一井淳治

いちいじゅんじ



当選回数回

一井淳治の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第108回国会 参議院 建設委員会 第2号
議事録を見る
○一井淳治君 内需の振興を図り、深刻な円高不況を克服することが現在の我が国の緊急の課題であるというふうに思います。このために、中曽根首相は大型の総合経済対策を打ち出すとしばしば言明しておられるところでございます。  内需拡大のための総合経済対策となりますといつも住宅建設の促進が...全文を見る
○一井淳治君 ただいま住金金利の引き下げとかいろいろ御説明ございましたけれども、これまでの政策を見ておりますと金融面や税制面に偏重しているのではないか。金融面、税制面の誘導では効力の限度があるのじゃないか。やはり一番問題なのは、これはこれまで繰り返し言われておりますことでございま...全文を見る
○一井淳治君 よほど強力な施策をしていただかないと、この点の実現ができないのではないかと思います。以前にも関係閣僚の方が集まられまして施策を講ずるというお話もございましたけれども、より一層の実効ある政策を実現していただくようお願いいたしたいと思います。  次に、住金金利の引き下...全文を見る
○一井淳治君 それから、供給する側の対策についてでございますけれども、住宅の供給体制の確立、良質な住宅が建てられていくための方策として、昨年十二月の建築審議会の住宅供給体制の整備に関しての答申の中で、「良質な住宅ストックを形成するためには、地域での信頼性が高く、経営基盤の安定した...全文を見る
○一井淳治君 先ほど天野建設大臣からも住宅建設促進税制についてさらに進めるというふうなお話がございましたけれども、今回は控除期間は五年に延長というのは実現いたしましたけれども、まだ控除率は低くなっておりますし、主要な外国に比べましても日本は非常におくれているというふうな状況もござ...全文を見る
○一井淳治君 これまでの住宅建設促進税制を見ますと、やはり一定の枠といいますか、考え方の限界というのがあると思うんですけれども、例えば今までの枠を外すといいますか、私余り詳しくはわかりませんけれども、建築規模とか、あるいは施主の収入とか、そういったものも外して、経済力のない方に対...全文を見る
○一井淳治君 昨年の新設住宅着工戸数の統計数字を見ますと、前年比が一〇・四%増と、久しぶりに高水準を記録いたしております。建設省としては、こうした最近の住宅着工が好調の原因をどのようにお考えなのか、その背景をどのように見ておられるのか、そして今後の見通しについてどのように判断なさ...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの住宅局長の御答弁とも関係があるかと思いますけれども、統計数字からだけ見ますと確かに着工戸数が増加しておりますけれども、合計床面積の数字あるいは投資額の数字を見ますと、戸数の伸びに比較して投資や合計床面積の伸びは余り伸びていないというのが実情ではないかと思う...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの御説明を推しはかりますと、恐らく都内で小さなワンルームタイプの賃貸し住宅が増加している、そういったことが新設住宅着工の数字を押し上げているんじゃないかというふうに思います。今日の住宅政策の基本課題は、戸数の増加ということもあるかもしれませんが、やはり何でも...全文を見る
○一井淳治君 民間の需要に対応するという必要は確かにございます。しかし、ただ単に単細胞的に、短絡的に対応しただけではだめで、人間的なあるいは文化的な側面からの誘導ということも必要ではないかと思います。地域によりましては、これは新聞で神奈川で行われたということを見ましたけれども、ワ...全文を見る
○一井淳治君 ワンルームマンションをせっかく建てましても、結局これが将来スラムをたくさんつくっていくというふうなことになってもいけませんので、一段の御検討をお願いしたいと思います。  それから、住宅着工数の伸びを見ておりますと、全国的には伸びておるわけでございますけれども、地域...全文を見る
○一井淳治君 次に、公庫融資について貸付限度額の引き上げや償還期間の延長など、貸付条件が改善され、また、貸付戸数を増加するような配慮がなされてきておりますけれども、その一方で、滞納件数、滞納金額が急増しているというふうに聞いております。このことについて最近どのような状況になってお...全文を見る
○一井淳治君 これは大切な税金を使っておられるわけなので、滞納者に対しては、悪質な者やそれからどんなに努力しても回収不能な者に対しては強制執行などの厳重な回収措置を講じていただかなければならないのではないかと思います。そのあたりはうやむやになってしまってはいけないと思いますけれど...全文を見る
○一井淳治君 次に、改正案の内容に関して若干お伺いしたいと思います。  今回の改正点の一つには、個人住宅貸付等の償還期間を延長しようとするものがございます。これは利用者の月々の返済負担額が軽減されることになって非常に望ましいことでございます。しかし、滞納件数の急増傾向にもうかが...全文を見る
○一井淳治君 現実の問題として、二十年先にそのような安定収入があるかどうかということを現在予測することは、一般論としては不可能じゃないでしょうか。
○一井淳治君 今後、償還期間の延長ということになってまいりますと、対象となる住宅の物理的な耐用年数の担保価値は実際にあるのかどうかという問題が出てくると思いますが、その辺の整合性はどうなんでしょうか。特に二十年あるいはそれ以上も先になってきますと、建物は古くなってしまっておる、あ...全文を見る
○一井淳治君 次に、住宅改良貸し付けに関連して質問いたしますが、公社等以外の個人向けの改良貸し付けについても二十年の償還を適用するという点では一歩前進だと思います。  しかし、その住宅改良貸し付けの金利でございますけれども、最初から五・〇%のいわゆる中間金利が適用されることにな...全文を見る
○一井淳治君 住宅改良貸し付けに関連してお尋ねいたしますが、財団法人日本住宅リフォームセンターが設立されておりますけれども、これの積極的活用についてはどのような御方針をお持ちなのか。  それからまた、地方自治体によっては住宅相談窓口というものを設けて、これは紛争解決だけではなく...全文を見る
○一井淳治君 次に、二世代承継ローンの償還期間の延長についてでございますけれども、延長分の金利が財投並み金利の五・三%より高い五・四%という金利が設定されております。財投並み金利より高い金利をこの際新しく設定するというのが理解できないわけでございます。段階金利にさらにもう一段高い...全文を見る
○一井淳治君 過去の今おっしゃいました統計数値からの予測というのは、たまたまそういうことがあるのかもしれませんけれども、余り合理性がないのではないか。そういうふうに将来負担増という危険性をお考えになるのだったら、変動金利制ということも考えないと不徹底ではないかというように思います...全文を見る
○一井淳治君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております水源地域対策特別措置法の一部を改正する等の法律案及び砂防法の一部を改正する等の法律案の二法案につきまして反対の討論を行います。  両法案は、六十二年、六十三年の二年にわたって、公共事業関係の国の負担...全文を見る
○一井淳治君 いわゆる特土対策の実施状況を見てみますと、第一次から第六次までは順調に伸びてきておりますが、五十七年度から始まった現行の第七次特土対策では、進捗率は七七%となる見込みになっております。前回の第六次計画の進捗率の一一一%と比べますと大変な落ち込みのようですが、その理由...全文を見る
○一井淳治君 第八次事業計画の策定に当たっては事業内容の一層の充実ということについて地域の要望には切実なものがあるというふうに思います。例えば第六次計画策定の際には新たに急傾斜地崩壊防止対策事業が加えられていましたが、第八次計画においては新規にどのような事業を追加しようとお考えな...全文を見る
○一井淳治君 特土法はこれまで六回でしょうか、改正を重ねてきております。そして、全国的に見ましても非常に広い範囲が対象地域となっておりますけれども、そういうことでありますと、今後相当長期間にわたる計画の立案というふうなことも必要ではないかと思いますので、いっそのこと、この際恒久法...全文を見る
03月27日第108回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○一井淳治君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております水源地域対策特別措置法の一部を改正する等の法律案及び砂防法の一部を改正する等の法律案の二法案につきまして、反対の討論を行うものであります。  両法案は、六十二年度、六十三年度の二年にわたって、公共事...全文を見る
05月14日第108回国会 参議院 建設委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 ただいま提案理由の御説明をいただきまして、その中でこの法案の目的に関する御説明もあったわけでございますけれども、やや抽象的でございましたので、この法案の目的について、より具体的な御説明をお願いしたいと思います。  そして同時に、この法律が我が国の経済社会、国土利用...全文を見る
○一井淳治君 この法律の適用が始まりますと、日本で余暇に利用できる自然条件を有する土地はほとんど地域指定がなされるのではないかというふうに思われます。また、この法律が将来のリゾート地域の形成をリードしていくのじゃないかというふうに思いますが、ただいまの御説明では、大きく分けますと...全文を見る
○一井淳治君 経済的な問題も、あるいは地域振興という問題も非常に大事であることはよくわかるわけでございます。しかし、何といいましても国民に豊かな生活をつくっていくというそこのところを一番大切にしていかないと、重ねて申し上げますけれども、自然破壊ばかり起こるとか非常に悪い側面ばかり...全文を見る
○一井淳治君 この法案の対象でございますけれども、今まで私どもの日本での観光といいますと、素通りの物見遊山とかあるいは温泉場に行ってお酒など飲んで騒ぐというふうなタイプが多かったわけでございますけれども、そういったふうな従来型の観光地ではなくて、リゾートを積極的に整備していくのだ...全文を見る
○一井淳治君 建設省の方にお尋ねしたいわけでございますけれども、このリゾートに関して外国のいろんな場所について調査をなさったというふうに聞いております。この法案のお手本となるような外国での模範的な事例でもあればそういったものについて御説明をお願いしたいというふうに思います。  ...全文を見る
○一井淳治君 なかなか多様なようでございますけれども、先ほどちょっと個別に質問を申し上げました、主管の官公庁がどのようになっておるかとか国や自治体と民間との関与のあり方、それから利用料金、現地の運営の方法、そういったものについて簡単に御説明を願いたいと思います。
○一井淳治君 時間もありませんので、また後ほど時間があれば聞かせていただくようにいたします。  それで、いわゆる従来型の観光地ではなくて、リゾートの形成というために具体的に地域や施設等においてどのような違いをつくり出していかれるのか、どのような施策によってこのリゾート型にリード...全文を見る
○一井淳治君 具体的にそのような方向にリードしていく何らかの方策というのがあるんでしょうか。
○一井淳治君 よほど強力な施策をもってリードしないと在来型の商業主義的な観光地になってしまうと思いますので、その点くれぐれもいろいろと御配慮お願いしたいというふうに思います。  次の質問に参りますが、労働省の方にお尋ねしたいんです。  一定期間滞在してレクリエーション等にふけ...全文を見る
○一井淳治君 現在のこの円高不況の中で、休養をとる、レジャーの問題を言うこと自体が非常に言いにくいような零細企業もあるような状況の中で、労働省のお立場もよくわかるんですけれども、よほど強力な行政指導でもしていかない限りはかえって労働時間が延びてしまう、労働省の方が押されてしまうよ...全文を見る
○一井淳治君 大臣がおられませんので余り言ってもいけないことかもしれませんけれども、本当に幾ら場所をつくりましても休養をとれるだけの時間的な余裕がなければ、あるいは経済的余裕がなければどうにもならないわけでございますので、その点をよくお帰りになりまして大臣にも申し伝えいただきたい...全文を見る
○一井淳治君 基本構想は都道府県が提出するようになっておりますけれども、現実の自然状況というものは山や海で県境を切るという場合が多いように思います。特定地域を二県にまたがって設定しようというふうな場合、その立地がそれに適しておればこういったものも認めるべきではないかと思いますけれ...全文を見る
○一井淳治君 手続的には地方自治法の普通の方式によってやったらいいということなんでしょうか。
○一井淳治君 都道府県知事からの主務大臣に対する基本構想の承認申請でございますけれども、全国各地から大量に出されてくるのじゃないかと思いますけれども、基本方針に適合する地域がなければこの法案の保養地域の整備に当たれない、すなわち一カ所も認められないような府県も起こるでしょうし、ま...全文を見る
○一井淳治君 一都道府県から二カ所出ておるというそれだけの理由で拒否することはないというふうにお聞きしていいでしょうか。
○一井淳治君 ですから、今言われたような条件が整えば民間活力をどしどし利用できるし、それから大いに国民が保養できるわけですから、そういうふうな条件が整えばいいのじゃないかというふうに思うんですが、いかがでございましょうか。問題は、条件が整うかどうかという点ではないかと思います。
○一井淳治君 この法案というのは、国や公共団体よりも民間の資本の活力というものに期待しておるわけでございますので、そういう点を考えながら、できるだけ地方自治体の自主性を尊重しながら弾力的な適用というものをお願いしたいというふうに考えております。  それから同じ趣旨で、一つの県の...全文を見る
○一井淳治君 特定地域の範囲の設定についてお尋ねいたしますが、自然的、社会的、経済的な条件によって多種多様な場合があることが想定されると思います。これまでちらほら聞かされております説明によりますと、形状については四十キロ四方ということで正方形に聞こえるような御説明が私、耳に入って...全文を見る
○一井淳治君 それから、特定地域の区域の設定に当たって境界を何を基準にして引いていくかという問題でございますけれども、現在の市町村は広範な合併が起こっておりまして、今の市町村の境界でいくと適切でないことも多いと思いますけれども、境界は何を基準になさるお考えなのか、御説明願いたいと...全文を見る
○一井淳治君 しかし、現在の市町村というものは非常に合併によって広い範囲になっておりますので、場合によっては地図でもって線を入れて区切かということも考える必要が起こるのじゃないかと思いますが、その辺のことについてはいかがでございましょうか。
○一井淳治君 特定地域の指定でございますけれども、これまで例えば新産都市の地域指定を受けているという地域もあると思いますけれども、そういう地域を一部含んでおっても基本構想全体がすぐれた内容であれば一向に構わないというふうに思いますけれども、その点はいかがでございましょうか。ほかに...全文を見る
○一井淳治君 全部の法律を一々調べるわけにはまいりませんけれども、大体今おっしゃったような考え方でほかの法律の適用地域も考えていけばいいんでしょうか。
○一井淳治君 この法律の第三条一項四号に政令がございますけれども、この内容はどのようなものを御予定になっておるのか、お聞かせいただきたいと思います。そして、将来この特定地域の指定に当たりまして、施設の整備や内容の充実という観点から既存の観光地を入れるとかあるいは都市部を組み込む必...全文を見る
○一井淳治君 地方での既存の観光地、これはかなり高度の集落を形成しておりますけれども、そういったものや地方都市部を包含した方が有効であるというふうな場合には包含して差し支えないのじゃないかと思いますけれども、そのあたりはいかがでございましょうか。
○一井淳治君 全国的に見ますと、自然的、経済的、社会的条件から見て、この法案の適用を当然受けた方がいいのじゃないかというふうに思われるけれども、不幸にしてこの適用を受けられなかった、しかし整備だけは非常に強く期待されておるという地域が非常に多く出てくるのじゃないかというふうに思い...全文を見る
○一井淳治君 先ほどもお尋ねして、重複して失礼でございますけれども、まだ時期を見て追加の申請ということも可能なわけですね。
○一井淳治君 それから、この法律の適用に当たりまして、例えば一定の箇所に建物を建築するような場合、自然的な条件にマッチしたような建物にさせていくというふうな、建物の形状についての指導とか業務内容についてのいろいろなリード、そういったふうな民間に対する具体的な指導、特に料金面で非常...全文を見る
○一井淳治君 建築物の形状などについてまでは指導しないで、例えばその地域内で民間業者が建物を建てようと思えば民間業者に任せてしまっておくというふうなことなのか、それとも一つの地域においては自然とか環境にマッチしたような建物にするように指導していくとか、どの程度まで規制というか、指...全文を見る
