということですね、川口外務大臣。
○池田委員 前段階でCPAと統治評議会が協議して、主権移譲後のことまで決定はできないわけでしょう。要は、もっと大きな原則があって、主権、まさに主権を回復するわけですから、その主権国家の意思で日本の自衛隊を駐留させるかどうか決めるわけですよね。違いますか。
○池田委員 時間が余りないんですが、川口さんは七月二日には、先ほど私が申し上げたように、「一般的に国際法上、」「当該国の政府当局が存在をする状況であれば、その同意を得る必要がございます。」と答弁されています。主権移譲後、同意をとるわけですね。当然のことを聞いているんですよ。
○池田委員 極めて大事な点が不明確であります。  ここで次に行きたいんですが、これではちょっと次の話もできませんので、委員長、しっかりとした答弁をするように注意を促していただきたいと思います。
○池田委員 もっと審議を前へ進めたいんですが、今の答弁は非常に不明確で、さらにもう一点、主権移譲後に相手国の同意をとる必要がありますねという質問に対しても答えはしていない。その点をお答えいただきたいと思います。
○池田委員 先ほどから質問しております一点、最後の一点、相手国から、この場合は主権回復したイラクから、自衛隊の駐留について同意をとるんですねという話をしているわけです。とるかとらないか聞いているわけです。
○池田委員 答えていませんよ。  非常に不明確で、前段階の話はともかく、主権回復後、イラクから自衛隊の駐留について同意を得るんですか、要らないと言うんですか。とるかどうかが聞きたい。
○池田委員 一般論ではなくて、イラクから自衛隊の駐留について同意を取りつけるかどうかについては全く答弁はありません。それから、同意の取りつけ方云々と言っていて、非常に不明確な、だれにもわからない答弁をしておりますので、これでは質問できないと思います。
○池田委員 予算委員会の質問でこんなばかな答弁はありませんよ。端的に、同意をとるかどうか具体的に聞いているわけです。何も答弁していないじゃないですか。
○池田委員 同意をとる必要があるかどうかを聞いているんではなくて、イラクから同意をとるのかどうか。  しかも、あなたは七月二日の委員会で明確に言っているんですね。「我が国の自衛隊は、当局の同意をとって、それで活動をする、そういうことになります。」と言っているわけですよ。これはC...全文を見る
○池田委員 全く不明確というか逃げているというか、要するに、あなたが言っているその協議なるものの協議する構成組織というのは、CPAにしても、それからイラクの統治評議会も、主権移譲後は解散するんですよ、なくなるんですよ。ですから、主権国家になるイラクから自衛隊の駐留について同意をと...全文を見る
○池田委員 話を聞いていると、イラクの人たちは何と思うんでしょうかね。同意をとらないで自衛隊が駐留するような、そんな空気すら、そういうおそれすら私は感じたわけです。こんなことでいいのか。イラク戦争に大義がなかったんですが、駐留にも大義がないというか、その根拠がない、そんなことで名...全文を見る
02月12日第159回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○池田委員 きょうは、竹中経済財政大臣の財政健全化についての認識、そして年金のむだ遣いを中心に論議をしていきたいと思います。  順序が逆になりますが、まず、竹中経済財政そして金融大臣は、つい先日、おととい、この予算委員会の質疑で、名目成長率が名目利子率より高いと答弁されました。...全文を見る
○池田委員 同じ年度の名目利子率、つまり十年後の利回りは幾らになるのでしょうか。
○池田委員 内閣府の資料によりますと、二〇〇三年度の名目成長率が〇・一ですね、二〇〇四年度が〇・五です。二〇〇三年度ということになれば、名目成長率の実績見込みは〇・一%、そして名目利子率は一・三%。これから見ると、竹中大臣、名目成長率が名目利子率より高い、つまり、成長率が利子率よ...全文を見る
○池田委員 近年、先進国では、名目利子率が名目成長率より高い、利子率の方が成長率より高いのではないかと思います。  今、資料を配らせていただきましたが、配付資料を見ていただきたいと思います。これは内閣府がごく最近作成した資料であります。  日本では、七〇年代後半から利子率が高...全文を見る
