石井郁子

いしいいくこ



当選回数回

石井郁子の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  幼い子供が誘拐、殺害されるという重大事件が相次ぎました。再びこうした痛ましい事件を起こさないために、地域、住民それぞれが必死に取り組んでおられるところでございますけれども、私は、行政がやはり本腰を入れなければならないというふうに思...全文を見る
○石井(郁)委員 極めて残忍な事件でございました。子供も、また保護者も、そして地域の方々も不安の中で新年を迎えられたというふうに思うんですね。早期逮捕に向けて、本当に全力を挙げて取り組んでいただきたいということを申し上げたいと思います。  さて、その安全確保でございますけれども...全文を見る
○石井(郁)委員 大変前向きに御答弁いただきました。  しかし、これは政府の方での犯罪から子どもを守るための対策、これも先ほど来出ておりますけれども、昨年末、十二月二十日にまとめられましたけれども、そこには路線バスの活用という形で考えられているということが出ているんですね。今、...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そういう御答弁を伺って、やはり政府として選択肢を広げて取り組んでいらっしゃるということで、大変心強く思いました。犯罪から子どもを守るための対策、この言葉だけを見ておりますと、路線バスの活用というだけが出ておりますから、何かそれに限定されるんじゃないかという...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、自治体で既に導入している、運行されているというところもありますが、今のところはやはり自治体負担になるわけでしょう。それから、当然それがまた保護者負担にもなるということでありますので、これはやはり、安全確保のために新たな保護者負担になる、保護者に負担をかけ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、僻地で行われているスクールバスと同様に、やはり政府としての予算措置をすべきだというふうに強く、これは要望というかしておきたいと思います。  次の問題なんですが、やはり学校の周辺で、あるいは学校内外で事件が起きる。つまり、学校がねらわれているということがあ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、こうした配置も、自治体あるいは各学校での要望が大変強い部分だというふうに思います。ですから、この点でも国の補助ということはないわけですよね、予算措置が。私は、ぜひ予算措置を警備員の配置についても行うべきだというふうに思います。  この点ではどうですか。副...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたけれども、子供の命を守る、子供の安全確保という点では、政府、私たちも一体となって、あらゆる知恵を傾けて取り組まなければいけないと思いますが、その点で、私はきょうは本当に限られた質問しかできませんでした、スクールバスや警備員の話しかできませんで...全文を見る
02月13日第164回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  少子化問題、特に子育ての経済的負担の軽減について、きょうは質問をいたします。  昨年末、国立社会保障・人口問題研究所は、予想よりも早く、二〇〇六年から総人口が減少すると発表しました。一・五七ショック、出生率のこのショックが出たの...全文を見る
○石井(郁)委員 御答弁にございましたけれども、エンゼルプラン、新エンゼルプラン等々は進めてきたとおりだと思うんですけれども、一昨年、少子化社会の対策大綱もつくられました。しかし、流れを変えるものとはなっていない、それが今の時点だと思うんですね。  これは、昨年の少子化白書には...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣の率直な御感想、本音のところをお聞かせいただけなかったんですけれども、この調査ですと、二〇〇一年の前回と比べても百二十六万円増ということになっているんですね。だから、経済的負担ということは十年前から指摘されていながら、結局ふえる一方になっているという問題なん...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、子育て費用の負担軽減ということに今政府は真剣に取り組まなきゃいけないときだというふうに思うんですね。それで、猪口大臣にちょっと具体的にお聞きします。  猪口少子化担当大臣は、出産費用を無料にしたいという御発言をされたと思うんですけれども、私は、さすがにや...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろるる取り組んでおられることはわかりましたが、私は、では大臣は三十万を三十五万でよしとされるんですか、もう出産費用の無料化ということは今後されるおつもりはないんですか、そこをはっきりと言明していただきたいと思うんですね。  本当に、この分野というのも、要...全文を見る
○石井(郁)委員 随分何か苦しい御答弁のようにお聞きしましたけれども、財務大臣を前にしたらそういう御答弁になるのかなとは思いますけれども、私はやはり、担当大臣ですから、少子化担当大臣として本当に決意をお述べになっていただいていいと思うんですね。  きょう、厚労大臣もおいでいただ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、助成として国が公的な支援をするべきだという意味で申し上げていまして、地方には本当に財政事情でばらつきありますから、子供たち一人が育っていくのに、こっちの地方ではよくて、こっちでは困ってということでは困るわけでしょう。そういう意味で、私は、国としての助成が必...全文を見る
○石井(郁)委員 日本の場合は児童手当だけであります。それもやっと今国会、六年生までということになりますけれども、フランスでは二十歳までですよ。二十歳まで、二人子供がいる場合の手当。しかも、さまざまなメニューがあるということを、私は本当にもっと真剣に学ぶべきだというふうに思います...全文を見る
02月14日第164回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  あと、もう一人いらっしゃいますけれども、大変長時間にわたりましてきょうの参考人質疑が続いておりますが、参考人の皆様、それぞれの角度で、実践を積みながら、子供の安全のためにいろいろな研究、また蓄積をしていらっしゃるということ...全文を見る
○石井(郁)委員 なかなか、教育の実践の一つとして、それは大変興味深い点なんですよね。私も、子供がみずからやはり動いて、みずからやはり発見をして、そして考えながら学んでいく、こういうことが必要だという点では共感をいたします。  もう一点、小宮参考人に、これは自治体での防犯モデル...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  森田参考人に一点伺わせていただきますが、子供への性犯罪ということで、過剰な反応をしちゃいけないんじゃないかという、特異な例と普遍的な例といろいろ区別しなきゃいけないとレジュメにございました。  性犯罪のことで、話せば本当はたくさん...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。森田参考人は、本当にこういう問題での長年の取り組みがありまして、いろいろお話、もっともっと伺いたいところでございますけれども、参考にしたいと思います。  もう時間ですが、最後に一点、多田参考人に伺いたいと思います、短くで結構でござ...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。終わります。
02月16日第164回国会 衆議院 本会議 第7号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、所得税法等の改正案及び公債発行特例法案について質問します。(拍手)  まず最初に、所得税、住民税の定率減税の廃止についてです。  自民党は、昨年の総選挙の際、「「サラリーマン増税」を行うとの政府税調の考え方はとらない。」と政権公約に掲...全文を見る
02月24日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私、きょうは、官製談合をめぐる官と業の癒着問題について質問をいたします。  防衛施設庁の官製談合事件は、空調設備工事の談合から始まり、岩国や佐世保の米軍基地建設をめぐる談合へと捜査が広がっております。官と業の底なしの癒着...全文を見る
○石井(郁)委員 一連のいろいろな事案につきまして総括的な御見解を伺いました。  少し個別にも入っていきたいんですけれども、談合というのは、単に行政をゆがめるというだけではなくて、やはり具体的に被害を国民に与えている、税金の無駄遣いがあるからですね。官製談合で疑いのある市谷庁舎...全文を見る
○石井(郁)委員 入札をめぐる、いろいろ、改革と申しますか、入札談合を防止するという観点からの政府内の一定の取り組みが動いているとされているということは大変大事なことだというふうには思います。私、きょうは、しかしもう一方の観点で、やはり天下り問題というのもしっかり見なきゃいけない...全文を見る
○石井(郁)委員 かなり防止策の先の方まで御答弁をいただいて、政府として大変一定の取り組みを感じたところでございますけれども、私も、実態として、本当にこれはやはりゆゆしいことがあるなというふうに思いますので、改めて、この天下りが官製談合の温床そのものになっているという点で、ちょっ...全文を見る
○石井(郁)委員 この天下りと談合につきましては、やはり大変興味深い今調査結果が出ておりまして、これもこの機会にちょっと引用させていただこうと思うんです。  これは、昨年の七月末に全国の企業二万千三百二十社を対象として、天下り・談合に関する企業の意識調査というのがあるんですね。...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来、職業選択の自由という話もちらちら伺っておりますけれども、しかし、公務員の場合、肩たたきをされて退職勧奨を受けているというのが実態じゃないんでしょうか。そういうところでは本当に職業選択の自由というのがどれほどあるのかという問題がありますし、伺うところでは...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し具体的にお聞きしたかったんですが、その総合的な検討というのは内閣としておやりになるということですか。どこの担当がおやりになるんでしょうか。
○石井(郁)委員 私は、QTの総理答弁を見ますと、やはり二年が妥当かどうかというふうにおっしゃっていますので、これは退職慣行や退職管理の問題ではなくて、やはり二年という、離職後二年というのが妥当かどうかという、公益法人への天下りの問題として受けとめたんですけれども、何か違うかのよ...全文を見る
○石井(郁)委員 一定のそういう官房長官の御決意はわかるところではありますけれども、しかし、本当に官製談合、癒着の構造をきちっとメスを入れる、あるいは断ち切る、天下りを禁止するということの実効性が担保されないと、私は国民の期待にこたえることはできないというふうに思うんですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。  どうもありがとうございました。
02月24日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  ただいまも話題になっておりましたけれども、今国会は官製談合をめぐる官と業の癒着問題、特に天下りとの関係が大きな問題となっているわけでございます。  そこで、きょうは、まず最初に文部科学省における天下り問題について、お聞き...全文を見る
○石井(郁)委員 その答弁は先ほどの笠委員への答弁そのものでありまして、それを伺っているのじゃありません。文部科学大臣に、やはりこういう所轄法人と天下り人数との関係、これについてどうお考えでしょうか、どう見ていらっしゃるんでしょうかという御見解でございます。
○石井(郁)委員 そういう官民のバランスとか、いろいろ考え方があるということを言われますと、それはそれとしての議論になりますけれども、きょうは私は、時間の関係もありまして、ちょっと実態を申し上げて、こういう実態はどういうことを意味しているのかということでお尋ねをしたいと思っている...全文を見る
○石井(郁)委員 何か最後の無報酬のところが強調されますけれども、なぜこれは報酬を言えないんですか。これはどうしてプライバシーですか。オープンになっている話じゃないんですか。  これは不思議なことに、この国立博物館の役職員の報酬、給与がインターネット上では公開されていないんです...全文を見る
○石井(郁)委員 きょうこの場ではもう多分お答えにならないでしょうから、委員長、これは後でぜひ理事会で諮っていただきたい。ぜひ、その数字は出していただきたいと思います。おかしいでしょう。役職に幾らとなるんだから、それはそれが具体の個人に当てはまるということであって、この役職で幾ら...全文を見る
○石井(郁)委員 他の独立行政法人の報酬はわかることがあるんですよね。国立美術館の法人の長の年間報酬額というのは千九百九十万円ですよ。約二千万円です。これは現役の事務次官に匹敵する高い報酬じゃないんでしょうか。  先ほどの野崎さんの場合、国立博物館館長が幾つか、東京博物館理事、...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点、具体の例を申し上げさせていただきますけれども、この独立行政法人の理事長のポストというのがやはり歴代文部科学省の高級官僚の天下りの指定席になっているんですね。  日本育英会の第九代の理事長は三角哲生事務次官です。第十代は鈴木勲文化庁長官、十一代川村恒明...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣、かなり前向きな御答弁をいただいたと思います。私は、誤りやそういういろいろゆがみを是正するには、そういうタイミングというのもあると思いますから、こういう意味では、今これだけいろいろデータが出ているわけですから、ぜひ大臣のそういう決意で臨んでいただきたいという...全文を見る
○石井(郁)委員 私はまさにそのとおりだというふうに思うんですね。変わりがあったら大変なんですよ、国会で確認したことなんですから、そのとおりなんですけれども。  ところが、これは文部科学省が、この二月、ある文書を大学当局に出しているのではないでしょうか。これはこういうものです。...全文を見る
○石井(郁)委員 この方向で各大学が数値目標達成なんということになったら本当に重大な問題だということで、私はこの文書を見たときに、そういう重大性について文科省自身はどういう認識を持っておられるのかということを大変懸念したわけでございます。  振り返るまでもなく、あの法人法の審議...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、あくまでも、それは昨年十二月二十四日の閣議決定の方針を、今こんな方針ですよということを伝えたという限りなんですか。だけれども、これはやはりそうではないですよ。三月までに中期目標、中期計画について具体的に考えよ、これに合わせて考えよということになると、さっ...全文を見る
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、きょうは、国際条約に対する政府の対応についてお聞きをしたいと思います。  まず、女性差別撤廃条約についてでございますけれども、この実施状況の第六回報告書というのを、ことしの夏にも国連の女性差別撤廃委員会に提出する...全文を見る
○石井(郁)分科員 選択議定書についてはどのような回答を準備されているのかというのが一番お聞きしたい点でございますけれども、いかがですか。
○石井(郁)分科員 そのような政府の回答は、NGOとの対話というか懇談の中でもこれまでもお聞きしているところでございます。  しかし、その点でも、国連の方では勧告の中でどのように述べているかといいますと、この選択議定書の提供するメカニズムが司法の独立を強化する、司法が女性に対す...全文を見る
○石井(郁)分科員 そういう点では、いろいろ研究をされているという状況かと思うんです。  しかし、研究はどこかでやはり結論を導いていただきたいというふうに思いますし、今、政府としても、男女共同参画ということで計画もつくり、いろいろこの面でも見解が出されているかと思うんですけれど...全文を見る
○石井(郁)分科員 なるべく早く結論を出していただきたいと思うんです。ことしの夏には、政府が報告書をつくらなければいけない。また、国連からは、こういう点ではおくれているんじゃないかという指摘を受けないようにすることが私は必要だというふうに思います。まだまだ現実に女性差別というのが...全文を見る
