池坊保子

いけのぼうやすこ



当選回数回

池坊保子の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第145回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  宮下厚生大臣に、家庭内暴力について、その対策をお伺いしたいと思います。  まず初めに、幼児虐待についてお伺いしたいと存じます。  幼児虐待は年々増加し、今や看過できない社会問題となっております。幼時に虐待を受けた子は、児童になっ...全文を見る
○池坊委員 大変丁寧に御説明いただきましたけれども、私もたくさんの問題を大臣に質問したいと思っておりますので、お互いに手短にと思っておりますけれども。  話は変わります。  農事組合法人のヤマギシ会というのを大臣は御存じでいらっしゃいますでしょうか。そのヤマギシ会のおじいちゃ...全文を見る
○池坊委員 それについて、大臣は、厚生省として何か対応なさいましたでしょうか。
○池坊委員 先ほど大臣は、幼児虐待には早期発見、早期対応が必要だというふうにおっしゃいましたことと、家庭の中は閉鎖的になっているからわからないんだ、わからないのはいけないから通告の義務というのを児童福祉法二十五条でつくり、そしてそれをみんなに広めているんだと思いますので、この村が...全文を見る
○池坊委員 私が調べましたところによりますと、広島弁護士会は、広島県三次市のヤマギシズム学園花見山初等部に対して、憲法や子どもの権利条約で保障された人権が侵害されているとして警告書を出しております。  どうして広島弁護士会がこのような警告書を出すようになったかといいますと、子供...全文を見る
○池坊委員 三重県に学校法人をヤマギシ会は設立したいということで要望書を出しました。そのときに、子供たちの実態調査のアンケートをいたしております。これは無記名のアンケートなんですけれども、そのアンケートによりますと、八割の子供が暴力を受けていると言っておりますし、それから労働も、...全文を見る
○池坊委員 これは、神戸の弁護士会、また日弁連も調査中でございます。行政はいつも、調査ができてからやる、後手後手対策だと言われておりますから、行政こそが、後手後手じゃなくて、迅速に見本を示すということであっていただきたいと思います。  私は、少子化対策の第一になすべきことは、生...全文を見る
○池坊委員 お正月に山中に子供が置き去りにされて凍え死んだというのがございますけれども、あれも夫から妻への暴力などが原因でそういうような環境になったと言われております。  全国で唯一調査している東京都の調査によりますと、女性相談センターによる九七年度の夫の暴力、酒乱に関する妻か...全文を見る
○池坊委員 国がようやく重い腰を上げて支援されるということでございますが、どのような支援を考えていらっしゃるのかをちょっと手短にお願いいたします。
○池坊委員 私は第二に、速やかに公的シェルター、避難所の整備をお願いしたいと思います。  今でもNGOなどでシェルターをやっているところがございます。公的には今、福祉事務所とか婦人相談所などを通じて全国約三百カ所の母子生活支援施設で保護しているというのが現状でございますが、これ...全文を見る
○池坊委員 私が調べてびっくりいたしましたのは、今までそういう問題に対して放置されておりましたことと、シェルターの公的な位置づけというのがないんですね。これをぜひつくっていただきたいというふうに希望いたします。  私、調べましたら、これは大臣も聞いていただきたいし、委員の方も聞...全文を見る
○池坊委員 時々、検討するとおっしゃっても何もできないことがございます。これからは政治家主導ということでございますので、これは大臣の御英断があれば速やかにできることではないかと思いますので、検討だけに終わらすことなくきちんとこれは対処して……
○池坊委員 念のために申し上げますと、女性相談所と母子生活支援施設が今現在はシェルターの役目を果たしておりますが、母子生活支援施設というのは女性のための施設でございますので、十歳ぐらいの男の子は入れることができないわけでございます。ですから、十一歳ぐらいの男の子と入ってきた場合に...全文を見る
○池坊委員 それでは、時間もございません。公的シェルターが法的にきちんとできるということを信じております。
○池坊委員 今のところ駆け込み寺に三千万ほどの予算がついているのではないかと思います。私が調べたところによりますと、母子生活施設には自分たちの衣類とかがなくて駆け込んでくるから、衣服もお布団もない、そういうものは援助するというふうになっているように聞いておりますけれども。
○池坊委員 わかりました。  私は、民間の力をかりることは大変いいことだと思います。ですから、どんな形であれ、困っております女性が保護され、そして新しい道を歩むことができるならば、方法論は問題ではございません。それを手助けするのが行政の役目ではないかと私は思っておりますので、民...全文を見る
○池坊委員 安全性というと、危険をはらんでいるということでございますか。
○池坊委員 倫理性の問題を申し上げるならば、一般の人が理解するよりも、その当事者である、子供が欲しいと思っている夫と妻が理解したらそれはよろしいのではないかと思います。人工授精は一回約二万円で、一回ではできなくて数回かかるという現実がございますし、体外受精、試験管ベビーは経費が三...全文を見る
○池坊委員 ありがとうございました。  ただ、前向きの検討というのが実行に移されますこと、政治は実行でございます。生きている私たちが対象でございますので、また、時間もゆっくりではいけないと思いますので、御英断を期待いたしております。ありがとうございました。
02月10日第145回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  二月五日の予算委員会の一般質問で、厚生大臣並びに労働大臣にも質問し、あわせてお願いもいたしました農事組合法人幸福会ヤマギシ会に所属しております二千二百人の子供のことについて、文部大臣に質問並びに幾つかのお願い事をしたいと存じます。 ...全文を見る
○池坊委員 それに対してどのような対処をなさったかをお聞かせいただきたいと思います。