○池田委員 この資料を見ていただければもう本当に一目瞭然です。真ん中のここらあたりから、全部利子率が高くなっております。この内閣府の資料、これすら否定されるわけでしょうか。
○池田委員 総理、この利子率が高いか成長率が高いかは、これは抽象的な問題じゃないんですよ。利子率の方が高いので、国債の利払いがふえて、財政健全化が大変なのが現状なんですよ。仮に、本当に仮にですよ、竹中さんのおっしゃるように成長率の方が高ければ、財政健全化は今より容易になるわけです...全文を見る
○池田委員 問題をほかに持っていかないでいただきたいと思います。これは、資料といいますか、現実なんですね。内閣府国民経済計算、海外経済データ、日銀の金融経済統計月報、IMFの資料等で、ごく最近つくった資料でございます。  ごらんになって、これは明瞭じゃないですか。明らかに、先進...全文を見る
○池田委員 これを見て、成長率が高かったのは一九五〇年から前半ぐらいで、それも米国とフランスだけなんですよ。だから、竹中さんのその経済認識は、そこらあたりを見てやっていらっしゃるんではないか。まさにこの直近の現状について、直近じゃないですね、もう二十五年続いておりますので。そこの...全文を見る
○池田委員 質問に直接答えていただきたいと思います。いろいろ、民主党のマニフェストまで持ち出していただいて、大変ありがたいと思います。  竹中さんの発言は、竹中さんの今担当は経済財政政策担当大臣、金融担当大臣ということでございます。その方が、ことしの予算委員会の総括質疑の冒頭に...全文を見る
○池田委員 竹中大臣のおっしゃる長期というレンジですけれども、この資料で一九五六年から二〇〇〇年まであるわけですが、この幅でとっても、あなたの言うように成長率が上回っているというのは、米国とフランスだけなんですね。全般といいますか、大きなトレンドとして利子率が上回っている。そして...全文を見る
○池田委員 これは意見の相違とかそういうものではありません。最近の経済のトレンドについての認識でありますので、竹中さん、これはもう明らかに間違いじゃないですか。これは明らかに間違いですよ。この間違いを認めても全然問題ないんじゃないですか、むしろすっきりして、ここから出発すればいい...全文を見る
○池田委員 前向きな議論をしたいと思っていますが、これは誤った前提で竹中さんに質問しても、なかなかしにくい。これは本当に竹中さん、本当に客観的な、言葉ではなくて客観的な反論をしていただきたい。それまで私はちょっと待ってもいいです。
○池田委員 これでは本当に困りますよ。これ、事実はもう明らかなんでしょう。政府でつくった資料なんでしょう。それが違うわけですから。(発言する者あり)いや、やはり担当は竹中さんですから。  ちゃんと事実に即して答弁するように言ってくださいよ。委員長、事実に即して答弁されるように言...全文を見る
○池田委員 いかに説得力のない答弁かわかりました。  しかし、これを放置しておくわけにはまいりません。その前提となる認識の問題、そして政府資料と全く正反対に食い違っていることでありますので、委員長におかれましては、理事会で我が党の議員がこの発言の取り消しを要求すると思いますので...全文を見る
○池田委員 よろしくお願いします。  年金問題に入りたいと思います。  国民の皆様の年金に対する不信が大変高まっております。午前中も出たと思うんですが、未納率が四〇%近くになっております。  国会に提出された政府・与党の年金改革法案は、保険料の引き上げを続け、給付を抑制する...全文を見る
○池田委員 私の問いをちょっと間違えていらっしゃると思いますが、要するに、施設の数からいって、二百六十五のうち七十七施設が累積赤字ということですね。  それで、年金福祉施設については、戦後初期は厚生年金病院などを建設してきたわけですが、昭和三十六年から会館、老人ホーム、スポーツ...全文を見る
○池田委員 また、健康保険からも一部財源を入れて、健康づくり事業に加えて生きがい対策事業を行うといって、昭和五十八年から全国四十八カ所に社会保険センターをつくってきました。そして、さらに別の法人をつくって、今度は平成二年から十一年まで、全国四十四カ所に同様の社会保険健康センターを...全文を見る
