石母田達

いしもだたつ



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石母田達の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○石母田委員 きょうは、二月一日に行なわれました厚生大臣の所信表明について質問したいと思います。  おととい私どもは社会労働委員会から視察に参りました。行った個所は、私は東京班でございまして、寝た切り老人が入っている特別養護老人ホーム、また、経済的に恵まれてない老人が入っている...全文を見る
○石母田委員 いま答えられたとおりだと思います。つまりこの当然増の一七・四%というのは、何も政府やあるいは厚生大臣が総力を傾けたとか、特に力を入れなくても、私ども国会で審議をいたしまして、いろいろな、たとえば福祉年金についての諸改善をはかった、そういうことが法律の中で改正されまし...全文を見る
○石母田委員 そうだという声も私語にありましたけれども、私はそうだとは思いません。私はいまの一つ一つというようなことを取り上げているのではなくて、この四十九年度の特に厚生省予算が三七%伸びて、これが一つの論拠になって、福祉優先への政策転換を思い切ってやったとか、あるいはあなた自身...全文を見る
○石母田委員 私は、保育所やその他はまだ聞いていませんで、きょうは主として視察をしてきました老人の特養ホーム、養護ホームあるいは軽費老人ホーム、それから重度の障害児の問題ということに限っておりますけれども、そういう点で、あるいはこの計画自体、いろいろ問題があると思いますが、計画か...全文を見る
○石母田委員 はっきり何がわかるか、そのわかり方が問題です。  問題は、あなたはやはり実態を知らないと思うのです。私はおととい視察に行って、フジホームというところですか——聞いていてくださいよ、特養ホームなんです。そこでは六十三名がまだ待機者。つまりそれは昨年の八月ごろ申し込み...全文を見る
○石母田委員 整備計画じゃないです。社会福祉施設緊急整備五カ年計画について懇談会がそういういま言った意見書を出しているでしょう。
○石母田委員 ちょっと質問が全然違うよ。いま結局懇談会がいっているのは、社会福祉施設の緊急整備五カ年計画について意見を出しているわけでしょう。そうじゃないのですか。
○石母田委員 そんな都合のいいところばかりとらえないで……。時間がないからきちんと、自分の都合のいいことだけ言おうとしないで、社会福祉施設の整備五カ年計画について改定すべきであるという意見が出ているわけでしょう。それで先ほどの次官の話では、そうした検討も加えられているようなお答え...全文を見る
○石母田委員 とにかく、妨害しているのかな、みんな。こっちが聞いているのは、社会福祉施設整備五カ年計画について「政府は、すみやかに現行計画を改訂し、社会福祉施設の整備を新たな軌道に乗せる必要がある。」といっているのに、個々の問題を聞いているんじゃないんだよ。その整備五カ年計画で何...全文を見る
○石母田委員 その際、私は二つの点について要望したいと思うのです。  その一つは、大臣も御承知かもしれませんけれども、わが党でこの社会福祉施設緊急整備五カ年計画についての改定案といいますか、そうしたものを提案しているわけでございます。ぜひこれを新しい計画をつくる場合の参考にして...全文を見る
○石母田委員 これは私のほうの案をごらんになっていないんじゃないですか、失礼ですけれども。これは一九七七年までに総額三兆八千六百億円ということで、特養ホームは一体要利用者がどのくらいおるのか、施設数はどのくらい必要なのか、必要な資金はどのくらいかかるのか。あなたたちが掲げておる一...全文を見る
○石母田委員 第七次道路整備五カ年計画が十九兆五千億とか、あるいは第四次港湾整備五カ年計画が二兆一千億とか、第二次空港整備五カ年計画が五千六百億円とか、こういう道路とか空港あるいは住宅というようなもののいろいろな公共事業が、こうして政府の施策として計画の達成自体に予算の裏づけを持...全文を見る
○石母田委員 ぜひそのために努力していただきたいと思いますが、大臣はさっきは、五カ年計画が遂行できてないじゃないかと言うと、ちゃんとできるんだ、ちゃんと計画を立ててやっているんだ、こう言う。ところが今度は、閣議決定したらいいじゃないかというふうになると、いや、不確定要素がたくさん...全文を見る
○石母田委員 大臣、特に養成の問題なんかについて。
○石母田委員 そういう全国的な問題をぜひ積極的に進めていただくと同時に、非常に私の気のついた、これは各省に要求して解決したほうがいいと思うのですけれども、このインフレによる給付水準の実質低下の問題で、特にこれはフジホームから出された資料によりますと、非常に給食費の材料の値上がりが...全文を見る
○石母田委員 そうすると、この四十五億というのは何か間違いですか。
○石母田委員 いま言われたとおりの内容だとすれば、国が大企業直接の補助金をやるほうがいま予算として必要なのか、それともけさほど来、また私も言ってきたこの社会福祉施設に働く職員、入っている人々、その父兄の方々、こういう人たちを考えて、そしてその声を聞くときに、このような不急不要なも...全文を見る
○石母田委員 委員長、ああいう発言は困るよ。私の聞いているのは、齋藤厚生大臣の政治姿勢を聞いているのに、あんな大蔵省のどのあれだか知らぬけれども、ああいうことは委員会としてまずいと思うのだ。委員長に中止を求めます。
○石母田委員 それは国民がどういうふうに聞くか、国民が判断するでしょう。  私は最後に、時間が参りましたから申し上げますけれども、いまのあそこの何とかという大蔵省がどういうことをやっているか。御承知のように今度の防衛庁予算が復活しました。そういう中で、二十一日の日に御承知のよう...全文を見る
○石母田委員 あなたがそう考えても、それはいずれ国民は判断しますけれども、私の言っているのは、そういう予算の復活のときに、こういうものが出されているから、あなたたちも復活予算でやったでしょう、そのときにあなたは軍艦を、新型四十両の戦車をふやすほうに協力したのか、それとも厚生省の立...全文を見る
03月05日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
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○石母田委員 私は、きょう二つの問題についてお尋ねしたいと思います。  初めは、今度の春闘に対して二月二十八日、二階堂官房長官の談話が発表されました。この中にはきわめて重大な内容が含まれているのであります。この点に関して私はお尋ねしたいと思います。  まずこの官房長官の談話の...全文を見る
○石母田委員 民間組合のストライキが違法である、しかも法律の定めるところに従い厳正な態度で対処するということは、どんな法律なのか知りませんけれども、このようなことについてたびたび声明したことがあるというなら、昨年はどういうものがあるのか、このような民間労組のストが違法だということ...全文を見る
○石母田委員 それが同じだと思っているのですか。今度のは、もう一度読み返します。「民間組合が行なっても違法である。」というのと、いまのとは違うじゃないですか。
○石母田委員 それがごまかしというものです。声明とか談話というものはそういうごまかしじゃいかぬ。主観的な判断で内容が同じだというなら、昨年も同じような表現で——表現の問題じゃない。あなたたちがそういう見解をしばしば持っていたことは私たちも承知しています。しかし、政府の正式な統一見...全文を見る
○石母田委員 その「法律に従い」の法律をもう少し明確に言ってください。民間の労組の——ここに、法律に従い厳正な態度で対処するという法律というのをもう少し明確に言ってください。
○石母田委員 きわめて重大な発言だと思います。この問題については私は、憲法第二十八条の問題あるいは労働組合法においてこの政治ストライキの問題が違法である、こういうことをいま言明されましたが、労働大臣、いまの見解でよろしゅうございますか。——ちょっと待ってください。労働大臣に。
○石母田委員 大臣の答弁する前にもう一言言います。この官房長官の談話は今度の三・一ストライキに対して行なっているわけですね。その中で、今度の三・一ストライキが「スト権奪還等」の要求を掲げている。このスト権の回復の問題は確かに要求の一つに掲げられております。しかし政府側に二十八日の...全文を見る
○石母田委員 労働大臣、先ほど私の言ったこの官房長官の談話について……。
○石母田委員 もう一回再確認いたします。そうしますと、民間の労組を含めて行なわれた今度の三・一ストライキについては、民間労組に対しても、法律の定めるところに従い、厳正な態度で対処する、対象にするということは、この談話のとおり、いまの判決その他を用いてやるのだということでございます...全文を見る
○石母田委員 私は、きょう時間がないので、これ以上論争はしません。しかし、これは表現上の違いではなく、きわめて重大な内容を含んでいる。もちろんこの問題については、そういう最高裁の昨年の四月の判例などにもあります。しかしながら、この問題は、憲法二十八条の問題をめぐって、保障された基...全文を見る
○石母田委員 それが当然だと思いますが、この日本航空の例を見ますと、そうはなってない。ここで、矢野京子、中村やす子、小森宮寿子、吉原訓、藤田隆司、川村忠、沖武重というような人たちの労災が、いま頸肩腕症候群や腰痛の問題で起きておりますが、こういう中で、大田基準監督署が認定したのは、...全文を見る
○石母田委員 質問の意味がちょっとおわかりにならなかったようですから、もう一回説明しますと、これらの人々の申請に基づいて、発生日があるわけですね、つまり診断書に基づいて、その日から労働基準監督署は給付の対象にしているわけです。ところが基準監督署が認定した日はそれから半年や一年、多...全文を見る
○石母田委員 常識的に考えれば私もわからないのですね。ですから、そういう間違ったことが会社の文書によって明記されておりますので、監督署が認定した日から公傷扱いだということで、それ以前の基準監督署の発生日からやったという行政官庁が認めたところを認めてない部分ですね、そういう文書がは...全文を見る
○石母田委員 いまのようにこの認定の全期間が労災とみて取り扱われるべきであって、病名や手続の差異によって行政官庁が認定した期間の一方的な短縮を私は会社がすべきじゃないという点で、適切な処置を望みたいわけです。  もう一つの問題で、指定医の選択の問題があるのです。この会社のやり方...全文を見る
○石母田委員 それで、いまお伺いしているのは、この会社では、私傷病ではなくて、労災の認定の場合に、今度はその診断書を出さなければ病気欠勤の扱いをしないということになっているんです。そうしますと、つまり出さなければ無断欠勤ということになりますから、給料上でも引かれたり、あるいは臨時...全文を見る
○石母田委員 基準法の精神から見てもきわめて好ましくないということはわかりましたが、労働安全衛生法の第六十六条「健康診断」の第五項目にこういうことが書いてあるわけです。この点についても私は触れるんじゃないかと思うのです。「労働者は、前各項の規定により事業者が行なう健康診断を受けな...全文を見る
○石母田委員 しかし、これは健康診断でもこれくらいだということになれば、まして、このいまの労災の問題になればなお一そうのことだということに、私は法の精神からそうなると思いますが、どうでしょうか。
○石母田委員 ですから、私の言っているのは、もう少し突っ込んで、現実にこの会社の見解、理由と指定医の診断書がなければその無断欠勤——まあ差別があるというように強制するわけですね。そういうことによって、いまの法にもあるように、あるいは先ほどの基準法の精神からいっても好ましくない事態...全文を見る
○石母田委員 さらに三つ目の問題として、今度は労災期間中の労働者に対して、患者に対して、いろいろな差別的な取り扱いがなされておるのです。  たとえば労災認定日以後に私傷病ということで出される休職辞令が出ている例があるわけです。それはここに文書もございますけれども、中村やす子さん...全文を見る
○石母田委員 ここの場合の休職というのは、就業規則の中で、休職辞令は、一年たって、まだ休んでいるというものについて、私傷病の場合出されるというふうになっているわけなんです。この規定が用いられて休職辞令が出されているという場合、しかも休職辞令が出されるわけですから、当然ここで——い...全文を見る
○石母田委員 局長、よく聞いてください。この就業規則の中に、私傷病の場合休職の辞令を出すという場合に、それをもし使って、それに基づいて出されるとすれば、これは労災が認定されているわけですから、それ以後に出すということは明らかにこれは間違いだと思うのですが、どうですか。一般的に休職...全文を見る
○石母田委員 これは就業規則の適用 不適用の問題だというふうにおっしゃいますけれども、私は、この問題については就業規則の、私傷病という場合だと、休職の扱いがなされておるというふうに考えておりますので、この点も十分に調べて善処していただきたい、こういうふうに思います。これはよろしい...全文を見る
○石母田委員 この差別的な取り扱いのもう一つの問題として、職場復帰の問題なんです。ここで矢野京子さんという、先ほど名前も出しましたが、この方はいわゆる頸肩腕症候群で四十三年十二月からずっと休んでおられる。そして労災の認定日は四十五年の十月十七日になっております。そして辞令が四十五...全文を見る
○石母田委員 その他、この労災期間中の認定者に対する差別の中で、デメリット格づけというのがあるらしいのです。つまり、デメリットに該当するということで格下げといいますか、他の労働者に比べて差別をするわけなんです。こういうことは私は、先ほどから繰り返しますように労働者の最大の資本とい...全文を見る
○石母田委員 それでは、この日本航空の労災問題について、いろいろ調査をお願いし、善処するように要求いたしましたが、この結果について私のほうへ報告するようにしていただきたいと思いますが………。
○石母田委員 最後に私は、この日本航空の問題におきましても端的に出ておりますように、いま多くの労災認定患者がおるわけです。こういうのは私は氷山の一角で、先ほど局長のおことばにもあるように、得てしてあり得るようなことがこの中に出ている、つまりほかのところにもたくさん出ておるのじゃな...全文を見る
○石母田委員 最後に、きょう運輸省のほうから監督官庁として来られていると思いますが、これらの日本航空の問題は、私の調査によりますと、いわゆる組合が四つですか、あるというふうに聞いておるのです。それで特にこの日本航空労働組合に所属している人がいまあげたのは大部分なわけです。いろいろ...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
03月08日第72回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○石母田分科員 私はきょう、市場の問題、特に水産物の問題について質問したいと思います。  それは、昨日私も、住んでおります横浜の中央卸売市場の南部市場を視察してまいりました。  魚が高くてなかなか一般庶民の口に入らない。昔に比べますと、私は漁場で、宮城県の石巻で育ちましたから...全文を見る
○石母田分科員 このABCDEというのは、私の調査によりますと、Aというのが大洋漁業、Bが八水株式会社、Cが日魯漁業、Dが日本水産、Eが丸共星、つまり三崎におけるマグロの大きな会社でございますけれども、この五つであると思いますが、それには間違いありませんか。
○石母田分科員 次に、この築地市場では、五つの荷受け会社が指定されております。そのうち、たとえば大都魚類は大洋漁業、中央魚類は日本水産、東都水産は日魯漁業とお互いに株を持ち合って、これらの出荷の大手の水産会社が荷受け会社の大株主になっている。たとえば大洋漁業は大都魚類の株約百六十...全文を見る
○石母田分科員 それから、市場にはそういうふうに荷受け会社があって、それについて、せりその他の売買に参加する売買参加者という参加人がございます。これの名簿を資料要求によって得まして、その中を調べてみました。つまり、築地市場の水産部の売買参加者の中には、日本水産、大洋漁業あるいは日...全文を見る
