泉房穂

いずみふさほ



当選回数回

泉房穂の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第159回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  私は、成年後見制度について取り上げていきたいと思います。  高齢者、障害者が地域で暮らしていくためには、この成年後見制度の充実化が不可欠である、その認識のもとに私はこれまで弁護士としてやってきましたが、国会議員として、引き続き、成年後見...全文を見る
○泉(房)委員 もっと少なくなるというのは、どれぐらいをお考えでしょうか。お答えください。
○泉(房)委員 把握もせぬと、そんな仕事ができるんですか。お答えください。
○泉(房)委員 ごめんなさい。失礼しました。  厚生労働省が所管しておるわけですから、一体この制度が何人の人を予定しているか、介護保険であれば介護保険のサービスを利用する人たちの数、支援費制度だって、やはりそれを予定している数があってこそ、その制度の設計、予算組みができるわけで...全文を見る
○泉(房)委員 実態把握に努めて、お答えください。  では、実際、現在どれぐらいの方が利用しているかの問題でありますが、その前に、諸外国の利用者の率を調べますと、諸外国、ドイツなどですが、ドイツでは八千百万人の人口に対して実際の利用者は百万人を超えております。ほかの国を見まして...全文を見る
○泉(房)委員 四万八千というのは、これまでの裁判所の審判を足した数だと思いますので、死んだ方もいますので、実際上、現在利用している方はもっと少ないということだと思います。  それはさておき、今ここでわかったことは、潜在的な利用者は合計しますと四百五十万人ほどいるであろう、実際...全文を見る
○泉(房)委員 法務局の数ですが、現在六百九十九あると思います。しかるに今一カ所。今のお話だと、拡充を図るという方向のようですが、いつまでに何カ所、その方向をお示しください。
○泉(房)委員 今のお答えだと、十六年度中に五十カ所ということでありますが、全部で六百九十九カ所あります。あとはどうなさるおつもりでしょうか、お答えください。
○泉(房)委員 普通の人が利用しようと思って東京法務局に取り寄せるのは大変です。五十カ所に広がっても、地方にお住みの方はやはり郵便手続などして大変なわけです。それを地元の、近くの法務局で手続ができる、そうすることによって利用も促進されるという関係にあるわけですので、利用がふえたか...全文を見る
○泉(房)委員 運用面が少しずつ進んでいることは、私も努力は本当に多といたします。  しかしながら、繰り返し申し上げます。百万を目指すのに四万から少しずつの改善ではとてもとても追いつきません。抜本的な運用改善、このことを強く求めたいと思います。  次に、監督の問題であります。...全文を見る
○泉(房)委員 監督につきましては、裁判所の限界というのは本当に明らかだと思います。もっとシステムの問題、法整備の問題を含めてしていかないと、監督をきつくすれば利用は進まない、利用を進めるために簡単に手続してしまうと不正行為が続出するという非常に難しい関係に立つ。この問題を解決す...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁は、極めて大きな答弁だと理解しております。司法ネット構想の中に成年後見制度が位置づけられる答弁だと私は理解いたします。  しかるに、その内実につきましてこれから議論を進めるに当たりましては、きょう質問をしてまいりましたが、この成年後見制度を本当に必要とし...全文を見る
○泉(房)委員 一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
02月26日第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  私は、今般の住宅再建に向けての動きに関しまして、住宅本体への支給を認めるべきであるとの数多くの被災者団体、また、今回の基金を拠出する全国知事会、そして、そもそものこの法案のもととなりました議員立法の母体となりました超党派の災害議連の思いを...全文を見る
○泉(房)委員 この手元のモデルケース、これはまさに内閣府が作成したものでありまして、このモデルケースをもとに今回の閣議決定もなされておるわけでありますが、このモデルケースは、それぞれ、全壊の場合、建てかえ、移転新築、それから大規模半壊の補修など、場合分けをしております。  質...全文を見る
○泉(房)委員 私も、このモデルケースを見まして、この算定根拠は何なのかといろいろ考えました。内閣府に対しまして、このもととなった資料はないのかと要求しましたが、この紙一枚が出てきただけであります。  しかしながら、新聞報道なども見ますと、例えば昨年十二月二十三日の毎日新聞朝刊...全文を見る
○泉(房)委員 本当にごまかしの答弁だと思いますが、これは内閣府がつくったものであります。  繰り返しですが、全焼の場合は、この内閣府の資料によりますと、瓦れき撤去費は二十一万円支給と記載されています。中古住宅購入の場合のローン関係費は百八万円です。つまり、内閣府がつくっておい...全文を見る
○泉(房)委員 苦しい答弁が続いておるようですけれども、全焼の場合は決してレアケースではありません。阪神・淡路大震災のときも、六千以上の建物が全焼となりました。中央防災会議が東海大震災に対しまして作成した「東海地震に係る被害想定結果について」というこの予想につきましても、夕方六時...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答えにもありましたが、平均値だそうですが、これは根本的に間違っております。何が間違っているのか。この二千五百万というのは、年収制限、年齢制限をかけない、すべての一般的な平均値であります。しかるに、この制度の枠組みは、五百万以下の世帯でしか満額支給は受けられな...全文を見る
○泉(房)委員 本当に実態をわかっていない、机上の空論だと考えます。  普通に考えてください。一人じゃないですよ。世帯で年収五百万なわけです。そこからいろいろ引かれますので、実際の手元には三百万台ぐらいしか来ないでしょう。子供もおります。子供らにも生活させないけません。被災に遭...全文を見る
○泉(房)委員 瓦れき撤去の関係もお伺いしますが、実際、阪神・淡路大震災の場合、瓦れき撤去は実質的に公費によってなされました。その後の震災についても、基本的に瓦れき撤去は、公費によって、防災上、治安上、公衆衛生上、その見地から既になされているわけであります。  しかるに、この法...全文を見る
○泉(房)委員 実際、私の質問にありました、今回はむしろ後退じゃないかという問いに対しての答えはなかったですが、この点につきましては、私が思いますに、この法案でいきますと、この制度でいきますと、まさに何重もの要件をクリアした人が公費でもって瓦れき撤去できるが、それ以外の方は自己負...全文を見る
○泉(房)委員 私の質問に対する答えにはなっていないと思わざるを得ません。周辺経費に限る支給はいい、住宅本体はだめだ、そこに対する私は理由を求めたいのであります。  個人資産の形成につながるものへの公費支給については、議論があることはわかります。しかしながら、実際上、農業用資産...全文を見る
○泉(房)委員 全く納得できない回答であります。よく理解できません。  さらにもう一点。大臣は、同じく記者会見におきましてこう述べております。見直し条項、附帯決議、附則に関してでありますが、大臣みずから、一般に、見直し条項というのは、特定の事項についてこれから検討していくという...全文を見る
○泉(房)委員 繰り返しますが、今回のこのそもそももととなった試算のモデルケース自体が、きょうの質疑で明らかなように、その数値自体が誤っているわけです。この数値自体が違ってくれば、本当にこの制度が実効性あるものかどうかの議論も違ってまいります。運用を見ないとわからない面もあります...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  一昨日の法務委員会にて成年後見制度につきましての質問をさせていただきましたが、こちら、きょうの厚生労働委員会におきましても引き続き、成年後見制度の、質、量ともの充実化に向けての質問をさせていただきます。  私は、弁護士をしております。町...全文を見る
○泉(房)委員 今ので確認ですが、十七年一月中には運用を開始できるということですね。結構です。  それから、あと、登記所は全国六百九十九カ所あります。五十ではまだまだです。六百九十九に向けてぜひとも取り組んでいただきたい、そのことを申し述べます。  それから次に、最高裁に関し...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁により、福祉分野との連携が今後なされていくと理解いたします。本当に司法と福祉両面でやっていかないと、これからは片方だけではだめな時代ですので、ぜひとも福祉分野との提携をよろしくお願いいたします。  この成年後見制度ですが、今聞いておられる方も、なかなか聞...全文を見る
○泉(房)委員 本当に心強いばかりの御答弁、ありがとうございます。しっかりとその大臣の努力を期待しつつ見させていただきたいと思います。  ところが、実際のところ、厚生労働省が今やっている事業といたしましては成年後見制度の利用支援事業、ぐらいと言っては失礼ですが、があります。しか...全文を見る
○泉(房)委員 本当に、このようなありがたい答えがすぐ返ってくるとは、ありがたいばかりであります。  あわせて質問いたします。ただ、この成年後見制度につきましては、実際のところ、申し立て費用、お金がかかる。第三者が後見人につけば、その報酬の面の問題になります。その点、実際のとこ...全文を見る
○泉(房)委員 これからも議論が進められていくと思いますが、一点だけ問題点を指摘しておきたいと思います。  私自身後見人をやっております。先月も三件申し立てをいたしました。そういう中で感じますのは、お金を使わずにいようと思うと、親族が後見人をすれば費用がかからないことが多いです...全文を見る
○泉(房)委員 そして、公表した後の手順につきましても事前に通告しておりましたので、呼びかけ及び検査体制につきましてはどういうお考えでしょうか。もし現時点でお答えいただけないのであれば、いつまでにそういった方針を示す予定なのか、その時期だけでもお答えください。
○泉(房)委員 質問時間が終了いたしましたので、あとは検査体制ですが、その際には無料にて検査が受けられるということは当然だと思いますので、その点もあわせて申し添えた上で、引き続き、次回質問させていただきます。  ありがとうございました。
03月02日第159回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
議事録を見る
○泉(房)分科員 民主党の泉房穂です。よろしくお願いいたします。  先週の木曜日、二月二十六日の質問に続きまして、本日も被災者生活再建支援制度の拡充につきまして質問をさせていただきます。  この制度につきまして、先週もお話しさせていただきましたが、全焼の場合に果たして解体撤去...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁で概算払いの話が出ましたが、では、まずその点から再度確認いたします。  今の答弁で、二分の一、二百万ですから百万は概算払いとのお答えと思いますが、今の百万円分につきましては、七十万円が通常経費、三十万が特別経費、実質的に百万円のうち八十五万円、八五%が...全文を見る
○泉(房)分科員 今回のそもそもの金額につきましては、当初、多くの被災者団体、災害議連含めまして、五百万という数字でありました。ところが、しかるに今回、上積み二百万ということですから、今の答弁ですと、トータル、合わせて百八十五万だからいいのではないかというような御趣旨にとれますが...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁でも明らかなように、大規模半壊では、半壊世帯の大半が網羅されず、実質的に、半壊のうち、大規模半壊に当たらない方につきましては支給を受けられない結果になります。この点、厳しく指摘しておきたいと思います。  具体的に、支給対象項目ごとに改めて質問させていた...全文を見る