○池坊委員 その結果、三重県の教育委員会の方からはどのような結果報告が来たのか、簡単に御報告いただきたいと思います。
○池坊委員 私は、残念に思いますのは、三重県の方に何か問題転嫁をなさったのではないかという気がいたします。と申しますのは、全国に二十校あるのですね。三重県というのはそれの一校でしかございません。ですから、十九校を調べていただかなかったら、それは回答にならないと思うのです。今のよう...全文を見る
○池坊委員 大臣は、きのうの所信表明の中でも、「年々進みつつある少子化は、我が国の社会経済に大きな影響を及ぼすものであり、子供を産み育てることに夢を持てる社会をつくっていくための積極的な取り組みが求められております。」というふうに述べられていらっしゃいます。その趣旨からも、今育っ...全文を見る
○池坊委員 私、先ほども申し上げましたように、二十校にヤマギシの子供たちが通っているのです。にもかかわらず、この二校の先生方は大変に愛情深く常日ごろ子供の行動に関心を払っていたからこういうことがわかったのであって、これは学校の先生の熱意のたまもので、こういう学校でいじめとか不登校...全文を見る
○池坊委員 そうです。状況判断、確かに大切でございます。そしてその間にも子供たちはどんどん成長しておりますので、それはしっかりと胸にお置きいただきとうございます。  総理も、五つのかけ橋の、安心へのかけ橋の中で教育の大切さを説いていらっしゃいました。経済の次は教育だというふうに...全文を見る
○池坊委員 全国に教育大附属小学校というのは七十三校ございますけれども、これはどういう教育理念で運営されている学校なのでございましょうか。
○池坊委員 えっ、大学の——ちょっと驚いたので今、えっと言ったのですけれども、そうすると、大学のために、その大学の研究を補佐するために小学校があり、それから大学で先生方を養成するために小学校の子供たちがいるということでございますか。今の御説明だとそのように受け取れると思いますけれ...全文を見る
○池坊委員 そのお答えはちょっと主客転倒のように思います。まず子供がございまして、そのためにこそ大学の先生が必要なのであって、大学の研究も実習も、子供をきちんと育てるための実習でなかったら意味がないと思いますけれども、大臣、どうお思いになりますか。
○池坊委員 教育実習の件に関しましては、教育大の今最大の悩みは就職するところがないという悩みでございまして、教育実習だけ受けるけれども、それを実践することができないというのが、大臣も御存じのように最大の悩みでございます。  二つ目の、子供たちが幸福になるための実践をしていく、つ...全文を見る
○池坊委員 今、学校の方針とは違って、少子のために十六人とか二十二、三人のクラスもございますので、それがエリート校ということには私は結びつかないのではないかと存じます。エリート養成とおっしゃるならば、大臣がお認めになりました、千葉大学に三人の学生を入れることの方が私はずっとエリー...全文を見る
○池坊委員 大変に財政状況が苦しいのはわかっておりますけれども、学級崩壊、いじめ、不登校、そうやって現実にいろいろな問題が目の前にあるのでございますから、まずそういうことから、それはどういうことに起因しているのか、もちろんたくさんの要因がございますけれども、子供たちが多くの人数で...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○池坊分科員 池坊保子でございます。  官房長官には、連日大変に御苦労多い公務でいらっしゃいますのに、きょうは三十分時間をとっていただいて、大変うれしく思っております。二〇〇〇年に日本で開催されますサミットについてお伺いしたいと存じます。  昨年の記者会見で官房長官は、サミッ...全文を見る
○池坊分科員 私は、官房長官も御存じのように、官房長官と同じ京都に住んでおりまして、大阪選出の議員でございますから近畿への熱い思いはございますけれども、そういう地域のエゴだけでなくて、客観的に、各国の首脳をどうもてなすのか、そういう視点から、また我が国が各国の首脳に何を発信できる...全文を見る
○池坊分科員 ちょっと警察庁の方にお伺いしたいと存じます。  サミットをいたします場合には、どれぐらいの警備が必要だとお考えでございましょうか。
○池坊分科員 今のお話ですと、場所によって警備態勢、警備に必要な人数も違うということでございますけれども、どこにいたしましても大体三万六千人前後の人間が必要だということに変わりはないと理解してよろしいのでございますね。
○池坊分科員 ちょっと話は変わりますけれども、大阪府警というのは一体どれぐらい職員がいるのでございますか。つまり、もしサミットをした場合に、それにかかることができる人間はどれぐらいいるんでしょうか。
○池坊分科員 六月に決定されるということですと、警備の問題なども、ほかの八つの都市ではいろいろなことをお考えになっていらっしゃると思います。  参考までに伺いたいのですが、例えば宮崎でする場合にはどれぐらいの警備態勢が必要であり、そして宮崎にはどれぐらいの県警の職員がいるかをお...全文を見る
○池坊分科員 私が伺いましたのは、警備の点から申しましても、その土地に警備ができる人間をたくさん持っている方が、全国から応援してもらうと、やはりその応援部隊のよそのところはどうしてもすき間ができてしまって、何か問題が起きたときにも速やかに対処できないということがあります。例えば場...全文を見る
○池坊分科員 今官房長官のお話にもございましたように、多少経験のある都市の方がいいのではないかというお話でございまして、そういう意味では、大阪はAPECの経験もございまして、警察の方に伺いたいのですが、平成七年のAPECでは警備に何か支障がございましたでしょうか。私は高く評価され...全文を見る
○池坊分科員 官房長官、大阪市民の十分な理解を得ることができたそうでございますから、これをちょっとお心にとめていただきたいと存じます。  外務省の方、APECはどのような成果だったかをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○池坊分科員 平成七年にAPECを大阪で開催いたしましたときに、次はサミットをしたいというのが多くの大阪府民の希望でございました。  外務省の方にお聞かせいただきたいのですけれども、過去三回サミットをなさった経験から、一体日本全土から、そして世界各地からどれくらいの報道陣とかS...全文を見る
