井坂信彦

いさかのぶひこ

小選挙区(兵庫県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数3回

井坂信彦の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第186回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○井坂委員 神戸から参りました、結いの党の井坂信彦です。  質問に先立ちまして、まず、週末の大雪で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。  我が党の小野次郎幹事長の地元山梨では一メートルを超える積雪、また、同僚の井出庸生議員からは、長野県の軽井沢町、東御市などでいま...全文を見る
○井坂委員 理由はいろいろありますし、また、年度によってはもちろん、社会保障赤字の方が多い年、また新規国債の方が多い年と、いろいろあるわけですが、この二十年ぐらい、総じて、やはり社会保障赤字額と新規国債発行額というのはほぼ同じペースで右肩上がりでふえ続けている、これが結果としての...全文を見る
○井坂委員 何も、百年安心と言ったか言わないか、そういう細かい話をお尋ねしたわけではなく、それぐらい長期にわたって年金制度は安心とお考えかどうかということを総理にお尋ねしたわけであります。  それでは、年金が毎年減り続ける仕組み、もちろん、所得代替率五〇%という下限、お約束はあ...全文を見る
○井坂委員 二〇〇四年当時は、スライド調整を行う期間が二十年間だったのが、二〇〇九年に計算し直したときには、一部三十年間も続くというような話にもなり、このスライド調整率、つまり年金の減る率というのは、まさに今後急速にふえていって、今から三十年後の二〇四〇年代に入ると、毎年二%ずつ...全文を見る
○井坂委員 ちょっと資料を一枚飛ばして、四枚目の、年金の将来予測は都合のよい数字ではないかというものをごらんください。  もちろん政府側は否定をされるでしょうが、私は、この年金の将来予測について、年金が破綻しないようにつじつまを合わせるために、利回りなどを高目に設定しているので...全文を見る
○井坂委員 この内閣府の中長期試算というものは、私もネット上で見ましたけれども、これは表紙と前書きを入れて十一ページのものでありました。  各国いろいろありますけれども、例えば、オーストラリアのものなどは四百ページにも及ぶ、あるいは、過去の計算と最新の計算にずれが生じたようなと...全文を見る
○井坂委員 マクロ経済スライドを早く開始しなければ年金がもたないとこれまで言われてきたわけでありますが、実は、マクロ経済スライドが始まったって、デフレの年があるたびにいわば計画が崩れていく、こういう仕組みであります。マクロ経済スライドの開始がおくれることと、そして始まってからデフ...全文を見る
○井坂委員 私ももちろん、増税よりもデフレ脱却と言っている側でありますから、デフレ脱却、その御努力はもちろん多としたいわけであります。  本日、しかし、もう一度押さえておかなければいけないのは、このマクロ経済スライドというのは、発動したらうまくいくというような代物では全くなくて...全文を見る
○井坂委員 引き続き、厚生労働委員会で議論させていただきます。  どうもありがとうございました。
02月21日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○井坂委員 こんにちは。結いの党の井坂信彦です。  月曜日の予算委員会では、NHK、テレビ入りの日、年金問題一本で大臣にもいろいろと答弁をいただきまして、ありがとうございました。  私は、医療、介護、年金などが将来まで破綻をしないように、社会保障の制度改革が必要だという立場で...全文を見る
○井坂委員 大臣がそうおっしゃったその真意の部分は今御説明をいただきましたが、実は私、こうした年金数理の専門家にも、その月曜の後、確認をしましたところ、これは積立方式であっても確定給付のような制度設計は別に難しいことではないという答えも、一方で専門家からいただいているわけでありま...全文を見る
○井坂委員 厚生労働省の資料によれば、今の日本の年金制度というのは、保険料水準を固定して収入の範囲内で給付水準を自動調整するという意味では、保険料水準固定方式と名づけられております。  実態は、今大臣がおっしゃったように、確定拠出の色合いが強くて、ただし、にもかかわらず、所得代...全文を見る
○井坂委員 一つは運用の利回りの問題。これはもちろん不確定要素で、この十年間の独法の運用の実績なんかも見せていただきましたけれども、実態は、多分、去年一年間が非常によかったということが、一つ今の結果に寄与しているのかなというふうにも、そうでもないんですか。  この積立金の問題は...全文を見る
○井坂委員 今、お答えの中で、スライド調整率、これは、私の理解では、もう今後、おおむね先の先まで決まっているものだというふうに理解をしていたわけでありますが、経済状況にも何か影響を受ける数字でしたでしょうか。
○井坂委員 五年ごとに再計算をするから、そこから先のことはわからないんだと言われれば、これはなかなか議論のしようがないわけでありますが、そちら側が図でよく配っておられるように、要は、上振れした部分の面積と、さらに切り下がる部分の面積がイコールになるというような、こういう理屈だろう...全文を見る
○井坂委員 大臣のおっしゃるとおりで、つまり、五年ごとに実際検証していくと、要は五年ごとにルールを変えなければそうなるという、まさにバーチャルな話をしたわけであります。  つまりは、最終的な均衡点というのは、やはり、五〇・一、所得代替率より相当下にあるはずなので、そうすると、そ...全文を見る
○井坂委員 人口推計のない百年以上先の話を心配しているわけではなくて、この仕組みでいくと、スライド調整期間後の落ちつく年金額というのは、数字の計算上、要は見直しのたびにこれはもう切り下げざるを得ないんじゃないですか、理屈で言えばということをお尋ねしているわけであります。
○井坂委員 ちょっときょうは時間もあって水かけ論になりますので、これぐらいにします。  でも、今おっしゃったように、やはり出生率の予測、今はまさに上振れした場合のことをおっしゃったわけですね。あるいは経済前提も、上振れした場合にはそこまで下がらない。下振れももちろんあるので、上...全文を見る
○井坂委員 成熟産業と成長産業の定義とか、おっしゃった建設業が本当にこういう政策に入れるべきものなのかなど、ちょっといろいろ議論したいと思いますので、また、法案審議とも絡めて雇用、労働の分野はさせていただきます。  どうもありがとうございました。
02月25日第186回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  私は、地元に二人、沖縄から来た秘書がおりまして、本当に沖縄の将来を憂えて、よく議論をしております。また、きのうは日帰りで委員会で沖縄視察にも行かせていただきましたので、本日は、沖縄の長期的な振興についてお伺いをいたします。  まず、政府...全文を見る
○井坂委員 沖縄との関係、やはり現時点で大変こじれつつあるというふうにも思うわけでありますが、信頼を取り戻すためにも、私は、真に長期的に沖縄のためになる振興策が必要だという立場であります。  本日、まずお伺いいたしますのが、子供の貧困問題についてであります。  大臣の所信表明...全文を見る
○井坂委員 大臣から、この問題についてもしっかり取り組んでいくというお答えをいただきました。ありがとうございます。  ただ、一括交付金の話、これは実は、一括交付金で、本来であれば、こういった問題の根源であるところの例えば母子施設であるとか、そういった福祉的な、子育て環境を底上げ...全文を見る
○井坂委員 もちろん、現状、されておられるということでありますが、やはり大事なのは、長期的に依存度を下げていくんだという長期ビジョンと、それから、あとは予算の配分だと思うんですね。片や物すごい予算をかけ、もう片方の方はソフト的な予算のかけ方ということでは大変物足りないというふうに...全文を見る
○井坂委員 限られた財源とおっしゃいますが、何年に分けて長くやっても、逆に一定期間に集中して予算をかけても、これは結局かかる総額というのはそれほど変わらないのではないかというふうに一方で思いますので、ぜひ、今のペースでやっていくという以外の方法を検討していただきたいというふうに思...全文を見る
○井坂委員 誰のための沖縄振興なのかということをこちらもしっかりと見据えて、沖縄の長期的な発展と自立に向けた根本的な課題解決に向けて、今後とも議論をさせていただきます。  本日は、どうもありがとうございました。
02月26日第186回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○井坂分科員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、予算委員会の分科会ということで、まず冒頭、昨年質疑をさせていただいたことを受けて予算にどう反映されたかということを伺い、次に、日本を稼げる国にする一つの柱でもあります、クールジャパン戦略について伺います。  まず一点目ですけれ...全文を見る
○井坂分科員 今御説明いただきました施策については、私も事前に見せていただいているんですけれども、ある特定の支援を受けた対象企業に対して、法定費用、コストの削減などもあるというふうに伺っております。ただ、残念ながら、多くの人が適用を受ける施策ではまだないのかなというふうに思ってい...全文を見る
○井坂分科員 企業が機械設備など、いわゆる実体のある物を買えば景気がよくなるという発想、これはよいと思いますが、今御答弁もいただきましたように、企業がソフト面に投資することで、これはそのソフトに関連する産業の景気がよくなるだけでなく、投資した企業そのものの競争力や、あるいは製品の...全文を見る
○井坂分科員 今副大臣から、万博のことについて、また万博でどういうことを今やりつつある、やっていくということを御説明いただきまして、ありがとうございます。  このクールジャパン戦略、三段階あるうちの二段目で、海外に拠点をつくっていく、こういうことが目標とされているわけで、ミラノ...全文を見る
○井坂分科員 ありがとうございます。  今大臣からいろいろと、夢のあるお話も含めて語っていただきましたが、東京オリンピックで具体的に何をやっていくかというのは、東京都も絡めて、まだまだこれからの話だというふうに伺っております。ぜひ、このクールジャパン戦略の一つの逃すことのできな...全文を見る
○井坂分科員 このクリエーターの育成という部分は、文化庁と経済産業省のちょうど間に、はざまにある分野となりがちですので、ぜひ、お互い遠慮なくどんどんこの分野をやっていただきたいというふうに思います。  次に、ちょっと時間の問題で一問飛ばしますけれども、昨年の概算要求で、デザイン...全文を見る
○井坂分科員 余りそこを深掘りするつもりはなかったんですが、執行率というか、現時点での採択の金額がまだ二三%ということなので、私は、このままのペースでいくと、交付の期限までに、基金でせっかく丸二年分積んだんですけれども、恐らく採択はそこまでいかないと思うんです。別に、無駄に採択を...全文を見る
○井坂分科員 ありがとうございます。  ここに「「大きく稼ぐ」クールジャパン戦略の全体像」ということで、経産省からわかりやすい図解をいただきましたが、情報発信、現地で稼ぐ、外国人に日本に来てもらって日本で消費をしてもらって、それで最終的に国富の増大、しっかり国として稼いでいくん...全文を見る
03月07日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○井坂委員 おはようございます。  本日は、一般質問ということでありますけれども、昨日、テレビ、ニュースなどをにぎわわせました、厚労省が独法入札に便宜を図ったのではないかという疑惑について、きのうのきょうですから、これ一本で質問をさせていただきたいと思います。  ちょっと順不...全文を見る
○井坂委員 企画競争入札と、競争入札という名前はついていながら、非常に、一者応札の割合が思った以上に高いなという印象を受けております。  そこで、二点目の質問なんですけれども、競争入札というふうには言っているんですけれども、しかし、法律を細かく見ていきますと、実は随意契約に当た...全文を見る
○井坂委員 ちょっと、きのうのきょうだったので御準備いただく期間がなかったということで、その点は仕方ないというふうに思っています。  私がかわりに、夜なべで厚労省のホームページで数えまして、本庁の分だけでありますけれども、ずっと本庁のホームページで数えましたところ、平成二十五年...全文を見る
○井坂委員 幅広く入札をしてほしいということで、本当に全体のわずか六%しかないような珍しいことをされたわけでありますが、しかし、その結果が、このJEEDという独立行政法人一者しか結局応札をしなかったということであります。  こういうことであれば、全省庁統一資格を普通と同じように...全文を見る
○井坂委員 非常に緩い参加資格にもかかわらず、この独立行政法人一者しか応札をしなくて、ここに決まりかけた。新聞沙汰になったので、入札をやり直すと大臣はきのうおっしゃったわけでありますが、この入札の仕様書を見ますと、例えば、「支援拠点となる都道府県支部の設置」というような項目があり...全文を見る
○井坂委員 再入札のときには、再々入札にまで至るような場合には、仕様書の見直しも考えるということであります。  ちょっと方向性を変えて、別の観点からお伺いをしたいのですが、全省庁の資格を要件からもともと外すつもりだったのが、事務方が事務的にミスをしてホームページに上げてしまった...全文を見る
○井坂委員 であれば、観点を変えて。  私は、本件、非常に疑問が残ると思っている立場でありますが、もし御説明のとおり、そのままこちらがそうであるとするならば、もともと緩い参加条件でやるはずだった、事務方がミスをしてしまった、その結果、JEEDが落札をした。ところが、事務方がミス...全文を見る
○井坂委員 これはもし、もしと言ったら失礼ですけれども、大臣の御答弁どおりのストーリーで、厚労省のミスで入札やり直しということであれば、これは問題ではないですか。JEED側から何か損害賠償請求でもされかねないような問題ではないでしょうか。
○井坂委員 事は、二十億円の仕事がとれるかどうか。これはJEED側の立場、繰り返しますが私は擁護する立場ではありませんが、しかし、おっしゃるとおりのストーリーなら、JEEDは何も悪くないのに、厚労省のミスで、落札したと思ったものが突然取り上げられて、しかも、次の再入札には、JEE...全文を見る
○井坂委員 本日、事実確認に絞って質問をさせていただきましたが、現時点で、私の印象は、やはり大変不自然だなというふうに思っております。  かつて、政治家、官僚、財界の癒着、政官財のトライアングルという言葉がありましたけれども、私は、ここ最近、官僚、そして基金団体、さらには独立行...全文を見る
○井坂委員 この独立行政法人JEEDのことを、実はちょうど前回の一般質問の中でも、予算で失業なき労働移動といいことが書いてあるのに、中身を見たら、まさにこのJEEDへの交付金ばかりじゃないですかと。しかも、中身を見れば、人件費あるいは利益剰余金、こういうところに、名目はすばらしい...全文を見る
03月12日第186回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  先日は、大臣の所信に対して質疑をさせていただきまして、いろいろと真摯に御答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。  本日は、沖縄振興特措法について質疑をさせていただきます。  先月、この委員会で沖縄に視察に行かせていただい...全文を見る
○井坂委員 企業進出とか雇用創出の成果を御説明いただきました。これはいいんです。  ただ、私がやはり疑問に思いますのは、これは別に特区認定なしでここまで企業進出あるいは雇用創出があったわけで、であれば、そもそも、鳴り物入りのあの特区が本当に制度として皆に使われて、魅力ある制度と...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  期限を私も特に切りませんが、本当に、半年もやればわかる話だと思いますので、ぜひ速やかな改善をよろしくお願いいたします。  続きまして、特区、今回いろいろ緩和拡大をされたわけでありますが、金融それから情報通信、これを沖縄の今後のリーディング...全文を見る
○井坂委員 この経済金融活性化特別地区、特区、今回対象が拡大をされるわけでありますけれども、今後どのような分野の産業を想定しているんですかと事前に当局にお伺いしたところ、まだ想定、見通しの類いはないですというお答えでありました。  そこでお伺いをいたしますが、今回、特区の拡大に...全文を見る
○井坂委員 ヒアリングの傾向から考えれば、今後は製造業方面に広がっていくのかなというふうに思っております。ぜひ実効性のある展開をよろしくお願いいたします。  続きまして、前回、所信の質疑のときに大臣とさせていただきました、沖縄の子供の貧困の問題についてお伺いをいたします。  ...全文を見る
○井坂委員 ちょっと前回の続きになるんですが、厚労省の既存の政策の中でこういった施設の整備は図られてきたというふうに認識をしているという御答弁だった。私は、ここはどうも現場で聞いていることとは違うのではないかなというふうに思うんです。  また、いろいろ政策をやられてきたけれども...全文を見る
○井坂委員 もう一点、先ほどハードのことをお伺いいたしましたが、大臣の御答弁にも少しありました、放課後児童クラブまたファミリーサポートの利用者のうち低所得者や母子家庭に対する補助、これについても交付金をもっといろいろな形で使えるようにできないかというふうに思うわけでありますが、い...全文を見る
○井坂委員 時間が参りましたので、最後におっしゃった、いわゆる直接支払いのようなことは一括交付金でできない、現状はそういうルールになっていると聞いておりますが、やはり、一括交付金の本当の趣旨、沖縄の振興、また、沖縄にいる人たちが本当に稼げる仕事について自立して経済を回していく、こ...全文を見る
03月12日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、法案の審議をと、もともと思っていたわけでありますが、しかし、昨日の中間報告について、私、やはり大変解せない点が幾つも幾つもあるものですから、その点について質問させていただきます。  まず、前回の委員会で、全省庁統一資格という入札参...全文を見る
○井坂委員 前回の委員会で、質問通告を出して、まさに決裁書はどんな内容だったんですかとお尋ねをして、当然、決裁の日付が事後決裁だなんということがあったら、それはもう重大な問題。それが全く大臣に報告が上がっていなかったとすれば、これはもう組織の隠蔽体質と言わずして何と言うのか。これ...全文を見る
○井坂委員 まさに、厚労省の長い歴史上初めての珍事が起こったということであります。私は、逆に、本当にこんなことが起こるのかなと大変不自然に感じている部分でもあります。  そこで、お伺いをいたしますが、今回、事前に仕様書案を渡したのは入札の公正を害する行為ではないか、こういう疑念...全文を見る
○井坂委員 午前中の質疑の中で、厚労省の職員がJEEDともう十二月から接触をしていたということ、また、そのときのやりとりの内容など、これを局長が全く御存じなかったのかというふうに思うわけですね。  昨年十二月からの接触について、これは、まず、行きますよというようなこと、決裁も報...全文を見る
○井坂委員 十二月のはまだ補正の事業の前ということでお答えがありましたけれども、そう言われると逆にお伺いをしたくなるのが、では、公示の前日、十七日のことはお認めになって、大変問題だと。十二月のことも出ました。私は、その間も、まさに本件事業についてすり合わせをしているのではないかと...全文を見る
○井坂委員 現時点では、ないけれども、今後出てきたら報告ということで、これは大臣にお伺いしますが、そんなことではいけませんので、あるかもしれないのだったらしっかり調査をしていただきたいと思いますが、していただけますか。
○井坂委員 大臣が今おっしゃった、午前中もおっしゃったんですが、この事業ができるのは機構しかないという危機感が厚労省内にあったんだろうということなんです。  ところが、午前中、機構の理事長は、今後この事業に手を挙げることはないと明言をされている。ということは、再入札をしても、当...全文を見る
○井坂委員 再々入札でさらに要件を緩和する、これは前回も御答弁いただいたことでいいんですが、私は、大臣が大変矛盾したことをおっしゃっていると思うのは、そもそも四十七都道府県に支部があるような、そんな受けるところがあるんですかと言ったら、それはあるんだと一方でおっしゃり、また一方で...全文を見る
○井坂委員 修正はいいんですけれども、これは、企画官がうその報告をされたのか、それとも、報告の段階で我々にうそのことをされたのか、結構問題だと思うんですが、どっちなんですか。
○井坂委員 JEEDに渡したとされる仕様書の案についてもお伺いをいたします。  この仕様書の案も、大変重要な文書でありますから、当然、一職員が思いつきで書けるような文章ではないと思います。組織内で、この仕様書の案は、どなたがいつ書いて、そして、どなたがいつこの仕様書案で進めて構...全文を見る
○井坂委員 最終的な仕様書の決裁は二月十九日ということですが、お尋ねしているのは、これは通告どおりですけれども、仕様書案の方は、どなたがいつ決裁したんですか。職員が勝手につくって、勝手に持ち出していたものなんですか。
○井坂委員 ちょっとお手元の資料を見ていただきたいんですけれども、今回の事件は、二つの問題が同時に起こっていると思います。  ホームページ掲載問題は、これは十七日の十五時に課長補佐が翌日のホームページ掲載を依頼した。そして十八日十時に掲載をされた。その後、きょうは書いていません...全文を見る
