石関貴史

いしぜきたかし



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石関貴史の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第164回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○石関委員 民主党の石関貴史でございます。  大臣におかれましては、もともと法曹界に身を置かれ、そして、本委員会におかれましても大変な御経験をお持ちであり、御活躍をされてきたということにまず敬意を表しまして、そして、その経験に基づいて、本当に強力なリーダーシップで法務行政をリー...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  大臣就任の抱負を語るという一番最初の記者会見の席において、死刑執行という法務行政の本当に中心に一つあるべき重大な問題について発言をされたということでありますが、これをわずか一時間で撤回と言っていいんでしょうか、当初サインはしないというふうに...全文を見る
○石関委員 報道もされておりますし、御発言もされております。大臣、浄土真宗の東本願寺派の御門徒であるということでございます。かつて、海部内閣において、左藤恵法務大臣、こちらの方も浄土真宗の僧侶、僧籍をお持ちであったということでありますが、この方は、大臣を退任されたときに、自分は在...全文を見る
○石関委員 もう一度確認しますが、左藤大臣の発言については御存じないということでよろしいんでしょうか。
○石関委員 冒頭申し上げたとおり、大臣、弁護士の資格をお持ちで法曹界におられるということでもありますし、こちらの委員会の経験も豊富だということで、私は当然、法務大臣に就任される方であれば、過去の大臣の足跡というものは相当部分承知をされて就任をされたんだというつもりでおりました。今...全文を見る
○石関委員 また今の御発言、御答弁で、ちょっと私もがっかりしたという感じで驚いた部分がございます。  自分の宗教観ですとか哲学に基づいての発言だということをはっきりおっしゃっているわけですから、私は、それはそれとして、今に至っても強固な宗教観、宗教的な理解というものをされて、そ...全文を見る
○石関委員 この目的についてもいろいろ効果、議論があるところでありますが、大臣のお考えはしっかり承りました。  それでは、刑事局長さんにお尋ねをいたしますが、法務大臣が死刑の執行命令書に署名捺印をする、あるいはしないということにおいては、大臣の裁量というものが許されているんでし...全文を見る
○石関委員 粛々と行うというのは、決まった手続、法令があるわけですから、これに従って、裁量権はなく、決まったものについては判こを押して実行していくということではないんでしょうか。
○石関委員 それでは大臣、今の刑事局長の答弁を踏まえて、裁量という言葉が適切かどうか、今、刑事局長からも御答弁があったのを考えると、ただしかし、サインをするかどうかということについては大臣の判断であるという御答弁だったと思いますので、判断をするということは、しないということがあっ...全文を見る
○石関委員 その適切にという、ケース・バイ・ケースというか、それを大臣が判断をされることが果たして可能かどうか、私はこれは疑問を持ってお尋ねをしているところであります。裁判の制度によって三審を経て確定した判決に対して、大臣がその刑の執行を事実上行わないという判断を、裁判の三審を経...全文を見る
○石関委員 大臣にもう一度お尋ねします。  今度、裁判員の制度が導入をされるということで、先ほどもこれに触れられた方がいらっしゃいましたが、これは一般市民の方が死刑判決の責任まで負う、また大変重い制度が導入されるということでありますが、一般の市民にそれだけの重責を担わせておきな...全文を見る
○石関委員 大臣のおっしゃる適切というのがどういうものか、ちょっと私理解できないんですが、また改めてお尋ねをするとして、先ほど申し上げた左藤大臣、この退任時の発言については承知していないということでありましたが、この前後に四人の法務大臣の方々、長谷川信さん、梶山静六さん、この左藤...全文を見る
○石関委員 大臣、私は大臣の揚げ足をとりたいという気持ちは全くありません。しかし、今、御答弁を聞いていまして、それほど、後藤田さんほど深く考えていなかったということをおっしゃって、これは私は大変な問題だと思います。  法務大臣に就任されるに当たって、この死刑制度、これに署名をす...全文を見る
○石関委員 法務に明るい大臣のお言葉とは思えないような、私、またちょっとがっかりいたしました。もしそういった部分を想定されずに受けたのであれば、これは大変問題だと思いますし、大臣でありますから、自分が明るくて、信念を持ってそれをやり抜こう、そういう職責を受けられるべきであって、法...全文を見る
○石関委員 刑事局長にお尋ねをいたします。  死刑の確定から、刑事訴訟法の四百七十五条第二項、これによりますと、原則として判決確定の六カ月以内に執行されなければいけない。法務大臣が死刑執行命令書に署名捺印すれば五日以内に執行される、しかし、実際には死刑確定から数年を経過して執行...全文を見る
○石関委員 今御答弁がありました刑事訴訟法四百七十五条二項、これは平均して今七年六カ月という御答弁でしたね、数年以上たっている。六カ月以内にしなければいけないことが、これだけの期間がたっている。私、先ほど慣例と申し上げました、これが適切かどうかわかりませんが、この点、法務省として...全文を見る
○石関委員 それでは、死刑制度について、世界の動向としてはどうなっているか。廃止をする国がふえているというのは私も承知をしておりますが、一度廃止をして、そして復活をさせた国があるのか、またあるいは、復活をさせようという動きが廃止をさせた国で起こったことがあるかどうか、これについて...全文を見る
○石関委員 大臣、もう一つだけお尋ねをしたいと思います。  世論の動向を見ますと、例えば、内閣府の基本的法制度に関する世論調査。死刑存続、これを望む方々の割合が大変増しているということでありますが、死刑を執行しなかったり、また、廃止についてこういった世論がありながら、大臣として...全文を見る
○石関委員 ありがとうございました。
03月10日第164回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  先ほどからの質問と答弁をお伺いしておりまして、裁判官そして裁判所職員の増員をしていく、この必要性については私もぜひふやすべきだという考えを持っておりますが、やはりその質...全文を見る
○石関委員 そうすると、明文の規定はない、厳重注意と注意というものがあるんだが、その規定はないし、どういう注意を出すかについても所長の裁量だという御答弁だというふうに理解をいたしますが、ということは、こういう注意を受けても、いわば、注意を受けた方がそこで恐れ入るという効果をもたら...全文を見る
○石関委員 それでは、今御説明があった処理規則第二十一条の注意については、昨年一年間で何件この注意が出されているか、お答えをお願いします。
○石関委員 最高裁としてもそこまでは、全部は把握していないということであります。  それでは、提出をさせていただいた資料、三ページ分がありますが、一枚目、最近の裁判官の不祥事例というのを集めさせていただきました。これは、マスコミで報道されたものをもとに集めさせていただきまして、...全文を見る
○石関委員 概略を御説明いただきまして、ありがとうございます。  しかし、これはいずれも、法律のプロの方である裁判官としてはとても考えられないようなミスをされている。特に二月十四日の東京地裁については、少年法の規定や解釈の部分もあるのかと思いますが、気がつかなかったということも...全文を見る
○石関委員 こういう注意を与えて、今の御答弁ですと、今後しっかりやってくれるだろう、こういう期待を持っていたということで、私はとてもこういう期待はこの方には全く持てないですね。退官されていますから、それはそれで結構なことだと思いますが、それでは、退官に当たっては、こういう司法の信...全文を見る
○石関委員 こういう社会的にも耳目を集めるような不祥事を起こして、退職金をもらって退官する、これ自体、私は大変な問題であるというふうに思います。  また、この方は四十二歳で、判事としてのキャリアも長い方だと思いますが、こういった特異な性向をお持ちだということがこの不祥事によって...全文を見る
○石関委員 具体的に承知をしていないということでよろしいんでしょうか。それは非常に国民の皆さんに不安を与えることだと思うんですね。裁判官の方は立派な方で、しっかり裁きを下してくれるということで我々もこの司法制度を信頼しているということでありますので、これまでに扱ったかもよくわから...全文を見る
○石関委員 答弁漏れがございましたので、標準の期間のようなものはあるのかどうか。それは全く個々の裁判所長に任せられていて、例えば、極端に言えば、いろいろ考えているので一年処分が出ないとか、そういうこともあるのかどうか。あるいは、できるだけ早く、迅速に処分を下すべきだ、こういった指...全文を見る
○石関委員 これは今、個別の不祥事例についてお尋ねをいたしております。大勢裁判官の方がいらっしゃって、こういう細かいことをという御意見があるのかもしれませんけれども、全くそれには当たりませんで、これは裁判官という大変重い職責を担われ、そして身分もしっかりと保証されている、良心に従...全文を見る
○石関委員 まさに法務大臣がおっしゃったような、質を向上して、立派な裁判官の方々を多くふやしていただいて、日本の裁判制度、司法制度、しっかりやっていただきたいというふうに切に希望しているところであります。  その資質向上について、先ほども研修のようなもので、知識や技術的なものに...全文を見る
○石関委員 そういった研修なりディスカッションをして研さんをしていくプログラムがあるというような御趣旨の御答弁だと思いますが、具体的には、個々の裁判官に対して、例えば、裁判官になったら必ず、裁判官をやっている間、下級裁判所、少なくとも十年やりますよ、その間に一回あるのかとか、頻度...全文を見る
○石関委員 任官後にはそういった、しっかり立派な裁判官になっていただくということもサポートはしているんだということだと理解をいたします。  それでは、そもそも裁判官に任官をされる前、司法試験に合格をして修習生になる、今一年半でしょうか、修習の期間がございますが、それから任官、裁...全文を見る
○石関委員 最短の人であれば、大学在学中にも司法試験というのは受かりますし、それで司法修習を受けて、大体、最短の距離で行くと何歳ぐらいで裁判官というのはなれるものなのか。またあるいは、うんといろいろな経験もされたりして、年配の方でも裁判官になられるという方もいらっしゃる、これは弁...全文を見る
○石関委員 これは我々政治家も同じような部分、若ければいいとか年がいっていればいいというものではないと思いますが、二十三歳とか、全く社会的な経験を経ずにこれだけの重責を担えるというのは、神様みたいな人じゃないとなかなかできないのかなという不安も一方で覚えます。今、学校でも、やはり...全文を見る
○石関委員 大臣おっしゃるとおりですので、司法全体の中でそういったものをしっかり高めていっていただきたいというふうに改めてお願い申し上げます。  また、下級裁判所の裁判官の任期というのは十年間ということであります。十年たつと指名諮問委員会という中で適切な方かどうかということが諮...全文を見る
○石関委員 これは処理の能力ということですが、まじめな人で一件一件一生懸命考えて、能力は極めて高い。裁判官になれる方ですから、しっかり試験も通っている。まじめにまじめに自分の正義というものを考えて、一件一件まじめにやっていく方と、これは早ければいいんだということはないとは思います...全文を見る
○石関委員 ありがとうございました。  ほかにも提出した資料の中、定員の枠には入っておりませんが、職員ですとか執行官の方が競売の調査中に社交ダンスを踊っているとか、とんでもない例がこれに出ております。小さな事件ということには、これは司法という本当に威厳を持って国民の信頼を得てや...全文を見る
03月22日第164回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  質問させていただきます。先日の審議の答弁も踏まえて、しっかりと質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  一点目に、まず、外国人の人権との関係についてお尋ねをします。  過去に、一九九二年に廃止をされました指紋の押捺制度、...全文を見る