○池坊分科員 万前後の人が移動することを考えますと、官房長官にはアクセスの確保についてちょっとお考えいただきたいというふうに思っております。  例えば、宮崎とか沖縄とか札幌の場合ですと、陸路は不可能でございます。台風などで飛行機が飛ばないということも考えられるかと存じます。大阪...全文を見る
○池坊分科員 日本は、エコノミックアニマルと多少の侮べつを込めて各国から見られております。その経済もちょっと危うくなってまいりました昨今でございますけれども、我が国が、経済だけでなく長い歴史と豊かな文化を有しているということを、この際、示すべきではないかと私は考えております。世界...全文を見る
○池坊分科員 奈良には能楽堂を併設いたしました会議場もございますし、京都では禅堂で会議をしたりするのも世界が注目するのではないかと思っております。昨年はロンドンで蔵相・外相会議があり、バーミンガムで首脳会議がございました。もしその方法をとるのでございましたら、奈良、京都で外相会議...全文を見る
○池坊分科員 そういう幅広い人の大阪にかける、大阪でサミットをしてほしいという強い願いがございますので、官房長官もどうぞそれについて深い御配慮をいただきたいと思います。  サミットの話はこの辺で終わりまして、次は、男女共同参画社会基本法の早期制定への要望を官房長官にいたしたいと...全文を見る
○池坊分科員 二月十二日に、公明党の女性議員たちが早期制定を求める申し入れ書を官房長官に持参いたしましたときに、官房長官は、小さく産んで大きく育てましょうという大変心強いお答えをいただきました。私は、楽に育てるためには大きく産みたいと存じましたけれども、民法改正のように、私は一国...全文を見る
○池坊分科員 世界から、女性の社会への参画が少ない、女性の顔が見えないと言われております。朝日新聞の社説でも触れてございましたけれども、女性の国会議員の占める割合は九%でございます。そして地方議員は何と四・六%で、極めて少ないのが現状でございます。地域社会のごみを中心とした環境問...全文を見る
○池坊分科員 選択肢の多い社会の方が成熟した社会だと私は考えております。二十一世紀に向かって、そのような社会になることを願っております。  きょうは本当にありがとうございました。
03月11日第145回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  国立学校設置法の一部を改正する法案に対しましては、昨年質問いたしましたので今回は割愛させていただきたいと思いますが、ただ、一言、高度の医療技術が求められております昨今、もし四年制になることが必要であるならば、私は積極的に進めていただ...全文を見る
○池坊委員 きょうは、国立学校の中でもたびたび問題になっております、外国人学生に国立大学受験資格を与えてほしいという働きかけが四半世紀にもわたって文部省にあったと存じます。そのことについて、大臣並びに担当の方の御意見を伺いたいと思います。  先日、大学課長に、日本学校と同等内容...全文を見る
○池坊委員 確かに、法律違反ではないかもしれませんけれども、そうしたら、大臣、それはそのまま、こういう勧告を受けたのを踏まえて、どのようにこれをお感じでございましょうか。
○池坊委員 これらの勧告にかんがみ、昨年、兵庫県の県議会は、外国人学校生の大学受験を二〇〇〇年から認める決議をいたしました。ですから、公立大学を受験することは可能であるわけです。阪神大震災の折には、地域社会の連帯の中で、朝鮮学校は校庭を開放し被災者を受け入れたりいたしております。...全文を見る
○池坊委員 ちょっと視点を変えまして、昨今、盛んに国際化ということが言われておりますけれども、有馬大臣は、国際化とは一体どういうものだというふうにお考えでございますか。
○池坊委員 そうすると、先ほどの局長のお話も考えますと、各種学校である限りは日本は学校として認めることはできないということでございますね。そうしたら、朝鮮学校も外国人学校も、きちんとした学校という申請を出してほしい、でなかったら学校ではないということを局長も大臣も言っていらっしゃ...全文を見る
○池坊委員 制度が大切だという大臣のお話は、私はそれには反対ではございますが、大臣の御見解として伺っておきます。ただ、日本国の主権のもとで朝鮮学校が日本の教育制度に反しているというふうには私は考えておりませんけれども。日本国の主権のもとでというふうにおっしゃったのがちょっと私はひ...全文を見る
○池坊委員 最後に、制度が大切だから受験はできないのだということは、私たちからは人種差別ではないと思っても、他方、受ける方から見たらそれはいじめに見え、人種差別として受けとめているという事実だけは御認識いただきたいと思います。  それで、今問題になっております国旗・国歌について...全文を見る
○池坊委員 久しぶりに大臣の御見解と私の意見とが一致いたしまして、うれしゅうございます。  私も、外国人からよく日本人の歴史観とかアイデンティティーを問われます。意外と答えられるビジネスマンというのがいないのです。つまり日本人は、自国の民族の誇りとかアイデンティティーとか、そう...全文を見る
○池坊委員 私、小学校に参りまして、高学年の生徒たちに国歌を知っていますかと聞いたら、知らないと言う子が多うございました。何で知らないのと言ったら、ある子は、そういえば入学式のときに何かみんなが歌っていた、でも難し過ぎると言われました。私は、あれは古今和歌集から伝わってくるすばら...全文を見る
○池坊委員 時間も参りました。これから教師も、そして先を歩んでいる私たちも、しっかりとした理念や目的や価値観を持って、それを次の世代に受け渡していかなければならないというふうに思っております。ありがとうございました。
04月14日第145回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○池坊委員 池坊保子でございます。  学校教育法の改正並びに国立学校設置法の改正に関して、基本的に私は反対する立場ではございませんが、高等教育の一層の充実を望む立場から、また実効性のある成果を上げていただきたく、少し具体的に伺わせていただきたいと思います。  両法案を細かく拝...全文を見る