○一井淳治君 一番最初の打っ立てが非常に大事でありますので、その点の十分な御配慮をいただきたいというふうに思います。  それからまた、地域内でのいろんな運営でございますけれども、関係者の運営委員会のようなものをつくっておくとか、何らかのものを最初からつくっておかないと、やはり国...全文を見る
○一井淳治君 これまで地域の振興に関する法律はかなり立法がなされておりますけれども、私は余り経験はありませんけれども、この法律の助成というのは余り大したものではないような感じを受けるわけでございます。この程度の助成措置で果たして国民が本当に楽しんで利用できるような高度の品質のいい...全文を見る
○一井淳治君 それから、この法律の適用に当たりまして一番の心配といいますか、問題点は、地方の安い土地が特定地域に指定されると、最近の地価ブーム、金余り現象の中で買い占めや地価の暴騰が起こりはしないかという問題でございます。確実にそれが予想されるのではないかというふうに考えられます...全文を見る
○一井淳治君 昭和四十七、八年当時、いわゆる日本列島改造論というものが出まして、一億総不動産屋という言葉もございましたけれども、大変な地価高騰を招いたわけでございます。今回も、全国各地で地域指定がなされますとやはりリゾートブームというふうなものが起こって、東京での地価上昇が全国に...全文を見る
○一井淳治君 しかし、もしも地価の高騰が起こりますと低料金で国民が楽しむということができなくなってしまいますし、何のためにこのリゾート法をつくったのかというふうなことになってしまいかねないと思いますので、特に私、非常に失礼でございますけれども、東京の地価の高騰に対してなかなか有効...全文を見る
○一井淳治君 最近の開発時点での関係業者の考え方は、例えば道路を切り開くために山を切り開いて赤い山肌がむき出しになっておっても余り何とも思われないような、そういうふうなことが放置されておるように思いますけれども、外国の方に行きますとそういったことは絶対に許されないようでありますが...全文を見る
○一井淳治君 この法案の目的として地域の振興ということが挙げられておりますけれども、そのためにも大いに役立つことを希望しておりますが、具体的にどのような方策をお考えなのか、そしてどのような効果を期待なさっておられるのか、御説明願いたいと思います。
○一井淳治君 文部省の方にお尋ねしたいんですけれども、この法案の四条三項を見ますと、主務大臣は「文部大臣の意見を聴かなければならない」ということが記載してあります。この運用に当たっては、意見を述べられると他の主務大臣も聞かざるを得ないのじゃないかということが起こりますが、どういう...全文を見る
○一井淳治君 スポーツや文化について文部省が多くの御経験を蓄積なさっていることは十分理解しているわけでございます。しかし、行く人の立場にとっては遊びに行く、気晴らしに行くわけでございまして、余り社会教育にかかわる学習活動の施設がないから許すべきでないというふうになっても非常に困る...全文を見る
○一井淳治君 この特定施設、いろんな目的の施設が考えられるようでございますけれども、教養文化施設とか集会施設というものは、これはペイしないといいますか、採算がとれないということで、民間業者にこれをつくれというのは非常に無理ではないかと思う、そこで、公共団体がつくる必要があるのかと...全文を見る
○一井淳治君 文部省の方にお尋ねしたいんですが、最近の貿易摩擦が起こる中で、日本人が国際的にいろいろと批判を受けていることはここで言うまでもないことでございますが、余り働き過ぎにならないで、人間らしい余裕が持てるように、余暇の利用を身につけた豊かな人間になっていくことが、子供のこ...全文を見る
○一井淳治君 それから、この法案によりますと、非常に多くの官公庁が施策の実施にまたがっておりまして、主務大垣の方だけでも六人になっております。船頭多くしてとなることを非常に心配しておるわけでございますけれども、この各省庁間の調整をどのようになさっていかれるのか、具体的なお答えをお...全文を見る
○一井淳治君 具体的に言いますと、どういう部 署の方々が御担当になるのでしょうか、例えば局長クラスとかですね。
○一井淳治君 先ほどもちょっと御質問を申し上げたんですが、労働省の関係はどのようになっていくのでしょうか。やはり労働行政と非常に緊密な関係を持たないと、このリゾートのよき成果は上がらないと思いますが、いかがでしょうか。
○一井淳治君 外国では余暇の利用等につきまして独立の官庁もあるようでございますので、そういったふうなことも考えながら、組織面についても今後ともよろしく御配慮いただきながら進めていただきたいというふうに思います。  それから、最近非常な円高が急速に進行する中で、海外旅行をする人が...全文を見る
○一井淳治君 先ほど建設省の方に外国の研究成果について途中までお聞きして失礼いたしたわけなんですけれども、ちょっと追加してお尋ねさせてもらいたいと思います。  ただいま主管官公庁について建設関係が当たっている事例を御説明になられましたけれども、私がいろいろ調べてまいりますと、レ...全文を見る
○一井淳治君 この利用料金でございますけれども、先ほど、食事つきで一泊すると一万円ぐらいというふうな事例についての御説明もございましたけれども、いろいろ料金については事例も多いようですけれども、三千円とか四千円ぐらいでゆっくりできるのだというふうなこともいろんな資料に書かれており...全文を見る
○一井淳治君 そういうふうな低料金を外国で実現できておるということは、どういうことでできるんでしょうか。
○一井淳治君 もう一つお尋ねしたいのは、各地域での運営の方法でございます。例えば民間団体が何らかの委員会をつくっておるとか、そのあたりについて御研究であればお願いしたいと思います。
○一井淳治君 ちょっと質問が変わりますが、やはり建設省の方にお尋ねしたいんですけれども、大都市の居住者について、普通は都内に住んでおる、しかし週末等をリゾートのセカンドハウスで日を送るというふうな構想が最近進んでおるようでございますけれども、今回のこの法案との関係で何らかの方針を...全文を見る
05月22日第108回国会 参議院 建設委員会 第4号
議事録を見る
○一井淳治君 この法案が作成された経緯と申しましょうか、どのようなところからこの法案が提案されてきたのか、あるいは何かモデルでもあったのか、そのあたりの経緯とか背景について大臣の方から御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 昨年の七月に金丸国務大臣が民活特命大臣に任命されまして、ただいま局長からもお話がございました民間活力活用推進懇談会が設置されて、その報告書が出ておるようでございますけれども、この懇談会が設置された経緯とか検討されておる内容等につきまして、内閣の特命事項を担当されてお...全文を見る
○一井淳治君 各省がそれぞれ担当なさっておられるのじゃないかと思いますけれども、各省の分担とかそういった問題についてはどのような検討になっておるんでしょうか。それから、地方民活についてはどういうふうに進めるべきだというふうな内容になっておるんでしょうか。
○一井淳治君 中曽根内閣が発足して以来、民活に非常に熱を入れておられるように見受けられます。これは、恐らく財政再建の名のもとに公共事業費を抑制しておられるので、反面、民活で内需を拡大しようというお考えではないかと思われます。しかし、現実は民活の目玉とも言われております一山の国有地...全文を見る
○一井淳治君 先ほど、国鉄の線路にふたをして、その上に建築物をつくったらいいじゃないかということを十五年も前に提案なさっておるということでございますけれども、それが残念ながら民活の形でも実施できなかったわけでございますけれども、私自身は、まだ民活というものはどうも日本では根づいて...全文を見る
○一井淳治君 これまで第三次までの全総計画が行われまして、地方の振興ということが言われてまいりましたが、四全総の方は昨年の秋にも決定されるというふうに言われておったのに伸び伸びになっているようでございます。いつごろ四全総が決定されて出てくるのか。最近、文書では出せないけれども、一...全文を見る
○一井淳治君 この法案についての説明ですが、地方都市を主として対象としているのだということを聞かされておりますけれども、そのように理解していいのかどうかという点をお尋ねしたいと思います。  そして、四条一項に「特に有効な地域として政令で定める地域」という政令でございますけれども...全文を見る
○一井淳治君 できる限り大都市近郊より離れた小都市の方の民活を推進するようにこの法案を御活用いただきたいというふうにお願いしたいものでございます。  ところで、この法案の第一条を見ますと、「良好な市街地の形成と都市機能の維持及び増進を図り」ということが目的とされておりますけれど...全文を見る
○一井淳治君 この法案では、民間都市開発推進機構、省略して機構というものが設立されまして、いわゆる参加業務と融資業務を中心とする業務を行うようにされておりますけれども、融資業務は政府が日本開発銀行等に無利子の資金を入れて、開銀等が民間事業者に直接融資をすれば足りるのじゃないか、参...全文を見る
○一井淳治君 四条の二項によりますと、融資業務について協定を結んで行わせるというふうになっておりますけれども、民間事業者への資金貸し付けの権利義務は民間事業者とだれとの間で発生するのでしょうか。
○一井淳治君 機構は債券発行などによって資金を集めるようでございますけれども、機構が集める資金の金利と、それから開銀に寄託する場合の金利と、もう一つ開銀が民間事業者へ貸し付ける場合の金利、この関係はどうなるんでしょう。
○一井淳治君 機構が集めた金額を開銀等に寄託するわけでございますけれども、その場合、機構としてのいわゆるもうけ部分というものはないんでしょうか。集めたお金はもうそのまま開銀の方へ寄託してしまって、機構としては金利面でプラスアルファをつけることはないんでしょうか。
○一井淳治君 その場合の金利としてどれくらいをお取りになるんでしょうか。どれくらい上乗せさせるんでしょうか。
○一井淳治君 私はこの機構というものの設立についてどうも納得がいかない点も少なからずあるわけでございます。貸し付けをする場合に機構が貸し主にならない、そして機構から開銀に対してお金を寄託する場合の金利がどうなるかはっきりわからないわけでございますけれども、金利が大きくなりますと機...全文を見る
○一井淳治君 もう少し具体的に御説明をいただきたいというふうに思います。特に、民間の者を出資者に加えた場合には、それぞれ意図するところがあって出資をしてくると思うんですけれども、そのあたりのこともありますので、もう少し詳しく出資者について御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 重ねて質問して失礼でございますけれども、出資者の内訳と、それから将来役員がどうしても必要になると思いますけれども、この役員としてどういった人を予定しておられるのか、もう少し詳しいお話を聞きたいと思います。
○一井淳治君 機構も相当の経費を必要とすると思いますけれども、できる限り経費がかからないように、そしてまた民間から人を集める場合にも大いにやる気のある人を集めていただいて、機構自体を活力ある機構にしていただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○一井淳治君 ちょっと今のところがはっきりしなかったんですが、三億円といいますのはどういう計算でございましょうか、もう一遍お願いいたします。
○一井淳治君 地方の民活というのは、地方で建築物等をつくった場合になかなか収益が上がらない、採算がとれないということで地方の民活は非常に難しいと思いますが、三億程度で果たして飛びついてくるかどうか私も疑問でございますけれども、できる限り機構の経費を節減するとかして、少しでも民間事...全文を見る
○一井淳治君 それから四条一項一号に「参加」というのがございますが、どういったふうなことを予定されているのか、具体的な事例等を挙げて御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 それから、これまで補助の対象になるような案件についてもこの法案の融資対象となり得るのでしょうか、どうでしょうか。
○一井淳治君 それから、四条一項三号に「基礎的調査の実施に対する助成」という項目がございますけれども、この内容はどうなんでしょうか。それから、これは有料なんでしょうか、どうなんでしょうか。
○一井淳治君 それから、この建物等が完成した後の援助や指導でございますけれども、地方での現地のプロジェクトなど見ておりますと、ビルができてテナントは入ったけれどもお客さんが集まってこないためにテナントが経済的に困って立ち退いていくというふうな事例も非常に多いように思いますけれども...全文を見る
05月26日第108回国会 参議院 建設委員会 第5号
議事録を見る
○一井淳治君 多少この法案以外のことに関してもお尋ねしたいわけでございますけれども、最近はひところと違いまして、急に内需振興ということが叫ばれるようになりました。ただ、これがかけ声だけで終わっては非常に困るわけでございます。建設省としては内需振興のためにどういう対策をお考えになっ...全文を見る
○一井淳治君 民活の導入ということが重要課題とされておりますけれども、建設省としては、民活の推進のために規制緩和とか低利資金の確保とがよく使われておりますけれども、それ以外にどんなふうな手段を使っておいきになるのか。それから私は、民活が成功した事例というものを、残念でございますけ...全文を見る
○一井淳治君 先ほど地方での民活についての御説明がございましたけれども、なかなか地方の場合は採算がとれないということで困難ではないかと思います。既に説明がありましたので特に私の方からは再度質問はいたしませんけれども、相当強力な援助がないと地方の民活は成功しないと思いますので、その...全文を見る
○一井淳治君 新聞では五%の減税ということで、余り何に対する五%かということは明記をしていなかったんですけれども、なかなか一%、二%の減税も難しいようでございますので、通産省の方にも大いに減税幅を上げる努力をしていただきたいというふうに思います。  それから、大都市では土地の値...全文を見る
○一井淳治君 これも新聞記事でございまして、重なってきますけれども、昨年経済企画庁の方で、中古住宅のリフォームを内需振興、景気対策の中心の一つに据えていきたいという長官の談が発表されておりましたけれども、今回の総合経済対策の中では住宅のリフォームの件はどのように盛り込まれていくの...全文を見る
○一井淳治君 今回の建築基準法の一部改正案でございますけれども、内需振興という観点から、これはそういう観点からの規則緩和というふうに見るべきものなのか、それともそれとは関係なしに、不合理な点を是正していく法案と見るべきなのか、そのあたりについてお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 規制緩和についてはいろんな場面がございますけれども、形態制限の合理化とか道路幅員との関係、そういったものについては規制緩和をいたしますとそれだけ土地の利用効率が高まってくる。そうすると土地の値上がりが起こる。これは、利用効率が高まるのですから、ある程度当然かもしれま...全文を見る
○一井淳治君 規制緩和にもいろんな原因があるということは理解できるわけですけれども、一般論として、安易に規制緩和をされますと環境が悪くなる、これは否定できない事実であると思います。そして、規制というものはやはり長い歴史の中である程度国民の合意を得ながら形成されておるものでありまし...全文を見る
○一井淳治君 重複質問して失礼でございますけれども、さらに規制緩和の法改正を近々行われる御予定があるのかどうか、それについてもお答えを願いたいと思います。
○一井淳治君 まあ、当面はないというふうに私は聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、規制緩和とも関係があると思いますけれども、どうも大都市で規制緩和をされると土地の値上がりという悪循環が繰り返されるように思います。やはり思い切って地方へ分散させていく、地方に定...全文を見る
○一井淳治君 現在ほど国土庁の真価が問われているときはないと思いますので、本当に大胆な施策を強力に実行していただきたいというふうに要望を申し上げます。  そこで、民活ということで、私もこの民活大いに推進していただきたいと思います。しかし、例えば建築確認の申請をしても非常に時間が...全文を見る
○一井淳治君 法案の内容について若干お伺いしたいと思います。  木造建築物に係る制限の合理化措置でございますが、これはやはり防火性、耐震性の技術の向上とも同時に並行して進行しなくちゃならないことではないかと思いますけれども、防火耐震性等の技術の向上はどういうふうに進んでおるのか...全文を見る
○一井淳治君 木造三階建て住宅に対する規制緩和がこのたび行われまして、私もこれには大いに賛成でございますけれども、今後普及の見通しはどうなのか。  それから、新しい商品開発もなされると思いますけれども、それについての業界の動きとか建設省の御指導等について御説明をいただきたいと思...全文を見る
○一井淳治君 木造住宅を見直そうということが関係者の間で非常に熱意を持ってやられておるわけでございます。そうして、この三階建て住宅というのはさらに一歩前進ということで皆さん期待を持っておられると思いますので、これを何とか守り育てていくという方向での御努力をお願いしたいというふうに...全文を見る
