石井一

いしいはじめ



当選回数回

石井一の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月28日第116回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第1号
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○石井国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。  本年八月に国土庁長官を拝命いたしました石井一でございます。  災害を受けやすい我が国におきまして、災害から国土並びに国民の生命財産を守ることは国政の基本であり、大規模地震を初め、台風、豪雨、豪雪、火山噴火など各種の災害に関し、防...全文を見る
09月28日第116回国会 参議院 災害対策特別委員会 第1号
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○国務大臣(石井一君) 本年八月十日に国土庁長官を拝命いたしました石井一でございます。  災害を受けやすい我が国におきまして、災害から国土並びに国民の生命財産を守ることは国政の基本であり、大規模地震を初め、台風、豪雨、豪雪、火山噴火などの各種の災害に関し、防災訓練などの予防対策...全文を見る
10月11日第116回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○石井国務大臣 塩川委員の御指摘はまことに当を得たものだと思っております。  我が国の資産の格差というものがますますふえまして、持てる者と持てない者との、土地を持っておる者と持っておらない者との差というものはさらに広がっておる。そして土地神話というふうなものがございまして、土地...全文を見る
10月12日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第2号
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○石井国務大臣 このたび、図らずも国土庁長官の指名を受けました石井一でございます。  国土行政はまことに重要な問題であり、国土の均衡ある発展、多極分散的な国土の形成等、これまで推進されました施策を懸命に取り組んでまいりたいという気持ちで、新しい決意のもとに取り組んでまいりたいと...全文を見る
10月12日第116回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○石井国務大臣 委員の御指摘、まことに適切な御指摘であるというふうに拝聴いたしましたし、これは大変な御激励をいただいた、こういうふうに受けとめさせていただきたいと思うのでございます。  資産の格差の元凶になっておりますのが土地でございます。土地のあるところにさらに富がたまり、ま...全文を見る
10月13日第116回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○石井国務大臣 就任いたしまして二カ月たっております。私もいささかふなれな分野でございましたが、この二カ月、いろいろ問題を追求してまいりました。そうして委員御指摘の、本当に根の深い、幅の広い、非常に困難な問題であるということを痛感いたしました。それだけに、今の政治改革という問題に...全文を見る
○石井国務大臣 御要望だけということでお答えする必要はないのかもわかりませんが、国土庁は、国土の均衡ある発展、多極分散型国土の形成、まさに保利委員御指摘そのものを推進しようといたしておるわけでございます。これまでもろもろの事情で必ずしもそうなっておらない、特に過疎の問題等々いろい...全文を見る
○石井国務大臣 専門的なお立場からの粟屋委員の御意見、まことに傾聴に値するというふうに思っております。  土地基本法の問題に関しましては、中に盛られておりますその精神、土地に対します基本的な概念、また国民の意識の革命と申しますか発想の転換と申しますか、そういう意味では当然基本に...全文を見る
○石井国務大臣 御承知のとおりに、昭和六十二年に国土利用計画法を改正いたしまして、監視区域制度を創設いたしました。  先ほど御指摘がございましたように、東京圏で相当の暴騰が起こり、またそれが地方都市に広がっていくというふうなことでございましたが、国土庁といたしましては、強力にこ...全文を見る
○石井国務大臣 大蔵大臣の御見解は正しいものと存じますが、私の立場から補足をさせていただきたいと思いますが、実際慣例的に全国的、継続的なこのような形で公的土地評価というふうなものが存在しておる。しかしながら、これが大きく分けて四つある。国土庁の土地鑑定委員会によるものと都道府県に...全文を見る
○石井国務大臣 言うは易し行うはまことに難しい問題であると思うのでございますが、政府といたしましては、御案内のとおり、これまでいろいろの施策を講じておることは確かでございます。四全総に基づき地域の基盤を推進するあらゆる施策をやっておるということ、また多極分散型国土形成促進法に基づ...全文を見る
○石井国務大臣 この法律が施行されましてからそれなりの実績を上げておるというふうに我々も評価いたしております。当初人口の流出が一三%以上もあったのが非常に減少し、また道路やその他の社会資本も整備され、あるいは老人の多いところに若人の人口が徐々に帰ってきた、そういうふうな実績もある...全文を見る
10月16日第116回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○石井国務大臣 土地問題は本当に深刻な問題だと認識いたしております。また、まことに広範な分野に関連をしており、一言でどうして問題が解決するかということ、大変難しい、厳しい問題だと認識いたしております。  東京の地価が六十二年、六十三年に物すごく暴騰をいたしました。その年の数字は...全文を見る
10月17日第116回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○石井国務大臣 私が就任いたしまして最初に取り組んだ作業でございます。率直に申しまして、これは大変困難な作業であったと申し上げても過言ではございません。恐らく総理府、もちろん国土庁、大蔵省、そして総理官邸、この一年間どれだけの激しい激論をされ、また難しい作業をされたかということが...全文を見る
○石井国務大臣 その点もまことに重要な御指摘 だと思います。政府機関がそこまで無理をして率先垂範、そういう姿勢を示したということは、これは必ず民間のサイドに対しましてもそれなりの影響があると思います。  私、いろいろと調べてまいりましたら、ここ最近郊外部へ本社を移転した企業リ...全文を見る
○石井国務大臣 時間が来ておるようでございますから多くを申し上げません。また、私の担当は土地でございまして、直接住宅ではございません。しかしながら、今、委員の意見を聞いておりまして、私は今ここで土地政策を転換する、また住宅政策を転換する大変重要な最後の時期だ、こういう感じさえいた...全文を見る
10月18日第116回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○石井国務大臣 韓国が行おうといたしております新税制に関しまして、私も注目して拝見をいたしております。事情もいろいろ違うところはございますけれども、社会的不公平に対する取り組みの姿勢というものに対しては、やはりこれは十分注目すべきところがあるのではないかというふうに考えております...全文を見る
10月19日第116回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○石井国務大臣 余暇事業の見通し等につきましては、大変難しい問題でございますが、二十一世紀を展望いたしました場合に、やはりリゾートの地方の期待というものもまことに大きいものがございます。既に承認を受けたところは、大変ありがたい、こういう気持ちがあろうかと思いますが、今基本構想を出...全文を見る
10月20日第116回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(石井一君) 御指摘のとおり、地震の予測またその状況というのは客観情勢によっていろいろ違うわけでございますから、断定的なことを申し上げることは非常に難しい御質問でございますが、今回のサンフランシスコの地震はマグニチュード六・九でございます。また、これは昭和五十九年に長野...全文を見る
10月24日第116回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(石井一君) 本年八月、大臣就任を受けましたときに、記者会見で詳しく私の心境、また事実関係を申し述べたところでございます。  お尋ねでございますので事実関係を申し上げますが、昨年の七月の終わり、あるいは八月にリクルート社から献金を受理いたしました。私は日々のその出入り...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 事実関係について申し上げますが、私が受理いたしましたものは一千数百万と言われましたが、返却したものは含めておりませんので、たしか九百数十万、そういうふうに私は理解をいたしております。届け出上もそのように相なっておるわけであります。  なお、秘書の問題に関...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 前内閣に引き続きまして、海部内閣が発足いたしました直後、約束をいたしました八月内に移転機関の発表をしたわけでございます。御案内のとおり七十九機関。しかしながら、御指摘のとおりほとんどが首都圏で、北海道あるいは福岡、神戸等々へ出ましたのはほんの四機関でござい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) スペースとして、七十九機関の対象とされました移転の跡地として三十六ヘクタールというデータが私のところにございます。特に大きい省庁といたしましては、警察庁の約五ヘクタール、大蔵省の約五ヘクタール、文部省の約十ヘクタール、さらに厚生省の約五ヘクタール、その他総...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 原則的に、そういう意図はございません。既にうたわれておりますように、「極力公共・公益的利用を図る等適切な利用・処分を行う」、こういうことでございます。  実は、先般東京都の区長さんがそろって私のところにお見えになりまして、跡地に関しては将来計画であっても...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 率直に申しまして、まだそこまで具体的に詰まっておりません。しかし、住宅というのは一つの考慮すべき対象になるものではないかと思います。委員も御案内のとおり、東京の通勤圏というものがこれだけ遠くなり、一時間半なり二時間を要して通勤をされておられる方々、東京の流...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 例えば大宮へ移ります大宮操車場の跡地なんというふうなことになりますと、土地の整備から始めましていわゆるビルディングの建設というふうなことになりますから、早くても三年ぐらいのタイムスパンはかかるであろうというふうに想像もできます。しかしながらまた、横浜の港北...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ある意味におきましては委員の御指摘のとおりだろうと思います。もう少し前に就任さしていただきましたら私ももう少し馬力を出したと思うのでございますが、しかしながら恐らく相当の努力を各省庁されたと思います。そうして、それが政府の率先垂範という姿勢も示しまして、例...全文を見る
○国務大臣(石井一君) その点は先ほども申し上げました。住宅ということはまず第一に考えなければいけないと思いますけれども、常に使われます言葉は公共的、公用的、公にということでございます。私の立場としてはいささかなりとも地価の高騰を招くようなことのない方向で、やはり公のところでござ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実はきょうそういうふうなこともお尋ねになるんじゃないかと思いまして、打ち合わせをいたしました。これに対して歯どめはどうなるのかという私の質問に対しまして、これはやはり年々予算措置をとっていく。例えば、移転先地に対しましてビルを建設する、用地を確保するという...全文を見る
10月25日第116回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(石井一君) 実は、私は都会に生まれて都会育ちでございます。また、内閣の一員として農林大臣が御答弁されております、また総理がそれを補足されておりますことに従うというのが当然でありましょう。  ただ、個人的な見解を一言申させていただくとすれば、東京への通勤圏が一時間半か...全文を見る
10月26日第116回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(石井一君) 御指摘のとおり、緊急そして速やかに解決しなければいけない、また政府機関一体となって協力をしなければいけない問題であると認識をいたしております。御指摘のとおり、これらの諸国が外国公館建設推進協議会なるものを結成されまして、この二年間積極的に強い要望、陳情を続...全文を見る
10月27日第116回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(石井一君) 永田委員は専門家でございますので私からくどくどと申し上げることもないかと思うのでございますが、残念なことに、六十一年ごろから東京での土地の高騰がスタートいたしまして、六十二年また六十三年という段階で著しい暴騰を示したことは御案内のとおりでございます。また、...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先日、全国の知事会議がございましたときに、特に大阪、京都その他大変危険地域と申しますか、そういう状況の原因が確かに存在しておるという各知事さんに対しまして特に強い要請をいたしたところでございます。また、東京の例もございまして、監視地域に対する評価もそれなり...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 憲法第二十九条には土地の所有権が明確に規定されておりますが、その第二項、第三項では、しかしながら土地は公共性のあるものであり、またある場合には収用をも辞さないと言っておりますけれども、どちらかといいますと第一項が先行いたしまして、二項、三項が必ずしも国民の...全文を見る
10月30日第116回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(石井一君) 御激励を賜ったというふうに理解をいたしまして、今後も国土の均衡ある発展のために、非常に多岐にわたっておりますが努力を続けたいというふうに考えております。  予算面におきましては御指摘のとおりでありまして、十分な威力を発揮でき得るかどうかという点で確かに問...全文を見る
