石井郁子

いしいいくこ



当選回数回

石井郁子の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第159回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、若年者の雇用の問題について質問をいたします。  高校生の昨年十二月末の就職内定率が先日発表されましたが、内定率が六八%と過去三番目に低い率です。内定率なお厳冬と言われる状態でございます。七万四千人が未内定のまま。求...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりこの雇用の問題は、政府が何をするのか、何ができるのかということが問われているというふうに思うんですね。若い皆さんもそこを本当に見ていらっしゃるんだというふうに思います。  それで、最初に伺いたいのは、政府として、国として、今、若年雇用対策費というこ...全文を見る
○石井(郁)委員 続けてですけれども、その予算というのは、国内総生産、いわゆるGDP比でいいますと何%になりますか。
○石井(郁)委員 〇・〇一って、〇一になりますか。(青木(豊)政府参考人「〇・〇一」と呼ぶ)本当ですか。それはちょっと初めての数字ですね。〇・〇一%。そうじゃなくて、違うんじゃないですか、もしかしたらけたが。本当でしょうか。間違いないですか、その答弁。  それでは、フランス、イ...全文を見る
○石井(郁)委員 私、こだわりましたのは、今のOECDの調査ですけれども、少なくとも、フランス〇・四%台とか、イギリス〇・一%、ドイツも〇・一%等々があるんですね。私、最初に日本の数字は本当ですかというふうにお尋ねしましたが、実は、昨年は〇・〇〇で次、数字が出てこなかったんですよ...全文を見る
○石井(郁)委員 若者自立・挑戦プランで、幾つかのメニューがございますけれども、本当に今増加しているフリーター、そのフリーターなどを抑えて、そして就職を上げていくということの計画として、例えばどのぐらいとかいう形はプランとしてお持ちなんでしょうか。もう少し数字的に出していただけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 これは後で示したいと思ったんですけれども、ちょっとこんな小さいグラフなんですが、高卒・大卒の就職者とフリーターの推移でいいますと、就職者はこんなに下がっているけれどもフリーターは増大しているという状況ですね。これはもう本当に胸が痛む数字だというふうに思うんです。...全文を見る
○石井(郁)委員 冒頭、厚労大臣の方からも、大きい企業での採用がやはり少なくなっている、それが問題ではないのかということが言われましたけれども、これは、平成十五年版の国民生活白書でも、企業による新規求人の減少が新卒フリーター増加の主要な要因だというふうに分析されています。今、やは...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は、私、今フリーターのことも申し上げましたけれども、正規雇用と、パート、アルバイトなどのフリーター雇用との関係で見ますと、本当に深刻なんですよ。フリーターがどんどん増大している、正規雇用が減っている。  その皆さんがどんな状況になっているのかということ...全文を見る
○石井(郁)委員 私、ハローワークに伺った話をいたしましたけれども、職安とか職業訓練所でも大体そうですけれども、どういう職なのかとかどういう職があるのかとかいうことの相談はあっても、働く人たちがどういう権利を持っているかとか、そういう指導まではされていませんよね。だから、今そこが...全文を見る
○石井(郁)委員 高校の先生方は大変苦労されておりまして、私も、いろいろなお話を伺ったり、見ているんですが、例えば、近畿で高校生の就職白書というのをつくられて、こういう中にその実態などが述べられていましたが、重ねて、この就職状況は本当に厳しいと。とりわけ女子ですね。女子というか女...全文を見る
○石井(郁)委員 地方自治体も、いろいろ努力というか、取り組みをされていますので、一点だけ伺っておきたいのですが、二〇〇四年度で終わると言われている緊急地域雇用創出特別交付金ですが、これは、地方などでは延長してほしいという声が大変強くございます。ちょっと厚労大臣の御決意を簡単に伺...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ申し上げてまいりましたけれども、若年者の失業というのは大変深刻な状態にあるということでございまして、日本の場合、若年者の場合は、最低の生活保障とか賃金助成というのは本当に今必要だというふうに思いますし、それから職業訓練ですね。職業訓練を受けたい、あるいは...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、虐待問題で先ほどからお話を伺いまして、本当に、それぞれの立場で実践的にかかわっていらっしゃる参考人の皆様方においでいただきまして、お話を伺うことができました。私は、大変興味深く伺いました。心からお礼を申し上げたい...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  家族支援、家庭支援ということにやはりどうしても入り込まなければいけないということになりますと、ソーシャルワークとかあるいはスクールソーシャルワークという話もありましたけれども、そういう人も要るんじゃないかという話にもなっていっ...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  最後に一点伺いたいのは、いよいよ法改正の話になっているわけでして、今回の岸和田事件からも、やはり立ち入りという権限をもっと強化しないといけないんじゃないかという話になっていますけれども、現行法でも警察官の援助ということがあって、立ち...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。  どうもありがとうございました。
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  最後の質問になりました。きょうは大変長時間ですけれども、どうかよろしくお願いします。  私も、児童虐待問題で質問をさせていただきます。  初めに、大臣に伺いたいと思うのですが、日本も子どもの権利条約を批准しています。こ...全文を見る
○石井(郁)委員 虐待についてと同時に、リンクしている体罰の問題での御見解もいただきました。  大臣も触れられましたように、やはり日本の民法に懲戒という言葉があって、親が懲戒することができる、これはもう、世界で残っている国はほとんどないと思うんですね。だから、やはりこの懲戒権と...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりどうも文科省の解釈というか適用というか、非常にしゃくし定規的で、これでは、学校が本当に虐待を見つけながら、そして関係機関に連絡しようというふうになっていかないんじゃないか、こういう通達では、本当に虐待問題への学校の対応が十分に進まないんじゃないかとい...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  次に、午前中の参考人の質疑の中でも、非常にやはり、虐待問題の背景には家族の問題、家庭の問題があるということが言われておりました。それで、これも文科省、厚労省それぞれに伺いたいんですが、そういう家族の問題に対してど...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一つ、福祉事務所に家庭児童相談員、これは自治体に置いているところと置いていないところがあるというんですけれども、法律で置かなきゃいけないというふうにはなっていないということですか。それはどのぐらいの配置になっているんでしょうか。それはわかりますか。
○石井(郁)委員 一応、数はありがとうございました。  それで、文科省にまた同じように伺いたいのは、文科省は学校にカウンセラーを、これも私たちはずっと要求をして、ようやくかなりの規模で配置がされるようになったということがあるんですが、今出ている状態からいいますと、スクールソーシ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間になりましたので。私はやはり、文科省はもっと、学校教師は本当に学校で子供たちと毎日接して、毎時間接して、もっと機敏にいろいろな状況をキャッチしてほしい、SOSをちゃんとキャッチしてほしいという、それはそうなんですけれども、しかし、もう対応できない部分とい...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  大臣に御答弁をお願いしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  きょうは、私は、都立四大学の統合、改組の問題でまず質問をさせていただきます。  東京都が都立大学などの大学の意思、意向を無視して、一方的に新大学...全文を見る
○石井(郁)委員 東京都としてその意思確認書の送付についての、ホームページに訂正文を出されたというふうに伺っているわけです。だけれども、その文書を読みましても、別に訂正したというふうにはなっていないんですね。訂正にならない訂正だというふうに言わなければなりませんし、教員に配られて...全文を見る
○石井(郁)委員 確認いたしますけれども、設置認可を文科省に対してしなければいけない、その事前の相談でこういう意思確認書というのは必要はない、大臣は今そのように御答弁された。もう一度、よろしくお願いします。
○石井(郁)委員 そうしますと、極めて東京都が進めているのは、異常なことを大学側に押しつけていると言わなければなりませんけれども。  もう一点、確認をさせていただきますが、大学等の設置申請書類の作成手引きというのがありますよね。それを見ますと、もう大臣も御答弁されていますけれど...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣に明確に御答弁いただいたので本当はそれでいいんですけれども、事態が、訂正を求めたと言われますけれども、訂正になっていないんですね。  これは都の大学管理本部ですけれども、二月十八日ですよ。先ほど二月十日には訂正もされたという話ですが、二月十八日、山口一久と...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり私は、最初の段階でこれは文科省からの強い意見ですという形で言ったように、文科省がただ名前だけをそういうふうに使われたと言ったら、これは本当に心外な話で、文科省としてはきちっとやはり物を言うべきだ、東京都に対して。訂正を求めたということですけれども、そんな形...全文を見る
○石井(郁)委員 都の方からの情報としてはそういうことかもしれませんけれども、今私は、まさに大学の当事者、都立大学の評議会、教授会、そういうところでこういうふうに問題点が述べられていますよ、大学の当事者の意見が聞かれていませんと。  しかも、事柄は教育課程、教育の研究や内容にか...全文を見る
○石井(郁)委員 今の大臣の御答弁だと、当然大学の関係者が、当事者が入って進められるものだ、進められているだろうというふうに理解していらっしゃるということですけれども、これは新大学といいますけれども、この大学は平成二十二年度まで現大学で存続するんですよね。今入学した方がいますから...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、その点で終わられたら大変困るんですよ。もちろん、設置者の責任で進める部分というのはあります。しかし、問題は、今申し上げましたように、前国会でも大変議論になりましたように、独立行政法人化するに当たっても、やはり大学の自主性、主体性を尊重するだとか、大学の学問...全文を見る
○石井(郁)委員 大学改革のあり方、進め方としてやはり非常にちょっと異常な事態が進んでいるということを私はきょうは申し上げました。  もう時間があれですし、これでやりとりしていてもあれですから終わりたいと思いますけれども、文科大臣が、ちゃんと大学関係者あるいは当事者も入って、そ...全文を見る
○石井(郁)委員 実際地方自治体が、ではこの面でどのように負担しているのか、やはりそこが大変大事だと私は思うんですね。それで、あえて生徒数、要保護、準要保護児童生徒数がやはりどのぐらいふえたのかという問題。地方自治体はその就学援助費をどう負担しているのかという点で、これも数、恐縮...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、先ほどお許しを得て、こんな簡単なパネルにしてみたんですけれども、実際、この要保護児童生徒、準要保護児童生徒数、これは九七年七十八万人、今百十五万人なんですよ。これだけふえています。一方で、地方が給付した援助額は二百二十三億円から三百十二億円ですよ。ところが...全文を見る
○石井(郁)委員 本来ならば二分の一補助というのがこの法の建前になっておりますので、今二三%ぐらいだと思います、どんどん下がっていくわけですね。文科省が予算を獲得しなければならない分野というのはいろいろございますけれども、本当にこういう分野でぜひ頑張っていただきたいということを申...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  定期借家制度の見直し、正当事由制度のあり方の見直しなど、借地借家制度の抜本的改革などとして借地借家法の全面的改悪の動きがございます。私、きょうは、この問題で、これに関連いたしまして質問をいたします。  昨年六月末、定期...全文を見る
○石井(郁)分科員 今御答弁いただきましたが、重ねて、借地借家法の核心をなす規定が正当事由制度なわけでございます。これは戦前の住宅難の時代に借家人の居住権を守るためにつくられた制度ですけれども、この立法の経緯と趣旨、また現在においても経済的弱者を保護する上で欠くことができない制度...全文を見る
○石井(郁)分科員 今明確に御答弁いただきましたけれども、借地借家法を所管する法務省としては、これまで経済的弱者である借家人の最低限の生活を保護するために、居住の安定を確保するということで、不法、不当な要求に屈せず、定期借家制度の導入とか正当事由制度の見直し等に慎重な姿勢を示して...全文を見る
○石井(郁)分科員 国会でこうした具体的な事実を挙げての追及、質問があったわけですから、今お話しのように、そういうことも見ているだろうというお話ですけれども、既にもう一年以上たっているわけですね。私は、法務省として、こういう国会での質疑状況、あるいは資料等々を、検察がどのように進...全文を見る
○石井(郁)分科員 もうきょうは詳しく申し上げる時間がございませんけれども、先ほど申し上げましたように、良質住宅の供給という法案に名を変えて出てきたこの法案の成立に向けて、実はこれは一九九九年の七月十三日には自民党の三役と国対委員長とそれから全政連会長という宅建業界の方との談合が...全文を見る
○石井(郁)分科員 私は、事実として、この法の成立に業界挙げての買収工作があったと言っていいと思うんですね。だから、こういうことがこのまま見過ごされるということならば、これは国会もその責任が問われる、このまま見過ごしたら、立法府としてのまさに責任すら放棄するということにもつながる...全文を見る
○石井(郁)分科員 有名なというか、オリックス株式会社の代表取締役の宮内義彦氏でございます。  実は、私が申し上げたいのは、ここで、非常に、借地借家法の見直しとか改悪にまで踏み込むようなことがずっと進んでいるわけですけれども、今そのもとでどんな事態が起こっているのかということな...全文を見る