○石母田分科員 築地では、特に水産の中で冷凍魚が一番多くなっておりますけれども、そうした冷凍魚などを貯蔵する冷蔵庫の問題ですが、これは私の調べでは、運輸省にもいろいろお伺いして、営業用冷蔵施設の大手の五社は、日本冷蔵、大洋漁業、日魯漁業、日本水産などだそうであります。それでありま...全文を見る
○石母田分科員 実際起きているから私は問題にしているのです。あなたは、いま株の比率について言いましたけれども、あなたたちの資料提供によっても、これらの会社が、それぞれの、先ほどの系列会社に対しては、最大の取り扱い量を持っているのですよ。  そういうことについて、私、時間がないか...全文を見る
○石母田分科員 それは横浜が入っておるから、京浜が入っておるからね。七カ所入っているわけです。
○石母田分科員 ええ。
○石母田分科員 この場外の保管場所というのは、市場にそこから荷を出す権利を持っておるところでしょう、保管場所ですね。それで指定されておる。  ここで一体どういうことが行なわれているか、あなたたちはどういう実態をつかんでおるか。私、これを監督している東京都に聞いたんです。そうした...全文を見る
○石母田分科員 私は大臣にお伺いしたいと思います。  いま答弁にありますように、実際には実態を把握しておられない。また、東京都にいろいろお伺いしても、人員の体制その他の問題で非常に困難だ。私は、保管場所が指定されること、場外でそういうものが必要であるということについては、否定は...全文を見る
○石母田分科員 私は再度お尋ねしますけれども、先ほどから何べんも言っておりますように、場外に持つということについて否定しているわけではないのです。その場所を利用して、先ほど私が一つの例で申し上げたような実態がある。それが流通の問題市場法の本来の目的からいっても、流通全体の消費者に...全文を見る
○石母田分科員 それでは、こういうふうに理解していいですか、あんまり答弁が長いのであれですけれども、場外保管場所については、そういう実態があるかどうかという問題、あるいは必要な運営について東京都といろいろ協議をして、監督権を行使して何らかそういうことのないようにするということでよ...全文を見る
○石母田分科員 次に、私、視察をしてみまして、非常に伝統的なというふうにいわれておりますけれども、市場の中で改善しなければならぬ問題がたくさんあると思うのです。特に福利厚生施設がほかの産業に比べて非常に低いということです。これの改善について、国のもっともっと大きな努力がぜひ必要だ...全文を見る
○石母田分科員 最後に、これもいつも改善しなければならぬ一つだと思っていますせり時間の引き下げなんですが、これは横浜でも五時四十分であり、五時開場になっておるのですが、せり時間については、そこの関係者との協議を経ませんと、結局はきまらない問題だと思います、いろいろ複雑な問題があり...全文を見る
○石母田分科員 私はこれで質問を終わりますけれども、ただいまの一言気にかかるから、消費者のために鮮度の高いものを送ることをすごく気にかけているようだけれども、そういうふうにやるんだったら、私は冒頭から言っているように、何カ月間も貯蔵さしておいて、そうして鮮度の低いものを、南太平洋...全文を見る
03月09日第72回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
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○石母田分科員 私は、きょう初めに未組織労働者の問題についてお尋ねしたいと思います。  いま全国に、組合に組織されていないという労働者は二千万をこえるといわれております。しかも、そういう人たちの大部分が中小の零細業者で働いておられる方、あるいはまた臨時工、下請、社外工、日雇い、...全文を見る
○石母田分科員 こういう未組織労働者、いま言われたような人たちに、国はいわゆる最低賃金法によって、最低の生活を保障する賃金額を示しているわけであります。このデータによりますと、いま労働大臣が言われたようなことがはたしてほんとうなのかどうかということを疑いたくなるような数字でござい...全文を見る
○石母田分科員 いま発表されたとおりに、きわめて低額にあるわけですが、私の資料によりますと、その中で一番最低のは、昨年四十八年の二月に愛媛県で決定されたものは、日額で千十五円、月にいたしますと二万五千三百七十五円、これが一番最低になっておりますけれども、これはどうですか。  そ...全文を見る
○石母田分科員 先ほど労働大臣が言われた、非常に情のこもった未組織のこういう人たちに対する国の政策を賃金であらわしたものがこういうものである。もちろんこれは、これ以上のものということでございますから、最低でありますけれども、これが最低賃金法でいう最低の生活を保障する賃金ということ...全文を見る
○石母田分科員 あなたは最低賃金法を知っておられると思いますけれども、第一条にはっきりと、そういういろいろな職業の種類とか地域に応じてそういう差別はあるけれども、賃金の安い労働者について「賃金の最低額を保障することにより、」——しかもこれは中央では労働大臣、それから地域においては...全文を見る
○石母田分科員 とにかく、あなたのそれは何べんも耳にたこができるほど聞いているわけですし、あなたに質問すると、往復の時間に私の時間が入るので、きわめて簡潔にイエスかノーでやってください。  私はいま労働大臣に賃金のきめ方を聞いているのではなくて、この数字ではたして最低の賃金を保...全文を見る
○石母田分科員 それでは抽象的に聞きましょう。二万数千円でいま食えますか。二万数千円で生活できますか、あなた。沖繩とか愛媛県等で、大都市と離れていたとしても、こういうところで生活できますか。
○石母田分科員 はっきり言いなさいよ。そういう、そばにいるからといってあまり遠慮することはないんだ。できないことはあたりまえですよ。渡邊基準局長だってできないでしょう。そんなことははっきりしているんだ。いま基準局長が先に言って、第三条で、この賃金をきめたのは、生計費と類似の労働者...全文を見る
○石母田分科員 そういう答弁をするだろうと思って、私は先回りして、今度は標準生計費と最低賃金額の比較をやってみたのです。これはたいへんな作業でして、自治省の方にはたいへんな御苦労をかけて全国に聞いていただいた。たとえばいま愛媛県が出ました。単身者十八歳、標準生計費が三万三千七百七...全文を見る
○石母田分科員 こういうことで、全部私はあげてもいいけれども、考慮されたなんというものじゃない。あまりにも開きが多過ぎるということについてぜひ御検討願いたい。そして、最低賃金法の中にはそういう規定はございませんね。標準生計費を計算して算定しなければならぬというのは、他の国家公務員...全文を見る
○石母田分科員 そんなことを言っているのじゃないのです。実際あなた数字を見てから言ってください。開きが多過ぎるからです。何も私はすぐそのままやれなんということは一言も言っていませんから。  それでこの最低賃金というのは、あなたたちがさっきから最低、最低ということだから、これを下...全文を見る
○石母田分科員 いま全国で、失対賃金の日額、それから最低賃金はあれは八時間でやっているのですか、そういうことで最低賃金を日額に直した場合、これを比較いたしまして、全国で失対賃金のほうが最低賃金より下回るというようなものが一カ所でもございますか。
○石母田分科員 失対賃金は、これまたここでも再三論議されて、緊急失対法にも明らかなように、第十条の二で、労働大臣がこれを定める。もちろんこれは審議会の意見を聞かなければならぬということになりますけれども、労働大臣がきめる。つまり、国がきめるということですね。最低賃金額も中央の場合...全文を見る
○石母田分科員 これはまた記憶が違ったり何かするから労働大臣に聞きますが、あなたがきめるわけだからね。審議会や何かの意見を聞いてとか、そういう過程は別にして、あなたが最終的にきめる場合に、いま言われたように、失対賃金がもし最低賃金より下回ったということが出てきた場合には、そこの最...全文を見る
○石母田分科員 そうしますと、いま失対賃金の日額の平均は幾らですか。
○石母田分科員 これまたきわめて劣悪な、とてもあなたが先ほど言ったように——失対賃金というとまたかまえるからいけないけれども、これだけ数字を話せば、とても生活できるような賃金じゃないのです。それはそうですね。同じでしょう、先ほど答えたのだから繰り返しません。そうしますと、私これま...全文を見る
○石母田分科員 渡邊基準局長、さっきから何か悪知恵、私はそういうことばを使わないけれども、あなた再三ここでやっているように、審議会の意見を聞かなければならぬというのは緊急失対法なんです。最賃法のほうは、審議会に聞くけれども、そこできめるのじゃないのですよ。労働大臣がきめるわけです...全文を見る
○石母田分科員 そうじゃないのだ。そういうときに認めがたいと何で出てくるか。たとえば最賃のほうが失対を上回った場合には、さっきの方針から見ると、それじゃ困るわけでしょう。そういうことなんですよ。だから大臣、そういう意味で私がここで強調したいことは、時間がないから——渡邊基準局長に...全文を見る
○石母田分科員 政府のやることは、えてしてそういう審議会の、自分たちの都合のいいところだけ尊重して、そのとおりしない。これはあとでまた述べる機会がありますから、そういうことのないように、あなたたちが決定権を持っているのですから、あなたたちが納得いくような——いかなかったらどんどん...全文を見る
○石母田分科員 あなたもだんだん基準局長にかぶれてきて、少しことばが……。家庭のほうまで聞いてない。そういうよけいなことはみんなはしょって、きちんと簡潔に答えてください。  そうだろうと思います。ところが、最近、大企業の中で憲法じゅうりんと思われる行為が続発しているのです。そう...全文を見る
○石母田分科員 大臣もちょっと。
○石母田分科員 その審査をやる場合に、特に事実を二、三申し上げておきますので、これも十分に考慮に入れてやっていただきたいのです。  まず第一に、松下電器の副社長という人は大阪の公安委員長なんですね。この人が一九七一年十月十二日、大阪府議会に、共産党に対して陳謝にきているわけです...全文を見る
○石母田分科員 もう一つあるのですがね。松下電器のセラミックという事業部の職制がやったことですけれども、これは一九七三年です。去年のことです。三月十九日、赤旗を読んでいた民青同盟員の大ケ谷明君という人に対して、その職場の職制が、おまえとおれの話だという前置きをして、他のものに影響...全文を見る
○石母田分科員 もう一つ。これもまた松下電器の例。これは一九七二年ですから、おととしの事件ですけれども、松下電器の職制が、朝会ですね、朝礼みたいにやるのでしょう、この席上で、共産党の家庭訪問に気をつけろと言って、ステレオ事業部の小倉という管理課長が二百人くらいのそうした労働者の前...全文を見る
○石母田分科員 これは私は非常に重大なことだと思っているのです。ただ、労働監督署の方がこういう人たちを呼んだらしいのです。呼んだというのは、先ほど個人的にやった……。ところがみな、やらないと言うわけですよ。やはり、私が法律違反やったなんて言う人はいませんよね。ところが監督署はそれ...全文を見る
○石母田分科員 私は労働大臣に聞きたいのです。あなたは原則的な態度をりっぱに述べられたから……。特に大企業、こういうところで起きている。非常に困難なんです、こういうふうに送検するのが一件しかないということなんだから。大企業に対しては特にいま国会の審議の中で、物価の問題あるいはいろ...全文を見る
○石母田分科員 これで質問を終わりますが、私は、最後に、こうした問題については、わが国の憲法をほんとうに国のすみずみまで生かしていくという労働者の権利を守る立場から、民主主義を守る立場からも、今後とも国会の内外でこうした問題については、徹底的に追及していきたい。私ども、昨日、労働...全文を見る
03月26日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○石母田委員 私は、きょう七四年春闘を戦う上で、全国的なストライキが起きているこの日に対しまして、この労働者を中心としていま国民的な要求になっております諸要求あるいはこの要求を貫徹する上での、こうしたストライキを含む広範な統一行動、こういう重大な事態に対しまして、一体政府としてこ...全文を見る
○石母田委員 三・一ストライキを政治ストだというふうに断定したのはどういう根拠かということでこの間質問したときには明確な答えが得られませんでしたが、きょう道正労政局長の答弁によってはっきりいたしました。それは、今回の三・一ストを含むいわゆる春闘の中での要求の大きな柱の一つが、障害...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、こういう場合はどうなんですか。厚生年金を昨年のように一万数千円しか何年かけてももらえなかった、こういう人たちが改善してほしいということで、自分たちの老後の保障の要求もかねて厚生年金の改善を要求する、これは政治的な要求ですか。
○石母田委員 ですから、質問にちゃんと正確に答えてください。あなたが言っているのは、インフレ手当も政治的な要求だと言ったからね。まだストライキまでいっていないのだ、私は。その要求が政治的な要求かというと、いまの話でも、こういうものは政治的な要求に類するものだ、これはいいですね、先...全文を見る
○石母田委員 結局それは政治的な要求に基づくストライキだからでしょう。つまり使用者と労働者のワク外のものはみな政治的なものだ、こういうことであり、そのためのストライキは政治ストだ、こういうことに考えておられるわけですね。そういうことですね。イエスかノーか言ってください。
○石母田委員 そうしますと、昭和二十七年の六月に労政局長の名前で出しているんですけれども、東京都知事あてに問答形式をとりなから、政治ストとは何かという点に答えてます。その中で「国会における立法に反対するストライキは、一般に所謂政治ストに該当するものであって、憲法第二十八条で保障す...全文を見る
○石母田委員 なるほどこういう見解でいうならば、おそらくきょう行なわれたストライキあるいは三・一ストライキ、こういう問題が処分の対象になる。つまりあなたの言う、憲法や労働組合法、その他の労調法などの保護を受けない。つまりここに書いてある「労働法上の不当労働行為、刑事上民事上の免責...全文を見る
○石母田委員 この民間ストの違法であるということは、この間の質問で明らかになったように、今回初めてこれを公然と政府の統一見解で談話の形で発表したものであります。その内容がいままでと同じような解釈で、そして内容は同じだ、表現の違いだということを言われましたけれども、確かにあなたたち...全文を見る
○石母田委員 私は労働大臣に聞いているのです。あなたがさっき言ったように、今度掲げられている諸要求については、できるだけ誠意をもってこたえようとしているのだ、そういう話し合いも何べんも持っているのだ。ただ、それを貫徹する上で、労働者にはストライキが一つの大きな武器だから、それをや...全文を見る
○石母田委員 答えになっていない。私はこれ以上この面での質問は避けますけれども、私はあなたに要望したいと思うのです。  この要求をどうするかということにまず真剣にこたえるということが、解決の道ですよ。そしてストライキの問題については、この民主主義の世の中で、たとえば労働者がどう...全文を見る
○石母田委員 これは、あなたのような立場の人はそれしか言えないのだろうと思いますけれども、そういう特例的な立場というのは、いま異常な事態なのだから、これは日本の歴史でも米騒動と日本の戦後と、この前には二度しかないというような異常な事態なのですよ。あなたのほうの大臣が所信表明の中で...全文を見る