11月02日第116回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○石井国務大臣 我が国の土地の公示、また制度というものが、沿革的な歴史的な背景もありましてかなりばらばらになっておるということも認識いたしております。各国の情勢等も検討いたしまして、この点は我が国固有の制度だな、これはいずれ何らかの形でもう少し均衡化、平準化ということを図らなけれ...全文を見る
○石井国務大臣 いや、まず基本的にはそういう認識にもございますが、質問に率直にお答えする意味におきましては、地価公示というのは国土庁としては最も実勢に近い価格であるという認識、またその価格によって取引が正常に行われてほしいというふうな気持ちも込めた価格でありまして、多少違っている...全文を見る
○石井国務大臣 まず公示価格の問題でございますが、繰り返すようでございますけれども、できるだけ実勢に近いものにしたいという願望を込めております。しかし、最近のように土地の高騰が次々に続く場合に、実勢に近いものにするからそれを上げるということは、いかにも高い価格を政府が追認するとい...全文を見る
○石井国務大臣 今いろいろな問題の御指摘があっ たのでありますが、まず第一点目は土地関連融資に関する問題でございます。  これは私は大変重視いたしまして、就任以来、大変強く、厳しく大蔵当局に要請もいたしてまいりましたし、私が思いました以上に、そういう言い方はどうかと思いますが...全文を見る
○石井国務大臣 率直に申しまして、過剰融資に関しますことにつきましては詳しく聞いておりますが、法人の中身につきまして、十分やっておると思いますけれども、そこまで私は細かく聞いておりません。ただ、問題意識としては私持っておりまして、法人の場合は相続も何もございません。そういう中から...全文を見る
○石井国務大臣 忘れたころにやってくるのが震災でございます。サンフランシスコの地震などはそのいい教訓だと思います。  私、就任以来、九月一日の関東大震災の記念の日と申しますか、記念というのはどうかと思いますが、防災の日と決めまして、日本でこれだけ大きな防災の訓練をしておるのかと...全文を見る
○石井国務大臣 御指摘の問題には、前向きに取り組んでいきたいと思っております。  御案内のとおり、昭和五十五年以来、議員立法として進めてまいりましたこの施策、必ずしも十分とは言えないとはいえ、市町村の道路、コミュニティー等の施設、生活基盤や生活環境等の施設整備が進み、人口の減少...全文を見る
○石井国務大臣 大変決算委員会らしい御議論だと思って拝聴いたしておりました。利用者の立場からすれば六百円より五百円の方がよろしい。ただ、ここに道路整備特別措置法第七条の四及び十一条を拝見いたしておりますと、結局ここの「道路の新設、改築その他の管理に要する費用で政令で定めるものを償...全文を見る
○石井国務大臣 国土庁といたしましては、日本の土地政策を所管いたしております。また、御指摘の問題は海外資産の買収ということでございますから、基本的に各国の行政なり法律において処理されるべき問題であるというのが基本的な考え方ではないかと思いますが、確かに御指摘の問題点というのも、単...全文を見る
○石井国務大臣 この土地投機の問題に関しましては、当委員会におきまして、今朝より既に何回か議論を闘わしたところでございます。大蔵省の銀行局、また通産省の担当局等々も参られまして、一般の金融機関だけでなく、それからその先に存在いたしますノンバンク系の銀行関係に関しましても、たび重な...全文を見る
○石井国務大臣 御指摘のとおり、土地対策は総合的な施策が必要である。したがって、これまで関係行政機関、各省が連絡を密にいたしまして土地対策関係閣僚会議等を随時開催してきた。実は昨日も開催したところでございますが、例外なく閣議と同じようにほとんど全員が出席をするという形に相なってお...全文を見る
○石井国務大臣 平成元年度の都道府県地価調査によると、地価の動向は以下のとおりになっております。  まず第一に東京圏においては、埼玉県及び千葉県の周辺部から圏域外にかけてかなりの地価上昇が見られました。しかし東京都、神奈川県の中心部では地価が下落するというような現象も出まして、...全文を見る
○石井国務大臣 委員御案内のとおり、土地神話というのが存在いたしておりまして、土地を持っておれば絶対に損はない、また、土地は時間がたっても価格を生むものである、そういうような感覚がこれまで国民の奥深くしみついておりましたために、土地の最近の高騰にやはり異常な拍車をかけておるという...全文を見る
○石井国務大臣 問題は大変広範にわたっておりまして、また、各省が総合的に、有機的に協力をしなければいかぬというそういう性格の問題でございますが、要は、昨年六月に政府が策定いたしました総合土地対策要綱、これを基礎に、できるものから可及的速やかに解決を図っていきたい、そのように思って...全文を見る
○石井国務大臣 今のお話を伺っておりまして、私は土地の問題に特に取り組んでおりまして、住宅は建設省の皆さんにお任せをするということでありますが、そういうふうに機能を分担するといいますか、そういうことばかり言っておれない状況でございます。  そこで、これは私の非常に雑駁な推測かも...全文を見る
○石井国務大臣 きょうは尾身議員に大変温かい、また力強い激励をちょうだいした、そういうような気持ちでございます。いろいろの問題の指摘がございましたが、それぞれ難しい問題も含んでおりますけれども、ひとつ前向きに取り組んでまいり、何らかの足跡を残したい、こう思っております。  先日...全文を見る
11月07日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第3号
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○石井国務大臣 桜井委員から所感を交えた最近の日本社会に対する警鐘と申しますか、確かに御指摘のとおり大変正しい面があるというふうに認識いたしております。  近年、社会の公正さに対する国民の信頼が揺らいでおる最大の原因の一つに地価の異常な高騰というのがあり、そうして持てる者と持た...全文を見る
○石井国務大臣 昨年、多極分散型国土形成促進法を成立いたしまして、その中に、振興拠点地域の思想でありますとか業務核都市という思想が入っております。これは、今委員の御指摘の適正規模の都市ということではございませんけれども、いわゆる東京一極集中というものを排除し、分散をし、核都市をつ...全文を見る
○石井国務大臣 経緯から見まして、野党案が提出された後かなりの時間を経まして政府案が提出されたということでございます。その間、政府側といたしましても、野党側の御主張にも十分検討を加え、私は、そんなに大きな隔たりがあるというふうには認識をいたしておりません。しかしながら、基本的な問...全文を見る
○石井国務大臣 中村委員の長い経験に基づくいろいろな角度からの政府案と野党案の比較、私、大変傾聴に値する意見だというふうに考えました。また、今後の審議を経て取り入れるべきところは柔軟にひとつ対処いたしたい、こう申し上げておるような次第でございます。  そこで最後に、この政府案に...全文を見る
○石井国務大臣 概括的に御報告させていただきたいと思いますが、東京圏では五十八年ごろに商業地で地価の上昇がスタートいたしまして、六十年ごろに都心の商業地を中心に地価上昇が加速的傾向を示し、地域的にも広がりを見せ、六十一年には周辺住宅への波及が顕著になりました。六十二年には地価高騰...全文を見る
○石井国務大臣 私もこのポストに任命を受けましてからいろいろの資料を拝見しましたが、確かに今問題になっております総合土地対策要綱、これはもろもろの分野にわたります、各省にまたがります、相当専門家の集まった意見が網羅されております。しかし、残念ながら財政面、税制面、制度面等で、実施...全文を見る
○石井国務大臣 実は、六カ月ぶりか何かに開かれた閣僚会議でございまして、たしか第九回とかと言われたものでございましたが、国会開会中でもございますし、かなり時間の限られた会議でございました。  先ほどの土地局長からの総合土地対策要綱に対します概括的な報告がございました後、各閣僚か...全文を見る
○石井国務大臣 先ほど建設大臣も答弁に立っておりましたが、市街化農地の中で保全されるべきもの、今後も営農を続け、将来にわたってそれが市街化の緑地のためにあるいは空閑地のために必要だというものと、それからここは都市計画がかなり進んでおる、いわゆるいろいろな面における都市化に条件が整...全文を見る
○石井国務大臣 私も両案を見比べてみまして、そんなに大きな隔たりはないというふうに考えております。  基本的な問題といたしましては、土地は、これだけ狭いところで激しい経済活動、社会活動が行われておるのだから、公共の福祉のために供されなければいけない。個人の所有の土地であるからと...全文を見る
○石井国務大臣 大臣の任期というのはまことに花の命よりも短いようなものでして、余り大言壮語いたしましてもかえっておしかりを受けるのではないかと思うのでございますが、ただ私は、こういう土地基本法というような問題の審議に臨ませていただいたということを大変意義深いものだというふうに認識...全文を見る
○石井国務大臣 小谷委員の御指摘もある意味ではわかるような気持ちがいたします。ただ、全国五百数十カ所の地域を監視区域に指定いたしまして、また相当な人数、国の予算も動員をいたしましてやっておるわけでございますが、例えば自治体としてはある意味においては事務が広がり、このことに対して異...全文を見る
○石井国務大臣 固定資産税は資産の保有と市町村の行政サービスの間に存在する受益関係に着目し、その保有の継続を前提に、資産価値に応じて毎年課税する市町村の基幹的な税であることから、資産の所有者の区分、資産の種類、資産の用途の別によって税負担に差を設けることは、固定資産税の基本的な性...全文を見る
○石井国務大臣 青山委員のお説に私も非常に意見を一にしたところが多いわけでございます。  我が国の土地政策を見ておりますと、昭和三十五年の高度経済成長、昭和四十三年の都市計画法、昭和四十七年の日本列島、昭和四十九年の国土利用計画法等いろいろ土地が上がり、それなりに大きな改革をや...全文を見る
○石井国務大臣 私先ほどから住宅政策についていろいろ話を聞いておりまして一、二感じたところがあるのでございますが、それは住宅を供給するということで四十年代はどちらかといいますと高度の集合住宅を推進してきたのではないか。しかしながら、中堅サラリーマンの志向というものがだんだん一戸建...全文を見る
○石井国務大臣 御支援、御協力のほどを切にお願い申し上げます。
○石井国務大臣 まず第二条に「土地は、」「国民のための限られた貴重な資源であること、国民の諸活動にとって不可欠の基盤であること、」等の特性を有することを明らかにして、それに「その特性に応じた公共的制約が課されるもの」としております。それから第三条には「土地利用に関する計画に従って...全文を見る
○石井国務大臣 一般的には、限られた土地をどう有効的に使うかということでありますから、ただいま読まれましたことに関しましても、もちろん各論ではいろいろ議論をしなければいかぬと思いますが、基本的には政府もやはりそういう考え方をしておると御理解いただいていいのではないかと思います。 ...全文を見る
○石井国務大臣 実は、就任しまして三カ月でございますが、私、既に二回、大蔵省に対しまして、この土地関連の融資につきまして要請をいたしました。特に二回目などは大蔵大臣に会見を申し込み、あれはちょうど十月一日の地価公示の翌日でございますけれども、厳しく申したわけでございます。当委員会...全文を見る
○石井国務大臣 貴重な資料をしっかりと拝見させていただきました。都市銀行では太陽神戸が一番多いとはどういうことかというようなことを感じましたし、地方の方では千葉の方がかなり出ておるようでございます。そういうことから、そういう相関関係があるのだろうかというふうなことも今考えて見てお...全文を見る
○石井国務大臣 規制区域の指定は一定の利用目的以外これは取引を認めない、非常に厳しい規制を課するということであり、社会的な経済的な活動に対しましても相当なブレーキをかける。過去、国土庁におきましてもそういうことを考えまして、各知事さん等ともお話し合いを進めたというふうなケースも実...全文を見る
○石井国務大臣 東京の一極集中を是正して排除する、そうして多極分散型の国土を形成するということは、土地対策上も非常に重要な政策であると意識しております。そういう観点から、国の行政機関の移転等に関しましても中身を検討し、多極分散型国土形成法に基づいて施策を講じておるわけでございます...全文を見る
11月09日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○石井国務大臣 私は、ただいまの意見を聞いておりまして、大変重要な問題の指摘であるというふうに認識をいたしております。ただ、自治省の固定資産税の立場、また大蔵省の相続税の立場、それだけを見てみますと、過去の沿革と申しますか、成立の過程から今日に至りますまで、それなりの、納得できる...全文を見る
○石井国務大臣 政府案の十五条に、「税制上の措置」というところで、「税負担の公平の確保を図りつつ、土地に関し、適正な税制上の措置を講ずる」、こういうようなところがございます。これは野党案にない一つの特徴ではないかというふうにも考えておるわけでございます。  ただいま御指摘がいろ...全文を見る
○石井国務大臣 大変難しい問題だと思っておりますが、要は、現在の日本の土地というものが土地神話というようなものが構築された中に、普通の商品というふうなものではない条件下に置かれておる、したがって、いわゆる通常の価格で、まじめに働いておられる方々との関係において全く手の届かないもの...全文を見る
○石井国務大臣 いろいろの観点から、さまざまな御提案をいただきましたことを十分拝聴させていただきました。  ローメーカーと申しますが、ローメーカーがどういう切れ味でどういう趣向でその作文をするかということによりまして議論は分かれると思いますが、求めておりますことは政府案も野党案...全文を見る
○石井国務大臣 今委員が御指摘になっておるような状況が現に存在しておりまして、かつ、私の在任中でございましたら、ひとつ伝家の宝刀を抜きたいな、そういう気持ちで今のお話を伺っておりました。  なかなか初めてのケースが行いにくいということもあったんでありましょう。私も委員と同じよう...全文を見る
○石井国務大臣 国鉄清算事業団に発する質問でございます。  先日、土地関係閣僚会議の約二週間前に国鉄関係の関係閣僚会議がございまして、その席では、既に二月に一応凍結解除が行われておるのでもあるし、国鉄は二十六兆円ですかの負債を抱え、そしてその利子だけでも一兆五千億円を支払ってお...全文を見る
○石井国務大臣 まさに土地神話の最たるものでございまして、不動産を転がす利益がいかに有利かというようなことが国民の間に定着しておる。こういうところの意識革命というものを本法によってぜひとも図っていきたいというようなことを考えます。大変遺憾なことでございます。  ただ、確かに法人...全文を見る