○石関委員 それでは、日弁連の指摘については承知をしているけれども、そういうものがあってもしようがないんだ、この法案、テロの防止をすることが大事であるから、それは御意見として承ったけれどもそこにとどめておくということでよろしいんでしょうか。
○石関委員 大臣のお考えはよくわかりました。  今、御答弁の中でありました、アメリカで既に導入をされているシステムだということでありますが、ほかにも検討されている国があるという御答弁がありました。実際に、どの国が、どのくらいのレベルまで検討を進めていらっしゃるのか、詳細をお尋ね...全文を見る
○石関委員 検討がどのくらいの段階まで進んでいるか、これは承知をされているんでしょうか。
○石関委員 確認を申し上げますが、そうすると、出入国の水際でやるというのは、まあアメリカが既に導入されて、日本でやるということであって、他国においては違う段階で行うということで検討を進めているということでよろしいんでしょうか。
○石関委員 これは、情報を各国の当局とやりとりするということもあり得るわけで、アメリカだけが既に導入をされていて日本がそれに追随をするというか、日本でも独自にこれはやらなければいかぬということで進めるということでありますが、情報をやりとりするわけですから、各国の状況も見きわめて進...全文を見る
○石関委員 副大臣の意気込みはよく伝わってまいりました。  それでは次に、この法案の目的についてお尋ねをいたします。  先日も同趣旨の質問がありましたが、この法案の目的については、テロ対策というのが目的なのか、あるいは犯罪捜査が目的なのか。これは、提案理由の説明ではテロ防止、...全文を見る
○石関委員 主たる目的がテロの未然防止だということですから、リピーターを防ぐとか不法滞在の対策とか、こういった部分に関しては従たる目的というふうにとらえてもよろしいんでしょうかね。主たるものと従たるものということですから。  であるのであれば、結果として、大きなテロの未然防止と...全文を見る
○石関委員 これも、先日漆原委員から御指摘がありましたし、私も同じように思いまして、改めて申し上げたいと思うんですが、であれば、両方、提案理由説明、趣旨説明の中でそのことについても十分に触れられたらよかったかなというふうに思います。そうでないから、こういう主たる、従たるとよくわか...全文を見る
○石関委員 随分広範な目的が実はあるということだと今承知をいたしますが、それでは、やはり十七日の審議で政府参考人の三浦さんの御答弁で、おおむね一年間に六百万人から七百万人の外国人が対象になるというふうにおっしゃっています。これらの外国人の上陸時に取得した個人識別情報をすべて個人単...全文を見る
○石関委員 これはもう一度確認しますけれども、そうすると、主たるとか大きな目的というふうにおっしゃいましたけれども、本来の目的としては両方あって、テロの未然防止と同時にリピーター、同じような大きな目的で二つを抱えているということでよろしいんでしょうか。どっちの方が重みがあるという...全文を見る
○石関委員 そうすると、主従というよりは同じような目的だ、同じだけ重みのある目的だというふうにとらえてよろしいんでしょうかね。  これは、出入国時の本人のリスト、情報と、それから、いわゆるブラックリストですとかそういったものと照合して、大丈夫な人は上陸していいですよ、こういうシ...全文を見る
○石関委員 請求を受けた後の扱いについては、どのように考えていますか。
○石関委員 それでは、手続的に認められるということでありますし、こういう申請があった場合は、これを受けて個別にその場で判断をするということでよろしいんですね。確認をしますけれども、あらかじめこういう方針とかそういうものでなくて、請求を受けたら、その段階で個別にしっかりと審査をする...全文を見る
○石関委員 それでは、個人情報を採取して、その後、いつまでこれを保有して保管しておくんだということについてお尋ねしますが、これは法律の中に明文の規定がありません。採取後いつまでというのがありません。出入国審査が水際で防止をするということであれば、終了した時点でもいいのかもしれない...全文を見る
○石関委員 そうすると、これは今の段階では、いついつということは全くわからないということでよろしいんですか。
○石関委員 これだけ個々人にとって大変重要な問題、情報を、法案を今改正の審議をされている段階でいつまでだかわからない、これでは国民の皆様はとても納得しないと思いますけれども、これで、ああ、そうだそうだと国民の皆さんも納得いくと思ってこの法案を提出されているのかどうか、改めてお尋ね...全文を見る
○石関委員 滞在中は当然保有をするというのも、これは私はとても当然ではないと思いますので、テロの未然防止ということであれば、入国審査が終わった段階で消去することも十分考えられることでありますから、これはとても当然というふうには受け入れられません。  繰り返しになりますけれども、...全文を見る
○石関委員 アメリカの入国者がふえたとかなんとかというのは、それはいろいろな要因があるんでしょうから、これを入れたから激減したとか、そういうふうに簡単に言えるものではないんだと思います。それに、今の御説明を伺っていますと、だれだれが言っているとか、御自身の希望するところはわかりま...全文を見る
○石関委員 ちゃんとこれを管理しますので信用してください、別の法令なんか要りませんよ、こういう御答弁かと思いますが、大臣、それでよろしいですか。
○石関委員 しかし、最近、法務省だけでなく、今大変な問題になっております個人情報の役所からの流出ですね、法務省においては受刑者とか未決拘禁者の個人情報、これが大量に流出をしたという事件がありました。  今、大丈夫だというふうにおっしゃられても、現に今現在、情報の管理とかそれに対...全文を見る
○石関委員 ウィニーのようなそういうソフトによって、これだけの情報が流出してしまった。今、認識の不足ですとか体制の不備というものがある段階で、それが解決し切っていない段階で、違うシステムだということでありますが、私はこの情報の管理について大変な懸念をしておりますので、そのことをし...全文を見る
○石関委員 今の部分をもう一度お尋ねいたします。  そうすると、捜査関係事項照会書ですか、これが出された場合には、改めて、どんな基準でこの照会に応じるのか、また、どんな被疑事実でも照会に応じますよということなのか、こういう基準があってこれでやるんだということなのか、お答えをお願...全文を見る
○石関委員 それでは、例えば、今の、警察等の捜査機関からの照会で、犯罪現場の遺留指紋との照合を行いたい、指紋が残っていたので、これとの照合を行いたいので、入管から外国人の指紋情報をすべて提供してくださいよ、こういう照会、依頼があったときには、法務省としてはこれに応じるんでしょうか...全文を見る
○石関委員 それでは確認いたしますけれども、遺留の指紋があって、これと照合したいと、では、入管が持っているデータを全部見せてくれ、全部に照合したいんだというようなことは、今のお話では、現在のところ想定されないということでよろしいんですね。
○石関委員 そうすると、個別の案件によって必要性を判断される、しかし、それについての明確な基準はないということでよろしいですね。
○石関委員 目的とか目的外とかありましたけれども、結局のところ、基準はなくて個別に必要性を判断するということでよろしいんでしょうか。もう一度確認をいたします。
○石関委員 では、基準はない、個別に判断をするということですから、大変、恣意的な判断をされるんじゃないかなという不安も今抱きました。  もう一つ、出入国管理及び難民認定法の六十一条の九、この運用についてお尋ねをいたします。  この規定は、昨年の改正で新設をされた、外国の入国管...全文を見る
○石関委員 それでは、例えばの例で幾つかお尋ねをしたいと思いますけれども、テロリストかどうかというのは我が国ではよくわからないけれども、外国の入管当局から情報の提供をしてくださいという要求があれば、例えば対象者の指紋情報、入出国の情報、在留情報、こういったものをそれぞれ提出するこ...全文を見る
○石関委員 今、具体的なことがないのでわからないということですけれども、でも、どういうことがあるのか想定はされているべきだというふうに思います。  今の情報の交換の形式ですけれども、例えば、だれだというのがよくわからないけれども、いつからいつまでに入国したとか、そういった情報を...全文を見る
○石関委員 では、常識に従って、ないというふうに理解してよろしいですか。
○石関委員 ないというふうに明確におっしゃっていただきました。  あと、今回の改正案の中で、特別永住者というのは対象外になっているんですね。ただ、永住者は対象外になっていないということで、これはアメリカのUS—VISITのシステムにおいては、永住権を持っている人は対象にならない...全文を見る
○石関委員 ちょっと観点を変えて、現在の入管行政の問題点についてお尋ねをしたいと思います。  一つ、これは事例ですけれども、二〇〇四年の十一月、西日本入国管理センターにおいて、ベトナム人女性二十九歳、ペルー人男性四十二歳、これが入管の職員によってす巻きのように縛られて、女性は手...全文を見る
○石関委員 戒具を使用することができる、これは入国警備官ですね、戒具というのはどの程度の、す巻きの認識というのも人によって違うのかもしれないですけれども、す巻きのような状態ということですから、ぐるぐる巻きにされたり、実際、人権関係の団体が実演もしているということでありますから、ど...全文を見る
○石関委員 これは、今御説明がありましたけれども、もっといろいろな事例があって、いろいろな批判もされていると思いますけれども、また別の機会でお尋ねをしていきたいと思います。  またちょっと変えて、これは主にフィリピン人を対象にした入国資格の件ですけれども、これは十八年二月一日の...全文を見る
○石関委員 この中で業界団体のコメントも出ていますけれども。今、そんなに変わらないんじゃないか、全国平均が七〇%で、東京は六六だから四%しか違いませんよという話ですけれども、これは業界団体のコメントで、各入管によって判断基準が異なっている可能性があると大変批判をしているんですね。...全文を見る
○石関委員 理由は今のところはわからないということですけれども、理由があるのなら、後で結構ですから教えてください。基本的にはこういった情報というのは公開が基準だと思いますので、何で公開をしていないのか、そのことがあらぬ批判を呼んでいるのだとすればこれは失敬な話ですから、しっかりと...全文を見る
○石関委員 役所がこうやって、事務連絡であっても文書で出すというのは大事なことであります。軽微なことについてはこういうことをしないということでありますから、よほどの苦情が寄せられているというふうに拝察をしますし、このことに大変懸念をしております。  まず、入管行政で、外国の方に...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  今の同僚議員の質問とそれから答弁、釈然としない部分が大きいように思います。  我々も、テロの未然防止ということは、先ほどの民主党修正案の提案理由説明でもありましたが、これは必要な措置であり、しっかりやっていかなきゃいけないということであり...全文を見る
○石関委員 それでは、民主党の修正案については、この省令に委任するというのを削除するということになっておりますが、その趣旨、考え方を詳しくお尋ねいたします。
○石関委員 わかりました。  それでは、採取をした指紋の利用についてお尋ねいたします。特に、指紋の採取については、かつて、審議の中でもたびたび質問がされました、外国人登録法による指紋押捺の強制が、これは人権侵害である、こういった強い批判を浴びて廃止をされたという経緯がございます...全文を見る
○石関委員 それでは、指紋の採取の方法についてお尋ねをいたします。  この審議の中でも人さし指でとるという答弁があったかというふうに承知をしておりますが、それぞれの右手、左手の人さし指でとるのかということの確認と、あるいは、先天的、後天的、いろいろな理由で指を欠損していたり、手...全文を見る
○石関委員 先ほど申し上げたんですが、手が欠損している方や、人さし指だけではなくて、それぞれの指が欠損している方というのもいらっしゃると思います。どのようなルールになっていて、また、今回、指紋の採取ということが法案にありますので、人権上の観点から十分な検討がなされたか、この二点に...全文を見る
