石井郁子

いしいいくこ



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石井郁子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず私は、中教審の中間報告と教育基本法問題でお聞きをしたいと思います。  昨年の十一月十四日に、中教審は「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」という中間報告を提出いたしました。この報告書で...全文を見る
○石井(郁)委員 キーワードかどうかということにまだ直接お答えにはなっていらっしゃらないんですけれども。  中間報告では、教育基本法を改正する論拠としてこのように書かれていました。「現行法」、教育基本法ですね、「現行法には、新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人を育成する...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう幾つか目標があって、最終的に、端的に「「新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人」の育成」というふうにまとめ、くくられたということでございます。  でも、私、きょう、質問の通告といたしまして、こういうフレーズが出てきたのはいつですかということは通告...全文を見る
○石井(郁)委員 今月十三日に衆議院の憲法調査会の基本的人権小委員会がございまして、そこに中教審の鳥居会長が参考人として御出席されています。そこで教育基本法問題が議論されていましたね。我が党の春名議員が、私どもはキーワードと考えておりますので、たくましい日本人の育成ということでは...全文を見る
○石井(郁)委員 今ここに中教審会長いらっしゃらないわけですから、その真偽はちょっとあれですけれども、中教審の議事録も精査したらわかる話かとも思います。しかし、国会で参考人として御出席されて、これは初期の段階ですと明言されると、いかがかなということがあるんですね。先ほど大臣がおっ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、きょうは、その「「新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人」の育成」、これがやはりキーワードになっているわけですから、このことにこだわっているんですが、実はもう一つ重大な問題を感じているからでございます。  それは、昨年の八月三十日に遠山文部科学大臣...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、大臣がおっしゃったように、人間力戦略ビジョンを文科省の責任においてつくるのは、それはあっていいと思うんですよ。そのことは何も否定していません。  それから、中教審は中教審としての主体性、自主性があって、中教審として審議をされる機関だということもそのとおり...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、きょうはもう一点、国立大学の法人化問題でお聞きをいたします。  この国立大学の法人化につきましては、これも文科省による大学人に対する幾つかの裏切りが続いてきたというふうに私は思います。当初、教職員の身分は公務員でいくと言っておりました。それが、昨年三月に...全文を見る
○石井(郁)委員 確かに、法案がまだまだ提出されないということで本当に困る、困るというのは変なんですけれども、議論がしにくいんですけれども、しかし、内閣提出の予定法案等の件名ですよ。そこにある文言です、私が引用したのは。「これらの法人が設置する国立大学」と。これをどう読んだらいい...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、もう一点伺いますけれども、学校教育法上はどうなるんでしょうか。国が設置するのか、法人が設置するのかということを明記しなきゃいけないと思うんですけれども、それはどうなるんでしょうか。
○石井(郁)委員 ちょっとはっきりしていただきたいと思うんです。  というのは、やはり、学校教育法第五条がこういうふうにありますよね。「学校の設置者は、その設置する学校を管理し、法令に特別の定のある場合を除いては、その学校の経費を負担する。」と。だから、これを素直に読みますと、...全文を見る
○石井(郁)委員 何かどうもあいまいにしか私にはまだ聞けていないんですけれども。  端的に重ねて伺いますけれども、国立大学の設置者というのは、国ですか、法人ですか。これをもう一度はっきりお答えください。設置者は国なのか法人なのかという問題。財産はとか、予算はどう措置するとかなん...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり私は、大変重大な変更というか内容になっているというふうに思いますね。だって、国立大学設置者が法人となりますと、その学校の経費負担というのは、設置者である法人ということになるわけでしょう。国がきちんと財政責任を負うというこの大原則は崩れるわけですよね。そこは...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、その御答弁では満足できないので、確かに、大学の自主性、適正な額ということで今後は考えていかなければいけないというお話ですけれども、しかし、文科省としては各大学に既に一定の範囲、額を示しているんじゃありませんか。やはりそういうことをきちっと言っていただかなけ...全文を見る
○石井(郁)委員 残念ながら、この点でも文書があるんですよ。法案も成立していない、これからだというのに、各大学にこういうのでシミュレーションしてくださいというのをあなた方はやっているじゃないですか。  これは、昨年十二月に、国立大学協会の国立大学法人化特別委員会に文書が出されて...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねてですけれども、もう一点、学部別の授業料ということも言われ出しているんです。ですから、残念ながら、法人化に伴って授業料が上がるんじゃないか、学生の負担がふえるんじゃないかという話にやはりなっていくわけですよ。だから、そこのところの問題なんですが、この学部別授...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう、私は、法人化の問題では設置者の問題と授業料、納付金の問題に絞ってお尋ねさせていただきまして、これから本格的な審議が必要かというふうに思いますけれども、日本の高等教育のあり方、そして国のそれに対する責任という問題が問われる、本当に大きな問題だというふうに思...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、全国で二百万人近いと言われる商工業などの自営業における家族従業者、いわゆる業者婦人の権利、地位向上の問題で御質問させていただきます。  業者婦人の役割については、政府はこのような答弁をされています。「我が...全文を見る
○石井(郁)分科員 どうもありがとうございました。  今も御紹介いただきましたけれども、国の男女共同参画基本計画の中にそのような記述がございます。「女性起業家、家族従業者等に対する支援」として幾つか掲げられているわけでございます。ただ、この項目は各省庁でどのように具体化されるか...全文を見る
○石井(郁)分科員 今の御答弁ですと、実態調査は着実に進んだと。実態調査だけですね。それ以上はないんですか。あるいは、今後どうするかということについて、今の私が御紹介申し上げました地方自治体では、かなり踏み込んだというか、具体的な項目まで入れているということからすると、もっと計画...全文を見る
○石井(郁)分科員 今のお話に出ていますように、業者婦人の実態調査でございますけれども、そのことでちょっと伺いたいと思います。  二〇〇二年三月に、中小企業庁の委託事業として、自営中小企業者の家族の労働と健康に関する調査研究委員会報告書が出されました。これは二十二年ぶりの、政府...全文を見る
○石井(郁)分科員 この調査は全国商工会連合会に委託されて行ったということですけれども、この調査の対象数、サンプルがどのくらいだったのか。それから、私が見たところ、業者が集中している大都市圏、政令指定都市など、そういうところがどうも少ないんですね。その辺の事実関係をちょっとお示し...全文を見る