11月09日第116回国会 参議院 建設委員会 第1号
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○国務大臣(石井一君) 国土庁長官の石井一でございます。参議院の建設委員会の皆さんに一言ごあいさつを申し上げます。  今日の東京圏への高次過密都市機能の集中、土地問題、住宅問題の深刻化といった状況の中で、国土の適正な利用の推進を担当する国土庁の役目は極めて重要であると認識いたし...全文を見る
11月14日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第5号
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○石井国務大臣 豊かさの中の貧しさなんという言葉がございますが、我が国は確かに経済大国として今日までの立場と繁栄を謳歌いたしております。最近アメリカのような強い大きな国が、ソ連の軍事的脅威よりも日本の経済的脅威を強く大きく感じる、こういうことがアメリカの世論調査にも出ております。...全文を見る
○石井国務大臣 お説はそのとおりだと思います。  御承知のとおり憲法二十九条に財産権に関する規定がございますが、いわゆる個人の所有というふうなものでありましても、土地の公共的性格を考えました場合には、公共の福祉のために供せられるもの、こういう一つの基本的な概念がない限り、国土の...全文を見る
○石井国務大臣 過去の土地の高騰をつぶさに見てまいりますと、何回かの段階がございます。一番最初は、やはり高度経済成長の時期に土地が暴騰した。その次は、御指摘の日本列島改造論の時期に暴騰した。それからいろいろ上がったり下がったりはしておりますが、五十年最初には相当下落したときもござ...全文を見る
○石井国務大臣 今申されました中にもう一つつけ加えたいのは、土地は古くならないということもあると思うのです。要するに、自動車でございましたら、何ぼいいものでも十年たてばもう全然値打ちがなくなります。土地は十年たてばもっと値打ちが出てくる。だから、今申されました二つの要件に、もう一...全文を見る
○石井国務大臣 率直に申しまして、この野党案の文面、非常に一貫してさわりがいいという感じがいたします、言葉は非常に露骨で恐縮でございますが。ただ、政府委員の答弁を聞いておりますと、決してこの野党案の精神を否定したものではございません。私はそういう理解をいたしております。  なお...全文を見る
○石井国務大臣 確かに土地の値上がりの異常な状況の中に、融資の残高、相一致したものがございます。これは非常に重要な指摘だというふうに考えるわけでございます。  しかしながら、私ここまで踏み込んで答弁をしていいのかどうかと思うのでありますが、要因はそれだけではない、もし仮に、その...全文を見る
○石井国務大臣 基本的に御指摘になっておる問題は結果として正しい面もたくさんあり、またこれは今後の反省材料にするべきだというふうに考えます。  そこで、今度の土地基本法の中には、いわゆる投機的な土地取引の抑制というふうなことに関しましても新たに一項を設けて明文化し、非常に重要な...全文を見る
○石井国務大臣 私は今ずっと議論を聞いておりまして、土地の基本法について、主権在民という基本的な考え方から当然その実施に当たりましては住民参加を求めていくべきでありましょうし、そういう意味におきまして、これまで生まれております御指摘の法案の中にもそういう言葉がございますし、今後ま...全文を見る
○石井国務大臣 いや、実はそれぞれの立場がございますので基本的な問題を述べていただいてからと思いましたが、例えば固定資産税の評価、非常な歴史、沿革がございます。先般の委員会でも御指摘がございましたように、例えば公示価格のおおむね二〇%ということを言っておりましても、九州のある地点...全文を見る
○石井国務大臣 過去にそういう事例がありましたことは十分に承知いたしております。また、法的解釈の面でいささか相矛盾しておる、そういう行為を政府がとっておるという御指摘、これも認めざるを得ません。  なお、先日国鉄に関します関係閣僚会議がございまして、その席で、国鉄の再建はこれだ...全文を見る
○石井国務大臣 議論を伺っておりまして、また私もいろいろこれまでのものを見ておったのでございますが、税制というのは、まず公平でなければいけないという原則がございます。それから第二に、これが補完的であるべきだ、こういう意見もございます。しかしながら、土地税制を考えましたときには、こ...全文を見る
○石井国務大臣 実は、発言を求めて恐縮でございますが、長年の経験に基づく非常に貴重な御意見をちょうだいいたしましたことを大変多といたします。ただ、一、二点だけ反論をさせていただきたいと思うのがございます。  それは、この土地基本法ができて何ができるのか、どういう法案ができるのか...全文を見る
○石井国務大臣 土地の暴騰、そしてそこからくる住宅の確保の困難、そしてそれがつくる国民全体の資産の格差、不公平な社会、こういうふうなものを解消する観点からも、内政上、土地問題の解決というのは海部内閣におきまして最大の政治課題と認識をいたしておるところでございます。  そこで、今...全文を見る
○石井国務大臣 おっしゃるとおりいろいろの施策はございますが、その中で最も有効なのは、土地を高度に利用する、今のように生産性の低い利用の仕方をやめるということと同時に、新しく土地を供給する、こういうことだろうと思うのであります。  そこの手法としていろいろございますけれども、例...全文を見る
○石井国務大臣 大変難しい問題でございますが、日本の土地に対します土地神話、こういうものがやはり非常に大きな阻害の要件になったのではないか。要するに、需給関係の中の正常な経済行為でなく、投機的取引とか土地に対する先買いとかというふうなものが先行したために、平常ないわゆる土地を得た...全文を見る
○石井国務大臣 それはなかなか難しい、また重要な御指摘のように思います。したがって、実行法をこれからいかに補足的に、補強的にこれと取り組ませていくかということではないかなと思うのであります。  実は先日、私の地元で近代化グループという、不動産に関係をしております人々の会合に出ま...全文を見る
○石井国務大臣 まず、農地の宅地化の推進という問題でございますが、いろいろ調べてみますと、三大都市圏には相当ございます。特に東京の場合、二万四千ヘクタールとかいろいろ言われておりますが、要するに大まかに言って中野区全体ぐらいの農地として認定されておるというような土地があるわけでご...全文を見る
○石井国務大臣 しかし角度を変えて、農地でも、本当の意味で労働意欲を持ち、長期的な営農の意思があって市街地でやっておられる方は、それはそれなりに必要性があるのでありましょうから、そのまま継続してもらうということでいいと思うのでございます。しかしながら、仮に今批判されております偽装...全文を見る
○石井国務大臣 私は、いろいろなものを見ておりまして、土地保有税というものは一つの非常にリーズナブルな制度のように思えるわけであります。ただ、小さい敷地なり商店を経営しておられるそういう立場の方にも同じように保有税を強いることは問題があるというふうに考えましたときに、一つの面積上...全文を見る
○石井国務大臣 御指摘のとおり、国有地の処分は当該所管省庁で適正に処分されるべきものである。一たんそこの所有になりますと、これを民間に放出するというところまでは現時点において政府内では考えてないようであります。しかし、今申されました、これをもっと高度に利用する、もう何年も何十年も...全文を見る
○石井国務大臣 御意見としては貴重なものですが、ただ残念ながら、今の政府なり東京都、地方公共団体が考えておりますのは、どちらかというと、民間の土地でも公有地として保有したい、そのことによって代替地にも使えますし、都市計画全体にも利用できる、したがって放出するというよりもできるだけ...全文を見る
○石井国務大臣 実は、先ほど杉浦事業団理事長来ておられまして、答弁をされずに帰られたわけですが、エレベーターの中で一緒になりまして、国鉄の土地を売るということを考えずに住宅を建設する、そしてそれに対して分譲にするか、あるいは分譲というものができなければ賃貸ということで解決をすると...全文を見る
○石井国務大臣 公有地の拡大の推進に関する法律の中に、先買いの協議制度その他がございます。ただ、これがどの程度実際に運用され、先行取得のために効果を上げておるかどうか、これをさらに拡充しなければいけないのかどうかという点につきまして、政府委員からの答弁をひとつお聞きいただきたいと...全文を見る
○石井国務大臣 実は私、八月十日に就任いたしまして、移転問題のデッドラインが八月中であったということで、これは一番最初に取り上げた問題でございます。一番最後に二つ、三つの機関の決着場所で大変難しい局面に当たったことがございましたが、要は、政府なり我々が簡単に移転せよと言いますが、...全文を見る
○石井国務大臣 従来この国では借地・借家法というものが非常に定着いたしておりまして、借地の上に一戸建てのものあるいは長屋が建っておったということが非常に多かったのでありますが、最近はどんどんと減っておる、下降現象にあるということでございます。  これの最大の理由は、委員は弁護士...全文を見る
○石井国務大臣 確かに御指摘のそういう一面もございます。その点は土地を借りておる方の立場、弱者を保護するという思想は今後も貫いていかなければいけませんし、地上げ屋を横行させるということは厳に戒めていかなければいけません。しかしながら、この法律があるために、ただ単に所有しておってそ...全文を見る
○石井国務大臣 私は先生が書かれておりました論文を拝見いたしまして、一々ごもっともな御指摘だな、そういうふうに感じました。それをここで一々申し上げるつもりはございません。要は、もろもろの政策において足りなかったもの、後手に回ったもの、また改善すべきもの等々たくさんございます。しか...全文を見る
○石井国務大臣 同意見と申しますと国土利用計画法の趣旨にいささか反するように思いますが、私はある意味で評価もいたしております。  東京の地価が高値安定したというのもこれだということもございますし、また、行き着くところまで行ったからそれでとまったという議論もあるでしょう。今後、土...全文を見る
○石井国務大臣 私は生まれたのも育ったのも大都市でございます。そういう観点から、先生御指摘の容積率、建ぺい率を見直すということは非常に重要な問題だというふうに認識をいたしております。  ちなみに充足率というのが、容積率の場合、千代田区とか中央区では八〇%とか六四%ですが、港区で...全文を見る
○石井国務大臣 私は御意見を承っておりまして、ことごとくと申しますか、かなりの部分そのとおりだろうと思います。  ただ、国土庁には権限がないなどと言われまして、よし、それならひとつ権限をもう少しと思っておるのですが、任期もそう余り長うございませんから、しかし、次々に立派な方がや...全文を見る
○石井国務大臣 委員が御指摘のとおり、実は中心部から、商業地から住宅地へ、住宅地から今度は周辺部へ、また東京の中心部から大阪圏へ、あるいは周囲の核都市へ、核都市からまた周辺部へ、こういうふうな状況にいっておったわけですが、本当に地方と申すところはそれほど異常なものを見せておりませ...全文を見る
○石井国務大臣 監視区域の弾力的運用ということに関しましては、我々はそれなりに評価しておりますので、今後も厳しくやっていきたいと思いますが、主体が県知事なり指定都市の首長というふうなサイドでございまして、そういう面、我々は指導はできましても強制はできないというような一面もございま...全文を見る
○石井国務大臣 過去にさかのぼることですので、ひとつ政府委員から御答弁させたいと存じます。
○石井国務大臣 長期営農農家を継続するというのは当然考えておるわけでありまして、ただいま自治省なり農林省からいろいろ答弁がございましたが、あの答弁どおり、農業を営み、そういう意思があり、また、そこに当然の収益を上げておるというお方に対しましては、今後それを継続的にそういう形で指定...全文を見る
○石井国務大臣 私が持っております資料では、工場跡地、国公有地六千ヘクタール、その他の低・未利用地が二万三千ヘクタール、農地、これは三大都市圏ですが、六万八千ヘクタール、こういうふうになっておりますので、農地の面積だけを考えますと一番多いようでございます。しかし、利用ということを...全文を見る
11月16日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第6号
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○石井国務大臣 御案内のとおり、野党案が六十三年五月に国会に提出されました後、本年三月に政府案が提出をされたわけでございまして、国会への提出という問題に関しましては野党が先鞭をつけていただいたという経過であることは委員御存じのとおりでございます。しかしながら、野党案の提出以前に土...全文を見る
○石井国務大臣 私は当初から、野党の御要望に対しては先ほど申しました基本理念にのっとって柔軟に対応させていただきたい、こういうことを表明してまいったわけでございます。ただ、ここ数日間の与野党間の折衝、私が余り深く介入するべき問題でございませんので一歩下がった立場でお伺いしておるわ...全文を見る
○石井国務大臣 農住組合制度というのは、確かに地権者の立場というものを十分に配慮した非常に適切な制度であるという認識をいたしておりますが、ただ、その運用に当たりまして、例えば地権者全員が合意を見なければ、大多数の合意があってもこれは施行できない等々の運営上の厳しい制約というふうな...全文を見る
○石井国務大臣 まず、事実関係に関しまして、過去の経緯等、政府委員からお答えさせたいと思います。
○石井国務大臣 委員いろいろ御指摘されております点に対しましての反省も加えながら、今後立ちおくれのないように措置してまいりたいと思います。  なお、制度ができましたのが六十二年六月、その後かなりの時間が経過いたしまして、この効用も一部評価されておりますし、各都道府県等におきまし...全文を見る
○石井国務大臣 国土庁といたしましては、隣国でそのような土地に対する厳しい規制が行われておるということを注目して拝見いたしておる、これが事実でございます。ただ、例えばこの三つの法案を細かく分析いたしまして、これをそのまま我が国に当てはめることができるかというふうなことを考えますと...全文を見る
○石井国務大臣 韓国のことについて一言だけ触れさせていただきたいと思いますが、土地所有の上限に関する法律につきましてはいささか問題があるにいたしましても、開発利益の回収に関する法律とそれから土地の超過利得の税の法案は、思想といたしまして今後基本法の実行法の中で十分検討すべき、示唆...全文を見る
○石井国務大臣 開発利益の還元ということが今度の土地基本法の中にもうたわれておりますけれども、確かに御指摘のとおり、これまでそういう思想があったにいたしましても、実際にそういうふうなものが制度的に機能しておるかといいますと、都市再開発の一部でありますとか、その他非常に特定、限定さ...全文を見る
