石原慎太郎

いしはらしんたろう



当選回数回

石原慎太郎の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第80回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○石原国務大臣 この問題は石橋さんが申されましたように、まさしく文明批判の核心の問題でございまして、環境庁が発足しましてからまだ本当に数年でございますけれども、従来の日本の役所の中では、環境庁としましてはかなり積極的な努力をし、政治の領域だけではなしに、国民全体の意識改革というも...全文を見る
02月12日第80回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○石原国務大臣 環境庁としていま考えておりますアセスメント法もすべての資料を公開するという原則でやっておりますし、そういう意味で、後先になるかと思いますが、新空港の場合にも、田村大臣が言われましたように、調査の資料を公表する形で、できるだけ、より多くの納得を得られる努力を環境庁と...全文を見る
02月16日第80回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○石原国務大臣 まことにそのとおりだと思います。  ちょうど高度成長の最盛期の一九六〇年代の終わりごろ、未来学者のハーマン・カーンが日本に参りましてした講演、シンポジウムを私聞きましたが、そのときに、彼が、恐らく日本は今世紀の終わりごろアメリカをGNPで抜くだろうが、しかし、い...全文を見る
○石原国務大臣 ようやく機が熟してまいりまして、中公審からも中間的な答申を受けまして、それを土台に環境庁の原案をつくりまして、いま関係省庁の言い分を聞いて、今国会に提出するべく慎重ではなしに積極的に努力をしておりますが、この間石橋委員にもお答えいたしましたけれども、従来の行政原理...全文を見る
○石原国務大臣 受けておりません。
02月17日第80回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○石原国務大臣 そのような論文を書きました。
02月18日第80回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  坂口さんの御出身のあたりにもゼロメートル地帯がたくさんおありになって御心配と思いますが、環境庁といたしましては、地盤沈下の防止はあくまでも新規の法律をもってすべきだと思います。  なぜならば、従来、対策に用いておりました工業用水法やあるい...全文を見る
02月21日第80回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(石原慎太郎君) お言葉を返すわけではございませんが、お役所の決める大衆の欲するニーズと国民大衆が本当に欲しているニーズとにいささか昨今狂いがあるような気がいたします。私は健康を中心にしました環境保全と坂野さんがおっしゃいました公共事業の目的とする環境整備というものは決...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いま申し上げましたことに決して矛盾はしないと思いますけれども、私も、おっしゃいますとおり、公共事業というものはいろいろな経済性というものを踏まえて——十分踏まえて評価されるべきものだと思います。ですから、本来ならば、いま環境庁で考えておりますアセスメン...全文を見る
02月23日第80回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  もし放射能の漏洩があるならば、これは人間の健康にかかわる非常に重要な問題でございますが、直接、放射能は科学技術庁の所管でございます。しかし、そういう事実があるならば、環境庁としても見逃すことのできない事態でございますから、当然環境問題として...全文を見る
02月24日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号
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○石原国務大臣 先般、環境庁長官を拝命いたしました石原慎太郎でございます。  第八十回国会における衆議院公害対策並びに環境保全特別委員会の審議に先立ち、就任のごあいさつを申し上げますとともに、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 ...全文を見る
02月26日第80回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  瀬野先生の御発言と同じ内容の陳情を先般熊本県議団から受けまして、環境庁としましても、県のこの厄介な問題に対するいままでの非常な努力を評価するものでございますが、御存じのように、四十八年の例の最低千六百万パーヘッドという認定患者に対する補償の...全文を見る
○石原国務大臣 この機関委任事務返還ということになりますと先ほどのような問題が出てまいりますが、やはり熊本県の主導のもとに国の協力を従来以上に、その量をふやす、質をふやすということで努力をすべきものと心得ます。
○石原国務大臣 財源につきましては、環境庁としましても、熊本県の実情を踏まえてことし、五十二年度の予算においては県の負担を軽減するように、かなりの努力をいたしました。  ちなみに、健康被害救済特別措置費の熊本県分は、五十一年度は二千五百万円でございましたが、五十二年度は四千八百...全文を見る
○石原国務大臣 瀬野先生先ほどみずからおっしゃいましたように、非常に病像が多様化し、また極端な患者は非常に早く認定されましたが、非常に不全型あるいは潜在性の患者がいま焦点になっているわけでございまして、これを認定、救済するという基準は非常にむずかしいので、環境庁もいろいろな知見を...全文を見る
○石原国務大臣 原爆方式は、現行の補償制度の中ではなかなか仕事が進まないということで、一つの代案として出てきたものと存じますが、ある意味で非常に暗示的でございます。ですから、私たちはこれを決して無視せずに、それをそのままなぞらえるということではなしに、水俣方式と申しましょうか、そ...全文を見る
03月01日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  中公審の答申を得まして、環境庁側の原案を一応つくりまして、各省庁間の話し合いをいたしまして、関係各省の意見、反対意見を一応聴取し終わった段階でございます。ですから、それを勘案いたしまして、期日内に成案を得て、国会に提出したいと思っているとこ...全文を見る
○石原国務大臣 それはもう当然衆知を集めるために、与野党で構成されるこの委員会もございますし、国会もあるわけでございますから、決して、役所が出しました案が絶対的なものと私は毛頭考えておりませんし、十分御審議願いたいと思います。ただ、すでに野党の先生方が出されたそれぞれの原案につい...全文を見る
○石原国務大臣 私は、実はこの案については私なりの意見を持っておりました。しかし、それは現在の法体系といいますか、行政現状の中でなかなかしにくいこともございまして、一応環境庁の基本的な路線というものを私は了承しましたが、どういう形で了承したかと申しますと、私は、これはやはり最低限...全文を見る
○石原国務大臣 排水に対する量的な、質的ないろいろな規制を強化することが考えられると思いますが、審議会の答申に、瀬戸内海にふさわしい排水規制という答申がございまして、これはまた非常に玉虫色で、解釈のしょうがいろいろございますので、そのふさわしさというものが具体的に何であるかという...全文を見る
○石原国務大臣 私は素人でございますけれども、海の方はかなり体験的に詳しいのですが、赤潮の原因究明は非常に困難だなと思います体験を一つ御披露さしていただきたいのは、瀬戸内海へ行きましたときに、あそこで漁をしている漁師たち、養殖をしている人たちが赤潮で非常に迷惑するということを言っ...全文を見る
○石原国務大臣 お答えいたします。  あの判決は、先生のおっしゃるとおり、水俣病の問題に関して一つのエポックを区切るべき改めての事実認識だと思います。そういう意味で、環境庁としても非常に厳しい姿勢でこれを受けとめたいと思っております。  ただ、判決の全体の文章を見て、どこをど...全文を見る
○石原国務大臣 違法状態を早急になくす努力はいたします。  それから、行政が怠慢であったと言われますが、これは機関委任事務でございまして、直接の当事者が熊本県である限り、環境庁もいろいろ、一歩遠ざかったと申しますか、退いた立場から、この問題を非常に憂慮してきたわけでございますけ...全文を見る
○石原国務大臣 これは政治家としての私の個人的な見解になるかもしれませんが、私も私なりに水俣病の経過をずっと勉強し直してみまして、この認定の作業云々だけではなしに、熊本県の行政、国の行政が非常に遅滞し、反応が遅かったために、患者の数のけたというものが年ごとにふえてまいりました。あ...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。そういう意味では、水銀のあれだけの広範囲た及ぶ汚染というものが一体これからどういう新しい事実を出してくるかということは、いままでの人間の体験にないことでございますので、これからも新しい事実が出てくる懸念は十分ございますし、あの第二次大...全文を見る
○石原国務大臣 それは非常にむずかしい問題でございまして、具体的なことは政府委員が答弁いたしますが、やはり、いままでの形では、幾ら時間というものを役所で仕切っても、結局その時間の間で作業が満たされるということはないような気がいたします。ですから、やはり、馬場先生も自分の地元でいら...全文を見る
○石原国務大臣 すでにそういう陳情も受けておりますし、これからも陳情は承りますけれども、判決が出ました後の、起こってきましたそういう問題について、いま部長が述べました結論を役所としては出したわけでございます。しかし、なおもっと細々した事情をお聞きし、さらに他の案件の判断のよすがに...全文を見る
○石原国務大臣 しかしこれは、水俣病の現状というのは、諸地域に拡散しているとはいえ、患者の分布というのはやはり九〇%が熊本県におられるわけでございます。それから、過去の認定作業を見ましても、水俣という地域性を十分掌握され、この十数年、二十数年間いろいろな形で患者を診てこられたお医...全文を見る
○石原国務大臣 水俣病研究センターでございますか、あれも発足いたしましたし、そういうところで早急に認定の方々の作業をしなくちゃいかぬ、患者さんの救済をしなくちゃいけないと同時に、先ほど申しましたように、放射能と同じように非常に長期にわたる後遺症のあり得る病気でございますから、そう...全文を見る
○石原国務大臣 この間も予算委員会で瀬野先生にその問題についてお答えいたしましたけれども、私はできないことはないと思います。ただ、例の裁定、パーヘッド千六百万か千八百万という補償の裁定が前提になりますと、これは非常に厄介な問題が出てきまして、それから要するに例の汚染者が払うという...全文を見る
○石原国務大臣 私もそのように心得ます。先ほども先生おっしゃいましたけれども、決して水俣病は終わったわけではございませんし、病気の本質的なものからいいましても、これから先、予期しない形で、これが新たな形で発覚するということもあり得ると思います。そういう意味で、いわゆる不全性の病像...全文を見る
○石原国務大臣 週刊誌にはそのようなことを言っておりません。週刊誌は、人の言ったことをそのまま書けばあんなに売れないでしょうが、どうも正確なコメントを正確に伝えない節がございまして、これは押し問答になりますから、否定するだけでこれ以上申しません。  私は、物事はすべて物書きのこ...全文を見る
○石原国務大臣 この問題も大変厄介でございまして、松に忠ならんと欲せば虫の方に孝ならずで、私も大変考えました。私、何の報告も知識もないままに閣議で決定されそうになりましたので、これはストップをかけまして、同時に、その時点で、自然保護審議会の有力な委員の方々から空中散布は困るという...全文を見る
○石原国務大臣 これは非常に厄介な問題でして、同じ自然保護ということの中で、松をとるか虫をとるかという、つまり、その価値の優先順位をだれが決めるかということなんですね。こういう民主主義の体制の中では、まず地方公共団体の首長が、うちの県はとにかく抜本的に空中散布をするという要請があ...全文を見る
○石原国務大臣 先ほど局長が、お答えいたしました五つの条項の中の第三の「実施に当たっては、十分に地域住民に説明し、」のこの「地域住民」は、地方公共団体の首長ではなしに、もっと細分化された地域の住民という意味で申し入れてございます。
○石原国務大臣 どうも基本的にその時期でないという認識のようでございます。私、よけいなことを言うかもしれませんけれども、やはり日本の行政の中で、社会、文明全体が転換期に来ているときに、役所の発想も変わらなければいかぬと思いますが、その一番ティピカルな在来の行政の中の価値観と新しい...全文を見る
○石原国務大臣 私は、本来なら、せっかくこういう法律ができますので、そのイエス、ノーの権限というものは環境庁長官が持つにこしたことはないと思いますけれども、いまの行政の体系の中では、まず非常に強烈な抵抗があって不可能でございましょう。他省から言えば僭越であるということで片づけられ...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりでやっております。
○石原国務大臣 核問題についての私の発言は、どうも正しく判読されていない節がございまして、この機会、結構な機会でございますからはっきり申し上げますけれども、私は核保有論者ではございません。国会の質疑の議事録を見ていただきましても、はっきりと、利害損得換算しても、現況日本は核を持つ...全文を見る
○石原国務大臣 その発言は、非核三原則が議会で決議される前でございます。それがしきりに論議されたときでございまして、私は、一議員として、個人の立場でそのような発言をいたしました。その後、国会で決議されまして、先ほど申しました情勢の変化等々ございまして、私いま、もちろん国会議員はす...全文を見る
○石原国務大臣 私の著書に言及いただいて大変光栄でございますけれども、私はそうは思いませんし、コンテクストのつながりというものがございまして、文章の一部だけ取り上げられますと違った印象が拡大されるおそれがございますが、私、それはだれとの対談でしたか、ちょっと失念いたしましたけれど...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 公開というのは、いままでの慣例で申しますと、実質的に新聞記者の立ち会いでございましたが、いろいろな陳情を私、受けますけれども、新聞記者が立ち会う公開の形では本当のことが言いにくい、ぜひ非公開にしてほしい、あるいは公開にせざるを得ないような庁舎ではなしにほかの場所で...全文を見る
○石原国務大臣 確かに環境庁は、住民運動というものを基軸にする公害問題の取り組みによって新しい歴史をつくり、国民大衆の意識変革に非常に強く寄与してきたことは、私、認めます。しかし、お言葉を返すようでございますけれども、住民運動の方々の中に、公開をしてもらっては困る、要するに非公式...全文を見る
○石原国務大臣 これは言葉の行き違いでございまして、それをお認めいただけるなら、別に原則は原則で例外もあることでございますから、記者の諸兄が納得してくださるならば、原則は公開、しかも、あくまでも公開、非公開については陳情者側の意思をそんたくするということでも結構でございます。いず...全文を見る
○石原国務大臣 言葉の行き違いがあると思いますけれども、それではこういうふうにいたします。  環境庁で行われる陳情は一切公開せよという鉄則はやめさせていただきまして、原則的には公開しますけれども、あくまでも陳情者の公開、非公開の意思をそんたくするという形にさせていただくというの...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 結構です。
○石原国務大臣 住民あるいはその公害被害者の方々の実態を私が拝見するというのは、私が自分で視察に行くべきだと思います。陳情という形でおいでになる限り、冷静な説明をいただき、冷静な質疑応答のできるためのおのずと数なり質なりの制限があると思いますので、その点は、いま東中先生がおっしゃ...全文を見る
○石原国務大臣 水俣でございますとか四日市でございますとか、そういう非常にラジカルな個々のケースをとりますと、これは企業なり行政なりというものに、過半といいましょうかほとんどの責任があるという事例もたくさんございますが、しかし同時に、総体的に、特にジャーナリズムにあらわれてくる公...全文を見る
○石原国務大臣 これはケース・バイ・ケースで考えさせていただくつもりでございます。
○石原国務大臣 お言葉を待つまでもなく、住民運動を規制するとか抑制するという観点で環境行政をするつもりは全くございません。しかし、住民運動にもいろいろな代表がございましょう。ですから、できるだけ多くの機会、しかし限られた時間を有効に生かす形で、私は、住民の方々それぞれの主張を複合...全文を見る
○石原国務大臣 そのようにおとりいただいて結構でございますけれども、名のることのできない、しかも話し合いの本件に全くかかわりのない人たちまで同席される必要は私はないと思います。
○石原国務大臣 ですから、基本的な姿勢でそういうふうに臨むためにも、いらっしゃる方々にも最低限のルールは守り協力をしていただきたいということをきょう申したわけでございまして、それを守っていただければ、私は、限られた時間にできるだけ多くの方々にお目にかかって、できるだけ多くの声を聞...全文を見る
○石原国務大臣 社会風土が成熟していないという意見のようでございますけれども、確かにそういう節もなきにしもあらずと思いますが、それを成熟させるためにも、この法案は必要だと思います。  それから、どうも遅滞ぎみの必要な開発というものをむしろ促進するためにも、私はこの法律を必要とす...全文を見る
○石原国務大臣 混乱もさせませんし、遅延もさせるゆえんにならないと私は思います。
○石原国務大臣 お役所というのはどうも非常に不思議な世界でございまして、私もいろいろ当惑することがございますが、三月二十二日までに出せなくなったときにそういう方法を講じるよりも、むしろ三月二十二日までにこれを上程するために、関係各省がどういう意見があるかということをある時点で公表...全文を見る
03月03日第80回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○石原国務大臣 環境庁の昭和四十九年度歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、昭和四十九年度の当初歳出予算額は百五十四億七千六百九十六万円でありましたが、これに予算補正追加額三億六千五百九十四万円余、予算補正修正減少額二億七百九十九万円余、予算移替増加額五...全文を見る
○石原国務大臣 マツクイムシの問題につきましては、松もまた自然環境の一つでございますし、同時に空中散布によって死ぬと言われているほかの昆虫も対象でございまして、非常に二律背反し、環境庁としても苦脳いたしておるところでございますが、先般両方がなるたけ並び立つようにという意味で幾つか...全文を見る
○石原国務大臣 丹羽先生御指摘のような現況はあちこちにございます。そのために第三者機関のようなものをつくるよりも、むしろ事業計画の段階で住民を含めた多角的な意見を取り入れ、その事業がいろいろ経済性でのメリットをもたらすと同時に、あるいはもたらすかもしれない環境に対する影響を測定し...全文を見る
○石原国務大臣 いま先生がおっしゃいました後者の方でございます。  以前に基本的認可がおりました開発でも、現時点でいろいろ問題がございます場合には、やはり環境庁として周囲の住民の健康の保全というものを第一義に考え、考え直すべきものは考え直すべきだと思います。何と申しましても、こ...全文を見る
○石原国務大臣 この問題につきましては、自然環境保全審議会に審議を依頼いたしまして、すでに四回会議を開かれているようでございますが、いまだ答申は受けておりません。しかし、その答申は答申として承りますが、あくまでも先生おっしゃいましたように、私自身も現地へ伺って、私の判断を加えて解...全文を見る
○石原国務大臣 わかりました。伺います、それでは。
○石原国務大臣 私、五月、六月と申しましたのは、やはり周囲の植生等も自分の目で見たいと思いますので、その時期を申し上げましたわけでございます。  それから、現地に私が赴きました限りは、すでに四回も審議会をやっておるわけでございますから、一応その審議会の結論というものをそんたくす...全文を見る
○石原国務大臣 いずれにしましても、その点も私自身の目で確めさせていただきまして、判断させていただきたいと思います。
○石原国務大臣 原則的に、先生のおっしゃいますような積極的な姿勢で、この問題を考えてみたいと思います。
○石原国務大臣 私は昔狩猟をしておりましたけれども、このごろ全然いたしませんが、射殺ということになりますと、ちょっと私の個人的な感情として問題があるように思いますけれども、今日いろいろあちこちに自然の動物園等がございまして、かなり大きなスペースを持ったのがございますが、そういうと...全文を見る
○石原国務大臣 私詳しく存じませんが、文化庁の方に、天然記念物に関しては一般的に何か補償制度があるようでございますので、政府委員から説明をお聞き取り願いたいと思います。
○石原国務大臣 方針として、そうすべきだと思います。  ただ、補償と言いましょうか、すでにそういう実害があるのでございますから、補償ということになると、非常にめんどうな問題があると思いますけれども、たとえば被害地域を守るための設備に補助をするなり、まあいろいろ方法があると思いま...全文を見る
○石原国務大臣 先生御指摘の問題は、本来なら私は文化庁の所管の案件になるべきものと思いますけれども、いずれにしましても、公営のそういう施設を新規につくるということは、いろいろ問題があると思いますけれども、積極的に考えさせていただきますが、私、ちょっと考えますには、御存じかどうか知...全文を見る
○石原国務大臣 この問題に限らず、どうも行政と政治の間のギャップがあちこちにございます。環境庁の抱える問題にしましても、従来は、もう起こってしまった問題を後手後手に後追いして、これを要するに調整し、回復するということを主にやってまいりましたが、やはりアセスメント法の趣旨も、つまり...全文を見る
○石原国務大臣 大変いい御提言をいただきました。  私は、いささかこの問題について専門家でございまして、私自身スクーバでダイビングしますと、食い荒らされたサンゴ礁の印象は本当に無残なものでございます。同時に、あるところで、ここまでオニヒトデが来たなという地域でもぐったこともござ...全文を見る
○石原国務大臣 お答えいたします。  御指摘のように、高度成長時代に、これを国是のごとくして行われた開発がもたらした自然の破壊は本当に恐ろしいものがございます。それが石油ショックでとんざいたしまして、いま大きな価値観の変革がもたらされたわけでございます。非常におくればせながら、...全文を見る
○石原国務大臣 そういう意味で現在一定規模を超える開発に関してのアセスメント法というものを考えているわけでございますが、そういう問題を持ち出す前にお考えいただきたいのは、自然環境の保全というものも政治全体の中で大きな問題でございますけれども、ただやはり安定成長とはいえ、十二年間も...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思いますが、私も初体験でございますけれども、役所というものは非常に不思議な世界でございまして、正しい大義名分のために仕事をしようと思うと、あちこちから、それは潜越であるというブレーキがいろいろかかりまして、環境庁のように、この五年間日本の社会の...全文を見る
○石原国務大臣 採石の問題でございますか。
○石原国務大臣 私自身はそういう機会を持ち合わせておりませんけれども、局長がしておると思いますので、局長の方から答弁いたします。
○石原国務大臣 そのように積極的に努めます。
○石原国務大臣 環境庁の行政も、そういう問題に取り組む時期に来ておると思います。いま私、具体的に計画をつまびらかにいたしませんけれども、ドイツのシュワルツワルトのように千年不伐の森を、恐らくあれは三分の一近いものを植林してつくった例もございますし、木を切るための植林ではなしに、自...全文を見る
○石原国務大臣 私の答弁で足りない詳しい部分については政府委員からお聞き取り願いたいと思いますけれども、やはり制度の発足後非常に日が浅く、各府県における実施体制がまだ整備足らずであったこと等から、残念ながら十分な実績を上げることができませんでしたことは認めざるを得ない事実だと思い...全文を見る
○石原国務大臣 残念ながら、そのように認めざるを得ないと思います。そのために、恐らく後で先生から御質問いただくと思いますけれども、この事業の中に幾つか事項がございますが、そのある部分のもう少し弾力的な積極的な活用というものを図らざるを得ないと思っております。
○石原国務大臣 おっしゃるとおり再検討する余地が十分あると考えます。
○石原国務大臣 いま部長が申しました線で改善の努力をしたいと思っております。ただ、保健婦さんそのものですが、絶対数が、そういう形で物を進めようとするとき、足りるか足りないかというのは、また別個の問題でございますけれども、それでもなお、そういう方法に切りかえて仕事が進むような地域に...全文を見る
○石原国務大臣 詳しいことは政府委員が御説明いたしますが、これはやはり作意が不足であったということの、てきめんのたたりではないかと思います。
○石原国務大臣 私の予算に関する認識がちょっと違っていた点がございまして、政府委員の説明のとおりでございます。  そういう意味で環境庁として、この問題に対する姿勢を変えるつもりは毛頭ございません。御指摘の点を再検討させていただきまして、積極的に効果の上がるような方法を検討してい...全文を見る
○石原国務大臣 詳細な問題でございますので、政府委員から答弁させていただきます。
○石原国務大臣 同種の陳情を私自身受けたことはございますが、総理大臣に出された陳情については、まだ承っておりません。
○石原国務大臣 私、よく存じませんので、政府委員から答弁させていただきます。——それは、ちょっとお伺いいたしますが、いつごろのことでございましょうか。
○石原国務大臣 ごく最近ならば、次の閣議で総理から私に何らかの御発言があるかとも思いますが、すでに何日か経過しておりますので……。
○石原国務大臣 何度も行われました。その席では、私何も承っておりません。
○石原国務大臣 福田総理は世田谷の住人でございますので、そういう一つの親近感もあって、また改めて住民の方々が向こうへ陳情されたのかも存じませんが、従来、いろいろな角度から、いろいろな立場の方々から同じ種類の陳情を受けております。それに対して、いつも同じ答えを環境庁からしておりまし...全文を見る
○石原国務大臣 御存じのように、現在の地域指定は、あくまでもSOXをベースにして行っているものでございます。その限りでは、やはり役所としましては、科学的な知見というものをもとにしたラインを引かざるを得ません。そういう意味で、分区指定ではどうかということをこちらで申し上げているわけ...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃられますとおり、何年度にもわたりまして、こういう膨大な不用額を出すこと自身非常に問題があると思います。まして公害被害者の健康の補償の問題は、一番現代的な先鋭的な問題でございますので、今年度にまたこういう事態を起こさないように、方法を再検討いたしまして、何ら...全文を見る
○石原国務大臣 就任早々でございますので、具体的な個々の件につきましては、担当の局長から答弁させていただきます。
○石原国務大臣 日本の行政の体系は非常に縦の系列化がありまして、横の連絡が有機的にいかないところに問題がございますけれども、これはやはり御指摘のように総合的に、いまある縦の系列の中では総合的に行政を行わなければならない問題でございますので、一本化ということは、非常に行政体系そのも...全文を見る
○石原国務大臣 これは産業廃棄物を出す発生源そのものは多様でございまして、ある意味で、その大部分を大企業が占めているわけでございます。当然大企業は、その企業として廃棄物の処理に対する責任を持っているわけでございます。その能力のない中小企業等に対しましては、この事業団を通じて、いろ...全文を見る
03月03日第80回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 石橋委員の質問のときにもお答えいたしましたが、何分いままでの日本の行政原理の中に存在し得ない法律でございますので、いろいろ意見もございました。ただ、ようやく調整もつきかけまして、一両日中に各省の意見をくみ込んだ第二のドラフトを環境庁の中で検討する段階までやっと参り...全文を見る
○石原国務大臣 事が難航いたしました場合によりましては、そのような御指摘の方法を用いてでも、なお実現に努力する所存でございますが、でき得ればそういう方法をとらずに、各省の合意の上で新しい法律を提出したいと思っております。
○石原国務大臣 勇気をもって、決意をもって、そのように努力いたします。
○石原国務大臣 この問題につきましては、今後通産省と十分に相談し、環境庁の姿勢をはっきり明示するように努力いたします。
○石原国務大臣 環境庁は、本日運輸省から大阪国際空港に関します当庁から出しました十三項目の申し入れに対しての回答を受理したばかりでございます。これを今後できるだけ早期に検討いたしまして環境庁としての態度を決定するつもりでございます。     〔委員長退席、大村委員長代理着席〕
○石原国務大臣 環境庁長官といたしまして受けております報告は、本日運輸省からの回答を受理したということだけでございまして、一切そのような事実は関知しておりません。
03月04日第80回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○石原国務大臣 エネルギー問題に関しましては、これは通産省あるいは科学技術庁の所管でございますけれども、環境庁の立場で申しますと、やはり太陽エネルギーでございますとか海洋エネルギーでございますとか、大気や水質の汚染につながる可能性の少ないエネルギーが積極的に開発されていくことは、...全文を見る
○石原国務大臣 やがて私が通産大臣になり科学技術庁長官になりましたときは、環境庁長官としての体験を踏まえまして、そのような汚染率の少ないエネルギーの開発に鋭意努力するつもりでございます。
○石原国務大臣 私、参議院時代、非核三原則が国会で決議されます前に、一議員といたしましていろいろ所論を述べたことがございます。しかし、その後、国際情勢でありますとか技術開発でありますとか、いろいろ三原則に関します政治的な係数の変化もございました。それを踏まえまして、かつ私は今日、...全文を見る
○石原国務大臣 遵守するということは賛成でございます。(「心ならずもだ」と呼ぶ者あり)
○石原国務大臣 でございますから、当時から現在まで、諸般の情勢、非核三原則にかかわります政治係数の変化を私認識いたしまして、その上で、福田内閣のもろもろの姿勢を私自身も考慮いたしまして、そのうちの大きなたてまえの一つでございます三原則を私も遵守するということで入閣をいたしました。
○石原国務大臣 賛成しないものを遵守はできないと思います。賛成するがゆえに遵守するわけでございます。
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 撤回ではございません。そのように変化いたしました。
○石原国務大臣 言葉の問題になるようでございますけれども、撤回と変化とは時間帯に関する概念がいささか違うと思います。私は変化いたしました。
○石原国務大臣 でございますから、賛成がゆえに遵守すると申し上げているわけでございます。(発言する者あり)
○石原国務大臣 短い将来か長い将来か存じませんけれども、非核三原則を左右するようないかなる事態が起こるかということは、これは何人にも想像できないと思います。(発言する者あり)
○石原国務大臣 それじゃ答弁をつけ加えさせていただきます。  将来一体どのような事態が起こるかということ、これは何人にもわからないと思います。でありますから、将来を想定してのお答えは、私はここですべきでないと思います。そのかわり、私が福田内閣の閣僚である限り、私は非核三原則を遵...全文を見る
○石原国務大臣 心ならずではございません。私が非核三原則についていまお読みのような議事録に載っております発言をしました時点から、私自身の認識も変化いたしましたし、同時に、非核三原則にかかわる諸情勢、政治係数の変化がございまして、私はそれを踏まえて、非核三原則に対する私の認識を変化...全文を見る
○石原国務大臣 環境庁といたしましては、環境保全長期計画の策定に並行いたしまして、この種の問題を目下検討作業中でございます。もし必要ならば、現在までの詳しい内容について担当の局長からお答えさしていただきます。いかがでございましょう。
