伊藤公介

いとうこうすけ



当選回数回

伊藤公介の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第80回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○伊藤(公)委員 私ども新自由クラブは、これから私どもの地球上のあらゆる貧困やそして人権問題には勇敢に立ち向かい、そして外交の場面においても積極外交を展開をすべきであるという立場から、きわめて限られた時間の中で一、二外務大臣に御質問申し上げたいと思います。  ここ数日来、特に昨...全文を見る
○伊藤(公)委員 アメリカのカーター大統領はその言明の中で、具体的な国名を挙げて、たとえば韓国の中にも人権問題があると言明をしておりますけれども、日本の外務大臣としてはどうお考えになっていらっしゃるでしょうか。
○伊藤(公)委員 昨今、金大中事件を初めとして、日韓の問題はきわめて重要な問題だと私どもは受けとめているわけでございます。すでにこうした問題については、事件をきっかけにして日本の政府でもいろんな調査を続けてこられたり、金大中事件についてもその経過があるわけでございますけれども、そ...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間がありませんので、日韓のこの一連の経過については改めて私どもはお聞きをしていきたいと思っています。  関連をしまして、アメリカのカーター大統領は、韓国からの撤兵に積極的に踏み出してまいりました。日本の政府はこの問題について、バランスを大きく崩さない範囲にお...全文を見る
○伊藤(公)委員 大別をすれば、軍事、経済そして政治等々あると思いますけれども、アメリカの撤兵を補うものとして、経済的な安定ということが考えられると思いますけれども、この撤兵を補って日本の韓国に対する経済援助というものに大きな変動があるのかどうなのか、これを質問したいと思います。
○伊藤(公)委員 最後になりましたけれども、朝鮮半島というものがわが国にとって大変大事な問題だと考えているからこそ、私たちは積極的に、また勇敢にこの問題に取り組まなければならないと考えているわけでございます。しかし私たちは、そういう見通しの中にありながらも、ここしばらくの間、日本...全文を見る
03月02日第80回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○伊藤(公)委員 先日御質問申し上げたわけでございますが、私どもは大変残念ながら短い限られた時間でございますので、あわせて、動き出した人権外交についてお尋ねをしたいと思います。  私たちは、アメリカのカーター外交は明らかに一つの確固たる方針を持って動き出した、こういう認識に立っ...全文を見る
○伊藤(公)委員 今度のカーター外交において、朝鮮半島から撤兵をするということは、まさにベトナム戦争以後かなり目立った外交だと私たちは受けとめているわけでございます。けれども、この韓国からの撤兵について日本の政府は事前に相談を受けておりましたでしょうか。
○伊藤(公)委員 撤兵をするということを明らかにされた時点で、日本の政府は何らかの打ち合わせ、これに立ち向かうという具体的な話し合いをされておりますでしょうか。
○伊藤(公)委員 私たちは、朝鮮半島というものがわが国の平和にとって大変大事だ、また、じっとわれわれが手をこまねいて見続けている、だけでいいのかという、多少疑念を持っておりますので、続けて御質問をしているわけでございますけれども、この朝鮮半島に関して、より具体的に、たとえば現状の...全文を見る
○伊藤(公)委員 対話をして……
○伊藤(公)委員 これは朝鮮半島の基本的な問題でありますが、かつて国連で、中国の国連加盟を承認するという場面があったわけでありますけれども、まだ当時私たち日本の国の中では台湾政府ということを考えている時期に、われわれがあるいは日本政府が全くそうしたことを考えない間に、アメリカのキ...全文を見る
○伊藤(公)委員 一つだけお聞きしておきたいのでありますけれども、われわれはもちろん朝鮮半島の平和を望んでいるわけであります。ちまたでは、日韓の問題あるいは金大中事件以降、日本と韓国との関係は、とにかくわれわれが周辺の雑誌を開けば、新聞を開けば、そしてわれわれが聞けば、まさにこの...全文を見る
○伊藤(公)委員 今後北側に関していままでとはもう一歩違った方向で、たとえば入国に関しての問題であるとか、あるいはいまお話しのスポーツであるとか、そうした政治を離れての交流という点について積極的に取り組んでいこうという意向はおありでしょうか。
○伊藤(公)委員 われわれはもちろん北のことだけを考えているわけではありませんで、南北の問題を並行して、また友好的にやっていくことが賢明だと考えているわけであります。しかし、現実に私たち日本の国と韓国との関係、そして日本と北との関係ということを考えますと、何かの新しい一つのアクシ...全文を見る
○伊藤(公)委員 すでに、どういう問題を議論をするか、また日本側としてどういう姿勢で取り組むかということは当然討議をされていると思いますし、されるべきだと思うわけでありますけれども、もしこの首脳会議で具体的に人権外交の問題がテーマとされてきた場合、日本の政府はどういう立場でこれに...全文を見る
○伊藤(公)委員 万一そういう提起があった場合にはどうされますでしょうか。
○伊藤(公)委員 外務大臣のお考えをお聞きをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 もっと具体的にお尋ねしたいと思います。  いろいろなところで議論をされてまいりましたけれども、しかし最近、このままあいまいにしておくことはならない、多くの国民の疑惑を払う意味で金大中事件をいま再調査をすべきだと私たちは思いますし、これに対して、どういう経路で日...全文を見る
○伊藤(公)委員 多くの国民は、この金大中事件を依然として深い疑惑としてとらえていると思うのです。私自身もそうでありますけれども、外務大臣は、これは疑惑のある問題だというぐあいに現実に考えていられるのか。また、先刻の予算委員会でも総理自身が、疑惑があるとすれば、これは徹底的な調査...全文を見る
○伊藤(公)委員 最後にもう一問。  この疑惑を解くために、韓国に対してもその協力をするという意思を持っていられますか。
○伊藤(公)委員 大変不十分でありますので、次回の国際情勢のときに再び質問をさせていただきたいと思います。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○伊藤(公)分科員 最近とみに米軍の基地返還問題あるいは基地返還後の跡地利用等について関心が高まっているようでございますけれども、東京周辺にも、この米軍の基地返還に対する問題あるいはすでに返還になった地域の跡地利用についても非常な要求、具体的な要求等も出ているわけでございますが、...全文を見る
○伊藤(公)分科員 すでにこの問題については関係各省庁に地元からの陳情も昨年以来しているわけでございますけれども、米軍側に対して、具体的にこの話し合いをされた経過をちょっとお聞きをしたいと思います。いつどういう形で米軍側に話をしてきたのかという経過をお聞かせいただきたいと思います...全文を見る
○伊藤(公)分科員 具体的な要求はいままで一切してないということですね。そういうことでよろしゅうございますか。
○伊藤(公)分科員 それでは、昨年の八月、多摩弾薬庫が天皇在位五十年を記念しての昭和公園として最有力になった、こう三木内閣のときにははっきり、もちろんこれはすべてに載っておるわけでありますけれども、具体的な、たとえば立川の基地とのブリッジ等々、具体的なこういう提案が三木内閣当時さ...全文を見る
○伊藤(公)分科員 先ほども冒頭にお話し申し上げたとおり、多摩ニュータウンは、ニュータウンの建設そのものにも多少私自身は疑問を持っているわけであります。こういう高層住宅だけで一体東京を初め大都市における住宅建設ということがいいのかという問題はかなりあるわけでありますが、この議論は...全文を見る
○伊藤(公)分科員 葉山についても候補地ということを私も実はお聞きしているわけでございますが、東京の今日のかなり激しい交通混雑あるいは公害、そして人口過密化等々を考えますと、東京の中にこれくらいの規模の緑地、公園というものが当然必要だと私たちは考えているわけでありますけれども、も...全文を見る
○伊藤(公)分科員 昭和公園の指定については、ことしたしか予算の中で六千万円ほどの調査費がついたと思いますけれども、その調査費の活用の方法、どんなふうにお使いになるのか、お聞きをしたいと思います。
○伊藤(公)分科員 昭和公園の指定は、ことし中に決まるわけでございますね。あるいは大体何月ごろまでという見通しがあったら、ちょっとお聞かせください。
○伊藤(公)分科員 もう一つだけお聞きしておきたいのですけれども、建設省から昭和公園という形で要望がありましたときに、大蔵省としてはこれを認めていただける方向にあるのか、そういう意思があるのかどうか、ちょっと確めておきたいと思います。
○伊藤(公)分科員 建設省からそういう要望があったときには、これを認める意思がおありですか、どうですか。
○伊藤(公)分科員 多摩弾薬庫の問題についてはいかがでございますか。建設省からそういうコンセンサスがあって、そして東京のニュータウンとあわせてつくることが妥当である、こういうコンセンサスが得られて、そして建設省の方からそういう要望が具体的にあったときに、大蔵省としてはどういう方向...全文を見る
○伊藤(公)分科員 何回も繰り返すようでありますけれども、東京にとっては、ニュータウンにお住まいになっている方々だけではなしに、東京に住んでいる方々にとっても、いま本当に毎日の私たちの生活をいやす、そういう生活環境というものが非常に必要とされていると私は思います。特に多摩弾薬庫周...全文を見る
○伊藤(公)分科員 払い下げに関する基準が一応設けられているわけでありますけれども、この基準に関しては一律にされるというのではなしに、その地方自治体といいますか、その基地が存在をしている状況を十分に考慮していただいて、多少弾力的にお願いをしたい。そして、その払い下げという形ではな...全文を見る
○伊藤(公)分科員 三分割という計画、分割の仕方そのものにも多少の問題があるのではないか、こう思います。つまり、いまでさえ必ずしも広くないこの基地跡を三分割をしてしまうというのではなしに、地方自治体と国とが共同で、たとえば東京にある基地などという問題は、地域における必要性というも...全文を見る
○伊藤(公)分科員 具体的には、たとえば関東村については関連の府中市では平和の森、太陽の森という基本構想がすでにできておりますし、あるいは調布市におきましては、これも調布の森構想という具体的な計画が進んでいるわけでございます。ぜひ地域の住民の要求を大いにひとつくみ上げていただいて...全文を見る
03月16日第80回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○伊藤(公)委員 外務大臣が首脳会議に立たれる直前でございますので、多少範囲を超えて御質問をさしていただくかとも思います。  まず最初に、わが国の開発途上国に対しての援助ということは、きのうきょう始まったことでございませんで、ずいぶん前からこうした問題は討議もされ話題にもなって...全文を見る
○伊藤(公)委員 先ほどの答弁の中にもうかがえたことでございますけれども、いまの外務大臣のお答えの中で、率直に聞けば資金援助、額を多くすればそれが援助だと考えている基本的な考え方に私は大変な疑問を持たざるを得ません。額だけが高いのでいいとするなら、今日までアメリカは開発途上国に対...全文を見る
○伊藤(公)委員 具体的な問題について触れたいと思っているわけでありますが、私がいま基本的なことでお聞きをしたいことは、福田内閣がこの開発途上国に対して今後こういう形で対処をしていくのだという、福田内閣なりの具体的な案あるいはお考えをお持ちならばお答えをいただきたい、こう申し上げ...全文を見る
○伊藤(公)委員 福田内閣が一貫して口癖のように資源有限時代と言い続けながらも、資源をいまどこから私たちが調達をしているかということはもう明らかであります。資源有限時代と言いつつも、外交の面に関しては、開発途上国という問題に関しては何一つ具体的な政策を持っていない、こう言わざるを...全文を見る
○伊藤(公)委員 少し飛躍をするのでありますけれども、もちろんそれぞれの役所の管轄もあろうかと思いますが、若い人たちが海外に出て何か一つの作業に参画をしたいという熱意は非常にあるわけでありまして、ただ、海外旅行ができるからいいということではない、あるいは海外に出る人たちが多くなっ...全文を見る
○伊藤(公)委員 いま専門家が三千四百九十九名、青年協力隊がボランティア活動の形で七百十二名派遣をされているではないかという答弁がありました。しかし外務大臣、いま日本の若い世代の人たちのエネルギーがこれだけある時代に、七百十二名のボランティアが協力隊で行っているからその道を開いて...全文を見る
○伊藤(公)委員 倉石農林大臣がこの緑の革命をという大、演説をしたわりあいにはどうも成果がなかったような気がするのでありますけれども、ローマ会議で政府代表が強調をされております「開発途上国における食糧生産の持続的拡大を図っていくためには総合的な対策の推進」こう言っているわけであり...全文を見る
○伊藤(公)委員 わが国の開発途上国に対する経済協力の政策は、工業開発を優先させ、農業開発に対して正当な配慮、十分な配慮がされなかったのではないのか。政府発表の七三年から七五年の三カ年におけるプロジェクト援助の分野別の構成比率で見ても、農業開発部門はわずか一〇%にも達していない、...全文を見る
○伊藤(公)委員 世界食糧会議で、開発途上国における食糧生産の増大ということが緊急な問題であるということはすべての国が認められた、こう聞いているわけでありますけれども、この中でアルジェリアという国から食糧生産の増大の責任を開発途上国だけに負わせるべきではない、こういう発言があった...全文を見る
○伊藤(公)委員 大変いまのお答えには不満足であります。食糧自給率の低下が著しいいまのわが国の状況はこのままでもう仕方がないのだ、こう言うのでしょうか。あるいは具体的にこの自給率の低下しているということに何らかの方法を持っているのか。ただいまのお答えですと、海外にそのことを求める...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りました。  しかし、国内における食糧の自給率の問題は大変重大な問題であります。いまのお答えでは、いま国内における食糧事情に対する考え方としては、全く私自身どういう形でこれに臨むのかということを、具体的な問題を少しも聞き出せない、もっと具体的な形で国内...全文を見る
03月23日第80回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第3号
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○伊藤(公)委員 きょうは基本的なことについて、まずお尋ねをしたいと思うのであります。  私どもがいま東京を歩きますと、歩道橋あるいは信号が非常にふえてまいりました。これは人命を守るというためには、私たちは必要だと思っております。しかし今日、世界どこの町を歩いても、東京を初め日...全文を見る
○伊藤(公)委員 総務長官からお話を伺ったわけでありますが、もちろん私が考えていたとおりの答弁しかない。  やはりいま政治家が、挙げてこの都市の新しい町づくりの考え方に対して転換をしなければならないと考えているわけでありますが、たまたまきょうは建設大臣、私どもぜひ御出席をいただ...全文を見る
○伊藤(公)委員 東京を初め大都市における都市づくり、交通安全の問題は、いままでの継続の形ではなしに、私たちは新しい都市づくり、大胆な都市づくりをしていかなければならない、こう思っております。思い切った今後の施策をぜひ進めていただきたいことを要望して、具体的な問題について触れてい...全文を見る
○伊藤(公)委員 当初、五十一年度二億五千万円計画をされていたのに、実際には五千万円しか活用されなかった。それはなぜ活用されなかったのか、その理由をまずお聞きしたいと思います。
○伊藤(公)委員 具体的にはどういう形でこの制度ができて、各地方自治体には通達をされたのですか。
○伊藤(公)委員 実際にこういう国の力を非常に必要とされている交通遺児の方々が、切実に力をかしてほしいという方々が全国にいるのに、末端のそういう方々のことを気持ちとして十分くみ上げていない。つまり、役所の中で計画だけは立てる、しかし、この問題に限らず、予算というものが組まれる、組...全文を見る
○伊藤(公)委員 いろいろな災害があるわけでございまして、実際に同じ世代の方々でこうした恩恵から外れてしまっている人たちがいるわけでありますけれども、この交通遺児に対する授業料の免除というようなことをもっと広げて、遺児、同じ世代の方々には、平等にこうしたことが活用できる道を開いて...全文を見る
○伊藤(公)委員 もちろん、今後授業料の免除というだけで十分とは思いませんけれども、本当に、まだまだ親を必要としているのにそういう災害に遭った、しかしまだ学校にも行かなければならない、しかも自力ではまだ独立をしてやっていけない、こういう若い方々には、やはり国が親がわりになってあげ...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間がありませんので、端的にお伺いしたいのですが、具体的にいま東京の中で自転車道路をつくるという計画がございますか。
○伊藤(公)委員 具体的に、東京ではどんな計画になっておりますか。
○伊藤(公)委員 私が考えている生活道路としての自転車道路は、いささかいまの御計画のお考えとは違っているような気がいたします。つまり狭山を初め今日までのサイクリングロード、自転車道路というものは、どうも観光的な、あるいは自然の中につくられるということを目的とした自転車道路でありま...全文を見る
