石井一

いしいはじめ



当選回数回

石井一の1973年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第71回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○石井委員 時間がなくなってしまいましたので、私は、ほんとうに簡潔に端的にお答えいただきたいのでございますが、米中共同声明によりまして、新しい事態がまた国際緊張緩和の上に生まれたということなのですが、これは事前通報というのが米国側からあったかなかったかということはどうですか。
○石井委員 もし差しつかえなければ、いつどういう方法でという点をお答えをいただけますか。
○石井委員 貿易事務所設置以上に進展した関係だというふうに私感ずるわけでありますけれども、これは事実上の承認というふうに政府は見ておられるかどうか、いかがですか。
○石井委員 そういたしますと、今後さらに関係が改善されたといたしましたら、米国がいつ中国を正式に承認に踏み切るか。このことに対して政府はどういう見解を持っておられますか。
○石井委員 これは中国の外交政策という観点からどのようにとらえたらいいのか。たとえば、ベトナムの和平というふうな事態と関連があるのかどうか。この点いかがですか。
○石井委員 今度の共同声明には、台湾問題について何も触れておられないようでございますが、私はかなりの大きな影響があると思いますが、この点について何か御見解がありましたら、お答えいただきたいと思います。
○石井委員 キッシンジャー補佐官にもお会いになりまして、これらの問題についていろいろお話しになったと思うのでございますが、たとえば台湾における米軍の撤去の問題、その他こういう問題についてお話し合いになられたかどうか。これはやはり米中の関係の場合にどうしても避けられない一つの問題だ...全文を見る
○石井委員 それでは、時間が参りましたから切り上げますが、米中間の経済、貿易、その他文化、これは非常に進展していくと思いますけれども、これによって日中間の貿易なり経済なり、その他にどういう影響が考えられるか、この点をお答えいただきまして、私、質問を終わりたいと思います。
03月01日第71回国会 衆議院 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○石井委員 沖繩海洋博の開催の日が近づいてくるにつれまして、沖繩県民の海洋博に対する期待、そうして不安、これがますます大きくなってきておるという感じがいたします。ただいまの議論を伺っておりましても、どちらかといいますと、長官の御答弁からはプラス面の御披瀝があり、また上原議員の御質...全文を見る
○石井委員 それではもう少し具体的にデメリットになるのではないかというふうに私が危惧いたします点を一、二御指摘していきたいと思います。  まず最初に、自衛隊と海洋博の関係、こういうことでございますが、今度の海洋博の開催に関して、自衛隊は何らかの意味で寄与するのか、あるいは全然関...全文を見る
○石井委員 要望がある限り、こういうふうなことでございますけれども、現時点において、過去の沖繩の状態というふうなことも考えますと、たとえばまだ戦後処理というものが十分にできておらぬというふうなことも想定でき、海洋博の開催地ということを想定いたしましたときに、何らかの形で、こういう...全文を見る
○石井委員 不発弾の問題についても、これは非常に重要な問題でございますので、種々お伺いしたい点があるわけでございますが、時間の関係もございます。そこで、沖繩県民の自衛隊に対する感情、私はたいへんきびしいものがあるのではないかという感じがいたすわけであります。そういう点から考えます...全文を見る
○石井委員 それではせっかく大臣がお見えでございますので、次に外務省関係の地位協定と基地問題について少しお伺いをしたいと思います。  最初に、那覇空港の返還の問題でございます。これはたびたび議論がされた問題でございますけれども、去る二月十一日の予算委員会において外務大臣の御答弁...全文を見る
○石井委員 だから、ちょっともう一度確認しておきますが、私が最初に質問いたしました外務大臣の答弁のこの三つの区域はすべてこの安保協議委員会の議事録に載っておる那覇空港の地域に含まれる、それがいま御答弁になった全体である、こういうふうに解釈していいのですか。
○石井委員 それじゃその次に、この三つの区域は一体地位協定の第二条のどの項に当てはまるのかということを明らかにしていただきたいと思うのでありますが、この点いかがですか。
○石井委員 そこで、ちょっと解釈の違いが出てくるわけでありますけれども、昭和四十七年の五月の二十五日の内閣委員会における政府答弁、これはおそらく前のアメリカ局長が答弁されたんだろうと思うのでありますけれども、ここでは、那覇海軍航空施設というものについては、これはP3が移転するまで...全文を見る
○石井委員 もう一度、私が問題にしておりますのは、この上原委員に対する御答弁の第三番目の範疇とでも申しますか、いわゆる空、海軍の補助施設のあと地三百五十八万平方メートル、これは非常に大きなもので、いま問題になっている国道三百三十一なんかも全部含まれている地域だ、こう思うのでござい...全文を見る
○石井委員 そうしますと、以前の政府答弁から多少ニュアンスが変わってきておる。多少どころか、かなり解釈論、条約論の解釈が変わってきておると、こういうふうに受け取ってよろしゅうございますか。
○石井委員 そこで、やはり政府答弁に多少の私は問題点があるというふうに感ずるわけでありますけれども、もし前言の違いがあった場合には、これは率直に釈明をされたほうがいいんじゃないかという私は感じがいたします。もちろんこれは密約であるとかなんとかという問題でなしに、そういう性格のもの...全文を見る
○石井委員 近い将来那覇空港全部が基地を解除されてわが国に返還される。そうするとそこに現存しておる施設なり建物なりいろいろのもの、これが地位協定の四条の規定によって無償でわが国の所有物になる、これはどうなんですか。
○石井委員 そうすると、非常に広大な施設その他、その中には学校であるとかゴルフコースであるとか、いろいろなものがあるというふうに聞いておるわけですが、この移転についてはわがほうの負担ということになるのか、ならないのか、この点はいかがですか。
○石井委員 そこで、沖繩返還に関して一つの大きな目玉商品とでも申しますか、それは那覇空港の返還、こういうことであったわけでありますが、諸種の事情で現在のところはまだ返還に至っておらない、海洋博が開催されるという時点に合わせてもなかなかそれがむずかしいということは非常に私としても残...全文を見る
○石井委員 この点に関してもう一点、一月二十三日の議事録は、第六項で、向こう三カ年に六カ所の、おもに関東周辺でございますが、基地を返還することが合意に至ったということがしるしてあるわけでございますが、残念ながら沖繩の基地に関しては何ら触れておらない。そうすると、このことから推察す...全文を見る
○石井委員 時間が参りましたので終わりますが、沖繩国会においても本会議で基地返還ということに関しては決議をし、また時の総理もそれに対して特別な発言を求めておるわけでございますが、現外相としてさらに基地の返還に関して特別の御努力を払われますよう与党の一人として強く御要望いたしまして...全文を見る
03月08日第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○石井委員 昨年世界の三十四都市で物価動向を調べたところ、モスクワを除いては、すべて物価の騰貴ということで非常に困っておる、こういうことでございますから、これはわが国だけの問題ではございませんが、それにしても国民の関心のほとんどがこの問題に集まっておる、もう少しきめ手はないか、こ...全文を見る
○石井委員 たいへん卒直な御提案なりあるいは実情をお訴えいただいたわけでございまして、たとえばいまの安売りのフェアなどというのは、やはり一つの政府の意欲を示しておる。そういうことを消費者に見てもらうというふうな意味で、ぜひ実現していただきたいと思います。  それから最後の、家具...全文を見る
○石井委員 これ、ちょっと重要な問題ですがもう少し具体的に商品の名をあげて見通しが言えませんですか、この時点で。
○石井委員 これはとかく議論はあるところでごさいますが、まず政府が姿勢を示す、こういう意味で、これ以上お伺いしてもこの時点ではいたしかたないと考えるわけでございますが、長官、これはぜひひとつ長官みずからが勇断をふるって、こういう問題に対しては一つの決断を示していただきたい、これを...全文を見る
○石井委員 いわゆるワクの拡大と申しますか、自由化の推進ということも必要でございますが、食料品あるいは野菜その他の価格の急騰という、最近起こっておりますいろいろな問題に対処するためには、新しい制度を創設しながら、いわゆる輸入制度を活用するとでも申しますか、具体的に、たとえば大豆の...全文を見る
○石井委員 公取委員長お見えでございますから、ひとつ、先ほど経済企画庁長官のほうから、並行輸入をやったことによって総代理店制度の弊害が相当解消した、こういうふうなお話でございましたが、その後の並行輸入の効果がどの程度あがっておるというふうにお考えになるのか、総代理店制度というもの...全文を見る
○石井委員 円切り上げに伴って輸入品が非常に問題になっておるわけでありますから、その点、物価政策上その辺の指導その他を特に注意してやっていただきたい、こういうふうに思うわけでございます。  そこで大臣、公共料金はどういうふうに取り組まれるのですか。私、リストを持っているわけです...全文を見る
○石井委員 国鉄以外は、本年は公共料金は値上げしない、こういうふうに受け取っていいのでしょうか。
○石井委員 私は、やはり物価担当の最高責任者としては、もう絶対上げないという姿勢を当然貫いていただかなければいけませんし、その基本的姿勢以外の例外的措置があり得るという見通しは、われわれの態度としてはもう必要ない、こういう感じがするわけでございます。どうかひとつ、そういう点でその...全文を見る
○石井委員 金融面での措置としてもう一つ、これは少し議論が飛躍いたしますが、これは経済論でありますが、所得政策の導入ということも、物価政策には非常に大きな関連がある。最近の生産性本部の賃金白書などを見ておりましても、大幅の賃上げというものが必ず物価に響いてくるということを予測して...全文を見る
○石井委員 時期が時期ですから、この点は、御意見もよくわかる気がいたしますが、ただ、これだけの物価の高騰というふうなことを考えた場合に、政策面の問題としてやはり長期的に検討していくべき課題である、こういうふうに私は考えるわけでございます。  そこで長官、わが国は卸売物価だけはあ...全文を見る
○石井委員 それでは、あともう少しでございますが、物価局を経企庁の中に新設される、これは新しい一つの意欲のあらわれであります。人と予算というものを獲得された。しかし、これまでの経企庁は、どうも調整機関としてなかなか実施の力というものは発揮できないために、議論倒れになってしまった。...全文を見る
○石井委員 大臣、率直に、むずかしいことだと最初に前置きされておりますように、むずかしいことなんですが、そのまま放置しておれば、結局、物価局ができてもそう変わらぬ、やはり直接売り買いしているところが強いんだということになれば、その権限の縄張りで押し切られてしまう、こういうことでご...全文を見る