○井坂委員 その決裁書類については、また委員会に提出を求めたいというふうに私は思いますので、委員長、また後ほどお諮りをお願いしたいというふうに思います。
○井坂委員 はい、お願いいたします。  このJEEDと厚生労働省、十二月からいろいろ会っていたということで、またその間も、どういう内容であったかということは、先ほど、追加の調査をするというふうに言っていただきました。  この仕様書案及び本番の仕様書の作成に、まさかとは思います...全文を見る
○井坂委員 十八日当日の経緯は、今そういう説明をされておられて、そういう説明だということは了解をしておりますが、本日、通告どおりお伺いをしましたのは、もっとその前の段階、仕様書案そのものの作成にJEEDが一秒でも関与した事実はあるかということをお尋ねしているわけで、ちょっとそこを...全文を見る
○井坂委員 繰り返しますが、仕様書案から十八日当日にどう変わったかをお尋ねしているのではなくて、仕様書案そのものの作成に、本当に厚労省の職員さんが使う言葉かなと思うような言葉が散見されるわけなんですよ。何かJEED内の職種名に見えるようなことが幾つも書いてあって、それが本番に書き...全文を見る
○井坂委員 今回の事業で基金の管理をしている中央協会、これも天下り団体だというふうに思いますが、以前も多額の基金を使い切れずに問題になっているわけです。  この緊急人材育成支援事業、五千七百七十四億円の基金が積み立てられたが、結局二千六百五十六億円余らせた。また、その後、求職者...全文を見る
○井坂委員 最後に、五年前の週刊誌、おもしろいものがありましたので、読ませていただきます。  補正予算、これは五年前の話です。補正予算の目玉の雇用対策関連予算は一兆二千億円、約六割の七千億円が中央職業能力開発協会、まさに今回問題になっている中央協会の緊急人材育成・就職支援基金と...全文を見る
03月14日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、雇用保険法について、二十分間でありますが、質疑をさせていただきます。  まず、雇用保険法第一条にはいろいろと書いてありますが、私は、産業構造の変化が非常に激しい現代において、成熟産業からいわゆる成長産業への、失業中、また場合によっ...全文を見る
○井坂委員 この二つをお尋ねいたしましたのは、もともと、予算のいろいろな資料の中で、失業なき労働移動というようなことを言われている中で、成熟産業から成長産業への労働移動を促すんだ、そのために以下これこれの予算、事業があるんだ、こういう文脈の中で書かれていた言葉であります。  私...全文を見る
○井坂委員 今御答弁いただいた中で、非正規雇用の若者に特に使ってほしいんだというお答えでありました。  これは給付金の対象が実際そのように限定をされているのかどうか、お伺いをいたします。
○井坂委員 目的が雇用の安定という、私からすれば、わかったような、余りわからないような目的だなというふうに思うわけですね。既に職を得ておられる方が、さらに自発的にみずからを訓練するということに対する給付金であります。  しかも、若い非正規雇用者に使ってほしいんだという、期待は期...全文を見る
○井坂委員 訓練給付の成果測定についてもお伺いをしようと思っていたわけでありますが、ちょっと時間の関係で、申し上げるだけにしておきます。  一言で申し上げて、この教育訓練の修了者のアンケート調査で成果測定をしているということで、事前に担当の方から伺っております。された方の満足度...全文を見る
○井坂委員 説明をお伺いしておりまして、要は、やはり何だかんだ言って、この訓練給付を使う方というのは、多分、期待しているところは一緒だと思うんですが、実際はもう既に職についておられて、しかも、転職の明確な御希望、御意思がない方が使うことが恐らく多くなると思うんですね。何か全然そう...全文を見る
○井坂委員 大臣が今まさにおっしゃった、女性の育児休業取得率は高い、ただ、その裏には、そもそも育児休業をとる以前に離職をしてしまっている女性が数多くおられるという現実があるわけです。  だからこそ、男性の方も育児休業をきちんととれるようにして、あるいはとっていただく世の中に変え...全文を見る
○井坂委員 時間が参りました。  私は、雇用保険で行う政策というのは、やはり第一には失業の短期化、それから、現下の経済状況に鑑みて、成長産業への労働移動、こういった明確な目的と数値目標を持って取り組んでいただきたいと思っている立場であります。現状では、総額二千億円も投入する事業...全文を見る
03月25日第186回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、私、この消費者特別委員会では初めての質疑ということで、また、大臣の所信に対する質疑ということでもありますから、さまざまなすき間事案と思えるようなことも含めて、アラカルトでお伺いをしていきたいと思います。  まず、私の実体験からお...全文を見る
○井坂委員 やはり思った以上の相談がセンター、消費者庁の方にも寄せられているということであります。  現状のルールは、先ほど私が申し上げたとおりで、ただ、ルールがこうであるからといって、なかなか私も、ちょっと本当にルール自体がこれでいいのかなという今問題意識は多少持ってはいるん...全文を見る
○井坂委員 実施主体については私は今回申し上げませんでしたので、政府がやるのか、NHKがやるのか、家電屋さんがやるのも筋違いだというふうにも思いますから、実施主体は問いませんが、やはり消費者がちゃんと、リスクと言ったら言い過ぎかわかりませんが、これを買うと、こうなるよということを...全文を見る
○井坂委員 実は、事前に担当の方と私の部屋で議論をさせていただいたときも、私、やや不満に思いましたのは、割と、二言目には、相談件数が少ないからというようなことを枕言葉のようにおっしゃるんですね。  私は、やはりそこはぜひもう一歩踏み込んで、相談件数、確かに先ほどの答弁にもあった...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、独立行政法人国民生活センターについてお伺いをいたします。  端的にお伺いをいたしますが、これは民主党政権時代には廃止の方向で決まっていたものが、完全復活したケースではないかと考えます。  また、事前にも担当の方には詳しくお聞...全文を見る
○井坂委員 本庁が、あるいは本庁傘下の組織がやってしまうと、即、法令解釈そのものが実際の指導なりあっせんをやっていくということで、なかなかやりにくいんだという御説明だと思います。  とはいえ、私、実は市会議員のときから、こういう外郭団体、いわゆる中間的な団体のよしあしについてい...全文を見る
○井坂委員 ちょっと追加でお伺いしたいんですが、例の相模原の施設も今存続の方向でしたでしょうか。ちょっとそのことだけ。
○井坂委員 政権交代があったということですから、そこで、もちろん政府としての連続性、一旦段階はあるわけでありますけれども、ただ、かつての政府での議論の中では廃止と。しかも、特に今お聞きした相模原の施設については、大変辛辣な、不要だとか、廃止、売却とか、あるいは、もう自前の研修施設...全文を見る
○井坂委員 苦情処理とか実際のチェック機関とか、そういうガバナンス的な仕組みはわかるんです。ただ、結局、扱うものはビッグデータなので、一旦ひもづけられてしまったら、それはもう、幾ら後でどんな手続があろうが、本当に自分の洗いざらいが全部世に出て二度と回収できない、こういうおそれがあ...全文を見る
○井坂委員 消費者教育は大事だと思いますし、また、同意のボタンのところに、あなたの名簿にアクセスしますとかだけ書いてあってもわからないので、これを押したらあなたの名前で宣伝文がばらまかれますよとか、要は、どういう目に遭うのかというところまでやはり表示しないとわからないというふうに...全文を見る
○井坂委員 ぜひ、事実上の解約のしにくさというところにも目を向けていただいて、そもそもどこに電話したらいいかわからない、電話してもつながらない、こういう実態もあるようですから、解約のしにくさということにもちょっと目を向けていただきたいというふうに思います。  一元的な窓口、ある...全文を見る
03月26日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、次世代育成支援対策推進法初め、数々の法律が審議の対象となっておりますので、一つ一つ順番に質疑をさせていただきます。  まず、申し上げました、この次世代育成支援対策推進法であります。  従業員百一名以上の企業は、子育て世代が働き...全文を見る
○井坂委員 反省しているというふうにおっしゃるわけですが、大臣の今の御答弁でも、私、やはりおかしいなと思うのは、企業の人事部では認知度が高かった、こういうことを最初におっしゃるわけです。でも、普通の政策だったらそういう認知度もいいと思うんですが、この政策の本当のスキームというか、...全文を見る
○井坂委員 十八件、それから三十五件ですか。実際、マークをとったうちの、本当に五%とか八%という数であります。これはやはりメリットになっていないと率直に思うんですね。そのメリットが欲しくてマークをとるんだったら五や八で終わるはずがなくて、むしろ、何か、マークをとったら、ついでにこ...全文を見る
○井坂委員 例えば入札要件なんかは、環境基準を満たしているとか、そういった要件が入っていることは本当に珍しくないと思うんです。同じように、子育て世代の労働環境に大変気を使っている企業であるということもやはり要件に入れる。全然おかしくないと思いますので、ぜひ検討していただきたいとい...全文を見る
○井坂委員 目標設定はある程度高い水準にというお答えでありますが、もう少し具体的に、本気でやるならどれぐらいの目標にしなければいけないのかということについて議論をしたいというふうに思います。  現在、この計画策定済みの、いわゆる百一人以上従業員がいる企業というのが四万二千社ある...全文を見る
○井坂委員 十年延長、いいと思うんです。  本当に、申し上げたように、三割、四割の企業がとって、マークは目的じゃないですから、各企業の中でちゃんとそういう職場環境をつくってくださって、育休をとりたければとれる、こういう環境になればなと本気で思うわけでありますが、やはり今回、いい...全文を見る
○井坂委員 一番最後のを除くと、やはり定性的なお話になってしまうのかな、なかなか定量的な検証というのは確かに難しいんだろうというふうには思うんです。ただ、私も、いろいろ長年行政評価のこととかをやってきておりまして、いろいろな複合的な要素が絡むことであっても、やはり工夫をすれば定量...全文を見る
○井坂委員 〇・一%ということですが、実際の件数を見ますと、これは、たまたま生活保護の不正受給が問題になった時期に合わせて母子寡婦のこともお調べになったんだというふうに伺っておりますが、百十の自治体で調べた結果、私が申し上げたようなタイプの不正受給は九十件だったということでありま...全文を見る
○井坂委員 実際、不正受給をどのような方法でチェックしておられるのか、お伺いをいたします。
○井坂委員 書類や聞き取りでは、これは本人の話ですから、やはり現地調査ということに尽きるんだというふうに思います。  私も、本当に近所で、あそこは不正受給なんじゃないかとか、やはり時々聞きますから、少なくとも、一自治体に一人しかいないなんという、こんな件数ではおさまらないという...全文を見る
○井坂委員 時間が参りました。一言だけ。  一歩前進はそうなんですが、ただ、全体の二・一%が今回その対象になるというのは、これはもう余りにも少ない。全員が全員そうなるべきとは全く思わないですが、ただ、もっとここの適用の範囲が広がって、パートから通常雇用、通常雇用からパート、こう...全文を見る
04月01日第186回国会 衆議院 本会議 第13号
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○井坂信彦君 結いの党の井坂信彦です。  青柳議員から、二点の質問をいただきました。  介護・障害福祉人材確保法に関して、まずは、具体的なデータからお答えをいたします。  ことしの二月の二十日の第六回社会福祉法人の在り方検討会の資料によりますと、介護職員の離職率は、二三・四...全文を見る
04月02日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、フリップですが、JEEDではありません、就活サイトの問題について、一点目にお伺いをしたいというふうに思います。  大臣のころの就職活動は、いかがでしたでしょうか。私のころは、ぎりぎり、まだインターネットが就活には使われていない時...全文を見る
○井坂委員 私も、今大臣がおっしゃったような問題意識を持っております。  学生さんにとっても、果たして、これだけたくさん、しかも最後に見ていただいたようにワンクリックで百社に送れるとなったら、自分がどこに送ったかすらほとんどわからないんですね、全部見て取捨選択して送っている場合...全文を見る
○井坂委員 今のようなお答えなんですけれども、私は、やはり大臣ときょう議論させていただきたいなと思ったのは、これは一定、価値観の問題だと思うんです。自由でいいという側面も、私もよくわかります。ただ、特に一番最初に見ていただいた資料一の駆けっこをしているような、ああいう見せ方という...全文を見る
○井坂委員 確かに、規制となると、当然法的な根拠、何の法律に触れているのかということが問題になるわけです。  ここで、ことしの春の就活でもう一つにぎわせた話があって、ニコニコ動画とかをやっているネットサービスで有名なドワンゴという会社が、昨年十二月から、首都圏の就活生のみ、就職...全文を見る
○井坂委員 ちょっとしつこく言って申しわけないんですが、規制とは言っていないんですよ。  別に、このドワンゴがやったことだって、何も法には触れていない。ただ、後々影響があるかもしれないから、自主的に来年からはこういうことはやめていただけたらありがたいですと助言をされている。 ...全文を見る
○井坂委員 まず現状認識からということですから、そのために奮発してフリップもつくってきたわけであります。見ていただければこれは問題があると思っていただけるかなと思ったんですが、ちょっとそこにはまだきょうは至らなかったということですから、ぜひ問題認識からよろしくお願いをいたします。...全文を見る
○井坂委員 昨晩、担当の方にお聞きした段階では、実はまだそんなに新たに取り組んでいくことはというようなお答えだったんですが、さすがに一晩でいろいろと答弁を盛り込んでこられたなというふうに思います。  もちろん、ワーク・ライフ・バランスとかは持論でいらっしゃいますし、やっていらっ...全文を見る
○井坂委員 仕組みとして、本当に各省庁の組織改革、マネジメント改革のいい取り組みが横展開されるように、これは政府全体の話ですけれども、ぜひやっていっていただきたいなというふうに思います。  加えて、事前にいただいた資料の中で、今回の政権交代前からいろいろと続けておられることが多...全文を見る
○井坂委員 ここでも、JEEDの件で、どこが事業の実施主体なのか。入札、調達の実務、公告などをやったのは厚労省なわけでありますけれども、そもそも厚労省の事業じゃないのでこういった公共調達委員会の審査の対象ではないんだ、こういうことになってしまっているわけであります。  この辺は...全文を見る
○井坂委員 今は七法人ということでありますが、もともと厚労省の所管だった、五年前に一千六十一あった公益法人の多くは、現在は内閣府の所管に移っているわけであります。  そこで、お伺いいたしますが、元厚労省所管の公益法人、今は内閣府が所管しているそういった法人への厚労省OBの天下り...全文を見る
○井坂委員 把握は難しいということで、さらにお伺いをしたいのが、公益法人じゃなくて、今回、移行期間を経て一般法人に移行したところも四百五十九あるわけであります。  総務省が把握している、管理職だった職員の再就職状況、こういった資料において、もともと厚労省所管の公益法人だった、今...全文を見る
○井坂委員 もともと一千六十一あった公益法人、天下りに対して目が厳しくなって、ところが、全然別の理由で公益法人改革があって、内閣府の所管にほとんどがなる、あるいは半分ぐらいは一般法人になる。一般法人の方は今数字をいただきましたけれども、内閣府の方にも三百七十七法人、既に所管が移っ...全文を見る
○井坂委員 終わります。
04月03日第186回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、時間も限られておりますので、本件と総合科学技術会議との関係、一点に絞ってお伺いをいたします。  日本再興戦略に基づき、司令塔機能を発揮し、府省の枠を超えて基礎研究から実用化、事業化まで見据えた研究開発を推進、そして、方針を定めて...全文を見る
○井坂委員 そういう表現をいただきますと、どちらが母屋でどちらが離れなのか、こういう気もしてくるわけでありますが、それでは、具体的に、どういうふうに物事が動いていくのか、予算要求の仕組みについて伺います。  各省庁や、それからインハウスと言われている国立の研究所、この医療分野に...全文を見る
○井坂委員 連携とか相互に調整ということで、まさに、だからこそ、同じ敷地に建った二つ目の家なんだ、こういうことであります。  更問いの形になりますが、私、今のお答えを聞いておりまして、やはり疑問に思いますのが、もともと文科省、厚労省、経産省、これはまさに安倍総理のもと、同じ敷地...全文を見る
○井坂委員 分野の重要性、だから特化、ここはわかるのであります。しかし、この特化した部分ともとの部分が上下関係ならわかるんですよ、上下関係なら今のお答えで私も一定納得できるんですが、別建てだと。結局、そこにあるのは連携と総合調整だということになると、この三省庁ができなかったこと、...全文を見る
○井坂委員 今の実務の割り振りをお伺いすると、何かやはり上下関係があるのかなというような聞こえ方はするんですね。  今回、本当に私がお聞きしたいのは、この目的は大賛成なんです。府省の縦割りを排して基礎研究から実用化まで橋渡しもしっかり、プログラム的に予算配分をしていく、これは大...全文を見る
○井坂委員 わかりました。  時間が終わりましたので、以上といたします。どうもありがとうございます。
04月04日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  昨日に引き続きまして、日本版NIH、それから、それと半ばセットであるところの今回の両独法の合併について議論をさせていただきます。  まず冒頭に、昨日三日の内閣委員会の連合審査で、私と官房長官で議論をさせていただきました、総合科学技術会議...全文を見る
○井坂委員 厚労大臣となので、余りこの件は突っ込んで議論は本日はいたしませんが、やはり総合科学技術会議も、もともと、まさに日本版NIHと全くうり二つの同じ目的を持って、しかも組織構造も本当にそっくりで、確かに、全大臣いるのか、一部の大臣しかいないのかという違いはあるんですが、ただ...全文を見る
○井坂委員 今お伺いをいたしました、例えば目ききの話であるとか、あるいは治験の話、これは確かにずっと課題としてあったと思うんですが、ただ、それは、実は、省庁の壁を越えるといういわば今回の日本版NIHの話と、本当にどこまでリンクしているのかなというふうに思うんですね。  厚労省単...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  本題の、本日の議題となっております、独立行政法人医薬基盤研究所、それから健康・栄養研究所、この二つをいわば合併、併合する件についてお伺いをいたします。  まず、前半はリストラ効果についてお伺いをいたします。  医薬基盤研究所の職員さんは...全文を見る
○井坂委員 九十四足す四十で、移っていく二十八を引いて、基本的にはそこなんだけれども、あとどこまでリストラ効果が出るかはこれからである、こういうことであります。  ちょっと追加でお伺いしたいんですが、資料を昨晩調べていましたら、昨年の四月一日現在は医薬基盤研究所の職員八十名、ど...全文を見る
○井坂委員 ちょっともう一点追加でお伺いするんですが、食品表示法ですか、栄養表示に関するいわゆる収去試験、これは、昨年の六月に法律が通って、二年以内に施行ということでありますから、来年の春ぐらいにはこれが実際進んで、こういった試験は今後民間の登録検査機関に任せていく、こういう方針...全文を見る
○井坂委員 何をお伺いしても、今後検討という話になってしまうわけでありますが。  通告に従って、両法人の役員のことをお伺いするつもりでありましたが、これはもう前の方々で、それぞれ、両法人に役員さんが四人ずつおられて、合併後は四人になるけれども、一方で、NIHの下にぶら下がる独法...全文を見る
○井坂委員 昨晩、まさにその創薬支援戦略室東日本統括部というところで、本部は大阪・茨木ですけれども、東京の虎ノ門にオフィスがあるわけです。その機能は丸ごと日本版NIH下部の独法に移るわけですから、全くもって不要なオフィスになろうということでお伺いしたところ、いや、これは内閣府の仕...全文を見る
○井坂委員 よりよい条件の物件があれば移るとかそういうことではなくて、そもそもそこで仕事をしていた人は、NIHにぶら下がる新しい独法に行くわけですよね。だから、物件を移るも何も、その部屋自体がこれは完全廃止以外にないんじゃないですかと思って昨晩お聞きしたら、どうもそうではなさそう...全文を見る
○井坂委員 昔、サントリーのピュアモルト山崎のコマーシャルで、「なにも足さない。なにも引かない。」という有名なキャッチコピーがあったと思うんですけれども、私は、今回、この二法人の合併の話は、本当に細かく聞けば聞くほど、何か変わるのかなと率直に思うんですよ。  本当に何も変わらな...全文を見る
