石母田達
いしもだたつ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月12日 | 第77回国会 衆議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○石母田委員 いま委員長の言うとおりでございますので、しかも、土光参考人と櫻田参考人が午前中で帰られるというので、お二人に御質問いたしますので、簡潔にお答え願いたいと思います。 二つの点であります。 第一問は、櫻田参考人に御質問します。私どもが日経連の事務当局にお尋ねし、...全文を見る |
○石母田委員 そうしますと、法案をいますぐ出すという点での時期とかいろいろなあれですけれども、中身について、つまりこれは下川雇用特別委員長が提言の中で言っておりますが、過剰労働者を解雇しないで在籍のまま休職にして、三ヵ月ないし二ヵ年ほどの保障は企業と国家で負担する方法をやりたい、...全文を見る | ||
○石母田委員 土光参考人に自民党に対する政治献金についてお伺いしたいと思います。 新聞などで御承知のように、自民党に対して五十億円の財界からの政治献金ということが言われております。この点について、土光参考人は昨年一五月の東洋経済の中で、個人としてはわらじをはいても金集めをして...全文を見る | ||
○石母田委員 櫻田会長にこの問題で。そうした自民党に財界あるいは大企業といわれる人たちが五十億円も政治献金をするということは、先ほどあなたが言われたような、あなたの望むような法案とかその中身を取り入れさせろという点では一つの大きな力になるというふうにわれわれは考えますけれども、あ...全文を見る | ||
○石母田委員 質問を終わります。 | ||
○石母田委員 私は、きょう、失業者の生活、就労保障と、特に大量解雇の規制の問題について主として質問したいと思います。 まず最初に、失業者の生活と就労保障の問題でございますけれども、先ほどから経営者団体の話を聞いても非常に深刻な状況である。私どもが国会議員団として、特に民間日雇...全文を見る | ||
○石母田委員 いまの数字は、三十六万人のうち、未就職者数が約十五万人というふうに文部省からも受け取っておりますけれども、大体六〇%というのはそういう数字として理解してよろしゅうございますか。 | ||
○石母田委員 そういう状況のもとで、私は近藤参考人に、まず、一体失業者がどういう生活、就労状況にあるかという実態を現場におられるあなたから知らしてほしいと思います。 | ||
○石母田委員 いま聞いていて非常にはだ寒い感じがするわけであります。私も、いまの近藤参考人のお話のような経験を一つしているわけですが、私どもの住む横浜には、いわゆる釜ヶ崎、山谷と並んで寿町というところがございます。失業者の密集地帯ですが、これを管轄する伊勢佐木署の発表によりますと...全文を見る | ||
○石母田委員 質問の意味は、東京都にそういう要請を行った事実があるかどうかということを聞いておるわけでございます。 | ||
○石母田委員 私は、こういう状況は、もはや失業者の問題というのがいわゆる地域的な、年齢別あるいは部分的なものではなくて、全面的な問題になっているし、あらゆる職種に及んでいることは言うまでもないと思います。こうした点で、私は、この失業者の生活保障というものが国の施策としてもきわめて...全文を見る | ||
○石母田委員 いまは公共事業に失業者を吸収することが一番の施策だというふうに答えられる。なるほどそうだと思います。 私は近藤参考人に、それではその施策というふうに考えられている実態は一体どういうものであるか、近藤参考人に聞きたいと思います。 | ||
○石母田委員 これが実態だと思います。幾ら公共事業を起こしても、そこで職安を通じての民間の日雇いの人たち、そういう人たちが入れないという状況ではこれは一切問題は解決しない。 いまのお話でちょうど住宅公団の話が出ておりますが、建設大臣に私はお伺いしたい。これは昨年、あなたもその...全文を見る | ||
○石母田委員 私の聞いている話とはずいぶん違うのです。建設省がこういうものでは余り協力的じゃないという政府部内の話も聞いているのです。実態がそうなっているのだから、特に先ほどの話のように、公共事業に、民間はもうそうでなくてもなかなか雇い入れる条件はないわけでしょう、先ほどの話から...全文を見る | ||
○石母田委員 各省に一々またこういうふうに確認すると大変なものですから、政府を代表して福田副総理に重ねてお願いしたいのですが、こういう意味で公共事業、特に政府機関ですね、各省、こういうものについては失業者、特に職安を通じての失業者を吸収することを、閣議などで一定の吸収率を決めまし...全文を見る | ||
○石母田委員 そこで、どうしてこういう政府の失業対策というものがおくれるかという一つの理由の中で、現在の失業の実態を把握する上でわが国の統計では、完全失業者の百万人とかいうようなものが主になっているのです。これ以外に、失業者というものを決める政府の資料がなかなかないのです。その完...全文を見る | ||
○石母田委員 これは私は、諸外国の問題でよく出すのですが、アメリカは十六歳以上です。日本は十五歳以上ですが、過去四週間中特別の求職活動をした人という問題とか、この中には、レイオフになっている、復職を待っている人も皆含めているのですね。それからイギリスは、毎月中旬の月曜日だけで失業...全文を見る | ||
○石母田委員 では労働大臣、重ねて聞きましょう。一昨年、四十九年の四月二日社会労働委員会で私があなたに説明して、鈴木という労働省の方が私の説明に「そのとおりであります。」というふうに答えています。それでアメリカでは十六歳以上です。日本では十五歳以上じゃないのですか。違うでしょう、...全文を見る | ||
○石母田委員 いや、その研究した結果がこう出ているんだから。労働大臣、あなたはこれを見たのでしょう。この雇用政策調査研究会のを見てあなたはどう思っておるのか。もうこれはだめだと言って、もう一回差し戻しでもっと研究しろというのか、これを尊重する方向で検討するのか。 | ||
○石母田委員 それでは次に、先ほどの日経連や経団連の代表の方々の話を聞いて、これは一体どういうことになるんだろう、二百万人以上の製造業者の中で過剰労働者、これは企業内浪人、失業統計に当然加えられるべきものだ、こう言って書いておられたのがありますけれども、そういう人たちをどんどん整...全文を見る | ||
○石母田委員 いま言ったのは氷山の一角だろうと思いますが、こうした問題が今後続発するのではないかというふうにも考えられるわけです。したがって、国や自治体が——このような自治体にも地域にも全体に影響を与えるような大量の解雇とかあるいはそれを伴うような企業整理というものが、現在の不況...全文を見る | ||
