石母田達

いしもだたつ



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石母田達の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
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○石母田委員 きわめて短い時間ですので、答弁も簡単にしていただきたいと思います。  所信表明に関連しながら、主として私はきよう保育所問題を中心にしながら、厚生省あるいは政府の社会福祉の姿勢について質問したいと思います。  先ほどの所信表明の中にも、特に社会福祉施設に働く職員に...全文を見る
○石母田委員 実情の一つを少し述べたいと思うのです。私の住む横浜に久良岐保育園という社会福祉法人の園がございます。この中で最近、次々と保母の病人が発生いたしまして、きわめて経営上も困難な状況になりまして、経営者も非常に困難な状況を来たすということで、経営者と保母が一体となり、また...全文を見る
○石母田委員 それがゼロになっておるのだよ。そういうことは同じ政府部内の中でそれほど真剣に出したものが、これはここに大蔵省がいないからどういうことになるか知らぬけれども、厚生省としては、これをどうしても通すということで、いま言ったような実態の中から出したのでしょう。これがゼロとい...全文を見る
○石母田委員 これも大臣触れたけれども、過密労働を緩和するための休憩要員七千百七十九人も、これも要求に対して認められたのは約三分の一の二千三百九十三人ですね。こういう実態に基づいて出された要求が大蔵省の査定によってゼロあるいは大幅に削られる。これは厚生省としてはある程度実態の上に...全文を見る
○石母田委員 それから、労働省の方が見えていると思います。  この頸肩腕障害が、やはりこの保母さんの業務の中でどうしても出がちであるということで、この久良岐園でもこうした実態があるわけですけれども、これが、この業務上に起因するという認定がむずかしいというような状況もあって、かな...全文を見る
○石母田委員 この二月五日、労働省の労働基準局長の各都道府県の労働基準局長あての通達は、「キーパンチャー等上肢作業にもとづく疾病の業務上外の認定基準について」ということだけれども、これはいま言ったようなことで、保母さんの認定基準を緩和する方向に運用される内容のものですか。
○石母田委員 私は、大臣にお願いしたいのだけれども、きょう労働省にいろいろ聞いてみると、業種別の、たとえば保母さんなら保母さんの頸肩腕障害が、一体、どのくらい申請があって、どのくらい認定があった、こういうような調査はないわけですね、これは全体として。  そこで、厚生省として、こ...全文を見る
○石母田委員 そういうことを言うと、それがあたかも、そういうものはうんと少ないかに見える。冗談じゃない、していないのだよ。いま言ったように、専門家がその業務上に起因するかどうかわからぬという判断が、それは一概に重症障害者とは違うんだ、こういう専門家の問題で認定ができないんだよ。だ...全文を見る
○石母田委員 それから、この病欠や休憩というようなものは、そうした場合の要員ということでございますけれども、問題は、やはり定数問題なんですね。保母の定数問題が非常に無理があるんで、そうした余裕がないというようなことが、実際の根源であるわけです。こうした最低基準に示す定数の問題の改...全文を見る
○石母田委員 どうもあなたの答弁は……。大臣に聞きたい。私が言っているのは、定数の改定、これをしなくてもいいのかどうか、そういうことで、これは一九六一年の国際公教育会議、ユネスコ国際教育局の主催した会議の中で各国の文部省に勧告している文章があるのですが、この中で、「就学前教育では...全文を見る
○石母田委員 最低基準の見直しについては。定数だけじゃなくて設備のほうがまだ。
○石母田委員 これで質問を終わりますけれども、きょうの短い討議を通じまして、厚生省の予算の中でも保育所関係についてかなり大幅な削減あるいは査定ゼロという驚くべき事態が発生している。一方においては一兆三千億円の軍事費が四十九年度に比べて二千三百億円、約二一・四%という自衛隊発足以来...全文を見る
○石母田委員 発言があったから反論しておくけれども、論戦はこれでやめるけれども、あなた自身もやはり三木内閣の一人にしかすぎないということをはっきり示しているだけの話であって、大企業本位の軍事予算の中での厚生予算にしかすぎないわけです。三十何%と言ったって当然増がほとんど大部分であ...全文を見る
02月15日第75回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○石母田委員 私はきょう、いまのインフレ、物価の同時進行の中で、特に働く者の生活の問題、権利の問題に関して質問したいと思います。  その中で特に、最近進められている大企業のいわゆる不況対策と称しての一時帰休制の問題、あるいはまた新規採用者の取り消しの問題であるとか、あるいはまた...全文を見る
○石母田委員 そういう検討では、いつこれが採用されるか、きわめて見通しが暗い。先ほど述べたような極端に低い賃金の人たちは一体どういう層にいるか。これは言うまでもなく、家内労働者であるとか、あるいは臨時工であるとか、あるいはパートであるとか、また障害を持っておられる方で働いておられ...全文を見る
○石母田委員 いま一月から三月まで使われている財政は失業保険の財政から出ているのです。社会施設に使うお金から出ているのです。つまり、労働者が失業した場合に、必要になったときの生活の保障ということで納めている保険金、これが入っているお金で負担しているわけであります。この法案が提案さ...全文を見る
○石母田委員 趣旨に変わりはないのか。変わりないのでしょう。時間がないから、はっきり明確に答えてください。  つまりこの趣旨に変わりはないのです。ところが、たとえば今度の適用申請の中に、三菱電機あるいは日立製作所がありますね。これは政府は一体どういうふうにするつもりか知らぬけれ...全文を見る
○石母田委員 委員長からちょっと注意してもらいたいのですけれども、いまお聞きになって、私は、三菱電機や日立製作所のようなたくさん内部留保のあるものは、果たして休業の賃金保障にたえられないような企業というものであるかどうか、その認識の程度を大臣に聞いたのです。ところが何か別なことを...全文を見る
○石母田委員 なかなか答えにくいことだと思って、答えを避けているようですけれども、だれが見ても、高利潤、高配当で内部留保もたくさん持っているという、こういう大企業がいまの賃金保障の資金にたえられない企業であるというふうには考えられないのです。そうじゃないのです。つまり、あなたがい...全文を見る
○石母田委員 こういう給付金が決まった以上、法に対する私たちの態度ということでなくて、中小企業が重点なんだから、そして本来ならば解雇しなければならないものを何とか休業で持ちこたえようという人たちに対する援助であるとすれば、当然中小企業が優先的に適用されなければならぬ、こういうふう...全文を見る
○石母田委員 私の言っているようなことの趣旨ということは、もう一度確認しますけれども、中小企業には、おまえはこの業種だからだめだとか、指定されてないからだめだというのではなくて、そういう問題にかかわらないで、中小企業でそういう困っているものについては適用を拡大していくというような...全文を見る
○石母田委員 私はこれからきわめて重大な問題について問いただしたいと思ったのです。ところが私の指定する人が出張で、どうしてもいまここにいられないということでありますので、ここへ来るように言ったのですけれども、問題を提起しておくというだけで、再質問の時間を保留したいと思います。(「...全文を見る
○石母田委員 さっきからあなたは問題をそらしていかぬのだ。あなたの方の一番の部下だ、この局長というのは。しょっちゅう出ていろいろなことをしゃべっている男だよ。それが、法律を悪用、乱用しても構わないじゃないか――これは一体どういうことなんだ。こういう発言をしている。これが新聞に対談...全文を見る
○石母田委員 もし、この事実がこうであった、この雇用保険法の運用、適用、そういうものについての行政の責任者の一人である者が、法を悪用しても乱用しても構わない、こういう態度で行政を進めるということがあっては、私ども立法府の者が法律をつくっても、行政の者がこういうことをやっていけばど...全文を見る
○石母田委員 悪用、乱用してもいいじゃないかと言っておるのだよ。これはこれ以上は、私は先ほど言ったように、本人が来てからの再質問に保留したいと思います。次に進みます。  もう一つの大企業のいわゆる不況対策の一つとして、新規採用者の自宅待機あるいはまた取り消しという問題が、いま大...全文を見る
○石母田委員 新聞報道によると、制裁的な措置も考えられているようだけれども、いまのようなことでやってもだめだというようなところについて、労働省としてはどういう措置をとるのか。
○石母田委員 もう一つ同じケースで自宅待機の問題があるのです。たとえば日立製作所は、二千三百名の新規採用者に対して三月二十一日の出社を一カ月間延ばして自宅待機をさせる、こういうふうにいわれております。これで人件費の節約が一億五千万だとも言われています。私は、先ほどの判例から、ある...全文を見る
○石母田委員 私は、そういう大企業、取り消し、あるいは自宅待機、こういうことをやっているところの企業名をぜひ公表してもらいたい。この問題について予算委員会の理事会でぜひ検討して、善処していただきたいということを委員長にお願いしたいと思います。
○石母田委員 私の方からも、私も社会労働委員の一員ですから、労働大臣に、こういう人生上また社会的な大きな問題になっている問題については、もっと真剣に取り組んで実態の調査もしていただきたいということを要望したいと思います。  さて、職場の民主主義と労働者の権利の中で、いま非常に職...全文を見る
○石母田委員 そういう態度では、こういう暴力をなくすことはできない。たとえば、あなたの問題にしたって、私、先ほど言ったように、全自交の三光タクシーの丸山さんが殺されたが、犯人未検挙です。それから繊維労連の神原委員長、これも未検挙です。日産ディーゼルの先ほどの夫婦が殺された問題も未...全文を見る
○石母田委員 五年も十年もかかってまだつまびらかではないようじゃ、その間に犯人が逃げちゃう。ことに片岡運輸事件なんというものについては、その犯人を出頭させておいて、そしてつかまえることができなくて半月以上も放置しておく。そして、その資金の出所、そういう企業の関係、あるいは犯人を含...全文を見る
○石母田委員 労働大臣、このような職場の中に入り込んでいる暴力事件、暴力支配、こういう異常な事態について、あなたの立場からどういう特別な措置をとってきたか、これをお伺いしたいと思います。
○石母田委員 周知徹底しないでいるから現実に起きている。たとえば北辰電機の問題とか、いろいろな不当労働行為の問題で告発もされ申告もされておる。そういう事件の中でこうした問題が起きているんだけれども、そういう企業に結びついた暴力事件について、あなたは特別の措置は何もとっていないとい...全文を見る
○石母田委員 では労働大臣、事実を知ってもらうために、参議院の法務委員会の四十九年十一月二十八日に、法務省の人権擁護局長がこういう答弁をしております。「一つの会社の中に二つの組合ができまして、その間に抗争が生じて、その抗争の間に暴力事犯が続いておるというのが多いのでございます。」...全文を見る
○石母田委員 このような答弁について、労働大臣としてこの方針でやられることについては、よろしいですか。
○石母田委員 それでは、やはり職場の動労革マル派による暴力事件の一つの事例として、私は国鉄の青森機関区の問題を取り上げたいと思います。  この問題については、わが党の梅田議員が直接現地を視察してまいりまして、そしてまた質問も発し、国鉄当局からもその回答をいただいております。私は...全文を見る
○石母田委員 あなたの国鉄の方から梅田議員に対する回答ということで、ここに回答書があります。「昨年四月以降の青森機関区における暴行等の事実について 現場管理者及び局派遣者の報告を整理すると、昭和四十八年四月以降の暴行等を含むいやがらせ事件は六十八件に及んでいる」ということで、四月...全文を見る
○石母田委員 こうした問題が、政府が直接監督しなければならぬ、そういうところに起きていることがきわめて重大だと思うのです。しかも、梅田議員の報告によりますと、運輸省に対して再三現場から、緊急事態のとき警察官の動員を要請すると、これは全部抑えてしまう、こういうような  ケースもあ...全文を見る
○石母田委員 国鉄総裁に聞きます。  あなたは梅田議員に対する報告の中で、「暴力などの発生しない職場を作ること」、つまり暴力を排除することは「管理者の責務である」というふうに回答していますが、このとおりであるかどうか、そのことだけ答えてください。あなたが報告したとおりのことであ...全文を見る
○石母田委員 運輸大臣にもその点確認しておきたいと思いますけれども、こうした暴力を取り除き、暴力を発生しないような職場をつくることは管理者の責任であると国鉄総裁は答えておりますけれども、運輸大臣、このとおりですか。
○石母田委員 暴力を排除して暴力を発生しないような職場をつくることは管理者の責任であるかというのに対して、国鉄総裁はそうであるというふうに答えたけれども、運輸大臣もそうであると考えるかどうか、そのことだけ答えてください。
○石母田委員 この問題について、青森機関区の中で、そうした就業ができないという、先ほどの総裁の報告の中でも、異常な状況にあることがわかると思います。安心して職場で働くことはできない。この問題で国鉄総裁が答えたように、暴力を排除するというのは管理者の当然の責任である。それができない...全文を見る
○石母田委員 国鉄総裁、あなた方の回答しているのは梅田議員に対する国鉄当局の名前なんだから、あなたが責任を持たなければならぬのですが、ここは「事実上就労不能であったかどうかは更に精査中であり、確定的な決定に至っていない。」いまの問題についてこういう回答をしておりますけれども、そう...全文を見る
○石母田委員 私は運輸大臣にも、こういう職場に暴力等が発生して、そうして管理者の手によって暴力が排除されないで労働者が就労できなかった。特に管理者に連絡することができないという状況もできると思いますが、そうした場合には、後からよく理由を聞く、そしでそれが客観的に妥当だというように...全文を見る
○石母田委員 それでは最後に私は、この暴力問題がどうしてこういうように起こるかという一つの原因の中に、やはり大企業などで、共産党や、あるいは自分の意に沿わない労働組合の幹部、活動家に対しては不当な差別をする。これは政府機関の中でも行われていることは、全建労の不当な差別の問題で私も...全文を見る
○石母田委員 この中で、三菱製紙というところで作業標準書というものがある。これは現場の班長、組長、次席に渡しているものでありますが、「マル共民青の恐しさを話す(マル共の目標は企業破壊―革命である)」こういうようなことを作業の標準書という形で配って、リーダーシップを植えつける、こう...全文を見る
○石母田委員 自民党の職員のことまで聞いておりませんけれども、企業側に従事しているということで、昔と違うのだ、身分的な従属なんというのはないのですから、労使対等、平等で労働者は基本的な権利を持っている、こういう点で私は、きょう最初から質問いたしました中で、やはり大企業の横暴、こう...全文を見る
02月26日第75回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○石母田分科員 私は、きょうLPガス、いわゆるプロパンガス販売事業の問題について御質問したいと思います。  私は、一昨年の十二月、国会におきまして、当時七十万トン在庫があると言われていたプロパンが、十一月下旬に一斉に全国で姿を消しまして、そのために二人の個人タクシーの運転手が自...全文を見る
○石母田分科員 私はここで大臣にお伺いしたいのですが、現在このようにプロパンガスは都市ガスとともに、全国の民生用の燃料として二分しているわけでございます。そうした国民の生活にとって不可欠な燃料として、このLPガス販売事業というものは、都市ガスとともに民生の向上あるいは諸産業の発展...全文を見る
○石母田分科員 この非常に公益性の高い、民生用燃料として重視さるべきLPガスの販売事業におきまして、きわめて深刻な問題が出てきております。  その一つは、近年大都市の周辺で、都市ガスの進出と普及によりまして、LPガス販売業者の経営が非常に脅かされているという問題であります。特に...全文を見る
○石母田分科員 それはわかっているのです。だから私も申し上げたように、これは天然ガスへの転換ですから……。ただ、そういうことによってカロリーの高いものになるわけですから、供給能力としては非常に高くなるわけですね。その力を、先ほど言ったように、東京瓦斯の計画によれば、他燃料の切りか...全文を見る
○石母田分科員 事態の重大性を認識しただけじゃだめなんだ。実際、こういういままで蓄積された一定の技術と資格を持った人たちですね。そして今後の災害対策などを考えた場合に、いろいろプロパンの有効性というものも専門家の中で出されている中で、これを積極的に保護、育成していくという立場から...全文を見る
○石母田分科員 私は、調整される場合に、政府としては、どういう基本的な方向で臨んでもらいたいかということを、先ほどから要望しているわけです。それには、大臣がさきに言われたように、やはりきわめて公益性の高いものとして、民生用の燃料として欠くべからざるものとして、やはり保護、育成とい...全文を見る
○石母田分科員 その後にこういうことが書いてある。「消費者に対する宣伝、勧誘行為及びガス設備の設置工事等において、行き過ぎた行為のないよう、それぞれの監督官庁を通じて今後更に指導を強めていきたい。」ところが実際の問題を見ると、こういうふうになっていないというように見受けられること...全文を見る
○石母田分科員 消防庁の方、来られておると思いますので、私はちょっと数字を確認しておきたいと思うのです。  あなたの方の調べで、火災年報によると、火災発生件数のうち、都市ガスによるもの、プロパンガスによるものを年度別に言いますと、昭和四十五年が、都市ガスによるものが三千五百四十...全文を見る
○石母田分科員 これを見ましても、絶対数で見てもこういう状況なんですが、これがいわゆる先ほどの供給している戸数から見ますと、率としてはむしろ都市ガスの方が高くなるわけですね。一般の人には、どういうわけか、プロパンだけが非常に危険だというような、先ほどの都市ガスの事業者による説明が...全文を見る
○石母田分科員 大阪瓦斯が、昭和四十九年二月二十日付で営業通達というのを出しておるのです。この中に、情報提供手数料という項目を設けて、代理店、サービス店などの中に、顧客、自分たちのお得意を通じて情報を提供してきた場合には、一律支払い分については一件につき百五十円、それから情報提供...全文を見る
○石母田分科員 これは事実とすれば、私、ガス事業法にも触れる行為じゃないかと思うのですが、どうでしょうか。