○石母田委員 そういうなかなか政治的な答弁ですけれども、この間厚生大臣は、二〇%以上もし物価が上がったという場合には政府のほうも考えていいのだというようなことを言っていましたが、そういうふうに今後論議の中でそういうことが前進的になって、そして、そういう措置が必要であるというときに...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、検討はしたけれども、いま言ったようなことでできないということですね。これは横田年金局長も、三つの方式を出していろいろ検討したけれどもむずかしい、こういうことですね。イエスかノーかを……。
○石母田委員 そうすると、厚生省のほうも、いまのような異常なインフレのもとで、年金生活者に一日も早くより多くの年金を支給させたいという点をいろいろ検討されたけれども、いまのような状況でできない。そういう点で、私一つの新しい提案をしたいと思うのです。ぜひこの点を検討していただきたい...全文を見る
○石母田委員 その場合に、六月にもう一つ設けて、六月に五、六月分、それから八月に七、八月分と、こういうように分ければ、いま言ったような問題は少しは解消しますね。
○石母田委員 もう一つの提案は、いわゆることしの年金改善に限って物価スライドを凍結するというか、というのは、いまあなたが言われたように、三月末に四十七年度と八年との比較の上昇率が出て、それでスライド率をきめて実施すると、どうしても何カ月間かかかるというわけでしょう。だからことしに...全文を見る
○石母田委員 そういうわけで、当月払いというものと、それからいま言った政策改定率をきめて、そしてその実施を早めるということで、もし八月から実施したというときには、三万六千円の平均ということで計算いたしますと、現行のままでいった場合と、それからこの案でいった場合には七万五百六十円の...全文を見る
○石母田委員 ですから、特別そういうむずかしい時期だからこそ特別の措置をとる。これは、あなたたち行政の機関だから、国会がそういうものを早くきめなければできないことですから、この問題は別な問題として、これがいいということになれば、そういうことで他党にも話して、そしてそういうことが一...全文を見る
○石母田委員 次に、私は、日本赤十字病院とか労災病院あるいは共済組合立の病院などのいわゆる公的な病院、そういうふうに呼ばれるところの賃金の決定方式について質問したいと思うのです。  御承知のように、こういうところは一応は労働組合法その他で自主的に賃金が決定できる仕組みになってい...全文を見る
○石母田委員 ですから、自主交渉で自主的な解決が望ましいということが前提ですね。だけれども、いま言ったように政府関係でいろいろ予算が出ておるとかなんとかということの制約もあるのだ。しかし、実際がどうなっているか、そのたてまえが貫かれているかどうかということが問題だと思うのですね。...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、人事院のあとでなければならぬとか公務員に準じなければならぬということは、特別に法的な根拠があるとか、そうしなければならぬというようなことについてあなたのほうから、あるいは政府筋から強力に指示するというのじゃなくて、指導としては、自主的な交渉に移るように...全文を見る
○石母田委員 そこで事実上のたてまえをくずしちゃうわけだ。事業団というのは結局自立採算制度で、当事者も言っているように政府のほうから一定の、たとえば事業団本部の職員とか看護学院の職員とか作業所の職員については来ていますけれども、それ以外は事業団の収入でやっているわけだから、そこで...全文を見る
○石母田委員 その準拠するというようなことが、ここで一九七二年九月二十日に大蔵省の内示がこの労災病院の問題について出ているのだね。この中で、ベースは七万五千三百二十八円ですか、というような公務員のをずっと出して、そしていろいろ初任給はどのくらいだとかなんだとかいうような、実施時期...全文を見る
○石母田委員 それはあなたの主観でしょう。そうしたいというだけの話で、これは何も法的な根拠はないのだよ。法的な根拠というのは労働組合法やその他で保護されているものがたてまえなんだということをあなたはさっきも言っているのだ。そのほうが望ましいのだ。望ましい方向にどうやってこれを近づ...全文を見る
○石母田委員 以上でもって私の質問を終わりますけれども、そうしたいま言った関連の日本赤十字とかあとは共済病院なんかありますから——日本赤十字はまた別な問題だな。問題だけれども、これもまた実際には公務員に準ずるといってそういうようになっているから、そういうこともよく検討してもらって...全文を見る
03月28日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○石母田委員 私は関連して、いつもこれで問題になっております一般民間の戦争犠牲者、特に障害を受けた方あるいは死没者の遺族に対する援護がいわゆる国家の補償の立場から行なわれていないということについて、再三提起してまいりました。特に、私どもがこの間この法案に対して棄権という態度をとっ...全文を見る
○石母田委員 この間の国会で田中議員からも質問がありましたが、井上留吉さんという、愛知航空の熱田工場で徴用されておって、至近弾のために吹き飛ばされたところが工場の外であったということで、公務性がないということで援護法の適用が受けられなかった。その後これをお聞きしますと、認定になら...全文を見る
○石母田委員 この問題について私どもその本人からそういう申し出を聞いておりますので、そういう認定をされる場合に、そうした政治的なと思われるような調査をすることはとんでもない話だと、その点について質問を保留しておきます。  再度大臣に要請いたしますけれども、いま、こうしたことが愛...全文を見る
○石母田委員 これで質問を終わります。
04月02日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○石母田委員 私はきょう、政府提出の雇用保険法案についての質問をしたいと思います。  いまここに許しを得て積みましたはがきは、今度の雇用保険法案について、それが実施されると生活あるいは家族を含めてのいろいろな問題が重大な、深刻な打撃をこうむるということで、反対の意思を表明されて...全文を見る
○石母田委員 あなた、あなたの説明の中で、根本的な改善をしたい、抜本的な改善をしたい、こういうふうに言っているのですよ。   〔委員長退席、山口(敏)委員長代理着席〕 そのとおりかということを私はやっているのだから、そうであるならそうである、ないならない、こういうふうにはっき...全文を見る
○石母田委員 その最も主要な内容が、私は第一条の目的条項の変更にもあると思うのです。これは現行法第一条に、「被保険者が失業した場合に、失業保険金を支給して、その生活の安定を図る」、こういうふうにあるわけです。今度新たに雇用対策事業として雇用改善、能力開発、雇用福祉事業の三つを加え...全文を見る
○石母田委員 このいただいた資料によりますと、この三つの対策事業、つまり新たに加わった雇用対策事業に単年度で千百二十六億円、これに対応する四十九年度の予算においては五百八十九億円ですから、差し引き五百三十七億円がこの三つの対策事業に新たに投入される、こういうことに理解してよろしゅ...全文を見る
○石母田委員 労働省の試算がこういうふうに出て、あとまた四十九年度の予算が終わってから変わるかもしれない、こういう前提ですけれども、その前提で私も話します。  まず私は中身について少しお伺いしたいと思うのです。この三つの事業の第一番目が雇用改善事業になるわけですね。この雇用改善...全文を見る
○石母田委員 それは説明によりますと一人当たり十万円、一事業所当たり三千万円を限度としている、こういうふうに聞いております。これはたとえばここに三つの企業、豊国機械工業と日立製作所、三精輸送機というのが工業再配置促進法に基づいて工場移転されることになっているわけですけれども、この...全文を見る
○石母田委員 最後の答えだけで答えはいいわけです。この交付金の対象となるのは、私が説明を受けたところによりますと、三つあるというふうに理解しておるのです。その一つは、工業再配置法の計画認定によって、いわゆる移動促進地域から誘導地域に移る場合、もう一つは、いまあなたが言われたように...全文を見る
○石母田委員 そのときのお話で、通勤圏というものを考えておられるという話も聞きました。これはおそらく雇用不足地域というときに、雇用対策基本計画ですか、あそこの中にある通勤圏という考え方を設定しよう、こういうことなんですね。そうしますと、いまの考え方の時点で、こういう場合はどうなん...全文を見る
○石母田委員 こうした交付金というものが百二十一億円も組まれておる。これが資本家に交付されるわけですけれども、この対象になっている工業再配置促進法とかあるいは農村地域工業導入促進法というものは、言うまでもなく、日本の高度経済成長政策あるいは日本列島改造計画に結びついていることは皆...全文を見る
○石母田委員 この職業訓練で、現行の中小企業の共同訓練施設というふうに助成はいまなっているわけですけれども、今度新たに三百人以上の大企業といいますか企業と、それからいま言われた企業内訓練ですね、事業内の諸君にも新たに助成がされるというふうに聞いておりますが、それでいいのかどうか。...全文を見る
○石母田委員 この「職業訓練法に基く事業内認定職業訓練」という資料でありますが、これで見ると、三百人以上の訓練生というのが八六・五%、こういうふうに占められております。いま中小企業に厚くという話でしたけれども、実際のそういう財政が拡大されていった場合に、こういうところが適用になる...全文を見る
○石母田委員 この中でさらに二、三項目聞きたいのですが、被保険者の公共職業訓練の充実というところで、事業主の公共職業訓練施設への訓練委託の助成がゼロから二十四億円と大幅に見込まれておりますけれども、これは公共職業訓練所へ事業主のほうから訓練が委託される、そういう場合の助成ですか。
○石母田委員 これが大幅に拡大されるということになるわけですね。  次に、職業訓練受講奨励措置の実施が八億から一挙に五十億円というふうに見込まれておりますけれども、これはどういう内容ですか。私の聞きたいのは、事業内訓練に逆に公共から委託するというものなのかどうか、その内容につい...全文を見る
○石母田委員 もう一つ聞きます。そのあとの有給教育訓練休暇交付金というのは、有給で教育訓練をさせる。それで休暇をとって、有給の休暇ですね、有給休暇で訓練させるという場合に出す交付金ですね。
○石母田委員 そういうところは常識的に考えて、中小企業の場合人手不足ですからね。やはり大企業のほうがそういう制度がより多く採用されているというふうに私どもは考えるわけなんです。  その次に、三つ目の事業の問題について続いて質問したいと思うのです。この雇用福祉事業というのは、いま...全文を見る
○石母田委員 この六十五条にいわゆる三つの雇用事業にかかる施設は、被保険者以外の者にも利用させることができるというのは、この施設の中に住宅も入っているのですね。その場合には、たとえば先ほど言った地元で農民が労働力として活用される場合に、被保険者でないけれども、あるいは職業訓練なん...全文を見る
○石母田委員 こうやって見てきますと、たとえば炭鉱離職者の方々が、よく、住宅が、新しく就職される場合に入るとか、いろいろありますし、特に二種住宅という低所得者層に対しての住宅も考えられておるわけですけれども、これが幾ら四千何百億円の黒字があるからといって、こういうところまで雇用保...全文を見る
○石母田委員 日経連もまたかわいそうなものですね。すっかり記憶にないのでは、これはもう……。  ところが、記憶にないにしては、あまりにも今回の皆さん方のこの雇用保険法案の内容が、この要望とほとんど同じだ、それにこたえたものだといっていいほどの内容なのです。記憶がないということな...全文を見る
○石母田委員 それで、国際比較をされますけれども、これも労働省から得た資料なんですが、それによりますと、これはみんな算定する基準が違うのですよ。たとえばアメリカでは十六歳以上ですし、イギリスでは職安に登録した人です。イギリスとかフランス。特にフランスなんというのは、イタリアなんか...全文を見る
○石母田委員 私は単純に質問しているのであって、そういう失業率を出す根拠の違いというものがあるわけですからね。そこの基礎が違えば単純に、正確に比較できない。ただそういうふうに大臣が本会議で言ったりここで言えば、聞く人は、そういうことを何も知らない人には、少ないんじゃないかというふ...全文を見る
○石母田委員 その対策の一つに、雇用調整措置のための交付金八十億円が出されておると思いますが、これも積算は五万人くらいの程度なんですね。
○石母田委員 そこで今度の中で、これはいままで再雇用約款つき解雇というのですか一時解雇ですね、これにも失業保険で給付したことがあるというふうに聞いておりますけれども、ありますか。
○石母田委員 そういう点では一時解雇の場合も、たてまえとしてはそういう職業紹介を行なうという中でふるい落とすけれども、この通達で一応対象にはしたわけですね。今度の場合は、一時契約解雇者というか、その一時解雇者にも休業補償を六〇%会社が払う、その半分を出すということでしょう。イエス...全文を見る
○石母田委員 そうすると、離職票はなくてくれるわけですか。そういうことですか。
○石母田委員 そうすると、これは一時帰休者ということですか。よく言う帰休者とはまた違うのですか。
○石母田委員 そうすると、そういう雇用調整措置ということで、そうした人たちにも休業補償の半分は交付する、こういう内容ですね。私はこういう点について、うしろのほうではいいと言う方がありますが、これは自民党の方です。確かに日経連が、皆さん方のお友だちの日経連が、一月二十八日に「雇用保...全文を見る
○石母田委員 これはまたずいぶん事実に対してあれですね。判断するのはあなたたちが判断してもいいのだけれども、私が読んだのはあなたたちの資料を読んだのだから。数がふえていることは事実でしょう。その点について、失業の予防とかあるいは失業対策としてこういう施策は重要であるというなら、そ...全文を見る
○石母田委員 そうすると、これは、農林水産の人たちだけを特例扱いにする、保険料も高いということは、今後失業率が高いところの産業というものについてはこういうものを普及していくという考えなんですか。
○石母田委員 こういう農林の出かせぎ労働者というのはやはり雇用労働者ですよ。雇用労働者としてはほかの産業とも平等なわけですね。ただ、特殊性があるということでその保険料を高くする、メリットを与えるということは、農林水産だから与える、第一次産業だから与えるということになるわけだけれど...全文を見る
○石母田委員 なかなか納得できないけれども、さっきの一時帰休制のほうは、企業のほうに対しては——帰休ということばはあなたたちいやがるかもしれないけれども、そういう人たちに対して休業補償の半分は交付金で出すということ、あるいはかっては、そういう一時解雇というものについてもちょっと前...全文を見る
○石母田委員 いま職業選択の自由があるからいいんだ、こういうふうにいわれますけれども、ファイトがあるというだけではこの職業選択はできないのです。選択する場所がそういう非常に劣悪な条件のところがある。これを局長、あなたが来てないときに、この未組織労働者や何かで大臣答弁でぼくがやって...全文を見る
○石母田委員 大臣に聞かないとわからないんです。いまの問題で同じことだと言っているのだけれども、じゃ何でこの第一条の目的をこういうもうに変える必要があるかというふうに私は言いたいのです。いままで被保険者が失業した場合に失業保険金を支給してその生活安定をはかることを目的とする——こ...全文を見る
○石母田委員 大臣に聞かないとだめなんだ。局長はああいう答弁をしてごまかそうとしておるから。それならなぜこれを入れる必要があるかということなんです。やはり雇用保険法案というふうにあなたたちが名前を変えたという中には、先ほど言ったように雇用対策という事業を加えたというだけではなくて...全文を見る
○石母田委員 きょうはそういう意味で大臣の日程で、私あと二十五分残っているというので、これはこの次にとっておくということで、私はここで残った時間はあとへ保留したいと思います。  しかし、いままで論戦の中でもはっきりいたしましたように、雇用保険法の問題については各省、各界の意見を...全文を見る