○井坂委員 大臣にお伺いをしたいと思いますが、二つの法人を合併する、意味合いはいろいろあると思います。  ただ、一つは、私が前段に申し上げた、やはり独法改革といって、その文脈でこの話が出てきた以上、いわゆる狭い意味でのリストラ効果というものが明確に出てこなければ意味がないという...全文を見る
○井坂委員 本当におかしな議論になっているなと思うのが、統合して、当たり前じゃないですか、総務部門とか重複している部門を一緒にするというのは。それをやったら本来業務に支障が出るんだったら、そもそも統合すべきじゃないと私は思うんです。統合の、少なくともリストラ効果はないということで...全文を見る
○井坂委員 その生活習慣病の薬を、栄養研の方のデータやいろいろな知見を使ってつくっていく。確かにいいプロジェクトになるだろうなと私は思いますが、ただ、これも冷静に考えてみると、別に法人統合しなくたって、共同研究で、もうできていたはずのことではないかなと一方で思うわけですね。まさに...全文を見る
○井坂委員 時間がまだ少しありますので、大臣に追加でお伺いしたいんですが、昨年十二月二十四日の閣議決定で、独立行政法人改革の基本的な方針、冊子があります。それで、その一ページ目に、まさに、「数合わせのための組織いじりではなく、真に政策実施機能の強化に資する統廃合のみを実施するとと...全文を見る
○井坂委員 もともと、私ども結いの党、行革は大事だという政党ですから、最初この法案を見たときは、みんな、もうこんなのは賛成賛成となったんです。ところが、説明を受けて、さらに質疑しているたびに、これなんかはどうなのかなというふうにだんだん今はなっている、こういう状況であります。 ...全文を見る
04月09日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、大きく四点お伺いをいたします。  まず一点目は、前回に引き続きまして、就活サイトの行き過ぎの問題についてであります。  前回の委員会で、インターネット上の就活サイトが、学生に、就職したいという申込書、このエントリーを大量に出す...全文を見る
○井坂委員 確かに、おっしゃるように、一義的には風潮ということなんでありますが、もう少し、私はこの問題を結構いろいろな方と議論、研究した結果、単なる風潮、世の中の雰囲気ではなく、やはりこういうインセンティブ構造、動機づけの構造があるのではないかなというふうに今考えが至っているわけ...全文を見る
○井坂委員 今大臣がおっしゃったできない理由は、当然、我々も事前に議論をしていて、その辺は、最終的には、学生さん自身がそういった表示を望むか望まないか、ワンチェック入れるか入れないかというようなやり方もあると思うんですね。  そこは、そんなことをそもそも誰も望まないんだったら、...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、大きな二点目で、管理柔道整復師ということについてお伺いをいたします。  地元で、私、地域回りとか国会の活動報告とかをして、幾つかいろいろ問題意識をいただいてきているわけでありますが、柔道整復では、施術管理者という、保険のレセプ...全文を見る
○井坂委員 もう一点、重ねて伺います。  ということであれば、開業中、もちろん管理者でありますから全くそこに来ないとかは大問題でありますけれども、基本的には毎日そこに来て、ちゃんと全体を管理している。ただ、日によっては、風邪でお休みするとか、あるいは早退するとか、おくれて現場に...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  もう一点、ちょっと地元の方からの問題意識で、キャリア形成促進助成金ということについてであります。これは、中小企業の事業主が社員さんに能力開発の研修プログラムを受けさせる際に、その研修経費またはその研修時間中の従業員の賃金の一部を助成する制度...全文を見る
○井坂委員 場合によっては都道府県ごとに判断が分かれ得るという御答弁でありましたが、重ねてお伺いいたします。  ある都道府県で助成対象となった研修プログラムが別の都道府県では助成対象とならなかった場合、こうした矛盾解消はどういう手続があるでしょうか。
○井坂委員 ありがとうございます。  最後に、年金積立金の運用について伺います。  来年十月に被用者年金の一元化が行われます。運用資産百二十八兆円の厚生年金、七・八兆円の国家公務員共済、十七・五兆円の地方公務員共済、それから三・六兆円の私立学校教職員の私学共済、この四つの年金...全文を見る
○井坂委員 分けるというルールは、残っている理由は、今、過去の経緯ということで御説明をいただきましたが、分けたままにしておくメリットがあるのかということについてお伺いをいたします。
○井坂委員 過去の質疑でも、特にメリットの御説明となると、リスク分散論ぐらいしか出てこないわけですね。そこを私は大変怪しいと思っていて、リスク分散は関係ないと思います。  だって、もし本当にそうだとしたら、GPIFは何で分けて運用しなかったんですかという話ですよね。あれだって、...全文を見る
○井坂委員 大臣が本当に心底そう思っておられるか私は大変疑問でありますが、ちょっと時間もあるので、次に参ります。  今度、年金積立金を株式で運用する問題点について。  午前中も、ややハイリスクというかミドルリスクというか、そういう投資先、どうなんだという議論がありましたけれど...全文を見る
○井坂委員 この監督先の会社あるいは業界の株はもういっそのこと買わない、こういう規制は考えられませんか。
○井坂委員 まさに今大臣が一言目におっしゃった、そんなことをしたらその業界の株価に影響があると。私が次にお伺いしようと思っているのは、この点なんですね。  巨額の年金の積立金です。こういった総額百六十兆にもなろうかという年金の積立金、しかも、今後、国内債券の割合は減らして、そし...全文を見る
○井坂委員 情報公開するなという趣旨では全くなくて、すべきなんですよ。ただ、情報公開をしている、しかも、巨額の運用資金を持っているプレーヤーが、手先の細かいところは見えなくても、大体今後どっちの方向に向かっていくのか、こういうところまでは市場にオープンにされてしまう。今、実際、債...全文を見る
04月10日第186回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○井坂委員 午前中最後になりました、結いの党の井坂信彦です。  本日は、景品表示法と食品安全法についてお伺いをいたします。  まず、大前提となる消費者庁の監視、指導、執行体制について伺います。  消費者庁、前回も申し上げましたが、いわゆる各省庁の縦割りのすき間をこぼれ落ちて...全文を見る
○井坂委員 他省庁あるいは地方自治体ということで、引き続き、その点をお尋ねしたいわけであります。  本法案では、消費者庁の調査権限をほかの省庁の大臣に委任できるということであります。例として、農林水産省の食品表示Gメンが具体的に該当するであろうわけでありますが、この食品表示Gメ...全文を見る
○井坂委員 事前にかなり詳しい通告、今申し上げたのは全部通告の文書に入っている内容でありますから、それは大臣に委任するのは当たり前でありまして、ただ、実際の実動部隊が足りないのではないですかという一問目の文脈の後でお尋ねをしているわけであります。  農水省は一千三百人のGメンが...全文を見る
○井坂委員 今後問題が起こってからということであります。  続いて今度は、都道府県との連携した監視執行体制の強化についてお伺いをいたします。  さきのほかの党の方の質疑でもありましたが、現行法の運用については、都道府県ごと、また年度ごと、執行実績のばらつきがかなりあります。こ...全文を見る
○井坂委員 いろいろ御説明いただいたのは主に質的な強化ということかというふうに思いますが、私が今大変問題意識を持っております人員、人手、こういった面に関してはどうでしょうか。
○井坂委員 都道府県における執行体制の強化のために、現在、全国で十一の団体が認定をされております適格消費者団体とはどのような連携を考えておられますか。お伺いをいたします。
○井坂委員 知事とこういった団体の連携、協議、こういった話がありました。  今回、法案で、消費者安全確保地域協議会、こういう地域ごとに関係者が集まる場の設定もされるわけでありますが、実は、同じように、平成二十四年の消費者教育推進法に基づいて各地に設置をされております消費者教育推...全文を見る
○井坂委員 御答弁の後半の方にありましたけれども、確かにそれは、根拠法も違えば、趣旨、目的も違うということでありますが、実際、こういう仕組みを地方におろしていけば、結局、集まってきてくださるメンバーというのは、もう本当にほぼ同じ方が来てくださることが想定され得ると思うんです。 ...全文を見る
○井坂委員 続きまして、課徴金についてお伺いをいたします。  法施行後一年以内に検討し、必要な措置を講じるというのでは余りにも遅いのではないかと御質問申し上げようと思いましたが、もう、さきの委員とのやりとりの中で、しっかり進めていくということでありますので、この質問は飛ばしまし...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  今、主に被害回復という観点からの御答弁をいただきましたが、私はもう一点、別建てで、納付された課徴金をとっておくということで、私が本日これまでいろいろとお尋ねをしてまいりました、要は、消費者庁はなかなか、やらなければいけないことはたくさんある...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、課徴金でもう一点。  ほかの委員さんからも少し議論がありましたが、いわゆる不実証広告、事業者が広告の合理的な根拠を示せない、具体的には、飲むだけで痩せると根拠なく書いてあるような、こうした不実証広告を不当表示と認定するというこ...全文を見る
○井坂委員 お考えは御答弁の中でにじむわけでありますが、もちろん検討過程ではありますが、私は、やはりこれは、事前の委員会、審議会でもそういう、特に反対意見も出ていない、大臣も当然そうすべきだと、近いことをおっしゃっているわけですから、不実証広告も課徴金の対象にすべきだと思うわけで...全文を見る
○井坂委員 わかりました。  続きまして、消費者安全法で、相談業務の民間委託ということについて、地方公共団体は、消費生活相談等の事務について民間委託できるということになっています。全国で七十八の地方公共団体が相談事業の民間委託を行っておりますが、この場合、民間委託の適合基準とい...全文を見る
○井坂委員 次に、国民生活センターについてお伺いをいたします。  前回の一般質疑の中でも、一部、独法改革という趣旨で質問をさせていただきました続きであります。  時間がありませんので一つ飛ばしますが、平成二十五年十二月十三日、森大臣の名前で公表されました「独立行政法人国民生活...全文を見る
○井坂委員 私は、この問題に関しては、もう再開ありきの、いわばできレース的な議論が行われるのではないかということを危惧しております。  妥当性基準すら、そもそもあるのかないのかよくわからない。しかも、要は、もともと稼働率一三%でニーズがなく、ほとんどの検討会委員が廃止すべきとし...全文を見る
○井坂委員 ぜひ両面から、おっしゃった分筆、売却の方も含めて、両者、具体的な検討、くれぐれも結論ありきの議論にならないようにお願いを申し上げまして、本日の質疑を終わります。  どうもありがとうございました。
04月11日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  午前中最後の質疑となりました。本日は、難病それから児童福祉法ということで、早速質疑をさせていただきます。  まず、そもそも論ですけれども、先ほど最後の議論でもありましたが、本法律及びこの事業が、研究を目的としているのか、あるいは福祉を目...全文を見る
○井坂委員 もともと研究が主であったが、今回、福祉的な要素をより強めての改正であるというお答えであります。  そこで、まず、難病の定義からなんですが、先ほど来何人かの議員から疑問が呈されておりますが、四つの要件を満たすと難病であると。発病の機構が明らかでない、かつ治療法も確立し...全文を見る
○井坂委員 続きまして、同じように、発病の機構が明らかになった疾患、これも、先ほど議員の方からこんなルールでいいのかという質疑があったわけでありますが、実際問題として、発病の機構が明らかになったというだけで指定難病ではなくなるのかどうか、お伺いをいたします。
○井坂委員 今の御答弁、特に後段の部分をお聞きしておりますと、極端な例を言えば、一から十まで発病の機構がわかって、しかも、わかったことによって予防もできれば治療もできる、こうなれば外れるということであります。  大臣、今のやりとりでお伺いしたいんですが、私、難病の四要件のうち、...全文を見る
○井坂委員 難病の定義ということであれば、確かに、おっしゃったように、理念として入れておくというのはあり得るんですが、ただ、一方で、指定難病という、まさに医療費助成を受けられるか受けられないか、こういう政策の対象を判定する一つの重要な要素になってしまっているわけですね。そこに対し...全文を見る
○井坂委員 難病の四要件、さらには指定難病の追加二要件ということで、大臣、一番最初のお答えでは、今回、より福祉的な要素を強めたということでおっしゃっていましたが、しかし、患者数がふえたら医療費助成の対象から外れかねない、あるいは、治療法が全く確定していないにもかかわらず、おっしゃ...全文を見る
○井坂委員 通告からやや外れるんですが、参考人にお伺いをしたいと思います。  先ほど、発病の機構が明らかになった疾患は指定難病でなくなるのかということをお尋ねいたしましたが、事前に、スモンの例などを少し伺っております。これはキノホルムという整腸剤が原因とわかった、いわば発病の機...全文を見る
○井坂委員 まさに、難病の枠からは明確に外れた病気であるにもかかわらず、きちんとこうやって福祉的な対応を続けてくださっているということであります。  誤解があってはいけませんけれども、厳格に適用して外すべきだという趣旨では全くありません。難病のいわゆる四要件、六要件から外れたに...全文を見る
○井坂委員 ぜひ、難病の枠ということに余りとらわれ過ぎずに、今回せっかく福祉的な意味合いを強めていただいたわけでありますから、さらなる福祉の色合いを濃くしていくということについても、今おっしゃったような、総合的な判断という方向で検討を深めていただきたいというふうに思うものでありま...全文を見る
○井坂委員 今の二例、潰瘍性大腸炎と、それからSLE、全身性エリテマトーデスについて、事前に資料で成果の一覧表というものをいただいております。  ただ、これを見ますと、成果が出た年というのが、もう平成十六年を最後に何も載っていないということなのでありますが、この十年間、研究成果...全文を見る
○井坂委員 実は、難病情報センターのホームページ、これは疾患ごとにこういうレポートが全疾患出ております。ただ、多分、情報が相当古くて、どの疾病も十年前ぐらいまでの研究成果しか公表されていない、こういう感じでありました。  私は、これはたまたまそういうずさんなことになっているのか...全文を見る
○井坂委員 もとより、大変難しい病気である、文字どおり難病ですから。とはいっても、四十年、こういった事業で症例を集めることによって治療法が確立するんだ、こういうたてつけの制度であります。  成果が一例もないことをもって、この方針が間違っているとか無駄だとか申し上げるつもりは全く...全文を見る
○井坂委員 今の関連のお尋ねになりますが、難病患者に対する医療費助成は、研究のための難病対策費とした一般財源でありますけれども、これを保険料財源を中心とした医療保険によって賄う、こういった考え方についてはいかがでしょうか。
○井坂委員 本日、この制度、特に医療費助成の制度が、研究目的なのか、あるいは福祉目的なのかということで一連の議論をさせていただきました。  もちろん、誤解があってはいけないのは、こうした、今、この制度によって大変救われている方々、そしてまた、それが今回さらに対象が拡大をされると...全文を見る
04月15日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、六名の参考人の方々にお一つずつ、できれば質問を差し上げたいと思っております。  まず最初に、お二方にお伺いをいたしますが、伊藤建雄日本難病・疾病団体協議会代表理事にまずお伺いいたします。  私は、前回の委員会では、この事業が研究...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、小林信秋難病のこども支援全国ネットワーク会長にお伺いをいたします。  トランジションの問題、小児慢性から大人になって難病になったときに、もうそのほとんどが対象から外れてしまう問題、私も認識をしておりますが、病名のリストを拝見し...全文を見る
○井坂委員 多くの方から御意見を伺いたいと思ったので、大変言葉足らずだったと思いますが、私も今、病名で決めていくことに、大変現実と照らし合わせて無理があるだろうとまず思って、前回の委員会では、実際の生活実態であるとか、あるいは、おっしゃったような本当に困っておられる度合いに応じて...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  もう少し時間があるようですので、森代表理事にもう一点お伺いしたいんですが、就職の問題をおっしゃっておられました。  私、前回、質問しようとして時間切れで委員会ではできなかったので、また次回しようと思うんですが、今回、難病患者の方が障害福祉...全文を見る
○井坂委員 時間を押して申しわけありませんでした。どうもありがとうございます。
04月16日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  私は、中島さんのように医療、介護の現場を抱えているわけではありませんから、そのかわり、毎週必ず地元に戻って、なるべく法案に関連した現場の方の声をお伺いするようには努めております。  先週末も幾つかの難病団体の方々の直接の声を聞く機会があ...全文を見る
○井坂委員 質問の前段の、生活保護を受けられるような厳しい経済状況だが、受けずに頑張っておられる難病患者さんがおられるということについては、どうお考えでしょうか。
○井坂委員 実は、平成十九年の国民生活基礎調査に基づく平成二十二年の厚生労働省の推計というものがありました。生活保護を受けている世帯、これは難病患者さんにはもちろん限らない、全体の数字でありますが、生活保護を受けている世帯が百八万世帯、そして、所得が最低生活費未満、いわゆる生活保...全文を見る
○井坂委員 生活保護基準以下の大変厳しい経済状況の難病患者さんが一定おられます。ただ、その方皆さんが、本当に生活保護申請をして、生活保護を受けておられるわけではもちろんありません。生活保護基準以下の厳しい経済状況だけれども、生活保護を受けていない難病患者さんが一定おられるわけです...全文を見る
○井坂委員 午前中の、これは政務官の答弁だったと思いますが、障害者福祉との公平性であったり、あるいは負担能力に応じたサービスの対価だ、こういう考え方で、完全無料ではまずいんだ、こういう御答弁だったと思うんです。  私は、またちょっと大臣にこの件を重ねてお伺いしたいのは、では、ほ...全文を見る
○井坂委員 関連する次の質問に移るわけですが、それでは、これは参考人にお伺いいたします。  今回、階層区分低所得一となっている、市民税非課税世帯で本人の年収が八十万円以下、こういう難病患者の方、これを仮に、そうされないとおっしゃっておりますが、引き続き自己負担額ゼロにした場合、...全文を見る
○井坂委員 午前中から議論がありますように、本当に低所得の方をゼロ円でということをやると、二十八億円の財源が必要であるということであります。  一方で、先ほど大臣がおっしゃったように、要は、自己負担がしんどい、これでは生活、あるいは医療を受け続けることはできないのであれば、生活...全文を見る
○井坂委員 日本に住む我々の割と標準的なメンタリティーだと思いますが、生活保護制度に限らず、お上のお世話にならずに頑張れるのであれば、頑張れる限り頑張ってみたい、こういう考え方は割と一般的にあると思うんですね。  困っているんだったら受けたらいいですやんという話ではなくて、それ...全文を見る
○井坂委員 続きまして、もう一点、当事者の方の声で、障害者の雇用のことについてお伺いをしていきたいというふうに思います。  それに先立ちまして、難病患者さんと障害福祉サービスの関係についてお伺いをしていきたいというふうに思います。  難病法案による指定難病の対象者だけが、障害...全文を見る
○井坂委員 お尋ねしたことに直接お答えいただきたいのですが、希少性要件というのは、その重要な判断材料にやはりなりますか。
○井坂委員 指定難病ということに希少性という要件が入るのは、私は、先日来疑問を申し上げてはおりますが、ただ、研究目的という意味で希少性が入る、その理屈はわかるんです。  ただ、本日議論しております障害福祉サービスの対象になるかどうか、これは完全に福祉の話ですから、研究の色合いは...全文を見る
○井坂委員 続きまして、難病患者の方の雇用についてお伺いをいたします。  端的にお伺いいたしますが、障害者雇用促進法の法定雇用率の対象に、この際、難病患者も入れるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○井坂委員 手帳がもらえていれば、もちろん法定雇用率の対象範囲だということでありますが、まさに今回、手帳がもらえなくても、障害者の範囲に難病の方を加えようというのが先般の障害者総合支援法の趣旨でありますから、そういった文脈の中で、また、手帳がなくても一定の難病の方は法定雇用率の範...全文を見る