○泉(房)分科員 具体的には、解体撤去・整地費についての領収証が提出された時点で支給されるという理解でいいのでしょうか。明確な答弁をお願いします。
○泉(房)分科員 続いて、ローン利子についてでありますが、ローン利子につきましては、三年間という要件がかかっているようでありますけれども、このローン利子につきましても、ローン契約締結時にまとめて、一括して三年分支給するのが、手続の煩雑さを避ける意味でも、また被災者支援の見地からも...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁だと、実際にローンの利子を払ってから支給ということでありますから、三年といいますと三年後までかかってしまうという答弁だと思いますので、極めて不十分な答弁だと理解いたします。  また、この点につきましては、災害が発生してから三年間というような要件がかかっ...全文を見る
○泉(房)分科員 再度問題点を指摘いたします。  やむを得ない事情を厳格に解しますと、三年間ということは、被災に遭った方が早く住宅ローンを組んだ方がたくさん支給を受けられる。そうではなくて、一年後、二年後、ひいては二年半後にローンを組んだ方は半年分の利子しか支給されないという極...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁は、質問に対する答えにはなっていないと理解せざるを得ません。  三年以内に再建をすることが多いとしても、実質的に、ローン利子の支給期間について三年で区切ると、早く再建に取りかかる方、少し時間を置いてから何とか頑張って再建する方において支給期間がずれます...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁でも極めて不十分であり、私の質問に対する答えにはなっていないと言わざるを得ません。  この点、では重ねて質問いたします。  この制度の枠組みでいった場合、ローンの利子ですので、多額のローンを組んだ方についてはそれだけ多くの利子補給がなされる、少額の方...全文を見る
○泉(房)分科員 質問と答えがなかなか合っていないようですが、再度明確な答弁を求めます。  今回のローン利子につきましては、より早期に組んだ方が多額の支給を受ける、より多額のローンを組んだ方が多額の支給を受けることからしまして、事実上、被災者に対しまして、より早くローンを組むこ...全文を見る
○泉(房)分科員 事実上、今回の制度の枠組みでは私の指摘した点は認めるというように私は理解いたしますが、同様の問題は家賃においても発生します。  家賃につきましては、三年ではなく二年、一年短く限定している点も指摘した上で、その点の答弁も求めますが、あわせて、住宅ローンと同様の問...全文を見る
○泉(房)分科員 答弁はいただいておりますが、私の問題点の指摘についての解決の答弁になっていない。今回の制度の枠組み自体が、ある意味、被災者に対してより無理強いをする、より早期のローン締結、より早期の民間への移転、そしてより多額のローン契約、より多額の家賃のところへの移転というも...全文を見る
○泉(房)分科員 何度も申し上げます。  今回のポイントにつきましては、まず支援対象について住宅本体でなく周辺経費に限ってしまったがゆえに、本日質問させていただいております問題が浮き彫りになってしまうわけであります。そうではなく、繰り返し申し上げますが、住宅本体への支給を認める...全文を見る
○泉(房)分科員 再度明確な答弁を求めますが、今回の制度が、個人資産の形成はできないからこの制度なのか、個人資産の形成ではあるけれども住宅本体を含まないのか、ここをまず明確にしていただきたいと思います。
○泉(房)分科員 繰り返しますが、住宅本体がだめで周辺経費だといいという理由を明確にされたいと思います。個人資産の形成であるということを大臣みずから認めておきながら、住宅本体はだめだという理由がないと私は考えます。  先週、そして今回の質疑でも明らかなように、周辺経費に限っても...全文を見る
○泉(房)分科員 大臣、前回の答弁でも、今回の制度でもおおむね二百万の金額は支給されると答弁されておりますが、この間、全焼の場合、住宅ローンを組めない方の場合と指摘させていただきましたが、実質的に満額受け取れない方が多数出るという私の指摘に対して、大臣は、この制度の周辺経費に限っ...全文を見る
○泉(房)分科員 全く納得できません。  質疑時間が終了いたしました。住宅本体への支給を求めて、引き続き訴えてまいりますので、また次回答弁よろしくお願いいたします。これにて終了いたします。
03月18日第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○泉(房)委員 提出者の一人としてお答えいたします。  この問題、極めて重要な問題であります。まずもって皆さんにお伝えしたいことは、現在この委員会、委員長を除いて三十九名おります。私も含めまして野党側三党で十六名、与党側二十三名、あと四名の賛成をもってすればこの修正案は可決する...全文を見る
○泉(房)委員 お答えいたします。  この三年と二年でありますが、発災後三年であれば、二年十カ月後にローンを組まれた方につきましては、二カ月分しか厳密に考えると出ません。今の答弁にありましたが、三年以内に組めばいいという運用がなされるのであればまた別でありますが、三年、二年で区...全文を見る
○泉(房)委員 この問題、まさに議員御指摘のとおりでありまして、運用面に係るところが極めて大きいわけであります。この面、運用を厳格に解しますと、領収証をつけてからお金を出すんであれば、支給時期がおくれます。概算払いを活用するなどしないことには手厚い保護にはなりません。  繰り返...全文を見る
○泉(房)委員 お答えいたします。  これは、要するに何を支援していくのかの問題であります。支援すべきは、単に雨露をしのげてどこに住めてもいいということではなく、その住みなれた町を守っていこうということから、都道府県の中に住むのか違うのかで分けていると考えます。守るべきは町のぬ...全文を見る
○泉(房)委員 答弁いたします。  まさに議員御指摘のとおりであります。本当に今の役人の答弁は役人の発想からだと思います。現場を見れば、建物、工場も壊れて、仕事もなくなっている。そういう方々に、前年度あなたは収入があったから支援しません、そんなことはおかしな話であります。これは...全文を見る
03月18日第159回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○泉房穂君 民主党の泉房穂です。  民主党・無所属クラブを代表して、総合法律支援法案、いわゆる司法ネット法案につき、みずからの弁護士としての経験と現状認識を踏まえ、関係大臣に質問させていただきます。(拍手)  この法案は、極めて重要な法案であります。司法改革の目的は、司法と国...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  お昼どきではありますが、あと四十分間、有意義な質疑にしたいと思いますので、前向きな御答弁を期待しつつ、質問に入らせていただきます。  もうかなり、これまで主要な論点につきましては論議されてまいりました。私としては、この法案の制度趣旨をさ...全文を見る
○泉(房)委員 私も、先ほど申し上げましたが、今回の法案につきましては、趣旨については本当に賛同するものであります。ただ、それを補う意味で、法曹になる前の社会経験、社会人経験を経た方が法科大学院に入ったり、また、今はまだ並行してありますが、司法試験に合格して裁判官、検察になってい...全文を見る
○泉(房)委員 私自身も、弁護士になろうと思ったのは二十六、七歳のころであります。私ごとですが、私自身は、今は亡き石井紘基先生のもとでいろいろお手伝いさせていただく中、石井紘基先生から、弁護士になったらどうかとお勧めをいただき、受験を決意しました。その際、やはり迷ったのは、その後...全文を見る
○泉(房)委員 きょうのきょうですぐに答えは出ないでしょうけれども、今の三割ですけれども、指摘しておきますが、他学部といいましても、今の現場を見ますと、他学部が早い段階から司法試験予備校に通って、卒業と同時に受験するというようなことが一般的なわけであります。社会経験があるわけでは...全文を見る
○泉(房)委員 それから、実際に法科大学院を卒業して司法試験に受かった後の修習時代の問題であります。  この点、私の修習時代は給料が出ておりまして、今も出ておりますけれども、今議論のあるところですが、ただ、修習生になりますとアルバイトができません。ですので、その給料のみで家族を...全文を見る
○泉(房)委員 これからの検討だと思いますが、俗っぽい言い方ですが、裁判官や検事になる方が金持ちの子弟ばかりではなく、貧乏人の小せがれやお嬢さんもちゃんとそういったところに入っていってこそ多様な国民の意見が反映されると思いますので、そういった配慮の方をぜひともよろしくお願いしたい...全文を見る
○泉(房)委員 私自身も修習時代を経験していますので、お答え自体、こういう場でなかなか言えることと言えないことがあるんでしょうけれども、私として皆さんに知っておいていただきたいのは、現実問題、裁判官、検察官になるには、司法修習時代、各クラスというのがありまして、そこのクラスの担任...全文を見る
○泉(房)委員 また今後とも採用が毎年続くわけですので、また来年も同じように、極端に三歳も若いということにつきましては、その合理的理由があるならともかく、私としては、とにかく早く受かった賢い方がいいということに偏っているように感じますので、年齢構成につきましてもよく配慮されて、来...全文を見る
○泉(房)委員 残り時間も少なくなってまいりましたが、次は受け入れの問題であります。  弁護士の受け入れ事務所につきましては日弁連の方で態勢を整えると思いますので、日弁連の努力に期待するとして、そこで、受け入れ態勢が整った場合であります。実際のところ、今伝え聞くところでは、大阪...全文を見る
○泉(房)委員 いろいろ聞きたいことはありますが、もう時間が迫っているようですので、最後に一点だけ。  これまでも質問がありましたけれども、今回議論のありました、公務員の身分が残ったがゆえに報告義務、報告をするということ、それから懲戒権が二重に及ぶという問題があります。  既...全文を見る
○泉(房)委員 適切な運用を期待しつつ、私の質問を終わります。ありがとうございました。
03月31日第159回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉です。よろしくお願いいたします。  私は、本日は、先ほどの山内議員に引き続きまして、犯罪被害者の支援の問題、そしてもう一点、無年金障害者の救済の問題、この二点につき、質問させていただきます。  三十分という限られた時間でもございます。また、犯罪被害者...全文を見る
○泉(房)委員 先ほど山内弁護士からの質問で、刑事事件に法務大臣はそれほど多く接しているわけではないというようなお答えかと思いますが、特に犯罪被害者の場合、幾ら人間に想像力があるといいましても、やはり限りがあります。直接被害者の生の声を聞くことによって感じ取る部分もあると思います...全文を見る
○泉(房)委員 続きまして、先ほどの山内弁護士とも重複しないように質問しますが、重大犯罪の場合、質問といいますか、刑事手続の中で、やはり被害者の地位といいますか、権利というものをしっかり認めてほしいというニーズがあります。この点につきましては、いろいろ議論があることは私も承知して...全文を見る