○一井淳治君 建築物の形態制限の合理化の関係でございますけれども、今回、道路幅員による容積率制限、道路斜線制限についての合理化措置が講じられることになりますけれども、政策というものはプラスの面がもちろんあるからやるのですけれども、同時にマイナスの面も出てくる。これは否定できないこ...全文を見る
○一井淳治君 北側斜線や日影規制につきましては、現在の規制をも維持していただきたいというのが希望でございます。そして、規制緩和はまず当面は行われないというふうな先ほどの御答弁と私はお聞きするわけでございますけれども、今後規制緩和については、環境保全ということを十分に考えていただき...全文を見る
○一井淳治君 この法定外公共物につきましては、知らない間に国有地が取得時効でとられてしまうとか、あるいは企業が不法占拠をして新聞紙上で問題になるとか、学童が水たまり等に落ちて損害賠償事案が起こるとか境界紛争が起こるとか、いろいろ問題が多発しておるというふうに思いますけれども、どう...全文を見る
○一井淳治君 地方の民活という言葉がよく使われますけれども、地方で土木工事を実施しようとすると必ず里道や池の問題が出てまいりまして、この解決のためにそれだけでも年単位を要するというふうなことも実は起こって、非常に土木工事の推進が阻害されるということも実際にあるわけでございます。こ...全文を見る
○一井淳治君 結局、関係省庁はいろいろおありでしょうけれども、国民の側が一番困りますので、関係省庁は極端に言えばどうなってもいいのでございまして、本当に納税者である国民が一番困りますので、関係省庁で話がつかないということはなしにしていただきたい。それはもう理由にならぬと思いますの...全文を見る
05月26日第108回国会 参議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 まず、法務行政の方から質問をさしていただきたいと思います。  私は昨年の七月まで弁護士の方の仕事をしておりまして、時々法務局の俗に言う登記所の方に参っておりましたけれども、どうも最近は登記所に参りましても何か大変慌ただしいような感じがいたします。それから、登記簿謄...全文を見る
○一井淳治君 登記申請というものは、景気が悪くなればなるでまた抵当権の設定等でふえますし、景気がよければもちろん所有権の移転等の登記申請がふえるわけで、どちらにせよ毎年事件数がふえていっていると思います。特に最近は、外部から見ておりましても、大都市では土地の値上がりが大変ですから...全文を見る
○一井淳治君 登記事項というものは間違いがあったら絶対いけない、これは前提だと思いますけれども、しかし現実には登記簿謄本に誤記があらわれておる。登記申請書が法務局に保存されておりますと職権で変更ができるでしょうけれども、登記申請書の保存期間が経過しておりますとまた新しく、迷惑を受...全文を見る
○一井淳治君 登記事務についてコンピューターを導入するとか、あるいは機械化とか、そのあたりの計画、御予定はどのようになっておるのでしょうか。
○一井淳治君 ただいま先回りしての御回答もあったわけでございますけれども、通産省あたりでは、工業所有権の申請等につきましてペーパーレスを進めるということで進めておられるようでございますけれども、コンピューターを導入される以上はよいところを十分生かすような方向でやっていただきたいと...全文を見る
○一井淳治君 現在、さっきお話しくださいました公示催告制でございますけれども、これは関係者が行方不明という場合でございまして、関係者の所在がはっきりわかっておる場合にも、最近は非常に権利意識が高くなりまして、相当な判つき料を差し上げないと登記申請に協力いただけないという場合が多い...全文を見る
○一井淳治君 扶助協会では、事件を処理するに当たりまして弁護士を依頼しておるというふうに聞いておりますけれども、弁護士に対して払う報酬は一件当たり現在ではどのようになっておるんでしょうか。
○一井淳治君 非常に低い額で担当の弁護士さんが奉仕をされておるということがわかりますけれども、扶助費の会計でございますが、この扶助費に充てる財源、いわゆる収入の部に上がるものは償還金と国からの補助金、これが大部分を占めておるというふうに聞いておりますけれども、そのとおりでございま...全文を見る
○一井淳治君 今後、法律扶助協会の扶助費が不足して、そのために人権侵害が救済されないまま泣き寝入りになるというふうな事態が心配されますけれども、そういうことが決して起こらないように、大変厳しい財政事情であること、そしてその中でこれまで大変御努力くださっているということはよくわかっ...全文を見る
○一井淳治君 扶助協会の方も本気で努力をすると思いますので、法務省におかれましても一段と扶助費の確保について御努力願いたいというふうに要望申し上げます。  それから、保護司さんに関連して質問をさせていただきたいんですが、保護観察中の少年とか、仮出獄中の受刑者とかいわゆる一号から...全文を見る
○一井淳治君 私が大ざっぱに聞いているのは、大体一件当たり二千円少々、これが大部分なんだというふうに聞いておりますけれども、実情はそうじゃないんでしょうか、
○一井淳治君 きょうは厚生省の方においでいただいているわけですけれども、民生委員に対する支払いでございますが、これはどういうふうな計算をなさっておるのか。それから、これは地方自治体の方から直接的には払われるというふうに聞いておりますけれども、この地方自治体が国から出るものにある程...全文を見る
○一井淳治君 実費弁償という基本原則でございましょうけれども、実際問題として忙しい方の場合にタクシーを利用するとすれば一回のタクシー分でそれが消えてしまう。自分の車で行っても駐車料金で大半が消えるというのが実情ではないかと思います。本来からいえば保護観察官がすべきところを民間の保...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、私非常に気になっておりますのに更生保護会というものがございます。これは民間の施設でございまして、刑務所の刑を終えてどこへ行こうにも引取人がいないような人がお世話になる団体と聞いておりますけれども、この更生保護会も最近非常に経営が苦しくなっている、もうどこも...全文を見る
○一井淳治君 私は、この種の施設は、外国のように民間の慈善団体が強い力を持っている場合は民間団体でもいいですけれども、日本の場合には国の施設にすべきであるというふうに思います。すぐにそういうふうにもならないでしょうから、何とかその予算を確保して、思い切った改善をするような御努力を...全文を見る
○一井淳治君 大臣みずから御回答いただいたわけでございますけれども、ぜひとも一段と御努力をお願いしたいというふうに思います。  それから、刑法の改正の問題についてお尋ねさしていただきます。  四条ノ二の改正の関連でございますが、国際的に保護される者に対する犯罪の防止及び処罰に...全文を見る
○一井淳治君 その締結国ではそれぞれ国内法の整備をされておると思いますけれども、実際にされておるのかどうかという点が第一でございます。  そして、整備の方法とすれば、個別的に列記する方法と、今回の四条ノ二の包括主義の二種類があるんじゃないかと思いますけれども、大体その二種類の形...全文を見る
○一井淳治君 我が国では、従来の国外犯の処罰は刑法の二条から四条にもはっきりしておりますけれども、個別列記の方法をとっておるわけでございます。それで、条約を引用いたしますと条約中の文言が明確に割り切れないことが起こるような弊害がございますし、包括主義でいかなければならないほど今後...全文を見る
○一井淳治君 それでその四条二の「条約」という字句の意味でございますが、どの範囲のものを指すのでしょうか。    〔委員長退席、理事林ゆう君着席〕  それからもう一つ、今後締結を予定しておって、これに関連するような条約があるんでしょうか。
○一井淳治君 条約の内容を見た場合に、犯罪類型が一義的に特定されると言えない場合が少なくないように思います。特に、外国語で本文がつくられてそれを翻訳するわけですから、その点で一つの問題が発生してまいりますし、それから、日本の風土と外国の風土は異なるので不明確な文言というものがどう...全文を見る
○一井淳治君 それで、この法律が成立いたしますと、刑法の改正部分だけではなくて、関係の条約の方もあわせて周知徹底してもらわないと弊害が起こると思いますけれども、そのあたりのことについてはいかがでございましょうか。    〔理事林ゆう君退席、委員長着席〕
○一井淳治君 次に、人質強要罪の関係について質問いたしますが、昭和五十二年に現在の人質強要罪が新設されたときに、今度新設されるところの単純人質強要罪は新設するかどうかということが検討されたが、結局見送られたという経過があるようでございます。参議院の法務委員会でそのあたりのことが論...全文を見る
○一井淳治君 今回の単純人質強要罪が条約上の必要から立案されているということはわかるわけでございますけれども、加重人質強要罪の審議の過程を見ますと、その中で市民運動や労働運動に対する不当な介入の手段として使われはしないだろうかということが問題になっておるわけでございますけれども、...全文を見る
○一井淳治君 加重人質強要罪に関しましては参議院で附帯決議がありまして、その際、「正当な労働運動や、農民連動、市民運動などに対して濫用することのないよう万全の配慮をなすべき」ということが決議されておるわけでございます。今回、この件についても同じように十分な注意をお願いしたいという...全文を見る
05月27日第108回国会 参議院 建設委員会 第6号
議事録を見る
○一井淳治君 建設業界は、東京などの大都市では大変好況の部分もあるようでございますけれども、地方都市では大変厳しい状況でございます。また、企業規模も大企業から零細企業までございますし、最近は不良業者が介入しているというふうないろんな問題をはらんでおるようでございますけれども、建設...全文を見る
○一井淳治君 一月十三日付の一次答申でございますけれども、その中に、今後建設業の健全な発達を図っていくためには、企業規模の大小にかかわりなく技術と経営に優れた企業が成長していくことを基本とし、不良・不適格業者を排除する施策を強力に推進するという趣旨のことが書いてあるわけでございま...全文を見る
○一井淳治君 ただいま言われた施工能力や資力信用に欠ける者、不誠実な者、これが現在建設市場に不当に参入してよろしくないわけでございますけれども、不当参入の実態、そして具体的に不当参入しておるというふうに指摘されておるものはどういった人たちを意味するのか、御説明を願いたいと思います...全文を見る
○一井淳治君 今具体的な例が出た中で一番困るのは暴力団だと思います。それからまた、資産信用がなくて、建設代金だけ先にもらって、あと倒産して施主やあるいは下請に迷惑をかけるというふうなものが非常に困ると思います。そういう不当な業者についての調査でございますけれども、どの程度あるいは...全文を見る
○一井淳治君 不良な業者の排除ということは、まじめな業者の皆さん非常に強く希望しておるところでございますけれども、一番困るのは暴力を使う連中ではないかというふうに思います。建設省の方では六十一年十二月九日付で「建設業からの暴力団排除の徹底について」というもので指示をなさっておられ...全文を見る
○一井淳治君 この種の運動は一朝一夕にはなかなかまいりませんけれども、ぜひともやり遂げなくちゃいけない問題だと思いますので、建設省の方におかれましても相当強力な指導を繰り返してお願いしたいというふうに思います。  それから、もう一つの問題は一括下請禁止、これは建設業法の二十二条...全文を見る
○一井淳治君 契約書に一括下請は禁止するということが入っているわけですから、文書で同意を取りつけるということはますますあり得ないことなんですね。ちゃんと契約書でもう一括下請禁止しておるにもかかわらず、この一括下請が堂々と横行しているわけでございますから、非常に問題が多いわけでござ...全文を見る
○一井淳治君 資金源のお話が出ましたけれども、どうも最近、暴力団は建設業関係に大口の資金の供給源として相当大きなウエートを置いておるのじゃないかという感じがするわけでございますけれども、そのあたりについてはいかがでありましょうか。
○一井淳治君 今後建設業界に暴力団が浸透していくことがないように、こういうものを排除していくように警察庁とすればどういうふうなお考えをお持ちなのか。特に、建設業の許可とか公共工事における指名審査等においてちゃんと情報を提供していただいて、そういったものが大手を振って歩けないように...全文を見る
○一井淳治君 ちょっと質問の趣旨を変えますけれども、建設の需要規模から見て業者数が多過ぎるという危機意識があるのじゃないかというふうな感じもいたします。建設省として、現在の業者数についてはどのような見解をお持ちなのか、またこの業者数について今後どのような方向をもって指導をされてい...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの御回答でわかりましたが、この「技術と経営の優れた企業」という字句が使われておるんですけれども、大手ゼネコンや優良企業だけを重視するというのでなく、中小零細企業の方も技術能力が向上するようにいろいろ保護していただくという方向でお願いしたいというふうに思います...全文を見る
○一井淳治君 地域での優良な工務店など中小零細業者の受注を確保するために、リフォームのための自治体の住宅相談窓口とか増改築相談員などの情報を提供する仕組みを活用することも考えるべきではないかと思いますけれども、そのあたりについてはいかがでございましょうか。
○一井淳治君 今回の改正のポイントの一つでございますけれども、指定建設業に係る特定建設業について技術者の資格要件を厳しくしていっておりますけれども、この改正の趣旨について御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 指定建設業に係る特定建設業者が置いている専任技術者、監理技術者について、国家資格者それから実務経験者の内訳はどのようになっておるんでしょうか。
○一井淳治君 専任技術者それから監理技術者に認められている国家資格としてはどのようなものがあるんでしょうか。
○一井淳治君 民間の協会が国家資格を取得できるような印象を与えるような講習会を開催して、事情を知らない受講者から苦情が出たりするような困った事態が起きており、建設省の方では何か誤認防止の通達を出したということも聞いておるのですけれども、そのあたりのことはどのようになっておるんでし...全文を見る
○一井淳治君 今回の改正の中で、現在実務経験者としてまじめに仕事をしておる、しかも十分に技術力を持っておるという人たちが排除されることのないよう十分な御配慮をお願いしたいと思います。そのための何らかの特例措置が講じられるのではないかと思いますけれども、そのあたりについてどのような...全文を見る
○一井淳治君 次に、指定建設業監理技術者資格者証の交付制度の新設についてでございますけれども、この制度を新設される趣旨についてお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 それから、資格者証の交付事務に係る指定機関、またこの技術検定に係る指定試験機関としてどのような機関を考えておられるのでしょうか。
○一井淳治君 次に、経営事項審査制度の整備についてでございますけれども、今回、経営事項審査のうち、経営状況の審査を指定機関に行わせることになるようでございますが、指定機関に行わせることによって審査内容はどのように充実していくのか、それからまた、こういう制度の新設が零細業者の受注機...全文を見る
07月15日第109回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
議事録を見る
○一井淳治君 まず、竹内宏参考人からお伺いをしたいと思います。  先ほどのお話にもありました、アメリカを中心とする好ましからざる経済の状態と、それから日本の過剰な貿易をしている非常に好ましからざる経済の状態ですが、これは鶏と卵という関係からいけばどういうことでしょうか、どちらが...全文を見る
○一井淳治君 お立場上どこの国がどうこうということは言えないということがあれば、専門外であるということで外していただいても結構なんですけれども、アメリカの財政赤字の原因といいますか、そのあたりについてはどのようなお考えをお持ちでございましょうか。
○一井淳治君 大統領がアメリカでは一番大きな権力を持っておると思いますけれども、例えば民主党の大統領が選出されるというふうな政権の交代があった場合、アメリカの経済はかなり変更してくる可能性があるでしょうか。
○一井淳治君 先ほどの御回答の第三番目に、アメリカの軍事支出の増大ということのお話がありましたけれども、アメリカの軍事産業、これとアメリカの内需とはどういう関係になっているんでしょうか。
○一井淳治君 参考人の今のお話によると、アメリカでは政権交代が起こっても余り政策の変更はないんではないかというふうなお話でございましたけれども、そうなると、現在の非常に好ましからざる世界の経済の状態、私はこれは日本よりもアメリカの方に大きなウエートがあるというふうに思っております...全文を見る
○一井淳治君 非常に端的な手段ですけれども、企業が自主的に例えば前年度の一律一割とかあるいは二割ぐらい輸出を減らしましょう、輸出自体を規制するというふうな方法は、これはできるかどうかは非常に疑問の点があるかもしれませんが、仮にそういうふうな経済政策をとった場合には日本の経済はどう...全文を見る
