泉房穂

いずみふさほ



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泉房穂の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○泉(房)分科員 民主党の泉房穂です。これから三十分間、無権限取引、スキミング等を含みますこの問題につきまして、大臣に、また副大臣に御質問したいと思います。  この問題につきましては本当にホットな話題でありまして、伊藤大臣みずから一月十一日の記者会見でも積極的な発言をなさってお...全文を見る
○泉(房)分科員 金融庁としても前向きに取り組んでいるということでありますが、この問題につきましては、御案内のとおり、もう平成六年のころから議論がなされておりまして、その後も補償もほとんどなされていないという実態があろうかと思います。  具体的に、その補償ですが、大臣としてのお...全文を見る
○泉(房)分科員 いろいろ御説明をいただきましたが、質問はシンプルでありまして、銀行が善意無過失であったとしても、その場合であっても、預金者の損失というものを金融機関のお金でもって補償すべきか否かという価値判断の問題であります。その基本姿勢を大臣に問うているのでありますから、シン...全文を見る
○泉(房)分科員 ストレートな質問をしたんですが、現時点でそのようなお答えであれば、ならば、岩原座長のもとにスタディグループ、岩原座長のお考えは、もう御案内のとおり、個人的には法整備が必要であるというような新聞報道もなされております。かねてよりこの分野の御専門でもございます。岩原...全文を見る
○泉(房)分科員 基本的なスタンスとしては、何らかの形でこの問題を、預金者に何とかお金が戻るような工夫をしているというようなことであろう、それは共有認識だという前提でお話しさせていただきますが、諸外国の場合、大臣お詳しいと思いますが、アメリカにしろイギリスにしろ、ドイツにしろオー...全文を見る
○泉(房)分科員 いろいろ質問しても、スタディグループの話になってしまうと、なかなか大臣自身の生の言葉が聞けずに残念に思うんですが、大臣にしてもいろいろ思いはあろうかと思います。この問題は、やはり立証責任の問題がかなり大きな問題だと理解しています。  大臣も、お話ありましたよう...全文を見る
○泉(房)分科員 大臣とかなり本音のところでは認識が共有しているのではないかとは察しますけれども、今のお話だと、スタディグループの検討を待って四月下旬というお話でしたが、それを待って、その内容を受けて、それが法律の制定なのか、ないしは約款の改正なのか、いずれの方法にしろ、今の大臣...全文を見る
○泉(房)分科員 大臣も、前提として預金者保護という大きな目的達成という念頭があろうと思いますが、その場合、問いたいのは、保護されるべき預金者といいますか、もちろん、成り済まして詐欺行為をするような預金者が保護されるはずがありません。諸外国を見ましても、一般的には、故意、重過失が...全文を見る
○泉(房)分科員 質問しても、質問と答えが合っているような合っていないようなもどかしい思いをいたしますが、一定の預金者が保護されるのは当然でありますが、その要件についてはいろいろ議論をこれからしていくという理解は私も共有いたします。  次に、保護されるべき取引形態であります。 ...全文を見る
○泉(房)分科員 大臣自身もお詳しいと思いますが、無権限取引は大きく言って四つ類型があろうかと思います。カードの偽造、カードの盗難、ネットバンキングのような場合、そして通帳などの盗難。すべて共通しているのは、預金者の方から見ますと、みずからのあずかり知らぬところで、通帳を見たらお...全文を見る
○泉(房)分科員 先ほど、大臣としては、安全対策の面、そして、補償を含めての預金者保護の点の二つを言われました。  まず、一つ目の、安全対策の必要性は四つとも共通であるという認識だと思います。では、預金者保護につきましては、この四つで預金者保護の必要性は違うのでしょうか、同じな...全文を見る
○泉(房)分科員 大臣のお話からしますと、やはり四つとも大事である、四つについて安全対策もまた預金者保護も必要であるというお考えだと思います。  であるならば、もちろんいろいろ場面も違う面がありますから、それぞれの施策がその四つに応じて違ってくることはあり得るのかもしれません。...全文を見る
○泉(房)分科員 四つのうちのカードの偽造が優先的だとおっしゃるんですが、その理由がよくわかりません。  具体的に、例えば、ゴルフ場でマスターキーを使ってカードをとられたケースの場合、そのとられたカードを真正カードに、もう一つ別の偽造したカードを使って引き出すのか、ないしは、と...全文を見る
