一井淳治

いちいじゅんじ



当選回数回

一井淳治の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第136回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○一井淳治君 まず、北海道のトンネル事故につきまして、事故に遭われた方、御家族の方に対して心からお見舞いを申し上げたいと存じます。あわせて、一刻も早い救出をお祈り申し上げます。  建設大臣、北海道開発庁長官におかれましては現地にお行きになりまして、そして関係省庁の大変な御努力と...全文を見る
○一井淳治君 私が申し上げたのは、おととしの年末の経済成長率について申し上げたわけでございます。  次に、今後の財政再建の観点でございますけれども、平成十二年に公債依存度を五%以下に抑制するという財政運営目標が破綻してきたという現実があるわけでございます。欧米諸国を見ましても、...全文を見る
○一井淳治君 ことしは景気が上向きに向いていく、したがって税収もふえるということを強く期待はしているわけでありますけれども、しかし過去のさまざまな財政赤字からして、構造的な赤字がそれ自体ふえていくという危険性もあるわけでございます。そういった中で、健全な財政をつくるために一層の御...全文を見る
○一井淳治君 これは経済企画庁だけの問題ではなくて各省庁共通の課題でございますので、関係大臣におかれましても前進させるようお願いを申し上げたいと思います。  そして、この経済社会計画には高コスト構造是正のための行動計画というものが具体的に記されております。各分野ごとに書かれてお...全文を見る
○一井淳治君 詳細な御説明を賜ったわけでありますけれども、そういったことは大体そういう方向で進んでおるわけでありまして、今後一層の御努力を、努力してもなかなか実現が困難なことはよくわかっているんですけれども、そこのところを実現できるように御努力賜りたいというふうに思います。  ...全文を見る
○一井淳治君 次に、「もんじゅ」事故に関係して質問させていただきます。  事故原因の正確な調査が進められると思いますけれども、何しろナトリウムの使用というのは液状のダイナマイトを循環するようなものですから大変危険性があったと思います。事故後の様子を見ますと、非常に肩が張っている...全文を見る
○一井淳治君 ここに科学技術庁の調査状況の報告がございますけれども、「もんじゅ」の施設設備は高い信頼性を確保することとしていたにもかかわらず、現実に漏えい事故が発生したということが書かれております。そういうことで、まさに人間の考えを超越したようなことが起こるわけでありますから、そ...全文を見る
○一井淳治君 次に、文部大臣と宮内庁の方にお尋ねをいたしますが、天皇陵墓の調査についてでございます。  与謝野元文部大臣に御努力いただきまして、学術調査の学会等の要求に応ずる方向で進みかけておったわけでございますけれども、その後、前進の報告が聞かれない状況でございます。文化財保...全文を見る
○一井淳治君 続いて、住専の問題について質問をいたしたいと存じます。  きょう十時からの質疑が続きましたけれども、破産等の手続では今回のような大型、深刻な事態には対応できない、今回のスキームを強力に推進していくべきであるという議論がなされたというふうに思います。私どもといたしま...全文を見る
○一井淳治君 そうすると、法案ができると、例えばどれくらいの期間でこれをつくり上げられるのか。そうして、この処理計画の内容というのはイメージがわかないわけですね。その辺の説明をお願いしたいと思います。
○一井淳治君 そうすると、資産を全部移行するんですか。どうなるんですか。
○一井淳治君 その計画の中には、この倒産原因といいますか、住専がどういう事情で経済危機に陥ったとかそういう経過ですね、倒産原因、そういったものも明らかにされるんですか、どうでしょうか。
○一井淳治君 きょうの議論の中に、例えば林大蔵大臣、田名部農水大臣の稟議書の問題が出てまいりました。これは当時の行政の責任を追及するということだと思いますけれども、平成五年に第二次再建計画というものができました。このことが例えば問題であるけれども、先延ばしをしたかどうか、その先延...全文を見る
○一井淳治君 この再建計画の当否は別にいたしまして、経過ですね、どういう経過であったか。債権がふえるとか減ったとか、さまざまな経過についてもこれは触れないから、別のところで、例えば国会あたりで検討しないといけないのか、あるいは預金保険機構あたりでそういったことはまとめるようになる...全文を見る
○一井淳治君 それから資産譲渡ですけれども、これはどういう方法で、いつ行うんでしょうか。
○一井淳治君 一番心配しておりますのは、暴力団系の人が家賃などを徴収していると、そういった場合に、債権譲渡が法律上当然に行われたらいいんですけれども、今回はそうじやありませんから、その辺のことをきちんとやらないと二重払いとか、そういったふうな危険が起こるとかいろいろ問題があると思...全文を見る
○一井淳治君 今後、国会の審議も進みまして、実態の解明が進んでまいると思います。また、新しいスキームが国会の御承認をいただいた後動き始めますと、さまざまな事実関係が明らかになっていくと思います。そういった段階で、きょうも大蔵大臣の方から立派な御決断をいただいたわけですけれども、引...全文を見る
○一井淳治君 それから、住専の関係での民事上、刑事上の責任追及でありますけれども、特に刑事上の責任追及というのは、活字の上では書かれましても、実際にはなかなか容易ではないんじゃないかという心配がいたします。  今回のスキームの中には、住専の処理機構の方の告発についても規定されて...全文を見る
○一井淳治君 終わります。
02月27日第136回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○一井淳治君 しばらく民間におられました、女性の新しい大臣に、私ども期待いたしております。  まず法務行政のあるべき姿についてのイメージですね、大臣、どのようなイメージをお持ちかということをお伺いします。  私の言いたいことは、例えば省庁によっては、国民に親しまれ愛される省庁...全文を見る