○石母田委員 その意を用いて通産省とかあるいは労働省というところに任せるのじゃなくて、これはやはり国としても非常に重大な問題ですから、ただ企業の独自の立場からやるのだろうとかあるいは労務対策、労働者の対策ということからだけでなくて、国の経済にも大きな影響を与える問題ですから、意を...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは大平大蔵大臣にお伺いしたいのですが、ことしの予算を見て私一つ驚いたことがあるのです。 それは、労働省の予算のうち、雇用勘定のところで、「雇用保険制度の充実と適正な運営」という項目が私どもに出された資料にあるのですが、これで見ますと、労働省が要求した五千百...全文を見る | ||
○石母田委員 一切が削られる中でこうした大幅な予算の増額の積算の基礎というのは、恐らく失業給付の受給人員その他額の問題だと思いますけれども、私は、けさそのことについて日経連の代表がここで、いわゆる一時帰休の賃金保障とされた雇用保険の調整給付金の問題、あるいはまた長期の休職者に対す...全文を見る | ||
03月04日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○石母田委員 私は、きょうきわめて時間が短いので、答えも簡単にしていただいて、二つの問題について聞きたいと思います。 一つは、福祉予算における児童手当の問題と、それからもう一つは、この問題になった、児玉の病院前でのUターン救急車の利用の問題について、二つの点についてお伺いした...全文を見る |
○石母田委員 そうすると、端的に言って、財源難といわゆる予算の配分の上の問題と、それからいろいろなこの制度に関する、廃止論も含むいろんな検討もある、この両方があるということですが、それは主たる理由はどちらですか。 | ||
○石母田委員 非常に重要な発言をされているわけですけれども、この廃止論は言うまでもなく関西経協などがここではっきり言っておりますが、児童手当制度については「目的が不明確である。」したがって、「児童扶養の公的援助は、総花的に行なわれている現状を改め、たとえば障害児をもつ家庭や母子家...全文を見る | ||
○石母田委員 発展させるということは、一昨年の四月十一日の社労委で齋藤前々厚生大臣はこう言っているわけです。つまり、四十九年度で段階別が終わるから、児童手当制度というものが中身は別として一応完成する。五十年度以降に本格的に改革を図っていくときが来ると思うわけであるということで、諸...全文を見る | ||
○石母田委員 ここに、あなたの方からいただいた資料に、今度児童手当制度の調査をやる。二千五百万というと、私は調査の費用としてはかなり大がかりなものだと思うのですが、この中に、児童手当制度の効果——制度の改善の方向、これはわかるのだけれども、効果と役割りというようなのを含めてこれを...全文を見る | ||
○石母田委員 そうすると、厚生省に学識経験者等で構成する懇談会を設けるというこの構成にも、そうしたものを反映する何か考えていますか。 | ||
○石母田委員 大臣にこの点、特に児童手当についてそういう全面的な廃止論を含む後退的見直し、これの意見がかなり出ているという中で、そういうことを懸念する人たちが非常に多いわけですから、いま言った調査の目的、調査の方法などについても十分に受給者の人々の意思が反映するように、またそれが...全文を見る | ||
○石母田委員 もう一つ、こういうことを前提にして今度は改正しなかった、つまり手当を増額しなかったのですか。 | ||
○石母田委員 もう一つ、この婦人の新聞に、今度鹿児島県で生まれた五つ子の人がこの所得制限にひっかかるのじゃないかということで、どうかというような心配をしたものがありますけれども、これは結局、NHKの山下さんですか、この方は、いまの所得制限でもらえるのですか。その根拠をひとつ言って...全文を見る | ||
○石母田委員 所得が少なかったからもらえるということになるそうですが、かすかすだそうな話も聞いております。その点で、所得制限の問題については、これは現在のを据え置きにすれば大体七・六%ぐらいの人たちが外れちゃうという不安があるわけですが、これは引き上げについてはどういうふうになっ...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは二つ目の問題ですが、これはいま世上を沸かしております児玉譽士夫の病状の問題でいろいろ問題があるわけですが、先ごろこの児玉譽士夫が救急車で女子医大の病院にかけつけた。それでやってきて、はいれないでUターンしてまた帰った、こういうことがあるわけです。 ...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは、これは喜多村医師の指示によるものだ。そしてあなたの救急車を呼んだのも、この新聞報道によると喜多村医師だというふうになっておりますけれども、その点はどうですか。 | ||
○石母田委員 そうしますと、混雑していたので、はいれなかったということで、病状がその間に治って必要がなくなったのか、それともまた入院しなければならない病状であるのかどうか。これは厚生省がつかんでいるか、あなたの方がつかんでいるか。消防庁の方はどうなんです。 | ||
○石母田委員 いや、時間がないから……。 じゃ、その後またもう一回入れてくれという要請があったのかどうか。 | ||
○石母田委員 いまの読もうとしているのは相当長いものですか。 | ||
○石母田委員 それじゃ簡単に読んでください。 | ||
○石母田委員 そうすると、当日の、いまの同じ深川敏明消防司令補の記者会見の報道の中に、そのとき病状が目立って悪いということはなかった、それから車中児玉は意識不明ではなく、いままでの経験からして容体はいいとは言えないが、ひどく悪いという感じもしなかったというふうに報道されている部分...全文を見る | ||
○石母田委員 そうすると、常識的に、あなたたちが救急を運ぶ場合に、こうした病人が一たん医者からの要請で行って、医者の指示で帰ったということは、入院する必要があるならばほかの病院もあるわけですよ。第一自分の脳神経センターの所長さんでしょう。自分の病院のところで準備しておくのはあたり...全文を見る | ||
○石母田委員 私が聞いているのは、医者の指示が変だと思いませんか。救急病で入れるんだと呼んでおいて、それで混雑だから帰った。普通だったら、そういう重症患者ならばよそへ持っていくか、あるいはときを見て、そういうものを排除と言うと悪いけれども、なくなった時期にまた入れる、こういうのが...全文を見る | ||
○石母田委員 そうでしょう。そうすると、普通だということは、こういう医者の指示はきわめておかしい、そういうふうに思いませんか。 | ||
○石母田委員 いま言われたように、当然、医者の指示ならば、入れるべき必要があるならばもう一遍入院させるという努力をすべきですね。ところがしてないんだ。もうこれで終わっちゃっているんだ。ということは逆に、児玉が果たして入院の必要ある病状にあるかどうか。逆に言えば、脳血栓のおそれがあ...全文を見る | ||
○石母田委員 大臣、けさから救急医療の問題でやっているのです。救急医療の問題の中で、軽症であるのにさっき言ったお母さんたち、そういうような問題で救急車を利用するということが救急医療の中である。そのためにさっき言ったテレホンサービスなんということも考えているということでしょう。これ...全文を見る | ||