○石母田分科員 これは、非常に重要な問題ですから、私はぜひ徹底的に調査していただきたい、こういうふうに思うんです。  この実例を見ましても、この都市ガス業者がかなり、許される中でいわゆる横暴といいますか、進出についてのいろいろのことをやっている。そして、決してプロパン業者の顧客...全文を見る
○石母田分科員 基本的な努力を行っているつもりなんだけれども、結局これにはもう出席しないのかどうか、するのかどうか、その点だけ簡潔に答えてください。
○石母田分科員 処理要領を繰り返して読みますと、「政府としては、今後も具体的案件に即してその円満な解決が図られるよう当事者間の話し合いを指導してまいりたいが、必要に応じてこの話し合いの場をあっ旋することとしたい。」現実に紛争が起きる、また起きるおそれもあるということで、県議会の意...全文を見る
○石母田分科員 あなたたち、ガス事業法の四十条でしたね。これに基づく地方協議会があるわけですね。こういう紛争の問題はそういうところで一体取り上げているのですか。つまり、このガス事業法四十条によると、ガス事業のいろいろな紛争が生じた場合にいわゆる調整機関があるでしょう、協議会が。た...全文を見る
○石母田分科員 可能だけれども取り上げていないということ自体が問題です。しかし、それを神奈川県ではこういうふうに積極的に話し合いの場を持っているんだから、これに対して適切な援助、指導をするのはあたりまえだ。ですから、私は県の人にも話を聞いたのです。そうしたら、初めは皆さん方に断ら...全文を見る
○石母田分科員 そうすると、求められた場合には出席する。通産省から一々行くことができない場合に、当然通産局の人にあなたたちの権限というか、いろいろな意見を委嘱していくということも可能ですね。
○石母田分科員 私は、次に、残ガス余剰容器の残置問題、処理問題について質問したいと思います。  これは、先ほどのLPガスを使っているところへガス事業者の方からどんどんやって、選択の結果ガスの事業に転換するというときに、LPの残ガス余剰容器がかなり残置されているという例が少なくな...全文を見る
○石母田分科員 検討と言うのですけれども、検討にもいろいろあります。いま私が言った、都市ガス業者に通知の義務を負わせるというようなことは、これはできないのですか。
○石母田分科員 じゃ大臣にも確認していきたいのですけれども、これは確かに販売業者に無通告のまま、どんどんそういうように進めて、それが切られて知らないままに置いてあったということは、保安上非常に危険だと思うのです。そういう点で、いま、個人的にはでき得ると思っておるということですけれ...全文を見る
○石母田分科員 もう一つの残ガス容器の貯蔵場所の問題なんですけれども、これは確かにいろいろの制限もあり、個人の業者だけではなかなか解決できないという問題について、この実際の状況はかなり深刻なものなんです。ただ、余り個々の例を申しますと、それが業者に対する取り締まりというような形だ...全文を見る
○石母田分科員 これをぜひ急いでやっていただきたいという要望も含めて、通産省からいただいた資料、LPガス残ガス容器による事故例が、四十五年、四十六年、四十七年、四十八年、四十九年というふうにわたってここにございます。四十五年一月二十九日、容器検査所において引火爆発が起きたとか、あ...全文を見る
○石母田分科員 どこで補償するかということは別として、こういう補償は必要なのじゃないか。特に、国は全然責任ないとおっしゃるけれども、たとえばメーターなんていうのは国でつけさせているわけでしょう。そうして、それが不要になる、それで、選択の結果だと言うけれども、買い物でこちらからこれ...全文を見る
○石母田分科員 直ちに措置をとることはむずかしいけれども、検討の対象になり得るというふうに理解してよろしゅうございますか。
○石母田分科員 もう一つの補償問題はもっと重要な補償でありまして、先ほど私がデータも出しましたように、転廃業の問題があるわけです。それで、もちろんこの業者の中にも副業としてやっている方と、それからLPガスの販売を主たる収入の源としている方と、これは違いがあると思いますけれども、私...全文を見る
○石母田分科員 大臣に、私要望したいのですが、この問題は、いろいろこれまでの例でも、繊維だとか、あるいはまた、私の方で言えば、港湾などで、はしけ業者などありますけれども、こうしたエネルギー政策の転換、あるいは個人が選択をするといっても、民生用に欠くべからざる燃料としてのプロパン販...全文を見る
○石母田分科員 時間が参りましたので、質問を終わりますけれども、最後に、私はこうやって見てまいりますと、いわゆる中小零細業者が大部分ではございますけれども、扱っているプロパン、LPガスというものの果たす役割りから見て、きわめて重要な問題があると思うのです。  それは、現在ガス事...全文を見る
○石母田分科員 質問を終わります。
03月14日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○石母田委員 私は、きょう財形法と、それに関連いたしまして現在の住宅ローンの問題、それから住宅金融公庫の申し込みなどの公正の問題という点について質問したいと思います。  初めに、今回出されている財形法に関連して、いま財形の方の貯蓄残高は、四十九年の十二月現在で約三千七百五十二億...全文を見る
○石母田委員 それから、契約件数は約三百六十五万件となっていますが、これは前年度に比べて何%ぐらい、それから何件ぐらいふえていますか。
○石母田委員 去年の数がわかれば、ふえた数はわかるはずです。
○石母田委員 それじゃ、一人当たりの残高は九万四千八百三十五円、これは一人当たりの平均の貯蓄高、こう見ていいのですか。
○石母田委員 それから、この財形の中でいわゆる住宅融資という形で利用された額は、昨年度、年間どのくらいになっていますか。
○石母田委員 法律によりますと、こうした融資に回される分は三分の一が限度額になっているわけですね。そうすると、いまの三十一億円に見合う融資枠というのはどのくらいですか。
○石母田委員 だから最初の答えは違うでしょう。この三十一億円の三倍じゃなくて、積み立ての三分の一がその枠ということですね。  これは、四十九年十二月の貯蓄残高で見ていいわけですね。
○石母田委員 五十年度はどういう見込みになっていますか。
○石母田委員 いまお聞きのとおり、利用される額が実際には非常に少ないわけですけれども、この主な原因というのは、やはり総需要抑制というか現在の不況、あるいは土地代の高騰、あるいは諸建築資材の値上げとかというような問題が反映して、そうした会社が住宅を分譲で売るというような建設が非常に...全文を見る
○石母田委員 そうすると、今度の改正によってそれがどのように大きく改善される見込みがあるのか、もし試算でもあれば聞かしていただきたいと思います。
○石母田委員 去年くらいまではよく聞いて、これくらいの収入の人がこれだけやれば、何年後にこれだけの建物が建てられるというような試算があったんですね。よく聞かしてもらったのです。ことしはまだ聞いてないから、あれば聞かしてほしい。
○石母田委員 その試算の場合に、この人の返さなければならない金は毎月大体どのくらいになりますか。
○石母田委員 かなり大変なことですね。毎月二万円で、年二回ボーナス期に十万円ずつ、二十万円ということだね。それで五年間やって、こうした金になっても、いまの土地とかあるいはまたこの返済ということを考えますと、労働者が果たしてこういうものに魅力を感じ、あるいは実際実現可能であろうかと...全文を見る
○石母田委員 つまり、今度の予算でも百三十億、昨年度と同じだ、そして枠だけは三千七百五十二億円の三分の一の約千二百億円の限度額はある。これは後で正確な数字を聞けだいいのですけれども、毎月八万人ずつふえる。前年度に比べて百万人以上たしかふえているはずです。そうでしょう。そうしますと...全文を見る
○石母田委員 だから、労働者が利用する期待というのか、そういう見込みについては、まだどういう見通しになるかということでなかなか利用し得ない条件の方が強いわけです。こういう中で年間に百二十何万人もふえるということは、財形の問題について企業の中で社内預金と同じような形での天引き——こ...全文を見る
○石母田委員 これは意欲はあるのです。確かに家を持ちたいということは、いまの住宅難の中で働く人たちにとって切実な声ですよ。貯蓄もしたい。病気になったり、子供が学校に上がったり、いろいろなことで貯蓄もしたい。しておかなければ不安だ。これもそうですよ。しかし、私どもから言うと、それを...全文を見る
○石母田委員 この問題について大臣に、とにかくそういう条件でなかなか財形制度、これが利用されてない。そういう中でいま目減りはしているわけだから、せめてこの目減りに対しても何らかの対策を講じなければならぬということについて大臣はどう考えておられるのか、最後に答弁してください。
○石母田委員 いま最後にという言葉を言ったのは、この財形の今度の改正についてのことで、私これで終わりますけれども、私は、この財形制度の中で、目減り対策もいますぐやらないということになればますます金融機関を保護することになるということで、この財形制度を通してだれが一番メリットを持っ...全文を見る
○石母田委員 昨年の十月でしたか、個人の住宅の問題についての融資を確保するというような意味の通達が出たわけですね。これ以後どうした指導が加えられ、それによる改善がどのように行われて、現在どういう状況にあるか、お答え願いたいと思うのです。
○石母田委員 一〇%を下回らないということですから、これでもいいわけですけれども、現状の国民の、住宅難で困っておる人たちの数とかあるいは条件を考えますと、この一二%くらいが適切だ、あるいはもっとこれを上げろというような指導をするのか、あるいは、そうならば何か具体的に、このパーセン...全文を見る
○石母田委員 いまこの住宅ローンの中で、金融機関と提携しているローンというのか、提携ローンの会社に回している融資額の比率とか額というものはわかりませんか。
○石母田委員 私は住宅金融公庫の問題に今度は移りたいと思うのです。  それは、横浜なんかでもそうですけれども、この申し込みについてかなりの苦情が来るのですね。個人の申し込みの場合でもなかなかこれが取れないということがあるのですが、この住宅金融公庫の申し込みというのは個人の申し込...全文を見る
○石母田委員 個人融資のときに、その申し込みは個人個人で行って申し込むというのがたてまえだと思うのですが、どうですか。
○石母田委員 そうしますと、建設会社などがあるいは不動産会社などが一括して申し込む、あるいは予約をとって申し込むというようなことについては、いまのたてまえから見てどういうことなんですか。
○石母田委員 それでは、そういう事実があればこういうことは直ちに是正する処理をとられるわけですね。
○石母田委員 この申し込みは、現在はすべて金融機関を通じてなされておる。かつては金融機関ではなくて公的機関が取り扱ったと聞いておりますが、この点どうなんですか。
○石母田委員 以前、金融機関を通さなかったこともあるというふうに聞いておりますが、どうですか。
○石母田委員 金融機関は言うまでもなく営利を目的としている機関でありまして、またそういう社会的な役割りも非常に大きなものであります。そういうところで、提携したローン会社というところへ、六対四にしろいろいろ便宜を図るということは、これは営利会社としてあるいは当然と言えるかもしれぬけ...全文を見る
○石母田委員 そうすると、この間国会でも問題になったと思いますけれども、私どもが住んでいる横浜で、ナプコと横浜銀行が提携して、共催してというか、説明会を開いて、その席上の受付のところに申込用紙を持っていってやったという事実があるわけなんですよ。こういうときの申込用紙というのは、ど...全文を見る
○石母田委員 それは事実をよく調べて、その最中と言うとまた語弊があるから、終わった後かもしれぬけれども、受付のところでそうしたことが行われたというふうに私も聞いているので、この点については十分調査してください。  同時に私は、そうした特定の業者とそれから銀行が一緒になって説明会...全文を見る
○石母田委員 それで、この説明会なんというのは何で公的な機関でやられないのか。私は昔はそうだったという話も聞いているのですけれども、昔はともかく、そういう金融機関という営利的なところでやる、そうするといま言ったような、そこと提携しているローン会社とお得意というような関係もいろいろ...全文を見る
○石母田委員 申し込みの方も金融機関に全部やらしているんだけれども、申し込みの受け付けについてもそういう公的機関を利用するということについてかなりの強い要望があるわけですね。あなたの言われるように、申込用紙が本当にどんどん出る、大量に刷るということになれば、そういう公的な機関の利...全文を見る
○石母田委員 ぜひ検討してもらいたいと思います。  それで、申し込みの受け付けのときにいま先着順になっているわけですね。先ほど個人ということで指導されているということですけれども、実際にはそうした大手の不動産会社、大企業というようなものが一括してやったり、あるいはまたそういうお...全文を見る
○石母田委員 最後に、そうした点でこの申し込みの方法の公正さを確保して、この選択の自由が保障されるように、そしてこうした苦情や批判が絶えないという状況をなくすためにも、現状に甘んじないで——何も私は選択制をやれとかどの方法をやれということはいま特に言いませんけれども、そうしたこと...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
○石母田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、勤労者財産形成促進法の一部改正案に反対の態度を表明します。  反対理由の第一は、自民党政府の政治によって深刻化したインフレによる労働者の生活や住宅問題について、政府は責任を放棄し、労働者の貯蓄努力に責任を転嫁するからであります...全文を見る
03月18日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
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○石母田委員 きょうは私は公労法の一部改正案に関連いたしまして、公共企業体労働者の労働基本権の問題等について質問したいと思います。     〔葉梨委員長代理退席、竹内(黎)委員長代     理着席〕  私が国会に議席を得て初めて行いましたのが四十八年の二月六日の質問でござい...全文を見る
○石母田委員 これらの数を合計しましても少なからぬ人々が、何十万という人々が処分され、そのときも私指摘しましたように、こういう人々は自分の昇給あるいは昇格にも影響する、また遺族年金にも影響いたしますから、本当に一生の間こうしたものがつきまとうということであります。こういうことが行...全文を見る
○石母田委員 私がさっきから言っておりますように二つの大きな原因があるのですよ。もちろん、いまあなたが言われた労働基本権の回復の問題、これも一つあります。その前にこういう人たちが出している要求があるのです。賃上げの問題もあるでしょう、いろいろな問題があるでしょう。そうした問題につ...全文を見る
○石母田委員 まあ知っていて言っているのだろうと思いますけれども、御承知のように完全に当事者能力を与えているわけじゃないでしょう。国鉄の賃金問題にしたって、予算についてもいろいろな関係から皆さん方が、いまはしなくも発言したように、親方日の丸とかいろんな言葉で関与をしておる。こうい...全文を見る
○石母田委員 その内容について、いまは経営形態の問題ということで出されていますけれども、この経営形態というのは民営とかそういうことを含めたことを指しているのだろうと思いますが、経営の形態によって、民営ならば民営に移してスト権を持たせる、そうでないところはどうだとか、こういうことに...全文を見る
○石母田委員 いまの審議の過程の中で、また、あなたたちが考えている中で、民営という場合は、大体この中でどういうことが一番可能性として検討されているのか、あるいは公共企業体と民営との間というような問題で考えたら、どの業種と言うとおかしいけれども、どういうものかということがわかったら...全文を見る
○石母田委員 そうすると、新聞に名前が出ているというのはあなたも読んだことがあると思いますけれども、そういう名前は国会で発表できないと言う。あるいは新聞社がどこからかそういうことを聞いてきたのかもしれません、あるいは憶測でやっているのか知りませんけれども、あなたはどう思うのですか...全文を見る
○石母田委員 そうすると、専門委員会の中では名前は一切挙がってないと……。
○石母田委員 それでは、この専門委員会の内容の問題で、いま「当面の検討の方向」というメモを取り上げて討議されているということですね。そして、ここで主としてやっておられるのは、公共企業体の経営の現状、それから労使関係の現状、それから公共企業体の自主性の限界、つまり当事者能力の問題、...全文を見る
○石母田委員 いま言ったつもりです。
○石母田委員 これに関して、メモを経営者並びに組合に出しておられますけれども、これの意図はどういう意図ですか。十一月三十日の内閣官房副長官の名前で出したこのアンケートですね。
○石母田委員 この検討の内容が、一体スト権当事者能力という問題は、一つは委嘱されている事項の中に入りますからわかりますけれども、こういう経営の現状とかその他の問題について、一体どういうかかわり合いがあってこういうことを調べるのか。たとえば、経営状況が赤字だというところは、スト権に...全文を見る
○石母田委員 あなた再三親方日の丸というような言葉を使いますけれども、これはメモやアンケートにも括弧づきになっておる言葉でして、この「国営、公企体営の場合の「親方日の丸」の排除の可能性」こういうことは閣僚協議会、これは公的なものですね、こういうところでこうした表現が使われるという...全文を見る
○石母田委員 いまの話を聞いていて、きわめてそういう――前に言った言葉はわかりますよ。それを親方日の丸にするかどうかというのは評価の違いがあって対立点がある問題ですよ。それを、あたかもこういうものがあるかのごとく前提にしてやるということは、そうした対立点を意識しながら一方的な言葉...全文を見る
○石母田委員 そんなむずかしい問題じゃないのですよ。「親方日の丸」という言葉で括弧づきで、つまり国が経済の責任経営の一半の責任があるということで、それにおんぶしていろいろな問題が出てくる弊害のことを、弊害というかそういう問題を、括弧づきでこういう「親方日の丸」というのに簡略化した...全文を見る
○石母田委員 時間のないことを考えてやっているけれども、少なくとも内閣官房副長官の名前でこういうものを出すのに、こんな親方日の丸があるかないかというところでいま論議している問題で、それが公平にいま一応審議しようというところで、親方日の丸を前提にしてこれの排除の可能性だとかというこ...全文を見る
