石原慎太郎

いしはらしんたろう



当選回数回

石原慎太郎の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第68回国会 参議院 本会議 第6号
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○石原慎太郎君 私は、自由民主党を代表し、さきに行なわれた米中首脳会談とその共同声明に関する諸問題について、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  先年、中国において人民大会代表にあらかじめ配られた新憲法の草案の中で、前代未聞にも、毛沢東主席に次いでその後継者としてのナンバーツ...全文を見る
04月04日第68回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○石原慎太郎君 玉置議員の御質問に関連して、質問を二、三させていただきます。  日本の国民大衆は、何ものにも片寄らぬ自由で公正な報道のもとに、中国を知り、中国を考え、中国に関するさまざまな感情と意思を持つ権利があると思います。この自由と権利はいかなる外交交渉の犠牲にもなるべきも...全文を見る
○石原慎太郎君 私は、日本と中国の真の親善あるいは国交回復は、あくまでも公正な、そして自由な報道の上に成り立つべきものだと思いますが、そのためには、この二人の自民党議員が、新聞協会にも無断で、まして国民大衆にも無断でとり行なってきた日本と中国の記者交換の条件、つまり秘密協定なるも...全文を見る
04月17日第68回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○石原慎太郎君 私は、さきの総括質問で玉置議員がなさいまして、私もいささかの関連をいたしましたが、中国問題に関する日本の新聞の報道の偏向とそれに対する中国側の規制の問題について継続して質問したいと思います。  この問題の発端になりました三好修氏の「経済往来」に載った論文でありま...全文を見る
○石原慎太郎君 それでは、違った形で御質問しますけれども、政府もまた、政府のあくまでも原則的に権限の及ばぬ国会の調査がこれを政府のためにも明らかにすることをお望みではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○石原慎太郎君 田川氏は、ロサンゼルスタイムスのジェームソン記者にインタビューを受けた際に、政治三原則は実は六八年の覚書貿易共同声明以前に新聞記者交換の条件として暗黙のうちに六四年からあったんだということを言っておりますし、また、六四年に松村氏と一緒に訪中した日経の幹部もそうだと...全文を見る
○石原慎太郎君 では、そういった事実が実際にあったとすれば、外務省が知らぬところでこれが了解されていたということになるわけでありますが、いずれにしても、六七年にLT貿易が一方的に中国側によって破棄されまして、これによってLT体制下の記者交換メモも破棄されたと考えざるを得ないわけで...全文を見る
○石原慎太郎君 まあその新聞協会も、LT貿易が破棄されたその時点で、一体、記者交換の条件、体制がどうなったのかということを確かめるべきだったと思いますし、その反省は新聞協会内にもあるようでありますが、いずれにしても、六四年に松村謙三氏が訪中されるときに、当時の曽野情報文化局長が新...全文を見る
○石原慎太郎君 それは外務省が望むところであったのでしょうか、それとも、外務省にとって好ましからざるつまり新聞協会の位置であったんでしょうか。
○石原慎太郎君 その外務省のいわば非公式の意向というものは、今日でも続いているのでしょうか、それとも、途中で何らかの変化がありましたでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。
○石原慎太郎君 その結果、新聞協会は、桐の間の例の秘密会談で覚え書き貿易のコミュニケの発表と同時に非常に態様を変えた記者交換の条件についてがく然としたわけですけれども、とにかくそれはわれわれの関知しないところで、あくまで九社九名のワクで行くのだ、三原則の規制はないのだという姿勢を...全文を見る
○石原慎太郎君 デリケートな問題について非常にデリケートなお答えを私なりにパラフレーズいたしますと、おっしゃるとおりだと思いますが、非常に大事な問題だけに、私たちはコンセンサスを取りつけて、これを外交問題として処理していく必要がある。その正当なコンセンサスをつくっていくためにも、...全文を見る
