一井淳治

いちいじゅんじ



当選回数回

一井淳治の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月16日第114回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 本日は、肥料価格安定臨時措置法を廃止する法律案が審議されるわけでございますけれども、これまで行われてきた肥料価格安定制度を政府としてはどのように評価しておられるのか。特に、これまで形成されてきた肥料の価格が高過ぎるという評価があるのかどうか、そのあたりのことについて...全文を見る
○一井淳治君 私も肥料の価格は高くなかったという考え方を持っておりますけれども、肥料の価格について、過去の価格の推移がどうであったか、特に他の諸物価に比べてどうであったかという点の御説明をいただきたいと思います。  それから同時に、肥料のメーカーがこれまで相当の利潤を確保してお...全文を見る
○一井淳治君 今非常に厳しい状況に置かれていることの御説明があったと思いますけれども、この法律の廃止後に急激な変動が起こるとよくないいろんな影響があると思います。肥料の供給や流通や利用を円滑に進めるためにどのような対策をお考えになっておられるのか、御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 これまでは生産業者、販売業者の話し合いということも行われておったわけでございますけれども、今後円滑に生産、供給、流通が進んでいくためには、メーカー側あるいは流通の側あるいは需要家の側、そういった各方面の情報等が一つの場に集まるというふうな機会もつくっていく必要がある...全文を見る
○一井淳治君 協議会と申しましょうか、懇談会と申しましょうか、そういう場が必要でありますし、またそういう方向へお進めくださるとのことでございますけれども、将来、肥料の業界は整備をしていくということも起こるのではないかということが予想されます。そういたしますと、そこに雇用されておる...全文を見る
○一井淳治君 ぜひとも労働組合の代表の方をお入れいただきたいというふうに要望申し上げたいと思います。  次に、今後この法案が廃止された場合の業界の問題でございますけれども、販売業者と個々の生産業者との間の価格交渉が行われるというふうになると思います。そういう中で、販売業者とすれ...全文を見る
○一井淳治君 肥料業界は相当な過剰設備を抱えているわけでございますけれども、この法の廃止後にメーカーの間の競争が非常に激化して、一部ダンピング等が行われまして弱小のメーカーが追い落とされるのじゃないかというふうな心配もございます。もしそういうふうになりますと、地域の雇用や経済に対...全文を見る
○一井淳治君 この法の廃止後に、ダンピングとかそういった経済秩序を著しく乱すような不当な経済行為が行われないように、十分な御指導をいただきたいというふうに要望いたします。  次に、肥料の業界では過剰設備がどの程度なのか、御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 相当過剰設備が多いような印象を受けたわけでございます。そういたしますと、今後肥料メーカーが整理されるといいますか、業界から撤退したりあるいは事業を縮小したり、他業種へ転換したりいろんな必要が起こると思います。しかし、現在の非常に厳しい経済環境の中で、そういったふうな...全文を見る
○一井淳治君 先ほど、雇用の確保についても御配慮いただいているという御説明がありましたけれども、肥料メーカーの場合には割合不況な地域に立地している、あるいは農村部の雇用を一手に引き受けているということが少なくないように思います。この雇用確保、労働条件の安定という点について、さらに...全文を見る
○一井淳治君 ただいま百六十名について御説明があったわけですけれども、これは肥料部門に関して円滑化法が適用された会社全部の合計でしょうか、それとも一社の事例なんでしょうか。
○一井淳治君 その円滑化臨時措置法によりますと、たしか事業適応計画の承認申請を主務大臣に出して、主務大臣がこれを審査するというシステムになっておったというふうに思います。その中には、雇用の問題について適応計画の中に記入しなくちゃいけないというふうになっておったというふうに思います...全文を見る
○一井淳治君 質問を変えまして、今度は消費者の立場といいますか、国民の側の立場に立った場合に、やはり毎日毎日必要な食料を安定供給してもらいたいという強い要望が出てくるわけでございます。そのためには、肥料が国内の農家のために優先的に確保されなくちゃならないということが言えると思いま...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、国内対策として心配なのは、国際価格を見ますと肥料価格というものは非常に暴騰する、暴落するということがあるようですけれども、仮に我が国内でそういうふうに肥料価格が暴騰するというふうなことが起こるようになりますと、農家の大部分は小規模農家でございますから大変な...全文を見る
○一井淳治君 肥料価格が暴騰するということが万々が一にも起こると大変でございますけれども、国民生活安定緊急措置法の発動というふうなことはどうなんでしょうか。
○一井淳治君 それから、肥料の末端価格を下げていくというためには流通経費を削減する。肥料は重いですから流通経費を削減するということは、非常に重要であるということはかねてから指摘されておるわけでございます。そのためには、いわゆる交錯輸送の排除ということが大事であるというふうに思いま...全文を見る
○一井淳治君 ただいま御説明もあったわけでございますが、交錯輸送の排除という、これ自体は非常にいいことでございますけれども、このために不当な競争の制限とかあるいは弱者を排除するということが起こらないことを要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
○一井淳治君 私は、ただいま可決されました肥料価格安定臨時措置法を廃止する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派及び各派に属しない議員山田耕三郎君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読い...全文を見る
○一井淳治君 農産物の輸入が毎年増加しておりまして、我が国の農産物の自給率が低下しているという現象が顕著になっております。ほかの文明国に比べまして例えばカロリーベースで四九%、穀物ベースで三〇%という非常に低い状態になっているということが広く皆様方から言われるようになっております...全文を見る
○一井淳治君 私が申し上げたいのは、決して自給率の数字の性質とか、あるいは外国から農産物が輸入されることに対する防御体制というのではなくて、足腰の強い農業を確立していただきまして国内の農産物をもっと増産してもらえる。外国の農産物の輸入に対しては、一つは輸出輸入という国境での問題が...全文を見る
○一井淳治君 大臣の言葉にもあったわけでございますけれども、やはり私は農業というものは、これからは地域から振興していかなくちゃいけないというふうに思うのでございます。大臣の自給率向上のための一層の御努力を要望申し上げたいと思います。  次に、お米の輸入自由化についてはどのような...全文を見る
○一井淳治君 国会でもお米の輸入自由化はしないという趣旨の決議がなされておるわけでございますけれども、輸入自由化をしないという趣旨ですね。要するに、米の輸入を自由にしないというだけであって、部分的に限定的な輸入は認めてもよいという趣旨とお考えなのかどうか、そのあたりについて御説明...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの限定的な米の輸入もしないという御方針を聞かせてもらって安心したわけでございますが、これまでも、例えば牛肉について言いますと、牛肉の自由化はしないということをずっと継続して御説明があったけれども、最後は自由化になってしまうということが重なっておりますので、米...全文を見る
○一井淳治君 最近の農政審議会企画部会第一小委員会の報告を見させていただきましたけれども、これによりますと、生産調整は生産者側が主体的に取り組んでいく。それから米の流通は民間流通を主体にする、価格も需給や市場評価を反映する、間接統制、部分管理という方向に行くようです。そうなります...全文を見る
○一井淳治君 食糧管理制度は消費者に対するお米の安定供給という、そういう大きなねらいもあるというふうに思いますけれども、そういう観点からしてはどうでしょうか。例えば、お米の相場ができるというふうなことに進んでいって、消費者に低廉なお米を安定的に供給するということができなくなる、そ...全文を見る
○一井淳治君 食糧管理制度の基本を堅持するという方向で今後ともお進めいただきたいというふうにお願いしまして、次の質問に移りたいと思います。  米価に関してでございますけれども、新米価算定方式を導入するということが一昨年、昨年ということで、ことしはどうかということでございますけれ...全文を見る
○一井淳治君 米価につきましては、新聞等でもう結論が出ているようなことが書かれておるわけでございますけれども、この米価は農民にとりましては非常に重要な問題でございますので、農民の要望も十分聞いていただきたいと思います。  それから結果として、米価については現行水準以下にならない...全文を見る
○一井淳治君 現行水準に消費税を加算した額にならないような御努力を要望いたしまして、次は場外馬券売り場の問題について質問をさしていただきます。  これは、岡山の現在問題になっておる案件とも深い関係があるわけでございますけれども、岡山では場外馬券売り場の建物の建築がだんだん進んで...全文を見る
○一井淳治君 ところで、この岡山市内で場外馬券売り場の建物を建築していこうとしております株式会社日隈の場合でございますけれども、これは国会質問その他の場面で明らかになっておるわけでございます。農水省の方では、中央競馬会に対して建築の強行をしないように指導するように指示してくださっ...全文を見る
○一井淳治君 新しい場外馬券売り場の設置の許可権限というのは農水省にあるわけでございまして、通常であれば農水省の意向に反して建築を強行するということはしないのが普通ですけれども、本件の場合は明らかに農水省あるいは中央競馬会の意向に反して建設を強行しておるわけでございます。ですから...全文を見る
○一井淳治君 岡山でもそういうふうな紛争が起こっておりまして、市会議員に対して三百万円という金額の現金を渡したとか、あるいはいろいろ地元で反目が起こりまして、小学校でも子供同士が賛成派と反対派が口をきかないというふうなことも現実に起こってくるわけでございます。競馬というのは本当に...全文を見る
○一井淳治君 施設提供者が人を得ればそういう問題はないんでしょうけれども、なかなかそういったこともありませんで、現実にいろんな不幸がまき散らされておる。全部が全部じゃこれは決してありませんけれども、非常にそういったことが最近問題になりつつありますので、御検討のほどをどうかよろしく...全文を見る
○一井淳治君 外国の酒に比べて非常にお酒は原料の値段が高い。しかも、日本酒のコストの七〇%から八〇%は米にかかっているということが言われておりますので、日本の食文化の中心である日本酒を守るためにも、安い原料の確保をぜひとも重ねてお願いしたいというふうに思います。  それから、他...全文を見る
○一井淳治君 酒のメーカーは、大体自分のところで米をとぐ機械を持っておりましてとげるわけです。ただ、この六分にといだ米をあと一分だけ自分の工場でとぐということはできないんで、これはもう玄米をいただいた方がいいというふうになってくるのではないかと思いますけれども、そういったふうな状...全文を見る
○一井淳治君 それから、最近大量の木材が日本に輸入されておりますけれども、低開発国からの輸入が多いわけでございます。新聞記事なんか見ますと、熱帯雨林が大幅に伐採されて後植林が行われていない。これは地球の環境保全に非常によくない影響を及ぼしているということがよく問題になっております...全文を見る
○一井淳治君 おっしゃるとおり慎重な検討の必要なものだとは思いますけれども、検討だけは継続して前向きにお願いしたいというふうに思います。  それからあと一点、飲用乳ですね、飲用の牛乳の価格の問題について質問をさしていただきたいと思います。  メーカーと、メーカーというのは飲用...全文を見る
06月19日第114回国会 参議院 本会議 第15号
議事録を見る
○一井淳治君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案並びに一九八九年度地方財政計画につきまして、総理及び関係大臣に質問をいたします。  まず、一九八九年度地方財政計画について伺います。  その一点目は、消費税の問題で...全文を見る
06月20日第114回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○一井淳治君 昨年は十二品目、一部の例外はございますけれども、それから牛肉、オレンジ、この自由化が進むようになったわけでございます。それ以外にも農産物の輸入が非常に増加しておるわけでございまして、そういったことは統計数字にもはっきり出ておるわけでございます。農産物の輸入増加によっ...全文を見る
○一井淳治君 私は、ただいま業種によっては相当深刻な影響も出ておるのじゃないだろうか、業種というのは農業の中の一定の業種でございます。そういう質問を申し上げたんですけれども、それについては御回答がない。それからまた、穀物自給率についてはそんな心配は要らないんだというふうな、そうい...全文を見る
○一井淳治君 これは農民だけの問題ではなくて、日本の消費者の問題でもあると思いますけれども、カロリーの自給率ベースで五〇%を割るということは、これは一般国民にとりましても非常に心配なわけでございまして、ただいまの大臣の余り心配は要らぬという御答弁は、国民とすれば非常に残念に思うの...全文を見る
○一井淳治君 自給率の問題は、結局のところ、外国との競争ということであると思いますけれども、日本の農業が外国の農業に競争では勝ちたいというのが自給率の向上という言葉に出てくるのじゃないかと思いますけれども、日本の農業を守るという立場で意欲を持った農政を展開していただきたいと思いま...全文を見る