○石井委員 最後に、最近木材、大豆、生糸、羊毛、綿布その他、非常に国民的関心を集めておる非常な重大な問題が起こっておる。商社の買い占めに対する規制というものを立法措置をとって何とかしようという動きもございますし、われわれも非常に関心を持って見ておるわけでありますが、そのほか、あら...全文を見る
○石井委員 以上で大体質問を終わりますが、最近、私たち党内の若手が集まりまして、都市対策議員連盟というものをつくりまして、このままの状態では、政治というものが国民なり都市の住民に適したものに動いておらぬという、そういう一つの危機感を私たち持ってやっておるのですが、物価政策などがま...全文を見る
03月27日第71回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○石井委員 一昨日、昨日と非常に問題になっておりますいわゆる参議院の予算委員会における田中法務大臣の発言、さらに官房長官の否定的な発言、さらにその釈明、そうしてそれを追い打つように法眼事務次官の発言など、非常に政府見解が不統一だというような印象を与えております。特に国民の側から見...全文を見る
○石井委員 経過についてはよく理解いたしましたが、法眼発言についても、いわゆる行政府の事務の最高責任者が立法府の問題点について何かそれを否定的な意味のある発言をしておる、そういうふうなところに一つの問題があるのじゃなかろうかというふうな点、いろいろと問題がございますが、もう時間が...全文を見る
○石井委員 いわゆる現状を固定化して見ていくという外交方針、これは非常に私は間違っておるという感じがいたします。特にベトナムの場合は非常に大きく激動し、パリ会議などを通じて徐々に和平への道が進んでおるわけでございますので、災いを転じて福とするなんて言いますとこれは問題がありますけ...全文を見る
03月28日第71回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○石井委員 一九七〇年代の国際経済の当面する問題として、私は二つの危機があるのではないかという感じを持っておるわけでございます。  その一つは、いわゆる国際通貨の危機であり、それからもう一つはエネルギー資源の危機だというふうに考えております。  様相は両方とも非常に違っており...全文を見る
○石井委員 この深刻なエネルギー危機というものをアメリカは反映いたしまして、大統領教書を出そうという動きもあるわけでございますが、アメリカ自体、最近いわゆる輸入制限をしておりましたものを撤廃いたしましたり、それからまたいろいろな資料などを調べていますと、アメリカの上院のジャクソン...全文を見る
○石井委員 一九六〇年代の終わりころから七〇年にかけて、いわゆるOPECの諸国からの原油値上げの攻勢が来たときに、日本はすでに非常にきわめて不安定な立場に追い込まれたことがあります。当時の愛知外務大臣は、OPEC問題では外務省の収集した情報が必ずしも十分に活用されていなかったとい...全文を見る
○石井委員 ただいまの御答弁をお伺いしておりまして、まず産油国との友好の推進ということで、過去どれだけのことをわが国はやってきたかということを調べてみますと、これはまことにまだまだ道遠きの感がある。経済協力、技術協力といいましても、何をしていいかわからぬというような受け入れ体制も...全文を見る
○石井委員 まだこれから本論といいますか結論に入るところでございますが、採決のための大臣もおそろいになったようでございますので、私はきょう一番最後にその点だけ、ひとつ野党の皆さんのお許しをいただいて、あと十分ほどやらしていただくという御了承をいただいて、ここで私、一時質問を中断さ...全文を見る
○石井委員 けさの議論に引き続きましてほんの少しだけ質問を続行させていただきたいと思いますが、私申しておりましたように、新しい中近東に対する政策がエネルギー資源ということを考えた場合に非常に必要な時期にきているのじゃないか。何か最近特使でもお出しになるような計画はございませんか。
○石井委員 原油の依存度が非常にOPECに強いということでございますけれども、今後供給源の地域的な分散化、多角化ということが一つのやはり課題だと思うのでありますが、さしあたり中近東以外にどういう地域を供給の地域として考えておられるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 一つはアメリカその他の国のようにもう少し国策的な会社を、いわゆる官営と申しますかそういう形で設立するというような、そういう御意図はないのかどうかということ。  それから第二点は、いわゆるOPECのような国でなくても原油を持ってきて、それを精油するという場所をたとえば...全文を見る
○石井委員 何か具体的に開発途上国との交渉の過程において、アジアの産業の振興というふうなこととからみ合わせて、こういう調査なりあるいは下調べ、こういうことをおやりになった事実がございますか。
○石井委員 次に、先ほどの質問にもございましたシベリアの開発、これは当面非常に重要な問題だと思いますが、かなり話も進展しておりますので、そういう内容については時間の関係で省略をいたしますが、一つは十億ドルのバンクローンの方針が大体固まってきておりますが、その後の円の切り上げその他...全文を見る
○石井委員 技術的な問題だけですか。それともやはり安全保障的あるいは政治的、そういう配慮もお考えの上のことでございますか。
○石井委員 これで最後にいたしたいと思いますが、田中書簡の中でチュメニ油田の開発に関しては日本政府としても前向きに協力をするというようなことがうたわれているはずだと私は了解をいたしております。先ほども、第四項の中にもそれを歓迎するということですから、いよいよこのプロジェクトも最終...全文を見る
04月04日第71回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○石井委員 ベトナムの和平が現在御案内のとおり進行いたしておる、こういうことでございますが、日本政府はどれくらいの緊急予算をベトナムに対して拠出しようとしておるのか。この計画をまず明らかにしていただきたいと思います。
○石井委員 緊急のことでございますから五億円ということだろうと思うのですが、私は、緊急にまず五億円それから将来にわたって十億円というのは、金額にしてはまだ非常に低いのじゃないか、こういう感じがいたすわけですが、この点について政府としては今後さらにほかの措置をとられようとしておるの...全文を見る
○石井委員 それでは、現在あるこの五億円の内容でございますけれども、これは一切赤十字のほうにまかしてあるのか。それとも政府としてはおもにこういうラインで緊急の援助をしていきたいという方針があるのか。この点はいかがですか。
○石井委員 北のほうへも援助をされるということは非常に歓迎すべきことだと思うのですが、しかし外交的には南とは正常な関係を持っておる。北とは持っておりません、こういう現状でございますが、五億円の内容をどういうふうに配分するか、これはやはり非常に政治的な問題で、赤十字にまかせ切れない...全文を見る
○石井委員 一応、この間の法眼次官のいろいろの発言もございましたが、臨時革命政府に対する援助というのは一応考えておられない、こういうふうに解釈してよろしいですか。
○石井委員 大体よくわかりましたが、大平発言に裏づけられる日本の政府のベトナムに対する情勢判断、非常に前向きだというふうにわれわれは理解をしておるわけです。だから、いまの政務次官の御答弁をもう少しふえんすると、たとえば臨時革命政府からの接触なりアプローチというふうなものがさらに活...全文を見る
○石井委員 それじゃ、非常に重要な政治的問題を日本政府はノーコメントで赤十字にまかすのだというのは、いかにも責任回避のように見える。私はやっぱりその裏には、日本政府は臨時革命政府から赤十字を通じて要望があるということを期待しておる、そういう人々をも当然エリミネートしない、そういう...全文を見る
○石井委員 この問題に関しては、基本的な姿勢にいたしましても、またその内容、金額というふうな面でも非常に重要な時期に面しておると思います。政府としてはなお一そう積極的に取り組んでいただきたいと思いますし、また赤十字にまかすというふうな形でなく、政府としての一つの基本的な姿勢という...全文を見る
○石井委員 最近ヨーロッパでは、いわゆる体制の違う国にかかわらず防衛問題で一種の統合した機関をつくろうというふうな動きなどもあるようでございますけれども、何かこういう関係でハンガリーという国が非常に積極的な参画をしておるのかどうなこの点についての事情を明らかにしていただきたいと思...全文を見る
○石井委員 それに関連いたしましてちょっとお伺いしておきますが、いわゆる大国と称せられる、たとえばソ連、それからヨーロッパの防衛体制ということになりますとアメリカという存在もこれは決して無関係ではないと思いますが、この辺の大国の兵力削減に対する意向はどうなんですか。
○石井委員 終わります。
04月11日第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第7号
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○石井委員 今回のこの問題の背景といたしまして、いろいろの問題が指摘されておるわけでございますが、私は、商社の体質ということ、ここにも大きな一つの問題点がひそんでおる、こういう感じがいたしてなりません。  要するに、商社の自己資本率というのを調べてみますと平均で二・九%、これは...全文を見る
○石井委員 私は、この大きな国際経済のうねりというものに対処するだけの政府側の一つの施策の欠如ということも、与党ながら、やはり認めていきたいと思うのです。また、商社に対する監督官庁というものが存在しておらぬというふうな面で、われわれ、政府側としてもこれは大いに反省をしなければいか...全文を見る
○石井委員 基本的なデータについては了解をしたわけですが、原則的な問題として御指摘申し上げたいのは、やはり庶民が、主婦が、どれぐらいの金額で株を買っておるか、わずかな金額で、少し上がったことに対して一つの喜びを感じておるわけです。いろいろの理由があるにしましても、これは正当なんだ...全文を見る
○石井委員 これは伊藤忠プロパーのものなんでしょうね。いわゆる関連会社、ダミー会社というふうなものは、現在そういう資料は一応お持ちになっておらない。
○石井委員 それでは同参考人にお伺いしますが、千葉県の市原というところで一千二百万平方メートル、これは膨大な土地だと思いますが、これを取得されたという御記憶はありますか。
○石井委員 それじゃ、これも非常に恐縮ですが、土地問題は今後の大きな政治課題でございますので、そういう意味で、大商社がプロパーにやられたものに限らずに、五〇%かあるいは一部分いわゆる出資されたそういう子会社をも含めて、金を融資して土地を買わしておるもの、あるいは関係会社がやってお...全文を見る
○石井委員 私がただいま申しましたのは、一つは企業内の体質という問題、企業間の体質という問題それから第二、第三は、いろいろの商品もありますけれども、土地と株という問題これは庶民生活ということから考えますと重大な問題である。皆さん方が罪を犯したという議論は少し早計だと思いますが、結...全文を見る
04月16日第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