○泉(房)分科員 同じ質問をして平行線になっても仕方がありませんが、少なくても、大臣のきょうの答弁を見ましても、四類型、無権限取引すべてについての安全対策が必要であり、預金者保護も必要である、ただ、優先的にまずカードの偽造をするというお立場からすると、では、カード偽造については、...全文を見る
○泉(房)分科員 この問題は本当に、今始まった話ではありません。御案内のとおり、もう十年も前から、どうするかという議論があり、その時点で約款のただし書きをつけ加え、しかも、そのときに偽造に限ってしまっていたという問題があります。  昨年、一年ほど前から、我が党の中塚一宏議員など...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁は、私の質問の受けとめ方がちょっと違うのであります。私は、今の約款の運用では不十分である、少なくとも約款の改正は最低限必要ではないかという質問だったんですが、いかがでしょうか。
○泉(房)分科員 大臣としても、現時点で発言できる精いっぱいを言っておられるのかもしれませんが、ただ、まさに大臣がおっしゃるように、近々、本当に急ぎの話であります。ゆっくりできる話ではありません。  いつまでに金融庁としては、めどとして、補償の問題について一定の解決策を出すのか...全文を見る
○泉(房)分科員 最後に一点だけ、大臣御案内のとおり、各党にて議員立法の動きもございます。大臣も法制定を排除するものではないと思いますが、議員立法でこういった問題についての一定の解決策が出た場合、金融庁としては特に反対するものではないという理解でよろしいでしょうか。最後に一点、確...全文を見る
○泉(房)分科員 ありがとうございました。
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○泉(房)分科員 民主党の泉房穂です。  きょうは、被災者支援におけるいわゆる公助、共助、自助のうちの共助のあり方につきまして、村田防災大臣、また国家公安委員長でもある村田大臣に対しまして質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  村田防災大臣に対しまし...全文を見る
○泉(房)分科員 ボランティアにつきましてはまた後の方でまとめて御質問したいと思いますが、先に義援金などにつきまして御質問したいと思います。  現状認識でありますけれども、今回の例えば新潟などにおきましても、いわゆる生活再建支援法によって支援をしていくというのも極めて重要である...全文を見る
○泉(房)分科員 このお金の問題につきましては、まさに大臣おっしゃったように、公平かつ迅速というのが極めて重要である、全く同感であります。  しかしながら、最近の新聞やテレビなどを見ておりますと、いわゆる津波詐欺という言葉もあるようですけれども、例えばそういった被災者支援をかた...全文を見る
○泉(房)分科員 今、大臣の方から直接お言葉もありましたが、まさに人の善意を踏みにじる、許すまじき行為だと思います。  ただ、ところが、この問題につきましては、もちろん被災者支援だけの分野ではありません。ボランティアにつきましても、もちろん被災者ボランティアもあれば、福祉のボラ...全文を見る
○泉(房)分科員 極めて重要な問題であるという認識は今お伺いしましたが、では、実際こういった犯罪が横行しておる実態の中で、どの程度現状で対策がとれているのかという問題であります。  今おっしゃったように、いわゆる振り込め詐欺のような場合、さきの臨時国会でも本人確認法の改正、また...全文を見る
○泉(房)分科員 今まさに答弁があったとおり、街頭募金をかたった悪質な詐欺行為というものは昔から指摘されており、中には、地方公共団体の中ではそういった条例というものを制定している自治体もあるようですけれども、ただ、国の対策としては本当に不十分ではないかというふうに危惧いたしており...全文を見る
○泉(房)分科員 法と証拠に基づいて厳正に対処というのは決まり文句なんですが、この問題は、法と証拠がなかなか難しいといったところにまず問題の所在があるというのは御案内のとおりだと思います。  実際上、募金箱にカンパする方は、通りすがりで、被災者支援だな、難病の方の子供を救うんだ...全文を見る
○泉(房)分科員 今の答弁ですが、こう聞いてよろしいんでしょうか。実態把握にさらに努めていく、また、法整備が必要か否かについても検討をしていくという理解でよろしいでしょうか。