○井坂委員 ちょっとこれは通告になかったので。事前に当局の方とやりとりしておりましたら、そんなことをやったら率が上がるので大変なんですよ、そういう御説明を受けたものですから、数字をお持ちかなというふうに思ったわけであります。  もう少しまだ時間がありますので、もう一点、雇用に関...全文を見る
○井坂委員 終わります。ありがとうございました。
04月17日第186回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  平成十九年に制定された日本国憲法の改正手続に関する法律の附則には、三つの検討課題、いわゆる三つの宿題が明示されておりました。  結いの党は、この三つの宿題に回答を示すべく、選挙権年齢等の引き下げ、公務員の政治的行為に係る法整備、また国民...全文を見る
○井坂委員 重ねて筆頭提出者に確認のためお伺いいたしますが、その他の成年年齢等の引き下げについて、ここの部分、成年年齢の引き下げの停滞が国民投票権年齢や選挙権年齢の引き下げのできない言いわけに決してならないように、民法とは切り離して考えるべきだ、こう考えますが、いかがでしょうか。
○井坂委員 ありがとうございます。  以下、結いの党の畠中議員に伺います。  附則に「国は、この法律の施行後速やかに、年齢満十八年以上満二十年未満の者が国政選挙に参加することができること等となるよう、国民投票の投票権を有する者の年齢と選挙権を有する者の年齢との均衡等を勘案し、...全文を見る
○井坂委員 引き続き、結いの党の畠中議員に伺います。  我が国は、急速な少子高齢化にあり、日本国憲法制定時と比べれば、大きく人口構造が変化しております。社会制度上、世代間の格差の是正等も政治課題に上りつつありますが、こういった観点からも、投票権、選挙権年齢の引き下げを急ぐべきだ...全文を見る
○井坂委員 次に、公務員の政治的行為に係る法整備についてお尋ねします。  今回の改正案では、附則に、「組織により行われる勧誘運動、署名運動及び示威運動の公務員による企画、主宰及び指導並びにこれらに類する行為に対する規制の在り方について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものと...全文を見る
○井坂委員 重ねてこの問題、結いの党に伺います。  先ほどもありましたが、特定公務員の在職中の国民投票運動禁止、その違反に対して六カ月以下の禁錮または三十万円以下の罰金という罰則を設けておりますが、公務員等及び教育者がその地位を利用して国民投票運動を行った場合にも、禁止の実効性...全文を見る
○井坂委員 次に、国民投票の対象拡大について伺います。  憲法改正以外の重要問題に関する国民投票については、これまでも複数回、憲法審査会から委員が海外派遣され、審査会でもたびたび議論されるなど、そのメリット、デメリット双方について、我が国でも一定の蓄積があるはずです。  結い...全文を見る
○井坂委員 時間が迫ってまいりました。最後に、端的に一点だけ。  各党協議で、この改正案で、先ほどのように、「その意義及び必要性について、」「更に検討を加え、必要な措置を講ずる」、こういう検討条項を附則に規定することになったわけですが、具体的にどのように議論を進めていこうと考え...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  結いの党は、戦後、日本国憲法が果たしてきた役割を正当に評価するとともに、時代の要請に応じて不断の見直しを行う、こういう立場で憲法議論を今後も引き続き深めていくことを表明いたしまして、本日の質問を終わります。  どうもありがとうございました...全文を見る
04月17日第186回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第7号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、皆さんにそれぞれお伺いをしたいと思いますが、まず中山弘子新宿区長に、予算、人員体制についてお伺いをしたいと思います。  池本弁護士の方から、先ほど、行政の職員が減っているではないかと。これは、実は私の方も前回のこの消費者委員会で、...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  次に、池本弁護士にお伺いをいたしたいと思います。  いろいろ最初の御説明の中で、消費者教育推進協議会のような幅広いメンバーのいる場所と、その中で個人情報を取り扱うようなコアメンバー、二重の形で地方の組織を展開してはどうか、こういうお話があ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、樋口理事長にお伺いをいたします。  敵は日進月歩である、こういうお話でありました。まさにその日進月歩の最たるものが、コンピューターであったり、インターネットであったりということだと思います。  まだまだ年配の方でコンピュータ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  今のお話、本当に今後被害が拡大していく分野だと考えておりまして、池本弁護士にお伺いをしたいのであります。  本日配られた絵入りの見守りの資料は、やはり、怪しい業者さんがおうちに出入りしている、だから隣の方が気づく。あるいは、オレオレ詐欺で...全文を見る
○井坂委員 ちょっとまだ時間がありますので、もう一点だけ。  池本弁護士ばかりで申しわけないんですが、商品先物取引法の緩和が今進みつつあります。七十歳より下で、しかも七日間熟慮の期間を与えれば、また先物取引の勧誘をしていいという緩和であり、私は大変問題があると思っている立場であ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  終わります。ありがとうございました。
04月18日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日まで、本当に毎回難病の問題に質問に立たせていただきまして、私自身、さまざまな議論をさせていただく中で気づくこともありました。  質問に先立ちまして、ちょっと通告の前に一点、けさ方から大臣がいろいろ大変苦しい胸のうちをおっしゃっている...全文を見る
○井坂委員 私ももちろん、皆さんを無料に、こんなことは無理だということはよくわかっております。パイを広げてくださいともし言えないのであれば、そのパイの切り方をやはりもう少し本質的な部分に変えていけないかというつもりで聞かせていただきました。  私がやはり一番納得がいかないのが、...全文を見る
○井坂委員 私、いつも通告の際には、ここだけは大臣にお願いします、それ以外はお任せいたしますと。実はこの問題は大臣にお願いをしていたんですが、やはり相当、要はお答えいただきにくい内容だったのかなというふうにうかがうわけであります。  データの登録率が六割である、私は、やはりこの...全文を見る
○井坂委員 大臣、今のお答えで、制度そのものがそのような成り立ちでもございますのでというような話じゃないと思うんですよ、本当に。そんな軽い話だったら希少性要件をさっさと外してくださいよ。そんな話じゃないと思うんですよ。  研究のためにといって始めた制度だから、希少性要件は絶対に...全文を見る
○井坂委員 研究目的ということでもう一点お伺いをしたいと思いますが、いわゆる日本版NIH設立ということで、それに先駆けて、難病関連予算が百一億円、こういうふうに聞いております。しかし、これは金額の面では例年並みと言える、全くもって何かが伸びたという金額ではありません。  今回、...全文を見る
○井坂委員 続いて、先日に続きまして、難病患者の就労問題について伺います。  先日、質問通告なくお伺いをいたしましたので、本日は通告の上伺いますが、いわゆる障害者雇用促進法の法定雇用率について、難病患者百万人を加えると、この法定雇用率が何%上昇すると見込まれるか、参考人に伺いま...全文を見る
○井坂委員 続きまして、大臣に伺いますが、前回の大臣答弁でこういうふうにおっしゃっています。精神障害者が法定雇用率の対象に入ったばかりで、難病患者の雇用についてはまだ企業のノウハウや環境整備が十分でなく、時期尚早と考える、こういう大臣の御答弁でありました。  しかし、実際に企業...全文を見る
○井坂委員 労働政策審議会の議論はわかるんですが、私は、やはり精神障害者と同じく平成三十年四月に向けて今から準備をすれば、十分に企業側の環境整備とか理解は進むと考える立場であります。  一体、何に本当にそれほど時間がかかるのか。議論の経緯とか、精神障害者の方の方が随分長くやって...全文を見る
○井坂委員 今回、精神障害者の方、三百五十万人と俗に言われ、難病患者の方、百万人、あるいは対象拡大されても百五十万人ということだったと思います。  そんな中で、私、大臣に最後にお伺いしたいのは、では、難病患者のうち働ける方は何人で、そのうち実際に今も働いている方は何人なのか、そ...全文を見る
○井坂委員 別にJEEDが嫌いなわけではなくて、できレース入札をするのは悪いけれども、そういう研究をしていただけるなら大いにやっていただきたいという立場であります。  難しい難しいと、本当に根拠を持っておっしゃっているのか、やればわかることではないかなというふうに私は思いますか...全文を見る
○井坂委員 時間があるので、もう一点伺います。  この間議論になっております線維筋痛症の患者さん、参考人のおっしゃるには、二百万人いて重症者だけでも十五万人、こういう話でありました。しかし、同じ病名だったら重症者もそうでない方も患者数としてカウントをされて、合算をされてしまって...全文を見る
○井坂委員 この劇症肝炎や重症急性膵炎、これも、異なる病態とおっしゃいましたけれども、多分、非常に曖昧な状況ではないかなと実際は思います。ゆめゆめ、こうした病気が今回の新しい見直しのときに、いや、これも肝炎の重いものだとか膵炎の重いものだということで、希少性要件を理由に指定から外...全文を見る
○井坂委員 お疲れさまです。  私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、日本維新の会、公明党、みんなの党、結いの党及び日本共産党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     「難病の患者に対する医療等に関する...全文を見る
04月22日第186回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第8号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、景品表示法の第七条について、それから、先週の金曜日に発表されました総務省の消費者取引に関する政策評価の内容について主にお伺いをしたいというふうに思います。  まず、今回の法改正の一つの目玉というか肝であります景品表示法第七条につ...全文を見る
○井坂委員 七条の「その他」に入るんだろうなということで、ただ、実際、事が起こって、最後の最後、裁判などになったときに、では、そういうときに、「その他」の中に本当に有利誤認とか指定告示が入るのかどうかというのが曖昧になるのではないかという指摘を、私も地元の法律家から受けまして、議...全文を見る
○井坂委員 全部入る、ただ、いわゆる優良誤認だけをここに例として表示したんだということでありますが、もしそうであれば、私はやはり、せめて、本当に書かないとしても、では、七条の中に、「商品又は役務の品質、規格その他の内容に係る表示」の後に、その他なのか表示等なのか、何かその辺が入ら...全文を見る
○井坂委員 何かちょっと最初の「その他」は対象に係る「その他」だと思うんですね。最後の「その他」はやることに対する「その他」だと思うんですけれども、何か、普通に素直に読むと、最後の「その他」には、「体制の整備その他の必要な措置」ということであって、対象が何かそこの「その他」で拡大...全文を見る
○井坂委員 地元の法律家の方からは、なかなか出た法案は変わらないだろうから、しつこく聞いて、そうではないということぐらいは最悪確認をしてくれ、こういうことでありましたので、では、最後の「その他」の方で対象も、あくまで、最初に列挙されているもの以外も全部含まれるということで、ちょっ...全文を見る
○井坂委員 楽天の調査に関しては調査中ということで、具体的なお答えはいただけないということでありましたので、一般論で次にお伺いをしたいと思います。  いわゆるインターネットモールの運営会社、これは別に楽天の話ではなくて、あらゆるインターネットモールの運営会社は、これは本法律の範...全文を見る
○井坂委員 共同のキャンペーン、あるいは共同のそういう何かをやっている場合は対象にも含め得るという御答弁だったというふうに思いますが、共同でキャンペーンをやっていなくても、あるいは、要はネットモールの仕組み上、何かそういうことをやった方がいいような形になっていることも考えられるわ...全文を見る
○井坂委員 今のお答えは、共同キャンペーンをやったとは認められない場合は、ネットモール会社についてはおとがめなしということになるという理解でよろしいでしょうか。
○井坂委員 今回の楽天の件、よく調査をしていただきたいというふうに思うんですよ。  もちろん、最終的にどうなるか、私も確定的なことは申し上げられるわけではありませんけれども、ただ、おっしゃっているのは本当に単なる場所貸しで、そこでどんな商売が行われているか、貸している場合は貸し...全文を見る
○井坂委員 原則論は大臣がおっしゃったとおりだと思います。そういう表示をした側が罰せられるべきだと思うんですが、ただ、今回のように、では、それを唆したらどうなるのか、あるいは、明示的に唆さなくても、不当表示をした方がいわゆるモール上で有利な位置に表示されるとか、仕組み上そういうイ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  いろいろ理由はあるでしょうけれども、最長百五十六日かかっているところもあれば、平均で三・八日でやれているところもあるわけでありますから、ぜひ、全国、相談から登録まではそれぐらいのスピード感でできるようにならしていただきたいというふうに思いま...全文を見る
○井坂委員 そうした各都道府県のばらつきというのは、今回の委員会でも本当に各党から指摘をされている部分ではあろうかというふうに思います。  そういった指導方法の標準化でありますとか、もちろん最後は標準化したものを研修して、きちんと現場で実施してもらうということでありますけれども...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、総務省がいろいろ行政評価の視点から消費者庁の仕事を見ているわけでありますけれども、今回の効果を総務省なりに測定しているわけです。その中で、各種の法改正によって、その後、相談件数がどれだけ減ったかということで、実際の被害の数もそれ...全文を見る
○井坂委員 今週中に協議ということで、ぜひ強くやっていただきたいのは、消費者庁がこれまでされた法改正の中で最も相談件数を減らした法改正が巻き戻されようとしている、こういうことでありますから、ぜひ、協議とか意見を言わせてほしいというレベルではなく、絶対に許さないという立場で当たって...全文を見る
○井坂委員 二十一年の法改正で相談が八六・六%減ったのが、また今回抜け穴ができて相談件数が二倍、三倍にふえた、あるいは、平成二十一年より前の段階に戻ってしまった、くれぐれもこういうことのないように、消費者被害を減らすという、ある意味、消費者庁の一つの大きな目標が達成できている大事...全文を見る
04月23日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、ようやく医療介護総合法案の審議入りということで、大変長い審議になることが予想されますので、まずは、本当にテーマを絞って、本当の入り口の入り口論、まず法案の出し方について、それからお金の出し方について、この入り口だけに絞って議論をさ...全文を見る
○井坂委員 一本化でないと、国会に出したときに、本当に同じ場で審議されるかどうか確証が持てない、こういう理由でありました。  であれば、先週まで議論しておりました難病と小児慢性疾病、これはまさに同じ場でずっと議論をして、そして最後の採決だけ別々にしたという形になっておりますが、...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁を伺っていると、難病と小児慢性は、国会議員の側も一括で審議しようというふうに言えるぐらい近い法案だったから、分けて出しても大丈夫だった、ただ、今回は、一本化しなければ、国会では恐らくばらばらに審議されてしまうおそれがあったのではないかな、そんなような御答弁だ...全文を見る
○井坂委員 大臣が野党議員でいらしたとき、もし今回のように十九本が一本化された法案が出てきたら、素直に審議ができましたでしょうか。
○井坂委員 切りがないので、この出し方に関しての質疑はこれぐらいにいたしますが、大変問題のある法案提出だということは重ねて申し上げたいというふうに思います。  続きまして、お金の出し方についてであります。  今回は、基金という形で都道府県に財源を配分するわけでありますが、診療...全文を見る
○井坂委員 ちょっと細かい具体の話なので、次は参考人に伺います。  これまで補助金で行っていた三十の事業が廃止をされて、そして、ほぼ同じ内容の、今度は基金事業となるというふうに伺っています。今回の基金九百四億円のうち、約三分の一に当たる二百八十億円はそのような看板かけかえである...全文を見る
○井坂委員 先ほど申し上げた、過去五年間やっていた地域医療再生基金、これは、当初、各都道府県に同額が配分をされました。今回の基金はどのように分配をされるのか、大臣に伺います。
○井坂委員 新聞報道によりますと、今後、七月に基金を地方自治体や都道府県に配る交付金の要綱を発表して、十月までに都道府県が事業計画をまとめ、十一月には資金を交付して、各都道府県が基金を設ける、こういうふうに報道されているわけであります。  過去の、五年前の基金のことをいろいろ調...全文を見る
○井坂委員 今御答弁ありましたが、しかし、実際は、どんなことにこの基金が使われるのかという一番大事な、使える項目が決まったのを発表されたのはつい最近だというふうに聞いております。  先ほどの記事には、引き続きどう書いてあるかといいますと、短期間で再生プランをつくるとあって、もら...全文を見る
○井坂委員 当たり前の一般論と、ことしはさすがにそんなややこしい積算のものは出てこない、こういう話でありますけれども、前回の反省を踏まえて、期間とかあるいはチェックの仕方とか、そのあたりの工夫についてはお答えがなかったわけであります。  重ねて伺いますが、この地域医療再生基金、...全文を見る
○井坂委員 中身を見て、きちんとだめなものははじいていく、それは当然そうあってほしいわけでありますが、後ほど質問いたしますが、その審査、チェック体制も非常にずさんだったというふうに認識をしております。  本来は診療報酬から支出すべきだったのに、基金から箱物や医療機器を買ったりす...全文を見る
○井坂委員 診療報酬をなかなか上げられる状況にないので、しかし、やらなければいけないことがまだあるから、そこは基金でやっていく、こういう御説明でありました。  そのやらなければいけないことに本当に絞ってお金が使われるのであれば、私はここまでは申し上げないわけでありますが、やはり...全文を見る
○井坂委員 今のやりとりを踏まえて、ちょっと大臣に簡単なことをお聞きしたいんですが、基金というのは、結局、自治体側の裁量の範囲が広い、これはいい面もありますけれども、やはり出している側は、そのかわり、審査であるとか、あと事後検証の仕組み、そういったものを当初からしっかり埋め込んで...全文を見る
○井坂委員 補正の話が出ましたから、最後に補正の話をお尋ねしますが、これはちょっと、大臣の御答弁で、私、何かおかしいなと思うのが、そもそも、前回の五カ年のは、五カ年計画を立てて、平成二十一年にもう五年分をまとめて出し切りでしょう。何か、いつなくなるかどうかなんて、そんな性格じゃな...全文を見る
○井坂委員 補正で積むことはないということでしょうか、補正でだらだら積んでいくというようなことは。大変問題のある積み方だったと思うんですよ。  ちょっと、最後にそこだけ明快にお答えいただいて、もう私は発言なしで終わりにいたします。
○井坂委員 終わります。
04月25日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、急遽、みんなの党の中島議員と順番を前後させていただきました。御理解いただいた各党の皆様に心より感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。  本日は、医療事故調査についてのみお伺いをしたいと思います。  この医療事故調査の...全文を見る
○井坂委員 二度の政権交代を挟んで、まさに大臣くしくもおっしゃった、政権が戻ったにもかかわらず、今回五年たちましたが、同じ自民党の中で長年議論が積み重ねられたものと随分違う仕組みになっている。この違いについては、後半いろいろと議論をしたいと思います。  まず、制度の本当に入り口...全文を見る
○井坂委員 続きまして、医療事故の発覚についてでありますけれども、私は三通りのパターンがあるというふうに捉えております。  一つ目は、病院の自己申告、今も政府が、いろいろな調査制度で病院の自己申告によって医療事故だというふうに認識をしている。二つ目のパターンは、病院内の医師等医...全文を見る
○井坂委員 紛争解決ではないので、今大臣がイメージされたのは、多分、遺族が怒って、病院が悪いに違いないということで訴えを提起する、第三者機関に申し立てをする、そういうイメージだと思うんですけれども、もちろんそういうことも多いでしょうが、ただ、一方で、本当に再発防止、単なる、純粋に...全文を見る