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○石井委員 具体的な法律の問題点に入ります前に、数点、政府の基本姿勢をお伺いしたい。また、今日に至ったこういう事態の背景についても、政府委員から一、二点お伺いしたい。こういうふうに考えるわけでございます。  先週、当委員会におきまして、六人の参考人を招いて問題の核心に触れる討議...全文を見る
○石井委員 ごもっともな御意見だというふうに拝聴いたしましたが、しからば、政府の今回こういう事態を招いた社会的責任は何かということについて、政府の御見解をただしたいと思うのでありますが、要するに一説には、こういう事態が起こると、いわゆる商社だけを悪者にしておる、政村に対する批判の...全文を見る
○石井委員 それでは、具体的に二、三の点で、これは通産大臣の範疇だと思いますが、今後どういう方向でこういう問題を処理されていくかということをお伺いしたいのでございますが、本来、商社というのは、いわゆる水ぎわから水ぎわまでの機能を、この資源の少ない日本に対していろいろな形で果たして...全文を見る
○石井委員 系列化、寡占化に対する指導方針——。
○石井委員 いわゆる大手六社だけでも、昨年の過剰流動性から九千五百億というものが生じておるということでございますが、しかし反面、為替変動期に大量のドル売りをやって国益にかなりの損害を浴びせたというふうなことも、やはり事実として認めなければいかぬわけでございます。私などの選挙区には...全文を見る
○石井委員 大蔵省からの政府委員にお答えをいただきたいと思うのでございますが、簡単でけっこうでございます。  これは非常に膨大な質問でございますが、今回の問題が起こっておる一番のネックは過剰流動性というもの、非常に大きな資金がだぶついておる。それまでの過程でもう少し手が打てなか...全文を見る
○石井委員 この問題もかなり時間をかけたいのでございますが、大臣その他、私の持ち時間もございますので、次に法案に入らしていただきます。  そこで、第二条、(物資の指定)というところの生活関連物資、大体これはどの程度のものを想定しておられるのか。これは企画庁長官にお伺いをしたいと...全文を見る
○石井委員 昨日の新聞で、通産大臣、都連の記念講演で、セメントの緊急輸入を韓国からやるということをお話しになった。あまり拍手が出なかったとかいって出ておりましたが、セメント一万トンなんというと一日の消費量にも足らぬ、こういうことなんですね。何かちょっと事情を聞いたところによると、...全文を見る
○石井委員 大臣が時間のようですから……。  やはり、牛肉にいたしましても、いまのセメントのお話を聞いておりましても、いわゆる資源を求める先というものが非常に限られておる。国内で何ぼフル操業してもやはりこういう結果になってくるわけで、私は以前にこの物特で、野菜の緊急輸入というこ...全文を見る
○石井委員 次に、この法案に関連をいたしまして、第二条に「異常に上昇し又は上昇するおそれがある」、この程度が非常にわかりにくいという感じがいたします。第四条にも「特定物資を多量に保有していると認める」、この多量というのも、これまたどの程度かというのが非常に問題があると思うのです。...全文を見る
○石井委員 物統令の十四条に「何人ト雖モ業務上不当ノ利益ヲ得ルノ目的ヲ以テ物ノ買占又ハ売惜ヲ為スコトヲ得ズ」これが現在生きておる条項であります。罰則もそこについておるわけでありますけれども、この物統令の十四条で摘発してきた例が過去にあるかないかという点を、ひとつお伺いしたいと思い...全文を見る
○石井委員 いま一、二の例をあげられましたけれども、この法律ができましてから死文化しておると言ったら悪いですけれども、ほとんどこの適用がなされてないというのがこれまでの実情であります。これの理由というのは、やはり不当な利益というものの判断基準が不確かであるために、これを適用するま...全文を見る
○石井委員 ただいまの訂正は、十四条というのはこれまで発動されたことがないということになるわけでございまして、その点……。  それから売渡し命令の問題、これもいろいろ問題があります。私は個人的に、野党の主張もある意味でうんちくに値する面があるという考え方を持っておりますが、時間...全文を見る
○石井委員 私は、おことばを返すようですが、やはり株に対して不当な巨額な資本をもって買い占める行為に対しては、当然物価という観点からも、国民生活という観点からも、何らかの方法を政府で考えられるべきであるという感じがいたしてなりません。企業批判が、商社批判が、何か資本主義社会なり自...全文を見る
04月18日第71回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○石井委員 外務大臣、きょうは私日中問題で質問をいたす予定でございますが、その前に非常にホットな問題で、何かバングラデシュがきょうのニューヨークにおける国連経済社会理事会でエカフェの加盟の承認を得たということを仄聞いたしましたが、これは事実でございますか。
○石井委員 バングラデシュが東京で開かれておりますエカフェの会議にそういう希望を提出せずに、ニューヨークでこういう手続をしなければならなかったのはなぜか。これが成規の手続なのかどうか。
○石井委員 今回の加盟の際に中国が反対したということを耳にしておりますが、こういう事実があったかどうか。
○石井委員 外務大臣、日本はおそらく賛成されたんだろうと思いますが、日本政府としてはバングラデシュのエカフェ加盟というものを歓迎されますか。
○石井委員 それじゃ次に話題を変えまして、廖承志代表団が訪日いたしておりますが、けさ最初の会談を外務大臣はお持ちになったということでありますが、会談の内容について、何か特別に当委員会に御報告さるべきようなことがありましたかどうか、その成果について御所見を伺いたいと思います。
○石井委員 廖使節団、訪日団が滞在しております間に、これからいろいろの大きな問題が、航空協定をはじめたくさん日中の間にあるわけでございますが、けさの最初のいわゆるコーテシーコールでは非常に親善な中でただいま会見が終わったという御報告がございましたが、滞在中に非公式ながら政治的な会...全文を見る
○石井委員 大臣、もしそういう機会がありましたら、私の立場からしても二、三ぜひお願いしていただきたいという問題がございます。  政治問題については後ほど時間があればだんだんと触れていくわけでございますが、一つはいまでも中国に残っておるという日本人がかなりございます。一説によれば...全文を見る
○石井委員 私が申しておりますのは、いまの御答弁で十分なのでございますけれども、非公式のこういう会談を通してこういうものを実現していただきたい。特にわれわれは国際交流基金などというふうな制度も持っておりますし、これは当然中国との交流もこういう基金からどんどん進めていくべきである。...全文を見る
○石井委員 小川大使が着任いたしましたときに、外務大臣の書簡を持っていかれて、姫外務大臣の訪日招請をなさったようでございます。それから田中首相から周恩来首相に当てた書簡の中で、いわゆる日中定期閣僚会議のようなものを御提案になったというふうに私、聞いておるわけでございますが、姫外務...全文を見る
○石井委員 姫外務大臣が訪日されだとすると、いわゆる田中書簡に盛られておった日中定期閣僚会議の第一回が開かれる、こういうことにもなるのじゃないかと思うのでございますが、いわゆる閣僚会議なるものはわが国はたくさんの国と持っております。しかし中国との閣僚会議の必要性というものも十分認...全文を見る
○石井委員 相手があることですから、外務大臣が一方的に申されませんが、しかしいまの御答弁を聞いておりますと、できれば多くの閣僚も参加したいわゆる四国のような形の閣僚会議にまで持っていきたいが、姫外相が本年度中に訪日された場合には、少なくとも外務大臣対外務大臣のこういう閣僚会議には...全文を見る
○石井委員 日中航空協定の交渉の第一ラウンドが終わっておるわけですが、ミッションが帰ってまいりましてからかれこれ一月たっておるのに、事態の進展が全然ないというわけで、これはやはり一つの大きな問題じゃないかという感じを私は持っておるわけでございます。いろいろの発言、一連の動きを見て...全文を見る
○石井委員 むだに時間を過ごされたというわけではございませんけれども、肝心のことが解決しておらぬから問題が詰まってないというふうに私は考えざるを得ない客観情勢がある。この辺で政府は明確な態度を台湾問題についてある程度示さざるを得ない時期が来ておるのではないか。もしまだそういう決断...全文を見る
○石井委員 大臣、これは政治的な問題ですから非常にお答えにくいのだろうと思うのでございますけれども、もう少し、これは国際的信用という立場からも、この辺で外務大臣が日中正常化に決断されたような決断がこの問題にとっては必要な時期が来ておると私は思うのです。  お答えにくいと思います...全文を見る
○石井委員 もうこれくらいでほかの問題に移るべきなんですが、もう一言だけ続けさしていただきたいと思いますのは、いまの御説明を聞いておりますと、日台間の航路はいわゆる日台条約に基づいた交換公文でなくて、いわゆる国内法の航空法から許可しておる民間のものである。しかし片一方のほうは完全...全文を見る
○石井委員 簡単でけっこうですが、これ以外に友好通商条約、漁業協定、海運協定、その他いろいろの協定があるし、もっと大きいのは共同声明にうたわれたいわゆる平和友好条約ということでございますが、こういう作業についてその後何らかの進展があるかどうか。
○石井委員 大臣の基本的な姿勢ということをちょっとお伺いする意味で、あと二点ほど中国問題から離れてお伺いいたしますが、一つはいまエカフェの総会が東京で開かれておるわけでございますけれども、いわゆるアジア安保という問題に関して中国とソ連との応酬というものも報道されております。近く総...全文を見る
○石井委員 これは最後の質問でございますが、答えにくい問題ではございますけれども、やはりこのエカフェの総会で、いわゆる中国の代表からアジア開発銀行から台湾を追放すべきだ、こういう提案がなされたようでございます。アジア開銀設立協定の三条には、いわゆる加盟の規定というものがあるわけで...全文を見る
○石井委員 ありがとうございました。
05月09日第71回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○石井委員 しばらく外務委員会が開かれておりませんでしたので、最近起こりました世界情勢、国際情勢について総括的な御質疑をさせていただきたいと考えるわけでございます。  最初に、アメリカのニクソン大統領が出しました外交教書に関しまして、いろいろの問題点があるわけでございますが、こ...全文を見る
○石井委員 いま政府委員が率直に認められましたように、経済的な問題が解決されなければ日米安保を破棄してもかまわないというぐらいの、そういうふうにもとれる表現だということであると、日米安保というものがいわゆるほんとうの友好なり相互理解というものを基礎にできておるものでなくて、アメリ...全文を見る
○石井委員 アメリカの深刻な経済問題ということはわれわれも理解するわけでございますけれども、それにしても、こういう状態に当面したのはどうしてかという反省なり、そういうふうなものに対する配慮が私は非常にアメリカ側として少ないのではなかろうかという感じがいたすわけであります。外務大臣...全文を見る
○石井委員 ぜひそのように願いたいと思いますし、私は、やはり率直な日本の見解というものを訴えていただきたい、こういうふうに考えるわけでございます。  この教書の中に、たびたび日米同盟関係ということばがあるわけでありますが、同盟といいますと、何となく私たちには昔の軍事同盟というふ...全文を見る