○石母田委員 コメントを加えたってだめなものはだめなので、こういうものはやはり使わないということなんだ、はっきり言いなさい。  それで、時間がないから次に進みます。私が問題にしているのは、経営問題とスト権問題というのは性格の異なる問題なんだよ。赤字のところに、経営の悪いところに...全文を見る
○石母田委員 これは重大な見解だから、私はあともう四、五分しかないからこれは論争しない。しかし私は絶対納得できない。そういう経営の状況によって労働者が持つべき基本的な権利が左右される、かかわりがあるという言葉はいまきちんとしておくから、これは憲法上の問題、いままでの労働法の問題に...全文を見る
○石母田委員 とにかく、このスト権問題を中心に誠実に検討を進めていただきたい。横道に入らないでやってもらいたい。いまの問題については保留して、いずれかの機会にやりたいと思います。  それから最後に、これは公共企業体じゃないんだけれども、非現業の方の公務員の問題で、この間の三月十...全文を見る
○石母田委員 これは団結権はいいんだけれども、スト権と団交権についてはどういうふうになっているのですか。
○石母田委員 じゃ、これは労働大臣、あなた閣僚の一員として、いまちょうど非現業の問題で団結権については一定の前進がありますけれども、いわゆる労働基本権と言われているスト権、団交権を含めた問題については内容は触れておらないので、この問題についても一体のものとして真剣に討議していただ...全文を見る
○石母田委員 そういう実態ですから、最後に労働大臣、ぜひ切り離さないで、これも一緒に検討する方向で、これはいま団結権だけをけりをつけたけれども、あと全部検討することになっているのだから、検討するようにやってください。労働大臣いいですか。最後にあなた答弁してください。
○石母田委員 質問を終わります。
03月26日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○石母田委員 きょうは私、年金問題について質問いたします。  初めに、私は、新しい田中厚生大臣になりましてから基本的な問題についてのお考えをまだ聞いておりませんので、それをやりたいと思うのです。前の齋藤邦吉厚生大臣には聞いて返事はいただいておりますけれども、かわっておりますので...全文を見る
○石母田委員 頭が非常にいいせいか、私が次に質問しようと思ったことを答えられたのですが、現在の水準はどのように考えておるかということはすでにいまお答えになったから、この水準に達していないということをお認めのことだと思います。  次に、したがって憲法二十五条によりまして、国は社会...全文を見る
○石母田委員 具体的にはいろいろ取り組みの姿勢の程度はあるけれども、国に責任があるということは明確だと思います。  次に、現在の国民皆年金という制度のもとでは、すべての国民がどれかの公的な年金制度に加入することができるということが、また加入するのがたてまえだというふうに考えてお...全文を見る
○石母田委員 そうだとすれば、いろいろ法制上あるいはその他の理由による障害によってそうしたすべての国民の中で加入できていないという状態については、これを克服するために国としての努力をされるととは当然だと思いますけれども、そういうふうに理解していてよろしゅうございますか。
○石母田委員 大体、同じ内閣の方々ですから同じような答えですけれども、それを前提にしまして、私らのところにいろいろ年金の問題で陳情やら請願、あるいはまた個々に相談される方があるわけですが、そうした問題の中で幾つかの問題についてぜひ御見解を伺っておきたいと思います。  一つは新し...全文を見る
○石母田委員 そうすると、昨年の三月三十一日で締め切った、その後でまだ加入されるという見込みのある人で実際に加入してない人が、百十万から五十五万を引いた数ということになりますと、まだこれは五十万以上の方々が残っている、こういうことになりますか。
○石母田委員 こういう人々がいずれの年金も受けられない、加入してないということで、先ほど大臣の方から言われたこの障害を取り除いていかなければならぬという対象の人々だと思いますけれども、これについて、国としての努力という点から言うとどういう努力をされているのか。この三月三十一日で終...全文を見る
○石母田委員 結果を言っているのじゃなくて、その努力の結果こうした状況が現実に生まれている、こういう人たちは、先ほどの私が最初に質問した前提から言うと、残念ながら年金制度の、恩恵と言うとおかしいですけれども、そういうものに浴しておらないという人々でありますから、こういう方をこのま...全文を見る
○石母田委員 大臣、もう大臣の出番なんです。事務当局としてはやることはやった、しかし残ったものは事務当局だけではこれ以上救済できないということでありますから、たとえば六十四歳の方でそうした加入をできてない人は七十歳まで待てと言って放置するのかどうかという問題です。これは私は非常に...全文を見る
○石母田委員 これは被爆者の問題でも、いまちょうど戦後三十年目ですけれども、私は去年長崎に行ってびっくりしたのですが、いまでも被爆者手帳の申請がある。この問題で長崎県のある責任者の方が、もう三十年だから打ち切りたい、いまごろ出してくるのは、第一事務のことからいっても、これは大きな...全文を見る
○石母田委員 いま老後を見ると言って、一体どうして見るんですか、年金で。
○石母田委員 それは特別言わなくたって、そういう制度になっているのですから、つまり、いま特殊な六十四歳から六十九歳のこういう加入していない方々をどうするか。ですから、先ほど申し上げているように六十四歳の方は七十歳になるまで待てというのかということに対して、あなたのお答えはそうだと...全文を見る
○石母田委員 そうすると、通算ということになりますと、この奥さんなりが国民年金に入っているとすれば厚生年金の分も通算する、こういう処置で救済する、こういうことになりますか。
○石母田委員 では厚生大臣、同じことでございますけれども、こういう方々が出ないように、いま事務当局の方も検討されるということでございます。ぜひ大臣としてもそうしたことが早く実現するように検討されることをお願いしたいと思いますが、大臣のこの点についての御答弁を願いたいと思います。
○石母田委員 では年金局長にもう一度お伺いしますが、そういう遺族年金の通算制度の改善によって、こうしたことが出ないようにしたいということについては、もちろん審議会か何かで検討されて決定するのでしょうけれども、そういうことで審議会で検討される、こういうことですか。
○石母田委員 次の問題に移ります。  これは、厚生年金を在職中にもらう場合に、所得制限の問題が大きな問題になっているわけであります。もちろんこれは国民年金にも、本人の所得制限が一人扶養の場合は現行九十万ですか、これを百二十万にするとか、あるいは厚生年金の場合は月額にするといま四...全文を見る
○石母田委員 もちろんそうですが、そうしたときに、在職中の年金の受給が、六十歳で現行四万八千円ですが、改正されて七万二千円というのは余りにも低くて、これは事実上よほどの低賃金の人でもなければ該当しない。この根拠というのは何かあるのですか。
○石母田委員 これは私の計算だと、四万八千円というと年額五十七万六千円になるのです。それから、七万二千円か四千円でも、大体八十六万四千円になるのです。これは標準報酬ですからボーナスは入っていないですね。ボーナスを四カ月分含むと百十五万二千円になるのです。     〔戸井田委員長...全文を見る
○石母田委員 もちろん関係の全然ないものが、偶然の一致かどうか、大体こういうふうに見合っておるということについて、私は大きなまた疑問を持っている。私どもは、この福祉年金については、特別の高額所得者を除いては所得制限を撤廃したがいいし、また厚生年金については撤廃すべきだという意見を...全文を見る
○石母田委員 これに関連するといいますか、最近繰り上げ請求の申請が非常に多くなっておるのです。これは国民年金の老齢裁定の問題でありますが、こうした中で繰り上げ請求の業務が一般受給業務よりもおくれるという苦情が来ているんです。これは厚生省として、この繰り上げ請求について、そうした処...全文を見る
○石母田委員 これは六十五歳前にもらうということですね。そのために繰り上げの請求をするという人がいま急増しているというのは、「業務課つうしん」を見ましても、昭和四十九年の四月の裁定のうち四八%が繰り上げ分で、本来のいわゆる六十五歳でもらうというのが五二%、これが四十九年の十一月裁...全文を見る
○石母田委員 ぜひそうした努力を払ってください。これはまだたくさんあるというふうに私聞いておりますから、ぜひ改善してください。  それから次は、障害者の内部疾患の認定基準の問題なんです。これもなかなか陳情や相談の多いところでありますが、現行法でいきますと一番問題になるのは、外に...全文を見る
○石母田委員 ですから、いま心臓とか腎臓というふうに挙げましたけれども、認定基準の場合、こういうものは何か厚生省の扱いでこうした問題については認定するというような、何かあなたの方の通達とかそれに似たものが出てこういうふうに取り扱われているのですかと聞いているのです。
○石母田委員 何に書いてあるのですか。
○石母田委員 そうすると、いま申し上げた老人に非常に多い脳卒中の問題についてはどういうふうに取り扱っていますか。
○石母田委員 それは先ほどの腎臓、心臓などの取り扱いとは違いがありますか。認定基準に入っているとか、入っていないけれども運用面でそうやっているとかという違いがありますか。
○石母田委員 いや、脳卒中の場合を聞いているのです。脳卒中の場合は腎臓や心臓なんかと――これは認定基準にあるとあなたが言いましたね。脳卒中のものは、これははっきり言うとそれにはないでしょう。あなたの言われたのはどういう扱いになっているのか。心臓、腎臓の場合は先ほどの取り扱いでわか...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、私のところに、必要があってぜひそういう認定基準に入れてほしいという問題の中に、一番多いのは難病関係なんですよ。難病関係の認定そのものが、なかなかこれはいろいろ病気の性質から言ってむずかしいと思いますけれども、たとえばベーチェットとか、あるいは多発硬化症...全文を見る
○石母田委員 これは、認定の基準というところを作成する作業の担当というのは何課ですか。
○石母田委員 そういう認定基準の作成作業担当というのは社会保険庁の企画じゃないですか。私の承知しているのは、そういうふうに思っているのだけれども、どうなんだ。
○石母田委員 それは現在運用面でいろいろやっておるけれども、厚年は業務課、国年は県の年金課で専門家が認定をしている、これはわかっているのですが、いわゆる国として認定基準の作成の作業の担当者は、社会保険庁の国年課の企画係にいるのじゃないですか、私はそう聞いているのだけれども。
○石母田委員 これは私の調べと皆さん方のお答えが違うわけですから、とにかくあなたたちの方が、担当しているところがそうおっしゃるから、私はあえてこれ以上言いません。しかし私は疑問を持っておりますので、後ほどもう一回調べて、もしこれが違うようだったら大変な問題ですね。あなたたちの自分...全文を見る
○石母田委員 それから時間が大分切迫してきましたので、まだ二、三あるのです。  これは毎回国会では論議される問題ですが、この福祉年金の支給月の変更の問題なんです。特にいま十二月支給という問題が一番望まれているわけなんです。これについて再三お答えがあるのは、十二月は業務上の問題で...全文を見る
○石母田委員 だから、その困難なことは何遍も答えられてわかっているのですが、恩給でやっていながら何で福祉年金の方は困難なのか、困難ならば恩給の方の支払いだって困難じゃないか、こういう理屈になるのだね。こういう人たちから見れば差別じゃないかというのですよ。この差別という言葉に該当す...全文を見る
○石母田委員 大臣からもぜひ。
○石母田委員 最後に、私はきょうずっといろいろ公的年金制度について質問いたしました。実際のたてまえといいますか、負わされている国の責任あるいは改善しなければならないという対象がきわめて多いにかかわらず、またその努力も含めてきわめて不十分だというふうに思わざるを得ない。今後ともそう...全文を見る
○石母田委員 それは事務当局の答弁はそうだろうと思うのです。だから大臣と私は言っているのです。社会保険審議会などでは、これはやはり被保険者の代表を入れたわけでしょう。事業主も入っておるし公益も入っておるわけですね。そしてこういう人たちから被保険者の話を聞くんだから、決して制度上あ...全文を見る
○石母田委員 では、これで質問を終わります。ぜひ、この公的年金制度に、憲法二十五条で定められた国の責任で、また公的年金制度の初めに申し上げました目的の方向に沿って今後ともの努力を心から要求いたしまして、質問を終わります。
○石母田委員 私は全国一律の最低賃金制の問題並びに四党が昨日社会労働委員会に提案しております法律案との関連で質問したいと思います。  最初に、私は労働大臣に、いま低賃金労働者と言われる人々がどのくらいいるのか、たとえば七五年の春闘白書によりますと、五万四千円以下の労働者がいまで...全文を見る
○石母田委員 つまり、いまなおこうした低賃金労働者が数百万の単位でいるわけです。こういう人々を現行の最低賃金法で救う――いま、現行法ではあなたが先ほど答えましたように千三百円から千七百円でしょう。月額大体四万円前後ですね。そういうもので一体こういう人たちを救えるのかどうか、あるい...全文を見る
○石母田委員 いま私の質問しているのは、あなたたちの政府の統計でも四万円以下が二百万以上いるんですよ。こういう人は、いまの物価高、インフレ、不況の中で、こんなものでは食えないでしょう。こういう人たちを引き上げるのに現在のあなたたちの決めている最低賃金制というもの、最低賃金の額が一...全文を見る
○石母田委員 前向きとか下向きとかというのではなくて、こんなことは、文明国だとか、いわゆる資本主義経済国、先進国の中で二番目とかなんとかという中で、こうしたいまの膨大な低賃金労働者層がいるということ、これを何とかしなければならぬということは、これは単にその当事者だけの解決ではなく...全文を見る
○石母田委員 つまり労使対等の立場にはなっていないのですよ。  同時に私はもう一つ聞きたい。決定基準の問題で、あなたはさっき現行法で、生計費のほかに類似の労働者あるいは企業の支払い能力というものを考慮して決める、これは現行法です。しかし、これ以下では食えない、つまり最低生活を保...全文を見る
○石母田委員 その結果が千三百円とか千七百円なんというのは、あなた自身も認めるとおり、いまの実態には通用しない額になる。なぜそういうものが決まるのかということは、決定の基準に支払い能力とかあるいは他の類似の労働者の賃金――私はここで、この類似の労働者という中に、あなたたちは先ほど...全文を見る
○石母田委員 国際的にそう決まっているというのはどういう根拠か知りませんけれども、ILO条約百三十一号をよく読んでください。やはりどこを見たって、最低賃金を決める場合には生計費が基本であるということは国際的な常識なんです。こういうふうに現行の最低賃金法はなっていない。その結果、先...全文を見る
○石母田委員 あなたは審議会の審議を尊重すると言ったけれども、私が前にあなたに質問したときに、もし最低賃金が失対賃金を上回るようなふうに審議会が決定したらどうするかということについて、いまの労働事務次官渡邊さんが局長のときに、そのときには再審議権、もう一遍審議会に戻して審議しても...全文を見る
○石母田委員 あなた身体障害者のことだけ言ったけれども、私が言ったように大部分のものは入ってない、適用は除外されているのです。これはILO条約の二十六号で、特にこういう例外的に低い人のために最低賃金法があるのだという趣旨から言うと逆なんだ、日本の場合は。特に身体障害者の問題ではそ...全文を見る
○石母田委員 いまあなたの話を聞いていると、われわれがまた労働者が要求している基本的な問題について否定している。この決定方式で三者でうまく決まっているとか決まってないとか言っているのじゃない。われわれが行政委員会方式をとるというのは、最低賃金制というのはいわゆる企業内での労使間が...全文を見る
○石母田委員 時間がありませんので、これで終わりますけれども、いまの質疑を通じてわかるように、諮問するとかなんとか言っても、その基本的な立場が、いま労働者あるいは四党案で出されている全国一律あるいはその基準になる決定基準の問題あるいは決定方式の問題、そうした基本的な問題をほとんど...全文を見る
04月15日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○石母田委員 作業環境測定法案は、先ほど大臣から趣旨が説明されましたように、その目的は、労働安全衛生法と相まって、作業環境の測定に関していろいろ必要な事項を定め、「適正な作業環境を確保し、もって職場における労働者の健康を保持することを目的とする。」こういうふうに言われたわけです。...全文を見る
○石母田委員 その情報として得たという中に、この女性が勤めていた職場がフォトエッチングという作業を行う第三部というところで、そしてこれはひずみゲージをつくる工程の一部分であります。このクリーンルームという部屋、これは三メートル掛ける六メートル掛ける三メートルという大きさの部屋で作...全文を見る
○石母田委員 そうすると、少なくとも弗化水素あるいは弗酸というのですか、そういうものを使用していたということは、その職場で仕事をしていたということは事実ですね。
○石母田委員 ハリソン内科学という、私専門じゃございませんが、こういう書が世界でも最も一般的に使われている内科学教科書であるというふうに聞いておりますが、そうですが。
○石母田委員 いま労働省の方に、私は最も権威あるものかというふうに聞いたら、最も一般的に使われている内科学の教科書であるというふうにお答えをいただいたのですけれども、ちょっと調べていただけますか。
○石母田委員 いま調べてもらったら、あなたの方の専門医の話が、最も権威あるという言葉では困るけれども、そうじゃないけれども、権威あるというと相対的になるから、最も一般的に使われている内科学の教科書であるというふうに理解している、こういうお答えであったから、当然そういうふうに答弁が...全文を見る
○石母田委員 お互いに専門家ではありませんから、これは調べてもらえればわかるけれども、ハリソン内科学というのは、あなたの方の答えでも、世界で最も一般的に使われている内科学教科書だそうでございますが、その中の七百六十五ページにいまあなたが言おうとしたことが書いてあるわけです。「フッ...全文を見る
○石母田委員 この弗化物と、もう一つは先ほど言った有機溶剤の二つが混合して使われている職場に勤めていて亡くなったわけです。この二つとも有害薬品として、それぞれ特定化学物質あるいは有機溶剤の予防規則によって法的にもいろいろの規制がなされている、こういうふうに私ども理解しておりますけ...全文を見る
○石母田委員 この問題について、堀光興という人、この富士電機の中央研究所の第二部に最近まで勤めておられた方です。いまやめているそうですが、量子化学関係の工学博士であります。この人が、この死因について疑問を抱いているわけであります。同時にまたこの家族の方も、このいまの関係について、...全文を見る
