石井一

いしいはじめ



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開催日 会議名 発言
02月22日第72回国会 衆議院 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
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○石井委員 大阪空港の公害訴訟の判決がもう二十七日に出ようといたしておるわけでございますが、仄聞するところ、たいへん見通しはよくない、国が敗訴する可能性も非常にあるというふうに私は伺っております。時間が限られておりますので、こういう問題にあまり時間を費やしたくはないわけでございま...全文を見る
○石井委員 結果が出ておらないから、いまこの時点で明確な答弁をされることは非常にむずかしいと思うのでございますが、結果が出てから対処するというのでは、やはりこれだけ被害の大きい住民の心情を考えても、これはたいへんなことになる。したがって、相当長期的にいろいろの可能性というものを考...全文を見る
○石井委員 三木環境庁長官が御出席でございますが、昨年環境庁告示の百五十四号で航空機に対する基準を提示されております。たいへんきびしい基準だと、その点では非常に高く評価されておるわけでございますが、それと対応して、いま審議をいたしておりますいわゆる騒音防止法の改正を見ますと、この...全文を見る
○石井委員 いま世論では、いわゆる空港の公共性という問題と住民の環境権ということが一つの争点になっておるわけでございますけれども、環境庁長官は、空港の公共性ということと、いわゆる環境権というものをどういうふうにお考えになりますか。
○石井委員 結局、環境基準を守ってこれにいろいろの措置をいたしましても、過渡的な措置であって非常にむずかしい。抜本的にはやはり新しい両立する空港をつくらざるを得ない、こういうことになろうと思うのでございますが、関西国際空港に対する答申というものがおくれにおくれておる。四十六年に諮...全文を見る
○石井委員 いまのお話だと、すでにもう現在伊丹の空港は限界に達しておる、こういうことです。そして今後、答申がどんどんおくれ、さらにそれから後かなりの時間がかかる、こういうふうなことになりますと、これはますますもって関西新空港ができるのかどうか、まことに原則的な疑問点が多いわけです...全文を見る
○石井委員 この新空港の位置とそれから規模ということが答申の内容になっておる。これはどこが優先であるかということが七月には明らかに出てくるということを期待しておるわけでございますか。
○石井委員 それでは、いま御答弁になりましたことをまとめますと、七月の時点には、第一候補としてのいわゆる候補予定地というものが明示される、それからその時点の答申に含まれた内容によって伊丹を存続するかどうかを決定する、そうしてその時点に地方公共団体に交渉を始める、合意が得られればつ...全文を見る
○石井委員 では政府側の見解としては、いまの御答弁を聞いておりますと、これは新空港というのはなかなかできないなという感じがしてならぬわけでありますが、それではほんとうは困るわけであります。航空機の需要というのはますます大きくなってきておる。ところが、現在の伊丹と新空港とのことを考...全文を見る
○石井委員 時間が参ったようでございますから……。  私はこういうふうに申しておりましても、伊丹の騒音防止に対して手をゆるめろというようなことを申しておるわけでございません。これに対してはひとつ徹底的に基準を守りつつ十分な被害者に対する措置をしていただかなければいけません。それ...全文を見る
02月22日第72回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○石井委員 私は石油消費国会議その他日中問題などについてきょうは大臣の御意見をお伺いいたします。一昨日の委員会にちょっと所用で出ておりませんでしたので、もし重複する点がございましたら簡潔にお答えをいただければけっこうでございます。  そこで一番最初に、資源問題緊急国連総会、先ほ...全文を見る
○石井委員 基本的なお考えはよく理解できるのですけれども、わが国の資源外交をどういうふうに持っていくかということ、これはこの間の消費国会議を見ておりましても、国際協力かあるいは二国間取引かということで、この点はその共同声明などでも非常にあいまいな表現にならざるを得ない、そういうふ...全文を見る
○石井委員 いや、私はいまの御答弁、別にお気に召さぬことはありませんが、そういうむずかしい面をやはり模索の中にひとつ前進を続けるということしか道はないと思うのですが、それでは具体的に数点。  まず二国間協定、二国間での外交の推進ということでまずお伺いしますのは、先日サウジアラビ...全文を見る
○石井委員 だから、二月中に外務大臣が先方からやってきてこれの締結ができる、こういう見通しですか。
○石井委員 そうすると、協定は既定の方針であり、あとは向こうの都合だ、まあこういうふうに解釈できるわけだと思いますが、サウジアラビア以外に、二国間取引を主にしたバイラテラルの交渉がイラクとも進んでおる、こういうふうに聞いております。それ以外にも、中近東アフリカのこういう産油国とこ...全文を見る
○石井委員 御答弁がちょっと間接的なんで、私の質問も悪かったと思いますが、直接の石油の取引のためのバイラテラルなアグリーメントでなくても、間接的にこれらの二国間の友好関係を増進することによって、やはりそういうわれわれの乏しい資源というものを確保するということになるわけですから、私...全文を見る
○石井委員 それでは大臣にお伺いしますが、この消費国会議の内容なりそこで討議されたこと、またわが国の主張というふうなものを踏まえて産油国に特使を派遣される、こういうふうな構想はいまお持ちではございませんか。
○石井委員 私は、基本的にいまの御意見に別に反対をするものでもございませんけれども、やはりわが国の薄氷を踏む思いで外交を進められる立場において、ようやく昨年の暮れに特使を出し友好国扱いになり、またいま二国間のいろいろの交渉が進んでおるこういうときに、私も最近中近東を回って参りまし...全文を見る
○石井委員 それでは次に、石油の緊急時の融通という問題で、ワシントン会議の冒頭キッシンジャー国務長官は、緊急時には米国内の石油を融通することも考えておる、こういうふうな表明もあったようでございます。しかし、昨年十一月に同長官が日本へやってきましたときに大臣みずからがこの問題につい...全文を見る
○石井委員 わが国の石油はもうほとんどメジャーの手を通してこれまで入ってきておるわけでございますが、メジャーが国際的に見て完全にジュニアパートナーに陥落しておる、こういうことでございます。今後の見通しを考える場合に、大臣は、そのメジャーは今後どういう経路をたどっていくのか、メジャ...全文を見る
○石井委員 調整グループの件に関しまして、来日中のオルトリEC委員長がこれに参加することは非常にむずかしいというふうな発言をしておるようでありますが、大臣の御見解は記者会見でもそうではなくて、そうしてこの会議自体は今後のキッシンジャー構想を推進することにとって大きなマイナスになる...全文を見る
○石井委員 時間が参りましたので、ほかに二、三のものを準備しておりましたが次回に譲ります。  そこで、もう問題は終わっておりますのであえて申し上げる必要もないかと思うのでございますが、例の天皇の訪米の問題でございます。私は個人的な見解でございますが、今回の場合、私は外務大臣が最...全文を見る
03月04日第72回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○石井委員 いまお話を伺っておりまして、最近の国際情勢その他、交換公文、行政取りきめの数というものが急激に増加しておる。しかしそれのメリット、デメリットというふうなものもお話をいただいたわけでございますが、わが国においては特にそういう傾向が顕著でございますし、特に今回の当委員会に...全文を見る
○石井委員 先ほど感触を参考人は申されたわけでありますが、十のうち一つぐらいしか条約がないというふうな意見の陳述がございました。世界の各国の例と比べて、そういう行政取りきめとかなんとかというのが日本の場合には少し多過ぎるというそういうお感じはお持ちになりませんか。
○石井委員 ただいまの議論に対しまして、佐藤参考人、何か御意見がありましたらどうぞ……。
○石井委員 それじゃもう一つ別の問題でございますが、行政協定取りきめでなく条約そのものの問題でありますけれども、条約の締結権は憲法第七十三条三号で内閣にありますけれども、事前、事後に国会の承認を得なければならぬ、こういうことでございますけれども、この文面から感じますと、憲法は要す...全文を見る
○石井委員 お許しをいただいてもう一問だけお伺いしますが、その事後承認の場合に、条約は憲法の定める手続に従って締結されるべきなんでありますけれども、必要とする国会の承認を欠いた条約は、憲法で定める条約締結手続に従わなかったとして、これを相手国に主張するだけでこの問題がすべて解決す...全文を見る
○石井委員 いま参考人の出席を得まして、行政取りきめに関する諸種の問題についていろいろと意見を伺ってまいったわけでありますが、ここで政府の見解を数点ただしておきたいと思います。  まず、従来政府は、国会承認条約に該当するものとして、法律事項を含む条約、それから財政事項を含むもの...全文を見る
○石井委員 政治的な重要なという、そういう意味から今回のこの交換公文の取りきめに関しての見解をきめられたのかどうかということです。