○一井淳治君 そういう意識をお持ちになって御努力賜りたいと思います。  私ども、日ごろ法務省に対していろいろと期待するところが多いわけですけれども、例えば施策や予算をもっと積極的にお示しになってはどうだろうかということが一つあります。  よその省庁のことを出して非常に失礼であ...全文を見る
○一井淳治君 次に、住専問題に関して質問させていただきます。  大臣の所信表明の二ページに何行か触れられております。これをそのまま見ますと、捜査開始について二つの規制をかけているような感じがするんです。  私どもの感じは、このように国民全体から強い要望が寄せられているこの問題...全文を見る
○一井淳治君 それじゃ、この会議録は恐らく検察当局の方もごらんになると思いますから、そういう趣旨であるということで私も理解させていただきたいと思います。  それから、この住専問題は本当に社会的にも大変影響が大きい、通常の会社の経営では起こり得ないようなことが現実に起こってしまっ...全文を見る
○一井淳治君 ひとつ関心をお持ちいただきまして、調査いただいたり、あるいはさらに運用や法について欠陥があれば是正ということも念頭に置いた上でいろいろ御検討賜りたいと思います。特に今は自己責任とかあるいは公正ということが日本経済の構造改革のために必要であるということが指摘されておる...全文を見る
○一井淳治君 何といいましても予算の確保が大切でありますので、特別な御配慮をお願いしたいと存じます。  そして、現在この法律扶助の問題につきましては、法務省の方でいろいろ厚い御努力をいただきまして、法律扶助制度研究会が進められております。この進捗状況、今後の見通しということにつ...全文を見る
○一井淳治君 締めくくりの結論をお出しになる時期とか、あるいはこの研究成果というものはどのように将来活用されていくのかという点についてはいかがでございましょうか。
○一井淳治君 現在の法律扶助の対象の拡大ということについても御論議を賜りたいわけですが、特に過疎地、今たしか浜田市でしたか、多くの弁護士が集まってきて、弁護士不在の都市に法律相談所を設けるとかそういう新しい展開をしておられますけれども、そういったことについては研究会で論議するまで...全文を見る
○一井淳治君 ですけれども、事態に即応する法務行政を展開されると大臣が今言われたわけですから、議論ぐらいはされてもいいんじゃなかろうかと思います。  次に、法務行政、その中でも特別お忙しいのは入管とかあるいは登記の関係ではないかというふうに思いますけれども、法務局の職員の増員と...全文を見る
○一井淳治君 非常に困難な中でございますけれども、適正な登記行政のためにはやはりある程度の人員を確保することが必要ではなかろうか。東京や大阪が非常に忙しいことはわかるのでありますけれども、地方の法務局もやはり人員が不足しておりますので、適正な人員配置をよろしくお願いしたいと思いま...全文を見る
○一井淳治君 本当にまじめに日本で勉強しようということで、例えば大学を卒業して大学院まで進んでいるとか、そういうふうに一見してよくやっているなという人からそういう苦情が出てくるんですね。ですから、私どもは、これはもう名札をつけるとか、デスクに担当者の名前を書いていただくぐらいしな...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ大蔵省の方にお聞きしたいんですが、これは住専問題に関してでございます。  いろいろと住専問題について論議が進んでおりまして、そういった中で、住専の会社の役員に対する責任とかあるいはさまざまな関係者に対する責任の追及ということをしなくちゃならないという方向で...全文を見る
○一井淳治君 できるだけそのものを早くつくっていただくようにお願いしたいと思います。  それから、このスキームの中では告発をしろということが書かれておるんですけれども、その点も十分に実効あるようにしていただくことをお願いをいたしまして、とりあえず私の質問は終わらせていただきます...全文を見る
03月22日第136回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○一井淳治君 まず、法案に関連して質問をさせていただきます。  刑事事件の証人とかあるいは捜査機関の参考人に対して協力するということは非常に重要なことでございまして、時には生命にもかかわるということで、その協力者についても本当に守ってあげなくちゃいけないということが言えると思う...全文を見る
○一井淳治君 今回の法案によりまして一歩前進するわけですけれども、よくよく考えてみますと、まだ十分とは言えぬのじゃないかと思います。  この支給要件が法の三条に規定されておるわけでございますけれども、要するに他人から身体、生命に害を加えられたということに限定されておりまして、例...全文を見る
○一井淳治君 今回の資料をいただきますと、公務員の災害補償法との兼ね合いということが説明の資料に入っております。  公務員の場合は、例えば仕事のために道中で交通事故に遭ったという場合は補償の対象になると思うんですけれども、そういった点では非常にバランスを欠いていると思うんです。...全文を見る
○一井淳治君 余りにも件数が多過ぎて、一つどれかを取り上げると取り上げられた人が不公平じゃないかという問題が起こるんです。しかし、私も長い間そういった問題について対応してきましたけれども、検察庁の言い分によると一罰百戒と言われるんです。たまたま取り上げられた人は不公平なんですけれ...全文を見る
○一井淳治君 これは次の定員法のときにまたお伺いしたいと思うんですが、要するに、世の中をリードするといいますか、輝く司法といいますか、そういう何か夢のあるものをお示しいただきたいと思うわけであります。  次に、簡単に法曹教育についてお尋ねいたしますけれども、せんだって法曹養成制...全文を見る
03月28日第136回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○一井淳治君 これは言うまでもないことでありますけれども、我が国は三権分立、言いかえますと司法権の独立ということを政治的な基本構造としているわけでありまして、やはりこの司法というものが立法や行政に対抗できるだけの強い体制を確保していくことが国政の基本として必要であると思います。 ...全文を見る