03月10日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  運輸省が環境庁からの十三項目の申し入れに対しまして、現在までその過程に応じて答えてまいりました資料は、実は運輸にとってもかなり不利と申しましょうか、発表しにくいものまではっきりと公開をいたしまして、そういう意味では十三項目の申し入れに対して...全文を見る
○石原国務大臣 詳しくは後ほど局長からもお答えいたしますが、いままで、先ほど申しました一年余、十三項目に関する調査の段階に応じましていろいろ報告を受けておりまして、すでに局長レベルでも四回この問題についての打ち合わせを行っているわけでございますので、三日に公式に提示されました調査...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりでございますので、そういう機会を得ましたならば、日本側の強い主張を述べたいと思います。  それからNOxの問題でございますけれども、これは先生御指摘になりましたように、マスキー法というものがございましたが、これを実現したのは日本が真っ先でございま...全文を見る
○石原国務大臣 まことにおっしゃるとおりでございまして、今回の十三の項目に対します回答の結果、導入を決定いたしますのは、これは運輸省の権限でございます。     〔向山委員長代理退席、委員長着席〕 環境庁といたしましては、いままでのいきさつをながめておりましても、どうも周辺の...全文を見る
○石原国務大臣 パラオ島の計画について日本の政府が関与しているかしていないかということを私、現在資料、情報を持ち合わしておりませんのでつまびらかにいたしません。個人的に関心のある問題でございますけれども、いずれにしてもアメリカは、NEPA等私たちも大いに参考にするような環境基準と...全文を見る
○石原国務大臣 土井先生の先ほどのパラオのCTSの問題でございますけれども、陳情を環境庁に要求される場合には、喜んでお会いいたします。
○石原国務大臣 そのように心得ます。
○石原国務大臣 私、就任いたしましてから、この問題につきましても段階的に報告を受けておりますけれども、今回の環境庁の判断と申しましょうか姿勢を決める段に、運輸省と陰での話し合いというのは一切ございません。また環境庁の見解の文書の中での、場合によっては便数を削減するという条項も、私...全文を見る
○石原国務大臣 予算委員会でお答えしました段階で、十三項目についての運輸省の最終的な回答と申しましょうかがありましたことに関しての環境庁の見解云々ということは、あのときの答弁のとおりでございますけれども、しかしその以前に、決して運輸省との取引という形ではなしに、運輸省が十三項目に...全文を見る
○石原国務大臣 当然、勧告権にのっとりましてと申しましょうか、先ほど申しましたように、十三項目の申し入れでストップをかけサスペンドしていたものをストップを解いたということで、今後エアバスの導入を実施する際のテストフライトに関します条件の整備でありますとか、その他数項目にわたりまし...全文を見る
○石原国務大臣 ちょっと申し添えますけれども、簡単に申しますと、防音装置の完備等、そういう周辺の整備に関していろいろいままでも不信があったようでございますが、環境庁が横から、勧告と申しましょうか、申し入れいたしまして、この際やはり運輸省にはっきりと一札を住民の側に入れていただくと...全文を見る
○石原国務大臣 一札というのはちょっと抽象的な表現でございますけれども、たとえば防音装置を施す部屋数等、住民の方々の申し入れは非常に妥当と思われる節がございますので、そういったものはやはり運輸省の側でも受け入れていただきまして、住民の不安なり不満というものを取り除いていただくよう...全文を見る
○石原国務大臣 先ほどの御質問でございますけれども、もともとこの訴訟は、基本的な争点は騒音の問題でございまして、第一審に基づいて、夜の九時から七時までの飛行を停止する、あるいは便数の削減等、実際に実施したわけでございます。政府が上告しました理由は、行政と司法のかかわりについての本...全文を見る
○石原国務大臣 時間が許す限り、できるだけ早期に現場に私赴いて、自分の目で自分の耳で聞き取って確かめたいと思っております。
○石原国務大臣 どういうタイミングで時間がとれるか存じませんけれども、できればテストフライトが行われる前に私も伺いまして、住民の方々とテストフライトを含めていろいろな問題について話したいと思っております。恐らく運輸大臣はもうすでに視察をされたと思いますけれども、環境庁は環境庁の立...全文を見る
○石原国務大臣 住民の同意と申しましても、これはさんざん議論し尽くしてもなお少数意見があるのは世の常でございますが、しかしその限りでやはり努力をしまして、住民側のコンセンサスと言われるにふさわしい同意というものを得る努力を運輸省はすべきだと思います。そういう交渉自体は運輸省の所轄...全文を見る
○石原国務大臣 先ほど申しましたように、これはあくまでも運輸省の管轄の仕事でございますが、地方自治体そのものが間接民主主義で住民の意向を代表しているとは申しましても、自治体なりの線切りをすると思います。そこで、つまり落ちこぼれた方々もかなりの多数になると思いますので、そういったい...全文を見る
○石原国務大臣 現運輸大臣田村先生も大衆の中から出てきた政治家でございますので、私は環境庁の長官といたしまして、運輸大臣が東中先生がおっしゃる線で決意をするように強く助言をいたします。
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○石原国務大臣 私も馬場先生のお考えに同感でございます。ただ、これだけの多人数の人たちが多量の水銀に汚染されたというのは人類の一種の処女体験でございまして、現行の医学ではこれを効果的に治す方法がなかなかないということで、水俣病の本拠地でございます水俣に研究センターを置きまして新し...全文を見る
○石原国務大臣 いろいろな御提案があったわけでございますけれども、私も、第一次計画の中にいろいろ入っておりますが、足らない部分もあるいはあるかと思います。これは、まず第一次計画を運営してみまして、できるだけ早く運営の段階で足りない部分を発見し、その上で、第二次計画を考えるべきもの...全文を見る
○石原国務大臣 いずれにしても、私、現地に赴いて事情を視察させていただきますが、第一次計画が運営されました上で、第二次計画の必要がありましたならば、当然積極的に第二次計画を立ててセンターの拡充に努めるべきだと思います。
○石原国務大臣 国立の施設でございますから、運営の責任は国にございます。いま官房長から聞きましたけれども、五十三年度の一つの課題として、この研究センターが果たして環境庁の所管になるかならないかというのはまだ決まってないようですけれども、これはそのように努力いたしまして御協力願いた...全文を見る
○石原国務大臣 まさにそのことが私、懸念している問題でございまして、いわゆる県なり関係の役所が決めました観光ルートをたどるだけの視察はしたくないと思っております。また時間に制限もあるようですけれども、先に官房長官にも念を押しまして、重要な案件のない閣議をひとつ欠席させていただいて...全文を見る
○石原国務大臣 先生おっしゃいましたように、高度成長から安定成長へちょうど変革期でございまして、それに従って大衆、国民の意識も変わってまいりまして、したがって違う価値観が大きくクローズアップされてきたわけでございますので、かつての時代に是とされたものが是とされないという状況が起こ...全文を見る
○石原国務大臣 道路を含めまして、ある規模を超えます公共事業に関しましては、公共事業というのはたいがいそれに該当するわけでございますけれども、あくまでも環境に与える影響の評価というもの、つまりアセスメントをした上で計画立案し、着工するように強く要請しております。
○石原国務大臣 御存じのように、日本の行政の機構というものは非常に縦に系列化されておりまして、所管外のことになかなか関係省庁といえども口をはさむと申しましょうか、意思を強く述べるということが不可能な構造になっております。おっしゃるとおり、私も環境庁に入ってみまして、非常に大事な使...全文を見る
○石原国務大臣 私と池田先生は選挙区が隣り合わせでございまして、そこをまたいで環七が走っているわけでございますが、本当にこれは四十三号線とはまた違った意味で非常に地獄絵図に近い様相だと思います。しかし、この道路に関します行政の主体者はあくまでも東京都でございます。私事で申しわけご...全文を見る
○石原国務大臣 環七に限らず、東京都に限らず、幹線道路の周辺にはこの種の問題が起きているわけでございまして、環七の部分的な補修に関します予算を御要望のとおり回すことができずに、建設省の判断でほかへ回したということは、これはやっぱり建設省、専門家の決めたプライオリティーの問題だと思...全文を見る
○石原国務大臣 私自身、選挙区の問題でございますので、受け取られ方に誤解があると困りますが、やはり環七の部分的な手当ての分がどこへ建設省として回されたか、私つまびらかにいたしませんけれども、東京都に限って申しますと、環七というのはやはり最も状況が悪いものの一つだと思います。そうい...全文を見る
○石原国務大臣 日本は水俣病で水銀に関しましては非常に痛々しい大きな体験をいたしまして、水銀に関しては国民全般が非常に重要な関心を抱いておると思います。調査の結果ですと、何か海底の火山活動による可能性が非常に強いということでございまして、そうなりますと、これは公害じゃなしに自然汚...全文を見る
○石原国務大臣 県とも相談いたしまして、ぜひ早期にそういう調査が実現するように積極的に努力いたします。
○石原国務大臣 関係省庁との話し合いも大方煮詰まりまして、通産省も反対ではなしに、反対とは言わない、きわめて消極的であるという態度までどうも変化したようでございます。でございますから、できるだけこれから早い機会にそういった関係省庁の意向を整理いたしまして、いまの第二のドラフトを完...全文を見る
○石原国務大臣 しかと承りまして、必ず御期待に沿うように努力するつもりでございます。
○石原国務大臣 実は私、大分以前でございますけれども、二度ほど内之浦から宮崎県にかけまして志布志湾を訪れたことはございます。その後にあそこにそういう開発の計画があると聞きまして、ある強い印象を受けました。それは何であるかは、立場がございますので申し上げませんが、先ほど企画調整局長...全文を見る
○石原国務大臣 いろんな閣僚が発言されましたが、成田空港に関しましては私は別に何も申しませんでした。ただ、羽田の空港が今日非常に危険な状態にあるので、できるだけ早くあの過密を取り除くために成田空港をあけるべきではないか、そのためにぜひ羽田の非常に危険な過密状態を運輸大臣にも御視察...全文を見る
○石原国務大臣 成田空港も、現在、十分なアセスメントをしてから実現化するというたてまえで検討しております関西新空港と同じような環境基準に、これはすでに空港そのものができた後でございますけれども、これから開港まで環境庁が要求しております基準にかなうような整備をすべきものと心得ます。
○石原国務大臣 成田もでき得る限り関西新空港と同じような条件に、これは一種の後追いになるかもしれませんけれども、整備されるべきだと思います。
○石原国務大臣 後追いと申しましたのは、関西空港に対する後追いではございませんで、すでに空港そのものがアセスメント云々というものが今日のように重視される以前に計画され、着工され、ほとんどでき上がっているわけでございます。でありますから、その周辺の環境整備についてこれからの努力とい...全文を見る
○石原国務大臣 役所と申しますところは非常に不思議な言葉遣いが慣例となっているところでございまして、われわれ常人ではよく理解できないこともございますが、成田空港の場合、どういう発想に基づいてこれが既設の空港になったかということは私よくつまびらかにいたしません。そのいきさつについて...全文を見る
○石原国務大臣 一般社会の概念ではそのとおりだと思います。いま先生の御質問に関して速成のレクチャーを官房長から受けましたところ、環境法関係では、あくまでもこれから着工するもののみを新設とし、すでに何らか部分的に既成の事実が物理的にあるものに関しては既設と、一種線引きして新設、既設...全文を見る
○石原国務大臣 いま橋本局長が申しましたが、ちょっとお言葉を返すようですけれども、私も成田空港は新築ではないと思います。つまり、新築中と申しましょうか、現在完成中ということで、新設という範疇からは外されたのだと思います。
○石原国務大臣 先ほど局長が申し上げましたように、成田そのものは非常に長い時間かかっておりまして、その途中の時点から環境問題というのがやはり非常に意識の中に大きな比重を占め、それに対するアセスメント等の技術というものも開発され、アセスメントそのものが非常に重要視されてきたわけでご...全文を見る
○石原国務大臣 成田が開港しました後に、先生おっしゃられますように、騒音に関しての訴訟が起こったりするようなことになるならば、これは非常に重大な事態でございますし、そういう可能性があるのかないのか、私、現地をまだ見ておりませんし、一回私自身現地に赴いて確かめて、こういった問題に対...全文を見る
○石原国務大臣 保護されるべき自然環境の中にすでに住んでいらっしゃる住民の方々は、何らかの形でその環境というものを利用して生活していらっしゃると思いますけれども、そういう生活のたつきと申しましょうか、それを無視して行政は行わるべきではないと思います。同時にまた、そういう方々が、そ...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 確かにお聞きいたしまして不合理と申しますか、本当に持ち主の方、それを相続される方にはお気の毒だと思います。これはやはり何かそういう不満をなくす、つまり国がそれを買い上げ得ない場合にどういう措置をするかということを、少し検討さしていただきたいと思います。
○石原国務大臣 確かに国から一方的に特別の地域として指定される、これは持ち主にとってある意味では名誉なことかも存じませんが、しかしその後私権が著しく制限され、しかも国が本来買い上げるという方針であるものが予算、いろいろの事情でそう全面的に買い上げてもらえない。最後は先生おっしゃっ...全文を見る
○石原国務大臣 予算が終わりまして、その他の重要な案件が一応片づきましたならば、あるいはその間隙を縫いまして、できるだけ幅広い時間がとれるタイミングで伺うつもりでございます。
○石原国務大臣 必ず参ります。
○石原国務大臣 まさに百聞は一見にしかずでございまして、そういう意味で、私ぜひ現地をできるだけ早い機会に訪れたいと思っておりましたが、何分予算という大事な仕事もございますので四月になるわけでございますが、すでに水俣の何人かの関係者に東京でも会わせていただき、また書面や電話等で、そ...全文を見る
○石原国務大臣 大体そのように努力するつもりでございます。幾つかいままでいろいろな方にお目にかかって集めました資料を現地で確かめまして、夏前までぐらいに案のようなものをつくりまして、それに皆さんとさらに討議することで修正を加え、でき得ればことしじゅうに事態が積極的に動き出すという...全文を見る
○石原国務大臣 先般申し上げましたように、原爆方式をそのまま全くなぞらえるということは、いわゆるPPPという原則が崩れるおそれもございますが、いずれにしても、原爆方式というものを非常に参考にいたしまして、何らか積極的な新しい方式というものを水俣の方々のために講ずべきだと思います。
○石原国務大臣 来年度の予算につきましても、環境庁なりに格段の配慮をいたしたつもりでございますが、現地に赴きましてまた現地の実情を拝見し、そのような努力を今後もするつもりでございます。
○石原国務大臣 大変いいことを言っていただきまして、伊豆七島、小笠原は私の選挙区でもございますが、かねてから同じ意見を持っておりまして、いわば日本の真珠の首飾りのような島でございまして、あんなところに行って猟をするハンターの数は知れていると思いますし、これは先生の御意見を拝しまし...全文を見る
○石原国務大臣 視察に行けと言われて私一番うれしいし、行きたいところは伊豆七島でございまして、そのように心がけるつもりでございます。  それから、先ほど先生おっしゃいました伊豆七島と小笠原の観光資源を守る協会の会長さんのお話が出ましたが、ぜひ御紹介いただきまして、そういう方とじ...全文を見る
○石原国務大臣 審議会からの答申をいただきまして、今年度中に基本的な計画をつくりまして、それにのっとってできるだけ早く原案を作成し、何としても五十三年の通常国会に提出するつもりで積極的に努力するつもりでございます。
○石原国務大臣 瀬戸内海の問題が主に水質の汚染ということでありますならば、その主要な原因になっている京都府なり滋賀県というのは当然組み込まれるべきだと思います。  それから、高知県でございますけれども、概念的には豊後水道は瀬戸内海に入っておりませんが、たしか瀬戸内海臨時措置法で...全文を見る
○石原国務大臣 人間の生活を豊かにする、充足する要件はいろいろあると思いますが、私は、何と申しましても健康がトッププライオリティーを持つべき問題だと思います。その観点に立って窒素酸化物の問題も対処していくつもりでございます。
○石原国務大臣 これはまことかどうか知りませんけれども、最近ある学者から、OECDの環境問題に関係するある高官が、どうも日本のジャーナリズムの環境問題に対する姿勢は少しエモーショナルで、ある意味でアンサイエンティフィックで、場合によってはどうもイグノラントなものがあるような気がす...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、先ほど申しましたように、環境問題に対するいろいろな判断というのはできるだけ科学的に行いたいと思っておりまして、いまそういう知見を収集している最中でございます。しかし、その一方、先生御指摘のようなそういう事態があることも承知しておりますが、SOxベースのい...全文を見る
○石原国務大臣 いま部長もお答えいたしましたが、沿道調査はすでに終わって、そのデータの整理をしているようでございます。そういう新しい知見をもとにいたしまして、つまり、それも科学的な判断の材料にいたしまして鋭意検討したいと思います。いま橋本局長にも確かめましたけれども、SOxが低く...全文を見る
○石原国務大臣 沿道の調査の整理を待ち、それから先ほどの複合大気汚染の専門家によります統計的な分析を待ちまして、できれば今国会中に、いつまでにどれどれのことをするかという基本的なラインを出したいと思います。
○石原国務大臣 先生のおっしゃるとおりでございまして、既存の工業用水法、それからビルのための地下水の規制に対する法律だけでは、すでに沈下の起こった自治体だけの対処でございまして、未然防止にはなりません。そこで、総合的な立法を考えておりましたが、関係省庁いろいろ抵触する部分もありま...全文を見る
○石原国務大臣 公環特でも所信表明いたした際に申し上げましたが、一たん破壊されました自然環境というのはなかなか蘇生、修復することがむずかしゅうございまして、後になってほぞをかむよりも、これを未然に防止する姿勢で、そしてまた、単に自然を放置するだけではなしに、加えるべきものには手を...全文を見る
○石原国務大臣 お聞きしておりますけれども、私自身現場を存じませんので、先生がおっしゃるような実態を確かに把握しているとは申し切れないと思います。
○石原国務大臣 私は環境行政というのは現場主義で行うべきだと思いますので、折を見ましてぜひ現場を視察さしていただきたいと思います。
○石原国務大臣 詳しい所見は政府委員から答弁させますが、いずれにしましても気管系の病気との相関性というものについて、決定的とは申しかねますが、いままで考えられた相関性について一歩前進と申しましょうか、それを暗示する資料として評価されると思います。
○石原国務大臣 指定地域の視察でございますけれども、これはもう全国あちこちにたくさんございまして、いかに現場主義とはいえ、どうもくまなく視察するというわけにはなかなかいかないと思いますので、特に問題点の出てくる地域には私は足を運ぶつもりでおりますから、先生の御指摘のところに参りま...全文を見る
○石原国務大臣 もともとこのごみの処理の問題の大部分は厚生省の所管でございますが、先生御指摘のように、これは環境に非常に重大な影響を及ぼす案件でございまして、私は、そういう点からも、在来ございましたごみの処理の問題は、厚生省からむしろ環境庁へ一元化するという案に非常に共感するもの...全文を見る
○石原国務大臣 同感でございます。
○石原国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、よけいな雑音は消えてもごみがはんらんしたのでは快適な環境とは申せませんし、いまの政府委員の答弁を聞いておりまして、私もいろいろと感じるところがございましたので、早速関係省庁、この問題について協議させます。またその結果、必要ならば、関...全文を見る
03月15日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号
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○石原国務大臣 私、茅さんとの対談であると思いますけれども、そこで申しましたことは、国際政治一般に対します私の概括的な印象でございまして、あくまでも私の個人的な印象と申しましょうか、見解でございますが、どうもいままでの国際情勢を見ておりますと、事が紛糾したときやはり残念ながら核兵...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 おっしゃいますように、確かに放射能汚染というのは一番深刻な汚染でございますし、公害でございますので、これはやはりたてまえからいったら環境庁がこれを所轄事項として管理すべきものだと私は思います。ですが、その調査というものに非常に高度に技術的なものを要するので、一種の...全文を見る
○石原国務大臣 この問題についての正式な連絡は、私自身は受けておりません。いまこの席で石原課長が、残りの四〇%はアスベスト法ではなしにイオン交換膜でいくのだと発言されましたが、これも初めてでございまして、分科会で天谷局長が関係省庁との折衝に入るということをいっておりますけれども、...全文を見る
○石原国務大臣 決して環境庁が無視されたというわけではないと思います。通産省としてはいままで業界側からいろいろ事情の聴取を終え、こういう発言になったと思いますけれども、こういう発言が公式の場でなされた限り、できるだけ早期に対策の推進会議を持つべきだと心得ますので、そのように図りま...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりで取り組みます。
○石原国務大臣 私がこういう発言をすると多分役所は困ると思うのですが、私は法律にそれほど詳しくございませんけれども、いまの行政の縦の分化というのは非常に徹底したものがございますが、このアセスメント法そのものがいままでの行政原理になかったものでございまして、この公害対策基本法の八条...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおり日本は最大の技術輸出国の一つでもございますので、当然そういう措置が法的にも講ぜらるべきだと思います。その線で検討してみたいと思いますが、今回のその水銀による苛性ソーダの製法が、果たしていま先生が引かれましたアメリカのその条項に該当するものであるかど...全文を見る
○石原国務大臣 公害輸出を禁止する立法措置は必要だと思いますので、積極的に検討いたします。  それから公式の席で通産省側からこういった発言がなされました限り、早急に推進会議を開いて対策を講ずるつもりでございます。
○石原国務大臣 基本的にそのような姿勢でテストフライトに取り組みたいと思います。
03月16日第80回国会 衆議院 農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
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○石原国務大臣 林野庁長官も松が枯死するその前提に大気汚染による樹勢の衰弱というものがあることを認めていらっしゃるようにいまお聞きしましたが、私もそのように心得ます。
○石原国務大臣 見て承知しております。
○石原国務大臣 環境庁といたしましては、いま先生が述べられましたとまた違った見地の知見をも勘案いたしまして、環境庁の判断をしたわけでございます。詳しくは政府委員から答弁させていただきます。
○石原国務大臣 いま局長からお答えいたしましたが、そういう観点から環境庁も林野庁と別個に散布の後の結果の調査をいたすつもりでございます。
○石原国務大臣 いま担当の局長に尋ねましたが、心当たりはないそうでございます。
○石原国務大臣 そのような事実があったかないか、再度調査いたしまして、ありましたならば、厳重に注意をいたします。
○石原国務大臣 幸い御質問いただきましたので、私の環境行政に関する姿勢の問題でございますので、納得のいくようにお答えさしていただきます。  いま馬場先生がおっしゃられました事実はちょっと違います。また、新聞等も私の談話を載せておりますが、しかし、ついておる見出しは、それが非常に...全文を見る
○石原国務大臣 大事なことを申し忘れましたが、私のとりました行動につきまして、いろいろ誤解を招き、混乱を生じましたことは大変遺憾でございますし、申しわけなく思います。
○石原国務大臣 この法案が閣議決定されます直前に、実は、自然保護審議会の委員をしていらっしゃいます中村さんに率いられました陳情団がおいでになりまして、私もそこで新しい知見を得まして、その方々の心配にも非常に根拠があるという感触を得ましたので、その次の閣議決定をちょっと待っていただ...全文を見る
03月16日第80回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○石原国務大臣 どこの国でも、先生が先ほどお示しのように、原発に関しまして白砂青松の中に建物があって子供が無心に遊んでいるという写真がございます。これをやはりうそにしてはならないと思います。それで、いたずらな周囲住民の疑心暗鬼と申しましようか、恐怖によるストレスもやはり環境の問題...全文を見る
03月16日第80回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 先般、環境庁長官を拝命いたしました石原慎太郎でございます。  第八十回国会における参議院公害対策及び環境保全特別委員会の審議に先立ち、就任のごあいさつを申し上げますとともに、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 幸い御質問いただきましたので、事は私の行政姿勢に関する重要な問題でございますので、ぜひお答えさせていただきたいと思います。  まず、事実関係から申し上げますと、川本輝夫氏、宇井純氏を中心にする陳情団と申しましょうか、そのグループには、すでに前回も一方...全文を見る
03月17日第80回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○石原国務大臣 放射能の汚染の問題は、現在の法体系では科学技術庁に属する問題でございますが、われわれの生活環境にとって欠かすことのできない要因でございます。そういう意味でアメリカのNEPA等ではアセスメントの中にもこれを入れておるわけでございますけれども、日本の場合にはそうもまい...全文を見る
○石原国務大臣 昨日も石野先生の御質問にお答えをいたしましたわけでございますけれども、環境庁がこの放射能の汚染を調査するということになりますと、非常に高度の技術を要するものでございまして、人材の確保等非常にいろいろな問題がございます。関係の役所間に決して不信感があるわけではござい...全文を見る
○石原国務大臣 私の当初の発言は、環境庁長官と同時に国務大臣として発言したわけでございますが、就任早々でございまして、アセスメント法の作業そのものの進展状況もつまびらかにいたしませんでしたし、本来ならばそういうマクロな、マルチラテラルな法律がつくられればいたずらな抗争というものは...全文を見る
○石原国務大臣 私は、いろいろ誤解があるようでございますけれども、日本が核を持つべきであると申したことは一度もございませんし、現在もそのように思ってはおりません。
○石原国務大臣 そのとおり申しました。
○石原国務大臣 それも間違いなく申しました。政治家はいろいろな立場、いろいろなケースについて専門的に議論するのがその義務の一つだと思います。そういう意味で私は、いろんな方といろんな角度で議論いたしましたが、なお念のためにお調べいただければ結構でございますけれども、たしか参議院時代...全文を見る
○石原国務大臣 政治は生き物でございまして、ラスキ教授が申しましたように、政治を規制するいろいろな政治係数というものは変化をいたします。そういう意味で私はその時点で、御存じかどうか知りませんけれども、日本人の意識の中に——たしかある新聞のかなり大規模な世論調査の中で、日本は核を持...全文を見る
○石原国務大臣 閣僚就任以前でございます。
○石原国務大臣 どうしてそのようなことをおっしゃるのか、私は論理的に理解できませんが、私は現時点で現在の政治係数が続く限り非核三原則というものは遵守すべきであると思います。それは、私はいつまで福田内閣の閣僚をしているか存じませんけれども、要するに、現在の政治状況、現在のいろいろな...全文を見る
○石原国務大臣 潜越な言い方でございますけれども、余り高ぶらずに冷静に、常識的にお考え願いたいのです。私は、すべての陳情に原則的に会うと言っております。しかし、やはり役所には役所なりのごく世間に通用する秩序がございまして、向こうの都合で一方的に時間を指定して、私の仕事の状況、役所...全文を見る
○石原国務大臣 他の省のことは存じませんけれども、グループによりますが、私はいままで環境庁で、恐らく他の役所でもまかり通らないような、世間ではまずまかり通らないような事態があったと思います。たとえば陳情そのものを原則という言葉があやになりますけれども、とにかく私の役所でやる限り全...全文を見る
03月18日第80回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  国民大衆と行政府の接点ということはいろいろあると思いますけれども、主に陳情の問題だと思いますが、私が一つのルールの中で陳情を受けよと申しましたのは、いかに開かれた自由な社会でも、よけいな摩擦やトラブルを省いて能率よく物事を運行するための常識...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃいますように、公害問題について私は、役所だけではなしに、ある場合には自宅も事務所も開放して、フランクにいろいろな方々とお目にかかりたいと思います。しかし、自宅にしろ事務所にしろ役所にしろ、そこで本当に効率のいい対話をし、フランクに物を言い合うためにも、それ...全文を見る
03月22日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○石原国務大臣 私が自分で書きました。
○石原国務大臣 その件につきましていろいろ誤解を招き、また混乱を招いたことを大変申しわけなく思っておりますが、実は、これは長い前のいきさつがございまして、このグループの方々に前にも一度一方的に座り込まれ、どうも役所の中が収拾つかなくなりましたので、十五分という非常に短い時間を他の...全文を見る
○石原国務大臣 突然やってきたと申しますよりも、一方的に向こうの御都合で時間を指定されましても、こちらとしては非常に支障を来すことがございますので、それは困るということを言ったわけでございます。  それから名刺云々は、別に印刷した名刺を出していただかなくても、一体その陳情の中に...全文を見る
○石原国務大臣 環境、公害問題の大先輩として御忠言いただきまして、大変ありがたいと思います。  私も、もとより体制内の革新と申しましょうか、政治家としてそういう理想、目的を捨てたわけではありません。また、役所に入りまして、役所のアカデミズムと申しましょうか、権威主義に自縄自縛に...全文を見る
○石原国務大臣 お答えいたします。  その御質問をいただいて、むしろ私大変ありがたいと思いますが、全くそういう事実はございません。これはスモン病についてのいろいろ論が出ました際に、国家補償について関係閣僚が云々されているのを私は横で聞きまして、ちなみに公害問題に関してはPPPと...全文を見る
○石原国務大臣 陳情という機会を通じまして、私が現場に赴くことなく役所にいながらいろいろな立場の方々の声をお聞きするというのは、大変こちらにとっても便利でありがたい有効な手段だと思います。そしてまたその陳情が効果を上げるために、それぞれの立場の方々が率直に隠さず意見というものをお...全文を見る
○石原国務大臣 いろいろ御忠告いただきましてありがとうございます。  ただ、私がいままで忌避いたしました面会は一回だけでございまして、その他はあくまでも陳情団の方々の自由をそんたくし、役所で公開で会いたくないという方々には別に場所を選んでお目にかかってまいりましたし、そういう意...全文を見る
○石原国務大臣 御指摘の団交ということを、実は私、確かな概念として把握しておりませんで不用意な言葉を使ったのなら、これは取り消させていただきます。私が申しましたのは、いずれにしてもルールにのっとった冷静な話し合いということで申し上げましたので、表現が団交そのものを非常に間違った見...全文を見る