○石井(郁)分科員 定期借家制度がいかに居住者にとって過酷なものであるのか、生存権すら脅かしかねないということについて、私、ちょっと、一、二、事例で申し上げたいと思います。  大阪市の、これは田中やすこさんという方なんですけれども、この方は「おはなし会」で語りをしていらっしゃる...全文を見る
○石井(郁)分科員 民事局長にお尋ねします。  このケースですけれども、現行法のもとでは、経過措置の規定並びに賃借人保護のための強行規定があるので、このようなケースでは普通借家を定期借家に切りかえることはできないと考えますけれども、明確に御答弁ください。
○石井(郁)分科員 もう一点申し上げます。  これは埼玉県のクリーニング屋さんの例なんですけれども、ことしの一月の十七日、これは、「契約更新ご通知」という形で届けられました。それは、平成十一年三月十五日に交わした店舗の賃貸借契約が、平成十六年三月十五日、だから、もう本当に今です...全文を見る
○石井(郁)分科員 だから、それでも嫌なら出ていけ式に強硬に出られたら、後はもう厳しい裁判になっていくということになって、これが定期借家だったら、本当に、無条件に出ていくか、要求をそのままのまなければならなくなるということなんですね。  例えば、クリーニング業、いろんな業界、御...全文を見る
○石井(郁)分科員 借地の契約の更改でも、法改正を先取りしたひどいケースがありまして、一点伺います。  これは、一九九一年に、借地法と借家法を一体として現行借地借家法が制定されました。事業用の定期借地権制度が導入されまして、このときに、この法改正を先取りして、借地権の譲渡を受け...全文を見る
○石井(郁)分科員 時間が参りました。  一言ですけれども、借地借家法の見直しは、都市再生の名のもとに再開発と大型公共事業を促進させる、土地の流動化を期待する財界、不動産業界の強い要請にはこたえると思います。しかし、長引く不況のもとで困難な生活に耐えている借地借家人の権利を著し...全文を見る
03月12日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人として貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  義務教育費国庫負担制度は、一九七二年には、給料・諸手当以外に、旅費、退職手当、教材費、恩給費、共済費、公務災害補償基金、児童手当も対象とされ...全文を見る
○石井(郁)委員 この義務教育費国庫負担制度というのが、教育水準の維持向上のためにそれは必要だということなわけですけれども、先ほどから議論のように、本当に日本の隅々までというか、地方でどういう教育の水準が維持されるかということがやはり大変重大な問題だというふうに思うんです。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 市川参考人に伺います。  中教審で教育基本法の見直しが行われて、答申も出されました。市川参考人もいろいろこれにかかわってこられたと思いますけれども、この中の論点に、教育振興基本計画をつくるために基本法を変えなくてはいけないということが出されていたわけでございま...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  私の考えをこの機会にちょっと申し上げますと、国は教育の機会均等や水準の維持ということについての本当にしっかりとした負担をするということではなくて、そこはどんどんと何か負担を外しながら、一方で政策的な計画、目標だけは定める。その...全文を見る
03月17日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  御提出の法案につきまして質問をいたします。  これまでかなりいろいろな角度からの審議がございましたから、重なる部分もあるんですけれども、確認の必要もございますので、幾つか質問をしていきたいと思います。  義務教育費国庫...全文を見る
○石井(郁)委員 一九八五年以降、臨調、行革、そして今回の三位一体改革で、今や国庫負担の対象は児童手当、退職手当、給料・諸手当のみになって、今回の法改正で給与と諸手当のみということになってきたわけです。もう明らかに細ってきたわけです。  理想的義務教育費国庫負担制度だと、理念は...全文を見る
○石井(郁)委員 地方分権の流れ、地方の裁量を拡大するということが強調されているわけでございますけれども、私は、地方分権と言うのでしたら、やはり教育の内容などそういう分野でこそ分権化を図っていくべきだというふうに考えるんですね。ところが、分権の中身として真っ先に国庫負担の分野が手...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ理屈をつけられますけれども、二十八カ国中何番目ですか、下から三番目と……(近藤政府参考人「二十六位」と呼ぶ)二十六と言われましたね。二十八カ国中二十六番目なんですよ。OECDの各国平均が五%ですから、日本は三・五五%なんですよ。だから、もう本当に、いろい...全文を見る
○石井(郁)委員 このGDP比における公財政支出ですけれども、二%台というのは一カ国だけ、トルコなんですけれども、三%台というのは二カ国しかないんですね。あとは大体四%、五%、六%だという。デンマークなどは六・八一、ノルウェーでは六・七%ですから、本当にそういう点からすると、この...全文を見る
○石井(郁)委員 さてそこで、義務教育費国庫負担で根幹を守る、この問題でございますけれども、昨年、法改正の際も、遠山文部科学大臣、河村当時副大臣も根幹を守るということをしきりにおっしゃっておられました。私は、根幹とは何かということを聞きまして、給与には広義の給与と狭義の給与がある...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、昨年のこの法改正の審議のときに、文科省の高橋、財務課の方の著書を引用いたしまして、当時はきちんと給与費目として、退職手当もあったし、共済長期給付、公務災害補償基金負担金、児童手当等々も含めて給与費目というふうに挙げていたんだ、そういう解釈をあなた方が勝手に...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう御答弁をいただいたんですけれども、そういう御答弁に立ってこの法案を見ますと、ちょっとおかしいことが起きてくるんですよね。この国庫負担法の根幹を守ると言いながら——ちょっとごめんなさい。もう一つその間に入れておきます。  では、今、教員の給与ということで...全文を見る
○石井(郁)委員 この点でも、これまでの文科省の答弁は極めてはっきりしていたわけでございまして、これは平成四年の鳩山邦夫文部大臣の答弁なんですけれども、義務教育費国庫負担制度の根幹は死守する、必ず守っていかなければならない、極端に言えば未来永劫と言ってもいいかもしれない、「事務職...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう御答弁をいただいたんですけれども、そうすると、この法律の中に、やはり先ほどからも出ておりますけれども、この附則の部分なんですね。それとの整合性というのは、私はおかしいことになるんじゃないかというふうに考えるわけであります。  つまり、給料・諸手当、これ...全文を見る
○石井(郁)委員 私、どうもごまかしのように思えてならないんですね。だから、退職手当と児童手当の税源とか今後について、今回は暫定的だと。税源移譲の予定特例交付金という措置なわけですから、どうもそこが暫定的だと。  では、そのことだけ書いたらいいじゃないですか。これは給与費等に関...全文を見る
○石井(郁)委員 同じ答弁を繰り返されているだけなんですけれども、結局、国庫補助負担金等の整理合理化方針、ここで義務教育費に係る経費負担のあり方について、平成十八年度末までに国庫負担金全額の一般財源化についての所要の検討を行うということがあるわけでしょう。だから、これをやはりここ...全文を見る
○石井(郁)委員 私、単純に御質問しますけれども、義務教育費国庫負担金の全額の一般財源化ということはもう政府決定だ、内閣としての決定だということは、こういう一般財源化という問題で、もしそのとおり行ったら、大臣おっしゃるように、義務教育費国庫負担の根幹、給与費、事務職員、栄養職員も...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど私は国庫補助負担金等の整理合理化方針のことで申し上げましたけれども、学校栄養職員、事務職員についても、義務標準法等を通じた国の関与の見直し及び義務教育費国庫負担制度の見直しの中でと述べているように、この事務職員、栄養職員も国庫負担の対象から外すということが...全文を見る
○石井(郁)委員 これは、昨年十一月二十一日の経済財政諮問会議に対して、河村文科大臣の補足説明資料というのがこの中にございますけれども、その中にやはり「義務教育費の経費負担の在り方(全額一般財源化)」だと。「平成十八年度末までに国庫負担金全額の一般財源化について所要の検討を行う。...全文を見る
○石井(郁)委員 法案については以上のように問題を指摘させていただきました。  こういう三位一体改革で今地方自治体は大変な事態となっております。三位一体改革では補助金の一兆円削減が行われました。来年度予算で、公立学校施設の整備費、このことを伺いたいんですが、国庫負担補助金はどれ...全文を見る
○石井(郁)委員 これは前年度と比べますと、千四百五十二億円が千三百十一億円ですから、九・七%の減なんですね。これは大変な減額だと言わなければなりません。来年度の新増改築予算として、だから約七百億円しか新規事業に使えないということになっているわけなんですね。  ことし早々にその...全文を見る
○石井(郁)委員 大変な国債事業の予算が引かれましてそうなっているんですけれども、各自治体では、学校の教室不足がありますし、国の基準に合わせて学校改築を行う予定だったものを、十六年度に見送りをしなくてはいけないというような形で、自治体は負担をどうやって軽減するかということで、起債...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し大臣の方に、各自治体、地方でのリアルな実態、困っていらっしゃる状況等々が届いたらいいなと私は思うんですけれども。  文科省として、十六年度予定の新築あるいは改築事業で、もう十六年度予定していた、本当に年末まで予定していらっしゃったと。それは、だから千四...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、今お聞きになりましたように、地方自治体には本当に突然の話として、年末から一月にかけて事業を変更したりしなきゃいけない。あるいは予算ですよね、三月。地方自治体の予算編成にももろに影響してくるというようなことで、本当に深刻な影響を与えているんですよ。やはり...全文を見る
○石井(郁)委員 小泉内閣が進めている三位一体改革というのは、本当に、義務教育の根幹の義務教育費の国庫負担という大変重大な問題でも財政的な撤退を余儀なくさせていくという問題、そしてまた今申し上げましたように、文教施設への影響もある、建設もおくらせていくという意味では、私は、やはり...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  この法律案は、小泉内閣の進める三位一体改革に基づくものであります。昨年の共済費長期給付、公務災害補償基金負担金に引き続き、児童...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  御提出の日本学術会議法の一部改正案について、幾つか質問させていただきます。  日本学術会議は一九四九年の一月に発足いたしまして、今日では七十六万人の科学者の内外に対する代表機関ということになっておりまして、人類福祉への貢...全文を見る
○石井(郁)委員 今御答弁いただきましたように、今回の法改正で日本学術会議を内閣府のもとに置くということになったわけでございますけれども、その理由として、やはり日本学術会議が内閣の重要施策への科学者の立場からの助言機能を強めるべきだということがあるかと思うんですけれども、今、御答...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、もう少し独立性という問題で伺いたいと思うんですけれども、日本学術会議は、その時々の政府の政策選択とはかかわりの薄いあるいは無関係であるかのような地道な研究部門についてもその学術上の存在価値を認めている、あるいはその立場からの政策を政府に求めるということは...全文を見る
○石井(郁)委員 日本学術会議が、科学者、学術の専門家としてそういう専門的な見地からいろいろな提言を行う、ボトムアップの役割を持って日本学術会議がこれまでいろいろ活動されてきたということがあると思いますし、そういう役割というのはこれからも一層重要だというふうに私も考えているところ...全文を見る
○石井(郁)委員 これは大変大事なことでございますので、私は大臣にもぜひ御答弁いただきたいと思いますが、何か今の答弁ですと、独立性というのは職務上であって、この選考とは別だということをちょっと聞いたように思いまして、そこは少し違うというか、重大だというふうに思うのですね。選考その...全文を見る
○石井(郁)委員 少し立ち入っても、やはりこの点はただしておかなければいけないと思いますので、これは黒川会長にも伺いたいと思います。  今お話しのように、今回の法改正というのは総合科学技術会議の意見具申を受けてのものでございます。そういうことの中で、この協議、総合科学技術会議の...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねて大臣にもお伺いいたしますけれども、協議ということになっておりますが、今お話しのように、後でもちゃんと検証できるというようなことがございましたけれども、やはり、総合科学技術会議からと、それから学士院の院長と日本学術会議会長との間で意見が異なるという場合は当然...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは次に、代表性との関係で伺いたいと思っています。  新しい会員の選考、推薦について、現行のような登録学術研究団体を基礎にした候補者推薦の手続というのは法文から削除されるわけですね。しかし、現在の任命制、一九八三年以降ですけれども、やはり歴代の会員が学協会...全文を見る
○石井(郁)委員 会長がそこまでおっしゃられるというのは、ちょっと私は意外なんですけれども。  というのは、今回、この法改正に当たっても、日本学術会議として、日本学術会議の在り方に関する委員会を設置されまして、二度にわたってずっとしてこられたというふうに聞いております。その委員...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほどの質問でちょっと出ましたけれども、女性会員なんですね。この問題で一、二伺っておきます。  会員の人選及び連携会員の選考に当たっては、私は、男女共同参画というのは内閣挙げて取り組んでいる方向でございますし、特に女性の科学者の地位向上、この分野の配慮というの...全文を見る
○石井(郁)委員 十七期の二名というのは驚くような数字ですが、それから見ると、急激な増加ぶりというふうに言っていいのか、比較的増加している傾向がうかがえるわけですけれども、しかしまだまだ少ない。これは世界に行って比較すると本当に圧倒的に少ないということは、いろいろ学術会議の方でも...全文を見る
