石井一

いしいはじめ



当選回数回

石井一の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第75回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○石井委員 外務大臣の外交演説は非常に広範でまた意欲的な部分、そういう姿勢がよくうかがえるのでございますけれども、現実の外交問題の処理ということを考えますと、非常にむずかしい問題が山積をいたしておる。特に、当委員会の審議ということを考えますと、この国会、十数本に上る相当の条約があ...全文を見る
○石井委員 名称の問題はいまの御答弁のとおりでございますし、三木総理もそういうことを予算委員会で答弁をされておるようでございますが、たとえば領土問題これは尖閣列島ということでございますけれども、これと関連して、最近ソ連の大使がこの条約に関する反対の意向を表明したというふうなことも...全文を見る
○石井委員 ソ連のトロヤノフスキー大使が椎名副総理にソ連側の意向を表明されたといいますが、この行為に対しては外務大臣は何か御意見をお持ちでございますか。
○石井委員 最近ソ連を訪問されたりいたしまして、ソ連との平和条約、また領土問題についても意欲的に推進をされておるわけでございますが、そういうことを配慮すると、その正常な大使の行為というものに対して何らかのやはり配慮をしなければいかぬ、そういうお気持ちでございますか、いまの答弁は。
○石井委員 ソ連側の主張だと、日ソの関係では領土問題をたな上げせずして友好条約は結べない、ところが、日中の関係では、これは尖閣を指すわけですが、たな上げしてこれをやるということは遺憾だ、こういうふうなことを言っておるわけでございますが、それには有効なコントロールをしておる尖閣に対...全文を見る
○石井委員 もう一つ問題になろうかと思いますのは、これは間接的でございましても日台航空路線の回復という問題でございます。これは、やはりこの友好条約締結に直接、間接に非常に大きな影響を持っておると私は判断しておるわけでございますが、この交渉はどうなっておるわけですか。外務大臣として...全文を見る
○石井委員 たとえば日台路線が回復された時点に友好条約を結ぶのと、あるいはいまのこのままの状態でするのとやはり中国側の受け取り方、考え方というのは非常に違ってくると思います。そういう意味では、政府は何もされることはないかもわかりませんが、この外交交渉には非常に重要な意味があるとい...全文を見る
○石井委員 非常に微妙な名答弁で、本当はその辺をもう少しやりたいのですが、時間がありません。  最後に、日中平和友好条約に関しまして、いまの議論でも、多少むずかしい問題があるにしても話し合いは二回だ、これから短期間のうちに話し合いを詰めたい、話し合いが詰められた限りにおいては直...全文を見る
○石井委員 それでは次に核防条約に関しましてお伺いをいたしますが、これも、これは特にわが党内の問題なんでございますけれども、いろいろとこの条約も困難に向かっておるというふうなことが報道されておる。これも非常に残念なことだと思っておるのですが、きょうの新聞では、査察その他に関しての...全文を見る
○石井委員 この協定文、前文、本文九十八条、附則の取り決め等々、もう一つ、この核防条約の中の条約三条四項に、本交渉という規定がございまして、そこで条文を決めるというふうにもわれわれ受けとめられるわけですが、現在完結しました予備交渉において、もうすでに協定文はできておるのだ、本交渉...全文を見る
○石井委員 そうすると、予備交渉において大体の詰めができておる、あとは本交渉に入っていくから時間は余りかからない、こういうことになると思うのですが、国内体制の整備状況がどうなのか。これは詰めていきますと、科学技術庁その他にも相当質問をしなければいかぬ問題で、そのときにやりますけれ...全文を見る
○石井委員 ただいまの短いやりとりですが、外務大臣と二局長の答弁を聞いておりますと、この核防条約は予備交渉が完了したということで、かなり進展したというふうにもうかがえます。この国会に対してこれに批准を求めるかどうか、われわれ委員といたしましてもこれは最大の関心事なんでございますが...全文を見る
○石井委員 そうすると、この国会に提出するということは非常に悲観的な、時間がかなりかかる、こういうことですか。
○石井委員 もう少し詰めたいのですが、日韓問題を最後にお伺いいたします。  日韓大陸だな条約がございまして、これをこの国会に提出されておりますので、批准を求めるのに与党理事としては大変苦労いたしておるわけでございますが、韓国の情勢を客観的にながめましても、国民投票などございまし...全文を見る
○石井委員 そこで、金大中事件でございますが、私が前の国会で質問いたしましたときに、十二月二十五日の委員会でございましたか、金東雲の指紋の問題に関しては再度十月の何日かに韓国側に問い合わせをしておる、こういうことでございます。この問題は非常に科学的な証左でございますから重要だと思...全文を見る
○石井委員 金大中事件に関しまして、私、昨年十二月の二十八日に金鍾泌国務総理に会いまして、大変長いこと時間をかけて話をいたしました。金大中事件はもう忘れることが一番いい、こういうのが金総理の意見でございます。大臣もそれが一番いいというふうにお考えになるだろうかどうかということが一...全文を見る
02月14日第75回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○石井委員 大臣、きょうは最初に総括の質問をしようと思っておったわけですが、いつの間にか一番最後になりまして、また大臣の時間も非常に限られてまいりました。したがって、方向を転換いたしまして、各論を断片的にお尋ねをいたしますので、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  ま...全文を見る
○石井委員 大臣が就任されましたときに、大臣は非常に中華民国にも近い立場のお方である、恐らくこの日台路線の回復は非常に速やかに行われるというふうに予想いたしておったわけでございます。その後二カ月ほど期日が過ぎておりますが、その間、民間のレベルでもかなりの進展があったわけでございま...全文を見る
○石井委員 余り苦しめたくないのですがたとえば最大の阻害要件というのは、やはり原則を取り消さない限り交渉に応じないという、まあ青天白日旗その他の問題があったわけでございますけれども、その原則がやはり非常に大きな阻害要件になっておるとお考えでございますか。
○石井委員 成田空港が開港しないと、両機が並ぶというわけにいかぬわけですから、成田空港以前にこれが妥結したらかえって困られるんじゃないですか、いかがですか。
○石井委員 その日台路線が回復した場合の形態というのがとかくいろいろと言われておるわけですが、大臣は、日航のダミーがいいのか別会社がいいか、どういう形が一番理想的だとお考えですか。
○石井委員 最後に、大臣の任期中に何とかこの問題はひとつけりをつけたい、特に大臣には台湾との関係も非常によいというような期待もあったわけですれけども、そういうお気持ちで、祈るような気持ちで今後不退転の決意でこれに対処する、こういうお気持ちでございますか。
○石井委員 成田空港の開港の問題でございますが、年内の約束をしたことはないが、これも鋭意努力中だという御答弁が先ほどございました。  私は全然角度を変えまして、この空港は四十六年四月一日に開港の予定でございました。開かれない理由というのはよくわかりますけれども、これを聞くために...全文を見る
○石井委員 最後に、日航の赤字の問題について大臣にお伺いをしておきたいと思いますが、これだけ大きな高度経済成長に乗っかった国際企業が、恐らく今度の決算期には三百億以上の大きな赤字を出そうという状態に入ってきております。十年ぶりに無配であろうということであり、いろいろと問題が起こっ...全文を見る
○石井委員 残念ですがどうぞ。大臣への質疑は次回にさせていただきます。  それじゃ政務次官なり政府委員に、一、二細かいことをお伺いします。成田の先ほどの問題でございますけれども、一体この関連企業というものがどれぐらいあって、この間予定時に開港されないためにどれぐらいの被害を与え...全文を見る
