一井淳治

いちいじゅんじ



当選回数回

一井淳治の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
12月09日第107回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○一井淳治君 十一月十一日に公共事業費一兆四千億円の追加を盛り込んだ六十一年度補正予算が成立いたしました。一般公共事業に合計千三百三十億円の建設国債増発による国費を久しぶりにつけていただくなど、景気の高揚を意図されたことがわかります。しかし、これがどの程度景気刺激の効果を発揮でき...全文を見る
○一井淳治君 ただいまお話しいただきましたとおり、補正予算は、景気刺激の観点からいたしますと、大変乏しい内容でございますけれども、現在の段階では、この補正予算をいかに景気てと入 れのために有効に使うか、これが現時点での課題だと思います。  そこで、建設省におかれては補正予算を...全文を見る
○一井淳治君 来年度の経済見通しは今年度よりさらに厳しさを増して、実質経済成長率は二%にとどまるだろうと多くの研究機関が予測いたしております。深刻な不況が続きまして雇用がますます悪化することが心配されておりますし、ここで大幅な内需拡大を図るためにも、来年度予算においては公共事業費...全文を見る
○一井淳治君 大蔵省は六十二年度の措置として、補助事業については六十、六十一年度に続いてさらに補助率の一〇%削減、直轄事業については二〇%削減という方針を出しておられると聞いておりますが、補助率削減は既に限度に近づきつつある地方財政を強く圧迫しておりますし、それにそもそも補助率削...全文を見る
○一井淳治君 次に、道路整備の財源確保に関連してお尋ねいたします。  去る十月に税制調査会の答申があり、自動車、エネルギー関係の特定財源への間接税の導入について答申がなされております。また五日には、いわゆる売上税を導入する税制抜本改革案を自民党は党議決定なさっておられるように聞...全文を見る
○一井淳治君 ただいま道路局長さんからも少しお話があったわけでございますけれども、我が国 の道路整備水準が欧米の諸国に比べて質量ともに大変立ちおくれておることは顕著な事実でございます。また、道路の整備は地域の振興、住民の豊かな生活の確保のために絶対に必要でございます。その上、道...全文を見る
○一井淳治君 次に、住宅に対する税制度についてお尋ねいたします。  マイホームが国民共通の願いであること、そして庶民にとって住宅の取得費が収入に比べて非常に高いので、住宅の取得を容易にする税制度を一層促進すべきことは異論のないことであるというふうに思います。建設省の資料によりま...全文を見る
○一井淳治君 なお一層の御努力をお願いしたいと思います。  次に、自民党が五日に決定された税制抜本改革案によりますと、いわゆる売上税の導入が大きな柱とされておりますが、仮に住宅の建設、購入にこの売上税が課税されることになりますと庶民の夢がますます遠のくことになりますし、また零細...全文を見る
○一井淳治君 次に、四全総に関してお尋ねしたいと思います。  一日に公表されました四全総調査審議経過報告によりますと、これまでの三次にわたる全国総合開発計画に比較しまして、四全総は東京圏を中心にまとめられつつあるように見受けられます。しかし、一極集中型から多極分散型に転換し、地...全文を見る
○一井淳治君 最近地方では、鉄鋼や造船などの企業城下町では灯が消えたようでございますし、また中小企業、輸出関連企業は円高で疲弊しておりますし、農業も漁業も不振でございまして、地方にいる者は大変な危機感すら持っておるところでございます。四全総を最終的に策定される前に、今回の経過報告...全文を見る
○一井淳治君 地方への分散、国土全体の適切な機能分担を図るためには、工場だけではなくて政府機関、教育研究機関などをまとめて思い切って大胆に地方に移すとか、あるいはこれは例でございますけれども、東京都内に本社を有する大資本の株式会社に特に高率の法人税を課するなどのよほど思い切った抜...全文を見る
○一井淳治君 四全総は今秋には策定されるという予定と聞いておりましたが、来春までおくれてしまったようでございます。新聞報道によりますと、中曽根総理の指示があったことが原因だというふうに書かれております。その事実はともかくとして、二十一世紀へ向けての国土づくりの基本となる重要な計画...全文を見る
○一井淳治君 次に、森林・河川緊急整備税に関してお尋ねさせていただきたいと思います。  まず建設省の方に、この税が課税される対象者と課税される理由について簡潔に御説明をお願いしたいと思います。
○一井淳治君 大蔵省の方にお尋ねしたいんですが、我が国にはこれまで多くの目的税が設けられていますけれども、どういう要件が満たされる場合に目的税が許容されているのか、特定財源制度が合理的とされる要件を御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 この森林・河川緊急整備税に関連して、大蔵省としてはその要件を満たしておるとお考えかどうか、その辺についてはどうなっておるんでしょうか。
○一井淳治君 この税は流水占用料、水源税構想と実質は同じでございまして、この両構想は昨年から打ち出されているわけで、いまだにはっきりとした結論を言えない、検討中だということになりますと、やはり要件を満たすことがなかなか困難であるということを示しておるというふうに受け取らざるを得な...全文を見る
○一井淳治君 これ以上お尋ねしても仕方がありませんので、通産省の方にお尋ねいたしたいと思いますが、通産省としては治山治水事業に必要な費用はどのような財源で賄うべきであるというふうにお考えなのでしょうか。森林・河川緊急整備税について特定の公共サービスの受益と負担との間のいわゆる密接...全文を見る
