石井郁子

いしいいくこ



当選回数回

石井郁子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第151回国会 衆議院 本会議 第3号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  二十一世紀が始まり、本来、「希望の世紀」として夢膨らむところなのに、生活難と将来不安のもとで新しい世紀を素直に祝えないというのが国民の実感ではないでしょうか。汚職、腐敗の一掃を初めとして、二十一世...全文を見る
02月27日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、ハワイ・ホノルル沖で発生しました、愛媛県立宇和島水産高校実習船えひめ丸が米原子力潜水艦グリーンビルに衝突され、沈没したという痛ましい事故について、被害を受けた皆様及び関係者の方々に心からお見舞い申し上げますとともに、...全文を見る
○石井(郁)委員 どうも歯切れの悪い御答弁かなと思いますけれども、実はその小山氏が道徳教育の強化とともに熱心だったのが、今問題となっている新しい歴史教科書をつくる会の歴史教科書の検定と採択問題だったのです。小山氏は、自民党の教育改革実施本部の教科書に関する分科会の座長を務めていま...全文を見る
○石井(郁)委員 肝心の内容のところが言及されておりませんので、ちょっと私の方から述べますと、この教科書採択の改善という通知では、今大臣が、行革委員会「規制緩和の推進に関する意見」で提言されているという、その行革委員会の意見の趣旨を踏まえて教科書採択制度の改善に引き続き努められる...全文を見る
○石井(郁)委員 今そのことを尋ねているのじゃないのですよね。  では、もう一つ申し上げましょう。同時に、九七年三月二十八日は「規制緩和推進計画の再改定について」という閣議決定がなされています。ここでも教科書の採択制度をどのように述べているでしょうか。
○石井(郁)委員 私はやはり肝心のことをきちっとお述べになっていらっしゃらないと思うのですけれども、ここでも、将来的には学校単位の採択の実現に向けて検討していく必要があるとの観点に立って、当面の措置として、教科書採択の調査研究により多くの教員の意向が反映されるよう、現行の採択地区...全文を見る
○石井(郁)委員 大島文部大臣は、本当に違うのですよ。平成二年の初中局長の通知でやりなさいと言っているのですね。しかし、その後、九七年、新しい通知になっているじゃないですか。また、閣議決定の方向で事が進んでいるじゃないですか。だから、この立場に文部省が立つのか立たないのかというこ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、九七年の通知と九七年の閣議決定からすると、大島大臣の答弁というのはその趣旨に反するというふうに考えるわけですが、そのことではもう言いません。少なくとも、九七年の通知、この実施の方向で文部省は進みますか、これだけははっきりお答えください。九七年の通知の方向で...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、教科書を使うのは教員ですから、現場の意見を尊重する、反映させるというのが本当に教科書採択の上で必要なことだと思うのですね。その道をちゃんと保障するのかどうか、それは九七年の通知の精神、趣旨でもあり、閣議決定でもある。皆さん、閣議決定じゃないですか、それをき...全文を見る
○石井(郁)委員 歴史認識の問題ですから、各国でいろいろ違うこともあるだろうと思うのですね。しかし、今起こっている問題というのは、日本の侵略戦争、それからこの戦争がアジア諸国に与えた影響、これをどう見るのかという問題をめぐって起こっているわけです。だから、こういう問題は、本当に各...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。見守りたいというふうに私は思っています。大変重要な瞬間です。  きょうはもう一点、学力の危機的な状況と私たちは認識していますけれども、この学力問題、各方面から指摘をされ、文部省の側からもいろいろな見解、一定の見解が述べられておりま...全文を見る
○石井(郁)委員 日本数学教育学会が行った調査がありまして、それによりますと、算数が好きな子供、小学校一年では五五%なんですね。学年が進行するにつれて下がって、六年生になりますと三四%だと。それから、逆に嫌いだという子供は、小学校一年で九%だったのが、六年生になりますと三一%です...全文を見る
○石井(郁)委員 答弁の中では、原因の問題と同時に、これからどうしようかということまで含めて御答弁いただいたかというふうに思うんですが、私は、やはり日本の子供たちは、大変過密な内容で、しかも速いスピードで、画一的に教えられてきた。学習指導要領のもとでそういうことが進められてきた。...全文を見る
○石井(郁)委員 最近、そういう基礎、基本ということを大変文部省の側から強調されるのですけれども、実は、これは何も新しいことじゃないのですね。昭和三十三年、一九五八年の指導要領のころから毎回、基礎的な知識の習得、基礎的な技能の習熟ということで言われてきて、もうずっと六〇年代、七〇...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたので、一言だけですけれども。  しかし、来年から始まる新しい学習指導要領は、現在の子供たちの学習状況についておおむね良好という認識のもとで進められるのです。これは私はとんでもないと思っています。だから、今あちこちから、この学習指導要領はもう...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  政府は、二〇一〇年までの基本方向、二〇〇五年までの具体的施策として、昨年十二月、男女共同参画基本計画を策定しました。しかし、この基本計画全体は、現行の法制度の範囲内での施策や検討事項にとどまっています。また、政府のこれま...全文を見る
○石井(郁)分科員 既に二〇〇〇年プランという政府計画がございまして、それが終わったので、改めてまた基本計画ということになっているわけでございますから、そこでひとつ伺いたいのですけれども、今回の策定に当たっては、二〇〇〇年プランの進捗状況を勘案する、残された課題に対応するために必...全文を見る
○石井(郁)分科員 そういう状況はあるかというふうに思うのですね。ただ、私どもは、事実上の男女平等という点で考えますと、やはり賃金格差の問題、これが非常に大きな問題だというふうに考えているわけでございます。  今御答弁のように、ビジョンとプランを踏まえて二〇一〇年までの新たな計...全文を見る
○石井(郁)分科員 しかし、項目として、この男女賃金格差の解消に取り組むというような、あるいは賃金格差はこのようにあるというような分析というか、問題点の指摘というか、そういうことがないというのは、いかにも現状からかけ離れているような気がしてならないわけですね。  この点では、私...全文を見る
○石井(郁)分科員 私どもも、この男女賃金格差が非常に広がるという点でいいますと、低賃金のパートタイム労働者、ここの大半がパートの女性なんですね。パートで働く人たちの大半が女性だという問題があります。ここの問題にきちんとメスが入らないと、この賃金格差というのは埋まらないだろうとい...全文を見る
○石井(郁)分科員 私は、本当に現行法の枠内ではこれは解決できないというふうに考えますから、二〇一〇年までの計画ですから、もっと積極的な方向性を示していいのではないかということで伺っているわけです。  ちなみに、ヨーロッパでもパートタイム労働者はふえているという点で、九七年にE...全文を見る
○石井(郁)分科員 私、最初に申し上げましたように、この基本計画は、男女共同参画のビジョンと二〇〇〇年プラン、そして答申があって出されたものだという、そのとおりだというふうに御答弁いただいたと思うんですが、しかし、この重要な問題、これはもうビジョン以来ずっと指摘されている問題、つ...全文を見る
○石井(郁)分科員 しかし、重ねて、基本計画の中に入っていないですよね。それはどういうことなんでしょうか。これは入っていなくても、ちゃんとその趣旨は踏まえるんだという御理解ですか。(福田国務大臣「そう、そういうこと」と呼ぶ)いや、だけれども、何で入らなかったんですかということを伺...全文を見る
○石井(郁)分科員 今、官房長官の御答弁のように、答申の趣旨はちゃんと踏まえるということで、ぜひこれは政府として、きちんと国際的な動向に、日本の女性の権利を引き上げるという立場で対応していただきたい、早く対応していただきたいということをお願いしたいと思います。  私ども、この基...全文を見る
○石井(郁)分科員 仕事と育児や介護など家族的責任を本当に男女が平等に分かち合っていくという点では、やはり男女の働き方の問題、働かせ方の改善とかあるいは労働時間の短縮とか、全体的な問題があると思うんですね。  そういうことで一点具体的に伺いたいのは、労働基準法の女子保護規定の撤...全文を見る