○泉(房)分科員 答弁としては、非常にまだ、現時点でその程度なのかもしれませんが、大臣、もしよろしければ、今のやりとりを聞いて、この問題について、防災大臣の立場で結構ですが、被災者支援に対して善意を踏みにじるような行為についてやはり一定の、何らかの対策が必要ではないかと思うんです...全文を見る
○泉(房)分科員 確認ですが、大臣、実態把握に努めていくという理解でよろしいでしょうか。
○泉(房)分科員 本日の質問はこの程度にして、実態把握をなさるということですので、少し時間を置きまして、実態把握をした上でどういった対応が必要か、そのあたりをまた質問していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  そして、もう一つ、ボランティアの問題について問いたいと思い...全文を見る
○泉(房)分科員 今の大臣の答弁は非常にありがたい、認識を共有するものでありますが、おっしゃるように、やはり幾つか重要なポイントがあって、受け入れ態勢の整備、またボランティアコーディネーターの育成などは非常に重要だ、全く同感であります。  そこで、この受け入れ態勢なんですが、こ...全文を見る
○泉(房)分科員 ボランティアの問題については、実際、地震が起きた被災地などは、本当にちゃんとやらなきゃいけないという認識を強く持ってその後もきっちりしていくんですが、なかなか我がことと思えない部分は、大事だとは思いながら、ボランティアの重要性についてはどなたも否定はしないんです...全文を見る
○泉(房)分科員 ありがとうございました。  大臣とはまた、被災者生活再建支援法、公助の問題でもまた質問したいと思いますが、私も、公助も大事ですが、共助の重要性は極めて認識しておりますので、大臣と認識は同じだと思っていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうござい...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  本日も、三十分間、被災者の立場から、被災者生活再建支援法につきまして大臣のみに限って御質問をさせていただきます。先ほど答弁もありましたが、阪神・淡路大震災から十年たち、神戸に足を運ばれ、十年後の被災者の状況を見られた大臣のことでしょうから...全文を見る
○泉(房)委員 きょう、手元に資料をお配りしております。一枚は横書きのペーパーの方ですが、これが、消防庁の資料をもとにまとめた、今回の対象となっている十の災害についての全壊、半壊などの数値であります。もう一枚、縦書きの方が、これは内閣府が公表している資料であります。こちらの方には...全文を見る
○泉(房)委員 そんなことは当然の前提であります。ただ、各自治体すべては、半壊を救わなきゃいけないという価値判断でつくっています。ただ確かに、計算するときに半壊まで入れると制度の枠組みを現行法上超えているという御指摘はそのとおりであります。  であれば、その立場に立ったとしても...全文を見る
○泉(房)委員 今の大臣の中越を引いても、千四百もの方が全壊なんですよ。そして、今大臣に改めて質問したいのは、今回、政府の方は補正予算も組みまして、予定として四千世帯を対象としているという御答弁がなされております。  では質問します。  この補正予算で組んだ四千世帯に、今四十...全文を見る
○泉(房)委員 本当に答弁は逃げの答弁だと思うんですね。三年あるにしても、繰り返しですよ、申請する人は概算払いで速やかに受けられるためにこの制度をつくったんですから、いまだゼロというのは、やはり余りにもおかし過ぎると考えます。現在四十九、もちろん多くの方に支援をしていく方向性は全...全文を見る
○泉(房)委員 いいえ、大臣をかわっていただくなら答えますが。ちゃんと質問に答えてください。
○泉(房)委員 まず質問の意図を誤解しております。今の私の質問は金額の増額の話ではありません。今の制度の枠組みで、それを前提としても、ちゃんと少なくとも今の現行制度が機能するか否かの観点からの質問であって、金額の多い少ないを言っているわけじゃないんです。  今の制度の枠組みであ...全文を見る
○泉(房)委員 質問にはきっちりお答えいただきたいと思います。  春のこの法案のときの議論と今の大臣の答弁は異なっています。どういうことかというと、春の法改正のそもそもの段階の時点でも、ちゃんとこの制度でも、予定された金額、つまり実効性があるか否かが争点だったわけです。そのこと...全文を見る
○泉(房)委員 どうも今の大臣の答弁は、春と全く違った観点からの答弁になります。とすれば、その大臣の立場を前提とすれば、では、せっかく枠組みで、現行制度でも百万足す二百万の三百万を予定している、しかしながら、現行制度でたどり着かないんであれば、であれば、たどり着くように住宅本体補...全文を見る