○池坊委員 私は、何かの圧力があってこのような法律ができたというふうには考えてはおりませんけれども、経済再生に足並みをそろえてこの法改正ができたのかなというふうにちょっと考えたまででございます。  それともう一点は、経済戦略会議の答申にありました独立行政法人化などは今回の法改正...全文を見る
○池坊委員 今回の法改正のポイントの一つに、すぐれた大学生は三年間での繰り上げ卒業が可能になるということがあると存じます。他方、一昨年来、私も千葉大学に視察に参りましたけれども、千葉大学で実施されているように、高校二年修了の飛び入学も一部で実施されております。こうなりますと、極端...全文を見る
○池坊委員 それでしたら、千葉大学の飛び入学は三名というごく少ない人間しか入らなかった、そしてことしはどうなるのかわかりませんが、ごくごく一部でしかなかったわけですけれども、そのような極めて少ない人数の特別措置をこれからもお続けになるおつもりなのでしょうか。
○池坊委員 では、この場合の特別措置というのは、幅広くというふうに考えてよろしいわけですね。
○池坊委員 では、今まで二百三十名の方が大学三年を修了して大学院に行っていらっしゃいますけれども、これはこういう感じでそのままいくのであって、これを制度化するということではないわけでございますね。幅広くこれを一般的にするということではないということですね。——でしたら、次に進めさ...全文を見る
○池坊委員 そうすると、予算の点では、今までの大学の教授の人数をふやすというようなことはお考えになっていらっしゃらないわけですね。今の枠内で個々の学生の適性に応じた教育をやりたいというふうに考えていらっしゃるわけですね。
○池坊委員 次に、大学教育の高度化、多様化に伴う法改正の内容についてお伺いしたいと思います。  今回の学校教育法の改正案のうち、第六十六条の改正案は、大学院を「教育研究上の目的を達成するため有益かつ適切である場合においては、文部大臣の定めるところにより、研究科以外の教育研究上の...全文を見る
○池坊委員 アメリカのMBAみたいなのをちょっと頭に描いたらよろしいわけでございますね。そうすると、国家試験や資格を取るためのプロフェッショナルの育成が目的ということとはちょっと違うのでしょうか。例えば司法試験とか公認会計士とかございますけれども、そういうのとはまた違うわけでござ...全文を見る
○池坊委員 そうすると、もうちょっと突っ込んで伺いたいのですけれども、どのような教育課程でどんな専門家をどのぐらいの期間で育成なさるおつもりなのか。もしその具体的な展望がおありならばお聞かせ願いたいと思います。
○池坊委員 今までですと、大学院で二年いたしますと修士が取れて、三年で博士が取れる、そのシステムはそのまま温存するわけでございますね。そうしたら、プロフェッショナルスクールで修士とか博士は取れないわけですね。それはまた別のものになってくるわけですか。
○池坊委員 どちらにいたしましても、超エリートをつくる必要は、確かにこれから国際社会の中で日本が科学技術等で頭角をあらわしていくために必要だと思います。  ですけれども、私、千葉大学の飛び入学にこだわるようでございますが、三人入れましても、その三人が本当に優秀になれるかどうかは...全文を見る
○池坊委員 飛び入学もそれから四年制を三年制にいたしますのも、ごく普通に当たり前のこととして大学で受け入れられたならば、私もそれに賛成でございます。ただ、私が気にいたしましたのは、例外措置、特別措置と書いてございましたので、何でこれを例外措置にしなければいけないのか、これがごく一...全文を見る
○池坊委員 運営諮問会議は外部の人間、そして評議会は内部の人間ということはわかりますけれども、この両者の見解がもし異なった場合、学長とか大学はどのように判断をされるのでしょうか。
○池坊委員 この法案を読んでおりますと、運営諮問会議は「重要事項」と書いてございます。評議会の方はこの「重要」が抜けております。これはそれに意味があるのでございましょうか。これは同じ重きというか役割を果たすのでしょうか。ただ単に「重要」が欠けただけと解釈してよろしいのでしょうか。
○池坊委員 両方とも、学長に対して助言並びに勧告をすることができるというふうに書いてございますけれども、これは、あくまでも学長を中心として運営諮問会議があり、そして評議会があるのか、この教授会と評議会と運営諮問会議の三者の関連性というのはどうなるんでしょうか。
○池坊委員 確かに、運営諮問会議並びに評議会は、役割は法律化されております。ただ、権限はないわけでございますね。つまり、助言、勧告だけで、それ以上の権限は与えられていないと解釈してよろしいわけでございますね。
○池坊委員 今回の法改正で学長の権限が強く強化されてまいりましたから、学長にそのように助言や勧告をする人間がいるということは大変に有益であるとは存じますけれども、学長の申し出で文部大臣が任命するわけですね。そうすると、自分と大体価値観だとか意見が一緒の人間を選ぶ場合が多いのではな...全文を見る
○池坊委員 私は、権限も余り与えられていないので形骸化しちゃうおそれがあるのではないかというのを心配いたしております。  それからもう一点は、学長にアドバイスするだけでなくて、教授会というのも大体が古い体質であるところが多いので、その古い体質に新しい外部の空気を入れるためにも、...全文を見る
○池坊委員 学会、医学界、文部省もそうかもしれませんけれども、新しいものにチャレンジしなければいけない分野であるにもかかわらず、古い体質を抱えているととかく言われております。私は、ぜひともこの運営諮問会議も、それから自己点検システムも情報開示を広くしていただきたいと思っております...全文を見る
○池坊委員 開かれた国立大学になることを願って、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月15日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は、お三方の参考人のお話を伺っていて、共通しておりますことは、それぞれの段階においてしつけが絶対に必要であるということ、だけれども、その前提に、黙って抱き締める深い愛情もまた必要であるということなのではないかというふうに受けとめまし...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○池坊委員 池坊保子でございます。  きょうは、お三方の参考人に、お忙しい中お出ましいただきましてありがとうございました。乙武洋匡さんには、私ども公明党・改革クラブの推薦を快諾していただいてありがとうございました。  私、久しぶりに心を動かされた本を読みまして、回し読みをいた...全文を見る