○伊藤(公)委員 かつて河野一郎さんが建設大臣をしておりましたときに、多摩川の両サイドを思い切って活用せよとハッパをかけたことがあったわけでありますが、いま多摩川の両サイドは御承知のように、東京都民にとってはまさに憩いの場であり、それはスポーツの場でもございます。そしてその両サイ...全文を見る
○伊藤(公)委員 生活道路としての自転車道路の問題、そして駅前の自転車置き場の問題を、ひとつできることなら私も皆様方にもお願いを申し上げて、今後、都市における生活道路としての自転車道路建設ということを含めまして、特別立法みたいな形でもしこれが、提案ができればという考えを持っている...全文を見る
○伊藤(公)委員 具体的に数字をお調べになったかどうかわかりませんけれども、いま小田急は多摩ニュータウンができておりまして、現状でももう通勤時、電車に乗れないで、次の電車に乗るというような状況なんです。これに多摩ニュータウンが——まだいまほんの一部入居したところですが、やがていま...全文を見る
○伊藤(公)委員 すでにその実情は、国鉄にも運輸省にも私の方から正式にお話を申し上げているはずであります。ひとつ早急に御検討いただきたいと思いますが、御検討いただけるかどうかだけお聞きをしておきたい。
○伊藤(公)委員 多くの方々からそういう要望もすでに出ておりますので、ぜひひとつ早急に御検討をしていただきたいと思います。  それから同じ国鉄の問題でありますけれども、東京の外れといいますか西多摩地域に五日市線なり青梅線というのがございます。この西多摩地域に関して、最近通勤客が...全文を見る
03月25日第80回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○伊藤(公)委員 今度の日米首脳会議で、私ども外務委員会でもいろいろな議論をしている問題でありますが、開発途上国の問題、それから特にエネルギー資源の問題が私たちのこの国にとっては重要な問題でございますので、こうした石油を含めたエネルギーの問題について具体的な議論がされたかどうかお...全文を見る
○伊藤(公)委員 朝鮮半島の問題は、外務大臣がアメリカにお立ちになる前に、私も実は質問をさせていただいた件でございますけれども、今度の日米首脳会議の中でもさらにはっきりとした形で、アメリカのカーター大統領のもとでアメリカと朝鮮民主主義人民共和国との渡航が自由化されてきた。渡航すら...全文を見る
○伊藤(公)委員 私たちがごく平均的な考え方で考えますと、北朝鮮と日本との交流がこのままでいいとは決して思いませんし、私たちが朝鮮半島を十分に理解する上においても、正常な形でもっと渡航が自由化されていく、そして、必ずしも政治レベルではなしに、国民の多くの人たちがもちろん南北の朝鮮...全文を見る
○伊藤(公)委員 限られた時間でございますので、次の質問をさせていただきたいと思うのであります。  私ども、昭和四十八年当時からのオイルショック以後、エネルギーの問題は非常に切実な問題として考えなければならない時代に来ているわけであります。その一端を担う原子力の平和利用という形...全文を見る
○伊藤(公)委員 大統領の訪日ということが報じられたわけでありますけれども、大統領訪日の日程あるいはさらに今後どういうようなことについてそういう機会が持たれるかといった見通しについてお伺いをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 私たち、外務大臣、総理が訪米をする前に、日米首脳会議の主たるどういう内容について話し合われるのであるか、あるいは日本としてはどういうことを主題としてこの首脳会議に臨むのか、こういう御質問をさせていただいたわけでありますけれども、私の記憶では外務大臣は、カーターと...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りました。大変に勉強家の記者の皆様方には、余りこんなに全部突き合わせてみればぴったりのような記事が書けて、いいような悪いような大変に複雑な気持ちでございますけれども、以後よく注意をするなどということではなしに、たとえば今度の日米首脳会議にはそれぞれ問題が...全文を見る
○伊藤(公)委員 大変時間が遅くなりましたので、簡潔に、できるだけダブらないように二、三の御質問を申し上げたいと思います。法案の個々の問題については大分質疑がされましたので、二、三の実例を挙げて御質問を申し上げたいと思うのであります。  まず三月十九日の新聞でございますが、カー...全文を見る
○伊藤(公)委員 昨年の末からことしにかけて、アメリカの沿岸だけでも十三隻ものタンカーが事故を起こして大量の石油が流出をした事件以来、アメリカでは、独自に海洋汚染防止対策をとるべきだというアメリカの国内世論に応じて、カーター大統領が今回の規制措置に踏み切ったと思います。アメリカへ...全文を見る
○伊藤(公)委員 アメリカでは、今回のタンカー二重船底の義務づけのほかにも、二百海里汚染防止水域を宣言するという動きもあります。わが国は、従来の海洋法会議では、汚染防止ゾーンの幅については五十海里を主張してきたわけでありますけれども、その見通しについてはどうなのか、また、アメリカ...全文を見る
○伊藤(公)委員 海峡の問題につきましては、私ども新自由クラブなりの考え方がございますので、関連をして後日改めて私たちの考え方を再度御質問申し上げたいと思いますが、最後にことしの二月四日でございますけれども、福島県のいわき市の沿岸で、十二海里内の海域で、岩手県の漁船がソ連船に網を...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、これはもう報道記事が、新聞に載っているこれは事実ではないということでございますね。
○伊藤(公)委員 これは新聞記事を私持っておりますので、改めて私の方でも確認をして、後日改めて、事実でないということであれば、これはどちらが正しいかわかりませんが、本問題については、もし問題があれば改めて御質問を申し上げたいと思います。  先ほど御質問申し上げましたこの海域の問...全文を見る
04月06日第80回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○伊藤(公)委員 私たち理事会でいろいろな打ち合わせをしているわけでございますけれども、私も重ねて委員長に、ぜひ国際情勢に関してはもう少し本当の議論ができる時間をおつくりをいただきたい、私たち当初から審議には御協力を申し上げます、こう申し上げているわけでございますし、私ども新自由...全文を見る
○伊藤(公)委員 重複を避けて質問をさしていただきたいと思いますけれども、十二海里領域の問題にしましても、非常に一貫性がない。すでに世界の大勢がと言うならば、間もなく行われます国際海洋法会議においては十二海里宣言がされて、そして国際海峡に関しては自由航行になる、これが世界の大勢だ...全文を見る
○伊藤(公)委員 委員長、ちょっとその前に。その答弁は後からいただきますから、大臣のいるうちにもう一つ。  もし西側からソ連の漁船が入ってこられたら、一体どうするのか。
○伊藤(公)委員 委員長の御発言でございますから申し上げませんけれども、これだけいま重要な段階に来て、しかも海洋国日本だと言っていて、今後わが国にとって海の問題はまさに死活の問題であります。しかもソ連とこれだけ重要な問題を抱えていて、国際情勢をぜひやりたい、その国際情勢をわれわれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が過ぎましたので質問を終わりますけれども、国会は国の最高機関であります。その委員会を充実したものにしていただきますことを委員長にあわせてお願いを申し上げまして、きょうの質問を終わります。
04月06日第80回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○伊藤(公)委員 私は、前回の質問に引き続いて、大都市における交通改革を大胆にしなければならない。しかし現状の中では、いま通勤どきに車に乗ればどこでも渋滞でございますし、電車に乗れば、お年寄りの方や御婦人の方が危険を冒して、押し戻されたりしながら乗っているという状況を見ますと、都...全文を見る
○伊藤(公)委員 建設大臣いないですか。
○伊藤(公)委員 いま公安委員長さんの御答弁ございましたけれども、私が考えている都市における生活道路は、むしろ公安委員長さんにお聞きするということが必ずしも妥当でないと思いますけれども、いまある道路でさえも狭過ぎる、もう肩をお互いにこう触れ合うようにして、よけ合わなければならない...全文を見る
○伊藤(公)委員 つい数日前のことでございますけれども、多摩地域の市町村長さんがお集まりになられて、御存じかどうかわかりませんけれども、年々非常に大変な御努力によって交通事故の絶対数は減少の傾向にある、しかしその内容を検討してみますと、残念なことに自転車による事故というのは非常に...全文を見る
○伊藤(公)委員 一つだけお聞きをしておきたいのですが、自転車の路上放棄ということについては、道路法の七十六条、八十一条にどうも違反をするのじゃないかと私は思いますけれども、違反をするのかどうなのか、それだけちょっとお尋ねをしておきたいと思います。
○伊藤(公)委員 取り締まるということだけが私の意図しているところではありませんけれども、自転車道の整備法、法律で、重ねて申し上げますけれども、ただ現状凍結で取り締まればいいということではなくて、駅前に駆けつけてくる自転車について、一連のこういう問題についての自転車道整備法という...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので、最後に、この自転車道路についての責任官庁は一体どこなのか、お尋ねをしたいと思います。  もう質問する時間がないと思いますので、要望でございますけれども、きょうは建設大臣が御出席いただけるということで、ぜひ建設大臣に要望をしたいと思ったわけ...全文を見る
04月07日第80回国会 衆議院 本会議 第16号
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○伊藤公介君 私は、ただいま提案になりました領海法案に関し、新自由クラブを代表して、総理並びに関係大臣に若干の質問をさしていただきたいと思います。  言うまでもなく、海は長い間にわたってわれわれ人類の共有物であり、人と物の往来の重要な場として、あるいは食糧資源の無限の宝庫として...全文を見る
04月08日第80回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○伊藤(公)委員 私どもの外務委員会において一番大事な日韓大陸棚協定に関する審議を大変変則的な形で始めなければならないということは不幸なことでありますけれども、しかし、あえて申し上げれば、今度のこの領海法、領海十二海里ということはかなり早い時期から予測ができた。すでに国際海洋法会...全文を見る
○伊藤(公)委員 私のお聞きをしていることは全くいまの答弁とは違うことでございまして、私の質問を十分御理解いただかなかったと思うのでありますけれども、いまの領海法と今度の日韓大陸棚協定とが交差をしておるところもあるわけですね。これに対してこの間外務大臣が、これについては違っておる...全文を見る
○伊藤(公)委員 領海法はすでに国会にかかっているわけでございます。領海法を国会にかけるに当たって、すでにこの事態はわかっていたはずであります。この鮫瀬が入っていない地図を使用したとしか思えない、あるいは違うところからはかったとしか思えない。外務大臣、主権にかかわる問題であります...全文を見る
○伊藤(公)委員 この共同開発地域に石油が出るか出ないかということも大変疑問がありますけれども、万一、いま抵触をしておる部分に不幸にして石油が大量に出る、不幸か幸かわかりませんけれども、出るというようなことになりますと、大変大事な問題でありますからはっきりしておいていただきたいの...全文を見る
○伊藤(公)委員 日韓大陸棚協定がすでに三年前、かなり時間が過ぎているのだというお話でありますけれども、領海の十二海里という世界の大勢はすでに第三次の海洋法会議でほとんどコンセンサスができ上がっていた。どうも海に対する日本の政府の見通しはよくない。海洋法会議の成り行きからして、こ...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務省にお聞きをしたいのですけれども、これはどこから測定するかという、測定するところに関してミスがあったのではないかというふうに思いますが、いかがですか。     〔有馬委員長代理退席、委員長着席〕
○伊藤(公)委員 そうすると、いまの御答弁を聞いていますと、韓国側が指定をしてきた、共同開発区域に関して韓国側が引いてきた線をそのまま日本は受け入れた、うのみにした、こういうことになるわけですか。
○伊藤(公)委員 第三次の海洋法会議ではすでに十二海里ということが論議をされて、世界の大勢になりつつある、そういう国際社会の動きの中で共同開発区域、韓国との線引きが行われた。当時外務省は、いま日本の国会に提案をされているこの領海十二海里ということを全く議論も、考えも、予測もしなか...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、いま政府が提案をしている今度の領海法、領海十二海里という事態は、この日韓大陸棚協定の共同開発区域を指定するときには議論はなかったわけですか、日本側の外務省の中では。その見通しはどうだったわけですか。
○伊藤(公)委員 十二海里領海法はすでに三年前に提案をされた、三年前に十二海里、世界はすでにほとんどコンセンサスがとれてきていた、こういう背景の中であります。日本がやがて十二海里になるであろう、こういう予測は全くできなかった、しなかった、こういうことですね。
○伊藤(公)委員 いまの答弁で、世界の趨勢からしてやがて領海十二海里という時代が来るであろう、こういう世界の趨勢を予測しておった。当時国際社会はそういう状況になっていたわけですから、当然十二海里という時代がきわめて近いうちに来るであろうということは予測ができたはずであります。予測...全文を見る
○伊藤(公)委員 重ねてお尋ねをしますが、それでは十二海里にやがてなるであろう、世界の趨勢で間もなくなるであろう、こういうことはもう考えられていた、こういう答弁なんですが、それでは十二海里になったらどうしようか、どうすべきであるとお考えになっていたのか。
○伊藤(公)委員 この十二海里がもう世界の趨勢になるということを確認をしていた、こういう答弁はいただきました。やがてきわめて近いうちに日本も十二海里時代に入るであろう、そういう理解を日本の政府はしていた。そういう理解をしていながら、抵触をする共同開発は具体的にこれだけの線を引いて...全文を見る
○伊藤(公)委員 どうも一国のこれだけ大事な協定に参加をしよう、あるいは主権にかかわるようなものを提出をしようというときに、明らかに見通しを間違えていたのか、あるいは測定を誤っていたのか、そうとしか考えられない。十二海里になったら当然ここは領海であるから入らないということですと、...全文を見る
○伊藤(公)委員 いまのお話で、そういう主張がわが国にとってどれだけの国益になったかということは、私も日本人ですからわからないわけではありません。しかし、何も韓国にそのことを通報することはない、韓国と、やがて日本が十二海里時代になるからひとつここを避けてくれという話し合いをするこ...全文を見る
○伊藤(公)委員 いまの外務大臣の答弁によると、当時韓国も漁業に関して十二海里という認識を持っていた。そうすると、この大陸棚協定の線引きはだれがやったのですか。
○伊藤(公)委員 そうすると、韓国の方は十二海里ということをすでに考えていた、こういうことですね。そこでは、双方の間で十二海里ということも考慮されたということですから、十二海里になったときにどうしようかという話はなかったのですか。
○伊藤(公)委員 日本の政府もこの十二海里ということを考えないわけではなかった。韓国も、漁業でありますけれども、漁業区域として十二海里ということを考えていた。双方がともかく十二海里というものを考慮していながら、でき上がってきたものはそういうことが全く考慮されていなかった。今度の国...全文を見る
○伊藤(公)委員 海洋国日本にとっては、領海というものはどんなに神経質になってもなり過ぎにはならないと私は思っているのでございます。海に対する考え方に一貫性もないし、見通しについては、十二海里にしてもあるいは二百海里時代に対する今日の政府の対応の仕方にしても、実にその場しのぎにし...全文を見る
○伊藤(公)委員 その韓国との間に文書を交換するという件でございますが、これは領海法成立前に、相手方のあることでありますから必ずということが言えるかどうかわかりませんけれども、日本の政府としては——もちろんわれわれこれがない限り、とりあえずの審議が始まっても絶対に採決に応じられな...全文を見る
○伊藤(公)委員 採決をする前にこれは必ず間に合いますね。
04月13日第80回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○伊藤(公)委員 きょうは私、委員会を重ねて持っておりまして、ほかの委員会にも出ておりましたので、多少重複するところがあるかもしれませんが、できるだけ重複しないようにやらせていただきたいと思うのであります。  先ほど同僚議員からも多少質問があったかと思いますけれども、財団法人の...全文を見る
○伊藤(公)委員 この赤字解消のめどをお聞かせください。
○伊藤(公)委員 赤字の二億四千万円を一千坪の土地を売却して、こういうお話がございましたけれども、この土地の売却についてはすでにはっきりした契約なり見通しがついているわけでございますか。