○泉(房)委員 いつも大臣の答弁はずらした答弁をなさるんですが、この法律が昨年四月にできてから八つもの自治体が、この法律が不十分でつくっているんです。それをどう評価するかということは、やはり、地方自治体が今の法律では不十分であるという声だと受けとめるべきなんです。そのことについて...全文を見る
○泉(房)委員 本当に大臣は、質問にきっちりやはりお答えをいただきたいと思います。  財源論、私が大臣に答えるのもあれですが、財源論については大事なのは当たり前ですよ。だからこそ、そのお金をいかに、どこに有効に使うかという議論をしているのです。  今回の補正予算だって、一兆円...全文を見る
○泉(房)委員 もう一年近くたって十もの災害があるんですよ。半壊を入れたら三万世帯もの方が求めているんですよ。それを踏まえて、少なくともやはり、大臣のイニシアチブで実態調査のチームでもつくって速やかにその被災者の声を聞いていく、そのことを始める時期じゃないですか。  昨年の春か...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁は、これまでとは違い、最もきっちりと被災者の声に耳を傾けた実態調査をするというふうに私は理解したいと考えます。  また引き続き続きをやりますので、よろしくお願いします。
04月06日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  ただいまから一時間、高齢者の権利擁護につきまして質問をさせていただきます。  この介護保険の改正につきましては、介護予防、またホテルコストなど、さまざまな論点はございますが、私は、本日は、権利擁護という極めて重要でありながら、今回の法改...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁で、基本的な姿勢は変わっていないというふうに理解できると思いますが、それを前提に質問をさせていただきます。  これは繰り返しですが、本当にこの国のそういった権利擁護の施策は貧しいものだと率直に申し上げざるを得ません。この問題は、単に権利擁護というか、そう...全文を見る
○泉(房)委員 ちょっと質問と対応していないのですが、無効な場合に、何を根拠に、行政は法に基づいて執行するわけですが、契約システムをとっておきながら、無効な契約でありながら、つまり、事業者が勝手に書いた無効な契約で公費を支出していいはずがありません。と同じように、無効な契約で公費...全文を見る
○泉(房)委員 しどろもどろの答弁ですが、法律的には無効なんですよ。重度の知的障害者の方が自分の意思で契約できるはずがありませんから、重度の知的障害者の場合は、やはりその方に対してちゃんと法的な手当てをして、その方の保護を本気で考えていただける方がしっかりとその人の立場で自己決定...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁で、塩田部長と同じということは、契約は無効である、無効であるから法律的に問題である、最大限の努力をしなきゃいけない、こういう御認識だと理解してよろしいでしょうか。
○泉(房)委員 あと、パンフレットをきょうお配りしております。カラーのパンフレットであります。これは厚生労働省の補助を受けてやった調査でありますが、「ご存知ですか? 成年後見制度」というパンフレットであります。一枚目の紙にショッキングなタイトル、「知らないことが罪を作ります。」と...全文を見る
○泉(房)委員 長々答弁せずに、できればちゃんと質問と答えが合うように答弁願いたいんですが。  これは、厚生労働省、これまで家族に対して余りにも盲目的な信頼をし過ぎたのではないかと思います。今度議論されている高齢者虐待、これは、施設における虐待のみならず、家族による虐待というも...全文を見る
○泉(房)委員 長々言わぬと答えてください。  何で権利擁護がやってもやらなくてもいい話なんですか。高齢者虐待が多発していて、ひとり暮らしの年寄りをねらった訪問販売やトラブルがいっぱい起こっていて、何とかせなあかんのじゃないんですか。本人の意思に従ったサービス利用を促進せなあか...全文を見る
○泉(房)委員 長々答弁するんですが、本当に、なぜ必須にしないかというと、結局、見捨てたんですよ。厚生労働省は権利擁護を捨てたんですよ、きつい言い方をしますけれども。Bの一と法案を見比べたときに、この七月三十日の社保審の介護保険部会の意見、地域包括支援センターの創設のうち、全部入...全文を見る
○泉(房)委員 障害者の分野が必須なら、何で高齢者は任意なんですか。老健局長。
○泉(房)委員 では、今の答弁だと、市町村は権利擁護事業をしなければならない、そういうことですね。イエスかノーか、お答えください。