○石井委員 航空行政面の上の方だけを見ておられるようですが、やはりこういうことは成田開港時に非常に大きな問題になると思います。これはやはり政府の不手際と申しますか、計画の変更によって予定が大いに変わっておるというわけですから、いま投資した額でも六百五十億ですけれども、恐らくいまこ...全文を見る
○石井委員 いまの答弁だと、まだその原因は当局として、航空局長として御存じないということですか。
○石井委員 いまおっしゃられましたいわゆる燃料の高騰だとか日台路線その他の関係からドル箱路線がなくなってしまった。あるいはまた迂回、旋回をするためにそれだけで非常に大きな被害をこうむった、その他やはりその旅客の数が少なくなってきたというようなことがあるわけですが、いまの答弁では私...全文を見る
○石井委員 世界的な傾向だと言われますが、パンナムとかルフトハンザがかなり苦しい状態になっていますがまだ黒字を保っておる会社もたくさんあります。それから全日空の商法など非難される面もたくさんありますけれども、全日空の方が現在まだよほど経営内容がましであるという、これも一つの現実の...全文を見る
○石井委員 なかなか率直で結構だと思いますよよ。  そこで、たとえば五十年度予算の計画、余り予算も伸びておりません、しかも物価の高騰その他いろいろの諸問題がありますけれども、千二百億か何かの予算で新幹線工事も推進される。何も支障はありませんですか、いかがですか。
○石井委員 いまの御答弁だと、そうすると五十年度は新幹線工事は予定よりも相当おくれる、そういうことになるわけですか。
○石井委員 たとえば五十一年、五十二年、おっしゃるようにそれは一生懸命やろうと思いますが先のことで、本年予算のついておる範囲で大体計画の何%ぐらい完成する予定なんでしょうか。
○石井委員 新幹線のことを聞いておるのですが、どの路線がどの程度この五十年に進むのですか。
○石井委員 国鉄の再建の計画の中で合理化の計画、これは総裁としてどういうふうにお考えですか。
○石井委員 そうすると、五十年度当面は人員を減らす計画はまずない、こういう御答弁ですか。
○石井委員 最後に、新幹線にしても在来線にしても昨年来事故がかなりありましていろいろと総点検をやってこられましたけれども、これについて事故原因その他の究明は十分なされたのかどうか、今後もこれを非常に持続的に継続されていくのか、いまの合理化の問題とも関連があることでございますけれど...全文を見る
○石井委員 議論としては大変おもしろいのですが、時間のあるときにやらしていただきます。それじゃ、国鉄関係はこれで終わらしていただきます。もしお急ぎでございましたらどうぞ。  そこで、関西国際新空港と大阪空港に関してひとつお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、関西国際...全文を見る
○石井委員 一応航空審のほうからはいわゆる泉南沖という答申が出ておりますが、その実地検証というもの、そのほかかなりの調査を進められるのですか、その点は…−。
○石井委員 本年が終わると来年度はこの規模をどれぐらいにしようという予定なんですか。
○石井委員 一番のガンは関係地方公共団体をどう説得するかということですが、それはことし大分やられるのですか。
○石井委員 いまの大阪空港の減便計画またエアバスの乗り入れの問題、これについてまずお伺いをしたいのでありますが、いま十一市協などといろいろと協議も進めておられるようでございますけれども、これがどういうふうになっておるのか、次官なりあるいは政府委員からお答えいただきたいと思います。
○石井委員 運輸当局からちょうど一年ほど前の四十九年三月二十三日に出されております書類、「大阪国際空港における発着回数の制限について」これは三段階の減便計画というものを明示されているわけです。これはエアバスが入った場合という前提があるわけですけれども、最終的には山陽新幹線が開通し...全文を見る
○石井委員 そこのところをもうちょっとお伺いしますが、二百六十便あったものが二百四十便に現在なっておるわけですね。ここで一年前に発表された計画というのは何ら変わってない。その前提条件としてエアバスが入らないと、こうならない、こういう答弁のように聞こえるわけですね。山陽新幹線が開通...全文を見る
○石井委員 夜間の九時から十時までの発着制限というもの、これに対しても強い要望があるのですが、これについての減便なり考慮が当面なされようとしておるのかどうか、これはいかがですか。
○石井委員 私は、非常に答えにくいことだと思うのですが、こういう計画があったのですから、これの変更は認められてないわけですから、だから、エアバスが入ってくると、だんだんこういう方向に段階的に、すぐと言えなくてもなっていく、こういうことは言われておるように思うのです。それから、その...全文を見る
○石井委員 それが、あなたがいかに万能であっても、完全に政治的に意図のある者まで説得はできないわけですね、反対はあくまで反対なのですから。どこかでやはり一つの決断というものがこの問題に必要だと思うのです。  そこで、私は、やはりエアバスが何十ホンも低いのですから、現実に名古屋で...全文を見る
○石井委員 ただ当面エアバスの問題が解決しない限り、現時点においては、減便もなければ、また九時以降の減便もない、この話がつく時点においてこれらの問題がたちどころに解決する、こういうことですね。
○石井委員 私が指摘しました、地元の意向をも先取りする、そういう姿勢も必要かと思います。何ぼ説得する、説得すると言っても、そういう配慮がなければなかなか説得はむずかしい、この点御注意申し上げておきます。  きょうは新交通システム、都市交通について御質問をする予定でございましたが...全文を見る
02月28日第75回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○石井委員 ただいま議題となっております両件について質疑を進めさせていただきたいと存じます。  そこで、まず最初に小麦貿易規約に関する議定書の件でございますが、この議定書はわずか一年間の延長であり、有効期限もあと三カ月だというふうな状態に入っておるわけでありますが、なぜこの一年...全文を見る
○石井委員 この議定書は七一年以来四年間、再延長の期間を入れると五年間の長きにわたって経済条項がない、こういうことになると思います。この間、小麦の事情というものが世界的に非常に変動し、価格が非常に高騰したり、供給の不足が起こったりしておる。こういう情勢下にあって、この協定または国...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁にもちょっとありましたが、小麦の価格その他で非常に大きな影響があると考えられますソ連なり中華人民共和国というのは、この議定書に参加しておるのかどうか、この点はいかがですか。
○石井委員 先ほどのお話にもありましたが、ソ連が最近小麦の国際市場で大変大量の買い付けその他をやっておる、そういうことから市場の撹乱要因となっておるというふうにも言われておるわけですが、この議定書との関連はどうなのか、また最近のソ連における小麦の生産状態が非常に悪化しておるからこ...全文を見る
○石井委員 国際小麦理事会の活動に関連して先ほども政務次官からお話がありましたが、規約の第二十一条を拝見しますと、そこには「理事会は、公正なかつ安定した価格で、加盟輸入国に小麦及び小麦粉の供給を、加盟輸出国に小麦及び小麦粉の市場を確保するため、適当な時期に、価格並びにこれに関連す...全文を見る
○石井委員 最近エネルギー危機の次には食糧危機だというふうなこともありまして、食糧政策というものは世界各国が大きく関心を持って、またそれに対する政策の転換というのをやっておる時期だと思うのですが、世界食糧会議や、最近ロンドンの穀物備蓄主要国会議などが行われております。とにかく在庫...全文を見る
○石井委員 この参考資料などを拝見していますと、わが国の小麦生産というものが最近非常に停滞しておるということでありますが、生産の自給率の向上ということを一方では考えておるのかどうか。簡単で結構ですが……。
○石井委員 先ほど御指摘のあった世界食糧会議において今度理事会が設置されたようですが、これはどういう性格のもので、いつから活動を開始するのか。  これからの質問は、簡単で結構ですから、ひとつ簡にして要を得た答弁をお願いします。