○石井(郁)分科員 次に、ちょっと話題を変えまして、各審議会への女性の参画状況、これについて伺いたいと思います。  この計画でも、国の審議会などの委員の女性委員は三〇%にするという目標が出されております。しかし、昨年九月の調査を見ますと、女性委員が占める割合というのは二〇・九%...全文を見る
○石井(郁)分科員 最後に一点伺います。  この基本計画が出されたときに、各新聞の報道の中で、選択的夫婦別姓など民法改正が五年後に先送りにされたということが出されて、ちょっと落胆の声が各方面から出されました。選択的夫婦別姓制度の導入、再婚禁止期間の短縮などの民法の改正について、...全文を見る
○石井(郁)分科員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子です。  この三月からサッカーくじがいよいよ本格実施、全国実施されます。どうしても問題点をただしておきたいという思いで、町村文部科学大臣には、一昨日に続きまして、どうかよろしくお願いをいたします。  きのう、国会にも、このサッカーくじに...全文を見る
○石井(郁)分科員 私どももそのように聞いております。  二十五万分の一で、一口百円で六百万円の当せん金になるわけですね。これはなかなか高率、高額ではないでしょうか。今お話しのように、二回目の場合が一万分の一でしょう。だから、百円で二十四万円の当せん金がもらえる。三等に至っては...全文を見る
○石井(郁)分科員 そういう説明なんですけれども、とにかく、百六十万分の一だ、だからこれは富くじだ、宝くじのようなものだという説明だったのですよ。しかし、実際、これはいろいろなかけ方、計算の仕方もあるようで、だからこういう形になっているんだというふうに思うのですけれども、私は、こ...全文を見る
○石井(郁)分科員 大臣の御所見はいかがでしょうか。今の段階で、こういう子供たちの声、また教育関係者の声が広く起きているわけでございますが、いかがでございますか。
○石井(郁)分科員 十九歳未満は買っちゃいけないという、ここがやはり徹底されないということが第一の問題なんですが、今お話しのように、テスト販売での年齢確認の実施率というのは、一回目で約四割から五割、二回目でも七割強という状況ですよね。実際に十九歳未満でくじを買ったという方々も随分...全文を見る
○石井(郁)分科員 私はどうも伺っていまして、これは静岡でテスト販売のときにも私ども参りまして、そういうような十九歳未満購入禁止のいろいろな措置がとられているという話を聞きました。何かそれと大して変わっていないんですよね。静岡の場合でそういうことをしても、先ほど、一回目で約四割か...全文を見る
○石井(郁)分科員 そうじゃなくて、そのセンターに対してやはり文部省がきちんと指導するわけでしょう。その文部省の姿勢が問われるわけでしょう。センターはやっているだろうで終わらせたら困ると思うんですよ。  だから、文部省はセンターに対して、この問題での、今るる述べられましたから、...全文を見る
○石井(郁)分科員 どうもまだその辺があいまいだ。だから、こういう体制では私は非常に不安だということを何かますます思うところであります。大変不徹底な状況だなというふうに感じざるを得ません。  次の問題なんですけれども、サッカーくじの大量配布、これをだれかれなしに配布しているとい...全文を見る
○石井(郁)分科員 いろいろ強調されますけれども、実態は非常に危険な状況にあるんですよ。  私、ここに例を持ってまいりましたけれども、全国百六十八カ所で販売に当たるアイ信という会社なんですね。このチラシが、「toto(トト)“スポーツ振興くじ”始動! 百円で最高一億円のチャンス...全文を見る
○石井(郁)分科員 さて、全国実施に当たりまして、このサッカーくじは六千二百店で販売されるわけですね。その販売店は、本屋、カラオケボックス、チケットショップなど、青少年が出入りしやすい、出入りしなきゃいけないというか、そういうところでも販売される。  それからもう一つ問題は、中...全文を見る
○石井(郁)分科員 その程度で大臣の御答弁を終わっていただいたら、これはもうお母さん方は、とてもじゃないけれども、サッカーくじに不安が一層募りますよ。文部科学省として、これは大変責任を負わない立場かなというふうに言わざるを得ないと思うんですね。コンビニで売らなかったら済むという話...全文を見る
○石井(郁)分科員 新聞で報道されているような内容かなというふうに思いますけれども、やはりそういう心配がある。これはJリーグの選手やチームに対して大変危機感を持たせている、あるいはプレッシャーにもなっているということだというふうに思うんですね。  このようにして、子供と一緒に家...全文を見る
○石井(郁)分科員 これは最後に大臣にもお伺いしたいのですけれども、二十一世紀初めて開かれるこの二〇〇二年のワールドカップですから、日韓共催というワールドカップ史上歴史的な大会になるわけであります。世界的なスポーツ大会を共同で成功させるということは、日韓関係、両国民の交流、友好の...全文を見る
○石井(郁)分科員 きょうサッカーくじの問題で質問いたしまして、私ども日本共産党は、改めて、この実施に当たって、その廃止を強く求めたい、サッカーくじ自身の実態を調査、監視して、このことによって生まれる青少年への悪影響を防ぎ、スポーツをギャンブルでゆがめないために全力を挙げたいとい...全文を見る
03月08日第151回国会 衆議院 本会議 第11号
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○石井郁子君 教育の地方分権化についてのお尋ねがありました。  学校は、本来、地域に根差し、地域によってはぐくまれるものです。その地域に住む住民によって支えられ、その期待を担って学校そのものがはぐくまれてきたのは、そう遠い昔の話ではありません。教育基本法の制定当時の教育行政は、...全文を見る
03月09日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○石井(郁)議員 お答えいたします。  政府案は、主要三教科、小学校では国語、算数、理科、中学校では英語、数学、理科について、二十人の学習集団をつくることを目玉としているわけでございます。しかし、文部科学省の担当者のコメントによりますと、一つには、完全週五日制になっても教員が受...全文を見る
○石井(郁)議員 短く御答弁をいたします。  学校教育の基本単位をどう考えるかという問題で、やはり生活集団、学習集団としての学級というふうに考えますと、四十人では、本当に一人一人の子供たち、多様な子供たちには行き届いた指導を行えないということがあると思うのですね。  先ほど来...全文を見る
○石井(郁)議員 武山委員にお答えいたします。  学校栄養職員の配置基準の改善についてのお尋ねでございますけれども、政府案は五年間で九百六十二人の増員を図ることになっておりますが、これでは全然足りません。私ども三野党案は、ミルク給食を除く学校給食を実施する単独実施校について、十...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。私は、きょうは政府案についてお尋ねをいたします。  まず、子供たちの現状でございますけれども、いらつくとかムカつくとか、動き回る多動化現象など、本当に大変な状況が今あります。もう既にいろいろ質問もありましたように、やはり今必要...全文を見る
○石井(郁)委員 学級規模を縮小してほしいという願いというか、そういう意見は本当に国民的な意見、声だというふうに私は考えておりますが、ことしも今、国会に千九百万筆の請願署名が提出されております。これまで文教委員会、今文部科学委員会ですけれども、毎年この請願の採択を、否決ではないけ...全文を見る
○石井(郁)委員 私の質問の特定の教科で少人数という声は、今の答弁では触れていなかったように思うのですが、地方自治体や、あるいはそのほかの団体から御要望はあったのでしょうかというお尋ねです。
○石井(郁)委員 もう少し、どういう団体でどういうところから声が上がっているのかということをお聞きしたかったのですが、これ以上はもう申しません。  それでは、少人数学習か学級規模の縮小かという点で見ますと、これももう既に少し触れられておりますけれども、それぞれ実験的にあるいは調...全文を見る
○石井(郁)委員 少人数学習にするのか、学級規模の縮小にするのかということがやはり今問われるわけですから、どちらにするかということをちゃんと研究の結果として政府案は出されているのか、何か研究されたのかということを伺っているんですよ。されていないわけでしょう。ですから、答えられない...全文を見る
○石井(郁)委員 国立教育研究所が調査中だ、その一定のデータも出されているということは私も承知しておりますけれども、やはり四十人学級が完成してから十年たっている、これからどうするかということが今問われているときに、やはり学級規模の、このままでいいのか、縮小するのかということについ...全文を見る