○石井(郁)分科員 これは後でもよろしいんですけれども、国際人権規約という、全体、包括的というか、これの精神あるいはその内容をきちんと政府として実行していくというか、そういう点で大臣の御認識を伺いたかったわけですけれども、関連しますので、今御答弁ありましたが、この批准された年、一...全文を見る
○石井(郁)分科員 残念ながら、真剣な検討をされているというふうには思えないし、大変、国会の意思とか国会のそういう決議を本当に軽視しているんじゃないかと言わざるを得ないと思うんですが、そこで、ちょっと話をかえまして、大臣に伺いたいと思います。  たしか麻生大臣は一九四〇年生まれ...全文を見る
○石井(郁)分科員 現状はまさにそうだと思うんですね。私はやはりそこが問題だというふうに思うんですよ。つまり、国立大学というのは、経済的に貧しくても大学に行ける、そういう意味では、教育の機会を本当に門戸を広げているという制度として意味を持ったと思うんですね。ところが、今は本当に高...全文を見る
○石井(郁)分科員 この問題は、今大臣の御答弁のように、やはり日本の教育制度全体のあり方とか、教育に対する親の意識や関心だとか、また財政事情だとか、いろいろなことが絡んであるんだろうということは私もそうだと思うんです。  しかし、大事なことは、やはり高等教育を受けたいと思う人が...全文を見る
○石井(郁)分科員 私学のことをおっしゃいましたけれども、これは国際的に少し調べてみますと、私学が過半数を超えている国でやはり批准をしている。無償化条項を批准している国が既に二十五カ国あります。これはベルギー、オランダ、ブラジル等々があります。それから、日本の十分の一以下の国内総...全文を見る
○石井(郁)分科員 以上で終わります。
03月08日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の法案について質問をいたします。  ただいまも義務教育の根幹とは何かということをめぐってのやりとりがございました。私は、これはやはり大変大事な問題だと思いますので、はっきりさせなくてはいけないというふうに考えておりま...全文を見る
○石井(郁)委員 そのような御答弁なんですね。  では、その給与費ということについていえば、当委員会でこれまでの大臣がどのような答弁をされていたかということなんですね。私はそこを大変こだわりたいというふうに思っております。  二〇〇三年度、この年には、教職員の共済費の長期給付...全文を見る
○石井(郁)委員 だって、二分の一から三分の一に国が減らしたんですから。給与費の国の負担二分の一を守るというのがこれまでの大臣の御答弁じゃないんですか。その意味で、削った、これは守ったことになりませんよ。単純な話じゃないんでしょうか。
○石井(郁)委員 これだけでやりとりをしていたら、何かレトリックのようなものになってしまって、ぐあいが悪いなと思うんですけれども。  確認をいたしますが、昨年十月二十六日の中教審答申は、国は、その責務として、義務教育の根幹、機会均等、水準確保、無償制を保障する、国家、社会の基盤...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、鳥居会長はこうも言っておられるんですね。「政府内の議論は中教審答申が出るやいなや迷走した。「三兆円の税源移譲を実現するためには、義務教育費を外せない」という数字合わせが先行し、もともと「暫定」だった義務教育費八千五百億円の削減が、いつの間にか既定路線とな...全文を見る
○石井(郁)委員 今お示しいただきましたように、市区町村でいいますと、全国の六割を超えているということですよね。大変な数だというふうに思うんです。だから、ここには、国の負担削減によって、独自財源の少ない地方では、本当に大丈夫なのか、教育費確保が困難になるのではないか、この懸念がや...全文を見る
○石井(郁)委員 三十九府県でマイナスとなるということのようですね。  もう少し具体的に、例えばプラスになる県もあるんだと思うんですよ。しかし、大幅にマイナスになる、特に大きくマイナスになる県、二、三の例を挙げてお示しいただけませんか。
○石井(郁)委員 私は、やはりこういう試算を出していただかないときちんとした審議ができないというふうに思いましたので、文科省にお願いをしました。やっと私も、けさいただいたんですよ、このペーパー、何度も請求をして。  私は、こういうのは当然、試算をしていると思いましたし、出してほ...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来、不足分については地方交付税で措置される、地方交付税がある、この御答弁一本やりなんですけれども、では地方交付税というのは本当に確保されるのか。  これ自身も三位一体改革でしょう。これは実際、平成十六年では、三位一体改革で、二十一兆円が、一二%もマイナス...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間になりましたので、審議は始まったばかりですし、これからもしっかりとしたデータに基づいて審議を進めていきたいというふうに私は思います。  それで、先ほど出ておりましたけれども、今後の推計ですね、向こう十年間どうなっていくのか、教職員の人件費というのは急増...全文を見る
03月10日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、まずお聞きしたいのは、第八次公立義務教育諸学校の教職員定数改善計画についてでございます。これは、昨年、平成十八年度概算要求として文部科学省が出されたと思いますが、その理由、内容をまず御説明ください。
○石井(郁)委員 五年間で一万五千人の増員をという計画と伺いましたが、しかし、その間自然減もあると思うんですね。自然減は幾らと見込んでいるんですか。
○石井(郁)委員 わかりました。自然減が九千人あるということなんですね。  十八年度の要求でいえば、千人の増員だけれども自然減が千人だと。では、差し引きゼロじゃないですか。十八年について言えば、何もふえないということにもなる。そして、全体でも、一万五千人というけれども、自然減を...全文を見る
○石井(郁)委員 今のお話を伺いますと、それでは、第八次五カ年計画というような形では、いろいろな問題を言われたということですが、では、今後もこういう形ではしないということに今聞こえるんですけれども、それが一点と、それから特別支援教育については、今後法案も審議にかかりますから、その...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、十八年度から始まろうとした、期待もしていた第八次の計画が見送られたということについては、大変遺憾だと思っています。そういう面では、もっと強い決意といろいろ計画を持って臨んでいただきたかったというふうに思うんです。  今、現場がどんな状態か。本当に学校の中...全文を見る
○石井(郁)委員 大体そういう傾向だと思うんですが、高知県が行っている、これは高知県の教育委員会ですけれども、その勤務実態調査によっても、ストレスを感じる、やや感じるという方が八割ですね。同じく、三割の方がかなり多忙だと感じていらっしゃる、やや多忙と合わせると八割の方だと。今おっ...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣が長野県だということだからでもないんですけれども、もう一つ、長野県の高校教職員の勤務実態調査というのを私見てみまして、義務制ではありませんけれども、そこでも一カ月の時間外勤務が一人当たり平均三十七・二時間だと。平日に換算すると一日二時間のサービス残業になるわ...全文を見る
○石井(郁)委員 今の数字というか実態を伺いますと、本当に胸が痛むというか、こんな状態なのかというふうに思うんですね。長期療養者、しかも精神疾患の方が急増していらっしゃるということなんですね。平成七年度には三四・〇%ですが、今お話しのように平成十六年度で五六・四%ですから、すごい...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に一日も早くそういう実態調査に着手してほしいということを私は強く申し上げたいと思います。  今御答弁のように、これは経済財政諮問会議や財務省など、人材確保法廃止などへの対応策という形で出ているんだろうと思いますけれども、文科省が何らかの形で全国的なそういう...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたが、ほんの少しの事例ですが、しかし本質的な事例だと思いますけれども、今教職員を取り巻く状況というのは極めて厳しいということは一定の認識がつくられたのではないかというふうに思っております。  私は、やはり子供の教育というのは、学校があって、生き生...全文を見る
03月14日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  義務教育の国庫負担制度の根幹を守るかどうか、また日本の義務教育の将来をどうするのかにかかわる重要な法案の審議に当たりまして、きょうは、参考人の皆様、本当に御多忙だと思いますけれども、こうしてお出ましいただきまして、また貴重...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に率直にいろいろと、こういうところでしか聞けないようなお話をきょうは伺わせていただきまして、本当にありがとうございます。  鳥居会長も書いていらっしゃいましたけれども、一言で言えば、教育論がなかった、そういうことを大変残念に思うということがございました。本...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  土居参考人に伺いたいと思いますけれども、先ほど、地方交付税が今どうなっていて、今後の見通し等々を数字も挙げていろいろ教えていただきました。  それで、義務教育費の国庫負担が一般財源化されたら四十道府県で財源不足というのは見城参考人...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、義務教育というのは、やはり憲法にもあるように、教育基本法にもあるように、機会均等、そして教育水準の維持という、全国あまねくすべての子供たちが同じ程度の水準の教育を受けることができるということがあると思いますし、無償制という原則でやらなければいけないというふ...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもいろいろと貴重な御意見、ありがとうございました。  終わります。
03月15日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、私、学校耐震化の問題と、創設される義務教育諸学校施設費国庫負担の交付金制度の問題で質問をいたします。  まず耐震化ですが、文部科学省が昨年四月一日現在で公表した公立学校施設の耐震改修状況調査がございますが、全国の小中学...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりここでも地方は大変財政事情が悪い、それを考えるとおくれてきたということですね。学校の数が多いといっても、そういう学校をきちんと診断するというのは、これはもう行政の真っ先にやらなきゃいけないことですから、数が多いというのは理由にならないと私は思いますが、そう...全文を見る
○石井(郁)委員 二・八%、わずかに伸びるということですから、極めて足りないというか少ないと言わざるを得ないわけですが、本当にこの問題は急がなきゃいけない問題だというふうに私は思います。  一つ伺いたいんですが、先ほど申し上げた公立学校施設の耐震改修状況調査、これから見ますと、...全文を見る
○石井(郁)委員 私、文科省からいただいたこの一覧というか資料、各県ごとの耐震診断実施率というのがございまして、本当にひどい差だなというふうにびっくりしたところなんです。だから、平均で計算すると、一〇〇%があるわけですから、一方で一けた台があっても、そのほか、八割のところもあるし...全文を見る
○石井(郁)委員 私、こういう報道を目にいたしましたのでちょっと御紹介しますけれども、中越地震の際、避難所として機能しない、そういう施設が少なくなかったと。  これは長岡市のある学校なんですが、二〇〇三年に開校したばかりなんですよ。新しい学校ですよ。ところが中越地震では、体育館...全文を見る
○石井(郁)委員 計画を盛り込めとか計画をつくれというようなことはいろいろおっしゃるけれども、予算措置をどうするのかというお答えがないんですよね。  地方の実情についてもう少し御紹介しますと、東南海・南海地震で大きな被害が予想されている和歌山県がございますね。二〇〇三年度からの...全文を見る
○石井(郁)委員 繰り返しませんけれども、本当に地方の財政は厳しい、やりたくてもやれないという中で、文科省の御答弁が、とにかくそれは地方の責任だ、地方でやってくれというようなことでは困る、やはり国として責任をきちんと持ってほしいということを私は申し上げているわけでございます。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化等に伴う義務教育費国庫負担法等の一部を改正する等の法律案に反対の討論を行います。  反対の最大の理由は、憲法、教育基本法に定められた教育の機会均等、水準維持、無償制の確保という義務教育の根幹を保障する義務...全文を見る
03月17日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  法案に関連しまして、独立行政法人日本スポーツセンターのサッカーくじについてお聞きをいたします。  まずお聞きしますけれども、独立行政法人の日本スポーツセンターの理事長など役員に支払われている年間の報酬及び給与はそれぞれ幾らですか...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、もう一つですが、このセンターのサッカーくじ担当セクション、そこにかかわる職員の人数及び給与は幾らでしょうか。
○石井(郁)委員 今明らかになりましたように、センターの理事長、先ほど理事長の年間報酬はおっしゃらなかったんですけれども、私ども一千九百二十万円というふうに聞いているんです。この役員に支払われている給与で約一億円なんですね。そして、今お話しのように、職員の人数、職員の給与分で一億...全文を見る
○石井(郁)委員 十八年度の見込みは幾らですか。
○石井(郁)委員 売上額は、本当に初年度から比べるとどうなんでしょう。もう四分の一弱に落ち込んでいるわけでしょう。そして助成額は、今やっと御答弁されましたけれども、十八年度一億円少し、少しなのかどのくらい伸びるかはあれですけれども、一億円台ですよ。そうしますと、役員の報酬とか職員...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、この初期投資分も五年間で払う計画が全く達成できていない、二百二十億円も未払いとなっているという問題なんですね。  それから、今はお答えになりませんでしたけれども、センターが直接運営に乗り出すための新たな借金、これも百数十億円ぐらいあるんじゃないですか...全文を見る
○石井(郁)委員 確かな数字じゃないかもしれませんけれども、二百億円以上の売り上げが必要だということですけれども、しかし、先ほどの売上額のように、今百四十億円とか百五十億円ぐらいの売り上げじゃないですか。到底私は借金返済に回らないと思うんですね。ますます累積がふえていくということ...全文を見る
○石井(郁)委員 この間、スポーツ団体への助成額が一億円だということなんですね。この事実を私は本当に重く見たいと思うんです。  スポーツ振興投票の実施に関する法律第一条の目的、どう掲げていたでしょうか。「この法律は、スポーツの振興のために必要な資金を得るため、スポーツ振興投票の...全文を見る
○石井(郁)委員 この法案の国会審議、私もかかわった一人でありますし、当委員会には、たまたまといいますか、小坂大臣も提案者でございましたし、また松浪議員も提案者でございました、馳副大臣もかかわっておられたということでもございます。それぞれがいろいろな思いをしておられると思いますけ...全文を見る
○石井(郁)委員 今は一点、コンビニでの販売のことだけを例として挙げましたけれども、しかし、これとて状況ややり方が変わったという話をしているだけでございまして、本当に十九歳未満の方が買っていないのかどうか、その保証はないですよ。ないです。そして、ほかの幾つもの項目が全く答弁違反で...全文を見る
○石井(郁)委員 スポーツ予算は一貫して下がり続けているんですよ。十八年度で二十五億円、本当に少な過ぎると思いませんか。私は、これだったら、サッカーくじ実施のための投資、三百五十億円投資したんですから、また、毎年の人件費などを考慮したら、直接国から補助した方がずっとよかったんじゃ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は部分的な改善とかそういう話じゃないと思うんですね。スポーツ振興投票制度の見直しを行う、これが法律の趣旨ですから、ちゃんと法律に明記されているんですから、この立場で行うべきですよ。まずこれを強く申し上げておきたいと思うんですね。  時間の関係がありますので、...全文を見る