○石井委員 わが国は参加する意思があるのか。また、その理事会が今後の世界の小麦情勢にどういうふうな役割りを果たすのか。
○石井委員 わが国が提案したと言われておる食糧情報システム、これは今後どのように具体的に運営されていくのか、これは食糧事情に対してどのような貢献をするのか、この点を……。
○石井委員 物価の高騰というふうな問題で特に問題になりましたが、アメリカからの大豆の輸入の規制とかいうふうなことが一昨年起こったわけです。アメリカはわが国に対して食糧の安定供給というふうなものを約束しておるのですけれども、こういうふうな問題が今後も起こり得るのか。アメリカ政府に対...全文を見る
○石井委員 相手の好意的な出方を期待しておるというだけでもいかぬので、具体的な何か協定なり何なりを結ぶ予定はないのですか。
○石井委員 あと二、三問、食糧援助規約についてお伺いをして、質問を終わりたいと思いますが、こちらの議定書の方も有効期間を一年延長するということを定めておりますけれども、その理由と、政府がいかなる立場をこれにとっておるのか、この点をお伺いしたいと思います。
○石井委員 本件のもとで緩和を施行していく場合に、対象国やらその内容、方法というふうなものはそれじゃどういう形で決定されてくるのか。
○石井委員 そうすると、食糧援助委員会というふうな組織もございますけれども、これとは余り関係なくバイラテラルなベースで援助を決定するということですか。
○石井委員 過去の実績が相当上がっておると見ておられるのですか。主にどういう地域、どういう対象のもとにわが国は過去この計画の実施を行ってきたのか、ごく簡単に概要をお伺いしたいと思います。
○石井委員 最後に、この議定書の第三条にわが国は留保を付しておるということですから、これは他国と異なって、米とか農業物資によってこの援助を行う方法が認められておるということに相なるわけですけれども、これは日本米の古米とか古々米とかそういうふうなものを予定しておるのか、この点はいか...全文を見る
○石井委員 それでは、きょうはこの程度で終えまして、ガット第二確認書関係に関してはまた適当な機会にさせていただきたいと思います。
03月19日第75回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○石井委員 きょうは私は、日中平和友好条約を初め漁業交渉などについてお伺いをしたいと思うのでございますが、まず最初に、北ベトナムの使節団が一日おくれて昨日来日したという報道がございますが、これはどういう目的で、どういう内容について話し合う予定なのか。北ベトナムに対する経済協力とい...全文を見る
○石井委員 北ベトナム側は賠償を要求するという、そういう目的は持っておらないのですか。
○石井委員 それじゃ、いまの問題は、その賠償要求というものは向こうが放棄して、そのかわりに無償の経済協力というものにかわってこれから話を詰める、そういうことで了解してよろしゅうございますね。  次に、中国との関係について、数点お伺いをいたします。  まず、漁業の交渉でございま...全文を見る
○石井委員 それは具体的にどういうことを想定されておるのかということでございますが、この再開されました交渉で、たとえば軍事警戒区域の問題が解決されないままで、資源保護のための規制措置というものが現在、議題になっておるというふうなことでございますけれども、交渉の経過がいまどういうふ...全文を見る
○石井委員 そうすると、余り細かく追及はしませんけれども、大臣が当初に危惧されておったような無理な要求というものは出てこずに、非常にスムーズに行っておる、したがって、妥結になる見通しは非常に明るいと、こういうことになるのですか。
○石井委員 次に、日中平和友好条約の交渉でございますけれども、過去四回予備交渉が行われ、いよいよもう両者の主張も大変明らかになってきておる、こういうことですが、問題はこの覇権条項ということでございます。覇権条項に関して平行線をたどっておるというのが現状だろうと思うんでございますけ...全文を見る
○石井委員 たとえばこの条項が入ることによって第三国、たとえばソ連その他に対して、今後その外交交渉において非常に阻害条件になる、こういう御判断もあるわけですか。
○石井委員 これは相当押し迫ってきておると思うんですが、当委員会の審議におきましても、これがどうなるかということは非常に重要な問題でございます。他のいろいろな審議状態にも大いな影響を与えるものでございます。きのうですか、総理は中国大使に会われたし、正式にこの国会で批准するというこ...全文を見る
○石井委員 覇権問題以外にどういうことが問題になるのか。大して長文にわたるしさいのものではない、非常に精神的なものだと私たち思うのでございますけれども、その点は一体どの程度のものになるのか。これは教えていただいても特に差し支えないと思うのですが、いかがですか。
○石井委員 そうすると非常に簡単な原則的な条約になるので、いま問題になっておるような大前提と申しますか、覇権問題などが解決すると、たちどころに解決する、こういう性格のものだと思うのでございますけれども、それは御確認いただけますか。
○石井委員 私はもっと進んでおると思うのですよ。そうでなかったらこれは当委員会の審議はなかなか大変なことになってくる。そういうことを憂慮して私はお伺いしておるわけでございますけれども、条約文は五条か七条の簡単なものだし、原則的な議論をやっておるのですから、それじゃぼつぼつ条文化と...全文を見る
○石井委員 この交渉の過去四回の予備交渉の中で、領土問題について議論がなされてましたか。
○石井委員 そうすると、領土問題に関しては今回の平和友好条約は触れないということですが、そこで日本側と中国側の見解にちょっと違いがあるのではないかという感じがするのです。中国側はあくまでも領土問題をたな上げしてこの交渉をやり、妥結するのだという考えだろうと思いますし、大臣の御発言...全文を見る
○石井委員 たとえば昨年十月の鄧小平副首相の発言には、尖閣列島問題をたな上げし、平和友好条約を結び、その後両国間でこの問題について話し合う、こういう発言までしておるわけですから、当面要求をしておらないし、この交渉においては必要ないことかもわからぬけれども、これはやはりペンディング...全文を見る
○石井委員 今後こういうふうな問題が起こらないようにやらなければいかぬわけですが、具体的なトラブルを回避するために調整委員会を設置するというふうなこととか、あるいはもっと細かい問題で船のランプだとかマークだとか、そういうふうなものに対して新しい発想を出してやるというふうないろいろ...全文を見る
○石井委員 そうしますと、向こう側は相当反省の色を深くして、いろいろな形で日本側の要求というものに対して譲歩をしておる、こういうふうに受け取っていいのですか。
○石井委員 最後に、いま海洋法会議が行われているわけでありますけれども、海洋法会議でおそらく経済水域というふうなものが相当広がるとか、そのほかの変更が起こってくると、いま行われておる日ソの漁業操業交渉との間に予盾なり何か食い違いというものが起こってくるのではないかということを危惧...全文を見る
03月28日第75回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○石井委員 ただいま議題となっております日本国政府とオーストラリア政府との間の文化協定に関して若干の質問をいたしたいと存じます。  そこでまず最初に、前文に「それぞれの国における他方の国の文化、歴史、諸制度及び一般的な生活様式の一層の理解を助長するため、」というふうにございます...全文を見る
○石井委員 いまの説明でちょっとわかったようなわからぬ点があるのですが、要するに、たとえば日本の芸術とか文化とかいう観点から申しますと、日本固有の非常に長い伝統にのっとった、茶華道であるとか禅であるとか、そのほか武士道であるとか、まあいろいろなものがあるわけですけれども、そういう...全文を見る
○石井委員 アメリカのジャズという話がありましたが、それも一つの文化と申しますか、ほかにないものだと思うのです。アメリカのインデアンが原住民としていろいろの足跡を残しておるということですが、オーストラリアの原住民の中に何か非常にユニークなものがあるのじゃなかろうかと思うのですが、...全文を見る