○泉(房)委員 論点は多岐にわたりますが、引き続き法案審議の過程でも質問できると思いますので、きょうのところは次に進ませていただきます。  犯給法の問題はこの後松野議員から質問があると思いますので、犯罪被害者支援につきましては、警察の方も随分早くから取り組んでおられると思います...全文を見る
○泉(房)委員 警察の方も、一定の努力といいますか、試みは、その点は評価いたしますが、犯罪被害者支援につきましてはまだまだ不十分です。一般的に、十年、二十年、諸外国から見ておくれているとも言われております。今回、司法ネットも含めまして、犯罪被害者支援につきましてさらなる充実化を図...全文を見る
○泉(房)委員 この問題は、法務大臣のみならず、厚生労働省を含めて、総合的な検討を要するということはもちろんわかります。  ただ、この判決を見ますと、今回の判決の画期的なところは、立法不作為による違憲判決であります。立法不作為による違憲判決は、史上これまで二件しかありません。ハ...全文を見る
○泉(房)委員 控訴するか否かでありますが、控訴期限は四月七日と聞いております。極めていろいろな要素を含んだ判決の内容でありますので、慎重な検討を要すると思いますので、すぐに控訴するというようなことではなく、控訴期限ぎりぎりまで十分なる検討を要すると思いますが、その点、どのように...全文を見る
○泉(房)委員 この後、また厚生労働委員会の方でも私も質問する予定にしておりますけれども、この無年金障害の問題につきましては、今回の判決は学生無年金訴訟ということで学生さんの問題ではありますが、御存じのとおり、学生だけではありません。主婦の方、在日外国人の方、在外邦人の方の問題で...全文を見る
○泉(房)委員 もちろん検討を要することはわかりますが、この問題は今に始まったことではありません。参議院、衆議院でも、附帯決議がもう数年も前からなされております。もう十分な検討期間があったと私は考えます。  そこで、改めて質問させていただきますが、今回、論点としては幾つかありま...全文を見る
○泉(房)委員 現時点でお話しいただけることには限りがあるということはわかりますが、指摘しておきたいのは、今回の訴訟もそうですが、任意加入で未加入と申しますが、例えば、今回の訴訟の当事者は私とほとんど同じ年代でありまして、私自身は、一九八二年に大学に入りました。二十になったのは八...全文を見る
○泉(房)委員 民主党といたしましても、この問題は極めて重要な問題と認識しております。民主党としても、もちろんこの問題に積極的に取り組んでまいりますが、ゆっくりできるような状況ではございません。  また、繰り返し申し上げますが、今回の訴訟、違憲判決があったからといって、学生のみ...全文を見る
○泉(房)委員 時間が参りましたので、この点につきましては、無年金問題、厚生労働委員会も含めまして、また引き続き質問させていただきます。  また、犯罪被害者の支援につきましては、極めて重要な問題でありますので、関係各所におきまして、この通常国会中、一歩二歩進むような質疑、答弁を...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  きょうは一時間の時間をいただきました。私自身、今回の裁判員制度につきましては、本当に、七年前弁護士になったときに、こういった市民参加の裁判員制度ができるとは夢にも思っていませんでした。今回、こういった制度を導入という審議に当たりまして、市...全文を見る
○泉(房)委員 この問題につきましては先ほどの山内議員からも指摘がありましたが、辞退をしやすくするのではなくて、辞退しなくても、裁判員になれるような方向で検討すべきだと思います。そのためには、施行までにこれからもいろいろ議論もあると思いますが、やはり新たな義務を課す以上、新たな支...全文を見る
○泉(房)委員 この問題意識につきましては、これまでも審議なされておりますし、例えば、裁判所に託児所や託老所ができないかという指摘もなされております。私もそうなればいいと思いますし、現実にアメリカなどではそういった育児施設もたくさんできておるようであります。  しかしながら、い...全文を見る
○泉(房)委員 厚生労働省でいろいろシステムのことは理解しましたが、この裁判員制度につきまして、まず小学校のお子さんをお持ちの場合、今、学童保育というのがありますけれども、こういった裁判員制度の場合に、やはり一時的に学童保育が使えたら便利だろうと思いますので、一時的な学童保育とい...全文を見る
○泉(房)委員 いろいろ理由は言っておられるのですが、結局はやろうとするかどうかだと思うんです。  一遍に全部しなくても、特に重要なところから優先的にやっていく。もちろんお金は限られているわけですから、どこを重点化していくかという視点はもちろんあっていいと私も思います。  具...全文を見る
○泉(房)委員 同じ押し問答になってもあれですけれども、ただ、例えば、市民の裁判員制度をつくる会であるとかいろんな市民団体などからも、やはり一番多く寄せられているのは育児、介護の問題でありますので、私としては先ほどの認識は答弁と違いまして、ある程度国民の理解として、育児、介護に対...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答えのように、出てきてもらう方が望ましいということであれば、出てきてもらえるような公的支援をしていくという発想が必要だろうと思いますので、その点も重ねて申しておきます。  続いて、最高裁につきましてでありますが、推進本部の方は快いお答えもなかなか難しいんで...全文を見る
○泉(房)委員 厚生労働省につきましても、この裁判員制度の導入につきましては、もう全省庁挙げてのことだと思います。裁判員制度に関しまして、厚生労働省としてもそれぞれ情報提供を、裁判所の方から求められれば当然していくべきだと思いますが、このような連携についてどのようなお考えか、厚生...全文を見る
○泉(房)委員 今、厚生労働省の方から、裁判所の方から具体的な求めがあれば対応していくというお答えでしたので、最高裁の方、当然厚生労働省と連携をとっていくと思いますが、その点、改めてお答えをお願いいたします。
○泉(房)委員 一般的な答弁ですが、本当に、この問題に限りませんが、成年後見の問題にしろ何にしろ、法務省と厚生労働省というのは極めて隣接領域だと思います。児童虐待にしろDVにしろ、やはり法務省と厚生労働省がいろいろな分野で手をとり合ってともに進めていく。そういった受け皿の部分は厚...全文を見る
○泉(房)委員 全く理解はしませんけれども、これは押し問答になってもあれですから。当然必要だと思いますので、本当に連携をとり合ってやっていただきたいと思います。  各論に幾つか入っていきますが、まず移送サービスについての質問をさせていただきます。  具体的には、事例としては、...全文を見る
○泉(房)委員 同じようなお答えですが、一般的な理解は得られると思います。大した費用もかかりません。その移送のところを、何日か往復するお金を公費で持つことぐらい、国民は理解すると私は思います。ただ、なかなか推進本部の方から快い答えももらえませんので、最高裁の方にもお伺いします。 ...全文を見る
○泉(房)委員 とにかく、新しい制度がなかなか難しいのであれば、現行の制度の運用面とか解釈面で何とか参加しやすくしていくという方向で検討のほどをお願いいたします。  続いて、バリアフリーの問題であります。  私も裁判所に今も行っていますけれども、車いすの方を二階の法廷に上げる...全文を見る
○泉(房)委員 今答弁もありましたが、確かにハード面はお金がかかる話であります。ただ、お金がかからない方法はあるわけでありまして、裁判所に働く者が心がけ次第で、たとえエレベーターがなくても、みんなでばっと集まってきて二階、三階にやっていく風景が見られれば、それはそれでできることだ...全文を見る
○泉(房)委員 これらの点につきましては、確かにお金もかかったり手間もかかったりするわけでありまして、そうそう容易な話ではないということは私も理解しています。  ただ、要するに、社会というものはいろいろな方がいて成り立っているわけでありまして、単に迅速であればいい、単に手間がか...全文を見る
○泉(房)委員 この点に関しましては、具体的に、例えば知的障害者や精神障害をお持ちの方についてどうかという問題があります。  この点、いろいろ価値判断も分かれるところなのかもしれませんが、今回の裁判員制度の趣旨というものは、いろいろな方に入っていただいて、その方が望ましいという...全文を見る
○泉(房)委員 法文の解釈でありますが、著しい支障はだれにとって著しい支障かというと、当の本人が職務遂行するに支障があったときだと当然思いますので、例えば、点字や手話が要る、だから手間がかかる、金がかかるから支障があるわけではないと思いますので、あくまでも、サポートが得られて本人...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答えは本当に価値判断の問題ですので、平等という言葉を言われましたけれども、裁判員になろうとした、ちょっと待ってくれたらなれるというのに、あんただめですよ、もう一回選ばれるのを待ちなはれというようなことが、果たしてそっちが平等と考えるのか。そうではなくて、裁判...全文を見る
○泉(房)委員 同じような冷たいお答えばかりですが、お金がないんだったら知恵を絞って知恵でやるという工夫があってしかるべきですから、金がないというのが理由だったら、金を使わぬでやることを考えたらいいと思いますので、少なくともこの審議が終わるまでに、少しぐらい工夫についての答弁がな...全文を見る
○泉(房)委員 本当に推進本部のお答えは、いきなり言いにくい面もあるかもしれませんけれども。  繰り返しですが、みんなどこの国も、いろいろな制度を導入する中でいろいろな知恵や工夫をしながら、例えば、きょうも指摘させていただいていますが、やはり自営業の方にも出ていただきたいからと...全文を見る
○泉(房)委員 最後の質問、ここで終わりますが、とにかく、参加しやすい制度づくりという視点は極めて重要でありますので、この点、関係各省、本当に改めて、この法案の採決までにもっと前向きの答弁をするように期待しまして、改めてこの問題、次の機会がありましたら質問したいと思います。  ...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 法務委員会 第16号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。本日は、総合法律支援法案、いわゆる司法ネット法案につきまして、本会議に続きまして引き続き質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  お手元の方にもうおなじみの一枚紙を配らせていただいております。改めて確認するまでもないでしょうが、...全文を見る
○泉(房)委員 前から決意としてはいろいろお聞かせいただいておるんですが、では具体策であります。  犯罪被害者支援と申しましてもいろいろあります。刑事手続上の地位を与えるであるとか、質問権などの問題です。そこまでいかなくても、例えば国選弁護を何とか導入する、国選でなかったとして...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁からも、弁護士の紹介であるとか民事法律扶助の活用という答弁をいただきましたが、それにとどまらず、もう一歩進んで、具体的には犯罪の被害に遭われた方に対しまして、弁護士に限りませんけれども、カウンセラーであるとか、本当に必要としている方を派遣していくであるとか...全文を見る
○泉(房)委員 前から指摘させていただいておりますが、犯罪被害者につきましては、本当に思わず犯罪の被害に遭いまして、みずから足を運んでいわゆるセンターの方に来るかというとなかなか難しかろうと思います。  具体的に想定しますと、犯罪の被害者の場合、刑事手続に乗りますと、警察の方で...全文を見る
○泉(房)委員 いろいろな民間団体との連携も必要であろうと思いますし、そういった御答弁もいただいておりますが、具体的に、犯罪被害者の場合、警察や検察または弁護士といった法的知識を持った方の支援も必要ですが、むしろ犯罪の被害に遭われた方がつくっている自主団体のようなところで、同じよ...全文を見る