○石母田委員 これだけの天下の大事件を、厚生省の医務局長、救急医療の責任者がそれを具体的に調べてないのじゃ、これは非常に問題だ。だから、こういう問題の考え方は、さっき言ったように、利用して入院劇をやったのか、あるいは病状が入院する必要がないのか、こういう問題できわめて重要な問題で...全文を見る | ||
○石母田委員 それで調査するのか。 | ||
○石母田委員 国民が非常に疑惑を持っているのですから、十分調査してください。終わります。 | ||
05月10日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号 議事録を見る | ○石母田委員 きょうは労災補償法案についての質問を行いたいと思いますが、初めに法案について若干の質疑を行いたいと思います。 最初に、今度の法案の改正で目的条項の変更があったと思いますけれども、その点についてどういう点の変更があるか、現行法と比べての違いを明らかにしてください。 |
○石母田委員 詳しくしただけなのかどうかということは、私は見解を異にするわけであります。福祉事業という中で幾つかの事業の内容があるわけですが、この後審議されるいわゆる賃金の不払い法案の財源、これが福祉事業の一つになってこの法改正の中にも加えられていたわけです。この福祉事業というの...全文を見る | ||
○石母田委員 そうしますと、やむを得ない処置あるいは次善ということになれば、ほかに適切な財源がもし見出されれば、福祉事業としてこの賃金不払いの立てかえの財源にするということは再検討される、あるいは不払いの財源としては恒久的な処置というふうには考えられないけれども、どうですか、そう...全文を見る | ||
○石母田委員 いまの最後の一言がほしかったわけですが、大臣にその点、再確認してもらいたいのですけれども、やむを得ない処置ということですから、いま言われたように、ほかに適切な、これに当たるような財源が見つかった場合には、当然検討されるというふうに理解していいわけですね。 | ||
○石母田委員 だから、盛んに連発されている次善の策とかやむを得ない処置ということで、これが福祉事業の、いまあなたたちが提案されている最も適切な事業の内容なんだということでやっているんじゃないということははっきりしているわけでしょう。ですから、当然将来適切な——というのは、私、福祉...全文を見る | ||
○石母田委員 じゃ、もっとはっきり——私の疑念も類推してそうなっているのではなくて、この審議の過程の中では、労働省内部の意見も含めまして、基本問題懇談会か、そういうところでの論議の中で、この労災補償法案の補償という字を削ったらどうか、こういう御意見もあったというふうに聞いておりま...全文を見る | ||
○石母田委員 若干答弁が長いので、私、時間的に、協力しようと思ってもあれですから、あなたの方も協力してください。 そのとおりだと思うんです。やはり補償法案ですから、補償が根幹でなければならぬ。そういうところから見ると、リハビリとかそういうものは、災害の防止というような範疇のも...全文を見る | ||
○石母田委員 そうしますと、現在の受給者あるいは四月一日の者については、これは低下させない処置をとる。新規の将来の部分についても、特別支給金というようなもので善処したい、対処したい、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。 | ||
○石母田委員 次に、この法案の中で非常に関心の深い問題の一つに、解雇制限の解除の問題があるわけです。 御承知のように、現行法では、三年たちまして長期傷病補償制度に移行する段階で十九条の解雇の制限が解除されることになっておるわけですね。今度の場合には、一・五年ということで年金と...全文を見る | ||
○石母田委員 このことが非常に不安になった大きな原因には、先ほどと同じように、この法改正の審議の過程の中で、労働基準法の第八章の問題ですね、これの所要の整備を行って、一定の条件、たとえば一定期間福利厚生施設を利用させるということであれば、制限の解除をしてもいいんじゃないか、つまり...全文を見る | ||
○石母田委員 ここに「労災保険制度の改善について(案)」五十年七月二十一日という文書があります。その九項目の中にその他の問題について、「労働基準法との関係1労災保険の全面適用にともない、労働基準法第八章の規定について所要の整備を行う。2解雇制限と保険給付との関係を切り離し、一定の...全文を見る | ||
○石母田委員 そのとおりだと思います。それが、局長が非常に偉過ぎて、そこまで届かなかったという意見だと思いますね。私は、局長もそういう意見があることぐらいは、是非は別として承知しておくことが重要だと思いますよ、こういうときは。 私は、こういう問題がやはり論議の中でいろいろ出て...全文を見る | ||
○石母田委員 もう一つ、今度の法改正の中でメリットの拡大があるわけですね。つまり労災の度数率が少なければ少ないほど、いろいろなところから出てくる保険金の保険料の問題についていろいろな便宜を図るようになっているわけです。この幅が現行法よりも広く拡大されたということで、私は、現行の実...全文を見る | ||
○石母田委員 では具体的な例を申し上げましょう。それは横浜の白鳥運輸という港湾関係の運輸のところで起きた事件です。ここでフォークリフトの運転手をやっている人がおります。赤石滋という人です。この人が現在、頸腕症候群で休業しておりますけれども、この人は五年五ヵ月フォークリフトの運転手...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは、こういうところに名前出すのは余り好ましいことじゃないけれども、あなたの方で調べる必要もあるから名前を言っておきましょう。労働事務官の倉下勝司という人だそうです。この人が会社側に対して、いま言ったようなことで、全国でも初めてになるからということと、やはりこの...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは次に、フォークリフトの運転手さんの腰痛症の認定問題についてお伺いしたいと思うのです。 これは、ここに一つの具体的な例がありまして、私も、その相談に乗っておるのですが、私自身も、どうしてこういう人たちが認定にならないのだろうかというふうに考えておる件の一つ...全文を見る | ||
○石母田委員 これは、この方の認定の問題についても、実は監督署に相談した過程の中で、この前の話と同じような、むしろ労災扱いにしない方がいいというようなこともあったということ、これは具体的には調べを依頼してありますから、まあこうしたことがあったということを——これは前人者です、いま...全文を見る | ||
○石母田委員 そこで、いま局長の答弁の中にもありましたけれども、特にこうした非災害性の腰痛症の問題については、非常に認定がむずかしいという問題があるわけです。この点については、四十三年二月二十一日にこの取り扱いについての基準が書かれておりまして、その第二項目か何かに、災害性の原因...全文を見る | ||