○井坂委員 この法律では、医療事故と言った瞬間に、最初に病院の管理者が判断をしたということがない限り医療事故とは呼ばれない、この法律で医療事故と書いてあるところは全て最初に管理者がスイッチを入れたものだけを指す、そういうことなんですか。  私、いろいろ読みましたけれども、何か普...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁を含めて、本当に本法案は、何かお聞きすると、それは今後ガイドラインで決めていきますというお答えが非常に多い法案だな、そこも大変問題意識を持っております。  例えば、なぜこういうことを申し上げるかというと、平成二十年の大綱にははっきり書いてあるんですよ。医療...全文を見る
○井坂委員 理念が大きく変わったのは理解をしておりますが、ただ、特に先ほどの患者、遺族ですら、私は別に、それが直ちに紛争につながるとは思っておりません、患者発議が。まして、医療機関内の医師、担当医師がおかしいと上に上げることは、これは紛争の話じゃなくて、純粋に、まさに医療全体のた...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁がありましたが、ちょっと先に、一つ飛ばして次の通告の質問をいたします。  結局、今回はそういう責任追及の仕組みじゃないからいいんだ、多分私がいろいろお聞きすることは何でも基本的にそう答えられてしまうのかもしれませんが、ただ、一方で、患者側の立場に立てば、で...全文を見る
○井坂委員 確かに、世の中のお医者さんあるいは管理者の方、もちろんみんな善意の方々ですから、厚労省がガイドラインや研修をやれば、そのとおり院内でもちゃんと報告をすると思いますよ。  ただ、まさにこういう法律をつくるのは、一方で性悪説の部分も必要であって、だから、隠蔽をするような...全文を見る
○井坂委員 まさに、医師法二十一条の免除をやろうと思えば、第三者機関は公的な性格を持って、しかも、そのお尻の部分では、またその機関自体が厳しい処分の道も持っていなければ、その免除に値するだけの要は役割を果たせない、こういう議論だろうというふうに思います。  半分もう次の質問にか...全文を見る
○井坂委員 昨年の医療事故に係る調査の仕組みのあり方検討部会の最終回で配られた、それまでの、第十一回までの議論というものを取り寄せて、全部見ましたら、こういう意見がやはり書かれているんですね。第三者機関は公的な機関でなければ刑事司法との調整は難しい、一方で、よしあしを決めて司法的...全文を見る
○井坂委員 時間が参りましたので、また続きは次回させていただきたいと思いますが、やはりここが私は本法案の最大のポイントだというふうに思っています。  いわゆる再発防止のための純粋な調査と、責任追及やその後の処分、そういったことを切り離したのはいいですけれども、こっちのことは今回...全文を見る
05月07日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、長時間の審議、本当にありがとうございます。時間もありませんので、早速質問に移らせていただきたいと思います。  まず、川渕参考人に、一点目、お伺いをしたいと思います。  八不思議ということで、そもそも論としてゼロ番目に書いていた...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  また今回の法改正の議論に生かしてまいりたいと思います。  二点目に、板倉参考人にお伺いをしたいというふうに思います。  総合診療専門医ということについての御提案がございました。先ほど中川参考人の方からも、また、かかりつけ医のお話も少しあ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、本田参考人にお伺いをしたいのは、医療事故調査制度についてであります。  ちょうど私、今回の法案審議で、まだ野党質問二日、本日を入れて三日目なんですけれども、最初の一日目は、これはもう法案の出し方がむちゃくちゃだ、十九本まとめて...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  四点目に、ちょっと再度、川渕参考人にお伺いをしたいと思います。  配付資料の十九ページ目に書いていただきましたこのグラフ、安くて、早くて、しかもこのグラフでいえば死亡率の低い、こういうところに本来、いいお医者さんということで、インセンティ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございました。  時間が参りました。本当に大変大きな法案ですから、またじっくり時間をかけて審議をしていきたいと思います。  どうもありがとうございます。
05月08日第186回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第9号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  みんなの党の柏倉さんと違って、ちょっとつかみの漫談を用意してこなかったので、もう、時間がないので、質問から入らせていただきます。  消費者特別委員会はおもしろいなというふうに感じております。議論すべき消費者問題が本当に日々起こっている、...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁で、ネットモール運営会社、あるいは百貨店も前回例に出されていましたけれども、単なる場所貸しであれば、これは販売事業者ではないので、本法の適用の対象ではない、ただ、共同キャンペーンの場合は、これは一緒に販売を行っている事業者と認定できるので厳正に対処していく、...全文を見る
○井坂委員 モール運営会社の楽天が、プロ野球球団が優勝して、モール運営会社が主催のキャンペーンを行って、モール運営会社の社員が出店業者に値段づけの方法までアドバイスをして、こういう表示をした方がいいですよと、事実上、売り方まで詳細に打ち合わせをした上で、これが共同キャンペーンでな...全文を見る
○井坂委員 一緒に販売、一緒に表示というのが、わかったようでよくわからないのですが、まさに、楽天の社員さんが事業者に対して、こういう値段で七七%引きで売ったらいいですよと、それが楽天のサイトのトップページの一番上に出るわけですよね。これは一緒の表示に当たらないのか。  特にネッ...全文を見る
○井坂委員 社員がやって、会社も、社員がやりましたということを認めて、消費者庁に報告をして、それが、会社がやったとは認められないということであれば、ちょっと納得のできる答弁ではないというふうに思います。  当然、引き続き調査をされるんだろうと思いますが、この点は終わりにしますが...全文を見る
○井坂委員 事実認定できればということで、むしろ、これだけ大ごとになって、私は、あからさまに不当表示をやっているというふうに思いますから、事実認定に向けて調査を消費者庁が主体的にすべきだというふうに思いますから、ぜひよろしくお願いをいたします。  楽天について二点目のお伺いなん...全文を見る
○井坂委員 接していないも何も、そもそもこの問題は、昨年秋に、ネット上に明らかにこういう架空の二重価格あるいは販売実績のない二重価格があって、ユーザーからの指摘もあり、あるいは業界新聞からもそういう指摘があり、それで問題になって、昨年秋の段階では、楽天側は、当社は関与していない、...全文を見る
○井坂委員 我々、与野党を問わず、法改正については一生懸命議論させていただきたいと思います。ただ、実際の現場での法律の適用、執行、あるいはその前段となる調査、これは消費者庁の皆様が真剣にやっていただかなければ、我々、法律を審議する意味そのものがなくなりますので、ここは、これだけ公...全文を見る
○井坂委員 日々進化する不当表示とかグレー業者に対する対処はもちろんですが、この不動産のおとり広告なんかは、本当に私が学生のころからずっとある手法で、いまだなくなっていないということでありますから、これについて、やはり、今おっしゃったように、きちんと対処できるということであれば、...全文を見る
○井坂委員 時間が参りました。  本法案も、とにかく実効性を持たせるということで、一歩前進というふうに評価をしております。ただ、先ほど申し上げましたように、まだまだ手薄な陣容ということはよく理解をしておりますが、やはり、表沙汰になった問題ぐらいは、せめて厳格に法適用して、一罰百...全文を見る
05月09日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日も、前回に引き続きまして、医療事故調査制度について伺います。  お配りしております資料、二枚あります一枚目、前回お配りしたものと全く同じものです。上下に分かれておりまして、上半分が、平成二十年に、政権交代前の自民党で実際に法案直前ま...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁を受けてなんですが、報告書を遺族がどう使おうと、これは訴訟は権利である、さらに、その報告書をどう判断するかは、これは裁判所の判断であるということでありますので、ちょっと関連してお伺いをいたします。  その報告書が仮に訴訟に使われた際に、医療機関が、報告書に...全文を見る
○井坂委員 大体何でもガイドラインということになってしまうので、だからこそ、委員会で、政治家としての政治的な方向性をお伺いしているわけであります。  二問目に行きますが、同様の質問です。  この第三者機関の報告に、仮に行政処分の対象となるような病院の問題が記載をされていた場合...全文を見る
○井坂委員 訴訟に至るルートは残っているが、今回の制度では、報告書から直接行政処分に至るルートは想定をしていないということであります。  再発防止のための調査と、それから責任追及あるいは遺族の納得のための調査、あるいは補償、こういったことは完全に分離するべきである、これが今、世...全文を見る
○井坂委員 両者を切り分けるといいながら、やはり御遺族には説明を、報告をということで、そこはつながってしまっている。しかも、そこをどうつなげるかについて、私は恐らく最大の肝だと思いますが、そこがガイドラインであって、詳細についてはこれからだ、こういう話であります。  通告どおり...全文を見る
○井坂委員 日本のデータがないので、アメリカのデータを引用したわけでありますけれども。  アメリカと日本は違うとはいいながら、やはり三万件の疫学調査であります。訴訟の制度は違っても、ただ、実際のミスのあるなしと、御遺族が訴訟を起こすか起こさないかということには、それほど強い相関...全文を見る
○井坂委員 医療ミスの有無にかかわらず、患者は訴訟を起こすときは起こす。しかも、裁判が起こってしまうと、その勝敗と医学的な医療ミスの有無というものには必ずしも相関関係がないのではないか。あるとおっしゃった、でも、その根拠はおっしゃらないわけですよね。私は、だから、そこはやはり冷静...全文を見る
○井坂委員 過去の議論の経緯も、検討会議事録も含めて、かなり長期にわたって詳細に読んでまいりました。  いろいろ御苦労はされたんだと思いますし、その間、要所要所で出来事があって、キーとなる発言があって、二十年大綱から今の形に変わってきたという流れは理解をしているんですが、落ちつ...全文を見る
○井坂委員 今回、こちらの調査制度は先行させて、そこまでは百歩譲って理解しようかなと思ったんですが、その後、しかるべきときが来れば検討しないでもないみたいなこういう話ですと、私は、やはりこの両者、二つのルートが両方あって、初めて制度として成り立っているというふうに思うんですよ。調...全文を見る
○井坂委員 財源の話でいいますと、これは厚労省の資料ですけれども、人口六千万人のフランスで、この制度に年間九十四億円使っているということでありますから、範囲の絞り方、あるいは適用対象、条件づけ、これはいろいろ工夫のあるところだ。当然、国民的議論が要りますけれども、もちろん、おっし...全文を見る
05月13日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日、ちょっと皆様には御質問できないんですけれども、時間の限り、お伺いをしたいと思います。  まず、山崎参考人にお伺いをしたいと思いますが、いただいた資料の九ページ目に、地方分権とローカルオプティマム、地域の最適化ということを御説明いた...全文を見る
○井坂委員 介護保険自体が、地方分権がきちんと地域で最適化できる仕組みであるにもかかわらず、そうなっていないということで、今回、手始めにということなのか、介護予防の事業を地域支援に移すことに賛成をしておられるということなんですけれども、これはやはり国でしっかりと、画一的と言うと悪...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、浦野参考人にお伺いをしたいんですけれども、やはり、介護のプロが生活支援をすることの価値を、どう目に見える形で結果として出していくかということが大事だというふうに思っております。  私どもも、今回、介護人材の賃上げの法案を出させ...全文を見る
○井坂委員 はい。ありがとうございます。  卵か鶏かの話で、もちろん、こういったことは評価が難しいというのはよくよく理解をしております。しておりますが、一方で、そういう物差しがない中で、だったらボランティアにやってもらったらいいじゃないか、こういう乱暴とも言える意見が出ているわ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  医療や介護の連携は本当に大事だというふうに思います。今回、法案を随分無理やりまとめられてしまったなというふうに思っておるわけですけれども、やはり大事なのは、実際の仕組みをそうやってつなげていくことだということで改めて学ばせていただきました。...全文を見る
○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  今回の法改正、改正の法案とあわせて、私どもの方からもう一本、介護それから障害者福祉人材の確保法案というものを並行で出させていただいております。  この問題は、やはり今お話にもあったとおり、人手が本当に集まりにくくなっている。求人倍率が二...全文を見る
○井坂委員 今参考人のおっしゃるとおりだとは思うんです。何も管理職とか施設長にならなくたって、まさに専門家としての現場での専門性が高まって、それに応じてきちんと報酬が上がっていく、そういうシステムが可能であれば、本当におっしゃるとおりだと思うんです。  一方で、介護報酬制度ある...全文を見る
○井坂委員 関連してもう一問だけ後で正森参考人にお伺いしたいと思いますが、その前に吉年参考人にお伺いをしたいと思います。  アンケートの中で、身体介護と生活援助を一体に考えるか考えないかということで、サービスを受ける側は一体に考えてほしいという意見が多いわけでありますけれども、...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  やはり現場でも、一体化すべきだ、原則論はそうだということでありますけれども、一方で報酬の問題で大変揺れているという現状だというふうに思います。  再度、正森参考人にお伺いをしたいわけでありますけれども、私はやはり、この介護の問題に限らず、...全文を見る
○井坂委員 ちょっとまだ一分ぐらい時間があるので、藤垣参考人に端的に一点だけお伺いします。  本法案は特定行為に係る看護師の制度が実は入っているんですけれども、私の考えは、ナースプラクティショナーみたいに、より医師不足の一端を看護師の専門性でカバーする仕組みになればと思っていた...全文を見る
05月14日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  時間も限られておりますので、早速質疑をいたします。  まず、地域医療ビジョンについて伺います。  需要予測は都道府県単位で行い、そして供給体制の目標は二次医療圏単位で立てるというふうに伺っておりますが、医療資源の需給ギャップというのは...全文を見る
○井坂委員 ちょっと一つ飛ばしますけれども、今回、病床機能報告制度ということが入っておりますが、私は、病床、ベッド数だけの数合わせを二次医療圏単位あるいは都道府県単位で行っても、肝心のお医者さんの数が足りなければ、やはり医療が提供されないわけであります。さらに、例えば精神科のお医...全文を見る
○井坂委員 大臣が最後におっしゃったように、そうはいっても、診療科が違えば必要な医療は提供されない、やはりこれは厳然たる事実でありますから、しかも、実際、そこの診療科別のお医者さんのふえ方に今大きな開きが出てきているという現実もありますので、そこもきちんと、診療科別の必要な医師数...全文を見る
○井坂委員 次に、先ほどお医者さんの数、医師数の話を申し上げましたけれども、これもまた参考人からいろいろと、かなり強い発言があった部分であります。  日本の人口当たりの医師数が、OECD平均を大きく下回っている。さらに、その年齢構成を見ても、日本の場合は特に、高齢のお医者さんま...全文を見る
○井坂委員 今の参考人の方に重ねてお伺いをしたいわけですけれども、今回、医師確保という文脈の中で、お医者さんの働き方についても、しっかりと専門家を入れて無理な働き方がないようにチェックしていこう、こういうことが制度の片隅に入っているわけであります。  しかし、これは参考人の意見...全文を見る
○井坂委員 私の考えは、この点に関しては、医師の総数、若いお医者さんをふやすことはもちろん、さらに診療科の偏りをなくすことももちろんですが、それでも追いつかないので、やはり諸外国でやっているようなナースプラクティショナーであるとか、あるいは薬剤師さんがもっともっと独自で判断そして...全文を見る
○井坂委員 事前に事務方に伺ったときはやはり一物一価の原則だということでおっしゃっておりましたが、でも、調べれば、本当に、おっしゃるように、地域加算であったりとか、いろいろな要件緩和であったりとか、いろいろ工夫はされているわけであります。  私が申し上げたいのは、せっかく需給ギ...全文を見る
○井坂委員 私は、この手の政策変更を行うときは、やはり現状を、こういう政策を行うことによってこういう効果が出ています、それをこう変えることによってこれだけ効果が上がることが予測できます、最低限こういう議論がなければ、私自身も、参考人の話を聞いていて、感覚論ではわかるんですよ、これ...全文を見る
○井坂委員 大臣が今おっしゃった御説明ですと、やはり既存の制度のまま既に効果の出ている地域の先進事例を取り入れて、総合事業、地域支援事業を拡充していくというのが正解ではないかなというふうに思うわけであります。わざわざ介護給付の中にある通所介護予防それから訪問介護予防を地域支援事業...全文を見る
○井坂委員 私から見れば、今回、医療と介護の法律を無理やりくっつけて一括審議、一括採決という乱暴なやり方であります。  一方で、私は、やはり将来ビジョンぐらいは、需給ギャップの解消のマネジメントぐらいは一括にやれるんじゃないかなと。むしろおっしゃるように平仄が合わないと、医療の...全文を見る
○井坂委員 賃上げの有効性をそもそもお認めなのかどうかよくわからない答弁でありましたけれども、お認めであるということであれば、私は、本法案で実際に起こるのはやはり賃下げだというふうに思っています。少なくとも賃上げは起こらない法改正だというふうに思っています。  大臣が午前中の答...全文を見る
○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本法案に不足している四つの制度設計、枠組み、大枠について、総理にお伺いをいたします。  まず、介護人材の確保。  今回、野党側でも法案を出させていただきましたが、これは緊急避難的な単純賃上げの内容であります。一方、長期的に考えれば、や...全文を見る
○井坂委員 初日の本会議と同じ御答弁なわけでありますが、今回議論をしていて、単純賃上げじゃなくて、キャリアアップ、誇りを持って働ける職場、こういう御答弁が大臣からもあったわけです。そこをきちんと、やはり、まずそもそも効果測定されていないことが多過ぎる、この間の質疑で、委員会でも随...全文を見る
○井坂委員 次に、医療事故調査制度について、本法案は、調査と再発防止のためと言いながら、結局、報告書が遺族の手に渡ることによって訴訟に使われる可能性が残っている、その結果、医療関係者が一〇〇%正直に調査に応じられない懸念があります。一方で、遺族側は発議ができない、真相究明をしよう...全文を見る
○井坂委員 全くもって不完全な制度だと思います。  最後に、医療や介護の今回のような制度変更の際に、現行制度の効果測定を義務づけたり、あるいは、参考人からありました、個人情報保護の規制緩和などで医療や介護のデータを研究者に安価に公開して多角的なデータ分析を進めるなど、データに基...全文を見る
○井坂委員 本法案、十九本まとめた出し方、私は大反対であります。また、この審議期間の異常な短さも大反対であります。また、内容についても、大変問題が多く残っている内容だというふうに議論を通して認識をしております。全てにおいて反対である、まして、本日採決あろうものなら断固反対だという...全文を見る
05月15日第186回国会 衆議院 本会議 第24号
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○井坂信彦君 結いの党の井坂信彦です。  地域医療介護の総合的な確保を推進する法案について、以下七点の理由から、反対いたします。(拍手)  一つ目は、法案の出し方であります。  政府は、十九本の法案審議と採決まで一本化、総理みずからが過去に例のないとおっしゃる法案提出を強行...全文を見る