04月04日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第14号
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○石母田委員 私は、いま御承知のように、春闘共闘の中でも大きな要求の一つになっております年金額を一日も早くより多く受給者に渡して、そしてこの減価分の少しでも補いにするということについて、きょう質問をしたいと思います。   〔委員長退席、葉梨委員長代理着席〕  もちろんこの問題...全文を見る
○石母田委員 このことについては先ほどの社会党の質問の中でもきびしく批判的な意見が出ておりましたが、そういう問題は非常に私は緊急を要する問題なので、ぜひ今後そうした事態について十分に早急な連絡をはかっていただきたい、こういうことを要望した上で、もう一度繰り返すようになりますけれど...全文を見る
○石母田委員 勉強というと非常にぼくらには緊急性がないみたいに聞こえるのですけれども、たとえば、今年度はだめだけれども来年度というようなものではなくて、緊急にいまの事態を解決し、あるいは狂乱物価といわれておるこのインフレの高進の中で、やはりこの年金受給者に一日も早く支給するという...全文を見る
○石母田委員 では局長に私は聞きます。  あなたは、春闘共闘委の代表だと思いますけれども、その総評の代表と会った中で、いま三つの案を検討しつつある——大体これと同じような内容でしたね、十一月実施の場合あるいは繰り上げの場合、三カ月繰り上げ支給の場合と、しかし、いずれも困難である...全文を見る
○石母田委員 その何十通りあるいは保険審に出されている六つの案とかいうものとか、いま新聞に書かれているような案も含めて、何十通りも検討されたと思いますけれども、その中で、いまもことばの端に出たように、実務、事務ですね。この問題が一番繰り上げの場合は最大の障害であるというふうに大臣...全文を見る
○石母田委員 その場合に、私もきのう業務課に行って、なるほどたいへんだということをほんとうに身をもって感じて見てまいりましたし、また組合員の人にも会いましたし、課長さんにもお目にかかりましたが、同様に言っていることは、何とかしてこたえたいと思っている、そういう点で今後ほんとうに、...全文を見る
○石母田委員 大臣、その総理府の作業というのはぼくはよくわからないけれども、これはやはり検討して早めるというふうなことはできないのですか。
○石母田委員 きのうも聞いたのですけれども、どうしても五月末になるというならば、先ほど私が申し上げたような案なども採用して、これがもし早目に出れば、それだけ作業が楽になるかといったら、難易度というのかな、むずかしい度合いは少しは緩和される。問題は、先ほど局長も言ったそのやり方だと...全文を見る
○石母田委員 実益が少ないというのは、その一カ月分じゃなくて半カ月分ぐらいしか実際ならないのじゃないかということですね。その点は、私もこまかいことはよく知りませんけれども、実務上の問題でも、いまのスライドでいくとかそういうものに比べればそれはもうずいぶん少ないものだという話ですし...全文を見る
○石母田委員 そこで、今回はそういうことで私も実務上の問題で業務課というところに初めて参ってびっくりしたのですが、いまのいわゆる年金時代というふうにいわれている中で、それにふさわしい業務体制を確立するということは緊急な課題になっているのじゃないかということを、きのうのいろいろの視...全文を見る
○石母田委員 これでいくと、今後五年後にはつまり一千万人になる。五年後というと五十五年からですね、一千万人という年金受給者となるわけなんです。そういう体制を考えますと、いまのようなやり方で、法改正なりあるいはそういう字句だけではなく——かなり日常業務が停滞しているということがきの...全文を見る
○石母田委員 そこで、電話もふやしてできるだけその業務で国民にサービスをするということはけっこうなことなんですけれども、いま言いましたように人手が足りないということをいわれているわけなんです。いまあなたの口の端にも定数削減がきびしいおりからという話が出ましたけれども、おそらくこれ...全文を見る
○石母田委員 厚生大臣にあわせて要望しておきたいのですけれども、先ほどの厚生大臣の立場から、こういう人手の問題、それから定数削減の問題でかなり矛盾があるようですから、この点について関係当局ともよく話して、ぜひ政府としても、いまこうしたことが大きな隘路の一つとなって、そのまた一つの...全文を見る
○石母田委員 念を押すようでございますけれども、ここにこれまた組合の「たけのこ」という中で訴えがありますので、若干読ませてもらいたいと思います。  「ともかく人手がほしい」これはS子さんという匿名ですからわかりませんが、「支払・裁定の女性は訴えます」「みなさん、業務課の実態をご...全文を見る
○石母田委員 とにかく相当緊急な私は課題になっていると思いますので、急いでこれは対策を立てないとたいへんなことになるのじゃないかということを作業場を見て感じました。  同時に、これまた現場からの要請でありますが、残業時間が先ほど言いましたように、一月百八十時間か二百時間というよ...全文を見る
○石母田委員 大臣にもこれはぜひそういうことのないように、いま穴埋めをされるということですけれども、これはぜひやっていただきたい。そして、その処置についてあとで御報告願いたいというふうに思いますけれども、よろしゅうございますか。
○石母田委員 それでは、次の質問に移りたいと思うのです。それは生活保護者の基準の引き上げの問題で、いろいろ政府でも二〇%引き上げというようなことがあるわけですけれども、こういう人たちはスライドといっても、つまり実際には政府の皆さん方の改定でできるわけなんですけれども、それで、先ほ...全文を見る
○石母田委員 その場合に、二〇%という数字はあげられたわけですか。ぼくらの聞いたのは、何年度かを基準にして、去年に比べて二〇%以上物価が上昇した場合というふうに理解していたのですけれども、二〇%という数字は出ていたのですか。
○石母田委員 四月一日から前年度比二〇%アップ、これはわかりました。だけれども、私の理解していたのは、五月、六月にも改定しますという話の続きで、物価上昇率が二〇%以上であった場合には五月、六月にも改定するというのは、これのほかにそういう改定をするつもりなのかどうかというふうに……...全文を見る
○石母田委員 そのとき二〇%。
○石母田委員 確認する意味で。すると、いまの四月上げたけれども、電力も公共料金もどんどん上がっていくという中で、上がり方が非常に激しい場合には、ことしの五月、六月にも改定することはやぶさかじゃない、こういうことですか。
○石母田委員 その思い切った発言の中で、さらにそれはどの程度くらい——いまさら何%とは言わない。思い切った発言をされる以上は、どの程度ぐらいの変動があった場合というような、厚生大臣の個人的見解になるかどうか知りませんけれども、その程度は大体どの程度ですか。
○石母田委員 こういうふうに理解していいですか。ただ物価上昇率が何%になったらというような状況じゃなくて、生計費全体がそういう改定をせざるを得ないというような状況になったならば、五月、六月にも改定することにやぶさかでない。この五月、六月というのは非常に近い時期ですから、そういうこ...全文を見る
○石母田委員 しつこいようですが、こういう問題は非常に期待される人もあるのではっきりしておきたいのですけれども、いままで政府の態度というか方針というか、私どもが保護基準の改定の問題を出しますと、去年の十月やったばかりじゃないかとか、そうははっきりは言わないけれども、上げました、上...全文を見る
○石母田委員 八木さんはそれでうなずいたかどうか知りませんけれども、ここであまり態度を示せない、あごなんか下げられないと思ったのですよ。私はそうは思わないのです。あれを出してから一カ月余の月日がたつ、そうして私どもいわゆる四党としての立場から福祉手当三万円の要求を出しているわけで...全文を見る
○石母田委員 私は春闘で解決するとかいうことではなくて、この春闘の中で多くの人々がこういうことを要求されている、これが切実な要求になっているということは、もういまの物価の中で当然に考えられるわけですから、その問題を解決する意味において、私どもも、また政党の立場から国会の審議の中で...全文を見る
04月05日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第15号
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○石母田委員 私はきょう、国家公務員の待遇について、特に建設省における公務員の昇格、昇給について、不法、不当な差別待遇が行なわれておるという問題について質問したいと思います。  私は、先日やはりこの社労委員会におきまして、大企業において続発している不当な差別について問題にいたし...全文を見る
○石母田委員 私は、百二条でいう政治的な行為まで触れていません。特定の政党に参加しているかどうかということですから、その点について、できるだけイエスかノーかについて、私のこういった見解でいいと思うけれどもどうかという点について、では、公務員を使用している建設省に聞きたいと思います...全文を見る
○石母田委員 総理府にも聞きたいけれども、まだおいてになっていないので次に進みます。——来ていますか。では総理府も。
○石母田委員 当然のお答えだと思います。  ところが、ここに、私どものほうの議員団の一員であります田中美智子議員のところに入手した資料がございます。  たとえば「昭和四十五年十月期の昇格調書、行一六等級」というもので、中部地方建設局の人事課長でマル秘扱いになっております。 ...全文を見る
○石母田委員 初めに使いたい代表所長会議議題の内容ですが、山田という判が押してあります。これはその当時、昭和四十四年の十一月三十日の職員録によりますと、中部地方建設局の中に山田恭平任用係長としてあります。この任用係長というのは、一体どういう仕事ですか。これは人事院の方に聞きましょ...全文を見る
○石母田委員 労務担当の建設専門官になっていますけれども、労務担当の建設専門官という方はおられるという話を聞いていますけれども、これはどうなんですか。
○石母田委員 それじゃ先へ進みましょう。  人事院の人に、資格十割ということばは、これは普通そういう任用のときに、ある等級から等級という問題で、人事院の規則できめられた年数とか、そういうものに達したものに使われることばだと思いますけれども、これについてお答え願いたいと思います。
○石母田委員 まあ資格十割というのは最低の基準に達した者ということだと思います。  そこで、「代表所長会議議題」ということで、「昇格」「職転」「退職勧奨」という三つの資料にわたっておりますが、まず「昇格基準」というところに等級七グループ、六グループ、つまり七等級、六等級という問...全文を見る
○石母田委員 これは実際に行なわれたかどうかということが問題だと思います。  そこで、この中に一覧表が添付してある。中部地方建設局の人たちの名前でしょう、ずっと書いてある中で「〇印役員」としてあります。そして中倉武夫とか、小幡優とか藤井鉦弘とか、こういう人々の名前が書いてありま...全文を見る
○石母田委員 あんた、社会労働委員会をあまりなめちゃ困る。社会労働委員会というのはこういうことをしょっちゅうやっているんだよ。何だ、信じているとは。いま政務次官でさえ、そういう事実があるならばこれは重大な問題としてやると言っているのですよ。官房長で、人事を通じゃっておる連中がこう...全文を見る
○石母田委員 もう一つの資料で見ると、これは昭和四十六年四月十九日から四月二十三日、第二回が同じく四十六年五月十七日から五月二十一日ということで昭和四十六年度管理者(新任係長)研修会が名国の岡崎分室において実施されたということであります。その中で人事課の山田補佐が、「いかに部下を...全文を見る
○石母田委員 そういう文書の中にいまの文書も入っていたのですか。さっきの一番最初に示した所長会議ですか、これは言っていたけれども、そのあとの幾つかの文書、人事課山田補佐のやった新任係長への研修内容、みんな入っていますか。
○石母田委員 じゃ答弁、訂正しなさい。そういうというものは最初のでしょう。いま示したのは、いまここで初めて聞いたわけでしょう。訂正しなさい。
○石母田委員 これは中部地方の建設局関係だけじゃないのです。やはりこの文書の中に、所長会議ということで、各地方でどういうことをやっているかという報告がある。東北、関東、北陸、近畿、中国、四国、九州、中部、あと関係付属組織があるかもしれないけれども、地方局としてはこれ全部でしょう。...全文を見る
○石母田委員 じゃ、あなたは個々の文書についても確認もしていなければ、また新しく出されたこともあって、こういう事実を聞いたんだろうから、あなたのその方針でもしこういう事実があったならば、このような差別は一切やめさせる、そしてこういう理由によっておくらされている昇給昇格を一般と同じ...全文を見る
○石母田委員 ぜひそうしてもらいたい。これは現実に私などは、横浜税関その他にありまして、税関当局とも話し合って直ちにこれを是正させるということをやっておりますので、あやまちならあやまち、あるいはこういう不当なことについては直ちにそういうふうに改めていただきたいというふうに思います...全文を見る
○石母田委員 いまの総理府、何という人ですか。
○石母田委員 そういう答弁をする、何を聞いていたんだ、いままでの答弁を。だから社会労働委員会で、こういうところできちんとされないと、そういう答弁をいつまでもしているんですよ。いま何も能力の差があったとかなんとか一つも言ってないでしょう。ここで討議していることは、特定の組合員、特定...全文を見る
○石母田委員 あなたたちの方針からいったってあり得べからざることが起きているとすると、しかも事実だとすると、あなたたちは十分これをスムーズにそういう方針どおりやらなければならぬということはあたりまえなんだ。その当時あなたたちがそういう方針だ方針だと国会では何べん答弁しても、こうい...全文を見る
○石母田委員 そういうのに厳秘と書いてあるんだけれども、その内容は、いま言ったように、文書は取り扱い規定では厳秘になるものではないわけですね。しかし、事実上こういう、きびしく秘密にするという態度表明で、これも個人の秘密にかかる人事関係文書ではない、事柄の性質上秘密にすべきものでは...全文を見る
04月08日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○石母田委員 ただいまも質問ありましたように、いまの春闘は非常に重大な段階に来ておりまして、国民的な問題になっておるわけであります。これに対して、政府がどのような解決の態度をもって答えられるかということは、全国民が一心に注目しておるわけであります。そこで、これに関して私は第一に、...全文を見る
○石母田委員 労働大臣に質問いたしますけれども、いまスト権だけの問題になっているかどうか、そのことだけの解決でこのような事態になっているのかというふうなことでありますが、そうではない。いま四つの大体大きな柱の要求が出されているということは、皆さんも御承知のとおりです。その問題につ...全文を見る
○石母田委員 私は道正労政局長に聞きたい。あなたは特別に専門の衝に当たっておられるのだけれども、今度のいろいろな要求がありますね。春闘共闘委などが出している要求があります。その中にはいま言った低所得者の層に対する問題もあるし、あるいは最低賃金の全国一律の賃金制の確立の問題、つまり...全文を見る
○石母田委員 私は、何回会ったかが問題じゃないんです。問題は、出されているそういう要求というものは、今度の春闘の特徴を見ましても、単にそこの関係する労働者というだけではなく、その労働者を含む国民全体も非常に関心を持っている要求も出されているわけです。たとえば公共料金の値上げなんか...全文を見る