○石井(郁)委員 時間ですけれども、もう一点、具体的な話で、大臣のそういうお気持ちですので、ちょうど長野にかかわりますので。  冬季スポーツのナショナルトレーニングセンターというのが日本にはないんですよ。ところが、あの長野オリンピックでエムウエーブができましたよね。これは世界最...全文を見る
○石井(郁)委員 サッカーくじにつきましては、この間、各新聞の社説、そのほかいろいろな記事等で大変厳しい批判が相次いでいます。  私は提案いたしますけれども、これは委員長にお諮りいただきたいのですが、サッカーくじのあり方については、見直しを含めて、本委員会での集中審議等をぜひお...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための文部科学省関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、公務員型の法人を非公務員型の法人に移行させる点です。  独立行政法人化されてきた現状を見ると、長期的視野に立...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、まず就学援助の問題でお聞きをします。  昨年度、準要保護の就学援助が国庫補助の対象から一般財源化されたわけです。そのため、多くの自治体で財源不足を口実にして基準が下げられる、また交付額も下げられたりしております。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 現在、各自治体がどういう実態、状況かということを、縮小あるいは基準引き下げ等々、精査中だということですが、それはいつごろまでにされるんでしょうか。
○石井(郁)委員 私は、もちろんそういう調査、実態を把握するということは大事でございまして、これは可及的速やかに報告をしていただきたい、発表していただきたいというふうに思うんですね。  というのは、事態は進行しているわけですから、もう各自治体でどんどん基準の切り下げが行われてい...全文を見る
○石井(郁)委員 私、この問題は、やはり義務教育の無償制という重要な原則からなされている措置でございますので、本当にないがしろにできないというふうに思います。ぜひ、この点の指導を急いでいただきたいというふうにお願いします。  関連しまして、準要保護の就学援助が一般財源化されるに...全文を見る
○石井(郁)委員 私の尋ねている中身はもう少し先にあると思うんですが、民生委員のことについて、いかがですか。
○石井(郁)委員 その点は、私、大変重要だと思っておりまして、お尋ねしたわけでございます。つまり、今の民生委員に対しての指導を求める項を削除したというのは、助言を求める必要がなくなった、法的根拠がなくなったということかと思うんですね。  ところが、この問題が徹底されていないんで...全文を見る
○石井(郁)委員 どうも文科省の態度というか対応というのは何かはっきりしないんですね。市町村に対して民生委員の助言を求めることができるというのは、何か文書で通知か何かを出されているというお話ですか。法的には削除したにもかかわらず、やはりこれはできるんだということを何か通知を出して...全文を見る
○石井(郁)委員 私、それは、やはり法的に根拠がなくなったことをあり得るという形で行うというのは変だと思うんですね。準要保護の児童の認定というのは市町村が行うことだ、これはいいと思うんですね。しかし、認定基準というのははっきりしているわけですから、それで済む話だと思うんですね。こ...全文を見る
○石井(郁)委員 わざわざ国民生活一般と言いかえなくてもいいんです。学校現場においてと野中官房長官はちゃんと御答弁されているんです。国民生活一般、学校現場においてもしかりだということなんですね。  ところで、東京都で起きている問題といいますのは、これは平成十五年の十月二十三日の...全文を見る
○石井(郁)委員 そのように余り長々と繰り返されなくても結構なんですけれども。  実は、ことしどういうことが起きているかという、ちょっと事例を申し上げます。これは、東京の都立の定時制高校の卒業式なんです。定時制です。ですから、成人の方がいらっしゃるわけでしょう。  そこで、卒...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、指導一般を否定しているんじゃなくて、指導を超えた強制という事態がここにはあるんじゃないですかと。こういうことが起こり得るということが危惧されたから当時の国会審議の中でもいろいろ質疑があったわけでしょう。  だから、御手洗局長がこう言っていましたよ。やはり...全文を見る
○石井(郁)委員 私は今、ことしの事例を申し上げました。東京都の教育委員会が教育長名でさらに通達を出しているんです。「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の指導について」、これは三月十三日です。今般、一部の都立高等学校定時制課程卒業式において、国歌斉唱時に学級の生徒の大半...全文を見る
○石井(郁)委員 卒業式も入学式も、子供も生徒も親にとっても、その成長を喜び合う楽しい場面であるはずです。ところが、今申し上げたように、東京都では、処分でおどして、そして人間にとって最も大事な思想、良心の自由を侵す、教育にあってはならないことがまかり通る、こういう事態になっている...全文を見る
03月30日第164回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  政府の子ども・子育て応援プラン、青少年育成施策大綱などを見ましても、乳幼児期の子供を含む施策として出されていると思います。言うまでもなく、乳幼児期をどういう環境のもとで過ごすかというのは、人間発達のスタートですから、大変重...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣は、国連の場でも活躍されてまいりまして国際的な感覚をお持ちですから、大変期待をしたいと思うわけですが、先ほど申し上げました、この間の政府の施策、子ども・子育て応援プラン、あるいは青少年育成施策大綱など、こういうものの中に、では、子どもの権利条約、この乳幼児期...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう私は、今日本の特に保育所をめぐって起きている問題について、少し具体的にお尋ねさせていただこうと思うのです。その前提としまして、今、政府が公立保育所の民間委託とか民営化を進めているんですね。  そこで、これは厚労省になると思いますけれども、公立保育所、全国...全文を見る
○石井(郁)委員 今の数字でわかりますように、この間、急速にというか民間委託という方向が進んでいるということです。私は、決して民間委託がけしからぬとかそういう形で言っているわけじゃありませんので、問題はその質、中身の問題なので、これはこれから伺いたいというふうに思います。  練...全文を見る
○石井(郁)委員 御丁寧に御答弁いただきましたけれども、国連の子どもの権利委員会の委員の方々というのは、やはり権利条約が各国で遵守されているのかどうか、またその精神を広報するために、ずっと世界を回っていらっしゃることがありますよね。昨年の十月に日本のNGOの団体の方々が招聘されて...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が過ぎましたけれども、このパラグラフの三十二は、保育所を民営化した場合の政府の責任ということについてはっきりと述べております。お読みいただいていると思いますけれども、その立場に立ってお願いをしたいと思うんですが、やはり子供の最善の利益の実現を確保するためには...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の試験研究機関の廉価使用条件の緩和措置自体は重要な問題を抱えていますけれども、本日は日本の科学技術、とりわけ宇宙開発のあり方をめぐって、今重大な問題を感じておりますので、質問をしたいと思います。  まず最初に指摘をさ...全文を見る
○石井(郁)委員 ロケットシステム社というのは、ロケットの製造などにはどういうかかわりを持っている、どういう会社なんですか。これは打ち上げサービスを行う、商業用につくられたというふうに聞いているんですが、打ち上げサービスの実績というのはどんなものですか。
○石井(郁)委員 ちょっと、具体的にどうだというんですか。打ち上げサービスの実績というのは、私の聞いているところで、ひまわり六号とひまわり七号の二件だけだと聞いているんですが、それはよろしいですか。
○石井(郁)委員 それと、もう一点重大な点は、三月三十一日にこれは解散したそうですよね。そのことを触れましたか。なぜ解散したんですか。
○石井(郁)委員 私は、少しこのRSCという会社の果たした役割、あるいはここに潜む問題点をちょっと指摘したいと思うんです。  これは二〇〇三年の十一月に、これも情報収集衛星を搭載したH2Aロケット六号機の打ち上げ失敗でした。宇宙開発委員会が特別会合を設置して、その報告書の中では...全文を見る
○石井(郁)委員 少し具体的に入りたいんですが、このH2Aロケットの製造契約が、ロケットシステムが設立されてからどのようになっているかということで少し調べたんですけれども、打ち上げる衛星の所有者はNASDAです。あるいはJAXA、あるいは国土交通省であっても、主契約者はロケットシ...全文を見る
○石井(郁)委員 最初の数字は少し違うという話ですけれども、差額というか、受注して再発注した、これは今おっしゃったように七十一億円……(森口政府参考人「四十九億円」と呼ぶ)四十九億円とおっしゃった、四十九億円ですか、最初にいただいた資料からどんどん下がっていくものですから、随分、...全文を見る
○石井(郁)委員 発注額と再発注額を私もこういう表にしてみました。それはあなた方からいただいた資料で、大体そうだろうということで、このようにつくっているものなんですよ。それが、きのうも大分御苦労されたようですけれども。また数字が違ってきているということなんですが、もう少し丁寧にし...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣に御答弁をいただきたかったわけでございますけれども、時間になりましたので、きょうはこれで終わりたいと思いますけれども、マネジメント、マネジメントというのに、何かペーパーカンパニーを利用してきたという点では、いかがかというふうに言わざるを得ません。  宇宙開...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、研究交流促進法及び特定放射光施設の共用に関する法律の一部改正案に反対の討論を行います。  今回の改正は、これまで構造改革特区内で実施されてきた研究施設、土地の廉価使用条件の規制緩和措置の全国展開です。法の対象となる二十の試験研究機関...全文を見る
04月07日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  行政改革推進法案の五十三条にあります国立大学法人の人件費削減問題で質問をいたします。  五十三条は、「役員及び職員に係る人件費の総額について、平成十八年度以降の五年間で、平成十七年度における額からその百分の五に相当する額...全文を見る
○石井(郁)委員 法人になっているわけですけれども、これはちょっとできないとか取り組まないという場合が出てきた場合はどうなりますか。
○石井(郁)委員 恣意的はできないと。その場合、やらなければいけないんですが、やらなかった場合にはペナルティーみたいなことは考えておりますか。
○石井(郁)委員 伺うところによりますと、これは各大学が中期計画、そして目標を掲げなければいけなくて、そしてその後には事後評価という形で、その事後評価においてマイナスの評価になるというようなことも聞いているわけですけれども、これは明らかにペナルティーがかかるというふうに理解せざる...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、国会での審議そして国会での政府答弁に照らして、こういうことが許されるかという御質問でございますが、大臣からは明確な御答弁はいただけませんでした。  明らかに、人件費総額を五%以上減らせということなんですから、これはもう本当にそれに見合った定員を今後減らさ...全文を見る
○石井(郁)委員 大学は、先ほど申し上げましたように、法人化前に既に九次にわたる定員削減で、もう職員の方は削減削減してきたんですね。今、これから申し上げますけれども、もう教員の定員に手をつけざるを得ないというところまで来ているんです。その辺はちょっと中馬大臣は少し御認識が甘いので...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、きょうはその質問をするので、ぜひ事務方の方からお聞きいただけたらよかったなというふうに思うんですけれども、これは長々と実態を放映していますから、やはり大変反響のあった番組だったというふうに私は思うんです。  そこの番組で、いろいろな大学の例が出ておりまし...全文を見る
○石井(郁)委員 本当にいろいろな問題があるんですけれども、法人化のときにも大変議論になりましたけれども、やはり外部資金の導入といっても、本当に、その研究のテーマや性格によって得られるところと、また都市部と、条件が違うわけですよね。だから、今、大臣の御答弁のように、教員養成系大学...全文を見る
○石井(郁)委員 大変な事態にならないように、私は本当に、文科省しっかりしてほしいと思っていますけれども、心配なんですよ。  それで、具体的な例をもう一つお聞きしたいんですが、国立大学法人化後、運営費交付金に効率化係数を掛けてずっと減額してきたということを申し上げましたけれども...全文を見る
○石井(郁)委員 どうでしょうか。わずか三年間で十九億円国費が減らされている。これは大変なものですよ、一大学にとっては。約四・四%の減なんですね。  それで、北海道大学では昨年七月に、教員に係る人件費についてということで検討をされた。このように言っています。毎年度、効率化係数に...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほどから、大学が柔軟に対応できるだろうとか職種がいろいろあるだろうとおっしゃるんですけれども、その職種のところ、事務系とか技術系でもうどんどん削ってきたんですよ。これは今、北大の例で申し上げましたけれども、ここでも事務系職員は百三十人、一三・八%削った、技術職...全文を見る
○石井(郁)委員 私、ここで二つ申し上げたいんですけれども、今回の経過の中で重大な問題が一つあるのは、大学は中期計画を立てていますけれども、その途中でこの総人件費の五%削減ということが出てきているという中で、昨年暮れの閣議決定以降、それを書きかえさせる、そういうことも行っている、...全文を見る
○石井(郁)委員 ところで、この五%削減に見合う国立大学の人件費削減の総額、今後、総額は一体幾らになるでしょうか。
○石井(郁)委員 作文をお読みいただいたという感じがするんですけれども、やはり国立大学法人、五年間で五百億円がこれから削られる。これは一体、本当にどんな大学にこれからなっていくのか、あるいは日本社会、日本の地域がどうなっていくのか、このことが問われると思うんですね。  私は、五...全文を見る
○石井(郁)委員 行革担当大臣のそういう御答弁では、私は本当に日本の将来は危ういと言わざるを得ないわけです。今、NHKの「クローズアップ現代」の番組の御紹介もいたしましたけれども、中馬大臣、ぜひ見てくださいよ。もう生き残りをかけている、大学にとっては死活の問題です。  これは一...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたけれども、大学陣は定員削減の対象から解放されるということで法人化に踏み出したんですね。しかし今、法人化後の運営費交付金の削減で、北海道大学の場合はもう十九億円減らされているじゃないですか。だから、こういうやり方で、大学の自由度が増すどころか、...全文を見る
04月11日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  市場化テストの問題で質問をいたします。  独立行政法人に関する有識者会議は、昨年十月二十八日に、国立美術館、博物館、文化財研究所の再編統合について、さらなる検討を行うべきであるという要望を出しました。また、規制改革の民間...全文を見る
○石井(郁)委員 平山郁夫さんらだけではなくて、本当にこの間いろいろな方々の発言がございますが、先月には日本学術会議が、経営効率だけを重視する国の文化政策について警鐘を鳴らすために、学術・芸術資料保全体制検討委員会を立ち上げました。ことしの秋にも提言をまとめるということでございま...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、まだ何かあいまいなものを感じざるを得ないんですけれども、市場化テストの対象に入らないということは私は初めてお聞きしました。  平山郁夫さんなどが、美術館、博物館の市場化テスト導入については本当にはっとすることをおっしゃっていましたよね。それは、ちょっと...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  繰り返す必要もないんですけれども、美術館とか博物館というのは、やはり展示や企画というのは、長年にわたって蓄積されてきたそういう調査研究をもとにして開かれているということだと思います。それからまた、外国の美術を受け入れるというよう...全文を見る