○石井(郁)委員 これまで文部省の側から、少人数にしても学習効果が上がるかどうかというのは明確でないというようなことをたびたびおっしゃっておられました。しかし、今回特定の教科だけでも少人数授業というふうに一応踏み切ったという点でいうと、やはり少人数の教育効果を認めたということにな...全文を見る
○石井(郁)委員 端的に一言で御答弁いただきたかったのですけれども、要するに、やはり少人数授業にすると教育の効果は上がるということですよね。それをはっきり答弁していただきたいと思います。
○石井(郁)委員 少し慎重に考えなきゃいけないんですけれども、文部省の方は少人数指導というふうに言って、そこに教師を配置するという形態だけを考えているというところがあるわけです。私は、そういう少人数指導というところにすりかえることは許されないというふうに思うのです。要するに、クラ...全文を見る
○石井(郁)委員 これは、実際に昨年末、京都で一方的に少人数授業というのが施行されたんですね。そうしますと、今度はこういう結果がいろいろ言われているわけです。  学級を無理にグループ分けしますと、今不登校ぎみの子供とか大変問題を持っている子供たちを抱えていますから、そういう生活...全文を見る
○石井(郁)委員 ずっと問題にしていますように、やはり生活集団と学習集団の乖離ということが現場の大変大きな問題で、指導上の系統性がとれない、図れないということで問題が生まれているわけであります。ある子にとっては、国語はよくわかるけれども算数はよくわからないということもあるでしょう...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に確かに現場は多様ですから、少人数学習でもそれはいろいろな取り組み方があるでしょう。ただ、今出ていますように、子供も親も少人数でよかったと言っているけれども、教師からすると大変だという実態は否めない。  つまり、父母からすると、あそこは進んでいるのにあのグ...全文を見る
○石井(郁)委員 この点に関しましては、町村文部科学大臣と大論戦をしなければいけないという課題で、いよいよそこら辺に入ってきたなという思いもしているのです。  やはり現場からしますと、習熟度別学習に名をかりて能力的に子供を分ける、こういうグループ分けというのはもう大混乱を起こす...全文を見る
○石井(郁)委員 いや、もう少しはっきり言っていただきたいのですよ。その個に応じた指導とか、それから、ちゃんと基礎、基本の定着のためにとか、それはもういろいろな手だてが必要なことは言うまでもありません。要するに、この少人数分けということを能力主義的に固定化するような学級編制につな...全文を見る
○石井(郁)委員 またちょっと前の答弁と違うのです。教育委員会の判断もそうですけれども、私たちがはっきりさせたいのは、やはり学校の判断というのが大変大事ですよ。教育委員会は学校の現場を知っているという前提に立っているかもしれませんけれども、必ずしもそうではありませんので、やはり学...全文を見る
○石井(郁)委員 私がなぜ習熟度別学習ということにこだわるかということについてですが、これまで文部省はそういうことを随分やってきましたね。一九八二年ですけれども、進路指導別学級編成という名前で習熟度別学級編成が行われたことがあるのです。父母に対しては、まさに今のあなたの答弁のよう...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣のそのお話はいろいろなところでお書きになっていらっしゃって、私もよく存じておりますけれども、今話されたことで言うと、その子供に何が合っているのか。本当にその子供に合ったことが大事だというのは、だれも否定しません。問題はどういう形で、あるいは制度的な仕組みを含...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと重ねてというか、しつこく尋ねているわけですけれども、やはりこの問題は、少人数の授業、少人数の指導に当たって教員を加配するという問題になっているわけでしょう。それをあなた方は、教育委員会がそれはお決めになることですというふうに言われますから、そのときに、こ...全文を見る
○石井(郁)委員 大変これで時間をとってしまいましたけれども、私はやはり、事は、子供と向き合っている、どんな教育をしたいかという教育観にもかかわることでありますし、子供観にもかかわることでありますし、すべて教職員の皆さんは、子供たちの成長発達、そのために何がいいのか、本当にそこか...全文を見る
○石井(郁)委員 こういう非常勤講師を定数内に取り込めば、やはり正規の教職員が減るわけでしょう。四時間やって帰ってしまって相談もできない、複数の指導者で仕事をするのであれば、指導方針、子供の見方などについて対等な立場でいろいろ話し合い、意思疎通を図ることもできるということがありま...全文を見る
○石井(郁)委員 政府は提案者ですから、やはりいいこともあるというふうに言われるんでしょうけれども、私の方は、もう既に現実に現場の中でいろいろな混乱が生まれている、これでは必ずしも、それこそ学校が変わる、教育が変わるということと違う方向に行きかねないという問題で指摘をしているわけ...全文を見る
03月16日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○石井(郁)議員 お答えいたします。  まず、学校栄養職員の定数改善の内容とその趣旨はとのお尋ねでございます。  配置基準でございますが、単独実施校では、児童生徒数から学級数に変更しております。ミルク給食を除く学校給食を実施する単独実施校について、十五学級以上の小中校に一名、...全文を見る
○石井(郁)議員 現状では、養護教員の配置は三十学級以上に一人ということで、もうとても児童数に見合って仕事ができないということがたくさん言われておりました。日常の業務が、保健室を利用する児童生徒への心身両面での対応とフォローアップがありますし、全校的な健康診断また健康管理、保健指...全文を見る
○石井(郁)議員 手短にお答えいたします。  公教育としての学校というのは、子供たち一人一人の成長、発達を保障する場、そういう教育活動を行うところだというふうに思うのです。閣法、衆法を通して、今の子供たちの現状、そして抱える問題、本当にさまざまに審議されましたし、クラス規模の縮...全文を見る
○石井(郁)議員 お答えいたします。  地方分権の推進は、その裏づけとなる財政的措置が保障されていなければ実効性が担保されないというのは、当然なことでございます。現下の財政状況のもとで、政府提出法案のように、三十人学級をやりたければ財源を全部負担しなさい、こういうやり方では、地...全文を見る
03月28日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  自然体験や社会体験、子供の読書活動など、子供たちの成長、発達にとって不可欠であるということはもう言うまでもないと思います。学校の中でも学校の外でも、こうした自主的な活動、体験を重ねていくということ、進めていくということは、...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、文部科学省の社会教育調査を見てみました。例えば、青年の家などの青少年教育施設でありますけれども、九九年度は三年前より減少して千二百六十四カ所なんですね。図書館でいいますと、若干ふえているとはいえ二千五百九十三カ所、市区町村当たりで一カ所にもならないという状...全文を見る
○石井(郁)委員 全国子どもプランですけれども、これは情報の提供ということが目的になっているのですね。いろいろなネットワーク、いろいろな情報を提供するということになっているようでして、今私がお尋ねしましたのは、子供が身近に図書館に行けるとか、身近に何か活動の場があるとか、そういう...全文を見る
○石井(郁)委員 法案の内容に沿って、具体的にお聞きをしたいというふうに思います。  本法案では、民間の諸活動を支援するということが大きな目的になっているかと思いますが、それで青少年団体等が行う体験活動の事業に助成金が交付されるということでございますけれども、どういう団体が行う...全文を見る
○石井(郁)委員 要綱を発表されるということですが、今お話しなさったことはその要綱の中にきちんと明記されるのでしょうか。それから、要綱はいつごろ公にされるのでしょうか。
○石井(郁)委員 それともう一つ。今御答弁のような内容も書かれるのですか。
○石井(郁)委員 これまで政府は、事業委託ということで幾つか青少年団体に補助金交付を行ってまいりました。先ほどの全国子どもプランなどがそうですね。その中の子ども地域活動促進事業で、九九年度は十七団体に事業委託したかなというふうに思いますが、この事業は、自治体などの委託も含めますと...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど情報格差の問題がちょっと出ていましたけれども、委託先となった団体には、もう文部科学省の担当者から基金についての説明が既にあったというふうにも聞いているのです。だから、こういう形で要するに情報格差が団体の間に生じている。だから先ほどの、知らないところは全く知...全文を見る