○一井淳治君 私が申し上げたいのは、司法部の方々、特にトップにいらっしゃる方々が司法の国政における重要性といいましょうか、三権分立といいまして、行政やあるいは立法に対して強力な権威を持って国政を運営していくんだという、そういう自負心といいますか自信といいますか、そういったものをま...全文を見る
○一井淳治君 重ねて申し上げますけれども、私は一番大事なのは、立法や行政に対してこれをチェックする重要な機関であるという自負心といいますか、そして人権の擁護をするのは裁判所なんだという国民に対する重い責任感、これが予算の確保とか司法部の発展のために一番必要ではなかろうかと思うんで...全文を見る
○一井淳治君 加えまして、今既に御指摘がありましたけれども、現在的な意味を申し上げますと、行政改革委員会の規制緩和の報告書とか、あるいは経済同友会の「現代日本社会の病理と処方」というところに書いてありますけれども、今、日本経済も非常に危機的な状況にありまして、これを乗り切っていく...全文を見る
○一井淳治君 今回は裁判所の定員法ということで、裁判官あるいは職員の増員ということがテーマになっておりまして、私どもはもちろん賛成なんでありますけれども、裁判官十五人ぐらいではとても追っつかないと思うわけであります。  これは先ほどもお話があったんですけれども、国民一人当たりか...全文を見る
○一井淳治君 都市部においては裁判制度が機能しておりますけれども、ちょっと地方に行きますと、裁判官がてん補てん補でほとんど充実した裁判が行われていないというふうなことが実際にはあるわけであります。私は幾ら何でも、日本が文明国と言われるためには、裁判官は最低五〇%ぐらいはふやしても...全文を見る
○一井淳治君 局長さんでないんですから、ここで要望しても始まりませんけれども、私の申し上げたことも十分御配慮賜りたいと思います。  次に、住専問題に関連して質問をさせていただきますが、住専の問題はまさに国民的な課題でありますし、日本の経済の将来にとりましても大きな問題であると思...全文を見る
○一井淳治君 これは十二月十九日の与党三党のまとめでありますけれども、住専問題につきましては、住専各社の経理等の過去より現在に至るまでのディスクロージャーを含むあらゆる資料を公表すると。それから債権回収については、「どんなに困難であろうとも、どんなに少額の債権であろうとも、回収は...全文を見る
04月11日第136回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○一井淳治君 本件の法案を実施した場合に、我が国あるいは我が国の関係者にどのような利点と申しましょうか利益をもたらすのか、それからまた、この法律は非常に特殊専門的な問題でありますから、この法律を実施する受け入れ体制がちゃんとできておるのかどうか、その点についてお伺いします。
○一井淳治君 きょうは海上保安庁の方がお見えであると思いますのでお尋ねしたいと思います。  衆議院の予算委員会で米田議員が、朝鮮民主主義人民共和国へ日本から提供した第二次援助米につきまして、これが緊急輸入米ではなくて五万三千八百トンの国産米を送ったんだという趣旨の質問をしておら...全文を見る
○一井淳治君 海上保安庁の職務とすれば、積み荷の内容、そういったものについても調査をされたりあるいは一応の状況を把握するとかいうこともなさるんですか、どうなんですか。
○一井淳治君 これは農水省の食糧庁が確保しているお米だと思うんですけれども、米が内地米か外米かというような調査はされるんですか。
○一井淳治君 本件についてはどうなんですか。もう一遍お尋ねしますが、本件についてその種のものを公安調査庁に提供されたんですか。
○一井淳治君 公安調査庁の方でもこの問題については十分御調査をされたと思いますので質問をさせていただきたいと思いますけれども、米田議員も選挙を勝ち抜いてこられた一かどの議員でございますから、いいかげんな質問をされていないと私は思います。そして米田議員自身、これは公安調査庁から入手...全文を見る
○一井淳治君 これはどちらかが事実じゃないことを言っているということなんです。これはどちらも正しいということはないんです。というのは、事実関係は一つですから。ですから、米田議員が公安調査庁から入手されたというのが真実であるのかどうかという、これは二律背反、どっちかが正しい、どっち...全文を見る
○一井淳治君 米田議員のこの質問に関する資料、その点に絞ってです。
○一井淳治君 そうです。
○一井淳治君 具体的にはどのような調査をされていますか。
○一井淳治君 そうすると、一応今のところは、そういう事実、米田議員が持っておられる資料を提供した事実はないけれども、またさらに調査をしておったら変わったということが出てくるんですか。というのは、米田議員に提供したという事実が出てくる可能性があるんですか、どうなんですか。
○一井淳治君 そうしたら、ほぼ一〇〇%ないと考えていいんですか。ほぼというより、第一に、米田議員がお持ちの資料は公安調査庁からは絶対に出ていないと、そのようにお聞きしていいんですか。
○一井淳治君 この論議されている時期なんですけれども、今まさに与野党の間で激しい政治的な攻防が展開されておるわけでありまして、その議論の中には、加藤幹事長が米支援に関与していることがどうかとか、幹事長の証人喚問とかそういうふうな問題も一緒に出てまいりまして、まさにこの米問題が政争...全文を見る
○一井淳治君 それじゃ、この質問は終わらせていただきます。  この本件の法律の案をおつくりいただく過程におきましては、法務省と日弁連との間で平成四年に外国弁護士問題研究会を開催されるとか、あるいは平成六年に国際仲裁代理研究会を発足させるなど、法務省と日弁連との間では協力してこら...全文を見る
○一井淳治君 次に、住専問題でもそうなんですけれども、商法の会社の財産状況の把握という点について質問させていただきます。  二月二十七日に私はこの商法の機能について質問させてもらいましたけれども、大臣からは、「会社制度上どのような問題点があるかについて十分関心を持ってまいりたい...全文を見る
○一井淳治君 住専問題はまさに政府にとっても国民にとっても極めて重大な課題であるというふうに思います。そして、この住専処理に当たっては、法務省も中心となって解明に当たっていかなくちゃならないということが示されておるわけでありますか。この種の資料はもう既に大蔵省は握っているわけです...全文を見る