○一井淳治君 自主規制をもっと拡大していく、そうしますと日本の国内の失業が起こるというお話でございますけれども、失業を起こさないで時間短縮に振り向けていく、そういうふうな考え方はどうでございましょうか。現実的でないでしょうか。
○一井淳治君 ちょっと質問の趣旨を変えさせていただきますけれども、先ほど、膨大な債権を日本が国外に対して持っておる、そして日本の富が外国へ投資されているというお話がございましたけれども、その日本の富を国内の投資へ振り向ける方策といいますか、そういうふうな誘導方法でございますね、そ...全文を見る
○一井淳治君 その膨大な投資が確実に発生するメカニズムをもう少し御説明願いたいと思います。
○一井淳治君 同じ質問を重ねてして失礼なんですけれども、日本国内の産業の振興のために、東京を中心とする土地の問題の解決、交通整備ということはわかったんですが、ほかに日本には大都会以外に残された非常に広い範囲がございますけれども、そういう地方の産業の振興ということも絡めながら、国外...全文を見る
○一井淳治君 さっき空の問題が出ましたけれども、日本の航空料金は非常に高いと思うのですが、これは専門外でございましたら結構なんですけれども、その原因についてお知りでございましたらお答え願いたいと思います。
○一井淳治君 あと一つ御質問さしてもらいたいんですが、地方の振興のためにリゾート開発ということが最近よく言われておりますけれども、その問題と、リゾートを開発する場合には、どうしても一般庶民がある程度長期間そこに滞在するということも必要だと思いますけれども、そういった観点から時間短...全文を見る
○一井淳治君 坪井参考人にお尋ねしたいと思いますが、東京の土地問題について詳しい御説明をいただきましたけれども、私は地方に住んでおりまして地方のひがみかもしれませんけれども、東京の土地問題を解決すると、住宅とかあるいはいろんなビルが東京を中心にどんどん建築される。そうすると東京の...全文を見る
07月30日第109回国会 参議院 建設委員会 第2号
議事録を見る
○一井淳治君 この二十四日に補正予算が成立いたしまして、建設省関係分としては二千八百十億円のNTT株式の売却資金による無利子貸し付けが充てられておりますけれども、この無利子貸付事業の対象になる、いわゆるAタイプとBタイプとあるようでございますけれども、これは具体的にどのような内容...全文を見る
○一井淳治君 通常の道路というようなものもこのBタイプに入るというふうにお聞きしてよろしいでしょうか。
○一井淳治君 NTT株売却益による無利子貸し付けでございますけれども、六十三年度の予算においては一兆二千億円確保されるというふうな報道がなされております。建設省としては、この程度の規模の無利子貸付金で間に合うといいますか、この程度は当然であるというお立場じゃないかと思いますけれど...全文を見る
○一井淳治君 ようやく開始されました内需拡大の政策を一層継続、拡大していくことが必要でございますし、また不況地域の経済を活性化するためにも、六十三年度の予算におきまして公共事業関係費を大幅に確保していただくことが必要であることはもう今さら言うまでもないことだというふうに思いますが...全文を見る
○一井淳治君 次に、道路整備の財源確保に関してでございますけれども、我が国の道路整備の状況が欧米の諸外国に比べて、質、量ともに大変立ちおくれているということはもう今さら言うまでもない顕著なことでございますけれども、天野建設大臣におかれて、この六十二年度予算の編成に当たって、ぜひと...全文を見る
○一井淳治君 もう一点、建設大臣にお尋ねしたいんです。  これは五月二十二日のこの委員会でもお話がございましたが、東京の地価の問題、できれば土地の値段が下がるようなお考えを出していただきたいわけでございますけれども、その節は、JRの駅とかあるいは線路上の空中といいますか、これの...全文を見る
○一井淳治君 六十二年度の補正予算に係る公共事業費につきましては、不況地域や波及効果の多い事業に重点配分する、不況地域の活性化に資する事業とか不況業種関連事業に重点配分するというような方針が出ておりますけれども、具体的にそういう方向でどのような配分がされているのか、所期の方針が実...全文を見る
○一井淳治君 公共事業の追加によりまして、具体的に雇用誘発効果、地域経済の拡大効果というものがどの程度出ていくというふうに建設省としては想定なさっておるのか、その点についての御説明をお願いいたしたいと思います。
○一井淳治君 地域経済への効果を高めるためには現実に地元へお金が落ちていかなければならないと思いますけれども、そのためには地元工事を地元業者に発注していただく、資材も地元で調達する、それから雇用についても地元を優先する、そういうことが非常に重要であると思いますけれども、建設省にお...全文を見る
○一井淳治君 そのあたりについての御指導をさらに強めていただきたいと要望申し上げたいと思います。  それから、地元業者への発注の割合でございますけれども、現状ではどの程度になっておるのか、そして建設省とすればどの程度の割合が望ましいというふうにお考えなのか、そのあたりのことにつ...全文を見る
○一井淳治君 建設工事は必ずと言っていいほど下請に出されて工事が行われますけれども、下請が第二次、第三次というふうに重複している例が非常に多いと思いますけれども、下請に出されるたびにマージンを取られて請負金額が圧縮されていくという傾向だと思います。安い金額で工事を強いられた場合に...全文を見る
○一井淳治君 私自身調査をしたことはございませんけれども、いろんな人の話すところによると、相当下請は苦しい立場で工事を強いられておるということを言われるわけでございます。そういうことは恐らく皆さん聞いておられると思いますので、その辺の解明が必要ではないか。やはりこの実情調査が必要...全文を見る
○一井淳治君 内需振興ということで八〇%以上の前倒し執行が行われておるようでございます。補正予算で公共関係の予算が大幅に増加いたしますし、六十三年度もシーリングの見直しということで今後継続的に建設工事の量が急増していくのではないかというふうに思います。  前国会で建設業法の一部...全文を見る
○一井淳治君 きょうは警察庁の方もお見えだと思いますので、今御回答いただいた点とある程度重複するかもしれませんけれども、各県で建設業界の方々と警察当局とが呼応して暴力団排除の組織をたんたんと結成しつつあるというふうにお聞きしております。先ほど御説明がありましたように、各県で決議が...全文を見る
○一井淳治君 これは岡山県のことでございますけれども、暴力団に対する警察の方の強力な取り締まりに加えまして、昭和五十五年に岡山県暴力追放県民会議というものが結成されまして、県民総ぐるみで暴力団の既成基盤の除去と孤立化を図って、暴力団の根絶に向けて努力しているところでございますけれ...全文を見る
○一井淳治君 先ほど御説明もあったんですけれども、暴力団を建設業から排除していくために許可制度、それから指名業者の指定などをめぐって最近県の担当者の方と警察の担当者の方の協議や情報交換が非常にうまく行われまして成果を上げておるというふうに私思っており、敬意を表しておりますが、第一...全文を見る
○一井淳治君 地域開発との関係でございますけれども、鉱業権の設定ということを最近暴力団が始めておる。道路をつけたりあるいはトンネルを掘ったりするような場合に、鉱業権を理由に、形式的には合法というような顔をしてゆすってくるというふうな危険性も起こっておるようでございますけれども、こ...全文を見る
○一井淳治君 それから、公共工事に対する行政監察のことでございますけれども、五十八年十二月に監察が出されて、建設省からの報告も対応して出されているところでございますけれども、最近のように公共工事が急激に増加いたしてきますと、いわゆる疎漏工事が発生するおそれというものも少なくないと...全文を見る
○一井淳治君 都心の地価高騰対策に関連してでございますが、前国会で廃案になりました超短期重課税制度の導入に関してでございますけれども、これについては現在どういう方向でお進みでございましょうか。国土庁の方にお尋ねいたします。
○一井淳治君 それから、国土法十二条の適用のことでございます。これは前にもこの委員会で恐らく何度か審議がなされておるというふうに思いますが、私個人とすれば、国土法十二条の要件が整っておるのではないかというふうに考えるわけでございます。  これは最近ありました国民生活に関する調査...全文を見る
○一井淳治君 これはこの席では申し上げませんけれども、七月の十五日に国民生活に関する調査会が開かれまして、会議録の一号の三十四ページですけれども、かなり厳しい御批判もあるようでございますので、それなどを御参考になられまして、地価抑制に対して強い手段をお打ちいただきたいというふうに...全文を見る
○一井淳治君 次に、総合保養地域整備法に関連しながら国土庁の方に引き続いてお伺いいたしたいと思います。  前の国会で成立しております総合保養地域整備法に関連いたしまして、第四条で基本方針を決めるということになっておりますが、だんだんとその基本方針を決めていく作業も進んでいるのじ...全文を見る
○一井淳治君 この法律につきましてはこの委員会で審議をされまして附帯決議がなされておりますが、その第三項で「地域の設定及び整備に当たっては、地元の実情をふまえ弾力的に対処するよう努めるとともに、地元自治体の自主性を尊重すること。」ということが決議されております。  ところで、基...全文を見る
○一井淳治君 それから基本方針の中では、これは例えでございますけれども、農地の処分に関する事項とか保安林の解除に関する事項というものが恐らく定められていくのではないかと思います。例えば農地について言いますと、現実には長い間休耕しておって耕作意欲をなくしてしまっておる、しかし建前上...全文を見る
○一井淳治君 基本構想に対する主務大臣の承認に関してお尋ねするわけでございますが、どの程度の成熟度を要するのか、最初の段階で何カ所ぐらい承認されるというふうなことが予想されておるのか、そのあたりのことについてお伺いいたします。
○一井淳治君 リゾートをせっかくつくりましてもお客さんが来なくては仕方がないというので、この法案成立の段階の委員会でも時間短縮の問題について聞かしていただいたわけでございます。  人事院の方にお尋ねさせてもらいたいんですが、新聞記事によりますと、ことしは八月六日に人事院勧告が出...全文を見る
○一井淳治君 総務庁の方にお尋ねしたいんですが、国家公務員の週休二日制をスムーズに推進するために土曜閉庁が検討されているということを最近の新聞紙上でよく伺っておりますけれども、ごく一部の職場を除いて、土曜閉庁についての国民の合意も得られているのじゃないかというふうに私考えますけれ...全文を見る
○一井淳治君 公務員の関係でもう一つ大きな問題は、小中の公立学校のことであるというふうに思います。  文部省の方にお尋ねしたいんですけれども、週休二日制に関してこれまでの経過を見ますと、四週五休の本格実施が昭和五十六年から、そして四週六休制の試行がことしから実行できる状態になっ...全文を見る
○一井淳治君 立派な新聞がトップに報じておりますので、そこに報じられていることが全然事実に反するということはないのではなかろうかという感じもいたします。  私、現実に調べに行ったわけではございませんけれども、余り文部省の方が厳重におやりになりますと実態と違う報告が出てくるという...全文を見る
○一井淳治君 金融機関と同規模の民間企業におきましては大体銀行以上に週休二日制が前進しておりまして、銀行が立ちおくれているというふうな状況もあると思いますので、一層の御配慮をお願いしたいというふうに思います。  続いて大蔵省の方にお尋ねいたします。  質問が変わりますけれども...全文を見る
○一井淳治君 日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法案というのが今度提案されるようでございますけれども、この法律、あと一つの法律にも「当分の間」という言葉が使われておりますけれども、「当分の間」というのはやっぱり期間だと思いますけれ...全文を見る
○一井淳治君 この無利子貸付制度ですが、これまでのシーリングの枠外になるというふうにお聞きしてよろしいでしょうか。
○一井淳治君 この無利子貸し付けを受けた場合の償還についてお尋ねしたいわけでございますが、Aタイプ、Bタイプとございますけれども、Bタイプにつきましては、言葉は悪いかもしれませんが、補助金による相殺をするということになるというふうに聞いておりますけれども、この補助金の出どころが公...全文を見る
○一井淳治君 建設省の方にお尋ねをしたいわけでございますが、重化学産業、人手を使うわけで社員住宅を抱えておりますけれども、こういったものが最近の不況の中であきまして、空き家が非常に多く目立っているというふうな状況になっておりますけれども、不況で人員整理をして空き家となっている企業...全文を見る
○一井淳治君 それから、ことしからしばらくの間は公共事業費が大幅に地域の方へ投入されていくわけでございますけれども、地域の雇用状況でございます。  建設業に、現在東京あたりでは特殊の技能を持っている人たちの不足が起こっているようでございますけれども、各地域の方まで建設業の人手不...全文を見る
08月25日第109回国会 参議院 建設委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 今回の高規格幹線道路網が決定されるまでに各地からいろいろと高規格幹線道路に入れてほしいという要望が出ていたというふうに思いますけれども、この高規格幹線道路網から外れたのがどのくらいあるのか。でき得れば、地域ごとに何カ所、合計キロ数というものをお教え願いたいと思います...全文を見る
○一井淳治君 道路が線引きと同一視していいかどうかわかりませんけれども、線を引くという問題は全体との関係がありまして、どうしても運、不運によりまして外されるというところも出てくると思います。外された地域につきましては、地域の均衡ある発展からのけものにされる、発展が困難になるという...全文を見る
○一井淳治君 この高規格幹線道路の道路網をつくっていくために今後毎年どれくらいの予算を投入しておいきになるのか。そして、この財源確保が将来ずっと可能なのかどうか。特に、三十年というふうなことが言われておりますけれども、これを少しでも早める方向で財源を拡大していくことはできないのか...全文を見る
○一井淳治君 岡山と鳥取とを結ぶ国道五十三号線がございますけれども、地元では、両県下でございますけれども、この五十三号線に沿った高規格道路をつくってほしいという運動がございまして、非常に熱意を入れてやっておったわけでございますけれども、非常に残念でございますけれども、今回の計画か...全文を見る
○一井淳治君 ちょっと質問を変えさせていただきます。  県道等の国道昇格の時期でございますけれども、たしか昭和五十五、六年ごろに行われまして、それからなされてないわけでございます。そろそろ一斉昇格の時期が来ているのではないかというふうに思いますが、その時期やそれをなさる場合の進...全文を見る
○一井淳治君 前半といいますと、もう少し具体的に言いますといつごろになるのでございましょうか。
○一井淳治君 最後に、せっかく大臣がお見えでございますので、大臣が東京の地価を半分にさせてみせるというふうにおっしゃっておられますこのJR線の上の空中利用による土地の造成の件でございますけれども、私も非常に期待しているわけでございます。現在どういうふうな状況でございますのか、お見...全文を見る
08月27日第109回国会 参議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○一井淳治君 法案の質疑に入る前に、一般の質疑の方からさせていただきたいと思います。  私、二十数年間弁護士をしておりましたけれども、以前はどの地方に行きましても地方検察庁の支部が各地にございまして、どの支部に行きましても有資格者といいましょうか、司法修習生の課程を終えた検察官...全文を見る
○一井淳治君 今のお話によりますと、有資格者の方が多いということでございますので安心したわけでございますけれども、しかし、検察官の定員との関係で相当な過不足が生じておるんではないか、有資格者の方を充てられてかなり無理をしておられるということはわかったんですけれども、全体として非常...全文を見る
○一井淳治君 新聞記事等によりますと、採用予定者数というものが書かれておりまして、それに対してこんなに少ないんだというふうな書きようになっておりますけれども、これはどういうことなんでございましょうか。
○一井淳治君 私どもは、検察官希望が増加して検察業務が充実するということを心から念願しているわけでございますけれども、修習生から検察官に採用される希望者をいかにふやしたらいいかという観点での質問でございます。私どもの体験では、修習の実務を現実に担当しておられます検察官、事務官の人...全文を見る
○一井淳治君 修習生からの任官者の増加ということでございますけれども、若い修習生は非常に人権感覚が鋭いわけでございまして、検察官への採用希望をふやすためにはやはり検察官業務の魅力といいますか、そういったことが非常に重要ではないか、感覚的な問題も重要ではないかというふうに思うわけで...全文を見る
○一井淳治君 もう一つの、高官の方一般の身の処理の仕方、もう少し人権感覚を考えながら、若い人たちのあるいは国民一般の目をもう少し配慮しながら高官の方に言動について配慮をいただかなきゃいかぬのじゃないか。元高官でございますか、それに対する御回答はどうでしょうか。