○石母田委員 私は、これは非常に重大な問題だと思っているのです。それで、彼女が亡くなる前に横須賀の共済病院の医師に、同じ職場で働いている同僚で自分と同じような症状の人が何人もいたということを訴えているわけですね。先ほど組合の調査も大体その当時出ているわけです。特にこの二十歳前後の...全文を見る
○石母田委員 その決められている測定についてはどうですか。いま読み上げましたね。
○石母田委員 そこが一番の大きな争点になっているのです。つまり測定はやっていないということなんです。それがいま組合に対しても会社の方では測定の機械がどうのこうのということで測定をしてないということなんですけれども、これは測定が行われておる模様であるということは確実なことですか、そ...全文を見る
○石母田委員 しかし国会で、模様でも何でもやっているということで、事実問題ですからね、模様であるというふうにあなたが判断されたのは単なる推測じゃないのでしょうけれども、その模様であるというのは、会社がやっているというふうに言っておるのか、それらしいことを言ったのか、あなたの方の調...全文を見る
○石母田委員 私どもへは、会社の方は測定する必要はない職場だ、監督署からも特別に指示も来てない、こういうような情報も入っているのですけれども、このような職場について、当然、予防規則に基づく測定なりあるいは健康診断その他が適用されるべき職場だというふうに私は考えますけれども、あなた...全文を見る
○石母田委員 そうすると、そういう判断をされる職場で、もし測定は必要じゃないということでやってないとすれば、その判断というのは会社側がするのですか、監督署がするのですか。私は、当然これはあなたたちの方が判断すべきものだと思っていますが、会社が勝手に判断して、しなくていいんだという...全文を見る
○石母田委員 それでは、あなたたちはこれは測定が行われている模様だという情報を得ている、われわれは測定は行われていないという情報を得ておりますので、これは重要な問題であって、あなたたちの見るところでは当然これは規則が適用されるべき職場だと思う。したがって、これに基づく健康診断ある...全文を見る
○石母田委員 それで私がもう一つ言いたいことは、お母さんの話によると、途中で彼女の病状について三月三十日から六月二十日の間に血液検査をした結果、赤血球、白血球、血色素など、すべて通常人より著しく低かった。そうしたときに上司に、君はひどい貧血症だから、他の病院に行かず富士電機病院に...全文を見る
○石母田委員 それから再三ここでもお伺いして回答は得ていますけれども、医師選択の自由ですね。こういう場合に会社の指定の病院に必ず行かなければならぬ、こういうことはないわけでしょう。
○石母田委員 それから委員長に私、希望しておきたい。  この問題について、あなたは聞いておられたかどうか知らないけれども、非常に重要な問題なので、委員会に対していまの調査の結果をきちんと明らかにする。それで特に先ほど健康診断をやられたというような話なんで、その関係の職場の健康診...全文を見る
○石母田委員 最後に、こうした、先ほど言いましたように、弗化水素系あるいは弗酸関係のこういう特定化学物質を使っている職場、職種というのは、大体たとえばどういうものがあって、どのくらいあるものか、おおよそわかりますか。
○石母田委員 それはかなり毒性の強いものなのですね。それで、この方が直接あったかどうかというこれはいろいろ今度調べていただくこととして、かなりこれは危険なものであります。それから有機溶剤についても、先ほど述べましたように、これは非常に毒性のあるものですから、こういうものについてこ...全文を見る
○石母田委員 それを早速調べて私の方にも報告してください。どのくらいの職種で、どういうものがあるのか、そしてそれに基づいていま大臣が言われたような方向でぜひ検討して、こういうような疑いのあると言われる事故を絶対起こさないように、また現在職場に働いている人たちのあくまでも生命を大事...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
04月23日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第14号
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○石母田委員 私は、きょう政府提出の原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部改正案について質問をいたします。  同時に私は、野党四党が共同作成いたしまして昨年の国会でも提出した、いわゆる被爆者の援護法案についてきょうはお尋ねしようと思っていたところであります。ところが残...全文を見る
○石母田委員 援護法的なものというのは、はっきり言うと国家補償の立場に立つ援護ということですか。
○石母田委員 それでは、私どもが昨年の八月、共産党・革新共同の国会議員団として現地を視察してまいりました。私と沓脱参議院議員と長崎に参りまして、それから広島の方は寺前議員と田中美智子議員であります。で、私も被爆地へ行ってまいりまして、直接被爆者のいろいろな実情、御意見も聞いてまい...全文を見る
○石母田委員 さらに昨年の四月ですけれども、先ほどから再三問題になっております四党案について、その政府案と異なる最も大きな特徴、これはこの衆議院ではいま議題に提出されておりませんけれども、参議院でも継続になっておる。その内容について御存じですか。御存じならば二つ三つ特徴を、大臣が...全文を見る
○石母田委員 もう一つ。田中厚生大臣は、広島あるいは長崎の被爆地へ行きまして、直接そうした被爆者の方々の御意見、実態を調べてこられたことがあるか、あるとすればいつごろか、厚生大臣になってからあるかどうか、それをお伺いしたいと思います。
○石母田委員 厚生大臣としていらっしゃったことがありますか、いままでに。
○石母田委員 それではぜひ厚生大臣の——余り早くやめられると困るから、三木内閣いつまで続くかわかりませんけれども、私は、厚生大臣の肩書きを持ってぜひ現地へ行っていただきたい。国会がどうなりますかわかりませんけれども、八月のあれも、いろいろ年中のあれもありますから、そうしたことで、...全文を見る
○石母田委員 あわせて私、長崎に行きましたときに、原爆の病院の患者さんから、一度総理大臣に来てほしい、こういうお話があったのですよ。これは三木首相も相当多忙の身でありますけれども、とにかく、ことしは三十周年という被爆者にとってもまたわれわれ国民にとってもきわめて大切な年でございま...全文を見る
○石母田委員 ぜひ実現するようにしていただきたいと思います。  私は、幾つかの点を大臣に御質問したのは、先ほど申しましたように、アメリカの原爆投下という問題は全く国際法にも違反した行為でありまして、その結果言語に絶する被害を受けたわけであります。この死亡者の数もまだ明確でない。...全文を見る
○石母田委員 それは言い抜けなんですよ。いま野党四党案と政府の一番の大きな違いは、国家補償の立場に立つかどうか。先ほど大蔵省が所得制限の問題をやったときに、社会保障の立場だからと、こう言ったでしょう。     〔委員長退席、葉梨委員長代理着席〕 被爆者が要求し、私ども四党案と...全文を見る
○石母田委員 あなたはいま法律上からもそういう結論出てこないと言うけれども、あなたはどの点を言っているか知らぬけれども、いわゆる原爆裁判判決というのがありますね。昭和三十八年の十二月七日下田隆一ほか四名が国を被告として損害賠償を請求した併合訴訟事件であります。この判決文がここにあ...全文を見る
○石母田委員 提案者の立場からの発言だろうと思うけれども、これはこの間の四党案を出したときに、少なくとも社会労働委員会の理事会では、自民党の理事も含めて、この国家補償の精神に立つ援護という問題については、一度決議文の案ができたのです。ところが出先ではよかったけれども、それがいわゆ...全文を見る
○石母田委員 はっきり言って、私ども厚生省から聞いているのだけれども、ABCランクで、Aは明らかに原爆に起因する、それからBは医学的にはっきりしない、Cは明らかに起因していない、こういうふうに大きく三つのランクに分けてあるというふうに聞いているのです。まあ最後はその審議会でやるん...全文を見る
○石母田委員 私、これは長崎へ行って長崎医大の教授に聞いたんですけれども、実際にはもう認定する基準がないと言うんですね。それは、長崎でも大体百何種類の放射線があったんじゃないか、そしてそのときにどのくらいの線量がはっと入ったかというのは、いまとなるとつかみようがないと言うんですね...全文を見る
○石母田委員 次に、先ほども再三論議されておりましたが、新設された保健手当のことについてお伺いしたいと思います。  これは、先ほどの説明では爆心地二キロの直接被害者ということは、二十五レムの放射線量を受けているということを根拠にしているそうですが、これは将来健康を害するおそれが...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、将来健康を害するおそれがあると言えば、果たして二キロ以内だけなのかというと、やはり三キロの人にも四キロの人にもある。これは私も実際に行って、原爆病院に入院された方が全部二キロ以内かというとそうじゃないわけですね。現にここに広島市における健康管理手当の受...全文を見る
○石母田委員 だからそこにぼくらから見るとトリックがあるんだな。病気にかかりやすいおそれがあるということで支給するものであるとすれば、病気にかかるおそれがあるのは二キロ以内だけじゃないんじゃないでしょうか。三キロの人だって四キロの人だってあるでしょう。そして、先ほども言ったのは、...全文を見る
○石母田委員 あなたは知っていて言っているのか知らないで言っているのか、それは議論から言うと健康管理手当と保健手当は違うものですよ。しかし、病気にかかるおそれがあるということから言えば——二キロというものはそれは二十五レムとは関連があるかもしれぬ、しかし二十五レムの線量を受けるの...全文を見る
○石母田委員 これは大臣、保健手当というのは前進であるというふうに私どもも評価をしておりますよ。しかしそういう二キロでやるということは、先ほどあなたが言われた情のある政治ということから言うと、やはりこれをすべての被爆者に広げるという点での今後の努力が必要なんじんゃないかということ...全文を見る
○石母田委員 大臣にも一言その点について。これで見ると本人が三十人、配偶者が三十人、扶養義務者が四十五人なんですよ、つまり所得制限にひっかかる率がね。そうすると、扶養義務者でひっかかるということになりますと、いまの日本の家族構成から言ってこれは非常に気の毒なんで、この点は大臣にも...全文を見る
○石母田委員 もう一つ、情けある政治のところで、長崎の原爆の病院の患者から頼まれた、細かいことかもしれませんけれども、人工肛門袋ラパックというのがあるんだそうです。これを一枚五十円、一日四枚使う。また紙おむつ、三十円を三、四枚使う。国、県から補助をしてほしい、または保険が効くよう...全文を見る
○石母田委員 ぜひこうした患者さんの切実な声にこたえていただきたいと思います。  さて次は、私、ABCCの再編の問題について質問したいと思います。  これはことしの四月一日付で放射線影響研究所というふうに名前を変えたということは、先ほども言われました。まず、昭和三十六年八月十...全文を見る
○石母田委員 それは日本の政府の方で内々扱いにしているのか、それとも、アメリカの中でも当然のこととして極秘扱いとか何かそういう特別な扱いにされているものですか。
○石母田委員 その前文にこういうことが書いてあるのですね。「一九四六年十一月二十六日米国大統領は、契約者が」——というのは米国学士院がですよ、「政府機関の協力を得て、原子爆弾の人体に及ぼす生物学的ならびに医学的影響について長期的継続的研究を行なうよう要請した海軍長官の勧告を承認し...全文を見る
○石母田委員 すると、この契約に基づいて運営されていたABCCというのは何年までですか。その後AT(三〇−一)−七二に変わったということだけれども、これはいつまでこういう契約に基づいて運営されていたのですか。
○石母田委員 そうすると、昭和二十三年から四十五年まで、若干改定されたけれども、いまの契約で運営されて、そしてその後はAT(三〇−一)−七二というふうな契約に変わったということになりますか。ここに米国原子力委員会と米国学士院との間の契約書というのがありますけれども、これがその後に...全文を見る
○石母田委員 ここに三つの文書があるのです。米国原子力委員会と米国学士院との間の契約書付属C、それから米国原子力委員会と米国学士院との間の契約書付属B、それから米国原子力委員会と米国学士院との間の契約書でAT(三〇−一)−七二改訂ナンバー六一、これは先ほどの契約と同じような取り扱...全文を見る
○石母田委員 今度の財団法人放射線影響研究所の設立に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の交換公文がここにあります。これを見ますと「日本国政府及びアメリカ合衆国政府は、両国の関係者の平等な参加の下に管理運営される「放射線影響研究所」が日本国の法律に準拠した財団法人として千九...全文を見る
○石母田委員 局長、あなたは先ほど、治療しないということは少なくともアメリカの意思ではないということを言ったのです。あなた、こういう文書を知っていてそれを言ったのか、あるいはこれが極秘扱いにされていたということで、知らないからそういうふうに聞いていたというのか、もう一度はっきりと...全文を見る
○石母田委員 だから、知らないことをここで知ったふりをして言うと大変なことになるのですよ。この契約に基づいてABCCは運営されてきている。しかも改定されたものについても、この基本的な内容は変わってないのです。したがって、最初の、一九七〇年まで運営されていた基本であるものは、その目...全文を見る
○石母田委員 こういう契約に基づいてABCCは運営されてきた、今度の新しいものも交換公文に基づいて運営されるということをあなたたちは答えているわけでしょう。繰り返さないけれども、交換公文の先ほど読んだところを見ると、いままでのこうした契約を基本的に変えるような内容じゃないでしょう...全文を見る
○石母田委員 もっとはっきり言うと、じゃ、こういう契約とか交換公文ということにとらわれることなく、政府としては自主的にあなたたちの考えているような運営の方向にやるということなんですか。
○石母田委員 いいですか、このアメリカの原子力法に基づく防衛と安全、そういうものがこの契約の基本的な性格になっているのです。そういう目的からアメリカはABCCをつくったのです。これに基づいて運営されてきたのです。そういう性格のものなんです。そういう直接の字句はなかったけれども、基...全文を見る
○石母田委員 あなた、はからずもまた読み直してくれたから、より明確になってきたのです。いままで、「四月一日を目途として日本国に設立されることが、委員会」つまりABCC、「及び予研が協力して行ってきた」——つまりいままで行ってきたんだ、過去のことを言っているのですよ。「平和的目的の...全文を見る
○石母田委員 いや、それはこの契約書が、そういういうものが未公表のときには私もうっかり、ああそうか、書いてあるものがそうだからと……。ところが、日本人は余りにもそういうことにだまされ続けているから簡単に信じないようになっているんだよ。  じゃ、あなたたちの言う平和目的というのは...全文を見る
○石母田委員 それと背反するようないかなる外国との契約あるいはまた交換公文なんというものにはとらわれないで、いまのことを実行する決意かどうかということをもう一遍聞いておきたい。
○石母田委員 それでは次に移りたいと思います。  先ほどから出されている治療の問題なんです。治療、研究、調査の一体化ということを原爆の患者の人も県当局の人もそれから学者も皆言っているのですね。これはABCCでなく、ほかでもあるのです。これが非常にばらばらなんだね。これは私、長崎...全文を見る
○石母田委員 それから、これは私どもの意見じゃないのだけれども、何か放射線影響研究所という名称について、日本放射線影響学会というところの要望書を見ますと、これではいわゆる放射線といっても、これは原爆だけの放射線の影響を研究するとなるわけですから、それ以外の一般的な放射線を取り扱っ...全文を見る
○石母田委員 ぜひそれは検討してください。  それと、このABCCの問題ではもう繰り返しませんが、あくまでも被爆者を主体として、被爆者を単なる医学的な調査、単なる学問的関心とかあるいは不当な軍事的な目的の対象として扱うのじゃなくて、有史以来未曾有の戦争災害の被害者、世界で唯一の...全文を見る
○石母田委員 最後に、私、委員長に提案がございます。それは、先ほど厚生大臣の方も現地の視察にできるだけの努力をしていきたい、こういう表明をされていましたし、また総理大臣にも、行けるようにいろいろ伝えたい、こういうことでした。私はこの社会労働委員会として、やはり広島、長崎というよう...全文を見る
○石母田委員 それはぜひ実現できるようにしていただきたいということを要望して、私の質問を終わります。
04月24日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第15号
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○石母田委員 きょうお三人の方がそれぞれ広島、長崎から来ていただきまして、国会で貴重な御意見を拝聴さしていただきましたことを厚くお礼申し上げます。  先ほどの谷口参考人のお言葉にもありましたように、遅過ぎたという感じを私どももしております。もっと早く皆さん方の御意見を拝聴すべき...全文を見る
○石母田委員 いま見せていただいたその写真というのは、先ほどの「アサヒグラフ」に載った写真で、それは先ほどの話ですと、アメリカから返還されたというのは、いわゆるコロンビア大学から日本に返還された資料の一部ですね。
○石母田委員 その朝日新聞というのは、私の手元にある昭和四十五年六月二十一日の日曜日の「被爆二、三カ月後 爆発時数百万度の高温がつくられ、強力な熱線と爆風、放射線が放出された。熱線のため爆心から六百メートル以内の屋根ガワラ、九百メートル以内の花崗岩の表面も溶け、人間が受けた火傷は...全文を見る
○石母田委員 先ほど、平和への誓いを読まれたと言いますけれども、これは長崎市主催のいわゆる祈念集会で被爆者代表として読まれたものなんですか。
○石母田委員 あなたは先ほど、二人の子供を持たれているということで、被爆者として、そうした結婚して子供を産み、育てるということについて、言うに言われない精神的な不安も持たれていると思います。そうした子供たち、二世あるいはまた次に生まれる三世もあるでしょうけれども、そうした人たちに...全文を見る
○石母田委員 そうしたことを含めまして、現在の政府の被爆者対策について谷口参考人はどういうふうに考えておられるか、聞かしていただきたいと思います。