○一井淳治君 時間が参りましたので、大臣にお願いでございますけれども、この住専問題につきましてはどうか省を挙げて、民事も刑事もあると思いますけれども、省を挙げて解明と責任追及に当たられますよう要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。
04月18日第136回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○一井淳治君 総理及び関係の大臣におかれましては、沖縄における基地の返還等、そして日米間の共同文書の取りまとめなどに大変御努力を賜ったことに対して敬意を表したいと存じます。また、御多忙の日程を縫いましてこの予算委員会の審議に御協力賜っていることに対して感謝を申し上げたいと存じます...全文を見る
○一井淳治君 ありがとうございました。今後、日米間におきましては、例えば全面的核実験禁止条約の交渉の促進など、地球規模での協力とかさまざまな課題がございますけれども、一層御努力賜るようお願い申し上げたいと存じます。  次に、景気対策について伺います。  今景気が回復方向に向か...全文を見る
○一井淳治君 生産設備も余っておりますし、投資をしてももうかる可能性がない、環境が悪いというようなことがあると思いますけれども、やはり自由主義経済ですから、経営者といいますか、資本家の方々が積極的に投資をしていくということは、何といいましても今の景気を上向きにしていく基本だと思う...全文を見る
○一井淳治君 せんだって中小企業白書の原案のようなものを拝見させていただきましたけれども、どうか十分な検討をいただきまして、平成九年度に向けて立派な小規模企業対策を立ててくださるよう要望いたします。  次に、国土庁にお伺いいたしますが、バブルによる土地の高騰が続く中で、昭和六十...全文を見る
○一井淳治君 ところで、銀行の業務につきましては銀行法がございまして、その第一条には銀行の設置目的等が書かれております。  本件の住専の問題を見ますと、銀行が株主になり、また経営者を送り込むなどして住専というものをつくって、その住専が、あるいは銀行自身もそうですけれども、土地の...全文を見る
○一井淳治君 次に、いわゆる母体行責任についてお伺いさせていただきたいと思います。  株式会社は商法上、株主有限責任として定められていることはもう当たり前のことでありますけれども、経済的あるいは社会的に見た場合に、子会社というものは親会社の信用によって活動し成長しているわけであ...全文を見る
○一井淳治君 親会社、子会社の関係が一対一のような場合は、過去の歴史を見ますと、ほとんどすべて親会社、親の金融機関が責任をとって処理していると思います。ただ、本件の場合は親会社が非常に多いものだから親会社としての責任感が薄れたということもありますし、また非常に金額が大きくなりまし...全文を見る
○一井淳治君 大蔵省設置法を見ますと、八十七号に「金融制度の調査、企画及び立案をすること。」が大蔵省の業務となっております。また、九十七号を見ますと、「貸金業を営む者を登録し、これを監督すること。」がやはり大蔵省の仕事になっているわけでございます。  今のお話によりますと、ノン...全文を見る
○一井淳治君 預金者保護だけで賄えるものかどうかということは、今回の住専は七社を整理してしまえば一応済むわけなんですけれども、しかしそれでよかったのかということをやはり引き続き考え続けていただきたいと思います。金融機関からノンバンクにお金が集まっていることは間違いないわけです、普...全文を見る
○一井淳治君 太平洋銀行も半年のうちに急に資産内容が悪くなったんじゃなくて、相当前からずっと引こずっているわけですね。ですから、今のお話は理由にならないと思います。  それから、日住金の場合も、わざわざ立入調査をしているわけですから、立入調査をしてしっかりとした資産内容を把握し...全文を見る
○一井淳治君 これは非常に難しい課題でありますけれども、貸借対照表をつくる第一線の現場の人が税金との関係で非常に苦しい選択を迫られるわけです。やはり真実に沿う、実態に沿う財務諸表がつくれないと、金融関係もそうですし、会社の経理がうまぐいかないわけですから、弾力的に実態に沿うことを...全文を見る
○一井淳治君 今農水省というお言葉が出たわけなんですけれども、少なくとも大蔵省は全体がわかっておったわけですね。そして、農林系が危なくなるかもしれぬということは当然気がつくと思うんですけれども、農水省に対してそういう報告をしていなかったんじゃないでしょうか。
○一井淳治君 届け出や報告を出すということは行政を信頼して出すわけですから、出した者は何か危ないことがあったら教えてもらえるという、悪く言えばもたれ合い、よく言えば信頼によって、何か自分が許してもらっているという気持ちを持っているわけですね。ですから、ちゃんとこういうふうに届け出...全文を見る
○一井淳治君 土地というものは戦後二度ばかり値上がりしておりますけれども、いずれも急速に上がってはまた急速に下がるという経過をたどっております。国土庁長官は、昭和五十八年当時の水準に土地の値段を下げるんだということを言っておったわけです。土地が政府の方針として下げられているわけで...全文を見る
○一井淳治君 大蔵省の第一次立入調査結果のレポートを見ますと、非常に放漫な審査が行われているわけでありまして、まず私は役員は責任があると思いますけれども、それは今後十分検討いただきたいと思います。  そして、役員が責任を負うと、役員に損害賠償責任があることを前提とした場合に、た...全文を見る
○一井淳治君 私が質問したいのは、退職金の返還だけではいけない、それほど大きな責任があるわけですから全財産を提供した責任でないといけない、責任をとらにゃいかぬと。その点はどうですか。
○一井淳治君 次に、粉飾決算による配当の問題について質問いたします。  粉飾であったかどうかということは、これはまた将来の検討課題になると思います。これは仮定の問題でありますけれども、関根委員が商法二百八十五条ノ四による貸し金額の貸借対照表における記載数字について御質問なさいま...全文を見る
○一井淳治君 この問題に関連しては、公認会計士が有価証券報告書で監査報告を出しているんですけれども、これもいいかげんじゃなかったかという、将来の監督の問題があります。もう一つは、インサイダー取引の問題も出てくるようであります。その辺についても、将来、整理が進んでいく中で大蔵省とし...全文を見る