○石母田委員 そうしますと、その専門家会議で検討されるのは、一つには、この災害性の原因によらない非災害性の腰痛症の認定基準と、それから当然、労働基準法の規則の三十五条にあります業務上の疾病の問題ですね、この点についての、さっき言ったような職種についての腰痛症についてどうするかとい...全文を見る | ||
○石母田委員 じゃ、ここでちょっと発言者かわります、大臣が退席されるそうですから。 | ||
○石母田委員 先ほどの質問の継続をしたいと思います。 最後のところで、政府の方からの答弁で、現在、非災害性の腰痛症の認定基準について検討されているというお答えがありましたが、その職種は、私の聞いたのでは港湾労働者、電気工事、大工、左官、フォークリフト運転手、保母というふうに聞...全文を見る | ||
○石母田委員 タクシー労働者はどうです。それから大型建設をやっている、大工、左官もそうだけれども、その点についてはどうですか。 | ||
○石母田委員 ぜひその点も検討していただきたいというふうに思います。同時に、規則の三十五条、業務上の疾病の問題ですね、これは全面的に見直しをされるということでありますけれども、これは当然、いま言ったような職種の非災害性の腰痛症の問題というものも含まれて検討されるわけですね。 | ||
○石母田委員 全体としてのものは当然現在の非災害性の認定基準を決めた通達を見直して改善する、そして認定ができるだけ早くできるようにするということで理解していいですね。 | ||
○石母田委員 古くさいと言えば、たびたびここでも論議されている電話交換手だとか保母さんの頸肩腕症候群など、そういう問題は当然実態に即して反映できるように検討するわけですね。特に頸肩腕症候群について……。 | ||
○石母田委員 次に私は、日立の水沢製作所に起きた問題について質問したいと思うのです。 これは新聞にも報道されましたけれども、日立の水沢製作所——岩手県の水沢市にあります。これは日立製作所の横浜工場の系列の下請であるというふうに聞いております。そこのフライバック課というとところ...全文を見る | ||
○石母田委員 私どもの聞いているところによれば、そのうちの二人の症状は手足の皮膚がケロイド状になって、ズボンすら自分でははけない、ボタンももちろんかけられない、こういう状況になって、たとえとしてはいいことじゃないのですけれども、まるでマネキン人形のように皮膚がつるつるになっている...全文を見る | ||
○石母田委員 その必要な対策というのをもう少し具体的に言ってください。 | ||
○石母田委員 私は、大臣に聞きたいのです。 いま言われているように、こういうエポキシ樹脂というのは、皮膚炎を発生するということは前々からわかっているわけなんですね。ですから、あなたがよく言うように、起きてからじゃ遅いのだ、起きないようにするのだ、私は、このことが非常に大事だと...全文を見る | ||
○石母田委員 私も、宮城県出身ですから、あなたと同じ東北の出身ですけれども、これが今度は横浜工場に水沢製作所で使っていた機械の十台のうち四台が来て、四月二十日ごろから操業に入っている、これは事実ですか。 | ||
○石母田委員 私は、それではきわめて不完全だと思う。それは、こういう重大な事態を起こさせないことが大事なんだけれども、起きたことに対しても、私は非常になまぬるいと思うのです。それはすぐ調べたらいいと思うのですが、水沢製作所より四台の機械を、三月末に同じ機械を移設しているというので...全文を見る | ||
○石母田委員 いま基準局長が立たれたからあわせて、この人たちは労災認定はどうなっているのです。 | ||
○石母田委員 恐らくそういう病人ですから、いろいろ請求や申請する場合に困難があるからだと思いますので、そういう気の毒な方で、いまここで討議されたように明らかに私は業務上労災の問題だと思いますので、ぜひ早くそういう手続をとってほしいというふうに思います。この点について大臣……。 | ||
○石母田委員 労災の認定について、局長の方でそれを促進するように、その請求の事務も含めていま指導しているということですけれども、ぜひ請求を出させて、そしてその認定についても促進できるように私の方からお願いしたいと思います。 | ||
○石母田委員 最後に、私は、こういう限られた時間でしたけれども、労災問題についていろいろ質問いたしまして、その中で先ほどから再三強調されておるように、この労災というのは出さない、事故を防止するということが何よりの大事な、先決の問題だと私は思うのです。そのために、そうした体制の問題...全文を見る | ||
○石母田委員 以上で質問を終わります。 | ||
05月11日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号 議事録を見る | ○石母田委員 本会議まで二十分足らずの時間でございますので、答弁の方もきわめて簡単にしていただきたいと思います。 まず第一に、新聞やテレビで御承知のように、昨日、山形県におきまして、西部幹線トンネル工事現場でガス爆発事故が起きまして、九人の方々が死亡され、また重軽傷者も発生い...全文を見る |
○石母田委員 私どもの調べでは、下請は水安組というのが担当しているというふうに聞いております。しかし、その元請は大林組であります。この大林組が、ことしの三月、やはり栃木県の橋梁工事で出かせぎ者六人の死亡事故を出したというのに続いてのこうした悲惨な犠牲者を出しておるわけでございます...全文を見る | ||
○石母田委員 後ろから発言ありましたけれども、それ以上のことはないと思いますけれども、この犠牲者の中には横浜の港南区の方も含まれておりまして、単にこうした地域的な身近にいる者というだけではなくて、私は、こういうことを毎回繰り返されているということに対して、いま言った政府の厳しい処...全文を見る | ||
○石母田委員 いまのおお答えにもありましたけれども、この建設労働法のと申しますか、雇用改善の今度の法律の精神と立場からいっても、こうした非常に実態が不明確で、未組織であって、労働者かどうかわからぬというような方々が実際には非常に多いわけですね、建設の中で。こういう人たちをできるだ...全文を見る | ||
○石母田委員 たとえばこういう場合はどうなんでしょうか。これは、ある大手建設の実態なんですが、たとえば六時半に作業開始時間で起床しまして、八時から仕事になっているそうです。休憩時間は十二時から一時、また三時から三十分休憩。作業終了時間も、それぞれ季節によって違いますけれども、午後...全文を見る | ||
○石母田委員 話を聞くと、ますますむずかしくなるけれども、所有関係というものは自分が欲しくてもらうのではない。そういうダンプをよこされて、資本家が買った、雇い主が買ったという形で、それの分の金を貸したという形で取っているわけですよね。全部払ったときに所有権がどうなるかという問題が...全文を見る | ||