○石原国務大臣 私、当日の事実を詳しく存じませんけれども、いずれにしても、あそこに私たちもたな子の一人として入っておるわけでございまして、面会人が私たちを名指しで訪れまして、そういう措置がとられれば、これはやはり環境庁の威信にかかわる問題でございますので、環境庁の方からも、今後訪...全文を見る
○石原国務大臣 存じません。
○石原国務大臣 しかし先ほど来の答弁にもございましたように、環境庁といたしましては甲殻類にはある種の好ましくない影響があるということは承知しておりましたので、恐らく政府委員関係の間でそういう問題に対する何らかの配慮がなされるべきであるという連絡は行っていたものと私心得ます。
○石原国務大臣 でございますから、この法律の運用に当たりまして、御存じのように環境庁といたしましては、空中散布に非常に懸念を持つ陳情団の方々の意見も十分しんしゃくいたしまして五項目の強い申し入れをいたしました。その第一項に「実施に当たり環境保全に配慮する旨明記する。」とございます...全文を見る
○石原国務大臣 詳しいことは局長からお答えさせていただきますが、そういう専門的な検討をいただく事前に環境庁の方として既定の方向づけをするということはあり得ません。でございますから、そういう場で十分に科学的な検討をお加えいただいて、その結果を待ち、環境基準というものをより科学的にす...全文を見る
○石原国務大臣 私もそのように心得ます。そういうわけで現在環境庁といたしましては、いま部長がお話しいたしましたように、知見の科学的な取りまとめ、NOxの規制のための科学的な信憑性というものを追求して調査を進めておるわけでございます。
○石原国務大臣 その線で積極的に努力をするつもりでございます。
○石原国務大臣 残念ながら締め切りには間に合いませんでしたが、しかしなお時間的な余裕もございますので、その限りでできるだけ早期に関係各省庁との意見を取りまとめまして最終案をつくり提出するつもりでございます。
○石原国務大臣 本気でやるつもりでございますので悪戦苦闘いたしております。
○石原国務大臣 その決意で鋭意努力中でございます。
○石原国務大臣 御指摘のように、中央で考えた案がその現場にそぐわないということはこれからもあると思います。そういう意味で、御指摘のように、できるだけ現場の事情を踏まえて、アセスメントが本当のアセスメントになるような指導をしていくつもりでございます。
○石原国務大臣 詳しい部分は政府委員から答弁いたしますが、私もこれを実現するためにいろいろ努力をしておりますけれども、どうも全体に対する疑心暗鬼というものがいまだに氷解していないような感じがいたしまして、もっと突っ込んでそれぞれの条文、条文についての意見が持ち寄られている時点でご...全文を見る
○石原国務大臣 すでに局長、部長の方からお答えいたしましたように、新しい知見の分析を行い、より豊かな、より確かな新しいデータを追求しているわけでございまして、それが資料の上で気管系の疾病とNOxとの相関性というものをはっきりあかし出しました時点で、これは当然補償制度の一つの要件と...全文を見る
03月22日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  今回、松くい虫の防除のための薬を散布する、その薬をまく結果、松くい虫は除去されましても、他の昆虫が死んだり、あるいは養蚕でありますとか養蜂にいろいろな影響を与えるということも言われておりましたし、そういった意味では、松は救われるにしても、そ...全文を見る
○石原国務大臣 御指摘のとおりでございまして、実はこの松くい虫の法案が問題になりました時点で調査が非常に未徹底だったということを痛感いたしまして、散布されます以前に本年度において環境庁なりの調査をいたさせております。そしてまた、散布が行われました後も何らかの方法で環境庁としての調...全文を見る
○石原国務大臣 しかし、そういう極端な論を出しますと、やはりそれによって損われる、たとえば農民の方々も非常に御迷惑されますでしょうし、今回の松くい虫の場合にも松を救うことも大事でございますけれども、また一方、この散布に非常に懸念を持たれる方々が、それによって自然のサイクルと申しま...全文を見る
○石原国務大臣 当面松の被害が非常に進んでおりますので、これをここで食いとめるということの意味では、環境庁の見解としても、選択としては今回松をとったということになると思います。  実は環境庁がこの問題につきまして五項目の申し入れをいたしましたのも、直前に自然環境保全審議会の委員...全文を見る
03月23日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○石原国務大臣 この法案は防除法の一種の特別法としてでき上がってきたわけでございます。そういう意味で、本体になります法律そのものがそういう趣旨を体してでき上がっているものと心得、ここで改めてそういう字句を挿入しなくてもそういう趣旨というものが生かされるという判断で、先生のおっしゃ...全文を見る
○石原国務大臣 虫を殺す農薬でございますので、その限りにおいては有毒性でなければ効果も上がらないわけでございます。しかし他の農薬に比べて残留性が少ない、あるいは有毒性が非常に少ない。しかし仄聞いたしますところ、養蚕でございますとか養蜂あるいは水中動物の甲殻類にはかなりの影響を与え...全文を見る
○石原国務大臣 かなり専門的な問題でございますので、政府委員から答弁させていただきたいと思います。
○石原国務大臣 お答えいたします。  私もそのように心得ます。大気汚染そのものが直接松の枯死の原因にならないにしても、松を衰弱させる、そこに線虫が食い込んで、結果として、大気に汚染されていないほかの松よりも早く松を枯死させる非常に強い引き金に、間接的でございますけれどもなってい...全文を見る
03月25日第80回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第4号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 私、一個人といたしまして、憲法についても学問的な見地からいろいろ発言したことはございますが、閣僚といたしまして憲法を遵守することは当然でございますし、またそうすることで使命の達成ができると思います。私、そういう意味で憲法を遵守するつもりでございますし、...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 十分そのことを私なりに理解しておるつもりでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先生のおっしゃいますとおり、私は、私たちが味わってまいりました公害問題は、過去、言ってみますれば戦後だけではなしに、明治に国を開いて以来、西洋に追いつけ追い越そうという一種の国民の目的、国家の目的というものを設定しての非常にピッチの速い高度成長のもたら...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これは、私まだ現地を訪れておりませんけれども、資料なり本なりで聴取します限り、まことにもう悲惨なものでございまして、いわば、先ほど先生がおっしゃいました産業の発展、高度成長というものを急ぎ過ぎた、ある意味で、いまから考えれば偏った物の考え方の一番象徴的...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これはやはり水俣と同じように、つまり、産業の高度化、高度成長というものを目指す余り、そうした能率だけを勘案し、それが周囲に与える影響というものを一切勘案せずにかかった結果、当然もたらされた非常に痛ましい出来事だと心得ております。
○国務大臣(石原慎太郎君) たとえば水俣を一つとって見ましても、資料で洗い直します限り、また先般、私、NHKの非常に有益な水俣の記録映画をテレビで見ましたが、やはり行政というもののカーテンにさえぎられて患者の方々の声が届かないということで、この時点で行政が動いておれば患者が十人単...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 先生のおっしゃるとおりでございまして、生活の環境の快適性、逆に環境というものが非常に不快な条件を備え、それが極限まで煮詰まったものが私は水俣の問題であり、あるいは四日市の問題であると思います。そういう意味で、公害は生活の環境というものの不快性というもの...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 衆議院でも同じ質問をお受けいたしましたけれども、これはどうも週刊誌の書き方が違っておりまして、水俣に私、多大な関心を持ち、いろんな方々にもまた東京でお目にかかりしていることが水俣に伝わりまして、できるだけ早く現地に来て事情を見ろという声をいただいており...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) その問題につきましては、実は先日、私が逆にそのグループの方々にお伺いしたいことがございまして、電話をじかにいたしましたときに説明をさしていただきました。  また、先ほどの問題に戻りますけれども、私も現地を訪れたわけではなく、また、いまある資料で目を通...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします前に、私の姿勢をひとつ御理解いただきたいと思うんです。私は、いままで面会、陳情というものを忌避したのは、この方々との二度目の申し込みのときだけでございます。その他は寸暇を割いて、水俣病の他の考え方を持たれた幾つかのグループの方々にもお目...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お言葉を返すようになるかもしれませんが、私がいままで時間をやりくりし、互いに約束し合ってお目にかかった方々は、その中にもたくさん水俣の患者さんもいらっしゃいますし、また、それに類する非常に深刻な問題を抱えた陳情者の方がたくさんおられます。お話を聞けば聞...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私は私なりに冷静に考え、判断して行動したつもりでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 私は、しかし、陳情も含めて面会というものは、原則的にはやはり約束をして時間を決め合って会うべきものだと思います。しかし、世の中にどんな事態が起こるかわかりませんし、お医者さんで言えば急患が飛び込んでくるということもあると思います。それは私なりに判断いた...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 文芸春秋の記者、いろんな方がいらっしゃるでしょうけれども、それは聞き間違いもおありと思いますが、私はそのようなことを申しておりませんし、また、そのようなことを断定的に申し上げる根拠を持っていないわけでございまして、そのようなことを申しておりません。ただ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私は喫煙をいたしませんので、予算委員会の非常に紫煙もうもうたる部屋におりましてのどを痛めたわけでございます。のどをそういうふうに痛めましたら正常な空気を吸うにこしたことございませんが、その前に、一応声も何かかれてまいりましたので、どのような状態であるか...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 三月十七日の入門規制云々につきましては、私、つまびらかにいたしませんが、原則として合同庁舎のそういう措置は環境庁の所管ではなしに、どういう方々がどういう判断でそういうことをされましたか、必要あらば政府委員からお答えさせていただきますけれども、先生の御提...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 県知事は、おとといでございますか、環境庁からいたしました回答に非常に御不満でございました。しかし、環境庁としては、その時点でああいう公開された文書としてはできる限りの具体案というものを、たとえば認定基準をいつまでを目途にしてつくりたいとか、財政の熊本県...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 御理解いただきましたとおりでございまして、その姿勢で問題を具体的に解決する努力を精いっぱいするつもりでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 大変むずかしい御質問でございますが、人間と自然との望ましいかかわり、これは物理的な条件もございましょうし、ある意味では精神的哲学的な条件もございましょうが、いずれにしましても、私たちがある自然環境の中で、それを特に意識しなくとも、実はそういう環境にある...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) それだけ申しますといろんなとられ方があると思いますけれども、私がそういう提案をいたしました中に具体的な例が幾つかございまして、その例を総称してそう呼んだわけでございますけれども、たとえばきのうもその問題の懇談会がございましたが、調べてみますと、都条例に...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 実は、私個人としても、感覚暴力と呼んだその種のよけいな音なり視覚的な來雑物というものを、私の感覚では耐えられないと思っておりましたが、もうすでに各県の条例なり都の条例でそういうものを排するという条例があるわけでございます。ですから、これを運用をいかにす...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 実際問題はこれは建設省の所管のようですけれども、しかし環境問題というのはやはり環境庁の仕事でございますし、たとえばこの間、四十三号線を視察いたしまして、あそこは非常に地獄的な様相をはからずも今日呈するようなことになりました。できたときは非常に閑散とした...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 日本の国定公園と国立公園は非常に公有地が少のうございまして、国ができるだけ私有地を買い上げるという方針ですけれども 財政的に逼迫してなかなかそれがかなわない。こういうときに斜里町が新規のアイデアで自然保護をされるということは、大変国の力の及ばないところ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃいますとおり、環境問題に対して国民あるいは行政が一緒になってやってきました成果は、まだ及ばないものもございますけれども、かなり実績を上げたものもあると思います。そういう意味で、それを宣伝というよりもキャンペーンすることは、これからの問題に対する...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 五十二年度の予算につきましても、先生方のお力添えをいただいたわけでございますけれども、やはりこれではとても足りませんし、たとえば今度の環境週間のポスター、いままでの実態を調べましたら、お金がないので印刷所に頼んで、だれがつくったかわからない環境週間のポ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私なりに努力いたしまして、遅滞している問題がたくさんまだございますので、こういった問題をできるだけ早期に具体的に解決する、その仕事を積極的に行えという御期待だと思います。
○国務大臣(石原慎太郎君) 私は、役所はやはり開かれたものであるべきだと思いますが、それが過度にわたりまして役所の仕事そのものが阻害されたり渋滞したりすることは、やはり国民のために避けられるべきだと思います。そういう意味で、陳情も、決してこれは言葉のあやで——私は最終的に確認をさ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 人によっていろいろ見方もあると思いますが、私、決して独善で決めたわけでございませんし、役所のスタッフと相談いたしまして、何も幹部だけではなしに、一般の職員の仕事の能率効果と申しましょうか、それがひいては国民のために仕事しているわけでございますから、その...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) ちょっとその前に一言。  ただいま官房長が自分の責任と言われました。これはあくまで私の責任でございまして、やはり在室し、会議中であるし、とにかくこういうケースでは会うべきでないから会わないということをもう少し詳しく徹底して伝えれば、出向いたスタッフも...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) はい。やはり陳情は陳情者の意思をそんたくし、公開か非公開かは陳情者に決めていただく。それから、先ほど申しました世間でごく常識的とされている、黙約されているルールというものは陳情者に守っていただくということで陳情をお受けしたいと思います。
○国務大臣(石原慎太郎君) 第一点については先生のおっしゃるとおりでございますが、第二点につきましては、私たち環境庁として考えておりますことは、住民の情報参加でございまして、それについて難色を示す関係省庁には、その考え方はおかしいではないか、むしろこの形をとる方が、必要な開発事業...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私がアメニティ、生活環境の快適性ということで音の問題を入れましたのも、あくまでも騒音に関する環境行政の一つとしてでございまして、先生御指摘のように、もっと音量の高いもっと生理的に耐え切れない騒音の公害につきましては、これは当然優先して取り組むべき問題だ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これは率直にこちらの手違いを表明しおわびする以外にないと思います。従来もいろいろ住民の方々の不信を買っておりますけれども、そういったものを助長しないように努力することが肝要でございますし、これは誤りは誤りとして率直に認めておわびさしていただき、今後の信...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これはアセスメントを最初からやり直すということになりますと大変な問題でございますし、一方では騒音で大変悩まれていらっしゃるという現状があるわけでございますので、提出しましたデータでの誤りは率直に認めて直させていただきまして、おわびもさせていただきますが...全文を見る
03月28日第80回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 非常に困窮されておられます。何と申しましょうか、どこへすがっていいかわからず、本当に孤立した形で、本当に、お宅にも伺いましたけれども、お話を聞いて涙を禁じ得ない感じがいたしました。
03月29日第80回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  先生御指摘のような点が確かにございまして、しかも一町村の役場に七百ページの報告書が一冊ぽんと置いてあるだけでは、どうも住民たちにわからぬということで、その要約を何部かつくって回覧するように指導もいたしました。それからちょっと日数...全文を見る
03月30日第80回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  この問題につきましては環境庁も非常に悩んだわけでございますけれども、現地で行われております訴訟の一番基本的な争点がやはり騒音でございますので、これをできるだけ緩和する、その反面、NOxがふえることは事実でございますが、これはエンジンの改良、...全文を見る
03月31日第80回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 環境破壊の未然防止でございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 言葉の問題でございますけれども、私も個人の意見といたしましては尊重の方をとるべきだと思います。そのように指導するつもりでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 残っておると思いすす。
○国務大臣(石原慎太郎君) 残念ながら一般法案の提出締め切りの三月二十二日には間に合いませんでしたが、提出の延期を内閣に申請して了承よ得ておりますので、できるだけ早期に提出するように渾身の努力をいたします。
○国務大臣(石原慎太郎君) いままで日本の諸所に起こりました環境破壊の苦い体験を踏まえまして、こういう既成の行政原理の中に存在し得なかった法律が着案されたわけでございますから、先生おっしゃいました、その筋を通すという形で立案し、できるだけ早期に提出したいと思っております。
○国務大臣(石原慎太郎君) 前回公環特で申し上げましたことに間違いはございません。  念のために申し上げますと、私は再軍備論者でもございませんし、核保有論者でもございません。私が書きましたことを冷静にお読みいただければ判明すると思いますし、参議院時代の議事録にも、核保有論につい...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これも申し上げさせていただきますけれども、私は基本的にいかなる陳情にもお目にかかるつもりでございます。しかし、やはりこの日本という開かれた自由な社会には、この自由を保って守るためのいろいろ黙約があると思います。その黙約を明文化しなければ理解していただけ...全文を見る
04月07日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号
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○石原国務大臣 詳しい点につきましては政府委員からお答えさせていただきますけれども、私もあの複合大気汚染調査を見ましたときに、ある意味で落胆というのでしょうか、次官、局長といろいろ議論をしましたのですが、資料そのものに非常にばらつきがあり、NOxとの相関性というものをあのデータで...全文を見る
○石原国務大臣 これは対策基本法の九条にございますように、やはり日を追って技術が改良され、新しい知見が出てくる、それを常に参考にして基準を作成する、つまり判断条件というものを検討し直していくということでございますので、これから先さらに新しい信憑性のある知見があらわれてきました場合...全文を見る
○石原国務大臣 先生から御指摘がありましたように、私もそのように考えます。  ただ、やはり環境行政というものは、何といっても人間の健康の保全というものをやはりトッププライオリティーに置いて考えるべきものだと思いますが、しかし、そういう問題を考えるときに、過去に起こりました公害問...全文を見る
○石原国務大臣 テストフライトの業務そのものは非常に専門的でありまして、あくまでも、運輸省とそれから地方自治体、そして有志の住民が参加されるようでございますけれども、そこに環境庁が一々張りついていて、そのたびに意見を言うという筋のものではなく、計画の段階で整備され、かつその結果行...全文を見る
○石原国務大臣 私は専門家でございませんので、どういう形の作業がそこで行われるかつまびらかにいたしませんが、いずれにしても、振動なりNOxなり排気ガスなりあるいは騒音なりというものを計測するときに、専門家がそれを担当され、しかも自治体からの出向者もおり、住民もおられるならば、十と...全文を見る
○石原国務大臣 先般も、分科会でございましたか、御質問いただきましたときに、水銀対策の推進会議を早期に開催し直しますということを申し上げました。その後政府委員たちと話し合いをいたしまして、あの会議には非常にたくさんの省庁が入っておりますけれども、この問題はもっぱら環境庁としては対...全文を見る
04月07日第80回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 厚生大臣と同じように、大変痛々しい症状だと思います。
○国務大臣(石原慎太郎君) 私は、あくまでも個人的な見解でございますけれども、わが家ではできるだけ洗剤を使わないようにしております。使うときは家人にも手袋をしろということを私から申し渡しております。
○国務大臣(石原慎太郎君) 洗剤は環境問題の大きな要件の一つであります水質の汚染に非常につながる要因だとかねがね思っております。同時に、それが人間の体にある危険性を潜在的に持っているんではないかという疑問は、少なくとも私個人の見解ではぬぐい切れないものがあるわけでございまして、そ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 確信には至っておりませんけれど強い懸念を持っております。それを科学的に裏づけるべく、私なりの立場でいま鋭意努力をしているわけでございますが、実は私の個人的な体験一つ申しますと、私が毎夏参ります小さな伊豆の島がございます。これは式根島と申しまして、いまま...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) でございますから、燐だけではなしに洗剤に含まれております界面活性剤含めまして、この催奇性でありますとか、人体、生体に及ぼす因果関係というものをもう少し究明し、その上で、しかるべき規制がされるベきならば、これは積極的に行うべきではないかと思います。
○国務大臣(石原慎太郎君) 洗剤そのものは厚生省の所管でございまして、どのような手続で販売が許可されているか私よく存じませんが、いずれにしましても、因果関係がはっきりしません段階では、補償というものの所在がどこにあるかということはにわかに申し上げられないと思います。
04月09日第80回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 環境庁の行政権限は、海上の環境にただただ胸を痛めるだけでございまして、これを実際に規制するという権限は海上保安庁にあるわけでございます。ですから、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律というのがございますけれども、実際のこの運用と申しましょうか、監視な...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  原発が環境に与えます要因は、放射能、そして温排水、それから用地の造成によります環境に対する影響と三つございますが、公害対策基本法では、八条で、放射能関係に関しましては原子力基本法とそれに関係します法律によるということになっており...全文を見る
04月11日第80回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  汚染も二種類ございまして、有害、つまり重金属等によります、有害物質によります汚染の状況は、これはかなりいい変化をいたしてまいりまして、五十年度には環境の基準を超える河川が〇・一七%と、達成率が九九・八%という状況でございます。た...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私が存じております限りでは、私が住んでおります近くの多摩川の水は現在、原水としては使われないようになりました。これは所轄は厚生省でございますので、必要でしたら厚生省の方からお答え願いたいと思います。
04月12日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号
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○石原国務大臣 私も、大切な環境基準というものを決める、あるいはその信憑性、正当性というものを裏打ちすべきデータというものは、原則的にできるだけ精度の高い、専門家ならずとも、関心を持つ人間に納得を与えるような資料というものをそろえるべきだと思います。しかし、そういうデータをつくる...全文を見る
○石原国務大臣 林先生がおっしゃいました御意見は、いわば正当な懸念だと思うのです。環境庁の長官はよけいなことを言うな、環境のことだけ考えておればよろしいという論がありますけれども、やはり国務大臣でもございますし、私なりに物事を総合的に考えますと、非常に不安というか、わからないこと...全文を見る
○石原国務大臣 詳細な経緯についてはまだつまびらかにいたしませんが、その途中に先生御指摘のように環境についての十分なアセスメントが行われず、またそういうものが住民に正確に伝達されていないというような節がございましたならばこれは大変遺憾なことでございまして、なお詳細を調査いたしまし...全文を見る
○石原国務大臣 先生御指摘のように、縦割り行政の弊害というものはもう環境問題随所に見られるわけでございまして、おっしゃるとおりそれをなくすために、いままでの行政原理の中に存在しませんでした新しいアセスメント法という手続法をつくろうとしているわけでございます。行政原理の中に体験がな...全文を見る
○石原国務大臣 それはこういう時代でございますし、問題の性格もございますので、積極的に横の連絡をとりまして環境庁としての所信、見解というものを強く述べるつもりでございます。
○石原国務大臣 大変結構な示唆をいただきましたので、積極的に検討したいと思います。
○石原国務大臣 けさほど、新幹線関係の閣僚会議がございました。いま先生おっしゃいました凍結というのは、国鉄側としては別に指定したわけではなくて、本四架橋の場合にははっきり凍結という表現をしたようですけれども、整備五線に関しましては、すでに年間百億のお金を工事費の中から調査に使って...全文を見る
○石原国務大臣 いまちょっと誤解を招きそうなことがございましたので、もう一回確認させていただきます。  アセスメント法が通らなければ、凍結といいますか、積極的に五線の計画を進めないということでは決してございませんで、運輸大臣はアセスメント法に非常に理解を示してくれておりまして、...全文を見る
04月15日第80回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(石原慎太郎君) いろいろ情報は仄聞しておりましたけれども、三月二十二日の時点で初めて通産省の方からどうも延期をせざるを得ないという正式の通知をいただいた次第でございます。事は水銀の問題でございますので、そういう事態になったことは非常に遺憾でございますが、衆議院の公環特...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 水銀対策の推進会議の議長は環境庁長官でございますので、正式に通産省からそういう申し入れがございましたので、できるだけ早期に対策推進会議を開こうということで政府委員に申しまして、いま事務方の打ち合わせをし、局長レベルの話し合いを主に通産省といたしておりま...全文を見る
04月16日第80回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 先生がおっしゃいました第三者的な調停役というのが、開発や公共事業の主務官庁以外の省庁というものでございますのか、それとも一部の野党の方々がアセスメント法の中で提唱されております民間を入れた第三の協議機関のいずれかはつまびらかにいたしませんが、前者の意味...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号
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○石原国務大臣 電発に限らずすべての開発問題の中で、私は何も環境庁の長官ということだけじゃなしに一人の人間としても、やはり人間の健康保全というものが第一義に考えられるべきだと思います。そういう意味で住民が賛成派、反対派に分かれて首長を選び、推進派が勝ったということでございますけれ...全文を見る
○石原国務大臣 私は、いま林先生おっしゃいましたように、環境問題に関するいろいろな要因の中で、健康問題は、これはトレードオフの対象になり得ないと思います。しかし、一般の自然というものを何らかの形で改造し、手を加えていく、開発のためにそうせざるを得ないという場合には、これはやはり現...全文を見る
○石原国務大臣 大変むずかしい御質問でございますけれども、環境基準の中には三つ基準というものがございまして、達成が望ましい、ディザイアラブルレベル、それからとにかくがまんできる、ぎりぎりのトレラブルレベル、もう一つ中間目標になっております。とにかく受け入れ得ると申しましょうか、ア...全文を見る
○石原国務大臣 何らかの開発が行われまして、その地域の方々の健康にある種の影響がある、あるいはまた同時に、その地域の方々が日ごろながめていらっしゃる、あるいは何らかで利用していらっしゃる自然環境に何らかの変化があるということがあり得る場合に、私は先ほど林先生の御質問にお答えいたし...全文を見る