○石井(郁)分科員 首都である東京で見ますと、中規模の六市のみなんですね。それから、私は大阪ですから大阪の例で申し上げますと、大阪府下で四つなんですよ。泉南市、四条畷市、富田林市、河内長野市。大阪に詳しい人が見たら、これは新興住宅地や農地を含むところであって、もちろんそこにも自営...全文を見る
○石井(郁)分科員 もちろん、今わかっている範囲で、あるいは共通する施策について積極的に取り組むというのは当然のことでありまして、それは大いにしていただきたいわけでございますけれども、私は、実態も正確につかんでいただく、また、調査というのは継続して意味があるわけですから、それはぜ...全文を見る
○石井(郁)分科員 重ねてですけれども、業者婦人の実態調査の一層の充実を引き続き求めていきたいと思います。  次の問題でございますが、中小業者の営業を支えている、経営を女性が支えているということは先ほど官房長官からも御答弁いただきましたけれども、その経営を支えているという面につ...全文を見る
○石井(郁)分科員 この問題でも、地方自治体の方では一定の前向きな部分というのが既にもう出てきているんですね。自治体の方は、とにかく、働いている人たちが目の前にいらっしゃるわけですから、もっと切実だと思うんですね。  業者婦人などの実態調査をした地方自治体から、こういうことが上...全文を見る
○石井(郁)分科員 一つは、法的な整備の必要ということを私は申し上げましたけれども、日本の所得税法の五十六条、ここが実はネックになっているんですね。配偶者とその親族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しないとはっきり書いているわけですから、だから、これをもってして、...全文を見る
○石井(郁)分科員 申し上げましたように、世界から見て異常なことになっているという点で、私は、その辺の改善が本当に急がれるんじゃないかというふうに思います。  大事なのは、自家労賃を認めるような法整備ということを私は申し上げましたけれども、独立した納税者として認めていくというこ...全文を見る
03月14日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人としてきょうはおいでいただきまして、心からお礼申し上げます。  先ほど意見陳述を伺いまして、お二人共通されて義務教育の重要性、またその水準の維持向上のためにも義務教育費の国庫負担制度というのは堅持されるべきであると...全文を見る
○石井(郁)委員 せっかくそこまでお話しいただきましたので、もう少し伺いたいのでございますけれども、今、義務教育費国庫負担制度の問題ですから、特に給与費の問題について、これをどういうふうに考えていくのかとか、どういう問題性があるのかとか、そういうようなことについての議論というのは...全文を見る
○石井(郁)委員 引き続きまして、これは天笠参考人にお伺いしたいと思うんです。  この点は共通している点でもあるんですけれども、今回の法改正で国庫負担制度の根幹が維持されたというのは、当委員会でもいろいろあることですけれども、先ほども、根幹が維持されているということでございまし...全文を見る
○石井(郁)委員 横山参考人にも、この点ではお話しいただければと思いますが、義務教育の国庫負担の根幹という問題、根幹というのは何ですかということをお聞かせください。
○石井(郁)委員 では、引き続きまして、横山参考人に伺いたいと思います。  今回、各自治体からは相当の要望書や意見書がこの問題については出されまして、私どもにいただいた文部省の資料では、要望書を出されている自治体は二十八、意見書が十三でございますから、ほとんどがこの問題で意見が...全文を見る
○石井(郁)委員 後段の部分で、今後、退職手当なども国庫負担から外すということがございますので、そのこともちょっと御意見を伺いたいなと思います。
○石井(郁)委員 今、自治体というか地方では、教育について取り組みが進んでいる面が随分あると思うんです。その一つが三十人学級の単独実施ということになっていると思うんですね。もうかなりの自治体で、当初は小学校一年とか中学校一年からということですけれども、順次進めていくという方向でな...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたけれども、きょうは、たまたま東京都の教育長さんでいらっしゃったり、また今教育理論で一つの御理論を持っていらっしゃる方ですけれども、全国的には、とにかく三十人学級というのはもう相当な数になってきているんですよ。ここにやはり国民の願いがある。また、良...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、外国人学校出身者の大学受験資格付与問題が緊急を要する問題として浮かび上がっておりますので、一問伺いたいと思います。  インターナショナルスクール修了者に対する大学受験資格の問題ということで、欧米系スクール修了者に...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、教育の中に差別があってはいけないわけで、特に国際化と言われている折から、またアジアの中の日本ということで非常に注目もされている折から、こういう問題をやはりこのままにしておくわけにいかない。これは、文科省としての姿勢が本当に問われる問題だし、見識が問われる問...全文を見る
○石井(郁)委員 何かどうも、もう少し確認しなきゃいけないんですが、それはちょっと後でおいおい出てくることでございますので、端的にお聞きしますけれども、この法案第二条第一項に、「市町村立学校職員給与負担法第一条に掲げる職員の給料その他の給与及び報酬等に要する経費」、第二項には、「...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、市町村立学校職員給与負担法に基づくというふうにありますから、そこでの国庫負担の対象となる給与費目はどうなっているかといいますと、ずっとありまして、給料、扶養手当、調整手当、住居手当、初任給調整手当、ちょっと読み上げますけれども、通勤手当、単身赴任手当、特...全文を見る
○石井(郁)委員 何だか、最初に狭義、広義と分けられたところが独特かと思うんですけれども、義務教育費の根幹は守ると。給与費という場合と給与費等という場合とで、この給与費等というときの等は広義のものだというふうにおっしゃっているんでしょうか。  そして、では、給与費というものに入...全文を見る
○石井(郁)委員 どうも、広義、狭義というふうに分けられましたけれども、これは文科省の統一した見解として、いつごろからそういう見解でこの問題に臨んでいらっしゃるんですか。これは何か公式に発表されたものとかあるんですか。
○石井(郁)委員 ちょっとややこしい話をして申しわけないんですけれども、私は、やはり根幹というのは給与費。給与費なのか、給与費等まで含めるのかというのが一つあるんですが、給与費等まで入れて根幹という御答弁だと確認していいんですよね、根幹を守るという場合に。一つは、そこの確認と、し...全文を見る
○石井(郁)委員 本当におかしいんですよ。これまでの文科省の説明はそういうことじゃなかったはずですよ。  これは、文部省教育助成局の財務課、高橋伸一氏の論文を私も見まして、それを紹介しますけれども、「義務教育国庫負担制度について」というのがございますよ。その中には、給料から退職...全文を見る
○石井(郁)委員 広義という形を持ち出して、給与費ということを事実上狭めていってしまう、これは私は、法律の解釈としてもやはり勝手な解釈だということでも、本当に認められないと思うんですね。だから、退職手当や児童手当は、給与費としてやはり国庫負担の対象から外すべきでない、給与費だとい...全文を見る
○石井(郁)委員 退職手当、児童手当は、十六年度予算編成までの結論だと。しかし、これはもう危ないと皆さん感じているわけですから、本当にそこのところはきちんともう一度頑張っていただきたいということがあるんですが、私は、今回の法案は、やはり義務教育費の根幹部分を支える義務教育費国庫負...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、今回は、大学教員等の任期制の問題で質問をいたします。  任期制の問題をめぐっては、一九九七年の法案審議がありましたし、その審議の過程や、また法成立があるわけですけれども、その法そのものを無視して行われているような状況が出てき...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり国家公務員としての教員でございますから、私は、その身分の保障というのは、本当に軽々しく行うことはできないというふうに思うんですね。  もう一点、重ねて確認ですけれども、この任期制法律、任期法と呼んでおきますけれども、第三条第一項等の規定に基づく任期に関す...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり文科省としては大変あいまいな態度だ、あいまいな答弁だというふうに私は思うんですね。  先ほどの失職という問題でございますけれども、これは実は大阪大学なんです。ことし助手の任期が切れたということで失職になった方が生まれたんですね。確かに、ここの大学では今、...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、大臣にも御答弁いただきたいと思いますけれども、今回のケースは、具体がどうかというのも少しいろいろあるかと思いますが、私どもの聞いたところでは、要するに教員の流動化ということで任期制を入れるという話でしたから、どうもそれでもないんですね。それで、いわばリス...全文を見る