○泉(房)委員 この犯罪被害者の問題につきましては、この前の一般質疑の方でも質問させていただき、そのとき、法務大臣の方から、犯罪被害者等の当事者といいますか、と機会があればお話を聞くようなことをしていきますというお答えだったと思います。御多忙の折だと思いますので、まだそれはかなっ...全文を見る
○泉(房)委員 繰り返しになりますが、犯罪被害者支援につきましては、たとえお金がかかったとしても、国民的な理解は得られるテーマだろうと思っております。与党の方でもいろいろな動きがあるというふうに報道でもなされておるようでありますので、繰り返しになりますが、犯罪被害者支援につきまし...全文を見る
○泉(房)委員 厚労省の現在の取り組みについては理解しているつもりでありますが、何度も指摘させていただいております成年後見につきましては、諸外国は人口の一%、日本だと百数十万人が利用してしかるべきところ、まだ四万人とかその程度。しかも、その内実は、本来の趣旨である自立支援、つまり...全文を見る
○泉(房)委員 この問題を考える場合に大事な視点といいますのは、私が思うに、ホームヘルプサービスであるとかデイサービスであるとか、いわゆるサービスをたくさんふやせばいいということだけではないという視点であります。幾らサービスをふやしたとしても、当の本人が、在宅がいいのか施設がいい...全文を見る
○泉(房)委員 大臣みずから重要であると強調していただきまして、それを踏まえた対応を期待します。  では、具体的に、この司法ネットで、こういった高齢者、障害者の法的支援、具体的にどういったことが可能かといったことでありますが、少なくとも、成年後見の手続について相談をするとか、扶...全文を見る
○泉(房)委員 今連携という言葉も出ましたけれども、先ほど、犯罪被害者の場合、被害者支援団体、民間団体との連携のお話をさせていただきました。高齢者、障害者につきましては、やはり厚労省の管轄かもしれませんが、厚労省との連携、在宅介護支援センターなど、あと権利擁護支援事業をやっている...全文を見る
○泉(房)委員 連携の必要性は重ねて申し上げた上で、今も出ましたが、扶助の活用であります。  次に、扶助の問題に入りますけれども、皆さんもう御存じのとおり、何度も指摘させていただいておりますが、今の日本の法律扶助、要するに、すぐにお金が用意できなくても法律相談を受けられたり、弁...全文を見る
○泉(房)委員 今柔軟な運用と言われましたが、確かに、今言われたように、一般基準と違って自己破産につきましてはより資力基準を厳しく、生活保護世帯に限るであるとか、また、そこに同情し得るような事情があることを要件とするとか、かなりプラスアルファの要素を加味しています。  しかし、...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁のように、個々の事件ごとに見ていくのが難しい、やはりある程度の基準が要るということはわかります。であれば、事件の内容で見ていけばいいわけでありまして、具体的に申しますと、何度も言います、自己破産の場合、別の扱いをしております、現実的に。交通事故につきまして...全文を見る
○泉(房)委員 これまで日弁連の方もいろいろ司法過疎解消に向けて取り組んでまいりましたけれども、なかなか限界がある、不十分、不十分と言ったらあれですが、なかなか思うようにいっていない面もあります。  そのあたりのやはり教訓も踏まえまして、かなりの意気込みでつくっていかないとなか...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁ですと、当然のことながらいわゆる弁護士会の懲戒ではないということ、そして確認的な条項にすぎないということだと思いますので、それはそれでよろしいんですね。
○泉(房)委員 ここは紛らわしいので、今のような答弁であれば特に必要はなかろうと思いますので、削除を強く求めたいと思います。  あと、お金の問題、今度のお金の問題は組織に対するお金の問題であります。  この点、大臣の方からも、先週、予算措置につきましては立ち上げ段階から必要な...全文を見る
○泉(房)委員 お金の問題ですので、財務省の方に聞きます。  財務省、本会議でも聞きましたが、いつもつれない答弁なんですけれども、まず聞きたいのは、扶助の予算につきましても、イギリスと日本、八十倍も違うというような実情があります。こういった実態をどのように認識なさるのか。  ...全文を見る
○泉(房)委員 まさにいつものような、言葉は長いですが内容がどの程度かと思いますが、繰り返しになりますが、財務大臣、今、弁護士資格もある谷垣大臣であります。この司法ネットの重要性、必要性は十分認識していると思います。お金というのは限りがあるのは当たり前でありまして、どこに使ってい...全文を見る
○泉(房)委員 司法ネットにつきましては、引き続き次の機会に質問をいたしますが、残りわずかでありますが、ちょっと別の話題だけ質問させていただきます。  これは全く別の話でありますけれども、新聞報道などによりますと、自民党の幹事長である安倍晋三幹事長が、公選はがきに国立大学の教授...全文を見る
○泉(房)委員 この問題につきましては、また後日、別の同僚議員が質問するかと思いますので、本日は私の質問はこれにて終わります。ありがとうございました。     —————————————
04月21日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  今から三十分間、無年金障害者の救済についての具体的な大臣からの答弁を得るために、質問をさせていただきます。  まずもって、この場におられる方につきましてお尋ねします。一九九一年までは、学生は任意加入でありました。ここにおられる方は、ほと...全文を見る
○泉(房)委員 また言っていただきますので。  具体的な救済につきましては、立法不作為ということもありますので、民主党の方の党内手続も今経ておりまして、救済案を今作成中であります。  参考までに、民主党の案の概要だけ手短に申し上げさせていただきますと、救済の対象は、すべての無...全文を見る
○泉(房)委員 救済範囲につきまして、今回、まずもって学生、主婦から始めたいというお気持ちは受けとめます。外国人などその他の問題はありますが、時間的制約もありますので次の方に移りますが、続いて、支給の金額であります。  私といたしましては、また今連絡が入りましたが、民主党の党内...全文を見る
○泉(房)委員 確かに、今回につきましては、早期救済を考えますと、政府からの提案という部分が、ある意味、時期的な問題、また財務省を含めての全体の合意が得られるかという問題からして、議員立法という方向性があり得るんだろうということは理解します。  しかしながら、厚生労働省のトップ...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答えは、少なくとも六割以上だという答弁だと理解いたします。  しかしながら、私は、六割でいいと言っているわけではありません。これはまさに、先ほどの事例で申しました、二十の誕生日になったからといって、当時、国民年金に入ろうなんて思う方はほとんどいなかったとい...全文を見る
○泉(房)委員 視点についてはわかりますが、大臣の意向といたしましては、障害者全般の問題としても、こういった保険料の負担の軽減などに向けて前向きに検討していくという御意向だと確認したいと思いますが、その点、改めて御答弁をお願いします。
○泉(房)委員 続いて、救済する場合の制度論であります。  このあたりも、年金制度の枠内でいくのか、福祉的措置でいくのかというような議論の立て方があるようですが、民主党案によりましても、保険料を回してくるというような立て方はしておりません。全額国庫負担という枠組みであります。こ...全文を見る
○泉(房)委員 いずれにいたしましても、すべての無年金障害者の救済が必要であるというのは当然の前提であります。  今回の与党合意、坂口試案、坂口談話という流れの中で、まずもってどこから救済できるかという問題でありますので、その論理的整合性を追求する余りにできないのではなくて、そ...全文を見る
○泉(房)委員 今、大臣の方から今国会中という言葉が出ました。  ただ、今回は政府提案ではなくて議員立法ということでありますと、与党の自民党、公明党さんの方の動き、これが重要になろうと思います。  ただ、この点、繰り返しですが、大臣はリーダーシップを発揮すべき立場であります。...全文を見る
○泉(房)委員 今回の与党合意、そして坂口談話につきましては、ある意味、期待の持てる面と、もう一面、対象者が限定されるのかという意味で、制度論からいきますとそれぞれ分離できるんでしょうが、障害をお持ちという立場から見れば一緒であります。同じように、例えば車いす生活を余儀なくされる...全文を見る
○泉(房)委員 本当に、早期救済に向けて大臣のリーダーシップの発揮を強く求めて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
04月22日第159回国会 衆議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  今から十五分間、よろしくお願いします。  まずもって参考人、お忙しい中お越しいただきましたことを、また貴重な御意見、本当にありがとうございます。まずもって御礼申し上げます。  さらに伺いまして、また御意見ちょうだいしたいんですが、思い...全文を見る
○泉(房)委員 続いて長谷部参考人の方からも、重複する部分は割愛していただいて結構ですので、新たな視点があればお願いいたします。
○泉(房)委員 ありがとうございます。  市川参考人の方からも、新たな視点がありましたらお願いいたします。
○泉(房)委員 貴重な御意見、ありがとうございます。  続きまして、市川参考人の方に三点ばかりお伺いいたします。  サービスを受ける側からいきますと、そのサービスが良質なものである、質の問題が大きいかと思います。ここは弁護の独立性とも確かに関係するんでしょうけれども、よくある...全文を見る
○泉(房)委員 ありがとうございます。  では、最後に、財政に関しまして、藤井参考人と長谷部参考人の方にそれぞれお伺いしたいんですが、まず、具体的な財政の規模というよりも、むしろこれまで扶助協会でやってこられた中で、実際上の資力要件の部分がなかなか厳しい中で、本当ならもっと多く...全文を見る
○泉(房)委員 ありがとうございました。
04月23日第159回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○泉(房)委員 よろしくお願いします。民主党の泉房穂です。  ただいまの一時間、司法ネットにつきまして質問をさせていただきます。  この間、随分多くの答えをなされまして、かなりいろいろな答えが出ております。余り重複しないような形でお伺いしていきたいと思いますが、きょう私は一時...全文を見る
○泉(房)委員 昨日から質問通告していたので、もう少し具体的な指針が示されるのかと期待しておったんですけれども、極めて言葉は長かったですが、あと何も語っておられないというような印象を受けます。まず現地のニーズについて把握するのは当たり前であります。そんなことは、日弁連はとっくの前...全文を見る
○泉(房)委員 余り押し問答しても、前向きな、こちらの希望している回答は難しいと思いますが、一点強く申し入れたいのは、税金を使って設置をしていくわけでありますので、ニーズは、どう見ようとも多くの地域によってあると思います。その中で、優先的につくられる地域としばらく待ってくださいね...全文を見る
○泉(房)委員 関連してでありますけれども、今、地方公共団体の何カ所で、どの程度のいわゆる無料法律相談ができているかについての統計ですが、総務省に問い合わせしても、答えは返ってきません。恐らく司法ネットの方でも、まだきっちりとした実数把握ができていないのかなと思います。  具体...全文を見る