○石井(郁)委員 予算の成立の時期という、予算の関係でそういうことがあったかもしれませんけれども、やはり各団体には本当に公平に、情報で格差が生じないように、これは文部科学省は厳に公正にやっていただきたいということを強く申し上げたいと思います。  具体例でちょっと申し上げますけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 既に委託事業という形でいろいろございますから、ふたをあけてみますと、これまで文部省や地方自治体の委託を受けてきたそういう団体がずらりと並んでいるなどということは決してないというふうに求めたいと思います。  今お話しのように、広範な団体事業が助成対象となるという...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、社会奉仕体験活動について伺いたいと思います。  今回の法案の中にこの文言が入ったということについては、私はいささか違和感を感じているわけであります。  まず、教育改革国民会議の報告との関係についてですけれども、法案の提案の理由で大臣は、「教育改革国民会...全文を見る
○石井(郁)委員 確かめたいんですけれども、教育改革国民会議の提言では、体験活動については、提言の四項めに「子どもの自然体験、職場体験、芸術・文化体験などの体験学習を充実する。」というふうに書かれているんですね。  私は、こういう形で体験学習の充実ということは、これは何も新しい...全文を見る
○石井(郁)委員 そうしますと、私は大変重要な御発言かなと思うのです。  といいますのは、国民会議のこの提言では、奉仕活動は全員が行うようにするという三つ目の提言として出されておりまして、では、今回も、全員が行うようにするというこの流れの中に位置づけて明文化したというふうに今御...全文を見る
○石井(郁)委員 助成金の対象となる社会奉仕体験活動というのは、具体的に何を指すのでしょうか。文部省からいただいたこのペーパーによりますと、子どもの体験活動支援事業は、アイウエオとありまして、ウのところで「高齢者介護、森林の整備、清掃活動などの社会奉仕体験活動」というふうにあるの...全文を見る
○石井(郁)委員 少し具体的に私は申し上げますけれども、全国子どもプランの事業として取り組まれてきた内容なんですけれども、そして今度は基金へそれは移行するわけでしょう。  その子ども地域活動促進事業では、自然体験、農業体験、職業体験、地域の伝統や伝承に触れる体験、物づくり体験、...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり言葉というのは概念ですから、正確に使わなきゃいけないというふうに思うのですよ。清掃とか高齢者の介護も、これまでも子ども地域活動促進事業に含まれていました。これまでは、これは地域におけるボランティア活動と言っていたのですよ。そうでしょう。それを、ボランティア...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたので、今ようやく何か議論の入り口に入ったかなというところで、残念ですけれども、この問題は学校教育法や社会教育法の改正法案の中でも議論されるというふうに思いますので、次に回したいと思いますけれども、私は一点、これまで文部省自身がボランティア活動とか...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私は、教科書の検定問題で伺います。  扶桑社発行の中学歴史教科書については、検定調査審議会から百三十七カ所の修正意見がつきました。その修正意見に従いまして書き直したために検定合格となりました。しかし、その後、これは荒井信一茨城大...全文を見る
○石井(郁)委員 私は何かとても変だと思うのですね。この五十一カ所の事実に関する誤りと問題点を見ていないというのはどういうことですか。これは重大な問題ですよ。明確な事実に関する誤認があるわけでしょう。ないという前提で今御答弁されているのですけれども、あるのですよ。  それで、も...全文を見る
○石井(郁)委員 これは大変な問題だというふうに思っておりますので、今事実の問題を言っていますからね。それは事実をちゃんと直視してください。  さて、そこで、私、きょうはこの短い時間で、大臣はもちろんこの教科書をお読みのことと思いますけれども、私も読んでみまして、到底これは日本...全文を見る
○石井(郁)委員 では、大臣にもう一つ伺いますが、大臣は、もし教師だといたしまして、中学校でしょう、このクラスには女生徒もいるのですね、この部分を生徒たちに読み上げることができますか。
○石井(郁)委員 あなたの御意見を聞いているのですよ。  委員の先生方に申し上げませんけれども、これはアマテラスオオミカミが天の岩屋に入って、出てくるというその場面でございます。非常にどぎつく書かれているのですよね。だから、これは中学生にふさわしくない、教科書にふさわしくないと...全文を見る
05月30日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  審議入りしました三つの法案ですけれども、教育改革国民会議の報告を受けてのものであります。首相の一私的諮問機関からの報告でありまして、いわゆる個々の委員の意見を聞くにすぎない懇談会の報告だというふうに思うのですね。こういう報告がなぜ...全文を見る
○石井(郁)委員 迅速というふうに言われましたけれども、私は、迅速ではなくて拙速だと言わなければならないというふうに思うのですが、昨年の十二月二十二日に最終報告がございまして、今お話しのように、それが一月に入って、一月弱の間に文部省として新生プランにまとめられたということなんです...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の三法案は懇談会の報告を受けて法案化されたということですから、審議会を経ていないというふうに言っていいと思うのですね。私はやはり、今後どうなるかということもございますけれども、このやり方ですと審議会の形骸化が進む、審議会がいいかどうかという議論も別途あるわけ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、教育改革国民会議の報告、十七の提言というふうにまとめられていますが、それについて本当はゆっくり議論をしたいという気持ちはございますけれども、もう法案の審議に入っていますので、残念ながらその時間を割愛しなければなりません。  しかし、今大臣は重要な提言をい...全文を見る
○石井(郁)委員 はい。これはもう基本認識ですから大臣にお願いします。
○石井(郁)委員 私は、大臣のそのような御認識では、本当に日本の子供たちの状態はどうなるのだろうかという心配をするんですけれども、先の方へ進みます。  第五十条の通学区の規定の廃止ですけれども、これは全県一学区ということを可能とするものでしょうか。これは局長で結構です。
○石井(郁)委員 私が先ほど、冒頭申し上げましたのは、やはり今日の高校受験競争の激化というのは学区の拡大とともに進んでいるんですよね。だから、そういう受験競争、これほどの過酷な競争をなくしていこうと考えたら、この学区制、小さくするのではなくてさらに拡大をする、今の答弁のように一学...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと矢野さん、いつも局長答弁では重要なところを抜かされるんですよ、私はいかがかと思うんですが。  これは、一九五二年、文部省の解説で、都道府県教育委員会に対して出していますね。学区制の意義として四点挙げているんじゃないですか。一つは高校教育の機会の均等、今...全文を見る
○石井(郁)委員 高校教育の普及という点ではかなり達成をしてきている、そして多様化が進んだと言われますけれども、それも文部行政が推進をしてきたところですよね。そして、そういう今の状況がつくられているわけですけれども。  しかし、高校教育の機会の均等とか高校の地域化とか入学競争の...全文を見る
○石井(郁)委員 今の数字のとおりでありまして、小学区が、学区が拡大をする。これは愛知では二学区ですよね、香川でもそういう状況なんです。だから、学区制が大変大きく変わってきたということだというふうに思うんですね。  一九五五年当時というのは、高校は小学区制で総合制で男女共学だっ...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねて伺いますが、入試の方法を改善すれば受験は緩和するというふうな御答弁ですか。  それから、最後に、いろいろ受験競争の激化を招かないように期待するということですが、それは期待をするんじゃなくて、文部省は今どうされるのかということをお伺いしているわけでして、再...全文を見る