○石井(郁)委員 今回提出の国立大学の統合の場合につきましても問題があるわけです。それからまた、法人化に向けて、今またこの任期制問題が、いろいろ各大学が動き出している、どういう動きかといいますと、やはり無限定に任期制が導入されたり、また導入されようとしているということがあるような...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は、しかし任期制の審議のときを振り返ってみても、今ちょっと二つ問題がありますから、二つのことの最初の、財政の問題でいいますけれども、小杉文部大臣、こう言っていたんですよ、決して意図的に財政誘導を行おうとするつもりはないと。やはり、財政誘導でそういう任期つ...全文を見る
○石井(郁)委員 今はこの点ではこれ以上深入りをしないことにしておきますが、もう一点の問題の、全教員を対象にする、しかも現職の教員を対象にする、この問題は私はさらに重要な内容を含んでいるというふうに考えておりますので、伺います。  これも九州の大学の例でございますが、一律に研究...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、今省略して、流動型、研究助手型、プロジェクト型というこの三つに該当する場合についてという、これが例えば一つの大学の全学部、全学科に適用になるということは考えられますか。
○石井(郁)委員 それは全然、おかしいですよね。だって、何のためにこの要件を決めたんですか。この要件の範囲で任期制だということで、厳しくこれは審議したじゃないですか。そんなこと、出てきませんよ。  これはそれこそ今後の法人化の議論の中にもっと出てきますけれども、今、法人化に向け...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そういう御答弁じゃ到底納得できないんですが、これは九七年の国会審議のときにも、先ほども御紹介しましたけれども、当時雨宮高等教育局長、この問題でこういうふうに言っているんですよ。この要件をつけた、読み方の問題でですけれども、その第一号、「先端的、学際的又は総...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、もちろん政府として、文科省として、それを強要することもできないし、各大学だってそれを上から一律に導入することはできない、そういう意味での両方にとっての選択的な任期制であることは言うまでもないんじゃありませんか。私は、今、文科省がこの法人化を前にしてそうい...全文を見る
○石井(郁)委員 時間もありませんので私もこのぐらいにしますけれども、今のは全然おかしいですよ。だって、任期法には私立の大学の教員の任期ということで、第五条にちゃんと書いているじゃないですか、これも。そしてそれは、国立大学でさっき三つの要件をつけたことと同じようにしなきゃいけない...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
04月03日第156回国会 衆議院 本会議 第20号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、国立大学法人法案など六法案について質問いたします。(拍手)  この瞬間にも、米英軍によるイラクへの戦闘行為、爆撃などが行われています。既に、多数の子供や女性、民間人が犠牲になっています。国際法に反する侵略行為であるこの戦争は直ちに中止し...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立大学法人法案について、法案に即してきょうは質問をさせていただきますので、大臣の御答弁、よろしくお願いをいたします。  初めに、端的に伺っておきたいと思います。  憲法二十三条に「学問の自由は、これを保障する。」とあ...全文を見る
○石井(郁)委員 今の御答弁を伺いまして、しかし、この法案との間にはやはり大きな矛盾が生まれてくるのではないでしょうか。  以下、お聞きしたいと思います。  本来大学が自主的、自律的に定めるべき中期目標、いろいろ議論になっておりますが、なぜ、これは大学ではなくて文部科学大臣が...全文を見る
○石井(郁)委員 予算措置をするので国が一定の関与をしなければならないという御答弁かと思いますが、これは、現行もまさに国の予算を措置しているわけでしょう。なぜ大臣が目標を定めなければいけないのかということを私は聞いているんです。私は、これは全然御答弁になっていないと思います。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 るる御説明いただきましたが、私の質問には答えていただけていないんですね。  つまり、大学が目標をつくることが必要だということをどうもおっしゃっていらっしゃる。それは、大学はみんな目標をつくりますよ、文部大臣が言わなくても、文科省が一生懸命そこを言わなくても。そ...全文を見る
○石井(郁)委員 大分先の方まで御答弁いただいたんですけれども、今私は、目標の段階で文科大臣が定めるということについて尋ねていたわけですが、もう計画の方まで入っていきまして、これはお聞きしようと思っていたことでありまして、さらに確認もしたいというふうに思うんです。  まず、戻り...全文を見る
○石井(郁)委員 結局のところ、運営交付金を国が出すので、だから、ちゃんと計画どおりやっているかどうかを見るんだと。やはり予算を盾にとっているじゃないですか。  それで、大学に対するここまでの、目標を定め、計画を認可し、これは後で評価がありますけれども、評価をする、それで予算の...全文を見る
○石井(郁)委員 これまで独立行政法人化された研究機関というのがございます。毎年、文部省内に設置された独立行政法人の評価委員会における評価を受けているわけですね。私も見てみました。  平成十三年度の業務の実績に関する評価が公表されております。その中で、一つ例を申し上げたいんです...全文を見る
○石井(郁)委員 大学の評価がどういうふうになるのかは、これからの大学の評価委員会で決めることだという話かと思います。  しかし、それで済むわけにいかない。やはり、事は学問の自由、大学の発展にかかわる重大な内容を持っているわけですから、それを政令にゆだねた、法案が通ってからでな...全文を見る
○石井(郁)委員 このことにも関連いたしまして、きょうはちょっと総務省にもお願いしているんですが、独立行政法人通則法第三十五条の準用によって中期目標の期間の終了時の検討が行われるわけです。この通則法の三十五条というのは、「主務大臣は、独立行政法人の中期目標の期間の終了時において、...全文を見る
○石井(郁)委員 この点の内容ももっと詳しく見なきゃいけないんですが、時間の関係上、こうしてきょう短い時間で見てきただけでも、私は本当に重大な内容を持っているというふうに思うんです。  ここでちょっと、こういう仕組みということで、一九九七年の十月、当時、町村文部大臣が記者会見を...全文を見る
○石井(郁)委員 この点もこれからじっくり議論させていただくわけですが、独立行政法人じゃなくて国立大学法人だからいいのですということにはならないですよ。名前を変えているだけではないですかという批判も、反論もありますよ。  最後に、私は、こういう日本の大学のあり方、そして、学問の...全文を見る
○石井(郁)委員 問題をすりかえないでください。文科省はいつもそういうやり方なんですよ。各ブロックごとに文科省として法案を説明しましたということで言いますけれども、私は伺っています。国立大学協会としては、一つの組織体です。大学の学長の集合体、もう言うまでもありません。そういう協会...全文を見る