○一井淳治君 長い質問になって恐縮でございますけれども、淡水については、実質的な水の消費量を見た場合に、昭和五十九年度の工業統計表によりますと、これは業界別に見ますと、紙・パルプが二五・七%、化学工業が二三・八%、鉄鋼一一・一%、以上の極端な不況業種で六〇・六%の水の使用をすると...全文を見る
○一井淳治君 厚生省の方にお尋ねしたいわけでございますが、水道水は国民の生命の保持を初め、国民生活に不可欠でありますし、また水道は全国に普及し、国民のほとんどが水道水に頼っているわけでございます。この国民生活の必需品である水に対して課税することについて厚生省はどのようなお考えなの...全文を見る
○一井淳治君 水道の利用者らに目的税を課して特定財源とすることが税制度の本質からして合理性があるかどうか、このサービスの受益と負担との関係で密接な対応関係があるかどうか、その点についてどのようなお考えなのか、御説明願いたいと思います。
○一井淳治君 水道行政は国庫補助や地方公共団体の一般会計からの支出により料金の高騰の抑制に努めておりますけれども、このような水道行政の観点から、あるいは一般家庭や飲食店、公衆浴場などへの課税など一般国民への負担増になりは しないか、家計への影響などの観点からどのようにお考えなの...全文を見る
○一井淳治君 建設省の方にお尋ねいたしますけれども、今回の森林・河川緊急整備税では、水の使用量の約七〇%を使う最も大口の使用者でございます農業用水を除外しておられるようでございます。受益と負担との関係からして、この農業用水を除外するという理由が全くないのではないか。これは法案を通...全文を見る
○一井淳治君 工業用水の使用者にも零細な方が非常に多いわけで、ただいまの御答弁は納得いかないわけでございますけれども、それは別といたしまして、最後に建設大臣に御答弁をお願いしたいわけでございます。  ただいまのほかの省の方の御答弁の中でも、森林・河川緊急整備税は十分な合理性を持...全文を見る
○一井淳治君 次に、質問を変えさしていただきまして、瀬戸大橋架橋とそれに関連する道路に関して御質問いたしたいと思います。  瀬戸大橋の架橋は、当初予定どおりの昭和六十二年度末までに、これは必ず完成してもらわなくちゃいけないというふうに思いますけれども、果たして計画された工程表ど...全文を見る
○一井淳治君 その瀬戸大橋に関連する高速道路網、すなわち山陽自動車道、中国横断自動車道、四国横断自動車道が架橋完了までには間に合わない、このように言われております。そこで、一兆一千億円余りをかけて中・四国を結ぶ世紀の大事業が完成いたしましても、橋に至る道路が未完成では宝の持ちぐさ...全文を見る
○一井淳治君 要望でございますけれども、山陽自動車道の岡山から東の早期開通、そして中国横断自動車道の岡山—北房間の調査期間の短縮と早期施行ということを特に早くお願いしたいというふうに思います。  それから、架橋の完成までに高速道路網の整備が間に合わないと、これは現実でございます...全文を見る
○一井淳治君 高速道路のバスの停留所に関してお尋ねいたしますが、高速道路は特に地方の場合に大部分山間僻地を通過いたしますけれども、この僻地の振興のためにも役立つものなら、有効に役立つようにしていただきたいと思うわけでございます。そういう観点からいたしまして、バス停の設置ですけれど...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、道路に関連してお尋ねいたしますけれども、岡山県道穂波—吉永停車場線という県道がございますけれども、備前市閑谷地内のことについて、この道路が地域におきましては耐火物製造などの重要な産業道路となっておりますし、また付近の史跡の観光道路ともなっておるわけでござい...全文を見る
○一井淳治君 次に、厚生省の方にお尋ねいたしますけれども、岡山県下の瀬戸内海に浮かぶ長島には、六十二年度末の完成を目指して、現在本土と長島との間の架橋工事が進行いたしております。島内道路の整備は橋よりおくれまして六十三年度完成予定になるというふうに聞いております。この長島にはハン...全文を見る
○一井淳治君 他の場所と違いましてこの長島には、ただいま申し上げましたような、まことに人間的に見ましても同情して差し上げねばならない特別の事情がございますので、一般の場合に比べましてさらに特段の御配慮をいただきたいというふうにお願いする次第でございます。  それから、次に国土庁...全文を見る
○一井淳治君 届け出制とかあるいはオフィスの床の供給対策など、いろいろ抽象的、一般的な対策はあるようでございますけれども、現実の激しい値上がりに対しては全く効力が出ていない。これは現実に我々の目の前で確かめられているというふうに思います。こういう場合には現在ある法律を使うとすれば...全文を見る
○一井淳治君 次に、超短期重課税についてはできるだけ早く実施していただきたいと思いますが、現在、税率とか期間とかどのようにお考えでございましょうか。
○一井淳治君 次に、国有地、国鉄用地については国土利用計画法の届け制の適用もなく、会計法上の一般競争入札が原則ということもありまして、国が地価高騰をあおっているのではないかというふうな批判も出ておるところでございます。まずもって国が地価の安定のために不退転の決意で臨むという姿勢に...全文を見る
○一井淳治君 都心部の地価高騰を周辺にあるいはさらに地方に拡大、波及させない対策が緊急に必要だと思います。どのような対策をお考えなのか、お聞かせいただきたいところでございます。  先般発表されました六十一年度都道府県地価調査結果によりますと、周辺部に地価の高騰が及び始めておりま...全文を見る