○池坊委員 私も、御本を読んでいて感動したのは、お母様が初めて赤ちゃんの乙武さんと会われるとき、まあ何とかわいいんでしょうとおっしゃったというのが、やはりお母様のすばらしさ、それが、学校の先生、担任の先生もそうなんですけれども、常にプラス志向に物事を考える土台になっていったのでは...全文を見る
○池坊委員 私、ちょっとバリアフリーについて伺いたいんですね。  これから、行政なんかの力によってハードの面はバリアフリーになっていくと思います。でも、大切なことは心のバリアフリーだと思うんです。おっしゃるように、いろいろな価値観を認めるということなんですけれども、日本は同一民...全文を見る
○池坊委員 私もいつも子供に言っておりますことは、お花でも百本あって同じお花がない、まして人間というのはもっともっと高度なんだから違っていて当たり前だと。だけれども、それが日本ではなかなか、違っているのが当たり前だというのがもっともっと教育の現場に浸透してほしいなというふうに私は...全文を見る
05月14日第145回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  昨年の十一月、ストラスブルグのEUの会議に出席いたしました折に、イギリスの議員より、今東南アジアは大変な貧困にあり、生活のために子供たちが売春を強いられている、そしてそれを買う外国人もいる、これは憂慮すべきことなのではないか、東南ア...全文を見る
○池坊委員 十八歳未満と申しますと、私なんかが考えますと、十六、十七はもう大人なんじゃないか。十六歳で結婚することができるわけですから、十七歳だったら子持ちのお母さんもいるということで、私は、むしろもうちょっと低く下げた方がいいんじゃないかと思ったぐらいなんですけれども、児童福祉...全文を見る
○池坊委員 これは施行後三年に見直すというふうに書かれてございますけれども、この点においては見直さないでこのままにするのでしょうか、あるいは、買春だけでなくて援助交際なども含め、それから親たちのそういう指導とかあるいは教育の面までも拡大していらっしゃるおつもりか、ちょっと将来的な...全文を見る
○池坊委員 次に、児童ポルノの単純所持についてお伺いしたいと思います。  先進国、イギリス、オランダ、ドイツ、カナダなどでは、これを処罰するところが多くなっております。スウェーデンもことしから単純所持を処罰対象にするといたしております。つまり、児童ポルノの存在自体が子供の人権侵...全文を見る
○池坊委員 私も、そういう意味では、まず意識変革というのが必要と思います。  先ほど申し上げたように、児童ポルノの存在自体が子供の人権侵害だという考え方は、日本人の中には全然ないと言ってもいいと思うのですね。ですから、まずそれを浸透させることが必要なのではないか。法律というのは...全文を見る
○池坊委員 つまり、顔はその少女である。つまり、全体が写された場合には、これは当然に対象になりますよね。ただ、それが合成されていて、顔は少女の顔だけれども、体がちょっとグラフィックになっている、だからそのものではないということ。あるいはその逆で、顔はちょっとぼけていて、体が全部そ...全文を見る
○池坊委員 何で細かいことを伺ったかと申しますと、これから業者はいろいろな法の目をくぐって巧妙なことをつくり出していくと思います。このような場合、例えば、顔の部分だけかわいらしい少女が使われた、その少女の心身に大変に深い傷を負わせるのではないかと思いますので、こういうことも含めま...全文を見る
○池坊委員 ECPATの書類を詳しく読みまして、NGOが果たす役割というのは大きいのだなということに感慨深い思いをいたしました。  では、ついでにと言ってはなんですが、もう一つ警察の方にお伺いしたいと思うのですが、これから、国際的な協力ということなくしてこの児童買春の法を施行す...全文を見る
○池坊委員 現実の問題として、東南アジアで児童ポルノを製造し、これをヨーロッパで販売した者は、もちろんこの本法案では処罰されるのですけれども、そういう人を摘発することができるというふうにお考えですか。可能ですか。
○池坊委員 処罰はできる、だけれども摘発はなかなか現実にはできないということになりますと、この法案があっても生かされないということになりますので、あとはもう警察の方のお力にかかる部分が大であると思います。こんなにいい法律ができましても、ざる法と言われないために、細かいことをやはり...全文を見る
○池坊委員 私は、処罰は厳しくしないと、そういうことにかかわります当事者も、多少の罪、多少の罰金ぐらいはいいとかいうことで、いろいろな法の網の目をくぐり抜けることを考えてくると思っておりますので、細かいことを言い過ぎだとお思いかもしれませんけれども、現実には法を施行するには、細か...全文を見る
05月19日第145回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  今回の国立教育会館の解散は、平成九年六月六日の特殊法人の整理合理化の閣議決定を踏まえた対応の一つではございますが、私は、一九九七年三月、私学振興財団と私学共済組合の全く異なった特殊法人が一つになる法案が提出された折、反対いたしました...全文を見る
○池坊委員 あとの七つの特殊法人についてはそのまま手をお染めにならないのかどうかも伺いたいのです。  そもそも私は、この解散いたします国立教育会館の虎ノ門ホールの関連施設の運営を民営化するのは賛成ではございますが、教職員研修などの実施や情報提供がなぜ特殊法人に入っていたのかとい...全文を見る
○池坊委員 国立教育会館の問題に戻りますけれども、虎ノ門ホールの貸し館業務を廃止するということですけれども、あそこは、賃貸料も安くて交通の便もいい、多少暗いということはございますけれども、利用するのには便利だという人たちが多かったわけです。確かに、年間四百以上の催事が行われており...全文を見る