○石関委員 人さし指が欠損していればその次だということなんですけれども、具体的に今そのことをお尋ねしておりますし、それを含めて、人権上のこれは大変な問題ですから、検討がなされたかということをお尋ねしましたので、もう一度、しっかり御答弁ください。
○石関委員 具体的に、今、そういう不自由な方々について、どういうふうにやっていくかということは決まっていないということでよろしいんですね。これから検討していくというお話でありましたので、決まっていないということでよろしいか、確認をします。
○石関委員 これから詰めていくということですから、今、詰めていないということだと思います。人権上のこれは大変大きな問題でもありますので、これはしっかり事前に考えなければいけないことではないかなというふうに私は考えております。  それでは、民主党の修正案についてお尋ねをします。 ...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  それでは、採取した個人識別情報、この保存期間について、また改めてお尋ねをします。  どの程度の期間にするのかということについてですが、既に質問もありましたが、この問題について、法務省、外務省、また副大臣、そして入管局長、この間での意思統一...全文を見る
○石関委員 一定の期間というのがわからないというふうに申し上げているんですが、お答えをいただけないということだと理解します。  副大臣にお尋ねをいたします。  副大臣は、答弁の中で、七十年から八十年と副大臣の願望を述べられているというふうに思いますが、この中で、理論的に考える...全文を見る
○石関委員 全然、理論的に理解できません。  それでは、民主党案については、この情報の保存期間はどのようになっていますか、お尋ねします。
○石関委員 それでは次に、個人識別情報の利用の範囲についてのお尋ねをいたしますが、提出されている政府案では、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律、こういう一般法のルールに従うということになっております。  この一般法のルールでは、「保有個人情報の提供を受ける者が、法令の...全文を見る
○石関委員 それでは、民主党の発議者にもお尋ねをいたします。  利用の範囲、どのようになっておりますか。
○石関委員 次に、この識別情報の外国の入管当局への提供についてのお尋ねをいたします。  これは昨年の法改正で改正された部分でありますが、外国の入国管理当局に情報提供をするという規定が新設されたところであります。これについて、上陸審査時に外国人から採取した個人識別情報や、あるいは...全文を見る
○石関委員 それでは次に、自動化ゲートに関してお尋ねをします。  自動化ゲートにおける個人の識別情報、これをいつまで保有をするのかということでありますが、本人の意思に反して延々と保有がされてしまう、また、何に利用されるかということについて、修正案の発議者にお尋ねをしますが、この...全文を見る
○石関委員 次に、上陸審査時の指紋を含めた個人識別情報の採取、これについて民主党案は凍結というふうになっているんですが、その中で、採取する対象から除外をされる人というので民主党の修正案の中では永住者が除外をされております。これはどういう理由で除外をされたのか、お考えをお尋ねいたし...全文を見る
○石関委員 修正案の方が大変限定的になっていると全般に思うんですが、最後に退去の強制事由、政府案では「おそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者」というふうになっています。民主党案の方では「おそれがあると明らかに認められる者」、この両者の違いについて、最後にお尋ねをいたします...全文を見る
○石関委員 よくわかりました。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月05日第164回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  同僚議員から大変深く質問がありましたが、冒頭に、改めて私からも確認をさせていただきたいと思います。  法務大臣のこの代用監獄の存廃についてのお考え、同僚議員からも本当にるる、法務大臣からも御説明を受けましたし、警察からも受けたところですが...全文を見る
○石関委員 ちょっと私の問いかけに不明確な部分があったかなというふうに思います。私は余りこれをしつこくやるつもりはありません、同僚議員から十二分にありましたので。有識者会議の中で触れられたこと、今御答弁ありましたけれども、法務大臣として、理想というお言葉を使われておりますけれども...全文を見る
○石関委員 大臣の前の答弁を伺って、理想という言葉を使って、私、大変感銘を受けました。まさにこれは、政治家が理想を求めていく、あるべき姿を提示して、その実現を図っていく、これが政治家としてあるべき姿であるというふうに思いますし、法務大臣からそういうお言葉を聞けたということは、私は...全文を見る
○石関委員 現実だけではなくて理想を語られる立派な政治家である大臣に、私は、ぜひ踏み出して、何らかの対処を今始めていただきたいというふうに改めて思っております。  それでは、具体的に代用監獄の現状についてお尋ねをしたいと思います。  施設の数、これが幾つあるのかということ、そ...全文を見る
○石関委員 それでは、拘置所の方なんですが、拘置所に関して、ここに勾留されている被疑者の方々の割合というのは、統計を見ますと、平成十六年に一・七%と非常に少なくなって低下をしているんですが、一・七%、ここまで減った理由というのは、何でこんなに少なくなっているんですか、お尋ねいたし...全文を見る
○石関委員 最後の捜査と留置の分離が徹底されてきたかどうかということは、また後ほどお尋ねをしたいと思いますが、今の答弁を伺いますと、裁量であるからわからないと。総合的に勘案をしてということですが、わからないということなんでしょうか。推測をされて御答弁されたわけですけれども、端的に...全文を見る
○石関委員 わからないということだと思いますが。  それでは、拘置所の方がこれだけ減っていて、ただ、代用監獄というのは理想としても本来はあるべきでない、大臣もこのようにお考えになっているというところでありますし、なくすべきだというのが長い間論じられてきたわけですけれども、では、...全文を見る
○石関委員 場内から質問をしますけれども、何人になるんですか。
○石関委員 職員数は何人ですか。
○石関委員 詳細に見込額を計算していただいたり、ありがとうございました。  これは、ダム一つで八千八百億という一つの例として八ツ場ダムというのを申し上げたんですけれども、これだけかかりますよという話だったんですが、やはり理想に近づけるには、見積もりも大体こんなものでしょうという...全文を見る
○石関委員 これは必要なものだという認識をお持ちだと思いますので、財政事情の許す限り、積極的に頑張って、予算を獲得してやっていただきたいというふうに思います。  次に、大規模の留置場というものについてお尋ねをいたします。  大規模の留置施設というのは、本来、警察の施設として認...全文を見る
○石関委員 今、大変詳細な説明をいただきました。理屈を言えばそういうこともあるのかなというふうにも思いますが、しかし、法務大臣、今行革といって幼稚園と保育園も一緒にしましょう、こういうことをやっているわけであります。今、細々説明をいただきましたが、こういう大きな流れから考えれば、...全文を見る
○石関委員 これは問題が違うので、余りなぞらえるのも恐縮な部分もあるかと思いますけれども、まさに保育園と幼稚園についても、幼稚園は教育なんだということで文部科学省が所管をして、それの維持発展についてはそういう理屈を文部省なりにつけてきた。保育園についてはこれは厚労省だということで...全文を見る
○石関委員 それでは、先ほど同僚議員からもこの件で質問がございました。留置所と拘置所の振り分けですね。これについて、特に有識者会議の中で、重大犯罪や否認事件については自白強要のおそれがあるので、こちらの方は拘置所へ収容すべきだ、こういう意見が出ている。また、特に女性については拘置...全文を見る
○石関委員 それでは、今度は警察にお尋ねしますが、特に女性について、拘置所への収容を原則とすべきという意見も出ておりますし、私もこれはもっともなことではないかなというふうに思うんですが、これについては、警察としてはどのようにこの意見に対してはお考えになっておりますか。
○石関委員 委員長、定足数、足りないようなんですが。
○石関委員 それでは、今度は次のところをやりたいと思います。  先ほども質問が出ましたけれども、捜査と拘禁の分離についてしっかりお尋ねをしたいと思います。  十六条の三項、留置担当者は、その留置施設に留置されている被留置者に係る犯罪の捜査に従事してはならない。先日、柴山委員も...全文を見る
○石関委員 そのとおりであれば、これは法律にも、捜査担当者が被留置者の留置業務に従事してはならないというふうに書いた方がいいと私は思いますが、警察、いかがですか。
○石関委員 私も、そういったことをここの部分にそれでも明記をすべきだというふうに思いますけれども、今の御答弁を踏まえて、法務大臣は御感想としてどのようにお考えですか。
○石関委員 それでは、この留置担当者と捜査担当者、この関係について、それぞれがどの程度の権限を持っているかということをお尋ねしたいと思います。  例えば、国家公安委員会規則の犯罪捜査規範の百六十八条の三項、ここには「取調べは、やむを得ない理由がある場合のほか、深夜に行うことを避...全文を見る
○石関委員 いろいろ御説明がありましたけれども、ということは、留置の担当者というのは、捜査の担当者に、時間ですよと注意を喚起したり、そろそろ戻してくださいよと言う権限があるんだという御説明ですか。
○石関委員 今の御説明ですと、分離がそんなにしっかりされていないんじゃないかというふうに私は受けとめましたけれども、こういうことは、「留置業務管理者は、内閣府令で定めるところにより、」というふうに百八十四条にありますけれども、これは、先ほど申し上げた犯罪捜査規範とこの内閣府令、こ...全文を見る
○石関委員 それでは、具体的に、この内閣府令の中で定めるところ、食事や就寝の時間というのを定める、それで告知ということになっていますね。食事や就寝の時間帯というのは、具体的に何時というのを考えていらっしゃるんですか。
○石関委員 それでは、関連して、この捜査規範の百六十八条の三項、ここに「深夜」という文言があるんですけれども、この「深夜」というのは何時というふうに考えられているんですか。
○石関委員 それでは、十時か十一時とか十二時、日が変わる日なのかというのはよくわからぬということですか。
○石関委員 これは一般的とかだろうということでは、基準が私は非常に不明確だと思いますし、これは教習所のだろう運転みたいな、出てこないだろうとか、こういうことでは、私は大変大きな問題だと思います。ここがはっきりしないようでは、捜査と拘禁の分離というのが、形だけのものであって、しっか...全文を見る
○石関委員 これはしっかりやっていただかないと形骸的なものになってしまうと思いますので、しっかりやってもらいたいと思うんですが、先ほどからの御答弁を聞いていますと、一般的とかだろうということで、既にこの捜査規範というものが随分形骸化している部分があるのではないかなというふうに私は...全文を見る
○石関委員 先ほど、これは私、実際に聞きまして、そういうことがあったというのも確認をしているんですが、何の用件か言わずに、電話で来なさいと言うことは、全くこの規範の趣旨とは反しているというふうに思うんですが、このことはどう考えますか。
○石関委員 十二分にしっかり指導していただくと同時に、こういう批判が出ないように、この規範自体も私はしっかり見直していく必要もあるんじゃないかなというふうに思います。  またこれの関連で、刑事訴訟法の二百四十六条についてお尋ねをします。  法務省と警察にお尋ねをしますが、この...全文を見る
○石関委員 それでは、今度、警察庁にお尋ねをしますけれども、警察においては、捜査を完了した結果、罪とならないことが明らかとなった場合及び犯罪の嫌疑がないことが明らかとなった場合は送致を要しない、こういった解釈をされているんでしょうか。警察にお尋ねします。
○石関委員 それは先ほど申し上げた全件送致主義という原則に反していると私は思いますけれども、反していないというふうにおっしゃいますか。