○石井委員 パートナーシップというふうにいわれている場合もありますが、原則的に使われているその同盟ということばは、どういう用語になっておりますか。
○石井委員 原語のものを見ておりませんので、その点私御質問したわけですが、この教書で初めて、同盟関係というものがたびたび指摘されておる。私はちょっとふしぎに感じるわけでございますので、いま答弁を求めませんから、ひとつこの点は、後刻お調べの上御回答をいただきたいと思います。  そ...全文を見る
○石井委員 次に、最近キッシンジャー補佐官が提唱いたしました新大西洋憲章機構に関する問題で、外務大臣にお伺いしておきたいと思うのですが、これもやはり、アメリカの非常に経済的なクライシスと申しますか、経済的な危機というものに関連があるように私には思えてなりません。いわゆるヨーロッパ...全文を見る
○石井委員 最近、ヨーロッパを訪問されまして、それらの話し合いの中で、たとえば日仏定期協議、新しい欧州のいわゆる緊張緩和に対する情勢の認識、ユーゴの中立政策とか、いろんなことについて触れられたと思うのでございますが、これまで記者会見なり参議院の外務委員会で発表されたもの以外で、こ...全文を見る
○石井委員 ヨーロッパの問題に関しましてはほかにも質問がございますが、時間の関係もありますので別の機会にいたします。  アメリカの外交教書の中で、日本の外交の独自性ということに関して触れておる面がございますが、そういう中で、中国との正常化であるとか、モンゴルとの関係なども指摘し...全文を見る
○石井委員 北朝鮮との関係で、昨日の報道によりましたら、WHOの加盟に対してたな上げに同調する、そしてその提案国になる、これは私は多少、政府の姿勢に対して遺憾の意を持っておるものでございますけれども、こういう立場になられたその理由というのはどういうところにあるのですか。
○石井委員 朝鮮半島との関係は、わが国にとっては最も重要だという判断、考え方をいたしましたときに、おそらく、政府が今回たな上げに賛成し、提案国になられたのは、そうすることによって南北の統一というものをおくらし、二つの朝鮮というものを恒久化するということに加担するというふうなお気持...全文を見る
○石井委員 じゃ終わります。
05月11日第71回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○石井委員 きょうは、たいへん御多忙のところ参考人としてお出ましいただきまして、たいへん示唆に富むお話をいただきましてありがとうございました。  先ほどから皆さんのお話を伺っておりまして、私、自由民主党の所属でございますが、やはり批准という問題がなぜこんなにおくれておるのか、基...全文を見る
○石井委員 私がお伺いしましたのは、やはり国内法との関連をも含めて、しかし緊急度の高いということで、大体御趣旨はわかりましたが、百二号の社会保障に関する条約でございますけれども、これはやはり社会保障制度の日本における基準ということをも考えて、非常に政治的にも重要な条約だと私は考え...全文を見る
○石井委員 次に、塩路参考人に一問お尋ねをしたいと思うのでございますが、あなたのお話の中で、いわゆるフェアでない労働条件というふうなものをやはり克服していくというお話でございまして、私一つ思い当たるのは、週休二日制という問題であります。これは先進国で相当採用されており、わが国でも...全文を見る
○石井委員 いまの問題も非常に興味がある問題でございますが、時間の関係で次に移らしていただきます。  慶谷参考人からいろいろと専門的なお話がございましたが、ただいま議題になっております案件は、たとえばアメリカ、西ドイツ、スイス、フランス、イギリスなどでは、多くの機械その他という...全文を見る
○石井委員 それでは、次に佐藤参考人にお伺いします。  これは参考人がお述べになった問題とは直接関係がありませんが、女子大の教授ということで、婦人の地位という問題に関して一言御所見を伺っておきたいと思うのですが、ILOにおいては、百三号とか八十九号とかいうのにわが国は批准をまだ...全文を見る
○石井委員 少し問題点からそれるかもわかりませんが、去る四月二十七、八日の交通ゼネストの問題に関しまして、一、二御意見を承っておきたいと思うのでございますが、吉村参考人、憲法の二十八条には勤労者の団結権、団体交渉権など保障してございます。しかし一方、公労法の十七条では、こういうス...全文を見る
○石井委員 安養寺参考人、過日のストライキ突入は違法だとあなたはお考えになりますか。
○石井委員 スト突入が合法だということになりますと、公労法十七条は憲法違反だ、こういうお考えですか、一言でけっこうですから。
○石井委員 それでは最後に慶谷参考人にお伺いしたいと思いますが、現在ソ連だとか中国だどか、ヨーロッパのほとんどの国々その他でも、いわゆるこういう公務員のストライキの禁止という条項があるというふうに思っておりますが、これを認めている国はどこなのか、これも簡単でけっこうでございますけ...全文を見る
06月06日第71回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○石井委員 外務大臣、きょうは最近の国際情勢について、断片的でございますが、グローバルな問題について政府の見解をお伺いさせていただきたいと思います。  まず最初に、ベトナムの和平後いわゆるICCS、監視委員会がいろいろと作業をやっておるわけでございますけれども、最近の新聞報道に...全文を見る
○石井委員 その後任に日本という名前があがっておる、こういうことを聞いておりますが、この報道の真偽はいかがですか。
○石井委員 非常に重要な問題でございますので、なかなか即答はできないと思いますが、そういうふうな要請があったとすれば、政府としてはやはりこれに積極的に参画されるというお気持ちでございますか。
○石井委員 一説には、この委員会が結成されます当初に、日本は、公式か非公式か、あるいはそういう表明があったのかないのかわかりませんが、ICCSに加盟を希望しておった、ところが、最終的にはインドネシアがそのメンバーに加わったということで日本は非常に立腹したというふうなことが新聞報道...全文を見る
○石井委員 この問題に関して最後の質問でございますが、先ほど、参加するという場合にはいろいろの問題点があるということでございますが、これはやはり憲法上の規定というものに抵触するというふうなお考えなのか。どういう問題点を一応想定されておるわけでございますか。
○石井委員 それじゃ、日本政府は、そういう問題があるので現時点においては非常に消極的である、そういうふうに受け取ってよろしゅうございますか。
○石井委員 次に移りまして、七月には田中総理がニクソン大統領との会議を持たれるということで、おそらく外務大臣もお出かけになるんではないかというふうに推察をいたしておるわけでございますが、今度の会談で最も重要な外交案件はどういうものなのか。これはいろいろたくさん問題があることはわか...全文を見る
○石井委員 次に、対米関係でやはり非常に問題になるかと想像されるのは安全保障と防衛という、こういう点も問題があろうかと思うのでありますけれども、外交教書においても、日本の防衛は第一義的には日本自身で責任を負うべきであるということが強調されておるわけであります。そういうことから考え...全文を見る
○石井委員 ちょっと問題がそれますが、先週、日米安保事務レベル協議の会合が行なわれたということで、この協議会、過去に二回行なわれておるようでございますけれども、この中で、いま申しました点についてかなりの協議が両国で事務レベルで行なわれておるのじゃないかと思うのですが、今後の見通し...全文を見る
○石井委員 外務大臣、事務レベルでも、いま御答弁がありましたように、基地の整理縮小という方向でいろいろと間断なく対話が行なわれておる、こういう模様でございますが、私は今後の頂上会談で、その後極東の情勢というものもベトナム和平その他で非常に変わってきております。私などは当然、安保体...全文を見る
○石井委員 私は前段で、アメリカ側から独自の立場で防衛力を推進すべきだという要請があるのではないかという危惧を申し上げた。そしてまた、後段では、基地の縮小を主張すべきだ。これはどちらもかってな言い方のように聞こえるわけでありまして、そうすれば、基地は縮小するけれども、それじゃ日本...全文を見る
○石井委員 次に、中国の問題に関して数点お伺いをしますが、正常化が成りましてから、日本の大使館も開設され、それに伴って、中国に残って生活をしておる日本人で、日本に一時帰国を希望しておるという人が非常に多い、最近大使館をたずねる日本人が非常に多くなっているということを仄聞いたしてお...全文を見る
○石井委員 政府は、それを許可されて、大いに望郷の念にかられておる人々に対して援護の手を差し伸べられる、こういう御方針なんですか。その点はいかがですか。
○石井委員 どういう人々がおもにおられるわけですか。
○石井委員 中国には日本人の遺骨というものが相当数保管されておるというふうに聞くわけでございます。日本にも多少あるのじゃないか、こう思うのでございますけれども、これらを相互に返還するとかなんとかという計画も同時にいま考えておられるのかどうか。
○石井委員 いま里帰りを希望しておる方が四千人、しかも、すでにそれを申し出ておられる方が数百人もおるということですし、遺骨の相互の交換というようなことをやるにいたしましても、日中間の航空路がいまのような状態ではどうにもならぬということで、政府も非常に苦慮されておるのですが、かなり...全文を見る
○石井委員 御努力されておることはよくわかっておるわけでございますけれども、昨日の川崎メモなんかを見ておりましても、中国側は日本側の態度に対してかなりしびれを切らしてきておる、こういうふうなことも言われております。日台路線にあんまりこだわり過ぎるんではなかろうか。政府の御答弁では...全文を見る
○石井委員 次に、外務省は戦後の外交機密文書を公開するというようなことを最近おきめになったようでございますが、それが事実かどうか。その場合には何から何まですべてを公開されるのか、これをどういう形で、どういう計画を持っておられるのか、この点をひとつ明らかにしていただきたい。
○石井委員 いまの御答弁で、それじゃこの問題は前向きに進めたい、こういうふうに受け取らしていただこうと思うのですが、これは戦後の歴史というものを将来ひもといていく上においても、また先ほどお触れになりました民主主義の根幹に触れる問題として積極的に取り組んでいただき、私はできるだけ多...全文を見る
○石井委員 時期に関してはそれじゃ九月初旬にでもなる可能性が非常に強くなった、こういうことでございますか。
○石井委員 アメリカの外交教書の中にも御承知のように日ソ間の問題に触れておりまして、日本は「最近数年間にはシベリア資源開発の協力をはじめているが、この経済関係は大きな潜在的力をもつものである。米国が東西貿易を手控えていた間に、日本は経済的つながりを通じて東西の溝を埋めるという自ら...全文を見る
○石井委員 時間が参りましたので、終わります。
06月13日第71回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○石井委員 いま、大臣もえらいなという声が聞こえたんですが、われわれも午前に国際情勢をやりまして、その後委員会を継続して条約の審議をいたしておったわけでございます。その間外務大臣は、韓国から金首相が来ておられるのに表敬を受けられて、いろいろと政治的な問題をお話しになった、こういう...全文を見る