○石母田委員 最後に大臣に、この問題につきまして、きょうの法案の精神と立場から、特にこの建設産業あるいはこの建設資材を運ぶというような人たちの中における、このような白ナンバーのダンプ労働者と言われる人の実態をよくつかんで、そして、こういう人たちが、労働者保護のいろいろな基準法とか...全文を見る | ||
○石母田委員 ですから、安全の面からも私はぜひいま言ったようなことを実施していただきたいということを要望して、私の質問を終わります。 | ||
05月12日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○石母田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、賛成の立場から討論を行います。 広島、長崎への原爆投下から三十一年、被爆者の多くの方々は老齢化し、いまなお放射能障害や精神的不安、生活苦にさい...全文を見る |
05月13日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第8号 議事録を見る | ○石母田委員 きょうは私、年金問題で質問いたします。 初めに、お互いに御苦労様ですが、今週になりましてから月曜日が労災補償の法案、その次が建設労働法案と未払い賃金の確保法案ですか、その次が原爆被爆者のいわゆる医療と生活を保障する法案、それから年金と、生活に関連のある法案が次か...全文を見る |
○石母田委員 確かに社会保障だと思うのです。これは一致していると思う。これに所得税がかかる根拠というのは、これを給与所得だと見ているわけですね。それで所得税がかかっているわけです。そうすると、いまの大臣の見解とは——給与所得と見て所得税をかける、そうなると国は給与所得と見ているも...全文を見る | ||
○石母田委員 つまり、こうした二重取り的な、働いているときも勤労所得税を取られる、そうして働いたものとして社会保障として得られる年金からまた税金を取られる、こうしたことはどんなに考えても不合理、不当なものであることは明らかであります。したがって、いま厚生大臣が大蔵省に交渉している...全文を見る | ||
○石母田委員 ずいぶん情けない答弁で、あなたからの御一任があればいつでも交渉しますし、また厚生大臣にでもしてくれればなおさらやりますけれども、大臣としても、あなたがいま責任を負っているわけですから、努力するけれども、いまの話だと、どうも大蔵省にはね返されて負けているというような感...全文を見る | ||
○石母田委員 これまた先ほどの問題でも寺前議員の要求の中に出ていましたが、スライドのいわゆる適用実施の繰り上げの問題であります。これは、おととしでしたか、ここでいろいろ問題がありまして、そしてそのときは、たしか実務上の障害というものでありまして、その問題について私も業務課の方へ視...全文を見る | ||
○石母田委員 そういう理由は、おととしの論議でもなされて、そして、あの後聞きましたら、プログラマーの方も一番ここが障害だったのですけれども、人員もある程度ふえまして、それから実務上の問題についても、かなりいろいろの問題のあったビデオも入ったようですし、改善がなされているようでござ...全文を見る | ||
○石母田委員 大臣、いまのような答弁を事務当局がしているのですけれども、大臣としてもスライドの実施繰り上げにそういう努力、検討をされておるようですけれども、それを促進させる上で大臣としての見解をお伺いしたいと思います。 | ||
○石母田委員 もう少し私はこの問題について真剣に考えてもらいたい。それでいま、いつも出される業務上の実務上の問題については、大臣も行かれたかどうか知りませんけれども、業務課の一番現場のところで大変なところですね、そういうところについて、ぜひそういう障害になっている問題を解決して、...全文を見る | ||
○石母田委員 もう一つ、これまた長い間の要望であり、ここでも再三論議されておりますいわゆる福祉年金の支給月の繰り上げ、特に一月にもらうものを十二月にやってほしいということで、これはいよいよ郵便貯金の問題であるとかいうことで、実務上といいますか、大きな意味での実務上の問題で障害にな...全文を見る | ||
○石母田委員 これは何年もかかって毎回そういう方向の、内容の御答弁なんですが、今度こそそういう答弁が最後になるようにぜひとも田中厚生大臣の手によって実現していただきたいということを、再度大臣の見解をお伺いしたいと思います。 | ||
○石母田委員 いまの決意は、確信は、恐らく近くそういうものが必ず実現するだろうということを私も確信しております。 それではもう一つ、これまたあなたたちと絶えず論戦して、いまだに解決していない労使負担割合の問題であります。 先ほどの答弁の中にも若干ありましたが、諸外国との比...全文を見る | ||
○石母田委員 つまり、これは健保でも厚年でも同じですけれども、使用者が労働者の分を一括して納める義務があるわけですからね。これについては、納めない場合については罰則がありますね、しかし、その折半ということについての罰則はあるのですか。 | ||
○石母田委員 そうしますと、結局、国と使用者、納める義務者、そういう関係だけであって、その使用者と労働者がどのようなふうになっているかということは、把握するすべも、税法上は別としてあなたたちとしてはないし、また、そこまで立ち入ってどうやっているかということで、この法の実施を厳正に...全文を見る | ||
○石母田委員 それは大臣、そうするといまの答弁でよろしゅうございますか。つまり、国としては保険料を納めてもらえばいいというところでは、もちろん法ですからチェックはするでしょうけれども、それ以上の労使間の問題について立ち入ってせんさくするつもりはないということについていま答弁があり...全文を見る | ||
○石母田委員 そうすると、たてまえはたてまえだけれども、そこまで立ち入ってせんさくするつもりはないということでよろしゅうございますね。いまの局長の答弁、そうですか。そこだけ、イエスかノーか言ってくださいよ。局長の答弁を変えるのかどうかということなんです。 | ||
○石母田委員 どうもあなたはいろいろアルファがつくから……。局長が答弁したとおりでよろしゅうございますかというふうに聞いたのだから。そのとおりですとかプラスアルファとか、ちょっと気にかかるのでもう一回、局長の答弁でいいのですか。 | ||
○石母田委員 なかなかそのとおりというふうに言わないけれども、その内容はそのとおりだと思います。 それで、この問題については、いわゆる労働者の社会保障の原則からいってもいろんな社会保険の性質からいっても、本来は労働者の負担がない方が一番いいわけですが、さしあたって使用者が七と...全文を見る | ||
○石母田委員 当然御承知のことと思いますが、昭和三十七年の社会保障制度審議会の「社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申および社会保障制度の推進に関する勧告」という長い名前の答申があるわけですね。この中には明らかにこの問題についての勧告もされているわけですから、ぜひこ...全文を見る | ||
