石井郁子

いしいいくこ



当選回数回

石井郁子の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第166回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○石井(郁)委員 ただいまのやまぎわ大志郎君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石井(郁)委員 御異議なしと認めます。よって、小宮山洋子君が委員長に御当選になりました。  委員長小宮山洋子君に本席を譲ります。     〔小宮山委員長、委員長席に着く〕
02月21日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  政治資金の問題につきましては、先ほどの御質疑の中で伊吹大臣から我が党についての言及もございました。この件につきましては私は質問を用意しておりますので、別の機会にまたよろしくお願いを申し上げます。  本日は、四月二十四日に予定され...全文を見る
○石井(郁)委員 事前にこういう予備調査を公表するというのはいかがかという問題はこれとしてあるんですけれども、それはさておきまして、そうしますと、二十四日の本番で行われる内容というのは、教科に関する質問、国語A、算数・数学A、国語B、算数・数学Bの試験問題、その解答用紙とともに質...全文を見る
○石井(郁)委員 そうしますと、学校とか個人の名前を書き込んでテストを行うということになりますと、全国の学校の序列化、あるいは個人の序列化にもつながる重要な問題をはらんでいると私は考えます。また、個人情報としても、その管理というのは問題になるのではないでしょうか。  それから、...全文を見る
○石井(郁)委員 それでは、試験の採点、集計、あるいは児童質問紙、これなどの集計はどこが行いますか。小学校、中学校、それぞれについて言っていただきたい。また、基本データ、個人情報というのはどこが保管することになりますか。
○石井(郁)委員 ベネッセコーポレーションとNTTデータが委託先としてこの業務を行うということですが、この二つの会社がかかわる範囲というのはどんな範囲かということ、もう一度ここをはっきりさせていただきたいんですけれども。その委託内容は何なのか、もう一度ちょっとはっきり言っていただ...全文を見る
○石井(郁)委員 伺いますと、問題の作成と分析以外、ほとんどの業務ですよね。これがベネッセとNTTデータがかかわることになるということが明らかになりました。しかも、この委託費の予算というのは、全体の学力テストにかかわる予算の三分の二にも相当するような、かなり膨大なものだ。それが二...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ御説明いただきましたけれども、肝心なことを答弁なさらないんですよね。局長、いかがかと思うんですよ。ベネッセというのは進研ゼミというのをやっているでしょう。まさに受験産業ですよね、進研ゼミ。それから、NTTデータというのが、今教育測定研究所を指定していると...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の調査の目的なんですけれども、こういうのをきのういただきましたが、何かこれから学校に配られるという話なんですが、「全国的な義務教育の機会均等と水準向上のため、児童生徒の学力・学習状況を把握分析することにより、教育の結果を検証し、改善を図る」が一つですね。「各...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に時間がなくなって私も残念なんですけれども、大臣に伺いますが、予備調査の質問項目はごらんになったでしょうか。(伊吹国務大臣「見ております」と呼ぶ)見ていますか。  生徒の質問紙を見ますと、「あなたの家には本が何冊くらいありますか。」とか、携帯電話や通話、メ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう時間ですけれども、私は、今の学力や、あるいは子供をめぐる環境、生活の問題というのは、もういろいろなデータがありますよ。何も一斉にこれだけの予算をかけてやる必要があるのかどうかというのは、そもそもの議論だと思います、それは。もう十分検証できるようなことがありま...全文を見る
02月27日第166回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  初めに、文科大臣に一問お伺いしたいと思います。  ただいまの続きにもなるわけですけれども、中学校段階での必修科目の未履修問題ということで、昨年の臨時国会で、教育基本法特別委員会でずっと高校段階の問題で大変審議になりました。その折...全文を見る
○石井(郁)委員 きょう私は、このことではこれ以上の質問は控えたいと思いますけれども、今の答弁では、ただ私学に対してどういう国としての権限を強化するかというような発想で聞こえてくるんですけれども、しかし、なぜこのような未履修が起きるのかというのは、やはり日本の教育のあり方、現実に...全文を見る
○石井(郁)委員 今何が起きているかといいますと、地方においても都市部においても、医師不足から診療科の閉鎖、縮小が相次いでいるわけですね。国民の健康と命にとって危機的な状況が急速に広がっています。  この実態は、住んでいる地域によって受けられるはずの医療が受けられないという状況...全文を見る
○石井(郁)委員 総務大臣にもお願いします。
○石井(郁)委員 偏在という問題はそれ自身としての議論も要るんですけれども、偏在ということで片づけられないような、もう本当に全国各地域で医師不足問題が起きているわけですから、そのことで伺ってまいります。  地方病院で何がまた進んでいるかといいますと、勤務医が不足しています。内科...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろ述べられましたが、最後に、国としての対策は考えたいということは本当に大変大事だというふうに思うんですが、その点で具体的に伺いますけれども、それでは、周産期医療センター、これの整備はどのように進んでいるでしょうか。
○石井(郁)委員 この周産期医療センターは、少子化対策の中でも政府の政策のかなめというような位置づけだったというふうに思いますし、政府の公約でもありました。二〇〇四年度までに全県で整備ということではなかったんでしょうか。ところが、奈良県も含めて八県でまだ未整備という状況だと思うん...全文を見る
○石井(郁)委員 行政改革のことを言われましたけれども、あのときでも政府の答弁としては、必要な医療は確保するということだったと思うんですよ。ところが、国が率先してそういう産科を閉鎖し追い込んでいくという状況ですから、これは国会答弁からも本当にずれているんじゃないかと言わざるを得ま...全文を見る
○石井(郁)委員 日本の女性医師は総医師の一六・四%にしかすぎません。これも、OECDの二十六カ国で見ますと最下位なんですね。三割台の国が二十三カ国もあります。四割台、五割台、女性が占めているという国が多くなってきています。ですから、日本でも医学部に女子学生もふえているわけですか...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立博物館法一部改正案について質問をさせていただきます。  まず、文化財行政において、博物館また文化財研究所、それぞれ両法人がどういう使命を担っているのか、簡潔にちょっと述べていただきたいと思います。
○石井(郁)委員 二〇〇一年からこの両法人ともが独立行政法人になったわけでございますけれども、そこで、ずっとお聞きをしたいとは思うんですが、時間の関係上、二〇〇四年から二〇〇六年、この年度の運営費交付金と自己収入の予算額、これはどうなっているでしょうか。
○石井(郁)委員 今お聞きしますと、両法人とも二〇〇六年度に運営費交付金が減っている、そして自己収入予算額がふえているという結果になっているんですね。  私は、この数字をいただきまして、そしてまた実際に各博物館でどういう事態が起きているかということについて一つの例を申し上げたい...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣、いかがでしょうか。結局、自己収入の目標額を高く設定する。なぜ高く設定しなきゃいけないのかということもあると思いますけれども、高校生や大学生の団体、七十円が一気に二百円と、三倍も引き上げなければいけないという、余りにも異常だとは思いませんか。  だから、独...全文を見る
○石井(郁)委員 二〇〇五年十月に、文化庁は、独立行政法人に関する有識者会議ヒアリング関係資料を作成しております。それを見ますと、国立博物館と文化財研究所の統合による予想されるデメリットということで、五点ほど挙げているんですよ。その一つの中に、「経営効率や自己収入の多寡が法人全体...全文を見る
○石井(郁)委員 そもそも、両法人の共通部分というのは実は少ないんだということもこの当時から言われておりました。これは文化庁の資料でも出ておりました。文化財研究所の研究者や職員の方は、やはり統合によって、博物館がつくってきたお金を文化財研究所が使うという構図になってしまう、ノルマ...全文を見る
○石井(郁)委員 残りの時間で、私、もう一点、先ほど来も議論になっておりますけれども、装飾古墳の保護について伺いたいと思います。  高松塚古墳の石室の壁画の問題が今議論になっております。劣化が非常に厳しい、激しい。国宝にもなっている壁画が消失の危機にさらされているという問題でご...全文を見る
○石井(郁)委員 そうしますと、その四十二基、高松塚は別として、壁画はどういう状況で保存になっているのか、直接文化庁としては把握していないという話ですね。そう理解していいわけでしょう。  私は大変これは問題だと思うんですよ。やはり国指定の史跡ですよ。国指定の史跡の状況が文化庁は...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひきちっとそういうことを調べてみてください。  だから、報告がなければ調べないということになったのでは、本当に劣化がどんどん起こっていくということだと思うんですね。私は、手おくれになったら、まさに国が文化財の消失を黙って見ていたんだという責任は免れないという...全文を見る
○石井(郁)委員 日本共産党を代表して、国立博物館法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  文化財の保存や活用は文化行政の重要な柱です。本来ならば、その中心的役割を担う国立博物館と文化財研究所の人的、予算的な拡充が求められるものです。ところが、ともに〇一年から独立...全文を見る
03月23日第166回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。時間も押してまいりましたが、最後の質問でございますので、よろしくお願いをいたします。  参考人として当委員会においでいただき、本当に貴重な御意見を開陳いただきまして、ありがとうございます。  児童虐待防止法成立以降、前回の改...全文を見る
○石井(郁)委員 二点目なんですけれども、本当に今、虐待の問題、法改正と同時に行政ができること、そのほか、社会的な世論として、あるいはさまざまな取り組みの中で解決していけること、いろいろあるかというふうに思うんです。  私はきょう、共通して、やはり子育て、家庭における子供の養育...全文を見る
○石井(郁)委員 それを本当に政治のレベルで、あるいは行政のレベルで実現しようといったら、大変な問題だなというふうに思うんですね。しかし、そういうことがやはり必要になっているという日本の状況だということは、私も深く認識をしているところです。  私は、最初に親の支援のことから始ま...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は大変慎重に考えなきゃいけない部分を含んでおりますので、ちょっとお聞きしたところでございました。ありがとうございました。  あと、私、最後に平湯参考人に伺いたいんですけれども、これもある面では新聞報道の限りなんですが、先ほど来、虐待のケースで拒否をする...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもいろいろありがとうございました。  まだ時間はあるんですけれども、きょうはいろいろと後が詰まっているようなことも伺っておりますので、私、ちょっと協力したいと思っておりますので、以上で終わりたいと思います。きょうは本当にありがとうございました。