○石井委員 南北統一の歩み寄りといいますか、話し合いの問題について、アジア情勢という最初のおことばがございましたが、この問題について韓国側はどういう意見を持っておられるか、お話しになりましたか。
○石井委員 朝鮮半島をめぐる情勢というものが刻々動いておるという感じがいたすわけでございまして、当然金首相もそういう問題に関する認識というものも十分持っておられる。そういうことを踏まえてのお話し合いがあっただろう、こういうふうに思っておるわけでございますが、いまの御答弁で深追いを...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁で、私直観的に感じますことは、政府当局としては朝鮮情勢というものに対して新しい角度から見ていこう、そういう気概がうかがえるような気持ちがいたします。そうしてさらに、従来政府の立場は、今回のWHOのようなそういう結果になったわけでございますが、そういうことに...全文を見る
○石井委員 従来の政府の態度である韓国への義理立て、そしてまた、先ほどおっしゃいましたように、いろいろのペンディングの経済問題に対する経済協力、私これはどんどん推し進めていったらいいと思うのでありますが、ただその形のままで北を敵視するということ、そういう形の中で南北統一した朝鮮を...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁だと、調査研究を主体にした一つのヘッドクォーターを誘致する、そういうことによって国際親善、国際協力、わが国の国連中心主義というものを推進し、平和外交に寄与する。これは非常に大きな意義かあるわけでございますが、今後の成り行きを注視いたしますとともに、もう一つ...全文を見る
○石井委員 大学の趣旨はよく理解いたしましたが、大臣も御承知のように、わが国の国際社会における、たとえば国際機構に対する拠出金なんというものは、大体GNPベースでやっておりますためにたいへん大きなものになってきております。おそらく世界で第二位、三位を争っておるような状態になってお...全文を見る
○石井委員 大臣の前向きな御答弁がございましたので、これはあえて申し上げるわけじゃありませんが、やはり最近の若い世代などを考えてみますと、私は、国際社会に貢献できる人材というものはだんだんふえてきておる。ところが、これまでの官僚機構というか、日本社会と申しますか、どこかそういうと...全文を見る
○石井委員 ただ私は、援助額自体の決定なりやり方という面で、今回の問題でも何か二、三の問題提起があったような気がしてなりません。たとえばこの新聞あたりは、新聞が主観的に書いているのではなしに、大蔵省の外務省担当の主査のことばとして、あまり関係のない国だから必要ないのじゃないかとい...全文を見る
○石井委員 私、ここに持っておる切り抜きで西アフリカ、西アフリカというのは何枚もありますが、やはりこれだけ大きな世界的な問題だったように思います。ただ単に一つの新聞がどうのこうのということではなしに、私は基本的にそういう資金を有効に使いたい、税金であるから有効に使いたい。また果敢...全文を見る
○石井委員 終わります。
06月20日第71回国会 衆議院 外務委員会 第23号
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○石井委員 ただいま委員長のほうから強い要望のございました点でございますが、もう私から繰り返す必要もございませんが、東西ドイツのきびしい情勢、ベルリンの壁というものが何ら関係のないわが国の日本人にもこういうふうな形で影響があったという一つの例であろうかと思いますので、わが党といた...全文を見る
○石井委員 そういう計画が進んでおるようでございますけれども、その抗議がなされたといたしましても、これが実際に行動が起こされた場合に、政府としてはどういう態度で臨まれるつもりなんでございますか。
○石井委員 これは大臣、政府側の見解はわかったわけでございますけれども、そういう基本方針で厳重にひとつ対処していただくのがやはり国民感情にもマッチした行動ではないかと思いますので、わが党からもそういうことを御要望しておきたいと存じます。何か大臣、これに対してコメントはございますか...全文を見る
○石井委員 次に、日中航空協定に関しまして数点お伺いをさせていただきたいと思います。  この点は私のほうからもまた野党議員からも当委員会においてたびたび問題になっておるところでございますし、政府も鋭意外交交渉の中で努力をされております。私、これ以上新しい問題さえ出なければ追及す...全文を見る
○石井委員 ちょっとお伺いしますが、いつ開港を予定されておるのでございますか。四十六年四月一日が大幅におくれていると思いますが、いまや最終段階に入っておるわけですから、この点当局のお考えをまずただしておきたいと思います。
○石井委員 日中航空協定との関連で成田の問題を提案したのではないということは先ほどの御答弁で明らかなんでございますけれども、やはり時あたかも非常に難航しておるむずかしい問題だけに、私は何かそこに一つの隘路が、政府側はそう思っておられないかもわかりませんが、あるのではないかという感...全文を見る
○石井委員 いまのお話を聞いておりますと、成田は十二月までには開かない、しかし航空協定に関してはそれ以上に緊急なものである、さらに技術的な問題その他については大体の問題点というものはすでに出尽くしておる、こういうふうなことに相なりますと、この問題は、技術的なサイドでなく、政治的な...全文を見る
○石井委員 日台航路の継続に関しまして、中国側は理解を示しておるから現在も存続しておるのだ、こういうことでございますと、中国側は、いわゆる日台航空業務というものはさほど、ことに問題にしておらない、こういうことでございますか。
○石井委員 政務次官、台湾との往復の便数なり、たいへん多くの人数、観光客の動きというのはよくわかるのですが、もう目前に来ておるのですから、当局は当然こういうことを計算されたと思うのですが、当面、日中航空協定ができたといたしますと、何便くらい飛ばす御予定なんですか。
○石井委員 なるほど。それで、台湾からの飛行機というのは、毎日毎日入っておる、こういうことでございますか。
○石井委員 その間に何らかの、午前中全部あいておるとか、そういう空間がかなりあるのですか。
○石井委員 二十一便対一便なり二便の対比ですから、数の上からは、政治的には後者のほうが非常に重要なんですが、現実的にはたいへんなそこに格差といいますか、その便数の違いというのがあるわけですね。そこにもってきて、先ほどから外務大臣が期待されておる中国側の理解というものが重なるならば...全文を見る
○石井委員 だから、航空機と船舶にはいろいろの法律上の問題もございますけれども、船舶の場合はかなりリベラルであるというふうに理解できるわけですね。私はこの航空機の問題も、先ほどのあいておる時間その他という問題もございましたが、その辺は、それこそ技術的に何か解決できるような方法があ...全文を見る
○石井委員 これでこの議論はきょうのところはやめますが、外務大臣、先ほど大臣のほうから、これは政治的決断だ、こういうお話がございました。私、まさしくそういうことだと思うのでございます。技術的には、私もいろいろ指摘いたしましたが、技術的に解明すべき未解決の問題がほとんどないという段...全文を見る
○石井委員 いつごろにまでという場合、相手があるわけでございますけれども、通商協定にいたしましても航空協定にいたしましても、やはり当然年内には締結をされるというお考えでございましょうね、外務大臣。この点だけをお伺いしまして、私質問を終わりたいと思います。
06月29日第71回国会 衆議院 外務委員会 第26号
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○石井委員 世界は首脳外交の時代が到来しておるようでございまして、先ほどからの議論を伺っておりましても、総理の来たるべき三つの大きなミッションに対する決意のほどが十分にうかがえるわけでありますが、一番最初にやってまいりますワシントンにおける会談、今回はいわゆる日米間の間断なき対話...全文を見る
○石井委員 経済問題非常に重要だということでございましょうが、最近の大統領の外交教書などを読んでおりましても、いわゆる安保条約に対する日本の負担ということに関して、わがほうに対する要求というものもさらにもう少し強くなってくるのじゃなかろうか、私はこういうことを危惧いたしておるわけ...全文を見る
○石井委員 天皇の訪米に関しては何かお話し合いになる予定でございますか。
○石井委員 大体問題点がかなりはっきりいたしましたので、時間も限られておりますから、訪ソに関して一、二点お伺いをさせていただきます。  そこで先ほど岡田委員に対する応答の中にも、領土問題に関しては不退転の決意で日本国民の世論を背に受けてひとつがんばる、こういうことで私もたいへん...全文を見る
○石井委員 首脳外交で最近特にブレジネフ書記長はアメリカに渡り、西独に渡りして意欲的に動いておりますが、総理は今回訪ソされたときに書記長に訪日を要請される、こういうお考えはございますか。
○石井委員 これは最後の質問でございますが、訪ソの場合も訪米の場合も、アジア情勢、これは私たちとしては一つの最も重要な課題だ。たとえばアジア太平洋諸国会談というような提唱もございましたし、またソ連からはアジア安保というふうなこともございますが、基本的にこのアジア情勢ということに関...全文を見る
07月11日第71回国会 衆議院 外務委員会 第29号
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○石井委員 まず最初に、去る七月八日南ベトナムの臨時革命政府、これは民間の代表ではございますが、それと北ベトナムからの友好協会の代表団が日本にやって参りました。これらに対しまして政府御当局は非公式な接触をお持ちになるというお考えがあるかどうか、まずこの点大臣から。
○石井委員 一応現在のアジア情勢を考えましたときに、大臣みずからが接触を持たれるという必要はないかもわかりませんが、やはりこれはある意味で連携をとっていく必要があるし、また戦後の復興というふうな問題でも意見を交換するというようなことは、私は有意義なことだという見解を持っているもの...全文を見る
○石井委員 過去の経過も大体承知をしておりますし、政府側として御努力をされておることも承知いたしておるわけでございますが、私最初に指摘いたしましたように要するにカンボジア政府なり、非公式に外務省の三宅さんが行かれたときの北ベトナム政府なりあるいは南ベトナム政府に対する接触あるいは...全文を見る
○石井委員 七日に訪日いたしまして二十九日まで滞在の予定でございます。まだ時間もかなりあるようであります。私は民間人の代表に政府が正式な交渉を持てとは言っておりません。しかし、問題の性格上、その家族の立場も考えた場合に、私は、何らかの形で善処をしていただければ、こういう希望を持っ...全文を見る
○石井委員 それでは次の問題に移らしていただきたいと思います。  日中の経済関係、とりわけ通商問題についてきょうは質疑を進める予定でございます。  先月、わが党の藤山愛一郎議員が中国を訪問されて、国貿促の立場からいろいろとこういう問題について話し合いをされてきたようであります...全文を見る
○石井委員 その話し合いの中から、今後の日中間の経済関係の展望というものについて何か新しいものをお感じになったかどうか。