○一井淳治君 ありがとうございました。終わります。
05月01日第136回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○一井淳治君 社会民主党の一井でございます。  私、質問時間が十五分しかありませんので、どうか御協力をよろしくお願いしたいと存じます。  私は、桃源社の決算書類が粉飾されているんじゃないかと思います。大蔵省が住専七社に対する第二次立入調査という報告書をつくっております。それを...全文を見る
○一井淳治君 そうすると、ビッグバンの前の年度の決算書を見れば全体としてわかるわけですから、それも見て答えていただけませんでしょうか。
○一井淳治君 ほかに桃源社の決算書を見ますと、前渡金として一億四千八百三十万円、未収入金として二千五百八十二万円計上されております。ところが、ビッグバンには対応するものがないと思うんですけれども、これが対応するんだというものがありましたら教えてもらいたいと思います。
○一井淳治君 数字が全然合っていないわけですけれども、仁誠社の方の決算書類はその前後はあるんですけれども、残念ながら当該年度のものがありませんので、これは仁誠社との対応はしないことにいたします。  いずれにせよ、ビッグバンの決算書類を見ますと、平成四年五月決算では二億九千余万円...全文を見る
○一井淳治君 それでは、会社の帳簿はどこに保存してあるんですか。それから元帳はどこにあるんですか。それから今言われた会計士、会計事務所はだれなんですか。
○一井淳治君 元帳はどこにあるかと聞いているんです。
○一井淳治君 次に、衆議院の予算委員会で、民民契約だから第三者にとやかく言われる筋合いはないとおっしゃいました。債権者も第三者に入ると思いますから、住専とか金融機関が債権者として桃源社に対して貸した金を返してほしいということでとやかく言うのは当たり前じゃないかと思います。  そ...全文を見る
○一井淳治君 終わります。
05月07日第136回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○一井淳治君 国産材の関係業界がまさに壊滅的ともいうべき大変厳しい状況に陥っています。特に最近、木造住宅の輸入の促進が強力に行われまして、どうも時には在来型木造住宅の振興とか、あるいは我が国の森林・林業、製材業の振興ということの影が薄くなりかねないような状況がなきにしもあらずとい...全文を見る
○一井淳治君 何といいましても大臣が頼りでございますから、一層の御努力を賜りたいと思います。そして今、大臣からお話もございましたけれども、林野三法、そして平成八年度予算におきまして、大変国産材対策について強力に推進されるように相当細かいところまで御配慮いただいていることに対して、...全文を見る
○一井淳治君 ありがとうございました。
06月11日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第3号
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○一井淳治君 社会民主党の一井淳治でございます。  住専問題につきましては、基本的なスキームにつきまして、金融制度の安定とかあるいは預金者保護が必要であるということを国民に詳しく理解を求めてもらうように訴えていくと同時に、国民の汗の結晶であります税金を少しでも使わないように、も...全文を見る
○一井淳治君 この事案の性質からして、とてもとても今の状況では捜査が進行しているという状況ではないと思いますし、また、末野興産、桃源社というのは住専の機構全体からしますとどちらかといえば枝葉の方でありまして、本体に達していないわけであります。ぜひとも強力な捜査を展開していただくよ...全文を見る
○一井淳治君 私が聞いているのは、本体であります住専を対象にした場合にどういう罪名が考えられるかということを聞いているわけです。
○一井淳治君 子供を相手に時間つぶしをやっておるんじゃないんです。一分間でも国民の期待にこたえて刑事責任を追及するという立場に立たないと、今のような話を聞いているとがっかりすると思うんです、本当に。納税者の人たちは、これでは悪が眠るな、巨悪がこのまま眠っていくなという心配を持つと...全文を見る
○一井淳治君 背任あるいは特別背任が最もよく考えられる罪名であると思うんですけれども、公訴時効が五年なんです。とすると、もうどんどん時効にかかっているという状況であるというふうに思います。ですから、早急に人を手配する等して全力を挙げて取り組んでいかないと本当に巨師が眠ってしまうと...全文を見る
○一井淳治君 これ以上お聞きしても時間のむだになってしまいますが、一生懸命むだをするようなことに私もこれ以上耐えられませんから。  要するに、時効にかかっているんです、大きな事件が。これに対してどのように対処していくかということを真剣に考えてください、大臣、それだけお願いします...全文を見る
○一井淳治君 住専処理機構には検察庁のあるいは法務省のOBの方が入っていかれる、そして預金保険機構には法務省の方がお入りになるという予定になっております。そして、損害賠償責任があるかどうかということについては、住専処理機構が原案をつくる。原案をつくらない限りは補助しないというふう...全文を見る
○一井淳治君 将来、住専処理機構がこういった損害賠償請求権というものの請求のリストをつくったり原案をつくったりされるわけですけれども、このものが入っていなくちゃいけないわけ下す。ですから、今のお話を聞かせていただければ、判断をするのは裁判所ですよ、これはもらはっきりしておるんです...全文を見る
○一井淳治君 法務省の方にもう一遍お聞きしますが、これ損害賠償請求権が発生する可能性が十分に考えられるんじゃないでしょうか。それは、今あるとは言えないと思うんですよ。ほかにも、この国会の審議の中で見ておりますと稟議書が出ております。稟議書には掛け目として例えば八〇%とか七五%出て...全文を見る
○一井淳治君 それでは、今後ともそういう点に関心を集めて、損害賠償責任というものを見逃さないようにお願いしたいと要望申し上げておきたいと存じます。  次に、公正、健全な運営を市場原理にゆだねながら実行していこうという今後の金融自由化の対策でありますけれども、そして金融四法がまさ...全文を見る
○一井淳治君 以上の信組は、もうこれは預金保険機構で処理済みというふうに言ってよろしいでしょうか。