03月28日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  イーター国際核融合エネルギー機構設立協定また日・欧州原子力共同体核融合エネルギー協定の締結に伴う独立行政法人日本原子力研究開発機構法の一部を改正する法律案の審議でございますが、この法律案に関連して質問をさせていただきます。...全文を見る
○石井(郁)委員 そういうことだろうというふうには理解できます。  もう一つ、「機構は、主務大臣から」「求めがあったときは、その求めに応じなければならない。」ものとするというかなり厳しい書きぶりになっていまして、これは拒否できない内容というふうに受けとめるわけですけれども、その...全文を見る
○石井(郁)委員 法文上にかかわっては以上の点を確認させていただいたわけでございます。  もう一つは、先ほどの質問もありましたけれども、核融合研究について、日本国内の大学ではいろいろ行われているわけですね。現在、イーター以外の方式でも研究が進められている。この点は、調査室からい...全文を見る
○石井(郁)委員 本当にそれぞれの歴史があり、また経過もあると思いますけれども、予算的にもいろいろな研究を充実させていくということについてはぜひ御配慮をいただきたいというふうに思います。  それで、イーターの日本誘致問題ということをめぐっては、これも先ほどもありましたけれども、...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、そう言いますけれども、私はすごく詳しいわけじゃありませんけれども、やはり、研究が諸外国と比べて一歩進んでいるという状況で、必要な中性子照射量の二割程度しか材料試験というのは進んでいないんじゃないかというふうにも聞いているところでございます。  私は、も...全文を見る
○石井(郁)委員 くれぐれも安全性あるいは環境汚染に問題がないように、問題が生じないようにやはり進めていただきたいということを強く申し上げておきたいというふうに思います。  次に、この法案と少し離れますけれども、この間、一連に出てきております原子力発電所の問題、臨界事故隠し、制...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に驚くような一連の事故が起きていることが今の御説明でもわかるというふうに思います。  それで、今の話にもありましたが、北陸電力の志賀原子力発電所の一号機の事態というのは一九九九年六月十八日ですけれども、これは定期検査中に制御棒が三本抜けて、原子炉が起動、臨...全文を見る
○石井(郁)委員 志賀原発の一号機の臨界事故が起きたのは、二号機増設の是非が問題になって、同電力が地元自治体の了承を得る直前だったんですね。これは、一九九九年の四月には国が増設を認可している。臨界事故が起きた一カ月半後の八月三日に、石川県、志賀町、富来町が二号機の増設を事前了承し...全文を見る
○石井(郁)委員 この経過、なぜこういうことが起きたのかというこの件に関してももっといろいろ確かめなきゃいけないことはあるんですけれども、三十日に報告書が出されるということですから、ある面で、それをしっかり見てまた対応を考えていきたいというふうに思うんです。  こうした隠ぺいと...全文を見る
○石井(郁)委員 原子力発電という極めて重要な問題で、三十年にわたってこういう事故が繰り返されてきている。その事故の原因究明あるいは今後の対策の共有などがされてこない、対応した対策についての教訓が共有されない。だから、やはり事故がオープンにならなければ共有されないわけですね。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が来ているんですけれども、この機会に大臣にも一言、御見解を伺いたいと思います。  これは対岸の火事の話ではないと思うんですね。日本原子力開発機構の「ふげん」でも、原子炉補助建屋のコンクリート壁の強度、サンプル三十四個中二十五カ所が設計基準を下回っているとい...全文を見る
○石井(郁)委員 以上で終わります。
04月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  武力紛争の際の文化財の保護に関する法律案に関して質問をいたします。  今回の法案は、武力紛争時に被占領地域から流出した文化財を被占領地域流出文化財として指定し、輸入の規制を行うものです。また、我が国に輸入された被占領地域流出文化...全文を見る
○石井(郁)委員 朝鮮半島からのものだということを答弁いただきました。  お話しのように、これは、一九八一年に、財団法人小倉コレクション保存会が国へ寄贈しました。それで国立博物館所有になったものです。終戦前の朝鮮半島において南鮮電気社長であった小倉武之助氏が、占領下の朝鮮で最も...全文を見る
○石井(郁)委員 中国の漢時代のものだということになっておりますが、これも、昭和二年七月に、当時の東京美術学校が小場恒吉氏から購入した。昭和十六年に国所有の重要文化財に指定されております。  そのほかにも、有名な、我が国には、十六世紀に豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本に持ち帰った文化...全文を見る
○石井(郁)委員 それは大変問題ではないかというふうに思います。  少し申し上げますけれども、国立国会図書館の調査によりますと、東京根津美術館の庭園には、高麗青磁陰刻浄瓶などとともに李朝時代の石塔などなどがいろいろございますし、それから、宮内庁の書陵部の皇室図書館には朝鮮王室の...全文を見る
○石井(郁)委員 今答弁でお認めになったように、膨大な量に及ぶ、これはお認めになったわけですよね。膨大な量だから難しい、そしてまた、目的を示さなきゃいけないというんだったら、目的をちゃんとお示しになったらどうですか。これは目的はあるんじゃないですか。目的をちゃんと示すことはできる...全文を見る
○石井(郁)委員 国と国との間に関係する問題もありますし、それだけに、きちんとこういう実態というのを私は把握すべきだ、調査すべきだと思います。全くそれはやる気がないという状況というのは、私は非常に遺憾に思います。  日韓条約のときには、陶磁器など千四百二十七点、韓国側に引き渡さ...全文を見る
○石井(郁)委員 こういう機会ですから、儀軌というのがどういう史料的なというか歴史的なものなのかについても、ちょっと一言御説明いただけたらと思ったんですが、いかがですか。
○石井(郁)委員 私、先ほどの文化庁の答弁を聞いてちょっと驚いたんですけれども。だから、一部は寄贈という形にするのが、その表現はあれですけれども、返還している部分はやはりあるわけですね、日韓条約に基づいて。あるいはその以後もあると。しかし、今、国立博物館は独立行政法人だから国とは...全文を見る
○石井(郁)委員 このことについて立ち入って余り議論する時間もありませんけれども。  実は、最近では、ことし三月二十七日に、民間団体である朝鮮王室の儀軌還収委員会が北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟と会合して、両団体は、日本の宮内庁が所蔵する朝鮮王室儀軌の七十一種と、重要な経典の貝葉経とい...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたけれども、それはもちろん条約というのはあるわけですけれども、しかし、歴史的な制約もまたあるわけでございますから、絶えず見直していくということも考えなければいけませんし、また、私は、冒頭文化庁が全く調査をする気がないというのは、本当にそれで文化庁た...全文を見る
04月12日第166回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  フリーター、ニート等が社会問題となってかなりになるわけですけれども、きょう私は、若年層の雇用環境、またそれに関する施策の一端について質問させていただきたいと思います。  総務省の労働力調査によれば、十五歳から三十四歳の若者におい...全文を見る
○石井(郁)委員 厚生労働省、政府としても、若年者対策としての、今大臣御答弁ありましたけれども、フリーター二十五万人常用雇用化プランというのが確かにあるわけです。  そこで、この点について伺いますが、これは具体的にはどういう施策として展開して、それで、十八年度の結果もあると思い...全文を見る
○石井(郁)委員 一定の実績もあったので二十五万人とされたというふうに伺ったんですが、なぜ二十五万人なんですかという根拠は要するにちょっと御答弁されませんでしたよね。それは無理ですか、無理だったら、それはそれで結構ですけれども。
○石井(郁)委員 政府は、昨年の十二月だと思いますが、再チャレンジ支援総合プランというのをまとめられたと思います。そのプランによって達成すべき一次目標の中に、二〇一〇年までにフリーターをピーク時の八割に減少というふうにあるんですね。このピーク時というのはいつのことで、何万人のフリ...全文を見る
○石井(郁)委員 私はどうも理解ができなくて困っていたんですけれども、フリーターは年十万人ずつふえている、そして、二〇一〇年になっても要するに百七十四万人のフリーターがあるということですよね。八割に減少するというのは、フリーターは百七十四万人がいますよという理解なんですよね。八割...全文を見る
○石井(郁)委員 私は何かとても、こういうことでしかないのかということでは本当にびっくりしているんですね。つまり、ピーク時、二百十七万人のフリーターがありました、努力をして少しずつ、二十五万人常用化プランとかやっているけれども、二〇一〇年には百七十四万人になりますよ、そのぐらい、...全文を見る
○石井(郁)委員 これは内閣府が出している調査ですから、国民生活調査、白書等々を見ておりまして、いろいろ若年層の意識なども出ておりますよね。そういう中で見ますと、パートやアルバイトで働いている二十代、三十代の男性の七割強、あるいは女性の約七割は正社員になりたいと望んでいる。みんな...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり社会に出る最初のスタートのところで、本当に正社員の口がこんなにどんどん減らされてきている。これは単なる自然成長的に任せるのじゃなくて、今おっしゃったように、やはり企業の戦略として出ている部分があるわけですから、政府としては、やはりそこはきちんと一定の...全文を見る
○石井(郁)委員 済みません。この問題は大変重要な問題だということを指摘させていただきまして、時間を過ぎましたけれども、ぜひ高市大臣には、青少年の担当大臣としても、この問題に取り組んでいただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月13日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案について質問をいたします。  核テロの現状からは、我が国の法整備は必要だと考えるものです。ただいま横山委員からかなり詳しい質疑がございましたので、重複...全文を見る
○石井(郁)委員 次の問題は、先ほど、核テロの予備という問題は何を指すのかという点での質疑がありましたけれども、テロ計画のもとに核燃料物質を購入したり密輸した者としているわけですが、準備ということを口実にして、何でもかんでも取り締まりの対象にならないか。これはあってはならないこと...全文を見る
○石井(郁)委員 予備とか準備とかいいますと、何か、非常に特定がしにくいということがありますので、やはり際限のない取り締まりには決してなっていないんだと、一定の要件を課しているというようなことをちょっと確認させていただいたわけでございます。  それで、きょうは、緊急な問題として...全文を見る