○伊藤(公)委員 実は私も海外に五年ほど生活をしておりまして、ちょうど日本語学校と同じような外国のこういう語学の学校で勉強さしていただいた経験があるわけでありますけれども、この日本語学校というような学校は、日本の場合には非常に少ないわけでございます。渋谷にヨーロッパの学生の方々を...全文を見る
○伊藤(公)委員 実際にこの学校の当事者の方々のお話を伺いますと、当初、建て直しを初め計画が出されたときに、寮も必ず計画をするからと、こういう約束事があって始められたと聞いておりますけれども、それは間違いでございますか。
○伊藤(公)委員 すでに次々と東南アジアの学生の方々が現実に来てしまっているわけですね。例年ですと、約三百人ほどの方々に日本においでいただいて勉強していただく、こういう通知を出されているようでありますけれども、その寮が使えない。あるいはこういう事態というものを、どの時点ではっきり...全文を見る
○伊藤(公)委員 いまそういう手紙を送ったというお話でございますけれども、これは昨年の十二月にすでに送ったわけでございますか。
○伊藤(公)委員 私はただ追及をしようと思っているわけでございませんで、すでに起きてしまって目の前にしている事態をどう収拾をしていくか、せっかく日本に、その間の事情がわからずに勉強をしようと思って来られた方々に、現実にどう対応していくかということが大変大事な問題でございますし、特...全文を見る
○伊藤(公)委員 来てしまった人たちに対しては……。
○伊藤(公)委員 現実に来られた東南アジアの学生の方々が、あると思っていた寮がない、行く当てもない、こういう状況でございますし、いま再建計画を立てられているようでございますけれども、この種の外国の若い人たちに日本の国情を知っていただく、また住んで勉強していただくという機会が非常に...全文を見る
○伊藤(公)委員 私たちが雑談をした感触の中では、客観的に私どもが判断をしますと、今度の議員団を素直に受け入れることができなかったことには幾つかの要素があったと思うのですね。一つはこれは当然のことだと思いますけれども、私たちの国が逆の立場だったら恐らく当然だと思いますけれども、ミ...全文を見る
○伊藤(公)委員 ロシア連邦共和国閣僚副議長のマースレー・ニッコフ氏、この方が三月の三十日から四月の六日まで、ソ連国家六十周年記念行事なのか、記念のことに関して日本に滞在をしていたということでございますが、外務大臣は御存じでございますか。
○伊藤(公)委員 このロシア連邦共和国の閣僚副議長、いろいろ要職を兼ねている、ソ連では大変重要な、また地位も非常に高い方だと聞いておりますけれども、ソ連にとっては大変大きな事業を抱えて、三月の三十日から四月の六日まで日本に滞在をした。その間に通産大臣を初め日本の要職にある方々にぜ...全文を見る
○伊藤(公)委員 ソ連大使は、通産大臣にぜひ会いたいというお願いをしていたけれども、とうとう滞在期間に会えなかった、大変に残念なことだ、御本人もそういう非常に残念な感情を抱いて帰られた、こういうお話をされておりましたので、これは通産大臣とはっきり言っておりますから、その間の事情は...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が過ぎましたので終わりますけれども、十六日前後には農林大臣お帰りになられると思うのであります。この超党派議員団の訪ソの目的からすると、一体いまから時期的に間に合うのかどうなのかといういささかの疑問を持たないわけではありません。何でも行けばいいというものでもあ...全文を見る
04月15日第80回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○伊藤(公)委員 日本国とオーストラリアとの友好基本条約、この種の条約は十四ですか、かなりすでに結ばれてきたわけでありますけれども、この基本条約が結ばれますと、日本とオーストラリアの間には具体的にどんな、たとえば何か施設ができるとか、あるいは新しい双方の作業が始まるとか、具体的な...全文を見る
○伊藤(公)委員 昭和五十年のわが国の主要貿易の相手国というのをずっと表で見てまいりますと、オーストラリアは、輸出が約十七億ドル、これは第八位であります。輸入は約四十二億ドルで第四位。アメリカ、サウジアラビア、イランに次いで昭和五十年の統計でいきますと第四位。昭和五十一年になりま...全文を見る
○伊藤(公)委員 昨年の二月に日本とオーストラリア間の文化協定というものが出発をしたわけでありますけれども、日本とオーストラリアの間にどのような文化交流が行われてきたのか、基本条約の締結を機会にまた今後どのように文化交流を促進していこうとしているのか、具体的にお尋ねをしたいと思い...全文を見る
○伊藤(公)委員 さらに、昭和四十七年に国際交流基金が設立をされてから、オーストラリアに対する人物交流であるとかあるいは日本研究、どのような実績があったのかお尋ねをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 もちろん十分だと思いませんけれども、オーストラリア側の評価についてはどうなんでしょうか。
○伊藤(公)委員 ことしの一月東京で第四回の日豪閣僚委員会というものが行われたわけでありますけれども、その成果についてちょっとお尋ねしたいと思うのです。オーストラリアから日本側に要請のあった事項について、それから逆に日本がオーストラリア側へ要望をしたことはどんなことを要望したのか...全文を見る
○伊藤(公)委員 いまエネルギー資源の問題が大変重要な問題になっているわけでありますけれども、オーストラリアのウランについてお尋ねをしたいと思います。  オーストラリアのウラン開発会社のクインズランド・マインズ社が、中部、九州、四国の三つの電力会社に対してウラン輸出の契約のうち...全文を見る
○伊藤(公)委員 条約の第三条にもいろいろ内容が書いてございますけれども、双方の研究、調査、情報あるいは知識の交流を積極的に、条約の活字だけでなしに、ぜひ進めていただきたいと思いますし、終始申し上げているとおり資源のない国でありますから、特に人的な交流をして、日本とオーストラリア...全文を見る
04月20日第80回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○伊藤(公)委員 いろいろと質問が重なってまいりましたので、私は改めてまず口上書に関して確認をしておきたいと思うのであります。  この口上書を改めて作成しなければならなかった、こういう結果になったわけでありますが、これは先ほどの御答弁にもありましたように、百五十万分の一の地図の...全文を見る
○伊藤(公)委員 十二海里時代を想定すれば当然に注意深く配慮されなければならなかった問題だと思いますし、また十分な配慮がされればこういう事態は生まれなかった。むしろ私たちはその責任を明らかにしておきたいと思います。  きょうの質疑の中で、国際慣習法の中に言われる大陸だなというも...全文を見る
○伊藤(公)委員 日韓大陸棚協定ですね、この条約は特別法に入るのですか。
○伊藤(公)委員 一般的には、たとえば奴隷制度のような強行法規以外は今日国際慣習法よりは二国間条約あるいは特別法が優先をする、これが一般的にとられているものだと思いますけれども、そうしますと口上書の中にございます附属という部分とそれから大陸棚協定の第二条とはどうかかわり合いを持つ...全文を見る
○伊藤(公)委員 日韓大陸棚協定は五十年拘束をされるわけですね。外務大臣もわれわれも含めて五十年というと恐らくもう生きていないかもしれない。恐らく外務大臣の息子さんももう代議士をやってないだろうと思うのですけれども、もうわれわれがいま議論をしていることが、口上書などというものは、...全文を見る
○伊藤(公)委員 五十年、長い先の見通しに関しては定かではない、こういう見通しの中で、明らかに現状では国際慣習法の中における大陸棚条約、大棚だなというこの定義に従って、いまこの日韓の大陸棚協定というものも進められようとしているわけであります。しかし、一九五八年の大陸棚条約にも、も...全文を見る
○伊藤(公)委員 資源が大事だということは私たちも同じ立場でありますけれども、将来いろんな紛争や問題を残さないために、私たちは五十年先のことまでいま確実な方法で考えておかなければならない。私たちの国はしっかりした法治国家でありますから、きちっと法律の上でいかなる不備もない条約をい...全文を見る
○伊藤(公)委員 この口上書をつくられた基本的な考え方は、従来のこの条約だけでは多少の心配もある、あるいは何らかの形で補足をしておかなければならない、こういう考え方のもとで口上書というものができたと思うのですね。そうしますと、いささかの法律的な心配も将来に残さないということは脅え...全文を見る
○伊藤(公)委員 日本が二百海里漁業専管水域を宣言しますとどういうメリットがありますか。具体的にお聞きをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 ソ連の二百海里漁業専管水域の中には、すでにソ連は、主権が及ぶ、裁判権であるとかあるいは主権的な権利を行使する、こういうことを言っておるわけでありますけれども、日本が二百海里漁業専管水域を宣言をすれば同じ内容になるわけでございますね。
○伊藤(公)委員 二百海里時代は急速にやってきていると思います。すでに漁業専管水域二百海里時代から経済水域二百海里時代に入った、こう考えなければならないと思いますけれども、すでに漁業専管水域を宣言をしている国が二十五カ国、この中で経済水域を宣言をしている国はいま何カ国ありますか。
○伊藤(公)委員 漁業専管水域を宣言をしているのが二十五カ国、すでにその半数以上の十四カ国が経済水域二百海里を宣言をしている。世界は二百海里漁業専管水域から経済水域へ移ったと考えなければならないと思いますが、外務大臣の見解をお尋ねいたします。
○伊藤(公)委員 よもや外務大臣がいま答弁のようなことをそのまま考えているとは私思いませんけれども、すでに経済水域二百海里時代の体制をわれわれは整えなければならない。世界の大勢はむしろ経済水域二百海里時代に入ってきているわけでありますし、現実に経済水域二百海里を宣言をしている国が...全文を見る
○伊藤(公)委員 ちょっとお尋ねをしておきたいと思いますけれども、ソ連がいま二百海里漁業専管水域を宣言しております。日本はこのソ連の二百海里漁業専管水域の中に大陸だなを持っておりますか。
○伊藤(公)委員 じゃ調査をしていただくとして、仮定の質問をさせていただきます。  ソ連の二百海里漁業専管水域の中に日本の大陸だながあったとすると、わが国はソ連の二百海里漁業専管水域の中で日本の大陸だなの開発が可能でありますか。どうですか。
○伊藤(公)委員 開発ができるということでございますね。
○伊藤(公)委員 日本の二百海里漁業専管水域の中に中国の大陸だなは存在しておりますか。
○伊藤(公)委員 外務大臣にお尋ねをいたします。  中国の大陸だなは日本側に延びてきているわけでありますけれども、中国の大陸だなについてはどういう御見解をお持ちでございますか。
○伊藤(公)委員 二百海里漁業専管水域をそれぞれの国が宣言をしてきたときに、その二百海里漁業専管水域の中に、たとえば大陸だなの開発ということがある。一方においてはすでにソ連は二百海里漁業専管水域には主権的な権利も及ぶ、こう言っているわけですね。その主権的な権利の及ぶ専管水域の中に...全文を見る
○伊藤(公)委員 改めてお聞きをしますけれども、日本のこれからの近い将来にとって、漁業専管水域二百海里ではなしに経済水域二百海里を現在の時点でわが国は宣言をすることの方がわが国の国益になるのではないか。また世界の大勢の中から言っても、海洋国日本という立場から言えば、ついこの間の本...全文を見る
○伊藤(公)委員 海洋法会議の結論を待つということはよくわかりますけれども、海洋法会議を推進をしていくことも日本のとらなければならない立場だと思うのです。いますでに経済水域二百海里を宣言している十四の国が現実に世界の中にある。二十六の国々がもうすでに二百海里漁業専管水域も宣言をし...全文を見る
○伊藤(公)委員 国際学友会の理事長がいま欠けたままでいるわけですね。歴代の国際学友会の理事長はどういう方がなっていたのか、ちょっと挙げて御説明ください。
○伊藤(公)委員 歴代全部、外務省を退職された方々や外務省の役人の方々が理事長をしているはずでございます。  この国際学友会は、前回の私の質問でも申し上げたとおり、大変な赤字経営でございます。どうも役人の方々には経営能力はないような気もい、します。ほとんど外務省の助成で賄ってい...全文を見る
○伊藤(公)委員 すでに宿泊等については、現実にあっせんをされたわけでございますか。
○伊藤(公)委員 今後再開をされると、来られる方々もいるわけですけれども、私自身の調べたところでは、まだ宿泊できない人たちもいる、こう聞いております。そして、不法に宿泊をしている、こういうことも私どもの調査で出てきております。  いま一つの具体的な方法としては、公団の空き家等も...全文を見る
○伊藤(公)委員 余り深追いをしてお聞きしたくないのでありますけれども、助成が三億五千万だったと記憶しておりますが、ほとんど外務省が経営をやっておるような学友会が大変赤字を生んできた、その原因はどこにあったのでしょうか。
○伊藤(公)委員 重ねてお願いを申し上げますけれども、東南アジアから日本にやってきて勉強しようという若い人たちは、本当に日本で勉強し、また国に帰ってかなり高い地位でそれぞれの国の大事な仕事をしようと大変希望を持って来た学生の人たちであります。せっかくの希望を燃やして来た方々が、結...全文を見る
04月22日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○伊藤(公)委員 貴重な時間を割いてお出かけをいただいた参考人の皆さん方に、私ども新自由クラブも私たちなりに、領海十二海里、また漁業専管水域二百海里等に関しての主張をしてまいりましたので、すでにいろいろなお話のあったところとはできるだけ重ならない部分を二、三点だけお尋ねをしたいと...全文を見る
○伊藤(公)委員 もう一点。この領海法、そしてきょう上程をされます二百海里漁業専管水域に関する法案、あわせて外務委員会できょうから本格的な質疑に入りました日韓大陸棚協定、いずれの法案にも非常に重要な意味を持ってくるわけでございますが、竹島の取り扱いについて重ねて山本先生に、竹島が...全文を見る
○伊藤(公)委員 領海十二海里、漁業専管水域二百海里時代に入って、現実に漁業に従事している方々にはすでにいろいろな被害が出てきている。また、新しい事態に備えていかなければならない。私どもすでに漁業に従事される方々からいろいろなお話も伺い、現地にもお伺い申し上げ、実態の調査を私ども...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。
04月23日第80回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○伊藤(公)委員 それぞれ違った角度からいろいろな御意見を重ねてお伺いをしましてありがとうございました。  私たち、いろいろな議論をこれからしていくことになると思いますけれども、恐らくエネルギーを確保しなければならないということでは、私ども六つの政党それぞれ一致をするところでご...全文を見る
○伊藤(公)委員 山本参考人に重ねてお尋ねをしたいのでありますが、ちょうど日韓大陸棚協定が、三年前に条約が双方でつくられたわけでありますけれども、その三年前の国際状況、その後、領海十二海里、そして漁業専管水域二百海里、あるいはきょうの新聞を見ますと、ニュージーランドが日本に対して...全文を見る
○伊藤(公)委員 お尋ねしたいことはたくさんありますけれども、私いま山本先生のお話に重ねてどうしてもお聞きしたいのでありますけれども、わが国は偽りなく海洋国でございます。つい先日の本会議における福田総理は、今度の領海法十二海里に当たって、日本は世界にかつてない、この領海十二海里の...全文を見る
○伊藤(公)委員 関連しています。もう一問だけさせてください。  世界のそれぞれの国々の考え方が違っている場合に、しかしそれぞれの主張がそれなりに通っている場合に、わが国が先駆けてわが国にとって国益になる主張を既成の事実として今日現在しておく、それはやがて国際海洋法会議でいろい...全文を見る
○伊藤(公)委員 三人の先生方に改めて心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
○伊藤(公)委員 けさ、先ほどからいろいろ皆様方が取り上げておりました麓参考人の「論壇」を実は私も通勤電車の中で読ましていただきました。その中に「本年二月に資源エネルギー庁から出された説明書が、率直にその事実を認めながら、最近、外務省から配布されたパンフレットには「共同開発区域に...全文を見る
○伊藤(公)委員 その外務省から出た資料等については、改めて質疑でお聞かせをいただきたいと思うのであります。  麓参考人に、あなたの専門的な知識から、直後この問題ではありませんが、重ねて一つだけお尋ねをしたいと思います。  韓国側が当初鉱区を設定してきたわけでありますが、その...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間がありませんので、最後に吉岡参考人にお聞きをしたいと思うのでありますが、第八鉱区の将来性について、すでに調査をした中で、吉岡さんのところは御商売でありますから、御商売としてこれが成り立つのかどうか。また、先ほどお話を伺いましても、ザイールあるいはナイジェリア...全文を見る
○伊藤(公)委員 石油開発公団からどのくらいの……。
○伊藤(公)委員 いいえ、いままで。
○伊藤(公)委員 はい。
○伊藤(公)委員 正確なものをお持ちでなかったら結構です。
○伊藤(公)委員 具体的なことをいろいろお聞きをしたいのでございますが、私の持ち時間が終わりました。大変参考になるいろいろな御意見をそれぞれの先生方からお聞かせをいただきまして、ありがとうございました。