○石母田委員 社会保障のあるべき本来の姿というのは、労働者の負担によるべきでない、国と資本家がいずれか、あるいは双方これを負担するというのが、モスクワの第五回の世界労働組合大会で採択された社会保障憲章の中でも明らかに掲げられている原則でございますので、そうした方向への前進としてぜ...全文を見る | ||
○石母田委員 その三つの中に日刊工業新聞の解散問題が入っていますか。 | ||
○石母田委員 御承知のように、これまたここの国会で論議された日刊工業新聞の企業年金の問題について、これは都労委にまで出された問題で、その中で厚生省がこの導入に当たって、組合が残念ながら分裂しましたが、片方の組合の意向に反してこれを導入したというような問題が出されているわけでありま...全文を見る | ||
○石母田委員 これは申請されているのですか。 | ||
○石母田委員 私の聞いているところでは、四月二十一日ですか、規約改正が認められて、そして五月、それは一カ月間の何か財産の問題を出さないと解散の申請ができないというんで、今月末か何かに出すというふうに聞いておりますけれども、そういう、すぐ出せるのですか。 | ||
○石母田委員 解散の手続が出ればそれを認めることになりますね。 | ||
○石母田委員 この問題についてはとかくそういううわさが絶えないのです。全体として、この企業年金について厚生省が積極的にこれを普及する、あるいは解散に対してはこれを抑えていくというような傾向があるんじゃないかということをあっちこっちで聞くわけなんです。もともと企業年金、調整年金につ...全文を見る | ||
○石母田委員 ちょっと聞きたいんだけれども、金融機関に対する積立金の額と、その金融機関が取っている手数料、ありますね。これの総額でいいからちょっといまのところを説明してください。 | ||
○石母田委員 これは大変なものだ。私がちょうど聞いたときは、まだ発足して間もないけれども、しかし四十八年のときには二千八百億くらいだった。それが一兆になっているんだ。そしてその手数料が八十六億だ。これは大変なものですよ。ですから、金融機関が、企業年金をやるときにばあっと、立入禁止...全文を見る | ||
○石母田委員 二割三分も政府の保証債を買って、いわゆる財政投融資資金に入っているわけですよ。こういうことを見ましても、この企業年金というものが、いわゆる社会保障という基本理念からいっても明らかにこういう格差をつくるものをやっていく、あるいは労務管理に利用されているという面に政府が...全文を見る | ||
○石母田委員 時間がないからこれ以上論争しませんけれども、そういう育成するというふうな方向については反対です。私はこの問題について、いますぐなくせとかなんとかということでなくて、先ほどからるる述べておるような方向で、この間の国会、三年前に述べたような同じ理由から、この企業年金、調...全文を見る | ||
05月17日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号 議事録を見る | ○石母田委員 きょうは私、予防接種法案について御質問したいと思います。 今度の法案について、特に風疹の予防接種の問題については何かありますか。 |
○石母田委員 御承知のように、いま風疹が非常に流行しております。私どもの住んでいる神奈川県は特にそれが流行している多発地域の一つになっていると聞いております。私の周りの人でも風疹に妊娠中にかかって、医者に行ったところが、医者に行って初めて風疹にかかっていることがわかって、結局中絶...全文を見る | ||
○石母田委員 いま風疹の被害状況について、三月でしたかの数字は聞きましたが、もっと新しい数字がありましたら発表していただきたいと思います。 | ||
○石母田委員 そうしたことが新聞にも反映して、六月には下火になるんじゃないかという説と、また、もっと長い時期に、一時こう上下はありましても、もうその時点で風疹の流行が終わったというふうに判断するのは危険ではないか、こういう説もありますけれども、その点についての見通しはどうですか。 | ||
○石母田委員 一番深刻な問題は、生まれた子供が障害、特にこれは白内障であるとかあるいはまた心臓ですか、三つの症状になって、そうした問題の障害児に生まれるのじゃないかということが非常に不安になって、特に妊娠して医者に行って、それがなっているんじゃないか、これは本人がほとんど自覚症状...全文を見る | ||
○石母田委員 その検査するところの検査料はどうなるんです。 | ||
○石母田委員 私は、既婚婦人が一体免疫を保有しているのかどうかという問題で、結婚時にそうした検査が行われていれば、妊娠したときにまた検査してもらうというようなことでいま言った不安が非常に少なくなるんじゃないかというふうに思いますけれども、この点についての対策は何か考えておりますか...全文を見る | ||
○石母田委員 いまの、中学校一、二、三年というのはもちろん女子だけを対象にしてワクチンを予防接種する、こういう方法だと思いますが、そのワクチンはいまできていないでしょう。 | ||
○石母田委員 その風疹ワクチンの問題でありますが、昨年の十月に認可されながらいままでにできていないということの最大の障害は何なんですか。 | ||
○石母田委員 この八月にできて十一月まで、三カ月間国家検定にかかるということになるのですが、それはどこの場所でこれを国家検定して、何でこんなに時間がかかるのですか。 | ||
○石母田委員 私は、風疹についての対策が非常に後手後手になっている、そのために大きな被害と不安を現実に与えている、こう言わざるを得ないと思うのです。すでに沖繩でああした問題が起きて社会的にも大きな問題になったわけです。障害児も生まれているという中で、こういうワクチンの問題一つ見て...全文を見る | ||
○石母田委員 私はいま大臣に直接聞きたいのです。それは、ああいう感覚だからどんどん後手後手になるんです。二名しか出ていないと言うが一風疹のこの問題というのは、一九四一年に初めて、オーストラリアでしたか、あそこで出されて以来まだ新しいものなんですよ。それで日本ではその実態だって十分...全文を見る | ||
○石母田委員 先ほどの報告を聞いても、ワクチンが出てくるのは早くて十一月のような状態ですから、いまこれは法定伝染病じゃない、届け出伝染病じゃないものですから、予防のしようといっても、学校へ行く子供もいる、それから職場へ行ってかかっても予防のしようがないのですね。特にこの中で職種と...全文を見る | ||
○石母田委員 あなたはお医者さんだというんだが、失礼ですけれども内科の専門のお医者さんですか。 | ||
○石母田委員 私は専門じゃないのですけれども、いま学会や、それから私の川崎などの第一線で診療しているお医者さん、あるいはまた神経内科の分野では、風疹がいままでのような一時的な病気でなく長く続く病気であるということと同時に、重症の風疹患者がふえていると言われている。いままで「三日ば...全文を見る | ||