○石母田委員 ではそうした立場から、現在参議院にかかっております、また衆議院でも昨年の四月の国会に出しましたいわゆる四党の共同提案の援護法案について、政府のいままでの施策との関係であなたが言われている根本的な点の解決は、こういう法案の実現によってなされるかどうか、そういうことにつ...全文を見る
○石母田委員 あなたの見解はわかりましたけれども、これは先ほど鈴木参考人の方から、この野党四党案が少し現実性に欠ける、とはっきりはおっしゃらなかったけれども、いまの実現ということから見ると数回廃案になっている——これは鈴木参考人の思い違いでありまして、四党として共同提案を出したの...全文を見る
○石母田委員 私ども昨年の八月に長崎に参りました。沓脱参議院議員と参りまして、また広島の方には寺前、田中美智子両議員が参りまして、それぞれ現地の調査を行って、その主たる目的がこの四党案の正当性を根拠づけるということで参りました。そして大きな確信を持って帰ってきた。そしてきょう鈴木...全文を見る
○石母田委員 その点について鈴木参考人と森滝参考人に、簡単でよろしゅうございますから、一言——質問の意味はおわかりてすか。いまそういう核兵器の問題が論議されていることを、被爆者の立場からの率直な感情でよろしゅうございますから、お答え願いたいと思います。
○石母田委員 意味がちょっと不明です。そうあっていただきたいというのはどういうことなのか、もう少し……。
○石母田委員 これで質問を終わりますけれども、きょうのこの三人の御意見が、これまた全被爆者の声でもあるというふうに私は考えております。そういう点で、ぜひとも被爆者の、また多くのこういう運動に参加されている方々の御意見が必ず国会に反映し、特に政府・自民党も揺り動かすような声になるこ...全文を見る
○石母田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、最初に、政府提出の原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、賛成の態度を表明いたします。  広島、長崎への原爆投下からすでに三十年、ことしもまたあの忌まわしい原爆記念日を迎えるのであります。ところ...全文を見る
05月27日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号
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○石母田委員 私は、二つの点についてきょう質問をいたします。  最初に、先ほど午前中の枝村議員に対する答弁の中でありましたように、新聞にも三十一日には公労協の処分が発表されるのではないかということが報じられております。そういう中で、私は三木内閣のこうした問題についての基本姿勢に...全文を見る
○石母田委員 私は、また労働大臣に聞きたいんです。あなたは、五月二十三日の読売新聞等に、首相が全国一律最低賃金制の実施について否定的な考え方を明らかにした、こういう記事が載っているのを御存じであるかどうか、お伺いしたいと思います。
○石母田委員 この記事によりますと、二十二日、全国中小企業団体中央会の総会に出席した三木首相が、この社会労働委員会にもすでに提出されております四党の全国一律最低賃金制法案——これはまだここでも審議されておりません。しかも、あなたは、全国一律最低賃金制については検討する、あるいは研...全文を見る
○石母田委員 あなたの考えはわかりました。しかし、首相がこういうことを言ったかどうかという問題と、首相のこうした問題で新聞で、「労相の諮問機関である「中央最低賃金審議会」に「全国一律最低賃金制を含めた最賃制のあり方」を諮問することになっている。その諮問前に首相が実施しないという“...全文を見る
○石母田委員 その労働基準法違反というのは、一つは、支店長代理等に時間外手当が不払いになって、これを二年間さかのぼって支払えという内容になっております。それからもう一つは、八時間を超えて労働しているのに一時間の休憩を与えていない。それから三つ目は、女子職員に一日二時間以上の残業を...全文を見る
○石母田委員 この横浜銀行というところは非常に労働強化が激しくて、大変なところであります。  ここに一つの調査がありますが、その合理化といいますか労働強化のために、最近二年間に死亡者が八名、四十八年五月から五十年の五月。そして最近また一名亡くなったそうであります。この方は、大抵...全文を見る
○石母田委員 いま申しました四月三十日の回答の内容について労働省の方から……。
○石母田委員 それからもう一つ、私たちの調査によると、あなたたちが三月三十一日に立入調査をやった。これらの中で、たとえば横浜銀行の横須賀支店に八時二十分ごろ行ったそうです。つまりもう三時間以上オーバーしているわけだな。ところが、女子三十八名中二十四名が違法就労を行っていた、それを...全文を見る
○石母田委員 ぼくの方が細かいんだな。横須賀支店は三十八名中二十四名が違法就労で現認しておる。そんなのじゃしようがない。君たち資料を出さないんだからこっちの方で調べているんだ。意識的に出さないんだな。  その中で、こういうことをやっているんだな。監督官が来た、うるさいというので...全文を見る
○石母田委員 驚いたことだな、一般的にはかなりあり得る。  それで私、これは違法じゃないかと思うのだが、横浜銀行には休暇規程があるんだ。これは就業規則の第三十六条に基づく休暇規程で、第七条に、「休暇を受けようとするときは、あらかじめ所属長に届け出て許可を受けなければならない。」...全文を見る
○石母田委員 こうした労働基準法違反あるいはその疑いのあるようなことが公然と行われ、あるいはまたそれが摘発されるとそれをごまかすようなことまでやる、こういう銀行なんですね。  そこで、不当差別が長年来行われているのです。これは、四月二十二日の読売新聞、朝日新聞、東京新聞、そうし...全文を見る
○石母田委員 もちろん労働組合法もあるし、労働基準法の第三条にも違反の疑いがあると私は思っているのですよ。私はいつも言うのだが、大臣、ああいうふうに、あればやるのだ、こういう態度じゃいかぬというのです。労政にしても基準にしても、労働省の仕事というのはそういうものを犯さないように予...全文を見る
○石母田委員 ぜひそうやってもらいたいと思う。それを受けて基準局でも——よくわれわれが行くと監督するところがたくさんあって、何か年間の重点監督というのがある。金融機関については特にマークしてもらいたい。きょうは時間がないから言わぬけれども、私のところへ来ているのは千葉銀行、これは...全文を見る
○石母田委員 なかなか返事はいいのだな。だけれどもこういうことがあるのだよ。相模原労働基準監督署、これは神奈川県にある。これがいま申し上げた横浜銀行の管轄だ。その管轄の関係支店から招待を受けて、二月七日、厚木の謝朋殿というところで五万五千円ばかりのいわゆる飲み食いをやっているのだ...全文を見る
○石母田委員 この謝朋殿というのは横浜銀行の厚木支店の地下なんだ。つまり横浜銀行の子会社が経営しているのだ。そこの地下へ行っているのだ。だから相模原の管轄の支店の摘発がないということは偶然かどうかわからぬよ。しかし常識で考えれば、あなたが先ほど言ったように、一般的にそういうことが...全文を見る
○石母田委員 とても注意ぐらいでは済まぬ。しかしあなたたちは事実を知らないのだから、領収証もあるし、おみやげ代六千円、領収証五万五千六百九十八円、渕野部支店が負担したのが一万三千六百九十八円あるのだから、こういうことで注意くらいで済むと思うかどうか。これはきょうは私、時間がないか...全文を見る
○石母田委員 時間が参りましたので、最後に大蔵省にまとめて返事をしてもらいたい。  こういうことをずっと見てまいりますと、やはり銀行の過当競争というか何というか知らぬけれども、非常に私ども考えられないような労働条件と労働環境なんだね。ですからまず一つとして、ボーナスになってくる...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
05月29日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○石母田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいまの政府の答弁だけでははなはだ不十分でございますので、特別に発言したいと思います。  もともとこの薬事法にこうした事項を盛り込むことについては、法になじまないものとして共産党は反対してまいりました。むしろこうした...全文を見る
○石母田委員 終わります。     ―――――――――――――
○石母田委員 時間がございませんので、私はきょう寝たきり老人の移動入浴車の問題についてだけ質問したいと思います。  私、昨日寝たきり老人の方々の状況を視察してまいりました。また移動入浴車が使われている鎌倉市にも行って、実際にその使用している状況を見てまいりました。その中で、この...全文を見る
○石母田委員 そのいまのお答えは、恐らく三月十八日の参議院で小笠原貞子議員が質問したことに対する答えの中の財団法人のことだと思いますが、これは国の補助は一銭もないわけでしょう。
○石母田委員 そうだと思います。だから自動車については出してないわけだね。私が言っているのは、いまあなたが言われた浴槽の給付なんだけれども、これは四十七年度からやって、たとえば実際に使われている状況を私調べてみたのです。そうすると、あなたたちの報告でも、昭和四十七年度は四百四十五...全文を見る
○石母田委員 そういう点で、もう一つ身体障害者の福祉モデル都市ですね。この認定事業の中に移動入浴車が入っているわけです。寝たきり老人の中にも障害者の手帳をもらっている方があるわけですから、この福祉モデル都市に指定したところでは、もし自治体が望むならば、国から一千万、あるいは県や市...全文を見る
○石母田委員 具体的に、この間新聞で見ますと、幾つかの都市が、三十都市ですか、内定とかなんとか書いてあったのですけれども、たとえば私の住んでいる横浜は、これは正式にモデル都市に決定したわけでございますか。
○石母田委員 そうすると、たとえばこの横浜で、こういう移動入浴車を含む事業をやる――幾つかの事業がありますから、限られた予算の中でこういうものをやるということは、何か届け出が必要なのですか。
○石母田委員 ちょっと答弁が先走っているようですが、私が聞いているのは福祉モデル都市なんです。あなたの言うのは、五十年度のいわゆる老人の明るい町づくりの推進何とかというのでしょう。別なんですよ。ですから私の聞いているのは、もし横浜がモデル都市になったとすれば、その移動入浴車という...全文を見る
○石母田委員 そうですが。横浜のは入っているのですか。指定したわけでしょう。これから出るのですか、それとも……。
○石母田委員 指定じゃなくて、指定になったときに認定の計画があるでしょう、認定事業。その中に一般的には移動入浴車が入っているわけでしょう。その中から五千万とか一億とか出してこの事業をやろうという計画書を添付するというふうに私は聞いているのですよ。その中に移動入浴車というものは、た...全文を見る
○石母田委員 それから、今度の老人のための明るい町づくりのこの問題については、それも移動入浴車というのは、モデル都市のようには決めてはいないけれども、もちろん入れても構わないし、それは自治体に任せる、こういうことですか。
○石母田委員 そうしますと、もう一度冒頭に返って、このような障害者としての老人とか、あるいはまた病気でないけれども寝たきり老人、まあ代田さんなんかそのケースなんですけれども、そういう人たちに対する移動入浴車の普及、研究、そして何らかの国の補助というものが非常に必要なんじゃないか。...全文を見る
○石母田委員 ついでに私は、きのうの調査の中で得た調査をお話ししたいと思います。それは、寝たきり老人の介護をする方ですね。この介護者のアンケートを見ますと、五十歳から六十九歳、五十代、六十代で六〇%を占めているわけなんです。この中で、妻とか嫁とかという家族の方が当然介護者になって...全文を見る
○石母田委員 最後に、そういう点で、メニュー化というような形で、たとえばモデル都市の問題を見ましても一千万しか国が出さないけれども、認定事業の方はたくさんあるわけですよ。それで五千万以上やれとかなんとかいうふうに出てくるわけですけれども、それが予算の安上がりのための施策にならない...全文を見る
06月03日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第19号
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○石母田委員 私は、きょうは官公労のスト権の問題を中心にして質問を行いたいと思います。  先ほどからの政府の答弁の中にもありましたが、三十一日、国鉄に対する大量の処分、こうした処分とストの繰り返しを今度で打ち切りたい、こういう決意でいるということを言われました。私はその繰り返し...全文を見る
○石母田委員 全く大臣らしからぬ、政府の代表らしからぬ答弁であります。問題の本質は、第一この大量処分はどういう根拠によってなされているのか、適用条項は何であるか、これを答弁願いたいと思います。
○石母田委員 条項を私の方から言いましょうか。公共企業体の関係法は第十七条と第十八条、この問題ともう一つは、事業法の中で日本国有鉄道法の三十一条、それから鉄道営業法の二十五条というふうな適用をされておると思いますけれども、どうでしょう。
○石母田委員 この条項が適用されているから、これまですでにたくさんの人々が処分を受けております。特に政府が、こうした労働基本権に問題があるということで公務員制度審議会に諮問して、公務員のスト権の問題も含めまして、労働基本権あるいは公共企業体の問題を含めまして、そうした検討がなされ...全文を見る
○石母田委員 七十八万六千五百八十七人という人々がこの四十年から四十八年の間に処分を受けておるわけです。  同時に、国家公務員の懲戒処分数はこの期間どのくらいになっていますか。
○石母田委員 このように政府がこの問題について結論を出していない、責任を明確にしていない。そしてその問題を制度審議会なりその他に諮問している。こういうふうに解決が延ばされている間にこうした大量の処分が行われているわけであります。しかもこの処分者は、中には退職金ももらえない、あるい...全文を見る
○石母田委員 大臣、答弁してください。いいですか。いま言われたように、スト禁止の法律がなければスト違反の問題も起きない。つまり処分も起きない、こういう事態なんです。この法律を改正するかどうかということは政府の責任でしょう。そうでしょう。その政府が結論を出すために制度審議会とかその...全文を見る
○石母田委員 大臣ともあろうものが、私の質問をよく聞いてくださいよ。そんな書いたものを読むのではだめなんだ、違った質問をしているのだから。  私の質問しているのは、いま局長が言ったように、ストライキの処分が出るというのはスト禁止の法的なものが決められているからだ、そう言っている...全文を見る
○石母田委員 まだよくわからないのですね。いま佐藤元首相は亡くなられたけれども、昭和四十年に諮問した内容というのは、この労働基本権に関する意見を求めたいという内容の中にはもちろんスト権も入っているわけですね。そうでしょう。そのスト権の問題というのは、いまいろいろな国公にしても何に...全文を見る
○石母田委員 じゃもう一回聞く。何遍聞いてもそういうことでは。この問題というのは、争議行為を禁止しているという、それを改正する、認めるのかどうか、つまりそういう法律に改正するのか、削除するのかどうか、こういう問題が一番大きな問題でしょう、諮問している内容は。だからスト権という問題...全文を見る
○石母田委員 じゃ、もう一言聞いて……。  悪循環を断ち切るのに、いま言った処分をした条項を変えることなしに、法律を改正することなしにできるのかどうか。できるとかできない、それなしでできるならできる、できないならできない、これだけ言ってください、大臣。これは局長はもういい。答弁...全文を見る
○石母田委員 どういう結論が出るかぼくは言っているのじゃないのだ。問題というのは法律をいじるような性質の問題ではないか。諮問しているのはそういうことなんですよ。それまで否定するの、あなた。どういう結論が出るかなんて言っているのじゃないのだ。一体そんなことぐらい国会で言えないのかね...全文を見る
○石母田委員 もうこれは意識的だと思うから、時間のつぶしになるから、じゃ今度は局長に聞く。あなたがさっき、処分者が出なくなるのは、いまのスト禁止の条項、法律だね、それがなくなれば当然違反するということは、該当がなくなるわけだからそれはなくなるでしょう、こう言いましたね。それは法律...全文を見る
○石母田委員 そうでしょう。それで、そこまでいったら今度は、先ほど言った長い間続いているこの悪循環を断ち切るということを言われたけれども、それはいまあなたの言うその法治国家という法律の根拠をどうするかという問題でしょう。それとも全然それに触れないで解決するという方法はあるの。そう...全文を見る
○石母田委員 じゃ大臣、これはもう時間がないからもう一回聞いて……。  あなたたちが解決するという中に、先ほどの法律改正というものは全然含まれない解決のことをいま考えているのかどうかという質問なんです。
○石母田委員 これはもう質問を保留しよう。これは公制審をやったって、そうやって三論併記でくるわけでしょう。当然のことなんだ。この性質から言って、ああいう公制審でそういう問題の解決ができるなんていうものじゃないのです。問題はその法律をなぶるかどうかという問題で、八年前に公制審に投げ...全文を見る
○石母田委員 これは刑法上から言っても非常に重大な問題なんですね。刑事立法の点から言っても、こうしたたとえば共謀というような性質のものは、予備の段階で、予備罪なんですね。実行行為が行われていない。こういう予備罪が独立の犯罪として取り締まれる、こういうものは、いま調べによりますと、...全文を見る
○石母田委員 十七条一項にないの。
○石母田委員 いや、罰則と言うけれども、共謀だよ。共謀、あるだろうが。
○石母田委員 あなたの見解を聞いているのじゃなくて事実だけ聞いたんだけれども、まあ語るに落ちる。そういういまの考え方なんですよ。驚くべきことですよ。国家の秩序全体を破壊するというようなものであるとかなんだとかいうならまた別ですよ。重大犯罪なんでこれはやむを得ない、あたりまえのこと...全文を見る
○石母田委員 いま国家公務員法の問題について答弁されたように、こういうことがついているのはあたりまえだというような話なんです。一貫してこれがいままでの自民党政府の考え方。まさに重大犯罪並みに同じようにストライキ権というものを犯罪視しているということが明確にあらわれていると思います...全文を見る
○石母田委員 総理府の方もいまの答えでいいか。事実だけでいいんだ。
○石母田委員 道正さん、いまの答弁が模範答弁だからまねしなさい。そんな当否がどうかとか論ずることがいいとか悪いとか、よけいなことを言うんじゃないんだ。  それで、国会でそれは決めた、あるいは合憲であるとかという意見もある、違憲であるという意見もある。これは両方あるんだ。いまその...全文を見る