○一井淳治君 食品産業の場合は空洞化と申しましょうか、外国へ工場を移転していくというふうなところまで進行しておるのかどうか、そのあたりのことについてお伺いしたいと思います。
○一井淳治君 それから、同じく食品加工業でございますけれども、原材料を従来国内産を使用しておったものを輸入品に切りかえるということが相当進行しておるんでしょうか、その実態はいかがなんでしょうか。
○一井淳治君 そういたしますと、横ばいということであれば、最近の状況の中でも特に輸入品が国産品を侵食しているということは余り見られないという状況でしょうか。
○一井淳治君 そういう状況であれば、国産原料の使用をふやすという、先ほども申し上げました自給率向上につながると思うんですけれども、国内の農産加工業の原料を少しでも国産のものを使 うような奨励策、振興策というものがどうなっておるのか、お尋ねしたいと思うんです。
○一井淳治君 次に、農産物の輸入の自由化がだんだんと拡大していく、また農産物や関連商品の輸入がふえていくという中で、自由化による雇用面の影響といいますか、そういうことについてはどういうお見通しをお持ちなのか。これに対して当然雇用の安定ということは必要だと思いますけれども、これに対...全文を見る
○一井淳治君 この雇用対策については、十条の関係もございますので、もう少し詳細な説明をお願いします。
○一井淳治君 雇用面の対策につきましても十分な対応をお願いしたいと思います。  それから次に、農業との関係におきまして、農産加工業の役割を農水省はどのようにお考えなのか、御説明をお願いしたいと思います。
○一井淳治君 農産加工業は農産物の消費をするかなり大きな分野だと思いますし、農産加工業が大規模であった場合には、農産物を大量に消費するということで、農産加工業は農産物の消費地ということで意味があると思いますけれども、そういった観点から農産加工業を守り立てて、これにあわせて農産物を...全文を見る
○一井淳治君 一つ具体的な事例としてブドウ酒工場について、これは一つの事例として質問申し上げたいわけでございますけれども、農村部にせっかくブドウ酒工場ができた。しかし、周辺にブドウ酒用のブドウを提供する畑作が行われていないというふうな地域が仮にあるとした場合に、私は、最近転作作物...全文を見る
○一井淳治君 高齢化という中で、なかなかブドウの栽培も大変なわけですけれども、品種によっては高齢者でも扱えるような省力化したブドウもあるように聞いておりますが、確かにマスカットの場合は生食用に使えるわけで私も適切でないと思います。そういった新しい品種をここへもってきて、そして諸条...全文を見る
○一井淳治君 それから、国産の農作物の消費拡大のためには、地域における食品企業の振興に積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。特に、技術開発とか人材の育成ということが大事ではないかというふうに思いますけれども、そのあたりのことについて質問いたしたいと思います。
○一井淳治君 食料の流れですけれども、農家が製造して、加工して、流通して、最終的には消費者にというふうに流通いたします。その中でそれぞれの業種のもうけといいますか、取り分があるわけですけれども、歴史的に見ますとだんだんと農家の取り分が減っていっている、そして流通関係の業者の取り分...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの質問にも関連するわけでございますけれども、現在、生乳の生産者と牛乳メーカーの価格交渉が行われておる時期ではないかと思います。現在どういうふうな進行状態になっておるのか。そして、生産者の取り分がやはり圧迫されぎみではないかという心配をしておるわけでございます...全文を見る
○一井淳治君 厳しい状況に置かれております酪農家を守るという立場で、今後とも強い関心をお持ちいただきたいというふうに要望を申し上げます。  次に、この法律の対象業種でございますけれども、具体的にはどのような業種を指定される予定でございましょうか。また、その指定される業種で十分か...全文を見る
○一井淳治君 将来情勢が変われば、さらに追加指定があり得るのかという点をお尋ねしたいわけでございます。  そういったことも関連いたしまして、法の二条二項に「輸入に係る事情の著しい変化により、当該事業を行う相当数の事業者の事業活動に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる業...全文を見る
○一井淳治君 極力弾力的な運用を要望いたしたいと思います。  次に、都道府県知事の承認ということが三条に規定されておるわけでございますけれども、その事業者の経営状態が良好な場合、そういう場合にも知事の承認を行うことを予定しておられるのかどうか、そのあたりの御説明をいただきたいと...全文を見る
○一井淳治君 次に、消費者の間からは良質で価格の低廉な商品を提供してほしいという、流通機構の改善の要求が重なっておるわけでございます。農産物や加工品の場合は品質の問題、長期間保存ができないとか特殊な問題もあると思いますけれども、消費者に安く良質な食品が提供できるように流通機構を改...全文を見る
○一井淳治君 十二品目のことでございますけれども、ガットの場で乳製品、でん粉については直ちに自由化は行われない旨表明しておるわけでございますけれども、この二品目については今後米国との協議がどのようになっていくのか、説明をお願いいたします。
○一井淳治君 現在自由化されていないあるいはする約束のない二品目でございますけれども、適切な対応という言葉はいろいろな意味を含んでいると思いますけれども、国内産業を守るために自由化をしないという基本方針で対処いただけるものと私どもは思っているんですが、いかがでござ  いましょう...全文を見る
○一井淳治君 これ以上の自由化はしないという 立場での御努力を要望申し上げます。  それから次に、ウルグアイ・ラウンドでの農業交渉についてはどのように対処しておいきになるんでしょうか。
○一井淳治君 この四月の貿易交渉委員会でしたか、農業保護を段階的に相当期間のうちに縮小していくということが決められたようでございますけれども、その意味をめぐってアメリカあたりでは、大体アメリカの従来の要求が入れられたんだというふうなことが国内では報じられているというふうに聞くわけ...全文を見る
○一井淳治君 最後の質問でございますけれども、附則の二条を見ますと、五年を経過した日に効力を失うとされているわけでございます。本法の五年後における取り扱いはどうなるんでしょうか。
○一井淳治君 私は、ただいま可決されました特定農産加工業経営改善臨時措置法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派及び各派に属しない議員山田耕三郎君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたし...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○一井淳治君 お米を初めといたしまして、最近農産物の価格が低下しがちだ、不安定な状況がございます。そういった中では農民の間で規模拡大の意欲というものが乏しくなっているのじゃないか、そういう点が心配でございますけれども、実情はどうでございましょうか。
○一井淳治君 現在の、特に農業の将来の見通しについて確固たる判断ができない状況のもとでは、どうしても経済的理由から、言いかえますと、お金もうけだけから農業の規模拡大をする人は余り多くいないのじゃないか。現在、規模拡大なんかの努力をしておられるのはやはり農業に愛着を持っておる、農業...全文を見る
○一井淳治君 地域によりますけれども、農村部に参りますと兼業農家、専業農家、あるいは大規模小規模、いろいろな種類の農家の方が混在しておられると思いますけれども、今後農業の振興を図っていくということで、将来の農村像というものを農水省ではお持ちだと思います。将来農村の各地域においては...全文を見る
○一井淳治君 もう少し簡潔にお答えいただいた方が、私どもも理解しやすくなると思うんです。  とにかく中核農家を確保して規模拡大をやるんだというお話が出てきますし、それからまた、米価政策など見ますと新算定方式を採用する。そういったものを見ますと、いわゆる小規模の農家は切り捨てて規...全文を見る
○一井淳治君 次に、農地の流動化の原因についてお尋ねしたいと思います。  特に、経済的に労力と収入のバランスといいますか、経済的にペイしないことが耕作をやめる重要な動機になっているのかあるいはそういったことではなくて、経済外的ないろいろな要素が農地の流動化の原因になっているのか...全文を見る
○一井淳治君 ただいま御説明がありました高齢化の問題でございますけれども、高齢化が原因で農地が流動化していっているというのが相当多いんでしょうか、どうなんでしょうか。  それからもう一つは、将来高齢化がどんどん進んでいくと思うんですけれども、ある一定の時点で、劇的に高齢者がふえ...全文を見る
○一井淳治君 将来一定の時点で、高齢化が原因で急激に農地の流動化が進むという、そういったことは別に考えなくてもいいんでしょうか。
○一井淳治君 それから、農業をしていた、耕作していた方が離れていくにはいろんな形かあると思いますけれども、その場所にいて住所を変更しないで耕作だけやめてという形と、住所自体を異動して、例えば都会地へ移住していくというふうな形態もあると思いますけれども、いわゆる離農というのとですね...全文を見る
○一井淳治君 工場地帯とかあるいは都会地へ住所を異動していくという、そういったタイプは最近ではもう見当たらないんですか。
○一井淳治君 農地の流動化を進めるということは、言いかえると離農された方の就業機会といいますか、生計を確保していくということも非常に大事ではないかと思いますけれども、農外収入の確保という関係から工場を農村地域に設置する等の就業機会、生計確保の状況と対策について御説明をいただきたい...全文を見る
○一井淳治君 農村地域へ工場を進出させる等々の努力をいただいていることはわかるんですけれども、ただ農村地域に進出した企業が相当高額の給料を払い、退職金を払うことになれば、農民の方も安心して農業を全面的にやめてしまって工場に身を任せるというふうになると思うんですけれども、残念ながら...全文を見る
○一井淳治君 大規模経営に進むということは非常に望ましい一つの形態であると思いますけれども、そのためには全面離農と、工場に就職してもう全面的に田畑を放してしまうという人たちも出てこないと、なかなか大規模経営化が進まないのじゃないかという感じがいたします。  現実において、県なり...全文を見る
○一井淳治君 農作業の委託を受けている方の農家ですけれども、何人かのオペレーターを賃金を払って雇ったり、あるいは家族労働以外の労働者を雇い入れているというふうなかなり企業化している状態があるのかどうか。そういったふうに相当の労働者の雇い入れをしておる状況があるとすれば、そういった...全文を見る
○一井淳治君 今回農用地利用増進法の改正がなされるわけでございますけれども、農用地利用増進事業と経営規模の拡大をどのように連携させながら規模拡大等を進めておいきになるお考えなのか、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
○一井淳治君 今回の改正では、農用地利用増進事業の実施を通じて促進すべき農業構造の改善に関する目標等を追加するということがなされるわけでございますけれども、この具体的な内容はどうなんでしょうか。
○一井淳治君 そういうふうに定められた農業構造の改善に関する目標にマッチしない農業経営を地域でやるという人がおった場合、今農業構造改善に関する目標が定められるわけですけれども、この目標にマッチしない農業経営をその地域で実施しようとする人たちは規模拡大ができなくなっちゃうんでしょう...全文を見る
○一井淳治君 今回の農作業の受委託でございますけれども、こういったものを民間の農家に任せておるとなかなか能率的に行われないというので、仮に農協が受委託用のいろんなこの業務を始めるというふうな場合には、どうしてもそこに倉庫をつくったり、あるいは簡単な機械の修理工場をつくったりする施...全文を見る
○一井淳治君 今回こういう法案ができるわけでございますけれども、これまでは農作業の受委託用の施設を農協が実施しようにも、残念ながらお許しがいただけなくてバイパスを設けるといいますか、例えば公社が一たん取得してこれを使うというふうな迂回を必要としたわけでございますけれども、この二法...全文を見る
○一井淳治君 農作業受委託施設にしてもあるいは特定農地貸し付けによる事業にしましても、やはり有効に使うためには相当規模の大きい立派な施設をつくらなくちゃいけない。そのためには農地を農協が取得するということも相当必要になるのじゃないか。また、あわせて農協は非常に経済的な基盤がこの二...全文を見る
○一井淳治君 需要についてはどの程度のことを予想しておられるんでしょうか。
○一井淳治君 各農協が一斉にこれを実施されて、余り過度の競争にならないようなことを希望するわけでございます。  次に、「政令で定める面積」ということがございますけれども、これについてはどの範囲のものを予定しておられるのでしょうか。
○一井淳治君 一反歩とすると、かなりの耕作機械などを使わないと個人では手に余るのじゃないか。それからまた、一反歩の草取りといえば、素人の人ではもう十日ぐらいかかるというふうに思いますけれども、具体的にどういったふうな使用がなされる予定をなさっておられるんでしょうか。ちょっと広過ぎ...全文を見る
○一井淳治君 次に、「定型的な条件」という言葉が出ております。余り定型化するとニーズに応じた対応が難しくなると思いますけれども、そのあたりはいかがでございましょう。
○一井淳治君 次に、営利を目的としないということが一つの要件となっているわけでございますけれども、私はこの営利を目的としないということは非常に疑問があるのじゃないかという感じがするわけでございます。つまり、十アール未満ということで、極端にいえば一反近くのものが許されるとなりますと...全文を見る
○一井淳治君 ヨーロッパなどに行きますと、週休二日制が定着しておりますから、一般の労働者の方も郊外に行って土いじりをしている場合が多いように思います。そういったところを見ますと簡単な別荘はもう自分でつくってしまう、それで相当広いところへ果樹や野菜やらつくっておって、そういったもの...全文を見る