○石井委員 憲法七十三条三号にいう条約との関係について、これはちょっと言語上の問題でありますけれども、交換公文であっても、内容いかんによっては憲法のその同条の条約に該当するのかどうか。それからその次に、第二に条約という名称を有するものはすべて同条による条約というのか。それからもう...全文を見る
○石井委員 Aという国とBという国があって、国際協定なり条約なりを結ぶ場合に、一国にとっては条約であり、一国にとっては行政取りきめである、それは国内法によってそういうふうにとれるというふうなものは存在するのですか。
○石井委員 それじゃ国会承認を求める条約を——一番最初の私の質問に返るわけですが、必ずしも御回答を私十分に理解しませんでしたのでもう一ぺん別の角度から聞きますけれども、要するに法律条項によるもの、財政条項によるもの、政治的な関連のあるもの、この三つのカテゴリーの条約というのを具体...全文を見る
○石井委員 それじゃいま御説明のあった三つのカテゴリーのいずれにも該当しない、それ以外の国際的な約束、これは非常に膨大な数になっておるということでありますけれども、これはもうすべて行政取りきめとして政府の権限の限りで締結するのだ、こういう考え方ですか。
○石井委員 先ほどの参考人に対する質疑の中にも出ておりましたけれども、政府は、経済協力に関する国際約束、これはたいへんな数にのぼると思うのですけれども、国会の承認を求めるものはどの部分であって、それからそれが必要でない取りきめとして行なわれるものはどういうところに一つのラインを設...全文を見る
○石井委員 それがたいへん膨大なものになるのが、やはり国会との関係においていつも問題になっておるようでございますが、ちょっと角度を変えてもう一度いまの件をお伺いしますが、たとえばすでに予算案が国会に出されて審議中であるとか、またはそれが成立後、その範囲を越える経済援助は追加予算を...全文を見る
○石井委員 その第三の政治的な条約というのが、これは解釈によって非常に拡大され得るものである。そこでたとえば軍事とか防衛とかに関するものはすべて第三のものに入るのか、それともそうでなく、行政取りきめとして行なわれる範疇のものもかなりあるのか、この点はどうですか。
○石井委員 その決定の判断を具体的にはだれがするわけですか。外務大臣に一々それの処理を持っていかれるかどうか。何百件もあるものを、私、疑問に思うのですけれども、その辺の、これは第一に属するのだ、これは第三に属するのだ、これは国会に出すのだ、これは国会に出さないのだ、この判断はどう...全文を見る
○石井委員 問題がまだすべて解明されておるとは言い得ませんが、そういうお答えしかこの時点ではやはりできにくいだろうと私は思います。  当委員会で問題になった原子力協定の問題で、濃縮ウランの供給ワクの附表の問題がございましたけれども、こういうものに限らず、こういう比較的内容を変え...全文を見る
○石井委員 ちょっと時間が残っておりますので、国際情勢の点について二、三点、カレントの問題をお伺いさしていただきたいと思いますが、外務大臣、日韓大陸棚条約ですね、これは国際法上から見ましても、国内事情というようなことから見ましても、かなりの問題があるようですが、やはり今国会に提出...全文を見る
○石井委員 この問題が署名されました直後、いち早く中国側はきびしい抗議の声明を発表しておるわけでございますけれども、大臣は政治的に考えて、これを推進することによって日中関係は悪化に向かわない、こういう判断をされておるわけでございますか。
○石井委員 もう一つ指摘されておりますところは、いわゆる韓国との関係において、残念ながら金大中事件などというふうなものが、わが国の要請にかかわらずいまだに十分な解決を見ておらない。そういうことを考えると、このいまの朴政権との五十年にもわたろうとする長期の計画をわが国がここで積極的...全文を見る
○石井委員 ちょうどわが外務委員会にとってもまことに重要な日中航空協定、それから日韓大陸棚条約というふうなものを、今国会われわれは処理しなければいかぬ、こういうことでありますから、きょうはいわゆる法理論の委員会でありますけれども、非常にカレントであるというので、条約局長とばかり議...全文を見る
○石井委員 以上で終わります。
03月06日第72回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○石井委員 まず最初に、渡り鳥外交の基本的な姿勢をお伺いいたすわけでございますが、一昨年米国と渡り鳥条約を結ばれ、それからただいま当委員会でソ連とオーストラリア二国との同じ条約を審議しておるわけでございますけれども、この一連の渡り鳥外交を推進することによる日本外交のメリット、基本...全文を見る
○石井委員 日本が地理的にアジアあるいは大洋州、太平洋をも含めて渡り鳥のかなめの位置にある、こういうことでありますから、ひとつそういいう立地的な条件を生かして、広範な鳥獣の保護の国際ネットワークをつくっていくことは、環境上も非常にいい。そういうことからそういう国際ネットワークの構...全文を見る
○石井委員 政府は、アメリカ、ソ連、オーストラリアに次いで他の諸国ともこれらの条約の予備的な交渉を進められておるのか、またあるいは国内的なそういう検討を進められておるのか、そういう点について、現在の進捗状況というものをひとつお教えいただきたいと思います。
○石井委員 中国とは当然この問題が、実務協定が締結された後に持ち上がってくると思うのでありますけれども、これについて一説には、ここにも非常に鳥が多く、二百種以上のものが確認されておるというふうなことを聞きますけれども、この間の一連の政治外交交渉において、いずれはこういう問題も取り...全文を見る
○石井委員 私も何年か前に新聞で、正常化前ですから中国の問題がそう大きくなってないときに、何か鳥の問題が報道されておったのをうすうす記憶いたしておりますけれども、何かあれですね、あとで触れさせていただきたいと思いますが、この分野は政府よりも民間のほうが進んでおると言ったらあれです...全文を見る
○石井委員 十年間に十倍に伸びたのかもわかりませんが、昨年から本年にかけて大きく新しい国際条約を締結されようとしておるときに、国家予算の伸びから見て特に環境その他こういう分野が重視され、公共投資が繰り延べされた年に、まだまだ基本的な姿勢としてそこの上の実績というものがこれは認めら...全文を見る
○石井委員 渡り鳥の標識調査、実態調査などはすべて鳥類の民間の専門家の手にゆだねられておるというふうに私は伺っておりますけれども、民間団体に依存しておることによって、これでその目的が果たせられておるのか、それとも今後政府としてはもう少しその辺に重点を置いて、予算面、実施面でも進め...全文を見る
○石井委員 私が指摘しておりますように、わが国のこの分野における方法というものは、何か外部にたよっておるというふうな姿勢がうかがえてならぬわけでありますけれども、やはり実際にこれの万全を期すためには、継続的に、学術的に正確なデータを収集していくというふうな体制づくりが非常に欠けて...全文を見る
○石井委員 そうすると、現時点においては、ほとんど外部に依存をする形でやってまいった、そして内部では非常にそういうスペシャリストに欠けておる、しかし今後これらの養成、拡充というふうなことに関しては積極的に取り組んでいく姿勢が環境庁の中にあるのだ、そういうふうに理解していいわけです...全文を見る
○石井委員 日ソ、日豪の付表に、標識で確認された鳥と、標本とか写真などで確認された鳥の数が、ここへ二百八十七と六十六ですか、あげてありますが、そこでこの一条に出ております一項の(a)による鳥類、足に標識をつけて確認するという数はどれくらいか。それからその次の(b)、ここにいろいろ...全文を見る
○石井委員 これはしろうとの考えですけれども、非常に数が少ないというふうに思うのですが、この点に問題はないのですか。
○石井委員 いま私は条約に賛成の立場で種々質問をしていったわけでありますけれども、この条約からくるデメリットとでも申しますか、たとえば日ソ渡り鳥条約の指定の保護鳥であるアトリの大群が、九州地方の佐賀でしたかその他の農産物に対して、たいへんな被害を与えたというふうなことが報道されて...全文を見る
○石井委員 確認しておきますが、そうすると、この条約があるといっても、独自の政府の立場で、この二条に従ってこれを捕獲するというふうなことができ得る、そういうことになっておって、いま言ったような国内資源の保護とかなんとかということには万遺憾なきような形になっている、こういうふうに考...全文を見る
○石井委員 それではもうあと二、三点だけですが、お伺いします。  これに関連いたしまして、直接の問題ではございませんが、態度がはっきりしておりましたら、ひとつお答えをそれぞれからいただきたいと思いますが、一九七二年六月の国連人間環境会議の準備会議で提唱された国際湿原保護条約に対...全文を見る
○石井委員 次に、野生動物の国際取引に関する条約を批准してない点ですが、一九七三年三月に署名された絶滅のおそれのある野生動物の国際取引に関する条約を批准してない理由はどういうことなんですか。
○石井委員 昨年でございましたか一昨年でございましたか、大石環境庁長官のときにストックホルムかどこかで国連環境会議というのが開かれまして、環境問題が非常に急激に関心を集めておったときでありますからわれわれも非常に関心を持って見ておったわけです。たまたま私のほうの市長が、いま革新に...全文を見る
○石井委員 ほかのどの国がやはり同じような気持ちでこの会議を誘致したいという希望を持っておるのですか。非公式に表明されたものでもけっこうですが……。
○石井委員 これで終わりますが、ただいま議題となっておりますこの二つの渡り鳥の条約、ソ連における、あるいはオーストラリアにおける批准の状況はどういうふうになっておりますか。これを最後にして私の質問を終わらせていただきます。