○池田委員 全国二回りというのは、これも非常にやり過ぎだと私は思います。  さて、新宿にある中央社会保険健康センター、ペアーレ新宿、今度はペアーレですね。このパンフレットがあるんですけれども、温水プールやジムなどに加えて、九十八の教室があるわけです。いっぱいありますね。英会話、...全文を見る
○池田委員 一番喜んだのはやはりお役人とそれから建設業者などだと言われておりますが、この年金福祉施設の人件費は、大蔵省の指摘では、人件費率、民間の十七倍……(発言する者あり)ごめんなさい、一・七倍、十七倍は訂正します。しかし、それほど疑問に思われなかったところはおもしろいと思いま...全文を見る
○池田委員 この資料にあるとおり、年金福祉施設につきましては、最大一兆五千六百九十七億円の黒三角、赤字を見込んでいるわけです。  グリーンピアに移りますが、これはもう午前中から論議がございます。被保険者、年金受給者のためとしてつくられた大規模年金保養基地、あの当時どんどんつくっ...全文を見る
○池田委員 今おっしゃったように、貸付利子補給金は累計で四千六百九十九億円投下しているわけです。今後さらに、およそ八千五百億円が必要となるとしているわけですね。それに貸倒引当金百二十一億円計上し、合わせて一兆三千三百二十億円。今後の利子収入が四千億円で、九千三百二十億円の損失とい...全文を見る
○池田委員 転貸法人というのを多数つくったんですね。しかし、与信、十分な審査能力、資産査定能力があるとはなかなか思えない。いわゆる年福信、年金福祉信用保証株式会社の問題では、金融機関の側から、事前の情報開示のおくれなど、そういった転貸法人への不信感が表明されているわけです。この仕...全文を見る
○池田委員 十四年度末に三兆六百八億円、これは単年度ですね。そして、累積では六兆七百十七億円。十五年度四—六、四月—六月期ではプラス二兆円、二兆八百五十八億円。七月—九月では三千五百九十七億円ということになっております。このデータは、六月末で三兆九千八百六十二億円の累積評価損にな...全文を見る
○池田委員 国民の皆様の貴重なお金を使っているわけですね。  それで、今の答弁、パッシブ運用とかアクティブとかいろいろおっしゃっていますが、わからない。私、ベンチマークと言うのも気が引けたんですね。ちゃんと辞書を引きまして、市場の平均収益率。不親切ですよ。大体、その姿勢が余り感...全文を見る
○池田委員 まあ、たくさん賢い人がいて、市場の平均収益率も上回れない。これもおぼつかないですね。ですから、アメリカでやっているように、国債だけで運用するとか、そういうわかりやすい運用をした方がいいかもしれません。このことを申し上げておきたいと思います。  さて、以上、一応総ざら...全文を見る
○池田委員 今資金の流れを、きょうは全体像を一つ示したつもりなんですが、天下りといいますか、この問題もあります。  厚生労働省から資料をもらって、年金積立金を使っている事業を行っている法人の資料を足し合わせて、主要法人百五十九には、配付資料の三にございますが、役員二百二十四人を...全文を見る
○池田委員 終わります。
02月24日第159回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○池田委員 民主党の池田元久でございます。  本論に入る前に、昨日の王毅外務次官の発言について、手短にお尋ねをさせていただきたいと思います。  六カ国協議の議長を務める中国の王毅外務次官が、きのう、訪中しております逢沢副大臣に対して、北朝鮮側が、核の完全廃棄を約束する用意があ...全文を見る
○池田委員 王毅次官は、完全廃棄とその前提としての一切の核活動の凍結のコミット、約束にはウラン濃縮計画も含まれると発言をしたわけですが、これは、北朝鮮側がそのように述べたのか、あるいは王毅次官の認識であるか、どちらですか。手短にお願いします。
○池田委員 廃棄と凍結の対象にウラン濃縮計画が含まれれば、これは日米韓の基本的な主張に沿うものと見られますが、政府はどのように評価されますか。