○一井淳治君 それから、新聞や週刊誌が多少興味本位で書いておるという点もあるかとも思いますけれども、最近、若い検察官あるいは働き盛りの検察官の中に中途退官者が多いという、私ども法曹の一員とすれば非常に残念な記事やニュースが載っておるわけでございますけれども、そのあたりの実情はどの...全文を見る
○一井淳治君 特に、新聞や週刊誌が意図的に誤った記事を書いているというふうにも思えないわけでございまして、任官したての若い検察官あるいは働き盛りの検事の中途退官者がやや目立っているというふうな実情は否定できないんじゃないかと思いますが、いずれにしましても、定年直前の方以外の相当働...全文を見る
○一井淳治君 法曹三者の中で非常に重要な立場にございます検察官の充実ということは大切でございますので、どうか一段の御努力をお願いしたいというふうに思います。  特に、転勤というものが若い検察官にとっては非常に嫌のように聞いておりますけれども、私どもの考えでは立派な検察官ばかりで...全文を見る
○一井淳治君 刑事事件にも御指摘のとおり本当にいろいろ多様な事件がございまして、それに対する見方はいろんな見方が可能であるし、それが民主主義であるというふうに思います。  ただ、一般社会常識からしてこういうのは余りたちがよくない、表現が悪いかもしれませんけれども、そういうものも...全文を見る
○一井淳治君 霊感商法につきましては、国会のいろんな委員会で問題になっておりますが、ことしの六月四日の参議院の決算委員会におきまして法務大臣の方から厳正な処置をする、根を絶やすような方法も講じていかなければならない、そういうふうな御答弁もいただいておるわけでございますが、その後霊...全文を見る
○一井淳治君 同じ委員会におきまして、警察庁の方から消費者、弱者保護の立場から被害の未然防止、厳正な取り締まりに努める、関係行政機関と密接な連携をとり、拡大防止に努めていくという御説明をいただいておるわけでございますけれども、その後どのような御処置がなされておるのか、警察庁の方か...全文を見る
○一井淳治君 霊感商法問題の最近の新しい特徴といたしまして、被害救済のために立ち上がった弁護士に対する非常に執拗な攻撃ということが起こっておるように思います。真夜中にタクシーが来てたたき起こされる、実際には頼んでもいないのにそういったふうなことが起こるとか、すしの出前が山のように...全文を見る
○一井淳治君 警察庁の方にお尋ねしたいわけでございますけれども、告訴、告発がそういった案件につきましてどの程度全国的に出ておるのか、これに対してぜひとも早急に摘発をして厳重に処罰をしてもらいたいというふうに思いますけれども、捜査の進展はどのようになっているのか、御説明をいただきた...全文を見る
○一井淳治君 この問題につきましては、関係官庁が協議をして横断的な対策をとっていくということが国会でも答弁されているわけでございますけれども、そのあたりのことがどのように進行しているのか、御説明をいただきたいと思います。これは経済企画庁の方が恐らく中心としてやってくださっていると...全文を見る
○一井淳治君 現在までに、相当大規模な被害が発生しておるわけでございまして、それからまた下火になっておるというふうな状況も余りうかがえないわけでございますので、行政指導に努めるとかいろいろな手段を講じまして、国民の被害が極力拡大しないように努力をいただきたいというふうに思います。...全文を見る
○一井淳治君 当然、日弁連の刑事事件の報酬基準も御存じだと思いますけれども、正規の報酬基準に比較して大体どの程度の割合になっておるでしょうか。
○一井淳治君 刑事事件全体の中で、国選弁護の占める割合はどうなっておるでしょうか。現在ある一番古い統計では何%ぐらいになっておるのか。現在の統計で、十年間隔ぐらいの適当な統計で結構でございますから、割合について御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 国選弁護料の負担でございますけれども、これを被告人負担としておる割合は、国選弁護事件の中で件数的にどれくらいの割合を占めておるんでしょうか。
○一井淳治君 それから、国選弁護料の回収は、後で訴訟費用と一緒に検察庁の方でなされるものというふうに心得ておりますけれども、この回収状況は最近どのようになっておるんでしょうか。
○一井淳治君 弁護士会の方では、国選弁護の充実確保ということは被告人の人権を守るために、これは憲法上の要請でございますが、極めて重要なことで、国選弁護を一層充実していくという方針がございますし、私も全く同感でございます。  そういう立場に立ちますと、国選弁護の充実、弁護士にもっ...全文を見る
○一井淳治君 紙に書いただけ、あるいは形だけ掲示しているだけというのでは実効が上がりませんので、それに魂を入れていただくというか、それが本当に動いていくように一層の御努力をお願いしたいというふうに思います。  それから次に、入国管理行政についてお尋ねしたいと思うわけでございます...全文を見る
○一井淳治君 これは労働省の方にお尋ねしたいわけでございますけれども、最近入管法に、違反して入国した外国人が建設現場等で非常に安い賃金で働いているということが新聞紙上等で指摘されておりますが、建設現場とかあるいはどういうふうな現場でそういった労働者は働いておるのか、その他トラブル...全文を見る
○一井淳治君 大体、どういうふうな現場で働いておるのか、単純労働で問題のある労働者が何人ぐらいいるのか、そのあたりはいかがでございましょうか。
○一井淳治君 現在、我が国は産業の空洞化ということが問題になっております。また、失業率が非常に急増しているということが社会問題となっておりますが、安い単純労働者の入国が容認されるということになりますと、我が国の労働者の生活が脅かされるということが第一に考えられるところでございます...全文を見る
○一井淳治君 俗に言われるじゃぱゆきさんの問題でございますけれども、これが問題となりながらもなかなか解決されないようでございますが、どういうビザの種類で入国してきて、滞在期間はどういうふうになっているのか。それから日本での就労状況等の現状についてお尋ねしたいと思います。  それ...全文を見る
○一井淳治君 同時に、暴力団の資金源になっているというふうなゆゆしい問題もあると思います。これに対する対策はどうなっているのか、そのあたりのことにつきまして警察庁の方から回答いただきたいと思います。
○一井淳治君 法案について質問をさしていただきたいというふうに思います。  簡易裁判所は昭和二十二年に新設されたわけでございますけれども、簡易裁判所を戦後最初に設置したときの最初の簡易裁判所の理念、これについてお尋ねしたいわけでございます。  私、ちょっとこのたび資料を見たわ...全文を見る
○一井淳治君 ただいまも御説明があったわけでございますけれども、国民に親しみやすい少額、軽微な事件を簡易に処理する裁判所、こういう一つの理念があったこと、この理念の大きさといいますか、あるいは実地にどの程度生かされておったかについてはいろんな見方があるかもしれませんが、そういう大...全文を見る
○一井淳治君 少額、軽微な裁判所ということになりますと、裁判所の方から地域に出ていかなくちゃならないということが何といいましても第一になるんじゃないかというふうに思います。そのためには、例えば庁舎を増設するとか、あるいは人員の確保をするとか、いろいろな施策が必要ではないかというふ...全文を見る
○一井淳治君 裁判制度というものは、人が、裁判所の職員が、裁判官が扱うわけでございますから、人員の確保ということが非常に大事であるというふうに思いますけれども、簡易裁判所の制度が成功しなかったのは職員の確保ができていなかった。裁判所へ飛び込んでいっても期待する対応がなされずに、何...全文を見る
○一井淳治君 我が国では、一般の考え方として裁判所はどうも敷居が高いといいますか、一般の国民にとっては縁遠いということがございまし て、裁判所の方から積極的に国民を引き込むというふうな対応をしていかないと裁判制度が国民に密着するという方向にはなかなか向いていかないんじゃないかと...全文を見る
○一井淳治君 少額、軽微の事件を簡易、迅速に処理するという理想を掲げる限りは、地元の住民との交流ということが非常に大事ではないかというふうに思うわけでございます。  最近の様子を見ておりましても、例えば、何か市町村でおめでたごとがありましても、簡易裁判所の所長さんが祝辞などを言...全文を見る
○一井淳治君 整備されていない老朽化した庁舎が今度統廃合の対象になるんじゃないかという感じも非常に強いわけでございます。この法案の成り行きはまだ決まりませんけれども、今後、簡易裁判所の庁舎の整備拡充ということについては一層の努力をしていただかなくちゃならぬのじゃないかというふうに...全文を見る
○一井淳治君 先ほども申し上げましたけれども、日本では国民と裁判所との間にどうも段がありまして、一般の国民の方では裁判所は縁遠い存在でございますので、裁判所の方から相当働きかけないと裁判制度の拡充ということ、あるいは憲法の予定している人権の擁護といいますか、これができないんじゃな...全文を見る
○一井淳治君 今回の統廃合を行う基準として、時間の問題とそれから事件数、過去五年間の平均の事件数ということが最も重要な判断基準となっておるようでございます。  事件数については民事、刑事、調停、この三つの案件を取り上げておられるようでございますけれども、しかし、先ほど言われまし...全文を見る
09月01日第109回国会 参議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 貴重な御意見をまことにありがとうございました。  時間が余りございませんので、まず、各参考人の方々に対してあらかじめ質問を一括して出させていただきますので、結論だけで結構でありますから簡単なお答えをいただきたいというふうに思います。  まず、江藤参考人に対してお...全文を見る
○一井淳治君 法案について質疑をさしていただきたいと思いますけれども、まず、今回の法案は統廃合を目的としておりますけれども、どういう目的で統廃合なさるのか、そこのところをまず第一にお尋ねいたしたいと思います。
○一井淳治君 いわゆる臨調行革路線、財政の節約、再建という問題との関係はどうなんでしょうか。
○一井淳治君 今回の統廃合には、地方の簡易裁判所の統廃合と大都市部の統廃合、二つの性格が異なるというふうに思いますけれども、地方の簡易裁判所の統廃合については具体的にどういうねらいをお持ちなのか。  例えば、従来の簡易裁判所の庁舎がなくなるわけでございますから、それによって予算...全文を見る
○一井淳治君 あと、機能上といいますか、裁判の、司法制度の運用をよくしていく上でのメリットというものも質問してお答えがなかったわけで、これはまた後ほどお願いしたいと思いますけれども、受け入れ庁側の受け入れ態勢、これはどのようになっているのかということをお聞きしたいわけでございます...全文を見る
○一井淳治君 今回統廃合される方の簡易裁判所に配置されておる裁判官が十一人、書記官が百三十四人、それから事務官が百四十六人おられるというふうに聞いておりますけれども、こういった方々は具体的にどのように配置され、そしてどのように司法制度の向上のために活用されていくのか、そのあたりに...全文を見る
○一井淳治君 職員の方の不利益が発生しないようにというお話でございますけれども、職員団体の方と協議をするとか、あるいは再配置の方針を出すとか、何か具体的な方策があるんでしょうか。
○一井淳治君 今までお話をお聞きした範囲では、どうも地方の簡易裁判所の統廃合によって具体的なメリットが出てくるような感じを受けないわけでございますけれども、いかがでございましょうか。  といいますのは、確かに庁舎をなくして一部の庁に集中していく、それによって集中される方の庁舎が...全文を見る
○一井淳治君 机の上では確かに立派な計画であり得ましても、現実がそのように対応しないと非常に残念なことになるというふうに思います。  簡易裁判所の場合には非常に多くの事件を扱っておりますけれども、例えば、即決和解をする日は何曜日というふうに、これは別に法律の規定があるわけじゃご...全文を見る
○一井淳治君 東京の場合、既存の簡易裁判所を統合しても全部の裁判所を統合してしまうわけにはいかない。いろいろな事情から分室等を残していかなければならないということもあるんじゃないかと思いますけれども、そのあたりのことはどうなっているんでしょうか。
○一井淳治君 交通切符のためとか、あるいは警察の令状請求のためとかという必要のためには分室を残す、一般国民のためには残さないで集合してしまうという点がどうかと思いますけれども、それはともかくといたしまして、東京を一つに集中するというのは大変な巨額な予算が要るんじゃないかと思います...全文を見る
○一井淳治君 次に、簡易裁判所が統廃合された場合の土地の跡地についてお尋ねしたいわけでございますけれども、簡裁が廃止された場合、その敷地についてはどのようになるんでしょうか。何か裁判所として計画をお持ちなんでございましょうか。
○一井淳治君 地元を大切にすることにつきましては、よろしくお願いしたいというふうに思います。  一つ、これはできない要望かもしれませんけれども、将来廃止された場合に、巡回裁判に似た制度を実施するというふうなお話も聞いておりますけれども、今度廃止される建物の敷地、建物をそういった...全文を見る
○一井淳治君 跡地の問題につきまして将来どうなるのか、それから地元との関係等につきまして法務省の方にも、簡易裁判所に対応する区検が廃止されますのでお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 廃止になった場合に、現実にその付近の住民は遠方の裁判所に行かなくちゃならない、こういう点で不利益があることは客観的な事実だと思いますけれども、その点の救済ということで、例えば、巡回して出張するんだというふうなお話も聞いておりますけれども、救済対策ということについては...全文を見る
○一井淳治君 出張していただくということが非常に大切だと思いますけれども、これは廃止された簡易裁判所ごとにやっていただけるのかどうか、どの程度お考えなのかという点が第一点と、もう一つ、略式の一括処理ですね。これは刑事事件の関係でございますが、そういったことはどうなっているのか、二...全文を見る
○一井淳治君 簡易裁判所に対応する区検の方も統廃合されてしまうわけでございますけれども、地元の住民に対するアフターサービスといいますか、そういう観点から検察庁とすればどのようなお考えをお持ちでございましょうか。
○一井淳治君 次に、裁判所法三十八条の事務移転の関係についてお尋ねしたいわけでございますけれども、この条項の趣旨を裁判所の方ではどのように理解されておるのか。今までの実施例を見ますとやや乱用に過ぎるんではないかということも感じられますので、そのあたりのことについてまずお尋ねしたい...全文を見る
○一井淳治君 事務移転庁が意外と多かったわけでございますけれども、中には愛知の横須賀でございますか、火災で庁舎の復旧をしないまま事務移転で終わっているというところもあるようでございまして、今後は簡易裁判所が精鋭化されてくるわけでございますので、事務移転が行われるようなことはないと...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、民訴不取り扱い庁というものが全国的に相当数ございますけれども、これはどういうふうな法的根拠でなされ、また、どういう場合に取り扱わない序となされてきたのか、そのあたりの御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 今後はこういったことが起こらないように、仮に、いろいろ事情がありました場合は、裁判官の増員なりいろんな物的、人的、施設の拡充によって事務処理をしていただきたいというふうに思います。  それから、本日は事務総長さんがお見えでございますので、特に質問なり要望をさしてい...全文を見る
○一井淳治君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  簡易裁判所は、昭和二十二年に戦後の新しい司法制度の一環として創設され、国民に身近で親しみやすい、国民のだれもが気軽に利用で...全文を見る
09月09日第109回国会 参議院 環境特別委員会 第6号
議事録を見る
○一井淳治君 環境庁長官にまずお尋ねいたしたいと思います。この委員会は、七日に板橋区大和町の交差点付近の大変な大気汚染箇所を視察いたしまして、人の体をむしばむ大気汚染の実態というものを身をもって体験してきたわけでございます。長官は第百八回国会の冒頭で、   環境行政は、国民の健...全文を見る
○一井淳治君 大気汚染と健康被害との関係の評価等に対する専門委員会の報告の中に環境庁のaの調査、bの調査と二つの調査が記載されておりますけれども、この二つの調査は何を目的としてなさったのか、この調査の目的についてお尋ねしたいと思います。特に本件の五十八年十一月十二日の諮問とは関係...全文を見る
○一井淳治君 このa、b両方の調査を読みますと、調査の対象として小学生の両親、祖父母というものを選んでおられるわけでございますけれども、なぜそうなったのか。また、どういった人たちの指導といいますか、検討の結果そういうふうになったのか。そこのところを回答いただきたいと思います。