03月15日第72回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○石井委員 ただいま議題となっておりますこの租税の二重課税に関する件で、ただいまもいろいろの角度からの議論がございましたが、現在二十八あると申しますが、今後もどんどん多くなってくるという感じがいたすわけでありますけれども、まず基本的に租税条約締結のメリットとデメリット、この点につ...全文を見る
○石井委員 経済のレベルが非常によく似ておる交流の深い先進国同士などでは非常にけっこうなんですが、格差が非常にあるという場合に、やはり資本なりそのほかの動きというものが確実に一方通行になってしまう。こういうふうな場合にはいわゆる限度税率を設定するということは後進国に対しての負担に...全文を見る
○石井委員 そうすると、それに対するクレームと申しますか、措置というのがどういうふうになっておるのか。角度を変えて申しますと、わが国が先進国と締結する租税条約と、それからわが国が後進国と結ぶ租税条約との間には何らかの基本的な姿勢の違いがあるのか、どういうところを配慮されるのか。お...全文を見る
○石井委員 したがって、その二重課税を排除するという条約の中にも大きな差がある、こういうふうに申し上げ得るのかどうか。そして、すでにわが国と先進国とはほとんどこういう形の条約は締結済みであるけれども、後進国に対しては、今後まだまだいろいろな点で、そういういま御指摘のあったような点...全文を見る
○石井委員 いまも触れられましたけれども、課税権の配分について特別の配慮をしなければいかぬ。しかし、この点についてはまだなかなか考え方が進んでおらないというふうに、条約をずっと見ておりましても見受けられるわけでありますけれども、今後こういう配慮をどんどんと拡大していくことによって...全文を見る
○石井委員 ただいま議題になっております二つの条約で、いわゆるスペインのほうには脱税の防止のためのということばが書いてないわけでございますが、内容は非常によく似ておるし、そういうことを意図しておるようでありますが、これが表題に欠落しておる理由、これはいかがなのですか。
○石井委員 あまりたいした問題でもないかもしれませんからこれ以上申し上げませんが、先ほど何か片一方のほうはわが国から要望し、片一方のほうは先方からの要望であった。言うなれば内容はよく似ておるので、わが国はモデルに従っておるから、わが国から要請する場合はこのことばを入れない。しかし...全文を見る
○石井委員 先ほど御指摘のありましたいわゆる情報の交換の問題ですが、たとえばアイルランドの租税条約二十八条に、租税に関して脱法に対処することを目的とする法規を実施するために必要な情報を交換する旨の規定が設けられておりますね。これは国際的な脱法、脱税取引について、租税条約は開発途上...全文を見る
○石井委員 具体的にこういう実例、ケースというものはしばしば国際間に起こっておるわけですか、この点いかがですか。
○石井委員 実はわが国の多国籍企業と申しますか、このことについてかなり調べてきておるのでございますが、時間の関係で、せっかく御出席をいただいておりますが、次回に譲りたいと思っております。  それであと一、二問条約的な問題だけきょうカバーさしていただきたいと思うのですが、アイルラ...全文を見る
○石井委員 非常に重要なところだと思いますが、それの適用の実例がどうなっておるのか、具体的なこの条項の効果というものがどうあげられているのかという問題はこの次にさしていただきます。  そこでもう一点最後に、こまかいことで恐縮ですが、スペインの条約では、適用区域を大陸だなにまで波...全文を見る
03月22日第72回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○石井委員 日中航空協定の事務的な詰めがいま行なわれておるわけで、新しい局面を迎えておるようでございますが、これに関連いたしまして、いわゆる日本の空の安全という観点からの、空域と申しますか、空の領域に関する点について、その他今後のこの交渉の進め方についてきょうはお伺いをいたしたい...全文を見る
○石井委員 そうすると、各国の防衛上の判断からそれぞれの国が設定するものである、場合によっては、この防空識別圏というのは、非常に国が隣接しておる場合には重なり合うこともあり得る、こういう見解もとれる、こういうことでございますか。
○石井委員 たとえば沖繩が返還された後にその領空をわが国がコントロールするという事態になると、そこでまた新しい事態と申しますか、台湾との関係その他も生じてくると思いますし、その点はもう少し突っ込んであとでお伺いすることにしたいと思います。  シカゴ条約のICAOによって飛行情報...全文を見る
○石井委員 そうすると、防空識別圏と同じように、ICAOのFIRというのも重複しておるところはないといまおっしゃった点、その点確認したいと思いますのと、答弁は非常に簡潔でけっこうでございますが、もう一つ、中国のFIRとか北朝鮮のFIRとかこういうのはICAOに加盟してないからこれ...全文を見る
○石井委員 そうすると、FIR東京に国籍不明の飛行機が入ってきた、これをたとえば防衛庁のほうはどういうふうに掌握するのか。つまり、そのFIRと防空識別圏の間には緊密なる協定なり連絡事務取りきめ、こういうふうなものがあってそこをうまく機能しているのかどうか、この点はいかがですか。
○石井委員 それではもう一つ基本的な問題をお伺いしますが、FIRを管理する国は、何時何分どこの飛行機がどういう高度を何千メートル、どういう速度で入ってくるという航路、それをその進路にあたる隣接のFIRに通告する、これがICAOでこういう形の義務があるというふうに伺っておりますが、...全文を見る
○石井委員 そうすると、たとえばFIR東京から現在のところFIR沖繩に通告され、その通告が今度は沖繩から、事実上機能はやっておるけれども加盟からはずれておるFIR台湾に通達されるというのが現在の姿である。それでは、この間カナダの航空路が今度新しく聞設されるという話を聞きましたけれ...全文を見る
○石井委員 北朝鮮は……。
○石井委員 それでは現在沖繩の航空交通管制権は米軍にゆだねられておるというふうに聞きますが、これはいつ返ってくることになっておりますか。
○石井委員 そうすると、米側からこの管制権が五月十五日に移管された場合には、ICAOの加盟国でない台湾とFIRに関する新しい取りきめといいますか、そういうことをやらなければその航空の安全というのははかられないのじゃないかと思うのであります。これは民間の取りきめでは済まないのじゃな...全文を見る
○石井委員 私が申しておるのは、いま台湾のFIRが機能しておるのは、米軍との連絡のもとでそこが隣接しておる。アメリカと台湾とは正規の交渉というものが存在しておる。だから、それはスムーズにいくわけですけれども、五月十五日以降は日本と台湾とが隣接してくる、飛行機はもちろん安全を確保し...全文を見る
○石井委員 私は飛行機自体は民間協定なり民間で飛ばせると思いましても、いま議論いたしております点は、防衛、運輸、外務、何らかの形で政府というものが取りきめに参画しなければ、国際条約に基づいたこういう問題でもございますし、そういう話し合いが非常に必要である、こういうふうに考えるわけ...全文を見る
○石井委員 だんだん時間がなくなってきましたので、簡潔にお答えいただきたいのですが、たとえば日台の間に民間航空の取りきめを行なった場合に、台湾のFIRとの取りきめができないというような事態が起こったとしたら、これはどういう事態が予想されるのですか。これは運輸省のほうからお答えいた...全文を見る
○石井委員 そういう官僚的な言い方でなしに、私が聞いていますのは、たとえば返還後、政府間の取りきめが台湾とできない場合、日本の飛行機は台湾のFIRに入れなくなる、こういう事態が起こる可能性もあるのじゃないですか。
○石井委員 台湾の防空識別圏に国籍不明機が入った場合には、緊急発進するのは台湾にある米軍が、それとも台湾の空軍か、これはどちらですか。
○石井委員 台湾の防空識別圏と日本の防空識別圏が重複しておるところがあるのかないのか。もう一つ、これは関連しておりますが、台湾の防空識別圏と台湾のFIRの空域とは違うのかどうか、この二点お答えいただきたいと思います。
○石井委員 私がいま議論を進めておりますそれをお聞きいただいてもわかるわけでございますし、また政府側も五月十五日までに何らかの政府交渉をする、こういうことを表明されたようでございますけれども、要するに日台航空路線というものをスムーズに維持していくためには、民間の取りきめだけでなく...全文を見る
○石井委員 そこで、現在政府から事務的なレベルでございますけれども、最終的な日中の航空協定取りきめのミッションが訪問しておる、こういうことでございます。これまで外務大臣が基本的な線を出して交渉を進められてまいったわけでございますけれども、今回のミッションは特にどういう問題を最終的...全文を見る
○石井委員 具体的な問題で、運輸省のほうから係官もたくさん行っておられるようですから、どういう基本的な方針を持っておられるのかお伺いします。  一つの問題は、乗り入れ地点がどういうふうになるか、こういうことでわがほうとしては広州であるとか上海であるとかというところを希望しておる...全文を見る
○石井委員 ただ、もしかりに交渉が成立いたしまして、うまく外交交渉ができ上がりましても、やはり国内問題、国内情勢とのからみという面も考えませんと、いまたとえば大阪空港の騒音訴訟の問題その他、これはたいへん重要な問題で、よしんば中国側がこれを非常に強く希望いたしましても、現実にこれ...全文を見る