○石井委員 少し具体的にお伺いをさしていただきますが、今回の藤山訪中団は、今後日中の通商協定その他ができ上がっても、やはり両国の国貿促のルートを通じて民間の意見をどんどんと反映させていきたい、協議内容その他まとまれば両国政府に具申したい、こういうふうな了解がなされたというふうにも...全文を見る
○石井委員 明快な御答弁でよくわかりましたが、日中の通商条約についての日本案が提示されたのが六月十八日、それから中国案が提示されて返ってきたのが六月二十六日、その間一週間ほどという非常にスピーディーな形で具体的な反応が中国からあったわけですが、この反応の早さというものをどのように...全文を見る
○石井委員 その提示した日本案と、それから反応のあった中国案に大きな違いがございますか。
○石井委員 その点についてあまり深く追及する気持ちはございませんが、ただ、いまおことばにもありました最恵国待遇の内容について、これは通商協定の最大の要件で、どの通商協定にも含まれておるわけでありますけれども、基本的に、あるいは抽象的でもけっこうですが、どういうところに問題点がある...全文を見る
○石井委員 それでは、いまの御答弁に関しましては、要するに両者の意見にはかなりの食い違い、格差というものがある。そしてその格差の中に、最恵国待遇に関する取り扱いということも一つの大きな問題だ、こういうふうに私御理解させていただいてよろしゅうございますか。
○石井委員 わかりました。  そこで、日中覚え書き貿易が今年末で期限切れということで、岡崎事務所長代表などが期限が切れた後の話し合いなどで最近訪中されたわけでございますけれども、政府としては今後もこういう覚え書き貿易というものが継続されるのが望ましい、こういうふうにお考えになっ...全文を見る
○石井委員 そうすると、日中の通商条約というものの締結時期をいつごろまでにやらなければいかぬというふうに政府はデッドラインを考えておられるのか。去年の末でしたか、政府側の代表が行きましていろいろとこまかいことを詰められて帰ってこられた談話の中に、来年中にめどをつけたい、まためどが...全文を見る
○石井委員 先方から返ってきた反応が一週間、八日間、これは非常に向こうの熱意というものを示しておる。またいまの御答弁だと、両国の提案の差はあまりない、技術的な問題である、こういうふうに考えまして、しかも年内に覚え書き貿易をやめなければいかぬ、こういうふうな段階でありますと、今年末...全文を見る
○石井委員 新しい日中貿易の協議機関としていわゆる混合委員会というようなものをつくりたい、そういうふうなことが新聞などでもいわれておるようでございますけれども、これについて具体的な構想をお持ちですか。
○石井委員 この委員会に関しては、中国側の案にもやはり含まれておる、こういうことでございますか。
○石井委員 それから大型プラントの中国への輸出について、いま中国は延べ払いを希望しておる、そういうことのようですが、わが国は輸銀の融資ワクの拡大を行なう、そういう方向で進められておるのかどうか、この点はいかがですか。
○石井委員 日中貿易の中でココムの規制のために輸出が不可能となったということ、そういうふうな事例はあるのですか。
○石井委員 交渉の過程のようですから、あまりこれ以上立ち入ったことをお伺いいたしませんが、なお一、二問、漁業協定についてお伺いをしてみたいと思います。  民間協定で一年間の延長というのがきまっておるわけですが、その後政府間の交渉が続いておる。これも急ぐ問題なんですけれども、どう...全文を見る
○石井委員 むずかしい問題という中に、資源の保護の問題だとか何海里という水域の問題だとかあるいは軍事的な問題、こういうふうなものもやはり討議の対象になっておるわけですか。
○石井委員 一年たてば民間協定が切れるわけですが、その時点までにはこの漁業協定に関しても政府間レベルの合意に達したい、こういうことで鋭意努力しておる、こういうふうに了解してよろしゅうございますか。
○石井委員 最後に、外務大臣、先日の委員会にも総理も出席されまして、この日中の航空協定をはじめ日中間の問題についても、いろいろ野党の委員からも、私たちからも議論が出たところであります。日中国交正常化以降、実務協定の締結ということに関して中国側が非常に積極的な姿勢がある。日本側は積...全文を見る
○石井委員 最後に、先日訪中されましたときに、周恩来首相を日本に招かれるということ、そういう発言を総理なり外務大臣されたと思います。最近は首脳外交で、アメリカなりソ連の首脳の動き方を見ても非常にスピーディーなものがあるわけでございますけれども、これらの問題はどうも年内には解決しな...全文を見る
○石井委員 ありがとうございました。
07月13日第71回国会 衆議院 外務委員会 第30号
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○石井委員 外務大臣、日米首脳会談に臨むにあたりまして、昨日政府部内では最高会議などを持たれまして、日程、議題などについて最終の詰めをなさったということでございますが、日程についてもうほとんど煮詰まったのじゃないかと思います。この点について御発表いただければ幸いだと存じます。
○石井委員 そういたしますと、従来の首脳会談の短期間のみの会合以外に、要するに世論の国であるアメリカにおいて、議会人であるとか報道人であるとか学者であるとか、こういう広範な対話というものが今回は含まれておる、こういうところにも大きな重点を置いておられる、こういうことでございますね...全文を見る
○石井委員 次にエネルギーの問題でございますけれども、最近中近東の大使会議なども招集されまして、現地ではそれほど大きな摩擦もないというふうに報告が大臣のところに届いておるというふうなことを伺っておるわけでございます。今回の日米会談では、当然大使会議の報告を踏まえて、いわゆる日米間...全文を見る
○石井委員 一とき中曽根通産大臣が中近東を訪問されたときに、いわゆる消費国同盟に参加する意思がないというふうなことを個人的に発言されたようでございますが、やはりこの点は非常に一つの焦点になると思いますので、消費国同盟に関する大臣の御見解があればひとつお聞かせいただきたいと思います...全文を見る
○石井委員 もう一つ、昨今の報道を見ておりまして私矛盾を感じますのは、いわゆる今回米国がとった農産物の輸出規制という問題でございますが、元来アメリカはわが国に対していわゆる農産物の自由化ということをずっと迫ってまいったわけでありますが、今回急遽輸出規制というような措置をとりました...全文を見る
○石井委員 当委員会で日米原子力協定を審議いたしました。いま参議院段階でございますが、濃縮ウランの長期的供給、これもわが国にとっては非常に重要なことでございますが、この問題、さらにこれと関連して核軍縮というふうな問題、こういう問題についても今回首脳会談で当然お話しになるお考えがご...全文を見る
○石井委員 核防条約の批准の問題については、先般の原子力協定の審査のときにもかなり議論が出たわけでございますが、わが国が署名いたしましたその時点の政府声明を見ましても、これを批准する条件の一つとしては、核軍縮ということが非常に重要な問題である。ところが昨今、フランスの核実験、中国...全文を見る
○石井委員 核防条約は、要するに第六の核保有国をつくらないということが具体的に言いますと一つの目的だというふうに考えておるわけでございますが、そのためには、非核保有国の安全保障体制というものをつくることが非常に重要なことだと思うのです。そういうことが前提なんですけれども、昨今の論...全文を見る
○石井委員 ジュネーブにおける軍縮委員会あたりで、日本が非常にアクティブにこの問題と取り組んでおるということを伺っておりますが、過去に軍縮委員会の討議の中で、たとえばある国の核兵器は防御的でありある国の核兵器は攻撃的だ、こういう議論がなされたことがございますか。
○石井委員 原爆実験の禁止というのは非常に人道的な問題だと私は思います。これは政治情勢、イデオロギー、国の体制によって変わるものではない、死の灰というのは同じだという考え方を私は持っておるわけでございます。だからそういうふうな意味では、わが国は今後いかなる体制の国の実験に対しても...全文を見る
○石井委員 そうすると今度の日米首脳会談においても、超核大国であるアメリカ、ソ連、特にアメリカの核実験に対しては——まあ、先般の委員会でも抗議をしたその資料がないというふうな議論もありましたが、当然首脳会談の議題としてお出しになって日本の立場を明らかにされる、こういうおつもりでご...全文を見る
○石井委員 ありがとうございました。
08月24日第71回国会 衆議院 外務委員会 第32号
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○石井委員 今回の事件に関連いたしまして、日韓の関係というものは非常に異常なまでに重要な局面を迎えておる、こういうふうに私痛感をいたすわけでございますが、けさの閣議で第七回日韓定期閣僚会議を延期されるということを御決定になったと承っております。これに至りました経緯、そしてこのこと...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、もしかりに事件の解決のめどというものがつかない場合には、この問題が解決しない限り日韓の閣僚会議というものは、かなり無期延期というふうな形で延期される、そういうお考えなのですか。それともやはり両国の関係を維待していくために、できるだけすみやかに、この事...全文を見る
○石井委員 昨日の参議院の法務委員会で、田中法務大臣は、特定な機関の名前はおっしゃっておりませんけれども、某国の政府機関が関係したということは、自分もそういう心証を持っておるということを御発言になっておるわけでございますけれども、外務大臣は、この点に関してはどういう御見解を持って...全文を見る
○石井委員 当然そういうお答えが返ってくると思っておりましたけれども、関係をしておった犯人と申しますか、組織と申しますか、そういう人々がいわゆる政府機関の下部の者であっても、これはやはりそういう事態が起こった場合には、外交的には断固たる処置をとらなければいかぬ、こういうふうにお考...全文を見る
○石井委員 さらに、昨日の読売新聞が、かなり具体的な事例をあげまして、いわゆる政府機関の介入というふうなことを報道しておるわけでございますけれども、これに関しましては、韓国政府が正式に事実無根のでっち上げであるというような反論を唱えておりますし、読売新聞の退去というふうなことも打...全文を見る
○石井委員 昨日の読売新聞の報道と関連いたしまして、昨日の田中法務大臣の参議院の法務委員会での発言、もし読売新聞の記事に韓国政府が反論をいたしますならば、当然日本政府の一人の代表である田中法務大臣の発言に対しましても、当然反論をするだろうと私は予想するわけでございますけれども、田...全文を見る
○石井委員 田中発言は非常に重要なものだと思いますが、「第六感」ということばがございますから、ある意味では個人的な発言だというふうにとれるかもわかりませんけれども、私はこの点はある意味で韓国政府の態度というものも非常にふかしぎだというふうに考えておるわけでございますけれども、いず...全文を見る
○石井委員 いわゆる韓国側の捜査状況の通報ということを比較的非常に簡単なものとおっしゃいましたけれども、一体どこまで韓国では捜査が進んでおるというふうに事態を掌握されておるわけですか。