○石井(郁)委員 会員の選考について、先ほども協議のところではプロセスは透明にというお話もありましたけれども、これに関連して再度伺っておきたいんです。  最初の会員を選考する選考委員会、あるいはその後もずっとそうですけれども、情報公開と公正な選考を保障するということがやはり代表...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひそのような方向でお願いをしたいと思います。  あと、大変大きな問題かと思うんですが、これは一問で終わらざるを得ないんですけれども、日本学術会議の独立性ということを私は質問してまいりました。代表性という問題についてもいろいろあると思います。そういうあり方につ...全文を見る
○石井(郁)委員 なかなか、今の御答弁は私も大変、受けとめたいと思っておりまして、ぜひ日本学術会議の今後の方向を、本当に学術会議が主体的に、そして、本当に国民にとって必要な改革を、国民から見て必要な改革の方向に踏み出すように、見ていきたいと思っております。  ちょっと時間があり...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。以上で終わります。
03月31日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  あす四月一日から国立大学は国立大学法人に移行いたします。きょうは、この問題にかかわって質問をいたします。  法人には理事、監事が置かれ、教育研究評議会とともに経営協議会が設置されるわけですね。これまで幾つかの大学法人では...全文を見る
○石井(郁)委員 理事には既に三十五大学で二十六名、そのほか、経営協議会にも今お話しのような人数で文科省はつかんでいらっしゃると。ですから、もう天下りということが明らかになりつつあるわけですね。  私は、そういう天下り問題も本当に看過できないわけですけれども、きょう問題にしたい...全文を見る
○石井(郁)委員 前文部科学大臣は、もうおわかりのように、この法律制定にかかわった大臣でございます。  それでは、東京工業大学及び岡山大学の経営協議会学外委員のうちの文部省出身官僚はどなたでいらっしゃいますか。
○石井(郁)委員 名前はおっしゃらなかったんですけれども、東京工大は工藤智規氏ですよね、高等教育局長、そして文部科学審議官。この方も法律制定に大きな役割を担った方です。それから、小野元之氏は前事務次官、これは岡山大学に行かれる予定となっているということです。  そこで、私、きょ...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろお述べになりましたけれども、大臣が触れた附帯決議、この附帯決議は、「政府や他法人からの役員の選任については、」「大学の自主性・自律性を阻害すると批判されることのないよう、節度を持って対応すること。」とあるわけですね。私は、今わかっただけでも、この二十三大...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと読み上げたいと思うんですね。「大学に渡す運営費交付金の微妙なさじ加減は役所が握るのではないかとみる人は多い。膨大な天下り先を確保した官僚の独り勝ちとも……。」というのは、一昨日の日経新聞の「春秋」欄でございます。  法人化の審議のときも、本当にこの問題...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そういう要請があったかもしれないけれども、その場合には断ると。断るのが筋ではないのかという意味で申し上げているんですよ。それはあなた方の判断でできるわけでしょう。あなた方というか、それこそ断らなかったのは前の肩書の方でいらっしゃって、今の河村大臣ではありま...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ言われますけれども、結局のところ、教員の人件費を除いた分に一%係数を掛けた。効率化係数を掛けるわけでしょう。だから、これは削減なんですよ。  では、聞きますけれども、この効率化係数を掛けるとどのくらいの額が減額になりますか。
○石井(郁)委員 九十二億円という数字が明らかになりました。五年間で見ますとこれで四百六十億円になるわけですけれども、各大学、ちょっと小さい大学で見てみますと、十六年度予定で、運営費交付金なんですけれども、例えば北海道教育大学は一大学で七十五億円です。室蘭工業大学三十三億円、小樽...全文を見る
○石井(郁)委員 病院収入にも二%の効率化係数が掛けられますけれども、これも大変な問題なんですね。だから、局長は盛んに、法人化で経営努力、経営改善を図ると言われますけれども、これは東大病院の場合で見ますと、毎年五億円減る。病院長自身がこう言っておられます。今の診療体制ではさらなる...全文を見る
○石井(郁)委員 ここで大臣にちょっと一点、別の話にもなるんですが、でもないんですけれども、今月十九日に閣議決定、規制改革の民間開放推進三カ年計画が出されておりますけれども、国立大学法人についてはこのように述べられています。「十分な機能・役割を果たしていない場合の組織の見直しにつ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は先日、京都大学の総長とお会いをしてまいりまして、やはり現場に行きますと、本当に重大な事実ということを知って、本当に驚いてきたところなんです。  京都大学の場合で、来年度予算で三十億円がもう減額だと。驚く話ですよ、一大学で三十億円。それで、各大学関係者の間で...全文を見る
04月02日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私立学校法の改正に当たりまして、参考人として意見陳述をいただきました。本当にありがとうございます。  安西参考人にまずお伺いをいたしますが、よく楕円構造の大学ということを提示しておられると思います。例えば、学問の創造は現...全文を見る
○石井(郁)委員 日本私立大学連盟では、「規制改革と「自己責任戦略経営」の確立」という提言をしていらっしゃると思いますが、そのことにかかわって一つ伺いたいと思っております。  その中にこういうくだりがございます。株式会社参入、利用者補助に対する見解の中に、「教育分野における株式...全文を見る
○石井(郁)委員 その前段のところがちょっとありますので、もう少し御説明いただければありがたいと思うんですけれども。  教育分野における株式会社参入という問題が今いろいろ言われておりますので、そういう問題との関連で、学校法人が公共性を高めなければいけないという問題がありますけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  伊藤参考人にお聞きいたします。  私立学校審議会の問題なんですけれども、都道府県に置くこの私立学校審議会の委員のうち四分の三は私立学校関係者でありましたけれども、この点については、私学の行政に私立学校関係者の自治的な意見を反...全文を見る
○石井(郁)委員 今の問題に関してもう少しお聞かせいただきたいと思うんですけれども、都道府県に置く私立学校審議会委員の資格、構成割合、推薦の手続は、今度、知事の判断にゆだねられるわけですね。ですから、このことについては知事の権限を強めるものではないかということが言われますし、事に...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  あと一つ、残りの時間なんですけれども、冒頭、安西参考人の方からは、私学には七割を超える学生が学んでいるというお話がございまして、国費の投入は、国立大学とか国立への国の予算の投入に比べて、私学は余りにも少ないというお話がございまし...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。私は、高等教育の充実というのは、本当に、二十一世紀の日本の社会の発展にますます重要だと考えておりますので、そういう立場からこれからもかかわってまいりたいと思っています。  どうも本当にありがとうございました。
04月06日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
議事録を見る
○衆議院議員(石井郁子君) お答えいたします。  児童虐待の早期発見に努めなければならない者として、現行法では「職務上関係のある者」とされておりますけれども、今回新たに「業務上関係のある団体」ということが入り、加えました。「その他」のその「業務上関係のある団体」といたしましては...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) この条文には「学校、児童福祉施設、病院その他」となってございまして、この「児童福祉施設」というのは実は大変広いものを含んでおりますので、ほぼそこに加えられるということがございまして、ここでは、お答え申し上げましたように、「その他」というのはそれに加えて...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) いいですか。
○衆議院議員(石井郁子君) それから、職務上のことでも関係のある者で「その他」という規定がございます。「児童福祉施設の職員、医師、保健師、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者」ということがございますので、この「職務上」という中には、例えば歯科医師など児童と接触して治療を行う...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) お答えいたします。  岸和田の事件と立入りの関係というのはちょっと簡単にはいかない問題も含まれているかと思うんですが、それはちょっとおきまして、立入調査については、平成十二年の児童虐待防止法の制定によりまして、児童虐待が行われているおそれがあるときに...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 育児不安、育児ストレスなど、子育てにおける負担感が虐待につながるということが指摘されてきたところでありまして、保育所の受入れ能力の拡充というのは、子育てにおけるそういう負担感の軽減を通じて児童虐待の防止に大変重要だと考えております。そういう視点に限らず...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本法案は、これまで法定されてこなかった理事会を法定して、学校法人の業務に関する決定機関とすることにあります。それ自体は当然のことだと思います。しかし、これまでの私学の不祥事を見ますと、理事長による理事会の形骸化、また理事会...全文を見る
○石井(郁)委員 極めてそれは一般的な話でございまして、理事会が決定できるというだけですが、今、学生のこういう処遇問題が残っている、こういう中でできますかと。ちゃんとお答えください。
○石井(郁)委員 もう一つの問題が、やはり教員の雇用の問題なんですね。いまだに九名の配置転換を願う教員の方がおられます。ところが、先のことは灰色でわからないというような極めて無責任な態度を理事会の方がとっていて、まともに取り合わないと。四年生大学の方で新たに英語の先生が必要になる...全文を見る
○石井(郁)委員 教員の処遇については、これは理事会側がやはり責任を持って当たるということだと思うんですね。どうなっても構わないんだという無責任な態度をとることは、やはり許されないんじゃないかというふうに思います。こういう問題がやはり起きてくるということなんですね。  今申し上...全文を見る
○石井(郁)委員 それは全然違うんですよ。私もこれはずっと経過を見ましたけれども、大学が行ったのは、短大の改組案の決定なんですよ。  それで、理事会とのそういうやりとりがいろいろあったかもしれませんけれども、そういうことではないということで、ここでも、二〇〇三年の一月二十二日は...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりそういう立場できちんとこういう事態を見ていただきたいということを強調しておきたいと思います。  もう一点の問題なんですけれども、ここの明浄学院が今回の私立学校法の改正の前に寄附行為の変更を行おうとしたということがあって、その中に、この例の評議員会、議決機...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう答弁で確認をしたいと思います。  次の問題に移りますけれども、理事の選任でございますが、理事のうちで外部理事を一人以上選任するということでありまして、また、監事のうち少なくとも一人、外部から選任するということにしております。  私どもは、この点では、...全文を見る
○石井(郁)委員 なぜかきちっと御答弁されないんだけれども、文科省の姿勢として、文科省としては、例えばいろいろなことがあるかもしれないけれども天下りなどということはしないと、きちんと言ってくださいよ。なぜ言えないんでしょう。
○石井(郁)委員 次に、これも先ほどからも出ておりますけれども、私立学校審議会の規制緩和の問題でございます。  都道府県に置く私立学校審議会の委員のうち四分の三が私立学校関係者であった。これは、私学行政に私立学校関係者の自治的な意見を反映させるものだったということを、私立学校法...全文を見る
○石井(郁)委員 時間もありませんので行きますけれども、結局、私立学校審議会の委員の資格、構成割合、推薦手続が知事の判断にゆだねられるわけでございます。結果として、やはり知事の権限が強められるということになって、これによって株式会社参入などに道を開くのではないのかという危惧の声が...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は本当にいろいろありまして、本当はゆっくり議論をしなきゃいけないところでございますけれども、一点だけ、先ほど前の委員の方の質問を聞いておりまして、ちょっと大臣の御答弁の中に、今のところは特区だ、しかし、やがてその特区がもう全体に広がるだろうし、広がるかも...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたので、やはり私学の財政基盤の問題、今大臣も言われましたけれども、そういうことも私は質問したかったんですけれども、これは御要望だけにしたいと思いますが、私学助成の大幅増額と、特に学費軽減の直接助成制度というようなことの創設にやはり踏み出すべきで...全文を見る
04月16日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは法案の栄養教諭の問題でお聞きをいたします。  学校教育法の第二十八条の二で、「小学校には、」「栄養教諭その他必要な職員を置くことができる。」として、都道府県の判断で置くことができるようになりました。これは、置くも置かない...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりそれではおかしいと思うんですね。  といいますのは、今国会でも小泉首相の施政方針演説で、「心身の健康に重要な食生活の大切さを教える食育を推進し、子供の体力向上に努めます。」と食育の重要性を述べておられたわけです。  また、河村大臣も、小泉メールマ...全文を見る
○石井(郁)委員 給食は義務となっていないなどということを今さら余り文科省が言うのは、私はいかがかと思うんですね。実際、もう小学校では実施率というのは九六%ですよ。中学校でも七二・六%ですよ。七割方ですよ、まあ地域的にアンバランスはあったとしても。だから、小学校の場合、ほとんど実...全文を見る
○石井(郁)委員 子供を取り巻く食の状況というか実態、その問題にちょっと触れておりますので、もう少し述べさせていただきます。  これは、全国市町村教育委員会連合会が今の子供の状況を発表しておりますけれども、八点ほどあります。嫌いなものは食べないという偏食。肥満ややせ過ぎ、ダイエ...全文を見る