○石井委員 そうすると大臣、日本側の基本的な姿勢としては、できるだけ大阪の乗り入れというものは断念してもらうように交渉を進めておる、この点はそういうふうに理解していいわけでございますか。
○石井委員 それから、以遠権の問題でございますけれども、これもソ連との交渉を回顧いたしましたときに、シベリアの空を飛ぶということは非常にむずかしい問題であったのが、これができ上がったことによってヨーロッパとのルートというものは飛躍的に便利さを増した、こういうことでございまして、こ...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁だと、相互主義であるということですから、もしかりに向こうが以遠権を一つ要求してくるということになれば、やはり日本側としては一つしか得ることはできない、こういう考え方なのか、それとも可能性があるルートが三つほどあるようでありますけれども、その中から少しでも多...全文を見る
○石井委員 私は、御承知のように日中航空協定を、これは国家間の約束事なんですから、できるだけすみやかに締結するために大いに努力をしよう、こういう立場なんでございますけれども、それかといって、先ほど申しましたFIRそれから防空識別圏、それからまた相互の乗り入れ地点というふうな問題は...全文を見る
○石井委員 最後に、貿易協定がきょう提案されたわけでございますが、航空協定に関しても今国会成立を期す、こういう御決意に変わりはございませんか。
04月04日第72回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○石井委員 北京におきまして、日中航空協定の交渉が順調に進んでおるのかどうか。一部報道によりますと、かなり軌道に乗っておるというふうに私たちは理解をいたしておるわけでございますが、現在までの交渉の経過、このことについてまず外務大臣に忌憚のない意見をお伺いしたいと思います。そうして...全文を見る
○石井委員 非常に重要な問題でございますので、あえて差しつかえのない点だけお答えいただきたいと考えるわけでございますが、新聞報道などではどんどんと具体的な問題が報道されておるわけでございまして、それが間違っておれば御否定をいただかなければ非常に誤解を生むというような面もあろうかと...全文を見る
○石井委員 どうもその御答弁ではいたしかたないのでございますけれども、それではちょっと角度を変えまして、日台航空の民間取りきめのほうは順調に進んでおるのかどうか。板垣理事長が台湾で民間取りきめの話をしてこられたようでございますけれども、先方からの何らかの反応があったのかどうか、こ...全文を見る
○石井委員 私たちが理解いたしておりますのは、北京における日中航空協定は、何と申しますか、相互の理解が非常に深まって、ほんとうにいい形で順調に軌道に乗っておる、そういうふうに解釈しておるわけでございますけれども、そうすると、基本的にはそういう形でもうほとんど詰めに入ってきた、こう...全文を見る
○石井委員 さらに微妙な問題でございますが、これは外務大臣に直接関係があるようでございますので、あえてこの席でただしておきたいと思いますが、調印時には、外相談話として、いわゆる青天白日旗に関する政府の声明というものを発表されるというふうに伺っておりますけれども、この問題について差...全文を見る
○石井委員 私は、先日の外務委員会におきまして、FIRと防空識別圏の問題について政府側の意見をお伺いしたわけでごごいますが、これらはやはり技術的な問題であるといっても、今後航空機の安全を確保するために、台湾政府との何らかの形での公式、非公式の話し合いをしなければいけないのではない...全文を見る
○石井委員 過去の例から申しまして、気象だとか通信だとかいうことがいわゆる正常化の、関係のない国とも話し合いが当然なされたという例がございます。私は、そういう意味ではこれは当然政府間同士の話し合いが必要だと思うのですが、特に重大な意味を持ってくるのは、沖繩の施政権が正式に返ってき...全文を見る
○石井委員 私がこの問題についてたびたびお伺いをいたしておりますのは、台湾は、もし日台路線が切れた場合に台湾の防空識別圏に入ってくるわが国の航空機その他に対してこれを撃墜する旨を声明したというこういう事実があるのかないのか。こういう声明があったのかどうか。こういう態度になりますと...全文を見る
○石井委員 公式か非公式か知りませんが、そういう態度の表明が台湾側にあったということになりますと、日中航空協定ができても日台路線が切れないということが前提であるというふうなことにも相なるわけでありまして、これはいま交渉中でありますから非常に微妙な段階に入っておると思いますが、われ...全文を見る
○石井委員 私が先ほど申し上げました以遠権の問題とか乗り入れ地点の問題だとかその他の各論について、最近各紙が報道いたしております。これらの事実というのは一応そういう方向で進んでおる、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○石井委員 新聞の報道が正しいということを私は大いに期待し確信いたしておりますが、一応これでこの問題は終わりまして、アジア卓球選手権大会に関連して、カンボジア王国民族連合の選手団が最終段階で来日を拒否したというのはどういうことか。これは一部にはその手続上外務省のミスがあったという...全文を見る
○石井委員 この大会の開会式において、大会組織委員会は解放戦線グループに対して、これは約束に違反したというふうに言われております。リパブリック・オブ・サウスベトナム、こういう呼称を使った、こういうことでありますけどれも、これに対して政府はこういう事実があったということを認められる...全文を見る
○石井委員 一言で申すと、今回の措置については外務省側のミスは全然なかった、こういうことですね。
○石井委員 もう一つ、最近の重要な話題としてお伺いしておきたいのは、国連の資源特別総会の問題でございます。これはきょうの事業団法案の趣旨説明など、それらに関連いたします問題としても当委員会で非常に注目をいたしておるところでありますが、政府の立場は、従来のこれらの資源問題と何ら変わ...全文を見る
○石井委員 時期的に、意欲的に取り組まれるという姿勢はわかりましたが、具体的な問題として、天然資源の恒久主権ということに関しては原則的にこれを認めるが、ただ、これらの開発途上国における外国企業を国有化する動きに対しては必ずしも賛成しないというのが、これまでの外務大臣なり政府の御見...全文を見る
○石井委員 大体時間が参ったようでございますから、最後に、どうも問題を突っ込まずに総括的なものばかりで恐縮でございますけれども、最近ソ連から帰国されました経済ミッションの永野、植村両氏にも私直接お目にかかりましていろいろお話を聞いておりまして、ソ連の非常なアンビシャスなプランと申...全文を見る
○石井委員 終わります。
04月05日第72回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○石井委員 ただいま議題となっております国際協力事業団法案に関しまして、質疑を進めたいと存じます。  最初に二、三点基本的な問題をお伺いいたしまして、所用がおありのようでございますから、政務次官とおかわりいただいて質疑を続けたいと存じます。  そこでまず最初に、日本のGNPが...全文を見る
○石井委員 援助に対してさらに積極的にお進めになるということ、それからまた海外でのいろいろの動向に対しても的確に対処するということもわかりましたが、私が第一点で主張いたしておりますことは、国内に対するPRなり説得、世論の盛り上げという、そういう支持というものがないと、こういう事業...全文を見る
○石井委員 大臣に、もう一問お伺いしますが、国際協力をさらに積極的に推進するために国務大臣が新設されたわけでございますけれども、この事業団の主管は外務大臣そのものでございますが、この新しい大臣とこの事業団との関係はどういうことになるのか。また、新しく設けられた大臣と外務大臣との所...全文を見る
○石井委員 新設の経済協力大臣は、たとえば対外的な問題で、この間中近東政策でいろいろの特使が三十億にのぼるいわゆる政府からの援助というものを約束しましたが、こういうものを調整するのに重点があるのか、それとも各省にまたがっておりますそれぞれの独特の事業というものを調整する国内的なそ...全文を見る
○石井委員 それでは政務次官まだお見えになっていないようですが、政府委員のほうからお答えをいただきますが、海外協力事業団ができたということによって、これまでいろいろな事業団なりグループがそれぞれの立場で仕事をしておったわけでありますけれども、さらに新しい業務を加えたというものがあ...全文を見る
○石井委員 その問題について、もう少し掘り下げて後ほどお伺いすることにいたします。  そこで、海外移住事業団が統合されたということも一つの大きな問題なのでございますけれども、この新しい事業団に統合されたことによって、移住事業をもっと飛躍的に拡大するとか、海外移住に関する理念に新...全文を見る
○石井委員 移住の問題も、あとでもう少しお伺いしたいことがありますが、そこで青年海外協力隊ということが特筆されておる。これも非常に将来のことを考えて、まことに重要なものだと思うわけでございますが、従来、総理府などを中心に青年の船だとか、いろいろこれまで企画が行なわれておるわけであ...全文を見る
○石井委員 この事業団の目的と同様の目的を持っておる日本輸出入銀行及び海外経済協力基金がありますが、この二つから資金の出ないものについて事業団がやるということになっておりますけれども、それはどういうものが出ないのか。これはしろうとの考え方からいいますと、飛躍した議論になるかもわか...全文を見る
