石原慎太郎

いしはらしんたろう



当選回数回

石原慎太郎の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第72回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○石原委員 昨今日本の外交に非常にいろいろな問題が続いてございました。これに対して外務省の対処の不備が云々されておりますし、また、それについていろいろな憶測、批判もございます。私は、非常に誤解と毀誉褻貶の多い青嵐会の一員でございますが、これを単に党内の政治的な抗争の次元でとらえた...全文を見る
○石原委員 次に幾つか具体的な問題についてお伺いしたいと思いますが、この二、三日非常に物議をかもしております例の天皇御訪米の錯覚の問題について一問だけちょっと触れてお聞きしたいと思います。  これは後にいろいろな方がいろいろな御質問をされると思いますので、私、一点だけお聞きした...全文を見る
○石原委員 私の質問の意味をちょっとずれておとりになったような気がいたしますのですが、あるいは私の質問は外務委員会というよりむしろ内閣の委員会でなさるべき問題かもしれませんが、私がお伺いしたいのは、その共同声明の内容について錯覚をされた云々のことではなくて、つまりキッシンジャー国...全文を見る
○石原委員 そういう法律の内容については私のほうがいささか詳しいかもしれませんが、もっともっと多角的な措置が可能な法律なんです。たとえば、日米安保というものの重要性をこれをきっかけにキャンペーンするということばはなにかもしれませんが、そういうものの認識、日米安保の重要性の認識の一...全文を見る
○石原委員 そうしますと、間接的には日本に対する援助になったわけでしょうが、さらに日本自身の軍需なり、場合によっては民需の、そういう石油に対するアメリカの国防策にのっとった供給というものの、その法律のアローアンスというものはあるのですかないのですか。また日本の場合にはその可能性が...全文を見る
○石原委員 外務大臣にお伺いいたしますが、先般のワシントン会議で、日本はいままでの外交、ああいう国際会議の中で珍しくある一つの役割りを果たしたという評価がされているようであります。私もそういう気がいたしますが、ちょっと時間がございませんので私の質問を羅列いたしますから、ひとつ御記...全文を見る
○石原委員 どうも時間がないので飛び飛びになって申しわけないのですけれども、今後のスケジュールを見ますと、核拡散防止条約という非常な大ものがスケジュールに入っております。私は、私の知る限りでこれほど重要な意味を持つ条約でありながら、これほど国民的な論議の対象にならなかった条約もな...全文を見る
○石原委員 終わります。
04月27日第72回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○石原委員 外務大臣にお伺いいたしますが、今回のこの協定は非常に政治性が強い。獲得された両者の路線がいわば外交路線ともいわれております。しかし、そうならば一そうこの協定を結ぶにあたってわが国が中国に対してとる外交的、政治的原則は、さきのハワイ会談の日米共同声明にもいわれましたよう...全文を見る
○石原委員 互いに違う原則の両国の交渉の中で、大臣が非常に御苦労なさったのは私、評価いたしますが、しかし実際にでき上がった協定は、それぞれの主観的な価値判断があると思いますけれども、私にはいささか意外な感じがいたしたという感慨を禁じ得ない。それにしましても、与党内でもずいぶん議論...全文を見る
○石原委員 運輸大臣がおっしゃいますように、今度の交渉で公式、非公式に獲得された将来性ということを、私は当然経済的見地からも織り込んで協定を評価すべきだとは思います。しかし、その際問題になるのは、今度の協定の最大眼目であったイスラマバード経由の欧州最短距離の路線の扱いでありますけ...全文を見る
○石原委員 その外務大臣のおっしゃる、日本が将来他国とディスクリミネートされないような期待というのが出てくると、私はちょっと非常に不安になるのです。つまり、よい意味で、われわれに有利な意味で、われわれが他国から差別されるというならわかりますけれども、これだけあえていろいろなことを...全文を見る
○石原委員 しかし、現実に、すでにキャセイというのは、今回の問題が起こってくる前に、大阪空港の現在の規制というものを踏まえての日本側の主張をいれずに、はっきりと報復手段をとったわけです。  日本と中国は、他国に比べて特殊な関係があるというのは一つの主観でしょうが、それが国際的に...全文を見る