○一井淳治君 私の地元では池がかりの田という言葉がございますけれども、この池がかりの田の水源でありますため池の対策について、簡単な御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 水田というものは、一遍破壊されてしまうと再度水田に戻すことが非常に困難になるというふうに思いますけれども、やはり水源の確保というものが非常に大切ではないかと思います。ため池につきましては、最近は部落での共同作業をだんだんしなくなってきたということもありますし、高齢化...全文を見る
○一井淳治君 今回新しい法案が作成されるわけでございますけれども、従来からありましたものも含めまして、市民農園の振興について農林水産大臣の御所見をお伺いさしていただきまして、私の質問を終わりたいと思います。
○一井淳治君 私は、ただいま可決されました農用地利用増進法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派及び各派に属しない議員山田耕三郎君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読い...全文を見る
○一井淳治君 私は、ただいま可決されました特定農地貸付けに関する農地法等の特例に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派及び各派に属しない議員山田耕三郎君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  ...全文を見る
07月03日第114回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○一井淳治君 本日は米価の算定の問題が中心でございますけれども、米価算定の背景となる重要な事情だと思いまして質問するわけでございます。  水田の稲作農業というものは、お米を生産するという大切な役割以外に自然環境を保全する、国土を保全するという重要な意味があると思いますけれども、...全文を見る
○一井淳治君 特に我が国の場合、いわゆる中山間地域というものがございますけれども、その地域はえてして急峻な立地が多いわけです。そういうところでは畑作に転換すると土砂の流出が多くなるとかいろんな問題点があると思います。中山間地域の農業の保全というものは、同時に我が国の国土を守るとい...全文を見る
○一井淳治君 これは農民の間からよく言われることでございまして、特にお願いしたい気持ちも込めて申し上げるわけでございますけれども、農業や農村の問題については、これまでの農業政策を見ますと将来展望といいますか、将来農業政策がどのように展開されていくのかはっきりした見通しが立たない、...全文を見る
○一井淳治君 ただいま質問したことは、もう一つ食管制度の基幹部分を堅持していただく決意があるのかどうかという問題と、もう一つはお米の輸入自由化の問題でございますけれども、これまで農産物については自由化をしない自由化をしないと言われながら、最後は自由化をしていくという経過があったわ...全文を見る
○一井淳治君 もう一点、ただいまの大きな質問の中には入っておりまして、これは私は特に大臣の答弁をいただきたいということで、前もって質問事項をファックスでお送りしておったわけでございますけれども、長期的に米価はどうなっていくのかという問題でございます。  これはもう、農民は土地の...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの大臣の最後の御発言の、時代によって米価を決めていかなきゃならないという御発言の意味でございますけれども、その場その場で決めていくというのではやはりぐあいが悪いので、これは米価に限らず乳価の問題でも同じでございます。農民が計画生産ができるように将来的な見通し...全文を見る
○一井淳治君 次に、生産者米価の額の問題でございますけれども、これは農家の方々が何か口を開くと言われることでございますけれども、昨年までの米価水準の低下によって五十一年の水準に落ち込んでいると。この間に物価の方は四六%、賃金の方は七四%上昇しているではないかということがよく言われ...全文を見る
○一井淳治君 理屈を言えば切りがありませんし、また現在の農家の稲作の収入に対する依存率が低いではないかということまで言えば、これはもうほかの作物なりほかの兼業収入で頑張って稲作は余り頑張らなくてもいいんじゃないかというふうなことにもなってくると思いますけれども、そういった議論に逃...全文を見る
○一井淳治君 このたびの諮問では、いわゆる一・五ヘクタール層以上の方々を基準に置く新算定方式による諮問がなされておるわけでございますけれども、一・五ヘクタール以上層ということになりましても、現実に平均的には二・六ヘクタールというふうになりまして、現在の農民の方々の大半をつかんでい...全文を見る
○一井淳治君 いろいろ申し上げたい点ございますけれども、私の質問時間の関係がありますので、午後の質問に譲らせていただきます。  ただ、大臣がいらっしゃるうちに一点だけ、重要なことでございますので、要望さしていただきますけれども、最終的な米価の決定に当たりましては現行価格を維持す...全文を見る
○一井淳治君 午前中に、新算定方式のことに関連して多少質問をさしていただいたわけでございますけれども、具体的に今回の諮問を見ますと、「需給事情にも配慮しつつ」という文章がこの諮問の最初に入ってまいりますし、それからまた諮問の文章の中に、米価の需給調整機能ということを重視して米価を...全文を見る
○一井淳治君 きょうは資料をお配りいただいておりますけれども、昭和六十三年産米生産費の七ページを見ますと、六十キログラム当たりの生産費が調査されて記載されておりますけれども、第二次生産費の方を見ますと、きょうの諮問に出ております一万六千幾らという金額で生産費を償えるのは三・五ヘク...全文を見る
○一井淳治君 現実にコスト割れを起こしているというわけでございまして、また離農についての統計数値は、稲作農家についての離農された方々の耕作反別別の数値はないんですが、一般の農家の方々の離農された数字というものは統計上確保されておりますけれども、そういうものを見ますと大農経営の方は...全文を見る
○一井淳治君 次に、地代の算定でございますけれども、今回の米価の算定に当たりましても固定資産税の評価額を一つの基準にしておられるわけでございます。この固定資産税の評価額というのは、俗に言えばただっこに近いような数字でありまして、現実の売買価格に比べると本当に取るにも足らないような...全文を見る
○一井淳治君 圃場整備をする、最近はかなり九十万円代でもありますけれども、大体百万円近くですね、平均資本投下されておるわけでございます。そうすると、百万円の資本投下をして改良した田畑が、固定資産税の評価額は全国平均で八万以下でございますけれども、こんなもので評価されるというのはお...全文を見る
○一井淳治君 それから地代の方ですけれども、現実に農家の方々が支払っている地代というものは平均三万円ぐらいであるというふうに思います。ところが、本日の諮問では六ページに出ておりますけれども、一万一千五十四円という計算です。これまた三分の一というふうな価格ですけれども、このあたりに...全文を見る
○一井淳治君 我が国の農業は、米価算定の場合について言うとただっこみたいな土地を使って、通常の労働者の半分ぐらいの労賃で算定されているとよく言われるわけです。  次に、家族労働の問題について質問いたします。いろいろ詳しい理論を言えば切りがないんですけれども、現実の問題として結果...全文を見る
○一井淳治君 結果として、通常の労働者の平均賃金の六、七割ぐらいの額になっておるのじゃないですか。
○一井淳治君 農民の労賃と、通常働いている労働者の労賃とが同一になるように御努力をお願いしたいと思いますし、また次の企画管理労働費につきましても、昨年の〇・七時間から今年度は一・三時間に前進しておりますけれども、一・五時間にふやしていただくように要望いたしまして、次の質問に移らし...全文を見る
○一井淳治君 一つは学校給食の問題ですけれども、どうも最近テンポが鈍っておる。特におっしゃいましたように、都市部の学校給食の普及のテンポが鈍っておるので、テンポを速めるような一層の御努力が必要ではないかと思います。それからもう一つはアルコール等の工業原料とかあるいは私ども言ってお...全文を見る
○一井淳治君 消費拡大のための一層の御努力をお願いしたいと思います。  次に、圃場整備についてお尋ねしたいんです。  米価のコストを下げるためには合理化、圃場整備が必要であると思いますけれども、他方農民にとりましては、米価が下がっていくと自己負担分の支払いが非常に苦しくなると...全文を見る
○一井淳治君 昨年の米審の答申の附帯意見の中にも、稲作の生産コストを引き下げることを促進するための構造改善政策の充実強化を図ることというのがあるわけでございます。  これは私の地元の岡山県の関係で、ある農家の方にちょっと試算をしてもらったわけですが、この試算は非常に大ざっぱでご...全文を見る
○一井淳治君 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派及び各派に属しない議員山田耕三郎君の共同提案に係る平成元年産生産者米価決定等に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     平成元年産生産者...全文を見る
11月01日第116回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○一井淳治君 官房長官にまずお尋ねしたいと思いますけれども、長官におかれましては、参議院議員でございますので、参議院の決算委員会の重要性については十分な御認識をお持ちだと思いますけれども、改めてこの場でまずお伺いいたしたいと思います。
○一井淳治君 そういう御認識に立ちまして、この参議院の決算委員会の審議の充実について、政府側の御協力がいただけないとこの決算委員会の審議は十分に果たすことはできないわけでございますけれども、最大限の御協力を賜りたいと思いますけれども、いかがでございましょうか。
○一井淳治君 そして、決算委員会は日取りをとるということが非常に困難を来すわけでございますけれども、総括の場合の総理大臣の御出席、それからまた各担当大臣の御出席の確保ということについて御協力を賜らなければならないわけでございますけれども、その点についてのお考えをお聞きしたいと思い...全文を見る
○一井淳治君 これを一般論とすれば、あるいは総論とすれば皆様方全員のお考え方が一致するわけでございますけれども、具体的な質疑に対する答弁とかあるいは資料の提出要求に対する御協力というふうになりますと、これはなかなか現実の各官公庁の利害とか伝統とかありまして難しい問題があるわけでご...全文を見る
○一井淳治君 私は後に、労働省に対してあるいは文部省に対して要望しております資料に関してまた質問をさしていただきたいと思っておりますけれども、資料の提出要求に対する御協力と、そして委員の質問に対する誠意あるポイント、的を射た答弁というのが非常に大事であると思いますので、閣議の場で...全文を見る
○一井淳治君 ただいま平成元年三月三十一日の数字をお教えいただいて私初めて知ったわけでございます。そういたしますと、それまでの一年間が〇・一%前進、さらにその前の年が〇・三%前進、その前の年が〇・五%前進ということで、三年間急速に伸び率が低下しているという状況がはっきり出てきたよ...全文を見る
○一井淳治君 委員を出すということはある程度推薦母体の利害にも関係いたしますし、また既に委員になっておられる方について他の委員にかわってもらうとなれば、その委員は余り楽しくないということもありまして、非常に難しい問題だと思いますけれども、これは上から相当強力な指導をしない限りはど...全文を見る
○一井淳治君 女性の官房長官として私どもも大いに腕を振るってくださることを期待いたしておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  次に、外務省の方にお尋ねしたいんですが、この女子差別撤廃条約の六条を見ますと、いわゆる売春による搾取の禁止という条項がございます。それと...全文を見る
○一井淳治君 六十二年の八月三十一日に、こういった問題を含めまして日比の政府間の第一回の協議が行われた。そして、竹下首相がフィリピンを訪問したときに、同じ年の十二月の十六日にアキノ大統領との会談が行われまして、この種の問題についてアキノ大統領から強い要請があったということを聞いて...全文を見る
○一井淳治君 ことしの十月に法務省の入国管理局の方でつくられた資料を見ますと、トップがフィリピンにかわってパキスタンがふえたということが書いてありますが、依然としてフィリピンが高水準にあるということは変わりないようでございますけれども、何とか入国の段階でもう少し処置ができないもの...全文を見る
○一井淳治君 具体的な成果が上がるように一層の御努力を、細かい配慮をお願いしたいと思います。  次に、人事院勧告に関連して要望をさせていただきたいと思います。  八月の四日に人事院の方から公務員の給与等に関しまして勧告が出されたわけでございますけれども、きょうまで相当長期間が...全文を見る
○一井淳治君 閣議の開催等は総務庁長官の御権限というふうに聞いておりますけれども、同じような趣旨とお聞きしてよろしいでしょうか。
○一井淳治君 できるだけ早い機会に人事院勧告完全実施の方向に向けて御決定いただき、執行いただくように要望申し上げたいと思います。  官房長官に対する質問はありませんので、どうぞ御退席ください。  次に、身体障害者の雇用率の関係で質問をいたしますが、現在の法規制からいきますと、...全文を見る
○一井淳治君 今法律の趣旨と言われたんですけれども、法律の趣旨というのは、結論として身体障害者の雇用率が向上するようにということでありまして、向上しないというのは法律の趣旨に背いておるんじゃないかというふうに思います。  私が今要望しておりますのは、公表しなさいということではな...全文を見る
○一井淳治君 あと都道府県の関係のことがあるんですが、これは十月二十五日午後五時が解禁という「身体障害者及び精神薄弱者の雇用状況について」という職業安定局の資料ですけれども、この五ページを見ますと、都道府県の機関は、雇用率二%が適用されるべきところが一・五九%にしか及んでいない、...全文を見る