○石井委員 そこで、もう少し基本的な問題をまずお伺いしますが、今度の石油危機というふうな問題で、確かにアラブ諸国に対する協力がまだこれまで少なかったというふうなことも考えられるわけでございますけれども、それかといって移住だとかなんとかいうふうなことになりますと、やはり地域が限定さ...全文を見る
○石井委員 しかし、このエネルギー危機その他というふうなことも考えて、アラブに対する従来にない積極的な姿勢をこの事業団からは出していこうという、そういう含みがあるだろうと思うのですが、その点は、これ以上追及しないことにいたしまして、ただ、この間、昨年の十二月からわが国の特使という...全文を見る
○石井委員 次に、多国間協力と二国間協力という問題ですけれども、特に資源の問題に関連して、バイラテラルなアプローチよりも、いわゆるマルチラテラルな形での経済協力関係というものをやらない限り、今後の大きな世界経済の動向、オイルダラーというふうなことを考えても、深刻な問題というものは...全文を見る
○石井委員 次に、国内にも二国間あるいは多国間に対するいろいろのこういう仕事をやっておる機関がございますが、いまここで六つ、七つの事業の目的がございましたけれども、貿易面であれば、このほかにもたくさんの組織がある。移住はあまりないかもわかりませんけれども、経済協力でも、研究機関か...全文を見る
○石井委員 機構の内部についてはまたあとでお伺いすることにしまして、そこでこれもまた一般的な質問ですけれども、先ほど大臣とも議論いたしたのでありますが、東南アジアにおける反日攻勢というふうなことが、特に昨今問題になっておるわけでありますけれども、これはやはり民間が前へ出ていくとい...全文を見る
○石井委員 私が次々に出しております問題は、これはすべて経済協力の基礎になる重要な問題だと思います。そうしてこの事業団が設立されようとしておるこの時点に、こういう問題を洗い直して、ある意味では制度化し、行政のベースに乗せることによって、いま起こっておるいろいろの問題というものを、...全文を見る
○石井委員 農林省なり通産省が公団構想を推進しておったときに外務省はあまり乗り気でなかった。ところが急にと申しますか、この設立に賛成をしたと、こういうふうに漏れ聞いておりますが、こういう事実があったのか、また、そうであれば、どういうことによってそういうふうに積極的な方向に進んだの...全文を見る
○石井委員 業務の中に新しく強調されておる社会開発とか、青年海外派遣とかというふうなものを、これは非常に顕著なのですけれども、それ以外に、たとえば農林業を入れたのなら、なぜ水産を入れないのかとか、それからそれ以外に無償資金協力業務というふうなものを含めておらないというふうな、こう...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁は、そうすると今後そういうふうな業務をどんどんと統合していくと、こういう構想であると受け取っていいのですか。
○石井委員 通産省、農林省はお見えですか。——いまの議論に関連いたしまして、たとえばこれ以外に海外貿易業務として海外貿易開発協会とか、あるいはいまの水産も農林省でございますが、それから石油開発公団とか金属鉱業事業団とか、こういろいろございますですね、こういうふうにそれぞれの所管で...全文を見る
○石井委員 ちょっと農林省の問題に入ります前に、いまの第三と第四の部門というのは金融問題であるから性格が違うので、これは独立して業務をやるというのか、それとも将来やはり関連があるので国際協力事業団のこの構想の中に挿入していきたい、こういうふうな考え方があるのか、この点はどうですか...全文を見る
○石井委員 通産省にもう一問お伺いしますが、国際協力ということになりますと、エネルギーの問題金属資源の問題は切っても切れぬということになるわけですが、いまの御答弁のこれらの資源国に対する印象と申しますか、そういう配慮も必要ですけれども、この二つの公団、事業団との関係というものは全...全文を見る
○石井委員 それでは先ほどの質問に関して、農林省のほうからお答えいただきたいと思います。
○石井委員 もう一つ、移民に関してこの機会に伺っておきたいと思うのですが、移住事業団が統合されるということにもやはり一つの問題があるようでありますが、この際に建て直すべきところは大いに建て直してもらいたい、こういうふうに考えるわけです。先般も当委員会でありましたか、移住事業がうま...全文を見る
○石井委員 いま通産、農林それから移住ということについて部分的にお話を伺ったのですけれども、何か簡単に組み込めるものだけは組み込んだけれども、問題のあるものはみな残してある、こういうような形のようにも見受けられます。私は、国際協力というふうなものの効果を最大にあげるというためには...全文を見る
○石井委員 インターナショナル・コーポレーション・エージェンシーということだとアメリカのICAと同じになるわけですね。アメリカのICAといえば、要するに昔第二次世界大戦直後物資のないところへICAのマークを張って、日本にもたくさんありましたけれども、特にこれらの国々にたくさんあっ...全文を見る
○石井委員 事業団の職員は総裁が任命すると十七条にはなっておりますが、これの割り振りはどういうふうになっていますか。
○石井委員 そこでこれらの人々は、やはり国を代表して、対外折衝に当たるという非常に重要なポストなんですけれども、従来、たとえば一時、何と申しますか、OTCA内でトラブルがあって、十分の受け入れができなかったというようなこともございます。この際、全くこれまでと同じような形で移管され...全文を見る
○石井委員 いまの資料の中に、職員の皆さんの平均年齢であるとか、そういうふうなものも一目瞭然、わかるようにしていただきたいと思います。千名に対して、それぞれのバイオデータを求めておる、そういうことではございませんけれども、その点、よろしくお願いします。  その次に、第二章の八条...全文を見る
○石井委員 従来どおりの事務所で同じような事務をとっていくのか、それともやはり統合したということになれば、一つの統合した形で新しく発足するのかということ。  それからいまの質問に関連いたしまして、常に問題になりますのはお役人の天下り人事ということ、これは予算委員会で常に問題にな...全文を見る
○石井委員 代表権の問題はどうですか。
○石井委員 この第十五条を読んでおりまして、「事業団と総裁又は副総裁との利益が相反する事項については、総裁及び副総裁は、代表権を有しない。この場合には、監事が事業団を代表する。」こういう規定はあんまり見ない規定だと思うのですけれども、こういう規定を特に設けられたのは、やはりいろい...全文を見る
○石井委員 その次に、十条の日本輸出入銀行の理事、海外経済協力基金の理事、これを入れた理由はどうなのか、おそらく先ほど私が質問しました件と関係があろうからそういう形になろうと思うのですけれども、私が後ほどお伺いしようと思っております運営審議会、この構成とも関連をしてくるわけですけ...全文を見る
○石井委員 それでこの第三章の十九条以下の運営審議会は四十名の委員で組織する、こういうことですけれども、これはどういう機能を果たすのか、またどういう人々をこの委員に任命しようとされておるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 いまOTCAその他三つ、四つの組織、団体のスタッフに関する資料を要求いたしましたが、いまのこの理事に関連いたしまして、特にヘッドになる人々ですから非常に重要だと思いますけれども、現在の組織における理事構成はどうなっておるのかということ、そうしてさらに今後これが国際協力...全文を見る
○石井委員 その要件その他というのは、本邦の法人なんといったらだれでも出せるということで、まことにあれですが、そういう細目があるのですか。
○石井委員 途中ですけれども、時間が来たようですから……。国際情勢でこれぐらいの時間をいただくとたいへんありがたいのですが、これで一応きょうの質問を終えたいと思います。      ————◇—————
04月24日第72回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○石井委員 きょうはモントリオール条約に関して、数点の質問をいたしたいと存じます。  ひんぱんにハイジャックが起こっておりますが、そのたびごとにモントリオール条約ということが話題になっておりますし、またそれに関連して、ヘーグ条約ということも話題になっておるわけでありますが、この...全文を見る
○石井委員 それではこのモントリオール条約で、たとえば航空機の爆破等の不法事件を現実的に防止できるのか。何か前回、この関係の審議をいたしましたときも、私、かなり議論をしたわけでございますけれども、条文にいろいろの制約があって、当然これは参画しなければいかぬ条約であることはわかるわ...全文を見る
○石井委員 そこで、これに加盟しておる国がどれだけかということが非常に問題になりますが、この両条約に加盟しておるいわゆる締約国、それぞれ何カ国になっておるのか。
○石井委員 六十七カ国と五十一カ国で十六カ国の差があるわけですが、ヘーグに入っておって東京条約に入ってないというおもな国、一々列挙しなくてもいいですが、一言で言うとどういう国なのか。  それから第二に、一番ハイジャックで問題になっておる中近東諸国、いまリビアとおっしゃいましたが...全文を見る
○石井委員 もう一度確かめますが、中東諸国、特にパレスチナゲリラなどによるハイジャックが非常に多いわけですけれども、これらの周辺の諸国はトルコ、レバノンを除いて入っておる、こういう御答弁ですか。