○石井(郁)委員 国立大学協会は、二月二十四日に理事会を開いて、この段階では、概要についての一定の了解を得たということであります。法案の閣議決定は二十八日じゃないですか。法案そのものについてのきちんとした組織的な議論をしていないんです。ここは同意を得ていないということをはっきりさ...全文を見る
04月23日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私、きょうは児童虐待の問題で質問をさせていただきます。  児童虐待防止法が三年前にできまして、関係者の努力は相当進んでいるわけでございます。しかし、一方で、悲惨なというか深刻な事例も後を絶たないわけでございます。  最...全文を見る
○石井(郁)委員 私、最近、家庭裁判所調査官研修所というところからこういう冊子が出されまして、本当にそれぞれのところでいろいろな努力がされているというふうには思ったんですけれども、「児童虐待が問題となる家庭事件の実証的研究 深刻化のメカニズムを探る」ということで、家庭裁判所で扱っ...全文を見る
○石井(郁)委員 きょうは、特にその就労問題で質問を今後続けるつもりはありませんで、ただ一言、長官としての御決意を伺っておきたかったということでありますので、それは結構でございます。  主題は虐待問題でありまして、次の問題は、そういう生活の不安に加えて子育ての孤立化ということが...全文を見る
○石井(郁)委員 虐待問題では、発生予防、それから早期発見、それから被虐待児の保護、そういう三つに分けて考えられるようになっているわけですが、本当に虐待に至ったら大変ですけれども、至る一歩手前のところで相当な問題を子育て世代、子育て中の母親は持っているんじゃないかということがあり...全文を見る
○石井(郁)委員 新聞報道なんかを見ておりましても、今、子育て中の母親というのは、こういうしかり方をしたらこれがもう虐待ではないのかなとか、子育ての中でついいらいらしてしまうだとか、そういうことを全部保健センターに寄せられたりして、大変、保健センター自身もパンク、電話など相談をし...全文を見る
○石井(郁)委員 今後、そういうことをどうしていくかということが共同の課題になるかと思うんですが、この点で一つ参考にできるのは、例えばイギリスなんですね。イギリスで児童虐待防止制度があり、理念があって、かなり先進国の一つになっています。  そこを見ますと、政府がガイドラインをつ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点、同じように職員の問題として、児童養護施設がございますね。そこにも若干の加配的な職員配置ができるような措置があるんですけれども、これは大阪のある児童養護施設ですが、心理療法の対応職員の雇い上げ費加算というので年間二百二十六万四千三百円、これでは、もうアル...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
05月07日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の法案について、幾つかのことを質問させていただきます。  インターネットを利用した犯罪、特に深刻な社会問題となっている児童買春については、児童の権利の保護という観点から、出会い系サイトを含めて、インターネットに何らか...全文を見る
○石井(郁)委員 ここでは児童買春ということが主たる問題になっておりますので、そのことで尋ねていきたいわけでございますけれども、大臣もかかわりになられた児童買春の禁止法でございますよね、これとのかかわりをやはりどうしても私はただしておきたいと思っているわけであります。  この児...全文を見る
○石井(郁)委員 今引用になられましたデータですが、先ほどもちょっとその辺が議論になったかと思うのです。  確かに現象的には、子供の方がアクセスして、子供の方から書き込みをしてそういう行為にいっているというふうにとられることもあると思うのです。しかし、問題は、児童買春ということ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりそのサイトの開設者というか事業者への対策、ここが本当にどう行われてきたのか、また行う道はないのかということが第一義的にきちんと議論されなきゃいけないというふうに思うのです。  この問題は、表現の自由とか通信の秘密とかいろいろな問題にかかわると思いま...全文を見る
○石井(郁)委員 児童買春禁止法との関係につきましては、恐らく今後もいろいろと議論しなければいけないものだ、あるいはそういう内容を含んでいるというふうに思いますので、きょうはここまでにしますが、児童買春禁止法の第一条はこのようにありました。児童に対する性的搾取及び性的虐待が児童の...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、ここに法文上「起因する」ということがありますので、何か、いろいろ何でもここにつながっていくんじゃないかということがちょっと考えられましたので、お尋ねしたわけですが、それは置いておきます。  そこで、次の問題なんですが、二〇〇一年に風俗営業法、風営法が改...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りまして、総務省にもおいでいただいたのですが、通信の秘密関係でお尋ねしたかったのですが、どうも申しわけありません。時間になりましたので、以上で終わります。
05月07日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人の皆様には、本当に意見陳述、ありがとうございました。きょうは、聞くところによりますと、議面、議員面会所なんですが、百人近い大学関係者、国民の方々がいらっしゃって、院内テレビでこの参考人質疑の模様を傍聴しておられるとい...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  同じ関係の質問でございますけれども、牟田参考人にお願いをいたします。  この法案が出てから国立大学協会の総会は開かれていないと思うんですね。四月十七日には国立大学の法人化特別委員会が行われたというふうに聞いておりますが、そこではこ...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろと尋ねたい面もございますが、この点はこれまでにしておきまして、また少し角度を変えて質問させていただきます。  今回の大学法人法案問題は、やはり日本の大学のあり方、高等教育のあり方、二十一世紀日本社会のあり方にまでかかわる本当に大きな問題をはらんでいるわ...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  確かに、日本の大学にとって、自己評価とか、みずから目標を立てるとか、研究者はそれぞれしていると思いますけれども、外から枠を決められる、こういうことは初めてですから、本当にこれでいいのかどうかということについては慎重にも慎重を重ねて考...全文を見る
○石井(郁)委員 山野井参考人には、時間が終わりまして、どうも失礼いたしました。  どうもありがとうございました。
05月08日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○石井(郁)委員 こんにちは。日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、それぞれ専門の立場からの意見陳述をいただきまして、本当にありがとうございます。  きのう、当委員会で、出会い系サイト規制法と略して言わせていただきますけれども、審議入りもいたしました...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  私も、子供たちに、何が危険なことで、何が本当に自分の身を傷つけることになるのかとか、そういう点での情報、教育、これをもっともっと徹底することが先ではないかというふうに考えておりまして、そのときに、これが健全、これが不健全という分...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、出会い系サイトの事業者の側の問題でちょっと伺いたいと思います。  今のお話のように、やはり現状で買春目的の書き込みが放置されているということがあるわけでしょう。それから、児童買春禁止法の趣旨を踏まえるのならば、本当はそういうサイト事業者、運営者自身が...全文を見る