○石母田委員 これから不当に除外してきたのがこのマッカーサーの書簡であります。それに基づいて法律を改悪して、こうした不当なスト禁止の条項を入れ、さらに重大犯罪並みに先ほど言った予備罪まで入れてきたというのがこれまでの自民党政府がやってきたことであります。こういう点で、さらに、この...全文を見る
○石母田委員 あなたたちもう少し勉強してください。アメリカでは連邦レベルでスト権を否定されたところも確かにあります。しかし先ほど言ったように、七三年末までにペンシルバニア、バーモント、ハワイ、アラスカというようなところでいまどんどん解除されていますから、趨勢としてはそういう方向に...全文を見る
○石母田委員 それから最後に、私は、この公労協、公共企業体の関係だけがいま閣僚協の議題になっている。あなたたちは非現業の問題については一体結論を出さなくてもいいのかどうか、この問題についてはどういうふうに考えておるのか、お聞きしたいと思います。
○石母田委員 そうしますと大臣、これは所轄ちょっと違うけれども、三木内閣を代表して、そうすると非現業の方は公制審はああいう形になっているから、もう全然検討しない、現行法でやるのだ、こういうことですね。
○石母田委員 もう一つ。  それじゃ幅を広げてどうですか。いま公務員についてはいろいろの団体交渉権その他についての制限があるわけでございますね。そういう問題を含む労働基本権について現行法のままでいく、そういう同じ意味ですか。
○石母田委員 きょう官公労のいろいろのスト権の問題を出しましたが、この問題に対して、不当な処分は、やはり占領制度の遺産として、改めてきょう確認された法的な根拠を理由にして行われているわけであります。したがって、私は、そうしたものを直ちに撤回すべきである、政府は直ちに結論を出して、...全文を見る
○石母田委員 これできょうの質問を終わりますけれども、非常にきょうの答弁は私は不満です。内容を聞きますと、けさの新聞に、これ以上の答弁はきょうは政府はしないようであると書かれてあるが、そのまま書いたものを読んだだけだということで、私たちのこうした真剣な質問に答えない。こうした三木...全文を見る
06月05日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
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○石母田委員 私は、きょう無認可保育所の問題について質問したいと思います。  特に無認可の中には御承知のように特定の保育をやっているために認可を得られないものと、認可の基準に施設等が達しないということのためにやむなく無認可というふうになっているのと大別して二つあるといわれており...全文を見る
○石母田委員 それじゃちょっと簡単過ぎるんだな。いま言うような深刻な状態にある状況をつかんでいるかどうか、どうですか。
○石母田委員 具体的な数字もわからぬと言うのですけれども、こういう調査はやったことがあるのですか。
○石母田委員 その数年前というのは、四十二年に全国的に要保育児童の施設を調査していますね。そのときですか、それともその後ですか。
○石母田委員 今後そうした調査をやる意思がありますか。
○石母田委員 大臣、これは公立の保育所を早急につくっていけば一番いいことなんですけれども、毎回言われて、実際にはこれはなかなか大変なことなんですね。したがって、やむを得ずそうした無認可の保育所というところができ、また、そこに子供を預ける人もたくさんふえている。また、そこで経営した...全文を見る
○石母田委員 さて、先ほどからいろいろこの無認可の解釈について言われておりますけれども、この無認可保育所というものについて政府は一体どのように評価しているのか、位置づけているのかということについてお伺いしたいと思うのです。
○石母田委員 あなたは、六十六国会での小笠原参議院議員に対する政府の答弁というものは知っていますか。その政府の答弁によりますと、こうしたところで非常に苦労されているということを評価しているわけですよ。そうして、それは社会的なニードがあるのだ、こういうこともはっきり言っているのです...全文を見る
○石母田委員 この無認可の保育所に対していま助成とか国としてめんどうを見るつもりはないというようなことを局長が言われたけれども、私は納得できません。いま無認可の保育所に対する助成あるいは補助、いろいろな形での援助ということを行っているのが東京、埼玉、千葉、静岡、長野、愛知、三重、...全文を見る
○石母田委員 いまこれだけやっているんですよ。これはあなた、いわゆる革新自治体というようなものだけじゃないのですよ、いま読んだところは。これの助成をしているあるいは援助しているという理由を全部調べてみたんです。  時間がないから、私はこれを一々読み上げませんが、そういう中で言っ...全文を見る
○石母田委員 大臣に今度。このときはちょうど齋藤厚生大臣なんですがね、大臣、そうでしょう。それでその齋藤厚生大臣は、こういう自治体がどんどん助成するということについては非常に好ましいことであるからぜひ、まあ応援するというような言葉じゃないけれども進めてやりたいというような趣旨の答...全文を見る
○石母田委員 こうした要保育児童でありながらやむを得ず公立等そうしたものに入所できないで無認可に入っているという人たちの保護者や児童の福祉のために一定の助成や援助を行っている、こういうものについては先ほど局長も評価している、都道府県とか自治体の。これは齋藤前厚生大臣もそう言ってお...全文を見る
○石母田委員 そうすると、いまこうした小規模保育所を、設置の認可についていろいろな対策を立てて、そして田中厚生大臣が言われたようにできるだけ認可を促進さしていくという点での努力は非常に大切だと思うのです。  そこで私ども聞いておるのは、三十人、まあ国の基準は人数から言えば六十人...全文を見る
○石母田委員 それも二十人というようなものは何か文書で出ているのですか。実はこれは神奈川県に聞いたら、そういうものが文書で出ていないために実際にそうなっているのかどうかということが運用についてはよくわからぬ、こういうことなんで、その点確かめておきたいと思います。
○石母田委員 これはいまの小規模の認可については非常に大切なことなんですね。三十人でも先ほど言ったような形でなかなかむずかしいというところから、実情に合わせるために二十人という問題は出たのだと思います。もしそういういいことを前進させるためには、ぜひ私、大臣、やはり一定の基準ですか...全文を見る
○石母田委員 御承知してないから、私は神奈川県に直接聞いて言っているのだから、余り主観的にならないでください。  それから時間がございませんで、非常に残念なんですけれども、この五十八条あるいは五十一条という法律が現にあるわけですから、この問題についていろいろ運用上皆さん見解があ...全文を見る
○石母田委員 この小規模保育所の問題について、もう一つ私は、ぜひこの方から認可を促進させるための具体的な援助として、資金融資の援助だとかそういうものが三十七年の中央児童福祉審議会の中間報告に出ています。これはもちろん小規模だけじゃございませんけれども、無認可保育所という問題でです...全文を見る
○石母田委員 この点は今後も強化してもらいたい。  特に、いま大蔵省の方、来ておられますか。
○石母田委員 一言聞きたいのですが、厚生省が家庭保育室ということで、四十九年度の予算で概算要求で一億三千六百万要求したことがありますけれども、この際これが大蔵省によって削られたわけですね。削った理由の中に、制度上の問題でこういうことは相ならぬということで削ったのか、それとも何か政...全文を見る
○石母田委員 もう時間がありません、二つだけ。  一つは大臣に、そういうことですけれども、かつてそういうふうに概算要求したこともありますし、それから今後、一律にどうのこうのという問題がいま出ましたけれども、やはりこの無認可の中には、非常に認可に近いまでのところで若干の基準が足り...全文を見る
○石母田委員 だから、その認可基準に合わせるように援助するということを指導しなければならぬということになっているのだから、その点はぜひそういう点で検討していただきたい。大臣、これは認可基準に合うようにさせるということなんだから、させるように援助しなければならぬでしょう。
○石母田委員 質問を終わります。
06月17日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第22号
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○石母田委員 私はきょう全国一律最低賃金制を中心といたしまして質問したいと思います。  初めに、先ほども話がありましたように、この問題につきましては、野党四党が共同で法案を作成いたしまして、三月二十五日社会労働委員会で趣旨説明が行われました。会期が大幅に延長になり、その会期もあ...全文を見る
○石母田委員 もう一つ賃金の、特に現行の最低賃金法で決められている最低賃金の種類を、地域は大体わかります、地域、業種別、数を教えていただきたいと思います。
○石母田委員 もう一つは、低賃金労働者が非常に多いと先ほどから言われておりますけれども、五万円以下の賃金は、この間私の質問に対する答えでは四十八年度しかなくて五百二万人、一七・七%、こうなっておりますけれども、その後の数字はわかりませんか、これでよろしいですか。
○石母田委員 黒川参考人にお尋ねしたいのですが、先ほど「賃金の分散度の比較」という第六十一表という資料をいただきました。先ほどの先生のお話で、日本の賃金の構造が下ぶくれである、そしてヨーロッパ各国の中ぶくれというんですかの賃金に対してそうした特徴を持っているということを言われまし...全文を見る
○石母田委員 政府にお尋ねしますが、日本の傾向として低賃金層が賃金の中では非常に多い、下ぶくれ的な傾向だということについては政府はどういう認識を持っておられますか。
○石母田委員 大臣にお尋ねします。  これも再三お尋ねしていることですけれども、現行法が制定されてから十数年たつわけですけれども、それにもかかわらずこうした膨大な低賃金労働者、特に先ほど五万円以下の労働者が五百万人以上いるというこうした事実の中で、この現行法によってはこうした低...全文を見る
○石母田委員 姿勢を聞いているんじゃない。これもこの間の答えと同じなんです。前向きの姿勢で当たります。そこで、ここで私、前向きとか下向きでないんだというふうに言うと、またこの前の答弁の繰り返しになりますから、単力率直に、解決されていないということは事実じゃないのか。だからこそあな...全文を見る
○石母田委員 依然として、現在のそういう低賃金労働者がたくさん長期にわたっているということ、現行法がそれが解決になっていないという事実がその存在を示しておると思います。  さて、私は、そうした問題で先ほど使用者側の山王丸参考人のお話でしたと思うのですけれども、福島の例で、私ども...全文を見る
○石母田委員 そうすると、政府は、私どもがよくパートや家内労働、いろいろな問題で雇用関係が非常に——ほかの問題ですよ。たとえばいろいろ適用の問題なんかで雇用関係が明確じゃないということをしばしば理由にされて拒否される例が多いのですけれども、先ほどのような形態というのも、これは例外...全文を見る
○石母田委員 そういうきわめて例外的な例を取り上げての議論でありまして、それを聞いておりまして私は、それならば、じゃ、一般的な労働者については全国一律最低賃金制の問題というのはかえって適用しやすいんじゃないかという論理もあの話から伺ったわけであります。  そこで、私は黒川参考人...全文を見る
○石母田委員 今度の四党案の作成の過程で非常に論議をし、私どもが一致させた点というのは、決定基準の問題であります。これは第三条の問題ですが、ここの中では生計費を基本としているということを明確に規定しているわけであります。私どもが最低賃金という場合は、先ほどから再三申し上げているよ...全文を見る
○石母田委員 下村参考人にお尋ねしたいのですけれども、中小企業の立場から申しますと、なかなか全国一律最低賃金制が受け入れにくいということは、その一つの理由の中に、全国一律最低賃金制にすると、大幅に金額が上がって支払い能力からいってきわめて大変な事態になるということが一つの大きな理...全文を見る
○石母田委員 もう一つ、下村参考人にお尋ねしたいのですけれども、私どもが中小企業の方々からいろいろ御相談を受ける問題の中には、特に下請単価が非常にたたかれて割りに合わぬという苦情とか、あるいはまた最近の不況の中で仕事がどんどんなくなっていく中で、大企業の系列のある一部分のところに...全文を見る
○石母田委員 この、最低賃金制の問題で、私どもが全国一律最低賃金制を要求し、あるいはまた労働者の方々、労働組合の方々が要求しておるのは、決して労働者の低賃金を克服する、直していくというだけでなくて、それだけを考えておるのじゃない。つまり中小企業の方々が安い賃金を利用されて大企業な...全文を見る
○石母田委員 そのとおりだと思うのです。最低賃金全部一方的に押しつけられたらそういうことになる。だからこそわれわれは、この下請単価、大企業の横暴、大企業のもうけを抑えるということが前提になければこういう全国一律の最低賃金制なんて実施できるものじゃない。現在の中小企業経営の深刻な原...全文を見る
○石母田委員 最後に、これまた黒川参考人にお尋ねしたいと思います。  それは、先ほどからの論議の中で、特に中小企業に対する、これが実施された場合の影響ということが問題になっているわけです。この点については、実施に当たっていろいろ配慮しなければならない点がたくさんあると思います。...全文を見る
○石母田委員 以上、非常に短時間の質問でありましたけれども、全体としてやはり現行法が依然として低賃金を解決してない。日本の中で、大正九年の第一回メーデー以来、最低賃金制のスローガンが掲げられてすでに半世紀を超えておるわけです。こうした問題の中で、現在の業種別、地域別というような賃...全文を見る
06月19日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第23号
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○石母田委員 きょうはきわめて短い時間ですので、答えの方はイエスかノーかという形で簡潔に答えていただきたい。これを最初に要望して、リジンの問題について質問したいと思います。  私の住んでおります神奈川県におきましては、学校給食用の小麦粉にリジンを添加したものは使わないということ...全文を見る
○石母田委員 それで東京都に聞いてみましたところが、給食課長の答弁によれば、東京都が使わない理由はいわゆる東京都においてはリジンを添加したものを使うほどリジンが不足してない、こういうことと、それから三十九年から四十一年の間いろいろ学童を対象にして調査した結果から見ると、その効果が...全文を見る
○石母田委員 いいです。これはちょっと後で聞きますから。その意見の食い違いの根拠のことを言おうとしているのでしょうけれども、それは後で聞きます。  それで次に、愛媛県の方は私の承知しているのでは主として安全性、つまり発がん性の物質が含まれていたという問題、それで即時中止、あるい...全文を見る
○石母田委員 神奈川県におきましては、そういうことで中止の問題で文部省の方の承認といいますか、了解を得るということで申請を出しているというふうに聞いておりますけれども、文部省としては神奈川県がいまとっている、県の衛生試験所ですか、そこで調査の結果が出るまでこれを使用しないというこ...全文を見る
○石母田委員 それで十三日の各紙の報道ですか、私のところにあるのは読売ですけれども、これで見ますと、現在その安全性について文部省が日本食品分析センターに分析を依頼している、委託しているというふうに出ておりますけれども、これはこのとおりですか。
○石母田委員 これはその理由には納得できない。すでに新聞では日本食品分析センターに委託していると書いてあるけれども、これが事実であるかどうかについても答えられないということですか。そんなに秘密にすることですか、新聞には出しておいて。
○石母田委員 じゃ、事実だということはこういうことですね。そうしますと、この結果は早急に出さなければならぬというふうに思うのです。それでこの文部省としての結果は、これは分析センターに委託したものがいつ公表されるといいますか、文部省で発表する予定ですか。
○石母田委員 近日中というのは、これまた新聞報道であれですけれども、今週中とか二十日前後。私の得た情報によりますと、明日発表されるということですけれども、これはおたくの方の関係の方から聞いたので、明日発表されるということは事実ですかどうかお伺いします。
○石母田委員 この安全性の問題にもともとその根拠となっているデータの一つは東京大学の講師である高橋晄正氏の分析データ、さらにこれの基礎になっているのは国立公衆衛生院の衛生薬学技師である白石慶子さんの分析データ、それから郡司さんという方が、これは神奈川県の近くに住んでおりまして、こ...全文を見る
○石母田委員 それで文部省としましては、この高橋晄正氏や白石慶子さんの分析されたデータをとって、そうしてそれについて信憑性といいますかそういうものについて調査しているわけでございますか。
○石母田委員 御承知のように、この発がん性物質が、ベンツピレンが含まれる危険性というのは、この製法、つまりリジンをどのようにしてつくるかということで、発酵法と合成法ということに分ければ、合成法ということになりますと、どうしても含まれる危険性が多いものである。また発酵法におきまして...全文を見る
○石母田委員 そして、こういう製法は、つくったものを見て、これが合成法によるものか、発酵法によるものかというのは、あなたわかるのですか。
○石母田委員 この製法は現在用いられていない、あなたたちはこういうふうに言われておりますけれども、そういう調査の結果そうなっているのですか。これは厚生省も文部省も含めて、どちらでもいいです。
○石母田委員 この四つのつくっている会社、このうちで一番シェアの高いのは協和醗酵と味の素、この二つですね。
○石母田委員 この協和醗酵と味の素に聞いてみたのです。そうして協和醗酵でつくっているリジンというのは動物の飼料用で大量生産でつくっているものですよ。これは動物をどんどん太らせるのにつくるのだ。それをいま使っているのです。それを最近合成法でやっていたのだ。ところが、石油化学の原料が...全文を見る
○石母田委員 その程度なんです。いま厚生省に私は聞きたい。厚生大臣、いいですか。いま学校給食用に発がん性の物質が入っているかもしれない。その信憑性はわれわれもよくわからぬ。これはよく調べてもらいたいのだ。ところが文部省でしょう。どうしたってこういう安全性ということになれば、食品衛...全文を見る
○石母田委員 最後に、いま国立の衛生試験所に特に分析を依頼しておるということですが、その結果を、できるだけ早く出した方がいいと思いますが、その結果を大体どのくらいをめどにして——その間、こうした不安が非常に大きく増大いたしておりますので、その間の処置については、文部省と十分協議し...全文を見る