○石原委員 時間がございませんので、防衛庁の関係者と外務大臣にそれぞれ質問して終わりますが、いままでるるいろいろな討論がございましたけれども、経済的に見ては、明らかに平等性を欠いている。しかし、そういうものを国際政治にのっとった、これからいろいろな中国の関係――現時点で、あくまで...全文を見る
○石原委員 局長、純粋に防衛的な見地から……。
○石原委員 終わります。
09月05日第73回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○石原委員 大統領夫人の殺害事件について、日本に道義的な責任がないとか、それから外務大臣の北の脅威云々について、多分に誤解の多い言辞が外務省に多いような気がいたします。特に道義的な責任がないということばは、後に公式には取り消されましたが、非常に余韻が消えにくいことはであったと思い...全文を見る
○石原委員 続いて北の脅威云々の問題についてお伺いいたしますが、客観的に軍事的に限って、軍事的な脅威がないという判断の根拠に、韓国軍に加えて在韓国連軍なり米軍が駐留しているということで、軍事的な均衡というものはとれているという御認識だと思いますけれども、いましきりに韓国からの国連...全文を見る
○石原委員 いずれにしましても、そうすると、その安保理事会での新しい何らかの措置というものはどういう形で講ぜられるかわかりませんが、それが現在韓国に駐留している国連軍の一種の抑止力というものを下回る措置であった場合には、新しい過去の脅威の度合いとはいささかの相違はあれ、北からの脅...全文を見る
○石原委員 国家の存立にとっての脅威なり危機というものは、必ずしも軍事的なものを直接に意味しませんし、軍事的な脅威というものを誘発するための何らかの処置が実は軍事的な脅威に通ずるということは常識としてあり得ると思います。私たちが知る限りいろいろな形での諜報活動あるいは地下工作とい...全文を見る
○石原委員 それだけのデータをもとにしますと、韓国という外国の事情ではあれ、韓国政府の日本が韓国に対する北鮮からの中継基地になっているという言及は、事実的な根拠がある、ある意味で正当性を持つと判断してよろしゅうございますか。主観的な判断ではなしに、事実というものを踏まえて、要する...全文を見る
○石原委員 私が調べました幾つかの事件に関してもいろいろ暗示がございまして、たとえば日本の警察が検挙しました北鮮系のスパイを、刑期満了して送り返すときに、韓国から北鮮への亡命をはかって日本政府に申し入れた韓国人をあわせて北に送還しようとしたときに、北の政府は、自分たちがそういう秘...全文を見る
○石原委員 しかし、とにかく私たちが北鮮との将来の関係をどういうふうに期待するかは別にしましても、韓国との関係からして、北の朝鮮が韓国に対するそういう政治的な意図を持った行動というものを少なくとも日本経由で行なうことは、日本の政府にとって迷惑であるというぐらいの表明というものは、...全文を見る
○石原委員 先ほど共同声明の韓国条項について田中委員の質問にお答えになりましたが、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。  二年前の共同声明の時期に比べて、確かに韓国には何らかの変化があるといえばありますけれども、それが本質的な変化を意味するほど大きな変化とは少なくとも私には思...全文を見る
○石原委員 おことばを返すといいますか、釈迦に説法になるかもしれませんが、この数年来朝鮮半島に見られる南北統一への一つの手がかりというものは、世界全体の政治的な風潮であるデタントの一つの地域的な表示といえばいえると思いますが、実は日本の外交なり外交関係者あるいは日本のジャーナリズ...全文を見る
○石原委員 ちょっと補足しますけれども、外務大臣にお伺いしたのは、日本の政府がそういう帰国者たちに対して云々ではなしに、明らかに外国の政府が日本のつまり民間組織を通じて、その人たちの国籍の自由な選択というものを規制している、そういう傾向について外務省当局としていかがにお考えかとい...全文を見る
○石原委員 外務省が事実を確認していらっしゃらないならば、ここで私のほうから資料を提出いたしますけれども、法務省の入国管理事務所でその事実をちゃんと調査して、しかも公的な出版物の中にそういう記録も載っております。ですから、必要ならば私のほうから差し上げますので、それを御参考になっ...全文を見る