○石母田委員 ですから、その出された問題についてわれわれ自身も、年金のスライドを緊急的にやるために四党の共同提案もきょう委員会に付託されたそうですし、あるいはわが党自身も、この間の質問の中で私が提起したように、ことしだけは緊急に当月払い制や、あるいはまた物価変動に伴うスライドを凍...全文を見る
○石母田委員 全部が全部なんといういかにも極端な論理になっていますけれども、実際はいま出されている諸要求の一つ一つについて何を一体答えてきたのかというと、きわめて不十分なものだと私は思う。このことで解決するなんという問題じゃない。むしろ政府が言っていることは、スト権の、あるいはス...全文を見る
○石母田委員 私は、この問題について再三ここではあなたと論戦いたしました。そして、このストライキ権そのものの禁止があのマッカーサー時代の、いわゆるマッカーサー司令官直接の書簡に基づくこうした指導によって、直接の指示によってつくられたものである。また、このストライキ禁止の問題の、全...全文を見る
04月12日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○石母田委員 私は、昨日行なわれた日教組に対する強制捜査、この件に関して緊急に質問をしたいと思うのであります。  私の得ている調べによりますと、昨日から今日まで十二の県にわたって八百七十カ所、警察官の動員は六千八百六十名に至って、引き続き捜査を展開しているというふうに聞いており...全文を見る
○石母田委員 しかもこの捜査は、私も昨日日教組の本部並びに都教組本部に参りましたが、夜間、かなりおそい時間にわたって行なわれております。そして中には個人の、たとえば都教組の副委員長宅には約十人、そして立ち会ったのは妻一人、その他私の得ている情報によると二十人、三十人が個人宅に捜査...全文を見る
○石母田委員 これは、いま答えなかったけれども、私は初めてであり、またきわめて異例な捜査であると思います。こういうことはいままでなかった。こういうことを教員——私の子供も学校に行っているけれども、特に先生というものは非常にやはり子供からいっても尊敬を得ている、そういう人たちに対す...全文を見る
○石母田委員 この最高裁の判決、八対七の一票違いできまったことはあなたも知っているだろう、そして、しかもその直前までは、いま言ったような最高裁の判決が出されて、この社労の委員会で昨年二月六日、政府委員は、いわゆるこの判決によってこうした刑事罰は免責になる、これまで考えていた問題に...全文を見る
○石母田委員 私はそういう警察当局の考え方を言っておるのです。八対七できまった最高裁が出たから、これですぐこういう刑事罰で強制捜査することが正しいのだ、当然なんだ、こういう態度がこの基本権の問題について先ほどの発言にあったように、先進国でこんな例はない、ましてや、ストライキをやっ...全文を見る
○石母田委員 いまの質問のあとの部分に答えていないんですけれどもね。春闘の解決にとってこの事態が引き起こしている結果、先ほどそういう点で非常に遺憾であると言いましたけれども、もう一度、遺憾であるということは、どういう点について遺憾であると考えているかということについて答弁願いたい...全文を見る
○石母田委員 そうすると、いまのそういう収拾の努力、それに期待をかけているということから見れば、今回引き起こされている事態、こういうものについては遺憾である、こういうことですね、先ほど言われたのは。
○石母田委員 明らかにうしろの連中の指図によって変わっている。それは、もうさっきの答弁とは違うからすぐ調べなさい。さっきはそういう捜査によって引き起としている警察当局の問題について遺憾である……(長谷川国務大臣「いやそんなことは言ってない」と呼ぶ)それじゃそれはあとで調べよう、き...全文を見る
○石母田委員 だから私の質問は、それを理由に、警察当局が全国八百七十カ所も強制捜査をやる。今後も引き続きやる。そうした事態というのは春闘の収拾、あなたがさっき言ったストの収拾ということについて好ましい事態なのかどうかということについて、いまの警察当局の捜査の結果起きている事態につ...全文を見る
○石母田委員 これで質問を終わりますけれども、私は聞けば聞くほど、労働運動並びにそういう教育問題の不当な国家権力の介入、こういう不当な弾圧を直ちに中止することを要求して、私の質問を終わります。
04月24日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
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○石母田委員 私、最初に大木参考人にお伺いいたしたいと思います。  それは先ほどのお話の中で、日本のいわゆる雇用保険法で扱う失業者の規定というものがきわめて制限的なものであって、職安でいわゆる労働の意思がある者、それから労働の能力のある者、それから就職活動をやっておる、こういう...全文を見る
○石母田委員 もう一つ、先ほど失業保険の管理運営に労働者の代表が参加することが望ましいという御見解を出されました。そういう問題について、これまた国際的な比較、あるいはこういう点についての根拠についてもう少し大木参考人と谷参考人にお聞きしたいと思います。あと持ち時間が五分しかござい...全文を見る
○石母田委員 最後にひとつ大木参考人にお伺いします。  先ほどのお話では、雇用情勢が今後非常に悪化する中で、こうした根本的な改定といわれるようなことがなぜ必要があるかということについて多くの批判もありますし、先生の御見解もそうしたものであろうというふうに思っております。  こ...全文を見る
○石母田委員 発言を終わります。
04月25日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第21号
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○石母田委員 私はきょう被爆者に関して四党が共同提案しております原子爆弾被爆者援護法案並びに政府提案について質問したいと思います。  初めに、先ほどから論議されておりますように、今回私ども四党が共同で提出したものは、いわゆる国家補償の立場に基づく被爆者の援護であります。これは被...全文を見る
○石母田委員 先ほどの答弁と全く同じでありますけれども、私どもとしては、もう二十何年間、三十年近くたっているわけです。そして被爆者の方々が、今日の法律が制定された以後もいわゆるこうした国家的な補償の立場に立つ援護法を要求されているのには、やはりそれなりの根拠があるわけです。どうし...全文を見る
○石母田委員 私の質問の中で、厚生省としていろいろ検討されて、これまで予算に、概算要求かなんかの段階で出したけれども、実現してないという問題はございませんか。
○石母田委員 その厚生省として考えられた中身というのは、所得制限の撤廃という方向ですか、それとも緩和というような性質のものですか。
○石母田委員 大臣も聞かれましたように、厚生省としてそういう努力も払っているわけですが、残念ながら結果として政府全体としてはそれが実現しないという状況であります。二割と申されますけれども、初めからもう所得制限があることを考えて、これじゃとてもだめだということで申請しない人もたくさ...全文を見る
○石母田委員 こうした所得制限ということは、本来私は、いま出されたように、社会保障にとって、特にまた被爆者というような状況を考えますと、これは全く矛盾するものであるということで、私ども出した援護法につきましては、被爆者であるということで裁定を受けた人々については、年金についても、...全文を見る
○石母田委員 医師の判断なんですけれども、症状の固定というのはやはり一応の概念、定義があるんじゃないですか。その医師がかってに判断していいというんじゃなくて、こういうものは大体症状の固定だという基準といいますか、それはあるんじゃないですかね。もしあったらそれを聞かしてください。
○石母田委員 私のほうに、横浜赤十字の病院長を最近まで長くつとめておられた方で、服部達太郎という先生がいらっしゃいます。この方は全国でも有名な、いわゆる被爆者のお医者さんでございまして、被爆の当時、広島の赤十字病院の第二外科医長をやっておられた方です。この方は、自分の体験に基づい...全文を見る
○石母田委員 そうした場合に、いろいろ専門家の話など聞きまして、また被爆者の方々にお聞きした場合に、この原爆症の一つの特徴と申しますか、いわゆる重い症状で固定化するという場合も考えられるわけですが、そうしますと、いままで特別手当をもらっていて、そしてそういう重い症状で固定化したと...全文を見る
○石母田委員 そうすると、こういうふうに理解していいのですか。私、こまかいことはあれですけれども、いままでもらってきた人には、症状が固定した場合でも変わりない、いまのお話ですとそういうことなんですか。いま七千五百円というのは、全部新しい人であって、いままでもらっている人が減額され...全文を見る
○石母田委員 もう少し……。こういうことでいいのですか。いまのままでいくと、認定がなくなれば実際打ち切られるものを、今度の場合はそういう人でも七千五百円が受けられる、これはわかります。で、いままでもらっていた人がそういう重い症状で固定して——固定したのはこれは全部認定がなくなるの...全文を見る
○石母田委員 実際にはあり得ないと思うということでいいのですね。ないということで……。  それでこの中で、大臣も非常に強調されているように、そういう新しい特別手当をそういう治癒あるいは症状固定という方にも出すのだ。これはそういう状態が続く場合には終身出すということになるわけです...全文を見る
○石母田委員 死亡するまでということは終身ということですね。それで終身そういうものを出すということは、金額の多い少ないは別として、その方の問題について、いわゆる大きな意味での年金化の方向を目ざしている一つの萌芽的だといいますか、道筋からいえばそういう方向へ踏み出したものというふう...全文を見る
○石母田委員 私は、あなたたちが長い間の中でやはりそういう方向に考えざるを得なくなったということは、非常におそきに失していると思いますが、そういう方向に目を向けて、名前はどうにしろ、そういう実体的なものを考え出したということは一歩前進だと思います。しかし、その内容あるいはその方々...全文を見る
○石母田委員 手帳を交付されている人は総数どのくらいですか。
○石母田委員 三十四万名のうち千八百名というのがいまの法の実態だと私は思います。これは先ほど厚生大臣から言われた努力の内容、そして二十九年間たっている今日、先ほど冒頭に申しました近藤ちかさんというような老人がなくなられた、また広島原爆病院が最高の八十七人の死者を出しておる、こうい...全文を見る
○石母田委員 いまはっきり言われましたように、そうしたものが出るというのはいわゆる認定制度の門が非常に狭い、そこに受給者が非常に少なくなるという、最も大きな原因があることがいま政府の答弁によっても明らかになったわけであります。そこで、私どもが原爆のこの援護法をつくる場合に非常に問...全文を見る
○石母田委員 つまりその専門の医師というのは、原爆症の認定疾病については今度八つから十になったということですが、そういうものが一つの根拠になって認定の基準がきめられているわけでしょう。そのことですね。この原爆症の認定疾病の根拠というものは何かあるんですか。
○石母田委員 長い経験と医学的な蓄積というのは原爆には通用しないそうです。これは初めてであって、この理論というのは、これは一般でもそうですけれども、自分たちがこう確かめたものをもう一回実験して、そうしてそれが新たに積み重ねられて客観的なものとしていくというのがまあ普通です。ところ...全文を見る
○石母田委員 きのうもいろいろ本を読んだり勉強しますと、やはりあなたの言われたような一定の固まりができないと手術ができない。それは症状としては重くなるということなんですけれども、そういう中で、そうしなければ認定しないということがどうしても私たち気持ちとしてわからないのですよ。です...全文を見る
○石母田委員 それはまだ確定的なものではなくて参考意見に基づいてやっている、こういうことですね。そうしますとこのあとに、「薬物療法の効果については一般的に否定的ではあるが、特にこれによらざるを得ない場合には、慎重に審議するものとする。」ということも含めてやはりその方針に基づいてお...全文を見る
○石母田委員 これは参考意見で、それに基づいて審議会をやっているわけでしょう、審議会はやはり専門家がやっているわけでしょう。その中にちゃんとこういうふうに、「薬物療法の効果については一般的に否定的ではあるが、特にこれによらざるを得ない場合には、慎重に審議するものとする。」と、服部...全文を見る
○石母田委員 これは大臣に聞きたいのですけれども、そういうことで、法律にはいま言ったように医療を要するということなんですね。認定されてしかも医療を要する。その医療を要するというものの基準が、白内障の場合は手術するほどの固まった状況にならないと医療を要するというふうにならないのだ、...全文を見る
○石母田委員 だから、そういうこともあるから発言しにくくなるだろうと思って厚生大臣に聞いているのに、またよけいなことを言うから、厚生大臣あれですけれども、私は訴訟の問題で石田さんの問題どうしろこうしろということは、これは厚生大臣として言いにくいだろうから、一般的にいってこういうも...全文を見る
○石母田委員 白内障の問題についてもそうですか。
○石母田委員 白内障についてもそうだということですから、ぜひやっていただきたいと思います。  もう一つ最後に、私は一般検診の内容の改善についてお伺いしたいと思うのです。  これは最近岩手県の資料によりますと、いわゆる一般検診を昭和四十七年の八月七日とそれから四十八年の二月十二...全文を見る
○石母田委員 そのことなんですけれども、七項目というのは、そうすると全国画一的なものですね。
○石母田委員 この横浜の日赤病院、つまり神奈川県でやっている内容を見ますと、ここに原爆患者用として検査項目が書いてあるのです。これはもちろん七項目も含まれまして、それ以外に血液像というもの、それから肝臓機能障害を調べる肝機と書いた項目があるのですけれども、服部先生の書いたものある...全文を見る
○石母田委員 では、川久保病院というところでやったデータも出ていますが、これとか原爆について横浜日赤がやっているのを含めますと、大体四千円から六千円ということになります。ですから、いまきめている内容から見ると若干高くなりますけれども、この点については田中議員から関連して質問がある...全文を見る
05月13日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第23号
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○石母田委員 雇用保険の審議の中で、三十分近く私の質問時間が残っておりますので、この際、総括的な問題について質問をしておきたい、こういうふうに思います。  この雇用保険法の問題が出されまして、いわゆる失業保険を廃止して新しい法律案をつくるという非常に抜本的な内容を含むものであり...全文を見る
○石母田委員 局長がそばにいて、局長はつぶさに、こういう問題の提案の経過も、またきょうの理事会にも参加しておりますので、あなたの見解を……。
○石母田委員 先ほど寺前議員が、三十歳未満の者が保険期間のいかんにかかわらず、一律六十日にするという大幅の給付切り下げをするということについて、その根拠について質問されました。あなたたちは、全国的な平均の受給日数その他を勘案して、原案の六十日が正当なものであるということを言いまし...全文を見る
○石母田委員 あなたは、この原案の六十日が正当だということについては根拠もある、根拠についての資料もあるということで、全国的な平均日数という問題を出した。これに対して寺前委員は、その六十日というのを出した根拠が薄弱じゃないか、一体もし六十日ということを正当だというならば、少なくと...全文を見る
○石母田委員 あなたは私が質問したことに対して、理事会であなたが答弁を求められたときに、寺前委員のこの資料要求は質問に必要ないと思うかということを私は聞いた、あなたが関連ないと言うから。そうしたら必要ないと思いますというふうに言った。しかし、理事会ではそうではないという判断をして...全文を見る