○泉(房)委員 とにかく、法務省のみならずいろいろな官庁が関係しますし、この司法改革はまさに全省庁挙げてですので、他の省庁とも連携をとりながら、速やかに現状把握、そして速やかな方針をお立ていただくよう、強く申し入れます。  続きまして、では、司法ネットに訪ねていったときに、どう...全文を見る
○泉(房)委員 今、幾つか具体的な職種が出ましたが、大事なのは、職種だけではなくて、むしろ、そこでどういったサービスが得られるかだと思います、もちろん考えておられると思いますが。  具体的には、例えば、弁護士のところに、年金をもらえなくて困っていますという相談がよく来られます。...全文を見る
○泉(房)委員 今お答えがありましたが、一つ事例だけ言いたいんですが、在宅介護支援センターの話が出ました。本当に重要だと思います。  私、弁護士をしておりまして、高齢者の問題で一番たくさん相談をかけてこられるのは、在宅介護支援センターです。在宅介護支援センターの職員の方が私の法...全文を見る
○泉(房)委員 あと、児童虐待やDVのケースであります。  こういったケースを具体的に想定してみますと、児童虐待がなされているおそれがあるというような状況のもとに、御近所の方が、毎晩子供の大きな泣き声が聞こえるということを、例えば司法ネットの方に電話を一本かけてきたときにどうす...全文を見る
○泉(房)委員 今幾つかお答えいただきましたけれども、本当に、いろいろな連携先がある、そして、その連携先でいろいろなサービスを予定しているということが今の質疑の中でもかなり明らかになってきていると思います。私がその中でも特に大きく取り上げているのが、何度も申し上げていますが、成年...全文を見る
○泉(房)委員 どういった工夫ができるのか、どういった制度設計ができるのか、引き続き検討を強く申し入れます。  ここまで話をしてきまして改めて感じますのは、本当にこの司法ネットというのは大変だな。司法ネットの窓口業務、一言で振り分け業務といいます。私としては、すべての司法ネット...全文を見る
○泉(房)委員 認識につきましてはともにするものだと思います。  繰り返し述べますが、これまでの扶助協会やいろいろなところで確かに相談なさっている方がおられます。頑張っておられる方もおられます。ただ、これまで以上に、より大変な、たくさんの情報を把握し、適宜振り分けていく作業をす...全文を見る
○泉(房)委員 期待というような言葉が出ましたが、期待のみならず、そういった工夫をともに検討し、前向きに進めていただきたいと思います。  続いて、ITの活用の問題であります。  これは条文上も入っておりまして、情報通信機器の活用によって情報提供するような文言も入っておりますの...全文を見る
○泉(房)委員 まあまあ、お答えにしては寂しいお答えでしたが、通常のみならず、新しい技術開発もどんどん進んでおりますので、そういった部分も先取りしながら情報提供に努めていただきたいということを強く申し入れたいと思います。  そしてまた、メールですね。今いろいろな部分、メールでや...全文を見る
○泉(房)委員 なかなか、きのう質問通告してきょうのお答えだと、今の程度なのかもしれませんが、ここの問題意識は、司法過疎とも関連します。司法過疎が一気に解消できないということは、田舎に住んでいてなかなかすぐに相談ができない、弁護士を頼めないというような事情の中で、こういったITの...全文を見る
○泉(房)委員 今、いみじくもニーズという話がありましたが、繰り返しになりますが、ニーズはあるんです。ニーズはあるけれども、体制が整っていないからなかなか相談に来られないという発想をすべきだと思います。  そして、お金の問題は、当然、私は何度も言っています、湯水のごとくお金があ...全文を見る
○泉(房)委員 私の質問時間も終わりになりまして、司法ネットの審議も、私もこれが最後となります。質問通告しておりませんが、この間、聞かれまして、大臣の方はきょうは特に予定されていなかったかもしれませんが、大臣、最後に、これまでの質疑を踏まえまして、改めて決意と、特にきょうを踏まえ...全文を見る
○泉(房)委員 私、これで終わります。ありがとうございました。
04月27日第159回国会 衆議院 法務委員会 第20号
議事録を見る
○泉(房)委員 ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その主な趣旨及び概要を御説明いたします。  第一は、総合法律支援の実施及び体制の確保について、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供に当たり、高齢者及び障害者に特段の配慮が必要であることを踏まえ、...全文を見る
05月07日第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  四月二十一日の質問に続きまして、引き続き無年金障害者の救済に向けて質問をさせていただきます。大臣からの気持ちのこもった、思いのこもった答弁をこの三十分間お聞きしたいと思います。どうしても本国会において無年金障害者の救済を図りたい、そういっ...全文を見る
○泉(房)委員 今の大臣の言葉より、合意をして何とか本国会でというようなお言葉だろうと受けとめます。  民主党としては、もう既に党内手続を経まして、今皆さんにお配りしておりますが、救済法案、具体的な要綱、条項、また経費の見積もりも含めまして、きょうお配りしております。民主党とし...全文を見る
○泉(房)委員 大臣のお気持ちとしては、在日外国人も当然のことながら、すべてを救済するというお気持ちの答弁だろうとお聞きします。私も全く同感であります。しかしながら、二段階方式でいくにしても、繰り返しです、任意加入制度下における学生、主婦を救済するのであれば、そもそも制度加入でき...全文を見る
○泉(房)委員 もう一回どうしても答弁いただきたいのは、繰り返しですが、障害者の所得保障の見地からすれば、やはり満額が望ましいということは大臣も思われると思います。しかしながら、制度の問題上、拠出した方との何らかの区別がやはり要るだろうという点についても私は認識をともにします。私...全文を見る
○泉(房)委員 押し問答になってもあれですが、私が指摘したいのは、繰り返しです、だれも障害になろうと思ってなる方なんかいません。障害になる時期だってだれも選べないんです。今回の大臣の答弁にある学生さんについても、一九九一年までの方はだめで九一年以降だったらいいとか、例えば二十前の...全文を見る
○泉(房)委員 今の大臣答弁を見て、当然のことながら、障害者の自立から考えれば、家族単位で見るんじゃなくて、世帯単位じゃなくて、個人で見ていくというのは当たり前だろうと思います。しかしながら、もう一方の国民年金保険料につきましては、現行上、申請免除については世帯単位で見ています。...全文を見る
○泉(房)委員 現時点ですぐに答弁は難しいと思いますが、問題意識としては共有していただきたいと思います。  続いて、救済時期であります。  本来であれば、制度の谷間でなければ、さかのぼってでも受けられた話であったと私は思いますので、遡及してでも救済した方が望ましいのかもしれま...全文を見る
○泉(房)委員 大臣のお気持ちとしては、遅くても十七年四月からというようなお気持ちだと受けとめてよろしいでしょうか。
○泉(房)委員 最後の質問になりますけれども、前回の質問以降、特に未納問題がきょうの質問でも多く出ております。この未納の問題を考えますときに、これもまさに無年金障害者の問題でもあります。国民年金の四割もの方、若い方は五割の方が入っていないということは、その方がもし交通事故などで障...全文を見る
○泉(房)委員 時間が来ましたが、とにかく本国会にて合意をして救済すべきであると考えます。その際には、きょう御説明もしました民主党案ですが、これをもとにぜひとも御検討いただきたいと強く申し添えて、私の質問を終えます。  ありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 法務委員会 第24号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。今から一時間、不動産登記法についての質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  法案についての質問、これまでも裁判員制度や司法ネット等でさせていただきました。その都度、それぞれ改正には、いいところもあれば、なかなか問題点等の指摘も...全文を見る
○泉(房)委員 御説明自体は予想されたお答えなんですけれども、当然、オンライン化するわけですから、しかも、オンライン化もただじゃなくて、国民の税金を使ってオンライン化をわざわざするわけです。それに見合うだけの利便性の向上が本当にあるのかという見地で見たときに、今おっしゃったように...全文を見る
○泉(房)委員 利便性はこの後改めて質問しますが、もう一点大臣にどうしても聞いておきたいのは、真実性の確保であります。  つまり、登記というものは、それが本当の実態、つまり本当と一致していないと、本当に、いろいろな犯罪になってしまったりすると、その結果は取り返しがつかないことに...全文を見る
○泉(房)委員 大臣からの答弁を踏まえまして、利便性、そして真実性について、具体的に質問の方に入っていきたいと思います。  私の理解ですと、今回のオンライン化によって、利便性が高まる、国民のサイドからいって具体的に考えると、本人申請、実際、統計を見ましたら、ほとんど九五%が代理...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答え自体は、価値判断を避けておられると思うんですけれども、国民サイドから見た場合、もちろん司法書士さんの問題はまた別途ありますから、それは私なりにも考えはありますが、国民サイドから見た場合に、例えば相続をして、親御さんが亡くなって名義を変えるときに、わざわざ...全文を見る
○泉(房)委員 今お答えありましたが、現在でも相談に応じているとはおっしゃいますが、現状は、今数字を挙げられたように九五%、ほとんどが代理人を通じている現実があります。考えてみて選択して、自分でやるか司法書士さんに頼むかを考えて選んでいるわけではなくて、本当に自分でやっているとい...全文を見る
○泉(房)委員 今のお答えの部分ですが、ここら辺は、私も弁護士をしておりまして、場面は違いますが、裁判などをするときに、裁判についても、今の裁判所の書類は難しいです。訴状であるとか答弁書であるとか、よくわからぬ言葉が使われて、一般の方が裁判をしようと思ってもなかなかできません。一...全文を見る
○泉(房)委員 いろいろとお答えいただいて、なかなか、ある程度法案が出されてきた中で、答弁にも限界があるのかなと思うんですが、具体的な場面を考えますと、難しそうに言うんですけれども、難しくはないんですよ、本当に。  私はこの家に住んでいます。この家は私のものです。でも、今回売り...全文を見る
○泉(房)委員 押し問答になってもあれですが、あと、オンライン化といいますと、いわゆる情報化をするわけですから、その部分がいろいろな部分に活用できるんだろうと思います。地図などもデータ化したりすると、例えばオンライン化した場合には、登記の情報を確認する際に、土地と建物を別々でなく...全文を見る
○泉(房)委員 利便性の問題も切りがありませんが、次に真実性の問題の方にも移っていきます。  真実性という言葉はあれですが、簡単に言えば、不正を防止できるかという問題であります。確かに、現在も不正はないわけではありません。ただ、千数百万件のうちに、果たしていわゆる不正がどの程度...全文を見る
○泉(房)委員 そのようにおっしゃるんでしょうけれども、データ化すると安全性が高まるという面もゼロとは思いません。ただ、この後申し上げますが、むしろ危険性が高いので心配をしております。  その前に、千七百万件のうち、一年間に二十件程度のそういった不正、もちろんゼロにすべきであり...全文を見る