○泉(房)委員 それは必須事業という理解でいいんですね。
○泉(房)委員 何ですか、その答弁は。  そもそも、条文上そんなふうに読まないんですよ。権利擁護をわざわざずらして下に書いておきながら、入っておると。では、入っておるのだったら、書かなくてもいい、中に入れたらよろしいでしょう。何で入っておるのに後ろにずれるんですか。そんなわけの...全文を見る
○泉(房)委員 本当にちゃんと、障害者の方は必須なんです。高齢者だって権利擁護が必須に決まっておるじゃないですか。これはもう修正ですよ。やってください。  それで、成年後見のさっきの利用支援事業の件、聞きたいので聞きますが、二つ。さっきのAの三ですけれども、成年後見制度利用支援...全文を見る
○泉(房)委員 一言。入れるんですね。はいかイエスか、答えてください。入れるんですね。
○泉(房)委員 通知の改正は。
○泉(房)委員 緩和するか否か、イエスかノーかお答えください。緩和するんですね。
○泉(房)委員 そんなもの、これは十二年に成年後見が始まって、一年後に始まって、何年ほったらかしておるんですか。市町村にも相談せぬと通知を出しておるんですか。私は、弁護士で担当していましたから、成年後見が始まる前から、みんなに成年後見の普及で、ずっと講習に行ったり研修の講師をしま...全文を見る
○泉(房)委員 緩和するのは理解しました。  あと、きょうはこういう要望書を持ってきました。これはBの九です。Bの九の方にこの要望書の内容が書かれています。本日は、五千七百一名の要望書の署名を持ってまいりました。  この内容は何か。現場はやはり、本当にまじめに考える人は、契約...全文を見る
○泉(房)委員 では、これは当然受け取って、しっかりと対応するという理解でよろしいですね。
○泉(房)委員 これは、今五千七百一名ですけれども、兵庫県の一部にすぎません。全国でならすと、十万、二十万の話です。多くの現場の方が、本当に権利擁護せなあかんと思っておるんです。ところが、厚生労働省が、きょうこの間聞いておられて思ったと思います、本当に何もしていないんですよ。やっ...全文を見る
○泉(房)委員 反論はありますが、先に大臣の決意をお願いします。
○泉(房)委員 坂口さんも言うていたんです、やりますと。一年たって何もやっていなかったんですよ。厚生労働省の責任において検討を始める、どこかに投げて研究だけ済ませて終わったってしようがないんですよ。ほかの国を見ても、全部行政が責任を持ってやっておるんです。  介護保険制度は何で...全文を見る
○泉(房)委員 せめて、厚生労働省内で検討会なりスタディーグループなりつくって始める、その程度は言えますね、大臣。
○泉(房)委員 ちゃんと責任において検討はするんですね。いつまでにめどとしますか、お答えください。
○泉(房)委員 全然、本当に進んでもいないし、何もやっていないんですよ。  ほかの省庁も聞きますが、法務省、法務省の方はこれまで、この一年間の間ですが、時間がないので先にこっちで言わせてもらいますが、確かにパンフレットについては、中身が登記のことしか書いてない内容だったので、内...全文を見る
○泉(房)委員 あと、いわゆる司法ネット、日本司法支援センターが来年の秋からスタートします。その中でこの成年後見制度についての相談業務をするという形で、昨年来、私が質問させていただき、答弁もいただいております。また、法律扶助、そういった形で費用面の支援もしていくということも聞いて...全文を見る
○泉(房)委員 きょうは来ていませんが、裁判所の方も、運用の改善、いろいろ頑張っています。  この分野は本当に横断的なんです。本当に私も国会議員になって感じますけれども、結局お役所が、自分のところだ、自分のところじゃない、そういう押しつけ合いをしているような場合じゃないと思うん...全文を見る
○泉(房)委員 もう少し言えませんか、大臣。  余り私も声を荒げるのもあれですけれども、必須事業にしてくださいよ。ちゃんと市町村、このままやったって何も変わらぬのですよ。ここでやりとりしていても、実際、市町村の現場は権利擁護をやっていないんです。二割もやっていない、要件もきつい...全文を見る
○泉(房)委員 最後にもう一回、老健局長、スウェーデンで学ばれた老健局長、スウェーデンと日本の後見の利用の表をもう一回しっかりと家に帰って見てください。  以上で私の質問を終わります。
07月06日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第32号