○石井(郁)委員 栄養教諭の果たす役割とかこの制度の創設ということが、本当に今、現状に求められている問題だということは共通の認識になっているかというふうに思うんです。その点は中教審も言っておりまして、こうした児童生徒への個別相談とともに、保護者などに対する助言、親子料理教室の開催...全文を見る
○石井(郁)委員 最初の話に戻るようですけれども、非常にいろいろな事情から、そうしたいがなかなかできないという大臣の御発言もありましたけれども、重ねて、これほどの広範な関係の団体から、やはり全校配置をすべきだという御要望が出ているわけです。また、栄養教諭の配置をふやす場合、現行の...全文を見る
○石井(郁)委員 実態の方をもう少し伺っておきますが、学校栄養職員の今の配置状況、これは小学校で何%、中学校で何%、数字もお示しください。
○石井(郁)委員 本当に重ねて申し上げますけれども、せっかく内閣として、また大臣もみずから、食育の重要性を本当に掲げていらっしゃるわけですから、今後、この配置率をどのように上げていくのか。そしていろいろな定数が厳しいと言われますけれども、今後、文科省としてどういう計画をもって臨む...全文を見る
○石井(郁)委員 次の問題なんですけれども、先ほど来、中学校給食の実施率がまだ少ないという話がありました。そこで、中学校給食の実施率を伺いたいことと、それから調理方式、共同調理場方式なのか、単独調理方式、自校方式と言われる方式なのかということも一つの問題、食の指導に関する意味でも...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、これから後はこのようにして非常に全体に、その学校での自校方式的な単独調理場方式というのは、このように比率が下がっているんですね。それは、大変私は問題を感じておりますので、そのことで伺っていきたいと思います。  栄養職員の配置のことにまた戻りますけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 給食の問題は、実際のところは都道府県や市町村の設置者のところでの御判断になるわけで、そういう部分があるかと思います。しかし、文科省が、実はこれは一九八五年に、「学校給食業務の運営の合理化について」、こういう通達を出されて以降、共同調理場方式が進んだということがあ...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、香川参考人にお聞きいたしますけれども、先ほどお述べになりました中で、食の教育は現在の日本の喫緊の課題であるというふうに冒頭提...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、いろいろ国の財政事情ということは当然ありますから、一気にできるとか、そういうふうには思いませんけれども、せめて計画を持ってしていただきたいという立場で、今、国会でも取り上げているところでございます。  もう一点、香川参考人にお伺いしますけれども、学校給食...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  続きまして、井村参考人にお尋ねいたします。  参考人の書かれました「医療職としてより質の高い薬剤師養成」という論文を読ませていただきまして、その中からの質問でもありますが、そこでは、「さて、その薬系大学はこれまで薬剤師養成に...全文を見る
○石井(郁)委員 これまでも少し実態的な面で薬剤師教育がなおざりにされていた、そういう薬系大学、学部の実態、どういうことをもってなおざりにされていた、だからこう改革が必要だというふうにおっしゃっていらっしゃるのかというあたりが、少し具体例でお聞かせいただければと思ったところでござ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点お尋ねいたします。  中教審答申がございまして、この「薬学教育の改善・充実について」でございますけれども、その中に、「近年の医療技術の高度化、医薬分業の進展等に伴う医薬品の安全使用や薬害の防止といった社会的要請に応えるため、薬剤師の養成のための薬学教育...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。終わります。
04月21日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、それぞれのお立場からの意見陳述をいただきまして、ありがとうございます。  大津市、近畿でこの公聴会が開かれていることもございまして、私は、まず大都市部の高速道路問題について触れてみたいと思います。  私自身も大...全文を見る
○石井(郁)委員 続けてもう一点お伺いいたします。  前にもお話がございましたけれども、近代的路面電車と言われているLRTのことなんですが、人と環境に優しいLRT、この導入を中心としたまちづくりというのは、私も、大変夢があって、共感が持てるわけであります。資料もございましたけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。  今、建設費のことを触れられましたけれども、この新聞資料によりますと、大都市で一キロ当たり十億から三十億円、一方で地下鉄の場合は三百億から四百億円だ、だから地下鉄の十分の一以下だというようなことも言われておりまして、その辺も大変注目をさ...全文を見る
○石井(郁)委員 我が党も高速道路一般を決して否定はしておりませんで、あくまでも、むだな高速道路ということが修飾詞としてついているわけでございまして、そこは改めてちょっと述べておきたいというふうに思います。  本当に、道路問題もまさに国家百年の計にかかわる重大な問題だと思います...全文を見る
04月27日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  前回、栄養教諭の全校配置の問題と、学校給食の共同調理場方式から自校方式への転換の問題について質問をいたしました。自校方式への転換という問題について、重ねて伺っておきたいと思います。  地場産の野菜を出荷している人から聞い...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣としてはそういう答弁が限界かなというのは変ですが、思わざるを得ないんですけれども、私はやはり、食の教育ということでございますから、教育として本当にすぐれたところを推進していくという立場で、自校方式に切りかえるということを本当に進めていただきたいと考えていると...全文を見る
○石井(郁)委員 そのような経過のようですが、牛乳は一九八二年には一本当たり五円という補助金がございました。毎年毎年削られて、今はゼロ円、一九九〇年ですね、九〇年。学校給食用の米に対しても、七九年には新規実施校では七〇%という値引きがあったかと思うんですが、二〇〇〇年には廃止。今...全文を見る
○石井(郁)委員 私は先ほど、大臣には失礼かと思ったんですが、大臣としては自校方式について余りいい答弁ではなかったので、限界かなと申し上げたんですけれども、しかし、今の御答弁のように、子供の健康そして教育、また、これは日本の農業の発展のためにもなるということを考えたら、やはり文科...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し具体的にこれは伺いたいんですけれども、参考人質疑でも、医薬品の安全使用、薬害の防止などは、カリキュラムの中で間違いなく必修科目で取り上げられるだろう、今大臣もそういうふうに少し触れられましたけれども、こういうことがございました。だから、今後こうした教育が...全文を見る
○石井(郁)委員 確かに、薬学教育のモデル・コアカリキュラムを見ますと、実際の薬害問題を取り上げるということになっていますが、「医薬品の製造と品質管理」で行うようになっているんですね。その中に「薬害」というのがあって、今お話しの、代表的な薬害の例、サリドマイド、スモン、非加熱血液...全文を見る
○石井(郁)委員 二〇〇二年の三月に薬害ヤコブ病訴訟の和解勧告書というのが出されております。それによれば、「厚生労働大臣は、我が国で医薬品等による悲惨な被害が多発していることを重視し、その発生を防止するため、医学、歯学、薬学、看護学等の教育の中で過去の事件等を取り上げるなどして医...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し、実際はどんなことがされているのかお聞きしたいわけですけれども、薬害の苦痛を生の声で語るということで、薬害の被害者を大学に講師として招いて、原因とか被害の実態、あるいはそれを医師や薬剤師を目指す人たちに学ばせる、そういうような講義などが行われてきたと思う...全文を見る
○石井(郁)委員 ずっと質問してまいりましたように、やはり薬害の被害というのは大変深刻な問題がございますし、それを本当に原因を究明したり、また予防したりしていくためにもいろいろ取り組んでいかなければいけないということで、薬害の被害者を招いていろいろ講義に生かすという大学が、取り組...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり社会の全体のこういう動きからすると、それではちょっと困ると思うんですね。  それで、一説によれば、やはりここには産学協同の影響などもある、製薬会社が嫌がっているんじゃないかとか、それで薬学部では進まないというような話も聞こえてくるわけであります。だ...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、学費の負担軽減の問題で一問お聞きをいたします。  学費は本当に高くなっておりまして、国立大学法人で五十二万八百円です。私立大学薬学部平均で百二十七万九千円ということですから、本当に高いわけですね。この点でも、「薬学教育の改善・充実について」の報告の中では...全文を見る
○石井(郁)委員 本法案ではありませんけれども、最後に一問伺っておきたいことがございます。  これまで学校病の指定に当たって治療費援助の対象は、齲歯、虫歯ですね、齲歯の場合、乳歯については抜歯、永久歯についてはアマルガム充てん、複合レジン充てん、銀合金インレーに限定されておりま...全文を見る
○石井(郁)委員 今お話しのように、これまで補助の対象となる齲歯の治療方法、限定されていました。そして、これではやはり子供たちの歯の治療のためにも決してよくないという話がありましたが、今お話しのように、健康保険の適用となるすべての治療に広がったということは関係者の間でも大変喜ばれ...全文を見る
○石井(郁)委員 文部省も、いいことは大いに周知徹底をしていただいて、これは子供たちのためになることですから、また関係者も本当に非常に喜んでいることでございますので、ぜひ取り組み方よろしくお願い申し上げまして、質問を終わります。  以上です。
05月11日第159回国会 衆議院 本会議 第30号
議事録を見る
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部改正案に反対、自民、公明両党提出の修正案に反対の討論を行います。(拍手)  年金法案は、国民の暮らしと将来設計にかかわる重要問題です。にもかかわらず、十分な審議を行わず、公聴会も開かずに採決を強行し、さらに、自民、公明...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 憲法調査会公聴会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、それぞれ御専門の立場からの御意見をお述べいただきまして、ありがとうございます。憲法の論点について大変重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。せっかくの機会でございますので、お聞かせいただいた御意見、さら...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  一九四八年ごろというか、そのころのアメリカの対日軍事要求というのは、日本を反共同盟国として、米軍の一翼を担わせるということにその目的があったというお話もございました。六〇年代で若干変わってきているということもありましたけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 ここで船曳公述人にお伺いをいたします。  戦略的平和論というところや戦争ができなくなりつつあるというアメリカの場合をお聞かせいただいたわけですけれども、その中で、憲法十四条の法のもとの平等と、例えば男女差別などはなくなっていないけれどもなくなりつつあるというこ...全文を見る
○石井(郁)委員 少し世界の情勢論のことが出てきましたので、山崎公述人にも伺っておきたいと思います。  きょうお述べになったことの中には直接はございませんでしたけれども、これは中央公論の昨年の五月号でございましたか、アメリカ一極体制は世界の平和にとって、少なくとも過去の多極体制...全文を見る
○石井(郁)委員 再度、小熊公述人に伺いたいと思います。  私も、日本国憲法が押しつけられたものだ、だから改憲を、自主憲法制定というような議論は、歴史の事実とも違いますし、また改憲の根拠とはなり得ないというふうに考えているところでございます。最後に小熊公述人が、自主憲法制定議論...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の法改正は、文化財の概念を広げて、失われつつある日本の文化的財産を残すという点で保護対象を拡大するというものでございまして、私どもも大変賛成できる点でございます。この改正案の内容をより深くつかんで、また充実させていくと...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し具体的にちょっと伺っておきたいんですが、所有権者というか所有者の財産権等々に、かなり甚大なとおっしゃったと思うんですが、影響が及ぶということですが、それは具体的にどういう形で制約なり制限なりというのがされると考えたらいいんでしょうか。
○石井(郁)委員 私、もう少しはっきり御答弁いただければと思ったのは、やはりそこで生活をしている、なりわいにしているということがあるわけですから、その部分というのは、重要文化的景観というふうに指定されても、生業自身は影響を受けない、それは継続していけるんだということは言えると思う...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、重要文化的景観にどういう物件が選定されていくのかということがこれから始まるわけですけれども、そういう考え方の中の一つとして伺っておきたいわけですが、ナショナルトラスト運動というのが全国でいろいろございます。  これは、具体を挙げますと、和歌山県の田辺市の...全文を見る
○石井(郁)委員 都道府県、市町村が景観法に基づくエリアということに設定すれば入り得るということですね。そのように理解していいかと思うんですが。  今申し上げたこの地域というのは、本当に子供たちにも喜ばれているし、大変かけがえのない地域になっている、動植物を観察できる場所という...全文を見る
○石井(郁)委員 この機会にぜひそういう調査、把握もしていただきたいということを要望しておきたいと思います。  次の問題ですけれども、重要文化的景観の保存のために必要と認められる物件の管理等の都道府県や市町村の措置に対して、国からの補助ができるものとするという一項がございます。...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来、こういう支援というのをもっと強めるべきだということが各委員からも出ておりますけれども、積極的にぜひしていただきたいということがあります。  関連して、税制上の措置として何か検討されるでしょうか。