○石原国務大臣 開発の種類によって違いましょうが、私はやはり高速道路のような場合には、その道路がつくられる該当地の方々のコンセンサスというものにしぼられるべきだと思います。それは隣の町、隣の県から来られてその道路を使われる方々にも御意見があるでしょうけれども、しかしやはり自分の生...全文を見る
○石原国務大臣 ケースによって沿道住民の受けるいろいろな被害というものの度合いは違うと思いますけれども、私は、場合によりましたらそういう指導は行われてしかるべきだと思います。原則的に私は、金で済むことならという時代は終わったかもしれませんが、しかし金で済むことなら、道路は少しくら...全文を見る
○石原国務大臣 私は、やはり自然環境保護というたてまえが優先すべきだと思います。現に瀬戸内海に関します埋め立ても、あの瀬戸内海の臨時措置法ができましてからみだりな埋め立てというものが大分制限されまして、いままでの平均から言いますと非常に埋め立ての件数が減ったわけでございまして、そ...全文を見る
○石原国務大臣 率直に言って矛盾を感じます。昔のどこか街道筋の親分が、賭場を開きながら十手を握っていたという感じがいささかしないでもございません。
○石原国務大臣 私も就任しましてまだ数カ月しかたっておりませんけれども、環境問題についていろいろなことを私なりに考えております。いま先生からそういう御質問を受けまして、一つの啓示だと思いますけれども、でき得れば将来環境庁が役所の中でももっと力をつけていくということで、これはいろい...全文を見る
○石原国務大臣 取得されたまま未使用の土地が周囲に公害と申しましょうか、どういう迷惑をかけておるかということを一々つまびらかにいたしませんけれども、なお実態を調査いたしまして、その度合いが非常にひどいならば、これは何かの指導をすべきだと心得ます。まずその前に実態の調査をしてみるつ...全文を見る
○石原国務大臣 いま局長がお答えいたしましたように、環境庁がどこそこへ物事を委託したならば、当然その研究結果というものは環境庁が集約し、一元化するべきでございますので、そういう意味では系統化できると思います。なお、いままでの研究の推移、それから協会に委託しました研究の推移をながめ...全文を見る
○石原国務大臣 総体的にはそういうことでございます。各省庁間の話し合いを進めていくたびに新しい問題が出てまいりましたり、また新しい反対が出てきたりしまして、それを調整することで第二案、第三案ができてきたわけでございますけれども、第三案もいままで出てきた問題の幾つかの接点というもの...全文を見る
○石原国務大臣 詳しくは後ほど局長から説明させていただきますが、私がながめましたところ、第一点は、電気事業というものをアセスメントの対象にすることに通産省側が非常に難色を示しております。  もう一つ、都市計画そのものを、やはりこういう時代でございますからアセスメントの対象にすべ...全文を見る
○石原国務大臣 たびたび申しておるように、かっての行政原理の中に存在しなかった法律でございますので、いろいろ異論があるわけでございますが、環境庁も環境庁のたてまえというものを基本的に崩さぬ限りの妥協といいますか、折り合いはするつもりでございますが、しかし、そもそものアセスメント法...全文を見る
○石原国務大臣 詳しくは水質保全局長の方から後でお答えさせていただきますが、この間私が得ました報告では、総合立法として提出するためにいろいろ折衝しておりましたが、何かいい兆しが関係省庁ともあるようでございまして、積極性が出てきたという印象でございます。いずれにしましても、日本列島...全文を見る
○石原国務大臣 やはり地域によって違いましょうけれども、先生の地元あたりは、これはやはり一たん災害のときには人命にかかわる環境整備の問題でございますので、そういう危険性のある地域に関しましての国からの特別な補助と申しましょうか、措置というものは積極的に進められるべきだと思いますの...全文を見る
○石原国務大臣 大変遺憾な事態でございまして、いままでも環境庁は環境庁なりに県と連絡をとり努力をしてきたことと思いますが、しかし、それが至らぬ結果こういう事態になったわけでございまして、これを一つのめどにいたしまして、より強力な連絡を保ち、協力関係をつくり直すことで何とかこの認定...全文を見る
○石原国務大臣 実は先ほど知事さんに、わずかの時間でしたけれどもお目にかかりまして、そのときも知事の口から、とにかく六月までの予算は一応組んでもらったが、それから先どうなるかわからぬ、そのとき再び水俣病関係の予算の減額、あるいは認めないということを県会が決議されれば、これは自分と...全文を見る
○石原国務大臣 不作為の問題についての判決がおりましたことが、私は水俣の問題についての画期的な出来事だと思います。そういう意味でこれを画期的な一つの再出発の起点と心得て、滞っている水俣問題を解決するために鋭意努力をするつもりでございますが、実は先般もあるグループの患者の代表の人と...全文を見る
○石原国務大臣 行いますならば、私は水俣に赴いたときに、向こうで患者の方々にそれを申し上げるつもりでございます。
○石原国務大臣 いままでのいきさつをずっと洗い直してみまして、やはり県の言い分にも妥当なところがあると思います。これは確かに県の福祉行政にかかわる大事な問題でございますので、作業というもののイニシアチブと申しましょうか、比重が県にほとんどかけられていたわけでございますけれども、し...全文を見る
○石原国務大臣 私は、非常に重症な患者の方でないにしても、水銀による中毒で何らかの症状を持たれた方にしてみれば、お金をもらって片のつく問題では、これはないと思います。また、患者の方々個々に会って話してみれば、金など要らぬ、とにかくこれはもとの体に返せというのが本当に真実の声だと思...全文を見る
○石原国務大臣 そういう意味では、年月が非常に長くたったわりにいままで総合的な実態把握というものが行われてないうらみが私はあると思います。でありますから、認定の作業というものを別個に熊大なら熊大を基点として一つのチームを組み、たとえば水銀そのものの海におけるサイクル一つとってみま...全文を見る
○石原国務大臣 私が関係閣僚会議と申しましょうか、懇談会と申しましょうか、協議会を内閣官房を通じてお願いしましたのは、いまおっしゃいましたように、これはもう県と環境庁の話し合いだけではなかなか物事は先に進んでいかない、高度の政治判断、政治決断というものがなければ物事は前に行かない...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、私は一刻も早く水俣へ行きたいのですよ。写真の見合いだけで結婚式のことを考えてもしようがないので、これはいま馬場提案というのがございましたけれども、私も同じようなことを考えたところもありますし、違う部分もございます。たとえば二番目の申請患者の生活保障という...全文を見る
○石原国務大臣 それが果たして受け入れられるか受け入れられないかわかりませんけれども、とにかく抜本的な推進案というものを私の責任で出します。
○石原国務大臣 いままで患者の方々とも、あるいは関係された先生方とも何度か何人かお会いしまして、私の関心というものも幾つかにしぼられてまいっておりますし、また現地に行けばそれを上回る新しい私なりの発見というのは、いまさらと言われるかもしれませんけれども、あるかもしれません。何と申...全文を見る
○石原国務大臣 そうとらざるを得ないと思います。その文書をつくりますときにも環境庁のスタッフの中でいろいろ議論もございましたが、結局その時点でそういうことになったわけでございます。熊本県側が決してそれで十全に満足することはあるまいと私たちも予測、予感はしておりましたが、いろいろ物...全文を見る
○石原国務大臣 今回議長がかわりましたけれども、私は前の浦田君を個人的によく存じておりますが、そういう席上で県の議長がそういう発言をされたということは全く存じておりません。また、どういういきさつでそういう印象を熊本県の県会の方々に環境庁が与えたのかもよく存じておりません。しかし、...全文を見る
○石原国務大臣 そのような事実があったかどうか、調査いたして御報告いたします。
○石原国務大臣 それはできるだけ早期にこしたことはないと思います。  実は関係閣僚会議でも発言があったのですけれども、それ以前に閣議の中で大学のあり方についていろいろ論が出ましたときに、地方にミニ東大をふやしても仕方がないだろう——昔は、哲学は京都大学、農学は北大というふうに、...全文を見る
○石原国務大臣 いずれにしましても従来の方法を延長するだけでは、私は満足のいく結果が得られないと思いますので、新機軸と申すと大げさですけれども、新しい方式というものを積極的に考えるべきだと思っております。その根拠が実際に実態としてあるかどうかということを確かめに水俣へ参るつもりで...全文を見る
○石原国務大臣 この間もある患者の方、そしてまた水俣病の認定にかかわっていらっしゃるお医者さんともお話ししましたときに、名前を上げてもいいと思いますけれども、原田正純先生でしたが、市民の方々が患者さんと話をするときに、私たち市民とか、あなた方患者さんはという話し方をされるけれども...全文を見る
○石原国務大臣 現地に参りましてそのヘドロの問題について何らかの新しい情報を得、それが非常に重要な場合には、既定の方針が何であろうと、それを勘案するように私の方から申すつもりでございます。
○石原国務大臣 おっしゃるとおり、拙速の余り第二次汚染というものを招くということは一番警戒しなくてはならないと思いますので、技術的に万全を期した段階に至るまで、たとえ地元の要望が強くとも、みだりに拙速な工事は慎むべきだと思います。そういう意味で環境庁も環境庁の所見を述べていくつも...全文を見る
04月21日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号
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○石原国務大臣 科学技術は日々変化しているわけでございまして、これから先もどういう新しい物質が生産工程に乗るか予想がつかないわけでございますが、先生御指摘のように、いままで確かに新物質なり新薬なりいろいろなものが結局健康を含めての環境汚染というものをもたらした例がございますので、...全文を見る
○石原国務大臣 相変わらず関係省庁との間に非常に基本的な意見の違いがございまして難行苦行しておるわけでございますけれども、しかしこれは具体的に接点が非常にとらえにくい種類の意見の相違もございますので、やはり高度な政治判断ということが必要だと思います。そういう意味で、通産大臣はすで...全文を見る
○石原国務大臣 もとより人間の健康は環境問題のトッププライオリティーにある問題でございますから、私も重大な関心をこの問題についても持っておりますし、また、私自身がレモンも食べますし、柑橘類も食べますし、それに塗られている薬が一体本質的にどういうものであろうかということは、個人的に...全文を見る
○石原国務大臣 最後まで執拗な努力をするつもりでおりますが、私は先日も環境庁のトップのスタッフ達と話をしまして、これが政治家のレベルでの交渉に上がってくるのがちょっと遅過ぎたのじゃないかと、むしろ私の方から苦情を申しました。しかし、経過を詳しく聞いてみますと、関係省庁が二十を超す...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、並み並みならぬ決意でやっておるわけでございます。
○石原国務大臣 通産大臣が総理大臣にどのような報告をされたか存じませんが、それもお聞きしました上で、総理大臣に対して、あるいは僣越にわたるかもしれませんが、大所高所からこの法案の歴史的な意味、意義というようなものを私じかにお話しし、そこで高度の決断、判断というものをいただくように...全文を見る
○石原国務大臣 すでにいままで何度も総理にもこの問題については御進言申し上げました。しかし、具体的に問題が幾つかにしぼられてまいりました現段階で、たとえばエネルギー問題というものが焦眉の急であります。これに関して電気事業者というものは、過去の体験から、こういった法律ができることが...全文を見る
○石原国務大臣 お言葉を返すようでございますけれども、私は、この問題についても、あくまでも環境の保全というものをもうトッププライオリティーに置いて考えておるわけでございます。同時に、国務大臣でもございますのでまた国民でもございますので、何年か先に電気がとまってしまっては困るという...全文を見る
○石原国務大臣 変わりございません。
○石原国務大臣 いま早速横からぺ−パーが回ってまいりましたが、読むいとまもございませんけれども、その点、研究してみます。  それで、対策法というものの中にその保全というものが含まれているかいないかというのは言葉の問題になると思いますけれども、対策法の運用によってもなお、つまり所...全文を見る
○石原国務大臣 別に立ち消えになっているわけではございません。この間も坂口委員からの御質問がございましたのでお答えいたしましたけれども、一種の総合立法として考えておりますが、いろいろ異論のございました関係省庁の中から前進的な考え方も出てまいりましたので、それを重ねまして、何とか今...全文を見る
○石原国務大臣 御注意しかと承りまして、並み並みならぬ決意で臨むつもりでございます。
04月26日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
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○石原国務大臣 かなり膨大な資料でございますので、いま、それを慎重に分析、判断している最中でございますが、大きな食い違いがもし仮にありましたならばこれはやはりそういうことになると思いますけれども、とにかく運輸省の判断、それから渡されました資料についての環境庁側の調査、判断というも...全文を見る
○石原国務大臣 これはまさに個々人の人生に対する哲学とまでいかなくとも、好みの問題でございましょうし、一律に具体的に申すわけにはいかないと思いますが、私たちとしましては、つまり人間の健康の保全というものをトッププライオリティーに置いて考えているわけでございまして、これが阻害される...全文を見る
○石原国務大臣 とてもそうは考えられません。これは欠陥空港としてすでに指摘もされているわけでございますが、今回のエアバスの問題も、いろいろ環境条件の中で、訴訟にまでなりました基本的な争点は、騒音、振動ということでございますので、そういう意味で、先ほど林先生からもお話がありましたよ...全文を見る
○石原国務大臣 時間が許せば、私、喜んでいたします。四十三号線も、あの周辺に一晩泊まってみるつもりでおりますが、そういう意味でも、私、この間水俣もできるだけ時間をとって行ってきた次第で、実は寝泊まりはしたことはありませんけれども、あの飛行場の直下の勝部よりももうちょっと飛行場のラ...全文を見る
○石原国務大臣 ですから時間かできれば――できればということは決して言いわけではなしに、水俣の方々にも時間ができればということを――予算があったりして大変お待たせしたわけでございますけれども、これは喜んで飛び込んでまいりますが、しかし環境庁としても飛び込まなくちゃいけないところは...全文を見る
○石原国務大臣 それはきょうだけじゃなしに、すでに四十三号線を視察しましたときにも現地の方々から要求がございまして、あの時点では時間がありませんでしたから、時間ができ次第現地にも参りますということを明言いたしましたので、行くことはすでにお約束してありますから。  ただ、この問題...全文を見る
05月10日第80回国会 衆議院 本会議 第24号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 現況下、海底油田の開発が環境保全対策に問題があるのではないかという御質問でございますが、基本的な線については総理から答弁がございましたが、具体的に補足させていただきます。  日韓両国の交換公文の中に汚染防止の要綱として三つの点がございます。第一は噴出...全文を見る
05月13日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号
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○石原国務大臣 お答えいたします。  環境庁といたしましても、何とか今国会中にこの法案を提出する努力をいたしてまいったのでございますが、どうも関係省庁と折り合いのつかない点が最後までございまして、結局、時間的に無理な状態になりました。そのため、けさの閣議で環境庁としての法案に対...全文を見る
○石原国務大臣 いろいろの項目についての大小さまざまな行き違いがまだございますが、事務レベルで調整できるものは調整し尽くしまして、しかしそれでもなお残る問題は、事務レベルでの話し合いがすべて終わりそれなりの結論が出ました後、政治判断に仰ぐという形で、私たちが念願しております線は崩...全文を見る
○石原国務大臣 そのように御理解いただいて結構でございます。
○石原国務大臣 慎重にと申しますよりも、先ほど言及いたしませんでしたでしょうか。次の国会にぜひとも提案し成立するような努力を、いまの時点からでも続けてまいるつもりでございます。
○石原国務大臣 四十六年にトンネルを着工いたしまして、四十七年にアセスメントに関する閣議決定がなされたわけでございます。その間、時間的なずれがあったわけですけれども、私、一々具体的な状況というのはつまびらかにいたしませんが、陸奥湾の中の汚染の度合い、その原因が、たとえば薬物による...全文を見る
○石原国務大臣 アセスメント法に関しましては、私以下環境庁の関係スタッフ、本当に力の限り闘ったつもりでございます。ただ、言いわけになりますが、これだけ関係省庁の多い多岐にわたります、しかもいままで日本の行政原理に存在しなかった法律を、本当に去年の暮れ、正月あたからやっと案文という...全文を見る
○石原国務大臣 午前中向山先生の御質問にもお答えいたしましたが、非常に残念ながら時間的、物理的に間に合わないという判断に至らざるを得なくなりました。決して手を抜いたわけではございませんで、これだけ関係省庁の多い、しかもいままでの行政原理に存在しない法律を、二つ、三つ非常な重要な食...全文を見る
○石原国務大臣 自民党側にこの問題について反対があったということはございません。ここに環境部会の大物が二人おいででございますので、後ほど個人的にその正否をお確かめいただきましても実際に明らかなことでございますが、これはございません。  それから、確かに小沢長官の時代にこの発案が...全文を見る
○石原国務大臣 力がないと申しましたのは、ちょっと誤解を招きますので取り消しますが、どうも英語を使うとまた怒られるのですけれども、何と訳したらいいのか、エグゼキュティブな仕事というものがないためにいつも注文をつけるだけに終わりがちでございまして、たとえば水の総量規制が問題になって...全文を見る
○石原国務大臣 いま橋本局長も申し上げましたけれども、予測の結果とテストフライトの結果に無視できないような食い違いがなければ、環境庁がかけた待ったのいわれはなくなるわけでございますし、もともとテストフライトも、いろいろふくそうして最悪の状態にある大阪空港周辺の環境を、主要な争点で...全文を見る
05月13日第80回国会 参議院 本会議 第12号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 環境庁に対します御質問は、海底油田の開発が環境保全対策上問題がないかということと心得ます。お答えいたします。  日韓両国間の交換公文中の汚染防止の要項は三つございます。第一は噴出防止装置等に対するもの、第二は油の排出、第三は廃棄物の排出でございます。...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 現在準備中のアセスメント法に共同開発区域における海底資源開発を対象項目として入れるべきではないかという御質問でございますが、海底資源開発にもいろいろございますけれども、その最大限目でございます海底油田の開発による汚染は通常の事業による汚染と異なりまして...全文を見る
05月17日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号
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○石原国務大臣 NOxの問題は、知見が十全にまだそろってないきらいがございますけれども、体験的に非常に私たちの健康と重要な関係のある要件だと心得ておりますし、また、水田先生御指摘のとおり、固定発生源として発電所というものはその最たるものの一つだと思います。ということで、これは私た...全文を見る
○石原国務大臣 申したかもしれませんが、それは、私がそれを了承するしないということではなしに、とにかく他の事業にかかわってアセスメントというものが非常に問題になっている時期なので、私は環境庁の代表としていま申し上げましたような説を主張いたしますけれども、さらに高度な政治判断で、つ...全文を見る
○石原国務大臣 それは、前にお答えいたしましたものが環境庁の趣旨でございますし、私の本意でございます。ただ、相談をしました時点で、時期も迫っておりますし、それを外して出したらどうかというような論があちこちからございました。それはそれの案として、私の方は了承できないが、ある種の政治...全文を見る
○石原国務大臣 都市計画が対象としておりますものが国土全体の二〇%、それから、そこに住居しております人口が全人口の八〇%という実態を踏まえましたならば、これはアセスメント法の対象事項から外すということはとうてい考えられないわけでございまして、私としては、そういう趣旨にのっとって、...全文を見る
○石原国務大臣 具体的なことは政府委員から答弁させていただきますが、まず新幹線でございますけれども、凍結解除といいましても、この間の閣議決定の文言にありましたように、とにかく環境影響評価を始めるという意味での凍結解除でございまして、数字は忘れましたが、過去、凍結されたと言われて後...全文を見る
○石原国務大臣 電気事業の問題は、実は通産省も微妙な反応があったと思いますが、私、電気事業界の当事者にも会って説得もいたしましたし、そういう感触を踏まえて大臣レベルで通産大臣とも何度かお話をいたしました。一方、都市計画の問題は、建設省は建設省の要求の中に、何項目かあった中の一つと...全文を見る
○石原国務大臣 前段の、福田内閣の環境問題に対する姿勢が後退したと申されました。これは後退ではございませんで、まあ遅滞しているという意味では認めますが、何分こういう法律でございますので、この間、岡本先生にも申し上げたのですけれども、とにかく案文の具体的な作成が去年の暮れ、正月から...全文を見る
○石原国務大臣 従来申し上げてきましたように、いままでの行政原理の中にあり得なかった法律でございますので、関係省庁の中にもいろいろ意見の食い違いと申しましょうか、異論があるわけでございますが、私は、予算委員会でしたか申し上げましたけれども、きざなことを言うようですが、ハーマン・カ...全文を見る
○石原国務大臣 だれとだれが反対したということはございませんで、運輸大臣が、いま起こっております運輸省管轄のいろいろの問題にかんがみて、しょせん急がば回れで、アセスメントは十分にやる必要があるし、そういう意味でこういう法律案は必要であると心得るということを発言されたわけでございま...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりであとう限りの努力をするつもりでございます。午前中、水田先生の御質問の際にも申し上げましたが、閣議了解の後、官房長官も、とにかく次の国会に提出できるように自分も世話役として努力をするとおっしゃってくださっておりますし、環境庁としてもあとう限りの努力をする...全文を見る
○石原国務大臣 補償給付費の公費負担につきましては、この制度が発足する前からも論があったと聞きますが、環境庁としましては、現段階でそれを公費で負担すべき事態が生じておるとは判断しておりません。
○石原国務大臣 専門的なことですので、私、つまびらかにいたしませんけれども、先ほどからの応答を聞いておりますと、前にも話題になったことがございますが、とにかく患者のためと思って組んだ予算がそういう一種の規定で、とてもそんな時間を割けぬから行けないということで使い切れないというのは...全文を見る
05月19日第80回国会 衆議院 決算委員会 第24号
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○石原国務大臣 ただいま御決議のありました公害健康被害補償法関係の補助金、交付金の不用額の問題につきましては、これまでも改善のために種々努力をしてまいりましたが、今後も地方自治体における実施体制の整備強化、事業趣旨の徹底等を行い、一層御趣旨に沿うように努力し、遺憾なきを期してまい...全文を見る
05月19日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号
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○石原国務大臣 そういうことが資料の上でも推測し得るならば、やはりそれを未然に防ぐ何らかの法的な規制というものを設けなくてはならないと思います。  それから、よけいなことかもしれませんけれども、先ほどの新居浜のことは、実は野党のある先生からも御忠告を受けましたが、岡山大学ですか...全文を見る
○石原国務大臣 過去の実績をもう一回調べ直しまして、その資料に基づいて、すべき見解を持ちましたならば勧告をするつもりでございます。
○石原国務大臣 先ほどの御質問は、要するに特定の工業都市の地域に見合った基準というものを、九条にのっとって環境庁が指導すべきではないかという御質問だと思うのですけれども、大気の方は国全体のレベルを、地域性を度外視して一般的なレベルを環境庁が設けておりますが、水の場合にはパターンを...全文を見る
○石原国務大臣 田村運輸大臣とお話ししましたときも、とにかくいままでのいきさつからして、できるだけきめの細かい配慮をし、少しぐらい時間がかかってもそういう努力をするとおっしゃっていただけましたので、私もそれで納得いたしたわけでございますが、十一市協と運輸省のお話し合いのときに、そ...全文を見る
○石原国務大臣 十一市協に対する説明会に原告団が同席されて自分たちに直接説明がなかったということで、いま大変御不満の状況があるならばこれは遺憾でございますけれども、原告団の方々がいまどういう心境でいらっしゃるか私存じませんので、その方々がなお不満を残していらっしゃるならばこれは大...全文を見る
○石原国務大臣 私、運輸省からじかにその状況なりその後の状況を聞き取っておりませんので、遺憾の意を表明するしないの基尺をいま持ち合わせておりませんが、私は、ここでそういう考えを披瀝する前に、運輸省側からの説明をこの席で聞かしていただきたいと思います。
○石原国務大臣 決してそういうことはございませんけれども、原告団の幹部の方々にも、その資料を運輸省側から渡しましたときに、恐らくこれを御検討願って、こちらとしても申し出があればいつでもお話し合いに応じますということは、当然担当の者が、あるいは次長御自身が言われたのではないかと思い...全文を見る
○石原国務大臣 事務レベルでの話し合いのそれほど詳しい報告を聞いておりませんで、概要の報告を得て、いままですべき交渉は大臣レベルでしてまいりましたが、いま先生の質問と通産、建設の政府委員の方々のやりとりを聞いておりまして、この間、岡本先生の御質問にも答えたのですけれども、いかんせ...全文を見る
05月20日第80回国会 衆議院 建設委員会 第10号
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○石原国務大臣 本四架橋が三本も要らぬと申しましたのは、私が閣僚に就任する前のことでございますが、いずれにしても政治家として申しました。
○石原国務大臣 ですから、同時に三本もかける必要はあるまい、需要に応じて、それが二本なり三本になるのはわかりますが、あの時期は大変、高度成長ブームの時期でございましたけれども、それにしても一度に四国のような、それほど面積の広くないところに向かって、それほどの間隔を置かず、あれほど...全文を見る
○石原国務大臣 まず一本かけられるということは、私は妥当なことだと思います。
○石原国務大臣 ちっぽけとは申しません。(井上(泉)委員「四国のようなと言ったでしょう」と呼ぶ)四国のような決して大きくない……(井上(泉)委員「大きくないということは小さいことじゃないですか」と呼ぶ)いや、そこに住んでおられます人口の数あるいは、その他の諸条件を勘案しましても、...全文を見る
○石原国務大臣 現実に福田内閣は、あそこに一遍に橋を三本かけようという姿勢ではございません。ここに国土庁の長官もおられますけれども、あくまでも当面、一本の橋をかけるということで、環境庁としては、そのアセスメント云々についての所見を述べてきた次第でございます。
○石原国務大臣 ですから私は、地域の大小によって行政を差別するなどということは一言も申しておりませんし……(井上(泉)委員「そんなこと言ってないですよ。四国のようなと言っただけです。その言外にあなたは」と呼ぶ)いや、言外のことは、どういうふうに御想像されるか、そちらの御自由でござ...全文を見る
○石原国務大臣 四国について、いろんな説明の仕方があると思いますけれども、これは先生の方がよく御存じでしょうから、私は、ここで割愛さしていただきます。四国は四国でございます。それは人口の数、都市の数あるいは、そこに潜在している経済的な可能性、いろいろございましょうけれども、しかし...全文を見る
○石原国務大臣 三橋一ルートとして認識しております。
○石原国務大臣 それは三ルートと一ルート三橋とは明らかに違うと思います。その三橋に関しては、その地域なりの開発というものが目的として設定されておるのでしょうけれども、これを、やがては、つなげることになるのかもしれませんが、しかし当面、地域開発というものを主眼にして三橋を設けられ、...全文を見る
○石原国務大臣 御質問の前に、いろいろ興味のある前説を拝聴いたしましたけれども、どうも伝聞のさらに伝聞を、こういう公式の席でおっしゃられることは私ちょっと異存がございます。(井上(泉)委員「異存があれば言いなさい」と呼ぶ)ええ。私が政治家はやくざであるとか、それから福田さんのよう...全文を見る
○石原国務大臣 私は、その説を事あるごとに、やはり主張するつもりでございます。
○石原国務大臣 国土庁に金も力もないということは申しましたが、だから金と力を得るために、国土庁なり、あるいは下水道の事業というものを環境庁が受け持つべきであるというようなことを言ったのではございません。それはコンテクストが、書かれた記者の方で非常に混乱されているわけで、私は、そう...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、そうでございません。いま私が答弁したとおり、これからの新しい世紀の政治の一つの大きな主題であります環境問題というものを、できるだけ合理的に実を上げるためにもそういう再編成というものが望ましいのではないかということで申したわけでございます。
○石原国務大臣 私、はからずも環境庁の長官を拝命いたしましたが、やはり政府の中に入ってみれば、それだけ野にあってできない仕事もあるということを痛感もいたしました。そしてまた、福田内閣の一つの大きな指針といたしまして、七月目途に各省から行政改革の試案を出すということでございますので...全文を見る
○石原国務大臣 私の考え方が正しいか正しくないかは、いろいろな機会に御審議、御討論いただければ結構だと思います。そして、それが間違いであるとなれば、私も、それは甘んじて受けますが、私が数ある省庁のうちから特に国土庁を選んだというわけではございませんで、環境行政をやっておりますと、...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、環境行政というものに少し御配慮いただければわかることだと私は思います。(井上(泉)委員「国土庁だけじゃないですよ、環境行政の関係するところは」と呼ぶ)しかし、環境行政の大眼目の一つでございます……(井上(泉)委員「それは一つだね。一つということは...全文を見る
○石原国務大臣 自然保護、環境保全というものは、どうしても人間が住んでおります要するに土地、つまり国土というものと切っても切れない関係があるわけでございます。そういう意味で、どのようなプロジェクトを考えましても、国土の行政と環境行政というものは一体であるということで、私はそう申し...全文を見る
○石原国務大臣 いまの最後の御質問の意味が、ちょっとわかりませんが。
○石原国務大臣 そうではございません。
○石原国務大臣 認識を持つか持たないかと聞かれて、いきなり信念と言われても、どうも答える方が混乱するのですけれども、環境行政は、アセスメント法そのものの成り行きを見ましても、とにかく二十省庁近い他省との関係がございます。その認識は私も、そのとおり持っております。
05月20日第80回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○国務大臣(石原慎太郎君) ただいま御決議のありました砂利採取、採石等に関する対策につきましては、関係行政機関等が連絡をとり、必要な措置を講じているところでありますが、今後とも御趣旨に沿うよう努力してまいりたいと存じます。