○石母田委員 ここで言いなさい。あなたは必要ないと思っているのかどうか。理事会でなんて言わずに、ここは理事会ではないのだから。だから、私はあそこでこの問題については保留したのです。理事会での問題は、あなたも知っておるとおり、理事会の話はわかりました。しかし、局長が質問に関連ない、...全文を見る
○石母田委員 それでは委員長のほうから、先ほど理事会の中で私がこの問題についてその場で、あとではっきりさせたいということで質問をしておりますので、いまの必要ないという見解ですね、これは直接の担当者でありますから、局長からそういう問題についてはどういう見解であるか答えてもよろしいと...全文を見る
○石母田委員 この問題については、私は先ほど、何回も言うように、理事会でもきちんとあとではっきりさせたいということで、私としてはこの局長の答弁が納得できないので、これは直接の担当者でありますので、理事会できちんと了解されたものについて、局長があくまでも必要ないという見解であるかど...全文を見る
○石母田委員 それでは、この問題については私は留保しますから、きちんと理事会で、この問題についての質問は理事会でやるということになったら私はやりますから、この点はいいですか。理事会でこの問題について私が持ち出しますから。
○石母田委員 私は、だからこの問題については留保したのです。
○石母田委員 では、私はこの問題については、理事会の席上で、非常に重大な発言だから、私はこの問題についてあとに留保しますと言っているわけですから、理事会にゆだねてもいいですよ、ゆだねてもいいですけれども、理事会でやるということになったら私はもう一ぺんやりますからね。彼の回答が出な...全文を見る
○石母田委員 理事会で、私がいま主張したようにやるということになればやりますから、留保して、その点を御確認願いたいと思います。  次に、私は、質問として、この修正案の中にも使われていますけれども、一時金を三十日分から四十日分というような内容が出ております。この一時金という問題は...全文を見る
○石母田委員 そうすると、長い答弁があったけれども、一口にいって失業給付ということからいうと質は異なるかもしれぬけれども、こういう問題をいわゆる保険制度に組み入れるというものとしてこういう特例的なものをやった、こういうふうに理解していいわけですね。そういう点から見てこの出かせぎ労...全文を見る
○石母田委員 私の質問はこれで終わりますけれども、私は最後に、いま述べられた中で、これは変質を来たすものじゃなくてむしろ改善なんだ、こういうことをいままでの審議を通じても、なおかつそうした主張をなさるということに対して、絶対に承服できない。これらの問題については、再三審議の中で明...全文を見る
○石母田委員 質問終わりますけれども、私のほうもきわめて遺憾で、私個人の問題でなく、国民に対する、われわれこれらに反対の意思の表明であることを申し上げて終わりたいと思います。
05月14日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
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○石母田委員 私は、さきに公共企業体等労働委員会が示した三公社五現業職員の賃上げに関する仲裁裁定について質問したいと思います。  その一つは、今回これを国会の承認案件としたということで、これまでいわゆる公労法の十六条で定められた予算をこえる、ワクをこえるものについての実施につい...全文を見る
○石母田委員 さて、今度の裁定の内容は、平均いたしまして二万七千五百九十四円、定昇込み二九・二七%といわれております。この裁定の結果は要求三万七千円から見るときわめて不満足な内容であり、特にいまインフレ、物価高の問題、こういう中でこうした回答というものは、裁定そのものが労働者にと...全文を見る
○石母田委員 労働大臣はこの中でも再三答えているように、現在の労働者の生活の実態というのはきわめて困難な状況に置かれているし、また春闘などで要求されている要求についても深い関心と、その内容について支持できるものを持っている。しかし、それは全面的には貫徹できないとしても、それに接近...全文を見る
○石母田委員 それから先ほど当事者能力の問題について質問がありましたけれども、今度の三公社五現業の仲裁裁定の中で、アルコール専売と造幣は、御承知のように当事者でまかないがつくということで承認案件の中に入っていないわけです。  さて、実施の時期ですけれども、これは、こうした承認案...全文を見る
○石母田委員 最後に私は、当事者能力で先ほどお答えがありましたけれども、これの問題が重大な問題になっているのは、今度の春闘の中でも出されましたように、スト権の回復という要求と結びついているからであります。スト権の問題で当事者能力、特に賃金の問題でも労使間の協定によって実施できるよ...全文を見る
○石母田委員 その点で、当事者能力を与えてスト権の回復をさせるということについて一そうの緊急な措置をとるよう心から要望しまして、私の質問を終わります。      ————◇—————
○石母田委員 作業環境測定法案について質疑を行ないたいと思います。  今度のこの作業環境測定法案が実施されますと、測定士に一定の資格が与えられて、その測定の結果についてもそうした根拠を持った権威を持たれるということについては、私どもは異論はございません。しかし、この法案が実施さ...全文を見る
○石母田委員 その測定結果の報告の義務というようなものを法令的に、省令でいまおっしゃられた付議事項の中に含める、こういうお話ですね。そのことはこういうふうに理解してよろしゅうございますか。労働安全衛生法の第十八条の一項の三号になりますが、「労働者の健康障害の防止に関する重要事項」...全文を見る
○石母田委員 それは非常にそうした不安もございますので、不安をなくすためにもぜひそうしていただきたい、こういうふうに思います。  それからもう一つの問題は、測定士の資格を与える試験機関が今度は民間にこれまた委託になる、こういうことになるわけですが、そうした場合に、とかく日本分析...全文を見る
○石母田委員 試験員の範囲について主として大学の医学部関係のそれぞれの教授とか助教授とか、あるいはまた大学を卒業されて研究所にいて十年以上の経験といいますかそういうものを持った方、以上これに準ずる、こういう専門家に試験員としてやっていただくということを、これは省令の内容として検討...全文を見る
○石母田委員 その選び方なんですけれども、「選任」と書いてありますが、これは指定機関が独自に選ぶのか。法のたてまえはそういうふうに理解できるのだけれども、先ほど、省令できめられるような人たちが試験員になる資格を持っていて、その試験員として選ぶのはだれなのか。
○石母田委員 そうすると、いまの二十四条の三項がありますね、「指定試験機関は、試験貝を選任したときは、その日から十五日以内に、労働大臣にその旨を届け出なければならない。これを変更したときも、同様とする。」ということになりますと、これは試験員を選任したということから委嘱されて、労働...全文を見る
○石母田委員 私のこれについての質問は終わりますけれども、先ほど私の質問の中でお答えのありました秘密義務の問題、これについては付議事項の中に、省令として報告を義務づけるということと、それからいま試験員の範囲については、先ほど述べられました大体三つの内容で権威のある、信頼できるよう...全文を見る
○石母田委員 私は、いま提案されている労働者災害補償保険法案の一部改正案について質問いたします。  御承知のように現在全国で毎年三十二万件以上の労働災害がありまして、死亡者は昭和四十七年、五千六百三十一人となっております。しかも、こういう中で近年職業病は非常に増加しているわけで...全文を見る
○石母田委員 この中にもあるのですけれども、職業病とか労災で、ここでも再三鉛中毒や何かの問題で質問いたしましたが、現在の日本の認定制度ですと実際に長期になりまして、大体平均というのはあるのかどうか知りませんけれども、私の知っている限りでは一年から一年半。この間日本航空の問題でやっ...全文を見る
○石母田委員 私は十九日なんというのはたいへんな数字だと思う。実際私どもやっている特に職業病関係、そういう問題についてはかなりやはり長いのが多いのじゃないか、それが普通じゃないかというふうに私は思っているわけです。そういう中で、これは実際に労災法の第一条の目的からいっても、そうい...全文を見る
○石母田委員 先ほど労働省の方にお伺いしたときに、この勧告の中に、そうした国や資本家のいわゆる挙証責任といいますか、そういう問題については該当事項がないというお話でしたけれども、私の理解では、この「反証がない限り、」という反証という問題は、いま言ったように、国や企業側の反証という...全文を見る
○石母田委員 その職業性の場合だとしても、この反証という場合——普通の解釈です。それに対してどう適用するかはこれは別問題として、解釈の問題として、国や企業側というふうに理解していいんですか、それとも、これは労働者も含むとかなんとか、そういうことですか。この反証というのは、私の読ん...全文を見る
○石母田委員 この点については、私たちもまた研究を深めますけれども、どう考えても、特に日本のような場合は、反証という場合は、企業や国というふうに私どもは理解せざるを得ないわけなんです。  そういう点で、被用者が少なくとも特定の期間危険にさらされた場合、職業性などについてはそうし...全文を見る
○石母田委員 同じミツミ電機の人事部長の通達ということで、四十九年三月二十七日付で出ている通達があります。それによりますと、監督署が労災で認定した者に対していろいろの条件をつける。たとえばその認定をしたところが民主的な医療機関——たとえば御承知の、この名前もありますけれども、そう...全文を見る
○石母田委員 その両者について、これはなるべく早く調査して私のほうに報告していただきたい、こういうふうに思いますけれども、よろしゅうございますか。
○石母田委員 障害等級による年金がいま七級までですか、それから一時金が八級から十四級という区分ですが、私はもっと年金部分をふやす必要があるのじゃないかというふうに思いますけれども、こういう点について、いま審議会やその他で検討されるのかどうか、これをお伺いしたいと思います。
○石母田委員 最後に、これはすでに先ほどの討議の中でお答えがあったかと思いますけれども、私聞いておりませんでしたので、きょうの中で、いわゆる給付基礎日額の算定の問題の中で、ボーナス部分を所得の中に含めるかどうかという問題で再三いろいろ論議されていることであります。特にフランス、イ...全文を見る
○石母田委員 それは検討を待つのだけれども、それに対する労働省というか、政府としての受けとめ方ですね、そういう方向を期待する、あるいはそういう審議会の中で皆さん方の意思を反映するということで、あなたたちのこういう問題に対する態度を、政府側として聞いておきたい。どういう方向で解決さ...全文を見る
○石母田委員 いろいろ要望申しましたけれども、そういうことを含めまして、現在の労災の抜本的な改善をぜひやっていただきたい。ここに労働省婦人少年局の、労災被災家庭調査の四十七年版という、調査の結果が出ていますけれども、その中で、やはりこの労災補償の改善を望むという意見が六〇%で、要...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
05月16日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○石母田委員 私は、政府提出の日雇労働者健康保険法の一部改正案に対する質問を行ないたいと思います。いま、この日雇い労働者の全国的な数は約百十五万人、これは昭和四十六年の調査ですけれども、その中で日雇い健康保険の被保険者数は約五十万人というふうに聞いております。この点で、最近の新し...全文を見る
○石母田委員 日雇い労働者は、全体で……。
○石母田委員 百七十万人もいる日雇い労働者の中で、日雇い健康保険にかかっている者が五十五万人、約三分の一というような数字でありますけれども、そのおもな原因というのは一体何であるか。これは五人未満の事業所が非常に多い、それが適用になっていない、あるいはそういうころで多いというふうに...全文を見る
○石母田委員 この被保険者の産業別の実態調査を見ますと、約七〇%が建設業になっている。つまり、私どもこの間雇用保険の視察で行きましたけれども、この建設の現場、たとえば大手の建設業者の中でも、下請のまた下請というような雇用関係が重複してある、そういうものが非常に多いわけでございます...全文を見る
○石母田委員 あなたの答弁はいつも先回りして……。  つまり、事業所に適用できるか。できるわけですね。それで、それが実際には適用している例が非常に少ない。この実態は、あなたのほうでつかんでおられるわけですか。
○石母田委員 今度はまた、質問におくれて答えた。それは先ほどの質問で、いまの質問は、そういう組合の末端においては、臨時とかあるいは日雇いが非常に多い、そういう実態を数字としてつかんでいるかという説明をこの前聞いたら、そういう数字はないということなんで、いまあらためて、そういう調査...全文を見る
○石母田委員 おらないわけです。つまり二種というのは、企業が直接雇っている現場の労働者はつかんでいるけれども、先ほどの実態からいって、日雇い健保が適用になっていない日雇い労働者の多くは——末端の、こうやって、あなた方が言われるようにあっちこっち日々雇い入れられる、こういう人たちの...全文を見る
○石母田委員 ぜひ検討してもらいたい。  同時に、先ほど局長も言っておりましたように、この適用事業所にはなれるのだけれども、実際にはなっていないというところについては、ぜひ適用事業所になるように行政指導して、そうしませんと印紙の購入通帳が事業所が渡せないわけですから、これがなけ...全文を見る
○石母田委員 先ほどの答弁からまた後退するけれども、局長が言ったけれども、局長はそういう適用になっていないところで適用できるところについては、行政指導を強めたいという答弁をちゃんとしているわけだから、いまのことで、再度北川局長のほうから、先ほどの答弁と重複しますけれども、お答え願...全文を見る
○石母田委員 そういう意味で、先ほどの調査とあわせて検討、行政指導を強めていただきたい、こういうふうに思います。それから、五人未満の適用という問題で、健保や年金との根本的な問題の解決の関係がございますけれども、いぼたとえばビルディングなんか建てる場合の期間の限られた事業の一括ある...全文を見る
○石母田委員 それは先ほど、調査自体もかなり困難なことだから、こういう一括方式の問題についてぜひ検討を——困難な問題だと避けていたのではいつまでもあれですから、あなたが言ったそうした適用の状況の拡大あるいは法の目的からいっても、ぜひ検討を加えていただきたいということを再度強く要望...全文を見る
○石母田委員 厚生大臣に、この点について先ほどから、日雇い健保の適用がまだ三分の一というような状況で、実態からいってもなかなか困難な問題がありますけれども、法の目的に沿ってこの実態の調査をできるだけ的確にするようにして、また現に他の労働保険で適用されている、こういう末端の重複した...全文を見る
○石母田委員 次に、今度の法改正の中でいわゆる賃金日額の高いほう、八段階どまりの問題が制度上として出されておるわけです。これは、六ないし八級のほうのところは非常に問題がある。それは一つは、日雇い労働者の職種や就労の型によりまして、たとえば私のほうの川崎などありますが競輪、競馬に就...全文を見る
○石母田委員 この点の問題は、非常に時間がありませんので論議はしませんけれども、やはり賃金というのは明確に内容を検討してきめられるべきものだし、労働基準法やその他の問題でも、法の中で定義されたわけですから、いろいろ形態が複雑だからといって、それにだんだんだんだん合わせて何か明確に...全文を見る