○一井淳治君 私がお尋ねしたいのは、調査の対象として小学生の両親や祖父母が選ばれたこの事情なんですけれども、結局こういうことなんでしょうか。小学生を学校に呼ぶ際両親とか祖父母、こういう保護者も学校へ呼んでその学校で調査をしたと、そのためにこうなったんだと、そういうふうにお聞きして...全文を見る
○一井淳治君 そうすると発想とすれば、小学生を調べたいという発想から進んだわけなんですか。
○一井淳治君 その調査の目的なんですが、全般的な調査ということで出発されたんでしょうか、それとも小学生を中心とした調査ということだったんですか。
○一井淳治君 そういった調査をするについては疫学の専門家の方が加わって計画を練っておるんですか。どうなんですか。
○一井淳治君 この調査は特定の階層、年齢的な階層を選んで調査をするという結果になっておるわけでございますけれども、年齢層別のグループで大気汚染に抵抗の強いグループあるいは抵抗の弱いグループ、それを選び出すような調査といったものほかつておやりになったことがあるんでしょうか。この年齢...全文を見る
○一井淳治君 私は、年齢層別にどういう年齢層が大気汚染に対して強いのか弱いのか、そういった点を知るための調査があるのかどうかをお聞きしたかったんですけれども。私の知っている限りではありませんし、今の御回答にもそういうのがあるようなお答えはなかったので、ないという前提で進めさせてい...全文を見る
○一井淳治君 私がお尋ねしたのは、一つは、通常の年齢階層の分布に比べて非常に頑健な層だけを選んで調査しているじゃないか、それからもう一つは、大気汚染に非常に敏感な弱者群といいますか、老人層が欠けている、そういう点で疫学調査の対象としては不適当ではないかという点についてお尋ねしたわ...全文を見る
○一井淳治君 この調査に当たられましては、既存の指定地域の解除をするかどうかとか、既存の指定地域の妥当性というふうなものを考えよう、選び出そうと、そういうふうな予定をあらかじめ持たないでこういうふうな調査をなさっておるわけでしょう。
○一井淳治君 環境庁の方ではNOxと健康被害あるいは複合汚染と健康被害の関連性についてどのような調査をなさっておられるのでしょうか。さきにa、b二つの調査についてはなさったことはわかっておりますが、そのずっと以前に四大調査とかあるいは全国四十一カ所の地域指定をするに当たっての、最...全文を見る
○一井淳治君 昭和四十九年十一月二十五日に中公審が「公害健康被害補償法の実施に係る重要事項について」という答申をいたしておりますけれども、その答申の第四の「附言」の中に、今後の窒素酸化物等の検査方法について必要性とかその方向について述べられております。それからまた、この環境委員会...全文を見る
○一井淳治君 その内外のいろいろな研究成果を取り集められたことはわかるんですけれども、しかし環境庁として、もう少し附帯決議に従って調査研究をおやりになってもっと科学的な研究を前道させるべきであったと思うんです。その点ができていないように思うわけでございますけれども、環境庁としては...全文を見る
○一井淳治君 大気汚染の状況がSOx中心の時代からNOxや複合汚染を考えねばならない時代に変わってきておるわけですから、NOxや複合汚染の健康被害への影響やその性格、内容についてもっと本気で研究に取り組んでいただかなければならないんじゃないかというふうに思います。その研究や努力を...全文を見る
○一井淳治君 今回の中公審の答申の「指定地域の今後の在り方」という項目の中に、   本制度において、一定の地域を指定地域として指定し、補償給付を行うことが合理的であるためには、①人口集団に対する大気汚染の影響の程度を定量的に判断でき、②その上で、その影響が、個々の地域について、...全文を見る
○一井淳治君 もう少し簡単にお答えいただいた方がいいと思うんですけれども、結局、この①と②の要件というのはどこから出てきたんでしょうか。
○一井淳治君 結局、作業小委員会でこの文章をつくったわけですから、作業小委員会の人がこういうふうな案文をつくったと、そういうことでしょうか。
○一井淳治君 そうしますとその段階では、専門委員会の報告書に書いてある程度の知見であれば①と②に該当する箇所はないというふうな見方も可能なわけですから、もうその段階でも既存の指定地域は全部切り捨てと、そういう結論を持ってといいますか、逆に言うと、既存の指定地域を全部切り捨てるため...全文を見る
○一井淳治君 ですけれども、その①、②の要件をつくればこれは普通の社会常識を持っている頭の人であれば結果が見えてくるわけでありまして、そこでは、切り捨てをするか、あるいは環境庁の方で一層科学的な知見をふやすように疫学調査なんかでももっとやっていただくか、この二つの道があったわけで...全文を見る
○一井淳治君 今も言われたように、かつてはSO2がたくさん出たから定量的な判断が可能であった、最近は事態が変わって定量的な判断ができなくなったと。そういうことになれば、環境庁の方でもう少し研究をしてもらわない限りは、現在はとにかく定量的な判断を全部できないわけですから、今のお話に...全文を見る
○一井淳治君 定量的な判断ができるかどうかということは一つの資料でありまして、根本的には法的な因果関係があるかどうかの指標だと思います。何も①、②の要件を立てなくてももっとほかに法的な因果関係を認定する方法があればいいわけでありまして、こういうふうな方法を立てるのは甚だ疑問ではな...全文を見る
○一井淳治君 この諮問の趣旨でございますけれども、昭和六十年三月二十五日の衆議院の環境委員会で当時の長谷川環境保健部長さんが、指定要件あるいは解除要件の明確化なんだというふうな答弁をしておられるわけでございます。これをかみ砕いて言いますと、大気汚染に係る地域を指定あるいは解除する...全文を見る
○一井淳治君 二回りも三回りも先にお答えをいただいて恐縮なんですけれども。最初諮問では考えていなかった、しかしその後現在のような答申になったというお答えでございますけれども、結局、今回の答申というのは当初考えておった諮問よりも非常に拡張していると、その点はお認めになるわけですね。
○一井淳治君 法的な権限とかそういうことを聞いているんではなくて、事実の面で、当初諮問した方の考えておったのはまあ物差しを諮問した、しかしその後いろいろ事情があって解除するのが妥当だというところまでの答申になったと、そういうことなんですね。
○一井淳治君 中公審は環境保健部会の方に諮問を付託して、環境保健部会が専門委員会をつくって検討されたわけでございますけれども、専門委員会の検討事項は何だったんでしょうか。
○一井淳治君 そうすると、地域指定の解除が相当かどうかとかいうふうなことは専門委員会には付託してないわけですね。
○一井淳治君 その専門委員会の報告の後作業小委員会の検討があり、十月六日中公審の環境保健部会に出されてそして十月三十日の最終答申というふうになったわけでございますけれども、最初諮問された方が考えておった地域指定をする指定の要件あるいは解除する要件、そういった物差しについてはどこか...全文を見る
○一井淳治君 そうすると、指定の物差しと解除の物差しについてはどのようになったんですか。
○一井淳治君 諮問された基準とすれば、指定する要件と解除する要件と二つあるわけですけれども、指定する要件の方はどうなんですか。
○一井淳治君 指定の要件について諮問されておるわけですけれども、これについては諮問に対する答えがないわけですか。
○一井淳治君 じゃ、指定要件は結局検討をしなかったわけですかね。
○一井淳治君 当初の諮問の一番大事な点ですから、それに対する答申をしないということは中公審として一番重要な点を怠っているということになるんじゃないですか。
○一井淳治君 そうすると結局、解除あるいは指定の具体的な要件は記述されてないわけですね。
○一井淳治君 最初の諮問当時の時点では指定あるいは解除の物差しを中心に諮問されたという具体的な事実がある。その後状況の変化があって、それはもう度外視して全面解除という結論に走ったということになっておるわけでございますけれども、これは結局環境庁あるいは政府の方針がそういうふうに変わ...全文を見る
○一井淳治君 その専門委員会の報告あるいは知見ですけれども、結局これはa、bの両調査が最も基本になっておるんですが、このa、b調査は頑健な層ばかりを対象としているわけですから、当然さらに研究を進める、地域指定の解除にいくにはもっと環境庁の方で努力していただいて、附帯決議もあること...全文を見る
○一井淳治君 この指定地域の見直し問題については、昭和五十九年十月一日を第一回として環境庁と経団連との定期的な懇談会が持たれるようになったという報道もあるわけですけれども、そういう中で見直しについての協議が進んでいったんじゃないでしょうか。これが審議会の方に反映していったんじゃな...全文を見る
○一井淳治君 別に情報交換とかそれをとやかく言っているわけではないんです。ただ、例えば五十九年十一月十四日に環境庁と経団連の首脳等が都心のホテルで会談したということが中央紙の第二社会面のトップに出るようなかなりな関心の対象になるという事実はあると思うんですけれども、結局それは、見...全文を見る
○一井淳治君 私は、その場での話し合いがあったかなかったかということは別にとりたてて言ってはいないんですよ。ポイントは結局、五百億円の基金構想が出てきたり、あるいは現在現実に予定がされている将来の賦課金額について、仮にこの法案ができ上がって、はい将来こういう賦課金を払いなさいと言...全文を見る
○一井淳治君 これは日弁連の意見書にも、経団連は、昭和五十年十二月には環境庁担当者から公害指定地域の解除を行政目標とするという約束を取りつけたということが書いてあるわけですけれども、そういうことで環境庁の方向も地域指定の全面解除という方向に進んでいったんじゃないでしょうか。それが...全文を見る
○一井淳治君 この地域の指定の問題については、内閣総理大臣が審議会や関係の都道府県の意見を聞いた上で進めるということになっておりまして、そこで公害の被害者の権利も守られるというふうになっておるわけですけれども、現実には今言ったように産業界との間の交渉で進んでおる。産業界の方も最初...全文を見る
○一井淳治君 昨年の十月三十日の答申でございますけれども、今私の方から質問申し上げたようないろんな経過があってまとめるのに無理があったんじゃないかというふうに思いますが、いかがでございましょうか。この種のとりまとめは、総会ではなくて環境保健部会が審議して答申するのが普通だというふ...全文を見る
○一井淳治君 今、反対意見あるいは時期尚早の意見が一部と言われましたけれども、この会長談話を見ましても一部とは書いてないわけでございます。そしてこの文章で「反対あるいは時期尚早との意見もあった。」ということをわざわざ文章にするということはよほどのことがあったんじゃないかということ...全文を見る
○一井淳治君 その点についても議事録を早く見させていただきたいというふうに思います。  最後でございますけれども。実は衆議院の八月二十五日の環境委員会でございますが、岩垂委員の方から中曽根総理大臣に対して患者代表を中公審に早く入れてほしいという要望をしたわけでございます。これに...全文を見る
09月21日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○一井淳治君 運輸省の方にまずお尋ね申し上げたいんですが、最近オートマチック車の急発進あるいは急加速、いわゆる暴走事故が多発しているようでございますけれども、新聞や雑誌の記事が最近は頻度もだんだんふえておりますし、記事も大きくなっていくというふうな状況がございますけれども、運輸省...全文を見る
○一井淳治君 オートマチック車の暴走事故の原因でございますけれども、端的な表現を使わせていただきますけれども、この実態は人為ミスなのか、それとも構造上の不良や欠陥が事故の原因となっているのか、その点はいかがでございましょうか。  といいますのは、最近オートマチックの車の事故がい...全文を見る
○一井淳治君 原因の究明の方法でございますけれども、日本自動車工業会等に、業者の方に御指導いただいているのもあると思いますし、また運輸省として公正な調査もなさっているんじゃないかと思いますけれども、その状況について御説明願いたいと思います。
○一井淳治君 実車試験でございますけれども、どういうふうな車種を用いられておやりになるのか、それから中間報告までは部外に研究成果が出ることはないんでしょうか、その二点についてお尋ねいたします。
○一井淳治君 警察庁の方にお尋ねいたしますが、これまでの警察の取り扱いによりますと、AT車の暴走事故というものは構造上の欠陥ではなくて人為ミスというふうに、すべて処理されておるように思うわけでございますけれども、しかし、最近いろいろ新聞や雑誌等で指摘がなされておるところで、多少は...全文を見る
○一井淳治君 衆議院の交通安全対策特別委員会がことしの七月三十日に開かれておりますけれども、その席上で葉梨国家公安委員長が、「交通事故の原因が故障であるとかあるいは構造上の欠陥に起因するであろうという疑いがあります場合には、鑑定とか検査を受けるなど慎重な捜査を行ってきたところでご...全文を見る
○一井淳治君 AT車の事故というのは先ほども申し上げましたように再現ができないというわけで、ややもすると被疑者が適当に逃げ口上を使っているんだろうというようなことでみなされてしまう。特に第一線で働いておられる警察官の方は普通科高校を卒業した人が多いんではないだろうか、それで機械に...全文を見る
○一井淳治君 質問を今度は日本航空の事故に関連してのお尋ねに変えたいと思いますけれども、六十年八月十二日に日本航空一二三便が墜落して五百余名の方がお亡くなりになるという大変痛ましい事故が発生したわけでございますけれども、このような事故は恐らく運輸省としても予想外のことではなかった...全文を見る
○一井淳治君 今訓練というお話も出ましたけれども、今回は山岳地帯に夜間墜落したという大変なことになったわけでございますけれども、普通では考えられないようないろいろな場面を想定して似演習とか訓練とか、そういったものもなさっておられるんでしょうか。
○一井淳治君 やはり日本国内とかあるいはその近辺に墜落したという想定のもとに、しかもこの想定は余り容易に救難ができるような場所じゃなくて、非常に救援が困難だというふうな場所を想定して、実際に墜落した場合にはどういうふうな対応をしなくてはならないかということを考えながらのいろいろな...全文を見る
○一井淳治君 そのとき、具体的な場所などについてもRCCの方から連絡をなさったんでしょうか。と言いますのは、この事故報告書の書きようが、書き方ということもあるかもしれませんけれども、独自に捜索をしたようなふうにも読み取れるというふうに書いてあるものですから、私ども思うのは、そこの...全文を見る
○一井淳治君 警察庁の方にお尋ねしたいんですけれども、夜間のヘリコプターによる捜索というのは非常に困難だというふうに思いますけれども、現にもっと早く救難をしておればあと一人か二人は人命が救えたんじゃないかというふうな気もする事故でございますので質問するわけですけれども、夜間でも捜...全文を見る
○一井淳治君 事故はめったに起こりませんけれども、起こりますと人命に関係することでありますので、できるだけ早くそういうふうなものの開発をお願いしたいというふうに思います。  それから次に、事故当時はRCCに消防庁が加わっていなかったというふうに聞いておるわけでございます。これは...全文を見る
○一井淳治君 きょうはわざわざ大臣も大変御多忙の中をお見えでございますので、一言お聞かせ願いたいわけでございますけれども、航空機事故というものはめったに起こるわけじゃございませんけれども、もし起きた場合には大変な大事故となるわけでございます。そういったことで、今後この日本航空の事...全文を見る
○一井淳治君 あと一つお尋ねしたいんですが、これは航空機事故の救難体制に関連して、各所管の方で費用を負担しておるのじゃないかと思いますけれども、その費用負担についてはどのようになっておるのでございましょうか。
○一井淳治君 ちょっと質問を変えさしていただきますけれども、参議院の決算委員会の審議の重視ということは極めて重要であることは今さ至言うまでもないことでございますけれども、そうしてそのために質疑に対する答弁や資料の提出要求に対して政府側の積極的な当を得た協力が必要であるということも...全文を見る
○一井淳治君 そのことは決算委員会に限らないわけでございまして、ほかの委員会におきましてもやはり頭をひねるような質問に対する答弁というものが少なからずあるように思うわけでございます。その答弁がどうも当を得ていないということについて、例えば政治的な微妙な問題が絡まっているとかあるい...全文を見る
10月16日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○一井淳治君 地価高騰、これに対する対策が急務であるということは言うまでもないことでありますけれども、今回の地価高騰が不動産業者の好ましからざる動きが一つの原因になっているということも否定できないところでございます。そういうことで、投機的な土地取引の排除、そして地上げ屋や暴力行為...全文を見る
○一井淳治君 悪質な行為、それから宅地建物取引業法に違反する行為については、免許の取り消しとか、あるいは告発まで進まないと実効性がないのではないかと思いますが、十月十二日の新行革審の審議会の答申におきましても、その点の指摘があるわけでございますが、そういうふうに進むとすれば具体的...全文を見る