○池田委員 この議論は後でまたしたいと思うんですが、外為法の改正について入りたいと思います。  国民も含めて我が国の平和と安全の維持のため特に必要があるときには日本独自で経済制裁を行えるようになったわけですが、この改正の意義について、福田官房長官と外務大臣から、それぞれ簡単にお...全文を見る
○池田委員 私は、制裁を実際に発動するということを今これから言うわけではなくて、外為法の改正そのものが北朝鮮に圧力となっていると思うんですが、川口外務大臣、いかがでしょうか。
○池田委員 経済制裁が有力な外交手段になり得るというのは、古くは一九三三年、私はよく引用するんですが、ソビエトによるイギリス人技師の抑留事件、最近では去年の八月、リビアが一九八八年に起きたパンナム機の爆破事件で総額二十七億ドルの補償金を乗客の遺族に支払うことになったことなどを挙げ...全文を見る
○池田委員 経済制裁を発動する理由それから解除の条件などを明示するというのは当然の前提だと思いますが、これまで、我が国の法制では、国際平和のための国際的な協調行動の一環として我が国が経済制裁を行えると規定しているだけでありまして、一番肝心な、我が国の平和と安全を維持し、国民の生命...全文を見る
○池田委員 答弁で確かにそうなんです。しかし、新しい時代には、こういう国民の生命身体などの保護というのはやはり強調する必要があると私は思います。  外為法は、ごらんになれば、省庁縦割り主義を反映して、文章も整理されていないんですよ。経産省が担当しているところ、外務省が担当してい...全文を見る
○池田委員 私は、北朝鮮の現在のあり方、そしてまた外交手段を多様化するということから、入港禁止法の制定は必要だと思っております。  そこで、お聞きしますが、安全保障上の理由に基づいて法によって入港規制をしている国はあるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。
○池田委員 安全保障上の理由で法律で入港規制をしているのは、アメリカのみなんです。超大国、世界の警察官とも言われるアメリカだけなんです。  これはもう当然のことですが、日本の生きる道は海洋国家、通商国家であり、恒久的な入港禁止法というような法律とは必ずしもなじまないと私は考えま...全文を見る
○池田委員 外為法の改正とは違うんですよね。いろいろなケースがあると思うんですが、問題解決のために非軍事的な措置として主権国家が持つ当然のツールであると私は思って、前から、経済制裁の制度、特に、国や国民が侵されても制裁ができないという欠落を埋めるように主張してきたわけですが、この...全文を見る
○池田委員 もう少し早く来てくれればよかったのですが。  今の石破長官の答弁でございます。  おっしゃるとおり、例えば、最近、アメリカのCIAのテネット長官も、我々は、北朝鮮は恐らく一ないし二個のプルトニウム型の原子爆弾を持っているという事実を公表している、このように発言をし...全文を見る
○池田委員 さて、おととし十二月、北朝鮮が核凍結の解除、施設の稼働と建設の再開を発表して以来、北朝鮮の核をめぐる動きについて、外務大臣はどのように考えていらっしゃいますか。
○池田委員 北朝鮮は、おととしの十二月から、矢継ぎ早にいろいろなことをやりましたね。核施設の封印撤去、監視カメラの機能妨害などを断行した上、IAEAの査察官を退去させました。そして、明くる一月には、NPTから脱退を宣言した。  ですから、これは日本にとってどうなんですか。日本の...全文を見る
○池田委員 北朝鮮がこの地域で緊張を高めて懸念材料となるようなことをしているという趣旨だと思うんですが、福田官房長官にお尋ねをいたしますが、このように、おととし十二月以来、北朝鮮は、今外務大臣がおっしゃったような、我々としては非常に重大な懸念といいますか、核について、核開発の方向...全文を見る
○池田委員 私の質問の趣旨をちょっと御理解いただいているかどうかわかりませんが、要は、今の六カ国協議などの出発点になっていると言えると思うんですが、おととし十二月以来の北朝鮮の行動、矢継ぎ早にいろいろな行動をとった、まさにこれは客観的に見て事態が悪化したからこそ今いろいろな国際会...全文を見る
○池田委員 随分寛大だと思うんですが、北朝鮮は別に仮想的な現実ということじゃないですよ。要するに、もうIAEAの査察官を退去させたわけですよ。具体的な行動をとっているわけですよ。事態を悪化させたんでしょう。