○石井(郁)委員 一応そういう御説明ですけれども、大変抽象的ですよね。抽象的ですよ。いわば言葉で繰り返されているだけにすぎないと言わざるを得ないんですよね。  一体、質の維持向上という、質というのは評価基準の中でどのように考えられるんですかという質問なんですが、それはこの段階で...全文を見る
○石井(郁)委員 今、少し例をお出しになって説明いただきましたけれども、この市場化テストの本格的導入のためのモデル事業という形で実施されている社会保険庁の業務などでは、落札者の決める評価基準をやはり数値化しているわけですね。  恐らくいろいろなところでその数値化がされていくだろ...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり入札というのは、価格以外に評価の客観的な基準というのが大変心配になるわけで、そのことがないと、国民にとっての良質なサービスというか、そういうことが本当に保障されないということだと思うんですね。だから、その問題は大変大きな問題としてまだ引き続いて残るというふ...全文を見る
○石井(郁)委員 もうちょっとだけありますので。  何しろ、ちょっともう本当に紹介するのも私もどうかと思いながらですけれども、例えば、こういう資料を堂々と出してくる文化庁の感性が信じられないだとか、博士号取得者が少ないというのに、アカデミックな権威づけを受けていない者が大部分な...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  就学前の保育、教育が豊かな環境のもとで行われてほしい、行うべきであるというのは、今、親にもさまざま、フルタイムで働く親やパートや、また家庭にいらっしゃってもいろいろなことをしていらっしゃる、そういう親、女性にとって、まあ、...全文を見る
○石井(郁)委員 では、今の段階では検討しているということで、当委員会には具体的な内容はお示しにならないということですか。これはやはり示していただかないと議論は進まないと私は思うんです。施設もありますけれども、とりわけ職員の配置なんですね。例えば保育所の場合ははっきりしているでし...全文を見る
○石井(郁)委員 そこのところも大変重要なんですが、どうもおっしゃりたがらないので、ちょっと先へ進めさせていただきますけれども、これはぜひ、要望としてはもちろん、当委員会で私は重ねて、国が考えている基準はこういうものですというきちっとしたものをやはり出していただきたいということを...全文を見る
○石井(郁)委員 今参照とおっしゃいましたよね。参考とも違うんですね。参照するということでいうと、大変緩やかなものだという理解にちょっとなろうかと私は思うんです。ですから、都道府県は、国の基準をそのままというんじゃなくて、まあ参照すればいい、そういう程度のものなんですか。その中で...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、どうも伺っていますと、基準を出していただきたいけれども、その指針というのはどれほどの意味を持つのかなというふうに言わざるを得ないんですけれども、ちょっと具体的に申し上げます。  昨年十二月の社会保障審議会児童部会での資料を見ますと、認定こども園では地方裁...全文を見る
○石井(郁)委員 この点でもう一点確認をさせていただきたいのは、これは規制緩和の民間開放推進会議の第一次答申、二〇〇三年十二月です。ここではこういうふうに言っています。施設設備、職員資格、職員配置、幼児の受け入れなどに関する規制の水準を、それぞれ現行の幼稚園と保育所に関する規制に...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、最初に申し上げましたように、やはり子供にとってどういう安心できる場所であるのか、最適な場所であるのか、これが最大の判断の基準だと思うんですね。  それで、国としては一応最低基準があるわけですね。ところが、その最低基準から下がっても都道府県ではあり得るとい...全文を見る
○石井(郁)委員 こればかりで時間をとるのはいかがかと思うんですけれども、しかし、今予想されている認定こども園には、認可外の保育所、認可外の施設のところでも手を挙げることもできるわけですよね。そうすると、そこでは本当に国の基準以下のことが認められることにもなりかねない、これは地域...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひそのようにお願いをしたいと思います。  次の問題は、入所の契約あるいは選考、そして保育に欠ける子供の問題なんですね。  認定の園になりますと、利用者と認定の保育所の直接的な契約になるということがありますね。一方で、保育に欠ける子供は市町村が保育の義務を負...全文を見る
○石井(郁)委員 その点の確認をぜひさせていただきたいのは、児童福祉法の二十四条、市町村が負っている保育に欠ける子に対する保育の責任というか義務というのは、認定のこども園、認定ということになっても変わらない。それはいかがですか、言うまでもないかもしれませんけれども。
○石井(郁)委員 そこでもう一点、具体になんですが、選考についてですけれども、この選考の主体というのは、今度、認定になりますと、市町村ではなくてその保育所になるんですよ。認定の保育所になるということになっています。それで、公正な選考の結果、しかし、希望するそこに入所できないという...全文を見る
○石井(郁)委員 それは、大変大事な御答弁をいただいたと思っておりますけれども、その園に入れなかった、受け入れてもらえなかった、だからその後の措置がそこで終わりじゃなくて、やはり市町村がちゃんと責任を持って措置しますよという今御趣旨ですよね、それはぜひ確認させていただきたい。だか...全文を見る
○石井(郁)委員 その辺になりますと、少しまたわからなくなるのは、そういう一方で、いろいろな形での共用、連携というのは進んでいる。なぜそこで新しく認定こども園ということを設けなきゃいけないのか。この関係がちょっとつかみにくいんですよね。その違いが何なのかということについては、今後...全文を見る
04月18日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  幼児の保育、教育にかかわる問題で、参考人の皆様方はそれぞれの立場でいろいろな取り組みをしていらっしゃる。きょうは、その中からの問題点やまた御意見を伺うことができまして、本当にありがとうございます。  今回、認定こども園と...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。  今の御意見を伺いましてもまさに多様でありまして、私は、そういう点でいいますと、認定こども園という新たな仕組みを入れるということで、果たしてそれにこたえられるのかというのが私の疑問でもありましたので、伺ったところでございます。  この...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  次の論点なんですが、今回の法案では幼保一元化に向かう一歩という評価もあったり、また幼保の一体化という点での促進という点もあるかと思うんですが、この点で大竹参考人と森田参考人に伺いたいと思います。  もうそれぞれ幼保の一体化とい...全文を見る
○石井(郁)委員 時間もわずかですけれども、ずっと議論されております一つが、やはり保育には本当に人件費というのは大変かかるわけで、そのコストを避けるわけにいかないという問題があると思うんですね。だから財政問題というのは国として一番支援しなければいけないことだというのは言うまでもな...全文を見る
○石井(郁)委員 これでちょうど時間になりました。どうもありがとうございました。
04月21日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の団体訴権について質問をさせていただきます。  今回、消費者団体訴訟制度が導入される。消費者団体が長年にわたってその実現を要求してきた制度でございまして、我が党も消費者基本法大綱などでその実現を要求したところでござい...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ御丁寧に御答弁いただきました。やはり新しい制度ですから、そのスタートに当たって、本当に国民にこれが使われるようにというか、有効に活用されるようにという、そこが非常に大事だというふうに思うんですね。その点を申し上げたいと思います。  次は、この制度が消費...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは次に、損害賠償請求問題でございまして、若干論点が重なりますけれども、今回の制度で、差しとめ請求に限定されました。少額で多数の消費者の権利を消費者団体が行使する損害賠償制度というのが見送られたわけですね。私は大変残念に思うわけでございますが、この損害賠償制...全文を見る
○石井(郁)委員 確かに、国民生活審議会報告では、損害賠償請求について、司法アクセスの一つの方法として選定当事者制度ということも取り上げられているわけです。つまり、集団の利益のために、原告として数人を選定するやり方ですね。  消費者問題に詳しい弁護士の方にお聞きしますと、この選...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろな角度からの検討は要るかとは思うんですけれども、やり得を根絶する、不当利益を吐き出させるということと、それから、消費者の少額多数の被害を真に救済していく、これは先ほどからの議論もありますけれども、やはり検討すべき大きな課題だというふうに思うんですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、次の論点でございますけれども、消費者団体の後訴の原則禁止問題、このことでお伺いしたいと思います。  確定判決等があった場合には、原則、後訴が禁止される、こういう問題でございまして、法案の十二条五項、六項の関係なんですね。法案は、他の適格消費者団体によ...全文を見る
○石井(郁)委員 検討委員会の報告書というふうにおっしゃいますけれども、今述べられたように、「消費者団体訴訟制度における訴訟手続については、本制度が民事訴訟の枠組みを利用するものであることから、原則として民事訴訟法の規定に従うべきである。」ここは大前提ですよね。そこは認めつつ、し...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、訴訟の例として実際に起こり得る、そんな問題として考えているわけでございまして、ぜひ、今のようにまた公益性という一般的な制度の枠組みというか考え方ということに戻らずに、訴訟の実際として起こり得ることとしてお考えいただければというふうに思うんですね。  例え...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろな場合を考えなきゃいけないんですけれども、一見明白な紛争の蒸し返しというような不適切な提訴がなされたという場合には、それは民事訴訟の一般的な原則で棄却がなされれば足るわけですけれども、後訴を原則禁止というようなことになりますと、やはり消費者の利益にとって...全文を見る
○石井(郁)委員 いずれにしても、法文の解釈に当たるわけですから、少し丁寧にお聞かせいただきたいと思ったわけでございまして、ここで言う確定判決と同じ効力が成立した後に生じた事由、この生じた事由とはどういうケースがあるのか。今、少し抽象的にはお話しになりましたけれども、何か具体的な...全文を見る
○石井(郁)委員 この新しい制度は、理解するのもなかなかいろいろな問題もありますし、また不十分な仕組みもいろいろと散見するわけでございまして、やはり消費者の被害を防止する上でマイナスに働くような仕組みというのはきちんと正していかなきゃいけないというふうに思うんですが、この背景にあ...全文を見る
○石井(郁)委員 この点では、もう少し大臣から突っ込んだ御答弁もいただきたかったんですけれども、きょうのところは以上で終わりたいと思います。
04月21日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、初めに、先月三月三十一日に規制改革の民間開放推進三カ年計画が閣議決定されておりまして、その中に認定こども園のことが出てまいりますので、その点でまず確認をさせていただきたいと思っております。  この閣議決定のもとにな...全文を見る
○石井(郁)委員 では確認させていただきますけれども、今の御答弁は、総合施設や認定こども園の実施状況を踏まえて、保育所において一体的に導入することの可否について長期的に検討と。これは、導入することを前提にした検討とも読めるし、導入するかどうかも含めた検討だというふうにも読めるんで...全文を見る
○石井(郁)委員 ただ、私は、やはりこういう重大な内容、いわばそれこそ保育制度の根本が変わるという重大な内容がもう閣議決定されているということに大変驚いているわけです。今、もう政府は閣議決定で、いわば何でもありで進んでいるという状況がありますから、この一つ一つの内容というのは大変...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、いずれにしても、規制改革・民間開放推進会議の答申の方向と今回の認定こども園というのが、まあクロスしてというか、進んでいるということは言えると思うんですね。  規制改革・民間開放推進会議が、現行の保育制度については、保育に欠ける子を対象として政府から与え...全文を見る
○石井(郁)委員 今のように、市町村は決めない、各園が決めるということになるわけですが、同時に、十三条五項に適合しないと認められる場合は変更を命ずることができるというのもあるんですよね。市町村として、これはいかがかということかと思うんですが、だからこのことは、やはり各園が自由に設...全文を見る
○石井(郁)委員 この十三条五項というのは、保育費用を勘案する、あるいは家計に与える影響も考慮して、当該児童の年齢等に応じて、確かに二歳児と五歳児とでは保育内容が違うでしょうということぐらいしか書いていないんですよね。だから全く各園が自由に設定できるんですよ。これは大変幅の広い範...全文を見る
○石井(郁)委員 大変重大な問題が含まれているというふうに私は思いますが、現在、既に保育園、幼稚園の保育料というのは、若い家庭には大変負担となっている。これはいろいろデータもあるとおりでございますね。  私はたびたび引用していますけれども、東京の認証保育所の例であります。国は保...全文を見る
○石井(郁)委員 保育料の負担ということを申し上げておりますので、少しそのことにかかわっていきたいんですけれども、二〇〇五年版の少子化白書がありますが、二十代、三十代の若年層でパートやアルバイトで働く人がふえている、男性で三十四歳以下、女性では二十四歳以下の層では、他の世代よりも...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたので、最後に大臣に一言御感想と、やはり国の責任でちゃんと保育費用、運営費、ふやすべきだという点での大臣の御決意を伺いたいなと思うんです、この法案にはそこがないというのが問題なんですけれども。  実際、ある無認可保育所の園長さんにお聞きします...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月26日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人として、それぞれ御専門の立場から貴重な御意見を聞かせていただきました。本当にありがとうございます。  初めに、佐々木参考人と落合参考人に基本的な問題で伺いたいと思います。  近年、消費者行政は、保護から...全文を見る
○石井(郁)委員 後訴遮断問題について飯田参考人に伺いたいと思います。  この問題について私も先日の委員会で質問をいたしましたが、後訴遮断のねらいというのは、やはり事業者に訴訟の負担をかけさせないということにあるようです。それで一回的解決で決着させるということかなというふうに思...全文を見る
○石井(郁)委員 法律がどのように制約を課すかという問題は大事だと思いますけれども、やはり、萎縮効果みたいなことを生んだのでは本当にこの立法の実効性というところが確保できないわけですから、そういう面でもこれは慎重に考えなきゃいけないことをたくさん含んでいるというふうに私どもも考え...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう、ここでは、議論する場でありませんので、御意見を伺っておきたいというふうに思います。  それで、あとの時間ですけれども、適格消費者団体の認定問題で、これは先ほど飯田参考人からも、三十四条、総理大臣の認定の問題での御指摘がございました。この問題の重要性とい...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  きょうの御意見を参考に審議に生かしていきたいと思っております。