○一井淳治君 次に、木津信用組合の損失額及びこれをどのように処理をしていくのか、御説明をいただきたいと思います。
○一井淳治君 大蔵省では、平成八年三月期の預金取扱金融機関の不良債権等の状況というものの調査をされまして一覧表をつくっておられますが、それで信用組合について言うと、不良債権額、それから貸倒引当金の合計、それから業務純益、それから上場有価証券の含み益というものは信用組合に限って言い...全文を見る
○一井淳治君 信用組合全体の毎年の利益額が千六百億から千七百億ぐらいですから、不良債権を償却していくことが実際にはかなり困難ではなかろうかと思います。  そういった中で、今回の新しい法案によります預金保険機構が出発するわけでありますけれども、これまでの預金保険機構の残金といいま...全文を見る
○一井淳治君 税金からの支出、これが起こらないようにということが最大の眼目でありますけれども、将来、経済の変動等によりましていろんな予想外のことが起こる可能性もなきにしもありません。そういったことで、どういうことを対応としてお考えになっておるのか。あるいは仮にこの税金からの支出が...全文を見る
○一井淳治君 そして中途の、例えば三年あたりのところで預金保険機構の収支状況を検討していただくとか、十分な対応を中間段階でもしてもらわなくちゃいけないと思いますけれども、いかがでしょうか。
○一井淳治君 この信用組合の関係ですけれども、こういう信用組合に対する監督はどなたがなさっておるんでしょうか。
○一井淳治君 第一義的には都道府県の監督だと思いますが、これらの今申し上げました問題になっている信用組合はいずれも中小企業等協同組合法による組合でありますけれども、法定枠を超えて預金を集めたりあるいは貸し付けをしているような感じがいたします。そして一番問題なのは、高金利の定期預金...全文を見る
○一井淳治君 東京都や大阪府の監督が非常にずさんであったと思うわけです。もっと早く手を打てばこういう多額な、特に木津信組に至っては九千億円という不良債権を発生させておるわけですから、これに対する早期の行政上の監督が必要であったと思います。  私は、こういったような金額がふえてく...全文を見る
06月12日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第4号
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○一井淳治君 きのうに引き続いて質問をさせていただきます。  住専問題は、日本経済を大混乱させたわけでありますし、税金の投入までして対応しなくちゃいけない。ですから、犯罪が仮にその原因としてあるような場合には厳しい処分をするということが当然であると思います。一部の犯罪は時効にか...全文を見る
○一井淳治君 大変御多忙とは思いますけれども、住専問題について特別力を入れていただくように要望いたしておきます。  次に、信用組合に対する都道府県の監督の問題でございます。これは前回の最後に研究課題としてお願いしたわけでございますけれども、著しく監督が不十分な場合には、都道府県...全文を見る
○一井淳治君 都道府県が破綻処理、預金者保護等のためにお金を出す、これは今まさに言われたとおり、信用組合が地域経済に貢献しておりますから、地域経済を守っていかなきゃならないという公益性の観点からお出しになる。これはまさしくそのとおりであるというふうに思います。  しかし、今申し...全文を見る
○一井淳治君 結論を簡単に答えてもらったらいいんですが、哲学が違うというのは商法と法人税法は両立しないということなんですか。私は、商法二百八十五条ノ四がまず優先して、商法二百八十五条ノ四は決算書の基本の問題ですから、これが優先するんだと、その一言をお聞きしたいんです。
○一井淳治君 それならそれで結構なわけでありまして、その精神が今後とも生かされるように期待いたしております。  そして、今回の住専等の経済不安の原因を振り返ってみますと、大蔵省の金融機関等に対する監査というものはやはり人員的にも限界があると思うわけであります。そして、金融機関等...全文を見る
○一井淳治君 今後、住専の内容の解明が進むわけですから、そういう厳しい態度で対応をお願い申し上げたいと思います。  それからもう一つ、監査法人の世界では、言葉が非常に端的でありまして失礼かと思いますけれども、大蔵省の過剰支配という言葉があるわけであります。  これが出てきた原...全文を見る
○一井淳治君 これは課題でありまして、大蔵省あるいは国税庁の専門家の方が公認会計士の世界に入っていかれますと、専門家ですから専門的な力を発揮するという点ではいいわけであります。しかし、外部の人からとやかく言われるようになるとやはり不信感が募るわけですから、そういった点は絶対ないよ...全文を見る
○一井淳治君 きちんと対応されるということは、今申し上げましたように、特例法の第九条によって、監査法人が決算等の不注意によって会社に対して損害を与えた場合には賠償責任があるという、この問題について適正な処理をしてくださるということと受けとめておきたいと思います。  次に、この委...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、総務庁の見解をお伺いしたいのでございますけれども、この金融特でも論じられているわけですが、民間の企業の経営者の人たちは、もしも自分の仕事に不注意等で不完全なことを行った場合には株主代表訴訟で追及される。その場合には大変巨額な金額を請求されるわけでありますか...全文を見る
○一井淳治君 それから、住専処理機構が成立した場合には早急に債権の回収を進めていかなくちゃならないわけであります。その場合に、不良資産の中で非常に暴力団が介入しておるというふうなものが少なからずありますけれども、そういったものは競売をしていかなくちゃならない。その場合には、なかな...全文を見る
○一井淳治君 時間が参りましたのでこれで終わらせていただきたいと思いますけれども、今一番大切なことは、追加負担をどのように政府の方で、あるいは与党が協力しながらお進めいただくかということであると思います。その場合に、いろんな議論や問題があろうかと思いますけれども、これまでの護送船...全文を見る
06月17日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第7号
