石崎岳

いしざきがく



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開催日 会議名 発言
03月23日第147回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○石崎委員 おはようございます。自由民主党の石崎岳でございます。  きょうは、三人の参考人の皆様方、児童虐待問題について貴重な御意見を賜りまして、心から厚く御礼を申し上げたいと思います。  また、全国児童相談所長会が非常にタイムリーにこの問題についてのアンケート調査をおまとめ...全文を見る
○石崎委員 きのうも私、この問題に取り組んでいるある方とお話をさせていただいたのですけれども、児童虐待というものが日本の中でふえているのだろうか、相談件数的には大変ふえているのですけれども、実態として、昔も今も、数値的にどうなのかということを、ちょっときのうも話し合ったのでありま...全文を見る
○石崎委員 児童虐待の背景、要因としては非常に複雑なものがある、現代性もある、親の問題もあるということの中で、児童虐待を第一次的に扱っている児童相談所の機能として、そういった子供だけではなくて、その背景にある家族、親に対するフォロー、ケア機能というものが今の児童相談所の体制に備わ...全文を見る
○石崎委員 飯島参考人に引き続きお伺いしたいのですけれども、先ほど、児相の業務全体の中で児童虐待の取り扱いがふえているというお話があった一方で、一両日以内に対応するというお話がありましたが、人員体制的には多分ふえていないと思うので、相談件数がふえている一方で、一両日以内に緊急対応...全文を見る
○石崎委員 大久保所長にお伺いしたいのですけれども、先ほどのアンケートに基づいてちょっと質問をさせていただきたいと思いますが、二ページの「要望項目の趣旨・理由」の中の(3)、通告義務について、これも随分我々も議論をしてまいりましたけれども、この中に、「通告しないことに対しての罰則...全文を見る
○石崎委員 広岡参考人、例えば虐待防止センターが通告義務者、罰則を科せられる通告義務者に入るとは思えないんですけれども、もしそういう立場で例えば罰則をかけられたとしましたら、どうお思いになりますか。
○石崎委員 この通告義務についてちょっと視点を変えまして、通告義務を強化した場合に、例えば虐待をしている親、そういう人たちが通告にさらされるといいますか、一方的な立場になる、通告される側になる、親が知らないところで通告されるということで、一方的な権利侵害、あるいは親子関係にひびが...全文を見る
○石崎委員 これもよく言われていることですけれども、通告がふえたら児童相談所は対応できるのかという点です。大久保参考人にお聞きしたいのですが、そういう通告義務を強化することによって相談、通報がどんどんふえた場合に、児童相談所が対応できるのかどうか。  児童福祉司の配置基準、人口...全文を見る
○石崎委員 それから、アンケートの二ページの「(4)介入機能と相談・支援機能の役割分担」、これも大変議論になっております。児童相談所自身が強制的な介入もし、そのフォローもするということで、二つの異なる機能を同一の機関が、あるいは同一の職員が担うことの無理という点が随分指摘をされて...全文を見る
○石崎委員 これは、現場の一線におられる飯島参考人はいかがでしょうか。
○石崎委員 ここは先ほど広岡参考人からも、ある意味では児童相談所批判といいますか、児童相談所の現状に対する批判というものも出ておりましたけれども、親に対するケアあるいはそのフォローについての専門性ということについても広岡さんから御意見が出ておりましたけれども、今、介入と支援・相談...全文を見る
○石崎委員 昨年の当委員会での決議においても、関係機関との連携ということを強く決議に盛り込んでおります。今、広岡さんからもお話がありましたけれども、大久保参考人、その後、関係機関との連携体制というのは強化、進展をしておりますか。
○石崎委員 私の地元の方は、研修を合同でやってはどうかという御意見を申されておりました。そうすることによって、具体的ケースに対応する連携の仕方というものは習熟をされていくという御意見を述べられておりましたけれども、飯島参考人、関係者がこの虐待問題について合同で研修をするという必要...全文を見る
○石崎委員 かわりまして、(5)の立入調査について具体的権限を付与してほしいという御要望でありますけれども、具体的権限というのは、つまり、施錠を壊すというような、そういうことを警察に依頼する権限ということでしょうか。具体的権限の中身について、何か具体的にもっと踏み込んだ、あるいは...全文を見る
○石崎委員 この立入調査についてよく言われることですが、二十八条と二十九条との関係ということで、二十八条のためのという制約、目的というものがあった方がいいのか、ない方がいいのか。この点についても、大久保参考人、お聞かせください。
○石崎委員 (7)の親権についてお聞きします。  親権の一部、身上監護権の一時停止という措置が必要だという御主張であります。  この問題は大変デリケートで、民法の問題は大変難しい問題を含んでおりますけれども、我々も理事者間あるいは与党内で議論する中で、法務省は現行でも、家庭裁...全文を見る
○石崎委員 その親権剥奪あるいは一時停止の対象になるような親は、一時停止ということは将来それを復活させるという意味が含まれているわけでありますけれども、飯島参考人にお聞きしますが、そういう親権を失わせる、そういう議論になるような親が将来また子供と一緒になる可能性というのはあります...全文を見る
○石崎委員 そういう点では、広岡参考人にちょっとお聞きしたいのですが、児童虐待の事例、相談の中で実際に親子分離される例というのは一部ですね、ごく一部。本当に親権を剥奪されるというのはそのまたごく一部だと思いますけれども、いろいろな相談をお受けになっていて、そういう相談の過程の中で...全文を見る
○石崎委員 私、札幌で聞いたら、親子分離するのは全体の一割だと聞いたのですが、分離しない方がいいんだという考え方もありますね。今広岡参考人に聞いたら、分離した方がいい場合も多く考えられる。  これは児童相談所の担当の職員の方々の考え方、方針に密接にかかわる部分だと思いますけれど...全文を見る
○石崎委員 大久保参考人にお聞きしたいのですが、親に対するケア、フォローアップというものを法的に明確に位置づけるということが必要でしょうか。例えば、家庭裁判所によってそういう命令を発する、あるいは、親子分離を解除する条件とする、あるいは、親権の例えば一部停止、一時停止というような...全文を見る
○石崎委員 それから、要望事項にはないのですが、我々の理事の間の議論の中で、よく児童福祉司、任用資格の厳格化という議論が頻繁に出てまいりますけれども、十一条、十六条の「準ずる」というところの規定、これを厳格に適用して、この「準ずる」という規定を排除する、すぐに排除するんじゃなくて...全文を見る
○石崎委員 まだ質問を予定していたのですけれども、時間が参りましたのでこれで終わりますが、今三人の参考人のお話を聞いておりますと、大変難しい根深い問題に対応する現状の体制というものにまだまだいろいろな不備があるというふうに感じております。今、理事者間あるいは与党内で法律整備の議論...全文を見る