○池坊委員 つまり、財産は国で文部省が管理するということで、民営化ということは考えていらっしゃらないのですか。民間に委託して、いずれは民間が運営していくということになっていくのではないでしょうか。そして、もしそうだとするならば、将来的にどこに運営を任せるとかいうような見通しもおあ...全文を見る
○池坊委員 これは大変重要なことでございまして、このまま文部省が運営管理するのだったら、特殊法人を解散する意味は全然なくて、文部省が大きくなっていくだけでございますから、必ずこれは民営化していただきたいというふうに思っております。  それから、八十名の職員がおります。解散すると...全文を見る
○池坊委員 虎ノ門ホールの運営は、民営化することは割とたやすくできるのではないかというふうに思っておりますけれども、この教育会館の業務の大切な一つに、教育関係の情報提供というのがあったと思います。これをその後、遅滞なく行うことができるのか、どんな方策を立てていらっしゃるのかを伺い...全文を見る
○池坊委員 研修、情報提供というのは都道府県レベルでも行っておりますけれども、これからもっともっと国のレベルでの情報提供というのが必要になってくるのではないかと思っております。特に不登校児問題だとか学級崩壊というのは、ただ一校だけでは解決できない、お互いにいろいろな情報提供をし合...全文を見る
○池坊委員 最後に、大臣にお伺いしたいと思います。  中央省庁再編成で今後、文部省と科学技術庁は一緒になってまいります。私が心配いたしておりますのは、二十一世紀に向けて最も重要な課題を抱えている文部省と科学技術庁が一緒になって細やかな目が行き届くのだろうか。政治家主導と言われて...全文を見る
○池坊委員 厚生省と文部省の遅まきながらの連携によって幼保一元化というのもなされるようになってまいりました。科学技術庁だけでなく、私は、厚生省との連携も大変必要だというふうに思っておりますので、そのこともあわせて考えていただきたいと思います。ありがとうございました。
06月11日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○池坊委員 公明党の池坊保子でございます。  私は、この男女共同参画社会基本法の成立を大変待ちわびておりました。この成立によって女性の人権が守られるだけでなく、男性と女性がお互いに個を尊重し合いながら、相手の持っているよきものを見詰め合い、補い合い、質の高い家族、社会、職場を構...全文を見る
○池坊委員 来年の二〇〇〇年六月の世界会議に間に合わないというのはちょっと残念な気がいたしますけれども、それを参考にして、より具体的な、実効性の伴うものをつくっていただきたい。そして、願わくは、二〇〇〇年六月には何か大体のモデルみたいなものは持っていけるようであってほしいというふ...全文を見る
○池坊委員 今度はちょっと大きな問題なんですけれども、男女共同参画社会法が成立しました暁には、選択制夫婦別姓問題も考えていただきたいというふうに思っております。  これは前の委員会でも私質問いたしまして、ずっとこの選択制夫婦別姓問題には関心を持っておりました。私は、一国民だった...全文を見る
○池坊委員 世論調査を重視なさるのは大変いいことだと思いますが、八年からもう三年間たっております。意識の変革もあると思いますので、ぜひ、ことしきちんとした世論調査をして、本格的に取り組んでいただきたいと思います。  私が従来から主張しておりますのは、選択肢の多い社会の方が成熟し...全文を見る
○池坊委員 義務を課しているにもかかわらず、現実に、中小企業、小企業などですと、一年間、半年間休むということは、今この大不況でございますし、リストラも叫ばれている中で、これはとても言いづらいし、事業主もその負担に耐えられないというのが現状なのです。  今度、九日に、少子化対策検...全文を見る
○池坊委員 この基本法がただ基本法で終わることなく、それぞれの現場で息づき、みんなが快適な、男女がともに共同し合いながら幸せを実感できる生活をできることを願って、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
07月01日第145回国会 衆議院 文教委員会高等教育に関する小委員会 第1号
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○池坊小委員 池坊保子でございます。  今立花参考人がおっしゃいましたように、昨今の大学での学力低下が問題になっておりますけれども、他方、高名な数学者が、中学の算数の入試問題を僕はとても解けないということを書いていらっしゃいました。私は、教育現場では、教え方が大変アンバランスな...全文を見る
07月09日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は文教委員でもあり、かねてから、中高校生に対する薬物乱用防止対策の一つとして、啓発運動の強化ということを提言してまいりました。  総理府の調査によりますと、一割の高校生が薬物を使ってみたいというふうに答えておりますし、六・五%の子...全文を見る
○池坊委員 長官、これを御存じでございますか。ちょっと遠いからわからないかもしれませんが。これは総理府がお出しになりました、予算が二千百六十五万円で四百六十万枚をおつくりになって全中学生に配付なさったカードでございます。表にSPEEDという、私なんか年配ですからこのSPEEDはわ...全文を見る
○池坊委員 先ほど山本委員から、厚生省がつくった小冊子が余り役に立っていないのではないかという御意見がございました。私も拝見して、これを見たからといって薬物が恐ろしいと感じたりはしないのではないか。第一余り読まないのではないかというふうに思っておりますが、厚生省がなさった大ヒット...全文を見る
○池坊委員 総理府が出していらっしゃる薬物対策五カ年戦略の中でも、啓蒙運動の一環としてキャラバンカー並びに広報車の増強というのが挙げられていると思います。今キャラバンカーがどんなふうに稼働しているかを調べてというふうにございましたけれども、それの調査はもう出ております。全国的にフ...全文を見る