○石井(郁)委員 一つの問題は、先ほど個人名を書かせるのは学力の様子を個人に返す、そして役立てるというようなことを言われましたけれども、小学校では個人名を書かせるが、中学校では書かせていないんですよね。これはなぜですか。
○石井(郁)委員 どうもその説明ではわからないんですよね。最初は、個人名を書かせるのは、その個人に結果を返さなきゃいけないんだという説明でしょう。今度は、マークシートになれていないからだということなんですが、説明がちょっと違うんですよね。  やはり、個人名を書かせるということに...全文を見る
○石井(郁)委員 個人情報の点から万全を期しているとあなた方はおっしゃいますけれども、しかし、受験産業にこの個人データが渡るわけですよね。それで、内部でどうそのデータが使われるのか、万全かどうか、その検証は全然されていない。検証できないんじゃないですか。それがまず一つ問題として残...全文を見る
○石井(郁)委員 文科省としてはそういうことになるのかもしれませんけれども、これは市町村の判断でできることでございますので、そこの辺をはっきりおっしゃったらどうかというふうに思います。そして、そういう例外的な措置を認めざるを得ない状況になっているわけですから、これはもう基本的に無...全文を見る
○石井(郁)委員 契約をちゃんとしているとかいろいろ言っていても、それは契約上の話でありまして、実態はこのようなことが進んでいく。これは重大な問題じゃないですか。  こういうことがやはり起こり得る今回の全国学力一斉テストの実施要領になっているという問題を私は指摘したいわけです。...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の少年法等の一部改正案は、十四歳以上という少年院収容年齢の下限を撤廃し、小学生であっても少年院に収容できるという厳罰化、法を犯した十四歳以下の少年、触法少年や、将来犯罪をするおそれのある少年、いわゆる虞犯少年への警察権...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今の御答弁をちょっととらえて申し上げますと、いろいろな選択肢がふえたという話じゃないと思うんですね。やはり、触法少年に対して、非行少年と言われる子供たちに対してどういう対応をしていくのかというその根本のところが問題だというふうに思うんですね。その根本の原則...全文を見る
○石井(郁)委員 児童相談所の元所長の津崎哲郎さんという方がこんなふうにおっしゃっているんですね。非行対策は一義的には児童相談所の仕事、虐待対応とともに、組織的にも抜本的に手厚くする手立てが必要だ。これは、大体、関係者の認識だというふうに思うんですね。  せっかくですから、大臣...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次の問題ですけれども、今回の改正案で、虞犯少年に対して警察の調査を認めたという問題でございます。  法案によれば、虞犯少年である疑いのある者が調査対象となります。警察官がその気になれば、疑いですから、非常に拡大されるん...全文を見る
○石井(郁)委員 極めてあっさりした答弁に終わっているんですけれども、しかし、虞犯というのは犯罪ではありませんよね。虞犯に対しても警察は積極的に関与、調査するということは、虞犯の事例というか、これを犯罪化することになるんじゃないんですか。そういう点はどうなんですか。
○石井(郁)委員 将来罪を犯す、かくかくしかじかのおそれがあると。おそれということで、いわば警察が子供に乗り出すわけですから。そうでしょう。その段階で子供に調査を始めるということですから。そういうことは、本当に重大な問題をはらんでいますよね、子供から見たら。  だから、私の最初...全文を見る
○石井(郁)委員 これで質問の時間は終わりましたけれども、大変重大な問題をはらんでいるというふうに私どもは認識しております。そのことを申し上げて、終わります。
04月17日第166回国会 衆議院 本会議 第23号
議事録を見る
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、教育三法案について、総理並びに文部科学大臣に質問をいたします。(拍手)  まず指摘したいのは、安倍教育改革の異常さです。  昨年の臨時国会で、教育基本法の改悪を与党単独で強行成立させました。そして、総理直属の教育再生会議を発足させ、教...全文を見る
04月20日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  安倍内閣の教育改革の柱の一つである学力テスト問題で質問をいたします。  全国一斉の学力テストが、来週、四月二十四日実施されることになっております。小学校六年では算数と国語、中学三年では数学と国語、全国すべての学校ですべて...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、この学力テストの結果は公表し、また、学校に順位をつけたり、ランクをつけたりすることになるのではありませんか。
○石井(郁)委員 調査結果の公表は行わないということは御答弁されたと思います。  ところで、総理は、御自身の著書「美しい国へ」の中で、全国的な学力調査を実施し、その結果を公表するべきであるというふうに書かれています。結果を公表するということは総理のお考えではありませんか。
○石井(郁)委員 ランクづけをしないということですが、やはり、公表するということはランクづけにつながるということなんですよね。ですから、総理は、やはりこの中でお書きになっているということは、今の取り組みと違っているというふうにはなりませんか。また、これは撤回すべきではないでしょう...全文を見る
○石井(郁)委員 都道府県や市町村がどのように行うかということと国がどうするかということは全然おのずから別なことでありまして、今、国の対応をお聞きしているわけでございます。  なぜこのことをお尋ねするかといいますと、これは二〇〇五年の十二月、規制改革の民間開放推進会議第二次答申...全文を見る
○石井(郁)委員 確認をしたいんですけれども、個々の学校がどうかということをお知らせするということは当然だと思うんですが、最初の御答弁では、市町村名、学校名を明らかにした結果の公表は行わないということだったと思うんです。そこははっきりしていますよね。
○石井(郁)委員 私はそのことを確かめたわけでございまして、個々の市町村名、学校名は公表しない、それはやはりランクづけにつながるからなんですよ。そのことと総理がお書きになっていることとは違うんじゃないですか。矛盾していませんか。ここはいかがですか。どちらが正しいんでしょうか。
○石井(郁)委員 結果は一切公表しないということは断言されませんでした。だから、将来の方向としては、やはり非常にあいまいな御答弁だったなというふうに思うわけです。  そこで、何が問題かと申しますと、教育再生会議では、先ほども触れましたけれども、学力テストの結果を公表する、学校選...全文を見る
○石井(郁)委員 私どもは、学力テストは、児童生徒の学力や学習状況を把握、分析すること自体は必要だというふうに思っております。ただ、問題は、その目的を達成するために全国一律のいわば悉皆調査、こういうことが必要なのかという問題なんですね。数%の抽出調査で十分ではないのかというふうに...全文を見る
○石井(郁)委員 二十四日に予定されていますこの全国一斉学力テストは、昨年と今年度、両年度含めて予算は九十五億円にも上っています。今述べましたように、子供たちをやはり非常に傷つける学校序列化につながりかねない、私はこういう一斉学力テストはやめるべきだと思います。ましてや、学力テス...全文を見る
○石井(郁)委員 個人名を書かせるわけですから、個人情報の収集ということになりますね。しかも、これは学力テストの調査の目的を超えているんじゃありませんか。生徒の個人情報あるいは家庭生活情報を引き出そうとしているわけでしょう。私は、このような情報をとるのであれば、本人及び保護者の同...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今、個人情報との関係で伺っているわけです。これは本人の同意を得なければならないと法律上なっています。通知をしている、広報しているということとは全然別の話です。同意を得ていないということですよね。  そうすると、これは法律の十六条でも、あらかじめ本人の同意...全文を見る
○石井(郁)委員 実は、事態はそうではなくて、政府は厳正に対処しているとおっしゃいますけれども、このベネッセの方は販売活動というのは問題ないと引き続いて行っているんですよ。こういう実態がございます。  それから、伊吹大臣がおっしゃいましたけれども、実施するということと、本当に本...全文を見る
04月23日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、地方教育行政の問題について、法案の重要な核心的な内容でもございますので、少しお尋ねをいたします。  総務大臣においでいただきましたので、御答弁いただければと思いますが、まず、戦後の教育委員会制度につきましては、...全文を見る
○石井(郁)委員 ところが、こういう考えで当初発足しましたけれども、一九五六年、今日の地方教育行政法ができておりますよね、それで公選制の教育委員会はもう廃止になりました。また、教育長の任命承認制になり、教育委員会の権限縮小という形で、任命制の教育委員会制度というものが実施されてき...全文を見る
○石井(郁)委員 そう変わったわけですが、なぜそのように変わったのかという理由を御説明いただければと思ったんですが、どうでしょう。
○石井(郁)委員 大臣の御答弁では、やはり最初から教育の地方分権という原則、必要性ということが強調されたというふうに理解をしております。  きょうはさらに具体的なことで伺いたいんですけれども、資料を配付させていただきました。見ていただきたいんですけれども、これは文部科学省から教...全文を見る
○石井(郁)委員 もし地方自治体の要請があっても、国として、文科省として、それはちょっと困るということは言えないんですか。
○石井(郁)委員 文科大臣はそのようにおっしゃるわけですけれども、しかし、私のいろいろ聞く範囲では、やはりそこが文科省の指定ポストになっていると。だから、自動的に次々と出向者が出ているということじゃないですか、この表自身が示しているのは。そういう点でいうと、だれがどうこれを要請し...全文を見る
○石井(郁)委員 地方分権一括法で教育長の任命承認制というのが廃止になった、これはやはり地方分権ということを守っていくために必要な措置だったと思うんですが、今、実態を見ますと、大変、まさに、教育長というポストに文科省から役人が行っている。これが果たして国の権限の強化につながらない...全文を見る
○石井(郁)委員 私、その後、大変重要なことがちょっとわかりましたので。この額自身も大変高額だというふうに思います、これは国費として支払われるわけですから。  そこで、このベネッセの教育研究開発センターがこういう雑誌を発行しているんですね、ビュー21という雑誌ですけれども。これ...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りましたので、以上で終わります。  大臣、言いますか、一言。ではちょっと簡単に、初中局長。
○石井(郁)委員 どうも、時間を超過しましたが、この答弁は文科委員会でも私はお聞きしたところでございますが、大変重大な問題をはらんでいるということを申し上げて、きょうの質問を終わります。
04月25日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、学校教育法改正案についてお聞きをしたいと思います。  四十二条が新設されております。このようにあるんですね。「小学校は、文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果...全文を見る