○石関委員 いろいろなものがあるからということですけれども、まさに、いろいろなものがあれば全件にはならないということですから、私は、先ほどの法務省の答弁とは違っているように思いますけれども、いろいろなことがあるから送らない場合もあるんだということですが、今の答弁を踏まえて、法務省...全文を見る
○石関委員 今のは、同じことを警察庁も法務省も言っているというふうに理解をしてよろしいんですか。法務省さんにもう一回お尋ねします。
○石関委員 それぞれの御説明を伺っていてすっきりしない部分もありますが、いずれにしても、こういったものは刑事法制の大もとの部分でありますから、解釈に何か違いがあるような、こういったことがないように、しっかり詰めてやるべきだと思いますし、今回の法改正、先ほどの規範ですとか、そういっ...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  ただいま議題となりました刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、民主党・無所属クラブと社会民主党を代表して、提案理由を説明いたします。  今回の政府案の提案理由とされております、未決拘禁者等...全文を見る
○石関委員 未決拘禁者の留置施設への勾留が九八・三%、こういった現状にかんがみますと、代用監獄が全廃されるまでの間、徹底した留置業務と犯罪捜査の分離が必要と考えております。  政府案の十六条第三項、「留置担当官は、その留置施設に留置されている被留置者に係る犯罪の捜査に従事しては...全文を見る
○石関委員 御答弁申し上げます。  先生御紹介されましたとおり、国連の規則においても、女子の被収容者の取り扱いについては特に定めがございます。私どもといたしましても、やはり女性の被収容者等に対しては特段の配慮が必要であるというふうに考えております。  修正案においては、女子の...全文を見る
○石関委員 御答弁申し上げます。  一般面会における立ち会いですが、政府案においては、留置施設において、一般面会における職員の立ち会いもしくは録音、録画を一律に義務化をしております。しかし、拘置所における一般面会と同様に、罪証隠滅のおそれがない場合には、録音等を行わなくてもよい...全文を見る
04月18日第164回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。順次質問させていただきます。  最初に、警察庁にお尋ねをいたします。  これは先日、今非常に元気のいいかけ声をかけていただきました高山委員からも、四月十二日のこの委員会において、ウィニーを通じて起きた愛媛県警の捜査資料流出問題について質問があ...全文を見る
○石関委員 こういうマニュアルのようなたぐいのものはないということで、明確に御答弁をいただきましたが、個別のことですからといろいろ理屈を言われましたけれども、答弁できないということだったんですが、この「被疑者取調べ要領」というのがウィニーを通じて流出してしまいましたけれども、これ...全文を見る
○石関委員 情報流出に関して言えないということですけれども、公的につくっていないのならこれはにせものというふうにどう考えてもなるんですけれども、これはにせものというふうにおっしゃれないですか。もう一度。
○石関委員 調査中ということでありますから、しっかりその調査の行方も見守らせていただきたいし、調査が完了して、これはにせものか本物か、本物ではないということだと思いますが、こういったことについてはしっかり公表して国民の皆様にお知らせをいただきたい。にせものであるということであれば...全文を見る
○石関委員 先ほどのウィニーを通じて流出した本当かどうかわからない要領、こういうものが一つありますけれども、今お答えいただいたような犯捜規範の規定と、それから警察学校で教えているテキスト、こういった先ほど申し上げたような犯捜規範の心得にあるような精神というのがしっかり捜査員の方々...全文を見る
○石関委員 しっかりと教育をしているということですけれども、ただ、新人として現場に配置をされたときに、いざ捜査に当たって、今、犯捜規範とかいろいろありますけれども、感情に走るなとかいろいろ書いてありますけれども、実際その被疑者の方と対峙をしたときに、気合いで負けるとか、そういう場...全文を見る
○石関委員 それでは、個別のこのウィニーではなくて、一般論でお聞きします。  今、御答弁で、現場になったときそういうこともあろうか、親切な先輩だったらこういうふうにやれよとメモなりすることもあるかもしれないというふうに了解をしましたけれども、それが、こういうパソコンのウィニーと...全文を見る
○石関委員 わかりました。それが、一般的に考えれば普通のことだと思います。それが全くないというのは、これはおかしなことで、そういう可能性もあるのではないかというふうに私も思いますが、それでも、犯罪捜査規範とかこちらの方が徹底されていれば、こちらの方をしっかり教育してもらえばという...全文を見る
○石関委員 厳格化すべきところ、形骸化しているところを実態に即してしっかり整備するということを強くお願い申し上げます。  また関連で、先ほどのウィニーについてはお尋ねしましたけれども、愛媛県警のいわゆる流出問題というものについて、警察として現状把握している概要についてお答えをい...全文を見る
○石関委員 先日津村委員からも質問がありましたけれども、警察において公用パソコンの配備が大変おくれているということが、この前の質問でも明らかになりました。津村委員の質問、またマスコミの調査でも、約四割とか、定義によっていろいろあるんでしょうけれども、この前は、五割、私物のパソコン...全文を見る
○石関委員 ちょっとお答えが非常に不十分だと思うんですけれども、その手続というのは、何か規則があって手続をされているんですか。所属長の承認と、何か規則があって、こういう規則に適合すれば認められるのかどうかということと、質問の主眼は、そういった私物のパソコンで現場で調書が作成をされ...全文を見る
○石関委員 いや、よく答えていただいていないと思うんですけれども。  そうすると、公用借り上げになるかどうかというのは、登録して、例えばこれは公用ですよという印がつくとかいうことではなしに私物を使っていいという、今お答えを聞くと、何か非常にあいまいなような気がするんですけれども...全文を見る
○石関委員 今、現場のことをよく承知していないということで、大変不安を覚えるんですけれども。  そうすると、確認をいたしますけれども、私物であって公用の登録なり公用借り上げだということになっているパソコンというのは、情報が漏えいしないように持ち出しも禁止をされていたり、しっかり...全文を見る
○石関委員 よくわからないなんということがないようにしっかり徹底していただかないとこの流出というのは防げないというふうに思いますので、これはしっかりお願いをしたいと思います。  私物パソコンはありませんという役所もあるんだと思いますけれども、警察で、公用パソコン、公費で出して支...全文を見る
○石関委員 必要なものは必要ですから、しっかり頑張ってもらいたいと思います。  続いて、このウィニーというソフトですけれども、これを開発した方が著作権法の違反で逮捕された。逮捕されたのは二〇〇四年の五月であります。ただ、ウィニーの開発者を逮捕しておきながら、それ以後も警察の中で...全文を見る
○石関委員 通達を出されたのはいつですか。今私がお尋ねしたのは、二〇〇四年の五月にこの開発者が逮捕されたということですから、それ以後、速やかにそういった対処がとられたんだということをお尋ねしているんですね。通達というのはいつ出したんですか。
○石関委員 そうやってしっかり出しているにもかかわらず、それが徹底をしていない。現場ではこれが無視をされていたということですか。
○石関委員 逮捕されたウィニーの開発者の人からすると、何だよ、おれを逮捕しておきながら、みんな、警察で使っているじゃないか、こういうふうに思いますよね、とんでもないと。おれが便利なものをつくったら、みんな使っていますね、何だと思いませんかね。私ならやはりそういうふうに思うし、とん...全文を見る
○石関委員 優秀な人に、早くこういう世の中の不安を取り除くようなことをしっかりやってもらいたいなと思っております。  続いて、これは、きょう可決をされました刑事施設法改正案、この審議の中でもお尋ねをしたかった部分でありますが、ここでお時間をいただいて質問させていただきたいと思い...全文を見る
○石関委員 それでは、任命をする公安委員会について、公安委員の制度の全般についてお尋ねをします。  これは、先年行われた警察法の改正で、公安委員会に監察の指示権というのも新しく付与されたということです。また、先ほど申し上げた警察署の協議会というのができた。警察官の職務執行につい...全文を見る
○石関委員 これは、だれが補佐するかというのも大変問題になってくるだろうと思います。既にそういった指摘もあります。  私の地元、選挙区もあります群馬県の場合は、公安委員の方というのは三人なんですね。それぞれこの方々は、会社の役員の方、会社の役員の方、そして財団法人の理事長の方と...全文を見る
○石関委員 官房長、群馬にも勤務をされて、大変通暁されているというのは承知をしておりますが、今のお話を伺うと、当時から高齢化をしておりまして、さらに高齢化が進んでいるなという感じを受けます。  群馬の三人の方はもう本当に立派な方です。会社の役員であり、遺族会の顧問の方であったり...全文を見る
○石関委員 本当に大多数が、専門家ではなくて、国民の皆様の代表であり都道府県民の代表だということで、これはこれで結構なことですが、事務局は警察の方が全部担われているということですから、実際には、事務局のつくってきたものをはいはいという実態もあるのではないかなというふうに懸念をされ...全文を見る
○石関委員 本当に、大臣もお感じになって、大変貴重なアンケートであります、しっかりと生かしていただきたいというふうに思っていますが、これを見ると、実態として、弁護士と親族以外の面会は禁止をされている、運動も週二、三回、三十分程度である、日光が差し込まない独房が二十五カ所もあったと...全文を見る
○石関委員 これは日本弁護士連合会の資料なんですけれども、諸外国と比べて、弁護士連合会の調査においては、アメリカと韓国、そして台湾と拝見をいたしましたが、日本の場合は非常に厳しい、処遇が悪いというふうに私は感じました。アメリカと韓国、台湾は非常にオープンになっております。死刑囚同...全文を見る
○石関委員 ポーターさんの件は御承知おきいただいているということですけれども、冤罪だということをノースウエスタン大学の学生たちがしっかりと証明をしたということであります。  これは、外部のこういった学生たちが会いたいと言って、死刑囚に会えたために、彼らが実際に会ってみたら、これ...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  今のポーターさんの話は有名な話だそうなんですけれども、ことしに入ってもテレビで、私は余りテレビを見ないんですけれども、「アンビリバボー」という番組にも取り上げられて非常に議論、全く私はアンビリーバブルな話なんですが、こういう面会を許せばこう...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。
04月28日第164回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  細川委員に引き続いて質問をさせていただきます。  まず、法務大臣にお尋ねをいたしますが、先ほど細川委員への御答弁にもありました、大変長い時間を国会の中でこの審議に費やしてきた法案でございます。にもかかわらず、反対そして不安の声というものが...全文を見る
○石関委員 大臣が御答弁いただいたような答弁は、繰り返しこれまで政府の方からなされてきたわけでありますが、それを繰り返し繰り返しここでやられてきても理解がされていないということを私は問題にして、今、お尋ねをしているわけであります。  実際、マスコミの報道だけではなくて、そういっ...全文を見る
○石関委員 私、何もマスコミの報道が正しいとか、そういうことを言っているわけではありません。マスコミも、必ず正しい報道だけしているということではなかろうというふうに思います。ただ、そういった皆さんの声、マスコミの報道等を私も踏まえて、自分でも、これは国民の間に十分な理解まで到底至...全文を見る
○石関委員 心配要りませんよと言いたいというお言葉でありましたけれども、記者会見を行ってたびたびお話をされているということでありますが、そのほかに、大臣は、この法案を通そうということで具体的にはどのような努力をされてきたんでしょうか。こちらで御答弁をされる、記者会見を何度か開くと...全文を見る