○伊藤(公)委員 最後の質問でございます。  午前中からいろいろと御意見をいただいてまいりました。私は、今度のこの日韓大陸棚協定が長い間すでに何回かこうした議論を積み重ねてきて、しかしその内容に立ち入っての質疑がほとんどされないまま今日に来た。しかも五十年先のわが国の経済のまさ...全文を見る
○伊藤(公)委員 日本と韓国との共同開発区域のこのエネルギーというものが必要なことはもとよりであります。これは私ども恐らくどの政党も、エネルギーがもしあるとすれば、そのエネルギーはわが国にとって欠かすことのできないものだ、こう言うことは同じだと思いますけれども、しかし私どもは、日...全文を見る
○伊藤(公)委員 日本と中国との間に眠る油田こそ、わが国の今後の経済にとってはより重要な問題だと思うのでございますけれども、倉八参考人、今度の日韓大陸棚協定をこういう形で共同開発をするということが、今後の日本と中国との間における開発に大きな影響を及ぼすのではないかという心配をして...全文を見る
○伊藤(公)委員 重ねてもう一度お尋ねを申し上げます。  私たちは、このことが大変大事な問題であり、そして今後のエネルギーの問題に大変重要な問題であるからでございますけれども、当初韓国が第一鉱区から次々と鉱区を設定をしてまいりました。そしてこれに開発をすると言って乗ってきた企業...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りました。最後の質問をさせてください。  いまお答えの中に、私の質問に対してはそのようでございますというお話でございました。私たちは、この共同開発区域に眠っている油田に関しては、それぞれ専門の方々の資料によっても、あるいはこれまでのエカフェを初めとした...全文を見る
○伊藤(公)委員 ありがとうございました。
04月25日第80回国会 衆議院 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号
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○伊藤(公)委員 領海法に関しては、私どもなりの主張はしてきたわけでありますけれども、何点かについて再び明らかにして、私どもなりにさらにこの領海法について万全な対策を私たちは立てていきたい、こう考えておるわけでございますが、まず漁業専管水域は領海であるのか、あるいは公海であるのか...全文を見る
○伊藤(公)委員 日本の二百海里漁業専管水域に関しても公海自由の原則をとるのである、こういう御答弁をいただきました。公海自由の原則の定義をお聞かせをいただきたいと思います。
○伊藤(公)委員 公海自由の原則は、公海に関する条約の第一条、第二条にはっきりとうたわれております。「「公海」とは、いずれの国の領海又は内水にも含まれない海洋のすべての部分をいう。」第二条では「公海は、すべての国民に開放されているので、いかなる国も、公海のいずれかの部分をその主権...全文を見る
○伊藤(公)委員 この公海に関する条約の中では、はっきり「公海のいずれかの部分をその主権の下におくことを有効に主張することができない。」こううたっているわけであります。しかし、ソ連の主張してきた、またわが国のとっている二百海里漁業専管水域は、これには裁判権、取り締まり権、漁業に関...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、いまの農林大臣の御答弁によりますと、この公海に関する条約の第二条の「公海の自由」、これは明らかに変わった、こういうことでございますね。
○伊藤(公)委員 世界の動きについてはわかりますけれども、いま申し上げたこの第二条の「公海の自由」、この内容に関しては明らかに変わった、こう言わざるを得ないわけですね。
○伊藤(公)委員 具体的な問題でお尋ねしたいのでありますけれども、ソ連艦隊が日本の二百海里漁業専管水域の中で演習をした場合に、たとえば漁業に対して被害が出た、こういうときにはわが国としてはどういう処置をとられるのでしょうか。
○伊藤(公)委員 確認をしておきたいのでありますけれども、新しい海の秩序の中でわが国は漁業専管水域二百海里というものは公海である。     〔片岡委員長代理退席、金子委員長着席〕 しかし、公海であるという立場をとりながらも、二百海里漁業専管水域という中には主権的な権利が及ぶと...全文を見る
○伊藤(公)委員 もう一つ確認をしておきたいと思います。  これはいまソ連が二百海里の中で主張をしているように、わが国の二百海里漁業専管水域内に関してはわが国の主権的な権利が及ぶわけでございますね。
○伊藤(公)委員 いまわが国の国会にかかっている領海十二海里、そして二百海里漁業専管水域の問題は、日ソ漁業交渉を一つのきっかけにしてソ連と対等な立場で日ソ漁業交渉を進めよう、こういうことに出発があったわけでありますけれども、ソ連は二百海里漁業専管水域の中に明らかにソ連の主権的な権...全文を見る
○伊藤(公)委員 それではその言葉はともかくとして、ソ連がいま主張している裁判権、それから取り締まり権、漁業に関する管轄権等あるいは漁業に関する許可、こういうものは日本でも行使ができる、こういうことでございますか。
○伊藤(公)委員 これは日本にとっては必ずしも領海ではありませんけれども、領海に準ずるような、しかも主権にかかわる大変大事な問題でありますから私は重ねてお聞きをしたいのでありますけれども、ソ連がいま主張をしている主権的な権利とはどういうものなのか、どういう形でいま理解をしているの...全文を見る
○伊藤(公)委員 いま申し上げた裁判権、取り締まり権、漁業に関する管轄権、こういうものはわが国も主張ができるわけですか。
○伊藤(公)委員 対等な立場で私たちは交渉にぜひ臨みたい、こう思っているわけでありますけれども、どうもこの主権的な権利が及ぶということが大変大事な意味を持っているような気がするわけでございます。日本としても同じようなことで、わが国もこの漁業専管水域二百海里内にわが国の主権的な権利...全文を見る
○伊藤(公)委員 主権的な権利が及ぶと言ってもいいわけでございますね。
○伊藤(公)委員 ソ連の主張する主権的な権利とわが国のこの二百海里漁業専管水域における主権的な権利そのものは内容が同じであるというふうに理解をさせていただきたいと思います。  もう一つ。今度この領海十二海里ということになりますと北方領土の問題と竹島の問題が論議をされてきたわけで...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、法的にはこれは憲法が及ぶわけですか。法律的には北方領土にはわが国の憲法は及ぶわけですか。
○伊藤(公)委員 二月二十四日、ソ連邦閣僚会議の決定の中で、わが国の固有の領土の北方領土をソ連側にした線引きをしてきたわけでございますけれども、わが国は北方領土は固有の領土だ、こう主張しているわけでありますが、これに対してわが国政府はソ連側に抗議をされたでしょうかどうでしょうか。
○伊藤(公)委員 多少不明確な点がありますのでお尋ねしたいのでありますけれども、この領海法案の第二条の二項の政令の内容また政令については、これは大変急がなければならない条約でありますから、すでに午前中の質疑にもたしかあったかと思いますけれども、いつごろ政令を決めるのか、またその政...全文を見る
○伊藤(公)委員 先ほど北方領土の問題について触れたわけでありますけれども、あわせて議論をされてまいりました竹島の問題について、竹島はわが国の領土だという形で線引きをされるということは、政府答弁にも何回も繰り返されてきたわけでありますけれども、しかし竹島について一九五二年から、こ...全文を見る
○伊藤(公)委員 実力をもって竹島の問題を抗議せよと、私は申し上げるつもりはありません。しかし、すでに五十二年の一月二十八日付のこの抗議から、何回も同じようなことを繰り返してきている。しかも主権が明らかに侵害をされているというのに、それに対して具体的にどうしてやるのかということを...全文を見る
○伊藤(公)委員 竹島の問題は、新しい海洋法時代のわが国にとって十二海里の問題、二百海里の問題、さらには日韓大陸棚協定等々に関し、この線引きに関しては常に問題になる大変大事な問題であります。こういう新しい海の秩序をいま私たちはつくっていかなければならない、大きく動きつつある海の秩...全文を見る
○伊藤(公)委員 大臣のそういう答弁は私はもう何の意味をもなさない。いままでそういう繰り返しをしてきたわけですから、いま私たちがこの新しい海洋法をつくるという大変大事なときに解決をしなければ、ほとんど永久に未解決のまま行かざるを得ない。われわれは、政府がはっきりとした強い姿勢で主...全文を見る
○伊藤(公)委員 農林大臣は間もなく、国民の期待とそれから不安を担って日ソ漁業交渉をおやりいただかなければならないわけでありますが、私どもがかなりソ連に精通をしている方々からのお話を聞きますと、今度の二百海里漁業専管水域に対して、わが国の政令の内容を大変注意深く見守っている。そし...全文を見る
○伊藤(公)委員 持ち時間が終わりました。  最後に農林大臣、ぜひ日ソ漁業交渉において成果をおさめられますように、多くの不安を抱いている漁民の方々の生活にかかわる大変大事な問題でありますから、それぞれのいろいろな立場を越えて今度の国会でも各野党が協力をしようという姿勢もあるわけ...全文を見る
○伊藤(公)委員 不利益がありますか。
04月27日第80回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○伊藤(公)委員 領海法の問題については重ねて議論をされてきたわけでありますけれども、私は確認をする意味で、もう一度質問をさせていただきたいと思います。  今回の二百海里法案は、東シナ海の方面に関しては線引きをしない、こういう決定をしたと承っているわけでありますが、もう一度確認...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうしますと、わが国は、韓国や中国が二百海里漁業専管水域等の宣言をするまでは、中国や韓国、北朝鮮に関してはわが国の方からは線引きをしない、こういうことでございますか。
○伊藤(公)委員 北朝鮮は、第三次の海洋法会議に参加をしていますでしょうか。
○伊藤(公)委員 そうしますと、北朝鮮が二百海里の線引きをしてきた場合に、わが国は北朝鮮と交渉をする用意がありますでしょうか。
○伊藤(公)委員 確認をする意味で外務大臣に重ねて御答弁いただきたいと思いますが、北朝鮮ともこの交渉をする用意があるということでございますね。
○伊藤(公)委員 私は、いま政府委員の方から答弁があったので、それを確認する意味で外務大臣にお聞きしたわけでありますが、そうすると、先ほどの答弁とは内容が違うわけですね。
○伊藤(公)委員 外務大臣にお聞きをしたいと思いますが、北朝鮮との間に国交はないけれども、もちろん民間ベースということもありますけれども、日本政府としてもその内容によってはあるいは場合によっては北朝鮮との話し合いをする用意もある、こういうことでございますか。     〔山田(久...全文を見る
○伊藤(公)委員 北朝鮮との話し合いをする用意もある、国交等との問題がありますけれども、私としては非常に新しい外務大臣の姿勢、朝鮮半島に対する考え方というものがあるやに伺いますけれども、そういう南北の朝鮮半島、私は幾たびかこの委員会でも質問をさせていただいてまいりましたけれども、...全文を見る
○伊藤(公)委員 私ども領海十二海里、漁業専管水域二百海里等の論議をしてきながら、本会議場においても福田総理みずから、海洋国日本は世界に先駆けて、世界のどこの国も結んでいない海に対する秩序あるいは法律であっても、わが国は率先をしてやるんだ、こういう答弁があるにもかかわらず、依然と...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、漁業専管水域の二百海里の部分は公海になるわけですか。
○伊藤(公)委員 先日の連合審査の中で、農林大臣は私の質問に答えて、公海条約第二条、公海の定義というのがございますけれども、この公海条約の二条の内容は変わったのだ、こういう答弁をされましたけれども、外務大臣も農林大臣と一緒に御出席をいただきましたから、その質疑は御存じのとおりであ...全文を見る
○伊藤(公)委員 はっきりとお答えをしていただきたいのでありますが、農林大臣は、公海に対する定義の公海条約二条の内容は変わったのだ、こういう答弁をされました。外務大臣は農林大臣と同じ考えだ、こういうことでございますか。もうイエスかノーかで結構ですから。
○伊藤(公)委員 公海条約の内容が変わったということは改めて確認ができました。  しかし政府は、いま私どもが一番議論を続け、論議をしている日韓大陸棚協定に関しても、あなた方は、国際海洋法会議におけるいろいろな取り決め、条約、そしてその中に書かれている大陸だな自然延長論というもの...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたから、日韓大陸だなの問題は引き続いて質問をさせていただきますけれども、しかし日韓大陸だなの問題もこの問題と深いかかわり合いを持って進んでいるのです。新しい秩序あるいは公海に関する条約等も、世界の大勢が動きつつあるのではなしに、すでにはっきりと動い...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので終わります。      ————◇—————
05月10日第80回国会 衆議院 本会議 第24号
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○伊藤公介君 私は、新自由クラブを代表して、ただいま議題となりました日韓大陸棚条約に関して、総理並びに関係各大臣に質問をいたします。  調印以来三年、国会に提案をされること七たび、継続審査、廃案、再提出を繰り返してきたまさにいわくつきの日韓大陸棚条約が、去る四月二十七日夜半にお...全文を見る
05月12日第80回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第11号
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○伊藤(公)委員 近年、自動車を初めとする各種の交通機関の進展に伴いまして、自転車の利用ということも大変に多様化をしてきているわけであります。たとえば通勤であるとか通学、あるいは奥様方の買い物に、日常の業務用に使用される自転車の利用は大変に増大をしているわけでございます。  し...全文を見る
○伊藤(公)委員 この五年間に十倍になったのだ、こういうお話でございますけれども、どうも自転車専用道路の整備は、その延長から見ましても、あるいはその地域における個所数においても非常に小さい。具体的に、いつになったら自転車道路網は整備をされるのか、あるいは政府はこれに対する長期的な...全文を見る
○伊藤(公)委員 私は、再三指摘をさせていただいておるように、非常にばらばらの自転車道路ではなくて、たとえば大東京の新しい人口が密集をしている多摩地区等におきましては、環状の自転車道路網をつくる、ネットワークとしての自転車道路網の整備をしたらどうか。いまお話がございました新しくつ...全文を見る
○伊藤(公)委員 自転車の専用道路、歩行者道をあわせて自転車道のネットワークをつくる、こういうことはぜひお進めをいただきたいと思うのでありますけれども、現在ある歩道の上につくるということもいま少し試みられているようでありますが、現在ある歩道の上につくるということであれば、早急にで...全文を見る
○伊藤(公)委員 ぜひ積極的に新しい町づくりの中でお考えをいただきたいと思います。  最後に、総理府として、交通安全の上から、いままで建設省がお答えになったような自転車道の整備及び安全利用については、どのようにお考えになっておるか、お尋ねをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 新しい都市づくりの上でも、また、いま申し上げました交通安全という上からも、また、新しい町づくりの中におけるコミュニティーづくりという面から言っても、ぜひ国策として自転車専用道路、あるいは現実的に現在ある道路の中に許す限り自転車道というものをつくるということをお進...全文を見る
05月13日第80回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○伊藤(公)委員 日米漁業協定について御質問を申し上げます。  アメリカの二百海里法の成立に伴いまして、従来の日米カニ取り決め及び日米漁業取り決めは失効をしたということでございますけれども、従来の漁業取り決めと今回の日米の長期漁業協定とは基本的にどう違うのか、まずお尋ねを申し上...全文を見る
○伊藤(公)委員 わが国のアメリカ二百海里内での漁獲量について、アメリカの一方的な決定を押しつけられるおそれがないか心配な点でありますけれども、その協定上では日本国政府との協議を考慮に入れる、こうあるわけでございますけれども、アメリカ側が決定をする、こういう仕組みになっているわけ...全文を見る
○伊藤(公)委員 わが国の同水域内での漁獲実績と今回アメリカ側が認めた漁獲量はどのくらいになっているのか、また協定上今後毎年協議をすることになっているわけですけれども、来年度の見通しあるいは長期的な見通しについてお尋ねを申し上げます。
○伊藤(公)委員 日米の漁業について暫定取り決めと長期協定の二本立てになっているわけでありますけれども、暫定取り決めの内容あるいは法的な性格が一体どうなっているのか、お尋ねを申し上げます。
○伊藤(公)委員 政府が日米の漁業協定を大変急いで提出をした理由は一体何なのか、また、アメリカにおける議会での手続はどうなっているのでしょうか。
○伊藤(公)委員 この協定の効力は一九八二年で終わる、こういうことでありますけれども、その後の延長条項というのはないわけでありますけれども、その理由は何でしょうか。
○伊藤(公)委員 新聞等の報道によりますと、ニュージーランドでもことしの八月ごろには二百海里の宣言をするという見通しが出てきているわけでありますけれども、ニュージーランドの首相が農産物と漁業を絡ませて、ニュージーランド二百海里内での日本漁船の操業に関していかなる取り決めも結ばない...全文を見る