○一井淳治君 先ほどお話がありました教育委員会部門でございますけれども、この部門についても、現実には試験には通るけれども採用してもらえないという身体障害者の方々が多々おりまして、非常に不満に思っているわけですが、今の御説明を聞いて初めて問題点も多少はわかったわけです。しかし、今ま...全文を見る
○一井淳治君 その計算ですけれども、法律にも条文がたくさんありますけれども、特に私が関心を持っておるのは勧奨の適用をしているかどうかという点ですけれども。
○一井淳治君 勧奨されたら退職勧奨の記録に関する総理府令によって記録が残るはずでございますけれども、この記録を提出していただけますか。
○一井淳治君 プライバシーであるという一つの根拠をお立てになるわけですけれども、他方では計算すればわかるというふうなことも言われるわけでありまして、そうすれば別にプライバシーでもなんでもない。国民がいろいろ疑問を持っているんだからあっさりお出しになればすっきりしてよろしいでしょう...全文を見る
○一井淳治君 先ほど森山官房長官にもお願いしたわけでございますけれども、プライバシーと言われても、わかり切っているようなことを隠されるというのは結局はお役所の思い切りが悪い。思い切りさえすれば、何ら悪いことが出るわけでもありませんし、もう公になっていることが裏づけられる。ただ、公...全文を見る
○一井淳治君 勧奨退職の場合は大変割り増し金額が高いわけでありまして、国家公務員の方に言えば申しわけないんですけれども、一般の零細中小企業、これは国民の大部分でございますけれども、そういった人たちから見れば割り増しによって得る金額だけでも夢みたいな金額であるわけでございます。勧奨...全文を見る
○一井淳治君 条項を読んでみますと、「退職の主たる理由が選挙に立候補するためのものであることが明らかである場合」というふうに、私は高石さんの場合明確だと思います。しかし、「主たる」とか「明らかである」とかいうふうな余分な形容語が入っているために文部省のような取り扱いが行われるわけ...全文を見る
○一井淳治君 昨年は御承知のような問題が多々起きたわけでございますから、今後は点検をきちんとやっていただきまして、また忘れないように毎年毎年繰り返していただくように要望して、次の質問に移りたいと思います。  最近、国家公務員の方々の間から超過勤務の問題につきまして、仕事が非常に...全文を見る
○一井淳治君 今時間数についてお教えをいただいたわけでございますけれども、私どもが職員組合の人たちから聞いているのと比べますと、人事院の把握しておられる数字はやや低いんじゃないかというふうな感じもしないわけではございません。  それでお尋ねするんですが、人事院の方ではどういう調...全文を見る
○一井淳治君 今後お調べをいただきます場合には、これは半ば公然としていることでございますから言いますけれども、現実には残業手当をもらわない空の残業が非常に多いわけでございまして、給与簿から拾い上げてきて何時間残業しているというだけでは予算の金額を拾っていくにすぎないわけでございま...全文を見る
○一井淳治君 現実には、人事院規則の一五―一に基づきまして十三条に書いてあります「公務のため臨時又は緊急の必要がある場合」ということに該当するということで超過勤務が行われるわけでございますけれども、この「公務のため臨時又は緊急の必要がある場合」という要件を第十三条にお決めいただい...全文を見る
○一井淳治君 第二項にそのように書かれたのは、第一項において、仮に公務のため臨時の必要がある場合にも無制限に超過勤務を命じてはいけないので、やはり今言った第二項の健康、福祉を害さないようにという考慮が要るんだ、そういうふうに解釈すべきではないんでしょうか。
○一井淳治君 十三条の一項を見ますと、公務のため臨時の必要と、公務のため緊急の必要と二種類の規定が読み取れるわけでございますけれども、緊急の必要、これは当然と思います。公務のため臨時の必要、これはかなり抽象的な概念でございますので、この臨時の必要というのをどのように解釈したらいい...全文を見る
○一井淳治君 やはり人事院において臨時の必要はこうなんだということを一本きっちりと明確に御説明をお出しにならないと、これをルーズに解釈するというふうなことで、今御指摘のように超過勤務が少し行き過ぎになるという状況になるわけで、この際はっきりと臨時の必要はこうなんだということを明確...全文を見る
○一井淳治君 今は勉強させていただくということでございますので、とにかく人事院において臨時の必要とはこうなんだということをはっきり出していただいたら、それによって残業が現在のルーズな野放しの状態から非常に改善されるというふうに思います。この臨時の必要をはっきりされない点が超過勤務...全文を見る
○一井淳治君 これは非常に難しい問題、公務という大切なことに関係しますし、長い長い行政の歴史がありますから容易でないことは理解できるんですけれども、そういったものを変えていくわけですから相当思い切ってやっていただかなくちゃならないというふうに思います。  最近の仕事量がふえると...全文を見る
○一井淳治君 人事院としてのこの点についての御対策について伺いたいと思います、今後の対策について。
○一井淳治君 超過勤務の実情について十分御調査いただきまして、妥当な方策をぜひともお立ていただきたいというふうに思います。  次に、岡山県の日本原というところに自衛隊の基地がございまして、そこで去る九月二十五日に戦車砲の試射が行われまして、砲弾の破片が演習場の境界を越えて飛び散...全文を見る
○一井淳治君 ただいま保安用地という言葉が出たわけでございますが、演習をする場合に、破片が飛び散ったりあるいは砲弾自体が爆発するのは、本来の演習場内におさまるようにして演習するのではないでしょうか。
○一井淳治君 砲弾が炸裂したりあるいは破片が散らばるのは、本来からいえば保安用地まで行かなくて少なくとも大部分は演習場におさまる、予想外のことも起こりますから、保安用地を一応借りておいて万々が一の危険発生に備える、そういう趣旨に考えたらどうなんでしょうか。
○一井淳治君 この場合りゅう弾砲が使われておるわけです。私は軍事問題については素人でございますけれども、りゅう弾砲というのは、爆発をしてその爆発による破片によって破壊や殺傷を可能とする砲弾のように聞いてますけれども、それでよろしいでしょうか。
○一井淳治君 最近、この陸上自衛隊の方の発射訓練においてよく同じような、演習場外で爆発したりあるいは破片が飛び散るという案件が多々発生しているように思いますけれども、今言われたように、りゅう弾というものが破片が散らばって破壊、殺傷するというのであれば、兵器の性能になるわけですね。...全文を見る
○一井淳治君 昨年の二月二十四日に同じようなことが起こりまして、二十五日から実射訓練を中止されておった、そしてその間に原因解明とか安全対策を図られたということを聞いておるわけですけれども、それはそのとおりでよろしいんでしょうか。
○一井淳治君 それで原因解明とか安全対策をされたんじゃないですか。
○一井淳治君 今のお話を聞くと、保安用地というのは、今は植林をしているとかというふうに聞いていますけれども、保安用地には本来飛び散ってもいいように聞こえるんですけれども、やはり本来の演習場内におさまるという形で演習してもらわないと困るわけなんです。立入禁止をされるというふうに言っ...全文を見る
○一井淳治君 この試射をされた戦車の砲はたしか九十ミリでございまして、その後三段階の開発ができて、もう現在では一番古い型の戦車であって、それにしてもこの試射の距離が短過ぎて、最近の高性能の戦車砲の場合にはもっともっと飛距離が要るんじゃないか、もっと遠方に弾着地を設ける必要があるん...全文を見る
11月10日第116回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○一井淳治君 まず、農水大臣に対して、米の輸入自由化の問題についての御決意のほどを、私はもう二度と質問いたしません、この質問で終わりますので、一発の御回答を願いたいと思います。
○一井淳治君 基本的という言葉がついて回るのでございますけれども、一〇〇%完全にという趣旨で一層の努力を願いたいと思います。  それから、来年の米の生産調整を行うべき時期が到来して、農水省でも御方針を出されるんじゃないかということでございますけれども、その生産調整の方向をお聞き...全文を見る
○一井淳治君 農水省の方では、来年度の生産調整についていつごろ御方針をお出しになるのか、どういう内容のお考えをお持ちなのか、これについて御質問いたします。
○一井淳治君 そうすると、現在まだ農水省の方向は決まっていないというふうにお聞きしていいでしょうか。
○一井淳治君 そういう状況であれば、最近の農村部の非常に困難な状況を十分酌み取っていただきまして、来年は本年度以上の減反はしない、生産調整はしないという方向で一層の御努力をお願いしたいというふうに思います。  次に、転作作物について質問いたしますけれども、岡山県を中心といたしま...全文を見る
○一井淳治君 ただいま酒米として需要の中に含まれているんだという御説明をいただきまして、ごもっともであるというふうに思います。そういうことであれば、仮に、これはあくまでここで思いつきの例でございますけれども、岡山県とかあるいは岡山県下の農協が中心になってこれまで以上に雄町米を酒造...全文を見る
○一井淳治君 現在、生産調整の面積を見ましても地域によって県別に生産調整割合が相当違うわけですけれども、これは生産調整というのは各県の事情によって決めるんだということが根本にあるからではないかと思います。同じ米ですから非常に奇異に感ずるというふうに私も思いますけれども、例えば将来...全文を見る
○一井淳治君 他用途利用米というそういう方向ではなくて、まさに米として扱う。といいますのは、現在米の消費が非常に減っておる。米の消費が減っておることが生産調整の原因になっておるわけでございますけれども、農民が自分の意欲で、農民の活力によって新しい米の需要を拡大したということに対し...全文を見る
○一井淳治君 雄町米はなかなか適用ができてないようでございますけれども、これはここで質問したからおいそれと簡単に変わるような容易な問題ではないということも私は認識しておりますので、また改めて私の方のいろんな根拠をお持ちして要望を続けていきたいというふうに思います。  次に、岡山...全文を見る
○一井淳治君 局長さんのところでは、この町内では羽出東、上野それから羽出と三件ございますけれども、今御説明いただいたのは羽出の件でございましょうか。
○一井淳治君 この羽出地区は水没地域には入っていないということを確認したいんですが。
○一井淳治君 私どもは、県とのダムの紛争という問題がありますけれども、農業の環境が非常に厳しい折から、ダムの紛争に関係のない農業の改良というものは積極的に進めていただきたいという強い熱意を持っておるわけでございます。後ほど補助金交付の要請があった場合には早急な対応をよろしくお願い...全文を見る
○一井淳治君 次に、岡山市内の新福に株式会社日隈が建設工事を進めております場外馬券売り場の問題について質問をしたいと思います。  この問題につきましては、私は農水の委員会で時々質問をさしていただいたりいたしまして、また衆議院の方でも何回もこの問題については委員会で取り上げられて...全文を見る
○一井淳治君 大臣の御見解も同様でございましょうか。
○一井淳治君 他の二点ですが、これは農水省の方で従来から御確認いただいております他の二点についても同じでございますね。
○一井淳治君 ことしの六月十六日に参議院の農水委員会で質問をさしていただきまして、局長さんの方から、建築工事をさせないための処置をいたしますという御答弁を当時の局長さんからいただいておるわけでございますけれども、これについてはどのような御処置になっておるんでしょうか。
○一井淳治君 それからもう一つ、今回のこういう問題が起きて痛感していることでございますけれども、やはり建物を建設する工事に着工する前に設置の許可をとるべきではなかろうかというふうに思います。現在はそういった点が決められていないために、まず建物を建ててしまって既成事実をつくろうとい...全文を見る
○一井淳治君 今検討なさっておるという御回答をいただきましたけれども、地元住民に不幸をもたらすような場外馬券売り場の新設の問題が起こらないように一層御検討を早めていただきまして、いい結果を出していただくように要望申し上げたいというふうに思います。  それから次に、警察庁の方にお...全文を見る
○一井淳治君 岡山の新福における場外馬券売り場新設の問題につきましては、地元警察の協議はどのような状態になっておるんでしょうか。
○一井淳治君 それから、不幸なことなのでございますけれども、賛成派あるいは反対派というふうなことで地元の反目がだんだん深刻になっているという一つのバックグラウンドもあるかと思いますけれども、この地域がいわゆる住宅地域で、多くの住民が住んでおるわけでございます。その中に場外馬券売り...全文を見る
○一井淳治君 ただいま課長さんの言葉の中に嫌がらせというお言葉があったんですけれども、命をとってやるというのは、これはちょっと嫌がらせを超えておりますし、例えば何時に火をつけに行くからというのも、これはちょっと嫌がらせを超えておるんじゃないかと思います。現に、そういったことで子供...全文を見る
○一井淳治君 次に、列車騒音に関連してお聞きしたいと思います。  昨年の四月に瀬戸大橋が架橋されまして、新しく在来線が走るようになったわけでございますけれども、そこで騒音問題が起こっております。これについて現在の状況はどうなっているかということにつきまして、簡潔で結構であります...全文を見る
○一井淳治君 その二年の間の対策というものはどのようなことなんでしょうか。
○一井淳治君 そういう対策によりまして騒音が大幅に縮減するということを私どもも強く希望するわけでございます。しかし、現在の減速されておる状態から二年後に速度を復旧するという時点が、地元と国鉄との友好関係の維持という観点からいたしましても非常に大切な時期ではなかろうかというふうに思...全文を見る
○一井淳治君 その際の進め方でございますけれども、関係者の協議が事実上行われないとまた非常に複雑な解決困難な問題が起こるというふうに、悪い方向へ発展するということも考えられますので、十分な関係機関の協議が行われるように御助言、御指導をいただきたいと思うわけでございますけれども、い...全文を見る