○石井(郁)委員 もう少し具体に、重要文化的景観について何か検討、どのように始めているのか、もうちょっと述べていただけませんか。
○石井(郁)委員 今の御答弁だと、本当にするのかしないのかわかりませんので、するという方向かなというふうに理解をしたいと思いますけれども、もう少し積極的な姿勢で臨んでいただきたいなというふうに思いました。  次に、民俗技術についてお聞きします。  これも一つ具体を挙げますけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 今回、民俗文化財の中にこういう民俗技術ということが加わったわけでございまして、私は、そういう新しい広がりというか、加わったことについて大変賛意を表したいと思うのです。  そこで、この分野でも、やはり財政支援なんですね、どういうふうに考えていらっしゃるのか、これ...全文を見る
○石井(郁)委員 現在のところは、やはり記録の作成だとか調査事業への補助だとかという形になっているのですね。  私は、やはりこれは技術ですから、その伝承ということをきちんとしなければ、支援しなければ、伝わっていかないわけでしょう。それで、ずっと先ほども出てまいりましたけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。
05月14日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は長時間の質疑になっておりますが、最後になりましたので、よろしくお願いを申し上げます。  提出の法案に関しまして、若干質問をさせていただきます。  国民年金法は衆議院を通過して、参議院で本格審議が今始まったところで...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、上限固定と言われてきましたけれども、実際は今お話しのように二〇・三五%だと。私は大変な数字だと思うんですね。現在一〇・四六ですから、倍になるということですね。  私学共済の場合は成熟度が低くて、したがって保険料率が低いわけですね、一〇・四六という形に...全文を見る
○石井(郁)委員 私学共済の場合は、現在でも五〇%を割っているということです。  そこで、伺いますけれども、モデル世帯で現在五十五歳、四十五歳の受給の十年後、二十年後の現役世代平均賃金に対する年金の比率はどういうふうになりますか。それをちょっとお知らせください。
○石井(郁)委員 私は、そういう計算がなぜできないのか、提出者としてやはりちゃんと示してほしいというふうに思いますが、今のところ答弁できないということです。  次に伺いたいのは、厚生年金、国家公務員共済、先ほども議論になっておりますし、地方公務員共済、そして私学共済、それぞれが...全文を見る
○石井(郁)委員 他の共済についても伺ったのでございます。数字だけで結構でございます。
○石井(郁)委員 ですから、共済と一口に言っても、それぞれ違うわけでございまして、一番健全なのが私学共済だと、そういう意味では言えるかと思うんですね。九・八年分あるということでございます。  だから、私は、そういう共済にまで、保険料を上げる、しかし給付は下げるということが何で必...全文を見る
○石井(郁)委員 この機会にもう一点伺っておきたいと思うんですけれども、私は、今申し上げてまいりましたように、横並びで、保険料は上げるし給付は下げるというようなことを私学共済に限って今やる必要はないということを申し上げているわけです。  もう一点、年金の長期給付の積立金の運用な...全文を見る
○石井(郁)委員 最後にまた大臣に伺いたいと思いますが、今お聞きいただいたように、私立学校においては、積立金の運用、いろいろ、一般施設、教育環境、また福祉関係等々に大変予算を組まれている、そういう貸し付けの実績もあるということのようでございます。これはやはり私学共済ならではのもの...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。
○石井(郁)委員 今回の私立学校教職員共済法等の一部の改正は、年金改革関連法案として提出されたものであり、保険料の引き上げと給付の削減を今後十数年間にわたって国会審議抜きに自動的に進める仕組みの導入は、国民無視の一方的な負担押しつけを制度化するものであり、反対するものです。  ...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第19号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。きょうは、参考人としての貴重な意見陳述、本当にありがとうございました。  早速、お伺いをしたいと思いますが、まず木村参考人にお願いをいたします。  この法案は、昨年の十二月二十二日に出された総合規制改革会議の規制改革の推進に...全文を見る
○石井(郁)委員 最初の意見陳述で、木村参考人の方からは、三月四日に出された中教審答申、「今後の学校の管理運営の在り方について」、その中身の御説明が大変あったかと思います。  その点なんですけれども、今のお話のように、学校運営協議会という名前からしても、規制改革会議答申の実施と...全文を見る
○石井(郁)委員 中教審が三月四日に答申をされたということで、この法案の提出というのは三月十二日ですかね。だから非常に、答申を出されると直ちに法案化という点でいうと、国会の方は本当に驚くばかりというか、なかなかついていけないような状況もあるんですけれども、そういう流れがあるという...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねてもう一点、本法案のかかわりでいいますと、それはないと考えてよろしいということでしょうか。
○石井(郁)委員 大田参考人にお聞きをいたします。  今回の学校運営協議会には、法文上、教職員、校長というのを加えていません。イギリスもそうだと思いますけれども、こういう制度を持っているところには、教職員、校長が入っているかと思うんですね。私は当然加えるべきだと考えておりますけ...全文を見る
○石井(郁)委員 さらに大田参考人にお伺いいたしますけれども、アメリカでもシカゴの学校協議会というのがございますが、高校の場合は生徒が参加しているというふうに聞いています。フランスやドイツでも、同様の会議には生徒代表が参加するということがあるわけですね。  子どもの権利条約は日...全文を見る
○石井(郁)委員 それから、これもまた大田参考人に伺いたいんですけれども、こういう運営協議会に参加する方々というのは代表制という形をとっているかと思うんですけれども、教育委員会の直接任命というのは地方教育行政当局を加えるときなどごく一部だけれども、今回の場合は、こうした代表制では...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっとぽつぽつとお聞きして申しわけないんですけれども、私、先ほど、構成員としてというか、子供が参加するということについて大田参考人の御意見を伺ったんですが、この点では木村参考人にも伺っておきたいと思うんです。  先ほど来、この法案はルビコン川を渡ったという例...全文を見る
○石井(郁)委員 では、続けて木村参考人にお聞きしたいと思いますけれども、今回は非常にかなり大まかな形で出して、地方がいろいろこれを受けとめてやっていくだろうという話があったかと思いますけれども、先ほどお話の中で、地方のいろいろ自治体では進んだ経験ができつつあって、そして、さらに...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  あと、最後に一点ですけれども、まだ時間がありますので、大田参考人に伺いますけれども、なかなか委員というのは、住民の代表と一口に言っても、いろいろ、どういう利害がかかわっているのかとか、それぞれやはり利害が出てくるだろうという意...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。
05月19日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。法案に関して質問をいたします。  ただいまの加藤委員の質疑にもございましたけれども、まず、学校評議員制度との関係について伺いたいと思います。  ことしで四年目に入っているのでしょうか、学校評議員制度が制度化されました。この学校評議員...全文を見る
○石井(郁)委員 確かに性格は違いまして、一方は個々の委員に諮問をするということであり、運営協議会の方は協議体というか合議体となるわけでして、権限もまた違うということがあるかと思います。  そこで、今、学校運営協議会の方が強まっていくのではないかというような御答弁かと思いますけ...全文を見る
○石井(郁)委員 学校評議員制度の制度化と今回の学校運営協議会との関係等々について、私もいろいろ考えることはございますけれども、一応、大臣の御答弁で、お聞きしたということできょうは終えておきたいというふうに思います。  次に、この学校運営協議会の委員に教職員、校長を加えていない...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、教育委員会が必要と認める者という中にはどういう方が入るんでしょうか。
○石井(郁)委員 冒頭、局長の方は、今回の制度、運営協議会は外にいる方の意見の反映だ、このように言われたんですね。私、これはとても納得できないんですよ。  学校のことを議論するときに、学校の中の人たちと外にいる人たちが初めから対立構造になっているんですね、初めから対立関係になっ...全文を見る
○石井(郁)委員 今のお話のように、やはり校長を含む教員の代表がはっきり入っているわけでしょう。これは小学校でもそうですけれども、中学校でもそうです。だから、教員代表、職員代表、そして住民代表というふうに加わっています。  この制度は、アメリカの学校協議会、ドイツの学校会議、フ...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に各国でやはり、いろいろな形態があれ、教職員代表というのは加えられていると思います。  アメリカのシカゴの学校協議会制度を見ますと、校長、父母代表、住民代表とともに教員代表が加えられている。高校の場合は生徒代表も加わっています。フランスの学校委員会では、小...全文を見る
○石井(郁)委員 学校運営協議会が何をするかといえば、その学校の教育方針だとか教育課程の編成、それから教員の任用等々についても意見を述べる、意見を出すということにもありますし、それ以上に、教育課程については、まず校長、教職員で学校が方針を決める、それを承認する機関なんですね、運営...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、大臣の御答弁を伺って、大変やはりむしろ危険を感じてきているんですけれども。  と申しますのは、やはり教職員を入れずに持つ運営協議会がなぜ必要かという中に、非常に人事のことを言われましたね。今も校長がかわっているという話ですが、何か結局やはり、人事の問題で...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣の御答弁にもありましたけれども、やはり校長、教職員、必ず含まれるものではないという、その考え方というか御認識というか、私はそれ自身が、ずっと今、前半、質問で申し上げました世界の流れ、世界のこういう運営協議会、理事会のあり方からしても、極めて奇異だ、異質だとい...全文を見る
○石井(郁)委員 お隣の韓国の場合ですけれども、選挙が基本なんですね。父母全体会議で選出されて、教職員についても、教職員全体会議で選出される。地域住民の場合、選出された父母委員と教員委員によって選出すると。  イギリスの場合もそうですけれども、保護者代表理事の場合は、すべての保...全文を見る
○石井(郁)委員 問題は、やはり教育のあり方、学校のあり方ということを議論するという運営協議会ですから、本当に教育についていろいろな考え方がある、これはもう言うまでもないことなんですね。だからこそ、どういう意見の方々が委員になられるのかというのが、大変やはり手続においても、いろい...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点、質問にきちんと答えてください。  教育委員会の任命責任というようなことを大変強調されますが、今回のそういう制度で教育委員会の恣意的選考になりませんか、あるいは教育委員会の下請機関的になる可能性はありませんか、この点でははっきり御答弁ください。
○石井(郁)委員 フランスの例で申しますと、一つの学校の中でも教育についていろいろな主義や立場が違うということがあるわけですから、そういう違ういろいろな団体が複数存在している。そういった団体が競い合って、いろいろ議論して学校運営に参加する、そういうことをちゃんと残すわけですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、児童生徒の参加の問題でお聞きをします。  この学校運営協議会には、生徒の参加ということは想定していますか。
○石井(郁)委員 何か驚くような話なんですね。結局あなた方は、教員の人事のことをやるのがこの運営協議会の主たる任務だということのようですね。だけれども、教員の人事といっても、やはり教員はそれなりに教諭、教育方針、教育活動をしたいということがあっての人事ということになるわけで、学校...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、おかしいですよ。幅広くカリキュラムについても議論するような場だと。学校の運営全般に議論する場だと言うんだったら、なぜ教職員や生徒参加を考えないのかと私は聞いているんです。  考えないという理由には人事があるからだ、こう言うんです。だから、人事の議案のと...全文を見る
○石井(郁)委員 局長はイギリスの例だけを申されましたけれども、私が指摘したアメリカ・シカゴ、フランス、ドイツの例については触れませんでした。  私は、生徒の参加の問題というのをなぜ強調するかといいますと、やはり、子どもの権利条約を批准している国です。そして、ことしの一月には、...全文を見る
○石井(郁)委員 そのとおりなんですよ。非常に強い懸念が示されています。  それで、懸念だけじゃない、勧告があるでしょう。勧告を本当は言っていただきたかったわけですが、このようにありますね。教育、余暇及びその他の活動を子供に提供している学校その他の施設において、方針を決定する会...全文を見る
○石井(郁)委員 局長は本当に困ってくると、困ってくるとという言い方は私は少し言い過ぎかもしれませんけれども、子供が参加できないのは人事権があるからだ、人事の問題を議論するからだと、もう人事ばかり持ち出すんですね。  だけれども、言うまでもなく、あなたもおっしゃっているように、...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今回の法案、そしてきょうの質疑を見ても、本当に改めて感じるんですけれども、文科省はやはり子供抜きの教育改革をやろうとしている、本当に子供を信頼していないんじゃないかということを思わざるを得ないわけです。  それで、今子供たちは、やはり聞いてほしいという声...全文を見る