05月24日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号
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○石原国務大臣 当然そういうことだと思います。先ほど局長がお答えしましたように、専門家の検討をいただき、新しい知見をそれに添えて検討いただいた結果、〇・〇二というものが妥当であるということならばそれで結構ですし、これではなお高過ぎるからもっと厳しくしろ、しなくてはならぬということ...全文を見る
○石原国務大臣 基本的なことについてお答えしました後、局長の方から具体的に答えさせていただきますが、土井先生御指摘になるまでもなく、環境庁の業務にかかわらず、私は人間の生命、健康というものはすべての問題について最優先されるものだと思います。しかし、同時にこういったものに対する設備...全文を見る
○石原国務大臣 例の過去五カ年間に及びます大気複合汚染の調査を私見ましたときも、どうも気管支系の疾患との相関性についての有意性ということに関しては、このデータだけだと産業界をぎゅっと黙らせるにはいろいろデータにばらつきがあるなということを私申しました。あのデータに対しての評価はい...全文を見る
○石原国務大臣 これは、先ほど山木先生の御質問と通産省のやりとりにありました問題に通うものだと思います。ですから、今度の中公審に対する諮問も、そこでつまり一〇〇%、一足す一が二であるというふうな、そういういわゆる合理的な裏づけというものはとても得られないと思います。しかし、おっし...全文を見る
○石原国務大臣 人間がこの社会の中で生きていくためには、第一に必要なのはやはり命であり、健康でございますが、そのほか教育でありますとか人づき合いとか、いろいろ問題がある中に経済というものもあると思います。これは今日のような日本の社会の中で、人間の生活というものをある水準に保つ一つ...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。私はこの問題は余りつまびらかにいたしませんが、聞き知った範囲で世界じゅうにカドミウムによる汚染と申しましょうかのケースは幾つかあるにしましても、そこでイタイイタイ病のような非常に特性のある病気の発生というものの例がない。言うならば、カ...全文を見る
○石原国務大臣 いまの御指摘のように、昨今平均年齢が非常に延びてまいりました。長生きをするということは、つまり健康状態が昔と比べて相対的に長く続くから寿命が延びたということでありまして、それは純衛生学的なあるいは医学的な条件のみならず、その他の条件が完備したことがこれを促進したと...全文を見る
○石原国務大臣 確かにおっしゃいますように、そういう科学技術的な体系の整備しないまま、しかし幾多の公害現象があり、それにかんがみて、先ほどWHOの所見についても局長も申しましたが、後追い、後手後手に回らぬためにNOxの基準もわが国はわが国なりにかなり思い切った数値を構えておるわけ...全文を見る
○石原国務大臣 まことにごもっともな御指摘だと思います。自然公園の保護あるいは利用のためにも治山活動というものはもう切っても切れない関係にあると思いますし、いまだその林野庁の作業にアセスメントを施したという前例は多分なかったと思いますが、これは新しい御指摘でございますので、早速そ...全文を見る
○石原国務大臣 いずれにしても、自然の環境というものは金にかえがたいということは一つの公理でございまして、それが財政のやりくりで防止できるならば、これは所管が違いますけれども、私も国務大臣としてそういう助言を積極的にいたしたいと思います。
○石原国務大臣 その点につきましては、私はいまの段階で全く何も関知しておりません。
○石原国務大臣 先ほど御指摘にありました林野庁所管の事業が、実は私たちが所管しております環境の保全というものに非常に密接に関係があるということでございます。いままでも林野庁と何度か連絡の会議を持ってまいりましたが、今後もより密接に接触いたしまして、環境の保全に努めたいと思いますし...全文を見る
05月25日第80回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 答弁の前にちょっとお許しいただきまして、一言発言をさしていただきたいと思います。  前回の委員会に健康上の理由で出席できませんでしたこと、大変申しわけございませんでした。お許しを願いたいと思います。  いまの御質問でございますけれども、これは私も出...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) はい。国の行政の責任者の立場で、いままで至らなかったことを認めまして、おわびをし、これからできる限りの手を積極的に打ちますと、その努力をいたしますと申しました。
○国務大臣(石原慎太郎君) その打つべき手の以前にでございますね、現実に起こっているその出来事の実態というものを、その時点で行政の担当者が正確に受けとめておれば、その時点で時間を遡行することになりますけれども、いろいろな方法があったと思います。  ところが、ずっと私なりに資料も...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) すべて認識しております。
○国務大臣(石原慎太郎君) その点は、私、法律の専門家でございません、むしろ先生の方が専門家でございますから。わかりませんが、先生がいま言われましたほかに、私自身も調べましたが、たとえば業界が、これはまあ通産省の指導があったかどうか存じませんけれども、業界として有機水銀説の根拠と...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) そう思います。でございますから、県との連携プレーにおきましてできるだけ早い対処の方策を講じまして、とにかくいまとまっておりますこの事態を、少しでも前に向かって動かす努力を県ともいま鋭意協議中で、認定の基準の問題も含めまして、とにかく五月中に一つのめどを...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いえ、私の一存云々でたかが知れておりまして、やはりいままで認定検診の業務をやってこられました熊本県、それに携わられましたお医者さんたち、熊本だけではなしに、すでに鹿児島、新潟で水俣病の認定検診をされました先生方と連携——県の方はもう少し国がと言われます...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 水俣湾に堆積しております非常に汚染されたヘドロ、これは一種の火薬庫の火薬のようなものでございまして、下手にいじりますと再拡散しまして二次公害を生むおそれが十分ございます。そういう意味で、まあ御承知でしょうけれども、あの湾に網を張りまして魚が出入りしない...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃるとおりでございまして、そういう意味では水俣の研究センターは国立、つまり環境庁所管になるべきだと思いますし、そのようなつもりでおりますが、これができましたときには、やはり患者の治療を兼ねました、つまり水俣病の研究ということで、いろんな形でそこで...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) それは全くそういう実態はございません。これは思い過ごしだと思います。  実はこのアセスメント法が云々されたのはずいぶん前からでございますけれども、私も就任しまして、これは非常に大きな眼目であると思いましたが、実際にこの具体的な法律の案文をつくり出した...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 率直に言って、ある種の業界はまだじくじたるものがあるでしょうけれども、私たちとの間の議論に関しては、私たちが引き下がらざるを得ないような反論というものはなさいませんでしたし、初めて案文なるものを見て、とにかく率直なそのときの印象では、こういうものならど...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 先般の閣議で、今回の国会にはこれ、提出を断念したという環境庁の所信を了解していただきましたが、そのときのコメントの中にも、しかしこの時代の中で環境の破壊というものを未然に防止する、そういう大眼目を十分認識して、関係省庁がなお残された問題についてもその時...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お聞き及びかもしれませんが、私、就任しましてから、生活環境の快適性に関する懇談会というものをつくりまして、主にこの種の問題についていろいろそういう権威と申しましょうか、有識者に討論をいただいているわけでございますが、この動機になりましたのも、先般のOE...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私、実は先生と同じ考えをあの建物について持っておりまして、あれは、私、詳しく存じませんけれども、一部分ですか、全体ですか、全体とすると大き過ぎますが、帝国ホテルのようなものも明治村に持っていって保存してあるわけで、最低限ああいう建物をやっぱり何かの形で...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 今日の水俣病の問題の停滞というものは、いろんな表現があると思いますけれども、何と申しましても例の不作為の責任の裁判判決によります検診、認定の業務が中心だと思います。しかし検診、認定の中に、たとえば棄却されたり、あるいは保留されたりする方々の御不満、いろ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほど寺田先生の御質問にもございましたが、国の責任というものは、私いまの場合、法的にあるかないかということを考えておりません。いずれにしてもそのすべきことがあったにもかかわらずそこまで配慮が及ばなかったり、あるいは思案をしているうちに時間が過ぎたりとい...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 確かにおっしゃいますように、熊本県側にも国に対しての不満があると思います。いままでの段階で、国は国なりのベースを心得て熊本県ともすべき協力はしてきたわけでございますが、結局それが患者さんたちの要求する業務の遂行の能率に追いつけなかったということで、これ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 大まかなことは私からお答えさしていただきますが、後は野津部長から詳しい具体的なお話をさしていただきたいと思いますけれども、やっぱり、県の上に国があるということではなしに、何といいましょうか、こういうたとえは適切であるいはないかもしれませんが、やはり一つ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 一般の脳性小児麻痺の患者、こういう患者さんたちに対する対処は厚生省の所管でございますけれども、たまたま環境庁が水俣病を所管いたしまして、その中に、脳性小児麻痺患者の中の一種であります胎性中毒によるいわゆる胎児性水俣病患者が何人かおられるわけです。こうい...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) この間も、担当の野津部長と話をしましたんですが、いままでに、先ほども寺田先生にお答えしましたように、県なり国のレベルで幾つかの調査が、あるものに対してはあります。それがどうも有機的に組み合わされずに、ばらばらのまま眠っている節がございますので、まず、そ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) すでに前回熊本県が機関委任事務の返上決議をしました折に、知事も上京されまして、沢田知事を加えて——総理があれはたしかカーター大統領と会われにアメリカに行き、帰国されたその日だったと思いますが、第一回の関係閣僚会議を開きまして、その折に視察に行き、同時に...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) さきの閣議了解で今国会提出断念と申しましたが、しかしあのときのコメントの中にも、この時代をかんがみてこの法案というものを除いて環境問題を考えるわけにはいかないということで全閣僚の了承を得まして関係省庁——断念は今回いたしましたか、その時点から続いて積極...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) この臨時措置法ができます前はほとんど野方図にやっていたわけでございますけれども、あの法律ができましてから、埋め立ての立地あるいはその影響、いろいろ勘案しまして、最低限の埋め立てという形で、確かに幾つかの埋め立ては行われてきました。しかし、立法以前に比べ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃいますとおり、自然の環境保護ということから言えば、それは海はもう埋め立てしないに越したことはございません。しかし、埋め立てすれば同時に漁業に何らかの被害がもたらされること、これは自明のことでございます。ですから、その以前に埋め立てが決まりました...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 総体的に申しましてアセスメントの手法が技術的に科学的にまだまだ不備な点、多々ございますが、それでもなお現段階で、個々のケースは私つまびらかにいたしませんけれども、御指摘のような不十分と見られるような影響評価に関しては、当然差し戻しというものも考えて厳重...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私、詳しいことは存じませんが、いま局長が答えましたように、それだけの環境汚染があり、しかもそれを防止する施設がありながら、財政的な問題で動かない、汚染がずっと続いてそれだけの被害が出ているということになりましたならば、まことにこれ、ばかばかしい話であり...全文を見る
05月26日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号
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○石原国務大臣 たびたび申しておりますけれども、環境行政、特にこういう人間の健康がむしばまれた公害事件の場合には、健康の保障、医療の救済保護というものがとにかく第一線の仕事だと思います。ですけれども、御指摘になりました水俣病、イタイイタイ病、スモン病、微妙に現在の時点での因果関係...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。人間の社会の問題でございますから、理性だけでは済まない問題がたくさんございまして、いまおっしゃった第三次水俣病がきっかけになって一種のパニック状態が起こり、たとえば苛性ソーダの製法の規制なども行ったわけですが、私も就任後、つまりその転...全文を見る
○石原国務大臣 私が行政がほとんど何もしなかったと申しましたのは一つの表現でありますが、県も国もそれなりのベースでやることはやってきたつもりだったのでしょう。しかし、結果としてそれが今日の事態を生んだということは、実質的にしなかったと言われても仕方がない姿勢でしがなかったと思いま...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるような意味では間接的な加害と申しましょうか、すべての行政措置の足らなかった点についてつまり加害という言葉は当てはまらないと思いますが、あるケースに関しては加害、あるいは要するに加害を全くしていないかということになれば、間接的なつまり加害と言われても仕方の...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。私は、水俣に出かけて自分の目と耳で見聞する前に水俣についてどう思うかということを聞かれて答えることのむなしさみたいなものを感じておりましたが、帰ってきて物を聞かれれば聞かれるほど、これまた私の印象を語るだけで何の足しにもならぬというこ...全文を見る
○石原国務大臣 過去にそれぞれの時点である種の調査が行われたことは確かでございます。それが幕引きに使われたかどうかということは主観の相違かもしれませんが、幕引きに使われた調査も確かにあったと思います。しかし、幕を引き切れずに舞台のほとんどがいまだにちゃんとそこにある、開かれたまま...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、それはつまり実態把握の総合調査というものが行われるための会議だと思います。それと切り離してはその会議もあり得ませんし、ですから、総合調査をどういう形で行っていくかという方法論を環境庁なりに立てまして、またそれは恐らく認定、検診の作業に関するものに...全文を見る
○石原国務大臣 できるだけ早期に、できれば夏前にでも……。しかし、これはやはり他省庁の協力がなければできないことでございますから、関係閣僚会議で協力を要請しまして了承を得て、その段階で何と呼びますか、ぜひそういうものをつくりたいと思っております。
○石原国務大臣 大変有益な御提案で、そう申すのはなにですけれども、私が考えていたようなことでございます。そのほか、先生すでに御存知でしょうから蛇足になりますが、海中での水銀サイクルの実態もわかりませんし、離島で、ある地点で、魚だけではなしに貝と海草が全部死んだ、それを食べたカラス...全文を見る
○石原国務大臣 私は、先日の視察で離島にまで行きまして、あの実態を見て、おっしゃるとおりの実感を持ちました。水銀の拡散による汚染、つまり病気ということで言えば、感染した方の分母は非常に大きいと思います。その感染者の中で発病する人しない人、これは、そのまま正確な比喩になるかどうかわ...全文を見る
○石原国務大臣 それも関係閣僚会議で、大事な話題として鋭意検討したいと思います。     〔水田委員長代理退席、委員長着席〕
○石原国務大臣 仮にそういう法律が成立し得るとしましたならば、先生のいまおっしゃったような手順でなければとうてい無理だと思います。健康管理、生活保護、社会保障ということについてはほかの制度もありますので、その兼ね合いとのむずかしさがございますが、関係閣僚会議において、いまおっしゃ...全文を見る
○石原国務大臣 個人的には園田官房長官に、厚生大臣として初めて水俣病を公害病として認定された方でございますし、またあの地域出身の政治家でもございますので、その話をいたしました。環境庁の長官は次々かわりますけれども、とにかくそういう組織はある恒久性を持たなくちゃならぬと思いますので...全文を見る
○石原国務大臣 黒と白の外に灰色ということは私が言い出したんですけれども、これは結局、いま私もそれを心待ちにしておるんですが、認定基準がどういう形で決まるのかということによって、たとえば保留の方々がどういう扱いになるか、あるいはいまの申請者の中でどれだけの数の方が認定され、どれだ...全文を見る
○石原国務大臣 現地を視察しまして、水俣市そのもの、あるいはそれに付随した近くの市町村、あるいはその中のさらに小さな部落、そういうコミュニティというようなものが水俣病によって非常に亀裂が入り、崩壊しようとしていることを感じました。でございますから、いま先生の御提案の問題もやはり非...全文を見る
○石原国務大臣 幾つかのお話がありましたが、私がやはり現地で先生のお話を聞いて気になりましたのは、普通の児童で腰が痛い、肩がこるというのが非常に多い。これはやはり何か非常に暗示的な一つの現象ですし、それから明水園で聞きましたところ、人口が四万幾つかの小さな町でいわゆる脳性小児麻痺...全文を見る
○石原国務大臣 言いわけするわけではございませんけれども、視察をしてから一ヵ月ほどの時間が過ぎました。一ヵ月というと長いようで短いし、短いようで長うございますけれども、とにかく夏前にレールの基本計画をつくりまして、汽車を一歩でも二歩でも動かすという努力を鋭意いたします。しかし、御...全文を見る
○石原国務大臣 夏休みの検診ですけれども、これは一つの基本姿勢ができましたならばやはり行うべきですし、行いたいと思います。そのためにも熊本県が要請している常駐のお医者さん、しかしこれはあそこにどんなりっぱな官舎を建てても、自分の大学の仕事もあるでしょうし、一年間、二年間そこに張り...全文を見る
○石原国務大臣 休憩前の馬場先生の御質問にもお答えいたしましたが、現地に行かなければわからないことはたくさんございました。また行く前から私、自分なりの知識、集めました資料等を通じて胎児性の患者さんが一番悲惨であると思って、数も限りのある方々ですし、一般社会にはいわゆる脳性小児麻痺...全文を見る
○石原国務大臣 反省しております。その後堀田さんという看護婦さんからお手紙をいただきまして、ちょっと見ただけではわからないだろうけれども、自分たち長く看護している人間から見ると、たとえば中村千鶴さんという一番重症の女の子は、実は一番人の言うことをわかる能力がある、受信能力は常人以...全文を見る
○石原国務大臣 私は、自分が芸術家であることを否定いたしませんし、政治家であると同時に芸術家でございます。物事には感覚を中心にした世界もありますし、感覚を中心にした問題もありますし、いろんな種類の問題がございますが、アメニティー懇談会というものは、生活の快適性という、ある意味でま...全文を見る
○石原国務大臣 お言葉を返すようでございますけれども、私はアメニティー懇談会とは申しておりません。たまたまいま先生の方の御発言にそれがあったから繰り返しただけでございます。これは生活の環境の快適性に関する懇談会という名前でございます。それからアセスメントは、私は、今日の環境庁が考...全文を見る
○石原国務大臣 幾つかのお話が出ましたが、まず陳情者の身上について私が一々調査するというのは、これはちょっと誤解だと思います。ただ、会っても名前がわからない人、つまり名のらない人、その人たちにまで私は会う必要がないとは申しませんが、会う限りは自分が何者であるということを、何も名刺...全文を見る
○石原国務大臣 全く同じ質問を午前中、馬場先生からお受けいたしましたが、そのときもお答えいたしましたけれども、いま熊本県側の試案というものを待っておりまして、きょう二十五日までにはお持ちになるということですが、まだ届いておりません。それと環境庁側の案をすり合わせまして、幾つかの方...全文を見る
○石原国務大臣 先ほども記者の方々にも御質問を受けましたが、やはり水俣病対策の中心の仕事は検診、認定でございます。これがとまっているために訴訟が起き、熊本県も要するに責任ありと判決されたわけで、そのための認定の基準について、新潟、熊本、鹿児島それぞれの地域で認定作業に参加されまし...全文を見る
○石原国務大臣 もとより国務大臣でございますから、他省庁とのかかわりの質疑応答も私たち十分傾聴すべきものもございますが、それにしましても、予算委員会の審議というのは、質問が重複し、各野党の先生方、与党も含めて、同じことを重ねてお聞きになる。  それから、新自由クラブが提案されま...全文を見る
○石原国務大臣 就任後の私の基本姿勢についていろいろ御忠告を含めて御質問がありましたが、私は住民運動というものを決して否定はいたしません。それなりの存在理由があって住民の方々が、こういう開かれた社会であるからこそ、住民の意見を、地方自治体というものもございますけれども、しかしそれ...全文を見る
○石原国務大臣 詳しい数値については局長からお話しいたしましたが、いずれにしても乗用車にこれだけの強い規制をし、ディーゼル関係の車にこれをしないということは、NOx対策としても非常に片手落ちでございまして、たびたび申していることでございますけれども、底のないバケツで水をすくう作業...全文を見る
○石原国務大臣 鳥獣の保護で典型的なものは、典型的というのは、みんなそれぞれ大事でしょうけれども、トキのように数羽になって、これも保護してもなお保護し切れない、消滅するかもしらない。そうなっては遅いので、一種の消滅未然防止ということで三十年に三千頭程度に減ったものを保護したら、い...全文を見る
○石原国務大臣 それは全く仰せのとおりでございまして、昨年末の予算折衝のときにも、環境庁の予算は知れたものでございますし、そのときに一番強く申し上げましたことは、公共事業を起こされるのは結構ですけれども、生活環境の整備のために公共事業の比重をぜひ多くしていただきたい、つまり下水道...全文を見る
○石原国務大臣 いや、本当に言いましたよ。
○石原国務大臣 日ソ間にああいう問題が生じまして、漁業の問題はこれからも日本の食生活にとって非常に重要な問題になるわけでございますが、これは農林省の所管でございますけれども、いま先生言われました内水面におきます漁業の環境づくりということは非常に重要な問題だと思います。実は先般カモ...全文を見る
○石原国務大臣 あのときの環境庁から閣議予解を得ました環境庁のコメントの中にも、事の重大性にかんがみてこれから関係省庁にそういう視点で積極的な協力を願いたいということで、全閣僚の了承を得ました。その後、官房長官も次の国会に出すために自分も自分の立場で努力すると言ってくださいました...全文を見る
○石原国務大臣 これは私、就任早々、この法案に対する作業がどれほど進んでいるのか確かめずに非常に概念的に物を申して、ちょっと混乱を招いたことがございますが、これは環境庁所管の法律案というよりも、とにかく関係省庁が十幾つ、十八ですか、あるぐらい、つまり政府の行政全体を覆う一つの哲学...全文を見る
○石原国務大臣 閣僚の交渉レベルまで来たものがございますし、それから事務レベルの折衝、交渉でどうも提出の締め切りに間に合わなくなってしまったものもございます。電気事業を対象にするかしないかの問題はやはりある意味で論じ尽くされた問題でございますが、同じ通産省マターでも手法が確立され...全文を見る
○石原国務大臣 答弁しました局長も参事官もともに同じ政府の中の人間でございまして、こういう委員会で委員の先生の前で政府間の議論を開陳する形になるのはどうかと思いますが、先ほど申しましたように、これは環境庁が出した法律ではありますけれども、これからの時代の新しい理念といいましょうか...全文を見る
○石原国務大臣 地盤沈下は環境庁が所管しております行政の中の典型七公害の一つでございまして、伊勢湾の状態をこの間あるときに見てまいりましたが、伊勢湾台風が再び襲えば、あのときの惨状以上のものになると思います。これをいまの段階で防止し、堤防をかさ上げする以外防ぐ方法はないわけですし...全文を見る
06月09日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号
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○石原国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を体しまして、環境行政の徹底を目指し、予算面、制度面、技術面においても積極的に検討強化を図り、今後一層水質浄化の推進に努めてまいる所存であります。
○石原国務大臣 お話を伺っておりまして、局長の申すように、基本的な抜本的な問題については環境庁なり政府かいろいろ指針を示しているわけでございますけれども、こういう局地的な問題になりますと地方公共団体の行政なり議会というものもあるわけで、それから警察が局地的にその地域性というものを...全文を見る
○石原国務大臣 御趣旨を体して最大の努力をするつもりでございます。      ————◇————−
09月12日第81回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号
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○石原国務大臣 有珠山の問題は、主として所管は国土庁でございますが、しかしあそこには国立公園もございますし、また、その間近に大ぜいの人が住んでいらっしゃいまして、爆発の最中、閣議でもしばしば話題になりました。政府といたしましても、日本列島全体が、何と言いましょうか、火山列島という...全文を見る
○石原国務大臣 特別臨時措置法によりまして、確かに見た目と申しましょうか、過去に比べれば瀬戸内海の水質汚染の絶対値は幾分軽減されたとは思いますが、しかし、これが決して完全な結果だとは毛頭思わないわけでございます。ですから、臨時措置法の後継法の中にもいままで以上の施策、たとえば総量...全文を見る
○石原国務大臣 大体局長が答弁したとおりでございますけれども、重複した表現になるかもしれませんが、ともかく瀬戸内海に限らず閉鎖水域での汚染の問題はもう解決焦眉の急でございまして、今度できます後継法がただ臨時措置法をそのまま恒久法にしたという形では意味がないので、もうちょっと積極的...全文を見る
○石原国務大臣 この間、引田の町長さんにもお目にかかりましたが、そのときに土地を提供する云々のお話まで聞きませんでしたけれども、いま行革をやっておる最中で、できるだけ行政簡素化という眼目がございますから、にわかに新しい研究所というのは非常に問題があると思いますが、おっしゃいました...全文を見る
○石原国務大臣 その線で実現しますように、閣議で関係閣僚と相談し、そういう強い姿勢で臨みたいと思います。
○石原国務大臣 お答えの前に一言お断りしておきますが、決して瀬戸内海の環境会議の船上会談で楽観をしていたわけではございません。たまたまその日も、帰りに高松から飛行機に乗りまして、局長と二人で海を見おろしておりましたときに、すでに屋島の周辺に赤潮の気配がございまして、あれは赤潮でな...全文を見る
○石原国務大臣 新しくできます跡継ぎ法の中での総量規制、それとの相関における下水事業、そしてまたそれにかかる地方公共団体の負担、その相関性につきましても先生のおっしゃられるとおりでございまして、その線に沿いまして環境庁も予算折衝のときなど努力を精いっぱいするつもりでございます。
○石原国務大臣 午前中の質問の折にもお答えいたしましたが、臨時措置法によりましてCODの二分の一カットということで透明度がやや増したり、その他幾分の改善が見られましたことは事実だと思います。しかし、それをもってして決して瀬戸内海の水質の状況が理想的な形に復元されつつあるとは毛頭思...全文を見る
○石原国務大臣 今回の赤潮の発生に関しましても、実はその以前、四十七年以降、午前中もお答えいたしましたが、いろいろな部門で赤潮の発生究明のための研究は持続してまいりました。しかし、研究の方法にもいろいろ問題があったのかもしれませんが、ともかく残念ながら、英知を集めながらも今日に至...全文を見る
○石原国務大臣 全く同感でございます。
○石原国務大臣 午前中にもお答えいたしましたが、赤潮に汚染されておりますのは、瀬戸内海に限らず他の閉鎖水域もそうでございますし、閉鎖水域と言えないところにも被害がすでに出ております。そういう意味で赤潮の問題に限らず、海洋の汚染に関します調査研究というものはもっともっと積極的に進め...全文を見る
09月14日第81回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 今回のあの人事は、まあ発令の時期は別にしまして、かなり長期の以前から、いろいろな方々の意見をお聞きし、考慮したものでございまして、そのほか、先ほど官房長の説明いたしましたが、厚生省との関係もございまして、まあそちらの方から該当の局長の方にどのように伝聞...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 結論から先に申し上げますと、今回の人事に、財界等外側の圧力があったなどということは一切ございません。先生がそのようにお考えかどうか、新聞に一、二そういう記事がございましたが、確かに小説的な発想だと思いますし、また政治の中には小説以上に小説的な事件も起こ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほどお引きになりました投書は、あくまで一市民の方でございまして、国民大衆千人千様の意見をそれぞれ持たれると思います。腹がお立ちになったというのは、つまり、その市民の方がアセスメント法そのものに、環境問題に非常に関心をお持ちだったせいだと思いますけれど...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 確かに予算委員会等で、前八十回国会に成立を見たいと、その努力をしますということを申し上げました。環境庁としてはできる限りの努力をいたしました。しかし、先生にも御理解いただきたいのですが、何分いままでの行政原理の中になかった法律でございまして、非常に関係...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いま局長がお答えしましたような幾つかの措置で、臨時措置法ができました時点に比べれば、幾ばく瀬戸内海の水質が改善されたことは確かだと思いますけれども、これによって問題が理想的な解決を見たなどと毛頭思っておりません。たまたまあのとき高松から船上会談を終えて...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 事態はますますこういう立法を必要としておりますので、八十国会ではなかなかいろいろ障害がございまして成立を見ませんでしたが、次の通常国会では、だれがその時点で環境庁を主管しておるか知りませんけれども、環境庁が抱えておる問題にとっては、やはり一番重要な、最...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私がお答えします前に政府委員から何か答えることがありますそうで、その後お答えさせていただきます。よろしゅうございますか。