○石井国務大臣 結論から申し上げますと、地価高騰の原因が農民側にあるとは私は思っておりません。地価高騰の原因はもろもろの理由が重なり、かつまた土地政策のおくれ等、政府が反省しなければいけない面もたくさんあるように思います。  ただ、昨今問題になっておりますのは、例えば日米構造協...全文を見る
○石井国務大臣 最近の日米構造協議等におきまして、その報道が余りにも大きくクローズアップされ過ぎておるという面もあると思いますが、この協議の趣旨は、コンスタントダイアローグとでも申しますか、両国の関係をスムーズにするためにお互いが忌憚なく腹を割って話し合う、そうして努力でき、歩み...全文を見る
○石井国務大臣 長期営農の意思のあるというような中で、そこで一つ免除規定を決めまして、大方十年が経過しようといたしておるわけであります。その間、庶民のマイホームの夢というのはさらにさらに遠くへ遠のいてしまったというふうなこともございます。  したがって、問題は、私はこの間、閣議...全文を見る
○石井国務大臣 確かに過去の土地の暴騰、昭和三十五年に著しいものがあり、昭和四十九年前後にまた非常にはね上がった時期があり、それから徐々に高騰しておりますが、昭和六十一年、六十二年にも相当な驚くべき土地の高騰がございます。その時点に、期せずして銀行の土地関連融資残高というものが上...全文を見る
○石井国務大臣 今御指摘になりました点が最大の土地問題ではないかと思います。  海部総理も今回の施政方針演説の中で、資産の格差の増大、そして土地を持っている者と持ってない者との間にさらに格差が出てくるということについては内閣の最大の政治問題として取り組みたい、そのように申してお...全文を見る
○石井国務大臣 土地の所有、利用に加えて、投機の対象にしてはいけない、これは一つの重要な問題だと思っております。その点につきましては、もう既に委員も御指摘になったところでございます。  それから、この社会への還元という問題、これも一つの大きなポイントだというふうに認識をいたして...全文を見る
○石井国務大臣 確かに今度の基本法の審議で明らかになっております問題が二つございます。  一つは、先ほど御指摘になりました土地価格の一元化ということでございます。これはそれぞれ沿革もありますが、同時に中期的な課題として取り上げていくべき、今後適正な平準化、統一化、均衡化というこ...全文を見る
○石井国務大臣 私は都市に生まれて都市に育った者でございますが、それだけに、農村あるいは農業に対しまして何か一つの潤いを感じております。  それから、竹内議員御指摘の都市農村といいますか市民の農村広場というふうなものもたびたび視察したこともございます。都市の人々が週に一回か二回...全文を見る
○石井国務大臣 十数年前には、東京圏域内でマイホームに手が届いた。それが千葉県へ遠のき、埼玉県へ遠のき、今や茨城県に行き、山梨県に行っておる。こういうふうなことで、この国が豊かな国なのか、世界に冠たる経済大国なのかという基本的な疑問を投げかけておる大きな政治課題でございますので、...全文を見る
○石井国務大臣 我が国の土地が余りにも希少であり、高価であるというそういう客観情勢の中に土地の神話というふうなものが現に存在しておるということ、また土地の価格というものがどうしても市場メカニズム、需給のバランスというような中に形成されてくるわけでありますが、余りにも需要と供給との...全文を見る
○石井国務大臣 今の御意見を伺っておりまして、一、二本当に感ずるところの所見を申し述べるわけであります。  まず第一点は、アメリカ大陸がどれだけの値段で買えるかというデータを見ておりますと、四百八十兆円。しかしながら日本列島が一千六百兆円、こういうデータが出ております。異常なほ...全文を見る
○石井国務大臣 花の命は短い、こういうことをついつい申し上げたわけでございますが、それだけに短期間の中に必ず実績を残したいという気持ちを持っております。また、これだけの重要な法案を担当する立場に立ったことにやりがいを感じております。  これからがその御質問に対する答弁になるわけ...全文を見る
○石井国務大臣 確かに結果を振り返ってみますと、いささか後手に回ったというようなところがあるように思います。監視区域制度が有効に機能しておると申しますけれども、これといえども事前に手を打ちませんと、問題が起こってから打ったんでは相当効果が薄いわけでございますが、私が就任いたしまし...全文を見る
○石井国務大臣 土地担当ということでございますが、土地と住宅とが密接な関係にあり、住宅の場合は建設省が所管されておる。しかもそれの財政的負担の場合には大蔵省だ。こういうような関連が次々に出てくるわけであります。しかしながら、行政は土地だけではございません。すべての、金融、財政、国...全文を見る
○石井国務大臣 長距離通勤に対します手当てということは、これだけ土地問題が大きくなり、先日もデータを見てびっくりしたのでございますが、一時間から一時間半の通勤をしておるという方が六二%か何か、東京でございます、はっきりしたデータを手元に持っておりますけれども。そういうことを考えま...全文を見る
○石井国務大臣 前向きというのがどうも後退した答弁だと言われるのは残念ですが、私としては、やはり具体的な政策として評価するべきことであり、既に予算要求もしてあることでもあり、これが住宅問題の解決の一助になる、また庶民に夢を与える政策でもある、こう考えておりますので、ぜひ実現させた...全文を見る
○石井国務大臣 森田委員から次々に具体的な提案をこの質疑を通してしていただいたということに大変感謝いたしております。  ただいまのスーパーリバーサイド構想ですか、私もちょっと話を聞いたことはございますけれども、まだしばらく先になる計画ではないかというような印象を持っておりました...全文を見る
○石井国務大臣 土地問題の解決ということは緊急の課題である、国民すべてが関心を持っておる最大の政治問題であるという認識に与野党ともにいささかの違いはないというふうに認識をいたしております。  そこで、この基本法の問題でございますが、野党が先鞭をつけられ、政府提案を数カ月後に行い...全文を見る
○石井国務大臣 土地基本法の成立によりまして土地の公共性ということを明確にし、まず国民に強く呼びかけて国民の意識、土地に対する考え方、このことについてコンセンサスを得、理解を求めるべきであろうと思います。そして、それに従いまして、本法に含まれております基本理念や施策の展開方向を需...全文を見る
○石井国務大臣 既に御答弁も申し上げたところでございますが、土地関係閣僚会議を開きまして、総理からも強い要望をし、私からも関係各大臣に対しましてそれぞれの問題点の提起をいたしたわけでございます。基本的なことは総合土地対策要綱に盛られておるわけでありますが、その中でどれもこれもと申...全文を見る
○石井国務大臣 私は、公共の福祉という議論を当委員会でもやりましたときに、当初からその意見に全く賛成でございます。それは、第一項にあります私有財産というものの否定には必ずしもつながらないのではないかという考え方をいたしております。  限られた資産であり、そして、利用されずに放置...全文を見る
○石井国務大臣 既に私は地価の一元化の問題につきましては当委員会でも答弁をいたしました。一物三価とか四価と言われておる現象は確かに異常な問題であり、国民に混乱を与え、またそれがいわゆる公平な施策かということになりますと、これは批判にたえ得るものではない。  ただ、具体的な問題と...全文を見る
○石井国務大臣 御指摘のとおり、総合土地対策要綱の中にもいわゆる特別土地保有税の見直しを検討するということが明確にうたわれております。  現実に一番問題になっておりますのは、利用されておらない土地、そうして日本において土地を所有するということにコストがかからないというこの概念を...全文を見る
○石井国務大臣 私は、宅地の供給ということがいろいろの土地政策の中でも具体的な最も重要な問題の解決だと思うのであります。政府案では、土地は利用されるべきものであり、国なり都道府県等々はいろいろの計画を進めるというようなもろもろの中に十分宅地の供給というものはうたわれておるようには...全文を見る
○石井国務大臣 まず国土庁といたしましては、遊休地の実態調査というのを予算をつけてやっております。きょうもこの委員会に臨む前に、どの程度進んでおるのか、自信があるのか、こういうことを申したわけでございますが、これは大都市圏の局長の答弁で、自信はありますというようなことでありますが...全文を見る
○石井国務大臣 いや、私は、公有地の拡大ということも土地基本法に場合によっては盛り込んでもいいのではないかというふうな考え方をいたしております。  それで国鉄の議論をいつも聞いておって感ずるのでございますが、公示地価の五倍も七倍も、場合によっては十倍もするものでこれを売るという...全文を見る
○石井国務大臣 まさに病める地価、異常な地価、そうして豊かさの中の最も貧しさを象徴する象徴、そういうふうに思っております。実は先日、私、アマコスト大使に招待を受けましてアンバサター・ヒルズに、通商代表はアンバサダーと呼んでおりますが、アンバサダー・ヒルズにお会いいたしまして、その...全文を見る
○石井国務大臣 ただいま大蔵省の政府委員からも予想以上に前向きな土地税制に関する答弁を伺っておりまして、私は意を強くいたしております。  まず、税制のマクロの問題としては、今回消費税等でいろいろと議論いたしておりますのも、昭和二十六年シャウプ勧告以来長年の間所得に偏重した税制を...全文を見る
○石井国務大臣 当然、基本的にはその二十九条を対象とした内容を持っておるわけであります。ただ、土地の特性を踏まえつつ土地の基本的な認識に対して国民に新たな注意を喚起しておる、こういう意味合いが込められておるわけでありまして、公的制約を課する前提として、土地に対する国民の権利を当然...全文を見る
○石井国務大臣 二十五条に規定されております生存権等に拘泥するものではないという理解をいたしております。  中島委員御承知のとおり、二十九条には第二項でいわゆる国民の資産は公共の福祉に供せられるものであるというような考え方、また第三項では、さらに進んで収用の問題に対する規定とい...全文を見る
○石井国務大臣 その市街化区域内の農地の問題は古くて新しい問題でございます。既に相当議論もされてまいったものでありまして、十年前にも、これだけの住宅不足、土地の値段というふうなことを考えましたときにいろいろと議論されましたが、今言われましたようなもろもろの事情を考慮して十年間の猶...全文を見る
○石井国務大臣 世の中にはいろいろな人があるのでしょう。今のお話を聞いておりますと、年間二、三千万損をするというプロジェクトですね。その裏にどういうメリットがあるのか、やはりその所有者に聞いてみませんとあれですが、私としてはそういうことはいたしませんし、経済行為として考えても非常...全文を見る
○石井国務大臣 東京のオフィス需要が急激に増したということは事実でございます。最近大分これはとまっておりますが、私のデータでも、昭和五十五年から六十年にかけまして都心のオフィスに産業人口が殺到した。特にサービス業に多いということも事実であります。それから東京の都心へ外国企業が進出...全文を見る
11月17日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第7号
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○石井国務大臣 豊かさの中の貧しさを解決するということを最大の政治課題だ、そう認識いたしております。総理も施政方針演説の中で、土地問題につきまして不退転の決意を表明しておるところでございます。  土地基本法が成立いたしましたら一歩も二歩も前進であるとはいえ、これは宣言法であり、...全文を見る
○石井国務大臣 土地の投機を厳しく規制するというのは政府案の四条、野党案の三条に明記されておるところでございまして、基本法の根幹をなす一つの思想ではないかと思います。  ただ、委員が御指摘のとおり、これまで土地が高騰いたしました裏に、金融に仮需要と申しますか融資残高がその都度増...全文を見る
○石井国務大臣 税制は本来補完的なものであり、また当然公平を期すものである、こう言っておりますが、このような極度の異常な状況にあります中で、土地税制の果たす役割というのは補完的以上のやや主導的な要因を期待したい、そういう見地から税制の見直しを図るべきである、私はそう思います。 ...全文を見る
○石井国務大臣 大変適切な問題の指摘でございます。  住宅宅地の供給が可能でありましても庶民の手に届かないということでございましたら、これはいたし方のないことでございます。そのためには、私はいろいろ考えておりますけれども、一つには、この際思い切って市街地の農地も、一部の調整区域...全文を見る
○石井国務大臣 おっしゃるとおり、土地問題は住宅問題を解決するものであり、それはイコールであります。住宅に関する特別立法ということも今後当然考えられるべき方向ではないかと思います。現時点におきましても、御案内のとおり、第五期住宅建設五ヵ年計画に基づきまして、公営、公団等の公共的な...全文を見る
○石井国務大臣 農水省並びに農協の宅地化に対する姿勢というものは大変かたくなだと私は思っておりましたが、いろいろ意見を交換してみますと、社会の変化に対応して非常に柔軟な考え方に変わりつつあるということ、私、大変新しい方向に向かっておるという認識をいたしております。  御承知のと...全文を見る
○石井国務大臣 性格上総理から御答弁をされるべきものかもわかりませんが、私は、土地関係閣僚会議というもの、私の辞令には国土庁長官というものと、もう一枚、国務大臣、土地問題担当に任命するという別の紙がございます。これの意味というのは、これまでいろいろ、例えば内閣官房長官が中心になら...全文を見る
○石井国務大臣 総理と私とは恐らく考えが同じだと思いますので……。  総合土地対策要綱、非常に細かく問題を指摘いたしております。一々うなずけるもっともな提案であります。ただ、その中にはかなり時間のかかるものと、直ちに実行しなければいかぬという問題がございます。私は、この辺の仕分...全文を見る
○石井国務大臣 憲法二十五条と二十九条が抵触するものとは考えておりません。また、二十九条には第二項と第三項がついておる。第二項には明確に公共の福祉のために土地を有効活用してもらいたい、そういう精神があるわけでございます。  今の鶏の問題でございますが、あるいは地上げの問題でござ...全文を見る
○石井国務大臣 まず一極集中の問題でございますけれども、そうかといって、それでは汐留の広大な土地、そのほか臨海部に開発したものをそのまま放置するというのもいかがなものでしょう。やはりそこには適切な利用というものを考えて、これまでのこのような超過密都市というふうなものに対して何らか...全文を見る
○石井国務大臣 国公有地を利用いたしまして低廉な住宅の建設ということも今後進めてまいりたいと思います。そのほか住民の意思、気持ちというものも、十分話し合いの中から土地利用計画というものも進めてまいります。そういうことを無視をするというふうなことを一切言っておりません。  しかし...全文を見る
○石井国務大臣 ただいまの決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。(拍手)