○池田委員 日朝平壌宣言が大事か、我々の安全が大事か、そこをよく考えていただきたい。  政治的に重要な文書だと総理もおっしゃっているわけですが、政治的な成果だからといって、それに固執することは全くないと私は思う。ですから今のような答弁が出ちゃうわけですよ。  北朝鮮が事態を悪...全文を見る
○池田委員 外務大臣に同じことを別の言い方でお聞きしますが、平壌宣言後の北朝鮮の行動は日本の安全を脅かす行動だと思います。これは、北朝鮮の行動は宣言違反、少なくとも宣言から外れているのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○池田委員 政治的な成果である日朝平壌宣言でもあるし、宣言から外れていてももとに戻ればいい、そういう甘い考えでいいんでしょうか。相手はそれこそ大変な国ですよ。宣言を守りましょうなんていって、うまくいくんですか。  平壌宣言後の北朝鮮の行動というのはもう一目瞭然じゃないですか。い...全文を見る
○池田委員 福田官房長官は、先月の予算委員会では正しいことをおっしゃっているわけですよ。事態を悪化させる、そういう事態になれば適切な措置を講じていく、今は経済制裁を行う状況ではないと。  しかし、客観的に見て、国際機関も認めているように、平壌宣言後は事態は大きく悪化しているわけ...全文を見る
○池田委員 福田官房長官の記者会見の発言として、もう少し様子を見る必要がある、制裁せずに解決するのが一番いいと。まあ、制裁せずに解決するのが一番いいんですよね。ただ、もう少し様子を見る必要があると言っている。  このIAEAの付託といいますか報告というか、要するに安保理で議論が...全文を見る
○池田委員 六カ国協議に進展がなければ、私は進展を期待しているんですよ、進展がなければ、北朝鮮の核を安保理マターに上げると迫るのも、これは重要なカードになると私は思います。  いずれにせよ、北朝鮮に対しては、幾つかの政策手段、ツール、カードが用意されてきました。中には我々がつく...全文を見る
○池田委員 遺憾の意の表明、あと若干の申し入れ、それでいいんでしょうか。日本の安全にとって考える場合、それでいいんでしょうか。  報道によれば、カーン博士は北朝鮮に遠心分離機など核技術を九〇年代に供与したということを認めております。パキスタンの政府高官によるブリーフによれば、北...全文を見る
○池田委員 注視した上で、厳正な措置をとられるよう強く申し上げておきたいと思います。  さて、財務大臣、ちょっと手持ちぶさたのようでありますので、最後にお尋ねをいたします。  土地、建物の譲渡所得の損益通算の廃止について取り上げたいと思います。  長期譲渡益の税率が引き下げ...全文を見る
○池田委員 批判が当たらないどころじゃないですよ。あなた、政党人でしょう。それを選挙区に帰ってお聞きください。こんなことでいいんでしょうか。例えば経過期間を一年設けるということだけでも、それはクリアできるわけですから。  最後に、質問したいんですけれども余り時間がありませんので...全文を見る
03月03日第159回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○池田委員 池田元久でございます。  参考人の皆様、御出席御苦労さまです。  先月十二日の総括質疑で、年金資金を使った年金福祉施設、グリーンピア、年金住宅融資、それに積立金の運用について取り上げまして、このうち、積立金運用を除く年金福祉還元とされる三事業だけでも最大二兆八千億...全文を見る
○池田委員 お手元に資料1が行っていると思いますが、グリーンピアなどが建設され始めた、本格的に始まった昭和五十年から平成十五年まで、年金資金、保険料から事務費等として支出された額は、昭和五十年からずっと足し合わせると、二ページ目の左側二段目、保険料財源繰入、これは十四年度までです...全文を見る
○池田委員 先ほどちょっとお触れになりましたが、まず、年金保険料等から支出される事務費等の主な内容、内訳を手短にお示しいただきたいと思います。