04月28日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  この法案は、適格消費者団体に二重、三重の大変厳しい規律と負担を課しておりまして、私は、この負担が適格消費者団体の活動を萎縮させるのではないかと懸念します。  その点で、認定取り消し規定についてお聞きをいたします。  一...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、通謀をしていなくても適格消費者団体の認定取り消しがあるということなんですね。  では、消費者利益を害するというのは、例えばどういう事態のことを指すのか、少し例示をしてお答えいただければと思います。
○石井(郁)委員 適格消費者団体というのは、大変厳しい要件をクリアして認定されるわけであります。しかも、いろいろ議論にありましたように、差しとめ請求の要件も、第三者の不正利益を図り事業者に損害を与える目的の請求はできないと。だから、厳格に規定されているわけですね。その上で、消費者...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもいろいろ御丁寧にありがとうございます。  でも、やはりその中に、消費者全体の利益に反することを行う場合ということがずっとあるんですけれども、そもそも消費者の利益のために団体訴権を行使するというこの団体が何で消費者全体の利益に反することをするのかということ...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひ、やはりそのような方向で進めていただきたいというふうに思います。運用の基準も示されるということでしたね。それをお願いしたいと思います。  先ほどの御答弁に少しありましたけれども、適格消費者団体の事前通知制ということについても少し伺っておきたいと思います。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 では、これも今の段階ではまだはっきりお示しされないということで、ちょっと不安が残るわけですね。  例えば、他の適格消費者団体から事前に通知を受けても、和解を中止せよという権限は他の適格者団体にはないわけですよね。どうでしょうか、そういう場合、それが普通ではない...全文を見る
○石井(郁)委員 どうも、かなりいろいろと適格団体自身の連携というか協議というようなこともこの中では進められていくだろうと予測されているということもわかりましたけれども、なかなか難しい問題があるなということも、今お聞きして感じておりました。  私は、適格者団体が自主的にやはり判...全文を見る
○石井(郁)委員 今、いろいろお話しいただきました。私は、やはりそれだけでは紛争の具体的な状況がわからない、大変不十分じゃないかというふうに思っております。だから、もっと具体的に、消費生活センター等の約款の内容、具体的な勧誘事例等の情報、資料等々が提供されるべきではないかというこ...全文を見る
04月28日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。最後の質問になりました。よろしくお願いします。  私も待機児問題で一問伺いたいと思っております。  実情を紹介したいのでございますけれども、大阪市の場合です。政令都市、中核市の中では最も待機児が多いという都市でございます。二〇〇五年...全文を見る
○石井(郁)委員 今の質問にはちょっとお答えになっていないように思うんですが、認定こども園の創設が待機児の解消にどういうふうにかかわるんですか、待機児の解消ということをどんなふうに期待しているんですかということです。
○石井(郁)委員 政府として待機児問題を解決するというためにきちんと取り組むということだと思うんですね。そういう点では、今本当におっしゃっていただいた方向で大いに努力していただきたいんですけれども、公立、公的な保育制度、保育所を国の責任でやはりきちんと整備していく、計画的に整備し...全文を見る
○石井(郁)委員 待機児童問題からお話しいたしましたけれども、一方では本当にそのニーズがある、しかし民間委託をしたためにその保育所がクローズ、閉鎖になってしまった、これではどうしようもないわけでしょう。だから、やはり公立として市町村が措置する責任があるわけですから、本当に市町村が...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  私も、やはり幼稚園、保育園の一元化ということは大事だと思っているんですね。そのためにも、一番やはりやらなきゃいけないのが、それぞれ基準が違う、そこのところを低い方に合わせてはだめなんで、しかも現状ではなくてもっとこれをいいもの...全文を見る
○石井(郁)委員 小学校でも今や三十人前後のクラス、少人数学級と言われている時代ですよね。国会でも、義務教育のところは、学級の定数は大変話題になったというか問題にしてきたところですけれども、幼稚園のところが何で三十五人以下なんだ。三十五人なんだということはやはり一度きちっと議論し...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう実態ならなおのこと、やはり思い切って、国の基準としてもきちんと下げるという方がいいんじゃないかというふうに思いますよね。小学校の低学年で学級崩壊ということが大変ずっと話題というか問題になりましたけれども、やはり就学前のところの問題が引きずっているんじゃな...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。終わります。
○石井(郁)委員 私は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律案に反対の討論を行います。  第一に、認定こども園の施設設備や職員配置、教育保育内容などを、都道府県が国の基準を参酌し条例で定める点です。  幼稚園や保育所の現行基準などを基本に、総合施...全文を見る
05月16日第164回国会 衆議院 本会議 第30号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、教育基本法案について総理並びに文部科学大臣に質問いたします。(拍手)  教育基本法は、憲法の理想を実現するという新しい教育の理念を示して、戦後の平和な民主的社会の建設に向けた取り組み、教育を受ける権利と子供の人間的発達の保障に大きな役割...全文を見る
05月30日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として御出席いただきました先生方、御多忙の折、本当にありがとうございます。また、貴重な御意見を承ることができまして、本当に感謝しているところでございます。  教育基本法につきまして、提出された政府の法案と特...全文を見る
○石井(郁)委員 では、次の問題なんですけれども、やはり中教審では義務教育の九年間の規定は引き続き規定することが適当だとしていたと思いますけれども、別の法律で定めるところによりとして義務教育年限の変更も今度は可能になっております。それから、幼児教育についても、中教審では審議をした...全文を見る
○石井(郁)委員 私、なぜこのように質問をしたかと申しますと、私どもの理解では、やはり文科省はこれまで、諮問をされたわけですから、その答申を受けて法案化されるというのが常であったというふうに思うんですね。それが、今回はその答申から大きく変わった部分がある。その変わった事情は、会長...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  やはり法案と中教審との関係につきまして、市川参考人にお聞きをしたいと思います。  先ほどの陳述にもありましたように、中教審にずっとかかわってこられましたし、いろいろ発言もされていらっしゃいますので、率直なところをお聞きしたい...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の法案には、教育の目標ということが掲げられましたね。これは現行教育法と全く違う部分でありまして、そこには五項目があって、そして数えますと、国を愛する態度、いろいろ問題になっておりますけれども、二十に及ぶ徳目というのが書かれている。  先ほど市川参考人から、...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点お尋ねしたかったんですけれども、学校に係るとしましても、これは全体として徳目が並べられているんですよね、態度を養うという。その徳目ということを基本法にこういうふうに細かに書くということについて、これはどうなんでしょうか。  徳目については、戦前来、細か...全文を見る
○石井(郁)委員 教育基本法制定に大きく貢献された田中耕太郎文相がいらっしゃいますけれども、これはジュリストの創刊号だったと思いますが、もう五〇年代に入ったんじゃないでしょうか、このようなことをおっしゃっているんですね。  国家は本来学問や宗教や文化の内容自体には積極的に干渉し...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたけれども、教育基本法の全面改定という、これは戦後初めてで、そういう国会審議が始まったばかりでございます。  私は、きょうの参考人の皆さんからの御意見もそうですけれども、この点では、広く国民各界各層からの意見をお聞きしながら、やはり国会としての責...全文を見る
05月31日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  憲法に準ずる法律の教育基本法についての全面改定の政府提出の法案でございまして、国会審議に入ったところでございます。私は、やはり立法提案の趣旨、関連資料等がこの審議には不可欠だと考えているものでございます。私自身は当委員会で...全文を見る
○石井(郁)委員 私どもはやはり会議の会議録ということが最小限必要ではないかということでございまして、出されたのがこういうものですということで、まず、これを会議録と見ることはできるのかどうかということの、いわば御感想的に伺ったわけですが、今のような御答弁でございました。  そこ...全文を見る
○石井(郁)委員 与党与党とおっしゃいますけれども、これは政府提出の法案なんですよ。私は、今の大臣の答弁は大変おかしいと思います。(発言する者あり)おかしいですよ。この与党の検討会に文部科学省も加わっていたじゃありませんか。そうですね。その都度、文科省が論点整理、資料の説明、そし...全文を見る
○石井(郁)委員 毎回の記者レクの記録というのはかなりちゃんと、それなりにあります。だから、それは文科省として持っているはずですよ。毎回、与党と文科省との検討作業を行ってきたという事実があるわけですから、それは文科省として、やはりきちんと整理をされて、私は提出されるべきだと思いま...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、具体的に、内容に入ってお尋ねをしたいと思います。  昨日の参考人の質疑でも一定出されましたけれども、中教審答申とそれから今回の法案との間には、幾つか違いがございます。そういう意味でも、なぜこういう法案になったのかということを私たちは知る必要があるわけで...全文を見る
○石井(郁)委員 中教審のことですけれども、確かに条文立てということまではしていなかったというふうに思うんですね。それを一点確認をさせていただきたいと思います。しかし、結果として出された案、検討会の案というのは、前文と十八条立てということになっておりますので、どういう審議を経て、...全文を見る
○石井(郁)委員 中教審の場合、義務教育の年限についてですけれども、この義務教育の九年間の規定は引き続き規定していくということが適当だというふうにあったかと思うんですね。ところが、今回、それが取り払われています。それから、幼児教育についても、中教審では全く議論されていませんでした...全文を見る
○石井(郁)委員 今の御答弁を伺っても、結果としてというか、こういう結論です、その結論はこういうことですということはおっしゃったわけですけれども、お聞きしていますのは、それにはやはり相当な議論があっただろう、だから与党検討会も三年間かけてこられたわけでしょう、その議論が見えないん...全文を見る
○石井(郁)委員 私、ありがとうございますとあえて言いたいんですけれども、広く深く議論されたんだったら、やはりそれはぜひお示しください。それは文科省がお入りになってされているんですから、それは当然審議に当たって示していただきたいと思うんですね。それは申し上げておきます。  それ...全文を見る
○石井(郁)委員 私、残りの時間、愛国心の評価問題でお尋ねをいたします。  本法案の審議に入りまして、愛国心の通知表というのが大問題になりました。小坂大臣も、評価でA、B、Cをつけるのはとんでもないという御答弁もございました。その後、新聞各紙もいろいろと報道されたところでありま...全文を見る
○石井(郁)委員 現実に愛国心を通知表に載せて、A、B、Cというランクをつけているということが報道されているんですから、そういう実態については私はきちっと把握すべきだというふうに思いますし、問題は、なぜこういう事態になっているのかなんですよ。  私は、そのもとは、やはり文部科学...全文を見る
○石井(郁)委員 やはりはっきりさせなければいけないことがあると思うんですね。指導要録というのは義務づけられているというふうにおっしゃいました。学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を評価することに改めるということで、目標に照らしてその評価をするというふうにしていますから、...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間なんですけれども、現在の学習指導要領に、国の歴史や伝統を大切にして、国を愛する心情を育てるようにするということを書いて、さらにそれを通知で、指導要録でもきちんと観点評価するようにということになった中で、今日の問題の愛国心の評価ということが出てきたわけです...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の教育基本法案に関しまして、私、きょうは具体的に御質問させていただこうと思っております。  政府案の十七条、教育振興基本計画となっております。これは、教育振興基本計画は政府が定めると。国会の承認すら経ずに教育の具体的...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、きょう、私、資料を配付させていただいておりますけれども、パネルも用意してまいりました。  諸外国の学級編制基準です。これは初等中等学校ですけれども、イギリスでは三十人が上限です。フィンランド、二十四人が上限。ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア、まとめて見...全文を見る
○石井(郁)委員 私も、わからない子供をわからないままにしておく、これは本当にやってはいけないと思います。わからない子供の発達に応じてきちんとした指導をしていく、これはもう教育者はみんな心を配っていることだというふうに思います。  ただ、問題は、その習熟度別、これは結局能力別に...全文を見る
○石井(郁)委員 総理は高等学校の例をちょっとお出しになったかなと思いますけれども、私も、いろいろな方法があるということは決して否定しないし、それは、本当に現場はいろいろな方法を、まさに教師の創意工夫でされていると思うんですね。  ただ、ここで何が問題かと申しますと、日本のクラ...全文を見る
○石井(郁)委員 この点に関しては、ちょっと総理にぜひ答弁をいただかなくちゃいけません。  文科省としては、小学校一年生で三十五人学級を可能にする第八次定数改善ということを出しましたが、今の御答弁のように、見送られているんですよ。これは、総理、いかがですか。やはり、教職員の純減...全文を見る
○石井(郁)委員 本当にこういう国際比較が厳然とあるわけでございますから、この状態をやはり早く改善しなきゃいけないというのは、国民が最も望んでいる、願っていることです。  一昨日、当委員会でも参考人質疑をいたしまして、そのときに、これは国立大学の財務・経営センターの名誉教授、市...全文を見る
06月05日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  現行教育基本法をなぜ今全面改定しなければならないのか、また、現行法のどこに問題があるのかということにつきまして今もって納得のいく説明がされていないというふうに私は思っております。きょうは、そもそも、この現行基本法の成立過程...全文を見る