○泉(房)委員 今回の真実性の部分についての説明は、偽造が防止できるとおっしゃるんですが、繰り返しですが、年間十件ぐらいです。千七百万件あるうちの十件の問題であります。では、今回オンライン化することによって、それが十件を割ってゼロになる、一になるのであれば、それはそれでいいことか...全文を見る
○泉(房)委員 長々と御答弁いただきましたけれども、やはり机上の空論というか、何か机に向かって考えているんだなという気がします。新聞でも書いて、今のお答えありました、本人がしっかり管理してくださいよと、結局は本人に負担を課すわけであります。国民の利便性といいながら、国民にある意味...全文を見る
○泉(房)委員 手元に来るまではその御指摘はわかりますが、実際の場面を考えてみたら、相続をしました、自分のもの、持ち分が何ぼかなりました、登記識別情報を自分で手にしました、自分でめくります。問題はその後であります。  今の登記済み証、いわゆる権利証の扱いを見ても、権利証を見せな...全文を見る
○泉(房)委員 お答えとしてはそういういろいろな理屈を述べられるんでしょうけれども、実際考えると、今回のオンライン化を仮にしたとしても、全国民の意識が一気に変わるわけではありません。実際の現場を見ても、恐らくそう大きくは変わらないと思います。実際のところ、何が変わるかというと、こ...全文を見る
○泉(房)委員 大臣なりの非常に一つの解釈だと思いますが、実際のところからするとそうじゃなくて、e—Japan構想があって、十五年度中にやりましょうという中で、ちょっとおくれたけれども、これもやらなあかんというのがほんまやと思います。だから、オンラインせなあかんという中で頑張って...全文を見る
○泉(房)委員 もう法案を提出されておりますので、今のような答えかもしれませんけれども、本当に心配しています。運用面で図れる部分、私、これは賛成はいたしかねますが、この結果、かえって不正がふえてしまったり現場が混乱したんでは、本当に何のためのことかわからないということは、もう強く...全文を見る
○泉(房)委員 今の答えは、答えのようでなっていないと思うんです。私も、司法書士さんは登記において一定の役割を占めるのは当たり前です。その分野がやはり類型化されて、複雑な分野とか、しっかりせなあかん分野は当然そうです。ただ、今のように九五%を司法書士さんの状況から、本人申請がふえ...全文を見る
○泉(房)委員 大臣の御答弁ですので。  少なくとも、このオンラインが、私自身は個人的な立場は賛成いたしかねますが、仮に導入されて、その結果、不正が今よりふえるようなことがあったら、本当に今の答弁について責任を持てるのかという問題だと思いますので、そこは重々、今回の法案、施行令...全文を見る
05月13日第159回国会 参議院 法務委員会 第16号
議事録を見る
○衆議院議員(泉房穂君) ただいま議題となりました法律案に対する衆議院における修正部分について、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明いたします。  第一は、総合法律支援の実施及び体制の確保について、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供に当たり、高齢者及び障害者に...全文を見る
05月19日第159回国会 衆議院 法務委員会 第27号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。今から三十分間質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  きょうのテーマも成年後見制度についての質問です。本国会になりましてからこれで四回目の質問となります。これまでの答弁を踏まえまして、その後の検討状況等の確認もさせていただ...全文を見る
○泉(房)委員 今の御答弁を受けまして、再度お願いであります。  介護保険の見直し論議の中、成年後見というよりも広く権利擁護という観点だと思うんですが、御本人の意思、御本人の権利を社会としてどのようにサポートしていくかという見地から、ぜひとも見直し論議の中で抜本的な改革案をお示...全文を見る
○泉(房)委員 繰り返しですが、本当に広報も重要ですので、広報次第によってそのイメージというのはできます。今の成年後見制度のイメージというのは、決して利用者にとっていいイメージではないというのが率直なところです。そうではなくて、利用者にとって、これは自分たちにとって本当にいい制度...全文を見る
○泉(房)委員 今答弁のあったように、これからの裁判所の役割としては福祉的な部分の要素が高まってくると思います。これは、成年後見だけではなく児童虐待の場面でもそうだと思いますので、ぜひとも、そういった方、そういった知識とそういった熱意のある方を採用し、また、研修において、そういっ...全文を見る
○泉(房)委員 必ずしも診断書を必要とするわけではないという答弁であったと理解します。  それから、診断書について一点だけ申し添えておきます。  これも、最近精神科のお医者さんから相談を受けたのですが、診断書、これは書式がありますが、これにチェックを入れるという作業を医師がす...全文を見る
○泉(房)委員 いきなり前向きな答弁も難しいテーマだろうということは理解しておりますが、今の答弁で私がどうしても気になるのは、成年後見制度と禁治産制度は違う制度であるにもかかわらず、そこが、やはり引き継いでしまったことの不幸をすごく感じます。  禁治産という制度は、私が改めて言...全文を見る
○泉(房)委員 結論的には無効であります。無効であれば、その無効な契約に基づく支援費の支給も、それは法的根拠に基づくものではありません。  ここまで言ってしまうと、本当に制度自体が非常にどうなるかという問題があります。私が言いたいのは、それを追及したいわけではありません、厚生労...全文を見る
○泉(房)委員 最後に、この間質問を聞いておられまして、大臣に、感想でも結構ですが、成年後見制度に向けての決意のほどをお願いいたします。
○泉(房)委員 ぜひともよろしくお願いします。  質問を終わります。ありがとうございました。
06月01日第159回国会 衆議院 法務委員会 第32号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。二十分間という限られた時間ですので、答弁の方もポイントに沿ってよろしくお願いいたします。  まず、法案に関してでありますが、双罰性の問題であります。  私は、犯罪捜査に当たって、やはり、犯罪のない社会をつくるために捜査の必要性があることは当...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁でしたが、慎重という言葉がありましたが、強制捜査については義務ではありません。本当に慎重に、国民のサイドに立った運用をぜひともお願いしたいと思います。  先ほどの質問の、別件での捜査をしないのかという問題、それから、任意捜査であるということをあくまでもき...全文を見る
○泉(房)委員 納得のできる答弁ではありません。ただ、一言だけ申し上げます。日本政府としては、アメリカ政府の利益も大事ですが、それと同じかそれ以上に、日本で普通に暮らす人の不利益にならないような運用をするべきだ、そういう観点でもって運用をすべきであるということを強く申し添えておき...全文を見る
○泉(房)委員 長い答弁でしたが、質問とかみ合っていません。犯罪は日本人も外国人もふえています。犯罪の重大化も進んでいます。それはそのとおりなんです。問題は、殊さら外国人がそうなのかというと、そうじゃないじゃないかと。であるならば、外国人に限らず、日本人についても重大犯罪を防止す...全文を見る
○泉(房)委員 随分長いお答えをしても、多分ここにおられる方も納得できないような答弁であれば、本当に見直してもらいたいと思います。  最後に大臣に一言だけ。外国人犯罪の増加の点、きょう指摘させていただきました。本当は人はふえていないんじゃないか。メール受付の問題も指摘させていた...全文を見る
○泉(房)委員 このメール通報の問題、引き続き、これはやめるまで取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。
06月11日第159回国会 衆議院 法務委員会 第34号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。よろしくお願いします。ただいまより一時間質問させていただきます。  きょうのテーマは養育費の確保についてであります。  私自身、国会議員になるときにどうしてもしたい仕事が二つありまして、一つが成年後見の問題、もう一つがこの養育費の確保の問題...全文を見る
○泉(房)委員 再度大臣にシンプルにお答えいただきたいのは、現状の養育費の支払いが二割にとどまっている、この状況がこれでいいのか、何とかしなきゃいけないのか、そのために、すぐにとは申しませんが、何らかの検討を要するのか、この点についてのお答えをお願いします。
○泉(房)委員 引き続き質問をさせていただきますが、今も大臣おっしゃったように、本当に国民的な意識といいますか、部分が重要だとは私も思います。そのときに、大事なことは、いざ本当に離婚に至ったときに、どうのこうの、ばたばたするんでなくて、もっと前の段階から、早い段階から、もし仮に離...全文を見る
○泉(房)委員 お答えはありましたが、まだまだ不十分だと思いますし、大事なことは、一般的な何か建前論ではなくて、本当に困ったときに何をすればいいのかということをちゃんとそれぞれの子供たちが認識することで、いざ困ったときにはどうしなきゃいけないかという立場でちゃんと知識を伝えていく...全文を見る
○泉(房)委員 工夫としてはいろいろな工夫があると思います。ただ、大事なことは、離婚というものについて真正面からやはりとらえて、繰り返しですが、社会実態として三割八分もの離婚率があり、そのうちお子さんのいる方が六割いる、しかるに、養育費の支払いはそのうちの二割にとどまっていて八割...全文を見る
○泉(房)委員 家事相談の担当者や調停委員に対する研修が必要なのはそのとおりだと思います。ただ、そこにはおのずから限界がありまして、本当に離婚できるかどうかで相談に来られた方に対して口頭でいろいろなことを説明し尽くすことはできません。そのときの当事者の気持ちは、もう離婚できたらい...全文を見る
○泉(房)委員 前向きな御答弁と理解しますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、二つ目の、実際の養育費の取り決めがなされていない状況をどのようにして改善するかの問題であります。今答弁にもありました、間接強制に至る前にまず取り決めがあって、その後債務名義という間接強制...全文を見る
○泉(房)委員 そう前向きな答弁を期待していたわけじゃないですが、いきなりは難しいと思うんですけれども、繰り返しですけれども、何度も申し上げますが、実際だれが困るかといったら子供が困るわけであります。子供が困らないようにどういう工夫をするかであります。  プライバシーの問題があ...全文を見る
○泉(房)委員 答弁としては最初に慎重な検討というのがあって、その理由づけを言ってはるのかなと思うんですけれども、問題が違うと思うんですよ。  暴力に耐えかねて離婚する方についての問題は、そういった方が暴力から逃れるような工夫をどうしていくかの問題であって、それを、養育費を決め...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁はおかしいです。  いつ離婚したかということがわかればいいんであって、協議離婚の場合は届け出のときに離婚です、調停離婚や審判離婚は裁判所で決まったときが離婚であってということはそのとおりです。であれば、その日にちをちゃんと書けるようにすればいいんであって...全文を見る
○泉(房)委員 日にちがわかればいいんであって、記載方法は別に離婚二文字でいいじゃないですか。そういう問題なんであって、お役所的に、何か違うから違うことを何でも書いておこうということじゃなくて、そこを書くことによって困っている方がいるんだったら最低限必要なところだけにして、あとの...全文を見る