○石関委員 その国民の皆さんの代表である国会議員の相当多数が納得できないという状況であろうと思いますし、また、先ほど、印象でというふうにおっしゃいましたが、印象ではなくて、具体的に行動されている方々がたくさんいる。そして、報道の皆さんもそのことを的確に、国民の皆さんの不安というの...全文を見る
○石関委員 御懸念がないようにということですが、御懸念が大変あるので、その立場で御質問申し上げているということであります。  継続になっている案件でございましたが、政府・与党はこの法律の改正の成立というのを大変急いでいる、性急に行っているというふうな印象を受けております。今回の...全文を見る
○石関委員 それだけ審議をしてきて、不安で不安でしようがないということを問題にしているわけであります。  今の同じ質問になりますが、外務省にお尋ねをいたします。  条約は承認をされているということでありますが、実質的な国内法の整備についてこれだけ大変な問題になっているというこ...全文を見る
○石関委員 各国とのいろいろなやりとりがあるんだと思いますけれども、具体的にお尋ねをしたのは、今回、この国会で通らないということになったらどんな問題、そんなに大変なことですか。お尋ねをいたします。
○石関委員 この条約の趣旨はよしということで承認をしているというふうに私は理解をしておりますが、実質、国内法の整備をするときに大変な問題があるので、これはそんなに性急に、無理無理に通すようなものではないのではないかなというふうに私は思います。  それでは、各国の状況についてはど...全文を見る
○石関委員 各国の状況はわかりましたが、やはり国内の状況、それから、これだけの問題があるということはしっかり踏まえてやることが第一義じゃないかなと私は思います。  先ほど申し上げましたけれども、この条約の趣旨、国際組織犯罪防止条約の趣旨を考えたときには、性質上、国際的な犯罪、い...全文を見る
○石関委員 それでは、与党の修正案の提出者に同じことをお尋ねいたします。  どうしてこの修正案には越境性の要件というのは入れていないんでしょうか。
○石関委員 それでは、この条約三十四条の二項についてお尋ねをします。  この経緯についてですが、この三十四条二項というのは初めから入っていたものか、途中で入ったということなのか。どこの国が提案をしてきたのか。反対する国はどうだったのか。どういう交渉の経過でこういう形になってしま...全文を見る
○石関委員 この交渉の過程にあった非公式協議でございますけれども、平岡委員もたびたび質問をされてきた内容でありますけれども、やはりこの協議の内容というのは法案の内容に密接につながっているものでありますから、私は、これは国民の皆様に納得をいただく、国会の中でも納得をいただくという中...全文を見る
○石関委員 配付のものでは何が何だかわからないということでこのことを要求しているわけであります。また、各国との外交の信頼というのも、もちろんこれはしっかりと確保していかなきゃいけない問題でありますが、そもそも、こういうことでは国民の皆様の信頼がまず全然得られないだろうと思っており...全文を見る
○石関委員 このことについてはよく理解ができました。ありがとうございました。  自首減免についてお尋ねをします。  これは、対象犯罪について広くこの自首減免を認めるということにした場合には、密告をよしとする社会的な風潮というのが引き起こされる、国家の品格どころではなくて、大変...全文を見る
○石関委員 非常に声だけ明快だったというふうに思いますが。  共謀罪規定が内容の規定がある、こういう不安が大変広まっていると最初から申し上げているわけでありますが、いわゆる内心の自由を初め、国民の自由と権利を不当に制限するおそれがある、こういう不安であります。私は、配慮規定を法...全文を見る
○石関委員 次に、第七条の二、証人等買収の罪についてお尋ねをしたいと思います。  刑事事件において弁護人が証人等に面談する際に交通費とか日当を払う、私は、これは通常行われているものだというふうに認識をしています。こういった常識の範囲で行われている弁護活動、こういった活動について...全文を見る
○石関委員 それでは、与党修正案の提出者にお尋ねをします。  政府案の御説明、御答弁、今のとおりでありましたが、与党の提出者の方はどのようにお考えでしょうか。
○石関委員 刑事訴訟というのは当事者主義という原則がある、当事者主義の原則というものに基づいていると思いますが、刑事訴訟の一方の当事者である検察官の方が、みずからの意に沿わない弁護側の証人への働きかけについて刑事罰を加える、こういったことというのは行き過ぎというふうにも言えるので...全文を見る
○石関委員 それでは次に、第六条の二の関係、組織的な犯罪の共謀、そして七条の二、証人等の買収、今のお話であります。この適用についてお尋ねしますが、心の中で思ったことを処罰するということと紙一重ではないかという指摘がありますし、私もこういった懸念を抱いております。この審議の中でもい...全文を見る
○石関委員 冒頭の朝日新聞の社説でございますが、最後、「共謀罪をつくるにあたっては、乱用の余地を残してはならない。国民の権利を大きく侵害しかねないからだ。対象を厳しく限定した民主党案を軸に、国会でじっくり論議してもらいたい。」というふうに書かれております。  私は、まだまだ国民...全文を見る
06月09日第164回国会 衆議院 法務委員会 第29号
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○石関委員 おはようございます。民主党の石関貴史です。  この二つの法律案でございますが、まず、法務大臣にお伺いをしたいと思います。  この法律案については、五菱会というものに関する事件があって、これを直接のきっかけとして改正をされ、あるいは法律が策定をされるということになっ...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  テレビ等の宣伝においても、以前は、いわゆるゴールデンタイムとか昼間に消費者金融の宣伝はしないということが暗黙のルールとしてあったというふうに承知をしておりますが、今、随分状況が変わっているんだなというふうに私は感じております。所管でないのは...全文を見る
○石関委員 この五菱会事件の犯罪収益、先日も委員の方から質問がありました。スイスの当局が没収をしているということでありますが、聞くところによると、この預金残高の半分ぐらいしか返還をされないということも聞いております。こういうことなのかどうか、改めてお尋ねをします。  そして、こ...全文を見る
○石関委員 外交交渉を行われているということでありますが、この交渉の際の国際的なルール、先ほどお尋ねをしました。犯罪収益の返還についてのルールというものはないんですか。
○石関委員 被害者への給付金を最大限確保するのは当然のことだろうと思いますし、我々が目指すべきものだというふうに思いますが、これは外交交渉ですから、当事者は外務省の方でやっていると思います。返還額も最大限ふやすということを我々は考えなければいけない。そういったときに、今、このスイ...全文を見る
○石関委員 最大限確保できるように、法務省としても最大限の努力をお願いしたいと思います。  しかし、犯罪収益でこの例ですとスイスに行ってしまった、ほかの事例でもほかの国に行ったということがあるんだろうと思いますが、単純に考えて、全額戻ってきて普通だろうというふうに私は思うんです...全文を見る
○石関委員 今御答弁いただきましたその原則ですか、ほかの国からこの国に送金された、この国で没収をされたものについてはその国で没収して使える。使えるというのが適切かどうかわかりませんが、そういう御説明でありましたが、この原則は何に書いてあるんですか。どのように決まっているんでしょう...全文を見る
○石関委員 確認しますけれども、そうすると、国際的な合意や、原則とおっしゃいましたけれども、合意とか何か、規定をされたものはないということでよろしいんでしょうか。各国の法制によるということでありますので、国際的に合意をされたものではないということでよろしいんですね。
○石関委員 それでは、先ほど米国、英国その他の例を挙げていただきましたけれども、この法案が成立したとすれば、外国政府による犯罪収益の没収や返還、この共助については何カ国ぐらいこの法案の成立によって可能になるんでしょうか。
○石関委員 それでは次に、被害者の掘り起こしについてお尋ねをします。  この五菱会の事件では、被害者は二万人もいるというふうに聞いております。この二万人の実態をどこまで把握をされているのか、そして、そうした被害者、二万人というのも大変な人数でありますが、こういった被害者のすべて...全文を見る
○石関委員 それでは、その被害者の確定についてなんですが、支給対象となる被害者をどのようにして確定するのかということをお尋ねします。  例えば、刑事裁判上の被害者とされていない者についてはどのようにして確定をするのか、また、こういった組織的な詐欺で、先ほど、五菱会については被害...全文を見る
○石関委員 犯罪被害に遭った人たちのいわゆる掘り起こしと言ってもいいと思います、これについては、先日、矢野委員からも質問がございました。この法律の条文では官報の公告で行うというふうに書いてあります。これも矢野委員から指摘がありましたが、普通の人でなかなか官報などを見る人はいないと...全文を見る
○石関委員 大臣がおっしゃったとおり、しっかりこれは配慮をして、しっかり掘り起こしをするということが必要だと思います。  今お話がありました、いろいろな団体を通じて掘り起こしを行うということでありますが、こういった団体は今のところどんなものが想定をされるんでしょうか。
○石関委員 それでは、今御答弁いただいたような各団体を通じたり、あらゆる手段でこういった掘り起こしを行うということでありますが、この掘り起こしの広報活動と言っていいんでしょうか、これをやる費用がどこから出るかということであります。この費用というのは、例えば没収した犯罪財産で賄われ...全文を見る
○石関委員 今御答弁を伺っておりますと、これは参議院で我が党民主党が修正案を提出いたしましたが、ここに、検察官は、支給手続の開始決定に際して、公告した事項を広報活動等を通じて周知するよう努めるものとする。まさにこういうことを努めるという御答弁でもありましたので、こういった旨の規定...全文を見る
○石関委員 ただ、御答弁を聞いていると、大臣の御答弁も今の御答弁も、もちろん一貫しているわけでありますけれども、まさに民主党の修正案に書いてあることをおっしゃっているわけですから、これについてはしっかり書いておくということが、やはり今伺っていてもあるべきではないかというふうに思い...全文を見る
○石関委員 当然のことであるわけですから、じゃ、規定がなくてもしっかりやっていただくということでよろしいでしょうね。  それでは次に移りますが、支給法について、九条の一項では被害者が給付申請に際して疎明資料を提出するということになっています。この疎明資料というのは具体的にはどう...全文を見る
○石関委員 個別の事案についてしっかり判断をして、今のようにしっかりとした対応をしていただきたいと思います。  それでは次に、こういった申請をする方々の安全の確保についてお尋ねをしたいと思います。  この法律案では、被害者として名乗り出た方、被害回復給付金の申請者のリストであ...全文を見る
○石関委員 個別にしっかり連絡をとり合って安全を確保しているということでありますが、今おっしゃいました資機材を提供するということですが、どんな資機材を提供して、こういうときには例えばボタンを押してくれとか、いろいろなことがあると思うんですが、国民の皆さんに安心いただくためにも、こ...全文を見る
○石関委員 今のカメラというのは、自宅のところに設置をしてくれるとか、そういったカメラなのか、自分でカメラを持ってもしようがないですから、そういったカメラなのかどうかということと、例えば、この法案に関する被害者の方々、この方々の安全を確保するための今のカメラとか資機材も高価なもの...全文を見る
○石関委員 こちらもやはり参議院において民主党が提出をしております修正案、これには、裁定表を閲覧することができる者を申請人のうち資格裁定を受けた者に限定をするということになっておりまして、今伺っておりますと、やはりこういった形で限定をしておいた方が、今のような安全を確保するという...全文を見る