○石井委員 この捜査が遅々として進まないということは、やはり両国の関係に非常に亀裂を生じるというふうな問題にも発展いたします。できるだけすみやかに真相を究明しなければいかぬというふうに私は考えておるわけでございますが、たとえばこの間民社党のミッションも行かれたようでございますし、...全文を見る
○石井委員 最後の点でございますが、私、当然御相談を受けておられることだと思っておりましたが、そうしますと、そういう自発的な行為があればそれに対しては積極的に支持したい、こういう外務大臣のお考えでございますか。
○石井委員 金首相から親書が届けられて、その内容にはやはり韓国人がこの事件に関係をしておったということに対する陳謝の意が示された、こういうことでございますけれども、この親書の内容はどういうものであったかお話しいただけますか。
○石井委員 事件に関係した韓国人をすみやかに逮捕してそれを処罰するという、そういう意味の内容も含まれておるわけでございますか。それとも政府の遺憾の意を表明しておるだけにとどまっておるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 この事件にはいろんな風評があるわけでございますけれども、日本側の捜査は一体どこまで進んでおるのか。最近かなりいろんな確証を握ってきておられるのじゃないかというふうに考えるわけでございますが、一つの風評の中には日本人が関係をしておったというふうなことをいわれておる向きも...全文を見る
○石井委員 今度の問題を外交問題として取り上げました場合には、これはいろいろな、さまざまな波紋を投げかけておるというふうに私は感じます。特に、朝鮮半島が本年の国連の場において一つの世界の焦点になるという時期だけによけい影響は大きい、私はそういうふうな意味で、やはり日本外交というも...全文を見る
○石井委員 まあ私の立場でこれ以上追及いたしませんが、私は正常な日韓関係というものを推進して、これからもっとさらに強くしていくという観点から考えても、この問題は非常にきっちり処理をつけるべきである、そういうふうに考えてなりません。一時的な問題の処理というものは非常に大きな問題をあ...全文を見る
○石井委員 ベトナム復興の問題に関しましてやはり日米首脳会談で、とりあえず呼び水として南ベトナムに五千万ドルですかの援助を与えるというふうなことをおきめになったということを私伺っております。これはアメリカ側からの要請があったのか。ちょうどその時点に日本から南ベトナムに調査団も行き...全文を見る
○石井委員 日中問題について一、二点お伺いいたしたいと思いますが、いわゆる航空協定の締結に関しましても、その後おそらく鋭意努力されておるというふうに私推察をいたしますが、最近の情報では、中国は台湾の航空機と同一の空港におりることには異論はないけれども、認めるが、いわゆる中華民国の...全文を見る
○石井委員 この問題、いろいろ問題ございますので、別の機会にいたします。  なお、通商協定の交渉がかなり進んで、きょうかあすあたりにはもうほとんど話がまとまるのではないかというふうに私聞いておるわけでございますが、これはいわゆる貿易協定が今年終了するということもありまして、来年...全文を見る
○石井委員 日中貿易に関連いたしましてココムの規定との関係、これはある意味ではココムの規制というものが非常に阻害になるのではないかという感じがいたします。特に昨今の国際情勢の大きな推移という中で、ココムの規制がまだ存在する理由というものがあるのだろうかどうか、こういう点を私非常に...全文を見る
○石井委員 終わります。
08月29日第71回国会 衆議院 外務委員会 第33号
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○石井委員 私は、比較的スムーズであった日韓関係に今回の金大中事件というものが非常に大きな影響を与えておるということを非常に憂慮する立場から、以下の質問をいたしたい、こういうふうに思うわけでございますが、端的に申しまして、時間があまりにかかり過ぎている、私はそういうふうに思います...全文を見る
○石井委員 そのお気持ちは私もよくわかるのでございますが、閣僚会議は延期されておる。また国連の会議というものは九月に迫っておる。普通の事件だと三週間という時期は、大体問題がきれいに判明する、こういう時間でございます。今回の場合は非常に複雑なんでありましょうけれども、しかしその調査...全文を見る
○石井委員 大使との会見で同氏は再来日ということを希望されたということを承っておりますけれども、一応のめどがつけば、この人をもう一度原状復帰さすというふうな意味で外交ルートを通して招請される、そういうお気持ちはございますか。
○石井委員 そういたしますと、現在の時点においては韓国側の捜査を唯一のたよりにもう少し礼節を尽くす、こういう御姿勢のように私は承るわけでございますが、すでに事件発生後大かた一月経過いたしております。あとどれぐらいのめどで現在の政府の姿勢を変えられる、こういうお気持ちでございますか...全文を見る
○石井委員 今回のような韓国側の十項目に対する回答なり、その他内容はともかくといたしまして、次回の回答が出ましてさらに進捗の状況というものが見えないという場合には、私はやはり政府というのはもう少し政策の転換というものが迫られるのじゃないか、時間がたつことによって事態というものがだ...全文を見る
○石井委員 なぜ日本の入国ビザというものを持っておらなかったのですか。
○石井委員 公用旅券に病気療養及び出版活動ということですが、それにはやはり政治活動も入るわけでございますか。
○石井委員 それから先の理論を展開したいところでございますが、私のきょうの持ち時間はあまりございません。当委員会では委員長発議のもとに事態の推移いかんによっては何らかの意思表明を委員会としてもしなければいけないし、やはりかえって相手を何といいますか、害するということを私たちは懸念...全文を見る
09月07日第71回国会 衆議院 外務委員会 第34号
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○石井委員 外務大臣、金大中事件で非常に一つの局面に来ております日韓関係にたいへん苦慮されておるお姿、また国会答弁では非常に慎重でございますけれども、現実にはかなりき然たる態度で外交交渉に臨んでおられるお姿に接しまして、私、その御苦労に対しまして謝意を表したい、こういうふうに考え...全文を見る
○石井委員 政府の基本的な態度を、今後もさらに努力を続けられるという点でございますが、昨日あたりの官房長官の談話にあったように思うのでございますが、しかしそれかといっていつまでも並行線をたどるわけにいかないし、やはり真相究明というのにあまり長いこと時間がかかっても困るというのが政...全文を見る
○石井委員 それじゃ、そこで警察庁の政府委員のほうから捜査の進捗状況について数点お伺いをさせていただきます。  まず最初に、この金東雲氏の指紋の一致を確認されたのはいつの時点であったか、またそれを直ちに外務省に通報されたのかどうか、依頼をされたのかどうか、この時間関係をまずひと...全文を見る
○石井委員 指紋が検出されたということで、これは真犯人と申しますか、事件に関連があったというふうにそれのみできめ得るのか、それ以外の傍証があったのかどうかという点が一点。さらに、その指紋というものはこういう犯罪の場合にはもう絶対的な一つのきめ手というふうに技術上警察の立場としては...全文を見る
○石井委員 警察当局が被害者なり事件の関係者というものに直接尋問をできない立場の中でここまでの捜査をやられたということは、私はやはり警察当局の面目を施されたという、非常に努力をされたという点を非常に高く評価しておるわけでございます。  そうすると、金書記官の次に、そのエレベータ...全文を見る
○石井委員 車の割り出しというのに非常に時間がかかっておる、たった三十台ぐらいでありますが、この辺からいわゆる逃亡のルートその他でもう少し具体的なものが出ないのか、この辺はいかがですか。
○石井委員 他の三名の犯人の指紋というものは検出されておるわけですか。
○石井委員 それでは金書記官が事件発生後比較的早いうちにその指紋が検出されておるというのに、日本を離れるのを黙って見ておったのではないか、こういう点が指摘されるのじゃないかと思うのですが、この点に対するあなたのほうの御見解はいかがですか。
○石井委員 金書記官のことが、出国した後であったにいたしましても、かなり前にわかっておったのに、外務省に通報したのがそういう九月四日だとか五日だとかいう、それはやはりある程度の政治的配慮というものがあって、その間に少し時間のギャップというものがあったんだ、こういうふうなことが指摘...全文を見る
○石井委員 金東雲氏に対する任意出頭が拒否された、非常に遺憾なことですが、数日前に家族も帰ってしまっておる、こういう現状のようですが、そうすると、これは警察当局どう見られますか。家族も帰ってしまっておるんだから、金東雲氏は永久に帰ってこない、こういう意図というふうにお考えになりま...全文を見る
○石井委員 日本の警察と韓国の警察の間に何かなれ合い的な面がないだろうか、その間に何らかの連絡その他というふうなものがあるのか、それとも全く日本の警察というものはそういう非難が当たるのではなく、孤独の状態の中で独自の捜査をやっておるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 神戸の新聞によりますと、神戸領事館員の安氏を近く出頭を求めて事情を聴取する、  こういうふうなことがいわれておるわけでございますが、外交特権のない安氏、これを出頭を求める見通しなのか、この点はいかがですか。
○石井委員 内容の問題について最後でございますが、こういう韓国の準政府機関員が総指揮をとっておるというふうなことがいわれておるわけでございまして、これはまことに重大な点だと思うのでございますが、その本人はもう日本にいないということのようでございますけれども、どういう性格の機関であ...全文を見る
○石井委員 そこで、真相究明がもう少し進まなければいけないという問題になるのだと思いますが、いわゆるわが国に対する主権の侵犯、侵害という問題が、これは非常に重要な問題なのでありますけれども、この点に対して警察庁はどういう見解を持っておられますか。現在までの捜査を総合し、韓国の正式...全文を見る
○石井委員 そうしますと、被害者なり加害者なり何らかの関係者と直接面接をした後に、そこを確認しない限り主権の侵犯という断定はできない、こういうことになるのですか。
○石井委員 まあ現時点ではそういうお答えしかいたしかたがないのかもわかりませんが、ただ常識的に事件の推移を見ておりますと、なかなか韓国側と日本側と両方の合意というものが達せられないし、こちらの要望というものが向こうへ通らない。こういうような形でどんどん進んでいきますと、日本側は黒...全文を見る
○石井委員 外務大臣、きのう参議院の委員会でも御答弁になっておるようでございますが、わが国の主権というものが侵犯されたというふうに大臣はお考えになりますか、この点はいかがでございますか。われわれの先ほどからの議論ということをも踏まえられまして、この点について現時点における大臣の御...全文を見る
○石井委員 現段階ではそういうお答えでありましょうが、やはり公の外交官が関与しておるという事実、まあそのほかいろいろの観点から考えましても、これは非常に可能性が強くなってきておるということは、私は指摘できると思うのでございますが、その点はもう少し真相究明ということを待たざるを得な...全文を見る