○石井(郁)委員 性の商品化の問題で、もう一点、宮台参考人に伺っておきたいと思います。  先ほどの意見陳述の中で、規制によって別の手段が選ばれるだけで終わる可能性があるということで、この間の経過が言われまして、また新しい事態も進んでいるんだというお話が少しございましたので、もう...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  もう一点の問題なんですけれども、この法案では「インターネット異性紹介事業の利用に起因する児童買春その他の犯罪から児童を保護」するということで、性犯罪のみならず、あらゆる犯罪を防止の対象としているという面がございます。  それで、こ...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。きょうはどうもありがとうございました。
05月13日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私も、法案条文に則して幾つか質問をさせていただきます。  まず、この新法における事業者の責務なんですね。七条、八条がありますが、第九条には、「児童の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するための措置を講ずるよう努め...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ議論されているんですけれども、児童買春の問題を解決するためには、児童の性を商品化する、そういう社会風潮やそれを助長している大人の問題があるということなんですが、この法案では、同時に書き込みをする児童にも問題があるんだと。そのための抑止効果を発揮しなければ...全文を見る
○石井(郁)委員 技術的にまだいろいろ難しい問題もあるということも言われましたけれども、私は、事業者の責任、責務ということで言うと、ここら辺が、今お話しのように努力義務規定で終わっているというあたりが、どうも事業者に対しての弱腰が見えるわけでして、その辺はやはりこの法案の一つの問...全文を見る
○石井(郁)委員 大変御丁寧に御答弁いただきましたけれども、やはりこの出会い系サイトの場をめぐって、そこが発端となっていろいろな犯罪が起こる、そして児童が巻き込まれる、そのことの御心配というのはある面ではよくわかるわけです。  しかし、問題は、何度も言いますが、そこで性の売買、...全文を見る
○石井(郁)委員 少女をめぐるいろいろな性の問題、大人社会も含めてですけれども、こういう問題というのは、本当に社会の全体から出てくる、教育の問題も含め、マスメディアも含めて、もっともっと掘り下げた議論がいろいろな角度から必要なんですね。  この特別委員会で、ちょうどこの出会い系...全文を見る
○石井(郁)委員 少し具体的に確かめておきたいんですけれども、先ほども出会い系サイトをどう定義しているのかということで、大変広い概念になっていないかという問題、どう特定するのかというようなことが出ていたと思うんですが、何か総務省とも相談してガイドラインを作成されるということを聞い...全文を見る
○石井(郁)委員 これもいろいろ言われているとおりなんですけれども、先日も参考人質疑で、宮台参考人から、出会い系になり得ない書き込みサイトというのは存在しないということもございました。それで、定義のあいまいさについての疑問が出されていましたので確かめたわけですけれども、新法で規制...全文を見る
○石井(郁)委員 では、これもまだまだ、私もガイドラインをしっかり見せていただいて考えなければいけないなと思いますが、結構です。  それで、例えば、トップページに山好きのサイトとうたっても規制になるのかどうかなんですけれども、確認したいのは、例えば山好きのサイト、山が好きだとい...全文を見る
○石井(郁)委員 そうすると、かなり中身に入って、この第二条の二号の要件がどうなのかということを見ていくことになるわけですね。それはいいでしょう、おいておきます。  ちょっと具体的な話ですけれども、例えば、児童の場合、書き込みをした、そして規制対象となるような行為をしているとい...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りまして、私は、やはりまだいろいろな問題が残されているという気がしてなりません。  それで、最後に一言なんですが、インターネットが世界的に普及する中で、こういう出会い系サイトで少女買春などについて、あるいは性犯罪そのほかの犯罪についても、こういう防...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、財政問題でお聞きをいたします。  各大学法人の土地建物などの資産はそれぞれどれくらいになるのか、お示しをいただきたいと思います。
○石井(郁)委員 私は、トータル、総額というよりも、各大学法人の土地建物というふうにお聞きをしたわけでございまして、それはお出しいただけますか。
○石井(郁)委員 では、この委員会の審議の途中までに、ちゃんとペーパーで出してください。各大学ごとの資産ですね、それを出していただかなければなりません。いいですか。
○石井(郁)委員 それはぜひ、そのようにしていただきたいと思います。  次に、各大学の来年度の予算規模がどのくらいになるのかということなんです。  これまでは国立学校特別会計がありまして、一般会計からの繰り入れということがございました。十五年度は一兆五千二百五十六億円というこ...全文を見る
○石井(郁)委員 予算折衝はこれからだということで、具体はまだ答えられないということなんですね。  それでは、もう一点伺いますが、これは附則第十二条に言うところの、「国立大学法人は、」「センターが承継した借入金債務のうち、当該国立大学法人の施設及び設備の整備に要した部分として文...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、私は、一兆二千六百七十六億円と、一兆円を超えるという相当大きな債務だと思いますが、これを各大学附属病院を持つ大学に負担させようというわけですよね。  では、附属病院を持つ各大学はそれぞれ幾らずつの負担になるのかということは、今お出しいただけますか。
○石井(郁)委員 きのう、私もレクでこれはきちんとお出しくださいということをお願いしましたから、かなりそういう姿勢でやっていただいている面もあると思いますが、しかし、まだ資産についての数字はこれから見ることになるわけで、各大学の資産、それから一体来年度の予算規模はどうなるのか、そ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、各大学にこれはちゃんと示している、各大学は自分の大学の借金額はこれだけだということを知っているということですね。まあ、いいですよ、そう言ったんでしょう。  では、これは各法人が背負う債務になるわけですね。それもどうですか。
○石井(郁)委員 十四年度なんですね、きょうの資料は。だから、十五年度末はもっとふえるんですよ、これは間違いなく。  そういうことはありますけれども、聞いているのは、こういう借金を各法人が背負うんですねと。
○石井(郁)委員 数字は少し動くけれども、基本的にこういう数字を負担するということですよね。  それでは伺います。  今、附属病院の決算はどうなっていますか。これは全部の大学を聞くわけにいかないと思いますけれども、一番新しいもので示してほしいんですね。これもレクでお願いしまし...全文を見る
○石井(郁)委員 今、その仕組みをあれこれ聞いているんじゃありませんで、十三年度の附属病院の決算を示してほしいということで、私もこの十三年度の分をいただいておりますから見ているんですけれども、東京大学で八十億八百万円赤字なんです。九州大学で四十四億四百万円、大阪大学で二十六億六百...全文を見る
○石井(郁)委員 今、日本全体で、病院収入というのは非常に厳しいというのが一般的でしょう。大学病院でも例外ではないわけですよ。大学病院ゆえに、かなりの支出が要求されるという面もあったりして。だから、病院収入で今後この債務をどうしていくのか、債務の償還などをやっていけるのかどうかと...全文を見る
○石井(郁)委員 今のお話は、これは政令の内容になる部分というふうに理解していいんですか。だから、政令にはどういう内容になっているのか、そこを出していただかないといけないと言っているわけですけれども。  それから、十五年度末にならないと法人スタートの最終債務額がわからないと盛ん...全文を見る
○石井(郁)委員 私はその答弁では到底納得できないというか、これ以上審議できないと思うんですね。だから、トータルで歳入歳出でやってきた、それはあなた方からのこういう資料も、やってきたとおりですよ。だけれども、各大学法人それぞれが独立した法人になるんでしょう。法人としてまさに経営と...全文を見る