11月17日第116回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(石井一君) 国土庁長官の石井一でございます。  本日は土地基本法及び国土利用計画法の一部改正案の衆議院での審議の最終の日に当たりまして、長い間席を外しまして心よりおわびを申し上げる次第でございます。  おかげをもちまして、両法案につきましては、つい先刻衆議院本会議...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御指摘の問題は、均衡ある国土の発展を目指す国土政策の中でも最重要の問題だと認識をいたしております。また、東京の一極集中というものが大変な病める土地の価格を形成し、そして庶民の手の届かないところへ住宅が行ってしまった、そういう深刻な事態も生じておるわけでござ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 鎌田委員の仰せのとおり、過去二十年間、過疎に対します対策として議員立法においていろいろの施策を行ってまいりました。そうしてそれはそれなりに、市町村の道路の整備でございますとかコミュニティーの施設あるいは生産基盤やら生活環境の整備等についてかなりの成果を上げ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 地震多発国と申しますか、地震先進国という認識のもとに、従来から我が国におきましては、建築物、土木構造物、橋梁等をつくる場合に、常に耐震構造というふうなことを配慮いたしてまいっております。今回のロマプリータのマグニチュード七・一という地震が今東京で起こった場...全文を見る
11月21日第116回国会 衆議院 建設委員会 第1号
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○石井国務大臣 国土庁長官の石井一でございます。  土地問題、住宅問題等が深刻化している中で、豊かで住みよい国土づくりを進めていくことは極めて重要であり、私は、以下の施策を強力に推進してまいる所存でございます。  まず、土地問題につきましては、先日、衆議院におきまして、土地基...全文を見る
○石井国務大臣 鉄道と宅地の一体化の法案成立の過程で、木間委員がその審議に積極的に参加されております議事録も拝見いたしてまいりました。  そこで、最近起こっております状況といいますのは、優良な宅地が出ますと、五十倍、六十倍、七十倍というような中に抽せんが行われる。また、ここが将...全文を見る
○石井国務大臣 確かに、国土行政の根幹として一極集中を是正し、多極分散型国土を形成する、その場合に、関係閣僚会議で大蔵大臣が指摘いたしましたようなやや二律相反する問題の提起があるわけでございますが、かといって、現実の姿を見ますと、それではそのような大前提に立った理論が現実に機能す...全文を見る
○石井国務大臣 このたびの地震は、大変多数の死傷者でありますとか災害の状況を拝見いたしましたときには、大地震でありますし、また、我々日本人にとりましてサンフランシスコという町は非常に親しみを感ずる場所でもある、そういうことから大変大きな教訓を与えられたのではないか、責任者の立場と...全文を見る
11月22日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(石井一君) 国土庁長官の石井一でございます。  まず最初に、一言。ごあいさつを申し上げます。  土地問題、住宅問題が深刻化し、最も重要な政治課題になっております。この時期に国土庁長官を拝命いたしましたこと、責任の重大性をひしひしと痛感をいたしておりますが、懸命に努...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいま議題となりました土地基本法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  東京都心部に端を発した今回の地価高騰は、国民の住宅取得を困難とし、社会資本の整備に支障を及ぼすとともに、土地を持つ者と持たざる者との資産格差を拡大し、社会的不公平感を増大さ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいま議題となりました国土利用計画法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  現在、地価は、東京圏においては下落する地域が拡大する等、鎮静化傾向が顕著となっておりますが、大阪圏においては著しい上昇が見られるほか、名古屋圏、一部...全文を見る
11月22日第116回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(石井一君) ただいま議題となりました土地基本法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  東京都心部に端を発した今回の地価高騰は、国民の住宅取得を困難とし、社会資本の整備に支障を及ぼすとともに、土地を持つ者と持たざる者との資産格差を拡大し、社会的不公平感を増大...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 村沢議員にお答えいたします。  地価を高騰前の水準に引き下げるという御指摘でございますが、これは大変難しい問題だと私は思います。しかしながら、最大の努力をするべきだと、そういうふうに認識をいたしております。  地価高騰に伴う住宅取得の困難化は内政上の最...全文を見る
11月29日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(石井一君) 衆議院の審議を通じまして汐留の国鉄の跡地、清算事業団の処理、また例えばスーパー堤防の問題でございますとか、大阪、東京の臨海地域に対します広大な計画等々につきまして各委員からいろいろの御指摘等がございました。私たちも書類の上では、また役所からのレク等ではいろ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) まず一つは、我が国の土地というのが余りにも狭くまた貴重であり、そこに土地神話というふうなものが形成されたという、何と申しますか不幸な客観情勢というものが一つあるだろうと思います。御承知のとおり、我が国の土地価格というのがアメリカの百倍だという、そういうよう...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 確かに御指摘のとおり、都市計画の推進でありますとか地価対策等々が非常に各省にまたがり、元化されていない。そういう中から効果が上がらない。こういうふうな問題は、過去の経緯の中で御指摘されるとおりの一面もあると思うのでございます。したがいまして、今回この基本法...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 憲法二十九条に第一項、第二項、第三項がございます。確かに第一項は私有財産を認めておるわけでございまして、これは憲法の基幹に触れる問題ではございますが、第二項にいわゆる公共の福祉に適合するようにこれを定めるという規定、さらに第三項には収用の規定がございます。...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 仮需要の問題でありますとか金余り現象の問題というのは、土地問題のネックの最大のものの一つである、そう思っております。  実は私、八月に就任いたしましてから二回にわたりまして大蔵当局に対しまして、一度は事務当局レベルで、もう一度は私自身が大蔵大臣に直接面会...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は先日、全国知事会議がございましたときに、役所の方からはそういう指示はありませんでしたが、私独自の立場で、監視区域の制度について協力をいただいておることにかんがみ、今後さらに事前に、一歩一歩手前に、後手後手に回らないようにひとつ対処してもらいたい、こうい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 大変重要な問題の指摘だと思って拝聴いたしております。そうしてまた現実的な運用としては、先ほどから建設省の建設経済局長が答えておりますとおりだろうと思います。ただ、それじゃ何のためにこの時点で土地基本法をつくったのか。また、なぜ基本法の中の一つの大きな精神に...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 例えば東京圏で、二十三区の中で中野区だけの面積が市街化農地として、そのうちの九十数%がいわゆる長期営農の形で農業が営まれておる。またその反面、最近東京都で大変栗の生産が上がって、全国一とは言いませんが、全国の三番目ぐらいじゃないかなという、本当かうそかそう...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法の成立をこいねがっておるわけでございますが、四つの基本理念がございます。  公共の福祉を優先し、そして土地は利用されなければならない、投機の対象としてはいけないというふうな、こういうような基本的な理念を十分国民の中に植えつけて、土地に対する基本...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 坂野委員は党の緊急土地対策委員長などとして、この問題にこれまで中心的存在で取り組んでいただいております。また、国土庁が今推進いたしております国土政策の中で最も重要なことが東京一極集中の排除と多極分散型国土の形成ということでございますが、これは最重要の課題で...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私がここで地価を下げると断言いたしましてもなかなか御信用願えないほど問題が深刻化いたしておることは確かでございます。  しかしながら、土地基本法ができまして、総合土地対策要綱等に盛られておりますもろもろの施策を着実に推進し、そしてまた、御指摘いただいてお...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法が成立いたしました直後に、でき得れば関係閣僚会議の招集を願いまして、そこで具体的な施策をまとめ、提示をいたしたい、そう思っております。  ただ、実際の問題といたしまして、予算の編成の時期にかかりまして、さらに年末年始を控え、そして各省の調整に多...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 総合土地対策要綱の中には、今御指摘になりました二点以外にも相当部分有効な施策が盛られております。しかしながら、例えば借地借家法の改正のように今から審議に一年かかる、私は少し時間がかかり過ぎると思うのですが、もう法務省帰られたので、また後できっちりやっておき...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 公有地の拡大という問題は、政府提案の中にもそういう精神はあったわけでございますが、さらに衆議院の改正段階で特に強く要望を受けたところでございます。ただいまの御議論はそれぞれごもっともなところがあると思いますので、今後の研究課題として前向きに、懸命に取り上げ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 国公有地の売却につきましては、地価対策上バランスのとれた規制も必要であると同時に、また所期の目的を達成しなければいかぬというこういう二律相反するような問題があるわけでございます。また、法律的にもいわゆる会計法上の問題と、それから同時に地価に影響を与えない、...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は、この国土利用計画法ができまして規制区域の制度が導入されましたが、これは十分な目的を果たさず、その後導入された監視区域制度、評価が出てきたのがかなり最近ではないかという感じがするわけであります。  例えば大阪の場合でも、市街地等につきましては当初から...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 大変示唆に富む御提案だと思います。事実、商業地から端を発した土地の値上がりが住宅地に移転し、そして周辺地域に移っておる。また、東京で始まったものが大阪へいき、そして地方都市へいっている。地方都市の中でも、さっき言ったように商業、住宅、周辺と、こういう状況で...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 現在のように土地問題が深刻化し、また土地転がし、投機的土地売買、仮需要というのが問題になっておりますときに、この制度はぜひとも必要だと思っております。国土庁としては恒久的に制度を設定してもらってもいいのじゃないかと思っておりますが、建設省とも相談いたしまし...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 今いろいろの政治問題がございますが、最も深刻な問題になっておるのが私は土地問題だと思います。今、総理の演説の御引用がございましたが、土地問題に関しましてもかなりのスペースを投じまして総理はこれに対してそれなりの決意を述べておるわけでありますが、私自身大都市...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 今二、三の問題を御指摘になったわけでございますが、まず最大の目標は、土地は公共が優先するという考え方を持ってもらいたい。そして、私有権は認めたままでおいても、利用されるものであると同時に公共の福祉が優先するという考え方の中から、もう遠くに遠のいてしまったマ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 確かに御指摘のような点は、今後の計画推進において十分配慮をしていかなければいかぬと思います。基本法の中には土地投機というふうなものも具体的にこれを規制するというような方向になっておるわけでございますから、しかしながら、今の現状のまま自由な状況で市場のメカニ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ちょっと先ほどの議論に戻るわけですが、最近韓国が非常に私権を制限した法律を出しましたり、またそれ以前に台湾におきまして譲渡税なり保有税等をかみ合わせた非常な厳しい制度をとっております。こういう手法をとりますと、それはかなりの効果は出ると思いますが、日本の国...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 我が国は大変大きな経済大国だというふうに言われております。例えばODA、アメリカをしのぐ、こういうような状況も言われておりますし、大変な債権国だというふうにも言っております。実際問題、そういう一面もございますけれども、恐らく日本人が、国民大衆が最も不満に思...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 三条には計画の問題について明確にうたっておりますし、大きな柱の一つでございます。  土地は、国民のためのものであり、貴重な資源であり、再生することもできない、移動することもできない、また、商品のように取り扱われるけれども実際は商品であるべきではない、土地...全文を見る