○石井委員 いわゆるOAPECの諸国のほとんどが入っていないということが判明したわけですけれども、一番入ってほしい国々というのは、いま言われたような国じゃないかと私は思うのです。この点、これは日本政府の関与すべきことでないといわれるかもしれませんが、わが国としてはやはりそういうふ...全文を見る
○石井委員 運輸当局のほうにお伺いしますが、このヘーグ条約に加えてモントリオール条約に加盟にするということは、これはわが国にとって非常にメリットが大きい、こういうふうにお考えですか。
○石井委員 警察庁の方お見えでございますか。——中近東諸国でのハイジャック事件があとを断たないわけでありますけれども、残念なことに、それにしばしば日本の青年が関与しておる。一体これはどうなっておるのか。これは出国に関する外務省の問題もだいぶ関連しておるのですが、それはさておきまし...全文を見る
○石井委員 そういう未組織の連中だから非常に掌握しにくいということもわかるのですが、こうひんぱんに起こってまいりますと、いまの御答弁では何か非常にたよりないなという感じがするわけです。非常にラフな数字でもけっこうですが、自分たちは大体こういうふうなところまでは捜査を進めて、国際的...全文を見る
○石井委員 そういう学生が最近多くなっている傾向、この理由はどういうふうに見られますか。
○石井委員 これまでこういう犯罪を起こしまして国際的に名をとどろかせた、こういう者に対する英雄視というような面もあるだろうと思うのですが、たとえば岡本、岡本はいいとしまして、この間私はトリポリへ行きましたら、例のベンガジで起こした丸岡などというのは直ちに釈放されておるだろう、こう...全文を見る
○石井委員 もう一、二点だけ技術的な問題をお伺いしますが、モントリオール条約の批准に伴って整備された国内法、これは航空法の百三十八条から四十二条まで抜き出して一本の法律にしたような印象を受けますが、これはどういう理由ですか。
○石井委員 最後にもう一つ、多少マイナーな問題かもわかりませんが、この法律の中で新しい条文は、三条と五条の二項に罰金を十万円から二十万円に上げている、こういうところの違いが非常に鮮明で、あとはそんなに変わっていないというふうに思うのですけれども、ところが、この締約国同士の罰金の金...全文を見る
○石井委員 これはそんなに重視すべき問題じゃないと思いますが、法律がこういうふうにきまったということは、属人主義でなしに属地主義だ、こういうことになると思いますので、あなたも十分に、いま出された例証というのはごくマイナーな国を二つほどで、もっと重要な国がどうなっているか、こういう...全文を見る
○石井委員 ILOの批准に関連いたしまして、まず労働大臣に基本的な政府の見解をお聞きしておきたいと思います。  わが国は、ILOでは常任理事国にもなっておりますし、活発にILOの批准を進めなければいけないのですけれども、その反面、非常な高度成長を遂げ、輸出が増大しておる。こうい...全文を見る
○石井委員 一体いまレーバーアタッシェというのはどの程度どのくらいの国に置いておられるのですか。
○石井委員 国内的にもやはりそういう国際的な水準に合わすという意味での労働省における行政指導と申しますか、こういう面も重要な一面ではないかと思うのですが、大臣は非常に進歩的な方だというふうに私は伺っておるわけでございますが、この点についての大臣の御所見をひとつ伺いたいと思います。
○石井委員 そういう御感覚であるならば、これからもさらに御任期中に、一本やそこらでなく、どんどんともう少し国際水準に合った批准を進めなければいけないのではないか、こういう感じもいたすわけでございます。  ただいま議題となっております業務災害に関する給付に関する条約、第百二十一号...全文を見る
○石井委員 過ぐる国会でILOの批准、百十五号と百十九号でございましたか、審議をいたしましたときに私が質問をいたしました。その節当時の労働大臣からお答えになった答弁では、この次にはいわゆるいま問題になっておるもの並びに百二号、これは社会保険最低基準条約でございますけれども、これを...全文を見る
○石井委員 その法技術的問題というのについても説明を求めたいところでありますがこの際は割愛しまして、先ほどの大臣の趣旨の弁明と申しますか、そういう線にも沿いましてすみやかにそういう技術的な問題は解決をしていただきたい、こういう感じが強くいたします。  そこでもう一点、百五号条約...全文を見る
○石井委員 そうすると、参考人の意見に反して政府としては当分この批准は考えておらない、こういうふうに受けとってもかまわぬわけですか。
○石井委員 昨年の審議などからも私はちょっとした感触を持っておるわけですが、わずかな技術的な問題、法解釈、大体大まかに言いますと大部分はその条件に当てはまっておるにかかわらず、その辺が日本の官僚の非常にまた優秀でいいところでもあるのですけれども、そういうことに非常にこだわり過ぎて...全文を見る
○石井委員 百五号につきましてももう少し突っ込んでお伺いしたい点がございますけれども、本日の議題ではございませんので、あとに譲ります。  一九七〇年の第五十四回のILO総会で採決された百三十二号条約、年次有給休暇の条約の採決の際に、政府代表も使用者代表も反対票を投じておる。使用...全文を見る
○石井委員 戦前には、政府が反対票を投じたという例が十幾つあるようでございます。戦後そういうケースというのは、いま御指摘したこの条約が一本あるのみである、こういうふうに私、伺っております。そこで、政府が反対したということは、全く批准をしないというふうに判断をしていいのか、それとも...全文を見る
○石井委員 そこで、今国会のこの時点において、いわゆる政府、労働当局としては、少なくともこれとこれとはプライオリティーが一番高い、積極的に検討しておるのだ、そしてその次にはこういう問題をわが国としては推進するべきである、こういうふうなことに関しての御見解をひとつアップ・ツー・デー...全文を見る
○石井委員 いまお伺いしたところではまだそんなにたくさんないようでございますけれども、もう少し前向きに、積極的に検討をされることによってまだまだ可能性を秘めたものがたくさんある、こういう感じが私はいたしますので、その点も、与党でありますけれども、私は強く要望しておきたいと思います...全文を見る
○石井委員 それからもう一点、附属書の産業分類の中に、わなかけ業、狩猟業、こういうふうなものがありますが、わが国にこういう実例がありますか。
○石井委員 最後に、大臣にお伺いいたしますが、去る四月の十一、十二日にたいへんなゼネストがございましたが、公労法十七条は憲法二十八条に違反しているかどうか、この点は政府としてどういうお考えですか。
○石井委員 それから公務員のいわゆるスト、いわゆるスケジュール闘争、これに対してILOの見解というものが非常に多岐にわたっておる。あるときには労働者サイドに有利なような見解にも聞こえるし、あるときにはまた政府側にとって有利に感じられ得る、そういうふうな面もあります。この点に関して...全文を見る
04月27日第72回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○石井委員 日中航空協定の批准に関しまして、私は当委員会におきましてもたびたび発言を求め、批准の推進派としての努力をいたしてまいったつもりでございます。ところが、最近のわが党内での発言その他、非常に深い、長い議論をいたしましたが、その中に当然傾聴すべきいろいろの問題というものがご...全文を見る
○石井委員 あの外相談話の中に、日台路線というふうなものを、たとえば地域的な民間の往来である、そういうふうな考え方も入っておるようでございますが、結局私は、議事録も何もかわしておらぬと言われますけれども、この談話の意味するものは非常に大きい、このことによって台湾の帰属を日本政府と...全文を見る
○石井委員 もっとその問題を突っ込みたいのですが、時間の制限がございますので今度は運輸大臣に二、三点お尋ねをいたします。ひとつ簡潔に、お答えをいただきたいと思います。  まず最初に、以遠権の問題でございますけれども、経済性から考えて等価値であるべきだというのがこれの常識でござい...全文を見る
○石井委員 次に、大阪空港に対する乗り入れ、これは公害訴訟その他、たいへん重要な、重大な国内問題なんでございますけれども、これを受け入れられておる。これもわが国の後退だと一部にいわれておるわけでありますけれども、これを処理するために国内便を減便することによって解決されようとしてい...全文を見る
○石井委員 最後に、防衛庁長官がお見えじゃございませんので、外務大臣にお伺いしてみたいと思いますが、私は当委員会で防空識別圏の問題、それからFIRの問題を提起いたしまして、台湾との政府間交渉が必要ではないかということを申し上げたわけであります。その内容については申し上げませんが、...全文を見る
05月07日第72回国会 衆議院 本会議 第28号
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○石井一君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました日中航空協定の締結について承認を求めるの件に対し、賛成の意を表明するものであります。(拍手)  今回、世界各国の注目のうちに、中華人民共和国との間に航空協定を締結いたしますことは、米国をはじめ、これから中国...全文を見る
05月15日第72回国会 衆議院 外務委員会 第25号
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○石井委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております両条約に関し、賛成の意を表明するものであります。  近年、わが国経済の著しい発展により、通商の拡大化と経済の開放が促進され、国際間における資本、技術、企業及び人的資源の交流が活発化しております。またわが...全文を見る