○石井(郁)委員 この教育基本法の作成者たちがどのようにして立法したかということについては、いろいろ後にも証言集等が出されておりますよね。今、新聞でお名前を御紹介した日高第四郎さんですけれども、このように述べていらっしゃるわけです。  この教育刷新委員会そのものには明白な自主性...全文を見る
○石井(郁)委員 これは当委員会でも、やはり立法者の意思あるいは作成過程、それを示す会議録とか資料というのは大変重要だということを私たちたびたび申し上げておりましたけれども、そういう意味で、この会議録というのが現行教育基本法については残されておりまして、そして、やはり新しい教育に...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろな形で論議になりますので私はお尋ねをしているわけでございますけれども、教育勅語につきましては、一九四八年の六月十九日、これは、衆議院では教育勅語等排除に関する決議、参議院では教育勅語等の失効確認に関する決議ということがなされておりますね。微妙に内容は違い...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣が教育勅語をどのようにごらんになるとか思っていらっしゃるかということは私は尋ねていません。国会の意思として衆議院、参議院で失効、排除の決議をされたかどうか、この事実を確認したわけでございまして、余り余分な答弁をなさらない方がいいかというふうに思うんですね。そ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今の御答弁というのは、本当に大変逆立ちした話だと思うんですよね。法律に目標を書けば何でもできるんだ、法律に従って行政を進めたらいいんだという話になっているわけですね。今私が伺っているのは、この法律にこういう教育の目的とか目標を書くということの問題性を話して...全文を見る
○石井(郁)委員 私が伺ったのは、こういう目的規定あるいは道徳的な規定を法律に盛り込むことについては、やはり拡張、強化してはならないということについて本当に真剣に検討されたのかどうか、どうもその形跡はうかがえないというふうに思うんですね。  そして今回の目標は、しかも、道徳心、...全文を見る
06月07日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○石井(郁)委員 私、日本共産党の石井郁子です。  本日は、四人の参考人の皆様に御出席いただきまして、貴重な御意見を伺いました。本当にありがとうございます。  最初に見城参考人に伺いたいと思います。  少し前ですけれども、文部科学委員会の方にも参考人としておいでいただいたと...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  中嶋参考人に一点伺わせていただきます。  今も出てまいりましたけれども、与党案では伝統、文化の尊重ということが強調されているというか強く打ち出されているかと思います。中嶋参考人もこの伝統、文化の尊重ということを評価されているよ...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ思いもおありだと思いますけれども、この問題も、本当に議論をしっかりとしなければいけないたくさんの問題をはらんでいるというふうに私も考えていますが、しかし、子供は、一日二十四時間生きて、そして限られた年限で成長、発達をしていくということで言えば、大人の側か...全文を見る
○石井(郁)委員 ほぼ持ち時間が参りまして、先生、どうもありがとうございました。  やはり、教育基本法の研究者として、あるいは教育行政、教育と法律の関係についての長年の御研究がおありでございまして、その思いは大変深いものがあるというふうに感じたところでございます。  もう時間...全文を見る
06月09日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日の最後の質疑でございますので、どうかよろしくお願いいたします。  今回の特別支援教育につきましては、LD、ADHD、高機能自閉症児などに教育上特別の支援が必要だと法律上明記されるわけでございまして、私も大変評価できる...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、通級指導というのがどんな形で行われていて、実際にどういう効果を上げているのか、その現状について少し説明いただきたいのと、どのくらいの子供たちが通級指導を受けているのか、教室の実態等々を少しお知らせください。
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  通常の学級にいながら、やはり、特別に、指導があれば手当てができるということで、週一回とか二回とか、そういう形で、今、マンツーマン等々で指導を受けているということなんだと思うんですが、大変効果が期待されるということだと思うんです...全文を見る
○石井(郁)委員 これは中教審の答申で資料がございましたけれども、最初の平成五年度で一万一千九百六十三人なんですが、一番新しい先ほどの数字だと、平成十六年度で三万四千七百十七、約三倍なんですよね、グラフで見ると非常によくわかりますけれども。ですから、やはりすごく要求はあるんだ、し...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、今回こういう法改正を行うということの動機としては、LD、つまり学習困難児というのはもうどの学校にもある、どの教室にも子供はいる、こういう前提があったからでしょう。だったら、その体制をどうつくるかということは当然含んで考えなきゃいけないというふうに思うんで...全文を見る
○石井(郁)委員 制度は整えた、新しい制度をつくりましたけれども、実際は伴いませんでは困るわけですから、先ほど、実際に馳副大臣からは、現状、とにかく取り組んでみてというお話もありましたけれども、スタートの時点でもう明らかに足りない、どうするのかという問題ですから、制度ができたけれ...全文を見る
○石井(郁)委員 本当にそれが必要だというふうに思うんですね。今、私たちがこうして取り組んでいる分野というのは、子供にあらわれている問題、医学的にも、社会的な背景も、非常に新しい分野ですよね。しかも、子供の発達は一人一人が違う、さまざまな問題をはらんでいる、簡単に症状を決めかねる...全文を見る
○石井(郁)委員 私のところにもそういう各関係者からの要望もいろいろいただきまして、日本自閉症協会とか日本発達障害ネットワークの皆さんからは、法令の中で自閉症と高機能自閉症を明確に位置づけてほしいということが要望としてありました。そういう意味では一歩前進だというふうに私は見ており...全文を見る
○石井(郁)委員 今、副大臣の御答弁ですけれども、国立特殊教育研究所の全国調査というのがありまして、かなり実態はつかまれているんじゃないでしょうか。  例えば、アンケート調査の結果で、自閉症の幼児児童生徒の在籍のない学校も含めて推計すると、全国の盲・聾・養護学校なんですが、自閉...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひそのようにお願いをしたいと思います。  もう時間でやめてもいいんですけれども、時間がもうちょっとあるので、一点だけ伺っておきます。  特別支援学校に今度なるわけですよね。それで、二種以上というか複合的な障害種の子供たちが在籍される、重複学級ということにな...全文を見る
○石井(郁)委員 審議に協力するという意味で、きょうはもうこれで終わりたいと思います。  通級指導に大変特化して質問をいたしましたけれども、これからのニーズというのは本当に切実なものがありますし、もっと広範にやはりこたえていかなきゃいけないというふうに思いますので、安定した教員...全文を見る
06月13日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第19号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人として御出席いただきまして、本当にありがとうございます。皆様方から、発達障害についての、長年取り組まれていらっしゃる御経験、そしてまた知見もお聞かせいただきまして、大変勉強させていただきました。今回の法案改...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  いずれにしても、やはり教育的な関係というか、働きかけというか、それが大変大事だ、こういうふうに思うんですね。そういうことで、教育関係者がやはり発達障害についての深い認識をもっと広げる必要があるなというふうに私も感じたところでご...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  私も、小学校のときに特定の能力分野だといえば書くとか読むとかあるいは計算とか、そこで非常につまずいてしまうという場合を指しているように思うんですけれども、それでもってもう学校全体についていけないということで、別なところへ行かな...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  残りの時間、ちょっと角度を変えまして、先ほど来、幼少期というか、低年齢のときにきちんとした診断が大事だということはお聞かせいただいたとおりですけれども、高原さんの子供さんももう今度高校というところにきていると思うんですが、やがて思春...全文を見る
○石井(郁)委員 大変貴重な、というか、重要な御提案をいただいたと思います。ぜひ、そういう御要望を受けとめて、私たちはしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。  きょうは、本当に、それぞれのお立場から貴重な御意見、どうもありがとうございました。
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう最後の質疑者でございますので、長時間にわたっておりますけれども、どうかよろしくお願いいたします。  教育上特別な支援を必要とする子供たちの問題で審議が続いているわけでございますけれども、私は、そういう子供たちと高校...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう法改正になったわけでございますが、既にこの法律以前にも受け入れて、いろいろな実践や取り組みをしておられるということがあるかと思いますが、そういうことも含めて、LD、ADHDの発達障害を抱えているこの子供たちを受け入れて、高校では一体どのような支援を現実に...全文を見る
○石井(郁)委員 そのとおりかと思うんですけれども、まずどういう支援を必要とするか、また、していかなくちゃいけないか、そのことを考える上でも、やはり障害を抱えている生徒たちがどのくらい普通高校、あるいは定時制、通信制などに進学しているのか、あるいは現に在籍しているのか、その辺もつ...全文を見る
○石井(郁)委員 きょうは、午前中の参考人質疑の中でも、高校で普通高校に進学された、楽しいことも、いろいろなこともあって、高校を終えることができたという話もありました。  それから、参考人のお一人の市川先生からは、病院を開設していらっしゃるわけですから、その初診者の中で見ますと...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣の方から、不登校の高校での実態を既にお示しいただきましたけれども、私の最初の質問は、今法改正で、いわゆるLD、ADHDの子供たち、高機能自閉症の子供たちも対象にするということですから、そういう子供たちが高校に現にどのぐらい入っていらっしゃるのか、また入る要求...全文を見る
○石井(郁)委員 就労の問題も在学中の教育プログラムとも関係があるのはそのとおりなんですが、それはもう少し先の話でお聞きしようと思っていたんです。  まず、在籍している、そういう障害を抱えた子供さんが高校へ入った、では、そこでどんな支援というか教育を受けられるのかというのがあり...全文を見る
○石井(郁)委員 現状はそういう状況だということですけれども、知的障害、発達障害を抱える生徒たちを受け入れて、しかし支援体制がないという学校は少なくありません。  私は、埼玉で発達障害を抱えている生徒たちを指導している教員の話を伺ったんですね。その学校ではこう言っていました。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 馳副大臣から大変前向きな御答弁をいただいておりますけれども、私申し上げたように、日本の高等教育、ほぼ一〇〇%近い子供たちを受け入れているというのはあったとしても、中退者が十万人も毎年いるとか、長期欠席者が十一万人もいるだとか、不登校の子供たちが六万七千人もいるだ...全文を見る
○石井(郁)委員 最後に、寄宿舎の問題で、一点伺っておきたいと思っています。  今回、法案の七十三条の二に、「特別支援学校には、寄宿舎を設けなければならない。」ということがありますけれども、この寄宿舎について、教育的意義と役割、特別支援学校になっても本当にその充実ということは変...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり寄宿舎は大変重要な役割をしているんですね。  それで、少し具体的なことで一、二点ですけれども、やはり今度、特別支援学校として障害種などがふえたりしていくわけでしょう。それで、入寮する子供たちの障害種もふえてくるということを考えなければいけないということに...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題を質問いたしましたのは、お聞きしますと、全国的には寄宿舎の統廃合だとか、あるいは職員の非常勤化だとか、あるいは入寮の条件を遠距離に限定する、実質的に入寮規制をしていくということが伝わっておりますので、やはりそれはうまくないんじゃないかというふうに思います...全文を見る
06月14日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
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○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  まず、修正案の提案理由を御説明申し上げます。  本法律案で、軽度発達障害への対応を従来...全文を見る
10月19日第165回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに一問、ホットな問題で、しかも少子化対策としても大変深刻な問題をはらんでいるということが起きておりますので、ちょっと質問通告をしていないことなんですけれども、高市大臣に、率直な御感想で結構ですから、この時点でお聞かせい...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。突然の質問でございましたが。  やはり今、全国的に産科医不足が言われておりますし、お産をする場所が本当に少なくなっているという問題も一つありますね。それから、周産期センターというようなところが必要だと言われているんですが、意外と地方自治体...全文を見る
○石井(郁)委員 教育の問題はまた後で文科省にも少しお聞きしようと思っているんですけれども、そういう若年層の社会的自立への支援というのは国としてどうあるべきかというのは、もっといろいろ考えられていいと思うんですね。  その点でよく研究者などから聞かれるのは、これは先進諸国、ヨー...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣としてのいろいろな見識の中からそういう御意見なんですが、大分私の言いたいこととも重なっているんですけれども、日本の今の若年層の実態、これは内閣府が昨年の七月に青少年の就労に関する研究調査というのを発表されておりまして、それを見まして、私も改めていろいろなこと...全文を見る
○石井(郁)委員 若年無業者が二百十三万という数はやはり大変な問題だというふうに思うんですね。その中にはさまざまな層が形づくられているかと思います。  今、安倍内閣のもとで再チャレンジということがいろいろ言われていまして、これ自身はことしの五月の中間まとめのときにも出されていま...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に、若年無業者というか、青少年の社会的自立という問題はいろいろな角度からやはり考えなきゃいけない。私はきょう、まずは教育の問題として申し上げましたけれども、今後、引き続きまた質問させていただくということを申し上げて、終わりにしたいと思います。