○池坊委員 私は、NGOの活用も大切というふうに思っております。各省庁がようやく薬物対策が大切だというのに気づいたのがこの一、二年だと思いますが、NGOの方はもう十数年来こういう活動を続けております。私は、そのためにも、厚生省の中に恒久的な財源としての薬物対策のための基金を設置し...全文を見る
○池坊委員 警察の方にちょっとお伺いしたいと思います。  薬物乱用防止対策については警察の方々にも大変力をいただいております。広報車も十二台から、予算がついて四十七都道府県に一台ずつ置かれるようになってまいりました。置かれていても、これを有効に使わなくては意味がないと思います。...全文を見る
○池坊委員 お願いは二点ございまして、一つは、今は中学生、高校生を対象に行っていらっしゃるわけですね。中学校には七〇%の学校に行ったというふうに伺っておりますけれども、今の子供たちというのは小学生もなかなか大人になりまして、もう五年、六年になりますと一番好奇心が旺盛なころでござい...全文を見る
○池坊委員 考えてみますと、あらゆる日常生活にかかわる判断というのは、三つ子の魂百までと申しますけれども、小さいときにどんなふうな意識を持ったかということが、大きくなってそういういろいろな場面に出会いますときの判断力の要因になっていくと思いますので、ぜひ小学校からの早期の防止対策...全文を見る
○池坊委員 各省庁への働きかけ、まとめ役としての長官のお力は大なるものがあるというふうに思っておりますので、これからも厚生省、警察庁、そして文部省がそれぞれ力を、自分たちの各分野で力を出すのではなくて、協議しながら力を出すことは相乗作用として大きな力になっていくと思いますので、そ...全文を見る
07月21日第145回国会 衆議院 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号
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○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は、今回提出されました国旗・国歌法案に基本的に賛成でございます。     〔二田委員長退席、小川委員長着席〕  今までも言われておりますが、日の丸は、屋島の源平合戦の文献や、南北朝時代にも既に記述が見られております。君が代は、古...全文を見る
○池坊委員 高校の学習指導要領についてちょっとお伺いしたいと思います。  高校の学習指導要領では、教科としては指導はございませんけれども、特別活動の中の学校行事として国歌・国旗の指導が載っております。言うまでもなく、現在、学習指導要領は、全国的基準として必修科目が減っております...全文を見る
○池坊委員 高校生になって初歩的なマナーを忘れるから繰り返さなければいけないとしたら、本当に日本は情けないという気がいたします。繰り返しマナーを教えるということはいいことですけれども、それは少なくとも小学校で、地域とか家庭とか学校とかが力を合わせて次の世代に教えるべきことと私は思...全文を見る
○池坊委員 私は、生徒のことも問題ですが、指導する先生の指導というか立場というのを明確にしなければならないんじゃないかと思います。  私は、ぜひ、国旗・国歌は千年の歴史があるのですから、これをきちんと負の部分も含めて教えていただきたいというふうに思っております。それによって、文...全文を見る
○池坊委員 生徒に指導するのは、今おっしゃいましたように、私もわかっております。大切なことは、その生徒を指導する教師の責任は大なのです。そのことから考えないと、生徒への正しい指導というのはできないのではないかというふうに思っているわけです。  つまり、自由な心というのが大切だと...全文を見る
○池坊委員 今、歌詞を正しく歌う、あの歌詞はなかなか難しいので、小学生で歌うのは大変だと思いますから、余り無理強いはなさらないでいただきたいと思います。  私、外国で、オーケストラで君が代のメロディーを聞きましたときに、こんなに君が代というのはよかったのかしら、日本で聞くときは...全文を見る
○池坊委員 最後に、官房長官にお伺いしたいと思います。  この国旗・国歌の法制化によって、政府がよく言われております愛国心というものが養われていくとお考えでございましょうか。私は、せっかくつくられていくのですから、二十一世紀に向かって、多くの国民に国旗・国歌への親しみや正当な認...全文を見る
○池坊委員 二十一世紀に向かって、そのような個々人のグループが一つの国を形成していく、そのような健全なる二十一世紀がつくられることを祈って、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
07月22日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は、この世に生を受けた子供を守るのは大人や社会の責任と思っておりますので、この児童虐待については二年前の児童福祉法改正のときにも厚生省に質問いたしましたし、また、予算委員会の分科会でもずうっと言い続けております。  平湯先生にはい...全文を見る
○池坊委員 私は、日本でもぜひこのような、児童虐待防止法のようなきちんとしたものをつくらなければいけないというふうに思っております。  児童福祉法の中では、児童虐待については、先ほどおっしゃった通告の義務の二十五条、あの辺だけで、きちんと防止の策がなされていないのではないかと思...全文を見る
○池坊委員 日本人の中には、先ほどもございましたように、家族の問題に介入してはいけないという意識が強いんだと思います。特に、子供は親のものだという意識があるんだと思いますけれども、私は、少子化対策の一環として、子供は母親が産んで、でもそれは、もうすべての地域社会が、すべての社会が...全文を見る
○池坊委員 先ほど祖父江参考人から、養護施設の施設が大変お粗末だというお話を伺いまして、これは私もちょっと不勉強だったな、これからちょっとこれも勉強しようというふうに思っておりますけれども、私は、これも縦割りの行政だけじゃだめなんで、民間の力をかりたらどうかというふうに思うんです...全文を見る
○池坊委員 虐待は今も続けられ、そして今も命を落としている子供がいるかもしれない、そういう意味では、待ったなしの大変大事な問題というふうに私は思っております。  最後に、お三方に、今一番何をなすべきかということを一言ずつお伺いしたいと思います。