○石井委員 次に、条約の本文に入りまして、第一条に、学者、教員、学生、研究員、芸術家などの交流ということがうたってありますが、まず過去の実績をお聞きしたいと思うのですね。  これまでわが国からどれほどこういう人々がこの国を訪れ、またオーストラリアからどれほどの実績があったのだろ...全文を見る
○石井委員 まず留学生の問題ですが、いまの御答弁を聞いておりますと、まことに微々たるものだという印象を受けるわけですね。それで、いま言われたのは国費の留学生だけで、たとえば民間なり私費でやっておるというような人々は、データを持っておられないのか。多少は掌握されておると思うのであり...全文を見る
○石井委員 いまの学者、文化人の訪問の期間。
○石井委員 いまのに関連して、一つは、これらのオーストラリアからの留学生は主に日本語とか日本芸術、文化を学んでおるのが大部分かどうかという点。それともう一つは、日本から行っておる私費留学生というのをつかんでおられるのか。英語だけを短期間習いに行くとかなんとかというのがかなりあると...全文を見る
○石井委員 次に第三条に参りまして、「大学その他の教育機関における他方の国の言語、文学」というふうな一項がございますけれども、私がここでお伺いしたいのは、一体オーストラリアの大学の中で日本語の講座というものを持っておる大学というのはどれくらいあるのだろうか。また、それに関してどれ...全文を見る
○石井委員 好影響と申しますか、好印象を持っている一面もあるし、それからまた、昨年あまりからいろいろな問題が出ておるという一面もあろうかと思うのでありますけれども、いまの質問はその程度にしまして、その次に、実は私は昨年の十一月にオーストラリアのオーストラリアン・インスティチュート...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁は国内の芸術の交流ということですが、いま対日本ということを考えておるわけですけれども、私が招請を受けたオーストラリア国際問題の協会とでも申しますか、これは非常に歴史が古いということを聞いておりました。行ってみましたら、各市にそれぞれ支部があって、講演だとい...全文を見る
○石井委員 一般的な質問になりますが、文化協定というのをこれまでも当委員会で何回か締結いたしましたけれども、これまで一体何回ぐらい、何国とこの文化協定を結んでおるのか。  それからもう一つ、非常に関連が深いと考えられるアメリカとの日米文化協定というのは存在してないというふうに聞...全文を見る
○石井委員 いま言われましたその十四の国というのは、簡単に列挙できますか。
○石井委員 第八条に、両国政府は、両国の報道機関、ラジオ、テレビジョン等々、こういう一条が挿入されております。これは他の十四の文化協定には入っていない一文だというふうに伺っておりますが、特にこの分野でオーストラリアにこの八条を加えなければいけなくなった理由、これはいかがですか。
○石井委員 外務省が七三年の初めにオーストラリアにおける対日世論の調査を行った。その結果として、数ページにわたって報告が出ておったようで、そこのエッセンスは、「豪州人のなかには日本に対して若干危惧の念を持つ者はいるが、全体としてみた場合はその多くが日本に対してかなり好意的であると...全文を見る
○石井委員 余り楽観をしておると——基本的にはいまの局長の見解に私異論はありませんけれども、やはり私がいま指摘したような底流というものがそのときそのときの問題であるということも認識してかからなければいかぬと思います。  この閣僚委員会というのは、次はいつ、どこで行われて、どうい...全文を見る
○石井委員 日本の企業がオーストラリアに進出しようと思えばこれは簡単にできるのかどうか、あるいは土地をオーストラリアで購入しようと思えばこれも簡単にできるようなオーストラリアの制度になっておるのかどうか。それからもう一点、移民という問題はどういうふうなりストリクションがあるのかと...全文を見る
○石井委員 第九条になりまして、観光旅行を奨励するということがありますが、ここで毎年何人ずつぐらいが行き来しておるのか、ごく最近のデータで結構ですけれども、この点をお伺いするのと、それからそれに関連して、ヨーロッパの国その他では査証免除という取り決めが普通のこういう友好国において...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁だと、要するに金は払わぬでもいいが、査証は手続を踏んでくれ、こういうことがオーストラリア側の主張だ、こういうことなんですね。さっきの政府委員の答弁でも、すごい数の人が観光旅行その他で行き来しておる。私がちょっと調べたところでは、オーストラリアは英連邦内では...全文を見る
○石井委員 もう数点でやめますけれども、この十一条ですね、混合委員会を設置する。混合委員会というのはどういう人々がメンバーになるのか、いつ設置するのか、いかがですか。
○石井委員 文化協定に関してはもうこれで終わりますが、最近オーストラリアとの間に交渉が行われておったいわゆる奈良条約、これは非常に向こうも早く締結したいと熱望しておったわけですが、まだまだこの委員会に付託されていない、話がまとまっていないということですが、何が理由で中断しておるの...全文を見る
○石井委員 最後に、オーストラリア政府外務省では、日本に対して日本担当部というふうなものがあるのかどうか。それにはどれくらいのスタッフを擁しておるのか。また日本はオーストラリアに対して大洋州課か何か、そこでいまこれによっていろいろの問題が派生してくると思うのですが、どういう対処の...全文を見る
04月23日第75回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○石井委員 日中平和友好条約の締結が、最後の段階で、一つの曲がり角に直面をいたしておるわけでございます。この打開のために、高島アジア局長が昨日、中国を訪問してお帰りになった、こういうことでございますが、今回の訪問で何か具体的な進展があったかどうか、あったとすればどういう点であるか...全文を見る
○石井委員 私たちが伺っております段階では、いわゆる覇権問題、このクローズが一番問題になっておるというふうに伺っているわけですが、両国はすでに条文を交換いたしておりますけれども、これ以外の問題では余り双方の意見の違いはない、こういうふうに理解していいのでございましょうか。
○石井委員 いまの御答弁、それから先ほどの相手の立場を理解したということ、この両方をわきまえて御質問するわけですけれども、そうすると、やはり一番問題になっておる覇権のクローズに関しては、相手側はきわめて厳しい、厳粛な態度で臨んでおる、そういうふうにとるべきなのか、それとも今後の交...全文を見る
○石井委員 そうすると、この覇権クローズに関しては中国側の態度は非常にかたい。そうなってくると、わが方としてのこれに対する考え方はどうかということでございますが、わが方としてもなかなか譲りがたい問題があるということでございますけれども、宮澤外務大臣におかれては、中国側の態度がそれ...全文を見る
○石井委員 局長は、三木内閣総理大臣に今回の問題についてじかに御報告をなさったかどうか、また三木総理のこれに対する感触、決意はどういうものであったか、お伺いしたいと思います。
○石井委員 もうこれ以上申し上げませんが、たとえば、ただいまの御答弁の中でも多少感じますことは、宮澤外務大臣の御答弁では、相手のそのかたい立場に直面して非常にむずかしい段階に入っている、こういうお立場であろうかと思うのであります。その反面外務当局としては、相手側の熱意は十分にある...全文を見る
○石井委員 局面打開のために大臣御自身が中国を訪問される、そういうふうなお決意はございませんか。
○石井委員 最近のインドネシア情勢などを見ておりますと、急激な激動が起こっておるわけでございますが、したがって、ソ連のインドシナ半島に対する関心というものもさらに高まってきておると思うのでございます。そういうところがやはりこのいま問題にしております日中の友好平和条約に関しても微妙...全文を見る
○石井委員 それではその次に、多少問題を変えたいと思うのでございますけれども、ベトナムの、あるいはカンボジアの情勢ということ、またアメリカの議会におけるいわゆる軍事援助の否決というふうなこと、これはアメリカのアジア政策というものの、ひいては日本の外交政策というものに関して非常に大...全文を見る