05月21日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○井坂委員 こんにちは。結いの党の井坂信彦です。  本日は、国民年金の運営それから徴収の法案についてお伺いをいたします。  まず冒頭、他党の質問にもありましたけれども、納付率の向上、これを年金徴収事務のいわゆるベンチマーク、測定目標にすることの是非をお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○井坂委員 将来の無年金者を減らすために、猶予制度あるいは免除制度で、とりあえず無年金にはならないようにきちんと制度の中に入れていく、こういう趣旨の答弁であります。  そこで、重ねてお伺いをいたしますが、免除や猶予の増加による納付率向上、それが結果的に将来の無年金者を減らすから...全文を見る
○井坂委員 猶予によって、しかし十年間は後から追納のチャンスがあって、満額納めてくれる人もいるだろうと。もちろん制度上はそういう方もあり得ますけれども、事実上、毎年毎年の年金が払えない方が突然十年後に十年分払えるということは、これはもうほぼ期待できないことであろうというふうに思っ...全文を見る
○井坂委員 今、無年金の方が、あるいは極めて低年金の方が、そこまで低くない低年金になるのであれば、それはプラスであろうという御説明だったと思います。  一方で、逆もあり得るわけで、こういった制度ができる前、あるいは周知徹底、便宜が図られる前であれば、苦しい中にも満額年金を納めて...全文を見る
○井坂委員 幾つか反論したいことがあるわけですけれども、まず冒頭おっしゃった、所得要件があるから、要は、非常に所得の低い人しか免除や猶予を使えないんだから、払える人は払わなきゃいけないんだ、こうおっしゃる。  私ももちろんそこはわかった上で、所得要件以下の人がたくさんおられます...全文を見る
○井坂委員 次に、後納制度について伺います。  後納制度を暫定的に取り入れるに当たって議論があったと聞いております。いわゆる、後から納められるんだったら、では期限までに納めなくても、ちょっと様子を見て後々納めたらいいやということで、期限までに保険料を払う人が減るのではないか、む...全文を見る
○井坂委員 ちょっと時間もありますので、一つ飛ばして、大臣にお伺いをいたします。  平成二十五年八月の徴収強化に係る論点整理というところで、以下のような話が出ております。保険料の納付は義務であり、自主納付原則の見直しも含め、今後検討していくべきである、こういう意見が出ております...全文を見る
○井坂委員 また次回議論しますが、今、全体が大分おかしくなってきている、制度全体がかなり複雑になってきているというふうに思っています。  義務といいながら、払わなくても、税金ほど厳しくは取り立てられない。払わない人が多いから、払わない人を、払わなくてもよい人というカテゴリーをつ...全文を見る
05月23日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、主に年金保険料は義務なのかという問題について質問をさせていただきますが、その前に二つほど、それ以外の周辺の質問をさせていただきます。  まず、付加保険料という制度について伺います。  月々四百円の追加の保険料を払うことによって...全文を見る
○井坂委員 これは、普通の国民年金保険料は、四十年間毎月納めると、一生で七百三十二万円、もちろん今の金額でということですが。それに対してもらえる月額年金が六万四千四百円になるということなので、これを百十四カ月もらうと、払った保険料ともらう年金が均衡する。  こういう割合に対して...全文を見る
○井坂委員 大変中途半端な制度になっていると思います。もし二階建てというのであれば、例えば月額四千円とか、本当に意味のある保険料を取って、意味のある年金を払うべきだと思いますし、こういうほとんど意味のない制度、しかも影響が軽微だと逆に大臣がおっしゃるような、本当は、みんなが使って...全文を見る
○井坂委員 時間がありますので、次に移ります。  今回、受給資格期間、二十五年払わなければ受給できないと言っていたのを十年に短縮する。これは理解できるわけですが、その条件として、消費税一〇%増税が前提条件である、こことリンクしている、こういう話であります。  この財政論的な関...全文を見る
○井坂委員 二十五年を十年に短縮することで、今、無年金者になってしまっている四十二万人のうち大体四割ぐらいが、十年以上は払っているということで、無年金じゃなくなる、そこの基礎年金部分を払う必要が出てくる、その財源が三百億円ということで理解をしております。  確かに、そこに追加で...全文を見る
○井坂委員 話せば長くなるんですが、年金制度と生活保護制度をそうやって相変わらず分けて考えておられる時点で、私は全然だめだなというふうに思っております。  だって、無年金あるいは低年金問題が、結局、将来のそういう年金の枠外の福祉制度である生活保護制度で多大な出費が出ているという...全文を見る
○井坂委員 年金の徴収コストは、税の徴収コストより非常に高いわけであります。だからこそさっきの歳入庁という話が出てきて、やはり徴収も同じところが一本化してやることで徴収コストそのものも大幅に下がるだろう、こういう見通しで、それも一つの大きな歳入庁の利点として捉えているわけでありま...全文を見る
○井坂委員 もらえる金額が少ないからという話であるから、だから、国税と一緒に徴収をすればそういった問題も解決できるのではないかというふうに思うわけですよ。別に、どっちかだけ滞納しているとか、あるいは両方滞納している方もいっぱいおられるわけでありますし、コストの問題、それから回収額...全文を見る
○井坂委員 やはり微妙に答弁をずらしておられると思うんですけれども、別に、保険料を払わなかったらその分年金ももらえないから、損するからいいだろうではなくて、義務なら、逆に、やはり集めるこちら側の義務もあると思うんですね。ところが、そこの話は微妙にすり抜けて、払わなかったら損するん...全文を見る
○井坂委員 申告納税と一緒で自主的なので、こちらから出向かなければ把握ができない。国税の方は、本当に出向いて把握して強制徴収をいろいろやっているわけですね。ところが、年金の方は、人手が足りなくてそれがなかなかできないという話であるから、先ほどの歳入庁の話であったり、徴収の部分は国...全文を見る
○井坂委員 こういったところも、情報の統合が必要な部分だというふうに思っております。  国税並みの強制徴収という厳しい話をいたしました。義務であるから当然だというふうに思っておりますが、ただ、ここまでだと、大変冷たい話になってしまいます。なぜかといえば、日本の国民年金保険料は、...全文を見る
○井坂委員 いろいろ議論してまいりましたが、保険料は義務だといいながら、やはり国税並みの厳しい徴収はしないわけであります。強制徴収がないから払わないままの人が現状多過ぎて、それがゆえに、学生さんはいいですよとか、免除の制度をやりますよとか、あるいは三十歳まで猶予します、今回は五十...全文を見る
○井坂委員 保険料の納付率が低い問題の根底は、やはり制度への不信感があると思います。一つは、今申し上げた、同じ所得なのに保険料を払う人と払わない人がいる、また払わなくたって老後に同等見合いの生活保護がある、この問題と、それからマクロ経済スライドや改革のおくれ、また賦課方式という根...全文を見る
05月28日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日の一般質問では、就活サイトについて、それから年金の将来予測、それからあとは、時間の限り、医療の費用対効果分析について、大きく三点伺います。  まず、就活サイト。ちょうど二月近く前になりますが、就活サイトの問題を取り上げさせていただき...全文を見る
○井坂委員 ドワンゴさんから話を伺った際も、まさにそういったことはもちろん懸念をされた上で、地方の学生さんからはそもそもこの会社は受験料を受け取らない、あるいは、受け取った受験料も日本学生支援機構に寄附をするということで、いろいろと弁護士さんと相談されて、違法性やあるいは社会的な...全文を見る
○井坂委員 サイト運営会社には、その後まだヒアリングも行っていないというふうに伺っております。私は、やはりスピード感に随分差があるのではないかなというふうに思っております。  ドワンゴ、受験料を取った側に対しては、適正な就活を阻害する可能性が将来に向かってある、こういう理由で、...全文を見る
○井坂委員 このモデル世帯というのは、確かに、御説明のとおり、本当にそのモデルぴったりの人生を送った方は世の中に一人もいないわけで、完全に架空の世帯のことであろうというふうに思います。まさにそういうお答えのとおりだというふうに思います。  一方で、では、夫の方が四十年間厚生年金...全文を見る
○井坂委員 この図は、私もよく理解しておりまして、大変シンプルな図だと思います。  それはよくわかった上で、要は、この図の一番左側の所得代替率が一番高いケースが、もちろんボリュームは確かに多いですが、しかし、その一番所得代替率が高いケースがモデルケースとして、あらゆるシミュレー...全文を見る
○井坂委員 もう一枚めくって、3を見ていただきたいんです。  私どもがこの間気にしておりますのは、俗に言う、余り言い過ぎたらいけませんが、世代間格差あるいは若い世代は保険料の払い損になるケースがあるんじゃないか、こういう懸念を持って質疑をしているわけであります。  こういった...全文を見る
○井坂委員 あとちょっと、残り時間、一問だけお伺いしたいと思います。  ICER、費用対効果評価ということについて伺います。  先ほど、みんなの党の中島議員と大臣の質疑にもありましたけれども、いろいろな医療機器とか医療の進歩で医療費がかかり過ぎているんじゃないか、こういう議論...全文を見る
○井坂委員 終わります。ありがとうございます。
05月30日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○井坂委員 おはようございます。結いの党の井坂信彦です。  本日は、専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法の中身について、二十分間質疑をさせていただきます。  まず、この法案は、先ほどもありましたけれども、国家戦略特区法の附則の二条を踏まえたもので、実際、この...全文を見る
○井坂委員 経緯の御説明はわかりましたが、やはりいま一つ釈然としないのは、この高齢者のルールというのは、本当に定年後に雇わなければいけない中で、実際、適用除外をしないと非常におかしなことになってしまうということで追加された今回の二番目のルールではないかなと思います。  そこで、...全文を見る
○井坂委員 適用除外というのは確かに言い過ぎで、こういう特例の道もつくるという本法律であります。  私は、今回、平成二十四年に労働契約法を改正して、またすぐにこうして別ルートが必要となってくるというのは、やはり当時の議論がどうだったのかなというふうに多少疑問に思うところがありま...全文を見る
○井坂委員 最後の「できる。」ということは、確かに、必ず取り消さなければいけないというのは厳し過ぎだという答弁でありますが、その前に私が申し上げた、大臣が認めるときというふうに書いてあるのは、ここにもやや恣意性を感じるわけですけれども、これは特に問題ないでしょうか。
○井坂委員 取り消しのルールについて今伺っておりますが、雇用管理が計画どおり実施されていないということが、そもそもどうやって把握をされるのかということについても、法律ではよくわからない部分があります。  雇用管理が計画どおり本当に実施されているのかどうか、この把握の手段について...全文を見る
○井坂委員 報告を求めることができる、それからもう一つは、労働契約の際に、事業主は労働者にこういうルールでやりますよということで、労働者側がちゃんと書面でそれを確認できるように義務づけるので、労働者側が、あれ、書面と今自分がやられていることが違うなと気づけば、労働者が自発的にそれ...全文を見る
○井坂委員 先ほど、把握手段といって、真っ先に報告を求めることができるんだとおっしゃいましたが、しかし、その求めに事業主が応じなくても、あるいは、うその報告を出してきても、それに対しては、政府側としては何ら実効的な手段を持たないということでよろしいでしょうか。
○井坂委員 実効性についてやや疑問を感じますが、労働者側がきちんと、書面と自分がされていることが違うからおかしいと気づいて、言ってきた場合は、そういうふうなことが適正に行われるということだと思います。  もう一点伺いますが、今度、また別の話ですけれども、事業主は高度専門職に対す...全文を見る
○井坂委員 中身は今後考えるということでありますけれども、高度の専門職に維持向上ということが本法案に入っておりますけれども、私は、やはり先ほど申し上げたように、この件に関しては、本当にそんなことを、それはやる事業主があってもいいですけれども、別にそんなこと、法律に書き込むことなの...全文を見る
○井坂委員 終わりますが、本当に高度、専門性で高収入の労働者まで、こういう厚生労働省のいわゆる職業訓練行政の対象であるのかなという疑問がありますので、また来週の水曜日もこの件を議論させていただきたいというふうに思います。  どうもありがとうございました。
06月04日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  前回に引き続きまして、高度専門職の有期労働者の無期転換のルール除外について伺います。  十年未満のプロジェクトに従事する高度専門職の有期雇用労働者は無期雇用に転換を申し込む権利が例外的に発生しない、こういう規制緩和の法律であります。一方...全文を見る
○井坂委員 労働時間規制、さまざまな制度の目的は、主に労働者の健康、それからワーク・ライフ・バランスということでありました。  私も、大前提、土台はそうだというふうに思う一方で、本日ずっと議論がされているホワイトカラーエグゼンプションなど、なぜああいう話が出てくるかといえば、一...全文を見る
○井坂委員 今、参考人の方から、特に企画業務型は、使用者側からも、もう少し使いやすくという声が上がっているという話がありました。  大臣に伺いますが、この企画業務型の適用、利用をふやすために、例えば、今は企画、立案、調査、分析、これを全てやっている人でないと、何かこのタイプとし...全文を見る
○井坂委員 労働規制を緩和すべきいわゆる例外的なケースとして、本日、もう一つ、スタートアップ期、会社あるいは事業立ち上げ直後のベンチャー企業の従業員についても伺います。  まず、大臣に伺いますが、こうしたスタートアップ期、最初、一年目、二年目、こういったころのベンチャー企業にお...全文を見る
○井坂委員 もちろん、厚生労働大臣ですから、そのような建前に沿っての御答弁にならざるを得ないわけですが、重ねてお伺いしたいのは、一般企業は本当におっしゃるとおりだと思います、ただ、スタートアップ期のベンチャー企業、今大臣がおっしゃったような、本当にこの八時間、四十時間、あるいは残...全文を見る
○井坂委員 特別条項もいろいろ制限があって、具体的にどういう事情だとか、実際それでも、再延長の限度はどこまでなのかとか、いろいろ決めなければいけないわけであります。  私が本日伺いたいのは、そもそも、このスタートアップ期のベンチャーの社員、労働者ではありますが、しかし、最初の立...全文を見る
○井坂委員 まさに、役職名ではなくて実態で判断をしていくからこそ、ベンチャー企業においてはそういう判断が成り立つケースが非常に多いのではないかというふうに考えています。別に、管理監督者とそれ以外の方の割合が、それ以外の方の方が多くて、その上司として管理監督者がいなければいけない、...全文を見る
○井坂委員 私がイメージしておりますのは、本当に当初の三人で回しているような時期とか、そういうことでありまして、仮に、そこで三人いて、一人は経営者、一人は管理監督者、一人はいわゆる労働法がばっちり適用される労働者ということになって、この人は、八時間、四十時間、四十五時間でやりなさ...全文を見る
○井坂委員 続きまして、残業でもう一点、三六協定について伺います。  平成二十五年の労働時間実態調査というもので、三六協定を実際に結んでいる事業所は全体の五五%だったということであります。これは、裏を返せば、残りの四五%というのはほぼ違法であると見て間違いないのではないかという...全文を見る
○井坂委員 かなり多いのかどうかは、ちょっと本当にそうかなという気もするんですが、要は、社員誰一人も一時間も残業していない場合であれば三六協定を結んでいなくても違法でないということですが、本当にそういう企業がこの四五%の結構なボリュームを占めるのかというと大変疑問があるところであ...全文を見る
○井坂委員 私、二十代、三十代と周りの友人をいろいろ見聞きしてまいりましたけれども、それは、月四十五時間の残業というと、一日平均二時間、多い日、少ない日があったとしても一時間から三時間ぐらいということだというふうに思います。五時か六時に終わるとして、では、もう本当に七時、八時にみ...全文を見る
○井坂委員 週六十時間働いているお医者さんが結構な割合でおられる。週六十時間ということは、週に二十時間の残業があって、月で八十時間以上の残業ということで、これは過労死基準だということであります。  三六協定が本当に有名無実化しているのではないかなと思うのが一つと、それから、冒頭...全文を見る
○井坂委員 時間が参りましたので終わりますが、望まない方が必要に迫られてそういう過重な労働、しかも厚労省のど真ん中で続けておられる。一方で、一定もっと自由に働きたい、働くときはがんがん働きたい、こういう方向けの自由な労働制度がなかなか規制が緩和されていかない。二重の意味で、もう少...全文を見る
06月06日第186回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○井坂委員 ありがとうございます。結いの党の井坂信彦です。  本日は、椎名委員にかわりまして法務委員会で質問の機会をいただきましたこと、関係の皆様に心より御礼を申し上げます。  お尋ねしたいこと、まず一点目に、取り調べの適正化ということについてお伺いをしたいと思います。  ...全文を見る
○井坂委員 お尋ねしたことにお答えをいただきたいと思いますが、そういうルールであるということを、そもそも、朝一でおうちの前に来られた、任意同行を求められた、被疑者というか、参考人程度の話でありますが、そういう方は御存じないケースがほとんどであります。そういった最低限の、よくドラマ...全文を見る
○井坂委員 ちょっと重ねてお伺いをいたしますが、告知が要るのではないかということであります。  承諾を得る、これはそういうルールなんですけれども、一方で、突然朝家に来られたら、普通は、承諾するしないというそんな選択権があることすら気づかない、わからない、あるいは、動転して、呼ば...全文を見る
○井坂委員 困難な理由をお答えいただきたいと思います。
○井坂委員 これは強制ではなくて任意の同行のお願いです、あなたには断る権利もあるし、場所を選ぶ権利、時間を選ぶ権利もあります、これはどういう場合であっても告知して問題ないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○井坂委員 時間が限られております。本当に、この部屋の皆様からも、どういう場合に言えないんだ、それぐらい言ってもいいんじゃないかというお声もたくさんいただいているわけであります。実際、現場で、我々は法律になれておりますから、きょうは会社で行けません、済みませんとすぱっと断れますけ...全文を見る
○井坂委員 この場合は書面があるということで、ちょっと私もその書面の中身や出すタイミングについては詳しく承知をしておりませんが、これは、現場で、警察の方とのやりとりで、出してくださいよ、出してもらわなきゃ困りますよと言われて、渋々、はい、わかりましたと言った後で、では、出すならこ...全文を見る
○井坂委員 現状、なっていないのはよくわかっておるわけでして、だから、変えるべきだという質問をこの政治の場でさせていただいているわけであります。  次に、国家公安委員会規則の犯罪捜査規範の百六十八条、取り調べについて、やっていいこと、悪いこと、どういうルールがあるんですかと事前...全文を見る
○井坂委員 時と場合によってはもうどこまで何をやってもいいんだと言わんばかりの御答弁ではないかと思いますが、本当にそういうことでいいのか。いかに犯罪を犯した可能性が高い、疑いが濃い被疑者であっても、やはり一方で、体力、精神力に限界のある人間でありますから、そういった意味で監督対象...全文を見る
○井坂委員 参考人も、いつか御自身の身内がこういう目に遭ったときに、あのとき井坂が言っていたのは本当だったなと多分思われると思いますよ。本当に歯どめが有名無実化していて、ひどいというふうに思っております。  さらにお伺いをいたしますが、取り調べでやってはいけないことということで...全文を見る
○井坂委員 一般化してはそういう言い方になるんでしょうが、もっと明確に、うそを言ってはいけないと定めるべきではないでしょうか。そういうことをやったら、結果的に裁判でばれたら証拠能力がないからやらないんだ、こういう遠回りなたてつけで、現場で何が起こっているかということであります。う...全文を見る
○井坂委員 指導を徹底していきたいとおっしゃったので、最低限期待をしたいというふうに思います。  さらに、お伺いをしたいことがあります。  調書にサインをしたら帰れるぞ、こういうこともあるわけであります。実際、一人の女子大生は、本当にその日おばあちゃんのお葬式があって、この時...全文を見る
○井坂委員 個別の当てはめとおっしゃいましたので、お伺いいたします。  サインをしたら帰れる、あの大変な場所から解放される。この帰れる、解放されるというのは、利益供与の利益に当たるというふうに当てはめられるんでしょうか、それとも、そうではないんでしょうか、お伺いいたします。