○石関委員 続いて、この組織的な犯罪の処罰法十三条の三項、没収、追徴の範囲について規定をしている。「犯罪の性質に照らし、」「犯人に対する損害賠償請求権その他の請求権の行使が困難であると認められるとき。」というふうになっております。これは、具体的にはどういった場合を想定して指してい...全文を見る
○石関委員 重ねてお尋ねをします。  今の請求権の行使が困難である場合ということについてお尋ねしますが、これは、被害者側の事情も考慮するということである、あるいは、専ら犯人側の事情のみで判断をするのか。  例えば、経済的な事情で、被害者側の事情ですが、提訴が困難な場合であると...全文を見る
○石関委員 それでは、犯人の範囲についてお尋ねしますが、この犯人というのは、どういう範囲の者を指すのかということであります。  民法上の共同不法行為者を指すのか、そうではなくて、有罪の判決を受けた者、これが犯人だということである、後者なのかなというふうに思いますが、これをお尋ね...全文を見る
○石関委員 それでは、「請求権の行使が困難である」。請求権の行使の困難というのは、これを判断する基準は何によって判断をするのか。  個々の事件や犯罪被害者の実情も十分に勘案するということであると思いますが、柔軟かつ的確な判断が行われるように努めるのは当然だというふうに思いますが...全文を見る
○石関委員 今御答弁を伺っておりまして、やはり、これも参議院で民主党が修正案を出している部分がありますが、「犯罪の性質に照らし、」というのがわかりづらい、こういった書きぶりでは、検察官の判断でこれはいいとかだめとか、こういうことになりかねないのではないかという懸念があります。 ...全文を見る
○石関委員 今伺っていても民主党案というのはいい案だったと思いますけれども、わかりました。  この法案は、刑事事件として立件された場合の制度であるということですが、多くの消費者被害というのは、犯罪としての立件が困難であるケースが多いと思います。将来的には、国民、消費者が利用でき...全文を見る
○石関委員 被害者の中でも、特に弱者である高齢者ですとか認知症の被害者の方々、こういった方々のために国や地方自治体が被害を回復する、こういった制度も必要ではないかというふうに思いますが、これについてはいかがでしょうか。
○石関委員 それでは、検察官の対応能力についてお尋ねをします。  被害回復の事務管理人を検察とした理由は何なのか、弁護士の役割というのはその中ではどうなるのか、お尋ねをします。
○石関委員 そうすると、当然、検察官の仕事がふえるということになってくると思います。今の体制で対応がしっかりやり切れるのかどうかということを懸念いたします。  被害回復の給付金の支給手続が速やかに、そして確実になされるという、このために、検察官に対する研修の充実とか、検察庁の人...全文を見る
○石関委員 事件数が少ないのではないかというお考えですけれども、事件数が少なくても被害者の数が膨大に上るということもありますので、しっかりした体制づくりをお願いしたいと思います。  あと、破産との関係ですけれども、没収して保全をした財産に対しては、どんな機関も手を出せないという...全文を見る
○石関委員 それでは、支給対象犯罪行為により失われた財産の範囲についてお尋ねをいたします。  例えば出資法違反の罪において、現に支払った利息の総額が該当するかどうか。犯人から貸し付けと称して交付を受けた額について控除をして裁定をされることはないんでしょうか。
○石関委員 それでは、支給法ですけれども、余剰金ですね。二度にわたって支給金を支給して、それでも余った余剰金については、一般会計に入れるということになっています。しかし、これはもともとは被害者のお金ですから、残ったお金も被害者の救済のために使っていくというのが私はあるべき姿ではな...全文を見る
○石関委員 さっきも、事件は余り多くないんじゃないかとか、大臣のお考えだというふうに思いますが、あったらどうかと、制度のお話ですのでお尋ねをしているわけでありますが、大臣の予測ではなくて、制度がどうなっているか、しっかりすき間がないようにつくっておかなければいけませんので、お尋ね...全文を見る
○石関委員 この法案と租税債権優先、この両者の関係についてお尋ねします。  五菱会の事件では、被告から押収した現金のうち一億円を国税が持っていってしまったということであります。犯罪被害財産というのは不正な活動によって得られたものですので、それを被害者に返さないで税金で持っていっ...全文を見る
○石関委員 今質問してまいりまして御答弁いただいた中で、しかし、やはりしっかり法律に書き込める部分は書き込んでいく方がよろしいんだろうというふうに思います。  大臣からも幾つか御答弁いただきましたが、車の運転でも大丈夫だろうとか、事件が少ないだろうとか、大臣のお考えもわからない...全文を見る
06月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  両先生におかれましては、大変お忙しい中をおいでいただきまして、本当にありがとうございます。  先ほど、るる御意見をいただきましたけれども、まず、この法例という名称の変更について、先生方お二人にそれぞれお尋ねをしたいと思います。  先ほど...全文を見る
○石関委員 それでは、鈴木先生にお伺いをいたします。  今、実務的という部分がありましたが、今回の法例の改正によって、実務面で大きく変わるということになるんでしょうか。いかがでしょうか。
○石関委員 引き続き、鈴木先生にお尋ねをしたいと思います。  この法改正によって不法行為の準拠法が見直されることになった、このことに関して、特にわかりやすく事例を挙げて実務的な御説明をいただければと思います。名誉毀損の事例については後ほどまたお尋ねをしたいと思いますので、それ以...全文を見る
○石関委員 それでは、引き続き鈴木先生にお尋ねをしますが、特に名誉毀損の関係についてお尋ねします。  先ほど、名誉、信用毀損の特例ということで御意見もいただきました。報道の自由という観点からの考慮も必要であるということで御意見をちょうだいいたしましたが、特にこの名誉毀損の事例に...全文を見る
○石関委員 同じ名誉毀損の関係で、鳥居先生にお尋ねをしたいと思います。  審議会の中で、モザイク理論というんでしょうか、個別の侵害結果の発生地ごとにその地の法を適用するということをモザイク理論と呼ばれていると思います。このことについても検討がされたというふうに伺っておりますが、...全文を見る
○石関委員 それでは、鳥居先生にお伺いをします。  今回の改正後の課題、引き続き残る課題ということでありますが、特に知的財産権の問題については、杉浦法務大臣も参議院における答弁で積み残しという表現もされているということでありますが、今後どのように取り組んでいくべきだとお考えでし...全文を見る
○石関委員 それでは、時間になりましたので、最後のお尋ねをお二人にさせていただきたいと思います。  我が国の法律について、準拠法としては国際的にどの程度の評価をされているのか、日本の法律の競争力というか、これについてのお二人の御意見をいただきたいと思います。  競争力という意...全文を見る
○石関委員 先ほど申し上げたように、準拠法として我が国の法律が選ばれなくなっているとか、他国が法制をつくるときに日本の法律を参考にしなくなる傾向があるのではないか、こういうことです。
○石関委員 大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。
10月20日第165回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  大臣就任のごあいさつ、そして所信の表明を受けて質疑をさせていただきます。  さて、この大臣のごあいさつ、所信をお伺いいたしました。また、いただいたペーパーも改めて読んでみましたが、どうも、非常に淡々としているという印象を受けました、総花的...全文を見る
○石関委員 せっかく大臣に御就任されて、大臣の職責というものも、大臣が発する言葉のアナウンスメントの効果ですとかデモンストレーションの効果とか、大臣として、今まで取り組んできた以上の、本当に大きな影響力をお持ちだと思いますので、ぜひ今後そういったメッセージを強く発信をいただけるこ...全文を見る
○石関委員 死刑制度は当面存続をしていくというお立場だと思います。制度がある以上、死刑が確定した方は死刑を執行していくということだと思うのですが、前大臣の杉浦さんは、死刑執行の命令書に署名をされなかったということであります。私も、この場で同じように死刑についてのお考え、杉浦大臣に...全文を見る
○石関委員 これから判断をしたいということですので、まだ死刑を、在任中に執行の命令書に署名をするかしないかは決めていらっしゃらないということでよろしいのでしょうか。
○石関委員 就任に当たって、これは杉浦大臣にも申し上げましたけれども、法務大臣を受けるに当たっては、死刑制度という大きな問題の責任も負うということでありますので、その態度を明確にしないで大臣に就任されたということに、私は今伺って大変驚いているところもあるのですが、就任されて、今、...全文を見る
○石関委員 ちょっと私、よく理解ができません。法の規定に従って執行していくのであれば、確定した方については死刑の執行命令書に署名をするということだと思いますし、確定したら六カ月以内に死刑が執行されるということになっているのではないでしょうか。いかがですか。
○石関委員 申しわけありません。なかなかこの程度にできる問題ではないのだろうというふうに思います。大臣就任直後のいろいろな発言を私も注意深く伺っておりましたけれども、私は、署名をされるお立場で大臣に就任されたのかなという理解をしておりましたが、今御答弁を伺う限りでは、わからないと...全文を見る
○石関委員 諸外国の例ですと、例えばフィリピンなどはその存廃が繰り返されるというようなことがあるようです。最近は、死刑がまた廃止をされたというふうに承知をしております。ただ、日本の場合は、大臣先ほどおっしゃったように、死刑という制度が現に存して、廃止をするという段階には今なってお...全文を見る
○石関委員 今のは、とんちんかんな答弁をされましたので、全く理解ができません。そういうことをお尋ねしているのではなくて、事務当局から大臣に対して、ここに書かれているような説得というんですか、職責を全うした云々と先ほど申し上げたような、こういった言動がなされたのかどうか、大臣に対し...全文を見る
○石関委員 これは全然個々の問題じゃなくて、死刑執行に関して御質問をしているので、全然おわかりにならないようですから、大臣、いかがですか、これは。今の答弁、そのとおりだというふうにおっしゃいますか。
○石関委員 大臣の御答弁の方が若干わかりやすかったと思います。  もう一度事務当局にお尋ねをしますが、恐らく日本語の理解の問題ではないかなと思います。私が尋ねているのは個々の問題じゃないんですよ。何々死刑囚についてどうですかと尋ねているのであれば、今の答弁でもこれは理解ができる...全文を見る
○石関委員 最後のところは必要ない答弁でした、個々のことではありませんから。  報道では説得というふうに書かれていますが、これは説明をしたという御答弁でしたので、こういう理解をさせていただきたいと思います。  しかし、それにしても、大臣がかわると死刑が執行されたりされなかった...全文を見る
○石関委員 裁判員制度がいざ導入されて、参加された、裁判員になられた国民の方々が、いや、これは死刑だとか、自分がかかわった裁判で大変重い判決が出されたときに、しかしその後、果たしてこれが執行されるんだろうかどうだろうか、こういった迷いや疑念というものを抱かないように、大臣としても...全文を見る
○石関委員 まず、鉛筆等を使ってよろしいということなんですけれども、ちょっと私が見た資料の中では、何々拘置所ではこのようだ、こういった資料を見た記憶がございます。拘置所ごとにそういった処遇が違うのかどうかということ。  それから、今のことに関してはちょっともう一回シンプルに答え...全文を見る
○石関委員 この死刑の問題ですけれども、私は、高校生のときに読んだ本が非常に記憶に残っていまして、これは菊池寛という小説家の「ある抗議書」というものです。青年時代に法務大臣が読まれたかどうか、非常にこれは私の記憶に残っておりまして、この内容は、「司法大臣閣下。 少しのご面識もない...全文を見る
○石関委員 死刑の問題について、あと一点だけ御質問申し上げます。  この死刑制度というのと同時に、昨年の総選挙でも民主党のマニフェストにありました、重無期刑、仮釈放のない、ずっと刑務所に入ってくださいよ、こういった刑を導入するということがマニフェストにもうたわれておりました。三...全文を見る