○一井淳治君 悪質な業者がおるのはみんなわかっておりながら野放しになっているというのでは、この規制の実が上がらないと思いますので、一罰百戒ということもございますので、とにかく厳重な御指導あるいは場合によっては告発とか免許取り消しとかいうことをぜひともお願いしたいと思います。  ...全文を見る
○一井淳治君 ただいまのお答えによりますと、買いかえの対象の土地が規制区域とか監視区域の場台に限るということてございましたけれども、高額の売買代金による買いかえの場合には規制区域等以外でも買うことによってその地に火がつくということがありますので、この規制区域、監視区域に限るという...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、地価高騰の大きな原因ですけれども、銀行の好ましからざる土地の融資であるということは明らかであるというふうに思います。大蔵省の方ではこれまで投機的な土地取引に対する融資の自粛ということで、銀行等に対して特別ヒアリングを実施されておるということでありますけれど...全文を見る
○一井淳治君 お話もありましたけれども、例えば新聞等に出ておる提案によりますと、審査を本社に一本でまとめてやれとかいろいろございますけれども、要するに融資の際の稟議では都市の再開発とか美名のもとにこの融資が決定される。現実には地上げを行っておるということがあるので、厳重なヒアリン...全文を見る
○一井淳治君 非常に大切な業務でございますので、今後とも一層効果を上げるようにお願いしたいというふうに思います。  ところで国土利用計画法による県知事への届け出でございますが、届け出に際して土地の購入資金等の資金調達方法、これが融資を受ける場合には金融機関等をあわせて届け出るよ...全文を見る
○一井淳治君 今後監視区域が拡大され、そして小口の不動産取引についても届け出が義務づけられるというふうになっていくと思いますけれども、投機的な取引を抑え込むためには、国土庁を中心といたしまして、大蔵省、それから届け出を受ける地方公共団体等が一層連絡を緊密にしていかなければならない...全文を見る
○一井淳治君 それからもう一つ、土地の値上げで注意されなくちゃならないことは、国有地の処分のことでございますけれども、本日も閣議でその点御検討だと思うんですけれども、一般競争入札によって地価高騰があらわれているという状況が否定できないわけでございまして、この国有地の処分について今...全文を見る
○一井淳治君 それからもう一つ、旧国鉄用地の処分がこれまた大きな問題であるというふうに低いますが、運輸省の方ではどのようなお考えでございましょうか。
○一井淳治君 ことし発表されました建設白書を見ますと、変革期に当たり、内需振興を図り、豊かな国土空間と国民生活の実現に結びつけていくということが重要であるという指摘がございます。  また、参議院の国民生活調査会がこの夏の八月に中間報告をまとめましたけれども、そこでも内需振興を国...全文を見る
○一井淳治君 通産省の方でもこの七月に「経済社会活性化構想」というものを発表しておられます。その十五ページあたりを拝見いたしますと、内需振興をやる、これを国民生活の質の向上に向けていくということが建議されておるわけでございますけれども、予算配分などにおいて具体的な政策実施において...全文を見る
○一井淳治君 同じ問題につきまして、大蔵省の方のお考えについてお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 ことしの建設白書の二十三ページを見ますと、いわゆる民間の余り資金、土地の値上げや財テクに向かう民間の余ったお金を内需振興、国民生活の向上に向けて引き戻すことを考えねばならないと、国内の国民生活の豊かさの実現のために活用していかなければならないということを訴えておられ...全文を見る
○一井淳治君 通産省の方でも経済社会活性化構想の中で、七ページにございますけれども、同じ問題について実物経済に国内の余剰資金が回るようにしなくちゃならないというような御指摘をなさっておられますし、また、十二ページに社会資本の整備の分野において、民間の資金を誘導することが重要である...全文を見る
○一井淳治君 同じ問題について大蔵省の方にお尋ねいたしたいと思います。  大蔵省の方でもこの夏、民間活力活用プロジェクト推進のための新しいファイナンス方式についてというふうなものも御研究のようでございますけれども、お考えをお聞きしたいと思います。
○一井淳治君 総合保養地域整備法に関連して質問さしていただきたいと思いますが、国の基本方針も決まったようでございます。そして、リゾート地域を充実させるためには地域の開発だけではなくて、あわせて勤労者の方々の休日の増加、時間短縮の確保も必要であるというふうに思います。  そこで労...全文を見る
○一井淳治君 厳しい経済情勢でございますので、時間短縮は非常に困難な壁があるんじゃないかというふうに思いますけれども、強力な御指導をぜひお願いしたいと思います。  それから、この夏、八月の六日の人事院勧告で四週六休の本格実施と、そして土曜閉庁について勧告文に載っておったわけでご...全文を見る
○一井淳治君 国家公務員の中でも郵政省に御勤務の方については、銀行の週休二日制とも関係がありますので一段の御配慮をお願いしたいと思います。  それから銀行の完全週休二日制に向けての推進でございますけれども、できる限り前進してもらいたいというふうに思いますが、どういう状況になって...全文を見る
○一井淳治君 公立学校の教職員の土曜閉庁でございますけれども、教育課程審議会の審議とも関係があると思いますけれども、閉庁への推進を進めていただきたいというふうにお願いしたい次第でございます。聞くところによりますと、年末に教育課程審議会の結論が一応出るということも聞いておりますが、...全文を見る
○一井淳治君 地方公務員の方々でございますけれども、少なくとも県庁段階では閉庁を早期に実現していただくということをお願いしたいわけでございますけれども、土曜閉庁に向けての推進について自治省のお考えをお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 三十日に都道府県基準地地価調査が公表されましたけれども、それを見ますと地価高騰がとめどなく続いておるわけでございます。東京都心部から周辺へ、郊外住宅地へということで、横浜、川崎、鎌倉あたりでは年に三倍の地価上昇という地域も見られます。地方都市に波及いたしまして、福岡...全文を見る
○一井淳治君 国土庁の見解をずっと見ておりますと、公示価格とかあるいは地価調査のたびごとにかなり楽観的な御意見、コメントをつけておられるわけでございます。これは将来地価が高騰したらいけないということで、楽観的な見解をわざと発表されるのではないかという気もするわけでございますけれど...全文を見る
○一井淳治君 地価対策はまさに政治の問題である、地価の高騰は政治の怠慢の結果だ、人災だということ、この点は新聞論調初め世論が一致しておるんではないかというふうに思います。そして、十月六日の自民党の緊急土地問題協議会におきましても、土地問題は今や政治が勇気を持って取り組むべき緊急か...全文を見る
○一井淳治君 現在の地価高騰は非常な強い底力を持っておりますし、範囲的にも全国的に広がっている、とめどもない騰貴が続いておるわけでございますので、この際、思い切って規制区域の指定に踏み切るべきではないかというふうに思いますが、この点いかがでございましょうか。
○一井淳治君 地価高騰というものは、一度もう上がってしまいますと下がることはないわけでございます。伝家の宝刀を抜けというのでもう世論が一致しているんじゃないかというふうに思いますけれども、結局、地方自治体と国とがもたれ合いといいますか、お互いに相手方の責任にするというふうな嫌いが...全文を見る
○一井淳治君 国土利用計画法に一応その規制区域を発動する要件が書いてあるわけでございますけれども、この要件が整っているというお考えなのか、整っていないというお考えなのか、その点はいかがでございましょうか。
○一井淳治君 地価問題は連日新聞に書かれておりますけれども、要件が整っていないなどと書いている新聞も世論もないわけで、要件が整っているということは、現段階よりも前に、一年ぐらい前にもう皆さん認めておったんじゃないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。  この参議院の国民生...全文を見る
○一井淳治君 国土利用計画法の十三条の二の関連もありますので、規制区域の指定の要件等に関して国土利用計画審議会で論議してもらってはどうかというふうに思いますが、いかがでしょうか。  また、きのうですか、この審議会が開かれたというふうなことも聞いておるんですけれども、そこではどん...全文を見る
○一井淳治君 ただいまも御説明がございましたし、また恐らくきょうの閣議でもそのような方向が出たんじゃないかというふうに思いますけれども、規制区域指定のための準備をするということでございましょうが、具体的にはどのような作業を進めておいきになるのか御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 まあ、遅かれ早かれ規制区域の指定に踏み切らざるを得なくなるというのが共通の見通しではないかというふうに思いますが、今後どういう状況になったら規制区域の指定に踏み切られるのか、具体的な時期についてお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 地価の高騰がとめどもなく続くという状態が継続されるならば、これはもう必ず規制区域の指定に踏み切られるんでしょうか。
○一井淳治君 東京都ではかなりの届け出についての実籏を積んでいるようでございますけれども、届け出件数、審査終了件数、勧告件数などの実施状況がどのようになっているのか、わかる範囲で結構でございますから御説明をいただきたいと思います。  そして、これらによって効果が具体的にどうなの...全文を見る
○一井淳治君 先ほどのこの都道府県の基準地価調査でも、地価高騰が周辺に及んでおるわけでございます。それで、この監視区域の大幅な拡大が必要ではないかと思うんですが、その点はいかがでございましょうか。  それからもう一つは、東京都心五区でも、先ほどもかなりのパーセントがあるというふ...全文を見る
○一井淳治君 これ以上高騰が続かないように、監視区域の指定の拡大と届け出面積の引き下げを強力にお願いしたいというふうに思います。  そこで、そういうふうな施策を公共団体がとりますと人件費等の予算がふえるというふうに思います。六十二年度の概算要求を見ますと、たしかこの関係の交付金...全文を見る
○一井淳治君 最近の建設資材の値上がりでございますけれども、ごく一部ではございますけれども、品物によっては三カ月で五〇%から一〇〇%上がるという、まさに狂乱物価並みの値上がりが起こっているわけでございます。流通過程では余り問題がないようなことも聞くんですけれども、しかし、末端の建...全文を見る
○一井淳治君 便乗値上げや買い占め、売り惜しみがあるのかどうかという点でございますけれども、通産省と農水省の方にその点をお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 今回の値上がりにつきましては、農水省あるいは通産省が四半期ごとになさっておられます需要の予測が、やや実際に出てくる需要よりも低かったのではないかという嫌いが非常に強いというふうに思います。  そういうふうになってくる一つの原因とすれば、農水省について言いますと、木...全文を見る
○一井淳治君 鋼材につきましてもこの七、八、九月の四半期の必要数量の予測を低目に見積もり過ぎたということがあると思います。それが今回の値上がりに非常に大きな影響を及ぼしているというふうに思うわけでございますけれども、やはり末端の需要家の事情を聴取するとか建設業者の代表から実情を聞...全文を見る
○一井淳治君 わずかな間に大変な建設資材の値上がりが起こったわけでございます。新聞記事で拝見したわけでございますけれども、天野建設大臣の場合によっては公共事業の発注を見合わせようかというふうな談話もお聞きいたしております。私どもにとりましては、とにかく内需を振興する、これを相当期...全文を見る
10月27日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
議事録を見る
○一井淳治君 郵政省の昭和六十三年度の一般会計予算に関連して質問さしていただきたいと思いますが、六年連続のマイナスシーリングで、この六十二年度の予算の確保は非常に厳しい状況でございます。しかも私、この決算委員会に出ることで初めて勉強さしていただいたんですが、郵政省の一般会計予算は...全文を見る
○一井淳治君 具体的に予算の確保はどういうふうな進行になっておるんでしょうか。
○一井淳治君 できるだけ多額の確保を要望しておきたいというふうに思います。  それから次に、最近NTT株式の売り払い収入を活用した無利子融資制度ができておりますけれども、そういうふうな制度ができたということは、結局はこのNTT株が高額に処分できたという結果でございまして、これは...全文を見る
○一井淳治君 できるだけ多額の確保を要望しておきたいというふうに思います。  それから次に、最近NTT株式の売り払い収入を活用した無利子融資制度ができておりますけれども、そういうふうな制度ができたということは、結局はこのNTT株が高額に処分できたという結果でございまして、これは...全文を見る
○一井淳治君 最近肝を冷やすような株価の乱高下がございますが、一般の株価が非常に不安定な状況でございますけれども、NTT株につきましては一般国民が株主になっていること、それから最近の内需振興という政策の重要な財源となっていること、それから問題点が違うかもしれませんが、NTTの安定...全文を見る
○一井淳治君 最近郵便局に参りますと、例えば「ふるさと小包」のような新しいサービスの向上がありますし、また職員の方も、お金を払えば切手をちゃんと封筒に張って出してくださるということで、非常に親切なお客さんの扱いができるようになっておりまして、郵便局も非常にやっているなというふうな...全文を見る
○一井淳治君 この郵便事業の経営の改善にはサービスの向上ということが非常に大きく貢献していると思いますが、小包の面でも非常に改善が行われるということを聞いておりますけれども、サービスの改善、向上について今後どのように進めていかれるのか。特に国民の側からすれば、料金を据え置いて、今...全文を見る
○一井淳治君 御説明がありましたようなサービス向上が国民に受けて、郵政事業の改善が行われていると思いますので、なお一層の御努力をお願いしたいというふうに思います。  それから次に、この六月から金融の自由化対策ということでいろいろな方策が進められておるようでございますが、この金融...全文を見る
○一井淳治君 本来これは、郵便貯金というものは非常に多くの割合の金額を地方から吸い上げてきておる。したがって、地方に還流できるようないろいろな方策を立てていただいた方がいいんじゃないかというふうに思うわけでございます。ただいま地方債のこの購入比についても御説明があったわけでござい...全文を見る
○一井淳治君 電気通信事業法が施行されまして来年の三月末で三年目になるわけでございます。電気通信事業法の附則の第二条には、いわゆる見直しの規定が置かれておるわけでございますけれども、現在このことに関連してどのような方策を進めておるのか、お尋ねいたしたいと思います。
○一井淳治君 先走った質問をして大変失礼でございますけれども、遠からず内閣改造が行われまして郵政大臣もおかわりになるんじゃないかというふうに思いますけれども、政府としてこの附則第二条のことを重要な事項として継続して取り組んでいただけるものと聞いてよろしいかどうか、お伺いしたいと思...全文を見る
○一井淳治君 NTTが民営化されて、間なしに三年になるわけでございますけれども、経営改善のためにNTTの労使はともに努力しているというふうに私は思っておりますけれども、その点いかがでございましょうか。
○一井淳治君 見直し規定がもう一つございまして、労働関係調整法につきましても来年三月末がちょうど法施行から三年後になりまして、同法附則第四条によりまして見直しの時期が参るわけでございます。これにつきましては、法に従った見直し作業を進めていただけるというふうに思っているわけでござい...全文を見る
○一井淳治君 次に、NHKの方にお尋ねをいたしたいわけでございますけれども、最近衛星を打ち上げられまして、それによってこれまで電波が届かなかったところへもテレビ受像が可能になるということで非常に御努力いただいておるわけでございますけれども、現在それを受像するについては、試験放送中...全文を見る
○一井淳治君 NHKの問題とすれば、受信料を滞納しておる者が多いということも一つの大きな問題でございますけれども、これは言いかえると、受信料が一般の庶民にとってはそう安い金額ではないということでございまして、将来衛星放送について料金を取るということになりますと、やはり国民とすれば...全文を見る
○一井淳治君 それからもう一つ、衛星放送の問題につきましては、多額の投資を伴うということが一つの特徴ではないかというふうに思いますが、山間僻地の人たちに電波を送ってあげるということは非常に崇高な理想として私も大賛成でございますけれども、しかし、大ざっぱに言いますと、たしかNHKの...全文を見る