○石井委員 政府が決定をいたしましても議会がなかなか言うことを聞かぬ、そういう情勢がいわゆるインドシナにおいて起こっておる。したがって、要は米国の世論なり、米国のいわゆる、ただ単に行政府のみならず、全体的な大きな流れというもの、これをやはり見きわめていかなければいかぬという問題が...全文を見る
○石井委員 いわゆる安保条約の交換公文に基づく場合の事前協議の条項でございますけれども、当初は核兵器の持ち込みという問題についてはイエスもあればノーもある、こういう見解であったようでありますけれども、最近の政府の統一見解ば、緊急時においても、非常事態が起こっても常にノーである、こ...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、一点だけ確認をしておきたいと思うのでありますが、総理大臣の対世論に対する最高方針の表明というのは非常に政治的であり、重要でありますが、具体的な事前協議という問題におりて考えた場合には、常にノーであるということであれば事前協議は必要はないわけであって、...全文を見る
○石井委員 それでは、この問題に関しましてはいずれ別の機会にもう少し議論をしたいと思います。  あと具体的な問題について一、二点まとめてお答えをいただいて、私の質問を終えたいと思います。  ハノイの大使館の設置、これは今月半ばごろにでも開かれるということでありましたが、最近の...全文を見る
○石井委員長代理 渡部一郎君。
05月07日第75回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○石井委員 ただいま議題となっております公選法、政治資金規正法、どちらも国民のサイドから見れば最も注目をいたしております今国会の案件でございます。私は、いわゆる金のかからない選挙、明朗な資金、それからさらに不均衡な定数の是正というものを期しまして、国民の負託にこたえたい、そういう...全文を見る
○石井委員 選挙の公営の拡大その他については、後刻数点お伺いすることにいたしまして、まず基本的な問題をお伺いするわけでございますが、今回は衆議院における定数の是正を行おうといたしておるわけですが、当然参議院においてもそれ以上の不均衡というものが存在をいたしております。参議院の問題...全文を見る
○石井委員 そうすると、ただいまの答弁で参議院の方の定数是正という問題は、各党の意見が一致すれば可及的速やかに改正をしたい、政府はそういう希望を持っておる、こういうふうに了解をさせていただきたいと思います。
○石井委員 衆議院の定数是正が今回二十名増ということで出されたわけでありますが、私も小委員としていろいろ参画をいたしておりまして、各党の合意が得られ、ほかにも不均衡なところはたくさんあるわけですけれども、この程度で今回は一応の目安をつけた、こういうふうに了解をいたしておるわけでご...全文を見る
○石井委員 大臣としてはその程度しかお答えができにくいかと思いますが、過去二回——二回と申しますと、今回も含めましてやりました改正の措置というのは、どちらかと言うと暫定的なものである、いずれはもう少し議場その他の関係もあり、抜本的な改正ということも考える時期が来るだろう、今回はと...全文を見る
○石井委員 分区の作業の問題が非常に微妙な段階でございますから、私としてはきょうは突っ込んで質問をする気持ちはございませんけれども、今回は第三者機関とかその他を設けずに自治省案によって、この法律案がまとまる時点に提示をしたい、こういう考え方で作業が十分進んでおるのかどうか、その点...全文を見る
○石井委員 それでは五月の上旬までということは、きょうはもうこういう日ですから、自治省案としてはまとまっておるが、政治的な配慮を考えて、いつ出すかということは、今後委員会の決定を待ちたい、こういうことで、案はできておる、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
○石井委員 政党中心の金のかからない選挙ということを考えますと、やはりこれは物議を醸す問題でございますけれども、小選挙区制というのが、反対賛成は別にいたしまして、最も理論的には正しいものだと思うのでありますけれども、これに対して政府の見解がありましたら、ひとつこの際お聞かせいただ...全文を見る
○石井委員 こういう問題の最後にお伺いしたいのは、参議院の全国区制でございますけれども、これは昨年の選挙におきましても一番問題になったところでありまして、一番金もかかるし、一番浪費の多い、ある意味では問題の多い、一番最初にメスを入れていただきたい制度ではなかろうかと思うのでありま...全文を見る
○石井委員 そういう問題もう少しやりたいですが、この程度にいたしましょう。  それでは次に、今度の公選法の条文について多少細かい点をお伺いしていきたいと思うのでありますが、まず選挙の公営の拡大というものがあらゆる項目でここに相当含まれておるということであります。これらを確実に履...全文を見る
○石井委員 具体的に人員の増員とか予算の増額というふうな措置はない、こういうことですか。
○石井委員 候補者なり公職にある者の寄付の制限ということ、これは政治に金がかかり過ぎるという問題からすれば非常に結構な方向だと思うのでありますが、現在余りにも慣例化し過ぎてしまっておる。一般国民の中にはそういうふうなものが何か日常茶飯事の中にそれを受け入れるという体質がある。法律...全文を見る
○石井委員 ただいまの寄付行為の禁止というのは、現在公職にある者には当てはまるけれども、いわゆる立候補を予定しておる新人というものには適用されないのではないか。ということになりますと、これは非常に片手落ちになるのではないかというふうに思うのでありますが、この点はどうお考えですか。
○石井委員 その期間の問題で、たとえば参議院の場合には何年が経過した時点から以降とか、あるいは衆議院の場合には二年経過した以降とか、こういう条文は全部外されたわけです。その理由はどういうわけですか。
○石井委員 次に、実費弁償と報酬の基準単価を引き上げる、それは政令で決めるとかというふうに書いてありますが、この点は昨今の物価の動向その他も考えまして、自治省、政府当局としてはどの程度の単価を引き上げることを想定されておるのか。
○石井委員 同じ費用の問題で、選挙運動費用の支出制限額の引き上げ、この問題についてもどの程度のアップを考えておられるのか。
○石井委員 次に、問題になっております機関紙の多量の配布、一説にはビラ公害などといわれておる問題でございますけれども、今回この規制措置というものが特に織り込まれております。われわれとしては、これは非常に当然のことだというふうに考えておるわけでございますが、それはそれとして、今回の...全文を見る
○石井委員 ちょっとはっきりしない面がありますが、要するに、従来の規定では解釈の問題その他においてどうしても徹底しないので、これをさらに強化した、こういうふうに理解をして、次へ進ましていただきたいと思います。  いずれにしても、金のかからぬ選挙ということを志向しておるわけですか...全文を見る
○石井委員 いまの御答弁は全く納得できないような気がするのです。一般的に区別ができないと言うが、常識的に考えたって当然区別のできる問題ですよ。片一方はある政党なり思想なり、何らかの根拠を持って特定のものを売り出そうとする新聞である。それに対しては、選挙目当ての問題であるから、特定...全文を見る
○石井委員 大臣に一言この問題について御見解をただして次へいきたいと思いますが、要するにこの既存の百四十八条というのは、選挙目当ての新聞を規制するために立法の趣旨があるわけです。ところが、この一項だけはそうでない新聞まで含まれてくる、そういう問題があるわけで、これは立法の趣旨と非...全文を見る
○石井委員 そうすると、要するにこの条文の本来の趣旨は選挙規制である、それに入るようなものがもし将来起こり得た場合には、これはやはりこの法律の趣旨に反するものである、こういうお考えですね、いまの御答弁は。
○石井委員 それでは、この点は私の主張としては、やはりこの条文というのは評論なり報道の自由を守る、そういう趣旨によってできておるものでありますから、この点今後検討を要する事項であるというふうに考えますので、御指摘を申し上げて次に移りたいと思います。  今度は、連座制が新しくここ...全文を見る