○石井委員 その念願どおりなりますと非常にけっこうなんですが、なかなか事態は深刻な状態に入っておる、私はそういわざるを得ないと思うのでございますが、私の主張はやはり韓国側がこの期に及んで良識ある態度でこのことの処理に当たってもらいたい、こういうことでございまして、それをしないと日...全文を見る
09月19日第71回国会 衆議院 外務委員会 第36号
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○石井委員 ガットの閣僚会議の問題について質疑通告をいたしておりましたが、先ほど御表明のありましたベトナム民主共和国の承認の問題について、非常に重要な問題ですから、数点お伺いをいたします。  これはいわゆる国家を承認されたのか、あるいは政府を承認されたのか。政府を承認されたもの...全文を見る
○石井委員 それでは、二つの国というものを認めた、こういう行為になるわけでございますか、二つのベトナムを。
○石井委員 承認形式でございますが、いわゆる条約形式などをとられるのか、あるいは交換公文のそういう形式なのか、いかなる形式でこの署名を二十一日になさろうとしているんですか。
○石井委員 それは形式の問題ですから、内容じゃないと思うのですが、まあこれは行政府の権限でお進めになる、そういう形式の問題なのか、国家を承認するという重大な問題なんですが、それともあるいは国会の承認を求められようとされておるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 二つのベトナムを認めるということでございますが、わが国は南ベトナムと長年の国交を持っておったわけでございますけれども、この承認に関して南ベトナムとの話し合いをなされたのかどうか、この点はいかがですか。
○石井委員 南北ベトナムの国連加盟という問題になりますと、二つの国を認めた日本は、両国の国連加盟を支持する、今度はこういう立場になるわけでございますか、この点はいかがですか。
○石井委員 内容についてはそういう協定があるようですから、一々お伺いいたしませんが、ただ問題になりますのは、戦後のベトナムの復興ということを考えまして、わが国は相当あたたかい気持ちで経済協力というふうなことをやっていかなければいかぬ。その場合に南に対する賠償は終わっておるわけでご...全文を見る
○石井委員 いまの答弁で、ベトナムに対する賠償を終わっておる。ところがその賠償は全然北へは行っていない。ここに新しい事態ができて二つのベトナムを日本政府は認めた、こういうことになりますと、そこは非常に賠償問題微妙だと思うのでございますけれども、私はやはり南北のバランスのとれた援助...全文を見る
○石井委員 最後に、パリで合意に達したという御報告を外務大臣はいつお聞きになったわけですか。
○石井委員 ほかにいろいろの問題を持っておりますが、だいぶ時間が経過したようでございますので、与党が席を譲らなければいかぬ、こういうことでございますから、これで終わらしていただきます。
11月08日第71回国会 衆議院 外務委員会 第39号
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○石井委員 金大中事件が一応解決をいたしたということでございますが、いわゆる内外の納得のいく解決になっておるかどうか、まことに疑問な点も多いと思うのであります。特に日本の国民感情としては、やはり釈然としない点があろうかと思います。そういう面でひとつ簡潔に、問題点を次々に出していき...全文を見る
○石井委員 それじゃ具体的な問題について、まず国際刑事事件として真相の究明という点ではまだまだ不明確な点が非常に多いのですが、今後も捜査を継続されようとされておるのかどうか、警察庁のほうから御答弁いただきたいと思います。
○石井委員 いわゆる国家主権の侵害という問題がわが国にとっては非常に問題になるのだと思うのでございますけれども、この点についてはどういうふうにお考えですか、現在までの捜査の結果。
○石井委員 そういたしますと、金東雲一等書記官を調べたいというお気持ちで今後も捜査を続けておやりになるのか、それに関連して、金大中その他の人々の来日ということも、警察庁としては捜査を進めていく上で希望しておられるのかどうか、この点はどうですか。
○石井委員 それじゃ金大中氏の来日ということに対してもすでに警察庁としては要望され、手続をとられた、こういうふうに解釈をしていいわけですか。
○石井委員 金大中氏の来日を外務省のほうは韓国側に要望されたわけでございますか。
○石井委員 スタンディングであるということは結局韓国側の回答待ちだ、日本の外務省としてはすでにそういう要請をなされた、こういうふうに解釈していいわけでございますか。
○石井委員 それから、金東雲一等書記官はすでにもう処罰を受けたのか、あるいは待機中なのか、この辺の情報なり新聞報道が非常に不明確でございますけれども、これはやはり納得いく解決ということを考えますと、韓国側の謝罪というのと同時に関係者の処分、これが非常に重要な問題だと思いますが、こ...全文を見る
○石井委員 そこで、日本の主権が侵害されたかどうかという点に関しまして、日本の警察当局としては今後も捜査を進めていきたいと考えておるわけですが、向こうの大使館員の処罰をされる、こういう状態に入っておるわけでございますけれども、この点に関しては外務大臣はどういう御見解を——国家主権...全文を見る
○石井委員 そうすると、外務大臣としては現時点においては日本の主権の侵容というものはなかったという想定のもとに事態を見守っておるけれども、今後新しい事態が出てきた場合にはさらにき然たる態度でその問題の責任を追及するべきである、こういうふうにお考えになっておるわけですか、この点は。
○石井委員 韓国側が、首相がやってこられて、田中・金会談のもとに深い謝罪をされた、これはそれなりに大きく私たちも評価をしたい、こう思っておるわけでございますが、ただ、日本で伝えられておることと韓国の国会でのいわゆる議論というものにかなりの食い違いというものがあります。たとえば日本...全文を見る
○石井委員 そこで、日韓定期閣僚会議、これを再開されるということでございますけれども、おそらく問題は一応解決したというもとにこれを再開される、こういうことなのだろうと思います。その点についての閣僚会議に関する御意見と、時期を、十二月と言っておられますけれども、いつごろにされようと...全文を見る
○石井委員 日本国内におけるKCIAの暗躍であるとか、大使館の金東雲氏その他たくさんの人がそのときにいたということですけれども、モラルと申しますか、いかに韓国側の説明をそのままとったといたしましても、個人的な行動であったかどうか、大きな問題があるわけですけれども、こういう問題に対...全文を見る
○石井委員 事件が納得のいく筋の通った解決ということになりますと、一つは事件の全貌が明らかに、真相が究明ざれなければいけない。これも私、いま議論をやってまいりましたように、かなりの疑問があります。それから韓国側の謝罪と関係者の処分、謝罪はございましたけれども、関係者の処分、これも...全文を見る
○石井委員 時間がありませんが、私の見解と大臣のお立場、立場が違いますししますが、どうしても多少見解の相違があるのじゃなかろうかという感じが残ってなりません。最近出ました「世界」に韓国野党の鄭一亨という人の「掌で空を覆うことはやめよ」という一文がありますが、これは韓国野党の朴政権...全文を見る
○石井委員 いろいろ問題点がございますが、要するに両国の最高首脳が署名をするという文章、そこに欠落部分があったということの報告が起草委員からはなされていない。実質的には問題がないといろけれども、また飛行機の時間だとか、時間的な問題ということはわからないことはありませんけれども、現...全文を見る
12月18日第72回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○石井委員 一ノ瀬泰造さんという日本人のフリーのカメラマンが十一月二十二日、アンコールワットの付近で解放戦線側に逮捕され、その後革命裁判で死刑宣言ということを受けた、こういう報道がございますが、外務省はこの情報についてキャッチされておりますか。
○石井委員 もしこの報道が事実であるということになりますと、以前にもすでに九名の日本人のジャーナリストあるいは民間人も含めて行くえ不明ということがあるわけでございまして、いわゆるこういう戦場で中立国の報道関係者が次々に逮捕され、こういう状態になっておるということはまことに重大なこ...全文を見る
○石井委員 最近非常に緊張緩和というふうな時代だといわれておるわけでございますけれども、最近のいわゆるこの地区の情勢というのは何か再び緊迫した状態に向かっておる、こういうふうにも感じるわけでございますけれども、外務大臣は南ベトナム情勢というもの、最近の動きというものを、どういうふ...全文を見る
○石井委員 カンボジア並びに南ベトナム、いわゆるインドシナ半島というわけです。
○石井委員 カンボジアの情勢の場合に、いろいろと政治問題がむずかしい局面に達しておるというふうにわれわれは理解しておるわけですが、事日本人行くえ不明者の追跡というふうなことに焦点をもしかりにしぼるといたしますと、いわゆるロン・ノル政権側に接触は持っておられるけれども、もう一方のシ...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、わが国と正常なる関係を持っておる側だけでなく、そうでない側にも何らかの方法で政府は誠意を持っていろいろな方法で接触をしておる、このことは確認をしてもいいわけでございますか。
○石井委員 先ほども申し上げましたように、一九七〇年の初頭に、四月から五月という時期でございますけれども、一挙に八名の日本人が行くえ不明になっております。そうしてその後、特にアメリカに関係した人が多かったようでございますから、全体で二十数名の行くえ不明者があるわけでございますけれ...全文を見る
○石井委員 この一ノ瀬カメラマンの出身地は佐賀県の武雄市ということですが、武雄市議会でも、救済のための決議をいたしておりまして、外務省なり厚生省をはじめあらゆる機関に接触を持っておる、こういうことでございますけれども、この点も申し添えまして、政府の積極果敢な御努力をひとつ重ねてお...全文を見る
○石井委員 次に、核防条約の問題について数点お伺いをいたしたいと存じますが、昨今の参議院の予算委員会などにおきましても、総理が核防条約の批准に踏み切るんだというふうな御発言があったようでございまして、内外で反響を呼んでおりますが、この時期に批准しようとする理由についてまずお伺いい...全文を見る
○石井委員 各国での動きなり特にユーラトム諸国でのこの条約に対する非常に活発な動きなどについても承知をいたしておりますし、またいま大臣の公式的な見解も拝聴いたしましたわけでございますが、それにいたしましても、これは非常に大きな問題を含んだ非常に政治的な問題だとわれわれは考えており...全文を見る
○石井委員 諸外国からの日本に対する批准促進の要請、こういうふうなものはあったのかどうか、最近ジュネーブあたりでの国連のこの問題を討議する会議あたりで非常に活発な動きがあったのかどうか、この点についていかがですか。
○石井委員 それでは時間もやってまいったようでございますから、最後に一問だけ、日韓閣僚会議についてお伺いをいたします。  これは堂森先生がきょうこの問題を突っ込んでお伺いになるようでございますから、与党の私といたしましては、現在の情勢下でも日韓閣僚会議というものを年内に開催され...全文を見る
○石井委員 終わります。