○国務大臣(石原慎太郎君) ただいま環境庁が出しております指針の基盤になるデータについて、いままでの解析を含めまして、すべてで事足りているとは私たちも心得ておりません。でございますから、できるだけ新しい知見を求めて、それを徹底的に分析検討をして、それによってより科学性を得るならば...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) たびたび委員会でもお答えしておりますが、基準値を上下させる、そういう既定の、何と言いましょうか、方針を決めて委員会に諮問をしたり検討願ったりあるいはこちらでデータの分析をしているわけで決してございませんで、まあ科学的というたてまえでございますから、いま...全文を見る
10月14日第82回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○石原国務大臣 環境庁の昭和五十年度歳出決算につきましてその概要を御説明申し上げます。  まず、昭和五十年度の当初歳出予算額は二百二十六億九千七百六十三万円余でありましたが、これに予算補正追加額四百四十五万円余、予算補正修正減少額七億四千六百八十八万円余、予算移替増加額五千五百...全文を見る
○石原国務大臣 お答えいたします。  先生御指摘のように、残念ながら前通常国会にこの法案を提出することができませんでしたが、実はこの提出すべき環境庁側の原案の案文ができましたのがことしの正月になってからでございまして、前々国会でも法案として云々されたことは確かにございますけれど...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりで積極的にできるだけの努力を現在進行中でございます。
○石原国務大臣 詳しいことは担当の局長からお答えさせていただきますが、確かに前通常国会でも幾つかの委員会で何人かの方々からそういう御質問なり御苦情をいただきました。国定公園の中の問題は直接環境庁の所管でございますし、幾つかの省庁が絡み合っている問題だと思いますが、あのときも先生に...全文を見る
○石原国務大臣 残念ながら来年度はまだこの件については予算要求をしておりませんが、いずれにしましても、おっしゃるとおりこの問題のイニシアチブは環境庁がとるべきものだと私は思います。どうもその現地を見ませんと実感がないといいますか、担当閣僚としての行動の衝動も出てまいりませんので、...全文を見る
○石原国務大臣 実は近々、予算委員会が終わりました後の休日に私用で大阪に行く予定がございますので、それを利用できればといまちょっと思いまして、何分近いところでございますから、どれくらいの時間を要するか知りませんけれども、とにかく現場を拝見したいと思っております。
○石原国務大臣 確かにそういう御要望がございましたが、いま何分、行政改革でこれを簡素化しようという時期でございまして、従来水産庁だけではなしにあちこちの大学でばらばらにやっておりました研究を、環境庁からも国立公害研究所のスタッフが参加しまして、赤潮研究会という形で一元化したわけで...全文を見る
○石原国務大臣 先ほど通産省の方から答弁がございましたが、通産省は通産省なりにいろいろ御努力されているようですけれども、環境庁の見地から見ますと、どうもその指導がなお徹底し切っていない感じがいたします。名前はあえて申しませんけれども、業界を代表する大手何社かを比べてみますと、低燐...全文を見る
○石原国務大臣 跡継ぎ法に関しましては、先ほど二瓶局長からも付言したかと思いますが、従来の臨時措置法のただ延長ではなしに、たとえば技術的に規制のできる燐など、この後継法の中では規制の対象にするなど新しい眼目を入れまして、りっぱなものをつくるつもりでいま検討中でございます。  行...全文を見る
○石原国務大臣 後段の方から私説明いたしますが、後段の方は、環境庁のスタッフについて付言したものではございません。これは私の選挙に関したいろいろの話題の中で、私個人の事務所のスタッフの話をしただけでございます。  前段の表現でございますけれども、これも実は前後の文脈が無視されて...全文を見る
○石原国務大臣 非常にたくさんございます。たとえば先ほど春田先生が質問されました生駒のような問題でも、確かに縦割り行政が絡み合ってもうがんじがらめになっておりますが、しかし、何らかの省庁の閣僚クラスの人が、ある意味で蛮勇といいましょうか、そういう慣例を無視して、それは非常に関係省...全文を見る
○石原国務大臣 改革と申しましょうか、そういう姿勢でできるケースには従来臨んできたつもりでございますし、これからも、私に限らずこの環境庁を預かる指導者であります政治家は、その姿勢で問題を解決していっていただきたいものだと思っております。
○石原国務大臣 専門的なことでございますので政府委員から答弁いたします。
○石原国務大臣 先ほど申しましたけれども、委員会が終わりました後でちょっと御相談させていただきますが、近々に伺いたいと思っております。  おっしゃることは非常によくわかります。とにかく国定公園でございますから、その国定公園が先ほどの写真で拝見するようなていたらくになっておれば、...全文を見る
○石原国務大臣 御趣旨理解をいたしましたので、しかと承りましてそのように努力します。
○石原国務大臣 詳しくは後ほど政府委員、官房長の方から御説明させていただきますが、私は決して唐突な人事であったとは思っておりません。御承知のように、環境庁は厚生省と非常に深いかかわり合いがございまして、厚生省の人事との絡みで内々この人事についての検討が行われたわけでございまして、...全文を見る
○石原国務大臣 御存じのように、環境庁の抱えておる問題はいろいろございます。法案で申しますと、このアセスメント法は環境行政のこれからを左右する大眼目でございます。環境庁全体としては、これをできるだけ理想的な形で早期に実現するために努力をしておるわけでございますし、また人事もそれに...全文を見る
○石原国務大臣 詳しいことは私つまびらかにいたしませんが、小川原湖に関しましては第二期の水量というものを想定して推定しておるわけでございますけれども、第二期の工事に関しましては未定の部分等がたくさんございまして、これから考慮すべき問題が多々あるというふうに了承しております。  ...全文を見る
○石原国務大臣 このプロジェクト全体が段階段階で進んでいくわけでございまして、先ほど申しましたように、その第二期工事の段階での取水量が非常に多過ぎる、それによって環境に非常に悪い影響を与えるということがその段階で明らかになりましたならば、当然これは第二期の工事というものは制約され...全文を見る
○石原国務大臣 確かに、いままでの歴代の政府のいろいろな諸施策が、長期の展望を欠いて短期のうちに非常にそごを来したことがなかったと私は決して申しません。そして御指摘のように、また総理もたびたび申しておりますように、エネルギーというものは全世界的な大きな制約を受ける問題でございまし...全文を見る
○石原国務大臣 そのように発言いたしました。前号の、これは私の談話を相手の記者が聞き書きしたものでございますので、小さな字句は多少違っているところがあるかもしれませんけれども、その趣旨の発言はいたしました。
○石原国務大臣 それは記者クラブからの質問書にもお答えいたしましたし、その回答書の中で、すでに委員もごらんになっていらっしゃることと思いますが、私のかねがね存じております非常に信頼すべき筋からそう確認いたした次第でございます。
○石原国務大臣 その私の発言についてクラブの記者の方々といろいろ応酬がございましたので、なおその筋に再確認し、また違った筋にも確認をいたしました。
○石原国務大臣 それも回答書の中に記述いたしましたが、ここでそこで聞きました特定の名前を挙げるわけにいきませんけれども、一、二の方の名前も承りました。しかしそれよりも、あの回答書の中で申しましたように、何と申しましょうか、一つの政治的なはっきりとしたスタンスをとる方がいらっしゃる...全文を見る
○石原国務大臣 そのことは確かめておりませんが、しかし、そのニュースソースの確実さからしましても、何月何日のどこの記事ということを指摘されなくても、私はそれは十分に信頼にたえる情報と思いましたので、そうした発言をしたわけでございます。
○石原国務大臣 私は必ずしもそうは思いません。そのある立場にいらっしゃる方の発言ならば、これは私はそうした具体的に何月何日の記事ということを確認しなくても、私はそれを非常に精度の高い情報として信頼し得るものと思います。
○石原国務大臣 それはニュースソースの秘匿の私の責任がございますので申し上げるわけにいきませんが、先ほどの御質問の延長で、私、加えさしていただきますけれども、でありますからこそ私は特定の方の名前を挙げてもおりませんし、また、環境庁の記者クラブ全体を私はそういう印象をつけた形で批判...全文を見る
○石原国務大臣 ですから私は、私のニュースソースの証言というものをどのようにどなたが評価されるかわかりませんけれども、私はあの限りの発言をするに足る一つの情報と思いましたからこそあの種の発言をしたわけでございます。ただし、繰り返して申しますけれども、それゆえに特定の方の名前も挙げ...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、事実というものをどういう観念でとらえるかはこれまた人によって違うと思いますけれども、私は非常に精度の高い情報をもとにしてあの種の発言をしたわけでございます。
○石原国務大臣 その具体的な事実の調査を依頼すればできないことはないと思いますけれども、その立場にいる方、私に情報を提供された方の立場を損うおそれがございますので、私はそれをするつもりはございません。
○石原国務大臣 でございますから、私はその方の立場を損ってまでその種の依頼をする必要がないと思いましたのでしなかったわけでございますし、しないという回答をしてきたわけでございます。
○石原国務大臣 いろいろの方々にいろいろの御要望がいろいろな向きに対してあると思います。これもその一つの要求、要望だと思いますけれども、私は私の立場でどなたを棄損したわけでもございませんし、私にその情報を提供された方の立場をおもんばかり、ニュースソースの秘匿の義務、責任から感じま...全文を見る
○石原国務大臣 繰り返して申しますが、私は、過去の何度の体験からしましても非常に精度の高い情報に基づいてその発言をしたわけでございます。
○石原国務大臣 そのつもりはございません。
○石原国務大臣 ですから、私は先ほどのお答えのとおり繰り返しますけれども、非常に正確な情報に基づいてその発言をいたしました。しかしなお配慮いたしまして、特定のどなたを棄損することのないように、ああいう形の発言をしたつもりでございます。
○石原国務大臣 でございますから、私は私の体験に照らしまして、非常に確信するに足るニュースソースからの情報に基づいての発言をあのような形でしたわけでございます。
○石原国務大臣 ですから、私の答弁を先生のように判断される方もおられると思いますし、また違った判断で受けとめる方もいらっしゃると思います。
○石原国務大臣 私のその文章並びにいまの御質問に対する私の答えを聞かれ読まれて、果たして大多数の国民がそう判断されるかされないかということも、またこれはやはり論の分かれるところではないかと私は思います。
○石原国務大臣 その往復文書をお読みいただいたと思いますが、私は記者クラブを中傷した覚えはございませんし、また赤旗に記事を書かれる記者が、果たしてそれが——記者界には記者界の道徳があるようでございますけれども、それにのっとっていい悪いということを言っているわけでもございません。た...全文を見る
○石原国務大臣 赤旗がどのような編集方針でどういう取材活動をしていらっしゃるか、すべてつまびらかにいたしませんが、私は、当然いろいろな方に記事の依頼をされて結構だと思いますし、何も赤旗直属の記者の方々のみがその紙面を埋めているとも私は思いません。また通信社もございますことでござい...全文を見る
○石原国務大臣 その没になった云々のところは、私ちょっと自分の記憶にないんです。ただ、自分の新聞社に載らない記事が赤旗に載る、これはやはり赤旗は共産党の機関紙でございまして、普通の商業紙と違ってそれなりの政治的なスタンスをとっている新聞でありますから、その政治的なスタンスに合致す...全文を見る
○石原国務大臣 実際にその点は、私詳細に記憶しておりませんけれども、いずれにしても、自社の紙面に載らない原稿が赤旗に載るという趣旨の発言をいたしました。しかし、その中で「没」という言葉を使ったかどうかは、非常に長い間のインタビューでございましたので、私、詳細に覚えていないわけで、...全文を見る
○石原国務大臣 没になるならないということが非常に重大な問題ならば、私は、その発言についてもう一回私自身で調べ直しまして御返事いたします。
○石原国務大臣 ですから、正確を期してここでもう一度申し上げますと、赤旗という機関紙を持った共産党とほぼ同じ政治的なスタンスを持っている記者がいて、その記者の属する新聞にはその記事は載らないが、しかしその記者の書いた記事が赤旗に載る、そういう記者が何人かいるという発言はいたしまし...全文を見る
○石原国務大臣 それはちょっと違います。そういう記者が実際におられて、そういう記者を含んだ記者クラブというものは私にとってはかなり特異な——クラブ全体いろいろな立場の方々がいらっしゃると思いますけれども、しかし、そういう方がいらっしゃるクラブというものは、私にとってかなり特異な存...全文を見る
○石原国務大臣 私の考え方と、また記者クラブの記者諸兄の考え方、その中にいろいろな方がいらっしゃいます。それはいろいろ食い違うところもあると思いますし、一つのデータなり一つの出来事に対していろいろ意見が違うときがあります。私はそれを決して一方的な批判として拒否をした覚えはございま...全文を見る
○石原国務大臣 この問題についてもちょっと私、新聞の報道、全部と申しませんけれども、異存がございまして、私は誤り伝えられた部分について田澤長官に詳しく説明をいたしました。これは釈明ととられたかもしれませんけれども、いずれにしても正確に私の真意を伝えましたが、私は決して軽率であった...全文を見る
○石原国務大臣 当時の時世というものの需要に応じて生まれてきた国土庁というものの、当時存在したレーゾンデートルというものは私は非常に希薄になったと思います。     〔委員長退席、北山委員長代理着席〕 同時に国土行政そのものも、現在の田澤長官も非常に御腐心されまして、国土の保...全文を見る
○石原国務大臣 別にそのとき総理が私の発言について何もコメントされませんでしたし、園田長官も私に注意されたのは、そういう重要な問題はとかく物議を醸しがちであるから、外で発言せずに閣議でせいということを言われたわけでございます。  この間も予算委員会で総理が答弁されましたように、...全文を見る
○石原国務大臣 観光資本にもいろいろございまして、観光開発なるものも日本の中にもいろいろございますけれども、どうも日本人はその種の開発は世界で最も下手な種族ではないかという気がいたします。富士山の周りに私もときどき参りますけれども、東京から近いせいか非常に開発が進み、間近に富士山...全文を見る
○石原国務大臣 実は九月の、日にちもはっきり決めまして二十日でしたか、三日がかりで現地を視察するつもりでおりましたのですが、お聞き及びと思いますけれども、カーター大統領が海上汚染防止のためのタンカー規制の問題を打ち出しまして、また石油産出国、特にペルシャ湾沿岸の国々にもそれに同調...全文を見る
○石原国務大臣 詳しい答弁は政府委員からさせていただきますが、関係閣僚協議会、会議と申しましょうか懇談会と申しましょうか、とにかく関係閣僚の会議を開きまして、やはりこの問題は放置できないのではないかという提言をいたしました。  まず何よりもそのカモシカの数なりあるいはそれがもた...全文を見る
○石原国務大臣 まことにおっしゃるとおりだと思います。  麻酔銃の話が出ましたが、実は先般私のところへある方が参りまして、非常に画期的な、動物を傷つけないプラスチック製のわなを発明して持ってこられました。カモシカの生態からいってそういうわなが果たして効果があるのかどうか存じませ...全文を見る
○石原国務大臣 これもまことにおっしゃるとおりでございまして、閣僚レベルの会議だけではらちが明かない問題がたくさんございますから、事務レベルでそういう関係省庁間の会議のような組織をつくって、積極的に対処するという方策をぜひとりたいと思います。
10月15日第82回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○石原国務大臣 次の通常国会に跡継ぎ法を提出すべくいま準備をしております。ただ、臨時措置法をただ恒久化するだけではなしに、新味を加えまして、たとえば、排水の総量規制あるいは規制技術がすでに開発されております燐の制限などを入れまして、他の閉鎖性水域にも範になるような恒久法をつくるつ...全文を見る
10月24日第82回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  そのインタビューのときもそうでしたし、幾たびかそういう機会がありましたときに私はそのようなことを申しましたが、しかし、それには文脈の前後がございます。そして、私は閣僚に初めて就任いたしましたが、名大臣というのは、黙って盲判を押す...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いや、私はすべての大臣がそういうことをしていらっしゃるという意味で言ったのではございません。ただ、政治の中の消息通、何がしの方々が、黙ってとにかく判を押すのがとかく名大臣と言われているのだと。過去にそういう方がおられたかおられないかは存じませんけれども...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私が聞きましたところ、この件につきまして、反対の方も、棄権の方、保留の方もいらっしゃるようでございます。しかし、まあそれをもって少数意見というものがどういう形でそんたくされたか存じませんが、そういう意見が表に出ずに、記者クラブという名前で抗議文が参ると...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) でございますから、少数意見というものをそんたくしないという姿勢には私は全体主義的な傾向があると言われても仕方がないのではないかという気がいたします。
○国務大臣(石原慎太郎君) でございますから、私は、非常に信頼すべき筋の情報に基づいて非常にはっきりした政治的なスタンスをとっている記者が何人かいると申したわけでございます。現に過去にも他の省庁でそういった形の事実がございましたことは周知のことでございますし、最近の「言論人」とい...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) でございますから、私はそういう政治的なスタンスをとっている人を特定していないわけでございます。ただそういう方が何人かいるということを申しただけで、私は新聞記者の中にもそういう政治的なスタンスをとる方がいられてもしかるべきだと思います。それについて私はと...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 四十二年に、いろいろ論議の末に、生活環境の保全に関する条項でいわゆる経済との調和条項が入りましたことは御存じだと思います。私はそのころ国会におりませんでしたが、四十五年に参議院におりましたときにこれが与野党一致で採択されて削除されました。まあ言いわけを...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) あの時期には、四日市の公害でございますとか、水俣でございますとか、非常にラジカルな恐ろしい形であらわれた公害がたくさんございました。ということで、私たちも高度成長にうつつを抜かしている中で、そういう新しい現実に当面して、まあ社会全体が一種のパニックにな...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私のその言動につきまして、報道しましたある種の新聞社にはすでに私から抗議をいたしました。しかし、他の大方の新聞はそれを非常に正確に報道してくださっていると思いますが、これは水俣の若い患者さんたちが上京されまして、予算委員会の間に一時間会いましたが、とて...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) その記者が参りましてその真意をただしましたので、私はいまのような説明をいたしました。そうしたら、ああ改造ということですか、自分からやめるわけじゃないんですかと言うから、そのとおりですということを申しただけでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 十一月にやめるであろうと、内閣改造があるであろうと言ったのは、私じゃございませんで、これは新聞でございます。私は、できる限り、いままだ未解決の問題がございますから、これに鋭意取り組むつもりでございますし、水俣の若い患者の救済の財団、あるいは検診、認定の...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  四十五年にこの調和条項が削除されましたときに、私まだ参議院の駆け出しでございまして、そのときの国会会期中、どのタイミングでこれが可決されたか、私よく覚えておりませんし、多分私も事の重大さがよくわからぬままに出席していたと思います...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お答えいたします。  私は、決して環境の保全に関しましても経済が優先すべきものとは絶対に思いません。ただ、その中でOECDも言っておりますように、冷静な取捨選択というものを行うべきだということを申しておるわけでございます。これはひとつどうか御理解願い...全文を見る
10月25日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号
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○石原国務大臣 他のメディアを通しますと私の真意がなかなか伝わりにくいので、幸い御質問いただきましたのでお答えさせていただきます。  私自身の環境行政の一番基本的な姿勢は、前にも申しましたけれども、人間の健康というものはいかなる要件にも優先するものだということは、いささかも変化...全文を見る
○石原国務大臣 再三記者の諸兄ともお話しをしてきたことでございますが、私は環境庁の記者クラブにそういう政治的なスタンスをとる人が何人かいるということを申したわけでございまして、私がそういうことを知らされました情報の提供者も情報源も、何月何日のどの記事がそうであるということではなし...全文を見る
○石原国務大臣 軽率であるか慎重であるかということはいろいろ人の主観によって違いましょうが、過去にも西山事件であるとかあるいは防衛庁における事件でありますとか、それに似た事例がございました。私はまた、新聞記者の中に、何社に属そうと共産党なり自民党なり社会党なり、ある政党に特殊な共...全文を見る
○石原国務大臣 私は決して軽率であったと思いません。あのコメントによって私がどなたかを特定し、その方がそういうことに該当しなかった場合には、これは私に責任がございますし、また、それによって私は記者クラブ全体を中傷したことにはならないと思います。これは実はこの間、その問題の発端にな...全文を見る
○石原国務大臣 その前に。質問の最中に━━━━それからいま言われたことは私はちょっと問題があると思います。私はそのお言葉をお取り消し願いたいと思います。
○石原国務大臣 ですから、事の黒白の云々を、私がたとえばどなたかを中傷したことになるならば、私はその責任を感じますけれども、先ほど申しましたように、記者の諸君との話し合いで私は記者クラブを中傷したことにはならないと思いますし、また、該当しない方々に御迷惑をかけたならば、その方々に...全文を見る
○石原国務大臣 それは、たとえばある人の個人歴、まあ政治的なものを含めまして、それに対する共産党側の印象と申しましょうか、評価と申しましょうか、あるいはその方の赤旗に非常にかかわり深い中枢におられる方との関係であるとか、あるいはその関係からさらに派生している他の人間関係であるとか...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、その筋、その立場にいる人の立場をおもんばかる意味で、私はそれをここで申し上げるわけにいかない、記者の諸君にも申し上げるわけにいかないということを申しているわけでございます。  お断りしておきますけれども、私のあの発言によって、私はだれを特定して...全文を見る
○石原国務大臣 私は、ですから、該当しない方方に御迷惑をかけたとするならば申しわけないし、遺憾の意を表明しているわけでございます。そのように御理解いただきたいと思います。そして、環境庁の記者クラブにそういう政治的なスタンスをとる方が何人かいるということについては、私は撤回いたしま...全文を見る
○石原国務大臣 私が「現代」に載りましたあのコメントによって何か特定の方なり特定の組織、法人的な人格というものを棄損し、中傷しているならば、これは私は陳謝も撤回もいたします。しかし、あれをお読みになって一般の大衆、国民が、過去にも防衛庁にもそういう事件がございましたし、もともと新...全文を見る
○石原国務大臣 でありますから、何人かいるということを申したわけです。私は、その方々の立場のためにも、それを特定するつもりはございません。
○石原国務大臣 でございますから、何らか特定の人格なり法人格というものを中傷したならば私は撤回も謝意もいたしますけれども、いま申しました答弁のとおりでございます。
○石原国務大臣 ですから、私は先ほど申しましたように、特定の何人も中傷したことにはならぬと思いますし、記者クラブ全体を中傷したことにはならぬと思いますから、私はそれをここで申し上げる必要はないと思います。
○石原国務大臣 政治家になります限り、末は大臣、総理大臣を目指すものだと思います。これは野党の方々でもそうだと思います。私は、大臣になりましていろいろ難行苦行しておりますけれども、そのときによくどういうものが名大臣と言われてきたか、名大臣とされるかということをいろいろな人から聞き...全文を見る
○石原国務大臣 これは辞書にもちゃんと出ている言葉でございまして、私たちの日常生活の中で非常に膾炙した言葉でございます。そしてまた、それには決して目の不自由な方々に対する差別の意識は込められていないと私は思います。これが視力の不自由な方々、目のお見えにならない方々に対して不愉快な...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、盲判という言葉の中に、私はごく一般で考えれば、それほど差別の意識は加わっていないと思います。ですけれども、それが目の不自由な方々にやはり非常に胸に突き刺さる印象を与えるならば、適当な言葉があれば喜んで取り消さしていただきますが、何と言いかえをしたらよろし...全文を見る
○石原国務大臣 私は閣僚になりまして、一国の総理大臣というものを閣議なり予算委員会で身近にいままで以上に長く見る機会に恵まれましたが、福田総理も就任早々、アメリカのカーター大統領も就任早々。アメリカと日本の関係というものは両国にとって不可欠のものだと思います。時あたかも予算委員会...全文を見る
○石原国務大臣 先ほど申しました文脈のつながりでそう申しました。しかし、私、お断りしておきますけれども、このインタビューのゲラを見る機会がございませんで、多少ニュアンスの違った形で記事になっているのではないかと思う節が幾つかございます。
○石原国務大臣 私は決して女性をべっ視しておりませんし、男女同質ではございませんけれども、本質的には平等、同権だと思っております。男の仕事ではないというのは、言いなりに中身をよく見ずにとにかく判を押すとか、自分の所信を曲げて一部に迎合して行政をするとか、男らしい男と男らしからざる...全文を見る
○石原国務大臣 男らしい男でない男は女々しい男という、この女々しいに女という一言葉を使うことそのことが非常に問題がありまして、私は、ある私の書いたものの中にも、使うときに非常にじくじたるものがあるというふうに書いたことがございますが、私の言った意味は、男らしい男というのは、何も女...全文を見る
○石原国務大臣 美濃部現知事のことを申しております。
○石原国務大臣 それは私の行政における美濃部さんの印象を申したわけでございまして、私からの印象あるいは批評という形で受けとめていただければ結構だと思います。決して侮辱をしたつもりではございませんが、しかし、どうもその印象は免れないのではないかという気がいたします。
○石原国務大臣 そうした行政がもたらした今日の東京というものは、私は評価するわけにまいりません。ですから前回の都知事選に準備短く立候補いたしましたけれども、残念ながら敗戦をいたしました。
○石原国務大臣 その前に。先ほど申しましたけれども、これは小池さんという方が書かれた文章ということになっておりますが、私の言葉や私の友人の言葉が出ておりまして、それも前後の文脈を、決して全部とっているとは言いませんけれども、もう少し十全に引用をしていただければ誤解を招かずに済んだ...全文を見る
○石原国務大臣 私は使いなれているのでつい使う節もございますけれども、できるだけこれは日本語にすべきものだと思いますし、そう心がけます。  それから先ほどの盲判の問題でございますけれども、これは目の見えない人が中身がわからずに判を押すという意味ではございませんし、私自身もこれか...全文を見る
○石原国務大臣 昨年八月の韓国の輸入禁止措置もございまして、大阪の運搬業者が非常に多量の廃油を保管していることは聞いております。このような廃油を処分する場合には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に定める基準、これは主に焼却処分でございますけれども、しなくてはならないもので、環境庁...全文を見る
○石原国務大臣 その廃油をためておりますドラムかんが近くの環境をはなはだしく汚染するおそれがある場合には、環境庁としましても関係省庁にその迅速なる処理を要請いたします。
○石原国務大臣 そのつもりでおりますが、ただ公務員以外の仕事にどのような種類の仕事があるか、いままだわからない節もございまして、患者さんではとてもできない仕事もあるかもしれませんが、それはやはり他の方にやっていただくにしましても、できるだけ研究センターで患者さんたちに働いていただ...全文を見る
○石原国務大臣 私の前に政府委員から答弁させていた、だきまして、後で補足いたします。
○石原国務大臣 予算の決まりました範囲で、あるいはその研究所の運営の範囲で、その過程に応じまして積極的に、こういう要因があるので皆さんだれとだれとだれにこういう仕事をしていただきたい、あるいはどなたかこの仕事をする方はいらっしゃいませんかという形で段階に応じてお話をしたいと思って...全文を見る
○石原国務大臣 まだドラフトがやっとできまして、これは園田官房長官に私は理事長といいましょうか、会長になっていただこうと思っておりますけれども、官房長官ともお話を詰め、また関心をお持ちの国会議員の皆さん方にも御相談したいと思っております。この間、患者さんたちと話しましても、仕事の...全文を見る
○石原国務大臣 それは財団でございますから、何らかの基金というものを設けなければだめだと思います。そのためには当然チッソだけではなしに、この出来事に直接は責任がなくとも間接的にかかわりのある日本の産業界からも協力を積極的に得るつもりでございますし、すでに内々そういう話し合いもして...全文を見る
○石原国務大臣 実は、そこはまだはっきりしておりません。と申しますのは、就職のあっせんということを主目的にするならば、これは所管は労働省になるようでございますし、しかし患者さんたちの要求というものも就職のあっせんだけじゃなしにいろいろ多岐にわたっておりますので、それならばこれが果...全文を見る
○石原国務大臣 これは私のむしろ私的なスタッフがドラフトをつくっておりまして、その上で環境庁とも相談をし、そして内閣官房とも相談をして、基金がことしにどれだけ集まるかわかりませんけれども、とにかく発足だけはことしじゅうにしたいと思っております。
○石原国務大臣 私的なスタッフと申しましてもそう心細いものでございませんで、森永とか、すでにありますその性格のやや似ました他の財団もいろいろ参考にしまして原案をつくった上で、当然、環境庁と相談をし、行政の上でもどういう形で組み込んでいくかということを相談し、内閣官房とも相談するつ...全文を見る
○石原国務大臣 よろしゅうございます。できれば在任中に財団を発足させ、基金がそれまでに充足されるかどうかわかりませんけれども、とにかくこういうものをつくりました、あるいはつくる前に御相談に上がって説明をし、皆さんの意見を聞きたいと思いますし、また、認定の作業も滑り出しましたので、...全文を見る