○石母田委員 この風疹にかかった親から生まれた子供が、スローウイルスというんですか、ウイルスが非常に遅く出てくる。十年ぐらいたって出てくる例もあるということで、関東逓信病院の北山小児科部長の書いたものを見ましても、やはり六四年に米英で大流行したときもそういう傾向があった。それから...全文を見る | ||
○石母田委員 もうちょっと聞かしてもらいたいのだけれども、あなたが「三日ばしか」だと言ったときに私が言ったのは、看護婦さんだってあるとか、あるいはまた学校の教師だとかという、職種として非常に感染しやすい、また予防としても子供やお医者さんを保護しなければならぬ、そういう立場からいっ...全文を見る | ||
○石母田委員 私は最後に大臣に、いま言ったやりとりをいろいろ聞いて幾つかの点について要望と、お答えを聞きたいと思うのです。 それは、風疹の問題について非常に不安が広まっている。そして、流行も六月に下火になるのじゃないかというのは夏休みとかそういうことであって、まだ流行がずっと...全文を見る | ||
○石母田委員 なかなか大臣が答えないので、大臣、最後にこれだけは答えてください。それは、ワクチンの問題があるでしょう。あれが十一月だというのです。これは時間を何としても早めてもらいたい。これは武田とか四つの機関ですね、いま頼んでいるのですが、会社の人ははっきりとこういうことをテレ...全文を見る | ||
○石母田委員 以上、要望して終わります。 | ||
○石母田委員 年金の問題について質問いたします。 わが党は今度の年金の問題について、特に保険料の値上げという問題について、これは全面削除すべきだという意見を持っております。もしこのようにした場合に給付改善にどのような影響があるのかどうか、これをお伺いしたいと思います。 | ||
○石母田委員 理解するかどうかはこちらの問題ですけれども、いまあなたが言われたように、厚生年金について言えばこれを上げなくても影響がないわけでしょう、現在の給付について。十兆円以上の積立金があり、昭和八十五年には三百四十八兆円という膨大な積立金があるわけです。ですから、私が聞いて...全文を見る | ||
○石母田委員 そういう質問しておるのですから……。そういうことについては影響がない。いま自民党から修正案が出されまして、千分の三ほど引き下げるということが出されましたけれども一千分の三というと大体予算でいうと七百億ちょっとなると思いますけれども、そうした問題は当然全面削除しても影...全文を見る | ||
○石母田委員 したがって、どちらでも給付改善に影響がないとすれば、私はこの際全面削除をした方がいいじゃないか、それ以外にはないと思うのです。それは当然、これだけの給付改善はあることを私承知しております。ですから、この法案の態度については、われわれは原案には反対でありましたけれども...全文を見る | ||
○石母田委員 私も別途の立場から十分検討したい、論議をしたいと思いますが、時間がないからそれはやめます。 それから一つだけ、この間私の質問の中で、福祉年金についてのいわゆる一月支給を十二月に繰り上げる問題について、前の質問でも触れられたと思いますけれども、同じようなことでよろ...全文を見る | ||
○石母田委員 質問を終わります。 | ||
05月20日 | 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号 議事録を見る | ○石母田委員 私は、ただいま提案されている法案につきまして、若干質問したいと思います。 いま審議されているこの法案については、私どもは、これまでの長い間の関係者の運動が反映したものとして一歩前進として評価しております。わが党がさきに発表しました法案大綱の中にも、障害者及び中高...全文を見る |
○石母田委員 次に、沖繩の失業者の雇用促進の問題について質問いたします。 この間、六十日の延長の問題の中に、特に二十三の都道府県でしたか、その特定の地域におきましては、五十五よりも四十五というふうに特別の措置をするというような話をしておりましたが、その中には沖繩は入っておりま...全文を見る | ||
○石母田委員 いまの言葉にもちょっとありましたように、沖繩の失業者はかなり多発しているわけであります。私どもの調べでも、五十年八月四・三%の失業率でしたが、五十一年二月の調査では五・六%に上がっておりますが、この数字はこれでよろしゅうございますか。 | ||
○石母田委員 この沖繩における失業率が、特に海洋博覧会以後において非常に激化するのじゃないか、あるいは特に沖繩振興開発特別措置法の第四十一条によりまして、沖繩の失業者には求職手帳の発給があるわけですが、これが復帰後ということになりますと、三年の期限が六、七月ごろ切れるのじゃないか...全文を見る | ||
○石母田委員 いま沖繩振興開発事業の問題がありましたが、御承知のように、これは特別措置法の規定による振興開発計画ですね、このことについては、「労働大臣は、沖繩における雇用及び失業の状況からみて必要があると認めるときは、沖繩県知事の意見をきき、沖繩開発庁長官に協議して、振興開発計画...全文を見る | ||
○石母田委員 そうすると、六〇%という吸収率が決められたわけですから、こうした事業がどんどん拡大されればその中に吸収することができるわけですが、いまお話のありましたように、この開発計画が、事業も非常におくれているという状況にあるわけです。したがって、この問題についてぜひ大臣がこう...全文を見る | ||
○石母田委員 局長に、その三年間でいろいろケースがあるだろうけれども、三年で切れた人の後の対策として、雇用対策法の求職転換手当ですね、これは、ああいうものの適用というようなことでは救済できないのですか。 | ||
○石母田委員 大臣に答弁を求めます。局長の場合は、いつでも一番最悪の答えしか出さないわけですから、そのために大臣がそれに比べれば若干いい返事が私は出るかと思うので、大臣、余り気にしないで……。 いま言ったように、三年間になりますと手帳が切れる人がぼちぼち出始めている。これは今...全文を見る | ||
○石母田委員 次に、いわゆる失業者対策としての炭鉱地帯における炭鉱離職者緊急就労対策事業あるいは産炭地域開発就労事業、それぞれ緊就、開就と呼ばれる事業について、これまた、この審議の中で再三打ち切りはしないというような答弁がありましたけれども、特に筑豊においては、主要な産業がなくて...全文を見る | ||
○石母田委員 御承知のように、来年の三月三十一日までで緊就の方はいわゆる継続するということになっております。開就の方は予算措置でやられて、法律では明確な保障がされてないという関係にありますが、この財源となっておる石特会計がこれまた来年三月三十一日までということになっているわけです...全文を見る | ||
○石母田委員 最後に、この第七十七国会における社会労働委員会の審議は恐らくこれで終わるのではないかという中で私が一番最後の質問者になったわけですが、実はこの社会労働委員会には雇用及び失業対策の緊急措置法案が、わが党初め自民党を除く四党によって提案されているわけです。これは昨年の臨...全文を見る | ||