11月30日第116回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○国務大臣(石井一君) ただいま建設大臣から各般にわたる宅地供給の具体的な政策を述べられました。現在、国会におきまして土地基本法案を審議いたしておるわけでございますが、この土地の宣言法とも言われるものの中に、土地は公共のために供せられるべきものであり、公共が優先する。単なる所有を...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 宅地と交通機関の一体化を進めるということは、現下の非常に厳しい通勤事情を解決するのに有効な手段だと考えております。ただ、委員が御指摘になりましたようにいろいろな懸念すべき問題もございますので、私たちといたしましては、これらに対しても十分な配慮をしていきたい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は、本日、この委員会が終わりましてから、四時十五分より調査団十六名とお会いいたすことに相なっております。私は、出発に当たりまして、日米両国の関係、また今日の大被害を考えて、ひとつ積極的なすばらしい成果をおさめていただきたいというふうに強く激励いたしたとこ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) リニアの新実験線が東京―山梨に決定されたということ、私も交通関係にいささか関心を持っておる立場として、まことに時宜を得たものであり、将来を展望した場合にこれはぜひとも成功してもらいたい、またそのためには支援も惜しまない、そういう気持ちでございます。  国...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私、建設大臣とともに一昨日臨海部へ入りましてつぶさに視察してまいったところでございます。率直な感想は、これだけ広い土地がまだ東京に残っているのかということでございますが、計画を聞いてみますと、あちらも埋め立てる、こちらも埋め立てるというような将来計画の説明...全文を見る
12月01日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(石井一君) 人間居住宣言、ハビタットの原則、宣言というのは、国際的にもここまでの議論が十数年前に行われておったということは、特にこの審議の中において重要な意義があるというふうに私はこれを拝見いたしたわけでございます。  残念なことに、この採択につきましては日本は棄権...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 基本法の審査に臨みまして、国民の責務、事業者の責務、また国、地方公共団体の責務というものを明確にいたしまして、それぞれがその分野で権利と同時に義務を果たすということを明確にいたしておるところでございますが、さらに衆議院の審議を通じまして、国民の民意を反映す...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法におきましては、第十一条の一項で土地利用計画の策定主体として国と並べて地方公共団体を位置づけております。また国土利用計画法におきましても、全国計画は国が、都道府県計画は都道府県が、市町村計画は市町村が策定する主体と、こういうふうに明確に決めておる...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 若さと美貌において橋本さんに劣るかもわかりませんが、ひとつ激励にこたえて頑張りたいと、こう思うわけであります。  実は、六条の二項に、「国及び地方公共団体は、広報活動等を通じて、土地についての基本理念に関する国民の理解を深めるよう適切な措置を講じなければ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は先日、建設大臣とともに汐留の跡地を見てまいりました。新橋の駅に隣接しておるという非常に一等地であります。私は、清算事業団の理事長がそこへ立ち会っておりましたので、その席で、この土地は高度利用をするとともに、今後の日本の都市がかくあるべきだという、そうい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法は、我が国において日本人あるいは外国人にかかわらず土地を所有しておる者すべてを対象としておるわけでありますから、在日外国人の方々に対しても土地の基本理念についての理解と協力をお願いする、権利も認めるかわりに義務も同時に認める、こういう姿勢で臨んで...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は、日本がすばらしい経済大国だという評価が一面ございます反面、また本当にそういう実感を国民の一人一人が持っておられるかということを考えましたときに、確かにいいところもたくさんございますし、自由もあり、また競争をし、その中から社会においてもろもろの活動を展...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御指摘のとおり、我が国では戦後数次にわたりまして、地価高騰と激しい土地投機、そのことによって土地利用の秩序というものが乱れたことは確かでございます。古くは昭和三十五年の高度経済成長の時期、四十年代になりましてからは、法律といたしましては都市計画法等を策定し...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 地価の高騰が資産の格差の拡大を生み、それから住宅宅地確保の困難化の問題を引き起こし、そして庶民やサラリーマンのマイホームの夢を破っておる、こういうような状況でございますから、今やこの問題の解決は内政上の最重要の政治課題だ、そのように認識をいたしておるわけで...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法の基本理念として、土地は国民のための限られた貴重な資源であること、国民の諸活動にとって不可欠な基盤であるというそういう基本概念のもとに、第四条におきまして明確に「土地は、投機的取引の対象とされてはならない。」と。この点は野党案でも第三条において同...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいまの答弁は、担当局長としての当然事務的な答弁でございます。  ただ私は、就任いたしましてから、制度としては規制区域ができたのに、この伝家の宝刀が十数年間抜かれずに、そしてその後国土利用計画法を改正して監視区域制度を現在運用しておる。これに対してはか...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいまの問題に関連いたしまして、今後例えば新線を建設するとか、あるいはまた調整区域に大量の宅地を供給するという場合に、そういう供給面を増大することによって地価の安定あるいは下落ということにも挑戦をしていきたいと思うのでありますが、そのときにこの制度を弾力...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 今仰せられましたことは、国土政策の基本にもう既にそういう思想、政策を打ち出しておるというのが事実でございますが、ただ実際問題として、主張は正しくても現実の解決は難しいというこういう問題だと思うのでございます。  私のところのデータでも、これはもう言うのも...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 小南陵さんが最後に寄席と文化に土地を結びつけられたというのに何かこう落ちがあったような気持ちがいたしますが、相続税が払えないので文化が消えるというのもどうかな、何かもう少し知恵の出し方があるのじゃないか。文化は今後もますます隆昌になるように我々ともに努力し...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先ほどから土地局長より土地の高騰の原因については前委員にもお答えしておるところでございますが、総じて東京の事業所、ビル需要というところから端を発し、だんだんだんだんと住宅地、そして周辺、そして東京を中心にして大阪、そして次に福岡、札幌。また福岡、札幌、大阪...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は今、手に持っておられました本も実はきょう質問をされるというので拝見いたしました。実にうんちくを傾けた中身のあるものだというふうに拝見をいたしましたが、また現実に遷都されるべき、本当は場所のことは余り言うと遷都というのはできなくなるようでございますが、そ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地の高騰は、こういう高度の経済社会の中で複雑なもろもろの要因が重なって今日の状況になった、こう申し上げていいだろうと思います。  一つには、我が国の土地が余りにも狭い。諸外国に比べても住環境というものが客観的に厳しいということがありましょう。それから第...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 臨調の序文にあります問題につきましては、私もおおむね同意見でございます。  ただ、その後に、やはり私が指摘しました土地神話の問題等々、もろもろの問題も記載されておるわけでございまして、そういう意味ではただこれだけでなく、その他いろいろの客観的なそれの背景...全文を見る
○国務大臣(石井一君) だから四党案です。いや、大いに違いがありますね。  明記されたということ、これは大変大きな意義があるというふうに考えます。なぜならば、これまでは土地というものが普通の商品と同じように取り扱われてきた。そのことによってこれだけの社会的な大きな弊害が起こって...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 全国の地価の動向を見てみますと、なぜ日本列島であるのにこれだけ違うのか、こういうような感じがいたすわけでありまして、安定をいたしておりますところは非常に安定いたしております。それから、特異なところは秋田県とか二カ所ほどございましたが、下落しておるところも二...全文を見る
○国務大臣(石井一君) いや、確かにそういう法律の裏をくぐると申しますか、そういう法の精神じゃないのでございますけれども、ただいま局長が答弁いたしましたように、今後通達、指導等で十分その点を配慮してまいりたい、こう思います。
○国務大臣(石井一君) 例えば東京の上空をヘリコプターで飛びましたときに、新宿でありますとか霞が関等々大変高層のビルが建ち並んでおるところが一部ございますが、あとはほとんど一階か二階の平屋建て、要するに東京の階層の平均が二・七階とかというふうな状況になっております。何十階建てのと...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 多少反論することをお許しいただきたいと思うのでございます。  大都市におきます住宅問題を解決しますのには、本当に生産性の高い適正な土地利用を確保する、そのためには地域の先ほど申されましたいろいろの条件を勘案しながらやっていき、また重要なことは地域住民のコ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は私も大都市に生まれて育った者でございまして、余り田舎のことは知りません。また、二世議員でも何でもございませんので、町の路地裏を歩いて歩いて歩き回って、常に下から上を見上げながら住宅環境を、そういう中で生きてきたわけでございます。そういう観点から、私は公...全文を見る
○国務大臣(石井一君) いささか見解の違うところもございます。しかし、かといってこのまま土地問題を放置しては国民的な要請にこたえることはできません。そういう意味では、土地基本法は私は一歩も二歩も前進だと確信をいたしております。  そういう意味におきまして、御党もひとつこれに対し...全文を見る
○国務大臣(石井一君) まず最初の公有地の拡大の推進の問題でございますが、私はこれは大変重要な施策だと思います。また、政府案ではそういう形でのネーミングはいたしておりませんけれども、適正な土地利用その他それを包含した考え方というものが十分その中に含まれておると考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 三全総、四全総、そして多極分散型国土形成法等々、次々に出てきております問題では、常に今御指摘になりました問題が指摘されております。これは果たさなければならぬ難しい問題であるが、その基本的な方針に変わりはございません。  首都圏につきましては、従来よりいわ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は先日、アンバサダー・ヒルズ、ヒルズ代表にお目にかかる機会がございまして、私、たまたま英語をしゃべるものですから直接いろいろと突っ込んだ話をいたしました。日本の地価が大変暴騰し大変な状況だという説明もしましたし、恐らくアメリカから来られるスタッフの方、あ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) いやいや、土地基本法という中でもがいておるというのは先生の独断であって、余り偏見持ってもらっても困ります。  私が申し上げておりますことは、総合調整官庁として土地基本法制定を一つの契機に土地、住宅の政策については積極的に取り組んでいきたい。ここで大きな基...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 要するに、土地というものの値段はその人が一生懸命働いて上がったわけではございません、ごく自然の中に上がっていく。先行投資されておるところはそれだけ高いということになりますと、やはり土地の所有において非常に不公平が起こる。あるいは、どこかで新しい道路ができる...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 住宅政策は建設省の方でやっておりまして、私の方は土地問題をやっておるわけですが、これは切っても切れぬ間柄にございます。今建設省では、本年度の予算に関しましても住宅の家賃に対します補助制度でありますとか、あるいはまた新しく住宅を取得する場合の税の特例の問題等...全文を見る
