石原慎太郎
いしはらしんたろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月14日 | 第85回国会 衆議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○石原委員 今回締結されました日中友好条約に対するいろいろの評価があるようでございます。私も慎重派の一人でございましたが、引き続いて私の友人の中山委員、浜田委員が質問されますから、私はピアニシモに、後にフォルテが高らかに鳴ると思いますので……。 さきにいろいろ実務協定が締結さ...全文を見る |
○石原委員 おっしゃいますとおり、食い違いというのは明らかにあるわけでございまして、それに対して日本側が日本側のイニシアチブでこの条約にはっきりした性格をつけていくという努力を不断に行わるべきだと私も思います。 第二は、先ほども高沢さんの方からも御質問がありましたが、覇権とい...全文を見る | ||
○石原委員 好ましくない事件であるから今後起こさないということでございましょうが、たまたま一番重要な核心である覇権の問題について議論が沸騰した中でああいう形で条約が結ばれたという際に、尖閣に触れて鄧小平のああいう発言が行われたということは、覇権という問題について日中間のみならず世...全文を見る | ||
○石原委員 問題をちょっと移しますが、恐らく今度の国会でも圧倒的多数であるいは全会一致でこの条約が批准されるのでしょうが、しかし、これはまだ未確定のことでございまして、それが決まらぬうちに、批准書交換に相手側の第一副首相がやっていらっしゃるということは、国会というものの権威にいさ...全文を見る | ||
○石原委員 鄧小平副首相の田中元総理の表敬訪問は、私ここで個人的に云々いたしませんけれども、巷間それに対していろいろ意見があるようでございますが、中国にとって、田中元総理がいま抱えられていらっしゃる非常に重大な問題、その窮地というものの本質的な理解というのはなかなかしにくいことで...全文を見る | ||
○石原委員 先ほど石井委員からも御質問がありましたけれども、私は石井さんと今度の新憲法の中の台湾解放の部分というのは解釈がちょっと違うのです。それは、実際にできないでしょうし、また、中国にとっての利害関係からいって、いますべきでないという判断だと思います。現に中国共産党の対外連絡...全文を見る | ||
○石原委員 重ねてお伺いしますけれども、日中友好条約が、その結果、つまり台湾の地位を脅かすものではないと思いますし、また脅かすべきものでもないと思いますけれども、いかがでしょう。 | ||
○石原委員 私もそうあるべきだと思いますし、そのとおりだと思うのです。とにかくアメリカの政略的な観点からしても、日中友好条約というものをアメリカが歓迎するのは、つまり現時点で米中の正常化が不可能に近いということからの理由だと私は思うわけで、そこから当然導き出されてくる台湾に関する...全文を見る | ||
○石原委員 しかし、米国は最近尖閣についての中国の言い分というものを追認、確認しているわけですね。これはやはり非常に大きな問題でして、実は私、先月ですかマンスフィールド大使と話し合いましたときに、沖繩返還後の尖閣に関するアメリカの姿勢というものは非常に日本にとって迷惑というか、あ...全文を見る | ||
○石原委員 それでは、最後にもう一つ尖閣についてお伺いいたしますが、やはりこの歴史的な日中友好条約締結の責任者であられた外務大臣、いろいろなお話し合いをそのついでにされたと思いますけれども、尖閣がいまおっしゃったような形で、あそこに放置されているとは申しませんけれども、ほとんど放...全文を見る | ||
○石原委員 終わります。 |