○井坂委員 いろいろ具体のことをお伺いいたしました。私が経験したのが警察だったということで、警察庁の参考人の方にいろいろお伺いをいたしました。  最後に、法務大臣にお伺いをいたします。  取り調べ可視化という話が出ておりますが、これは裏を返せば、やはり、可視化をしない限り、こ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  本日、いろいろ用意をしてまいりました。時間の限り続けさせていただきたいと思います。  次にお伺いをしたいのが、会社設立の際の法定費用についてお伺いをいたします。  昨年、私は経済産業委員会で、全産業にかかわる大胆な規制緩和として、会社を...全文を見る
○井坂委員 十五万円は高いのではないかということに対して、その理由として担税力、税を払う、担う力、それから、あとメリットに見合う金額だ、こういう話でありました。  幾つか反論したいことがあるわけであります。  まず、担税力といったときに、確かに、所得に応じてと言われればそれは...全文を見る
○井坂委員 同様に、今度は、公証役場における定款認証手数料五万円、これももう少し安くならないのかということについて参考人にお伺いをいたします。
○井坂委員 そんな特殊なケースが一体どれぐらいの割合あるのかということは突っ込みたいところでありますが、ちょっと時間の関係で、次に移ります。  外国人高度人材のポイント制について最後に伺います。  先ほど、起業の質問をいたしましたが、日本をチャレンジャーであふれる国にしたいと...全文を見る
○井坂委員 以上で終わります。ありがとうございました。
06月11日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第27号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  先ほど、大臣のストレスというお話がありましたけれども、大変申しわけないなと思いつつも、ストレスを与えることをためらわずに厳しく質問をさせていただきたいというふうに思います。  ちょっと通告の順番を変えまして、一番最後の方の受動喫煙のとこ...全文を見る
○井坂委員 法的、技術的には問題がないが、労働基準行政ではそういうことはやっていないという御答弁というふうに思います。それで間違いないですよね。  重ねてお伺いをしたいのですが、では、要は、厚生労働省として、労働基準行政においてはこれまでもそうだったので、午前中もありましたけれ...全文を見る
○井坂委員 ちょっとよくわからないのですが、労働基準行政の中では事業主みずからの責任と負担でやるというのは、これは何かそういう厳格な縛りがあるんでしょうか。それ以外のやり方はできないんですか。
○井坂委員 微妙にいろいろな言葉をおっしゃいますけれども、ルールとしてということで、それはもう厳格な縛りなんですか。要は、労働基準行政の中で、そういう事業主の責任においてやるべき、それがふさわしいという、べき論なのか、それともルール上そういう縛りがあるのか、それはどっちなんですか...全文を見る
○井坂委員 法的な縛りではなくて、政策的な我々のポリシーでそういうふうにやっているということであります。  この件、大臣に最後、お伺いをいたします。  受動喫煙防止対策を義務化すると助成金の支給ができないと我々は説明を受けていたわけですけれども、いろいろ詳しくお聞きすると、で...全文を見る
○井坂委員 義務化をしながら助成を出すということを一旦やってしまうと、ほかの義務化制度でも、だったらうちも助成も出してくれと、こういういわばアリの一穴になりかねないから、それはぐあいが悪いという政治的判断で今回もしなかったという御説明だというふうに思います。  次の質問に移りま...全文を見る
○井坂委員 本法案の最後には、確かに、五年後の見直し規定というものがあります。ただ、これは、別に義務化ということはどこにも一言ももちろん書いてありませんで、どんな法案にもある一般的な見直し規定であるわけです。  一方で、二〇二〇年までに職場の受動喫煙をゼロにする、こういう明確な...全文を見る
○井坂委員 きょうはちょっと大臣のストレスは気にせずに、しつこくいきたいと思いますけれども、これは仮に努力義務のまま支援策だけで、では、二〇二〇年まで、もう残り六年あるいは五年半という状況です、職場の受動喫煙ゼロの目標が達成できそうなのかどうか。  別にこれは五年たってわかるよ...全文を見る
○井坂委員 委員長、不規則発言、失礼いたしました。  職場の受動喫煙ゼロということで、間違っても、大臣、やる気ゼロじゃないかと言われないように、本当にここはやっていただきたいところだというふうに思います。  次の質問、これも続きで、一番最後の方の質問に参りますが、重大な労働災...全文を見る
○井坂委員 この重大な労働災害と定義されるものが年間三千件、そのうち死亡災害は大体年間千件程度だというふうに伺っております。さらに、その千件の中から、今おっしゃった、労働局長から、ちゃんと再発防止策をつくるようにと指示しているのは六百件程度というふうに事前に伺っております。  ...全文を見る
○井坂委員 今の大臣の御答弁を伺いまして、私も、さすがに、二回やった企業の三回目を防ごうという今回の法案に全く意味なし、効果なしと申し上げるつもりはないんです。そういう効果はあるだろうと思いますが、一方で、私、先ほどお伺いしたとおり、また同じことをお伺いしますが、一回やった企業の...全文を見る
○井坂委員 何か、お聞きしたことにお答えいただけていないのではないかと思います。  一回目やった企業も、それは現状、県をまたがない指導なわけでしょうけれども、そうじゃなくて、今回と同じように、県をまたいだ全社的な改善計画を求めた方が効果的なのではないですかということなんです。そ...全文を見る
○井坂委員 ちょっと時間があるので細かく突っ込みたいと思いますけれども、では、仮に、今回の法律が施行されて、同じ事業所内で二回繰り返し同じ事故を起こしたときは、全社的な改善計画を求めないんですか。
○井坂委員 ちょっとしつこくやり過ぎている感もありますので。時間が参りましたので、もう一日、質疑させていただく機会がありますので、続きはまた次回させていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
06月13日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第28号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  受動喫煙は中島さんがもう先に聞かれると伺っていたので、私、それ以外の質問をつくってしまいました。受動喫煙以外のことを本日は聞かせていただきたいと思います。  まず、ストレスチェックを集団的データとして組織にフィードバックする、こういうお...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。認識を新たにいたしました。  関連して三柴参考人にこのことをお伺いするんですが、参議院でも衆議院でも、医師が事業主に言っても守秘義務違反にならない具体的な範囲がやはり明確に定められないと、お医者さんも怖くて、どこまで言っていいのかわからないので...全文を見る
○井坂委員 続きまして、圓藤参考人にお伺いいたします。職場のストレス環境評価ということでお伺いをしたいと思います。  今回のストレスチェックは、労働者側がどのようなストレスを受けているか、受けつつあるか、こういうものを測定する仕組みであります。もちろんこれも大事なわけであります...全文を見る
○井坂委員 次に、繰り返し重大な労働災害を起こした企業への指導及び企業名の公表について、これは寺西参考人と三柴参考人にお伺いをしたいというふうに思います。  これまでの質疑の中でも、企業名の公表ということについて、寺西参考人は非常に重要だとお考えで、一方、三柴参考人は慎重なお立...全文を見る
○井坂委員 三柴参考人にだけちょっと再度今の件で、今のでは、抑止力も弱ければ抑止の対象になる企業も余りにも少な過ぎるのではないかという私の問題意識に対して、どうお考えでしょうか。
○井坂委員 そろそろ時間が参りますので、これぐらいにさせていただきたいと思います。  本日、各参考人から、特にエビデンスということもいろいろ御発言があったので、私も大変関心のある部分ですから、本当は、今回、全国的にこういうストレスチェックを行われるに当たって、まだエビデンスがな...全文を見る
06月18日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○井坂委員 結いの党の井坂信彦です。  本日は、労働安全衛生法について、二日目の質疑をさせていただきます。  参議院先議ということで、あらかじめ参議院の議事録全てに目を通しておりますので、その大臣初め参考人の答弁から、また追加で幾つかお伺いをしたいと思います。  まず、参議...全文を見る
○井坂委員 非正規の方がふえる中で、経験の浅い労働者の方が現場の危険をわからずに労働災害に遭う率が高まっているのではないか、この大臣の御認識は私もそのとおりだというふうに思います。  本日、衆議院で重ねてお伺いいたしましたのは、ふえた原因を質問されて、わざわざ大臣がいわば特出し...全文を見る
○井坂委員 あと二つ、参議院の議事録からお伺いをいたしますが、次は、中野参考人の答弁です。  ストレスチェックを行うのは医師、保健師その他省令で定める職種と今回の法案に書いてありますが、参議院で中野参考人は、臨床心理士等は、法令に基づく資格でなく、必ずしも質が担保されていないた...全文を見る
○井坂委員 参考人の答弁では、国家資格であること、それと質が担保されていなければいけないということ、半分リンクするような形で答弁をされておられて、国家資格という点では今回こういう動きがあるわけでありますけれども、一方で、国家資格だから参考人が想定しておられる質の担保があるとは必ず...全文を見る
○井坂委員 参議院の議事録からもう一点、これは大臣の答弁でありますが、事業主のパワハラが原因で労働者がストレスチェックの後に医師の面接を受けた場合について、大臣は、パワハラの際に、事業主に対する医師の適切な情報提供と医師の守秘義務の関係は非常に難しい、こういう答弁をされています。...全文を見る
○井坂委員 大臣が今おっしゃった感染症のようなケースは当然医師は伝えなければいけないと思うんですが、まさに参議院で議論になった、ストレスの原因が事業主のパワハラであると医師が判断した場合に、当然、職場の労働環境改善のためには、パワハラが原因なんですよということを医師は伝えなければ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  次に、ストレスチェックについて、細かいことを幾つかお伺いしたいと思います。  ストレスチェックの効果について、どのようなエビデンス、あるいはストレスチェックをやると労働災害の中の精神障害がどれだけ減る、こういう科学的根拠は特に明確には把握...全文を見る
○井坂委員 ストレスチェックの調査票の精度については、一万二千件ですか、実際、数をこなして、ある程度統計的に精度が高いということだと思いますけれども、それによって、労働災害、職場の環境改善ということに関しては、ここは定量的な評価まではいっていなくて定性的な評価ということかというふ...全文を見る
○井坂委員 余り実験の色合いが濃くなり過ぎると当然問題もあるわけですが、ぜひ、走らせる前にそういう将来の検証に向けた設計をしておくということがとても大事だと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  次に、参考人質疑から幾つかお伺いをしたいと思います。  先日の参考人...全文を見る
○井坂委員 今の御説明ではっきりおっしゃったので、ああ、そういう仕組みなのかというふうに理解をいたしましたが、法律ではどこの部分でそういうことがわかるのかということと、あと、事前のいわゆるポンチ絵では随分明快に同意がなければ情報は提供しないという書き方をしてあったんですが、それは...全文を見る
○井坂委員 ガイドラインの内容について、少し重ねてお伺いをしたいんです。  個人が特定されないいわゆる匿名処理、統計処理されたデータといえば、もちろんそれだったら渡しても大丈夫なのかなというふうに少しは思うわけでありますが、しかし、職場の規模であったり、例えば少人数の職場で、あ...全文を見る
○井坂委員 労働者の同意なしでも、そういう集団的データを職場改善に生かせる仕組みだということであります。  今回はストレスチェックということで、個々の労働者がストレスを受けているのかどうかということを調べる仕組みでありますが、私は、同時に大事なのは、職場そのものが労働者に多大な...全文を見る
○井坂委員 そういう研究も同時並行で行いながらということであります。ぜひ、先ほどと同じ、繰り返しになりますが、将来的にはそういう制度につながるかもしれないという前提で、ストレスチェックの細かいところの設計を今からしておいていただけたらというふうに思うところです。  次に、一般定...全文を見る
○井坂委員 半分わかったような、半分わからないような話だなと思うわけでありますが、一般の健康診断のデータも、もちろん肉体的な健康情報もプライバシーにかかわる問題が随分含まれているんじゃないかなと思うわけであります。  今回、ストレス、精神面のチェック、もちろんプライバシーはある...全文を見る
○井坂委員 もうそろそろ時間でありますけれども、今回のストレスチェック制度、実は非常に大がかりな制度になることと思います。  大がかりな割には、まず、受けるかどうかが労働者の任意であるということ、また、診断ではなくて、あくまで労働者が自発的に気づくかどうか、そのきっかけを与える...全文を見る
08月04日第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○井坂委員 維新・結いの党の井坂信彦です。  この間、危険ドラッグ対策のために委員会開催を訴え続けてまいりました。本日、このように閉会中にもかかわらず厚生労働委員会が開かれましたこと、与野党そして政府の皆様に心よりまず感謝を申し上げます。  製造や輸入、流通、販売、購入、そし...全文を見る
○井坂委員 事実上販売ができなくする方法として、ここ最近は薬事法七十六条の六の適用ということが出ているわけであります。これは、指定薬物である疑いのあるものを見つけたときに、検査の命令が出せる、そして、その検査の結果が出るまでは、これの製造、輸入、販売、陳列などを禁止を命ずることが...全文を見る
○井坂委員 まず、大変残念です。私は、この問題は、与野党協調、政府、国会協調で、とにかく結果を出すべき問題だと信じてこれまで動いてまいりました。通告もいつもより早目に出させていただいて、もっと深く検討した上でお答えがいただけるものと思っておりましたが、袋の詰めかえをしたら同じもの...全文を見る
○井坂委員 七十六条の六、私は効果のある法律だというふうに思っています。  例えば、ラッシュ13と売っていても、今は違法指定されていなくたって、その疑いがあるということで検査命令を出し、そして、検査結果が出るまではラッシュ13という銘柄は売らないでくださいよと、今は個別の店舗に...全文を見る
○井坂委員 店頭を駆逐ということで、その手段で、私も、人員が非常にまだそんなに潤沢にあるわけではないという中で、では全店舗シラミ潰し、あるいはネット上全部シラミ潰しに、個別店舗に対する検査命令、そして検査中の販売一時停止命令を出すのはなかなか大変だろうという思いから、一つ検査中の...全文を見る
○井坂委員 確かに、現場に行って物を見れば、もう明らかに疑いがあるということがわかるケースも多いと思います。例えば、裏を見たら、絶対に吸わないでくださいとこれ見よがしに書いてあったり、あるいは日本語では書いてあるけれども、英語ではまた全然違う、何かこれは気持ちよくなりますよみたい...全文を見る
○井坂委員 同様に、例えばネット上で売り文句を見ていますと、ラブドラッグとか、そういう売り文句で売っているわけであります。これもまともなハーブとは思えないわけでありますが、こういった売り文句、広告されている事実をもって指定薬物である疑いと言えるのではないか、お伺いをいたします。
○井坂委員 同様に、化学式の細かい同定までは時間がかかるわけでありますが、ドーパミンを上昇させる効果があるとか、あるいは脳の受容体への親和性がある、こういう大まかな効能がわかった時点で指定薬物である疑いと言えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。ちょっと一問飛ばしています...全文を見る
○井坂委員 最後に、大臣にお伺いをいたします。  世界じゅうがこの危険ドラッグをどう規制するか悩んでいる、私も確かに各国の例を見てそういうふうに思っております。だから、国会もぜひ、立法府なんだから知恵を出してときょう大臣は再三おっしゃられております。私も同じような気持ちで、何と...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございました。
08月28日第186回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○井坂委員 十九年前に被災地としてお世話になりました、神戸から参りました井坂信彦です。  冒頭、一連の災害により亡くなられた方の御冥福をお祈りし、御遺族に深く哀悼の意を表します。また、被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。  先週、地元兵庫の丹波市に視察一日と泥かき...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  続きまして、先ほど来議題になっております土砂災害警戒区域の指定について、幾つかお伺いをいたします。  社会資本整備重点計画では、二十八年度末までにこの区域指定を全国四十六万カ所にするという明確な数値目標が掲げられております。  本日一枚...全文を見る
○井坂委員 重ねてお伺いをいたしますが、この土砂災害警戒区域を自治体、都道府県が指定する際に、法律では不要とされている住民同意、住民合意が、指定手続をおくらせたり、あるいは自治体が指定をちゅうちょする一因になっているとも聞きます。  この住民同意がないことを理由に都道府県が区域...全文を見る
○井坂委員 もちろん地元の方への説明、理解を得ることは一定必要ではありますが、しかし一方で、この法律の趣旨、生命を守るという趣旨でありますから、では、反対があればいつまでも指定できない、法律上もまた実際上もそうではないというふうに思いますから、ぜひ徹底をよろしくお願いいたします。...全文を見る
○井坂委員 調査をした結果、移転する必要がある家がなかったのであれば、これは勧告がなくても仕方ないと思うわけでありますが、もちろんそうではないというふうに思うわけであります。  この法律に書かれている移転勧告制度がいわば全く機能していないわけでありまして、これが機能するように、...全文を見る
○井坂委員 後段の、制度の周知徹底により、希望する方はもちろん使っていただくのがいいと思うんですが、やはりこの法律の、もともとはっきり書いてあることは、移転の勧告、危ないですから移転をしてくださいという勧告がまずあって、そして、そのためのサブとしての支援策でありますから、本来の勧...全文を見る
○井坂委員 大臣、ありがとうございます。  現政権は、国民の生命を守るという言葉を常々発しておられます。そうであるならば、やはり都道府県にしっかり区域指定をさせる、また、移転勧告制度もきちんと機能させる、こういう初歩的な問題を放置せずに、国としてしっかり取り組んでいただくよう強...全文を見る
10月17日第187回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○井坂委員 維新の党の井坂信彦です。  私も、けさ、御遺族のお子さんの名前のドラッグの話を直接伺って、ふだんは大変クールな方でありますけれども、そのときは本当に涙をこらえることができませんでした。御自身の子供がある日突然危険ドラッグの車にひかれて、そして、その子供の名前が、自分...全文を見る
○井坂委員 誤解があってはあれなんですけれども、今売っているものがほぼ全て精神毒性があるだろう、だから全てもう直接罰せよとは、それはさすがに申しておりません。まず認識を問うたのは、今売っているもののもうほぼ全て、私は全てだと思いますが、精神毒性がなければ商品として成り立たないです...全文を見る
○井坂委員 であればこそ、それを直ちに、では今売っているものも全て違法で即処罰だ、こういう立法はなかなか確かに難しいわけでありますが、しかし、指定前の売っているもの、今合法として売られているものにも精神毒性があるという認識に立てば、やはりここを直接どうするかというのが真剣に考えな...全文を見る
○井坂委員 さすがに否定はされないだろうというふうに思います。  ただ、一方で、午前中の参考人の発言にもありましたけれども、幾ら自治体がいろいろ工夫をして、そして、現行の法体系をさらにいわば半歩踏み出すようなことまでやって条例をつくっても、結局、県境を越えて、お店も、それから場...全文を見る
○井坂委員 割とはっきりおっしゃったかなと思うんですが、そうすると、大臣は、今地方自治体がつくっている、また、今後宮城県でも今度同じようなものをつくられるというような話もありますけれども、こういう今地方の自治体がつくっているアナログ規制の条例は実効性がないというふうに考えておられ...全文を見る
○井坂委員 確かに、平時であれば非常にかっちりと、もちろん法律をつくって、その手続も一切の漏れがない、おっしゃるように、そういったことが基本だと思います。  ただ、一方で、私は、今厚生労働省がやってくださっていることを責めるつもりはありません。むしろ、緊急事態だということで、法...全文を見る
○井坂委員 アナログ規制において、精神毒性のある蓋然性あるいはおそれというのは、何も物質そのものを、あるいは化学薬品そのものを調べるだけが手法ではないというふうに考えております。  一方で、七十六条の六、ちょっともう一度御答弁をいただきたいんですけれども、指定薬物であるおそれの...全文を見る