○石井(郁)委員 これまでも自己評価というのは小学校、中、高等学校の設置基準で各学校に課されてきたというふうに思うんですね。今度はこれが法律で定められるということになりますから、極めて義務づけということでは課されるということになるんですね。  今お話しのように、大臣が定める基準...全文を見る
○石井(郁)委員 評価項目は文科省としてお決めになるということは言われました。その評価項目の内容、その内容はこの委員会審議でお出しになりますか。その評価項目の、何を基準で評価をするのか。評価というのはそういうことですよね。どういう基準で評価されるのか、そういう評価の基準、その項目...全文を見る
○石井(郁)委員 そういうちょっと矮小化をした御発言はされない方がいいと思うんですけれども。  それじゃ伺いますけれども、「教育活動」とあるんですね。教育活動という中には授業は入りますか。
○石井(郁)委員 私は、やはり大変重大な問題だと思います。学校の授業、どんな授業かということも、国が決める基準のもとで評価の対象となるということですよ、そうでしょう。そうすると、この評価の項目にどういうものが入るのか、評価の基準に何が入るのか、それをやはり当然当委員会にきちんとお...全文を見る
○石井(郁)委員 伊吹大臣は重要な場面ではいつもそういう御答弁になるんですけれども。国会がお決めになることですと言われるようなことがあったと思いますけれども。  やはり、この条文は、「評価」をする、それは教育活動です、学校教育活動すべてが入ってくるということが一つ重要問題です。...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、最終語尾は、「その教育水準の向上に努めなければならない。」ですから、小学校、ある学校が努めているか努めていないかということもこの評価の中に入るわけですよね。  ということで問題にしておりまして、きょうはそれ以上のことを時間の関係であれですけれども、文科...全文を見る
○石井(郁)委員 私はとても承服できません。  やはり、こういう重大な問題で、省令にゆだねると大臣はおっしゃいましたけれども、省令には私たちは白紙委任できないと思うんですね。やはり国会でこれは審議すべき内容だというふうに思いますので、ぜひ、これは委員長、理事会でお諮りいただきた...全文を見る
○石井(郁)委員 よろしくお願いします。  もう残り時間でなんですけれども、きょう、私はもう一本、先ほど来議論の教免法関係を議論したかったんです。  最初に一つ二つ確認だけさせていただきますけれども、指導力不足教員への対応というのは、二〇〇一年、地方教育行政法の改正で都道府県...全文を見る
○石井(郁)委員 この点についても、各都道府県、いろいろと定義の内容があるかというふうに思います。大変抽象的なものから具体的な内容まであるかというふうに思うんですね。  そこで、その指導が不適切な教員には、私は、当然に、疾病、精神疾患などは含まれないと思いますが、これは確認でき...全文を見る
○石井(郁)委員 分限にするというのも大変重大な発言なんですけれども。  しかし、問題にしたいのは、指導力不足教員という定義で、現在、福島県とか大阪府など六府県・三政令市では、そういう精神障害等により指導力を発揮できない教員などを指導力不足教員という定義にわざわざ加えているとい...全文を見る
○石井(郁)委員 今の答弁も大変重大な答弁だと思いますので、これはまた次回に議論したいと思います。  以上で終わります。
04月26日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、当委員会の審議のために参考人としておいでいただきまして、本当にありがとうございます。  早速質問に入らせていただきます。  梶田参考人に伺いたいと思いますが、教員免許の更新制は、中央教育審議会で検討されまして、...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  時間の関係もありますので、よろしくお願いいたします。  高倉参考人に伺いたいと思いますが、今、いろいろ議論が出ておりますけれども、やはり、教師になろうという人は、子供の教育に喜びや生きがいを感じて選んでいらっしゃるというふうに...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  やはり、研修というあり方、どういう内容で何をすることが、教師にとって本当に役に立つ、また力量の向上になるのかということだろうと思うんです。  この点で嶺井参考人に伺いたいと思いますけれども、よく私どもが聞くのは、嶺井参考人も...全文を見る
○石井(郁)委員 私自身もちょっと教職を目指した一人でもあったんですけれども、やはり、みずから学ぶという時間、いろいろなものを、各ジャンル、専門性だけじゃなくて、文化的なことも含めて、本当に人間らしい生活を教師自身がする中で豊かな教職活動ができていくんだろうと思うんですが、今、勝...全文を見る
○石井(郁)委員 もう少し時間がありますので、勝野参考人は、最近、学校での成果主義とか評価ということが非常に教職員の仕事の性質を変えているんじゃないかという御指摘をされたことをちょっと見たんですけれども、これはどのような実態とどういう問題点をはらんでいるんでしょうか、お聞かせくだ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点、これも勝野参考人に伺いたいんですけれども、先ほどの意見陳述の中の最後に、教師の心性、マインドの変化を促進するんじゃないかということを言われまして、これは私も大変重要な問題と受けとめたものですから、最後にお聞きをしたいと思います。  今、教師に対してあ...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。  以上で終わります。
04月27日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  伊吹大臣からはいろいろと問題を振られておりまして、それはそれとして、また御質問の機会もあろうかと思います。  きょう、私は、教育職員免許法の一部改正案について御質問をいたします。  今、教員は、二〇〇二年に定められた教...全文を見る
○石井(郁)委員 今御答弁いただきましたように、校内研修、校外研修、この日数を合わせますと、合計三十六・六日、約一カ月強になるかと思います。  今回の免許更新制の研修で、この十年経験者研修、すなわち免許更新制にかわるものとしてこれは導入されたわけですが、その研修と、今度は本格的...全文を見る
○石井(郁)委員 そういういろいろ、形式的というか、説明はできるかと思いますが、私は、本当に現場は大丈夫なのかなと。いずれにしても、十年前後で二度の研修という場面に当たる教員もいることは確かですよね。しかも、十年というと本当に学校の中心的なメンバーでございますし、今学校が、いじめ...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に社会状況、また時代は刻々と変わっております。今回の免許更新も、十年でリニューアルするんだということが理由として出されましたが、これは、いかにも十年というのは長過ぎる。十年一昔ですけれども、長過ぎるという感じがありますし、感じというか、こういうことが理由にな...全文を見る
○石井(郁)委員 きょうお配りしたのは、私どもの党が予算委員会の要求資料として求めたものでして、今お話しの教員勤務実態調査の暫定集計より文科省が作成していただいたものでございます。  今御答弁いただきましたけれども、本当に、授業の準備というのは四十五分、しかも校内研修時間が七分...全文を見る
○石井(郁)委員 今大臣の御答弁からも、これはもう、一日の勤務時間、そして内容等も非常に過密だ、過重だということは言えると思うんですね。  きのうも参考人質疑の中で勝野参考人が言われていましたけれども、やはり教師は子供と向き合っていい授業をしたいということなんだけれども、そのこ...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一問だけお願いします。  昨日でしたか、私の質問で、指導が不適切な教員の定義のことをお尋ねいたしまして、そこには精神性疾患者は含まれないということを答弁されたと思いますが、これは改めて確認できますね。短くどうぞ。
○石井(郁)委員 私の質問に答えていないんですよ。  不適切教員の定義には含まれない、先日もそう答弁したと思いますけれども、別な角度からそれを答弁されているので、その定義に含まれるか含まれないか、これだけです。はっきり言って、イエスかノーかで。
○石井(郁)委員 それでいいです。  最後に、それだったら、不適切教員の定義に含まれているところがあるんですよ、いろいろ県によって。福島、大阪、六府県が入っています。これは正しくないということが言えますね。これだけ最後にお聞きします。
○石井(郁)委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
05月07日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○石井(郁)委員 おはようございます。日本共産党の石井郁子です。  地教行法の一部改正に関する法律案について、特に第四十九条「是正の要求」、五十条「文部科学大臣の指示」についてきょうはお尋ねしたいと思います。  改めてお聞きしますけれども、この是正の要求、指示について、地方自...全文を見る
○石井(郁)委員 確かめますけれども、これまでは、国からの是正の要求あるいは指示は出されなかったということですよね。それは、今までの自治法と今度の新しいものとは違うんだというのが御答弁かと思うんですけれども、しかし、今まではとにかく出されなかった。その出されなかった理由というのは...全文を見る
○石井(郁)委員 少し具体的に、もっと踏み込んでお尋ねしたいと思いますけれども、その四十九条がこのように書いていますね。「都道府県委員会又は市町村委員会の教育に関する事務の管理及び執行が法令の規定に違反するものがある場合又は当該事務の管理及び執行を怠るものがある場合において、児童...全文を見る
○石井(郁)委員 一つ一つのケースというのをずっと挙げるのは難しいだろうと思いますが、しかし、だからこそ、やはり余り幅を持っても大変だ、また、具体的に絞るのもいかがかといういろいろな問題があると思うんですね。  この問題は、地方からも、地方団体もやはり大変反対をしてきた問題だと...全文を見る
○石井(郁)委員 四十九条ということではないかもしれませんけれども、実は、私、驚くような文書をちょっと見たんです。  これは、四月二十三日に文部科学省が教育再生会議に提出した、報告された文書というのがありますけれども、これは地教行法も含んで「教育三法案の持つ意義」なんです。「教...全文を見る
○石井(郁)委員 いや、確認しますけれども、では、四月二十三日に、これは文部科学省提出なんですよ、教育再生会議に。これは出していますよね、ホームページにちゃんと出ておりますから。しかし、ここにはっきりと書いているじゃありませんか。申し上げたとおりに、「「是正の要求」ができるよう」...全文を見る
○石井(郁)委員 いや、四十九条が、「生徒等の教育を受ける機会が妨げられている」「教育を受ける権利が侵害されている」、こういう文言になっているわけでしょう。そして、その例として、未履修の放置だということが挙がって、もう一つが、今言ったように国旗・国歌を指導しないということにありま...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、子供の教育権の侵害ということがあるので非常にこれは重大だと思っているんですよ。  大臣は事あるごとに、国会でお決めになって法律があるからそれを守れ、こうおっしゃいますけれども、やはり、子供の教育権という意味でいうと、国民の権利、子供の権利ということでいう...全文を見る
○石井(郁)委員 もう終わりますけれども……
○石井(郁)委員 今後の議論にゆだねたいと思っております。お聞きしました。