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○一井淳治君 私は、自由民主党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけを代表して、特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法案等六法案について賛成の討論を行うものであります。  まず、特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法案について申し上...全文を見る
11月28日第138回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○一井淳治君 まず、生産調整に関して質問をさせていただきます。  今年度の生産調整ですが、まさに農民を初め関係者が必死で、血のにじむ思いで実現していったと考えております。  そして、現実に集落を見ますと、例えば三〇%の減反が割り当てられている場合に、三〇%を実行しない人がいま...全文を見る
○一井淳治君 需給調整についてのお考えが披瀝されましたが、私は農業・農村を振興させていかなくちゃならない、そういう立場に立ちますと、供給の側については生産調整による供給の制限ということは今が本当に限度であると。これ以上はやはり農林省に頑張っていただきまして、消費拡大をするとかある...全文を見る
○一井淳治君 今後とも生産調整に協力した人たちが、正直者がばかを見たということにならないように、本当にお米の生産にまじめに将来とも取り組んでいくということができるような農政にしていくようにお願いをしておきたいと思います。  それから次に、ミニマムアクセス米のことについて質問させ...全文を見る
○一井淳治君 それでも交渉は交渉ですから、農民がこれだけ必死になって生産調整に協力しているわけですから、農林省の方も新聞に出ないような形でまず交渉ぐらいはやって、いただくようにお願いします。これに対する御答弁はいいです。しかし、それくらいの交渉はやはり手をつけて、もし活路が開かれ...全文を見る
○一井淳治君 余剰のお米を海外の援助に充てるために、農林省におかれましても大変御努力いただきまして、そういう方向に進んでおり、ありがたく思っています。しかし、もう少しその辺を頑張っていただきたいという思いで質問をさせていただきます。  私のお聞きしております情報によりますと、大...全文を見る
○一井淳治君 それから、生産調整の関係でございますが、中山間地域での減反は、非常に他の地域に比べて厳しい影響があると思います。この中山間地域における減反対策を厚くするという意味で、デカップリング、直接所得補償のことを考えてはいけないかということを質問させていただきます。  実は...全文を見る
○一井淳治君 政務次官は、中山間対策の問題、農業の問題について非常に御造詣が深いというのがよくわかりました。任期中にぜひともこの点の前進を図っていただくように期待を申し上げておきます。  次に、米価の安定という観点から考えた場合に、これは生産者にとりましても消費者にとりましても...全文を見る
○一井淳治君 次に、政府買い入れ数量ですが、政府米は生産調整の実施者から買い入れるということで、生産調整の推進対策の一つでございます。また、政府米が縮小いたしますと、その分だけ自主流通米が増加いたしまして、米価の不安定にもつながっていくと思います。  そういった観点から、政府買...全文を見る
12月12日第139回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○一井淳治君 国政調査権に関しまして、清水先生、浅野先生に同じ質問をさせていただきたいと思います。  現在、国政調査権というものが十分に機能しているかどうかという点でございますけれども、国会が国政調査権を十分に使いこなしているかどうかという評価を第一にお聞きしたいわけでございま...全文を見る
12月16日第139回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号
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○一井淳治君 社会民主党の一井淳治でございます。  まず、岡光前事務次官問題につきまして一歩踏み込んで質問をさせていただきたいと思います。  まさに行政改革が最大の課題でありますけれども、行政改革の実現のためには、官僚に対する政治主導、国民から選ばれた政治家の優位というものが...全文を見る
○一井淳治君 取り消し得べき場合があるということのようでありますけれども、結局その依願退職の成立に瑕疵がある場合には取り消しができるということのようであります。  今、人事院の方のお話にもありましたし、新例などを見ますと、例えば年金の受給資格があると思い込んで辞表を出した場合と...全文を見る
○一井淳治君 しかし、これだけ問題になっているわけですね。そして、和田審議官について、百万円については返還しているわけですけれども、この和田審議官を懲戒処分、どの程度になるかわかりませんけれども、これとの均衡ということが問題になりますね。  それからもう一つは、この事務次官とい...全文を見る
○一井淳治君 私は、刑事処分じゃなくて、大臣として、今行政改革の中で、大臣の責任を果たして、行政上の懲戒処分を発令して、はっきりとした政治の優位というものを示してもらいたいと言っておるわけでございます。近く厚生省の方でもこの一連の処分を発令されるようでございますので、それまでにで...全文を見る
○一井淳治君 このように適切に指導が行われているにもかかわらず、このようなものが出てくるわけですね。これは特に一番規律をきちんと守らなくちゃならない偉い人が、事務次官のような人がきちんと守っていないという問題点もありますし、また社会全体の緩みということもあると思うんです。それにし...全文を見る
○一井淳治君 そこで私は、性悪説か性善説か、これはわかりませんけれども、しかし幾ら公務員に対して公僕たれということを教え込んでも限界があるんじゃなかろうか。今までの実績を見ていくと、やはり法律をつくっていかないとこの状態は改まらないんじゃないかと思います。  もちろん、法律はつ...全文を見る