○石井(郁)委員 大学病院の関係者がこのように言っているんですね。大学病院は三重の意味で特別な病院だと。第一の意味は、医師の養成研修、医学生の教育を担っている教育施設だ。そのため、教員の数、特に医師の数というのは患者数に基づく必要数よりもはるかに多く配置される。それから第二の意味...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり全然答弁していませんよ。仕組みを説明しているだけじゃないですか。  それで、今のお話のように、各病院、各大学に償還計画はさせると言いましたよね。どういうふうにさせるのかということを、私は先ほど、政令でやるんでしょう、だったらその政令を出しなさいと言ってい...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり大変重大な内容だと思っています。ロースクールの授業料については、今、三百万円とか四百万円とかということが言われているわけです。これは定かではありません。しかし、国立大学法人でもこういうふうなことが認められていく、ビジネススクールについても認められてい...全文を見る
○石井(郁)委員 これも先ほど来、同僚議員からの質問がずっとございまして、やはり省令の内容、数字が出ていないんですよ。標準額は決めたい、枠は決めたい、その中身は大学が自主的にというけれども、どんな枠になるんだと、出ていないじゃないですか。これは前に伺ったんですけれども、例えば、現...全文を見る
○石井(郁)委員 文科省なりにそういうことで通知を出したりしたということなんですけれども、もう話は極めて具体的なんですね。いろいろ不備がある、それから危険がいろいろあるということなんですね。それは、安全衛生管理に不備があることが調査でもわかったということが言われているわけですから...全文を見る
○石井(郁)委員 では、その数字はまだ出せないということですね。それで、いつごろ出ますか。もう時間がないので、簡単に。
○石井(郁)委員 この問題は、来年四月にあなた方はスタートさせたい、させたいと言っておきながら、労働安全衛生法、労働基準法、この違法状態をどうするのかという問題でしょう。そして、それは各大学にこれはどういう形で責任を負わせるのかという問題もあるわけですから、私は、そんな答弁では到...全文を見る
○石井(郁)委員 労働基準法というのは、人たるに値する労働条件とするために、労働条件の最低基準を決めているものです。労働安全衛生法は、労働者の生命、健康を守るための安全衛生の最低基準を定めているものです。国立大学の十二万五千人ですかの職員にかかわる問題です。だから、それが四月スタ...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、この法案の質疑に当たりまして、子供の権利、子供の保護という観点からずっとただしてまいりました。これまでも政府からいろいろ御説明、大臣の御答弁もいただいておりますので、きょうは、確認的な質問ということで何問かさせていた...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう御説明なんですけれども、しかし、いかにも、誘引行為、一行か二行かの書き込みで処罰、加罰ということはちょっとやり過ぎではないかというのはどうしたって、これは平行線かもしれませんけれども、私はやはりやるべきではないという立場でございます。  具体的な例で一...全文を見る
○石井(郁)委員 そこまでにしておきますけれども、この法案の前提に、要するに、書き込みをするのは圧倒的に子供の側だ、少女の側ですということがずっと言われましたよね。これは「「出会い系サイト」を利用した児童買春事件の状況」という中で、きっかけの圧倒的多数は女子児童からの勧誘です、九...全文を見る
○石井(郁)委員 私がこの質問をしましたのは、この法案提出の経緯ともちょっと関係しているんです。  言われますように、少年有害環境対策研究会の研究を経て法案提出に至ったということがあるかと思うんですが、どうもこの研究会では、有識者の方が構成メンバーとなって、特に大学の先生方等々...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、この提言のパンフの中で、中学生、高校生の意見の状況というのは見ております。  しかし、どうもこれは子供の一面ではないのかという気がしてならない。つまり、書き込みをする子供というのはこういう意見も出せない子供ではないのかということもありまして、何かそういう...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案によって、出会い系サイトで売買春等の誘引の書き込みをしただけで児童に罰則が科せられるのは、児童を保護するという法案の目的に...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、国立大学法人法案など関連六法案について反対の討論を行います。  我が国の高等教育の大改革と言われながら、法案の審議は、参考人質問二日を入れてたったの五日というのでは、立法府として余りにも無責任と言わなければなりません。審議は尽くされ...全文を見る
05月29日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  児童虐待防止法の見直しということで、こうして衆議院でも議論が始まりました。この問題では、本当にその渦中で、いわば第一線で御苦労されていらっしゃる皆様方に参考人としておいでいただきまして、本当にありがとうございます。  せ...全文を見る
○石井(郁)委員 それでもう一点、きょうお話をそれぞれ伺いまして、この問題で、本当に最初から、予防、救済、そして事後のケアというトータルが必要だという話なんですけれども、子供の支援もそうですが、特に、やはり親をどう支援していくかということが非常に重要になっているというお話が強調さ...全文を見る
○石井(郁)委員 その点で重ねて、どういうふうにそれをしていったらいいのか、そういうマンツーマン的な説得状況で変えていくのか。言われましたように、親へのカウンセリングのプログラムみたいなものもまだ日本にはないんじゃないか。それから、だれがそういうことに当たるのかというところもはっ...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。  きょうは、本当に貴重な御意見、どうもありがとうございました。私たちもしっかり取り組んでまいります。
05月30日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  奨学金制度についての審議が行われますので、私は、初めに一点、ちょっと端的な御質問をさせていただきます。  それは、現在の奨学金制度がどういう実態になっているのか、公正に運用されているのかどうかという問題で知りたいことがあ...全文を見る
○石井(郁)委員 今の御説明ですと、大学の採択の実態の数字にはいろいろな事情があると。だったら、そういう事情を、こういう事情があるんだという説明をつけて公表したらいいわけでしょう。今お話しのように、これは、当該法人の権利や競争上の地位を害することになるという、いわば法人側の理由が...全文を見る
○石井(郁)委員 私は当然、そういうことで納得できません。委員長、これはぜひお願いをしたいと思います。いかがでございますか。
○石井(郁)委員 法律ということを持ち出されましたから、それはそれでまたきちんと議論しなきゃいけませんから、きょうはここまでにいたしますけれども、私は、この法律の解釈に沿っても、各大学別の奨学金の申請件数、採択件数ですから、これは何で公表できないんですか。それはおかしいですよ。要...全文を見る
○石井(郁)委員 委員長、なかなか強硬でございまして、審議続行ということですので、では委員長の指示どおりに進めていきたいと思います。  法案に関連いたしまして尋ねるわけですが、今回、独法化によって奨学金制度がやはり変わると思うんですね。その一つが、免除職を廃止して、優秀者を免除...全文を見る
○石井(郁)委員 そういうことだと思うんですが、そこで、返還免除制度について最初にお尋ねをいたします。  ちょっと具体的な数字を教えてほしいんですが、今、国立大学に進学をして四年間、そして修士課程、博士課程を終えたとして、無利子の奨学金を受けた場合、その貸与総額は幾らになります...全文を見る
○石井(郁)委員 大変な数字ですよね。私どもの学生時代とは本当に比較にならない、驚くような数字だというふうに思います。  大学院生、学生もそうですけれども、授業料を払う、そして生活もしていかなきゃいけない、もちろん無給ですね。それで奨学金貸与を受けた場合、これだけのいわば借金を...全文を見る