05月08日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  私、まず田村参考人と植木参考人に伺いたいと思いますが、学校現場の実情といいますか、教職員が置かれている状態、かなりリアルにお述べいた...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。  文部科学省の調査でも、小中学校の教員の一日の平均勤務時間が十時間五十八分なんですね。非常に残業が多いということも今問題になっておりますけれども、私は、やはり基本的にはもっと教師をふやさなければこの事態は解決しないというふうに思っており...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  次に、藤田参考人に伺いたいと思いますけれども、たくさんの論点をお示しいただいて大変参考になりました。その中で、やはり今回の法律の中で、文部科学大臣の教育課程の決定権あるいはいろいろな分野での権限強化ということが強調されたというふうに...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点、最後のところで、教育の再生ということで、これはどういう方向に日本の教育が行くのかということを述べられたところがあると思うんです。一九八〇年代からの教育改革というのは、かえって教職員の多忙化あるいは教育のゆがみをずっと促進してきたんじゃないかとか、今日の...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  佐貫参考人に伺いたいと思いますが、大変時間が少なくなって申しわけないんですけれども、強調されましたように、今回の改定案では、義務教育の目標に、たくさんの徳目、そして態度を養う、初めてこれは入ったんですよね。  態度を養うということ...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に時間ですので以上で終わりたいと思いますけれども、佐貫参考人には、先ほど、学校の現場で本当に教職員が協働性、連帯性というか、そういう中で子供たちに全体として当たっていくというような話を伺っておりまして、なるほどというふうに思いまして、その点もぜひ伺いたかった...全文を見る
05月10日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。最後の質問になりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。  今、法案審議中の国会ですけれども、この三法案の審議に当たって、それぞれのお立場から率直にきょうは問題点を御指摘いただいたと思っています。また、地域やそれぞれの学校...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、今回の法改正では、やはり地方分権の流れに逆行する中身になっているんじゃないかという問題は依然としてあるんですね。それが先ほど来議論されている地教行法の四十九条、五十条の問題の是正の要求また指示という中身でございますけれども、これは、昨年来のいじめ隠しとか...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の三法があるわけですけれども、教育委員会のあり方、教育委員会の機能回復といいますか、そういうことが改めてクローズアップされたというふうに思うんですね。これは国民的にも議論するということで、大変大事だというふうに私は思うんです。  そこで、ちょっと一般論にな...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  私もおおむねそういうような考えに立っているんですけれども、やはり、地域の教育は地域で行うという原則は、私は、戦後確立されてきた原則でもありますし、本当にもっともっと大事にしなくてはいけないというふうに思っています。  そういう...全文を見る
○石井(郁)委員 本当に、ぜひ皆さんのそういう御苦労やまた努力にこたえるような国会の審議でありたいというふうに思っておりますし、きょういただきました御意見を参考にしながら、さらに慎重な審議を国会としても尽くしていきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。...全文を見る
05月15日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第11号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、地教行法の一部改正案を中心として、参考人としておいでいただきまして、また貴重な御意見、それぞれ伺うことができました。本当にありがとうございます。  まず、市川参考人と中嶋参考人にお聞きをしたいと思いますが、戦後、...全文を見る
○石井(郁)委員 中嶋参考人にも同様の趣旨の質問でよろしくお願いします。
○石井(郁)委員 中嶋参考人は愛知県犬山市で教育委員も務めていらっしゃるということでございますので、ちょっとその点に関して伺うんですけれども、犬山市が、先ごろ行われました全国一斉学力テストに不参加を決められたわけですが、それで、不参加を決めるに至った法的根拠についてちょっと改めて...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもいろいろありがとうございます。  全国学力テストをめぐっては、本当にさまざまな議論があるかと思いますし、また、これからも真剣に尽くしていかなければならないというふうに思うんですが、やはり、学力とは何かという定義もありますし、中身もありますし、また、私は今...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございます。  私も、先ほど来の、本当に、学び合うとか助け合う教育ということが、今、これから日本の社会、子供たちに求められていると思いますし、地域には本当にいろいろな、今教育再生と言われていますけれども、再生の芽というか力というのがあるんだと思...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の法案で提出されております副校長とか主幹とか、そういう人たちが本当に教師の多忙化を解消する一助になるのかどうかというのは私は大変懸念があるところでございまして、本当に教師が今多忙で、また健康破壊と直面しながら勤務している実態からすると、定数改善が今見送られて...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。  以上で終わります。どうもありがとうございました。
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、三人の方々、それぞれのお立場からの貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  国と地方の教育行政のあり方、あるいは責任、権限の分担といいますか、どうあるべきかというようなことも今回の法改正...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございました。  同じような観点で八木陳述人にも伺いたいと思うのです。  未履修問題では大変苦渋の中でいろいろ対応されたというふうに思うのですが、今も出ておりますけれども、今回の是正の要求、指示という問題が、これを一つの、私たちは口実というふうに言...全文を見る
○石井(郁)委員 ありがとうございます。  次に、評価の問題をそれぞれお述べになりましたので、これは西川陳述人と八木陳述人に伺いたいと思うんです。  もう既に学校評価はいろいろな形で工夫されて行われていらっしゃるということですし、加えて、今度は国として、評価の項目、教育活動も...全文を見る
○石井(郁)委員 同じ質問で八木陳述人にお願いします。  とやま型の評価システムを既に開発されていらっしゃるというお話でしたので、それと今度国が行うということの関係について御意見をお聞かせください。
○石井(郁)委員 それでは、最後に一問、大きな質問になるかと思うんですけれども。  ずっと教育改革ということがもう十年、二十年来言われてきておりますから、これはある現場から、これは公聴会の御意見だったと思いますが、教育改革と言われてテンポが速過ぎる、現場が振り回されているという...全文を見る
○石井(郁)委員 どうもありがとうございました。以上で終わります。
05月16日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、民主党案につきまして最初に二問ほど質問をさせていただきます。立法趣旨を確認するということでございますので、よろしくお願いをいたします。  一点は免許更新問題でございます。  民主党案は、百時間の講習を設定して...全文を見る
○石井(郁)委員 もう一点でございますが、教育委員会制度のことなんですね。  民主党案では、教育委員会を廃止するというふうにあるわけでございまして、首長が担当するということになっています。これは参考人質問でもいろいろ議論がありましたけれども、教育の中立性確保、地方分権、地方自治...全文を見る
○石井(郁)委員 その態度は後ほどにいたしまして、大事な論点でございまして、閣法とともにしっかり議論をさせていただきたいというふうに思っております。  きょう、官房長官に最初に一点お伺いさせていただこうと思います。  安倍総理が、靖国神社の春季例大祭に合わせて、内閣総理大臣安...全文を見る
○石井(郁)委員 内閣総理大臣安倍晋三と木札をつけて出されたというのは、テレビの画面でも映し出されておりましたから、事実なんだろうというふうに思うんですね。総理という肩書で神事に供え物を奉納した、神社側もありがたいというふうに歓迎していたという報道もされていました。  私は、や...全文を見る
○石井(郁)委員 官房長官にはこれ以上の答弁が出ないかと思いますけれども、しかし、納得できる答弁ではございません。また、規範意識からしても全くおかしいと言わざるを得ないと思います。  これはまた別途の問題にいたしますので、ここまでにいたしますけれども、きょうは、この規範意識に関...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣は、さらに委員会の質疑の中で、この規範意識については、「五人いれば五人とも、その人の人生観、価値観が違います」と。「政党によって政治の理念が違いますから、おのおのが持っている規範、あるいはおのおのが持っている価値観というものは違ってくると思います。」とお述べ...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、条文に即してもう少し伺いますけれども、この学校教育法二十一条一号、このようにあるんですね。「学校内外における社会的活動を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度」な...全文を見る
○石井(郁)委員 そういう説明を伺うんですけれども、こういう四点を目標ですと。そして態度を養う。子供は個々に、現実の姿としてあるわけでしょう。それはどんな態度になるのかという問題は、全然やはりイメージがわきませんよね。  それで、こういう目標、義務教育で目標を達成する。そして、...全文を見る
○石井(郁)委員 私の意図を大臣なりに酌み取っていただいているんですが、目標達成、しかも態度ですからね、これはどんな態度で評価になるのかということで、点数ではないとおっしゃいましたが、そういう態度というのはやはり評価はできないということで考えてよろしいですか。
○石井(郁)委員 四つの目標があると言われましたけれども、これは本当に言葉で言われているだけなんですよね。例えば「自主、自律及び協同の精神」ということ、それは道徳の授業の中でどういうものをもってその精神というのか。事柄は、教育は具体的ですよね。それは全然イメージがやはりわかない。...全文を見る