○一井淳治君 協議はやり過ぎていけないということはありませんので、またJRの立場としても地元に愛されるJRとしてお客さんに乗ってもらうということも必要だと思いますので、どうか十分な協議がなされますようにその際には御指導をいただきたいというふうに重ねて要望申し上げます。  次に、...全文を見る
○一井淳治君 公害対策基本法の第九条によって環境基準をつくる必要があるんじゃないでしょうか、どうでしょうか。
○一井淳治君 公害対策基本法ができたのが昭和四十二年、あれから二十年たっていると思うんですが、その点どうですか。
○一井淳治君 新幹線の騒音基準ができたのがたしか昭和五十年であったというふうに思いますけれども、それからしてももう十数年たっておるわけでございます。五十年ごろに騒音基準をつくっておればかなり高くても住民が納得したのかもしれませんが、現在騒音基準をつくるとすれば、それより下げないと...全文を見る
○一井淳治君 外国の法制度を見ますと、非常に幅の広い環境基準を決めておいて、そして具体的には行政当局がその地域について指導するということもあるようでございますけれども、何らかの環境基準を早急につくっていただきまして、今後の新線設置においてちゃんと事前に騒音基準達成目標があるという...全文を見る
○一井淳治君 なお一層開発が進むように御努力をお願いしたいと思います。  次に、酸性雨の問題に質問を変えさしていただきますけれども、日本に酸性雨が、相当酸性度の濃いものが降っておるということはわかっておるわけでございますけれども、これについての被害の現状というものが必ずしも十分...全文を見る
○一井淳治君 ここに環境庁がおつくりになりました「第一次酸性雨対策調査結果について」というものがありまして、私も勉強させてもらっております。それを見ましても、今参事官が言われましたように、酸性雨の度合いについてはヨーロッパ並みであるということでございますけれども、実際の被害は余り...全文を見る
○一井淳治君 環境庁の方でお調べになっておりますのは、一つが酸性雨成分分析調査、そして二番目が陸水影響調査、三番目が土壌影響調査でございますけれども、私は専門家ではないので大変失礼な表現になるかもしれませんが、抽象的、大ざっぱな表現を使えば、かなり表面的な調査ではないか。もっと詳...全文を見る
○一井淳治君 現在第二次酸性雨調査が進められているわけでございますから、その中で一層の御調査を要望しておきます。  私どもが不安に思いますのは、今後この酸性雨に関連して我が国の環境がどのように変化していくのかという予測がつかないわけでございます。一説には日本の土が強いんだという...全文を見る
○一井淳治君 そういう研究の成果を待って、日本の酸性雨被害が将来どのようになっていくのか、特にもう心配は余り要らないのか、あるいは早急な何らかの対策を必要としておるのか、その辺がわからないわけで、予測を立てていただきたいと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。
○一井淳治君 この酸性雨被害というのは国土全体に及びますし、特に土壌とか湖沼につきましては一たん酸性化してしまうと生態系も一変してしまいますし、復元が不可能であるということであると思います。多少とも危険性があるのであれば、環境庁がおつくりになっておりますこの調査結果を見ますと、「...全文を見る
○一井淳治君 まさに地球的規模といいますか、少なくとも東アジア全体として取り組まねばならない問題だと思います。しかし、どこの国の煙が来ているんだとかいうふうなことを言いますと、感情的になって友好関係も損なわれてしまうということで、やはり日常的に友好裏に情報交換をするとか、学者の交...全文を見る
○一井淳治君 中国との関係で、ODAの一部としてたしか環境アセスメントセンターでしたか、あるいは観測器具の援助でしたか、そういったことがあったけれども、天安門事件で一応中止になっているというようなことも聞いたことがあります。こういった種類のものは何とか早目に実施をしていただきたい...全文を見る
○一井淳治君 最後に、環境庁の方にお尋ねいたしますけれども、一つは、外国から汚染物質が入ってくるのかどうかというその辺の調査が、科学的な研究が必要ではないか。もう一つは、今も外務省に聞いたんですけれども、日常的に友好裏なうちに事前に相互理解を深めていくということが対外関係において...全文を見る
11月15日第116回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○一井淳治君 身体障害者の雇用問題に関連してお尋ねいたしますけれども、障害者の雇用の促進等に関する法律によりまして、民間企業は一・六%の障害者の雇用が義務づけられておるということは、これは皆様御承知のとおりでございますけれども、民間企業の雇用率の達成状況がどういう状態なのか。全体...全文を見る
○一井淳治君 先ほど申し上げました法律の十五条によりますと、労働大臣は、雇用促進のために雇用率未達成の事業主に対して、身体障害者の雇い入れ計画の作成を命じることができるようになっておりますけれども、昨年度中にこの計画作成命令を何件出されておるのか。そしてその内訳として、規模別、そ...全文を見る
○一井淳治君 百一と五十一と言われましたけれども、雇用率はどの程度になったんでしょうか。
○一井淳治君 それから大企業の雇用率未達成企業の割合はどれくらいになっておりますか。
○一井淳治君 一・一七%の平均雇用率になっておるようですが、雇用率未達成の企業の割合、これはどれくらいになっておりますか。
○一井淳治君 私が手元で見ております資料と、それから労働省の御担当の方がお手元でごらんになっている資料とは同じだと思いますけれども、企業規模が千人以上の雇用率未達成企業の割合が八〇・四ということですね。そういたしますと、それ以下の企業に比べて、例えば一番小規模の六十三人から九十九...全文を見る
○一井淳治君 ただいまの御回答に、十年ぐらいの経過を見ると大企業も雇用率が進んでいるという御説明でしたが、もっと肝心なところを見忘れられたら困るので御注意申し上げます。  御存じとは思いますけれども、大企業の場合は、六十二年度は一・一八%の雇用率であったものが六十三年度は一・一...全文を見る
○一井淳治君 大企業の場合は、納付金の納付で、言葉は悪いかもしれませんけれども、身体障害者を実際に雇用しなくて、金で買えるんだという思想があるのではないかと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。そしてまた、納付金の納付が雇用率を高めていけない一つの理由になっているんじゃないか...全文を見る
○一井淳治君 身体障害者の方もなかなか世知辛い世の中で大変だと思いますけれども、雇用する側も現実の問題として容易ではないということは私ども理解はできます。しかし、これはもう社会全体の問題として、温かい人間味をもって身体障害者を大切にしてあげるということを広く社会の共通の常識として...全文を見る
○一井淳治君 現在は相当社会も景気がいいわけで、企業の方も経済的な余力がありますし、また働く人たちの就労という面でも非常に有利な条件にあるわけでございますから、こういうときに身体障害者の雇用率を高めるように一層の御努力をお願いしたいと思いますけれども、ここで大臣のお考えをお尋ねし...全文を見る
○一井淳治君 次に、労災補償制度の問題についてお尋ねいたしますが、昨年の八月五日に労働基準法研究会がいわゆる中間報告を出されまして、それから後、労災補償制度の改定の問題が論議されてきておるわけでございますけれども、この問題での現在の進行状況ということについて御説明をお願いいたしま...全文を見る
○一井淳治君 世間では、公益委員の方が一つの取りまとめをして、これが労災保険審議会に対する諮問のたたき台になるんだということが言われておりますけれども、この世間で言われている情報は正しいんですか、どうなんですか。
○一井淳治君 今後どのような進行になるんです
○一井淳治君 現在はそういうふうな状況のようでございますし、また、きょうはもう時間がございませんのでその内容について詳しくはとても申し上げられませんけれども、労災事故の被害者の権利に関する極めて重要な問題で、生活に直接強く影響することでございますので、十分慎重なる審議をお願いした...全文を見る
○一井淳治君 それから、瀬戸大橋が架橋されたことに伴いまして、関連する船会社の廃業や縮小で離職者が大量に発生いたしましたけれども、その関係での現在の離職者数はどれくらいになっておるんでしょうか。
○一井淳治君 未就職の方の就職に対する対応をできるだけ促進できるようにいろいろと手厚い御配慮をお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○一井淳治君 私聞き落としたんですが、今の未就職の方の数は労働省のこの職安の関係だけでございましょうか。もしそうでないんでしたら、運輸省の方からも同じようにお願いしたいと思います。
○一井淳治君 そういった方の再就職について手厚い御配慮をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○一井淳治君 次に、残りの時間を利用させていただきまして、有給教育休暇に関する条約に関してお尋ねをさせていただきたいと思います。  この問題につきましては過去何度か関連の委員会で取り上げさせてもらっておりまして、この条約を批准できない理由ということも部分的に説明がなされておるわ...全文を見る
○一井淳治君 全部言ってください。
11月16日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
議事録を見る
○一井淳治君 私は、米の輸入自由化の問題について質問をさせていただきたいと思います。  現在日本にはどういう米がどの程度輸入されておるのか、この御説明をまずお願いしたいと思います。
○一井淳治君 私は先日の決算委員会におきまして、大臣から米の輸入自由化はしないという御表明をいただいておるわけであります。重ねて今説明いただいたお米は入っていますけれども、これ以上の米の輸入はしないという、そういうお考えであるというふうにお聞きしていいかどうか、大臣のお考えをお聞...全文を見る
○一井淳治君 米自体の輸入がなくてもピラフ等の加工品ですね。米の加工品の輸入が増加していくということになりますとしり抜けになるわけでございますけれども、それに対するお考え、対応はどのようになっておるでしょうか。
○一井淳治君 米は生のままで食べるのではなくて煮炊きして、必ず加工して食べるわけでございますけれども、加工品がどんどん入ってくるようでは、結局この米の輸入自由化反対という大原則が揺るぐようになりますので、どうか、もっと自由化反対という基本姿勢に従って厳重に、積極的に対処していただ...全文を見る
○一井淳治君 その輸入した乳製品についてECでは、いわゆる共通農業政策がありまして輸出補助金を出しているわけですけれども、この輸出補助金の額はどれくらいになるでしょうか、大ざっぱで結構でございます。
○一井淳治君 金額的に総額でどれくらいになるか試算をされておったら、不正確であるという前提で結構でございますからお教えいただきたいと思います。
○一井淳治君 ECではそういうふうな農業保護政策をしておるわけでございますけれども、農林水産大臣のECの共通農業保護政策に対する御感想というものをお聞かせいただきたいと思います。
○一井淳治君 私は、日本の農業を守るために関税障壁という障壁か、あるいは助成金の障壁かは別にしてECを学びたいというふうな、そういう御感想が出ることを期待しておったのでございますけれども、そういうふうな御感想が出るようにできるだけ御勉強をお願いしたいというふうに希望をさせていただ...全文を見る
○一井淳治君 これはもちろん仮定の問題でございますけれども、米の自由化を許したら日本の農村が壊滅状態あるいは壊滅状態に近い状態になるという御認識をお持ちというふうに考えていいでしょうか。
○一井淳治君 アメリカの方から非常に強い門戸開放という要求が起こっておるわけでございます。この輸入自由化を求める声というのは、やはり日本の工業製品をどんどん輸出しておるという関係との裏腹の関係ではないかというふうに考えておりますけれども、農水省は、この工業製品の輸出との関係につい...全文を見る
○一井淳治君 農水省は農民や農業を守る立場でございますから、そのあたりの考えについてはだれもが言っていることですから、だれもが言うことをはっきりと普通に言えるということがやはり大事ではないかと思います。どうなんでしょうか、工業製品の急激な輸出が現在の農業に対するさまざまな外国から...全文を見る
○一井淳治君 数字からはっきりしているわけでございますけれども、農産物以外の品目の対米輸出の総額と、仮に農産物なりあるいはお米を輸入した場合のその金額を比較すると、もう全然問題にならないくらい対米工業製品の輸出の額が大きくて、仮に多少の農産物や米を輸入しても全くこの解決には貢献し...全文を見る
○一井淳治君 お米も大事でございますけれども、お米以外の農産物、畜産物についても守っていただくように強く要望いたしておきます。  きょうは通産省の方にもおいでいただいておりますけれども、同じ質問でございます。日本の工業製品がどんどん外国へ輸出されている。そのために日本の農業に対...全文を見る
○一井淳治君 この種の質問というものは国会で余り出ない質問かもしれませんけれども、それからまた、決定権限のないあなたにこれ以上質問しても余り意味がありませんのでこの程度にさせていただいて、またの機会にさしていただきます。どうか今も周りの議員の方から声が出ましたように、農業問題とい...全文を見る
○一井淳治君 米に波及しないように、どのような防御策がとってあるんでしょうか。
○一井淳治君 私は、十二品目交渉の中で、米の問題についてどのように予防線を張っているかということをお尋ねしたかったんですが、これは余り聞かない方がいいかもしれませんので、次の質問に移らしていただきます。  ウルグアイ・ラウンドの農業交渉で、EC諸国は自分のところの輸入課徴金とか...全文を見る
○一井淳治君 そういたしますと、我が国も食料安保論のような消極論ではなくて堂々と、これは我々の方から農水大臣の方にも要望をさせていただいておりますけれども、例えばカロリーベース七〇%、八〇%の自給率達成までは農産物の輸入制限ができるというふうな、そういうふうな主張を出すとかして、...全文を見る
○一井淳治君 大臣にお尋ねいたしますけれども、農民の立場に立ちますと、自由化はしないということを繰り返し繰り返し言明されておったけれども、最後は自由化されてしまうという非常に悲しい歴史がありまして、そういったことは絶対 あってはならないという悲願を持っておるわけでございます。ウ...全文を見る