○石井委員 あと二、三点この公選法でお伺いをいたします。  シンボルカラーの規制やらのぼりその他の規制、こういうのも、ビラに対する規制をされるのなら、同時にこういう気勢を張る行為についても何らかの措置が行われてもよかったのではないかとも考えるのですが、こういう点は検討されたのか...全文を見る
○石井委員 そうすると、この問題は今後の検討の一つの項目だということに理解をいたします。  さっき個人が寄付をする行為のところで一つ聞き漏らした問題がありますが、それはたとえば代理人の名義で、あるいはもっと名義人の名義で寄付行為を行うというふうなことは当然あり得ると思うのであり...全文を見る
○石井委員 一番最後のところの法解釈が非常に問題だと思うのであります。再度確認だけしておきたいと思いますが、それじゃ公示九十日以前のだれだれ後援会、福田一後援会という名前における寄付行為は合法なのかどうか。  第二に、奥さんなり子供なりあるいはそれに関連した兄弟なりの名義でする...全文を見る
○石井委員 それでは公職選挙法の問題はこの程度で終えまして、政治資金規正法の一部を改正する法律案についてほんの数点だけお伺いをして、同僚議員に譲りたいと思います。  まず、この政治資金規正法におきまして、会社や法人、団体の規模によって制限枠を設けられた。これはわかるような気がす...全文を見る
○石井委員 それから、いわゆる税制上の優遇措置というのが講じられるようになっておるわけですけれども、寄付を受ける側が国会議員、知事、都道府県会議員までに限られておるのはどういう理由なのか。  ここで御指摘を申し上げたいのは、たとえば政令指定都市の市会議員等でありますけれども、こ...全文を見る
○石井委員 いまの政府委員の答弁は、申しわけないが非常に問題があると思うのです。一々議論をしておってもきりがありませんが、要は大臣、この指定都市の議員は、たとえば供託金一つとりましても、普通の市と違う、金額を多く払っているという面が多いのですね。これは選挙制度上、選挙の期間にして...全文を見る
○石井委員 いや、この点はいまの御意見も一つの御意見だと思いますけれども、余りにも差が、四・五でなしに五以上だということなんです。あらゆる面から考えて、法律上からも実質上からも五以上だから、四・四九だとか四・五という議論ではないんじゃなかろうか。ほかにもたくさんの例があるのだ、し...全文を見る
05月23日第75回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○石井委員 マヤゲス号事件について、アメリカ当局は、これはいわゆる自衛権の行使である、こういうふうに国連事務総長に対しての書簡の中で主張をいたしておるわけでございますが、この見解についてはきょうは時間がありませんのでお伺いはいたしませんけれども、これに関連いたしましてわが国に最も...全文を見る
○石井委員 最近アメリカの上院軍事委員会が勧告を出しておる中に、沖繩海兵隊の配置がやはり事前協議その他の配慮が必要ではなかろうか、こういうふうな指摘がなされておるわけでございまして、いまの大臣の御答弁だと、事前協議に関係がないと言われますが、あちらの方がかえってこういう問題を先に...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、経由地があった場合には事前協議の対象にならないが、直接出動した場合には事前協議の対象になる、こういうふうなお考えが統一見解だというふうに理解をいたしたいと思うのでございますけれども、今後一番問題になってくると考えられますのは、これは将来のことですから...全文を見る
○石井委員 過去一回でも事前協議のこの条項の発動があったのかどうか、いかがですか。
○石井委員 そこで大臣、朝鮮半島の情勢でございますけれども、韓国条項がうたわれた時期から二転、三転情勢が動いておるように感ずるわけでございます。その次には、いわゆる南北の協調対話という時期がございまして、一時外務大臣は、朝鮮半島全体の平和というものが日本にとって重要だということも...全文を見る
○石井委員 最近、たとえば日本政府の政策転換とも見えるようなこと、たとえば朝鮮総連の二十周年にやってくる代表団に対する規制問題とか、昨日報道されておりました北朝鮮の輸銀使用、保険の問題に対する停止の問題だとか、そういう会談を踏まえて、朝鮮半島に対する政策というものを徐々に変えよう...全文を見る
○石井委員 大臣は近くOECDの閣僚会議ですか御出席になるという御予定のようですが、はっきりしておるのかどうか私存じませんが、当然そのときにはキッシンジャー長官にも会見をされることにもなるだろうと思うのであります。最近アメリカサイドから、日韓両国を結びつけた防衛上の発言というもの...全文を見る
○石井委員 キッシンジャーはどうなんですか。
05月30日第75回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○石井委員長代理 速記をとめて。
○石井委員長代理 それでは速記をつけて。  正森成二君。
06月11日第75回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○石井委員長代理 次に、金子みつ君。
06月16日第75回国会 衆議院 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号
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○石井委員 きょう、私は拡散防止条約に関連をいたしまして、まず、わが国の防衛体制についてお伺いをしたいと思うのでございます。  そこで、いわゆるアメリカの極東戦略というものは、最近急激な変化をいたしておるというふうに、私、見ておるわけでございます。従来はいわゆる同盟国に前進墓地...全文を見る
○石井委員 いまの答弁は、それは全く変わってないと言いますけれども、わが国の強い国民の要望は、基地も縮小したいし、そういう直接のそこで証左を示してもらうというふうな極東戦略でない方がいいのですから、そういうことから考えましても、後方基地で守ってもらうというアメリカの核抑止力によっ...全文を見る
○石井委員 ちょっと方向を変えまして、外務大臣にお伺いをしたいと思いますが、わが国の安全保障に関しまして、過日アメリカを訪問されまして、キッシンジャー長官との間に、米国としては、日本に対して万一核兵力、通常兵力の武力攻撃があった場合には日本を防衛するという条約の義務を当然のことな...全文を見る
○石井委員 今回のキッシンジャー長官との、条約の義務を当然遵守するので、そういう有事の場合には必ず日本を防衛する、そういう大前提は非常に結構なことですし、防衛の負担も少ないし、日本の国民の世論にも合っております。しかし、万一それが起こった場合に、それじゃ具体的にどうするかというこ...全文を見る
○石井委員 これは与党としてちょっと立ち入った質問になるかもわかりませんが、たとえばアメリカの核抑止力に頼っておるんだから、それじゃ起こらないという前提に立っておるから協議をしておらないのだ、こういうふうにも御答弁が聞こえるわけですよ。そうなりますと、まあ核の抑止力が大きいから起...全文を見る
○石井委員 それじゃ、具体的な協議をされておらないということは、アメリカに守ってもらうという約束はしてあるのだけれども、そういう具体的なことは起こらないから必要がない、こういうふうにお考えなのですか。
○石井委員 そういたしますと、いままでの政府の御答弁で確認できますことは、外務省においては基本的なことを話し合って、具体的なことについては触れたことがない。それから防衛庁の方は、これまでそういう事実がなかった。また大臣の御答弁では、今後将来そういう必要性を認めて話し合いたい、こう...全文を見る
○石井委員 総理なり大統領、今度そういう会見があるわけですが、外務大臣対国務長官、防衛庁長官対国防長官、これの口約束で協力体制を確認することはまず非常に必要でございますけれども、百に一のそういう有事ということを考えた場合に、口約束だけで終わったのではわが国の国民の安全は守れないと...全文を見る