○石井(郁)委員 大臣とこの議論になりますと、目標を持つことはいいことであって、そういう努力をすることはいいことじゃないのかという一般論になりますけれども、私が今ここで伺っているのは、やはり規範意識、態度、それぞれそれは価値観が異なる、こういうものを形で評価していくということはい...全文を見る
○石井(郁)委員 子どもの権利条約は、我が国では一九九四年に批准をしています。ですから、もう十年少したっているんですね。これは、最初は二年に一遍、政府は国連に対して、勧告があって、実施状況の報告を出さなきゃいけません。昨年、三回目で五年ごとの政府報告書を提出する年になっておりまし...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり再生会議の議論の中で、子供の権利あるいは権利条約の実施状況、そういうことが議論されていないというのは大変問題だというふうに一つ思っています。  それと、これは最後になりますけれども、この権利条約、外務省は報告書を出すべきでないとかあるいは子どもの権...全文を見る
05月16日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  教育三法案につきまして、きょうは本当に短い時間でございましたけれども、それぞれのお立場から率直な御意見をお述べいただきまして、お聞かせいただきました。心からお礼を申し上げます。  幾つかの論点、重ならないように私も質問し...全文を見る
○石井(郁)委員 田中公述人に伺いたいと思います。  今の教師たちが何に困っているか、何を求めているか、特に子供との関係で悩みが深いということを実例も挙げてお話しいただいたと思うんですが、そういう、今の子供たちが抱える、田中公述人の言葉によれば緊張や不安やおそれ、いら立ちという...全文を見る
○石井(郁)委員 田中参考人にもう一点伺いたいと思うんですが、今の話に関連いたしまして、先ほど世界の教育改革の動向ということも触れられましたので、今、日本がとっている、そういう管理目標を学校現場に押しつけるというか実践させるというようなやり方、そして競争が非常に強まっていくという...全文を見る
○石井(郁)委員 米浦参考人に伺いたいと思います。  今、学校の評価、自己評価という形でかなり各学校が取り組んでいるというふうに思いますが、今度の学校教育法の改正の中で、文部科学大臣が定めるところで教育活動、学校運営について評価を行っていく、そして点検もしていくというような項目...全文を見る
○石井(郁)委員 評価の問題も、いろいろ考えがあると思いますけれども、本当に、その地域の学校、その学校をみんなでつくっていくという立場で、私は、そのみんなの中に生徒も含めて考える、そういう実践が行われているということはやはり日本の教育のすばらしい発展の一つを示しているというふうに...全文を見る
○石井(郁)委員 少し時間が超過いたしましたが、本当に貴重な御意見をいただきました。これからの審議に大いに生かしていきたいというふうに考えております。  本日は、ありがとうございました。(拍手)
05月17日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第13号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、文科省にお聞きをいたします。  新教育システム開発プログラムというのを進めていると思いますけれども、説明していただきたいと思います。
○石井(郁)委員 日本青年会議所が提案団体となっている地域の力による学校教育の実践と検証というのが、文科省の新教育システム開発プログラムに採用されています。文科省事業として全国で実行されようとしているんですけれども、この事業には幾らの予算がついていますか。
○石井(郁)委員 れっきとした文科省の委託事業として行われているわけでございますけれども、この事業について、ホームページで見ますと、このように書いてありました。  このたび、「誇り」、これはDVDのアニメーションなんですけれども、日本青年会議所が作成した歴史教材を用いた近現代史...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、その中身は、近現代史プログラムということをもって学校でいろいろな実践をしているということがあるんですね。  そこで、総理に伺いますが、この「誇り」というアニメーションのDVD、御存じですか。
○石井(郁)委員 たしか総理は、このDVDなんですけれども、青年会議所会頭の方と対談をされて、昨年の十二月ですけれども、そこで渡されて、ぜひ教育再生の参考にしたいというお返事をされたと思うんですが、それは間違いありませんね。
○石井(郁)委員 それはしっかりこの雑誌にあるんです。「誇りある日本国を創るために」、総理大臣安倍晋三と池田佳隆日本青年会議所の会頭、この対談の中から私は見せていただきました。  私は、このアニメーションのDVDを実際に見て、びっくりしたわけでございます。きょう、これは実物なん...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今のお話の限りで、これを共産党の視点だと言われるのは本当に心外ですね。とんでもないですよ、総理。どこからそんなことが言えるんでしょうか。  つまり、あの戦争を、自衛のための戦争だ、アジア人の解放のための戦争だった、こういう指摘でいいのかということを言って...全文を見る
○石井(郁)委員 確かにしっかり見ていただきたいと思います。本当に見ていただきたいと思います。そして、ちゃんとシナリオもございますから、これ見ていただきたいと思います、読んでいただきたい。  私はその中を御紹介したわけです。それがどうして共産党の立場なんですか。御紹介しただけで...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、文科大臣の御答弁は問題のすりかえだと思います。やはりやってはならないことなんですよ、こういうことは。だって、政府の公式見解。  そして今は、歴史認識、戦争認識については厳しく問われているときじゃないですか。そしてまた……(発言する者あり)もちろんそうです...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の教育三法案に反対の立場から討論します。  まず、学校教育法等の一部を改正する法律案は、我が国を愛する態度や規範意識などの徳目を義務教育の目標にし、それらの態度を養うことは、時の政府が掲げる特定の価値観を子供たちに強制し、憲...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 本会議 第32号
議事録を見る
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる教育三法案に反対の討論を行います。(拍手)  三法案は、改悪教育基本法の具体化を図り、我が国の教育制度を根本から転換し、国の関与と統制を強化するもので、憲法と教育の条理に反するものと言わざるを得ません。しかも、これら三法案は、安...全文を見る
05月24日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
議事録を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 不登校の状態の子供の問題につきましては慎重な対応が求められるというふうに思います。  児童の健康、安全への配慮を怠っているというような場合があって、児童が登校を希望しているにもかかわらず保護者が登校させないというようなときには、児童虐待防止法二条三号...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 児童虐待防止法の第五条では、児童の福祉に職務上関係のある者は児童虐待の早期発見に努めることとされておりまして、具体的には、学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健師、弁護士というのが明記されているところでございます。このほか、歯科医師などもその職務...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 今御説明いただきましたように、歯科健診が児童虐待の早期発見に有効であるということは承知しておりますし、大分一般的な認識にもなってきているかというふうに思います。  本当にいろいろ御説明いただきましたけれども、委員の方がいろいろ取り組んでおられて、こう...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 私も最初の児童虐待防止法から今日までかかわってまいりまして、本当に法制定七年たったなという感慨もございますし、またなかなか減らないということで歯がゆい思いも当然しているところであります。  しかし、やっぱり法整備ができたことで随分前進した面はそれぞれ...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) いわゆるネグレクトとは、児童虐待防止法の第二条三号でこのようにしています。「児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 委員御指摘のとおりでございまして、本当に社会全体の在り方として考えなければ、やっぱり虐待の問題、本当に根本的に解決につながらないと思います。ただ、今の御質問は、しかしこの法には直接どうこうということではないと思いますし、法改正に当たって超党派の議員でそ...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 児童虐待の対応というのは、子供の生命、身体の安全に直結することもあることから、子供の保護が最優先に行われるべきものだというふうに認識しております。  こうした子供の保護を最優先にした対応というのは、保護者との峻烈な摩擦が生じる、対立関係を招くとの指摘...全文を見る
○衆議院議員(石井郁子君) 本当に親への支援というのがやっぱり重要だと、まだまだこれから充実させていかなきゃいけない課題だということは十分認識しているところでございますが、児童虐待の防止に当たっては、まずは児童虐待の発生を予防するということが肝心、重要だと。育児不安を抱える保護者...全文を見る
06月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  五月十七日の教育再生特別委員会で私は、日本青年会議所が中学校などでいわゆる靖国DVDを上映している、それで、グループディスカッションを行っているという問題を取り上げました。きょうは、この問題に関しまして質問いたします。  改めて...全文を見る
○石井(郁)委員 おかしいですよね。授業を行う、そのために補助教材というのが必要になってくるわけでしょう。授業を行うということは審査するけれども、補助教材は審査の対象にならない、そういうことなんですか。もう一度お答えください。
○石井(郁)委員 このプログラムの採択に当たっては、文科省としては審査基準というのを一応設けていると思うんですね。私、見ましたけれども、形式要件の中には三項目ありまして、「仕組みの見直しにつながるものであること」「費用対効果など、客観的な検証が可能であること」三つ目に「国の教育政...全文を見る
○石井(郁)委員 同じ答弁を繰り返していらっしゃるわけでありまして、それは本当におかしいですよ。納得できない答弁だということを私は重ねて申し上げておきます。  この日本青年会議所はこのように言っているんです。二〇〇七年度協働運動が文部科学省新教育システム開発プログラム研究事業に...全文を見る
○石井(郁)委員 同じ答弁の繰り返しなんですけれども、私、御紹介したでしょう。当初は、この「誇り」、近現代史教育プログラムが認定されましたとはっきり言っていたんですよ。今それは消していますけれどもね。本当にそういう同じ答弁で、とても納得ができない答弁を繰り返しているわけですけれど...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、日本青年会議所からの、地域の力による学校教育の支援の実証と検証が審査されたとき、この審査機関である第三者有識者会議、ステアリングコミッティーですね、このメンバーには、日本青年会議所の会頭の池田氏は入っていましたか。