○石関委員 大臣在任中にぜひ、マニフェストにも書かれていることでありますので、一定の方向性や、大臣としてのいろいろな研究が進んだところをどこかでまた表明してもらえればありがたいなと思います。  続いて、不法滞在者の問題を御質問させていただきます。  これは法務大臣のごあいさつ...全文を見る
○石関委員 それでは、その不法滞在者なんですが、実態として今どれぐらいいるというふうに推定をされていて、どのような推移をたどっているのか。ふえる一方だという理解でよろしいんでしょうか。また、どういった国の不法滞在者が多いのか。こういったことをデータを教えてもらえますでしょうか。
○石関委員 不法残留をしていたり、では、国に帰ってくださいよということになるんだと思うんですが、このときに、具体的にどういった手順なり、摘発というのはどのように行われているんでしょうか。例えば何か通報があるとか、例えば、不法に滞在している人たちを見つけて捕まえてその国に送還すると...全文を見る
○石関委員 三つの類型があるということなんですが、それぞれ、お帰りいただくのに送還の費用というのはどうなっているんですか。  例えば、摘発して、捕まえて帰ってもらうというのはあれですけれども、みずから名乗り出てきて、そういう人も、では国で費用を負担してお帰りいただくということに...全文を見る
○石関委員 それでは、一つ具体的な事例でお尋ねをしたいと思います。  私の地元の群馬県で起きた殺人事件なんですが、見出しは「指名手配三カ月 捜査に国境の壁」というのがあります。五月の二十日の記事です。「犯罪人の引き渡し条約なく進展せず」と。太田市というところで運動会の最中に殺人...全文を見る
○石関委員 これは、では、前の事件は逮捕されて終わってしまっていたのでもうクリーンになっていた、だから強制送還は別に、そのことについては問題がなかったということなんでしょうか。
○石関委員 私の選挙区も大変外国人の方もふえていて、実際、不法滞在がどれだけいるかどうかということもわかりません。大変ふえているのは事実であります。  ただ、こういった事案で、もう少し入管と警察の方の連携が速やかにとれていれば強制送還をする前にわかったのかもしれないですし、私が...全文を見る
○石関委員 これは、先ほど政務官がおっしゃったように、日本というのはこういう条約もないし大丈夫だと、非常に悪い人が日本で犯罪を犯しても、自分の国に帰ってしまえば身柄を確保されることがないし、その国で生きていけるんだ、こういった日本が犯罪者に安全な国になってしまっては大変困るという...全文を見る
○石関委員 相互で個別にやることもできるしということなんですけれども、ぜひこういった条約もどんどん頑張って締結をしていただいて、決して日本が犯罪者に安全な国にならないように、日本で犯罪を犯しても本国に戻れば大丈夫だ、こういったことがないように、松島政務官はそういうお考えの持ち主だ...全文を見る
○石関委員 お言葉のとおり、政務官在任中に存分に御活躍をいただいて、またこういったものを形として残していただきたいというふうに思います。  大臣にお伺いをいたします。  不法滞在の関係ですが、入国をしてしまって滞在しているということなんですが、中国残留孤児の関係で、これは報道...全文を見る
○石関委員 残留孤児の問題につきましては、厚労省の方でこういった調査で認定をするということだと思うんですが、今御答弁にあったとおり、ブローカーがあったりとか、残留孤児を認めるということは、家族だという人が証明をする、本人が名乗り出て何らかの証拠を自分で示すということによって認定を...全文を見る
○石関委員 この大阪の件というのは、ちょっと時間もありませんから、経緯と、今どんな状況になっているのかということを簡単にお知らせください。  あと、ほかにもこういった刑務官の汚職とかそういった事案があるのではないかというふうに思います。名古屋の件に関しては河村代議士がしっかりや...全文を見る
○石関委員 公正な司法、法務行政、その携わる刑務官の方が汚職をしている、これは本当に法務に対する信頼を揺るがせる大変な事件だと思います。大臣もあいさつの中で触れられていらっしゃいませんでしたけれども、もちろんそれは念頭にあって、職責を全うされるんだと思いますが、これは何でこういう...全文を見る
○石関委員 刑務官の実態について今の答弁ですけれども、大臣、いかがですか。就任されてそんなに時日もたっていませんから、実際どこまで実態的なことを把握されているかわかりませんが、これは即取り組んで信頼を回復しなきゃいけないし、二度とこういうことがないように、何か問題があるのであれば...全文を見る
○石関委員 これはいつまでも調査をされても困りますので、早急に、今大臣おっしゃったような手段を講じて、我々に明らかにわかる形でそういった手段を講じていただきたいというふうに思います。期限を、大臣、おっしゃってもらえますか。
○石関委員 こういった質疑の時間もたくさんとっていただけるようでありますので、また、その進捗度合いについても、その都度その都度確認をしていきたいというふうに思います。  私は、たくさん質疑、申し上げたいことを用意しておったんですけれども、時間がなくなってきました。我が党の理事か...全文を見る
○石関委員 具体的には、携帯電話で運転しながらやっている人を検挙するというのは、どういう手順になるんですか。
○石関委員 現認をしたということで警官が相手方をとめて、停車をさせて、あなたは携帯電話を使っていましたねということで、それが誤認だったということは結構あることですか。例えば、目で見るわけですね、現認するわけですから。電話を使っているといってその人をとめたんだけれども、ああ、やはり...全文を見る
○石関委員 これは事前に通告をしてお調べいただいていると思うんですけれども、ちょっと時間がなくなってしまったので、私の方で概略を申し上げますので、事実を後で教えてください。  これは四月十四日のフライデーという雑誌なんですね。これを読んだ人から私はいっぱい連絡をもらって、地元で...全文を見る
○石関委員 またいろいろな機会で引き続きやっていきたいと思うんですけれども、法務大臣、逮捕をして、しっかり迅速な裁判をやって、適切な科刑というふうにおっしゃっておりますので、こういったことは法務行政の中で絶対ないというふうに思いますが、改めて大臣の決意をお伺いしたいと思います。
○石関委員 ありがとうございました。
11月07日第165回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  私自身は、財産も何にもありませんので、今まで信託ということについてはほとんど無関心でもありました。今回、この法務委員会で信託法改正ということになりましたので、にわか勉強しているところでありますが、素人的な質問ですとか、これまでにも十分議論を...全文を見る
○石関委員 今のところ、今御説明があったとおりで了解をいたしましたが、高齢化社会というふうになってきておりまして、大変な勢いで高齢化が進んでいるという社会であります。こういった状況のもとで、高齢者が自分の財産をきちんと守っておきたい、保全をしておきたい、こういったニーズは一層高ま...全文を見る
○石関委員 これまでは、今御説明のあったような高齢者の財産管理のための信託というものは利用できたんでしょうか、それとも、今度の法改正によって初めてそういうものができるようになるのか、いずれでしょうか。
○石関委員 それを使いやすくする仕組みを入れるということでありますけれども、現行法のもとで、今るる御説明をいただいたような高齢者の財産管理の信託というのは、現時点ではどのくらい使われているんですか。
○石関委員 もう一度整理をしてお答えいただきたいと思いますが、今のところの利用状況はよくわからないということであるのか確認をしたいということと、今後、こういったものがふえていく見込みというのはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
○石関委員 英米ではこういった利用が多いということでありまして、比較して日本は少ないんだということでありますが、英米が多くて日本が少ないというのは、主たる要因は何なんでしょうか。英米の方は非常に整備がされていて、日本は未整備だったりとか、なかなかそういった利用があるということが知...全文を見る
○石関委員 少なかった理由ということを御説明いただきました。  ただ、先ほど申し上げた、私もそう思いますけれども、いわゆる高齢者福祉型のこういった信託のニーズが高まってくるという中で、今回の改正案でそれについてどのような手当てをされているんでしょうか。
○石関委員 御丁寧に御説明ありがとうございました。  それでは次に、特に障害者の方の扶養を目的とする信託というものについてお尋ねをしたいと思います。  私の知り合いでも、障害者のお子様を抱えて、自分が亡くなった後のお子様の将来のことを大変心配されている方がいらっしゃいます。特...全文を見る
○石関委員 今のような形の自己信託ということと、例えば子供さんに財産を生前贈与しようという場合もあろうかと思うんですが、こういった場合と比較して、今のような自己信託というのは生前贈与に比べてどんなメリットが実際にはあるんでしょうか。お尋ねもこの改正の作業中にあったということであり...全文を見る
○石関委員 今みたいなメリットもあるということですし、こういう型のものが盛んになるというのは、これからの日本の社会に大変有用なことだというふうに思います。  作業中にも問い合わせがあったりということでありますが、現在、今みたいな自己信託というのはないんでしょうけれども、今回の信...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  いろいろな関係の各団体とか、大変注意や関心を持っておられるところもあると思いますけれども、私も冒頭で申し上げましたけれども、一般の国民の皆さんの中に、法改正が行われて、そうだ、利用してみようというのも、なかなか、そう思われる方がどれだけいる...全文を見る
○石関委員 今、具体的な例を挙げてわかりやすく説明をいただきました。  このようないわゆる商事的な信託というもの、先ほど申し上げたように、これを促進するような法改正であるべきだというふうに思いますが、こういった観点からは実際にどのような手直しと改正点があるんでしょうか。
○石関委員 また御丁寧に御説明いただきましたけれども、今御答弁いただいたうちの最初のところ、受益者が複数の場合の意思決定の方法が合理化をされたということでありますが、これは受益者の多数決による意思決定を認めるということであります。信託というのは受益者のための制度というふうに考えて...全文を見る
○石関委員 ありがとうございます。  それでは次に、受託者の義務の任意規定の部分についてお尋ねをしたいと思います。  今回の改正では、忠実義務など受託者の義務を任意規定にする、契約で受託者の義務を一定の要件のもとで軽減できるようにするという規定が入っております。しかし一方、信...全文を見る
○石関委員 それでは、先ほどのいわゆる商事信託と言われる部分については、受託者に業規制がかかっているということであります。民事信託あるいは自己信託にあって業規制が届かないということですが、受託者責任の多くが任意規定化される信託法の規律によることとなっておりますので、受託者の義務を...全文を見る
○石関委員 それでは、この義務の任意規定化の部分で、関連の条文について少し逐条的にお尋ねをしたいと思います。  まず、五十七条の関連です。  受託者の辞任と解任という部分でありますが、五十七条一項のただし書きにおいては、別段の定めがあれば、委託者、受益者の同意がなくとも受託者...全文を見る
○石関委員 それでは、次の五十八条三項、こちらも、別段の定めがあれば、委託者、受益者間の合意がなくとも、その一方の意思により、受託者に損害賠償することなく受託者を解任できるとする、こういう趣旨なのか、あるいは、委託者、受益者が合意をしても受託者を解任できない、こういう趣旨なのか、...全文を見る
○石関委員 わかりました。ありがとうございます。  それでは、ちょっと戻りますけれども、二十九条の二項、こちらも、別段の定めがあれば、善良な管理者の注意を軽減できる、こういう規定になっていますが、こちらも必要性があるんでしょうか。理由についてお尋ねをします。
○石関委員 午前中の審議で、二十八条の関連で、高山委員から丸投げができるのかどうかという御質問があったというふうに思いますが、この関連で、三十五条の三項の一号、信託行為で指名された第三者に委託をするとき受託者による監督義務を免除するということになっておりますけれども、これはどうし...全文を見る