○伊藤(公)委員 いまのニュージーランドとの関係でございますけれども、これは必ずしも外務省の管轄の問題ではないと思いますけれども、二百海里の漁業専管水域等の問題の中で、ニュージーランドの首相が、牛肉やあるいは酪農の製品をもっと買ってくれ、そうしないと二百海里交渉に応じないんだ、こ...全文を見る
05月18日第80回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○伊藤(公)委員 日ソ漁業交渉についてお尋ねを申し上げたいと思います。  今度の日ソ漁業交渉は非常に長い交渉になったわけでありますけれども、ようやく妥結をする、こういうことになってきたわけであります。しかし、けさほどの外務大臣のお話を伺い、その後質疑をずっと伺っておりますと、長...全文を見る
○伊藤(公)委員 今度の日ソ漁業交渉に当たって領海二法が党首会談も持たれて進められたわけでありますけれども、二百海里の線引き問題を初め、もっと早い時期に二百海里問題に取り組んでソ連との交渉に当たっていたら、かなり違った交渉の展開になったのではないかという気がするわけでありますけれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 先ほどの質疑にもありましたけれども、どうも私には十分理解ができません。政府は、二百海里法の成立に伴って北方水域にも線引きをする計画だ、しかし魚に限定をしているのだということでありますけれども、魚に限定をしているにしても、ソ連の線引きを認めた、あるいは北方水域に対...全文を見る
○伊藤(公)委員 ソ連の主張する二百海里漁業専管水域、そして線引きをされる北方四島の水域、これにソ連が主張をしている裁判権、管轄権を含めた主権の行使が行われるかどうかということの確認は、これはまさに主権の問題でありまして、大変大事な問題だと思います。あわせて私がいまもう一度外務大...全文を見る
○伊藤(公)委員 この時点で確認をしておきたいのでありますけれども、外務大臣、あなたの見解としては、党首会談等を持って、この問題をはっきりした形で確認をする必要性をお感じになっていらっしゃいますか、いかがでしょうか。
○伊藤(公)委員 これ以上申し上げてもあれですけれども、それぞれ同僚の委員の方々も繰り返し質疑をしてきた、しかし肝心な問題については何一つ明らかにされない、こういう形の中で交渉を進めるということに対して大変私たちは心配をしているわけでございまして、党首会談がいいかどうかはともかく...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が来てしまったので、お尋ねしたいことはいろいろあるのでありますけれども、先ほどの件に触れてもう一点だけお聞きをしておきたいのです。  北方の四島周辺において沿岸漁民が操業する場合に、一体北方水域においても許可証を必要とするのかどうなのかということが一点と、...全文を見る
05月25日第80回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第13号
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○伊藤(公)委員 航空の問題は、島国の日本にとっては、最近とみに大変重要な問題になってまいりました。私どもが羽田に参りまして飛行機を利用さしていただくたびに、こんな空の混雑の中で事故が起きないということが不思議なほど、私たち自身も大変な心配をしながら利用さしていただいているわけで...全文を見る
○伊藤(公)委員 ハイジャックを事前にチェックするという意味でいまお話がございまして、金属探知器等の問題もございました、あるいは安全検査の業務をガードマンに委託をしている、こういうことでございますけれども、空港において警備会社あるいはガードマン、それから先ほどお話ございましたセキ...全文を見る
○伊藤(公)委員 厳しい管理体制をぜひお願いを申し上げたいと思うわけでありますけれども、実は先ほどの質疑の中でちょっと触れられたことでありますが、フィリピン航空の羽田における事故が去る四月十八日にございましたね。たまたま実は私も当日福岡におりまして、福岡から東京に帰る飛行機の搭乗...全文を見る
06月01日第80回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○伊藤(公)委員 日ソ漁業協定暫定協定から御質問をさせていただこうと思ったのでありますけれども、役所の方々がもうしばらく後ほどだというお話でございますので、日ソの漁業問題をいろいろ進めていく過程の中で、懸案であります日中の問題がソビエト側に対しても非常に大きな問題になっているとい...全文を見る
○伊藤(公)委員 石田労働大臣が一方においては訪ソされる、こういうお話も出ているわけでありますが、石田労相の訪ソは日中問題とどんなかかわり合いを持っているのか。当然訪ソをすれば日中友好平和条約の見通しについてただされるでありましょうし、すでに私どもの方にもソビエト大使館を初めソビ...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、今度の石田労相の訪ソということは政治的なテーマを持たずに訪ソするということなのか、全く個人的なと申しますか、友人を訪ねるということだけの訪ソなのか、あるいは政治課題を持っての訪ソなのか、きょう現在で外務大臣おわかりの範囲内でお聞きをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 今度の漁業問題では農林大臣が訪ソをする、さらに石田労相も訪ソをされる、あるいは一方においては保利議長が中国を訪問されるという話も聞いているわけでありますけれども、こうした中で、外務大臣御自身が訪ソするあるいは訪中をして新しい日本の外交の進展を図っていくという御意...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務大臣は日中友好平和条約について今後どのようなスケジュールでお進めになるおつもりなのかお尋ねをします。
○伊藤(公)委員 複雑な国際情勢の中で慎重に進めなければならないということはよくわかりますけれども、日中問題は日中問題として、また日ソの問題は日ソの問題としてそれぞれ考え、また懸案の日中友好平和条約の批准については積極的にお進めをいただきたいと思います。  日中問題と直接的な関...全文を見る
○伊藤(公)委員 その際に、つい先日朝鮮民主主義人民共和国の議員団の方々が正式な形で初めて来日されたわけでありますけれども、今後の南北問題、特に朝鮮半島——日本と北朝鮮とは交流が十分できなかったわけであります。     〔有馬委員長代理退席、委員長着席〕 すでにアメリカ自身は...全文を見る
○伊藤(公)委員 幾たびか朝鮮半島の問題が大変大事だということは質問してきたわけでありますけれども、朝鮮半島の平和そして南北間の問題に関して、すでに朝鮮民主主義人民共和国の議員団が過日訪日をされて、大変熱心にそれぞれの立場の方々とお会いをされたり、また新しい友好関係をつくられて帰...全文を見る
○伊藤(公)委員 具体的に、今後この協定によってどのくらいの仕事ができないという方々が出てくるのか、どんなふうに予想をされているのか、お尋ねをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 一万人近い方々が新しい職場転換をしなければならないということも予想される、特に北海道においては季節労働者がすでに二十九万人近くも職を失っている、こういう現状の中で、現地の方々にとっては大変な事態を迎えているわけでありますけれども、これはもう全く私は素人であります...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので、終わります。      ————◇—————
○伊藤(公)委員 日本国とエジプト・アラブ共和国との間の協定の締結について御質問を申し上げたいと思うのでありますけれども、エジプトとの投資保護協定というものは、わが国としては初めての投資活動であります。資産の保護を目的とした協定を締結をすることになるわけでありますが、一般に結ばれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 わが国とエジプトとの関係では文化協定、航空協定というものくらいしか締結をされていなかったと思うのでありますけれども、通商条約ではなくて特に投資保護協定を結ぶ必要性は一体どこにあるのか、それからわが国のエジプトに対する民間投資額、あるいはその投資額の件数は現状でど...全文を見る
○伊藤(公)委員 ことしの三月三十一日に社団法人の日本貿易会から「対外経済協力の迅速・効率化に関する要望書」というのが出されておりますけれども、経済協力に関する行政官庁の一元化あるいは効率化に対しての改善策をお持ちなのかどうなのか。
○伊藤(公)委員 最近の中東情勢の中におけるエジプトの役割りというものをどのように認識をして今後エジプトとの関係を持っていくのか。また、つい先日の本委員会での質疑にもございましたけれども、エジプト大学に日本語の先生を二人から四人にふやすというようなお話がありましたけれども、日本と...全文を見る
○伊藤(公)委員 今日までの日本とエジプトとの文化交流ということは十分でなかったわけでございますので、比較的地理的にもそう近くない国であるだけに、政府みずからが相互の理解のために積極的に文化交流を具体的な形でぜひお進めをいただきたい、こうお願いを申し上げまして、次にインマルサット...全文を見る
○伊藤(公)委員 通常、外航商船や遠洋漁業に従事をする漁船は、一体何人ぐらいの無線通信士によって、通信の発信であるとかあるいは受信体制がとられているのか。また、通信士のいない船というものは現状でどのくらいあるのか。わが国の無線通信士は一級から二級、三級、航空級無線通信士、電話級無...全文を見る
○伊藤(公)委員 インテルサット、インマルサットによる通信の体制によって、無線通信士の存在というものは不要になるのかどうなのかということ。それから、先年にはインテルサット、今回インマルサットに加入するということでありますけれども、国際電信電話株式会社の組織あるいはその設備は現状の...全文を見る
○伊藤(公)委員 この条約には多少矛盾があるのではないかと思うのでありますけれども、条約によって締約国はインマルサットという機構を設立しているわけでありますが、その運用については、資金的にもほとんど指定事業体に任せて責任を負わないような制度になっている。もう少し実態について各締約...全文を見る
○伊藤(公)委員 事務局長は理事会が任命することになっているわけでありますけれども、どのような地位の、あるいは経歴の人が予定をされているのか、お尋ねをしたいと思います。  また、締約国は候補者を推薦することができないのかどうなのか。事務局のスタッフについてはどのくらいの方々を予...全文を見る
○伊藤(公)委員 最後に、七条の一項によってインマルサットがすべての国々に開放されるということになりますと、改めてこの締約国になる必要はないという気もするわけでありますけれども、いかがでしょうか。
○伊藤(公)委員 質問を終わります。
06月04日第80回国会 衆議院 外務委員会 第23号
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○伊藤(公)委員 三人の参考人の皆様方からそれぞれ非常に専門的なお話も伺いまして、まず杉山先生にお尋ねをしたいのでありますけれども、実は私は学生時代に講義を受けた方でございまして、よもやこういう形で先生にまた改めて御意見をいただけると思っていなかったわけでございますか、ひとつ忌憚...全文を見る
○伊藤(公)委員 むずかしい問題は承知の上で、御意見をお伺いしたわけでございます。  本協定の中で一番いま議論をされて、私どもも一番心配をしております具体的な徴候について、もう一問御意見を伺いたいと思うのでありますけれども、本協定の第八条で、政府は領土と魚というものは明らかに切...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので、遠藤参考人、大変貴重な時間を最後までおつき合いをいただきましたので、最後にお尋ねを申し上げたいと思うのでありますが、今度の日ソ交渉を通して、ソ連はもう信用できない、あるいは大国の横暴だ、こういう御心境はもちろん私どもも理解できないわけではあ...全文を見る
○伊藤(公)委員 どうもありがとうございました。
○伊藤(公)委員 大変に長時間おつき合いをいただいてまいりましたので、私で最後でございますから、端的に二、三点だけ御質問をさせていただきたいと思います。  まず池尻参考人にお尋ねを申し上げます。  二百海里時代になって沿岸漁業が大変重要になってきたということはもう周知の事実で...全文を見る
○伊藤(公)委員 重ねてお尋ねをしたいのでありますけれども、もちろん当面の働けなくなった方々の補償という問題は当然必要なことであろうと思いますが、しかし、現地の皆さんのいろいろなお話を伺いますと、われわれは補償してもらいたいのではない、基本的には、補償をしてもらうということよりは...全文を見る
○伊藤(公)委員 兼平参考人にお尋ねをしたいのでありますけれども、特に北海道におきましては、季節労働者だけでも約二十九万人の方々が新しい職場を求めている、こういう現状の中で、今度の漁業の問題で、予想されるところですと一万人に近い方々があぶれてしまう。新しい職を見つけるなり、あるい...全文を見る
○伊藤(公)委員 参考人の皆様方の御協力に心から感謝を申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。
06月05日第80回国会 衆議院 外務委員会 第24号
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○伊藤(公)委員 今度の日ソ漁業の暫定協定に関して、漁業の問題とあわせてわが国の主権的な権利あるいは北方領土の問題というものが大変重要な問題として改めてクローズアップされてきたわけでありますけれども、私どもはさきの日韓大陸棚協定における共同開発区域とわが国の十二海里との両方がかか...全文を見る
○伊藤(公)委員 もし千島列島に歯舞、色丹はもちろん、国後、択捉の両島まで含まれない、こういうことであるならば、サンフランシスコ講和会議において日本の政府代表は有効な留保というものを付すべきではなかったのか、こう思いますけれども、いかがでしょう。
○伊藤(公)委員 それでは、千島列島の範囲についてサンフランシスコ条約の草案を起草をしたアメリカ政府は、この立場を明らかにしているのかどうか。
○伊藤(公)委員 それでは、アメリカ政府が千島列島には国後、択捉も含まれないという立場をとっているということであれば、アメリカも連合国の一つに含まれているわけですから、ソ連が国後、択捉を今日占領をした、現実に占領をしているというこの事実に対しては、アメリカはソ連に対して抗議をする...全文を見る
○伊藤(公)委員 日本が無条件受諾をしたポツダム宣言は、一九四三年のカイロ宣言の条項は履行せらるべし、こう述べているわけでありますけれども、カイロ宣言においては、日本国が暴力及びどん欲により略取した領域より駆逐されるべし、こうなっているわけでありますけれども、戦前わが国の領土であ...全文を見る
○伊藤(公)委員 現福田内閣におきましても、同様に、この千島列島は日本国が暴力及びどん欲によって略取したものではない、こういう見解でございますね。
○伊藤(公)委員 千島列島がどん欲や暴力によって略取をした領域には含まれない、こういうことを改めて現福田内閣でも確認をされたわけでありますけれども、しからばこのサンフランシスコ条約の第二条(c)項において放棄したのは、これはどう論理的に考えてもおかしいと思いますけれども、いかがで...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうしますと、国後、択捉というものはソ連によって占領をされたものだ、こういうことでございますか。
○伊藤(公)委員 先ほど申し上げましたけれども、また昨日までの本委員会における参考人の方々の述べられた意見の中にもございましたけれども、領土あるいは主権の及ぶ範囲というものに関しては、これはもういずれの国も大変な執着を持って、それは二十年とか三十年ということではなしに、もっと長い...全文を見る
○伊藤(公)委員 それでは今度の暫定協定についてお尋ねをしたいと思いますけれども、この協定の中で、領土問題に対するわが方の立場を害することなくソ連の線引きを認める、こう言っているわけでありますけれども、これは一体どういう意味なのでしょう。
○伊藤(公)委員 この条文の第一条に、「ソヴィエト社会主義共和国連邦政府の決定に従って」とございますけれども、この決定とは具体的に何を指すのでしょう。
○伊藤(公)委員 二月二十四日の大臣会議決定は、わが国の根室海峡及び珸瑶瑁海峡をそれぞれ国後海峡及びソヴィエト海峡と呼んでいるわけであります。ソ連の国境と言っているわけでありますけれども、これを認めたにもかかわらずいまだにわが国の領土問題に対する立場は害されないというのはどうも私...全文を見る
○伊藤(公)委員 大臣の言われる漁業の問題は漁業、領土の問題は領土ということは私にもわかるのであります。しかし、いま申し上げたとおり、大臣会議決定ではわが国の根室海峡、珸瑶瑁海峡、それぞれこれは国後海峡及びソヴィエト海峡だと呼んでいる、ソ連はこれを国境だと言っておるわけです。これ...全文を見る
○伊藤(公)委員 ソ連のこの線引きを認めて、その中におけるソ連の主権的な権利を認めたわけでありますけれども、主権的な権利とは具体的に一体どういう内容を指すのでしょうか。
○伊藤(公)委員 それでは、北方周辺水域のソ連の言う二百海里の中に許可証を持たない日本船が入った場合、ソ連に拿捕されるだろうと思うのでありますけれども、これに対して政府は抗議ができるんですか。