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○泉(房)委員 それでは、今から一時間質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  障害者の問題についてこの間さまざまな議論がなされてきておりますけれども、私が一番率直に感じますのは、本当にこんな大事なことを、当の障害者それぞれの方のお気持ちや思いというものをしっか...全文を見る
○泉(房)委員 大臣もおっしゃいましたが、別に矛盾する話ではありません。お金の財源論も大事です、制度の整合性も大事です。しかし、それと同じかそれ以上に、やはり本人の気持ちとか本人の立場に立った施策を考えるという姿勢も大事だ、私はそういうことを言いたいわけでありまして、その点を重ね...全文を見る
○泉(房)委員 本日の配付資料のAの一をごらんいただければ同じ話ですけれども、五%、パーセントという言い方はあれですが、例えば重度の障害をお持ちの方が一つの場所で百人集まったとするならば、そのうち九十五人が何らかの形で、不十分だという批判はもちろんありますが、所得保障を受けており...全文を見る
○泉(房)委員 これは、冒頭私が申しました、制度を理由にして見捨てるのではなくて、制度を乗り越えてやるのが政治家じゃないですか、それが大臣の決断じゃないんですか。  これは確かに、今も大臣おっしゃいました、年金のシステムは保険のシステムです。その保険のシステムというような制度の...全文を見る
○泉(房)委員 そして、実際に昨年の暮れにできた、一部ではありますが、その救済法でありますが、これも実際のところ、本当に今の運用状況はひどい状況です。Aの二をごらんいただければいいわけですが、いわゆる坂口試案によりますと、無年金障害者は十二万人とされております。うち、昨年暮れの法...全文を見る
○泉(房)委員 本当に、ひどい答弁です。  市政便り配って、ホームページに載せたって知られないからこうなっておるんですよ。またこの後市政便り出したってしようがないじゃないですか、そんなの。照会件数二万八千、それは、みんなようわからぬ広報だから、障害者がいっぱい問い合わせして、プ...全文を見る
○泉(房)委員 本当に、繰り返しですけれども、新しい法律をつくるとか新たに予算を組むことについては、確かにいろいろな問題があるのかもしれません。でも、今のこのテーマは、法律ができていて、予算も組んでおるんですよ。ちゃんとやってくださいよ。  そして、この制度が実際四月に始まって...全文を見る
○泉(房)委員 全然検討してこずに、去年議員立法でやっとできたんですよ。厚生労働省は、坂口大臣は頑張りましたけれども、結局、去年も議員立法だったんですね。それを受けて附則や附帯決議に書き込まれているんです、行政府としても、附則の修正によって検討になっておるんです。それ自体は当たり...全文を見る
○泉(房)委員 ここで押し問答をしてもあれですから、検討するんですから、では、改めて当然また質問しますから、きょうの検討の後のその答えをまた聞かせていただきますので、心して検討してください。  続いて、時間がちょうど半分ほどになりましたので、次のテーマの方に移らせていただきます...全文を見る
○泉(房)委員 きょう質問しても、具体的な検討がこれまでなされていないので、幾ら聞いても抽象的なことしか言えないのかもしれませんが、ここは私の方から提案で、今回このBのペーパーを配らせていただきました。  もちろんいろいろな考え方があろうかと思います。ぜひとも御検討いただきたい...全文を見る
○泉(房)委員 今答弁がありましたが、これは私の方から強く申し上げたいんですが、塩田部長のもとに勉強会をつくって、障害者虐待について取り組んでおられることはよく承知しております。  しかしながら、方向は間違っています。その勉強会が出されたポスターといいますか、要するに、虐待はだ...全文を見る
○泉(房)委員 次の場面ですが、次は、いわゆる家庭内における虐待といいますか場面です。  家族が自分の子供に対して虐待、殴るけるするなんというのはもってのほかであります。また、施設における虐待ももってのほかであります。しかしながら、より難しいのは、いわゆる家族によるお金の取り込...全文を見る
○泉(房)委員 最後に、三つ目のケースです。これは富士見市であった悪質リフォームに象徴される件です。いわゆる一緒に同居をしている家族がいない場合です。  もちろん、高齢者に限らず、障害者が自立していくときに、知的障害や精神障害をお持ちの方が地域で暮らしていく方向性を打ち出してい...全文を見る
○泉(房)委員 前回の質問のときに比べると、随分、少しトーンが前向きになったということはありがたく思いますが、まだそれで十分だとは全く思っておりません。  障害をお持ちの方がいわゆる福祉サービスが必要なように、また所得保障が必要なように、知的障害や精神障害の場合などですが、自分...全文を見る