○石母田委員 先ほどの論議を踏まえてない。そういう問題ではなくて、私がここで言っているのは、先ほどから日雇い労働者の収入の中に、道具代とか就労に不可欠の経費というようなものが、請負事業などのいろいろな中で入ってきている。こういう収入は明確に分離すべきだ。そうしないと、いわゆる日当...全文を見る
○石母田委員 これは全く意見が違うところであって、賃金の実態に即した保険料と言うけれども、実態に即していない。その賃金そのものがいわゆる賃金というべきもの、労働の対償というべきものだけなのかどうかというと、先ほど言ったようにそれ以外のものが含まれていることが非常に多い。この点につ...全文を見る
○石母田委員 きょうはきわめて高姿勢な答弁をするけれども、毎回、保険だからかけ捨てはしようがないということを——これは結果としてかけ捨てになるのだからな。そうでしょう。そういう問題についての特別の措置をしなさいということを審議会でも出しているのに、現状についてはどうのこうのと現状...全文を見る
○石母田委員 それは前二カ月を通算して二十四日以上くらいにしたほうがいいとかあるいは六カ月を通算して六十六日分以上とかいうことでやったほうがいいと、これは私主張しています。いま質問したのは、保険審議会でいう港湾労働者等、これには競輪、競馬などが入ると思うのですけれども、特に特殊な...全文を見る
○石母田委員 質問を終わろうと思ったらそれが出たから一つ。だから国庫負担を引き上げるべきだ、労使の負担割合を変えよということを私は常々要求しておるわけです。特に国庫負担は、いま三五%されていますが、御承知のように政管のほうも一〇%になっているわけですから、この点でぜひこれを引き上...全文を見る
○石母田委員 そういう点でぜひ善処して、昨年と同じような方向で努力されるよう要求して、また全体の日雇い健保についても非常におくれておりましたけれども、一定の改善が今度なされたことはわれわれも承知しております、しかしながら非常におくれておりますので、これを引き続きなお一そうの改善を...全文を見る
05月17日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
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○石母田委員 私は、これは、一言大臣の答えがあれば済む問題ですけれども、この委員会でも再三問題になっております生活保護基準の改定の問題についてでございます。  これは、私の、四月四日のこの委員会での質疑の中で、大臣は、自分自身としてもかなり思い切った発言をするということで、三月...全文を見る
○石母田委員 あの当時の思い切った発言から見ると少しもの足りないのですけれども、三月の物価指数は出たわけです、二四%ね、全国で。この三月、四月のを見て五月、六月というと、五月に改定なかったので、当然六月に改定があるんじゃないか、そうすると、六月一日からということになりますと、やは...全文を見る
○石母田委員 ある程度その立場はわかりますけれども、東京都が六月に弱者に最高七千円というようないわゆるインフレ見舞い金等を出すというようなことでございますので、そういうことも関連して、この六月に期待しているということは非常に、この間の論議の中から私が再三申しましたように、大きな期...全文を見る
○石母田委員 それで最後に、この間年金のスライドアップの支給の繰り上げの問題で、つまり実務上の問題でこれが非常に大きな障害になってきたということで、この実務という問題を私はあらためて見直しているわけですけれども、現にこれをやるにも十日や二週間ぐらいかかるんじゃないかと、だからいま...全文を見る
○石母田委員 そういう意味で、事務上の障害もないということでありますから、あとは大臣、先ほどの多くの人々がこのインフレ、狂乱物価の中で期待していることにこたえるように、心から強く要望いたしまして私の質問を終わります。
05月21日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第27号
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○石母田委員 私は、きょう、一人一人の子供を大切にする教師の問題について質問したいと思います。  私は、初めに、この社会労働委員会でなぜこのような問題を取り上げるのかということに関しまして、教師の性格、地位ということについて労働大臣にお伺いしたいと思います。私は、教師は、いろい...全文を見る
○石母田委員 労働者であるとともに、教師というものは、子供に基礎的な知識や技術などをいろいろな発達に即して身につけるように教えるという、特に精神的、文化的な特殊な仕事をしておられるわけです。その結果、教育というものによって子供の人格形成にも重大な影響を与える、こういう仕事だと思っ...全文を見る
○石母田委員 私は文部省の政務次官にお伺いしますが、いま労働大臣が答えられたように、教職員というのは、労働者であるとともに専門的な知識を持ち、先ほどから言われているような、子供の人格形成あるいはまた、いえば国民全体に対する奉仕者ともいうべき聖職的な内容を持っている、こういう地位に...全文を見る
○石母田委員 私どもも、聖職か労働者かというような二者択一的な性格ではなくて、労働者であるとともに、また普通の、物をつくる労働者と違って、いま言ったような特殊な、専門的な精神的な文化的な内容を持ったお仕事をしているという意味では、聖職といってもいいほどの地位の仕事をされている。こ...全文を見る
○石母田委員 いや、専門的な人から答えてもいいですから、超過勤務とかなんとかいう場合の、その基準になる時間というのは一体何なのか。いま、超勤のことで、調整額四%でそれは補償しているというのだけれども、超過勤務ということだから、超過になる、もとの基準はどの時間なのかということについ...全文を見る
○石母田委員 あれは勤務時間になるわけですね。  そうすると、じゃ勤務時間というのは——私が聞いた中では、これは学校によって多少違うようですけれども、八時半から四時半というような八時間、これが勤務時間になっている。その中でまた、休憩時間とかを除いたものがこまかにずっと出ています...全文を見る
○石母田委員 そうすると、一時間の昼休みの中で給食時間は勤務時間だというのが先ほどの答えですね。先ほどの答えでは、給食の時間に一緒に御飯を食べたり片づけするのは勤務時間ですと、あなたが来る前に答えがあったのです。そうすると、昼休みの間に給食をやる間は勤務時間と、こういうことになり...全文を見る
○石母田委員 委員長代理も首をかしげているが、私もよくわからぬ。先ほどの私の質問に答えて、給食の時間、たとえば十二時から十二時五十分、私の知っている学校ではこれが給食時間なんです。学校の先生が生徒と一緒にいるわけです。給食というのは、皆さんの前の見解でも教育の一部だということにな...全文を見る
○石母田委員 いやいや、そんなことは言っていないですよ。あなたのほうで勤務時間だと言うから、その五十分という給食時間が勤務時間なんですかと質問したのです。あなたのほうで勤務時間だと答えているのですよ。あなたの答えだと、昼休み一時間のうち給食の時間をとりますと、いま答えはこういうこ...全文を見る
○石母田委員 ちょっと答弁がおかしい。勤務時間だといって、それは自由時間ではない。あたりまえでしょう、あなた。どういうことなの。さっき給食時間は勤務時間ですという答えだったけれども、あなたはそれに対して異論があるの。何か聞けば聞くほどおかしなことを言っているのだ。給食時間は勤務時...全文を見る
○石母田委員 そうすると、私の聞いているのは、あなたが今度は昼休み一時間ということでいって、その昼休みの中で給食をとっています、勤務時間をとっていますということになるとどういうことなんですかということなんで、何べんも同じことを聞いていても時間がだんだんなくなるので、ほかの人ちょっ...全文を見る
○石母田委員 大体わかった。こういうことでいいですね。そうすると、給食を含めて休憩時間だと。そのうちでその一部を給食に何分使うかはその学校によって多少違うけれども、給食の時間が縮まれば縮まるほど、先生が一人で休憩をする、休むという時間がふえる、こういう関係だと、そういうことですか...全文を見る
○石母田委員 これは労働大臣、こういう事実を知っていたかどうか。私は寡聞にして、給食時間が労働基準法でいう休憩、休息を与えなければならぬというようなことに含まれる活動、しかも、先ほどの答弁だと給食時間は勤務時間だ。そうすると、休憩、休息の時間に勤務時間が含まれるというのは、これま...全文を見る
○石母田委員 大臣は政治家だから問題を避けているんだ。そこに専門家がいるから、基準局長、あの人はわりにはっきりものを言うほうだからね。あなた、いまの答弁を聞いて、文部省が基準法でいう休憩、休息を与えなければならぬという立場から与えているものの中に、給食という、しかもそれは勤務時間...全文を見る
○石母田委員 そうすると、あなたの基準法の解釈だと、ばらばらに、小刻みにやってもいいのかな。たとえば昼休みが、四十何分かしらぬけれどもある。しかし給食活動に時間をとられて十五分ぐらいしがなかった。そうすると、まとまっていなくても、五分ずつずっとばらばらにして、それでいまこの学校で...全文を見る
○石母田委員 だから食事の時間として与えられておるものが、実際は給食という勤務時間、ここに先生の特殊性があるわけですよ。それから、休憩、休息といったって、いま政務次官が言ったように、その間に生徒がいろいろな相談をする。個別的にいろいろそのときを待って先生のところに来る。先生という...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、八時半から四時半、あなたの言う休憩を含んでこれが勤務時間というふうに私どもは理解するのだけれども、それは足したら八時間になってしまうのじゃないですか。ならないのですか。私、八時間の勤務時間というふうに考えているわけだけれども、八時間をこえる場合に一時間...全文を見る
○石母田委員 私もそうだと思います。この学校でいうと、八時半から職員の打ち合わせをやって、八時五十分から第一校時が始まって、四時半に帰るとしますね。あるいはもっとおそくなるかもしれぬけれども。その四時半に帰るとすれば八時間という勤務時間でしょう。それをこえた場合に、労働基準法の精...全文を見る
○石母田委員 だから、下校するまでだから、下校して四時半をちょっと過ぎたとかなんとか、学校でいろいろきめるのです。そうした場合に、八時間こえる場合には一時間与えなければならぬ、これはいいですね。
○石母田委員 これは休憩時間、休息時間と、いろいろその解釈が先生の場合違うのですから、そういう意味では、私もここでこれだけやっていると時間があれですが、この問題について私は、先ほどからここで言われている先生の場合は非常に特殊な問題があるわけですから、その点については、労働基準法の...全文を見る
○石母田委員 文部省の方にも、いま言われましたような点から、給食時間が勤務時間であり、それが休憩の中で勤務時間に入るというようなことについても、教師としても労働者ですし、人間ですから——やはりそれは十分な休息、食事時間というふうにならないわけです。その点の取り扱いについてもぜひな...全文を見る
○石母田委員 もう少し具体的に、給食時間の問題の取り扱いですね。これは勤務時間というと、どうしても先生も参加しなければならぬということになります、教育活動の一部だということになりますから。その点は休憩、休息時間との関係で、明確に区分してやる必要があるのじゃないかというふうに、さっ...全文を見る
○石母田委員 超過勤務手当の問題、一応そういうふうになっているということですけれども、その後いろいろ事態を検討されて、ぜひ再検討を望みたいと思います。  さて、時間がございませんので、私は婦人教師の育児休暇の問題、婦人教師の問題について二、三お伺いしたいと思います。  文部省...全文を見る
○石母田委員 あったらちょっと答えてください、三十歳未満のを。
○石母田委員 では、時間の関係で、それはあとで私のところにください。  これによりますと、やはり育児が大きな部分を占めるのです。四十三年度が三五・六%、四十四年度が二八・五%、あるいは結婚も二けたの数字になっております。これは全国的にも大体同じような傾向じゃないかと思いますけれ...全文を見る
○石母田委員 その場合、この休業した場合に、雇用関係上の地位を失うことなく、復職ということを当然の前提としませんと、休んでいてもこれは不安でございますので、そういう点で、報告書のほうにもそういう解釈だというふうに書いてありますけれども、この点はそのとおりでよろしゅうございますか。
○石母田委員 これは文部省としてはよろしいのですか。こういう考えで対策を練っておられるのですか。
○石母田委員 有給にするか無給にするか、これが実は一番問題なんですね。これは無給であったら、せっかくのこの措置というものがプラスになるかどうかということは非常に疑わしいんですね。そういう点で、どのくらいの補償にするかということについてはいろいろ御意見もあると思いますけれども、これ...全文を見る
○石母田委員 この点については、労働省のほうを高く買うわけじゃないけれども、やはり御婦人の立場からお話をされているかどうか知りませんけれども、労働大臣、私はいまの局長の言われた点は非常に大事だと思いますので、ぜひ労働省のほうからも——婦人教師もやはり労働者の一員でありますから、ぜ...全文を見る
○石母田委員 私の質問を終わりますけれども、時間が非常に足りなくて、婦人教師の場合、そのほか保育所の問題とかあるいは住宅の問題とか、これは教師全体ですけれも、いろいろあります。そういう点で、ぜひとも文部省のほうでも、この教師の教育活動に専念できるような、保障できるような方向でぜひ...全文を見る
10月29日第73回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○石母田委員 私はきょう、いま日本の経済情勢がきわめて深刻な状態にあるときに、労働大臣が賃金と物価の問題について、まさに全国遊説ともいうべき形で、大阪から福岡あたりまで足を伸ばしていろいろ話をされている、この問題について大臣にいろいろ問いただしたいことと、もう一つは、これまた深刻...全文を見る
○石母田委員 いま確認されました資料と先ほどの資料でおわかりのように、いま日本の中で不況とインフレが同時に出現するというような事態になっているわけであります。生産の落ち込みが二十年来、それからまた一連の産業の不況の状態も、たとえばよくいわれる自動車、繊維それから家庭用電気とか建設...全文を見る
○石母田委員 次に、いまの物価の問題の中で、今回の値上げは田中内閣が成立してから第三番目の大波だというふうにいわれているわけです。第一波というのは言うまでもなく田中内閣が成立当初、いわゆる日本列島改造計画が打ち上げられ、土地を中心とする建設資材などの大幅の値上げ、第二回目は昨年秋...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、原因としてはちょっと明確に受け取れませんでしたけれども、海外の要因が主たる原因だと見ているのか、賃金値上げがその主因であるといういろいろな見解を述べておられるようだけれども、その点についてはどうなのか、もう一度お伺いしたい。
○石母田委員 そうしますと、その前の土地価格の騰貴がありましたが、あれは石油危機が直接原因していないとぼくは思うけれども、この点と、今回の普通にいわれる公共料金の値上げ、米価の値上げを一連としての異常な高騰、こういうものは、石油危機後の問題でありますけれども、石油危機が直接の原因...全文を見る
○石母田委員 そうすると、この八月七日の大阪市ロイヤルホテルで労働大臣が、関西経営者協会懇談会で賃金、物価問題について講演されましたね。その要旨があなたたちのほうから届いておりますけれども、その内容を見ると「四十九年春闘において大幅賃上げが行われたために、今や賃金問題は、」「物価...全文を見る
○石母田委員 委員長に御注意願いたい点ですけれども、私はきょう労働大臣の話した講演の内容について触れて、この内容について大臣に答弁していただくことは大臣にきちんとしていただきたいと思っております。  それで、いまの話は大臣の答弁にかわるものと見ていいと思いますけれども、では、い...全文を見る