○伊藤(公)委員 それでは、四島周辺の十二海里内において日本の漁船が拿捕された場合、このときにはわが国の政府は抗議はできるわけですか。
○伊藤(公)委員 はっきりと確認をしておきたいのでありますけれども、四島周辺の十二海里内においてわが国の漁船が拿捕されたときには、わが国の政府は抗議ができるのですか、できないのですか。
○伊藤(公)委員 わが国は、この漁業に関する暫定措置法により、北方四島周辺水域にわが国の二百海里の線引きをすることになりますか。
○伊藤(公)委員 わが国は二百海里の線引きをするんですか、しないんですか。
○伊藤(公)委員 それでは、この線引きの中において、わが国の管轄権というものは及びますか。
○伊藤(公)委員 第八条に言う「相互の関係における諸問題」こう言われているわけでありますけれども、これは領土問題以外にも具体的にどのような問題を含んでおるんでしょう。
○伊藤(公)委員 わが国の海上保安庁の巡視船はソ連の二百海里の中に立ち入りすることができるのかどうなのか。また、海上自衛隊の監視船あるいは艦船というものも立ち入ることができるかどうか、お聞きします。
○伊藤(公)委員 ソ連の二百海里内を、たとえば日本の漁船が他の漁場へ向かう場合に自由航行をすることができるのかどうか。またそのソ連の二百海里の中を横切るという場合に、ソ連の許可証であるとかあるいは事前に通報するとかというようなことが必要になってくるのでしょうか。
○伊藤(公)委員 私ども知っておきたいわけですけれども、今度の交渉においてソ連が非常に厳しい態度で臨んできた。大臣が大変な御苦労をされて、いろいろな問題にぶつかられただろうと思うのでありますけれども、今度のソ連が非常に厳しい態度をとった理由としてどういうものがあったのでしょうか。
○伊藤(公)委員 余剰原則というものが非常に大きな問題であったということでございますけれども、そうしますと、大臣は今度の暫定協定によって領土問題に関しては一〇〇%満足している、こういう御発言をしているわけでありますが、ソ日協定ができて初めて新しい事態を生むことができるわけでありま...全文を見る
○伊藤(公)委員 きわめて近い将来予想される事態について具体的にお尋ねをしたいと思いますけれども、今度のこの協定によって将来一万人にも及ぶこの漁場から締め出される漁民の人たちの離職者に対する具体的な対策をお尋ねをしたいと思うのであります。特に北海道におきましては、漁業とはかかわり...全文を見る
○伊藤(公)委員 一万人という数は大変な数でございまして、海から陸へといっても、現実にきのうまで海で生きていこうとしていた人たちにあすから陸に上がって仕事をしろと言ってもなかなか現実にはそういうわけにいかない。大臣が今日までこの漁業協定について大変な御苦労をされてきたわけですから...全文を見る
○伊藤(公)委員 いろいろな方法があると思うのでありますけれども、たとえばニュージーランドがことし、ここ一カ月ほど前から数回にわたってそういう声明を出してきたわけでありますけれども、牛肉であるとかあるいは乳製品をもっと日本に買ってほしい、こういう要請をしてきた。しかしそれに対して...全文を見る
○伊藤(公)委員 領海十二海里あるいは漁業専管水域二百海里、そして今度の暫定協定と、海に対する国民の世論が非常に大きくふくれ上がっているわけでありますし、また特にいままで毎年のように繰り返されてきた日ソ漁業交渉というものも、新しい海の秩序の時代を迎えて大きな転換をしなければならな...全文を見る
○伊藤(公)委員 北海道や東北に関して非常に漁業の問題で切実な問題が差し迫っているわけでありますけれども、あわせて西日本の海域についても、北海から締め出された韓国漁船を初め、新しいいろんな事態が生まれているわけであります。政府は将来の展望として、日本と中国、日本と南北の朝鮮、こう...全文を見る
○伊藤(公)委員 質問を終わります。
06月06日第80回国会 衆議院 外務委員会 第25号
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○伊藤(公)委員 一つ一つの細かい条文についても幾たびか私どもは質疑を繰り返してまいりました。しかしこの日ソ暫定協定を初めから最後まで読み返せば読み返すほど、その中には多くの問題を抱え、そしていかにこの協定が不十分なものであるかということを認識をせざるを得ないのであります。政府は...全文を見る
○伊藤(公)委員 当然にソ日協定の中に入ってくるという御答弁を踏まえて、それでは北方水域にわが国の二百海里法の線引きをするのかどうか、この問題が一番重要な問題でございます。はっきりと御答弁をお願い申し上げます。
○伊藤(公)委員 それでは、このソ日協定でわが国の二百海里法三条の三項をわが国は主張をする意思があるのかどうか、三条の三項を発動をする考えがあるのかどうなのか、端的にお答えをいただきます。
○伊藤(公)委員 明確に確認をしておきたいのであります。ソ日協定でわが国の二百海里法の三条の三項を発動をする、主張をする御意思がおありですか、どうですか。
○伊藤(公)委員 除外をするかどうかということが一番重要な問題なんです。除外をするんですか、しないんですか。
○伊藤(公)委員 冒頭に申し上げたとおり、この日ソ暫定協定は、ソ日協定がこれにつけ加えられて初めて私どもはこれを認められる、こういう内容のものでございます。そして総理お答えのように、両方が重なり合うということはもう何回も繰り返されてきたのです。ソ日協定を結ぶに当たって、いま、これ...全文を見る
○伊藤(公)委員 漁業の問題は漁業の問題、領土の問題は領土の問題と言い続けながらも、しかし、主権にかかわる、わが国国民が長い間要求をしてきたこの北方の領土問題が、いま、大きく後退をするかしないかという瀬戸際であります。たとえ漁業であろうと漁業の線引きがされるということは、明らかに...全文を見る
○伊藤(公)委員 新しい海の秩序に対する水産外交を強力にお進めいただくことをお願いを申し上げて、次の質問をさせていただきます。  ここ数日来たびたび名前が上がってまいりました現石田労相の領土問題に対する考え方も、いろいろとお話をされてまいりました。私は、この領土問題についてもう...全文を見る
○伊藤(公)委員 四島の返還をもって日ソの平和条約を締結する、四島返還が条件である、こういう御答弁でございますね。これは、福田内閣においてこの方針は全閣僚一致をしておりますが。
○伊藤(公)委員 それではお聞きをしたいのでありますけれども、ソ連がいま世界に向けて発行しております週刊誌「新時代」というのを、総理は御存じでしょうか。
○伊藤(公)委員 それでは、総理御存じないようでありますし、御存じないわけですから恐らく読んでいらっしゃらないと思うので、私の方から読ましていただきます。  一九七三年の三月三十日、「新時代」。これはソ連の、もちろんロシア語でありますけれども、英語、フランス語、スペイン語等々で...全文を見る
○伊藤(公)委員 それぞれが自由な意見を述べるということは私も当然だと思いますし、あり得ることだと思いますけれども、福田内閣の中におきましても、領土問題、この四島の北方領土返還に関してはそれぞれ閣僚の中で意見が必ずしも同じではない、こういう内容を持ったお答えでございますか。
○伊藤(公)委員 大変大事な問題だと思いますので、これは私の質問だけでなしに、すでに本委員会でもたびたび石田労相のこの考え方というものが議論をされてまいりました。福田内閣におきましても、個人的な見解などと言わずに、内閣の中で領土問題をどうするかということをもっと御議論をいただきた...全文を見る
07月13日第80回国会 衆議院 外務委員会 第27号
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○伊藤(公)委員 引き続いて金大中事件について御質問を申し上げます。  仮定の問題で大変恐縮でございますけれども、今度のアメリカのフレーザー委員会の発言、この金炯旭氏の証言が、特に国民に関する証言について事実であるならば、それは今日まで日本の政府がとってまいりました政治的な決着...全文を見る
○伊藤(公)委員 アメリカの議会では、明らかに証言がすでに事実として行われているわけであります。それが事実無根であるのか、あるいは正しい証言であるのかということはこれからの問題でありますけれども、いま外務大臣の、傾聴する意見だという御答弁がありましたけれども、あの金大中事件の決着...全文を見る
○伊藤(公)委員 三井警備局長さんにお尋ねをしたいのでありますが、私も実は、刑事事件として今日まで取り扱われてきた、それに対してかなりの時間が経過をして、一体この金大中事件について、われわれも含めてもちろん多くの国民の方々がどうもすっきりしない、ロッキード事件でも決着はどうもあい...全文を見る
○伊藤(公)委員 一点参考にお聞きをしたいのでありますけれども、今度フレーザー委員会において金炯旭氏の証言がいろいろとされたわけでありますが、その中に捜査上参考になる資料が現実に出ていたかどうかということをまず一つ明らかにしていただきたい。  それから、今日まで少なくとも一国の...全文を見る
○伊藤(公)委員 アメリカの議会で証言をされたことが事実でないという点が幾つかあるわけでありますけれども、この点について改めて何らかの形で抗議をする意思がおありなのかどうなのかという点と、いま私どもに配られている資料、議事録は非公式速記録でありますけれども、先ほどもちょっとお話が...全文を見る
○伊藤(公)委員 先ほど申し上げましたけれども、アメリカの議会では明らかに証言がされている。しかし、日本側ではそれは事実無根だと言う。これは多くの、ごく一般の国民の皆様方がこの議論を聞いていれば、一方の方は、議会の場ではっきりいろいろと事実を並べて、こういう事実ですと言って証言を...全文を見る
○伊藤(公)委員 いずれにしても、一つ一つ雲が晴れない問題が次々と続いてきた。そして、事実無根なことにもはっきりした形で抗議をしない、こういう形が続いてまいりますと、国民の多くの方々は、どうも何かあるのではないかという疑惑を持たざるを得ない。私たちも、こういう国民の方々がわかりに...全文を見る
○伊藤(公)委員 北朝鮮の二百海里水域内では年間六万四千トン余りの漁獲量がある、こう言われているわけでありますけれども、これを確保するためには、いずれにしても改めて話し合い、交渉が必要である、こう思います。しかし、国交のない北朝鮮との間でございますから、どのような形で漁業交渉を実...全文を見る
○伊藤(公)委員 八月の一日までの非常に限られた期間の中で対応していかなければならないわけですけれども、政府が直接第三国を経由して交渉するのか、あるいは早急に民間ベースの話し合いを求めるのか、民間ベースの場合には民間協定を積極的に指導をしていくという意思をお持ちなのか、お尋ねしま...全文を見る
○伊藤(公)委員 民間漁業協定については日本の政府の保証が必要である、ことしの五月に来日をした朝鮮民主主義人民共和国の代議員のグループ代表団がこういう発言をされておりました。日本政府の保証について、政府は何らかの保証をする方針があるのか、重ねてお尋ねを申し上げます。また、もし保証...全文を見る
○伊藤(公)委員 この六万四千トン近い漁獲量の内容を見ますと、二十トン未満の非常に零細漁民の方々でございます。大きな企業の問題であれば当然もう検討されている、また検討しなければならない大変重要な問題だと思うのです。特に政府の保証なり支えというものが非常に必要な漁民の方々でございま...全文を見る
08月02日第81回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○伊藤(公)委員 外務大臣が、委員会の後に大事な会合を控えているというお話を伺っておりますので、ほんの二、三点、日本と朝鮮半島の問題そうして多くのまだ不明確な問題を抱えている金大中事件について、御質問を申し上げたいと思います。  私どもの外務委員会においての質疑を聞いてまいりま...全文を見る
○伊藤(公)委員 確認をさしていただきたいのでありますが、民間協定を結ぶということについては外務大臣も賛成をしておる、そうして、今後民間協定を結ぶということについていささかのブレーキもかけない、足を引っ張らないという御見解でいらっしゃるのか、確認をさしていただきたいと思います。
○伊藤(公)委員 日本政府の保証が必要だ、こう報じられているわけでありますけれども、この保証とは、どう日本の政府は受けとめられているのか。あるいは、その保証の内容については何を保証としているのか。具体的にお受けになられている報道あるいは調査の内容がわかりましたら、御答弁をいただき...全文を見る
○伊藤(公)委員 何らかの方法で、その保証の内容について調査をするという方法はないものでしょうか。
○伊藤(公)委員 民間ベースでも結構でありますけれども、民間の、たとえば議員連盟のような形でも、正式にこの保証の内容についてどういう内容であるかということを聞かれる、あるいはそういうことを託されるという用意があられるのか。
○伊藤(公)委員 民間協定は当然進められていくと思うのでありますけれども、たとえば日本の漁船が違反をして拿捕されるというような、いろいろな事態が想定をされると思いますけれども、こうした事態が具体的に生まれてきたときに、一体日本の政府としてはどのような処置をとられるのか。あるいは政...全文を見る
○伊藤(公)委員 いろいろな事態が早急に生まれてくる、何らかの形で政府間の折衝が必要だという場面も生まれてくる、こういうことは当然に現状の中でも想像がつくわけでございます。かねがね朝鮮半島の問題は大変大事な問題だと考えてきたわけですけれども、事態が生まれてきて改めて考える、あるい...全文を見る
○伊藤(公)委員 わが国が朝鮮民主主義人民共和国を敵視したことはないという立場に立たれるのであれば、相手側はともかくとして、日本側から事務所の交換をしようとか、あるいは当面新聞記者の交換をしようとかいう提案をされるお考えはあるのかどうなのか、お考えを聞きたいと思います。
○伊藤(公)委員 この問題について最後にお聞きをしたいのでありますけれども、たとえば具体的に通商代表部を設置しようという提案がなされてきた場合に、わが国としてはこれを十分検討する余地をお持ちになっていらっしゃるかどうか。
○伊藤(公)委員 外務大臣にも、この朝鮮半島の問題はわが国の政府として今後どう取り組むのかということを、基本的な大変大事な問題でありますので、お考えをお聞きをしたいと思うのであります。  と同時に、細かなことをお聞きする時間がありませんけれども、金大中事件について、金炯旭氏、金...全文を見る
○伊藤(公)委員 閣議の中でそういう話し合いが行われたかどうかということは、ひとつ確認をしておいていただきたいと思います。  約束の時間が過ぎましたので質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
09月07日第81回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○伊藤(公)委員 先ほどから外務大臣いろいろなお話があったかと思いますが、基本的な問題でございますので、まずお伺いをしておきたいと思います。  今度日本と韓国、日本と北朝鮮の間に二つの共同声明が発表されました。これは恐らくいままでかつてなかった事態が日本と朝鮮半島の中に生まれて...全文を見る
○伊藤(公)委員 それでは、日朝議員連盟の方々が北朝鮮に参りまして結ばれた共同声明、この内容等について外務大臣はどのような御感想をお持ちでございますか。
○伊藤(公)委員 この軍事境界線というような問題については、われわれ自身も大変いろいろと疑義があると考えているわけでございます。しかし、現実にこの漁民の方々について、一体どういう形で政府自身がこの問題に取り組んでいくかということは、黙して通っていくことはできない問題であります。し...全文を見る
○伊藤(公)委員 それならば、海洋法が変わりつつある、あるいは海の秩序は二百海里時代、こういう新しい状況の中で、政府が何らかのさらに進展をさせていくという考え方を現状の中でお持ちになっているかどうか、お尋ねをしたいと思います。
○伊藤(公)委員 少し重複をするのでありますけれども、今度日朝議員連盟が結ばれた共同声明というもの、いま報道されている内容について外務大臣はこれをお認めになるのかどうなのか、あるいはどういう認識を持っているのか、もう一言お聞きをしておきたいと思います。
○伊藤(公)委員 もう一方において日韓の共同声明が発表されたわけでありますけれども、この共同声明の第六項において「最近の海洋秩序が大きく変わりつつあることに留意し、」こうした「新しい海洋秩序をふまえつつ、両国間の円滑な漁業関係のため両国が密接に協力していくことが望ましいことに意見...全文を見る
○伊藤(公)委員 朝鮮半島の問題にわが国としてどのような基本的な立場でこれから臨むかという、いまとても大事なところに私どもは立たされているのではないか、そういう認識の中で、今度の二つの共同声明というものはそれなりの意味を持ったものであるというふうに受けとめているわけでありますけれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 私は朝鮮半島をどうするかということを質問するたびに何回か繰り返して外務大臣にお尋ねをしてきたわけでありますけれども、日本の政府の北朝鮮あるいは朝鮮半島全体にどう取り組むかという基本的な考え方、姿勢のようなものが少しも明らかにされてこない。お話のように北朝鮮とも対...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうしますと、韓国が北との対話をする以前に日本が北との対話をするということも現実にはあり得ることなのかどうなのか、韓国が北との対話をする以前には日本はその道を開かないという前提に立っているのか。どうなんでしょう。
○伊藤(公)委員 日本と韓国との友好関係を崩さないという前提に立てば、韓国が北との対話をする以前に単独でもわが国は北との対話を始める用意があるという認識もお持ちになっているのでしょうか。