○石母田委員 いまの方向ですから、文部省もよくそれを体して、あしたの発表いかんにかかわらず十分慎重にこの問題を取り扱っていただきたいということを要望して質問を終わります。
06月26日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
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○石母田委員 きょうは私はきわめて短い時間でございますけれども、救急医療体制の問題について二、三質問したいと思います。  それは最近救急医療体制の問題で非常に問題になっておりまして、特に急病患者の搬送問題で、いま御承知のように消防が担当しているわけであります。私が住んでおります...全文を見る
○石母田委員 いまお答えがありましたように、救急出場の方は五年間で一・六、七倍伸びているわけです。火災の方は若干四千件ほど伸びているという程度のものです。しかも、この横浜のデータによりますと、急病が救急出場件数では六〇・四%それから搬送人員で見ますと五九・〇%となっていますけれど...全文を見る
○石母田委員 全国の統計ではないかもしれませんが、時間別の救急隊の出場状況を見ますと、横浜で一番多いのが二十一時から二十二時、それからその次に多いのが二十二時から二十三時、つまり深夜に及ぶような状況のときが一番急病においては出場回数が多いことになっております。これで見ますように、...全文を見る
○石母田委員 これによりますと、三十五条の五ではこの救急の業務は政令で定める市町村が行うことになっているわけであります。そして、第二条の九項目において「救急業務とは、」こういうものだというふうに書いておりますけれども、消防法の目的から言っても、主としてこれは災害あるいは治安上の問...全文を見る
○石母田委員 先ほどのデータから見ましても、急病がどんどん増加する、利用者の中にもサービスというようなことで非常に利用度が高くなる、この実情の中で今後その需要といいますかそれにこたえられるような体制が非常に困難になってくるという状況が予想されるのではないかと思います。そのときに、...全文を見る
○石母田委員 これは今後の問題としてぜひ検討していただきたいのですが、果たしてこのままの体制でやり切れるかどうかということは、地方の財政上の問題でもいろいろあると思います。  きょうは時間がございませんので、その点はぜひ検討していただくということにして、私どもも横浜の消防の方と...全文を見る
○石母田委員 いま三つの点で問題点が挙げられたわけです。その中で第三番目に言われた点で、情報の正確な把握ということですけれども、結局搬送しても受け入れ先がない、行っても、その情報が不足していればたらい回しといいますか転送といいますか、横浜の例でも一番多いのは五軒回ったという実例も...全文を見る
○石母田委員 そのシステムについていろいろまた意見がありますけれども、これは後にしまして、次の問題点である搬送の途中においてやはり医療知識のある者がいないために非常にいろいろな問題が起こるということで、いま消防署としては独自にその教育とか知識を取得するための研修などで教育されてい...全文を見る
○石母田委員 そういう認識で、ぜひ具体的な処置を、消防庁ともその他相談の上とっていただきたいと思います。  私の聞いた範囲内では、先ほどの東京都の消防庁が実施していると聞いたのだけれども、実施かどうか知りませんけれども、救急車の中の救援隊と受け入れる病院との間に電話で、その受信...全文を見る
○石母田委員 それは二十四時間受け入れ可能なものですか。その体制を整えている、あるいはそこに病人を収容できるという内容のものなんですか。
○石母田委員 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  いま、先ほどから申し上げましたように救急医療体制の整備を非常に急がなければならぬということで、脳血管疾患や心疾患の問題についていまお伺いしましたが、いまのような暫定的な処置と同時に、根本的にはやはり、休日夜間診療所を、いまや...全文を見る
○石母田委員 質問を終わります。
07月01日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○石母田委員 私は、共産党を代表いたしまして、先ほどの四党共同の質問に対する政府のお答えをいただきましたが、それに若干の補足的な質問を行いたいと思います。きょうはきわめて限られた時間でございますので、御答弁はできるだけ大臣に、そうして簡潔に行っていただきたいと思うのであります。 ...全文を見る
○石母田委員 先ほどのお答えの中に、就労者の年齢や体力を理由に現行事業から排除することは考えておりませんという大臣の答弁がございました。このことは、さらに健康診断、所得制限の問題で、これまた昭和四十六年五月十八日の参議院社会労働委員会におきまして、遠藤政府委員が次のように答弁して...全文を見る
○石母田委員 余り当然のことは当然と言わないで、こちらの趣旨も体して、きわめて短いから、そういうところを大臣はよく考えて答弁していただきたいと思います。  それからもう一つは、賃金の問題で、先ほど賃金並びに臨時の賃金についても大臣の方から答弁がございました。それについても昭和四...全文を見る
○石母田委員 ですから、先ほどの答弁と同じになりますから、そこの適正な賃金というのは、これまで野原大臣が答えたようなあるいはまた附帯決議にあるような方向でやるのかどうかということを大胆に、ただそうだと言ってもらえばいいのです。よろしゅうございますか。
○石母田委員 それでは現在の問題について二つほどお答え願いたいと思います。  一つは、いまの日雇い労働者が、非常に就労日数が少なくなっているために、現在の雇用保険法でも決められている二カ月で二十八日という就労がなかなか印紙が取れないということで、実際にはこれは私どもの横浜の港湾...全文を見る
○石母田委員 これはむずかしい問題だけれども、実際にはそういうことで非常に困っているから、大臣、この問題については何らかの措置を十分検討してくださるように、まず大臣の決意を聞きたいと思います。
○石母田委員 最後に、いま非常に失業が深刻な状況になっていることは先ほどの共同質問の中にありましたけれども、このために仕事をどんどんふやすということで地方自治体などが公共事業をふやしたりあるいは高齢者のための事業をやっている。こういう問題について政府としての援助を何とかしてほしい...全文を見る
○石母田委員 それでは先ほどの共同質問に答えられた、また私の質問に答えられた方向で積極的に失業対策の問題に当たられるよう心から要望いたしまして私の質問を終わります。
07月03日第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
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○石母田委員 きょうは七十五国会の最終の厚生の一般質問の日でありますので、いままでいろいろお聞きしたがった幾つかの点についてまとめて御質問いたしますので、しかもきわめて限られた時間でございますので、特に医務局長の答弁においては簡潔にお答えいただきたいことをあらかじめお願いしておき...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、この二百四人のほかに、厚生省として、いま全国的に患者が分布されているようだということですが、その実態の把握はどの程度なんですか、これからの仕事ですか。
○石母田委員 それから、いままで検討されていたところへのこうした問題ということですが、これまでの検討あるいはこうした発表などを含めまして、三角筋の注射がきわめて危険で、太ももよりも危険じゃないかというような問題、あるいはまた整形外科医長などの学会における報告などはかなり重視すべき...全文を見る
○石母田委員 いまそういう障害を受けた方の話だと思いますけれども、もう一度繰り返して聞きますが、こうした三角筋の注射は、このまま続けますとどんどん患者が新たに生まれることが予想されるということで、こうした中止を警告したということを整形外科医長も言っておるのですけれども、今後のそう...全文を見る
○石母田委員 医務局長、改めてお願いしますけれども、簡潔にお答え願いたいのです。私はどこに注射をしたらいいかということを聞いているのではなくて、三角筋の注射は中止すべきだということについてどうかという質問に対しましては、いまあなたのお答えでも避けた方がいいという方向で、ほかのとこ...全文を見る
○石母田委員 それでは、もう一つの問題に移りたいと思います。  それは、けさの明け方になりますか、参議院の本会議で、私どもも提案者の一人になっております義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休業に関する法律が成立いたしました。これに伴っ...全文を見る
○石母田委員 母体については職種とかその他の問題でいろいろ差別があるわけじゃございませんから、こういう人々の保護ということでこうした制度が考えられているわけであります。  そこで、この制度の適用対象者中、保健婦については全体ではないというような話も聞いているわけでありますけれど...全文を見る
○石母田委員 その際、この法律案に対する附帯決議が出されておりまして、その三項の「育児休業制度適用対象者中、保健婦等の範囲について将来拡大の方向で検討を加えること。」この一つがありますので、いまこの方向で検討されるというお答えがあったと思います。さらに四項で、「政府は、民間におけ...全文を見る
○石母田委員 その当否については私は申しません。  それでは、さらにもう一つの問題についてお伺いしたいと思います。  それは、後で野党四党の共同質問で看護婦全体の問題についていろいろ御質問があると思いますので、それと別個に、私のきょうお伺いする問題は、看護婦の養成と同時に、こ...全文を見る
○石母田委員 先ほどの担当の方に聞いたならば、こういうふうに長くかかっていることはどういうわけかわからぬということで、厚生省に届いてからもっと早くできるはずだということで、あるいは保健所で受け付けたところでたまっているのではないかというようなお話もあって、いまの医務局長の答弁は非...全文を見る
○石母田委員 これも後で御質問ありますのであれですけれども、養成所とか養成の学校で、年齢とかあるいは独身者に限るとか、全寮制でなければならぬというようないろいろな制限をしたところが多くて、実際には既婚者であるとか、そういうような年齢が高い人たちが入ろうと思ってもなかなか看護婦にな...全文を見る
○石母田委員 一律にやれとかなんとか、すぐあなたは極端な方向で言いますが、私は決してそんなことを言っていないので、そういうことの年齢の制限とか、独身者に限るとか、全寮制ということになれば、これはどうしても特定の限られた人になりますから、やはり職域を広げようという意味で、そうした制...全文を見る
○石母田委員 次に私は、ハンセン氏病の対策の問題について二、三お尋ねしたいと思います。  私もハンセン氏対策の議員懇談会の世話人の一員でありますので、この間も全愚協の皆さんやあるいは所長連盟の方々ともいろいろお会いいたしまして、現在の対策がまだまだ非常におくれておるということを...全文を見る
○石母田委員 私は、この人たちのお話を聞いて愕然としたのですけれども、たとえば歯科というところは一般の医師はなかなかやってくれないというので、遠く全生園にそういう医者がいらっしゃるので、そこまで通ってきて、そして高いお金を出す、あるいは通院費なんというものについてもいろいろ負担が...全文を見る
○石母田委員 最後に大臣に。いまの医者の問題もそうですが、定員法の削減のために定員をふやせないということらしいのですけれども、こうした施設においてどうしてももう一名定員をふやしてくれれば医者はいるのだということも具体的に言われているわけなんですよ。そうした問題については個別によく...全文を見る
○石母田委員 それと、やはり全体の偏見が非常に強い。これはおわかりだと思いますけれども、この問題をなくす上でも、これは私どもも努力しなければならぬけれども、特別に政府や厚生省としても努力していただきたいということも、あわせて御答弁願いたいと思います。
○石母田委員 質問を終わります。
11月13日第76回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○石母田委員 私はきょう、中医協の中断によりまして診療報酬の適正な引き上げが非常におくれている、このために重大な影響が出てきている、この問題について政府の見解をお尋ねしたいと思います。できるだけ大臣に質問いたしますので、大臣が簡潔に答えていただきたいと思います。  最初に、この...全文を見る
○石母田委員 その場合の早くという場合は、当然年一回の改定ということはあそこの中医協でも合意されている事項なので、当然普通に考えれば十月一日からの改定ということ、これまでの合意あるいはこの間の物価高や人件費のアップなどを考えますと、それが常識的な線であろうというふうに考えておりま...全文を見る
○石母田委員 ここにいま厚生省の医務局指導助成課の調べがありますが、たとえば救急指定病院、これの指定を返上する病院がふえている、この一つの実態が、たとえば東京都と神奈川県で言いますと、昨年の四月一日からことしの四月一日までの間に、東京都では五百十二の告示施設が現在五百七に減ってお...全文を見る
○石母田委員 そうすると、現実問題として大体十八日から二十日ごろまでに遅くとも出ないと年内の引き上げ、つまり十二月一日からの改定は不可能だ、こういうふうに理解していいですか。現実問題として、もうそういう事態になっているんじゃないですか。
○石母田委員 年内の引き上げの見通しがほとんど不可能だという状況の中で、すでに二月になるのじゃないかというような話も出ているわけであります。私は、こうした事態を迎えていることについて、政府、またその中でも特に田中厚生大臣の責任はきわめて重大であるというふうに考えているわけです。し...全文を見る
○石母田委員 そうすると、中医協が再開されてもすぐ出せる状況にはないということですか。
○石母田委員 その法的な根拠は何ですか。中医協が再開して、ある程度審議しなければ諮問を出さないというのは、何の根拠に基づいて言っているのですか。
○石母田委員 いまのは、政府が諮問を出す判断を、厚生大臣の判断がそうしているということですね。田中厚生大臣はそうしているんですか。——つまり、中医協で一定の審議が始まってから諮問を出すという時期は厚生大臣の判断の問題だ。だからいま局長が答えたのは厚生大臣の判断かということです。
○石母田委員 あなたたちも知っているとおり、法律では、社会保険審議会及び社会保険医療協議会法というのがありまして、これの第十九条の二項に、「会長は、厚生大臣若しくは都道府県知事の諮問があつたとき、又は委員の半数以上が審議すべき事項を示して招集を請求したときは、その諮問又は請求の日...全文を見る
○石母田委員 まさに中医協をあなたは隠れみのに使っている。そうではないのだ。政府の責任というのは、いわゆる中医協の問題について、答申を出すからとか出さないからとか、そういう見通しがあるとかないとかというだけではなくて、政府としてのこの問題についての基本姿勢はどうなのか、どういう方...全文を見る
○石母田委員 新聞報道によると、あなたが解体でなくて改組だ、それに対して成田委員がそんなことはないと言ってそれを訂正した。新聞を見ているときはどちらが正しいのか私はわからなかった。今度、あなたが発言したと言われる「自民党激励医療問題討議集会速記録」昭和四十八年十一月二十八日経団連...全文を見る
○石母田委員 そうすると、この速記録のその部分をいろいろと読んでおって、いま言った部分はずばり言っているのだけれども、この部分については関知しないというのか、それともこういう態度はもう変えているというのか、それともこの記録は違うというのか、はっきり言ってくださいよ。
○石母田委員 私はそういう意味で、あなた個人にとっても大臣にとってもきわめて責任重大だと思う。したがって、この診療報酬の問題について早急に責任をとって、まとめる。同時に、こうした在野時代の間違った発言という問題については適切にこの処置をして了解を得るということで、いまの中医協とい...全文を見る
○石母田委員 再度、そういう諮問案をきちんとつくって、そして法律に基づいた正常な形でのオーソドックスなやり方を私はぜひお願いしたいと思います。  さて、先ほどの質問の中で言いましたように、年内の十二月一日からの引き上げが大体不可能に近いという見通しのもとで、先ほど緊急融資の問題...全文を見る
○石母田委員 これは一般的にむずかしい問題であると思いますけれども、こういう緊急事態の中で越年というような問題で、ボーナスも払えない病院が出てくるとか、いろいろ出てきた場合に、こうした緊急融資という問題と同時に、こうしたいままででは異例であったかもしれないその方法についてもぜひ検...全文を見る
○石母田委員 めんどうなことはわかっている。しかし、これはそういうふうになれば、たとえばさっきの緊急融資の問題だって有利に解決することは事実なんですね。ですから、あなたたちがやっている、やっていると言っても、年内には解決の見通しが困難だというようなことまでここではっきり言われたか...全文を見る
○石母田委員 その見通しについて局長が、ないみたいな話だったからいま質問したのです。いま大臣に聞いたら少し見通しがあるみたいだけれども、単に努力するというだけじゃなくて、その見通しがあるのですね。十二月中にやれるような見通しはあるの。いまないからということを私は前提にしているんだ...全文を見る
○石母田委員 それじゃあたりまえの話ですよ。金を借りるのだから、そんなことをいまここで麗麗しく発表してもらったって、これはあたりまえです。いま真剣な期日の問題で討議しているんだから、余りあいまいな返事をしないでください。最後に、時間がなくなりましたので、今度の診療報酬の引き上げ、...全文を見る
○石母田委員 終わりますけれども、ちょっと確かめておきたいのは、先ほどの、自民党激励集会で発言したことは事実だけれども、いまは厚生大臣として、法律があるんだからと。それだけれども、先ほどこの中で述べた意見については撤回をされないし、修正もされるつもりはない、いまでも同じ意見だとい...全文を見る
○石母田委員 これは撤回してないということを確認した上で、私はこの問題についていずれまたやります。  最後に、大臣にこの資料を上げておきますから、ぜひ……。
11月18日第76回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○石母田委員 私もきわめて限られた時間でございますので、できるだけ大臣に直接簡潔にお答え願いたいと思います。  初めに私、先ほどスト権の問題でのやりとりを見ておりまして、二、三確認しておきたいというふうに考えます。それは、明確に結論を出す期日については言えないけれども、秋に結論...全文を見る