○石井(郁)委員 今の河村副大臣のお話の中で、私、気になった言葉があるんですね。  世界的レベルの発明とか発見、コンクールの入賞者とか、こういうところが出てきているわけですけれども、大学院二年、三年の在学中に、世界的レベルの発明、発見というのは、どうなんでしょうか。たくさん出て...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、学生、院生時代、ずっと奨学金の恩恵にあずかった者として、本当にどんなにそのことが研究生活を続ける上で必要だったかという思いも含めて、きょうは質問しているわけです。  それではお聞きいたしますけれども、その予算総額なんですね。二〇〇一年度で、修士、博士合わ...全文を見る
○石井(郁)委員 今率直にお話しいただいて、やはり相当財政当局からの圧力がかかっているんだなということですけれども、やはりそこが心配なんですよ。だから、やはり免除制度、免除枠の縮小というところにこれは道を開いていくんじゃありませんか。  今の御答弁だと、本当に文科省、ここできっ...全文を見る
○石井(郁)委員 結局、奨学金は貸与して返還してもらうということで回転していくわけですけれども、奨学金はやはり一般の貸し付けと違いますから、そこでいろいろな猶予が必要だったり、期限、滞納等々についてどういう配慮をするのかとかいうことが出てくると思うんです。  問題は、保証機関、...全文を見る
○石井(郁)委員 時間の関係で、私はもっともっと突っ込みたいんですけれども、しかし、まだ不明確なんですよね、いろいろと。本当にどんなふうにこれが回収されていくのかという問題が、まだ考え方の基準も示されていません。  ここで私どもの心配しているのは、今まで育英会が行ってきた回収事...全文を見る
○石井(郁)委員 では、ここで大臣にぜひ伺いたいと思いますが、今回保証料という考え方を入れたわけでしょう。先ほどからそれは自己責任とか自立とかいう言葉でも言われたりするんですが、保証料というのは明らかに学生に一定の負担をさせることですよね。そして、私たちは、やはり奨学金というこの...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
06月04日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、初めに、海洋研究開発機構法案について、一、二点、確認をさせていただきたいことがございますので、お伺いをいたします。  今回は、特別認可法人海洋科学技術センターと東大の附置研究所である東大海洋研の研究船運航組織を統合...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、研究船運航の費用についてもお聞きをさせていただきます。  文科省からもいろいろ資料をいただいているんですけれども、東大海洋研究所には二隻の研究船がある。その運航費が毎年約十一億円。それに対して、海洋科学技術センター所有の方は五隻でして、毎年大体六十五億円...全文を見る
○石井(郁)委員 では次に、学生支援機構について質問をさせていただきます。  機関保証の保証料の問題なんですね。前回、当委員会でもこのことが審議になりまして、保証料のシミュレーションということが出されたと思うんですが、このシミュレーションで回収率というのは何%で計算されているか...全文を見る
○石井(郁)委員 わかりました。  そのシミュレーションの中で、加入の人数、そして代位弁済率等々でいろいろ収支バランスというお話なんですが、私は、返還率とか回収率が一%違ってもやはり相当な違いになるんじゃないかということを、ちょっといろいろ計算してみましてそう考えているところで...全文を見る
○石井(郁)委員 はっきりとそのようにおっしゃっていただいて、話が進むかもしれません。  そこで、先ほどの回収率の計算方法なんですね。これはぜひ遠山大臣に伺いたいんですが、累積計算でやっていくと九八%、しかし、単年度計算にしていくと違うわけでしょう。この問題でいいますと単年度計...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもそれだと何かわかりにくいんですよね。長期と短期といったら、そうかなというふうには思いますけれども、一体、単年度主義でいくのか累積計算でいくのか、そこら辺は非常に重大な問題だということが一つと、それから、最初の九三%の回収率というのは、それがスタートの回収率...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題はやはり重要でしょう。だって、学生が借りる場合に保証料を払うわけですから、保証料が幾らなのかということにかかわるわけでしょう。前回のシミュレーションでは、二百万円借りた場合、保証金七万四千円と出た、それを年に割って月に割ったら千七百円だと。しかし、これが...全文を見る
○石井(郁)委員 保証機関というのができる、そしてそれは保証金で成り立っていくということですよね。そして回転して、資金を運転していくということなんですが、しかし、どうも、回収率のさっきの話を聞いてみると、私は、保証機関、いろいろ穴があくんじゃないのかなというふうに思わざるを得ない...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、私、ちょっと角度を変えまして、そもそも奨学金とはということで一点伺っておきたいのです。  今回、奨学金を借りるための担保として保証料という考え方を入れたと思いますが、そのいわば哲学というか考え方として、新たな学生支援機関の設立構想に関する検討会議、その...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題はこれとしてきちっと議論しなければならないんですけれども、きょうはもう時間が迫っておりますので、ここまでにいたします。  きょうは、もう一点、返還免除制度、前回もお聞きしましたけれども、法案では、「在学中に特に優れた業績を挙げた」人にという、ここまで書...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一言だけですけれども、私は、学生の声に改めて耳を傾けたいというふうに思うんです。先ほども言いましたけれども、やはり、就職できないとか、これから自分の将来が心配だとか、いろいろなことで、申請したくとも申請できない、こういう人たちがこの中では救えないではないかと...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  映画の著作物については、欧米では保護期間が七十年以上、公表後七十五年以上ということであり、関係団体からも保護期間の延長が強く求められてきたと思います。また、ずっと議論がありますように、学校など教育機関での著作物活用を促進す...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、少し具体に入りますけれども、参議院の審議の中で銭谷文化庁次長から、監督、照明、カメラマンなどの職能団体の代表からヒアリングを行う、撮影所で働かれている方々から実態を伺うというふうに述べられたかと思います。  撮影所には、社員だけでなくて、フリーの契約者...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、労働環境をめぐる課題を明らかにして必要な検討をするということの内容はどういうことになるのかなと思うんですね。それは予算措置も含めて検討されるのかどうか。また、今後の日程、いつごろまでをめどにして、そしてどういうふうにまとめられるのかというあたりのことをお...全文を見る
○石井(郁)委員 かなりいろいろな方面で検討されるというふうに期待をするわけですけれども、しかし、最終的にはもっといろいろなことをしなきゃいけないというものはあると思いますが、例えばヒアリングをされて、あるいは現場を調査されたりして、中間的にはいつごろまでにまとめられるとか、その...全文を見る
○石井(郁)委員 日本の映画制作の現場というのは本当にさまざまな問題がある、また、関係者の皆さんが、一言で言えばヨーロッパなどと比べて大変劣悪な状況にあるということをずっと言われておりましたから、ようやくこの部分で、この分野で文化庁として本腰を入れて取り組まれるのかなということで...全文を見る
○石井(郁)委員 最近の日本映画では、独立プロダクションだとか小さい映画会社がつくる映画がなかなかすぐれたものがあるということは、世界でも認められているところがあるでしょう。今言われたように、確かに創造活動ですから、途中で変更になったり、できなかったりということはあり得るわけです...全文を見る