○石井委員 安保体制ができ上がりましてからこれだけの時間がたっておりまして、核防条約を批准するに当たりましてこういう議論が出ること自体、大変不思議なことだと私は思います。そういう意味で、その間そういうことは現実的でなかったわけでございますから結構なんでございますけれども、私は、や...全文を見る
○石井委員 長官、たとえば原子力発電の軽水炉が商業運転を開始してからもう五年たっておる。ところが、現在でも、事故が起こったときの修理とか燃料の交換というふうなことについては、商業機密ということから米国の技師が全部やっておる。わが国には軽水炉についての情報というものはほとんど与えら...全文を見る
○石井委員 最後に外務大臣、いま私が科学技術庁長官とやりとりをしておりましたような問題について、この条約を締結する責任者として、この点は問題だなというふうなことをこの批准に当たってお考えになったかどうか、この問題についてはいかがでございますか。
06月17日第75回国会 衆議院 外務委員会 第23号
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○石井委員長代理 正森成二君。
06月18日第75回国会 衆議院 外務委員会 第24号
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○石井委員長代理 永末英一君。
07月02日第75回国会 衆議院 外務委員会 第27号
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○石井委員長代理 渡部一郎君。
07月03日第75回国会 衆議院 本会議 第35号
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○石井一君 ただいま議題となりました万国郵便連合憲章の第二追加議定書等の締結について承認を求めるの件につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  万国郵便連合憲章の第二追加議定書等の諸文書は、一九七四年五月にローザンヌで開催された万国郵便連合の第...全文を見る
07月31日第75回国会 衆議院 外務委員会 第29号
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○石井委員 金大中事件の口上書の問題が論議されておりますので、少しその問題を先にやらしていただきまして、その後、朝鮮問題全般について質問をさせていただきたいと思います。  私たちもこの事件の結末というものを注意深く見ておったわけでございますが、どうも問題点を残したような感じでこ...全文を見る
○石井委員 それじゃちょっとここで、警察庁からお見えいただいております警備局長に御見解をお伺いしたいと思うのでありますが、昨年十月に日本側が韓国側に捜査経過の通報についての要請をしております。そのわが国の問い合わせの内容から見た場合、この口上書をどういうふうに評価されるであろうか...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、警察庁としての立場から今回の結末というのを見ると、評価すべきところは何もない、こちらの問いに対しては何ら答えられておらない、そういうふうに私はいまの答弁をお伺いいたしましたが、それでよろしゅうございますか。
○石井委員 そういたしますと、今度の政治的な解決でもう捜査を打ち切ろうとされておるのか、それとも警察庁の立場としてはまだ問題が残っておる、そういうような観点から今後も継続して捜査をしていこう、こういうお考えか、この点はどうですか。
○石井委員 したがって、大臣、これはやはり一つの国際情勢を踏まえた政治的判断だというふうに私は理解をし、それもまた国益を守るために必要であるかもしれない、そういう考え方の方がある意味では国民を説得するのに、もう少しわかりやすいのではないかというような感じさえ私にはするわけでござい...全文を見る
○石井委員 それでは重ねてお伺いをいたしますが、警察当局は今後継続して捜査をするということ、これは政府の決着と関係ないのですか。これはどういう関係になるのでしょうか。
○石井委員 それでは次に朝鮮半島の問題についてお伺いをしますが、その前に、韓国が国連へ加盟を申請をしたという、それに対してわが国は基本的にこれを支持する、こういうふうなことが伝えられておりますけれども、この問題に対して政府の御所見を大臣にお伺いしたいと思います。
○石井委員 ただ、そのことによりまして、朝鮮半島の二つある政府というふうなものを、朝鮮半島自体を分断するという、そういうことがわが国の国益にとってプラスにならない、こういう見地もあるわけでありまして、ベトナムにおいても東西ドイツにおきましても、やはり緊張の緩和というものの状態がで...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、これを確実に支持するかどうかは、政府の決定というのはもう少し慎重にやりたい、私はそういうふうに受けとめまして先へ進みたいと思うのであります。  最近、私自身朝鮮民主主義人民共和国を訪問をいたしまして、主席会談等を経て、北側の考え方というふうなものに...全文を見る
○石井委員 そこで、今回の御訪問で韓国の外務大臣等々とも長いこと会談をされて、そういう問題について触れられたと思うのでありますが、私は金日成主席自身より南進をしないという、また本当に国を見てみた場合にはそういうふうに感じられないかということを、もう繰り返し繰り返し訴えられました。...全文を見る
○石井委員 そういう両者の意向が正式に表明をされておる。七二年の時点の共同声明のときに帰れる余地というものも十分にある場合に、わが国は、そこでやはり朝鮮政策に対する転換というものが必要な時期が来ておるというふうな感じが私はするのでございますけれども、この点ひとつ再度お伺いしたいと...全文を見る
○石井委員 国連軍解体の決議案が今度国連総会に出てくるというふうな情勢でございますけれども、北の主張はいわゆる休戦協定でなくアメリカと平和協定を結びたい、そういう意向を強く表明しておるわけです。それで三木総理、外務大臣の訪米というときに、この機会に何とか朝鮮半島の問題を解決するた...全文を見る
○石井委員 私は希望を込めて申し上げておきたいと思うのでございますけれども、非常に流動をいたしておりますし、われわれもある片一方の意向だけを聞いて政策を進めていくということができない、こういうふうな情勢に相なっておる。しかも今回の訪米という時期に、日韓米という関係の中で新しい前進...全文を見る
12月10日第76回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○石井委員 まず最初に領海十二海里の問題について、たとえばきょうの新聞にも政府の新しい見解と申しますか、見通しが相当明快に報道されておりますが、昨日外務大臣は漁連の会長にも会見をされて、その強い要望などを受けられて、今後の方針などについてかなり突っ込んだ意見の表明をされた、こうい...全文を見る
○石井委員 それぞれ一言一句非常に味のある政府見解で、よく意味はわかりましたが、ただ恐らく漁連の代表たちはいまの話を聞くと少し失望もするだろうし、また、そういうふうに理解をしておるかどうか多少疑問の点もあると思うのでありますが、政党の代表が政治的発言をし、政府としてはもう少し正確...全文を見る
○石井委員 ここには五月をめどに立法化するというふうに報道されておるわけですが、いまもうそういうふうに調整が進んでおるわけですし、防衛庁の考え方も、国会の各委員会で特別に異存はないという見解も出ておる。農林省はもともとそういうことに関しては非常に積極的であるというふうなことを考え...全文を見る
○石井委員 これ以上突っ込んで申し上げるのもあれですけれども、一応これから検討されることですから、はっきり時期を明示するわけにはいかないかもわかりませんが、来年の一月に政府ができればこれに関する宣言をしたいし、次国会において立法化をめどに努力をしたいというそういう努力目標で今後進...全文を見る
○石井委員 大臣が来週パリの国際経済協力会議に御出席になります。これが開催されますまでにいろいろの経緯があったわけでございますが、今回具体的な構想なり機構なり提案を、この会議に出席されるわが国として出されようとしておるのかどうか、この時点で、この会議に対してどういうふうな期待なり...全文を見る