○井坂委員 今の御答弁で、多少すりかえがあるのではないかと思います。  例えばですよ、ラッシュ12というものが指定薬物でありました、だからラッシュ13を売っていたらこれも怪しい、もちろん怪しいです。ただ、ラッシュ12は指定薬物でも、ラッシュ13はそのときはむしろ指定薬物ではあり...全文を見る
○井坂委員 七十六条の六の非常に踏み込んだ適用、私は大変よかったというふうに思っています。そして、効果も出ていると思っています。  一方で、法改正の必要をやはりこの一点だけとっても非常に強く感じますが、今の議論を聞いておられて、最後に大臣、この七十六条の六を、相変わらず今後も指...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  緊急事態だという認識のもとに、ぜひ協力をし合って今国会中に法の改正ができるように私も頑張ってまいります。  以上です。
10月28日第187回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○井坂委員 維新の党の井坂信彦です。  通告に先立ちまして、ちょっとまず二点ほど。  まず、先ほどの民主党さんの質疑のこれは確認ですけれども、大臣が寄附を受けた脱税会社というのは二〇〇八年から二〇一〇年まで脱税を行っており、大臣が実際に寄附を受けたのは脱税終了後の二〇一一年と...全文を見る
○井坂委員 起訴との前後関係は、さっき御答弁いただいたとおりですが、実際の脱税と寄附の前後関係は、私が申し上げたとおりなんだろうというふうに思います。  この政治と金の問題がやはり注目をされている国会ですので、李下に冠を正さずで、ぜひよろしくお願いをいたします。  ちょっとも...全文を見る
○井坂委員 この件、大臣御自身が悪いわけではなくて、七つまとめて任命した人が悪いんじゃないかと私は思いますので、これぐらいにいたします。  消費者担当大臣に、所管事項をお伺いいたします。  この夏、私ずっと、危険ドラッグの調査を行ってまいりまして、今月十日には危険ドラッグ禁止...全文を見る
○井坂委員 イタチごっことおっしゃいますが、これは私、本当に、数時間調べてすぐわかったことなので、要は、やればすぐできることであるわけです。このあたりが、私が冒頭お伺いしました、消費者行政に本当にどこまで時間を割いていただけるのかということにかかわってくると思っておりますから、ぜ...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。  ぜひ、この問題、普通であれば、ネット上で幾つもあるいいかげんな氏名や住所のサイト、一々全件やれとは申し上げませんが、今回まさに厚生労働省が、住所がわからないネットサイトが多いからやるべきことができないんだ、こういう答弁に逃げておりますので、...全文を見る
○井坂委員 特定商取引法にはっきりルールが書いてある、しかし、実際、この法律どおりに指示あるいは営業停止命令、そして処罰というところまで行っているのは、本年、まさに危険ドラッグのサイト、アロマ屋というところで初めてやっていただいたというふうに伺っています。ただし、これも指示どまり...全文を見る
○井坂委員 通常であれば、もちろん公文書ですから書面が当然と思うわけでありますが、先ほど申し上げたように、住所が書いてないからだめだというその書面を、何で住所がわからないところに届けなきゃいけないのか。ここは本当に法律上の矛盾があるのではないでしょうか。  重ねてお尋ねをいたし...全文を見る
○井坂委員 特定商取引法には個別の定めが置かれていないため公示送達による不利益処分はできない、こういうお答えかと思います。  大臣、ちょっと再質問でお伺いをいたしますが、今のやりとりを聞いていただいて、逆に言えば、個別法、特定商取引法にちゃんとその定めを置けば、住所がわからない...全文を見る
○井坂委員 先ほど、消費者庁で唯一行われたアロマ屋という危険ドラッグ業者、本当に一番軽い、営業停止命令よりまだ軽い指示処分を行うためだけでも相当な手間暇をかけられたわけであります。指示を出す段階でそこまで手間暇をかけるのではなく、そこは速やかにやってしまって、そして、その指示違反...全文を見る
○井坂委員 プロバイダーに対していろいろやりとりする、でも、これは単なる削除要請でありますから、法的実効性はないわけであります。プロバイダーが良心的なところであれば、うちのプロバイダーにこんなサイトがあった、これはいけませんねとなりますけれども、そうはならないケースも多いわけであ...全文を見る
○井坂委員 時間が参りましたが、マンパワーの問題ではなく法のたてつけがおかしいと思っておりますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。  以上です。
11月05日第187回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○井坂委員 維新の党の井坂信彦です。  私も、いろいろ法案の審議等々あるいは自分で賛否の態度決定をするときに、いつも基軸に置いている考え方があります。自分ならどうかという物差しであります。例えば何か事業の賛否を考えるときは、税金ではなく自腹を切るとして本当にこの事業をやりたいと...全文を見る
○井坂委員 私も、多様な働き方が用意されている、これはとても大事だというふうに思っております。我が党も、そういう考え方を大事にしている党であります。  ところが、多様な働き方、これは、きれいごととしてはもちろんそうなんですけれども、やはり自分のこととして考えたときに、私は、どう...全文を見る
○井坂委員 一方で、午前中からも質疑がありましたけれども、派遣労働の大前提として、臨時的、一時的な働き方であり、しかも常用代替は防止すべきという理念もいまだにしっかりと保たれている、こういう話であります。  午前中の質疑も経て、もう更問いの部分から行かせていただきますけれども、...全文を見る
○井坂委員 両方だとおっしゃるので両方お聞きしますけれども、まず、労働者にとって一時的な働き方である、それは労働者が派遣労働という働き方に固定化されないためだというふうにおっしゃるわけでありますが、一方で、多様な働き方が用意されているという考え方を是とするのであれば、労働者が派遣...全文を見る
○井坂委員 望めばずっと派遣の生き方があってもいいし、望まなければそれを強いられるようなことがあってはならない、こういう話だというふうに思います。  そこでお伺いをいたしますが、一方で、雇う側から見ても一時的であることが必要だということで、これが常用代替防止の考え方にもつながっ...全文を見る
○井坂委員 もともと同じ仕事、ある仕事をずっと派遣労働者で賄うことはできなかった、それは、雇う側から見ても派遣労働というのは一時的なものでなければいけないという大原則があってできなかった。ところが、それを今回、三年を超えて延長ができるように、これが一番大きな規制緩和ですが、した。...全文を見る
○井坂委員 本法案の改正では、先ほど来議論がある過半数組合への意見聴取、これが歯どめになるのか、それとも、全く、単に聞くだけで、やりたい放題になってしまうのか、ここは一つ大きな争点だというふうに思っているんです。  私からきょうお伺いをしたいのは、過半数組合への意見聴取で反対意...全文を見る
○井坂委員 ちょっと曖昧におっしゃいましたけれども、法の施行状況の実態把握はしていただくとして、こういう、反対意見が多かったけれども受け入れを延長しましたよという実数の調査は行っていただけますか。
○井坂委員 先ほどの激しい議論の中で、大臣は、これは有効な歯どめとして機能するというふうに信念を持って答弁をしておられるわけであります。また、野党側質問者の方は、こんなのはざるだ、機能しないんだと言っているわけであります。  実数調査をしていただいて、どうも、反対意見が多くても...全文を見る
○井坂委員 ちょっと余りしつこくお聞きするのも申しわけないなと思いつつも、一般論はもちろん、施行状況を見て、おかしければ法改正、それは当たり前なんですけれども、歯どめになるかならないか、これだけ議論になった上で、過半数意見で反対が多かったにもかかわらず継続した、そういうのが多けれ...全文を見る
○井坂委員 三回聞くとさすがに失礼だと思いますのであれにしますけれども、同様の問題で、予算委員会で総理はこうおっしゃっています。派遣労働者をふやすための法律ではないんだ、ふやすべきだとは全く考えていない、総理はこのように明言を繰り返しされているわけであります。  これは、そうな...全文を見る
○井坂委員 そもそも価値観として、大臣は、派遣労働者がふえた方がよいと思っておられるのか、減った方がよいと思っておられるのか、あるいは、ふえても減ってもどちらでも構わない、それは労働者が選択することだというふうに考えておられるのか、どういうお考えですか。
○井坂委員 ちょっと今から二点、参考人に質問をいたします。  総理の御発言の中で、派遣労働者がふえるのか減るのか、こういう議論の中で、ふえるか減るか、これは本法案の改正だけが原因じゃなくて、経済状況とかグローバルな競争の状況とかいろいろな要素があるので、一概には予測はできないと...全文を見る
○井坂委員 わざわざ総理の答弁に経済状況もあるのでということで入れておられるので、当然、そういう経済状況によって、例えば景気がよくなればふえるだとか、悪くなれば減るだとか、あるいはその逆とか、何かそういう一般的な見通しがあって答弁にわざわざ入れているのかというふうに思ったわけです...全文を見る
○井坂委員 総理答弁で、経済状況とかグローバルな競争の状況もあるから、この法案そのものが派遣労働者の増減に与える影響は直ちには予測ができないというふうにわざわざ書き込んでおられますけれども、私は、一般論として、そんなことは言えないというふうに思っておりますし、今、答弁でも、それが...全文を見る
○井坂委員 答弁をお聞きしていますと、どうしても釈然としないのは、今回の少なくともこの部分は、私はやはり明確に規制緩和だというふうに思うんです。いい悪いは私は言っていないですよ、ただ規制の緩和だ。  二十六業務は除きますが、大方の仕事にとっては、これまで、三年たったら、その人を...全文を見る
○井坂委員 ちょっと時間がないので飛ばしますけれども、均衡待遇、そうはいっても、今回の法律では配慮義務という規定、大変低いところにとどまっているわけであります。  一方で、非正規労働の中で、パート労働それから有期雇用労働、そして派遣労働と大きく三本ある中で、派遣労働の方は、均衡...全文を見る
○井坂委員 均等・均衡待遇、今の日本の、いわゆるジョブ型でない働き方が広まっている世の中で、均等待遇というのは一筋縄ではいかない、おっしゃったようないろいろな、ここがこうだからここも同じというような簡単な話ではない、これは私もよく理解をしているわけであります。  ただ、一方で、...全文を見る
○井坂委員 正社員の側の働き方も、これは当然変えなければいけないというふうに思うわけでありますが、しかし、重要だ、強力に推進をしていくんだとおっしゃる割には、やはり本法案を見れば本当に配慮義務どまりということで、私は、これは繰り返し申し上げますけれども、せめて法律はきちんと均等・...全文を見る
○井坂委員 少なくとも派遣先は、三年でいなくなる、いなくなるだけならまだしも、大体、同業他社に次の三年行ってしまう可能性の高い人でありますから、業務の根幹にかかわる技術とかノウハウはむしろ教えないというような話も私は聞くわけであります。そういう表層的な技能しか身につかない。  ...全文を見る
○井坂委員 ちょっと時間があれなので飛ばしますけれども、均等待遇の考え方でもう一点お伺いをしたいというふうに思います。  同一労働同一賃金といえば、同じ仕事をしていれば同じ賃金、こういう考え方だと思われるかもしれませんが、私は、むしろ派遣労働者の方が高い賃金をもらうのがフェアな...全文を見る
○井坂委員 これはフランスの例でありますけれども、派遣の期間が終わると、当然、その派遣労働者は派遣先がなくなってしまうわけであります。そのときには、派遣期間中の賃金の一〇%が不安定雇用手当としてちゃんと派遣期間終了後には支払われる、そういう形で、雇用の不安定さに対する見合いのプラ...全文を見る
○井坂委員 格差をなるべく縮めるために均衡の配慮義務というどころではもう全然足りなくて、むしろ、申し上げたように、派遣あるいは非正規の方の方が、もし本当に同じ仕事であれば正規労働、安定雇用を賃金の面で超えるということが、超えてむしろ公正な労働市場だというふうに思っておりますので、...全文を見る
○井坂委員 派遣の働き方が、ずっと同じ職場で三年だけじゃなくて六年、九年と固定化されては、これは問題があるんだ、弊害があるんだという答弁であります。  しかし、それを言うなら、派遣社員は、三年でなれた会社で働けなくなっても、派遣元会社に次の派遣先をただまた紹介されて、次の三年も...全文を見る
○井坂委員 先ほど議論させていただきましたとおり、ころころかわる派遣社員に対して業務の真髄を教えるのかという問題が実際現場では起こっておりますので、課がかわれば、あるいは、会社がかわればいろいろな業務のスキルが身についてキャリアアップになるんだ、これは極めて表層的な議論ではないか...全文を見る
○井坂委員 1、2、3、4と我々はみんなポンチ絵を見せてもらっているわけでありますけれども、まずは派遣先に、うちから送っていた派遣社員を正社員で雇ってくれませんかと頼みなさい、それがだめなら2、3、4ということで、次善の策として四種類書かれているわけでありますが、ところが、法律に...全文を見る
○井坂委員 我々が事前の法案レクで受けた説明は、今の御答弁とは随分様相が違って、まず第一に派遣先への直接雇用の依頼をするんです、それがだめだったら、2、3、4をどんどん試みるんですというような説明を受けてきているわけであります。随分違って、どれをやってもいい、しかも、我々がこれが...全文を見る
○井坂委員 派遣先への直接雇用依頼に関して、大臣にもう一点お伺いをいたします。  派遣元は、これも先ほどお話ししたことと少し似てきますが、これは法律で派遣元に強いるような話ではなくて、やはり、派遣元が派遣社員を鍛えて、最終的には派遣先にめでたく正規雇用で雇ってもらえるということ...全文を見る
○井坂委員 インセンティブ設計に関して、もう一点伺います。  登録型派遣、これは、派遣先がある間は派遣元が雇うけれども、派遣先の雇用が切れたら、派遣元で雇い続けるのではなくて、もう自宅待機してください、こういう形で、仕事がある間だけ派遣元が雇って派遣先に送るという、派遣労働者の...全文を見る
○井坂委員 私がなぜインセンティブ設計にこだわるかといいますと、インセンティブ設計のやり方ではなくて、法律で、やりなさい、やりなさい、ああしなさい、こうしなさいと、ほっておけば嫌がるようなことをさせるやり方ばかりを使っているとどうなるのかということがやはり心配なわけであります。 ...全文を見る
○井坂委員 雇用安定化措置の趣旨が失われないように指導したりセミナーをしたりということで、この部分、私は実際に起こり得ると思っていますので、それに対してやや心もとない対策ではないかなというふうに思うわけであります。  最後にお伺いいたしますが、総理も大臣も、今回の法改正は、派遣...全文を見る
○井坂委員 時間が参りましたので終わりますが、大臣にぜひお願いをしたいのは、出された法案、隅々まで何が書いてあるのか、そして我々野党側が何を具体的に懸念しているのか、そこにもっと本当に関心を持っていただきたいというふうに思います。  まだ、きょうが審議の初日でありますので、引き...全文を見る
11月06日第187回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○井坂委員 維新の党の井坂信彦です。  先ほど大臣のお答えを伺いますと、消費者の立場でしっかりやるんだということで、大変頼もしく聞かせていただいたところでございます。  私も、通常国会の消費者特別委員会で前大臣と、まさに課徴金制度を設けないのか、設けるとしたらどういう制度が望...全文を見る
○井坂委員 商品ごとの利益率、確かに出すのが難しいと思います。  そこで、重ねてお伺いいたしますが、では、全体の中央値の三%というざっくりした決め方ではなくて、せめて個別の企業ごとのぼろもうけをしていた期間の利益率、これはすぐ調べられると思うわけでありますけれども、私は、企業に...全文を見る
○井坂委員 ちょっと今の答弁、よくわからないんですが、だって、もともと、百四十五の企業、そのうち、実際わかった百七の企業の不当表示を行ってきた期間の各企業の営業利益率を調べて今回三%と決めているはずなので、違反企業の企業全体の営業利益率は調べているはずなんですよ。それを一社一社調...全文を見る
○井坂委員 では、この三%を決めたときは各企業の利益率の中央値をとった、その各企業の利益率でいいと思うんですけれども、それを課徴金に反映させられないんですか。
○井坂委員 それをもとに今回三%と決めているわけで、それを、中央値で全企業に当てるのではなくて、これからも各企業のそういう利益率を課徴金に反映させてはどうですかとお伺いしているんですが、そのデータはすぐとれているわけですから、どうでしょうか。
○井坂委員 違反企業がどれだけ罰金を科されるか、課徴金が課されるか、そういう罰則の予見性がない、これは問題だと思いますが、しかし、自分の会社の利益率は違反企業の社長が一番よく知っているわけですから、予見性の問題は当たらないと思いますけれども、いかがですか。
○井坂委員 予見性の問題は、だって、自分の売っている商品がどれだけの期間でどれだけ売り上げて、自分の会社の利益率にそれを掛けたら幾ら課徴金を払わなきゃいけないかは、多分、社長が世の中で一番最初に計算できる数字だというふうに思いますから、予見性の問題は全く当たらないというふうに思い...全文を見る
○井坂委員 困難なこともあろうかということで、推測でおっしゃいましたけれども、困難なことはないだろうというふうに私は思いますので、大臣、今の議論を聞いていただいて、ちょっと一言。  要は、中央値三%、ある種、合理的な数字だと思いますけれども、三%ということは、一方で、半分の企業...全文を見る
○井坂委員 ちょっと今の大臣の御答弁は逆なのではないかと思いますけれども。今の御答弁であれば、むしろ、業界ごとにきめ細かく課徴金の割合を変えないとおかしいという話になるのではないでしょうか。
○井坂委員 年に数十件の課徴金対象企業の、その会社の営業利益率、対象商品だけじゃなくて会社全体の営業利益率を調べることが迅速性にどれほど影響を与えるのか。私は、そんなに与えないというふうに思います。  ぜひ、本当に迅速性が損なわれるのかどうか、一遍、内部で御検討いただけませんか...全文を見る
○井坂委員 ありがとうございます。ちょっとほかにもお聞きしたいことがあるので、移りたいと思います。  時間もあれですので大分飛ばしまして、本法案は、違反の事業者が、意図的にやったのではなく、相当な注意を怠ってはいないんだ、相当な注意を怠らなかったんだけれどもミスでやってしまった...全文を見る
○井坂委員 わかりました。  そうなると、事実上、今回の制度は、故意、重過失、わざとか、それか当然注意すべきことを注意を怠った重過失、こういった場合しか課徴金が課せられない制度だというふうに思います。  私は、それはそれで構わないと思うわけでありますが、要は、故意、重過失、よ...全文を見る
○井坂委員 ちょっとまだ時間がありますので、少し戻って、裾切りの問題ですけれども、今回は、不当表示を行った商品だけの売り上げが五千万円以上のものが課徴金の対象となります。  一定の、余り細かい金額の課徴金を細々取っていては、これは行政執行のスピードにかかわるわけで、裾切りの必要...全文を見る
○井坂委員 いろいろ議論させていただきましたが、この制度、もし執行が始まりましたら、実際どういう効き目が出ているのかとか、逆に、思ったほど抑止力が出ていないのではないか、そういう目でぜひ状況を見守っていただきまして、また適切な修正をよろしくお願いいたします。  ありがとうござい...全文を見る
11月14日第187回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○井坂委員 お答えをいたします。  現行の薬事法では、検査命令、それから販売等停止命令、これを出せるのは個別の店舗ごとということになっております。その結果、あるお店である商品に中止命令をかけたとしても、ほかのお店での流通をとめられないではないか、こういう指摘に対して、今回、広域...全文を見る
○井坂委員 発言の機会をいただき、ありがとうございます。  夏から危険ドラッグの店舗を本当に幾つも回り、また、関係省庁の方々、専門家の方々、御遺族の方々、さまざまな方から御意見を伺い、ようやく本日、ここまでこぎつけてまいりました。  しかし、我々、今回、とにかく緊急を要すると...全文を見る
○井坂委員 罪刑法定主義ということで、我々も、野党案を夏からずっと検討するに当たり、大変悩んできた部分であります。  実は、事前には、我々、二つの案をずっと最後の最後まで温めておりまして、一つは、清水先生にも御尽力いただいた、最終的に野党案として出すことになった、いわゆる今回お...全文を見る
○井坂委員 もともと私に通告いただいていますが、一言だけ申し上げたいと思います。  かっちり答えれば先ほどのような答弁になりますが、私が政治家として申し上げたいのは、そうはいっても、それが危険ドラッグなのかどうか、また、そのお店が危険ドラッグ店なのかどうか、あるいは危険ドラッグ...全文を見る
○井坂委員 実効性という意味で、プロバイダーの方にも、要請があれば削除をする義務を課すということが仮にできればよかったわけでありますが、この点に関しては、プロバイダーはあくまでインターネット上の場所を単に貸しているだけにすぎないという立場、また、表現の自由の問題もございます。また...全文を見る
○井坂委員 地方の方が進んでいる部分だというふうに思っております。  今回、時間の制約もあり、入れておりませんけれども、今後の検討課題だというふうに考えております。