○石原国務大臣 これはもう、まさに一難去ってまた一難でございまして、私も、検診認定の業務が今度引き直しました路線で進めば補償の問題が当然出てくる、とてもいまの状態では長く続くものではないと思います。ですから、多角的にこれを支えながら補償していくという努力を、環境庁だけではなしに、...全文を見る
○石原国務大臣 閣僚懇では実際にその話をいたしました。また、直接の所管官庁でございます環境庁が通産省なり経団連にこの問題で積極的な協力を取りつけるために門をたたいておりますけれども、なかなか門が開かないというのが現況でございます。しかしあきらめずにもっと違った角度からの努力をする...全文を見る
○石原国務大臣 いままで行われました環境閣僚懇では、とにかく第一の難関でございました検診認定作業というものを軌道に乗せるということでの協力を主にいたし、もちろんそれが軌道に乗ったときにチッソの問題が出てくるということでチッソの問題が話題になりましたが、環境庁としては一つ一つ問題を...全文を見る
○石原国務大臣 私もさよう心得まして、経団連の幹部に会い、また来ていただいて、るる説得もいたしましたし、通産省の方にもそう説いておりますが、なかなかどうも返ってくる答えは資本の論理に乗った答えしか返ってこないというもどかしい現況があるわけでございます。  しかしやはり、検診、認...全文を見る
○石原国務大臣 馬場先生、いまそうおっしゃいましたけれども、前社長が会長になりましたときに私のところへ新しい社長を連れてまいりまして、もう自分としては——その前にも現会長には社長時代に二度ほど会っておりますが、ともかく、特に胎児性の患者さんを見れば私たちは何も言うすべもない、とに...全文を見る
○石原国務大臣 私もおっしゃるとおりだと思いますし、環境庁としてはその姿勢で関係省庁に協力を要請しているわけですけれども、果たしてそれが環境庁の要望どおり動くか動かないかということはこれからの問題だと思います。  それから、先ほどの企業の体質でございますけれども、確かに会長、社...全文を見る
○石原国務大臣 詳しくは局長から答えさしていただきますけれども、いままでばらばらでやっておりました研究を一元化するために赤潮研究会というものにまとめまして、すでに第一回の会合をやりました。これをずっとこういう形で続けていくつもりでございます。また、燐の規制につきましては、瀬戸内海...全文を見る
○石原国務大臣 水道水源に多少の汚れがございましても、水道水にしますときの浄水作業で適切な水に変えられるわけでございます。しかし限界がございましょうし、水道水源が水源の水としてきれいにあるということにこしたことはないと思います。そういう意味で、今年度の予算の要求のときにも、他省の...全文を見る
○石原国務大臣 中水道につきましては、これからいろいろ技術的な問題がまだあると思いますけれども、考え方としましては、それが完備されました結果、排水量も減りますし、それから汚濁の負荷量も減るわけで、水質の保全のためには非常に結構な手段だと考えます。下水の施設の拡充、充実に並行して、...全文を見る
○石原国務大臣 まず政府委員から答弁させていただきまして、その後で私の所見を述べさせていただきます。
○石原国務大臣 午前中も林委員の質問にお答えした際に申し上げましたが、すでにそのころから、七〇年代というものは有資源ということも含めまして非常に困難な時代であるという予測がございました。そして、環境行政に限らずすべての行政には必ず経済的な側面というものがございますし、また、社会と...全文を見る
○石原国務大臣 それでしたら簡単に申し上げます。  「やや魔女狩り的でね」というのは、どうも表現として穏当でないならば取り消させていただきますということを、予算委員会でも申し上げました。
○石原国務大臣 もちろん環境庁長官として、同時に国務大臣としてお答えしているわけでございますが、環境行政の目的の中に経済的な側面というものを抜いて考えることができない限り、そういう問題に対する配慮というものはやはり調和という言葉の中に含まれるべきものだと思います。そういう限りで、...全文を見る
○石原国務大臣 私はそのように思いません。調和という言葉の中に優先という意味が含まれているならば、これは削らるべきものだと思いますけれども、しかし、いかなる環境行政をやっても調和という意味に込められた経済的な側面というものに対する考慮、配慮というものは不可欠でございます。私はそう...全文を見る
○石原国務大臣 私が基本的に公害基本法を尊重、そんたくするということは、いささかも変わりはございません。でありますけれども、いま東中委員が仰せられましたように、生活の環境を保全するという基本法の目的の中にも、経済的な側面を考慮するというものはやはり工学的に不可欠な要因として含まれ...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、削除しなくてもその大目的というものは実現することが可能だったと私は思うわけです。
○石原国務大臣 佐藤総理の答弁の中にも、政府は経済優先ではないかという無用の誤解を避けるためでありましてとございます。私は繰り返して申しますが、冷静に、理性的に読めば、あの調和の条項が決して経済優先を意味するものでないということは万人にわかると思います。そして、繰り返して申します...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、調和条項は抜き取られましたが、しかし、環境問題における経済的な側面というものを十分考慮しながら環境行政を行っていくように努めておりますし、またその必要を非常に感じさせる問題がたくさんあるわけでございます。私はその姿勢でいま行政をしているわけです。
○石原国務大臣 先ほども申しましたが、編集部に問い合わせましたところ、テープはもうほかのものを録音することで、ないということでございました。ただ私は、あそこで申しましたことは、私の言葉の表現も足らなかったと思うところがございますが、とにかく自分の属している新聞には載り得ないような...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、私がそういうインフォメーションを受けました、それを一時間半ほどのインタビューの中で、いろいろ聞かれた中でそういう表現をしましたが、校正の機会もないままにそういう形で出ましたけれども、私が言わんとするところは、没になったというよりも、没になるという...全文を見る
○石原国務大臣 いま申されました以前の段階の問題が私は重要だと思います。私は、たびたび申しておりますけれども、ある記者が政治的なスタンスをちゃんと持たれるということは決してとがめておるわけでもございませんし、またそれにのっとって、自分の新聞社で没になりそうな原稿、なったかもしれな...全文を見る
○石原国務大臣 私がそのインフォメーションなどをどういう形で聞いたかは、ここでるる申しませんが、それならばこう直させていただきます。没になった原稿あるいは没になる原稿が赤旗に載る記者が何人かいるということでございます。
○石原国務大臣 ですからいま、なった原稿、なる原稿……。
○石原国務大臣 私は、その言辞によって特定の方の名前を挙げておりませんし、また、環境庁の記者クラブ全体を中傷棄損したとは思いません。そういう意味で、私は、今日までそれを取り消してこないわけでございます。
○石原国務大臣 しかし、調和条項を残しておっても、たとえばそのような誤解が生じたにしろ、それは行政の上ではっきり実を示していけばいいことだと私は思うのです。しかし、調和条項を削ったために、先ほども橋本局長、信澤局長からも答弁いたしましたが、とにかく生活環境の保全のために経済はもう...全文を見る
10月26日第82回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 私の発言によりましていろいろ大きな誤解を生じましたこと、大変恐縮に存じます。  私は、もとより公害対策基本法を尊重、遵守する姿勢にはもういささかも変わりはございません。それに、四十二年に旧法ができまして、調和条項というものが一種の隠れみのになりまして...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) そのようには決して考えておりません。また、その必要もないと思います。
○国務大臣(石原慎太郎君) 心の底からそう思っております。  それで、佐藤総理が、いたずらな誤解を招くために、ということを答弁でおっしゃっておりますが、私は、あの調和条項というものがあっても、これを冷静に理性的に読めば、決して、その調和という形の言葉の中に経済を優先するというも...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私がそういうことを申しましたことで、きのうも衆議院の公環特で上田委員から抗議というか、質問をいただいたんですけれども、ここでそういう表現をした前後の私の考え方をくどくど申しませんが、まあとにかく中身をよく見ないで黙ってぽんと——きのう盲判という言葉を使...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 断わっておきますけれども、そこで私が評価をしないというのは、環境庁のお役人のことではこれはございません。  一時間半ほどのインタビューで、詳細は覚えておりませんけれども、たしか日本とアメリカの議員活動の違いのようなことを話したと思いますし、それからま...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 基本的にはいま局長がお答えしたとおりでございます。私自身もこの問題、非常に関心を持ちまして、技術的な面での視察もいたしましたが、局長の答弁にありましたように、非常に技術的に困難であり、またこれは何も企業側のただの言い逃れだけとは思いませんけれども、なま...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 直接は全く関係ございません。ただ、あのときに、高度成長のさなかに、経済優先ということで実質的にやってまいりまして、私たちがかつて経験したことのないような、人命を明らかに棄損する、多くの死者まで出した公害事件が次々に起こりまして、一種のパニック状況にあっ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いえ、決してそれだけだとは私思っておりません。四十五年のいわゆる公害国会の前に、実際にまあ人殺しに近いような、そう言われても仕方ないような、四日市にしろ水俣にしろそういうものがございました。それでもなおそういうものは解決されずに、四十二年に旧法ができ、...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 経済の問題と公害の問題ではございません。私はつまり環境問題ということで申しまして、環境問題の中にも公害の問題ございましょうけれども、人間の健康にかかわる環境問題と申しましょうか、公害問題という、これはもう論をまたない、人命、健康というものが最優先でござ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃるとおりだと思います。しかし、環境の行政をしてまいりますと、人命、健康にかかわる環境問題、まあ公害と呼ばれる問題は、これはもう健康最優先でございますが、その他の直接それが人間の健康、生命というものに致命的な形を及ぼさない種類の生活環境にかかわる...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私の申しましたことがちょっと言葉が足りないようで補足させていただきますが、実際に、たとえばアセスメント法を残念ながら前国会に提出することができませんでしたけれども、いま次の通常国会に出すべく努力をしているわけでございますけれども、しかし、その以前に、や...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 当然でございます。しかし、それでもなおその開発というものの社会的なニードと申しましょうか、経済的なニードというものがあるからこそ他の省庁がそれを要求してくるわけでございまして、いま先生がおっしゃったみたいに、それを主眼として私たちの業務があるわけでござ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) そのとおりでございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 私が参りましたところは小坂という私有林がほとんどの、しかも林業だけでたつきを立てている非常に小さな町でございまして、そこへ参りまして見ましたところ、もう業者が植えても植えても、カモシカがおりてきて一年生、二年生ぐらいの木を野放図に食べてしまう。で、先端...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 閣僚会議と申しますか、閣僚懇談会のようなものを一回持ちまして、その後局長、次長レベルでの三庁の会議を持ったようでございます。必要でございましたら政府委員の方からその件につきまして答弁させていただきます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先に政府委員から答弁させていただきます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先生御指摘のとおりでございまして、たとえば特別天然記念物に指定したら、その後、したことによって一年目、二年目、三年目、全体と言いませんけれども、要するに一つモデル地域を仕切って、そこでどういう生態でどれぐらいのスピードでふえていっているかということも当...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 御指摘のように、過去何度かの国会でアセスメント法が話題に上りましたが、実際にその法律としての案文ができましたのはことしの正月でございます。その時点から、その原案をもちまして各省庁との間の事務レベルでの折衝が始まったわけでございますが、何分いままでの行政...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 詳しくは政府委員から答弁さしていただきますけれども、先生に御理解いただきたいのは、日本でやっておりますNOxに関します汚染調査もそれからその技術も、もうこれは世界で一番進んだものでございます。世界からその結果についてのいろいろ問い合わせがあるようでござ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 非常に専門的なことでございまして、その経過、私詳細に聞いておりませんから、局長から答弁さしていただきます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 政府委員から答弁させていただきます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 全くそのようなことはございません。これはただそういう予定地とされているところが幾つかございまして、その一つの例として名前が出ているだけでございまして、環境庁はこの問題について現在全く白紙でございます。
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃるとおりでございます。この志布志湾の開発の問題がアセスメントの対象になってくる時点がいつごろかわかりませんけれども、しかし、その前にきちっとしたアセスメント法というものをぜひともつくりたいと思っております。
○国務大臣(石原慎太郎君) 詳しくは保健部長の方から御報告さしていただきますが、おかげさまで、月間百五十人の検診、百二十人認定審査という路線だけは何とかお医者さんの確保等たいたしまして滑り出しました。そういう意味では最初の一つの問題はこれで越えられたと思いますけれども、その後、い...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 全くおっしゃるとおりだと心得ております。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほど来申してまいりましたが、私は現在の公害基本法を尊重、遵守するという姿勢はいささかも変わりはございません。ですが、これはもうすでに御案内と思いますけれども、いわゆる生活環境——公害に関しましても健康の項目と生活環境の項目がございますが、その生活環境...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) お断りしておきますけれども、いま挙げられました水俣病の患者にしろあるいは公害健康被害患者の問題にしましても、これは要するに公害の健康項目に属する問題でございまして、これは、私はもう再三申し上げておりますように、大体公害基本法そのものにも調和というものは...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) その一つのデータについて両者の食い違いというものをどう見るかということをさらに専門家に依頼をしているわけで、まだその回答がないという意味で部長は申し上げたわけでございます。ですから、決して何もしていないんではなしに、つまりいまだその回答を得ていないとい...全文を見る
10月27日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号
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○石原国務大臣 これは非常にむずかしい問題でして、環境庁もいつも板ばさみになって苦悩いたしますのですが、先ほど付言なさいました船上会談でも、大阪の黒田知事が、瀬戸内海の水質というものをもっと良化させるために企業にこれ以上負担をかけることは、もう非常にむずかしいかろう、ということは...全文を見る
○石原国務大臣 たとえば産業界の一部には、あの調和条項が取られたために健康被害補償というものの実態が今日のようになったという不満がございます。これは実は論外、筋違いでございまして、公害の健康項目というものに関してはもともとその調和というものは入っておりませんので、全く論外の、要す...全文を見る
○石原国務大臣 それは当時としてはそのとおりだったかもしれません。しかし、誤解はあくまでも誤解でございまして、私は、あの調和の条項の入った文章を、たびたび申しておりますけれども、理性的に冷静に読めば、私は、目的というものをあれを削ることでより明確化するという作業をしなくてもわかっ...全文を見る
○石原国務大臣 そう申しているわけではございませんが、それをつまり削除したことで新しい誤解を生んだ、しかもその文章はどう読んでも、つまり経済の優先というものを意味してはいない。でありますから、今日のように環境問題における経済的な側面というものをいろいろ重視して取捨選択といいましょ...全文を見る
○石原国務大臣 それは全くそのとおりだと思います。しかし、憲法二十五条に言われております健康で文化的な最低限度の生活というものの中にはいろいろな要件がございまして、たとえば現在の日本の下水道の普及率というものは、きのう総理もテレビで言っておられましたけれども、これはまさに途上国並...全文を見る
○石原国務大臣 先ほどされました御質問にやや答えが足りませんでしたので、それを加えてお答えいたします。  公害基本法というのは、これに立脚する主務官庁というのは当然環境庁です。しかし、通産の仕事にしろ運輸にしろ建設にしろ、この時代に、つまり公害基本法というものをそんたくしないで...全文を見る
○石原国務大臣 事実関係について政府委員から答弁しました後、私の所感を述べさせていただきます。
○石原国務大臣 いま局長からお答えいたしましたが、いわゆるリードタイムについていろいろな要因が絡み合っているので環境庁としてはそういう判断を下したのだと思います。  それから、先ほど信澤局長が申しましたが、すでに十分御了解のことと思いますけれども、この問題はいわゆる私の発言が問...全文を見る
○石原国務大臣 その問題は余り詳しく知りませんのでちょっと失言いたしましたが、これは主に運輸省で検査体制の問題にも非常に大きな要件があったようでございます。
○石原国務大臣 公害基本法はこれは特別臨時措置法ではないわけでございます。ですからこれは恒久法でございまして、やはりあの時代には時代の背景がございましたが、わずか六、七年たたないうちに経済状況も変わり、社会状況も変わり、いろいろな新しい要因というのが出てきておるわけです。ですから...全文を見る
○石原国務大臣 その問題について馬場委員から「現代」の方にお問い合わせがあったという記事が新聞に一つ出ておりました。それでその編集の幹部の方に後で聞きましたら、何か来客中で、その来客も実は私の偶然知っている人でしたのですけれども、電話があって立っていって数分で戻ってこられたそうで...全文を見る
○石原国務大臣 「現代」が間違いだということで私は言っているのではございませんで、実際メモに残っておりますように、その直前の言葉も数行ですか、とにかく出ておりませんし、ほかにどういうようなメモがとられておるかわかりませんけれども、しかし趣旨として、私はその長い対談の中で言ったと思...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、その一時間半なり二時間の対談の中で、話題があちこち移ったりいたしましたけれども、私はそういうことを申したつもりでございます。それで、結果としてメモに残っているものもある形で消去されてそういう形だけ出ましたことは、私も大変遺憾ですし、私、本来ならど...全文を見る
○石原国務大臣 ですから私は、その一時間半なり二時間のインタビューの中で、私の趣旨は申し上げたと思うのです。それで、そのすべてわかってしまったということの中にもそういうことを込めて申したつもりでございますけれども、私が自分で書いたものならそういう表現をいたしませんし、もっとわかり...全文を見る
○石原国務大臣 もう一回言っていただけませんか、最後のところ……。
○石原国務大臣 私、別に不適当とは思っておりません。確かに設置法の中に挙げられている項目の中には経済との調和というものが入っておりませんにしても、環境行政というものに不可欠の、つまり経済的側面、社会的側面というものがあるわけでございますから、これに対するしんしゃくなしに関連省庁と...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、私は決してすりかえをしているわけじゃございません。  それから、閣僚として公害基本法を基本的に守っていくということにいささかの変わりもございません。ただ、公害基本法にのっとって、しかも、その公害基本法が立脚しております憲法の二十五条、とにかく最低限の文...全文を見る
○石原国務大臣 確かに、四十二年以来その条項が隠れみのに使われたということはあると思います。しかし、それを是正するということは、行政の姿勢、措置ということで十分それをコントロールすべきですし、できると思います。問題は、行政の結果できてくる所産でありまして、私はその方が大事だと思う...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、それにお答えするには、私、再三申してきましたように、公害基本法を遵守、尊重、そんたくして環境行政を行ってまいったつもりでございますし、これからも行ってまいります。
○石原国務大臣 私は、これはあくまでも伝聞でございますけれども、環境庁にあのときやってこられました水俣の患者さんたちを支持していらっしゃるグループというふうに聞いておりました。
○石原国務大臣 いえ、御存じのように、水俣の患者さんにも非常にたくさんのグループがおられます。そして、はっきりと特殊の政党がこれを支持していらっしゃるグループもおありのようですし、幾つかのグループがあるようでございますけれども、あのとき私が面会の問題で、まあ社会的に通用するルール...全文を見る
○石原国務大臣 ジャーナリストの方々からも聞きましたし、環境庁の中でもそういう認識をしているようでございます。
○石原国務大臣 とんでもないことでございまして、これは予算委員会でお話ししたじゃないですか。私は、要するにどんな方々、どんな住民運動の方々にも耳を傾けて、その方々の御意見を聞いていきたい、しかし、役所での陳情、面会ということには、要するに私は私のスケジュールもございますから、東京...全文を見る
○石原国務大臣 それは読み間違いと申しましょうか、私の文意が足りなかったかもしれませんが、とにかく、私がこの前後にお目にかかったたくさんのグループの方々、いろいろな陳情の方々の中で、先ほど申しましたようにごく世間一般で通用するルールをお守りいただけなかったのはこの方々だったので、...全文を見る
○石原国務大臣 お答えします前に、私、お断りしておきますけれども、私は赤旗に自分の原稿を売ったという形で申しておりません。  私は憲法を遵守いたしますし、そこにうたわれております言論、思想の自由というものを十分尊重するつもりでございます。また私は、その一連の発言の中で、記者の中...全文を見る
○石原国務大臣 一向に矛盾しておりません。私は環境行政に対していろんな考え方があると思います。しかし、私は私の所信を貫くつもりでございますし、それに対する批判もございましょう。ですから、環境庁のクラブのある人あるいはある場合にはその過半、とにかく一つの問題をとらえて議論の応酬もあ...全文を見る
○石原国務大臣 別に私、非合理と思いません。
○石原国務大臣 ですから、新聞記者、要するに本来中立であるべき商業新聞の記者が、しかし個人として特定の政党を支持されるという政治的なスタンスを持つことは、私は一向に自由だと思うのです。それにのっとって過去にも、本来機密にされるべき内容のものが某政党の機関紙に載ったり、あるいは西山...全文を見る
○石原国務大臣 私は、いずれの方がいずれのような思想を持たれようとそれは結構でございますけれども、しかし、行政の上でそれを取り入れるというつもりはございませんし、またその論調にのっとって環境行政をするというつもりはございません。それはそれなりの私の自由だと思います。また、そういう...全文を見る
○石原国務大臣 私はどなたの意見も無視しません。私と百八十度違う意見でも聞きますが、しかしそれは、聞くということとそれにのっとって行政をするということはおのずと違います。私は、自由民主党という社会党とも共産党とも違うイデオロギーを持った政党に属する、自由民主党の政府の閣僚でござい...全文を見る
○石原国務大臣 ですから、私は無視せずに十分聞き取っております。ですから、私、そういうことを余り言わない方がいいかもしれませんけれども、水俣の患者さんたちの中にも幾つかのグループがあって、要するにこれは通念になっているから、そう呼んでも差し支えないのかもしれませんけれども、共産党...全文を見る
○石原国務大臣 私と百八十度違う思想を持たれた方々に対する私のいままで申し上げました基本的な姿勢は、決して憲法違反でないと思います。それから、この問題の私の発言、いま何とおっしゃいましたか、不適当——私は別に不適当と思いません。何回も申してきたことですけれども、私はこれによってだ...全文を見る
○石原国務大臣 この法律は何分、事態に非常に追われた形でつくられまして、私は、決して十全なもの、完備したものとは思っておりません。でございますから、いま先生御指摘のようないろいろな点について、問題があるところは、これから鋭意改正し、強化し、国民の皆さんに満足、評価願えるようなもの...全文を見る
○石原国務大臣 それは民事責任におきまして私はPPPの原則と心得ております。
○石原国務大臣 その種の御苦情は、たとえば委員会でありますとか、陳情の折とか、非常に数多く聞かされます。それで、やはり私がお聞きしましても、苦情を述べられる方と同じような不合理性というようなものを感じることが多々ございます。そういう問題について、できるだけ早く合理的な解決をするよ...全文を見る
○石原国務大臣 具体的なことにつきましては、政府委員から答弁さしていただきまして、その後で所見を述べさしていただきます。
○石原国務大臣 おっしゃるとおり、環境庁のレベルまで上がってきておる問題で不合理なそういう地域指定の問題がございますならば、これはできるだけ早急に判断を下すように指導いたします。  それからまた、政治的な波及力のある企業が政治的にそこから除かれているということはあり得ないと思い...全文を見る
○石原国務大臣 私はきのうの参考人の御意見をつまびらかにしておりませんので、私の前にちょっと局長から御答弁させていただきます。
○石原国務大臣 申請者がすべて一〇〇%認定をされるということは、つまり事の性格から言って、私、それが果たして理想的と申しましょうか、数値の上でどう判断していいかよくわかりませんけれども、いずれにしてもその認定される方々が納得のいく手だてでそのイエスなりノーなり決められるということ...全文を見る
○石原国務大臣 確かに数値の差が余りにもあり過ぎるような気がいたします。ですから、地域によってそういう認定患者のパーセンテージの数値がどうして食い違ってくるのか、その原因をやはりできるだけ早く究明いたしまして、適切な処置をとりたいと思います。
○石原国務大臣 御指摘のとおりでございまして、そういう矛盾をこちらも痛感いたしましたので、ことし幾分その数値の修正をいたした次第でございますが、やはりまだまだその矛盾は残っていると思います。これは一遍に変えてしまうこと自身にも非常に問題がありますので、ことしはある幅を置きまして数...全文を見る
○石原国務大臣 五十三年度に実現すべきその方向でいま折衝進行中でございます。
○石原国務大臣 まことに一々ごもっともな指摘で、御指摘の点について、やはりこの法制度というものを保つためにも、早急に考慮し、改正すべきものはしていきたいと思います。先ほど御指摘のように、地方公共団体が自分たちの条例でやるなどという乙とになりますと、これは燎原の火のごとく広がってし...全文を見る
○石原国務大臣 ちょっとその経過について私つまびらかにいたしませんが、いま環境庁側の具体案、試案というものはすでに出しておるようでございます。それについての検討がいま続行中と聞いております。
○石原国務大臣 るる御指摘の点は、私たちもすでに十分感じているところもたくさんございます。何と申しましても、この法律を堅持、強化していく姿勢で今後臨むつもりでございます。
○石原国務大臣 閣議了解は口頭でございましたので、細部については聞いておりません。
○石原国務大臣 そのいきさつにつきましては担当の局長から御説明させていただきます。
○石原国務大臣 この問題は、直接環境庁の所管の事柄ではございません。そういう意味でも私、閣議に出ます前に報告を聞いておりませんでしたし、閣議でもこの問題が話題に上りませんでしたので、そのまま済ましたわけでございます。
○石原国務大臣 そのように関係の大臣に私の方から必ずお伝えいたします。
○石原国務大臣 先般の通常国会で時間切れになりましてやむなく提出を断念いたしました際にも、閣議の了解事項として、各省庁協力をしていただきまして、次期の国会に必ず提出できるように努力をするということを官房長官の談話でも発表した次第でございまして、現在、環境庁の中でも関係省庁と、大き...全文を見る
○石原国務大臣 先ほど御質問の中にありましたこのタンカー事故による油の流出に起因する汚染の対策、その損害の賠償等々につきましては、これは賠償責任当事者がはっきりしましたならば、環境庁から運輸省に申し込みをいたしまして、相手側に積極的に交渉するように要請をするつもりでございます。 ...全文を見る
10月28日第82回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(石原慎太郎君) その後早速兵庫県に連絡をとりまして、打開の具体策を立てるように非常に強く要請をいたしましたが、県において皮革産業の実態把握、そしてまた事業者負担についての話し合いを進めると同時に、各種の当局と協議をその後重ねているとのことでございます。  環境庁とし...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 専門的なことでございますので、担当の局長から答えさせていただきます。
○国務大臣(石原慎太郎君) 基本的には延期をしないということで、県なりあるいは関係省庁の協力を積極的に取りつけるよう努力いたします。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほども申しましたが、環境庁としてはこの汚染の状況を見逃しにするわけにはいかない非常に厳しい現実があるわけでございます。でございますから、先ほど申しましたように、県並びにこれに関係しております省庁に積極的に動いていただきまして、稼働すべきものは一劾も早...全文を見る
11月01日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○石原国務大臣 大変申しわけないと思いますが、あれから確かに何カ月かの歳月がたちましたけれども、その間、いろいろ視察の依頼もございまして、できる限り赴くところには赴くようにいたしてまいりましたが、どうも折り合いがつかず、いまだ成田には参っておりません。