○石井(郁)委員 思春期にこれほど過酷な受験競争がある国、そして子供たちをそれに巻き込んでいる国は日本しかないんですよね。だからこそ、国連が厳しい勧告をしているんですよ。そういう状態を文部科学省がつくり出してきているわけですから、やはりその文部科学省の責任を私はまず問いたいという...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、指導力不足という定義はどのようにされるのでしょうか。それは文部科学省として持っていらっしゃいますか。
○石井(郁)委員 今の御説明は、先ほど、前の委員の質問のところで大臣からも御答弁があったかとは思うのですが、これは、文部科学省の公式というか正式見解という形で何か文書としてあるのですか。  この問題は、何が指導力不足教員なのかという判断基準の問題ですから、それは国会審議の中で明...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今伺って、この三つの基準という点でいうと、これは本当に大問題だなというふうに思っているのですね。この中身についての議論を本当にしたいという気が今いっぱいしています。  例えば、専門的知識や技術があるかどうかというときに、これは先ほど、大臣の御答弁だったの...全文を見る
○石井(郁)委員 全国的な状況を把握しない、各都道府県ではそういうふうにしているところもある、それでどのぐらいかはわからないという中で、なぜこれが必要だという判断がされるのかというのが一つありますね。その辺の実態の把握の仕方の問題というのはあるのですけれども、先ほどの、基準という...全文を見る
○石井(郁)委員 今の議論のように、やはり判断の基準そして手続、これは極めてあいまいなんですね。まだもことしているという中で、これは法案が通ってからやるという話じゃないんですよ。こんなあいまいな形で通していいのかという問題があるわけですよ。  文部科学省が新しい教員の人事管理の...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり本当に文部科学省の態度は無責任だと思いますよ。肝心なことになったら、都道府県にお任せします、都道府県でおやりくださいと。今重大なのは、こういう法律を決めて、都道府県にこれを押しつける、押しつけるというか、執行していくわけでしょう。私が健康実態調査や勤...全文を見る
○石井(郁)委員 はい。  疾病等によって指導力に著しい欠如が見られる、これさえ大きな項目の一つに入っているんですよ。  こういうことをどんどんとなし崩しにやっていいかどうかということがありますし、地方公務員の場合だったら、ちゃんと健康実態調査をしているんじゃないでしょうか。...全文を見る
06月01日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私は、引き続きまして、地教行法の教員の問題で質問をいたします。  教員の指導力不足について、その判断基準につきましていろいろ議論になっているところですけれども、専門的知識、技術が不足して学習指導が適切でない場合、指導方法が不適切...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点をお答えいただいていませんけれども。  こういう三つを一応基準にされて具体例を示されるということは、どこで検討されたんでしょうか。
○石井(郁)委員 しかし、この三つでそれの具体例が示されていくという話なんですよね。だから、この三つというのがなぜそういう枠組みになるのかということを私はお聞きしているわけです。  こうして見ますと、まだ極めてあいまいでありまして、私は、こういう今の三つの枠組み、このこと自身が...全文を見る
○石井(郁)委員 大変御丁寧にお答えいただきましたけれども、私は指導力という問題について軽々に言うべきではないというふうに思っているんですね。なぜなら、本当にまさに状況はそれぞれいろいろでありますし、子供と教師の関係ですから、本当にそこにあらわれるのはさまざまなファクターがあるわ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は法律の文言にどう書いているかという話をしているんじゃないんですよ。そうでしょう。生徒指導が不適切であるということで免職、そのほか転職というふうになるわけですから、それをどう判断されるのかという一定の基準があるわけでしょう。法律にも、その判断についてはいろいろ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、この三つの、先ほどから出ていることのさらに詳細という形では示されないということですね。それで確認してよろしいですか。——はい。では、次に行きます。  もう一点、私は資料要求していたところなんですけれども、既に都道府県に対して、新しい教員の人事管理の在り方...全文を見る
○石井(郁)委員 それはすぐにも出していただけますね。  例えば、これはちょっとあるところからのものですけれども、こういう形での提言とか報告というのはきちっとあるんですよ。あるでしょう。こういうものをぜひ出してほしいということですから、この十六府県についてお出しいただけますね。...全文を見る
○石井(郁)委員 それは審議のためには不可欠ですから、ぜひお願いをしたいというふうに思います。  私は、もう一点やはり資料要求をしているのでございます。先ほど来、子供と心を通わすとか、そういう意味での現場の困難がいろいろあるわけでしょう。それもあなた方、三つ目の一つの項目に挙げ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、その調査についてもぜひお出しください。それもお願いしておきたいと思います。  私は、どういう実態かというのは都道府県の服務監督だ、本省としては何もしなくて済むかのような、これでは文部科学省としての責任もまた果たせないというふうに思うのですね。例えば、どう...全文を見る
○石井(郁)委員 今広島というふうに特定しましたが、では、一般的にでもいいです。ほかの県でもいろいろ行われていることがあるかもしれません。文部科学省として、その辺はどう考えていらっしゃるのかということをお聞かせください。
○石井(郁)委員 一定の手続じゃわからないですよ。それぞれ現場の教師一人一人について不適切かどうかというのを見ていくというわけでしょう。それをだれが見るのですかと聞いているのです。そして、それがどうやって集計されるのですか、判断されるのですか。
○石井(郁)委員 もう時間になりましたけれども、県によっては、全教員を対象として不適切かどうかをはかるというところも、広島のようにあるようですね。しかし、そうでなくても、いろいろな形があるかもしれませんけれども、教育委員会が最終判断をする。  それでは聞きます。例えば、東京の教...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。私は、本日は学校教育法の一部を改正する法律案と、引き続いて指導力不足教員の問題で質問をいたします。  まず学校教育法でございますが、今回五十六条の第二項に「特に優れた資質を有すると認めるものを、当該大学に入学させることができる。」とし...全文を見る
○石井(郁)委員 教育改革国民会議の提言を受けてということを確認したいと思うのですけれども、昨日も山元議員や中西議員からこの点での御質問がございましたけれども、今回の提案は、やはりこれまでの中教審の論議と全く違うのではないか、これは大変重大な問題だというふうに私は感じております。...全文を見る
○石井(郁)委員 今御答弁いただきましたけれども、十四期中教審では、しかし、学校制度小委員会で大変審議が重ねられておりまして、平山郁夫東京芸術大学学長や数学、物理、音楽、体育の専門家を招いての意見聴取などがあったと思います。  そこで出された結論は、各分野ごとに異なった教育上の...全文を見る
○石井(郁)委員 第十五期中教審でも小委員会で検討がされていたと思うのですが、どうして数学、物理なのかということに対しては、前期の答申、十四期ですね、これを踏まえることが絶対必要だということがあったかと思います。それで、今お話しのように十五期中教審では、特定の分野の希有な才能を有...全文を見る
○石井(郁)委員 お尋ねしたのは、教育改革国民会議ではこの問題をどのように議論され、クリアされたのかということでございますが。
○石井(郁)委員 確かに、創造的な人材をどう育てるかだとか、そういうことでの各委員の議論はいろいろあったかと思いますが、私がお尋ねしているのは、飛び入学という、しかも制度上重大な変更をもたらす問題についてどれだけ、参考人を呼んでのヒアリングだとか、あるいはいろいろな調査研究等々が...全文を見る