○一井淳治君 あと一点NHKにお尋ねしたいわけでございますけれども、経営の効率化と申しましょうか、NHKの方でもいろいろ努力なさっておるようでございますけれども、その一つとして業務を下請に出す、そして、いろいろなバラエティーがあるようでございますけれども、場合によっては一つの番組...全文を見る
11月13日第110回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○一井淳治君 引き続いて地方財政の問題につい て質問してまいりたいと思いますけれども、大変厳しい状況でございまして、そういう中で国保制度の変革の問題が出てまいりました。また先ほどの大蔵省のお話では、これは新聞記者の走り過ぎということで、新聞記者の悪者で済みそうでございますけれど...全文を見る
○一井淳治君 非常な名答弁でございまして、私はこれ以上のことはないというふうに聞かしていただきたいというふうに思いまして、お帰りいただいても結構でございます、ほかにもうございませんので。  きのうこの決算委員会は厚生省を対象としておりまして、やはり先ほどの国保制度の変革の問題が...全文を見る
○一井淳治君 適切に対処するというお話でございますけれども、全力を挙げてこの地方負担がふえないように御努力いただきたいというふうに特にお願いしたいと思います。  それから、最近地価高騰が地方へ拡大しておるということは言うまでもないことでございますけれども、十月十二日の行革審答申...全文を見る
○一井淳治君 地価対策はいつも後手後手に回っておるわけで、一たん上がった土地が下がることはまずないというわけでございますので、地価の上昇を細かく監視していただくということと、いつでもその対策が発動できるように準備をしておく。これは行革審の答申にもあったわけでございますけれども、そ...全文を見る
○一井淳治君 私ども、ほかの委員会でも抜かりなくやるということを聞かされながら、現実には建設資材の値上がりのときもそうでしたし、地価の場合もそうでございますけれども、本当に抜かりなくぜひともやっていただきたいというふうに思います。  それから、地価の地方への騰貴に関連いたしまし...全文を見る
○一井淳治君 次に、自治体病院に関連して質問いたしますけれども、自治体病院というのは、地域にあっては基幹的な中核病院として地域の医療のために非常に大きく貢献しているわけでございますけれども、この経営内容は、補助金やほかの会計からの繰り入れをあてがいましてもなお累積赤字が四千億円近...全文を見る
○一井淳治君 公立病院の場合は民間の病院と競合関係にあって、自分から営業的な活動をするということが、非常に民間のお医者さんの目があるのでやりにくいということもあると思いますので、行政の方からある程度支援するということも必要じゃないかと思いますので、その点の御配慮をお願いしたいとい...全文を見る
○一井淳治君 次に、警察庁の方にお伺いいたしますけれども、最近暴力団が非常に、言葉が悪いかもしれませんが、はびこっている。そしてどこの社会、どこに行っても多様な様相を持って浸透しているという状況が出てきておるように思います。  私が最近体験いたしましたのは、土地に対する支配を確...全文を見る
○一井淳治君 この暴力団対策は資金源といいますか、社会にいかに根を張っているかという、そこのところをまずはっきりと見ることが必要ではないかと思いますので、そういうふうな調査も暴力団対策の中で非常に大事ではないかというふうに思うわけです。もし仮に現在そういったふうな調査をして、これ...全文を見る
○一井淳治君 暴力団を経済団体というふうに見て、その多様な経済活動をトレースしていって、その暴力団の実情を確かめて、それに基づいて経済面から暴力団を封じ込めていくという対策が必要ではないかというふうに私は思うわけでございますけれども、そういう観点からすればどのような対策がとられて...全文を見る
○一井淳治君 暴力団は相手が弱いと見ればつけ込んできて、それに金を絡めてくるというわけでございますけれども、例えばゴルフ場とか、あるいは喫茶店とか、そういうふうなお客さんが出入りするようなところに暴力団が入り込んでいって、そうすると一般のお客さんが来なくなって寂れるということで、...全文を見る
○一井淳治君 お金のあるところ、あるいは何か弱みのつかまりそうなという業界には、大抵もう今ごろは暴力団が入り込んでいるわけでございまして、銀行とか保険とか、その他各種の業界に対してそういうふうな指導を一層強めていただきたいというふうに思います。  それから、最近暴力団が浸透して...全文を見る
○一井淳治君 十月十日の新聞記事を見ますと、警察庁が地上げ事件について実態をまとめたということが報道されております。私が特にここでお尋ねしたいのは、背後関係の捜査とこれに対する処罰が十分になされておるかどうかという点でございます。  この新聞記事を見ますと、摘発された地上げ屋は...全文を見る
○一井淳治君 これまでの警察の捜査方針でございますけれども、現実に手を下した者は捕まえる、しかしその周辺については捜査が及ばないということで、悪い者がぬくぬくとしているという状況が本当にあるように思います。何というか殺人とか傷害とか、そういうふうなはっきりした事案については割合捜...全文を見る
○一井淳治君 それから、悪がはびこるという言葉がございますけれども、そういった言葉は使いたぐないんですけれども、現実には犯罪が起こりながら警察の方でも対処されないまま放置されておるという事案が非常に多いんじゃないかというふうに思います。警察の人員をふやすということは非常に困難でご...全文を見る
12月08日第111回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○一井淳治君 学校給食の関係で御質問をさせていただきたいというふうに思います。  米飯給食につきましては、文部省の体育局長さんからの通達等がございまして、文部省としてもこれの普及を図っていくということにされておるわけでございます。米飯給食は子供も好むし、米の消費拡大にもつながる...全文を見る
○一井淳治君 ただいま御回答も抽象的であったわけでございますけれども、農水省の方でも米飯給食の普及については補助金制度を設けていろいろと推進させておるところでございます。今お話がありましたように、やはり大都市部の設備の整備ということが非常に米飯給食を推進する上に重要ではないかとい...全文を見る
○一井淳治君 もう一つミルクの給食でございますけれども、学校給食において牛乳の飲用の促進を図るということは、これは常々行われておるところでございまして、特に土曜日の牛乳の飲用の普及と、そして学校行事の日にも飲用するということで、年間日数増を図るということが農水畜産局長さんともにい...全文を見る
○一井淳治君 四校に一校では非常に寂しいので、何とか二校に一校ぐらいは土曜給食をしているというふうな状況に早く持っていっていただきたいというふうにお願いいたしたいと思います。  次に、給食の材料の納入の問題でございますけれども、給食材料の納入業者の選定や納入方法について相当の配...全文を見る
○一井淳治君 給食の原材料の納入につきましては栄養の問題、価格の問題、そして安全性の問題、幾つもの問題が横たわっておるわけでございますけれども、父兄の意見を取り入れるとか、あるいはいろいろ万全な手段を講じて、よりよい給食が実現できるように一層の御努力をお願いしたいというふうに思い...全文を見る
○一井淳治君 次に、文部省にお尋ねいたしますけれども、基礎研究の充実、これは研究の成果を上げるということと将来の研究者の育成ということと両方あると思いますけれども、そのためには大学の研究費の予算確保が必要ではないか。やはり民間企業だけに任せておけない、大学の研究費の予算確保が重要...全文を見る
○一井淳治君 最近、産学官の協同ということで、地方の大学がだんだん脚光を浴びておるというふうな状況もございますけれども、地方の先生方の旅費の確保という点は格段の努力を特にお願いいたしたいと思います。  次に、最近研究センターの設立など、地方での産学協同の努力をなさっておられると...全文を見る
12月16日第111回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○一井淳治君 大蔵省の職員の方の土曜閉庁移行について、まず質問いたしたいと思います。  労働時間の短縮というのはもう時代の要請でございまして、週休二日制の円滑な推進が必要で、現在大蔵省でも四週六休制の試行中という状況でございますけれども、この四週六休の試行について、税務署とか財...全文を見る
○一井淳治君 総務庁の方では、この閉庁方式を進めていかれるについて、諸外国での公務員の閉庁問題についての調査をなさっておられるようでございますけれども、私の聞いているところでは、税務署も外国では閉庁するというふうに割り切られておるというふうに聞いておりますけれども、諸外国での調査...全文を見る
○一井淳治君 現在政府の方では、週休二日制・閉庁問題関係閣僚会議を中心に閉庁問題を検討されておりまして、閉庁官署の範囲についての基本的な考え方として三つの分類をなさっておられるようでございます。  三つの分類というのは、一つは刑務所のように性格上土曜閉庁が不適当な官署、二つ目が...全文を見る
○一井淳治君 大蔵省の方にお尋ねするわけでございます。  税務署、これは国民と密着していると思います。けれども、財務局、これは特定の経済分野と密着しているという部門ではないかと思います。そういったところを含めまして、大蔵省の職員の方については、土曜閉庁に踏み切って特に問題ないと...全文を見る
○一井淳治君 公務員の土曜閉庁の実施というのは、現在では国の重要な政策であるというふうに思います。そういう意味で、できる限り広い範囲で実施していただきたいというふうに思いますが、大蔵省の職員の場合には税関のような特別な出先の部門もございますけれども、官署とすれば全面的な閉庁という...全文を見る
○一井淳治君 次に、手形交換制度について質問させてもらいたいと思います。  手形交換制度については銀行協会が大変な御努力をいただいて、手形制度の信用向上のためにいろいろ運用なさっておられるわけでございます。それについては敬意を表したいと思いますが、次に申し上げる点、この点だけは...全文を見る
○一井淳治君 貴重な御意見というふうに評価していただいて、私、非常にありがたいのでございますけれども、その先でございます。やはり大蔵省は、直接銀行協会に対して強力な指導というのはできるかどうか、これは大きな問題があるわけですけれども、各銀行に対しては指導権限がある。また大蔵省は、...全文を見る
○一井淳治君 現在の規則の過程でいろいろ論議があったわけでございますけれども、現在の規則ができてしまいますと、それを一つの前提としてこれを、言葉が悪いんですけれども、悪用する者が出ておるわけでございます。例えば銀行の方が取引先と相談をし合って、転付命令がかかってくると、ほかの債権...全文を見る
○一井淳治君 それからもう一つ、ちょっと今も申し上げたのですが、銀行の方が規則の存在を理由にして転付命令がかかってきても、個々の預金先と相談し合って相殺をするという事例がだんだんふえているように思うわけです。そのためにいろいろな批判があるわけでございまして、このままでは手形の有用...全文を見る
○一井淳治君 次に、六十三年度の予算編成の基本方針について、ごく簡単に御説明を願いたいというふうに思います。
○一井淳治君 来年度の予算編成についてはこれは動きがとれないと思いますが、六十四年度以降の予算の編成方針についてでございます。  最近の予算編成の方針というのは、概算要求基準から始まって、前年度実績を基準としてずっと予算を組んでおられるようでございますけれども、そのために重点施...全文を見る
○一井淳治君 これは重要性という評価の問題にも絡みまして非常に難しい問題であるというふうに思います。しかし、防衛とかあるいは海外援助等につきましては予算の増額があるわけでございまして、国民に豊かな生活を確保するという方向につきましても予算の増額が行われるように御配慮をいただきたい...全文を見る
○一井淳治君 現在、勤労少年に限るという取り扱いがなされておるようなんですけれども、里親とかあるいは里親に準ずる保護者に収入があって、その者が返還していくというふうな場合には回収の可能性は十分にあるわけですから、何らかの運用によりまして、できるだけ気の毒な未成年者の勉学の道を開い...全文を見る
12月17日第111回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○一井淳治君 昭和六十二年十一月二十七日付の「外国人の就労に関する意識調査の概要について」という法務省入国管理局の調査がなされておりますけれども、この調査をされた動機と目的についてまずお尋ねいたします。
○一井淳治君 この調査報告書の一の「背景」のところで、この問題についての内部的な研究会とかあるいは懇談会を設けているということが書いてあるわけでございますけれども、どんな研究会あるいは懇談会があるのでしょうか。
○一井淳治君 そういたしますと、入国管理の問題、特に今回の意識調査を対象とした問題について恒常的な委員会を設けているとか、そういうわけではないんですね。
○一井淳治君 この「背景」でございますけれども、「これらの者に係る入国・在留についての基本政策」、これが妥当なものであるかどうかを考えるために調査をしたというふうに書かれておるわけでございますけれども、入国とか在留についての基本政策はもちろん入国管理局としても重大な御関心をお持ち...全文を見る
○一井淳治君 労働行政との関係もあるわけでございますけれども、現在技術を持っている者、これについてはある程度国内に入れて日本の産業の振興に資しようというふうなお考えもあるようでございますけれども、建設機械のオペレーターですが、これについては現在どういう扱いになっていましょうか。
○一井淳治君 ただいまのお話によりまして、ほかの官公庁ともよく御協議いただくということをお聞きして安心したわけでございます。  もう一つ、不法入国者に対する対策、これは入管の方で積極的にやっていただかなくちゃならないことであるというふうに思います。その点につきましてはこの調査報...全文を見る
○一井淳治君 次に、労働省の方にお尋ねしたいと思いますけれども、外国人の労務提供者の入国問題について、これはこれまで労働省として確立した方針があるわけでございます。そして、それについてはこれまで繰り返し国会等でも御説明があったんですが、こういったふうな調査もありましたので、もう一...全文を見る
○一井淳治君 そのような委員会が構成されたと いうふうなことで、現在委員会の結論が出てないわけですから非常に言いにくいという状況もあるかとは思いますけれども、非常に重要な問題ですからお尋ねするわけでございますが、これまで確立されております、今大臣がおっしゃいました単純労務者は原...全文を見る
○一井淳治君 単純労務者については入国を原則としてさせるべぎではないというのが我が国の国民の合意を得ている、非常に積み上げられているところじゃないかというふうに思いますけれども、そういう方向を維持していただきたい。  それからまた、この入国問題につきましては、我が国の労働問題、...全文を見る
○一井淳治君 質問を育児休業制度の方に移させていただきます。  現在雇用されて働く女性の数は全国で約千六百万人に達しておりまして、その六割近くが共働きという状況でございます。働く女性の地位の向上にとって育児休業制度の確立が極めて重要であることは論をまたないところでございます。継...全文を見る
○一井淳治君 日本の状況につきましては、これは御説明するまでもなく大臣御存じと思いますけれども、日本の育児休業制度と諸外国の今御説明のあったような状況を比べまして、大臣はどのようにお考えでございましょうか。私は、どうも諸外国と比べてこういうふうなおくれた状況であるということは、余...全文を見る
○一井淳治君 現在の育児休業制度の運用によって普及を図るという御趣旨の説明があったわけでございますけれども、現在の雇用機会均等法二十八条の育児休業制度の普及のために労働省としてはどのような方策をお立てなのか、御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 統計の数字を見ますと、育児休業制度の実施事業所の割合が一五%どまりというふうな状況が継続しているのじゃないかと思います。このうち強制適用の事業所が約半分ありますので、民間企業は七%に達しない状況で頭打ちというふうな状況ではないかと思うんです。先ほど御説明があったんで...全文を見る
○一井淳治君 大いに工夫をされまして、強力な施策を遂行していただきたいというふうにお願いしたいと思います。  しかし、幾ら努力なさいましても、今までの経験からして限度があるのじゃないか。企業としても大変な負担があるわけですから、やはり育児休業制度というものは強制適用に持っていか...全文を見る
○一井淳治君 任意的な制度ではとても十分な制度の確立ができないということがそろそろ証明されてきているのじゃないかというふうに思いますので、その点の御検討もよろしくお願いしたいというふうに思います。  次に、同様に働く女性の地位の向上との関係でもう一つ最近心配しておりますのは、こ...全文を見る
○一井淳治君 このコースの分け方でございますけれども、総合職と一般職というふうな呼び名が多いようでございます。コースを分ける要件として一番よく挙げられているのが広範な転勤に応じ得るかどうか、それからもう一つの要件が責任のある管理系統の仕事につき得るかどうかという点のようでございま...全文を見る