12月06日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(石井一君) まず基本的、概念的な問題につきまして私の方から御答弁をさせていただき、その後具体的な数字のデータでございますとかその他各論につきましては、担当局長からお答えを申し上げたいと思います。  御指摘になりましたように、土地を持っておる者と持っていない者との資産...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいまいろいろと御議論を展開していただきましたように、やむを得ぬ情勢もございましたが、また同時に政府・与党の立場としては土地問題に関し反省をするべき点もたくさんあるように私は認識をいたしております。  そこで、このような原因の最大の要件はやはり国、地方...全文を見る
○国務大臣(石井一君) もちろん、外国と日本では国土の面積、人口、人口密度、面積当たりの経済活動等諸般の面において大きな差があることから、土地資産額を単純に比較することは困難であるという一面があるでしょう。しかし、そうした面を考慮いたしましても、現在の地価高騰が我が国の社会経済に...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先般、第九回目の土地関係閣僚会議を開きましたときに、私は総理の横で座長として議事を進行いたしたわけでございますが、普通の閣議とほとんど変わらないメンバーが全員出席しておる。これなら閣議でやってもいいじゃないかというような感じがいたしたわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 住宅は建設省の問題でございますが、先生にも御激励をいただいたし、国土庁長官としては住宅宅地政策を総括するという意味で私の見解を少し述べさせていただきたいと思うのであります。  一つは百八十万人の勤労者の東京都心への流入人口の中で、一時間半かかっておる人が...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 清算事業団の用地に関しましては、一時公開入札をし大変な非難を浴び、その後凍結をいたしました。しかしながら、国鉄の累積債務を解消するために、最近またいささか手を緩めたい、何とか活用したい、こういう方向転換をいたしておるわけでございます。  土地担当大臣とい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 現在、基本法と称されておるものが十幾つあるというふうに聞いておるわけでございます。土地になぜまだそれがないのかという質問も今回の審議を通じて各会派から疑問として投げかけられたわけでございますが、基本法があることによって、国民の意識に対しまして政府みずからの...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 今回専門家十六名から成る調査団がロマプリータの地震の調査、視察に参りまして、アメリカ連邦当局と共同で非常に技術的な調査を終えて、二週間の予定で帰ってまいりました。私は、その報告を聞きましたときに、やはり今回の教訓の最大の問題は、今岡部先生が御指摘になりまし...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 国土の均衡ある発展を目指す場合に、今もろもろの御議論がございました。一々ごもっともな意見でございます。  そこで、各省緊密な連絡をとりまして、まず第一に地域主導の地域づくりを推進していく。その次に、ハード面と申しますか、交通とか情報とか通信体系を整備して...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 本法の第二条に、「土地についての公共的制約」という基本理念の第一のものをうたっておるわけでございます。以下、基本理念と言われるものは四つあると思うのでございますが、やはり一番重要なのは、土地については公共の福祉が優先されるべきものであるという認識を国民の間...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御指摘になりました件は文部省当局とも十分打ち合わせまして、委員の御要望に沿いたいと。ただ、作成の過程等、認定その他、なかなか手続もあるようでございますが、この点は私ひとつ責任を持って取り上げさせていただきたい、そう思っておる次第でございます。  それから...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 開発利益の公共還元というのは、基本理念の一つの重要なものになっておることは御承知のとおりでございます。諸外国におきましても、開発利益が言うなれば労せずして入ってくる利益であり、不当所得である。こういうような考え方から非常に厳しい規制をしておるところもあるよ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 局長からも答えておりますように、基本法の十二条の規定の中で「適正な土地利用の確保」、そういう措置の中に公有地の拡大は位置づけておるわけではございますが、大変ごもっともな御指摘でもございます。また、今後有効な施策を遂行いたしますために公有地の拡大ということは...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御議論を聞いておりまして、まことに説得力のあるお話でございます。  常識的には、今のまま住宅を供給したところで、いいところは仮需要によって投機的に押さえられるであろう、そして他のものはどうにもならないだろう、こういうようなことも考えられるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 十五条に税制上の措置といたしまして、「税負担の公平の確保を図りつつ、土地に関し、適正な税制上の措置を講ずるものとする。」、そういうような規定を設けておるわけでございまして、これは基本法でございますから、税制のどこをということを記載するのはいささか法制上の問...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実はこの政策は前内閣で発表され、国土庁が中心になり、内閣官房も参加して鋭意会議を進めてきたものでございます。私が就任いたしましたのが八月十日でございますが、そのデッドラインが八月三十日、こういうことであったわけでございます。就任いたしましたときにはここのリ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 我が国の土地問題を考えました場合には大変重要な問題で、当然検討すべき課題だと認識しておりますし、総合土地対策要綱の中にもかなりの部分をこれに割いておる、こういうふうなことでございます。  今回の土地基本法の中には具体的な問題についての指摘はございませんけ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 首都移転の問題は国土政策の観点からはまことに重要な問題であり、特に東京一極集中を排除する多極分散型国土を形成する、そうして、この過剰な土地暴騰に対する抑止策としても私は大変有効な政策であるという認識をいたしております。  過去議論をされても、なぜ今日まで...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 理路整然とした意見を次々に言っておられますので、それぞれに議論したいのでございますが、まず第一点目、国民の意識という問題でございます。  私は、今率直に聞かれましたのでそう答えたわけでございますが、国民に現時点で問いかけたといたしましても、これは仮定の問...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実はこの問題は本当に古い政治問題でして、過去にさかのぼってみますと、いろいろの研究なり機関なりが調査しておりますし、超党派の議員連盟もできておるのも御存じのとおりでございます。  国土庁といたしましては、首都改造計画策定調査の一環として、首都機能移転再配...全文を見る
○国務大臣(石井一君) いろいろ示唆に富む御意見を拝聴いたしたわけでございます。  まず、位置の問題、場所の問題でございますが、これは仰せのとおり一番最後に来るべき問題であります。この問題が先行するために問題自体がゆがめられる、こういう性格のものではなかろうかと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 市川先生のような先輩に盾突くつもりはございませんが、予算獲得は十二月でございますし、選挙は一月なり二月とこう言われておるわけでございますから……
○国務大臣(石井一君) 予算の前に選挙はないのでございます。だから、票がどれだけ出てくるかと言うても出てこぬわけでございますね。  そこでまず、そういうアバウトな話をしておりましたら切りがございません。大体、「赤旗」でたたかれたらようやく自民党の議員は一人前になったなんて言われ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 日本には大変優秀な官僚がおりまして、また大変大きな権限を持っております。しかしながら、わずかな調整財源が残っておることも確かであり、政府・与党なり各県の地方公共団体がそのために年末大変大騒ぎをするというふうなことも事実であります。その過程の中において、大臣...全文を見る
○国務大臣(石井一君) まず前段の問題でございますが、国土庁に関連をいたしておりますいろいろの公的な審議会、あるいはまた党におきます調査会等、私がこういう形で委員会にくぎづけになっておりますので、ほとんど政務次官が出ております。そういう中から、例えば国土審議会九州地方開発特別委員...全文を見る
○国務大臣(石井一君) またそれを赤旗へお書きになるのですか。  正規な手続を経てこれを認可したということにつきましては、今説明を具体的に申し上げましたので、御了承いただければ大変幸いでございます。
○国務大臣(石井一君) 私は、先般赤旗のリストを見まして、五十万円というふうに出ておったのを実は拝見したわけでございます。自分のものを拝見したと言うのはまた大変言い過ぎかと思うのでございますが、ただ問題になりますのは、今度の総選挙でどうなるかということではなかろうかと思います。数...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいまの問題は委員のおっしゃるとおりでございまして、その関連のあるところに関しましては、政治家みずからの政治姿勢としてやはり遠慮すべきだ、そのように思います。  ただ、その八八年という時点におきましては、御理解いただいておると思いますが、それの準備にか...全文を見る
○国務大臣(石井一君) まあ、反論するわけじゃございません。最初に一発やられたからいうて、それをお返しするというわけじゃございませんが、今のままの議論をやっておりますと、東京の都心の今アークヒルズのところへ老朽の住宅をそのまま置いておけ、そこへ住んでおる人をそのまま住ませ、あるい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法におきまして公共の福祉の優先ということを申しておるわけでございますが、それによって私権を踏みにじるものではございません。二十九条とともに、憲法二十五条が存在しておるということを我々も十分了承いたしておるところでございます。  そうして、今いろい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先ほど御答弁もいたしましたのですが、現実の問題としてそこに勤務されておられる方々の気持ちの上での整理というふうなことにはかなりの時間もかかるようでございますし、方針を決定しても、それぞれ問題があったようでございます。ただいまおっしゃいました四つの地方へ出ま...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私も新坂先生と同じような考え方で担当者とも話し合いを続けておるわけでございます。これは打ち出しただけでできるのか、いつまでにできるのか、こういう問題でございますが、基本的には今後その移転先の建設状況を踏まえて予算をつけていく、ころいう状況になってくるわけで...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先ほどの御質問にも答えたわけでございますので、重複しておる部分は避けさせていただくわけでございますが、政府としては、本来すべて地方移転という、そういう壮大な計画でスタートいたしたわけでございます。しかしながら、現実の問題として大きな壁に当たり、一部を移転せ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地の公共性という問題が、土地基本法の幾つかの基本理念の中でも、最も重要だと申し上げてもいいだろうと思います。土地は生産ができるものでもございませんし、移動ができるものでもございませんし、またほかの商品と違います特性は、古くなっても値段が上がっていく、こう...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 残念ながら、現在の土地基本法とその周辺にありますいろいろの政策を考えますと、これが直ちに老人ホームの建設やら社会福祉施設にプラスになるか、必ずしもそうではないという面があるのは大変遺憾です。と申しますのは、このことによりまして、現在需給関係に余りにも落差が...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は、土地基本法で土地の問題、住宅の問題、サラリーマン、勤労者に目が向いておりまして、また政治的問題として資産の格差、こういう問題ばかり議論をしておりましたさなかに、西川議員が御老人あるいはその施設、福祉施設等々について今非常に自分の体験を通じた議論をして...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は、西川さんもなかなかテレビで人気があります。必ずブラウン管に向かって、土地基本法ができるんやぞと、そんならもうこれから土地をみだりに質うたら処罰されるよ、これはみんなのもんやでと、こういうことを繰り返して国民の中に浸透させるために、ノックさんも御協力賜...全文を見る
12月08日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(石井一君) お答え申し上げます。  ただいま小林委員が御指摘になりました六十三年六月に実施した「土地問題に関する世論調査」、私はこれは大変貴重な御指摘であり、また我が国の国民の土地所有権に対する考え方と、今日土地基本法で国民に新たに植えつけようといたしております理念...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 四全総は、御承知のごとく、内閣総理大臣が関係行政機関の長の意見を聞き、さらに国土審議会の議を経て策定をいたしておるものでございます。  四全総の策定に当たりましては、国土審議会において調査、審議に加え、地方公共団体、各種団体、有識者等各方面の意見交換の場...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地基本法は、とりわけ国土政策、土地対策、住宅供給、こういうような観点から立法の審議をいただいておるものでございまして、そういう意味からは、公共の福祉とかそういう言葉で間接的に福祉にまたがる指摘はあるにいたしましても、ここが欠落いたしておるということは事実...全文を見る