○石原慎太郎君 記者の数のワクが九名から四名にこの六八年のコミュニケの時点で削減されたということは、お聞きになりましたか。
○石原慎太郎君 お聞きになりましたか。
○石原慎太郎君 それなら、そういう大事な問題を何で外務省というものは公表されなかったのか。また、その問題について疑う人間がいなかったので、外務省にそれをただす機関がなかったのかもしれませんけれども、いずれにしても、六四年のLT体制の記者交換の条件は変わってきているわけです。これに...全文を見る
○石原慎太郎君 法務大臣がいま個人的な見解として申されましたが、これは、やはり政治家である前に、一人の日本人として、日本の新聞を読む人間として、当然な見解だと思うのです。私たちは、やはりこれを是正する努力をする必要があるし、今日の日本の新聞が置かれている非常にデリケートな状況から...全文を見る
05月11日第68回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○石原慎太郎君 この国際基金について、基本的なことを少しお聞きしたいのですが、先ほど森委員の最初の質問に封ずるお答えでも、まあいままでの文化交流というものが日本の国家社会のていさいといいますか、柄に非常に見合わないものだったということは、大臣もお認めになったと思うのです。社会自身...全文を見る
○石原慎太郎君 それはそのとおりで、私もその文化というと、日本の古典芸能という連想ではこれはやはり非常に陳腐で、貧しいものでしかないと思います。ただ、大臣がいま言われました経済交流というものが高まれば高まるほど出てくる弊害というものを、心と心の触れ合いで相殺するとい非常に高度の目...全文を見る
○石原慎太郎君 そこで、具体的なことをお伺いしたいんですが、私自身が小説を書いてきた人間なんですけれども、日本の文学というものは、かなりそういった点で質度の高い、非常に独特なものを持っている。やはり音楽とか、絵画とかありますけれども、文学も、つまり日本の文化といいますか、文明とい...全文を見る
○石原慎太郎君 たとえば文部省が、各芸術ジャンルで毎年の最優秀作品というものを芸術選奨という形で表彰をしていることは御存じだと思います。私も去年もらったのですが、そういうものが、ただ要するに文化庁長官、今さんの話じゃないですが、もらってみても、もらったほうが恥ずかしいくらいの要す...全文を見る
○石原慎太郎君 それからこの二十三条の一の文化交流の目的、人物の派遣という項がありますけれども、これはいろいろな形の人が派遣されるでしょうが、スポーツはこの中に入り得るのでしょうか。
○石原慎太郎君 大臣は御存じかどうか知りませんけれども、私、一人非常に興味深い人物がいろのです。それは生沢徹という人物ですけれども、御存じですか。――これは日本の代表的な自動車競走のドライバーなんですけれども、私は個人的にも知っているのですけれども、彼が要するにヨーロッパで転戦し...全文を見る
○石原慎太郎君 質問を終わります。
08月22日第69回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
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○石原慎太郎君 日中問題について二、三お尋ねしたいと思います。  与党の日中問題、日中国交の関係委員会の常任幹事会で、どうも政府与党間にまだいささかのギャップがあるような感じがいたしましたが、たとえば日台条約の無効云々と破棄という問題の、無効と破棄のニュアンスの差が、つまりどの...全文を見る
○石原慎太郎君 まあそうした原則論、一般論で片がつかないところに日台条約なるもののやっかいさがあると思います。  その問題はおきまして、いかなる外交交渉にも、アプリオリというものがあるということは非常に危険だと思いますが、特にこの日中問題に関しては非常にそれが作為的につくられて...全文を見る
○石原慎太郎君 もう一つの、この重要な国際交渉の中でのいわばバーゲニング・ポイントというのは、私はやはり日台条約といいますか、台湾の問題だと思いますが、さきに竹入委員長あるいは佐々木更三氏、あるいは与党の川崎秀二氏が向こうに行かれましてどういう話し合いをされたか、私つまびらかにし...全文を見る
○石原慎太郎君 そこで、中国が一つである。一つであるべきであるという一つの認識あるいは願望と、中国が一つになるということと、これ、おのずと違う問題ですし、一つであるべきだと望んでいる中国自身にとっても、一つになるということが当面の情勢の中でむしろデメリットにつながるという認識もあ...全文を見る
○石原慎太郎君 終わります。