○泉(房)委員 大臣の方に最後確認しておきたいのは、新聞報道で既になされておりますし、前回の私の質問でも一定の方向性がつけられておりますが、成年後見について、例えば市町村が中心になって申し立てていく場合、これまでは四親等の確認が要りましたが、二親等にしていく。また、利用支援事業も...全文を見る
○泉(房)委員 いよいよ本当に法案の審議も大詰めになりました。  繰り返し、最後にもう一つだけお願いしたいのは、障害者の自立と社会参加という観点から、この法案を最後、修正すべき点は修正し、今後仮に、不幸にしてといいますか、通ることがあったとしても、あくまでも当事者本人に身を寄せ...全文を見る
○泉(房)委員 以上です。よろしくお願いします。ありがとうございました。
07月19日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○泉(房)委員 民主党の泉房穂です。  民主党案提出者の一人といたしまして、本日は与党に対しまして四十分質問をさせていただきます。  本日は、傍聴席の方に実際の被害に遭われた皆さんも来られております。また、弁護団の方も来られております。大変な御苦労を踏まえて今この場があると強...全文を見る
○泉(房)委員 時間の限りがありますので、答弁の方は簡潔によろしくお願いします。  確認します。一言で結構です。今江崎議員の言われたような過失のなき限り、盗難カードの場合であっても全額保護されるのがほとんどである、こういう認識でよろしいですね。イエスかノーか、お答えください。
○泉(房)委員 今江崎議員の方から、ほとんど保護されるというお話がありましたので、本日終わるときに、そうであるかどうか検証したいと思います。  本日はペーパーをお配りしております。こういった事例をもとに順番に質問したいと思います。きょうの提出者、たくさんおられますが、この事例に...全文を見る
○泉(房)委員 では、続きまして葉梨さん、Bさんです。Bさんも同じくロッカーからカードをとられました。全く一緒です。同じように返ってきていません。しかし、葉梨議員はしっかり者で、その日にすぐ気づきました。すぐ銀行に連絡をしました。しかしながら、カードと手帳などを一緒に置いていたた...全文を見る
○泉(房)委員 皆さん、お手元の資料をよく見ていただきたいんです。今、葉梨議員の方は過失があった場合と申されましたが、事例はAさんも過失のあるケースです。全く一緒です。AとBを比べた場合、いわゆるカードの盗難に遭った、軽過失があった、全く同じです。違うのは、Bさんがすぐに連絡した...全文を見る
○泉(房)委員 いえ、預金者の保護において、全く軽過失というのが同じであり、盗難と同じである、この場合において、預金者保護の必要性はどちらが強いかという質問です。シンプルな質問ですから、シンプルにお答えください。
○泉(房)委員 繰り返し申し上げますが、過失の説明はもう十分聞きましたので、そのことを聞いているのではありません。本日聞いているのは、預金者の立場に立ったときに、より保護されるべき預金者が与党案においては逆になってしまっている、逆になっていることが問題ではないかという問題意識で聞...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁もありましたが、与党案は大きな勘違いをしておられます。いわゆる遠いところから教室事例のようなことを考えているから、今のような答弁になるわけです。具体的な被害事例を見ますと、偽造の場合と盗難の場合に違いはありません。その後に偽造されるかどうかというのは、預金...全文を見る
○泉(房)委員 繰り返し申し上げますが、いわゆる過失のない場合は聞いておりません、過失ですから。この場合、たまたま偽造カードで一千万とってもらえれば一千万保護です。五百万ずつだと五百万保護です。逆に、偽造カードでたった百万円、盗難カードで九百万引き出せば、百万円ないしは九百万の四...全文を見る
○泉(房)委員 前提をわざわざずらすというのは、答弁として誠実さを欠くと思います。聞いているのは、過失のある場合どうかということでありますから、それに答えてください。  ここは繰り返しです。与党案においては逆転してしまいます。預金者保護の必要性の強いBの方が、Aよりも保護が薄く...全文を見る
○泉(房)委員 今の答弁は実際の裁判実務等と違った答弁です。実際、立証責任のある者が特別な事情を立証するのは極めて困難です。この間の議論を見ておりますと、そういう例外事例というのは、海外に行っているとき、入院をして、長期入院で全く対応できないときだと説明を受けてきております。今の...全文を見る