○一井淳治君 そういうお立場に立った上で、具体的にどのように自由化をしないという目的を達成しておいきになるのか、そのあたりについても御説明をお願いしたいと思います。
○一井淳治君 まさに内圧という側面もあるわけでございますから、国民的側面ということをこれもお忘れなく頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、過剰米による食糧援助についてお尋ねをいたしますが、過去に昭和四十四年から四十八年までの間、それから五十四年から五十九年の間、二...全文を見る
○一井淳治君 何年かの間に行われておりますけれども、過剰米の割合が一番高い年は昭和何年でございましたでしょうか。また、その年は日本の援助の何%を過剰米が占めておったでしょうか。
○一井淳治君 昭和五十九年でこの過剰米の利用は終わっておるわけでございますけれども、この終わる段階で何か今後日本の米は使わないとか、同じような趣旨の約束なり宣言をされておるんでしょうか、どうでしょうか。
○一井淳治君 これはあくまで仮定でございますけれども、日本に現在過剰米がどえらいあるものですからお尋ねしたくなってしまうわけです。例えば過剰米を現時点で食糧援助規約による食糧援助として使わしていただくような場合に、条約なり協定なり明文の条項との関係でどういったものが問題になってく...全文を見る
○一井淳治君 今のはいわゆる現金贈与方式といいますか、現金を差し上げる方式で行った場合ですよね。これは規約の何条にそういう規定があるんですか。  第四条の(a)にいわゆるこの援助が穀物の贈与方式とそれから現金の贈与方式とあると、その四条の(7)に穀物買い入れを行う場合として規定...全文を見る
○一井淳治君 現金贈与方式の場合にはそういう障害があるけれども、現物贈与方式の場合にはこれはないわけですね。
○一井淳治君 それから、食糧援助規約の加盟国全体で一千万トン、うち日本は三十万トンを援助するということが決められておるようでございますけれども、現実にはその基準以上に出されておるように聞いております。世界全体であるいは日本でどれくらいの額が援助されておるのか、そしてどういう理由で...全文を見る
○一井淳治君 さて、具体的に特定の国に援助をするという場合に、どのように交渉をしてまとめていくわけなんですか。その経過について簡単に御説明いただきたいと思います。
○一井淳治君 そうしますと、相手国との交渉の中でどこの食糧を幾らぐらいで買うとかいうふうな相談もその交渉の中で行われるわけでしょう
○一井淳治君 個別に相談をして決めるわけですね。
○一井淳治君 昨年度ですけれども、米とか小麦とかいろいろ先方が購入をした品目があると思いますけれども、その購入品目別内訳と、これをど こから購入しているかという購入先の国別、これをお教えいただきたいと思います。
○一井淳治君 それから、贈与の方式ですけれども、現金を贈与する方式、それから穀物を贈与する方式、もう一つは信用供与による売り渡し方式と三種類があるようですけれども、この三方式をどういう国がどのようにとっておるかということの御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 我が国の過剰米をいわゆる食糧援助規約にのせて外国へ出すという問題については、国会で何遍も取り上げられておりまして、予算委員会におきましても農林水産大臣の答弁が既にあるわけでございますけれども、現に余っておる米を、特に今後八十三万ヘクタールを三年間維持するというふうに...全文を見る
○一井淳治君 膨大な財政負担というのはこれはわかるんですけれども、それ以外の外国との協定等につきましては、現実にその条項を見れば法的な義務というふうにはなってないわけでございます。それから、大臣が今FAOと言われますけれども、これはKRの援助規約外の問題でありまして、しかもこのF...全文を見る
○一井淳治君 文部省の方がきょうお見えだと思いますけれども、同じような質問に対する回答をお願いいたします。
○一井淳治君 大都市部がおくれておりますので、これは無理やり食べさせるという趣旨のものではございませんので対応は非常に困難だとは思いますけれども、どうか一層促進していただくように要望いたします。  それから、米の消費拡大にも関係いたしますし、また将来米がある程度余る、これを味が...全文を見る
○一井淳治君 お米が味が落ちないようにうまく保存するという、そちらの方の技術開発もよろしくお願いしたいと思います。  それから、最近不正規流通米がだんだん増大してまいりまして、農民の心配は、いわゆるこの流通段階から食管制度が取り崩されてしまうんじゃないかという心配でございます。...全文を見る
○一井淳治君 やはりこの問題は農水省が立派な政策を出していくということで、農民の共感を農水省の政策面でいただくということがまず第一だということで、農業政策全般もお考えいただくという点からも引っ張っていただきたいと思います。  そして、これは決して刑罰的にどうこうするというふうな...全文を見る
○一井淳治君 次に、飲用牛乳の指定団体とメーカー間の契約に関してお尋ねいたしますけれども、本年度はどういう状態でございましょうか。契約は各団体間で成立したんでしょうか、どうでしょうか。
○一井淳治君 本来から言えば、酪農の振興法によりまして文書契約が成立する。しかも、これは年度ごとに切りかえですから、四月一日付で文書契約が成立するのが本来の姿であると思いますけれども、非常におくれおくれになっていることは残念でございますので、これに対する農水省は早期に契約をするよ...全文を見る
11月17日第116回国会 参議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○一井淳治君 私は、瀬戸大橋の通行料金の問題について質問をいたします。  瀬戸大橋は世紀の大事業ということで華々しく登場したわけでございますけれども、残念ながら通行台数は予定の半分を割るというふうな状況がございます。そこで、瀬戸大橋の車両の通行台数と料金収入について、昭和六十三...全文を見る
○一井淳治君 今年度は。
○一井淳治君 今言われましたのは、最初に言われました予定は九月までの分でしょうか、どうでしょうか。年間ですか。
○一井淳治君 もう一遍その点をお調べいただきたいと思いますけれども、どちらにせよ予定に比べて非常に低い利用率になっておるわけでございます。これは利用者側あるいは橋をつくった側でお考えが違うかもしれませんけれども、利用者側に立ちますと、利用ができない理由として通行料が高過ぎるという...全文を見る
○一井淳治君 通行料が高過ぎるという声も相当強いということは御認識なんですね。
○一井淳治君 昨年の十月七日に建設大臣が道路審議会に採算確保の方法について諮問をいたしております。これに対して、ことしの八月十日に中間答申が道路審議会から出されております。採算性の見通しとして、明石海峡大橋、来島大橋は完成までに長い年月と多くの困難が予想されること、交通量が計画の...全文を見る
○一井淳治君 答申は、当面緊急の方策として関連道路網の整備の促進が必要であるという指摘をいただいておるわけでございますけれども、建設省におかれましてはどのように対応されるのか。私とすれば、もう超重点的におやりいただきたいと思うわけでございますけれども、いかがでございましょうか。
○一井淳治君 私が質問しているのは、関連道路網の整備の促進を全力を挙げてやっていただきたいということでございまして、大臣から一言、最重点事項として、緊急事業としてやるということをおっしゃっていただきたいと思います。
○一井淳治君 重点的に強力に実施をお願いしたいと思います。  次に、割引制度の普及拡充でございますけれども、四月一日から実施されておりますが、どのような結果でございましょうか。ごく簡単で結構でございます。
○一井淳治君 同じく答申の引用でございますけれども、対策として、通行料金引き下げについては引き続き検討することが必要であるということが明記されておるわけでございます。料金引き下げについて調査研究などの検討をしていただいているのかどうか、その点はいかがでございましょうか。
○一井淳治君 中間答申で、料金引き下げの検討を続けてするということが書いてあるわけですけれども、検討しているんじゃないんですか。
○一井淳治君 道路整備特別措置法の施行令の五条を見ますと、本州四国連絡橋公団は、ほかの道路公団等も同じでございますけれども、料金の額の算定の基礎に著しい変動を生じたような場合には、遅滞なく必要な措置をとらなきゃいかぬという規定があることは御存じと思いますけれども、この措置をとるか...全文を見る
○一井淳治君 私が言うのは、そういうふうに決めてかかってはまさに答申の趣旨に反するわけですから、料金引き下げがどうかということを、どうかということですよ、料金引き下げをするということ、その前にどうかという検討は必要だと思うんですけれども、その検討はしていただけるわけでしょう。これ...全文を見る
○一井淳治君 私の質問しないことにどんどん局長さんがお答えになるんですけれども、もう一遍、局長さんとして答申を尊重する気があるのかどうか、それだけでいいです。もうほかは何も言わぬでもいいですから、答申を尊重するかしないか、それだけはっきり、五秒でいいですから言っ てください、簡...全文を見る
○一井淳治君 次に、中小建設業の育成の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  日本では、中小の建設業が建設業全体の九九・数%を占めておるということで、建設業の前進のためには中小規模の建設業の保護育成ということが非常に大事であるわけでございます。そういった観点から質問させて...全文を見る
○一井淳治君 公共工事の分離、分割発注という御方針を一層強めていただきたいというふうに思います。  中小企業が中間マージンを取られないで元請に参加できるように、公営住宅が数棟発注されるような場合には、棟ごとに発注することも考慮いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○一井淳治君 それから、昨年の五月二十七日の中央建設業審議会の第三次答申に基づきまして建設業の構造改善が進められておるわけでございますけれども、その中で、元請・下請関係合理化指導要綱の改定ということが進められておるというふうにお聞きしております。  そこで、要望を申し上げたいん...全文を見る
○一井淳治君 次に、下請台帳の整備ということが進められておりますけれども、一番下の層の下請まで常時明記するように、そしてこれが工事現場ですぐわかるようにしていただきたいと思うわけでございます。官公庁が工事現場の調査に入られても、実際には下請にどんな人がおるかわからぬというふうな状...全文を見る
○一井淳治君 次に、地方公務員の方の労働時間について質問をさせていただきますけれども、地方公共団体の業務量がだんだんと増加しているにもかかわらず、職員の方は増加しにくいという一般的な傾向が一つございます。  国の場合には、例えば六十二年八月六日、六十三年八月四日、本年の八月四日...全文を見る
○一井淳治君 地方公務員の大部分の方が超過勤務労働を命ぜられる根拠でございますけれども、労働基準法の三十三条の第三項がございます。「臨時の必要がある場合」に残業を命じるということになっておりますけれども、これは残業を命じ得るという根拠であると同時に、「臨時の必要」という一つの要件...全文を見る
○一井淳治君 時間が参りましたので、今後完全週休二日制の実現に向けて一層前進していただくこと、そして職員の健康、福祉を守るために十分な対応をしていただくことを要望申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
11月22日第116回国会 参議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○一井淳治君 経済企画庁の方に質問いたしますけれども、ことしの物価レポートにおきましては内外価格差を取り上げておられますけれども、これはどういう趣旨でそういった方向をおとりになられたのか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
○一井淳治君 購買力平価で国民所得を比べるということが基本的に大事だと思いますけれども、日本とアメリカと比較した場合にどういう結論であったのかということをひとつお尋ねしたいと思います。  あわせて、今長官も言われましたように、我が国の国民が欧米並みの豊かな生活を楽しめるというふ...全文を見る
○一井淳治君 今回の物価レポートは、非常に着眼点もすぐれているということで敬意を表したいわけでございますけれども、ただ内容が、何といいますか、ちょっと常識的な線といいますか、当たりさわりなくまとめられているというふうな感じが非常に強いわけでございまして、やはり国民のための物価行政...全文を見る
○一井淳治君 それぞれの省庁がそれぞれの立場で監督しておるわけでございますけれども、直接の監督官庁はやはり余りにも身近であるために目が曇りましたり、あるいは言いにくいことがあっても言えないということがあると思います。経済企画庁が少し離れた横合いから強い意見を出すということが非常に...全文を見る
○一井淳治君 高速自動車道の料金に関連するわけでございますけれども、岡山では瀬戸大橋、本四公団の管理する道路あるいは橋がございます。本四公団の理事が、通行料金というものは引き上げた割には交通量が減らない、逆に引き下げた場合にも交通量がふえるとは言えないというふうなお考えで対応して...全文を見る
○一井淳治君 長官も言われましたように、流通の合理化ということが我が国の物価を引き下げる非常に大事な要因ではないかというふうに思います。この公共料金の管理に当たっておられます経済企画庁におかれましては、一層国民のために物価を下げていくという立場で、この瀬戸大橋料金を含め公共料金等...全文を見る
○一井淳治君 私は、決してエネルギー問題の基本について触れようというわけではなくて、触れる前の段階で何らかの解決策をさらに考えていただきたいということでございます。  現在原子力発電の問題が出てきて、一つには、今までコストに入っていなかった廃炉費用、これが今度コストに入ってくる...全文を見る