○国務大臣(石井一君) およそ政治家が、自民党であれ社会党であれ、極力地価に対して無責任で、土地値上げを目的にし、そして今日の結果を招いたというふうなことではございません。それはそれなりにそのときそのときの社会経済情勢もあり、客観的な情勢もあったものではございますが、しかしながら...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 消費税法案に関しましては、野党の御提案に対する不備もかなり指摘されておるようでございますが、土地基本法問題につきましては、私はまことにうんちくを傾けられた御提案であったというふうに評価いたしております。これは何も消費税の法案にけちをつけているわけでも何でも...全文を見る
○国務大臣(石井一君) これはもう本当にすべてのこの法案を網羅した一つの目標を定めた政策目標だというふうに認識をいたしております。  それからまた、衆議院及び参議院の過程で出てまいりましたいろいろの問題、公共の福祉優先、金融上の措置、住民の意見の反映、高度利用、宅地の供給、公的...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 謙虚に柔軟にひとつ対応させていただきたいと思います。
○国務大臣(石井一君) 地価を適正にする。下げるという問題は大変難問ではあろうかと思いますが、私はそういうことがなければ基本法をつくった意味がない。したがって、基本法ができました後にいかなる実行法、あるいはまた政府が不退転の決意でやるか。これまでのようなマンネリの行政の中で後追い...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は弁解をしたり弁護をしたりするつもりはございません。ただ、村沢先生、私は前回の答弁で、土地がこれ以上暴騰を続け、また不動産関連の融資がこれ以上額をどんどんとふやすというようなことになれば、公表もするべきであり罰則も加えるべきである、こういう趣旨の答弁をい...全文を見る
○国務大臣(石井一君) だから、私のポイントにつきましても、これは政府一体でございますので、ひとつ御了解いただきたいと思うわけでございます。
○国務大臣(石井一君) 調整役として十分責任を果たしたいと、そういう気持ちでおります。  余り長く申してもどうかと思うのでありますが、建設省の大綱案は建設省としての意欲を示したものであり、それなりに評価をすべきであると思うのであります。ただ、これを調整していきますときに、大蔵省...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 理想的には行政を一元化するということも必要でありましょうけれども、現実にはなかなかそうはいかないということは専門家の委員としてもよく御理解をされておるところでございます。  したがいまして、今後土地関係閣僚会議をフルに活用するとともに、今度この基本法から...全文を見る
○国務大臣(石井一君) いや、それはもうただいまの答弁に含めておるつもりでございます。各省との連絡調整を十分にやるということがそれに含まれておるわけであり、この施策にのっとりましてそれを着実に実行してまいりたいと思っております。
○国務大臣(石井一君) 社会資本整備の観点からも大変重要な指摘であると認識いたしております。
○国務大臣(石井一君) これも簡単に答えますとちょっと誤解が生まれ、またくどくどとやりますと非常に後ろ向きになる問題でございますが、当然意見としては行政組織の見直しが行われる際に、土地政策の総合的推進という観点に立って行われることが最も望ましい、私はそういう認識を持っております。
○国務大臣(石井一君) 実は先日の答弁は官僚資料になかったものでございますが、土地局長は今ああいうことを言っておりますが、確かに考えないけませんなと私に後で申しておりました。こういうことを答弁するのはどうか、いささか脱線ぎみですが。  私は、政治家として考えたのですが、片一方の...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は、土地の議論をいろいろいたしておりまして、実は首都機能移転という問題は別の問題だと思っておりましたが、これほど重要な土地政策に資する提案というものはないなあというような実は個人的な感じを、審議を通じてもそういうことをひしひしと感じた次第でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私は、基本法が成立する前に建設省が非常に意欲的な案を提示された、このことをそれなりに評価いたしております。  先ほども議論がございましたように、各省との十分な連絡調整がとれていない一面もございますし、特に地方公共団体の利用計画とかあるいはさらに住民のコン...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 現在の異常な土地騰貴から資産の格差が増大し、そして持てる者と持たざる者との格差が著しいものになり、不公平な社会になっておる。こういうことになりますと、これはもう大変重要な問題で単なる住宅問題ではない、こう考えるわけでございます。  また、最近、公的主体に...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 土地対策上の貴重な体験であり、これを今後こういうことがないように生かしていきたい、そういうふうな感じを受けるわけであります。これは東京の超一等地と申しますか、そういう意味ではある意味で例外で、こういうふうなことが常に起こるとは思わないわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) もう当委員会が衆議院を入れて十回目の審議でございますが、この問題を取り上げられましたのは白浜委員初めてでございます。  実は私、このデータを調べまして、なるほど五十八年、五十九年、六十年ごろに一万数千件あったものが、六十一年一万八千件、六十二年二万一千件...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御指摘になっている問題は、供給のコストと取得の能力のアンバランスからくる庶民の取得能力がもう既に現在の土地の価格あるいは住宅の建設、その所在ということを考えた場合にはそこにギャップができてしまっておる、こういう御指摘でございます。したがって、土地基本法を制...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 確かにこれ、私も関西の男でございますので、大変大阪としては超一等地と申しますか、重要な商業地域と申してもいい場所でございます。自然的、社会的環境を考えますと、平家建てがありますよりも、そこがもう少し商業化されますとか、高層化されますとか、高度利用をされた方...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 非常に理論的にお話を構成されておるわけですが、政府は何もその地上げ屋に対してこの法案の文面を提示し、地上げ屋がそれに従ったわけでも何でもないでしょう。  それから、もう一つごちゃごちゃになっておりますところは、まず第一にその場所は、自然的、社会的、経済的...全文を見る
○国務大臣(石井一君) だから、土地の基本法とごちゃごちゃの地上げ屋と一緒にしてもらう必要はない。それは別の問題として処理するべき問題で、基本法があるから地上げ屋がやるなんというのは、これはちょっとやっぱり論理の飛躍も甚だしい、私はそのように承りました。
○国務大臣(石井一君) まず、融資の問題に関しましては、本法によりまして、新たに第四条におきまして投機的取引の対象としてはこれは処罰の対象になるということを明記しておるわけであります。今もろもろ申されましたときにはこの法律はなかったわけでございますから、これだけでも新しい法制度の...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 固定資産税の評価は、ただいま専門的な立場から申しましたが、一言で申しますと、地価の高い東京などでは低く見積もられて、地価の余り上がってない地方では高く見積もられておる。ところがそこがもっと著しい状況になってきておるということで、本当は評価の一元化などをやり...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 重要な基本法でございますので、できれば即日にでも発効するように措置をとりたいと考えております。
○国務大臣(石井一君) 沖縄は南国で、日本の国土の中でも非常に特異なところでございまして、ただいま御指摘になりました三つの基本問題があるでしょう。特に本土からの金余り現象による先行買い等々によります悪影響。それが県民の生活に及ぶというようなことにならないように、国土庁としては今後...全文を見る
12月11日第116回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○石井国務大臣 ただいま御決議のありました地価対策につきましては、従来から所要の措置を講じているところでありますが、御決議の趣意に沿い、政府一体となって今後ともより一層の努力をしてまいる所存であります。
12月13日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(石井一君) まず、移転の時期、方法等についてでございますが、既に当委員会でも一部御答弁をしたところでございます。移転先の整備が整い次第、逐次速やかにこれを移転する。そして、その候補地として港北ニュータウンでございますとか、みなとみらい等々かなりの開発造成地がございます...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいまの答弁の引き継ぎでございますが、私は村沢先生のおっしゃるとおりだと思います。会計法が存在いたしておりましても、公共用地の拡大ということは基本法の基本的な精神の一つでございます。  したがって、まず第一には、地方公共団体等々に随時契約と申しますか適...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は私は留学生活を続けてきた者でございますが、例えば、今後専門家が検討されるべきことでございますが、ワシントンとニューヨーク、こういう都市が現実に存在いたしております。ワシントンは約二百年前にそういう機能だけを分離してつくったものでございますが、我々政治家...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 実は当委員会で、私は過去の政策につきましていろいろ反省もいたしてまいりました。しかしながら、やむを得ぬ国際情勢、国内情勢も同時に指摘をしたところでございます。いずれにいたしましても、現実が大変深刻である、こういう認識のもとに、過去の反省の上に立ちまして、し...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 今回の土地基本法から総合的なもろもろの重点政策、特にそこにうたわれております基本理念を具体的に実施していくことによって、勤労者にとって負担可能な範囲の住宅価格、家賃というものを形成していかなければ、額に汗して働く人々に報いる政治ということにはならない。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 村沢先生がおっしゃいますように、確かに明確に二〇%の差がございます。これは大変シビアなことだと我々は認識しなければいけません。恐らくアメリカ、イギリス、西ドイツ等々の西欧の国々では土地に対しての考え方がおおようである。それに比べて我が国の場合は、土地に対す...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 私の答えを十分聞いておられませんので一言だけ。  今後さらに情勢が悪化いたしました場合には、この問題は深刻な問題として受けとめてまいりたいと思いますが、ただ単に公表するかどうか、黒か白か、こういう答弁になりますと、これはなかなか技術的な問題も入ってくるよ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) やや各論に入っておる重要な問題でございますから、もう先生はよく御存じのところでございます。問題点はやっぱり固定資産税という問題だと思うのであります。他の部分におきましては、相続税でも、まあ一生に一回というようなことでございますし、ある程度の均衡化、適正化は...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 御指摘されておりますのは正論でありまして、建設省もそういう方向を考えておりますし、国土庁もそれを真剣に検討いたしておるわけでございます。農地の宅地並み課税という言葉が誤解を生むわけでありまして、私たちは農地を宅地並み課税しようとは考えておりません。農地を適...全文を見る
○国務大臣(石井一君) まず基本的な姿勢、政府はそういう姿勢を示すということに一つ意義があると思います。  第二に、多極分散型国土形成法等でも業務核都市という考え方を入れておりまして、東京三区のオフィスビル等の需要が余りにも急激なために人口がどんどん減っておる。しかしながら、こ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 先生御案内のとおり、七省庁で独自の法案を検討しておりますし、関係省庁が十省庁ございます。私はこの間の質問をお伺いしまして、その後直ちに担当官を呼びまして、この問題につきまして意見を交換いたしました。  要はほとんどのコンセンサスがこれは推進するべきであり...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 当委員会での御議論を踏まえまして私は具体的な指針を出したいと、そう今思っておりまして、関係各省また部内でも今真剣に協議をいたしておるところでございます。過去繰り返し繰り返し調査が行われてまいりました。しかし具体的なものはございません。今回必要なことは、移転...全文を見る
○国務大臣(石井一君) 確かに一考を要する問題だと思います。今後の検討課題ではあろうかと思いますが、固定資産税は御承知のとおり行政サービスに対する受益関係に着目して毎年課税するものでありますから応益的な税であり、所得税のように応能的な税ではないという基本的な性格がございます。 ...全文を見る
○国務大臣(石井一君) ただいま土地基本法及び国土利用計画法の一部を改正する法律案につきまして、本委員会において熱心な御審議の上、御可決いただき深く感謝申し上げます。また、附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。  本法案の審議に関し、委員長を...全文を見る