○石井(郁)委員 ここで大臣に再度伺っておきたいと思います。  冒頭、日本映画の振興についての大臣の大変力強い御所見を伺ったわけですが、今お聞きのように、具体的な支援ということになりますとなかなか、まだまだ難しい問題も抱えているということでございますので、私は、ぜひ大臣のイニシ...全文を見る
○石井(郁)委員 少し時間がありますので、あと一つ二つだけ伺っておきます。  俳優養成の問題なんですね。これは、古屋委員長のもとにも七万筆の署名が提出されていると伺っているんですが、現代舞踊協会、劇団協から、「学校教育の正課に舞踊・演劇を!東京芸大に舞踊学科・演劇学科を!」とい...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。私は、せっかくもう一つ、ナショナルギャラリーの問題を質問したいと思って、二年後にその完成年度が迫っているということで、その進捗状況を伺いたかったんですけれども、時間が参りましたので、以上で終わりにいたします。  どうもありがとうございました。
07月09日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第19号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、大臣に基本的な御所見を伺いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、文部科学省が発行、作成しております心のノートについてお聞きをいたします。  心のノートは、昨年、そしてことし...全文を見る
○石井(郁)委員 心のノートは教科書ではない、教材であるという位置づけというふうに御答弁されました。そうしますと、これは、どのように使用するか、あるいは使用するかしないか、学校現場で判断していいというふうに考えるべきだと思いますが、それでよろしいですね、簡単に。
○石井(郁)委員 教育委員会がどういう判断をするかということが一つある、しかし、実際にどう使うかは、やはり学校現場が判断をするというのが教材としての性格だと私は理解をするわけです。  ところで、今おっしゃられましたように、教育委員会を通して、これを活用してもらいたいということを...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、文科省はそういう思いを持っていらっしゃるということですが、そういうことを文科省がしていいのかどうかということをお聞きしているんですよ。そこは重大な問題なんですね。それから、活用がどうされているかというのは、それは調べたいと思えば、多分民間でもできるし、いろ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、地方教育行政の組織及び運営に関する法律なんですが、今お述べになられた点を見ても、指導、助言できると書いている項目はございます。しかし、こういう教材、道徳教育の教材、戦後初めてですよ、こんなものが出てきたのは。これができるというのは、どこからこれは出てくるん...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、もう一点重大なのは、先ほど冒頭に大臣がお述べになりましたように、やはり道徳教育の内容とかあるいは道徳的価値だとか、そういうことについてこの心のノートはいわば書いてあるわけでしょう。つまり、教育内容というものに、道徳教育の内容について触れているわけですから...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり今の大臣の御答弁では、憲法のこの条項について、これは権利であると一言で言われましたけれども、国として、これは侵してはならないというのは、だれが侵してはならないかというと、国がやってはいけないんですよ。そのことをはっきり認識していただかなくちゃいけない...全文を見る
○石井(郁)委員 文科省がそういうお立場だということをおっしゃるわけですが、私がお聞きしたのは、これは本当に憲法上の思想、良心の自由にかかわる、内心の自由にかかわる問題だという認識をお持ちなのかどうかということをお尋ねしたのですが、その明確なお答えはありませんでした。  それで...全文を見る
○石井(郁)委員 私も別に評価一般を否定するものではありません。それから、知識とか理解とか、あるいはそういう関心だとか、事柄によってはそういう部分の評価はあるでしょう。しかし、今私が問題にしているのは、極めて個人の内面にかかわる、あるいは精神的な価値あるいは道徳的な価値にかかわる...全文を見る
○石井(郁)委員 私は大変問題だと思います。現実に、国を愛するというのは、日本の国を愛するということを教えようとしている。日本人としての自覚を持ちなさいということを教えている。日本の公教育でそういうことを、どういう内容でか、私は教えていけないとまでは言いません。だけれども、韓国人...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、先週、ウリ・サフェの会をつくっていらっしゃる方々とお会いしてきたんです。「在日」の人権と生活を共に創造する会という会をつくっていらっしゃって、通知表にこういう項目を載せるということは削除してほしいということで、今声を上げていらっしゃるわけです。私は、それは...全文を見る
07月17日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第10号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私も、一昨日、大臣に対して野党としての申し入れを行いました。青少年の担当大臣として、この間の一連の御発言はいかがかという問題、そして、しかるべき形で責任をとられることを求めるというふうに申し上げたところですが、今のところ、...全文を見る
○石井(郁)委員 六月十日の閣議で、担当大臣というか、青少年育成推進本部を立ち上げ、大臣となられたということですから、私たちは、この御発言は青少年問題担当大臣としての発言だというふうに受け取るのが自然だと思うんですね。そういうことでございますね。
○石井(郁)委員 私はそういう前提で始めたいと思いますが、ですから、今回の御発言というのは本当に青少年担当大臣としてどうなのかという問題をある面で厳しく問わなければならないと思うのです。  幾つかのことがあるんですけれども、この大臣の発言からうかがえるのは、事件が起こった、十二...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、それはある面で、親が判断されたり、あるいは道義上の問題としていろいろ対応されたりするということはあると思います。しかし、今大事なことは、大臣がそういうことを命令したりすることができるのかどうか、あるいは、今こういう問題で、結果に対してどうする、責任を負えと...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、大臣は冒頭、罪を犯したらこういう罰則があるんだ、もっと親にも厳しくしろという発言が出ているし、そこしか聞こえないので、これが青少年問題担当の大臣が真っ先に言う言葉なのかという意味で私は問いかけているわけです。そして、そういう発言が本当にこの問題の解決を...全文を見る
○石井(郁)委員 結局、大臣は、親がしっかりしたらいい、教師がしっかりしたらこういう問題が起こらないということにしかすぎません。これで内閣のこういう青少年問題の大臣が務まるんですか。親だけ説教していたら済むんですか。私は、本当に、親と教師にばかりこういう、責任のなすりつけですよ、...全文を見る
○石井(郁)委員 私はテレビで拝見していまして、承服できないとおっしゃったんですよ、それは。だから、これは重大な発言だなと思います。  それでは具体的に伺いますが、少年司法というか、非行に対する対応の問題として、子どもの権利条約の第四十条、少年司法の手続がございますけれども、こ...全文を見る
○石井(郁)委員 これは、司法手続のすべてにおいて、加害者の少年のプライバシーを十分尊重されるという問題なんですよ。  それで、私は大臣に、やはり、親が出てこいということに対して、道義的な意味じゃなくて、大臣として、本当は法にのっとって発言されなきゃいけない方がそういうことをお...全文を見る
○石井(郁)委員 そうなんですよ、本当に。あなたは気持ちはそれはあるかもしれない。しかし、担当大臣としてそこはちゃんと節度を持ってもらわなくちゃ困りますよ。それは言っちゃいけないことなんです。そうです、それは。だから厳しく私たちは問題にしているんです。本当にそれは重大な発言なんで...全文を見る