○石井(郁)委員 それは、ふるさとは近くにありてつくるものだということを合い言葉にしているようです。これは、若者が集まる町づくりのために商店街と協力してフリーマーケットなどを行った。小さくても輝く町、村づくりを行おうとしている。町の人たち、大人は、若者から元気をもらったということ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、せっかく地域の住民、保護者が参加をする、本当に対等に参加をしていく、そして意見も述べられる、その関係は大事だと思っているんですよ。でも、それは教職員や校長と対立する関係ではないはずですから、本当に一体となって進めるものだ。そういう仕組みをなぜつくれないのか...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表し、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、総合規制改革会議答申と中教審答申を踏まえ、教育委員会の指定する学校に学校運営協議会を設置するものであります。  しかし、学校運営...全文を見る
05月21日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第21号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  本法案の改正は、放射性同位元素の使用や汚染されたものの廃棄などを規制して放射線からの障害を防止するという点で、今回の改正は賛成できると考えております。  きょうは、放射線と人体への影響について幾つか質問をさせていただきます。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 今、一応、一般的なというか科学的な知見としてお示しいただいたんですが、この劣化ウランに関する政府の見解というのが、文科省の防災環境対策室で、米軍の鳥島射爆撃場における劣化ウラン含有弾誤使用問題に関する環境調査という中でも触れられているわけでございます。この調査結...全文を見る
○石井(郁)委員 今御説明いただきましたように、この劣化ウラン弾というのは使用禁止のものだ、在日米軍の規則でも使用禁止になっているものが千五百二十発も使用されたという事件であります。  それで、調査結果を読ませていただきますと、今ちょっとお述べになりましたように、環境調査もして...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう調査をされたようですが、しかし、いろんなことで影響はない、ないとあなた方はおっしゃるわけでしょう。しかし、人体の健康調査、人体の影響、そういうことはされていないんですね。  聞くところによりますと、この久米島の住民の皆さんは、きちんと健康調査もしてほし...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりそういう姿勢というのは本当に問題だと思いますね。  例えば、専門家の皆さんからも意見が出ているんです、政府のやっているサンプリングは本当にいいのか、十全かと。サンプリングというのはいろいろあるでしょう。シミュレーションもいろいろある。だから、そうい...全文を見る
○石井(郁)委員 では、まだ厚生労働省としての何らの防止策というか、その指示もお示しになっていないという状況ですか。ちょっともう少しやっていらっしゃることあるでしょう。四月九日でいろいろと、防止等の徹底という文書も出されているわけでしょう。その内容を示してください。
○石井(郁)委員 何でそんな答弁ぐらいしかできないのかと、私は本当に不思議に思うんですが、厚生労働省としては、過剰照射の防止等の徹底の中で述べられているのは、もちろん個々の病院で起こった事例についての原因の究明はそれぞれあるでしょうけれども、最近新たにリニアック装置という医療機関...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第22号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  もう質問に入りますが、平成十五年度末の大阪の教員の退職者ですが、定年退職七百二十四名でございましたが、四十歳から五十九歳の特別退職者千五百九十六名と二倍に上っております。広島県の場合で見ますと、教職員の定年退職者数が百八十...全文を見る
○石井(郁)委員 少し、現場の実態について、お声をちょっと申し上げたいと思うんですが、六十歳まで勤められないというのは職場環境としてはいかがかという問題がありますし、やはり教師を取り巻く困難な状況を示しているというふうに見なければいけないと思うんですね。  全日本教職員組合とい...全文を見る
○石井(郁)委員 これから申し上げるのは、やはり大変シビアな現実があるんですね、教師の勤務時間の問題として。私はこれから御質問したいと思うんですが、文部科学省の国立教育政策研究所が、学校・学級経営の実態に関する調査を行っております。平成十三年九月の速報版というのを見ますと、学校で...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  その場合、適切な対処というか対応をお願いしているということですけれども、どういう是正措置が求められるでしょうか。
○石井(郁)委員 教職員の時間外労働が平均的に月八十時間ということでありますし、休憩が保障されない場合ですと九十六時間にもなるということもございますので、これはもう時間外労働の短縮に向けてやはり何らかの手を打たなければいけない、こういう事態ではないかというふうに今厚生省の説明を聞...全文を見る
○石井(郁)委員 私は今、文科省としてのどのような対策というか、措置かと。結局、文科省は何もしていない、教育委員会にちゃんとやりなさいと言っているだけにしかすぎないというのが今の答弁なんですが、大変これは重大な問題なんですね。  現に最近、教師の間での過労死があって、いろいろ裁...全文を見る
○石井(郁)委員 少し具体的に伺いますけれども、私は、今、教職員の間に健康と福祉を害している状況が本当にただならない状況だというふうに認識しておりまして伺うわけですが、文科省も、病気休職者の推移あるいは精神疾患者の推移、いろいろ数字でお示ししていると思いますけれども、在職者に占め...全文を見る
○石井(郁)委員 数字だけではちょっとわかりにくいので、私自身、グラフにしてみたんですけれども、九〇年代に入ってから、特に中ごろ以降、急速にこのグラフではふえているんですよ。これはグラフにしてみるとよくわかります。特に近年、急上昇しているわけです。その中で精神疾患者も増大している...全文を見る
○石井(郁)委員 何かいかにも文科省はこのことに責任がないかのような答弁なんですけれども、しかし、文科省がいろいろ出してくる教育政策のもとで現場は動いているわけでしょう。  こういう仕事がふえているという背景には、やはり指導計画をつくるだとか調査報告の文書を作成するだとか、それ...全文を見る
○石井(郁)委員 一貫して文科省は教育委員会の服務監督の権限の範囲内だということで、促すという話にしかならないんですけれども、結局、そういう、教育委員会にずっと任せきりにしてきた、その結果が今日のこの異常な勤務状態、過労死ラインに達するような状況をつくり出しているんじゃありません...全文を見る
○石井(郁)委員 局長の答弁はいつも指導の徹底で終わるんですけれども、具体的に状況をちゃんとつかんでいるかと聞いているんですよ。あなた、言いっ放しじゃありませんか。ちゃんとつかんでください。  私は、最後にこの問題で大臣に伺います。  今、勤務実態というのは、本当に十年前とさ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りまして、私、きょうもう一つ、四月に文科省が発表になりました長期欠席の子供の状況調査というのがありまして、これは児童虐待問題ともかかわって、大変重要なデータが示されたと思って伺いたかったんですが、それは要するに、児童虐待では、子供の安全確認ということ...全文を見る
06月01日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第24号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。最後になりましたけれども、きょうは、四人の参考人の皆様方、当委員会においでいただきまして、どうもありがとうございます。また、貴重な御意見も本当にありがとうございました。  今回のこの還流防止措置と貸与権の改正についての審議が始...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来ファイブメジャーのことがいろいろと取り上げられておりまして、大変論議も呼んでいるところでございますけれども、この点でも依田参考人に伺いたいと思いますが、私どものところに今いろいろな洋盤CDの問題についての御意見が寄せられますけれども、これもちょっと本当に...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねてというか、繰り返しになって大変恐縮にも思うんですけれども、なかなか心配というか懸念が払拭されないという状況もありますので、あえてお聞きをしなければいけないわけですけれども、この文書の中には、今も出てきていますように、レコード協会としてはファイブメジャーの各...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、高橋参考人にお伺いいたします。  これも五月十一日に「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」という音楽関係者の声明が出されているかと思いますが、その中に、日本に販売されている作品の輸入盤が、レコード会社が輸入権を行使すると輸入禁...全文を見る
○石井(郁)委員 いや、そこまでありましたかね、ちょっとなんですけれども。  その現実的な可能性ということなんですけれども、法律はつくった、法文にあるけれども、どういう事態でそれが起こるかということを、それは私たちが見なきゃいけないことではあるんですけれども、皆さん方の方からは...全文を見る
○石井(郁)委員 今の件でございますけれども、ですから、在庫を所持していることも違法になる、日本販売予定がある作品の海外盤は事実上輸入することができないという輸入業者にとっての問題点を指摘されたわけですが、この点、依田参考人に伺いたいと思いますけれども、現実的にこういう事態が起こ...全文を見る
○石井(郁)委員 その辺がなかなかと、今議論がかみ合っているようでいないような部分もあったりするというふうに私も考えているところでございますが、あすの審議にも生かしていきたいと考えております。  最後に、弘兼参考人に、最後になりましたけれども、一問伺います。  先ほどコミック...全文を見る
○石井(郁)委員 音楽文化、活字文化ともに社会生活に大変重要な分野について、本当に深い背景を持った議論だというふうに私も思っておりますけれども、きょうは本当に貴重な御意見をありがとうございました。
06月02日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第25号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  質問に入る前に私も一言申し上げておきたいと思いますが、きのう長崎県の佐世保で起きた事件、クラス内の子供同士で、そして学校の中でカッターナイフで刺されて死亡するという、本当にあってはならない事件が起きたわけでございます。学校...全文を見る
○石井(郁)委員 そのアジアへの展開という場合、その利益を還元する、これは依田参考人が述べておられました。私は、その意味というのは、直輸入盤との小売価格の差を縮めることだとか邦盤の価格を下げることだと受けとめているんですね。ですから、還流防止策が講じられる、それで消費者への利益還...全文を見る
○石井(郁)委員 アメリカのタワーレコードのホームページにも、アジア諸国からのJポップCDの日本への還流について、現在何らかの防止措置が必要であるということは理解している、日本国内市場への影響の大きさを考慮すると、その趣旨には賛同いたしますとあるんですね。昨日の参考人の多くの方々...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣からは、かなり整理をされていまして御答弁いただいたかと思うんですが、しかし、国民の間では、まだ不安が完全に払拭されているとか、取り除かれているという状況にはないように思うんですね。ですから、私は、もっと納得がいくように、やはり説明責任が政府にあるというふうに...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点御答弁いただいていないんですけれども、欧米からの輸入盤禁止がどこからか求められているのかどうかということなんですね。これを明確にしてください。
○石井(郁)委員 今御答弁いただきましたけれども、米国やEUからのレコード輸入を阻止したいというような要望というのは政府には届いていない、政府レベルでも産業からも全くないということではないかと思うわけです。  しかし、次に問題になるのは、欧米からの輸入禁止を求める声はないけれど...全文を見る
○石井(郁)委員 今のその確認の上でさらに質問をしたいと思いますけれども、法案の百十三条、ここでは、著作権を侵害する、侵害とみなす行為について「情を知つて、」という規定と「得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合」という二つの限定がついていますね。そのうちの、権利者...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、その客観的な基準をやはり一応決めなくちゃいけないということまでは明らかになっているんですが、それはどういう数値的なものとして考えられますか。そこら辺までもう少し言っていただかないといけないと思いますが。
○石井(郁)委員 この質疑の中でやはり大変不安になっているのが、そういうライセンス料の差の問題だと思うんですね。どのぐらいで発動されるのかということがあるわけで、米国の会社なんかが権利を行使しないと言っても、本当にしないというのは担保されるのかという問題があるわけでしょう。だから...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりある程度客観的基準の設定が必要だということがありましたし、幾らかそういう数字も念頭に置いていらっしゃるということもわかってきたわけです。  それで、立法の趣旨に沿って運用されていくということかと思いますが、もう少しそこの辺の数字的なことでお聞きしておきた...全文を見る
○石井(郁)委員 一般に言われるように、洋楽CD、例えば米英など本国で発売されるものは大変安い。日本のレコード会社が発売する日本盤で特に新譜の場合は三千円台もする。価格差が大きいというようなことが一般に言われるわけですね。だから、その場合、お話しのように店頭価格とこのライセンス料...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、「得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合」というのはライセンス料で比較をされるということが確認されるかと思うんですが、ちょっと先ほどの質問にも戻りますけれども、一体どのくらいのライセンス料の差ということで設定されるかということで、先ほど...全文を見る
○石井(郁)委員 繰り返して大変申しわけないんですけれども、やはりライセンス料の差が何%になったらこの法案百十三条の第五項が適用されるのかというこの問題がありますので、その基準なんですが、先ほど七〇%というような数字もちらっとおっしゃったかと思うんですが、何かその辺で確認していい...全文を見る