○石井(郁)委員 私は今いろいろ伺って、何かやはり、十四期、十五期中教審でかなり定義づけをして、限定的にとらえて数学と物理にした、そして博士課程を持つ大学への入学ということにしていたものが、分野も広げる、それから大学におろしてきている。短大にも専修学校にも。ということというのは、...全文を見る
○石井(郁)委員 私は大変重大な御答弁をいただいたと思っているのです。  教育改革国民会議の第三分科会の第二回議事録を私も見てみました。こういうやりとりがあるのです。これはもう名前ははっきりしていますから読み上げます。  これはクラーク委員ですね。きのう、うちの大学で教授会が...全文を見る
○石井(郁)委員 全然答弁になっていませんね、なっていませんよ。  教育改革国民会議の分科会で議論をされた、提言を受けたとおっしゃいますけれども、ぜひごらんください、まともに議論している形跡はありません。これは皆さんが読まれますから、だれが見たってすぐわかりますよ。何を議論して...全文を見る
○石井(郁)委員 私の質問に対してまともに御答弁いただいていないと思っているのです。  これまでの文部省大学課長の御答弁、中教審で議論をいただかなくちゃいけないことなんだと答えているわけでしょう。なぜそれをやらなかったのですかという問題が一点。  それから、国民会議で今いろい...全文を見る
○石井(郁)委員 分野の拡大というのは、「将来的に」ということが盛り込まれたということをもってしてこれができるという大臣の御答弁かと私は思いますが、百歩譲ってそうであったとしても、分野の拡大ですよ。今度は、進む大学自身だって拡大しているわけでしょう。中教審のどこにもそこまでの話は...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、指導力不足教員の問題で、残る時間、一、二問だけ質問させていただきます。  先般来、私は、文部科学省が委嘱をしている新しい教員の人事管理のあり方に関する調査研究、ぜひこの報告の提出をと求めてまいりましたところ、報告書を出していただきました。大阪、京都、埼玉...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。この問題は大変重大でございますので、私は引き続いて質問をさせていただくわけですけれども、本当に、こういう形での人事管理のあり方、不適切ということが各県でばらばらに行われているという問題は見過ごすことはできません。そして今、実際に教師の間には病気...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第19号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、学校教育法の奉仕体験活動についてお伺いをいたします。本日は、すべて大臣の御答弁でお願いをしたいと思います。  この問題でこの間の質疑を聞いていますと、学校における奉仕体験活動は義務でもなければ強制でもないという御答弁だった...全文を見る
○石井(郁)委員 それは少しおかしいと思うんですよ。子供の側からしますと、やはり評価となるとそれは参加するわけでしょう。あるいは参加せざるを得ないわけですよ。社会奉仕体験活動に参加しない自由というのはなくなるでしょう。参加しなければ評価はされない、また減点の対象にもなるということ...全文を見る
○石井(郁)委員 ボランティアの場合は自主的とか自発的ということがたびたび強調されますけれども、この奉仕活動については非自発的な活動も含まれるというふうに御答弁もされていると思うんですね。つまり、非自発的ですから、嫌でも参加するということがこの奉仕活動に含まれますよということなん...全文を見る
○石井(郁)委員 それはやはり全然論理的説明になっていないんですよ。  では、義務づけないんだ、強制ではないんだと言うんだったら、わざわざ法律に書き込むこともないんじゃないですか。そこが問題なんですよ。それはもうおかしいですよ。そして、評価をしないというならわかるけれども、評価...全文を見る
○石井(郁)委員 定義とか概念というのはやはりきちっとしなきゃいけないと思うんですよ。そういう意味で、私はこだわってもいます。  自然体験活動とか社会体験活動というのは教育活動の中で大変意義を持つ、あるいは子供の人格形成や成長発達に大事だ、これはもう当たり前のことですよ。そのこ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、法制上子供の意見を聞くということを位置づけることにならないという立場というか、考えというのは、やはり大変問題だというふうに思うのです。今議論しているのは、問題を起こす子供、しかも出席停止にするという、その本人の権利に関する停止処分ということになるわけですか...全文を見る
○石井(郁)委員 現状はそういう御説明かもしれませんけれども、この問題ではやはり子供の意見の聴取ということをきちんと手続を明確にしないと、子どもの権利条約に反することになる、あるいは子どもの権利条約を全く無視して法改定をしようとしている、そうなりますけれども、よろしいですか。
○石井(郁)委員 出席停止というのは、やはり子供本人にとって極めて重要な問題です。憲法上の教育を受ける権利を一時的に奪うわけでございます。そして、この処分というのは、指導要録にも書かれるわけでしょう。まさに不利益処分なんですよ、いわば一生にわたる。だから、そういう自己に関する権利...全文を見る
○石井(郁)委員 せっかくの大臣の御答弁ですけれども、やはりちょっとごまかしがあると思いますよ。  都道府県では確かに、人事管理のあり方といって広く行っていることは、そうでしょう。今、私が申し上げた例は、その一般の中から拾っているんじゃないんです。指導力不足教員をどういう範囲で...全文を見る
○石井(郁)委員 今の御答弁も重大だと思いますが、それでは、文部科学省は具体例として三つ挙げましたけれども、各都道府県は別の概念だと。私生活の乱れや服装や言葉遣いの問題まで挙げられている。それから、疾病がありましたね、精神疾患。これはおかしいという話になったじゃありませんか。そう...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、大臣の御答弁は、せっかくでございますけれども、ますますこの問題ではあいまいだな、これで法を通したらどういうことになるんだろうかという思いでいっぱいです。  この不適切という定義をどうするのかという問題で、当初たしか大臣は、基準というのはやはり必要だという...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の法案に出ていないことは確かでございますけれども、そういうものとしてのお考えがあるのかどうかということですが、それもないというふうに確認してよろしいですか。
○石井(郁)委員 では、やはりそういう検討の方向を促したいということじゃありませんか。今回の指導力不足の法案でそれがすぐリンクするとか、そこまでは言っていないとしても、今後はそういうことを考えるということですよね。  では、伺いますけれども、私は、それはやはり大変重大な内容だと...全文を見る
○石井(郁)委員 もう議論する時間がございませんけれども、そのアメリカのメリットペイでは、やはりそういう教員評価というのはさまざまな負の部分、負の影響で実は失敗したというふうに、私などはいろいろペーパーで見ております。だから、既にもう欧米の方が先にこういう部分の教員評価があります...全文を見る
○石井(郁)委員 確認をしたいのですけれども、今回の法案で「児童又は生徒に対する指導が不適切であること。」それから、今申し上げました「研修等必要な措置が講じられたとしても」云々という、二項ございますね。これは、このいずれにも該当する問題ということについて、免職に当たる、そして配置...全文を見る
○石井(郁)委員 そうしますと、これは過日の委員会での質疑で、同僚議員に対しまして、今回の措置の判断をする際に、平素研修が行われていることから判断をすることも可能だ、研修が平素行われていることからして判断することが可能だ、だから新たな研修を義務づけていないという答弁がございました...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、やはり新たな研修が必要だというふうに理解していいわけでしょう。今のお話、何かちょっとはっきりしなかったように思いますけれども。一号と二号いずれもというのは、つまり、不適切だという判断がどこかでされた、そのためには、しかし研修も必要な措置として講じますよ...全文を見る
○石井(郁)委員 私はどうもちょっとわからなくて、申しわけないですが、一号、二号に該当すると言って、さらに研修を義務づけることがなくてもと言われるのはどういう意味なんでしょうか。日常的に研修があるということと、さらに研修を義務づけるとの関係がもう少し明確にならないと困ると思うので...全文を見る