○石関委員 それでは、三十五条から戻って、利益相反行為の関係で三十一条の二項、三十二条の二項、いずれも、別段の定めがあれば受託者は利益相反行為をすることができるという規定が置かれているということですが、この理由をお尋ねしたいんですけれども、別段の定めがあっても受益者の利益を害する...全文を見る
○石関委員 冒頭で申し上げたんですけれども、何となくしかわからないので、こういう例のときにこうだというような形で少し明示的に御説明いただけるとありがたいのですが。
○石関委員 これは関連ですけれども、同じ三十一条の三項、三十二条の三項、別段の定めがあれば受託者は利益相反行為をしたことについての重要な事実を受益者に通知しなくてもよいという規定になっていますけれども、通知しなくてもいいのはどうしてですか。
○石関委員 もうちょっと聞きたいんですけれども、時間がなくなってきましたので。  四十一条、法人である受託者と連帯して責任を負う者という部分ですが、法人である受託者の理事、取締役、執行役と並んで、これらに準ずる者の連帯責任というのが規定をされています。これらに準ずる者というのは...全文を見る
○石関委員 わかりました。  次に行きます。いわゆる事業信託についてお尋ねをします。  今回の信託法の改正で、新たにというか、新たな類型ではないという御答弁が既にありましたけれども、この事業信託というのが認められることになる。具体的にこの事業信託というのがどういうものなのか、...全文を見る
○石関委員 それでは、ちょっと具体例を挙げますけれども、例えば新日鉄という会社がありますね。この新日鉄さんが行った事業の再編、事業の信託が活用できればより簡便な手続によることができたという報道がされておりました。  その場合、この事業の中には労働契約債務というものも含まれている...全文を見る
○石関委員 駆け足で申しわけありませんけれども、次に目的信託。  これは目的信託というものも導入されるということであって、ここでも既に質問や答弁をされておりますけれども、ここで議論になったのも、いわゆる財産隠しに悪用されてしまうんじゃないか、そういう懸念を各委員からも表明をされ...全文を見る
○石関委員 ここの部分、附則において、「当分の間、政令で定める法人以外の者を受託者としてすることができない。」とされておりますけれども、政令でどういった者を規定しているのかが一点と、当分の間というのはどれぐらいの期間を想定されているのか。
○石関委員 実態を見ながらということだと理解いたします。  既にこれは答弁されたところですが、二十五日ですか、遺言にて目的信託を設定した場合、委託者の相続人は委託者の権限を承継しない、ですからこの点に関しては何らかの措置を検討するという御答弁をされていると承知をしておりますが、...全文を見る
○石関委員 それでは、事務方には最後の質問をさせてもらいますけれども、施行時期ですね。これは全面改正ということですから十分な期間が必要だというのはわかるんですが、一方で、できるだけ早い時期に施行したいということも答弁をされております。準備を行うに必要な政省令、これの整備に関して、...全文を見る
○石関委員 最後に大臣にお尋ねをします。  けさの朝日新聞朝刊にもこの信託法のことが記事になっています。「新ビジネス創出期待」という見出しもあるし、目的信託によって草野球の育成もできますと。最後のところは「悪用への懸念」というのが見出しになっています。この審議の中でも、それぞれ...全文を見る
○石関委員 ありがとうございました。
11月10日第165回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○石関委員 御質問の、今回の民主党修正案の趣旨及び概要について、まず御説明をさせていただきたいと思います。  今回の信託法案、一九二二年に制定をされた信託法について、その表記を現代語化し、これまで必ずしも明らかでなかった受益者の権利や受託者の義務等に関する規定を整備するとともに...全文を見る
○石関委員 委員の御指摘は、附則第二項において、自己信託に係る規定は当分の間適用しないものとしていることに関する質問であるというふうに理解をさせていただきます。  この理由については、そもそも自己信託は、委託者がみずから受託者となる信託を指すものでありますが、現行法においては、...全文を見る
○石関委員 委員の御指摘の事項につきましては、まず、信託法のこの法案第二十八条の第一号において、受託者が信託事務の処理を第三者に委託することができる場合について、信託行為に信託事務の処理を第三者に委託する旨等の定めがある場合においては、当該委託が受益者の利益を害することが明らかで...全文を見る
○石関委員 お答えいたします。  御質問のところ、受託者は、委託者や受益者の特別の信任を受けて信託財産の管理または処分その他信託目的の達成のために必要な行為を行うのであるから、信託事務の処理に当たっては、受託者の属している職業や社会的地位に応じて一般に期待されている注意義務、す...全文を見る
○石関委員 それでは、お尋ねの部分の二十九条ただし書きについてお答え申し上げます。  今までの質疑の中でもこの議論が出てきたところでありますが、政府原案においては、原則として受託者が善良な管理者の注意義務をもって信託事務を処理すべき旨規定しているところではありますが、私的自治の...全文を見る
11月14日第165回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○石関委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、法の施行に当たっては、次の事項について特...全文を見る
11月24日第165回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○石関委員 民主党の石関貴史です。  大勢お出ましをいただきまして、ありがとうございます。  早速ですが、まず一点目、私の地元で起こりました警察官による強盗事件についてお尋ねをしたいと思います。  直接逮捕されたのは群馬県太田市世良田郵便局で行われた強盗事件ということであり...全文を見る
○石関委員 報道によると、何日に埼玉県警の代表に電話があって云々ということもあり、それから、いつ指名手配をして、いつ写真を公開して、いつ逮捕されたのか、もうちょっと詳しく教えてもらえますか。
○石関委員 手元にある毎日新聞の記事のコピーによると、巡査長の顔写真を公開したのが十日。県警が十日、指名手配した巡査長の顔写真を公開したということになっているんですが、指名手配の人の写真を公開するのはいついつやるとか、そもそも指名手配をした被疑者というんですか、これの写真を公開す...全文を見る
○石関委員 そうすると、いつ写真が手元にあっても、これは組織内の方が、組織内の方というか警官がやったことですから、もちろんそれは、疑わしいという段階で一定の資料、顔写真を中心にあったということですが、それを公開する、指名手配しても、写真や似顔絵をいつ公開するかということは別に基準...全文を見る
○石関委員 今のお尋ねは、これは本当に地元で次々起こった事件であって、このことで捕まったわけですけれども、これはどうも疑わしいというふうに思われた段階から、顔写真を公開するのに少し時間があり過ぎたのではないか、こういった批判も私のところに大変寄せられておるのでお尋ねをしているんで...全文を見る
○石関委員 しかし、組織外の人で、前科があるとかそういった場合は、通常、すぐ、これより早く、もし手元に資料があれば公開をするということだろうというふうに普通考えると思います。この件についてはそういうことは全くないということでありましたけれども。  それでは、過去、現職の警察官に...全文を見る
○石関委員 現職の警察官で重大な事件を起こしたというのはその一件だけですか、過去。
○石関委員 重大事件ということで申し上げると、強盗が一つだと思うんですが、ほかにも何かあるんですか。警察官が人を殺しちゃったとか、そういうことはあるんですか。
○石関委員 最初にお尋ねしたら、平成十三年の静岡ですか、一件しかありませんけれども、さらに問うていったら、こうやって次から次へ出てきましたよね。人も殺している。強盗という事案で一件、最初の質問ではお答えいただきましたけれども、殺人もこれだけあるんだということで、何かほかはないんで...全文を見る
○石関委員 強姦、強盗、殺人とか、いわゆる重大事件ということで御理解をされて御答弁していただいたということですけれども、世の中を騒がせた、大変日本国民の耳目を聳動したという意味での重大事件ととらえると、先ほど警察の裏金という声も上がりましたけれども、そういった部分で、警察の組織内...全文を見る
○石関委員 こうやって一個ずつ詰めていくと、それはいろいろな事件があってということになるんだと思うんですけれども、有罪が確定して、犯罪だったということが確定をして、今おっしゃったような記録が残っている限りでいうと、何人ぐらいの方が現職の警察官で犯罪者になったんでしょうか。
○石関委員 これは御答弁の仕方もいろいろあるんだと思うんですけれども、全部でこれだけあるんですというのを最初におっしゃっていただいて、こういう現状であってこう改善していくと言う方が国民の皆さんにわかりやすいんだと思うんですね。聞いていくと次から次へ出てくる、もっとあるんじゃないか...全文を見る
○石関委員 これは公務員でいうと、例えば旧郵政省というのは警察官と同じぐらい職員がいたということでありますけれども、毎年報告をしている公務員の処分の数からいうと、圧倒的に郵便局員というのが多かったんですね。今回、郵便局がやられたわけですけれども、非常に多かったということで、そのと...全文を見る
○石関委員 私も、警察官にも友人がたくさんいて、地元の同級生や何かが、そこでしっかり汗をかいているという仲間もおります。ただ、こういう事件があると、やはり警察全体は本当に信用できるのかと。郵便局に行ったら、警察官立ち寄り所というのが張ってありますよ。立ち寄っている警官がもしかした...全文を見る
○石関委員 次の質問に移ります。  前回の一般質疑で御質問申し上げたところですけれども、これも同じ太田市なんですね。太田市の一部だけ私の選挙区なんですけれども、今の郵便局強盗と同じ太田で起こった事件で、ペルー国籍の容疑者が殺人容疑で指名手配をされているんだけれども、ペルーに帰っ...全文を見る
○石関委員 御答弁があったのは当たり前のことでして、それは書類を整えてやるということですけれども、書類作成というのは今どの段階になっているんですか。いつになったらこれが具体的に進展をするんですか。教えてください。
○石関委員 さはさりながら、といっても、標準処理期間というか、今の話を聞いていると、いつになるかわからないということですが、これこれのものが整えば相手国にもお話ができるという最低限のものはあると思うんですね。今のお話を聞いていると、本当にいつになるんだかわからないということですし...全文を見る
○石関委員 事件はこれだけじゃなくて、国際的なものが関係する事件もいっぱいあるんだということは、それはあると思いますよ。ただ、関係省庁とということですけれども、関係省庁というのは、どこが関係省庁なんですか。
○石関委員 関係省庁と言われると、いっぱいあってこれは調整が大変だという印象を与えますけれども、今伺ったら、これは警察と外務省じゃないですか。外務省の人もそこにいらっしゃるし、官房長が今御答弁いただいたわけですから、これは、二人を中心にしっかりいついつまでにやるということでやって...全文を見る
○石関委員 今の外務省の答弁を聞いたら、これは警察がやってくれればできるという話ですね。  では、これは、警察と外務省、両方がなかなか滞っている原因かと思ったら、今、外務省の答弁を聞いたら、警察がやってくれればやれるんだということでありますから、まず一点、それを受けて警察として...全文を見る
○石関委員 時間になってしまいましたけれども、今のお話を聞いていると、それは、書類は届けるけれども後は知らないというふうに聞こえますけれども、書類を出してみたけれどもペルーは何をやっているんだ、あなたたち、重大事件なのでしっかり捜査してくださいよと促したりお願いをするのは、これは...全文を見る
○石関委員 協議ということは、私は役人じゃないですから言葉がどうかよくわかりませんけれども、しっかり責任を持ってそれを促してくれるということでよろしいんですね。  わかりました。外務省はそういうふうに対応してくれるということでありますから、警察庁さんが早く書類を整えてやってくれ...全文を見る