05月17日第72回国会 衆議院 外務委員会 第26号
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○石井委員 大臣、出発前のたいへん御多忙な時間のようでありますが、私、簡潔に数点、大臣からの御答弁を求めたいと思います。  海洋法会議か目前に迫ってきておりますが、これはわが国の国益、権益ということを考えると非常に重要な問題だというふうに考えるわけでございます。当委員会におきま...全文を見る
○石井委員 十二海里ということにかりになるといたしますと、大体世界的な趨勢もそういう方向に行っておるということは確かなようでありますし、経済水域などというと、もっと広い権益を認めるということでありますが、わが国の防衛上の問題、あるいは漁業その他の水産というふうな観点から、水域を広...全文を見る
○石井委員 防衛局長、日米安保ということを考えましたときに、十二海里にいま変更になった、そういう見解を政府がとらざるを得ないということになった場合に、どういう不利が出てきます一か。
○石井委員 いま御指摘のありました問題に開通しまして、条約局長は、過日の外務委員会で、いわゆる無害航行になる可能性があるというような御答弁があったと思いますけれども、いまの防衛局長の答弁と結び合わせて考えますと、そうなると、日米安保があるにかかわらず、日本海という領域は、アメリカ...全文を見る
○石井委員 わが国としては、無害航行を主張する、こういうことは確認してよろしいですか、この海洋法会議で。
○石井委員 自分のかってなところは通航せしめたいということで自由航行を主張して、自分の沿岸のほうはそうでないものを主張するということもなかなかやりにくいことだということで、これ以上お伺いをいたしませんが、いまのいわゆるこの海洋法会議の趨勢ということを現時点において推察いたしますと...全文を見る
○石井委員 水産庁関係から一言だけお答えいただきたいのですけれども、十二海里になったら、わが国の漁業という面ではたいへんな被害をこうむる、こういうふうに受けとめてもいいのですか。
○石井委員 農水の委員会でありませんから、これ以上申しませんが、そこで大臣、経済水域という問題でございますけれども、これは新しい概念で、もともと公海の自由の原則というものがあったところにこういう新しい概念が出てきて、これは非常に大きな今度の会議の焦点になると思うのでありますが、最...全文を見る
○石井委員 いまの答弁も、いまの段階ではその程度しか言えないのかもしれませんけれども、世界的趨勢としてはこの辺もやはり拡大解釈といいますか、だんだんと広がっていく方向にいっておるというふうに受けとめ得る面もあろうかと思うのでありますけれども、たとえば発展途上国に対してその水域でわ...全文を見る
○石井委員 議論はまだまだありますが、この問題はもう終わります。  最後に、大臣に一問だけお伺いしますが、参議院でも日中航空協定が通りまして、いよいよ肩の荷をおろされた、こういうお感じだろうと思いますが、私も本会議で賛成討論をいたしましたときに、日台路線の問題について強くその再...全文を見る
05月24日第72回国会 衆議院 外務委員会 第28号
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○石井委員 去る十八日、インドで地下核実験が行なわれて、第六番目の核保有国となったという報道でございますが、インド側は、これはあくまでも平和利用の目的であるということを主張しております。平和目的と軍事目的というものは、官房長官談話でもわかりますように、その点非常にむずかしい問題が...全文を見る
○石井委員 遺憾であるという表明は、外務大臣として当然だと思うのでございますけれども、今後わが国の外交政策として、それではどう対処するのかという問題があろうかと思います。最近の報道によりますと、パキスタンでも保有する力があるという発言がありますし、イスラエルでもつくろうと思えばい...全文を見る
○石井委員 ときあたかもインドのガウル大蔵次官が訪日中のようでございまして、昨日外務省の局長との会見の中で、日本側としては、今度の核実験という事態がインドに対する経済援助というものを非常に苦しい立場に追い込んでおるということで、率直な意見の交換があったようでございますが、これは核...全文を見る
○石井委員 そこで、わが国の核兵器不拡散条約に対する批准の問題でございますけれども、わが国は批准する方向といたしまして三つの条件を政府声明として出しております。この内容は省略をいたしますけれども、結局、世界が不拡散の方向に進んでおったものが、今度は急にこういう形で拡散の方向に進ん...全文を見る
○石井委員 基本的な方針は変わらない、しかし、再検討とは言いませんけれども、いろいろと慎重に対処しなければいかぬ事態である、こういうふうに私、いま答弁を伺ったわけでございますが、この問題の最後に、アジアの平和なり安定ということを考えましたときに、アジアの大国といえばやはり中国であ...全文を見る
○石井委員 本条約の批准を国会に求めるのは次期国会に、というふうに政府としてはお考えになるかそれとももう少し慎重にされるか、この点だけをひとつ確認しておきたいと思います。
○石井委員 日中関係について一、二問ほどお伺いいたします。  きょう、例の難産いたしました日中航空協定が発効するということでございますが、次は漁業協定である。しかもこの民間協定は期限が来月の二十二日で切れるということでありますからタイムリミットがもうきておる、こういうことでござ...全文を見る
○石井委員 通商協定それから航空協定と、同じような手順を踏んで国会の承認を得てきたわけですが、いまの政府委員の答弁であると、それじゃ漁業協定は、内容いかんによってはそういう手続を踏まなくても実際の効力は発効する、そういう条約的な見解がとれると、そういうことですか。この点はいかがで...全文を見る
○石井委員 交渉過程でありますから、あまり内容を追及いたしませんが、見通しとしては非常にスムーズにいっておって、そのタイムリミット内に妥結しそうだという見通しを持っておられるかどうかということ、これは簡単にお答えをいただいたらいいと思います。  それから、海運協定の問題がその次...全文を見る
○石井委員 大平外務大臣は過日の記者会見で、日中平和友好条約の締結に関して、まだスケジュールを明示する時期ではないけれども、たいした困難はなかろうと思う、こういう御発言をされておるのを拝見いたしましたが、いま政府委員の答弁によりますと、逐次実務協定が固まってきておる。したがって、...全文を見る
○石井委員 そこで、日ソの平和条約交渉でございますけれども、これはまあ日中ほどに、はでに取り扱われていない向きがございますが、私が観察しておりますところ、ここ特に数カ月、緊密に文書の交換があり、またフランスの大統領の葬儀の節には空港その他で首脳会談というふうなものも行なわれ、日ソ...全文を見る
○石井委員 日ソの平和条約に関する交渉が非常に堅実で、私はその点は高く評価したいと考えております。さっき、あたたかみがあるというふうにおっしゃいましたが、一番問題になりますこの領土問題に関して多少ともやはりソ連の立場というものが変わりつつあるのかどうか、この辺はもちろんそういう発...全文を見る
○石井委員 田中総理の親書でブレジネフ書記長を招請されております。また、そのほかソ連の首脳陣をわが国に招くというふうな、こういうことがよくいわれておるわけなんですが、この辺の本年じゅうに実現の可能性の見通しはいかがですか。
○石井委員 きょうは委員会の最後になるかもわかりません。非常に総括的に、問題をあまり突っ込まずに質問をして恐縮ですが、最後に残された時間、韓国の日本人学生の問題について二、三点お伺いをいたします。  私は、これを取り上げるのは今回初めてでございますけれども、事態をまことに憂慮い...全文を見る
○石井委員 いまの答弁から察しますと、これはかねがねいわれておることでございますけれども、韓国の外務部とそれから治安当局というものは全く独立しておる、これは当然でありますけれども。したがって、あなたのほうから向こうの外務部に交渉したって、現実に身柄を拘束しておるその立場の者には意...全文を見る
○石井委員 韓国政府の良識というものをも私は期待いたしますし、大臣もそうであろうかと思うのでございます。ところが、かなりの時間が経過いたしておりますが、最近のたとえば事務次官あたりの言っておられることを聞いておりましても、これは軍法会議が終わるまでは手が打てないのだ、もう外交的に...全文を見る
08月02日第73回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○石井委員 昨日の参議院外務委員会で日韓問題に関しましてかなりの論議がされたようでございますが、私から重ねて別の角度から数点まずお伺いをいたしたいと思います。  現在日韓関係が非常に重要な段階に来ておるという認識は、与野党ともに共通しておると思うのでございますが、そういう意味で...全文を見る
○石井委員 相手があることですし、将来の見通しというものも含めておりますので、非常にお答えにくい面もあろうかと思いますが、私は、いまの答弁でも、これまで過去の経過を見ておると、多少まだなまぬるい点があるという感じがいたすのです。一言で言いますならば、外交ルートの処理ではもうこれは...全文を見る