○池坊委員 皆様方と力を合わせて、私は行政ですべきことをしっかりとやっていけるよう頑張っていくつもりでございます。本日はありがとうございました。
07月29日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第7号
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○池坊委員長代理 次に、田中甲君。
○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は、二年前、児童福祉法が改正になりましたときにも前小泉厚生大臣に質問もいたしましたし、児童虐待については深い関心を寄せていただきたいということを願ってまいりましたし、また、宮下厚生大臣にも先日もお願いをしたと思います。  私は、少...全文を見る
○池坊委員 私が問題にしたいのは、児童相談所の対応なんです。児童相談所の担当者は、相談、通報を受けた場合、受理会議を開いたり、それぞれに適切な措置を行うことが必要であると存じますけれども、調査報告では、三十一もの児童相談所でこうした対応がとられておりませんね。そして、それはどこに...全文を見る
○池坊委員 つまり、児童相談所の相談員が、相談を受けましてもどのように対応していいかわからないというのが現状なんだと思います。初めてマニュアルができたということですけれども、ただマニュアルをお渡しになるだけでなくて、速やかに会議を持つとか研修会を開いていただきたいと思います。 ...全文を見る
○池坊委員 このような対応のおくれによって数多くの子供たちの命が失われたり虐待が続いたりする恐ろしい現実に対して、やはり本腰を入れて厚生省は抜本的な改善を行っていただきたいと思います。  私、何度も申し上げておりますけれども、虐待を受けた子供は大人になったときにまた同じことを繰...全文を見る
○池坊委員 今まで徹底的に都道府県に勧告していらっしゃったということでございますが、にもかかわらず、現実は、この東京都でさえ、十一名の児童相談所長、百六名の児童福祉司のすべてにおいて専門職がいない、こういう事実があるわけでございます。  くどいようですが、先ほど申し上げましたよ...全文を見る
○池坊委員 私どもが徹底という言葉を使いますときには、完全にできますことを徹底というふうに申しております。言葉で幾ら言っていただきましても、現実に対応ができなかったら子供たちにとっては何のプラスにもなっていかないという現実をしっかりと認識していただきたいというふうに私は思っており...全文を見る
○池坊委員 大変力強い御答弁をいただき、これは子供の命がかかっておりますので、厚生省もぜひ積極的に対応していただきたいと思います。  今度は、児童虐待を防止するための法整備についてちょっとお伺いしたいと思います。  今までもさまざまな委員の方から、通告の義務ということが出てお...全文を見る
○池坊委員 学校の先生でもこの通告の義務を御存じない方もございます。夏休みも終わりましたら、ぜひ新学期に向けて再度その通達をしていただければというふうに私は願っておりますので、これはぜひしていただきたいと思います。  同様に、児童福祉法二十九条には、児童委員または児童の福祉に関...全文を見る
○池坊委員 実際上の説得があったにしても、少なくともこの五年間で三百二十八人の虐待死を呼んだ、これは虐待死というよりも本当に殺人そのものだと思います。これだけの殺人が行われたということなので、立入調査ということも、もっと私は、強制というとおかしいですけれども、強行してやってもいい...全文を見る
○池坊委員 書面だけでなく、ぜひ横田局長には、養護施設に行ってその現状を把握していただきたいというふうに思っております。  今、高齢者の問題は、いろいろな方面からみんながいろいろと注意を払っておりますけれども、幼児の問題に対しては、物言わぬ幼児でございますので、なかなかいろいろ...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○池坊委員 明改の池坊保子でございます。  私は、厚生省が実態調査をしていらっしゃる以前から、民間のデータをもとにして、児童虐待の悲惨さとその防止の必要性を厚生省に委員会でいつもお願いをしてまいりました。ですから、昨今マスコミの方にも取り上げていただき、また社会問題になっており...全文を見る
○池坊委員 厚生委員会でいろいろ申し上げたのが功を奏したのか、児童相談員の増強並びに専門職の増強がなされましたけれども、私は、これは児童相談員をふやしたから解決する問題ではない、もっと抜本的に見直さなければならない問題をたくさんはらんでいると思っております。  児童福祉法第二十...全文を見る
○池坊委員 それと、養護施設に入所いたします場合に、親の同意がない場合には家庭裁判所の許可が必要でございます。先ほど、問題を感じたときには四十八時間以内に着手するというふうにお話がございましたけれども、現実には、この家庭裁判所の許可を得るのに一カ月、普通は三カ月かかると言われてお...全文を見る
○池坊委員 三年前、議員になりましてからずっとこの問題に取り組んでまいりました私といたしましては、厚生省の方も随分前向きに、三年前に比べたら積極的にやっていらっしゃるとは思いますけれども、私はやはり、今の児童福祉法の中では、もちろん運用をもっと速やかにしたら直るという問題もござい...全文を見る
○池坊委員 現場と厚生省のお役人の間には著しい落差があることを、私は大変残念に思っております。法律というのはあくまでも一人一人の国民の幸福追求のためにあると信じておりますので、そのようになっていくことを願って、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○池坊委員 先ほど上出参考人から、加害者のケアというものの必要性をお聞きいたしました。私も、それが絶対に必要だというふうに思っておりますが、同時に、虐待された子供たちを、ただ一時保護したり、養護施設に預かるのではなくて、その子供たちのケアというのが必要なのではないかと思います。 ...全文を見る
○池坊委員 ありがとうございます。