○石井(郁)委員 では、日常的にいろいろ研修をしているということなんですけれども、その研修が一体どういうものなのかということも、まだもう一つ不明確というか、ここでは明らかになっていません。  私のところには、各県から要請やメール等々がいろいろ送られてきますけれども、その中に、何...全文を見る
○石井(郁)委員 こういう問題でも、本当に審議はまだまだ奥が深いと私は言わざるを得ないわけです。免職のためにも、ためにもというのは変ですけれども、不適切な教員ということを判定するために研修ということを一応義務づけるというか、必要条件としているわけですけれども、一体、それはどういう...全文を見る
06月14日第151回国会 衆議院 本会議 第39号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案等三法案に反対の討論を行います。(拍手)  子供と教育の深刻な状況を克服するには、過度の競争教育を改め、子供の成長、発達を保障する学校づくりこそ急務であり、政治はそれを支援する責務があります。  ところ...全文を見る
06月22日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第21号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  中谷参考人には、大変な状況の中で当委員会においでいただきまして、本当にありがとうございます。また、御苦労さまでございます。  突然の惨劇とはいえ、教室の中で子供たちの命、八人もの命が奪われました。また、周りの子供たち、傷...全文を見る
○石井(郁)委員 中谷参考人に伺いたいと思います。  先ほどのお話の中でも、事件後さまざまな対応をしていらっしゃるということがよくわかりました。  しかし、やはり現場はいろいろなことがあると思うのですね。教職員の皆さん、そして保護者の方々からいろいろな御要望もあるかというふう...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ具体的な御要望もいただきまして、ありがとうございます。そういう実現に向けて、私もぜひ努力をしたいという思いをいたしております。  具体的にちょっと伺いたいのですが、今既に始まっているメンタルサポートチーム、五十五人で立ち上げていらっしゃるということです...全文を見る
○石井(郁)委員 世界に例のないというか初めて起こった事件だということでございますし、それが我が国の国立学校で起こったという点でも、文部科学省としては、やはり関係者の御要望はすべてくみ上げて万全の体制をとるということで取り組んでいただきたいということを強く申し上げておきたいと思い...全文を見る
○石井(郁)委員 報道によりますと、防犯カメラの設置を地方交付税に盛り込むことも検討されているというふうに伺いました。しかし、防犯カメラがあっても、それを見る人がいなきゃ困るんです。そうでしょう。そういう人が果たして学校にいるのかどうかなんです。  昨年一月に、これは旧文部省が...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間もなくなりました。ぜひ、全国からのそういう御要望、実態を踏まえて、そして必要な手を打っていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  国立大学の附属の実態も同時に今考えなきゃいけないんですね。今私が質問しましたのは、公立学校、一般校の話で...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
06月27日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第22号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、本日は、文部科学省発表になりました大学の構造改革の方針について、また昨日、今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針が閣議決定されたわけでございますが、それとの関連でも質問をさせていただきます。  私どもにとっ...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ背景まで含めて御答弁いただきましたけれども、今回の構造改革の方針と、それから国立大学の民営化の問題で私お聞きをしなければなりません。  総理が五月十一日の参議院本会議質問に対しての御答弁で、「思い切って国立大学の民営化を目指すべきだという御指摘でありま...全文を見る
○石井(郁)委員 大学の活性化であるとか、大学がいろいろ評価機関を設けなければいけないだとか、いろいろ運営形態を考えなければいけないとか等々は言われてきたとおりでありまして、その問題と民営化に行くかどうかというのは質的に全く違う問題ですね。そこはまずはっきり区別をしなければいけな...全文を見る
○石井(郁)委員 こういう記事があるのですね。小泉首相は五月十八日、首相官邸を訪れた遠山敦子文部科学大臣に珍しく声を荒げた、首相が同十一日の参議院本会議で国立大の民営化に賛意を表したことに対して、旧文部官僚出身の遠山氏が国立大側の意向を代弁するかのように、国立大学は既に独立行政法...全文を見る
○石井(郁)委員 国立大学を民営化するというのは、まさにこれまでの国の大学教育のあり方を根本から変えるものですね。ですから、極めて重大な問題をはらんでいる。それが首相の一言で軽々に変えられてはとてもたまらないということはもう言うまでもないというふうに思うのですね。  現在、国立...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり本当に重大な問題が含まれているというふうに思っておりますので質問しているわけですけれども、やはり政府としても、財政上厳しい、お金は出せない、もう民営化、売り飛ばせるところはどんどん民営化していくことになるのではないかという点でいきますと、本当に重大だ...全文を見る
○石井(郁)委員 いただいた大学の構造改革の方針なるこのペーパーですけれども、スクラップ・アンド・ビルドで活性化、新しい国立大学法人に早期移行、国公私トップ三十を世界最高水準に育成というのがありまして、本当に、大学の、高等教育への支出をいかにふやすかということは一つもないというこ...全文を見る
○石井(郁)委員 はい。事実かどうかだけで結構です。
○石井(郁)委員 これは文部省自身がお決めになったことですが、新制国立大学実施要綱というのがございますよね、一九四八年六月二十二日付ですけれども。それを見ますと、国立大学設置の大原則というのが定められています。イ、ロ、ハとありますが、「新制国立大学は特別の地域(北海道、東京、愛知...全文を見る
○石井(郁)委員 確かに、状況がいろいろ変わる、それは日本国内外いろいろ変わっている、だから、そういう状況に合わせていろいろなことを考えていかなきゃいけないのはそうなんですが、問題は、それはきちんとしかるべき審議機関やいろいろなところで、審議会等々で議論をした上で、あるいは大学関...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そういう答弁を全国の大学関係者に知らせてほしい。驚くんじゃないですか。これはもうだまし討ちですよ、だまされたとしか言いようがない。大学審議会の中では、競争的環境の中でいろいろ研究教育もしていこうという話はあるかもしれませんが、トップ三十を世界最高水準に育成...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたけれども、一言だけ。  私学は定員割れを起こして大変な状況ですよね。今回、私学も含めてトップ三十という話になっているわけですけれども、私は、この状況では余りにも不見識だというふうに思います。私学を含めたということは、私学助成のあり方も見直すとい...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。     —————————————
10月31日第153回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、きょうは大学問題について質問をさせていただきます。  学術の中心としての大学のあり方をめぐって重要な局面を迎えています。一つは、大学の構造改革の名のもとに進められている国公私トップ三十育成構想による大学のスクラップ・アンド・...全文を見る
○石井(郁)委員 十九世紀の終わりから二十世紀の初めにかけて、当時といえば、相対性理論とか原子核の研究、原子論、そして量子力学、こういう分野が華やかなりし時代だったかと思うんですが、そういうところで、超低温化の物性の研究というのは、なかなか日が当たらない、見向きもされないという、...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣がお述べになったとおりでございますけれども、もう一つ加えれば、白川博士が東京工業大学の助手時代、これは学生が行った実験だと言われているんですね。その後、そういういろいろな、アメリカの学者などとの出会いなどを含めましてこの研究につながったということですが、白川...全文を見る