○石井委員 ただそれを黙認して、国内事犯だということであれば、これは延々と何年かかるかわからぬというような事犯だと思います。少なくとも十一月の時点にその問題は提起されておらなかったし、日本側は関知しておらなかったのだ、またこれは日本で起こっておる問題だというふうな認識のもとに、そ...全文を見る
○石井委員 そこで、日韓問題を解決していきますのに、アメリカの立場というものが、これは無視できない一つの立場であります。軍事的その他でささえておるのはアメリカである。経済的にささえておるのはアメリカであり、日本である。そうしますと、日韓のバイラテラルな関係だけで受けとめるのでなく...全文を見る
○石井委員 この韓国問題で常に問題になってまいりますのは、北からの脅威というものがほんとうに存在しておるのかどうか、朴政権が不安定なのかあるいは北からの脅威というものが非常に激しいのか、これは非常に判明のしがたい客観的事実でございますけれども、いま国際的にはそういうイデオロギー的...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、わが国の北朝鮮に対する外交的なアプローチ、今度国連の会議も来ておるわけでございまして、これは当然問題になるわけでありますけれども、北朝鮮に対して今後どういう政策、何かそこらに新しい外務大臣としての抱負か何かがおありですか。この点はいかがですか。
○石井委員 いま世界の焦点になっておりますのは、やはり国連でも取り上げておるように、朝鮮半島だと思うのです。ここを何らかの形で問題を処理しなければ、わが国の平和、安全というふうな問題にも非常に大きな脅威のある問題でありますから、外交としては一番火のついている問題だと思いますが、長...全文を見る
○石井委員 それでは、最後に、今後新大臣として積極果敢にいまのこの具体的な二問題の解決に対処されるわけですけれども、これまで大平外務大臣のときと同じような姿勢が続き、この問題の解決ができないという状態の場合、やはりわが国はきびしい決断をしなければいかぬ時期が来るというふうに考える...全文を見る
○石井委員 それでは、日韓関係はその程度にいたします。  先ほどわが党の水野委員が聞いておりました日中関係についてほんの少しお伺いをしますが、昨日、海運協定の話し合いが突然とまった、この理由はどういうところにあったのですか。
○石井委員 抽象的なお答えでございますけれども、外務大臣の先ほどの御答弁にも、残っておる二つの実務協定は早急にやるのだ、こういうことなんですが、漁業協定のほうは、いまの海洋法会議の動きを見ましても、なかなかむずかしい問題がどんどん提起されてきておる。それから特に、この海運協定に関...全文を見る
○石井委員 中国問題でもう一つ。わが国の民間訪中団が先月訪問いたしましたときに、張香山中日友好協会の副会長が平和友好条約の予備会談を早急に開きたい、こういう非公式の発言があったようですが、このことに関して外交ルートで何らかのそういう希望事項の表明がありましたかどうか。
○石井委員 実務協定二つが一応とんざしておる――とんざしておるといってはあれでございますけれども、そうすると、この予備会談の要望というものが公式に申し入れされてきたという段階には、やはり平和友好条約の推進ということから、実務協定はたな上げしてもこれを推進していくという御姿勢なのか...全文を見る
○石井委員 最後に、ちょっとアフリカの問題について二、三点お伺いをいたします。  きょうの報道では、政府はギニア・ビサウを承認された。これはヨーロッパの諸国が承認していない前に先手を打たれたということで、われわれのような資源のない国といたしましては、何か問題が起こってからせっせ...全文を見る
○石井委員 要するに、この間の日本商社のローデシアにおける貿易に関連してのアフリカ機構の排日運動であるとか、やはり日本との関係が非常にいろいろの問題が起こっております。このときに新外務大臣が訪問を延期されるということは、いま申されたような理由がわからずに、何と申しますか、アフリカ...全文を見る
12月04日第73回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○石井委員 きょうは私は、まず最初に外務大臣に核防条約の批准に関する政府の御見解を承りたいと思います。  この条約を批准するにあたって、わが国は三つの条件が満たされたらそういう方向に進むというのがその外交政策のようでございますが、まあ、主観の問題でございますけれども、いまのとこ...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、大臣は個人的には批准の方向で大いにこれから努力を積み重ねていくが、政府部内としてはまだ正式にこの通常国会へこれを提出するかどうか決定しておらない、こういう段階でございますか。
○石井委員 そう言うてしまわれますと、次へいろいろ各論に入っていくのがどうもむずかしくなってまいるのでありますが、原則的に、外務大臣として政府のお考えはずっと継承されていくわけでございますし、出す出さぬということは別にいたしまして、この条約自体に対する御見解というものを一、二点承...全文を見る
○石井委員 核防条約を批准するということによって、国際的に核武装の意思を放棄したということは非常に明瞭になる、御指摘のとおりでございますけれども、その反面、核軍縮ということに対して発言する場所と申しますか、立場というものを非常に弱めてしまう、そういう矛盾点も私はこれに含まれておる...全文を見る
○石井委員 非常に大きな核保有国である中国、フランスというものがこの条約に未署名であるという、原則的な欠陥というものがございますけれども、そういう形の中でこの条約の目的というものが十分達成できるというふうにお考えですか。この点はいかがですか。
○石井委員 いま中・ソと言われましたが、中・仏という御意図であったと思います。  そこで、もう一つ新しい議論としまして、こういうことも指摘されておるようでありますが、非核兵器国は長期的に見て科学技術面で相対的にだんだんと大国から立ちおくれていく。往々にして科学技術の発達という面...全文を見る
○石井委員 それではこの問題はこの程度にいたしますが、外務大臣が今後引き続きその職務を全うされるという立場になると、次国会ではこれが、いまのような御意図でございますから、十分提出されてくる、こういうふうに理解してよろしいですか。
○石井委員 次に、日韓問題についてちょっとお伺いをしておきたいと思うのでございますが、当委員会でもしばしば論議をされた問題でございますし、特にここ一両年、これほど問題が起こったことはございません。最近は何か、忘れられたような感じになっておりますけれども、いまだにこの両国のここ一両...全文を見る
○石井委員 大統領狙撃事件の日本官憲に対する捜査の協力、非協力、また朝鮮総連に対する規制、こういう問題はどういうふうになったのでございますか。
○石井委員 この事件は詳しくおわかりにならぬのじゃないかと思うのでありますが、両国に大きな意見の食い違いがあったまま今日に至っておるわけであって、その後、もう少しこの事件の解決に進展があったのかどうかということですが、それはあなたの立場ではおわかりにならぬですか。
○石井委員 二学生の問題に関しまして、先刻朝日の記者でしたか、金総理に会見をいたしましたときに、二学生問題は決着がつき次第、裁判が終わり次第、両国でもう少し話し合う必要がある、こういうふうな発言があります。これは、明らかに何らかの政治的措置を加えようという意図のあらわれではないか...全文を見る
○石井委員 先ほど、金大中事件に関しましても、政治的自由が与えられておるやに外務大臣のお話がございましたが、私は、これは事実とはかなり違うのじゃないか、また原則的に政府がこれまでどおり主張されておる問題について、何か時間がたって忘れ去られてしまわれておるというふうな一面があるのじ...全文を見る
○石井委員 このたび後宮大使を更迭されまして、西山大使が赴任されるという御決定があったようでございますけれども、この裏には、やはりこれらの問題との関連性があるのか、何らかの新しい訓令というふうなものを出しておられるのか、この点はいかがですか。
○石井委員 それはある程度結びつけていただいたほらが国民としては好ましいのじゃないかと思うのですね。これはいまは遠ざかっておるようでございますけれども、私は、いまが非常に解決を迫るべき時期だ、こういう認識をいたしておるわけでございまして、いまのような御答弁でございましたら、アグレ...全文を見る
○石井委員 わが国の政局というものも非常に激動いたしましたけれども、ようやく落ちついた方向に歩みつつあるというふうに言っても差しつかえないと思います。韓国サイドにおきましても、いろいろの問題がございましたけれども、いま国会が始まり、予算の審議も順調に終わり、野党との対決というもの...全文を見る
○石井委員 それでは、最後に、残された時間であと一、二点。  フォード来日に関しまして、天皇の御訪米の問題でございますけれども、この問題を今後どういうふうに進めていかれるお考えなんですか。
○石井委員 フォード大統領が直接天皇に御招請をお出しになったということでございますから、訪米されることは確実だというふうに理解をしておるわけでございますが、こういう重要な両国の話し合いというものがなぜ共同声明に組み込まれなかったのか。この点はいかがですか。
○石井委員 時期としては大体いつごろの予想で外務当局は交渉をいま始めておられるのですか。
○石井委員 繊維だとか貿易のアンバランスだとかいろんな問題経済問題があったのですが、これは解決をした。いま両国間にほとんど問題はないのですが、大きな懸案事項になっておるのが例の漁業の交渉であり、漏れ聞いたところによると、非常に交渉が難航しておるというふうに聞いておりますが、この経...全文を見る
○石井委員 それじゃ、これで終わります。