○石井(郁)委員 その数字、ぜひきちんとお示しいただきたいと思いますけれども、それはアジアからの還流防止には適用されるが、しかし欧米のような国には適用できない、そういう数値として設定されるというふうに考えていいですね。これも確認させてください。
○石井(郁)委員 念のためではあるんですけれども、具体的に少し聞いておきたいと思います。  これは、今いろいろな御意見が寄せられている方の資料なんですけれども、洋楽CDの並行輸入品の存続を望む有権者有志一同の方々が持ってこられたものでございますけれども、日米英間の音楽CDの価格...全文を見る
○石井(郁)委員 重ねて具体例をお聞きしておかなきゃいけないんですが、このようにも言っていらっしゃるんですね。  二〇〇四年ビルボード誌アルバムトップ二十にランクされている洋楽CDのうちの十四作品については日本のレコード会社が日本国内向け商品をライセンス生産している。その小売価...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと具体の細かなことをお聞きしたかと思いますけれども、やはりいろいろとこういう著作権の問題を議論していくときに、店頭価格の問題で比較したり、ライセンス料がその中でどうなっているのかというようなことを仕分けをして考えていかなきゃいけないという点では、なかなか理...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来答弁では、影響のないように運用でしっかりやっていきたいということはあるんですが、しかし、ここで言われているのは、やはり洋盤の輸入の禁止ということで権利行使があるのかどうかということで、本当に現実的に起こり得るのかどうかということで私はお尋ねしているわけで...全文を見る
○石井(郁)委員 同じ質問書の中で、こういうこともございました。  「国内生産者の意向を受けて、権利者である国外生産者が日本盤と同一の洋盤を日本国内への輸入を禁止する旨を表示」する、あの例の表示ですね、「国外において発行している場合においても、一についてと同様に、法案第百十三条...全文を見る
○石井(郁)委員 今の確認でいきますと、現在のいわゆる洋盤には適用されないということが見えてきたかというふうに思うんですね。  しかし一方で、答弁にもありましたけれども、現在のライセンス料の差もあるわけで、得ることが見込まれる利益が不当に害されると権利者がやはり判断するのではな...全文を見る
○石井(郁)委員 そうしますと、やはり今回の法改正で、実際に運用するに当たって現在のライセンス料の格差というものがあるわけですから、現在の欧米の輸入盤については権利を行使することは難しいかできないというふうに言えるかと思うんですね。政府はそのように判断していると確認してよろしいで...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、なおいろいろまだあるわけですけれども、一般的に外国の権利者が権利行使を要求してきた場合、やはりどうなるのかということがあります。  外国人に権利のある洋盤が、アメリカから直輸入され日本で販売された場合が千八百円だ、日本で製作した洋盤が二千五百円だ。二千...全文を見る
○石井(郁)委員 幾つか私自身が持っている疑念も確認をさせていただいたわけですけれども、現在のところでは、外国の権利者が権利行使をして、洋盤のCD輸入禁止というようなことはあり得ないということだと思うんですね。  しかし、いろいろと、今おっしゃったように、消費者の側からも、ある...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し時間がありますので、これは質問通告していませんでしたけれども、ちょっと別な件で一点伺っておきます。  これは、学校における舞台芸術鑑賞教室というか、学校で本物の舞台芸術を鑑賞するという動きが今全国的に進んでいますけれども、非常にやはり公的支援が足りない...全文を見る
○石井(郁)委員 劇団協の調査によりますと、やはり行っていない最大の理由は、費用負担が大きいということになっているようですね。  これは、こういった劇団に対する芸術文化振興基金による助成というのは、日本児童演劇協会の児童演劇地方巡回公演には三千百万円、三千万円ぐらいです、日本劇...全文を見る
06月03日第159回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今国会の青少年特別委員会では、児童虐待防止法の改正、また、児童買春、児童ポルノの処罰法の改正という重大な法律、その成立を見ることができました。この二つの法律とも、虐待とか買春という問題で、やはりこれらが子供の権利の侵害であ...全文を見る
○石井(郁)委員 繰り返す必要もないと思いますけれども、驚くような事案なんですね。十八歳未満といいますけれども、十五歳と十六歳です。この少女たちに、まず酒を飲ませているということもあります。そして、最初はそういう形で大いに接待をしながら、その子供たちに四百万から八百万の支払いを要...全文を見る
○石井(郁)委員 また後で私はお尋ねしたいと思いますけれども、大臣に伺いたいと思います。  現代の日本でこうした形での人身売買があったという事実、そして買春を強要したという重大な犯罪がありました。こんな形でいわば人身売買が起きている、子供や少女が犯罪に巻き込まれているという事態...全文を見る
○石井(郁)委員 法律ができて四年の間で初めてこれが適用されたということなんですけれども、どう見ても、私としては、率直に申し上げてこういう事案というのはかなりあるんじゃないか。つまり、ホストクラブというのがまずある。そこで子供たちがいろいろな形で引き込まれている。そして借金を背負...全文を見る
○石井(郁)委員 最近、聞きますと、出張とか出前などと銘打って、女性を相手の自宅などに行かせて性行為をする風俗業、そういうこともかなり広がっているというふうに聞いています。子供であるということを知りながら登録させているということも聞いています。  私は端緒を伺いましたけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 アメリカの国務省が毎年、人身売買についての国別報告書というのを出しているんです。昨年六月の報告書で私は見ているわけですけれども、日本は人身売買の数が多いにもかかわらず、処罰が弱い、訴追の件数が少ない、そういう問題点が指摘されているんですね。  政府も署名してい...全文を見る
○石井(郁)委員 あっという間に時間になってしまいまして、私は最後に、この選択議定書を政府はまだ批准しておりませんから、やはり一日も早く批准するように求めたいと思います。  そして、済みません、ちょっと下さい。児童虐待でも、この法改正を見た後で、これはまた新聞報道です。実際の事...全文を見る
06月11日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第26号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、日の丸・君が代の強制問題について質問をさせていただきます。  まず、確認をしたいのですけれども、一九九九年、ちょうど六月でした、国旗・国歌法が審議をされました。そのときの小渕首相の答弁、そしてまた有馬当時文部大臣の御答...全文を見る
○石井(郁)委員 今、河村大臣は学習指導要領に基づく指導の問題として言われましたけれども、それは憲法にのっとって行われる範囲のものだということかと思いますけれども、私、確認したいのは、児童生徒の内心にまで立ち入って強制しようという趣旨のものではない、今ここが大変大事なことでござい...全文を見る
○石井(郁)委員 ところが、今現実に起きている問題としてきょうは申し上げたいんですけれども、今御答弁された政府の方針は間違っていると、政府答弁を逸脱した行為が平然と行われている、そういう教育委員会がございます。東京都の教育委員会です。  ここに、私、昨年四月十日に開かれた東京都...全文を見る
○石井(郁)委員 この会議録の真意がもう一つつかみかねるということでございましたけれども、しかし、明らかにちゃんと載っているわけでございますから、大臣、そのようにおっしゃるんでしたら、この「政府答弁が間違っている」、これはどういう真意なのか、そのことはきちっと問いただしていただけ...全文を見る
○石井(郁)委員 現実に起きている問題というのは大変深刻な事態を招いておりますので、そこで少し具体的に伺います。  日の丸・君が代実施については、教職員の処分を伴った強制、異常な形で進んでいるわけですね。これが昨年十月二十三日に東京都の教育委員会教育長横山洋吉名で出された通達。...全文を見る
○石井(郁)委員 国旗・国歌についていろいろ指導するということを言っているんじゃないんですよ。指導するということは指導するでしょう。  ただ、最終的に、結果として、立ちなさいと言ったり歌いなさいと言って、例えばこれは国会でも審議になりました、口をこじあけてまで歌わせるのかという...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今、児童生徒が本当にどういう判断をとるのか、どういう行動をとるのかという問題は、これは児童生徒の内心の自由にかかわる問題ですということをきょうは申し上げているわけであります。そして、生徒が国歌を歌わないということをもって不利益処分の扱いをするなどということ...全文を見る
○石井(郁)委員 少し話がやはりどうしてもすれ違っているんですけれども、とにかく、生徒たちは教員の処分問題を大変心配しています。卒業式の前日に、先生大丈夫なのかと聞いてきたりするということで、そうすると校長は、先生が処分されるから大きな声で君が代を歌ってほしいと頼んだりする。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。  私は、児童生徒の内心の自由は本当に憲法上の侵してはならない自由でありますので、きちんとやはり守り抜く指導をしていただきたいということを申し上げて、終わります。
08月04日第160回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、提出されました私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止する等の法律案について質問をいたします。  本法案は、前国会で自民、公明両党によって強行成立した私立学校教職員共済法案の一部を改正する法律を廃止するものです。こ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点伺いたかったことも含めてもう御答弁いただいたんですが、結構でございますけれども、確かに、年金制度の一元化について議論がいろいろ始まっているというか、これからの問題だろうというふうに思うんですね。しかし、いろいろ本当に考えなきゃいけない問題が多々あるという...全文を見る
○石井(郁)委員 提出の法案については以上の質問で終わらせていただきます。残りの時間は、私学の問題にも入ってきておりますので、関連して伺いたいと思っています。  まず、経済的な理由で退学した生徒の問題についてでございますけれども、これは、全国私立学校教職員組合連合会がことしの三...全文を見る
○石井(郁)委員 今御答弁いただきましたように、この授業料減免事業の臨時特別措置というのはやはり大変重要な、今喜ばれている施策だというふうに思うんですね。私は、これにとどまらないで、今本当にこういう退学とかあるいは修学旅行に行けないという子供たちも引き続きあるわけですから、この際...全文を見る
○石井(郁)委員 これは新しい政策的な提案でもありますから、すぐやるとかなんとかというふうにはなかなかいかないのかと思いますが、しかし、もうそういうことも視野に入れてというか、考えていいのではないかということで、私は提案をさせていただくわけでございます。  東京の、これはある高...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣から大変力強い御答弁をいただいたんですが、しかし、今大変私は危機に直面しているというふうに認識しているんですね。  一九七五年から私学振興助成法に基づく私学助成が始まったわけでございますが、この小泉改革が掲げる三位一体改革で、国庫補助の廃止ということが、義...全文を見る
○石井(郁)委員 いや、なっているということを言われて、文科省としてどうされるんですかということが次にはあるわけですよね。重大だと思いませんか。  私学助成は、言うまでもなく、七五年に振興法で出てきたわけですが、私立学校の教育条件の維持及び向上、また児童生徒、学生らの経済的負担...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひ、その姿勢というか立場で、大臣には頑張っていただきたいというふうに思います。  最後にお聞きするのは、義務教育費国庫負担金の問題でございます。  当委員会でもずっと、たびたび質問が繰り返されてきました。でも、先日、指定都市の市長会の提言というのを見まして...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたが、ぜひ、今せっかくその試算がございますので、後で各県名もお知らせいただければ、資料としてお願いしたいと思います。  では、本当に最後に一言、大臣、義務教育費国庫負担制度を私学助成とともに堅持するとこれまでも御答弁いただきましたが、今の時点で改...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
10月27日第161回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、新潟県中越地震におきまして亡くなられた方、また被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。二次災害のおそれがある中で、長期化する避難生活を強いられるわけでございます。政府といたしまして、万全の体制と...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の地震の調査と災害調査に、新潟大学の理学部地質科学科あるいは積雪地域災害研究センター含め、教員や院生、学生、総動員で当たっているというふうに聞いております。その上、東大とか千葉大とか、そういう地震研究者も現地に駆けつけているということでございますけれども、こ...全文を見る
○石井(郁)委員 実態は、なかなか大臣のおっしゃるようなふうにはなっていないんです。  少し申し上げたいと思います。先ほどは新潟大学の理学部地質科学科を申し上げましたけれども、これは理学部の数学や物理や生物学科も大同小異だと。さらに人文系も、ある面では一層深刻でもあるということ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、十六年度は同水準を確保したとおっしゃいますけれども、十七年度は、教官人件費を除いて一%の効率化係数を掛けるとなっていますね。では、明らかに来年度は減額じゃありませんか。来年度も同水準を確保するというふうに私は言っていただかなくちゃいけないと思うんですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、資料提出の要求をしたいと思います。委員長にお願いします。  各大学に示している来年度の支出予算の見通しというのがあるんですね。つまり、一%効率化係数を掛けるということになっていますが、それは示されていますから、それをぜひこの委員会に提出していただくように...全文を見る
○石井(郁)委員 はい。  私は、その上で、やはり法人化の審議のときには効率化係数なんて話はなかったんです。それで、運営費交付金で研究予算はしっかり確保するという答弁をされていました。それが突然、効率化係数なんて話が出てくる。これは今のところ一%です。それから、病院の場合は経営...全文を見る