○石母田委員 その場合に、期待とか努力とかいうようなことではなくて、もうここまで引き延ばしてきたのですから、その場合の結論というのはもちろん専門委員会での結論と同時に、よく言われる与党内、あなた方から言わせれば自民党との調整ですね。これはよく、独占禁止法の改正案については与党内の...全文を見る
○石母田委員 そうすると、当然そういう自民党との調整をいろいろ参考にした上での結論だというふうに理解していいわけですね。  さらに、先ほど民営化は考えていないということをまた再確認されましたけれども、このことは一般的じゃなくて、いま専門委員会の中でも出ている意見、あるいはもし仮...全文を見る
○石母田委員 もう少し的確に質問に答えてください。民営化は考えていないという答弁もあったそうですけれども、その答弁についてはそうでない答弁もあるから、決して民営化は考えていないという政府の答弁は政府の態度ではない、固執した態度というのか、そういう態度ではない、そうでない場合もある...全文を見る
○石母田委員 ですから結論ではなくて、結論を出すときに、政府の、総理が答えた民営化は考えていないという方向で専門懇から出た意見について臨まれるのかどうか、それに変わりがあるのかどうかということを言っているのです。いまこの態度で臨まれるのかどうかということです。
○石母田委員 そうすると、ちょっとくどいようですけれども、民営化は考えていないというのは総理の答弁であって、あなたは同じ閣僚だけれども私はまた違った意見を持っているかもしれない、あるいはこれと同じ意見だということについて、これは総理個人の答弁だ、そういうことですか。
○石母田委員 わかったようなわからないような答弁ですね。問題にならない。  それで、私はスト権の問題については再三ここでやってまいりましたが、御承知のように、官公労の労働者が終戦後は憲法に基づいてスト権があったわけですね。それが御承知の四八年七月のマッカーサーの書簡によって、し...全文を見る
○石母田委員 これは撤回するのが当然な文書であるというふうに、労働省としてはそう考えていますか。
○石母田委員 わが党の柴田議員も直接工場などに行きましたけれども、まだ廃棄されているということが明確にわかっておりませんので、いまのお答えで、廃棄をした、撤回したということでございますが、その時期はいつごろですか。
○石母田委員 回収をしたということは、その後これに基づいてのいろいろな措置は行われていないというふうに理解していいですか。
○石母田委員 実はこの工場に勤めている中村二三男、菊池英、この二人から「人権侵犯救済申立書」が千葉の人権擁護の方に申し立てられたわけです。その内容を見ますと、この中村二三男さんという人は八年ほどこの工場に勤めている人ですけれども、鉄構工場工作課生産技術係で電子計算機の操作作業に、...全文を見る
○石母田委員 私は労働大臣に答弁願いたい。  私は再三あなたに対してもここで申し上げた。こうした大企業が、まさに憲法も通用しないのだというようなことを公言しながらもこういう不当なことをやっている。そういうことをさせない、大企業であろうともあなたはそういうものについてはびしびしや...全文を見る
○石母田委員 局長、この問題について調査して、そういう事実があるならば早速これを救済して、それからまたこういうものについて厳重に講じた処置を、再発を防止するという点について、後で私の方に報告してもらいたいと思います。よろしゅうございますか。
○石母田委員 次に、日雇い労働者の就労について、この間寺前委員が十一日の日に質問を行いました。私も職安を視察いたしまして、特に横浜の寿町あるいは山谷地区の職安を早朝から視察いたしました。その中で、特に極端に就労日数が低くなっている民間日雇い労働者の問題について緊急な措置が必要であ...全文を見る
○石母田委員 これは遠藤局長が寺前委員の十一口の質問に答えまして、山谷のような問題については、いわゆる年末年始にかけて東京都と事務当局と十分連絡をとりながら、こういう人たちが従来就労しておりました実態にできるだけ近い線にまで就労確保をできるよう最大の努力をしてまいるつもりです、こ...全文を見る
○石母田委員 こういうようなものについて、山谷だけではなくて、同じような条件にあるような寿町とか愛隣地区とか、多少程度は違いますけれども、そうした私の見てきたところについても、かなり就労日数が低いというような場合にはこうしたものをぜひ同じように前進させていただきたい、こういうふう...全文を見る
○石母田委員 これはいろいろ指導したのはあれなんですけれども、財源が一銭も出ないというのでは……。やはりいまの地方財政危機の中では単費だけでやるというのは困難なわけですけれども、こういう問題についてぜひ何らかの財源的な援助といいますか、財政的な援助というものについて考えられぬかど...全文を見る
○石母田委員 これは財源的に一銭の援助もないということでは困るので、都としても実は九月に財源がなくて切れてしまったのです。だけれども、年末年始にこのままでいったら大変だということで十二月二十五日から再開される、こういうことでございますので、国としてもこうしたものを援助していくとい...全文を見る
○石母田委員 結局、この態度には変わりないわけでしょう、大臣としては。どうですか。
○石母田委員 終わります。
11月20日第76回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○石母田委員 私、昨日全国の私立保育園連盟の関係者といろいろ懇談する機会を持ちました。     〔竹内(黎)委員長代理退席、菅波委員長代     理着席〕  その中で、いま大臣が最後に言っておられましたけれども、来年度の予算についてはかなり大きな不安を持っておられる、こうい...全文を見る
○石母田委員 ですから、後とか先とかと言うとまたいろいろ問題がありますけれども、この改善の必要性についてはお認めになっているわけでしょう。この保母定数の改善についてはお認めになっているのかどうかということです。
○石母田委員 この点については再度、与党理事も含めまして必要性については意見が一致しておりますので、この点も十分踏まえてぜひ改善の方向で検討していただきたいと思います。  そしていま、私が次に質問しようとしたことの御答弁がすでにあったようですが、同じく二月八日の社会労働委員会の...全文を見る
○石母田委員 それから、もう一つの問題ですが、この問題と若干関係がありますけれども、保母の休憩室の問題についてやはりきのう話が出ました。御承知のように、いま保育所の中で保母の休憩室がないために事実上休憩というものがなかなかとりにくい。これも労働基準法違反の、休憩がとれないというこ...全文を見る
○石母田委員 そうすると、保育所設置認可申請の際の行政指導で新築、改築という場合には、そういう休憩室を設置するように行政指導をしているというふうに理解してよろしゅうございますか。
○石母田委員 さらに児童福祉施設の最低基準がありますね、あれにはいまのところ保育所の規定というのはないわけですね。保育所の事務室というのも規定がないのではないですか。
○石母田委員 そうすると、事務室と同じように、この最低基準に、そうした休憩室などについて実際に行政指導をやられているとすれば、こうした規定の中にも入れるようにぜひ検討していただきたい、こういうふうに思いますけれども、どうでしょうか。
○石母田委員 もう一つは、財源的な保障も特別にいまないわけですね。ですから、財源的にもぜひ保障していただきたいのですが、この中で財源を生み出す一つの方法といいますか、もちろんこういうものについて特別にきちんと出してもらえば一番いいのでしょうけれども、いわゆる施設整備の補助対象がい...全文を見る
○石母田委員 次に、きのうの話などでも出たのですけれども、十人刻みの保育単価の設定という問題が出ているのです。私もちょっといままで聞いたことがなかったものですから聞きましたら、過疎地帯のところなどで最近、三十人刻みでは、六十人を切れた場合にはどっと三十人になるわけですから減り方が...全文を見る
○石母田委員 つもりがないから現状になっているのでしょう。ぜひその実情を見て、市町村にもこういう要求があるとすれば、そういう事務量のいろいろな問題、障害を乗り越えて、この方がいいという声があるかもしれませんので、よく実態を見て、要望など聞いていただきたい、こういうふうに思いますけ...全文を見る
○石母田委員 労働省来ていますね。——以上いろいろやってまいりましたが、保母の労働時間の問題について最後に質問したいと思います。  御承知のように保母の場合は、いま労働基準法の八時間労働の面から見れば特例になっているわけでありますが、その根拠は一体どこにあるのか、その点を説明し...全文を見る
○石母田委員 いまの説明ですと、いわゆる労働基準法の第八条の十三号の適用事業の範囲の中で「病者又は虚弱者の治療、看護その他保健衛生の事業」という中に保育所が適用事業の範囲として入る、したがって、保母もこの特例になるのではないかというのは、どこの何によってあるのですか。そういうもの...全文を見る
○石母田委員 だからもうちょっと正確に。あなたの話の「病者又は虚弱者の治療、看護その他保健衛生の事業」に保育所が該当するというのは、どこで何に書いてあるのか。文書で書いてあるのか。政令だとか省令だとか通達だとかいろいろあるでしょう、それはどこにあるのですか。
○石母田委員 そうしますと、この労働基準法のコンメンタール、労働省の、あなたの方で編集しているもののいわゆる十三号の施設についての解釈がありますが、この中に確かに保育所も入っているのだけれども、ここにいろいろ並べられている「生活保護法による養老施設」とか「救護施設及び更生施設、児...全文を見る
○石母田委員 そうしますと、この結果、御承知のようにこういう一番労働の激しい、先ほど大臣が言った労働基準法がなかなか守れないという過重労働にある人が特例で認められているということが非常に問題になっているわけです。したがいまして、この保母さんの問題については労働基準法の八時間という...全文を見る
○石母田委員 そういう方向でやっておられるのはわかりました。  そこで私どもは、こういう人々、特に保母さんについて特例事項でやる根拠が非常に薄弱じゃないかと思う。たまたま保育所がそういうものになるということについては、またいろいろ御意見があるということは知っておりますけれども、...全文を見る
○石母田委員 もう一つ、いま休憩の問題が出ましたから……。  この保母さんの休憩の問題についても、この間、教職員の休憩の問題等を論議したときと同じような問題があるわけです。御承知のように、休憩時間は八時間を超えた場合に一時間、しかも、それは労働の途中で与えなければならぬし、その...全文を見る
○石母田委員 ですから、そこは抜いてしゃべったわけですよ。余り先回りしないでください。  それで、その休憩の場合、保母さんの場合は子供が寝ている途中とかあるいはいろいろありますけれども、それでもやはり学校の子供たちと同じように、ここで論議されたように休憩というか、いわゆる待機み...全文を見る
○石母田委員 終わります。
12月05日第76回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○石母田委員 私はきょう、官公労働者のストライキ権の問題について、総理に質問したいと思います。  先ほどから総理は、この官公労働者のスト権問題が、労働者にスト権を付与するのかしないのか、こういうことをめぐって果てしない紛争が続いている、こういうことを言われました。これはまた国民...全文を見る
○石母田委員 問題をそらさないでいただきたい。あなた自身も言っているように、この解決は、スト権を認めるのか認めないのか、この問題をめぐって争われているわけです。したがって、認めるということになれば、たとえば公労法で言えば十七条の問題です。この削除以外にないわけでしょう。これをやら...全文を見る
○石母田委員 三木総理、あなたは前提とかこう言っているけれども、私が聞いているのは、あなたが示した基本方針というのはスト権を認める方向なのか、認めない方向なのか、どっち向きなのだということを聞ているのですから。簡潔にそのことだけ聞いているわけです。
○石母田委員 これは明らかに意識的に私の質問を避けておるとしか思えない。私は内容を聞いているのに、あなた自身が、自分が示した方針が、解決のために一体スト権を認めるのか、認めないか、どっち向きの回答だということを言えない、こういうものではとてもいまのこの重大な事態を解決できないこと...全文を見る
○石母田委員 私は強く委員長にも要求したい。三木総理、もっとまじめに私の質問に答えていただきたい。  私が質問しておるのは、戦後三年間スト権があったわけでしょう。それがいわゆるマッカーサー司令官の書簡によって、全面的な争議行為の禁止ということによってスト権が奪われた、この事実に...全文を見る
○石母田委員 その当時、公労法の制定当時総理大臣であった、亡くなった吉田元総理大臣が「回想十年」という本を書かれております。その第二巻の中でこういうことを言っております。「ただ私の思うには、公務員の労働組合の罷業禁止は、最初に与えたものを後に剥奪したのであるから、そこに一種の無理...全文を見る
○石母田委員 これはあなた自身の問題ですから、問題をそらさないで。  その当時、国民協同党の最高責任者として、あなたの党の代表がこういうことを述べられている、こういうことについて全然責任持てない、そういうことをやったことも全然記憶がないと言われるのかどうか。もう少しあなたは党首...全文を見る
○石母田委員 この大島議員の発言がなされた当時の国会の状況、私、議事録を読まさせていただきました。その中で至るところに「速記中止」というところがあります。たとえば昭和二十三年十一月二十五日衆議院の労働委員会で、この公労法の問題で、「労働者というより人民としての基本的権利を奪うもの...全文を見る
○石母田委員 あなたはその当時の協同党の委員長としてそのような発言をされているなら、全く無責任な党首であったというほかありません。いままで明らかにされた歴史的な事実によっても、このようにマッカーサーの書簡による政令二百一号、それに基づく争議行為の全面禁止がいまなお二十七年間続いて...全文を見る
12月18日第76回国会 衆議院 社会労働委員会 第8号
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○石母田委員 きょうは、きわめて限られた時間でございますが、二つの問題について質問したいと思います。初めは産業廃棄物の問題と、もう一つは救急医療の問題であります。  初めに、産業廃棄物の問題について質問したいと思います。この間、先ほど質問のありました寺前議員が一般廃棄物について...全文を見る
○石母田委員 その内容については、私も、この答申やあるいはまた懇談会の方の報告書も読んでおりますので存じておりますが、政府としての法改正の要点と、そういう点を答申を踏まえて法改正の準備をしているという政府の方の態度はそのとおりであるというふうに見てよろしいのでございますか。
○石母田委員 今度は大臣に聞きたいのですけれども、いまの六価クロムの問題で厚生省、政府としてもいろいろ答弁されたわけですが、いまの諮問といいますか、それも政府の方から法についての不備があるので改正したいという点で幾つかの点を諮問されて、その結果こうした答申が出たというふうに理解し...全文を見る
○石母田委員 その際、二、三ちょっとお伺いしたい点があるのですが、一つは、この間寺前議員も質問していた点ですが、一般廃棄物として排出される廃棄物の中で有害な物質を含むものについての取り扱いの問題なんです。たとえば七種類の有害物質が決められたわけですが、水銀の問題につきましても、日...全文を見る
○石母田委員 もう一つは、今度の六価クロムで日本化学ですか、あの社長なんかとやり合っているように、処理業者に頼んだ、それでその責任は一体どうなんだという、さっき責任体制と言われたけれども、いわゆるそういう排出者の責任を明確にするという点で、今回のように、もう処理業者に頼んだからお...全文を見る
○石母田委員 その点は世論もありますし、私どもの要望としても、ぜひそうした有害物質を特に含むような産業廃棄物を出すという排出者については、十分な責任を明確にさせるようにしていただきたい。また、制裁措置においても十分な措置をとるようにしていただきたいと思います。  もう一つは、あ...全文を見る
○石母田委員 それから、実態の把握がきわめて困難でほとんどできていないという状況であるというようなことが、懇談会の報告などにも書いてありますけれども、この実態の把握については、クロムの問題を契機にいたしまして、とりあえずクロムを取り扱っている約五千工場について十月からいろいろな立...全文を見る
○石母田委員 これは非常に重大な問題なんですね。特に有害物質を含む産業廃棄物が、六価クロム以来非常に重大な社会問題となったわけですから、これは早急に全国的な実態をつかむようにしていただきたい。その中でいま一万七千カ所と推計しているということですが、私どもの得ている状況では、有害物...全文を見る
○石母田委員 ではついでに、私の神奈川と横浜、もしそのリストアップのうちに入っていたら個所数だけでも……。名前の方は後で報告してもらっていいですから。
○石母田委員 もう一つ数字の点で、産業廃棄物の年間の処理施設の公称能力ですね、これはいろいろ処理業者や公社でやっているという数も含めて、あると思うのだけれども、能力というのはどういう……。それといわゆる産業廃棄物のうちで、そういう処理をしなければならない量はどのくらいなのか。それ...全文を見る
○石母田委員 この点大臣、産業廃棄物のうちで処理しなければならぬ量と、それからそれをやれる能力、これがまだ実態がつかめてないんですね。この点、対策を立てるためには非常に大事な問題だと思うし、もう一つ、ここの数字で、これは厚生省の調べですが、処理業者の許可件数を見ますと収集、運搬と...全文を見る
○石母田委員 もう一つの質問の救急医療の問題なんですが、この間、六月二十六日の質問のときに、私の質問に対して救命救助センターの設立の問題についてお答えがあったわけですが、その後、これが二十億円の予算、全国八カ所ということでありまして、こうした施設は非常に喜ばれているわけですが、こ...全文を見る
○石母田委員 特に私の住んでおります横浜の問題につきましては、人口が非常に多い中で、急増地域の一つでありまして、この休日、夜間の救急医療の問題は、きわめて切実な問題になっているわけです。そしてこの間も、その点についてはいろいろ事実を申し上げておきましたが、特にこうした施設を必要と...全文を見る
○石母田委員 最後にもう一つ、年末年始の問題で、いつも私のところへ夜中、朝、病人から電話がかかってくるわけです。非常に気の毒なんだけれども、消防署の方からもこれまたいろいろ苦情が来るのです。それで年末年始のこの救急医療体制については、お医者さんの休みたいというのも、これはもちろん...全文を見る
○石母田委員 質問を終わりますけれども、こうした休日、夜間の診療体制なんですが、夜間というのは国会ではそう言いますけれども、実際には横浜でも夜間はやってないのです。休日診療所という形で十四区のうち五カ所ぐらいしかまだないというような状況ですから、休日、夜間の診療体制の整備を行う予...全文を見る