○伊藤(公)委員 たとえば南北の話し合いがストレートではまだできない状況の中でも、むしろわが国は独自の立場で北との対話の道を開いていく、そのことが南北の対話への道を開く、そういう状況をつくり出すということにも役立つのではないかという気がするわけですけれども、直接南北の対話が行われ...全文を見る
○伊藤(公)委員 もし困難であるとすれば、それは現実には何が一番大きな障害でしょう。
○伊藤(公)委員 仮定の話で大変恐縮でありますけれども、南北の対話が現実に行われない段階で、アメリカが北朝鮮との窓口を開いて対話が始まるという可能性の認識——かつて中国の問題も同様の事態があったわけでありますけれども、アメリカと北との新しい関係が始まるという状況、そういう認識につ...全文を見る
○伊藤(公)委員 将来の問題はやがて明らかにされるわけですから、ここで議論をしても実りがないと思いますけれども、しかし、これからの認識をどうするかという点で大変大事な問題だと思います。言葉では北との対話あるいは正常な交流を早くという言葉は聞きますけれども、いまの大臣の御答弁を聞い...全文を見る
○伊藤(公)委員 日韓の経済援助の問題は、いま金大中事件と並行して、大変いろいろな疑惑の中にあるわけでありますけれども、常に日本の韓国に対する経済援助の背景には、その内容が明らかにされないまま、援助をするということだけが前面に出てきて、国民の前には、あるいはわれわれの前には少しも...全文を見る
○伊藤(公)委員 在韓米軍撤退の肩がわり……。
○伊藤(公)委員 時間が参りましたので、終わります。
10月14日第82回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○伊藤(公)委員 NPTについて御質問申し上げます。  わが国は核防条約を署名する際に、まず第一に核兵器国の核の軍縮、それから非核兵器国の安全保障の確保、平和利用におけるユーラトム並みの扱いを条件とする、こう宣言をしておりますけれども、この三つの条件についてお尋ねをしたいと思い...全文を見る
○伊藤(公)委員 アメリカのカーター大統領は、きわめて条件つきではありますけれども、国連総会で、核兵器を最初には使用しないという宣言をいたしました。中国は当初からこの意思を表明しているわけでございますし、これからそれぞれの国の努力によって核兵器の不使用協定というようなものの作成に...全文を見る
○伊藤(公)委員 この協定による保障措置につきましては、わが国はユーラトム並みの待遇を獲得かできた、こう言われているわけでございます。しかし、それにはユーラトム並みの技術水準が満たされるということが条件となっているわけでありますけれども、すでに長い期間にわたって域内査察をしてきた...全文を見る
○伊藤(公)委員 協定上の問題を一、二点お聞きしたいのですけれども、協定の第三条(c)項と議定書の第十三条の規定によって、直接的な査察は日本側が行うということになっているわけでありますけれども、例外として国際原子力機関が独自の査察を行うという場合がある。一体それはどのような場合に...全文を見る
○伊藤(公)委員 予告なしの査察ということがこれからの問題として大変重要だと思うのでありますけれども、八十四条でも予告なしの査察が規定をされているわけでありますけれども、議定書の方でこれを何らかの形でなくすという方法はできなかったものか、その辺のいきさつをちょっと御説明ください。
○伊藤(公)委員 プルトニウムを抽出するための再処理を禁止するというカーターの原子力政策の意図は、もちろん核の拡散を防止するという目的はあるわけでありますけれども、一方においては欧州のそれぞれの諸国に非常に追い上げられてきた、特に原子力の平和利用面での技術的な独占をその反面では意...全文を見る
○伊藤(公)委員 欧州に対するアメリカのカーター政権の考えている意図もさることながら、ことしの夏、私もワシントンに滞在をしている間に、アメリカの上院や下院の国会議員の方々に、こうした問題について個人的ないろいろな接触をしながらお話を伺っている中にも、特に原子力の再処理の問題には非...全文を見る
○伊藤(公)委員 今回の日米交渉の結果、今後に関しては単体では認めない、混合抽出法による再処理をある意味ではのまされたのではないか、こう一般的に見られているわけでありますけれども、共同声明では二年後に両国政府が合意をする場合か条件となっているので、必ずしも混合抽出ということに最終...全文を見る
○伊藤(公)委員 もう一点。日ソ間の問題をお聞きしたいのでありますけれども、ことしの五月に行われたザルツブルクでの国際会議の際に、ソ連は、濃縮ウランを日本に供給してもよい、こういう意思表示をしたと言われておりますけれども、そういう事実はあったのでしょうか。
○伊藤(公)委員 仮定の話で大変恐縮でありますけれども、もしソ連にそのような意思があるとすれば、わが国はそれを受け入れる用意があるのかどうなのか。
○伊藤(公)委員 そうしますと、この民間協定による日ソ間の原子力協定の交渉が進められているようでありますけれども、政府間協定にしない何か理由があるのかどうなのか。
○伊藤(公)委員 ことしの五月に、私ども新自由クラブは、当面の問題それから将来の問題を含めてエネルギーの総合政策の確立が必要であるという立場から、エネルギー政策についての提言をさせていただきました。ことしの夏は、日本の国会議員の方々もたくさんアメリカやヨーロッパに旅行されて、直接...全文を見る
○伊藤(公)委員 もう時間が参りましたから終わりますけれども、簡単に、本当に短くお答えいただければよろしゅうございます。フランスとイギリスに再処理の委託をするというお話がありましたけれども、その交渉は一体どうなっているのか。そして、フランスとイギリスで処理をしたものを再び日本に持...全文を見る
○伊藤(公)委員 どうもありがとうございました。
○伊藤(公)委員 今度のハイジャック事件が、いろいろな国民の関心の中で、緊急事態という形で一つの結論を得たわけでございますけれども、しかし、今度のこの旅券の問題を含めてやはり一番大事な問題は、その手続あるいはその真相が国民の前にわかりやすく明らかにされなかったというところに大きな...全文を見る
○伊藤(公)委員 写真を張ってあるというのと写真を張ってないのということはよくわかるんです。しかし、たとえば海外旅行、海外に出た場合に、両方持っている法的な効力の違い、どう違うんですか。
○伊藤(公)委員 そうすると法的な根拠は全くないということは、どういう場合にこれは使われるわけでございますか。それでは、いままでにこれはどういう形で使われてこられたんですか。
○伊藤(公)委員 普通の場合にこれは使えるんですか。
○伊藤(公)委員 この旅券の冊子を今度のこの事件の中で出そう、あるいは出す事態になるかもしれない、こういう話し合いは事前に打ち合わせを恐らくされたと思うのですけれども、どの時点でどういう範囲内でこの話し合いをされているのか、御説明をいただきたいと思います。
○伊藤(公)委員 外務大臣にお尋ねしたいのですが、この旅券の冊子をこういう形で出す、あるいは出した、これを確実に掌握をした時点はどのときでございますか。
○伊藤(公)委員 そうすると、この旅券の冊子を最終的に発給をするということは、人質を釈放する以前に外務大臣はこのことを理解をしていた、報告を受けていた、こういうことでございますね。
○伊藤(公)委員 重複するかもしれませんけれども、この旅券を発給をしていないという答弁をずっと続けてきて、実は旅券の冊子は出していたのだ、こういう答えが出て大変不明確になってきたわけでありますけれども、事件後こうしたことを、旅券の冊子を発給したということも含めて真相を明らかにする...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたから、もう一点だけお尋ねしたいと思うのでありますけれども、こうしてみると、これだけの赤軍派がかなりもういろいろな訓練を積んで、そしてかなり組織的にいろいろな技術もある、かなり高度なものをつくり得るということが当然予想されるわけでありますけれども、...全文を見る
○伊藤(公)委員 無害だとは言い切れないという大臣のお答え、その害もある、あるいは容易に偽造もされるということが想像できる、それを正式に手渡すかどうかということ、その問題について、緊急事態ではあったけれども、もちろんそれだけの連絡をとる時間はあったわけですから、その刻々の情報を受...全文を見る
○伊藤(公)委員 終わります。
10月26日第82回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○伊藤(公)委員 私は、先ごろの衆参の予算委員会でいろいろ論議をされました金大中事件について、再び御質問を申し上げたいと思います。  どうも、政府の答弁をずっと聞いておりますと、金大中事件に対して国民の疑惑は非常に強い、つい先日も朝日新聞の紙上の討論会で、各党、大臣を囲んでいろ...全文を見る
○伊藤(公)委員 金在権氏の問題はその次にお尋ねをしたいと思いますけれども、アメリカの議会で、米韓の癒着の問題にしろいずれの問題にしても、金炯旭氏の証言に何らかの証拠あるいは信憑性というものがあるという前提に立ってフレーザー委員会では金炯旭氏の証言を求めているわけでございます。 ...全文を見る
○伊藤(公)委員 私は刑事でも弁護士でもありませんからわかりませんけれども、いま御答弁を聞いておりますと、信憑性もあるという点もその中にはある、あるいは信憑性がないということも言い得る、こういうことですが、たとえば私どもが犯人をつかまえる場合には、いささかの疑問があっても、疑問の...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうしますと、捜査当局としては、金炯旭氏を呼んでも何らのメリットもない、あるいは金在権氏を呼んで真相を聞くということの方がより捜査に役立つ、こう考えているのですか、どうでしょうか。
○伊藤(公)委員 わかりました。いずれ捜査をしていく上でそのことが必要かどうかということは改めてお尋ねしたいと思います。  先日、フレーザー委員会の顧問、ベッチャー氏が来日をいたしまして、在日韓国人の三人から事情聴取をした際、この三人の方々はいずれも、金大中事件はKCIAによっ...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務省の中江アジア局長はアメリカの国務省に、金在権氏から任意に事情聴取ができれば捜査官を派遣したい、こう申し入れをして、金氏は、応じてもいいけれども、アメリカの国内では困るということであったので、八月の下旬に折り返し、アメリカ以外の国で事情聴取ができるかどうかを...全文を見る
○伊藤(公)委員 そうすると、金在権氏は日本へ来て証言をしてもいいということでありますと、日本へ証人として来てもらうという手続はとるということでございますか。
○伊藤(公)委員 金東雲元一等書記官についてちょっとお尋ねをしておきたいのですけれども、三井警備局長は金東雲に対してこれ以上の証拠は必要ない、逮捕をして供述書をとればいい、こう答えていられるわけであります。金東雲氏は現在韓国にいるということですけれども、具体的に韓国のどこに、どの...全文を見る
○伊藤(公)委員 終わります。
10月26日第82回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第2号
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○伊藤(公)委員 大変に貴重な時間を割いて参考人としておいでをいただきながら、大変厳しいお願いあるいはお尋ねをしなければならないということは大変残念でございますけれども、これからの日本の航空問題に関してきわめて大事なことでありますので、御質問をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○伊藤(公)委員 これから安全対策に対して十分配慮をしていくという決意とお気持ちは私どもにも十分よくわかります。しかし問題は、なぜこういう事故が他の会社に比べで非常にその率が多いかという原因を突きとめないと、決意だけでは現実にはどうにもならないと私は思います。どこに日本航空のこう...全文を見る
○伊藤(公)委員 運航規程はすでにいままでも存在をしていたわけでございます。恐らく社員を挙げて運航規程を守ろうということでお互いに努力をされてきたと私は思います。しかし、人生経験も豊かな参考人に、私のような若輩がお尋ねするのは大変恐縮でございますが、いま日本航空では——たとえばど...全文を見る
○伊藤(公)委員 私はそんなことだけが事故を防止するということになると思いませんけれども、やはり社風の問題がきわめて重要だと考えているからお尋ね申し上げたわけでございます。国民の命を乗せている航空会社として社員一丸となる心がけというようなものは当然必要だ、下から盛り上がってくる力...全文を見る
○伊藤(公)委員 これからの問題としましても、たとえば日本航空の同じ制服を着て、同じバッジをつけて、そして飛行場の中に忍び込んでいくということは当然想像できるわけであります。現在飛行場における従業員の方々の判別、チェック、あるいは飛行場には業者等も入っているわけでありますけれども...全文を見る
○伊藤(公)委員 私の方で事前にちょっと調査したのによりますと、たとえば日航の職員の方々はバッジがありますと、だれでも出入りができる。職員同士は顔見知りという場合が非常に多い。したがって、慣例では特別にチェックはしない、こういうことでございますし、業者や整備員は胸に写真つきの身分...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたから終わりますが、私どもは議会の中で、今度のハイジャックというものを契機にして、一方においては人命はもちろん守らなければならないという絶対的な条件があるわけですけれども、今度西ドイツがとった方法と日本の姿勢とがきわめて好対象で、いろいろ比較をされ...全文を見る
11月02日第82回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○伊藤(公)委員 私は、再び大都市の中における交通の問題、特に新しい町づくりが行われていく都市における交通の問題として、エネルギーは一方で非常に少なくなっておる、非常に大変な時代を迎えておるわけでございますけれども、そんな中で、都内交通のかなめ、新しい時代のかなめ、自転車道路ある...全文を見る
○伊藤(公)委員 ちょっと申し上げたとおり、非常に自転車の盗難がふえている。いろいろな警察の調査をした内容を私ども見せていただくと、それほど悪質という内容でないにしても、夜遅く帰って、タクシーに乗らないで、かぎをかけてない自転車に乗っかって途中まで行ってしまうというようなケースが...全文を見る
○伊藤(公)委員 地方自治体が中心になってやられるというお話、それも一つの方法だと思いますが、現状の中で、たとえば駅前の開発ということの中で、自転車の駐車場というものは当然考えられるわけですけれども、地方自治体が、駅前は非常に土地が高い、これを覚悟してやっていくということも一つは...全文を見る
○伊藤(公)委員 五カ年計画で三百億の利子補給をするというのを来年度の予算の中に組み込まれる、そういう予算要求をされるということは一つの大きな前進だと私は思います。しかしもう一つ困難な問題は、そういう利子補給を実際にするという形になっても、いよいよ地方自治体で駅前のたとえば国鉄、...全文を見る
○伊藤(公)委員 国鉄にもう少し詳しく、そういうことは可能かどうかお尋ねを申し上げたいのですけれども、いずれにしても駅前あるいは駅周辺の土地というものは非常に地価が高い。これを立体的に利用していくということは、当然これから大きな都市の駅に関しては考えられなければならないと思います...全文を見る
○伊藤(公)委員 自転車の駐車場の問題は、非常に切実な問題でありますから、いろいろな関係の省庁の皆さん、あるいは地方自治体のそういう要求のあるところに関しては、できるだけ連絡をとり合いながらスムーズに、毎日の通勤の皆さんの足でもございますので、ひとつ御検討を積極的にしていただきた...全文を見る
○伊藤(公)委員 ちょっと部分的な問題で恐縮ですけれども、しかし東京全体から言うと、東京の二十三区と三多摩地域という二つの地域の大変重要な問題でありますから、お尋ねしておきたいのですが、ニュータウンがいまつくられているわけです。これは間違いなく周辺を集めて四十五万から五十万都市に...全文を見る
○伊藤(公)委員 大変時間がなくなってまいりましたから急いで御質問させていただきます。  自転車の利用が非常に多くなってきたということで、歩道とその隣に自転車の通行帯を設けようという声がずいぶんふえてまいりました。恐らく自転車の専用通行帯というのをつくられていると思いますが、実...全文を見る
○伊藤(公)委員 時間が参りましたから質問を終わりますけれども、実は先ほどの八王子の例でございますが、これは現実に自転車で通行ができない。警察の方が来て自転車通行帯の線を引っ張った。ところがその先にはガードレールがきちっとあって通行できないわけですから、こういうことはただテストを...全文を見る
11月11日第82回国会 衆議院 法務委員会地方行政委員会外務委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
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○伊藤(公)委員 かなりいろいろな角度から御質問がございましたので、私は質問が重複をしないように二、三点について御質問を申し上げたいと思います。  今度の法改正に当たって、きわめて単純に言えば、いかにして未然に今回のようなハイジャック事件というような問題を起こさないかということ...全文を見る
○伊藤(公)委員 もう一度確認をしておきたいと思うのでありますが、今後は超実定法上の措置はしないということでございますか、いかがでございますか。