○石母田委員 ちょっと待てよ。答弁が違うよ。そんなこと聞いていやしないよ。  ぼくは、去年の石油危機のときの値上げは賃上げが主因じゃないと労働大臣が言うから、それではいまの物価値上げはそうなのかというふうに大臣に聞いておる。これは、あなたがここで話をしておることについて聞いてお...全文を見る
○石母田委員 じゃ経済企画庁さん、聞かれたってあなただって困るけれども、物価が十月から急騰しましたが、この中に賃上げがどのくらいの部分入っておるか、数字で出せるのですか。
○石母田委員 いや、それは要らないです。  これを大臣何で言えないのですか。十月から上がっているでしょう、先ほどからあなたも認めているように。二五・八%数字も出ているわけです。二十五年来の急騰なんです。これのおもな原因が賃上げにあるのかどうか。これは私はそうじゃないと思うのだけ...全文を見る
○石母田委員 そうすると、くどいようだけれども、主たる原因ではないがその中に入っておる、影響しているかもしれないけれども主たる原因ではないというふうに見ていいですか。
○石母田委員 そうしますと、消費者物価の指数、賃上げが行なわれたのは大体四月ですから、四月以降の対前月比の消費者物価の伸びですね、経済企画庁、これはありますか。四月からずっと四、五、六、七、八と八月まで出ていますね。対前月比で言ってください。
○石母田委員 それでも東京でもどっちでもいいです。
○石母田委員 これがはっきり示している。もしこれがあなたたちの言うようにばんとはね返るんだったら、もう五月、六月、七月ごろから上がるわけなんです。伸びがほとんどこんなものでしょう。だから、こういう数字について見たってあなたのような結論にはならないのです。  それで、講演した時点...全文を見る
○石母田委員 こういうあなたの論旨の最大の根拠を見たことがある……。そのうしろに、次の文章にどんなことが書いてあるか、いまでも覚えていますか。記憶がないなら記憶がないでいいです、いまからでは時間がないから。記憶がないようですから私が読んであげましょう。「ただし、この試算は賃上げの...全文を見る
○石母田委員 それで終わりですか。そのあとなんです。「このような情勢がつづけば」というけれども——警告したけれども、そういう夏のボーナスの妥結状況などを見ると、それに多くを期待することはむずかしいんだ、だからこのような情勢が続けばさっき言ったように主たる原因にならざるを得ない、こ...全文を見る
○石母田委員 十月から物価が上がったでしょう。こういうものが行なわれないからこうなっているのか。あなたの論旨ではそうなるわけでしょう。そうでしょう。どうなんですか。いまの時点でこの点についてあなたはお答えくださいというのです。そういうふうに企業内努力だの何かをやらなかったから、賃...全文を見る
○石母田委員 それでは、いまの幾つかの試算というものがどんなに根拠のないものか、これについては東洋経済にも載って、あるいは読んだかもしれませんけれども、日銀の船岡調査役が、これは専門家ですけれども、三つのケースについてやはりいろいろ検討しているわけです。そしてそういう中で、いわゆ...全文を見る
○石母田委員 意欲のほうはわかりますけれども、つまり実際にはその意欲と反して、物価はものすごい異常な状況になっているわけですね。今後もこれが続くかもしれないということが国民の常識になっているのですよ。そうした場合に実質賃金はますます低下するのじゃないか。これは十月末はまだ出ません...全文を見る
○石母田委員 関心を持つのはいいけれども、見通しとしては、このままでいったら物価は上がっていって賃金指数は下がりますよ、そうでしょう。そうして実際はいま残業規制や収入がどんどん減っていく、そうしてもらう賃金が減っていくというようなものだってあるわけですから、そういうことになります...全文を見る
○石母田委員 あなた、月々でこま切れになっているけれども、人間は一年じゅう暮らしているのだから、これで年内に下がると、一月から四月までマイナスで、もし十月とんとんとしても、十一と十二がマイナスになったとすれば、物価値上げのほうが多い、これは一年じゅう半分以上がマイナスになって、ト...全文を見る
○石母田委員 あなたにも責任があるわけですから、ぜひ物価値下げに一そうの努力をしていただきたいと思います。  さらに大臣がいろいろの話の中で、先ほども指摘されていましたけれども、大幅賃上げの自粛論を訴えているのだということが新聞に伝えられているわけですね。こうとられるほうがおか...全文を見る
○石母田委員 大体きょうの論議の中で、これまでの物価値上げ、さらにいまの物価の値上げでも賃上げが主因ではないということが明確になりましたし、またこのままでいくと実質賃金が下がるという危険性も出るので、実質賃金確保という意味からも、物価値上げをどうしても抑制しなければならぬというこ...全文を見る
○石母田委員 ちょっと訂正しておきますけれども、自殺をしたわけではなく自殺をはかったわけですから……。
○石母田委員 特にこのヤシカの問題は深刻な状況を迎えておりますので、ぜひとも政府としても何らかの対策が出るように、特に長野県の下諏訪にもありまして、ここでも全員協議会で通産省やその他にいろんな対策を要請しておるようでございますので、特に労働大臣としても、また政府部内でもこのヤシカ...全文を見る
○石母田委員 私、大臣に、これはいままでの法的なものから言うといまの答弁を出ないわけです。しかしいまの緊急事態という中で言えば、たとえば工場を誘致してそこでパートで働いている農家の方、主婦の方なんか、そのまま失業されるという方があるのですよ。やはりこういうときにいまの失対事業、い...全文を見る
○石母田委員 それでいま大臣は雇用保険法のほうを出しましたけれども、低い声だったが、再び出すというようなことを言いましたけれども、それはもとのままで、国会で審議して修正案になりましたね、あのままで出すという考えですか。
○石母田委員 私はこれは非常に重要な発言だと思うのです。国会の審議で修正案ついたということは事実でありますけれども、それについては私ども社会党、公明党は反対しているわけですね。なぜ反対したかというと、私いなかに行って、実は栃木県や石川県への視察に参りまして、雇用保険法のいいところ...全文を見る
○石母田委員 最後に、ちょっと話は変わりますけれども、同和対策の問題で一つだけお伺いしたいと思います。  今度予算の中でも、概算要求の内容を見ますと、「職業生活の充実をめざした総合的雇用対策の推進」という中で、「同和地域住民の雇用対策の拡充」ということでいろいろ予算を組まれてお...全文を見る
○石母田委員 遠藤という人、これはあなたの前の学生課長だね。この人が答えたことと一字一句違わないんだな、いまの答えは、これは去年だよ。去年とことしと全然違わないというのはどういうわけだ。読んでみようか。「事柄の性格上は全く同様の事柄でございますので、労働省のほうとも御相談をしなが...全文を見る
○石母田委員 一そうそれを強化して、早くこういうものを採用するようにしていただきたいと思います。これはいま、呉高専の学生の増岡君という人が、五洋建設というところに採用内定になっていたところが理由が明らかになされないままに内定取り消しとなった。学校側や家族側の調査によれば父親が五洋...全文を見る
○石母田委員 それは同和対策についてそうである、そういうことでございますね。はい、終わります。
10月30日第73回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○石母田委員 私はいまの問題に引き続いて、ろうあ者の問題について質問したいと思います。  ただ、質問を始める前に私は委員長にお願いがあります。それは、きょう、その問題で文部省の関係者をここに政府側として出席するように要請しておりましたが、文部省のほうの事情で課長補佐しか出られな...全文を見る
○石母田委員 そういう関係で二つの問題について質問したいと思います。  私どものほうの共産党・革新共同議員団で、実はこの閉会中、国会議員のいないところについてのいろいろな住民の要求を聞くということで視察をし、私は、石川県と栃木県その他全体で二十二県を回ってまいりました。そういう...全文を見る
○石母田委員 それをぜひ促進していただきたいのですが、その際、テレメールしかいまカタログがないということで、私の手元におたくのほうからこのテレメールが来ているのですが、その他のもののカタログとかそういうものは御存じですか。
○石母田委員 まだそのカタログはないわけですね。聞いていませんか。
○石母田委員 これはあなたが知らないのです。来てないのですよ。あなたのほうでいまこれしかないということなんで、ここにあるテレメールだけを使うのかというふうに聞きましたところ、先ほどあなたからの話があったように、テレメールだけを使うというふうにきめてないということで、私も若干安心し...全文を見る
○石母田委員 大臣にその点について再度お願いしたいのですけれども、いま高崎市を身体障害者福祉モデル都市に指定されて、そのうちの一つの事業としてこれをやられたというふうに聞いておるのです。これをいま全部補装具にしろということはやはりかなりいろいろ検討しなければならぬ問題がありますの...全文を見る
○石母田委員 これは国立聴力言語障害センターから出ている予算要求に基づいて二百万となっているのでしょうけれども、これは購入費だけですか。
○石母田委員 その点についても、購入費だけではやはりこれは開発ということになりませんので、この点にもう少し予算の面でも検討するように、これまた大臣に要望しておきたいと思います。
○石母田委員 それからもう一つの問題は、実は文部省がいないので、これは厚生省だけに要望する事項になりますけれども、恥ずかしいことながら、私もろうあ者の団体から聞いて知ったことなんですが、いわゆる伝達方法が口話によるものと手話によるものと二つあるわけです。厚生省のほうは、手話という...全文を見る
○石母田委員 厚生省の意見はわかりましたので、大臣にこの点についても——文部当局にはまたいろいろの言い分も主張もあると思います。しかし現実に厚生省の側としては、予算を地域活動対策費ということで、手話奉仕員の養成ということで聴覚障害者等のコミュニケーション手段として欠かすことのでき...全文を見る
○石母田委員 ちょっと、ことばの使い方でしょうけれども、どちらに統一するかというのは、私が言っているのはそうじゃなくて、厚生省がこういう手話方式というものについての一定の普及もはかっているわけですね。ですから、厚生省としては手話方式も必要だ、欠くことのできない手話方式を養成すると...全文を見る
○石母田委員 文部当局が来ておりませんので、私はこれで質問を終わりまして、文部当局に対しましてはいずれ日を改めてこの問題について質問したいと思います。  終わります。
12月19日第74回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
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○石母田委員 まず最初に、私は再び、前国会で、この委員会で私どもや社会党、公明党の反対で参議院に送られました議案がそのままの形で今臨時国会に提出されたということについて、国会の審議の状況からいってきわめて遺憾だ。その一つは、この法律は四月一日に実施されるということになっているわけ...全文を見る
○石母田委員 これは四月一日でしょう、臨時国会通っても。そういうものを何でいま臨時国会であわてて通さなきゃならぬのか。そして四月一日から——この間の雇用保険法も、あれは四月一日でしょう、前国会でも。そうでしょう。何か十月一日とかいろいろ言っているけれども、四月一日の実施のものです...全文を見る
○石母田委員 そうすると、いまでも四月一日の実施には変わりはないということですね。それで、そういう労働者の中にいまにでもすぐこれが適用される、あるいは中小業者や企業の中にもそういう休業補償がすぐ適用されるのじゃないかというのは間違った見解であって、これはあくまでも四月一日からの実...全文を見る
○石母田委員 きわめて重要な発言をしておる。私が誤解しておると言っているのじゃないのです。いいですか。私が言っていますのは、私のところに雇用保険法案を促進してほしい、早く成立さしてほしいという方が見えたから、その方たちの意見も聞きたいと思いまして、聞いたところが知らなかったから—...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、この談話は当たらずとも遠からずということで、法律を繰り上げるという法改正はしないけれども、通るならば一月からにするなど、この間考えられたような予算措置とかいろいろなことをするというようなことの含みで言われたことで、これは全然事実無根とかそういうものじゃ...全文を見る
○石母田委員 この雇用保険法案の問題が、いままでの失業保険法案を廃止して、そして新しい雇用のための保険法案にするということで制度上の変更の問題になる重大な問題であるから、十分に審議を尽くすということでこの間も審議をいたしました。そして私どもの態度は明確に反対という立場を表明してお...全文を見る
○石母田委員 時間が非常に少ないので簡潔に答えていただきたいと思うのですが、私どもが雇用保険法案に反対するのは、再三ここできよう主張しましたから繰り返しませんけれども、私が聞いているのは物価値上げ、インフレの中で失業者がどんどんふえる。そうしてこの間の新聞では、解雇されて思い余っ...全文を見る
○石母田委員 そういう詭弁を弄しておるけれども、実際にあなたたちが発表した「「雇用保険法案」及び「雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」の考え方について」の中にだってきちんと——私の言っていることは間違っていないのですよ。三十歳未満については九十日、何年掛け金をか...全文を見る
○石母田委員 それを早めろということですよ、この内容は。それと、いまの問題だから、一月、二月、三月なんというのは、一番失業のあれでしょう。それから、あなたはまたよけいなことで、前のほうで言った事実と違うということ。それはここで論戦したとおり、その歯どめがないんだよ。これがどんどん...全文を見る
○石母田委員 ガンだね、まさに。この間の社会労働委員会の五月十三日の記録を見てごらんなさい、あなた。労働大臣は、そういう私の意見に対して、そのときには法的な処置まで、われわれは解決の方法まで出さなかったけれども、こういう拡充するということについて御意見を拝聴してよく検討してみたい...全文を見る
○石母田委員 質問を曲げているんだよ。この間、失業対策事業について、拡大と拡充について検討すべきじゃないかと言ったら、あなたは、その御意見も拝聴しましたと言っているわけでしょう。それで、そういうことの検討で、全然必要ない、こんなことを言っているから、あなたは大臣の答弁よりおくれて...全文を見る
○石母田委員 この前の議事録の答弁でいいんでしょう。じゃそれはあとできちんと確認しておいてください。  それでは私は時間がないのですが、失業防止のための緊急措置についてなんです。これは政府統計でも解雇者がかなり出ておるのですけれども、失業防止という点で、この雇用保険法案ではとて...全文を見る
○石母田委員 以上、私ども、そういう雇用保険法案の問題について、われわれの基本的な態度は、御承知のとおり、雇用保険法案によって現在の失業者の生活の保障、あるいはまた失業防止という点について、これは反対の結果をもたらすということから、われわれはこういう積極的な提案を行なって、この実...全文を見る
12月20日第74回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○石母田委員 お手元にすでにお渡しの修正案について、その趣旨を説明いたします。  今日不況のもとで企業倒産、人員整理による失業が著しく増大して、きわめて深刻な社会問題を提起しておるわけであります。特に、繊維、電機、建設など多くの産業で解雇、希望退職、帰休、出向、配転などが続出し...全文を見る