○一井淳治君 何としても行政に対する信頼を回復しなくちやいけないわけでありますから、いい方法があればそれにこしたことはないわけでありますけれども、いい方法がない場合には法律で縛るということも最悪の場合は考えながら、早急な対応を御要望申し上げたいと存じます。  次に、行政改革を私...全文を見る
○一井淳治君 届け出というのは、結局届け出をして国民の監視下に置く、それによって透明性を高めて政治資金をより内容のよきものにしていこうと、そういう趣旨ではないんでしょうか。
○一井淳治君 それで世論から批判されれば、そのお金を返すか返さないかは議員の判断でありますし、また返したから済むという問題でもない要するに、そういう批判が起こらないように、きれいな政治資金を受け取るように議員個人個人が心していかなくちゃいけないという問題ではないかと思います。 ...全文を見る
○一井淳治君 新しい自治大臣、ぜひその点の検討を十分深めていただきまして、透明性を強めるということで、コピーをすることも含めまして前進を図っていただきたいと要望を申し上げたいと存じます。  それからもう一つ、自治大臣にお尋ねしたいことは、九四年一月に自治大臣が腐敗防止法案という...全文を見る
○一井淳治君 ボールを投げなくても、みずから野球のバットをつくったりグラウンドをつくったりするぐらいのファイトを持ってぜひともお願いしたいと思います。  それから次に、財政改革についてお伺いをしたいと思います。  財政赤字が大変な課題になっているということはもう言うまでもない...全文を見る
○一井淳治君 何か枠組みをつくる法律などの制定ということもあわせて御配慮をいただきたいと思います。  ここで、清水澄子議員からの関連質問をお許しいただきたいと思います。
○一井淳治君 次に、消費税についてお伺いしたいと思います。  まず、医療に対する消費税でありますけれども、これは病院の規模にもよりますが、診療報酬では回収できない消費税分が一%から〇・五%ぐらいあるということで、赤字経営傾向の強い病院から非常に問題にされておる課題でございます。...全文を見る
○一井淳治君 厚生省の対応をお願いします。
○一井淳治君 消費税の問題につきましてはこれまで社民党も真剣に取り組んできたところでございまして、このたび六十五歳以上の低所得者に対する特別の御配慮をいただいたことに対してもありがたく思っておりますし、福祉予算の充実とかあるいは郵便料金について大変御配慮をいただいたわけであります...全文を見る
12月17日第139回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○一井淳治君 松旭参考人にお尋ねさせていただきたいと思います。  農協の信用事業につきましては、住専問題が論議されたのがつい先刻なんでございますけれども、今まさに金融情勢を見ますと金余り現象があり、大変厳しい経営環境の中で、現実に競争に負けないようにしなくちゃならないという状況...全文を見る
○一井淳治君 もう一点お尋ねしたいと思います。さっきお話も出た監査体制、今回の法改正にも関係するわけですけれども、これがきちんと実施できるのかどうかという問題でございます。  回収可能性ということを常に考えながら、貸し出しの場合には責任感を持ってやらなくちゃいけないわけなんです...全文を見る
○一井淳治君 次に、内藤参考人に質問させていただきます。  なかなか農協が積極的に地域に貸し出しをするという力が十分ないわけですから、どうしても農林中金にお金が集まってまいります。そして、農林中金の内容を見ますと、有価証券運用が六一・二%ということが言われておりますけれども、大...全文を見る
○一井淳治君 終わります。
○一井淳治君 市中にお金がだぶついているような状況でございますけれども、そういった中でほかの金融機関との競争も非常に厳しくなりまして、有利な融資先がなかなか見つからないという状況が現実にあると思うわけであります。  先ほどまで住専問題で議論されておったわけでありますけれども、今...全文を見る
○一井淳治君 今回は、合併とか事業譲渡など、ほかの金融機関に対抗できるそういう組織づくりが進んでおるわけであります。しかし、何といいましても農協は協同組織金融でありまして、組合員とともに生きる、あるいは地域の発展のために尽くさなくちゃいけないという基本的な原則がありますし、この個...全文を見る
○一井淳治君 次に、農林中金に関連してお尋ねします。  これまでの資金の運用などを見ましても、有価証券に対する運用が非常に高いとか、他の金融機関に比べてなかなか苦労しているという状況が見えるわけでございます。今回の改正でかなり前進はあったにしても、果たして農業関係から集まってき...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ、経営管理委員会というものについて、どのようにこれが有効に活用され、農協の活性化とかあるいは農協の組合員のための活動とか、そういった面で生かされていくかということがいま一歩ちょっとわかりにくいところがあるように思うわけでございます。  経営管理委員会という...全文を見る
○一井淳治君 大型の合併ができて、そこで従来の農協の理事さんがみんな入ってこられると理事があふれてしまう。それの対策だと言ってしまえば余りぱっとしないような気もいたします。  農林省の方では、例えば一定規模以上あるいは定面積以上の場合には経営管理委員会を置くような指導をするとか...全文を見る
○一井淳治君 もう一つ監査の問題について伺います。今回、相当の前進があったわけですけれども、今回の改正で監査とすれば十分であるかどうかというそこのところをお尋ねしたいと思います。
○一井淳治君 この監査というものは、例えば公認会計士の資格を持っている人が監査したからといってよくできるものじゃないと思うんです。  例えば、住専問題であれほどたたかれた住専会社が、公認会計士を中心とする監査法人がちゃんと監査をして、これは黒字であるという監査をしているわけです...全文を見る
○一井淳治君 監査の問題もやる気の問題ですけれども、やはり農業問題は非常に厳しい状況に置かれておりまして、何か沈滞ぎみであるというふうに思います。農林省におかれましてはとにかくやる気を持って頑張っていただくことを要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。