○一井淳治君 最近電力需要が非常に伸びまして、いわゆる原子力発電ではとても間に合わない急速な電力需要の伸びがあるわけでございまして、これに対応するということが必要ですね。そういう中で、当面できるだけ資本費をふやさないような方向で電力需要に応じていただきたいということなんですけれど...全文を見る
○一井淳治君 報酬率の八%ですけれども、現在の環境下ではこれは高過ぎるんじゃないかというふうに思いますが、是正されるお考えはないでしょうか。
○一井淳治君 今説明されました五十四年の電気事業審議会の結論を見ますと、現行報酬率を現在直ちに変更すべきではないけれども、しかし経済社会情勢の推移を見きわめて改めて検討すべきであるという答申であります。あれから十年たっておるわけでございます。この報酬率がいろんな問題を含んでいると...全文を見る
○一井淳治君 電気料金は国民生活あるいは産業に非常に強い影響がありますので、十分調査や研究をお願いしたいと思います。  それから、決して外国との比較を根拠とするわけではないんですが、しかし現実に経費も他国に比べると相当高額になっておるということが言えると思います。経費の使い方を...全文を見る
○一井淳治君 電気料金ができるだけ安くなるように一層の御努力を要望いたします。  次に、ガソリンの代金について質問いたします。私が質問するようになったのは内外価格差の観点から問題意識を持ったわけでございますけれども、これはもうちょっと今は言わないことにいたします、これを言えばま...全文を見る
○一井淳治君 ただいまいろいろと御説明があったんですけれども、例えば税金の問題がございますが、今御説明があった税金以外にほかにも税金がかかっておって、全体で一リットル当たりの税額は五十九円七十銭ですか、というふうになっているわけです。これも言えば切りがないわけで、外国でも半分くら...全文を見る
○一井淳治君 次に、米の消費者物価に関連してお尋ねいたしますが、これは農水省の方に質問をしたいと思います。  農水省の方では日米の米の消費者物価を比較しておられるわけですけれども、どうも農水省の方が引用しておられる数字というものはアメリカの労働省の労働統計局がつくった統計ではな...全文を見る
○一井淳治君 外国の物価と日本の物価を比べて考え直すということは非常にいい発想であるとは思いますけれども、しかし向こうの消費しているものと日本の消費しているものとが同じものであるということがやはり前提でなければいけない。そうしないと国内にいろんな誤解を生むというふうに思うわけです...全文を見る
○一井淳治君 次に、動燃の人形峠事業所周辺のウラン鉱石の捨て石堆積場の問題について質問をさせていただきます。  周辺の住民から放射能被害の不安の声が高まっておるわけでございますけれども、全体の捨て石堆積場の数はたしか二十四ヵ所というふうに私どもは考えておるわけですけれども、その...全文を見る
○一井淳治君 通産省にお尋ねしたいんですけれども、認可堆積場と認可対象外堆積場と二種類あるようですけれども、これはどういう区別なんでしょうか。
○一井淳治君 それから、借地権が消滅している箇所がただいま動燃の方からお聞きしますと相当箇所あるようですけれども、これは地上の捨て石を撤去して土地を返すべきではないかというふうに思いますが、その点はどうなんでしょうか。
○一井淳治君 今通産省から御回答いただきましたけれども、これは鉱山保安法上の措置の問題ですね。私が聞いているのは、借地権が消滅して、借地契約が切れてしまって他人の土地に無断で、無権限で鉱石を置いているというふうな状況になった場合のことを聞いているんです。そういった場合、これは民法...全文を見る
○一井淳治君 それはそれで結構です。最後まで安全を保障するように管理責任があるということはそのとおりだというふうに私も思いますけれども、借地権が切れて借地契約がないようなものに勝手にこういう放射能が出るようなものを置いておっていいかどうかという点です。これは鉱山保安法の問題ではな...全文を見る
○一井淳治君 ですから、鉱山保安法上の問題とそれから一般民法上の問題とは別の問題でしょう。
○一井淳治君 私が聞いているのは、借地権が切れた場合には撤去義務がある、この基本原則はどうなんですか。借地権が切れても他人の土地の上に厚かましくずっと引き続き捨て石を積んでおいてもいいという、動燃はそういうお考えなんですか。それはないんじゃないんですか。
○一井淳治君 民法上撤去義務があるのかどうか。撤去義務があるから、もう一遍貸してほしい、済まぬけれども貸してくれぬかというふうに頼みにいっているわけでしょう。撤去義務がないのだったら、もう一遍貸してくれといって頼みにいかぬでもいいでしょう。これは違法行為なんですよ。動燃が他人の土...全文を見る
○一井淳治君 安全性に関連してお尋ねするんですけれども、これは通産省に質問いたしますけれども、基準が管理区域の基準と居住区域の基準と、そしてもう一つの基準、三つあるように思いますけれども、居住区域の基準、週十ミリレムというこの基準に該当する地域はないんでしょうか。
○一井淳治君 この四月一日から実施されました一ミリシーベルトというこの基準ですけれども、この基準に該当するといいますか、この基準以上に放射能を出す箇所が何ヵ所あるんですか。
○一井淳治君 それからもう一つ、週十ミリレムという居住区域についての基準がありますけれども、この居住区域についての基準に該当するのが七ヵ所あるんじゃないでしょうか。
○一井淳治君 それは居住区域にははまりませんか。どうですか。
○一井淳治君 現在十二ヵ所は対応しなくちゃならないという結論のようでございますけれども、これについては所要の措置を講ずるということが通産省からも指示されておるわけでしょう。動燃にお聞きします。
○一井淳治君 対応してもらうほかないんです。ただ、借地権者が借地権が切れてしまってどうにもお貸しする気はありませんというところ、これは最終的には撤去してもらわないと日本の法秩序が守られないと思うんですよ。動燃に貸したら天下御免でもうお返しせぬのだということでは非常に困ります。今地...全文を見る
○一井淳治君 同意を得るように努力するということはいいんですが、それはあなたのお立場はそうでしょうけれども、同意を得られぬ場合はこれはもう返す以外にないんですからね。所有権というものは日本の資本主義秩序の基本なわけでしょう。他人の所有権の上に乗っかって構いませんよでは現在の法秩序...全文を見る
○一井淳治君 次に、ゴルフ場の農薬使用の問題について質問をさせていただきます。  この問題につきましては、報道機関等々でよく抽象的に、時には特定のゴルフ場の名前を出しながら問題になってきておるわけですけれども、具体的に大変な被害というものは余り指摘されずに来たように思います。最...全文を見る
○一井淳治君 農水省の方は、これは農薬使用の関係で権限がございますけれども、何か御調査をいただいておるでしょうか。
○一井淳治君 急なことで調査もきょうには間に合わないというふうに思いますけれども、今後とも環境庁そして農水省におかれましては、このゴルフ場は昭和五十九年にもウナギが死亡したという事故が発生しておるようでございますので、どうか厳重な調査をいただきまして、その結果を公表していただくよ...全文を見る
○一井淳治君 ただいま環境庁の言われたとおりであれば私どもも安心できるんですけれども、しかしちょこちょこ新聞や週刊誌の記事が出るものですから心配になるわけで、やはり何か心配の種があるんじゃないかということでいつも危惧の念を持っているわけです。これは私だけではなくて国民の多くがそう...全文を見る
○一井淳治君 実態の十分な調査をさらにお願いしたいと思います。  それから農水省にお尋ねいたしますけれども、ゴルフ場の農薬使用について無許可の農薬あるいは許可を取り消された農薬が使用されておるということがよく言われております。あるいは使用方法にない使用がなされておるという指摘も...全文を見る
○一井淳治君 今後この指導や規制、被害が出た場合は取り締まりといいましょうか、そういった立場を一層強力に進めていただきたいというふうに要望いたします。  次に、小規模企業の関連でお尋ねしたいわけでございますけれども、いわゆる無年金者といいますか、将来年金をもらうころになっても年...全文を見る
11月29日第116回国会 参議院 決算委員会 第7号
議事録を見る
○一井淳治君 我が国の国政は三権分立の基本構造の上に立ちまして、国会は国民に一番近い存在で国権の最高機関として立法活動を行うわけでございますけれども、参議院の法制局も内閣の立法能力に劣ることがないように十分な体制を組まねばならない、このように思うのは当然であるというふうに思います...全文を見る
○一井淳治君 これは今後いろいろと各政党の間で協議も行わるべき問題でございますけれども、今後の法制局の拡充についてどのようなお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。
○一井淳治君 一層の充実を重ねて要望させていただきます。  次に、列国議会同盟に関連してお尋ねをいたしますけれども、年二回開催されております。議員外交の場面として非常に重要な舞台であるというふうに思いますけれども、過去は別といたしまして、最近では毎回異なった人が出席するというふ...全文を見る
○一井淳治君 この点につきましては、与党の方からもあるいは野党の方からも個別に書面で要望が重なっておるわけですけれども、なかなか前進しないわけでこの場に出したわけですので、御配慮をお願いしたいというふうに思います。  次に、NTTの株価が非常に低迷しておる。非常に心配なわけでご...全文を見る
○一井淳治君 株価というものは市場で形成されるわけでございまして、市場の評判というものは新聞を見れば一番よくわかるんじゃないか。新聞を見ますと、分割問題がもっとも大きな原因であるということで指摘されておるわけでございます。考えてみますと、現在百五十数万人という株主の方がいらっしゃ...全文を見る
○一井淳治君 郵政省に申し上げたいことは、NTTの分割とかあるいはNTTの料金を下げるとか、いろいろ御配慮をいただいていることはわかるんですけれども、株主の保護、これを忘れてしまったら困ると思うんです。何しろ国民の中で百五十数万人の人が株主であって、この多くの人たちは年金生活者で...全文を見る
○一井淳治君 非常に長い答弁をいただいてあれなんですが、端的に、郵政省は個人株主の保護について真剣に考えるのかどうか、これに答えてもらえませんか、簡単に。
○一井淳治君 そうしたら、個人株主の保護についても真剣に今後考えていただけるわけですね。
○一井淳治君 それで、分割についてはNTT株を購入する時点では実は何も知らされていなかった、だまし討ちじゃないかという声が非常に今国民の間から出ておるわけでございますね。  もう一つは、証券会社の営業マンといった人たちが一生懸命売り込みをやって売り込んだわけですけれども、現在大...全文を見る
○一井淳治君 そういうふうに言われるんだったら、これから株を売るときには、将来分割しますよということをはっきり言うて公正に売っていただきたいと思いますね、国民が困りますから。それは今さら言うてもしようがありませんので、現時点ではやはり株価が上昇するような努力をしていただきたいとい...全文を見る
○一井淳治君 現在NTT株が下がる傾向が強いということとして市場で言われておりますのは、NTT株には夢がないと。要するに株価というものは将来を買うものですから、夢がないととても買えない。例えば無償割り当てとか配当対策とか株主優遇対策とか、そういったものが現在の法制度の関係でできな...全文を見る
○一井淳治君 そうしたら、郵政省としてもNTTの自発的な株価上昇の努力があった場合にはこれを助ける方向で監督権を行使していくというふうにお聞きさしていただきたいというふうに思います。  次に、もう一つ市場でよく言われておりますのは、NTT株が外国投資家に開放されていないという問...全文を見る
○一井淳治君 慎重でなくて前向きに、あなたは決定権限がないわけですからこれを言うてもあれですけれども、前向きな取り組みを要望しておきたいと思います。  次に、NTT株の第四次放出を見送るということになったわけでございますけれども、これについての平成二年度の予算をどのように措置さ...全文を見る
○一井淳治君 現在具体的にこういうふうにして確保したいというふうな御方針がありましたら、お教えいただきたいと思います。
○一井淳治君 特段の御配慮を要望いたしたいと思います。  次に、ことしの一月一日から受け取る通勤手当ですが、従来二万六千円が限度であったものが五万円になったわけでございますけれども、これが決まった後定期券の払い戻しという現象が起こっておるように聞くわけです。大蔵省あるいは税務関...全文を見る
○一井淳治君 私の耳にしたうわさでは、余り広範なおそれはないということがわかったわけですけれども、五万円に上がったために、企業の方が定期券を購入しておいて、実際には定期券を購入された従業員の方はマイカー通勤をしているということで、定期券を払い戻しをしているということなんです。そう...全文を見る
○一井淳治君 通勤費の問題は、都市の渋滞というふうな問題あるいはバスや鉄道の赤字の問題にも絡まってくるということを御記憶いただいておきまして、次の税制改革の際にはそういったことも考えながら妥当な方向でお進みいただきたいということを要望しておきます。  次に、大臣のいらっしゃる間...全文を見る
○一井淳治君 お昼を過ぎまして、お待ちいただきまして大変失礼いたしました。  私は、地家裁支部の適正配置の問題につきまして、答申が出ましてから衆議院の法務委員会で質疑がありましたので、そこで論議されていないことにつきまして質問をさせていただきたいと思います。  相関表で対象に...全文を見る
○一井淳治君 相関表でございますけれども、事件数と時間数が書かれておりまして、事件数を重視すべきだという意見といいますか、うわさもあるわけですけれども、その点はどうなんでしょうか。
○一井淳治君 管轄というものは本来まんべんなく配置されているといいましょうか、地図で見ますとうまく配置ができているなというふうな感じを受けるようなことが必要ではなかろうかというふうに思います。  今回の相関表を見ますと、二つ連続あるいは三つ連続、特に三つ連続の場合は非常に影響力...全文を見る
○一井淳治君 それから交通時間の関係でございます。これは時間だけでなくて交通方法と申しましょうか、陸上がつながっておりますとタクシーで、あるいは近所の人の車に乗せてもらったりして、余り足の便のない人も可能だとは思うんですけれども、船の場合はちょっと代替方法がないので離島を抱えてお...全文を見る