○石原国務大臣 私、環境問題は現場主義でいきたいと思っておりますけれども、直接の所管は運輸省がしておるわけでございますが、運輸省にもいろいろ申し入れをいたしましたし、また今度特別措置法という一つの法案も政府として考えておりまして、そういう形で環境問題の解決ができると期待しておりま...全文を見る
○石原国務大臣 四、五カ所参ったと思います。それから、その中の一つは日取りまで決めましたが、緊急の国際問題がありましたので、その調査と打ち合わせに外国へ参りますために例のスーパー林道は行けませんでしたが、これもできれば雪が来る前にと思っております。
○石原国務大臣 もちろん休暇もとっておりますし、その間に来いとおっしゃられれば、その論もあると思いますけれども、ただ、これは飛行場の使い方であるとか、たとえば進路でありますとか、そういうものがあの時点ではまだ決まっておらなかったようでございますし、運輸省があの空港の使用方法その他...全文を見る
○石原国務大臣 でございますから、行くにつきましても周囲の状況のいろいろタイミングがあると思うのです。私は行くことにやぶさかでございませんけれども、それをどういう時点でとるかということはいままで事務局とも話してまいりましたし、その時を選んで今日に至っておるというのが現況でございま...全文を見る
○石原国務大臣 ちょっとお言葉ですけれども、私、大臣が楽でいいとかそんなことを言ったことはございません。それはちょっと誤解だと思います。  それから視察は、これは行くにこしたことはございませんし、行くならば、やはり一番効果の上がる形で、他の関係省庁との絡みで、事務局でやはり煮詰...全文を見る
○石原国務大臣 サインいたしました。
○石原国務大臣 まず成田を対象でございますけれども、これは実は以前から議論がございまして、やはりその立地規制そのものにいろいろ問題があるかもしれませんけれども、しかし、ただの土地利用計画だけではらちが明かないという議論が伊丹なども参照してございまして、そういう議論の末に出てきた一...全文を見る
○石原国務大臣 そういう経過に加えまして、中公審の方からもやはり立地規制の側面から何らかの新しい法制度が必要だという意見もいただいておりますので、私はこれに賛成し、これを評価してサインいたしました。
○石原国務大臣 こういう法案ができてから見に行った方が行政面での効果が上がるか、それともできる前に行った方がいいかということは、いろいろ論があると思いますが、先ほど申し上げましたように、とにかくこういう法案を閣議決定いたしたわけでございますけれども、その上で、この段階でともかく関...全文を見る
○石原国務大臣 それは、私は私で意思を持っておりますけれども、私がひとりいたずらに独断専行しても行政の実が上がらないということは多々あるわけじゃありませんか。ですから、やはり関係省庁と話をして、環境庁なら環境庁の長官が行くときに、つまり周囲の状況がそろうといいましょうか、物事の要...全文を見る
○石原国務大臣 私はもちろんまだ成田に行ったことございませんから成田の周辺のことは存じませんけれども、私の選挙区に羽田がございまして、そこでは防音工事をしております。それは私はよく自分の目で確かめて見て知っております。いずれにしましても、私は行かないと言っているのじゃない、約束を...全文を見る
○石原国務大臣 詳しいことは政府委員から答弁させていただきますが、確かに高速道路とかあるいは道路にかかる高架線とかあるいは大きな工場のいろいろな機械等から出る低周波によって、いろいろな方々が思いがけないところで迷惑をこうむっていらっしゃるということはよく聞きます。それで環境庁でも...全文を見る
○石原国務大臣 私たちは、社会的な体験として、言いかえれば一種の疫学的な体験として、低周波公害なるものが存在するということはもう認知しているわけです。ただ、要するに、先ほど局長が申しましたけれども、人間の耳と違った何らかの機械を開発すれば低周波をキャッチすることはできるのでしょう...全文を見る
○石原国務大臣 そういう医学的な見地でこの問題について熱心に取り組んでいらっしゃる先生がおられるということを、私はいま初めてお聞きしましたが、その専門委員会に故意にそういう方を外しておるということはないと思いますし、その専門委員会にあるいはその正式のメンバーとしてお加わりいただか...全文を見る
○石原国務大臣 開かれております。
○石原国務大臣 詳しくは政府委員から答弁させていただきます。
○石原国務大臣 その会議ではそういうことを議論いたしませんでした。しかし、もうすでにその前から起こっております問題について検討を重ねるなりあるいは陳情を聞き取るなり、そのときに私はすべて冷静な取捨選択をもって陳情を聞き、また行政もそういう論点にのっとって行われるべきだと思ってまい...全文を見る
○石原国務大臣 それはおっしゃるとおりでございますけれども、あの調和条項を削除したときも、これがあってもなくても、とにかく環境問題においても、環境的、社会的側面というものを勘案することはもう当然のことであるから、つまりいたずらな誤解を招かぬようにこの条項を取るんだということだった...全文を見る
○石原国務大臣 私は、過去のアセスメント法に関するやりとりで、開発事業の環境に与えるプラスの面ということは言っていないと思います。つまり、開発そのものの経済的、社会的利益の還元と申しましょうか、そういう面について申し上げたわけですけれども、しかしあえて申しますならば、一つの開発が...全文を見る
○石原国務大臣 あの時点に非常に未曾有の高度成長がありまして、それを至上とする、社会すべてと申しませんけれども、大半を制する物の考え方がありました。ところが四日市公害であるとか水俣であるとか、ああいう非常に悲劇的な、非常にドラスチックな事件が起こったわけでございます。その反省とと...全文を見る
○石原国務大臣 もう先生御案内と思いますけれども、調和条項というものは、お断りしておきますが、公害の健康項目に関してはかぶっておらず、生活環境という問題についてのみ言われたわけでございます。いま先生がるる言われました四十二年から四十五年にかけての公害の事実、私はそれを認めるのにや...全文を見る
○石原国務大臣 私は、アセスメント法に関する論議の中で言いました開発の何らかのメリット、社会的メリット、経済的メリットというのは、単にそこで何トンの鉄が生産されるとか何万キロワットの電力が発電されるとかいうことだけではなしに、そういうものを私たちが、鉄の場合には、間接になるでしょ...全文を見る
○石原国務大臣 鉄の場合など非常に説明しにくいと思いますけれども、一番簡単だと思われますのは、たとえば発電所のようなものです。この間も橋本局長が伊達の火力の遅滞の問題を一つの例に引いて説明いたしましたけれども、とにかく予備率というものがどんどん下がっていく。ことしは北海道がどうい...全文を見る
○石原国務大臣 ちょっと申しわけありませんが、もう一度最後のところだけ……。
○石原国務大臣 その前に。大気局が扱っております大気の問題あるいは振動の問題というのは、おっしゃるとおり、どこまでが健康項目に類して、どこから先が生活環境の問題になっていくか非常に微妙な問題がございます。私は、そういう場合には、やはり人間の健康の保全というものを優先的にこういう問...全文を見る
○石原国務大臣 政府委員から詳しく答弁させます。
○石原国務大臣 決してそのつもりはございません。
○石原国務大臣 政府委員から答えさせていただきます。
○石原国務大臣 個々の問題につきまして詳しくは政府委員から答弁させていただきますが、決してそういうつもりで私たち御指摘のものがおくれているのではないと申し上げます。こういう時点に、先ほど申しましたように社会的、環境的側面というものを十分勘案する必要があると思いますけれども、私たち...全文を見る
○石原国務大臣 ただいま、タイムアローアンス云々のことがございましたけれども、私は門外漢でございますが、やはり苛性ソーダの製造法については、これは主管はあくまでも通産省でございまして、通産省も、製法の転換を指導するに当たりましては、アスベスト法というものには非常に問題があるという...全文を見る
○石原国務大臣 詳しいことは担当の局長からも説明させていただきますが、かねがね閉鎖性水域だけではなしに、実は先般も運輸省の気象庁が日本の専管水域に入りました西太平洋のタンカー航路が非常にオイルボール等で汚染されているという調査をいたしました。私たちは、海の資源の確保ということのた...全文を見る
○石原国務大臣 直接の所管は運輸省でございますので、運輸省と相談して決めさせていただきます。
○石原国務大臣 いま橋本局長からもるるお話しいたしましたが、四十三号線の場合もかなり各省庁がそれぞれ単独で調査いたしまして、環境庁は環境庁でも何度か出向きまして、一応機が熟したというところで環境庁の長官が出向きまして、各省の担当の局長が集まって、現場で決められるものは決めたわけで...全文を見る
○石原国務大臣 各省庁がどれだけの期間、どれだけの頻度でいままで現場の声を聞き取っているか、私つまびらかにいたしませんが、確かにおっしゃるように予算のタイムリミットなどもございますので、できれば貴意に沿うように各省間の事情を聴取いたしましてそのように努めます。確約するというわけに...全文を見る
○石原国務大臣 典型公害の一つでございます地盤沈下をあちこちに見ているわけでございまして、これを防止するためにいま法律をつくろうと思っておりますが、関係する省庁がそれぞれ地下水に関する法律を持っておりまして、そのすり合わせをいま急いでいるわけでございます。  詳細については局長...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりで鋭意努力いたします。
○石原国務大臣 詳しくは政府委員から答えさせていただきますが、私も、下水工事というものが地盤沈下という鉱害によって支障を来している例がほかにどれほどあるかよく知りませんけれども、これはそもそもの目的から言っても非常に不本意なことだと思いますし、これは大蔵省が何と言うかわかりません...全文を見る
○石原国務大臣 あの調和条項云々の問題について、環境庁の中で特に限って議論をしたことはございません。そういう意味では、いま環境庁を預かっております私の立場で、私の個人の見解を述べたわけでございます。
○石原国務大臣 あの時点で調和条項を削ったということは、新しい価値観にのっとった先取りの姿勢というよりも、むしろやはり四十二年に基本法ができまして、その後、先ほど申しましたけれどもあの条項は確かに隠れみのに利用されて、すべき対策というものを行政がしておらなかったということは否めな...全文を見る
○石原国務大臣 これは原則的に閣議了解もいたしましたし、次の通常国会に提出するようにいま努力をしております。案文ができましたのはことしの正月でございますから、それから具体的な交渉に入りまして時間切れという形になりましたが、そこでもやはり非常に大きく関係省庁の対立がクローズアップさ...全文を見る
○石原国務大臣 私、先日の参考人をお呼びになったときの委員会の状況は詳しく聞いておりませんけれども、先般環境庁がそのようなお答えをしたことは記憶にありますし、しかも経団連の代表ですか、新日鉄の幹部の一人がそういうことを言われる食い違いというのは、これは非常にいろいろ問題があると思...全文を見る
○石原国務大臣 徳永さんはこの間は経団連の代表ということで来たのですか。
○石原国務大臣 この問題に関しまして、経団連が何も決定的な発言権を持っているわけではないと思いますし、大体これを徴収するのは商工会議所に依頼していると聞いております。  それで、これは税金ではないにしても公害に対する加担ということの賦課金で、公権力をもって徴収する一つの、ペナル...全文を見る
○石原国務大臣 おっしゃることは非常によくわかります。わかりますが、徳永さんの場合には、日本に冠たる新日鉄の重役でございまして、とにかく一般のこういう賦課金を払っている中小企業とはまた、この問題に対する姿勢なりその心機はずいぶん違うのじゃないかと思うのです。そういう意味で、一般に...全文を見る
○石原国務大臣 私はその専門小委員会がすでに解散したとも聞いておりませんし、そこで出された答申が公表されないなどということもゆめ聞いておりません。それは当然発表されるべきだと思いますし、これだけ話題の対象になっておりますNOXの問題でございますから、いま部長からもお答えしましたよ...全文を見る
11月14日第82回国会 衆議院 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
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○石原国務大臣 すでに設けております環境基準を達成するための過程において有効な手段と考えます。
○石原国務大臣 環境庁としましては、騒音公害対策というものは、立地規制を含みまして土地利用というものを考えずにできないと思います。さきに中央公害対策審議会からも、発生源が何であろうと、新幹線あるいは自動車、飛行機を含めまして騒音対策のために適正な土地利用をすべきであるという答申も...全文を見る
○石原国務大臣 新しい空港につきましても、いろいろ周囲の条件等が違うと思いますので、それは調査の上で、そういった網をかぶせるかかぶせないかを判断したいと思います。
11月15日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号
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○石原国務大臣 個人的には懇意でございます。お嬢さんと私の友人の指揮者の小沢君が結婚されたこととかございまして、そういう縁で、また、日生劇場という劇場をつくりましたときの株主にもなっていただきましたことで懇意にしております。
○石原国務大臣 いまの御質問もちょっとある種の誤解に基づいていらっしゃると思いますけれども、私があのときに海田湾を引きましたのは、生活環境にかかる開発というものをやはり社会的な側面、経済的な側面を無視して考えることはできないということで、先ほど信澤局長からもお答えいたしましたが、...全文を見る
○石原国務大臣 江戸英雄氏と私との関係について付言されましたが、私は、環境庁長官に就任してから、江戸さんとは一度も面談したことはございません。ですから、この件について三井不動産の方々と話し合ったことは一度もございません。  それから海田湾を例に引きましたのは、たとえばあそこに二...全文を見る
○石原国務大臣 白紙でございます。  ただ、繰り返して申し上げますけれども、海田湾の埋め立てば非常にその典型的な例だと思いますが、開発、埋め立てというものの中の経済的、社会的側面というものを無視できないという非常にわかりやすい例だと私は心得ております。
○石原国務大臣 御存じのように、下水の普及率は日本は全体的に非常に低うございまして、それから流れ込む生活排水というものの、たとえば瀬戸内海のような閉鎖性水域に対する汚濁の負荷量というのは非常に無視できない量がございます。そういう意味でも、瀬戸内海全体の保全のためにも下水というもの...全文を見る
○石原国務大臣 どの程度の汚染をもって見た目で汚れているとするか、これはもっと詳しい科学的な調査をしないとわからないと思いますが、私が受けた陳情、賛否両論ございましたけれども、片方の方々は、かつてそこでカキの養殖などに使えた水域というものがもう全く使えなくなって沖に移動せざるを得...全文を見る
○石原国務大臣 環境庁といたしましては、個別の案件ごとに、すでにあります特別措置法の基本方針にのっとって審査をしているわけでございますが、これからできます後継ぎ法も、やはりこの特別臨時措置法の基本方針というものの延長の上にあるものと思いますし、そういう意味で、後継ぎ法がいつの時点...全文を見る
○石原国務大臣 いろいろ御忠告を賜りまして大変ありがたいと思いますが、私、環境行政を行います際にいろいろな立場の方々からの意見を聴取することは決してやぶさかでございません。その限りで私は、時間の許す限りすべての陳情の方々に会ってまいりました。他の歴代の長官がどうだったか存じません...全文を見る
○石原国務大臣 もちろん私に非がございましたら、それを反省して正すことにやぶさかでございません。ただ私の言動につきましても、政治的な立場をそれぞれ異にされる方々、いろいろな意見がございまして、私の意見を非常に正論と申しましょうか、むしろそれをとらえて一つの国民的な討論が行われてい...全文を見る
○石原国務大臣 前後いたしますが、局長から受けました報告は、局長がいまお話ししたとおりのものでございます。その限りでございます。  それから視察でございますけれども、これは実際に私、行くつもりでございまして、幾つか視察の案件がございまして、順次こなしてきたつもりですが、雪が解け...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりでございます。
○石原国務大臣 この問題につきましても、賛否両論いろいろ承っております。それぞれ根拠のある論だと思いますが、そういう意味で、先ほど御忠告にもありましたように、できるだけ衆知を集めて、冷静な、妥当な判断をしたいということでいま審議会に審議を願っておるわけで、審議会のメンバーもこの六...全文を見る
○石原国務大臣 就任早々、この委員会でございましたか、どなたかの質問にもお答えいたしましたときに、観光ということも文化生活の大事な一端かもしれませんが、しかしそれにしても、二千メートル、三千メートル級の山頂まで自動車で行くような、そういう観光というものは私は好ましくないと思うとい...全文を見る
○石原国務大臣 安全もまたこれは生活環境の一つの重大な要因でございますので、こういうことが起こらないように、関係省庁に、閣議の折でも所管の大臣に私の方から申し入れさせていただきます。
○石原国務大臣 先ほど来の質問、また政府委員の答弁を聞いておりまして、いろいろ啓発されるところが大変ございました。それを参考にいたしまして、環境庁といたしましても基地の環境問題に関係のございます省庁と緊密に連絡をとって、こういった問題をできるだけ早く積極的に解決するように努力する...全文を見る
○石原国務大臣 時代が非常に刻一刻と変わりまして、それに見合った国土計画というものが旧全総、新全総、三全総という形でつくられてきたと思います。それなりの時代の変化というものに合わせた進歩といいましょうか、努力が見られると思いますが、いまの御質問は旧計画と申しましょうか、案に関する...全文を見る
○石原国務大臣 旧全総では都市の過大化の防止、それから地域格差の是正が重要かつ緊迫した地域的な課題としてクローズアップされているということで、人口と産業の効果的な分散を図るということを大眼目にしてつくられたと思います。その中で特に都市の過大化の防止が解決されれば、都市の住民あるい...全文を見る
○石原国務大臣 基本的な認識としては、いま東中委員がおっしゃられたようなことだと思います。
○石原国務大臣 よく認識しております。ただし、念のために申し上げますけれども、中心にして国土開発計画というものを考えるということ、環境問題を中心にして考え直すということは、その言葉のとおりでありまして、私も異存ございませんし、そう認識しておりますが、ただ、これは環境問題というもの...全文を見る
○石原国務大臣 そのとおりだと思います。
○石原国務大臣 でございますから、その経済と生活環境のバランス、兼ね合いというものが、調和という形であらわれておれば、調和条項を削る必要はなかったと思うのです。しかし結果として、これは行政の責任もいろいろあると思いますけれども、開発というものが環境問題に比べて非常に偏った形で優先...全文を見る
○石原国務大臣 それは当然でございます。公害に二つの項目がございまして、健康項目に関しては、健康問題がすべてに優先するということは論をまたないと私は思います。ただし、生活環境においては、一種の相互主義という形で、調和という言葉はなくなりましたけれども、調和というものを考えていく行...全文を見る
○石原国務大臣 それは全くそのとおりでございます。人間あっての社会でして、その人間を棄損してまで、いかに社会工学的に重要な問題であろうと、経済があり得るということはないと私は思います。
○石原国務大臣 生活環境ということになりますと、健康というものを直接規制する環境とはまた違ったいろいろな要件ができてくると思います。この間からもしぱしばその例に出しましたけれども、たとえば汚水の終末処理をするための埋め立て等々は、ある意味で、これまた文化生活だけではなしに、健康な...全文を見る
○石原国務大臣 佐藤総理のあのときの答弁の中に、無用な誤解を避けるためにもという言葉がございます。それは調和という言葉を残しておくことで、それまで確かにそれが隠れみのに使われてきたということは私も事実としてあったと思います。これはやはり行政の姿勢の問題でございまして、行政というも...全文を見る
○石原国務大臣 どうもいささか言葉の問題になってきたような気がしますけれども、私が産業界云々と申しました例も、公害に二つありますその健康項目と生活環境というものをごちゃごちゃにした産業界の誤解に基づいた苦情だという意味で申し上げたので、それは健康の被害というものが出てくれば、当然...全文を見る
○石原国務大臣 環境庁はさきに環境保全長期計画というものをつくりました。これが三全総の中に反映されますように、具体的に国土庁と交渉いたしました結果、その趣旨が反映されたと思いますが、具体的な交渉経過につきましては、政府委員の方から答弁させていただきます。
○石原国務大臣 確かにそれが作文に終わってはならないので、実は三全総を閣議決定しましたときに、私、閣議で申したことがございます。それは、決して私たちが考えている法案をこの場で売り込むつもりはないがと申しましたが、実は売り込むつもりだったわけでございますけれども、それをただの作文に...全文を見る
○石原国務大臣 まことにおっしゃるとおりでございまして、そういう意味で私も、三全総にいわば魂を入れると申しましょうか、それを作文に終わらせないためにもアセスメント法が必要だということを力説しているわけでございます。
○石原国務大臣 私の説明が足りなければ政府委員から答弁をいたしますが、都市計画はアセスメント法の対象になることはもう当然だと私は思います。そういうことで建設省とも議論をしてまいりましたし、建設省の理解を得るように今後も努力していくつもりでございます。  発電所もやはり当然で、通...全文を見る
11月17日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号
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○石原国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。公害健康被害にかかわりますいろいろな施策というものは、究極の目的として、汚染地域というものの環境を改善することで、この制度の目的対象というものをできるだけ早く、できるだけ減少させていくということだと思います。そういう意味で、先ほどいろ...全文を見る
○石原国務大臣 過去に激発いたしました公害が社会に与える影響というものの甚大さというものにかんがみまして、公害の防止に関します他の法令と相まって人間の健康に係る公害というものを防止し、こういった過ちを繰り返すことをできるだけ少なくするためにも大変効果を持つ一つの法律として設定され...全文を見る
○石原国務大臣 確かに過去に人間の健康を損なう、非常に過激な形であらわれた公害がたくさん存在いたしました。こういうものを防止し、経済もまた社会工学的には不可欠な要因でありますけれども、これをいたずらに優先することなく、こういった問題を引き起こさないために、その防止策の一つとしてつ...全文を見る
○石原国務大臣 るる御指摘のように琵琶湖が非常に大きな問題を抱えておることはよく承知しております。もうお言葉をここで改めて繰り返すまでもなく、近畿圏における最大の水源でありまして、しかもその周囲の滋賀県の下水の普及事情というものは御指摘のとおりであります。これを京都、大阪というメ...全文を見る
○石原国務大臣 私もかねがね洗剤に非常に関心を持っておりまして、環境庁に就任いたしましたので実は三上先生にも個人的にお目にかかってお話をお聞きしました。  三上先生のお話を聞いておりますと非常に恐ろしい症例ばかりで、これはもう非常に重大な関心を示さざるを得ませんが、同時に、これ...全文を見る
11月18日第82回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 農薬の空中散布は、いろいろな点でいろいろな危惧が持たれるということは、もう私十分承知しております。この間その法律の修正を出しますときも、自然保護団体の方から、農林省の方では取り合ってもらえないということで私の方に陳情が来られまして、陳情をお聞きしまして...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) これはもうとても足りません。アメリカでも二百人ほどのスタッフで足りないと言っているそうでございますから、とても足りるものじゃございません。
○国務大臣(石原慎太郎君) おっしゃるとおりだと思います。まあたまたま所管が通産省になっておりますけれども、環境庁といたしましても、二百海里専管水域の時代でございますし、当然重大な関心を持つべき問題だと思っております。ただ、仄聞いたしましたところ、何か大気の場合には、何度以上かの...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 具体的にこういう計画がどこまで進んでいるかつまびらかにいたしませんが、想定ということで申しますならば、これはあくまで私の個人的な見解になりますけれども、私はやはり好ましくないと思います。私自身、足摺の近くの海、また宿毛湾、自分自身が海へもぐりますからよ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) それは、まあ罷免要求なきにこしたことはございませんし、大変遺憾なことだと存じますが、そういう要求をされていらっしゃる方々、それぞれやはり政治的な価値観と申しましょうか、所信も私とおのずと違うところの方々のようでございます。それで、その問題、そうした動向...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) そのようなことはございません。むしろ——その前にお断りしておきますけれども、再三申したことかもしれませんが、その案文がアセスメント法に関してできたのはこの一月でございます。歴代の長官、提出されるされると言ってこられましたが、しかし、実際の案文ができたの...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) るる私の言動についての御批判なりをいただきましたけれども、しかし、たとえばその調和条項についての発言についても、抗議される方もおりますけれども、むしろ私の言うところが妥当であると、こういう機会をとらえて、経済もこうなってきた状況の中で、生活環境の問題を...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) ですから、調和条項の問題については、反省と申しましょうかね、要するに不当な表現だった部分は取り消しましたけれども、しかし、私は現在環境行政というのを預かっている当事者として、責任者として、いろんな問題でいろいろな支障を感じていることがございますので、四...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 御質問いただきましたので、私自分の名誉のために申し上げておきますけれども、新規の政治団体というものを登録しますときに、私は事務所に命じまして、自治省とそれから選管にも問い合わせました。そして、政治資金規正法が国会で論議されたときの議事録も取り寄せて専門...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) いろいろな点で誤解を受けましたことは非常に私も不本意でございますので、そういう誤解を受けないように検討するように指示いたします。
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほども沓脱委員にお答えした際に申しましたが、何分案文ができたのがことしの一月でございましたので、しかも、いままでの行政原理になかった手続法でございまして、非常にこの法律に対する身構え方というものがやっぱり各省非常に微妙でございまして、それで、いろいろ...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 私たちがいま考えておりますアセスメント法は、必ずしも快刀乱麻の、要するに名刀にはなかなかなり切れないと思います。すべての問題がこれで解決は決してしないと思いますけれども、しかし、いままで行われてきました開発、それからそれにまつわる住民とのいろいろトラブ...全文を見る
11月22日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号
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○石原国務大臣 事が非常に法律的、専門的なことでございまして、私、聞いても非常に興味がございましたが、いずれにしても水島の流出事故というのは非常に大きな事故、事件でございまして、私たちも、これからこういう過失というものを企業にも絶対に繰り返してもらいたくないと思っております。その...全文を見る
○石原国務大臣 私の調和条項に関する発言問題については、いままで委員会でもいろいろ御討論いただきましたが、ここであえて繰り返しませんが、私が申しましたことは、調和という条項を削っても、なお、あそこにOECDの言っているような経済との相互主義というものがあるということでございます。...全文を見る
○石原国務大臣 一年間の印象というものはまだ整理し切っておりませんけれども、やはり環境行政というものは非常に質的に変化をしてきているという感じがいたします。調和条項の問題でも物議を醸しましたが、しかしこの委員会でいろいろ討論いたしまして、野党の委員の方々でも、なお自分たちも経済と...全文を見る
○石原国務大臣 前進をさせたと申しますと非常に口幅ったいと思いますが、ただ昨年のOECDのレビューなどで指摘されました生活の快適性といった問題に対する配慮の欠如というようなものは、指摘されるまでもなく多くの大衆が感じていることでございますし、そういったものもやはり時代の趨勢として...全文を見る
○石原国務大臣 これはなかなかむずかしい問題でございまして、旧全総、新全総、三全総と変わってきたわけですが、やはり部分部分の修正があっての今度の三全総の誕生を見たと思いますけれども、私は個人的には列島改造論というものに非常に批判的でございました。その残滓が一切なくなっているかとい...全文を見る
○石原国務大臣 経済との調和を決して否定するものではないということを何人かの方が言われたと私思います。そういう形で私、記憶しております。産業ということではなしに、経済との調和ということです。
○石原国務大臣 とにかく産業とはおっしゃらずに、経済との調和というものを決して否定するものではないということをおっしゃったように私はお聞きしました。
○石原国務大臣 アメリカのゼロディスチャージが具体的にどういう方式で志されておるのかよく存じませんが、いまのお話ですと、日本で開発された土壌浄化法というものを採用するということでございますが、そこのところまでつまびらかにいたしませんけれども、私たちは一種の宣言的な規定だと思ってお...全文を見る
○石原国務大臣 縦覧その他意見聴取の期間に関しましては、環境庁の指針にのっとりまして、公団と事情に非常に詳しい岡山県、香川県の知事が相談して決められた由に聞いております。ですから、その範囲内で周知徹底するものと考えておりますけれども、なお、その進展状況など、縦覧なり意見の聴取が始...全文を見る
○石原国務大臣 そのつもりで、ただいま鋭意準備中でございます。
11月25日第82回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○国務大臣(石原慎太郎君) 新幹線の公害につきましては、環境庁は非常に重大な関心を持っておりまして、いままですでに環境基準を告示し、振動についても緊急の措置を勧告してまいりました。特に人口の密集した市街地の新幹線の通過は、私自身も自分の選挙区にそういう部分を持っておりまして、体験...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) スピードを落とすということになりますと、そもそも新幹線というものが敷設される意味合いというものが非常に薄らぐんではないかと、私、所管が違いますけれども素人として考えますが、いま局長が答弁いたしましたけれども、たとえば道路五カ年計画というようなものにも、...全文を見る
○国務大臣(石原慎太郎君) 時間というものをお金で買い取るという形でのスピード化というものが、鉄道にしろ、あるいは飛行機にしろ、SSTなどにあらわれているんだと思いますが、しかし一方では、「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」という標語もあるようでございまして、いま御指摘のように...全文を見る