○伊藤(公)委員 いろいろなケースがあるということは私も十分承知をしているわけでございます。今度のようなハイジャック事件が再び起きたときに、超実定法上の手続はとらないという決意を私はお尋ねをしているのでございます。
○伊藤(公)委員 強くこのことを申し上げておきたいと思います。  今度の法改正に当たってずいぶん細部にわたっても議論をそれぞれの立場からされてきましたし、私どもも今度の改正の部分についていろいろな比較検討をしてまいりました。しかし、いま申し上げたとおり、法律を飛び越えて政治的な...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務大臣になぜいまこのことをお尋ね申し上げたかといいますと、今度国連において西ドイツを中心にして共同提案をされております。こうした凶悪犯人をいずれの国も受け入れないということをそれぞれの国がひとつ協定をしよう、こういう提案をして、わが国もこれに賛成をしているわけ...全文を見る
○伊藤(公)委員 起きてしまった事態に関してはいろいろな方法を考えなければならないということはよくわかるわけでありますけれども、まあこういう凶悪な犯人をいずれの国も受け入れないということを世界の国々が協定を結べばハイジャッカーもどこの国へも行けないということになるわけですから、か...全文を見る
○伊藤(公)委員 釈放されていった六人の犯人のうちこの二人は、いま申し上げたとおり当初赤軍派とは何ら関係がなかった。ところが、これは刑務所の中で関係が生まれた。この赤軍派のように、それぞれが国際線に乗って凶悪な事件を巻き起こしているという事態の中で、いま国内における赤軍派に対する...全文を見る
○伊藤(公)委員 こうした組織的な犯罪を繰り返していく可能性のある者に対しては十分な配慮をひとつお願い申し上げたいと思います。再びこういう凶悪な犯人と、刑務所の中やあるいは手紙のやりとりで連絡がとれるなどということは徹底的にひとつ断ち切っていただきたい、こうお願い申し上げます。 ...全文を見る
○伊藤(公)委員 もうお答えをいただかなくて結構でございますけれども、こうした犯罪を生み出している人たちの経歴をずっと見ますと、いずれもいま俗に一流と言われる大学を卒業した人ばかりであります。私はいまの日本の学校教育、最高学府と言われる学校教育の中からこういう凶悪な、組織的な犯罪...全文を見る
11月16日第82回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○伊藤(公)委員 私は、きょうはまず日米の航空交渉についていささかお尋ねをさせていただきたいと思います。すでにほかの委員会でもいろいろな御議論があったと思いますけれども、一九五二年に結ばれた日米の航空協定は日米間に非常なギャップをいろいろと持った協定でございます。路線権の問題ある...全文を見る
○伊藤(公)委員 この日米間のギャップはかなり長い間議論をされてきて、早くそのギャップを埋めてほしいという声はあったわけでございます。たとえば日本航空は、アメリカの国内でニューヨーク、ロサンゼルスあるいはサンフランシスコ、グアム、アンカレジ、ホノルル、サイパン、この七カ所に着地が...全文を見る
○伊藤(公)委員 日米の航空交渉だけにかかわらず、私は外務大臣の考え方をお聞きしておきたいのでありますけれども、むしろ外務大臣というのではなくてほかの省庁の問題にもかかわるかと思いますけれども、しかし外務大臣としてこれから観光日本ということについて一体どういう具体的な、また多少長...全文を見る
○伊藤(公)委員 余分なことをお尋ね申し上げて大変恐縮でございます。しかし日本の大きなこれからの国策としてはきわめて大事な問題だという気がするのでございます。  つい先日のクアラルンプールの日航機の事故を初め、日本航空の事故が非常に多い。アメリカの有力誌は世界の中でも大変危険な...全文を見る
○伊藤(公)委員 いま大臣から御答弁をいただいたとおり、当初われわれが国連大学をわが国に誘致するに当たって、国連大学が来ればという、いろいろな期待をかけて誘致をした。しかし、いろいろ考えていたその内容とはいささか国連大学のあり方というものが違っていて、たとえば国連大学でいろいろな...全文を見る
○伊藤(公)委員 約束の時間が参りましたけれども、私は、えらい細かな議論でなしに、国連大学と関連をして、国連大学はせっかく大きな投資をしてつくるわけですから、ぜひ現実に役立つ大学というものをできるだけの努力をしてつくっていただきたいと思います。あわせて、非常に国際時代といいますか...全文を見る
○伊藤(公)委員 終わります。
11月16日第82回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第5号
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○伊藤(公)委員 大都市における交通渋滞は、東京、大阪、名古屋など、もう毎日私どもが経験をしているところでございます。現実に手を下さなければならない問題もあろうかと思いますし、将来的に、多少長期的に解決をしていかなければならない問題もあろうかと思います。特に東京を中心にして首都圏...全文を見る
○伊藤(公)委員 東京に首都高速というのがございます。私もほとんど毎日のように利用させていただいておるわけでございますけれども、首都高速に乗ろうとすると、入口に交通渋滞あるいは入口進入制限という点滅の信号が、恐らく毎日何回かつくのだと思うのです。首都高速は高速という名前がつきなが...全文を見る
○伊藤(公)委員 大きな都市の交通を緩和していくのに、地方都市では、いまたとえば千葉市だとか北九州などではモノレールというものを現実に活用しているわけでございます。東京でも中心部とまたそれを取り巻く郊外とは交通の流れが全く違いますし、状況が違っているわけでありますけれども、これか...全文を見る
○伊藤(公)委員 私は、いまの東京や大都市の交通渋滞というものをいろいろな意味で、経済的な意味においても能率という意味においても、あるいはエネルギーという問題においても、あるいはもっとメンタリティーな日々の生活、われわれの生活の生理的な意味においても、何とかもう少し快的な都市生活...全文を見る
○伊藤(公)委員 それでは一、二点具体的な問題でお尋ねをしておきたいのでありますけれども、いま東京を走り抜けている大きな国道が幾つかございます。たとえば十六号でありますけれども、国道十六号のバイパスの建設が昭和四十五年度に着手をされました。しかし、今日までバイパスの建設が非常にお...全文を見る
○伊藤(公)委員 用地買収など先になればなるほどますますむずかしくなるわけでございますけれども、ぜひできるだけ速やかにお進めをいただきたいと思います。  十六号のバイパスの問題をお聞きしましたので、関連をして。いま四十三万人、周辺集めて四十五万から五十万都市になるわけであります...全文を見る
○伊藤(公)委員 詳しく存じていませんだけじゃちょっと困る。これは住民のいろいろの問題もありまして、実はニュータウンができまして入居をしている方たちがいるわけですけれども、その入居されてほっとした方々の目の前を道路が通るということで、いま反対の声も地元でずいぶんあるわけであります...全文を見る
○伊藤(公)委員 それでは尾根幹線の問題と含めて改めてやります。東京のこれは部分的な問題でありますけれども、しかし非常にネックになっているところであります。東京を東西に南北に走り抜けるのにどうしてもこういう地域を通らないと通れない。毎日たとえば多摩地域の方々が東京に通勤に来る。車...全文を見る
○伊藤(公)委員 いま私の住んでいる町もそうでありますけれども、すでにできている町の中にも段差をなくして、車いすで、人の手をかりないでも十分行動ができるという身障者の方々の町づくりが行われているわけです。ニュータウンは、いまお話しのように設計がかなり進んでいると言っておりますけれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 先ほどのお話の中にも、そういう負担が重なれば建設費等に関してはまた住民が負担をする等の話がありましたけれども、私は、そういう問題については国策の一つとして考えるべきだ、体の不自由な人たちだけの問題ではなくて、そういう社会づくりをしていくことがこれからの町づくりに...全文を見る
○伊藤(公)委員 私は関係の方々に引き続いてお願いを申し上げていきたいと思いますけれども、ぜひ新しい町づくりの中で本当に温かみのある町づくりを始めていただきたいと思うのです。もちろん建設資金等々の問題もあることは私も十分承知をしておりますけれども、しかし、そういうことを含めて新し...全文を見る
11月18日第82回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○伊藤(公)委員 最初に、大変限られた時間でありますので、日中商標保護に関する協定に関連して御質問を申し上げたいと思います。  日中の貿易協定の第九条では、貿易混合委員会を設置する、こう規定しておりますけれども、この混合委員会はこれまでに二回開催をされておるわけでありますけれど...全文を見る
○伊藤(公)委員 日中の航空協定が発効してから三年半たっているわけでありますけれども、中国側でも観光客の受け入れということを非常に検討しているように私ども聞いております。きょうの新聞でも「熱烈歓迎中国観光」などと載っておるわけでありますけれども、日本の国民の中にも中国本土の観光旅...全文を見る
○伊藤(公)委員 日中の航空協定審議の際に、わが国としては、中国本土からイスラマバードを経由してヨーロッパの路線を将来獲得をしたい、こういうお話がございましたけれども、この点については中国側と多少お話が進んでいるのか。あるいは交渉の時期が来ているのではないかと思いますけれども、い...全文を見る
○伊藤(公)委員 日中漁業協定第六条に基づいて日中の漁業の共同委員会が設けられて、年内にその第二回の会議が東京で開催をされる予定である、こう聞いておりますけれども、いつごろ開かれる見通しか、その議題としてはどのような問題が考えられているのか、この中で、特に中国側からは、二百海里漁...全文を見る
○伊藤(公)委員 日中平和友好条約について、再び外務大臣に御見解を伺いたいと思いますけれども、先ほどの答弁の中でも、先日、日中平和友好条約は最終段階に来たという答弁について触れられました。しかし、条文の詰め等の最終段階だという御答弁がございました。現段階で党内にもいろいろな問題が...全文を見る
○伊藤(公)委員 総理の決断はともかくとして、外務大臣としては、いつごろ決断をすべきだという御認識を持っていられるのか。恐らく総理といろいろそういうお話をされているのだと思いますけれども、すでに具体的には年内という見通しがあるのかどうなのか、外務大臣としてはどうお考えになっている...全文を見る
○伊藤(公)委員 いよいよ微妙な段階に来ていると私ども実は認識をしているわけでございますが、日中間はもちろん日本と中国だけの問題ではなくて、それを取り巻く国々に大きな問題があるわけでございますが、特に米中の国交の正常化実現はいつごろと外務大臣は見通しておられるのか。
○伊藤(公)委員 時間が参りましたけれども、ソ日協定についてほんの一、二点だけ触れさしていただきたいと思います。  今度のこの協定の線引きの中で、わが国の線引きの中にかなりあいまいな点がある。日本の一方的な認識があるのではないかということがずいぶん推測をされるわけでありますけれ...全文を見る
○伊藤(公)委員 北方水域の問題をもう少しお尋ねしようと思いましたけれども、時間をオーバーしましたので、最後にもう一問だけお尋ねをして終わりたいと思います。  けさの新聞を見ますと、北方で操業をしている漁船の中でソ連に罰金を支払って、それが直接的な原因で倒産をするという事態が報...全文を見る
○伊藤(公)委員 小さな船に家族の生活を託している、北方で操業している多くの漁民の人たちは非常に不安を抱きながら毎日の生活をされておるわけでございますが、こうした件数が非常にふえているわけでございます。正当な操業をしているにもかかわらず、その理由が受け入れられない、即座の罰金を払...全文を見る
11月25日第82回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○伊藤(公)委員 最近の円高は日本の経済に深刻な影響を及ぼし、しかも貿易に関係をする国内の中小企業の方々には深刻な事態を生み出しております。先ほどもいろいろ外務大臣の御答弁がございましたけれども、私どもは、ことしの予算編成に当たっても、あるいは補正予算の編成に当たりましても、いま...全文を見る
○伊藤(公)委員 福田さんの経済の見通しははっきり誤っていた、こう大臣おっしゃっても、もう時期的にもそう問題ではないという気がいたしますので、私どもはそういう認識を持って取り組まないと、これはいまの大変な経済的な危機を乗り越えることは非常に困難だという認識を持っているわけでござい...全文を見る
○伊藤(公)委員 私はそういうことをいま御質問申し上げているわけではありません。まあ外務大臣は大蔵省出身でございますから、財政の国債依存度というのは三〇%の枠にとどめなくてもいいのじゃないかと思いますけれども、この点。それから来年度に関しての所得減税あるいは投資減税を検討するとい...全文を見る
○伊藤(公)委員 具体的に発展途上国に対する経済協力に関して、たとえば運用の監督あるいは用途を指定しないという借款、アンタイドローン、こういうものの拡大を積極的にやっていくべきではないかという気がいたしますけれども、いかがでしょう。
○伊藤(公)委員 この円高の経済下ですでに倒産をしているという会社が出てまいりました。私の地域にも繊維の町なんという町があるわけですけれども、輸出に関係をしている業者はもろに影響を受けているというところがあるわけです。言ってみれば、先ほどからの答弁の中でも、見通しを誤った、こうい...全文を見る
○伊藤(公)委員 具体的に為替変動対策金融並びに倒産関連の金融として政府系の金融機関の貸し出しの金利をもう少し引き下げるべきではないのか、金利をたとえば五%ぐらいに引き下げる、こういうことについてはいかがでしょうか。
○伊藤(公)委員 時間が参りましたから、最後に外務大臣に、日中平和友好条約の、新聞に報じられておりますモスクワ放送の件について一言お聞きをしたいのでありますけれども、モスクワ放送が日中平和友好条約に関しまして「「もし日本が覇権反対条項に同意すれば、日本が望む、望まないに関係なく、...全文を見る
○伊藤(公)委員 わかりませんけれども、ひょっとすると鳩山外務大臣に日中問題を聞くのは最後になるのじゃないかなどという声もございますので、大胆に日中問題について御質問申し上げ、日中平和友好条約の締結見通しをお尋ねを申し上げたいと思うのでございますけれども、いかがでしょうか。
○伊藤(公)委員 鳩山外務大臣のもとで、ぜひ歴史的な日中平和友好条約が結ばれますように強く要請を申し上げまして私の質問を終わります。ありがとうございました。
12月19日第84回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○伊藤(公)委員 先日、実は私も韓国に行ってまいりました。日本で報じられている韓国とはきわめて違うし、いろいろな実情を見て、特にきょうは金大中の問題が論じられましたので、私も緊急にその問題について触れたいと思ったわけでございますけれども、皆さんのいろいろな御意見の中で、ぜひ改めて...全文を見る
○伊藤(公)委員 動物性のたん白質に占める水産物の割合は、昭和三十五年には七三・六%、昭和五十年には五〇・七%、多少低下をしているわけでありますけれども、日本人の食生活のパターンが今後基本的にそう大きく変わるとは考えられない、こういう状況の中で食生活の中に占める水産物の役割りは今...全文を見る
○伊藤(公)委員 外国の二百海里内の水域での漁獲量を見ますと、ソ連の二百海里内において昭和四十九年には百六十三万トン、昭和五十年には百四十万トン、これは総漁獲量の一五ないし一六%を占めていたわけでございます。それが今回の協定によって年間八十五万トンということになりますと、年間六十...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務大臣にお尋ねをしたいのでありますけれども、ソ連とわが国の置かれている政治的な立場はもちろん違いますし、政治的な理念も、あるいは社会的な体制というものももちろん違います。しかし、いずれにしても、ソ連は疑いのない隣国でございます。そのソ連との間に私どもは一つ一つ...全文を見る
○伊藤(公)委員 かつては北方領土に墓参が許された、すでに九回にわたって墓参をさせていただいているわけであります。考えてみれば、日本の領土でありますから、それはあたりまえのことでございます。ところが、やがてパスポートを持たなければ墓参ができないということになってくる、あるいは、す...全文を見る
○伊藤(公)委員 次の問題でございますけれども、ソ連側は、平和条約の交渉をする傍らでは、それまでのつなぎという形で、平和条約にかわるものを意図して、善隣友好条約あるいは善隣協力条約を結ぼう、こう言ってきております。これに対する政府の考え方をお尋ねしたいと思います。
○伊藤(公)委員 わが国の一部には、北方領土問題を国際司法裁判所に提訴して、そしてもしソ連がそれに応じた場合には善隣協力条約に応じてもよいではないか、こういう考え方があるかに伺っておりますけれども、この点についてはいかがでしょうか。
○伊藤(公)委員 北方領土問題について一点お尋ねをしておきたいと思います。  ソ連の北方領土問題に対する考え方、主張というものはずいぶん変化がございました。たとえば鳩山内閣の時代には歯舞、色丹をもって平和条約を結ぼうという主張をソ連はしてまいりましたし、その後岸内閣の時代には、...全文を見る
○伊藤(公)委員 外務大臣に、ソ連における、領土問題を含めてぜひ前進をさせていただきますことを強く要望して、私の質問を終わります。