○石井(郁)委員 今お聞きしましたように、この有識者会議のメンバーは十人だと。私もメンバーをいただきましたけれども、各分野別といいますか、そういう形で選ばれているんですね。ところが、団体という枠で一人なんですよ。団体が一団体、一人です。その方が今取り上げております日本青年会議所会...全文を見る
○石井(郁)委員 審査機関である第三者有識者会議ですよね、その十人のメンバーの一人、しかも団体枠ではただ一人という形で入っている。あなたが何度もおっしゃるように、全国展開をするという。まさにこういうDVDを使って全国展開をするというのは、本当に重大なことじゃありませんか。  私...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、検閲という問題と同列にできないことだと思うんですね。国自身が国の教育政策に反しないと言っているじゃないですか。そういう基準を設けている。ですから最初から、その基準に照らしてどうなのかということを言っているわけですよ。ぜひ大臣、そういうすりかえをしないでいた...全文を見る
06月08日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  大阪大学と大阪外語大学の統合につきましては、両大学の間での合意に基づくものと理解をしておりまして、賛成するところでございます。  そこで、きょうは、今も話題になっておりますが、国立大学の運営交付金の問題について質問をさせていただ...全文を見る
○石井(郁)委員 運営費交付金というのは、やはり大学の教育研究の根幹なんですね。ここが減らされているということが本当に重大問題なんです。この結果、各大学でどのような教育研究の実態があるのか、私はそこを今見るべきだというふうに思うんです。  これは、ある大学の組合の調査によります...全文を見る
○石井(郁)委員 私、「国立大学への誤解」というこのペーパー、文科省がつくっていらっしゃいますけれども、それを見ますと、本当に驚くような数字が出ているんですね。これは、工学系の研究科、工学部で、院生など一人当たりの研究経費、教育費は月に三万円程度だと。文科系に行くと月に一万円程度...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはりそういう文科省の姿勢では、財務省に本当に太刀打ちできるんだろうかというふうに思うんですね。  なかなか調査が難しいこともあると思います。しかし、厳密な調査ではなくても、私は、当面サンプリングでもいいと思います、その点では。実態はどうなっているのか、...全文を見る
○石井(郁)委員 責任問題ということでおっしゃいましたので、あえてなんですが、そういう点でいうと、本当に、法人化の審議のときの大臣の御発言、御答弁こそ、責任をとっていただきたいということが大きくございます。  それで、次に。  さらに問題なことは、今出ておりますように、運営費...全文を見る
○石井(郁)委員 数字としてちょっとお示しいただけませんか。文科省の数字だと、交付金のそういう配分の方法を変えることで一体どれだけの大学が生き残れるのか、地方大学がどうなるのかというような問題について。
○石井(郁)委員 私も、運営費交付金を科研費で配分していくとどういうふうになるか、そういう計算自身が非常に一面的というか、大学全体を見ていないということになりますから、そういう試算自身がいかがかというのはそのとおりだと思うんですよね。ぜひ大学を全体として見ていただきたいというふう...全文を見る
○石井(郁)委員 私ちょっと訂正します。先ほど、教員の免許更新で、十年で更新をするということのために、何か教員養成大学を充実しなきゃいけないみたいにとられては困りますので。私は、言うまでもなく、この免許更新そのものに反対ですから。それとは別個な意味で、教員養成系大学というのは、充...全文を見る
○石井(郁)委員 時間が参りました。終わります。
06月14日第166回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、放課後子どもプランについて質問をいたします。  この四月、平成十九年度から、文科省、厚労省所管のもとで放課後子どもプランが新しく展開しているところですけれども、各自治体でもいろいろと取り組みが始まっていると思います。 ...全文を見る
○石井(郁)委員 文科省に再度伺いますけれども、今年度の目標は言われましたけれども、昨年度で結構ですよ。十八年度は何カ所ありましたか。
○石井(郁)委員 今、スタートした現状でどのくらいになったかということをつかんでいらっしゃらないという話なんですが、しかし、どうも八千三百よりは少ないんじゃないでしょうか。それはいかがですか。
○石井(郁)委員 たびたびの質問で恐縮でもあるんですけれども、文科省に。これは新規事業で、文科省としては大分華々しい宣伝のもとに進められておりますからあえて伺うんですけれども、やはりなかなか進まないというか、難しい事情があるようだということについては、その原因というのは何だとお考...全文を見る
○石井(郁)委員 それで、もう一点、これも文科省に伺っておかなければなりません。  地域で、地域子ども教室をいろいろ進めていくだとか、放課後子どもプランとして行動を進めていくということでのシンポジウムを開いたり、いろいろしていらっしゃるようなんですけれども、これは、ある県でこう...全文を見る
○石井(郁)委員 私もおやと思ったものですからお尋ねしたわけですが、しかし、このプログラムを見ますと、そこには文科省の生涯学習政策局生涯学習推進課専門官の方がゲストとして出演されているんですよ。だから、文科省はこういうことをお認めになったのかなと思うじゃないですか。いかがですか。
○石井(郁)委員 政府の施策ですから、やはり誤ったことを進められては困るわけで、しかも、現場も新しい事業として、この地域子ども教室と放課後児童クラブ、これをどのようにそれぞれが充実させていこうかというときですから、こういう間違った理解を振りまいてもらいたくないということを強く申し...全文を見る
○石井(郁)委員 そのような御答弁ですけれども、しかし、これを見る限りでは、やはり非常に一面的じゃないのかな、一方の側しか述べられていないんじゃないかなと思わざるを得ないんですよ。  というのは、これは政府の御説明ですけれども、二つの事業について趣旨が書かれておりますよね。放課...全文を見る
○石井(郁)委員 今年度の早い時期に厚労省としてお示しするということで、ぜひそれを待ちたいというふうに思います。  今説明ありましたけれども、財団法人のこども未来財団、本当にしっかりとしたガイドラインに関する調査研究を発表しておりまして、私は、ここまでいろいろ調査研究が進んでい...全文を見る
○石井(郁)委員 こういう実際というか実地に基づいた、そして考え方としての立派な研究がありますから、この放課後児童クラブのガイドライン、ぜひしっかり検討、俎上にのせて、いい内容につくっていただきたいということを要望しておきたいと思います。  最後になりますけれども、大臣に、今ま...全文を見る
○石井(郁)委員 ぜひその方向で進めていただきたいというふうに思います。終わります。
06月29日第166回国会 衆議院 本会議 第49号
議事録を見る
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、安倍内閣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  まず、安倍内閣と自民、公明の与党が、昨日、参院厚生労働委員会において一方的に審議を打ち切り、社会保険庁解体・民営化法案と年金特例法案の採決を強行した上、本日の参院本会議で強行成立さ...全文を見る
08月07日第167回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○石井(郁)委員 ただいまのやまぎわ大志郎君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石井(郁)委員 御異議なしと認めます。よって、小宮山洋子君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長小宮山洋子君に本席を譲ります。     〔小宮山委員長、委員長席に着く〕
09月10日第168回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○石井(郁)委員 ただいまの萩生田光一君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石井(郁)委員 御異議なしと認めます。よって、玄葉光一郎君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長玄葉光一郎君に本席を譲ります。     〔玄葉委員長、委員長席に着く〕
10月24日第168回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  保坂委員に続きまして、私も教科書検定問題について質問をいたします。  先日の大臣あいさつの中で渡海大臣は、「沖縄の集団自決に関する教科書検定の件については、沖縄県民の思いを重く受けとめるとともに、教科書検定の公正中立性の確保に十...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、公正中立に行われていれば、今日のような、こういう沖縄の県民挙げての皆さんの御要望とか、あるいは大きな社会問題というふうになってないだろうと思うんですね。そういう点で、きょうは幾つか確かめもさせていただきたいと思うんですけれども。  まず、先日、予算委員会...全文を見る
○石井(郁)委員 学部、専攻をおっしゃいませんでしたけれども、これは本人の了解が得られなかったということなんですか。
○石井(郁)委員 ここで個人情報を盾にとられて。おかしいですよね。だって、文科省の職員なんですから。何で卒業学部、学科、専攻を言えないんですか。しかも、明らかにしてほしいと。  これは大事なんですよ。何で個人情報、了解を得ないんですか。得て断ったのなら、それはそういうこともある...全文を見る
○石井(郁)委員 非常に何か、隠そう隠そうとするところが見えるわけですけれども、これ自身が非常に問題だというふうに思うんですが、伊藤隆氏と照沼氏、村瀬氏は、伊藤氏が東大文学部助教授だったときにこの二人との師弟関係があるわけですね。  それだけじゃないんですね。もう一つの問題は、...全文を見る
○石井(郁)委員 次に、審議会について伺いますが、教科書検定審議会に日本史の小委員会がありますね。この日本史の委員の、近現代の専門家についてお名前を明らかにしてほしいと思います。
○石井(郁)委員 何でこの審議会委員の、専門委員の名前は出せないんですか。おかしいでしょう。公正中立な審議会だ、そこで学術的に審議を行っているというわけですから、どういうふうにそれが行われたのかという点で、どなたがその専門委員なのかということは最低必要な、明らかにすべきことだと思...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、今大問題の教科書問題、教科書検定のあり方をめぐっての議論をしているときですから、やはり調査官、そして審議会の委員、どういう方がいらっしゃるのかというのは、私、隠す必要はどこにもないと思うんですよ。それは、マスコミが来るというのは別の問題としてあると思うん...全文を見る
○石井(郁)委員 私が調べてみたところ、日本史小委員会で近現代史の審議委員四人の方がいらっしゃるんですけれども、一人は駿河台大学教授の広瀬順晧氏、九州大学大学院教授の有馬学氏、国学院大学教授の上山和雄氏、筑波大学教授の波多野澄雄氏、これは間違いありませんか。
○石井(郁)委員 非常にかたくななんですけれども、この四人でこれは間違いないと思うんですね。もし間違っていたら大変大問題になりますけれども、間違いないという前提でお話をさせていただきます。  さきに挙げました伊藤隆氏、統括者の文科省の科研費の、共同研究でありましたけれども、日本...全文を見る