○石井(郁)委員 ところが、文部科学省が実際に今施策として行おうとしているということは、私は、今の大臣の御答弁に反するような方向ではないかと言わざるを得ないわけでございます。  ことし六月に出された大学の構造改革の方針によりまして、筑波大学と図書館情報大学との統合、また山梨大学...全文を見る
○石井(郁)委員 高等教育局の平成十四年度の概算要求主要事項の説明でもその点では私どもも伺っているんですけれども、トップ三十に、これは三十は固定しないという話でもありますけれども、思い切った重点投資をする、平たく言えばそういうことですね。それのために評価機関、評価も行いながらする...全文を見る
○石井(郁)委員 有識者と専門家でつくられたらそれが公平だ、公正だという保障にはならないですよ。だってこれ、どういう選定されるんですか。まず文部省が選定されるでしょう。そして委嘱もされるんでしょう。そこをはっきりさせてください。全然第三者じゃないじゃないですか。文部省の中にそうい...全文を見る
○石井(郁)委員 私はとてもその御説明では納得できませんね。これは全然第三者の評価機関じゃないですよ。国による審査委員会、文部科学省のもとにつくる審査委員会、そういうものですよ、今の御説明だと。  それは、私、大変本当に重大な問題だというふうに思うんですね。こういうことを文部科...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと何か委員会中ざわめいたようですけれども、やはり大臣の御答弁で、先ほど来聞いていなかったんじゃないかと言われたのは、私は取り消していただきたいというふうに思います。  もちろん私はずっとおりましたから聞いております。学問の自由との関係で質問したのは私が初...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりすれ違っているわけですよ。基礎研究については、午前中の審議、その他で他の議員にいろいろ御答弁されたと思いますけれども、私、基礎研究のことだけ述べていませんよ。やはり私の質問をまともに受けとめていただきたいですね。その上で御答弁いただかないと、これは困るわけ...全文を見る
○石井(郁)委員 よろしくお願いします。  私、申し上げているのは、やはり国が学問研究に介入してはならないというその原則をしっかり踏まえていただきたいということであります。  その点では、この委員会でも名前がたびたび出ておりますけれども、ノーベル化学賞を受賞された野依名大教授...全文を見る
○石井(郁)委員 同じように国立大学協会からも声が上がっておりまして、大学の構造改革の方針についてですが、この内容については、本協会などとは何らの相談もなく文部科学省が一方的に発表したものである、大学の現場では無用の混乱を生じている、こういう指摘がされています。  私は、今まで...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は、国立大学だけではなくて、実は私学にも大きくかかわってくる問題がありまして、来年度の概算要求の中には、私学の予算で私立大学の教育研究高度化推進の特別補助ということで、これも文部省内に審査委員会を設けて国からの特別補助ということで行う重点化なんですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
11月21日第153回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○石井(郁)委員 ただいまの件でございますが、大変重要な問題でありますので、一言申し上げさせていただきます。  十月三十一日の当委員会で、大臣は、私の質問中に、他の議員に答えている、同じことを聞くのだろうかという趣旨での答弁をされたわけでございます。私は、もう余りにもこれは傲慢...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  芸術文化を支援する基本法は、大きく期待をされていたところでございます。基本理念で、文化的権利、また専門家の地位の向上などを書き込まれたということが大変重要なことだと考えております。  この間、我が党に寄せられましたメールなどを見...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねてで恐縮ではございますけれども、一九六六年の国連第二十一回総会で採択をされて、日本では一九七九年に批准された国際人権規約、この十五条「科学及び文化に関する権利」でこうも書かれています。「この規約の締約国は、科学研究及び創作活動に不可欠な自由を尊重することを約...全文を見る
○石井(郁)委員 今憲法を前提にしているというお話でございましたが、それは当然だとは思うんですね。ただ、基本法で憲法を前提にしているから書かなくていいということにはならないと私は考えているわけでございます。  既に宗教法人法あるいは男女共同参画社会基本法等々がございますけれども...全文を見る
○石井(郁)委員 次の問題に移ります。  行政の芸術活動に対する不介入の原則ということが大変大事だと私は考えています。また、差別、選別を招かないようにするという問題があるかと思うんですね。  行政は芸術文化活動にやはり介入してはならない、これは特に権力として介入してはならない...全文を見る
○石井(郁)委員 例を申し上げますけれども、東京都の文化振興条例がございます。そこでは、第二条に「都は、この条例の運用に当たっては、文化の内容に介入し、又は干渉することのないように十分留意しなければならない。」とあるわけです。  また、社会教育法を見ましても、「国及び地方公共団...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  私も、いろいろ皆さんと御一緒に討議にも加わった者といたしまして、やはりこの法案の作成で、ある面で大変問題というか、議論が深められたのが第三章かというふうに思うんですね。この「文化芸術の振興に関する基本的施策」というところだったと...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、やはりこれだけジャンル別、分野別というふうになりますと、どうしても差別、選別の問題ということが出てくるんじゃないか。出てこないことが最も望ましいわけですけれども、そういう問題を考えておかなくちゃいけません。  これまでの議論の中でも、この条文に載るか載...全文を見る
○石井(郁)委員 私、この問題をなぜ重視するかと申しますと、現に文化庁のこの文化行政の中で、予算配分を見ますと、重点配分というのは強まっているんですよね。  例えばアーツプラン21、これは我が国芸術水準向上の牽引力となることが期待される芸術団体ということで、その芸術水準の向上と...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもいろいろ御丁寧にありがとうございます。  私、先ほども触れたんですけれども、やはり国が芸術文化活動の内容に立ち入ってはならないというか、本当に関与してはならないというのは、この分野では何度も念を押しても押し過ぎることがないほど重要な問題だというふうに考え...全文を見る
○石井(郁)委員 別の問題点を申し上げたいと思うんです。  文化的権利ということは明確にされました。しかし、社会保障等の認知というか、この分野までは踏み込んでないという問題があるんですね。  何度も申しますが、ユネスコの芸術家の地位に関する勧告では、こういうふうに述べられてい...全文を見る
○石井(郁)委員 この前、基本法作成に当たって、いろいろな関係芸術団体、文化団体からの御要望がございましたけれども、いわゆる芸団協、日本芸能実演家団体協議会からの提言、私どももこの五月に受け取りましたが、その具体的な提言の中を見ましても、実演家の地位を保障するためにというところが...全文を見る
○石井(郁)委員 大体時間が参りました。  私、最後に、やはり文化行政の民意の反映ということが大変重要でございますので、その点で、条文の三十四条を、これは政策形成への民意の反映として、芸術家や学識経験者その他国民の意見を求め、これを十分考慮した上で政策形成を行う仕組みの活用等を...全文を見る
○石井(郁)委員 各それぞれの箇所には、そういう形で広く国民の意見が反映されるよというのはあるんですけれども、何かそれを全体として、どうなっていくのかなということがもう一つわかるようでわからないようなところがありまして、これは今後、私どもしっかり見ていかなくちゃいけないというふう...全文を見る