10月20日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょう、私は二つのテーマで御質問をいたしますが、基本的に伊吹文科大臣の御認識を伺いたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  まず、いじめ問題でございます。  福岡県筑前町で自殺した子供の学校の教師ですね、クラスの...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり数字が正確な実態を反映していないということをお認めになったと思うんですが、何かが隠されているという問題だと思うんですね。これはやはりこのままにしておくわけにいかないということだと思うんですね。  そこで、私はきょう、いじめや不登校に関する調査が現実にどの...全文を見る
○石井(郁)委員 現実に、いじめがどんなふうに調査されて、実態報告をされているかということで私は伺ったわけです。  もう一つ、きょうの資料で、「学校訪問資料」という中にもそれははっきりと書かれておりまして、ここでも評価基準としてあるんですね。これは指導主事が学校訪問の際に、その...全文を見る
○石井(郁)委員 私も目標一般を否定するつもりはありませんが、事はいじめ、あるいは不登校、しかも子供たちが命をかけて訴えている、こういう深刻な問題なんですよね。この問題の性格からして、一年間ことしはもうゼロにしますと言ったところでできるわけがないということがあるじゃないですか。だ...全文を見る
○石井(郁)委員 今問題の福岡県でございますけれども、ここでは不登校については十四年度の数値目標を設定しました。五年間で十三年度比二割削減というふうに掲げたんですね。それから、いじめについては一件もあってはならない、その基本スタンスで根絶を目指すというふうに書いているわけです。で...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり、前年度比何割減らすとか、五年間で半減とか、こういう設定の仕方は無理があるでしょうということを申し上げているわけです。それは、いじめや不登校というこの問題の性質を全く理解していないということから出ているというふうにも言わざるを得ないわけですね。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一つのテーマのことですが、ちょっと、がらりと変わるんですけれども、文化財の保護に関係したことでありまして、これは木簡の保護ということなんです。  つい先ごろも、大阪難波宮、難波宮跡とも言いますけれども、七世紀中ごろの万葉仮名が書かれた木簡が発見されてちょっ...全文を見る
○石井(郁)委員 現在国交省で進めている調査結果については以上のようなことかと思うんです。  それで、文化庁にぜひ伺いたいと思うんですが、やはり文化財保護というのは文科省文化庁の管轄だと思うんですね、範囲だと。それで、この水位の変化なんですが、地下の木簡にこれでどういう影響が出...全文を見る
○石井(郁)委員 影響は少ないというのは、非常にあいまいな表現なんですよね。影響がないとは言い切ってないわけですから。そういう意味では、私は問題は非常に残っているというふうに思うんですね。  先ほども、季節変動と比べると数センチだから少ないという話があるんですが、季節変動という...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間でございますので、できれば最後に大臣からも伺いたいと思いますけれども、やはり文化財の保護というのは文科省が第一義的に責任を負って進めなければいけない、また国民の財産であり、後世にそれをちゃんと残していくというのは私どもの責任でもあろうというふうに思うんで...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
11月01日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  昨日、我が党の高橋議員が大臣にお示しをした文書でございますけれども、理事会におきまして協議をいただいて、きょう改めて本委員会に提出をさせていただきました。  まず、この件でちょっと質問をさせていただきますけれども、これは...全文を見る
○石井(郁)委員 結局、今の御答弁ですと、やはりこういう発言依頼を行ったということをお認めになったということですか。そこをはっきりさせてください、それは。いろんな形で、それはだから、この文書、このペーパーは、これは事実としてあるということを確認されたということでいいですか。それを...全文を見る
○石井(郁)委員 きのうの新聞報道ですと、内閣府が、これは心外だと、こういうことがないようなこともありましたので、今訂正されたというふうに私は受けとめたいと思います。  本当にこれは大変なものでして、最後のページのところ、依頼発言についての注意事項までありまして、このひな形、せ...全文を見る
○石井(郁)委員 それはちゃんと当委員会が開催中にぜひお願いしたいと思います。  では、この件は以上で終わりたいと思います。(発言する者あり)私の質問時間は、この法案に関しての時間は極めて短いものですから、やはり私……(発言する者あり)
○石井(郁)委員 ぜひ、それは中井筆頭からもっと時間をいただかなくちゃいけないのでございますけれども、またにしたいと思います。  それで、私はきょうは、安倍首相が教育再生を掲げておられる、教育再生の会議もできましたけれども、その問題と教育基本法案との関連、この点で少しお尋ねした...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、現実に既に学力テストの結果の公表とか、あるいはまた学校選択制というのは導入されていますから、そういうものが全国的に拡大していくのかと。政府は、全国学力テストはもう来年度実施する、結果も公表する方向かと思うんですが、そういうことは既にあるわけですよ。  ...全文を見る
○石井(郁)委員 ただ、やはりこういう現状が既にあって、この先も進んでいく、これが一体教育現場あるいは公教育に何をもたらすかということを見なきゃいけないなと思うんですね。  それで、ここの区ですけれども、実際にやはり点数競争するわけですから、テストの点数を上げるために授業時間を...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣は、現実に学校の荒廃が進んでいるというふうにおっしゃいましたけれども、しかし一方で、非常に、学校をいい学校にしようと地域の人たちで協力して、教職員も、そしてそこにはいろいろなさまざまな研究者もかかわって、いい実践、進められていることもたくさんあるんですね。私...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が参りましたけれども、まだ私の質問の趣旨がちょっと伝わり切れなかったようなんですが、再生会議と政府の法案との関係じゃなくて、今政府が進める教育政策の中身ですよね。例えば、外部評価を行いたいとかあるいは選択制を導入するとか、そういう問題は今出されている法案...全文を見る
11月06日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第7号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。(発言する者あり)ありがとうございます。  まず、高校未履修問題についてお聞きをいたします。  公立、私立を含めますと、全国四十五都道府県、五百四十校、八万三千七百四十三人が未履修という大規模な数に発展しているわけです。この問題で、...全文を見る
○石井(郁)委員 ちょっと島根県の実態を申し上げたいと思いますが、県立高校は分校を入れて四十二校です、そのうちの四五%、ほぼ半分に当たる十九校で必修逃れというのがありました。私立高校でも二校で起きています。この島根県の教育委員会は職員の二割に当たる四十一人が高校教員出身者でありま...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど大臣は、だまされていたのか、だまされたふりをしたのかとおっしゃいましたけれども、やはりだまされていたという問題では済まない、いわば黙認していた、ここが重大ではないんでしょうか。  その点でいいますと、文科省から今の島根県の教育委員会に出向した方々がかなり...全文を見る
○石井(郁)委員 私はやはり、そういう答弁に終始するというのは本当に問題だと思うんですね。  つまり、学校長が虚偽の報告をしているんだ、教育委員会がだまされているんだ、文科省は知らなかったんだ、こういうことでは済まないですよ。私は、本当にこういう答弁をするというのは、やはり許さ...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、過去にもそういう実態があったということは知りつつ、一定の指導もされたということですから、その後その指導が生きていないという問題も一つあると思います。  それで、私は大臣に再度伺いたいと思うんですが、こういう実態が、事実関係が出てまいりました。これをもっ...全文を見る
○石井(郁)委員 この段階では、だまされていた県と、だまされたふりをしていた県と、あるいは文科省が状況を知っていたという県もあるだろう、出向者との関係で。その辺について、私は、きちっと当委員会にやはり事実関係を報告していただきたいと思います。  これは、委員長、お諮りいただけま...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、義務教育段階でも未修問題が顕在化しつつある、これは大変重大問題だというふうに思いますので、きょうのところは一点伺いたいと思うんですね。  中学校の学習指導要領には特別活動という時間がございます。これは、年間の授業時数三十五時間、三年間で百五時間となってい...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう、ここで大臣とこの問題できちっと議論をするという時間が残念ながらないんですけれども、市場原理は教育にはなじまないと言われながら、しかし、大臣は結論の部分で、効率化は必要であり、だから学力テストの実施も結果公表も必要だということをやはり容認しているんじゃない...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、そういう自主性という一言があるからいいという話にはならないだろうと思っているんですよ。やはり、家庭や子育てという問題について、国の関与のあり方が問題だというふうに思っています。  それで、きょう少し具体的な話でお聞きするんですが、教育再生ということを安倍...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、残りの時間なんですけれども、きょう私の資料にもう一つ入れましたけれども、現在国会で審議中のこの政府案でございますけれども、今同時に、文部科学省内に教育基本法改正推進本部幹事会というのが存在しているようです。教育基本法成立後の改正すべき法律、振興基本計画、...全文を見る
○石井(郁)委員 きちんと入手をしております。この文書は間違いありません。けさ、ちゃんと理事会で御承認もいただきました。  それで、びっくりすることが、ここにありますように、法案成立と成立後のスケジュールまで書いてある。これは来年のことまで書いているんですよ。それで、十一月中に...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間ですけれども、これは六月二十六日につくって、九月二十日改定ですから、大臣はまだ御就任になっていないと思います。しかし、ここまで構成員、これは皆さん、どうですか、大臣官房の名前がこんなふうに上がっているんですよ。これがちゃんとした資料だということは、もうこ...全文を見る
11月09日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今、教育基本法についての国会の審議中でありますが、六十年目にして現行教育基本法を大きく変えるというか、新しく教育基本法にするということになりますと、日本の教育の大転換だというふうに私は考えています。ですから、国会でも慎重審...全文を見る
○石井(郁)委員 同様の質問を木村参考人に伺いたいと思いますが、民主党の案では、教育の目標という形では書かれていないんですね。前文にいろいろなことはございますけれども。教育の目標にこういう価値とか道徳、心にかかわる問題がずっと書かれるという、それをやはり法律に書くという問題につい...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。  政府案のもう一つの問題点が、教育のあり方、教育行政のあり方にかかわって現行法が大きく変わるということになると思うんですね。  現行法は、言うまでもなく、十条で、教育というのは国民全体に対して直接に責任を負って行われるという有名な文言...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  本当に、この教育の問題というのは、そういう意味での教育観、子供観等々がベースにあって、それで成り立っていくというふうに思うんですけれども、そういう問題もまだまだ私たちも審議をしっかりしなきゃいけないかなというふうに思っているとこ...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう、それぞれのお立場から貴重な御意見、本当にありがとうございました。  以上で終わります。
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  この教育基本法の審議は、春の通常国会に始まりまして、今、臨時国会と引き継がれているところでございますけれども、こうした公聴会は、今全国できょう四カ所行われているということで、初めてのことでございます。ぜひ、本当にやはり国民...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  それでは、もう一点伺わせていただきます。  政府案では今度、十六条の教育行政というところで、教育振興の施策を国と地方公共団体が策定する、これは、しなければならない、実施義務という強いものになっています。  実は、この施策とい...全文を見る
○石井(郁)委員 それぞれ、どうもありがとうございました。  以上で終わります。
11月14日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、私はいじめ問題で伺いたいと思います。  十二日には大阪府富田林で中学一年の女子が命を絶ちました。その日、埼玉県の本庄市でも中三の男子が、いじめを苦にと言われておりますが、自殺でございます。そして、十三日には奈良で...全文を見る
○石井(郁)委員 いじめというのは、人間に対する軽蔑、侮蔑ということであり、また暴力行為でもあります。だから、人格を否定するという点で本当に子供たちが追い詰められるわけですね。それが学校にあるということが私は深刻だと思うんです。  そして、子供が命を絶つというのは確かにいじめだ...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり個人の尊厳ということは私は大変重い中身を持っていると思うんですが、それは、子供といえども一人の人間としてその人格を尊重するということだと思うんです。  きのう、札幌の地方公聴会での公述人の方のお話を伺いまして、教育行政について伺ったところ、やはり子供の意...全文を見る
○石井(郁)委員 先般問題になっておりますタウンミーティングは八回行われていたということでありますが、この教育改革フォーラム、それからスクールミーティングは、いつ、どこで、何カ所行われていますか。
○石井(郁)委員 スクールミーティングも相当数行われていることはわかりましたが、特に教育改革フォーラム、今各地で行われていることをお述べいただきましたけれども、このフォーラムでのやらせ質問というのは調査しましたか。
○石井(郁)委員 一応調べていただいたということは伺いましたけれども、いわゆるやらせ的なものはなかったと。ちょっとこれは驚いているんです。内閣府主催のタウンミーティングでは非常に広範囲にあった、八回のうち五回まで行われていたということが明らかになったと調査報告されたわけですけれど...全文を見る
○石井(郁)委員 さらに、それぞれの会場での発言を見てみますと、違う会場で同じ内容で発言が行われているということがわかるんですね。  これは、私、資料の二ページ目にまとめましたけれども、例えば、権利のみを強調し過ぎているんじゃないか、これは先ほど大臣もおっしゃいましたけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 一応それでお聞きをしておきますけれども、この件にも関係いたしまして、過日、我が党の笠井議員が質問をいたしました。この点でも、その調査結果がどうなっているかをまず伺いたいと思います。  それは、八戸以外についても、内閣として速やかに文科省の具体的な関与の調査結果...全文を見る
○石井(郁)委員 その調査結果はいつ出していただけるんですか。
○石井(郁)委員 これは、いつまで調査され、いつ委員会に報告されるのかということをはっきりとお答えいただかなければ審議はできないと思いますが、それはいつですか。