○一井淳治君 今回の支部の適正配置に当たりまして一番心配いたしておりますのは、人権の重要性と申しましょうか、個人にとりましては人権侵害というものは大変な問題でございまして、人権侵害が放置されてはならない。やはりこれはあくまで救済をされなくちゃならないということが忘れられてはならな...全文を見る
○一井淳治君 衆議院での会議録を拝見いたしますと、来年の四月ないし五月ごろから新しい受入庁の方で裁判手続を進めるというふうなことが書かれておるわけでございますけれども、できるだけ融通をきかせていただきまして、例えば一、二カ月でも待てば大部分の審理が終わってしまうというふうな庁につ...全文を見る
○一井淳治君 今後ともできる限り地域の人権侵害が救われるという方向での司法行政の発展を希望いたしたいと思います。  裁判所の方はお帰りいただいて結構でございます。どうもありがとうございました。  あと予備費について二、三点だけ質問をさせていただきます。  一月から三月分の予...全文を見る
○一井淳治君 できる限りその進行している通常国会に出すということで、私どもも内容を拝見しまして、予備費をまとめる、そして国会に出すという手続はそれほど時間がかかることではないというふうに思いますので、検討いただきましてそういう方向でぜひともお進めをいただきたいというふうに思います...全文を見る
○一井淳治君 予算の現実が補正予算を組むのがもう毎年恒例になっておるわけですから、そういったことを前提に予備費も組むべきではなかろうかというふうに考えます。  ところで、首相の外遊費用の問題でございますけれども、予備費に計上される理由なんですが、首相が外遊するかどうかわからない...全文を見る
○一井淳治君 外務大臣の場合、自分の旅費として予定されている予算を使い切ってしまった場合、そして予想外の支出の必要があった場合には予備費は使えるんですかどうなんですか。
○一井淳治君 肝心なお答えが得られないんですが、時間でございますのでこれでやめさせていただきます。御苦労さまでした。
12月05日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○一井淳治君 水田農業確立後期対策、転作等目標面積が八十三万ヘクタールになっておりますけれども、これが決まっておるわけでございます。米の需給の見通しについて、お米の消費は減る一方、しかし減反しても反当たりの生産は伸びるという状況の中で、米の需給の見通しがどうなるかということをまず...全文を見る
○一井淳治君 もう一遍確かめますけれども、ただいま十万トンと言われたのは、後期対策の三年間に十万トンずつ余っていくだろうという、私ちょっと聞き損なっているのかもしれませんけれども、そういう御趣旨でございましょうか。私は、もっともっと余るのじゃないかというような感じがしておるんです...全文を見る
○一井淳治君 結局、需要と供給とあるわけで、後期対策の三年間に、毎年冷害や台風などがあれば別ですけれども、今のままであればどれくらいお米が余る見通しなのかということを、もう余り長くおっしゃらないで、簡単にその点だけをおっしゃっていただきたいと思います。
○一井淳治君 私どもは、全然農水省の見通しとは違いまして、社会一般の方々が考えているのと私は同じだと思っていますけれども、現在のままでは米が大幅に余っていくと思うんです。毎年毎年米が余っていって、最後は米の過剰米がどえらい数量になってしまって、食管制度は崩壊するのではないかという...全文を見る
○一井淳治君 時間がありませんので、これは前にもお尋ねはしたんですけれども、農水省の方で米が余らないという前提になれば、もうまともなお答えはいただけないとは思いますけれども、しかし、食糧援助にやはり使うということを考えていかないと、農水省が何と言われようとも、今のままではお米は現...全文を見る
○一井淳治君 私が申し上げたいのは、そういうふうにもう食わず嫌いといいますか、頭ごなしで検討しないという態度が間違っているということなんです。世界じゅうを見ましても日本とあと一国だけなんですね、自分のところの農産物を出さないのは。ですから、交渉のしようによっては、何も余っているか...全文を見る
○一井淳治君 銀座とか商店街には、最近非常に温かくて、焼いたばかりの香りの香ばしいパンが売られておりますけれども、ああいったふうに、これはあくまで思いつきな例ですけれども、例えば銀座通りでおにぎりを売るとか、何かそういったふうな思い切った消費拡大策をぜひともお願いしたいというふう...全文を見る
○一井淳治君 それから、現在の平均三割の減反の政策ですけれども、こういう政策では、大規模経営の移行が非常に困難になっている。せっかく広い土地を購入あるいは取得しても、三割を減反しなくちゃいけないというのでは大規模経営の意欲をそいでいるというふうに思うわけですけれども、それについて...全文を見る
○一井淳治君 次に、食品加工業に関連してお伺いをいたしますけれども、現在スーパーなどへ行きますと牛乳が多量に売られております。どちらかといえば、消費者の方が製造年月日にある程度こだわりを持っているというふうに思います。牛乳と同時にお豆腐も同じではないかと思いますけれども、しかし、...全文を見る
○一井淳治君 それから、これは畜舎や干し草の保存所等に関連してですけれども、こういったものについても建築基準法の建築基準が適用される。そのために畜舎等の建築コストが高くなって、酪農製品の外国との競争で不利になっているという観点から、私は、昨年の十二月六日の農水委員会におきまして、...全文を見る
○一井淳治君 根本的な問題として、畜舎、これもいろいろ規格があるでしょうけれども、現に田舎の方で行われている畜舎程度のものは、建築基準法の適用外というふうな方向での御努力を要望しておきます。  次に、農業者年金に関連して質問をさせていただきますけれども、現在経営移譲年金が六十五...全文を見る
○一井淳治君 農業者年金制度の特徴は、いわゆる社会保障的な要素が主であるとは思いますけれども、それに構造政策的な要素が加わっているということにあるのじゃないかと思います。この年金といいますのは、農業者の老後の生活を守るという点に主眼を置くべきであるというふうに思いますので、やはり...全文を見る
○一井淳治君 その場合にも、例えば経営移譲の相手方の違いによって給付の額に格差が出るとか、あるいはいろんな事情によりまして土地を新たに取得して農業を再開した場合には、経営移譲年金が支給停止になるとか、そういったいろんな問題点がありますので、そういう問題点の検討是正ということはよろ...全文を見る
○一井淳治君 早急に検討をいただきまして、農民が心配ないようにしていただきたいというふうに思います。  それからあと、農業者年金の財政基盤の問題につきましては、加入者の促進、加入促進という問題がございます。被用者年金の通算措置の問題、特定保険料の適用拡大等々をうまく措置していた...全文を見る
○一井淳治君 次に、農業基盤整備の関連に質問を変えさしていただきますけれども、圃場整備についてはいろんな問題がございます。農水省の方でもかなり負担金軽減の対策を進めてくださっておるようでございます。ここで、私申し上げたいのは一つだけなんですが、融資を受ける場合に、土地改良をする関...全文を見る
○一井淳治君 土地改良の問題は、農民個々の問題、私的な問題ではなくて、今や国の事業ということで、農水省としても、農民を助けるという意味じゃなくて、もう自分がやらなくちゃいけないんだという立場で一層前進していただくことを希望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありが...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○一井淳治君 本日の決算の対象は六十一年度でございますけれども、この六十一年度という年は予算編成が緊縮型で行われまして、その前の年の五カ国蔵相会議で、急速な円高が進むという中で、六十一年度は非常な不況であった。そして、六十二年早々に緊急経済対策を必要としたというふうな状況もありま...全文を見る
○一井淳治君 財政の厳しい状況につきましてはもちろん理解できるわけでございますけれども、この六十一年という年は、財政のことを余りにも重視し過ぎまして、非常に経済が厳しい状況になって倒産が発生したり、あるいは国民生活が脅かされるという年であったわけでございます。そうしたことで、内需...全文を見る
○一井淳治君 経済見通しというのは非常に困難な作業でございますけれども、的確に把握されまして正確な税収見積もりをつくっていただきたいと要望申し上げます。  そして、最近の政治情勢の中で消費税のことがあって増収を一時的に抑えたのではないかというような議論も多々あるわけでございます...全文を見る
○一井淳治君 税収見積もりにつきましても、できるだけ正確なことが可能なような方向でお考えいただきたいと思います。決算委員会は過去のことについて非常にこだわるわけでございますけれども、これはあくまで将来の国政の前進ということを願ってのことでございます。喜岡議員がこの決算委員会におき...全文を見る
○一井淳治君 これは、前の大蔵省を対象とする決算委員会の日に、進行中の常会に提出することを検討するという御回答をいただいているわけですね。現実に、この間予備費の問題につきまして、参議院が承諾しないということで議決が行われたわけでございます。そういう中で、参議院の議決を尊重しながら...全文を見る
○一井淳治君 具体的に来年の問題でございますけれども、これは来年の政治情勢によって国会がいつからいつまで開かれるかということもまだわからないわけでございまして、現実の場にならないとそれはもうはっきりしたことは確定できないと思います。しかし可能性とすれば選挙も行われる。そうすると常...全文を見る
○一井淳治君 次に、貿易黒字の関係について質問をさせていただきます。  我が国の経済の発展のために貿易黒字を減らしていくということが非常に大事なことは多分だれも認められることではないかというふうに思いますけれども、来年度についてはどういうお見通しをお持ちでございましょうか。
○一井淳治君 円高の中で企業の合理化や、それから最近は設備投資が非常に拡大していっているわけでございますけれども、こういったものが来年になったら輸出に対するドライブがかかってくるんじゃないかという心配がありますし、また海外投資が増加しております。この海外投資の増加が輸出を引き出す...全文を見る
○一井淳治君 時間がありませんので非常にはしょった質問になって恐縮なわけでございますけれども、ただいまのお話を聞きましても、確信を持って貿易黒字が減っていくというふうなことがどうもうかがわれないと思います。それから、通産省としていろいろと輸入促進策等の貿易黒字を減らす政策をおとり...全文を見る
○一井淳治君 次に、外務省に対して質問をさしていただきたいと思います。  ベルリンの壁が壊されまして、マルタでは米ソ首脳会談が開かれたということで、東西融和の時代に進んでいるわけでございます。そういった中で、この十二月八日に記者会見が行われておりますけれども、新聞記事を見ますと...全文を見る
○一井淳治君 十二月八日の段階では十二月十日の会談のことを知らされておったんでしょうか。
○一井淳治君 日本の周辺、アジア・太平洋地域には中国問題を含めまして解決しなくちゃならない問題が非常に多くあると思います。アメリカも太平洋の周りの一つの国であるわけですから、東の――ヨーロッパからいえば東ですがアメリカからいえば西になりますけれども、大国でありますから、やはりみず...全文を見る
○一井淳治君 労働省にお尋ねいたしますけれども、円高不況を克服いたしまして企業が適応努力をしてきたわけです。そういった中で、企業も努力しましたけれども、勤労者の方も労働密度は非常に高くなる、また広域配転とか遠距離通勤とか、非常に苦しい状態がありまして、見ようによっては働けば働くほ...全文を見る
○一井淳治君 これまでの経過から見ますと、例えば経済運営五カ年計画の表現などを見ますと、平成四年度中に四十時間の方向に進むということでございますが、その点をぜひとも実現していただきたいというふうに思うわけでございますけれども、いかがでございましょうか。
○一井淳治君 一層の御努力を要望申し上げたいと思います。  次に、人事院の方にお尋ねしたいわけですけれども、国家公務員につきましてはこの一月から土曜閉庁が始まりまして、これは順調に進み、また好評であったというふうに思います。前川レポートが、貿易黒字を減らして内需振興をということ...全文を見る
○一井淳治君 極力そういう方向で作業を進めていただくように重ねて要望をさせていただきます。  時間が参りましたので、あと厚生省の方にお尋ねする予定であったのですけれども、時間の関係で失礼したことをおわびいたしまして、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
○一井淳治君 リクルート疑惑のけじめをつけること、これは政治への国民の信頼を取り戻すために非常に重要なことであるということで、政治に当たる者、行政にかかわる者の最大の課題である。これは今も継続しているというふうに思いますけれども、そういう中で政治改革が最も重要であるというふうに思...全文を見る
○一井淳治君 これは決して自民党だけの問題ではないということは御指摘のとおりだと思いますけれども、やはり首相に率先していただかなくちゃなかなかやり切れない問題であるというふうに思います。  最近の状況を見ますと、企業献金の問題あるいはパーティー規制の問題、あるいは派閥の弊害除去...全文を見る
○一井淳治君 不動の決意で臨んでいただくように要望いたします。  次に、リクルート疑惑のけじめをつけていくということのために大切なことに綱紀粛正の問題がございます。このことにつきましては、昨年の十二月十六日に閣議決定をされまして、これを各省庁におろしていくということがなされてお...全文を見る
○一井淳治君 ただいま首相が言われたように、それが本当に徹底されまして、高級公務員の方々を初めとして現実に守られるようにぜひともお願いしたいと思います。今まで事件があるたびにいろいろと指摘されたんですが、なかなか守られなかった経過がありますので、今回はそういったことがないように強...全文を見る
○一井淳治君 今回の決算報告を見ますと、もうちょっと担当の公務員の方が機転をきかせてくれたらよかったなということもありますし、ほんのちょっとした工夫があれば税金のむだ遣いがなくて済んだということを痛感するところも非常にあるわけでございます。  詳しくは申し上げませんけれども、国...全文を見る