○池田委員 厚生年金法と国民年金保険法では、年金の事務費は国庫が負担することになっているわけです。また、現在国会に提出されております公債発行特例法案では、これらの法律の特例として、事務費の一部に年金保険料の流用を認めているわけです。  しかし、現実には、特例措置分を除いて、毎年...全文を見る
○池田委員 今お聞きになってわかりますか。「必要な施設をすることができる。」というのが事務費に使える根拠だと言うんですよ。どこにこんな解釈ありますか。こんな解釈ありますか。  それで、これは本当は坂口大臣に答えてほしかったんですが、大切な年金保険料から事務費を出すんですから、そ...全文を見る
○池田委員 今、ちょっとはっきりしませんでしたけれども、この答申が根拠の一つになるんですか。
○池田委員 厚生年金保険法の第七十九条、国民年金法の第七十四条「政府は、第一号被保険者及び第一号被保険者であつた者の福祉を増進するため、必要な施設をすることができる。」どうしてこれが根拠になるんですか、坂口大臣。
○池田委員 原則といいますか、ルールといいますか、厚生年金保険法では、「国庫は、毎年度、予算の範囲内で、厚生年金保険事業の事務の執行に要する費用を負担する。」国民年金法では、「国民年金事業に要する費用に充てるため、負担する。」これが原則ですよ。だから特例法案を今、国会に提出してい...全文を見る
○池田委員 坂口大臣は優秀なドクターでいらっしゃると思います。ちゃんと事実、こういう文言を正確に把握されていると私は金融再生法のときも思ったんですが、今の答弁はいただけない。「必要な施設をすることができる。」これがどうして事務費を出す根拠になるんですか。
○池田委員 「施設をすることができる。」それがどうして大切な年金保険料を事務費に充てる根拠になるんですか。本則は、明らかに、国庫でこれは支弁をすると明確にうたっているわけです。明確な答弁を大臣からお願いしたい。
○池田委員 そんなことをやっていたら、年金保険料は何でも使えますよ。責任者として、そんなことでいいんですか。「必要な施設をすることができる。」で何で事務費になるんですか。
○池田委員 答えになっていませんので、待ちます。とめてください。(発言する者あり)
○池田委員 施設に関連しない事務費はどこに根拠があるんですか。
○池田委員 そんなオンラインじゃなくても、年金相談というようなこともあると思うんですが、施設に関連しない事務費というのはどういう根拠があるんですか。
○池田委員 でも、根拠は必要ですよ。
○池田委員 特例措置でお金を出すのは根拠があるんですよ。またもとに戻っちゃうじゃないですか。保険料財源から繰り入れたこの根拠というのは、今、全然不明確ですね。  次の質問したいんですけれども、これではちょっと質問できませんよ。ちょっととめてくださいよ。
○池田委員 また七十九条がどうだこうだという話になって、この論議、どうなっているんですか。「必要な施設をすることができる。」それでは、施設関連以外の事務費はどうなんですかと聞いているわけです。
○池田委員 この資料をちょっと見ればわかるでしょう。「年金事務費(国庫負担)」。それから「保険料財源繰入」、一番最後の方に「(特例措置分)」六百八億、これを除いたところで出ているわけですから。それで、施設関連以外の事務費に大事な保険料を出す根拠については全くおっしゃらない。「施設...全文を見る
○池田委員 常識ある、国語の理解力のある方ならいかにおかしいか、多額の年金保険料が根拠のない根拠で支出をされていることがもう明確になったと私は思っております。  時間がないので、委員長、引き続きこの問題はやりますので、よろしくお願いします。  さて、既に明らかにしましたように...全文を見る
○池田委員 先日は時間がなくて十分に議論できなかったんですが、きょうもそうですが、国民の皆様の貴重な保険料を大きく毀損したことについて、これは政府ですよ、政府は、当事者の厚生労働省から離れて独立の調査委員会を置き、徹底的に調査し、責任の所在を明らかにすべきだと思います。刑事、民事...全文を見る
○池田委員 真剣に検討し、具体的にやっていただきたい。国民の年金に対する不信感を解消するには、過去をきっちりと総括し、けじめをつけるべきだと思います。  さて、年金資金運用基金と年金福祉施設の運営をしている厚生年金事業振興団、きょう来ていらっしゃいますが、理事長の退職金はどうな...全文を見る