○泉(房)委員 今個別具体的とおっしゃいましたが、事案は個別ですけれども、裁判所として、何らかそこら辺、知恵を絞って、こういった方法がありますよというような方向づけぐらいはされたらどうかと私は思います。  そしてもう一点、これは財務金融の関係ですが、税法上、例えば、これは日弁連...全文を見る
○泉(房)委員 続いて、実際に払わないときに、今度は厳しい手段の方であります。これは、繰り返しですが、今回の間接強制もあるわけであります。この点は同僚議員が多く質問しましたのできょう私は質問いたしませんが、諸外国を見ますと、養育費を払わないときに罰則を設けている国もあるようであり...全文を見る
○泉(房)委員 お答えとしては今言われたような理由づけになるのかもしれませんが、ただ、現実は、これまでは養育費をもらえて、かつ児童扶養手当も満額もらえた方が、もらう金額は減っているという事実は事実であります。また、実際上、母子家庭という、より厳しい生活環境にある方について、より厳...全文を見る
○泉(房)委員 この問題は、要するに養育費について公的関与が薄いことによる問題だと思います。  諸外国を見ますと、立てかえ払い制度などのある国もあります。養育費を払わないときは、一たん国が立てかえて払って、そのお金を当の払うべき、まあお父さんが多いでしょうが、その方から償還する...全文を見る
○泉(房)委員 資料の最後の七枚目でありますが、確かに私自身も、児童扶養手当を単に金額をふやせとか、そういった意味で全く考えてはおりません。もっと違った工夫が要るのではないかという視点であります。  この最後の七枚目の方を見まして、「養育費の確保」という欄も真ん中辺にありまして...全文を見る
○泉(房)委員 ありがとうございました。  引き続き、また質問していきたいと思います。どうもありがとうございました。
11月11日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  二十分という限られた時間ではございますが、生活支援法の改正を求める立場より担当大臣に対しまして所見を問うていきたいと思います。簡潔に質問していきますので、その質問の範囲に対しまして簡潔にお答えのほどをよろしくお願いします。なお、答弁は大臣...全文を見る
○泉(房)委員 表を見ていただいたら結構ですけれども、国と、あとほかの県、見ましたところに網かけをしております。何が違うか。国の方には住宅本体補修費が対象に含まれておりません。それに対しまして、今回の春の前から、鳥取、宮城、そして今申し上げた県につきましては、住宅本体そして補修費...全文を見る
○泉(房)委員 具体的に例えば兵庫県を見ていただいたらわかるんですが、兵庫県の場合、兵庫県の欄に「被災者生活再建支援法の限度額と支給金額との差額を支給」、つまり、国が不十分だから補完措置をとっているわけであります。また、ほかの都道府県も、国がしないからやむなく住宅本体補修費にお金...全文を見る
○泉(房)委員 今の大臣の承知の仕方自体が理解が間違っていると思いますが、その後にも都道府県で施策が行われている以上、少なくとも、法改正以後の動きも踏まえて再度検討すべきだと私は思いますが、次の質問に移ります。  大臣は、先月、十月二十六日、衆議院本会議におきまして大臣みずから...全文を見る
○泉(房)委員 再度簡単な質問をしますから、簡潔にお答えください。  運用の弾力化によって住宅本体への支援が可能になるのか否か、明確にイエスかノーかお答えください。
○泉(房)委員 といたしますと、衆議院本会議における答弁というものは極めて誤解を招く表現だと思います。マスコミ報道でも、政府の方は運用の弾力化という表現をたくさん使われますが、そのことによってできることとできないことがございます。  三枚目の方、カラーのペーパーを見れば明らかで...全文を見る
○泉(房)委員 では、再度確認します。  担当大臣としても被災者生活再建支援法の改正も含めて検討していく、そのように理解してよろしいですね。イエスかノーかお答えください。
○泉(房)委員 今のは答えになっていません。法改正によって周辺経費が出たことを評価する、別に評価します。  ただ問題は、それでは足りないからこそ、法改正の後も各都道府県が独自施策をしているわけであります。多くの国民の声でもあります。毎日新聞の最近の直近の世論調査でも、国民の八割...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁に対しまして、では確認します。  これまでのその哲学とやらですが、では、個人資産の形成に対して支援された例はこれまでないのですか、あるのですか。お答えください。
○泉(房)委員 今の答弁は誤りであります。  これまでも農地や農業施設の災害復旧には公的支援がなされております。また、解釈が分かれるかもしれませんが、預金保護、預金者保護の見地から公的資金も注入されております。  また、今回の周辺経費につきましても、当初、財務省は、それすらも...全文を見る
○泉(房)委員 納得のできない答弁でございますが、確認でございますが、二つ前ぐらいの質問に答えていないので、再度確認します。  哲学ということですが、その哲学は財務省の哲学じゃないですか。担当大臣は御出身は財務省とお聞きしますが、財務省の御意向よりも当然被災者の気持ちを大事にさ...全文を見る
○泉(房)委員 質問に対して答えが合っていません。極めて賢明な大臣でしょうから、質問に対して明確にお答えください。  法改正について検討するか否か、まずイエス、ノーでお答えください。
○泉(房)委員 今の答弁で法改正の可能性を示唆したと受けとめますが、法改正については、住宅本体のみならず、支給金額につきましても、今の三百万で足りるかという議論もございます。  支給要件について、表に戻りますが、マル・バツが入っているところでありますが、国の方は年齢や収入要件で...全文を見る
○泉(房)委員 それがまさに今ではないんでしょうか。法改正が春になされ、その後、なおかつ都道府県で独自施策がなされ、もう次々に緊急アピールも出され、まさに法改正を望んでいる声であります。  すぐに検討すべきだと考えますが、いかがですか。
○泉(房)委員 確認でありますけれども、まず法改正につきましては、確かに立場によっていろいろな議論があり得ることは理解します。例えば、支給金額を三百万円から五百万に上げる、また支給要件を緩和する、そうすると財源論の問題が生じてまいります。その点はわかります。  しかしながら、対...全文を見る
○泉(房)委員 少なくても、財源論などにおける消極的要素はないというのは明らかであります。まさに哲学、哲学とおっしゃるのであれば、これまでの哲学を、この一連の大きな台風または新潟の震災、そういったことも踏まえて、改めてそういった考え方を検討し直すべき時期だと思います。  同じ質...全文を見る
○泉(房)委員 引き続き、この問題につきましては野党三党で改正案を提出しております。速やかに審議し、そして法改正をしていきたいと思います。この問題につきましては、何党ではございません。被災者の立場に立つのか、そうではなくて古き財務省の哲学に従うのか、その問題でございます。  そ...全文を見る
11月17日第161回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
議事録を見る
○泉(房)議員 ただいま議題となりました無年金障害者に対する障害福祉年金の支給に関する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  ことし三月に東京地方裁判所において、また十月に新潟地方裁判所において学生無年金損害賠償訴訟の判決が下...全文を見る
○泉(房)議員 小西議員にお答えいたします。  まず、福祉は恩恵なのか理念なのかという点でありますが、福祉は権利です。憲法第二十五条生存権、また国連人権規約九条社会保障の項にもあるように、福祉は権利であります。議員の理念というものはそういった権利だというふうに私は理解したいと思...全文を見る
○泉(房)議員 御質問に対してでございますが、在外邦人の数につきましては、法案提出に当たり、随分いろいろと検討もさせていただきましたが、率直なお答えとしましては、正確な数字としては把握できていないという状況であります。  もっとも、前厚生労働大臣の坂口試案におきましても、人数と...全文を見る
○泉(房)議員 お答えいたします。  委員の御指摘の問題意識、全く同感でございますが、民主党案におきましては、いわゆる未納、未加入の無年金障害者につきましても、附則におきまして、速やかに必要な措置を講ずると明記いたしております。この問題は、すべての無年金障害者を救済するという視...全文を見る
○泉(房)議員 三井議員にお答えいたします。  目的のところでありますが、今回の民主党案と与党案、ともに救済を目指すものでありますが、違います。一番の違いであります。それは何か。年金制度の枠内でするのか、枠外かであります。この問題は、無年金障害者が生じた理由、それをどう見るかに...全文を見る
○泉(房)議員 お答えいたします。  在日外国人、在外邦人を含んでいない与党案に対しましては、残念という言葉ではなくて、怒りを感じます。  この問題につきましては、無年金障害者は大きく三類型に分かれます。一つは、在日外国人、在外邦人のように、入りたくても入れなかった、入らせて...全文を見る
○泉(房)議員 一言、本当に不十分であり、論理的に整合性が保たれていないと言わざるを得ないと考えております。
○泉(房)議員 お答えいたします。  与党案では、本当に不十分であると言わざるを得ないと考えております。  保険制度を前提といたしましても、現行の制度でも二十前の拠出をしていない障害者に対しましては満額を出しておりますので、保険制度を理由といたしましても、満額を出さない理由に...全文を見る
○泉(房)議員 お答えいたします。  三井議員御指摘のとおり、無年金者をつくらないシステムが本当に必要であります。今のままだと、今の国民年金の未納率からいきましても、日々、無年金障害者を生み出している今の年金制度、これがいいはずはありません。年金制度の抜本改革か、もしくは障害者...全文を見る
11月19日第161回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
議事録を見る
○泉(房)議員 無年金障害者の人数につきまして御答弁申し上げます。  今答弁がありましたが、平成八年のサンプル調査をもとに今回の坂口試案はできております。また、与党案もそれを前提としております。今の答弁がありましたが、そのときのサンプル調査の人数は、学生については、調査の結果、...全文を見る
○泉(房)議員 石毛議員にお答えします。  認識は、石毛議員と全く同じであります。今回の救済対象に在日外国人が入らないのは全く不合理であります。民主党案におきましては、当然のごとく救済をしています。  また、付加しまして、無年金障害者は、それのみならず、いわゆる未納、未加入と...全文を見る
○泉(房)議員 御答弁いたします。  今回の与党案につきましては、まず、対象者の問題、そして支給金額の問題、ともにまだまだ不十分だと思います。  この問題は、支援を受ける側から物を見るべきであります。支援を必要としている人に必要な支援を。支援を必要としている方は、無年金障害者...全文を見る
11月24日第161回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  今から三十分間、質問をさせていただきます。  まず初めに、今回の法案につきまして、中心となられました福島豊議員また関係当事者の皆さんのこれまでの御努力と熱意に対しまして、深く感銘いたす次第であります。  本来であれば、このような多くの...全文を見る
○泉(房)委員 今回の法案、じっくりと何度も何度も読ませていただきましたが、理念法と申しますが、本当に具体的な支援については書き込みがなされていないということは残念でなりません。  私自身、先週の水曜日、犯罪被害者基本法にかかわり、委員会可決となりました。例えば、これも同じく、...全文を見る