○石井委員 先日キッシンジャー長官と会見されましたときに、この会議のことについて話し合われたのかどうか、また、この会議に対処する日米両国の間で何か共同提案をするとかあるいは歩調をともにするべき事項、そういうふうなものなり、そういう可能性があるのかどうか、この点はいかがでしょう。
○石井委員 それじゃ、今度の会議に関しての日米間の問題は触れられたけれども余り突っ込んだ話はしておらぬというようなことですが、先ほど当委員会に対する御表明もございましたけれども、キッシンジャー氏との会見のときに、特に新太平洋ドクトリンに関連をいたしまして、アジアにおける経済協力の...全文を見る
○石井委員 新太平洋ドクトリンの中に米中間の関係の改善ということがございます。先ほどいろいろの御説明もこの点についてございましたけれども、日中平和友好条約の締結などにもいわゆる覇権条項の問題などが非常にむずかしい微妙な問題として横たわってきておるわけですけれども、この新太平洋ドク...全文を見る
○石井委員 時間が参りましたので、最後に、日ソ平和条約の交渉が、グロムイコ外務大臣の来日という予定もありましたけれども、今年は実現しないというような情勢になっております。そうすると、閣僚レベルでの話し合いがここしばらくとまっておるというふうなことにも相なろうかと思いますが、今後こ...全文を見る
○石井委員長代理 永末英一君。
○石井(一)委員長代理 この際、綱島参考人に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。  本日はこの程度にとどめ、次回...全文を見る
12月17日第76回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○石井委員 昭和四十九年の一月三十日にソウルで本協定の署名が行われてからすでに二年の年月が経過いたしております。その間、両国の間にはいろいろの政治的な問題もありまして、野党はもとより、わが与党の中にもこの協定の内容について異論を唱える人もあります。  外務省としては、二年前に署...全文を見る
○石井委員 そういたしますと、今後の質問に関しまして、いろいろと私たちが疑問に思う点、不備な点について政府側の御見解を一々お伺いしていかざるを得ないわけでありますけれども、まず最初に、海洋法会議の結果を待って、政府としてはこれに対しての批准をやるべきであるというふうな意見もあった...全文を見る
○石井委員 いまの御説明に関連しまして、たとえば、わが国は海洋法会議において中間線理論といいますか、それをとって主張をしておるわけですけれども、これは何も日韓の問題だけに限りませんが、わが国の主張というものを、これを批准するということによって何か弱めることになりはしないか。片方の...全文を見る
○石井委員 どうも多少納得のしがたい点がありますが、たとえば地図の上でこの共同開発地域というのを見ますと、中間線よりすべて南側というか、わが国のサイドの中に入っておるというのが現実でございます。そういうことから考えますと、いまの説明を聞いておりましても、全体的な海洋法会議の趨勢な...全文を見る
○石井委員 ちょっと確認をしておきますが、中国側に対しては懇切丁寧な説明をし、ある程度の理解を中国側は示しておるのか、それともやはり異論を唱えたままなのか。わが方では権益を侵してないと言いましても、相手側がどうとっておるかということが問題ですが、この点についての具体的な話し合いと...全文を見る
○石井委員 共同開発の協定は発効後五十年間存続するという内容ですね。これは二十一世紀の子孫をも拘束する非常に長期的なものです。こういう条約を二国間、多数国間で結んだ条約がほかにありますか。
○石井委員 これは五十年というのは非常に長いし、その点るる説明がありましたけれども、少しここに疑問を持つのですが、いまお伺いしますと、一番長いので三十年くらいのものがある。  そうなるこの経緯についてちょっとお伺いをするわけですが、先ほどの海洋法会議に関連をした中間線の問題にし...全文を見る
○石井委員 五十年間近くの効力を有する協定を締結するということになれば、両国の基本的な信頼関係というものが非常に必要だと思うのであります。隣接しているし、古い友人であることは確かなんでありますけれども、昨今の日韓両国の信頼関係が一〇〇%好転してきておるかというと、最近はいろいろの...全文を見る
○石井委員 あなたは外務政務次官でありますが、同時に法学博士で弁護士でもある、こういう問題に関しては大変お詳しいはずだと認識をいたしておりますが、いまの御答弁は公式の見解だろうと思うのですが、問題は、何かこういう金大中の拉致事件というものが起こり、主権の侵害等々というふうな問題が...全文を見る
○石井委員 非常に賢明な答弁で、この問題は少し政治的過ぎますから、それじゃ聞くのをこの辺にいたしますけれども、私はこういうふうな問題がこの批准をおくらせておる一つの理由にもなっておるような気がしますし、外務当局におかれても、もう少し積極的な態度があってしかるべきだというふうに考え...全文を見る
○石井委員 私の記憶では恐らく提出されておらないと思いますけれども、この問題が開発なりあるいはまたエネルギー資源プロパーに論議されずに、政治的に論議されておるところが問題なんですから、これ以外にもいろいろな資料があろうかとも思いますけれども、そういう形でのいわゆるポテンシャリティ...全文を見る
○石井委員 この協定が批准されれば、十二条によると六カ月以内に操業に着手しなければならぬと定められております。時代が急激に変わりまして、いまは非常に財政難だというふうな低成長の時代に入っておる。だからその批准を急いでおったこれまでの時期とは少し時代の背景というものが変わってきてお...全文を見る
○石井委員 たとえば、この国会は終わろうとしておりますが、来国会にでも批准をされるということになりますと、それから六カ月ということになりますと、来年中に操業をしないと十二条に反するということにもなるわけですから、そういう形ではもう少し具体的に考えないと間に合わぬという状態になるわ...全文を見る
○石井委員 ここは御承知のように大変な漁場でありますので海洋汚染ということを起こしてはならぬということ、これはもう絶対的な条件になろうと思うのですが、石油公害を起こさずに有効に探査、開発するという技術的な確信があるのかどうか。仮にあったとしてもそれは非常にコスト高になるのじゃなか...全文を見る
○石井委員 非常に自信があるという前向きの答弁をいまいただいておるわけですけれども、これは慎重に本当に検討されなければいかぬことだろうと思うのですが、仮に不幸にしてそういう問題が起きた場合に企業が賠償の責任を負うのか、あるいはエネルギー庁なり政府が、国家の事業でありますから、この...全文を見る
○石井委員 水産庁の方にお伺いをしますが、要するに海洋汚染等々で、いま責任の所在等々伺ってきたわけですが、今後詰められる問題もあると思います。必ずしもいまこの時点で明快に答弁のできないものもあったと思いますが、これまで、この開発地域に関連をした漁民の人々とこの問題について話し合い...全文を見る
○石井委員 そうすると、今後漁民の人々が、批准されたと同時に、いよいよ具体化するというふうなことで非常な反対をされるということも予想されるだろうと思うのですが、その点についての準備は県当局と話をしておるというぐらいでは、かなりまだ今後時間を要するというふうにも受けとめられる一面が...全文を見る
○石井委員 理解を求めるためには、やはりある程度の調査をするとか、具体的な開発の計画というものを示さなければいかぬと思いますし、いま海の物とも山の物ともわからぬというふうな気持ちでやっておられると、時間的な制約というものもあるわけですから、水産当局としては、その点もう少し積極的に...全文を見る
○石井委員 したがってそういう条項もあるから、よけい実務的な行政面の詰めというものが私は必要だというふうに感じます。  時間が来ましたのでこれでやめたいと思いますが、最後に次の点を簡潔にお答えいただきたいと思います。  日本の批准の手続がおくれておるのに関して、韓国側は何とか...全文を見る
○石井委員 終わります。