○池田委員 今、振興団の方しかおっしゃいませんでしたが、今お手元に配付資料2として行っていると思います。  過去、直近三代の理事長の退職金をここに厚生労働省から聞いて掲げたものでございます。厚生労働省の資料からでありますが、第二、第三の勤め先で最高四千八百万円の退職金を手にして...全文を見る
○池田委員 ところで、年金資金運用基金は、株式を保有している会社の株主総会で、業績不振企業の当時の役員への退職金の支給に反対をしています。基金は、投資収益を目的とする株主として議決権行使は当然であるとしながら、国が民間企業の経営に影響を与える懸念が生じるおそれがあるとして、議決権...全文を見る
○池田委員 だけれども、これは株主としての議決権を行使したわけですから、株主側としてそういう議決権を行使したということになります。  いずれにせよ、民間の業績不振企業の役員への退職金支給に反対するのであれば、まず、率先してみずから過去にさかのぼって退職金の返還を求めるべきじゃな...全文を見る
○池田委員 赤字を垂れ流して、また、成績も上がらずやってきて、漫然と禄をはんで高額の給与と退職金を得ている。被保険者は、少なくとも退職金ぐらいは返していただきたい、こう言っているわけですよ。今の答弁、何ですか。  厚生労働大臣に再度お尋ねしますが、このように年金資金運用基金です...全文を見る
○池田委員 何か基本方針としておっしゃっていただきたい。こんなことでいいんですか。もう一度お願いします。
○池田委員 前向きに検討して結論を出すというのはどうなりました。
○池田委員 森参考人に来ていただきまして、何やら懐かしい感じもいたしますが、余り質問はできませんが、きょうは、私の考えだけちょっと申し上げておきます。  公的資金の投入額が新生銀行絡みで八兆円弱、今後の株価動向やRCCの債権回収状況によりますが、最終的な損失は五兆円前後と言われ...全文を見る
03月25日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○池田委員 民主党の池田元久でございます。  参考人のお二方に心から感謝を申し上げます。  わずか二十分でございまして、イラク問題がテーマでもありますので、酒井参考人の方に質問をさせていただきたいと思います。  今、お話を聞いておりましたが、まずそこで浮かんだのがアメリカの...全文を見る
○池田委員 すべて、看板と実際といいますか、本音と建前というものが国際政治でもあると思うんですが、先ほど、テロとの関連性について非常に明晰な考えを述べられたので、全く同感をいたしました。アフガンの問題とイラクの問題は別でございまして、そこをリンクさせた、そして考えるというのは違う...全文を見る
○池田委員 ブラヒミ特別代表が、治安の改善と全員の協力が得られれば直接選挙は実現可能という見通しを最近明らかにしている。今の話だと少し楽観的になってまいりましたが、ただ、もう一点、米国寄りの勢力でつくっているイラク統治評議会から外された勢力を取り込むべきだと言っているわけです。こ...全文を見る
○池田委員 次に、経済の活性化ということをおっしゃいました。実は私、一九九〇年の九月、イラクがクウェート占領した直後に、湾岸戦争の四、五カ月前でありますが、人質の解放を求めてバグダッドに入りました。空域封鎖の始まった日で、大変緊張した中で入りまして、人質解放の交渉をしたんですが、...全文を見る
○池田委員 これは予算委員会で質問できなかったんですけれども、援助といいますか、支援の仕方で、例えば、今回、自衛隊がイラク南部に行きまして復興支援活動に要する経費は、十五年度二百六十八億、十六年度百三十五億、合わせて四百三億もかかっているわけですね。そのうち給水活動にかかわる経費...全文を見る
○池田委員 予算委員会だと思うんですが、自衛隊の派遣期間が六月で切れた後、イラクに駐留する場合には相手国の同意をとるのかと私が聞きまして、そのときには余りはっきりしませんでしたけれども、細野君の質問に対しては、同意をとるということを川口外務大臣は答弁されました。  しかし、いず...全文を見る
○池田委員 まだまだ質問したいんですが、ありがとうございました。