○泉(房)委員 そして、今回の法案につきまして他の団体などからいろいろと指摘されているところは、この法案、理念法と言われましたが、その理念についての疑義が出されているんだと私は理解します。  障害者福祉と申しましても、大きく言えば二つの考え方があろうかと思います。それは、幸せと...全文を見る
○泉(房)委員 私自身は、この自己決定権の尊重というのは、言葉だけじゃなくて、今後の障害者福祉施策に関して最も大きなキーワードの一つであろうと考えております。  今回、この法案につきましては、多くの関係当事者の思いのこもった法案であろうと思います。私自身も、ある意味、思いのこも...全文を見る
○泉(房)委員 今お答えがございましたが、確かに弾力的な運用という形は、少しは始まったかとは思います。しかしながら、現実的なところ、その認定される数は極めて限定的であります。原則、例外が変わったわけではありません。日本の場合、原則が分離であり、例外的に一緒にやっていくというような...全文を見る
○泉(房)委員 次に、就労に関してであります。  今回の法案につきましては、そのことによって何らかの給付金が出るわけではありません。学校の現場を卒業した後、皆さんそれぞれ社会に出てまいります。とする場合、結局、生活をどうやってやっていくかであります。働かないとお金は入ってこない...全文を見る
○泉(房)委員 現時点における答弁としては今程度であろうと思いますが、それで足りるものではないことは当然御認識されていると思います。本当に、仕事はしないと、お金の問題もそうですが、まさに誇りを持って人生を送っていくということもなかなか難しくなります。就労支援につきましては、ほかの...全文を見る
○泉(房)委員 ありがとうございました。  本日、委員会で可決し、これがまさに第一歩であり、これからスタートである、そういった思いを持って質問を終わらせていただきます。  関係者の方々、どうも御苦労さまでございました。
11月29日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  本日も、被災者生活再建支援法につきまして、村田大臣そして谷垣大臣からの心温まる答弁を期待して、本日の質問をさせていただきます。  本日、お手元の方に資料をお配りいたしております。一枚目のカラーのものが、被災者生活再建支援法の現在の枠組み...全文を見る
○泉(房)委員 大臣自身は見守る立場でなく、みずからリーダーシップを発揮する立場だと私は考えますが、こちらの大規模半壊、御案内のとおり、住宅の損壊割合が五〇%以上ということであります。現在の政府が取り組んでおります弾力的運用と申しますのは、まさに五〇%以上の認定ができるように弾力...全文を見る
○泉(房)委員 大臣も当然御存じだと思います。今の国の制度は、国の税金で全部やっているわけではありません。基金を出しています。基金を出しているのはどこでしょう。都道府県であります。各都道府県がそれぞれお金を出し合って三百億円の基金をつくり、それをもとにしてまさにこの制度が成り立っ...全文を見る
○泉(房)委員 今すぐにこの場で前向きな答弁を言うのは難しいとしても、少なくとも、現在のこの被災地の状況、そして数多くの意見、要望、このあたりを踏まえたときに、その責任者たる大臣として、少なくとも、これらの問題も含めて検討をするというぐらいの答えがあってもよかろうと私は思いますが...全文を見る
○泉(房)委員 まだ納得はしませんが、同様の問題でありますが、今のは世帯の範囲の話であります。続いて、金額の問題を問いたいと思います。  このあたりにつきましては、そもそも、こういった被災者の声を踏まえたときに、金額につきましては、住宅再建という見地からすれば、五百万円という数...全文を見る
○泉(房)委員 御答弁につきましては、質問に対してきちっと対応するような答えをお願いしたいと思います。  シンプルに聞きます。現在の三百万円で十分なのか検討の余地があるのか、そこだけまずお答えください。
○泉(房)委員 まず質問に答えてください。質問にまず答えていないので、私の質問に答えてください。
○泉(房)委員 極めて冷たいお答えだと思います。  繰り返しですが、ことしの四月に法律を改正した後に都道府県が次々と施策をせざるを得ない状況なんです。今の大臣の立場に立ったとしても、春の時点で一定の価値判断、政策判断がなされたとしても、その後の一連の台風、そして新潟の震災などを...全文を見る
○泉(房)委員 ここは大事なポイントですので、確認をしておきたいと思うのです。  つまり、現在の枠組みであっても、基本的に三百万円出るのであれば、それは、例えばお金に色がついているわけではありませんので、三百万円の使い道につきましてある意味現在の枠組みであっても実効性があるとい...全文を見る
○泉(房)委員 ちゃんと質問していますので、対応するようなお答えをお願いします。  現在で実効性があるのか、ないけれどもやむを得ないのか、どちらかだと思います。お答えください。
○泉(房)委員 全く答えになっていないと考えますが、押し問答をしても次に進みませんので、次の問題に移ります。  次は、年収や年齢要件であります。  一枚目のペーパーを見ていただければわかりますが、この階段状の図でありますが、これは、当時、国民の五〇%に支給されるという前提で階...全文を見る
○泉(房)委員 大臣のお言葉ですが、真に支援が必要な方、その大臣の言葉をそのまま受けとめるにしても、では、四十三、四歳で、子供を抱えて住宅ローンを抱えた、前年度年収五百一万円の方が真に支援を必要としていない方なんでしょうか。大臣、お答えください。
○泉(房)委員 では、大臣のお考えにおける真に支援が必要な方とはどういった方を大臣は想定されているんでしょうか。大臣のお言葉で結構です、どういった方々を支援していくことを念頭にしてこの制度はあるのか、大臣のお考えをお聞かせください。
○泉(房)委員 さすがに今の答弁は余りにもひどいと思います。制度があって、制度が予定している方が必要ではなく、必要であるか立法事実があるから法律があるわけでありますから、順序が逆であります。  一つだけポイントを確認します。(発言する者あり)再度聞きます。その点、大臣の言葉で再...全文を見る
○泉(房)委員 まず最初に法改正なきという前提から答弁があるように思えてなりませんが、法律というものは何のためにあるのか、人のためにあるわけであります。実際の状況、そのときのニーズに応じて当然改正されるのは当たり前であります。  担当大臣が初めから法改正ないという前提で答弁なさ...全文を見る
○泉(房)委員 禅問答のような答えでありますが、ここで聞きたいのは、私が申しておる、災害に遭って苦しんでおられる方を救済するならば、まさにこの年齢、年収要件の見方であります。今の運用は前年度の収入で見ています。その被災に遭った当年度の年収はカウントされません。つまり、どういう不合...全文を見る
○泉(房)委員 自営業の方がそんなに蓄えがいっぱいあるわけではありません。そして、この問題につきましては、できるだけ早く支援をする必要性から前年度にしているというお答えを前回の春のときの答弁でいただいておりますが、この点については何度かに分けてやればいいんであって、前年度の年収で...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁ですが、二つのことを確認したいと思います。  まず一点は、今回の住宅本体の問題につきましては、前回の村田大臣の答弁もそうでしたが、お金の多い少ないの問題ではないと。これは春のときの井上防災大臣の答弁にもありますが、要するに、現在の枠組みであっても実効性は...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁はかなり大きな問題だと思います。  何が問題か。この今回の法制度の前回の春の改正のときの政府の答弁は、三百万円のこの金額が出るという答えだったわけです。住宅本体や補修費に充てなくても三百万出るからいいじゃないかと言っていたわけです。しかし、今の谷垣大臣の...全文を見る
○泉(房)委員 本当に、個人資産の形成と言いますが、御存じのとおり、農業用施設や預金保護には大きなお金を使っているわけであります。そして、大臣が言うまでもなくお金は限りがありますから、もちろんそこで知恵を働かせて、どの程度のところにどういった工夫をやらせるか、当たり前で、それを考...全文を見る
○泉(房)委員 また質問しますので、よろしくお願いします。終わります。     —————————————
11月30日第161回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○衆議院議員(泉房穂君) 第十一条に関してでありますが、犯罪の被害者、また遺族は本当にある日突然犯罪に巻き込まれ、悲しみに打ちひしがれ、なかなか自ら必要な情報を得たり、また援助を受けられにくい立場にあります。そういった方々により手厚い支援をしていきたい、そういった思いが十一条に込...全文を見る
○衆議院議員(泉房穂君) 正に議員御指摘のとおり、透明性の確保は極めて重要であります。より良き内容の施策を実施していくためには、手続における透明性の確保が不可欠だからであります。特に、特段この分野、犯罪被害者の分野につきましては、正に犯罪被害者の当事者また支援者の方々の御意見をで...全文を見る
○衆議院議員(泉房穂君) お答えいたします。  第二条でありますが、「「犯罪被害者等」とは、犯罪等により害を被った者及びその家族又は遺族をいう。」と記載しておりまして、特に国籍による限定等は付けておりませんので、日本国籍の有無を問わず支援対象になると理解しております。
○衆議院議員(泉房穂君) 補足いたしまして、消極、積極と申しますが、その両立は可能ではなかろうかと考えております。被害者の手続参加を拡充しつつ、かつ危惧を払拭するというふうな道はあり得るだろうと考えております。
12月02日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
議事録を見る
○泉(房)議員 福井照議員に御答弁申し上げます。  被災者生活再建法の改正案、住宅本体補修費に向けて支援対象とすべきであるという議論が本日始まったことを、まずもって喜ばしいことだと受けとめております。  議員の御質問でございますけれども、この春に改正案が成立したばかりであるの...全文を見る
○泉(房)議員 議員の御指摘でございますが、議員の御指摘は古くからの議論でございます。しかしながら、その点につきましては、まさに今回の法案が成立したそもそもの平成十年、そしてこの春の改正時において、ある意味一歩踏み込んだ法制度をつくったと理解いたしております。  このことは、ま...全文を見る
○泉(房)議員 議員のお考えは、まだ言葉は出てきておりませんが、いわゆる自助、共助、公助のバランスの問題だろうと思います。  自助というのは、議員御指摘のように、耐震化であるとか、または地震保険に加入するというような問題だろうと思います。共助というのは、義援金であるとか、または...全文を見る
○泉(房)議員 附帯決議の趣旨でありますけれども、附帯決議のまず一番大きなポイントは、見直しを行うということだろうと思います。年限につきましては、「四年を目途」というのは、四年しなくていいという意味ではなくて、四年を目途というふうに理解しております。  そして、その後に、繰り返...全文を見る
○泉(房)議員 今回の改正案でありますが、特段、予算を必要とする法案とはさせていただいておりません。  理由といたしましては、現行制度、この四月から施行されている法制度の枠内においてその対象経費をどうするかというような整理をさせていただいておりますので、特に財源論の面からの否定...全文を見る
○泉(房)議員 津川議員の御指摘は全くごもっともだと思います。耐震化は極めて重要であります。  しかしながら、現時点において、我々立法府に身を置く者が現時点で一体何をすべきかという視点で考えたときに、被災者の方が多く苦しんでおられるときに今できることは何か。そのときに今できるこ...全文を見る