○石母田委員 この国会はと言われると、若干あることなんですが、この国会は、ロッキードの真相究明と予算を中心とする国民生活の防衛、保障というものが最大の課題である。しかるに政府自民党の方は、ロッキードの真相究明については、きわめて消極的であるというふうに、現実に特別委員会の問題につ...全文を見る | ||
○石母田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、身体障害者雇用促進法及び中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 深刻な雇用、失業情勢のもとで、障害者や中高年齢者の人々の就労の機会は...全文を見る | ||
10月19日 | 第78回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○石母田委員 ただいま言われましたような問題で質問したいと思いますが、きょうはきわめて限られた時間でございますので、できるだけ関係者の答弁は簡略にしていただきたいというふうに思います。 私はきょう基金の理事長を特に、出張中のところ御無理を願っておいで願ったのは、労使問題の取り...全文を見る |
○石母田委員 その理由の中にこういう文章があるのも御存じだろうと思いますが、一応読んでみます。残念ながらこの基金の中で二つの組合に分裂をしている。「この全基労の分裂に際し、基金側は、理事者が新組合設立指導者と会談したほか、某県基金庶務課長が組合分裂に協力したなどの一連の支配介入を...全文を見る | ||
○石母田委員 「殊に、既に認定したとおり、昭和四十一年八月基人秘発第四七号通達により、基金が全基労に対する差別的な労務管理の基本方針を定め、この方針に従い、宮城基金の幹事長も、本件昇格査定をしたものと認められるので、その不当労働行為については、基金もまた、その責任を負わなければな...全文を見る | ||
○石母田委員 効力がないと言っているのは、その通達の内容がこういうものに疑われるような、あるいはとられるような内容のものであったからということですか。そういうふうに理解していいですか。 | ||
○石母田委員 このような通達は後で出してもらいたい、見せてもらいたいということについては、よろしいですか。 | ||
○石母田委員 この地労委の公式文書に書かれている内容の文章でございますので、また地労委もこういう判断をしているので、私どもも独自に国会としてもいろいろ検討したいと思いますので、ぜひ委員長の方からもこの提出についてお計らいを願いたいと思います。 | ||
○石母田委員 それでは、厚生省が監督官庁の一つでございますので、厚生省はいま私が今村理事長とやりとりした内容については承知しておりますか。 | ||
○石母田委員 いまの通達が先ほど言われたような内容の疑いがあるということで現在効力を失っている、あるいは、はっきり言えば廃止されているということについても承知しておりますか。 | ||
○石母田委員 いまの答弁でわかりましたか。確認できますか。 | ||
○石母田委員 さらに今村理事長にお伺いいたします。 それは、ことしの九月二十二日、全国社会保険診療報酬支払基金労働組合の中央執行委員長あての文書によりますと、「共闘会議」——というのは岡山県ですね、いろいろな事態の経過は時間がないから省略しますが、「から、基金の職場における職...全文を見る | ||
○石母田委員 この問題について、あなたは現在これを実施する、あるいはこれに書かれたことを実行するという意思を持っておりますか。当然あなたが書かれたことですから、この実行のためにどのような努力をしているか、具体的に話してください。 | ||
○石母田委員 いまの方向で解決したいということについて、監督官庁として厚生省はどう思いますか。 | ||
○石母田委員 ここに、昭和四十八年の八月十四、十五日、二日間にわたって、いわゆる厚生省の本部事務監査が行われて、その結果について厚生省保険局長から理事長あてに次のような通知があった。その中に「人事、労務管理面については、かねてから格別の配慮がなされているところであるが、人事および...全文を見る | ||
○石母田委員 結局、現場の方ではいろいろ反省すべき改善点があるけれども、厚生省の方はない、このとおりやる、初めからそういう方針なんだ、こういうことなんだね。 | ||
○石母田委員 私が言っているのは、先ほど言ったような事態の中でこういうものが厚生省から来た場合に、その当時の基金はどういう方向でこれを解決しようとしていたかということで、先ほどの改善しなければならぬ、今後配慮しなければならぬという内容のものであることは当然だと思うのです。 し...全文を見る | ||
○石母田委員 それでは厚生省、それはよろしいですか。確認していますか。 | ||
○石母田委員 今村理事長の方からもう少し具体的に改正の機会について。またこのままずっと残しておいたら——改正の機会というのは早急に行われるかどうか、この点についてお答え願いたいと思います。 | ||
○石母田委員 厚生省に私は言いたいのだけれども、こういう法に触れるような表現のものが長年の間就業規則にある、自分の監督官庁の中にあるということについてもっと真剣に考えてもらいたいと私は思います。これは労働基本施策の点から見て、やはり、政府あるいはそれに準ずるような機関の中において...全文を見る | ||
○石母田委員 その内容というのは、結局この基金労組の三原則ですか、分裂した二つの組合の一つですね、その加入届の中に「三原則を遵守」するということが加入の条件になっている。共産主義やその他は「排除する。」とか「認めない。」とか、あるいはまた「共産党のような行動」ということで、社会党...全文を見る | ||
○石母田委員 私は厚生省の局長に聞きたいのだけれども、あなたの監督官庁にこういう相当疑義を生ずるような問題があることをあなたたちは承知であるのか。これは労働組合といっても限界がありまして、労働組合の性格の問題について、こういうことで特に私が厚生省に聞きたいというのは、先ほどの宮城...全文を見る | ||
○石母田委員 きわめて不明確な答弁ですけれども、時間がないから先に進めます。 最後に私は今村理事長にお願いしたいのだけれども、皆さん方、裁判所や地労委なんかに三十九件、いろいろ出ていますね。これに対してやはり対立的な方法でなく、できるだけあなたがここで確認されたような立場で解...全文を見る | ||
○石母田委員 労働大臣に……。きょうの、基金との関係でこうした労働基本施策に関して、いま基金が文書でも出しているように、思想、信条による差別、あるいは労働組合の所属によって差別をするということはしない、あるいはあったものは是正する、こういうことでございますけれども、特にこうした政...全文を見る | ||
○石母田委員 最後に一つ。大体そういうことだと思いますが、特に政府の監督関係でございますので、そうした特に基金だけではなくて、いろいろ問題になることですから、ぜひとも一般的に指導を強めてもらいたい。 今村理事長にもう一遍再確認しますけれども、先ほどの検討すべきものは検討してい...全文を見る | ||
○石母田委員 質問を終わります。 |