○石井(郁)委員 それは本当に困りますよ。これでは審議続行できないじゃないですか、到底。この教育基本法にかかわってのやらせ質問なんですから、これは本当にこの法案の審議そのものに関係する重大問題です。それをきちっとこの審議中、この委員会の審議中にきちんと出していただきたい、そのこと...全文を見る
○石井(郁)委員 現在、本当に国民からすると、一体この法案の審議は何なのか、教育基本法というこんな重要な法案について、文科省が、いわば政府がこういう世論誘導をしていた。そういう意味では、私は、本当に今文科省は信用が地に落ちていると思いますよ。  だから、そういう状態のままでこの...全文を見る
○石井(郁)委員 政府が教育基本法案をお出しになった、しかし、そのお出しになった経緯にこういうやらせ質問的なことがあって世論操作がされていた。重大じゃないですか。だから、本当にこれは、提出の資格そのものが問われる、そういう問題でもあるんですよ。そういう意味で私は申し上げているわけ...全文を見る
○石井(郁)委員 だから、ここが、いわば質問項目をつくったり、発言者を組織したり、運営をしたり、そういうやらせ質問をしてきたんじゃありませんかと。広報活動をしてきたということ、それは、広報活動をする機構としてつくったわけですから広報活動でしょうけれども、質問に答えていませんよ。
○石井(郁)委員 どうも微妙にちょっと答弁をぼかしていると思うんですが、きょうは、全部文科省がしてきたと。それは、文科省がしてきたことは確かですよ。今、問題は、文科省内のどの担当で、どういう指示のもとで、だれが行ったんですか、そこをはっきりさせてくださいと。こんなのは何にも答えて...全文を見る
○石井(郁)委員 先ほど来、タウンミーティングについても、八戸以外のところについても調査中だ、教育改革フォーラムについてはそういうことはなかったという話になっているんですよ。しかし、本当になかったのかどうかという問題も疑惑として出てきているわけですよ。  だれが、どのようにして...全文を見る
○石井(郁)委員 本当にもう文科省は、文科省がしたということだけにとどめて、内部については何ら説明をしようとしないというのがありありとしているわけです。  もとに戻りまして、教育改革の広報・広聴プロジェクトチーム、これは文部科学大臣の了承のもとに設置されたんでしょうか。
○石井(郁)委員 それはまさにそのとおりでありまして、これは、私も見てみますと、当時、中山大臣だったと思いますが、大臣会見の概要がございまして、そこにははっきりと書いていますね。「教育改革につきまして、国民と直接対話をする機会を積極的に設け、」「現場の声をしっかり聞くということで...全文を見る
○石井(郁)委員 私がこの質問をしたのは十一月の一日でした。もうかなり日がたっています。重大問題だと、もう皆さんが認識をされていらっしゃいます。遅いんじゃないですか。しかも、この提出の教育基本法案の審議も、もう採決なんて声も聞こえるわけですけれども、本当にとんでもないと言わなきゃ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は本当に、ここで座り込んで、しっかりした答弁をお聞きしなきゃいけないということなんですが、しかし、きょうわかったことは、やはり、やらせ質問というのは文科省として省を挙げてやってきたということですよね。私は本当に恥ずかしい事態だと思います。安倍総理も、教育基本法...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  札幌での公聴会ですけれども、きょうはそれぞれの立場から教育についてのお考えをお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  教育基本法に関する特別委員会の審議が、いじめ問題や高校の未履修問題が大問題となっている中...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の改正案というか、それがこういういじめ問題にどのように有効ですかと。
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  私は、現実の問題にはもっと現実的な対応、そしてまた、その原因をしっかり見るような対応が必要かなというふうに思っていますが、それはおきまして、未履修の問題で加藤陳述人に伺いたいと思います。  高校の先生をしていらしたということで...全文を見る
○石井(郁)委員 正直なというか率直な声をお聞かせいただきまして、これが公聴会の公聴会たるゆえんかなと思いまして、本当にありがとうございます。  もう時間でございますけれども、最後に岩本陳述人に伺いたいと思います。  国会でも、今のような形で、教育基本法の現行法と政府案と民主...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  そういう点でも、私も大変心強く思うんですけれども、もう一点、今最初に申し上げましたように、やはり現在のさまざまに生起しているこの教育問題、そして現場が本当に解決してほしいという問題、これに取り組んでいく上での、解決する上での教育...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  時間が参りました。ただいまのいただいた御意見を踏まえまして、国会での慎重審議をしてまいりたいというふうに思っております。どうも本当にありがとうございました。
11月15日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私はいじめへの対応についてお聞きをしたいと思っております。  本当に深刻な問題でございますが、十月十九日に、いじめ対策の全国的な緊急連絡会議を文科省として開かれたと思います。その中で、いじめ問題に対する基本的認識...全文を見る
○石井(郁)委員 この件だけでもいろいろと申し上げたいことがあるんですが、大臣のその御答弁がありましたので、早速、学校を評価する、教員を評価するという問題との関係で、私は、一つ、さらに伺っておきたいと思うんです。  いじめを、あってもいい、あってもいいというのはおかしいんですけ...全文を見る
○石井(郁)委員 伊吹大臣はいつでも、評定、評価、一般は認められるんだということで、一般論の方に行かれるわけですけれども、今大事なことは、本当に現場がそういう子供のサインが見られるようなことになっているのかということだと思うんですね。そして、私、最初に申し上げましたように、十年前...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、たびたびというかこの十年間、本当にどうだったのかということを問題にしているわけですが、それなりに文科省としては、いろいろ通達も出されているし、会議もあっただろうし、いろいろそういう立場は伝えてきたというふうには思うんですよ。しかし、なかなかそれが現場のもの...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間が来ました。これはまた、引き続いて時間をとって議論させていただきたいということを申し上げて、きょうは終わりにしたいと思います。
12月01日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  著作権は、今もお話にございましたけれども、著作権法に「文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。」とあるように、文化の発展のための大事な制度でございます。とりわけ、...全文を見る
○石井(郁)委員 今お話しのように、特許法、意匠法等の改正とのいわば横並び的な発想でということだと思いますけれども、このときにもいろいろ意見があったと思うんですね。我が党は、やはり刑事罰の強化による弊害の懸念があるということで反対をしてきたところです。  それはそれとして、とり...全文を見る
○石井(郁)委員 知的分野は本当に急激な変化をしている分野でもありますし、今お話しのように、経済活動に直接する部分での問題をどう考えるかということは確かにあると思いますが、しかし、これは国際的に他の国も同様に抱えている問題でもあるというふうに思うんですね。  そこで、では、こう...全文を見る
○石井(郁)委員 余りこの件だけでもあれなんですけれども、私どもは、罰則そのものは決して否定するものではありませんけれども、やはり創作活動という非常に文化的な活動という問題に対しての心理的な萎縮効果ということを考えなきゃいけないと思いますし、また、倍ですから、これを今以上に強化す...全文を見る
○石井(郁)委員 今回、こういう問題についての関係者からの意見聴取といいますか、その辺での理解というのはどのように得てきたところですか。
○石井(郁)委員 一応、そこのところはその辺で伺っておきたいと思います。  関係団体のところの動きとしてちょっと私ども聞いたところでいいますと、ことし十月から、日本芸能実演家団体協議会、芸団協ですね、あるいは実演家著作隣接権センターなどが、放送番組のインターネットなどでの二次利...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、こういう動きが始まっているもとですから、やはり現行著作権のもとでもこうした事業が円滑に進むようにする、そういうことを支援していくということが、文化庁として、政府として大いにやるべきではないかというふうに思っております。  権利の引き下げという問題はやはり...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党を代表して、著作権法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  本法律案では、著作権侵害に対する個人罰則を強化しています。しかし、著作権侵害に対しては、侵害者に対する差しどめ請求など民事上の請求権を行使することで、その侵害行為の停止、予防と...全文を見る
12月07日第165回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  虐待問題では、これまでもさまざまな取り組みをしてきたところです。発生予防、それから早期発見、早期対応、また保護、支援という全体のサイクルが大事だ、そういう取り組みを行ってきたというふうに私は理解しておりますが、このところ頻発する虐...全文を見る
○石井(郁)委員 そこまでの一定の把握がされているということですけれども、今の社会状況、子育て状況の中で虐待が起きているということについて見ますと、やはり継続的に、もっときちんとした、広範囲に客観的な事態を把握する必要があるのではないかというふうに思いますが、そういった調査に取り...全文を見る
○石井(郁)委員 やはり子育てというのは大変、一定の知識も要りますし、技術も要りますし、経験も継承されなきゃいけないものです。ですから、子育て不安の中で虐待が起きているということはずっと言われました。しかし、本当に子育ての不安にこたえるためにも、特に子育てに困難を抱えている家庭に...全文を見る
○石井(郁)委員 どのぐらいの予算の計上なのか、それはお示しいただけないんでしょうか。それと、本当にこれは全戸訪問ということをやれるんでしょうか。そのためにはどんな体制、どんな人員が必要なのかというのはやはり心配ですから、ぜひやってもらいたいと思いますし、これは本当に新規事業だっ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、この新規事業を伺ったときに、今行政に求められていることの一つに、困ったら言ってきなさい、窓口は開いていますと。しかし、本当に困っている人はなかなか言ってこない、行けない、もう考える力もない、出ていく力もないということを言われているんですね。だから、日本の厚...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点伺ったんですけれども、地域間のそういうアンバランスというのは、ただ取り組む側の何か姿勢の問題だけなのかどうか、それとも予算的な措置あるいは人員の配置等々での困難を抱えているのかどうか、やはりそういう点も見る必要があるのではないかというふうに思って伺ってい...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたので以上で終わりますけれども、この深刻な児童虐待、法の整備とともにやはり行政の施策としてきちんと取り組まなければこれは解決できないだろうというふうに思いますので、今後とも一層の充実をお願いしたいと思います。  終わります。
12月13日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第13号
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○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  総理は、「美しい国へ」の中で教育バウチャーについても述べています。きょうは、私はこの問題に関連して質問をさせていただきます。  まず、文部科学省にお聞きをしますが、二〇〇二年の十二月、構造改革特別区域法が施行されまして、それに基...全文を見る
○石井(郁)委員 LEC東京リーガルマインド大学は、教育特区の認定で、二〇〇四年の四月、開校しています。この間、文科省は年次計画履行状況の調査結果という改善通知をこの大学に出していると思いますけれども、どのような状況になっていますか。
○石井(郁)委員 たくさんの問題があるなということで、本当に驚くような実態だというふうに思います。予備校と大学が教室を共用している、それで予備校生にまじって正規の学生が予備校と同じ授業を受けて単位が認定されているだとか、シラバスも存在していないだとか、教育研究上の責任体制、管理体...全文を見る
○石井(郁)委員 問題は、これは株式会社立という新しい制度のもとで起きているということなんですね。  そこで、こうした株式会社の学校参入というのはもともと文科省はかなり抵抗してきたと思います。つまり、営利追求の株式会社は公の性質を持つ学校の運営にはなじまない、こういうことを文科...全文を見る
○石井(郁)委員 さらに、二〇〇五年の五月には、下村氏を資金的に支援する全国ネットワーク、博友会、これは塾や株式会社学校などでつくられているようですが、完成しているんですね。二〇〇六年の三月にその博友会の全国合同記念パーティーが開かれているということがわかっていますが、これは本当...全文を見る
○石井(郁)委員 確認させていただきました。  そこで、総理に伺いたいと思います。  この全国合同記念祝賀パーティーには総理も出席されていると思います、官房長官のときだったかと思いますが。参加をして、あいさつをして、エールを送っておられます。その中でこのように述べていらっしゃ...全文を見る
○石井(郁)委員 そうでしょうか。民間教育団体からこのような資金を受けていますが、ただ単に資金を受けているということじゃ済まないんですね。  下村氏は、民間教育は今がビッグチャンスだ、教育改革はビジネスチャンスにしなきゃいけない、こういうことをあおっていらっしゃる。これは塾関係...全文を見る
○石井(郁)委員 下村副長官は、教育バウチャーによって株式会社に補助金を、こういうことを実現しようとされている。このことは経過から見ても明らかなんですね。  申し上げましたように、二〇〇六年十月二日には、下村氏が顧問の学校設置会社連盟、ここのイコールフッティング委員会というとこ...全文を見る
○石井(郁)委員 現場で教育問題にいろいろな形で取り組んでいる、それはもうたくさんの方がいらっしゃるわけですよ。いろいろな団体もある、いろいろな運動もある、いろいろな形で取り組んでいる、そうだと思うんですね。  私が問題にしているのは、その中で特定の団体と結びつきながら、いわば...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、これは、きょうは下村副長官の問題としてもひとつ明らかにしたかったわけですけれども、単なるその問題じゃないんですね。  これは、ことし三月の閣議決定でも、バウチャー構想の実現ということは、今後さらに積極的な研究、検討を行う、十八年度の検討そして結論という課...全文を見る
12月15日第165回国会 衆議院 本会議 第23号
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○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、安倍内閣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  安倍内閣が発足して二カ月半、あらゆる面で不信任に値する内閣であることが明らかになりました。  第一に、国民世論を踏みにじり、衆参両院での強行採決によって教育基本法改悪案を強行成立...全文を見る
○石井郁子君(続) これでは、格差をますます拡大することにならざるを得ません。  以上、安倍内閣は、子供たちの未来を危うくし、海外で戦争する国づくりを推し進め、国民にはさらなる痛みと負担を押しつけるものであり、即刻退陣すべきであります。  以上をもって内閣不信任に賛成の討論を...全文を見る