○石井(郁)委員 予算の中で各大学に配分されているんですが、この運営費交付金の算定基準、事務系職員で月十二時間分です。看護師で月二十六時間分なんです。これは到底間に合わない。  これは山形大学のアンケート調査に出ていましたが、事務職員で十五時間以上超勤した人が三九・四%、四割も...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、個別の名前、大学名を挙げましたけれども、これは決して個別の事案ではありません。全国的に起こっている問題だというふうに認識していただきたいと思います。  そして、運営費交付金の算定基準として一定計上しているわけですから、それで十分なのか十分でないのかという...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題では、私は、地方分権の時代だとか、地方に任せてもいいのではないかとか、いろいろな議論がありますし、首相の方ももっと地方を信用しろとか、いろいろあるかというふうに思うんですね。しかし、やはり義務教育の水準、それを維持する及び向上させるという責務というのは国...全文を見る
○石井(郁)委員 今、御答弁のように、やはり安易に一般財源化するとどういうことになるかということがここにも示されているというふうに思います。  それで、私は、きょうの質疑でも、各党、与党の自民党、公明党の方も初め、各民主党の方も、この義務教育費国庫負担の堅持ということについては...全文を見る
○石井(郁)委員 あと一分だけありますので。  今回は、地震だけじゃなくて、その前には一連の台風被害もございました。過去最大級の台風もありまして、私は、文科省、文化庁としては、やはり文化財の保護、復旧に本当に全力を挙げなければいけないというふうに思うんですね。  私、これで一...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。ありがとうございました。
11月10日第161回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案審議に入る前に、震災に関して一言伺っておきたいと思います。  前回の質問で、私は、新潟中越地震に関連して、学校の安全診断と安全対策を行うように要望いたしました。文科省は応急危険度調査を行ったようでございますが、まず、...全文を見る
○石井(郁)委員 調査結果に見られるように、やはりかなりの学校がいろいろ危険にさらされているということがわかっています。また、要注意とされた建物もかなりあるということなんですね。今余震がなお続いていますし、しかもかなり強い余震だということもありますから、そんな中で子供たちは学校へ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり改修、改築となると予算が伴いますから、国として本当に補正にも反映させてしっかりとした予算措置をするということで、ぜひ大臣、頑張っていただきたいというふうに思います。  それでは法案に入りますが、原子力研究開発機構法案で質問をいたします。  この法...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、原子力の長期計画はまだ確定していない段階ですね、現状を引き継いでいるということかもしれませんが。新しいものは今議論中ということですが、法案ではプルトニウム循環方式が継続、推進されることが前提となっているわけです。  このことを問題にしたいわけですが、こ...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、今のお話ですと、いろいろそういう課題がありますよと課題を列挙した中で、二法人の統合、独法ということを推進してきたというふうに私は聞いたわけです。だから、聞いているのは、我が国の原子力政策が今後本当にどうなるのか、どういうものとしていくのかという中身とは無...全文を見る
○石井(郁)委員 今の質疑の中からも浮かび上がっている問題として、原子力の長期計画が来年じゅうだということですから、私は、今大変日本のエネルギー政策、原子力政策が議論になっている中では、やはり、この二つの法人の統合という問題は、その長期計画の中身を待って進んでもいいのではないかと...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、余剰プルトニウムは持たないことでバランスがとれるということからすると大変な量があるということですね、一つは。あと一つは、その計画自身がそのとおりになっていないという問題。  では、そのプルトニウムの使い道というのはどうなんですか、全くとんざしているとい...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、具体的な例の、次、軽水炉でのプルサーマルについて伺います。  これもまた問題が山積みでありまして、福島県とか新潟県など関係自治体の住民の反発は大変大きなものがあり、不安も大変大きなものがございます。  資源の有効活用といいますけれども、軽水炉でMO...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、やはりリサイクルには余りメリットがない、非常に回収に費用がかかったりするという問題だというふうに思うんですね。  それから、ちょっとこれは専門的になるかもしれないんですが、私も名を聞きまして、さらにプルサーマル後の使用済みMOX燃料の中には、ネプツニ...全文を見る
○石井(郁)委員 ここのところでいろいろ、本当にもっと質疑を重ねなきゃいけないんでしょうけれども、結局、廃棄物処理で、今ちょっと最後におっしゃったガラス固化して地層に埋めるということですけれども、今問題になっているのは、一体、日本の地下にどれほど安全な、本当に地震がないと言えるそ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そのプルトニウムのリサイクル路線というものを根本的に見直すべきだと。そういうことで世界を見ると、これはさっきドイツ抜かしましたけれども、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど撤退しているじゃないか、もう技術的困難で高速増殖炉路線から早々と撤退しているじゃ...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、安全研究予算について質問をいたします。  先ほども出ていましたが、ことしの八月九日、関西電力の美浜発電所三号機の配管破裂で高熱の蒸気が噴出して、五名のとうとい命が奪われました。六名が負傷するという、これは我が国原発史上最悪の事故が起きたわけでございます。...全文を見る
○石井(郁)委員 重大じゃないかと思うんですね。二十基もあるということでしょう。  それで、ことしの十月二十一日に、関西電力株式会社の美浜発電所三号機二次配管事故についてという原子力安全委員会の決定が出されていますが、それによりますと、高経年化への対応、つまり年数たっているとい...全文を見る
○石井(郁)委員 二十年以上経たから大変だと言っているわけじゃなくて、本当に早い段階から念には念を入れた安全対策が求められるというふうに思うんですね。原発問題は、本当にきょうも強調されましたように、安全には安全を期すという立場でやらなくちゃいけないわけでございます。  ところが...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっともう一度、数字ですけれども、平成十六年度とそれから平成元年ですね、一九八九年度をお示しください。ちょっとさっと言われたので。
○石井(郁)委員 これは私の方でつかんだ資料ですけれども、一九八九年度では百二十八億円あるんですよ。それで、十六年度十九億円でしょう。どれだけ減りましたか、これは。驚くような減り方じゃありませんか。ずっと経年見ても、この安全研究予算というのはずっと減り続けているんですよ。  私...全文を見る
○石井(郁)委員 原子力に関しては、安全を口で幾ら叫んでもだめ、安全保障にならないわけで、やはり具体的な裏づけがないとできないと思うんですね。美浜原発でのあんな驚くべき状況、これが放置されているということについて、本当に真剣に取り組んでいただきたいというふうに思うんですね。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 次の問題ですけれども、主務大臣の責任明確化のもとで、新機構法の第十二条で、新法人の理事長選任に対しまして原子力委員会の同意権がなくなったということがあります。私は、これは原子力委員会及び原子力安全委員会の新機構への関与が弱まることを示しているんじゃないかというこ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、原子力基本法に示されている原子力政策の原則、とりわけ平和利用の原則でございますね、それを保持するために、原研やサイクル機構の理事長の人選というのは原子力委員会の同意を得てというふうになっていると考えられるわけですが、そういう理解でよろしいでしょうか。これも...全文を見る
○石井(郁)委員 現行では、理事長は、「原子力委員会の同意を得て」となっているところ、これは原研もサイクル機構もそうですが、それが「原子力委員会の意見を聴かなければならない。」というふうに文言が変わっているわけでして、同意ということから意見を聞くということに変わるということは、や...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  それで、この点では最後に大臣に一問、やはり大臣としての御見解と御決意を伺っておかなければなりません。文言として、法文として、理事長の任命に当たりまして「原子力委員会の意見を聴かなければならない。」ということになっているが、現行法...全文を見る
○石井(郁)委員 では、もう少しの時間ですけれども、次のテーマなんですが、第十五条にある秘密保持義務条項、この点も、きょうの大変長時間にわたる質疑の中で、何人かの同僚議員から質問がございました。  現行法ではこうした規定はないわけですね。原研にも核燃サイクル機構にもないわけです...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、これまで特に法律で定めなくても何も問題が起こらなかった、違反というかそれに該当するような事例も何もなかったということなんですね。何で今それを罰則まで入れて条文に組み込まなきゃいけないのかということは、非常に問題だというふうに私は思うんですね。  それで...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、この秘密保持義務条項があれば、秘密かどうかという判断というのは裁判所まで持ち越されるわけですね。私は、こういうことが法律として機能していけば、本当に機構の研究者の良心ということが、萎縮させてしまうというか、そういう効果を持つんじゃないかということを一番懸...全文を見る
○石井(郁)委員 まだまだ詰めなければいけないことがたくさんあるかというふうに思いますけれども、私は、今申し上げましたように、やはり原子力行政の中で、そして一番安全という問題が重要視されるというような研究の中で、しかも平和、軍事利用等々が一番問題となるような中で、こんな今の時期に...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。
○石井(郁)委員 日本共産党を代表して、独立行政法人日本原子力研究開発機構法案に反対の討論を行います。  この法案は、日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構の統合、独立行政法人化にとどまらず、日本の原子力行政のあり方が根本から問われる法案と言わなければなりません。  核燃料...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  大臣には、お疲れのことと思いますが、御答弁よろしくお願いいたします。  まず、三位一体の問題でお聞きをしたいと思います。  当委員会の十月二十七日でございますが、中山大臣はこのように述べておられました。義務教育費国庫負...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、暫定ということで済まされる問題ではないというふうに思うわけですね。  これは新聞報道で見たわけですけれども、総理が中山大臣に対して、済まぬな、こらえてくれと言われたということですが、私はやはり、こらえてくれで済む問題ではない、事は憲法と教育基本法の要請に...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりこうした重大な問題というか、人件費の問題なんですから、そこが一番根本なんですから、それが将来の増加分というのが計算されていないというのは大変重大だというふうに思うんですね。  教材費のことを私もたびたび取り上げましたけれども、これは既に一般財源化されてき...全文を見る
○石井(郁)委員 大変な数字だと思うんですね。つまり、三割台、また四割台の県がこう並んでいるわけでしょう。私は、教員給与も、一般財源化したらこういうことになりかねないと。まさに教育の機会均等どころではなくなるわけですよね。もう既になくなっている面も出ているわけですけれども。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、これはいわば最終結論が来年の中教審の検討、答申を待ってになるという共通の理解が大方あるわけですけれども、私は、この中教審の基本的立場というのももう既に明確ではないかというふうに思うんですね。  これはことしの五月二十五日ですが、「義務教育費に係る経費負...全文を見る
○石井(郁)委員 昨年の三月三十日、中教審答申が出されましたけれども、しかし、ここでは、地方と国との役割分担ということは出てきますが、財政的に地方分権型教育体制というものがどういうものなのかとか、そういう検討はなされなかったんじゃないでしょうか。  私は、この点で、最近ちょっと...全文を見る
○石井(郁)委員 今の大臣がそのように主張されたということはあるんですけれども、重要なことは、国と地方の教育のあり方の根本が今問われている。そして、その財源措置をどうするのかということが大問題になっているときに、基本法を決めることがこの義務教育国庫負担の堅持につながるかといったら...全文を見る
○石井(郁)委員 私が申し上げたのは、この教育基本法の改正が中教審の昨年の答申に基づいて作業が進められている、その昨年の答申の中には、義務教育国庫負担が堅持されるのかそれとも廃止になるのかということは想定されていなかった。いないんですよ。ただ、一般的に国と地方の役割分担ということ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり歴史の事実に目をふさぐべきではないし、ふさいではならないというふうに思うんですね。  この問題は国会でもずっと議論されてきたことでもありますから、もう大臣は御存じのはずですけれども、これは一九九三年の八月、河野洋平官房長官談話がございました。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 終わりますけれども、教科書検定を行う文部科学省でございますし、その最高責任者でございますから、これが自虐的だとかこれがどうという、そうしたことで教科書に載せてはいけないとかよかったとかというようなことを行ってはいけないというふうに思うんですね。また、文部科学大臣...全文を見る