○石井(郁)委員 人選が公正中立とか慎重に行われているという話ですが、そういう形のことではなくて、選考の経過もおっしゃらないわけですから、そういうことではなくて、今挙げました事実そのもの、こういう関係の方じゃないですか、このことを私は申し上げているんですよ。これをしっかりと見てい...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、今の御説明というのは、本当に何というか、文科省は歴史を踏まえていらっしゃるのかなと改めて本当に思ったんですけれども。  教科書調査官が教科書行政にどのようにこれまで介入してきたか、あなた方が一番御存じじゃないんですか。これは歴史がありますよ。  一九九...全文を見る
○石井(郁)委員 最後、時間がありますので。  今問題になっていますのは、教科書検定の審議会がある、これがあるから公正中立が保たれているというのが伝わっているわけですけれども、本当にそれがきちんとした担保する機関になっているのかどうか。これは一教科書検定審議委員が発言をされてい...全文を見る
○石井(郁)委員 これは先日の朝日新聞だったんですけれども、文科省の、いつごろでしょうか、教科書検定課長の方が登場されていましたよね。それでこうおっしゃっていましたよ。「当初の意見がなぜついたのか、説明が十分されているわけではない。この経過をどう社会に説明するのかは、文科省に課せ...全文を見る
10月26日第168回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  大臣は男女共同参画の担当でもいらっしゃいますので、きょう、私はこの分野とかかわって質問をさせていただきます。  福田総理が所信表明におきましてこのように述べられたんですね。女性も男性も、すべての個人が喜びや責任を分かち合い、個性...全文を見る
○石井(郁)委員 本日の大臣の所信におかれましても、若者の社会的自立の支援の取り組みが一層必要だということがございまして、私はぜひ、この若者という中には本当に女性が入っていなければいけないというふうに思ったところでございますが、今、女子に多いリストカットとか、あるいは性犯罪に巻き...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題は、男女共同参画の基本計画の重点項目の一つにも入っているわけでございまして、それで取り上げたんですけれども、そしてこの問題は国連のレベルでも大変重要な位置づけがなされていますよね。二〇〇〇年に国連総会でミレニアム宣言というのを出されておりまして、幾つかの...全文を見る
○石井(郁)委員 たびたび引用しますけれども、男女共同参画の基本計画にはこのように書かれているんですね。「男女が共に、各人の生き方、能力、適性を考え、固定的な性別役割分担にとらわれずに、主体的に進路を選択する能力・態度を身につけるよう、男女共同参画の視点を踏まえた進路指導、就職指...全文を見る
○石井(郁)委員 この問題をぜひきょう大臣に伺いたかったのは、この間の動きの中で、男女共同参画という、これはもう間違っていたんじゃないかなとか、基本法を根本から見直すべきだろうとか、実はそういう意見が一部から出てきていたんですよね。これは性差を否定するものだから見直すべきだという...全文を見る
○石井(郁)委員 残りもう一点だけ伺っておきたいんですが、この基本計画は本当に包括的に、そしてまた多岐にわたって、そして全省庁にまたがっていろいろ計画が出されておりまして、二〇二〇年までという長期的な方向性を持って実施に向けていくものですけれども、私が注目した一つに、要するに、男...全文を見る
11月06日第168回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  携帯、インターネットを通じて、子供たちに何が起こっているのか。本当に、どういう状況にあるのかということについて、きょうは四人の参考人の皆様から、大変リアルな実態、そして考え方もお示しをいただいたというふうに思います。本当に...全文を見る
○石井(郁)委員 今、子供たち、小学生で三一・三%、中学生で五七・六%、約六割ですよね、高校生で九六%ですからほぼ一〇〇%と。この携帯がどういう携帯なのかということは、案外親はわかっていないんじゃないでしょうか。先生方もそうだと思うんですね。  それで私は大変気にしているわけで...全文を見る
○石井(郁)委員 それぞれの立場でのそれぞれのお考えがあると思いますけれども、どうもありがとうございました。  今の子供たちというのは、やはりまずゲーム世代ですよね。ゲーム機でもうほとんどなれている。バーチャルな世界に生きているとよく言われますけれども、それに加えて、今度はこう...全文を見る
○石井(郁)委員 私たちももっと研究をしなきゃいけないとは思うんですけれども、一定の法規制だってあると思うんですよね。しかし、それも、大人も十分知らないし、ましてや子供たちは知識としても持っていないという状況もあるかと思いますし、また、これからあるいは政治の上で、あるいは行政の上...全文を見る
○石井(郁)委員 少し時間が押していますから、協力したいと思っておりまして、本当に、教育の原点というか、教育というのはそうなんだろうなというふうに思うんですよね。だから、百遍お説教する、携帯でこういうことをしちゃいけないよ、ああしちゃいけないよと、大体、いけない、いけないというの...全文を見る
12月05日第168回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、沖縄集団自決に関する教科書検定問題でお聞きをします。  昨年、日本史の教科書執筆者に対して検定意見が通知されましたけれども、その際、文部科学省の教科書調査官が、最新の成果と言っていい林博史先生の「沖縄戦と民衆」を見ても軍の...全文を見る
○石井(郁)委員 林先生の著書を引き合いに出して日本軍の強制を削除させる根拠にしたということは事実かどうかということについては、明確な御答弁はありませんでした。そのことは確認しておきたいというふうに思います。  これは極めて重大な問題をはらんでいまして、先日、文部科学省初等中等...全文を見る
○石井(郁)委員 しかし、それが主要な根拠にされたことは確かなんですよ。だって、最初の討議では教科書調査官がそう述べたということで、聞いた方がはっきりおっしゃっているわけですから、これを取り上げられたと。それで、その著者は、これは自分の著書の歪曲ではないのかという意見を上げられる...全文を見る
○石井(郁)委員 林先生は、同じ意見書でこのように言っておられるんですね、教科書執筆者への検定意見を通知された、その際に。だから、著書は特定されているわけですよ、研究の成果というのは何点かというのは。今それを全部挙げる時間が私はありませんけれども、林先生の著書を一つの根拠として挙...全文を見る
○石井(郁)委員 私はずっと事実を挙げてお示しいたしました。確かに、明示的にあったとか、ある隊長がしたかどうかという部分については、ちょっとありますけれども、全体としてこれは強要されたものだったというのが先生の結論なんです。その結論が、何で強要はなかった、強制はなかったということ...全文を見る
○石井(郁)委員 今回の問題というのは本当にたくさんの問題をはらんでおりまして、だから、今国会の冒頭からでも、予算委員会を初めいろいろ議論になったところですよね。  それで、私は、今日では、こういう強制がなかったという、削除の根拠にした検定意見、削除を強要した検定意見というのは...全文を見る
○石井(郁)委員 この結果の公表ということについても、当委員会でも私も質問しましたし、大変議論にもなって、結局、各県レベルで公表になりましたが、これでもやはり序列化、競争教育につながるものだという点では大きな問題をはらんでいます。  きょうは、今述べられた意義のうちの、個々の子...全文を見る
○石井(郁)委員 まだ個人票を返されていない学校もあるんですね。これは広島市から聞いたところでは、十一月末がめどになっていると。だから、七カ月たっているんですよ、試験してから。七カ月たっている。これってどういう意味があるんだろうかという問題が一点。  それから、児童生徒一人一人...全文を見る
○石井(郁)委員 質問の趣旨がわからなかったようですけれども。  各学校に文科省がどのように通知しているか、これを活用してくださいと言っているかということはあるでしょう。ただ、現場はどんなことになっているのか。ちゃんと個人に採点表は渡っているんですか。これはもしかしたらつかんで...全文を見る
○石井(郁)委員 ですから、先ほどの局長の答弁のように、文科省はこういうことをやっていますやっていますというペーパーだけ出されるけれども、現場でどんな混乱が起きているんですか、何が起きているんですか、そこをつかむのが文科省の仕事じゃないですか。そんな、形だけの仕事をやってもらいた...全文を見る
12月11日第168回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょう、私は、ネットいじめにかかわって幾つか質問をさせていただきます。  文部科学省が例年十二月には生徒指導上の諸問題の現状というデータを発表されますけれども、子供たちのいじめ、暴力や不登校等々の現状でございますけれども、ことし...全文を見る
○石井(郁)委員 この結果につきましては、携帯電話を持つ子供の数を考えると氷山の一角ではないか、これは群馬大学の下田教授らのコメントがございましたけれども、一けた違うじゃないかというコメントを出した方もいらっしゃるわけですね。  今後、実態を正確に把握するために、何か文科省とし...全文を見る
○石井(郁)委員 いろいろおっしゃってくださいましたけれども、もう少しやはり具体的に突っ込んでいただく必要があるかなというふうに思うんですが、ネットいじめというのは、いわゆる学校裏サイトというところにあるわけでしょう。これがなかなかつかみにくいわけですよね。なかなかどう開いたらい...全文を見る
○石井(郁)委員 それはぜひおやりになっていただきたいと思うんですけれども、それは一回の調査で済まないと思うんですよね。恐らく相当な、一定の人手や予算等々がかかるんじゃないのかなというふうに思いますから、私は、そういう学校裏サイトなどを把握していくということについて、ここまで皆さ...全文を見る
○石井(郁)委員 ネット上のいじめで子供たちが自殺に追い込まれているという悲惨な例が後を絶たない状況になっているわけですし、やはり匿名性であり、なかなか陰湿だし、だれがしているのかわからないということで、しかもずっと追いかけられるという点で新たないじめ問題がこういう形で引き起こさ...全文を見る
○石井(郁)委員 私は、やはり事業者のいわば社会的責任とでもいうべきでしょうけれども、青少年にとってこういうツールがどういう影響を及ぼすのかということまでも考えて当たらなきゃいけないんだと思うんですよね、そもそも。その辺が、私は、大変まだまだ日本の社会の中では問題じゃないのかなと...全文を見る
○石井(郁)委員 そこで、これは総務省に伺うのは酷かもしれませんけれども、そういうものを今、日本の中学生、高校生、あるいは小学生までもが持つようになっている、それでいろいろ、先ほど来出ている違法情報、有害情報にアクセスしているということになっているわけですが、そもそも子供たちにこ...全文を見る
○石井(郁)委員 あるデータでは、こういう高機能の携帯電話の普及、高校生ではもう九十数%ですよね、中学生でも六十数%あるんだけれども、一方でパソコンの台数はそれほどになっていないんですよ。二割か、せいぜいそのぐらいじゃなかったでしょうか、たしか、三割。だから、私たちはパソコンにそ...全文を見る
○石井(郁)委員 最後になりましたけれども、大臣に一問伺って終わりたいと思います。  きょうほ本当にさまざまな角度から話されましたけれども、やはりネット上でのいじめ、人権侵害、それが本当に子供たちの命までも奪うという問題。そしてさらに、この問題は特に女性に攻撃が向けられるという...全文を見る
○石井(郁)委員 終わります。  ありがとうございました。