○泉(房)委員 実際にカードが戻った事例も幾つもあります。百件ほどのそういう被害事例を確認しましたが、百件ぐらいのうちにも三件ぐらいあります。実際に、カードがとられ、引き出され、戻されていたケースです。百ぐらいのうちに三件ぐらい、本当の比率はわかりませんが、そう少ないわけではあり...全文を見る
○泉(房)委員 再度確認します。  江崎議員。ほとんどの方が三十日以内に被害に気づいて通知できる、そのようなお考えに立って与党案ができていると考えてよろしいでしょうか、お答えください。
○泉(房)委員 江崎議員に確認しますが、江崎議員も幾つか通帳、預金、あるかと思いますが、大抵五つ、六つぐらいある方が多いと聞きます。幾つかの銀行に分けて預金を預けるということですね。  これは、すべての預金を世の中の人は三十日以内に残高を確認するということですね。
○泉(房)委員 ここは皆さんもよくお考えいただきたいのですが、自分のこととしてお考えください。  皆さん幾つか預金があると思いますが、預けている銀行のそれぞれの預貯金額、三十日に一回確認されておりますか。  確かに給与の振り込まれる口座、引き落とし口座、そういったものは確認す...全文を見る
○泉(房)委員 そのカード、確認を今すると言いましたが、例えばひとり暮らしのお年寄りで暮らされる場合、幾つか預金があって、その預金を三十日に一回、銀行まで足運んで残高確認を世の中はしているのでしょうか。与党提出者は本当に世の中の生活実態をどのようにとらえておられるのか、疑問でなり...全文を見る
○泉(房)委員 よく考えてくださいね。  三十日に一回、すべての預金を国民が確認しているわけではないんですよ。  そして、今おっしゃったことは、この与党案というものは国民に対してこういうメッセージを送っています。銀行にお金を預けたとしても、三十日に一回はちゃんとあるかどうか確...全文を見る
○泉(房)委員 三十日というのは容易ではありません。  一つ事例を申し上げます。埼玉の男性五十九歳、この方は二千万円の被害に遭われました。カードをつくっておりましたが、いわゆる貯蓄用の預金だったため、その方はカードを幾つもいわゆるカードケースに入れておりましたが、すりに遭いまし...全文を見る
○泉(房)委員 本当に生活がわかっていないですね。ひとり暮らしのお年寄りが、貯蓄用の通帳を家の中のどこかに、たんすの中か仏壇の下かわかりませんが、置いている方、月に一回、三十日に一回、あるかどうか通帳を確認するんですか。何のために銀行に預けているんですか。銀行に預けておればそれが...全文を見る
○泉(房)委員 生活サイクルといっても、本当によくわかっておられないと思います。  七月は何日ありますか。三十一日です。六月三十日に記帳します。七月三十一日に記帳し、またカードを確認します。毎月月末に確認します。一年、三十一日ある月は何カ月ありますか。しっかりと毎月月末にそれを...全文を見る
○泉(房)委員 与党案提出者のいろいろな思いの方は、熱い思いはそのとおり受けとめたいと思います。  ただ、残念ながら、与党案の残念な点は、被害実態、本当のところ、被害者の声を聞いてこなかったことに大きな問題があると思わざるを得ません。そして、もう一点は、実際の裁判実務、裁判の場...全文を見る
○泉(房)委員 そのような答弁がありますが、きょう配ったように、まさに被害者や弁護団から、与党案ではだめだと、まさにこの瞬間、皆さんのお手元に配ったように、被害者は与党案ではだめだと言っておるわけです。だめだというのは、不十分だという意味のみならず、不合理だと言っているんです。 ...全文を見る
○泉(房)委員 印鑑の問題じゃないんですよ。銀行が本人の確認をするかどうかなんです。機械より窓口の方が確認は容易じゃないですか。より容易であるべき通帳を救わない理由なんてどこにもありません。論理的に見て、機械式を保護するのであれば、いわんや対面式、窓口、通帳です。与党案は、この点...全文を見る
○泉(房)委員 そんな、より早くという利便性よりも、何千万も失って、全財産を失った方、いっぱいおるわけですよ。みんな泣いておるんですよ。それに着目して、議員立法でつくろうとしているわけじゃないですか。どうしてそこを見殺しにして、ほったらかしにできるんですか。  この点、繰り返し...全文を見る
○泉(房)委員 また、きょうのこれまでの質疑でも明らかなように、与党案、このままではだめです。与野党協議を申し入れます。与野党ともに、今日の後しっかりと議論をし、本当に預金者の納得できるような法案をつくろうじゃないですか。そのように私の方から呼びかけて、私の質問を終わりたいと思い...全文を見る